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ほら、そこにもここにも。
始まりを示す小さな欠片が散っています。
見えていないのか、見えない振りをしているのか、どちらでしょう?
どうやらこの中には、村人が8人、人狼が1人いるみたいですよ?
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。
皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが時計を進めました。
─ 何処かの川辺 ─
[説明>>0:80から受けた印象はなんというか、それ怖くない? というものだったけれど、説明の仕方が無邪気だったから、そこには突っ込めなかった。
とりあえず、そういう存在なんだな、とちょっと無理やり納得して]
ああ……そうなんだ。
そっちから、俺に近い力……影の力が、感じられるんだ。
[来た方、という言葉>>0:81にそう返し。
続いた言葉に、今は碧く色を違えた瞳をひとつ、瞬いた]
……一人でいるの、さみしかったり、こわかったりかぁ。
[思い当たる節、なくはないけれど。
そこらは諸事情あって認めたくないお年頃。
けれど、知らぬ誰かを本気で案ずる様子に、それを表に出す事はできなくて。
何度目か、感情にぺふっ、と蓋をする]
そうだね、急ごうか。
……あ、ヴィオは……他の人、探しに行ってみて。
俺の予想が当たってれば、あの人たちがいると思う、から。
[それから、傍らを飛ぶすみれ色にこう告げる。
ふわもこはきゅー、と鳴いて難色を示すが]
俺は、大丈夫。
ルフトもいるし。
[言い切る様子に説得を諦めたのか、きゅ、と鳴いてぱたぱたと飛んでいく。
その姿が見えなくなった所で、改めて先に感じた影輝の気配の方へと意識を向けて]
……ん……こっち、かな。
[呟きながら進んだ先。
何かを探す仔犬の姿に、え、と惚けた声を上げていた。*]
─ 何処かの川辺 ─
[>>1言葉足らずな説明にフォルカーが思った所は知る由無く。
感じられる力を聞くと、そなの?と首を傾げ]
うん。
ひとりでも、道わかんないと、迷子になっちゃうし。
[>>2続けられた言葉に、実感こめながら深い頷きを返した後別の方に向かうすみれ色さんに向けられた声を聞き]
─ 何処かの川辺 ─
ヴィオレットちゃん、別のとこ行くの?
気をつけて、ね。
[フォルカーの口ぶりから、どうやら知人の許に向かうらしいけれど。
単独で向かうことを案じて、ぱたりこと手を振って見送ると、フォルカーについて森へと向かっていったその先。
見えた姿は、丁度先程話題にあげたそれと重なるというか]
あれ…エーリッヒちゃん?
また力、つかいすぎちゃったの?
[あの大祭で仔犬状態になった時と同じ状況と勘違いした*]
/*
さて、こいつをどこにいつ出現させるか、なんだけどねw出た途端にオトーさんが、超警戒モードになるのが目に見えてるのでゆっくり出ようかと思ってるw
しかし、同名キャラが過去に被っているので、いろいろややこしいなwww
(エーリッヒとかベアトリーチェとかww)
─ 森の中 ─
[深い頷きと共に告げられた言葉に、実感こもってるなあ、なんて思ったのは短い時間。
別行動を取る事になったふわもこは、手を振る少女に向けて、お願いねー、とでもいいたげにききゅうー、と鳴いて飛び去った]
…………ヴィオの過保護。
[その声にぼそっと呟いた後、森へと踏み込んで。
見つけた姿にぽかん、としている横で仔犬に呼びかける声>>5に、また瞬いて]
えっと……このこが、さっき話してた……知り合いさん?
[こんなにちっちゃいの? と。
そう思いながら仔犬と少女を見比べて]
えーっと、取りあえず。
きみも、光にここに連れてこられたの?
[とりあえず、そんな問いを投げかけて]
あ、俺は、フォルカーっていうの。
こいつは、ルフト。
[続けてするのは自己紹介。
名前を聞かなかったのは、勘違いに気付く由がないからだったりした。*]
─ 何処かの丘の上 ─
[飛ばした無限の輪の動きを辿りつつ、取りあえずは、と歩き出し。
近づく、強い影輝の気配に足を止めた]
あれは……。
[やって来たのは、見覚えのあるすみれ色のふわもこ竜。
それに、あー、やっぱり、と息を吐き]
なんでまた、君がいらっしゃいますかね、ヴィオレット殿。
[投げた突っ込みに返るのは、きゅー、きゅきゅーと言う鳴き声。
それは、先に感じた予想を裏付けるもので。
は、と深いため息が出た]
……まったく。
影輝の眷属殿は、揃って何をしてやがりますかと。
[なんて、ため息落としたら、言わないで、とでも言いたげにふわもこがきゅー、と鳴いた]
……取りあえず、近くに彼女がいるのはわかってますよね?
あちらに、状況伝えに行っていただけます?
俺は……。
[言いながら、今は翠の双眸が向かうのは、周囲をふわふわ漂う光の塊たち]
これ、どーにかできんもんか、ちょっと試してみますから。
[告げる言葉にふわもこ、ちょっと不安げにきゅー、と鳴くものの。
結局は、眷属の方も気になるのか、そちらへ向けて飛び去って行く。
それを見送った所では、と一つ息を吐き。
一度は収めた無限鎖を再び呼び出した。**]
─ 何処かの川辺→森の中 ─
いってらっしゃい、ね。
[>>6すみれ色がお返事するみたいに鳴いたのに、もう一度ぱたぱた手を振ってお見送り。
フォルカーの呟きが届いたなら、ぱたりと振った手を止めて首を傾げて見上げてヴィオレットちゃん、私のお姉ちゃんたちと、おんなじ?とか聞いたりしただろう。
最もまだ過保護という単語の意味を知らないからそれ以上言葉は続かないし、森に入って見えた仔犬への呼びかけで会話は途切れるけれど]
うん。
でも、ちっちゃくなってる。
[フォルカーから問われる声に頷きくも、本来の大きさではないと言外に返しつつ。
反省房に飛ばされてきた時の、弱り小さくなっていた姿が脳裏に過る。
何があったんだろうと案じ、大丈夫?と泣きそうな顔になったのだが──]
…あれ?
[>>7フォルカーが仔犬に問いかけるのを聞きながら、自分の知る相手と似ているけれど、差異を感じて首を傾げ]
……この子。
エーリッヒちゃんじゃ、ない。
[人…犬違いをしたとフォルカーに伝えた後、間違えてごめんね、と双方に謝って]
えと…私、ビーチェっていうんだけど…あなた、だぁれ?
[もしかしてエーリッヒの兄弟かな、と思いながら名を聞いた**]
― 何処かの丘の麓 ―
ふぇ?
[見回した視線の先に現れた『切欠』に、間抜けな声が漏れてしまったのもご愛嬌]
なんであなたが出てくるの。
…まさか、王も、いらっしゃる?
[きゅー、と鳴く紫のふわもこに小首傾げ。
それからハッとなると、落ちつかなげに胸元の飾りを握りしめた。指の間から、透明感のある紫色が覗く]
あ、違うのね。
でもフォル君が?それは大変。
[言葉とは裏腹に、続いた台詞がのんびりした口調であったのは、この精霊が側を離れても大丈夫と判断したなら、というある種の信頼の証。
彼の王の御子息に対する信頼も含めて。自力でだってやってみたいよね、という共感も交えて。
女の子の前なら格好つけたかったりもするだろう、なんて、余計なお世話も加わっていたりする]
[きゅいぃ、という応えには不満や呆れの色が多分に含まれ。あは、と笑って誤魔化しつつ]
いいじゃない。子供は元気が一番、でしょ。
致命的な状況には、まだ遠いみたいだし。
それはそうと。
やっぱりあれはオトフリートさんのなのね。
でもって厄介な状況なのは確定っと。
難儀な時には心強い味方だわ。
一人っていうのはあれだけど。
無茶しないといいよね。
[正しかろうとお前が言うな、という感想まで述べて、更に呆れられたりもしながら、情報を貰ってゆく]
え、風の探偵さんも?
[初見の時、某お茶会の時。彼もまた巻き込まれで来ていたことを思い出し、クスッ]
お仲間だぁ。
ちょっとついでにご挨拶したいな。
[お気楽なことを言い出しながら、ス、と右手を伸ばす。
横目に捉えているのは、人間のお伽噺に出てくるような小人姿の妖精もどき。
警戒されないよう、そっと掌に集中して影の網を生み出し]
よし、成功。
[気配を抑えた投げ網に捕まった小人は、ぢたぢたっと軽く暴れたが、すぐに大人しくなり。光の粒子となって溶けるように消えた]
変化しちゃってるのも出てきてるね。
見つけたら対処してかないと。
えー、だって。
積極的に行くと逃げられそうだよー。
影響出る前にっていうのは当然だけど。
早く戻りたいのは、私だって一緒だもん。
[フォルカーが心配なら戻ればいい、とか言い合いながら。とりあえず自分の情報拡散を狙って、風の通りが良さそうな草原の方に歩き始めた**]
─ 森の中 ─
[うろうろと、人の気配も感じない森で暗緑色の毛玉は耳尻尾を垂れさせていた。
いつもはまん丸の金眼も困ったような形に歪んでいる]
ぅー……
[この場所はどうにも好奇心よりも不安の方が強く感じられた]
[しばらくの間、両親や兄弟の姿を探していたが、彼らは一向に見つからない。
代わりに、嗅いだことのない匂いがする気配が二つ>>3>>5、こちらに近付いて来た。
片方が惚けた様子なのに対し、女の子は父の名前を呼んでくる]
ぅ?
[こてり、首が傾いだ]
[ひとまず敵意は無いと判じ、とてて、と近付き彼らの目の前でお座りする]
ぼくミハエル。
エーリッヒはおとぉさん。
[二人の自己紹介>>7>>11に、自分の名前と呼ばれた名前との関連を答えた。
それからベアトリーチェに対し、まん丸の金眼を輝かせる]
ビーチェ、おとぉさん知ってるの?
[問いと共に首を傾げ、まだ短い尻尾をはたはた揺らした**]
─ 森の中 ─
[思わず漏らした呟きに対する問いかけに、碧の瞳が瞬く]
……何かやる度にあれこれ言ってくるなら、多分、同じ。
[お姉ちゃん、という言葉に双子の姉の事がちょっとだけ過ったけれど、これまたぎゅぎゅっ、と押し込んで。
仔犬と出会った後、泣きそうになる様子にほんの少しへにゃりとしたりしつつ]
えー……えーと?
[ベアトリーチェとミハエルのやり取りに、こて、と首を傾ぐ。
肩の小鳥も同じ方向に首を傾いだ。
どうやら、知り合いじゃなくて知り合いのお子さん、という事らしい、と納得した後、改めて短い尻尾をはたはたさせる様子を見て]
……影輝の子……かぁ。
[同じだなあ、とぽつり、呟く。
同じ属を宿す、精霊以外の存在と会う機会はあんまりないから、ついつい、じいっと見てしまったりしていた。*]
─ 何処かの丘の上 ─
[すみれ色のふわもこを見送った後、周囲を漂う光の塊に視線を向ける。
キラキラしたものと、暗い色合いのもの、二種が入り混じった塊たちは、何かの形を取ろうとしているようだった]
……て、具象化する気ですかと!
[それはさすがにヤバいだろう、と。
瞬時、手にした鎖を漆黒の光鎖へと転じて]
……っち!
[大きく動いた力を警戒したか、群れていた光は一斉に散開して光鎖の追撃を逃れる。
そのまま散らばっていく様子に、舌打ち一つ]
ったく……とにかく、この空間の中で抑えんとまずいよな……。
どうにも、あちらこちらに繋がってるようだし……。
[ここを介してあちこちに散らばると、絶対にまずい。
そんな事を考えながら、光の塊が散って行った方へと視線を向けた。*]
─ 草原の一画 ─
[オトフリートと別れ足を運んだのは、最初に降り立つに至った草原の一画。
放った風は戻ってこなければ情報を受け取れない。
それを滞りなく行える場所として、大きく開けた場所を選んだ]
さぁてと。
お前さんら、何を見てきた?
[風がハインリヒの傍を通り過ぎる度に、見て来たことを情報として伝えていく。
他にも数名この空間に紛れ込んでいること、光の塊はあちこちに点在していること、様々なエリアがあること。
ついでと言わんばかりに、近くにブリジットが居ることも伝えてきた]
地形は何でもござれ、か。
機鋼界みてぇだが、あっちほど整っちゃあいねぇみてぇだな。
[トレンチコートのポケットに両手を突っ込んだまま、嘆息染みた息を吐く。
歳を経て、意図しない異界転移を2度も体験した後だと大概のことには驚かなくなった。
その代わり、嘆息が増えたように思う]
出口のあても無ぇ、と。
この辺りはオトフリートに任すっきゃねぇか。
[経験は積んでも対処法等の知識があるわけではない。
そこらは彼の方が上、と判断して丸投げることにした]
で、後は……
[すい、と視線をある方向へと向ける。
そのしばらく先に居るのは、また巻き込まれたらしい影精と、以前にも見たふわもこの姿**]
─ 森の中 ─
[はたはたはた。
短い尻尾は感情を示す。
独りではなくなったことと、父を知る者に出会えたがため。
ふと、じっと見詰められている>>19ことに気付くと、仔犬はそちらを見て、くりっと首を傾いだ]
………あ!
[何かに気付き、四肢で立ち上がりフォルカーの周りをぐるぐる。
ふんふん、と確認するように匂いを嗅いだ]
おそろい!
フォルカーおそろい!
[再び正面へと戻って来ると、後肢で立ち上がるようにして前肢を持ち上げ、フォルカーに飛びつこうとした*]
─ 森の中 ─
……え?
[つい、じいっと見ていたら、仔犬がこちらを向いた。>>24
周囲をぐるぐると回る様子に碧い瞳がきょとり、と瞬く。
あわせて小鳥がぱたた、と羽ばたいた]
ど、どーしたの?
[問いを投げるのと、おそろい! と声が上がるのはほぼ同時。
突然の事にややぽかん、としていたから、何か行動を起こすなんてできなくて]
え、わ……わわっ!?
[飛びつかれ、慌てて受け止めるもののバランスを崩し。
思いっきり、草の上に尻餅をついた。
とっさ、肩から飛び立った小鳥がぴぃ、と鳴く]
ったた……。
ああ、うん、へーき。
[だいじょーぶ? と問う小鳥に短く返し、改めて受け止めた仔犬を見る]
おそろい……って。属の事?
……わかるの?
[わかるもなにも、全然隠せていないわけだが。
気が緩んだせいか近しい気に触れたせいか、瞳の色は本来のもの──紫へと戻りかけていた。*]
うっわー、なんかしっちゃかめっちゃかな世界だねえ。
[様々な属性の様々な地形、気候までも多様性に富みすぎている周囲の様子を、上空から興味深げに眺めながら、今は背にしがみつくようにしている小さな機械竜に声をかける]
ユル、解析できる?
[機械竜は赤く瞳を明滅させて、カシャリと羽ばたいた]
やっぱり、解析不能か。...じゃあ、やっぱり頼りは目視......とっ!
[地上の様子を良く見ようと高度を下げた所で、ひゅうん、と脇を掠めていく幾つかの光の玉に驚かされる]
何だ?これ...あ...!
[何かから慌てて逃げるような光の飛んで来た方に視線を転ずると閃く漆黒の光鎖が目に映った>>21]
あれって...
[天青の瞳を見開くと、一気に地上へと降下する]
わわっと!
[きらきらした輝きは、ぶつかる寸前にふよんと方向転換して、どこかへ飛び去っていった]
何なんだろう?あれ...
[チカチカと機械竜の瞳が白く発光する]
うん、精霊じゃないね...もっと強い未知の力だ。
[独自の分析を口にしながら、無事に地へと降り立つと、拡げたメタルの翼を収め、目的の相手を見つけて駆け寄っていく]
時空竜!
[声に出したのは、自身ではなく「始めの機竜」たる長兄セレスティンが、かつて養い親に向けていた、その呼び名*]
─ 何処かの丘の上 ─
[さて、どこから追おうか、と。
考え始めた所で、上空に気配を感じてふと上を見る]
あれは……。
[知っているような、でも、どこか違うような気配に僅かに目を細める。
地に降りる気配を追うように視線巡らせたなら、こちらに駆け寄る姿と共に呼びかけ>>28が届いて]
……おやま。
[かつて育てた幼子の姿が過るは刹那。
古き竜はふ、と一つ息を吐き、駆け寄る若竜へと翠を向け]
なーんで、機竜卿のとこの子まで引き込まれてますかねぇ……。
[投げるのは、どこか苦笑交じりの声と表情。*]
─ 森の中 ─
[ぴょーい、と飛びついた仔犬は相手の様子を気にすることなく受け止められ>>26、すりすりとフォルカーの胸に額を擦り付ける。
問いかけられて、顔を持ち上げると口をかぱーと開けて、笑うような表情でフォルカーを見上げた]
わかるよ!
フォルカーからおそろいの匂いがするー。
[両親や兄弟とも同じ属性は当然馴染み深く、仔犬は安心しきった様子で尻尾を振った。
抵抗されなければフォルカーの頬を舐めそうな勢い]
ぼくね、森で遊んでたんだけど、いつの間にか知らない場所に来ちゃったの。
ここどこなの?
[流石に妖精界ではないと理解して、フォルカーとベアトリーチェに鼻先を交互に向けながら問いを投げた*]
─ 森の中 ─
[すりすりされたり、笑うような表情されたり、何より、近しい属の気配が気を緩める。
すみれ色のふわもこがいたら、呆れたようにきゅう、と鳴いただろう……というのは、恐らく、ぱたた、と飛んでいる小鳥だけが思う事]
そっかあ……同族じゃない同属に会うのって、多分、初めてだなあ、俺。
[ぽつりと呟く頃には、瞳の色は鮮やかな紫紺のそれへと変わる。
その色が、彼の父の若かりし頃のそれと同じ、と知る者はほとんどいないのだが。
ともあれ、尻尾を振る様子に和んでいたから、頬を舐められても抵抗らしきものはほとんどなく。
一しきりじゃれてから、投げかけられた問いに、あー、と短く声を上げた]
んー……はっきりとは、わかんないんだけど。
なんていうか、『隙間』みたいな所なんじゃないかなあ。
いろんな世界と世界の隙間にできた場所……多分、俺たちがここに来る切欠になった光が関わりあると思うんだけど。
[言ってる端から、何やらすいーっ、と横を流れて行くわけだが]
とりあえず、これが不自然なものなのは、うん。
間違いないって言える。
[その辺りは、本能的な察知。
精霊としては不安定でも、精霊王に連なる者、その辺りは感覚として捉えられていた。*]
― どこかの丘の上 ―
やっぱり、時空竜だ...
[嬉しげに駆け寄った青年は、次の瞬間きょとりと首を傾げる]
あれ?白もふ...じゃなかったヴィンターさんは一緒じゃないんですか?
[カシャカシャカシャとせわしなく、肩口で機械竜がはばたく。そして時空竜その人の苦笑と声音に気付くと、あ、と口元に手を当て、小さく首を竦めた]
...すみません、初めて御会いする気がしなくて。
はじめまして、機鋼竜末席のエーリッヒです。
[改めて礼儀正しく一礼してから]
どうしてここに来たかは、俺も判らないんですけど、機鋼王様の所で空間位相の転移実験をしてたから、その影響があったのかもとは思ってます。
...こんな遠くに飛ぶほど大きなエネルギーは扱ってなかった筈なんですけど。
[時空竜の疑問に答える形で自身の予測を告げ、困ったように眉を下げた]
時空竜...殿、は、何か御存知ですか?なんだか、変わったエネルギーを感じる光をさっき見かけましたけど。
[問い返しに、その正体を告げられれば、ぱちくりと天青を瞬く]
秩序と混沌の王の欠片...?
うっわあ...すごい、な。
[きらきらと輝く瞳は、明らかな好奇心に満ちている*]
─ 何処かの丘の上 ─
[くるくると変わる表情に、思いっきり保護者的な視点で微笑ましいなあ、なんて思ったのは已む無し、としておいて]
細かい事は、気にしなくていいさ。
……存在する時間が長いと、初対面かそうでないかは、自分でもわからなくなる事があるからね。
[器の年齢で言えば、まだ千には届いていないけれど。
数多の世界の膨大な『記録』を内に宿すが故に、その辺りが曖昧になってしまう事は多々ある……というのは余談として。
冗談めかした口調で言って、微か、笑んで見せる。
語られる、ここに来た経緯>>34には元気だなあの御仁、なんてちょっと思ったりもしつつ]
ああ、大雑把な把握はできてる。
秩序の王と、混沌の王の力の欠片……本来ならば、重なる事などあり得ぬもの同士。
それが遭遇した事で生じた歪みが、この場所を作り出したらしいんだ、が。
取りあえず、この欠片たちを鎮めれば、自ずとこの空間も浄化できるんじゃないか……とは、思うんだが。
どうやら、俺は生まれ的に警戒されているらしくて、見事に逃げられた。
[ある意味では混沌から生じたような存在故に、干渉もあり得るのだろう、と。
そこまで言って、きらきらと輝く瞳に気がついた]
……あー……。
[その輝きがかつて見たものに重なり、つい、声が上がる]
何というか…………似てるねぇ。
[先の呼びかけ方や、相方を白もふと呼びかける所は。
手を離れて久しい機鋼の子を容易に思い起こさせた。*]
鎮めるっていうと......捕まえる、とかですか?時空竜殿を警戒するのは道理といえば道理ですけど。
でも、俺もさっきぶつかりそうになりましたけど、割と器用に避けていきましたから、もともと逃げ足は速い感じですよねえ。
うーん、ここにある素材で何か捕獲装置作れるかなあ?
[変わるのは表情だけではなく、思考もくるくると変遷していく。ただ後退することは決して無く、前へ前へと...他者を置き去りにする勢いで進んでいくのだが]
え?似てるって...ああ。
[そんな中で向けられた視線と言葉に>>36こめられた意味を受け取って、にこりと笑う]
俺は兄弟みんなのメモリーを受け継いでますし、何より俺達の「心」の基礎(ベース)は、貴方達がセレスと一緒に育ててくれたものですから、存在は違っても根っこは一緒みたいなものなんですよ。
だから、どうしても、俺は貴方を懐かしいと感じてしまうし...会えて、とても嬉しいです、時空竜殿。*
― どこかの森の中 ―
ふふ、実に嬉しい事だ。
秩序の王と混沌の王には、感謝をしなければいけないな。
[古く大きな桜の樹の影から、染み出るように姿を現し、笑う]
さて、訪ねて行っても追い返されそうだが、どうしたものか。
[心の魔が、その本質とする混沌の気配に惹かれてか、混沌の王の欠片が周囲に集まりくるくると螺旋を描くように魔の周囲を巡る]
捕まえる……そうだな。
そこらを飛んでるのは本当に曖昧な力の欠片らしいから、そうする事で拡散できるんじゃないかと。
逃げ足が速いのは、まあ。
あの状態だと、物理的な質量とは無縁だから、ってのもあるだろうな。
ただ、ものがものだけに、変化や変容の可能性もあるから……仕掛けも使えなくはないだろうな。
[作れるかどうかは別として、だが。
そんな話をしつつ、思考そのものを『創造』するかの如く、先へと進む様子に、やっぱり機竜卿の眷属だなあ、なんて思ったりしながら]
……なるほど、ね。
記憶を共有しているようなもの、か。
[そこは俺と真逆だな、と。
過った思考は内の内。
懐かしい、嬉しい、と口にする様子にふ、と表情を緩めつつ]
ま、それじゃあ似るのも仕方ない、か。
[どこまでも走っていきたがる所まで似てなきゃいいが、とちらっと思ったが、表には出さず]
ま、何はともあれ。
ここを抜け出すためにも、まずはできそうな事を地味にやっていくか。
幸いというとなんだが、均衡を保てそうなだけの力の要素は、揃っているようだし、な。
[強き力を持つ影輝の精霊たち。
それとは別の力の存在も感じているから、軽い口調でそう告げる。*]
― どこかの丘の上 ―
正確には自分の記憶とは別の場所に兄弟のメモリーが記録されてる感じなんですけど...でも、そうだな、夢の中の自分、みたいな感じで実体験とさして変わらないって感覚ではあるんです。
[時空竜の言葉に、そう補足を入れ、表情が緩むのを見るとますます嬉しそうな顔になる。
ちなみに、どこまでも走って行きたがるどころか、どこまでもかっ飛んでいくのが常の末子は、似たような性格の兄弟達にとってすらも心配と頭痛の種であったりするのは余談]
はい、俺も出来そうな事は試してみます。
力の要素ってもしかして、他にも誰か?
[色々試してみるのは楽しそう、と思っているのは表情から丸判りだろう。
更に、巻き込まれた者達の居る事を聞いたなら「会ってみたいなあ」と、また好奇心一杯に口にするのも確定事項**]
─ 森の中 ─
ぼくも初めてー。
[フォルカーの言葉>>31に同調するように言い、ぱったぱったと尻尾を振る。
従来の人懐っこさを発揮して、フォルカーの頬を結構な頻度で舐めた]
すきま?
[問いかけに返る言葉>>32には一度首を傾げて。
すいーっ、と横を流れていく光の塊を見つけると、鼻先をそちらへ向けて、「あ」と声を零した]
ぼくこれ見たー。
これを追っかけてきたら、ここに来てたの。
この場所ね、なんだか不安になるの。
何がって言われると、うまく言えないけど…。
[そう話をする頃にはピンと立っていた耳が伏せられ、尻尾もへしょりと垂れ下がる。
まだまだ幼い仔犬は、『均衡』の取れていないこの場所を、不安と言う形で感じ取っていた**]
― 草原 ―
えー、何それ。
私はもう、フォル君みたいな子供じゃないんだから。
[こっちも心配、とヴィオレット言われ、口を尖らせ抗議する。
確かに、実年齢と外見、積んだ経験としては十分に大人と言えるだろう。従姉弟のような存在となるフォルカーと二人並べば、どちらが年長者かを間違われることもないはずだ。だがしかし]
さ、最近はミハさんにもそんなに迷惑かけてない!
……はず。
今回のこれは不可抗力だし。
普通ありえないでしょ、終焉に繋がる力の欠片が、まだまだ可能性を大きく内包する世界に現れるとか。
あんなタイミングで足元に出てきたら、人に混ざってるままじゃ避けようもなかったんだからね!
[その異変との遭遇しやすさにも不安材料があるわけで。
常のように正しく大人らしい連れと共にいるならともかく、単独でのやらかし件数の多さは影輝王にもよく知られている所で]
─ 森の中 ─
んと。
フォルカーお兄さんも、お外ひとりでお出かけするの、止められたり、する?
[>>19あれこれの内容を具体的に問いかけ、首を傾げる。
ビーチェが過保護という言葉を知っているのは、姉同士が過保護だ放任だと言い合うのを聞いているから。
末っ子で甘やかされているのは変わらないが、何せ姉は24人も居る訳でそれぞれ方針が違ったり何だったりする訳で。
質問の返事が同意であったなら、「ちょっと、むぅって、なる。よね。」と生真面目に頷いたりしただろう]
[それから程なく見えた仔犬の姿に勘違いをして泣きそうになったものの、すぐに人…犬?違いだと解った所で表情は常のものに戻って。
>>17不思議そうに首を傾げた仔犬と同じく、こちらもちりりん、と鈴を鳴らしながら首を傾げた後。
>>18返った答えに、まん丸の金に負けないくらい新緑色の瞳をまんまるに見開いた]
エーリッヒちゃん、おとうさん、だったんだ。
[知らなかった、と驚きながらもエーリッヒに良く似ている理由に納得して。
はた、と揺れる尻尾にまだちっちゃいなぁ、なんて思いながら質問に頷きを返してから]
うん。
オマツリの時、おともだちになったの。
エーリッヒちゃんもだけど、イヴァンお兄さんも。
[こーんなおっきーよね、とにこにこ笑顔で手をいーっぱい広げての問いかけはどんな返事が戻ったか。
どうあれ>>19>>24フォルカーが同属の匂いだと気付いた嬉しさで飛びつきに行った所でこの話はひとまず途切れた]
おそろい…
そっか。
だからフォルカーお兄さん、エーリッヒちゃんとおんなじこと、できるんだ。
[>>26>>30フォルカーとミハエルがおそろいというのに、此処に来る前に言った事を掘り返した]
[実際の理由は違うとしても、ビーチェとしては納得の理由に一人うん、と頷いた後。
ミハエルからの疑問に、こちらもフォルカーとミハエル双方を交互に見て]
私も、よく、わかんないの。
なんか、光がとんできたのが、げんいんかなって思うんだけど。
ミハエルちゃんは、ふしぎな光、とんでこなかった?
[首を傾げるのに、また鈴の音を響かせた後。
>>32フォルカーの言葉に、横を流れていく光へ視線を向け]
…あれ?
これ、さっきのと、ちがうよ?
[先程のキラキラしたそれと違う、昏い蒼の光に首を傾げると同時]
…なんか…お姉ちゃんたち、みたいな、感じ、する?
[宿す気配に自分達と近しいものを感じて、怪訝な表情を浮かべた**]
だから…ぁ?
[草原には視界を遮るものが少ない。
遠目に見えた人影>>23に足を止め、窺うようにその気配を探って、目をパチクリ]
わー、ちょっと懐かしい。
人間なのに、こういう場所でも安定してる人だねー。
[ヴィオレットと視線を合わせ、ニッコリと笑ってから]
ハインさーん!
お元気ですかー?
こんなところで奇遇ですねー。
[この距離ではまだその年齢変化も目視できない。以前と全く同じ態度と仕草で大きく手を振り、どこか無防備に駆け寄ろうとする姿は、大人の女性、と表現できるものではなかった。
ため息混じりに、きゅー、と鳴いたふわもこも、パタパタと後ろからついてくる。
お気楽に話し出す後ろで、片翼を上げて挨拶しているようだ**]
─ 森の中 ─
おまつり?
[ベアトリーチェの説明>>47に、くりっと首が傾いだ。
仔犬が生まれたのは祭りのだいぶ後であるため、その存在をまだ知らない。
しかし、おっきー、と示された父の飼い主のことは理解出来たようで、ピンと耳を立てて尻尾を振った]
おっきーの!!
[名前はまだちゃんと覚えていないようだ]
森にふよふよしたの、いたよー。
それ追いかけたらここにいたの。
[問いかけ>>48には、こくこくと頷いてみせる]
ぅ? ちがうのあるの?
[さっきとは違う光だと言われ>>49、仔犬は首を傾いだ。
この辺りでフォルカーの上から下ろしてもらい、ふよふよとする光に鼻先を向ける]
んー
[ベアトリーチェが見ているのとは別の光を、じぃっと見遣った。
こちらはキラキラと煌いた光を宿している]
[ぱくん、と開けていた口を閉じる。
捕まえてみたいという欲求により起こした行動だったが、煌く光は口の合間をすいっと抜けて逃げて行った]
逃げられたー。
[へしょ、と耳尻尾が垂れる**]
奇遇にも程があるだろ、これ。
[相手の言葉に肩を竦めながら返し、片翼を上げるふわもこにも挨拶を返した]
久し振りだな。
そっちのふわもこも。
[名前を碌に聞いていないため、そう呼びかけてふわもこをもふもふ]
─ 何処かの丘の上 ─
[なされる捕捉>>42になるほど、と小さく呟く。
積み重なる刻の螺旋、その内にて刻まれる数多の世界の『記録』──いずれは虚無に還るもの。
ある意味では、そう言った『記録』により構成される存在であるが故に、彼らの記憶の在り様はすぐに理解に落ちた]
ああ、相手が相手だけに、やれる事はなんでもやった方がいい、が。
……深入りしすぎて、染まらんようにな?
[何れかの影響を過剰に受けてしまうと、元の場所にも歪みを生じかねないから、と釘を刺す。
兄弟に案じられている事は知らないが、何となく不安になったのは、かつての幼子の奔放さのためか]
ん、ああ。
影輝の精霊──それも、精霊王に近しい眷属が、やっぱり巻き込まれてる。
他にも、君……というか、セレスがよく知ってる面々が数人。
全く覚えのない気も幾つかは感じてるけど。
[他者についての問いにはこう返して。
ついで、零すのはため息ひとつ]
ま、そんなわけだから多少強引に均衡を崩しても、補正はできると思う。
[最終的には、それをやらないとまずいだろうけど、とは思いながらも、取りあえず積んでおいて。
好奇心いっぱいに紡がれる言葉に、やれやれ、と息を吐いた]
ま……何事も経験ではあるが。
危険物もいるようだし、ほどほどにな。
[冗談めかした口調で告げた後、漆黒の光鎖を一度戻して]
んじゃ、俺はもう少しこの空間の組成やら何やら追ってみる。
そっちも、気をつけてな。
[軽い口調でこう告げて、歩き出し。
周囲に他者がいなくなると、はー……っと、深く、ふかく、息を吐いた]
ったぁく。
……なーんで、いるんだよ。
[直後にぼそ、と吐き捨てる。
それは、できれば気のせいであってほしいんだけど、多分気のせいじゃないだろうなー、とわかるとある存在に向けたもの。*]
─ 森の中 ─
[ベアトリーチェの問い>>45には、うん、と肯定の頷きを返していた。
両親は好きなようにやらせてくれるのだが、それ以外の周囲は自分の力の在り様が心配なようで、あれこれと世話を焼いてくる。
案じられているのはわかるのだけれど、それが煩わしい、と思えてしまうのも事実で。
力を均す修行の旅に出たのも、その煩わしさから逃れるため。
……なお、父たる影輝王は自身の若かりし頃を重ねてか、好きなようにやらせればいい、一度や二度死にかけるくらいで丁度いいから、と完全放任している、というのは余談。
生真面目に返された言葉には、ほんとにね、なんて返したりしつつ]
ん、そうみたい、だね。
[おそろい、に納得している様子>>47には、こんな頷きひとつ、返していた]
[隙間については上手く伝わらなかったらしいが、こちらとしてもあれ以上の説明はできないから、それはちょっと置いといて]
……不安になる?
[告げられた言葉>>43に首傾げ。
更に、色の異なる光に対するベアトリーチェの評>>49に、一つ瞬きながら、抱えていたミハエルを下ろして自分も立ち上がる]
……んー……そか、きみの属は、『精神』……領域は、『混沌』。
[少女から感じる力を改めて辿り、それから、昏いいろの光球を見やり]
それに近い感じがするって事は……。
[色々と、脳内で推測を積み重ねて。
浮かんだ考えの怖さに、思わず、ふるる、と首を横に振った]
……いや、確かにそれだと均衡崩れるだろうけど……。
[二つの色の光からは、真逆の力を感じる。
混沌の真逆といえば秩序。
その二つが一緒に漂ってるとか、それで正しい均衡取れたら多分どころでなく奇跡と言えるわけで]
……これ、抑えた方がいいかも。
[無闇の触るのは危険だろうけれど、放っておくのも多分よくない。
なんて考えていたら、すぐ横でぱっくん失敗>>53が繰り広げられていて]
もしかしなくても、はしっこい……?
[何とか捉えよう、と。
力を集中し、そのためのものを作り出そうとしたけれど具象化は上手くいかず、紫紺色の光がほろほろ零れるのみ]
……ったぁ……もう!
[何とか力をまとめようとするものの、その間にも鴉はこちらに迫ってくる]
……っ!
[とっさ、力を集めた手で払いのけたものの、鋭い嘴がほんの少し手を掠めた]
……平気!
[滲んだいろに小鳥がぴいいい! と鳴くのに短く答える間に、鴉は何処かへと飛び去ってしまい]
……あー……逃げられた。
[は、と落ちたのはぼやくような声、一つ。*]
ヴィオはね、別口で巻き込まれたらしいの。
巻き込まれの巻き込まれって言うか。
[最初は大人しくもふられている同族に、ねー、と同意を求めれば、きゅっ、と頷くような仕草が返った。対人経験を積んだ御仁には、その短い中にもヤレヤレと言いたげな苦労性的な響きを感じ取れたかもしれない]
─ 森の中 ─
んー……落ち着かないってゆーか…。
こー、世界自体がゆらゆらしてるような感じがするのー。
[幼子には正しい認識と語彙が足りず、首を傾いでの問い返し>>61に抽象的な言葉を返すことしか出来なかった。
ベアトリーチェとフォルカーのやり取りは余所に、光の捕獲を失敗した後、きゅーん、と言った様子でフォルカー達を見上げる。
丁度、フォルカーが別の光に狙いを定めたところのようで>>63 >>64、お座り状態でそれらを見ていた]
わ!
[実体化し、鴉となった光は抵抗するかのようにフォルカーへと迫り、彼の手を掠め飛び去っていく]
フォルカーだいじょぶ!?
[ぐるぐるうろうろと、フォルカーを心配して彼の周囲を回った*]
そう、酷かったんだよ。
今回は必要で路地に入っただけなのに、問答無用で。
細かい状況はまだ調べてなかったけど、ヴィオはオトフリートさんとも会ったらしくてね。色々教えてもらえたの。
それから、ちょっとまずいよねって言うのが1件あって。
試してみたら、解消したというか消えたんだけど。
[少し愚痴混じりにここに来た経緯や、遭遇した光の変化と結果>>14>>15を説明する]
具象化出来るってことは、周囲に及ぼせる影響力も大きくなっているってことだから。何とかしないと、後では大変なことに。
ハインさんは、こっそり捕まえたりするのってお得意でしたっけ?
[流石に能力詳細等までは思い出せなかったので、小首をかしげ尋ねてみた*]
─ 森の中 ─
うー……。
[くるくる、手を回して散らばる紫紺の光を集める。
へしょり、と眉の下がった表情は、内心の悔しさをうかがわせるもの。
肩に降りた小鳥がぴぃ、と鳴くのに、平気、ともう一度繰り返してから]
あー……うん、大丈夫。
このくらいの傷なら、結構慣れてるから。
[周囲をぐるぐると廻る仔犬>>67に向けるのは苦笑めいた表情。
勿論、慣れているからいい、というものではないし、突っ込まれれば反論もできないのだが]
取りあえず、あれ、ほっとくと危ないのは、今のでわかったから。
何とかして捕まえて、鎮めないと。
[そうすれば、均衡も回復に近づくだろうから、と。
言い切る様子に、小鳥が物言いたげにぱたた、と羽ばたいてぴぃ、と鳴く。
その前に手当、と言っているのは、雰囲気やら何やらからも伝わるか。*]
─ 草原の一画 ─
どういうこっちゃい。
[居ても違和感ない、と言う言葉>>65に糸目になって息を吐く。
その意味することは理解出来ていたが、突っ込まずにはいられなかった]
まぁ歳はそれなりにくったからな。
流石にこうして怪異に巻き込まれても喚く歳は過ぎたぜ。
そっちは ───……相変わらず、かねぇ?
[揶揄を含んだ笑いと言葉は、ふわもこの同意も得られたか]
別口?
何かややこしいが……要は巻き込まれたんだろ。
[結果的に巻き込まれたのだろうと判断し、ブリジットに返事をするふわもこ>>66の状態にはそう結論付ける。
なんだか溜息でも聞こえて来そうな鳴き声は、自分が巻き込まれたことよりも別のことを意味しているように聞こえた]
[願いを受けた風が、ひゅるりと煌く光を取り巻きに向かう。
気付かれないように緩やかに囲みに行ったのだが、完全に囲みきる前に気付かれ光はその合間を抜けて行く]
思ったより鈍かねぇみてぇだな…。
風はどうしても空気の動きが出るから、速攻を狙った方が良いかもしんねぇ。
[手法を変えた方が良さそうだ、とブリジットに肩を竦めてみせた*]
─ 森の中 ─
ほんと? ほんと? だいじょぶ?
[大丈夫、と返すフォルカー>>69を見上げて更に問いを重ねる。
手が近くにあるなら、傷口を舐めて治そうとしそうな勢いだ]
フォルカーいじめちゃだめー!
[フォルカーを傷つけた鴉は当の昔に飛んでいったが、他の同じ色合いをした光に向かって駆け出して行く]
[仔犬の一吼えには無意識に力が籠もり、吼えた対象に『均衡』を促す。
それは一瞬のことではあったが、『混沌』の欠片たる光の動きを鈍らせた]
えいっ!!
[仔犬は四肢で地面を蹴り、小さな身体を宙へと跳ね上げる]
[両前足を揃えての着地は暗い色合いの光の上。
ぶみっ、とにくきうな音と共に着地した仔犬は、すぐさま足元に顔を埋めた]
ふふぁまえふぁ!
[猟犬の如く獲物を口に銜え、捕まえたものをフォルカー達に見せる。
暗い色合いの光だったそれはいつの間にか小鬼のような姿になっており、口の間でじたばたしていた。
得意げな顔で尻尾を振りながらフォルカー達の下へと戻って来ると、銜えていた小鬼は光の粒子となって消えていく]
あれ、
なくなったー。
[パクパク、と不思議そうに何度か口を開閉している*]
─ 森の中 ─
うん、へーきへーき。
[へら、と笑って言いながら、手を遠ざけるのは半ば習性。
心配される事が多すぎて、ちょっとの怪我なら隠すようになった、というのを知っているのは、肩の小鳥の他にはすみれ色のふわもこだけ、なのだが]
て、別にいじめられたわけじゃ……。
[暗い光へと向かう背に、飛ばした突っ込みはある意味場違い。
向こうに他意がないのはわかっていても、いろいろと複雑なものがあるのが実情なのだが、それは置いといて]
……力ある、咆哮……か。
[響いた声に籠もった力>>74に小さく呟く。
光に向かって直接跳びかかる様子には、ちょっとだけはらはらしたりしたものの]
……すごいなぁ。
[見事、捕えた様子に上がるのは感嘆の声。
捕えられた光はやはり実体化していたものの、やがて、光の粒子になって消えてしまう]
消えた……?
んー……浄化できた、って事かな。
[塊が減った事で、周囲の揺らぎは僅かながら鎮まったようにも思えるから、そんな予想を口にして]
抑える事で、均衡が戻る……そうすれば、ここから抜け出す手段も見つかるかな。
その辺りは、あのひとが詳しそうだけど……。
[やっぱり、捜しに行かないとかなぁ、と。
思うとちょっと気が滅入るけれど]
とりあえず、お疲れ様、ミハエル。
[口をパクパクさせているミハエルに笑いかけて、頭に向けて手を伸ばす。
当然というか、怪我した左手でなく、無事な右手の方を、だが]
とりあえず、いつまでもここにいてもなんだし。
……他にも人、いそうだし、捜しに行ってみようか?
[ぽふぽふ、と撫でた後に切り出すのはこんな提案]
俺の知ってるひとに会えれば、もうちょっと色々わかると思うしね。
[むしろ、会わないとわかんないような気がしつつ。
ともあれ、同意が得られたなら、歩き出す。
手当てが先、と突っ込まれたら、そちら優先はするのだが。**]
はい、それじゃ、俺は、もう少し周りの様子を見てきます。
[やがて空間の組成を追うという時空竜に頷くと、メタルの翼を再び拡げ、空へと身を運んだ*]
アッー、残念。
あーそっか、確かに向き不向きもありそう。
速攻の方が効率も良さそうだし。
ハインさんのやり易いようにやってみて?
[肩を竦める様子に、余計なことを言ったかと、少々ばつ悪げに眉尻を下げた]
ああいうのもいるし。
とにかく、豆鉄砲でもやってみないと。
[グルグルと回転するような動きを見せている昏紅色の欠片を指差した**]
─ 森の中 ─
じょーか?
[いまいち理解していない様子でフォルカーの言葉を受ける>>77。
どうやら悪いことではないらしい、と理解すると尻尾がパタパタ揺れた]
へへへー。
[伸ばされた手で撫でてもらうと、嬉しそうにかぱりと口を開けて笑う]
うんー、いっしょにいくー。
[移動の話>>78に対しては、こくりと頷いて、歩き出すフォルカーの後をついて行く。
怪我の治療に関しては、大丈夫と言われたのでそれを素直に信じて何も言わなかった。
でもきっと小鳥やベアトリーチェに再突っ込みが入るはず**]
[すぃ、と右手を横へ流し、掌に風の渦を作る。
昏紅色の欠片の回転に似せた動き]
速攻で頼むな。
[風に呼びかけて、掌の風の渦をアンダースローで昏紅色に投げつける。
言われた通りに風は速度を上げ欠片へと迫った、のだが]
………おぅ。
[回転していた昏紅色の欠片が更に速度を増し、稲妻の如き動きで風の渦から逃げて行く。
思った以上の逃げっぷりに、思わず呆然とした声が出た]
無理くね?
[視線がやや遠くを見詰めている**]
[無理しないでくださいね、と。
綴られる言葉>>79に掠めたのは苦笑。
言いたい事はわかってはいるのだが、それができるかどうか、となるとまた別の問題が生じるわけで]
ま、善処はするがな……。
[そんな呟きと共に丘を降りた先には、緩く広がる湖らしきもの。
その湖面をひらひらと飛ぶのは光の塊たち]
……まったく。
本来なら、相容れぬもの同士の欠片が一緒に飛んでるとか……。
無茶苦茶すぎんだろ。
[視線向けた先、白く煌めく光の塊が揺らいだのは一瞬。
それに僅かに先んじて伸びたのは漆黒の光鎖。
瞬間的な加速をかけた一閃は、翼持つ小さな人型──所謂天使の姿を取ろうとしていた秩序の王の欠片を捕え、そのまま引き寄せる]
……大人しく、してもらいますよっと!
[言葉と共に光鎖に力をかけたなら、人型は光の粒子となって消え失せる。
それが完全に消え失せる前に左の手の上にそれを掬い取った]
……ん。
これ自体には、そんなに大きな力はない……か。
しかし、そうなると……。
[言いながら、周囲を見回す。
漆黒の光鎖がその周りをゆるりと取り巻いた]
どこかに、『根っこ』がある可能性が高い、か。
最終的には、そこを抑えんとならんだろうが……。
[状況考えるだに、こわい考えばっかりになるのは許されろ]
っとに……。
仕方ないと言えばそうだが。
なーんで、こんな厄介な事にばっかり好かれますかね、俺は。
[言っても詮無い、と思いつつ、零れ落ちるのはこんな愚痴。*]
─ 森の中 ─
綺麗に出来た、って事だよ。
[理解していないらしき様子>>83に言葉を添えて。
嬉しそうに口を開ける姿に、何となくほっこりした気持ちになりながら手を離した]
さて、どっちに行けば会えるかな……。
[時空の属、まして竜のそれは、その特異性からたどるのは容易い。
だから、と意識を集中して──]
……ん?
[森の中に、何か。強い力が感じられたような気がして、眉を寄せた]
なんだろ、これ……凄く、強い…………え、なに?
[属は判別できるものの、その先が今一つ読み切れず。
上がるのは、困惑したような声、ひとつ。*]
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