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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が6人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、聖痕者が2人、狂信者が1人、智狼が2人含まれているようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました
不意に、集会場の扉が開かれる。
夜気をまとい、広間に入ってきたのは、自衛団長。
彼はゆっくりとその場にいる面々を見回すと、静かに話を始める。
ここに集められた者には、『人狼』と呼ばれる存在である、との疑惑がかけられている事。
『人狼』は、山向こうの町の連続殺人事件を起こしたものであり、幾つかの伝承において、その危険性が伝えられている事。
このため、その疑惑のある者を一時隔離し、村全体の安全を図っている、と。
それらを、淡々とした口調で語り、そして。
「全ての『人狼』が排除された、との確信を得るまで。
全員、集会場の敷地内から離れる事を一切禁止させていただく」
それが、被害を最小限に抑える方法だから、と。
そう、言い切ると。
伝える事はそれだけだ、と言って、踵を返した。
//
予想通り弾かれた!(笑)
さて、どうしようかなっと。
そう言えば、占い師→村人って、三演ユリアンと同じだねえ。
呪い?
/*
ちょまwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>青年 アーベル は 人狼 のようだ。
>小説家 ブリジット は 人狼 のようだ。
/*
うわぁマジか。マジなのかwwwwwwww
やっべー
どうしようwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/中/
狂信の人が凄く困ってそうですね。
うん、きっと困ってるよね。
俺も凄く困ってる。
いやま、何とかなるだろうとは思うけど……あはは……。
……相方、誰?
ふうん。
これであなたが金髪碧眼の美女だったりすれば、不幸な生まれのお姫様が命を狙われてー、なんて展開だったりするんだろうね。
[けらけらと自分の言ったことに笑い、挨拶に来なかったことを謝罪をされれば、ぱたぱたと手を振った]
むしろ、ここで知り合いになれたのだから、この「被疑者の会」に感謝すべき、かもね?
過去の記憶に執着がないのなら、ここは骨をうずめるにもいい村よ。いつか遠い先、あたしの葬式の祈祷文を、クレメンスが読むことになるかもしれないね。
……と。
[入ってきたギュンターの声に耳を傾け。
今発した自分の言葉とのあまりの落差に、すっとぼけた顔をして方をすくめた]
[丁度階段を下りてきたところで、自衛団長が入ってくるのに出くわす。]
…人狼?
って事ぁ…コレってばマジでホントに…
[胸ポケットに手をやる。そこに仕舞ってあるのは古い革張りの手帳。]
[イレーネにもありがとうとお礼を言い返し。]
[アマンダが真剣にスプーンの上の肉と格闘しているので、小さく笑みながら。]
ローフ(loaf)は、パンの形にするっていう意味です。
本当は、丸めてパンの形にするような物が多いから。
[そう答え。][ミハエルの説明には感心したように見て。]
あ、そうですね…あれに甘い味付けをして中に上手く入れられたら。
[苦手な人でも飲んでくれるかなと、そう考えていたら。]
[自衛団長の声が聞こえて。][食事の手は止まった。]
……って……。
[広間に戻ってくるのと、自衛団長がやって来て、ある意味無茶な事を言い出すのと。
それは、殆ど同時だったろうか]
って……ちょ、待てよ!
それって、どういう事だよっ!
[自分の食べた皿を片付けようと立ち上がったところで、広間に新たな。とはいっても歓迎する気など欠片も起きない人物を見て、ようやく話があるのかと、皿をテーブルに戻して席に座って、横柄な態度でギュンターを見て話を聞いて――]
…は?
[思わず挙げた声はくしくもクレメンテと同じような声であった]
人狼?
[呟いた]
つまり俺たちがそうだと疑っていると
…それは突拍子もないことですね
[だがしかしすでにギュンターは踵を返していた]
[ユリアンが手袋を仕舞うのを見ればもう一度微笑んで。
自衛団長が入ってきたのは、丁度食事の手が止まった時だった]
…じんろう?
[淡々と語られる言葉。
それらに徐々に表情を無くしてゆく。
完全に動きを止め、何も言わずに踵を返すのを見つめて]
[ブリジットと話している最中、ようやく姿を見せたギュンターの説明に、小さく嘆息した。
願いは聞き届けられなかったらしい――。
マテウスさんはどう感じているのだろう?
そう思い何気なく彼へと視線を送った]
[男はミートローフの最後の一欠けを飲み込んだ]
つまり、ここに集められた人間は被害にあっても知ったこっちゃねえってことなわけだ?えげつないねえ。
[ぼやきながら、ポケットから取り出したスキットルからウィスキーを一口喉に流し込んだ]
いやはやしかし、面白いことを考えますねえ。
隔離ですか。
場の条件を満たすための、隔離ねぇ。
[内心では愉しげに哂う]
都合がいい事だ
[連続殺人事件。ということはミハエルと会話をしてある程度の予想はしていたが]
人狼ってのは…何の冗談だ
[隔離するなどという無茶なことは聞いたが。人狼などという突拍子もない言葉にばかばかしさが先に来て気勢をそがれ、去っていくのを見送るだけとなった]
ここから離れるな、と言う事は…。
教会には帰れない、と言う事ですわね…?
[その後で、ふと思い出したように顔を上げ]
では、わたくしたちは……?
[人狼の脅威から村を守るため。
では、自分たちはどうなるのだろう、と]
人狼というと、
人を喰うという…あれですよねえ。
それでしたらこうもばらばらな理由はわからなくもありませんが――
隔離、ねぇ。
[眉を寄せた]
ギュンターさんは。
いや、もしかしてこの村全体?
何を考えてるんでしょうねえ…本当にいると思ってるんですかね。
いや、だからここに集めてるんでしょうかね。
[怒鳴る声に、当然の如く返事はなく。
何か考えるより先に、身体が動いていた。
自衛団員が止めようとするのを強引にすり抜け、追いかける]
ちょっと、待てよ!
何なんだよ、それって、無茶苦茶じゃねーかっ!
[苛立ちを帯びた声に、自衛団長は歩みを止めて、ゆっくりと振り返る]
「……これが、村のための最善手である、と判断したまで」
村のためって……そのためなら、あそこにいる連中は死んでもいいってのかよ!
[問いに、答えはなく。
立ち込めるのは、重い沈黙]
あんたはっ……いつも、そうやって!
あの時と、同じに!
[キッチンから広間に戻ってくる]
[広間に入ってきた自衛団長の姿が見えた][一通りの話を耳にする]
・・・連続殺人事件の犯人、人狼、ですか
もしそれが本当なら・・・
[顔が青く染まる]
[以前、亡夫から伝承として聞いたことがある単語]
[村に建つ慰霊碑]
[考え事をしている][空いた食器を片付けようとして][食器が手から滑り落ちる]
[食器が床に落ちて割れる音が響く]
[苛立つ、いらつく。
なんで、どうして。
巡るのは、そんなコトバ。
それが、自分の内側に、どんな風に働きかけているのか。
それにはまだ、気づく余地はなくて]
[ミハエルのそっとした視線を感じながらも]
同意だな。クレメンス。寝言は寝ていえよな
[ただミハエルの視線を感じたからか。口の動きをまた変えて
『連続殺人事件はともかくとして人狼ってなんだ』
といっているのにミハエルは気づくだろうか]
[一瞬甦るのは紅の光景。
緋色に染まった兄と姉。
銀に光る兄の爪。
姉の胸に大きくついた傷跡。
その肩に咲いていた朱の…]
誰だ。
[ザァと、雑音のような低い低い、男の声が赤い世界で木霊する。]
貴様は誰だ。
[見えない誰かに向かって。]
[尊大に、警戒を込めて。]
……なに、それ。
[感想は短かった。いや、実感がなく、感想にすらならない。
本来ならば、話が始められた時点で食事を止めるのが礼儀だったのかもしれないが、僕にとっては、彼らより、作り手にはらう敬意の方が重要だった。
もっとも、食事の最中に聞きたい話ではなかったが]
[話の終わった直後、駆け出していくアーベルの姿が見えた]
[窓の外を見遣る。
白い月は丸く、雪を照らして]
………あの時と、同じ…?
[記憶の隅、思い出さないようにしていたそれが浮かび上がる]
……そんな、こと。
[だけど、それは声に出せない]
シスター
いやしませんよ、人狼なんて
[にこりと笑いかけて、安心させるように]
[しかし響いた割れる音に立ち上がる]
レディ…!
大丈夫ですか、お怪我は?
[あわててそちらに駆け寄ろうとし、がんと机に足をぶつけた]
[連続殺人犯、は聞いていた。]
[だから多少、驚かなかい部分はあったが。]
[それでも人狼という言葉は突飛で。]
[辺りをきょろきょろと見回す。]
この中に人狼が、いる…。
[口にしたものの。][未だ信じられずに。]
[椅子から立ち上がり、追って、外へ。
本来なら止められていただろうが、アーベルに意識の向いていた自衛団員たちの反応は遅れたために、何とかすり抜けられた]
[口論の声]
……僕も、納得がいかないな。
人狼、なんて、お婆のヨタ話だと思っていたよ。
大体、なんで、僕らなのさ?
基準は?
疑惑って、どういうこと。
[それに対しても、望む答えは得られないのだろうが]
[アーベルが出て行くのが見える]
[しかしぶつけた足をまた前に踏み出し、ノーラの方へ]
[だが届いたマテウスの声に、小さく笑って答えた]
寝てない寝言なんて本当にただの迷惑なだけですよね。
まあアーベル君がしっかり言い聞かせてくれることでしょう
…亀の甲よりなんとやらともいいますが
[それからノーラを見る]
[エーリッヒの動きはすばやかった]
[顔色が青い]
アベル。
[飛び出してゆくアベルの後を目で追ったが。]
[駆け寄ることも出来ないままに。]
[つまりはそれほど、自分も衝撃を受けたという事で。]
[食器が落ちる音に、びくりと身を竦ませた。]
[強張っている。][全身が。]
…なんだ、お皿割れただけかぁ。
[たはは、と肩を竦めて見せて。]
お怪我はありませんで……
そちらも、お怪我は?
[更に響いた鈍い音に、首だけ向けてぽつりと。]
…ありませんよ
[しっかりとエーリッヒに頷いた]
ええ。
本当にこのドジなのをどうにかしたいもんです…
人狼が実在するのか否かも大事ですけれどね。
連続殺人、ねえ。
子どもつれてきて、その被疑者だなんて。
頭おかしんじゃないのかしら。
[騒然としている部屋を見回すと、ぱんぱん、と手を叩く]
で、子どももいんのよー。
落ち着きなさいなー。
[間延びした声を作って、その場の空気を納めようと]
ですが、この村には…ご存知ですか?この村にある慰霊碑を。
……もうずっと昔、この村に現れた、といいます、人狼が。
その時の犠牲者のもの、だというんですよ?
[ずっと、ずっと、ただの昔話と聞いていた。
あれが、事実だとは]
[食器の割れる音に、男は立ち上がった。目前で駆け出していきなり机に衝突している神父の姿に頭をかく]
おいおい、すでに被害者続出ってか?
奥さん、怪我ないかい?
[とりあえずノーラに声をかけてみる]
[響いてきた甲高い音。
声にならない悲鳴を上げて耳を塞いだ]
知らない…。
何も知らない…!
[うわ言のように呟きながら小さく首を何度も振る]
[知識を][叡智を][手に入れた]
[あの日あの時あの場所で]
そして俺は此処にいる
神を裏切りすべてを裏切り、此処に。
――お前たちだと確信したよ、アーベル君。ブリジット君。
[心の中で哂った]
ご、ごめんなさい。
[直後、机に足をぶつける鈍い音が聞こえた]
[エーリッヒとハインリヒに声をかけられれば]
ええ、平気ですわ。
[注視されれば、ややひきつった笑顔を向ける][手はかたかたと震えている]
[床に散らばる、割れた食器のかけらを慌てて拾い集めはじめた]
[様々な声。][動揺、苛立つような、そんな感情が広間に一気に広まって。]
[その雰囲気に流されない人も中には多々居たけれど。]
[怪我、に少しだけ意識が戻ってくる。]
[何か割れる音。][怪我をしていないだろうか。]
[のろのろと食器を置いたまま、薬草の入った薬袋を取りに、台所へと足を向けた。]
[もう食事を続ける気分にはなれなかった。]
[叫ばれた言葉は、場に沈黙を呼び込んで。
いつもは心地よい静寂も、今は、重苦しく。
それを取り払ったのは、集会所に戻れ、という短い言葉]
戻るのはかまわねぇよ。でも、ちゃんと説明しろよ!
最善手がどうのとか、そんな綺麗事が聞きたい訳じゃねぇんだよ、俺は!
[苛立ちを込めて言いつつ、詰め寄ろうとすれば、自衛団員に阻まれる。
今までにはない剣呑さは、彼らが本気で、この馬鹿げた『隔離』を行おうとしている意思の現われだろうか。
それに戸惑う間に、自衛団長はまた歩き出す。
誰の問いにも、答えようとしないまま]
[己は記憶]
[己は研究]
[己はあの施設そのものを受け継いだ]
すべてを神の名の元に
[人狼の因子]
[誰の血に流れるか]
[すべてを知る]
[子供でももっとマシな嘘をつく。とばかりに嘆息をしているうちにアーベルが出て行った。それを見送りながら、ようやく出入り禁止。隔離。という言葉が脳に染み入っていったところで、食器が響く音がしたほうを見る。]
怪我はないようだが…無理にでも落ち着け。そのような手つきでは本当に怪我をする
[と、かたかたと震えた手で食器を拾い集めるノーラに言った後。自分と同じような感想を抱いているクレメンスに頷いて]
だな。しかもそれで隔離だとか怒りを通り越して呆れた
[微かにコエが聞こえた気がした。
しかし、それがコエと認識はできず。
それでも、それは、確実に。
眠れるなにかを揺り起こそうと、働きかけて行くようで]
……人狼……。
あれは、夢なのだと。
恐怖で作り出した幻だと。
………でも、そうではなかったのですか?お父様、お母様。
また、わたくしは全てを失くすのですか…神よ。
…大げさな話じゃないんだよなぁ…、コレが。
『奴ら』だとしたら…だけど。
子供だから違うとか、ずっと昔からの知り合いだからとか、そういう問題じゃない。
…奴らは人に化け、人に巣食い、人を喰らう。
死せる時も魂の色以外正体を現すことはない。
[呟く様に語る言葉は、低く冷徹で真剣で。]
…なーんて言い伝えもあるから、ねぇ。
マテウス君。
君と俺が違うのは、君が本当に信じていない――のか、そう見せようとしているのかは定かではないけれどね――ということだよ。
俺は知っているさ。
人狼が何のために作られ
そして誰の血に潜むのかね。
/*
中発言にて失礼。
こちら、弾かれ狼のため、ほぼノープラン状態です。
一応、今の所人狼としての覚醒はしていない、という状況。
そちらに設定あれば沿わせて行きます故、何かありましたらご遠慮なく。
*/
[男はノーラの傍に近付いて、軽くその肩を叩いた]
奥さん、みんなの言う通り、その手つきじゃほんとに怪我しちまう。ちっとあっちで座ってなよ。
ドジな男というのもなかなか面白い。
割り当てられた役に合うのがこの格なだけでねえ。
…君達が知ることもないだろうがね。
あぁ、怪我しちゃいけないから、うん。
手伝うって、ほら…危ない危ない。
[皿を片付けるノーラと一緒になってしゃがみ込んで欠片を拾う。]
/中/
まあ、会話から読み取れれば一番いいんだけどねー。
俺にはそこまでの赤スキルがまだないのよなorz
はっはっは、しかし新年早々弾かれ狼とか。
いやあ、きっついきついww
[取り乱すイレーネの傍に寄り、宥めるように]
大丈夫、大丈夫だから。
[声を掛けるけれど、それ以上に自分の手が震えているのには気付かない]
…
…本当に。
[マテウスを見て、頷いた]
だいたい13ですからねえ。
あんまり嬉しくない数字ですよ。
まるで俺たちに何があってもいいというような口ぶりでしたよ。
[一瞬の間の間に何かを考えていたが]
[それは言葉になる前に霧散した]
[そしてしゃがんで、割れた食器の破片を丁寧に取る]
―集会所・外―
[言いたい事は、山ほどあった。
でも、口にしたとして、無駄だ――冬の寒さのせいだけじゃない、冷えきった空気が、何よりも雄弁に、それを物語っていた。
去り行く老人の背を、見送る]
それで、いいの――?
[呟きは風に攫われて、闇に融ける。
降り積もる雪に、あっという間に、覆われた]
…
おや失礼。
[エーリッヒの取ろうとしていた破片の方に手を伸ばしかけ、立ち上がる]
集める袋でも取ってきましょう。
台所にはあるんじゃないですかね。
[クレメンスとハインリヒ、エーリッヒに窘められた]
・・・すみません、ありがとうございます。
[落ち着こうと深呼吸]
[大きなかけらを拾い集めた後、ふらふらと立ち上がった]
[三人にお辞儀をする]
[キッチンへ箒を取りに向かった]
まったく…神は時としてとんでもない試練をお与えになる。
こんな、子供まで巻き込んで……。
[エーリッヒの言葉に真剣な面差しを向ける]
えぇ、存じております……もし、人狼が本当に居るのなら…
家族でさえ信用ならない、と言う事も。
[それまでとは違う、強い口調でそう伝える]
[男は、神父を見て考えた。彼に任せて本当に大丈夫なのかと。しかし慣れているという言葉には、説得力があった。加えて金髪の青年も手伝い始めて、どうやら大丈夫そうだと思う]
しかしこりゃあ、女子供にゃあんまりな状況じゃねえか?
[ふらふらと台所へ向かうノーラと、震えているイレーネやナターリエを見渡して溜め息をついた]
旦那ぁ、そんな最初っから偉そうに声なんかかけたら、相手の方がびっくりするでショ?
[今度は別の声。先ほどの雑音のような、低い男の声から、声色は明るいモノへと移り変わる。]
すいませんねェ。
俺ら、近くに他の人が居るのを認識できるのなんて、かれこれ10年ぶりなもんですかラ。
[へらりと低姿勢に囁く声には、威厳も何も感じられない。]
出来れば名前を教えていただけると、こっちとしてもありがたいんですケド。
ああ、俺ぁ…グリズ、っていうケチな野郎デス。
こっちの旦那は、猩。
あと二人居るんだけど…そっちは今は眠ってるもンで。
[あっちとこっち、が何を指したかは伝わっただろうか。]
[あくまで自分基準で、口早に自己紹介をする。]
…姉様?
[優しい声が聞こえた。
ゆらりとそちらを見て小さな声で応える]
姉様、私も姉様みたいになるのかしら。
姉様はどうして…兄様は…。
[そこまで呟くと強烈な頭痛が襲い掛かってきた。
思考もバラバラになるようなそれに頭を抱え込む]
痛い…。
─集会場・外─
[自衛団長の姿が闇に消えて。
行く手を阻んでいた団員たちも、自然、距離を取る。
それでも、こちらを見る目には、鋭い警戒の色があった]
……ふざけろっての……こんな……。
こんなやり方って、ある……かよっ!
[苛立ちを込めて、呟く]
そうやって、誰か犠牲にして……そんなのって……。
[消え入りそうな呟きと共に蒼は、陰りを帯びて。
風が攫った呟きが溶ける前に耳に届いたなら、そこでようやく、ユリアンの姿に気がつくだろうか]
やー、それ持って転んだりしないようにねー?
[ちょっとは心配そうに、危なっかしい男の背中を見送り、口の中だけで小さく独り言。]
…まぁ、まだそうなるって決まった訳じゃない、し…と。
慰霊碑、だっけ?
確か、それ見に来たんだよね…俺。
あとで場所教えてもらわなきゃなぁ。
ぁー、ついでに雑巾とかあったらちょうだい。
捨てていい奴。
拾いきれない破片は拭いて一緒に捨てるから。
[あらかた破片を拾い終わり、]
[割られた食器がかたづけられ、その場の喧騒は収まって]
やーなかんじ。
13人の中に人狼、か。
[ぽそりと誰にも聞こえぬよう小さく呟いて、頭をかいた。
緑の頭巾でまとめられた茶色の髪が、さらりと揺れる]
……素手で割れた食器を触ったら怪我するよ。
箒かなにかで集めたほうがいい。
[掃除用具はどこにあったかと、視線を彷徨わせて]
[ナターリエや、エーリッヒが語る人狼の話題を耳にするが信憑性を抱かないようで、嘆息。それは呆れたという意味ではなく単に先程までの空気が壊れたことに対してだが、そうもいってられまい。
それよりも怯えている者達のほうがまだ気にかかる。]
13か…あまり俺は信心深くはないが。縁起の悪いものは避けたいものだ。なんて文句は自衛団に言うかな…気に入らないな
[と、クレメンスに言い。苛立たしい気分を抱いたままに、女性や子供のほうを眺める。ただなだめる役目はどう考えても自分の役目ではないだろうと自覚しているのでどうするということもできずではあったが]
レディ・ノーラ。
あなたは休んでいてください。
そんな顔色で無理に動いては、俺より酷いことになりますよ?
[安心させるようにノーラに笑いかける]
[そしてキッチンに入り]
ブリジット君も、大丈夫ですか?
少し休んだ方がよろしいのでは?
――休むといっても、難しいかもしれませんが。
[男は一歩身を引いて、エーリッヒの言葉に応じるようなナターリエの顔を見る]
シスター。あんたが聞いてるのは「その伝承」だけかい?
[村のランプ屋には彼女と女主人が暮らすのみだった。
けれどナターリエを見上げた彼女は確かに姉を呼んだ。
記憶の底に沈められたはずの姉を]
……アーくん、戻ろうよ。
[前髪を掻き上げて、溜息を吐いた]
そりゃ、気に食わないけれどさ。
ここにいたって、冷えるばっかりだ。
/中/
宜しくお願いします。赤確認して吹いたとかそんn
こちらは智狼希望して取れたから良いのですが。
ええと、ブリジットは五重人格で、表の彼女は自分が狼である事を知りません。
今までに覚えた殺戮衝動は、猩が抱いたもので、彼が食った後始末はグリズという処理人格が行っていました。
なもんで、近々起こっていた連続殺人(?)は人格グリズがポカミスやりまくった、でもいいですし、他の人(狼?)が行っていたものが、たまたまこっちに向いた、でも可能です。
細かな設定はまた追々…表発言が遅れて(汗
……?
なに……誰?
[怒りをぶつける相手が、視界から消えて。
多少なりとも冷静さを取り戻した意識に滑り込む、コエ。
それが、今、近くにいる者のものではない……というのは、察する事ができて]
ひと……あと、二人?
訳、わかんない……。
[零れる言葉は、無意識に発するもの。
眠って──否、眠らされていたモノが目覚め始めている、という自覚はまだ、ないようで]
…まぁ、本当に居るのならっていうか…居るっちゃ居るんだけども…
[修道女の言葉に何かを言いかけて、銀髪の少女が頭を抱えて呻いているのに気づく。]
…どした?
具合悪いの?
[辺りを見回して、]
お医者さんとか、居る?
[キッチンの中の物を見回しながら、何度目かのため息]
まったく。
『重要どころが抜けた迷信だ』
[先に見つけたボロい雑巾を手にした]
[頭を抱え込むイレーネを支えようと、そっと手を差し延べて]
大丈夫?
もし辛いなら、上に行って休んだ方がいいわ。
[そう言って宥めながら。
エーリッヒの声にそちらを見て]
慰霊碑でしたらご案内いたしますけど?
…わたくしでよろしければ。
[と声を掛けてみる]
[キッチンに向かう途中、クレメンスに声をかけられた]
・・・はい・・・はい、そうですわね。
ごめんなさい、お任せしますわ。
[明るい笑顔を作ってクレメンスに向ける]
[広間へと戻っていく]
/*
こちらこそよろしく。
ちなみに赤経験値は低いですよ、と承前をば。
ブリスは無自覚で、赤は複数人格の方である、と。
こっちは今大雑把にでっち上げましたが、過去に他者(恐らく母親)に狼としての力を押さえ込まれていて、自覚がない、という状況。
赤で接触していく事で、徐々に覚醒していく、という感じになるかと。
過去の事件との係わりは、どっちが先に表に出るか、で決める感じでいいかもですねー。
*/
[食器が割れた原因と、彼女に怪我がない事を知ると、ほっと息をついた。]
[それでも台所に入り、おいたままにしてあった袋を両手で抱えたら少しだけ落ち着いて。]
[台所に現れたクレメンスには、こくと頷いた。]
大丈夫、です。平気…。
[笑みは強張ったままだったが。]
[休めという言葉には緩く首を振る。]
でも、片付けがまだ残ってますから。
[そう言って、心配かけてすみませんと小さく会釈して。広間へと戻ってゆく。]
/*
取り合えず、内訳は知らないが。
クレメンス、イレーネ、エーリッヒは役職臭いですねえ。
アーくんも役職とれた動きのような気がする。
[ハインリヒの声に一瞬体が跳ねた気がする。
だけど、できるだけ平静を装い、彼に向き直る]
わたくしが聞いている「伝承」はそれだけです。
ですが…人狼がどういうものか、は存じております……。
わたくしの家族は、人狼に殺されましたから。
[それを告げることが、皆にどういう影響を与えるかはわからないけれど。
それだけ、告げて言葉を閉ざす]
……ああ。
[戻ろう、と促されれば、小さく、呟くように言葉を返して。
それでも、蒼の瞳はまた一瞬、闇の向こうへと]
風邪引いたら、バカだし……戻る、か。
片付けは、やりますよ?
[ノーラが戻ったのを見届けた後、辿り着いたキッチンで、ブリジットにそう答える]
そんな顔で動いていては、まわりに心配をさせますからね。
俺だってやるときはやりますし、それに――
他にも頼りになる人がいますしね。
ブリジット君も休んでいたほうがいいですよ。
[広間に戻れば、エーリッヒの声に反応して。]
[何だか辛そうに呻くイレーネに近づき肩に手を触れる。]
イレーネ、どうしたの?大丈夫…?
[心配そうに見つめて。]
…頭、が、痛く、て。
[涙目になりながら途切れ途切れに答える]
あ…シスター。
前、みたいな…もっと、酷い……。
[手を差し伸べられた所でナターリエを認識する。
前から相談していたのも、不安とたまに来る頭痛のことが中心で。
その時はこれほど酷いものではなかったのだが]
はい、落ち、ついた、ら…。
[今は切れ切れに答えるのが精一杯だった]
ん、どうした?
[エーリッヒがイレーネの様子を伺うのに目をとめて。
ブリジットがノーラと共に広間に戻るのを見ると、
呼び止めて]
ブリジット、イレーネが具合、悪いみたい…。
見てあげてくれないかな?
[それから箒、袋を見つけ、すべてを持って広間に戻る]
[丁度シスターの言葉が聞こえた]
[彼女を見る]
[だが言葉は出さず(出ずに)]
…
あ。これでいいですよね。
雑巾と、箒と。
あとはゴミ袋です。
[まだ破片の散らばる場所、エーリッヒに話しかけた]
え?
……馬鹿は風邪を引かないんだよ。
だから、アーくんは引かない、引かない。
[軽い口調。出来るだけ、普段と同じに]
[警戒する自衛団員のそばで、おちゃらけた話をするのは、異質だったろう]
[男は、シスターの答えに肩をすくめた]
そいつぁ、悪いことを聞いたな。
[それきり、興味を失ったように踵を返すと、椅子の傍に置き放しだったナップザックを拾った]
[全員が困惑し、片やギュンターに詰め寄り、片や宥め、片や悲観にくれている。
完全に仮説通りに繋がっているのだが……]
人狼、ですか……。
[そう呟いたとき、マテウスの唇が人狼とは何だ? と動いたのに気付いた。
別に隠す事もなく、周囲が口にしているので言葉にしてもいいのだが、読唇術で質問されたので読唇術で返す事にする。
『確か昔起きた人を食する、人に化けるモンスターによる殺人事件があったと聞いています。その時のモンスターの名が確か人狼だったと聞いています』]
んー。
ナターリエ、それはさ、あとで聴くわ。
あたしと一緒にお茶いれにいかない?
少し落ち着いたほうがいいわ。ここにいる全員がね。
[ナターリエの告白を、声を上ずらせたまま、
半ば口をふさぐようにしてとめようとする。
とってつけたほうにキッチンを指し示し、彼女に促して]
えぇ、お願いします。
こんな物騒なご時世だったり、
貴女が神の花嫁だったりしなきゃ、
デートが楽しみって感じだけど。
[冗談めかしてそんなことを言いつつ…続いた言葉に一瞬手が止まる。]
…家族が……
[イレーネの声に少しだけ冷静さを取り戻し彼女を見る]
あの時と同じ感じなのね?
[それは、恐らく彼女の無くした記憶に関係あるのだろうと、
そうは思っていたけれど、今の彼女にはそれは言えず。
目を瞑った体を支えて]
大丈夫、休めばきっとよくなるから。
[気休めにも似た言葉を掛けて]
/中/
すいません純RP村赤初です(ぁ
恐らく多分に御迷惑をおかけすると思いますが宜しくお願いします…。
グリスが語るように、赤人格は4つです。
接触については了解です。グリス、猩から囁くことにします。恐らく、懐っこいグリスでしょうが。
ええと、狼関連については、こちらはある血脈を保ち続けた一族で、最終的に血が濃くなったブリジット、そしてその兄に人狼の兆候が現れたという感じで想定してました。
兄は既に覚醒し、母親を殺して父親に殺されてます。
ブリジットは表的には未覚醒ですが、赤い世界で兄に囁きかけられ、狼人格の芽が出た所で兄の凶行を見てしまい、そのまま人格が分裂してしまいました。
父親はブリジット覚醒を危惧して、彼女を森から出さないように、一人で生きるようにと仕込んできましたが。
まぁ残念な結果に終わったというわけでして。
[とにかく、今混乱を収めるのは難しいだろう。少し休んで冷静になってから今後の相談をした方がいい。
そう判断した...は、まずは自分にできる事を。と、イレーネを心配するブリジットの隣に移動した]
私も少々医療に携わる仕事をしていますので、道具を探したり持ってくるくらいは手伝えます。
[と、イレーネの看護の手伝いを立候補した]
綺麗だった兄様。
[その身体を赤く染めたのは姉の血肉]
綺麗だった姉様。
[色を失っていた痣は血で新しく染まって]
そう、兄様が人ろ……。
[衝撃にも感じるような痛みが走る。
その光景は今はまだバラバラに引き裂かれて]
『思い出さないで…』
[聞こえてきたのは祖母の…大叔母の声だっただろうか]
[空いた椅子に座る][耳に入る言葉を拾っている]
[震える足がかたかたと音を立てていた][やがて収まっていく]
[家族が人狼に殺された]
[シスターのその言葉が耳に残る]
……それ、どういう意味だ。
[軽い口調で投げられた言葉に、ほんの一瞬、緊張は緩むものの。
過去と現在で絡み合った感情は、上手く解けそうになくて、ため息が零れる。
それでも、伸ばされた手に腕を引かれ。
わかってるよ、と頷き、ゆっくりと集会場の中へと向かう]
さてさて悩むところだな
[破片を見ながら考える]
このまま条件を満たしてしまうか
それとも満たさせずに、解放してしまうか
――ふ。
しかしここまでのお膳立てだ。
人狼の狩りを見ておくのも良いかもしれないねえ。
ぁ、あぁ…ありがと。
さっさと片付けないと、破片踏んだりしたら痛いしねぇ。
[掃除用具を渡されて、ようやく我に返ってパタパタお掃除。
こんな時に小さな破片の心配をするのも滑稽か。
…本当に始まってしまえば、命すら風前の灯火だというのに。]
[ハインリヒの言葉とは裏腹に、気持ちとしてはそうは思っていないとは気付いたけれど]
…いえ、昔の事ですから。
[と、それだけで後は何も言わず]
まあ、今となっては昔話てわけじゃねえんだがね。
[男はナップザックから、一冊のスクラップブックを引っ張り出して、テーブルに置いた。開かれたページには、一面に躍る「人狼殺人事件」の文字]
[ブリジットの声にそちらをどうにか見る。
肩に触れられた手は無意識のうちに避けようとして]
うん…。
[大丈夫とはとても言えなかった。
シスターに支えられれば一度目を閉じて。
頬を伝って涙が流れた]
[わかんないと。][掠れるようなその声には覚えがあり。]
[二つの意識は暫し沈黙をした後。]
あー…こりゃ…。
[口を開いたのはグリスと名乗った明るい声。]
兄さん、"ハジメテ"でしょ?
まぁ、あんま無理しないようにしてくだし。
俺らと会話するのもきっついようだったら、黙ってくれててもいいデスし。
あーでも、名前くらいは教えてもらいたいもんですが。
じゃねぇと俺、兄さんの事、兄さんってしか呼べゃしないから。
[けらけらと笑う。]
[明るくて。][どこか不快な声だろうか。]
[アマンダの気遣いはすぐにわかったので]
そうね、お茶を飲んで落ち着いたほうがいいかもしれません。
[そうして、ブリジットとミハエルの二人に]
あの、イレーネさんを見ていてもらえるかしら?
やはり、専門の方のほうがいいとおもうの。
[そう言ってイレーネを預け、キッチンへと]
そういう意味。
でも、夏には引くかもね。
[へらり。軽薄な笑みを浮かべた]
[周囲の鋭い視線に気づかない振りを装って、アーベルの腕を引いて、室内への扉を開く。
ほんの一瞬、躊躇ったのは、中の混乱も、予想に難くはなかったから。
広間を浸すざわめきは、自衛団が訪れる前とは、異なるものだった]
[ただいま、なんて言うのも憚られて、入り口傍で立ち止まる]
そうですね。
もし素足で踏んだら痛いでは済まないですしねえ。
[自分も少しエーリッヒを手伝い]
[しかし彼のてきぱきした様を見ていると邪魔にしかならないかと思った]
俺は先に、食器を片付けてきてしまいますね。
終わったら、キッチンに置いておいて下さい。
割れ物とでも書いておきますから。
[人狼と言う言葉への反応や、エーリッヒのいう言い伝えやナターリエの伝承。そしてミハエルが読唇でいう言葉を聞いて軽く頭をかく
大陸が違うと感覚がこうまで違うものなのだろうか。という素朴な疑問であるが、隔離。などといわれて一般の人間が動揺しないほうがおかしいが、シスターの言葉にだけは目を細めるも]
本当にそうなのかどうかなんてわかっちゃいねえんだ。
この中に人狼やら連続殺人犯がいるとかいうのがいると納得させる説明など何一つ聞いちゃいないんだからな。
[だから落ち着けという意を込めていう。なだめる役目や医療の技術などない自分にはこういうしかなかった。]
ハインリヒさんは、人狼について調べていらっしゃいますの?
[キッチンへと向かう途中、ちらりと見えたスクラップに目を止めて]
/*
ありゃ。
まあ、お互い頑張りましょう、気をはり過ぎずにっ。
じゃあ、囁き受けて徐々に覚醒→団長喰って一気に覚醒の流れになりますか、こちらは。
ただ、人格的に不安定になりそうな気もしますが。
どっちかが先に出た方がいいんだけど、そこらは占い師や狂信者の動きも見るようですか。
こっちが潜りすぎると大変ですし。
取りあえず、どっちが最後まで残るか、で流れが大分変わると思うんですが。
*/
わたくしも「ここに」居るかどうかはわかりません。
……でも、その疑いをどう晴らせば良いのか、わたくしにはわかりません。
[或いは、自分の過去を調べた上でこの疑いをかけたのかもしれなかったが]
……お前、俺を何だと。
[それはきっと、言わずもがなではあるけれど、つい、問いかけていた。
集会場の中は、大分混沌としているようで。
どこに、誰に声をかければいいのかわからずに、思わず立ち尽くしていると、置き去りにしたカラスがふわり、肩へと飛んできた]
ああ……大丈夫、心配すんな。
[ミハエルに、ありがとうございますと頷いて。]
もし何かあったらお願いします。
この袋の中に、大抵のものは入ってると思いますけど。
これで足りない場合は、集会場にあるものも十分使えるだろうから。
[でも手伝ってもらうほど、イレーネや、他の人が悪くならないといいなとはそっと心で思いながら。]
とりあえず皆さん、落ち着いて下さい…
というのも無理でしょうけどねえ。
[あいている食器に手を伸ばす。慎重な手つきだった]
だいたい、さっきのギュンターさんの言葉。
いないとわかれば出してくれるんでしたっけ。
そんな内容でしたよね。
本当にいるとは限らないということですよね。
きっと本当に迷惑な寝言なんですよ
ユリアン君、アーベル君、手伝ってくれませんか?
[入り口あたりで立ち止まった二人に声をかけた]
ほら、片付けておかないとまた割りそうですし。
――俺が。
俺が探してるのは、連続殺人犯に殺されちまったかもしれない女の子ですよ、シスター。
死体の見つからなかった娘をそれでも探してくれってのはまあ、親心ってやつだね。
犯人が、伝承の人狼かどうかは知らねえが、俺の住んでる町じゃ実際に死人や行方不明者がごっそり出たんだ。
ん、判った。あんがとねー。
[破片交じりの雑巾をゴミ袋に放り込みつつ、にっこり。
そそっかしいけど気の良い人だなとか思ったとか。
破片を探す振りをして、もう一度室内の面々を見回す。
そうだと決まった訳じゃなくても…やはり探ってしまうのは否めない。]
[振り返って、にっこり、笑みかけた]
――とても大切な、幼馴染?
[場違いに。]
ザフィーア。
君の馬鹿な相方の面倒、見てやってね。
[鴉にも一声かけて、室内に踏み出す]
[肩をすくめる探偵に、こちらもにやりと笑い返し]
もちろん必要だわ。
でも、時期ってものがあるのよー。
今必要なのは怯えさせることじゃなくって、一杯のお茶なの。
大人の男なら、わかるわよねー。
ひっそりと見えないところでどうぞ、ムッシュー。
[きらきらとした茶色の目で、男の双眸を覗き込んだ後、
ナターリエとともにキッチンへ。
スクラップを見止める彼女の声に、小さく袖をつかんで止めた]
[ナターリエの言葉がどうにか届いて。
支えてもらっていた体を自分で起こし直した。
右の肩を抱くように左手を回し、右手は近くに縋って支えて]
ごめんね…頭、痛くて…。
[まだ顔は顰めたままだが、僅か落ち着いてきたのだろうか。
傍に来てくれた人々に向けてそう呟いた]
それは、自分で気をつけてください。
というか、片付けても割りそうです。
[クレメンスの要請に快諾の言葉を返そうとしたが、終わり際を聞いて、突っ込まずにはいられなかった]
まあ、とりあえず、何をどうしてどうすれば?
[シスターのお願いに小さく頷き、視線をイレーネに戻す途中でマテウスの呟きを耳にした]
確かに言うとおりですね。
人狼なんて伝承に近いでしょうし、少なくとも近年と呼ばれる年代に人狼が発生したという話は私は聞いた事がありません。
できれば、詳しい説明をお願いしたいですね。
[そう牽制のように大き目の声ではっきりと発言してから、とりあえずイレーネを横にすべきだろうと考えた]
ブリジットさん、とりあえずイレーネさんを横にして気分を落ちつかせましょう。
個室に……と言いたいですが、今後の話し合いもあるでしょうし、一旦ソファに横になっていただきましょうか?
[言葉を無くした理由は、広間の状況もあるけれど、それ以上に。
意識に響く、知らぬ声への戸惑いが大きくて]
はじめて……とか、無理、とか。
一体何なんだよ……。
[返すコエは、やや震えていたかも知れず。
それでも、名を問われれば]
……俺は…………。
[アーベル、と言いかけて。
何故か、コトバは途切れて]
……ヴィント?
[疑問系になったのは、そのコトバが唐突に浮かんだから]
[避けられた手は、そのままに。][無理に触れる理由もないので。]
[涙を見れば驚いたように。]
[慌てて持っていたハンカチを落とし手に握らせた。]
[自分と同じように、何かしら衝撃を受けたのだろうかと。]
[そんな事を思いながら。]
[木箱を肩に背負ったまま食器を片付け、バタバタしている中邪魔にならないように移動をして広間に戻ってくると、自然と視線はハインリヒが出したのだろう、テーブルに開かれいるノートだが]
単なる連続殺人犯というほうがまだ納得できる…といってもこの人員の中では肩透かし食らった気分だがな
[なんて肩を竦めながら席に着く]
[マテウスやクレメンスの言葉が耳に入る]
・・・そうよね。
人狼の疑惑がかけられたってだけのお話。
全員の無実が証明されれば、きっとすぐに開放されるわ。
[希望的観測に満ちた言葉をつぶやく]
[それにすがりたい気持ちでいっぱいだった]
……。
ユリアン君も酷いですねえ。
君たち二人とも俺に対してどう思ってるんですか。ねえ。
[アーベルとユリアンを見た]
[自分で自分を情けないと思ったのは棚に上げた]
片付けては割りませんけどねえ、一応。
そうそうたくさん割ってたら俺の家には家財は何もなくなりますって。
とりあえず、キッチンに運びましょう
[気を取り直してそう言った]
[エーリッヒはやっぱりうまく掃除をしていると、そちらを見て思った]
[にこり、と笑って向けられた言葉に、一瞬毒気を抜かれたような、そんな面持ちになり]
……さよですか。
[ぽつり、と呟く。
呼びかけられたカラスは、任された、と言わんばかりにカァ、と鳴いて一つ羽ばたいて。
クレメンスの声が聞こえれば、場違いとは思いつつ、妙に気が抜けて。
はいはい、と、言いつつ一つ、頷いた]
[シスターにはこくりと頷いて。]
[ミハエルの語る人狼の伝承、は聞き逃さないようにじっと聞く。]
[そんな事があったんだと。][自分は何も、知らなくて。]
[少しだけ聞き入っていたら、名を呼ばれてはっとして。]
あ、そうですね。
イレーネ、ソファーにまで行ける?
[避けられた経緯があるものだから、触れるのは躊躇われて。]
[触れない程度に近づいて、やはり心配そうに。]
[頭が痛いというので、頭痛に効くものがあっただろうかと、大袋を開きながら。]
そいつはどうかな。
人狼って化け物がいるかもしれねえ、なんていうヨタ話に怯えるのと、連続殺人犯が紛れ込んでるかもしれねえって話と、どっちがマシかってのは人によると思うぜ?
なんにも起こってないんだと思い込みたいってのは判るがな。
[男は、笑みを消さないままでアマンダに告げた。けれど閉じられたスクラップブックはそのままナップザックに戻す]
まあ、情報が欲しくなったら言ってくれ。
[ゴミ袋をさっさと片付けて、広間へと戻ってくる。]
まー、あれだよね。
こうやって数日お泊りしてさ、何事も無けりゃ返してくれるんじゃない?
誰も悪い人は居ませんでした、って。
[不安がる面々を安心させようと、割と明るい声で言う。]
[間の抜けた男。
という答えが浮かんだが、言わないでおくことする]
……了解しました、と。
[体調の悪そうな者も見えたが、多くの人間がかかっても、仕方ないだろう。
かと言って、こちらに大勢の手数が必要かも疑問だったが、彼に任せるのは不安なのは確かだ。どうしようもなく]
研究生 エーリッヒは、ランプ屋 イレーネ を能力(占う)の対象に選びました。
そうですよ。
すぐ解放してくれますよ
[いいながら、食器を重ねた]
[数枚でやめておく]
…持ってきてくれると助かります。
ほら、独り暮らしですからねえ、俺は。
こんなたくさんの食器を一度に片付けることなんてないもので。
[アマンダに促されるようにキッチンへ]
あ、あの、すみません…わたくし…
皆さんが不安な所にあんなことを…。
[恐らくはアマンダが気にかけたであろう事に謝罪をして、
お茶を入れる準備を始めようと]
/中/
はい、頑張ります。
希望したのに変な動きしたら申し訳なさ過ぎて(がくがく
ですねぇ<役職者さんの動き
あ、ええと、私は1人格目のブリジットが、自分が人狼である事に気がついて、5人格目(仮称・闇)が起きて狂い暴れまわるという流れにする予定です。
誰かに殺してもらうの前提にしてたりとかそんn(ぁ
なんで、場合によっては生き残りも可能ですが、多分、私のが先になるかも…と。
潜りすぎは了解です。難しそうですが…が、がんばりまー。
[他で交わされる会話には殆ど反応せず。
聞こえても頭痛がその意味を正確には捉えさせずにいた。
もし聞こえていたら、この程度では済まなかったことだろう]
…うん、そのくらい、なら。
ごめん、なさい…。
[ブリジットの呼びかけには小さく頷いて。
ふらつく足取りでどうにか立ち上がり、ソファーの方を向く]
[どう思ってる、と。
言われた所で、返せるのは限られた言葉なのだけれど]
ま、体調不良の横にぞろぞろいるのも、落ち着かねぇもんだしな。
[そんな呟きを漏らしつつ、要請された通り、皿の片付けを手伝う。
こちらは慣れたものなのか、手際も良く]
[最も不信感は拭えないでいる。説明できない部分があること。それとここに来た時に弾いて出したコインの結果によるものか。
だがおおむねアマンダがいっているように今は騒ぎ立てる状態ではないと思っていて、ひっそりと感謝しつつ、場を制するようにいうミハエルの言葉に]
ああ、吸血鬼だとか、墓を荒らす魔術師だとか。海に人を引きずりこむ半漁人だとか。そんな話はごろごろ転がっているしな。そんな確証のない類の適当なもんだと思うんだがな
などといったところで、隔離されてる状況などは変わらないけどもな
[シスターの問いに、男は頷いた]
ああ、随分な数だ。10人は下らねえだろうな。
とはいえ、正直、どさくさに紛れた模倣犯やら、家出人やらも被害者の数に混ざり込んじまってる可能性は否定できねえ。
だからこそ、俺も、依頼を受けたわけだし。
[さすがに確実に死んでいると判っている人間の捜索では仕事にならないと、肩をすくめる]
[男がスクラップをしまうと、きょろりと周りを見て]
何も起こってないでしょ?
今、実際。
無駄に子どもを怯えさせる必要がないと思うだけ。
急いてはことを仕損じるって、
あなたの職業が一番よく知ってるんじゃないかと思うけど。
[……そう思いたいっていう気持ちが無意識に、出たのかもしれないけどね。彼にだけ聞こえるようにそう呟いてから]
そうね。必要になったら聞きに行くわ。
あ…すみま、せん。
[差し出されたミハエルの手を借りて。
フラフラする足元に難儀しながらもソファーへと移動した。
もたれかかるように力を抜いて再び目を閉じる。
ブリジットのハンカチと膝に掛けていた上着を胸に。
肩を抱きかかえるようにしながら]
[イレーネの動きに、少し寒いのかと思うとさっきまでハインリヒが使っていた毛布を手にすると、膝の上にそっとかけた]
大丈夫ですか?
無理はいけませんよ?
[ナターリエとともにキッチンへ向かう。
お湯を沸かそうと薬缶を火に掛けてから、にかっと笑う]
ううん、気にすることないわ。
勇気を出してさっきのこと、口にしたんでしょうに、
その場をごまかすみたいにして、ごめんね。
……コーヒーと紅茶と、両方用意していけばいいかな。
男の人はコーヒーのほうが好きだし。
[小さな瞳の奥で、茶色の光がきらきらと輝いた]
[キッチンに立ちながら、クレメンスに少し場を譲り]
いえ、あの置いておいてくだされば、まとめて洗っておきますよ?
[とだけ答える。
その背にハインリヒの返答を受け、それには答えずに]
『わたくしにできるのは、ただ何も無いように祈るだけ』
[と聞こえない声で呟く]
とりあえず、俺はお呼びじゃないようだ。早々に退散するとしますかね。
[こんな時、日常に帰ろうとするのは人の防衛本能というやつだ。すでに日常を持たない男には無縁の衝動ではあったが]
ま、身辺には十分注意しなよ。
[アマンダには、もう一度そう言って、*男は二階へと姿を消した*]
/中/
はい、希望変えた聖痕者いただきました。
他に希望してた方がいたらごめんなさいですよ?
そしてついつい不調ロールにしてしまった自分。
えーと。途中で眠らせようかしら。
上着と腕が落ちると肩の朱色が見えるとか。
クドい、とか感じられてたらそれもごめんなさいと。
…いつもながらに謝ってばかりだなぁ(溜息
いやぁ、シスターに洗わせてしまうのは申し訳ないですよ。
せっかく飲み物もいれて下さっているようですし。
…でもこんなに人がいると、やっぱり邪魔ですよねえ。
どうしましょう?
[一緒に運んできてくれたユリアンとアーベルを見る]
ヴィントの兄さんネ。はいはい覚えましたよっと。
っは、にしても…
[赤く軽い意識が、表の方を向く。]
[捕らえたと、もしここに顔があれば、にぃと三日月のような笑みを浮かべるだろうか。]
兄さん、たぁねぇ。
[面白くて仕方ないというように。]
[それでも悪いと思ったのか。][押し殺すように忍び笑う声は漏れ聞こえて。]
[アーベル、否、ヴィントの戸惑いが、面白いといった様子で。]
[くっくっと、低く笑うのは猩。][彼にもヴィントが何者であるかは理解できて。]
何故貴様が今、この場で、"目覚めた"のかは知らん。
が。
ブリジットが知ったら、何と言うだろうな。
[くっくっと、低い笑いは止まらない。]
コーヒーより紅茶がいいっ
[大人しく待機していたのだが、キッチンから聞こえた声に、咄嗟に反応してしまった。
そんな場合じゃないと思いながらも、口から言葉は滑り出る]
銘柄、なんですか?
蜂蜜が合う奴だといいなあ。
[そこまで言って、悩んでいる様子のクレメンスを見て]
飲み物を御二人に淹れてもらって、運んでいる間に、
僕らが洗えばいいんじゃないですか。
[素早く遮るように明るい声が。]
旦那ぁ、それは言いっ子ナシデスヨ。
ブリスの嬢ちゃんはなーんも、知らないままで居てもらわないと。
俺が居る意味、無くなっちまうじゃねーですか。
[おどけたように、首を竦めるような、そんな声。]
ありがとう…。
[毛布を掛けてくれたミハエルに無理にも微笑みかける。
寒さを感じたわけではないが、温もりはどこか安心を呼んで。
少しずつ頭痛も治まってきたか。
…人狼に関する会話から少しでも遠ざかれば]
[こちらを見て笑うアマンダに吊られるように笑いが零れ。
だけどやはりどこか申し訳無さそうに]
でも、やはり不適切と思います。
イレーネさんの事も多少は影響している気がしますし…。
こういうときに率先して皆さんを落ち着かせるのも修道女としての役目ですのに。
[昔から向いていないといわれるんです、と零して]
そうですね、コーヒーも用意した方がいいかもしれません。
と行っても、わたくしは上手く淹れる自信がありませんけど…。
[そういいながらも用意だけはして]
とと…!
[転びかけるアマンダに手を伸ばす――といってもその手には皿が]
[つまりどうなるか]
[――哀れ皿は音を立てて落ちた]
[代わりにその手は、アマンダの体を支えよう]
……どうしましょう、って。
[クレメンスに問われて、どこか困ったように]
お茶の準備が終わるの待って、それから、片付けるしかないんじゃ?
[女性たちにやらせるという意識はない、というよりは。
何かしていたい、という気持ちが強いのだけれど。
……と、言っている矢先の破壊音に、あーあ、とため息をついて]
二人とも、無事?
/*
や、あんまり気を張らない方がっ!(過去にそれで失敗しまくってるので)
第五人格覚醒ですか。
覚醒の切欠は、縁故者襲撃だと綺麗かな、それだと。
俺は赤だと残され体質なので、今からLW覚悟してます、はい。
団長襲撃で覚醒して、それでも幼馴染は喰いたくなくてじたばたしそうな予感が。
とにかく、寡黙吊りされないように、動きまわりましょーか。
狼初回寡黙吊りは、霊能さんにもダメージ大きいし。
狂信さんは、立ち位置によっては動きにくいかもしれないし、2日目の占結果次第ですけど、さくさく動いた方がいいかなー。
*/
数日のお泊り・・・ね。
ふふ、いろんな経歴の人たちが集まったのも何かの縁ね。
めったにできない経験だし、開放される時まで楽しんだ方が得かしら。
[エーリッヒの言葉を聞いて、少し気が楽になった][小さく笑う]
[ふと、昔自分が泣いていた時によく慰めてくれた少年のことを思い出した]
ちょっぴり、雰囲気似てるかしら。
[エーリッヒの顔を見つめていた]
[交互に呼びかけてくるコエ。
それが何か、未だ理解できていない状況では、それはノイズのようにも響いて。
それでも、低い声が紡いだ名に]
……え……ブリス?
それ、どういう……コト?
[コエに織り込まれるのは、戸惑いの響き]
[アーベルが戻ってきて何もなかったということは、追い返されたのだろう。
場を落ち着かすなどについては自分は役には立たないと割り切って、ある程度落ち着いたのを確認し、二階へといったハインリヒを目で追った後。考える
連続殺人犯にせよ。人狼にせよ。もしくはそのほかの全く別なものにせよ。何か危険があるならば回避に努めるというだけであるし、何よりわからない状態は気味が悪く。気分が悪いし、隔離されて喜ぶような趣味など持ち合わせていない]
自衛団が能無しだっただけなら、待ってて何もなければ解放されるんだろうけどな
[だがそれにしては13人もの人間を隔離など大袈裟すぎる。とは思ってはいるが、表に出せる言葉はそれだけで]
りょーかい!
とびっきりにがーーーいのを準備してあげるわー!
[広間から聞こえてきたその声に、元気良く怒鳴り返す。
それから視線をナターリエに戻して]
いつか、本当はこなければいいけど……。
人狼について、過去をきくことがあるかもしれないわ。
子どもたちを守りたいから、そうしたら、
……教えてくださ……んぎゃ?!
[少し動いた瞬間、クレメンスの足にひっかかり、
彼女は助けられたけれども、その代償は大きかった。]
ああー。あああー。ああああー。
……あーめん?
[足元に、無残な皿たち]
[ミハエルの手を借りてソファーへと座るイレーネを見送り。]
[袋の中から、呉茱萸湯を取り出して。]
[ポットに用意してあったお湯を少し冷まし白湯にして、空いたカップへと注ぎ盆の上にのせてイレーネの膝上に持ってくる。]
一応、頭痛薬飲む?
…苦いけど。
[最後の台詞はぼそりと。]
そうですねぇ…
アーメンですねぇ……
…やったのが久々だと言っても信じてはくれませんよねえ
[遠い目の言葉は、アーベルとユリアンに向いて]
あ、はい、お水ですか?
[ミハエルの申し出に頷くもののキッチンは立て込んでいて。
それでもどうにか二つのコップをミハエルに渡す]
落とさないように気をつけてくださいね?
[多分、彼にはその心配は無用だろう]
・・・あら?
大丈夫かしら。
[破壊音が聞こえてきた方向へと目を向けた]
[キッチンを覗きに行こうか考える]
[人が大勢いるはずだから平気かなと結論づけた]
あ、いえ、わたくしの知っていることでお役に立てるなら…。
と言っても、もうずっと昔の話ですから……
大丈夫ですか?
[声を掛けたときには既に惨状が広がっていた]
[ソファーに横たわる少女に、金髪の彼が毛布をかけてやるのを眺めて。
何かがどっかで引っかかっている。
泣き声と
赤い色と…]
…んー…具合悪い子とか、返してもらうとか出来ないの…っ!
[またも響いた派手な音に、残りの破片を拾っていた指が思わず滑った。
人差し指を切り裂く白い陶器の欠片は、まるで牙のようで。]
…っわ……何コレ、人に注意しといて自分でやってるとかナイわ、うん。
[ぽたり、ぽたりと滴る真紅。]
…う。
[ブリジットの言葉の最後に詰まる。
頭痛は酷くてどうにかして欲しいけれど。
薬の苦いのは本当に嫌いなのだ。どうしても慣れない]
…うー…。
[唸るばかりで決心がなかなかつかずに]
中/
全員が一辺に居ると見事に混乱してしまう。
まあ元々絡みづらそうなキャラだし適当に適当に。
といっても守護者なんだけどね
苦いのは嫌ですそんな愛は要りません。
[アマンダの大声に、思わず早口で答えていた。
最近、脊髄反射が多い気がする]
とりあえず、破片には触らないで下さいね。
くれぐれも。
[主に誰に向けて言ったかは、言うまでもない。
まだ片されていなかった箒を手にしてキッチンに入り、さっさと片付ける。躊躇っている時間のほうが無駄だ]
ゴミ捨ては、アーくんよろしく。
俺は、大丈夫です。
[シスターの言葉にも、真剣にそれだけを言った]
…うん、ええと。
この場合、飲み物が優先なんですかね
それとも片づけが優先なんですかね。
片付けの方が安全だとは思いますが
途中まで用意してある飲み物も捨てがたい…
ありがとクレメンス。大丈夫よ。
そっちも怪我がないなら、よかったわ。
のんぷろぶれむアーベル。
できればこれ片付けてくれると嬉しいわ。
シスターの言うとおり、洗わないで済んだわねー。
あっはっはっは!
[からからと笑いつつ、息を吐いた。
やはり自分も、緊張をしているのかもしれないと、情けない]
[職業柄故、鼻は効く方で。]
無理して飲まなくてもいいけど…。
[と言いながらも、盆はイレーネの膝の上に、無情にも置いたままにして。]
[過敏に血の匂いを嗅ぎ取り、大袋から蒲の塗り薬と清潔な布を取り出し。][エーリッヒへと近づいて。]
怪我しました?
ええと、塗り薬…使いますか?
[遠慮がちに尋ねて。]
いやぁ。
ユリアン君は早いですね。
よく落としたりしたんでしょうか。
[本人に聞こえたら盛大な否定が返りそうだ]
[それからアマンダを見る]
いえいえ、あなたも怪我がないなら。
本当にすみません、食器を駄目にしてしまいまして。
レディ、向こうでお休みになりますか?
…ユリアン君の代わりに俺が苦いコーヒーをいただきましょう
[少し固いアマンダに、にこりと笑う]
[ありがとう。とシスターにお礼を述べると、...は水を持ってブリジットとイレーネの元に戻った。
そこでイレーネが薬を飲むか飲まないか迷っている様子に苦笑した]
(そういえば……)
[と、胸のポケッを漁ると、数枚入りのオブラートが出てきた]
ブリジットさん、これを使ってください。少々古いですがまだ利用期限内の筈ですので。
[そう言ってオブラートを差し出すと同時に、水も差し出した]
イレーネさんも心配ですが、貴方もどこか辛そうです。これでも飲んで一息ついてください。
あ、もしかして紅茶の方が良かったですか?
それならすぐに淹れてきますが……。
[そういうや早いか、踵を返しそうになっている]
/中/
は、はーいっ。ガンバリマス。
あ、ですね。ならクレメンスさんかアマンダさんあたりを想定しつつ。
他に仲良くなった方が居たらそちらの方でもいいでしょうし。
アベル食べれないんだもん(爆
スイマセン後は宜しくお願いします(今からー
リディとユリアンと頑張って残っててください(おま
ああ、そうですね…<霊能者さん
表で颯爽と寡黙位置に居る自分がいたりしますが(真顔
が、がんばりm
クレメンスさんが“また”ドジしただけだから気にしないでー……
って、何やってますか、今度は。
直接、手で拾わない!
[とは言え、そちらの方にはノーラやブリジットがかかっているようだったから、注意の言葉を投げただけ。
気分が悪いのか、眉を寄せているイレーネへと歩み寄る]
大丈夫ー?
[緊張感の無い声で、ひらひらと手を振ってみた]
ん、りょーかい。
[てきぱきと動くユリアンの意見には反対する必然もなく。
集められた破片の入った袋を手に、勝手口へ]
……や、そーゆー問題違うから。
[やけに朗らかなアマンダには一応突っ込みを入れて]
……薪小屋の辺りにでも、出しとくか。
[呟きと共に、外へ。
夜気が冷たくて心地よい、と浸りこむのは程ほどにしておいた]
[ブリジットの早業に感心している]
ブリジットさんに任せておけば大丈夫ね。
[周囲に散った破片を集めるために、新しい雑巾を取りにキッチンへ向かう]
[かちゃかちゃと音を立てながら飲み物の仕度を続ける。
教会では「余計な物音を立てない」と言う約束があるのだが]
[やはり、平静ではいられないのかも知れない]
いやぁ、うん…ついうっかり。
たいしたこっちゃないから、多分。
…ちょーっと切っただけ……
すんません、やっぱ痛いです。
[ごまかして止血しようとしたが、意外に深く。
観念して駆け寄ってきた女性に左手を診せる。
…こんなこと、どっかであった気もして。]
あぁ、うん。使った方がいいかも…。ありがとね。
[女性の水仕事で多少冷えた滑らかな指先の感触の気恥ずかしさから目をそらしつつ、薬を出してきた少女に礼を。]
さーぁ?そいつぁ自分で考えたらすぐ分かるこってすよ。
[ヴィンスの戸惑いには応えない。][あくまで楽しく、楽しく。]
[からかう様に、より、イラつかせるように。]
[彼に、彼らにとって。この状況は好ましくはない物ではあったが。]
[今更、何を言っても始まらない。]
[むしろ今まで、気づかれなかった事が逆に奇跡でもあり。]
[だから少なくとも、グリスは楽しむ事を決め込んだ。]
[神父が怪我をしたと周囲が騒いだので、自分もそちらに向かおうと思ったとき、先にブリジットが動いたのを見て近くの椅子に腰を下ろした。
怪我の度合いにもよるが先の食器を落とした程度では人数が多くても邪魔になるだけなのは、いくつか現場を見てきて理解していたからだ]
(でも、とりあえずみんな落ち着いてきたみたいだ)
[ギュンターの人狼の発表のときに比べて、空気が穏やかになっているのが感じられる。それは村の人々が自分のやるべきことと見るべき方向性をしっかり理解しているだろうと感じて、領主の息子である自分にはない強さだなぁと純粋に感心した]
…頭、痛くて。
[再び強くなった痛みに顔を顰めたままユリアンに答える]
でも、苦い薬、は、嫌い…。
[ミハエルとブリジットの間でやり取りされるオブラートに気がつけば、じーっとそれを見たりして]
あ、アーベル君、すみませんね。
…あ。
さっきエーリッヒ君、でしたっけ。が片付けたのも…
[しかし彼の姿は先に]
行ってしまいましたねぇ。
まあ後で片付ければいいですか、ね。
……
[しかし広間からノーラがやってきて、なんとなく事情を把握した]
[ユリアンの声も届いていたし]
片付けてきます。
アマンダさん、ええと、お気をつけて。
足をかけてしまうことになった俺の言うことじゃないのかもしれませんが。
[ユリアンの脊髄反射のような即答にぷっと吹き出した]
片付けありがとう。
お礼にちゃんと甘い紅茶をいれてあげるわ。
[そう言って、レモン入りの蜂蜜瓶を、横に準備する。
ナターリエの言葉には]
シスターもありがとう、私は大丈夫よ。
ごめんね、言いたくなんかないだろうし。
万が一、万が一よ。
[ポットをあらかじめ温めようと、薬缶から湯を注ぎいれ]
[それから片付けられたゴミ袋を手にした]
ええと、危険物とか…
書かなくてもいいですかねえ。
[勝手口とゴミ袋(中身は破片)を見比べた]
[少女の指は柔らかく温かくて、こっちもこっちで気恥ずかしいとも思いつつも、大人しく手当てを受けるわけで。]
…っ、いや大丈夫。
あー…そこちょっとキツい……。
[包帯を巻いてもらったりとか。]
研究生 エーリッヒは、未亡人 ノーラ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
一番食べられて美味しい所が食べられなくて申し訳ない。
は、さておき、あとは聖痕者とかもどう動くか、かな。
守護者が縁故キャラなら、GJ出させて相打ち狙いも美味しいんだけど。
多弁多いから、ちょっとペース落ちると埋もれるのは、仕方ないとも(汗)。
発言数維持が辛いようなら、二日目辺りでさくさくと表に出るのもありですしね。
俺の覚醒に影響されて、って感じで。
*/
ええありがとう、でも大丈夫よ。
食器は所詮村のだからねー、気にすることないない。
[にかりと、朗らかな笑みを浮かべて、クレメンスの気遣いに礼を言った]
ほんとに苦くは淹れてないわよー。
クレメンスはコーヒー党?
[肩を軽くすくめて、ユリアンの背中を見送り、
立ち代りに戻ったノーラに視線を向ける]
[じっと手元にあるオブラートを見られている。
そう気付いたのはイレーネの視線の先がおかしいと感じたからだ。
頭痛薬が苦いのが嫌だと口にしていたところに、話に出ていた件のオブラートが出てきたのであれば、興味はあるのだろう]
……使ってみます?
[ブリジットではなく、使用者になるイレーネにそう問いかけてみた]
風邪でも引いた?
……ってこともないか。
[苦痛を訴える表情に、深い青の瞳を覗き込むにして、眉を寄せる]
ああ、確かに、苦いのは嫌だよね……
って、あれ、オブラートって奴?
[問いを投げるミハエルと彼女を見比べて、どうする?と首を傾げた]
考えろって、言われても……。
[そもそもの状況が理解できていないのに、と。
素直に伝えるのをためらったのは、相手の物言いのためだろうか]
……わけ、わかんない……。
そもそも、アンタら……『ナニ』?
[相手が何か、と問う形は取っているものの。
知りたいのは、自分が何か、どうなっているのか、という事なのは、恐らく伝わるだろう]
[エーリッヒの指の先に唇をよせ、刺さったままの陶器を血ごと吸い、取り出して。]
[予備にと持っていたハンカチにそれを出し、包んでしまいこむ。]
[そうして丁寧に傷ついた箇所を薬をつけた布で押さえ、少々強い力で指先を巻き取る。]
[きついといわれればすまなそうに、ほんの少しだけ緩め。][でもきっと、大してかわらない。]
すみません、少し強めにしないと、血が止まるのが遅くなるから。
[そう申し訳無さそうに言いながら、ようやく撒き終え手を離す。]
[エーリッヒの治療が終わると、ミハエルに話しかけられて。]
[差し出したオブラートには、目を瞬かせて。]
これが、オブラートなんですか?
[薄くて白い紙のようなものを手に取り、しげしげと瞬き眺めながら。]
[水を渡されれば一瞬、きょとり。]
[告げられた言葉には、ぁ、と小さく。][薬師が逆に気遣われて少々申し訳無さそうに。]
[クレメンスに大丈夫とは言ったが、実際は自分もかなり、頭のどこかが揺れているような感覚が残っていたり。]
[ありがとうございますと、お礼を言う前に紅茶を入れに戻ったミハエルの背を見送り、小さく笑んだ。]
[そしてオブラートを持って、イレーネの元へ]
─集会所裏・薪小屋前─
[呼びかける声に、ふと我に返る。
外に出たらつい、ぼんやりとしてしまったらしい]
あー……こっちですよー、薪小屋のとこー。
[ユリアンが手際よく掃除をするのに感心して]
わたくしも、もっと手際よくできればいいのでしょうけど…。
[実際、飲み物を用意する手つきもちょっと危うい。
ゴミを捨てに行く人には]
お気をつけて。
[と言葉を添えたが、何に気をつけるのかは本人次第だろう]
いいえ、アマンダさんもこんな時なのに気を遣っていただいてすみません。
そうですね、何も起きないのが一番良いのですけど。
ああ、さっき俺がぶつ…
[あんまり名誉ではなかった]
[だから口にはしなかった]
[そのままそちらに進む]
―集会所裏・薪小屋前―
いやぁ。
こっちも片付けなければいけませんと思いまして。
しばらくここ使いそうにないですし、置いておけばいいですかね?
/中/
いいえー。むしろこれはこれで美味しい美味しい。というか笑える(何
まだ表の動きは何にも見えてきませんね。
イレーネが若干、何者か、程度かなぁ…後は探偵さんとか。
勘だらけですがっ。
ですねー。まだ3日目まではまったり、でいいのかなぁ…いいといいなぁ(弱気
あい、それも想定しつつ表頑張ってきますっ。
…使って、みます。
[頭痛が酷いのも間違いなくて。
まるで救い主であるかのようにミハエルを見た。
ユリアンにも小さく頷いて。…走った痛みに情けない顔になった]
あー……他にも、割れたのあったんだっけ。
[クレメンスの言葉に、今思い出した、とでも言いたげな口調で言って]
ま、外に出しておくよりは、しまっといた方がいいだろね。
あ、でも、わかるようにしといたら、片付けて……。
[言いつつ、蒼の瞳はふと、闇の奥へ]
……くれるわきゃ、ないか。
…あぁ、うん…ありがと。
[指先に残った唇の柔らかな感触は、すぐさま痛みと圧迫感に掻き消されて。
礼を言いながら呆然と少女を見送る。]
[ユリアンも苦いのが苦手と言っていたので興味があるのかこちらを見ている]
つい先日、北の薬の製造が盛んな国と売買のやり取りがありまして、その時にサンプルの一つとして頂いていたんです。
さっきは話していても思い出さなかったんですが、胸ポケットに入れていたのを思い出したので。
何枚かあるので、薬を必要のときにユリアンさんも使ってみてください。
道具や薬は使われてこそ意味がありますから。
[また水を受け取るや少し複雑そうな表情をしたブリジットにも少し微笑んで見せた]
……こういう時だから、少しくらい普段と違っても誰も文句は言いませんよ。それより、どうやらしばらくここで生活する事になりそうですし、しっかり休んでのんびりしましょう。
だって、ここから出られないとしても、今居る人達が人狼とは思えませんし、それなら無実が証明されるまでちょっと変わった休暇。って思って。
ね?
[普段はもう少し敬語染みた言い回しをするが、疲れている時に硬い言葉は不要と判断し、少しだけ砕けた言い回しと表情を作って見せた]
[介抱するものされるもの。お茶を淹れにいったもの。それらを眺めていたが必要だとは思えないので席に座ったままでいた
自分の顔や重低音の声色は脅すためには都合がいいだろうがこういうときには役にはたつこともないだろうし、さほど役に立たなければならない理由もない。あくまでどちらかといえば。程度のことであって]
事件なぁ。起きるんならとっくに起きてもいい気もするがな。
少なくとも一日泊まったんだしな
[それよりも人身御供のような扱いをする自衛団には腹が立ち、木箱を背負うとすたすたと誰に挨拶をするでもなく広間を後にしようとする]
研究生 エーリッヒは、小説家 ブリジット を能力(占う)の対象に選びました。
[未だ薬と頭の中で格闘中なイレーネに、ミハエルから貰ったオブラートを1枚取り、薬の上に置く。][ひょっとしたら重なって2枚置いたかもしれないが。]
これ、オブラートだって。ミハエルさんから。
良かったら使ってみて。
[正直、オブラートがどんなものなのかは正確には分かっていないので。]
[先に自分が使ったほうがいいだろうかと思いつつも。]
[貴重なモノなのでなかなかそれも出来ずに。][ほんの少し興味も向けながら。]
[手を伸ばしてそれを受け取ろうとすれば。
抱えていた上着がずり落ちて、服の胸元に引っかかる。
近くに居た者は気付いただろうか。
僅かに開いたその隙間から垣間見える、
右の肩に浮かび上がった、朱色に]
[キッチンへ入っていく]
[陶芸家に視線を向けられた]
あの、さっき何かが割れる音がしましたけど、平気でしたか?
お怪我されないように、気をつけてくださいね。
・・・わたしが言うのもなんですけれど。
[床に視線を向ける][自嘲気味に笑う]
ありましたねえ。
――アーベル君?
[その様子に首を捻り]
片付けてはくれると思いますけどねえ。
まあそればっかりはわかりません。
[にこりと笑って]
片付けてくれないとでもいったら、脅しでもなんでもしてみましょうかねえ?
…ほら、ここにある食器を全部割るぞとか。
……本当、辛そうだねえ。
[アーベルを真似て、イレーネへの頭へと手が伸ばしかけ、……そう言えば痛むのは頭だったかと、止める。物理的な痛みではないにせよ、刺激を与えるのはよくないのかも、なんて思って]
必要ないのが一番なんですけれどね。
お心遣い、感謝します。
[ミハエルには、苦笑交じりに返した。
――人狼。
お婆の話が蘇って、あまりいい気分ではなかったが、それは表には出さないようにした。彼に不満を述べても、仕方ないのだ]
ええ。昔から言うしね。
備えあれば、うれしいなー。って。
[真剣に頷く表情とふざけた言葉が、見合わない。
ふわり、紅茶の香り。]
だから、大人の間でそれを話すのは構わないと思うの。
でも、子どもたちには、あんまり怖い思いさせたくないよね。
大人の身勝手かもしれないけどさ。
/中/
ちょっと悩んだけれど、サクッとCO。
もう少し先延ばししようかとも考えたのですが、能力者COは(特に聖痕は)早目がいいのかなぁと思って。
さて、他の人々はどう出てきますかね?
なんか、ばたばたしてたから、気づかなかった。
[それは、普段の彼の集中力や観察力からすれば、珍しい事ではあるのだが]
それで片付けてくれるような、殊勝な連中かよ……。
それこそ、「貴重な犠牲」で、済まされるのがオチだって。
あ、丁度いいところに。
茶器を広間に運ぶの、手伝ってもらえないかしら。
[キッチンに入ってきたノーラに、そう声をかけて]
ちょっと足をひっかけて、お皿が割れちゃってね。
でもおかげさまで洗わずに済んだわ。あっはっは。
気をつけるわ。ありがと。
[簡単に汗だけ流して浴場を後にする。気分ではないというのもあるが、木箱だけは離さず持っていたがあまり無防備な状態でいたくない点や、単純に寒いからなど色々あったわけだが、その後広間に帰る気もなんとなく起きずに自室に戻っていって]
―二階・自室―
[荷物を寝床の近くに置いて。ふと考える
落ち着いたようではあるが根本的には何も解決していない。]
しかし、なぜ自衛団の連中は隔離っていう手荒な真似まで取れる。そんな確証なんてどこにあったんだ?
[答えなどここにはないのはわかっていながら疑問をもらし、思考をめぐらせながらも徐々に*眠りについていった*]
何者って、ヴィントの兄さん。
[くすくすと笑う。][高い声が、低い声が。]
[まるで嘲笑うかのように。]
[まるで試すかのように。]
[響く声は二重に踊り。]
[陶芸家とシスターが真面目そうな話をしているのが見えた]
[所在無げに雑巾を探している][陶芸家から声をかけられる]
ええ、わかりました。
[おかげで洗わずに、と笑われると苦笑い]
[不思議と憎めない人だなあ、と思う][陶芸家の顔を眺め]
[茶器を広間に運ぶなら、その手伝いをする]
[受け取ったオブラートに薬を包んで。
意を決して飲み込んだ。多目の水と一緒に]
…本当に、苦く、無い。
[驚いたように呟く。
信じてはいたものの未知の物である以上、一抹の不安はあって]
これで、落ち着く、かな…?
[ユリアンを見上げて小さく笑う。その程度の余裕は出来た。
瞬いている様子には少しだけ首を傾げて]
すみませんねえ、余計な仕事を増やしてしまいまして。
本当に、情けないことです。はい。
[アーベルを見る]
いやいや、これくらいは片付けてくれるでしょうよ。
一応人道的にね。
ほら、まだ容疑ですし?
幾らあの人たちでも、けっこうな金額の皿たちを落とすのを見逃すとは思えませんよ。
だからほら、気を楽に持ちましょう。
[薬師の少女の行った先を呆然と眺めて、
寝かされていた少女が身を起こすのを目にする。]
…赤の……スティグマ。
マジかよ、師匠。
[それを見たまま、呆然と呟く。
包帯を巻かれた左手は無意識に、胸ポケットの手帳を押さえた。]
……また、疲れてるのかな。
[目を擦る。
けれどぼやけた視界から、その色は抜け落ちなかった。
あったとして、もう隠れているのかもしれないが、焼きついて、離れない。昨晩見た、華を添える紅とは異なる、朱色――]
ん? ああ。
……苦くないんだ? それは、いいな。
文明の進歩って、素敵。
[冗談めかして、笑ってみせた]
そうですね、特にイレーネさんには気をつけてあげないと…。
…といって子供だから、と言うわけにも行かないのでしょうね、きっと。
なんて、暗く考えちゃいけませんわね。
[そう言って笑って]
……え?
[聞こえたコエに、最初に零れたのは、そんなコトバ]
『人狼』……?
じーさんの、言ってた……?
ナニソレ……俺……が?
[それは、全く意識になかった事。
正確には、忘れさせられていた事。
しかし、未だにその認識はなく。
ただ、コエのコトバを。
否定する事は、出来なくて。
困惑が、緋色の意識に満ちてゆく]
……まだ、容疑……ね。
ま、それなら、置いといてみるか。
[どうせ、中には置いとけないし、と呟いて]
気楽にって……ま、今、張り詰めてても仕方ないんだろうけど、さ……。
[続いた言葉の後には、ため息が落ちて]
/*
確かに、この組み合わせは美味しいといえば美味しいですが。
さて、イレーネは朱の聖痕者のようなので。
覚醒をもたらすための襲撃対象には美味しいかも。
占霊守がまだどこにいるか読めないから、そっちの様子も見つつ、展開考えていきますか。
まだ1日目だし、あんまり焦らずに、という事で。
*/
そうですよ、アーベル君。
ほらほら、ええと。亀の甲よりっていうじゃありませんか。
年長者の意見は素直にきくもので――
[破片の入った袋を置いて振り返った矢先にがつんとそこに立っていた棒にぶつかった]
…すから。
とりあえず自衛団の人を呼んできますね。アーベル君は中に戻るといいですよ。
寒くなりますしね。
[苦くないというイレーネの反応に、にこりと笑って]
ええ。私も一度試していますから大丈夫ですよ。もし何かあれば私が責任を持ってその後の相談はさせていただきますし、ね。
[そうイレーネに言って、同じように興味心身だったユリアンへも微笑みかけようとして、唐突に目を擦っている様子が目に入った]
……どうしました?
うん、あたしもイレーネには、気をつけとく。
例の事件の記憶はないらしいけど……。
それがこの場ではむしろ不幸かもしれないわ。
[村の大人たちは知っている、彼女の過去を暗に指し。
茶器を運ぶのを手伝ってくれるノーラに嬉しそうに笑い、
少しわざとらしく腕まくりをした。]
ありがと!
そっち、ちょっと重いから気をつけてね。
[イレーヌが薬を飲んでくれた事にほっと息をついて。]
[肩からちらりと見えた印には、きょとんと瞬いた。]
[一瞬その色から、怪我だと思ったが。][よく見ると違っていて。]
[エーリッヒの声に振り返り、これはスティグマと呼ばれるモノなのかと認識はするが。]
[ソレが何を意味するかは未だに知らぬまま。]
確かに、そう言いはするけど……。
[目の前でがつん、とかやられると、やっぱり突っ込みたくなるわけだが]
あー……連中呼んでくるなら、頼む。
俺だと、まともな話にならんだろうしさ。
[それでも、提案には、一つ、頷いて。
もう一度、夜空を見上げてから、中へと歩き出す]
や。
最近、疲れ目なもので。
[ミハエルに振り返り、肩を竦めてみせた。
嘘は言っていない]
……眼鏡でも、かけるべきでしょうかね。
似合わなさそ。
ユリアンも、疲れて、る?
[目を擦る様子に首を傾げたままそう問いかけて。
こちらに向いているもう一つの視線に気がついた]
……?
[呆然としているエーリッヒの姿に、やはり首を傾げたまま。
最前の言葉が自分を見て発されたものだとは知らずに]
…もし今思い出してしまったら、それこそ傷付くと思うから。
お願いしますね。わたくしも気をつけますから。
[そう言って、運ぶのを手伝うというノーラの申し出をありがたく受けて]
お願いできますか?
[といって自分も残りを運ぼうと]
[確かに今日は唐突なギュンターの説明もあったので疲れているのは間違いない。
...はそれ以上追求せずに、私も同じです。と口にした]
でも、眼鏡は似合うと思いますよ?
ただ、前髪は少し切ったほうがいいかもしれないですけど。
[二人の会話にイレーネの名前が出ているのが気になったが]
[他人の立ち入った話なので、聞かないように努めている]
[シスターにも運ぶのを手伝うよう頼まれた]
ええ、もちろんですわ。
[茶器を運ぼうとする][陶芸家に注意されれば]
はい、気をつけます。
[少し緊張した][落とさないよう力を入れ直した]
…
なんですかその沈黙は。
ええ、いってきますね。
あなたも少し落ち着くんですよ、アーベル君。いくらあの人たちが嫌いでも、あんまり表に出してはみんな驚きますよ?
[アーベルを見送って、一息]
[雪を見てうつむいた口元は見えず]
さて。
自衛団の人にいいますかねえ。
俺が壊したといえば納得するでしょうし?
[小さくわらって、表へと回る]
[話し終わると広間に顔を出しはするものの、*そのまま部屋へと上がった*]
疲れもあるし、お婆譲りもあるかな。
ほら、目悪いから、あの人。
似なくていいところばっかり似るの。
似て欲しいところは似ないのに。
[ミハエルに前髪の事を指摘されて、目にかかりそうな藍色を摘んだ。母親似のこれも、似なくていいものの一つだ]
切り忘れてたんですよねえ……
ついついサボっちゃって。
[片目を瞑りつつ、指に絡めて、くるくると弄る]
そうだ、貴様も。
誇り高き人狼の、末裔。
[否定するヴィントに、己の立場から逃げる事を赦さないとでも言うように。]
[低く低く声は強く。][雑音を交えた声を放つ。]
あー、誇り高いかどうかとか、兄さんの好きなようでいいんですヨ?
ぶっちゃけ俺、人狼だけど人狼じゃないようなモンだし。
[へらりと笑う声に、低い意識が蹴りを入れたような感覚が。]
[猩に蹴られて。][ヴィントの困惑にも。][肩を竦めたような。]
まぁ、俺らの中で、ちゃんと人狼って言えるのは多分、猩の旦那だけですヨ。
[へらへらと笑う意識に。][今度は否定の声は入らなかった。]
[沈黙については、何も言わず。
続いた言葉には、はいはい、と気の無い声を返しておいて]
……別に、連中が嫌いなんじゃねぇよ。
[勝手口の前まで来ると、ぽつり、と呟く]
俺は、ただ……。
これが普段、にもあったら。
楽です、ね。
[ミハエルの言葉に顔を戻し笑みを返す。
相談というのには小さく頷いてみせた]
町って。便利、なのね。
もし、騒ぎが本当なら――
昔のお婆みたいな力があったら、違ったのかな。
[どうせ似るのなら、それがよかった。
もしかすると、その事を期待して呼ばれたのかもしれないが、生憎と僕には、何もなかった。
何の力もない、……子供だ。]
/中/
あはは、すいませんでも頼りないのは否定できず。。
ですね。襲撃対象者の一人にメモメモ。
はい、改めてですが宜しくお願いします。頑張ってきます。
ご苦労かけるかとは思いますが宜しくお願いします。
ハハ。確かに忙しいと忘れがちですよね。私も時折切り忘れてしまって気付いた時には後ろ髪を紐で縛った時期もありました。
[あの時は父に言われて様々な医療・福祉方面の知識を詰め込んでいる最中であった。そのため簡単な運動以外は自宅から外に出ず、半年ほど髪も切りそろえていなかった。
結果、普通に女の子くらいの長さにまで伸びていたのはちょっとした笑い話だ]
[飲み物を広間に運んで]
皆さん、お茶が入りました。
少しは落ち着くと思いますわ。
[そう言って少しでも場をやわらげようと微笑む。
そして自分もまた椅子に腰掛け、紅茶を*口にするだろう*]
[ナターリエの言葉には小さく頷いて、三人で広間に茶器を運ぶ]
コーヒーと紅茶、ほしいほうを言ってね。
[あたためたカップに、所望の飲み物を注いで周り、
ユリアンの紅茶には、たっぷりと蜂蜜をいれてやった]
一休み、しましょー。
『人狼』……俺、が。
[つきり、と。
頭の中に痛みが走るような心地。
それは、考えるな、という警告にも似て]
……わけ、わかんねぇ……よ。
そんなの、いきなり言われても……。
[それは、今まで考えもしなかった事で。
更に、先ほどのやり取りから、良く知る少女も自分と同じ、というのは察しがついて。
軽い混乱が、緋色の意識を満たしてゆく]
確かに町は便利ですが、時々大事なものを忘れてしまって、それでも前に進んでしまっている……。
そんな不思議な感じを受ける事もありますよ。
[それでも薬を問題なく飲めたのは、その町という貿易が盛んであるからこそでもあり……]
でも、便利なら便利らしく、不便な場所に住んでいる人達の手助けを行うべきですからね。
私はそう思いながら仕事をしていますよ。
向こうにいたときには、母が面倒見てくれたんですけれどね。
伸びたら、バンダナに隠せばいいかな、なんて。
[和やかに雑談をしていると、紅茶が運ばれてきた。
芳しい香り。口約通りに入れられる蜂蜜に、思わず手を叩いた]
さすが、レディ=アマンダ!
感謝します。
……なんか、頭、痛くなってきた。
[色々考えすぎてるかな、と。
そんな呟きを漏らしつつ、中へと戻る。
広間に戻り、紅茶を勧められたなら、カップに一杯もらって。
キッチンで、見つけておいたブランデーを足してから]
……俺、先、休む……。
行くぞ、ザフィーア。
[中で待っていた相棒を呼んで。どこかふらつきながら、*二階へと*]
なるほど。
[お婆譲りにはそう呟いて。
続いた言葉には少し悩むように]
うん…多分。
この村に、来てからは、一度も無い、し。
お婆様、は、たまに出かける、けど。
[ついて行かせてもらったことは無い。
そもついて行きたいと思ったこともこれまでは無く。
むしろ行きたく無いと、そう思っていたはずで]
家がいっぱい、並んでいる、のよね。
噴水のある、広場とか、あって。
[けれどその情景は何となく想像ができた。
まるで具体的に見たことがあるかのように]
[二人と共に広間へと茶器を運んだ]
[広間の様子を眺める]
[飲み物の注文があれば、用意するだろう]
[ふと隣で給仕する陶芸家に聞いてみたくなった]
陶芸家さんは、自衛団長のさっきのお話、どう思われますか?
[良い香りが鼻腔を擽る。]
[匂いのするほうへ向けば、アマンダの笑顔と、紅茶と珈琲。]
[それに幾分癒されながら、手にしたままでいた水を喉に流し込み。]
[小さく、一心地。]
[イレーネの様子は気にかかったが。]
[ミハエルやユリアンと会話しているようだし、大丈夫だろうかと思いながら。]
[アマンダの用意した紅茶を、礼をいいながら受け取って。]
[軽く、口につけた。]
そう、なんですか?
…そう、貿易は、大切な…
[ミハエルの言葉に目を瞬く。
何かを思い出そうとして、走った痛みにまた顔を顰め]
…大切な、お仕事、なんですね。
[言いかけていたのとは別の言葉で閉じた。
酷い痛みが少し減ったのは、薬の効果が早くもあったからか]
……ほら、遺伝とか、そういうのもあるだろうから、
うん、ブリジットの腕が悪いんじゃない、よ?
[薬に対する苦手意識が、飲むことを忘却させたのだろうか。
曖昧に、フォローめいた言葉を紡ぐ]
[ナターリエに砂糖の壷をすすめ、ユリアンが喜ぶのを笑って見守ると、自分もカップに口をつけた。]
イレーネは……今薬を飲んだばかりよねー。
お白湯用意したから、これで我慢して。
[マグにあつい白湯を用意して、彼女に手渡した]
/*
表では退席つけつつ、もうちょっと。
俺も赤は久しぶりな上で経験値低いですが、どうぞよろしくお願いします。
取りあえず、4日目くらいにイレーネ落として、その流れで表出れるといいかな、と。
3日目は、俺に現実直視させるために適当に誰か襲撃とか、で。
後は、誰が吊りに上がるか、いつこっちに占いが飛ぶかで考えつつ。
とにかく、赤のpt生かして、色々アイデア出し合っていきましょう。
*/
…はい、先生。
[大人しく頷いてマグカップを受け取った。
けれど勿論、ホカホカの湯気が立つそれはまだ飲めずに]
あったかい。
[両手で抱え、どこかぼうっとした目で白湯を覗き込んでいた]
[見ると数人が自室に戻っていた。混乱は落ち着きを見せていて、一度休めばよりよい相談もできるだろう。
イレーネもまだ辛そうな様子を見せる時もあるが、大分楽になったようだし、ブリジットも落ち着いた雰囲気を見せている。
これなら少し離れても問題ないだろうと、...は席をたった]
大分落ち着いたようですし、私も少し休みます。
何かあれば割り当てられた自室にいますので、呼びに来てください。
[それはイレーネだけではなく、薬師として頑張ろうとしていたブリジットにも聞かせようとした言葉だ。少々大きめに言葉にしてから、彼もまた*自室へと戻った*]
わからない、だらけだな、貴様は。
ならば理解しようと、知ろうとする気はないのか。
[低い声は、呆れたように呟く。]
[スプーンで紅茶をかき混ぜて、一口]
ん、そっか。
そうそう。場所によってはやけにカラフルで、
目を覆いたくなるけれど、大抵はいいセンスしているよ。
広場の噴水は、ついつい、飽きもせずに眺めたりして――
[そう語るイレーネが知らないようには思えず、そして、また何かひっかかりを覚えて、言葉が止まった]
この村も村で、いいんだけれどね。
のどかでさ。
久しぶりに帰ってきて、なんか、ほっとした。
んー。そうね。
ばかみたいって流すこともできないわね。
人狼なんて御伽噺……
って、笑えるような町じゃないわ、ここは。
[視線のすみにイレーネを捕らえると、声をひそめ、カップに目を落とす。ノーラ以外には誰にも聞こえないように。注意を払っているつもりだった。]
あたしたちは「容疑者」。
疑惑を晴らすには、どうしたらいいかしら。
[本人も気づいてはいるのかいないのか、その言葉の中には、「人狼が13人の中にいる」という内容が抜け落ちていた。]
いきなりって言われても、ネェ?
別に俺らがいきなりヴィントの兄さんを人狼にしたわけでも何でもないし。
[彼らにも、ブリジットに馴染み深いアベルが何故、今になってこちら側に顔を出せたのかは分からず。]
[けれども、こちら側のモノであると知った以上、もはや戻れる道がないことだけは、先に知っていたから。]
自分が自分である事を否定したって、キッツイだけですゼ。
受け入れちまいなっせ。
あるいは、ジットの嬢ちゃんみたく、完全に切り離すのもいい。
あっはっは、したらヴィントの兄さんも、俺ら見たく人数増えるんかね?
[そうなったら賑やかだろうねぇと、軽い声は暢気に。]
[小声に対して小声で返す]
そうですね。
人狼の存在は、御伽噺なんかじゃない。
[真剣な表情][顎に指を当てて考え]
疑惑を晴らす方法・・・
そもそもどこからその疑惑が出てきたのかがわからないと、
疑惑の晴らしようはないんじゃないかしら。
自衛団の人に聞いたら教えてもらえるのかしら。
[ユリアンの言葉に、少ししょげていた心は持ち上がる。]
[遺伝で目が悪くなるのは知っていたが。][遺伝で目が痛くなることまでは知らなかったので。]
[そう言うこともあるのかと、それは少し感心したように。]
えっと、それじゃ…うん、別な薬を用意しようかと思ったけど。
やめた方がいいかな。
[曖昧な言葉には、座ったまま、素直に首を傾けて。]
/中/
わーん、慌てて呼び方とかしくじるしくじる。
ログきちんと読めてないっ!
大人が何話してたか分かってないっ!
が、がんばれ自分っ(つд`)
そう、桃色と橙色の、縞の壁、とか。
村じゃ、ありえない、よね。
噴水の、タイルも綺麗、で。
[その不自然さに自分では気付かず。
ユリアンの言葉に頷いて答えてゆく]
そう、ね。
私も、この村が、好き。
[フワリと笑ってそう答えた。
揺らしていた白湯の上の方は冷めてきただろうか。
フーフーと息を吹きかけて少しだけ口を付けた]
理解する……知る……。
[呆れたようなコエを、反芻して]
……考えるだけで、頭、いてぇんだよ……無茶、いわないでくれ……。
[コエは、僅かに掠れて。
続いて投げられた軽いコエの言わんとする所は、本能的には、理解はできていたものの]
……少し、黙って……あっちも、こっちも……ワケ、わかんないコト……多すぎ……。
[唐突に開けた緋色の意識の容認は、自衛団長の言葉を聞いた後では容易ではなく。
以前にかけられた封印の影響もあり。
今は、響くコエへ一時的に拒絶を示すことで、そこから目を逸らそうと*試みて*]
眠くなったら今日は早めに寝なさいね。
[ぼうっとした様子のイレーネにそう声をかけ、
アーベルに紅茶、クレメンスにコーヒーをそれぞれ渡すと、
彼らが部屋を辞すのを見送る。それからノーラに。]
そうね。
錆の出所がわからないと、なんとも言えないわよね。
インチキでないなら、教えてくれるんじゃないかしら。
……むしろ、教えてくれないならインチキだわ。うん。
[ひとり頷く]
アリバイとか、そういうやつなのかしらねえー。
/*
時間的限界につき、こちらも落ちます。
1日目の間は色々とごねてると思うので、好きなだけ揺さぶりかけてくれてOKですので。
取りあえず、2日目にギュンター襲撃に走る理由とかは、色々と考えてきますが、面白そうなネタあったらがじかし出しちゃってください。
*/
あっ、おやすみ、なさい。
ありがとう、ございました。
[ミハエルの声に遅れて気がつけばそう声を掛けて。
アマンダの言葉にはコクリと頷いた]
もう少しだけ、これ、飲んだら…。
[大人の間で小声で交わされている会話には気付いていないようだ]
[ミハエルの声が届き、こくりと頷いて。][気遣われている事には、少し俯いて。]
[申し訳なさと、照れとが混ざり、頬は少し赤かったろうか。]
[お休みなさいと告げて。][気がつけば広間の人数は少なくなっていて。]
[きっとみんな、部屋に戻ったんだろうとは思ったが。]
[つい少しまでの楽しかった雰囲気は、限りなくなくなってしまったようで。]
[それを少し、寂しいと思いながら。]
[何とじぶんはその場に残り、ぼんやりと、体を休めながら会話を聞いていたり、いなかったり。]
[白湯を冷ますイレーネの姿を眺めた]
[また真剣な面持ちになる]
まずは人狼について知ってる知識をみんなで出しあって共有することかしら。
そうでないことを証明していくことができるかもしれないわ。
アリバイ・・・ですか?
起こらない事件には、アリバイは成立しませんわよね。
[この先、何かしらの事件が起こるとは露ほども思っていなかった]
……うん、気遣いだけで十分。
ありがとう。
[良心が痛むと同時に、薬を処方されなかったことに安堵した。
でも、前にもらったのはきちんと飲もう。ブルーベリーなら、苦味とも無縁だろうし、本当に良くなるのなら、それに越したことはない]
/中/
あわわ返事が遅く。
はーい、了解ですよ。お休みなさいー。
遅くまでありがとうございました。明日にでもつつきに行きます(ぉ
あ、明日からちょっと遅い参戦になるかもとだけ。
朝少し顔出せれば出して生きますがー。ではでは。
[イレーネが頷くのにほほ笑んだ後、また声をひそめる]
ん、知ってる?
山向こうの町で、連続殺人事件が起こったんだって。
そのアリバイってこと。
……人狼容疑者にアリバイもなにもない気がするけどね。
人には1日かかる山越えも、狼だったら数時間。
[言って肩をすくめ]
情報共有かー。頭いたいなあー。
子どもたちを怖がらせたくないんだけど……。
疑惑を晴らすためには、仕方のないことかしら。
[さっきの動揺した様子が、頭に浮かび、こめかみを揉んだ]
[ミハエルを見送り、アーベルとクレメンスが戻って来ているのに気付く。
さっさと上がっていった(という割には、足取りが怪しい)様子に不安は残るが、あまりべたべた引っついてもなんだろう]
……イレーネ、絵か何かで見たの?
[意識をイレーネへと戻したところで、つい、問いが零れた。
発した直後に、彼女が10年以上前の記憶を失っていたことを思い出す。
ならば、その時に町にいたのだろうか――カチリ、また一つ、引っかかる]
[陶芸家から山向こうの町の話と聞いて][自衛団長の話を思い出す]
その時のアリバイって・・・犯行時刻とか特定できてるのかしら。
何か、別室で取り調べとかしないで、こんな回りくどいやり方をするのが不可解だわ。
ここに集められた人たちと、そうでない人たちとの違いがわからないのよね。
まさか無作為に選んだ、ってわけじゃないでしょうし。
[情報共有について聞けば]
確かに、子供たちを怖がらせたくないわね。
[イレーネに視線を送った]
…見て無いよ?
[どうして?というように小首を傾げた。
ぼんやりとユリアンを見つめ返す]
お婆様、あまり町が、好きじゃないみたいで。
どうしても、必要だからって、出かけてるけど。今も。
[そういえばそろそろ帰ってくる予定の日。
あのメモだけで納得してくれただろうかと思考は逸れて]
……んーんー、なんでも。
[ゆるゆると首を振り、カップに口をつける]
そう言えば、うちのお婆、大丈夫かな。
まあ、話し相手がいなくたって、
石と顔突き合わせているんだろうけれど……。
[話をすり替えながら視線を移ろわせると、「大人」が声を潜めて話をしているのが見えた。内容が如何なるものかは、想像に難くはない。
中身を一気に飲み干すと、流石に、甘ったるさが舌に残った]
ふ、まぁいい。
そのうち声にも、痛みに慣れるだろう。
そうすれば自ずと理解する事も、覚える事も増えるだろう。
[低い低い声は、声を立てずに笑んだ。]
わからない、だけで済まないという事もな。
[もし見ることが出来るならば。]
[その意識が映す姿は、銀色の狼に見えるだろうか。]
[誇り高き銀色の獣は、伏せるように姿勢を低くして。][外の声に意識を向ける。]
[ブリジットが聞いていない声も、聞き逃さないように。]
そうそう、そうなのよねー。
一人ひとり呼び出して取調べでもなんでもすればいいのよ。
隔離したいならば個別にすればいいの。
なのに、こんなふうに集団で隔離するのは何故。
それも、被疑者であることに関係あるっていうのかしら。
それとも、人狼の情報を知れば、わかるのかしら。
[ため息をついて、カップをながめる。探偵の男の言う
「情報の必要な時期」は、随分早く訪れそうだ]
言うにしても、問題はタイミングよね。
明日にでも、落ち着いた頃を見計らいましょう。
そう?
[なんでもないと言われればきょとりとして。
やはり師でもある家族を気にしているのには小さく苦笑する]
早く、帰れるといいね。
お互いに。
[もう一口白湯を啜ると、マシになってきた頭痛に大きく息を吐いて]
…そろそろ、休んでくる。
色々迷惑かけて、ごめんなさい。
ありがとう。
[ユリアンだけではなく、その場に残っていた他の人々にも向けてそう言って。
まだ大分残っていた白湯のカップは手にしたまま、上着を肩に掛けて二階の部屋へと*向かった*]
[話し声は耳に届く頃には子守唄に変わっていて。]
[カップを抱えたまま。]
[次第に瞼が重くなり、ゆっくりを舟をこぎ始める。]
[奇跡的にか、カップを落とすことは*無かったが。*]
人狼にはアリバイは通用しない、となれば
無実を晴らすのは難しそうよね。
[自衛団長の言葉を反芻する]
[全ての人狼が排除されたとの確信を得るまで拘束する]
[それを実現するために、確実かつ一番簡単な方法]
[その方法を自衛団が採らないという保障はない]
[陶芸家の問題はタイミング、という言葉にうなずく]
まあ、なるようになるのかしら。
頼りになりそうな人も沢山いるし、きっと深く悩まなくても平気よね。
[頼りになりそうな人を思い浮かべる]
[ほんのり顔が赤くなる][首を横にぶんぶんと振る]
[舌を出して、親指を当てる。
軽く爪を立てると、僅かな痛み。
夢のような甘みが消え、現実を思い起こさせる]
……全くだ、ねと。
[あくまでも口調は、暢気なままで。
イレーネと入れ違いの形で、空っぽになったカップを手に、キッチンへと向かう。「大人」の話に首を突っ込む必要もないだろうから]
[蛇口を捻る。
広間の話し声は、小さな滝の音に流された。
温度の低い水が、急激に意識を*冷やしていく*]
はいはい、おやすみー。
あったかくして寝なさいよー。
……と、こっちもか。
[イレーネが退出を告げると、ぱたぱたと手を振る。
船をこぐブリジットを見ると、
起こさないようにそうっとカップをとりあげて机に移した]
風邪ひくわよー。
こーら、ブリジットー。
[羽織っていた肩掛けを軽く被せ、後で連れて行こうと]
大人でもなくて、
子供でもなくて。
……中途半端だよねえ。
[幼いとは言えないけれど、成人とは認められない。
後、ほんの1年。
……「大人」になったら、何かが変わるのだろうか]
[ノーラの考えていることなどわからないのだけれど、
もしその考えを知ったなら、
血相を変えて子どもたちをたたき起こすに違いない。
「一番簡単な方法」は、シンプルで確実だ。]
なるようになるって、考えるしかないわねえー。
頼りになりそうな人ねー。
……ん?
[目の前で繰り広げられる百面相に、首をかしげた。]
/中/
寝る前に。
最初に反応してくれたシスター、薬ネタに付き合ってくれたミハエルとジット、そして最後までこちらのネタにも乗ってくれたユリアンに感謝を。上手く立ち位置とってくれた大人女性二人にも感謝です。
絡み損なってる人々とは明日以降絡めるでしょうか。
何か早COしたので、吊り襲撃に合うのも早い気がして…(苦笑
さて、それじゃ今度こそおやすみなさい。
[部屋に向かう人にはおやすみの挨拶をする]
[ブリジットの様子を見れば、柔らかく微笑み]
[陶芸家が肩掛けを被せるのを見て]
[毛布ををそっと膝の上にかける]
[首を傾げられた][自分が変な行動をしていたことに気づく]
[それを誤魔化すように]
わ、わたしもそろそろ部屋に戻りますね。
ブリジットさんのこと、お願いします、先生。
[にっこり微笑むと、二階へと*上がって行く*]
[取り繕うようなノーラの様子にぱちりと瞬き、
部屋に行こうとするのに手を振った]
おやすみー!
ほらブリジット、風邪ひくからおきなさーい!
……もう。
[ブリジットをゆさゆさと揺らし、
起きないのを見て取ると、毛布を探してきて包み込み、
暖炉の火が朝まで消えぬよう調節してから、自室に戻る*]
[ヴィントの声はもう聞こえない。]
にしても、孫を狼と目星つけて捕まえる爺さんたぁ、なかなかヤルねぇ。
ねぇ、旦那?
[静まった赤い世界の中で。][明るい声がぽつりと呟く。]
[一人遊び。]
[『彼ら』は元々一人なのだから、傍から見ればそう見れるが。]
[もう10年も。][繰り返されるこれは。]
[単なる飯事では済まない程度に染み渡っていて。]
ああそうだ、あとブリスの嬢ちゃん、部屋まで連れてきますかィ?
あの豪快な姐さんが大事に包んではしてくれてますけど、風邪でも引かれたらこっちも困りますしネ。
[楽しげに話しかけるのは何時ものこと。][そう何時もの。]
…五月蝿い、グリズ。
[煩わしいといった様子で、低い声は告げ。]
[ブリジットが完全に眠ってからも、注意深く、外の声を聞いていたが。]
[かわされる会話はもう終わり。][広間には自分以外の人影は無くなり。]
[ようやく外へ向けていた意識を内へと戻し。]
そのままでいい。無力な子供にみせかけていればいい。
その方が疑われる事も少ないだろう。
[グリズの最後の問いかけにはそう、応える。]
そうですかィ。
[ならしゃーねっすと言って。][暫く黙った後。]
……ねぇ旦那ぁ、やっぱ、生き残る気満々?
[答えの分かっている質問を投げかけてみる。]
当然だ。
人間は我らの餌だ。
餌に追い詰められるなど、御免蒙る。
[当たり前の如く言う。]
[猩にとって、人は餌。][人狼である己が優位に立ってしかるべきだという。]
[彼にとっての絶対的な法則。][それが覆る事は無い。]
…なのにどうした、この有様は。
何故我らがこんな小屋に閉じ込められ、動きを制限されねば為らない?
[酷く憤慨した様子で。]
グリズ、貴様処理に手を抜いたか?
[その声は鋭い。][睨みつけるように。][殺気すら含んで。]
ちょ、旦那、ジョーダンきついって!
旦那が喰い残した骨と服と荷物、ばれない様に捨ててきたってば。
確かにあの爺様が言ってた場所に近いとこに捨ててはきたけどサ。
…よく、判んないけど。
ひょっとしたら他のヤツが喰ったのが、こっちにまで飛び火したんかもしれないデス。
[ぶるぶると首を振る。][ように意識が震える。]
[だがどれだけ注意していても、完璧という事はありえず。][それらが何らかの形で露見してしまった可能性も無くはないが。]
[猩が怖いので、たとえそうであっても絶対に口にはしない。]
生き残る、かぁ。
[グリズと呼ばれた意識が見えれば。]
[痩せた男が、がりがりと頭をかくような仕草をしただろう。]
[決して表…赤い世界に出さないように。][彼の、心の更に内でだけ。][一人呟いて。]
…しょーじき、10年も持ったのが不思議なくらい、なんだけどなぁ。
もし生き延びたいなら、定住すんのが既に間違ってるわけで。
ブリスの嬢ちゃんの手前、森から出るわけにもいかなかったのは判ってるけどさ。
旦那も下手にプライドたっかいから、この場所に拘るのも判ってるんだけどさ。
[ブリジットは自らが人狼である事を知らない。]
[知らなければ、家を離れる理由がない。]
[たとえ父親との良い思い出が薄かろうとも。]
[父がここを、続く薬師という職業を、その業を。][大事にしていた事は彼女も理解していて。][グリズも、猩も理解していて。]
[故に離れられずに。]
[切欠がどうであれ。][だから、結果、追い詰められた。]
[沈黙が支配し。][じっと睨むように。][だが、それも暫くの後。][糸が緩むように消えて。]
まぁ、いい。
過ぎた事は仕方がない。
ともあれ、表の事は貴様も注視しておけ。
あの男、単に我等を閉じ込めただけでは済んでいまい。
何か、他にも意図があるやもしれん。
余め気をつけろ、いいな…くれぐれも…
[そして。]
[低い声は沈黙する。]
[明るい声は物言いたげに。][だが言っても詮無いことなのは知っていたので。]
まぁ、俺は所詮、使われるだけの存在だからねェ。
旦那と嬢ちゃんらが幸せなら、それでいいんだけどサ。
でも…
[呟きは赤い世界には残らずに。][もし唇が見えれば、『破綻してるよネ』と動いただろう。]
[だがそれを読み取るモノはここには存在しない。]
[古い革の手帳。
半分は真新しい用紙、半分は朽ち掛けた古い頁。
自分の文字とは筆跡の違う、古い頁を読み返す。
所々破り取られたり、一枚だけ燃え落ちたり。
途中からは筆跡が変わり、ねじ曲がってぎこちないものに。
シュヴァルツハウンドの署名の残る手記。
読みながら、自分の用紙にメモを取ろうとして、
傷のある左では書けず、右手に持ち変える。
しばらく、今日の周りの出来事をまとめながら…
いつの間にか、手帳を取り落として船を漕いでいる。]
[ぼんやりと目をあければ、そこは何時もと違う見慣れない場所で。]
[寝ぼけた眼差しで辺りを見回せば、ようやく自分の居場所を理解する。]
[人影は一つだけ。][誰かにかけられただろう毛布は半分ずり落ちていて。]
[何だか寒そうだなと思っていたら、こほこほと、自分が咳をしはじめた。]
[自分も毛布一枚。][これで一晩過ごしたのかと、嘆息。]
[風邪を引き始めたかもしれない。][医者の不養生、もとい、薬師の不養生とはこのことで。]
[暖炉の火も消えかかっていて。][自衛団員の姿も今は無く。]
[目を擦りながら、置いてあった薪を残り火にくべ、もう一度炎を呼ぶ。]
[ぱちぱちという音が聞こえて、ようやく少し安心して。]
[こほこほと、もう一度咳き込む。]
[ずれたエーリッヒの毛布を肩にかけ直して、さらに自分が使っていた毛布を膝に乗せて。]
[置いてあった大袋を背にのせ二階へ上がり、温かくして*寝なおした。*]
中
エーリッヒに毛布かけた人居ないっぽいんですが、世話好きなノーラさんかアマンダさんがほっとくはずないと思い勝手に補完してみたり。
[今朝も、目覚めは早かった。
昨日同様、荷を片手に階段を降りる。昨日とは異なり、その量は最小限であり、階下に自衛団員の姿は見えず、その代わり、エーリッヒとかいう男がうたた寝しているのが見えたが。
毛布は纏っているらしかったから、そばに寄ることもなく、外に出る。団員の姿は、そこにあった。しかも、二つ]
……おはよーございます。
[やはり昨日と同じ事情説明をして、彼らの横を擦り抜けようとした]
[後になって考えてみると、寝ぼけていたとしか思えない行動だった]
って!
[視界に飛び込んで来る白。
覚えのある感覚は、木から落ちたときのものだった。おかげでショックは少なかったが、嬉しくない既視感]
何す――
[地面に手を突き身を起こして、眼前に突きつけられた煌めきが槍だと気づくには、些か時を要した。
荒い声で、罵りにも似た言葉が投げられる。
穂先を伝って相手の眼を見、そのひかり――鋭い視線混ざる僅かな怯えに、彼が人狼の存在を信じこんでいると知る。彼だけか、団員全体かはわからないが、その恐ろしさを教えられているのだろう]
……わかりました、悪かったですよ。
戻ればいいんでしょう。
[心にもない謝罪]
でも、僕だからよかったけれど、
アーベルやリューディアには手荒なことしないで下さいね。
あの二人だと、噛みつきそうだ。
イレーネやブリジットなら、泣いてしまうかも。
[半ば冗談めかし、敵意がないことを示そうと挙げた両手にすら、緊張の色が窺えた。座りこんだままだったせいで、強引に引かれ、室内に戻される。
抗議の声も、聞きやしない]
あーもー、ひっどー。
[わざと大きな音を立てて閉められた扉から視線を外して、ぼやく。
二回も掴まれた腕が痛んだ。それより痛むものもあったが]
あーぁ。とりあえず。
……食事にするかな。
[気を紛らわそうと呟いて、キッチンに入る。
パンはあったから、後は簡単に、野菜のスープを作る。大目に作っても、誰かが食べるだろう]
[静かな朝食を終えた後、部屋に戻ることにした。
ここでも出来ることはあるのだから。
最初はこの事件の解決策に思考を巡らせていたが、石に意識が向くと、それも*抜け落ちてしまった*]
/中/
シュヴァルツハウンドー。
やっぱりかー(笑)。
さてさて、対人関係をちゃんと整理せねば。
どの襲撃順が一番美味しいか。
あー、手数計算せんとなー(' ';
5日目か6日目で終わるのが、リアル日程的にも美味しいんだよね、連休かかるから、まとめに持ち込みやすいし。
この人数なら、6日目までいくかな。GJは……奇数進行なんだよな、最初から。展開的に出せるようなら見てみたいけど、どーだろ。
つか、誰だ俺弾いたの(笑)。
/中/
なんにせよ。
襲撃発見を白優先にした俺GJ。
自分に余裕が持てる(笑)。
そして、リディはだいじょぶじゃろか。
まだ1日目前半だから、そんなに騒がなくてもいいとは思うが。
……ログに追いつけなくなるのが心配……。
この時点で255とか、どないなってんね。
三演の時よりは少ないっちゃそうだけど。
人狼?
なにそれ。おじいちゃん、本気?
そんなの、ただのおとぎ話・・っ
[昨夜。ギュンターから伝えられる言葉を聞いて、少女が発したのは怪訝そうな声だったか。だがそれは途中で途切れた。
老人の淡々とした様子の中にも何処か真に迫るものを読み取ったから――否、それだけではなかった。]
・・・・?
[不意に顔を顰め、右手は左の肩を押さえた。その様子に気付いた者はいただろうか。]
・・・・・ごめんなさい。
ぼく、先に休ませてもらいます。
変なこと言われたからかな、なんかちょっと気分悪くてさ。
[ギュンターが去ってすぐ、曖昧な笑みと共にそう言って2階へと上がった。
背後で食器の割れる音がしたが振り返らず引き返しもせず、だからその後の顛末を少女は知らない。]
/中/
……謹んで訂正をばさせていただきます。
おまいら……。
この時点での白ログ数、三演のほぼ同タイミングよりも多いってどないな事やーっ!!!!
と、叫ぼうと思っていたらリディがいた。
よかったよかった。
[緋色の意識に響く声は、拒否の後も多少は響いていたろうか。
それでも、それを受け入れる気にはなれなかった。
困惑と、混乱。
それから、恐怖。
絡み合った感情は、未だ、理解への拒絶を示すのみ──]
─二階・自室─
うー……。
[ベッドの上で上がる、呻き声]
あったま……いてぇ……。
[続いて零れ落ちる、呟き。
頭の芯に残る鈍い痛みは一体何か。紅茶に入れすぎたブランデーのせい……とは、思い難いのだが]
あー……大丈夫だ、ザフィーア……大したこと、ねーよ……。
[案ずるように覗き込む相棒には、笑いながらこう言って]
[一晩が明け、昨日と同じように窓を開ける。
やはり白は眼に眩しい。
瞬きして眼を慣らし、妙にぴりぴりとした空気を纏う男たちの姿を捉えた。]
帰っちゃだめ、だったっけ。
いつまでなんだろ。
[流石に視認はできないが、遠くを見る視線のその先に少女の実家はある筈だった。ぼんやりとした思考の中で呟く。
やがて意識がはっきりすれば、のろのろと着替えを始めた。]
[覗き込むカラスは、気づいているだろうか。
不意に目覚めた緋色の意識の事に。
そして、彼は気づいていたか。
カラスの足の小さな環。
藍玉と銀の小さなそれが。
緋色の本能を押さえ込む箍であると。
小さな飾りは、子の秘めたモノを察した母が残した封印の拠り代]
[自室で...はゆっくりと目を覚ました。どうやら思ったより疲れは溜まっていたらしく、ベッドに横になった途端寝てしまったようだ。
昨晩倒れこんだままの体勢で、シーツも殆ど乱れていない事からそう考えると、不意に小さくお腹がなった]
そういえば、結局昨日はあれから何も食べてないんだっけ。
[そう思い出した時、食事前に感じていた無力感が再びざわめきだした。
それでも確実に前向きに、昨晩ほど心が揺らがないのは、ブリジットの用意してくれた食事のおかげか、それとも容疑者といわれても微塵も揺らいでいない村人のおかげか……。どちらにしても心が穏やかなのはありがたかった]
とりあえず、食事と……後、もう一度ギュンター団長と話ができればいいのだけれど……。
[そう考えながら、...は自室から広間へと移動した]
[しばらくはベッドの上に転がって唸っていたものの。
いつまでもそうしてはいられない、と割り切って起き上がる。
窓を開けて外を見る。
集会場の周囲を、二人一組で見て回っているらしい、自衛団の姿が見て取れた]
……森の見回り……も、もう無理だな。
[ぽつりと呟いて。
まだ残る、気だるさを振り払うように、頭を振ってから、階下へと降りてゆく]
[広間に行くと、外からユリアンと自警団員の声が聞こえてきた。
思わず立ち止まり、そろりと扉へと移動していくと、ユリアンが大きな音を立てて戻ってきた。彼は...に気付かなかったのか、そのままキッチンへと入っていった]
……何かあったのかな?
[あれだけ朗らかで優しい青年が苛立った様子を見せていたのだから、何かあったのだろう。
...は食事の前に一度外へ出てみることにした]
[森に戻りたい。
ふと、過ぎったのはそんな言葉。
ここにはいたくなかった。
ここにいれば、何かがかわる。
おかしくなる。
……おかしくしてしまう。
そんな予感──否、確信が、心の内を締めていたから]
/中/
ほむ、リディが蒼かな……って、それだと色味が逆じゃん(笑)。
そしてみっはーの時間軸は朝?
ちょっとタイミングずらすか……。
―二階・自室―
ん…寝てたか…ふん
[目覚めは悪くなかったが、昨日のことを思い出せば気分が悪い。
が、そのような気分を抱いたままで何か変わるはずもない]
起きるか。本当に何かあるならば、昨夜の内になにか起きているかもしれないからな
[と、起き上がり、身支度を整え木箱を背負うと広間へと]
[外には逃走防止なのだろう。2人の自警団員の姿が見えた。
それで何となく予想が出来た。何故なら自警団員は...の姿を確認するや、手にした槍を向けて寄って来たからだ。
だが出てきた相手が...だとわかると、さすがに背筋を伸ばして槍を顰めた]
……貴方達が職務に忠実なのはわかっています。ですが、一日中狭い室内に閉じこもっている苦痛を理解していますか?
少々外の空気を吸いに出てくるだけで槍を向けるなど……それでもこの村に住む仲間なのですか!
[...の叱責に、自警団員は顔を見合わせてバツの悪そうな表情を浮かべた]
「しかし、ミハエル様……」
しかしも何もありません。
もし逃走を疑っているのなら、1人ずつ外に出して気分転換させる程度の融通はあって然るべきでしょう。
いいですか? 私、領主が次男ミハエル=エンバーミングの名において命じます。
職務の範囲内で結構です。図れる便宜は図ってください。……大体、まだ容疑が向けられているだけで、犯人だと決まったわけではないのですよ?
[その言葉に、自警団員の苦悩も理解した上で行っている発言だと、自警団員は気付き、大きく頭を下げた]
一応体調を崩してしまった方もいます。無理な時は無理で構いませんので、その際は宜しくお願いします。
[自分も容疑者の一人だ。
それでも集会所の中にいる人々の中に人狼がいるなど信じたくはなかった。
本来ならばギュンターのように非情に徹しなければならない立場であるにも関わらず、こんな命令も出している]
(だからいつもフランに怒られるんだよね)
[そう心の中で呟いて、...は集会所へと戻った]
―キッチン―
[ミハエルが外に向かう後姿をちらりと眺めながら、暖炉にいくつか薪をくべた後、キッチンに向かう]
まだあまり起きてきた人間もいないようだが、誰か作ってくれたのか
[特に誰が作ったかは気に留めずに、勝手に食してもいいのだろうと判断して温めなおし、パンをいくつか皿に盛りながら、気配はあるが静かな集会所の状況から昨夜何かあったわけではないのだろうと察する]
─広間─
[階段をゆっくりと下りてゆく。
やや、足取りが覚束ないのは、自覚していた]
……情けねー……あの程度でへこむとか……。
[ぽつり、と。零れる言葉は自嘲を帯びて。
広間に入ると、暖炉の暖かさに、ほっとしたように息を吐いた]
―部屋―
朝は変わりませんねぇ…
[起き上がった時間は矢張り早くも遅くもなく]
[昨夜を思い出し、口元が緩んだ]
いやぁ。
美味しい珈琲でした。
[満足そうに呟く]
〜自室〜
[浅い眠りから目を覚ます]
[部屋の中を見渡す][現実を実感する]
[窓から外の様子を眺め][雪で顔を洗う]
[鏡に向かう][青白い肌の色][腫れぼったい目元]
・・・酷い顔ね
[櫛を取り出す][髪を梳かす]
[いつもより多めに紅をさす]
本当に色々ありましたけど、少し落ち着くでしょうかね。
ああ、しかし。
ギュンターさんも なもので。
[口元に上らせた笑み]
もうすぐ月も満ちる事になるのでしょうし――
いやはや、本当に
[カーテンを引いた]
[音に紛れて言葉は*消えた*]
本当に愚かですねぇ…
場の条件を満たしてしまえば、後は血の定めに従うばかりだというのですけれど。
ご存知ない。
はは。
かわいそうなお二人ですねぇ。
あの子たちは、人を喰らうのを嫌がりますかねえ?
言ってやらない俺もどうも酷い性格ですね。
[くつとわらった]
/中/
便宜は図れない、とばっさり切らせたくてうずうずしている黒い村建て主が通ります(爆)。
後で、天声でおとそかしらね、無情さをだすために。
あんまり影響力が強すぎても、設定覆されちゃうんで困るのよー。
ぎゅんさんは今、半分憑かれている状態なのよー。
……そして……。
それは、つまり。
そ こ な の か よ。
笑うぞ! 取りあえず笑っとくぞ!
[殺人犯といえば現実的ではあっても実感は湧かない。
人狼といえば現実的に感じないが]
人狼などといっているが、なぜそんな容疑がかかったかわからねば晴らしようもない…か
[スープを温めていた火を止めると、パンとスープをもって広間へと]
……なんか、かったる……。
[零れるのは、ため息]
にしても、じじい……いい加減にしろってんだ……。
そうやってまた……父さんの時、みたい……。
[広間に入ってきた者の気配には気づかず──それもまた、常の彼らしくはないのだけれど──ぽつり、こんな呟きを落として]
[外から戻ってくると、ちょうどパンとスープを手にしたマテウスが目に付いた]
あ、おはようございます。
朝食、まだありますか?
[と、忘れていた空腹が自己主張を始めた]
[食事を持って広間に入れば、テーブルに突っ伏している青年。なにやら呟いているからそっとしておくべきかと思うが、テーブルは一つしかなく、無視するのもあまり気分がよくない
共同生活というものの煩わしさを感じながらも席に着くと、先程外にいったミハエルが戻ってきて]
おはよう、ミハエル。食事はまだあるよ。誰が作ったのかしらないが、今温めなおしたばかりだ
…アーベルも食事を取ってないならとったらどうだ?
[突っ伏しているアーベルを無視するのもなんなのでアーベルにも食事をすすめた]
そうですか。それじゃ私も頂くかな……。
[と、キッチンに行こうとして、初めてアーベルに気付いた]
アーベルさんも食べますか? 食べるなら一緒に盛りますけど?
……え……?
[呼びかけられて、は、と我に返る。
いつの間に人が来てたのか、と。
過ぎるのは、惚けた考え]
あ、うん……そうだな、食べとかないと……。
あのじーさんの身勝手につき合わされるなら、体力つけとかねぇとな。
[皮肉を交えつつ言って]
いや、自分の食事は自分で用意する、ってね。
ウチの家訓なもんで。
[ミハエルの申し出には、冗談めかした答えを返す]
[アーベルの言う。爺さん。といってる存在はこの状況では一人しか浮かばずに、それのことだとは思った、がだからといってどういう関係かは知らず]
ああ、食事は取れるうちにとったほうがいい。
いざというとき動けませんなど笑い話にもならないからな
[二人が食事を取るようなのを見てそういいながら、自分は食事を始める]
自分で、ですか……。
ハハ。なら盛るだけ盛るんで運んでもらおうかな。
[そう言ってキッチンへと入ると、2人分の皿にスープとパンを準備し始めた]
確かに、ね……。
どんだけ拘束されるかもわかんない訳だし。
[マテウスの言葉に頷いて]
ああ。
俺の養父さん、そういう所は細かいから。
[くく、と笑いつつ。
運んで、という申し出にはわかった、と頷いてキッチンへと向かい]
ところで、さっき、外でなんか、騒いでた?
[ふと気になった事を、問いかけて]
―二階・私室―
[カーテンが引かれていて、目での確認はできないけれど、
外がどうなっているかなんて、わかっていた。
幼い頃から、散々伝え聞いていた光景だ]
ああ……やだなぁ。
知らないふりしちゃおうかしら。
[荷物を眺める。古い鞄の一番奥に、それは入っている。
荷造りをする際に、真っ先に鞄に押し込んだ。
ぼろぼろの手帳は、静かに使われる時を*待っている*]
[外で騒いでいたと言うアーベルの言葉に、内心どきりとしながら、なるべく表面上は平静を装いつつにこりと笑顔を張り付かせながら手は休めない]
ああ、さっきですか?
ちょっと集会所の警備をしている自警団員の方の態度が横暴だったので、意見を述べてきたんですよ。
[内容は間違っていない。問題は意見を述べたのではなくて命令をしたというのが真実であるが……]
/*
そろそろ咽喉が痛いので節約よ。
えっと、イレーネとエーリッヒが聖痕?
クレメンスは、まとめサイト設定を鑑みるに、
人狼というよりも狂人なのかしらー。
……でもひしょーさんだからな。うん。
単に地黒なだけで、普通に人狼かもな。うん。
ノーラがそるらにゃーで、クレメンスがひしょーさん?
たすくさんは言わずもがな。
なに。カラスとか。
私を誘惑してるのーしてるのーもうー!!(鳥スキー
[ミハエルの返事に、一つ、瞬く。
聞かされた内容を特に疑う様子はなく、態度の話に一つ息を吐いて]
あー……ま、その辺りはね。
一番上が化石頭だから、仕方ないってな。
やると決めたら相手がなんだろうが、誰だろうがまず自分の意見曲げやしないし。
[相も変わらず、自衛団長を評する言葉に混ざるのは、鋭い棘。
それを相手がどう思うか、は気にした風もなく。
準備が終わった物から順に、盆の上へと乗せて行く]
[ろくろを回して<<小説家 ブリジット>>の人形を作ってみた]
あ、しっぱい。
[すごくぶさいくな顔に出来上がった]
ああ、どれだけの期間いることになるかわからんが、今のところここにいる以外にないようだからな。強行突破しても構わんが、指名手配なんてされたらかなわん
[などと物騒なことをいいながら、キッチンに行くのを見送り食事を続ける]
[ギュンターに対して妙に頑なな態度を取るアーベルに少し小首を傾げて]
言い難い事ならいいんですが、昨日からずっと疑問だったんですけど、ギュンター団長と何かあるんですか?
/*
ログ汚し失礼しました。
このまま全員の人形をつくっても、
「そして誰もいなくなった」みたいで面白いのだけれども。
でも私霊能だからなー。
狂人ならやったんだけどなー。
意見を曲げる事なんてない……。
[それ故に、父は犠牲にされて]
だから、このままだと……。
[犠牲が出る。
出てしまう。
否、出してしまう?
最後の部分には、未だ思い至らずに]
何とかして……ここから、離れないと。
……何とかして……。
……え。
[問われた言葉に、一つ、瞬く。
とはいえ、村の者には機知の事でも、他所から来た彼が知らぬのは道理と。
それに、思い至って]
ああ……昔、ね。
あのじーさんが、『村のために』とった方法で、俺の父さんが犠牲になった。
『決めた事』のためには、娘の夫だろうと何だろうとばっさり切るじーさんだから。
俺は、好きじゃないってだけだよ。
[口調だけはなんでもない事のように。
さらりと、それは告げられて]
……何を恐れる。
可能だろう。
全てを、食らいつくせば、貴様の邪魔をするモノは、無い……
[雑音が響く。][途切れがちなのは、彼女が深く眠っているからだろう。]
[緋色の意識に響くコエ。
唐突なそれに、微かに震えたのは伝わっただろう]
な……。
ナニソレ……。
くらいつくせば、って、そんなのっ……。
[出来るわけない。
思いはすれど。
否定はコエにならず]
[決まりのために父親を切り捨てた――。
それは...にも覚えがある事だ。
元々立場が上になればなるほど、情以外の柵が増えてしまう。結果として家族や知り合いが犠牲になる決断をしなければならない事もしばしばだ。
...の父も同じ苦悩を強いられて、情を捨てた事もあった。
尤も、...はやはり納得は出来なかったが]
……すいません。余所者が口を出すべきことではなかったかもしれませんね……。
[そう言って申し訳なく頭を下げた]
あー……別に、気にしなくても。
[頭を下げるミハエルの様子に苦笑しつつ、言って]
ま、それがなくても、元々俺の両親とじーさんの折り合いは悪かったみたいだし。
[そんな大事じゃない、とでも言いたげに、口調だけは軽く]
……それより、せっかく温めたのが冷めるのもなんだし、飯、食っちまわない?
……そうですね。遅くなりましたが食事にしましょうか。
[再度スープを少し温めなおして、皿に盛りなおすとにこりと笑ってアーベルの分を差し出した]
…っは!
[慌ててガバッと飛び起き、]
……ぅぁー……首いてぇー…。
[盛大に寝違えたらしく、首を抑えて呻いている。
それでも、落ちてた手帳に気がつくと、慌てて拾って胸ポケットに。]
ああ。
傭兵の旦那も言ってたけど、しっかり食べとかないとね。
[こちらも笑いながら、スープを受け取り、広間へと向かう。
例によって椅子の背で待っていたカラスがばさり、と、出迎えるように羽ばたいた]
[視線を感じたカラスはこてり、と首を傾げてそちらを見つめ]
……ていうかさ。
なんでみんな、そーやってザフィーアと見詰め合うわけ……?
[そしてその様子に、思わずこんな呟きが漏れる。
普通、こんな所にいるものではない、とわかってはいるのだが]
[震え。][困惑と、否定。][だが否定の言葉はカケラしか口にのぼらず。]
何を恐れる。
何を、迷う。
邪魔なのだろう?あの爺が。
貴様には、我等と同じ、
屠る爪がある。
食い裂く、牙、もある。
恐れるモノなど、何もあるまい。
[誇り高き。][つまりは人狼という獣の本能に忠実な声が。]
[赤い世界で囁き続ける。][生まれたばかりの幼い獣に向かって。]
内なる声に、耳を傾けろ。
貴様の望みは、ナンダ?
貴様の真の望みは。
答えろ。
ヴィント。
やー…なんつーか、その。
[思わずカラスとにらめっこ。
相手が首を傾げた方に傾げようとして痛がるとかアホすぎる。]
…誰かシップあったらくんない?
あと…喰うものとか。
[なんだかんだ言いつつ、おいしそうな匂いの前に、肉体の反応はあまりに素直だった。]
[鏡の前で髪を掻き揚げる][首にかけたロケットを開ける]
[夫の肖像画をじっと見つめる][笑顔を作る]
あなた・・・
どうかわたしたちを、守ってくださいね。
[ロケットを閉め][服の中へとしまい込む]
[部屋を出て、階下の広間へと下りていく]
俺は……じーさんは……それは……。
[父を見殺しにして。
母の嘆きも切り捨て。
だから、一人になった時、その手を振り払った。
そうして、今は自分の動きを縛り付けて。
そういう意味では、『邪魔』なのだけれど]
俺は……でも……。
[自らを獣と認められない意思は、『力』の存在をも、未だ否定して]
内なる声……望み……。
俺は……。
自由に……なりたい。
[小さく、小さく。
消え入りそうに、コエは呟く。
それが、何からの自由であるかは、はっきりとは言えないままに]
おはようございます。
・・・少し寝すぎてしまいましたわ。
[実際にはあまり眠れてはいなかったが][時間だけは経っていた]
[広間には美味しそうな匂いが漂っている]
[スープの入ったお皿が見える][広間にいる面々を見回す]
[そこにいる中で料理ができそうな人を見つけた]
お食事、アーベル君が作ったのかしら。
わたしもいただいてよろしいかしら?
[相手の首の状態とかは気づいた風もなく、カラスはじぃ、とにらめっこ]
……湿布……ブリスなら、持ってるかも知れないけど。
その位なら、備え付けの救急箱にもあるんじゃないかな。
[その様子に呆れつつ、こう言って]
と、おはようございます。
いや、俺じゃないですよ。起きた時には、もうできてたし。
多目に作ってある所みると、みんなが食べるの考えてあるだろうから、いいんじゃないかと。
[やって来たノーラの問いには、挨拶と共にこう返す]
[アーベルに挨拶された][アーベルに微笑んだ]
あら、そうなんですの?それじゃ、いただいちゃおうかしら。
起きたらご飯ができてるなんて、いつ以来かしらね。
ええっと・・・あなたも召し上がりますか?
[名前は出てこない][カラスとにらめっこしている研究生に声をかける]
[食事を取りにキッチンに向かう]
起きたらご飯、ってのは、俺も久しぶりですけどね。
[キッチンに向かうノーラにこう返して。
取りあえず、食べてしまおう、と改めて向き直り]
……ってゆーか。
[ミハエルによそってもらったため、今まで気づかなかったが。
野菜のスープの中には鮮やかなオレンジ色が大量に潜んでいた]
……これ、作ったの……ユリアンかぁっ!
[彩り、というには多いニンジンの潜伏率は、既に作為の領域。
それをやりそうなのは、と考えれば自ずとそこに行き着いた]
[キッチンでスープを温めなおす]
あら、ずいぶん沢山にんじんが入ってるわね。
[昨夜の珈琲が残っていればポットに追加して温め]
[所望されれば2人分、そうでなければ自分の分だけスープとパンを用意]
[食事と珈琲ポットを手にして広間へ戻る]
/*
取りあえず、聖痕者二人と狂信者は表に出た様子。
アマンダも、どうやら能力者っぽいかな?
今のペースのままだと、初回吊りはリディに集中しそうなんで、初回襲撃はそこ以外で考えた方がよいかと。
初回は「力を誇示する見せしめ的対象」か「絶望を与えるための生贄的対象」だと美味しいかな、とか考えてます。
*/
こんにちは。
あれ、スープあるんだ?
[降りて来るなり食事に目が行くのは性質なのだろう。様子はすっかり元通りのように見えたか。
丁度珈琲ポットを持って現れたノーラにも頭を下げ、アーベルのスープを覗き込んだ。]
うっわ、にんじんばっかり。
おいしそうじゃん。
[勿論彼がにんじん嫌いなことは知っていて、からかうように笑う。
しかしオレンジの陰に隠れた自らの敵――グリンピースの存在に少女はまだ気付いていなかった。]
[スープを前に固まっているアーベルを見て怪訝な表情]
[階下に降りてきた学生に頭を下げる]
スープ、まだキッチンに残ってるわよ。
持ってきましょうか?
[キッチンに向かおうと立ち上がる]
[掠れるような声に。][途切れがちな雑音は低く低くワラう。]
ならば求めよ。
強く、強く。
求めれば自ずと、貴様の成すべき事は判るだろう。
いいか、決して抗うな…
[怯える声に。][逃げる事など許さないというように。][より深い赤へと誘うように。]
[雑音はヴィントの意識の周りをぐるりと廻って、再び沈黙を保った。]
あぁ、ども。
[救急箱漁りつつ、会釈しようとして、微妙な傾げ方してみたり。]
…俺、エーリッヒです。よろしく。
[それでもとりあえず、人懐っこい笑みで挨拶。
食事を勧められると喜んで*手をつける*]
中
すいません鳩からだと色々限界が早いです(滅
セイコンはリディ、イレーネ、狂が新婦さんでしょうか。
あと発言数見えてないですが、確か探偵さんも危険位置でしたっけ。
私的にユリアンが霊(少し占の疑いも)に見えてました。
はい、では縁遠い美味しそうな人視野にいれておきます。
凄惨なほうがきっと綺麗ですよね。
あとは占いしだいでしょうが…
[緋色の意識に響く、低い、コエ。
哂うソレに、『アーベル』は疎ましさを、ヴィントは恐れを抱いて]
……求めれば。
[そうすれば、叶う?]
抗わずに……。
[零れる呟き。
緋色は沈黙して。
藍玉がきらりと煌めき、痛みを放った]
……俺は……。
[リディに頼まれれば]
ええ、ちょっと待ってらしてね。
[キッチンへ向かう][スープをお皿に入れる]
[育ち盛りのリディのために、野菜は多め][もちろんグリーンピースも]
[パンと共にトレイに載せると広間へと戻る]
はい、たくさん召し上がってね。
[リディの前にお皿を置いた]
/*
鳩で無理はせずにー!(汗)
朱の聖痕がイレーネで、蒼の聖痕がリディ。
狂信者はクレメンスで間違いないかと。
ユリアンは縁故的に美味しい(両方に絡んでくれてる)ので、能力の有無に関わらず残す方向になりそうな。
あ、確かに、発言数的にはハインリヒも危険領域かな。
多分、喰いログに期待されてると思うんで、色々と大変ですが(笑)。
力を誇示して、無力感を煽るなら、マテウス辺りかな、とか。
生贄的な扱いで恐怖感煽るなら、ナターリエとかノーラ辺りの綺麗所がいいんじゃないかな、とか。
ここらは俺の考えなんで、襲撃したい所があればどんどん出してください。
とにかく、初回占を避けられるかどうか、占われたとしても、占い師がどう動くかで展開は変わりますし。
占い師が縁故者だと、占われやすいんですけど、これは運次第ですからねー。
てとこで、こちらも完全に落ちます。また後で!
*/
[運ばれてきた食事に嬉しそうにお礼を述べ、スプーンを握ったまでは良かったのだが。
緑色を視界に捉えた瞬間、ぴしりと固まった。]
・・・・・・
えーと。
これは、もしかしなくてももしかして。
おまめさんですか?
[何故か言い方が幼いのは置いておいて、握ったスプーンを元の位置に置いた。
誤魔化すようにパンを千切ったりしながら、ちらちらと緑色を伺ったりしているが当然減るわけはない。]
[エーリッヒの首の傾げ方を怪訝そうに見る]
あら、首どうかしたの?・・・まだ若そうなのに。
[救急箱から湿布を取り出す][断られなければそれを首に貼る]
ブリジットさんにお薬調合してもらったらどうかしら。
[彼の前に食事を置く]
[エーリッヒの名前を聞き、少しだけ怪訝そうな顔][笑顔を取り繕う]
エーリッヒさんね。わたしはノーラよ。
指の怪我はどう?一人で食べられるかしら?
[エーリッヒの前で食事をしながら、時折彼がスプーンを口に運ぶ様子をちらちらと*眺めている*]
[暫く迷った後、隣で思索中のアーベルを肘で軽くつついた。]
・・・・ベルにぃ。
折り入ってお話が。
[先程までと真剣な表情に彼が応じるならば、交渉――にんじんは食べるから、グリンピースは食べてくれ、といったことを持ち掛けるだろう。
ついでにこれがユリアンの仕業と聞けば、ひそひそと報復計画などを練り出すかも*知れない。*]
/*
呼び名まとめ
青:ベルにぃ
職:ユーリィ
ラ:レーネ
小:ジティ
確定分はこのくらいだったかな。
目上の人は普通に呼ぶかどうするか迷い中。
ミハエルは身分隠してるみたいだから渾名つけていいかしら。
―二階・自室―
ん…。
[目が覚めてみると、頭痛は治まっていた。
けれど今度は何だか体がだるくて]
んー…。
[着替えるのすら億劫だった。
そもそも持ってきた数も大して多くはなかったわけで]
まぁ、いいか。
[畳んでおいた昨日の服をもそもそと着込む。
それから手を伸ばして、完全に水となってしまったマグカップの中身を一口飲むと息を吐いた]
苦い薬、嫌いなんだけどな…。
[ブツブツと呟きながら荷物から小箱を取り出した。
中に詰まっているのは黒い丸薬。ツンとした臭いが辺りに広がる]
…むぅ。
[頭痛がしたら飲みなさいと渡されている薬。
これがまた苦くて、しかも飲んだ後はどうにも眠くなってしまうことが多くて]
治まったんだけどな…。
[けれど飲まないと、また頭痛がくる可能性は経験則からして高くて。しかも昨日のは今までで一番酷かったもので。
かなりの時間逡巡した後、意を決して一つ飲み下した]
……苦い……
[小箱を閉じてベッドに突っ伏す。やはり酷く苦かった]
―二階・個室―
[不意に、悪寒を感じて顔を上げた]
……むん。
[目と目の間を軽く摘んで押し、刺激する。
ジン、と痺れるような感覚に、またしても薬を飲み忘れたのを思い出した]
いっけな。
[作業を中断する。
包みを上着のポケットに入れて、手のひらに纏わりついた粉をはたきながら、階下へと向かった]
[口直しを貰いに下に降りようかとも思った。
だが一度突っ伏したら身体のだるさの方が強くなってしまって]
…暑い、のかな。
…寒い、のかな。
[ぼんやりとしてくる中、布団を掴んだ所までは記憶に*残った*]
中
うふふ、いい加減鳩にばっか構ってるとお叱りを受けるので見てるだけに留めておきます…あ、無理まではしてせんよー。少しつづでも進めたかったですし。
喰いログは自分の番が回ってきた時だけ頑張る所存でs…冗談デス。私が食った方がいい場合にはそうさせてもらいますー。食われる場合はお手伝い出来ることがあればそぬように。
アベルがおじいちゃん食べちゃうなら、次の襲撃は私でもいいですし。裏で煽りまくるのも美味しいですし(ぇ
ほふり<襲撃先 綺麗になりそうですね。
もしマテウスさんを襲うなら、猩がやりたがるかなぁ、とも。
その場合、よそ者さんを排除して村内壮絶泥バトルとかが頭を過ぎr
占の動きが読めない以上流動変更はあり、は留めておきます。
ですねー運。こればっかりは…占どこだろう。
あ、それからザフィーアの指輪、私が触ったら壊れる、とかやってもいいですか?
正確には、触れたら猩が壊し、表で壊す描写はアベルにやってもらうことになると。…ばれるかな(汗
はい、ではまたあとで。
…神父さん狂だったら、縁者同士で狼勢ですねw
どうするかな
[食事を終えて、キッチンに皿を片付けにいった。その頃には続々と人が降りてくる気配を感じながらも戻らずに木箱を背負って裏口から外にでて、軽く周りを見渡し]
…雑魚しかいないな
[と、自衛団員は数名いた。が話を聞くならその他大勢よりもギュンターが必要だろう。と、落胆しながらそう呟き、散歩がてら雪の中を歩く
自衛団員たちはこちらを監視しているが咎められはしなかった
ミハエルのおかげというのは知らない]
……何だよ?
[リディにつつかれ、そちらを見る。
持ちかけられた内容は、お互いにとっては利害の一致……と言える訳で]
……乗った。
[即答]
にしても、面倒なメニューにしやがって、あんにゃろ……。
[ぽつり、呟く。自分たちの好き嫌いが原因なのは当然の如く棚上げのまま。ノリと勢いだけで報復計画とか、考え始めるかも知れない。
……実行できるかどうかは、*さておいて*]
―薪割り場―
[このような事態であるが鍛錬でもしようか。と思っていたが、集会場敷地内から出れないとなると鍛錬をするための広さがある場所をと探していたときにここについて]
薪か…
[暖炉の傍にあった薪の量を思い出す。
昨日誰かが持ってきていたようだが、冬の天候次第では足らなくなるだろう]
何もしないよりマシだな。爺が顔を出すまでやってるか
[自衛団員の動きを眺めながら、鍛錬の変わりにと*薪を割りはじめた*]
/*
いたりいなかったり。
喰い描写、襲撃発見が白優先で赤補完だから、そんなに負担はかからないとは思いますが。
ザフィーアの環に関しては、これがあるとアーベル人喰えないので。赤の流れで、猩に壊してもらおうかな、と思ってました。
ただ、完全に壊すのも何なので、サファイアにヒビが入るくらいかな、と。
それをさらっと書くことで、能力者示唆にもできそうだし。
1日目で聖痕と狂信出揃ってて、PL視点での潜伏幅が狭まってるから、占霊守は2日目まで動き見せないかもしれないですね。
占霊は2日目以降に出てくると思うけど。もし守護を潜伏したまま襲撃したら、ごめん、という事で。
*/
/中/
ところで。
イレーネが朱ということで、リディが蒼だと思うんですが。
……あのさ。
これでユリアンが霊だったら、マジで笑えないんですが。
でも、何となく守護者かなあ、という気もする。る。
というか、占霊守、どれでもありえそう?
アマンダも占霊っぽいんだよなあ……。
聖痕は、やっぱり一方は襲撃で落としたいかなー。
システムの設定的に、能力者は襲撃対象、と考えた方がより自然だし。
しかし、縁故によってはガードされやすいし……悩む悩む。
予期せぬGJが一番怖いからなあ。
―二階・個室―
……人狼、ですか。
[目覚めて昨夜の出来事を思い返し。どこか感情の篭らない声で呟く
夢ではないかと思うものの、残る記憶は真実と告げる]
そのようなものは居ない、と仰っていましたのに。
[それが家族を亡くした子供に対する優しい嘘と。そう気付いたのはこの地に来てから。
石の慰霊碑とそれに纏わる昔話。それは自分の記憶にも似て]
……お伽話と聞いていましたのに。
[子供の頃、誰に訊いてもはぐらかされた、人狼、と言うもの。
だから今なら判るのだ、家族を奪ったものがそういうものだと]
……わたくしのように悲しむ人がまた…。
[そうならなければいい、と言う思いに小さく息を吐く]
[暫く考え事をして、小さく頭を振って顔を上げる]
いけませんわね。
せめてわたくしは皆さんを支えられるようにならなくては。
[でも、祈ること以外に何が出来るのだろう?]
お話を聞いて、不安を少しでも無くすこと。
それくらいしか出来ませんわね…でも、きっとそれが今の皆さんには必要かもしれません。
[そう言って、勤めて自然に振舞おうと決めて、食事を摂ろうと広間に向かう]
―一階・広間―
[広間に向かうと、やはり何人かが食事をしていて。
それぞれに挨拶をして、自分の食事を用意する。
皆の話を聞いて、外には出られないことを知ると]
では、休日の礼拝には戻れませんね…。
[と、今更な事を呟いて。
それはどこか現実から逃避した思考かもしれない]
今日のスープはお野菜が一杯ですね。
……?
[スープを前になにやら相談を始める二人を不思議そうに見つめながら。
人参とグリンピースの多めに入ったそれをおいしそうに口にする。
…もしここにセロリが入っていれば、*仲間に加わったかも知れないが*]
/中/
セロリが入ってたら、同盟結成なのかーっ!(突っ込むとこそこか
しかし、やっぱり中独り言が多いなー。
赤引くとやっぱりテンパるから、息抜き目的でどうしても増えるんだよねぇ……。
―回想―
[遠い遠い昔]
父様、母様、行ってらっしゃい!
[そう言って両親を見送ったのは本当に子供だった頃]
「あぁ、ちゃんといい子にしてるんだぞ?」
「お婆様の言う事をちゃんと聞くのよ?」
うん、いい子にしてるからね。
[荷馬車が見えなくなるまで手を振って。
それが最後だなんて誰も思わずに]
[森を一つ抜けた隣村に二人は向かっていた。
知人の見舞いに行く為に。
一晩泊まって、次の夜には帰ってくる筈だった]
[だけど、二人は帰ってこなかった]
[もう一晩待って、それでも戻らない事に村人たちも心配して。
大人たちは総出で二人を探した]
[そして、見つけた。森の中で]
[まるで残骸のような無残な姿に変わり果てた二人を]
[白く冷たい満月が木々の隙間から見つめていた]
[初めは野犬か狼か、とにかく獣のせいだと誰もが思っていた。
だけど、ただの獣ではないという証拠が幾つかあった]
[荷馬車が戻らない事。何処にも見つけられない事。
そして金品が奪われていた事]
[金品を奪う獣は居ない。
だけど、二人の傷は獣に引き裂かれたとしか思えなくて]
[村人達が『人狼』と言う存在に行き着いたのは当然の事かもしれなかった]
「人狼」ってなぁに?
[大人たちが話すのを聞いてそう訊ねる。
だけど誰もそれにはちゃんと答えない]
「お伽話だよ、ナターリエ」
父様と母様はどこ?
「神様の所に行ったんだよ」
[そう答えてくれた祖母は、一人息子を亡くした悲しみで後を負うように天に召された]
[後に残ったのは、何も知らない少女が一人]
[少女には他に身寄りはなかった。
村人は貧しくはなかったけれど、他人を養うゆとりまではなかった]
[やがて少女は教会に預けられた。
神に仕える神の子として]
[過去の事には誰も触れず、誰も語らず。
ただ、『人狼』と言う言葉が片隅に残ったまま]
[そして月日は流れ、今に至る]
―回想・終―
―二階・個室―
[男は、窓辺に腰かけてスキットルからウィスキーを胃に流し込む。空きっ腹にアルコールが染みた]
13人か。ちーっと多いな。
[ベッドの上には、スクラップブックが投げ出され、手元には黒革の手帳が広げられている。そこには身上書に書かれた12人分の情報が書き写されていた。ここに着いた夜に自衛団員の一人からいくばくかの手数料と引き換えに聞き出した各人の過去についての話も多少追加されている]
さあて、どこから手をつけるかねえ。
[窓の外を眺めて男は呟いた]
[なみなみと水を注いだグラス。手のひらの上の粒と数秒にらめっこしたのち、息を止めて口に含み、一気に飲みくだした]
……はふっ
[苦くないのだろうと予想はついていても、苦手意識は容易には消えない。
濡れた口元を拭って、グラスを片付ける]
[そのまま部屋に戻ろうかと思ったが、意識は別へと向いた。
個室の屋数から見て、広間・キッチン・風呂場以外にも、一階には他に部屋があるはずだ(実際、扉は見かけた)。
しばらく閉じ込められるなら、所内探検をしておくのもいいだろう。
そう考え、奥に続く廊下に出た]
・・・・よし。
じゃ、そういうことで。
[交渉成立、或いは報復計画も一段落したところで、グリンピースをちまちま隣の皿に移し始めた。途中で当のユリアンが広間に姿を見せたかも知れないが、それには気付かず。
同時ににんじんや他の野菜を地道に処理しながら、女性の声にふと手を止める。]
こんばんは・・・
流石、シスターさんはすごいなぁ。
[何が流石なのかはさておき、何の躊躇も無くグリンピースを口に運ぶナターリエに1人感心してみたりするのだった。]
[奥の突き当たり、は倉庫のようだったが、一歩踏み出した瞬間に埃が舞い上がったから、中には入らなかった。やたらと薄暗かったし。
……しかし台所だけならばともかく、風呂場に寝室まであるとは、集会所というより宿泊施設だ。避難所用だろうか、あるいは――]
収容所みたい。なんて。
[呟きをかき消そうと、思い切り開いた扉の先は、ガラリと広かった。多分、娯楽室だろう。肝心の用具は、あの倉庫の中か。
多少安心したが、一人でいても仕方のない場所だ。次に行くにした]
[交渉成立の結果、無事にニンジンは駆逐され、ほっと一息。グリンピースが増える分には何の問題もないので、食事を進めていく。
養父にも、子供っぽいのなんのと言われてきたが、これだけはどうにもならない訳だから仕方ない。
……勿論、単なる食わず嫌いなのはわかっていたりするのだが]
さて、と……。
しかし、見回りにでれねぇと……する事がない……。
[どこか感心したような声に首を傾げて]
教会では好き嫌いはいえませんもの。
それに、わたくしにも嫌いなものはありますから、無理に、とはいえません。
[そう言ってにっこりと微笑む]
[置いてあった手斧を振り上げて薪に打ち下ろす。その作業を何度も繰り返す
カコーン。カコーン。と心地よい音を幾度も響かせて薪を割り、手で軽く汗を拭う]
ふぅ…やっと慣れてきた…力任せじゃ駄目ってことか
[また一つ薪を立てて、手斧を振り上げ打ち下ろせば。カコーンという心地よい音がまた一つ
最初はてこずったが、綺麗に割れると存外気持ちいいものである]
[真っ先に目に入ったのは、黒塗りのピアノ。
他にもいくらかの楽器が保管されているのが見えた。が、お世辞にも手入れがされているとは思えない]
へえ。
[鍵盤の蓋に手をかけ、……跡が残った。薄く積もった埃のせいで]
……楽器って、繊細なのに。
[母に半ば無理矢理習わされたから、心得はあった。
雑巾を取りに一度部屋を出て、ピアノの掃除と、調律を行う。
綺麗になった白い鍵盤を、ゆっくり押す]
[ポーン、][音色は思ったより澄んでいた]
え。聖書、って。
[ナターリエから投げられた言葉に、思わずきょとり、とする]
あ、ええと。
一応、家から何冊か本は持ってきたんで……。
[だから、大丈夫、と言いかけて。その言葉は、ふと途切れる]
でも、うん。気が向いたら、お借りします。
[いつもなら、そんな物に触れようとは思わないのだけれど。
ふと、こんな言葉が口をついたのは、きっと。
唐突に閃いた、緋色の意識から逃れたいという。
そんな無意識のなせる業。
決して、逃れられないと。
意識のどこかは感じているのに]
そっかぁ。
たしかに、教会で好き嫌いしてたら神さまに怒られそうですね・・・
[返ってきた返答に頷きながら、取り敢えず無事に緑の脅威は去った様。
聖書を勧めるナターリエとアーベルを交互に見る。]
聖書。
アベにぃと聖書か・・・なーんか合わないな。
[ぽつりと余計な一言。アーベルの返答には意外そうに瞬いた。]
[パチリと目を開けた。
ベッドにもたれかかったまま暫く寝ていたようで]
…ピアノ?
[目覚まし時計になったのは、どこかで響いた綺麗な音]
全然弾いてないな…。
[ツキリと小さな頭痛が走った。
ちゃんと薬を飲んだのに、と眉を顰める。
けれど動けないほどではなかったから…音に誘われ部屋を出た]
[どこからか響いた音。
それに、やや首を傾げた所に聞こえたリディの言葉に]
……お前、こないだも教会と俺が結びつかない、とか言ってたけど。
人を、何だと思ってんだよ……?
[何となく、ジト目になっていたかも知れない]
[音色に、心が疼いた。
……室内でピアノを弾くくらいなら、自衛団だって、とやかく言わないだろう。
椅子に腰かけ、モノトーンの上に手を広げる。
指が細くて長いから向いている、って言われたっけ。ピアノにも、こまやかな作業にも]
(久しぶりだからなあ)
[不安とは裏腹に、指先は自然と動いた。
まだ陽が世界を照らしているにも関わらず、紡ぎだすのは、高くやわらかで、優しくも淋しげな――月のひかりを宿した旋律]
あらあら。
二人とも、交渉上手なのね。
[食卓でリディとアーベルのトレードを見て笑っている]
[続いて聞こえてきたピアノの音に耳を澄ませる]
気が向いたら言って下さいね?
[どこか嬉しそうに笑って、リディの方を見て]
教会では節約が美徳ですから…食べ物を残すのはいけないことなんですよ。
でも、それでも食べられないものは無理、だと思いますけれど……。
[嫌いなものが並んだ時を思い出し、最後の言葉は溜息混じりで]
中々、大変なんですよね。残さないのも。
[最初は怪訝そうに眺められていたが、薪を割っている姿を見て自衛団員の監視は多少なりとも緩んだ。とはいっても逃げる気はないのでありがたみといえば、煩わしさが消えた程度であったわけだが、見ていたというのはそちらだけではなく]
む…
[軽く汗を拭い、休息するようにして、集会所まで足を向けてきた、雑魚ではない自衛団員を目に留める]
アーベルさんは教会にはよくいらっしゃるんですよ?
[助け舟、と言うわけではないけれどそう言って]
……あら?この音は?
[どこからとも泣く聞こえる音に耳を傾ける]
ええ、その時は。
[嬉しげなナターリエに、一つ頷いて。
聴こえて来る旋律に、耳を傾ける]
……ピアノ……だよな、これ。
[なんでここでこんな音が、と。小さく呟いて]
[響く旋律は、緋色の意識にも等しく響く。
柔らかな旋律。
引き寄せられるよな感覚は、それが月を思わせるから?]
……ダメだ……。
[引かれては、惹かれたら。
壊れてしまう、壊してしまう。
藍玉の零す光と、頭の芯の痛みが。
こう囁きながら、奥底で疼くモノを押さえ込もうとする]
[用がある相手であるが、それは向こうもあったのか。それとも単なる世間話か
歩いてくるギュンターを見て、手斧を置いて]
これはこれは自衛団長殿。傭兵なんぞになんのようで?
「…ふむ。大人しくしているようだな」
…ふん…仕方なくだ
[意図するつもりもなかったが、ギュンターに向ける言葉は自然と生来の重低音の声色は凄み帯びている]
[流れてくる旋律。
どこかぼんやりと、ふらふらと廊下を歩く]
Mondschein…
[静謐な音は月の光のように流れてくる]
……壊したく……ない……。
[それは、『アーベル』の最も強い願い。
でも]
……ここから……出たい……。
[多少、意味合いに違いはあれど。
それは、『アーベル』とヴィント、双方に共通する、強い、強い願い]
―二階・個室―
[男の視界にマテウスが薪割りをしている様子が見えた。やがて近づいてきた自衛団長の姿も。だが、その声は遠すぎて聞こえない]
[先に聞こえたコエが蘇る。
求めれば、と。
抗うな、と。
そう、言っていた、低いコエ]
……俺は……。
[迷う。
痛む。
優しい旋律は、緋色には心地よくも、辛い]
[兄様がピアノを弾く。
それはとても美しい音色で部屋中を満たして]
「まるでこの場に月光が降り注いでくるようだ」
[小さな感嘆の声。
こちらを見た姉様と私の視線が交わりクスリと笑った。
だってそんなの当たり前だ。
弾いているのは兄様なんだから]
[音が、流れる川のように連なっていく。
久方振りだったせいか、指が滑り、奇妙に力が入って]
……った、
[跡切れる音、][月光は太陽に塗り替えられる]
[右腕の、掴まれた辺りから、ジンとした感覚。
あれくらいで、情けない。……身体を鍛えて来なかったから、仕方ないのかもしれないが]
[溜息が洩れた]
― 二階・個室 ―
……どんなときにもおなかは減るものねえ。
それが生きているって証しかしら。
[ふみふみと、なぜ腹が減るのかの歌を口ずさみながら、
こうこうと音を響かせ轆轤を回し、望む形に作り上げる]
……んふん、いい音。
[聞こえてきたピアノと薪割りの音による、
リズムのそぐわぬ協奏曲に、楽しげに首をかしげた。
鞄の中の手帖には、未だ手を触れぬまま、階下へ降りる]
― 二階・個室 → 一階・広間 ―
[旋律が途切れる。
月が、消えた。
……同時に、鎮まる疼き]
……ああ。
[零れたコエ。
そこには、安堵と、そして、落胆と。
絡み合う感情の響きが浮かんで]
ところでいつ頃解放してもらえるんだ?近々東のほうで小競り合いが小競り合いだけじゃすまなくなるって噂なんでな。いい儲け話を逃したくはない
「いったはずじゃ。全ての『人狼』が排除された、との確信を得るまでと」
ほぅ……ではそれはどうやってだい?
「………」
ぁあ?黙ってないでなんか言えや。そもそもなんでそんな容疑がかかったっていえんだ
「……いったところでお主のような男にはわかるまいな」
[旋律が途切れるのと同時に、一つ、瞬く。
どこかぼんやりとした蒼の瞳を、肩のカラスが心配そうに覗き込んで]
ん、何でもない……つい、ぼーっとしちまった。
[苦笑しつつ言って、そう、と濡羽色を撫でてやる]
[その後、幾度か会話を交わしていたが
ピアノの音が聞こえてきたのに、興が削がれたのか。今回の会話はこれまでとばかりにギュンターが離れていく。
それを追う気も起きずに、薪を縄で束ねようとしたが]
…ぁあ?
[会話に使っていた神経を他に回せたから気づけたのか。二階の視線を感じるあたりに目を向ける]
[その旋律は唐突に途切れた。
音が止むのと同時に、ピタリと足を止めた。
窓から差し込む光が目に入る]
…眩しい。
[くしくしと目を擦る。
呼びかけられた声にクルリと振り返って]
先生。おはようございます。
昨日はありがとうございました。
[今は大丈夫です、と小さく微笑み軽く頭を下げる]
/中/
……アマンダ、占い師かなあ……。
さてさて。
占われる事自体は、占い師の自由だから100%は避けようがないんですが。
一番怖いのは、中身メタで白出るだろ、ってノリで占われる事なんだよね。
普段赤ログ苦手だって騒いでるけど、100%村側引けるわけじゃないんだから。
まあ、中身隠しができない俺が悪いとも言うんだけど。
だってベルにぃだし。
[ジト目に返す言葉は簡潔だった。ねぇ?と同意を求める先は彼の相棒の黒い鳥。
尤も、行動を共にしているからには意外も何もないかも知れないが。]
でも、嫌いでも食べれるならすごいと思いますよ。
ぼくには絶対無理。食べたふりして隠しちゃうかも。
よく、ってそんなに?
・・・・・・へぇ。
[ナターリエの言葉にまじまじとアーベルを見たところで、響く音にきょとんと瞬いた。]
そう?
よかったわー。あんまり心配させちゃだめよー。
[元気そうな様子に表情を緩ませ、彼女の頭をわしわしとなでた]
まあ、下でおいしいものでも食べましょ。
きっとまた誰かが何か作っていてくれてるに違いないわ!
やー。おいしいもの食べられるってとこだけは、お得よね。ここ。
[ふふふ、と笑う彼女の頭に、自分で作るという発想はないようだ]
[冷やすなりなんなりしようかと思ったが、大げさにすると、周りがうるさそうだ]
[鍵盤の蓋を閉めて、窓辺に寄ると、外に誰かの姿が見えた。よく見えないが、自衛団員だろう。
地と天とで煌めく陽のひかりが、目に痛い。
目を逸らした]
[窓も閉めて、部屋を後にした]
[男はピアノの奏でる曲を知らなかった。それでもその調べに感じるところはあったのか、しばし耳を傾けて、気づくと自衛団長は踵を返し、眼下から見上げる傭兵と目が合う]
交渉決裂って感じだな。
[周囲にいる自衛団員に聞こえるのも構わず、男はマテウスに声をかけた]
ピアノ?
こんなとこにあったっけ。
[弾いているのが誰か、よりも、まず口をついて出た疑問はそちらだった。]
・・・・・・あ。
終わっちゃった。
そういえば、昔ユーリィも弾いてたっけ。
[暫く耳を傾けるうちに、音は止んだ。少し残念そうに首を傾け、ふと思い出したように呟く。]
……いや、それ理由になってないだろってば。
[リディに再度、突っ込みを。
同意を求められたカラスは、やはりというかきょとん、としていたが。
勿論、月に一度、教会に通う理由を教えれば、恐らくは納得するのだろうけれど。それを言う気はなかった]
誰が弾いてるんだか……。
[ナターリエの呟きに、こちらも呟いた所に、リディの声が聞こえ]
……あれ、そーだっけ?
[思わず、惚けた問いを投げる。
言われて見れば、昔、誰かが弾いていたような覚えはあるのだけれど]
[薪を縄で束ねて木箱を背負い、薪を手に持って。目の合った男の傍に軽く近づいて]
時には賄賂を受け取らない役人のほうが厄介ってやつだな
[だがそれでもあまり気にした様子もなく、ハインリヒにも届く声量でいう]
―一階・広間―
[階段からは離れていたから、その物音は聞こえず]
どうも、っと。
[広間に集う面々に軽く左手を振って、暖炉の前に腰を下ろす。
窓を開けて弾いていたから、些か冷えていた]
さむー。
[リディの不思議そうにアーベルを見る様子に笑いながら]
最低でも月に一度は来られますよ?
……ユーリィ?ユリアンさんが、ですか?
[今度は自分が不思議そうな顔をする番のようで]
/中/
これ書き込むまで。
あと465pt 独り言 あと465pt
珍しいので、残しておこう(笑)。
……ていうか、例によって飴もらいすぎ……orz
立派に理由になってると思うけど。
・・・ねぇ?
[相棒にきょとんとされた以上、あとは同意を求められるのは丁度現れた同じ幼馴染みの青年ぐらいだった。前置きもなにもないのでは困惑させるだけかもしれない。
その理由を聞くまでには思考は至らないようだ。]
・・・・・!?
なに、今の。
[直後響いた音に驚いて身を竦めた。]
--二階個室→廊下--
[何処からか聞こえる音に揺り動かされたのか。]
[目を覚まして窓をみれば、外はすっかり暗闇の世界で。]
[朝一旦起きてからずっと今まで眠っていたのを知れば溜息が尽きることはない。]
[こほこほと、少し咳は残ったが、他に体に異常はないようで。]
[身支度をして、いつものように薬瓶の詰まった大袋を背負い部屋を出れば、自衛団員の一人が外に居た。]
[ふと見上げれば知った顔で。][そういえば自分を連れてきた、人。]
[思わず見てしまえば目が合って、睨まれた。]
[視線を逸らし、横を通り過ぎようとしたら、ドンっと肩を突き飛ばされ。]
[思わず後ろにぺたりと座り込む。][大きな音が出ないように加減されていたような。]
[慌てて袋を抱え込む。][瓶が割れないように大切に。]
[視界の隅になにか光るものをみつけ、なんとなく拾う]
あら?
どっかで見たような、見てないような…。
誰かの落し物かしらねぇ。
[そのままイレーネをともなって、広間へ]
[目を閉じてピアノの音を聞いていた]
[やがて演奏は終了した]
[ユリアンが昔ピアノを弾いていたかもしれないと聞いた]
[何か階段の方から音が聞こえたようだ][怪訝そうな表情をする]
[広間に現れたクレメンスとユリアンを視認する]
おはようございます。
[食べ終えたお皿を片付けながら二人に挨拶をする]
え?
[いきなり出た名前と、リューディアの問いかけに、座り込んだまま、ぐりんと見上げて背後を見る]
ユーリィって呼ばれる理由?
なんだっけ。
っていうか、理由、あったっけ?
うん。
なんか昔見た気がする。
ね、今さっき弾いてたのってユーリィ?
[2人には頷くも、記憶は曖昧なようだ。
即、暖炉前のユリアンに確認を取る。]
で、今のはもしかしておじさんですか。
大丈夫?
[妙に確信めいた言葉はクレメンスに向けられた。]
っと……。
[話をしている所に、広間に入ってくる面々。
いきなりあたた、とか言っているクレメンスに思わず]
……また何かやらかしたんですか。
[そんな、何気に酷い言葉を投げかけつつ立ち上がり、暖炉前に陣取るユリアンへ向け]
お前、ここ来るとまずそこに直進するな……。
ちょっと酷いと思いますよ、ええと。
リディ君ですかね?
[と、少女に確認をした]
…アーベル君もまた酷い。
何かって。
別に何もして…
[ないとは言いづらかった]
…酷いものです。
それはぼくが呼びたかったから。
・・・・だったと思うけど。
[何とも曖昧な返答。恐らく本人も覚えていないのだろう。]
じゃなくて、ベルにぃと教会の組み合わせの意外性について、だよ。
[自衛団員の目に宿る、憎しみ。]
[それを青ざめながら、それでもまっすぐに見つめ返しながら。]
「…さっさと化け物なんざ死ねばいいんだ。」
[呟く言葉を聞いて、袋をぎゅっと抱きしめて。]
私は…化け物なんかじゃありません。ローグ、です。
[そう告げて。][少し青い顔のまま、一階へと降りていった。]
…はい、ごめんなさい。
[少し返事が遅れたのは、一瞬だけ走った痛みのせいか。
頭を撫でられればくすぐったそうにして]
先生、私もう小さい子じゃないんですよ?
[そうは言うものの若干嬉しそうか。
下に降りようという提案にはコクリと頷き]
ノーラさんも、ジットも、お料理上手。
私はあんなに作れないから、ちょっと羨ましい。
うん、それはここに来て良かったことかな。
お婆様いないから、簡単なものしか食べてなかったですし。
先生は普段は…どうしてるんですか?
[どんなものを作っているのですか、と聞こうとして。
何となくそれは聞かない方がいいかなとか思ってしまった。
カレーとシチューのことを思い出して]
[ふぅとため息]
[それから片付けて戻ってきたらしいノーラの事を見て]
食事、用意してあったりするんですか?
[広間にいる全員を見た]
[右手で頭をかきながら――その袖に金の、左にあるボタンはない]
ああ。まあな。
真面目に働く役人など可愛らしいものだ
[その対象がなんであるかはいわずに、凄みのある笑みをハインリヒに笑うと]
そろそろ冷えるので入らせてもらうとする。また後でな
[と、言いおいて、裏口から集会所へと]
……ああ、うん。
[別段、隠す事でもなかったから、素直に頷く]
奥にあったから、ついつい。
うるさかった?
[手を擦り合わせながら、変わらず不自然な体勢で問う]
仕方ないじゃない。
都会っ子は寒さに弱いんだ。
[アーベルにはそう答えて、入って来た気配へと視線を向けようとしたが、いかんせんこの姿勢は辛かった。
バランスを崩して、後ろに転がりかける]
[後から広間に入ってくればイレーネとアマンダにも挨拶する]
[リディからユリアンへの質問に興味を抱いた]
[クレメンスに食事のことを聞かれると]
お食事用意してくれたの、多分ユリアン君みたいね。
でもまだ残ってるかしら・・・
いや、さっき凄い音したし。
来るなり、あたた、とか言ってるし。
なんかあったんじゃ、って考えるなってのが、そも無理。
[クレメンスの返答に対し、きっぱり言い切る。
やっぱり酷い]
……どっか打ち付けたんなら、手当てしといた方がいいよ?
/中/
うぅ、アマンダさんごめんなさい!
退席付け損なったまま箱前から風呂に連行されてました。
まったく、一発言位の時間はくれたっていいじゃないですか。
そりゃ、その前から言われてたのを半無視してましたが(ぁ
ちなみにメモ補足。
ハインリヒさんとかエーリッヒさんが過去の事件とかを調べている人っぽかったので、そちらの設定にも合わせますよという意思表示のつもり。もっと早くに出せばよかった、これもまたごめんなさい(汗
ここから出て、自由になって。
そうしたら貴様は何をするのだろうな。
[低い声が問う。][だが答えは特に求めていないようで。]
[口調はどこか淡々と。][雑音を交えながら。]
判っているとは思うが。
こちら側を覗いたものが、今までと同じように生きていられるとは思うな。
[次々に集まる面々に会釈をして、残りの食事を片付けつつ]
お食事ならありますよ、クレメンスさん。
お野菜たっぷりの美味しいスープ。
[にっこりと笑って、袖の違和感に気付いて]
あの、ボタン…どうされたんですか?
化け物ではなく、人狼だからな。
[青ざめながらも、強くきっぱりと言い切る少女を嘲笑うように。]
[赤い世界で声が響く。]
ああ。
アーくんと教会?
[素直に身体ごと向き直り、表情を作り変える]
……んー。
[首を、こて、と横に倒した]
そうでもないんじゃない?
あれで案外、センチメンタルなところあるしさ。
僕がピアノ弾く程度の意外性じゃないかなー。
[茶化すように言って、笑みを浮かべた]
いや、都会っ子とかそういう問題じゃ……って!
[ユリアンの返事に、呆れたように言いつつ。
転がりかける様子に息を飲むものの、どうにかバランスを保つ様子に、はあ、とため息をついて]
……にしても、もう少し運動神経身に着けろよな。
[言いつつ、微かに寄った眉に、大丈夫か、と問いかけて]
あはは。
先生にしたらね、いつまでも生徒は子どもなのよー。
かわいいったらないわ。
[嬉しそうなイレーネの頭をなおもぐりぐりとなで、
食事の話には頷いて]
そうよねー。
一人暮らしだと、簡単なものしか食べなくなるわよね。
私は、もちろん自炊しておいしくいただいているわ。
……お湯を沸かしたり。
[ぽん、ぽん、と拾ったボタンを放り上げ、
キャッチしながら、広間へ入る]
[しっかり広間の中に入って]
ユリアン君が? もう無かったら少々泣けま…
…大丈夫ですか?
[ノーラの言葉に彼を見――転んだ瞬間を目撃した]
[心配そうに彼を見たものの]
……アーベル君は本当に酷い。
リディ君も酷いですよ。
俺があたかもドジであるような…
いえ否定は出来ませんけどね。
……どこを思いっきり打ったんでしょうねえ。ずるってすべったんで、足ですかね。
でも気にするほどでもありませんよ。
[手すりにつかまって最後なんとか堪えた手を見る]
[別に腫れてはいなかった]
[足も腫れてはいなかった]
んや、ちぃと寝違えただけっすよ。
心配してくれるなんてありがたいなぁ…。
[貼られた湿布を撫でながら、情けない笑み。
包帯を巻いた指を気にしてか、スプーンを幼児のようにぐるっと手のひらで握りこんで小指側ですくう。]
ノーラさん……?
まさか、ウォルんとこの?
…いやいや、そんなわきゃないよなぁ…
野菜のスープですか。
南瓜は入ってますかね?
[ユリアンは今転んだばかりだしと、残っている食事を教えてくれたシスターに問いかける]
って、ボタンですか?
[胸元を見た。全部あった]
[それから左の袖を見た。やっぱりあった]
[右の袖を少し捻った。少し痛かったが]
…あ。
いやぁ、落としてきてしまったようです。お恥ずかしい。
[落とした場所は階段しか思い当たらず]
[つまりさっき滑り落ちた時かと]
[探しに行くかと振り返り]
おや、おはようございます、レディ。
…あ。
[金色が宙を舞った]
[男は建物の中に戻っていく傭兵に軽く手を振って見送った]
連続殺人犯て感じにゃ見えねえなあ。
[ぽりと頭を掻いて、手帳に何事かを書き込む]
もっとも、殺人犯に見える殺人犯なんてのはめったにいるもんじゃねえけど。
[手帳を閉じると、もう一口ウィスキーを飲み下した]
[緋色に響く、コエ。
意識が震える]
……俺は……。
[自由になりたいのは本心。
でも。
何から自由になりたいのか。
自由になって何がしたいのか。
未だにズレたままの感覚が求めるのは、全く違うもの。
そこに生じる軋みは、痛みとなって響く]
……同じに……生きられない?
[反芻するコエが震えを帯びているのは。
恐らく、はっきりと伝わるだろう]
ううん、きれいだったよ?
音楽はよくわかんないけど。
あれ、そうなんだ。
へぇ。
[教会については昔馴染みからも肯定の言葉はなく、そういうものかと納得したのかそれ以上の追及はしない。]
ドジじゃん。
[クレメンスにはあっさりと返した。確かに酷い。]
もう。
先生にしてもお婆様にしても、大人はそういうのばっかり。
[抗議しながらもクスクスと笑って]
はい、お婆様にはちゃんと食べなさいって言われたけど。
何だか一人で食べるのって味気なくて。
[それでも外で食べるという発想は無かった。
小さい頃には食事を届けてくれる人もあったかもしれないが]
私もお茶を淹れるのなら好きです。
ホッとするから。
[そうしてアマンダの後から広間へと入った]
そういう問題だってば。
向こうはこっちほど雪降らないしさ。
雪は好きだけれど、寒いのは苦手。
ぬくもりを下さい。
[最後は真顔で言った]
[立てた両膝の上に、腕を組んで乗せる。
へらりと軽薄な笑みを乗せて]
平気平気。
運動神経はそれなりにあるよ。
体力とか筋力とかは、全然だけれど。
……リューにも負けるかも?
あー、いや全然。大丈夫っすよ。うん。
[ぎこちない食事の様を観察されて、肩を竦める。]
だってほら、……大好きだから。
[真顔でノーラをじっと見て、ぽつりと告げる。]
…お野菜。
[ノーラにされた挨拶に返しつつ、面々にもお辞儀を。
そうしながら、聞き捨てならない言葉を聴いた]
ええ―――?!
もう食事、残ってないの!!!?
[悲痛な叫びとともに、宙に放り投げたボタンをつかみ損ない、
転がりおちたボタンは、不幸にも部屋のどこかへ。]
……南瓜、お嫌いですか?
[入っていたかどうかはあえて言わずに訊いてみる]
落としたのですか?見つかると良いのですけど…
あ
[広間に入ってきたアマンダの手元で光るものが舞うのを目に留める]
[集会所に裏口から入り、人で賑わっている広間をすり抜け
手に持った薪を二束暖炉の傍の薪を入れておくところに置き
その近くに座って、木箱を近くに置き]
ふぅ…冷えたものだ
ていうか、だ。
運動神経云々は、クレメンスさんに言うべきだと思う。
[視線を投げ、なすりつけた。
また、人が増えたらしい。家具に遮られて見え辛いが、声からして、アマンダのようだぢた]
あはは、大人ってのはそういうもんなのよ。
子どもを見て初めて自分はおとなだからしっかりしなきゃって、
思えるもんなのよー。
だから、たまには、うちにお呼ばれにいらっしゃい。
ごちそうするから。
一人より二人の食事のほうが楽しいわ。
[それはおそらく、地獄への招待状]
…ちょっと遅かったかしら。
[アマンダのように叫びはしないが、微妙にショックを受けた。
転がってゆく金釦を何となく目で追いかけて]
楽しみ、なのに。
あ、せんせーだ。
[広間に入ってきたアマンダの姿に手を振る。
続くイレーネにも同じように声を掛けようとしたが。]
――・・・
なに?
[しくり。
左肩に違和感を感じ、眉を寄せた。]
ドジ…
…うう、もういいですよ。
なんですかほら、せめて年上の威厳というか…
[きっと無いだろうものに想いを馳せた]
[それからどこか遠くを見る目は、再び金を追おうとし――]
いえ、南瓜が好きなんですよ。
あると幸せになりますねえ。
[にこにこ笑顔でシスターに返す]
[なんだかボタンがどこかに落ちる音がした]
意外に、そういう時って腰もやってたりするぜ?
後でちゃんと見とかないと、響くよー。
[クレメンスの言葉に、からかうような口調で言って]
雪好きだけど寒いの苦手とか、何、贅沢語ってんだか……。
ちゃんと防寒して動き回れば、いいだけだろーに。
あとそれ、あんまり自慢になってないから。
[ユリアンには、やや、呆れた口調でこう返す]
[丁度クレメンスが居りきってから階段にたどり着いたからだろうか。]
[絡まれていたのもあって。][大きな音には気づかずに。]
[一階へ降りれば、その場に居た人に袋を抱いたままぺこりとお辞儀を返し。]
[知った優しい人の声と。][良い匂いの残り香に目を細めて。][幾分顔色は和らいだだろうか。]
こんにちは。…ええと、お昼ご飯は食べそこねでしょうか。
[大きく聞こえたアマンダの声に残念そうに首を傾げながら。]
…レディ・アマンダ。もしかしてボタン、どっかいきましたかね?
[その音を聞いて、思わず彼女に尋ねた]
[暖炉の方から届いた自分の名前に、力なくそのまま彼を見て]
仕方ないじゃないですか。
ほら、俺はもう年ですからねぇ。
若い頃のようにはいきませんよ。
かぼちゃー?!
かぼちゃは大好きよ。しゃきしゃきしていて幸せだわ。
[自分に尋ねられたわけでもないだろうに、シスターにそう返して]
ああーっ!
ボタン、どっかいっちゃった…!
[床に視線を落としてじっと探すも、みつからなくて]
誰のだったのかしら。
ん。リディ。
[ボタンを探そうと床にはいつくばったまま、
朗らかに笑って手を振ろうとする。
あげた手はそのまま、彼女の様子の変化にいぶかしんで]
どうかした?
あれ?
スープ、もうないの?
多めに作ったつもりだったけれど、慣れてないからなあ。
愛情こめたのに。
[主に、アーベルとリューディアに向けて。]
クレメンスさんの場合、運動神経云々は関係ない気がするんだが。
[その評価もかなり酷いが]
つか、センチメンタルとか、俺のガラじゃねーっての!
ええと…はい。
また、そういう時があったら。
[ちょっと嫌な予感がした。
答えるためにアマンダを見上げたから、金釦の行方はそれっきり。
けれどそれよりもなによりも]
あ…
[リディちゃん、と。
アマンダに手を振る姿に気が付いて挨拶を返そうとして]
……?
[しくり。
右肩に違和感を感じ、眉を寄せた]
確かに南瓜はおいしいですわね。
[クレメンスと、そしてアマンダを見てにっこりと]
ボタン…
[転がったボタンの行方を気にしている]
レディ・アマンダ。俺が探しますよ。
…一応俺のだったものですからねえ。
[しゃがんで、金の行方をきょろきょろと]
代わりにスープを取っておいてくれると、嬉しいものです。
食事、一人で食べるのも味気ないですからねえ。
[そしてシスターを見て、しっかり頷いた]
ええ。
南瓜は神の恵みだと思うのですよ。
上着は着こむし、マフラーもするよ?
手袋が好きじゃないだけで。
[呆れるアーベルに、真剣に返す]
昔は寒さにも強かったのになあ。
……あれ、そう言えば、こっちにいたときには、
普通に手袋してた覚えがあるな。
[雪だるま作ったりもしたものだから。
何故か嫌いになったかと考えようとして、自慢になっていないとの言葉に]
えー。
……いいんだよ。
その分、手先はそれなりに器用なんだし。
[床にのの字を書いて、いじけた素振り]
[アマンダの声は勿論聞こえたが、金の釦の行方はしっかりと見逃した。]
え。
いや、なんか今変な・・・・?
[本人も良く分かっていないような口調だった。
イレーネに視線を向けると、丁度同じように眉を寄せていた。]
なんだろ。
[左の肩に眼を向けた。]
クレメンスのだったのかー。
ごめんねぇ。
そのうち、掃除しているときにでも見つかるんじゃないかと…
[たはは、と頭をかいて謝る。
階段にボタンが落ちていたこと、先ほどの大きな落下音とが符合した]
あ、ええと。
そっちの方に転がっていったんですけれど。
[ハッと聞こえてきた会話に反応する。
途中まで見ていた方向を右手で指差して]
もっと転がっちゃったかしら。
クレメンスさんのだったんですか。
[左手は無意識に右肩を押さえていた]
[思い切り否定するアーベルを、反撃がてらからかおうとして、いつもなら(いや、昔だったら、というべきか)加わってくる、もう一人の幼馴染みの声がないのに気づいた]
リュー?
いえいえ、すみません。
俺がちょっとほら、ドジで落としただけなんですよ。
[まさかそんな酷い落下音だったとは、自覚は今でもやはりあらずに]
掃除してる時に見つかりますかね。
ふぅ…まあ無くてどうしても困るというわけではないんですけどねえ。
[まだ見回す目は、エーリッヒの方には向かなかった]
あちらですか?
[イレーネの声に彼女を見上げ、その後ろのブリジットに気付いた]
おはようございます。
…こんにちはですかねぇ。
[そしてイレーネの指す方向を今度こそ見ようとしたのだが、]
…どうかしました?
肩、痛めたり?
ふたりとも、どうかしたの…?
[リディとイレーネの様子が可笑しいのを、
交互に見て気にしながら首をかしげる]
体調が悪くなったらすぐ言うのよ。
ブリジットもいるし、
なんならお医者様を派遣してもらいましょう。
[広間に入り、暖炉の近くにいって暖まり、喧騒に耳を傾ける
入ってくるのは野菜とか、ボタンとか、運動神経がどうとかで、昨日の悲壮な騒ぎはどこへやらと思わず苦笑する]
[広間に入ってきたブリジットの方を見て]
いや、まだあったと思うから。
なくなってたら俺が何か作るから、心配すんなー?
[手を振りつつ、軽い口調で言って]
……手袋好きじゃないってなぁ。
手先が器用なのはいいけど、その手が傷んだら意味ないだろうが。
[いじける素振りのユリアンに、呆れた口調で突っ込んだ]
[何かを気にする様子のリディと、肩を押さえるイレーネを交互に見ながら]
あの、お二人ともどうかなさいました?
肩が痛いのならばお薬をもらった方が…。
[かと言って自分にはどうする事も出来ず見守るだけで]
[他の人の言葉を聞き、リディの方にも目を向ける]
お二人とも肩が痛いんですか?
それは大変だ。
目も疲れたりしますし、肩は重要ですよ。
落ちるときにもかばわなければならない場所です。
[エーリッヒに名前を告げた後][ウォルの名前が聞こえて][耳を疑った][エーリッヒの顔を注視する]
・・・エリ君?
[食事をする姿を見ながら][その後の言葉に絶句する]
[顔が紅潮していたかもしれない][好きなのがお野菜と聞いて][しばし呆然としていた]
あ、あ、あのねっ。年上をからかうもんじゃないわよ。
[動揺を隠し切れない][誤魔化すように食事に没頭していた]
え?
ああ、いえ。何でもありません。
ちょっと、変な感じがしただけで。
[クレメンスに言われ初めて自分が肩を押さえているのに気が付く。
微妙な違和感はまだ残っていたが、特に痛みを感じたりしているわけではないので手を外して首を振った]
く、く。
貴様の内に何があるのか。
内が欲するものを知っても。
それでも、今までのように生きられるものならやってみるがいい。
[生きられない理由を聞かれたのに。]
[生きる事が出来ないのかと、問われたのかと取り違え。]
[ヴィントから、はっきりと伝わる恐怖には心地よさ気に。]
[銀の意識が、彼をぐるりと取り巻く。]
……っと……どしたんだ、二人して。
[それぞれ、肩を押さえ始めた少女たちの様子に。
どこか戸惑った声を上げる。
カラスも困惑したように、首を傾げて]
……それはそれ、これはこれ?
[我ながら言い訳になっていない言い訳だと思った。
アーベルに答えてから立ち上がると、様子がおかしいのは、リューディアだけではないらしかった。
肩を押さえるイレーネの姿が見えた]
[朱い色彩が、蘇る]
ちょっと…?
[クレメンスのちょっと落としただけ、の言葉に首をかしげ]
ごめんねえ。
次からちゃんとポケットにでも入れて持ち運ぶわ。
……あら?
みつかったのかしら?
[その目はエーリッヒの拾う仕草をみとめて]
変な感じ、ですか?
[イレーネを見て、首を捻る]
[捻り方を間違えて少し痛かったので、元に戻した]
[落ちるのには慣れているが手首といい首といい、少しはまずかったらしい]
何はともあれ、お大事にしてくださいね。
気になるようでしたら包帯を巻くというのもアリだとは思いますし。
[肩を押さえた少女が二人。]
あかいはな さかそう
しろいゆきのうえ たいりんの
あおいはな ちらそう
くるしまぬよう あかいろにそめて
[どこかぼんやりと呟く、伝承詩の一節。]
[言いながらもあたかも信じていないようなアマンダの言葉に彼女を見る]
もしかしてご覧になりましたかね?
[笑みは引きつっていると自分でもわかる]
[続いた次の言葉に頷いて、彼女の言葉に視線が釣られた]
おや。
エーリッヒ君、見つけてくれたんですね。
有難い。
[イレーネとリディの様子が少し違うような気がして。][二人を見ていたが。]
[アマンダの声にはこくこく頷いて。]
気分が悪いようなら、薬湯を作るけど…苦いよ?
[ぼそり。]
リンパや神経だったりすると嫌だわね。
あとでちょっと見てもらいなさいな。
[イレーネとリディにはそう笑って。
それからノーラに話しかけようと探し、真っ赤になってスープを書き込む仕草に笑った。今は取り込み中のようだ。]
[気の重い話は、あとでいい]
[ボタンがなくなったと騒動になっている]
[肩を押さえている二人に目を送る]
・・・肩凝りかしら?
そういえばエリ君も肩が痛いって言ってたわね。
ブリジットさんならいいお薬調合できるのかしら。
[クレメンスの言葉が耳に入る]
[落ちるときにかばう場所・・・][その発想は初めて聞いた]
[エーリッヒが伝承詩をつぶやくのを聞いている]
…あー、うん。
ボタンって、これ?
[妙齢の女性の声に、つまみあげた金ボタンをちらり。
どこかの名家のもののような、精緻な紋章がみえたような…]
…あ!
[包帯を巻いた手でつまんだせいか、ボタンはつるんと滑ってどこかへ。]
……や。
勘違いなら、いいんだけれど。
[詠まれた詩は、聴こえなかった。
眼差しは、リューディアへと向けたまま。
彼女の表情の変化を、捉える]
きれいだけど、いやな詩ね。
童謡かしらね。
[エーリッヒの呟いたその言葉に、少し眉をひそめる。
本来、それは彼女らしくなかったけれど]
ごらんになってはいないけれど、
あの大きな音と、階段の下に落ちていたボタンと、
当人とを見ると、うん。
謎は全て解けたわ。
[したり顔で、クレメンスに頷いた]
ボタン、みつかったのね。よかったわ。
俺の、内が……欲するもの……。
[銀の意識が取り巻く感覚。
捕えられたような息苦しさ]
知らない……わかんない……そんなの、言われてもっ……。
[震えるコエは、怯えを強く滲ませる。
藍玉の煌めきと、鈍い痛み。
ズレたままの感覚の軋み。
直視すればラクになれると、どこかが囁く、けれど。
それに重ねて、直視してはいけない、と何かが囁く矛盾]
[アマンダに目を向けるよりも先に手を伸ばしていたせいで返答も出来ずに]
[彼女にはしっかりと光景が浮かんだに違いないと思った]
[何のって]
[階段から落ちた時の状況がきっとしっかりと]
[リディとイレーネが肩を押えているのを注視した。とはいっても理由などわからぬから単なる疑問としてであったが、そこで、エーリッヒの呟く意味深な歌を耳にした
そうはいっても見当もつかない。こちらの伝承といった類にはとんと詳しくないからだが]
相変わらずそういうのに詳しいようだが、なんの唄だ?
・・・・・なにこれ。
こんなの、知らないよ?
[明らかな困惑。思わず襟元をくい、と引っ張る。
角度が合えば、見えたかも知れない。
蒼色。]
いや、ごめん。
…うん、ほんとマジでごめん。
[そそっかしい人のその姿に、すっかりといろいろ頭から飛んだらしく、
呆然と眺める。]
リディちゃん…
[服の中を覗き込む姿に、不安を感じる。
自分も再び右肩に手をやったところで、鈍い音がした]
…大丈夫、ですか?
[クレメンスが潰れている。
無意識のまま半ば無理矢理そちらに意識を向けて、問いかける]
…いえ。
[取りこぼしたボタンに妙に執念を燃やしてしまったが、上から(そりゃこけたのだから誰のもそうなる)の声にエーリッヒを見上げた]
大丈夫です。
[しかし背後の音はしっかり聞こえたらしい。]
・・・・・・
なにしてんの、おじさん。
[それまでの経緯を見ていない少女は別の意味でも困惑した。]
……っていうか……。
一応、聞くけど、無事?
[リディとイレーネの様子は気にかかるものの。
ずべっと行ったクレメンスもやっぱり気にはなるので。
一応、そーっと声をかけてみた]
えっと、皆さん色々と…大丈夫でしょうか?
[あちこちで色々起きるのをそれぞれ見遣って]
怪我、じゃないと良いのですけど。
[イレーネの声を聞いて、しっかりと頷いた]
大丈夫です。ええ。
慣れてますから
[しかし、あまりに呆れたというか妙な声音のリディの声に]
…いえね。
ちょっと、ボタンが俺の手から逃げてしまったわけなんですよ。
鬼ごっこは俺の負けでして。
[後から入ってきたマテウスにはぺこり、お辞儀と挨拶を。]
[アベルの声にほっとした表情を向けて。]
よかった。
うん、そうしてもらえると嬉しい。アベルの料理、好きだから。
[微笑んで近づけば。][傍に居たザフィーアに指を近づけ撫でた。]
[そうして色んな所を擽ってじゃれていると、足に付けられた輪に目が行く。]
そういえば随分昔から付けていたけれど、これアベルがつけたんだっけ?
綺麗だよね。ザフィーア、お洒落。
[そういいながら、足にかかる環にそっと触れてみたり。]
アーベル君にもまた心配かけましたねえ。
すみません。
[ちゃんと身を起こす]
[ついた手はさっきよりも痛く]
まあ捻ったくらいですしねえ。
[しかし今度はちゃんと金の行方は追っていた]
[目をそちらに向けた]
[リューディアより、背は高い。
はっきりとは見えなかったものの、やはり、僅かに覗いたその色彩だけは、まるで焼きやくように視界に残った。
鮮やかな蒼。
――あかと、あおと。
誰が言っていたのだっけ。……ああ、お婆だ。
そんなの、僕らには、関係ないと思っていたのに]
[思考は奇妙な音に遮られる]
……何してんですか。
[呆れの感情すら篭っていない呟きが、リューディアと被った]
[片やボタンが無くなっていたり。][片や気分が悪かったり。]
[二人の少女に浮かぶ不思議な文様。][イレーネの朱のそれは確か昨日見たことのあるもので。]
[エーリッヒの伝承歌には、不思議そうに耳に入れる。]
[勿論、その意味など知るよしもないが。]
あーあ……大丈夫?
[あきれたようにクレメンスをを眺めるけれど、
彼が無事立ち上がるのを確認すると、リディのほうへ]
どうかした?
なんだか今日は、小さな事件がたくさんね。
知らない、わからない、そればかりだな貴様は。
全く貴様は人狼としての―――
[ぴり。]
[言いかけて、突然『表』から届いた感覚に、雑音がざわめき立つ。]
[指先から届く、軽い痛み。][それは猩にしか伝わらない特別な枷。]
[急に不快な声色で。][顔が見えれば眉を顰めるように。]
…ふん、これは。
賢しいな。縛るものなど。
[ほんの少しだけ。][内側から、ブリジットにも気づかれないように。][指先に力を込めた。]
ん、これ?
みっつ向こうの村で聞いた手遊び歌。
[もう一度、振り付けを交えて歌う。
「あかいはな」と「あおいはな」の部分で、片方の肩をさする仕草。
「さかそう」と「ちらそう」で両手をひらひら振る。]
さて。
今度こそちゃんと逃がさずにおきましょうねえ
[少し足を進め、エーリッヒが落として転がったボタンのそばでしゃがむ]
[手を伸ばした]
/中/
しまった、普通にしてればリディのは見えないんだ(滅
ぇぅー、誤読が多いよぅ…
そして強引にザフィーアと絡む。
怪しいよなぁ…。
ん、そーかあ?
[料理が好き、と言われれば、やはり悪い気はせず、自然、口元は綻んで。
撫でられたカラスは、嬉しげな様子でされるがままに]
ん、ああ、これか?
母さんのくれたお守りなんだけどな。
相棒の印、って事で、ザフィーアに持たせてるんだ。
[そうでもしておかないと、野生のカラスと一緒に追われたりするから、というのもあるのだけれど。
お洒落、と言われたカラスは嬉しげに一つ羽ばたく]
手遊び歌、ですか?
[肩をさする様子は、今の二人に似ていて。
そして聞いていた昔話にも、あかとあおの花の]
偶然って、不思議ですわね。
[勤めて明るく。
なぜならその先はあまりいい話ではなかったから]
・・・・そっか。
[クレメンスへの声には最早哀れみすら篭っていたかも知れない。]
これ、薬で治るのかな。
・・・・苦いのは嫌だけど。
[アマンダには服をずらし、肩を示して見せる。蒼い花が開いているようにも見えるか。
眉を寄せるのは、勿論先程ちらりと聞こえたブリジットの言葉を気にしてのことではない。筈。]
手遊び唄…か。
急に唄いだしたから何か意味があるのかと思ったのだが、それだけか
[エーリッヒの説明に、イレーネやリディの肩を見ていない...は内容については深く関心を抱かなかったがなぜ急に?というのを抱き、意外そうに呟く]
だって、ホントにわかんねぇしっ!
[思わず上げた、コエ。
直後に伝わるのは、違和感]
……え……ナニ?
[ぴしり、と。
二重に音が聞こえた気がした。
小さな小さな藍玉に瑕がつく。
我が子が血塗られた道を進まぬ事を願った、母の祈りに、ヒビが入る。
それが意味するのは──解放]
ちょ……ナニ、した、の……?
[今まで以上に震える、コエ]
ブリジット君。
大丈夫ですよ、ええ。
ボタン一つ無くたって死にはしませんから。
[くるり]
[力なく彼女を振り仰いだ]
でもそうですね。
ええ。
一応、湿布いただいてもいいですか。
[まだ床にに膝をついている]
[恨めしそうに鼠が通れる小さな穴を見た]
[朱い花。緋の花弁。
白い肌に咲いていた花]
…私じゃない。
[彼方の記憶と同じ位置。
押さえた手の下で朱の花は咲き誇る]
…あーあ。
[頭痛から逃げようと、意識は小さな金色へ。
灰色が咥えて壁の方へと走ってゆく]
[慕う青年に表の少女は。][全く変わりなく話しかける。]
[何時ものように。][変わらぬままに。]
[緋色の意識はその様子を、楽しげに眺め。]
……いや、心配というか何と言うか……。
[言いかけた言葉は。
灰色の影の疾走に、途切れた]
……ありゃまあ……。
[思わず上げた声に続くよに、カラスがばさりと羽ばたく。
……もしかしたら、光物を逃した、とか考えているのかもしれない]
[金色が視界を過ぎった気がして、視線をずらせば灰色が黒い穴の中に消えていくところだった。
そういえばさっき、クレメンスが釦と追いかけっこだの何だの言っていた。]
完敗?
[クレメンスを見た。]
[黙って見送ったのは、危うく声があがりかけたからなのだけれど。
手が伸びるはずもなかった。
……幼い頃ならともかく、向こうに越してから、鼠なんて無縁だったから。
足下を過ぎる小さなもの、には、いいイメージがないし]
あーあ……。
[鼠と神父服の男との寸劇を眺めつつ、リディの傍へ]
……これって。
[彼女の示す肩に、視線が吸い込まれる。
それは、どこかでみた刻印。そうだ、彼女の鞄の中の手帖]
……リディ、これはね、お守りみたいなもんだわ。
病気じゃないの。だから大丈夫よ。
[ぽん、と隠すように彼女の服を戻して肩をたたいた]
…クレメンスさん…気を落とさないでくださいね?
[これくらいで慰めになるかどうか判らないくらい、彼にはいろいろあったのだろうけれど]
あはは
[乾いた笑いだった]
[なんだか痛みも飛んでしまったようだった]
[いつまでも膝をついているわけにもいかず、立ち上がり手で払う]
ええ。
しっかり完敗ですね。
[烏の鳴き声には裏があるような気もしたが、考えたってわかるわけはないのでため息に変えた]
…ありがとうございます、シスター。
あなたのような敬虔なシスターが一緒に願って下さったら、神も願いを叶えてくれるかもしれません。
俺のドジをどうにかして下さいと。
/中/
しまった、設定ミスですね。
自分の聖痕を認識したら、過去が甦ってしまいます。
流石にその瞬間はまた錯乱しかかるでしょうから…。
続けてのそれは避けたかったのです。うーむ、上手に絡めない…。
勝ち負けの問題じゃない気がするけど……。
クレメンスさん、さっきから数えて、何箇所傷めてんの、身体……。
[ふと気になったのはそちらなので、聞いてみた。
カラスの裏の心情は多分気づいていたけど、解説する気は一切ない]
ザフィーア、人のものは盗ったら駄目だよ?
[なんとなく不満げに見える鴉に声をかけ、イレーネとリューディアをちらりと見た。
奥底で、燻るような不安。得体の知れないものへの恐怖めいた感情]
……で、食事してない人、いるんでしたっけー?
パンとスープだけじゃ、今の時間には、足りないかな。
[振り払って、大きめの声で、尋ねた]
うん。美味しいよ、とっても。
[烏を撫で笑いながら。]
[足にかけられた環の事を聞くも。][アベルの母親の事は、殆ど知らない。]
[彼と交友を持ち始めたのは、彼の母が死に森番に引き取られてからだったから、それは仕方がない事だったが。]
お母さんのお守かぁ…いいなぁ。
[思わずぽつりと呟いて。][はっとしたように手を離す。]
[不意に胸に宿った一抹の寂しさのようなものを覆い隠すように。]
[いつも通りの笑みを浮かべて。]
何箇所…ですかねえ。
さっき階だ……いえなんでもないですからね。
手と足と、今ちょっと変にのばしてしまいましたし、肩ですかねえ。
あと腰は心配ですねえ。
[アーベルを見て、そう言った]
[しかしユリアンの声を聞き、見事に音が鳴った]
…そういうわけなんでまずは食事下さい。ええ。
あっ。
スープ、欲しいです。
あと先生にも。
[ユリアンの声が聞こえれば、振り返って答える。
リディの方からは微妙に視線を外したまま。
今はまだ、無意識の内に認識することを避けている]
[ユリアンの言葉に、カラスはそちらをくるっと振り向き、クワ? と鳴きつつ首を傾げ]
あー、何か作り足すなら、俺がやる。
[ブリスとも話してたとこだし、と言ってから]
……それよりユリアン、お前も。
腕、診てもらっとけ。
[言う声は、ほんの少し険しさを帯びて]
[アベルとの会話を切るように。][クレメンスの方を見て。]
[小動物と格闘して見事に負けて。敗北感いっぱいのクレメンスにはいささか声をかけ辛かったが。]
[そのまえに尋ねた問いかけには、肯定の意を返されたので。]
[抱いていた大袋から楊梅皮と卵白を混ぜ置いていたものを出し、四角く切った白い布に浸し油紙に包み渡した。]
巻いた方がいいなら、撒きますけど…どうします?
[包帯片手に尋ねながら。]
おまもり?
・・・・ほんとに?
[蒼は隠され、見えなくなる。
表情は訝しげだったが、それも肩をたたく優しい感触に少し和らいだ。]
えーと。
ドンマイ?
[完敗、との声には小さく返した。]
……っと、あ。
ごめん。
[手を引いたブリジットの様子に、小さく、謝る。
一瞬の表情の変化から、辛い事を思い出させた事は容易に察する事が出来たから]
ええと。
じゃあお願いしましょうかね。
ブリジット君の手当てを受けるのも久しぶりです。
[落ち込みよりも腹の減り具合が今は勝った]
[ブリジットの申し出に、喜んで手を差し出す]
[右手の袖を捲り上げた]
でも腰とか首とかは大丈夫ですよ、ええ。
ずっとつけておこうとしても、外れてしまいますし。
その、怪我をしてる方も、体調が悪い方も、気を付けてくださいね?
……これ以上何も無いように祈っておきますから。
[とりあえず笑っては見るものの、どこか諦めた雰囲気があるのは否めない]
[クレメンスの返事に、はあ、とため息一つ]
それだけやって、普通に動ける所は尊敬しますが……。
[そこまで連続でダメージ受けられるのはどうなのかと。
そこは一応、言わずに置いた]
……ともあれ、きっちり治療してもらってくださいよ、と。
…シスター。
……いえなんでも
[彼女の言葉の続きはなんとなくわかったので、しっかりショックを受けたあとにそう返した]
…次は勝ちますよ
[そして聞こえたリディの慰めてくれるような声に(もしかしたら勘違いかもしれないが)、決意を秘めた声を投げる]
[視線は穴へ]
[その向こうではかじかじと、鼠が金ボタンを齧っているだろうかと思った]
ふん、壊しただけだ。貴様にとって不要なモノをな。
[荒げる声を涼やかに聞いて。][ヴィントの抗議の声にも動じずに流し。]
尤も、いずれ壊れるモノだったろうが。
[少女が触れた時に感じた痛みは。][それが万全な状態であれば、きっと痛みだけでは済まなかっただろうもので。]
[そして壊したことが何を意味するかは。][壊した本人が一番良く知っていたので。]
[低く、雑音は笑う。]
[これから起こる事を楽しみに。][待ちながら。]
偶然っつーかまぁ…元ネタ繋がってるのかもしんないな、と。
聖痕−スティグマ−、と呼ばれる花模様の痣。
人が人であり"神"より祝福された存在であることを証明する聖なるしるし。
それ故に第一級の保護対象として扱われると…
何処だっけな?
かつて都の治安維持機構内に存在していたと言われる、対人狼特殊捜査部隊の流出資料かなんかにあったよーな気が…。
[ぱらぱらとめくる、古い革の手帳。]
[食事は既に済ませてあったから、暖炉のほうへ移動しようかと席を立つ。
イレーネが視界に入り、声を掛けようとした。
・・・・何となく止めてしまった。]
・・・・おじさんは、神さまでもどうしようもない気がするなぁ。
[ナターリエの声にぽつり、失礼な言を。
昨日キッチンで惨事を起こした少女に言えたものかは謎だが。]
……多分、足りないねえ。
[ひのふのみ。
声をあげた人数を数えて、呟いた]
アーくんの愛の篭った手料理か。いいねえ。
アーくんの奥様になる人は大変だ。
[もっとも、報復の危険性があるから、僕は食べないが。
二人のように野菜は不得手ではないものの、いかんせん、辛いものや刺激の強いものは苦手だった]
じゃ、やりますかね。
[後の言葉は聞こえなかった振りをして、台所へ向かう]
おやおや
そういう部分だけ流出させるとは、ツイていませんねぇ?
まあその分、俺は楽なんですけどね。
始末か、保存
どちらにするかも決めやすいですしねえ
そうよ。
それがついているかぎり、貴女に悪魔がとりつくことはない。
[心配いらないわとリディに笑い、エーリッヒに]
つまりね、
彼女は外に出してあげることができるんじゃないかしら。
自衛団にかけあってみようと思うんだけれど。
[言いながら、エーリッヒの手帖を眺める。
似たような覚書を持つものは、意外に多いのかもしれない]
[クレメンスのボタンはネズミに持ち去られたようだ]
[手当てを受けているクレメンスに向かって]
予備のボタンをお持ちでしたら、つけて差し上げますわ。
あるいは、似たようなボタンでよろしければ。
安物しか持ち合わせておりませんけれど。
[アベルの謝罪にはふるふると首を振る。]
アベルが謝る事なんて無いよ?
ごめんね、私は平気だから。
[浮かべる笑みは、表情を覆うように。]
[穏やかだが、年相応とは言いがたい。][慣れてしまった隠すようなもの。]
[それでも微笑んでいれば、胸に沸きあがったものはゆっくりと消えていく。]
俺にとって、不要な……モノ?
[掠れたコエで呟く。
それが何を意味しているのかの認識は、ない。
それだけに、恐れは募る。
低い声の漏らす笑みや、余裕に満ちた態度も、それに拍車をかけてゆく。
……枷から解き放たれ、動き始めた獣の本能。
その鼓動もまた、今は、恐れだけをかき立てて行く]
でも、個性と言うのは大事だと思うのですよ?
クレメンスさん。
[励ましになっていないような気もするが。
エーリッヒが手帳をめくりながら話すのを耳に留めて]
…やはり人狼に関係する事なのですか?
それでは…でも、きっとこれは偶然です…。
[最後の言葉が消えそうなのは、
そうあって欲しいという思いと、そうなのかと言う確信が混ざり合った結果で]
……それが本当なら……。
[その先は、口に出来ない]
予備、ですか。
…あったかな。
[眉を寄せて考える]
[右手は出したまま]
似たようなの、あるのでしょうか?
もしよければお付け願えませんかねえ。
[ボタンに刻まれた剣と満月の模様はきっと今頃齧られて欠けているだろう]
[ノーラの申し出に、申し訳なさそうな声と顔になった]
ほら、こうだとちょっと見目が良くないでしょう?
気にするような身分でも年でもありませんけね。
[クレメンスに頷いて。差し出された右手の、少し色が違うような場所に布を貼り、上から白い布で丁寧に巻く。]
そうですね、でもあの時はもっと、酷い怪我だったから。
あんなじゃなくて、良かったです、けど。
[包帯を巻きながら。]
[アベルの家に運ばれて。][治療を手伝った時のことを思い出す。]
[腰と首、には苦笑して。はいと笑顔で応え、包帯の端を切り、腕の治療を終えた。]
でも気をつけて下さいね。
小さい傷でも、積もり積もれば大事になる事もありますし。
[最後にそう、一応の釘を刺しながら。][無駄になるかなぁとは心の中だけで思ったわけだが。]
もう落とさないようにします
[力ない声だった]
[どこか遠くを見てしまった]
[理想郷とかが見えた]
アーベル君も言うとおり、一応、動けますけどね。
怪我くらいちょろいもんですけど。
しかし個性というのも。
…やめておきましょう、ちょっと悲しくなりました。
花模様の痣…。
[フルリ、と肩を震わせる。
どこかで見たことあっただろうか。
いや、何故そんなことを考えるのか]
…釦、全部無くなったら困っちゃう。
[意識を向けられる別の方向を探す。
アマンダの笑み。それに合わせて少しだけ笑いながら]
その前に勝利しなくちゃですね、クレメンスさん。
[皆の話を聞いている限り。
次で勝てるとはやはり思えなかったようで]
まて、何だその『大変』ってのは。
[思わず突っ込みつつ。
後の言葉を無視されれば、さすがに顔をしかめて]
……スルーするなっ!
[さすがに、声には怒気が交えられた。
キッチンへ向かう肩から、カラスが舞い上がり、しばしの悩む素振りの後、ブリジットの側へとちょこん、と舞い降りる。
相棒の代わりに慰めるつもりなのか、他に意図があるのかは、わからないが]
んー、とはいえ自衛団の連中が信じてくれるかは保障できないなぁ…。
同組織の捜査資料のひとつには、絵の具で捏造した証で人々を騙したって事件の資料もあるわけで…。
[使い古されて煤け、擦り切れたり、汚れの染み込んだ革張りの手帳。
若者が持つには、あまりに年季が入りすぎているようにみえるだろう。]
うん。
無理しないでね。
[クレメンスには真顔で告げた。アマンダの言葉にこっそり頷くのは彼から見えただろうか。
暖炉の前に移動する間も、無意識に左肩を撫でていた。]
[キッチンに向かうユリアンを手伝おうかと思ったが]
[クレメンスに頼まれれば]
ええ、わかりましたわ。
ちょっとお洋服、お借りしてもよろしいでしょうか?
そんな落ち込んだ顔、クレメンスさんには似合いませんわ。
ボタンがなくなったら、また新しく付け替えればいいだけですのよ。
[しょげたクレメンスに微笑んだ]
ところで、スティグマですか。
[エーリッヒを見る]
[が、ブリジットの声に、彼女を見た]
[自分の手に綺麗に巻かれていく包帯を見てほうとため息を吐いた]
何であんな怪我をしたのかも覚えていないんですけどねぇ。
困ったものです。ここまでしっかり落とし物が多いと…やっぱり年ですかねえ。
[己の怪我を思い出す]
[今はもう癒えているその怪我]
[拾ってくれたアーベルや、ブリジット、そして手紙のあて先だったギュンターは見ただろう]
[靴はなく、足の裏に切り傷]
[擦り傷や打ち身などは体にたくさんあった]
[しかし倒れていた理由は食料と水が無かったことだと、たくさんの人に知られてはいるだろう]
だって、アーくんより料理上手くないといけないんだよ?
大変じゃない。
[キッチンに引っ込みかけたところで、アーベルの声が強まる]
……そんな大げさにしなくたって、平気だって。
てか、細かいこと気づきすぎ、アーくん。
[それだけ答え、鍋の中身を確認する。
やはり、心もとない。
小さめの器に分けて、後は、何か別の物を作って貰えばいいか。蓋を閉めて、アーベルに振り返る]
皆、お腹空かせているみたいだしさ。
[台所に向かったユリアンを少しは手伝おうと。
そちらに向かって歩いてゆく。
クラリ。足もとが少し覚束なくなった。
倒れるほどではなかったので、直に体勢を立て直して]
何か、手伝います。
食べてばかりじゃ悪いから。
[リディの傍を抜ける時、一際強くなった違和感。
一度ギュッと肩を掴んで、ユリアンへと声を掛ける]
ありがとうございました、ブリジット君。
君の手当てはいつも早くて、丁寧で、ありがたいですよ
[手当てを終えてくれた彼女にそう告げた]
[そして体ではなく服の手当てをしてくれるというノーラに、頷いて]
ありがとうございます。
もう本当にねえ。
年ばっかはどうにもなりません。
…いえ、昔もやってたんですけどねえ。
[照れたように笑って、上着のボタンに手をかけた]
自分でつけると、どうもゆがむものでねえ。
本当に有難いのですよ。
[白いワイシャツの上、黒い神父服――左胸のロザリオがないだけのそれを差し出す]
神。
[呟く。けれど言葉は意識の上を滑る。
なにかが過ぎった気はしたけれど、イメージとして捉えることはできなかった。]
でも。
・・・嫌な感じ。
[先程より微かな声。暖炉の前だというのに、僅かに身震いした。]
[それぞれの話を聞きながら、
彼らの動きを気に留めながら]
[どうか彼らに悪しき事が降りかからないように、と]
[静かに目を閉じて、*そっと祈る*]
ま、こういう資料の収集が、専門分野なもんで。
[ぱたりと手帳を閉じ、胸ポケットに仕舞う。
ちらりと窓の外を確認。
木の影から見えただけなので確実ではないが、
月が満ちるのは…明日あたり?]
……そーゆー問題かよ。
[『大変』の理由には、思わず呆れた声。
いや、今はそれよりも]
というか、怪我隠すなバカ。
腕ついてしかめっ面してたって事は、どっか傷めてんだろ?
こっちは俺に任せていいから、ちゃんと手当て受けろって。
[諭すように言いつつ。
リディ相手と同じ感覚で、ぽむ、と頭を撫でようと]
イレーネ。
アーくんいるし、大丈夫だよ。
[肩に置かれている手を見る]
それより、頭痛、平気?
[問いかけは別だったけれど]
そうよね…。
でもそれなら、なんのためのスティグマだっていうの。
見分ける知識もなくただ閉じ込めるなんて、どうかしてるわよー。
……まあ、あとで掛け合ってみるわ。
[言葉は明るさを貫いていたまま、そう不満を述べて]
あなたのも、家に伝わるものなのかしら?
[エーリッヒの手帖を見て、そう呟く]
うん、昨日ほどじゃ。
[無いからと言おうとして。
途端に強くなった肩の違和感に眉を顰める]
二人で作るのでしょう?
運ぶくらいしようかなって。
[背後の会話から逃げようとして。
けれどそれは頭痛を呼んで。
交互にやってくる不快感に、じっとしている方が辛かった]
…ぁー、これ?
[女性(おばさんと称しては流石に失礼だ)の言葉に、胸ポケットの上からそれを撫でる。]
俺のお師匠さんが使ってた奴。
…一昨年亡くなったけど。
[まー…歳だったし、しゃーないさね、と肩を竦めるしぐさは寂しそうにもみえるか。]
研究生 エーリッヒは、未亡人 ノーラ を能力(占う)の対象に選びました。
いや、こっちは大丈夫、俺に任せといてくれれば。
[やって来たイレーネにこう言いつつ]
……ゆっくり、休んでた方がいいんじゃ?
食事も、まだなんだろ?
[落ち着いているとは言い難いその様子に、やや、眉を寄せて]
ちょっと、掴まれただけだってば。
大丈夫。
[とは言ったものの、実際にどうなっているか見てはいないのだが]
[ぽふり、][頭に置かれた手に目をしばたかせた]
……アーくんは、ずるいなあ。
[そうされたら、反論出来やしない。]
やっぱり、思い出しませんか?
記憶を失うのに効くような薬草はないから…。
[すみませんと謝罪し。][年ですかねと呟く声には、年、の基準が判らなかったので。]
首は自然横へと振られる。][他意はない。]
何か肩からかけるような鞄があれば、少しは減るかもしれませんね。
[でもきっと、ボタンまで鞄はカバーしてくれないだろうと。][思ったけど、やっぱり口にはしない。]
[体中の傷を一つ一つ、沢山の薬草を作ってアベル達と一緒に怪我につけて。]
[最終的には暫くミイラのようになっていたが。][骨まで折れていなかったのは幸いだったが。]
[とはいえ倒れていた原因は、軽装備で長旅をしていた(だろうと見られている)せいなので…ある意味自業自得なのだが。]
……。
[イレーネの様子を見て、考える。
彼女が反応を示しているように、見えるもの――]
それじゃ。
心配性のにーさんが戻れってうるさいから、
代わりにお願い出来るかな。
[笑みを浮かべて]
逆に、身体を動かしていたほうがいいこともあるしね。
[アーベルに同意を求めるように続けた]
…そうですか?
[逆に邪魔になってしまうのかな、と。
食事がまだなのはその通りだったから小さく頷いて]
掴まれた…?
[ユリアンの言葉に目を瞬いた]
[クレメンスから上着を受け取る]
いえ。おせっかいでごめんなさい。
ボタン、部屋に置いてありますの。ちょっとお借りしますね。
[上着を持って部屋に向かう]
掴まれた……って。
[今、そんな事をしそうなのは、というのは。
考えるまでもなく、答えが出る]
……あいつら、加減とかしてないだろうから。
ちゃんと、手当てしとけ。
て、ずるいってなんだよ、それ?
[呆れたように言いつつ。
ユリアンがイレーネに向けた言葉に一瞬きょとりと瞬いて]
……動いてた方が気が紛れるってんなら、まあ、話は別かな?
怪我人疑惑があるのが動き回るよりは、安心して見てられるし。
[『動いている方が気が紛れる』。
それは、今の本心。
そうすれば、緋色の意識で感じているモノ。
内なるモノの鼓動も。
少しは忘れていられると思ったから。
疼きが止められないのは、既に、感じていたけれど。
それでも、まだ、認めたくない意思は残っていて]
[強い違和感は一体何を意味するのか。
気にしたくなくとも気になるのは止められず、襟元からそっと覗く。
蒼色は間違いなくそこにあった。]
・・・・・・・・
[膝を立て、顔を半分埋める。ぼんやりと見つめる炎は朱い色だった。]
ええ。まあ…思い出せませんねえ。
一体あの手紙も何のために書いたのかとかねえ。
[ギュンター宛の手紙の内容も、詳細は書かれていなかった]
[直接口でのみと言われているということ、共通の友人のサイン、それだけ]
いやいや、ゆっくりと思い出していきますから。多分。
ついでに色々、ドジなのも直るかもしれませんし?
[横に振られた首には少し嬉しく、ありがとうございますと感謝した]
なるほど、肩からかける鞄ですか。
あれば便利かもしれませんね。
鞄ごと落とすことはないでしょうし。
[感謝の気持ちにと、怪我が癒えた後、黒真珠が一粒入った袋を治療にかかわってくれた皆へと渡していた]
[断られても押し付けて]
[これのお蔭で助かったのかもしれませんねぇと、笑って、お守りにと差し出したのだった]
[ギュンターも、今も持っているだろうか]
[小屋の代金としての細工――それもまた月と金の、精巧なものと一緒に]
[しかし、それでも。
聖なる印を身に帯びた少女と近くにある事で。
それとの同化は、加速されてゆくのだけれど。
遠い、とおい、呪縛に従うように]
〜自室〜
[荷物からボタンを入れた袋を引っ張り出す]
[それっぽいボタンをいくつか取り出す]
これなんかシンプルな十字架だけど、似合うかしら。
・・・あら。
[床にボタンが一つ転がった。それを拾い上げた時、一瞬目が険しくなる]
[ボタンにはこの辺りを治める領主の家の紋章が刻まれていた]
[そのボタンをぐっと握り締めた後、荷物の中にしまい込む]
[結局、猫の紋様の入ったボタンを右袖につけた]
[ボタンをつけ終えると、クレメンスの上着を持って階下に向かう]
ありがとうございます、レディ。
[彼女にもお礼に何かをしなければと考える]
[己が身につけていたものは、小さな宝石の類ばかりだった]
[一体なんでこんなものを持っているのか理解していなかったが、あるものは有効に使うべきだろう]
[彼女を追うか悩んだが、広間に留まって見送った]
[人の心を守る小さな砦。]
[ヴィントの戸惑いと、迷いと、怯えと。][恐れは。]
[おそらくそれの所為もあっただろうから。]
そうだ、我らには不要。
…さぁ、恐れるな。
お前にかけられた枷は解き放たれた。
内なる声を聞け。
望むままに動け。
誇り高き人狼の末裔よ。
[低い雑音はヴィントから離れ。][少し離れた場所でゆっくりと伏せた。]
[久しく、近い者に会う事も無かった為。]
[自らを焼くかのように。][聖印の傍に寄るヴィントを。]
[その苦悩をわうように。][楽しげに、興味深げに。][じぃと見ながら。]
……なんでもなーいよ。
[へんにゃり。
頼りなさげな笑みを作って、二人に向ける]
うっかり忘れっぽかったから、叱られただけ。
[最初の問いにはそう付け加えたけれど、後の問いには答えず]
てか、僕ももうすぐ19なんだしさ、
女の子の前でそういうの止めてよねー。
[恥ずかしいじゃん。
更に重ねられた皮肉っぽいアーベルの言いように、若干むくれたようにして、舌を出した]
それじゃ、よろしく。
[左手をひらひら振って、広間に戻る]
スティグマ…保護対象…人狼対策…なぁ
[とだけぽつりと呟くと。
充分温もった体を起き上がらせ木箱を背負い、*自室へと引き上げていった*]
あいつら…まさか、自衛団の?
[アーベルの言葉に小さく震える。
そもそも武装をしている人は苦手なのだ。記憶が無くても。
いや、無いから、だろうか]
頭痛は何かしてる方が、気にならないと思います。
一応、料理したことないわけじゃないし。
運ぶのとかは幾らでも。
[広間に戻ってゆくユリアンには小さく微笑んで頷いた]
[ブリジットに頼むべきかと思ったが、その前に、話の輪に加わりもせず、暖炉の前にポツンと座っているリューディアが気にかかり、そちらに歩み寄り]
リュー? どしたの。
お腹すいた?
朝、ちゃんと食べた?
[上から覗き込むようにして、問いかける]
[耳元で囁かれた言葉に、びくりと震えたのが伝わってしまったかもしれない。]
そういうのは…習って使えるようなもんじゃないさね。
…血筋ってぇか…素質を継いで居ないと、ね。
[出逢った時を思い出す。
だからあの老人は、俺に来るか?と問うたのかもしれず。]
……っとに。
[広間へ戻るユリアンの様子に、さっきまで頭に置いていた手で、ぐしゃ、と前髪をかき上げて]
だったら、そういう行動とるなっつーの。
[低く、笑う。
蒼の瞳は、少しだけ楽しげで]
……ま、気が立ってるからな、外の連中。
[イレーネの様子に気がつけば、軽く肩をすくめてこう言って]
さて、んじゃま、料理するとしますか。
待たせすぎて飢え死にされちゃ、敵わんしね。
何か、食べたいもの、ある?
[冗談めかした口調で言いつつ袖をまくって流しで手を洗い、料理の準備に取り掛かる]
うん、それもそうね。
だから、素質がなかったら、弟子にしない。
師匠と、呼ばせないわけで。
[動揺するような瞳をじっと覗き込み、にこりと笑った。
まわりに聞こえるのを恐れてそこらで切り上げる]
あはは、びっくりしたー?
気にしないでー。
[はたはたと顔の前で手をふって、ごまかすように笑い上げた]
[やはり思い出せないという様子には、こちらもそうですかと溜息を。]
[打ちつけた場所が悪かっただろうか。][口伝が間違っていただろうか。]
[そんな不安もあったが。][返された言葉には。]
そうですね、えっと、頑張って下さいね。
[そう返した。][ほんとうにそうなるといいなとは、心から思いながら。]
[鞄を便利と言う様子には、頷いて同意して。]
[だが鞄ごと、には一拍間が空いて。][少しの後、そうですね、と朗らかに大人びた笑みを浮かべた。]
[お礼にと小さな袋を渡され。][その中に小さな黒い珠…真珠が入っているのを見て、受け取れないと返そうとしたが、感謝の証ですと言われれば無碍に断る事も出来ずに。][お礼を言って、袋は大袋の中に入れておいた。]
/中/
あ、えりりん占い師COかな。
これで3人。狼と狂信者が見えないですね。ジットにはプロで疑い(?)かけてましたが。うーん。
まぁ、まだ2日目だからこんなものでしょうか。
そも私はサイン見落としもよくやりますが(苦笑
んー?
[気怠げに上を見る。覗き込んでくる目と目が合った。]
ううん、ご飯は食べた。
・・・・・あ。
[何処か覇気のない返答をしていたが、思い出したことがあり表情が変わる。]
ところであれはぼくへの嫌がらせかな、ユーリィ。
[じとり、上目遣いに見上げた。
相変わらず肩に添えられた手は動かないけれど。]
不要な枷……。
[緋色の意識に響く、囁き]
内なるコエ……望むまま……。
[自分の望み。
それは。
束縛からの解放。
その束縛は何か。
祈りの藍玉に瑕がついた今。
押し止める痛みはなく]
……俺は……。
[コエの震えが鎮まりつつある事に。
銀の意識は、容易に気づくだろう]
…そう、ですね。
[気が立っている。それはそうだろう。
殺人事件の容疑者が集まっているのなら。
…実際にはそれ以上の恐怖を覚えているのだろうけれど]
はい、先生とか、騒ぎ出すかも。
ええと、辛いものとか苦いものじゃなければ…。
卵あったらオムレツとか?
[軽い口調で言われればクスリと笑顔を見せて。
食べたいものを問われたが、咄嗟に思いつけるものは少なく。
最後に自分が作ったものを答えていた]
アーベルさん、お料理得意ですか?
それなら私は準備の方を手伝いますから。
[こっそり得意ではないのです宣言]
気にしないで下さいね、ブリジット君。
俺はまあ、さほど大変じゃあないですから。
ほら、全部忘れてたらさすがにね。
[茶目っ気を出して笑う]
…本当にそうなるといいですねえ。
[朗らかな笑みにはやっぱり思われているだろうことが理解できた]
[やっぱり遠い世界を見た]
そう?
なら、いいけれど。
[肩に置かれた手。
見えないはずの蒼がちらつく。
一瞥してから、向けられる眼差しと目を合わせて]
何が?
たっぷり、愛情を篭めておいたつもりだよ。
伝わったなら、これ、幸い。
[にこやかな表情。不必要なほどに]
一番上の頭が固いから、末端までガチガチになるんだよな、っとに。
[こんな時でも……いや、こんな時だからか。つい口をつくのは団長への悪態で]
うわ、それはうるさいから願い下げ。
オムレツね、それならすぐに作れるかな。
[騒ぎ出す、という言葉に、おどけたように返し。
得意、と聞かれれば、それなりにね、と頷いた]
何でかんで、養父さんと二人だったから、いつの間にか慣れちまったかな。
[低い意識は。][ヴィントを見ながらも。]
[表の声を注意深く聞いている。]
[そしてその中に、ひっかかりを覚えるものがあり。]
[心の中に、置き留める。]
……遅かったか。
[広間から聞こえるアマンダの声に、はあ、とため息一つ。
いつもなら煩わしく感じる彼女の声だが、今は、さほど気にならなかった。
それが、日常を意識させてくれるから、という。
そんな思いが、微かにあって]
……黙って、待つ!
[手際よく具材の下ごしらえをしつつ、一応、こう突っ込んでおいた]
…いや、まぁ…別に。
[冷や汗混じりにあとずさろうとして、やっぱ寝違えた首が痛いのか肩を竦める。]
つーか、おねーさんは何処で…そういうことをー……ってきいちゃいねぇ。
[空腹だと騒いでいる姿に、今度は本当の意味で肩を竦めていたり。]
…ちょっと遅かったみたいですね。
[アマンダの声が聞こえてくれば軽く肩を竦めて]
いつもアーベルさんが作っているんですか。凄いな。
私は普段はお婆様が作る方が多くて。
自分で作る時は…その。
[一緒に居る時も作らなくはないのだが。
まだ複雑なものが作れるほどではない]
急いで作って持って行きましょう。
[下ごしらえを手伝いつつ。これならそれなりの手つき]
/中/
ところで。
リアル人狼を取り入れた村のお料理ネタで、やっぱり一瞬考えちゃうのがタマネギなんだよね(笑)。
まあ、狼であって狼でないから、食べても平気だろう、とは思うんだけど。
この設定の人狼だと、どないなのかしら。
一応、人間が素体だから、大丈夫だと思うんだけどw
[クレメンスの笑い顔にはくすくすと笑って。]
そうですね、せめて名前だけでも覚えていて、よかった。
[言うも、その後で遠い世界を見ているクレメンスに少し慌てて。]
[でも何も言ってなかったのでどう言っていいのかは分からずに。]
ああ、その…今日のご飯、何でしょうね。
[そう全く別な話題を出して、視線は自然台所の方へと。]
[そういえば今日は手伝いはしていないが。]
[先ほど足りなければアベルが作ると言っていたのを思い出して。][ならば今日は食べる側に居ようかと思い、お客さん位置に。]
[さて、何の石があったかな]
[考えているがそうそう覚えているわけもない]
[ユリアンにでも頼んだら、アクセサリーに加工でもしてもらえるのだろうか]
[しかしそれには元手も必要だろう――そう、金という]
本当、駄目駄目ですねえ、俺は。
[キッチンからの怒鳴り声]
[またおなかが鳴った]
お腹空いてたらこんなとこにいないよ。
[騒ぐ声や鳴り響く腹の虫に、思わず表情も綻ぶか。
続く言葉とイイ笑顔には途端に恨めしげな顔になるのだが。]
迷惑な愛情もあったもんだよ。
人の苦手なもの、よく覚えてたね。10年くらい会ってないのにさ。
そうですね。
名前すら覚えてなければ、俺はちょっと自分を疑いますよ。
[ブリジットの言葉に真剣に返した]
…なんでしょうねえ。
何でもいいんですけれど。
美味しければ。
……いえ、本当は、すっぱすぎるものは苦手なんですけどね
養父さんに任すと色々と問題あったから、ってのもあるけど。
[イレーネの言葉に、苦笑しつつこう答えて]
でも、作ってもらえる内は、甘えといた方がいいよ?
女の子だと、そうも言ってられんかも知れないけどね。
[軽口めいた言葉を投げつつ。
手伝いもあって、手早く下ごしらえが終われば、大き目のフライパンを利用して、一気に焼き上げて行く]
[何だかんだ言って、アーベルとの共謀によりグリンピースを回避したことは言わない。]
・・・・今度タバスコいれてやる。
[付け加えるように呟いた。何の料理にとは言わないが、多分何であっても入れるつもりだ。]
はーい!
おまちしてますーっ!!
[キッチンから聞こえてきた声に、明るく返して、
エーリッヒの問いには、聞こえていないふりをした]
いいにおいね。
今日はきっとピザに違いないわー。
[ふんふん、とご機嫌で香りをかいで]
[お腹すいたの大合唱。一方は、声ではなく腹の音だが]
ああ。
それなら、騒ぐ側に回ってそうだもんね。
[変わるリューディアの表情に、ついつい、笑みが深まった]
[こうしていると、ここに集められた理由なんて、嘘のようで]
母の愛情は、時には厳しいんだよ。
[ノーラからの受け売り。
使い方が間違っているのには気づいていても、気にしない]
ん? ああ、まあね。
向こう言ってからも、こっちの事は、忘れたことなかったから。
二人とも、どうしてるんだろうな、って。
よく、考えてた。
それこそ、大変なものが出来ちゃうとか?
[小さく笑いながら手伝ってゆく。
アーベルが焼き始めれば大きそうな皿を探して出して]
あ、取り皿もあった方がいいですよね。
甘えてばかりじゃやっぱり後で困ってしまいそうですし。
今は一人になることもあるから、もっと出来るようにならないとって思っているんですけれど。
[ふと先程のアマンダとの会話を思い出した]
いつか、先生の所にも差し入れとかしてみたいですし。
[きっとその方が幸せだと思ったり思わなかったり。
アーベルにとっては少し唐突な話題だったかもしれない]
……戻って来たとき、
変わっていたらどうしようと思ったけれど、
うん。
変わっていても、やっぱり、変わらないね。
[そのまま聞いたら、意味不明な言葉だろう。
本質は変わっていないように思えたことの、安堵]
[からかうような表情から、柔らかいものへ変わりかけたけれど]
……せめて、食べられるものでお願いしたいな。
[固まる]
[当分、毒見役が欲しいところだった。]
[声が変わる。][声色が変わる。]
[種子から芽が出るように。]
[生まれたばかりの人狼が、ゆっくりと首をもたげるのが分かり。]
[その目に真っ先に映る獲物は、おそらくあの男だろう。]
[今夜は満月。]
[月の光が、村を満たす。]
[最良の。][晩餐の日。]
[にぃと、唇が笑みを浮かべた。]
[まるで嘲笑うかのように。]
[クレメンスには同意するように頷いて。]
[すっぱいモノが駄目だという台詞には、へぇと見上げ。]
そうなんですか。じゃぁ、レモンとか駄目なんですね。
私は…卵が苦手で。
最初から割って混ぜてあるものなら平気なんですが。
茹でただけのモノが…ちょっと。
[味もだが、見た目が駄目だったりする。]
レモンは一杯は食べたくないですねえ。
それそのものだと、どうも、口がね。
[口の中がすっぱくなった気がして、歪めた]
卵ですか。
スクランブルエッグなどは大丈夫なんですね。
でも、わざわざ茹で卵だけというのも、しなければ問題はないですからね。
他に好き嫌いはないようで良い事です
[自分は棚に上げた]
まー、喰いモンなんてのはとりあえず、腹が膨れりゃよし。
美味けりゃなお良しかなー?
こないだ食べたパイは…なんか懐かしい味して美味かったけど…。
[ガキんときに友人宅に遊びに行って食べた味によく似ていて。
パイとかそういうのって母親が娘に教えるものだってとこまでは考えが行ってないあたり結局その程度の推理力なわけだけども。]
酒の肴ばっかり作るんだよ、養父さん。
そんで飲みすぎるもんだから、厄介でね。
[口調だけは冗談めかす。
養父の事を案じる気持ちはあるが、今はどうする事もできない。そんな現実は、苛立ちを感じさせるけれど]
あ、そうだね、切り分けてって、食べたいだけ取ってもらった方がいいし。
[そっちの準備は任せた、と言って。
出された大皿に、オムレツを移してゆく]
やる気があれば、身に着くモンだよ、こういうのって。
……どっかのお嬢も、やる気をだせば身に着くと思うんだが。
[ぽそっと呟く。言っているのがリディの事なのは、通じないかもしれないが。
アマンダへの差し入れ、の話には、さすがにきょとん、と瞬いて]
[緋色の意識の混乱は、静かに、静かに鎮まって。
枷を解き放たれた蒼の風が、ゆらり、揺れる]
……束縛するもの。
取り払えば、いい。
[聖痕を持つ者との接触は、獣の本能の覚醒を促進して。
どこか、不安定さは残るようだが。
少なくとも、恐れや怯えは消えたようだった]
失礼な。
[不満気に呟くけれど、あまり反論しないのはきっとご名答だから。]
残念ながら、ぼくは厳しくされると凹むタイプなんだよ。それこそ覚えてて欲しかったんだけどなぁ。
あはは。
なにそれ、どっちなのさ。
[「母の愛」に返すのはやっぱり何処かズレつつ。
その後の言葉は嬉しかったのか、次第に笑顔になったのだが。]
大丈夫。
食べられないものに入れたって意味ないじゃん。
[意図的にか本気でか、明らかに意味を取り違えた返答を返す。
多分一番イイ笑顔だった。]
…飲みすぎは身体に良くないですしね。
[僅かな焦燥感には気付いたのか気付かなかったのか。
とりあえず納得はしたから頷き答えて]
やる気、足りないのかな。
もっと頑張らなくちゃ。
お婆様や先生にも、ちゃんと出せるくらいに。
[きょとんとされれば、あ、と呟いて]
その、先生の味覚、というか料理に関するあれこれは。
色々間違っているというか、ずれているというか…。
どんなものが出てくるか、不安というか…。
[お食事にお呼ばれしてるんですけれど、と小さく囁きながら。
取り皿を人数分に余裕を持たせて取り出した。]
レモンだけは…ちょっと大変ですね。
輪切りにして蜂蜜をつけたり、風邪を引いた時に、絞り汁に砂糖を入れて薄めて飲んだりするのはいいんですけどね。
[言いながら、歪めた顔には、何となく何を想像したのか分かって、笑って。]
はい。お肉は…あまり多いと食べられませんけど。
お野菜もみんな、好きですから。
[流石は薬師。][というわけではないが。]
[褒められれば嬉しそうに、にっこりと微笑んだ。]
・・・・せんせー、相変わらずだなぁ。
[ピザとは明らかに異質(だと思う)匂いに、ぽつりと呟いた。
直後小さくくしゃみしたのはキッチンの会話のせいかも知れない。]
それはそれは、忘れておりました。
なら、甘やかして差し上げましょうか、
リューディアお嬢様?
[悪戯っぽく言う。
続きはなんとなく気恥ずかしい感じもしたから、笑みを返すだけで]
[ただ、]
……リューの「食べられるもの」の基準が心配なんだよ。とても。
[表情が明るくなったのは嬉しかったが、その笑顔はあまり嬉しくなかった]
[台所から漂ってくる匂い。
ピザとか聞こえたが、……明らかに違うと思う]
……あれ。
あの人、先生なんだ?
陶芸家って書いてあったけれど。
[多分アマンダを指すのだろうと思って、問うた]
あ。しまった。
アーくん来る前に手当てしてもらっとかないと……。
[何をされるのやら、わかったものじゃない。
きょろりと視線を彷徨わせて、ブリジットの姿を探した]
ブリズの嬢ちゃん、卵は雛を丸齧りしているようで嫌いなんだっけか。
…知らぬが仏、ってねぇ。
[声は何となしに外へは出ずに、違う世界から表の方へと意識を向けて。]
ああ。そうやって甘くしたものは、俺も大丈夫ですかねえ。
お子様味覚なんでしょうか
[笑って頷く]
[食べ物の話はあちこちで花を咲かせているようだ]
[なんだか黒い一角を見た]
[リディ>ユリアンの構図だと思ったかもしれないが、あたたかい目で見守ることにした]
やっぱりブリジット君は偉いですよ。
苦手なものを克服する、というのも大事なことですしね。
[微笑む彼女の頭に手を伸ばす]
ほんとにね。
付き合わされて、俺も酒飲みになっちまったし。
[冗談めいた口調で言って]
まあ、誰かのために、って気持ちがあれば、上手くなるのも早いから。焦んない、焦んない。
[筋はよさそうだし、と付け加え。
アマンダの話には、ああ、と]
……まあ、正直言って、味覚壊れてるっぽいから。
矯正できるなら、した方がいいかも。
[こちらも声を潜めつつ、何気に酷い物言いをしてから]
んじゃ、できた事だし、広間にお届けしますか。
取り皿とか、そっちの方、頼むねー?
[軽い口調で言いつつ、*広間へ料理を運び始め*]
[意識を向ければ。][それは風のように映っただろうか。]
[銀の狼は満足気に。]
そうだ、取り払え。
邪魔をするものは、必要ない。
牙を研ぎ、爪を磨き。
知恵を使い、仕留めればいい。
我等にはそれが出来る。
それが赦されているのだから。
[でなければこの牙は、この爪は、一体何の為にあるというのか。]
[この血を求める衝動は、何の為に植えつけられたというのか。]
まったく、肝心なとこを忘れおって。
では今度から存分に甘くしていただきましょうか。
[避けられなければ、手の甲がユリアンの額に軽く当たったかもしれない。
無意識のうちだったが、それは右の手だった。]
だから大丈夫だって。
幼馴染みは信用するものだよ?
[しかし浮かぶのは明らかに信用ならない笑みだろう。何だか生暖かい視線を感じた気はしたが、少女は気にしなかった。]
[より早く、覚醒を促させた聖痕を持つ乙女らはどこか甘い匂いをしていただろうか。]
[いずれあれも喰えるといい。]
[思っていたのは、今のところ猩だけだったが。]
アーベルさんも、強いんですか。
[冗談めいた口調にはクスリと笑い]
はい。少しずつ努力していきます。
[とりあえずは戻ったら一人でもちゃんと作るようにしようとか。
そんな甘いことも考えたりして]
矯正…できるのかしら。
[知っている限り、学校で教わっていた頃からあの調子で。
やっぱり何気に酷いことを考えて言いながら]
はい、先生とか待ちくたびれちゃってるかもですし。
[取り皿やらフォークやらを持って、広間へと移動して]
おまたせしました。
私の好みでオムレツにしてもらっちゃったけれど…苦手な人、いませんよね…?
[運ばれてきた料理に、きらきらと茶色の瞳を輝かせ]
……あれ?オムレツ?
ピザだとおもったんだけど。
…………まあ匂いにてるしね。うん。
大好きよー、オムレツ。
[一人納得して、料理を並べるのを手伝い始める]
邪魔するものは、イラナイ。
力を使って、取り払えばいい。
[緋色の意識に零れるコトバ。
ひび割れた藍玉に込められた祈りは、最早届く事はなく]
……それが……できるのだから。
[なら、しない理由はないはずと。
その時の蒼の風には。
*揺らぎの陰りは見えなくて*]
あ。
えーと、臨時のせんせーだったんだ。図工の。
[ユリアンには軽くそんな説明をしておいた。
ブリジットの姿を探し出すのを見ながら、小さく伸びをする。]
肝に命じておきます。
[額に当たる右手を取り、恭しく、その甲に口づけようかと思ったけれど、流石に手前で止めることにした。
止まったのは、後の言葉のせいもあったが]
うん。
その笑顔が信用ならないというのは信用している。
[顔を上げて至極真面目に言った]
っと
[美味しそうな匂いに目を向ける]
[輝いているのはきっと気のせいではない]
[視線を向ける時、ノーラが戻ってきていると気付いた]
レディ。
早いですね
[すごいと感嘆の声]
ああ、なるほど。
僕はこっちの学校は通ってないから、知らなかった。
[頷きを返す。
ブリジットの姿を見つけ、伸びをするリューディアから離れて、彼女の方へと近づいた]
ブリジット、ごめん。
食事の後でいいんだけれど、ちょっと、手当てのほうお願いできる?
[ここに来てから、働かせっぱなしのような気がして、申し訳なくなるが]
ピザ…。
[似てるかな、と一瞬考え。
アーベルの方をチラリと見れば微妙な笑みが浮かんでいて]
…やっぱり頑張ります。出来るだけ早く。
[また小さな声で囁いたりもしたが]
うん、大好きなら良かったです。
私は下ごしらえ手伝っただけだけど。
[アマンダの方を見た時にはニコリと笑った]
[クレメンスに声をかけられれば]
ふふ、お仕事で慣れておりますから。
ちょっと他のボタンと違いますけど、あんまり目立たないと思いますわ。
[上着をクレメンスに渡す]
[ちょうどオムレツが運ばれて来るのが見えた]
あら、美味しそうね。
さっきのスープ、少なめにしておけば良かったかしら。
[食べられないことに少し残念そう]
そんな事ないですよ。
レモンも苦いのも、好きだって言う人の方が少ないですから。
[頭をなでられれば嬉しそうに。]
[子供のように笑むのはいつもの事で。]
[クレメンスの視線を辿れば、自然とユリアンと目が合うだろうか。]
[きょとりと見つめ返して。]
[ユリアンにそう告げられれば、ぴくりと体は自然動き。][袋を持ち。]
怪我、したの?何処?
後でなんて良くないよ。今やるから、教えて。
[近づき怪我した場所を探しながら。]
[きっと無駄だと分かっているから、ピザとオムレツの匂いは全然違うよとか思っていても少女は突っ込まない。]
宜しい。
[何やら偉そうに言ってみせた。右手を取られているので当然ながら肩からは離れていた。]
ひっどいなぁ。
どこに不安要素があるのさ。
[多分全体的にだと思う。]
あら、すごいじゃなーい。
じゃあイレーネのお手並み拝見ね。
[嬉しそうなイレーネにこちらも笑って、ノーラに声をかける
私のぶん、一口、あじみしてみる?]
そういうもの、ですかね。
苦いのはもう大分慣れてるんですけれど
…理由は聞かないでくださいね?
[ブリジットの頭を撫でて、にこにこと笑う]
[丁度ユリアンが声をかけたので手を離し、ノーラから受け取った]
本当に凄いと思いますよ。
俺がやったら一日かかっても終わりませんから。
[真剣な声でそう言って、やはりお礼をあげねばと思う]
[だが手持ちはなく]
いやぁ、有難いです。
…猫?
…鼠を撃退してくれますね
[新しいボタンに、がんばれとエールを送った]
アーベル君の料理上手に感謝します。
そしてイレーネ君の、お手伝いにも。
今度また作ってくれませんか?
[ノーラの言葉が届いたからか、そんなことを言って、祈りの言葉を呟いた]
[そして腹を満たすために、*フォークを動かす*]
全部。
[きっぱりとリューディアに答えてから、]
そんなに大げさなものでも。
[すぐに用意を始めるブリジットに、苦笑を返した。
彼女にわかるように右腕の袖を捲り、……自分で驚く。一部分、色が変わっていた。どれだけ強く掴まれたのやら。
そう言えば、骨の軋む音も聞いた気がした]
[元々、店に篭りがちなせいで生白いから、肌を染める紫は目立つ。
あの朱や蒼のように、目に残るものではなかったが]
……放っておいても、治るとは思うんだけれどねえ。
/中/
すいません表でいっぱいいっぱいになってましt
誤読も多いのです…むぐぅ。
あ、そうでしたね<描写
ザフィーアのわっかの件は了解&投げておきました。
たまにザフィーアと遊んでもいいですか? ’’)
烏とか大好きなもんで…。
占いも、どちらか程度に候補は絞れたでしょうかー。
みんな表出てくるの早いなぁ。
こっちは初回占いもあるので、はっきり動くのは2日目以降…でいいのかな。
守護者さんはそうなった場合、スイマセンと謝り倒しまsy
[クレメンスには笑って]
慣れれば、すぐできるようになりますわ。
ネズミ避けになるといいですわね。
[エールを送る姿を楽しそうに眺めている]
[陶芸家に声をかけられた]
ええ、もしよろしければ。
ありがとうございます。
[陶芸家の隣に移動する]
[目の前のオムレツは美味しそうだ]
[アマンダには少し照れたように笑いながら。
自分の分も取り分けて空いている席に着いた。
食べる前にふと顔を上げる。リディも丁度周囲を見ている所で]
…授業?
[注目すればまた違和感が浮かんでくるが。
それも押さえ込むようにして軽く問いかけた]
ん。
・・・うん、ほら。せんせーの授業の話。
レーネも受けてたよね?
[何気なく振り返り、イレーネの言葉だと気付く。
違和感は変わらずあったけれど、押さえる代わりに右手でアマンダを示した。]
へえ、いいな。
こっちの授業って、お遊び多そうなイメージ。
[向こうにいた期間のほうが長いのに、こちらで過ごした時間のほうが、記憶には強く残っていた]
僕も、こっちで暮らしたかった。
…うーわ。
それ痛そー…。
ちゃんと手当てしてもらわんとやばくね?
[バンダナ少年の腕をみて、痛そうに眉を潜める。
さっきスープはもらったけど、オムレツもやっぱり、変なフォークのにぎり方でぱくつく。]
ん、美味い。
ああ、うん。
先生の授業は面白くて大好きだった。
外でもやったりして。
[リディに頷き、示されたアマンダに再び笑いかけ]
うん…のんびりとはしてる、かな?
[ユリアンの感想にも頷いて。
何と比較したのかは本人も分かっていない。
それからオムレツを一口食べた。
自分で思っていたよりお腹も空いていたようだ]
駄目。治療が遅いと、その倍は直すのに時間がかかるって言うし。
[放っておいていいと言うユリアンを嗜めながら。]
[右腕の袖の下から現れた、色の変わった肘に顔を顰める。]
…酷いね。痛くなかったの?
[言って、一旦台所から水を浅い皿に入れ持ってきて。]
[まず少し血の滲んだ患部を消毒し、梔子柏皮湯を水に溶かし塗り布を巻いた。]
明日、一旦取り替えるね。
薬が乾いたらまた呼んで。
どうぞ?
[にこりと笑ってノーラにオムレツの一口を差し出す。
彼女の食べた後に自分も口に運び]
うん、おいしいよー。
[ばっちりばっちり、とイレーネに*笑いかけた*]
[視線を向けなおせば、治療を受けているユリアンの腕は痛々しく変色したりしていて]
…酷い。
[窓の外をチラリと見た。
巡回する自衛団員の姿が見え、目を逸らした]
そぉねー。
厳しい人は厳しいけれども、町の学校よりも、
ゆったりとしているかもしれないね。
[こちらの学校の話をされれば、懐かしむように*笑った*]
あたしも楽しかったわ。
[痛そう、という声に振り返る。]
そういえば…、エーリッヒさんの怪我は大丈夫ですか?
[少し名を呼ぶ前に間が空いたのは、名前が会っていたかどうか自信が無かった為で。]
……大丈夫だと、思ったんですけれど。
どうにも柔らしくって。
[眉を顰める男とは対照的に、へらりと笑みを返した。
そのまま手元へと視線を滑らすと、何だか奇妙な持ち方が見えた。癖なのか、風習なのか。指摘することもないだろう]
[患部に触れられると、ジンとした痛みが走る。
い、とあがりかけた声を飲みこんで、笑顔を上書きした]
ん。
これくらいで泣いていたらいけません、て。
[あの時は、体の痛みより、心の衝撃の方が大きかったせいもあるが。
続く言葉に頷いて、ありがとう、と礼を述べる]
[「全部」ときっぱり告げられて、尚笑うのみだったか。]
たしかにそうかも。
町のほうだと、ずっと椅子に座りっ放しだもんね。くっついちゃいそう。
[そして時々は自ら仲良くくっついて寝ているのだが、それは言わない。言わずとも想像できるかも知れない。]
ってか、それ・・・・大丈夫?
[エーリッヒの言葉が聞こえ、紫が見えて眉を顰めた。]
/*
実はこそっとまだいたりします。
表はどうしても流れ早いんで、焦らずに。白優先で。
ザフィーアは好きに扱っていいですよー、NPC動物は村の共有財産ですから(笑)。
ちなみに、団長食べた後また少し壊れる予定でいますので。
占霊はエーリッヒ・アマンダ辺りかなー、とは。
あんまり早く動かれると、狼の潜伏先がなくなるんですが、逆に言うと、動きを見せて、ってサインな場合もありますしね。
初回占いあたっても、即告発にはならない……と、思うんだけど、この村だと。
2日目夜明け後の流れ見て、考えてきましょうか。
守護者襲撃は、まあ、もし起きたら出てこないんだもん! という事で。
出てきてもストーリー的に美味しければ初回襲撃ありですし。
それでは完全に落ちますねー。
*/
ん。
食事時に変なもの見せて、ごめん。
[もっと時と場所を選んで頼むなり、自分で処置しておけばよかった。
アーベル辺りに言ったら、そういう問題じゃないと言われそうだが]
そうそう、座りっぱなしで、痛くなったりして。
僕は優等生だから、居眠りなんてしなかったけれどね?
[場の雰囲気を変えようと、からかいを口にした]
そーそ。
はしゃいじゃって、良く転んでたっけ。
[イレーネに返しながら、懐かしそうに眼を細めた。尤も、転ぶという点に関しては今も変わらないようなのだが。]
ところで、・・・ぼくも少しもらっていいかな。
[朝は食べはしたけれど、やはり誘惑には抗えなかったらしい。]
いや。
手当ては早いほうが良いよ。
[心配そうにしていたが、次の言葉には少し拗ねたような眼を向けた。]
なんだよそれ。
ぼくが居眠りしてるとでも言いたげだね、ユーリィ。
しないもん。
・・・・たまにしか。
[嘘は吐けないようだ。]
[ユリアンの痛みに小さくうめく声には、少し申し訳なくなったが。]
[治療を止めるわけにはいかないので、そのまま治療を続け、終えて。]
痣、あんまり触らないでね。
それからお風呂に入る時にはなるべく濡らさないように。
直接暖めるのも今は駄目。
中が傷ついて血を出してるから、せめて一日か二日、経ってからにして。
[直るまで時間がかかりそうだったので、いくつかの注意事項を言っておく。]
[感謝の礼には、ふるふると首を振って。]
これが私の仕事だから。
[小さな笑みを。]
[美味しいというアマンダには自分も食べながらニッコリして]
町の学校って大変そうなんだね。
学校っていうだけで楽しいものだと思ってたけど。
[リディとユリアンにはそう言って。
そう町の学校については知るわけがない。
この村に来たのは年齢的にも就学前だったのだ]
ふふ、リディちゃん、すぐに走っていっちゃうんだもの。
森の中へも率先して入っていくし。
[当時を思い出してクスクスと笑い]
あ、もちろんどうぞ。
皆で食べた方が美味しいもの。
[一つ取り皿に分けてリディに差し出した]
/中/
相方さんすみませんお手数おかけしています(つд`)
幻夢初狼がアベルでよかったと心底思ってます。感謝、感謝。
あっは。健康的でよろしいかと。
それに寝る子は育つとも言うしね。
[ふと、そこで言葉を止めてリューディアを見、]
その割には
[口を噤む]
いや、なんでも。
……はい、わかりました、先生。
[普段のどこかおっとりとした雰囲気とは異なる、テキパキとしたブリジットの様子に、思わずかしこまった口調になってしまう]
んー、あまりお手数はかけないようにしたいんだけれどね。
でも、本当に、助かる。
[丁寧に布の巻かれた腕を見て、袖を下ろす。あまり肌にフィットするタイプではないから、特に不自由は感じなかった]
と、冷めないうちにどうぞ。
アーくんは料理上手いからね。
イレーネも手伝ってくれたみたいだし。
うん、全然違っててびっくりしたよ。
まあ遊ぶとこもそうないけどね、向こうじゃ。
[のほほんと返しながら、差し出された皿に礼を言って受け取る。
纏わりつく違和感は黙殺した。]
だって、なんか楽しかったんだもん。
そういえば、森で迷子になって後で怒られた気もするなぁ。
[少し恥ずかしそうに俯きながら、適当な席についた。]
[イレーネが来たのは10年も前だら、そのとき、すでに僕はいない。
小さく笑う彼女の言葉に、ありありとそのさまが想像出来た]
……やりそう、やりそう。
はしゃぎ過ぎて、アーくんに叱られるんだ。
森の中を不用意にうろつくと、危ないんだから、って。
[右腕をゆっくりと動かす。
作業をする分には、支障はなさそうだ。ここで出来ることは限られているし、激しい動きがあるわけでもない]
[陶芸家に分けてもらったオムレツを口に運ぶ]
・・・美味しいわ。
何ていうか、素朴な味。
癖がない分、きっと飽きがこないわね。
[一口を噛みしめるように食べ]
[若い子たちの昔話などを微笑みながら*聞いている*]
すごいな、ジティ。
なんか別の人みたい。
[ユリアンに指示する様を惚けたように見た。]
だーかーら、たまにだってば。
[続く言葉には訴えるが。]
・・・・・。
[止まった言葉の先を想像するのは容易で、無言で立ち上がり、歩み寄って彼の頭をはたこうとした。
高くて届かなかった。]
私は、本当に手伝っただけだけど。
[皿越しでも触れた瞬間に違和感は大きくなる。
けれどやはりそれは押し殺すようにしてやり過ごし]
遊ぶところ、少なかった…?
[一度小さく首を傾げ呟いたが]
それは分かる。私も楽しいって思ってたもの。
どんどん先に行っちゃうから誰も追いつけなかったのよ、あの時は。
でも一番綺麗な花を見つけたのもリディちゃんだったよね。
あんなところに咲いてるだなんて知らなかった。
[ユリアンにも向けて言いながら、当時のことを思い描く。
そんな感じでどこか和やかに*食事を続けていた*]
・・・・・・
・・・ばぁか。
[背後にどんよりとしたオーラが見えたかも知れない。
そこで殴らず悪態のみに止めた辺りは、先程見た怪我が効いているのかも知れない。]
[いくら平均より低いとは言え、リディよりは高い。
にっこりと笑みを浮かべて、見下ろす。
伸ばされた手に合わせるように、手を持ち上げた]
どうかした?
リューは可愛いねって、それだけだよ。
[何がどう可愛いか、はさて置くとして。
とは言え、からかい以外の意味も十二分にありはするが、冗談めいた声の中に消えてしまうだろう]
……本当、楽しそうだよねえ。
羨ましい。
[幼い頃は僕がいた場所。いなくなった後には、イレーネがいた。
そんな気がして、少しだけ複雑な気分にはなったけれど、それは押し隠す]
・・・・・
どーせちびですよーだ。
[言葉に一瞬詰まるものの、結局はからかいと受け取ったらしい。
胸にタバスコの決意を秘めつつ席に戻ったのだが、オムレツを口に運べばあっさりと解消された。]
あ、おいしい。
[にこにこと笑う。]
町にはこっちみたいに森も野原もないからね。
遊ぶとこも作られたとこばっかりだしさ。あれはあれで面白いけど。
[意外な褒め言葉には瞬いたりして、会話は和やかに*進んだ。*]
先生じゃ…。
[まるで医者のようだと、首を勢い良くぶんぶん振って。]
[とかやってたらリディにも似たような事を言われて。][ほんのり顔が赤くなる。]
すごく、ないよ。
これしか出来ないから。
[他の生き方なんて知らないからと。]
[むしろ。][きちんと学校に行って、文字の読み書きの出来る彼らの方が。]
[何だか凄い人たちに見える。][沢山の、可能性を持った。][自分とは、違う。]
[自分とは―]
[考えがほんの少しだけ悪い方向へと傾きかけた所で、ユリアンの声に我に返る。]
あ、うん。
頂きます。美味しそう…。
[イレーネと、アベルに感謝しながら。][残っていたオムレツを嬉しそうに*食べ始めた。*]
[赤い赤い世界に。][響く青い声は、鮮やかに映り。]
[銀色は緩やかに。][ゆっくりと目を閉じる。]
[もうすぐ夜が来る。][満月の夜が。]
[だが今回は自らが動く事は無いだろう。]
[…どんな結果になるだろうか。][それが分かるは、ああもうすぐ。]
[もうすぐ約束された。][銀の月の夜が。]
[もうすぐ、もうすぐ。]
ユリアン、リディ、イレーネ、
自分と同じくらいの歳の、
沢山の可能性を持った人たち
ああそれはまるで
たまごのような
私の嫌いな
丸い卵のような
[低い雑音が目を閉じる前に。][ぴくりと耳を欹てた。]
…何を、今更。
[それは視線の先にいる若い狼に向けたものではなく。]
[内に在る。][外に在る。][脆き少女へと向けた言葉。]
[それだけを呟いて。]
[雑音はやがて*無音へと。*]
[手帳から、朽ち掛けた一枚を破り取り、手向けの花を折って捧げる。
むせながら火をつける、キツい銘柄の煙草。
揺らめき立ちのぼる紫煙は空へ。]
…ここに眠ってんすね…。
あんたが師と仰いだ二人と…巻き込まれた無数の人々が。
[石碑の最初に刻まれた、当時の自衛団長の名。
石碑の最後に刻まれた、富豪だったらしい老人の名。
その間の幾多の名前は、上の方からしばらくは姓名がはっきりした男性のものが多く見え、刻まれた年齢も2〜30代中心。
後ろの方は年齢もまばらで、幼いものも。
名字の無い名も見かけられる。]
やっぱ、祟られてたんじゃねっすか?
俺らの分まで生きなきゃ承知しないって。
[数多い死線を乗り越えて、長く生きた彼の人を想う。]
[誰が植えたのか、慰霊碑の傍らには大きな木。
風が枝から柔らかな雪片を散らす。
たんぽぽの綿毛のように、ひらり。]
どこかで根付いたんでしょうかね?
ここから飛び立った【希望】は。
[かつて、そうでありながら
律に縛られず、血脈に流されなかった月の娘。
盟約からはぐれた特別な獣は、盟約を打ち壊す希望の鍵になれたのだろうか。
それをずっと気に掛けていた、亡き師を想い*しばし佇む。*]
/中/
メモ。
猩にとって人狼とは
・赤い世界に居れる人。
・人間では無いもの。ある程度知能を持つもの。人狼形態が狼であるかどうかは二の次というか、赤い世界に顔出してる時点で勝手に人狼と認識してしまっている。
古に薄く広まっていた狼の因子。
・薬師の一族は義理堅く、同族間でしか婚姻を繰り替えさなかた。
・その結果、ブリジットとその兄に人狼の兆候が現れる。
・本来であれば、人を殺すのを避けたいとか、そう言う思考が働くが、ブリジットは人狼である自分と、人間としての意識を完全に切り離してしまった為、殺戮衝動を抑える事が全くできていない。むしろ、殺戮を助長するような存在(グリズ:草)まで作り出し、心を守る為に何も知らない幸せな子供(ライン:無知・無垢)をも作る。
・その代償として、心の中で抑圧された部分(ドゥンケル:人と人狼との狭間・闇)を内包する。
/中/
むしろ猩なのがおかしいのか(滅
銀色に関連する名前だと良かったのに…ばかばか。
前村の人狼たちが漢字一文字だったから、それに倣って漢字にしようと思ってギリギリまで思いつかなかったから前使ってたのから持ってきたんだよね…しょんぼり。
/中/
一応、ブリズの結末は滅びを考えているけど。
前村の事考えたら生きてるのも美味しいっちゃ美味しいのかな。
エーリッヒのを見てたらそう思うようになってきたw
占い師さん次第にもなるけど。
でもなるべく表には出てくようにしよう…どうにも(設定上のものもあるけど)潜伏癖が…っ。
/中/
アベルは猫い方でいいんだろうか。うん、多分。
あとイレーネは中身分かってる(ぁ
他の人がさっぱりなんだよね…
同村したふかの人とかそるらさん、ふらぅさんとか誰なんだろう。
/中/
寝落ちっ子です。おはようございまs
すいません、なるべくぽつぽつとだけでもっ。
わーいっ、ありがとうございます<ザフィーア
後で遊んでもらおう。
<占
ですよね。ハインリヒも怪しい動きはしてますが、こっちは普通な方なのかな…。
<サイン
ぁぅ、そうですね。ちょっと潜伏癖があるもので(ネタっぽい村で赤やってて狼何処よと言われた事は多々…)
でもブリズ的に3日目あたりまでは潜伏め…。
<告発
ですねぇ。もし占い師が村の人なら特に。
はい、またその辺りで相談ですね。守護者の件も含め了解了解ですw
本日の接続時間は基本夜まで鈍めのランダムです。ではまた後ほど。
[しばらく広間での歓談を聞いていた]
[やがて立ち上がる][食糧の備蓄を確認する][沢山あるようだ]
・・・どうやら、しばらくここに滞在することになりそうね。最初からそのつもりだったのかしら。
そのわりに、自衛団は取調べをするつもりはないみたい。これじゃただの軟禁状態ですわね。
[広間に戻ってくる]
[空いた食器をキッチンに下げ、洗って片付ける]
[階段や廊下、台所、浴室の*掃除に向かう*]
◇ブリジット=クリングベイル(Brigitte=Klingbeil)
人格1ブリジット(Brigitte)
人格2猩
人格3グリズ(Gras)草
人格4ライン(Rein)無知・無垢
人格5ドゥンケル(Dunkel)闇
父 ブルクハルト(Burghard)
母 ベルタ(Bertha)
兄 ベネディクト(Benedikt)・人狼名:ロット(Rot)赤
自分 ブリジット(Brigitte)・人狼名:モーンリヒト(Mondlicht)月光
猩が猩と名乗るのは、亡き兄の名前を取ったから。
人格が分裂する前の本当の彼女の人狼名はモーンリヒト。
うん、これなら綺麗に纏まるか。
//
聖痕者がイレーネ&リディ、
占い師がエーリッヒ、アマンダは霊能者?
アーベルは(補正込みで)守護者に見えるけれど、
明日になればわかるかな。
……で、クレメンスは、もういたら吊ればいいと思うよ!
//
だとすると、縁故上おいしい位置に赤組いなさそうだから、
占い師希望は外れてよかったかな。
相変わらず空気を読むスクリプト?
……占い師だと、実は――も有り得たしね。
早めに削られるように動いた方がいいかな。
周りの動きを見ながら、キリングを視野に入れよう。
/中/
おまいら楽しげに1村ネタをやりおって(笑)。
俺もネタ出しせずにはおれんじゃないかwwwww
といっても、アーベルとシュテルンくんの繋がりって、歌だけなんだけどね!
(他にどうつながりようがあるんだよ)
あー、せっかくだから、黒真珠も拾っとくかにゃーと。
[まだ食事をしていない皆のための準備を整えて。
ブリジットによるユリアンの手当ての様子に、蒼の瞳は険しさを帯びる]
……やっぱり、早めに診てもらって正解だったろうが……。
[呆れたような言葉は、ほんの少しの怒りと心配とを滲ませて。
そちらは任せて良さそう、と判断した所でキッチンに戻り。
道具を片付けた後、昨夜紅茶に入れたブランデーを瓶ごとこっそり確保する。
カラスはまだブリジットの側にいたから、無理に呼ぶ事はせず、二階へと]
─二階・自室─
……ふう。
[確保してきた瓶をことり、とサイドボードに置いて。
開け放った窓枠に腰を下ろし、外を見る。
白の中、黒々と広がる森。
養父はどうしているか、という不安が過ぎる]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken…
[不安を振り払うよに、口ずさむ歌。
父が好んで歌っていたそれは、父方の祖母が創った歌だという。
より正確に言うならば、祖母の学生時代の研究仲間がよく口ずさんでいた歌。
未完成だったというその歌の原詩。
オリジナルの作者が若くして死した後、祖母が彼を偲び、自分なりに完成させたのがこの歌だと聞かされていた。
だからなのか、この歌は。
最後の部分に、ある祈りが込められているらしい。
再会、巡り逢い──そんな願いが]
[一しきり歌い終え。
持ってきた本でも読もうか、と荷物を開き]
……っと、これ、何だっけ?
[鞄の内ポケットに入っていた小さな袋に目を留め、一つ瞬く。中に入っていたのは、丸い、黒い粒]
あー……前に、クレメンスさんにもらったやつ。
[ここに入れたまんまにしてたんだっけ、と軽い口調で言って。
ひとまず、それはそのままに。
出した本を手に再び窓辺に戻り、そのページを*開いた*]
/*
寝落ち注意ですよー。
寝落ちはバファリン対象になりやすいですから(汗)。
ザフィーア、側に置いてったんで、好きに使ってくれてOKです。
ハインのは役職ロールというより、肩書きロールのような気が。
占い師にしては、絡みに来てないし(絡み薄いと吊られやすい)。
俺の方は、ここからちょこまか異常サインを出していくようにしてきます。
潜伏しすぎでやらかした事多々ありなので(汗)。
接続に関して了解です、無理ないペースで!
*/
ユリアン君、そんなになっても放っておいたんですか?
[オムレツを食べながら、その手を見た]
[声が呆れたように聞こえたかもしれない]
男の子でもやせ我慢はいけないんですよ。
[それから穴に目をやるのは…金の猫を見た後に]
[教育の話を聞きながら、食べ終えて]
ご馳走様でした。
いやぁ、アーベル君は本当に料理上手です。
食べられて嬉しいですよ。
[一度出て行き、戻ってきたノーラが食器を片付け始めるので、自分も幾つかを重ねて持っていった]
[どうやら今回は、無残なことにはならなかったようだ]
おっと。
[窓の外に自衛団の姿]
ちょっとご飯について聞いてきましょうかね。
ノーラさん、お願いします
[笑って、彼女の邪魔をせぬように外へと向かう]
―集会所・外―
こんにちは、お疲れさまです。
薪小屋に置いてある破片は…
あ、片付けていただけたんですね、ありがとうございます。
いやいや、本当に申し訳ないですよ
なんでこうも割ってしまうんでしょうねえ。
ところでギュンターさんは?
ああ、いえ、なんとなく。
何を言おうとしてたのか、はっきりとは思い出せていないんですけれどねえ。
一つ、思い出したんです。
ほら、友達のね。伝言を。
ええ、直接お話しますね。
[ギュンターを呼びに行ったその男を見送る]
[やがてやってきた彼に、伝言を伝え始める]
いやいや、本当に大した事ではなかったんですが。
俺がまた落としてしまうと大変でしょう?
ええと、ほら。
助けていただいたときにお礼でお渡しした黒真珠、彼からなんですよね。
自分のものだと思って皆さんに渡してしまいましたけど。
[困ったように笑って、内緒ですよと言う]
で、伝言ですが。
「魔除けだからそれを持っているように」でしたっけね。
本当、そっけない言葉ですけど。
あれですっけねえ。心を落ち着けてくれるとかでしょうか。
ギュンターさんは悪く考えがちだからとかおっしゃってましたよ
ええ、もうお礼としての効能がなくて申し訳ないですねえ。
[困ったように頭に手をやる]
[右手に気付いたギュンターが何か言おうとしたが気にもせず]
そういうわけでして。
お忘れなきよう?
では、一度部屋に戻りますね。
ほら、なんですか。
ご飯を食べたら眠くなってしまったんですよ
あはは、かわいいなぁ。
[赤くなるブリジットににこにこと笑い掛ける。]
んー、そうかな。
良くわかんないけど、こういうのってだれにでもできるわけじゃないと思うしさ。やっぱりすごいよ。
それに、ジティかわいいしさ。
ジティみたいな子に治療してもらえるって、なんか得した気分だよね。
[ブリジットの微妙な思いなど知らずに無邪気に言って、最後はからかうように付け加えた。]
さてと、ごちそうさま。
ありがと。おいしかったよ。
[アーベルとイレーネにそう声を掛け、立ち上がる。キッチンで皿とフォークを片付け、そのまま広間には戻らずに部屋に行く。
コートとマフラーの装備を固めて再び出てくると、その足は外へと向かった。丁度部屋に戻ろうとするクレメンスと入れ違っただろうか。]
[...は大人しく食事を進め、何とはなしに語られている周囲の会話に耳を傾けながら、ふと思い立つ事があった。
1つはイレーネとリディの花の痣。
いやはっきりとしている訳ではないが、エーリッヒの語った伝承は...も聞き覚えがあったからだ。
そして2つめはそのエーリッヒ。
能力云々はともかく、そういう能力を手にしている人物がこの中にいる可能性がある。
そうすると次に浮かぶ疑問は、そんな能力者が3人(仮定)も13人の中にいるのか? という事だ。人狼の容疑者として集められたのはわかるが、その中に3人も能力者がいるとすると割合計算をすればすでに4割は人間である証明になる]
(そんなに容疑がない人も交えて、容疑者を集めたなんておかしくないか?)
[そういう疑念が湧き上がる。ギュンターの事は色々と父親から聞いている。アーベルの言うように頑固一徹で、常に住人の心配をしているような人だった。おかげで家族には多大な苦労を強いたのだろうが、それでも人々のために頑張っていたのは知っている]
……私とアーベルには、とても歓迎した事じゃないけれど。
[似たような肉親を持った事に苦笑しつつ、食べ終えた食器をキッチンに戻しつつ、更に思考する。
もし、人狼として容疑者を集めたのであれば、そんな能力者も一箇所に集めるなんておかしな事はしないだろう。
ならば目的はなんだろうか?]
……まさか?
[仮説に辿り着いて、またすぐに頭を振った。
いくらなんでもそれはない。
自分の悪い癖だ。
勝手に思考して、勝手に結論を自分の中で纏めてしまうのは。
...はキッチンから出ると、外の空気を吸ってくると一言残して、*集会所から出て行った*]
―二階・個室―
[窓の外には、相変わらず、自衛団員の影。
『人狼』の排除だのと言った割には、取調べの気配もない。人ならざるものが相手だから、準備が必要なのか。それとも、何かを待っているのか]
嫌だなあ。
[すっかり、口癖になってしまっている。それこそ、嫌な話だ。
椅子に腰かけると視線が水平になり、彼らの姿は見えなくなる]
[雲の合間に覗く澄んだ空と、白く霞む山。天と地の境界が、わからなくなりそうだった]
――なーんでだろ。
[ぽつり、][呟きは誰にも届かない]
[静かだった。
今までの晩も静寂に包まれていたから、防音はしっかりしているらしい]
[卓上に置いたままだった石に、指の先で触れる。
紅と青の玉が、*きらめいていた*]
/中/
少し時間が取れたので現状把握。
この集まりって、人狼候補+能力者を一箇所に放り込んで人狼の全滅を図るって感じなのかなぁ?
容疑者まとめて放り込んだらびっくり、能力者が居ましたとか考えてt(安易すぎる
前村は全部読んでないんだよね…アベルとエーリッヒは前村関係者っぽいから、少し設定を持ってきてるみたいですが。
上手く絡めたいんだけど…今からあのログを読むのはっorz
はふ。
・・・・・さむ。
[当たり前のことではあるが、言わずにはいられない様だ。言葉と共に吐き出される息は白い。
地面も変わらず同じ色に塗られている。]
雪降るの、すごい嬉しかったっけ。
[良く駆け回っては転んだりした。転ぶのは相変わらずだし、今だって本当は思い切り走り出したいのだが。]
・・・・そんな顔しなくたって。
逃げないよ。
[こちらに不躾とも言える視線を向けてくる自衛団員の顔。思い出すのはユリアンの腕の痣か、不機嫌な顔で一瞥した。]
/中/
とりあえず、能力者が集められたのか集まったのかはその人次第、なのかな(前村の占い師さんを見てきました)。
そして黒真珠…神父さんが狂信だったら、分かってて渡してきた事になるわけで。
食べたらパワーアップとかしてみたい(おまえ
/中/
うわぁ、気をつけます…<寝落ち
ザフィーアありがとうございます。とりあえずごはんごはん。
ですね<探偵さん
こっちはばれる時は一気にばれる気が。でもこれって、やらかしそうな…。
ば、バランス取り気をつけ…ま、す。
[視線から逃れるように、集会所周りを進んで行く。
殆どが踏み固められてしまった中で、未だ新しい雪の積もる一角を見つけた。]
・・・やっ。
[何故か掛け声と共に、前のめりに倒れ込んだ。ぼふっという音と共に、細かな白が舞う。
誰かが見たら、行き倒れたかと驚くかも知れない。
コートは焦茶、マフラーは赤。白の中には異質な色合い。]
/中/
……何をしているのだね、りでぃ。
蒼の聖痕は一度は雪に埋もれるものなのかと!
(とゆーか、一度どころじゃねぇだろえりりんは)
なんで、僕らなのか。
[祖母の“昔話”が蘇る。
人ならぬ獣。朱と蒼の花。
それから、なんだっけ。
――力を持つ者たち。]
[御伽噺だと、夢物語だと、思っていたのに。
何の力も持たない、出来損ないの僕には、関係ないと、……そう]
なんで、――生まれて来たんだろうね。
[もっと違えばよかった。]
ぶえっくしゅ!
[男は自分のくしゃみの音で目を覚ました。開け放した窓辺で居眠りをしていれば当然の結果だった]
やべえ、風邪ひいちまうぜ。
[慌てて窓を閉めようとして、視界の端に映った焦げ茶と赤]
ああん?
[男は窓から身を乗り出して目をこらした]
/*
あ、ところで。
2日目から出てくる狼の扱いどうしましょうね、自衛団駆逐担当班。
どっちかが呼び寄せるにしても、流れ的に俺だと不自然かな、と言う気も。
一応、動き出しの布石だけは打っときますが。
*/
[ごろりと寝返る。
コートは勿論雪塗れ、思い切り突っ込んだ顔は真ん中辺りが紅く染まっていた。]
あー、つめたっ。
・・・あははははっ。
[尤もな感想を洩らした後、1人で笑い出す。
顔を歪め、心底楽しそうに笑った。]
[ひとしきり笑った後で、開いた窓からこちらを見る男に気付く。]
あ、こんにちはー?
[起き上がり、呑気に手を振ってみたりした。]
[白の中の赤というコントラストは、男の胸を騒がせた。しかしそれがごろりと転がって笑い声をあげたことで胸騒ぎは収まる。代わりに沸き上がったのは、呆れとも羨望ともつかない感情だった]
若いねえ、まったく。
[苦笑を漏らしてから、呑気に手を振る少女に向かって声を張り上げる]
元気なのはいいが、風邪ひいちまうぞー?!
─二階・自室─
……一度に全部読んだら、あときついよな。
[決して薄くはない本を読みきって、小さく呟く。
持ってきたのは数冊。繰り返して読むのも嫌いではないが、さすがに味気ない]
しかし、外でれねぇと……ヒマだ。
[ぽつりと零す。
元々、外で動き回るのを好む質という事もあり、今の状況はやはり、強い苛立ちを掻き立てた]
/中/
あ、二日目のは私らではなく狼なんですよね。
猩も呼べなくはない、でしょうが…そんな万能人狼でもないような。
こちらが出来る事は、グリズ(又は猩)が今の状況を打開しようと、野狼を誘い出すような薬草(又は呪術的な意味合いを持つもの)を撒く、あたりが妥当でしょうか。
必要であれば今から薬作れますし。
/*
何か阿呆な子みたいだ。
折角蒼だから、1村のエーリッヒの真似したかっただけなんだ。他意はないんだ。
家系は絶えてるらしいから多分彼と直接関係はないんだけどね。
痣の位置も違うし。
[リディに可愛いといわれて。][もごもごと。口に混ざった卵を入れたまま。][ますます顔を赤くして俯く。]
[続く言葉には顔を上げ。]
すごい事…。うんと、
薬師の…ローグの家に生まれたから、そうなるのが普通だって。
それに、ちゃんと業を継げたかどうか。
可愛いのはきっと、リディみたいな子、だと思う。
ほら、ユリアンも言ってたし。
[彼が口にした意味はそのまま、好意的に受け取っているので。][そう言った。]
[自分がアベルに似たような事を言われたのなどすっかり忘れた様子で。]
あは、平気平気。あんまり引いたことないし。
楽しいですよ?
[何とかは風邪引かないと言うのが関係あるのか如何か。
笑いながら立ち上がり、身体の雪をはたく。]
[リディの反応を見て。][小さく笑いながら。]
[ふと傍に居た黒い烏が自己主張を始めたので、袋に入れておいた干し肉をあげた。][つまんで食べるのを楽しそうに眺めて。]
[広間を去る人たちを見送りながら。][こちらはゆっくりと、人より遅い食事を終え、食器を片付けに。]
[烏に餌をやる様子を見て。]
干し肉は、マズイ。
[ぽつりと。]
あの黄金の髪の男の血はまぁ、美味かったな。
殆ど、飲めはしなかったが。
[昨日、ブリジットが治療した際に口に含んだ紅い水。][その味を思い出しながら。]
[陶器の欠片が混ざっていた為、その殆どは口の外に出してしまったが。]
…腹が、へったな。
[ぼそりと。]
猩、おなかすいた?
ごはんたべた。おいしくない?
[くるりと、赤い世界に唐突に。小さな声が顔を出す。]
[ブリジットに良く似た声色で。][だがどこか幼い響きを含むそれは。][彼女とは別な意識。]
[苛立ちがかさむ。
外に出れないという事への。
その『名』の示すまま、束縛を嫌う蒼の風は、自身を束縛するモノへの苛立ちを募らせる]
……それに……。
[気に入らない、と。
もう一つ混じる、異質な感覚。
浮かぶのは、先ほど階下で見た治療の光景]
……傷つける……傷つけた。
気に入らない。
[零れ落ちる、小さなコエ]
たーしかに、楽しそうだけどなー。俺みたいな年寄りにゃ、真似できねえぜ。
[笑う少女に答えて、男は、今度は苦笑ではない笑顔を見せた]
まあ、元気なのはいいこった。
/*
実は、俺も忘れていたとか。
それでも、ぎゅんさんは、野生狼に紛れ込んで喰う気でいますが。
発見描写とどう絡めるかで思案中です。
薬で呼び寄せるのは面白いかも。
こっちから何か働きかけるんじゃなくて、勝手に反応させてもいいかなー、と思いつつ。
でも、そうやって表と連動できるアクションすることで、能力持ちと示唆しとくのもありだと思うし、基本はやったもの勝ちだと思うんで。
*/
……なんっか……おちつかねぇ……。
[隔離宣言をされてから。
奇妙にざわつくというか。
とにかく、気が鎮まらなかった。
気にかかる事が多すぎる──といえば、それまでなのだが]
っとに……滅入る……。
[ぽつり、呟いた手から。
するり、と本が抜け出した]
て、ちょ。
[ぴくんと。][小さな意識は赤い世界で聞く声に反応する。]
だれ?猩、だれかいるよ?
ロットかな?ロット、かえってきた?
違う。
[彼にとって、その名は特別。]
ロットは死んだ。もう二度と戻っては来ない。
[久しく口にしなかった名を、どこか遠く呟いて。]
[幼子には、自分で聞けというように煩わしそうに。][あまり相手をしてやらない。]
しぬ…?
[幼子は不思議そうに。]
わかんない。
ロット、いつかえってくるかな。
[理解出来ない。][否、しないまま。]
[ふわりと。][柔らかな意識がヴィントの周りをくるくる回る。]
あなたはだぁれ?私ライン。
[子犬のように。]
……やっちまった。
疲れてんのかな……集中力落ちすぎ。
[はあ、とため息をついて。
周囲に自衛団員の姿がないのを確かめてから]
……いよっと!
[窓枠に手をかけ、下へと飛び降りた]
えー。
そんなこと言ってずっと家の中に篭ってたら、カビ生えちゃいますよ?
[ハインリヒにはそんな言葉を返す。]
ん。
[何処かで音が聞こえた気がした。先程、雪に突っ込んだ時のような。]
/中/
w
ではとりあえず、薬草を撒くという種だけ撒いておきましょうか。
且つ表主導っぽく、補完は裏…な感じでいいのかな。
こちらも少ーしは怪しい動きをしつつ。
こっちは食事は、今回は我慢してみます。
二日目襲撃布石にもなりますし(こっちがやるなら)
[外へと抜け出した矢先、緋色の意識に飛び込んできたコエ。
初めて聞くそれに、蒼の風は微かに戸惑う]
……って……ライン?
俺は、ヴィント。
[周囲を巡る気配に、名を告げつつ。
そう言えば、他にもいる、と言っていたかとふと、思い出して]
[きょとんと辺りを見渡す。]
あれ、ベルに・・・
って、ちょっと!早まるな!
[人影は今まさに飛び降りようとしているところだった。勝手な勘違いの下、少女は慌てた。]
/*
種撒き了解。
裏も表も、というのが理想だけど、いきなり求めても(遠く)。
進行中は白しか見えないわけだし、白>赤でやって行った方がいいかな、と。
ギュンター喰いはこっちで、初回襲撃はそちらにお任せした方がいいかな。場合によっては、聖痕襲撃まで連続で。
聖痕は、やっぱり落とした方が美味しいですから。
*/
ヴィント、ヴィント。
[嬉しそうに名前を呼んで。]
何してるのヴィント。とびおりごっこ?
[ヴィントが『誰』であるのか。][その場に居ないのに瞬時把握する。]
[幼子もまた、間違いなく。][特別な力を内に含む。][人狼の一部。]
[飛び出した矢先に聞こえた声。
ある意味思いも寄らない内容に、一瞬体勢が崩れる──ものの]
っと!
[完全な着地失敗はしなかった。
……本を踏まないようにバランスを取るため、左手を思いっきりつきはしたけれど]
[食器を片付けながら。][思い出したように。]
薬、余分を作っておこうかな。
何だか怪我する人多いような。
[独り言を呟いて。]
[大袋を抱え一旦、二階の部屋へと*戻って行く。*]
……ごっこじゃない。
[無邪気な問いに、蒼の風はやや、呆れたようなコエを返す]
外に出たかった。
だから跳んだだけ。
[口調は素っ気ないものの。
無邪気なコエは、緋色の意識で聞いた他のコエと比べれば、いささか接しやすい、と思ってはいるらしい]
[目を閉じ祈りを捧げていると漂ういい香り]
[それぞれが思い思いも事を口にしながら、
ある者は食事を作り、またある者は治療に励み]
……わたくしにできるのは祈ることだけのようですわね。
[そう言って微笑んで皆を見守る]
『この子供たちに、神は何をさせようと言うのでしょう…』
[願わくば、どうか、悲しみに濡れる事がないように。
自分と同じ悲しみを背負うものがないように]
わたくしは先ほどスープを頂きましたから。
[そう言って皆が食事をするのを見守って]
[食事を終えたエーリッヒに頼まれ、共に慰霊碑へと向かう]
こちらです。
[そう言って案内した石碑の前で、
感慨深げにそれを見つめるのを邪魔しないように、少し離れた所からそれを見る]
[エーリッヒが呟く言葉は、できるだけ聞こえない振りをして]
当時の方々は…見えない運命によって引き寄せられたのだ、と言われています。
[詳しくは教えてはもらえないけれど、決まり事があるという。
人・場所…そして、時。
だけどそれは言えない。符合してしまうから]
・・・・・はぁ。
あーもう、なにしてんのさっ。
[とりあえず着地した様に、安堵の息を吐いた。着地の態勢が崩れたのが自分の所為だなんて思いもしない。]
そっちは手遅れだったかぁ。
[ハインリヒの言葉は聞こえていたようで、小さく笑いながらアーベルのほうに駆け寄った。]
希望、ですか?
[彼がぽつりと落とした言葉に彼を見て、
それからもう一度慰霊碑を見る。
ここに刻まれなかった幾つかの名前。
月の少女を信じて、共に旅立ったと言う歌姫。
盟約に囚われないからこそ、盟約を断ち切ろうとした人]
……幸せになった、と信じたいですね。
[彼らの行方は誰も知らない。だからこそそう願いたかった]
あまり長くいると…
[風邪を引く。
そう言いかけて、エーリッヒが深く思いに沈んでいるのに気付いたから]
[邪魔をしないように、ただ、静かに]
[彼らと、自分たちのために*祈りを捧げる*]
[暫く聞こえなかった明るめな声が。][ひょいと顔を出すように。]
おや、ライン嬢ちゃん起きたンか。
[この場から少し離れ、初めて聞くだろう声に興味深げに纏わりつく少女の意識を眺めながら。]
[明るい調子の声は、銀の意識へと近づく。][さっき呟いた言葉は耳ざとく聞きつけていて。]
旦那ァ。ちょい前に食べただけじゃ足りねェ?
何か最近、どんどん食欲旺盛になってきてネ?
もう育ち盛りって歳でもねーんデスからよ。
跡隠す方ぁ大変なんだから、もちっと自重してくれると有り難いんですけど。
まぁちっとでも血ぃ飲んでるんなら、今日くらいはもつたぁ思いますが。
…ところで旦那、聞いた?
人狼と人とを見分けれるヤツがいるッて話。
[少女の視線と声に釣られて、男は窓から飛び降りた青年の姿を視界に捉えた。多少バランスを崩しながらも見事な着地……いや着雪に軽く口笛を吹く]
御見事!……てえか、こっちも元気だねえ。
[駆け寄る少女を見送り、手遅れらしい顎をもう一撫でしてから窓の内に引っ込んだ]
何ってな……。
本が落ちたから拾いに降りようとしたら、お前がおかしな事言うから。
バランス崩したんだろうが。
[駆け寄るリディに、ため息混じりに返しつつ。立ち上がって、本を拾い上げる。
とっさに突いた左腕を動かしてみるが、傷めずにはすんだようだった。
肩を確かめつつ、ふと上へ視線を向ければ、人影が窓から引っ込むのが見えた]
―一階―
[台所へ入ると手近にあったパンを齧りながら深鍋に赤ワイン、レモン、蜂蜜、シナモンスティックを目分量で放り込んで火にかける]
ふーん、ふーん。
ヴィントはまどからおそとにでるんだ。
[そう意味を捉えた。][間違ってはいるが。]
おそと、さむくない?おゆきでまっしろ。
ゆきってしってるよ。さむくてつめたいんだよね。
[呆れた調子にはめげず気づかず。]
[きちんと返事をしてくれた、新しいこの世界の住人を気に入ったのか。]
[小さな意識はくるくると。][彼の周りを不快にならない程度纏わりつく。]
なにもってるの?ごほん?なんてほん?
[そしてあらゆる事に興味深げに。][質問攻めにする。]
[明るい声は、その二言から理解する。][自らの役割を。]
[元々は一つ。][意志の疎通は早い。]
…まぁ、ここに万一居てくれたら邪魔ですネ。
居るかどうかとか、まだ聞いちゃいねぇけど。
ちょいとこっちでも、念のため色々やってきますヨ。
んじゃ、後ほど。
ライン嬢ちゃん、あんまヴィントの兄さんを困らせないようにナ。
[幼子に多分きかない注意をしつつ。][苦笑した様子で。][再び声と意識は消える。]
なんだよそれ。ふつうに階段使えばいいじゃん。
あんないきなり飛び降りられたら、だれだってそう思うってば。
[口を尖らせて文句を言う。あくまでこちらが悪いという考えはなさそうだ。]
怪我はない?
[それでも心配そうに尋ねはしたが。]
悠長に階段なんぞ使ってたら、本が傷むだろ!
[なら落とすな、そも窓辺で読むな、とも言えるが]
ああ、心配すんな。
あの程度でどうにかなるような、ヤワな作りはしてねぇよ。
[心配そうな問いには、微かに笑ってこう返し]
窓から出るっていうか……。
[幼い意識の問いに、どう説明したものか、と考えつつ]
その方が、早かったから、そうしたんだよ。
止まっているのは、嫌だから。
[目覚めた力は未だ馴染みきってはおらず。
それ故、力が余り気味のところもあるようで。
それを発散させたい、という意思もあったのだが]
雪は冷たい。けど、俺は好き。
寒いのも、嫌いじゃない。
この本は、古い記録の本で……。
[素っ気ない口調のまま、それでも、問いの一つ一つを邪険にする事はなく。
丁寧に返していく。
その合間に、他のコエたちも多少は捉えてはいたが。
何をするつもりなのかまでは、到底察知するには至らずに]
本と自分とどっちが大事なのさっ。
まったく。
[腰に両手を当て、仁王立ちのようなポーズをとる。
勿論威厳は皆無。]
そっか。
・・・・ジティににがーい薬でも作ってもらおうと思ったのに。
[安堵したような言葉のあとで、冗談とも本気ともつかない発言をした。]
/中/
白でも赤でも子供の相手?
あーべるだとなんでこう、保護者化するのか、俺。
そして1村ネタ続出中。
みんな、中バレ恐れてないねw
この本は特別なんだよ。
[父の形見だから、との言葉は口の中に止め]
……というか、そのポーズで見上げられてもな……。
[代わりに口にするのは、冗談めいたからかいの言葉]
それは残念でした。
でも、苦い薬で泣くほどお子様じゃないんでね。
……ま、心配してくれて、ありがとな。
/中/
ブリス二階でさくさく劇薬製造中(違
すいません精進してきます(つд`)
はーい、基本は了解で。< 白>赤
はい、それじゃ表を見ながら初回襲撃等了解です。
聖痕さんどっち食べるかはその時次第ですね。
うごくのすきなんだ。とまってるのはきらい。
ロットみたい。ロットも、いっぱいはしってた。
いつもまっかになってかえってきて。すごくたのしそうだったんだ。
[説明にふんふんと。][一つずつ頷いて。]
[先ほど口にした誰かの名前を、再び口に昇らせた。]
[彼の人もまた、力を持て余し。][色々なものを屠っていた。]
[始めは動物。][そして、最後には。]
[幼子は赤の意味を理解してはおらず。][無邪気に話し続ける。]
ヴィント、おゆきも、さむいのもすきなんだ。すきなもの、いっぱいだね。
わたしもすきなの、いっぱいあるよ。猩もグリズもロットもすき。ごはんもすき。ヴィントもすき。
[小さな声は笑いながら。]
ふるいきろく?なにをきろくしてるの?
とくべつ?とくべつってなぁに?
/*
いやいや、俺も修行中なので。
聖痕襲撃は、どっちが最後に残るか、も加味しつつ。
縁故的に美味しい方を後に残した方がいいですからねー。
守護が誰か、によっては弾かれるかもですが、その時はその時で考えていけばいいかな、と。
*/
ふぅん。
[ちらと本に眼をやっただけで、追及はしない。それは続いた言葉の所為かもしれなかったが。]
・・・・・うるさい。
[先程同じことでからかわれたばかりなこともあり、むすっとした顔で相手の鳩尾辺りに向けて拳を突き出した。慣れていれば簡単に受け止められてしまうかも知れない。]
ちぇ。
心配して損した。
・・・・そろそろ戻ろっかな。
[べぇと舌を出した後、集会所のほうを向いた。]
……ロット?
[その名が誰を示すのかは知らず。
それでも、問う気にはなれずにそうか、とコエを零し]
好きなもの……ああ、たくさんある。大事なモノは。
[『アーベル』にとって大切なモノ。
それは、蒼の風にとっても大切なまま。
それが軋みである事には気づかぬままに。
自身をすきと言われた蒼の風はやや戸惑うものの、それにはそうか、とだけ返して]
遠い昔の出来事。ここじゃない場所の事。
特別、は……。
たくさん、大切……?
[どう説明すればいいか、さすがに悩んで。返したのは、曖昧な返事]
--二階個室--
[一人二階の部屋の床に座り、大袋から数十種類のの同じ形の小瓶を取り出す。]
[瓶に一切ラベルはなく、どれもこれも同じようなものだが。][彼女にはその色と匂いから、一つ一つを見分ける事が可能で。]
[床に並べ、置いてきてしまった薬研の代わりに小さな擦り具を取りだし、それらを一つずつ混ぜ入れ、粉にし。][物によっては水を混ぜ、塗れるようにしておく。]
[ひとつふたつ、用途別に三つにわけ、空の瓶に入れておく。]
[そしてもう一つ、少し多目に擦りあわせたそれを。][小袋に直接入れ、口を硬く閉じ。]
[それらを準備して再び一階へと戻った。]
おっと!
[鳩尾への一撃は容易く受け止めて]
ま、身長なんて気にすんなって。
[幼馴染の中で一番高い彼が言っても、説得力はなかろうが]
ん、そーだな。
いつまでも外に出てるとまた騒がれそうだし、中に戻るか。
[いつの間にか来て、こちらを見ている自衛団員をちらりと見やった後。明るい口調でこう言った]
[彼が擦っていた粉の中には。][幾つかの媚薬と。][神経を刺激するもの。]
[そしてそれらを効果的に「彼ら」に伝える為の調整剤。]
[口を開けば正体が割れる可能性があるので。]
[無言のままに。][出来れば誰にも会わないように、慎重に降りてゆく。]
--一階・広間--
[広間に戻れば、そっと火の傍へと近づいて。]
[暖の無い二階で冷やされた体を温めるように。手を翳し。]
[そして手にしていた小袋を火に投げ入れた。]
[ぱちぱちと音を立てて。][ゆっくりと袋は燃え上がる。]
[その上から薪を入れ、袋は傍目からは見えづらくなり。]
[再び暖炉の前に座り、手を翳す。][ぼんやりと、燃えてゆく薪と、立ち上る煙を見つめながら。]
自分が高いからって。
[振り返らないままぼそっと呟いた。
自衛団員には気付いたかもしれないが、後は特に言葉も返さず、すたすたと建物へと歩いていく。]
[それらを終えた後、男の意識は表の彼女から消える。]
[役割は果たした。]
[あとは彼らが訪れるのを待つばかり。]
[気づかれないようそっと、目を閉じ。]
[再び目を閉じあければそれは、ブリジットへと戻るだろう。]
身長低いと、仕事にならねぇんだから、仕方ねーだろ。
[余り関連性のない言葉を返しつつ、リディに続こうとして]
……ん。
[ふと、足を止める。
蒼の瞳は、今は遠い森の方へ。
それと前後するように、森から鳥の群れが一斉に飛び立つのが見えた]
うん、ロット。
まだかえってこないの。はやくかえってくるといいのに。
[むぅっと口を尖らせるように。][その声色は寂しさを含んで。]
ヴィントのあるんだ、たくさんたくさん。
おゆきいがいに、すきなものなぁに?
むかしのこと。むかしばなし?どんなおはなしなの?
[質問と他意のないお願いは止る事を知らない。][絵本をせがむ子供のように。]
たくさんたいせつ…。
[表情が見えるのならば。][瞬きを何度も繰り返すような、そんな仕草だったろう。]
[初めて聞くそれを、幼子は偉く気に入ったようで。]
たくさんたいせつ、すてきだね。
たくさんたくさん、たいせつなもの。
私にもあるかな?
[言いながら意識はぴたりと止まり。][うーんと唸りながら、何やら考え込んでいる。]
[ようやく、少しは静かになっただろうか。]
かんけーないじゃん。
[アーベルが足を止めるのも構わない様子で、丁度、建物の角を曲がろうとしたところだった。
羽音はしっかりと耳に届く。]
?
・・・・・・
[振り返ると、鳥の群れが飛び立つところだった。
意図せず、右手が左肩に触れた。]
そうか。早く帰ってくるといいな。
[それが帰らぬものの名である事など知らぬまま、こんなコエを返し]
大切なのは、一緒にいるモノ……。
[小さな呟き。
それは、獣としては異質な思考。
大切と見なしているのは、本来、糧としてのみ見なすべき人の子たち。
それは『アーベル』の抵抗か、母の祈りの最後の抵抗か]
[歴史書の内容などどう説明したものか、と悩んだ矢先の沈黙にほっとしつつ]
……あるだろ、きっと。
[最後の疑問に、小さなコエを返す]
あ、ぁ…びっくりした。
脅かしたら駄目だよ?
[小さく笑んで。][肩に乗る黒い鳥の羽根をそっと撫でてやる。]
[外を見れば、僅かに色の変わった空が見えた。][もうこんな時間になったんだと思いながら。]
…いつになったら、帰れるのかな。
[ここはさほど窮屈ではないが。][そういえば薬草を卸す日が近かった。]
[今回は間に合わないかもしれない。][それを伝える事が出来ない事を、申し訳なく思う。]
[沈んだ自分を慰めるように、ザフィーアが長い髪を一房咥え。]
[玩具にして遊ぶのを、小さく嗜めながら。][笑いながら。][烏と指で戯れる。]
[リディの反論は届いていたけれど。意識は、唐突に飛び立った鳥の群れへと]
……やな感じだな……。
森が、落ち着いてない……。
[ぽつり、と呟いて、歩き出し。
リディが肩を押さえている様子に、微か、眉を寄せるものの。
常と変わらぬ口調で中に入ろう、と促す。
広間に戻ったなら、ハインリヒのホットワインに相伴して身体を温めつつ*一息ついて*]
[森のざわめきは何かを兆しているかの如く。
人の心には不安を呼び起こすやも知れぬけれど。
緋色の意識の蒼の風は、不安よりも。
コトバにできない昂揚を感じていて。
それが、月に惹かれる性の目覚めの近づきとは、ついぞ*気づかぬままに*]
[肩に添えた手には自分で気付いて、慌てたように離した。
その後の言葉には素直に頷き、中へと入る。]
ただいま。
あー、あったかいっ。
[広間に入る頃にはすっかり何時もの調子で、暖炉前で黒鳥と戯れるブリジットに抱きつこうか。
冷気は未だ身に纏っている。]
たいせつなもの、いっしょにいるもの。
いっしょじゃないと、たいせつじゃない?
[尋ねるように聞いたが、きっとという言葉にはくるくると。]
そうかなぁ?あるといいなぁ。
なんだろう、たいせつなもの…とってもとっても、たいせつなもの…。
[幼子の意識は、考える事に夢中になって。][やがて眠るようにゆっくりと消えてゆくだろう。]
きゃ…!
[突然冷えきったものに抱きつかれて、驚いて小さな悲鳴を上げて。]
あ、あ…リディ。びっくりした…。
[肩に留まっていた烏は勘鋭く冷たい洗礼から羽ばたいて逃げだし、近くの椅子の背もたれへと止まり木を移した。]
[ちょっとだけずるいなぁと、恨めしそうにザフィーアを見て。][視線はくるみ色の少女へと。]
リディ、冷た…大丈夫?ずいぶん外にいたみたいだけど。
[言いながら、暖炉の前を譲り。][何か温かいものはと周囲を見回す。]
[扉を開けた時、リディとすれ違った]
[彼女にも届いていないだろう]
お気をつけて、ギュンターさん
[彼と別れた時のその言葉]
外、寒いですよ。
あったかくしてくださいね
[そう言って二階に上がったのだった]
[まさかその後、雪に転がるなど思ってもいなかった。当然である]
/中/
ハインリヒに挨拶し損ねた…っ!
メモ見たら今2階っぽいからなぁ…今更挨拶が出来ない(つд`)
発言数は幼馴染組みがダントツで、次いで神父さんかー。
この辺りが突然吊られるとかはまずないから…こっちも交友の環を広げとかないと。
―二階・部屋―
ふぅ、ここらへんでしょうかね。
[バッグの中を漁り――というか、ベッドの上にぶちまけた]
[その中から取り出した銀細工]
[二対の翅を持つ天使]
ふ、ふふ。
いるはずのないもの、あるはずのないものですかね。
いやぁ。
…誰が宴の始まりになるんでしょうねぇ?
/中/
>>*126
一文抜けてた…orz
//
うんっ。そうしたら、みんなでいっしょに、あそべるといいね。
きっとたのしいよ。
//
頭にこれが入る予定でしt
ああ、補完できないかな何とか…
[ふぃと戻ってきた意識が一つ。]
[丁度幼子が「ロットとみんなと、遊べるといいね」と、ヴィントに話しかけていたところを聞いて。][ふぅと、諦めたような溜息を。]
ロットは死んだ兄さんの名前サ。帰ってくる事はないよ。
…ベネディクト、って言ゃ、ヴィントの兄さんにも分かるかね。
[それはブリジットの兄の名前。][アベルは覚えているだろうか。][10年も前に死んだ森の子を。]
ライン嬢ちゃんには『死ぬ事』が分かっちゃいないのサ。楽しい事しか知ろうとしない。
だから可愛いんだけどサ。
[幼子はもう一人の自分の声に瞬くだけだろう。]
[それらを青い風に告げ、一度ヴィントが注視しているものに気を止めたが。]
[どちらかといえば『人』に近い意識を持つ明るい声はすぐに興味を失い。]
[少し離れた所で、赤い世界に留まったままの銀へと近づいて。]
旦那、やる事ぁやってきましたヨ。
後は結果を御観賞下さいな、っと。
[必要な事だけ言って、明るい声は沈黙し、消えた。]
―少し前・広間―
ジットのお薬には、私も昨日お世話になったし。
知識だけじゃない何かがジットにはあると思う。
[それは体の様子を的確に見抜く目であるとか、相手の事を考えながら何かを用意する手際であるとかを指しているのだが。
本人の葛藤にはやはり気付かぬままにそう言って]
…二人とも可愛いし、魅力的、だと思うな。
[僅か二年の差。
それでも年上の少女達は彼女の目に憧れとして映る。
姉に向けるような僅かな思慕を伴って]
…何かすること、ないのかな。
[出てゆく人々を見送り、皆の食事が済むと大皿も一緒に洗った。やはり人数がいると食事は綺麗に消えてゆく。
ノーラが掃除をしているのに気が付けば、手伝いを*申し出てみた*]
しかし、こんなにたくさん持っていて良かった良かった。
下手に少ないと、助けてくれた皆さんにあげられませんでしたもんねぇ。
[手当てをしてくれた少女と、繕いをしてくれた女性と]
[二つ分のそれを手にしてもまだ余りは多く]
いっそ女性に配ってしまいましょうかねぇ。
いや、持っていても、問題はないですか。
[残りはすべて元の袋に戻した]
さぁて。
――どこまで観賞していましょう?
ま、手出しは禁物、ですかねぇ。口出しもまた
あは、びっくりした?
[頬擦りして離す。勿論そんな意図はないけれど、暖かい場所にいたブリジットには少し嫌がらせの様だったかも知れない。]
ありがと。
うん、ちょっと遊んできたんだ。
冷たくて楽しかったよ。
[位置を譲られて礼を言う。マフラーを解きコートを脱ぎながら、言葉には答えた。]
うん。わ、リディ。
[頬を擦り寄られ。][そんな他人との触れ合いなど、ずいぶん昔にして久しく。]
[冷たい頬の、その奥にある人の温もりに、戸惑い、そして、どこか嬉しく感じながら。]
そっか、よかったね。
[自衛団長から言われた言葉にショックを受けていたり。][昨日も何か、青い痣の事で表情が暗かったことを思い出し。]
[気晴らしが出来た事をそう素直に思いながら。]
アベルと一緒に?そういえば、雪好きみたいだし。
[似たもの同士?という単語が頭をよぎったり。]
[温かいものをと探せば、ふと鼻腔を擽るワインとシナモンと蜂蜜、そして少しのレモンの香り。]
[少し前にハインリヒが用意したそれに、今更気づいて。][立っていた彼にも軽く会釈をしながら。]
リディ、ホットワインって飲める?
普通のワインよりは薄まってるから、そんなに酔う事はないと思うけど。
[体は温まるよといいながら。]
そうか。
[明るい声にはそれだけ答え。][銀の意識はじっとしたまま。]
[結果を。][餌を。][仇なすものを。][見定めようと。][表を見据えたまま。]
…あったかい。うれしいな。
[一人で居る事に慣れていて。][これからもそうだと思っていて。]
[だけど人の温もりは。][人の本能が求めるのか。]
[ほんの少し、泣いてしまいそうになるくらいに嬉しかった。]
―二階・個室―
[陽が暮れる。ひかりが遠くなってゆく。
蒼から朱へと空は変わり、次第に、闇に包まれてゆく]
て!
[ぼやけた視界のせいで、鑢が指先を霞めた。大した痛みでもないのに、茫としていたものだから、小さく声があがった]
……今日は終わりにしとこ。
[手のひらの飾りは、すっかり原形を留めていない――かのように映る。
実際には、六つの花弁を持った、雪の華を模しているのだが]
[失くさないよう、小さな箱へしっかりとしまって、袋に入れておく。大きく、伸びをした]
一緒に、っていうか上から降ってきたんだよ。ベルにぃ。
怪我はしてないみたいだけど。
[何処か不満そうに言う言葉は、普通に聞けば意味を捉えかねたかも知れない。
良かったね、という言葉には素直に頷いた。]
ん、ワイン?飲んだことないや。
おいしいのかなぁ。
[首を傾げ、ハインリヒに気付けば手を振る。]
じゃ、もらってみよっかな。
[ブリジットの言葉にも後押しされたか、*頷いた。*]
上から…って、飛び降りたんだ。
[言ってちらりとアベルを睨む。][視線は危ないよと、無言で訴えて。]
[怪我が無いという言葉を聞いたので、すぐに眼差しは元に戻ったが。]
[溜息をつけば、肩を竦めごめんと無言で謝られた。][もう一度釘刺すように睨み。]
うーん…どうだろう。
私は気付けに使うけど、ワインだけだとちょっと、苦いかも。
ああ、でもホットワインは甘くしてあるから。
[飲んだ事が無い、には一抹の不安を覚えたが。]
[飲むといわれたので、ハインリヒがつくったそのままを注ぎ分け、彼女に渡した。]
/中/
前村ログはぽつぽつ確認中。
ああ、前村ブリジットは人は殺したけど人食べてはないのか。
こっちのブリジットは人食っちゃってるから、戻って来れないよなぁ…。
とはいえ、人殺しと人喰いと、悪い事は悪い事だよね…。前村ブリジットだから許されたんだろうか。もちょっと読んでこよう(こそそ
やほー。
[ひらひら、室内の面々へと手を振って、挨拶]
[甘みを含んだ香りが薄く漂う。
皆は手にカップを抱いているようだった]
何飲んでるの?
あったかそー。
[人の少ない少女の近くからは、大した声は聞こえず。]
[低い雑音は代わりに、ゆっくりと時間をかけて燃え盛る小袋と、そこから立ち上るほんの僅か赤みを帯びた煙を見つめていた。]
[犬のように鼻がよければ。][おそらくそれが血に似た甘い匂いを発している事に気づくだろう。]
[時間をかけて、ゆっくりと。][煙と共に霧散するそれは、やがて森を越え山まで届き。][そしてゆっくりと脳を高揚させてゆくだろう。]
…燃えろ。そしてその匂いにつられて集え。
奴らは内を警戒しているだけで、外への警戒は薄い。
人の肉はさぞ美味かろう。
集え、集え…。
[低く低く、雑音は歌のように囁いた。]
こんにちは…そろそろこんばんはかな。
[外を見ればすっかり日は落ちて。][降りてきたユリアンに軽く会釈する。]
[手を振ろうとしたが、自分もホットワインを一つ両手でもっていたのでそれは出来ずに。]
ホットワインだよ。ユリアンも飲む?
[まだ残っている暖かな赤いそれを指差し、いるのなら注ぎ分けようかと問いかける。]
もうそんな時間だね。
もっと冷え込みそ。
[両腕を自分の身体に回して、寒い寒い、という仕草を作ってみせた]
へえ。
[歩み寄り、上から覗き込むようにして見る。
白の器は、赤、と表現するには濃厚な、黒にも近い色彩で満たされていた]
珍しい。
まだあるなら、貰おっかな。
あまり飲みすぎると、酔っちゃいそうだけれど。
[椅子の背凭れに停まっていたザフィーアが、興味があるのか、真似るように覗き込んでいる。さすがに、鴉に飲ませるわけにはいかないだろうが]
そうだね。もう少し火、強くしようか?
[寒い寒いという仕草に笑いながら。][さり気なく、右腕の動きは注視する。]
[特に強張ったような事はなかったので安心して。][昼につけたばかりだから、まだ取り替えなくていいかとも思いながら。]
[一緒になって覗き込むザフィーアには、駄目だよと撫で宥め。]
[所望されるままホットワインを注ぎ分け渡した。]
そうだね、夕飯もまだだし…これくらいで。
[注がれた量は自分とリディと同じ程度。カップに丁度半分程度。]
─集会場・広間─
[リディとブリジットのじゃれ合いをのんびりと眺めつつ。
飛び降りの話に、諌める視線を向けられても、肩を竦めて返すのみで。
実際の所、二階程度の高さからの飛び降りは、苦でもない……今回は、着地が色々とアレだったが]
ザフィーア……お前はやめとけ。
[やって来たユリアンによ、と手を振ってから、器の中を覗き込むカラスに苦笑しつつ声をかける。
相棒はなんでー? とでも言いたげに、クァ、と短く鳴いた]
[ブリジットの手前まで緩く広げた手を伸ばして、ちょうだい、というように。
指先に触れたあたたかさを辿って、カップを受け取る]
ありがとう。
[腕は強く触れない限り、大丈夫そうだった。今のところは]
[湯気だけで暖まりそうな心地になりつつ、定位置となりかけている、暖炉の前に座り込んだ]
ああ、夕飯。どうしよっか。
[陽気な声から伝えられた名には、覚えがあった。
森での希少な遊び仲間。病死、と伝えられていた、けれど]
……そういう事。
[小さな呟き。
彼もまた、緋色の意識に生きる存在だったのか、と理解して。
幼い意識の事については何も言わずに。
蒼の風はしばし、意識を休める。
それは、内なる昂揚感を持て余しての事か]
ん……コレ……ナニ?
[落ち着いた広間。
暖炉から漂う香りに気づいて、怪訝そうなコエを零す。
自身も昂揚しているためか。
それは妙に気にかかった]
[暖炉の前に陣取るユリアンを見送り。]
夕飯…どうしよう。私作ろうか?今日は私、まだ何もしていないし。
[ユリアンとアベルにそう尋ねながら。][自分もカップに少し口をつけた。]
[苦甘い赤い水を喉に入れれば、体の内側が温かくなってくる。]
[ほぅと息をつきながら。]
[ホットワインを分け合う若者達を見ながら、男は台所の片隅でパンを食べ終えて軽く手をはたく]
さて、ちょいと一服するかな。
[誰にともなくそう呟いて、勝手口から外に出た]
……夕飯……かぁ。
どうするか。別に、また作っても構わんけど。
[ユリアンの言葉に、手にしたカップを手の中でくるりと回しつつ言って]
まあ、作りたいのが率先して作るのが、一番いいっちゃいいかな?
[ブリジットに答えて、カップの中身を一口、すする]
毎度俺ばっかりじゃ、飽きられるかも知れんしね。
貴様にも流石に分かるか。
[興味示した青い意識に。][銀の低い雑音は応える。]
ロットが考えた、薬草を組み合わせた特性の『香』のようなだ。…制度を上げたのは我等だが。
調合割合によって効き目は多少変わってくるが。
今のコレは、そう丁度、満月が高く昇る頃に。
この建物へと、近隣の山まで住まう、狼の群れを呼ぶ。
[にぃと笑いながら。][そんな事を告げた。]
作りたいの、って。
そんなお料理好き、いるのかな。
ああ、僕はパス。
……ほら、怪我悪化、とか怒られたら嫌だし。
[今だと色々ミスしそう、というのが本当の理由だが]
[カップを口につけ、ゆっくりと傾ける。
喉を過ぎる液体は、自身の熱とその成分とで、体内からあたためていく。器に触れている手も、あたたかい]
[建物の外はすでに闇色に包まれ、月明かりに照らされた大地だけが冴え冴えと白い]
今夜は満月か……
[白い吐息と一緒に紫煙を吐き出して、男は呟いた]
うん、じゃぁそうする。
[とりあえず、了承がとれたので頷いて。]
…何か食べたいものある?食材は色々揃ってたから、何でも作れそうだけど。
何もなければ、私が食べたいもの、勝手に作っちゃうよ?
[広間にいる人らへと言いながら、台所へと移り。]
[途中ノーラとイレーネと会えば、手伝いを申し出られたのでお願いして。]
狼を……呼ぶ?
[銀の意識からの答えに、蒼の風は訝るようなコエを上げ]
そんなコトして、どうするんだよ。
今、そんなモノが来たら……。
[不意に、コエが途切れる]
ヤツらを。狙わせる……?
[間を置いて続けられたコエは、問うと言うよりは確かめるような響きを帯びて]
[言っているそばから、ブリジットの快諾。
心配の必要はなくなったらしい]
いいよ、好きなので。
冷麺とか言い出さなかったら。
人参もグリンピースも平気だし。
[ずずず、][ちょっと意地汚くワインを啜った]
パス以前に、お前がやるなら俺がやるっつーの。
[ユリアンにはきっちり突っ込んでおいた。
……別に、ニンジンを警戒しているわけではない。多分]
あー、メニューはブリスに任すよ。
手伝いは……大丈夫そうか。
[一度は立ち上がりかけるものの、ブリジットが女性陣に声をかける様子にまた、椅子に戻る]
[銀色は、答えない。][答えるまでも無い故に。]
[代わりに低い、低い笑いゴエが。][赤い世界に、微かに木霊し。]
/*
役職整理
イレーネ=聖(赤)
リディ=聖(青)
エーリッヒ=占?
クレメンス=狂?
頭ぼやけてていろいろ不明(ぱたり)
うん、できることがある方が嬉しいの。
[食事の支度をするというブリジットにも手伝いを願い出て。
了解が得られればそう言って小さく笑った]
何を作る?
[ブリジットの好物って何だろうと、少し興味津々]
―部屋―
[だんだん外は暗くなっている]
[窓の外を眺めた]
綺麗な月ですね。
…いやいや、やはりね。
こんなに綺麗だと何か起きそうですねえ
[窓ガラスに映った自分の姿が笑みを刻んだ]
[あわてて消した]
[ふと細くたなびく煙に気付く]
[台所の先からでたハインリヒの背を見送りながら。][開いた扉からは少しだけ満月の明かりが見えただろうか。]
大丈夫。冷麺は…寒くて食べられないよ。
ちゃんと、温まるものにするから。
[人参もグリンピースも、には少しだけ、不思議そうに首を傾げたが。][イレーネらから声をかけられればすぐに忘れて。]
[二人から了解が取れたので、自分が一番好きなものを二人に告げて、楽しそうに作る。]
[結果出来たのは。]
[グリンピースを炊き込んだ白米に、豚肉と、基本的な野菜がたっぷりと入った、少し辛めのカレーだった。]
[出来たてを出来たよと、皿についで運んでゆく。]
ふうん……そういう、コト。
[低い笑い。
それだけで、蒼の風は納得したような呟きをもらす。
月が進むに連れて感じる熱。
それをやや、持て余しながら]
おや。
[そちらの方面は台所]
[さっき窓のそばで寝ていた]
ハインリヒさんですね。
こんばんは。綺麗な月ですねー
[身を乗り出した]
[後ろから音でもしたら、バランスを崩すかもしれないが、本人に危機感は無い]
えー、なんで?
そりゃ、アーくんよりは下手だけれど。
[外はすっかり、闇に覆われている。
けれど、外は明るく思えた。窓へと近づくと、冴えた月の光が降り注いだ]
ん、満月?
―二階・自室―
[伝承歌を聞いた後、二階の自室に戻った...は窓を開け、ベッドに腰掛けていた
開いた窓には、いつも近くにおいている木箱を立てかけていた
そしてそのまま瞑想するようにベッドに腰掛けていたが、ヒュと風を切る音にようやくか。と目を開き]
ジャベリンの野郎。やっと来たか。
[己と仕事をともにする情報屋に毒づくようにいいながら、床に突き立つ窓から入ってきた矢とそこに結ばれている紙を解いて開く
中に書かれてるのは一見すればわからぬ暗号のような言葉で
部屋にある、紙とペンで同じ形態の文字を書き、荷物から取り出したボウガンを取り出すと、矢にそれを括りつけ巡回している自衛団員が目を背ける一瞬を狙って窓から森をめがけて撃った]
よう、神父さん。落ちるなよ。
[寒さより何より、彼にはその心配が第一だと男はすでに学習していた]
ああ、綺麗すぎて怖いみてーだな。
[煙草をくわえたまま、月を見やって目を細める]
上手い下手じゃなくて、腕の方が問題だろっての。
[さらりと返しつつ。
満月、という言葉に自分も窓に目を向ける]
ああ……そういや、そんな時期かあ……。
あはは、大丈夫。落ちませんよ
[その自信はどこから来るのか]
[彼の方を見ていた目を天に向けた]
狼男は満月の夜に暴れるんでしたっけ?
色々と伝承も残りますからねぇ
…っと、不謹慎ですかね。こういう状況では。
[ノーラが何も言わなかったのは、慣れるためにはそれも必要と思ったからだったりしたのだろうか。
自分はスープ騒動を知らなかったから、何も考えずブリジットの提案通りに豆を洗い、人参を刻んだ]
カレーだと、お水もあった方がいいよね。
[猫舌な上に辛いものは得意でない。
カレーそのものは嫌いじゃないが。甘口なら。
水差しにたっぷりの水を入れて、コップも一緒に運んだ]
おまたせしました?
[窓の外を見ている二人へかけた声の語尾はまた疑問系に。
テーブルに運んできた物を乗せてから、自分も視線を向けた]
そういうことだ。
…貴様も、ようやく、理解する事を覚えたようだな。
[わからないと、言い続けていた先日からは、比べ物にならないくらいコエはずっと、平静を保っていて。]
[今は平静を保つように勤めているようだったが。]
[満月が駆り立てる衝動。][それは何度も、猩が味わってきた熱。]
[が、今は。][それを上手くやり過ごす為に、じっとその場に留まったまま。]
[今宵は自らの出る番では無いと。][本能が告げていた。]
……頭、痛いの。
なくなったから。
その分、落ち着いただけ。
[銀の意識に返すコエは、月の光を見たせいか。
微かに、昂ぶりの響きを帯びて]
腕って、結局、上手い下手ってことじゃない?
[わざと履き違える。
暖炉そばから窓辺へと近くにあった椅子を引きずって移動して、逆向きに座り背凭れに顎を乗せた。
手を椅子の脇に回して、カップを持ち直す]
きれーい。
[自然の明かりは、人工の灯りより捉えやすい。
目を細めて、天の輝きを眺める]
[どうにも出所不明としか思えない相手の自信に、男は肩をすくめた]
あんたが落ちたら俺が潰れるからなあ。
[言いながらもそこを退く素振りは見せなかった]
満月の度に狂うって病は本当にあるらしいぜ。症状の出方は色々らしいけどな。
[世間話のように言葉を繋ぐ]
[ボウガンを荷物にしまい、合図のためにと窓にたてかけておいた木箱を手に取ると。そのまま空を見上げた]
満月か。狼男と満月という組み合わせはよく聞くが、人狼というのにも関係あるのかね
[それは安易といえば安易な人狼という話題から浮かんだだけの言葉であっただけで]
さて、今日で拘留三日目。いつまで延びるんだか
[先を占うように、またコインを弾き手の平に乗せた]
[自らも勿論、アベルとリディのスープ騒動は知らない。]
[アベルが人参嫌いなのは知っていたが、好き嫌いは良くないからと、非情にも避けてはあげない。][少しくらい減らしはしただろうが。]
あ、そうだね。…カレー苦手な人、居るかな。
[ちょっと辛いとは、言わない。][むしろ自分にはこれ位が普通で。][むしろ少し抑え目にはしてあったりするのだが。]
[イレーネが水を用意するのをみて、こちらも皿を運び終わった後手伝いに入る。]
[カレーの独特の強い香りは、薬草に近いものがあるのか。]
[はたまた薬草慣れしてしまっているから、それを打ち消すような強い香りが好ましいのか。]
[食欲をそそる香辛料の香りに、嬉しそうに目を細めながら。]
……お前なー……。
[恐らくはわざとはぐらかしているのだろうけれど。
何度も繰り返すのも何なので、代わりに大きなため息を一つ]
っと……あ、ご苦労様だな。
[キッチンから戻ってきたブリジットとイレーネの声に、そちらを振り返ってねぎらいの言葉をかけるが]
…………。
[やっぱり、ニンジンに真っ先に目がいったらしい]
雨の日に古傷が痛む、とかもありますからねぇ。
満月の場合は、そうそう。ルナティックでしたっけ。それとも、ルナシー?
[それから下を向く]
確かにもし落ちたら潰しそうですね。
潰れないで怪我がないように助けてくれたり、なんていうのは虫の良いお願いですかねぇ…
食べ終わったら出てみようか
[言いながら、身を起こして声のした方へと振り向いて]
――な。
[まろやかなシチューとは異なる、少しツンとした、この匂いは。]
…そうか。
[ヴィントの返事に、やはりアレかと、ちらり赤から黒い烏を、その足にある環を見る。]
[人が居た手前、それそのものを完全には壊さなかったが。]
[青い風の声を聞きながら。]
ならば、成すべき事は見定めたか。
[揶揄するように、笑いながら。][笑いゴエには、微か高揚したものが混ざっていただろうか。]
[人狼の本能へ直接注がれる月の光は。][抑えていても、完全に拭い去れるものではなく。]
[何とか、誰かのようにはならずに済んだ。
椅子から離れて、すさささささ、という擬音が似合いそうな動きでアーベルのそばへ]
……アーくん。
報復じゃあないよねえ?
[思わず、耳打ちで尋ねた]
あ、ありがと。
カレーかぁ。
[暖炉の前、にこにこと振り返った。まではよかったのだけど。]
・・・・・・
ね、あのさ。
その緑って。
[不幸なことに、少女の視力は良かった。特に、グリンピースという名の敵への視認能力はずば抜けていた。]
……お前。
[ユリアンの耳打ちに、小さな小さなため息を]
あの輝くオレンジ色を見た上でも、そういえるかっ……。
[声は多分、震えていたかも]
伝説ってやつも、馬鹿には出来ねえってことかね。
[男は短くなった煙草を壁に押し付けて消すと、足元にぽとりと落とした。踏み固められた硬い雪の上に黒い灰の染み。頭上を見上げて神父と目を合わせるとにやりと笑う]
お・こ・と・わ・り・だ。
[出来ない、とは言わずにそう宣言して、建物の中に姿を消した]
そうか、満月…。
[差し込んでいる銀光に小さく呟いて]
…どうかした、の?
[見たとたんに固まるアーベル、ユリアン、リディへ小首を傾げた。
食べれば自分も辛さで涙目になるだろうことなんて、今は知らない]
ぇあ?
[言われて、視線を走らせる。
カレー独特の、濃い色(微妙に赤みを含んで見えるのは気のせいだと思いたい)に紛れてよく見えないが、ブリジットの言葉からも、意味は理解した]
……でも、アーくんは避ければいいからいいじゃない。
僕なんて、ミルクかけるとかしかないんだし……!
[ぼそぼそぼそ。]
[銀がカラスの環を見やったことには気づかずに、うん、と頷いて]
……邪魔と、気に入らないの。
消せばいい。
[それだけ、と。
短く、言い切る。
月が天の座を目指して進むに連れて。
風の唸りの如き気配が蒼の周囲を満たしてゆくか]
かもしれませんねぇ。
[目が合った]
……ハインリヒさん、酷いと思いま
また後で。
[そのまま去って行く彼を見送る]
[そして再び天に目を移した]
満ちましたねぇ。ああ、本当に
[コインの結果を確認して、懐に入れると、窓を閉め、木箱を背負って
窓を開けたままで冷えた体を暖めにいこうと広間へと行った。
暖かく香辛料のよい香り漂う広間へと顔を出し、暖炉に薪をくべる…と同時に受け取った紙もさりげなく、火の中に入れて。席に着き]
―広間―
よう。こんばんはだ
[と広間にいる面々に声をかけた]
[ユリアンとアベルが仲良く、何事かを囁き合っているのに首を傾げながら。]
[何だか笑顔の固いリディには。]
アオエンドウ。
[グリンピースの別名を言ってみた。][他意はない。]
[言葉は風に攫われた]
[風は冷たくくしゃみが出た]
…さむいですね。
食事、用意されてるでしょうか
[窓を閉めて部屋に*引っ込んだ*]
[随分と長く散歩していたようだ。
気付くと体が寒くて芯から凍えてくるような感じがして、手先が震えてしまう。
思わず両手を口に当てて、ハァと暖かな息をかけて暖を取ると、急に空腹が訴えてきた]
戻るかな。
[自分自身で立てたおかしな仮説の所為で、うじうじと頭を悩ませていたのが馬鹿らしい。
...はゆっくりと足を集会所に向けた。
すると、容疑者とは言え領主の息子である...を心配していたのか、集会所の扉を警護していた自衛団員が駆け足で寄ってきた]
「ミハエル様! お戻りが遅いので心配いたしました!」
[しかも、よりによって大声で、彼に様をつけて敬礼をしたものだから、...は大きな溜息と一緒に顔を手で覆った]
……一応身分は隠していますから、そういうことは大声で言わないでください。中の人に聞かれたら色々と面倒が起きるともかぎらないのですから。
「は! 失礼しました!」
[どうやらわかっていないようだ。仕方なく肩を落としながら、...は集会所の中に入った]
[男が台所に戻ると、独特の香辛料の匂いが鼻をくすぐった]
カレーか、美味そうだな。俺にも貰えるか?
[ちなみに好き嫌いは無い]
――どうもしないよ。
[にこやかにイレーネに答えた]
[どうやらブリジットだけでなく、イレーネやノーラも手伝ったらしい]
[広間に来たマテウスに、こんばんはと会釈して。]
丁度よかった、夕飯出来たから、よかったらどうぞ。
[並べたカレーを見せながら。]
[戻ってきたハインリヒにも、どうぞ沢山ありますからと、嬉しそうによそい並べる。]
いや、それならそれでいいじゃねぇかよっ……。
[さすがに任せた手前、避けて、というのはやりにくいらしい。
リディと共闘するにも、向こうの敵は炊き込まれていてそれも難しいし、とか。
結構真剣かもしれない]
こんばんは。
[マテウスやハインリヒが入ってくればぺこりと頭を下げて]
はい、勿論。多めに作りましたし。
ねっ?
[ハインリヒへと頷き、最後は作った本人であるブリジットに小さく同意を求めるように]
あ、いや……。
なんでも。
[小首を傾げるイレーネに、誤魔化すように手を振って言いつつ。
広間に現れた面々に、こんばんはー、と引きつった声で挨拶を]
アベル、人参一応少なめにしたんだから、残しちゃ駄目だよ?
[先手を打ったわけではないが、釘を刺しておく。]
[別に意地悪をしているつもりは微塵も無い。]
[しいて言うなら、彼が養父の体を気遣うのと同じレベルの思いやりだったりする。][若干、迷惑だろうが。]
女性陣の心尽くしの料理を、
拒否することなど出来ようか。
いや、出来ない。
[決意を口にした。
アーベルに聞かせるように、わざと。
景気づけにぬるくなったワインを飲み干すと、席に着いて、審判の時――もとい、食事開始の合図を待つ]
[*死線に臨む戦士の心境だった*]
―屋外・慰霊碑の前―
[暫くそうして佇んでいただろうか。
頬を撫でた風にふるりと身を震わせ、黙ったまま思案に耽るエーリッヒに]
そろそろ戻りませんか?これ以上冷えては風邪を引いてしまいます。
[それは控え目な声だったから、佇む彼には聞こえなかったかも知れない。
だけど、それ以上声を掛けるのも悪いような気がして]
…先に戻りますね。あまり長居はなさいませんよう。
[そう伝えて集会場へと足を向ける。
エーリッヒが風邪を引かないようにと願いながら]
―→集会場―
[集会場に戻り、キッチンへと。
ホットミルクに蜂蜜を少し。それで体を温めて]
[広間へと向かえば、先ほどまでとさほど変わらない楽しげな人々の様子に微笑んで]
[だけど立ち入る事はなく、広間の片隅でそれを見つめて]
[食事の仕度を始める者、それを評する者、それぞれに時を過ごし。
誰ともなく呟く声に、窓の外に目を向ける]
今夜は満月なのですね。
[先ほど訪れた慰霊碑の、あれも確か満月だったろうか。
だけど、不安を煽る事はない、とそれは心にしまって]
[だけど、月の仕業か]
[心にうつる胸騒ぎは消せないままで]
[会釈したり返事を返したりする青年や少女達に、軽く手を振って応じる
若干顔がひきつっている面々もいるのには心中で?と思いながらも、この香りを作った主であろう、ブリジットやイレーネに振り向き]
俺もよければもらえるかな?
少なめ、って。
おま。
これで?
[つもりはなかったかも知れないが、見事な先手になった。
逃げ道封殺。
更に、ユリアンの決意表明を耳にすれば]
……わーった、よ。
[ブリジットのカレーの好みはわかっている訳で。
その辛目の味付けであれば、香辛料の風味で誤魔化して……という策もありだろう、と。
こじつけながら、観念した]
[集会所の広間に入ると、鼻に香辛料の良い香りが漂ってきた。テーブルを見るとカレーを食べている皆が目に入った]
おや美味しそうですね。カレーですか?
[くっくっと。][低い声が肯定するように。][笑い、笑う。]
[香辛料の匂いに混ざり隠れながら。]
[程遠い場所から、微かな獣の匂いがしただろうか。]
[銀の涼やかな気配は、それでも衝動を薄く抑えながら。]
[低く、低く。][伏せたまま。]
[満たされてゆく蒼を。][そして外を。][じっと眺めたまま。]
アオエンドウ。
そっか、アオエンドウね・・・・あはは。
[一縷の望みにすがりつくかの如く呟いたが。半ば空笑いしながら近付いてみたら、やっぱりそれはアレだった。]
・・・・・グリンピース、だね。
[しかもinライス。
ワインによってかやや向上していたテンションを下げる効果は十二分。]
[ブリジットの手製という言葉に、イレーネにお礼を述べてからブリジットに向き直ると]
すいません。あつかましいようですが、少々頂きます。
[と、謝罪を述べた]
そんじゃいただきます。
[男はカレーの器を受け取って、広間のテーブルの端に腰掛けるともぐもぐとかき込み始める。マテウスがやって来たのを見ると、目だけで会釈した]
[自分の椅子に木箱を立てかけておいて
入ってきたミハエルに軽く会釈をし]
…ああ、ありがとう
[イレーネからよそって渡された皿を受け取って、礼を言う。ただ厚意に甘えることに慣れてないためか多少のぎこちなさはあったが]
・・・やぁ、ハルくん。
[入ってきたミハエルに引きつった笑みのまま挨拶。
領主の息子説は彼自身が否定したのを聞いていたから、何の疑問も無くこんな呼び名がついたらしい。]
……リディ……諦めろ。
俺は、覚悟を決めた。
[端から見れば大げさとしか見えない決意をぽそり、と述べつつ。
気合でニンジン攻略に挑んでいたり]
うん。
[アベルに事も無く言って見せた自分の皿には、その1.5倍程度の野菜が鎮座している。][代わりに肉は少な目だが。]
[ユリアンの何だか大げさ(カレーが嫌いだと知らないからだが)に見える決意表明と。][アベルのわかった、に、にっこりと微笑んで。]
[戻ってきたミハエルにもぺこりと一礼。]
[謝罪にはふるふると首を振る。][謝られる理由はないので。]
[頂きますと丁寧に言われて、嬉しそうに彼の分もよそい。]
はい、どうぞ。
[微笑んで差し出した。]
[振り返ると完全に萎んでしまっているリディの姿]
あれ、リディちゃん。
…苦手、だったんだっけ?
[そういえば、何かのときにこっそり避けていたかもしれない。
けれど記憶にはちゃんと残っていませんでした。ごめんなさい]
ええと。どうしようか?
[苦手なものはできれば逃げたい人なので。
アーベルの声が聞こえれば悪い事をしたなぁと内心で手を合わせ。
コップに水を注ぐと自分も空いている席へ]
[引きつったリディの笑顔に小首を傾げつつ、それでも笑顔で挨拶を返し……]
ハルくん?
[耳慣れない呼ばれ方に、そのまま固まった。
が、そこにブリジットからカレーを差し出されたので、珍しくちょっと慌ててそれでも笑顔で受け取った]
あ、ありがとうございます。
[イレーネの言葉には無言で頷き一つ。]
ベルにぃ。
ぼくはあきらめないよ。
[俯いたまま、ぼそり。言葉だけ捉えれば格好良く聞こえなくもないが、如何せん相手は小さな豆だった。]
・・・あれ。ダメだった?
[ミハエルの問い返す声が聞こえ、視線を向けて首を傾げた。]
[悲壮。呆然。決意。様々な感情を抱いてカレーに対面している様子に内心首をかしげたり。
ハルくんと呼ばれて一瞬固まったミハエルを見たりとしながら食事をしている]
[暗い空気が頭の上を漂っているようなリディと。][イレーネの声が聞こえて。]
あ…リディ、アオエンドウ駄目なんだ。ええと、ごめんね?
[けっこうしっかり混ぜ込んでしまったので。][謝りながら。]
[とはいえアベルに残すなと言った手前、残していいとは言えません。]
[とりあえず、次からはよっぽどの事が無い限り入れないようにしようと決意し。][頑張ってと思いながら。]
[自分も空いた席に座ってスプーンを口に運び始めた。]
/中/
はい、ちょっとブレイクタイム。
ちなみに兎猫はグリンピースの炊き込みご飯、苦手です(苦笑
グリンピースそのものは大丈夫だし、ピラフとかに入っているのは平気で食べるんですが。炊き込みは香りが苦手…。
それにしても、カレーでまた一騒動とかw
いつもながら、皆さん楽しいなぁwww
[やっぱり、多少無理しても自分で作るべきだろうか。
ブリジットの笑顔には、そんな事を考えつつ]
……その心意気や良し……とだけ言っとく。
[リディの宣言に、ぽつり、と言って。
妙に悲壮に攻略していくユリアンや、涙目になるイレーネの様子に。
まだ、辛目のものが好物で助かったかも知れない、とか何とか考えて]
い、痛……。
[普段は甘口のカレーを食べていたので油断していました。
ポロポロと泣きながら水を一気飲み。
水差しに手を伸ばして更にもう一杯。
三杯目も注いで、それはゆっくりと飲んでゆく]
[ダメだった? と問い返されて、またしてもわたわたと手を振って否定すると]
いえ、ダメというのではなくて、そういう呼ばれ方が初めてで……。
[さすがに照れくさかったとは言葉にしなかったが、少しだけ頬が赤かった。
その照れ隠しに、ブリジットが口にしたアオエンドウが苦手と言う言葉に便乗する]
そ、それよりも好き嫌いはダメですよ? 嫌いなものがあると、体が丈夫になりませんから!
[語尾が大きくなったのは、無意識である]
うん、変わってるとは良く言われるよ。
・・・・大丈夫?
[何だかんだで席には着いた。ミハエルの言葉ににこにこと笑ってみたり、頬の赤みに少し首を傾げたりしていたが。]
き、きらいなものはきらいなんだから仕方ないじゃないかっ!
[思わずこちらも大きな声で言い返した。
件のカレーは既に少女の前にスタンバイしているわけだが。]
そうですか? それならいっぱい食べても問題なしですね?
[そういうと、ちょっとだけ悪戯好きな子供のような笑顔に切り替えて、自分の皿から5個ほどグリンピースを取ると、リディの皿にぽんと入れた]
…食べれない…
[皿を見つめて悩む。悩む。
やおら立ち上がって台所へ。ごそごそと何かを探す。
持ち出してきたのは牛乳と蜂蜜。
立ち向かうだけの強さはなかったようです]
・・・・がんばる。
[アーベルには一つ頷いた。
そしてちまちまと、なるべくご飯の部分を避けるように、つまりルゥだけを食べ始めた。
・・・何というか、激しくしみったれた光景である。]
[こどもたち(としか、すでに思えない)の好き嫌い戦争?ののどかさに、思わず笑いが漏れる]
平和だねえ。
[呟いて、男はごくりとコップに注いであった水を飲んだ]
[気合でどうこう、というのも、かなり大げさな気はするのだが。
ここまで来ると、気合でもないとやりきれないらしい。
……むしろ、ニンジン如きに何故、と聞かれそうなところだが、本人にとっては切実なのだから仕方ない]
……おう、頑張れ。
俺は勝ったっ……。
[水を一口飲みつつ、リディにエールを贈る。
ニンジンさえ突破すれば、後は普通に好物と言えるので、気は楽な訳だが]
……食い終ったら、何か、デザートつくるか……。
[ほっと息を吐いた後、ぽつり、こんな呟きを]
[そんなことをしていたから、侵入する緑を阻止することは出来なかった。]
――うぎゃぁぁぁっ
[悲鳴。
両手で自分の頭を抱えすらした。
――お食事中の皆様、大変ご迷惑をお掛けします。]
な、なにしてくれやがるですかミハくんはっ
[混乱しまくって色々と言葉が変だ。]
カレー駄目な人多いのかなぁ…。
[ふと気づけば涙目で牛乳と蜂蜜を手にしているイレーネが見えたので。][少ししょんぼりしながら。]
[正確には、カレーの中の一部が嫌いな人が多いだけだったりするが。]
[しょんぼりしつつも、カレーは食べる。][好みの味に慰められながら。]
――ごちそうさまでした。
[パン、][音を立てて手を合わせた]
[決着は、早かった。
皿の上は、空。……コップも空だった。
妙に晴れやかな(勝利ゆえの)笑顔は、知らない者には、辛いものが苦手とは思わせないほど]
片付けてくる、ねー。
[軽く言って、食器を手に台所へ]
―二階・自室―
[こうこうと音を立てて回されるろくろ。
時折手をとめて、はぁ、と息をはいては、粘土を触る手を暖めた]
エーリッヒ。
旅の子だったわね。……あの子、どっちなのかしら。
[息で少しばかりあたためたのでは、手はかじかんだまま溶けず。
ぐしゃり、思うままにならない造形を、ろくろの上で握りつぶした]
[蜂蜜を少し落とし。真剣な顔で牛乳をそっとかけ…]
きゃっ!
[リディの悲鳴に一気に入った。ちょっとびっしょり。
再び涙目になった]
でも、食べる…。
[残したりするのはもったいないと思うから。
別の意味での挑戦になってしまった。まぁ自業自得でもある]
だな
[届いたハインリヒの呟きに同意するようにして、同じように眺めている。
好き嫌いも特になく。まずくもなく。厚意でいただいたものに何かいうでもなく平らげると]
ごちそうさまだ
[と、カレーを作ったブリジットやイレーネに届くようにいってコップを傾けて水を飲んだ]
[他愛ないやり取り。
異常な中での、ありふれた日常。
その影で。
蒼の風は時を待つ。
それが訪れた時に何が起こるかなど、今は知らぬまま。
無意識の奥底に沈めている感情が自身にもたらすものなど。
満ち行く月のちからに昂ぶる意識には予想などはできずに]
何って、いえアーベルさんがニンジンを頑張っている様子でしたので、私もリディさんのグリンピース嫌いの克服に一肌脱ごうと思ったまでですよ?
[そう言って笑ったが、どう見てもニヤリという擬音が良く似合うものだった。
と、第2陣を投下しようとしていると、ちょっとしょんぼりとしたブリジットが目に付いた]
ブリジットさん、カレー美味しいですよ。
[結局、グリンピースはリディの皿ではなく...の口の中に落ち着いた]
カレーは良いんだよ。むしろ大好きだよっ。
・・・・でもね、グリンピースはあれだ。
なにしろ一国を滅ぼしたくらいだから。
[ブリジットがしょんぼりするのが見えたものだから、慌ててフォローに入る。だが最後の言葉は多分嘘だ。]
―二階・自室―
[真面目な顔をして考え込む女の腹がぐぅ、と鳴る。
カーテンを閉められてはいたが、そろそろ夕食の時間だろう。
階下からは、おいしそうな匂いも漂ってくる。]
……今日はエビフライ、ね。
[メニューのあたりをつけてみた]
あ…ごめん、なさい。
次は頑張るから…。
[顔を上げたらブリジットがしょんぼりしていた。
すまなそうに頭を下げながら怪しくなったカレーを口に運ぶ]
あー……落ち込むな、ブリス。
今回はたまたま、巡り合わせが悪かっただけだから。
[しょんぼりとしているブリジットに苦笑しつつ、完食して]
さて……片づけがてら、甘いもん作っとくわ。
[だから頑張れ、と言外にエールを送りつつ、台所へ]
[イレーネの悲鳴にそちらの方を向けば、お皿の上は何だかなみなみと白いものが注がれていて。]
[どう言おうかと思ったが。][どうにもなりません。][それでも食べるというイレーネに心の中で拍手した。]
[そんな様子を眺めていたら、低い声が耳に届く。]
どういたしまして。
[マテウスにお礼を返しながら。][自分の分をいつもより早めに食べ終えた。]
[好きなものは、食べるのも自然早くなる。]
―→広間―
[今日は転ばなかった]
[広間に近づくと、カレーの匂いがする]
おや。
良い匂いです。
こんばんは
[皆に挨拶をして、小さな袋を取り出した]
ささやかなお礼です。
どうぞ受け取ってください
[差し出した相手はノーラと、ブリジット]
[中には銀の小さな天使]
裏切り者・・・
[早々に食事を終えた幼馴染組に向かってぽつり。どう考えても自業自得なのだが。]
・・・キミはグリンピースの恐ろしさをまだ分かっていない・・・・
[とても愉しそうなミハエルに、地の底から響くような声と恨みがましい眼を向けた。]
へぇ。グリンピースで国が?
[そんなことがあるのか? と思いながら、そういえば胡椒で戦争が起きた事もあるし、事実では? と自分の中で解釈終了]
それはどんな過程で滅んだのですか?
[領主の息子として純粋な眼差しをリディに向けて]
[冷たい空気が心地よい、とさえ感じた]
……からくてあつい。
[事前に暖まっていた身体が、恨めしくさえ思えた。
目の前がチカチカするのは、闇を彩る星のせいではない]
[後で凍える思いをするのだろうと理解はしていたが、まだ雪の綺麗な部分を見つけ、顔から突っ伏した。
傍から見たら、拙い格好だとは思ったが、外からは死角のはずだし、自衛団員の影も今はなかったし]
あ、えっと。ありがとうございます。
[ちょっとしょんぼりしていたところをミハエルに慰められ。][それは嬉しそうに微笑んだ。]
[続いて聞こえたリディにの声には目を瞬かせ。]
え。アオエ…んと、グリンピースってそんな事したんだ。
[ブリジットの頭の中には、国中がグリンピースで埋め尽くされているという、おそらくリディが直視したら恐ろしい事になりそうな光景が鮮やかに広がっている。][国が滅ぶ=潰される。][そんな図式しか想像が出来ずに。]
[マテウスの声が届けば小さく頭を下げて。
入ってきたクレメンスやアマンダにもぺこり]
大丈夫です、まだあります。
…辛いの、平気なら。
[スプーンを一度止めて]
……今日はカレーね、先生。
[マテウスの同意に、小さく笑って、男は空になった器にスプーンを置く]
ごっそさん、美味かったぜ。
[ブリジットに向かって少し大きめな声で言った]
[カレーを前に昨日と同じような光景がくり返されるのにニコニコと]
人参もグリンピースも、余程お二方に食べていただきたいのでしょうね。
…私も少しいただいてもいいかしら?
[とりあえず断って、用意は自分で。
どこか落ち込んだように見えるブリジットに微笑んで]
わたくしは、カレー好きですわよ?
特に辛目の方が。それにとてもいい香り。
[一口ぱくりといただいて。
リディの口にした言葉にふと宙を仰いで]
……そういえば、青豆で結婚相手を決めるお伽話があったわね。
[フォローでもなくただ思い出しただけの事を、ぽつりと]
あ、えっと…ううん、辛いの作らないようにするから。
[イレーネにまで謝られて、ふるふると首を振る。][別に自分は辛くなければ食べられないという事もないので。][譲るべきはまず自分だろうと、それは至極真っ当な考え方で。]
うん…。
[アベルの苦笑にもこくり。][頷いて。]
[何か作ると言い台所へと向かうその背を見送った。]
[裏切り者、なんて言葉は聞いちゃいない。
キッチンで手早く食器を片付けて]
手っ取り早く作れそうなもんはっと……あ、あれでいいか。
[独りごちつつ、材料を手早く出して。
砂糖を焦がしてキャラメルソースを作り。
温めた牛乳に砂糖を溶かして、溶いた卵を混ぜてゆく。
仕上げにバニラと生クリームを入れて]
辛味でダメージ受けてるとこが多そうだし、甘いモンがいいだろ。
[作っているのは、どうやら焼きプリンらしい]
[にこりと広間に集う人々に笑いかけ、反駁するクレメンスに]
えー。
どう考えたってこの香りはエビフライでしょう?!
わたしの晩御飯をかけてもい……
[言いかけたところに、イレーネのメニュー案内があって]
……いわけないわ。勿論。当然。然り然り。
[こくりと頷きキッチンへ]
[クレメンスにこんばんはと会釈して。][差し出された小さな袋を受け取る。]
[中に入っていたのは、小さな銀色の天使。]
[何故だかそれは酷く心惹かれるもので。][ゎぁと、小さな声を上げて。]
いいんですか、頂いても。
[少し高揚しながら。][目を輝かせて尋ねる。]
[昔はよく、こうして転がって遊んだっけと思う。
……でも、今は防寒はさほどしっかりしていないから、戻ったら風呂にでも入らないと、間違いなく寒い。それ以前に、ほどほどにしておかないと凍死する]
[まだあたたかい手で雪を掴むと、手袋越しとは違って、すぐに解け始める。
当たり前の事なのに、少し面白くて、粘土遊びみたいだった。雪玉を固めて作る、雪だるまや雪うさぎとは、また違う]
……ああ、これか。
[手袋嫌いの理由の一端を、見つけた気がした]
……まてまてまて。
なんで、これがヨーグルトになる。
[横にやって来たアマンダの言葉に頭痛を感じつつ、一応突っ込みを入れて。
型に流したそれをオーブンで焼いていく]
ちなみに夕飯は、ブリス特製の、カレーだから。
ああ。
昔、ある国の王さまが無類のグリンピース好きで朝から晩まで食べていたんだと。
そのうち中毒を引き起こして、グリンピースしか受け付けない体質になってしまったらしい。
当然体力も衰える。そこを刺客に狙われて・・・・
[中略]
で、結局他の国に攻め込まれて滅びてしまったそうだよ。
[尤もらしいことを延々と語った。
勿論、その間に皿の中のカレーが減ることはなかった。]
もちろんですよ、ブリジット君。
俺はいつも手当てしてもらっていますし、ほんのささやかなお礼の気持ちです
ささやか過ぎて申し訳ない
[とほほと笑った]
[それから]
俺も、カレーをいただいていいですか? ブリジット君が作ったのかな?
[イレーネとのやりとりに、尋ねた]
[しかしグリンピースの話題は今はまだよくわかっていない]
うん、それだと、もっと嬉しい…。
[ブリジットにコクリと頷いて。
カレーそのものは嫌いではないんです、本当に。
それから誤魔化すように言葉を変えたアマンダを見送り]
先生。
いつも美味しそうに食べるのに。
どうして、匂いがあそこまで分からないんだろう…。
[昔からの謎である。未だに誰も解明できてないと思う]
[リディの昔話(ホラ話)に感嘆して]
そ、そんな事があったんですか……。
いやはや歴史も人も奥深い……。
[そう言って腕を組みながら何度か頷いて]
でも、好き嫌いは別ですね。食べ過ぎなければいい訳ですし。
[そう言って第2陣投下]
[ちなみに自分の悲鳴が巻き起こした被害には気付いていなかった。
延々と語った後で、甘いもの、との言葉に取り敢えずやる気は出した。
ルゥに紛らせてグリンピースを2、3粒スプーンに取る。恐らく先程ミハエルに入れられていた分。]
・・・・・・
ぅぅ。
[目を閉じて口に入れる。
涙目になった。]
[他愛のないやり取り。]
[異常な中での、非日常。]
[『彼女』に、今のこの状況はどのように映っているだろうか。]
[他者の介入を限りなく無くし。][一人あの森でひっそりと暮らしていた、隠者のような少女は。]
[これは日常ではない。][彼女にとってみれば。]
[だからだろうか。][そんな光景を見ても。][猩は何も感じない。]
[おそらく沈んだままのグリズも。]
[何も、何も。]
[穏やかに。][彼らは凪いでいた。]
[ただ月光の高揚感だけを供にして。]
・・・・あれ。
[何とか飲み下したのだが。目を閉じているうちに第2弾が投下されていたようだ。]
なんか減ってない気がするのは気のせいかな?
[ぎこちない笑顔がミハエルに向けられた。]
・・・・きらいで悪いかぁ!
[クレメンスに対してはもう殆ど八つ当たりだ。]
[ふみふみと上機嫌でカレーを皿によそう。ついでにクレメンスのぶんも盛りながら、ヨーグルト(実際はプリンの種である)を、光速で失敬するのも忘れなかった]
ふむ、おいしいよー。
アーベルは立派な酪農家になれるね!
[わざとでないわけがないが、悪気もない。
にこにこと皿をもって、広間へ。皿を渡しながら]
夕食はブリジットの作なのね。いただきます。
[気のせいかと首を傾げているリディに一言]
はい。気のせいです。
[と、語尾にハートマークがついてもおかしくない爽やかな笑顔を浮かべながら、カレーに舌鼓を打っている]
あ、どういたしまして。…よかったです。
[自分に向かってかけられたハインリヒの声に、嬉しそうに笑顔で返す。]
[シスターにも、好きだといわれて、ようやく心は持ち直してくる。]
[それでもグリンピースと格闘しているリディには、申し訳ないと思いながら。]
…青豆で結婚相手を決める?
[シスターの言葉には不思議そうに。]
お先にいただいたよ
[と、入ってきたアマンダ、クレメンスに言い
ブリジットやイレーネに声が届いたのを確認して、水も飲み干し人心地つくと
すっと立ち上がった。片付けぐらいはするつもりらしい
木箱を持ってキッチンへと]
[ミハエルの仕草にそれ以上何かを言うことはできず。
リディには再び、ごめんねと内心で手を合わせつつ]
…蜂蜜だけにしておけば良かった。
[食べるのを再開しながら、今更なことをボソリ]
いやいや、グリンピースは小さいし飲み込んでしまえばいいと思いますよ。リディ君。
[こんな時は年上の顔で、にこりと笑った]
それにですね。
ほら、世の中広いですから。
グリンピースでそんな大変なことになっていたら、どこにも旅行できませんよ?
cockroachすら食べ物の場所もありますしねぇ。
あれはなかなか…
[遠い目をした]
……いやその……。
なんでそうなる、わけ?
[アマンダの言葉に呆然としつつ]
ていうか、焼く前の種食うな。
[ぼそっと突っ込みながら。
ともあれ、焼き上がった物は冷やして置いて。
広間に、甘いもん作っといたから、と声をかけて、自分は勝手口から外へ。
包み込む夜気は心地よく、降り注ぐ月の光、それが白の上に踊る様子に、ふと目を細めた]
[銀の天使。][受け取った銀のそれに少しだけ、眉根を寄せた。]
[特にまじないがかけられているわけではない、ただの銀だが。][あまり好きなものではない。]
[ちっ、と小さく舌打ちして。][だが、彼女のしたいままにさせておく。]
[元神父だという男に、得体の知れないものを感じながら。]
おぉ、ありがとうございます、レディ・アマンダ
[嬉しそうに皿を受け取った]
[いただきますとご挨拶]
[カレーを口にいれた]
美味しいです。
本当に、幸せですねえ。
[熱も多少冷めてきたから、上半身だけを起こす。
バサりと、雪が零れ落ちた]
[彼方には、闇の中、微かに浮かび上がる、白く霞む山。
頭上には丸い月。宝石のような星を鏤められた夜天。
地上には村の家々の灯りが遠く遠く、手の届かない場所に、見えた。
室内にいるときよりも、視界は、はっきりとしている]
[満ちているせいだろうか。
いつも、優しくも感じられる月のひかりは、輝きを増してはいたが、どこか冷たくて、恐ろしかった]
満月の夜には―― なんだっけ、な。
[肝心なことばかり忘れる。
お婆の話を、もっとよく聞いておくべきだったろうか。思い出したとしたって、いい話ではないに違いないのだが]
[食べ終わると、その時イレーネの蜂蜜という呟きが聞こえた]
蜂蜜ではなくて、林檎やバナナ、ミルクを入れると甘さが増すと言いますよ。
[家ではその他にケチャップなども使っていたのを思い出す。そのまま珈琲もいいですね。と切り出そうとした時、神父の話がはっきりと聞こえてきた]
(cockroachってなんだろう?)
[外に出れば、月は近しく]
……ああ。
[無意識のうち、緋色の意識に零れるコエ。
それが帯びる震えは、目覚めた当初の怯えによるものではなく。
高まる力への、歓喜のそれ]
いえ、とても嬉しいです。ありがとうございます。
[クレメンスに微笑む。][こころから、嬉しそうに。]
[小物らしい小物など、身近にはなくて。]
[だから小さな銀の天使を、大事にポケットにしまう。]
[跡で別に貰った、黒真珠の袋と一緒に首に下げてしまおうか。そんな事を考えながら。]
あっ、はい。是非どうぞ。
[言ってよそってこようかと思ったら、先にアマンダが用意していたのでそのままに。]
[そういえばすぐに台所へと直行したアマンダには、挨拶しわすれたと思い出して、ぺこり、こんばんはとお辞儀。]
こ…って。
[不思議そうなクレメンスに引き攣った声で。
あの天敵を食べるとかありえない。顔も引き攣っている]
ミルク…そう、ちょっとだけ入れるつもりが。
[ミハエルの声には情けなさそうに。
またちょっと泣きそうだ。意図せずダブルパンチになって]
[クレメンスやアマンダも姿を見せたのに気付き]
賑やかなのはいいことですわね。
[と呟いてみる。多分素直に本心で。
そしてブリジットが不思議そうな顔をするのに気付いて]
お伽話なのだけれど。
「本物のお姫様は繊細な心を持っているから」って言って、
布団を沢山重ねたその一番下に青豆を一粒置いて、そこに花嫁候補を寝かせたの。
眠れなかったのが本物のお姫様として選ばれた、と言うお話。
……でも、そのお姫様がグリンピースが好物だったかは書いてなかったわね。
[昔話って不思議なのが多いわね、と笑った]
……でも、なんで。
こんなに静かなんだろ。
[見回りの人間が、丁度、交替の時間であるだけなのか。
朝の事を思い出すと、異質で、気持ち悪かった。
入り口側ではないからだとは思うのだが]
よろこんでいただけて、その天使も幸運です。
[ブリジットの許可に嬉しそうにして、カレーにスプーンを入れたのだった]
[そして今は]
[不思議そうなミハエルに目を向けた]
[しかし何がわからなかったのかわからず]
ええ。あとは
[いくつかの昆虫の名前を――あえて少しわかりにくい言葉でイレーネに告げた]
>>822は本当にある御伽噺なのですけど、タイトルがわからないのです……。
cockroach=家庭の敵である黒いあれですわね。
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken.
[夜風と月光、白い雪。
それが織り成す瞬間の風景に目を細めつつ。
口をつくのは、いつもの歌]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
In jetzt bloser Stille.
Weil wenn Sie wer setzen fort, das Schlafen wachte auf, ich will es zeigen.
[風が蒼の髪をかき乱すのも構わずに。
夜空へと、歌を響かせて]
[キッチンから広間に戻るアマンダとも、それから外へいくアーベルともすれ違い
皿をカチャカチャ洗い、片付ける。
相変わらず広間には喧騒があって、戻る気が起きなかったのでそのまま外へ出て、辛味で少し熱くなった体を夜気で冷やしにいった]
・・・・・お、覚えてろ。
[今日のタバスコの決意はどうやらミハエルに向けられたようだ。尤も、明日には忘れているかもしれない。]
いや、それで食べられたら苦労はしな、
・・・・・
[クレメンスの言葉を聞いた瞬間、スプーンを取り落としそうになる。
その後は聞きたくないとでも言いたげに、急にカレーにぱくつき始めた。無言で。]
おいしー!
カレーはこのくらいの辛さがあたしは一番好きだわ。
お手柄、ブリジットー!
[ぱくりぱくりとすばらしい速さでスプーンを上げ、下ろし、
あっという間に綺麗に平らげる]
ごちそうさまー!
そっ…食べ物…じゃ、な…っ!
[クレメンスに掠れ声で訴える。
分かりにくく言ったのに、何故か通じてしまったようで。足の無いのとか、多いのとか…。
流れた筋はミハエルを更に慌てさせてしまうだろうか。
勿論食事ができるような状況ではなくなっている]
[空を見上げれば、月は煌々と闇夜を照らし。][伏せていた銀も、立ち上がる。]
[外へと出るつもりはないが。][じっとしている事は、難しくなってきたようで。]
[月を見上げ。][そして集会場の煙突から昇る灰赤の煙を見る。]
[時は満ちる。][宴の時が。][もうすぐそこまで迫ってきている。]
嗚呼…。
[血の匂いを思い。][恍惚と。][呟いた。]
いやぁ、本当に好き嫌いはよくないですよ。
ええ。
さすがに食べさせられた時は俺もねえ。
…見目もよくありませんし。
[遠い目をした]
[とめていた手を動かして]
まあでも、死ぬほどまずいわけではなかったですけど
[呟いてやがてカレー完食]
…満ちちまったな…。
[月の輝きが、雪道を照らす。
心配する修道女を先に帰らせて、右手は手帳に何かを描く。
かじかんでいるはずの指が描き出したとは思えないほどの、精緻な肖像。
黒い頭巾を身につけた修道女の姿。]
…っくしゅ。
[くしゃみと共に、ようやく冷え切った身体に気がつく。
背中を丸め、肩を竦めて集会所へ。]
[男はぼんやりと賑やかな広間の様子を眺めながら、自分でコーヒーをいれてきて飲んでいる。広間から出ていった人数を頭の片隅で数えながら]
/中/
兎猫は虫そのものは見ても平気ですが、食べろと言われたらやっぱり涙目になると思います。
あ、コ…は天敵ですよ?
当たり前だけど好きじゃないっ!
それにしても。
大なり小なり神父様にいぢめられるのは運命ですか?w
イレーネ君?
[さすがに動じていなかったのに、涙には驚いた]
大丈夫かい?
ああ、ええと。困ったな。
[といいながらごそごそと袋を探して、取り出した]
大丈夫だよ、それらは決してこの村の食卓では見かけていないから。
[差し出したのはやはり同じ銀細工の天使]
cockroachのほかに、earthwormなんかもあるわよー。
[イレーネににやりと笑いつつ、続けられた味の感想には]
……食べたの?
[さすがに苦笑い]
[さすがに神父の話で、先のものが何か気付いた]
……神父様、さすがに食事中で、しかもカレーの時にいう話じゃないような……。
[食べ終わっているものの、少し青くなってお腹付近を抑えている。おかげでイレーネの様子には気付かなかった]
それで繊細さを図るんですか…。お姫様って、そういう人なんだ…。
豆一粒で眠れないんなら、布団の皺でも眠れなくなりそうで…大変そう。
…好物だったら、きっと食べちゃってたかもしれませんね。
[拾い食いするお姫様なぞ、居たら嫌かもしれませんが。]
[シスターの話には感心したように頷いて。][不思議なの、には同意して、笑みをうかべ。]
[その話を聞いていたお陰で、クレメンスの虫談義は見事に聞き逃した。]
んにゃ?
[だから、その音色は、よく聴こえた。
立ち上がり(一瞬、痛めた右腕を突きかけた)、身を隠していた場所から移動して、音の方へと向かう。
知っている歌だった。]
たべた…ん、です、か…?
[クレメンスを見る目は恐怖に染まっている。
皿の中身は1/3ほど残ったまま。
誰かに食べてもらえるようなものではなくなっているし。
涙は途切れない]
ああ、元神父ですよ。
神父服なんて紛らわしいものを着てるんですけどねえ
[ミハエルに困ったように笑って]
ええ、まあ。
つまり、好き嫌いはよくないっていうことですよ。
グリーンピースは美味しいじゃないですか。ね?
形も、香りも。
職人見習い ユリアンは、室内の話を聞いていなくて、心底、幸いだった。
[思わず、外へ出ようと足が向き。]
…あの男。
[男の視線に、探るようなものを覚え。][再び伏せた。][じっと、耐えるように。]
ヴィント。
数を数えられている。気をつけるんだな。
[一応の警告を。][外へ出た青い風に向かって放つ。]
さてと。
[満足そうに席を立ち上がり、キッチンに皿を下げると(但し洗わない)
そのまま外に出る。外気に身がさらされて、肩から縮みそうだ]
……あら?
[出れば囲みこまれるだろうと思っていたのだけれど。
どうして外には、自衛団の姿がないのだろうか。首をかしげる。
ポケットにつめてきた手帖を、服の上からつかんだ]
研究生 エーリッヒは、シスター ナターリエ を能力(占う)の対象に選びました。
……数?
[響いたコエに。
蒼の風はきょとり、と]
……ああ……うん。
わかった。
……でも。
森から来てる連中に紛れれば。
[きっと、人には追えないから、と。
くすり、と零れる、楽しげな笑み]
[少し火照った体に寒さはむしろ心地よい
とはいっても、あまりいすぎるのは禁物ではあるのは承知の上であるためそれほど長居するきはないが]
いない…?
[無人という意味ではなく。少し前まで自衛団員が巡回していたはずの気配がないのに少しの不信感を抱いていると、歌が聞こえてきた]
[アマンダに手放しで喜ばれて。][良かったと、嬉しそうに微笑んだ。]
[そしてふと。][泣き出したイレーネにはおろおろ。]
[カレーはそんなに辛かっただろうかと。][次ぎもし作る事があれば、2種類作っておこうと固く誓ったり。]
ま、接待ってやつですね
[アマンダの言葉に、笑った]
[笑うしかなかった]
さて、俺も片付けましょうか。
そういえば…
以前ピアノの音がしていたと思いましたけど、どちらに?
ぼくはなにも聞いてない。聞いてない。
[必死にカレーを口に運ぶ合間、そんな呟きが洩れ聞こえたかもしれなかった。虫が苦手、というのは女の子らしい点としては唯一と言えるかも知れない。
グリンピースも勿論混じっているが、多分味など分かっていない。
やがて皿とスプーンの当たる音。]
・・・・・・あ。
[こうして意外にもカレーは攻略された。
ただしきっと克服はされていない。]
…さむーっ!!
[どたばたと集会所へ駆け込んできて、広間に漂う香りに鼻をひくひくさせる。]
おぉ!?もしかして今日はカレー!?
やっぱ合宿ったらカレーだよなー!!!
[テンション上がりまくりなのは大好物だからなのだとか。]
…違いない。
[杞憂だったなと、低い銀の雑音は、にぃ、と笑いながら。]
[だが流石に今から自分が出てゆく事は出来ず。][彼はただ耐えるのみ。]
[尤も、酷く苦痛を伴うものではなく。]
[それは半ば。][楽しみを含んだものではあったが。]
[蒼き風の顛末を。][まるで物語を最前列で見る観客のような心持で。]
[さすがにイレーネが可哀想になったのか、自分の空の皿の端を拭って綺麗なカレーを少量注ぎなおすと、イレーネの皿と自分の皿を交換して、...はキッチンへとイレーネの皿を持っていった]
(ま、食べれるなら食べるだろうし、無理なら残して、綺麗なら誰か食べるだろう)
Wenn ich bete und ankomme.
Es ist einmal mehr dieser Boden.
Wenn ich auf Sie stosen will……Nur es.
Aber zum blauen Himmel……Ich bete.
[一通り、歌い終え、空を見上げる。
かかる月の煌めきに目を細めて]
……ん……誰か、いる?
[自衛団員の剣呑なそれとは違う気配に、きょとり、とそちらを振り返る]
[ポケットからぼろぼろになって、綴じ目が外れかけた手帳を取り出す。
もう、バンドなしには手帖の形をなさないそれをめくる。
白い紙がずいぶんと今日は、明るい。]
やぁだ。満月。
……リディだけでも、出してあげられるかしら。
[眉をひそめて自衛団を探す。
聞こえてくる歌は、耳に心地いいが、探しあてたい相手ではない。]
……はい。
[アマンダにぐりぐりとされ、くぐもった声で短く答える。
けれどクレメンスの遠い声が頭の中をクルクルと回っていて。
まだ暫く涙が止まりそうにありません]
Aber zum blauen Himmel......Ich bete.
だっけ?
[最後の部分だけが、僅かに重なる。
ひらひらと、緊張感なく、左手を振った]
やほー。
[真面目に考えている彼女の横を、金髪の男がすごい勢いで駆け戻っていく]
エーリッヒ、君……?
あんな子だったかしらー?
[楽しそうね。まあ、カレーはおいしいけれどもね。
と、一人納得してその背中を見守った。]
[エーリッヒの明るい声が響けば、ようやく顔をあげ]
おかえりなさい。
…あれ?
[目の前の皿の中身が変わっていた。
ミハエルが変えてくれたとは今はまだ知らず。
確かにあれも絶妙すぎたけれど、結局この素のままのカレーでは]
…頑張りなさい、って、こと…?
[じっ…と見つめて。
まだダメージからも立ち直り切れていないから、手は出ないまま]
だから、大丈夫。
月と駆けて。
気に入らないの、消してくる。
[昂揚感のためか、それともやはり、まだ目覚めて間もないためか。
蒼の風のコエは、どこか幼く響いたか]
辛くて熱かったんだい。
[バサバサと、額にかかる前髪を払う]
寒いのは嫌いだけれど、
夜の雪景色と、月と星のひかりは好き。
陽のひかりとは、違うよさがあるよね。
それに、よく見えるから。
そうね。でもそうならないように、お付きの人が皺一つなくベッドメイクをするんじゃないかと思うの。
[でもやっぱり大変よね。と笑い返し、多分そのおかげでクレメンスの話は聞かなかったようで。
急いだ様子で広間に入ってきたエーリッヒに]
お帰りなさい。
早くお食事を済ませて温まった方がいいと思うわ。
[でも、風邪を引いた様子はないので少しだけ安心して]
こんばんは、エーリッヒさん。
[なんだか物凄い勢いのエーリッヒにきょときょと瞬きながら。]
は、はい。カレー、です。
[勢いにおされながらも、今夜のメニュー合ってますよと肯定して。]
ああ、それでか。
[さっさと片付けた後戻らないから、どうしたのかと思っていたのだけれど。
その一言に、妙に納得して]
ん……確かに、雪景色は夜の方がいいな。
……って……良く見える、って、何が?
[キッチンで食べ残しのカレーを処理し、ふとイレーネが辛いのが苦手そうだったのを思い出す]
ふむ……。
[冷蔵庫を覗くと、蜂蜜にヨーグルトもあった(プリンの種ではない)]
あ、これを使うか。
[...は蜂蜜とヨーグルトを1:1で皿に盛ると、十分に混ざって玉にならないようにしてから、広間へと戻った]
もしカレーが辛いと感じる方がいるならこれを使ってください。
ヨーグルトと蜂蜜を併せたもので、量を調節しながらカレーに混ぜると辛味が和らぐ筈です。
[そう説明してから、テーブルの真ん中に置いた]
行ってくるがいい。
ヴィント。
[その名を呼べるのは今は彼だけ。]
[自らの、まだ五つに別れる前にあった真の名も。]
[また、兄と慕った人だけに呼ばれていた。]
[既視感。]
[そんな不確かなものの存在を覚えながら。]
[幼き人狼を遠く今は静かに見送った。]
[暫く呆と皿を見つめていたが、拍手に我に返る。]
た、食べたよ。
ぼくがんばったよ!
[思わずサムズアップしてみたりと、大袈裟とも言える喜び様だ。]
ヒリヒリするから駄目なんだよ、辛いの。
刺激物は、駄目。
[はふ、][深々と溜息を吐き出した]
お残しだけはしないって、昔から決めているからなあ……。
[おかげで、悪戯混じりで出された食事も完食して、酷い目にあったことも一度や二度ではなかった気がするのだけれども。]
あー。
んーっと。
ほら。
星とか。
[人工の光を目が受けつけない、なんて言うわけにもいかず。
鮮明な視界に、訝るような幼馴染の姿を捉えて、苦笑を浮かべた]
―音楽室―
[開けると中に古いピアノ]
[懐かしいものだと思いながら、そこに足を踏み入れて]
いやぁ。
ひいてみましょうかねえ。
[――ここで注釈しよう!]
[この手がピアノを弾く時、人は倒れ、悲鳴をあげて、誰もが地獄を見るのだという]
[硝子は割れて、なだれがおきるとまで言う人もいるかもしれない]
[そう、つまり――壊滅的に下手なのだ]
[集会所に背を預け、木箱を立てかけながら、しばし、空を見上げ、流れてくる歌に耳を澄ませ、月を眺めた
歌や風景を眺めて感動を覚える性質ではなく、ただ心を無にするために委ねながら散歩をしていたが、ふと一つ、自衛団員とは別の気配を背中に感じ、声をかけられれば振り返ってアマンダを見て]
ああ、そんなところさ。
ところで、レディもこんな夜中に散歩かな?
[送り出すコエに、蒼は頷く気配を返し。
風が、揺れる。
その名が示すものの如く。
駆け抜ける瞬間を。
月が天へと座す時を。
ただ、待ちわびて]
[それは音楽と言ってすらいいものなのか]
[否むしろどうやってそんな音が出せるのか]
[答えを知る者は、誰一人、 い な い 。 ]
あっ。
[ミハエルの声とテーブルに置かれた皿に少し表情が明るくなった。
手を伸ばそうとして、既にあの怪しい物としてしまった皿がどこにもなく、片付けられたのだと理解する。
そしてその間に台所へと行っていた人は]
ありがとうございます、ミハエルさん。
その、何から何まで。
[ペコリと頭を下げてスプーンを手に取る。
これだけの好意を貰ったのだ。後は自分が頑張るだけ。
クレメンスの声は必死に頭から追い出して、ヨーグルトを一匙加えて一口…水を飲む。
更に何杯かを加えて、どうにか完食]
…ごちそう、さまでした。
[食事だけでこれだけ気力体力を使ったのは久しぶりだった]
……お前って……あれだよな。
貧乏性。
[思わず、ぽそり、と呟いて]
星……ね。
まあ、星は確かに、冬の空が一番よく見えるからな。
今日はさすがに、月に負け気味だけど。
[言いつつ、再び空を見上げる。
言葉の間は、訝ったものの。
視線を逸らした事で、苦笑には気づかずに]
あはは。そんな風流な趣味をもちたかったわね。
一人容疑を晴らせそうな子を見つけたから、
掛け合ってみようかなって。
でも誰もいないのね。
「容疑者」が逃げてもいいのかしらね?
[ぶるりと震わせながら、ともに月を眺める。皓々。]
[そして]
[室内の掃除をしていた][イレーネが手伝いを申し出れば、快くお願いする]
[しばらく使われていなかったのだろうか、壁や床に溜まっている埃は掃除のしがいがあった]
[やがて食事の準備が始まればキッチンでお手伝い]
[時々簡単なアドバイスなど行いながら、若い子たちが調理する様子をちらちらと眺めていた]
いつになるかねー。
まずこの、どうにもバカげた騒動が終わらんと。
落ち着いて、って訳にゃいかんだろ。
[両腕を高く掲げて身体を伸ばしつつ言う、口元には、微かな苦笑]
貧乏性って、失礼な。
健気と言って欲しいなあ。
どんなものであれ、他者が作ってくれたものなんだから。
ちゃんと食べないと、失礼だよ。
[そう答えたのも、束の間だった。
結果として、会話が中断されたのは幸いだったかもしれないが]
…なぁ?
ピアノかなんかの上でさぁ…
猫が喧嘩したり、東方の格闘家が爪先立ちで跳ねたりしてるよーな音がすんだけど…。
[カレーかっ込む手を止めて、ぽつり。]
/中/
しーんーぷーさーまー!www
あれですか、ふかふかしている方なんですかw
今回お初の方もいらっしゃるので確定じゃありませんが。
イレーネ、とにかくギャップが物凄いことになりそうwww
まぁ、リディさん、おめでとう。
[なんだか喜んでいる様子に素直に祝辞を送って。
外に向かった何人かを思い出し]
…こんな時間にお散歩、でしょうか?
[少しだけ怪訝に思い]
何もなければ良いのですけど。
[窓の外の、満月を思い出してそう呟く]
[ユリアンの反論に答えるより早く。
その姿は駆け出していく。
……向かった先は、大体わかり。
追おうかどうか、悩んだものの]
……ん?
[風にのって流れてきた、ものに。
蒼は険しさを帯びて]
なに……これ。
狼の、遠吠え……? なんで、こんな、人里近くにっ!?
あ、そうか…。
[お姫様の生活環境など、いまいち記憶に薄かったので。]
[ベットメイクとかすごいんだなぁ、と些かずれた感想を抱きながら。]
[シスターと話をしていたら。][なんだか耳が。][痛くなtt]
風流な趣味など、俺には持ち合わせていないさ
[肩をすくめた後]
容疑を晴らせそうな子。か。容疑を晴らす方法がわからないと始まらない
エーリッヒ辺りに人狼の話でも聞いてみるかね
[なんて呟いたところで、なにやら凄まじい音が聞こえて]
土砂崩れでもあったか?それとも鉄砲水か
[ピアノです]
[ナターリエには一応お礼だろうか、倒れたままひらっと手を上げた。
そしてやっとのことで起き上がる。]
・・・・・なに、これ。
[少女には絶対とまではいかないが、一応音感はそれなりにある。それが災いした。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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