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苗床 リック の役職希望が 村人 に自動決定されました。
風来坊 ハインリヒ の役職希望が 村人 に自動決定されました。
氷精 ミハエル の役職希望が 村人 に自動決定されました。
そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が5名、占い師が1名、霊能者が1名、聖痕者が1名、狂信者が1名、共鳴者が2名、呪狼が1名、智狼が1名いるようだ。
ちま竜 セレスが「時間を進める」を選択しました。
幼き機鋼の竜。
それが上げた『声』は力となりて、周囲の力の流れと干渉しあう。
歪みを飲み込み、飲み込まれ。
肥大化した『創造』が引き起こしたのは、『複製』、或いは『複写』と呼ばれる現象。
切り離されつつあった館周辺はそのままに。
しかし、異なる位相には、同じ館が生み出され。
それはそれで大事ながら、しかし、通常であれば、大して事でもないはず……なのだが。
そこには一つ、問題点が発生していた。
[名を呼んだ声は異変にかき消されて。
何がなにやら判らぬまでも、彼の仔が落ち着かぬ事には理由も聞けないであろうと、うろたえるセレスへと両の腕を伸ばす]
セレス、どうか落ち着いて…
[宥める波紋を声に乗せて、少しでも心鎮めさせんと囁く]
[走りこんだ森の中。
一端足を止め、空を見上げてフルリと首を振った]
ええと、集中しなきゃ。
辿りたいのはミハエルさんの気配…。
[瞼を伏せて、歩き出す]
――広間――
[リックの声に]
そうだよね。ハーヴェイさんもカミーラさんも
凄い人だから、任せて安心だよね。
[自分に言い聞かせるように言う]
[ふと、何か違和感みたいものを感じた気がするが、
いまいち何が起こったのかよくわからなくて、首をかしげた]
あー、そこの人。
僕にもさっぱりわからないんだ。何があったんだ?
[見た瞬間「あ、この人僕と同類だ」と感じたオジサンの
問いには答えられなかった]
あれ?今、何が起こった……。
[閉ざされた空間の影響からか、
ユリアンの疾風の力のコントロールが少し崩れた。
音にならない声が、空間を震わし「コエ」となり、
誰かに伝わってしまうだろうか]
[『あの時』と同じように]
未熟影 ブリジットが「時間を進める」を選択しました。
[響く、セレスの──機鋼竜の咆哮。
直後に感じた、空間の強い歪み]
……ったあ……。
んっとに、ロクな事おこりゃしねぇな……。
[思わず愚痴を零しつつ、周囲を見回す。
感じるのは、空間位相の違和。何か、どこか違う空間の感触]
風人 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
機鋼の魔 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[宥める波紋とは裏腹に、獣の耳はぴるると震えて。
怯えや混乱を素直に示しているのではあれど]
一体、何が…あったのであろうか。
[同属でなくは意味を取れぬはずの麒麟が波紋は、音なきコエと化して静かに響く。
それがよもや、人の仔の耳に届くとは思いもせずに]
/*
という訳で、開始。
共鳴希望と思った人は多そうだが、敢えて原点回帰を狙った俺が通ります。
で、デフォはぶりじったんか。
……呪狼は、誰が引いたやら。
そして、10人超したら冥狐入れようとおもて、すっから忘れました。
ごめんorz
[なんだか空気がブレたような感覚を受けた。寝転がった状態で訝しげに首を巡らす。部屋のどこかで風が慌てふためく気配を感じた]
……こりゃー、”変なこと”が起きた、ってことかね。
[よっ、と言う掛け声と共にようやく起き上がる。まだ背中に痛みは残るも、動けないほどではない]
何か起きたってのは事実らしい。
[己の問いに分からないと返してきた青年にそう返す。返した相手が同類であることは今気付いたか]
[上空で各方面の出歯亀行為を続けていたが]
あら? あらら?
[空間の複写で、切り貼りされるセカイ
それと件の時空迷路が干渉したのか、バグが発生し]
これはまた、うっかりしてたなぁ
[ポリポリと頬を掻いている。でも、時空王様。なんで貴女そんな楽しそうなんですか?]
風来坊 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました。
……大丈夫、そなたは独りではありませぬ。
わたくしもオト殿も側にいます。
[身体に回した手で、とんとんと背を優しく叩く]
それに、力持つ方々も…ここにはたくさんおいでです。
落ち着いて、皆に何があったかを話していただけませぬか。
[力の源を辿り、やがて目に入った光景]
[既視感と共に感じもしない頭痛を覚える]
機鋼の竜に、
天聖の獣か……、
また、奇異な縁だな。
天聖の獣 ナターリエが「時間を進める」を選択しました。
[時空王様がフヨフヨと浮かぶ空。そこは切り取られた空間ゆえ、星も月もなく、おそらくこのままならば太陽も昇らないだろう]
[でもそんなの関係ねぇ(ぇぇっ]
…ん?
あれ、なんだこれ…。
[空間の揺らぎに気づいたのか目をあげて。
真剣な顔を台無しにするのは、ほっぺについた生クリーム。]
時空王 ネリーが「時間を進める」を選択しました。
いったぁい。
[目を閉じて歩いていればある意味当然。まぁ、精霊なのに気配で避けられないのは微妙だったかもしれないが]
えと、こっちの方。
ミハエルさん、どこー?
[声を上げながら再び歩き始めた]
焔竜 ダーヴィッドが「時間を進める」を選択しました。
心魔 クレメンスが「時間を進める」を選択しました。
[なんだかボロボロになっているオジサンに近づく。
起き上がるときに手を貸したかもしれない]
たぶんね。何か変なことが外で起きているみたいね。
それよりオジサン、大丈夫?
なんか凄い負傷してるけど。
[知り合いに気を取られ、ハインリヒがボコられているのに全然気づいてなかった]
……はぅ……うん。
[優しい言葉に、こくこく、と頷いて。
不意に感じた二つの気配に、きょと、と瞬き一つ。
一つは知らぬ気配だが、もう一つは]
……あーべる。
[同じ属を持つ、魔の青年]
[どこからか響くコエは、ただ一人持つ獣の耳ゆえに私に伝わる]
……どなたなりや?
獣の方は他におられませなんだが…今の衝撃で参られましたか?
[試しに紡ぐは、先程と同じ麒麟が波紋。音なきコエ]
[何処からともなく聴こえてきたコエに、
ナチュラルに返事を返す]
本当だよ。全く何があったのかさっぱりだよ。
特に広間は変化なさそうだし、外なのかな……
[その不自然さに気がついてない]
……っと。
[取りあえず、セレスは任せても大丈夫か、と。
思った矢先に感じたのは、嫌な話だが見知った気配]
……出やがった。
[扱いの酷さが半端ないです。
ともあれ、その後を追うよに、中へと]
[微かに感じた心の魔の気配は、新たなる声と気配――そして血の残り香にかき消されて。
先程とは違う意味の震えが、抱く仔に伝わる]
アーベル殿、その手は…!
[白より蒼白い顔色で、それでも倒れぬは心配が先に立つが故に]
[まずは、何かの力が開放された事に身構えたミハエルだったが、樹上であることを忘れていた。
滑り落ちたが、別の枝を掴んで落下を止めた。]
[ぶらーん]
[声がする]
……ブリジット?
[呼びかけられるコエに、ん?と考え込む。
どう見ても広間にいる人ではなさそう]
あれ、誰のコエ?
僕はユリアンだけど。キミは?
[試しに口に出さずに聞いてみた]
……相変わらずよく食うね。
[もぐもぐ中だったダーヴィッドにはすこーしだけ呆れた声。起き上がる際、先程の青年に手を差し出されていることに気付くと礼を言いつつ手を借りる]
お、すまんね。
……まぁ、このくらいの怪我はある意味慣れたと言うか……。
[何か物凄く遠い目をした]
とりあえず死にやしねぇから大丈夫。
外に関しては、出てった連中に話聞くのが一番かね。
/*
しかし。
火炎:一人
疾風:二人
氷破:一人
翠樹:一人
陽光:一人
影輝:一人+一匹
天聖:一人
精神:一人
時空:二人
機鋼:二人
……恐ろしくオーバーリミッターな空間だ(一番のパワーゲージ過多が言わない。
久しいね。
[仔竜への挨拶は短く、]
……君らだけでもなさそうだね。
随分と、知った気配が――……
[三対のうち、一つのちから]
[されど感じるのは異質さ]
ノイ、ではないか。
[いっそ不自然なまでに自然な口調で、こちらの緊迫感と無縁に続けられるコエ。
心波立つが故に返せぬままでいれば、少し遅れて疑問が届いた]
わたくしは…ナタ・リェ…
[今にも消えそなコエは、ただ反射的に問いへの答えを返して。
なれどそれ以上は続く事なく、ただ波紋は不安を伝えてゆく]
……嗚呼。 すまなかった。
“虚のいとし子”もいるのだろう。
事情は其方から聞く事にする。
[バツの悪そうに、若干、早まる口調]
[言うなり力の集う方角へと向かおうと]
うん、久しぶり。
[こく、と頷く。
見知ったものの姿に、大分落ち着いてきたようで]
……知ってるけど、知らない、力。
これ、『精神』?
ひゃっ!
[真上から降ってきた声と、姿。
流石にビックリして小さな悲鳴を上げた]
あっ、ミハエルさん!良かった!!
クレメンスさんまで涌いたから。
[直前の時空竜の言葉に思いっきり影響されました]
どうしようかと思ったー!
[そこで漸く息を吐いて。相手の姿に目をパチクリ]
…あれ、何でそっちの姿なの?
[ダーヴィッドの存在に今はじめて気がついた]
あ、ダーヴィッドさんまでいる。何だ、この屋敷。
それにしてもよく食べるね。
[目の前のオジサンと同じ感想を持った]
それにしても、オジサン。
その怪我に慣れちゃ、結構まずいんじゃない?
いつか死ぬよ…
きっともうすぐハーヴェイさんが帰ってくるから
そしたら詳しい事情を聞けばい――
[更に続けようとしたが、入口の方で声が聞こえて
振り返り、身体が強張る]
クレメンスさん!
[反射的にリックの前に出て、クレメンスから庇うような体勢を取る]
[悲鳴のよな問いに返る答えはなく。
機鋼の魔から零れた声に、その傍らにあるはずの心竜がおらぬ事にようやく気付いた]
ノイ殿…はお見かけしておりませぬ。
そなたも、逸れられ―…
[蒼白で途切れそな呟きは、バツの悪そな様子に途切れて。
去ろうとする背に手を伸ばすも、くらりと眩暈がして手は届かず]
[名乗りを聞けば、ああと妙に何かに納得し]
そうか…また、コエが聞こえるようになったのか。
うーん。
ナタ・リェさん、ね。よろしく。
[過去にも一度、魔の少年ととも同じような事が出来たため、
今回は意外とあっさり受け入れることができた]
[広間に入ってくる見慣れぬ男]
んあ?
確かにティーパーティらしいが…そちらさんは招かれた口?
いや、察するっつーことは知らずに来てるか。
[どーも、と軽く挨拶だけし。同じ力を繰るらしい青年に]
普段から危ねー仕事は舞い込んでくるからな。
お蔭で身体だけは丈夫になったよ。
[けらけらと他人事のように笑う。続く言葉に頷いたところで、隣の少年を庇うような動きに一度瞳を瞬いた]
ん、なに、知り合い?
[ただの知り合いでは無さそうだが、浮かんだ疑問を口にした]
[良かった、
と安堵でいっとき表情が緩んだが、ミハエルはまたいつもの仏頂面をして枝から降りた。]
クレメンス……?
あいつが沸いているのか。全く迷惑な奴だ。
まだ遭遇していないだろうな?
見つけても他人のふりをしろ。
……待て。
此処へは、それほど沢山のものが居るのか?
というか、此処は一体……
……。
……いや、この姿については私にも分からない。
[すたすたと、気配追うよに広間へ向かう。
前方に、あんまり見たくなかった姿を認めるのと、広間からその名を呼ぶ声が上がるのは、どちらが早かったか]
……ていうか、こんなとこで何してやがる。
[なんでかんで、一番気になっていた事がいの一に口をついた]
……だろうね。
個としての存在はともかく、
属としてだけ言うのなら、
君にも僕にも、遠くも近しいと言えるだろう。
[仔竜に答える間は歩みを止め]
[頽れる聖獣の姿に眉を寄せる]
……、……僕に出来る事は。
[触れるも得策ではないと思ったか距離を保ち訊ねる]
[血の匂い、乱れる多くの力、耳に届く異なる位相のコエ。
様々なものに眩暈を感じつ、届けられるコエを無差別に獣耳は拾う]
……
[また、とか。素直に納得する様子とか。
問いたい事は数あれど、今はそれだけの力はなくて。
私は小さな小さな波紋を、応という意味を乗せて*そっと返した*]
[にこやかな笑顔のまま、肩をすくめる]
そんなに警戒なさらないでください。別にあなた方に害を加えに来たわけではないですよ?
たまたま、散歩していたら、この館を見つけて懐かしい方々の気配に引き寄せられたというだけのことです。
…あぁ、ひさしぶ…
りー…。
[いつか見たような風の人たちとかに挨拶しつつ、
また見覚えのあるオッサンの姿に思わずフォークも止まったり。]
[魔の青年の答えに、自身のそれと対なる属のものがいる、と改めて感じ取り。
続いた問いに、保護者と彼とを見比べて]
……いたそうなの。
それ、なんとかしないと。
ナタ・リェ、傷、見るの、ダメだから。
[なんだか揺れる波動を感じ]
大丈夫?ナタ・リェさん。
きっとすぐにハーヴェイさんが何とかしてくれるって。
このコエにも直になれるから。経験者は語る。
[相手が色々思うことがあるのにも気がつかず、
のほほんと励ましのつもりで*コエを送った*]
うん、まだ会ってないよ。
他人の振り…。
[難しい、と小さく唸りつつ]
ええとね、ここはお茶会の会場で。ハーヴェイ様とか、他の王の皆様がいらっしゃって。
それでオトフリートさんとか、ナタ・リェさんとかもいて。さっきティルみたいなリックさんとか、シュリセルのユリアンとかも来て。何故かベアトリーチェも居て。ハインリヒさんはヘルガさんに潰されてて…。
[段々自分でも混乱してきました]
ミハエルさん自身にも分からないの?
時空の乱れの影響なのかなぁ。
[何となく懐かしそうに、そしてどこか楽しそうにミハエルの姿を見た]
[オトフリートの言葉に、眉を下げる]
信用がないですねえ。まあ無理もありませんが。
しかし、考えてもみてください。ここで私が、何か事を起こす必要がありますか?
嗚呼、すみませ…
[零れた声は弱く、掠れて消える。
再び慌てるセレスに、大丈夫と腕に軽く力を込めて、ふるると首を振って意識を保つ]
……詳しい事は、セレスが。
恐らくはオト殿よりも……
[足を止めた機魔殿に囁くよに告げて、保たれた距離に感謝の眼差しを投げた。なれど、直視は出来ずに瞳が揺れる]
いえ、少し眩暈がしただけゆえ、大丈夫。
……出来れば、手当てを受けていただくが一番ですが…
[広間に視線を投げ、今は無理やもと呟く]
[ハインリヒに問われれば、かなり渋い顔で]
ええ、まあ、知り合いだよ。
……あんまり会いたくはなかったけど。
[今現在シュリセルにいる人畜無害の「クレメンス神父」なら
ここまで警戒はしないけれども。
どう見ても目の前の人物は、あのクレメンスで]
本当だよ。「散歩」とか疑わしいにも程があるよ。
[オトフリートに同調した。思いきり]
私が、この世に望むのは、混沌と多様な変化。
しかるに、この場所は……
まさに混沌と、多様性の坩堝です、わざわざ私が何もしなくてもね。
[にっこり]
……一応、傷口は塞いだのだけれどね。
[鋼と化す事を塞ぐと言えれば、だが。]
ともかく。
手当てを最優先にするとしようか。
僕も、如何せん、気怠い。
[失った血が如何程かは己も知らないが]
[緋色に染まった外套を見れば予想はつく]
[紅茶を片手にゆっくり考え事をしていればなにやらすっかり騒がしくなった様子に軽く首をひねる。
欠伸一つ噛み殺してクッキーを一つまみ]
…何だ何だ。
ずいぶん騒がしいな……。
[のんびり出来るとは思っていなかったが、なにやらお取り込み中の様子に少し不機嫌そうに]
俺に信用されてたら、それこそ奇跡と思っとけ。
[言い切った]
……ま、確かに、何かする必然はなかろうが……。
あんたは、必然がない時ほど物事引っ掻き回すから、タチ悪りぃ。
とはいえ、今は水掛け論で論じてる場合じゃねぇが。
王?ベアトリーチェ?シュリセルの面々?で、お茶会?
……とにかく、危険な場所では無いのだな。
強制的に空間を飛ばされたんだ。何かあってもおかしくはあるまい……それに、最近人間界は暑かっただろう。あれは堪える……なんだその目は。
[人の姿であっても本性が獣ゆえか、嗅覚は鋭くて]
……嗚呼、血の匂いが……
[無意識に零れる波紋は、苦しげなコエを伝えゆく。
記憶に微かに残っていた名に、風が吹いたならと願うかのよに]
…あまり関係のよろしくないお知り合いのようで。
[ユリアンの言葉やオトフリートの物言いからそれは直ぐに理解出来て。かと言って自分に何か出来るわけでも無いので静観の構え]
ま、普通じゃねぇのは確かだよな。
ここに来てるってことは。
[件の男自身からもただならぬ気配は感じ取っていて。”変なこと”に加え、厄介なことにならなきゃ良いが、と思いつつ空いているソファーに腰掛けた。その辺りでようやく部屋の隅に隠れていた風も周囲へと戻ってくるか]
[ぎゅう、と。縋りつく手に力を入れる。
縋りつく、というよりは、支えようとするように]
うん、白もふさんに、ちゃんと治してもらって。
[歩き出す青年の背には、こんな言葉を投げかけた]
……で、だ。
[広間まで辿り着くと騒然とする室内を片側の青で眺め]
“虚のいとし子”、済まないが、
君の連れの気分を悪くさせてしまったようだ。
此方に、何かしらの治療を受けられる場所はあるかな。
[挨拶も無しに見知らぬ魔と言葉を交わす竜に問うた]
[次いで、注目を集めている壮年の男に眼差しを映す]
殲滅の陽光 ヘルガが「時間を進める」を選択しました。
はっはっは、確かに信用されていたら奇跡ですねえ。
いや、オトフリート、あなたの元気そうな様子が見られただけでも、ここに来た甲斐があったというものですよ。
……って。
[呼びかける声にそちらを振り返る。
きょとり、異眸が瞬いて]
君まで来てたんですか……って、また派手な事に……。
設備があるかはわからんな、俺もこの中は把握しとらんし。
取りあえず、相方、治癒を。
[肩に止まる白梟を見やりつつ答える。
言葉に応じ、白梟はばさり、羽ばたいて青年の傍へと]
塞いでは…
[小さく繰り返し、無意識に視線が今は無き手へと向かう。
はっと逸らした為、再び引きとめるは敵わず。
緋色に染まった外套が翻るのに、再びの眩暈を感じて目を閉じた]
[にゅ]
[唐突に前振りなく。時空王様、虚空から広間に逆さまで登場]
こんばんわー。ご機嫌いかが?
[逆さまに浮遊しつつ浮かべるのは胡散臭い笑顔
そして、んー、と顎に指を当て一同の顔を見回していたが、ピッとセレスを指差し]
ふむ、キミか。今回の原因は
駄目だぞー、こんなやんちゃしちゃー
[そう言ってセレスの頭にデコピン]
[んっ? 人の事言えるのか? そんなもの知りませんわ]
んと、うん。クレメンスさんが居る以外は安全なはず。
王が集われてるから、酷い事態とかは…。
…普通起きないだろうし。
[一瞬間が開いたのは、多分最前の声と波動のせい]
あ、やっぱり私と一緒なんだね。
招待状貰った人もいるんだって。多分王の皆様だと思うんだけど。
うん、街の人もこれからまだ暑くなりそうとか言ってたし。
えっ、あ、何でもないよ!
ちょっと懐かしいなぁって、そう思っただけ。
[誤魔化すような笑いを浮かべて手を振って]
その姿だと可愛いとか、思ってないよ。
[クレメンスの言い草に、溜息をつく。
その溜息とともに、抑えきれなかったのだろうか
風が一陣、辺りを駆け巡り、広間のカーテンをはためかせた]
[縋る手は支える手となっていて。
彼の仔の投げる声に、嗚呼と小さく吐息を零して目を開ける]
そう…でした。
どうなっているかはわかりませぬが、あちらには白梟殿もいらっしゃる……。
なれば、あちらに向かわれるが良いのやも知れませぬの。
[開口一番治療要求などとは知らぬまま、微かに目を細めて。
膝を付いた足に力を入れる]
セレス。
すみませぬが、少し支えていただけますか…?
[以前と違い、天聖の気で本性を隠していないためか、奇妙に浮かれた精神の魔の気は、場の空気まで、浮かれたものに変えたかもしれない。ある意味、酒の酔いにも似た高揚や酩酊を、感受性の強い者なら感じるだろう。
それを不快と感じるか否かは、それぞれの属性、或いは性格次第]
うん。
[支えて、との言葉に、こくん、と頷く]
ナタ・リェも、無理しちゃ、ダメ。ね?
[じぃ、と見つめつつ言って。
その後に向かった広間で、デコピンされるなんて、その時はまだ*さすがに予想外*]
[伸ばされた風の助け手は、私を血の呪縛から解放して。
ほぅ、と溜息と安堵の混じる波紋が広がる]
……ありがとうござりまする。
[しばし遅れて、感謝に満ちた波紋が音無きコエと化して響いた]
……好きにしろ。
[ミハエルは不機嫌極まりないといった様子で目を伏せた]
そんなことはどうでも良い。
大体、お前は何故また……。
機鋼界へ吹き飛ばされただけではまだ飽き足らないと言うのか。それとも人間界へ居たくないのか?
[妙に浮かれた心魔の様子に、やれやれ、とため息をつく。
それから、自身と同じ属を司る精霊王──ある意味では、自分の『生まれる』切欠となった者が現れたのを見やり。
……今後の行く先に妙な不安を感じて、*ため息一つ*]
来ていた、というか。
また君のところの仔の力に、
引き寄せられたのではないかと思うね。
先程のは、彼の仔が主因だろう。
[片隅に移り服を脱ぐと左の鋼化を解いて]
[溢れかける血は白梟の力に抑えられる]
それとも、君の反応からするに、あれが原因か。
[奇妙な気配を発する対たる力を持つ男を視線で指す]
[礼の言葉が聴こえて「いいって」とか言ってると、
突然ひらめいた]
そうか、ナタ・リェさんのコエとか言葉づかい
どこかで聞いたことがあると思ったら、
もしかしてさっきの麒麟さん?
[風に血の匂いが消えれば、少しだけ顔色も蒼白から白に変わり。
こくんと頷くセレスの支えで少し不安定ながらも立ち上がる]
えぇ、無理はいたしませぬ。
そなたに支えていただくよう願いましたでしょう…?
[じぃと見つめる愛し仔に頷いて、皆が集まる広間へと赴く。
そこでセレスがデコピンされるとは思わず、また止めるだけの*力もなく*]
……ん、ああ。
恐らく、それで間違いないだろうな。
[機鋼の魔の問いに、はあ、とため息一つ]
……さて、そこまではわからん。
無関係、と言い切れん辺り、どーにもタチ悪いんだが、ねぇ……。
[どこまで評価は*低いのやら*]
あっ。
[つい口をすべらせた。両手で覆って、冷や汗たらり。
それから慌てたように身体の脇でバタバタとさせ]
すっ、好きで巻き込まれたんじゃないもん!
今回は出口も完全に見えてたし。ちょっと転んだだけで、飛ばされるとか思わないもんっ!
…そんなことないもん。
人間界は楽しいし。課題だって終わって無いし。
[少し口調が変わり、胸元から取り出すのは、淡紫色の首飾り]
…それに、ミハエルさんと一緒に居たいのに…。
[じわ、と涙が浮かんできた]
[精霊界に戻るとなれば、それぞれの領域があるわけで。
伴侶となった王等はそれなりにお互いの領域に移動もしているが、自分達ではそう簡単に行かないであろうと思っていて]
だから人間界に居たいのに。
[声にならなかった言葉は涙となったのかもしれない]
[麒麟さん。
広間へ赴きながら、確かに名乗っては居なかった事を思い出す。
むしろ自己紹介など一切しておらぬのに、麒麟麒麟と言われて麻痺していたが真相ではあれど]
……はい、そうにござりまする。
私が一族は大変血が苦手で…本当に感謝いたしまする。
[広間に赴くは機鋼の魔が向かう先と同じ。
故に血の匂いが待つであろうに、風の青年のおかげか苦しくなく。
おかげで、会ったのは麒麟の姿のみであった事も、今の姿が獣耳以外は人である事も伝えるを*忘れていたのであった*]
おっとっと。
[ユリアンに呼応したのか、風が周囲を駆けた。それらをすこーしばかり捻じ伏せたところで、さかさまににゅるりと現れる人物]
…何かもう何が起きても驚かなくて良いよなー。
氷精 ミハエルが「時間を進める」を選択しました。
や、精神の魔。キミ、確かシュリセルの神父に成り代わってたね
その節は楽しませてもらったよ
……まあ、本気でアレ開放する気だったら止めたけど、ね
[浮かべるは読めない笑顔
そして、ユリアンの絶叫に眉を寄せると]
もう、煩いなぁ。口、縫いつけちゃうぞ
[笑顔で怖い事サラリ]
分かった。私が悪かった。すまない。
……泣かないでくれ。
[ミハエルは、困った表情をしたが余計に不機嫌そうになった。
それから、ブリジットの頭を抱き寄せようとしたが]
[身長が足りない。]
[仕方が無いので彼女の腕を掴み、見上げることにした。
時空王に見られていないのが不幸中の幸いと言えるだろう。]
何やら、時も空間も、楽しげなことになっていますねえ。
しかし、力のある方々も集っていることです、すぐに解決するでしょう。
どうです、皆さんも、そう深刻にならず、お茶でも楽しまれては?
[にこにこと、ちゃっかり腰掛け、勝手にいれた紅茶を優雅に口にした]
[アーベルの勘違いに、びしっとその場で裏拳つっこみ]
待て待て。
何をどう見たら親子に見える。
俺はまだ独身だっつーの。
[自慢になりません]
おや、時空王殿もシュリセルの事はご存知でしたか?
これはまた、お恥ずかしい。
いやあ、私は本気だったのですが、皆さんの友情と結束が私の情熱を上回った結果、目的を果たせず敗退しました。
しかし、あれはあれで、楽しい体験でしたよ。
[時空王の言葉にも動じず、全くの世間話といった調子で話しながら、お茶を楽しむ]
…うっく。
[泣くなと言われ、コクリと頷いて。
腕を掴み見上げられたのに軽く小首を傾げて。
あ、内緒話かな、などと思って、顔の高さを合わせるように屈んだ]
……深刻になる気はないけれど、
そう気楽になる気もしないね。
[精神の魔へと答えるうちに治療は終わる]
[とは言え腕が直ぐに復元するはずもなく]
[傷口を塞ぎ血が止まった程度ではあるが]
[発生させた風を少しねじ伏せられ、
驚いた顔をしてハインリヒを見つめた]
オジサンも、風使いなんだ。
[今頃気が付きました。]
[そしてアーベルに視線で文句を言われ、
ネリーに脅されると、びくり身体が揺れる]
え、だって、普通は驚くよ。
突然何もないところから現れたら!
[口元に手を当てガード。
時空王が本気で縫い付ける気だったたら、全くの無意味だけど]
[どう見たら。]
……容姿と属性と種族と雰囲気。
[端的に四つの要素を挙げた。]
[上から簡単にシャツだけを羽織ろうとして、]
[胸元に蔓のような奇妙な痣の在る事に気づく]
……………?
[内心、疑問符が浮かぶも口に出す事は無く]
[そして優雅にお茶を楽しむクレメンスの姿が目に入ると、
再びため息と風が広間に駆け巡る]
[ちなみにアーベルが言う「ハインリヒの子」というのが
自分をさしているなんて、*全く気づいてなかった*]
[同族の力で邪魔された分を、念のためもう一度広間に
風を通し、血の匂いを追い払う]
そうか、血の匂いが駄目なのか。
これで広間も少しはマシになったかな。
さっきは迷子を助けてくれてありがとね。
[ユリアンは当然、麒麟姿を想像しているので、
ナタ・リェが人間体であらわれても、それが囁きの主だと
気がつくのはまだ*かかる*]
ってか今頃気付いたんかいっ。
[風を繰ることに関してユリアンにも裏拳つっこみ。アーベルの返答を聞くと]
種族と属性はともかく、容姿と雰囲気て……。
[ふ、と改めてユリアンを見る。似てんのかなぁ、と言う表情ではあるが。雰囲気に関しては、おそらく気付いていない]
てかおい青年。
もちっと力抑えてくんねぇか。
ただでさえ風が慌しくなってんのに、更に駆けられちゃかなわん。
[捻じ伏せはするが、いちいちそれをやるのは面倒で。ユリアンに対し力を抑えるよう告げてみたり]
だって、そこに私も居たもの
[聞いて咎める相手が居ないことをいいことにさらりと問題発言]
ふぅん、でもまあ……よかったね。止められて
もし、封印を解く段までいってたら、キミ今ここに存在していなかったかもしれないよ
[相変わらず笑顔でえげつない事*口にする*]
みゃっ。
[頬に重ねられた感触に、鳴くような声が上がった。
パチパチっと目を瞬いた後、ぎゅっとミハエルに抱きついた。
今度は長く離れずに済んだのだと、その事に心から感謝して]
ありがとう。
[そう、きっとミハエルは今回も追いかけてきてくれたのだ。そして今回は間に合ってくれたのだ。
その耳元で思いを込めた感謝を述べると、真似るように小さくそっと*口づけた*]
[何だかんだで黒い人物の周囲はきな臭い雰囲気で。全般的によろしくない関係のようだ]
ま、害がねぇなら今んとこは俺は関与しねーが。
[注意だけはしておくか、と頭の隅に*置くことにした*]
[ミハエルは、何故か憮然とした様子で横を向いた。]
……そう思うのなら身の回りへ気をつけることだな。
たまには冒険も良いが、いつも今日のように手が届く訳では無いのだから。
[ブリジットが自分から離れるまでそうしていたが、存在を忘れかけていた紙袋を彼女へ渡す。
中には、小瓶に入った色とりどりの砂糖菓子があった。]
……お前の好きそうな菓子を見掛けたからといって買うのも止めたほうが良いのかも知れないな。どうもよくないジンクスがあるような気がしてならないが……。
さあ、無事も分かったことだ。
王が居られるのなら、挨拶を述べさせて頂かねばなるまい。
案内してくれないか。
/PL/
そういやあ役職見てなかった。
残念、村人か。
折角、珍しくランダムを使ったというのに。
そしてアホ親子との温度差で頭がどうにかなりそうです。
なもんで、カッ飛ばしてます。皆さんすいません。多分この路線で……行くのか?
ユリアン。
……下手に相手をしても、楽しまれるだけだよ。
[精神の魔――彼の性質が悪いのもちゃんと記憶をもらっていたりして。
まだ未熟である苗床は、彼の気に引きずられるように目の色が薄く紅を帯びる。
悪くなる視界、それでも、場の変化についていくために、目は閉じなかった。
何かするようなこともなかろうが――と、クレメンスを信用しない魔族が、*ここにも一人*]
苗床 リックが「時間を進める」を選択しました。
/*
さて。
真面目にどないしたもんやら。
初回から逆呪だけは避けたいからなぁ。
(何せ墓下が2日目から文字通りの一人ボケ突っ込みになる)
……無難にセレス占っとけって事ですね、はい。
時空竜 オトフリートは、ちま竜 セレス を能力(占う)の対象に選びました。
そうか、
[くらり、]
[過去の己の一部であり]
[現在の己の対たる故か]
[内より揺さぶられるような感覚]
[遠くなった感情を呼び起こす]
ともあれ、直ぐ解決する事でもなさそうだ。
……外に居る事にするよ。
治療、感謝する、
[逃れたのは心の魔からか聖獣からか、]
[血濡れの衣服を真さらなものへと替え]
(この場の物を勝手に使おうと構うまい)
[僅か覚束ない足取りで外へ。]
[治療で新たに生じた分も、念入りに広間を巡る風に飛ばされて。
私は少しはましになった顔色で広間の中へと視線を流した。
求めるのは礼を言うべき青年の姿。
微妙な雰囲気の満ちる場に直接礼を言うは憚られ、そっと睫毛を伏せるを目礼とし、波紋響かせ音なきコエを届ける]
……はい、おかげさまで立っていられまする。
また倒れては御迷惑を…おかけしてしまいまするゆえ。
[誰に、とは心配げに向けた片眼鏡の青年への視線で察せられるであろう。人たるこの姿が麒麟であると気付いたならば、であるが]
そなたを助けたは、彼の翠樹の方にございまする。
わたくしは…なにも。
[むしろ人身事故発生未遂であった事に、申し訳なさ気なコエ。
ぴぴぴと動く獣耳だけが、風が伝えるコエを拾うを*示していた*]
[視線の先で見た竜の溜息は、心の魔と時空の王の遣り取り故か。
訪ねるも憚られ、静かにセレスから身を離して椅子へ手を掛けた]
支えて下さって、ありがとうござりまする。
さ、まずは時の竜に話しておいでなさい。
それから、もしもそなたが原因たれば…皆に謝るのですよ。
[一緒に謝ってあげますから、と身を支えぬ方の手で髪を撫でて。
互いに情報交換し、皆に事情を説明する様子を見守った]
[咄嗟に向けた視線は白梟殿へ。
事前の機鋼の魔との遣り取りから察してくれらしく、ばさりと返る羽ばたき一つ。
僅か安堵に気が緩めば、心の魔の影響で少し気が浮く感覚]
……。
[その源へと淡い菫色は移ろい、すっと白金の睫毛を伏せる。
過去の短き邂逅からの警鐘と*目礼も兼ねて*]
[ハインリヒに窘められると、へらり笑って]
ごめん。オジサン。
本当は僕もう少しコントロール良いはずなんだけど。
なんか今日は調子が上手くいかなくて。風も反抗期かな?
[そう言いつつ、リックの方を振り返る。
目が紅いのにきょとんとしたものの、直ぐに元に戻り]
そうなんだよ。クレメンスさんは、そういう人なんだよ。
リックも下手に近づくなよ。遊ばれるから
[クレメンスをちらり見やり、*忠告*]
[ハインリヒに少し嘘をついた。
確かに現在能力が不安定で誰かのコエを聞きとってしまっているが、その他のコントロールはきっちりできている。
今回はわざと無自覚を装って、風を吹かせただけだ。
無自覚に風を拭き荒らしていた「あの時」とは違うのだ]
[鍵の書事件でコツを掴んだのも大きいが、
ユリアンの成長は、確実にとある人物のお陰である。
風のコントロールをミスると、露骨に口をだし
そして態度も悪くなって、店に来なくなる。
ユリアン自身、愛する対の彼女(彼?)を
傷つけたくなくて、死ぬほど特訓した。
学校のテストよりも頑張った。ええ、そりゃあ、もう]
さっきは、助け起こそうとしてくれたじゃん。
急いでいたんだったら、放置でもよかったのに。
リックにはここまで来る時に散々お礼言ったから
大丈夫。
[ユリアンには他人の属性を感じ取る能力は全くないし、
リックからもその能力について何も聞いてないが、
コエの指す「翠樹の方」がリックであることは、
何故かユリアンの中では既に確定事項だった]
本当に大丈夫?無理しちゃ駄目だよ。
まだ匂いがきついなら、もう一度くらい風を使うよ。
[と言いつつ辺りを探るが、麒麟がいないので
まだ広間には来てないのかと*思いこんでいる*]
……わかった。
[諭すよな言葉にこく、と頷き、時空の竜の元へと向かう。
自然、しがみつくよになるのは先に感じた不安のためか、それとも慣れぬ対なるものの気配故か。
……時空王のデコピンの影響は、不明]
時空竜、あのね……。
[ぽつぽつと、起きた事を自分なりに説明する。
『データ』として『見せる』方が早いのはわかっていても、それは止められているから]
/*
編成を見直した。共鳴いるから聖痣いないと思ってた。
アーベル聖痣、ね。
他の人、特にリックは何の役職だろう?
気になるー
湧いた…とは、彼の神父殿であられましたか。
[そっと白金の環、菫青石の天蓋を撫でて投げたコエ。
血の浄化を終えても時の竜と私を繋いでくれるはずのそれからは、何も返らなくて。
私はようやく、違和感に気付く]
嗚呼、もしや。
時空の乱れなどにより、時を刻む機構が壊れたであろうか…。
[密やかに蓋を開ければ、機構と時空の力を宿す文字盤が現れ。
かちかちと小さな音を刻みつ、静かに時を紡いでいく]
っとに……。
[次いで、口をついたのは、呆れたよな声。
幼き竜の金の髪、それをくしゃり、と撫で。その言葉の意味の説明を求められたなら、補足を交えつつ説明する]
……とりあえず、俺はちょっと空間の状況を見てくる。
セレスは、ここで休んでろ。
[いいな? と念をおし、相方と、対ならざる対をそれぞれ見やってから、外へ]
さて……と。
[羽ばたきと共に向かうは、館の屋根の上。
やや不安定なその場に足場を定め、光鎖を陣の形に展開させる]
……エターナル・ロンド、探査の陣。
力の流れ、辿りて示せ!
完全に壊れてはおらぬようですが。
一体、どうしたのでしょう…空間が戻れば元通りなばよいのですが。
[近づきたくて、でも近づけない。
セレスの存在を除けば、そんなあやふやな距離感しかなくて。
確かなのは、この腕にある環を介した細い糸のみ。
それがぷつりと切れてしまった感覚に、私は心細さを感じ、独り言のよに小さな波紋を落としていた]
[空間が戻り元通りになったらば。
この小さな波紋たちが全て、時を経て彼の竜に届くとは*知らずに*]
うん……。
[休んでろ、の言葉にこくん、と頷いて出ていく姿を見送る。
白梟がばさり、とその頭の上に。
更に、気の乱れを感じたか、すみれ色のふわもこもきゅい、と鳴いてその側へ]
大丈夫だよ、遊ばれないから。
[ユリアンの言葉に、嬉しそうに笑う。]
クレメンスにとって、僕は遊び甲斐のない子供でしかないと思うよ。
そうでしょう?
[クレメンスへと投げかけるが、答えは期待すらしておらず。]
でもコントロールが悪いのは大丈夫?
……さっきまで風の王でもいたのかな。
[先程までの様子を思い返し、呟いた。
王たちの多かったことだから、ありえなくもない。]
―森―
[暫くしがみついたままコクコクと頷いていたが、ようやく腕を離したところで紙袋を手渡され、きょとりと。
中から出てきたのは色とりどりの砂糖菓子の瓶詰め]
わぁっ、可愛い!
って、えっ、それはダメっ!
ミハエルさんの見つけるお菓子って、とっっっっっても美味しいんだから!
[とても、に物凄い強調が掛かった。
でもジンクスが否定できないのは悲しいところ。
呆れられ、挨拶をと言われると慌ててそれを仕舞い]
うん、館の方に戻ろう。
[方向確認を兼ね、力を探ろうと目を閉じて]
…あれ?
[またも真っ先に飛び込んでくる感覚は。
陽精と心魔と。それも何だかザワザワするもので]
なんで?
だって王の方々の方が。
[そこまで思って、もう一つの違和感に気がついた。
時空王を除き、その気配がない]
[訝しげに見上げられ、フルフルと首を振る。
その感覚を上手に説明できるとは思えずに。何より館に戻れば上手に説明できるだろう人々がいると知っていたから]
んーと、何か、変。
でもさっき時空間がどうとかとも聞いたから、多分オトフリートさんとかに聞く方が早いの。
[時空王様にと言わないのは、多分その性格を伝え聞いているからだろう。無意識の防御反応かもしれない]
ええとね、こっち。
…危険な人の気配も一緒にあるんだけど。
[一応気付いた彼の魔のことも申告して。館へと*向かう*]
―森→館―
風の気まぐれなんていつものことだろう。
それとも上手く付き合ってやらねぇと。
[ユリアンの言葉に小さく肩を竦めてけらりと笑う。黒き人物の影響を受けているのか否か、それを表に出さないのは普段の仕事柄故か。オトフリート達の話もあって、全体的な警戒を強めているのも理由の一つだろう]
…あー、疾風王。
別人に変装してここに来てたな。
何か力を見たいって言われて手合わせした。
[結果こそ言わなかったが、リックがユリアンに告げた言葉を横から口を*出した*]
本当にいたんだ。
[さすがに驚いた声をして、ハインリヒを見る。
何が起きているか、だいたいは理解していても、記憶だけで経験の少ないリックには、進んでかかわろうと思うわけもなく。]
風の王と手合わせなんて、なかなかできることじゃないのに。珍しい体験が出来て良かったね。
[あえて口にされなかった結果は、想像通りであろう。]
そういえば、随分と身体が頑丈なんだね。
すごいと思う。
僕は、リックというんだけれど、君は何というんだろ?
[名乗って、それから窓へとまた目をやった。
いつ話すべきか、まだつかめない。ティルの記憶を持っていることを、前任者が言いたかったことを、口に出して良いのかどうかも。
悲しませるだろうと、簡単に予想できるから、特に。
――厄介に巻き込まれているし、余計にため息しか零れていかなくなってしまった。*]
[ハイン殿との会話は耳にしておらねど、私には風人の青年が自らの意思を持って血の匂いを払って下さった事を知っていた。
もちろん、彼の努力の理由について知る事はありませなんだが]
[彼女であり彼である対が、口も手も態度にも文句出していたり。
上達が見られるまで店にまったく顔を見せなくなったり。
あまつさえ怪我(青年の勤め先へ卸したグラス作品含む)でもしようものなら、工房に引きこもり消息不明になったりしたのだとは知るよしもない]
[特訓の成果が見られたならば。
からかいめいた御褒美のキスを、頬に落としたりした事も――]
[助け起こそうとしてくれたから。
そんな風に簡単に懐に入り込むよな無邪気さに、僅かに口元が綻ぶ。
その気持ちが嬉しくて、私はそれ以上の謝罪を重ねる事なく頷いた]
そう、リック殿とおっしゃっていらしたかの。
随分と仲良くなったのですね。
[既に呼び捨ての仲になっている様子に、返す波紋は柔らかい。
三度の風を、と言う申し出には首を振って。
ようやく、青年がこちらを見ては居ない様子に気付いたであった]
[対ならぬ対の視線の意味。そを間違える事なく頷いて。
白梟殿と菫色竜殿と椅子に座るセレスの傍らへと、そっと佇む]
[それから、しばし広間を窺いつつ対ならぬ対の気配を追って。
探査には今しばらくかかるであろう事を察し、ゆるりと睫毛を伏せた]
[待つしかない時間。
降り積もった疲労は、かつて大きな怪我をした後脚に来ていて。
私はふと、こちらを見ぬ青年へと音ならぬコエを投げる]
もしや、お気づきでないやもしれませぬが。
わたくしは――…、ここに。
[波紋と共に、人であるはずの身に長い尻尾が音立てて揺れる。
それから、私は他の三つで震える後脚を庇うべく獣の姿に変じた]
[なれど、未だ食欲はなく。
菫色竜を抱く彼の仔の様子も気にかかり、私は人の身にあらぬはずの尻尾を大きくしならせ獣へと変じる。
そうして愛し仔の足元に白金の身を伏せて、波紋なる麒麟が歌――心鎮める旋律を柔らかく*紡ぎ始めた*]
[そうして彼の仔の足元に伏せて歌うは、麒麟が歌。
同属でなくば意味を取る事の出来ぬ波紋すら、風は伝えるだろうか]
[どうか気を鎮めて、その心を慰めんとする旋律を。
愛し仔の抱える重みを僅かなりと支えんと希う、*母に似た祈りを*]
[外へ向かう寸前、時の竜から受けた視線。
御無理をせずと言っても無駄であると知るが故に、ただ見送って]
――お気をつけて。
[腕輪を介し投げるコエは届かないであろうけれど。
それでも、祈りにも似た想いを込めて囁く]
[――渇きに似た衝動]
[霧に濡れ湿った幹に手を添える]
[翠樹の力、なれど模倣されし物]
[ならば己の糧とも成り得るかと]
" ... C#Zfb, "
[軋む樹木。]
[枯れゆくに似た様相で急速に衰え、]
" kLjcqh. "
[異音を立て][粒子に還り][彼の内へと]
[身を預けていた緑は跡形もなく失せる。]
[純粋に奪われたと思わないのは何故か。
理解するには遠く、苗床は不思議に思って、窓に手をかける。
そうして、身を乗り出して外を見る。]
――… いってみようかな。
[落ちても*けがはしないだろう*]
久しいなオトフリート。
と言っても先日機鋼界でまみえた気もするのだが、お前も相変わらず懲りずに厄介事へ巻き込まれているようではないか。
[ブリジットの案内で館の前へ着くと、屋根の上にオトフリートの姿があった。ミハエルは屋根の上へ声をかけた。]
……早速だが挨拶代わりと思って、一体何が起こっているのか手短に説明しろ。時空間がどうとか、そういう事はお前に説明させるのが一番手っ取り早い。
その様子では早速あたりを探っていたのだろう。
居たぜー。
最初同じ風使いでも居るのかと思ってたんだけどな。
それが疾風王だってんだから驚いた驚いた。
[リックの言葉にうんうん頷いて返す]
あー、なんつーか、珍しい体験はここ最近物凄くしてる気がするぜ…。
この間なんか精霊界に急に飛ばされるし。
疾風王と手合わせ出来たのも、ここに飛ばされたせいだしなぁ。
ここにヒトが来ること自体珍しいらしいし。
珍しい体験が多すぎて、これが珍しいことなのかも分からなくなってくるぜ。
[言いながら大袈裟に肩を竦めた]
ああ、身体は頑丈じゃねぇと続けられねぇ仕事もしたりするし、必要に迫られてってやつかね。
まぁ、半分くらいとある人のお蔭でもあるが…。
[物凄く遠い目をした。誰のことを言っているかは分かる者には分かるだろう。相手から名乗られると少し佇まいを直してこちらも自己紹介]
あ、俺はハインリヒだ。
しがねぇ探偵やってる。
[名刺こそ出なかったが、名と共に生業も告げる。外を眺め、窓から身を乗り出す様子には「落ちんなよー」とだけ声をかけておいた]
そうだよね、オトフリートさんもだよね。
[ミハエルの隣、同じように屋根を見上げコソっと小声で呟いた。機鋼界の時空竜は巻き込まれで無い気もしますが]
ヘンな感じがするの。王の気配が読めないとか。
あれからまた何かあったり、した?
[リックとハインリヒには笑って答え]
コントロールは、まあ、なんとかなるでしょう。
これでも以前と比べれば、雲泥の差。
焼き餅焼きだから、機嫌を損ねないようにしないと。
[その後、疾風王の話になると、目を丸くした]
えー、マジ。疾風王ってすっごく偉い存在じゃん。
そんな方がここに居たなんて、僕もう少し早く来ればよかった。
一生で一度でもいいから、会ってみたいな。
僕なんかが手合わせなんてしたら、瞬殺されそうだけど。
[そう憧れの目で話すユリアンは、かの事件の時に、
一瞬とは言え疾風王を呼び出していたなど知らない]
[と、詩が聞こえそちらを向くと、女性がみるみる変化していき、
先ほど出会った麒麟になっていくのを目の当たりにする。
時空王の時と違って叫ばなかったのは、その旋律に含まれる
安らぎと慰めの気配のせいか]
[なんてことは、全くなく]
ええええええええええええええええ!
女の人が、麒麟さんになった!
もしかして、さっきの女の人が麒麟さん!?
[音無きコエで叫びまくっているせいである]
[呼びかける声に、閉ざされていた目が開く。
紫の右目に浮かぶのは、銀の刻印。
それが浮かび上がるのは、特に強い力を用いている事を示していて]
……おや、ミハエル。
君も、来ていましたか。
え、ということは、ナタ・リェさんが麒麟さんの名前で、
さっきの女の人も麒麟さんで――
えっ、ごめんなさい。
今まで、全然気がつかなかった。はい。
今の状態でもマシな方、ってか。
ま、機嫌を損ねねぇようにってのには同意だ。
[ユリアンに返しながらけらけらと笑う]
死合いじゃねぇから手加減はしてくれると思うぜ。
俺の力量を見たいとか言ってたしなぁ。
現に俺もかなり手加減されてただろうし。
何があったか、と聞かれても、答えられる事は限られてるかな。
そも、大元の元凶……時空間の歪みの発生の理由がわからんのだから。
[そんな前置きから始めて、セレスに聞いた事と、今の自身の探査で得た事を話し始める]
……と、まあ、そんな感じで。
俺たちは、『複製』された空間に閉じ込められた、と。
時空王以外の精霊王は、本来の空間におられるようだ。
[麒麟が歌は波紋となりて、旋律を紡ぎ、空間を奮わせる。
歌うが故に応えられはせぬものの、音なきコエは確かに届いて。
あまりの驚きように、申し訳な気に尻尾を揺らす]
ふうん……。
機鋼という奴は、どうにもよく分かるようで分からないな。きっと分かっているのだが、どう表せば良いのか……馴染みを持てていない所為なのだろうが。
[腕を組んで少し考えている素振りをした。
一通り話を聞き終え、オトフリートへ目を移す。]
……しかしあまり先走って力を使うと、後々で困るぞ。
特に今回は子連れなのだろう?
オトフリート。
……?!
―― 広間 ――
おお、それは危ないところでした。時空竜殿に感謝しなければいけませんねえ。
[時空王の物騒な台詞には身震いする素振り。けれどオトフリートに向けられる目はやはり笑みをたたえたまま。無論リックの不信の声にも動じることはない]
ああ、そういえば、愛しい命竜の子は元気でしょうか?焔竜殿。
近々竜郷に様子を見に行こうかと思っていたのですよ。
[更に問題発言をかましてみたりもするわけで]
精霊界とか、すごい体験をしているんだね。
さすが、探偵さん。
[くすくすと笑って、歌を聞きながらもう少し、ぐっと身を乗り出した。
ユリアンは呼んでたけどねと、それは口にはせずに、そのまま手に力をいれて、とんと床を蹴る。
くるりと回転して、窓から落ちた。――というか、外へと降りた。当然、無傷でしっかり立っているが、足元にはもし転んだときのために、葉が重ねられているのだが。]
何だか、分かるような分からないような…。
[眉を寄せて説明を聞いていたが]
わぁっ!
[時空王の登場に驚いてミハエルの背後に隠れた。
今の状態では微妙に隠れることになってもいませんが]
[とてとて麒麟の傍に近づく。紫ふわもことちま竜と麒麟、
三者を見比べて、ふわもこは危険で、ちま竜は面識がないので
麒麟の方に手を伸ばし、撫でようとして――止まる]
あ、そうだった。撫でていい?
[とか聞きながら、返事がかえって来ぬうちに、頭を撫で始める。
しかしやはり先ほどと同じ震えを感じ、手をどける。
代わりに前足をとり、ぎゅっと握った]
[聴こえてきたコエに思わず笑い]
じゃあ、気にしない。
頭撫でられるより、握手の方が怖くないだろう。
よろしく。ナタ・リェさん。
[揺れる尻尾に合わせて、ぶんぶん握った手を上下にゆらす]
まあ、起きだして間もない属ですから。
[よく分からない、という評価に苦笑して]
とはいえ、こういう状況で一番使えるのが俺の力なのも確かな事。
……むしろ使いすぎるくらいで、丁度いいかも知れん。
[ある意味時空属性過多です、この空間]
……無駄な事を聞きましたか。
[それから、時空王に向けてぽそ、と呟いてみたり]
[やがて、オトフリートが探索の為に部屋を後にすると、幼い機竜を守るように寄り添って聖なる声を響かせる麒麟の乙女に、一見穏やかな視線を向けて微笑む]
さて、では、私も、時空竜殿のお手伝いをいたしましょうか。
[ティーカップを置いて立ち上がると、瞬時にその姿は、彼自身の影の中に溶けて消えた。それは、今の彼が、以前身体を借りていた人間の形を模してはいても、人とは違う魔そのものであることを示していた]
[ふわもこーずと、保護者たる麒麟の歌。
それで、だいぶ落ち着きは取り戻せたか。
心の魔が広間から消えると、はふ、と一つ息を吐き]
……ヘンな感じなの。
[ぽそ、と呟いて。
麒麟の傍に来た若者の様子をぼんやりと眺める]
……な、ならば精々、王へ御手間を取らせぬに奮うのだな。
[むしろ正確なところでは手間を取らせる立場が逆であるがそんなことは知らない]
時空王、此度はこのようなことへ巻き込まれてしまったと聞いて案じて居りましたが、ご無事で何よりです。
[むしろ張本人らしいが]
[しばらくしてそっと麒麟の足を離し、
聴こえてきたハインリヒの声に振り返って返事]
昔はね、もっと酷かったんだよ。
僕が風の力持ってたことに気づいてなかったせいもあったけど、
無自覚に嵐を呼びまくっていたこともあったしね。
いくら疾風王様が手加減してくださっても
ひよっこ精霊使いの僕が挑戦することすら、おこがましい。
……って、あれ?
[麒麟に目を奪われている間に、幾人か広間から消えていることに
やっと気が付く]
いつの間に、ベアトリーチェやリックやクレメンスさんは
ここから出て行ったんだ?
[旋律を紡ぐ傍ら、時折ゆるやかに尻尾が揺れて。
やがて近づいてきた気配に、私は長い首をもたげて僅かに傾ける]
――…っ ――…
[伸ばされた手に震えるは、人間に深く刻み込まれた心の傷ゆえ。
申し訳なく思い首を竦め――代わりにとられた前足に目を丸くした]
探偵だから、って訳でもねぇと思うがねぇ。
どうも巻き込まれやすいらしい。
[大きめの溜息が漏れた。自ら落ちるように窓の外へと身を躍らせる様子に、あ、と声が漏れたが、この界に居る以上ただの子供でもないだろう、と言う妙な確信により窓へ慌てて駆け寄ることは無かった]
[窓から視線を広間へと転じると、ユリアンが麒麟と化したナタ・リェに近付いていた。ナタ・リェが己が種を恐れることを知るが故に、撫でようとする様子を止めようかとも思ったが、ユリアンがナタ・リェに危害を加えることは無いだろうと、制止するのは止めておいた。ナタ・リェにも、敵意無き人間に慣れて欲しいと思ったが故に]
てことで、おはこんばんちわ
[読めない笑顔で挨拶。そして、ピッと指を立て]
発生の理由も何も。今回のコレは偶然に偶然が重なった事故
偶然発生してた時空間迷路にあのセレス坊の能力が干渉した結果がこれだよ
まあ、どうもその際に変な巻き込まれ方した子達がいるよう……だけどね
使いすぎるくらいって。
…ナタ・リェさんがまた困っちゃうよ?
[オトフリートにボソリと言いつつ。
王に手間取らせるな、というミハエルにハッとなった。
頼る気満々だったみたいです]
ええ、と。
こういう場合って、どうすれば良いのでしょう。
時空王様ならご存知、ですか?
[震えた事への気まずさと、前足をとられた驚きは隠せぬものの。
その意図を聞き、獣の耳がぴんと立つ]
[上下する前足は、ただ振られるのでなく。
動きに合わせ前足に入れた力と同じに、尻尾も揺れる]
[若き精霊たち、それぞれの言葉には苦笑のみを返し。
それから、時空王の言葉に僅かに異眸を細める]
……変な、巻き込まれ方?
干渉食らって、空間と位相的同化でもした……とか?
そいつぁまた。
コントロールも出来てなかったんか。
それだと仕方ねぇっちゃ仕方ねぇのかね。
挑戦っつーより、向こうが誘ってくるかもな?
俺がそうだったみたいに。
[ユリアンに返しながら、かっかっかっ、と楽しげに笑う。続く問いには一度広間を見回して]
リックならさっき窓から出てったぜ。
他の二人は知らんなぁ。
[実際ベアトリーチェに関しては面識も無かったかもしれない]
……ベアトリーチェは、『行った』よ。
巡るべき輪に、行くべき場所に。
[風を纏う若者の言葉に、ぽつり、呟く。
『輪転』の作用、それを感じたのは、近しき属の領域故にか]
―窓の外/地上―
[葉は再びリックの身体に戻るが、少しはその場にのこったまま。
そうして矢張り先程の感覚を気にして、そちらの方向へと向かう。
その先にクレメンスの姿と、もう一人の姿。
ぴたりと動きを止めたのは、記憶の持ち主とは違い、リックは彼に決してかなわない自覚があるからで。]
そのように、警戒なさらないでください…と言っても無理でしょうねえ。
御噂は聞いておりますよ、アーベル。
あなたは、実にユニークな存在だ。一度お会いしたいものと思っていました。思わぬ所で願いが叶いました。
[にこにこと心から嬉しそうに笑う]
[目の前の麒麟の耳が突然ぺたりと寝て]
ん?どうした。握手も苦手だったかな。
それなら悪かった。
[気づいたものの、その理由はわからずじまい]
……君は僕を知っていようが、僕は君を知らない。
[不快とも愉快とも言えない、奇妙な感覚]
友好的な態度を取って欲しいと言うなら、
その浮かれた気を放つのを止めて貰いたいものだね。
[幹を背に、右手を己の左脇へと回す]
[下から掬い上げるように笑みを見た]
[ミハエルの言葉にバッと何処からともなく取り出した扇子を広げると]
んー、苦しゅうない苦しゅうない
というより、無事も何も、ねぇ
[と、オトフリートに同意を求めてみる。てか何の同意ですか、と]
[そしてブリジットの問い掛けには、顎に指を当て]
んー。どうしたらいいか、ねぇ
[……ぴこーん(電球点灯(ぇ]
…………手っ取り早いのは、この空間を形作るコアにされた子をどうにかすること、じゃないかなぁ(にこにこ
[……時空王様。貴女、さらっと問題発言しましたね(汗]
空間と重なる?核になる…?
[ミハエルと一緒になって後退しながら、目を閉じた。
僅かな間、集中するように]
…ふえぇ?
[物凄く複雑な表情になった]
そうか。ベアトリーチェが無事にそこに『行ける』といいな。
でも、少しだけどまた会えてよかった。
[セレスの声に、毛布だけ残っているソファーを見やる。
そしてハインリヒの答えに眉を潜めた]
窓から!「また」無茶をしにいったのか――
いや、何でもない。
[とそこで思考を止める。「また」も何もリックとは初対面。
どうやら誰かのことと混同してしまったようだ]
まあ、その二人が何処行ったかだけわかればいい。
クレメンスさんがなにしようと、どうでもいいや。
どうせ、またろくでもないことを企んでいるんだろうから。
ど、どーにかって。
どーするんですかぁっ!?
[時空王の問題発言を聞き、思わず反射的に返してしまった。
絶対つっこまない方が良かったのに]
ああ、これは失礼。私は心の魔と呼ばれる者。名は、そうこの姿の時はクレメンスと、お呼び下さい。
どうぞ御見知り置きを。
[リックからアーベルの方に視線を戻して、今更の自己紹介]
ふむ、私の放つ気が、神経に障りますか?
どうも、この空間は私に合い過ぎているようで、ついつい、浮かれてしまうのですよ。
[くすくすと嗤う。浮かれた気は収まるどころか、更に強くなったかもしれない]
[神父殿の微笑にも、風人の手と前足の握手にも、歌は途切れず。
"ヘンな感じ"と呟いた彼の仔を慰めようとしていたなれど]
……そう。あの娘は、行かれたのですね…。
[いつの間にか揺らめき消えていた同属の気配。
その理由が彼の仔から紡がれるを聞き、首を曲げて見上げる]
落ち着かれましたか?
[穏やかな視線でセレスを見、次いでその腕の中の菫色竜へと視線をずらした。ほんの少し、潰れてはおられぬかと心配しつ]
……その同意がなんなのか、はともかくとして。
俺の憶測は大当たり、そして、対処法もそれで当たりなんですかと……。
[頭痛がした。めっちゃ頭痛がした]
[オトフリートの言葉にジッとオトフリートの目を見つめ]
…………
[じー……]
…………………………(にこ
[満面の笑み。言外での肯定。意地が悪………げふんげふん]
……なるほど。
おぼろげにですが、理解が追いつき始めました。
つまり、複製であるこの空間の核になった者が居て、その者を何とかすると空間が存在を保てなくなり、元へ戻れる可能性があると。
[概ね、問題発言の方に理解を示したようだった
ブリジットの悲鳴に]
……ん?
核なら弱らせれば良いのではないか?
必要なら抹消するというのも効果的だろう。
……否、
[近づく、翠樹の気配]
[細めた眼は何を映すか]
気にしなくていい。
[心の魔と名乗りし男に同じく視線を戻す]
……そう。覚えてはおこう。
合う、ね。
生憎と僕は、慣れないもので。
[声は普段より低く、][己を抑えるように]
[ブリジットの言葉にニコニコしつつ]
どうにかはどうにかだよ
…………それを私の口から言わせたい?
[だからそういう事を笑顔で言わんといて下さい]
そうだね。
でも、きっと、『行ける』よ。
[にこぱ、と笑って、抱えたふわもこを見やる。
同意するよに頷くすみれ色の首元には、小さく煌めく指輪が一つ]
うん、だいじょぶ。
ナタ・リェは、へいき?
[それから、麒麟の方を見やって逆に問う。
ふわもこは元気そうです。ちょっと苦しそうだけど]
よ、弱らせるとか、抹消とか。
とても物騒に聞こえるよ、ミハエルさん…。
[何となく彼らしいとも思うのだが。
時空王の満面の笑みも見えてしまい、冷や汗だらだら]
また、って。
よくやるのかあいつは。
[ユリアンが混同したらしいことには流石に気付かない。彼らのことは普通に知り合いなのだろうと思っているが故に。続くクレメンスの評を聞けば思わず笑って]
ぶは、そう言う認識なのか、あの人は。
まぁどっか食えねぇ感じはしてたが。
妙に隙がねぇんだよな。
[警戒していたのはこちらも同じで。彼の人物を思い出し、僅かに瞳を細めた]
[耳が寝たのは、ユリアン殿のせいではなく。
否定の代わりに尻尾を揺らす]
いえ、そなたのせいでは…。
あの黒い神父殿には、気をつけるよう言われてるものですから。
[消える前に視線と笑みが向けられたのだと、音なきコエに乗せる]
慣れれば楽しいものですよ。
いや、あなたは元より、ご存知のはずだ。
心を楽しませることを、思い出されるだけでいい。
[微笑みのまま、アーベルに告げて、しかしそれ以上は刺激すまいと思ったのか…或いはただの気まぐれで…少しだけ、放つ気の力を押さえてみせる]
[更には自分にも向けられて。
血の気を失い真っ白な顔になった]
え、えんりょ、しておきますぅ。
[蚊の鳴くような細い声で答えつつ。
必死に首を振った。もう全力で左右に。
小さく震えながらミハエルの腕をぎゅっと掴んだ]
[それから、少し遅れて]
……この姿での握手は、初めてでございまするが。
嫌では、ありませなんだ。
[コエはとてもとても小さな波紋。密やかな囁きの如く]
ありがとう
[アーベルに微笑を向けて。
それからクレメンスの言葉に、彼の顔を見上げた。]
……また何かやったの?
[酷い言葉だった。]
クレメンスも元気そうだね。
あと、僕はリックだから。苗床とは呼ばないでほしいけれど……
[いうだけムダかなと思ったり]
うーん。駄目だ。
なんでリックとティルを混同してしまうかね。
やはりこの事態が、あの時とあまりにもそっくりだからかな。
[なにやら大きなことが起こっている感じ。
誰かと繋がる「コエ」。似ている翠樹の気配]
[ナタ・リェの訂正が聞こえれば]
あー、それはその人が正しいよ。
クレメンスさんは要注意人物……要注意魔族だよ。
なに、視線を向けられただと。
まさか、クレメンスさん、ナタ・リェさんが好みのタイプとか!
あんな男、恋人にしたら駄目だよ!ナタ・リェさん。
[何か間違った方向に心配]
……いや、待て、君ら。
消滅とか何とか、いくらなんでも物騒だから。
[頭痛から立ち直り、はあ、と深い、ふかいため息一つ]
取りあえず、空間の中核となったものをここから出せば位相相違自体が崩れて元に戻れる、と。
……なら、その方法と、後は当事者を探せばいい、か……。
これは失礼。リック。
[しかしあっさりと、彼は呼び名を変える]
私は何もしてはいませんよ?
時空間に干渉する力等持ち合わせてはいませんしね。
ただ、本当に懐かしい気配に惹かれて来ただけです。
少々遅かったようですがね。
[更に、にっこりと、言外に本来の目的を示して見せた]
ん?握手は嫌じゃなかった?
なら、よかった。怖がられたらどうしようかと思った。
[初対面の時から、こちらを恐れる気配を感じてたものだから
そこコエに安堵の気配が漂うか]
物騒か?
……何だ。追い出すだけで良いのか。
というかだ、それが出来れば苦労はあるまい。
と、なるとやはり……
[ミハエルは大分立ち直ったようだ。]
[しがみつくブリジットを抱き寄せ(?)ようとして
黒猫を発見した。]
[菫色竜の首元には、私と同じ属の気配。
それが彼の仔に、彼女の行く末を教えたであろうかと考えた]
えぇ、私も大丈夫。
[そうして、逆に問われる声に頷いて――人の姿へと戻る。
麒麟が歌を紡ぐ必要はもうない様子であったから]
時の竜や影の精は、いるようだけど。
目的は、誰だったの?
[少し眉を顰めたのは、警戒のためで。]
クレメンスがこの原因だとは思ってないよ。
原因の一端を担っているかもしれないくらいには思うけど。
[そうして、アーベルの方をもう一度見た。
二人の会話に割り込むつもりはないのだった。]
[ハインリヒの言葉に、あははと誤魔化すように笑う]
さあ…?
リックが無茶する子かどうかは、僕は知らない。
どうなんだろうね。あまりしない気がするけど。
クレメンスさんは、僕の中ではそういう認識です。
[きっぱり言い切った]
十分に物騒です。
[言い切った。きっぱり。
黒猫には一瞬視線を向けるも、それだけで]
……まあ、多少無茶すれば、一瞬くらいは風穴開けられるだろうし。
こっちから大きく動けば、後は影輝王が調律してくれるだろうから、何とかなる。
[それも十二分に物騒だ]
/*
やることリスト
★白ログでリックを愛でる。
★緑ログでナタ・リェさんとラヴる。
★ミハエルに逢ったら、「ツンデレさん」と呼ぶ(ぇ
他に何しようか、あとはパッションで。
[大丈夫、との言葉に、ほっとしたよにまた、笑んで。
手を、と言われれば、きょと、と瞬き一つ]
あ……ごめんね、ふわもこさん。
[不安定さのままにぎゅう、としていた事を思い出して、腕の力を緩める。
すみれ色のふわもこ、きゅうん、と鳴いて首をふるる、と横に振った]
[人の姿に戻れど、獣の耳は出したまま。
とんでもないコエが届き、私はぴたり動きを止める]
――っ、なっ、何をおっしゃって…!
違います、全然違いますから…っ!!!
[何がとか、誰ととか。違うと想像したものは決して言う事はなく]
何だ、知らねぇのか?
随分と仲良さそうに見えたが。
[ユリアンの言葉に不思議そうに首を傾げたが、深くは考えず、また言及せずに置く]
ろくでもねぇことを企んでる、か。
考えが読めねぇから推測も出来ねぇな。
ま、なんもしねぇでくれるに越したことはねぇんだが。
[言いながらソファーの背凭れに体重をかけ、ぐっと伸びをした]
そうだよね…って、ちょ。
オトフリートさん…。
[硬直したまま建物の影に消える黒猫を視線で追いかけていたが。
聞こえてきた台詞に、カックリと膝を突いた]
うん、まぁ。
ハーヴェイ様ならきっとどうにかしてくれると思うけどぉ。
[それに素直に頷いてしまうのは、流石に影輝の精霊としてどうかなと思ったとか思わないとか。
結局ミハエルに抱きつくような格好に]
……さらうつもりだったの?
[少し、固い声でクレメンスに尋ねた。]
転生の邪魔をしてはいけないよ。
[そうして、アーベルの視線にそちらを見返す。
だがその目は、既に外れていた。
少し考え、手が触れられる程度にまで、近付こうと足を進めた。]
[アーベルの視線に、笑みを深める]
私の知る事は僅かです。あなたが過去と心とを一度喪った事。そして本来のあなたは、喪われたそれらのものから産まれた存在であること。
ですから、アーベル、あなたは私と最も近しいと言える。
[その言葉は更に謎をかけるように聞こえたかもしれない]
[セレスの笑みに、目元を微かに和ませて。
抱きしめる手を緩めるのを見守り――私はぴたり動きを止めた]
[反射的に口元を覆い、俯いた。
未だ出したままの獣耳が、ぴるると揺れる]
いえいえ、攫うなどとはとんでもない。
ただ、愛し子に逢いに来ただけですよ。リック。
私は、あの時、礼も詫びも告げるいとまがありませんでしたからね。
[言葉は真摯に聞こえたろう。心の魔は己の心を偽りはせぬ故に]
二人とも物騒なことで(くすくす
あんまり物騒な事言ってると、こわーい鬼さんが懲らしめに来る
……………かもねぇ
[それだけ言い残すと、フッと姿が消える]
ちょっと見回りにいってきますわ。では、またのちほどー
[声だけ残し、時空王様は*何処へか*]
そこで、脱力されてもなぁ。
[ブリジットの様子に苦笑を浮かべて]
とはいえ、空間に風穴穿つなんて荒業できるのは俺くらいのモンだし。
[一応、もう一人いると思うけど、言わないでおくようだ]
やらにゃならんのも真理だし、ま、何とかなるさ。
違いますから!
エィリ殿やマテウス殿は、女性ではありませぬし…
[釣られて論点がずれがちに]
……わたくしは、獣人が一族にござりまするゆえ。
……私は、お前のほうがよほど物騒な事を言っているように思うのだが、まずお前は精霊諸王がたに対する態度を改めることを薦めるな。
……お前、等。
[ブリジットとオトフリートの言い草に深いため息をついた。(ちゃっかりブリジットに抱き付かれているが、抱えられているように見えるかも知れない)
時空王の思惑通りに事が運んでいるのかも知れないが、そんなことは微塵も知る由は無し]
ともあれ、このような所でいつまでも立ち話も無粋でしょう。
王、 あ……。
それだけ知っていれば、十分に思うけれどね。
……回りくどい言い回しは、好まない。
[答えながら薄く象られるのは]
[好意ではないが隔意でもなく]
[視線は何方からも逸らされて地を見る]
[己が身を抱くように右手に力を込めた]
…………。
ナタ・リェ?
[不意に俯き、震える様子にきょと、と瞬き]
どう、したの?
[首を傾げつつ問う声は、どこか不安げに。
頭の上の白梟も、ばさり、羽ばたいて]
本当に、それだけ?
[僅かに警戒は緩んだようだ。]
……天聖の子には、もう伝える機会はないと思うけれど。
転生したら、会いに行ったらいいんじゃないかな。
忘れてるとは思うけど。
/*
ぶっちゃけると、第三演のログを読んでないので
その時の人間関係がよくわかってないCO。
もしかして僕が共鳴者になったせいで、
鉈さんと音さんが再び共鳴し合う予定だったのを
邪魔した気がする。
でもユリアンくんは二演の時から考えたんだけど、
天魔というより共鳴設定の方が合うと思ってたので
どうしてもやっておきたかったんだ。
……鬼ってなんですか、鬼、って。
[時空王の言葉にぼそっと突っ込みつつ。
消える姿に、はあ、とため息一つ]
……どこまでも……奔放な御方で。
[あちら奔放こちら束縛。それで取れる均衡もあると知るからか、表情はどこか苦笑めく]
[ハイン殿とユリアン殿のお二人の様子に、向けた表情は困り顔]
……あの、そのよに驚かれたり、お笑いにならずとも…。
[二人の竜との旅では、当たり前に姿を変えていたものだから。
当然といえば当然な人間達の反応に、どうしたらよいものやらと]
おや、回りくどいでしょうか?
[アーベルの言葉に肩をすくめてリックには、首を振る]
転生後に私が近付くのは、彼女のためにならないでしょう。
私は、欠けたる存在、混沌たる孤独に必要とされるもの。
だって、私。
オトフリートさんの無茶を支える自信、無い。
[そこだけキッパリ言い切りました]
何とかなるかなぁ。
うん、何とかしないとなんだよね。
…鬼ごっこみたいに?
[抱きつくというか、抱きかかえているように見えるかもしれない体勢で。最後は消えてゆく時空王に呟いた]
…えーと。
どっちにしても、中、入る?
[腕の中、脱力したミハエルに小首を傾げ。館を指差してみた]
ああいや、ナタ・リェを笑ったわけじゃねぇんだ。
そこの青年の反応があまりにも大袈裟なんでな。
俺ぁ変化しようがしまいが、そうそう驚きはしねぇよ。
[何せ件の精霊界では、地下ファクトリーエリアからではあったが、竜だの雷獣だのの変化を見ていたわけで。ナタ・リェが半獣状態になっていたのも見ていたはずだ。もはや何があってもあまり驚かないだろう]
[ソファーで伸びるハインリヒに]
うん。リックと仲良いのは、間違いないんだけど、
ついさっき知り合ったばかりだから。
クレメンスさんが、何もしないなんてことあるかな?
あっても、何か企みがあって何もしないとかだよな。
[と麒麟だった女性に困り顔を向けられれば、
こっちも困り顔になり]
あ、ごめん。不愉快だった?
麒麟さんが人間になるなんて初めて見たから、
つい驚いちゃった。
そうか、獣人の人だったのか。
僕、獣人っておとぎ話の中だけのものと思ってて、
実際に初めて会ったから驚いちゃった。
うーむ。獣人さんの事は全然知らないからな。
もう少し、勉強しないとなあ。
それにしても、人間に変身できるとか凄いなあ。
[やっと精霊などの勉強を始めたばかりのユリアンは
まだ他の種族の事にはとんと疎かった]
言い切りますか、と。
まあ、こちら側の均衡に関しては、影輝王の分身殿もおられるし、ぎりぎりなんとかなるでしょ。
[素直に時空王に頼る気はないようだ]
ん……中に入っといた方がいいかもね。
俺はもう少し、力を辿ってから行くけど。
……気にしないとは言わないけど。
でも理由があるんでしょう?
君は無理をしているようにみえる。
[視線も言葉も離れていって、それでも彼をじっと見た。
そうしてクレメンスへと顔を向けなおす。]
……また、次の機会もあるかもしれないね。
でも、クレメンス。きっと君の言いたい事を、かの女は理解していると思うよ。
言いたいというのも、わかるけれど。
だから、またこういうことが起きるかもしれないその時まで、待っても大丈夫だと思う。
――君なら待てるでしょう?
……どうもね、
君の言葉には、奇妙な感覚を覚える。
[精神を司るが故か、][目は合わせぬ侭に答え]
[本当は耳も塞いでしまうべきなのかもしれない]
へぇ、会って直ぐ意気投合したのか。
何かのめぐり合わせなのかね。
[ユリアンの返答に突っ込みたい部分はあったが、掘り下げることもないだろう、とそこには触れずに返す。おそらく、聞いたところで相手も理解していないのだろう]
…居れば何かする人なんか。
オトフリートとのやり取りでも思ったが、随分とマイナスイメージの御仁だねぇ。
それだけのことを過去にやらかした、ってことか。
……そうしよう。
[ぐったり]
ナ・タリェといったか、
こいつ[オトフリートを軽く指差し]
の連れも来ているのだろう?
いまのうちに、こいつが色々としでかしそうだと伝えておいてやった方が良いだろう。
オトフリートも子供では無いから、やたらと心配を掛けるようなことは ま さ か すまいが、知らせるだけ知らせておくに越したことは無い。
[機鋼界へ行った時に見たり、その後ブリジットから話を訊いただけなので、やや名前を間違えて記憶していたようだ。]
嗚呼、いえ、その……、
[淡い菫色が、落ち着かな気に揺れて。
風に乗り届いたコエの事を、心配かけぬよう話すべきなのか迷い。
――教育的に良くないとの判断から、告げぬ事を心に決める。
むしろ精神的衛生上、これ以上考えたくないのやもしれぬが]
………………オト殿のお帰りが遅いなと思いまして、心配に…
[嘘は含まれぬものの、獣の耳は正直に揺れる]
ふふ、優しいですねえ、リックは。
[微笑む]
おっといけない、私は辺りを探索するつもりだったんでした。
アーベルも私が、あまり長く傍にいると安定しないでしょう。失礼しますよ、また後ほど。
[*すう、と自らの影に溶けた*]
御心配、痛み入るけれど。
単に、……糧が足りていないだけの話だよ。
[其れ以上でも以下でもないと言いたげに]
[或いは踏み込まれる事を厭うように告げる]
あ、ヴィオはこっちにいるの?
それなら安心かも。
[王の分身であるふわもこなら、情報の共有とまではいかなくとも、おぼろげな状況位は通じ合えるのでないかとか]
うん、こっちに来た最初に迎えに来てくれたよ。
そうだね、ちゃんと言いつけておかないと。
ナタ・リェさんは優しいし、きっといっぱい心配してるもん。
[表現がおかしいです。いや、逆に正しいのだろうか。
ミハエルに頷き、オトフリートには軽く手を振って。
立ち上がると玄関から広間へ*歩き始める*]
[風の二人へ視線を向けたのは、逃げではない…はず]
ああ、いえ、不愉快というわけでは。
こちらこそ不注意にござりました…
[じぃぃぃ、と。
落ち着かぬ様子の麒麟をじ、と見つめ。
それから、手を伸ばして、その頬にぴた、と触れる]
時空竜、心配させるけど。
たくさんたくさん、痛いことするけど、えと。
……信じてもらえなかったら、寂しい、と、思う、よ?
[……前科ありすぎて、それも難しいのは、さておき。
仔竜は仔竜なりに考えた言葉を伝え、ぴょい、と椅子から飛び降りる。
ふわもこは腕から離れ、白梟は再び頭の上に。
そのまま、とてて、と扉の方へ]
……ったぁく。
好き勝手言ってくれますな、揃いもそろって。
[広間へと向かう二人の言葉に、大げさにため息をつき。
それから、自分は再び、翼を広げて屋根の上。
一度は腕に絡めた光鎖を、陣の形に展開させる]
[ハインリヒの言葉にうんうん頷く]
まあね。クレメンスさんが何しでかしたか
聞きたいなら話してもいいけど、かなり長くなるよ。
[と麒麟の女性に謝られれば、こっちこそぺこぺこ謝り返し]
いや、とんでもない。驚く僕の方が失礼だよね。
なんかナタ・リェさんには謝ってばかりいるな。
[物凄く申し訳なさそうな顔]
僕が優しくなどないことは、君がよく知るだろうに。
[その言葉を言わせたのは記憶で、リックはそのまま彼を見送る。
そうして答えを言うアーベルを見た。]
糧?
……食べ物では無理なの?
なら、なにがそうなるんだろう。……この樹?
[アーベルの言葉に含まれた拒絶は、脇へと追いやった。]
樹だったら、一本、殺してしまうよりは、僕を糧にすれば良いよ。
僕は餌になる生き物だから、気にすることはないし。
[そこには何の気負いもなく、単に事実を述べるだけ。*]
[ナタ・リェの視線には、気にすんな、とでも言うように手をひらり]
あ、おいちまっ子。
歩き回らずに待ってた方が良いんじゃねぇのか?
[扉へと近付くセレスに声をかける]
そうですの、人間界では珍しいのやもしれませぬ。
驚かせて申しわけありませなんだ。
[ユリアンの事情は知らぬものの。
素直な謝罪と驚きに、気にしないでとコエに乗せる]
[神父殿絡みの爆弾発言を投げるだけは、やめて欲しかったなれど]
…どんだけのことしたんだか。
いや、その言葉で十分だ。
後は本人を見て判断つけるさ。
[ユリアンの言葉にかなりのことをしたんだと言うことだけは理解した]
[そのナタ・リェの、オトフリートを心配する声に、
はた、とあることに気がついた]
そういえば、オトフリートさんどころか、
ハーヴェイさんたちも戻ってこないね。
そろそろ戻ってきてもおかしくないと思うんだけど…
何があったんだろう?
[まさか自分達が位相の違う空間に閉じ込められているなんて
考えてもいないのだが]
……セレスの力によって生み出されし、空間。
ならば、中核となる者は二つの力の残滓をどこかに纏うはず。
読み解くとしたら、それか。
取りあえず、セレス自身も空間の干渉を受けているはず……まずは、そちらを確りと読み解くべき、か……。
[独りごちつつ、ゆらり、巡らせるのは漆黒。
紫の瞳に再び浮かぶは、銀の刻印]
[ミハエルもやはり、オトフリートの抗議には軽く手を振るだけで答えて屋敷へ入る。]
だから、あまり王へ無駄な負担を……
いや、しかし事態が手の付けられぬ段階になる前に王の判断を仰いでおいたほうが良いのかも知れないな。
[広間まではやはりブリジットに導かれて歩いた。]
ナ・タリェは居るか?
……ん ユリアン?
[呼び止める声に、くるり、そちらを振り返る]
へーき、白もふさんもいるし。
館の外、出ないから、大丈夫、だよ。
[にこぱ、と笑って。
とてて、とそのまま広間を駆け出してゆく]
/*
赤の都合がわからんので、単独行動にしておくのですよ。
目撃要員に白もふがいるし、オトが占ってるから、発見フラグは十分足りる。はず。
確かに普通に暮らしている人たちにとっては
獣人は珍しいだろうね。
よく考えたら、僕も変化した人たちを見てきたのに
麒麟さんが変化したくらいで驚くなんて駄目だよね。
[そこで先ほどの話を蒸し返す]
ああ、クレメンスさんがナタ・リェさんに
近づくようなことがないように、僕も注意するから。
安心してよね。
[ユリアンは自分が爆弾を投げかけたなんて
当然のことだが、気づいているはずもない]
[顔を上げたならば、ぴた、と頬に触れる小さな手。
その温もりと考え考え告げられる言葉に、息が止まる]
………え、ぇ… そうです、の…
[負うた仔に教えられ、しゅんと眉を下げる。
二重三重の意味で心苦しく、扉へ向かう背を動けずに見送った]
[広間に戻ってきた人たち。
その中の一人が名前を呼んできて――困った]
えっと、誰だっけ?
ほら、首元までは名前出かかってるんだけど。
なんか見たことあるような、そんな姿じゃなかったような
あ、思い出した。「ツンデレ」さんだ。
[違います]
[意は解しているだろうに言葉を続ける翠樹の魔]
[向ける眼差しは半ば、睨むようになった。]
……仔細は省くけれど。
一つには純然たる力、生気、とでも言えば好いか。
此処は恐らく、正規の空間ではない、
あの樹も、創られたものに過ぎないだろう。
同属の能力によって。
故に、喰らい易いかと思ったのだけれど、ね。
[幼きと言えど、其の『複写』は精密らしく]
[結局は上手く摂り切れずに終わった訳だが]
……。君を糧にする気は、無い。
[ユリアンが『だ』まで言い切る前に、ミハエルの手刀が空を切った。そのあたりから氷の礫がユリアンの額目掛けて飛んでいった]
お前……キルシュバウムはどうした?
[白梟殿が共に居るとハイン殿に返し、出て行くセレスを見送って。
ユリアン殿の謝罪にも、しゅんとしたまま声なく首を振る。
なれど、オト殿だけでなく…という言葉に、ぱっと顔を上げた]
……ええ、そうでした…。
精霊王も戻ってはおられませぬ…よもや、
[最悪の想像に、拳を握る手の力が強くなる。白くなるほどに]
おい、一応ついてけ。
館ん中だったら何も無いとは思うが、何かあったら事だ。
[殊にナタ・リェが気にかけているようなので、傍に居た風にセレスの後を追わせる。くるりとハインリヒの周りを回ってから、風は開いた扉の隙間から廊下へと出て行った。ちゃんと追いかけたかは定かでは無いが]
おんや、そこの兄さん…いや、坊ちゃん?
坊ちゃんは氷を使うのか。
[ユリアンに飛ばされた礫を視線で追ったり]
[とてとてとて、と館の中を歩き、人のいない客室へと入り込む]
白もふさん、見張っててねー?
[にこぱ、と笑って告げるのは軽い言葉。
白梟はかなり渋い表情をしているが、委細構わず部屋の中央に膝を突く]
……Anfang.
[小さく零れた言葉は、普段の幼さは感じられぬ声によるもの]
嗚呼、ナ・タリェ。
オトフリートなら外で元気にやっているぞ。
まあこれから、空間に風穴をあけるだとか言っていたから気になるのなら首に紐でもつけておくと良い。
諸王がたもご無事だそうだ。
よもやという事は今のところ無い。だから、慌てて追うことも無いとは思うが。
[一息に言った。]
……。
嗚呼、そういう事になる。
名はミハエルと言う。髭の男。なんならもう少しこの部屋を涼しくしてやっても良いぞ。
[”坊ちゃん”にやや反応しているようだ]
[何かが飛んでくるのを察して、慌てて風でガード。
しかし多少タイミングが遅れて、全部防ぎきれず
欠片が額にヒットして、後ろに吹っ飛んだ。
その衝撃で、やっと目の前の人物の本名を思い出す]
何するんだよ、ミハエルさん!
ただでさえ、僕おバカなのにもっと馬鹿になったら
どうするんだよ!
僕だって、好きで店放ってここに来てるわけじゃないんだから。
気がついたらここに居たんだからどうしようもないじゃないか!
…絶対ハーヴェイさんには元の時間軸に戻してもらおう。
[冷気で赤くなった額を擦りながら、ぶつぶつぼやいている]
[視線の先の攻防に、びくりと身を竦ませる。
名前の発音の違和も、ツンデレとは何ぞという疑問も吹き飛んで]
――何をなさるのですか!
["音"は波紋となりて、その動きを止めようと広がる]
[すれ違ったセレスは何となく見送り。
礫が生まれたのには、軽く口元を押さえる]
えっと、ナタ・リェさん。
オトフリートさんはもう少し無茶…じゃない、普通に力使うからって。
色々分かっているみたいだし、多分大丈夫。
[慌てて違う話題を出そうとしたら、あれこれボロが出ました]
生気なら、僕が一番適任だろうに。
[睨まれても、ほんのりと苦い笑みを浮かべる。]
この空間が、普通と違うのは僕も理解している。
そう。作られたものなのだね。
……ただ、本当に辛そうだよ、君は。
僕を糧としても、僕は死ぬことはない。
回復も一番早いだろうから、今は無理には進めないけれど、本当に辛いのなら、いつでも言えば良いよ。
たとえ何時、どんなときであろうとも、僕はそうやっているんだから。
僕を糧にしたくなくとも、他を糧にするくらいならば、そうしてほしい。
[そうして、微笑して、手を伸ばした。
そっと頭を撫でるように。]
あ、ミハエルね。
名前知らねぇから何て言えば良いか分からんでなー。
青年にゃ見えねぇし、少年でもねぇし。
分かんねぇから坊ちゃん。
まぁ次からはちゃんと名前で呼ぶからそうかっかすんな。
ああ、俺はハインリヒな。
[ミハエルの言葉をさらりとかわした]
Umfrage.
Analyse.
[次々と、紡がれてゆく小さな呟き。
仔竜は仔竜なりに責任を感じてか、空間を調べ、綻びがないか探そうとしているようで。
ただ、そのための『手段』を保護者、特に時空の竜が良しとせぬが故か、表立ってはやりたくない、という思いもあるらしい。
……力を使えばバレるとか、そこまで意識は回ってません]
/*
一応、何かあれば一発言できる分は残しておいて。
ちょっと喋りすぎたかな。ごめんなさい、ミハエルさん。
あ、いや全員にか。うん。
飴は確保中。メモで聞いておくかしら。
[ナタ・リェの拳が白くなるのをみて、慌てる]
だ、大丈夫だって!
あのオトフリートさんやハーヴェイさんが
大丈夫じゃないはずないじゃないか!
[何度も言うが疎いユリアンがナタ・リェの真意なんて
気づくはずもない]
[声を上げるより早く一息に言われた言葉は、やや遅れて心に届く。
その内容にうろたえる間に、更に影精の言葉が耳に入り]
[結果的に風人が傷つくを止められず。心配そうな視線を投げた]
[ユリアンの風で伏せきれなかった氷の礫の幾つかが
音の波紋をうけて止まり落ちる。
その干渉がなく、全部額にヒットしていたら
きっと本当にユリアンの頭はもっとおバカになっていただろう]
あ、ありがと。ナタ・リェさん。
やっと思い出したか、ユリアン。私は嬉しいぞ。
ん?時間軸……?
そういえば…………
[予想外の事態(ナタ・リェの発した「音」)を微弱ながらモロに喰らってへたった。]
いや、その挨拶のような……
[青年には見えないし]
[当然なのだが微妙にダメージを受けて、ハインリヒを睨んでから、手近な椅子に凭れるようにしてずるずると座り込んだ。*]
えぇと、その…ユリアン殿、大丈夫ですか?
ミハエル殿、ご忠告感謝いたしまするが、どうかそのような乱暴は
――挨拶…?
[きょとん、として二人を見比べて。
知り合いらしき様子に申し訳なく、更に泣きそうな表情に]
[心配そうなナタ・リェに、いつものようにへらり笑い]
僕の方は大丈夫。
僕もオジサン程じゃないけど、多少は頑丈だから。
ミハエルさんは相変わらず「ツンデレ」だなあ。
いや、あれは「ツンツン」というべきか…。
[ユリアンの怪我とは全く関係ない感想も、コエに乗ってしまった]
時空竜 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
ええと、うん、大丈夫だから。
ミハエルさんも本気でやってないし。ユリアンの力知ってるし。
[泣きそうなナタ・リェにはしっかりとそう告げ。
微妙にへたったミハエルを慌てて支え、椅子に座るのを助けて]
そうなんだよね、時間軸。ユリアンとハインリヒさんが一緒に居るとかなってるし。
うーん、多分そこは時空王様達の分野なんだけど。…まずハーヴェイ様に頼んだ方が安全かも、うん。
あはは、ごめん。ミハエルさん。
ミハエルさんといえば、ツンデレのイメージが大きくて、つい。
あれ?なんか見ない間に、身長縮んでない?
僕の気のせいかな?
[なんでかダメージを受けているようなミハエルの頭を
ぽふぽふ撫でてみる]
……。
中は中で、何をしてやがりますか、と。
[広間からの音、力の流れ。
何より、微かに灯った『機鋼』の波動に向けて、ぽつりと呟き]
……早いとこ、読み解きをかけて、セレスの所にいかんとならんな、これは。
[ミハエルの性格については、さり気なく触れず。
怪我はないとの言葉に、ささやかな安堵の波紋が響く]
せめて、そなたはご無理なさらぬよう。
幾ら頑丈でも…怪我をすれば痛いのですから。
[酷く感情の篭った響きを音なきコエに乗せ、私は扉へと向かう]
ナタ・リェ?
[扉へと足を向ける様子に声をかけて。ブリジットの言葉が聞こえると不思議そうに]
俺とそこの青年が一緒なのがおかしいのか?
[100年は前の人物だと言うことは当然知らない]
[聞かれたならば、咎められるのは必至の呟き。
そんな言葉も零せるのは共鳴の輪の異変のためか。
過剰な力に磁場が狂いでもしたか、他に理由があるのか。
今は、共鳴の輪から声が届く事はなく]
…んー…なんだろな、確かに……
[館の裏庭で…はた目からはぼんやり空を眺めているように見える。]
…やっぱ、まだ俺じゃ追いきれないか。
デカく揺らぐ瞬間なら判りそうだけど。
勿論、無茶はしないつもりだよ。
どうやらこの中で僕が一番弱いようだし。
頑丈といっても、皆が本気になったら一撃で倒されちゃう。
ナタ・リェさんこそ、無理しないでね。
気をつけて。
[広間から出ようとする背中に、コエを投げかける]
呼んだー?
[にゅっ……てまたですか]
ただいまだぞ、と
うーん、隔離……いや複写か。ともあれその範囲は此処と
[そう言って床──要はこの屋敷を指差し]
此処を中心とした半径1キロ球状ってとこだぁね
[幹に体重を預けていた所為で、崩れる体勢]
[落ちかけた身体を足で支えて持ち直す]
……いい。
[反応が過敏だとは己でも解り]
[表情が苦くなる]
[ふと、]
[改めて身を起こすと館へと視線を向けた]
[出てゆくナタ・リェの頷きに小さく微笑んで]
んー、私としては。
でも絡み合ってるから、ここならありっぽいの。
[時空の歪み関連は正確に理解できているか怪しく。
ハインへの答えもまた*かなり怪しい*]
無理はしないで、本当に。
[そんな顔を見て、小さく微笑んだ。]
……君は優しいね。
僕よりずっと。
[そうして、離れ、館の方へと目を向ける。]
僕は、あそこに戻るけれど、君はどうする?
少し、情報を整理しておきたいんだ。
にしても、だ。
[またゆらり、鎖を揺らめかせて]
セレスのあの気質は……誰に似たんだか。
[そんなもん、間違いなくお前だ、と。
聞くものがいたなら、総突っ込みが入りそうな呟きを漏らしつつ]
エターナル・ロンド。
我に伝えよ、彼の者巡りし力の波動……。
[静かな呟き。
ばさり、音を立てて真白の翼が大きく羽ばたく。
揺らめく光鎖の舞は、呟きに応じるよにその動きを早め]
[どちらへ向かえばいいのか。
わざわざ二人して告げに来た時の竜の事が気にならぬ訳もない。
なれど。出てゆく前に向けられたは、彼の仔の側にと言う視線]
……セレスも、言っていましたの。
信じねば寂しく思うやも知れぬ、と。
[それに、側にある事で少なくとも役に立てるならばと。
本当の事がいえなかった負い目も在り、溜息を一つ零して。
館の中に居るはずの愛し仔を探し、気配探しつつ廊下を歩み出す]
[己の呼びかけから逃げるように扉を抜けていくナタ・リェに小さく息を吐きつつ頭を掻いて]
複写とかっつー話は詳しく分からねぇが、ともかく俺らはその中に囚われてるっつーことだよな。
出る方法とかってどうなってんだ?
[手段はあるのかね、と呟く。時空王の登場の仕方についてはもはや何も言わず驚きもしなくなった]
いや待て、その返答じゃ分からん。
ありっぽいと言うが、何がありで何が無いんだ。
[ブリジットの返答ではさっぱり理解不能だったり]
[笑みと共に告げられる言葉、]
[否定は無駄と悟ったか其れには答えず]
嗚呼、僕も、戻る事にする。
[代わりに後半に肯定を頷きと共に返す]
……誰に似たのだか、
幼子がやらかそうとしているようだから。
反抗期に浸からなければ好いけれどね、
うっかり抜け出せなくなるような。
[知る者なれば誰を指すか明確な台詞を発して]
[右手を幹に当てて身を起こすと、一歩踏み出した]
そう? ふーん。よばれたきがするんだけどなー
[そう言ってブリジットをニヤニヤ見る。いじめカコワルイ]
あ、麒麟さん。空間が微妙に不安定で何が起こるか分からないから、一人で出歩くのは危険だぞ、と
[出て行くナタ・リェに忠告]
反抗期
[くすと笑う。
記憶の中にもはっきりと残る、先にも見た姿を思い出して。]
親に似てしまったら、抜け出せない反抗期を体験してしまうかもしれないね。
でも、やらかそうとは何を?
[同属ならばわかるだろうかと、尋ねた。
そうして、苗床も館へと戻る。]
えっと。
[ユリアンとハインに困り顔で言葉濁し。
どこまで話していいのだろう]
…あぅ。呼んだでいいです。
だから時空王様説明してください!
[涙目で押し付けた。
ミハエルが渋面になった、かもしれない]
[広間を出し時の時空王の忠告は耳に届けど、足は止められずに。
小さく頭を下げて通り過ぎていたなれど]
セレス、一体何処に…?
[限られたはずの館という空間。
未だ出会えぬは、時空の王の忠告通り不安定なゆえであろうか]
[力手繰り、調べてどれほど時間が過ぎたのか。
ふ、と、碧の瞳がぱちりと瞬く]
ふぇ……?
[零れ落ちる、小さな呟き。
自身に何が起きたか、理解できぬ──否、自分が、自ら『複製』した空間から何らかの理由で零れ落ちつつある事だけは理解しつつ]
……きゃうっ!
[幼き機鋼の竜は、作り出した空間から*姿を消した*]
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