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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が1名、人狼が1名、囁き狂人が2名、聖痕者が5名、共鳴者が2名いるようだ。
[ばーん、と勢い良く教室のドアが開いた]
うむ、全員出席したようだな! それでは! しかと! 勉学に励むようにっ!!
[学長は去って行った。
……何しに来たんだろうか]
ヘイハチが「時間を進める」を選択しました。
/*
男の相方むさいとか違う金髪でスミマセンとか
なんか動機(?)が解ったような気とかしつつ、
どうも、おはようございます。
さくっと事務的な事お訊ねしてしまうと、
覚醒型か憑依型か、後は戦闘ステータスについて、
後は先に闘る気か後まで残る気か、くらいかな。
/*
ちなみに此方は西洋の魔で(多分)覚醒型、
属性は木、飛行・万能型、オールレンジってところかな。
確定じゃないんで、何かあれば合わせられる。
後に残るかはヒビキとタマキ次第にもなりそうだけど、
いなくとも残っても平気とは思う。
そんなところで、俺は馬に蹴られないようにしとこう。
/*
【あなたは、黄の聖痕者です。】
黄龍 (黄の聖痕者
属性:土
聖具:黄龍剣
刀身と同等の長さの剣穂のついた、長穂剣、と呼ばれるタイプの中国剣。刀身には、黄龍の姿が薄らと浮かび上がる。
バトルタイプ:浮遊・万能型
設定可能最大レンジ:遠距離
デフォルト必殺技:岩龍咆哮陣
あっちゃー、またやりにくいトコ来た!
やけど入村順と色の関係なさは確実に証明されたんやね。
ま、どのみち運動神経ようないし、地味でええんやもしれんわ。
まったりいこか、まったり。
―宝条家/朝―
[新しい朝が来た!と歌いたくなる気分で起き出し、寮の3倍くらい美味しい(当社比)朝ゴハンをいただく。朝の話題は昨夜の騒ぎ]
せやかて、ホンマびっくりしたんやから!
いい匂いがするなーって目ぇ覚ましたら、ヤンキーな兄ちゃんは勝手にうちの成績表見てるわ、無愛想なんがエプロンつけて台所立ってるわ! ナニゴトかと思うたよ。
[クーラーの風でテーブルから落ちたのを拾って見てしまった不可抗力とか、外見と趣味は必ずしも一致しないとか。
そこら辺を有無を言わせぬ笑顔で窘められ、保身の為に頷く]
いや、別にそっちは減るもんじゃなしいいねんけど!
美味しいもんも正義やし!
でも育ち盛りの野郎がぬぼーっと増えてんの見たら、ゴハン減りそでショックやったんやもん。
タマキちゃんのゴハンだけを励みにしてテスト乗りきったんに。
[がっつり餌付けされ中の年上のイトコへと拗ねた視線を向ける。が、昨夜の残りデザートがオマケに出され、速攻で笑顔になった]
ごっそーさんでした!
タマキちゃんのゴハンはもちろんやけど、あの無愛想な…ヒビキんやっけ?もすっごいデザート作るん上手いんやね。類友なんかな。
また何か作って来やった時、うちにもお裾分けしてなー。
[そして食べ終えればまたうるさくなる訳で。
昔は二人揃ってお人形さんのよう(七五三撮影時)とか言われた陰は微塵もこっちにゃありません]
ほな、うち今から面接なんで行って来るな。
何かあったらこっちに電話入るよにお願いしとるんで、タマキちゃんよろしゅう!
[流石に学校の寮にバイトがらみの電話連絡はマズイので、困った時のイトコ頼みして出かける準備。
お皿だけは御馳走になった礼儀として洗ってるのが唯一の得意技。
それが部活の試験管洗浄だけじゃなく、バイトで役立つかもしれないとは、ありがたいコトです]
……あ。
昨夜涼しかったんでアズマんにフードとハゲの因果関係言うん忘れてた。ま、えっか。
[扉を締めた後で気付いたものの、戻って言付けるのもアレなので、そのまま午前中の日差しの下を駆けて行く。
亜麻色の髪が夏の日差しを受け、跳ねるごとに金色に輝いた]
へ、なんなん?
なんで進まれへんのん!?
[近道して行こうと入った裏道、そこに在る透明な壁っぽい何か。
別の道に進んでも、また一定の所で遮られて進めないコト繰り返し]
― 我妻家/朝 ―
[ 朝。
小鳥は甲高い声でささめき合い、
蝉は己の存在を主張するように鳴く。
乱雑に閉められた薄布は日光を遮れきれず、
室内には矢の如く疎らに光が注いでいた。
誰もいない室内は、周囲のざわめきも遠く、
静寂に浸されているかのような錯覚を覚える ]
……あー、 るせぇ。
[ にも関わらず、呟きを零して、身を起こす ]
[ 昨日、水分補給に感謝して友人が神に見えたり、
しかししっかり労働人員に使われて即効評価を下げたり、
宝条家に赴いた後には、勝手に寛いでいたら、
煙突だかアヒルだかそれ以外のものだかの並んだ
成績表を見てしまって昼間の関西弁娘に喚かれたり、
自己――もとい他己紹介されたりと色々とあったわけだけれど。
……下克上?
食事をくれる人って偉大ですよね。
腐れ縁を続けている理由の一つは、そんなもの。
無論というべきか、食べている間はやはり静かでした ]
[ カーテンも開けずに身支度と簡素な食事を済ませると、
いつものようにカメラを弄り始める。
残数ゼロを確認して、別のフィルムへ。
御多分に漏れず昨日も撮っていたわけだが、
かしましい状況は一切撮らずに、
他者が興味を持ち難い、日常の隙間が収められた。
傍から見れば撮影失敗としか思えないような、
他者の後ろ姿だとか、半分だけだとか、そんなものばかり。
準備を済ませると、パーカーを羽織って家を出る。
特に行く当てもなく、MTBに跨っての気侭な旅。
件の“流浪の旅”の時には、置き去りだった愛車だが。
間際に開いた携帯は何件かの着信を知らせるも、
其処に残された特定の名は見ずじまいだった ]
[ 舗装されていない道を、蒸し返すコンクリートの上を走り、
時には止まったり、コンビニや公園に足を運んだり。
そんなことを幾度か繰り返すと真っ直ぐな路に行き当たり、
半ば立ち上がって漕ぎ始め、速度を上げる ]
[ 見えない何かに弾き飛ばされ、
しかし勢いのついた自転車は止まらず、
乗り手を失くして制御も失い電柱にぶつかって止まった。
これから購入予定だったバイクでなかったのと、
咄嗟に鞄を死守出来たのは幸いと言えるのかどうか。
怪我らしい怪我がなかったことも。
* 何処までも青い空に、タイヤの回る音が空しく響いた *]
─朝─
[早朝、日課の走り込み。いつも駅を越えて隣町まで走っているのだが──]
んがっ!
何だよこれ!
[見えない壁にべちゃりとぶつかる。やや前傾姿勢で走っていたために額からぶつかってたり。ぶつけた額を撫でながら、反対の手で壁らしき部分を触る]
いっつー…。
何だよこれ、昨日までこんなの無かったのに…。
[べたべたべた、と触りまくる。端から見ればパントマイムなそれは、周囲に人が居ないために奇異の目で見られることは無かった]
これはここだけか?
こんなのがあったら外行けないじゃん。
他の人も外から来れないんじゃ…。
[この壁が作用しているのが自分と他何名かだけであるというのは、後に気付くことだっただろうか]
/*
ひっそりと昨日のメモにレスしてみる。
ヒビキ>なんというツンデレ愛。[しかし餌付けされている]
タマキ>プリン……! [目が輝いた]
へ? なんやすっごい音したけど。
事故ったんかいな。
[壁から手を離し、野次馬根性で覗きに行く。
果たしてそこに見つけた姿は昨日知り合いレベルに上昇した男]
……なにやっとん?
不幸体質でも持ってんかいな。
[干物焼き物叩き物?みないな目線で見下ろして。
とりあえず怪我はないかと手を貸そうとしてみたり]
何だよこれ!
[叫んだ響きは力を伝い、離れた特定の人物にも送られた。それはこの結界が張られる少し前に接触した”仲間”の下]
これはあれか。
意地でも旅行へ行かせんと言う親父の怨念か?
[思考駄々漏れでぶつぶつ呟く。どうやら昨日少しやりあったらしい。この壁が鳳凰の結界であることに直ぐ気付けないのは、彼女がほんの数日前に覚醒したばかりであることに起因しているだろうか]
[ からからからーん。
そんな乾いた音を耳に地面に突っ伏していたが、
かけられた声に反応してか、がばっと起き上がる ]
……目の前で星が飛び散ったぞ、今。
[ が、走る痛みにまたごろごろと悶絶 ]
おわ、急に転がんなや!
[慌てて出した手を引っ込め、スカート抑えて飛び退く。
しばし悶絶姿を観察。
まーアレだけ動けるなら骨はいってないだろうとか結論付けた]
─瑞雲神社・境内─
[境内に立つ一本桜。
春ともなれば桜の名所として賑わうそれは、今は、緑の立ち木。
その枝の上、真白を肩に乗せて座り込み]
……これは、思いの他……。
[結界に接触する『気配』。
何事なくすり抜けるものが圧倒的に多いわけだが、中には文字通り『引っかかる』ものもいるわけで]
特定はしやすいが……。
[文字通りの意味で『頭が痛い』。
精神的な痛覚ではあるのだが]
あー。
色気のない女の見ても喜ばんから安心しろ。
[ 失礼この上ない台詞を吐きつつ、
電柱へと向かおうとするリカを見る。
が、やはりぶつかった様子に、碧の眼を丸くした ]
……んだ?
[ 自分が“ぶつかった”原因を把握していなかったので、
驚きは余計に大きい ]
[まあ、頭痛の理由はそれ以外にも。
唐突に響いた怒鳴り声による部分も大きかったりするわけなのだが]
……怨念で結界って、そりゃどこの魔神の類なんだよ。
[思わず、ぼそり。
声の主が誰かは察しがついていた。
主に、従姉からの情報によるのだが]
[痛みが脳に達するより先に、失礼な台詞が到達しました]
高一なりたてなんて中学に毛ぇ生えたよなもんなんに、色気なんかあるか! や、生えたらもう大人なんかも知れんけど!
[額撫でながら、爽やかな朝に相応しくない文句少々。
しかし、なにやら驚いてる様子に状況理解。見えない壁に手を突く]
んー、案の定こっちもってトコやね。
…で、アズマんも行かれへんっぽいと。違うてる?
[ いつまでも地面と仲良くしていても仕方ないわけで、
第一暑いわけで、地面に手を突いて立ち上がる。
打って変わって、彼女より高い位置から見下ろして ]
最近の高校生は、割合、発育いーもんだけどなー。
[ じーっと見た。
眼鏡の奥も若干ながら、見えようか ]
行かれんってか、自転車だけが行ったってか。
[ 持って行かれた恨みに、半眼になりつつ先へと視線を移す。
そんな二人の脇を、子供がボールを追いかけ通り過ぎていった。
まるで何の障害もなく ]
……まぁ、ここでうだうだしてても変わらないか。
他のところどうなってるか確かめつつ足りない分の走り込み、っと。
[来た道を引き返し、別の道を確かめようと移動を開始する]
うちの親父ならやりかねん。
[ついそう返してから、はた、と気付く]
っと、思考駄々漏れだったか。
んーと、そちらさんはどなただったかな。
まだいまいち把握しきれてなくて。
[僅か集中して声の主が誰なのかを判別しようと。が、その前に聞こえてきた言葉を思い出し]
つか、結界?
ああ、これ結界なのか。
[ようやく壁が何なのかを理解した]
読まれたくない思考を『飛ばさない』よう、制御身に着けるのをお勧めする。
……色々と死ねるから。
[なんか妙に実感のこもった言葉をぽそり、と]
俺は、『鳳凰』。
『麒麟』……従姉から、そっちの話は簡単に聞いてる。
そ、それは結界。
『天魔』を押さえ込むための『封護の陣』だが……。
やっぱり、強すぎたか。
[今更のように確かめるが如き呟き。
ちなみに、従姉から即行入った「何を今更」という突っ込みは、相手方にも聞こえるだろう]
[自分で言った通り高一になったばかり。しかも元から背は低め。年齢的3年男子になんて、旋毛とか見下ろされてます。
が、眼鏡の奥が見えそうと気付けば、慌てて指二本揃えてブリッジを押し上げたり]
んな個人的努力で埋められん差はほっといて。
やっぱ、行かれへんのかー。なんでやろ…ええー!
[目の前を子供が駆けてって、思わずびっくり仰天。
もう一回確かめるべく壁べしべし。掌が赤くなるくらいべしべし]
ご忠告ありがたく。
手伝いの前に制御か…。
ま、習うより慣れろだ。
[どこまでも体育会系思考]
あー、そっか。
あんたが鳳凰か。
かいちょーが手を焼く我侭っ子だって……あれ、あの話子供じゃなかったっけか。
まぁいいや、一応改めて。
アタシは『霊亀』だよ、よろしく。
[言いつつ首を捻る雰囲気。悪気があって言ってるわけでは無かったり。その後の言葉は友好的な雰囲気を乗せて挨拶した。が、──]
ほうほう、例の天魔を封じるための…ってアタシまで押さえ込んでどうすんのさ!!
[案の定突っ込み入りました。聞こえてきた麒麟からの即突っ込みが聞こえると、「あ、かいちょーおはよ」と暢気に挨拶]
[ 何事もなかったかのように、ふっと視線を逸らす。
壁を叩き続けるリカの手を無造作に取り ]
止めとけ、痛めるだけだろ。
[ 台詞は冷静ですが、さっき子供にガンつけた人です。
そのままくるりと後ろを向いて ]
「こっちも」つってたよな?
てことは、一箇所じゃないと。
行けない範囲を探れば、何かしら解るんじゃないか。
[ 自分の来た方向、即ち、「行ける道」を見る。
電柱の傍に転がっている自転車を見ないため、もあったが。
拾って貰い損ねたのなんて知らない、知らない ]
……さて、どうしたもんか。
[なんか色々と頭痛感じつつ(べしべしされると、ちょっと痛いらしい)、肩に止まる真白を見る。
自身の力を分けて生み出された使い魔は、くるる? と鳴いてゆるく首を傾げた]
……取りあえず、町内の様子見て来い、紅鴛。
翠麟も走り回ってるらしいしな。
[短い指示に真白はこく、と頷いて。
青い空へ向けてぱたた、と飛んで行く]
うー、でも腹立つねんもん!
バイトの面接ぱーやわ。
[かと言って正面衝突の被害者仲間に八つ当たりする気はなく。
大人しく取られた腕で、自分の来た方角を指差して見せる]
そ、少なくともタマキちゃんトコから南にいくらか進んで壁。
だいたいコッチまで同じ感じで無理やった。
[「行ける道」へ同じように視線を向け、首を傾げる]
……線引かれてるんかな。それとも円なんかな。
[体育会系思考には突っ込みは入れなかった。入れても無駄と思ったのかも知れないが]
……て、なんだその我が侭っ子ってのは。
[さらり言われて、思いっきり不機嫌になった。
従姉がどんな評価してたかとか、そこまでは知りません。
むしろ、直後の突っ込みの前に、そっちを突っ込んでる余裕がなくなったとか]
まあ、確かにそうなんだが。
相手の力がわからん以上、強すぎてまずい、という事はない……と思う。多分。
[語尾が曖昧なのは、従姉の笑う気配のせいだろう。
当の従姉は、「おはようございます」とのんびり挨拶返してたり]
そりゃ、縁がなかったな。
大人しくしとけば、違って見えそうなのになぁ。
もちっと可愛くは。
[ 手を離し、僅か見えた眼から受けた印象を零して ]
……と、一応、撮っとくか。
すぐに見られないのが不便だが。
[ 鞄を開いて破損がないのを確認。
取り出したカメラで、事故現場をその場に収める ]
円だと、中心割り出し易くて楽なんだが。
線だと……世界一周しないと逆側いけないだけとか?
とりあえず左手の法則、でもやってみるかねえ。
[ 言うなり、壁に沿うようにして歩みだす。
自転車が惜しくないと言えば嘘になるが、
通れる誰かが来るのを待つのも、非効率的だった ]
言う事聞かないから我侭っ子。
[相手の不機嫌そうな声に端的に返して。続く言葉には溜息が漏れただろうか]
そりゃそうだけどね。
まぁ、結界については後回しで、今やるべきは天魔の排除と五神探しだっけ?
目星はついてんの?
可愛いのうてええもーん。
[顔を明後日に向けて、眼鏡の横から写真を取る姿を盗み見る。
外見だけで可愛い言われるのはうんざりだ。むしろ内面に反して大人しく見えるのが嫌とか、眼鏡になってちょい地味になった機会に髪ばっさり切って両親嘆かせたとか、彼とは違った苦労があったり]
…透明なもん写して見えるん?
心霊写真とか取れるんやったら凄いけど。
[昨夜もさり気なく逃げたカメラを見て呟き、さっき自分もやってた通り左手の法則する後姿に付いて行く。
その前に自転車に目を向けたのは未練だ。あれがあったら足があって楽やのに、とか。もちろん自分は乗せてもらう側]
……ま、タマキちゃん家がこっち側なんは良かったわ。
世界の果てまで行っても会えないんは辛すぎるもん。
[餌付け目立ちすぎてるけど、実は子供の頃から懐いてます]
/*
はい。こっちもやってまいりましたよっと。
ムサイ云々いうのであれば、こっちの方が見た目からしてむさくてむさくてゴメンナサイ……と。
まぁ昨日マリーを独り占めした逆恨みはしておこ〜とか、そんな事は考えてもいないのでよろしゅうに(笑
……ぐ。
[端的な返事には、唸るしかなかった。
もっとも、ここで反論すれば、二人がかりの攻勢を食らうのは予想済みなので、それ以上は言わず]
ああ、『天魔』の排除は最優先事項。
そして、『地』の『護界操手』である『五神』を現臨させて、天地相互の力の均衡を正さなきゃならない。
上の……『天帝』のご意向によると、俺たち『四瑞』は『五神』の補佐と覚醒促進に力を入れろ、って事らしいが。
[そうだよな、と従姉に向けて確認を取る。
返るのは肯定の返答]
で、該当者は『封護の陣』に引っかかるから、特定はかけられる。
ただ、どちらか、は、『五神』をおろして見るまで、わからんが。
[それもそれでどうなのか]
[走り込みに使う川原の土手。そこを引き返しながら、途中架橋を渡り街の方へと。そこからまた隣町へと続く道路を進み、また壁にぶち当たる]
こっちもダメ、か。
[壁に触れる体勢で居ると、横の道路を車が普通に駆け抜けていった。良く見れば歩行者も自転車も、自分以外の者は難なく壁を抜けていく]
……え、なに、アタシだけ通れないの?
[驚いた表情で瞳を瞬かせたのは言うまでも無い。来た道を戻れば、しばらくの間ちょろちょろと小道を進み、壁伝いにどこまで続いているのかと、他に同じ状況になっている者が居ないかを探す。ちなみに左手の法則は知らないらしく、壁を右手側に置いて移動中]
/*
一応まとめで話したように、防御型・陸上・距離は中遠距離の予定。んで、属性なんだけど……雷系の技ってどの属性に入るんだろう? 風系にまとめれば同じ木属性? それとも別に作っちゃっていいのかな? 色とかなんとかあんまり天魔は設定なかったし……。
[鳳凰の説明と麒麟の肯定を聞き、ふむ、と唸る]
五神の補佐と覚醒促進、かぁ。
要は結界に引っかかってる連中を探し出せば良い、ってことだよね。
それしか方法が無いんだったら、やるしかないか。
今結界伝いに移動してみてるよ。
引っかかってるなら不思議がって調べてる可能性高いっしょ。
[おそらく鳳凰が飛ばした鳥により、その様子は確認出来ることだろう]
ま。見てくれだけ可愛くても仕方ないしな。
[ 揶揄うように言ったものの、
外見に拘りたくない、というのは自身の格好からも現れている。
だから、それ以上深く突っ込むこともなかった ]
ん?
アレとかソレとか写る事はあるけど。
見えるはずのモン撮ったら見えないとかな?
[ 何処まで冗談か否か解らない口調で言って、
彼女と同じ行動をしているなんて気付かぬままに歩んでいく。
結果的に生徒会会計と鉢合わせて、
昨日の事がフラッシュバックされ、反射的に身を引くことになった ]
手っ取り早く言うと、そういう事になる。
覚醒を促進させるためなら、少々荒っぽい事をしても構わん、とのお墨付きだそうだ。
[当の五神にとっては迷惑なお墨付きだろうが]
……申し訳ないが、動けるなら、頼む。
一応、紅鴛……ああ、俺の使い魔だが。
それと、あと、『麒麟』の使い魔の翠麟も、同じように調べてはいる。
『応龍』の方も気づいて動いているかも知れん。
[元々、接触自体が少なかったため、そちらへの確信はないが]
/*
俺から接触してねえ、向こうに言え(笑)
雷は一応、木に入るな。木は雷を呼ぶから、だったか。
ただ、確定ではないはずなので、気になるなら質問して来る?
ちなみに俺は風のほう。
・属性が五行に即している
・強すぎない
が規定だな。
[進んだ先で見えたのは、昨日生徒会室に殴り込み(違)をかけてきた男子生徒と、見慣れぬ女子]
あれ、昨日の。
なに、デート中?
[全く見当違いのことを言ったり。当の幸貴はと言うと、ハーフパンツにTシャツ、首からタオルをかけているいでたちから、運動していたと言うことは分かるだろうか]
てかそんな会っていきなり引かんでも。
[反射的に身を引かれて少し呆気に取られた]
荒っぽい、ね。
アタシとしては得意分野だけど、能力的に不得意分野かなぁ。
ああ、覚醒させるくらいなら能力使わなくても良いか。
[自身は常日頃空手はやっていても、霊亀としては元々争いは好まぬ性質で。びみょー、であることは確かだろう]
丁度今走り込み中でね。
自分が動くならいくらでも。
ああ、使い魔が動いてるなら分担すれば直ぐに確認とれるかな。
……アタシは使い魔いつ出せるかな、もうちょっと力に慣れないと。
[尤も、使い魔が出せたとして、移動偵察に使うにはきっと役に立たない可能性大]
応龍かぁ…結界張ってからは音沙汰無いね。
どうしてるんだろ。
/*
バッカだなあ。こういう時は女に非があっても男が責任を背負うもんさ(笑
ああ、風なら微妙に違うし『木属性内の別属性』扱いでも問題ないかな? 自分の天魔設定は東方妖怪型で、範囲では憑依になるんだろうけど、キャラの性格上憑依というより協力を申し出た感じにしてあります。
後、強すぎるって事はないと思う。
基本体術も何も使えないマジシャン見習いなんで、雷の性質をいかした幻術と、簡単な雷射撃で戦術組もうと思ってるし。
あー…… えーと。
[ 元は同じ学年だったのもあるし、
曲がりなりにも相手は生徒会役員。
見覚えはあるが名前は思い浮かばず口ごもる ]
まあ、反省してるってことで。
これは単に、家鴨の子みたいなもんと思って下さい。
[ 背後を指しつつ何とも微妙な紹介。
相手にも何をしているかと問いかけて、
姿を見て納得――が、右手の位置に瞬く ]
……て、あれ?
/*
武士道もフェミニスト精神も知らん(笑)
俺も憑依というか憑かれた部類にはなるんだろうが、適当に。
覚醒したてなんで、そんなに強くはない。
じゃ、そんな方向で、一応、聞いてはおくか。
で、OK貰ったら纏めに書き込んどく。
死なない程度の荒っぽさなら問題ない……というか。
力の覚醒には、臨死ぎりぎりくらいの衝撃が一番効くのは事実だ。
[なんか実感こもってます。
その実感のせいかなんなのか、麒麟はため息ついていたりするのだが]
……『霊亀』は護りの要だからな。
特性的には、仕方ないんじゃないかと。
[というか、適正的にズレてないか? と。
最初に聞いたときから思っているのは秘密]
申し訳ない。
結界の安定図る必要があるから、動くに動けなくてな……境内の掃除もせにゃならんし。
使い魔は、無理に出そうとしてだせるもんじゃないから、慌てなくていいと思うが。
[言ってる当人は、自覚の直後に形成して大騒ぎになったらしいが]
……ま、この状況になったら動くだろ。
[こちらも名前は知らないんでお互い様だったり]
あっはっはっ。
まぁ、そこまで怒ってるわけじゃないけどね。
かいちょーはどうだったか知らないけど。
[そっちの方が怖いです]
家鴨の子て。
それを言うなら親鴨について来る小鴨?
[想像するのは鴨家族の行進。
不意に上げられた不思議そうな声。向かう視線に釣られるように自分も視線を動かし]
……おんや。
もしかして、そっちも?
[何が、とは言わずとも伝わるだろうか]
死ななきゃ良いんだね、了解。
[やる気だ。実感こもる言葉には、何となく察したかもしれない。麒麟の溜息も含めて]
特性を技術でカバーするよ。
伊達に長年空手はやってない。
もう少し力に慣れる必要はあるけど。
[本人もズレてると思ってるので一応対策は立てている模様。動けないことに謝る様子には、「気にすんなー」と軽い口調で言う。使い魔に関しても素直に是としておいた]
っと、なーんかそれらしいのが居たよ。
ほらかいちょー、昨日生徒会室に怒鳴り込んできた奴。
……それはマジで洒落にならん。
[ 生徒会長の話は噂程度にしか聞いていないし、
その噂も良好なものばかりだが、あのオーラは怖い。
とりあえず、忘れておくことにした。首を振る ]
こんなデカい子供持ちたくないって。
まあ、宝条の従姉妹だそうで。
昨日知り合って、今日ばったり出くわしただけ。
[ 当然の如くぎゃいぎゃい文句を言われるのを
右から左へと流しつつ、簡潔な紹介。
主語のない問いの意は察せて、息を吐き出した ]
みたい、すねえ。
こっちのも、そうらしくて。何かご存知で。
[ 軽く、拳を動かす。“壁”にぶつかり、止まった ]
/*
ん、返答貰った。
雷=金でもOKらしいけど、どうする?
俺が、風(木)から火に変えてもいいっちゃいい。
希望ねー、あったら言う。
ちなみに、使い魔つけてもいいらしい(笑)
どーすっかな。
ま、一度くらいなら死なんけど。
さすがに、三度はわからんが。
[さらり、と言った。麒麟のため息は、意図的にスルーしている]
技術に関しては従姉からもお墨付きが出てるし、普通に信頼してる。
力に関してはまあ……必要なら、『均し』の手伝いくらいは。
[使わなければこなれないから、と言って。
それにらしい、の話にきょとん、とする]
昨日の……?
「ああ、彼が、ですか」
[きょとりとするこちらとは対照的に、すぐに合点が行ったらしい麒麟は、納得したような声をあげ。
続いて、簡単な解説も入るだろう]
[アズマへの文句はさておき(言ったけど)]
どーもー。タマキちゃんがお世話になっとります?
[なんか迫力在る女の人に小鴨の如く首を傾けた。
毛色とか二人揃って鴨っぽいのかもしれない。カモは嫌だが]
[従姉がどこぞで恐れられている?とかは知る由もなく。
……知っていたって何もいわないというか、多分、肯定するだろうが]
……さて。
境内の掃除して……。
今日は、師匠んとこに顔、出せるかね……。
[ぶつぶつと呟きつつ、ひらり、枝から飛び降りる。
それなりの高さはあるのだが、挙動は全く危なげなく。
さながら、翼あるものの如く──実際、力としてそれを具象はできるのだが──、桜の木の下へと降り立つ]
……っかし、頭いてぇ……。
[ぶつぶつ文句言いつつ、手に取るのは竹箒]
[会長・沙耶香に関しては言わぬ方がお互い身の為と言うことでこれ以上は言わないようにして]
子供居たら驚きだって。
へー、宝条君の。
昨日知り合ったばかりで今日もばったり、って何やら運命的だね。
[茶化してる感満載で言い。文句を言われる様子にはからりと笑って見てたり]
アタシだけ通れないものとばかり思ってたよ。
川沿いの土手からずっとこっちに移動してきてみたんだけど、ある一定の場所で必ず阻まれる。
[悠悟の手が宙で見えぬ壁にぶつかり止るのを見ながら、自分が通ってきたルートを伝え、肩を竦めた]
/*
ああ、なら自分は雷=金でいくよ〜。
んで、使い魔か。それはちょうど良いや。さっき自分の設定で協力って言ったけど、その妖怪が使い魔のように手助けするって感じにしますわ。
[見てくれとか心霊写真とか、道中のツッコミはご想像の通り。
でも今はなんやら被害者が増えたっぽい雰囲気にお口チャック。
つーか、例の視線怖い会長の知り合いらしいんで様子見してたり]
デートとか運命とかありえへんから。ないない。
[とりあえず、そこは突っ込んだ。
二人の手の動きを見て、自分は足を出して見る。げし。結構痛い]
…そんなにやらないことを祈っておこう。
[流石に三度は。麒麟の気苦労が少し分かったかもしれない]
おろ、信頼してもらえてるとは。
そうだね、余裕がある時に少しお願いしようかな。
もう少し早く覚醒してれば、その手間も少なかったんだろうけど。
[仕方ない、と小さく溜息。昨日の説明が入れば、追加で]
もう一人、宝条君の従姉妹って子も出られないっぽいね。
二人発見、かな。
……んのやろ。
[ぼそり、呟いた。
まあ、冷静に考えれば普通、八つ当たりもしたくなるだろうけど、うん。
叩かれたり蹴られたりする度に間接ダメージ入るのは、それはそれできついらしい。
……自業自得、というのは取りあえず考えないようだ]
運命――不運的な意味で?
[ けらり。
軽く笑みを滲ませていたが、
告げられる内容に腕を組んで顎に手を添えた ]
……となると、線よりは円っぽいか。
このまま伝っていくより、逆側に行ってみたほうが早いかね。
[ 中心が解りそう、という意味で ]
/*
さくっと書いてきた。
過不足あったら修正よろしく。
あ。
初顔合わせでいいのかな、天魔同士。
今日、何かしら接触取れるようには動くけど。
さすがに、三度目の正直か二度ある事は三度あるか、を実験する気はないしな、俺も。
[当たり前です]
これでも、武術はかじってるからな。
そちらさんには実績もあるし。
覚醒に関しては、個人差もある事だからな。
騒動に間に合ってくれただけでも、ありがたいさ。
[ため息に返す言葉は、僅か、苦笑の気配を帯びて。
もう一人、との言葉にはそうか、と呟く。
ちなみに、こちらは該当者が潜入共犯とは気づいていない。
麒麟は麒麟で、楽しげに「あら、あの子」とか呟いてるが]
や、アンタの不運さには負けてんよ。
[むしろ勝ちたくなくて口に出した。そんな不運命共同体嫌だ]
円やったら…学校に地図あったやんね。
大体点打ったら中心わかるんとちゃう?
どないかなあ。
[サキを見上げて聞いてみた。
アズマの忠告には膨れながらも、確かに痛いので蹴りストップ。
間接ダメージあると知ったら多少はスッキリしてたのに、惜しい]
あ、こりゃどーも。
[璃佳からの挨拶には釣られるように軽く挨拶を返して。その動きに小動物、と思ったとか思わなかったとか。
二人の運命その他の反応に関してはけらりと笑い]
突っ込むところは同じか。
[壁に関しては腰に手をあて壁の反対側を眺めて]
中心ねぇ…。
対角の部分をそれぞれ繋いで行けば中心が割り出せる、か。
[悠悟の提案と璃佳の言葉に頷く]
それじゃ、壁にぶつかる位置を把握して、ある程度場所の情報集めたら学校で照らし合わせてみる?
/*
どうやって表に出ようか思いっきり迷ってたw
書いて来たって……まとめですかwなくてもいいかなぁとか思ってましたわ〜。そんなこっちの感想はともかくお疲れ様ですm(_ _)m
んで、初顔合わせでいいんじゃないかな? こっちは元々縁故以外に知り合い皆無なつもりでやってるし。昨日の変なノリはすっぱり忘れて初日のぼんやり風味で学校方面に移動予定です。
あれ、そうなんだ。
[武術をかじってると聞き、少し意外そうに。その場面を見たことが無いのだから、当たり前と言えば当たり前]
じゃ間に合っただけ良しとしようか。
[亀だけに覚醒が遅かったか?とも思ったが、あまりに寒いので思念には乗せなかったとか]
んあ、かいちょー知ってんの?
アタシ宝条君は知ってても従姉妹までは知らんわ、流石に。
いやいや、そこはお約束やからつっこまへんと。
[何か気さくっぽい雰囲気に多少気を緩めて、サキを観察。
運動部の人かなとか思いながら、上手く意見を纏めた複合案に頷いた]
あーい。出来たら午前中には回らんときっついですよね。
午後の日差しはマジ今日は死ねそうやし。
[見事なカンカン照りにちょっとぐったり]
あ、寮の近く通るんやったらちょい荷物置かしに寄らせて欲しいねんけど、えっかなあ?
まあ、一応だが。
[意外そうな物言いに、返す言葉はどこか曖昧。
剣道部在席は一年限り、それも新人戦以降はほぼ幽霊。
これで知っていたら、ある意味凄いだろう]
「ええ、誰かさんの共犯者さんが、彼の従妹さんだったはず」
[一方、問われた麒麟は麒麟で、のほほん、とこんな事をいっていたり]
共犯。
……佐々木?
[それでわかるのもどうなのか]
/*
いや、書く場所指示受けてたんで。
……忘れてたけd
面識に関しては了解、憑依される(?)ところ目撃でもしに行こう。
早期ダブル落ちにだけ気をつけて、後は臨機応変に。
そっちが待ち体勢ならこっち動くし、派手に暴れて貰ってもいいし。
俺は待ちか、ちょっかい程度かな、基本方針。
そんじゃ、また夜にでも。
[話される関西弁からそう言う気質なんだろうなぁ、なんて思いつつ]
そうだね、午後になったらきっと熱中症やら脱水症状やらで死ねそうだ。
ああ、学校着いたらお茶あるから、それ飲みながら纏めよう。
[既にぐったりしている璃佳に小さく笑いながら頷いて]
ん、ああ、それは構わないよ。
荷物持ちながらじゃ邪魔だろうし。
それと、位置把握はそれぞれ分担した方が早いだろうから、二手か三手に分かれないか?
[もう一つ提案し、二人に視線をやった]
へー、ほんなら少し見してもらいたいかも。
『均し』が少し楽しみだな。
[返すのは楽しげな声。新人戦しか出てなきゃそりゃ知らないってもんです]
ん? 共犯?
てかそれで分かるのかい。
[あまりよろしくない(?)つるみらしいので若干呆れ気味]
/*
そうだなぁ。それじゃ憑依よりは仲良く話しているところでも目撃されましょうかね。
早期ダブル落ちは〜……どうだろう? キャラ設定の性格でもかなり差が出るしなぁ。予定ではマリー脱落まではあんまり動かない予定。
全てがマリー如何という超待ち姿勢。
……いいのか?
とりあえず、来るまでに動いて学校にでも行っておきますわ。お気をつけて夜にでも〜ノシ
[昨日は半ば予想通り久鷹へフォローが必要としながらも、二人だけな空気を感じれば馬に蹴られる前にと退散した。とりあえずマリーに邪魔者を見るような目で見られなかったからよかった。なんて思いながら暑いのも朝も苦手だわで軽い食事を取った。
旅行の予定などは後で聞けばいいであろうが、それぞれの都合もあるし、さすがに今日明日なんてこともなかろう。
一念発起して二人っきりでいくというのもありえるし…3%ぐらい。]
あぢー
[そして今はと言うと、家…両親やらが住んでる(とはいえ時たま戻る程度だが)実家ではなく。育った家のほうに戻ろうとしていたのだが]
なんじゃいこれは。夢か
[あと少し行けば目的地というところで何か壁にぶつかった。透明だ。
しっかり衝突した頭の痛みと暑さに苛立ち、一旦はぺたぺた触れていたが、思いっきり押したり叩いてみたり蹴ってみたり。
間接的に原因が痛みを覚えてるなんて知らない]
応えられるかどうかは、わからんけどね。
[楽しげな声にはさらりと返し]
ああ……まあ、他に思い当たる節もないからな。
[呆れ声は、スルーの方向で行くらしい。
突っ込んでいくと怖いみたいです。いろいろ]
[璃佳の挙手にからからと笑って]
まぁそっちの方が荷物も置けて良いだろうしね。
じゃアタシはここから反対側の方を中心に見てくるよ。
残ったところを……えーと、君、よろしく。
[名前が分からないので当たり障りのない呼び方で悠悟を呼んで、分担する部分を割り振り。自分が一番遠い場所に行くのは走り込みの代わりだったり]
んじゃ暑さで死なないうちに学校集合、ってことで。
着いたら家庭科室集合ね。
[そう二人に告げて一旦解散。集合場所を家庭科室にしたのは、直ぐに冷えたお茶が飲めるため]
[さて。
さすがの彼であっても、こんな事態は初めてで、どうするべきか打開策の一つでも思い浮かべようと試行錯誤するもこれっぽっちも案など浮かばない]
……ふむ。
[再度手を伸ばす。と、自分の手前僅か十数センチあたりで何かに当たった。硬質な触感だ。それが彼の自宅、玄関の付近にいつの間にか存在し、彼を外へと出れないようにしていたのだった]
ふむ。
ま、かいちょーが把握してるなら大丈夫でしょ。
[何が。とりあえずこれ以上突っ込む様子はない]
んで、成り行きで結界の中心調べることになったわけですが。
これはバレても問題無い?
どうせ後で覚醒させるんでしょ。
拙いんだったら、すこーし操作するけど。
やっぱ夢か
[その割には手や足が痛い。
軽く頬も抓ったが痛いだけで覚めやしない。]
夢じゃないようだが
[少し移動してみたが一定の位置からは向こうにいけない。
そして観察してれば通行人や子供が普通に通っていくのが見えた。
事態はさっぱりわからん。だが暑い。朝。しかも目的地の目の前。]
・・・・・・・・
[押し黙ってこそいるが、何か五、六本ぐらい切れた気がする]
―回想・今朝―
…え?面接?
[今日?
重ねるように問えば、少女から返るのは肯定の言葉。
…いや、特段止めるつもりも無いのだが、ただ、何と言うか。
――しばし思案げに視線を巡らせて、しかし結局は了承を下す。
元気に家を飛び出して行く少女から、電話の件も賜って送り出した。]
はい、いってらっしゃい。
――まぁ、
[運が悪ければ、直ぐに戻ってくることになりそうですけどね。
独り言の様に零した言葉は、日差しの下を駆ける少女には届かなかっただろうが。
――空を仰ぐ。今日も暑くなりそうだ。]
[それで本当に大丈夫なのかはさておき。
突っ込みがないので、それに乗っておく事にした]
……どっちにしろ、該当者は結界の中心には集めなきゃならん。
なんでか、『五神』の御魂の寝てる上に建ってるからな、ウチの学校。
[思えば飛んでもない偶然です]
集合しやすくするためにも、ある程度バラすのは支障ない。
……で、申し訳ないが。
少しばかり頭痛に煩わされる訳には行かない用事があるんで……こちらの方をしばらく遮断する。
なんかあったら、従妹の方に伝えといてくれ……。
[どこか疲れたような言葉を最後に。
意識の接触は*ふつりと切れた*]
……嫌がらせかーーーー!!
[割と本気で見えない壁を蹴り飛ばす。
普通に見ても控えめに見ても大げさに見ても八つ当たり。
結論。ただの八つ当たり。
おかげで暑さと疲労が増したり足に痛みが出来た気がするが、苛立ちだけは解散できた気がする。]
…お茶でも、飲もうかな。
[そう結論付けて扉を閉じる。合唱が僅かに遠ざかった。
事もすれば、電話番も必要だろう。
…運良くデザートも有る事だし。
冷房のせいか、冷えた床が素足にひんやりと心地良い。
台所へ続く廊下を戻る足取りは、どこか*楽しげに*。]
[気付いたのは朝、新聞を取りに行った時の事だ。
まだ半分夢の世界に居たのだが、玄関につくや頭が突然硬いものに衝突した。
ばっちりと目が覚めて疑問を浮かべながら再度玄関に歩を進めようとすると、同じように何かに額が当たった。
それから家族を呼んで色々調べていくうちに、どうやら玄関に迎えないのは自分一人だけであり、また玄関の反対側には問題なく移動できて、外にも出れる事を確認した]
……何で家の敷地にこんな変なのがあるんだろう……?
[疑問は晴れる事はない]
……ま、いいか。考えても仕方ないのなら、何かあるまで放っておこう。
[それまですでに小一時間は玄関で立ち尽くしてから言う台詞ではないのだが、ようやくそう一時的な結論をつけると、一旦部屋に戻ってから制服に着替え、まだ買ったばかりで紐を通していなかったスニーカーを手にすると、玄関と正反対の位置にある妹の部屋の窓から外出した]
「お兄ちゃん、どっかいくの?」
……ああ、マリーとキョウヤとで旅行の話でもしに行こうかと。
「旅行? しかもマリーちゃん連れて? へぇ〜」
……何だ?
「いえいえべっつに〜。キョウヤ君も大変だなって思っただけ」
……よく分からん。
「分からないなら分からないでいいよ。とにかく気をつけてね〜」
[出かけ際にそんな会話を妹としながらであるが]
[壁が突っつかれたり蹴っ飛ばされたり。
その度に通じるダメージに耐えつつ、境内の掃除を終えて]
……さて。
これはこれ、あれはあれ。
これは、サボる訳にはいかんからな……。
[はあ、と大げさなため息をつきつつ、竹箒を片付け。
社務所を兼ねる自宅に戻り、掃除の間にかいた汗(含む冷や汗)をシャワーで落として着替える。
茶の間の母に出かけてくる、と声をかけ、深紫の包みを片手に神社の石段を駆け下りる]
……暑くなるな。
[ぽそり、呟いて。向かう先は、*さてどこか*]
まぁ何て素敵な展開。
地図から導き出されるのは最終的に集まった学校、ってわけだ。
てかうちの学校、御魂護るために立ってるとかそんなオチじゃないだろうね。
[ありそうな無さそうな。多分偶然なんだろうが]
じゃ伝えちゃった方が楽だね。
学校に何かある、ってことで引き込みやすくなるでしょ。
あ、はいはい。
あの子とかがしがし蹴ってたもんねぇ…結界。
用事頑張ってらっしゃいな。
[少し労いも含んだ雰囲気も乗せて、声をかけた]
さて、それじゃ一応端っこ調べておきますか。
言いだしっぺが放り出したら意味が無い。
―現在―
…しかし。本当に『閉じて』しまうとは思わなかったんですが。
[昨日の物騒な呟きは耳にしていたものの、
よもや囲い込み漁じゃあるまいし。
――デザート(昨夜友人が作った物の一つだ)をつつきながら、
久しく声を掛けた第一声が、これ。
そんな不躾を当の本人は気に病む様子すら無く、楽しげな声が響く。
…尤も、滅多に連絡を取る事すらせずに、
面倒事を丸投げしていた立場で口煩く言えないのは十二分に承知だが。]
/*
で、すれ違いの様に中発言失礼しますねー。
3連休の昼間は中の人が仕事なので、ご挨拶が遅れました。
まとめサイトが覗けないので、確認出来なかったのですが……表COに制限ありましたか?(手遅れ!)
しょっぱじめから動く気なので、早々にCO紛いをしてしまいましたが
もしダメだったら申し訳ないです。
/*
ある程度予測はしてましたが。
すごいメンバー揃ってますな、四瑞。
(ていうか、三年ばっかりて)
推測当たってれば、縁故は面白くわかれたかな?
閉じちゃったらしいよ。
てか宝条君かよ。
[不意に聞こえた声にそう返しつつ。覚醒後に接触が無かったために、僅かばかり驚きは含まれていたか。比較的聞き慣れた声。その声の主が応龍であることは、消去法で理解した]
生徒会関連で四瑞が固まるってのも何かの因縁かね?
妥当と言うか何と言うか。
[言いながらからりと笑う]
/*
いえいえ、こちらが暇人なだけでs
表COは後々やる予定だったようなので、そこまで問題では無いとは思うかな。
アタシは敢えて隠したままにしてるけども。
隠せてるかの自信は無い(ぁ
と、追記あった。
【覚醒イベント後、メモに『■陣営所属:四瑞・五神・天魔/各瑞獣名(天魔はあるなら固有名詞)』の項目を追記しておいてください】
まぁ今COしてても大丈夫かと。
そういうわけなんでよろしくお願いします
[言って携帯を切って収める。
八つ当たりして少しすっきりしたが解決は無理なわけで、だから帰ろうとした世話係の人に連絡して切ると]
もう一度寝直したくなるこの事態。どうするもんか
[誰も通れないならそれこそ何か仕掛けでも……というか騒ぎになっているだろうが、それもない。上も下もやっぱり壁]
……駄目だこりゃ。
[どこか別の道でもないかと日陰を辿って徘徊]
[通りを一つ進んで…見えない壁にぶつかった。
また違う通りを進んで…壁にぶつかった。
そんなことを四度ばかり繰り返して…なんとなく嫌な予感がしなくもないのは気のせいか]
[日差しは暑かった。それは汗かきの彼にとっては地獄と言っていいかもしれない。それでも比較的影の部分を伝いながら若干散歩がてら進んでいく。
その途中で何度か見えない壁にぶつかった。
自宅だけではなくて街中にもこのようなものがあるとは邪魔だ。程度の感想を抱きつつ、どうやら壁は円を描きながら建っているらしいとぼんやりと考えた]
[街中通過中は壁にぶつかることは無く。悠悟達と別れた場所からだいぶ離れたところでふと思い出す]
そういやこっち側って恭也の家ある方だっけか。
[ただそれだけなのだが、何故か思い出して。そのまま進んでいくと、見慣れた背中が見えてくる]
……恭也ー?
[道の真ん中で立ち止まってるように見える親戚の名を呼んだ]
[声がした。聞き間違いは暑さで脳がやられてないときっとない。
幼き頃から幾度もした反復のせいか。振り返ると同時に逃げる姿勢に自然となってしまうのは訓練?の成果かもしれず]
…おはよ。幸貴。朝の運動みたいだが、元気だなぁ
[いいながら見えない壁を手で軽く押すようにして突く…逃げ場は少ないような。]
―寮―
[荷物を置くついでにイトコへと電話する。
もちろんバイト面接のフォローについてだ]
あ、熱出したって言ってくれたんや。ありがとー。
うん大丈夫。怪我とかしたんやないよ。
ただ…ちょい訳わからん事態になっとって。
[バイトはもう絶望的だが、行方知れずよりまだいいだろう。
よもやイトコがコトの事情を予測してたとか知らず、素直に感謝。
なんか見えない壁っぽいのの所為で面接行けなかったコト。
それが自分だけじゃなくアズマんとライオンみたいな女の人もで、最終的に家庭科室で待ち合わせてるコトを一方的に伝え]
うわ、喋りすぎた!
はよ行かな焦げるー! また後で連絡入れるわ!
[何か言おうとしたっぽいイトコを待たず、目に入った時計に慌てて電話を切った]
[そんなやりとりの後、ヒサタカと別れ、寮へ帰ると、ケイコに旅行の話を振る。
あまりのヒサタカのヘタレっぷりに仮にケイコが呆れていようとも、こっちは首を傾げる程度。
キョーヤ? そいえば、途中で帰って行ったネ。用事でもあったのカナ?]
[そして翌日。町を歩いていたのだが、とある位置でピタッと立ち止まり、]
…………ナンだろ。これ。
[手を伸ばすとちょうどあと一歩進んだ位の所に不可視の壁。
その横をサラリーマン風の男が何もないかのように通過していく。]
……んー??
[わずかに首を傾げていたが、きょろきょろと辺りを窺い、誰もいないのを確認すると]
ッセィッッ!!
[突如、回転の勢いをつけての廻し蹴り。でも、がいーんと弾かれる。]
[相変わらず逃げ体勢になる様子にけらりと笑って]
うはよー。
朝の走り込みは日課だかんね。
暑いからって中止はしないよ。
それに汗かいてからシャワー浴びるとすんごいさっぱりするからさー。
それを目標にしてる感じ?
[笑って言いながら逃げようとする恭也の手の行く先を見て、一度瞬いた]
あー、ここもなんだ。
てことはこの辺りがあそこの反対側かなぁ。
[壁の傍──自然と恭也の横に立つことになるわけだが──に向かい、自分も手を突き出す。案の定その先には手は抜けていかない]
ふむ、恭也も通れなくなったわけだ。
[それからスーパーひまわり基点で冷房の恩恵に預かりつつ、壁を数箇所確かめた。
何せ今後のバイト計画に関わってくるからそれなりに真剣だ]
さって、こんなもんでええよね。
家庭科室ってお昼期待は出来へんかなあ。
せやけど一人買ってくんもやらしいし、手ぶらで…あ、飴あったっけ。あれだけとってこ。
しっかし、美味しかったなあ、パフェもソーダも!
なんやろあのグラスに沈んどったの。甘酸っぱーて最高やった!
[イチゴのグラニテのとか説明は食べるのに夢中ですっこぬけたらしいです。で、デザートの美味さに食べるのをやめたマンゴーの飴だけ持って学校へ。
一足お先に家庭科室に到着するも、お茶のありかは知らないので、*飴でも食べてます*]
鍛錬はかかさず…かぁ…って。ここもって
[同じ認識だからその考えに行きついたのであろうか。
しばし何かあったら逃げねばという思考を忘れ(その割りに本能のほうが身についてるが)同じように突き出して壁に阻まれる一連を見て]
あー…俺だけじゃなかったんか。
俺の家の手前からここに来る通りまで全部途中で阻まれてよ…原因もわからねーしまいった。
僕ですよ。
まぁ、そういう君が霊亀とは思っていませんでしたが。
[投げられるツッコミに小さく笑いながら、デザートを一口頬張る。
朝からエアコンの効いた部屋で甘味を食べるのは、ちょっとした贅沢だ。
…誰に譲る気もないが。]
…ところで先程から騒がしい様でしたが。
俺の可愛い従妹が、何か壁にぶち当たりでもしましたか。
[くつりと喉を鳴らす声は楽しげに。
まさか、友人の一人もぶち当たっているとは思いも寄らないが。]
/*
ああ、ならば良かったです。
うっかり怒られるかと思ってしまいました。
(先に確認しましょう)
夜になればしっかり参加は出来ると思いますが、
…いかんせん、接客業勤務には鳩を覗くもなかなか難しく(笑)
[壁に跳ね返される手を下ろして]
アタシの他にも二人、阻まれてる人が居たよ。
我妻悠悟ってのと、えーと。
[もう一人はやっぱり名前聞いてなかったことを思い出し、言い淀んでから]
…メガネでおかっぱの女の子が。
[特徴だけ告げた]
ある一定の範囲で見えない壁が出来てるみたいだね。
ここからほぼ反対側の川原沿いの土手も壁が出来てた。
どこら辺に壁が出来てるのかと、もし円になってるなら中心に何かあるんじゃ、ってことで、さっき言った二人と壁の位置を調べてるんだ。
ある程度調べて回ったら学校に集合するんだけど…恭也も来る?
ここで壁と格闘してても疲れるだけでしょ。
[お茶もあるよ、と誘ってみたり]
[何気なくそのまま見えない壁伝いに歩みを進めた。どうやら考えたとおりに壁は円を描くように建っているようだった。
マリーやキョウヤと旅行の話でも……と思って出てきたが、やはり壁については様々な考えが浮かぶ。それこそ宇宙人の侵略や政府の陰謀まで、論理的な理論からB級映画の内容全てを網羅していたとしても過言ではない]
……昨日読んだ広辞苑には、こんな現象については書いてなかったなぁ。
[当たり前である]
目覚めたのがつい最近なもんでねぇ。
ま、改めてよろしく、とは言っておこう。
[可笑しな気分だが、と付け足しながら笑いが漏れる。
こちらは相手と対照的に暑い中駆けずり回っているわけだが、応龍が快適な場所に居ることは分からないために特に不満を言うでもなく]
あーうん、壁ぶち当たってたよ。
昨日宝条君探して生徒会室に乗り込んで来た子も。
と言うかアタシの親戚までぶち当たってるのはどう言うことだ。
まだ引っかかってる人は居るかもしれないけど、この中に天魔が居るかもしれない、のか。
[その声色は少しだけ真面目になったか]
/*
ちょ、仕事中は無理しないで(笑)
夜にがっつり参加しませう。
…そっか。他にもいたのか。難儀だ
[聞いたことあるようなないような名前と特徴だけ知らされた二人。
後者は知っているが学年やらがわからないのでそこまで特定できず]
そうみたいだな…。なんか一定の範囲内から外に出れない。反対方向とか他の場所は知らないが、こっちだけならだが穂見町からでれんようだ。俺のとこの家、ぎりぎり穂見町じゃねえしな
[逆側でもそうだったのか。と幸貴から教えてもらいながら、その提案には頷き]
そうさせてもらおうかな。何か知らんがとりあえず一人じゃ手に負えんし。暑いし疲れるし
[むしろ後者のほうが現状だけ鑑みれば重要になってきている]
この様子じゃまだ居たりするのかなぁ…。
アタシが会っただけでも恭也で3人目だ。
全く、何が起きてるんだか。
[ふぅ、と長めの溜息が漏れ出た。普段の明るさから行けば、幾分真面目な表情だったか]
ああ、言われてみれば…そうか、確かに穂見町の端に壁が出来てるかも。
とにかく学校で地図と照らし合わせてみよう。
[一緒に来るとの言葉に頷いて。しかしその前にもう何箇所かは回るよ、とは告げる]
[ぶらぶらとしながら壁に沿って歩いていると、いつしか駅前に到達した。周囲の学校が夏季休暇に突入したという時期的なものもあり、午前中から人では多かった。
そんな出入りの激しい駅舎を見ていて、電車にでも乗れば壁を越えられるかもしれない。と何とはなしにふっと考えが浮かんだ。
そのまま足を駅のほうへと進め――]
?
[駅の入り口二メートル付近であの壁に突き当たった。あまりに唐突だったため心構えも出来ずに額から大きな音をあげてしまった様子を、周囲に居た人々が何事かと視線を向けてきた]
……駅に入れない。と、いう事はバスも同じかもしれない。
[大体電車に乗って壁に衝突したら、壁と電車の内壁に挟まれて轢かれた蛙よろしくへばりついてしまうじゃないか。という結論は、その時にようやく思い至ったりした]
他にもいるのかもしれないが
聞いたこともなければ体験したこともなければわからんな…
[こちらの嘆息は暑さと苛立ちや不可解さで削れた体力によるものも含んでいる。
ただ自分だけではない。ということはこの状態に気づいている人間がいるというのに少し安堵とはいえ、状況に変化がないのも重々承知してるわけだが]
あくまでこっちは…なんだが、幸貴の言ってた川原沿い。確かその向こうは別の町だった気はするが…調べたほうがいいな
[とはいえさほど詳しく知ってるわけではないため幸貴の結論に異論はない
ないんだが]
ぇ…まだ回るのか…まあこんな事態だから仕方ないか
[なんて*不承不承頷いた*]
分からないから調べてる、とも言う。
ああ、うん、川原沿いは隣町に続いてるよ。
いつも隣町の駅まで走り込みしてるんだ。
[こんなこと言うとまた恭也に呆れられそうでもあるのだが。事実なんだから仕方が無い]
ま、もうちょっとの辛抱だから。
ひとっ走り行って来るならここで待ってても良いけど。
ったく、ほんっと身体弱いよねぇ。
だから小さい頃から空手やれば良いって言ってるのに。
[相変わらずなことを言いながら移動開始。調べ終えたら恭也と共に、一路*学校へ*]
改めて、と言うのもおかしな話では有りますが。
ああ…案の定ですか?
全く、璃佳は仕方がありませんね。
[仕方がないと言う割には、楽しげな声。
と、意外な言葉にスプーンをくわえながらキョトリと瞬いた。
…少し声が篭ってしまったが、まぁ気にしない。]
…おや、我妻君もですか?
何だか知り合いが多いですね、――面白そうだ。
[真剣味を帯びる声を聞きながら、薄く目を細める。
面白そうだなど、あまりに不謹慎極まりないのだが本人は至極真面目。]
/*
仕事入っ、た…!(…)
ちょっと夜まで離脱!
仕方ないで済むのかな、これって。
宝条君の従姉妹も、アタシの親戚も、五神か天魔の可能性ある、ってことだし。
どっちに転ぶやら…。
[それでもその時はその時と割り切っている雰囲気ではあったり。籠った声には少し不思議に思ったが、そこまで気にすることでも無かろう、と訊ねることは無く]
/*
仕事集中してらっしゃい!
[早々に諦めて寮に戻ってきたあと、シャツと短パンに着替えて、ランニングで市内を一周。
結果。見えない壁の大体の大きさをなんとなーく把握。
南北は伊根(いね)川から美馬(みま)ゴミ処理場辺りまで。東西が烏頭羅(うずら)山から佐鳥(さとり)の鉄工所くらいカナ。]
んー。何でかはわからないケド……
出られないや。コレは困った。
[ぺたぺたと壁を触りつつ、あっけらかんと*言ってみる。*]
……なるほど。
[各所からの情報は得てはいたが、実際にそこに立てば、状況は明確に理解でき]
まだまだ、修行が足りんな、俺も……気の練成が甘い……甘すぎる。
[呟きながら、ひょい、と手を伸ばす。
他のものであれば、何かに阻まれるように突っかかる所──なのだが]
……あー。
面倒な。
[ぐにゃ、という感じで、壁にめり込み、見えなくなる手。
周囲に誰もいなかったのはきっと幸い。かなり幸い。
ひょい、と手を引けば、手は何事もなかったように、見えるようになる]
半同化、ってとこか。ま、俺がミスらなきゃどうにかなるだろ。
[ミスったらどうなるんだよ、との突っ込みは無用っぽいです]
/*
さて、二人まだ反応なし、かぁ。
まあ、リアルもあるんだろうけど、ね。
今夜の内に覚醒イベントやっとかんと、色々ときついと思うんだけど、さて、どうまとめて行きますか。
[あんまり気乗りはしないものの、閉ざしていた意識を開く。
こちら側に意識を集中していない間は、壁への攻撃?でダメージを被る事はないらしい。
ともあれ、閉ざしていた間の事を従姉から聞いて]
……あー……『応龍』も反応、したんだ。
[ほっとしたよな、なんか不安なよな。
そんな事を考えていたとかいないとか]
隣町の駅までって…
[案の定やや呆れた声を出す。走り込みをしているのは知っていたが意外だったのだから仕方ない]
いや、俺はこれでいんだよ。ってか歩くだけなら問題ないしそれよか速くいこ。
ただでさえ暑いのに冗談ですませれなくなりそうだ
[これまた相変わらず逃げ口上を述べながらも、ただそれだけではなく、日差しを見ればひどさもあったからやばく感じたのもある。体力のなさ以外に暑さも弱いのは相変わらずだった。
そして数箇所といっていた場所をともにいく…初手でつめられないように間合いを開けて歩いているのは本能としかいいようがない]
さて、と。
折りよく、該当者は学校に集まりつつあるようだし。
一気に、『五神』の御霊を起こしちまうのも、手か……。
[いやだから、そこでそういう強攻策をとるからややこしくなるんじゃ。
そんな突っ込みは、入ったとしても、多分、止まらないわけだが。
ぶつぶつと呟きつつ、足を向けるのは七曜学園の方角]
―家庭科室―
んー、開いてたんはええけど、防犯なってへんなぁこのガッコ。
[夏休みだと言うのに、部活動とは関係なさ気な教室まで空いているコトに首を捻って。適当な椅子に腰掛けて足を揺らし、待つことしばし。飽きた]
どっこまで行ってんだろ、あの先輩。
アズマんは途中で干物化してるんかなあ、また。
[暇なんで椅子から降りて、大きく開けた窓から外を見下ろす。
当然空調なんて効いてないので風に当たった方がまだ涼しい]
― 瑞雲神社 ―
ふーむ。
[ 石段をポケットに手を突っ込んで、昇り切る一歩手前、
鳥居の近くで立ち止まり、振り返って眼下を見渡す。
見た目には何ら、変わりなく思える光景。
見えない場所では、何かしら変化が起こっているのだろうが。
カメラを取り出して、一枚 ]
現像しないとなー。
学校行ったとき、やりゃいいか。
[ アナクロな暗室の暑さを思い出して、溜息が零れもしたが ]
あれ、また鳥?
[視界の端を過ぎった真白の影。
どっかで見かけたのと同じそれを探すが、もう見えなくなっている]
えっらい速い鳥やなー。
でもツバメにしたら色変やし。ツバメは白黒やもんなあ。
[微かに捉えた残像は、黒ではなく鮮やかな赤やった気がする。
まあどっちにしても深く考えるコトなく、早く来ないかなーと監視中]
[大まかな範囲を理解して、大きなため息をついた。どうも大きさから言って学校を中心とした円となっているらしい。
尤も、マリーやキョウヤと会おうと思っていたから、学校から自宅の範囲さえ動ければさし当たっての問題など無いのだが、それでも閉じ込められているという感覚から発生する閉塞感に眉を顰めた]
……とりあえず、二人に学校に来てもらおう。
[この状況では探すより呼び出した方が早いと判断し、携帯でキョウヤに連絡を入れた。
もちろん、キョウヤは携帯持ってるよなぁ。という関係ない心配をしていたのは当たり前である]
結局出れなかったなぁ。高いとこからでも無理だったし。
他の人間はいけるのに不公平だ…にしてもあぢー
[結局幸貴が手分けしていた区域を調べたが結果は同じで
学校…その家庭科室に…情報と言うか涼とお茶を求めて向かい中]
っと。ああ、ちょっと待って…ってか先言っててもいいけど
[と幸貴に告げて、携帯をとる。
久鷹だ。]
もしもーし。どした?旅行のことか?
[そこで考える。もし自分が出れなかったらついていけないような…とか。]
―昨夜―
は、旅行?私と一緒に??
[話を聞いて、呆れながら問い返した。
ルームメイトの彼氏であるクラスメイトの普段の言動を考えれば想像できるものがあるわけで。それも続くマリーの話を聞いていれば確信となるわけで]
んで、そのキョウヤってのは誰。
…1年の子ね、ご愁傷さん。
ああいやなんでもないこっちの話。
[首を傾げたマリーには曖昧な笑顔で首を振った。
説明する気力はなかったんです。夕練で疲れてたし]
まあ、マリィがいいなら考えとく。
どうせこの夏も戻る気は無いしね。
[そんな会話が交わされた、ところまでは普通だったんですが]
へ? なに今のん?
なんか葉っぱ色っぽい毛玉おったよな?
宇宙人?
[そんな映画どっかで見かけた気がして、よく見ようと目を眇める。が、翠毛玉は既に影も形もない]
ぅわ、あれか。なんかアズマんと接触して霊感目覚めたとか!
まだ夏は涼しげでええけど冬は嫌やー。寒いやん!
[見当違いに喚くも、残念ながらこの場にツッコミは誰も居ない。
生温ーい風だけが吹いていく]
……取りあえず、だ。
『五神』を起こして、『天魔』をどうにかするのはいいんだが。
一時的にでも、『天魔』を抑える場は必要だな。
「そうねぇ」
[呟きに、相槌を打つのは呑気な呟き]
と、なると、もう一つ、小結界を作るのも、手か。
『五神』の方に何かあった場合の休息場所としての隔離空間も必要だしな。
「……『五神』と『天魔』を一緒に置くつもり?」
ああ。
なんでかんで、それが一番、覚醒を促進するからな。
[なんか物騒なこと言ってます。さらりと]
自分への試練、ってとこだ。
[呆れる恭也を尻目にからからと笑い続ける]
へーいへい、それじゃ行くかー。
[先んじて道を歩き、壁がどこにあるかをチェック。恭也が離れて歩く様子には]
んな離れなくても何もしないってのに。
空手云々言ってる場合じゃないでしょ。
[さっき言ったのは棚上げ。チェックが終わると共に学校の家庭科室へと。途中恭也の言葉には]
出られない理由が何かあるんだろうね。
他の人は関わらない、何かが。
[携帯を取る様子には待ってるよ、と告げて。途中で倒れられちゃ敵わないし]
…イヤな夢を見た。
[むくり、と起き上がって首を振る。
外は暗い。時計を見れば、朝練習にもまだ2時間は余裕がある]
つるかめつるかめ。
[ガリ、と頭をかいて再びバタンと倒れる。
タオルケットを頭から被って寝直し体勢]
……あ、キョウヤは携帯持ってた。
[と、ぽつりと一言呟いてから]
……そう。旅行の事。日程とか決めようと思って……。
[そこで一旦言葉を切り、自分が町から出れない事を言うべきか迷ったが、言うにしても一度集まろうと思い直した]
それで、時間があれば学校にでも集まらないか?
[ ちなみに、時間は余り見ていない。
鳥居の下を通る一瞬、フードの奥の碧眼を細め、
大股で最後の一段を上がりきり、境内へと向かう ]
……ん?
[ 疾うに季節も過ぎた桜、
緑の葉の舞い落ちる中、異色の赤を認めた。
軽い足取りで近づき、ひょいと摘み上げ ]
……。赤い羽根募金?
[ にしては大きいけど。
自分で自分にツッコミを入れつつ、
珍しいかなと、一応貰っておくことにした ]
[そして夜は明け。
恒例となった姿で硬式庭球部の朝練習に付き合って。
それから合唱部の方で足りないと言っていた楽譜を手に入れに出かけようとしたのだが]
「お客さん、乗るの、乗らないの?」
あー。
すみません、ちょっと忘れ物が。
[運転士の怪訝そうな顔に、ペコリと頭を下げてバス停に戻った。数秒の沈黙。それから黙々と歩道を歩き出す]
……なに、これ。
[それも結局トアル一角で足止めされ、唇の端が引き攣った]
[そりゃ携帯は携帯してる。と突っ込みかけたがややこしくなるのでやめて]
ん…そうだな。そういうのは早く決めたほうがいいしな。
[できれば昨日少し触れておきたかったとか。まあ気を利かせて去ったのは自分ですが。
だがこの不可思議な事態を終えてからでないと、二人で行ってもらうことになる…そう思うと当時の相談していた様子を思えば申し訳なさが出てくる。
まだ久鷹が同じ事態になっているなんて知らないが]
わかった。
今色々あってちょうど学校の家庭科室行く途中なんで俺のほうは大丈夫だ。
予定の話は学校ってことで、他に何かあるか?
なければ切るぞ。とりあえず日向にいて辛いしな
[幸貴へは軽く手で促すようにして喋りながらだが学校に向かおうするだろうか]
[突っ込まれても、多分、届かないんじゃなかろうか。
そういうところ、ホントに融通の効かないタチなんで]
ところで、従姉殿。
今、どこに。
[問いに返るのは、生徒会室、との言葉。
どうやら、五神の御魂の状態をみにきていたらしい]
……わかった、俺も一度そっちに行く。
[コンコンコン、軽くノック。
叩ける。空気でしかないはずの場所の癖に]
冗談はやめてほしーんですが。
[通り過ぎてゆく車に表情は一段と引き攣って。
一本裏路地へと入り、同じ方向に向かっても、やはり]
冗談じゃないんですか。そうですか。
…馬鹿野郎っ!
[見えない壁の存在を認識し、周囲に人が居ないことを確認すると。勢い込めて後ろ回し蹴り一発、ゲシッ。
踵がキッチリ入ったかもしれない]
ふーざーけーるーなー。
厄介ごとの予感しかしないじゃないか!
[とりあえず鬱憤を発散。深呼吸。
もう少し悪あがきするものの、無駄と知るとガックリ肩を落として学校の方向に向かい道を戻り始めた]
[ペタペタ壁を触ること半刻くらい。
まあ、周りに誰も居ない路地裏なので見咎められることはなかったわけで。
ともあれ、んー、とあごに指を当て思案していたが]
コレって、真ん中は学校だよ、ネ。
んー、学校に何かあるのカナ?
[そう呟くと、テクテクと学校に向かって移動開始。]
…あかん、眠うなってきた。
昨夜おもろすぎて遅うまで起きてたし、お説教タイムもあったしな。
[勿論、帰宅したおっちゃんおばちゃんからのお小言である。社会のアヒルはともかく英語の電柱が痛かった。
まあ、そのおかげで海外出張付いていかなくて良かったねとか諦めの境地に至っていただけたようだが]
ちょっとくらいええかな。
お昼ゴハンまだやけどシェスタシェスタ。
[元の椅子に戻って冷たいステンレス調理台に懐いた。オヤスミ]
了解。ならこれから家庭科室に向かうよ。
[そう言って通話を終えると、駅で入り口の見えない壁に溜息をついてから、歩き出した]
……この壁あったら、マリーと旅行にいけないなぁ……。
……んー。
[ 暫し、唸ったりなんなりしていたが ]
ここはOK、と。
となるとー……
あれか、学校が呪われてたりするのか。
[ 正解ではないが間違いとも言い切れないことを呟き、
鞄を探りつつ賽銭箱へと歩んでいく。
信仰心などなかったが、神社に来たからには形だけでも。
貨幣を爪先に乗せ、ピンと弾く――
直前、一瞬眉を顰める。
狙いはある意味絶妙に、箱の角に当たり入らず地に落ちた ]
あー。ったく。
[ 頭を抑えつつ、ぼやく。
やり直すのも面倒で、結局、賽銭は投げず視線だけを向けた ]
ん。わかった。じゃあ後でな
[歩きながらも携帯を切って収める]
…しかしまいったな…
[透明な壁の衝撃で旅行のことを電話が来るまで忘れていたが、まず]
抜け道見つけた人いたかな。
出れない…他の人とは違う何か…んー…
[幸貴に尋ねるようにしながらも学校へ]
……、 っと。
[ ふと、携帯を開く。
腕時計はしていなかった。
約束の時間などあったかどうかすら忘れたが、
時刻を見てみれば、大分、経っているようで。
とりあえずの予測はたったことだしと、
踵を返して、来た時より数倍軽快に石段を降りていく。
とは言え学校まではそれなりに距離があり、
自転車を失ったことが今更悔やまれたが ]
[しばらくして学校へと辿り着き。日差しから逃げるようにして校舎の中へと。中も結局暑いと言うのはご愛嬌。直射日光が当たらないだけマシ]
電話の相手、いつもつるんでるあの無口な子?
[電話を終えた恭也に興味本位で訊ねかけた。恭也からの問いには]
どうかな、この様子だと見つかってない可能性の方が高そうかも。
少なくともアタシらは出られず、他の人間は出られる。
何かしらの条件が引っかかってる、ってことだから、その条件が取り払われない限りは出られないような気がするかな。
とは言え、その条件がさっぱり見えてこないわけだけども。
「キョウヤ……」
[背中越し……ではなく、肩の上から不意に困惑したような声が聞こえて視線を向けると、そこには小さな女の子が悲しげな表情で彼の肩に顎を乗せるように掴まっていた]
ん?
「何か、大きな結界が張ってあるみたい」
結界?
「なんていうか……特定の人を外に出さないようなもの、かな?」
ふむ……。
[すたすたと、通い慣れた道を進んでたどり着くのは学校。
ふと、上を見やれば旋回する真白の姿がちらり、と掠める]
さて、と……。
[何となく気が重いものを感じつつ、最初に向かうのは生徒会室。
そこに従姉がいるのは、既に『知って』いたから。
……何となく、気が重いのはいつものことだったりするわけだが]
[校舎内。日差しを避けれて一息つける。とはいえやっぱり暑いわけだが]
ん。電話の相手は予想通りだよ。後で会う約束した
[と幸貴の問いに頷いてからそこで難しい顔をする。これがさっさと解決しないとついていけんぞ。と。
気は進まなかったが口にした以上反故にするのは申し訳なく]
とりあえず…他の出れなかった人たちとの共通点でも探してから…かなぁ。それが見つかれば見えてくることもあるかもしれんし
[まるで本かゲームの話だと思いながらも、待ち合わせしているといっていた家庭科室へ向かう]
「本当は朝の時点で気付いてたんだけれど、気のせいかと思って……」
そうか。
「怒ってない? 妾のせいでこんな……」
……?
[彼女が何を言いたいのか分からずに首をかしげると、彼女はそっと息を付いた]
「だって……マリーと旅行いけないって……」
ああ。何とかなるんじゃないか?
[あっけらかんと言い放った彼に、思わず少女はポカンと口をあけてしまったが、すぐに小さな笑いが口をついた]
「ふふふ……ヒサタカ面白い」
そうか?
ふーん、旅行とか言ってたけど、男二人旅?
色気無いねー。
彼女でも作ってその子と行けば良いのに。
[余計な事を言いつつ。辿り着くのは家庭科室]
そうだね、他にも居るんだとしたら、そこから共通点探した方が早いかも。
さて、あの二人はもう来てるのかな。
[言いながら家庭科室の扉を開けた。視線を巡らすと、机に突っ伏している璃佳の姿]
……寝てるし。
随分早く来たのかな。
[言いながら璃佳の傍へと]
あー、仕方ない。
とりあえず誰かのコピらせてもらうか。
[同じような目に会っている仲間がいるとも知らず。
ボヤきながら校舎内へと足を*踏み入れた*]
[生徒会室に入って行うのは、情報の交換。
麒麟の見立てでは、『五神』の御魂は以前よりも活性化しているようで]
「拠り代が集まって来た事で、活性化してる、ってところかしらね」
[言葉は、言葉であると同時に、意識にも乗せられる、声でもあり。
今は場所を違える四瑞たちにも、それは届けられ]
……やるなら、早めに、か。馴染むのに時間がかかる可能性もあるしな。
んじゃ、俺は、隔離結界構築してくる。
「……今度は、失敗しないようにね?」
……大きなお世話。
[思いのほか日差しは強く、途中のコンビニでスポーツ飲料を購入してダラダラと飲みながら学校に到着した彼は、昇降口に入ったところでミツクニの後姿を見つけた]
……? あれは……生徒会の……?
[さすがに有名な人は人間は覚えている。生徒会長の従兄弟という事で有名な同学年の生徒だ。ただ自分は面識は全くないため、話した事もない。
だが部活も生徒会もやっていない彼が何故ここにいるのか? 幾らでも予想は立てられるが、それでも見えない壁が出現して、用事もなさそうな人間が学校に居るという事実に、何か感じていた。
……が、結局ミツクニよりもキョウヤを選び、家庭科室へと足を向けた]
[武道なんかやってない人間に気配なんて読めません(二度目)
まだ目を開けてたら視界の端でとかで気付いたかもしれんけど、瞼閉じてる今は何の反応もなく熟睡中]
[テクテクと学校到着。
さて、来たもののどうしたものかと思っていると]
んー? アレは……
おーい、ケイコ。どーしたの?
[前のほうを歩いていたケイコに声をかける。]
まだわからん
…とりあえず向こうは彼女連れなんだが…色々あんだよなぁ。
[ケイコという人が参加するのか否かまだ知らないからというのもあるが、理由のほうを考えれば己のほうには色気があるのかないのか。濁すというよりもわからないという態。]
まあ四人だけなのか。それともまだいるのかにもよるけど。考える人間は多いほうがいいが……とりあえず喉乾いた。
[そして家庭科室に幸貴に続いて入れば、机に突っ伏す一人]
二人の内一人って璃佳だったんか
[メガネでおかっぱ。確かに。と思いながらこちらは対面する位置へ]
[とりあえず疑問はさておき、家庭科室へとやってきた彼は、キョウヤ以外に二人女子が居る事に気付いた]
……?
[一人は見覚えがある。いつもキョウヤを空手部に勧誘している人だ。もう一人の女子は全く持って知らないが。
それにしても、空手部の女子はなんて名前だったか?
いつもキョウヤが口にしているにも関わらず、記憶の端子に一片たりとも引っかからない]
……とりあえず、中に入ろう。
[そう呟いてから、ノックせずに家庭科室に入った]
直ぐにでも起こせる状態、ってところかな。
[鳳凰と麒麟の会話にぽつりと漏らして。続く結界云々のやり取りを聞くと、思わず、くく、と笑いが漏れた]
そう言えばさ、最初に張った結界って終われば直ぐ戻せるものではあるんだよね?
ん……ああ。
[霊亀から投げられた問いに、意識をそちらへ向けて]
それは、大丈夫だ。
かけたものを解けないほど、抜けてるつもりはないしな。
事が終わっても出れんのは、さすがに問題だろ。
[今だって問題です。十分に]
[新たに扉が開いたのでそちらを見遣る。
二人の内一人は璃佳だったが、もう一人のほうではない。というかさっき連絡とってた久鷹で]
あ、速いな。幸貴がいうにはお茶もあるらしいから飲むか。というかまず俺は飲みたいわけだが…ところでマリーには連絡取ったのか?
[旅行の予定と口にしていたのだから大丈夫だろうとは思いつつとりあえず聞いてみる]
…彼女連れについてくんかい。
それって野暮じゃない?
[事情なんて知らないために、一般論で答え。色々あると言っているので何かあるのだろうとは思うが、細かい部分までは分からず]
ああ、もう一人行くのか。
2:2で分かれられるならまだ良いのかな。
って、はいはい、ちょっと待ってて。
[茶を要求する恭也に小さく肩を竦めてから一旦冷蔵庫へと。緑茶と烏龍茶を取り出してきて、どちらが良いかと訊ねる]
あー、なんだ知り合いだったんだ。
[眠ったままの璃佳の名を呼ぶ様子に、少し意外そうに声を上げた。紙コップも用意しつつ。さて、この眠る少女はどうしたものか]
[ 学校へ辿り着いて、正門でも裏門でもなく、
壁を乗り越えて入ってきたのは普段の性。
かどうかは知らないが、ひとまず潜入成功を果たして、
校内へと入り込んだ――まではよかったのだが ]
家庭科室って、何処だっけな。
[ 三年通って起きながら、この有様でした。
連絡先交換なんぞしていないわけで。
さて、どうしようか。まあ、いいか。
昨日より難易度は低い筈だ、多分。 ]
[くったりしながら生徒会室を出て、足を向けるのは、通い慣れた屋上方面。
これからやろうとしている事を考えれば、人目はないに越した事はない]
取りあえず、『隔離の陣』を内部展開して……。
後は、動かしてみるしかない、か。
[小さく呟きつつ、階段を登りきり。
たどり着くのは、熱気に満ちた空間]
そ。
それなら良いんだけどさ。
実際終わっても出られないってんなら、結界張った本人はまずフルボッコだよねぇ。
[結界は解けると聞いて、若干安堵。悪びれなく言ってからからと笑っている]
お、来たな無口っ子。
[やってきた久鷹に気付くと、紙コップもう一つ追加]
さて。
おーきーろー?
[眠ったままの璃佳の鼻を摘み、目覚めを促す]
…………。
[フルボッコ、の一言に、ちょっと動きが止まったかも]
いや、まあ……大丈夫、だ。
[歯切れ悪くなった様子に、麒麟はくすくす笑っているかも知れない]
[とりあえず、惰性的にサキに頭を下げ、それからキョウヤに向き直った]
……いや、さっきコンビニでポカリ○ェット買って飲んだからお茶はいらない。
それと旅行の事は先にキョウヤと相談しておいて、マリーに話そうかと……。
[つまり、何かあったときのためにフォローを入れやすいように相談しておきたいと、そういうことらしい]
その辺りは重々承知してるんだけどな。
[幸貴のいうようにやっぱり野暮だと思うのは自分だからではなく一般論なのだろうとかさりげなく思いながらも、当人を前に色々言う気もなく]
知り合いと言うかクラスメイト…ありがと
[璃佳のことも軽く説明して茶をもらう。
暑い暑いと思っていた分だけとんでもなく助かった]
いや、問題というか……。
どうも、『封護の陣』との間に、妙な因果が発生してるらしくて。
[問い質すよな口調に、何となくぼそぼそと]
……有体に言うと、半同化してる。らしい。
[ケイコと一言二言言葉を交わした中でケイコも壁を認識していることを把握するか。]
うーん、これじゃ旅行行けないネ。
……そういえば、ヒサタカはどうナンだろ?
[そう呟くと、ウェストポーチの中から携帯を取り出し、シャコッとスライド。履歴からヒサタカに電話。
とうおるるるるるるるるるるるるるるる。]
そか…とりあえず俺は喉乾いた
[と、受け取ったお茶入り紙コップを傾け喉を潤す。
ついでに身体も少し冷えた…最も仮初であるが
横で璃佳が起こされようとしているがとりあえず任せておいて…ただまた事前に相談というの内容には少し固まる]
……えっと。保養所だったっけ。そこのことは具体的には知らんけどそっちはいつでもいいのか。
後、全員に都合にいい日。悪い日とか。まずそういうとこからじゃないか?
/*
にょき。…うん。ちょっとゴメン。
今日だけ、このまま離脱していいかなorz ゴメン。
ちょーっとお客様とトラブル起きて、23時まで残業だったんだけど
…まだ解決してないというか(吐血)
もう暫く仕事関係で時間掛かりそうなんだ。
自由に動かしてくれても、構わないから。
くぴ。
[鼻摘まれて空気が変に抜ける音がした。ちょっと小鴨っぽい]
っっぷはっ! なにさらすねん!
…て、いつの間にみんなして湧いてるんや!
[生命の危機に一発で起きました。
で、周りにいつの間にかいた面々を指差して叫んだり]
[久鷹が茶は要らないと言うのを聞くと、注ごうとしていた手を止め、ペットボトルに蓋をする]
ま、行くなら楽しんでおいで?
[倒れない程度に、と付け足したり。何故か今外に出られないと言うのがすっぽ抜けているようだが、本人気付かず]
ああ、クラスメイトなんだ。
そりゃ知ってるか。
[鼻を摘んだままの少女に視線をやって、一人納得]
おっと、起きた起きた。
[起こせたことに満足げ]
いつの間に、って。
ついさっき?
日差しで死ぬ前に集合っつったじゃん。
[真顔で返しつつ、「お茶飲む?」と訊ねたり]
[ 結論から言ってしまえば。
校内をうろついていた昨年までの同級生を捕まえ、
家庭科室の場所と壁の存在を知らなかった事、
二つの情報を得るに至ったわけだが。
ついでに言うと、
後者の話をしたときは変な目で見られました。
可哀想そうな子じゃありません。 ]
――マジで不運命共同体?
[ 物凄く、厭な予感。
深く考えない事にした。
聞いたばかりのその場所に足を向ける ]
……保養所は忙しいのはお盆明けくらいまでだから、そこを外して完全に避暑のつもりでいれば、夏休み明け前に、二学期もがんばろうという意味あいも込めていいと思う。
後、お盆明けだからみんなもスケジュールは空けやすいと思うけど、どうだろう?
[と、リカを起こしているサキをとりあえず置いておき、話を始めたところ、携帯が震えた]
……? ごめん。ちょっと、電話だ。
[携帯を取り出して、名前も確認せずに通話ボタンを押す]
……どうした? マリー。
[ぼそぼそとした呟きでもしっかり耳へと入れる]
半同化って。
鳳凰イコール結界、状態?
結界擽ったら急に笑いそうだね、それ。
[論点が若干ズレる]
あ、うちもお茶!
もちいただきますってか待ってたんやん!
[閉められたペットボトルに、慌ててストップ。
サキのお言葉にありがたく何回も頷く。
そして集まった面々を改めて見回し、茶を注ぐ彼女に顔を向けた]
なあ、うちの気のせいやなかったらメンバーめっさ変わってへん?
寝る前はアズマんやった気がすんねんけど、色違うし増えてるし。
まさか、キョウヤんとその友人もなん?
[なんとなく見覚えのあるヒサタカをちら見して、キョウヤに問う]
湧いてきたって。俺らそんな奇怪生物じゃないぞ。さっき来た
[なんて璃佳には答え、旅行についての幸貴の言葉には頷いて]
そだな。どうせなら向こうも込んでない時のほうがいいしそんだけ前から決めとけば予定も取りやすいだろう。
[ついでにこの問題を解決できる時間とかも]
後はそこがどんな場所かとか
[なんて答えたところで久鷹が携帯を出して電話なようで。静かに待ちながら残ってるお茶を飲む]
あー、マリィ。
ちょっと買い物行くつもりが非現実の壁に邪魔されまして。
仕方ないから楽譜は仮にコピるかと。
[掛けられた声に、疲れたように手をヒラヒラ。
マリーが納得する様子に、まさかそっちも?と目を丸くして]
旅行。確かにそれも無理だよね、このままじゃ。
どうしたものやら。
[携帯を手にするマリーを見て、会話の邪魔にならないようにと口を閉じた]
[久鷹にハイタッチする璃佳を見つつ。メンバーというのには察して]
一応俺はそうなわけだが…
[久鷹のほうは知らない。というかこれをどう説明すればいいのか皆目わからないとか]
……まあ、そんな感じだな。
ちなみに、俺としては嬉しくない。
[ズレた論旨にため息をつくも。
今は、それどころではない、と割り切って]
とにかく、『隔離の陣』を形成した後、『五神』の御魂を解放する。
……『護界操手』の候補も、大体集まってるようだしな。
[いきなり話題を変えたのは、追及をさけるためかも知れない]
[ そーっと開けてみて、人が増えているのを確認。
ついでにハイタッチしているさまもしっかり目撃 ]
……何してんだ。
[ 扉から顔を覗かせる形で、ぽつりと突っ込んだ ]
[注いだ茶を璃佳に差し出しつつ]
色違うて。
我妻君はまだ来てないよ。
恭也は同じ境遇で、無口っ子はどうだか知らない。
[どうなんだろう、と久鷹に視線を向けるも、この会話で相手は察するんだろうか]
/*
と、いうわけで、
『隔離の陣』(墓下)生成→五神解放の流れで上で動きます。
ヒビキのひとには後から追いかけてもらう事になるけど、このままだと覚醒イベント前にpt枯れとか起きそうなので。
[電話中のため、口を挟めないが、どうやら話の限り家庭科室にいるメンバーと、後何人かは自分と同じ状況に陥っている様子と判断した。
と、なると、さっき見かけた生徒会長の従兄弟も?]
あ、ヒサタカ。今どこー?
ちなみにワタシは学校。夏休みだって言っても、始まったばかりって何したらいいか迷うよねー。
[……マリーさん。最初の目的と外れてますよ。]
……ああ、そうそう。旅行なんだケド。
何か、見えない壁が邪魔してるから行けそうにナイや。
ゴメンねー。
んー、まぁ同化してような何しようが、最終的に解除出来るんなら良いとは思うけど。
もし出来ないと言う事態に陥ったら、力ずくで解除するしかないかなぁ。
[結局フルボッコって言わないかそれ。嬉しくない、との言葉には、「そりゃそうだろうねぇ」と同意]
オーケイ、アタシの目の前にもそれらしいのが何人か集まってるよ。
とりあえずそっちはよろしく?
[ほぼ任せっきりだったり。しっかり話題に乗って、言及は多分せずに終わったかも]
まあ、奇怪生物はこれ以上増えんでいいけど。
不運命共同体メンバーは確実に増えてるっぽいなあ。
あ、どーもですー。
[キョウヤの答えに溜息付いて、サキから茶を受け取る。
で、扉外からの突っ込みに振り返った]
ぅぎゃ! また何か出た!
[扉の隙間から覗くフードと髪先。結構シュール]
[自分も学校だ……と、答える前に聞こえた見えない壁の話に、思わず椅子を倒して立ち上がってしまった。
恐らく家庭科室に揃っているメンバーの視線が集まるのだろうが、今はそんな余裕などなかった。
少なくとも、自分とつながりのあるメンバーが数人町から出られない状況になっているのだ]
……マリー……、今から家庭科室に来てくれ。話はそれから……。
[と、言って、力なく携帯を耳から離して無意識に通話を切っていた]
……ま、最悪あれだ。
三度目の正直か、二度ある事は三度あるか、の実験体になると思えば。
[無茶な理屈で納得してます、こいつ。
麒麟のため息は、多分、またスルー]
ああ、任された。
そちらもそちらで、よろしく。
[追及がない事にほっとしたのは、多分、伝わっているかもしれないが。
とにかく、動こう、と割り切ったらしい]
お、我妻君来たか。
[見えた姿に来い来いと手招き。もちろん茶を勧める]
そっちはどうだった?
って、地図とかも用意してないな。
[当初の目的を思い出して、地図どこだっけ、と璃佳に訊ねたり。悠悟に驚く璃佳を見れば、賑やかだなぁ、と笑う]
不運命共同体ってなんじゃそりゃ
[リカのいうネーミングに思わず突っ込みつつ。
何か出た!という反応を見て扉を見れば。己も驚きに目を瞬かせ]
…どうも
[あったことがあったかどうか。あってもすれ違うぐらいか。とりあえず挨拶して、急に立ち上がった久鷹を見て。携帯を切ったのを見計らい]
…何かあったのか?
あー……ったく。
[人気のない屋上。
何となく疲れた面持ちで、空へ向けて手をかざす]
……天鳳刀、現臨!
[短い言葉、応じて表れるのは、一振りの太刀。
抜き放ったそれを、確りと握って]
……『天』の『護界操手』が一、『鳳凰』の名において。
仮初の『界』の内、『封じの場』を巡らせん。
[紡がれるのは、前夜のそれと同様に、静かな言葉]
[ なんだか悲鳴あげられたり、
いきなり椅子から立ち上がったり ]
……茶ぁ零すなよー。
[ 冷静にツッコミを入れつつ、
手招きされたので、一応、室内へと入る ]
地図?
大雑把なのでよけりゃ、あるけど。
[ 旅の友としては、必需品。
傍の机に鞄を置いて、がさがさと漁り始めた ]
『気脈』、集い、来たりて『界』を生せ……。
『隔離の陣』、展開!
[気合を込めた言葉、横薙ぎに振るわれる刃。
夏の熱気に舞い散るのは、銀の粒子。
それは、屋上の一角に吸い込まれるように消え、しばし明滅した後、消えた]
……ん。
今度は、上手くいったな。
[何度も失敗されちゃかないません。
そんな突っ込みの来そうな呟きを漏らしつつ、くるり、刀を返して肩に担ぐ]
……さて、後は……。
それで良いのかいっ。
[同じ場所に居たら裏拳突っ込みが飛んでいたであろう。安堵するのが伝わってくると、追及し損ねた、と思うも今やるのは得策ではないと判断し、結局言わず終いに。ここで動揺させて、隔離の陣まで失敗したら目も当てられないし。
結界が作成される間は、ただ黙ってその様子を感じ取る]
へ、なんやアズマんやん。
噂をすればなんとやらで奇怪生物増えたんかと思うたわ。
[サキの指摘に肩の力を抜いて、お茶を一気に飲む。
口の中の甘味がさっぱりした所で蹴倒された椅子に、お、修羅場か!とか思いながら、飴を思い出して皆に配った]
ほい、新作のマンゴー味。お裾分けー。
地図もろて来るからちょい待っててなー。
[身軽に椅子を飛び降り、科学室へと駆けて行き…かけて停止]
おお、常備しとるとはおぬしやるな!
[一応褒めてる]
???
[すぐ来てくれと言って切れた通話に、携帯を見つつ首傾げ45度。
しばらく、そんな感じだったが、ケイコからどうしたか問われれば]
んー、何だかよくわからないケド。
ヒサタカも学校──家庭科室にいるらしくて。
すぐに来てくれ……ダッテ。
[久鷹のただならぬ様子には不思議そうに瞳を瞬かせて。
悠悟の言葉には若干の呆れが表情に出る]
…何で地図携帯してるかな。
[普通は持ってないような。事情を知らないために、方向音痴?と思いつつある]
ま、良いか。
それ少し書き込んじゃっても良い?
[壁があった場所に印をつけて、どうなっているのか分かりやすくするつもり。
璃佳から飴を貰うと「お、さんきゅー」と礼を言って早速口に放り込んだ]
増えたってことは自分カウントしてるのか。
[ 配られる飴はちゃっかり受け取ってから
旅のお供な本を広げて、停止したリカを見やる ]
常備はしてねー。
今日は休みだから、だ。外出用。
[ そう言えば、私服で学校入っていいんだっけとか思ったが、
生徒会役員が何も言わないのでいいということにしておいた。
暑さのせいで紙に張り付く飴を剥がすと、口内に放り込んだ。
軽く、舌の上で転がす。 ]
[キョウヤの質問に答えず、無言ですっと最初にキョウヤを指差した]
……1。
[続いてサキを2、リカを3、アズマを4と数え、次に自分を指差して]
……5。
[最後に携帯を見つめて]
……6人が見えない壁で囲まれているのか。
どしたん?
[マリーの首が傾くのに軽く問いかけ]
家庭科室?またワケわからんトコに。
しかもすぐに来てくれとか、あちらさんにも何かあったのかな?
私も行ってみよう。
[こっちは急ぐ用事でもなし、と頷いて家庭科室へと足を向けた]
あー。
なんだ、お前らもか。
そほいや。
[ 六人、というヒサタカの言葉に、
数が合わないことはさておいて、納得したような頷き。
後の発音が微妙におかしくなったのは、飴の所為 ]
学校内の人間が出られないのかと思ったら、そうでもないらしい。
……さっき生徒会長の従兄弟も見かけたから、もしかしたらあいつも同じかもしれない……。
[と、真面目な台詞を口にしつつ、自分も飴がほしいなぁとぼんやり]
んぁ。ありがと
[リカに飴をもらいながら
幸貴がいっていたもう一人はこの人か。と思いながら地図を広げる様子を見つつ。]
六人って……久鷹…それにマリーもかぁ
[すぐに七人になるなんて知りはしない]
ああ、外出用。
[一応誤解は解けたかも。私服云々に関しては、生徒会役員自身が私服なので言いようが無かったり]
えーと、ここら辺とここら辺とここら辺と…。
この辺り一帯は壁があって通行不可。
で、アタシがぶつかったのがこの辺りでー…。
我妻君と…えーと、璃佳だっけか。
そっちはどうだった?
[許可が出たので壁があった部分をペンで印をつける。手分けして調べてもらったはずの二人にも声をかけ、壁がどんな風になっているのかを明確化しようとする。
そんな中、久鷹が指差し確認よろしく数を数えているのに気付き]
6人?
結構な人数が出れなくなってるんだねぇ。
休みの日には常備してんやん。
て、うちは奇怪生物ちゃうわ!
[場所示してから突っ込んで、他の人の印が埋まっていくのを見る。
生徒会長のイトコ=ミックんには気付いてないので、ほへーとだけ返した。ついでになんか餌をもらえない子犬の雰囲気を感じ取って、目の前で飴を振ってみる]
えーっと、ヒサタんもいるー?
[返事したらあだ名認めるコトになる危険がありますが]
[ケイコの言葉に、そだねと頷き、家庭科室へ。]
(がらがらがらー)
たのもー。
(がらがらがらぴしゃ)
んー、何だか人いっぱいだネ。
それで、ヒサタカ。ココに呼んだのってナンデ?
[首の傾き49度。]
─屋上─
[はあ、と息を吐いて、刀を下段に構える]
……御同輩方、制御の補佐は頼む。
[小さな呟きが声として零れたのは無意識か。
意識に返る、響きに、刀に向けて意識を凝らす]
『天』の『護界操手』が一、『鳳凰』の名において……。
かの地に眠りし、『五神』の御魂。
目覚めて、汝が宿りし拠り代の元へ向かうを請う。
[ふわり、ゆらり。
再び周囲に舞うのは、銀の粒子]
『地』の『護界操手』……『五神』。
『蒼龍』『朱雀』『白虎』『玄武』『黄龍』。
……目覚めて、汝が役目を果たせ……。
封魂、解放!
[言葉の直後、溢れるのは銀の光。
それは学園の下、奥深く。
眠れる御魂を揺り起こし──]
『五神』の拠り代、その資質を持ち合わせる者は、その時。
目の前に揺らめく──瑞獣たちの影を見たろうか。
そして、その、力の波動が。
界の内にある『天魔』に、如何様に働きかけるのかは、当人以外には知る由もなく。
[目の前で振られた飴に、それまでの真面目な表情はあっという間に風化してしまった。視線で飴を左右に追いかけた後]
……頂く。
[と、返事をしてしまった。
あだ名がそれで決定してしまうなど露とも知らず――。
が、すぐにマリーの心地良い声が聞こえて、まるで条件反射のように振り替えると、微笑を称えて出迎えた]
……すまない。呼び出して。
……ケイコも一緒だったんだ?
……さすがに、疲れる、な……。
[はあ、とため息一つついて。
何となく、その場に座り込む。
いつの間に開いたのか、背には銀光沢を帯びた五色の翼]
[どんどん増える家庭科室]
なんだ、全員壁に阻まれてるのかこれは。
[ペンを片手に呟いて。周囲を見回した視線が一瞬だけ天井を向いたか。
書き込んだ地図を改めて見ると、学校を中心に円を描くような形になっている]
遠出には持っといて損ないし。
[ 二人分の疑問に、纏めて答える。
まさか、町内オンリーのはずはない。
それなりに使ってはいるらしく、元からの書き込みも幾つかある。
その上を、ペンが新たに彩っていく。
己の確認した場所も、幾つか告げて ]
……予想と当たってたら、そうだと思ったんだけどなぁ。
[ 描かれていく図形を見ながら、ぽつり。
即ち、学校と、その関係者が囚われているということ ]
……取りあえず、こっちは、終わった。
[さすがにちょっとふらつきつつ。
意識の声を、投げかける]
『隔離の陣』の入り口は、屋上の隅。
中の調整は、落ち着いたらやっとく……。
おやまあ。
どうも、お邪魔しますよってに。
ああ、学校まで戻ってきたら丁度会ってね。
[マリーの後ろから家庭科室の中へと滑り込み。
ヒサタカの微笑にはニッと笑って一歩横へと離れる]
さて、皆様こんなところにお集まり…で……
[どうしました、と言いかけた言葉は不自然に途切れた]
あいよー、ヒサタん。
…彼女等の分もいるんよなー。
[あだ名確定。
飴を取り出し、なにやら飴よりスイートな雰囲気におぉとか思いながら増えた女の子二人の分も足して計3個をヒサタカの方へ置く。
それから自分ももう一個食べようとして、動きが止まった]
………マジで増えた。
[眼鏡を人差し指で押し下げ、裸眼で目の前の奇怪生物を見る。
他の人に見えないとか知らない]
[補佐を。その言葉が伝えられると、すっと瞳を細め意識を集中する。整えた力は屋上で儀を行う鳳凰の下へと]
………。
[儀が終わるまでの間、その集中は続けられ。集中の間、高く聳え立つ岩山を背負う亀の姿が、幸貴とダブって見えただろうか]
お疲れさん。
今は休んでおくのが良いね。
入り口も了解。
[労いの言葉をかけつつ、了承の意を伝える]
あー…なんというか予想通りといえば予想通りなのか。
その人…アズマ先輩がいうには他の学生は出れたらしいですしね
[みなが埋めていった地図の結果と会話の中から名前を勝手に聞きつつ情報を集めみて嘆息
さっぱりわからん]
[マンゴー色の奇怪生物=黄龍は、えらく可愛らしいミニサイズで飴の上に乗っかってコッチを見ていた。
ソフトタイプのキャンデーについ、どっかの小僧と鬼婆と餅の話が過ぎらなかったとは言わない]
なーんか疲れてるんかなー。
[いえ、憑かれてるんですが。
わざと目線を逸らして口に飴を放り込み、咀嚼半ばにごっくん。
とりあえず味はマンゴーのままでした]
[ ふ、と。
虚空に視線を向けたのは、ほんの一瞬 ]
マジで、どんどん増えるなぁ。
[ リカの言葉に同意するように呟く。
……意図する方向が異なっていたとは、知っていたか否か ]
マリー来たか。で、その人がケイコ先輩…?
[と久鷹の様子を見て。そちらを見遣り…しばし固まる。
マリーとケイコを見ているようでそれはどこか呆としており]
……ああ。
[休んでおくのがいい、との言葉に、一つ、頷く]
……さすがに、睡眠不足の状態で……これは、効いた。
[何かぽろっと零してます。
物凄く、ぽろっと]
壁に阻まれた?
ここにいる全員?
[首を振ってからその場の面々を確認する。
同級生に、生徒会役員、徽章からして1年生達。
そこに共通性を見つけることは出来ず、軽く片眉が上がる]
バスにも乗れなかったんだよね。実は。
佐鳥経由のに乗る予定だったのが。
[地図が開かれているのを見れば、誰にともなく告げた]
学校関係者、か。
実際今のところ同じ状況になってるのは生徒だけだね。
けどそれも違うのか…。
[悠悟の言葉にむぅと唸った。
そして気付く啓子と璃佳の動き]
ん、何、なんか出た?
−学園/武道場−
[ひゅ、と振られた竹刀が止まる。
ピタリと止まったかと思えば、持ち手はその手をおろして一度収め、窓枠に引っ掛けておいた手ぬぐいを外の蛇口でぬらしたあと少し空気の中に振って冷やす。
気化熱で少し冷えた手ぬぐいを手早く折りたたむと、それを胴着の襟首を少し開いて首の裏筋に当て、ザ・エコロジー精神による体熱の簡易冷却]
…さて。
[朝起きて出かけようと思ったらどういうわけか変な壁に阻まれてしまったので仕方なく胴着を持ってきて練習することにしたのだが。
そろそろ冷えた水分補給を求めて校内に戻ろうと黒の胴着のまま、荷物は部室に残して上履きのぺたぺたという音を響かせながら足は昇降口の自動販売機のほうへ。
その途中にある家庭科室に、まさか人が集まっているとは思わなかったのだが。
見覚えのあるフードが見えれば、ごんごんごん、と扉を叩いてみたりしたわけで]
あー、そういやアズマん見えるんやっけ。
[『マジで増えた』のは不運命共同体のメンバーではなかったけど、違和感少なく続いた会話。
話すべきかどうか悩み、サキの声に唸る]
うーん、夏の暑さに蜃気楼見えたみたいやねん。
つかれてんのかなー。
[憑かれてます、思いっきり]
[ 何だか一部反応の奇妙な皆の代わりに、
叩かれる扉を開きにいって、]
なんだ、また増え……
[ がらがら、ぴしゃん。
閉めました。]
[ソレと向き合うのは。
落ち着いてからでないと暴れ出してしまいそうで]
今は待て。
[理性を最大限に働かせて、自分と白虎にそう言い聞かせて]
[あ、ヤバイ。
思ったときには、遅かった。
強くなる語気もさる事ながら、無言の圧迫も怖いというか何というか]
一応、整えておくつもりはあったんだが。
……まあ、予定は未定であり、決定には非ず……という事で。
[理屈が無茶です]
[瞬きをいくらか。した。
結論。暑いわけだが、何か数名同じように変化が出ていて]
どう…
[ノックの音に少し遅れたが返事をしようとしたが、
がらがらぴしゃんとなった]
[広げられている地図とそこに書き込まれている印を見て]
あー、もしかしてソレ壁のあるトコロ?
だったら……
[そう言うと、ぐるーっと地図に大きな円を描く。それはその前に書かれていた印にも重なり]
これが壁のキョーカイだね。
あ、デザートの人。
[開けて閉める一瞬の隙に、きっちり視認]
なあ、家庭科室の冷蔵庫って勝手に中身使ってええんかなー。
空腹の所為で幻覚見える気がすんねん。
[自分で調理する気はない。調理要員が来たからの台詞]
バスも電車も全くダメ、と。
これ完全に閉鎖されてね?
[啓子の情報も地図へと書き込んで。誰に聞くでもなく疑問形に]
…我妻君は何をしてるかな。
[開けて直ぐ閉められた扉に視線を向けた]
あー。二年の五十嵐啓子。
そっちは?
[物凄く省略された自己紹介をキョウヤに。そのまま問い返しつつ]
だから壁に阻まれまして。
神宮寺先輩。
[こちらは生徒会の人間だから顔と名前程度は覚えていた。
問いかけには意識してか無意識か、別の方向の答えを返す]
つもり、じゃなくて、こう言うのは確実にするものだとアタシは思うんだけどなー。
[威圧の波動がびしばし。顔を突き合わせていたらきっととっても良い笑顔をしていたことだろう。その状態で胸倉掴んだりするわけだが。そしてもちろん無茶な理屈は通らない]
[ そんなこんなで、見える云々の話は聞きそびれました ]
いや、つい。
こう。
条件反射?
[ 扉を叩く音に対して聞こえない振りを続けていたが、
疑問を持たれてので素直(?)に答えて、
そーっと、扉を開いた。
そして、即効逃げた。逃げましたとも。窓の方に。]
一年の巴恭也です。
[こんなときだからか、単に真似たからか不精だからか同じような簡略した自己紹介を啓子に返す。その日常的なことで少しだけ正常に戻れたが]
俺も疲れたのかね
[璃佳に同意するように言うが疲れてるというか憑かれてる]
……不定要素が多かった、という事で、一つ。
[威圧の波動が痛いです。
直接でないだけマシと言えばマシなのだろうが]
……まあ、二、三日は大人しくする、という事で……。
うっわ、しっかり円描いてる。
[マリーが書き込んだ円とつけた印が重なる]
てか全部確かめたのか、君は。
[やるな、とか思ってるのは内緒。
璃佳の冷蔵庫の中身についてを訊ねる問いには]
と言うか冷蔵庫の中、そんなに量入って無かったよ。
夏休みに入るってのに、生もの保存しないって。
[ペットボトル入れる時見たし。
啓子の返答には]
ん?
ここでも壁に阻まれたのか?
[訊ねたのはここに居てのことだったために、更に問い返してみたり]
あちゃー、残念。
やっぱそうやんなー。
[サキの言葉に昼ゴハン調理は諦め、キョウヤの呟きに同意返す]
したら、うちはなんか食べてくるわ。
このまま考えてても、のーみそ栄養足らんし。
何かあったら寮かタマキちゃんに連絡入れてな。
ほななー。
[ちゃっかり痴話げんかから逃げ出した]
[若干顔がイラっとしているのは気のせいではない。
ええ、もちろん気のせいではないですよ]
…。
[じ、と一同を軽く見渡した後首をかしげる]
…補習講座中か?
[首を傾げたら、首裏の手拭いが落ちたので拾い上げながら]
おや、君がキョウヤ君か。
…お疲れさまだな。
[逃げ出したアズマは、なんなんだと思いつつもスルー。
キョウヤには視線でそれとなくヒサタカの方を示しながら]
あ、ここでは別に。
ちょっと邪魔な空気は退かしましたが。
[見なかった振り、見なかった振り。
見たくないものはとりあえずそれで脇に置くのだ。
サキの言葉にはそう言って何でもないというように笑った]
[円が描かれた地図と中心が学校という指摘を受けるように頷きながら]
まあなんというか。この不可解なことが終わるまで旅行は後回し…だな
[と、久鷹。マリー。啓子へ。ちょうど行くメンバーが揃っていることだし。そんなこといって。何か嫌な予感を感じさせる音がした扉を見る]
……はい。
[頷いた。珍しく素直だ。
その理由が二人分のため息にあるのか、とにかく疲労のためかはさておいて]
それで、と。
『五神』の憑依らしき兆候は?
[話題を切り替え、問いかける。
そちらを確かめるのもまた、重要といえば重要なのだから]
[逃げ出す璃佳はそのまま見送って]
補習の割には色んな学年が揃ってるとは思わんかね。
[苛ついているらしい響に返す。胴着を着ていることから稽古中だったかな、なんて思いつつ。恒例になりつつあるお茶勧めをしてみたり]
[そのまま夏休みで閉まってる購買の代わりにスーパーひまわりでゴハン確保かと思いきや。向かうのは屋上]
やっぱ、気のせいやなくココが中心やんなあ。
あの女の人とかキョウヤんも頷いてたし。
したら、敷地内に何かあるんやろか。
[上から見下ろそうと、例のチェーンを越えて扉に手をかける]
違いますよ
[璃佳を見送りながらも当たり前だが苛立っている入ってきた人へは否定の言葉を返し]
いえ…慣れてますから…とはいえ三人はきつかったので巻き込んでしまいましたが。
[苦笑を返しながらも、啓子の言葉を聞いてだいたい久鷹とマリーの関係やらを知ってるのだろうと察せれた。運がいい…とはいえ旅行どころではないわけだが]
……取りあえず、これは、なんとかせんとな……。
[ぽつり、呟いて。
いつの間にか展開していた翼を強引に畳む。
舞い散る銀の粒子と、五色の羽。
それだけでも疲労を感じるとかどうなのか、と思いつつ。
不安げにこちらを見つめる使い魔の頭を、ぽふり、なでる]
って、あ。リカだった。
暑さでツカレてるみたい、私も。
[別の意味で逃げ出すリカが寮生の一人であることに気付き。
ヒラヒラと手を振って見送った。
うん、憑かれてるんですよね、お互いに]
補習というよりは検証でしょか?
[ヒビキには軽く頭を下げつつ、そんな言葉を。
流石に部活の主将なら、顔だけは知ってるようで。それと三年生ってことしか知らないかもしれませんが]
あ、私もいただけます?
脳が煮えると困りますんで。
[サキにお茶を所望してみたり]
よろしい。
[素直な返答にそう返して。続く疑問には]
今目の前に6・7人居るんだけど。
その中の何人かは『視え』たような素振りはしてるかな。
いや、……不運命共同体?
[ 十二分に距離をとりつつ、ヒビキの疑問に答える。
が、傍から聞けば、訳のわからない回答だった ]
そっちは、部活か。
[ 若干、様子を窺いつつ訊ねる ]
…いや、学年よりも、担当教師かと。
そもそも受けたことがないからわからん。
[軽く首をひねって神宮寺にこたえながら、進められたお茶は遠慮なくもらう。
水道でおとした手拭いを洗って絞り、水気をわざと我妻のほうへバタバタと飛ばしたあと折りたたんで首に再び当てて]
で、実のところは?
[見た感じ、補講というわけではなさそうだとは判断できるらしい]
ま、旅行どころじゃないかな、この状況は。
慣れてる…それこそご苦労さん。
[メイトカップルを視界の端に入れながら、キョウヤの方に近づき肩ポムリ。色々察せられるものを篭めて]
[何人か、という言葉に、そうか、と呟き]
兆候だけ、か。
まあ、憑依の仕方が変わらんなら、すぐには受け入れもできんだろうし。
力の覚醒までは、少し、様子を見たほうがいいかな。
……後は、『天魔』の状態がどうなってるか、か。
部活っていうか…まぁ、出かけようと思ったら他にやることがなくてな。
カルチャースクールの日なのに、変な…こう、透明なのに通せんぼされた。
だから、それで。
[両の手で自分の前に透明な平面を示すようにスライドさせて状況を示す。
悠悟の不運命共同体という言葉に、わけがわからないとばかりに首を傾げたが、それぞれに口に返してくる理由に、大体自分と似たり寄ったりのような理由だとは判断できたらしい。
何かに気がついたように、ちら、と窓の外を見たが、すぐに視線を教室内に戻し]
ほいほい、無くなる前に飲むと良いよ。
[茶を欲する啓子にも注いで渡し。
響の言葉にはそれもそうか、と納得。茶を渡してから]
ここに居る全員、学校中心に一定の距離以上外に出られなくなってるらしい。
それがどう言うことなのかを考えてるんだけど、さっぱり分からん。
……と。
[不意に感じた人の気配に、は、とそちらを振り返る。
翼を押し込めて正解だった、とか思ったものの。
肩に真白の使い魔がこてん、とか首を傾げて乗ったままなのは、失念していた]
あー。
[ 警戒をちょっぴり解いて、ヒビキの前に。
でもって、肩をぽむっとしようと ]
仲間だな。
[ 何が仲間かは、後のサキの言葉で容易に知れようか ]
……あれだもんな。
でなくとも三人とかは洒落にならんだろうに。
[ヒサタカには何でもない、と手を振りつつ、キョウヤに。
他の面子がいるこの場でぶっちゃけるのはアレだろうというのと、言っても無駄だろうと思っているのもあるようだ]
ありがとうございます。
[サキに礼を言って受け取り、お茶をズズッ]
ええ…旅行どころか出れないですしね
そりゃまあずっと友人やってますから
[別に苦労だけではないが、こういうときは苦労する気がやはり感じて、啓子肩を叩かれつつも、久鷹の疑問を浮かべてる様子に気づき。]
いや、なんでもないから大丈夫だ
[そして不運命共同体は更に一人増えたらしいと。響の言葉から察する]
[サキの言葉にふむ。と頷いて]
……ここにいるだけが全員とは言えないかもしれないけれど、少なくても、これだけ学校関係者が見えない壁に邪魔されているのは、何か意味があるんだろうか?
あ、鳥! とミックん!
[もちろん目新しいのは鳥の方でした。
五色のふわぴよのままだったら抱きつけたのに、ギリギリアウト。いや当の本人にとってはセーフか]
なんや、アンタ学校で内緒とかで飼ってたん?
別にそれくらい話さへんのに水臭いなあ。
[パンの欠片くらいいつでも上げたんに、と近寄って興味津々]
向こうとしては急に降ろされた形なわけだしねぇ?
如何に適合すると言っても、齎される記憶と知識を理解するには少し時間がかかるんじゃないかな。
アタシもそうだったし。
意識すら五神に覆われるんだとしたら、解放した直後にその人格が表に出てるでしょ。
だからアタシ達と憑依の仕方は変わらないんじゃないかな。
…天魔の方は、流石に分からないかな。
今一人減って6人居るけど…おかしな動きしてるのは、まだ居ないと思う。
……そうか。
[キョウヤとケイコ二人からなんでもないと言われてしまえば、それ以上はどうしようもないので、とりあえずちょっとした不安を隠すために無意識にマリーの手をつないだ]
そう…洒落にならない。本気で
[啓子の言葉に更に頷く。色々心得てる人がいるのはありがたいと感じつつ、敬語のようなものに少しずつ疲れ始めた]
……鳥、てお前。
来るなりなんだ。
[思いっきり、呆れた声が上がったやも。
ちなみに、抱きついたりしたら後が怖かったかも知れない。
どちらがどう、というのはさておいて]
……まあ、別に、そういうわけでもないんだが……。
というか、こんなとこで何してんだ?
[何とか話題を逸らそうと試みた。
紅鴛はわかっているのかいないのか、くぅ? と鳴いて首傾げ]
[神宮司の言葉に、ふむ、と小さく相槌を打ちながら茶を受取る。
悠悟の手が肩におかれれば、不機嫌そうに手を押し返しながら茶を飲み]
一定区間から、出られない、か。
えらくまた、非科学的な状況だな。
目の前に進もうとすると通れない、他に人が見当たらず世界は今のところはここにいるメンツで全部…?
[わけのわからない事態が不愉快だと言わんばかりに眉をしかめる]
壁は学校を中心に成され、またその生徒が壁に阻まれている。
それだけで因果関係はありそうなものだね。
[久鷹の問いには思い当たる考えを返す]
これで何の意味も無く邪魔されてるんだとしたら、一体なんの苛めかと。
あ、タメでも別にいいよ。
わたしゃそういうの気にしないから。
気にする人の前ではちゃんとできるんならね?
[キョウヤの語尾に気付くとケラリと笑う]
そこは二人で行きたい場所の相談でもしとりなさい。
[ヒサタカの微妙な表情にまたケラリ]
それでも、この年齢なら少しは……いや、この年齢だと、返って拒絶反応とかでる……のかね。
[言ってる当人の憑依・覚醒は幼少の砌だったのだが]
逃げた一人……ね。
こっちに来てるが。
佐々木も兆候があったんだとしたら、確かに見た目変わってないし……同じと見て、良さそうだな。
ま、さすがに。
天魔も今のは感じたろうし、早々ボロを出すような動きはせんか……。
[或いは、天魔も未覚醒か、と。
ないわけではない可能性を口にして]
あ、マタ増えた。
何なんダローね。よく分かんないや。
[ヒサタカが無意識に手を繋ぎにくると、優しく微笑んで握り返す。]
…………ん?
[唐突に何もないように見える空間を見上げる。]
およ、他に人もう居ないですか。
[ヒビキの言葉には目をパチパチ。
そういえば途中から他人に気を払うのとか忘れてました]
そんな苛めをする相手がいたら。
一発殴らせろ、ですね。
[サキにはサラリとそんなことを]
[サキの問いに、ふと普段からキョウヤを部活に巻き込もうとしている姿を思い出す]
……いつも、サキがキョウヤを追い回している。
[聞き方を返ればとんでもない意味合いに聞こえる台詞をどうどうと口にした]
[ 押し返されて、つれないなー、とかなんとか言っていたが、
そのまま投げられたりしなかっただけよかったかもしれない ]
まあ、しかし。
[ 改めて、見回す。
出て行ったリカを加え、総勢、八名 ]
本当に共通性のない面々だな。
学校関係者にしても、何か区切り?があるみたいだし。
外に出られない面子がこれで全員なのかは、まだ分からないな。
異常を察して自己申告してるのはここに居る面子。
と、さっき出てった女の子。
ああ、この世から他の人が消えたわけじゃないよ。
アタシら以外の人達は、その壁に気付くことなく通過してる。
[そう響に返しつつ、用意しておいて結局今まで飲んでなかった自分のお茶に口をつけた。時間が経ってしまったので温くなってたり。少しだけ眉を顰める]
おぉ、飼い主に似ずに可愛い!
こーいこい。
[指先を出して鳥を撫でようと覗き込む目は、眼鏡のレンズの向こうで一瞬マンゴー色に染まったかもしれない。学校という地はアレの力に満ち溢れているから]
んー、ちょっと不運命共同体の視察?
なんか町から出られへんのよね、7人ばかし。
[何のてらいもなく話すのは、なんだかんだと気を許してるせいだ]
[マリーの手の温もりが心地良い。やはりそれだけで心がほんわかと安らぐ気持ちになって、そこでようやく自分が彼女と手を繋いでいる事に気付いた]
……!
[驚いて思わず叫びそうになるのを必死に空いている片手で口を抑えて堪えた。
そのせいで、マリーが何も無い空間を見上げたのに気付かなかった]
あ、いいのか。そりゃ助かる
必要なときはできる……つもり
[啓子の言葉を聞いて、そろそろ苦しくなってきていたのであっさり敬語はやめる。
構えて喋るようで嫌なのだ。]
ってか人っていなかったっけか…
[響の言葉に思い出そうとするが、途中から暑いだとか。出れんだとか。そんなのばっかり考えてた]
拒絶反応は…どうかな。
個人差はありそうだ。
[自分はこの歳で覚醒して、すんなり受け入れられはした。多分深く考えないせい]
ああ、そっちに行ってるんだ。
その子も兆候を見せた一人だよ。
天魔も未覚醒、か。
無くはないね。
皆の自覚が出てくるまでは、様子見、かな?
ま、ぶっちゃけ心当たりは。
あるような無いような。
[心の中でコッソリと]
これで原因がいるのなら。
マジで一発入れさせてもらおうかい。
人の平穏を奪いやがってに。
とりあえず、解るのは。
ここでうだうだ話していても、進展しそうにないってことかねえ。
[ ある意味での進展があったのはさておいて。
うっかり誤解を生みそうな発言やら、
バカップルの様子やらはしっかりインプット。
すたすた窓の方へと歩んでいく。
ちなみに、私服どころか土足でした ]
……久鷹。さすがにそれは違うと思うんだがなぁ…幸貴が俺を捕まえるだけならそんなまどろっこしいことせず普通に追いかければ…捕まっちまうんだよなぁ
[驚いたようにこちらと幸貴のほうを見ている啓子に聞かせるように説明
十分ぐらいは器用に逃げれるが、その先は…と少し遠い目]
[サキとキョウヤの反応に首を傾げつつ]
……でも、いっつも何かサキがキョウヤを見つけては、色々と何かしていたような……。
[頭の中ではただのジャレあいでしかないのだが、言葉にするのが面倒なので、またそんな爆弾発言をさらりと口にしてみた]
それはどういう意味だ。
[飼い主に云々、の一言には、思わず突っ込み。
まあ、いわずもがなだが。
当の紅鴛はくるる、と鳴きつつ、じい、と璃佳を見つめるだけで、動きはせずに。
撫でられても、拒みはしない。多分]
……出られない、か。
結構な人数がいるもんだな。
[何気ない言葉は、それだけ聞いたなら、被害者のそれとしか聞こえないかも知れない]
ほいさ、頑張れ。
…生徒会役員に追い回される理由でもあるのかい、キョウヤ君。
[説明されて分かるような分からんような、と首傾げ]
そうだね、どうすれば進展するかも分からんケド。
[アズマに向けて頷いた。
私服はこちらもなので気にせず。土足なのは見て見ぬ振り]
[何もないように見える空間に浮かんでいるのは、蛇と亀。
なんだこれ、と首を傾げつつ見ていたが]
『汝が我が依り代か』
(わっ、何か喋りやがりましたよ、このカメ。)
『我が力を貸し与える故、邪なる魔を討て』
(いや、ヨコシマなるマって何デスか?)
『全ては我を宿せば解るだろう』
(ふぇ、そうなんデスか?)
[心中まで、天然ボケ。]
止めるのは逃げ回ること?
[恭也に対してにっこり笑顔。
久鷹の言葉が聞こえると]
何かって、部活勧誘?
恭也身体弱いから鍛えてやろうと思って。
…さあ、どうだったか。
俺も自転車乗ったからあんまりはっきりは覚えてないが。
[自転車に乗った瞬間周りが見えなくなるチャリンコ暴走族にあまりまともな回答を期待してはいけません。
神宮司のまともな回答に、ふうん、と適当そうだがそれで納得がいったらしい様な相槌を打つ。
悠悟のつれないの言葉には冷ややかな視線を向けるのみ。
暑さでもはや言葉でいじめるのも面倒な様子]
個人差はあるだろうな。
適応力や環境によっては、中々受け入れられんもんだ。
[例によって、実感こもってます。
一体、覚醒時にどれだけやらかしたのか、鳳凰]
兆候があった……か。
ん、確かに、『力』らしきものは感じる……か。
……まあ、あんまり待ってもいられんが。
『五神』としての在り方を誤解されても困るし、『四瑞』としての働きかけはしていかんとな。
[それはそれで気が重いとかは、ひとまずいわない]
アンタ野郎の癖に可愛い言われたいん?
あーええなー。寮暮らしやとペット飼われへんもん。
[微妙に話題を逸らし、嘴の横辺りをくすぐる。ご機嫌だ]
そ。ってもしかしてミックんも出られへんの?
したら8人か…なんでこないコトなってるんやろ。
おかげでケータイげっと計画初っ端から躓いたわ。
[よもや目の前に諸悪の根源が居るとは気付いてません。
気付いた瞬間、手が飛ぶよ。ぐーで。
ちなみに現在、家庭科室内だけで7名に到達してるなんて知らない]
いや、まあ外れちゃいないだろうが
[なのに合ってるともいえない説明をするのは故意か。と言いたいところだが故意でないのは長い付き合いから知っている。だからこそ嘆息しかでない]
別に生徒会役員とは関係なくて。……ってこと
[幸貴が説明したのでそれをそのまま啓子に示しつつ。
そんなわけないだろという視線を幸貴に送る]
細かい事、気にしない。
大丈夫。
この間おろしたばっかりだ。
[ でも、既に土踏んでますよね。
サキに返す言葉にはさっぱり説得力がない。
窓を勢いよく開けて、窓枠に足を引っ掛けつつ、
同意の言葉を返してきたケイコに振り向いた ]
原因を突き止めんと、だろうな。
だが、ともかく。俺は暑いから、帰る。
[こっちもヒサタカが動揺してたことに気づくことなく、ハッとすると]
そういえば…………
何で、ヒサタカ家庭科室にいたの?
[とっても今更でどうでもいい質問。]
何か実感こもってるね。
[それだけ返す。何をやらかしたかまでは聞かないでおいた]
四瑞としての働きかけ、か。
今のところ皆には隠してるつもりだけど…。
どこかで『四瑞』としての接触は必要かな。
明らかに何か「視え」てたっぽいのは、今鳳凰の所に行ってる子と、啓子って言う子かな。
恭也も、「視え」てたかもしれない。
[それらしき人物の名を挙げる。鳳凰が知ってるかどうかは分からないが]
んな趣味はないっ。
[言い切った。どきっぱり、と。
寮では、という言葉には、そりゃそうだろ、と返して。
紅鴛、取りあえずご機嫌なようです]
ま、出られないといえばそうともいう。
[出られないというよりは、ある意味結界そのものになっていて、突っ込むととっても気持ちのいい光景が広がるだけだが。
ケータイ云々の言葉に、ちょっとだけひやりとしたとか、まあ、それはさておき]
ま、それなりに意味はあるんだろうし。
……意味があるなら、知る気があるなら、自ずと知れるだろ。
……ああ、あれ、部活勧誘だったのか。
[今更ながらに気付いたようにポツリと一言。だが、それ以上何かを言う前に、マリーの疑問が耳に届いた]
……キョウヤと旅行について相談しようと……。その、色々と……。
[二人きりになったときやそれ以外時のフォローをお願いするためとは口に出来ない。ええ。できる筈もない]
[ヒサタカの答えにぷー、と頬を膨らませると]
あー、ズルイよー。
ワタシも旅行のこと、ヒサタカと一緒に相談したいヨ。
それで、何話してたの? 教えて欲しいな。
[と言って小首傾げ。
内容がヘタレをフォローしてもらうためだなんてことは気づくわけがない。]
したら別にいいやん。なー、カワイコちゃん。
[ご機嫌な鳥の様子に嬉しげに笑い、微妙なミツクニの答えに片眉を器用に上げる]
…なんやの、その意味ありげな言い方。
めっさ怪しいねんけど。
[鳥見る目とは全然違うジト目で飼い主を見る。
ちなみに、そんなシュールな光景見たらひっくり返るの確実]
………で、知る気はしっかりあるからココ来てんけど。
さくっと知ってるコト吐けや。
[来たのはミツクニ目当てじゃなく、周り上から見る為なだけですが。
誤解招いても知らないよ]
[一応誤解を多大によびそうなことは回避できたわけで]
ま、あの人の言うとおり。現状確認こそできたが成す術が浮かばんよなぁ。
時間経ったら何か変わるかもしれんわけだが…何かしたい…させたいってのがどっかに居ると思わないでもないが
[ついでにいえば、何かこう。視界に映ってる…というか今も写ってるのがどうにもこうにも気になる。]
……暑いから、ねぇ。
[悠悟の言葉、夏なんてどこにいたって暑いものだと思えど、確かに教室にクーラーがない以上暑いことに変わりはない。
水道でもう一度手拭いを洗って冷やしながら]
…ここはともかく、道場に土足で入ったら手打ちにしてやるから覚えておけ。
[木刀でも手打ちです]
[実感云々には、まあな、と返しておいて]
『天』と『地』の均衡を図る、という観点からも、『四瑞』としての接触は必要だろ。
『天帝』からも、そうお達しがきてるしな。
『天魔』が暴れれば一番手っ取り早いんだが、そうそう迂闊じゃないだろうし、こっちから接触持たんと。
どっかに集めて、事情話すしかあるまい。
[どこまでも大雑把なのは、性格なのかも知れない。
上げられた名前には、思案。一応、知らない名前ではない。
恭也以外は]
え? い、いや、あの、その……。
[なんて言い訳するべきか、口下手な彼には思い浮かぶはずも無く、思わずキョウヤに視線を投げかける。そしてそのまま何とはなしにケイコにもヘルプを要請する視線を発射]
そんじゃあ、餌撒きでもしようか。
気付く奴らがどれだけ居るかは分からないけど。
[ふー、と長く息を吐く]
疑問に思って、食いついてきたら御の字、ってところかな。
暑いのは、ほら。
主に、そこのバカップルとか。
[ 視線どころか、指でもさした。
熱々で体感気温上昇というよりは、
見ていてどうしようもなくて湿度上昇という雰囲気だが ]
流石にそこまで無礼じゃねえってば。
[ 曲りなりにも中学時代には剣道部に入っていた身としては、
神聖な道場に足を踏み入れられるはずもない。
ついでに、ヒビキの強さもよく理解している、つもり ]
[自力で対応できるかな?と思えば案の定だったらしい。]
日程を少し喋りつつ、そもそも出れんという結論に達してた
[なぜ相談しなかったという疑問はさっさと流してもらうことにした]
[キョウヤとケイコのフォローに思いっきり首を縦に振りながら肯定した]
……そ、そう。まだ話もほとんどできていない状態だから、全然進んでないし、それに、変な見えない壁が無くならないと厳しいだろうし。
[後半は少し落ち着けたらしい。周囲の言葉を耳に入れる余裕が出てきたところに、アズマのバカップル発言に目を細めた]
……どこにバカップルがいるんだろう?
[自覚はない]
……ま、今一人予想外に食いついてきたから。
そこから、撒き餌が広がる可能性はあるんじゃないかと。
[対するこちらは、平然としたもので]
取りあえず、今は力ないんで、一度離脱するけど、な。
[でも、やっぱりへたっているようです]
[ヒサタカが動揺する理由に気づくことなく首傾げ。
なんで、チラチラキョーヤやケイコ見てるんだろ?
そこで何か思いついたのか、ぽんと手を打ち合わせると]
ああ、そうそう。えっと、サキ先輩……でしたっけ。
無理強いシテ始めても、きっと長続きしないと思うんデス。
だったら、やりたいと思うようにモット仕向ければイイと思うんデス。
例えば、催眠術デスとか。
[さらりと不穏なこと言ってみる。悪気は……あんまないんじゃないかな、うん。]
[ごくりと残ったお茶を飲み干して。空になった紙コップをゴミ箱に捨てる]
さって、アタシも一旦帰ろかな。
何よりシャワーを浴びたい。
[そう言えば走り込みの最中からこっちに移動してきたのでした。椅子から立ち上がって家庭科室を出る直前]
……何をすべきか、成すべきか。
その問いの答えは己が中に。
「視え」しものをあるがままに受け入れよ。
さすれば道は開かれん。
[唐突に言葉を紡ぎ、家庭科室に残る者達に少しだけ振り返った。その言葉はその場に居る特定の者達へと向けたもの。
こちらに視線を向けてくる恭也には、もちろん、と言う笑顔]
そんじゃお先にー。
[ひら、と後ろでに手を振ると、そのまま家庭科室を*出て行った*]
[ バカップルにバカップルの自覚があったら、
苦労しないんだよ。
お前だお前、という表情をしながらも敢えて口にはしない。
窓から外に出ていくのはサキとどちらが先だったか、
その言葉が届いていたかも定かではない。
真夏日の陽射しを受けながら、校舎外へと歩んでいく ]
…あ、そ。
[バカップルの言葉に微かに視線がきょとんする。
むしろカップルだとすら思っていなかったらしい。
一応はわきまえているらしい様子に、よろしい、とばかり無言のため息一つ。
もう一度手拭いを濡らしなおすとぺたぺたと上履きの音を響かせながらこちらは扉のほうへ向かう]
…ま、いい。
俺は道場に戻る。
[キョウヤのフォローとそれに同意するヒサタカにうんと頷くと]
そーなんだ。うん、そーなんだよね。
出れないと、どーにもならないよね。
[そう言ったところで聞こえてくるアズマの言葉。しかも指差し付き。]
パカップル? それ何。それとヒサタカとワタシがどうバカップルなんだろ?
[首傾げ。こっちも自覚なし。]
おんや、随分と積極的なのが居たね。
こっちも餌は撒いたけど…どうかなー。
何だかみょーに和気藹々だったし。
天然カップルって恐ろしいわ。
[すこーしだけ苦笑が漏れたかも]
と言うか、鳳凰はまず休め。
はぐらかすなりして離脱しなさいな。
それだけ食いついてくるなら、後でもまた食らいついてくるだろうし。
いや、マリー。そんなこと教えないでくれ
…って、急になに言い出すんだ?
[いつもと変わった様子の幸貴を見て瞬く。とはいえ次の笑みをみて、内容はともかく安堵はしたが。
己の中といわれても浮かばないが、奇妙に視えるものはある。
そいつは久鷹やマリーの近くにいったり、幸貴のとこにいったりしてるのに、誰も視線を合わしてないから視えてないのは容易に知れるわけで。
同じように空の紙コップを捨て、解散する面々を軽く見送る]
[紅鴛、どこまでも呑気です。くるるん、とか鳴いてたり]
事実を事実として、端的に述べたまでだが。
[説明になってません。
ジト目にも動じた様子はなく、けらりと笑って]
ま、何にも知らん、とは言わんが。
今は、話すだけの体力が不足してるんでね。
[言いつつ、ひょい、と立ち上がる。
青空を背に、刹那、五色の翼の瑞鳥が浮かんで消えたかも。
……ちなみに、体力に関しては嘘言ってません]
……てわけで、俺は帰る。
どうしても知りたきゃ、後でウチに来るといい。
[涼しい時間だと助かるが、と。
冗談めかした口調で言うと、そのまま*足早に階下へと*]
さて、どこにいるんでしょな。
[ヒサタカには乾いた笑みを返しつつ。
帰るというサキにお疲れ様です、と言おうとして]
…は?
[一瞬呆然となり、その台詞を問い質す機会を逃してしまい。
あー、とか、うー、とか小さく唸った後]
そだな、ここにいても始まらない。
とりあえず出来ることでもしてきますか。
んじゃまたね。
[狭い範囲にいればどうせ嫌でも顔を合わせるだろうし、とか。
サキと同じようにお茶を飲み干し、ヒラヒラと手を振って室外へ]
[ トン、と靴の先で地面を蹴る。
顔を上げるとフードは僅かにずれて、金が零れる。
視線の先には、広がる空があった ]
今日は普段より、うるせぇな――
[ 呟きの後には、眼を伏せて。
その足は気侭というには目的を持った様子で、*何処かへ向く* ]
ま、最悪強引に巻き込むと言う手もあるし、何とかなるだろ。
[どこまで大雑把なのかと]
天然カップル……ね。
天魔と五神に分かれてたら、それこそ恐ろしそうだな。
[何となく、遠い目をしたかも知れない]
ああ、このまま動き回ると、さすがに色々とまずいからな……ウチ帰って、大人しく休むよ。
これから、休むどこじゃなくなりそうだし、な……。
[自覚があったら苦労しないんだ。とか
内心で我妻と同じようなことを考えているなんて知らないが]
視えるもの…かぁ
[少し考える。急な言葉と適合する状態は不思議で…何か知ってるのかとも思えて
久鷹とマリーをみて、やっぱり二人にしておこうとか思ったのもありつつ]
ん…少し考えよ
[自覚のないカップルが気づかぬように涼を求めて家庭科室を*後にした*]
めんどいからって略しすぎやねん。
つーか、こんな炎天下に屋上おったらそら体力も切れ…
[何かえっらい派手なん見えた、とレンズ越しに瞬く。
その間に言い逃げられました]
………よっしゃ、行ったろーやん。
でもゴハン優先。
[キンキラ金とか派手なんとか、空腹で幻覚見えすぎやと胃を抑え、当初の目的炎天下に置き去り*スーパーひまわりへGO!*]
話してて毎度思うんだが。
鳳凰って豪快だよねぇ。
[かいちょーが苦労するわけだ、とは辛うじて流さずに済んだかも]
分かれてたら……説得してもらうとか?
上手く行くのかは分からんけども。
これからもっと忙しくなるでしょ。
主に精神的に。
ただでさえ、結界と半同化してるしねぇ…。
[結界に近付いた者がまた殴る蹴るをしないという保証はないし]
アタシもこれからに備えて休息取っておくよ。
餌に食いついたのが来るかもしれないし、ね。
[少年が出たのは、神宮司が出て、悠悟が出て、そして五十嵐が出たあと。
結局昇降口傍の自販機に行きそびれて、諦めたように道場に戻る途中の渡り廊下のそばの自動販売機へ。
飲みたいものは昇降口側にしかなかったので、無難な烏龍茶にすることに。
手ぬぐいを冷えた缶に巻きつけて氷嚢代わりにしながら道場へと向かえば見計らったように携帯が『君の気持ちを受信した』と連呼していた。
不機嫌極まりない様子で携帯を手にすれば、見慣れたアプリケーションのキャラクターが現れるはずの画面が、どこか違っていた]
……?
[辿るのは当初の目的、音楽室への道。
まぁここからは程近いわけですが]
…うっさいな。
そんなに自己主張せんでもいい!
[中に入ると他に人が居ないことを確認して。
ブン、と手を振った]
あーもー。
普通は自分がおかしくなったかと思うよ、こんなの。
問答無用で降ろしたの、誰っ?
[睨んだ先に在るのは、白い虎の影。
恐らく他者には見えていない。そして残念ながら、こうした存在への自分の知識は皆無じゃない]
絶対に殴る。
私の努力を無駄にした奴、絶対に殴ってやるからなー!
[防音設備の中、少しだけ物騒な宣言が*響いた*]
……そうか?
二度ばかり涅槃を垣間見たら、細かく考えるのが面倒になっただけだが。
[それはかなり問題です]
ま、その時はその時で、当事者になんとかしてもらうしかないだろ。
外野が騒いでどーにかなるもんでなし。
……同化に関しては、諦めた。
もう、なるようにしかならん……。
[事情が知れれば、更に苛烈になるだろうな、とか。
そんな事を考えたのは一瞬なのだが]
ああ、そっちも無理せずに。
覚醒したてって点では、安定を欠きやすいしな……。
[珍しく、他者を労わるような口調で言って。
疲れからか、不意に*意識の接触は途切れて消えた*]
[サキの言葉に、何か心に響くものを感じて、彼女が家庭科室を出て行くまで目で追った。
ただ、それを皮切りに集まっていたメンバーが次々に家庭科室を出て行くのを見て、小さく溜息を付いた。
折角マリーと二人きりになっても失敗しない状況を作るために旅行を画策したというのに、初日からこんな状況になってしまっては本末転倒だ。
自分には疫病神が何ダースか付随しているんだろうか? と遠くを眺めてしまいそうになるが、旅行予定である八月末までは一ヶ月近くある。それまでに解消されていれば問題ないと思い直して、隣にいるマリーのほうを見た]
……このまま話してても先に進まないだろうし、何処か喫茶店にでも言って、旅行の話でもする?
[それが一番建設的だろうと思い、彼女を誘ってみた。*これから何が起きるのかも知らずに*]
……ひよこ?
[ぱちん、と開いたそこにいるのは、夏だというのに暑そうな赤いふわふわの毛皮のドット絵のひよこ。
携帯が暑さでご臨終したのだろうかと思いきや、画面のひよこがマナーのはずなのに、一定の言葉しか喋らない電子頭脳のはずなのに、ありえない言葉を叫ぶ]
『ひよ子ではなーい!』
…。
…福岡銘菓?
『東京銘菓だ!いや、違うそうではなくてだ!』
…どっちでもいい。
『あ、こら、待て、携帯を閉じるなー!!』
[やかましくしゃべりだす電子音声。
かくして、烏龍茶を飲みながら暫くデジタル赤ひよことのよくわからない押し問答が*始まったわけで*]
そんなもんなのか…。
[何かもうその部分に突っ込むのは諦めた]
説得不可、対立するのは嫌だ、ってことになったら介入はしなきゃダメかな。
天魔は放置するわけには行かない。
まぁ、実際どうなってるか分からないから、ここで妄想膨らましても無駄なんだけど。
気にしても同化が解除されるわけでもないしね…。
まぁ、気をつけて。
[気をつけたところでどうにかなるものでも無いが]
ご忠告どうも。
安定取れるように努力するよ。
[そう返してから、ふつりと相手の接触が切れるのを感じ取った。余程疲れたのかな、と小さく息を吐く。その後、自分も一旦意識の接触を切った。だってシャワー*浴びるし*]
[次々と去っていく面々を見つつ、考えるのは徒然なること。]
(んー、ヒサタカと旅行できるって嬉しかったし、せっかくヒサタカから誘ってくれたのにこんなコト起こるなんて、厄いナァ。)
(それに、サキセンパイのあの言葉。あれって……うーん。)
(まあ、考えても仕方ナイか。だったら……)
[そんな感じで考え纏まった頃に、ヒサタカからの言葉。
それに満面の笑みを浮かべると]
うん!
[そう言って、ヒサタカの腕に抱き付きつつ喫茶店へ*向かう*。]
[……その去り際。扉をくぐる直前に部屋に振り向くと]
…………おいで、カメさん。
[ヒサタカに聞こえない位の声で傍目何もない空間へ手を伸ばす。
その肩に降り立つのは蛇の巻きついたちまっこい亀。]
[仮に、ヒサタカがそれを聞くなり見るなりしても、「ん、何でもないヨ。」と返すか。]
*/
現段階。
木:蒼龍>?
火:朱雀>俺様
土:黄龍>?
金:白虎>五十嵐
水:玄武>桂
木:麒麟>九条院(いない)
火:鳳凰>鳳
土:霊亀>?
金:応龍>?
木/風:天魔>?
金/雷:天魔>?
*/
相克・相生シフト
相克:木剋土>土剋水>水剋火>火剋金>金剋木>(五芒)
相生:木生火>火生土>土生金>金生水>水生木>(輪転)
/*
啓子 :白虎
響 :朱雀
マリー:玄武
今のところ見えてるのはこれだけかな。
後は恭也が視えてるのが表に出てるか。
多分久鷹もかな。
…って、璃佳が食いついてるのがあったか。
彼女がどの位置になるかで久鷹辺りが場所変わりそう。
悠悟は天魔寄りかなぁ。
ま、そのうち分かるよねwww
―家庭科室/午後―
[お昼ゴハンを寮で食べてから戻ってきたら、もぬけの殻でした]
ぅわー、薄情もん!
やからケータイないの不便やねん!
せっかく何か知ってそーなん見っけたんに!
家 わ か ら ん や ん か !!!
[ミツクニの実家知らんらしいです。屋上で何話してたんだか。
(答え=寝てたかボケツッコミ。詮索せんから友人やれてたっぽい)]
んー、キョウヤんは連絡網見ればわかるやんな。ヒサタんもそっちからいけると。マリリンも多分オッケー。
その連れの文化系体育系問わんと女の子に囲まれてる先輩も、寮で見かけた気がすんなー。ま、なんとかなるやろ。
アズマんはタマキちゃんが知ってるとして、サッキーがわからへんなー。どないしよ。
[とりあえずケータイない身にはどないしようもない。
ミニ手帳に勝手に聞いて付けたあだ名込みで書き込んでいく。
ケイコだけはいい名が浮かばなかったので保留にしたが。
来るかどうかは任せるが、メンバー繋がりのよしみで声かけだけはするつもりらしい。ミツクニの迷惑は考えてない]
―自宅―
――ふぅん?
[頭の脳裏で切れた会話を反芻して。口にスプーンを咥えたまま、思案を巡らした。
ちなみに炎天下で駆け回る人たちを尻目に、冷房の効いた自宅で悠々自適中。
冷房直下のアイスって、いいよね。
網に引っかかった数は、僕らを除いて7人。
…数人か聞き覚えの無い名もあったけれど、それでも十分だった。
わざわざ面識も無い人間の相手をして、「覚醒を促す」?…正直面倒この上無い。
残り三人の手伝うふりでもして、押し付けてしまおうかと考えていたのだけれど。
――嗚呼、何だ。]
…楽しめそうじゃない。
[自分の知人がいっそ五神でも天魔でも、面白そうなことには変わりない。
…さて、どうしましょうか。 楽しげに喉を鳴らして。
空いた皿へと投げ込んだスプーンが、カランと高い音を*立てた*。]
…サッキー、あの貫禄からしたら3年ぽいやんなー。
タマキちゃんに聞いてみよ。うん。
ついでにミックんの家も知ってるかも。生徒会って住所とか電話番号握ってそうやもんなー。
[イトコの兄さんなら何でも知ってるとか思ってます。
実際、答えが返ってこなかったコトなんてないし]
…まーたこの炎天下の中、寮に帰るんは辛いなー。
直接行っちゃえ。
[思い立ったら即行動。
ついでに何か冷たいものでもおねだりする*つもり*]
[その日、ソレは彼から離れていた。
実際は途中まで背中におぶさっていたのだが、学校に近づくや気分が悪くなり、一人町の散策に出かけたのだ。
大きな町全体を包み込む結界。
恐らくソレを察知して作られたものだろうと推察できるが、それ以上の事はわからなかった。ソレを殺すために作られたのか、それとも別の目的があるのか……? 結局のところ何を考えても想像の域を超える事ができないからだ。
ただ少なくとも身の危険が迫っているには変わりない。今後どうやって身を隠すべきか? 彼に相談しなければならない。
そんな事を考えながら、町の上空をたゆたう。
――その姿が自分と同質のモノに見える事も知らずに]
―自宅―
――ああ、お帰りなさい。
[律義に鳴されたインターホンに応じて扉を開ける。
尤も、正しく言うなれば此所は少女の自宅では無いのだから、
おかえりと言うには不的確なのかも知れないがもう癖の様なものだ。
上がるなり何か冷たいもの、とねだる言葉には小さく笑いながら、
先程まで自分が食べて居たのと同じアイスを差し出してやる。]
あ、何か飲む?
[アイスティーくらいしか無いけど。
そう問いながら、先ずは自分用に一杯注ぐ。
いると答えが返るなら、二つ目のグラスにも注いでやって。]
[ きっかけなんて、大した事ではなかった。
ただ、単に。
幾ら努力したって上り詰めようとしたって、
どうしようもないものがあると識っただけ。
嗚呼、 ――つまらないと思った。]
― 穂見町東端・烏頭羅山 ―
……あー。
うっせ。日本語で話しやがれ。
[ そうはぼやきつつも、“それ”が実際には、
人間の言う言語で括れるものでないとは理解している。
フードは下ろされて、露になった両の眼。
木々の合間を通る風が髪をさらっていく。
重なる枝の影の下では、金はその輝きを失くしていた ]
ったく。
何もしなきゃ、何もなかっただろうに。
[ 高い樹上に腰を下ろして、片足を立て頬杖を突く。
いかにも物憂げに、溜息を吐きだしてみせた ]
[ 虚空へと、手を伸ばす。
瞬間、風が起こり、大きく枝が撓んだ。
ノイズにも似た耳障りな音を立てて、無数の緑が舞う。
彼の身体は宙に放り出され――或いは自ら飛んだのか、
定かではないが、その中に飲まれる。
何も、見えない。
そして小さな嵐が収まった後には、
何事もなかったの如く、地に在った。
その瞳の色だけを、揺蕩う闇の色に変えて ]
[ 魔に喚ばれ、彼は往く。
そして、
堕ちて、辿り着いた。
感覚が研ぎ澄まされていく。
もしくは、己が二つに分かたれ、
尚且つ両の意識を保っているかのような。
存外、悪くはないものだった ]
さって――…と。
まずは、 どうしますかね。
[ 呟く様は、先程までと何ら変わりはない。
山を下ろうと無造作に歩を進めながら、
取り出したカメラのレンズ越しに景色を見る。
剣道を止めてから始めて、すっかり趣味になった行為。
なのに、撮るときの彼は、少しも楽しそうではない ]
面白くしないと、ねえ。
[ フィルタを通した世界は、*何とも詰まらなかった* ]
[ そうして変わった感覚は、
今までは知る事の出来なかったモノを捉える。
――即ち、魔と呼ばれる存在を ]
……へーえ。他にもいたのか。
しかも、あれとは毛色が違いそうだな。
[ 少し、試してみようか。
そんなことを考え、
手首を内側に向け、それから外側へと反らした。
まるで、何かを投げるように。
否、“投げた”。
生まれた不可視の風の輪は、
上空をたゆたうモノを目指して飛んでゆき、
間近で弾け、小さな旋風を生み出す。
――どうも、お仲間さん。
そんな声を、運んで ]
…神宮司さんの?
[からん、と氷が音を立てて崩れる。
サッキーって、ミッくんって誰。とは一瞬思わなくも無かったが、
聞き取り調査の結果、無事生徒会会計の彼女と、
生徒会長の従弟殿を示す渾名と判明した。大変解りにくかった。
…まぁ実際、委員の関係上急遽連絡をとる事もあったし、会計を勤める彼女のものは知ってはいるけれど。
――問題はそれよりも。]
(…さぁて、どうしようか)
[直接知らなくても、意識裏で聞けば自宅ぐらいは判るだろうが。
しかし今、四瑞に――特に彼に意識を向けるのは自分的にも得策じゃない。
遅かれ早かれ接触はするだろうが、…不要な情報を与えるべきか否か。]
…まぁ、神宮司さんの連絡先なら知ってるから、教えましょう。
鳳くん?の方は、…従姉の方の連絡先なら判りますから、あとで聞いておきますね。
[事実に相違は無い。ひとまずははぐらかす事に決めた。
それじゃ携帯取って来ますね、と席を立って、
はた、と思い出した様に振り向いた。
からりと、氷が溶ける。]
――あぁそういえば、璃佳。
貴女は“何か”見たりしてません?
[笑みのまま問う言葉は、あまりに唐突なもの。
直接過ぎる問いだが、気にしない。これが一番判りやすい。
…尤も、質問の意味を聞かれても、*はぐらかすばかりだが*。]
―宝条家―
[ぴーんぽーん]
あ、おったおった。タマキちゃん、ただいまー。
[炎天下でばててたのが、イトコの顔を見るや笑顔になる。
当然のように上がりこみ、冷たい物をねだって後ろを付いていく]
うん、もちいる!
[アイスティーの勧めに頷き、自分用に注がれた分を一息で干した。
二杯目を次いでもらってから、冷房の効いたリビングのソファーをクッション付きで陣取る。
天国ーとご満悦でアイス食べつつ尋問…やのうて質問タイム開始]
[(タマキの)苦労の末、話は大体通じて。
空の皿にスプーンを置き、なにやら思考しているイトコを見守る。
住所録ドコだっけとか考えてるんやろと、裏の顔に気付きもしない]
わ、やっぱりタマキちゃん頼りになるー! よろしゅうな!
しっかしミックんて、んな名前やったっけ?
いっちゃん最初に聞いたきりやから忘れてたわ。
[めんどくさがりの共犯者は、あだ名を諦めるのも早かった。
そんなコトを思い出しながら、申し出に感謝して。よもや従姉=生徒会長とは知るよしもない。携帯を取りに行く姿を手を振って見送り]
えええぇっと、“何か”ってナニかなー?
[タマキの笑みを直視できず、眼鏡の陰で視線がめっちゃ放浪。
小さな頃から、大好きなイトコのお兄さんへの隠し事は下手でした]
いや、あんな。
ちーっと暑すぎて幻覚見たんやも知れへんねん。
やから話半分でええんやないかなーって思うんやけど、
こーんなちっこいサイズのトカゲに髭生えたみたいなん、見えてん。
[まあ、大して時間かからず下呂った訳です]
なんや飴食べよ思って包み剥いたらおってな。
色同じやし、暑いし、見間違いかなー思うてそんまま食べてもうたんやけど……。
あ、味はマンゴーのまんまやったで?
[沈黙はえらい痛く、氷が溶ける音が*よう響きました*]
[ソレは魔が風の輪を投げた瞬間、自分以外に同質の存在がこの付近に潜んでいるのを認識した。
自分とは進化の質というのか、根源というべきか……ただ生きてきた環境が違うというだけでは語れない、一種の同質異物とでもいうのか。ともかくそのようなものであると感じたのだ。
ソレは空を飛ぶ時にはあえて見つかっても誤魔化しが聞くように鳥の姿に擬態していた。
しかし、風の輪を認識した瞬間に、表面皮膚が亀甲状へと変化した。
もちろん、性質まで変化させた訳ではない。
それでもソレが本来持っている雷を用いた変化は、電子自体の組み換えを無意識に行う事で、電子の硬度は変化させる事が可能であった。
亀甲の皮膚に軽くとも、傷を生みだす一撃が命中した。
ぐらりと飛行していたために不安定だったバランスが崩れる。
追撃がくる――!
瞬間的にそう思った。
が、それはなかった。
遊ばれた? んーん。違う。仲間がいるぞ。と、挨拶を投げかけたのか?
ソレは皮膚を再度空を逝く者の羽へと変化させ、一度注意深く周囲を飛翔してから、協力者である彼の元へと戻った]
*/
現段階。
木:蒼龍>?
火:朱雀>俺様
土:黄龍>佐々木
金:白虎>五十嵐
水:玄武>桂
木:麒麟>九条院(いない)
火:鳳凰>鳳
土:霊亀>?
金:応龍>環
木/風:天魔>悠悟
金/雷:天魔>?
[確かに絵心に秀でている訳でも無ければ、
仮にも空想上と呼ばれる生物に通じて居る訳でも無いが、
…しかし]
――トカゲに髭。
[……その表現は、微妙な気がするが。
いや、思い当たりが無くは、無い。]
……恐らく、間違ないですね。
璃佳が、“見て”ます。
[数時間前に交わされた会話を肯定するように、ぽつりと]
*/
ふむ。そうすると現段階
(相克)
木:蒼龍/九条院/悠悟 > 土:佐々木/霊亀
↓(相生)
火:俺様/鳳 > 金:五十嵐/環/天魔B
↓
土:佐々木/霊亀 > 水:桂
↓
金:五十嵐/環/天魔B > 木:蒼龍/九条院/悠悟
↓
水:桂 > 火:俺様/鳳
*/
それにしても、いい加減この表から九条院を外してもいいんじゃないか俺。
というか、そろそろデジタル赤ひよ子と語り合え(語り合うのか
*/
…このメンツだと十干ってどうなんのかな。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
木・木・火・火・土・土・金・金・水・水
…遙かってどうだったっけ…。
風・雷・火・?・呪・土・光・星・水・?
4だとサブ込みの十干だからなー…。
…。
……食べたの?
[…黄龍を? とまでは聞けないが。聞けやしないが。
うっかり口に出してしまいそうな位には衝撃的だった。
見たどころか、どうやら口にしているとは。
物理的なものでは無いのだし、流石に食中りなどは起こさない…と、思う。思いたいが。]
――…璃佳。
[たっぷりと時間を空けて、漸くの沈黙を破って出た言葉は、
浮かべたままの笑みも相俟って、さぞ痛かったに*違いない*]
…仮にもトカゲに見えたものを、口に入れるのは止めなさい。
[階段駆け下り、昇降口から外へ。
そのまま校外に出よう……としたら、後ろからどつかれた。
振り返った先には、目の笑っていないいいエガオ]
あー、ええと。
[逃げ損ねた。
そんな風に思ったのは一瞬。
まあ、逃げられるものではないのだが]
/*
なんと見事な強縁故
サヤカ(木)→相生→ミックん(火)→相生→リカ(土)→相生→タマキ(金)
怖いです生徒会長。殺られる。
サヤカ(木)→相克→リカ(土)
[それから、家に帰りつくまでの間の延々のお説教は。
もしかしたら、応龍には聞こえていたかも知れない。
接触を開いていたのなら、恐らくは霊亀にも]
─瑞雲神社─
[そんなこんなで、小言を聞かされながらも従姉と共に帰途につき。
石段の下で、別れる事となったわけだが]
「……ところで、光那」
……なんだよ?
「『五神』がは傷ついた場合や、『天魔』を捕えた時に、『隔離の陣』の中に置くのはよいのだけれど」
ああ。
「……建前上は、どうするつもり?
私たちの事情を説明して、世間一般が納得できるわけ、ないでしょう? 警察沙汰になる可能性は、理解していて?」
……あ。
[忘れてたようです]
[惚けた反応は予想通りだったのか、従姉は深く、ふかくため息をついた]
「そんな事だと思ったわ……手配をしておいて、正解ね」
手配?
「学校の方に、生徒会主催の特別合宿を行う、という申請を出してあります。
『隔離の陣』に送った人は、建前上は、それに参加している、という事にして通しましょう。
ある程度までなら、情報操作もできるし……」
あー……悪い。叔父貴にも、迷惑かける。
「そう思うんなら、お父様の期待に少しでも応えて差し上げてね?」
……それとこれとは、話が別だろーが……。
[こっくり。
そんな音が聞こえそうな仕草で頷いて。冷や汗流し固まる事しばし。
たっぷりの時間を空けて耳に届いた言葉は、大変痛うございました]
以後、気をつけますデス。ハイ。
[保身のあまり標準語もどきが出た。いやだって笑顔が!怖いよ!]
[思わずジト目になりながら言った言葉に、従姉はくすくすと楽しげに笑い。
一頻り笑ってから、真面目な面持ちになって]
「とにかく、今は休んで。
……念のため、翠麟をお目付けに置いておきますけど、ちゃんと回復をはかるように、ね」
……置いてかんでいいってのに……。
[文句は届きませんでした。いつの間にか現れた翠のちま麒麟は楽しげな足取りで石段を登り。
紅鴛もそれと一緒にぱたぱたと。
それらを見送ると、従姉はじゃあね、と言って帰って行く]
……ったく。
お節介が。
[ぶつぶつと文句を言いつつ、その背を見送って。
それから、気合を入れなおして、*石段を登って行った*]
えぇーと、したら連絡先よろしゅう?
うちはクラスの連絡網とってくるわ!
[とりあえず逃げ出したくて席を立つ。
ちょっと待てば携帯からの連絡先もらえるのに、二度手間だとかは頭から抜けていた。
かくして、寮から持ち出した連絡網とタマキちゃんの情報で皆に連絡しようと試みる。電話代は宝条家持ちで。
通じたり通じなかったり、そも自宅の連絡番号しか判らなかったり。それ以前に、涼しい時間って何時やねんとか、ちゃんと神社に集まるのかは*はなはだ怪しいですが*]
[マリーとの会話は楽しい。
正直に言えば、出会った当初はあまりの突拍子もなさにそれこそビックリ箱だと思ったくらいだ。それがいつの間にか楽しいものになり、気づいた時には隣にいつも存在するようになったのだから、人生というのは変わったものだと思う。
尤もだからと言って、このようなモノと知り合いになるとは微塵も思っていなかった]
……それじゃ、旅行の話はこのまま進めておく。壁が消えたら一緒に行こう。
[そう締めくくり、本当は用事はないのだが、用事があると嘘をついてマリーと別れた。別に一般人に見えるものではないと教えられているが、それでも万が一彼女を驚かすのは忍びないと思ってからだ。
彼女の背中が見えなくなるまで喫茶店の前で見送ってから、小さく息を付く]
……気にしなくてもいい。時間はあるのだし、電話でもするさ。
[と、そう唐突に言葉を口にして、彼が振り返ると、喫茶店と隣の建物の間に深遠というべき闇がたゆたっていた。そして闇には顔というべき部分が存在していた。
――まるでピエロと能面を足して2で割ったような丸い仮面。
仮面はくるくると回転しながら、どこか申し訳なさそうに彼を見つめていた]
−武道場−
…で、ぴよぴよ。
『ぴよぴよではない』
…じゃあ、赤ぴよ。
『違う』
[さて、そのころの武道場。
あのあとどうなったのかといえば、相変わらず部室で一人デジタル赤ひよ子と下らない押し問答をしていた。
不思議なことに、携帯の電池は一向に減らない。
かれこれ30分もこの押し問答をしているというのに。
アプリケーションがどれだけ電池を消費するのかは待ち受けに電子頭脳を設定してから身をもって知っているつもりだったのだが。
うちわであおぎながら、かれこれ3本目に入った烏龍茶を飲みつつ、畳の上に放り投げ気味の携帯を睨む]
……じゃあ、なんだって言うんだよ。
[デジタル赤ひよ子に呆れたように視線を向けると、やつは画面の中でふふん、とばかりふんぞり返った]
『聞いて驚け』
…嫌だ。
『拒否か。これだから最近の子供は』
そんな、ぽてぽての腹を突き出してふんぞりかえって今にも転びそうなひよこに言われたくない。
[まったくだ]
『ひよ子ではないと言っている。私は』
…なんだよ。
『朱雀だ』
……。
『……』
[しばし無言。
そしてそのまま───パチン、と携帯は閉じられましたとさ]
『こら。
話の途中に携帯を閉じるな!』
[閉じられた携帯が、マナーモードでもないのに、もごもごと動いて電子音声でおこりだす様は大変に*気持ち悪かった*]
*/
木:蒼龍>? 火:朱雀>俺様 土:黄龍>佐々木
金:白虎>五十嵐 水:玄武>桂
木:麒麟>九条院 火:鳳凰>鳳 土:霊亀>? 金:応龍>環
木/風:天魔>悠悟 金/雷:天魔>鵬谷
------------------------------------------------------
(相克)
木:蒼龍/九条院/悠悟 > 土:佐々木/霊亀
↓(相生)
火:俺様/鳳 > 金:五十嵐/環/鵬谷
↓
土:佐々木/霊亀 > 水:桂
↓
金:五十嵐/環/天魔B > 木:蒼龍/九条院/悠悟
↓
水:桂 > 火:俺様/鳳
*/
あ、一か所治ってない。
(相克)
木:蒼龍/九条院/悠悟 > 土:佐々木/霊亀
↓(相生)
火:俺様/鳳 > 金:五十嵐/環/鵬谷
↓
土:佐々木/霊亀 > 水:桂
↓
金:五十嵐/環/鵬谷 > 木:蒼龍/九条院/悠悟
↓
水:桂 > 火:俺様/鳳
……ふーん。
[ なるほど、ねえ。
小さな呟き。
宛てもなく向いていた足は、一つの方向へと定まった。
山を下っていく途中、振動する携帯に気付く。
宝条 環と示された名に、珍しさを感じながら通話ボタンを押し
――て、聞こえた声に反射的に一度切ったのは、置いといて。
かけ直しのせいで、電話代がこっち持ちになりました。
自業自得。]
いや、ちょっと煩かったモンで。
[ 何が、とは言わない。
周囲が、ということにしておいた。
謝罪らしきものを告げ、かなり適当に応対する。
時間に関する事だとか、そもそも何のために集まるのかとか、
知っていそうなの見つけたなら、もっと問い詰めろよとか、
ことごとくツッコミを入れたのは言うまでもなかった ]
……ま、りょーかい。
気が向いたら行く。
[ なんともいい加減な返答をして、一方的に切った。
情報があるなら行きたい気はするが面倒ではあるし、
神社というのも、今となっては気の進まない理由の一つ。
午前に拾った赤羽根を摘み、くるくると回した ]
[ひとしきり喚き発散して。
目的の楽譜をマスターホルダーから借りると外へ。
棚の鍵はどうしたのかなんて、聞いちゃいけないったらいけない]
なんというか。
もしかしてあそこに居たのってそういう人の集まり?
見鬼できないようにしてもらったの、裏目に出たんだろか。
[コンビニへの道すがら、あれやこれやと考える]
ま、協力が必要だってんなら、そのうち説明にも現れるでしょ。
まずはその時に一発入れればいいか。
[もはや決定事項ですか。しかもまずはって何]
はー。飲み物だけは自前でも確保しとこ。
声出なかったら最悪だ。
[コピーのついでに何本かのボトルを確保した]
[ やがてソレの向かった先に、彼も迷いなく到達する。
見えないはずのその存在を、
フードの奥に隠された、闇を宿した眼は映し取る。
会話の途中に立ち入り邪魔をする事はなけれど、
その気配は、相手も容易く察知出来ようか ]
[夏休みとなれば寮も幾らか閑散として。
確保済みの飲み物ではなく、食堂のオバチャンと交渉して手に入れた饅頭と麦茶を手に部屋へと戻る]
さてと、体力温存。
惰眠でも貪っておくか。
[まぐもぐ、栄養補給して。
ルームメイトはまだおデート中のようですし。
諸事情ある身では当然携帯なんかも持っていませんし。
待ちの構えでベッドにゴロリと*転がった*]
[闇の中で、ふとソレが震えた]
……どうした?
[そう問いかけた瞬間、彼はソレと同質なる気配を感知し、そちらへと視線を向けた。
そこには、先の家庭科室で見かけたフードの男が居た]
……どうやら、お仲間、らしいな。
よす。
[ ひらり、手をあげる。
所作だけを見れば、普通の男子高生と大差ない。
――纏うモノは、異質な黒を含んでいたが ]
こんな近くに、いるとはねえ。
アレのおかげで感知出来たんかな。
[ だったら、感謝しないと?
物言いは軽く、笑みを滲ませた ]
ま…… 他にも色々と、いるみたいだが。
[何やら少し馴れ馴れしいと感じつつも、表情一つ変えずアズマをじっと見つめて]
……ああ、さっき家庭科室から逃げた人。
[と、ヒビキとの関係から脳内変換で強弱関係を勝手に捏造した。
その変換に納得できてうんうんと一人頷いていると、ソレが再び震えた。
視線をそれに戻し、しばし震えるまま何かを彼に伝えると、そっと彼は小さく息を付いた]
……この子を苛めたんだって?
逃げてねえよ色惚け。
[ 家庭科室からは。
家庭科室内では、逃げたが。
相手の言い様から、昨日校舎裏で会った事は
抜けてそうだな、などと思いつつ ]
軽い挨拶のつもりだったんだけど、
避けらんなかったみたいだな、悪い、悪い。
まあ、近いのに逢えて、浮かれてたってことで、一つ。
ここ、違うのばっかしかいないみたいだしさ。
[逃げてないという申告に、些か疑問を感じつつも、とりあえず本人の意思を尊重するべく頷いて見せた。
しかし、軽い挨拶でソレを脅えさせた事に、軽薄な態度を取る点については、視線を厳しく引き締めた]
……せめてちゃんとこの子に謝るといい。確かに、周囲は色々と騒がしくなっていて、仲間が増えたのは嬉しい限りではあるのだから。
[少なくとも、自分と同じく魔の存在を受け入れた人間が居た事には、小さな安心感と連帯感をもって一息つけた]
[家に戻った後はさっぱりとシャワーを浴びて。自室でしばらくぼんやりと]
………。
[ベッドの上で壁に凭れながら集中するように瞳を瞑る。ゆらりと、幸貴に重なる一つの影。陽炎のようにゆらめくそれは、瞳を開けると同時ににふっと消えた]
……あーもう。
適正があっても特性が合わないってのはどう言うことかな。
『護りの要』、かぁ…。
[眉根に皺を寄せ、右手を見ながら開いて閉じて。やや疲れたように、ふー、と長い溜息をついた]
けどまぁ、何も出来ないわけでもない。
やるべきことも、やらないと。
[よし、と気合を入れ直すとベッドから飛び降りる。それと同時に電話だと母親に呼ばれた。受話器の奥から聞こえてきたのは関西弁。話された内容に承諾して受話器を置くと、この先に起きることを考え小さく息を吐いた]
[部屋の主が電話に出ている頃。先程まで座っていたベッドの上に転がる黒い物体。時折もぞりと動くそれは、主が帰ってくると動かなくなる。その黒い塊が何なのか、幸貴が気付くのはもう少し*先の話*]
[ むしろ、色惚けに対する反応がないのがどうかとは思ったが、
今更だと思ったので気にしないことにした。
多分、気にしたら、負け ]
……あー、悪かった。
[ 謝罪、というにはやや礼を欠くものの、
頭に手をやるさまは、先程よりは誠実さを帯びる ]
とって喰いやしないから、怯えんな。
……で、だ。
[ 長く息を吐いて、一区切り置く ]
現状を、どう考えてる?
[ 曖昧な問いかけ。
腰に手をやり、目の前の男と、別の存在とを見た ]
─瑞雲神社─
[帰ってから、境内で遊ぶ使い魔たちを置いて自宅へ。
シャワーを浴びた後、少し仮眠を取り。
多少回復した所で、境内にいるから、と茶の間に声をかけて外へ出る。
風は未だ、吹き抜ける熱風。
それでも、その熱さは決して不快ではなく、むしろ心地よくて]
……紅鴛、翠麟。
関わりのある連中以外には、見つかるなよ。
[じゃれ合う傍目ぬいぐるみな使い魔たちに声をかけ、一本桜の下に行き、たんっ、と地を蹴る。
ふわり、ごく自然に持ち上がる身体は、高い枝の上へ]
[...はソレの頭を撫でながら、しばし考えてから]
……タイミングだけを見れば、この子やそっちのが町にやってきたのと符合する。ただ、それにしては見えない壁……ああ、この子は結界と言っていたが、それが展開されて閉じ込められた人数が多い。
そこから考えると、この子達を退治するための戦闘員として他のメンバーが選ばれた。と、考えて動いた方がいいと思う。
[少なくとも楽観視はできないであろう。そう彼は考えている]
ん。
こっちのが来たのは、大分前だな。
[ なんせ、旅に出たときからだし。
などというのは知らぬ事情だろうから、口にはしないが ]
一つならともかく、二つだから見つかったか。
となると、迷惑な話じゃぁ、あるが……
まあ、いいか。遊びの種が出来たとでも思えば。
[ 大して迷惑とは思っておらず、
困ってもいなさそうな口調と、表情 ]
そう考えるのが妥当か、な。
何かしら視えていたようでもあったし、
他の奴らには同類の気配なかったみたいだし。
しっかし――数が多いか、若干。
[なるほど。と思った。大分前に町に来て発見されていなかったのならば、恐らくソレが町にきて魔気とでもいうのか、そういうものを感じ取った人物がいるのだろう。
尤も、彼にはアズマのように遊びの種とは思えなかったが]
……それより、数が多いというのはどういう意味だ?
下手すると、俺ら以外のあのメンバー全部敵、ってこと。
俺はまだ慣れてないし、そっちだって、そうなんじゃね?
全員相手していたら、身がもたん。
……ま。
自覚はなかったっぽいし、
素直にあいつらが戦うとも思いがたいけど。
[ この状況じゃあ。
見えない壁を蹴りつけていた少女や、
腐れ縁の友人の事を思い出しながら言う ]
[久鷹がマリーとがどこかにいくのを最後に見ながら、寮に戻った。
涼と食事と休息のためだったが]
そう…とにかくなんか学校のことでしばらく戻れそうにない。補習じゃねえよ。それぐらいわかるだろ。しっかりあんたに仕込まれてるしな。ん…ありがと。じゃ
[携帯を閉ざす。
ある意味家族といわれたら実際の両親や兄姉よりもそっちが先に浮かぶという養育係で教育係な人から連絡だったらしいが]
璃佳………何か教えてくれるのはありがたいが…
[キョウヤんとかいう呼び名をさっさと止めておけばよかった。と後悔中]
……確かに、俺が把握しているだけで、五人は残っていた。と、すると一人頭二人半はどうにかしないと、この子やそっちのを助けられないと……。
[もしかしたら、それ以上に任数が増える事を考えると、身が持たない。
少なくとも、彼は手先が器用で周囲から斜め上の思考回路を持っている所為で可能な知能戦となれば対応できるだろうが……]
……一つ質問だが、この結界は、どれくらいの期間持ちこたえるのが可能だと思う?
[嘆息。今までずっと無視していたほうへと目を向ける。
最初こそ見ていたが、幻覚だろうとか思って無視してたら自己主張するように腕に巻きついている。
うろこがひりひり痛いが、いまのとこそれだけで幸貴が言っていた言葉だけが妙に気にかかる。…まあ透明の壁の件よりも重要度は低いわけだが。]
なんつーか…蛇っていうか龍?
[少し緑がかかっている深海のような蒼い龍
ファッションに詳しくないからこの腕輪のようになってるのはいいのか悪いのかもわからないまま]
とりあえず…璃佳は自宅にかけていってるんだろうし…電話…よりメールがいいか。邪魔しちゃ悪いし
[璃佳がしようしたのは連絡網か何かだろうと予想をつけて、デートにいった久鷹に、透明の壁の件で何かわかったらしいとか神社と連絡を受けた件を教え。マリーにも告げてくれ。とだけ。まだデートしていると思っているため任すことにした]
俺の場合は助けるどうこうより、
俺自身が――だけど、ねえ。
[ その道を選んだのは、他ならぬ自身だが ]
……つか、お前も変わってんな。
魔を助けるとか。
そっちのの正体は知らんが。
[ しげしげと眺める。
変わった奴だ、と思ったことはあれど、
憑かれているわけでもなく、自ら協力しているようにも見え。
思わず、そんな言葉を投げかけた ]
[ 相手からの質問には、数拍の間を置いて ]
……なんとも言えないな、創り手次第だろ。
逆に言えば、創り手を見つけ出して叩けば即解放、
って可能性が高いが。
急ぐことでもあるのか?
あぢーな…ったく。
[幸貴は自宅に帰ったみたいだし知れることだろう。
後は知らん。こっちから連絡の取り用がなく。
行く場所は瑞雲神社らしい。生徒会長の従兄弟だとか。従兄弟のほうは知らないが、生徒会長はさすがに知ってる。なんでもミスパーフェクトだとか。実は機械で出来てんじゃないかとか。口さがないものの噂と。幸貴からの話で高嶺というか。死の山の先の花ぐらいに思っているとかいないとか]
…いくか
[だらだらしていても仕方ないと、寮より出て。日陰を辿りながら瑞雲神社を目指す]
……そうか?
[変わってるのは理解しているが、やはりはっきりと言われれば首を傾げてしまう。ただ――]
……助けを求めてきたものを救おうとするのは、大切な事だろう?
[さも当然と言わんばかりに、それの頭を撫でた]
……まぁこの子も少々恥ずかしがりやなんで顔を見せてはいないが、そういうそっちも、君の影に隠れてよく分からないが……。
……急ぎではないが、タイムリミットがあれば無闇に周囲を警戒する必要性もなくなる。時間切れを狙えばいいのだから。
[できればこれを狙いたいのは、彼の性格のせいでもあるのだが]
[動きやすい格好をと思い、結局のところハーフパンツとTシャツと言うラフな格好で自宅を出た。ベッドの上にいつの間にかあった黒い物体は、何なのか分からなかったが、とりあえずハーフパンツのポケットへと放り込んで]
神社っつーと、あそこしか無いよねぇ。
[この街では桜で有名な瑞雲神社。電話で言われた神社はここのことだろう。何故集合場所がそこなのかと言う理由も、大体予測は出来ている]
さぁて、どう転ぶやら。
[ふ、と短く息を吐くと、日差しも気にせず真っ直ぐ瑞雲神社へと歩き始めた]
−自宅−
……会話は簡潔にしろ。
[家に戻り、風呂に入ってから私服に着替えると、蜂蜜をかけた抹茶アイスを食べながら寝台に放り投げた携帯との再戦が開始される]
『神社に行けと言っている』
いや、だから。
いろいろ結論まですっ飛ばしすぎだおまえ。
『行けば分かる』
今がわかんねえだろうが。
『とにかく行けといったら行けー!!』
[ぴよぴよぴよ!!
携帯はやかましく自己主張し、そのたびに金属のスプーンをかし、とかじる。
いまだかつて壊れていない携帯にここまでの殺意がわいたことがあっただろうか]
―瑞雲神社―
[瑞雲神社の道のりを七回ぐらいめげた。でもがんばった。]
あぢー……ったく。あの壁にこいつとこの暑さ…なんつー夏休みだ
[暑さは事件とは関係ない]
[意識の接触を開いたのはどのタイミングだったか。麒麟が鳳凰に告げた『お目付け役』のくだり前後だったかもしれない。繋いだ瞬間聞こえた言葉に、ぷ、と思わず噴出してしまったことは、きっちり意識の中にも漏れ出ただろうか]
…暑いし。意味分かんないし。面倒。
『暑い?お前、暑いのが嫌なのか』
そもそも、お前が嫌だ。
[それを言ってしまっては身も蓋もない。
だいたい、何のためにこの部屋で扇風機を回しているのだとこのひよ子は思っているのだろうか。
ところが、ひよ子は何かを思いついたように画面の中で!とマークを飛ばした。
変なところまでこだわるひよ子だ]
『暑い。暑いとな?それならば、私がどうにかしてやろう!』
……は?
[胡散臭いといったらありはしない。
けれど、ひよ子は相変わらず腹を突き出すようにふんぞり返って何やら自信ありげにピヨピヨ騒ぎ出す]
……そも、魔が助けを求める事に驚いたぞ。
俺は。
[ 己に憑いていたモノの印象の所為だろうか。
撫でるさまを見やりつつ、ねーわー、と思っていたりなんなり。
指摘を受け、視線を滑らせる先は、宙。
とは言え視えぬのではなく、正真正銘、其処には何も“無い” ]
隠れてる、っつか。
俺と同化したようなもん、つか……
まあ、それ以前も、しょっちゅう姿変わって解らん奴だったが。
恥ずかしがりっつー、可愛いもんじゃないな。
[ 上手く説明する言葉が見つからず、曖昧に濁した ]
[使い魔の主は上でうとうとしてたり、別所で優雅にティータイムしてたりする訳だが。
当の使い魔たちは、のんびりと遊んでいたりしたのだが。
……真白と翠、来訪者に動きをぴた、と止めて。
じいいい、とそちらを観察]
なーるほどねえ。
が、あるかどうか解んないから却下。
[ さらり。実も蓋もない言い様だった ]
その間に相手側に力つけられて、
見つけられて一挙に攻められる恐れもある。
やるんなら、恐らく結束の取れていない今のうちだと思うね、むしろ。
[ 何より、詰まらない。
その理由は内に秘めておくとして、]
……そーいや、旅行とかなんとか言ってなかったか?
下手すると、行けずに終わるぞ?
[ もう一つの問題点もあったが、まだ其方は口にせず ]
[音がしたほうを見る。
真っ白だが羽根の先だけ赤い鳥と。淡い翠色の毛玉がいる。見たことないだけで知らない生物だろうか。少なくとも腕のほうの空想上の生き物よりは受け入れやすいが。
人を見ても逃げようとしないのは]
飼われてんのかね。
[物珍しさで驚かせない程度にゆっくりと近づいてみた]
[たん、たん、たん。
長めの石段を軽快に駆け上がる。一段飛ばしで石段を登りきると、一度辺りを見回してから、境内へと足を踏み入れた]
…まだ、集まっては無いかな。
っと…?
[境内に見慣れた人影。にま、と笑うと、こそーっとその背後へ近付こうとする]
[真白と翠、近づかれても動かずに。
翠の方は、腕に巻きついているものに視線が行ってるかも知れない。
触られたなら、それらが似たような力を宿しているのは容易く知れるだろう]
[噴出す気配は、多分気づいていたものの。
それに突っ込む余力はなかった。
そこで突っ込んだら更に説教増える可能性もあったし、何より休息が必要だったのは、事実な訳で]
[普段なら背後の幸貴に気づきそうなものを暑さと意図的に気配を消してるのと
目の前の見慣れない動物に気を取られてるため気づかずに]
…逃げんのだな。警戒心を持て。いや俺はなんもしないけど
[素行の悪いのに見つかったらどうするんだという態で。
翠の毛玉の視線に見えてるのか?と思って己の腕に巻きついてる蒼龍を見れば、そいつも何か毛玉と鳥を見ていたが、すぐにそれが関係があると頭に回らず…というかそんな事態ではない。蒼龍のうろこが反射して写し見えた存在を認識して
戦闘態勢…というか逃亡態勢で距離をとろうと]
[こちらに気付いていないらしい恭也にゆっくりと近付いて行って]
なーにしてんだよっ!
[と言いながら、己の腕を相手の首の後ろへと回し、がしっと一方的に肩を組むような形で捕獲しようとする]
『だから、どうにかしてやろうと言ってるのだ!
ありがたく思え』
絶対いやだ。
『何をー!!』
[アイスを食べ終え、皿にスプーンを置いて片付けようと立ち上がりかけたところで、携帯の画面が目に入り思わず動きが止まる。
画面からひよ子の姿が消え、ひよ子はベッドの上に、もすん、と埋まっていた。
デジタルからぬいぐるみになった、ぐらいしか思わなかったのだが、そうも言ってられない事態になる]
『───南天老陽火之気 火和火 火即木成』
[さっきまでデジタル音声で聞こえてきたのとは全く違う声が、頭の中で、わあん、と梵鐘のように響く。
まるで沸騰した鍋の中身のように膨れ上がった赤い炎が体を包み込んだような、赤い光がちかりと煌くのをどこかに見たような気がしたのだが。
は、と気がついたときにはひよ子はデジタル画面の中ですっかりへばっていた]
『…ど、どーだ。涼しくなった、だろう』
[言われてみれば、確かに先ほどまでのむっとした暑さを感じない。
感じないどころか、まるで春先のような快適さ。
思わず、扇風機のスイッチを足で止めてしまうほど]
『さー、神社に、行け』
…結局それかよ。
[しかし、かくして30分後───。
携帯をカーゴパンツのポケットに突っこんで、石段の下に少年はいた。
非常に不機嫌そうな顔をして]
−自宅→瑞雲神社・石段下−
[結局気づくのは遅すぎた。ついでにいえば暑さと道のりまでので動きも鈍くなっていりであっさり捕獲され]
だーー。暑苦しいはーユキタカー
神社で何か聞けるとか璃佳から連絡あったから来たんだよ。
[しっかり捕獲されてるためじたばたしても逃げれないと既に知ってる…というか下手に暴れたら更に痛みが追加されるので口調とは裏腹に大人しくしている]
……なるほど。同質なのにまるで正反対の印象を受けたのはそこか。
[彼に助けをもとめたソレは、己の力で自宅以外に外出している場合は本体の周辺に電子層を作り上げ光の歪曲と電子の組み換えによって別の生き物のように見せているだけだ。
それに対してアズマのソレは、幽霊的なイメージのものなのだろう。どうりでアズマの後ろに影がダブったような印象を受けるものだと理解した。
だからこそ、その後に続いた言葉に、眉根を顰めるしかなかった]
……できれば積極的な闘いは避けたいものだが……仕方ない部分もあるだろうな。
[ソレを助けると決めた時に、何となく闘いも視野に入れていた。もちろん、タイムアウトなど一番甘い考えなのはわかっていたが、縋りたいと思う気持ちが大きかった。
...は大きく溜息をつくと、仕方なさそうに呟いた]
……旅行のために、早期解決が一番、か。
正反対、てのがよくわからんが。
まあ。
北欧産だし、その辺りも関係あるんじゃね。
[ ねぇよ。
というツッコミを受けそうな事を平然と言った。
実際、言ってしまえば古典的な存在であるから、
ヒサタカの推測は当たっていると言えるのだろう ]
……てぇかさ。お前。そもそも。
[ 返って来た答えに、
溜息交じりにもう一つの問いを投げかける ]
――桂と戦えんの?
なんなら、一緒に旅行したいからって、
結界張った奴どうにかさせんのも手だぞ。
ああ、あの電話か。
ってそうじゃなく。
下見て何してんの、ってこと。
[ユキタカ呼ばわりはいつものこと。元来そう呼ばれても気にしない性質であるために、恭也を捕獲したままからからと笑う。腕はしっかり首をホールド出来る位置に持ってきているため、暴れないのは正解。
恭也が見ていたであろう場所に視線を移すと、ふわもこが2つこちらを見上げていた]
おろ、こいつら……。
―女子寮―
「けーちゃーん、でんごーん」
[ちびっこい三年生(これでも前寮長様なのだが)に呼ばれ、転寝モード解除。生欠伸を殺しながら部屋から出て]
はいな、なんでしょ。
「りかちゃんがね、瑞雲神社にきて欲しいって」
リカ?ああ、あの一年生ですか。
ふぅん。瑞雲神社にね。
[二人の顔を思い浮かべ、ちょっと物騒な笑みが唇に浮かびかけたりして]
っと――
[ 闇の内から光の在る方向へと視線を転じてみれば、
日は幾分傾いて、若干涼しいと言える時刻になって来ていた ]
あそこにいたメンバーから、
何か解ったから神社に来いって連絡受けたんだ。
お前は行くか?
下手すりゃ、敵陣の真ん中に飛び込むことになるが。
[こういうときだけユキタカと呼ぶのはいつものことであったりとかで]
下見てって。なんか見慣れないのがいたから見てただけで何もしてない。
[まあまだ捕獲されてなかったら触れるぐらいしたかもしれないが]
なんだ?見たことあるの?まあ飼われてるみたいだけど。
というかそろそろ離してくんない
[石段を見上げれば、ポケットから携帯を取り出せば、ゴロゴロ全力でくつろぐひよ子の姿。
軽く殺意を覚えたが]
…本当にここでいいんだろうな。
[これ以上喋られても困るので声ではなく文字でリアクションさせる。
携帯には知らないうちに飾り紐状のストラップがついていて、おそらくそれはひよ子の自己主張だと思われた]
『ここだ。さあ、行け!』
…行け、じゃねえよ。
この福岡銘菓。
『東京銘菓だ』
[くだらない押し問答が面倒になり、これ以上自分の機嫌が悪くならないうちにと携帯を閉じて石段を登り始める]
[恭也が見ていたのは鳳凰と麒麟の使い魔。こんなところで遊ばせて良いのかな、と思いながら見つめていると]
………?
[ハーフパンツのポケットの中で何かが動いたような気がした。不思議に思ったが、それ以上は何も起きなかったために、首を傾げるに留まったのだが。
2匹のふわもこはしっかりと気付いて、ポケットに視線を向けていたかもしれない]
「何かあったの?」
[じーっと見上げる前寮長様にはパタパタと手を振って]
いえいえ、何でもございませんですのこと。
誰から連絡来るか分からなかったんですよ。
じゃ、ちと行ってきます。
[外出申請の紙をヒラヒラと見せて玄関へ。
提出箱に突っ込むと、軽快なリズムを刻んで走り出す。
ポロシャツにジーンズというラフな格好。両の手首には細い腕輪のような金属が光を*反射していた*]
[何気に、このふわもこども神社の境内では良く遊んでいたりするのだがそれはそれ。
二匹のふわもこ、何かを感じたのか。
紅鴛はくるる、と翠麟はきゅう、と鳴いてポケットをじいい]
ふぁ……。
[零れ落ちるのは、どこか間の抜けた欠伸。
数度瞬いて視界をはっきりさせたなら、眼下には人の姿]
ああ……集まってきたか。
[呟く声は、どっか人事めいた響きを帯びていたかも知れない]
[マリーと戦えるのか? という疑問は至極当然のものといえよう。もちろん、彼もソレは考慮していたが……。
突然、彼のキャラに合わないくらい大きな声で、...は高笑いをあげた。
ええ、それはもうちょっと言葉を変えたら「お〜っほっほっほ!」となっても可笑しくないくらいの高笑いだ]
……マリーに手を出したら殺す。それはもう髪の毛全部引っこ抜いて、ついでに○○の毛も抜いて、駅前にある境界の十字架に素っ裸で丸三日赤っ恥を与えてから町内引き回しの刑してやる。
[その瞬間だけ気温が下がりました。
ソレが思わず仰け反って本気で脅えるくらいに周囲の気温が下がっちゃったりしましたよ]
いや、見たこと無い姿してるなぁと思って。
[しれっと事実と異なることを返したり]
飼われてるんかこいつら。
確かに随分と人馴れしてるみたいだけど。
と、ああ、悪い悪い。
[解放を要求されると素直に腕を相手の首から取り払った。その流れに乗じて、一瞬視線が木の上へと向かっただろうか]
……それはともかく、呼び出しをされているのであれば、行かない訳にはいかないだろう。行かなければ、確実に二人ともターゲットだ。
……ここは虎穴に入らずんば虎子を得ず。という古語に則って、神社に行くべきだろう。
[...はソレを自宅に戻せば全く問題ないために出てきた案である]
―宝条家―
[痴話げんかの途中で抜け出したので、よもやヒビキも不運命共同体と気付いてませんでした。運が良けりゃアズマんから連絡行ったかもやけど、それはうちの知らん話。
連絡し終えるのに気力体力使い果たし、ダウンするコト小一時間。
そろそろ時間だよと起こされ、寝ぼけ眼で礼を言って、少しだけ日差しの和らいだ外へと足を向ける]
うわー、あっつー。
ちょい時間設定早かったかなー。
でもあんまり遅いと寮の門限にかかるししゃーないやんなー。
おケイはんには寮の人経由でかけてるし、いい訳きかんもん。
[結局、普通に呼ぶと言う選択肢は放棄された挙句、三回転半捻りで着地した模様です]
誰がンなこと言った。
俺が、じゃなくて、お前がどうすんのかって聞いたんだ。
[ めっちゃ、引いた。怯えはしなかったが。
人の話聞けやと言わんばかりにガンをつけ ]
手ェ出さねぇから、そっちでなんとかしろっつー話。
向こうから来られたら、何もしないわけにはいかねえんだ。
そのために提案したんだろ。
諸悪の根源をどうにかすりゃ、終わるんだろうから。
[ はぁ。心底疲れた様子で溜息を吐いた。
駄目だ、このバカップル。早くどうにかしないと。
この場合の諸悪の根源=結界の創り手だ。
そのあだ名をつけられた人物がまさに、だなんて、
現時点では知る由もないが ]
何だ?
何かあるのか?
[二匹のふわもこが鳴く様子に、手をポケットに突っ込む。手に当たるのは硬い塊。先程ベッドの上で見つけた例の物体だ。ポケットに入れたままあれこれ触ってみるが、反応する気配は無い]
んー?
別に何も無いけどなぁ…。
[黒き物体が齎す波動は微々たるもので。今はまだ眠っていると言う事がふわもこ達には分かるだろう]
んで、行くのは了解…… 俺は、どうするかねえ。
少なくとも一緒に行ったら怪しさ満点だ、ちと時間潰すか。
[ 軽く伸びをして、腕を回す。
思い出したように、手を叩いた ]
そうそ。
そいつに伝えれば、俺にも伝わるんで、
何かあったら、連絡手段はそれな。
さっき、ちょっと“印”付けさせて貰ったから。
風が音を運んでくれるはずだ。
直接会ってたんじゃ、目立って仕方ないしさ。
……ああ、後。 名前、何てんだ?
[ マリーとの会話で名前は知っていたが、
いきなり名で呼び合うような仲でもないだろう。
知っておくに越したことはないかと、訊ねた ]
だよなぁ。俺も見たことない。
まあ近づいても逃げんかったし野生じゃなさそうだ
[鳥や毛玉については同じような感想を抱いていたためあっさり幸貴の言い分を信じつつ、解放してもらえば、肩を回したりして具合を確かめつつ]
ん…?あ、人がいた
[幸貴につられるようにしつつ。声も聞こえたのもあって見上げればそこには人。
年代は近いようだからこの人―璃佳からの話でミックんとしか聞いてないため名前は懸命にもいわなかった。]
[デッキシューズの底が石段の一番上を踏むと、そこに見えるのは人影二つと]
───?
[なにやら、ぴーとかきゅーとかまるでぬいぐるみを踏みつぶした時のような鳴き声と]
……縫ぐるみ?
[思わず自分が音声にしてしまったのを実は気づいていなかったりするのだが]
……ん……。
[目覚めと同時に開く、意識の接触]
や、どーも。
どうやら、撒き餌の効果はあったようで。
って、どーかしたのか?
[何やら怪訝に思っているよな気配に、疑問を意識に乗せる。
ふわもこたちは顔を見合わせ、勝手に何やら納得しているらしい]
[見上げた場所に居た人物に視線こそ向けるが、何を言うでもなく。僅か瞳を細めるも、直ぐに視線は元へと戻された]
ここに居るってことは、この神社で飼われてるんじゃないの?
[恭也にそう返しつつ。不意に聞こえた別の声。視線を向けると先日差し入れを持ってきてくれた男子]
ん、集まり始めたかな。
[ミックん、とか言われたら、多分、飛び降り様に蹴りがいったんじゃなかろうか。
そんな物騒な予測はさておき。
枝の上で腕を上に伸ばし、それから、一段下の枝へ、滑るよに降りて腰掛ける。
それだけで、姿は大分捉えやすくなるだろう。
背後にぼんやりと浮かぶ、幻のような五色の翼も含め]
……うむ。それなら良い。
[こっちで処理するのは全く問題ないが、どうやって対処するかなんて、具体案なぞ爪の垢一つ分も浮かんでいない訳で。
まぁなんとかなるかぁ。と、軽い気持ちであった]
……その一環じゃないが、それなら俺はマリーを探して二人で向かう。そうすれば入り口で鉢合わせても怪しまれる心配はないだろう。
[と、自分も携帯を見れば、キョウヤ経由でメールが届いていた。どうやら内容もアズマが話してくれたものと同様のものらしく、神社へ来てほしいというものだ。
ついでに携帯の本文を見せながら]
……連絡手段については、できれば電話番号ぐらいは交換しておかないか? それこそ二人しかいないのであれば、補える部分は互いに補うべきだろうし。
[と、本文を消しつついつもポケットに常備している生徒手帳からメモを一枚ちぎると、そこに番号を記載した]
…風の印云々はこちらにはないものだし、しっかりと把握できないかもしれないから、念のためだ。後で携帯にワンギリで番号を入れておいてくれ。
[そこまで話して、名前を聞かれては、そういえば自己紹介をしていないと思い至った]
……失礼した。自分は鵬谷 久鷹という。
やほ。
そっちの撒き餌が広く散布されたみたいだね。
[表で声をかけない代わりにこちらで返して]
いや、アタシにも良く分かんないと言うか…。
何か、いつの間にかアタシの手元に黒い物体があってね。
この子らがそれに反応してるみたいなんだ。
[顔を見合わせているふわもこ達を示して首を捻った]
そう思う。もしくは近くかなんだろうけど
[なんて気のない返事を幸貴に返す。なにせこの二匹の飼い主とかは脇においていい問題だとか。まだ関係あると思っていないためそう思いつつ。新たに来た人間に軽く目を向けた後]
あー。すみませんが、璃佳から聞いて話を聞きに来たんですが…
[ミックん先輩でもやっぱりまずいだろう。なんて葛藤を抱きつつも、慣れたような不可思議な光景に言葉を止める]
―自宅―
[従妹の電話を借りるという言葉には、二つ返事で了承した。
これもやはりいつもの事で、別にさしたる問題では無いから。
次々に電話を掛ける様子(しかし色々突っ込まれているみたいだった。まぁあの説明では仕方が無いと思う。)を傍目に空いたグラスたちを片付けて。
全てを食器棚に戻す頃には、気付けば従妹は疲れきったのかソファで転寝しているようだった。
まぁ、仕方ないだろう。朝から炎天下を出かけていたのだし。
時間まで寝かせておけば良いか、と暫くそっとしておくことに決めた後、僅かに目を細めた。]
…神社、ね。
[彼女の様子からして、連絡しているその中には
無論自分の友人達も含まれている筈で。
何処か思案気に、ゆるりと首を傾ぐ。]
―神社・石段―
あっれー、ヒビキんだ。
アズマんの付き合いできたんかな。ホンマ仲良しさんやね。
[アズマが来てない上、来た理由が赤ヒヨコなんて知りません。
友情って熱いなーなんて感想呟きながら、石段を登っていき]
あ、ミックん。やっほー、来たでー!
[石段てっぺんから遠目の樹上に見えた姿に、いつもの調子で手を振った。
飛び蹴りなんて知らんし、翼は背後の葉っぱでよく見えてないです]
[ ちゃんと考えてるのか、コイツ。
という不安は浮かんだが、とりあえず置いといた ]
構わんけど。
気付かなかったらスマンとは言っておく。
[ なんせ、年がら年中マナーモード。
渡されたメモの内容を確認すると、
忘れないうちにと即座に登録、ワンギリ ]
俺は、我妻 悠悟。
改めてよろしく、鵬谷。
まあ、仲間とは言っても、共同体になる気はねえけど。
[ つまり、いざとなれば見捨てるつもりはあるということ。
共倒れなんて、くだらないに違いなかった ]
そんじゃ、またな。
[ 会ったときと同様、ひらりと片手を上げ、踵を返す ]
[ゆるく頭を振った後、そしてもう一度腕に巻きついてる蒼龍を見る。
蒼龍はしっかり健在だ。
だから眼科いこう。もしくは精神科医でも。なんて本の少し思ったり]
ま、予想通りというか何と言うか、だが。
……しかし、説明が面倒そうなのもいたもんで……。
[帯びる響きはどこか、愚痴めくか]
黒い物体……?
紅鴛たちが反応してるって言うと……。
[考えられるものは、そう多くはないわけで]
……使い魔、か?
[凡そ一時間後に、未だ眠っていた少女を起こして見送った後。
手馴れた様子で戸締りをすると、自分も家を後にする。
――少女についていくと言っても良かったのだが、何て事は無い。
行こうと思ったのもただの気まぐれなのだし。
しっかり鍵を掛けた後、ちゃりん、と小さな音を立てて、
左から三つ目の植木鉢の中へキーホルダーごと投げ込んだ。
ちなみに此処が、宝条家の鍵の隠し場所。
携帯と、財布。必要なものだけはポケットに突っ込んだ。
時間的には夕方だが、まだ日差しは十分に強い。]
―自宅→…―
[集まってきた者たちの気、一つひとつを辿って思案顔。
取りあえず、今の所ここにいるのは『四瑞』と『五神』のみ、と見てよいらしいが]
まあ、なんというか。
暑い中わざわざご苦労さん、というか……。
[呼び集めたのお前だろ、との突っ込みは、されてもきっと聞きゃしません]
― 繁華街 ―
[ いつもの如く、欠伸交じりに道を歩く。
涼しい、と言える時間には幾分近づいてきて、
夏ともなれば、日が傾くにはまだ足りない頃。
しかしその足は、あっちこっちにふらふらと、
店に立ち寄り買い食いしたりと自由気侭で、
神社へと向いているとは到底思えない。
ヒビキへの連絡? してませんとも。
そもそも昨日みたいな場合で無い限り、
自分から連絡する事自体、珍しいわけで ]
[去っていくアズマを見送り、自分も携帯に彼の番号を登録した]
……さて、色々と忙しくなりそうだ。
[ソレを自宅に一度帰るよう指示をしながら、小さく溜息をついた]
……集まり始めた?
[何の事だかそりゃさっぱり。
そもそも、ひよ子が行けとピヨピヨうるさいので来ただけなのだから。
後ろから現れたメガネの言葉にもきょとんとした。
悠悟の名前が出てきたせいもあった。
みっくん、と声をあげて元後輩を呼ぶ様子を彼女の背中越しに見れば、何やら葉の色だけではないちらついた色に、あからさまに嫌そうな顔をした。
そんなことよりも、この時期の桜の木なんて毛虫だらけだというのによくこいつそんな所に登ってられるな、というちょっとどころじゃなく引いた気持ちが無きにしも]
[木から飛び降りてくる人物の背中に見えるものは突っ込むべきか否か少し考えたが、もう見られてるだろうし、いずれ知ることだろうからと口に出すのは止めた。ここで漫才展開してもなぁ、と思ったのも理由の一つ]
[ともかく人が集まってからだろう、と待ちの体勢に入り。両手をポケットに突っ込んで、何かが手にぶつかった。引っ張り出すと、そこには手のひらサイズの黒い塊。ポケットに入れておくのも邪魔かなぁ、と考え、ぽーんと上へ投げ上げていたが、ふと思いつくと、その黒い塊をふわもこ二匹の傍に置いた。玩具くらいにはなるだろう、と思って]
――もしもーし。
僕の可愛い従妹が、全員に連絡取ってたみたいなんですけど。
いいんです?
[この様子だと、全員が神社に押しかけそうなんですが。
炎天下を歩きながら、意識を繋ぐ。掛ける声はいつも唐突だ。
しかし随分とまぁ、面倒臭そうな事だ。自分なら、絶対に相手にしたくない。
――尤も所詮他人事なので、その声色は楽しげだが。]
それでもしなきゃならんのだから仕方が無い。
て言うか、ミックんって…。
[璃佳の呼び名に笑いかけた。頑張って抑えた。
続く言葉には瞳を瞬かせながら]
……使い魔?
これが?
[何気なくふわもこ二匹の傍に置いた黒い塊を見つめた]
[不意に聞こえた声。
誰だっけ、と思ったのはさておいて]
同じ説明を二度三度するほうが、なんぼか面倒だ。
[勿論、その後の文句も一括の方がラクだとか。
まあ、そんな考えもあったりなかったり]
[そのまま進んで境内へ向かう途中で視線は下に。
真白のカワイコちゃん手招きがら、気のせいじゃなかったらしい翠毛玉に興味津々。おかげで派手な羽根はついうっかり見逃しました。動いてないと動体視力って役に立たんのね]
キョウヤんもサッキーも早かったんやね。
あれ、アズマんは?
[ふわもこーずの側に居る二人に声を掛け、ヒビキを見上げて聞いてみる。が、連絡貰ってない当の相手にはわけわかめだろう。
ちなみにアズマんとの電話が一番長くかかりました。ええかかりました電話代も。通話料あちらさん持ちやったから遠慮なく突っ込み返したとも言うんやけど]
仕方ないわな、実際。
あー……佐々木の呼び方なら、諦めた。
というか、まだマシなレベル。
[ご老公よりはマシ、という意味らしい]
ああ、恐らくは。
しばらく力をかけてやれば、自意識持って動き出すだろ。
[続いた問いには、ちら、と黒い塊を見やりつつ、返す]
[マリーの後姿が見えなくなり、さて帰宅しようかと言う時になり、ようやく...は携帯にメールが着信している事に気付いた。
ディスプレイを確認するとキョウヤからのものであった]
……神社に来い? マリーを連れて?
[まとめるとそういう内容だ。何かあったのかと首を傾げるが、ここにいても拉致があかないのは確実だ。携帯を仕舞うと、見えなくなった恋人の背中を追って走り出した]
…おや、使い魔も出せましたか?
覚醒から数日で、成長著しいですねぇ。
[おめでとうございます、と。
霊亀の声に粗方を察したか、楽しげに声が響く。
そういう自分は、面倒で滅多に出しやしないのだけれど。]
…ふぅん? そんなもの、ですかね。
小出しにした方が、聊か楽しそうなんですが。
[それは恐らく自分だけだ。
まぁ、頑張ってくださいね。と言葉を続ける辺り
さっぱり手伝う気が無さそうでもあるが。]
は?知るか。
お前、いつでもあいつと俺がセット売りだと思うなよ。
苺と練乳じゃあるまいし。
[その場合どちらが苺でどちらが練乳ですか先生。
大体、呼び出されてもいない時分には理由なんぞ欠片もわかるわけはない。
いや、ふわもこーずを見ていればなんとなく、うっすら、わかりかけはするのだがわかりたくないというのが微妙な高校生のお年ごろというやつで]
そりゃ暑かったですよ。
[と未だ名を知らぬミックんに返しながらも、幸貴の様子とか家庭科室のことでとか思い出して二人を同時に視界に入れれるような位置に行って、集まってからと待つ
ついでに自己紹介のようなのは一辺で済ましたいとか思ってるとかで]
集まるのはあのときのメンバーで。何か聞けるらしいです
[と、それはヒビキに言ってリカには]
さっさと聞いときたかったしな。気味悪いし
[それでも七回ぐらいめげたとか内緒だった]
どーすっかなー。行くか行くまいか。
[ 行かない理由? 面倒だから。
もし発覚したらどうこう、なんて考えてすらいない。
まあ、存在自体は感知されずとも、「壁を通れない」事で
何かしら察されたりバレたりはするのかもしれないが。
そんときは、そんとき。
やっぱり、その程度にしか考えてなかった ]
しっかし。
[ ふっと真面目な顔で、朱に染まりゆく空を見上げた ]
おや、皆さんお早いお集まりで。
[タン!と境内へと踏み込んだ。
先輩後輩達にシュタッと二本指で敬礼しつつ。
伝言をくれた少女の視線を追いかけ桜の枝を見上げて]
[楽しげな声色。神出鬼没め、と思ったのは内緒]
…全員に連絡したなら、全員来るだろうねぇ。
まぁ鳳凰もああ言ってることだし、良いんじゃない?
[そう返しながら鳳凰の言葉を聞いて]
あれでマシなのか…。
[他には一体何が、と興味が湧いたが、続く言葉にそれは意識外へと飛ばされた]
へぇ…これが。
最初石ころかと思ったのに。
[使い魔って気付きなさいよあなた]
あ、やっぱ早かった?
まだ涼しいとは言えんもんな……あ。
[ミツクニの言葉に見当違いの声を投げる。
で、ようやく背後のなんかに気付いて、口が開いたまんま停止]
[ふわもこーず、置かれた黒い塊にちょっかいかけつつ。
集まる面々を見回し、きゅい、くるる、とそれぞれ鳴いて]
あー……ちなみに、これで全員?
[もう一回とか正直面倒なんだが、とか。
やれやれ、という感じでため息一つ]
[ まあ、そんなことはさておいて。
というか、さておかないと身が持ちません。
赤いフードだけを見れば苺かもしれないが、
もしもその場にいたのなら、
ヒビキが練乳は有り得ないと真顔で言ったに違いない ]
……ふむ。
[ とりあえず、本気で壁が壊せないか、見てみるか。
ぶつかったときとは“違う”のだし――などと考え、
地図に描かれていた円を思い出しつつ、に足を向けた。
途中でアイス購入&咥えながら。だって、暑い ]
[響の疑問には敢えて返さず。に、と笑みを浮かべるだけに留める]
ま、そんなに遠くもないしね。
早めに出てきたってのもあるけど。
[璃佳の言葉に軽く返す]
正直、ここ数日のあれこれで疲れてっから。
手間は省く。
[応龍にきっぱり、こう返し]
……いや、石ころはないだろ、石ころは。
[霊亀には、呆れたように突っ込み飛ばした。
ちなみに自分は最初、紅鴛を羽の塊と思ったのは遠い昔のお話]
出せたというか……いつの間にかあった、が正しいかも?
[出した自覚全く無いし。応龍に返しながら置いた黒い塊──もとい、使い魔をつんつん突付いた]
[Tシャツと半袖の重ね着に、ジーンズというラフな格好。
ポケットから携帯を取り出して、カチカチとボタンを押していく。
最後の決定ボタンを押そうとして、歩む道の先、見覚えのある背中に一度瞬いた。]
――あれ、
[確かに従妹が電話を(しかも長々と)していた記憶があるから、
あの友人はてっきり神社に向かうのだと思ったのだが。
しかし、あのフードは見間違えようが無い。]
…我妻君?
いやだって動かないし硬くてごつごつしてるし。
まんま石じゃん?
[使い魔を拾い上げ、親指と人差し指で摘むと掲げるようにして下から覗き込む。見た目は実際石そのもの]
…まあ、人の趣味はそれぞれやんね。
自宅敷地内何やし脱いでるんやのうて着てる分には犯罪っつーわけでもないし。
[眼鏡の奥でミツクニから微妙に視線逸らし、ヒビキの声にこれ幸いとばかりに振り返る]
あれ、違うのん?
うち的にはイチゴには練乳よりミルクやけど。
でもチョコもええやんね。
[脳内にはかつて相伴に預かったイチゴチョコパフェがあったとか。
どっちがどっちでも美味しいからいいやんとか話しずれてます。
とりあえず、一緒に今は居てないのはわかったが居てる理由は判らない。なんか別件かなーとか思いながらも、まあいっかとかいい加減スキル発動]
あ、おケイはんもちゃんと話し行ったんや。
伝言の人におおきにゆうといてなー。
[二本指の敬礼に、真似して返してみたり]
居たな諸悪の根源。
やはりお前か、どこぞの老公っ!
[見えた姿をちゃんと確認したかどうかも怪しいところで、右手が何かを打ち上げるように振り切られた。
直線運動で飛んでいったのは、ピンポン玉大の金属球。
そんなの当たったら怪我じゃ済まないかもとか、そんなことはモチロン考えて無い]
おや、意外にも我妻君は、そちらに行かないみたいですよ。
[連絡してた筈なんですけどね。
興味深げに声を漏らしながら、しかし、鳳凰の言葉には
疲れてるのは存じ上げてますがね。と小さく苦笑を零して。]
いつの間にかあった、というのも。
……まぁ、良いんじゃないですかね。一切音沙汰が無いよりは。
[本来は、出すもんだと思うんですが。
適正があったという事の証明でしょう、と一つ肩を竦めて]
ん?
[ 名を呼ぶ声に、くるりと振り返る。
変わらない日常を過ごす人々が疎らに行き交う中、
見知った――ついでに先日裏切った、私服姿の友人。
此方はと言えば相変わらずパーカーを羽織っているものだから、
制服時とそう印象は変わらないだろう ]
おー。ほーじょー。
[ がじがじがじ。
棒噛みながら喋るのは止めましょう。
抜き取り、乱雑に口許を拭った ]
買いモンかなんかか?
これから、成長してく……というか。
単に、甲羅にこもって寝てるだけじゃ?
[陸亀だよな、確か、とか。
呑気に呟いて]
……来ないなら、放置する。
[応龍からの報せには、やっぱりきっぱり。
続いた苦笑には、小さなため息が届くか]
ちがう。
牛乳でも悪くはないが、苺の棚のそばに牛乳が置いてあるか?
[そういう問題でもない気がします。
おケイはんてあれだろうか。某電車に乗る人のことだろうか。
そんな修学旅行の記憶を思い出しつつ、ちらりとそちらを見てみれば。
なんか投げたのが、はっきり視認できて]
お、わっ。
[思わず短く声が上がる。
別に自分が狙われてるわけでもないのに。
妙な焦りというか、単純に驚いたというか]
[喫茶店での会話。でも、それもどこか上の空。原因は]
『壁とはあれか。鳳凰めが力加減を間違えおった結界のことか。
ならば、心配はいらん。魔の者を討てばアレも結界を解くだろうよ。』
[と、ともかく口煩いゲンブと名乗った肩口の亀。
彼女にとっては、壁とか旅行の話とかそんなことよりヒサタカと話している事が楽しいわけで。]
(…………連れてくるんじゃなかったヨ。)
[なんか後悔。]
[ そう言えば、コイツはどうなんだろう。
己の気を隠している状態では、気配は探りきれない。
あの女から聞き出しておけばよかったろうか、
そんなことをぼんやりと考える。
……まあ、もし“そう”ならば、
天の神とやらは随分物好きだと思うが ]
んー?
我妻君、どっか別のところにでも行った?
[来ないらしいとの言葉に疑問が浮かぶ。餌に食いつかない者が居ると思っていないわけではないが、大概気になって聞きに来るかと思っていたために]
出せないよりはまぁ良いのかな。
ちょっと力に馴染もうと集中したら、知らないうちにあったんだよね。
[多分それが原因]
まぁ、言うなれば散歩、――ですかね?
[ぱかん、と携帯を閉じて、僅かに肩を竦める。
こんな炎天下に散歩なんて、随分物好きだと思われるだろうか。
まぁ、然程事実とかけ離れていないのだし、仕方がない。]
というか、璃佳が…我妻君に連絡していたと思うんですが。
――行かないんですか?
[神社。
笑みを浮べたまま、しかしゆるりと首を傾いで不思議そうに。]
[そろそろ頃合か、と。
思った所に投げつけられる金属球。
す、と細められる瞳は刹那、鮮やかな紅に]
……相剋の理に依りて。
[小さな呟きの後に響いたのは、人の声とは異なる『音』。
軽く、前へと差し伸べられた手。
ふわりと舞うのは淡い色の焔。
それを纏った手は、容易く金属球を受け止めて]
……っつーか、ご老公じゃねえ!
[まず突っ込むのはそこなのか]
[イチゴの棚横に燦然と輝くのは練乳に相違ございませんが。
そう返すより先に視界を過ぎった物に意識が向く]
あっぶなーーー!
[見えたのは確かにピンポン玉サイズの金属球。
当たり所悪かったらますますいい加減になる!とかそんな心配に思わず声を上げた]
[きっぱりと返される言葉に、予想通りとけらり笑う。]
――来ないなら放置、ね。
じゃあ、こっちで頂いちゃってもいいですよね?
[何を。
霊亀の問いには、ええ。と短く端的に言葉を返して]
神社とは正反対の道進んでましたよ。壁の方ですかね。
…ま、折角なんで、少し暇潰しの相手でもして貰おうかな、って。
……出してるんじゃ無いですか。それ。
[明らかに、それが原因でしょう。]
[しかし…と腕に巻きついてる蒼龍を見る。
ずっと無視してたからすっかり捻くれてるような気がする。そしてじゃあいいかと無視し続ける見事な悪循環がここに出来てたわけだが
少し撫でてみる。反応を返した。こちらを見るので同じように見返し…だから啓子が何かしたのは見てなかった]
タマキ>問題なっしん。
ヒサタカ>フリーダムに動かしてしまえ(無責任)
もっと日暮れてからにすりゃいいのに。
[ 熱中症になるぞ、なんて。
言う人間が間違ってはいたが ]
あー。いや、ほら。
面倒くさい。
[ 真顔で言い切った。奥底から、本心でした ]
後で、聞きゃいいかなと。
それに、午前に行ったし。あの石段長いし。
[ あ、外れだ。
何も書かれていない棒をちら見しつつ、答える ]
ゲ、火剋金。相性最悪。
[見えた焔の色に顔が引き攣った。
しかもこちらは前々から準備しての一撃なのにアッサリと受け止められてしまいましたよ。さすが本職?]
いんや、ご老公で十分だね。
今回の原因、アンタでしょが!
[ビシッと指を突きつける。
証拠?そんなものありませんけれど。直感万歳]
どうして他人の平穏な学生生活乱すかな。
目指せ一般人で頑張ってきたのに!
[そんな個人的事情、相手が知るわけないでしょう。
背後にこっそりといる白虎が溜息をついた]
[突如として光邦投げられた金属球。護りは己が領分なれど、その属を察し手を出すことは無く。案の定、金属球はあっさりと光邦によって止められた]
なるほど、ご老公か…。
[どこか納得するように呟いた言葉は、果たして光邦まで届いたか]
……はあ?
[頂くってなんだ、とちょっと思ったようだが]
ま、別にかまやしないけど。
[止めて聞くような相手ではない、と。
そこらは、薄々察知してはいるらしい]
……やりすぎて、従姉殿に怒られんように。
[それは忠告としてどうなのか]
[火の動きに土の黄龍が反応したとか、食べちゃったんで判らない]
…中ったんかなー。
いやでもそれやったら痛いの腸のはずやし。
うん、気のせい気のせい。
[まだ同化しきってないので、ちょいうごうごするっぽいです]
……寝てんのかいっ。
[鳳凰の言葉に持っていた使い魔に突っ込み。
応龍からの説明を聞くと]
壁の方、か。
まだ突破を考えたりしてるのかな。
暇潰しの相手って…仕掛ける気?
[僅かに訝しげなニュアンスが言葉に乗ったか]
はぁ…暑い
[何かあったのは結局済んだようであるが、原因と言うのにはそうかもなぁと。何か説明できるのはそういうのに詳しい人間か。原因かの二択なわけだし。
お前は何か知らんのか。と蒼龍にいうが、すっかりひねてそっぽ向かれた]
[本職かどうかはさておいて。
融合・覚醒の年季だけなら、多分、かれこれ十二年になるこちらが上ではあるだろうか]
何がどうでどうなりゃ十分という結論に達するかっ!
ってーか、一部の原因なのは認めるが、『引き寄せた』のはそっちの素養だろうが!
[当然向こうの事情なんて知りません。
なので、素で言い返したり]
日射病になるには、影歩くようにしてますし。
そんなに柔じゃないですよ。
[さっきまで存分に水分とってましたしね。
笑みを浮べたまま、止まった相手の方へと足を進める。]
…面倒臭いときましたか。
まぁ、気持ちは判らなくはないですけれど。
大事な用件かもしれないのに。
[知りませんよ、と目を細める様子は、何処か楽しげに。
と、続く言葉に、おや、と一度目を瞬いた。]
午前中、行ったんですか?
[なんとなく胃の辺りに片手添えて、エキサイトしてるケイコの様子を眺める。
口出してややこしいしゅうするより、任せた方がなんか情報出るかなーってか、火剋金てなんやねんと疑問符が脳内渦巻き中]
助さん、格さんもいるんかなー。うっかり八兵衛も。
[サキの呟きに声が出た。四瑞がどう思うかなんてそんなん予想外]
じゃあ、遠慮なく。
[譲り受けちゃいますね。と小さく笑う。
如何にも楽しげに響く声が、
止めた所で聞かない、という予測は合っているのだと、証明している。]
やだなぁ、神宮司さん。
――僕がそんな野蛮な人間だと思います?
仕掛けるだなんて。
[純粋に、探るだけですよ。とか言いながら
それもいいな、とか、間違いなく思ってるに違いない。]
うーむ。
大事な用件、ねえ。
むしろ、厭な予感すんだよなー。
[ それもまた、真実ではあった。
それ以上に、楽しみであるのも確かだが。
瞬くのに釣られて、こちらもフードの奥の瞳を瞬かせる ]
あー、そういや、メンバー外だったっけ。
ちょいとヤボ用で。
関西弁……、佐々木だっけ? からは、何も聞いてないん?
[ 用済みの棒を、くるりと回す ]
そんだけ手馴れてる。
経験十分。よってご老公。
[これまでは逃げてきた以上、そうした経験積んでるわけもなく。
呼び名を変えないのは既にイヤミに近い感覚だろう]
悪かったね!
これでも見鬼眼とか色々抑えてもらってあるんだよ。
だから普通だったら反応するはずないんだけどなあぁ!?
[ジト目で睨む]
ま、今はこれまでにしておくよ。
ちゃんと説明してくれるんなら。
[とりあえず続けて何か仕掛ける様子はなく。こっちの能力じゃ今の位置から仕掛けられないなんてのもありますけどね。
負け惜しみって言っちゃダメ]
……反応ないなら、寝てるとしか。
そこの翠麟も、最初は寝てたらしいし。
[霊亀の突っ込みに、視線は一瞬翠ふわもこへ。
ちなみに、翠麟、思いっきり、こちら睨んでます]
そも、遠慮するきがないから言ったんじゃ……?
[楽しげな応龍の様子に、思わずこんな突っ込みが飛んだ]
[携帯が何かを訴えてさっきからズボンのポケットでもごもご動いているのを全力でシカトしながら]
八兵衛よりもお銀だろ。
[そっちかよという突っ込みは全力で拒否だそうです。
うぇー、と微妙そうな顔をして凶暴化している五十嵐を眺めた後、噂のご老公へと視線を向ける。
なんか背中がきらきらしているとはさっきから思っているのだが、携帯がもごもご反応しているのもわかっているのだが認めたくないらしい]
[璃佳が口にした助さん格さんの言葉。すこーし考えて]
……格さんなら、居るかなぁ。
いや、格さんも微妙に違うか…?
[思い当たる節があるのか、何か考え込んでいる]
[そんな感じでいまいち会話を楽しめないままにヒサタカの用事によってお開き。
しょんぼりっくな感じで歩いていたが]
『……ふむ、依り代よ。あの久鷹とかいう小僧、なにやら不穏な気配がしておったぞ。』
…………ハイ? またいきなり何を言い出すんデスか。
ヒサタカに限ってそんなこと絶対ナイヨ。
さっきから余計なことをうだうだと煩いデス。
『むぅ。だがな……』
煩いって言ってるヨ。黙らないと協力しないヨ。
『むぅ……』
あ、ごめん、お騒がせ。
[もう一度深呼吸。すーっ。はーっ。
それからクルリと向き直って、境内の一同にケロリと]
リカちゃんは連絡ありがとね。
その分だとそっちも被害者かな。
[呟きを聞けば、む、という顔]
ああ、ご老公一人じゃない可能性か。
それもあったね…。
[こらこら、また口元が物騒になりかけてますよ]
[ご老公というのとミックんというのでなんとなく名前は察したまま。
五行とか知っているがわからない単語はほっぽり出して五行の…蒼龍のほうをみる。
いい加減機嫌直せとか。口には出さず念じて伝える。
ほとんどそれは無意識でそんなことして話しかけられてたとか気づいていない]
……てめぇ。
[ジト目になった。
とはいえ、『五神』と喧嘩をするつもりは、一応はないわけで]
あのな、どんな方法でやったか知らんが。
少なくとも、人の手で押さえられてたんなら、無理だろ。
……特に、今の状況じゃ。
[一つ、息を吐いて強引に気を落ち着けた後、ぼそりとこんな事を言い。
それから、改めて、場にいる全員を見回す]
おや、厭な予感…ですか?
――僕には、楽しそうな予感しかしないんですが。
[ふふ、と小さく笑う様子はいつもより何処か楽しげで。]
――ああ、璃佳からはある程度は聞いていますよ。
見えない壁でバイトの面接に行けなかったとか、
我妻君を含む一部の人が、その壁を抜けられないとか
どうやら、その壁が円を描いているとか。
[…黄龍を食べたとか、までは言わないが。]
おや、心外ですね。
――多少の遠慮は心得ていますよ?
今以上に面白くなりそうなら、幾らでも遠慮しますとも。
[鳳凰の言葉も何処吹く風。
つまり今回に限っては、遠慮する気が無かったらしい。]
や、お銀さんには飛猿おらんとあかんよ!
って、格さん居るん…?
[なんかこだわりがあったらしく脊髄反射でヒビキにツッコミ、サキの言葉に目を丸くする]
ミックん、なんか偉い人なん?
集合場所の実家が神社って時点で変やなーとは思ってんけど。
[なんか言い争いの治まった場をチラ見しながら、サキを見上げる]
「頂く」「暇潰し」と聞くとね。
それに、普段の付き合いじゃ君の本質なんて計れないし。
[今も相手の性格は上手く掴み取れていない。事実、普段の彼からすれば、仕掛けるということに直結しそうに無いのではあるが。
鳳凰からの返答を聞くと、視線は翠麟へと。翠麟が鳳凰を睨むことから事実なのだろうと察した]
……へーぇ。
まるで、内容知ってるみたいな口振りだな?
[ 目を眇め、口端を上げて笑みを象る ]
ああ、そうなんだ。
おかしな話だよなぁ。
そういや、そっちはどうだったん。
響も、通れないらしいけどさ。
[ 会話を交えながら、何処かへ行くわけでもないけれど、
日陰を求め、多少、歩を進めた。
蝉は昼間よりも声を潜め、染まる太陽は一日の終わりを報せる。
雑踏の合間、長く長く、影が伸びていた。
それはそうと。
食べたなんて聞いていたら、奇怪生物認定が深まりました ]
あ、気にせんといてー。不運命共同体のよしみやし。
他にもって…ミックん?
[ケイコへの答えはどう聞いても被害者側です。
なんか見回すミツクニに首を傾げて、何か言い出すのを待ってみた]
[不機嫌そうに歩いていると、後ろからヒサタカの声。
それに振り向いたときには既に不機嫌の形もなく]
あれ? ヒサタカ。用事はイイの?
[首を傾げて問いかけると、なんでも神社まで一緒に来てほしいとのこと。
訳がわからず(というか多分ヒサタカも理解はしていない様子で)、首を傾げるが]
……うん、わかった。一緒に行こう。
[そう言って二人して瑞雲神社へ。]
ま、回りくどく説明してもなんなんで、簡潔に行こう。
『地』……つまり、俺たちがいる『この世界』の気脈……よーするに、力の流れだが。
それが、大幅に狂ったんで、それを制御するもの……『地』の『護界操手』である『五神』が必要になった、と。
で、ウチの学校の地下に眠ってた『五神』の御魂を開放して、それをそれぞれの適応者に宿らせた。
ま、この意味は、わかるヤツにはわかると思うが。
とりあえず、これが、話の一つ目、と。
むしろ八兵衛が居るなら弥七が必要じゃ。
[何やら言い合う璃佳と響に少しズレた意見を言って見たり。
璃佳の疑問には少し考えてから]
……偉い、のかなぁ?
[いまいち分からないのか首を捻った]
…男はいらん。
[ぼそり。
結局はどうでもいいことらしく、とりあえずは五十嵐とご老公のやり取りを見ながら内容把握をしようと。
一向に来る予定らしいが来る気配のない悠悟をそういえばと思い出して、電話ぐらいかけてみようかと思ったが。
思っただけだった。
何せ、ひよ子は相変わらずもごもごうるさい]
少しは、ね。
まあ、なんというか。
頼もしいことで……。
[平然とした態度に、今更のように突っ込むだけ無駄か、と思ってみたり。
とはいえ、どちらにしても動かなければならないのはわかっているから、止めようはなく。
自身が未だ、大きく動ける状態ではないと理解しているから、尚更に]
[はっきり言って、ミツクニの説明はちんぷんかんぷんでした。
中学生+αにはそんな用語わかんない。
後で詳しく聞けばいいやとかで今は半分聞き流し中]
………ほむ。
[サキとヒビキの意見には頷いたものの、人が話してる時はお口チャック。
ミツクニが偉いか首を捻るサキの様子には、少し眉を寄せたけど]
…知ってると言ったら、どうしますか?
[薄く目を細める。象った笑みが僅かに深まった。
相手の反応すら、楽しげに。]
僕ですか?
――僕はさっきまで家に籠もっていたので確かめて無いですが。
まぁ多分、出れないと思いますよ。
[結果が判っているかのように、平然と言ってのけた。
同じように影を求めて、道の端へと身体を寄せる。
と、続く言葉に、おや、と一度目を瞬いた。]
――相馬君もですか。
[ふむ、と口許に手を当てる。]
そりゃ、ま。
幾ら巫女とはいえ、西方守護神には勝てないだろうけどさ…。
[ミツクニの言葉に濁しながら、チラ、と足元に来ていた白虎を見る。何時の間に猫サイズに縮んでたんだ、と思ったのはとりあえず自分の中だけで]
また簡潔な。
[他の人に分かるんかな、と思った]
お銀さん候補ですか。
神宮寺先輩あたりとか。
[何か知ってそうだよね、とチラリ]
本質なんて、普段から簡単に晒したらつまらないじゃないですか。
[そのときまで、楽しみにしていれば良いんですよ。
霊亀の言葉に、くつりと喉を鳴らして。]
まぁ、鳳凰殿はゆっくり休んでいれば良いんじゃ無いですか。
僕は許しさえ貰えれば、好きに動きますから。
[麒麟殿のお怒りを頂かない程度にね。
笑み混じりに続く言葉は、本気でそう思っているのかすら疑わしい]
[マリーと連れ立って神社まで来ると、神社の境内にすでにかなりの人数が揃っているのに気付いた]
……一体何が始まるんだろうな?
[と半ば答えを期待していない疑問をマリーにぶつけてみた]
[相手の理解の追いつきなんて考えてません。
むしろ、『五神』の知識と照らし合わせろ、なんて思ったのは多分、自分がそうだったから]
で、だ。
なんで気脈が乱れてんだって話だが、理由は大雑把に二つ。
一つは、ま、環境の変化ってヤツなんで割愛するが。
もう一つの理由が、『天魔』の存在。
『気脈』を乱し、『護界』を揺るがすもの。
その力を抑え、『気脈』への干渉を止めるは、『護界操手』が役目。
で、『天魔』はここの町内にいるらしいんだが。
特定できんかったんで、『封護の陣』……押さえ込むための結界を、町の周りに展開した。
まあ、有体に言うと、『天魔』をどーにかせん限り、ここから出られない状況になってるわけだな。
[あっさり言った。それにしても、色々と端折りすぎているような]
言ったら――?
[ ふっと、笑みが消える。
僅かに俯くと、斜陽がフードの下にも深く陰をつくる。
幾分冷えた風が、傍らを過ぎっていった ]
教えて?
[ はぁと。
そんなものが付きそうな感じで、こきゅっと首傾げ。
自分でも気持ち悪いと思ったから、すぐに止めたけど。
歩んでいく途中、棒をごみ箱に投げ捨てる。
弧を描いて、綺麗に中へと収まった。
端まで辿り着くと壁に背中を預け、組んだ腕を後頭部に当てる ]
そりゃまた、そうだとしたら、
腐れ縁も随分と来たもんだなぁ。
[ とは言えど、半ば予測していたのか。
あまり驚いた様子は見せず、呆れ混じり、と言った風 ]
あ、ヒサタんとマリりんも来たんや。
はよおいでー。
[人影に気付き、説明中なので小声で呼んでみた。
ちなみにまだ消k…融合出来てないので照合しようがありません]
[やっと説明が始まった。と思ったが]
ほとんどわからんなぁ
[話の続きを邪魔しないように小声でぼやく。
五行で蒼龍というのがいた。やら、五神というのは関連してそうとか。
それがこれなのかな?ぐらいの感覚]
……今、休まんかったら……。
[俺、殺される、とは、言葉にはしなかったものの。
多分、ニュアンスは伝わったんじゃなかろうか]
ま、好きに動けばいいんじゃないか。
俺は覚醒が早かった分、事前にあれこれ上に言われちゃいるが。
『四瑞』に上下はないわけだし。
[『四瑞』同士になくても、個人にはあるんじゃ、というのはそれはそれ]
あ、そ。
宝条君が普段は良い子ぶってるってことはよっく分かった。
宝条君て、相手驚かして面白がる性質でしょ。
[普段から深く考えずに行動するために本質を隠すなんてことはしないわけで。自分とは異なるために違和感を感じたのだろう、と結論付けた]
[マリーの隣で何やらクニミツの話を聞いている集団を見ていると、家庭科室であったリカに呼ばれた。
話を聞けば何かわかるのかと、少々足早にリカの隣へと移動した]
……これは一体なんの集まりなんだ?
……ずいぶん野性味あふれるお銀だな。
[何気にひどいことさらりと言いましたよこの人。
五十嵐の言葉にそんな反応を示した後、とりあえず思い出したらしく隣の眼鏡に聞いてみた]
…そういえば、悠悟もくるんじゃないのか?環は?
[どう見ても三人組なのに自分一人何でここにいるのか分からず、見下ろして首をかしげる。
従妹なら、環がどうするのかも知っているだろうと判断したのもある]
[言った啓子も何か知ってそうだけど、幸貴も知ってそうだよなぁ。なんて思いつつ。]
お、久鷹にマリー。来たか。透明の壁の件で今聞いてるとこ。
[とはいえ反芻して説明は無理。封護の陣が透明な壁かとか思うぐらいな大雑把。]
(……理解していながら聞くというのも、何とも滑稽で難しいものだな)
[そんな事を考えつつ、そ知らぬ顔でリカに質問を投げかけた。そうしながら視線を周囲に巡らすと、すでにアズマが来ていた。
どうやら様子からはまだ見つかっていないようだ。
数少ない味方が無事で、ほっと胸をなでおろした]
[神社の境内にはかなりの人数の気配。
ヒサタカからの疑問に、肩のちまカメが]
『ふむ。鳳凰の奴め。今更集めて現状の説明か。
相も変わらず、無策な奴よの。』
[と、聞いてもいないのにペラペラ。こっちちょっとイラッ。
だが、ヒサタカに対してはそれを表に出す事なく、首を横に振りつつ]
……さあ、わかんないや。
[だがしかーし、明確に判ったコトが一つだけありました]
えぇーっとな、それってつまり要約したら、
お の れ が バイト面接阻んだ根源かーーーっ!!!
[あほんだらー!と叫ぶも相手は木の上。
ケイコと違って投げるものもなく、見上げて騒ぐしかなかったり]
しかも生徒会長に目ぇつけられてんのもあんたのせいっぽいやん!
うちのケータイ(入手計画)と平和な学園生活返せーーー!!!
気持ち悪いですよ。我妻君。
[こきゅ、と傾ぐ首と、同じ方向にこてん、と首傾げ。
しかし言う言葉はさっくりと。男子高生には流石に似合わなかった。
…これが女子ならば、幾分かときめくだろうに。]
そもそも、言ってしまっては楽しみが減るでしょう?
教えなくても、その内知りますよ。
それとも――
[もう、気付いていらっしゃいます?
くすくすと、喉を鳴らしながら。
薄く細めた目は、相手へと真直ぐに向けられる。]
中々面白い縁だとは、思いますけれどね。
/*
あれ? うっそ、間違った! ごめんよ〜〜! 揃ってると思い込んでしまった……。前のはなかった事にしてください。
……表の発言でなくて良かったw
……は?
[唐突な璃佳の騒ぎに一瞬とぼけた声が出た。
そういや、午前中になんぞ言っていたな、というのはさておき]
根源言うな!
文句があるなら、上に言え、上に!
[そういう前に、『上』がどこか説明しましょう]
つーか、なんでここで従姉殿が出てくるかっ!
[むしろ、そっちが気になったらしい]
[光邦に説明は任せたが、あまりの端折りっぷりに少し不安を覚えてきたり。ちゃんと伝わると良いなぁとは思うも、光邦の説明より分かりやすく説明出来る自信は無かったり]
分からなかったら、補足説明はするよ。
[そう付け足したが、一部はそれどころじゃなさそうだ]
[リカの頷きにコクコクと頷き返し。
マリーとヒサタカには手をヒラヒラ。いらっしゃいませ]
説明会らしいよ、ヒサタカクン。
んぁ、もう諦めろって言われてるし。
[ミツクニの言葉の裏が読めてしまったらしく。
げんなりとして足元の白虎に手を伸ばした]
どうせ時間が経てば問答無用だろうしな。
コレももう出てきちゃってるし。
はいはい、どうぞっと。
[手首の金属を擦りながら、猫のような白虎を抱き上げる仕草。この段階では誰にまで見えていたのだろうか。
それはユラリと消えて。金属に白い紋様が浮かび上がった]
[隣でリカの絶叫に驚き耳を塞ぎながら、キョウヤの説明を聞き、どうやら見えない壁がミツクニの所為で発生したらしいという事だけは理解した]
……そっかぁ。つまり、あの生徒会長の従兄弟をボコれば、マリーと楽しい旅行にいけると……。
[どうやらマリー命のスイッチが入ったらしい。目の色がちょっと危ない]
[なんやらヒサタカとヒビキの質問は聞こえているんやけど、瞬間沸騰湯沸かし器状態なんで振り向いた顔はちょいと怖い目やも]
ミックん被害者の会、ただしアズマんエスケープ中!
タマキちゃんは家で涼んでた!
[そんでもって桜の下に駆けてって真下から怒ってたり。
可愛いふわもこーずに怖がられるかもとか思考の外です完璧に]
…是非とも、休んでください。
再起不能になる前に。
[ニュアンスは、がっつり伝わったっぽい。
霊亀の言葉には、一瞬の沈黙を残して――
しかし、くつりと喉がなった。]
――否定はしませんね。
良い子ぶっているのでは無くて、あれも本当の僕なんですが。
これが一番、賢く世を渡る方法ですよ。霊亀。
[笑みと共に返す言葉は、酷く静か。]
強さから行けば丁度良いのではないかと。
[ヒビキの言葉には小さく笑い]
うん。君は間違いなく同志だ、リカちゃん。
[平和な学園生活、に深く深く同意の頷きを返し]
実際諸悪の根源でしょが。
今の説明からして、結界張ったのミツクニ青年だよな?
でもって護法なのに、なんで私らまで足止めされてるのかなぁ??
[リカに反駁するミツクニにイイ笑顔を向けたが。
はた、と動きが止まった。
生徒会長殿? そこにだけは喧嘩を売っていけないと、二年間の知識が教えてくれました]
気持ち良かったら、むしろ引く。
[ どんな趣味のおヒトですか。
幾ら顔立ちが整っているからって、男は男です ]
えー、いーじゃんか。
今聞くのも後で聞くのも、そう変わんないし?
[ 問いかけには答えず、子供っぽく不平を口にしてみる。
いつも通りの様子は、まるで裏などないかのようで。
されど真実は、今はまだ、表に出される事は無い ]
不運命共同体ってことか、ねえ。
ああ、共同体じゃあ、ないかもな。
[ 向けられた眼差しを受け止める瞳は、瞳は静かな碧を保っている ]
……あ、そ。
[それははたして佐々木に返したのか五十嵐に返したのか。
もしかしたら面倒で両方だったかもしれない。
そろそろ観念するべきかと思いながらもごもご動いている携帯を取り出せばストラップがしゃらりと鳴る。
なんかグレードが上がっている気がして軽くイラっとしたがとりあえずひよ子を睨んで黙らせるとアドレス画面を出して一番最初に出てくる名前───"我妻悠悟"の名前を確認してからぽちっとな。
電話に出るまでひたすら鳴らしっぱなし]
賢く、ね。
なるほど、言い方を変えよう。
計算高い、ってね。
て言うかなーんでここで言い合ってるんだか。
人の価値観なんて千差万別、自分とは異なることの方が多いってのに。
[止め止め、と小さく息を吐いた]
上って誰やねん上って!
直接ってんなら連れてきーや!
[今なら誰相手であろうと文句言う自信ありますがな。
あ、タマキちゃんと生徒会長に言うのは嫌かもやけど]
そんなんしらーん! うちかって今日初めてイトコて知ったわ!
[二人が親戚って超有名らしいのに鈍すぎです]
何でかしらんけど集会で目ぇ合ったり、三年の教室横通った時に視線感じたりとかすんねんもん!
何の繋がりもないんに目ぇ付けられたっぽくてマジびびっとってんやからな!
[腕を上げてまきついてる蒼龍を見る。
大雑把な認識をそうなのか?と聞けばやっと機嫌が戻ったらしく。腕に巻きつくのをやめて肩にいき
『そうだ』という返事が脳に響く。
これ本気であれなら精神科医まっしぐらで]
あー。なんつーか。ってことは出れないのもだが、これの原因だったりもするんか。
[見えてるのか知らないが蒼龍を横目でみながら]
多分それだけじゃ解決しないように思えるぞ。久鷹。
っつーか俺もなんで出れんのか聞きたい
[暴走しそうなのをなだめるように言いながらも、原因らしいのであまり止める気はなかった。ついでに敬語はどこかすっ飛んだまま啓子が聞いてるに追従]
[ 相手――宝条 環の正体は、悟り切れていない。
ただ、“知っている”ということは、
恐らくは上位の者であるだろうということ。
創り手か否かに関わらず、面白そうな相手だとは、思う。
今まで持っていたのと、まるで異なる印象を受けた。
否。今までは、表層しか見ていなかったということか ]
[なにやら暴走ぎみのヒサタカに]
ヒサタカ、暴力はダメだよ。
[と言って、宥めに入る]
ヤるなら、精神面からジワジワとヤらないと。
[と見せかけて、油を注ぐ。
なんだかんだでやっぱり現状が不服らしい。]
[従姉がどんだけ恐れられてるか、なんて知りません。
いや、知ってはいるけど、それが校内全域に適応されるなんて思ってないというか。
……慣れは怖いとはまさにこの事]
確かに、陣を展開したのは俺だが。
……お前ら『五神』まで押さえ込んだのは、ある意味事故だ。
とはいえ、『天魔』の力が測れん以上、強すぎて問題、という事はないだろーが。
[いや、日常に問題ありまくりですから]
[久鷹の様子には、はー、と大仰に息を吐いて。利き手である右手をぷらぷらと準備運動のように動かし始めたか。
啓子からの問いには]
いや、かいちょーじゃないよ。
『天界』って言って分かるかな。
簡潔に言えば、アタシらの上司が居る場所。
[若干ニュアンスが違ったかもしれないが、強ち間違ってはいないだろう]
僕だって引きます。ドン引きですよ自分に。
まぁ生憎、そんな趣味はないみたいで申し訳ないですが。
まぁ、言っても宜しいんですけどねぇ。僕の“仕事”にも関わってきますし。
…それよりも、僕は君の「厭な予感」の方が気になりますが?
[返らない応えは気にしていないのか、僅かに肩を竦めるだけで。
いつも通りにしては、何処か対照的に含んだ物言いの多い言葉を並べながら
続く言葉に、碧を見据えてゆるりと笑みを浮かべた]
――「共同体」では、無いでしょうね。恐らく。
……上に……『天帝』に直訴したきゃ、『天魔』なんとかしろ。
俺たち『四瑞』だって、あっちに使われる身なんだ。
[ま、いわば中間管理職なわけだが。
本来は、『天』……つまり、天界で『護界』を保つのが仕事のはずなんですが]
……は?
どーゆー事だ、それ?
[璃佳の説明に、思わずきょとり。
視線は、翠のちま麒麟に向いた]
[ 答えが返ってくるのを待つ間に、
ポケットに突っ込んでいた携帯が振動する。
無視。
無視。
無視。
止まる気配なし。
仕方なく取り出して、
表示される名前を見て、指が動きかけ――
電話料金を思い出してギリギリ留まった。
どういう目に遭うか、というのは、後から思い浮かんだとか ]
……はい、もしもーし。
[ ぽちっとな。
微妙に通話口から、耳、離してます ]
『天魔』どーにかしたらボコっていいんやな!
[サキの台詞に思いっきり振り向きました。言質とったどー!]
よっしゃ、ヒサタん。そん時の助太刀は許したる!
やけどトドメさすのうちな!
[返す刀でヒサタカにサムズアップ。
仮にも友人…やのうて共犯者に対して酷い言いよう]
ん?
いやまあ、主に腐れ縁の事かね。
当たってたみたいだけど?
[ 存外軽い物言いで答えつつ、
反応待ちに、内心、ちょっぴりびくびく。電話先の。
後の、笑みと共に返された否定には、似た笑みを返した。
――何処か、楽しげな。 ]
天界が上司。
あーはい、そっちが『天』ですか。
[元の知識+白虎によって得た知識。そこから導き出すのはそれほど難しくも無かったらしい]
ほう、事故。
んで、私らの生活はどーしろと?
おい。
[電話がつながった瞬間の声が低かったのは我妻君の自業自得ということでよろしくお願いします。
ぎゃんぎゃん騒がしい一群から少し離れたところで会話を続けることに]
おまえ、何してんだよ。
神社来るんじゃないのか?
[声がいらいらしているのは気のせいです、きっと気のせい]
[とりあえず、聞いてる限りミツクニの辞書に反省の二文字はなさそうだなとか、思いつつ]
それで、巻き込んだ責任とか、取るつもりは、アルのカナ、カナ?
[目が笑ってない笑顔でミツクニを問い詰めてみる。]
[とりあえず落ち着いたおかげで、ミツクニに聞きたい事が出来たので口にしてみる事にした]
……一ついいか? 今回の件で数人は実害を被ったが、それについての処置や謝罪などの準備はあるのか?
[少なくとも自分が旅行に行けなかったら、徹底的に追求するつもり]
『護界』の安定を保つためには『天魔』をどうにかしなけりゃならない。
その『天魔』をどうにかするのが、『五神』の役目でもある。
だからまぁ、それが終わったらボコるも何をするも構わないよ。
[だってそうしないと気が済まないだろうし。こっちを振り向いた璃佳に改めて説明しつつ、一つ頷いた]
私も手伝うよ。
トドメ残せるかどうか自信ないけど、一応気をつける。
[リカの台詞にニッコリと手を挙げた]
天なる龍の君に喧嘩を売るつもりも無いし。
ま、ここらで手を打つのが普通でしょう。
[アッサリサラリ。それなりに知ってる同級生でも関係ないようで]
ああ、その事。
――そこまで、「厭」という程でも無いでしょう。
むしろ、楽しそうな気がしませんか?
[返される笑みに、浮かべる笑みを深くして。
ふと、相手元に届いた着信に、口を噤む。
耳から離されたスピーカーから聴こえる声に、
何となく、相手を察してみたり。]
…噂をすれば、なんとやら?
『天帝』やなんやより、あんたボコった方が早いわ!
つーかそもそもなんで勝手に部下扱いされてんねん!
しかもなんや働けっつっといて給料とかの話ないやん!
[ケータイげっと計画=マネー計画なので、んなトコに不時着した]
へ? きょとんとかされても、うちかてわからへんわ。
とりあえず見んよう言っといてーな。なんや居心地悪いもん。
[ミツクニの視線に翠毛玉見てみたり。
ふわもふにちょっと和んでヒートダウンし始めたかもしれない]
……完全補償でもすれば、気が済むか?
[啓子の問いへの答えは、ちょっとため息入ったかも]
……どういう形が責任とりになるか、後で纏めて提示しろ。
ただ責任取れといわれても、こっちゃ、答えようがない。
[さすがに面倒になってきた……というか。
そろそろ、色々と限界らしいです。
むしろ、仮眠一時間しかとってないのが問題だとか、それはさておき。
ひょい、と枝の上に立ち上がり、周囲を見回して]
別に、全部納得しろとはいわねぇが。
やらなかった場合の最悪、だけは、想定してくれ。
気脈の乱れを放置すれば、それだけ厄介な事になる……ってのは、な。
[言葉と共に、軽く、枝を蹴る。
五色の翼の揺らめきの後、*ふい、とその姿は掻き消えて*]
[ さっきまでの様子はどこへやら。
低い声を契機に、普段の軽薄な雰囲気に戻って ]
いやぁ。
そこで宝条先生にお会いしまして話し込んでおりました。
[ 悪びれた様子なんてちっともない。
でも、携帯はやっぱり、ちょっぴり離したまんまです。
声が聞こえ辛いかもしれない ]
……すまん、霊亀殿。
目ぇ、回ってきたんで、一端従姉殿んとこ、退避する……。
[ふわり、消える直前に、そんな声が*届いたか*]
ありがとうございます、神宮寺先輩。
ついでに生徒会長殿にも許可貰っていただけません?
[孤立してゆく人の哀れさなんて知らないですよーだ]
しかし『天魔』と言っても。
どうやって判定すればいいのやら。
見鬼の力も使えないんで、誰が本当にそうなのかなんて分からないんですよ。
[それは自分にも言えるな、とか思いつつ。
サキに向けて首を傾げた]
ん、まだ本調子じゃないんだろ。
こっちは引き受けるから休んできな。
[届いた声に短く返して。周囲のエキサイトっぷりには溜息が漏れたか]
[とりあえず色んな人間がミツクニに聞く…というか詰め寄ってるので任せることにした]
幸貴。
何をすべきか、成すべきか。
その問いの答えは己が中に。
「視え」しものをあるがままに受け入れよ。
さすれば道は開かれん。
確かこんなん家庭科室でいってたよな…ようは知ってたっつーことだろうが
[些少険悪な声色で嘆息しつつ]
なんか蒼いの視えたりすんだが、これ受け入れろっつーことでいいのか?
[ミツクニの態度に、まるで自分の給料を上げるだけのために税金を上げるような無責任な政治家と同じ何とも腹ただしいものを感じるが、それよりも一貫してミツクニを支持する態度を示すサキに興味が移った]
……サキ、幾つか質問だ。俺とマリーが来る前に説明してしまったかもしれないが……。
1.何故俺達なんだ?
2.天界とはなんだ?
3.天魔がいると実際にどんな実害が発生する
4.何故いう事を聞かねばならない?
時間と起きてしまった事実はどうしようもないでしょが。
まぁ宗主を止めてくれるなら少しは手加減したげるケド。
[止める気はないのですかと。
まあもう少し落ち着けば変わるかもしれません。きっと。多分。
…そうなるといいね]
あ、逃げた。
…環に?
[少しだけ声が驚きではねるくらいはあるかもしれないが、基本的に声のトーンは低く]
…ちょうどいいから、環も連れて来い。
メガネが騒がしい。
[ギャーギャーと後ろで佐々木がご老公に向かって吠えているのはスピーカー越しに聞こえただろうか]
[ タマキの問いかけには言葉では答えず、
代わりに、さぁてね、というような眼を向ける。
電話先が怖くて喋れなかったなんてことはありません。
相手を察されていることはわかったので、頷きを一度 ]
そういう事にしておいて下さい。
[けらりと、霊亀の言葉に笑みを零して。
退避との言葉には、おや、と小さく声が上がる。
全員を相手するなんて、いわんこっちゃない、とは思ったが
責任を押し付けている以上、口には出さずに]
かいちょーか……。
まぁ、聞いてはおくよ。
[啓子の言葉に一応は承諾の意を見せ]
あー、ぶっちゃけアタシも分からん。
分かってるのは、この結界の中に閉じ込められた者の中に、『天魔』は居るってことだけだ。
アタシが分かってるのは、『四瑞』の仲間だけだ。
[結構な問題発言をさらりと言ってませんかあなた]
ちょうどいいて。
まあ、ちょうどいいだろうけど。
[ 返した言葉の意図は、ヒビキとは違ったろうが。
離していても、……或いは離しているから余計に、
周囲の音声が聞こえて、ああ、と納得の呟きを漏らした ]
宝条、お前んとこの奇怪……じゃなかった、
佐々木が煩いらしいんで、引き取りに来いって。
[呼ばれて恭也へと視線を移し]
ああ、知ってたよ。
誰に、どの『五神』がついたかまでは知らないけどね。
視えているなら、受け入れろ。
受け入れ、彼らの知と力を得なければ、『天魔』に相対することは難しい。
[恭也の疑問にはあっさりと答え、若干語気を強くして返す
[サキの言質追加にしかと頷き、ケイコの上がった手にハイタッチ、ぱし☆]
責任どーこーっつか、この溢れる怒りをどないせーと…
あ、逃げた!
[最悪とか気脈の乱れとか。
頭ではわからなくても胃が痛いのはナゼでしょうか。
胃の辺りを抑えた拳が震える理由は複合要因ありすぎて逆に不明]
―――メガネ言うな! キョウヤんかてメガネや!
[ヒビキの声にそこだけは反射的に突っ込みました。関西人魂]
[わー逃げましたよ、奥さん。
しかも、どうやら責任の自覚持ってない上に、脅しとか。
アレが上なら、上の上もアレなのかなーと考えつつ]
何ダロあの態度。日本人は礼を尊ぶ種族ダってワタシのPereが言ってたヨ。
[結構ご立腹。]
[誰かに聞くぐらいなら私に聞け。とか蒼龍がいっている。
なんというか。構ってほしい性質なんだろかとか。無視したら捻くれてたし。
いまもまた癇癪起こしそうだとか]
そか。まあそうだよな。タイムリーすぎたし。
……とりあえずよくわからんかった話を認めたとして。そんなん止めろと…ぁあー…俺体力ねえのになぁ
[結局幸貴に返事したため、蒼龍しっかりひねくれてまた腕に巻きつき出して]
とりあえず喧嘩中でしばらく受け入れたりとかできなさそ
――璃佳が?
[託に、一度ゆるりと瞬いて。
もう一人の友人も、神社にいた事にも驚きながら
それよりも]
……ああ、うん。
判った。
[スピーカーから僅かに音漏れする周囲の音声に、事を察したらしい。
…鳳凰も戻ったらしいし、潮時かな。とゆるり思考を巡らせて
了承の意を短く返す。]
そゆもんですか。
となると。
[ゆっくりとその場にいる面々を見る。
サキの言葉を全て信じられるかと言われれば微妙で。だが増えた知識と照らし合わせれば、今ここに居てそう話せるならば、あながち嘘でも無さそうだとは思うわけで]
あーもう。
一気に疲れてきた。ただでさえ慣れないことしたし。
[先ほどの金属球のことらしい]
マリィ、私先に戻ってるね。
リカちゃんも戻るの遅くなるなら裏回りなよ?
洗濯室の小窓が一つ開くから。
[規則違反を堂々と勧めていいんですか、君]
いや、そりゃ俺もメガネだけど。
[リカはテンション高いなぁとか。なんか不満は周囲が散々あげてるのに出遅れ気味だったりで、色々逃した人]
[ きーん。
と来はしたけれど、スピーカー越しだったのと、
離していたのとでダメージは少なかった。
ヒビキが何か言っていたかもしれないが、
適当に返事をして電源、ぴ。
いや、だって。電話先の、周囲が煩いんですもん ]
……面倒だけど、行くっきゃないかねえ。
[ はふ、と溜息を吐いて、肩を竦めてみせた。
携帯をしまって、言葉通り気怠けに歩みだす ]
[一つ答えたと思うと、次は久鷹からの問い]
一、君らが『五神』に適合すると判断された、または『天魔』であるが故にこの場へと留められている。
一、『天界』とは『天帝』が住まいし異界のこと。
一、『天魔』は『気脈』を乱し、『護界』を揺るがす。『気脈』を乱されると世は惑乱に包まれてしまうだろう。
一、言う事聞いて『天魔』どうにかしなきゃ、この世が無くなる可能性だってあるぜ?
[最後はちょっと脅しが入ってるかもしれない。何せ元々頭を使うのは苦手なわけで、説明も得意ではない。暗にさっさと動けと言いたいらしい]
とりあえず、実際にどうするかは。寝て起きてからまた考えます。
何か他に必要なことが出たら教えてください。
[騒いだ反動もあり、どこか悲壮にも見える様子でサキに告げて。
ゆっくりと石段を降り始めた]
[まずは怒りをヒートダウンさせる為に翠毛玉に手を出してみる。
カワイコちゃんな鳥は飛びあがっちゃったんで手が届きません]
ぅわ、それってマジもんの情報やの!?
おケイはん、おおきに! 恩に着る!
[女子寮先輩の声に一気に笑顔。手を元気に振って見送りました。
これでタマキちゃん家入り浸り放題とか思ってないコトないです]
[ あっちは大変そうだなー、と他人事のように思ったが。
多分、今は傍に使い魔がいないだろうから、
風に言の葉を乗せるのはやめておいた。
状況を聞いておきたい気もしたが、仕方あるまい ]
[シャウトに対しては聞こえないふりをする。
もはや言い返すことも疲れているらしい]
…1分で来い。
来なかったら石段から蹴落とす。
[相手がどのあたりの距離にいるかなんて聞かずに一方的に無茶振りして、一方的に会話を切る。
切れば相変わらず画面でもごもごしているひよ子に思わず疲労のため息がこぼれて]
[ミツクニの行動に憤慨しているマリーを落ち着かせるために、軽く頭を撫でつつ、サキの回答聞いて口に手を当てた]
……それじゃ追加で悪いが、何故天界は動かない? 下手にいくら才能があろうとも、開花させたばかりの手勢に世界を破壊する可能性がある天魔討伐を命じるのは、いくらなんでも無理はないか?
……それと護界というのはこの世界という意味でいいのか?
やよねー。
ひとまとめ扱いやなんて酷いわ。
[キョウヤの意図とは多分違う方向に同意して、翠毛玉ふかふか。
なでなで。すりすり。……ちょっと落ち着きました。
それでもキョウヤよりテンション高いのはデフォなんで仕方ない]
点呼の関係もあるから、毎日はヤバイからね?
兼ね合いで見逃すにも限界はあるんだよ。
ま、ここ暫くはどうにかしてみせるけど。
[石段の途中で軽く背後を振り返り、リカに手をヒラヒラ。
手首の金属が街灯を映したか、キラリと*光った*]
[とりあえず知と力…知というからには知識もそうなんだろう。さっきのよくわからんまま大雑把に把握した内容とか。やらなきゃ何が起きるのかとか。わかるのかもしれんと思ったが、受け入れ方がわからん上に、現在そいつはひねくれ中で]
まあ…善処する。
[幸貴の軽い応援には無理そうとかいいたげな返答。
どちらかというと身体の弱い己が選ばれてどうすんのよとか。
もしかしたらまだ結界からでれん人間ほかにもいるかもしれんのに探すの無理。受け止めたとしても浮かぶのはいくつかあったりする。
受け止めた場合は精神科医いかんですんだなーとしかいいとこが浮かばんのもまいった]
――行くしかありませんね。
璃佳も、ご迷惑を掛けているようですし。
[あちらさんにお邪魔でもしましょうか。
にこやかに笑みを浮べたまま、億劫そうに歩き出す友人の後を追う。
数分後、問答無用で引き取りに神社に現れつつも
階段から突き落とされたかどうか。
…ちなみに、最後の言葉は僕にも聞こえてませんでしたと*さ*。]
いえっさー!
[ケイコへと二本指揃えて敬礼の真似したら、翠毛玉に逃げられた。ちょっとしょんぼり。
でも暫くどうにかしてくれるのは心強いので心の中で感謝しました]
まあそりゃ嫌だな。喜ぶやつのほうが珍しいだろ
[違う方向ではあったが、璃佳に同意。
でもちょっと落ち着いたのを見て、あの翠の毛玉は偉大だとか思う辺り璃佳にどういう印象もってるのか]
[ 当然ながら、一分でなんて辿り着ける訳もなく。
いや、力解放したら辿り着けたかもしれないけれど。
蹴り落とされてどうなったかは、ご想像におまかせ ]
[石段を降りていく啓子には「ああ」と短く返答し。
久鷹の追加の問いには]
……直接手は下せないんだよ。
『地』の『護界操手』は『五神』。
『天魔』が『気脈』に干渉するのを止めるのが彼らの役目。
そして『気脈』の制御を行うのも。
そう定められているがために、ね。
世を破壊する、は大袈裟すぎたかな。
世に混迷を齎し、バランスを崩そうとするのが『天魔』。
開花させたばかりとは言え、知識と能力は『五神』のものを得る。
きちんと融合出来ていれば、遅れは取るまいて。
あー、『護界』はまぁそう言う意味になるかな。
正しくは、『地の護界』ってことになるけど、ここは。
……あぢー…
[腕に巻きつかれてるから余計暑く感じる
とりあえずなんか蒼龍からこれから聞けばいいってのはわかったつもり。だが捻くれてるのをどうしたものか。
珍しく饒舌で適応している様子の久鷹と幸貴の問答を聞いて]
ようは天界とかいってるけど、別に気にしないでいいってことかね。あっちはあっち。こっちはこっちってことで。
[蒼龍がなにやら久鷹に警戒している様子なのは気づかなかったりする]
……なるほど。まぁ何だかんだと天界の連中は色々な言い訳を作り上げて、現存する政治家のように責任逃れをするのに夢中というのが良くわかった。
[ちゃんと理解していないかもしれない。けれど、巻き込まれた方としては、どちらも同じ印象にしか受け取れなかった]
……マリー、こんな変な事に巻き込まれちゃったし、気分転換も兼ねて家に遊びに来ないか? 妹の由宇も会いたがってたし。
[さっきの憤慨した様子を少しでも解消できればと、そう誘ってみる]
[頭ナデナデされて、はうーってなりつつケイコの先に戻ってると言ったのに気づくと]
うん、もうチョッとしたらワタシも帰るよ。
[と去り際に言っておく。]
[そう言いつつ、ヒサタカの話が長引くようならそれに付き合って、*一緒に帰ろうとするか*。]
[と思っていたら、何とヒサタカからお家への招待。
一瞬驚いたような顔もするも、すぐに満面の笑顔になり]
うん! ワタシ、ヒサタカのお家に行くヨ。
苛立つのはわかる…が、幸貴に当たってもしかたねーよ。いくならあの人だろ。
ま、あの壁のこともわからんよりマシだと思うか?
……そもそもこうならなきゃよかったっていえばそこまでだけどな
[なんとなく。役割というのが違うからこそ己と縁のある二人がもめてるようにも見えて、久鷹に落ち着くように言ったり。その結果ミツクニにいくのは気にならないらしい
マリーを誘ったのもみて、一度したから慣れたのかなとか思ったりする]
まぁ、深くは考えなくても良いよ。
むしろ考えない方が楽かも。
アタシらが上の意向でここに来てる、ってだけだからね。
[恭也の言葉にそう返して。
久鷹の返答には僅かに眉根が寄るか]
……アタシらはともかく、天帝はたぶん、動きたくても動けないと思うよ。
調和を取るためにね。
[天の意向ははっきりとは分からない。しかし得られた知から推察するに、その可能性は高いのではないだろうか。そう思い、弁明するような形ではあるが言葉を紡いだ]
[ 天魔じゃなければ死んでいたかもしれない。
というのは置いといて。
誘うさまを目撃していたのなら、
何か手を打つのかという思考より先に、
* またバカップルかと思いが過ぎったことだろう *]
/*
うーん、自分の解釈並べて齟齬が出ちゃダメだからと、出てる情報を繋ぎ合せて返答したけども。
あんなので大丈夫なんだろうかwwww
一部自分の解釈で書いたところもあるしなぁ…。
そだな。そのほうが楽そうだ。
[そもそもさっきまで知らなかったことをいきなりわかれというほうが無理で。大雑把に理解して単語はすり抜けていて]
それよりも考えにゃならんのは…帰れなくなったのをどう説明するかだ…
[一応は逃げたが、そんな曖昧な説明で納得してくれるような教育兼養育係ではなくて、結構困る。生徒会長が何か手を回してるのはまだしらなくて]
とりあえず幸貴の家に遊びに行って泊めてもらってるってことにしていい?・・・ってかしとくな
[ほぼ事後承諾。久鷹の家でもいいが、親戚のほうが礼とかそういうのが起きてばれたりしない]
[マリーが元気よく返答してくれた事が嬉しくて、ようやく今日初めて彼らしい笑顔を浮かべた。
それでも胸の奥では、ソレを勝手に悪魔呼ばわりして、しかも可能性でしかなく、確定情報でないもののために殺せと命令してくる天界に、少なくともソレとは関係なしに怒りが燻ってしまった。
――馬鹿げている!
全てを押し付けてくる天界もそうだし、動けないなら動けないなりに、それなりの階級の天使だか神様を派遣したらよい。無駄に友人知人が傷つくかもしれない状況を平気で作り出す天界なぞ、嫌悪の対象でしかなかった。仮にサキやミツクニが言うように、覚醒して知識を得たとしても、間違いなく彼は一人反抗し、命令など聞かなかったであろう]
……結局、上に立ってしまった存在というのは、足元で必死に生きている生命の事など、適当でしかないのさ。
[それはサキに向けて語られた一言なのかもしれない。ただそれ以上何も言わず、マリーを連れて自宅へと*帰宅した*]
/*
しかし、ネタで色々弄っているけれど、
不快に思うところがあったら、スミマセン。
……こんなにお馬鹿になる予定じゃなかったのに*な*!
…ま、外れちゃいないだろけど…またな
[と久鷹とマリーを見送る。
義理堅い性分だってのは知ってるし、己とて苛立ちもやっぱりある
とはいえ天界がどうとかまで混乱しててまるっきり頭に回らなかったりはした。
そもそも天界があるかどうかとかも実感がないからあてにしようという思考もないかもしれないという達観。それができるのは嫌悪する肉親の影響だろうが]
いや、受け入れるとかいうのしなきゃならんらしいから…少なくとも今日はやめとく。
[態のいい言い訳もどき
でも完全に言い訳でもない。めんどくさくなって幸貴に質問。また蒼龍がひねくれる。なんて悪循環が巻き起こりそうだ。]
下手したら一月たっても受け入れる状態が整わんかもしれんからな。
[久鷹の残した言葉には返す言葉が出てこなかった。彼の言葉が正しいと認めているわけではなく、そうせざるを得ないと言うことを知っているがために]
…一と多、どちらか一方を選ぶとしたら、多を選ばなければいけないのが、上に立つ存在なんだよ。
[小さく呟くそれは、とても悲しげなものだったろうか]
[ふ、と沈みかけた表情を隠すかのように一度顔を伏せ。一呼吸置いてから顔を上げる。そこにはいつものあっけらかんとした表情]
あ、そ。
まぁそれもそうだね。
てかそんなに長びかれるのも困るんだけど。
[その間に他で天魔を排除出来たならまぁ問題は無いが]
[『…知ってる。とはいえその一の側はたまったものじゃないけどな』と幸貴が呟きに心中だけで答える。
両親とか兄とか色々思い出して今回の事件とは関係ない意味合いで苛立つ。
とりあえずそれが天魔とやらならどれほど喜ばしいことか。]
ま、そういうこと。だって今すっげーこいつ不機嫌みたいだしなぁ…というわけで俺もいくな。聞かなきゃならないこともあるし
[とりあえずは己が己のままでいれるかとか。止めるってのは実際どこまでの行動をいうのかとか。殺人はごめん被るとか。
そんな質問を浮かべながら、帰ることを告げて*己も寮へ*]
[「ああ」と返事をすると恭也が立ち去るのをじっと眺めて。姿が見えなくなると大きく息を吐いた]
[何だかどっと疲れが押し寄せてきたような感じがして座り込みたかったが、どうにか耐えて先程地面に置いた黒い塊を拾い上げる。ポケットに放り込むと、ゆっくりとした足取りで自宅へと*戻って行った*]
─九条院家─
「……だから、無理をするなと言ってるのに」
[呟かれるのは呆れたよな声。
それに反論する余力はないというか、既に意識はなかったりするのだが。
最後の空間転移で、体力と精神力を使い切り、ただいま気絶中。
まあ、気絶してなかったら、色々と問題だっただろう。
何せ状態:膝枕]
「こんな調子で、ちゃんとまとまるのかしら、ね……」
[独り言めいた呟きは、いつの間にかやってきていた翠のちま麒麟と真白の鳥に向けられたのか。
それとも他の『四瑞』に向いたのかは、*不明です*]
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