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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が4名、占い師が1名、霊能者が1名、守護者が1名、聖痕者が2名、狂信者が1名、智狼が2名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました。
/*
ゲットしちゃったーーーーー。
希望他に居たかしら。
居たなら弾いてごめんねっ☆
さて、そうなるとそっち方向で流れ作るとしよう。
じーちゃ発見はどうしようかなぁ。
誰もやらなそうならやるか。
まあ…忘れてなければ
[ローザの言葉に確約は避ける。
なにせ絶対忘れる未来が浮かぶからだ]
ん?ああ。団長さん。酒飲んで気分悪いっていって、じゃあ水。といって、酒瓶を渡して一気飲みさせた後に、いったりするかな。その後ダウンするけど
団長さんもローザと一緒で切り分けできねーんだろうなぁ。きっと
[義理らしいが似たもの同士だとかおもっている]
/*
この縁故だと守護者キツいし、赤希望にし直そうかと思ったけれど、入り直す必要ない気がしていた。実にその通りだった。
しかし、猫被りなんて、まんま過ぎるじゃないか……!
ちょっと方向性考えましょう。
[幼いころ母が言っていた]
「陸には怖いものが居るから」
[思い出せなかったその続き]
「お前は狩られてしまうのよ」
[子供のころは気にもしていなかった言葉]
いやいやいや。そもそも話さないでいてくれたら俺としては万事平和で解決なんですから。
だから残念だっていうなら喋り続けないでもいいんだか…ら?
[そうして三回目の惚気話…となるのかとおもったところで、扉が開く音がしてそちらへと目を向けた]
[水差しとグラスを幾つか用意して、それから、ビスケットも皿に盛って、トレイに乗せると、厨房を出る。
殊更、料理はする気がない、というよりは、『水面の民』の食の好みの判別がつかない部分が大きかった。陸の人間とは、やはり異なるのだろうと]
こんばんは、皆さん。
賑やかですね。
[広間へ入り、にこやかな挨拶を投げた]
知らない、と思うんだけど。
覚えてないだけかもしれないから、そうだったらごめんなさいだね。
[苦笑しながらカルメンに答える。
手を握ったまま、音のした扉の方に顔を向けた]
――広間――
[ほんの少しのタイミングのずれ。
ゲルダが広間に入るか否かの時に、入り口の扉が開いた。
卓上へとトレイを置き、そちらへと顔を向ける]
あら。自衛団長さん――ですか。
取調べでも、お始めになるんですか。
[問いかけへの答えは返らず、始まったのは一方的な説明。]
[ドアの開く音がして会話が途切れた。
現れたのは自衛団長その人で]
なぁ、一体何のためにこんなことしてんだ?
[零した言葉は、自衛団長の言葉でさえぎられるだろうか]
[厨房から来た女性に気付き、初対面の人だわと思って会釈]
あ、初めましてよね。
あたしローザっていうの、よろし…ん?
[言いかけて扉が開くのに気付き、そちらの方へ顔を向けた]
そりゃ人がこれだけ一箇所に固まれば…ね
[それに女性だらけ…三人いればなんとやら。と内心では呟きつつゲルダに手を振って]
やっと自衛団長殿がやってきた。で、今回集めた理由は…って。はいはい
[聞くまでもなく一方的なまでに話し始めるので口を挟まずに聞く]
そう、なん、だ?
[首を傾げたままクロエに返して。
苦笑を感じ取ったのだろうか、持っていたカップを置き空いている手をクロエの頭の方へと伸ばす。
届いたのは少しずれて額だったようだが、いつもクロエにしてもらうように撫でるような仕草をした]
[それからカルメンの顔が向くのは、音がした扉の方向]
…し、しかたないのですっ。
[ゲルダの言をしっかり本気にしているロミルダであった。
こうしてからかわれるのも、それを本気にするのも、結構いつものことかも知れない]
よびぐん?
フィクション?
わ、ありがとうです。
[聞いたことのない単語にきょとんとまたたきつつ、渡された水を両手で受け取った]
─集会場・広間─
[新たにやって来た人の気配に、そちらを見やり]
……なに、ソレ。
わっけ、わかんねぇんだけど。
[成された説明に、口をついたのは、こんな言葉だった]
……ええ。
[自衛団長に気を取られて、挨拶を返すのは遅れた]
はじめまして、ローザさん。
先程、踊りを披露していらっしゃった方ですよね。
ゲルダ=グリムと申します、どうぞ、お見知りおきを。
[何処か上の空なのは、「御伽噺」のような話を聞かされた所為だろうか]
― →広間―
[水を両手で持って、ゲルダの後ろをぱたぱたついていく]
あっ。
お話始まるですか?
[ちょうど自衛団長の姿が見えたので、その場で足を止めた]
───。
[3回目ののろけ話を始めようと口を開きかけたときに、聞こえてきたのは扉の開く音。
思わずのろけ話も中断して、そちらへと目をやり聞こえてくる言葉に耳を傾けた]
……はい?
[その説明の言葉に思わずブリジットが聞き返した]
本気で、言っているんですか?
[じくりと、腹が痛んだ]
[主婦たるものの勢いの良さに眼を円くしたり。
クロエの記憶についてを聞き、動揺したり。
カルメンの言葉になんと返すか悩んだ揚句、結局言葉を紡ぐ前に、団長が広間に入ってきて、そちらを向くことに]
…ふむ。
[ちら、と、台所から来た人物に一瞬眼を走らせるも言葉は紡がない]
[自衛団長の話におとなしく耳を傾け。
終わった頃に胸の内にあるのは]
……それ、本気で言ってんのか?
[常より低い声に潜むのは明確な怒り]
[ギュンターより為される説明。
周囲はここに集めたギュンターに対し疑惑の念を抱いていたようだが、カルメンはただ紡がれる言葉を耳にするだけで]
……じ、ん、ろー……。
[ただ一つだけ反芻するように呟いた]
あてにはしないでいてあげるわ。
[忘れなければ、の言葉に手をひらひら振って]
…お義父さんのこと潰す気満々じゃない。
ていうか身体に悪い飲ませ方しないでよね、もう。
[口調は非難めいているが、若干嬉しそうな照れくさそうな表情を浮かべて]
……あんさ、じい様。
それ、本気で言ってるわけ?
[ぐしゃり、と前髪をかき上げながら問いかける。
声にこもるのは、微か……どころか、あからさまな、苛立ち]
そんな、曖昧な話だけで、ここに隔離とか。
じょーだんじゃねぇっての!
[ゲルダの挨拶には会釈をして。
更に扉を振り向いたからか、カルメンの手は額に触れる]
…ありがと。
[穏やかに感謝して、話し始めた自衛団長の説明を聞く]
それが神の御心?
冗談。
[強く眉を寄せた]
あ、あぁ、よろしくね。
って、さっきの見られてたの?
ごめんね、騒がしかったでしょ?
[自衛団長の言葉に呆気にとられたり苛立ったりしていたが、慌ててゲルダに謝り、微笑みを向けた]
ゲルダね、よろしく。
[早速話してくれる分にはありがたいとしばり黙る。その横からは。新たな金髪の男の顔など見えるのだろうか。来たならば会釈などしつつ
爪痕の死体。人狼がなんだとか。陸の人間からたまにきくような話がされる]
…いや、そんなお遊びに付き合うほど俺お人好しでも暇でもないんだがな
[流民ゆえに疑われることは多いとはいえ。さすがにちょっとなにそれ?とおもってしまう]
まあ万が一人狼ってのがいたとして、だ。隔離する必要がいまいちわからんのだが。対抗策じゃなくて単なる生贄だろ
まさか、ここにまで手が及んでいるとはね。
[意図しなければ生まれないはずの【場】
それが作られた、と言うことは]
あんたたちの警告は、無駄だったよ、父さん、母さん。
[それが本当の親ではないことを、今の【オレ】は知っている]
[ブリジットの問いに、本気で言っている旨を聞くと、困惑気に今の気持ちを素直に述べた]
……小説としては2流、3流の展開ですね。
そんなことよりも、いつ解放してくれるんでしょう?
家では、大きな赤ちゃんがお腹をすかせて待っているので、早めに帰りたいんですけど……も……。
[じわじわと、痛みが増してきた。
額から脂汗が流れ始める]
じん、ろー、って。
じーちゃ、が、まえに、おはなし、してくれた?
…いる、んだぁ。
[聞かされた話はほぼ全て鵜呑みにしてしまうカルメン。
故に周囲とは異なりその話をすんなりと受け入れる]
[その根底に、自身に秘められた力があることをカルメンはまだ知らない]
ていうかさ。
そんな曖昧で物騒な噂話に、お母さんとかちっちゃな子を巻き込むのってどうなのよ。
[苛立ちを隠さないまま自衛団長に文句を言って]
いや、だって潰すとさ。素直な本音とか出てきて面白いからな。うん…まあ体には悪いけど。でも発散されてるみたいだし
[ローザの非難めいた言葉…嬉しそうにしているから余計に悪びれていない]
……そんな、
[殆ど、吐息に覆われた声。
その先を紡ごうとするも、それ以上は、なかなか出てこない。
不安げな表情と、揺らぐ眼差しを抱いて、周囲をゆっくりと見回した。
たっぷりの沈黙を置いて、ようやっと、言葉を吐き出す]
人狼の疑いのあるものを集めて、隔離する?
それが、神の御心、だなんて。
そんなの、ありえません。
[きっぱりとした否定は、母が信者であるが故か。]
その先、どうしようというのですか。
この筏だけ切り離して、私達を、彼方へと流すとでも?
人狼…じんろー……おおかみ?
[周りの人が怒る中、ロミルダはどこかぼんやりと聞いていたが]
あっ。
そのお話、知ってるです。
[ふいに言って、ぱたぱたと椅子の傍へ。
コップを机の上に置いてから、椅子の横に置きっ放しだったかばんから絵本を取り出す]
…ちょっと、大丈夫?
[ブリジットの様子に気付くと、そっと肩を支えるようにして]
ねぇ、ここに医者とかいないの!?
こんなつまんない冗談で人の命危険にさらすなんて自衛団の名が泣くわよ!?
…ブリジットさん、横になった方が良いわ。
無理は、良くない。
おっさんがどういう神を信じてるかとか、そういうのは自由だけど。
そんなもんでオレらを集めたってのか?
そんな、神の御心とか言うわけのわかんないもんのために?
ったく、冗談じゃねぇ。
……っ。
[痛みは強くなり、気づけば息は荒くなっていた。
脂汗は、大量に流れてくる]
……あ……りゃりゃ……。
参った……な。
……ま……さか……こんな瞬間に……痛み出さなくてもいいじゃ……ない……。
───う……ぷ!?
[強烈な吐き気が押し寄せてくる。
瞳の焦点は、段々と合わなくなり、景色が歪む]
[周囲の苛立ちにも、自衛団長が動ずる様子などは見えなくて。
熱に浮かされたようにも見えるその様子は、薄ら寒いものを感じさせた]
神の御心だか何だかしらねぇけど、俺にはそんなもん、関係ないっ!
[つい、大声があがり、鸚鵡が驚いたように一つ、羽ばたいた]
…人狼、か。
ここまで信心深いのは、陸の方でも、そんなに見ないが。
[裏を返せば、それは零ではないと言うこと]
ユーリ、ハインリヒのにーさん。
あんま声を荒げなさんな。
ちっちゃい子供や女性を余計に怯えさせてどーする。
[溜め息混じりの冷静にも思える声]
――パラメティーナさん?
[詰め寄る「容疑者」のうち一人の様子を見ると、目を驚愕に見開いた。
支えるのはローザに任せて、グラスに水を注いで、差し出そうと]
ええと、こういうとき、どうしたらいいんだろう……。
[普段の猫被りも何処へやら。
心底うろたえた表情で、救いを求める眼差しを周囲へと向けた]
何を信じてるのも自由だけど。
そんな嫌疑なんて…嫌だ。
[カルメンと繋いでいる手が震える。
その様子に違和感を感じるまでも至らない]
そうですよ、カルとか、ロミちゃんとか。
ブリジットさんは……ブリジットさん!?
[額から脂汗を流しているのに気がついた。
驚いて声を上げる]
まったく、冗談じゃない。
[誰にも聞かれないように舌打ち]
あいつが居なければ、こんな場も作られなかっただろうに。
[じっと、目の前のギュンターを見据え]
ここに吐いて良いよ。
あたしのスカート、エプロンドレスだから。
吐いたら水飲んで、身体休めて。
薬かなんかあったら教えて、持ってくる。
[ブリジットの様子に、吐きやすいようスカートを広げて]
[皆が口々に疑問を連ねる様子を、カルメンは不思議そうに聞く]
[カルメンにとっては聞いたことが全て。
故にギュンターが居ると言えば、居るのだと感じていた]
じん、ろー、いる。
でも、いる、だけ。
なにか、するの?
[居ることが前提の意識であっても、ここに集められた理由までは分からず。
そもそも話を聞くだけと思っているが故にそれ以上の危機感は感じられない]
逆に、数日経って、なぁんにも起こらなきゃ、疑いなんてすぐ消え――…っと、おいっ!?
[流石にブリジットの様子を見たなら、顔色を変える]
あわわっ。
ブリスさん、大丈夫ですか?
[そこで、ブリジットの変化に気がついて。
どう見ても大丈夫そうに見えないようすに、絵本を置き去りにしてそちらへ駆けた。
特に何かできるわけでもないが、せめて背中をさすろうと]
……。
[声が遠い。
周りで何か色々な声が聞こえてくる気がするが、今の自分にとっては遠い世界の出来事のようだ]
……大丈夫……。
あなた……は……私が……守……って……あげるんだか……ら……。
[最後に優しく、自身の腹をなでると、ブリジットの意識は闇へと落ちていき、イスから*崩れ落ちていった*]
……んな事、言ったって!
[ダーヴィッドの冷静な声に、団長へ向けていた視線をそらし。
ブリジットの様子に気づくと、あ、と短く声を上げて、口元に手を当てた]
ちょ、えと。
大丈夫……。
「なわけ、ないでしょー」
自衛団のおっさんには聞きたいことも言いたいことも山ほどあるけど、まずは医者。
あと男出は雁首合わせてんなら横になれるとこ準備して。
あたしじゃブリジットさん運べないし。
って、おい!大丈夫かブリジット!
[声は掛けるが妊婦にどうすれば良いのかはわからずに]
なぁ、こんな状態のやつまでここに置いておく気か?
……と、悪い。
年長者のオレが落ち着かなくてどうすんだろうな。
[ダーヴィッドの冷静さにようやく落ち着きを取り戻して]
神の御心…ね
ってことは、あなたの信じる神ってのは随分不平等ですね。
差し伸べたいやつにしか手を出さないなんてポンコツもいいとこだしな
[元から神を信じる性質ではないためすんなりでる嫌味を吐く
なにせ人狼がいるとするならば、それ以外のものは生贄のようなものだが]
…ま、いなければ関係ない話ですし。道楽はこれっきりってことにしてくださいよ
って、ロミちゃん知ってるんだ…
[最後は呆れたようにいいロミが知ってるという言葉をきいたりなどしたところでブリジットの異変に皆よりも一拍遅れて気づく]
…っとブリジットさん?
[繋いでいるクロエの手が震えている。
ふと、いつもクロエにしてもらっているのを思い出して、その手をぎゅっと握り返した]
[途端クロエが声を上げ、周囲が騒がしくなり。
けれど様子が見えないカルメンは不思議そうにするだけ]
[聞こえたそれに意識を傾ける。
耳、ではなく、意識、を]
もう一人居たのか…
「誰か」って言うのは人としての名前かい?
それとも…
[それ以上は言わずに]
――…あぁ、りょーかい。
運ぶ運ぶ。
[ひょい、とブリジットの身体を抱え上げ]
ローザちゃん。
2階の個室、ドア開けてもらえる?
/*
周囲から浮いた人間が真の霊能者。
カオスだぜ…!
だってね、RP村の霊能者ってあんまり居る意味無い感じがするんd
いっそ霊能者無しのRP村ってどうかな!
残り狼人数が分からないカオス。
[意識を失ったブリジットを支えるのに精一杯で身動きがとれず、苛立った視線を自衛団員に向けて]
ちょっと、何ぼーっとしてんのよっ
良いからあんたも手伝いなさい、民を助けるのが自衛団でしょう…!?
この人の命は二人分、ううんそれ以上の重さがあんのよ、早く医者呼ぶなりなんなりしなさいよ…!
わーてるよ。そんぐらい。でも俺。治療とかはできても妊婦は専門外だぞ
鎮痛剤のませて母体が悪くなるのかどうかの作用もわかんねーしな
[ローザの男手という言葉にはあっさりと頷きながら言葉を返し]
わめく体力あるなら手伝えるよな?ユリアン
[更に聞こえた、ゲルダの声。
ふる、と首を左右に振る。
何か、振り落とそうとするかのように]
そっち、ダーヴに任す。
なんか、必要なものあるなら、物置からとって来るよ。
……ローザさんに、惚れちゃいそう。
[気を紛らわすためか、てきぱきと指示をするローザを見て、そんな感想。
意識を失ったらしいブリジットに不安の色は消えなかったが、傍らにグラスを置くと、小走りに駆け出していった。少しして、持って来た薄手の毛布を、ブリジットを抱え上げたダーヴィッドに差し出す]
かけたほうが、良いですか?
あ、あぁ、ありがと。
うん、ちょっと待って。
[ダーヴィッドに礼を言うと、すぐに個室のドアを開けベッドを整え]
ここに寝かせてあげて。
あ、顔は横を向けてね、もしも吐いちゃうと息がつまっちゃうから。
[駆け出したのは、彼女を助けたかったからじゃない。
その場に、じっとしていられなかっただけ。
何かから、逃げたかっただけ。
――きっと、何も、彼と変わらないに違いなかった]
ああ。
[ゼルギウスの言葉に、一つ、頷いた。
動いていないと、意識がどこかに持っていかれるような気がして。
何となく、それは嫌だったから、動こう、と思った。
とはいえ、頭が上手く回っていない部分もあるのだが]
あ、ユーリ。
手が空いてるなら、俺の荷物取って来て。
運が良きゃ、そこに煎じ薬も入ってるから。
[倉庫に向かいかけるその背中に声を掛け。
必要なら部屋の場所を伝える。
ハインリヒが落ち着いた様子を見たなら、軽く肩を竦めた]
あ…ごめん、カル。
ブリジットさんが気分悪いみたいなんだ。
[ぎゅっと握り返されている手に気づき、簡単に説明する。
ローザの指示で皆が動き出したのを見て邪魔をしないようその場で待機して]
薬…どこまで使って平気なんだろう。
単純な悪阻とは限らないし。
/*
つか、絶妙のタイミングで会議った。た(汗。
エーリのひとは大丈夫かにゃあ、と思いつつ。
相変わらず、泡沫系は女子が強いですね(待。
そこまでゼルに期待してないわよ、さすがにあたしだって妊婦の世話なんてしたことないし。
[打ち身やら擦り傷やらは日常茶飯事だけどね、と肩をすくめ]
かかりつけのお医者さんとかわかるといいんだけど、気失っちゃったから…側にいて様子見るくらいしか出来なさそうね。
あ、そうだ。洗面器とか用意しないと。
自衛団ってのはさ、こういうときにああいう人を守るためにあるんじゃねぇの?
[せめて厭味のひとつも言わなければ気が済まず。
ブリジットを運ぶダーヴィッドを見送りながら]
気をつけろよ。
って、オレよりしっかりしてるじゃねーか、あいつ。
なんか手伝えることがあったらいえよなー。
[二階に上がっていった背中にそれだけを投げる]
はぅ。
[意識を失ったブリジットを困った顔で見た。
移動が始まってしまえば、そちらで手伝えることはない]
えっと。
濡れタオルとか、お水とか、いるですか?
[ブリジットが熱を出していたのかは分からないが、周りに尋ねる。
肯定があったなら、ぱたぱたと台所に走る]
…ん?うん。ゲルダちゃんだっけ?
母体は冷やさない方が良いだろうし。
掛けて上げて?
[揺らさぬようブリジットを運ぶ足を止め、そう促して]
優しいね。
ついでにブリジットさんの身体をふけるように、水と布の用意頼める?
ん、りょーかい。
[ダーヴィッドの言葉に、一つ、頷く。
珍しく心配そうな鸚鵡の翼を軽く撫でると、教えられた部屋へと駆け出した]
……人狼、とか、なんとか。
止めてくれっつの……。
[一人になると、かすれた呟きが口から零れ落ちた]
[自衛団員は顔を見合わせて何事かを話し合い、団長へと進言をしたようだが、彼は頑として首を縦には振らなかった]
「――彼女が人狼ならば、その子もまた、人狼かもしれない」
[紡がれたのは、その一言。
だから、救うことは出来ないと。
団長程の熱狂さのない彼らには、戸惑いの色、居た堪れない色も濃い]
あらやだ、照れちゃう。
あ、毛布ちょうだい。
下半身を冷やさないようにしないとだし。
[ゲルダの言葉に少し冗談を言いつつ、毛布をみてありがとう、と。]
ロミちゃん、濡れタオル用意してくれる?
汗で身体が冷えちゃうと困るの。
[ふる、と首を横に振る。
無理やり忘れていたイメージが蘇るのは、強引に押し込んで]
……っと。
これ、かな?
[部屋に入り、目に付いた荷物の袋を掴んで、ブリジットの寝かされている部屋へと戻った]
そうだ、お湯。
飲むにしても一度沸かしたものの方が良いはず。
妊婦さんって刺激に過敏になるものだから。
[少し考えて呟き、カルメンから手を離す]
ちょっと用意してきていいかな。
[ロミの声に頷いて]
うん、そうしたものもあるといいと思う。
…ブージェ、が…。
[クロエの説明で何があったかを知り。
表情は心配げに眉尻が下がる]
おくすり、くわしい、ひと、いない…?
だれ、か、つれてきちゃ、だめ、なのかな。
[ギュンターに訊ねれば否と返って来るのだろうが。
そう言葉を紡ぎながら見えぬ視線を彷徨わせる。
耳の位置を移動させて状況を把握しようとしているようだ。
カルメンは手伝えるはずがないため、その場で大人しくしている]
その期待のなさはありがたい。骨つぐとか間接戻すとかならできるけど…な
…そもそもこの人。あまり体強くなかったみたいだし
[ローザに答えつつ運ぶのはダーヴィットに任せ]
ぁあ。ロミちゃん。それらは必要になるだろうからもっていってくれるとありがたいかな
ゼルギウスにハインリヒのにーさん。
お言葉は有り難いけど、これでも運搬はお得意なのさ。
[普段なら、手の一つも振るところ。
揺らさぬように更に細心の注意を払い、ローザの整えた部屋の中へ]
ういせ。
顔は横に、ね。りょーかい。
[下ろす仕種もやはり丁寧で]
着衣を緩めるべきかとは思うけど…。
[流石にそこには遠慮があるのか、ローザをちら、と見た]
は、はいです。
[言われて走り出すけれど、子供だから速度は遅い。
途中、戸惑うような自衛団員たちの顔が見えて、困ったように眉を下げた]
/*
さりげなく。
全員の位置関係が、把握できてない俺がいるっ!
まあ、なんだ。
こーゆー状況では、こいつ、絶対役に立たないよねー。
知らない、
って、なに を?
[不安。それは、声ならぬコエにも混ざる]
あなたは、 なにを、 知っている の?
[知ることを恐れつつも、知りたいとの願いを篭めて、囁いた]
うん、いって、きて。
[手を離すクロエに頷いて。
カルメンもクロエの手から自分の手を離す。
自分が何も出来ない分、クロエに託すようにして]
[聞こえてきた自衛団長の言葉に、怒鳴りつけたい気持ちをぐっと飲み込む]
だから見殺しにする、って?
そうじゃなかったらどうするんだよ。
[紡ぎ出されたのはそんな言葉。
だけどそれさえも今の自衛団長には届かないのだろう]
団長さんにとって、命とはそんなに軽いものなんですか。
[紡がれた言葉にギュンターを睨む]
二つの炎が、祝福されるはずの命が消えようとしているのに。
違っていたらどうするつもりなんだ…!
[怒鳴らなかったのは、今はカルメンの存在を意識しているから]
信じられない。
でも僕は僕に出来ることをする!
ありがとう。待ってて。
[カルメンに言い、ロミを追いかける]
僕は台所でお湯を沸かすから。
先に濡らしたタオル持って行ってくれるかな。
[個室に行くと、ちょうど、ダーヴィッドがブリジットを寝かせた所で]
……荷物、これで間違ってない、か?
[問いかける声がいつになく小さいのは、一応遠慮しているためか。
それだけにしては、覇気がないように見えるやも知れないが]
[ダーヴィッドの視線に気付くと、了解という代わりに頷いて]
じゃ、ダーヴィッドさんちょっとあっち向いててね。
[そう言うと胸元や腹部を緩め、身体を冷やさぬよう毛布をかけ]
…痛みがひいてくれるといいんだけど…
[根本的な解決にはならないが、せめてもの苦痛を取り除けるように祈り]
あ、ゼル。ロミちゃんにお湯あるか聞いてくれる?
あったかいタオルで身体拭いた方が冷えなくていいし。
[自衛団の行うことは「監視」。
他の人間に被害が及ばぬよう、「容疑者」を隔離するのだと。
再度、そう告げて、役目は果たしたとばかり、自衛団長は去っていこうとする。
熱狂的な信者に、「人狼」の可能性を持つ者――
否、
他の誰の声も、届きはしないのだろう。
それこそ、神の言葉でもない限り。
残された自衛団員は申し訳なさそうにしながらも、ひっそりと、自宅と連絡を取る手助けをすることは、約束してくれたけれど。逆を言えば、それが精一杯だということでもあった]
あのおっさんが言ってただろう?
「人狼が居る」って。
[どこか笑うような、コエ]
オレが…いや、オレたちが、それ、らしい。
[意識の中にどこか狂い掛けた何か]
――広間――
[皆がちりぢりに動き出す。
喧騒は何処か遠い。
頼まれごとをしたのに、ゲルダ自身は、動けずにいた。
静寂が訪れたところで、大きく、息を吐き出す]
[頷いて、クロエの足音が離れて行くのを聞く。
意識を周囲に向ければまだどこか慌ただしく。
自衛団員の狼狽える気配も感じられるか]
……んー……。
[何も出来ぬカルメンはその場でただ待つのみ。
周りほど感情的になっていないのは、状況をはきと認識していないため]
そいつは頼もしい。じゃあ俺は俺で
[得意というように危なげなく運ぶダーヴィットを見送ってから少し考える]
火…いや、湯煎で大丈夫か…?
あ?…ああ、さっきクロエが湯を沸かすっていってたな。ロミちゃんと一緒にいったからわいたらもってくるだろう
[考え事をしていたため少し上の空でローザに返事をして]
こんな【場】さえ出来なければ「人」で居られたんだがな。
[意識でコエを紡ぎながら、人の目は自衛団長へと向けられる]
あのおっさんがこの【場】を作る鍵だったんだろうよ。
ジンロウ。
[繰り返す単語。
実感の無い、単語。
自身を示すのだという――単語]
なに、それ。
知らない。
知らない よ?
わたし は ひと だよ?
あ、寝てる間に吐いても大丈夫なように要らないシーツとかあったらもらいたいんだけど。
今はあたしのスカート使ってるからいいんだけど、替えがないと困っちゃうし。
…はいた方が良いのかどうかわかんないけどね。
酔っ払い相手なら問答無用で吐け、なんだけど。
[掛けられたユリアンの声に振り向き、彼の手にした荷物を見て、一つ頷く]
ああ、それで合ってる。
…、ユーリ?
[ふ、と…些細な差異に気付き名前を呼ぶも。
慌てたように、ユリアンに後ろを向かせようと。
今のブリジットとローザの様子を見せないために]
…さんきゅな。
[ぽつ、と呟き、わしわしユリアンの頭を撫でようと]
[ちょうどタオルを探し出したところで、クロエの声]
わかったです。
[うなずいて、タオルを水につけようとして、ふと止めた]
あ。
タオルも、お湯のほうがいいですか?
[クロエを振り返った]
[ゼルの様子に気付くも、何か考えているのだろうと思って咎めず、ただ頷き]
ん、ありがと。
じゃ、あたしブリジットさんの側にいるからなんかあったら呼んで。
[ぎゅ、と胸元で硬く、両手を握った。
普段は信じぬ「神」に祈るように。
その「神」への熱狂が、あの結果というならば、皮肉な行動だけれど]
……、ビュルスさん。
大丈夫ですか。
[普段通り、ぼんやりとして見える少女へと、声をかける]
そうだな。とってくる。煎じ薬っていってた当人はいたほうがいいだろうしな
倉庫の場所はしってるしいってくる
じゃ、任せた
[と、その場にいる面々に告げた後。考え事は歩きながらでもできるから。と倉庫へと向かう]
え……?
[状況が把握できていないためか、後ろを向かされてきょとり、とする。
ついでに、自分が傍からどう見えるかの自覚もなかった]
……なんだよ、ちょーし狂うな……。
[ぽつ、と呟かれた言葉に一瞬き。
撫でられると、僅かに眉を寄せた]
……そーゆーとこは、変われよな。
ったく、人よりちょっと背ぇ高いからって、これだ。
/*
うっかりを、やってしまった。
1日目の説明を見ていて、どうしてそこを見落とすのでしょうか、自分。
自衛団長が邪魔だからでしょうk
で。
場云々って、狂信者以外も、最初から知っていていいんだっけ な……?
再度、wiki読み直して来よう。
あ、ロミちゃんに冷たいタオルとあったかいタオル両方欲しいなーって言っておいて。
痛みがあるときは大体熱も出てくるから頭は冷やしたいし。
んー?
んーとー……あ、ゲーダ。
[聞こえた声が誰なのかを判ずるのに少し時間がかかった。
思い当った人物の名は、相変わらず正しくは発音出来て居なかったけれど]
カーラ、は、だいじょ、ぶ。
ゲーダ、は?
[大丈夫なのかと訊ね返す。
視線は、ゲルダから大きく右に逸れていた]
[周りが慌しく動くのにただそれを見ているしか出来ず。
それではいけないと思い辺りを見回す]
なんか、手伝えることはないか?
じっとしてるのは性にあわねぇや。
[進んで手出しをしないのは、余計なことをして悪い方に転がさないため]
/*
と、ごめんなさい。
場云々って、最初から知っていて良いものなのでしょうか。
> ※狂信者は、上記役職基本設定についての知識を最初から持っていて構いません。
ですので、狂信者だけが知っているものかと思っておりました。
ゲ・ル・ダ、です。
[苦笑混じりに訂正するも、それはいつものこと。
発音を強要しようとするつもりはない]
大丈夫……、じゃ、ないのかもしれません。
頭の中、真っ白になっちゃって。
いきなり、怒鳴っちゃうし。
[今の情けない表情を見られていない、ということはある種の救い。
だからこそ、彼女に声をかけたのかもしれなかった。
自ら触れはしないけれど、触れられそうな位置まで、そっと近付く]
…ひと「だった」だな。
[どこか笑うような色が濃くなって]
どうやら、お前さんは本当に「目覚めた」ばかりなんだな。
お前さんもこれからはっきりとわかるさ。
自分がそういうモノだって事が。
[意識の中の笑い声は少しずつ大きくなる]
[階段を下りたところでハインリヒに会い]
ぁー。じゃあ倉庫の場所わかりますか?
ブリジットさんがはいたりしてもなんとかできるようにシーツとかとってきて欲しいんですが
[いいかな?とハインリヒを見て聞く]
っと、そうだね。
温かいタオルも後から持ってくよ。
でもまずは水で濡らしたのも用意した方がいいと思う。
[ロミに返して、竈に鍋をかけた]
/*
「場」についてはそれぞれだと思っています。
オレの場合は「親から聞かされた」ことにしていたりします。
まったく知らない、という方が自然かもしれませんが。
要らないシーツ、ねぇ。
どこにあるやら…。
[少し悩むも、ゼルギウスが取りに行くようなので、まずは自分に出来ることを、とユーリを見下ろし。
背を向けさせた手を離して]
いや、気付いてないなら、良い。
つか、ユーリ…。
[調子はそれ以前から、と指摘する前に、告げられた言葉に吹き出した]
ばぁか、変わってたまるか。
おまえの頭が撫でやすい位置にあるのが悪い。
[そして台所へと顔を出す]
クロエさん。ロミちゃん。
タオルは冷たいのと暖かいの両方用意してくれるかな。
熱があっても冷やせるようにと。体を拭くための暖かいものようにとでね
…いうまでもなかったか。
はいです。
[返事にうなずいて、タオルを水に浸す。
腕に力をこめて、一生懸命固くしぼった…つもりのタオルを洗面器に入れて。
ちょうど来たゼルギウスにもう一つうなずいて、ロミルダは台所から出た]
[ゼルギウスの言葉にひとつ、頷く]
倉庫の場所なら知ってるぜ。
シーツの予備くらいならあると思うし、行ってくるわ。
[それだけ言って、倉庫へと駆けていく]
んだよ、倉庫に行くくらいいいだろう?
[自衛団員にそれだけ投げて]
/*
狂信者は、持っていて構わない。
という但し書きがあるということは。
「狂信者は、どちらでもいい」が、「他は、知らない」。
ということかな、と。
――とりあえず、そちらの方針は、了解しました。
ゲー…ウ、ダ。
[訂正されて言い直すも、少し変わっただけで直るまでは至らなかった]
あたま、まっしろー…?
じーちゃ、の、おはなし?
おはなし、の、あと、みんな、さわいでて、ほかのこと、あんまり、きこえなかった、の。
ブージェ、が、ぐあいわるい、のは、クーリェ、に、きいた、けど。
じんろー、いる、って、きいたら、みんな、さわぎはじめた。
じんろー、いたら、だめ、なの?
[近付かれているのは気配と足音で感じているが、視線は当初のまま動かない]
そういうモノ……?
[笑いを帯びたコエ。
意味を、理解できない。
或いは、したくないのか]
わからない よ。
[でも、少しずつ、目覚めている。]
ああ、あとそうだ。
ローザちゃん。
[くるっと振り返り、指を一本立てる]
聞いた話しだからどこまで本当か知らないけど。
足と足の間の上の方に、枕挟むと楽になるらしい、とか…。
ま、医者が来るまでの気休めにでも。
[そう言い置き、男はブリジットの手首を取り、脈に指を当てる]
ゼルに任せれば大丈夫、アレで結構頼りになるから。
[ダーヴィッドとユリアンに微笑んで]
もうこっち向いても大丈夫よ、二人とも。
あたしは煎じ薬のこととかはわかんないから、もし何かあればお願い。
ゼルギウスさん。
待ってくださいね、今お湯沸かしてますから。
[竈を調節しながら振り返り]
沸かし冷ましも後で作ってもっていきますね。
/*
にほんごむずかしい。
捉え方次第、かな。
さっきのだって、「自衛団長は基本的に〜」ということは、
「基本的にということは、今は例外的に外に居る」んだ。
とか。
そういう主張も出来ると……いや、必要ないのでしませんが。
[陥っているのは、軽い心神喪失。
五年前、母を亡くした時の様子を見知る者なら、その時との合致に気づくだろうが]
……何なんだよ、っとに。
[気づいてないなら、という言葉にまた瞬くが。
撫でやすい位置、と言われてむう、と眉を寄せる]
何で、俺が悪いんだよ。
お前がでかすぎんだ、昔っから。
―2Fの一室―
持って来たですよっ。
[それからはできるだけ急いで、途中でだれかと擦れ違っていても気付かなかっただろう。
二階のブリジットが寝かされた部屋に飛び込んだ]
温かいほうは、クロさんが持って来てくれるです。
[言いながらブリジットとローザの傍まで来て、心配そうに見下ろした]
任せましたよー。ハインリヒさん。
[と。台所のほうから顔をだしてハインリヒに返事をしてロミを見送ってから、また台所のほうに顔を出して]
あ、それと。クロエさん。少し多めに湯を沸かしてくれるかな。
安静にして治まったり。煎じ薬ってのがあるのか不明瞭だったが、それが効くならいいんだが。
針治療っていうので痛みだけでももしかしたらやわらげれるかもしれないから
ん、ああ。
そーなんだ。
[外れで暮らす流民とは、突っ込んだ付き合いがあった訳でもなかったから、ローザの評価に素直にこう返した]
……っつーか、ごめん。回り見ないで、大騒ぎして。
[ダーヴィッドの言葉に頷いて]
ん、わかった。
出来ることはなんでもするよ、辛い思いはちょっとでも減らしたいし。
それじゃ取ってくるから、ダーヴィッドさんたちちょっと側にいてあげてね。
[言うと部屋を出て、自分があてがわれた部屋から枕と毛布を取りに行くついでに階下へ医者が来たか確認にいった]
……よく出来ました。
でも、いいです。
やっぱり、ビュルスさんの呼びやすいほうで。
[変わった発音は正解ではなかったが、努力は見られて、つい褒めてしまった]
ああ、そっか。
騒がしかったですよね、すみません。
私も人の事、言えな ―― あ゛。
[今までの猫被りを台無しにする発言を思い出した。
後で謝っておこうと考えつつ、こほん、と咳払い]
うん……、だめ、なんでしょうね。
とはいっても、私も、「ジンロウ」って、よく知らないんですけど。
悪いモノ、なのは確かみたいです。自衛団長さんのお話だと。
[シーツを…一枚では足りないかと何枚か…抱え]
持ってきたぜ?
これを二階に持って行けばいいか?
[台所の方にちらりと見えたゼルギウスに声を掛けて、返事を待たずにそのまま二階へ]
よう、シーツの替え、持ってきたぜ?
[何処に置く?と視線で問いかける]
[ロミの姿を確認すると、安心させるように微笑み]
ありがと、ロミちゃん。
ブリジットさんなら大丈夫、じきにお医者さんがみえるはずだから。
[そう言ってロミの頭を撫で、ユリアンの謝る言葉を耳にするとそちらにも微笑み]
ううん、元はと言えばあのおっさんが悪いのよ。
あたしだってブリジットさんが目に入ってなきゃ騒いでたわ。
…そのうち解るさ。
オレも最初はそうだった。
仲間の漁師を手に掛けるまでは。
[それは、この事件の大元が自分であると言う告白]
まぁ、薬飲ませるにしても、起きてからだろうな。
今じゃ飲み下せるか怪しいし、飲んでも戻しちまう可能性もあるから、さ。
[脈を取り終えたか、そっとその腕をベッドへと戻す]
あんま、医者の許可なく薬使うのは避けたいが…。
もう少しくらい、医術も学ぶべきだったか。
あ、ありがと。
シーツはね、すぐに交換できるようにベッドサイドに置いてくれる?
って…あ、ごめんなさいハインリヒさん。うっかりゼルかと。
[遠慮のない言い方をしてしまってあわてて謝罪した]
/*
多分「狂信者が知っていてもかまわない」って言うのは「人狼」についてのことだと思うのだよね。
「場がどうした」って言うのは、少なからず因縁のあるものは「悟っている」物かと。
オレ自身は子供のころから御伽噺のように聞かされていたわけだが。
なんなんだと言われても、なぁ。
御婦人を守るためというか、ある意味おまえを守るためというか。
[正確には、その名誉を、だが]
ははっ、ま、俺がでかいのは、俺が男前であるがゆえの自然の摂理だ。
諦めろ。
[ゲルダに褒められ、カルメンは嬉しそうに笑む。
呼びやすい方でと言われると、こくりと一つ頷きを返す。
咳払いする様子には首を傾げるだけで]
わるい、もの…。
それ、なら、みんな、さわいでも、しかたない、ね。
わるい、のは、めー、なの。
[幼さの残る口調で言葉を紡ぐ。
善悪の判断に甘い部分はあれど、悪がいけないものであると言う認識はあるようだ]
わるいこ、みつけた、ら、どうする、のかな。
じーちゃ、に、おしえれば、いい、のかな。
[ベッドサイドへ、と言われてその通りにシーツを下ろし]
いや、気にしなくていいぜ。
倉庫の場所を知ってるから俺が行ってきただけだし。
……大丈夫なのか?
[小声で問うのはブリジットのこと]
おっさん……団長のじい様か。
[ローザの言葉に、先の話を思い出す。
蒼の瞳は、どこか、ぼんやりと遠い]
にしても、じい様。
本気で隔離すんのかよ、俺らのこと。
……こんな事になってんのに。
[階下に行こうとしたところにロミ達と鉢合わせたので、枕と毛布を持ってブリジットの所に戻って]
痛みがひけばいいんだけど…
あたしも勉強くらいしとけばよかったなぁ、こんなとき何も出来ないなんて…
[ダーヴィッドの言葉に、はぁ…と息をついて]
……は?
[やっぱりわかっていないようです。
鸚鵡が呆れたようにばさり、と羽ばたいた]
それ、どんな自然の摂理だよ。
て、そう言われて、素直に諦められるか、っつの。
もしかして煮沸用にも必要ですか?
それなら奥の竈も熾さないと。
少しでも効いて欲しいですね。
[ゼルギウスに答えて手を動かす。
速度を優先させる為それほど大きな鍋は使っていなかった。
沸いた分でカップに一杯と熱いタオルを作る]
まずはこれを。
[抱えて二階へと急いだ]
うーん…人間と鳥やらじゃやっぱちがうよな。…やっぱ試してからのほうがいいか
[本を読みながら考え込んだ後。ナイフを出して]
ちょっと火を借りるな
[と、クロエに一言断りを入れて湯をわかす火にナイフをあてるようにして消毒してから手っ取り早く。左腕に突き立てる]
いっつっ。覚悟してたけど痛いな。やっぱり…ま、痛みが退けば効果はあるってことでいいとするか
[そして同じように極細の針を火にあてて。体に刺しいれて…]
……っっっっ!!?
[すぐに抜き去る]
……わかんない。
出来る限りのことはしてるけど、原因とかがわからないから根本的な解決にはならないし…
[ハインリヒの問いかけに、表情を曇らせて同じように小声で返事をして。
ユリアンのつぶやきには眉をひそめ]
…本当、訳わかんない。
こんなに苦しんでるのに。
はいです。
赤ちゃんも、大丈夫ですよね…
[周りを見回しながら、洗面器をベッドの傍に置いた。
ロミルダが眉を寄せているのは、さっきの団長と団員の話が少し聞こえたせい。
それでも頭を撫でられると、こくりとうなずいた]
オレにもわからん。
[それは真実]
ただ、血が欲しくなった…それだけだ。
[そして気付いたときには目の前に仲間の遺骸]
そのときまで、オレも自分がこんなもんだなんて思ってなかった。
ん、ローザちゃん、いってらっしゃい。
[ひら、と手を振り。
更にハインリヒの姿が見えたなら、もう一度手を振った]
とりあえず一枚貸してくれ。
戻した時のために敷いておくから。
ユーリ、暇なら、頭持てー。
[さらっと、昔馴染みに指示を出す]
そー、ですね。
[少女の幼さ故か、ゲルダの物言いは短く、歯切れは悪い]
……ええ。
きっと、言うのが良いんだと思います。
でも、嘘みたいですよね。
この中に、「悪いモノ」がいるだなんて。
みんな、あんなに、パラメティーナさんの事を心配しているのに。
[半ば、自分に言い聞かせるよう。
首を動かして天井を仰いだ。二階から、僅かながら聞こえる音]
上、行きますか?
あっぶな。痛すぎ。これ試さずやってたら下手しなくても殺人者になってたかもしんないぜ俺
[血が流れてるのよりも激痛によってできた不快な脂汗を拭い]
ああー。それ用だね。俺は火で直接炙って自分に試し打ちしてっから。先にそれもってってあげてくれ
[とクロエを見送って、いくつか試すように体にまた針を刺す]
それは構いませんけれど。
……無理はしないほうが。
[針治療を試そうとしているゼルギウスに、少し引き攣った声をかけ、自分はそのまま二階へと届けに]
温タオル持ってきました。
あと薬に使うならこれを。
[部屋は人がいるのですぐに分かった。
水差しとカップのお湯、熱いタオルを示す]
…心因的なもんなら、オレたちにはどうにも出来ないしな。
[だからこそ自衛団長の態度が理解できない]
ん?あぁ、わかった。一枚でいいか?
[持ってきたシーツの一枚を取ってダーヴィッドに渡す]
支えるなら手伝うけど。
血。
[目の前の少女に見られることはないから。
自身の腕に、視線を落とした。
血管をなぞる。
この中に、詰まっているモノ]
…… 「ジンロウ」 だから ?
俺は、『陸』のカミサマの事なんか、知らないけど。
……『御心』って言えば全部通るってのは、ねぇよなぁ……。
[眉をひそめるローザの言葉に、微かに苛立ちをはらんだ声で呟いて]
あ、おっけ。
[ダーヴィッドの指示に頷き、動き出す。
鸚鵡は遠慮するように肩を離れ近くの椅子の背に舞い降りた]
ああいう手合いは真っ当に刃向かうだけ、空回るからなぁ。
諦めて、自分に出来る事やる方が利が強いだろ。
[利を考える商人の性か、切り替えは早く。
残酷にも思える言葉をユリアンに突き付ける]
おまえが隔離を解けるだけの力を今持ってるなら、俺は止めないけどな?
できると確証持たない限りしないから気にするな。
しかしなんか効果があるのかないのかよくわからんな
[二つ三つ試して実感がわかない。やはり自分に刺すとなると勝手が違う。
流れる血も放っておいて、奥の竈に既にある火もっていって、水を汲んで湯を作ろうとしつつ、本を見比べ試して]
…ありゃ?感覚がすっげー鈍ったぞ
[痛覚どころの話じゃないとまずそっちを戻すことになりだした]
[ロミの様子に内心首を傾げながら、安心させられるようにもう一度優しく頭を撫でて]
お医者さんが来てるかどうか、みてくるね。
ダーヴィッドさん達、ちょっとお任せします。
[身体を移動させるのは自分よりも力のある男性に任せた方が良いだろうと判断し、改めて階下へ向かった]
じゃあ、そうする。
[既にこの中に人狼が居ること前提でカルメンは言葉を紡ぐ。
特に陸の宗教を信じている訳でもなく、ただ居ると聞いたからそう言っているだけなのだが。
傍から見れば不思議に思われるだろうか]
うーん?
でも、じーちゃ、が、いる、っていうなら、いるんだと、おもう、よ。
ゲーダ、は、いないと、おもって、る?
[訊ねながら、こてりと首が傾いだ。
上へ、と訊ねられるとしばらく考えた後に、眉尻を下げて]
…カーラ、いっても、なんにも、できない、から。
ゲーダ、いきたい、なら、いってきて?
ロミちゃんは良い子だね。
[赤子を気遣い、自らの仕事をこなす様には、感嘆を覚えたかのよう。
表情を緩め、]
皆が、こんだけ頑張ってるし。
ロミちゃんも頑張ってるし。
俺は赤ちゃんも頑張ってくれると信じてるよ。
そりゃ、そうだけど。
[団長に噛み付いて空回った事は、一度や二度ではなく。
それ故に、ダーヴィッドの言葉も理解はできるのだが。
細工師として、感覚や感性を重んじる傾向にあるためか、理屈では納得しきれなくて]
……そんなん。
あるなら、とっくに使ってるっつの。
[返す言葉は、やや、憮然とした響きを帯びた]
[ところでクロエと鉢合わせ、お湯を持っているのに気付いて微笑み]
あ、クロエ。
お湯持って来てくれたのね、ありがとう。
お医者さんってもう来た?
あと、ゼルってどこに行ったかわかる?
え。
[疑う素振りもないカルメンの言葉には、驚いたようで]
そりゃ。
いない、……と思いたいです。
現実味もありませんから。
[戸惑いの混じった、否定を紡ぐ。
実質一人きりにすることには躊躇いがあるのか、眉尻を下げるカルメンを見ていたが、きゅ、と目を瞑り]
わかりました。少しだけ、見てきます。
/*
ぜるるん、何してんだー!
さてて。
表にはっきり出るのは、例によって2日目かに。
そして現状、どこを守護するかが定まりません。
初回に抜かれないとこって、どこかしらー。
ぶりじったんは、かなりの確率で喰いターゲットだと思うんだけど。
そこらは、赤組次第だからにぃ……。
…人狼だから。
[届いた意識にコエで返して]
今はまだそうじゃないかもしれないけど、目覚めてしまったら
いつかそれが欲しくなる。
お医者さんは、まだ来てません。
家には連絡すると言ってくれた団員はいるんですが…。
[ローザに答え、小さく溜息を吐く]
ゼルギウスさんなら、台所にいます。
針治療をまず自分で試すって、火を使って…何だか失敗してたようです。
[眉が八の字になった]
ああ、いい、いい。
支えんのは、ユーリにさせっから。
ほら、ユーリ、ゆっくりな?
[ハインリヒからシーツを取って、ユーリが頭を持ち上げたなら、その下に敷く]
ま、自然の摂理をおまえが納得したくないのは、分からないでもないが。
人間の摂理よか、まだマシだろ。
……家に、だけ?
[クロエの言葉に、どういうこと?と眉を寄せるも続いた言葉に瞬きして]
そう、ありがと。
ちょっとついでに様子見てくるわ。
クロエもお湯置いたらカーラのそばに戻ってあげて、皆ばたばたしてるから不安に思ってるはずだから。
む…視界から色が消えた。怖ろしいな
[ぶつくさいいながら、試し打つと言葉通り刺しまくる。いくるかは刺しっぱなしで、体調が戻ったりおかしくなったりをいったりきたり。それは治療のためとはあるが、純粋に没頭している]
んーっと…血流の流れがこうらしいからここ……なんで勢いよく血がでるかねぇ…ならこうか……ぉ
[血はどくどくと普通通り流れているが、痛みが止まったのに間抜けな声を上げた]
/*
さて、いつごろ表に出ようか。
早めに出ておきたい気はするんだよな。
ってか、プロで「犯人はお前だ」されてそのまま犯人って、すっげぇ笑うんですけど。
はい、はい、と。
[ゆっくり、という指示に、丁寧に頭を持ち上げる。
繊細な作業、という点では、いつもの仕事に通じるものがあるのか、手つきはわりと落ち着いていて]
……ほんとに、分かってんのかよ、その言い方。
つうか、多分、どっちもどっちだよ、それ。
あんた、何やってんのよ。
しばらく会わないうちに自虐趣味でも持ったの?
[ゼルの様子に蒼くなりつつも、とりあえず止血しようとスカートの裾を裂いて]
…腕、縛っても大丈夫?
なんかいっぱい刺さってんだけど。
なりたくないのなら自分をしっかり保っておくんだな。
[それは気休め。
なぜならそれは本能だから]
一度食ったら、もう戻れない。
[憮然としたユリアンの声には、また肩を竦め]
ま、だろうな。
そーやって思い悩んで、それだけじゃ足りずに動き回るのがおまえだからなぁ…。
そーゆーとこまで変わってない、か。
それじゃあ、ロートスも苦労しそうだな。
[冗談めかして呟いた]
わかっ た。
[揺れる眼は彼には見えないだろうけれど、保つというには余りに弱い]
…… ありがとう 。
あの。
あなたのこと、
なんて、 呼んだら いい?
はい。
[戻ってというのに頷いて]
あの、沸かし冷ましも作ろうかと思って鍋掛けてあるので。
そちらはお願いしてもいいですか。
[下に向かうローザに頼んだ。
姿勢を変えさせている男性陣の邪魔にならないようにしながら机へに近寄り盆をその上に置く]
ん?ぉお。ローザ。ブリジットの傍にいたんじゃなかったのか?
って自虐趣味なんてもってないぞ。針で痛みとか取れるっていう技術があんだよ。
でもいきなりブリジットに試すわけにはいかんから自分で試してたんだよ
[と説明しながらも、腕を縛るというのには頼むといって、刺さっている針を一本ずつ抜いてみる]
で…ブリジットの容態は?一応試したからできそうなんだが
本当ですか?
[ダーヴィッドの言葉を聞いて、そちらを見上げた。
それからぎゅっと拳を握って、しばらくはそこにいるつもりで、ロミルダは*作業を見守る*]
結構手際が言いのな、お前。
旅の途中で身につけたのか?
[手は要らないと言われたけれど、何かあればすぐに手伝えるように脇に控えて]
いずれにしても抗うのは容易くない、ってところかね。
[二人が交わすそれに感想とも言えない言葉を]
――集会所2階――
[そろり、必要もないのに足音を忍ばすようにして、人気のある部屋へと近付く。
行き来が激しいためだろう。開いたままの扉から、そっと中を覗き込んで]
……あの。
大丈夫、ですか?
[言葉を探すも見つからず、誰にともなく、ありきたりな問いを投げかけた]
[ダーヴィッドとユリアンの会話に少し表情を緩める。
二人の手つきは任せても大丈夫だと思えるものだった]
お湯とタオルはここに置いておきます。
僕は広間に戻るけど、何かあったらまた声をかけてもらえば。
[ロミやハインリヒに向けてもそういうと、ブリジットの様子を一度だけ覗きこんで下に降りていった]
……そう簡単に、変われっかよ。
動かないで、なんもできないとか……もう、やだし。
[後半の呟きは、本当に小さなもので]
「かわらなさすぎて、こまるよー。
くろう、いぱーい」
[冗談めかした言葉に返す、鸚鵡の声にすら、かき消されたやも知れず]
今はダーヴィッドさん達が側にいてくれてるから、降りてきたのよ。
そしたらクロエが、あんたがここで何かやってるって言ってたから見に来たら…あんた、血だらだら流してるし、針山みたいになってるし。
…本当は綺麗な布でやりたいんだけど、応急処置。
血が止まったら消毒するからね。
[針を抜いたのを確認すると、スカートの切れ端で上腕と脇の間をきつく縛り、さらにもう一枚針の刺さっていた部位を包むようにしてきつく縛り]
よくわかんない、落ち着いたっぽくはあるんだけど…って、あんたそんな血ぃ出るようなことブリジットさんにする気なの!?
[髪の一本も挟まぬように、シーツを敷く表情は真剣そのもの。
丁寧に、それでいて、手早く済まし、頭を下ろす許可をユリアンに出す]
んー?
きっと多分分かってるってー。
[曖昧な言葉をユリアンに投げ、自分は床の鞄を漁る]
そうか?
俺は自然の摂理より、人間の摂理の方が――…っ、と、有った有った。
[よいせと、煎じ薬の包み紙を取り出し、カップの横へ置いた]
─広間─
[自分が言った言葉に驚きが返ったことには首を傾げるばかり。
何かおかしいことを言っただろうかと言う表情。
戸惑いを含んだ否定を聞くと、「ふぅん」と声を漏らした。
その後はただ、階上へ向かうゲルダの足音を聞くだけに]
…じん、ろー。
わるいこ、だぁれ?
[呟いた言葉だけでなく、雰囲気すら危機感は無かった]
冴。
不思議な、名前。
[知らない響きがした]
わたし?
わたし は、 …… わからない。
ひとではないのなら、
わたしは、 …… ゲルダでは、ない?
[鸚鵡から向けられた視線を、今度は避けない。
俯きがちになった上目遣いの眼差しには、常の覇気はなかった。
猫被りは何処かへ消えてしまっている。
それでも、「なに」、と不満げに唇は動いたけれど]
そうかそうか。っと。ありがと。ローザ。まあそれは後ででいいや。
痛みもないし、それにすぐ死ぬだとか。ぶっ倒れるだとかでもなければ治療手段もわかってることだからな
って、いや、血が出たのはナイフで試すためにまず腕に刺したからで
[まあさきほど針刺し間違えて血が噴き出たけど。]
痛みだとか和らげる場所的確にやれば治療になんだって
[と説明]
/*
猫被りが消えているというか。
普段の猫被りとは異なっていて→先の覇気もなく→しょんぼり。
が正しい表現、かしら。
ややこしい。
[シーツが敷かれたなら、そーっと、丁寧に、頭を戻して]
……多分ってなんだ、多分、って。
[一応突っ込みを入れながら、ベッドサイドから距離を取る]
俺的には、どっちもどっちだけどなぁ……。
[呟きながら、薬を出す様子を眺め。
鸚鵡は鸚鵡で、ゲルダを見つめつつ反対側にこきゅりと首を傾げた後]
「だいじょうぶー?」
[何故か、疑問系で言葉を紡いだ]
ゲルダで居られるうちはゲルダで居ればいい。
[聞こえてきたコエにひとつ思い出して]
オレの「人の名前」はハインリヒ。
『冴』はオレの意識の中にあった名前だ。
好きなほうで呼べばいい。
―広間―
[ゲルダの謝罪には「このまま向かうから」と返し]
カル、おまたせ。
後のことは頼んでも大丈夫そうだから。
[傍に近寄り手を触れる]
ねえ、カルが嫌じゃなかったら、暫く一緒に居てもいいかな。
一人でいると何だか頭が痛くなってきそうで。
[深刻ではない声音でそう*尋ねた*]
やだなぁ、俺は可愛い女の子には、滅多に嘘をつかない事にしてるんだ。
嫌われたくないからね。
[へら、と笑ってロミの頭を撫でる。
その場に留まることを決して咎めはしない]
でも落ち着いたなら…いいかな?
安定したなら必要ないんだが…一応様子見に行くか
[いいながらも新たに沸いた湯をカップにいれて立ち上がり、二階ブリジットの部屋へと向かった]
…やめてよね、やっと会えたのに死ぬだのなんだの。
って…試すにしろ加減ってもんがあるでしょ!?
あたしだから良いようなもんの、ほかの人が見たら正気疑われるわよ!?
[ほんのり涙目になりながら怒鳴りつけるも、ゼルの説明を聞くと少し落ち着いて]
…まぁ、やるにしてもブリジットさんの了承を得てからよね。
正直見た目怖いもん、黙ってやられたらあたしなら泣いちゃう。
……このトリめ。
[極々小さな悪態は、疑問系の捉え方故のもの。
掻き消すように息を吐いて、扉の傍から離れて、中へと入る]
ええと、クロイゼルングさん。
[バツの悪そうに視線を彷徨わせた挙句、作業を終えた青年に呼びかけた]
/*
うん、カルは待っててとか言っておいてこうなってしまって、ごめん。本当に好きにしてくれていいから…!
そうだな、村人なのはきっとリアル考えろというラ神の思し召し。調整しながら頑張ります。
おやすみなさ、い(ぱたり)
……うん。
ありが とう。
[拙く感謝の意を伝えて]
ハインリヒ。
冴。
好きな方。
―― あなたは どっちが 好き ?
[部屋の中へと入る折、視線を彼へと向け、尋ねた]
クーリェ。
ブージェ、だいじょ、ぶ、なら、よかった。
[少し事実を勘違いしつつ、クロエが戻って来たことに安堵の色を見せて。
手が触れ、告げられた言葉に応ずるように手を握り返した]
うん、いーよ。
カーラ、クーリェ、の、そばに、いる。
[ほわりとした微笑みは、やはりその場には*そぐわなかった*]
[不意に上がった鸚鵡の声に、きょと、としながらそちらを見やり。
それから、呼びかけてくる声にえ? と言いつつ視線を入ってきたゲルダへと動かす]
……なに? どーかした?
あ、あたしはここでお湯冷まし作ってから行くわ。
なんか必要なもん出来てたらまた声かけて。
[クロエに頼まれていた事を思い出し。
医者がまったく来ないことに不安を抱きながらも、すぐに来るだろうから大丈夫、と*信じていた*]
そ?手際良く見えた?
それなら、盛大に褒めると良い。
[に、とハインリヒに笑み掛ける]
医術関連は、旅する上で損にならないからなぁ。
後は、宿代わりに泊まらせてくれた家の人が妊婦さんでね。
それがでかいかな。
[感想らしき言葉には言葉を返さず、ただ曖昧に笑う]
どうやら作業の方は落ち着いたかい?
[シーツを敷く二人に伺うように声をかけ]
手が足りてるようなら俺は戻るけど。
あまり大勢居てもしょうがないだろうし。
いや…すまん。ただこれはもののたとえだから。縁起悪いのは認めるが
[涙ぐみ怒鳴るローザに気圧されるが]
…だってよ。あの人あんだけのろけてて。
聞いてて鬱陶しいぐらい夫と赤ん坊に愛情注いでて…だ。そのどれかが失われるとかは見るに耐えんしな。
それに…やれることやらずに終わるのはあまり好きじゃないんだ
[と、そこはきっぱりと答えて]
了承かぁ…それは…見てから決めるか
ああ。任せた
[とローザにいって二階へといった]
[どっちが、と問われて少しだけ迷う。
願うなら人のままで。だけど]
…出来れば『冴』の方で頼む。
[もう、自分は人ではなくなってしまったから]
よう…どうかな?
[と部屋の面々に聞く。
そもそも己が左腕が血まみれだとかお前のほうが容態を聞かれそうな気がするが、気にしない]
……。
[ユリアンを見上げる眼差しは、普段の「大人しいゲルダ」とは違って。
かといって、先程、怒鳴ったときのような厳しさを帯びているわけでもなく]
その。
なんていうか。
……さっきは、すみませんでした。
[謝罪の前に一拍を置いてから、頭を下げる]
あんなこと言っておいて、結局、私の方が何にもしていなくて。
八つ当たりでした。
[そこから、声量を落として]
後、あれは、忘れて下さい。
つい、口から出ちゃったことなんで、普段は、思ってないんで!
[なかったことにして猫被りを取り戻そうとしたが、それにしては、口調は強かった]
/*
…これ、クーリェも役職持ちだったらどうしよう、とか。とか。
人狼側ならともかく、村側だったらちと微妙かしら。
や、変な動きする霊能になるとは思うけども(ぉ
ただ、判定は嘘偽りなく言うしなぁ。
まぁ、友人キリング出来る設定だから何とかなるよn
[そこまで言い切ると、はぁ、っと大きく息を吐いて、容態を伝えてくれたダーヴィッドに向き直る]
そうですか……
落ち着いたのなら、良かったです。
……お医者様が来るかどうか、わからないから。
[その事を告げるときには、落ち込んだ声色で]
ダーヴィッドさんも、すみません。
頼まれたのに、ロミルダちゃんに任せる形になってしまって。
[作業を見守る少女にも、ありがとう、と感謝の言葉を投げた]
――わかった。
冴。
ねえ。
わたしは、あなたを、悪いものとは、思わないよ。
[まだ「人」を残した娘は、そうであることを願うように、伝える]
細かいことまで気にしてると…って、また同じネタだな。
[悪戯じみた笑みをユリアンに向けるも、更なる言葉に言葉を返すことは無い]
…お?
[ゲルダがユリアンに声を掛けるのを見て、僅かに首を傾げた]
[告げられた謝罪に、ほえ? と惚けきった声を上げ。
肩に戻ってきた鸚鵡と、一瞬顔を見合わせたり]
俺は、別に気にしてないけど。
実際、怒鳴り散らしてる場合じゃなかったんだし。
[むしろ、一喝された事で、現実が見えたとは言わず]
……忘れろ、って。
そんな、改まって言わなくてもいいような気がするんだけど。
[強い口調で言われて、素でぼそり、と呟いた。
鸚鵡はまたも、じいいいい]
[ダーヴィッドが振る手の意図に気付いて軽く笑う]
それじゃ、後は任せるな。
もし手が必要なら呼んでくれ。広間に居るから。
[そういい残して*広間へと戻る*]
……突っ込みは、お任せします。
[なんとも言えない表情で、突っ込む男性陣二人に後を任せた。
去っていくハインリヒの背を見送り、溜息を零す]
…お。本当だな。確かに見る限り落ち着いてる。
あんま重大なことにならなかったみたいでよかったよ。本当
[息を吐く。このまま回復してくれるにこしたことはないが、精神的な要素までは冷たいが知らない。というかそもそも。至極まっとうなダーヴィットやユリアンの突込みがきたのに対して]
いやぁ…ちょっくら自分をモルモットに実験。おもったよりもひどかったときのこと考えてだったけどな。だから大丈夫だから気にするな
[ゲルダがユリアンに声を掛けた理由に、内心、ああ、と。
更にこちらに掛かる声には微笑んだ]
ま、素人診断だから、何ともかんとも。
医者が来れないかもってのなら、その分張り切らせていただきますかね…。
[諦めの混じったふうな笑みで、やはり肩を竦める]
うん?ああ、気にしなくて良いよ。
誰だって慣れてなきゃ、ああいう時は混乱するもんだから。
[気にしていないなら良かった、とのユリアンの言に胸を撫で下ろしたのも束の間]
いえ。いいから、忘れて下さい。
でないと。
今までの努力が、水の泡じゃないですか。
[ゼルギウスの怪我を見たショックか、あっさり口を滑らせた。
鸚鵡のほうは見ないようにしていたにも関わらず]
…いや、大丈夫だよ…本当。傷も自分で最初つけただけだし。色々やったら痛みは実際和らいでほとんど今はないし
[きっとこの有様をみて物凄く不安をかきたてたことでしょうと。ローザにしたような説明を付け加え。効果のほどは定かじゃない]
…ありがとう。
[届いたコエに返す意識は、先程とは違ってどこか穏やかに]
お前は人で居られるといいな。
[叶わぬ願いだとしても]
……あまり、ご無理はなさらないよう。
そう仰るのなら、気にはしませんが、次に生かせるようにします。
[ダーヴィッド相手にそうまで言ってから、はた、と思い出したように手を合わせて]
あ。
すみません、ご挨拶が遅れて。
ゲルダ=グリム、と申します。旅の方……、ですよね。
……それで大丈夫、って言われてもなぁ……。
「さすがに、むりー」
[ゼルギウスに向けて、鸚鵡とダブルで突っ込みをいれ]
忘れてって……。
は?
努力が水の泡?
[ゲルダの言葉に、きょとり、とする。
いくら名だたる鈍感でも、さすがに察するものはあり]
……はあ。そゆこと。
[どう突っ込むか悩んだ挙句、こう落とした]
ん、りょーかい。広間な。
[ひら、と立ち去るハインリヒに手を振る。
ゼルギウスには改めて胡乱な眼差しを向け]
気にならんわけ、あるかい。
いや、いっそ気にしないでやる。
女性はともかく男を庇う趣味は無い。
[きっぱり言い放った]
いや…でも本当に大丈夫なんだがな。
[まあ血は減ってるといえば減ってるが、実際それだけといえばそれだけという認識で二人と鸚鵡に答えて]
…そだな。ダーヴィットはともかく。心配されるのもなんだし、ここは任せて自室に引っ込むな。
ローザがお湯冷ましつくって持ってくるとおもうから。
[何の会話をしているか着たばかりでいまいちわからなかったがそれだけ言う。内心では消毒用の湯もあることだからこの機会に慣らしておこうか。などともおもっているがさうがに口にせずに、その場を去る
そして無理しない程度に自室で試すが、それを見られてどうおもわれるかは*知らないのであった*]
/*
初回吊りされるわけにはいかないので、二日目に入ったらPL視点でのCOをがんばろう。
それには今までの村見返さんとな。
あ゛。
[失言に気づくも、時既に遅し]
…………。
[非常に良い笑顔を、ユリアンに向けてみた。
小首を傾げつつ。
黙っていろと目は語る]
ま、男が女性のために多少無茶をするのはとーっぜんと言いますか。
まず、そんな無茶も今の所してないし、ねぇ。
うん。次に繋げられるなら、俺はそれで良いと思うよ?
[改めての自己紹介には、頷き、頭を下げて]
あ、ご丁寧にどーも。
[す、と、営業用の声、口調、表情に切り替えて]
私はダーヴィッド=アメディックと申します。
今は行商を生業としておりますが、ここへは8年振りの里帰りですね。
……まあ、無理はしないよーに。
[引っ込む、というゼルギウスを見送って。
改めて、ゲルダの良い笑顔を見やり]
…………。
[こてり、と首を傾げてみた。
鸚鵡も一緒に、こきゅ、と首傾げ。
それでも、別に他者に言いふらす必然は感じていないから、小さく頷きはするのだが]
/*
そういえば、19村も人狼希望が居なくて人狼があわててたっけな。
一応想定はしてたからいいんだけど、意外だ。
って言うかあれです、ここで赤ログやるのって凄くプレッシャー。
不手際がないように、がんば、る(既に怪しい)
…ま、騒ぎ過ぎもアレか。
ローザちゃんが上がってきたら、交代してもらって出てくかね。
ユーリ、ゲルダちゃん。
話し込むのも見つめ合うのも、ここでやると冷やかしたくなるよ?
[にっこり笑って*声を投げた*]
いや、冷やかされるような事はないと思うんだけど。
[にっこり笑うダーヴィッドに、がじ、と頭を掻きつつ返して]
……取りあえず、ぞろぞろいてもなんだし、俺も下で待機に回るわ。
道具、置きっぱなしだし、な。
[下に置いてきた袋の事を今更のように思い出しつつ、言って]
……やり掛けの、仕上げる余裕、あっかなぁ……。
[ふと、ある意味場違いな呟きを*ぽつりともらした*]
アメディックさん、ですね。
よろしくお願いします。
[ダーヴィッドの挨拶に、ぱ、と微笑みに切り替えた。
こちらもある意味では、営業用である]
ああ、都市出身の方だったんですね。
私は、1年程前に来たものですから……
[などと続けようとしたものの、茶化した言いようには慌てた様子で手を振って]
そ、そういうのじゃ、ありません!
……ええと、その。
騒がしくしても、邪魔になりますから、失礼します。
手が必要でしたら、仰ってください。
[一礼すると、ぱたぱたと部屋を出て行った。
首を傾げていた一人と一羽を、去り際に睨むのは忘れない**]
今は――
[部屋に戻り、窓から空を見上げる。
まだ、満ちない月。
いつもより、目を惹いた。
ターコイズグリーンの瞳に、金色が映り込む]
今は――まだ――
[いつなら? いつまで?
自らに問いかけ、人たる娘は目を閉じる。
押し寄せてくる闇は、何処か、心地好かった**]
/*
つうか。
飛ばしすぎたな、うん。
エーリのひととブリスのひとにはすまぬ。
これ、後から来る人ログ溺死必至だよなあ……。
昼間、セーブしよう、うん。
あ、守護方法決めてない。
……シンプルに、短刀かなぁ。
<comment>
あなたは、朱の聖痕者です、か。
OK希望通り。
ま、弾かれたら弾かれたで面白かったけどな。
実は、ゼルギウスが埋まってたので、こちらにしたのだとか。
さて、これまでの様子見てくるか。
って……上の発言が3時って、ちょ!! 宵っ張り過ぎだー!!!!
</comment>
[人が揃った]
[獣は目覚めた]
[場は整えられた] [あとは、時]
[時が満ちればもう戻れない]
[今はまだ、人としての意識を保っていられる]
[だけど]
……オレはいつまで『人』で居られるだろうか?
[多分もう遅い]
[血の味を知ってしまったから][目覚めてしまったから]
…オレは、人狼。
[人など喰らいたくはない]
[だけど]
あぁ……
[やがてそれさえも消え去って]
/*
昔の連続殺人犯の心理をトレースしてみる。
実際に居たのです、犯行声明に
「誰かオレを止めてくれ、自分が抑えられない」
と書いた殺人犯。誰だっけ…
そういうサイト(猟奇事件のアーカイブとか事件事故の纏めサイトとか)のブックマークがやたら多いのもどうかと思うが。
遺体写真は見られませんが。
でもブラックダリアの遺体は見事だと思った。
[血まみれの腕で現れたゼルギウスにびっくりしたり、ゲルダとユリアンのようすにきょとんとしたり。
他にも話しかけられればうなずいたり答えたりして、そのうちロミルダはうとうとと舟を漕いでいた]
…はぅ。
寝てたです。
[どれだけ経った頃か、ふと目を覚ました。
ごしごしと目をこする]
あ。
ロミちゃん、起きたの?
[へら、と笑いかけつつ、ベッド脇の冷たい水でタオルを絞り、ブリジットの額や首筋を拭く]
寝てたなら、タオルの一枚くらい、ロミちゃんに掛けとくべきだったかね?
[窓からの日差しは日が既に高くなっている事を物語っていた]
ん……んん。
[暖かい日に頬をなでられ目を覚ます]
……げ! もうこんな!?
やっべ!
(昼前には顔を出さないとという話だったのに、寝過ごしてしまうとは不覚)
[飛び起きて、窓を開ける]
ふわぁ……絶景だなー。
[日を反射する水面に浮かぶ巨大な蓮の葉が連なっている。 遠くには森、その更に奥になだらかな山が見えていた。
蓮の葉の上では女たちが洗濯をし、子供が駆け回っていたる情景が、それがいかほどの大きさか物語っていた]
―集会場への道―
(昨日来た時は遅かったのでよく分からなかったが、結構広いな。 一区画が30歩ほど、間がロープで結わえてあり渡し板で繋いである。 今はいいが雨になると少し怖いだろうな。
人口はそこそこって所か……)
[そんな物思いにふけりながら、道行く人々と挨拶を交わす]
こんにちは。
「あら、こんにちは。 見ない顔だねぇ」
ええ、昨日こちらに来たんですよ。
「なるほどねぇ。 こんなところに、わざわざ来るなんて物好きか、商売人くらいなもんだけど、あんたはどっちかい?」
どちらかというと、物好きの方かも知れませんね。
「ふふふ、そうかい。 ま、気に入ってくれると嬉しいねぇ」
[男の声に気さくに返事を返してくれる人々]
(こういう集落は大抵外部への警戒が厳しいものだが、ここはそうでもないのだな。 有り難い事だ)
ロミちゃんは、ここに居てくれるだけでじゅーぶんお仕事してるから、良いんだよ。
俺とブリジットさんが二人きりだったことが、旦那さんに知れたら、大変だろうしねぇ。
んー。
ま、俺が何言うより、ブリジットさんのお腹触った方が安心できるかな?
[赤子の動きや、その体温が、何よりも無事の証になるかと]
[道行く人々と、たわいもないやり取りをしつつ自衛団長より教わった道を辿る]
こちらの角か。
[道を曲がる……と、ぽっこりと空間が広がっていた。
六区画位だろうか、いくつかの建物を擁した筏が寄り添いその周りと町を水面が隔てていた。 中央には目の前の通路を通っていくか、或いは泳ぐかしないとたどり着けないようだ]
ふぇ。
大変、ですか?
[それがどうしてなのかなんてロミルダには分からず、首をかしげた。
それからこくんとうなずいて、遠慮がちに手を伸ばす]
…あったかいです。
[そうとブリジットのお腹を撫でて、息を吐いた]
これは……なんとまぁ。
(出島……か)
[何故か、遠い昔に読んだ東洋の島の話が思い起された]
(もしかすると……を兼ねているのかもな)
[しばし、前方を見つめた後、首を振って歩き出す]
/*
10歳前後って幼げに見えて意外と色々分かってる認識。
日本だと小4だしね。
まあ、ロミルダはもっと幼いつもりだけども。
ちなみに語尾は敬語だか丁寧語だかの使用法を間違えてるだけだったりします。
そ。大変なの。
いやぁ、ロミちゃんが居てくれて助かったよ。
ありがとね?
[拭き終わったタオルをまた桶に戻し、椅子へと腰掛ける]
そか、あったかいか…。
生きてるってことだぁね。
[そっと、掠めるような笑み]
どういたしまして、ですよ?
[よく分かってない顔で、疑問系ながらもロミルダは言った]
大丈夫だったですね…
よかったです。
[2、3度ゆっくり撫でて、お腹から手を離す]
[ロミルダは部屋の中にあちこち視線を動かした。
傍の桶を覗き込んでから、両手で抱える]
んしょ。
水、換えてくるですよ。
[言いながら立ち上がった]
あぁ、行ってきてくれると助かるな。
ま、その間くらい二人きりでも、許してもらえるでしょ。
今は、医者代わりっぽいし。
[椅子の上で膝を組み、ロミを見送る*姿勢*]
!?
[背後で何かが動いた感覚に振り向くと、町への道が男達によって遮られている]
(あれは、自警団員か?)
[単なる集会場の警備にしては物々しい様子に、いやな予感が走ったがそのまま扉を開けた]
[広間の横を通り抜けて台所に行こうとしていると、扉の開く音がした。
ロミルダは数歩後退り。
廊下側の入口から頭を出して、広間を覗く]
だれか来たですか?
[中に入るとやや張り詰めた空気、奥に進むと昨日馴染みの顔が合った]
さて、なにやら騒がしいようですが。
[ギュンターが掻い摘んで事情を説明する]
なるほど、それは……。
ところで、その時のお話というのは?
[ギュンターの話に耳を傾けようとした時「水、換えてくるですよ。」と、可愛らしい声が聞こえてきた]
(子供も居るのか?)
[奇妙な違和感を感じつつもギュンターの話を聞く]
ふぅ、昨日とお話が違うようですが……。
一度帰っても良いですかね?
[相手の返事を待たずに、扉に手を掛けて半分開いた、と後ろから]
「だれか来たですか?」
[との声。 振り向くと年の頃10位か、小さな女の子が顔を覗かせていた]
――集会所2階・個室――
[目を覚ますと寝台の上だった。
作業の続きをと思ったのに、浅い眠りについていたらしい。緊張のせいか、汗が纏わりついていた]
……お風呂、入りたい。
でも、ここじゃ貴重なんだよな。
[また一つ、陸が恋しくなる。
せめて濡れタオルをと、身なりを正し、階下へ向かう]
─集会所・台所─
よっし、湯冷ましも出来たし持ってくか。
あ、待て待て。
ダーヴィッドさん達ずっと詰めっぱなしだからきっとおなかすいてるよね。
軽くつまめるもんと、なんか飲み物…水くらいっきゃないかなー。
ま、水でもいっか。
あぁそうそう、ロミちゃんもいるはずだからなんかお菓子も…
[ごそごそ、と台所を物色中]
(先程の声はこの子のものだったのか)
[気がつくと、辺りに人の気配が多数あった]
(なんともな、雰囲気に飲まれてしまっていたようだ……な)
[教会関係者だなんてロミルダには分からないから、ただ珍しそうに見る。
声が掛かったから、ぺこりと頭を下げた]
こんにちはです。
……おにぃさんも、容疑者ですか?
[困ったような顔をしながら言った]
ほぅ?
[寝起きのせいで、惚けた声が出た。
ロミルダに示されるまま、中を覗いて――]
え。
[まるで幽霊でも見たかのように、目を擦る。
幾度も瞬き、目を見開いた]
……エリせんせい?
[───夢を見ていた。
自分と、旦那と、それからまだ見ぬ子供と3人で一緒に平原で食事をしていた。
笑顔で楽しく談笑していた。
とても楽しかった。
けれど、子供の顔はよく分からなかった。いや。体型すらよく分からなかった。
楽しそうに話していたはずなのに、何も覚えていなかった。
覚えているのは、子供がブリジットに向けて言った言葉]
───っ……。
[ブリジットが目も覚まさぬまま、こぽりと、胃液を吐き出す。
食欲は長いこと沸かず、それでも無理して食べてはいたが、固形を吐き出すほどの量は食べてはいなかった]
……っっ。
[意識は無いまま、その目から流れ出す涙。その顔は悲しげで。
いつも皆に見せるような表情も今は何も無かった]
───呼ばれ……たい。
[うわごとの様に、言葉が漏れ出す]
お母さんって……呼ばれたい……。
[子供の為に、自らの命を捨てる覚悟はある。
命どころか、魂も何もかも子供の為に費やしてもかまわない。
だけど、それでも、いつか生まれてくる愛する子供に一度だけでもお母さんと呼ばれたいと思うのは我が侭な事なのだろうか。
幸せで、そして不幸な夢を見たまま、ブリジットは*眠り続けている*]
─集会所・台所─
…こんなもんかな。
ブリジットさんも目覚めてたらスープくらい飲めると良いんだけど…ん?
広間の方がなんか賑やかねぇ、お医者さんが着いたのかな?
[軽食と水差し・湯冷ましの載ったトレイを持って広間の方へ]
ふぇ。
[エーリッヒの話はよく分かってない顔だ]
人狼の容疑者を集めて、ここに隔離したって、団長さん言ってたです。
[そう言ってから、ゲルダを振り返って]
……えりせんせい?
[言葉を繰り返して、きょとんとした目で見た]
おや!?
[どこかで耳慣れた声。 それがどこだか分からないが、記憶の奥底に触れる声がした]
ん? まだ自己紹介はしていない筈だが……。
[呟き、声の主を見つめる]
─集会場・広間─
[睨む視線に、鸚鵡と一緒に反対側に首を傾げて見せたりしつつ、ゲルダを見送った後。
個室を出て、広間へと移動した。
自衛団長に聞きたい事はあれど、結局は怒鳴りあいになるだけのような気がしたから、置き去りの自分の荷物の所へ行って、袋に突っ込んでおいた手帳を出してぱらぱらとめくる。
中に描かれているのは、描きだめた蓮の模写とデザインの素案。
その大半は、未だ日の目は見ていないのだが]
……ん。
[そうこうしている間に、増えた気配。
見知らぬ姿に、きょと、と一つ瞬いた]
あ、うん。
そういう話だよね。 確かにわたしもその話は聞いたよ。
先程のギュンター殿との話を聞いていた人にはわたしの身分も伝わっていると思うが、わたしの所属する協会の口伝にもそんな話はあるんだ。
[少女に答えつつも、意識は正面の女性に向いていた]
やっぱり。エリ先生、だよね?
エーリッヒ=クライバー先生。
[少し口調は幼く、確かめるように口にする。
中に入り、じっと金髪の男を見上げ]
スニプル村の、ゲルダ=グリムです。
覚えていらっしゃいませんか?
[自分の名と、出身を告げる。水上ではない、陸の地にある村の名を]
―集会場・広間―
[何か手が必要な場合に備えて広間に居たが、どうやら軽く居眠りをしていたようで。
聞こえた声と気配に顔を上げる]
……知らない顔だな。
[身なりからして陸のものだろうか?
自衛団長との会話から朧気に男の素性を察する]
教会の…何でまたこんな時に。
[呟きは小さく空気を震わせた]
教会の、口伝?
[ロミルダは教会とは縁が薄い。
不思議そうにその言葉を繰り返してから、桶に目を落とした]
あっ。
いけない、忘れてたです。
[それで、何をしようと降りて来たのか、ようやく思い出して。
ゲルダの言った名前を記憶にとどめながら、台所へと*駆け出した*]
[伝え聞こえるやり取りに、蒼の瞳は微かに険しさを帯び]
……偶然……にしても。
あんま、いい感じじゃないよね。
[微か、耳に届いたハインリヒの呟きに、こちらも小声でぽつり、と呟いた]
─広間─
[あの後ずっと寄り添うようにクロエの傍に居て。
時折聞こえる足音や話し声に耳を傾ける。
新たに人がやって来るのに気付くと、耳を向けるように顔を動かした]
…せん、きょー、し…。
く、でん…。
[声は小さく、近くに居るクロエ以外に届いたかは分からない。
聞いたことがある、と言うような響きを含んで居た。
こてりと、首が傾いだ]
[内容までは聞こえずとも、密やかに会話を交わすユリアンとハインリヒに何かを感じて]
……エリ先生は悪い人じゃないですよ。
[キツめの視線を投げ、低い声で言う]
[反応する声があるとは思わず、声の主であるユリアンをちらと見て]
偶然、だといいんだけどな。
[そう言って、思い出したように]
人・場所…そして、時…か。
御伽噺だと思ってたんだけどな。
[揺れるターコイズグリーンの輝き。]
(スニプル村、ゲルダ……。
最初の協会の勤めを終え、宣教師として初めて派遣された村。 そこで居合わせた一際熱心な女性、その傍らの吸い込まれそうな碧を持った少女、少し醒めた所があったか……、その名が……)
その眼は、もしかするとあの小さかったゲルダちゃん?
[キツめの視線と、低い声。
それを、真っ向から受け止めて]
……そんなん、俺、知らないし。
少なくとも、今のこの状況で、教会関係にいい印象抱けるかよ。
元々、俺は『陸』のカミサマなんて、信じてねぇし、信じる気も……。
[不意に、途切れる言葉。微かに眉が寄る]
……ねぇし。
[それでも、否定の言葉は、最後まで紡いだ]
[ふるるっ、と首を数回横に振る。
何かを振り落とそうとするかのように]
……人、場所……時?
なに、それ?
[それから、ハインリヒの方を見て、不思議そうに瞬いた]
[ゲルダの咎める様な声に目を向ければ、その視線に少し驚いて]
いや、そいつが悪いやつだとは思ってないさ。
ただ、教会ってやつが気に入らないだけで。
[あまり表情を変えることなく、思った事だけを返した]
あぁ…
[ユリアンの不思議そうな視線に気付いて、少し困ったように笑う]
オレの母親が子供のころ言ってた…御伽噺のようなもん。
人と、場所と、時、それが揃うと悪いことが起きる、って。
[どこか懐かしむように]
だから母さんはよく言ってた
「お前は陸に行ってはいけない。怖いものが居るから。
ここに居れば揃うことはないから」
って。
うちの母親も陸の宗教に影響されてたらしいから、なんか関係あるのか、ってな。
……っ、
はい、そうです!
[ぱぁ、と眼の輝きが強まる。
当時は聞いてもよくわからなかった教義。母に連れられて行く楽しみは宣教師当人であったなんて――表には出すまいとしていたけれど。
年を経た思い出の美化もあってか、向ける眼差しには憧憬の色が混ざる]
覚えて頂いていて、光栄です。
でも、エリ先生、どうしてこんなところに……。
そうですね……、協会とは言っても一枚板というわけでもありませんし。
細かいところで様々な派閥に分かれていたりもするのですよ。
なので、その協会という存在を毛嫌いするのは分からないでも有りません。
ただ、根本のところでは同じ教えであり、土地の神も我が主と身を同じにするものなのです。
[諭すわけでもなしに呟く]
[そんな表情も束の間。
ユリアンの言いように、不機嫌を露にして]
神様云々言って私達をここに押し込めてるのは、『水面の民』の自衛団長じゃない。あんた達のお仲間。
教えをどう受け取るかは、その人次第。
先生自身を知りもしないくせして、短絡的じゃない?
人と、場所と、時、それが揃うと悪いことが起きる。
[小さな声で、復唱して]
……今、それが揃ってる、とか。
ない、よなぁ……。
[笑い飛ばしたいところではあるけれど。
自衛団長から聞かされた話と合わせると、それも苦しくて]
……なんか、頭、煮詰まってきた。
外の空気、吸ってくる。
ふぅん…
[エーリッヒの呟きを聞くともなく聞いて]
同じ教え、ね…オレにはそうは思えないんだがな。
少なくともオレが信じてるのは水の神と漁の神くらいだ。
教会だの神の御心だの、そんなもんは…
オレは信用しない。
[最後の一言が少しだけ勢いをなくしたのはたぶん気のせいで]
[ゲルダの方を見直し]
そっか、あの……。 こんなに大きくなって、すっかり見違えてしまったから和から無かったよ。 随分と綺麗になって。
ここには、教えを広めにきたのだけどね、来るなり騒ぎに巻き込まれたようで。
これも試練というものなのだろうね。
……ないと思いたいね、オレも。
[だけど現状を考えると否定もしきれるものではなくて]
ま、考えてもしょうなないさ。
御伽噺だろ、ただの。
少し気分を変えてくればいいさ。
急に色々あったしな。
[脇を過ぎ外へ出て行く男を見遣り]
そういえば、皆の事をまだ知らなかったな。
よかったら名前だけでも教えてもらえると嬉しいよ。
わたしもここで監視が必要だそうでね、しばらく一緒に過ごす事になるようだから。
[エーリッヒの諭すような言葉には、軽く視線を向けるだけで。
不機嫌さを露にしてくるゲルダの様子に一つ、瞬く]
……なぁに、ムキになってんだか。
外から来た宣教師がどんなヤツだか、俺には興味ないよ。
別に、知りたくもないし。
[微かな苛立ちを込めた声で言い放つと、広間を後にする。
自衛団長が呼び止めるなら、蓮を見てくるだけ、と素っ気無く言って、そのまま外へ]
─広間→集会場・近辺─
[口伝と言う言葉を聞いたのはいくつの時だったか。
あまりに幼くて覚えていない。
浮かぶのは何故か、両親の顔]
……んー……。
[周囲の話に耳を傾けつつも、思考は記憶の中へと沈み行く]
「私達のことは構いません。
でもこの子だけは…!」
[記憶の中で父が叫ぶ。
熱に魘される自分は、「大丈夫だから」と言いながら頭を撫でる両親を見つめていた。
それから誰かに託された自分はその人物に抱えられ、両親の傍から離れて行く。
確かに自分はあの時病に冒されていた。
けれど]
[立ち去り際、ハインリヒにはうん、と頷き返し。
エーリッヒには、短く、事務的に名前だけを告げて。
外に出ると、蓮の蕾の側に座り込んで額に手を当てた]
……ったく……何なんだよ、コレ。
あったま、いてぇ……。
[小さな声で呟き、数回、強く頭を振る。
それから、腰のポーチにいつもしまっている葦笛を取り出して。
気を紛らわすように、*音色を紡ぎ始めた*]
いえ、そんな――…
[エーリッヒに会えた喜び とユリアンに向ける苛立ち、どっちを取って良いかわからなくなった様子で。それに、ハインリヒの言も気にかかった]
知人が悪く言われたら、気にするのは当たり前じゃない。
[それだけだと言いたげに。
出ていくユリアンには見向きもしなかった]
[名前を、と言うエーリッヒの言葉に多少ズレては居るがそちらへと顔を向け]
…カーラ、は、カーラ、なの。
え、と……エ……エー……。
…エー、ヒュ?
[エーリッヒの名を紡ごうとして、別の音が混じる。
確認を取るように、ゆっくりと首が傾げられた]
[エーリッヒが向けるのはあくまでも柔和な。
だけど、それにも警戒は崩さずに]
…ハインリヒ。
ハインリヒ=レーヴェ、だ。
[問われたことだけを短く返す]
[人など食いたくはないと]
[そのあり方を否定しようとする度に]
[僅かずつ感じていた痛み]
[少しずつ強くなっていくそれ]
[飢えと渇望]
[今はまだ抑えられるけれど]
[「そんな」と、言いよどんだ様子に]
謙遜する事はないのだけどね、冗談でもお世辞でもないのだから。
[そして、俯けで手を握り締めたゲルダを見つめ]
なんだか、気遣いさせてしまったようですまないね。
[と瞼を閉じて言う]
[視線の先からポツリポツリと名乗りが聞こえる]
カーラさんですね。
わたしは、エー リッ ヒ = ク ライ バー と言うんだ。
よろしくだよ。
[と、手を差し伸べる]
[が、外から聞こえる音色に耳を奪われたか、気もそぞろな様子だった]
あぁ、ハインリヒ=レーヴェさんですか。
よろしくお願いしますよ。 そう長い間でもありませんが、ここで御一緒するのですからそう警戒されなくとも。
とはいえ、余所者という以上の理由は分かりますので、今は仕方ないかもしれませんね。
ま、お手柔らかにお願いします。
エー……ヒ……?
エー、ヒュ。
[改めて名を聞いても正しくは紡げず。
結局は先と同じ音を紡いだ。
手を差し伸べられても視線はエーリッヒの少し左に向けられたまま、気付くことは無い]
[隣でクロエに言われようやくそれに気付き。
差し伸べられた手を握り返そうと、自分の手を宙に浮かせるも、エーリッヒの手にまでは届かない。
右手が宙を彷徨う]
あんたが悪いやつじゃないってのは、そこのゲルダを見てればわかるさ。
信用できるかどうかはこれから、だな。
こちらこそよろしく頼む。
[形式的なものだったけれど、それでも少しだけ警戒は解いた]
[カーラの手が彷徨っているのを見て、彼女のまなこを見つめる]
(光が薄い……、そうか……愛されし者だったのだな)
[彷徨うカーラの手を包み込むようにして言う]
わたしの事は呼びやすいように読んでもらって構わないよ。
名前は大事だけど、全てではない。 大切なのはそれに籠められた想いだからね。
あらためて、よろしく。 カーラさん。
[しばらく彷徨った手はエーリッヒの手に包まれ。
途方に暮れていた表情がようやく笑みに変わる]
うん、よろ、しく。
[瞳こそエーリッヒを捉えては居なかったけれど、微笑みはきちんとエーリッヒへと向けられて居た]
[それから顔を少しずらし]
ハーリ、あの、おと、だぁれ?
[ハインリヒの名を呼び、聞こえて来る音色について訊ねる。
彼に聞いたのは知っているような素振りに聞こえたから]
宣教師…。
[エーリッヒを見て眉を寄せた。
顔を背けていたが、カルメンが名乗るのに視線を戻す]
カル、エーリッヒさんは握手がしたいって。
そちらから触れてあげてください。
[後半はエーリッヒに向けて言い、ゆっくりと息を吸う]
あの音…?
[外から聞こえてくるそれについて問われたのだと気付き、カルメンに合わせるようにゆっくりと返す]
あぁ、あれはユリアンが吹いてる笛の音だ。
ユリアン、わかるよな?
僕は…クロエ、です。
[名だけを短く名乗り頭を下げる。
葦笛に気を取られてる様を装って、再び顔を逸らした]
へぇ。ユーリ、笛吹けたんだ。
クーリェ、ありが、と。
[握手の後、教えてくれたクロエに笑みながら礼を言う。
ハインリヒの返答には僅か驚くような表情を乗せ]
ユー、ラ?
うん、わかる。
ユーラ、も、ふえ、ふくんだ。
[ユリアンが笛の音を奏でているのを今まで聞いたことは無く。
驚きと共に一緒に奏でたいと言う想いが浮かぶ。
けれど邪魔してもいけないと言うのは理解しているため、今は胸元のオカリナに触れることは無かった]
君は……クロエ君と言うんだね。
よろしくお願いするよ。
[ハインリヒの言葉に]
先程の彼はユリアンさん、ですか。
情感あふれる音色ですね。
[眼を細め、耳を遠い音色に傾ける]
あんまり人前じゃ吹かないみたいだけどな。
[音色の主がユリアンであることへの驚きにはそう返す]
俺も聞くのは久しぶりだし。
そのあたりのことはあまり聞いてないから。
[笛を奏でることに理由はあるのだろうけれど、憶測ではなにも言えず。
それだけ言うとその笛の音を*静かに聴いている*]
そう、なんだ。
きれい、な、おと。
[頼まれれば披露するカルメンとは違い、ユリアンは人前では吹かないと聞いて少し残念そうに言う。
今聞けたのは運が良かったかな、と思いつつ音色に耳を傾けた]
[一音一音記憶するように、カルメンは音を*聴き続ける*]
よかったね。
[カルメンの礼には小さく口元を緩めて言う]
でも、教会の人は、僕には信じられない。
[言えばゲルダはまた怒っただろうか。
それでも顔を背けたまま]
どうしても、今は特に。
ごめんなさい。
/*
さくっと設定(捏造)
両親は都市の人間。だが、結婚した後、母親が陸の宗教の影響を受け始める。
しばらくして男児が生まれる。しかし生まれた子は弱く、母親の教会への傾倒は強くなる。
ある日、祈りによって子を治す、と言う教会の誘いに乗って子供を差し出してしまう。
数日後、戻ってきた子供は別人のように見えたが、教会と母親はそれを認めない。
このとき、人狼の因子を持つものとすりかえられた。
母親は子供を溺愛し、教会に伝わる古くからの「それ」を語り聞かせた。
(ただ、人狼であるとは明言されておらず、それと知ったのは「漁師を襲ったとき」)
―2Fの一室―
遅くなってごめんなさいです。
[ダーヴィッドに言って、冷たい水を張った桶と、タオルを元通りに枕元に置く。
ブリジットの涙の跡を見て、ロミルダは眉を下げた]
新しい人が来てたですよ。
教会の人で、エーリさんて言ってたです。
[などとダーヴィッドに話していると、外から笛の音。
ロミルダはぱたぱたと窓際に寄って、外を見る]
ユーリにぃ?
[眼下に佇む人影に、少し意外そうにまばたき。
こないだの反省があるから、身を乗り出したりはしないけれど。
その傍に浮かぶ蓮の蕾の白い色も見えた]
[クロエの言葉が耳に入り]
いや、気にする事はないさ。
ところで、部屋は空きのところを自由に使ってよかったんだったね。
誰か案内してもらえるかな?
[少し遠くには、見張りの自衛団員も見える]
外には出られないですか…
陸、行きたかったです。
[しょんぼりとしたように、ロミルダは言った。
集会所近くの公衆浴場は開いているはずなのだけれど、人の出入りは少ない。
それが『人狼容疑者』のせいかも知れないなんて、ロミルダには分からないけど]
……。
[クロエに対して怒りを表に出すことはなかったものの、向ける眼差しの温度は低い。謝罪に何かしら反応を示すこともなく]
私でよければ、案内します。エリ先生。
[そう申し出て、2階へと誘導する。
ブリジットの眠る一室に差し掛かれば妊婦がいることを告げ、ついで、ここにいる面々の簡単な紹介も。
去り際にクロエが何事かを呟いた気がして振り向くも、何かはわからず、首を捻るだけだった**]
[ロミが一度部屋を出て行ったあと、手持ち無沙汰になり、荷物の中の商品の手入れを始めていたが。
ふと、身じろぎのような音に、ブリジットの顔を覗きこむ]
――…起きた……わけじゃないか。
[寝苦しそうにも見えるその様相に、静かに眉を顰め。
零されるものに、息を吐いた。
そっと、口許と眦を清潔な布で拭く]
ハハオヤ、か。
[8年越しの再会は済ませてきたが。
複雑な感情を滲ませつつ、また椅子に戻り、商品の手入れ]
ん、ロミちゃんおかえり。
ああ、新しい人来たんだ。…教会の。へぇ。
[扉の開く音に、手元の銀細工を下ろし、視線を上げた。
敵意も好意も無い、確認のために繰り返す言の葉。
エーリ、という名前を頭の中に、ただ留めた。
ロミが窓に駆け寄るのを見て、漸く笛の音に気付く]
…葦笛。やっぱり、ユーリか。
あいつ……。
[ふと、表情を曇らせたのは、綺麗な音の何処かに差異を感じ取ったためなのか。
ロミの後ろから窓に近付き、その下を覗く。
眼に入るのは、真白の蓮]
[ひょい、とロミの頭を撫でるのは、しょんぼりした様子が感じ取れたため]
ま、外に出れなくても、やれることはたくさんあるさ。
こんだけ人数が集まってるしね。
[殊更明るい声を紡ぎ、視線は外を眺めたまま。
見張りの自衛団員の姿を見たなら、ユリアンとの距離感を測る]
あいつ、絡まれなきゃいいけど。
…ちょーし、くるってんだろーにさ。
[こくんとうなずくけれど、表情は晴れない。
2人で窓の外を眺める]
ユーリにぃ、元気ないですか?
[上から聞こえた声に、心配そうな顔でダーヴィッドを見上げた]
なーんか、こう…。
[ロミの尋ねに、頭を掻く。
上手い言葉が見つからないらしい]
大丈夫だとは思うんだけどさ。
ちょっと見てくるかねぇ。
そろそろ誰かしらに交替頼んでも許されるだろうし。
[扉に手を掛けつつ、ロミはどうするか、尋ねるように首を傾げた]
─広間─
[しばらくの間流れ来る音色に耳を傾けていたけれど]
……ブ……?
[クロエが呟いた言葉が耳に入る。
しかし意味も分からなかったために首を傾げるだけとなり。
再び意識は音色へと戻る]
[首をかしげられて、一度ブリジットを振り返る。
少し考えるような間が空いて]
ロミも行くです。
[うなずいて、窓から離れた]
─集会場・外─
[見張り役らしい自衛団員がこちらを見ている事には気づいた様子もなく。
何かを振り切ろうとするかのように、音色を紡ぐ。
肩の鸚鵡はゆら、ゆらと音に合わせるように身体を揺らす。
ただ合わせるだけでなく、歌らしきものが紡がれているのは、風と音色に紛れていたが]
ん、じゃあ、少しだけ待っててね。
先に広間に行って、人呼んで来るから。
代わりの人が来たなら、そのまま直接外に来ると良いよ。
[とんとん、と音を立てて階下へ降り。
摘めるものと飲み物を準備していたローザに声を掛ける。
難しいようなら、ハインリヒかクロエに頼んだか。
集会場を出るとき、見えた自衛団員には礼儀正しく会釈をして、ちょっとした気晴らしである旨と、もう一人少女が来るだろうことを伝えた]
―二階客室―
[目が覚めた。頭が少々ぼーっとしているが、体の疲労感は抜けている。
あの後スプラッタな姿を整え、腕にも処置を整えて、もう少し自分の体で色々試してねたんだっけか]
ったく。ちょっとスプラッタだっただけなのに案だけ言われるとはなぁ…まあ。それが普通…なんだろけど
[ローザにはじまり、ダーヴィッド、ユリアンにロートス。ゲルダにロミルダ
怪しさも胡散臭さも満載にみえただろう。治療なんて言葉も浮かばなかったことでしょう。]
…ま、いっか。
[指一本で器用に針を回しつつ、そういえば傷口を縛ってた布はローザのスカートの裾だったっけかと今更ながら思いながら、外から流れる笛の音を聞いていた]
[集会場から出てきた人の気配に気づいたのは、鸚鵡が先。
小声の歌が途切れ、くるる、と短い鳴き声が上がる]
……ロートス?
[注意を促す時の鳴き方に、奏でる手が止まった]
はいです。
[ロミルダは返事をして、ブリジットの側に腰を降ろす。
そのまましばらく待って、代わりの人が来たなら、ぺこりと頭を下げて部屋を出た]
流石にロートスの方までは、誤魔化せなかったか。
もう少しくらい、聞いていたかった気もするんだがなぁ。
[苦笑を零しつつ、その横へと距離を詰め、脚を折る。
好んで纏う紅の色の服の裾が、ひらと揺れた]
おまえさ…、気分と機嫌と具合、どれが悪い?
[真顔で、何の装飾も無く問いかける]
[何かあったのか、と周囲を見回す。
最初に目に入ったのは、こちらにやって来る紅の姿]
……ダーヴ?
何だよ、いきなり……。
[真顔の問いの真意が掴めず、返したのは、問い]
───ん。
[ゆっくりと目を開いた先は、よく知らない場所だった。
それに気づいたとき、「ああ。またやっちゃったか」と胸中で呟き、上半身を起き上がらせる。
まだ鈍痛は続いていたが、耐えられないほどではない。
一度、大きく腹をさすりながら、小さく声をかける]
……大丈夫だから、怖がらないで。
私に何があっても、あなただけは絶対に守ってあげるから。
[穏やかに微笑みながら言うと、少しだけ痛みが治まってきたような気がしてきた]
ふふ、良い子。
さ、て、と。ノドが乾いたな。なんか飲むもの無いかな。
[新たな人間が来たことなんて知らずに、笛の音が止んだところでいつのまにか手馴れたように針をしまう]
さて。なにすっかなぁ。
[現状とりあえず集会所周囲よりは出られない。あいにくと手紙を外へ出す先もない。
仕事するほどの意欲もない……]
なら好きにするか
[荷袋を片手に己にあてがわれた部屋より出た]
―集会場・広間―
[外からの音に聞き入っていると、少し遠慮がちに掛けられる声]
ダーヴィッドか。
ブリジットの様子は?
[今は落ち着いている、との返事を貰えば小さく安堵の息を吐いて。
続く付き添いの交代の申し出に]
かまわないけど…お前は?
外…?
[ユリアンと自衛団員の様子を聞き立ち上がる]
わかった、ユリアンのほうは頼むな。
[ダーヴィッドがそのまま外に向かうのを見届けて二階へと向かう]
[ロミルダはそのまま階段を降り、外に出ようとしたけれど、ふと広間の椅子の横へ。
かばんの上に置いていた、赤と黒2色で描かれた絵本を腕に抱えてから、扉から外へと出て行く]
―二階・客室―
[二階のブリジットの部屋へと顔を出して、そこに居るロミルダに交代に来たと伝える。
ぺこりと頭を下げて下に向かう少女の代わりに、その椅子に腰掛けた]
[とはいえ、自分に出来ることはそうなくて。
見守るブリジットが目を開けるのに気がついて、驚かさぬように声を掛けた]
気がついたか?
何って、勘だけど?
…外れてるなら、それはそれで構わんのだが。
だが、しかし。
おまえは、そう変わってないからな。
音も含めて素直なんだよ。
[肩を竦め、柔く笑う]
なーんか、上手く言葉にならんけどさ。変な感じ、する。
─広間─
[階上を降りて来る足音が聞こえる。
音色を聞いて居てもそれを知るくらいの余裕はあって。
交代を頼むダーヴィッドの声とそれに応じるハインリヒの声を聞き、反応したのを示すように顔を少し動かした。
その後は扉の開閉の音が聞こえ、階上へ向かう足音を聞き。
そうしている間に聞こえて居た音色は止まっていた]
…お、しま、い。
ざん、ねん。
[音色を思い出しながら、胸元のオカリナへと触れた]
― → ブリジットのいる部屋―
[そっと扉を開ける。結局浮かんだのは一度顔を見ておこうという程度だった。我ながら面白みがないともいえるかもしれないが]
…ぁ。ハインリヒさん。ブリジットさんはどう?
[必要以上に騒がしくしないでいるつもりなために扉の外から声をかけたためブリジットが目を覚ましたのに気づいていない]
[きょろきょろと辺りを見渡すまでも無く、水差しが枕元にあったのを発見すると、一杯コップに入れて飲み干す]
……んくっ。
ぷはー。
あー、この一杯の為に今日も生きているわい。がははー、なんつったりして。
[水を飲み干して一息つくとようやっとハインリヒがそばにいるのに気づいた]
あら。ハインリヒさん。こんにちわ。
それとも、こんばんわかな?
挨拶とは、季節をあらわし、今の時刻をもあらわす、人と人が触れ合うための、重要な一言であるとかなんとか。
[すでにいつものような調子の話し方に戻ってきていた]
―集会所外―
[自衛団員の視線にちょっとだけ身を竦めたけど、ダーヴィッドが言付けてくれていたお蔭か、咎められることもなかった]
大丈夫、ですか?
[腕に絵本を抱え、少し離れた場所で立ち止まって、2人を見る]
……そう、言われても。
[変な感じ、と言われ。柔かい笑みから、逃げるように視線を逸らす]
なんか。
色々。
思い出して。
子供の頃の事とか、かーさん死んだ時の事とか。
[それから、ぽつりと呟く]
それと……なんっか、ヘンに頭痛くなったりするしで。
自分でも、よく、わかんないんだよ。
[扉の外から様子を伺うゼルギウスに「大丈夫」と言おうとする前にブリジットが起き上がる]
大丈夫、落ち着いてるみたいだ。
[起き上がって水を飲んで喋りだす様子は、倒れる前の彼女と変わらずに]
こんにちわ、だな。
その様子ならもう大丈夫か?
とはいっても、急に動くと危ないかも知れんが。
[表向きはそっけないが、一応心配はしているようだ]
/*
ユリアンは何なんだろうな。
役付きであるのは確定っぽいんだけど。
この際だからさくっと表に出てさくっと返り討ちにされるの希望。
[話しながら、扉の向こうにゼルギウスがいたのにも気づき]
やっほー。元気?
[などと手を振ってみた。
そして、ハインリヒから返答が返ってくると、深々と頭を下げて]
うん。大丈夫。
えー、その説は色々と迷惑をかけまして、大変申し訳ない限りです。
ゼルさんも、色々と迷惑かけちゃってごめんね。
[ユリアンの話が聞こえて来て、ロミルダはきゅっと眉を下げて、また少し近付く。
ロートスが鳴いたので、視線をそちらに向けて、こくんとうなずいた]
…みたいだね。とりあえずよかった…なんかな
[外から声は聞こえた以上なんていっていたかも聞こえている。
ハインリヒの言葉に同意ほっとしたのか呆れたのか嘆息して、部屋に入り、手近な椅子に腰掛けて]
いやいや、元気って、ブリジットさんには言われたくないんだが。
ま、俺はなんもしてないから謝らなくていいよ。
[逃れる視線を追いはせず、僅か首を傾げるに留めた。
母の死については、洩れ聞こえた会話から気付いていたかもしれないが、改めて正面から聞いて、頷いた]
…何か切欠でもあったか?
頭痛…ああ、それで、少し鈍い感じがあったのか。
[ある程度は納得がいったよう]
ま、辛くなりすぎる前に頼れよ?おとーとぶん?
[ロミの声が聞こえたなら、ひら、と手を振った後、ユリアンを見る]
俺は何もしてないさ。
[ブリジットが頭を下げるのに、正直にそう返す]
ここまで運んだのはダーヴィッドで、細かい世話をしてくれたのはローザだ。
他にもロミルダやクロエや…まぁ、みんなだな。
起きられるようなら後で礼を言っておくといい。
[肩で鳴いた鸚鵡の声と、近づく気配。
そちらを見やれば、眉を下げるロミルダが見えて]
ロミっ子?
どしたんだよ、妙な顔して。
[ゆる、と首を傾げながら声をかけ]
――集会所2階・個室――
[エーリッヒを案内した後は部屋に戻り、窓辺に居た。
見張りの自衛団員や、「容疑者」らしき姿が見えた。
風に乗って微かに届く音色も。
途切れたのと入れ違いに、そっと、唇を開く]
Lulu lu ... La lala ...
[歌詞はない。
緩やかに流れる川に似た、穏やかな旋律。
頬杖を突き、眼を細めながら、か細く口ずさむ]
うん。
誰が何をしてくれたのかよく分からなかったから、とりあえず、適当に礼を言ってみた。
後悔はしていない。
[言いながらも、少し恥ずかしそうな笑みを浮かべ]
まあ、何もしてないって二人とも言うけどさ、こうして私の様子を眺めに来てくれたってだけでもありがたい話だよ。うん。
それだけでも、十分に礼を言う必要があると思うんだ。
他の人はまた、手当たり次第に礼を言いまくるんでご心配なく。
人と人の和を形作るのは礼を逸しないことであるという言葉もあるしね。
[切欠、という言葉には曖昧な笑みを浮かべるのみで]
まあ……なるべく、そうする。
[頼れ、という言葉に、少しだけ表情を緩めた]
……つーか、ほんと。
こういう時にいきなり兄貴風吹かすのも、変わんないよなぁ……。
[触れたオカリナを両手で持ち、口に当てる]
…♪……♪〜………♪…?
[奏でる音を探りながらオカリナに息を吹き込んだ。
メロディにはなっていない、未完成の音が控えめに広間の中に流れた]
…んー…むずか、しい…。
[首を傾げながらも、音を連ね続けた]
ですね。みな…だが主にその四人…男手で頼りになるのがダーヴィッドだけってのはなんとも情けない話だよなぁ
[ハインリヒがブリジットへとかける言葉に同意を返しつつ]
…そういやハインリヒさん。下が少しだけ騒がしかった気がしたけど。何かあった?
[いいながらもハインリヒに軽く目配せする。変な話題なら上手く誤魔化してねという合図だが通じるかは知らない]
―広間―
ん…。
[カルメンが首を傾げたのには曖昧な声だけを返す]
ダーヴさんお疲れ様。
そう、落ち着いたんだ。
良かった。
[ダーヴィッドとハインリヒの話に、ほぅと息を吐く]
よろしく、ハイン。
[交代しに上がるハインリヒを見送って暫くすると葦笛の音が止まり、少しして辿るようなカルメンのオカリナが響く]
難しいんだ。
ユーリに教われたりすればいいのにね。
[声は言葉のない音色を生み出し]
……そう。
[音のない声は言葉を紡ぎ出す]
場を作る かんせい させる
それにも 人 いるのなら
人を壊せば 場も壊れる
[穏やかな歌とは異なる冷徹な思考を]
[手を振るダーヴィッドに、少しだけ速度が速まる。
近くまで来てから、ユリアンを見上げた]
ユーリにぃ、元気ないですか?
[声が掛かって、ロミルダは口を開いた]
[場が作られたから、「人狼」は「人」を殺す。
場を壊すために、「人狼」は「人」を殺す。
――ひととして、生きるために。
おかしな話と、彼女は気づかない。
「人」を殺してしまった時点で、彼女は「人」ではないのに]
そういう風に言われっと、ちっと照れるけどな。
[そう言いながら表情は変わらない]
だな、礼については俺もそう思うぜ。
元気になったのを見ればみんなも安心するだろうし。
直接教えるのは恥ずかしいとか言われたら、ロートスに歌ってもらうとか。難しいんだと、それも大変そうかな。
[リズムを指が追いかける。音階は紡げない]
後悔がないならいっか。
[恥ずかしげにいうブリジットにあっさりという]
まあ、ハインリヒさんは交代で来たみたいだが、俺は単に気になって…本当に眺めに着ただけかもしれない。惚気話が始まったらハインリヒさんに押し付けて俺逃げる気満々だしな
[礼については、流民だからかふむふむとそんなものなのかと思いながら聞く]
なるべくと来たか…頼らせ甲斐のない奴め。
[す、と睨むような眼差しは、その曖昧な笑みにか、言葉にか]
いーじゃんよ、少しくらい。
おまえの顔見てると、それこそ昔を思い出すから、変わんないよーにもなるってもんさ。
[聞こえた音が誰のものかはすぐにわかって。
ほんの少し、複雑そうなものが過ぎるが、それは一瞬の事。
ロミルダの直球の問いかけに、えーと、と困ったような声を上げる頃には、それは失せていて]
元気げんき、ったら、嘘になるけど。
どーしよーもなく元気じゃない、って程じゃないから、大丈夫だよ。
[返す言葉には、多少の空元気を織り込んだ]
─広間─
[クロエの言葉に一度オカリナから口を離して]
なんど、も、れんしゅう、しなきゃ。
すぐ、には、ふけるように、なれない。
おしえ、て、くれる、かなぁ?
[人前では吹かないと言うユリアン。
彼から教えてもらうことは難しそうと思うせいか、遠慮がちに言葉は紡がれる。
それからまたオカリナから音を紡ぎ始めた]
頼らせ甲斐、って何だよそれ?
[睨むような視線に、僅か、視線を移ろわせつつ、言って]
ま、全然違う方に変わられるのもやだけどさぁ。
……その理屈で行くと、俺が全然成長してない、って事にもならん?
/*
そういや、守護者やる時のお約束、信頼度スケールを作ってないにゃ。
ダーヴ≧ハイン>ロミ≧カル≧クロエ>ゲルダ=ブリス=ゼル=ローザ>>>エーリ
かな、現状だと。
占霊双花はどっから出てくるかにぃ。
そして、ジンクスは踏襲されているのだろーか。
んじゃまあ、二人に最低限の礼を言ったところで、これから、「片っ端から会う人会う人に礼を言いまくるツアー」を開催いたします。
二人には、運営委員として、私の手下として一緒に行動することを許します。にはは。
[冗談交じりにそう言い、立ち上がるとまだ足がふらつくのを感じた。
眩暈もまだ完全に治まっているわけではない。普段から白い肌なので見分けにくいかも知れないが、顔色は普段よりも更に白い]
ん……。
[額に手を当てて一瞬だけ目をつぶったが、すぐに]
さ。移動しますか。
いつまでも寝っぱなしは体に良くないしね。
[と、笑った]
[オカリナの音色に霞んで、歌は消えた]
言葉は嘘を簡単に紡げる。
でも。
[続きはないまま、部屋を出た。すっかり静かになった廊下を歩む]
本当ですか?
[すぐには信用しなかったようで、ロミルダはなおもじぃっと見上げている。
少し空元気が含まれていたのに、気がついたのかも知れない]
無理しちゃだめですよ。
ダーヴさんも心配してたです。
ロートスだって。
[ねぇ、と傍らの鸚鵡に視線を移して]
へぁー…客。物好きな
……いや、ゲルダと知り合いなのが物好きとかじゃないぞ
[ハインリヒの言葉には短く。ただ増えたのかぁ。と情報を頭に納めるようにいれつつ
なんだか誤解を呼びそうな表現に訂正を加え]
って、おいおい。どういう委員なんだか。
…顔出したら喜ぶだろう。けれどそこで倒れたら元の木阿弥どころかただのアホウだ。それがわかってるなら…いいぞ
[ブリジットの様子を見ながら努めて淡々といいつつ、席を立つ]
運営委員、って言うより従者って感じがするけどな。
…大丈夫か。
[ふらつく様子に手を差し出して]
途中で転ぶと色々拙いからな。
[だけど無理には繋がずにブリジットの意志に任せる]
―広間―
練習か。それもそうだね。
後で頼むだけ頼んでみる?
[リズムに合わせて指が動く。布の上では音は鳴らない]
駄目だって言われたら。
ここにいる間、聞ける機会に耳で覚えちゃう、とか。
[邪魔しない程度に小さく笑う]
[なおもじぃっと向けられる視線。
困ったように軽く、頬を掻く]
別に、無理とかしてないよ。
だから、心配すんなっ。
[それから、できるだけ明るい口調で言うものの]
「ユーリィは、おばかだからー。
いつも、しんぱいー」
[鸚鵡から、さくっと追い討ちが来た]
じぶんのあたまでかんがえなっさい。
聞いてばっかりだと阿呆になんぞー?
[まるで教師の説教にも似て、されど押し付ける気はないのか、声は軽い]
唐変木なとこは、成長してないなぁ。
仕事してる姿でも見れば、印象は変わるかもだが。
[ふと笑い、流す眼差しは白の蓮]
――集会所1階・広間――
どうも。
演奏会ですか?
[微かな笑みを携えて広間に入る。
オカリナを吹くカルメンを見やって]
躍りはないんでしょうか、残念。
[ぐるりと視線を巡らせた]
歪めて
壊して
作ったのは
[うつろう眼差しは老齢の自衛団長を捉え]
あのひと。
みんなだって あのひと 嫌い。
[――だから、良いでしょう。
理由を作る。悪くない理由。正当化される理由]
─広間─
[一回で覚えられる音には限りがあり、上手く音が連なっても途中で止まってしまう]
んー……たのんで、みよう、かな。
なんども、きけるなら、きいて、おぼえるんだけ、ど。
[クロエに返しながら、これ以上は無理だと言うようにオカリナから手を離した。
首からぶら下がる形になったオカリナは胸元で揺れる]
ゲルダさん。
[先程の遣り取りを思い出し、少し躊躇いがちに見る]
そっか、僕もそっちを練習してみれば良かったかな。
後でローザさんに直してもらうとしても。
大丈夫大丈夫。
おじさん酔っ払ってなんていねーよー、ひっく。とかなんとか。
[少し大げさに千鳥足で歩いてみたが、予想以上に足元がふらついているのに気づき、普通に歩いた]
いやん、ハインリヒさん。
私の手は、旦那と、まだ見ぬ子供と繋ぐ為にあるの。そーゆーのセクハラですよ?にはは。
……ま。お気持ちだけありがたく頂戴いたしておきます。一人で歩けないぐらいなら、大丈夫なんて言えないしね。
さて、レッツゴー。
[言いながら、凛とした姿勢で歩き、扉を抜けて、手すりにつかまりながらも階段を下りていった]
……悪かったな、唐変木で。
[自覚はないわけでもないらしい。
声音にやや、むっとしたような響きが織り込まれるが、それ以上の反論はせず]
仕事……か。
[白に流れる視線を追うように、ちらりと蕾に視線を向けて]
蓮の細工も、やんないとなんないんだよ、な。
っとに、この忙しい時期に、なんでこんな事になるんだか。
─広間─
ゲーダ。
[かけられた声に反応し、顔を動かす。
相変わらず視線はゲルダへと向かわなかったが、反応したと言うのは見て取れるだろう]
う、ん。
おと、も、まだ、ちゃんと、おぼえてない、から。
むぅ。
なら、いいです。
[まだ何だか釈然としない顔で見ていたが、やがて視線を外した。
と思いきや、ロートスの追い討ちが来て]
こんど無理したら、お師匠さんに言いつけるですよ。
[しっかりと釘を刺しておいた]
───広間───
やあやあ、皆の者ご機嫌麗しゅう。
恥ずかしながらこのブリジットこの場に帰ってまいりました。
[手を振りながら、にこやかにそんなことを言った後に、大きく頭を下げて]
うん。
色んな人に迷惑かけちゃったみたいでごめんなさい。見ての通り一人でも歩けるし、体に問題は無いので心配はご無用です。
これからも、暖かい声援によって、ブリジット頑張ってまいります。
ご支援ご声援まことにありがとうございマース。
[どうも真面目なままで礼を言うのは気恥ずかしいのか、冗談が入り混じってしまうのは性格だろうか]
ああ。
……ノイマンさん。先程はすみませんでした。
逆の立場ならきっと、私も似たような反応をしたと思います。
だから、お気になさらず。
[頭を下げ、すまなそうな表情を作って謝罪をする。顔を上げたときには、また笑みに戻って]
ビュルスさんが演奏、ノイマンさんが踊り。
ぴったりのコンビですね。
それは、楽しみ。
少しずつ、練習をしたら良いと思います。
こらこら、犯罪者の後はセクハラかぁ?
[勘弁してくれ、と苦笑い]
一人で歩ける、って言うんなら大丈夫だろ。
あぁ、階段は気をつけろな。
[万が一のときに手を貸せるように、すぐ後ろから階段を下りていく]
[それから2人の視線を追って、蓮の蕾を見た]
これ、もうすぐ咲くですね。
[ちょっとだけ嬉しそうに声を上げる。
絵本を抱えたままでは屈みにくいので、横に置いてから座り込んだ]
ふむ…
[手すりをつかって歩くブリジット。気遣いか。プライドか、意地か。そのままに見送るようにしつつ、一度天井を仰ぎ見て]
…ハインリヒさん。ちょっと俺部屋戻るわ。
って。そういうときは先に下にいくもんだよー
[階段にブリジットの後ろからついていくハインリヒに軽い調子で言いつつ、自分のあてがわれた部屋へと戻った]
―二階廊下→客室―
ロートス、お前なぁ……。
[追い討ちへの突っ込みは、気力が途切れた]
て、ロミっ子、お前。
そこで、お師さんとくるか。
[母を亡くした後、親代わりも勤めてくれた師は、頭の上がらない筆頭。
それだけに、その釘刺しはちょっと痛かった]
そう。
だから。
ねえ。
[おもちゃをねだる子供のように
振り返った先に居た彼を見据えて]
良いでしょう?
[――許可を請う。
人を壊しても(殺しても)良いという許可を]
―広間―
うん、ものはためしに。
人前だと嫌でも聴かせてくれるといいね。
[お疲れ様と、ローザの持ってきてくれたカップを一つカルメンの手に触れさせる。
ゲルダに謝罪されてしまえば軽く左右に首を振り、向けられた笑みに誘われるように唇を緩めた]
そうなれるように。
僕も頑張らないとですね。
おまえが唐変木のままの方が、俺は好敵手が少なくてうれしいが。
実際、おまえ愛想ないくせに……っと、こほん。
[あからさまに咳ばらいをし、唇を舐める。
その唇を舐める仕種は、嘘をつく時の無自覚の癖]
…なんでもない。
ま、いつかおまえを大切に思う娘が現れたら、苦労するだろうな、と同情するね、俺は。
蓮の細工?
それならまだここにあっただけでも、運良いだろ。
2日もしたら、枯れるにしても、さ。
ん、ああ。もうすぐ咲くな。
咲いたら、描いとかないと。
[ロミルダの言葉に、頷いて。
それから、横に置かれた絵本を、何気なく見やる]
―二階→一階・広間―
[部屋に戻るというゼルギウスに、わかった、とだけ返して、その後に言われた言葉には笑うだけ。
広間でのブリジットの口上を聞いて、また笑う]
なんかに立候補でもするのか?
とりあえず椅子に座っておけ。
[適当に椅子を勧めて、自分も空いている椅子に腰掛ける]
…っふ。
あっはははは!
ロミちゃん、それそれ!それ良いね!
[師匠を引き合いにしての釘刺し。
さらにユリアンの反応まで込みで大笑いを]
やー、ロミちゃんは賢いなぁ。
勉強させてもらいました、なんてね。
─広間─
[クロエとゲルダの会話は分からない様子で、きょとりとしている。
宗教の信心を持つまで至らぬ故なのだろう。
続くゲルダの言葉には、ほわりと笑んで]
うん、すこしずつ、れんしゅう、する。
おと、ならすの、たのしい。
[その後に聞こえたのは起きたらしいブリジットの声。
冗談交じりに紡がれた言葉は手をかけたと言う礼のようで。
大事無いことに安堵はせども、何かをしてやれたわけでは無いために、悟られるかどうか分からないぐらいに首を小さく横に振った]
……は?
[途切れた言葉の意味は捉えきれず、瞬き一つ。
ただ、何か含むものというか、裏があるのは仕種から読み取れたのだが]
好敵手って、なんの話だよ。
っつか、そんな仮定のものに同情されても困るっつの。
[鈍感朴念仁には、真意までは読み取りきれなかったらしい]
蓮の細工で、お師さんに認めてもらうのが、今の俺の目標だからな。
ほんと、ここにこれがあっただけ、マシ……か。
道具は、一通り持ってきてるし。
あぁ、構わないさ、壊しても。
[目が合って、流れてくる意思と意識]
壊してしまおう。
[落としたコエに起きるのは高揚感]
[少し笑いを引きずりつつ、ロミの声で蓮に意識を向ける]
そだね。
蓮の花、好き?
[どこか弾むような響きを感じ、ロミへ施設を向ける。
その際に視界に絵本が入れば、はたと瞬いて]
問題ないことは、ないと思うんですけど……。
[ブリジットの冗談混じりの演説もどきには思わず眉根が寄る。少しばかり、視線が逸れた。後方のハインリヒの言に同意するように頷いて]
何か、必要なものないですか?
おなかすいたとか。
[ハインリヒにイスを勧められると]
お。ありがとう。手下その2。
立候補はそうだねー、面白そうかも。
世にはびこるミステリーを調査し尽くす団とか作ってみようか。
[とか言いながら、ゆっくりとした動作で深く腰掛ける。
座ると共に深い安堵の息が漏れる。
やはりまだ、立ち歩くには少しきついようではあった。
ちなみに、手下その1は旦那です]
ユーリにぃ、お師匠さんには弱いです。
ロミ知ってるですよ。
[ユリアンの苦い声と、ダーヴィッドの笑い声。
ロミルダは顔を上げて、してやったりとばかりに笑う。
多分ロートス辺りがしゃべったに違いない]
咲くとこ、見れるですね。
楽しみです。
[それから蕾に目を戻した。
ロミルダの横に置かれた絵本の表紙には、真っ黒の背景に赤い月が描かれている]
/*
寡黙ってるかと思ったらそうでもなかった。
発言のタイミングとかで赤があるってわかってるかもしれないけど。
役職がさっぱり読めません。聖痕は何処ですかー?
/*
さて。
必要なことは話したので、囁きは以降、
表と連動させるよう心がけよう……
異次元過ぎてしまった。
あとはpt節約ですk
…人狼、の、絵本…かな。
むかしむかし、あるところに。なーんて。
[常と変わらぬ口調で、記憶の中にある冒頭を口にする。
ユリアンのジト眼に気付き、視線を逸らしながら口笛をぴゅいっと吹いた]
―客室―
しかしまいったな…そろそろどっか行こうとしてたってのに
[あてがわれた客室で独り言を口にしながら、糸を引き。新たに竿につける]
同じ場所に居続けるのは苦手なんだよなぁ…ま、人のありがたみも薄くなるってやつ?
[いいながらも、違うか。と思い、窓を開けて]
…せーっの…うりゃっ
[ながーーい。糸で作った釣竿を振りかぶり。窓の外向けて振りぬく]
ぉー…届いた
[二階からの釣り決行…自衛団員の人が下から怪訝に見ているが気にしない
なんでこんなにマイペースなのでしょう]
[ゲルダの声に顔をそちらへと向け]
あ。ゲルダさん。ありがとね。
何かしてくれたのか覚えてないけど、まあとりあえず、礼を言わせておいて。
んで、本題ですが、んーあまり物を食べれるような状態じゃあ無いかも。
せいぜい、ノドを潤す程度の水、くらいかな?
まーまー、特に何もしてくれなくても大丈夫だよ。でーんと踏ん反りながらゆっくりとしてくれたまえ、君ぃ。にはは。
ブリジットさん。
もう起きても大丈夫…。
[口上めいた物言いが続き、小さく噴出す]
元気になられたみたいですね。良かった。
迷惑とかではないですから気にしないでくださいね。
無理はしないで、何かあったら遠慮せずに言って下さい。
[笑いながら手を振ってブリジットに応える。
結局医者は来なかったな、と入り口の方を伺い見た]
ハインもお疲れ様。
[得意気にくるる、と鳴く鸚鵡の様子からして、ここが情報源なのは間違いない。
しばし、渋い顔をしていたものの、『人狼の絵本』という言葉に、黒と赤の絵本を改めて見て]
……御伽噺、か。
ハインさんも、さっき話してたっけ。
[仲睦まじいと言われ、カルメンは微笑みを浮かべる]
クーリェ、が、ばーちゃ、の、ところに、きた、ときから、なかよし。
クーリェ、とっても、やさしい。
だいすき。
[浮かべた笑みは子供のような無邪気なもの。
心からの言葉であると言うのが分かるだろう]
……いえ、私は何も。
ローザさんやアメディックさんの方が、ずっと働いていらっしゃいました。
[ローザの働きについては、軽食を用意してくれたらしいことも告げて。
ブリジットの本題の回答には苦笑しつつも、手早くグラスに水を注いで差し出す]
踏ん反りかえるのは、逆に難しいですよ。
いえいえ、どーかおきになさらずー?
[ユリアンに向け、はたはた、と手を振り、投げやりな声を返す]
あぁ、ユーリも蓮好きなんだっけ?
[ちら、と投げる視線はロートスに向く]
ここで作るなら、是非見たいとこだな。
商品に出来るか否かは置いとくが。
…手下その2、と来たか。
かなり立場はよくなったな。
[どこか楽しそうなのは、思った以上に元気そうだから。
クロエの労いの言葉にもそのままの顔を向けて]
オレがいったらすぐ起きたしな。
大した事はしてないさ。
[たぶん照れ隠しも入っている]
―広間―
カルとは、婆の次に長く一緒にいますし。
傍にいるとホッとするから。
[うらやましい、というゲルダに少し照れる]
ああ、お水はありますけれど。
お茶も淹れてきましょうか。
外にいる人達も戻ってきたら飲むかもしれないし。
[そういえば食事も自分たちで作るべきなんだろうなと思った]
うん。元気だよ。
クロエさんもありがとね。
と、とりあえず手当たり次第に礼を言いまくってみる私。
[笑みを浮かべながら、クロエに言を返す]
まー、なんか欲しいものがあったらハインリヒさんとか、ゼルさんとかの召使が動いてくれるから大丈夫大丈夫。
クロエさんは、冷たい視線で見下しながら、「持って来い」と命令するだけでOKよーん。にはは。
そうだね。
[素直に同意をしながらも何処か残念そうに]
それに
見られないようにしないと。
見られたら
きっと
[その先は囁かれず、ふつ、と途切れて消えた]
しっかし…ちょっとおかしいよなぁ…
[主に周囲の反応が。確かに拘束の理由も含めてふざけるな。とはおもうが、少々過剰すぎるところもあるような…]
もし…化け物がいた場合…いなかった場合…
…どっちにしろ。魚がかかったかまるでわからんか
[ぼんやりと窓の取っ手に肘をかける。人が嫌いではないが、一緒に居続けるのはあまり得意ではないために充電中]
[投げやりな声に突っ込むかどうか悩んだものの。
ここで突っ込んでもかわされるのが常、と止めておき]
ん、ああ。
かーさんが、一番好きだったしな。
だから、コイツにも、その名前つけたんだし。
[色鮮やかな鸚鵡の翼を軽く撫でつつ、頷き]
細工の過程なんて、見てて面白いもんでもないと思うけど。
んでも、イメージは浮かんでるから、やるだけはやるよ。
[気も紛れるし、とは。口にはせずに]
[互いに好意を示すクロエとカルメンに、くすくすと笑って]
そうですか。
きっと、それは、何があっても……変わらないんでしょうね。
[口にした言葉には、若干ながら、不穏な響きが混ざってしまった。
誤魔化すように、外にいる、とのクロエの台詞に窓の外に目を向け]
?
自衛団の方、何かあったんでしょうか。
[きょろきょろと辺りを見回しているようで。
それは、釣竿のせいなわけだが。]
もー、みんなして「自分は何もしてない」とか言い出すんだから。
絶対これ誰に言っても同じセリフ返ってくるよ。
いつか「おう。わしが面倒見てやったんじゃい。がはは」と言い出す人が見つかるまで、私めげないで言い続けてやる。
───あ。ゲルダさん、水どもども。
[ゲルダから水を受け取ると、唇を湿らせる程度に、水を含んだ。
……2度目の水は、少しだけ吐き気をもよおしたが、何事も無かったかのように振舞っておく]
じゃあ、ロミちゃんは蓮の花…白いのと紅いの、どっちが好き?
[たわいない問い掛け。
ユリアンから出て来た名前にまた一つ瞬いて]
ハインリヒのにーさんが?
うっわ、お伽話とか、にっあわねー…。
[寒気を表すように、両腕を手で摩る]
手当たり次第ですか、なるほど。
[ブリジットらしいのだろうなと笑う]
ハインたちは召使い?
[また噴き出してしまった]
が、頑張れ、ハイン。
(――嫌われちゃうから)
[「壊される」より、きっと、辛い事。
仮面を被るのは、本当の自分を知られないようにするため。
仮面の自分なら、嫌われたって痛くない。
今までも、これからも、ずっと同じ。]
[クロエとブリジットの会話に笑ったまま]
では、何かご入用でしょうか?奥方様。
[言った後で髪をわしゃりとかき上げる]
…だー、ぜんっぜん様にならねぇ。
ダーヴさん、知ってるですか?
ずっと前、陸のウェンディからもらったです。
[蓮の花から視線を外し、首を傾げて、絵本を手にとった。
本をもらったのは、陸の中でも特に信仰の強い地域だった。
ロミルダがページをめくると、赤い空に、黒い線で縁取られた月もまた赤く。
黒いシルエットで表された人影の、その中のひとつにしっぽが見えた]
『赤い赤い月の夜、
はらぺこおおかみあらわれた。
村人手に手に武器を取り、
やつらを探せとわめきたて…』
[文を読みあげる]
クーリェ、ずっと、いっしょ。
うん、かわんない。
[紡ぐ言葉はやはり笑みと共に。
飲み物を、とクロエが傍を離れるなら、そのまま離れ行くのを止めずに居るだろう。
それよりも先に広間を出たのはゲルダのようだったけれど。
何かがあったらしいことは知れど、何があったのかまでは流石に分からない]
まあ、俺もそれはちょっと考えた。
[似合わない、という言葉をさくっと肯定した。何気に酷い]
ハインさんも、昔聞かされたんだってさ。
『人と、場所と、時、それが揃うと悪いことが起きる』っての。
婆様なら言いそうかな、それ。
[拾われた時、「恩に着ろ」と言われたことを思い出す。
だからといって何かをさせられるとかはなく、自分から進んで仕事を教わり手伝い始めたのだったが]
ああ、自衛団の人達も…そうですね。
じゃあ多めにお茶の用意してきてみます。
台所いってくるね。
[最後はカルメンに向けて言うと、立ち上がる]
――…。
そりゃ初耳。
…そっか、そこから名前来てんのか。
[死んだという母の存在を口に出させてしまったせいか。
喋り出す前に、僅かな沈黙が入った]
細工自体よりは、さっき言ってた成長が見たい、かな。
それに実際楽しいと思うかは、そん時にならんと分からないんじゃないかー?
痛いのは、なー。
まぁ…見つかっちまったらそいつも壊せばいいさ。
[食われる側にも痛みはあるのだけど]
[そんなことは忘れている][気付かない]
――集会所外――
[入り口の傍にいた見張りの自衛団員に一言断りを入れて外に出てみると、先に見かけた人々は、空を仰いでいるようだった]
……?
[遠目では、何を見ているかはさっぱりわからない。
尋ねるのもなんとなく躊躇われ、さて、どうしようかと考えていると、幼い声が「童話」を語る声が聞こえた]
白いのと、あかいの、ですか?
[ダーヴィッドの言葉に、絵本から顔を上げて、考えるように腕を組んだ]
……どっちも、好きですよ。
どっちもきれいです。
[選べなかったようだ]
うむ。
今は特に用命は無いから、自由に待機しておるが良い。
[ハインリヒの言葉に、わざと鷹揚にそんなことを言ってみた]
ま。もう大丈夫だから、どっか行くなら行っても大丈夫だからね。
特に行くところ無いなら、別に無理して移動しなくてもいいけど。
わたしゃ、しばらくここで休んでるよ。うん。
[言葉どおり、休んでおかなければ立ち上がるのも*まだ辛い状態なわけだが*]
[まだこちらをみている自衛団員に軽く手を振ったところで、ゲルダの姿が見えて]
あ。ぜ……ゲルダさん
[間違える前になんとか訂正した。二階だったってことで訂正する前の言葉が届かないことをひそかに祈ろう]
[ロミルダの読み上げる童話に、思い返すのは自衛団長の説明。
同時、感じる微かな痛みを振り払うよに軽く頭を振り]
そりゃ、話してないし。
[僅かな沈黙を挟んだ言葉には、僅か、苦笑して]
何をして、成長と判断されるのかはわかんないけど。
やり掛けの分も持ってきてるし、後で見に来いよ。
[声の方へと目を向けたものの、その場にいる面々を認めると、足は動かず。
名を呼ぶ声に気づいて、顔を上げた。
視線が数秒彷徨ってから、声の主を見つける]
……って、フォーサイスさん。
何、してらっしゃるんですかぁ!
知ってるよ、うん。
[少女の語る本の中身、少しばかり思い返すように視線を伏せた。
ユリアンの同意の声には、口の端に笑みが浮かび。
そして、聞こえた内容に、また視線を伏せる]
紅い月、満月の夜…かね。
[静かな声で呟いて]
[ばれなかったのにはほっとしつつ、それを外にはまるで出さずにゲルダへと手を軽く振り]
ぇ…なにをって。見ての通りだね。釣りだよ
どうせ二日ぐらい拘束されるんだろうしその時間は有効に使わないとね
[絵本のページはめくられる]
『狼分かると1人言い、
魂見えると1人が言った。
朱と蒼の花咲いて、
銀の弓矢が狼はらう』
[絵にはそれらしき4つのシルエット]
……ふぇ?
[と、声が聞こえてきょろきょろと辺りを見渡した]
紅い月の満月……か。
[ふと、視線が向くのは絵本に描かれた月]
ま、御伽噺は御伽噺だと思うけど、さ。
[そう思いたい、という気持ち。
それも、声には幾ばくか含まれて]
にあわねーのは承知の上。
[クロエの評にそれだけ返す]
わかりました奥方様。仰せのままに。
[とこちらも芝居がかった様子で頭を垂れて]
オレも別にやることはないしな…と。
[ふと外に居る二人のことが気になったが、ダーヴィッドに任せておけば大丈夫だろう、という事にした]
外に居るやつらもそのうち戻ってくるだろうしな。
[そう言って、椅子に座りなおすとぼんやりと窓の外を*眺め始めた*]
[額に手を当てて、大げさに溜息を吐いた]
言っていることは一理ありますが、
やっていることはものぐさ過ぎると思います。
[降りてきてやれ、とばかりに地面を指差す。
ツッコミに忙しく、自衛団員やら他者の目が向くのには気づいていない様子]
─広間─
[クロエが傍から居なくなり、手持無沙汰になって。
ブリジットが居ることにふと思い付く]
……んー……。
[少し考えた後にオカリナを手に取り、口へと当て。
紡ぎだす柔らかな音色。
奏でるのは母子をイメージした温もりある曲]
―台所―
…何があっても変わらない、か。
[前に見つけた缶の中身を確かめる]
ブリジットさんもいるんだしできれば違うのも。
あ、これルイボスかな。
[お湯は多めに沸かし、ポットは2つ用意して]
変わりたくないな。
何も知らない、水人の僕でありつづけたい。
[お湯を注いで柔らかな香りを確かめる。
薄めに淹れてカップと一緒に盆に乗せた]
「狼分かると一人言い…」
……居るのかね、ここにも。
[その言葉が「場」を意味するのなら]
[どこか気にしたようにコエが*震えた*]
それをいわれると辛いな…でもほら、貴重な経験じゃない?
普段ならできないよ。些細な問題としてはあたりがさっぱりわからないところだけどね
[ため息をつき地面を指差すゲルダに答える
にいう。というか普通ならしませんが]
そういえばさ。ゲルダさんの知り合いが来たとか聞いたけど。どんな人?
…やっぱ容疑者?
…ま、15の時の俺、花になんてとことん興味なかったしな。
[ユリアンの苦笑を見て、ごまかすように明るい声を]
あー、行く行く。
出来上がったものを、友人価格として格安で譲ってくれるとうれしい。
[多分無理だと理解しつつ、一応の言の葉]
あれれ。
ゲルダさん、何して…
[ロミルダは言いながら、その見上げる先を見て]
わぁ。
[釣竿と、ながぁい釣り糸に、目をまんまるくした]
/*
絡みが少ないからめっちゃ抑えてる@pt
……多分。
明日辺りは一人で出歩きたいかぬぅ。
そして部屋をどうしよう。
二階行くか、広間に居座るか(ぉ
/*
その>>397は。
能力示唆か、クロエたん……!
つか、毎度頭痛感じるヤツですみませぬ。
『システム』に抗う子はやりやすいんだ……!
そいや、守護者って。
因子持ちの中では、比較的浮いてるイメージがあったりする。
占霊や双花ほど、強く縛られてないっつーか。
占霊や双花みたいに、わかりやすく因子のもたらすよろこびを受けられんっつーか。
能力発動=GJだからにぃ……。
さて。
[とりあえず、休んでいること以外に特にやることもなく、適当に視線を宙にさまよわせながら思い浮かぶのは旦那のこと]
思わぬハプニングで長居しちゃってるけど、彼は無事に食事にありつけているのかな。
掃除も洗濯も出来ないし、帰ったときにひどいことになっていないといいけど。
うーん。遅刻しないで仕事とか行ってるのかな。
お酒とか飲みすぎてないかな。
[思い浮かぶのは心配事ばかりで。
そこで耳に流れてくるのはカルメンのオカリナの音]
……。
[音は穏やかで優しくて、まるで包み込んでくれているかのようで、思わず右手を腹に当てた]
みんな。ちゃんとあなたが生まれてくることを祝福してくれているんだからね。
[伝わってくるのは、確かな鼓動]
それ、釣りの意味ないと思います。
[すっぱりとツッコミ。
距離があるため、自然と声は大きくなりがちだ]
え。どんな人、って……その。
知識が豊富で聡明で優しくて――じゃなくて!
[今度のツッコミは自分に入れた。ぱち、と頬を叩くも若干赤い]
[興味なかった、という言葉をだよな、とさらっと受けて]
て、そこでそう来るかよっ!
[格安で、という言葉に呆れたような突っ込みを入れる。
それから、周囲の騒ぎの元──釣り糸を見つけて]
……なんだ、あれ……。
「つりいとー」
[思わず、鸚鵡と間抜けなやり取り]
だって僕は。思い出しても、何も。
カルは守りたい、のに。
[大きく左右に首を振る]
考えてもしょうがないな。
しっかりしなきゃ。
[ぱち、と頬を叩いて盆を持ち上げた。
広間に戻ろうと台所を出る]
細かいこと気にしてたら楽しく生きれないさ。
[ダーヴィッドたちの位置は角度的に見えずに、ただすっぱり突っ込むゲルダにあっさりと答え]
ふむふむ。ほうほう。その続きは是非聞いておきたいところだな
[自分に突っ込みをいれているけど、大きい声で言ってるのに自覚があるのだろうかなどと思ったが]
…ま、なんかいざこざの時にきたってことは、何か関係あるってことなのだろなぁ…
…いや、容疑者ってか集まってるのは被害者か
[ぼんやりといいつつ、容疑者というのもおかしいなと。訂正した]
続きはありませんっ。
[頭上のゼルギウスには否定を返しておいた。
こちらに気づいたらしい面々に向き直ると、視線を彷徨わせた挙句、うろたえたら負けとばかりに近付いて]
え、ええと。何のお話、していらしたんですか。
ま、お伽話にも色々有るだろうが…。
[少し語尾を濁らせつつ、視線はやはり釣り糸の方へ]
本当、独創的なお方だなー。
[昨日のことと言い、思わず呟いて]
ふぇ。
あれ、釣り糸ですか?
すごいですー…
[ユリアンとロートスの会話を聞きながら、ロミルダは洩らした。
しばらくぽへっと見つめていたので、ゲルダがこっちを向いたのにも、その話の内容にも気がついていなかった]
─広間─
[自分はブリジットが倒れた時に何もすることが出来なかったから。
せめて出来ることをやろうと、カルメンはオカリナで音を紡ぐ。
少しでもブリジットの気分が和らげば良いと願いながら]
[そうしているうちに、カルメンの瞳からはらはらと雫が零れ始める。
気付かぬままに演奏を続けるカルメンの脳裏に浮かぶのは、今はもう会えぬ母の顔。
幼い頃病に罹り、治療のために都市を離れた別れ際に見た母の微笑み]
[周囲のやり取りから、釣り糸が誰の物かは察しがついて]
……独創的っつーか。
[変人、とは。さすがに言わずにおいた]
[やって来たゲルダには、先の事もあってか、よ、と短く言うだけで。
代わりに、鸚鵡がこきゅ、と首を傾げた後、ばさ、と挨拶するよに羽ばたいた]
……あっ、ゲルダさん。
[声が掛けられて、ようやくこっちの世界に戻ってきた態でロミルダは言う]
んと。
蓮の花のお話とか、絵本のお話とか、してたですよ。
[問いかけには、ロミルダの視点からの答えを返す]
残念。
[否定を返すゲルダにおどけたようにいう。まあいわば、からかいたかったのに。というやつです。ブリジットまでいくと逆に逃げたくなるけれど]
よし…ためしに引き上げてみるか
[振りぬいたときもそれなりの力がいたが、戻すときもそりゃ力がいて、引き上げる
するときらきら光に反射を返す鱗をつけた生き物が宙を舞った]
……うっそぉぉぉ……
[釣り糸が注目を集めてる横で、自分でやっておいて呆然としつつ魚をキャッチした]
[ゲルダに返したところで、視界の隅できらきら光る何かが見えた。
ロミルダはもう一度そちらを見て]
ふぇ。
魚が空飛んでるです。
[やっぱりぽへっとした口調で、魚の行く末を目で追った]
―広間―
ただいま。
[戻った広間には優しいオカリナが響いている]
ブリジットさん、ルイボス茶って嫌いですか?
紅茶とかよりこっちの方がいいかなと思ったんですが、好き嫌いもあるだろうから。
[邪魔をしないように小声で、愛しげに腹に手を当てているブリジットに尋ねた。ハインリヒにも同じように聞こうとする]
[今回は自分から謝罪する気はないようで。
ユリアンに目は向けたものの、小さく頭を下げただけで、視線をロミルダに移す]
絵本……
ああ、月がどうのってお話でしょうか。
あれって、絵本なんですか?
それにしては、物騒でしたけど。
いや、そこはそう行くだろ。
[ユリアンのツッコミをそのまま返す]
おまえが細工やってる分、俺が何してんのか、忘れてたのかぁ?
行商人ですよー、行商人。
利益損得、第一ってね。
[ゲルダの姿に気付き、手を上げかけ。
水音に思わず振り返る]
…、うそだろ、おい。
……。
[笑みを浮かべながら、その音に聞き入っていた。
ただ優しいその音色に酔っていた。
───ふ、と。視線を上げると見えてきたのは暖かな雫をこぼすカルメンの姿]
あら?
[つい、カルメンのそばに行こうと立ち上がったが、その瞬間に巻き起こるのはいまだ癒えぬ眩暈と、足のふらつき]
……っ。
[だが、そんなものは無視して、ブリジットがカルメンのそばへ足を運び、その頭を優しく撫でてみた]
どうしたの、カーラさん?
[他の言葉は何も告げない。
ただそれだけをブリジットはカルメンに聞いた]
[ぱちり、と一つまばたき]
絵本ですよ。
ずっと前に、陸の子からもらったです。
[ロミルダは赤い月の絵本を閉じて、立ち上がって、それをゲルダに差し出す]
ちょっと怖いお話ですけど、お友達からもらったです。
だから、大事にしてるです。
ユーリ、頼むから、その先は言うなよ。
せっかく堪えた俺の努力が無駄になる。
[疲れた表情で、呟いた]
あぁ、ええっとゲルダちゃん。
今の話しは…ま、ロミちゃんの話しで正解だな。
今、全部、上の人間に話題掻っ攫われたけど。
いや、忘れた訳じゃないけどさぁ。
[返された突っ込みに、がじ、と頭を掻く]
そんな事したら、お師さんにどつかれるっつの。
半人前が、分をわきまえろ、ってな。
[冗談めかした声で言い。
それから、聴こえてくる旋律に目を細める]
……俺、中、戻る。また、道具置きっぱにしちまってるし。
―広間―
[カルメンの変化を真っ先に気づいたのはブリジットだった。
ふらつくのを見れば支えようと手が出かかるが、母は強い。
そのまま進みカルメンの頭を撫でている。
自分もカルメンの傍までゆき、そぅと様子を窺った]
そっか、お友達から。
[ロミルダから差し出された本を受け取り、頁を捲る。文字を追う間は口を閉ざし、眼差しは真剣なものだった]
ん。クロエさん。ありがと。
けど、今は匂いのあるものは口に入れられそうに無いの、ごめんね。
ルイボス茶、大好きでよく飲んでいたから非常に残念無念。むぐぐー。
[にこやかに笑いながら言ったが、匂いがそこまでするわけでもないお茶ですら飲めないというのは、結構な重症ではあった]
ま。そのうち飲みだめしよっかな。
[なんだか独創的とか変人なんておもわれてるなんて露しらずにいるが、昨日普通にやって釣れなかった身としては微妙な気分である。
ゲルダが誰かに話しかけてる方向へと目を向け]
おやま。お揃いで。気分転換かな
[着目集めてたなど当の本人は知らないが、なんだか疲れた表情とかしてるなーとかおもってる]
[紡がれる音は母への想いが乗せられているようで。
それを示すかの如く雫は零れ落ちる]
……───。
[不意にいつもとは違う手付きで頭を撫でられ、音が止まる。
聞こえた声に、ブリジットであることを理解した。
彼女が体調をおしてまで傍に来てくれたことには気付けなかったけれど]
……マーマ、おもい、だしてた、の。
この、きょく、マーマ、を、イメージしたもの、だから。
[訊ねられて答えるも、自分の瞳から零れる雫には気付いていないらしい]
[ゲルダにこくりとうなずいて、本を渡した。
それから上を見て]
あっ。
今の魚、ゼルさんですかー?
[ゼルギウスが見えたので、ばたばたと両腕を振りながら言った]
そうですか。
じゃあポット持ってきたので、お代わり欲しくなったら白湯でも。
[まだ具合が良くなっていたわけでは無いらしいと悟る。
けれどそれを言っても平気だと押し切られてしまいそうな気がした。
どこかで切り出そうと思いながら、ハインリヒと視線を交わす]
飲めそうになったら、また淹れますね。
そか。
[短くそれだけ答えると、ブリジットは笑みを浮かべながらカルメンの頭を軽くぽんぽんと叩いた]
カーラさん。
いい音色だったよ、ありがと。
なんかすごい楽になった。
[ブリジットにしては珍しく言及はせず、ただ曲についての感想を言った]
……。
大丈夫だよ。
見つかる前に 場を 壊してしまえば。
そうしたら。
わたしは わたしたちは 「人」なんだから。
ま、職人系はそうだろうなぁ。
分かってて言ってたけど。
おまえの師匠さんが、俺の予想通りなら、かーなーり、厳しそうな気がするし。
[ひょいと肩を竦めつつ、眼を細めた様子から、漸く集会場内の旋律に気付く]
なんだかんだ、おまえ、音楽も好きだよなぁ…。
おう、そのなんだ。
…お大事にな。
[他の二人に聞こえぬよう、ささやかな声を投げて]
ママ…。
[母を恋しがる心は分かるようで分からない。
母という面影が記憶に無いからだろうか。
ただ寂しさは伝わってきて、眉が下がった]
優しくて、温かい。
[曲から感じたイメージを声にして、ブリジットが頭を撫でるのを見ていた]
気分転換というか、なんというか。
ま、成り行きかね…。
[ひらひらと、上階のゼルギウスに手を振った]
むしろ、そっちは何してるんですか。
いや、釣りなのは分かりますけど。
何故よりにもよって、そこからなのかと。
[頬を掻きつつ、一応といった風情で忠告を]
落ちて怪我したり、しないで下さいね?
昨日のだってあるでしょーに、っつか。
そんなことして、腕痛まないんですか……?
[再び頭に触れる手。
優しい手付きは母のそれに似ていて、クロエの時とは違った安堵感を覚えた]
らく、に、なった?
…よか、った。
[告げられた感想に浮かんだのは、母に褒められた子供のような笑み]
ほいほーい。
[クロエの言葉には軽く返事をする]
飲めそうになったら、ポットに口をつけて豪快に飲み干すよ。うん。
左手は腰に、右手でガーッとというのが基本スタイルだね。
そして、飲みきれずに鼻から噴出す。
[なんか噴出すのが前提のようだ]
─集会所・2階 ブリジットの個室─
……ぁ…?
やだ、あたし寝て…って、ブリジットさんは!?
[慌てて部屋の中を見回すも、人気はなく。
おそらく回復したのだろうと、少し安堵の息をついて]
いないとこ見るとブリジットさん達は下にいったのかな。
…人の部屋にいつまでも居ちゃ失礼よね、あたしもいこっと。
[言うと、ベッドに敷きっぱなしだった自分のエプロンを手に、部屋を出た]
/*
←序盤、頭痛や体調不良を訴えない真霊能者
だって自分の役割否定してるわけじゃないんだもん…!
にしても何かありそうな素振りしてる人が多すぎて役職がさっぱr
ユーラは中の人込みで守護者かぬ。[ほぼ断定]
分かってていうなよ。
でもって、その予測は、多分間違ってないよ。
[軽く、肩をすくめながら言って]
まあ……そこらは、血筋、かもな。
……ん。ありがと、な。
[ささやかな声には、ほんの刹那、ややあどけない笑みを浮かべてこう言って。
んじゃ、と場にいる者に手を振ると、集会場の中へと戻っていく]
[上のゼルギウスにほぼ全意識が奪われていたので、小さな囁きや再度のオカリナの旋律には気がつけず]
ゲルダさん?
具合悪いですか?
[ただ頭を押さえるゲルダには気がついたようで、心配そうに言葉をかけた]
[気を紛らわすように、顔を上げて視線を動かす。
会話を交わすダーヴィッドとユリアンをじ、と見据え]
……心中お察ししなくはありませんが、謝りませんから。
[去り行く背中に向け、ぽそりと宣言した。
すい、と逸らした眼差しは、旋律の流れる集会所の方へ向けられてから、ロミルダへと帰った]
ううん、大丈夫です。
ただ……なんだろう、絵本なのに、ちょっと今の状況みたいで、怖いな。なんて。
はい、これ、ありがとう。
うん。楽になったよ。
[カルメンにもう一度同じ言葉を繰り返した。
その言葉に嘘は無い]
でも、今度は出来ればもうちょっと楽しそうな表情で吹いてみるといいよ。
音楽とは、自らの表情もまた織り成す音の一つであるという言葉もあるし。
カラ元気も元気のうち。作り笑いも笑顔のうち。両者に大きな差異は無い。
これは私の持論ね。うん。
─ →集会場・広間─
[取りあえず、道具を取りに、と真っ先に向かったのは、広間。
中に入れば、個室で寝ていたはずのブリジットの姿が見え]
あれ……大丈夫、なの?
[ほんの少し眉を寄せつつ、問いを投げた]
―広間―
それは事前確定なんですか?
[軽い調子のブリジットにクスリと笑う。
何かがスゥと溶けていった]
カル、お茶も持ってきたけど。飲む?
[いつものように声を掛ける]
ダメモトってのが、有るんだよ。
…そして、やっぱりあの人なのか……。
師匠の方の作品を強請ろうとする作戦も潰えたな。
[既にそこまで考えていたらしく、ぼそりと呟く。
血筋、との言葉には、小さく頷き]
…べっつに?
[お礼とあどけない笑みには、軽い言葉。
立ち去る姿にひら、と手を振って返した]
ユーリ。
うん、起きられるようにはなったみたい。
片っ端からお礼をしようということらしいよ。
[扉を振り返り、遠まわしにあまり大丈夫でもなさそうだと言う]
あ、お茶淹れたんだけど。
ユーリは?
うん。そだよー。ロミちゃん。なんだか運よく釣れたよ
[ぱたぱた両腕を降るロミルダに手を振り返し]
そっか。成り行きか。…そういやさっきなんか外から音がしてたっけか。
[ダーヴィッドの成り行きという言葉にそういえばと思い出す。とはいっても誰が演奏していたかなど知らないけれど]
俺は…気分転換と貴重な体験を味わうためだな…しっかしと暇なときの人間は碌なことしねーよな
[自分でやっておいていってしまいつつ、忠告には手をひらひらさせて]
大丈夫大丈夫。昨日のは本当に見た目が大袈裟なスプラッタだっただけだから。それに落ちるぐらいなら竿放り捨てるよ。俺は
あ。そういえば。
お大事にして下さい、フォーサイスさん。
[ダーヴィッドの言に腕の惨状を思い出したらしい。
今更ながら、そんな注意を投げかけて]
別の意味で監視がいるんじゃないでしょうか……。
[問いかけられた言葉に、ブリジットがユリアンの方を向いた]
うん。大丈夫だよ。
やあやあ、ユリアンさんにも色々とお世話になったようで申し訳ない。
まあ、実際にお世話になったかどうかは知らないけど、とりあえず、いる人全員に同じこと言っているので、軽く「おうともさー」とでも答えておきなさい。
─集会所・2階─
あ、そういやゼルの傷ってあの後ちゃんと手当てしたのかな。
…してないんだろうなぁ、どうせ。
ついでに見てきた方がいいかな、うん。
[一応ね、と一人でぶつぶつ言いつつゼルの部屋をノック。返事がなければ階下に向かうだろう]
ぅ…?
たのし、そうな、ひょうじょう…?
[ブリジットの持論を聞いてきょとりとした。
カラ元気や作り笑いのような、自分を偽ることを出来ぬが故に。
カルメンは感情をそのまま表現することしか出来ない。
そして何故そのようなことを言われたのかも理解して居なかった]
あ、え?
ゲルダちゃんまで、具合悪いの?大丈夫…?
[ゲルダがユリアンに向けた言葉が洩れ聞こえ、微かに首を傾げる]
…えーと。
[フォローを入れようにも、何が有ったかを知らぬがゆえにそれも叶わず]
大丈夫なら、よかったです。
[やっぱりゼルギウスのお蔭で、宣言は聞いていなかった。
さっきのユリアンの時とは違い、ロミルダはその言葉をあっさりと信用して、ゲルダから絵本を受け取った]
たしかに、
団長さんのお話と、似てるですね。
[腕の中に戻った絵本に目を落とす]
ああ。ありがと。…自虐趣味はないから大事にするよ
[ローザにいわれたことを思い出しつつゲルダに答えたところで、ノックの音がするので振り向いて]
はーい。どなたかな?
そっか。
取りあえず、起きられるようになったんなら、よかった。
[クロエの説明に、ほっとしたように一つ、息を吐く。
それでも、遠回しの言葉に、少しだけ眉は寄っていたが]
つか、片っ端から、お礼、って。
なんで、そーゆー事に。
あ、お茶あるなら、もらう。
ずっと、川風当たってたから、ちょっと冷えたし。
……ああ、すみません。
大丈夫です。
なんというか、頭の痛い話だなと思って。
[言葉に迷っているらしいダーヴィッドに、苦笑を浮かべてみせて]
今のは、お気になさらず。
嫌われることをしただけですから。
[さらりと言ってのけた]
アメディックさんとクロイゼルングさん、仲が宜しいんですね。
幼馴染、とかそういうのですか?
そんな高いところから魚釣りする人、初めて見たです。
[そりゃそうだ]
やっぱり、ゼルさんはすごいです。
[ゼルギウスに手を振りながら言った。
何がやっぱりだかは分からないが、ロミルダ自身はどこまでも本気のようだ]
[返事がかえってきたのでドアを開け、ゼルの姿を確認。
したところで眉間に皺を寄せ頭を振って]
…………釣れんの?
つーか何やってんのよ、けが人。
あは。
でも、もし、似ているだけじゃなくて、本当なら。
ある意味、良いのかもしれませんね。
その人達なら、「人狼」に対抗する手段を持っている、ってことでしょう?
[ロミルダに言うのは敢えて明るい声で]
まあ、何もない、で終わるのが一番ですけど。
は……?
[疑問に答えが返るより先に、当のブリジットから声をかけられ]
いや、俺はダーヴに言われて、ほんのちょっと手伝っただけ……なんだけど。
[話の流れを今一つつかめず、返したのは素の返事だった]
そっ。事前確定。
そこまで含めて飲むのがいいんだよ。
[クロエに笑いながら返し、カルメンの言葉を聴けば]
うん。楽しそうな表情。
難しく考える必要は無いよ。
ただ演奏することを楽しめばいいんだから。
全て一切、他の事全てを忘れて、演奏というものだけを考えて楽しむ。
それだけのことだよ。
[言いながら、最後に優しくその涙の跡を指でぬぐってみた]
見た目大袈裟なスプラッタって。
実際に怪我してんだから、自重しましょうよ。
そもそも自分をモルモットにしてたとかの理由もよくわかんないんだが…。
[自分で自分の行動を「碌な事」ではないという、その感覚がやはり分からずに、溜息を吐いた]
…いや、ほんと。
監視いるかもね、あの人には…。
[軽くこめかみを押さえながらの呟き]
[指で流れた滴の跡を軽く拭うように、そっと撫でる]
うん、分かった。
紅茶とルイボス茶なら、どちらがいい?
[カルメンに聞いてから、ユリアンを振り返る。
問いそのものは省略したが伝わるだろうか]
そこは当人に聞いてね。
おー。ロミちゃんもか。実は俺も聞くのもするのも初めてだ
やった。……運がいいんだけだろうけど
[何がやっぱりかはわからないが素直に感心するロミルダに無駄に満足感を得た]
お。ローザか。…釣れるかどうかは………うりゃっ
[竿を思い切り引きました。はたまた宙を舞う光に反射されてきらきらとする銀の鱗]
……釣れたよ……もしや針のおかげか
[物凄く複雑そうな顔をローザに向けながらとりあえず二匹目を放り込んだ
けがについてはそのまま誤魔化せないかなーとしている]
(あの人には。
嫌われることをしちゃっているから。
もう、わかっているから。
嫌われても、痛くないよね。
じゃあ、
放っておけば、いいのにね)
[雫の痕を拭われ、ようやく泣いていたことに気付く。
あ、と言うか細い声の後に、手の甲でごしごしと残りの痕を拭った]
えんそう、たのしむ。
うん、おと、ならすの、たのし、い。
そう、する。
[ブリジットの言葉に対し、こくりと頷いた。
とは言え、今回のように知らず別の感情が籠ることがきっとあるのだろうけれど]
……既にご説明いただけたっぽい。
[当人に、という言葉にがじ、と頭を掻いて。
葦笛は未だに手に持ったまま、袋を置いたままのテーブルへ向かう]
あ、紅茶あるなら、そっちほしい。
なんも、入れなくていいから。
……ちょうど、どなたか来たようですし。
任せておけば良いのでは。
[呟くダーヴィッドへの台詞は、暗に、痛み止め浪費防止への賛成だった]
[ユリアンの言葉に、軽く眉を寄せ]
もー、ノリ悪いなー。
そんなことでは、女の子にもてないよ?
これがハインリヒさんや、ゼルさんだったら、「おうともさー。恩を返す気があるなら、ちぃとは乳でもませろやー、うへへー」ぐらいまで合わせてくれるんだから。
それで、私がどこからともなくスリッパを取り出して頭をスパコーン!と叩くまでが1セットってやつよ。うん。
[何か自分の中で納得したらしく、腕組みをして一人で大きくうんうん頷いた]
[吐き捨てる如くのゲルダの呟きに思わず眼を円くして。
大丈夫、との言葉には、上の空で頷く。
そうして、あっさりと告げられる言葉を聞いて]
っく。
くくく…っ。う、っわ……あ…。
いや、女の子には、本当に幾つも顔があるんだねぇ。
ちょっと感動したかもなー、俺。
[くすくす楽しげに笑い出す]
ん?クロイゼルング?
――…っと、あー、ユーリか。
そうそ、昔馴染みだよ。会うのは8年振りだけどね?
あ、どうせなら、俺呼ばれ方、堅苦しくないのがいいな。ダメ?
自分をモルモットにしたのは新しい技術の開拓だな。
スプラッタはその小さな犠牲で、左腕が普通に動くのはその大きな成果だ
[ため息を吐くダーヴィッドに少し自慢げに答える
しかしそれで気にかかる人からすれば大きな犠牲には気づいているのかいないのか。二人の監視という言葉は聞こえなかったらしい。聞こえても聞かない振りをしてそうだけど…しかしこれ、全部ローザに聞こえてるのはほぼ無自覚だ]
つか俺、そーゆーの興味ないし。
修行の方が、大事だしね。
[もてない、という言葉に真顔で返した。
鸚鵡が、処置なし、と言わんばかりにくるるるー、と鳴く]
っつか、何その流れ。
てゆーか、ハインさんとか、ほんとにそう返したわけ!?
ほぇ?
[ロミルダは首をかしげて、ゲルダをじっと見つめた。
今度のは聞こえたらしい。
とは言え、2人きりの時には態度が若干違ったりするので、それほど驚いた風でもなかったが]
…おや、ほんと。
誰か犠牲者が来たみたいだねぇ。まーかせよっと。
[尋ねてきた人物を犠牲者認定しておいた。
さらに釣り上げられる魚の姿は、いっそ眼に入れないように]
新しい技術が開拓されたのなら、きっと何よりです。えぇ。
[酷くおざなりな返事だけを上階のゼルギウスへ返した]
なんで釣れるのよ。
……って、そうじゃない!
あんた、ちゃんとその傷消毒して…ないわね?
ていうか新しい傷増えてんじゃないの?
増えてたらしばくわよ。
[うっかり呆然とツッコミ入れるも、優先するべきことを思い出して冷ややかな視線。]
あんたのことだから包帯とかは持参してるでしょ?
消毒にはここの台所からお酒借りてくるし、さっさと腕出しなさい。
何だかなぁ。
噎せたら苦しいじゃないですか。
[言い切るブリジットに苦笑する]
了解。
カルはいつもの通りでいい?
[二人分の紅茶を淹れる。お湯は冷めないようにポットをキルトに包んできたから、もう暫く大丈夫そうだった]
はい、どうぞ。
[先にユリアンへと手渡し、カルメンの所まで持ってゆく]
[カルメンの言葉に、嬉しそうに大きく頷き]
うんうん、よろしい。
私は、カーラさんを応援するファンの一人なんだから、これからもずっと応援してますよ。
追っかけは多けりゃ多いほうがいいもんね。
[カルメンが落ち着いたと思えば、ブリジットは来た道を戻り、そしてまたゆっくりとイスに深く腰掛けた。
健常を装うにはあまり余裕が足りなく、どさりという大きな音を立ててしまったかも知れないが]
よっこいせ。
[というおばさんくさい掛け声でかき消そうと努力はしてみた]
狼は悪いやつだって、トビーも言ってたです。
羊を食べられたって言ってました。
だから、やっつけるです。
そのための人がいるのは、心強いです。
[ゲルダの明るい言葉に、陸で会った牧場の子の名前を挙げて、ロミルダは真剣に言う。
『やっつける』の意味を知ってか知らずか。
ついでに先ほどの疑問も誤魔化されたかもしれない]
そうですね。
怖い狼は、いないのが一番です。
[最後のほうで、ちょっと笑顔が戻った]
[ゼルのダーヴィッドへの返答に、こめかみがピキリ…と]
……あんたねぇ…
成り行き任せにも程があるっつーのよ!
おら、さっさと腕出せ腕ーーー!
魚がいたからだ…
……じゃ駄目なのか!
ってかさすがに傷は増やしてないし、一応薬も塗っておいたから大丈夫…だよ
[ダーヴィッドのおざなりな返事に応対する間もなく答える
。嘘はついていない。けれど最後に空いた間はしっかりと全て本当ではないことが測れるでしょう]
ん、ありがと。
[渡された紅茶を受け取り、ちょっと笑って。
それから、カルメンの方へと視線を向ける]
あー、えーと。
さっきの、オカリナの曲。
すごく、綺麗だった、な。
[どう切り出すか、少しだけ考えて。
結局、投げたのは直球の感想だった]
うん、いつも、のー。
[砂糖をティースプーン一杯だけ入れたシンプルな紅茶。
それがカルメンの好みだった]
ふぁん……おうえん。
うん、ありが、と。
カーラ、がんばる。
[ブリジットに笑みながら返すと、傍から離れて行く気配を察する。
ややあって大きな音を立てて座る音と、おばさんくさいい掛け声が聞こえ。
大丈夫かな、と軽く首を捻った。
妊婦がどれだけ大変なのかまではあまり理解出来て居なかったために、深刻そうにはならなかったけれど]
わ。朴念仁だ朴念仁。
[ユリアンの言葉に、大げさに驚いてみせた]
修行だけとか言っている人が、色んなこともやろうともせずに感性が磨かれるとも思わないよ?
人生、いつ終わるかわかんないんだから、楽しめるうちに楽しめなければ損、損。
[くるるーと無く鸚鵡に一瞬目が向いたが、次の言葉には]
はい。勿論。
[一瞬の躊躇も無く、真顔で嘘をついた]
ぎゃぁぁ。横暴だーーー
いやいやいやいや、誰か他人を勝手につかうわけにはいかないでっしょ
それにちゃんとした技術なんだってこれ。陸から移ってきたやつがいってたし、本も飲み代の変わりに受け取ったものだから……ぁ
[釣竿を窓にたてかけ言い訳みたいなのをしてる最中、ついぽろっと。胡散臭い出所な本のことを口にしてしまった]
2匹も釣れたです…
[感心するロミルダは、ゼルギウスが見えなくなった部屋の中で何が起こってるかなんて知らない。
ついでに怒鳴り声の主がローザだとも気づかず、首をかしげた]
……ロミルダちゃんは、真似しちゃいけませんからね。
[懲りずに魚釣りを続けるゼルギウス。
幼子には、きっちり教育的指導をしておいた]
まあ、こんな暢気な皆さんです。
少ししたら「人狼なんていませんでした」になりますよ。
子供は元気に、笑っていること。
[大丈夫というように、ロミルダの頬を突こうとした]
[ブリジットの安否に意識が向かっていた時に聞こえた、率直な感想。
声からユリアンであることは知れて、僅かにきょとり]
きいて、た、の?
…ありが、と。
ユーラ、の、おと、も、きれい、だった、よ。
[自分がオカリナを奏でる前に聞こえていた音を思い出し、視線がズレながらもユリアンに微笑んだ]
[こめかみに青筋たてたまま、にっこりと微笑んで]
さっさと出さないとあんたの秘蔵の蒸留酒30年ものでその傷消毒するわよ?
[言いつつゼルの荷物を手に持って]
その苦しさが段々快楽に変わっていくのよ。
人生、そういうのもあるのよ?にはは。
[クロエの言葉に笑みを浮かべながら、冗談を続け、カルメンの言葉が返ってくると]
んーん。頑張らなくていいよ。
カーラさんは演奏ってのを楽しんでやっていったらそれでいいの。
まあ、楽しんで頑張れるならば、それでもいいけどね。
もし頑張りたいなら、無理はしない程度に頑張ってみるといいよ。うん。
そう、言われても、なぁ。
[ブリジットの言っている事は、師にも時折指摘されている事]
でも、今は細工以外に興味向かないし……さ。
[言い訳めいた言葉は、半分本当で半分は嘘]
って、ハインさん。
……ほんと?
[即答には、思わず当人を振り返ったり。
否定が返れば、露骨にほっとしたように息を吐く事になるのだが]
おかしいというか、なんというか。
演技が上手なのは良い事だよなぁ、と、商人としての俺は思うわけさ。
[くつくつ、低い笑い声に変化させつつ]
呆れも、引きもしないよ。
騙し騙されの世界に生きる人間としては、感嘆するのみさ。
それに俺としては、君がそうなのは、本当に有り難い。
[気恥ずかしそうな表情を覗き込むよう顔を近付け]
うんうん、女の子には是非親しげに名前を呼んでほしいね。
ユーリみたいな堅物は別として、男の性デショ。
うわっ。それは治療費としては破格過ぎることになっちゃうから
[実はもう飲んだなんていった嘘ついて本当にされたらたまったものじゃなくて]
・・・・・・・・・はい・・・
[事実上の敗北宣言でしょう。素直に一応なりともあの後治療した形跡のある左腕を出した。年上の威厳は零である]
/*
クーリェ:親友
ブージェ:母の面影
顔見たい人リスト。
個人的キリング対象は今のところこの二人じゃぬ。
キリングに至る脳内ロジック考えておかなきゃな。
[ハインリヒの反応があれば、また笑いを誘われる。
ブリジットが大きな音を立てるとそれを収めて]
ユーリ、他の人はすぐに戻ってきそう?
どうせすぐには開放してくれそうもないし、ブリジットさん、もう少しお休みしてきたらどうかなって思うんだけど。
……?
でも、がんばって、れんしゅう、しないと、おと、ならせない、よ。
[頑張らなくて良いと言われて浮かぶ疑問。
きょとりとした表情で疑問を口にした]
むり、は、しない。
すこしずつ、やるの。
れんしゅう、も、たのしい、から。
[続く言葉は楽しげな笑みと共に紡がれた]
ああ、うん。
外にいたら、聴こえてきた。
すっげ、綺麗で、あったかいな、って思った。
[微笑むカルメンに頷く、その表情は『好きなもの』に関わる時だけ見せる、どこか無邪気なもの]
って、俺のは……大した事、ないよ。
たまにしか、やんないしね。
はぅ、だめですか。
わかったです。
[ゲルダの教育的指導に、ちょっぴり残念そうなのは多分気のせいではない]
ですね。
だれも、怖い狼には見えないですよ。
…きっと、団長さんが何かと勘違いしたです。
[こくこくとうなずく。
団長の名前を出すとき、ロミルダはちょっとだけ眉を下げた]
…ふに?
[けれどそれも頬をつつかれたお蔭で、すぐにまばたきに変わる。
一拍置いて、へにゃっとした笑みを浮かべた]
まあまあ、無理して興味向かないことやっても身にはならないけど、ね。
ストイックだなあ。
[ユリアンの言葉にそんなことを返し、ハインリヒへの言動はそ知らぬ振りをしたまま、先ほど注がれた水をもう一度口に含んでみたが、やはり、感じるのは軽い吐き気だった]
……。
[小さく鼻から息をもらし「今回はまた、随分と長引くなこりゃ」と*胸中で呟いた*]]
よろしい。
最初っから素直に見せれば良いのよ、もう。
[言いつつ、ゼルの左腕をとってじっと見。
治療はされているようなので内心ほっとしつつ]
とりあえず傷は大丈夫そーね。
でも消毒はやっぱした方がいいわ、これ。
ついでに当て布も換えた方がいいね。
…もう。
出来ることはやりたいっていうのは良いことだけどさ。
それであんたが怪我してちゃ世話ないでしょうが。
んー……他の連中は、どうかな。
魚釣り騒動が一段落すれば、上がってくると思うんだけど……。
[クロエの問いに、軽く首を傾げて]
ああ、休みに行くなら、手、貸すよ。
一人で歩き回るの、危ないしな。
ああ、そう言えば、商人さんでしたっけ。
あちこち、行かれているんですか?
……陸にも。
[付け足した言葉は、そうであることを望むよう。
ロミルダの頬を突っついた後、ダーヴィッドへと向き直る]
私がそうなのは、ってどういう――
[その直後に、彼の顔が間近に来て。
けれど、生娘の反応をしては負けと思ったか、或いは別の何かか。眼を細め、口の端を上げてみせた]
まあ、朴念仁の男だと、遊び甲斐はないですね。
……それじゃ、ダーヴ、とでもお呼びしましょうか?
[ユリアンの無邪気な表情は見えなくても、その声に音楽が好きだと言うのは感じとれて。
同じ想いを抱いていると言うことに喜びを覚える]
そう、かんじて、もらえたなら、カーラ、も、うれしい。
ユーラ、の、おと、カーラ、すき。
……あ。
[そこまで言って、何かを思い出したかのように声を漏らし。
けれど言葉にし辛そうに、眉を八の字にしながら軽く握った右手を口元へとあてた]
ローザさんの男前度は、他の連中に見習わせたいくらい。
[ダーヴィッドの同意にそんな言葉を返してから、わかっていない様子のロミルダへと視線を落として]
ふふ。
ロミルダちゃんのほっぺたは柔らかいですねえ。
しかし、外にいてばかりでは、そのほっぺたも硬くなってしまいそうです。
ということで、そろそろ、戻りましょうか?
[腰に手を当て、今更のように辺りを見回して]
――自衛団員のお兄さん方も怖いですしね。
そこはやんちゃする男の子ってことで一つ頼んどきたいなーと
…そりゃな、あのまま放っておいて後で響くのとかはする気ないし
ぁー、でもちゃんと治療すると色々試せなく……いや、やっぱりいいです。はい
[左腕をじっとみて、ほっとした様子でいうローザに答えて]
………ま…結局必要なかったみたいだけどな。多分誰も試そうなんて思わないだろうし…でも、できないことがあるのは腹が立つ…そういう思いもあるからなぁ…
[そして人に頼るのがあまり好きではないということも]
―広間―
苦労は買ってでもしろ、ですか。
人生の先輩の言うことだと否定できないなぁ。
[笑うブリジットに苦笑もそのまま返し]
魚釣り?
騒動って、誰か何かやらかしたの?
[首を傾げるユリアンに同じ仕草を返す。
昨日の針を思い出し、浮かんだのはゼルギウスの顔だった]
うん、まあブリジットさんがもう少しって言うなら。
無理にじゃないけど。
[手を貸すというのに、お願いするねと頷いた]
確かに。
ロミちゃん、あれは真似しちゃダメだ。
[同じ注意を繰り返し。
ゲルダがロミの頬を突く様を見て、思わず目を細めた]
ん?うん、行商で行く先は陸がほとんどだよ。
まぁ、俺自身、半分は『水面の民』だけど、半分は陸の人間だし。
[強気な反応に浮かべるのは、楽しげな笑み]
俺としても、ほら。
遊び甲斐有る娘のが良いからねぇ、っと。
[身体を離されたのなら、その姿勢を正す]
別に、そーゆーんでもないと思うんだけど。
[ストイック、という物言いに、かり、と頬を掻く。
実際、そういう感覚は、当人には皆無]
うん、俺もカルメンのオカリナは凄く好きだよ。
音が透き通ってて、さ。
[音が好き、と言われれば、やはり悪い気はせず、声は自然と嬉しげなものになり]
……って、どした?
[何か、言い難そうに言葉を途切れさせる様子に、不思議そうな声を上げた]
カル?
[八の字眉になったカルメンに声を掛ける]
ユーリとカルも。
一緒に吹けたらもっと楽しいかもね。
[カルメンが言いたかったのは別のことかもしれない。
ただ素直に感じてもいたのでそう続けた]
頼まれれば練習台くらいにはなるわよ?
どーせあんたは頼んでこないでしょーけどね。
まぁ、でも。
あたしにそれが必要なときはあんたに頼むよ、きっとね。
[言葉にとげとげをつけながらも、軽く手を置き]
さ、さっさと手当て済ませるわよ。
ほら、包帯と消毒用のお酒出しなさい。
持ってるでしょ?
あたしもいい加減この服着替えたいし。
[言って、裾が破れたままのスカートをつまみ]
ああ、二階から釣り糸垂れて、魚釣り上げた猛者がいた。
[首を傾げ返すクロエに、端的な説明を返す。
恐らく予測はつくだろうから、と誰か、は言わず]
ん、りょーかい。
休むときには、手伝うから。
うん、それで良いよ。
[ゲルダの呼び方に満足したか、にっこりと笑い]
あの時のローザちゃんは、本当獅子奮迅の大活躍だったしねぇ。
いや、俺は自分のこと、充分男前だと思うけど。
[自分を男連中の枠から除外しようと]
そーね、風に晒され続けるのもアレだし、戻りますかー。
[自分の奏でる音が好きだと言われれば、嬉しそうに笑んだけれど。
不思議そうに問い返されて、少し遠慮がちに]
…え、と。
あの、ね。
ユーラ、の、ふいてた、きょく、おしえて、もらえない、かなぁ、って。
[先程クロエと話していたことを思い出したようで。
お願いを口にしながら、最後っ側は少し声が小さくなった。
傍にクロエが居るなら、ちょっとだけ、その陰に隠れながらだったかも知れない]
[子供はなんだか分からないけどしっかり見ています]
2人とも、さっきより仲良く見えるです。
[そんな無邪気なことを言ったり]
ふぇ。
硬くなるですか?
だったら戻るです。
[ゲルダにまた変なところで騙されたりしながら、自衛団員を見てまた身を竦めた]
…む。…いや、少しだけ違う。必要だと感じたら頼まれなくても勝手にやる
[とげとげしい言葉にも知られてるがゆえにほとんど反論できない。
世話を焼かれるのが不慣れなため、少し落ち着かない態度もまるわかりだろう
これでもローザと出会った当初よりはかなりマシになったのだけど]
…ま、一人でぶらぶら生活してるんだからその分自分の体の加減は心得ているつもりだぞ。そこぐらいは信用してくれていいと思うんだがなぁ
[一応それでもと口にしながらも、荷から包帯と消毒用の酒を出し、任せる。
ここで任せることさえ前は嫌だったものだ]
ぁー…そういえばそれ…すまん。変えの服とかもってきてるか?
[裾が破れたままのスカートをみてばつが悪そうな表情で聞く]
二階からって、どうしてそれで釣れるの!
[釣りではないが漁を生業にする身として唖然となった。
そしてここに来た人と他に残っている人を考え、それが誰なのかを理解して呆然ともなった]
信じられない…。
そうなんですか?
[ダーヴィッドの反応に、ぱっと表情が明るくなる。
年相応、或いは、それよりも幼く]
それなら、陸の話、聞きたいな。
私、こっちに来たばかりだから。
[陸が恋しくなる。
そこまで、口にはしないけれど]
あら、遊びと思って軽く見ていると、火傷しますよ。
そんな人は、「ダーヴさん」にしておきます。
人前では。
ああ、それと…怪我は増えてないから…ただちょっと胃がむかむかはする。直に治まらなかったらなんかするけどな
[と。心配されてるのはわかるので隠すのも申し訳なく感じたため正確に把握してるものを答え]
…そういえば、少し話は変わるが。二日ぐらいは最低でも拘束されそうだし、楽団のみなに手紙でもかいといたらどうだ?不安がられるだろう
あ、そうそう。俺のことは内緒な。唐突にいって驚かして酔い潰す
[ちょっと前に酒は控えめにといったところはもう忘れてます]
そーですねー。
[自分を男前と称すダーヴィッドには、気のない口調で]
自分で言わなきゃ、もっと男前でした。
[残念、と軽く笑った。
無邪気な指摘をするロミルダには、ん?と首を傾げ]
遊んだら、仲良くなった、ってところでしょうかね。
最中とも言えますが。
[悪戯な猫めいた笑みを浮かべて、身を竦めるロミルダの背中を押す]
はい、戻りましょう。
あ、本当?やったぁ。
[ロミの無邪気な言葉に、素直に喜んでみせた]
やっぱり可愛い女の子には、自分から歩み寄るのが大事だからねぇ。
ロミちゃんに関しては、あと10年後に期待しよう、うん。
ま、硬くはならないだろうけど、戻ろうな。
[す、とロミの背中を押し、自分の眼差しは一度だけ振り返って、白の蓮の蕾を捉えた]
[クロエがカルメンに向けた言葉と、カルメン自身のお願いと。
表情に、ほんの少し、困ったようないろが過ぎる。
その様子に、鸚鵡がくるる、と短く鳴いて。
無意識、その翼をそう、と撫でた]
え、ええ、と。
あの、曲?
……そりゃま、あれは、俺しか知らない……けど。
[他者が知らぬは当然、母が編んだ恋歌の音律を、独自に辿ったものなのだから]
………………曲、だけでいいなら。
歌の方は、勘弁、な。
[しばらく、悩んではいたものの。
結局、折れた]
了承ぐらいは取りなさいよ。
あたしだってレディーなんですからね。
信用してほしきゃ、もうちょい自分を大事に出来るようになりなさい。
[ゼルから包帯と酒を受け取り、傷の処置をしながら軽口を返し。]
あぁ、着替えはあるわよ。とーぜん。
つってもそんなに持ってるわけじゃないけど…
ってか、これは後で裾縫い直せば良いだけだし気にしない気にしない。
……なんで釣れるのかって。
俺に言われても、困る。
[実際に釣り上げられた銀鱗を見なければ、多分自分も同じ事言ったろうなぁ、と思いつつ。
呆然とするクロエの言葉に、ぽつり、とこう呟いた]
[素直に白状するゼルの様子に、ちょっと言い過ぎたかな、などと思いつつも表向きは呆れ口調で]
胃が重いなら素直に薬もらっときなさいよ。
ダーヴィッドさんが結構薬持ってるみたいだったから、言えば売ってくれるわよ。
って、あぁそうね。
お義父さん達にはなんの説明も出来なかったから手紙くらい…って、あんた本当…
[文句を言いかけたものの、苦笑交じりに息を吐いて]
ま、いっか。それも面白そうだし。
[断られたらどうしよう、そう考えて表情は不安げなものに。
けれど、返って来たのは条件付きだけれど、承諾の意]
ほん、と?
ありが、と、うれしい。
[教えてもらえることに歓喜の色を宿した。
それから少し首を傾げて]
うた、も、あるんだ?
きけない、のは、ざんねん、だけど、きょく、おしえて、もらえるなら、それで、いい。
ふきながら、は、うたえない、から。
遊んでたですか?
…最中?
たしかに遊んだら、仲良くなるです。
[遊んでた、もしくは遊んでるようには見えなかったので首をかしげたものの、納得はしたようだ]
10年後ですか。
…がんばるです。
[ダーヴィッドにはそう言うけれど、具体的に何を頑張るのとかはきっと全然分かってない。
2人からほぼ同時に押されて、素直に歩き出す。
途中で絵本をしっかと抱え直した]
…へ?うん。
[なんだか今までにない程に、かわゆらしい表情が見えて、思わず瞬く]
陸の話し?
別に構わないよー。時間なら、たくさんありそうだしね?
いつまで拘束されるか知らないけどさ。
ふぅん、そっか。ゲルダちゃんは、陸の、か。
[それに関しては、さして興味もないふう]
いいよ、その類いの火遊びにスリルがないなら意味が無い。
って、おやおや…。
[やり取りが楽しいのか、口の端に笑み]
大丈夫だ。俺は時と場合によっては男女差別しない主義だから
というか…流民やってるから信用されてないとかあるだろうと思ったが、そういうところもあったのか。
[なんだか色々と間違ったことや解釈を返しながら、処置をおえれば左腕は引っ込める]
そっか…ならよかった。まあ…だったら、気にしないでおく
[と、服については実際変えになるようなもの自分で持ってるわけではないのでそういうことにして自分で納得し]
いや…一応俺が持ってる薬既に飲んでるし、これで治らなかったらまた試し打ちしなきゃならんだろうなーってこったな。
ああ、一言ぐらい伝言があると安心するだろうしなぁ…
[そして面白いという言葉には。だろ。と頷きを返した]
[向けられた歓喜に、表情は僅かに緩んで]
あ、うん。あるんだけど。
俺、歌うのは得意じゃないから、な。
[歌に関しては、こう言って誤魔化す。
歌う事を厭う理由はあるけれど、言う必要はない事だから]
そうそう、吹きながらだと、歌えない、ってのもあるしね。
何しろ自分以外に男前と褒めてくれる当てが無いからねぇ。
[こちらもやはり、残念、と。
話しながら集会場に入る]
ロミちゃんの10年後かぁ…。
きっと今回集まった女性陣とは、またひと味違った美人だろうなぁ。
ロミちゃんに会うために、10年後またここに来るのも良いかなー。
―広間―
良かったね、カル。
[一緒になって嬉しそうに言う]
へぇ、元は歌なんだ。
きっと歌っても素敵なんだろうね。
[どんな歌詞なんだろうなと思った。
でもそれが条件なのならばと内容を聞くまではしない]
まあ、そうだけども。
何かコツでもあるんなら聞いてみようかな。
[呟きを聞くと、あまり期待していない口調で評した]
…じゃあ、そろそろ下にいくか?…土産もあるしな
[片付けなどもひと段落したところで、どうする?とローザに声をかけた
自分は自分で一人の時間もそれなりに満喫したことだし
ここにおきっぱなしではどうしようもない土産こと二匹の魚の処遇も決めないといけないし……いったい二階でなんで魚を土産にできるのか。はさておいてもらおうと思った
既に話題に上ってるなんてことは当然*知りません*]
そう、なんだ。
それじゃあ、しかた、ない、ね。
[ユリアンの誤魔化しはそのまま事実と認識され、カルメンは歌まで聞こうとするのは諦める]
じゃあ、ユーラ、の、つごう、が、いいとき、に、おしえて、ね。
じかん、あるとき、で、いいから。
[そう言ってから、カルメンはようやくクロエから受け取った紅茶に口を付けるのだった]
?
はいです。
[ゲルダには素直にうなずきながら、内心そんな話だっけ、とか思っているに違いなかった]
美人さんになれたら、嬉しいですよ。
[けれどダーヴィッドににこにこと返す辺り、このままだと確実に引っ掛かりそうだ。
それから並んで集会所に入る]
うん、うれしい。
おぼえた、ら、いちばんに、クーリェ、に、きかせる、ね。
[無邪気に笑んでクロエに返す。
心底嬉しいと言う表情を浮かべた]
差別はしなくて良いけど区別はしなさいよね、まったく。
あと、また傷作ったら今度はあのお酒使うから覚悟しとくことね。
[そう言いながら使い終わった酒瓶や包帯の余りをゼルに返して]
あー、あたしはいっぺん部屋に行くわ。
着替えたいし、お義父さん達に手紙も書いてきたいし。
あんたは先に行ってて。
[ゼルに手を振ると、自分の部屋に向かい。
着替えを済ませ、手紙を書き終えたら自衛団に渡しに*階下に降りるだろう*]
[一緒になって喜ぶクロエの様子に、仲いいなあ、とかぼんやりと思いつつ]
いや、ま。俺が歌うと、台無しになるから、ね。
[歌に関しては、やはり誤魔化して]
……コツがどうこう、って感じじゃなかったけどなぁ……。
[舞った銀鱗の事を思い返しつつ、小さな声で呟く]
ああ、わかった。
時間ある時、な。
[カルメンの言葉には、こう言って笑って。
自分も紅茶を味わい、温もりに一つ、*息を吐いた*]
拘束ですか。気が滅入りますねえ。
まあ、でも、きっと、直ぐに終わりますよ。
[先とは打って変わって上機嫌といった感じで。
振り返り、ダーヴィッドへ言う口調も、内容の割には軽かった]
商人なら女の子に会うためじゃなくて、商売のために来たらどうです。
商人である前に一人の男、ってことでしょうか。
[集会所へ入り広間に姿を現すときには、傍目にも機嫌が良さそうに見えたろう。
けれどもやっぱり、ユリアンとは目を合わせないようにするのだけれど**]
/*
バンバン死亡フラグが立ってる気がしまs
まぁ初回襲撃とかでも良いk
初回吊りは、ちょっと避けたいなぁ。
村側役職者として。
じーちゃ発見はやらん方がよかべか。
でもやってみたいんだよな、物凄く。
そう
すぐに終わる。
夜が来て
壊して
朝が来て
それでおしまい。
[「人」でなくなってしまう。
その恐怖は今は何処かへ消えて。
来たる夜へ、想いを、馳せていた**]
可哀相も何も。
そーゆー娘は揶揄いはしても、遊ばないし?
ユーリは教えても活用してくれないから、教え甲斐がないね、絶対。
[例え本人に聞こえようとも、さらりと名前を口に出す]
このままなら、きっとロミちゃんは性格美人だな。
すぅばらしいっ!
[明るい声で褒めたたえる]
…お、良い紅茶の香りがするー。
うん、僕もそれに合わせられるよう、踊り練習するからね。
[無邪気な笑みに心が温かくなる。
笑い返してそっと頭を撫でる]
と、皆さん戻ってきましたね。
紅茶とルイボス茶が淹れられるようにしてありますけれど、飲まれる人いますか?
/*
縁故が少ない上に不利設定の分、喋り倒すのです。
1.ダーヴィッド−ユリアン
2.クロエ−カルメン
3.ローザ−ゼルギウス
この辺りを突き崩す……かな?
1は必要なさそうな気がする。役職読めていないから微妙だけれど。
まあ、明日から平日なので、吊り襲撃開始までまったりしておきたいところです。
[ユリアンの言葉とクロエの言葉両方に嬉しそうに頷いて。
カルメンは再び紅茶に口を付けた]
[広間に戻って来た者達に気付くと、反応するように顔を動かし。
周囲の話を聞きながら、少しずつ紅茶を*飲み続けた*]
えへへ。
[ダーヴィッドの褒め言葉には、やっぱり素直に嬉しそうにした]
ただいまですよー。
[広間に入るとぱたぱたと走って、絵本をテーブルの上に置いた]
あっ、ルイボス茶あるですか?
だったら飲みたいです。
[クロエにはにこにことそう言って。
しばらくはいつもの椅子の上で、周囲の*話を聞いている*]
…本当に、魚。
ゼルギウスさんは、二階から降りてきたんですよね?
[銀鱗という証拠を見れば、呆れたような声が毀れる。
それから望まれた人にはお茶を淹れて渡してゆく。
ダーヴィッドに渡す時は少しだけ手が止まり]
あ、ごめんなさい。
お砂糖はこっちです。
[誤魔化すように砂糖壷を差し出した]
気が滅入るからこその、楽しい時間というやつですよ。
[へら、と明るい笑みをゲルダに向けて]
ま、確かに俺は商人だし?
間違ったことは言ってないけど、世の中全て、正しいことだけで回ってるわけでもないしー?
[ちら、と視線を元から広間に居た面子に向け]
そっちは、さっきの音楽のお話?
クロエさんの踊りの話しもそれに込みかな。
浴場管理人の娘 ロミは、流民 ゼルギウス を能力(占う)の対象に選びました。
/*
中身の空気読みスキルは底辺を這いずり回っていますが、
ゲルダさん占いはなんとなくマズい気がしてきた。
ついでにダーヴさんも黒そうだ。
というわけで、なんとなく安全そうなゼルさんに仮セットしておこう。
[渡されかけ、止まったカップに思わずクロエの顔を見る]
…。
あ、うん。お気遣いありがとう?
[クロエの顔をじっと見て、少しばかりもどかしげな表情。
けれど礼以外の何をも言わず、紅茶に2杯の砂糖を*入れた*]
ええ。ユーリがカルに教えてくれるというので。
それなら僕も合わせられるように練習しようかなと思って。
[今度は意識して笑みを浮かべる]
商人だと記憶力も必要なんですね、きっと。
[そんな言葉を残して、ロミへとルイボス茶を渡しにいった。
魚はどんな食べ方をしたいかなど、話題はそのままずれて*ゆく*]
/*
みょこ、と覗いたら。
……エーリのひと、大丈夫でせうか(汗。
さて、守護フラグはどこにたつかなあ。
2日目の流れ次第だけど。
初回はコントロール不能・無意識で、親しいとこ、か一番近くにいたの、になるかなぁ。
自分初回は守護の時は毎度の事だから、視野にいれといて。
現時点の信頼スケールと合わせるとダーヴなんだよなぁ。
後は、占霊双花がどっから出てくるか、か……。
つか、それにしても。
PC視点でゲルダがなんで怒ってんのか、ちゃんと理解してないっぽいこいつをどーすればいいんだろうか、くろねこは(待。
…ユーリが、カーラちゃんに?
ふーんふーん、なるほどねー?
[にこにことにやにやの中間くらいの響き。
眼差しは話題に上がった二人を辿った後、クロエに戻る]
ここにいる間の暇な時間に、たくさん練習すると良いよ。
で、気が向いたなら、見せてねー?
[記憶力については、こくりと頷き。
ゼルギウスが見えたなら、ひら、と手を振った]
―一階・広間―
[ぼんやりとしながら、耳に入ってくるのはクロエとブリジットの会話。
まだ良くはなっていないらしいその様子に、伺うように視線を投げてきたクロエに小さく頷きだけを返す。
多分それで伝わるだろう]
あ、ついでにオレにも紅茶もらえるか?
[紅茶を受け取って、そのまま続いていく会話に耳を傾ける。
ブリジットの冗談(だと思うが)は、場を必要以上に重くしないためなのだろう。
と思うが]
[やがて外から帰ってきたユリアンに気付いて]
よう、お帰り。
[とだけ声を掛ける。
先程の笛の音とは違って表情は落ち着いたようだった]
[ブリジットに気付いたユリアンが安ずるように声をかけ、返されるのは先程と同じようなやり取り。
が、その後に引き合いのように出された例えに、飲みかけた紅茶で思い切り咽た]
…な、なに言って…
[確認するような言葉に肯定の言葉。
反論できたのはユリアンがこちらに真偽を訊いてからで]
いわねーって!!
……ここに居る間に色々くっついてきそうだな、オレ。
[ようやく咳も落ち着いて、呼吸を整えるのも兼ねて大きく息を吐いて。
その後に聞こえた魚釣り、と言う言葉に首を傾げた]
[二階から釣りをしている、と言うのに間の抜けた返事しか返せずに居たが、やがて二階から降りてきたゼルギウスの手にあるものを見て唖然とする]
マジで釣ったんか…?
お前、流民やめて漁師になった方がいいんじゃね?
[漁師としては色々腑に落ちないことのほうが多かったけれど。
ユリアンやカルメンたちの話はただ笑って聞いているだけ]
[やがて外から他の者たちが戻ればそれを迎えて。
お茶と共に交わされる*会話を楽しむだろう*]
『狼に食べられたんだ。
まだ、ちっちゃかったのに』
[緑の髪を短く刈った男の子がいう。
ロミルダに背を向けて座り込む彼――トビーの目の前には、土が盛り上がっていて、その中央に木の棒が立てられている。
それはいつかの記憶の再現だと、ロミルダは何処かで理解していた]
『あいつらは、悪いやつだ』
[トビーが言って、ロミルダはうなずく]
だれですか?
[ロミルダの質問に、彼は答えない。
代わりに、]
《ねぇ、ロミルダ。
人狼がだれだか、知りたくないかい?》
ふぇ?
[名前を知られていたことと、それ以上に言葉の内容に、ロミルダは目を丸くした]
…人狼なんて、いないですよ。
ゲルダさんも言ってたです。
[ロミルダは言う]
《本当に?
ロミルダは本当に、そう思う?》
…。
[同じくらいの視点からまっすぐに見つめられて、ロミルダは困った顔になる。
口を開かないまま、少しの時が過ぎた]
《まぁ、いいか。
それならさ、確かめてみようよ》
[男の子はふいに視線を逸らして、ロミルダに言う]
確かめる、ですか?
《うん。
人狼なんて、いないんだよね?
それをさ、団長さんに分からせてあげようよ。
そうしたら、みんなここから出られる。
ロミルダだって、陸に行ける》
…陸に、行けるですか?
《僕のいうとおりにするならね》
[男の子の返事から、少し間が空いて。
ロミルダはこくりとうなずいた]
―広間―
[ぼんやりしていたのか、それともまた眠っていたのか。
ロミルダはふと顔を上げて、ぱちぱちとまばたきをする]
……ふぇ。
[少しの間宙を見つめてから、すとんと椅子から降りた]
[椅子の傍の自分のかばんをごそごそと漁って、取り出したのは色紙の束。
色とりどりの紙の中から1枚を選ぶと、残りはかばんにしまって、椅子に座りなおし、何かを折り始める。
何をしているのか聞かれたなら、ロミルダは『折り紙です』としか答えないだろうし、実際そうとしか見えないだろう。
ただ折り紙を楽しんでいるにしては、妙に真剣だったけれど]
[やがて、できあがったのは一匹の魚。
ロミルダは少し考えて、スケッチブックを引き寄せて、ページをめくる。
絵の描かれた1ページに、紙の魚を挟みこんで、ぱたんと閉じた]
はぅ。
[一仕事終えた、といった態で、ロミルダはカップに残っていたルイボス茶を*一口飲んだ*]
見つかる前に
あいつを壊して終わらなくても
見つかる前に壊せたら
[高揚感は、場を壊すことへか][人を壊すことへか]
[それとも]
[目覚めつつある仲間への]**
/*
ハーリの発言読んでメモ見て戻ってきたらローミュの発言があった件。
何と言う速攻。
で、ローミュも何かある、っと。
んー、痣関係が今のところ見えないのが不思議な感じ。
読み落としてるかしら、やっぱり。[読み直して来いよ]
んーと、このタイミングで動くのは占い師くらいかしら。
ところで『色紙』を『しきし』と読んで「何故それを折る…!?」になりかけましt
『いろがみ』だよね。
この中で料理できるのって誰なんだろ。
いや、俺は基本、食えればいいから作ってくれるなら、文句言わないけど。
俺がやると、塩で丸焼きとかになるからなー…。
[ゲルダとクロエ、ブリジット辺りに期待の視線を向ける。
ちなみに、大穴扱いでユリアンにも視線を向けて*おいた*]
[イスで休みながら適当に談笑を続けていたが、ダーヴィッドの料理云々の声が聞こえると]
お。もうそんな時間になったんだ。
そんじゃま、体調の確認代わりに、いっちょご飯でも作ってきましょうか。
まー、旦那相手じゃないので、愛情という名のスパイスが入ってないから味については保障しないけどね。にはは。
[言いながら立ち上がってみると、先ほどまでよりはずっと楽になっていた。
くぴ、と残っていた水を一気飲みして、ブリジットが台所へと移動した]
─集会場・広間─
……あの、なぁ。
曲教えるだけだってのに、なんだよその、みょーになまぬるい笑顔は。
[ダーヴィッドから向けられる、何とも評しがたい笑みに、大げさにため息をつく。
話題が魚の料理法に移り、再度視線を向けられると]
……やれってんなら、やるけど。
お師さんのと自分のと、毎日作ってるし。
[さらりと言った。
一応、自炊暦はそれなりにある]
[とか、言っている間に立ち上がるブリジット。
やはり、先に立つのは心配で]
あー、なんか、手伝います?
[カップの紅茶を飲み干して立ち上がり、台所へと声をかけた]
───台所───
さて、何があるのかな。
[食料を備蓄してあるところをごそごそと探ってみた]
うーん。いつも通り魚が多いなあ。
野菜は何処?
[ごそごそ]
うん。あったあった。
お肉は……無さそうかな。
[ごそごそ]
あ。これかな?でも、量少ないな。みんなで食べる分には少し足りないかも。
調味料調味料。
[ごそごそ]
[ごそごそ探している最中にユリアンに声をかけられると、そちらに顔を向け]
お。んじゃ手伝ってもらおうかな。
てか、自警団の人も含めたら、すごい数多いし、手分けして色々と作っちゃったほうがいいんじゃないかな。
君の腕の見せ所だ!うん。
……自衛団の連中のも?
団員連中よくても、団長のじい様があーだこーだいいそうな気がするなあ、それ。
[自分たちを「人狼」の容疑者として扱う団長が、こちらの作ったものを食べるか、はやや疑わしい気がして、ぼそり、と呟き]
ま、そーでなくても人数多いのは確かだし。
手分けしてやりますか。
ロートス、お前は広間に戻ってろな。
[まだ肩にいた鸚鵡にこう声をかけ、自分の荷物の側に戻すと腕まくり]
[食材を用意すると、長い髪を後ろで纏め上げて、腕まくり一つ]
さて。始めますか。
[開始の声を上げると、慣れた手つきで料理を始めた。
トントントンというリズミカルな包丁の音と、グツグツ煮える鍋の音]
〜♪
[鼻歌を交えながら、楽しそうにブリジットが作業を進めていく]
まあ、相手が食べるかどうかはともかく、用意しておくのとしておかないのとじゃ、前者のほうがまだ気分いいじゃない?
それに、なんだかんだ言っても、お腹すいているときにいい匂いでもしたら、ふらふら〜って寄ってくるよ。きっと。
[テキパキと作業を進めながら、そう笑いながら返す]
気分の問題、か。
ま、確かに食い物の恨みを買うよりはマシ、ってとこかな。
[笑いながら返される言葉に、は、と一つ息を吐いて。
こちらもこちらで、作業を進めていく。
母親を亡くす以前、病がちになっていた頃から台所には立っていたから、一つ一つの作業は手馴れたもの]
─広間─
[ダーヴィッドのにやけっぷりは気付くはずもなく。
視線を気にせぬまま紅茶を飲み続けた]
[魚の話題とその調理法に関してはただ耳にするだけ。
料理が出来ないのもさることながら、その技術すら知識に無い。
故に口を挟むことは出来なかった。
料理のために台所へと向かう足音を耳にし、離れ行く気配を感じる]
[カルメンはソファーでしばらくぼんやりとしているのだった]
[トントントン]
大根は、葉っぱまで有効活用。
捨ててしまうなんてとんでもない。
[熱湯でグツグツ]
鶏肉の量少ないけど、使っちゃえ。
[蒸し器でムンムン]
塩、胡椒は大事。
[鍋でジュウジュウ]
ごま油の出番〜。
[最後にたらして出来上がり。
大根葉と鶏肉の炒め物である]
しかし、備蓄、結構あるけど。
……これ、何日分のつもりなんだか。
[先に確かめた時も、かなりあるな、とは思っていたが。
なんて事を言いつつ、野菜を使ったスープを作り]
あ、そーいえば。
果物も結構あったっけ。
[デザート作りにまで、手出ししていたり]
[料理に応じてくれたブリジットに視線を向けて]
料理作れるぐらいまで回復したんですね。
よかったよかった、看病した甲斐があったなぁ。
ちょーっとまだ不安でもありますけど。
[大丈夫か問いかけるように首を傾げるも]
でもまぁ、流石にハハオヤの面目躍如、ってとこか。
愛情込みじゃないのは残念だけど、期待しておきまーっす。
[ユリアンの溜息はさらりと受け流し、手伝いに向かう背に手を振った]
―一階・広間―
[気が付けばもうそれなりの時間になっていて、魚の調理法から夕食の話になり、それを受けたブリジットとユリアンがが台所へと向かうのを見送る]
主婦に任せるのが一番安心か。
オレも出来なくなないけど、味の保障は出来ないしな。
[少なくとも、男やもめが作る料理よりは安心だろう]
備蓄って言っても、私たちだけが集会所を使っているわけじゃないし、色々な人用じゃない?
これが終わったら終わったで、また誰かが使うんだよ。
でも、鶏肉は私が使っちゃった。にはは。
……ん。こんなもんかな。
[量としては、かなりの量を作ったところでブリジットが手を止めた]
そっちはどんな感じ?
えーと、人参と、オレンジと……と。
[オレンジ色の物体相手に、なにやらごそごそ。
しばし、すり下ろしたりかき回したりと忙しなく]
よしゃ、あとは冷やしておけばよし、と。
[待つ事しばし、ボウルに満たされたのは鮮やかなオレンジ色。
汲み置きの水と暗所を利用して、冷やし固めの態勢に]
ああ、そか。
泊り込みで会議とか、たまにやってるしね。
[それだけだよな、という気持ちは意識の奥に沈めておいて]
あるものは、使っちゃっていいんじゃないの?
俺も、貴重品結構使っちゃったし。
あ、大体できたかな。
後は、おまけが冷えて固まれば、問題なし、と。
―回想―
うぇっ…それは勘弁…じゃあ先に飲んじまうか
[そんな軽口をいいながら、着替えと手紙を書くためにと部屋に戻るローザを見送って、釣果の魚二匹をもって一階へと行き
― →一階広間―
お。集まってんね。ほい。お土産
[二階からの魚のお土産です。やはり水人や漁師のお二人は特に驚いているようで]
正真正銘二階から降りてきたぞ。
って、いやいや、本当。ただの運だから。それに一つのとこに居つくのは苦手だから流民はやめれませんって
[とクロエ、ハインリヒに答え、お茶については要望もせずあいたところに腰掛けて]
俺は漁師とか水人特有の調理とかがあるならくってみたいかなぁ…まあ今はあまり匂いとかがきつくないのがいいけど
[それは妊婦に対する気遣い半分。単に自分の胃が変なのが半分であり、調理に行くのは今は食にたいしての気力がないため見送った]
カーラちゃん、大丈夫?
疲れてない?
[懐こく近付いてきたロートスを肩へと招き。
ひょい、と、ぼんやりした様相のカルメンに近付く]
もー少ししたら、ご飯くるらしいけど。
カーラちゃんって、嫌いな食べ物とかあるー?
[わそわそとロートスの頭を撫でるように、手を伸ばす]
――…え、ハインリヒのにーさん料理出来るの?いっがいー。
[出来るとしても自分と同程度のレベルだろうと判断はしつつ]
そういえば
[台所から戻ったロートスがダーヴィッドの元に行くのを目で追って、思い出したように]
ユリアンとどんな話をしていたんだ?
聞いて拙いようなら訊かないけど。
[残っていた紅茶を飲み干して、ダーヴィッドに尋ねてみる]
ん。
それじゃ、子供たちがお腹をすかせていることだし、出来ている分から持って行こうか。
[言いながら、取りあえず持てる分だけ持って、広間へと戻っていった]
───広間───
はーい。
みなさんちゅうもーく。
[作った料理の一部を運びながら、ブリジットが広間のみんなに声をかけた]
今日のメニューは、
鮎汁、大根の香り和え、大根葉と鶏肉の炒め物、魚の豆腐蒸し、あさりの酒蒸し、ブロッコリーの昆布和え、後ひじきです。
それから、ユリアンさんのほうからもあるので、自警団の人たちも一緒に食べてくださいね。
みんな好き嫌いしないように完食するように。残した人は後で折檻だよ?
[最後に大きく笑ってそんなことを言った]
[折り紙を折っているロミを目の端に捉えつつ軽く周囲を見て]
…そういや、ゲルダがいうには知識が豊富で聡明で優しいらしい新しく来た人
いないんだな
[何気なく。ゲルダがいって恥ずかしがっていたことは少し大きめの声でいっています]
そりゃお前、一人で暮らしてりゃそれくらい出来るさ。
焼き魚とか。魚の煮つけとか。
[前者は串を刺して焼くだけ。後者はぶつ切りにして煮ただけである]
一度食ってみるか?
[人が多いとその分話も聞けて楽しくはある。
けれど自分が他とは違うことも目の当たりにしてしまうため、その場に居ながら壁を作り出してしまうことも多々。
今そうなりつつあったが、ダーヴィッドに声をかけられ少し顔を上げる]
つか、れ……。
すこし、つかれた、かも。
たくさん、オカリナ、ふいた、から。
[答えたところでダーヴィッドの手が伸び、カルメンの頭を撫でた。
最初はきょとりとしていたが、撫でられたことに笑みを戻しつつ]
きらい、は、ない。
でも、からい、は、にがて。
ユーリと?
んー…、2階から釣りは無いよなってツッコミと。
あと、あれだねぇ。
[ちら、とロミに一瞬だけ視線を走らせる]
人狼の絵本持ってたから、読み聞かせてもらってた。
[頭痛云々については、必要を感じず、口を開かずに。
ぱんっ、と手を叩いて]
あ、そー言えば、にーさんお伽話とか話してたんだって?
にっあわねーって、二人して言ってた。
[けらけらと明るく笑い出す]
子供たち……ね。
[ブリジットの物言いに、少しだけ笑って。
できてる分から、という言葉に頷いて動き出す]
って言っても、俺は大して手出ししてないけど、ね。
[ブリジットの言葉に、そんな突っ込みを入れつつ。
彼女の作とは対照的に、手軽に食べられるようにまとめたサンドイッチの盛り合わせと野菜のスープをテーブルに。
自衛団員が大っぴらに食べるのは色々と辛いだろうから、こっそり持ち出せるように、と。
そんな配慮も少しはあったりなかったり]
おぉぉぉおーー
[ブリジットの高らかに料理の紹介をするのに効果音のような感心の声を上げる]
……せんせー。体調がいまいちの人も折檻なのでしょうかー
―広間―
僕が作ると味が薄いって文句が出ると思う。
[ダーヴィッドの視線に天井を見た。そう言いながらも調理させて自分で調整するのが婆の日常だった]
ブリジットさんやユーリが作ってくれるならおまかせしたいな。是非味わってみたい。
特有の料理はどうなんだろう。甘露煮とかは皆も作るよね。
[ゼルギウスに言いながら婆に教わった料理を思い出していると、ブリジットたちが戻ってきた。
多彩なメニューに拍手する]
あ、あとおまけで、デザート作ってあるけど。
……ニンジン食えないのって、いないよな?
[こて、と首を傾げつつ、そんな問いを投げてみたり]
ふむふむ。甘露煮か。
クロエのいうとおりそれなら作ったこともあるし食べたこともある
…やっぱ水の上で住んでる以上魚料理で特有なのってないのかね。陸の人間が感心してたとこあったが、俺からは普通だったしなぁ
[ものはためしときいてみただけらしい]
いい質問です。ゼルさん。
量を重視しているので、がっつかないで、自分の食べられる量だけ食べなさいということです。
後、一品だけ集中して食べるのは、お母さん許しません。にはは。
まあ、言った本人があまり食事を取れるわけじゃないんだけどね。うん。
[見た目の好き嫌いは無い。
見ることが出来ないために。
大概の食べ物は食べれば食べられるものばかり。
形に囚われずに食べるカルメンに食わず嫌いは無かった。
流石に味の好みはあるけれど]
――集会所1階・広間――
[眠っていたわけではないけれど、料理に関する期待の眼差しにも気づかず、膝の上に置いた紅茶の入ったカップを見つめぼんやりとしていた。
――が、]
ちょ……っ、フォーサイスさぁん!?
[ゼルギウスの一言をきっかけに意識は呼び覚まされたようで。慌てて立ち上がった拍子、カップが膝の上から転げ落ちる]
わわっ、
[なんとかキャッチはしたものの、丸残りだった中身は盛大にかかった。温くなっていたのが、唯一の救い]
[ブリジットの声が掛かったなら、そちらへ笑顔を向けて]
豪勢だねぇ。
旅路の途中とは、本当に天地の差があるよ。
折檻は勘弁だけど、そも嫌いなものが無いから問題なしっと。
[ゼルギウスのいう「新しく来た人」の存在を探すように、少し視線を巡らしたけれど、直ぐに興味は逸れた]
いや、別に男の手料理、それもにーさんの食ってもね。
[粗方予想通りの内容だったので、おざなりな声]
/*
くろねこ、ここで和食がくるとは思ってなかったぜw
ちなみにニンジンは。
……何となくです。
いや、ニンジンネタは紅月で途絶えたけど!
何となく、出したくなったんだい!
[運ばれたメニューに鼻をくんと鳴らす。
何がどれだけ作られているのかまでは分からないが、種類の豊富さは聞き取れて。
凄いなぁ、と言う表情をしている]
軽度の毒キノコまでならいけるからにんじんぐらい楽勝だな
[とユリアンの問いにさらっといった言葉にはなんだか不穏な言葉も混じっているが、当人はあくまで自然にあっさりとブリジットに言葉が移り]
ほほう。そりゃよかった。人数いるから食べきれるのだろうが、等分にわけられたらきつかったしな。
そして後でお礼も言うかな
[先にお礼などというとありがたみも減るだろうに平然と口にする]
[項垂れるゲルダに、なーにやってんだ、と言わんばかりの視線を一瞬だけ投げ。
それから、目を逸らすクロエの方をじー、と]
……もしかして。
食えない?
[ブリジットが用意した料理の数に少し驚く]
ずいぶん作ったな。
言われるまでもなくちゃんと食うから安心しとけ。
[実際空腹なので嘘ではない]
…確かに二階から釣り糸垂れて…釣り上げるのはないよなぁ。
[横目でゼルギウスの方を伺いながら]
人狼の絵本?
そこに置いてあるやつか。
[手を伸ばしてぱらりと捲ってすぐに閉じる]
意味深な内容だな。
……お前もそれを言うか。
[似合わない、と言うのには既に諦めの表情]
そっか、それなら、ご飯食べたあとはゆっくり休みなね。
まー、家以外の場所でどんだけ寛げるかは分かんないけどさ。
[浮かぶ笑みに、こちらもまた微笑んで]
大丈夫、辛いのはなさそうだし。
あー…っと、カーラちゃんのぶん取り分けた方がいいのかな?
[ユリアンが戻ってきたのを見て、ロートスに戻るか?と視線を向ける]
ぬおっ。どした。ゲルダ。行儀が悪いぞ。
っていうかやけどしてないか?
[そうさせた原因が心配するように聞きつつ、湯気がなかったことやら反応を見るに熱くなかったのだろうと判断して。近くにブリジット用にか出されていたタオルを投げて渡した]
[何度か台所と広間を往復して、料理を全部テーブルに並べると]
あ。ちゃんとみんな「いただきます」って言って食べるの忘れないでね。
で、自警団の人も一緒にどうぞ。
[言いながら、自警団に顔を向けたが、苦笑と共に「申し訳ないが……」と返された]
ありゃま、残念。
まあまあ、後で隙を見つけてこっそり食べちゃってね。
そのときには、あらかた無くなっているかも知れませんが。にはは。
そうそう、軽度の毒キノコいけるなら……って。
[ゼルギウスの言葉に、最初は素で頷いて。
ちょっと、固まり]
……ちょ、ま。
そんなもん、食ってんの?
[ちょっとだけ引きつりながら、こう問いかけてみた]
あ、にんじんは平気だぜ。
セロリよりはましだ。
[ユリアンの問いにそう答える。
余計なことを言ったような気はするが]
そう思うだろ?
だから作らねーんだよ。
[ダーヴィッドの正直な反応に素直に返した]
まあ、婆もそこまで手の込んだものを多く作る方じゃないし。
水上生活してれば同じようなものなのかも。
ゲルダさん、大丈夫ですか?
[視線をそらした先にいたゼルギウスに答える。
タオルはすぐに飛んだのでゲルダには声だけをかけ]
……食べない、だけ。
[カルメンは当然、好き嫌いも知っていることだろう。
二人分の視線が痛かった]
うん、そうする。
[ダーヴィッドの言葉にゆっくりと頷いて。
取り分けた方がと言われると、少し考え込む]
んー……たべやすい、の、ほしい。
あと、ひじき。
[そこだけははっきりと告げた]
[クロエの料理は味が薄いらしいと頭に留める。
物足りないと思うかもなー、なんて思ったりもしつつ]
…人参。
居たとして、ロミちゃんくら……ぇ。
[ちょっと、クロエの方を見たけれど。
すぐに視線を逸らした。
誤魔化しあいはお互い様のようだ]
って、こっちはこっちで大変そうだな。火傷してないか?
[ゲルダの方へも視線を向けた]
[ダーヴィッドの問いに、鸚鵡はこきゅ、と首を傾げた後、来るる、と一鳴き。
それから、「もどるー」と言いつつ、色鮮やかな翼を羽ばたかせる]
……そうか、ハインさんはそれか苦手か。
[こちらはこちらで、返された言葉に、ぽそり、と呟いて]
食べないだけなら、大丈夫、だな?
[クロエには、にっこりと笑って見せた]
んー…好奇心が少し…つい煌びやかなキノコがあって、本でも見たことなかったら気になるだろう…というのは冗談として。
[ひきつりながら問うユリアンに冗談とも本気ともつかないような口調で言いつつ]
両親から一人で水に流れても大丈夫なようにとかで色々させられてなぁ…毒キノコ食って水をのんで、毒の濃度を減らして吐き出せば大丈夫だとかいうのを実戦経験させられたりして…
流民って大変なんだよなぁ
[過去を少し思い出して遠い目をしながら答えた]
/*
このままで行くとエーリッヒが初回吊りされそうな件について。
役職なら吊りたくないしなぁ…
役職が軒並み寡黙吊りだった19村の例もあるし。
あっ、ご飯できたですか?
[お茶のカップを両手に持ったまま振り返った。
ロミルダは賑やかになってきた周囲を見渡して、こてんと首をかしげる。
並べられる料理の邪魔にならないように、スケッチブックを足許に置いた]
[ユリアンの眼差しには気づいたらしく、ギッ、と音がせんばかりに睨みつけた。
が、それも一瞬。ある意味犯人たるゼルギウスを見上げるときには、眉をハの字にして、ちょっぴり目を潤ませて]
も〜……
ひどいですよ、フォーサイスさん。
これが紅茶じゃなかったり、火傷してたりしたら、慰謝料請求ものです。
[タオルを受け取り、立ち上がってカップを置く]
[ゼルギウスの毒キノコ発言はもう、誰かツッコムだろうとスルー]
ああ、うん。そうそれ、その絵本。
[テーブルの上に置きっぱなしの絵本をハインリヒに示し]
意味深も何も、お伽話なんだから、そのままっショ?
…あー、自分でも似合わない自覚はあるっぽいし、これ以上追い討ちはしないでおくよ?
[いじけるゼルギウスを見ても、やはりスルー。
ハインリヒに、頷きを見せ]
だろうねぃ。だから俺も作る側に回んなかったし。
クーリェ、ニンジン、にがて。
ハーリ、セロリ、にがて。
カーラ、からい、にがて。
[別段他意無く呟いた。
きっちりと認識されました]
[視線が落ち着かないように見えるダーヴィッドにも、ちょっとじー、と視線向けてみてから]
いや、それ、どんな好奇心。
っつうか、そこまでするのか、流民って……。
[ゼルギウスに突っ込みをいれ。
遠い目で語られる過去話に、妙に感心したような声を上げてみたり]
─集会所・2階個室─
これでよし、と。
[集会所からしばらく戻れなさそうな事とお土産付きで帰るから心配しないで、という旨をしたためた手紙を手に、宙を仰ぎ見て]
えーと、出歩いちゃいけなかったんだっけ?
ま、自衛団のお兄さんに頼めば届けてくれるでしょ。
[手紙をひらひらとさせながら、階下に降りていく]
人参は栄養たっぷりなんですから、食べないと駄目ですよ?
ロミルダちゃんを見習わなくっちゃ。
[好き嫌いのあるらしき面々に目をやり、小首を傾げてみせる]
温くなっていたから、平気です。
御心配ありがとうございます、ダーヴさん。
[ダーヴィッドへと向ける口調は先程とは異なって、穏やかなもの]
でも、さすがに着替えて来ないと、かな。
[膝から下はすっかり濡れている。
タオルで拭っても、張り付く布は気持ち悪いもので]
[ダーヴィッドとは一瞬視線を交わし。
カルメンに肩の辺りを撫でられる]
いや、その。
残しちゃいけないから僕は取らないよ。うん。
[ユリアンの方は見ない。見れない]
僕は人参には嫌われてるし。
ノイマンさんも御心配感謝です。
でも、まずは目の前の敵を片付けるほうが先みたいですね。
[カルメンがクロエに手を伸ばすさまを見て、くすくすと笑う]
おー。すまんすまん。
だって俺その人の名前も容姿も知らないし。結局情報をあたるとそれしかなかったもんだからさぁ
[眉をハの字で目を潤ませても少し悪かったかと思いつつも、やっぱり悪びれた様子もなく]
ぇー。俺もう初めから判決は敗北決定?まあそうなってたらなんとかするさ。うん
[なんてひどいことにならなかったからか。気楽にいう]
[色々と、心のメモに記載しつつ。
食べれるですよ、というロミルダの言葉にそっか、と笑った]
ロミっ子は偉いな、うんうん。
「えらい、ねー」
[鸚鵡も一緒になって言っていたり。
ゲルダが睨んでいたのには気づいていたけれど。
今の空気を壊したくない、という思い他あれこれがあり、気づかぬふりで流しておいた]
食べやすいもの、ね。
おっけ。ちょっと待ってねー。
[さして量を食べるとは思えず。
食べやすいもの筆頭のサンドイッチとひじきを中心に取り分けて。
ついでに自分のものもまた別の皿に取り分け。
カルメンがクロエを撫でるようなら、その後で機を見てお皿を渡そうと]
ああ、ロミちゃんは人参食べれるんだ。凄いね。
[飛び交う会話の中から声を拾って、褒めておく]
もう。
エーリッヒ=クライバー先生です。
次からは、名前で呼んでくださいね?
[拗ねた素振りをしながら、ゼルギウスに返す。
名前以外を伝えることはしない。
先の涙は引っ込み、ユリアンに見せた不機嫌さも掻き消えて]
あは。
ロートスも、そう思うよねえ。
[同意する鸚鵡に向けて笑む]
─集会所・広間─
[階下に降り、控えていた自衛団員に声をかける。
やはり出歩くのは…と難色を示され内心ため息をつきつつ、必ず手紙は届ける、といわれれば笑顔で礼を言い。]
ん、なんか良い匂い?
って、あー…ご飯作ってもらっちゃったんだ。
なんか悪いなぁ。
野菜、おいしいですよー。
[嫌いだと挙げられる名前に、こてんと首を傾げる
ロミルダにも嫌いなものがないわけではないけれど]
えへへ。
[あちこちから褒められたらしいので、にこにこと笑った]
どんなっていうと具体的にいうとだな。水に流されて半月ぐらい誰にも会わなかったりしたとき…とかかな。
…流民ってあっちいったりこっちいったりと気楽そうに見えるだろうが、大変なんだよ。急に家族が増えたり。いつのまにかはぐれてたり
[突っ込みに答えつつも、なんだか間違った流民の印象を植え付ける。しかし当人にとっては本当であって、感心したような声には鷹揚に頷き]
…大変なことあったけど、そのおかげで助かったこともある
熱いうちじゃなくて良かった。
せ、セロリは食べられますからっ。
[笑うゲルダに、へにょりと下がった眉で抗議する]
…うん、食べよう。
僕の分はカルにあげるよ。
[何度も頷く。天使を見るようにカルメンを見た]
……ゲルダは何を慌ててるんだ?
[外でのことなど知らないからその様子は不思議に思えた。
そして料理を少し取り分けて食べ始める]
ん、やっぱちゃんとした料理は旨いわな。
[普段どんな食事かは先の話から知れるだろうが]
ただの御伽噺ならいいんだがな。
うん、作る側に行かなかったのは正解、だな。
[頷いて。
カルメンが呟くのと先程のユリアンの言葉に、今後の食事が不安になったとか]
ニンジンに嫌われてんのかよっ!
[こちらを見ないクロエに突っ込み一つ。
それから、やれやれ、と一つ息を吐く]
ま、無理にとは言わねぇけど。
気が向いたら、好かれる努力してみろよー。
ニンジンとオレンジのゼリー、俺の自信作だからさっ。
[カルメンの呟きが聞こえ、該当者二名を憐れんだ。
ちら、と、ユリアンの方を向いたなら視線が合ったので。
思わず、唇を舐めてから]
や、俺は好き嫌い無いからね。
その辺は安心してくれてよかですよ、ユリアンさん?
[ぐだぐだな口調に、敬称をつけて名前を呼んだ]
さて、と。
それでは、一端、失礼しますね。
皆様はどうぞ、ごゆっくり。
[ぺこりと一礼すると向きを変え]
あ、ローザさん。……お疲れ様です。
[含むもののある労いの台詞は、きっと、ゼルギウスの面倒を見ていたことに関して]
ふむ。知識が豊富で聡明で優しいらしい人は、エーリッヒさんっていうのか。
[ここまでくるとわざとと思われそうだが
名前だけで容姿がさっぱりじゃないかと内心思ってるため此度のは無自覚であって]
冷める前に食うか。ぁー…揃うまで待ったほうがいいんだっけ
[家庭内実力者…という態のブリジットをみつつ、とりあえず自分の分をととりわける。
釣った魚よりも野菜系が多いのは貴重さと胃の具合である]
ロミちゃんはきっと人参に好かれているんだね。
うん、良いことだよ。
[自分の分には香り和えと豆腐蒸し、ひじきをまず取り分ける]
ブリジットさんとユーリが作ってくれたんですよ。
[入ってきたローザに顔を向けた]
……そんなたくさん、
壊す、
必要なんて ないよ
きっと終わるから
[躊躇いは。
まだ「人」であるがゆえか。
終わりを願っているからか]
[クロエの言葉ににこにこと笑う。
それからダーヴィッドから取り分けてもらった皿を受け取って]
ありがと、ダーヴェ。
[膝の上に皿を乗せた]
[ゲルダの様子に、鸚鵡はこきゅり、と首傾げ。
それでも、その表情に何か思うところがあったか、くるる、と一鳴きして見送った]
それって、あの。
所謂、遭難?
[こちらはこちらで、ゼルギウスの話にぽかん、とした声を上げていたり]
はあ……大変なんだなあ。
[独りきりになった後、いっそ流民に、と自棄を起こしかけた自分を止めた師の気持ちが、妙にわかった]
……助かったこと……って?
家族が増えるのはともかく、はぐれるのはあんたのせーでしょーが。
でもま、何事も経験は大事よね。
[呆れ顔でゼルにツッコミ入れつつも、話の流れがよくわからないなりに同意できる部分には同意した]
ん?
ゲルダは…あー、いってらっしゃい?
アレなら食事取っとこうか?
…まぁ、慣れっこだから。
[ゲルダの姿を見て、着替えるのかな、と推測。続いた労いには、苦笑を返して。]
[視線が合った、ダーヴィッドの言葉。
蒼の瞳で、しばしじいい、と見つめた後]
ん、じゃあ。
デザートまで、残さず食えよ?
[にっこり、笑って。
それから、やって来たローザにや、と言いつつ手を振った]
へー、ブリジットさんはともかくユリアンも料理できるんだ。
美味しそうねー…
って、ブリジットさん大丈夫なの?
うーん、もっと早く降りてくれば良かったなぁ。
手伝いくらいしたのに。
[クロエの言葉に忙しげに瞬きして、しまったなぁ…と]
[着替えにいくらしいゲルダを見送り]
そう、僕が嫌いなんじゃなくて、人参が僕を嫌っているんだ。
努力、か…。
[言い切りながらちらりとユリアンを見た。
それでも結局頷くまでは出来なかった]
そうだな、場を作ったものを壊せば、きっと…
[それを望むのは]
[人に戻るためなのか]
[人狼として解放されるためなのか]
あいつを壊したら、人では居られなくなる。
お前はそれでもいいのか?
あ、ローザちゃんだ。おっつかれさまー。
[やはりゼルギウスの対応のことを思うと労う言葉。
ひら、と手を振り、食事に眼をやる]
野菜美味しいよねぇ。
ここのより、陸で食う方が美味しいのは幾分仕方ないけど。
向こうの採りたての奴とか、同じものかとたまーに思うくらい美味いし、安いし。
[褒められ照れるロミには、微笑を浮かべ。
そして、食べる前には、とブリジットの言いつけどおり]
いっただっきまーっす。
遭難っていえばそうかもしれんなぁ…水の流れが急ではぐれることもあるしな。いつのまにか家族の筏だけ消えてたりするときもあるんだがな
[この気楽でマイペースでいながらも大変というには重々しい雰囲気を出しながらユリアンに頷き]
ん?…いや、単に何かあっても大概は慌てないで済むようになったしな。
どっかのコミュニティの子供が毒キノコ間違って食べたときなんてそれで浅い症状ですんだしな。
その形容詞は、要りませんったら。
……ローザさん、フォーサイスさんが苛めます。
[無自覚な男に溜息をつくと、ツッコミ役たる女性に助けを求めてみた]
ああ、はい、ちょっと零してしまったもので。
それにしても、さすがローザさん。
そんな気が利くあたり、やっぱり惚れちゃいそうです。
でも、人参やセロリは欲しい人にあげてください。
[取っておくとの申し出に、にこにこと笑んだ。
欲しい人、は即ち、欲しくない人の意だが。
軽く手を振ると、小走りに広間を出て行った**]
[取りあえず、自分も食べよう、とテーブルへ。
自作よりも、ブリジット作に手が伸びるのは、やはり他者の手料理にご無沙汰しているが故か。
一通り取り分け、いただきます、と丁寧に一礼する]
ん、ああ。
いつも作ってるからね、自分のと、お師さんの食事と。
[料理できるんだ、というローザの言葉に頷いて。
それからふと、師の事を思う]
……お師さん、ちゃんと食ってるかな……。
いやいや、はぐれるのは俺だけのせいじゃないぞ
…確かに楽団とこからはぐれたのは俺が原因だからローザにそういわれても仕方ないが、両親が置手紙残して忽然と消えてるのは俺のせいじゃないしな
[両親もかなりな流民である]
……んな、真剣にならなくても。
[クロエの様子に、そこまでか、とぽつり。
自分にとっては、たまに手に入る生のニンジンは最高のおやつだったりしたのだが]
そか、筏が小さい分、流れに逆らいきれなかったりするんだな。
[ゼルギウスの説明に、妙に納得しつつ]
あー、対処法がわかってるから、手当てできるって事か。
[それでも、さすがに体得したい、とは思わないわけだが]
[ユリアンに思い切り見つめられ、気圧されたふう。
それでも視線を逸らすことはせず]
お、おう。
人参「は」、好きだから。
残さず食べるとも。
[笑顔に、強張った表情でこっくりこくこく頷いた]
っと、うん。どーいたしまして。
これくらいのこと、可愛いカーラちゃんのためなら、いつだってやるけどねー?
[こちらには、思い切り相好を崩す。
今の、怖い記憶を消去しようとする如くに]
あ。僕も結局任せきりにしちゃった。
手伝いはした方が良かったですよね。
[ローザの言葉に頬を掻く。
ゲルダの言葉は心の平穏のため、言葉通りに取ることにする]
…婆も、どうしてるかな。
もう戻ってきてるだろうけど。
[ユリアンの言葉を聞くと窓の外を見て呟いた]
にんじんが、クロさん嫌いですか?
…クロさん、悪い人じゃないですよ。
[ロミルダは自分の目の前のにんじんに話しかけてみた]
はいです。
でも、陸には野菜嫌いな友達も多かったです。
[ダーヴィッドに頷く。
なんだか重苦しい空気が伝わってきたような気がして、ゼルギウスをちょっと見たりも]
ん?あぁ。
ダーヴィッドさんこそお疲れ様。
ごめんね、結局あたし寝ちゃって。
[ダーヴィッドからの労いはブリジットの件だと推測し、手を合わせて謝罪。
と、ゼルとゲルダのやり取りが耳に入り、ゼルの方へ冗談交じりながら軽く睨み。]
こら、ゼールー。
女性をいじめるなんて男らしくないわよー?
ゲルダはいってらっしゃい。
んじゃ、適当にとりわけとくから。
嫌いなのがあったらあたしに押し付けちゃってね。
[言いつつゲルダに手を振り、栄養の偏りが無い程度に皿に取り分けて置いておいた。]
……流民ってのも大変なんだな。
[ぱく。とアサリを口にしながらしみじみと。
少し行儀が悪い]
そんなに旨いのか、陸の野菜は…セロリは…
まぁいいか。
[新鮮だろうがセロリはセロリである]
ニンジン「は」。
オレンジも、嫌いじゃないよな?
じゃ、そゆことで。
[強張った表情でこくこく頷くダーヴィッドには、再度いい笑顔を向ける。
何でかんで、台所を制する技能者はこんな時に強いのかも知れない]
[恐怖を消去しようと相好を崩すダーヴィッドには気付けないが、自分に対し好意的に思っていることは感じとれて。
嬉しげに微笑みを返す]
ありが、と。
カーラ、とれない、から、うれしい。
[眼の前に置いてもらうか手渡してもらわないと食べることが出来ないため、カルメンにとってはかなりありがたいことである。
置いてある場所さえ分かれば食べることが出来るのだが、それが分からなければ流石に辿り着くのは難しい]
[師を思いやるユリアンの様子に、自分も楽団の皆を思い出し表情を曇らせるが、すぐに微笑み]
2、3日くらいで戻れるだろうし、心配要らないわよきっと。
もし心配ならご近所さんに頼んできておいたら?
[都市の人間なら、多少集会所から出ても大目に見てもらえるだろうと思いつつクロエの方を向いてそちらにもにっこり。]
んじゃ、お手伝い出来なかった者同士、後片付けは一緒にしない?
何もせずにご飯いただくのはなんか申し訳ないしね。
まあ最初から大きい筏一つにしてしまえばよかったんだろうが、小回りきかなかったりコミュニティの端っこに着岸させる時のこと考えると…で、個別で持つことになったんだよな
色々なとこいくといろんなことが起きる可能性がそれだけ高いから、経験は本気で重要なんだよなぁ…いきなり本番と事前知識があるのでは雲泥の差だ…まあそれはどんなことでもそうだろうけどな
[と頷くユリアンに答えつつ、ロミの視線に気づいて軽く首をかしげ]
嫌いなことがあるのも完全に悪いことじゃないんだぞ。そのかわりに好きなものが生まれるってのもあるだろうからな
[実は話題をあまり把握していないため好き嫌いの話題を口にした]
本当、ちゃんとした料理って美味いよね。
[料理を摘み始め、先程のハインリヒ>>625の言葉に同意する]
それにしたって、ただのお伽話以上の何になるってのさ。
ハインリヒのにーさん?
[口の端には、確かに愉しげな笑み]
あ、ここのセロリはともかく、俺向こうのセロリなら生のまんまで齧れる。
[クロエが食べる分を取り分けたなら戻って来るのを待って。
それから食前の挨拶をしてからサンドイッチを手に取る。
今回は皿を膝の上に置いているため、そのまま持ち上げてもぐもぐと食べ始めた。
ひじきは掬い上げて食べるのが難しいため、皿を口まで持って来て、掻き込むようにして少しずつ食べるのだった]
野菜は栄養価満点ですから、なるべく食べたほうがいいですよ?
[色々と聞こえてきた言葉に、こてん、と首をかしげた]
どうしても、魚やお肉だけでは足りない分もありますし。
ちなみに、セロリやひじきは食物繊維が多めなので便秘には持ってこいだよ。
食物繊維で、子供も楽に産めたらいいのになあ。
[便と同じような扱いはどうかと]
あー、うん。
お師さんには、先にここにしばらく居る事になった、って伝えてあるから。
しばらくは、食堂とかで何とかしてくれると思うんだけど。
[ローザの言葉に、一つ、息を吐く]
……むしろ、作らされる周りが心配、かな。
お師さん、色々好みうるさいからさぁ。
[それから、暗い空気を振り払おうとするかのように、明るい声を上げた]
まぁ、それはあんたのせいじゃないわね。
人間どういう風に転ぶかわかんないし。
[ゼルの言葉には頷きを返しつつ、自分も楽団に拾われなかったらどうなってただろう、などと考えて遠い目に。]
[ロミが人参に話しかけるのに、思わず吹き出した]
ああ、まぁ最初から陸にいたら、そんなもんかもねぇ。
感動がないっつーか。
有難味が分かってないんだろーな、ああいうのは。
ま、俺もここ離れるまで、美味い魚の有難味知らんかったし。
つか、同じ魚があんなに不味くなるなんて…な。
[ふ、とちょっと遠い眼をした]
…む…俺…苛めたのか。俺は説明された通り口にしてただけなんだがなぁ
[ローザの軽い睨みも含めた冗談交じりにいわれるが、当人は無自覚な態です。半分本当で半分嘘をいう]
ま、大丈夫だろ。嫌がってるわけじゃないだろうしな
ということで食うかな。
[いただきます。と静かにいって食事を開始]
[ゼルギウスの流民講義?に妙に真面目に聞き入りながら、料理をつつく]
まあ、こうやってコミュニティ形成してても、流れとかで予想外は起こるし。
経験はほんと、大事だよね……。
[妙にしみじみ、呟いていたり]
あ、ブリジットさんご飯作ってくれてありがとね。
身体の方はもういいの?
って…んー、その気持ちはわかるよーな気もするけど…。
[ブリジットの姿を見ると、側に行き。食物繊維で、と言うブリジットに苦笑しながらも頷いて。]
どういたしましてですよ。
にんじんがクロさんを好きになってくれるといいです。
[笑いが乾いてるなんて気がつかずにクロエに言いながら、もきゅもきゅと炒め物などを食べている]
ふぇ。
なんだか大変そうです。
[実はロミルダもそっちの話はあまり把握していないが、ゼルギウスの話に頷いてみた]
そうなのですか?
パパもママも、嫌いはだめってしか言わなかったです。
[続いた言葉にはぱちぱちとまたたいている]
ふむ。
[みんなが、美味しそうに料理を食べてくれているのに楽しそうに見ていたが、自らは食事に手は出さない]
んー。
なんか食べないといけないんだけどなー。
[相変わらず、食欲は全く沸かない。
今は味のあるものすら口にすることが出来ないのかもしれない]
……。
[とりあえず、水を飲んでみた]
[今度は鶏肉を口にして、ダーヴィッドに頷く。
食べるペースが速いのは、空腹以上にまともな食事が久しぶりなせい]
だよなぁ、わかっちゃいるんだけど。
……生で?新鮮ならあの匂いはないのか?
[匂いがダメらしい]
食物繊維なら海草でたっぷり取ってるから大丈夫だ。
[証拠を見せるようにひじきをぱくりと]
[ローザの謝罪には、手をぱたぱたと振って]
あ、いやそっちじゃなくて…。
まあでもそれでもいいか。
俺はそんなに疲れてないし、へーきへーき。
[寝たと聞いたなら、僅かに苦笑を見せるも、気にしないように短く告げる。
何処か迫力のあるユリアンのさまに背筋を凍らせ]
うん、そう人参は。…は?
ああっと、うん。うんっ、オレンジも好きデスヨ?
[苦手なものはまた別にあるらしい。
それをユリアンの前では、口にしないよう内心誓ったとか]
ああ。わかってくれたか。
5歳になるまで親父にあえなかったり、しばらく会えなかった母がこの子はあんたの妹だとか言われたり、いきなりあった姉に世の男には絶望した。とかいわれたりする本当どう転ぶかわからん
[遠い目をしていうローザに、全部本当のことだが冗談めかしていって]
それでもしぶとく元気にいれるからいいっちゃいいんだがな
あー、だからユリアンお料理上手になったのね。
ゼルはもうちょっと女心ってもんを考えなさい。
あたしもさめちゃう前にいただこうかな。
[師が味に煩いとの言葉にくすくすと笑い、ゼルには呆れ混じりの視線を向け。
ゲルダの分の皿をテーブルに置くと、自分の分を取り分けて。魚と野菜が中心なのは一応カロリーを気にしてだろうか。]
良くは無いけど、悪いってほどでもないから、大丈夫だよ。
[ローザの言葉に包み隠さず返した]
あ。それよりも、色々とお世話になったようでありがとね。ローザさん。
いつか生まれそうになったら、産婆さんの代わりに取り上げてもらうのも手伝ってもらおうかな?にはは。
[そこまで言って、ハインリヒの言葉が聞こえると]
多分、ハインリヒさんの場合は下痢のほうが深刻そうだね。
乳製品をもうちょっと取ってみるのも手かな?
昔から男は下痢に弱くて、女は便秘に弱いって言葉もあるしね。
[何となく、含む所のあるようなダーヴィッドの様子も、心のメモに記載しておいた。
多分、苦手が発覚したなら追記されるだろう]
っつうか、食えないものは料理に使わないんだから。
そんなに脅える事ないだろが。
[呆れたような口調でこう言って]
ん、まあね。
最初の二年くらいは、細工の修行してんのか、料理の修業してんのか、わかんないくらいだったよ。
[くすくす笑うローザの言葉に、当時の事を思い返しながら、苦笑めいた笑みを浮かべた]
カーラちゃんに喜んでもらえるなら、俺も嬉しいよ。
[実際に食べだしたなら、クロエが世話を焼きもするかと。
そうは思いつつ、やはり気にかけはするようで]
足りなかったら、追加するからね?
そういうことだな…もしも、大きな筏にのって、コミュニティに着岸途中で操舵できなくなったらどっかーんだしよ
それでも俺ら流民は操舵技術には自信はあるが、そのぶん水の流れの危険さも知ってるつもりだしな
[いつの間にか講座もどきになってることも無自覚にユリアンに話して]
そうなんだぞ。そりゃ嫌いのが少ないほうがいいんだろうが、嫌いなものがあるぶん好きなものはもっと好きになれるっていうのもあると俺は思うな
[とロミルダに。
話題が通ったので、この話題であってるのだろうと勝手に解釈した]
[もきゅもきゅ料理を食べながら周囲の話を聞く。
カルメンに食わず嫌いは一切無い。
見てくれに左右されないために。
食べて苦手とするものはあれど、今のところそれは味の好みだけで。
野菜他の好き嫌いを聞いても不思議そうにするだけだった]
[食物繊維についてはひじき好きなところから推して知るべし]
……ダーヴェ、も、なにか、きらい、ある?
[本人の心情なぞ露知らず、さっき聞かれたからと素朴な疑問]
?
んー、でも、うーん。やっぱごめんね。
ダーヴィッドさん差し置いて休んじゃってさ。
今日は早めに休んでね。
[ダーヴィッドの言葉には、?となりつつももう一度謝り。
ブリジットの返答には、心配の色を浮かべながらも笑みを返して]
あたしは自分に出来ることしかしてないから、お礼言われるようなことしてないよ?
途中で眠っちゃうくらいだし。
むしろこっちが謝る、ごめんなさい。
うーん、手伝うのは良いけど産婆さんには敵わないから足手まといになっちゃうんじゃないかなー?
…いや、ある程度なら女心もわかってるつもりだよ…多分…きっと
[徐々に語尾は自信なさそうにローザに言い]
ぁーそりゃ…怖いし不便かもな…
でも陸地で生活しようとは思わなかったのかな
[ハインリヒの過去の話をきいてなんとなく聞いてみた。決してローザから話題をそらすためでは…あるのだろう]
[ダーヴィッドの言葉にほわりと微笑む]
りょう、は、だいじょ、ぶ。
…でも、デザート、ほしい、な。
[食べる気満々で物欲しそうにした]
あいにくとオレの腹は丈夫に出来ててな。
傷みかけた魚でも…
て、これは食事中にする話じゃねーか。
[話している間に取り分けた料理は片付いて、デザートを]
あんまりにんじん臭くないよな、これ。
残すのはもったいないと思うぜ?
[残らず食べたらしい]
ハインリヒのにーさん、がっつき過ぎ。
[咎めるよりは揶揄うふうに、笑いながら呟いて]
ま、ナーバスになる気持ちは分からなくもないかねぇ…。
あんなことがあったのは、本当だし。
[容疑者として集められた理由、死体を思い出してか、ぽつと零すも]
んー?気になるなら、一度、陸で挑戦してみれば?
[あっけらかんとした声を上げる]
むぅ。わかったです。
ロミも嫌いなもの、考えてみるですよ。
[ゼルギウスの話題はともかく、ロミルダの捉えかたはきっと間違っている]
あー、やっぱりタイミングとか、難しいんだ。
水の流れの怖さは、それなりに知ってるつもりだけど。
やっぱり、色々とあるんだなぁ……。
[なんでかんで、真剣に講義を聞いているのは、好奇心の強さ故か。
肩の鸚鵡は、なにやってんの、と言わんばかりの目を向けていたりするのだが]
[ゼルギウスがこちらの話を振るのに理由までは気付かないが]
魚は網でも取れるし、足が付いてあまり荒れていなければ大丈夫だ。
陸、か…
オレの母親が「絶対に陸には行くな」ってうるさかったし。
父親は飲んだくれて一人にしておけなかったし。
何よりここが気に入ってるしな。
おまえの性格の悪さなら、嫌いな食べ物をバレないように仕込んでおくとかしそうだし。
[ユリアンに向かい、真っ向反論。
カルメンの質問には、また顔を、そして声を歪ませつつ]
俺に、好き嫌い?
無いよ。無い無い。
[無意識にやはり唇を舐めるのは、嘘をつく時の癖]
…旨いもんはしょうがないだろ。
[既にデザートも完食である]
あれが本当にそうだ、って訳でもないんだろうけどさ。
……例え陸でもセロリはセロリだ。
[頑固である]
えーい。
最後にお礼を言った人にまで何もしてないとか言われたー。
どうしてみんな何もしてないとか言うかなー。
そういうこと言われると言った本人が困るじゃない。
[ローザの言葉に、眉根を寄せて抗議した]
遠慮深いだけってのは、相手にも悪いっての分かってほしいなあ。
まあ、何されていたのかわかんない辺り、何がどうとか言えないんだけどさ。むしろ、気を失っていたときに乳もまれていても気づかなかっただろうし。
難しく考えなくて大丈夫…というか考えなくていいはずだよ
ロミちゃんは好きなものはできたとき。なんで好きになったかとか覚えてるものもあるけど、いつのまにか。好きになってたってのもあるだろう
嫌い。もそれと同じだろうからね
[実際のところはわからないが、少なくとも己が感じたままにロミに言うけど、あんな大人になっちゃいけないなんていわれてたのは知らないのである]
[残りの遺骸を川に捨てるべきだったか、と思う]
[そうすれば、川に棲む物のせいに出来たかもしれないから]
……時間稼ぎだな。
[わかっている]
[一度食ってしまえばすぐに欲しくなるのは時間の問題]
[顔の歪みは気付けなくても、声の歪みは聞き取れて。
不思議そうに首を傾げる]
ない、の?
じゃあ、すき、は?
[声の歪みに気付いても、無いと言われればそうなのだと素直に受け取り。
今度は好きなものを訊ねる。
嘘をつく時の癖も見えてはいないが、知る者はそれで分かるのだろう]
へー、ほー、ふーん。
あぁ、ブロッコリーおいしーなー。
[ゼルの返答には棒読みで答え。信じてはいない模様です。]
デザートもあるんだ、いたれりつくせりだねー。
[赤が濃いオレンジの色のゼリーに、これって何のゼリーだろ?と思いつつ]
――集会所2階・個室――
うーん。
着替え、足りるかな?
[それほど多く、荷は持ってきていない。
滞在はどれだけになるのかと、思わず、溜息を吐いた]
……すぐ、終わるよね。
御伽噺は御伽噺。
絵本は、絵本。
だもの。
[言い聞かせるように呟く。
窓の外には暗闇が広がる。河に浮かぶ花が、ぼんやりと見えた。
ふるりと頭を振ると、部屋を出、再び階下へと向かう]
ああ、時には突き出た岩に無理矢理ぶつけるか縄かけて強引に進路変えたり、もしくは荷物放り捨てまくって軽くするとかいう手段まであるしな
っと、ここまでいってなんだが、恐れることを忘れなければどうにか乗り越えれるから無駄に怖がる必要はないぞ
[好奇心をもっている様子のユリアンに本人もいつの間にか忠告のようになる
毒キノコから始まった話題なんて既に忘れてます]
好きも嫌いも、ベクトルが違うだけで本質は同じって言葉もあるしね。
[ゼルギウスの言葉に横から口を出してみた]
つまり、物事は一見違うように見えても、中身を覗いてみれば同じものってこと。
そう考えると、世の中実は結構簡単な作りなのかもね。
性格は関係ないだろー。
大体、嫌いなものがないなら、そんなにムキになる事ないだろが。
[真っ向反論するダーヴィッドに、こう返す。
カルメンに返答する様子はしっかり見えていたけれど。
あえて、さらりとこう言う辺り、性格悪いと言われても仕方ないやも]
え、あ、じゃあ。えーと。
あつかましく皆を代表して、どーいたしまして?
[ブリジットの抗議を受ければ、言われてることも最もだと思いつつ自分だけが礼を受けるのもおかしいし、と思い首を傾げ続いたぼやきに苦笑し。]
胎教に良くないことは言わない方が良いと思うよ?
そうか。気をつけながらもしっかりできてるんですね
[ハインリヒの言葉に。苦手意識を持ちながら…と感心したように呟く。]
陸にいくな…?…か。
[なにか悪いことでもあったのか。などとハインリヒの言葉から想像するが踏み込むのは遠慮するかと考え]
ま、よっぽどのことがない限り住めば都ですしねー
――集会所1階・広間――
[和気藹々とした広間に近付くと、少しばかり歩みが遅くなる。
あまり、大人数には慣れていないようで。
それでも、きゅ、と拳を握ると、意を決したように中へと入った]
……戻りました。
と、すっかりデザートムードでしょうか。
[おやま、などと、少しわざとらしく口許に手を当てつつ]
[まるで信じてない様子のローザには苦笑を返し]
じゃあ俺が滅茶苦茶がんばったってことを今から偽造捏造して大量にして感謝されてやろう
[なんともぶっちゃけまくり嘘ながらえらそうに遠慮していることに抗議しているブリジットにいってみた]
元々さほど難しいと感じたこともないけどな
[話題に入ってくる形となったブリジットの言葉に
喋りながらももくもく。もうほとんど食べ終えました]
[話題の発端なんて、とっくに忘れているのはこちらも同じで]
恐れを忘れなければ、か。
ん、わかった。覚えとく。
[妙に素直に頷いていたりする。
肩の鸚鵡は呆れたように羽繕いしつつ。
ゲルダの声に、挨拶するよに、一つ、羽ばたいた]
うむ。
よきにはからえ。
[ローザの言葉に、笑いながら大げさに答えた]
あー、これでやっと肩の荷が一つ下りた感じ。
[言いながら、肩に手を当ててくるくると腕を回した]
後は、早く家に帰れれば言うこと無いかな。
家の、大きい赤ちゃんがきっとお腹すかせたまま、不安そうな表情で待っているだろうし。
あ。でも、そんな彼も可愛いかも。やっぱ、どんな風になっても惚れる要素満点だね、こりゃ。
[なんか自然にのろけ話にシフトした]
ふぇ、そういえば。
じゃあ、嫌いなものができるのを待てばいいですね。
[まじめにうなずいてる辺り、先の忠告なんてきっと今のロミルダの頭からはすっぽ抜けている。
というより、ゼルギウスについて真似しちゃいけないといわれたのは、例の豪快フィッシングだけだと思ってるかも知れない]
それ、ユーリにぃが作ったですよ。
オレンジとにんじんです。
[ローザに横から口を挟んだり。
そういうロミルダは、ようやく取り分けた少量がなくなりそうな程の速度だった]
[ゲルダが戻ってきたのを見れば、そちらに微笑みかけ]
あ、おかえりー。
そこのお皿にゲルダの分勝手に取り分けてあるから、嫌いなのあったらあたしに押し付けちゃってー。
[あたし好き嫌いないし、と笑って手を振り]
んー、しかしここでこうしてると何で集められたんだか本当わかんなくなるわね。
[ローザの不思議そうな表情>>674には、ただ笑いながら、首を横に振る]
謝る必要ないって。
男23歳の体力は、あらゆる意味で舐めたらいけません、っとね。
吹雪の雪山強行とかに比べれば、軽いかーるい。
[カルメンの声を拾ったなら、やはりデザートも取り分け差し出す]
ほいどーぞ、お姫様ってね。
何処が危ないかわかってれば避けようもあるしな。
それに、他に出来ることもないし。
[他の選択は考えたこともない、と加えて、陸についてはあえて触れずに]
オレはここしか知らないからそう思うのかもしれないけどな。
[それだけ言うと立ち上がって自分の使用した食器を手にとって]
一応台所に運んどくな。
これくらいはしないと罰が当たりそうだ。
[そう言ってそのまま台所へ]
そうだって…親がいってたな。どっちか忘れたけど
[そんなこと忘れるのかよ。とか思われそうだが実際そうなのだから仕方ない]
ただそれはどんなことにも通じるとも思うがな。一芸に通じれば百芸に通じる…んだっけ…なんかそんな言葉あった気がする
[曖昧な記憶のままにユリアンに答えつつ、戻ってきたやほーと軽く手を振った]
[ゼルギウスの言葉に楽しそうに目を細めて]
おー。
それは楽しそうだ。
どんなハチャメチャ大冒険の起承転結が繰り広げられるのか、期待して待ってみよう。
あ。荒唐無稽な、山なし、落ちなし、意味なしだと評価は辛口になるかもよ?
[一応、小説家をやっていただけあって、作り話には厳しいようです]
[ブリジットの話は難しかったようで、きょとんとして見るだけだった]
ゲルダさん、おかえりですよ。
[片手を上げるロミルダは、まだデザートには届いていない]
―2階・自室―
すっかり暗くなってしまったな。
最近、寝てから意識が戻るまでに随分と経つ気がするが……気のせいだろうか?
[くるとお腹が小さく鳴る]
……夕べから何も食べてなかったか。 おや?
[階下から流れてくる匂いに食事の存在を知った]
野菜で嫌われてるの「は」人参だけだもん。
セロリとか青豆とかは食べられるもん。
[香り和えを食べながらもぞもぞと呟く。
取り分けはダーヴィッドに任せることにしながら、カルメンの手が危なげになる時にはさりげなく補助したりもしていた]
…僕、本当に良く婆に拾われたよなぁ。
[水の話題には感慨深げに言う。
意識を失い流されてきても今も平気で水に潜れるのは、その本当の怖さをまだ体験していないからだろうか]
最初っから偽造って言ってちゃ世話ないわよね。
[自分の取り分けた分を食べ終えつつ、ゼルへのツッコミは忘れない。
ブリジットの笑顔を見れば安心してこちらも顔を綻ばせ…るも、惚気が始まれば苦笑して。]
んー、そういうの良くわかんないからなぁ。
そこまで好きになれる人がいるって羨ましいけど。
でも本当、早く帰りたいよね。
ロートスもお腹いっぱいですか?
[軽く手を振ってみせる、先が主ではなく鸚鵡。
以前は鸚鵡の方を避けていたことを思えば、随分な変わりようだ]
わ。
ありがとうございます、ローザさん。
嫌いなもの……は、あったほうが可愛らしいでしょうか。
他の人は、きちんと退治できたのかな?
[用意された皿の前の席へと、腰を下ろして]
あは。
確かに、そうですよねえ。
こう賑やかだと、忘れちゃいそうです。
……こんなに大勢で食べるの、初めてかも。
[学校も過疎だったしなあ、なんて呟いて。]
はい。
ロミルダちゃんも、ただいまです。
[そんな風に、各人に挨拶を返していって]
ゆっくり食べているんですね、いいことです。
早食いは消化に悪いですから。
うわ、ハインリヒのにーさん、既に完食か。
はっやー…。
[呟きつつ、自分もデザート残り一口だったり]
およ、そこが理由じゃないんだ?
ってー…食わず嫌いは良くないんじゃないか。
[揶揄うように、くすくす笑い。
ゲルダが広間に戻ったのを見て、ひら、と手を振った]
そんな感じかもしれん。
ま、やってくるときは自然にやってくるもんだよ。ロミちゃん
[そして内心では素直ないい子だなぁ。なんて思うのだ
一応小さい子に悪影響を与えるようなことを口にする気はないのです]
なるほど。その辺りは大概変わらないものなのかな
意味なく危険なとこいく理由もないですしね
[陸についてハインリヒが触れないのはこちらも望むところなのでそのまま流す]
んー…でも色んな場所まわった経験でいえば結構ここいい場所ですよ。いきなりやってきても煙たがられることもなかったですしね
最も流民視点なんで地元の視点じゃないですが…あー。でもこの拘束はマイナスかなぁ
[なんて評価を下しつつ台所にいくハインリヒを見送る]
[クロエに補助されながら取り分けてもらった料理は食べ終えて。
皿をテーブルへと置いてもらうと、今度はダーヴィッドからデザートを受け取る]
ありが、と。
ダーヴェ、やさしい。
[姫と言う言葉に反応はしなかったが、それでも嬉しそうな笑みを浮かべた。
それからデザートのゼリーも皿に口を付ける形で食べ進めて行く]
どっちか、って忘れるとこかいっ!
[やっぱりというか、そこは突っ込んだ。
それから、曖昧に語られるゼルギウスの言葉に、何やら考え込むような素振りを見せ]
「たべた、よー。
ごはんは、だいじー」
[鸚鵡は鸚鵡で、ゲルダに呑気に答えていたり]
[台所に皿を置いて、広間に戻って]
ちっと上に行ってくるわ。
部屋片付けるだけなんですぐ戻るけど。
[それだけ言って二階へと]
運命の人は一瞬見ただけで、ビビビってなるもんだよ。
ローザさんも一度ぐらいは体験したことあるんじゃないかな?
最初はそれがよくわかんないなんてこともあるらしいけど、そのうちそれに気づくし、まだ無かったら、近いうちに見つかるよ。うん。
私はもー、一瞬で恋に落ちたけど。
もう見た瞬間、この人しかいないって思った。それぐらい運命の人だったのよ。なんていうのかな、砂に水が染み渡るぐらいに、もしくは磁石が引き合うかのごとく、もうもうそれはそれはすごい出会いだったのよ。
[エンジンがかかってまいりました]
えーとねー、それでねー。
[考えている所に聞こえた、カルメンの言葉>>710。
ゼリーを乗せていたスプーンをぱくり、と口にくわえた上体で、少しだけ眉を寄せる。
「人狼」。
その言葉を聞くと、言葉で表せない、妙な感覚がするのは、ずっと気にかかっていたが。
理由は、未だにわからぬままで]
わぁ、ダーヴィッドさん頼もしいなぁ。
って…本当いろんな所に行ってるのねー。
あたしも興行でいろんなとこまわるけど、雪山までは無いや。
[言いつつ、同じように笑みを返して肩を竦め。
ゲルダにも微笑みつつ頷きを返した]
単純に仲良くなる為ーって言われても不思議じゃないもんね。
[皆の声のするほうに足を進めると、随分と賑やかな様子だった。 暗い室外からはランプの光が点った広間は随分と明るく見える]
こんばんは、皆様。
わたしにも御相伴させていただけますか? まだご挨拶していない方も居るのですが、それは食事しながらということで宜しいでしょうか。
[楽しげに言うブリジットに少しびっくりして]
えっ。本気ですか。
完全に空想じゃだめ?登場人物全部存在しないとか。それならあるかもしれない。
[もう感謝がどうだとかの次元を超えているし。あるかもしれないのは、聞いた話をまるっと出すだけなのだが]
いや、いいだろ。感謝する相手が欲しいなら感謝される人を作れば全て丸く収まるんだから、偽造でもいいんだよ
[自分で言って自分でうんうんとローザに頷いてみせる
相変わらずいい加減だ]
[戻ってきたゲルダに会釈する。
隣で聞こえたカルメンの声に、え、と振り返った。
ごくりと喉を鳴らしてデザートを食べる姿を見つめる]
…美味しい?
[尋ねたのはデザートについてだった]
/*
中の人がこの和やかさに拒否反応起こしそうだとか思って無いよ![起こしてるのか]
死人出れば嫌でも殺伐するよね。
とりあえず変な子ロールはしておこうと思った。
それは良かった。
[おお、喋る。
などと、普段避けていた身としては賢い鸚鵡を面白がって]
ロートスは好き嫌いないんですか?
ご主人さまも。
[食事の合間に、質問を投げてみる。
カルメンの台詞は位置関係からか、聞こえていない様子で]
ええっと、俺の好きな食べ物?
ん、んー……聞かれると咄嗟には出てこないな。
あー…、あれは美味かったけど、土地の料理で名前聞き忘れたんだよなぁ…。
材料も、作り方も聞いてないし。
[ふーむ、と唸って]
この際、可愛い女の子の愛情篭もった料理、とかかね。
[それでも本当に嫌いなものは食べられないのだが]
つか、ユーリ。俺、別にムキになってないから!
[こういうところがムキになっているのである]
わ、いいことですか。
[思わぬところでゲルダに褒められて、嬉しそうにしていたが]
…人狼なんて、いないですよ。
きっと。
[カルメンの声が聞こえて、ロミルダは少し手を止めた。
足許のスケッチブックにそっと視線を落としながら、呟く声は他に紛れそうなくらいに小さい]
[カルメンの言葉に、うーんと唸り]
人狼ねえ。
なーんかよくわかんないな。
小説の題材として、正体は人狼でしたーとか言われても、あまり盛り上がらない展開だなあ。
要は、夜トイレに行ったら、トイレから手が出てきたってのと同じ部類でしょ?
架空の存在よりも、近くに人殺しがいましたーって言われたほうがまだ怖いかな。うん。
[そう言って笑ったところに、カーラの声が聞こえ。若干面食らいながらも苦笑を浮かべ。]
うん、自衛団長?さんはそう言ってたけど。
あたしは正直信じてないからさ。
[信じたくない、とも言うけど。と内心で呟きつつ。ごめんね?とだけカーラに告げて。
その側にいるクロエから後片付けをしようと言われれば二つ返事で頷いた]
うん、空いた食器とかもその辺に置いておいてくれれば片付けるよ?
[もぐもぐ。
カルメンはデザートを一口二口と口へ掻き込む]
…ん、おいしい、よ?
[クロエの問いに笑みながら答えた]
オレンジ、の、あじ、する。
んー…でも確かに。なーんの集まりになってるのかわからんくなりつつあるな
[実際。好き勝手している。]
事情聴取とかもないしなぁ。あの団長満足させるためだけにいるんかね
[自衛団員も役目としているようだが、実際ただここに集わせているだけというのに戸惑ってる様子なのは察せられて、今はそんなことを思ってしまい]
…ん?
[ここに全員いる中階段からの足音に気づいてそちらへと視線を向け]
こんばんは。片付けは半分セルフなだけだから気にせずに、量はあるからどうぞ
[この男がエーリッヒかな。などと思いつつ当たり障りもなく言う]
仲良くなるため、にしては……
[ちらりと窓の外へと視線をやった]
物々しすぎますけどね。
[苦笑。
会話に忙しいのと、早食いは避けているため、食事の手が進むのはやや遅い]
わかったです。
あわてずさわがず、なのですね。
[ゼルギウスの言葉にうなずくときは、すっかりいつもの調子だ。
その内心なんて知る由も無く]
ふぇ。
エーリさん、こんばんはです。
[直接ではないが聞いた名前を口にしつつ、新たな姿に手を振った]
え、あ、いやその、だってあたしずっと楽団の中しか知らないから皆家族だし、いやあの…
[ブリジットの惚気の勢いに気圧されながら、誰か助けて…と周りを見回し、見慣れぬ金髪の男性が目に入った]
あ、えーと。初めまして。
貴方もあたし達と同じ理由でここに、ですか?
食事はまだありますよ、大丈夫です。
[ちょっと片付けはじめてて落ち着けないかもしれないけど、と断りを入れて微笑み]
今回はまかせて、ゆっくりと食べてて下さい。
美味しいものは味わって食べたいし。
[ゲルダに首を振って言う。
エーリッヒの挨拶も聞こえれば視線を向けて軽く頭を下げるが、素気ないものになった]
[新たにやって来た気配に、ちら、と視線をそちらに向けて。
スプーンは一応、口から離して、形式的な礼をする。
人当たりが良さそうなのは、感じていても。
「宣教師」とか「伝道師」という存在にいい思い出のない身は、どうにも好意的な態度は取れずに、そのまま視線を逸らして]
「たべられるものは、たべるよー。
あと、ごしゅんじんさま、いないー。
ユーリィは、きょうだいー」
[ゲルダの問いに、鸚鵡は訂正を入れながら答え、こきゅり、と首を傾げた]
――…あ、エリ先生!
[かかった声に、ぱっと顔を向けた。
今度はいきなり立ち上がりはせず]
ええと、大丈夫です。
私やロミルダちゃんは、まだ、食事中ですから。
[何が大丈夫なのかは分からないが、至って真面目に言う]
ご用意しましょうか?
お、ありがとう。
では、遠慮せずによそらせて貰うよ。
ええと、君は……(ゲルダから聞いた特徴を思い出しつつ)、確かゼルギウスさんだね。
わたしはエーリッヒと言うんだ。
よろしくね。
……って、その態度がムキになってるように見えるんだってーの。
[ダーヴィッドの反応に、さっくり切り返す。
他の事ではやり込められる事が圧倒的に多いせいか、こういう時は容赦ない]
あいじょー、こもった、りょーり?
それ、おいしい、んだ。
カーラ、はー………。
……カーラ、も、すぐに、は、でてこない、や。
でも、おいしい、もの、は、すき。
だから、いま、たべたの、ぜんぶ、すき。
[ほわ、と微笑んでまたゼリーを口へと運んだ]
そっか。よかったね。
はい、じゃあお代わり。
[一つ目を食べ終わるのを待って、手をつけようか悩んでいたゼリーをもう一つ、カルメンに手渡す。
人狼の話には口を挟まない。少しだけ眉が寄っている]
[ブリジットの言葉にはきょとんとして首を傾げ]
しょーせつ、って、なぁに?
[読むことが出来ぬため、まずそこから知らなかった]
ローザ、は、しんじてない。
でも、じーちゃ、いる、ゆってた。
[うーん?とまた首を傾げている]
忘れるところじゃないかもしれないが、覚えるところでもないっ
[ユリアンの突込みには負けじと言い返して]
大事な言葉だけ覚えてればとりあえずはいいんだよ。
忘れたってことはもっと大事なこと覚えてる…と思ったらなんとなく前向きだろう
空想でもいいですよ。
私が納得できるくらいの空想だったらね。
[ゼルギウスの言葉に、にっこりと笑う。
何故か意識していないのに、妙に迫力があるような気がした]
もしかして、私が倒れた後に、人狼が現れて、ゼルさんが退治してくれたとか?
それとも、デュラハン辺りかな?
どういたしまして、っと。
ああ。ははっ。
なんか、素直に褒められると照れるな。
[カルメンの礼の言葉に頬を掻き。
誤魔化すように、最後の一口を放り込み、ごちそうさまと]
…陸のセロリ自体は食べてないじゃんか。
[立ち去るハインリヒには小さな声で呟くも、届ける意図は無い]
―広間→二階・客室―
[広間を出て、灯りのない廊下と階段を行く。
足取りはいつもどおりに]
[変わらず見えているかのように]
[部屋に着く]
[灯りは点けぬままで]
[月明かりだけ差し込む中、まるで普段と変わらずに]
[持ち込んだものと、持って来てもらった物を
きちんと分けていく]
[それが当たり前であるかのように]
[食べ終わったゼリーの皿の代わりに、別の皿がカルメンの手に渡る]
もう、いっこ?
クーリェ、ありがと。
[一度きょとりとした後に嬉しそうに笑んだ。
クロエの眉が寄っていることを知らぬまま、カルメンは再びゼリーに意識を奪われる]
[ゲルダが金髪の男性に話しかけているのを見て、学校の先生かな、などと思いつつ。
カーラが首を傾げる様子に、困ったような表情で微笑んで]
あぁ、えーとね、うん、信じてないっていうか。
信じたくない、かな?
だって、本当に居たら、その…
怖いじゃない?
[出来る限り自衛団長を悪くは言わないようにしようと、先程内心で呟いた言葉を口に出し。
続く言葉は、われながら子供っぽいなぁと思い少し赤くなって苦笑しながら。]
お。知られてた。で…エーリッヒさんってことは…
いやいや〜。噂には聞いてまっせ。兄さん
改めまして、ゼルギウスっていいまんねや。よろしゅうに
なんでもゲルダ嬢がいうにはエーリッヒの兄さんは―――
[なんでか口調が変わりながらも、そこで不意に止めて]
…いじめになるらしいからこっからやめとくか。
しっかし…遅れて来たみたいだけど、物好きだね。逃げる間とかなかったのかな?
[どこまでしってここに来たかは知らないが。わざわざやってきたのではないかと思ってさりげなく聞いてみた]
あらら、ローザちゃんからも褒められた。
おにーさん照れちゃう。
[くすくす笑いつつ、一度食器を台所に運び戻ってくる]
いやー、人が行かない時期の方が、物が貴重になるから。
儲けの額が一つ違ったりするんだよね。
吹雪で命がけだったりするけど。
[人狼の話題には、自ら乗ることなく。
新しい人影が見えたなら、眼差しを投げる]
――…ああ、噂の。
[ローザの狼狽にも気づかず]
一目合ったその日から恋の花咲くときもある。なんて言葉も歩けど、逆にある日突然気づくときもあるかもよ?
今までは単なるお兄さんだと思ってた人とか、喧嘩友達だと思ってた人とかが、いきなり、気になってくるなんてのは太古の昔からの王道であり、人として存在している以上、よくある話よ。
私の場合は、一目会ったときから〜ってほうだったけどね。
でも、ある日突然ってのもなかなかロマンティックじゃない?
ああ。出来れば、彼と次愛し合う時は、後者のロマンスにしてほしいかな。
もし生まれ変わったとしても、同じシチュエーションだったら、なんか困るじゃない?うん。生まれ変わっても、また彼を愛するのは当然の成り行き。
[どんどん長くなっていきます]
ロミルダちゃん、こんばんは。
[手を振り替えし、笑い、ローザに向き直り]
最初聞いた話では違う筈だったのだが、どうやらそうらしいよ。
わたしが犯人だとすると、自分が二人居ないと説明がつかない気がするのだがね。
一刻も早く皆の誤解が解けて軟禁が解かれるといいね。
[自分も当事者であるのに、人事のように言う]
[もぐもぐしながらローザの言葉を聞く。
口の端にはゼリーの欠片]
しんじたく、ない。
こわ、い?
じんろー、は、こわい、もの?
じんろー、わるいこ、ゲーダ、おしえて、くれた。
わるいこ、だから、みつけて、じーちゃ、に、おしえれば、いい、って。
やぁだ
[笑うような気配。
けれど。
続いた問いに対して、
答えを返すまでには間があった]
昔の 陸の
知り合い
それだけ
ふに?
[ゲルダからエーリッヒへの話題でロミルダの名前が出たのに、きょとんとそちらを見ながらも、ようやく最後の一口を口の中へ。
続いてとっておいたデザートに手を伸ばす]
[カルメンの言葉に]
小説ってのは物語のことよ。
つまり、人を楽しませるだけの架空の出来事。
恐怖ってのも、身近に存在しないから楽しめるものだしね。
ギュンターさんは、きっと架空の出来事を信じすぎているのよ。
[周囲が語る、「人狼」の話題には、口は出さない。
否、出せない。
どこか、何かがそれを拒むような感覚があるから]
……それ、なんか問題違う気がする。
[だから、意識を逸らすように、ゼルギウスにぼそり、と突っ込みだけ入れて]
「ずっと、いっしょー。
ユーリィとロートス、どっちもひなのころから、いっしょー」
[鸚鵡は、ゲルダの問いにこんな言葉を返し]
……雛、ちげぇ。
[口を挟む気はなかったが、そこだけはぼそ、と突っ込んだ]
/*
相方が黒い――(笑)
非村人っぽくはしているけれど、赤COになってしまっているかしら。
加減のよくわからないままにやっています。
ぬぉっ。了解が出た
[なんだか主旨が変わっているけれど、なにやら追い込まれてる気配をブリジットから感じて、とりあえず、普段通りのロミちゃんにちょっと癒されたのでなでてみつつ]
いやいや、人狼もデュラハンもでなかったよ。出たのは亡霊だね
子を宿せなかった女性の霊が赤子が欲しいっていって現れて大変だったぁ
[なんだか適当にでっちあげることにしたけれど、きっと後で駄目になるでしょう]
うるさいだまれ、このしょーわる。
[ぷいっ、と音がしそうな感じに、そっぽを向く。
で、そのままに、カルメンに笑顔を向けて]
そうそう、美味しいし。何より嬉しいね。
涙が出るくらいありがたいっつーか。
[カルメン自身の答えを聞いたなら、頷いて]
そっかそっか。
これ美味しかったなら、あとで、ブリジットさんとあのしょーわるに…は言わなくても良いか。
お礼を言うと良いんじゃないかな。
あぁ、そっか。
行商するなら仕入れも必要だもんね。
あたし達の場合は人が大勢いないと商売にならないから。
って、えぇ、えーとー…ブリジットさん、まだ身体本調子じゃないでしょ?
あんまり喋ると身体に障るよ?
[ダーヴィッドの話には笑顔で頷き、出来ればブリジットさんの惚気から助けて欲しいかな、などと視線で訴えた。]
クロエさんとユリアンさんも、よろしお願いするよ。
[二人の様子を気にする様子もなく、にこやかに声を掛ける。 と、ゲルダの声]
うん、お願いできるかな、ゲルダちゃん。
ブリジットさんもありがとう、そうさせてもらうよ。
もの、がたり?
おはなし?
か、くう…。
[ブリジットの説明に半分理解して、半分不思議そうにして。
理解したようなしていないような表情になる]
くで、ん、も、かくう?
[分からないと言うように言葉を紡ぐ。
自分が名を口にしたことでゲルダがカルメンを見たことには流石に気付かない]
えぇ、本当に。
こんなちっちゃな子や大事にしなきゃいけないお母さんまで集めて何考えてるんだか。
っと、あたしはローザです。
エーリッヒさん、でよかったですか?
よろしく。
[他人事のように話す男性に向かって肩を竦め、微笑み。]
俺がしょーわるなら、お前はなんだっての。
[そっぽを向くダーヴィッドへの言葉は、少しだけ、力が失せたような声で]
……まあ。
ここにいる、間は。
[エーリッヒには、短くこれだけ返す]
うん、おれい、いう。
…しょーわる、は……ユーラ?
ユーラ、は、しょーわる。
[ダーヴィッドの勧めに頷き、更に別のものをインプットした]
ほほーう。
女性の亡霊。
[ゼルギウスの言葉にダイレクトで返し]
うーん、それで、私はゼルさんの何処に感謝のお礼を言うべき箇所があったのかな?
それに、色々って?
[やはり、顔はにこにことしたままで]
[カーラの言葉に上手い説明が思いつかず、んー…と考えつつ]
わるい子に、いじめられちゃったりするのは、怖いなって思ったの。
[出来る限り怖がらせることはしたくなくて、そう説明した]
一気には運べないな。
今ある分、運んできてしまいますね。
あ、ローザさんも急いで食べる必要はないですよ。
[ちらりとエーリッヒを見て頷く。
そのまま立ち上がって食べ終わった食器を幾つか重ね始めた]
[ローザに本調子ではない胸を問われると]
ああ、うん。そうだね。
今日は倒れた後だし、あまり興奮し過ぎないようにしなくっちゃ。
[と、矛先を収めた]
続きは、また後日。改めてたっぷりと話しましょう?
[違う矛先を出した]
[なんとなくくったりしつつ、それでも食事を終え。
台所に食器を下げ、窓際へと寄る]
……蓮。
咲いたかな?
[蓮の花は、夜に開く。
見に行けるといいんだけど、と。
ふと、そんな事を考えた]
んー?
いじめられる、まえに、みつける、の。
みつけて、じーちゃ、に、おしえれば、いじめられない、よ?
[カルメンの中では既に居ることが前提となっている。
故に結局は同じ結論に辿り着くのだった]
ローザちゃんも、食後の散歩に行くかい?
[手を差し出すも、強制する意図は無い]
まぁね。
それに他の行商も居ないから、普通のものでも単価が高くなるし?
住んでる人間自体が少ないと、そもそも商売が成り立たないけどね。
さって、空いてる食器を片付けようかなっと。
……ん?
[出来るだけ明るく声を出して片付けを始めようとして、テーブルの上の絵本に気付き。
幼い頃読んだことのある絵本だったかもしれない、と興味を持って、手に取った]
………
[開いたページには、5つのシルエット。
少しの間、それに目を奪われていたのは気のせいだろうか。]
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