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ほら、そこにもここにも。
始まりを示す小さな欠片が散っています。
見えていないのか、見えない振りをしているのか、どちらでしょう?
どうやらこの中には、村人が6人、占い師が1人、霊能者が1人、狩人が1人、智狼が2人、幻魔が1人いるみたいですよ?
噂好き ホラントが時計を進めました。
噂好き ホラントが時計を進めるのをやめました。
アラ
ルイも準備なのね!
[廊下ですれ違うと、ふふと笑う。
コンパスを取りに来ただけなので、
用意はさくっとすんだようだ。]
皆と合流するのよ!
宿の入り口でまってるのですかしら!
[ひらと手を振って、宿の入り口へ。
まだ来ていないなら、
一度食堂の方へと顔を出すかもしれない。]
旅芸人 ツィンカは、ランダム を力(占う)の対象に決めました。
旅芸人 ツィンカが時計を進めました。
今夜はとても良い月ですから。
きっと・・・楽しいですわ。
[イゾルデの指差す先、二人の子供に見えるよう籠に手を添え]
はい、マリオンくん。
今夜も元気な挨拶ね。
[ランタンを渡すホラントとの様子に微笑ましく目を細める]
/*
元から妖精見えてても良いかもな、こいつだと。
昔は見えてたけど今まで忘れてて、思い出した。
うん、行ける行ける。
[ホラントの元へ駆け寄ると、丁度ドロテア達が集まってきたようで]
あぁ……よかった。
ひとりだけ場所を間違えて、置いて行かれるかと思いましたよ。
ふゃー、危なかったー。
――おや?
[その顔ぶれに子供達の姿を見て取り]
こんな夜中の森に、小さい子を連れてきて大丈夫、なんですか?
[恐らくリーダーであろう、イゾルデに苦言を呈する。]
[擦れ違うツィンカにひとつ頷く]
[片肩に掛けて背負う形の袋を開き、
包んだサンドイッチを放り込む]
[部屋で行うのはそれだけ。
鞄を肩に負えば、そのまま宿の入口へ向かい]
奉公人 ドロテアが時計を進めました。
旅人 ルイは、ランダム と ランダム を力(結ぶ)の対象に決めました。
[親指立てる兄には、親指立て返して]
はーい、オレはいっつも元気でーっす!
[ドロテアの言葉に、にこぱ、と笑って頷く。
子供全開の様子に、アナは呆れてたかもしれないけれど]
やっぱり、ドロテアさんも行くんだー。
ねね、なんかお菓子、あったりする??
村娘 マルガレーテが時計を進めました。
[基本的に意識は女性へ。
けれど声をかけられればそちらへも意識は向く。
ヴェルナーの苦言にはけろりとした表情で]
こんだけ人居れば大丈夫っしょ。
行きたいって言うのを引き止めるのも可哀想だし。
僕らなんて子供だけで遊び回ったもんだぜー?
[なぁ?と同意を向けるのは幼馴染であるクルト]
騎士 ゲルハルトが時計を進めました。
仕立て屋 イゾルデが時計を進めました。
/*
さてさて、どっしよっかな。
兄貴もいるし、妖精でした、のオチはなしよね。
憑かれる、ってのもキャラじゃないし。
妖精に目、つけられてつきまとわれる、のパターンがいっかな?
少年 マリオンが時計を進めました。
医者 ヴェルナーが時計を進めました。
エリーゼ。
『うん?』
どうするんだったか。
『もう、ルイはいつもそうなんだから。
いいわ、私が勝手にやっちゃうから』
……構わんが。
[傍から聞けば、鳥の鳴き声と会話する異質な姿。
誰も居ない廊下ではそれを見咎める者も居ない]
『…んふふ』
…楽しそうだな、お前。
旅人 ルイが時計を進めました。
んだな。
俺ら多分もっと小さい頃から入ってたよ。
[イゾルデに頷き、ヴェルナーに言う。
騒ぎになったこともあるのは、今は横に置いといて]
まあ、先生・・・こんばんは。
無事に合流できて何よりですわ。
[ヴェルナーへと微笑んでから、苦言を呈する姿に眉を落とす。
元凶のホラントを横目で伺うと聞こえない振りをしていた]
―森入口―
[イゾルデの笑う気配に、ていっ、と脇腹を突いてみたり]
しかし、あれだね。
賑やかな夜になりそうなのだよっ。
[空の銀月を見上げ、にっこりと笑う]
あのランタンからするとまだ人は増えそうなのかねぃ?
[こて、と、首をかしげた]
情報屋 ヒルダが時計を進めました。
青年 クルトが時計を進めました。
/*
噴 い た 。
見事に引き当てますか俺は。
まあ…どっちでも行けるように動いてはいたし。
傍から見ると思いっきり妖精路線だったろーしorz
あ、ちなみに初期設定はツィンカ×ヴェルナーでした。
あ。来たみたいです。
[宿の中を覗き込んでいたが二人の姿が見えれば、ランタンを両手で持って]
じゃ、行きましょう…か。
きっと、あたし達だけじゃない…と、思うんですけど…
[青年同士の話し合いには口を出さず。
子供たちの方へと顔を戻して、元気な催促に頷いた]
はい。
銀月の宴に相応しい菓子を用意するように、と若様が。
それじゃ、いくか。
[マリーに頷き、二人が追いつくとランタンを下げ森へと向かう。
空を見上げると、美しい銀の月。]
重いか?
[歩きながら、両手でランタンを持つ娘を見つめる。]
これだけ、ねぇ。
[数える。
若者4人、女性が1人、子供2人。微妙なとこ……少なくとも相当若い子が1人。
その上、若者のメンバーがメンバーだ。]
まぁ、君はしっかりしてそうだけど。
[ぽつりと呟く。]
でも夜の森は危険ですよ?
一体なにが出るかうわっ!?
[がさっ、という物音に大袈裟なほど驚く。]
ホラントー、他にも来るのかー?
[訊ねども返って来るのは「さぁ?」と言う言葉。
手当たり次第に声をかけていたと言うのが丸分かりである]
なー、この森は僕らの庭みたいなもんだろ。
[クルトに頷き返す。
騒ぎになったことなんて遠く彼方]
ヴェルナーせんせ、しんぱいしょーだなぁ。
[医師とイゾルデ、兄たちのやり取りにぽつりと呟いて]
ほーんとっ!?
やった、ドロテアさんのお菓子、オレ、大好きなんだー。
[肯定の返事に、本当に嬉しそうに笑った]
せんせーの方が危なそうに見えるんだけどー?
[ヴェルナーが大袈裟に驚く様子に微かに笑いを込める]
てーか、せんせーまで来るなんて結構意外だったなぁ。
興味あったんだ?
ああ……なんだ、風ですか……まったく。
[飛び上がった鼓動を、深呼吸で抑えつけて]
……やっぱり心配ですねぇ。
[悪怯れない若者達に、やれやれ、と溜息。]
誰が居るかは、
いくする分るね
[銀色の月明かり
ランタン持って
楽しげに笑う。]
いー 月!
[空を仰いで、言った
しゃらん
腰元にある小さな荷物が音を立てた。]
ほむほむん。
しかし、確かにこれだけ暗いとアレだねっ。
子供たちは、大人に手をつないでもらっていたほうが迷わず済んで良いかもしれないねっ。
[珍しく、まっとうな発言をば]
って、わわっ!
[チョップを喰らって、頭を押さえる。
さして痛くもないが]
ぼーりょくはんたーい!
先生はあなたたちのことを想って下さっているのですわ。
[「しんぱいしょー」と呟くマリオンに、眉を少し落とす。
そんな表情も、満面の笑みを受けてすぐに*和らいだけれど*]
[ゲルハルトに頷けば、森へと足を向ける。
時折、辺りを見回して居たが、声を掛けられると顔を上げた]
え…?
あ。いえ、その。
吃驚した時、落とさないように、って…
[少し恥ずかしそうに言うと、ランタンと前方に視線を向けて]
だから、大丈夫、です。
…ありがとうございます。
[ランタンを持たぬ姿に銀が降る。
自身の持つ髪が一層に揺れて]
[一体何処に持っていたのか、リュートを手に]
[弾き始めるのは軽く跳ね、時に緩やかに流れる童謡]
――みんなで聞こう
楽しい オルゴールを――
秘密のお菓子!
[聞こえた単語に、がばっ、と反応]
それはついつい暴きたくなるねっ。
良い香りも秘密を掻き立て、さらに謎を明かしたくなるのさっ。
[きらーん、と、ちょっと離れたところで目を輝かせてたり]
[呼びかける声に答えるのは、木陰でちらちら瞬く光。
同族には、翅を持った妖精の姿が見えるはず]
『おー、すごいすごい、カッコいいなあ。
ぼくは、どーしよーかなぁ。
誰かと入れ代わろうか、って考えてたら、タイミング外しちゃった。
だから、そこの、元気のいいコに、協力してもらおうかなあ、なんて考えてるんだけど。
面白がって、手、貸してくれそうな感じじゃない?』
そーそ。
危ないとこには近寄らないようにすればいい。
まったく、マリオンよりよっぽど危なっかしいよ、先生。
大丈夫?
[笑いながらヴェルナーを見て]
悪かったな!
ドロテアさんのお菓子は特別だ。
[イゾルデに笑われ鼻を鳴らした。
兄弟揃ってファンらしい]
[流れる音は曲調に合わせて僅かに潜められ]
――月の光
花園を あおく照らして
ああ 夢を見てる
花々の眠りよ――
[謡う口元は枯草色の外套に覆われて見えない]
[肩の青も今はその*瞳を閉じて*]
[イゾルデの表情に]
ぐ。
こ、これでも年長ですし、ね?
[なぜか疑問形。]
意外……そうですか?
新しい発見があるなら知りたいものですが……
それが何かの役に立てば。
君達もそうなんでしょう?
好奇心って奴は。
[ゲルハルトとマリーの様子に、くすりと笑う
流れ聞こえるリュートの音
ぱっとそちらへ視線を向けた]
ルイ ステキ
ワタシおどっちゃおーかしら!
[流れる緩やかな音楽
くるりと身を翻すと、がしゃんとランタンが音を立てる
傾きすぎそうになったら、おとと、と動きを緩くした]
アラッ
どうやら森の入り口、
けっこうにぎやかかもなのカシラ
[ランタンの明かりが、遠目に見えた]
/*
謡ってるのは『アマリリス』。
名前がフランス語だったので合わせてフランス民謡で。
みんなで聞こう
楽しい オルゴールを
ラリラリラリラ
しらべは アマリリス
月の光
花園を あおく照らして
ああ 夢を見てる
花々の眠りよ
フランスみやげ
やさしい その音色(ねいろ)よ
ラリラリラリラ
しらべは アマリリス
んー、そうかもだけどー。
[眉を下げるドロテアに、ちょっとだけむぅ、となったりしつつ。
力説する兄の言葉に]
うん、そーだよなっ!
[力いっぱい同意した]
[ヒルダの暴力反対と言う言葉は聞き流し]
ま、ドロテアのお菓子が特別ってのは否定しないね。
僕も相伴に与りたいところだ。
[クルトにはケラケラと笑いながら同意を向けた]
──お、誰か来た、かな。
[耳に届く旋律、微かに聞こえる話し声。
視線は一度村のある方へと向く]
年長でも風でビビってちゃあねぇ…。
[実行にまで移さなかったが、鼻で笑うよな態。
ヴェルナーが来た理由を聞くと、ふぅん、と声を零し]
まぁ俺も仕事のタネになれば、と思って来たけどね。
でも役立てるって、せんせーの仕事には役立つんかなぁ?
[微かに首を傾げた]
ありがとう、ドロテアさん!
[是非と言われて満面の笑み]
あ、俺は面白そうだからってだけ。
まあ好奇心ではあるかな。
[イゾルデに答えるヴェルナーに、しれっと言った]
だよなーっ!
こんな機会逃せるわけがない。
[兄弟一致団結]
[遠目でもツィンカとマルガレーテの姿を見つけると、そちらへと歩み寄り]
何だ、ツィンカとマルガレーテも来たんだ?
知ってたら迎えに行ったのに。
[少し驚きを見せながらも微笑み、声をかける。
周囲に居る男には目もくれない]
[マリオンをたしなめるドロテアに]
あはは、いいんです。
心配しすぎて困ることはないんですから。
ドロテアさんのお菓子は確かに特別です。
[クルトの言葉には頷いて]
患者さん達にも評判がいいんですよ。
その節は差し入れをありがとうございました。
はい…大丈夫、です。
[小さく頷くのは、流れる旋律の邪魔をしないためか。
ランタンの淡い光で辺りを照らしつつ、月下の道を行く]
…素敵ですね。
[ポツリと呟く言葉は非日常なる夜の空気に。
森へと近づいてくれば、目にはいるのは]
結構、みんな行くんだ…
[首を傾げつつも。
手を振るのが見えれば、軽く手を振り返しながら其方の方へと]
そそ、こんなチャンス滅多にないモンなっ!
[にこぱ、と笑って兄に同意。
冒険好きなところやら何やら、やはり、血は争えないようで]
っと……やほー!
ツィンカねーさん、マリーねーちゃん。
それに、ルイさんも来たんだー。
[それから、やって来た者たちへ元気よく手を振る]
[イゾルデが此方の方へと来れば、目を瞬かせつつも]
う、うん。
ホラントさんから聞いて…気になった、から。
[最も。聞いたのが結構遅くなってからだったので、イゾルデが何処にいるかも分からなかったのだが]
…マリオン君と。アナちゃんも行くの?
[ふと、見れば小さい子も居る事に気付き、手を振りつつ二人に問いかけるよう]
だったら笑うなよなー。
[イゾルデにぶつくさ言いながら村からの道を振り返る]
こんばんは、ツィンカさん、マリー、ルイさん。
と…。
[ゲルハルトに首を傾げて]
誰?
……ひとりくらい用心する役がいるでしょう。
[ビビってるのは否定しない。]
妖精って、不思議な力を持っているんでしょう?
医術も万能じゃないですからね……
[顔を背けると、その表情は陰に隠れた。]
そうだね、一緒だったら楽しかったかも。
[ツィンカの言葉に頷いて、一度周囲を見回す]
思ったよりも集まったかな。
これで遭遇出来たら最高だね。
[きらきらきらきら。
光は零れる、楽しげに]
『直接、声、かけちゃおっかなー。
こういう子は、素直に聞いてくれそうだし、ねー』
[くすくすくすくす。
楽しげに、笑う声が響き。
今は光の珠の妖精は、ランタンの灯りに紛れて気づかれぬよに少年の周囲を一巡り。
そうして、妖精と声をつなげるまじないの粉をふりかける]
『ねね、そこのキミ。
ちょっといいかな?』
[呼びかける声は、たのしげなもの]
ん、もっちろん行くよ!
こんな楽しそうな事、混ざらないわけいかないって!
[マルガレーテの問いかけに、にぃ、と笑う。
手にしたランタンが揺れて、光を振りまいた]
そっか、僕も見れたら良いなぁと思って参加したんだ。
ああ、マリオン達も見たいって言うから。
滅多に出来ない体験だろうから、引き止めるのも忍びなくて。
[連れて来たのだとマルガレーテに言う]
やあ、みなさんこんばんは。
ええと……
[女性が2人、増えた。
そして最近来た旅人と、見知らぬ男。]
念の為に聞きますけど、大丈夫なんですか。
[先程と同じ言葉を繰り返した。]
― 森の中 ―
[少女はマリオンのやや後方に居た。
まるでマリオンという壁から面々を窺う様に。
知った顔であれば都度、笑顔を見せたろう。
しかしそうでなければにこりともしない。]
こんばんは
[髪を両手で梳き下ろす癖。
人見知り全開な姿が其処にはあった。]
……ってー。
[不意に聞こえた声。
頭の中に響くそれは、聞き覚えのないもので]
誰……っていうか。
ナニ?
[戸惑いながら、頭に浮かべた疑問は、そのまま。
妖精たちに伝わる言葉へと変化する]
そっか…
確かに、楽しそうだもんね。
[マリオンの笑みに、小さく笑み返すも]
大丈夫だと思う、けど。
はぐれないように、ね。夜の森は、危ないから。
[一応、年上として、一言だけ言っておくつもりのようで]
[続々と集まる様子に、浮かぶのは満足げな笑み]
さあさ、それじゃあ。
みんなで行こうかー?
銀月夜の森、妖精の宴。
ふふ、わくわくするねぇ。
[そんな事を言いつつ、森へと向けて歩き出す]
あ、それじゃあはぐれないように手ぇ繋ぐ?
[子供達へ向けられる注意を耳にし言葉にするも、提案は子供達へと言うよりは女性陣へ向けられる]
[騎士の背中に生える、人には見えぬ光る翅。
仲間の"声"にキラキラと輝く。]
あはははっ。
[仲間の姿が見えると、挨拶するかの様に翅をふるふる振るわせた。]
へえ、その子。
可愛いねえ。
僕はこの詩人さんと踊り子さん、気に入っちゃったよ。
[そうして、皆が森に入って間もなく。
森が、不思議な力に閉ざされるなんて。
その時は、誰にもわからなかった──
かも、知れない**]
そう、イゾルデも。
みんな、思った事は、同じ、かな。
嘘だったら残念だけど…本当だったら、って。思うと。
[ふふ、と小さく笑いつつ]
でも、二人共、よく反対されなかったね。
先生が居るから大丈夫だと思ったのかな?
[…本当の事を知らぬため、純粋な疑問。
そして]
…主君?
[興味の塊の中に、少し変わった者がいる事に、名乗りを受けてようやく分かる]
少女 アナが時計を進めました。
あーと、公爵様の騎士様?
[仰々しく名乗られちょっとしどろもどろ]
俺はクルト=アカーツィエです。
アルブレヒト卿?
[呼び慣れなくて疑問系になった]
はーい、はい。
わかってますって!
[はぐれないように、と注意するツィンカとマルガレーテに頷いて。
それから、ようやく気づいた見知らぬ男性の姿にきょとり、とする]
え、え、え?
どこの人?
[兄の疑問に返された名乗りにも、きょ、とするばかり]
イズー、それ。
マリオンとかと繋ぐ気皆無だろ。
まあ、でも悪くはないな。
アナも誰かと手を繋いでればもっと怖くないよね。
[人見知りが出てるのを少し気にはしてた、らしい]
おー、行く行く。
そのために来たんだ。
[ホラントの宣言に声を返し、その後に続こうと]
本当に見れるかは判らないけど、可能性があるなら、ね。
さ、行こうよ。
[言って、ごく自然にマルガレーテに手を差し伸べてみた]
[同じ高さまで落ちてきた目を、じっと見る。]
うん。
[たっぷりの間の後、ゆっくり頷いた。]
おじさんも?
[頷いて、戻す間も瞬きせず、目は逸らさない。]
[ゲルハルトの口上に]
あ……どうも。
ヴェルナー=ベーリングと申します。
つまり……騎士様ということですか。
なんだか頼りになりそうだ。
[不安を振り払うよう、自分に言い聞かせた。]
[きょと、としたのは、見慣れない姿と聞きなれない名乗りもあったけれど。
妖精と強引につなげられたせいで見えるようになった翅も、その理由で]
え、えええ?
なに、なに、なに?
[理解不能に陥る肩に、光の珠の姿を解いた妖精が舞い降りる]
『脅かしてごめーんねー?
ああ、キミに危害を加える気はないんだよー。
ただ、ちょっと手伝ってほしいかなー、なんて思ってさ』
て、手伝うって、ナニ!?
『んー、話せば長いことながら?』
[なんて、冗談めかした言葉と共に、説明開始]
[一通り、説明を終えたなら。
妖精は、返事を得るまでの間、踊り子と詩人とを眺め]
『やあ、そっちの二人も綺麗だね。
上手く、お招きできるといいなぁ』
[なんていって、笑ってみせた]
…手、繋ぐ?
[イゾルデの問いかけを、そのまま二人へと。
ベクトルが女性陣に向けられている事に気付いては居ない様子。
しかし、手を差し出されると、ようやく何かに気付いたのか]
そ、それじゃあたしの方が心配されてるみたいじゃない。
[軽く頬を染めつつ]
輪になって歩くのは無理だって。
二人か三人で組になって手ぇ繋げば良いんじゃないかな。
灯りがあれば誰がどの辺りに居るかくらいは判るだろうし。
[ツィンカの言葉にクスクス笑いながら返す]
三人のところは左右の人がランタン持てば良いしね。
あっははは、ちょっとやりすぎちゃったー。
皆ぽかーんとしちゃってる。
王様達のマネッコしてみたかったんだもん。
えらそーに名乗ってみたかったの!
[相方の説明が終わった頃、
きょとんとする少年に、翅を煌かせ話しかける。]
僕、ギール!僕とあそぼーよ!
/*
みょん。
こわいけどー。ちっちゃいこがいるからー。
おくびにだせないまるがれーてさん。
そして、きしさまがいっきにふらんくになったのはきのせい?
こうかんどひくいのかしら。
え、だってどうせなら女の子と手ぇ繋ぎたいもん。
マルガレーテみたいに可愛い子なら尚更ね。
[頬を染める様子に軽く首を傾げ、さらりと言う]
ランタン持った手を握ってくようにすれば輪にもなれるだろうけど。歩くにはちょっと難しいかもね。
[ツィンカに笑う。
ゲルハルトの説明には、うわーとか思いながら]
よ、よろしくお願いします。
[ちょっと緊張気味になってみたり]
そうです。弟のマリオン。
[質問の答えもなく出発するホラントに]
え、ちょっと、待ってください。
まあ騎士様もいるし、旅人さんも慣れてそうだけど……
[他の面々を見回して、はぁ、と溜息。]
仕方ないですか。
私の手が必要な子はいるかな?
[迷いなく女性に手を差し延べるイゾルデには肩を竦めつつ、一応、子供達に問い掛ける。]
あー、えー、とー。
[ようやく、色々飲み込めたようです]
つ、つまり。
オレは。
妖精と話してる……ってこと!?
『だから、そういってるじゃない。
ねぇ?』
[くすくすと笑いながら、妖精は仲間──ギールを見やって]
『王様のまねっことか、普段はできないもんねぇ』
[それから、視線は改めて少年へ]
『で、どーおかな?
手伝ってくれる?
ああ、ぼくはミステルっていうんだ』
[一方的な名乗り。
少年の視線は、自分にだけ見えるものを行きかって]
んー……わかった!
なんか楽しさそうだし、オレもきょーりょくする!
[あっさりきまっちゃいました]
[自分の名を告げる兄の声に、一つ、瞬き]
あ、えーと。
マリオン=アカーツィエ、です。
[まだどこかきょと、としたまま騎士にぺこりとお辞儀をして]
ってもさー。
ちぇー、せっかくの探検のチャンスなのにー。
[けら、と笑う兄には、露骨にむう、として見せた]
それは、どうかは分からないけど…
[女の子と手を繋ぎたい、と言われてもよくは分からない様子]
もう。
[さりげなくもストレートに言われれば、気付かないはずもなく。
言われた言葉に頬を染めたまま]
誰も繋がないなら。繋ぐ。
/*
耐性無いからなぁ。
マルガレーテ。
突っぱねる事が出来ずにおります。
でも、精神的に繋ぐと繋がないの境界なので、ツンデレっぽくなる不思議。
…ホント不思議だよ!(…
/*
やばい、やばいやばいやばい
ロールが安定してないw
ごめん、ちょっと、おちついたほうがいいかな…
ごめんなさい、ね
あっははは、だから子供って大好き。
ミステル、よかったな。
よろしくな、マリオン。
[けらけら笑って翅を動かすと、マリオンのポケットに飴玉が一つ。]
……お前がそれ、言うのかよ。
[アナの憎まれ口は、そのまま受け取って。
むぅ、としたまま、周囲を見回す]
……ドロテアさんは、ホラントにーちゃんだろうしなー。
[なんてぶつぶつ言いつつ、思案顔。
取りあえず、対象として兄は置いとくらしい]
[それでも、ツィンカに嫌なら諦める、と言われたなら]
あ、そんな事、ないないっ!
ねーさんがいいなら、一緒、いこーぜっ!
[にこぱ、と笑ってそちらに駆け寄った]
と言うわけでもう片方どぉ?
[笑みながらツィンカにも手を差し伸べた。
ランタンは用意しておきながら灯りを付けていないため、鞄の中]
じゃあ誰も居ないみたいだし、はい。
[マルガレーテにも改めて手を差し伸べた。
誰も居ないとかは自分基準]
『よーし、じゃあ、改めてよろしく、マリオン』
[快諾の返事に、あがるのは楽しげな声]
ん、よろしくな、ミステル。
えっと……ギールだっけ?
そっちもよろしくっ!
……って、あれ?
[楽しげな声で返した直後。
ポケットの中の感触に首傾げ]
え、え?
うっわー、こんなこともできんの?
ん、そっか。
[アナの心の機微までは分からない。
そんなところも兄弟なのか。兄がことさら鈍いのか。
いいのか?と弟を見たりもしたけれど]
まあまあ。そのチャンスはまたあるって。
んー、ツィンカさん、マリオンのお願いします。
俺は…。
[ヒルダとドロテアとヴェルナー。
等分に見ながら、どうしようかと手を*彷徨わせた*]
そう、ギール。
ギールだよっ。
あは、飴ちゃん、びっくりした?
びっくりした?
食べたらもっとびっくりだよ?
[楽しくて仕方がなくて、翅がひときわ強く煌いた。]
[ゲルハルトの反応に戸惑うも]
はあ……そういうものなんですか。
でも、騎士様なんでしょう?
なら頼りにしてます。
[ふにゃり、と笑って]
ほら、アナちゃんも頼りにしてるみたいだし。
…分かった。
[誰も居ないと手を差し伸べられれば、小さく息をついた。
…ツィンカにしか声を掛けてない、とか、色々言いたいのだろうが、実際、皆がどんどん手を繋いでいたのは事実である]
もう。
こういう流れなら、あたしじゃなくてアナちゃんに聞くでしょ。
[手を重ねながら、軽く唇を尖らせた*]
[兄に向けられた視線の意味は、きっとわかっていない。
鈍感も、どうやら血筋なのかも]
ん、じゃあ一緒にいこ、ねーさんっ。
[にこぱ、と笑って差し伸べられたツィンカの手を掴む。
手をぷらぷらさせるイゾルデには、いいだろー、とか笑って見せて]
なんか、ワクワクしてきたっ!
[森へ向ける瞳には、はっきりそれとわかる*好奇心の色*]
[差し伸べられた大きな手をじっと見た。
姫と呼んだ顔に、窺うような視線を移す。]
…
[自分から口にした癖に、いざというと
おそるおそる手を重ねた。]
御願い …します
アナ=オルティアス……です
[ぼそぼそ、と小さな声で挨拶を。]
[2人に声をかけるイゾルデに]
こら。
君は1人だけにしなさい。
いざというときにお嬢さんを守るのはイゾルデ君なんですよ?
鞄は捨てられても、手を振り解く訳にはいかないでしょう……やれやれ。
うん、びっくりしたっ。
そっか、食べたらびっくりなのかぁ……でも、今出すとみんなに取られそーだから、後で食べるよっ。
『さてさて。
それじゃあ、みんなをご招待しないと、ねー。
……最初は、だーれがいいかなぁ?』
[仲間と少年のやり取りに、楽しげに笑いつつ。
妖精は翅からきらきら、*光を零す*]
/*
赤とか。
久しぶりすぎて。
めっさテンションおかしいwwwwwww
2月の案山子以来だよ、赤ログとかwwwwww
……ランダでよかったわーorz
大人数居ても女の子以外はお断りー。
[ツィンカの言葉にけらりと笑う。
勝利の笑みのよに笑うマリオンには、言ってろ、と言いやはり笑った]
アナはマリオンと、と思ったんだけどね。
歳が近い方が良いかなーって。
ま、あの人が受け持ってくれるみたいだから、結果オーライ。
[マルガレーテの抗議にそんな言葉を返し、重ねられて手を握る]
そう言う顔も可愛いね、マルガレーテ。
[唇を尖らせる様子に笑みながら言い、森の中へと歩を進め始める]
[笑みを返されると安心し]
騎士様のことはよく分からないけど、でも、やっぱり騎士様は頼りになりそうだ。
お姫様のこと、お願いしますね。
[アナの視線に、これまた緩い笑顔を返した。]
仕立て屋サンはいっつもそーね
でも女の子に気遣うは、いーこと
[うん、と頷く
年が近い方が、という言葉に]
アッ
そうね
ワタシなんかより
アナのほーが、よかったのカシラ
[手をつなぐマリオンに首を傾ぐ。]
/*
問題児楽しいな(ぉ
審問ptだと他と話してたらかなり足りないんで、局地的に行ってみる。
さて、明日の昼辺りに異変感じるRPでも入れるかな。
耳鳴りみたいな感じで。
小さい時に森に入った時も同じ体験したことにしよう。
[優しく握り返される手。
片膝をついて口付けの真似事をされると]
……ぁ
[解り易い程に顔を真っ赤にして俯いた]
おね、
おねがい、します
[もう一度、今度ははっきりと口にして
恥ずかしくて向けられない視線をヴェルナーへ逃すと]
……先生は?
[首を傾ぐ]
でもわくわくするのは、
ワタシもおんなじ!
月も綺麗だし!
[ふふっと笑って空を見上げた
銀の月明かりが森に降り注ぐ]
ルイ
音楽頼んだら、ひーてくれるかしら!
[居るだろうルイに声をかけたけれど]
アッでも
ひーてると、さすがに誰とも手をつなげない
ルイあぶないから、今は諦めるするのよ
[ツィンカの言葉が聴こえると]
ううん
[未だ赤らんだ顔のまま、優しく笑った]
アナより、ツィンカさんの方がいいよ?
[優しく 優しく]
あは、それがいい。
大事にコッソリ、食べるんだよ?
…招待…だーれがいいかなぁ?
[アナの上に光の砂を少し落として]
この子も可愛いよ。
とーっても可愛い。
誰から送れば王様は喜ぶかなぁ?
あはははっ。
[人々は気づくだろうか。
ゲルハルトとアナの周りが、少し明るさを*増した*]
あと、ワタシ
色々 はしゃぐのすきだから
マリオンふりまわさないか、心配
ちゃんと抑えててね
[ばつが悪そうに笑って、
マリオンにそう声をかけた
片手はマリオン
片手はランタン
歩くとしゃらんと 荷物の中で 音がする
それはずっと持ち歩いている、―――*]
/*
表にいっぱいいっぱいでこんな時間になってしまいましたけれど
突然の飛び込み、失礼いたしました。
村建てさま、村民の皆さま、未熟者ですがどうぞよろしくお願いいたします。(ぺこり)
*/
[転ぶ音が聞こえ、一瞥
ふ、と呆れた様に息を吐くと]
せんせ。
……医者のふよーじょーって、知ってる?
[知った顔には憎まれ口。
マリオン相手程ではないにしろ、割と鋭い刃だった。]
[顔の赤らみも落ち着いてきた頃合。
姫と呼ばれた少女は、
姫と呼んだ騎士に、再び視線を戻した。]
ねぇ、おじさん。
えぇと…
[相手にだけ聴こえる程に身を寄せると、
辺りを見回し、少しだけ言い淀んで]
おじさん、幽霊とか怖くないの?
[思い切った風で、*問い掛けた*]
[幾度も"姫"と呼ばれ、其の度に視線を逃す。
悪い気はしていない。むしろ照れ臭かった。
手の甲への口付けの素振りにせよ、
そんな風に呼んで貰った事など無かったからだ。]
……わかんない。
[幽霊の問い掛けに対しては、そう答える。
繋いでいない方の手にあるランタンで森の闇を削る。
少女の視界から見た森は只管に暗く、
灯りが作る影は不気味に高く、伸びている。]
……でも。
幽霊を見たって言う人もいれば、
ホラントお兄ちゃんみたいに"妖精"だなんて
言い出す人まで、居るの。
[幽霊の存在を完全には、否定出来ない子供の視線]
ねぇ、おじさん。
[てく、てく、とゆっくり歩く度に
灯りが小さく上下に揺れている。]
良い幽霊なんて、居るの?
[そんな事は考えもしなかった。
怖がる人ばかりを見るから、
"怖い"、"悪い"という印象が強かった。]
……おじさんは、どんな幽霊なら良い幽霊?
良い幽霊なら、会って見たい?
[子供だから聞けた事かも知れない。
大人によっては、残酷な*問い掛けかも知れず*]
[アナと幽霊について話が弾む。]
へーぇ。
僕達は幽霊って思われてるんだねぇ。
[妖精が人間達にどの様に見られているのか、
とてもとても気になる所。]
ねぇミステル…いないよねぇ?
幽霊なんて。
僕は、見たことないぞ。
[同行者達の最後尾を、アナと手を繋ぎ歩く。
彼女が灯りを高く上げると、木々が優しく影を落とす。]
ほう?誰が幽霊を見たんだい?
ホラント兄ちゃんは、幽霊と妖精どっちを見たんだろうねぇ?
[少女の歩調に合わせ、小またでゆっくり歩く。
歩みと共に灯りが上下すると、
応えるように剣の柄がきらりと光る。]
悪い幽霊がいるなら、良い幽霊もいるだろうさ。
君を守ってくれる霊がいるかもしれないよ?
[いつぞや聞いた、"守護霊"とやらが良い幽霊かと記憶を辿る。]
そうだなぁ、会えるものなら会いたいな。
あの方はきっと、良い幽霊になっているだろう。
[目を細め、思い浮かべるは前の主君の気高き姿。]
だよね、だよねっ。
月もきれーだしさっ。
[ツィンカの言葉にこくこくと何度も頷いて]
ルイさんの音楽はー、一休みしてるときにやってもらうとか!
[何て事を言いながら。
アナと手を、という話になると、こてり、と首を傾げてから、そちらを見たり]
えー、でも、騎士さんと一緒の方が、だいじょぶなんじゃないの?
[色々は微妙にどころかさっぱりわかっていないようだ]
うん、大事にこっそり食べるよー。
というかさあ、アナってそんなに可愛いのかー?
[周りが何度も言うので、ちょっと気にはなっていたり。
問いかけに、ミステルはやれやれ、という感じで翅をぱたり、とさせていたけれど]
『送り込むのは……。
あ、そーだ。
みんなを集めてくれた彼からお招きするとか、いいかもねー』
[それから、先頭を進むホラントを見つつ、くすくす、と笑った]
[身長の話になると、ちょっとだけ悔しそうになるけれど。
それは、すぐに押さえ込んで]
ん、大丈夫、全然へーきだよ?
振り回すのは、オレもやっちゃうから、だいじょーぶ!
[にこぱ、と笑って言い切って。
転ぶヴェルナーの様子に、けらけらと笑ったりしつつ。
ツィンカの荷物から聞こえる音には、不思議そうに*瞬いた*]
『幽霊、幽霊』
[ギールの疑問に、ミステルはこてり、と首傾げ]
『ぼくも、見たことないなあ。
マリオンは、どう?』
えー?
オレも、見たことないなぁ。
森にいるって噂は聞くし、何度か、いたよ、って場所に行ったりもしたけど。
でも、妖精がいるならいても不思議ないかも?
『はは、不思議ない、かー。
それなら、ぼくらが『お仕事』するのを幽霊の仕業、なんていいだす人もいるかもねー?』
[そんな呑気なことを言って]
『……人の想いは、不思議だねぇ』
[涙を流すギールの様子には、ぽつりと小さく。
その姿は見えないから、少年は少しだけ怪訝な様子を覗かせたりもするけれど]
『そうそう、楽しい宴が待ってるんだから。
明るく明るく、笑っていこう!』
[呟きの意味を少年に教える事無く。
ミステルはぱたり、翅を動かし*光を散らす*]
あらあら。秘密は隠されてこそ・・・ですわ。
[好奇心旺盛なヒルダの声に、籠を隠す仕草。
仲良し兄弟を始め、イゾルデやヴェルナーにも褒められ。
頬の熱を隠すように頬に手を当てた]
そんな・・・過分なお言葉ですわ。
ご期待に応えられればよいのですけれど。
[兄弟や、ゲルダと居候先の青年のじゃれあいは微笑ましく。
顔を背けるヴェルナーの様子に少し眉を落とす内。
一足先にリュートの調が届く]
・・・若様、他の方もいらっしゃったようですわ。
[そろそろ出発を、と銀月の高さを見上げて囁く。
顔を見知った面々にも知らぬ騎士にも穏やかな微笑みと挨拶]
それは良い考えですわね。
夜の森は足場があまりよろしくありませんから・・・
[手を繋ぐ提案に、順に繋がれてゆく辺りの様子に目を細め。
マリオンやヴェルナーの声を受け差し出された主の手に瞬く]
あら、まあ。
寂しくはないようですわ・・・うふふ。
[口元に少し力を込めて笑みを堪え、その手を取る。
そうして手を振るイゾルデに振り向いて悪戯っぽく*答えた*]
ちぇー、やっぱドロテアはホラントなわけね。
[悪戯っぽく言うドロテアに軽く肩を竦める。
ヒルダの反応を待ちつつ森の中へと分け入り]
……んー? 何だ?
[呟きながら、徐に米神の辺りを手の腹で押しつけた。
軽い耳鳴りに苛まれる。
けれどそれはすぐに治まり、首を傾いだ]
…何だったんだ?
(でもなんか、前にもこんなことあったような…)
[疑問に思えど何も思い出せず。
今はただ周囲を確認しながら歩を*進めた*]
イズーに言っても無駄だから、先生。
[お嬢さんをと言われ、ヒルダの方に顔を向けた]
そっか。ホラントの方がいっか。
はーい、じゃあヒルダさん?
[器用な幼馴染とは違い、こうしたことには慣れてない。
子供に差し出すかのように、ずいと手を突き出して]
逆に巻き込んだりしないよーにね。
気をつけて、ルイさん。
[転んだヴェルナー笑いつつ、夜の森を*歩き出す*]
[口を尖らせるのでさえ可愛いと言われれば、赤くなるも小さく息をつく]
少しは…
[何かしらの抗議も他の女性陣と同じように話しているのを見れば閉口してしまう。
もう一つため息をつけば、ヴェルナーの転ぶ声に体をびくつかせた。
あわてて振り返り、転んだたけ、と分かれば手を繋いでいる先へと視線を向ける]
…どうしたの?
[イゾルテの様子に、そう問い掛けるは軽い気持ちで*]
あはは……ありがとうございます。
[ルイの手を借りて起き上がり、バツが悪そうに服の土を払う。]
[クルトやツィンカの心配する声には]
ありがとう、おかげさまで大丈夫です。
えーとそれじゃ、お願いしますね、ルイさん。
[そう言い、改めてルイの手を取った。]
[手を振り返してくれたツィンカとマルガレーテに満足そうな表情を向け。
騎士の姿を見つけたなら、解りやすく嫌そうな顔をした。
権威的な人間が大の苦手というのもあるし、以前、彼の仕える相手の屋敷に忍び込んだという経緯があるのが最大の理由だったりする。
手を繋ぐ流れになったときには、そわそわとどこか落ち着かない風情]
べっつに、僕は寂しくなんてないもーん。
[声をかけてきたイゾルデに対して、あかんべ、と]
マルガレーテくんと、イゾルデくんの間に割って入って、僕が両手に花なら考えなくもないのだけどねっ。
[それじゃ意味がないんだろう?と暗黙の指摘]
…って、ほみゃ?
せんせーのいうお嬢さんには僕も含まれてたのかね?
[その辺りの自覚は無いに等しかったらしい]
ほむほむそだね。
どの花も握れなかったクルトくんには、確かに僕がついていくのが良さそうだねっ。
[けたけたと笑いながら、差し出されたクルトの手を取る]
てーちょーに扱ってくれたまへよ。
[小首を傾げつつ、見上げる仕草]
医者の不養生ですか……アナちゃんは難しい言葉を知ってるんですね。感心です。
[うんうんと頷き]
私に何かあったら、患者さんもほかの先生も大変ですから、健康には気をつけています。
大丈夫ですよ。
[その言葉の真意は伝わらなかったのだろうか、アナに微笑みかる。]
[銀の月の下。真っ暗な森の中。
それぞれ手を繋いだ2人が、むっつ]
なんだかそれぞれ個性的な組み合わせなのだよ。
たとえ、妖精の宴が見れずとも、それぞれを見ているだけで楽しそうな気もしてくるねっ。
まぁ当然、謎の妖精の宴は見たいのだけれども!
それに、秘密のお菓子もものすごく気になるのだよっ。
[テンションが上がっているのか、繋いだ手を、いきおいよくぶんぶんと揺らした**]
おや、お気に召しませんでしたか。
[ヒルダがきょとんとするので]
――そうですね、なら逆にクルト君をよろしくお願いしましょうか。
よし、これで全員、と。
みなさん、置いてかれそうになったら声を掛けて下さいねー。
[イゾルデ達が心配ではあったが、それからは自分の足下に*集中することにした。*]
騎士 ゲルハルトは、ここまで読んだ。
ふふ、アナは可愛いよー。
つよがって、せのびして、おとなみたいにしてるけど…
あははっ、マリオンにはまだわっかんないかなぁ?
[ミステルの素振りすら楽しむ様子で、
翅を忙しなく動かす。]
そうか、彼。
ランタン大好きホラント君。
こんなにいっぱい集めてくれたんだから、
彼には特等席で楽しんで欲しいよね。
いいよ、僕もさーんせい。
ゆーれー、ゆーれー…
後で王様にきいてみよー。
王様ならきっと知ってるよ!
楽しい宴、僕達のお祭り。
…人が不思議だから、王様は人をまねくのかなぁ?
[首を傾げると、ゲルハルトの首まで傾ぎそうになり、慌てて戻した。]
[ゲルハルトが少女に合わせた歩調で居る事に、
少女は特別意識を置いたりはしなかった。
それでも握られる大きな手には微かに喜色を見せる。]
……誰、なんだろ?
[幽霊を見たのが誰か、は解らないから。]
アリスちゃんが、聞いた話だって言ってた。
でも、他にも聞いたって人が居たし。
[要するに、伝聞でしかないお話で。]
やばっ!やばやばやばっ。
あの子、誰だっけ。
おじさーん、思い出してよー!!
[必死にゲルハルトの記憶を手繰っているのは、
身体を借りるギールであった。]
[逐一、騎士の顔を窺っている。
大きな身体は父とはまた違う逞しさが在った。
灯りを受けてきらきらと光る剣がとても良く似合う。]
そっか?
……そう、だよね?
[悪いものも居れば良いものも居る。
確かに、という態で頷いて笑みを見せた。]
うん。会えるなら会いたい、ね…
アナ、いい幽霊ならお友達になれそうな気がする。
[根拠無く、微かに機嫌は上向きに。]
[だがゲルハルトが遠く想いを馳せる様な目を見せた。
それを下方から窺い、見上げる。
直後、目頭を押さえる仕草が見えれば]
……おじ、さん?
[心配そうな、瞳。小さな声が、騎士へと向かう。
握った手に、きゅ、と小さく力が篭った。]
[横顔に少女の視線を感じながら、幽霊について語り合う。]
はは、誰かが見たならいるのかもしれないな。
[そう言うと、ランタンを自らの顎の下に運び、お化けの真似。]
どうだ、お化けだぞ。
[其処に握った手の先から"君の姫君"と聴こえて]
なっ?!
[照れと怒りが交じった眼がじろりと騎士を捉える。]
っ!
……!
[言葉ではない、小さな威嚇音みたいなものを出し、
握った手を上下に揺すった。]
[揺すった相手がお化けの真似事をする]
……
[しらー、とした目付きを見せた]
おじさん、子供だと思って馬鹿にしてる?
[割と可愛くない反応だった。
ただ、しきりに視線は騎士の背後の闇を窺うのだが。]
[灯りで暗闇に凹凸が強調され、さぞや恐ろしい顔だったろう。]
ああ、大切な人を、亡くしたんだ。
[小さな手が、繋ぐ手ごしにきゅうと胸を締め付けた。]
たいせつな、ひと
[凸凹をじっと見る。
騎士自体に恐怖を感じる事はなかった。]
……
[ただ、その瞬間悲しそうにみえた顔に
もぞもぞと手を動かした。
小さいながらも包もうと広げたりして。]
違う。…全然違う。
アナ、マリオンのじゃないし、姫でも無い。
[恥ずかしさを振り払うべく、思い切り突き放した]
おじさんの顔は全然怖くないよ
でこぼこ、してるけど
[わりと酷い事をさらっと言う]
おじさんが灯りを寄せるでしょ
……そうすると
[ちらともう一度周囲を見遣って]
暗いところが、広くなる
[小さな声で告げた]
君にも、きっといつか、大切な人ができる。
君を大切に想っている人も、きっと、いる。
[区切り区切り、低い声で語りかけた。
姫でもない、と拒絶する姿を見れば、語り続ける。]
君を大切に想う者には、君は姫君なんだよ。
マリオン…彼も君を大切に想っているように、私には見えるな。
[そこまで言うと、"でこぼこ"の顔がそっと笑った。]
それでは、広くしようかね?
[囁くと、灯りを少し前に出し、森を広く照らした。
心なしか、灯りが少し強くなった。
繋いだ手に僅かに力をこめた。]
[騎士が少女へ送る大切な言葉の欠片達。
今は未だ全てを理解するまでに時が必要だけれど、
そっと優しく笑う"でこぼこ"に]
……
[何か言いあぐねる様に唇をもにもにさせて]
そう、かな…
別に、マリオンが嫌いって訳じゃないんだけど
[矢張り恥ずかしさを隠すような態度
だけれど、優しい騎士へ身を少し寄せて歩き続ける。]
あは、喜んでくれた。
あは、あはは。
もっと、もっとサービスしたくなっちゃうじゃない。
[今バレてしまっては困るので、しないけれど。]
[想いを言葉にする術を知らないのであろう、
少女が唇を物言いたげに動かした。]
嫌いではないか。そうか。
[変わらず、少女に合わせ歩み続ける。
アナの笑みに頷き右に左に森を照らすと、
小さな白い花がゆれている。]
騎士 ゲルハルトは、木々のざわめきに耳を澄ました。
[騎士の相槌に、そう、と頷きを返す。
手は確りと繋がれたまま。
照らされた先に白い花を見た。]
ぁ
[手を一度離して、駆けて行く。
一つだけ、ごめんね、と声を掛けて摘んだ。
騎士の元へ駆け戻り、背伸びして胸元へ手を伸ばす。]
…お礼。
[拒否されなければ衣服の何処かへ茎の部分を差そうとする。
にこにこと*終始笑顔で*]
んー……そーなのかなぁ。
なぁんかこー、何かにつけて小ばかにするっていうか、そーゆー感じが強いんだよなー。
[背伸びしたがる少女の心理は、少年には未だ未知領域。
目に見えるものをそのまま受け入れるが故に、機微を察するには至らない。
直球の答えに、ミステルは楽しげにくすり、と笑った]
『よっし、じゃあ、一人目は彼できーまり』
……ホラントにーちゃん?
『そうさ、栄えある最初の招待客。
……ぼくらの『お仕事』の事は、ナイショだよ?』
へへ、わかってるってー♪
……ねーさん、妖精、見つけられるの?
[声は、こっちもひそめられていたけれど。
ほんの少し、熱を帯びるのは、否めない。
瞳は、しゃらん、という音の聞こえる荷物とツィンカの顔とを行き来する。
驚いた弾みで揺れたランタンの影か、それとも違うのかはわからない、ものの。
ほんの一刹那、光がくるり、少年の周囲を巡る]
『えー、えー、えー。
これってびっくりだなぁ』
[少年の肩から飛び立ち周囲をくるりと回りつつ。
ミステルは感心したよな声を上げる]
『ぼくらを見つける道具、って、どんなんだろ。
見つけられるって、どんな感じなのかな?
ああ、やっぱり人は面白いや。
だからきっと、王も宴に招きたくなるんだねっ!』
……でもさぁ、見つけられたら、『お仕事』できなくなったりしない?
[ぶつけるのは、素朴な疑問]
『うーん、それはわかんないなー。
その時になってみないと。
きっと、どうにかなるよ。
まずかったら、王に叱られちゃうかも知れないけどねっ!』
[危機感は、あんまりない様子]
どの辺りが妖精が現れやすそうかな。
開けたところの月明かりの下で、輪になって踊ってたりしないかなー。
もしくは花畑で戯れてるとか。
[キョロキョロと周囲を見回しながら歩を進める。
ヴェルナーが心配するほど歩みが遅い訳でも無く、転ぶよな様子も見せない]
[悪戯げな笑みと共に向けられた言葉。
瞬き一つした後、こくこくこく、と頷いた]
そーなんだぁ……。
あ、でも。
妖精会えたら、どーするの?
[ふと感じた疑問をそのまま投げかけ。
辺りを見回し、向けられた言葉に、幾度目かの瞬き]
……どしたの?
え? なんか、いた?
[刹那の光は、今はどこにも見えなくて。
周囲にあるのは、それぞれが持つランタンの灯火のみ]
『あれ、見られちゃったかな?』
[少年の肩に止まった妖精は、楽しげに翅を動かす]
そーみたいだなー。
……大丈夫?
『わかんないけど、なんとかなるって。
もし、見つかったらその時はその時さっ』
花畑かー。
[イゾルデの言葉に、ぐるりと周囲を見回す。
森にはしょっちゅう遊びに来ているから、どこになにがあるかは、大体把握している]
花畑以外だと、小川のほとりとかもあり、かなぁ?
耳鳴り?
べ、別に心配はしてないけど。
変な顔、してたから。
[一寸、心配そうな視線を向けるも、いつもの様子にその視線も瞬く間に消えた]
ヒルダさんが入りたいなら、良いけど。
みんなからかいすぎだよ…
[何処か拗ねた顔をして暗い森の奥を見つめる。
…見つめても、面白いものは見つからないのか、表情は変わらず]
これだけ綺麗な月が顔出してるからね。
知ってるかい?
妖精達が輪になって踊ったところには妖精の輪って言う跡が残るんだって──。
[ツィンカの言葉にそう返して、あれ?と言う表情になる。
何故自分がそんなことを知っているのか、自分で不思議に思っていた。
やや考え込むように口元に空いている手を当てる]
ヨウセイあえたら、
踊り教えてもらうするのよ
場所によって、踊り違うの
ほかの場所で教えてもらった、
ヨウセイの踊り教えるのも出来る
贈り物や伝言もお届けするのよ
どこに行くか、いつ行くか、分らないけどネ
[それは人伝のボトルメッセージのようなもの
マリオンの瞬く様子に、ふるふると首を振った]
んー
見間違いだたのかもでした
ランタンの光を見間違いかも
小川!この近くあったりする?
水辺、水面、月がうつる、きっとキレイ
[そういえば。と小さく呟く。
妖精を探しに来たのを思いだしたらしい]
開けたところとか、お花畑、かぁ。
確かに、そんなイメージがあるかも…
[実際に見た事はないので、童話や物語の中でのイメージなのだが。
軽く視線を上へと向け、考える素振りを見せる。
しかし、その視線も何処か一点を注視し…時々其れを追いかけるように瞳が動いた]
/*
霊能者ってさ。
宴に引き込まれた人が妖精かどうか判るってもさ。
RP難しくないかwwwwwwwww
気付いた時にはそこに妖精はもう居ないんだよ?wwww
空間が開くのを感知しても良いかなぁ。
ちょっと頑張って考えよう。
妖精の輪?
小川。小川じゃ踊れなさそうだけれど。
やっぱり、妖精の、だから。綺麗なのかしら。
[妖精の輪、と言う言葉にツィンカの方をちら、と見て。
ふふ、と小さく笑い]
でも、意外だわ。
よく知ってるね。
んー、んー、どーしたの?
[いじらしい娘と話をするのが楽しくて、
仲間との会話はしばしお留守になっていた。
ツィンカの道具の話を聞けば、
ついつい彼女にゲルハルトごと視線を向ける。]
うわーぉ。
人間ってそんな道具作れるの?
[垣間見えたマルガレーテの心配げな表情は見逃さない。
それが直ぐに消えたとしても、笑みは浮かべたまま]
そんなに変な顔だったかな。
顰めっ面にはなってたかも知れないけど。
[ヒルダに許可を出すような言葉を聞くと、繋いでいる手に軽く力を込める。
言外にだーめ、と言っているのが分かるだろう]
候補が何箇所かあるなら手分けして探すのも手だけど…。
この時間で離れ離れになるのは逆に危険だよね。
一個ずつ確認して行く?
[マリオンやツィンカの声にそう返して。
視線をマルガレーテへ戻すと軽く上へ視線を向けたままであることに気付く]
マルガレーテ?
上ばかり見てると危ないよ。
……妖精の輪?
へー、そんなのあるんだぁ。
[イゾルデの言葉に、感心したよな声が上がる。
その後の様子には、不思議そうに首を傾げて]
妖精の踊りって、いろいろあるんだぁ。
お届けものとか、伝言とか。
そういうって、楽しそー。
[ツィンカの言葉に、ややはしゃいだような声をあげ]
小川、あるよ。
ちょっと奥にいかないと、だけどね!
『ああ、うん。
あるみたい。
この旅の踊り子さんと遊べたら、楽しそうだよ』
[翅を忙しなく動かしつつ、ミステルは楽しげに笑う]
『向こうのおにーさんも、何やら物識りなようだし。
ふふ、誰を呼んでも楽しそうだ』
噂好き ホラントが時計を進めました。
噂好き ホラントが時計を進めるのをやめました。
変な顔だよ。
いつも、そんな顔してないもの。
[ぽつ、と呟けば、込められる力に小さく息をついて]
ん、夜の森だし…離れ離れになるのは、危ない、かな。
え?
…なんでもない。
[上ばかり見ていると危ない、と、注意されれば、少し驚いたように視線を降ろす。
暫く皆の様子を見つめて、もう一度、暗い闇を見て。視線を前に戻した]
そーなんだ。
やっぱり、このおねーさんは楽しいね。
ここの人達、みんなみんな楽しいよ。
あのセンセイも、とっても楽しそう。
ところでさ、"輪"の数は足りるかなぁ?
僕達がつれてかなくても、
勝手に輪のとこいってくれるみたいだけど。
……旅って、やっぱり楽しいんだぁ……。
[妖精に対するそれとは異なる好奇心が見え隠れ。
旅人が訪れると、付きまとって中々離れない少年が、外の世界に憧れているのは周知のこと]
んん、小川でいーなら、オレ、案内するよー?
[問いかけは、場にいる皆に向けて]
引っかかるって…何が?
そんな珍しい物、見た事あるなら、覚えてるでしょ。
[何が引っかかるのか分からず、といった様子で、イゾルデを見つめる。
やがて、首を傾げてしまった]
そう?
ツィンカの踊り、素敵だよ?
[ツィンカに小さく笑えば]
小川、かぁ。
一つずつまわるなら、何処からでも良いよ。
[ツィンカの傍にいるマリオンに頷いた]
『ああ、本当に。
楽しくて、仕方ない』
[くすくす笑って、翅をぱたり]
『あー、どうだろうか。足りると思うんだけどね。
王もご自分で呼び込みする、みたいな事言ってらしたし、何とかなるんじゃないの?
ま、それはそれで、ぼくらも引っ張り込まれる可能性はあるけど』
別のところが正解って。
気持ちは解るけど、他の人の心配はしないんだー?
[ツィンカの言葉にやや苦笑が零れた]
じゃあ小川から確認しようか。
この辺りからだと……あっちの方だったかな。
[だよな?とマリオンやクルトにも確認を取る]
じゃあいつもはどんな顔してた?
[マルガレーテが呟く言葉に笑みを向けたまま訊ね返して]
ほら、足元気を付けて。
躓いたら危ないから。
もし転んでも受け止めてあげるけどね。
[何でも無いと言うマルガレーテにやはり笑顔で言う]
んんー……。
見た、って覚えがないのに、妖精の輪の形を知ってる、んだ。
昔見たことある、のかなぁ。
[ツィンカとマルガレーテの問いに返すのは、やはり曖昧なものになる。
自分でも良く分らない状態なため、何だかすっきりしない。
けれどマルガレーテに見つめられて居ることに気付くと、へらりと笑って]
やだなぁ、マルガレーテ。
そんなに見つめられると照れちゃうよ。
[確認を取るイゾルデの言葉にうん、と頷いて]
そだよ、こっちの方。
んじゃ、第一目的に向けて、出発、出発ー!
[ツィンカとつなぐ方とは反対の手、ホラントに借りたランタンを持つ方を元気よく差し上げる。
勢いで、光が粒子のように舞い散った]
/*
で、マルガレーテも何かあるわけね。
どの陣営まではまだ分からんかなー。
マリオンも狼確定と言うわけでは無いんだけど。
ありそう、って感じで。
どんな顔、って。
[軽く眉をハの字にして]
そんな顔。
[そう、笑う顔に呟いた]
そんな、躓かないよ…
受け止めてくれるのは、嬉しいけど。
本とかで読んだんじゃ、ないの?
そうじゃなかったら。知ってるはずないじゃない。
[ゲルハルトに相づちを打つイゾルデを訝しげに見るも、少し慌てて]
そ、そんな意味深な事言うから…
つい、と視界の隅に、小さな光の輪。
ゆらゆらと揺れ。
すいっと飛び。
ぴたりと止まる。
なんだか、みんなには見えてないみたい。
うーん、王様、僕達がいないと寂しいんだよ!
ま、早く宴にまざれるのは嬉しいんだけどっ。
村中ご招待したいよー。
みんながきたら、皆に踊りおしえるんだ。
ツィンカには、他の妖精の踊りおしえてもらうんだっ!
[また騎士と少女の周りが一瞬明るくなった。]
『あは、きっとそうだね!』
[寂しい、という言葉。楽しげに、笑った]
……あれ、ミステルが呼ばれる時って、オレも一緒だよね?
[今更のよに問う少年。
はたり。翅が、思案するよに、動く]
『うん、ぼくとマリオンは今いろいろと『繋がって』るからね。
逆に、マリオンを招待してぼくが、ってコトもあるかもだけれど』
『でも、やっぱりその前に、みんなみんな招待したいな。
踊り子さんと踊りの教えっこしたり。
あの旅人さんの演奏も、ゆっくり聴いてみたいもの!』
[きらきら、ふわふわ。
忙しない翅の動きが、粒子を散らす]
おっきくなったら、かー。
旅のひとって、みんなそれ言うよねー。
[釘刺しには少しだけむくれた顔。
それでも、小川へ向けて踏み出す足は止まらない。
踏み出すごと、手にしたランタンが揺れて、きらきら、きらきら、光を零す]
[銀の月の照らす黒い森、その木々の間を抜けて進んで行けば。
やがて聴こえる、微かな川のせせらぎの音]
宴にいけば、ゆっくりゆっくり遊べるね。
皆といっぱいお話できる。
マリオンも、ツィンカやルイ、
このおじさんから異国の話を聞けるかもしれないね?
あ、この顔か。
普段から変な顔って言われなくて良かった。
[笑んだままの自分の顔を人差し指で指す]
ま、転ばないのが一番だけどねー。
その時は勿論抜かりなく受け止めさせてもらうよ。
[宣言するよにマルガレーテに言って。
妖精の輪は本で見たのではと言われると、またしても首が傾ぐ]
本で見たような平面じゃなく、立体で思い出せるから不思議でしょうがないんだ。
あと、なーんか忘れてるような気がして…。
[なんだろ、と首を傾げたままに。
慌てる様子を見ると、再び笑みは深まり]
僕に見惚れてたって言うなら嬉しいんだけどなー。
意味深と言うか、うん、自分の中でも何だかはっきりしなくてさ。
ま、そのうち思い出すかも。
/*
えっとねー。
恋愛キャラをするつもりが無かったので、結構、なんだ。
へう゛ぃーですね。
しかも、恋愛RPも久しぶり過ぎてきついですわん。
[最後にやったRPがバトルなオッサンだしね]
ねぇ、ミステルはあの物知りさんに何かしたの?
僕、なーんにもしてないよ?
[光の粉がほんの一瞬、イゾルデの周りを渦巻き、消えた。]
うん、そーだよなっ!
村の外のことって、全然知らないから、何でも聞きたいんだ。
でもって、いつか、旅に出るんだ。
知らないもの、たくさんみてみたいからっ。
[わくわくとした表情で語るのは、少年らしい無垢な夢]
『いや、ぼくも何もしてないよ?
ぼくは、マリオンと話せるようにするので力使っちゃったから』
[ギースの問いに、ミステルはゆるく首を傾げて]
『……もしかすると、他の誰かが関わってるのかもね。
誰だろ?』
あれー、じゃあ、他のこかな。
ミーアもシリルも忙しいはずだしなー、誰だろ。
[知った顔を挙げて少し、考える。]
ま、いっか!
[あきらめた。]
─小川─
[たどり着いたのは、森の中を緩く流れる小さな流れ。
川原には、季節の花がちらほらと、可憐な姿を覗かせて。
静かな水面に映し出される銀の円盤。
天と、水面と。
二箇所の月は、同じ色を揺らめかせ、光を跳ね返す]
さってと。
ここ、いるかな?
『んー、誰かが何かしたんだとしても。
まあ、きっと王にお仕事言い付かったかなんかだろうし。
気にしなくても、いいんじゃないかなぁ?』
[こちらもあっさり、諦めた。
むしろ、最初から考えていないとも]
[ランタンを揺らすツィンカに小さく笑いつつ、其の後を追うように小川へと向かう。
実際は、前を行くマリオンだけが頼りだったのだが]
いつも変な顔だったら、そんな事、言わないよ。
…もう。転ばない。
[呆れたように小さく肩を落としつつ]
立体で?
なら、見た事あるんじゃない?
ちっちゃい頃とか。
[夢で。というゲルハルトにも頷く]
忘れ物でもしたの?
忘れてる、って。
[見惚れてなんか無い、と言わんばかりに、視線を前へと戻した]
― 小川 ―
[少女と共に小川に着くと、さやさやとせせらぎの音。
水面が銀月を映し、光が弾ける。
ランタンの金の光が、歓喜する様に銀の光と混じった。]
まずは輪を探せばよいのかな?
少し散らばって探そうか。
うーん、つき様が綺麗だね。
夜は大好き。
この光が僕に力をくれるから。
[小川に飛び込んでしまいたい衝動を、必死で抑える。
なんたって、今の身体は"おじさん"なのだから。]
『うん、本当に綺麗な銀月だ。
……飛び込んじゃダメだよ、ギース。
その騎士さんが急に小川に飛び込んだりしたら、みんなびっくりしちゃうから』
[衝動を抑える仲間の様子に、くすり、と笑んだ]
― 小川 ―
[その光景に、思わず見惚れる]
スゴイ!マリオンここ知るしてるもすごい!
キレイ
ほんとにヨウセイいるかもなのよ!
[少し散らばってというゲルハルトの言葉に頷いて、]
そーね
ここだとちょっと開けてる
細かく探すにしても、
見える範囲がきっといーのです!
[視線の先には、銀光を浴びる詩い手。
風が彼の髪をなびかせると、ふわりと銀が広がった。
銀の中にちょこんといる青は、まるで宝石。]
ああ、美しい。
[抑えた言葉がぽろりと漏れた。]
気持ちはかわんないよ、絶対。
外に出て、いろんなとこを旅するのは、オレの夢だもん。
[ツィンカに返す言葉は、珍しく真面目な面持ちで。
その様子は、兄に何を思わせるか。
それでも、小川についた直後の手放しの賞賛に、その真面目さはきえて]
綺麗な場所でしょっ?
昼間ここで、みんなで釣りしてたりして遊んでるんだー。
―小川―
[自然が織り成す調べ。
その最中でゆるりと振り返る]
…大丈夫か?
[ヴェルナーへ低く小さな問い。
繋いでいた手をゆっくりと離して]
[外套の中、背の留め具へと手を伸ばす。
小川の辺に腰を下ろし、手にした弦をひとつ弾いて]
[さらりと流れた銀は銀の内に。
青は高らかに、ちっ、と一声を上げた]
っと、流石に僕もランタン出しておこう。
マルガレーテ、ちょっとごめんね。
[マルガレーテに断わりを入れて、繋いでいた手を離し。
鞄からランタンを取り出すと、周囲の灯りを頼りに火を灯す。
傍の小川にもランタンの光がキラリと反射した]
……ギース、水に飛び込むの好きなの?
[我慢、と繰り返す様子に、少年は素朴な疑問を投げかけて]
『うんうん、ここは我慢、我慢。
……さて、そろそろ、『お仕事』の方も準備しないとねー』
[言いながら、目を向けるのは。
眼鏡の女性の側にいる、この探索行の発起人]
大好きだよ。君は、やったことない?
暑い日に飛び込むのも最高だし、
こんな夜に水に浮くのも気持ちいい。
・・・そうだ、お仕事だ!!
[川に見とれて忘れていたようだ。]
―小川―
[何それ。イゾルデの方を少しだけ見るも、手分けして探す、との提案に小さく頷く]
あまり遠くに行かなきゃ…大丈夫、だよね。
[月の光とランタンの明かりを小川は携え、夜の中で煌めく。
ゆるりと空を見上げれば、銀の月が見下ろしていた]
あ、うん。
[ランタンを出す、というイゾルデに小さく頷けば、ランタンを両手で持ち直した]
[後で、とツィンカに告げた約束。
爪弾く音色は三拍子]
――こんなに月が蒼い夜は
不思議なことが起きるよ
[ゲルハルトの言葉に応じるのは青。
闇夜の中に在りながら、青は確実に騎士を捉えて]
[ちっ]
どこか深い森の中で
さまようわたし――
[銀糸の主は唯、低く柔らかい音を連ねる]
[クルトとヒルダ、ヴェルナーとルイが対になるのを見守り。
浮かれた足取りのホラントに手を引かれ歩いてゆく。
妖精の踊りの話などに耳を傾け、口数少なく微笑んでいた]
花畑見つかるといいですわね。
もしかしたら小さなきのこの環かもしれませんけど・・・うふ。
[菓子の秘密を気にするヒルダの声が届くと小さな笑い声]
ふふ、うまい具合にみんなバラけてくれそうだし、
いっちょやりますかー。
ねぇマリオン、あの眼鏡のおねーさん、
どこかに連れ出してくれないかなぁ?
僕、その間に『ご招待』するよ。
あは、確かに暑い時に思いっきり飛び込むのは気持ちいいよねー。
そっかあ、月の夜に浮かぶのも楽しいんだぁ。
[今度やってみよう、とか。
冒険行メモにナニかが増えたらしい]
『お仕事ちゃんとしないと、呼び戻されて叱られるかもしれないよ、ギース。
……とはいえ、王の呼び寄せの力の影響、かなぁ。
ちゃんと、標的が定まらない感じがする』
/*
らーん、ら、ら、らーん、ら、ら、らーら、らーららー。
みんなの歌です。
「月の、ワルツ」
うん、好きだけれども。
中の人的には真っ暗森をオススメする。
/*
そういえば仕事中にふと思ったんだが。
銀の長髪の吟遊詩人てそれ何処のコーネリアス?
その時点まで全く気付いてなかった俺乙。
そりゃあ幻魔も引くよね…!
あ、謡ってる曲は言わずもがなの『月のワルツ』です。
あんまりにぴったりだから噴いたんだってば。
ドロテアさん?
んー、上手く行くかなぁ。
[こてり、と首を傾げながら、視線をそちらへと向ける]
ん、でも、気をそらすくらいならできるかな。
頑張って、やってみるぜっ!
うえぇ、しかられるのなんてゴメンだよう!
[身を抱きしめ震える素振り。
"おじさん"まで動いてしまわぬよう、気をつけながら。]
『これ、ギールギースや。
お前また、仕事を放り出して遊んでいたね。
しばらく洞窟で反省しなさい。』
とかなんとかいうんだよーーっ!!
[王のモノマネをして遊ぶあたり、あまり怯えてはいない様。]
[ランタンの火を灯すとそれを右手に持って。
左手は再びマルガレーテへと差し出される]
お待たせ。
それじゃあどこから探そうか。
流石に川の向こうは難しいけど。
[おしゃまな少女と厳つい騎士の組み合わせに目を細め。
先導を買って出た少年に穏やかな瞳を向ける。
それぞれが何を話しているかは切れ切れにしか届かない]
あら、水の音がしますわ・・・
[せせらぎの音に、繋がぬ方の手でそっとスカートを抓む]
うまくご招待、できればいいんだけど…
つき様が優しいから、今はきっと大丈夫。
マリオン、お願いねー!
[ふわり、金粉がマリオンを取り巻き、消えた。]
タキシード姿のうさぎが来て
ワインはいかが?とテーブルへ
[不意に上がった視線は一時マリオンへ向く。
彼が此方を見ているか否かはわからねど、
歌詞に合わせ、伺うかに傾げた首]
真っ赤なキノコの傘の下で
踊りが始まる
[その横のツィンカへと視線は巡って]
手分けして探すのですね。
承知いたしました。
[少し開けた小川のほとりで手を離し、辺りを見回す。
眼鏡が銀月の光を反射して見難そうに片手で押さえた]
あまり良く見えませんわ・・・お役に立てないかも。
[眉を落としているとルイの調べが聞こえて、口を閉じる]
撫でるのはいーよー。
上から押さえられたら、背が伸びなくなっちゃうよー。
[残念、というツィンカにまた少しだけむくれたような面持ちを向けて。
応援の言葉には、うん、と頷いた]
へへ、綺麗な場所でしょー?
他にも、いっぱいいろんなところがあるんだよー!
――― わあ、
[小川のほとり、
聞こえてくる旋律
舞う青色 浮かぶ銀色]
おどりがはじまる ―― … ♪
[たん、ステップをふむ
ルイの視線に、笑みを浮かべた
探すよりも先に、ちょっとだけ!
マリオンとは手をつないだまま
軽く誘うように、ひくけれど、]
ふふ、
マリオンも踊るする?
[拒否をされたならそうっと手は離すだろう
ランタンは足元 銀色の月明かり しゃらんと鳴る音
ひとつだけ知っている妖精の踊り]
[不意に聴こえた歌。
視線を向けられたなら、きょと、と瞬いたりしつつ。
見回した視線が捕らえたのは、眼鏡を抑えるドロテアの姿]
あれ?
ドロテアさん、だいじょうぶー?
[その様子がやや気になって。
そちらへ向けて、声をかけた]
[小川のせせらぎに、旋律と歌声がたゆたう。
視線をゆっくりと其方へと向ければ、銀の髪が月光を宿していた]
[目を細め、見つめていたが、声を掛けられると視線を戻す]
…ん。
川の向こうは良い、かな。
小川に沿って歩く、ぐらい?
[先ほどよりも気分を良くしたのか、軽く首を傾げつつ片方の手を重ねた]
[イゾルテとマルガレーテが手を離すことが無いのに、うむうむと頷き、]
僕は、クルトくんを任されているのだからして。
このままで良いのだよ。
と、いうわけでー。
クルトくん。
僕らも行くのだよー、小川、だっけ?
[きっとクルトも知っているのだろうと問いかける]
そして、妖精を見つけるのだっ!
―→小川―
貴方は何処にいるの?
時間の国の迷子
[ツィンカの笑みに細めた瞳は
更に巡ってイゾルテの元へ]
帰り道が解らないの
待って 待っているのに
[そのままマルガレーテへ流れれば
ゆるりと巡って銀月を仰ぐ]
『ぼくも、叱られるのは嫌だ』
[表情は真顔、でも、口元だけは笑いを浮かべて、ミステルは翅をぱたり]
『と、どうやら眼鏡の御方は、光で上手く見えないみたいだね。
おしゃべりで気を引ければ、注意はそらせそうかな?』
[少年の肩に未だ止まったまま。
呟く声は、やはり、どこか楽しげ]
[旋律、流れる視線、楽しげなステップは続く
終わったら、]
ヨウセイさがさなきゃ!
ルイありがと、たのしかった!
[ふふと笑い、
マリオンにも ごめんね、と笑った
手をつなぎなおすと、今度こそ
妖精の痕跡を、探すだろう*]
あ・・・マリオンくん。
少し銀月が眩しかっただけですの。
[少年の問いかけと視線に、眼鏡を外しながら手を下ろす。
レンズをエプロンで拭い掛け直す短い間、珍しく素顔が覗く]
もう、綺麗にしましたから、大丈夫。
じゃあしばらく小川の傍歩いてみようか。
川向うも、少しは確認出来るかも知れない。
あ、でもマルガレーテはこっちね。
[言って、小川とマルガレーテの間に自分が来るように立つ]
何かの拍子に落ちたりしたら大変だからさ。
え、踊るする、って?
[手を引かれて、きょとり、と瞬き一つ。
言わんとする所を察したなら、今は見てる、と手を離し。
綺麗に翻る紅を、追う]
……きっれーだなぁ……。
[口をつくのは、こんな言葉]
[詩い手の傍にアナを伴って行くと、少女の目を見て問いかけた。]
少し、ここで待っていてくれないかな?
私はホラント氏とお話をしないといけないんだ。
[嫌だといわれれば、少し困った顔をする。
けれど、なだめ、すかして一人ホラントの元へと向かう。]
[ルイに手を引かれ、躓くこともなく歩みを進める。
繋がれた手が旅人にしては綺麗だと、余計なことも考えたりもしながら――]
ふぅ、小川に出ましたか。
[大丈夫かとの問いに頷き手を離すと、しばし、月明かりの森を見回した。]
へぇ……
こんなに綺麗なところが――
[ツィンカの舞を見つつ、ドロテアの返事が返ったなら、そちらを振り返り]
そっか、月、二つあるみたいなものだもんね。
……って、わ。
[外された眼鏡と、覗いた素顔。
滅多に見られないそれに、思わず惚けた声が上がったり]
眠れぬこの魂は
貴方を捜し 森の中
[銀の眩しさに伏せられ俯き。
薄く開く瞳はゲルハルトを捉え]
「月の宮殿」の王子さまが
跪いてワルツに誘う
[流す視線はアナへと留まり。
伏せる目蓋は頭を垂れる礼に似る]
/*
ルイの歌詞と目配せの配分が上手いな。
←時間の国の迷子
ある意味確かに![子供の頃のことを一部思い出せていない]
[ぽろん、と上がる一音が詩の区切りを示す]
[傍に寄る少女の姿に、ゆっくりと首が傾いだ]
――睫の長い蝶々たちが
シフォンのドレスでひらひらと
虹色タイツのかぶと虫は 剣のダンス
[そう、しながらも。
流れる音色は途切れることを知らずに]
すぐに戻るよ。
[少女には笑顔で告げ、立ち上がった。
少し離れた所に、眼鏡の娘とホラントの姿。]
ホラント殿…少し、いいかな?
[話しかける顔は、厳しい騎士のそれ。]
[月明かりと、揺れる灯。
緩やかな旋律に踊る影。]
妖精の宴って……こんな感じなのかな……
[そのうち、ツィンカが舞を終えれば]
……よし。
それでは探しますか。
[立ち上がり、気合を入れる。]
[手を離したホラントは、好き勝手に小川のほとりで探し物。
ゲルハルトが主に近づいてゆくのには気付かず小首を傾げ]
ええ、空の月と小川の月・・・吟遊詩人さんの髪もかしら。
・・・あら、どうかしました?
[元通りの眼鏡姿で、惚けた声を上げたマリオンに瞬く。
月下の舞の美しさに見とれて足元に何かあったのかと]
[ルイと視線があったような気がして。
一度振り返れば、ルイは月を仰いでいた。
ツィンカの舞も終わっており、視線を戻す]
うん…え?
[小さく頷き。
しかし、こっち、と立たされれば、目を瞬かせる。
そしてようやく気付くか]
確かに、大変だけど…
そんなに転びそうに見える?
[何処か、それは拗ねる様で]
―小川―
[誰よりも先に見つけ出そうと駆け出して、けれど、聞こえてきた歌声に、また唐突に足を止めた]
相変わらず、ルイくんのうたはキレイだねぃ。
[ほにゃっ、と笑って、小さな声でその童謡をなぞるようにくちずさみ]
そう言う意味じゃなくて。
[拗ねるよなマルガレーテに苦笑が零れた]
万一を考えてだよ。
小川の淵って、草があると境目が判りにくいからさ。
僕がこっちを歩けば、足を取られたとしても僕が落ちるだけで済むだろ?
あ。
ええと、ええと。
な、なんでも。
[ドロテアさんに見惚れてた、と言えるような質ではなく。
逃げるように、月下の舞へと視線を戻してみたり。
こちらもこちらで、見惚れる美しさがあったりするのだが]
あ、んーん、気にしないっ!
すっごく綺麗だったし。
[戻ってきたツィンカのごめんね、という言葉にはふるる、と首を振って、また手をつないだ]
う……頑張るというか。
頑張るというか。
[ちょっといろいろ、オーバーヒートっぽい。
ミステルは楽しそうな様子で、翅をぱたぱたと]
[後ろから聞こえる少女の声に、微笑み手を振った。
そしてまた、厳つい顔に戻ってホラントに話しかける。]
君の畑が我が君の領内にある事、
知らぬわけではあるまい?
[驚く男を子供たちから少し引き離すよう、
木立の中へと連れ歩く。]
・・・あら、まあ。
[少し遅れて近づいてきた影に気付き、主と騎士を見比べる。
言葉を差し挟むことなく、奉公人らしく離れて後方に控えた]
[傾いだ首と同方向の少女の頭。
薄らと細めた瞳は笑みの形にも似て]
求めるものはなあに?
誘惑の迷宮
[アナから離れた視線は一時クルトへ向かい]
ミルク色の霧の彼方
確かな愛が欲しい
[口ずさむヒルダに流れた視線は、
その言葉に応じ、礼のように一度伏せられた]
うっ…だめだ、このおにーさん。
どうしよう、どうしよう。
あんまりびっくりな顔するから、僕、さっきから噴出しそうで…!
[目を真ん丸くして、口をぱくぱくさせるホラント。
それもそのはず、彼は領主に問い詰められるような事など何もしていないのだから。]
……あれ?
[そうこうしている間に、横を通り過ぎて行った騎士。
なにやら、難しそうな雰囲気に、こてり、と首を傾げる]
……なんか……難しい話、してる……のかな?
[ぽつり、と呟いて。
問うような視線を、ドロテアに向けてみたり。
でもきっと、まだ少し、顔は赤め]
冷たいこのつま先を
白鳥の羽根でくるんで
[つい、と離れ行くホラントを遠目に見遣り]
「月の宮殿」の王子さまは
貴方に似た瞳で笑う
[銀糸に眩しげだったドロテアへは青が向く。
ち、と小さな声を残し]
[薄らと細まる瞳
じっと窺っていただけに小さな変化にも気付く
笑っているように見えて、少女も釣られ微笑。]
…誘惑のめいきゅう?
[本当に小さな声で、呟いた。
歌の内容は良く解っては居ないが。
ただ、綺麗だと感じるから詩手の動きを追う。]
…
[クルト、ヒルダ、と一拍遅れて同じ人を見る]
・・・、・・・。
[ゲルハルトの厳しい表情と言葉にオロオロと視線が揺れる。
けれど口を出すことなど出来るはずもなく]
・・・若様。
[小さな声が零れたのは二人が木立の中へと分け入った後]
万一、って…
それだと、イゾルデが濡れちゃうじゃない。
[今度は困ったように、口を尖らせる]
確かに、その。嬉しい、けど…
私の代わりに、って。いうのは。
なんだか、やだ。
『ちょ、ギースったら。
ダメだよ、そこは我慢しないと』
[笑いを堪える仲間の様子に、たしなめるよに言うものの。
ミステル自身の声も、どこか楽しげな響きを帯びていた]
……だ、だいじょうぶ、なの?
[そんな妖精たちの様子に、少年は思わずぽそり、と突っ込みを一つ]
た、楽しそうって、えと、えーと。
[なんか困っているらしい]
うん、みんな綺麗なのは確かだけど……。
[そこはしっかり、肯定した]
―回想―
えー、俺が面倒見られる方なの?
イズーみたいに器用じゃないけどさ。
[やっぱりそこは気になるか。
口をとんがらせながらも、ヒルダと手つなぎ森の中]
そうだね、あっち。
マリオンも覚えてるし迷いはしないだろ。
[幼馴染に頷いて、ヒルダに手引かれ川へと走る]
・・・あ、はい。
きっとお仕事のお話ですわ・・・。
[少年にまで心配させてはいけないと、小さく頷いてみせる。
落ち着かぬ視線が辺りを巡り、青い小鳥と目が合った。
語られる言の葉と、「ち」と鳴く声に眉が下がる]
[皆が居る場所から離れ行くゲルハルトとホラントには気付けず。
意識は目の前のマルガレーテへと向けられたまま]
その時はその時さ。
僕はマルガレーテがびしょ濡れになるよりマシだと思ってるから。
…やだ、って言われちゃうと、流石に困っちゃうよ。
[口を尖らせる様子に苦笑も零れたままに]
なっ!大丈夫だよぅ!
この金魚のにーちゃんくらい!
[ホラントの、口をぱくぱくさせる様が金魚そっくり。]
ぜーんぶ、目に焼き付けておくんだよ。
こんなにつき様のご機嫌がいい日なんて、めったにないんだから。
”満ちては欠ける
宇宙を行く神秘の船
[音色は唐突に転調する。
三拍子の音を覆うように長く伸びやかに]
変わらないものなど無い、と
語りかけてくるよ”
[声を上げたヴェルナーへと流れて。
また、伏せられる]
[開く瞳はアナに落ちる。
再び同じ音色に戻るまでを細めた瞳が添って]
……お仕事の話?
んじゃ、邪魔しちゃダメ……だよねぇ。
[こてり、と首を傾げて。
落ち着かない様子に、持っていたランタンを一度、下へ置き。
肩には手が届かないから、なだめるように腕を軽く叩いてみた]
ん。
[少女に声を掛けられ、振り向く。]
はい、アナちゃん?
[見れば、傅く騎士の姿はなく]
おや、どうしたんでしょうか……
[視線を彷徨わせると、ゲルハルトは丁度ホラントを従えて木立へ入るところ。]
[刻まれる円舞曲に、舞う紅の衣を見つけたのなら、そちらにも、にへらと]
ツィンカくんもキレイなのだよ、うん。
あれだね。
旅人として、僕も一芸身につけるべきか悩むところだねっ!
[普段よりも抑えた声は、未だ紡がれる歌に配慮して。
そうして、また微かな声で同じ歌をうたう。
ルイの視線に気付いて、少しだけ照れたような笑みが浮かんだ]
金魚のにーちゃん、って。
[どんなだよ、とちょっと思った。らしい]
『ああ、確かに月の機嫌は最高にいいからね。
こんな夜は滅多にないよ、素敵な銀月夜だ』
[口調だけはのんびりと言いつつ、ミステルは周囲を見回す。
大丈夫かな、おかしく邪魔は入らないかな。
漂うのは、そんな雰囲気]
噂好き ホラントが時計を進めました。
[ゲルハルトとホラントに気付かず。
口を尖らせたまま、遠くを見つめていた]
そりゃあ、あたしもびしょ濡れになりたくない、けど。
だからって、イゾルデがびしょ濡れになっても良い、ってことじゃない、よ。
[カタ、と、手の中のランタンを揺らし]
どうしても、って言うなら。
川よりもう一歩。こっちで歩いて。
―小川―
さすがは詩人さん。
[月下で歌うルイを見て、少しの間聞き惚れた]
でもヒルダさんも上手だね。
[小さく口ずさまれる歌を聞き、ヒルダを振り向きにこりと笑う。
深刻そうな空気にはまだ気づかないままでいた]
・・・ええ。
直にお話は終わりますわ・・・
[「邪魔しちゃダメ」との言葉に頷きを返し。
ランタンを置く様子を眺める。
そうして少年が腕を軽く叩いてくる仕草に、目を丸くして]
・・・ありがとうございます。
[少し落ち着いた様子で、礼を囁いた]
/*
どうにか復帰しました、が。
ログも読みきれてなかったりして。
借りたノートが使いにくい…メモも何度か試さないと貼れないし。回線の問題なのかな。
動き悪くてごめんなさいです。
こんなに月が蒼い夜は 不思議なことが起きるよ
どこか見知らぬ森の中で さまようわたし
[再び伏せる瞳。
肩の青はぱさりとひとつ、羽ばたいて]
[――間近のアナは気付くだろうか]
こんなに月が蒼い夜は 不思議なことが起きるよ
[ただ月光を浴びているだけにしては。
随分と鮮やかに銀糸が煌いていることに]
[告げられた言葉に頬を掻こうとして、ランタンで手が塞がっていることに気付く。
少しランタンを掲げる形になりながら、続く言葉に観念したよに頷いた]
分かった、そうする。
[小川から一歩陸地の位置に立ち、これで良い?とマルガレーテに訊ねた。
掲げる形になったランタンの光が、柔らかく微笑む表情を照らす]
君にもみせてあげたいくらいだよ。
[翅が小刻みに震える。]
それじゃあ、頑張るねー。
…ミステル。
心配だから、ちょっと力貸してね?
[さっきまでの自信はどこへやら。]
だよね、難しい話ばっかりじゃ、疲れちゃうし。
[にこぱ、と笑ってこくこくと頷く。
落ち着いた様子の礼の言葉には、照れたように頬を掻いてから、またランタンを手に取った。
ふわ、ふわり。
光が揺れる]
― 小川傍の木立 ―
[子供らや、若者達の声が届かぬところまでくると、ホラントに話しかける。]
さて、ホラント君。
君には礼を言わんとな。
[言葉とは裏腹に、先程よりさらに険しい顔でホラントをねめつける。
ホラントの目が丸く、丸く開き、口がぱくぱく、ぱくぱく動く。
もう…あぁ、もう、我慢できない。]
[小刻みに震える翅の様子。
妖精の視界は、目敏くそれを捉えて]
『ああ、わかった。
最初が肝心、だしね』
[声は軽いまま、妖精はふわり、と翅を広げて力を凝らす。
仲間の仕事を支えるように]
[こんなに月が蒼い夜は 不思議なことが起きるよ]
……
[繰り返される一節に少女はぽーっと見惚れながらも
ぼぅやり月を見上げた。
銀月が柔らかく空に浮き、微笑んでいる。]
……?
[ゆっくり詩手に視線を降ろすと。
ようやくその銀糸が月光を浴びている以上に、
自ら煌くかの様な鮮やかさを放っている事に気付く]
『あっははははははは!
びっくりした?びっくりした?
もう、おにーちゃんってば金魚みたいな顔するんだもん。
"おじさん"の真似するの無理だよぅ。』
[騎士が騎士ならぬ高い声でケラケラ笑うと、
騎士の背からふわりと舞う金の粉。]
『おにーちゃん、皆を集めてくれてありがとう。
お礼に、おにーちゃんから宴に招待するよ!』
[王に授かった呪法を唱えると、ホラントの足元に円く穴があいた。
穴は様々な色が混ざり合い、虹色に輝く。]
愛することは信じること
[跳ねる音色。
僅かに変わる曲調は音の終幕に向けて]
いつかその胸に抱かれ
眠った夢を見る――
[外套に隠れた唇が紡ぐ音は長く伸びて消え。
リュートが響かせる音色もやがて途絶える]
[音の余韻を残す中で、ふ、と吐息のような声]
[アナの小さな声に同意するように、小さく頭は頷いて。
肩の青も、ち、と声を上げた]
[…イゾルデから了承の声が聞こえると其方の方へと向き。
此方へと一歩歩いてくれば、小さく頷いて]
…うん。
それで、良いよ。
[ようやく微笑を浮かべた]
大体。沿って歩ければ良いんだから。
わざわざ、危ないところまでギリギリじゃなくても。良いよ。
[其処まで言って、ふと気付いたのか。
自身もまた一歩、川から遠ざかった]
[調子の変わった旋律がまた戻る。
耳を傾けながら、視線は木立の奥とこちらを交互に動いた。
マリオンの持ち直したランタンの明かりが目の端で揺れる]
不思議なこと・・・
[不安よりも不思議な気分になってくるのは歌詞の為か。
無意識に言葉を辿り、銀の髪を照らす銀の月を仰ぐ]
[ゆらゆらと、ゆらゆらと。
力を表す光の粒子を揺らめかせる。
選んだ少年は、どうやら波長が合うようで。
力は綺麗な波を織り成していた]
[トン、と騎士の身体で背を押すと、ホラントの姿はあっという間に穴の中。]
『いってらっしゃーい!』
[彼を見送ると、咳払いをして厳つい顔を作った。
虹色の穴はもうなく、代わりに残るは茸の輪。]
[先程までの見惚れる視線では無かった]
……ぁ
[ごしごしと擦り見ても確かな鮮やかさ
思わず小さな声が漏れてしまった]
…
[けれど大きな声をあげてしまえば煌きは失われそうで
此方に応答する様な頷きと青の、ち、という声。
こくり、と喉を鳴らし、凝視。]
それはそうなんだけどさ。
川向う確認しながらだと、ついつい川の方に寄っちゃうかな、と思って。
[言いながら、川淵から少し離れたところを歩き始める]
そうそ、やっぱマルガレーテは笑ってる方が可愛いよ。
拗ねてる顔も可愛いけど、笑ってる方が断然良い。
[ようやく見れたマルガレーテの微笑みに満足げに笑んだ]
―小川―
[はたた、とどんぐりまなこをしばたかせたのは、褒められるとは思ってなかったから。
首を横に、ふる、と振って]
本職には負けるのさっ。
[終わり行くうたを惜しむように、自らくちずさむのを止めて、うたいびとのうたを聞く]
不思議なこと、うん。
きっと起こるのだよ、こんなに月がキレイなのだからして。
[にこ、と、微笑みをクルトに返す]
[きら、きらり。
金の強さを持たない静かさを湛えた銀]
[その髪から同色の粒子を仄かに零して]
……秘密。
[アナに向けて立てた人差し指を己の口元へ。
枯草色の外套は襟元が下がり、僅かに弧を描いた唇を晒す]
『宴へようこそ!』
[ちっ!]
[青の声と此処にはいないはずの女性の声が
彼女にだけ届く高さで重なる]
『……お疲れ様、かな?』
[力の流れ、それを捉えて。
ミステルはぽつり、小さく呟いた]
……上手く、いったの?
[少年の問いかけに、返すのは肯定の頷き]
ふー、一人お仕事かんりょー!
ミステル、ありがと!
マリオンも、ご協力感謝なのだよ。
…はぁ。
[少し疲れたのか、小さくため息。]
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