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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が7名、人狼が3名、占い師が1名、霊能者が1名、狂人が1名、守護者が1名、共有者が2名、冥狐が1名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました。
……あ?
[不意に聞こえてきたノイズ交じりの音声に私はスッと目を細め、天井を見上げる。]
…………何を言って──ふざけるなよ。
[口から出た声は、えらく温度の低いもの。]
/*
ちょ。ま。え。
えええええええええ。
よ、そう、がい。
ピクシー来たよ。ピクシー以外だったら何でも対応できたんだが。
[頭に乗せられた手には嬉しそうに笑みを作る]
忘れないよ。人の名前を覚えるのは得意なの。
[ハインリヒの手が離れると、エーリッヒやノーラ、オトフリートらとともに医務室から大広間へと出ようとして]
……あの、おじさん。扉から出てきたんだ。どうして?
[何かが倒れた音を思い出した。次いで噎せるほどに巻き上がった砂埃のこと。人であったもの]
[すぐに視界に入ったのは、老人ではなかったが慌てて目を逸らし、老人を見る。]
一体。
[ゼルギウス、と、誰かが呟く声が聞こえたが、石化しかけた老人に視線は釘付けで。ごく、と唾を飲み込んだ。]
/*
……あ、やっぱり弾かれてるorz
赤窓がない(しくしく
よし。性格練り直ししなきゃ。
狂気部分を少し削除しよう……。
───?
[遠い音声]
[何だというのだろう]
[傍らのユニットを見る]
[充電は、まだ時間がかかりそうだ]
[一度腰を上げると、手帳と鉛筆をバッグにしまった]
[そのカメラバッグを自分が眠っていた場所に置いた]
[そこが自分の居場所だったという目印のように]
●業務連絡● ↑とりあえず、このギュン太の発言は寝言スルーでお願いします。ごめんね、ギュン太
そして、まずはみなさん、症状進行のランダム{5}をよろしくお願いします。
写眞家 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
―扉 Dの前―
[老人の肩に、再び恐る恐る触れる。
石の感触。それは、ひとではない。]
……ぁ、… なた、…何を?
[手。ひりつく痛み。シチューがぱたりと
手の甲から落ちた。けれど、痛いだけ、まし。
まだ、石ではない。石では――]
●業務連絡●
・・・・・・・・[[1d6 ]]で進行お願いいたします。
本編中にも病気は進行する。
村内日付変更時、即座に第一actで1d6?を振る。
出た値は症状のパーセンテージに蓄積される。
Ex.プロロで12。一日目開始の1d6?で4。
12+4=16%で一日目を行う。以下繰り返し。
─大広間・扉D近辺─
[リディの言葉>>0:862にああ、と頷き、アルバムを閉じて鞄に押し込み。
倒れた老人の方へとゆっくり歩いていく]
……一体何が、と聞いても。
答えは、得られそうにない……な。
[老人が倒れ驚いた事より、オトフリートが少女だけではなく自分の前に出て庇おうとした行為に驚き僅かに瞳を開いた。
同時に足に強い重みを感じたのもあってその場から動けずだった。]
…
[言葉も発すせず、唯、「クスリを使った」という言葉が――妙に頭の中に響いて、いた。]
/*
欲を、出すんじゃなかった。
はじかれそうな狂人じゃなくて、素直に村人希望にしておけば……!
入村前に作った予定表をコピる
・ピクシーになった
全力で皆さんごめんなさいをし、見なかったことにする
………あは。他の役職は結構書いてるのに、ここだけこれしかないよ。マジでどうしよう。
―大広間―
そっちにも何かコエは聞こえたか?
一体何が……
[大広間に入って直ぐ、見えた老人の姿に眉を寄せる。
駆けるようにそちらへと近づいた。]
[此方の言葉に耳を貸さず、一方的に途切れた音声とほぼ同時。扉から出てきたギュンターを私は冷めた眼で見ていたが、]
………くそが。勝手に納得して勝手に倒れるな。
[装置を弄ろうとして倒れ伏せた彼に、心配の言葉でなく忌々しげな言葉を放つ。
…………もう先が長くなく、それまでに意識が戻るかも疑わしいのは傍目でも分かりすぎた。]
―医務室―
随分と聞き取りにくい放送でしたね。
内容も、分かりにくいし。
[広間の方から何かが倒れる音が響いた。
ツヴァイと呼ばれていた人が足早に広間へと戻ってゆく。
振り向きながらそれを瑠璃だけが追った]
今のは…?
[ちらっと持ったコップを見て、老人の傍へ。]
水、飲ませてあげて。
[先に老人の傍にいた名前も知らない女性、ブリジットにコップを手渡そうとした。]
●業務連絡●
★ギュンターと話そうランダム★
倒れたギュンターと話をすることができるかもしれません。
一人2回のみ挑戦できます。(成功した場合は1回のみで終了です。話せるのは一人1回)
→ギュンターに呼びかけるact[[fortune ]]×2
→ギュンターが反応 (ギュンターランダムact[[fortune ]])
結果ギュンターのランダム値よりあなたが高い数値を出した時は成功です。低い数値だった時はギュンターは意識を取り戻しません。
意識を一時的に取り戻したギュンターは貴方の問いに1発言だけで簡易に回答をします。中には答えられないで終わるケースや、途切れ途切れの単語だけになるケースもあります。
ぜひ手がかりを引き出してください。
※このランダムはギュンター在席時にしか反応できませんので、不在時の場合はメモにランダム数字と質問した内容アンカーを貼ってくださると助かります。
[何が起こったのかと、大広間に向かう。
そこには倒れ伏した老人が………。]
何が…一体……
[誰と特定するでもなく、聞いた。]
─大広間・扉D近辺─
[何が。という問いかけ>>8。
は、と、また一つ息を吐く]
……俺が聞きたいくらいなんだが。
さっきの声が聞こえたと思ったら、唐突に飛び出してきてな。
それを使おうとして、倒れた。
[言いつつ、示すのは壁から現れた機器]
― 大広間 ―
[老人の傍に向かおうと、一歩踏み出した足は止まる。
急激に酷い倦怠感が全身を襲う。]
うっ……げほっ。
[肺が痛む。咳きこむ唇を抑える手が薄く土気色だった。]
(思ったより、進行が早いな……。)
[冷静にそんなことを思いながら、
誤魔化すような咳を繰り返し、
ただくずおれないことに気を向けた。]
[目の前で、何人もが老人に寄っていく。
遠めにも、病状が進んでいることが分かるから、動けない]
……大、だ、だい、丈夫ですよ。
放送に、驚いたご老人が出てきたみたいですね。
[同じ病気にかかっているもの同士、特にベアトリーチェには人が死ぬところに居合わせさせたくはなかったから。
声音に平静を乗せようと思うのに、話し始めの声が上手く出なかった。顔をしかめる。何だか、頭の奥が重い気がした]
アスストーリアスさんも、大丈夫ですか?
―大広間―
[止まったままの脇をダーヴィッドも抜けてゆく。
遅れてまた後に続いた]
…え。
[初めて見る老人。
石のようになって横たわる姿に口元を押さえた]
この人が、ゼルギウスさん…?
[近くで、エーリッヒの咳き込む音が聞こえた]
ベアトリーチェ、少しごめんなさいね。
[ベアトリーチェとつないでいた手を離し、彼の方へと向かう]
エーリッヒさん、大丈夫ですか?
[ふと胸が苦しくなって、手を当てた。
今までよりより強い、違和感……。
ベルトの数値はまだ見れない。だけど、いい予感はしない。]
───ッ
[喉が鳴る]
[ひゅう]
[眩暈が、する]
[咄嗟に、装置の枠を掴んだ]
[息を、吸って、はいて、落ち着かせて]
[栄養をとっていないせいだろうか]
[そう言えば、何か食べ物のようなにおいがする]
[向こう側が、騒がしい]
───しん、ど。
[呟き]
[ゆっくりとした足取りで]
[騒ぎのほうへと]
>>17
[老人に駆け寄ったハインリヒの横にそれでもなにごともないかのように寄った。]
ツヴァイ……
彼は?
[そのベルトの数値、いやでも目に付く。]
/*
ちょwwww促し早くないですかwwww
……すみません。出目大きな人で。
3dにはLv.4にあと一歩まで行けそうです(目を逸らした
あ、でもpt増えてないから無効かな(首傾げ
[咳き込む声]
大丈夫? エーリッヒさん。
私も少し、体の奥が痛いけど。まだ平気。
疲れたら、休んだ方がいいの。
動き回って病気が進行したら、嫌だもの。
[老人が座り込む音は重い。症状が進んでいるのだろうと思った。
ブリジットの話しかける声。オトフリートの励ますような、けれど不安なような、声色]
先生も、大丈夫? みんな病人なんだから、あんまり無理しないで痛いなら痛いって口にした方がいいと、思う。
あのおじさんね。今、扉から出てきた。
壊すのが、お仕事なんだって。
[ぎしり。耳奥で痛む音。
僅かに眉を寄せた。
舌打ちは誰のものか。
深呼吸、震える息を押さえつける]
…貴方は何者?
外への通信手段を知っているの?
[壊れたような音をたてた通信機。
一縷の望みを繋ぐように]
─大広間─
……いや、違うだろ。
[問うような声>>19に、ちら、とそちらを見やる]
どうやら、あの声に反応して飛び出してきたようだからな。
[淡々と言いつつ、呼びかけに薄目を開ける老人の様子に、軽く、天鵞絨を細めた]
…、…
[大丈夫、とオトフリートに返事は出来なかった。
確実に病が身体を蝕む音色を聞いてしまったのだから。]
ぁ…
[エーリッヒの咳に視線を向ければ、彼の手の色が先刻よりも悪化しているのが確認出来た。]
…ベアトリーチェは、身体…大丈夫?
/*
いや、促し回復というものを一回やってみたかった。
華麗に失敗した。
後悔はしていない。
まあ、1ならptもつっしょ。
>>26 ブリジット
ワシは……ヌシらと一緒……じゃ。
外はわからぬ……それは、ゼルギウスと……じゃが、壊れてしもうた……。
[そして、目を閉じた。]
/*
……まあ、うん。
誰か言わんと、わからんだろしな(とおいめ。
…………どうせ一部には隠せてないだろけど。
メモバレになってたらすみませぬorz
……大丈夫ですよ。
少し……張り切りすぎただけで。
[背に脂汗を掻きながら、
ベアトリーチェの傍から寄ってくれたオトフリートに微笑む。
ぐらり――傾ぐ身体、支えられて表情に苦いものが混じる。
無意識に首のバンドを隠した。]
うん。そうだね。
僕は、端の方で休憩、するね。
[少女の気遣いに、返す声音は意識して柔らかく。]
すみません。もう、大丈夫です。
[支えられて感じた温もりに、まだ諦めてはならない。
そう思えたからか、オトフリートに礼を述べると、
のろのろと端の方へ移動し始めた。]
/*
しかし、皆いっせいに悪化するのか。
ちょっと対処を考えよう。
もう、オトフリートの性格は印象付けたと思うし、1日かけて徐々に悪化していく方向で。
−大広間−
[ゆっくり、ゆっくり]
[何が起きている?]
[倒れた男]
───何が、起きてる。
[まるで誰かに問うかのように、呟く]
[老いた男を見るのは初めて]
[先程のノイズ交じりの声なのか]
[でも、違う気がする]
エーリッヒ…
[名を呼び心配気に新緑の視線を向ける。
笑みが返ってきても表情は消して変えず
唯、無理はしないでと新緑は謂うだろう。]
…食事は少し後ね。
[大広間へと足を向けて、倒れる老人。
話しかける人、その近くへと足を運ぶ。]
ゼルギウス……?
さっきの声の人のこと…?
あ、 っ…
[問いを重ねる前に、
老人は眼を閉じてしまう。
自身の火傷の痛みも遠く。
ぎゅっと手を握りしめた。
触れた膚はつめたい。
ひどくつめたい。]
星詠み ノーラは、教員 オトフリート を能力(占う)の対象に選びました。
う、ん。ノーラさん、私はまだ、平気。
少し、体が重いけど。
[少女の服から覗く手足は、白い。青白くも感じる肌は、それでも見えない部分で変色していた。
自身の目にふれる事はなかったけれど]
まだ、歩けるもの。ノーラさんも、辛いなら言ってね?
[新緑の瞳は人の顔ではなく少し下、首元へ走る。
倒れている老人――数値。Lv4。
傍で話しかけている女性、ハインリヒ、ダーヴィッド、小さな少女…視線を向けながら]
…
[倒れる老人に聞きたい事はあったが人が居る場所では控えたくて数歩退いた。]
>>34
そうか……。爺さんも、やはりメデューサだったのか。
運ぶなら手伝おう。
[ハインリヒの言葉に頷いて老人の足元に座る。だが…]
……ツヴァイ?
[ふと見ると、こちらを睨むような目つき……。
それが、自分の首に注がれているのを確認すると、戸惑ったように目を伏せるが……]
まだ大丈夫だ。手足は動くし、頭もはっきりしている。
[小さな声でそう告げる。]
[伸ばした手に、エーリッヒの重さを感じる。
少し汗ばんでいる彼に、少しだけ眉を寄せて。
首筋の数値には視線を走らせようとするが、彼が隠すならすぐに視線を逸らした]
……は、りきるのも、無理はないですよ。
水を、あとでお届けします。
[普段より、少しだけゆっくり言葉を紡いだ。
一度紡ぎ始めてしまえば、それはもうすんなりと出てきて]
[彼が望むなら、エーリッヒを支えるようにして端へと進みながら、気遣ってくれる少女の方を見る]
ありがとうございます、ベアトリーチェ
私は、本当に、大丈夫ですよ。
実は、かなり、まだ体が軽いですから、全然元気です。
[これは、本心だった]
壊すのが、仕事、ですか?
土木屋さん、か何かなのでしょうか。
[離れていくエーリッヒにの方を向いて、その足音を確かめながら心配する]
エーリッヒさんの声、苦しそう。
さっきの、ゼルギウスっていう人のところに行けば、みんな助かるのかな?
助かる薬があるなら、持ってきてくれるといいのに、どうして呼びつけるんだろう。
[別の目的でもあるのだろうか、と思案する]
[老人の声を聞きながら、ハッと息を吐いた。額を脂汗が流れる。老人を医務室へ運ぶみたいだから、邪魔にならないように部屋の隅へ移動しようとした。
と、開いた扉Dの向こうに階段が見えた。]
あ。階段。
[誘われるようにそちらへ向かう。]
[ノーラが離れて行くのを見た]
……気をつけて。
[引きずっている足が気にかかったけれど、それしか言うことが出来ずに見送った]
[問い掛けに反応を返さないギュンターに、私はイラッとした色を顔に浮かべたかと思うと、]
……おい、起きろよ。ダンマリで逝くなんて許さねぇからな!
[そう言って、ギュンターの襟元を掴もうとする。]
このひとを
[老人の髪を
撫でるように触れる]
このひとを、運ぶのよ
[呼び掛けに動かない瞼を見下ろして]
手伝いなさい 。
[半ば石と化した老人の手を取り見上げれば、ハインリヒとダーヴィッドを見る形となるか。彼らだった、運ぶといったのは。
様子がおかしいようなら怪訝そうに眉を寄せる]
ちょっと、あのおじさんに聞いてくる。
ひょっとしたら、ゼルギウスさんの言ってたこと、どういうことか教えてくれるかもしれないもの。
だから、おじさんのところ、行って来るね。
[ノーラの傍を離れ、ギュンターの方へと足を向ける。石が落ちているかも、と杖を先に走らせながら、声を頼りに座り込んだ老人の元へと辿りついた]
おじさん、さっき石になった人を壊した人でしょう?
苦しいの? ごめんね、おじさんの姿がわからないから、どれだけひどいか判らないの。
……壊す、というのも、何か違う気がするが。
[イレーネの言葉>>42に、ぽつり、と突っ込んで。
さて、どうするか、と思いつつ見回した視界を掠めたのは、ナターリエの姿>>44]
……階段?
[聞こえた言葉を、反芻して]
って、おいおい。
一人で歩き回るのは、無用心だろ。
[誘われるよな歩みを追って、自分もそちらへ向かった]
───壊、す?
[瞬く]
[ピアノ弾きの娘の声]
[老いた男を見降ろす]
[数値は見えないけれど]
[きっとこの男はもうだめなのだろう]
[オトフリートが支えてくれたままであれば、
断るという言葉を発しないのは
――まだ、少し1人で歩くのは辛かったから。
あげた視線の先。新緑とかち合う。
青年はそれしか知らないと言った風に――やはり微笑む。]
本当にありがとうございました。
僕は、此処でちょっと休憩です。
[貴方はベアトリーチェや、他の気になる方のところへ。
オトフリートにそう促して、大広間の端、座り込み、
茨のない場所の壁に背をつけた。]
●業務連絡●
扉Dの先にも行くことができます。
2F【赤の間】
http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10471882
2Fには6部屋の部屋があります。その中に、衣装部屋(もしかすると、施設に来たときの服があるかもしれません。内容はお任せいたします)と武器庫があるようです。
ひとつ秘密の仕掛けの部屋もあります。そのほかの部屋もRPで好きに脚色していただいて構いません。(マップにはこちらでつけたしをします)
なお、武器庫と秘密仕掛けの部屋の開錠イベントは後に行います。3Fにはまだいけません。
[たどり着くと、ロッカールームで聞いた声を耳にした。乱暴とも言える言葉遣いに、一歩引いて]
おじさん苦しそうだから、もう少し丁寧に接してあげて。
声から、イライラが伝わってくるの。
[ライヒアルトの声が聞こえて、立ち止まり、振り返らずに彼が来るのを待った。]
別に、あなたには関係……。
[そう言って押し黙り、しばらく後口を開いた。]
一緒に行ってくれる。なにか発見があるかもしれないし。
[背中を見せたまま、答えを待った。]
>>46[リディの声に目を開けた。]
(注:基本、ギュンターが出す数値は一人一回にします。リディさんのボーダーは68なので、次の70は成功となります)
何々、なんですなんです?
美味しい匂いがしているです、そしてさっきの声は何?
そして、フェヒナーさんはどこ??
[オトフリートを探すうちに道に迷っていた。
辺りの喧騒につられて大広間に顔を出す。
そこに響きわたるは少女の張り詰めた声だった]
───運ぶって、どこに。
[ハインリヒに尋ねる]
[どこか別の場所があるのか]
[他に手伝う男手がないのなら]
[未だ幾分動ける今のうちなら]
教えて、くれるなら。
[運ぶの、手伝うよ]
[老いた男の傍らにしゃがむ]
[エーリッヒの言葉に、笑顔になぜか眉が下がっていた。
ただ、解った、と視線を向けて老人の元へ再び赴く。
彼は少なからず何かを知っている。
死を前にしつつ、言葉を続けようとしているのなら――]
…
[その消え入る前の星の声を聞き遂げるもの勤め。]
[ベアトリーチェも、老人のもとへと離れていく。
ノーラがつかず離れず歩いているのを見て取った]
……どういたsまして。
この位は本当に、たやすい御用なのです。
[エーリッヒが完全に背中を壁に預けた事を確認してから、手を離した。肌の色が変化した部分をいくつか目で追って]
お気になさらないでください。
これでも、私は随分と我侭で、好きなことしかしない性質なんです。
[厨房と、洗面所の方へと視線をやって]
何か、飲んだり食べたりは出来そうですか?
唾はむせず、上手く飲み込めますか?
[途切れた言葉。緩く瞬く。
ナターリエが背を向けているため、瞬間過ぎった表情は、誰にも見えぬもの]
……ああ。
あちらのご老人に無理を重ねさせるよりは、良さそうだしな。
[間を置いて、紡がれる答えは淡々とした声音]
石になった人を…。
[再び言葉を失った。
何人もが問いかけるのを見ながら、ずりずりと後ずさる。
左手が小物入れを取り落としそうになり、両手で抱え直す]
どうして。
[同じ問いは逆に近づいた青年が投げていたが]
……『関係ない』か。
どこかのバカも、よく言ってたな。
[途切れた言葉。
過ぎったのはそんな思い。
刹那に掠めたのは、苦い笑み]
[知らない声がすぐ傍にあった。何故壊す、と聞く声にやっぱり聞いた事のない声だと思う]
あのねおじさん、さっきのゼルギウスさん、知ってるの?
知ってたら、本当に治すことができる人なの?
答えられないかもしれないけど。
おじさんが壊す人を少なく出来るように、知りたいの。
[触れた先に、老人の体があった。硬い。と感じて、その手を握る]
/*
そして、赤を外れても所詮死にたがりなので(人外なのでいいよね☆)、生存endへのフラグには非協力的なのです。
今を生きる、とか、ホスピスのホスト的なことには全力を尽くしますが。
───ねえ、教えてよ。
[小さくつぶやいた]
その仕事、手伝ってやってもいいよ。
[空虚な眸]
[見降ろす]
[老人の耳に届いているかは]
[わからないけれど]
/*
ユリアン空気読めなさすぎる!
みんな、超ごめん!!
そして、共有者びびった。
まだ、ヘルムートの背景が分からないから困ったんだぜ!
[ほっとため息。]
あのご老人には落ち着いてから話を聞けばいい。
[先に進み、部屋へ入り階段へ足をかけ先に進む。ライヒアルトの方を向かないまま。]
あ。先に言っておく。……ありがと。
[言葉を終える前に駆け出し、階段を駆け上った。]
…―――っ。
[壁に背を預けると走る痛みは、肩甲骨の部分。息を呑んだ。
翼がもがれた場所とも、例えられる場所。
けれど、傍にオトフリートが居ることもあり、声はあげない。]
そうなんですか?
でも、きっとその我儘と好きなことは、
随分、人に優しいことなんでしょうね。
[そして告げられる言葉に、微笑んで返す。]
本当に、オトフリートさんは、先生なんですね。
大丈夫です。水飲めそうになったら、自分で行けます。
[彼の言葉使いに再度笑みを深めた。]
[老人にはゼルギウスという人物への問いが投げられていた。
彼は一体誰なのか、確かに気にかかる部分ではあった。
彼女の中では「クスリ」とノイズ混じりのもう一つの謎の言葉「ピューリトゥーイ」。彼の様子からして長い問いは星の消滅を速める。「クスリ」の事は考えれば憶測は立てられるかもしれないと考え、ならば――]
…ピューリトゥーイ。
放送が消える前に聞こえた言葉。
この意味を知っているのなら、教えて。
[そう問いを投げたろう。]
───わかった。
[あちら]
[上品な言葉遣い]
[お育ちがよろしいのか]
[老成しているだけだろうか]
[まあ、どちらでもいい]
───おとしたら、ごめんね?
[あまり重いものは得意じゃない]
[眠っているうちに筋肉も落ちた細い腕]
[でも]
[ハインリヒの指示に従う準備はできていた]
そう、だな。
[それまで持つのか、という疑問は今は考えずに。
唐突に告げられた礼に、また一つ瞬く]
……礼を言う手合いの事か……って。
いきなり走るなっ!
[呆れたように言いつつ、自分も階段を駆け上がる。
視界にまた、かかる霞み。
数値はまだ見ていないが、多少、進行はしているらしい、と。
過ぎる思考は、今は切り捨てた]
─ → 二階へ─
…だいじょう、ぶ?
[壁際のエーリィが小さく呻くのが判ったから、声を潜めて聞く。
自分もきっと少しづつ蝕まれていっているのだろうけれど、いまは気づいていなくて。
つらそうな表情を心配そうに見あげた。]
[運ぶ際、手を貸せそうなら貸すつもりで居た。
石と化した体は重い。
ひどく、重い。
重なる問いかけ。
老人は再び眸を開くだろうか。
ぎちり、と自身の体も少し重い]
……ゼルギウス
………
[幾つかの単語を唇の内で反芻する]
本当に、そうであれば。
そっな、に幸せなことはないのですけど、ね。
[彼が、時折顔をしかめるのを見る。
声をこらえている姿に、ここを一度離れようと思った]
―― 分かりました。
どうしてもしんどいときは、お願いですから呼んでください。
[それだけを念押すと、頷いて、踵を返した]
[大広間の、集団の元へではない。
厨房と、医務室と、しばらくどちらへ向かうか逡巡するように、何度か方向をかえるように]
[開かれた扉の奥に階段が見えた。
広い城なのだからフロアがここだけだとは考え難い。
老人が問いに答えてくれてからだが
医務室に運ぶのは力仕事で手伝えそうにないので
厨房で簡単に食事を取ってから上を見に行こうと考えた。
その際、ベアトリーチェも来るかどうかは尋ねただろう。]
医務室に運ぶの?
気をつけてね。おじさん、だいぶ辛そうだから。
[老人に触れていた手を自分の膝に乗せる。
落としたら、ごめん>>75と上から降る声に知らない声だと再度確認して]
やっぱり、初めて聞く声だわ。
ツヴァイさんはこの人知ってるのね。
あなたも。運ぶなら気をつけて運んでね?
おじさんのこともだけど、自分の体のことも。
―二階―
[走るなと聞こえて、余計速度が上がったが、階段を上がりきった所に扉があったから立ち止まってライヒアルトが来るのを待った。]
開けるよ。
[言って扉を開くと、右に扉3つ、左にも扉3つ、突き当たりに扉と]
……石像、が。
[立ち止まって俯いた。]
[そうして離れると、一人集団から外れている人物を見かけた]
あ、あれ、サンチェスさん。
どうか、なさったんですか?
[まさか、彼が自分を探していたとは思いもせず声をかける]
[老人を運ぼうとする人たちもいた。
切れ切れに反応する老人に問いかける人たちもいた。
話は聞いておこうと思って、少し眉を寄せた。些細な差という程度だったけれど、聞こえ方に違和感がある気がした]
ん。大丈夫だよ……。
ちょっとね、疲れただけ。
[新たに顰められた声が耳に届く。
視線を其方に向けると、ゲルダの姿があって。]
嗚呼、美味しそうな匂いさせてたのゲルダさん?
今日のご飯はなんだろう。
[くすり――おたまを持ったままの姿に、
作った笑みでなく、思わず微笑んでしまった。]
[リディが直前で手を止めるようならば、
吐息のような溜息が落ちた。
急く気持ちもわからなくはない、気になった問いかけは
他の者達が言ってくれている。]
……落とさないように、気をつけてくれ。
[アーベルの声には、少しだけ毒気抜かれたように苦笑して。
傍に居るブリジットにも目配せをしたか。
一度だけ、彼女の手元に目を落としたが]
…お嬢さんは手伝えそうか?
[そう訊いた。]
星詠み ノーラは、医大生 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
運ぶの?
そのまま運ぶの…結構大変だよ?
毛布かなんかあれば、乗っけて引っ張るだけでもかなり楽だけど…。
[自分は結構元気だから、探してくる?と聞いてみたり。]
星詠み ノーラは、研究員 ハインリヒ を能力(占う)の対象に選びました。
…アーベルだよ…、リーチェ。
[アーベルへ呼びかけるベアトリーチェへ、彼の名を口にする。
細腕の2人、3人では少し心許無い。
思案して、大きく溜息をついてから
結局はダーヴィッドにも手助けを頼むかもしれない。]
あ、うん。
クリームシチューみたいなもの作ったから落ち着いてからでも食べてね。
すっごく美味しいかどうかは…自信ないけど、でも消化よくて身体もあったまると思うんだ。
[長身を見あげてにこ、っとわらう。]
/*
実際どのくらい重くなるんだろう。
お、重くなりすぎたらレベル高い人えろg大変そうとか
そんなこと思ってるんじゃないからなっ。
/*
ごめんねライヒ。多角から逃げるのつきあわせて。みんなで話しかけるとぶるべりさん大変だろうなと思ったのも本当。
[ノーラの視線を感じた。振り返る]
あ。邪魔ですみません
なんあだか、やるべきことが多くて……こう、つい
おなかはすきましたから、後で向かうことにします
[感謝の念を、ぺこりと頭を下げて示した]
[イレーネの言葉に頷きながら色々考える]
あらら、でてきて倒れちゃったですか?
運がいいですー、ねー、爺さんも、それに僕達もですが。
きっと、道が開かずお互いさようならでした、よね?
[オトフリートの姿を確認して不気味に笑いはじめる。
話しかけてきた言葉をさえぎり用件を伝え始める]
ふふ、フェヒナーさんにいいものをあげるですよ。
[鞄をオトフリートの前に突き出した]
─二階─
……お前、な。
自分の状態は、意識の隅に引っ掛けるのを勧めるぞ。
[追いついた所で、ぼそり、と突っ込む。
激しい運動は身体に負担をかける、のだから、と。
開ける、という言葉には頷いて、開いた扉の先へ]
……他にも、起きて動いてたヤツがいた……という事か。
[突き当たりの石像を見やり、小さく呟く]
さて、どうする。
まずは、近場から、調べるか。
[俯くナターリエの様子に微かに眉をひそめながら。
口調は変えずに、静かに問うた]
───?
[下のほうから聞こえてきた声]
[視えていないらしい]
───りょうかい。
[そう言って、金髪の少女の頭を撫でた]
頑張る。
[苦笑交じりの年嵩の男の声]
[出来る限りのことはする気でいる]
アーベル、さん…。
[>>88ハインリヒから名前を聞いて、そこにいるだろうアーベルへと会釈する]
私も手伝えたらいいんだけど、きっと無理ね。邪魔になるもの。
多分、貴方という存在に安らぎを得てる人もいるでしょう。
良い先生なんだと、少しお話しただけで思いましたから。
[痛みは先程よりはマシになってる。
今度は幾分、綺麗に微笑むことができただろう。]
ええ。その時はお願いします。
[念を押されて、オトフリートに頷く。
その背を見送った後は、ゆっくりと立ち上がり]
あっ、そうか、クリームシチューの匂いだね。
美味しそうな匂いだから、きっと美味しいよ。
愉しみだな。
[見上げて微笑むゲルダに、そんな言葉をかけるほどには、
余裕は生まれていた。]
毛布と…あと物干し棒とかあればさ、担架っぽいもの作れると思うよ。
そうでなくても…椅子一個あれば、座らせて運んだり出来るし。
[老人が閉切っていた扉の奥、誰か行ったのかな?と覗き込んでみたり。]
自分の事は自分が一番わかってるよ。
[大体は強がりを言う時に用いられる言葉をライヒアルトに返した。]
あれは、研究員って事はないかな。
[石像を指して言ったけど、調べるつもりもなく。]
こっち、調べようか。
[一番近い左右の扉の{4}を指差した(奇数左、偶数右]
[ユリアンと話していた女性に目をとめた]
こんにちは。
お話中、すみません。何だか邪魔をしてしまったみたい、……
[そんな風にしていると、さえぎられるような彼の言葉。
不吉な笑い声。首を傾げる。
まもなく、自分のかばんが突き出された]
――っ これ。
[それは、古びた、小さな茶色いボストンバッグ]
あの、これ、私の。え、わ。ありがとうございます
[目を見開いて、嬉しそうに両手を伸ばす]
[ブリジットがこちらを見ていることなど気づかず、頭を撫でられるとこくりと頷いて]
頑張って。
ツヴァイさんも。
[それだけ言うと、後ろへと下がる。
どこからか美味しそうな匂いがして、鼻をひくひくとさせた]
[ノーラさんとかいったおねえさんの視線に気づいて首を傾げる。]
どしたの?
って、あ!
わたし、コレ握ったままきちゃったー。
[あちゃぁと額を軽く叩いて、ゴメンねと小さく詫びる。
握っていたのを忘れていたほど、左手の感覚は薄れていたのかもしれない。]
[嬉しそうに荷物に手を伸ばすのを見て急に荷物を引っ込めた]
冗談です、よ。
はいどうぞ、無事で良かったです。
[今度こそ荷物を手渡した]
― 安置所 ―
[覆った視界は色を失った]
[揺らぎと闇が支配する]
…
[静まり返る安置所]
[後を追おうかと意識が腰をあげようとするが
其れは未だ足に伝わらない]
あ、僕に、ですか……。
ありがとうございます。
[ノーラが運んでくれた器に視線を落とし、
次にあげて彼女の新緑をとらえる緑。
少し困ったように微笑むのは、治療室の一件と、
微笑みの下を彼女には隠せそうにない故。]
ゲルダさんってドジっ子属性有かな。
[そんな内心を隠すかのように、ゲルダのおたまの反応に、
叶うならゲルダの頭をぽふりと撫でる。
叶わないなら微笑みながら
――医学に携わる者として、彼女がそうしてしまった理由が、石化病にないか密かに探してはいたのだけれど。]
氷……? 冷やすの?
持ってくるまでに溶けたら、ごめんなさい。
[何を、とまで聞かず、厨房の方へと歩き出す。扉の位置が不確かで、壁までたどり着くと匂いの漂う方へ左手をついて扉を探した]
ここ、だ。
ねえ。氷ってあるのかな? 冷凍睡眠をしてたならあると思うのだけど。
[扉の向こうへ入っていくと、誰にともなく声をかけた]
─二階─
[強がるよな物言いに、天鵞絨が僅か、険しさを増した。
それは期せずして、記憶の奥と交差して]
……そう言っているやつほど、ちゃんと自分を把握しとらんもんだぞ。
[あのバカのよに、とは声にはせず]
研究員……か。
研究中に、感染した……というのは。ないとは、言えんか。
[何かしら、事故が起きていたのなら、それも可能性としてはあり得る。
しかし、それならば対策はなされるはずで──という思考は、ひとまず断ち切、ナターリエの示す、右の扉に向き直る]
……鍵の類は、ない……か。
[呟きながら、ゆっくりと扉を開いた]
[老人を運ぼうとするが、ハインリヒから声はかけられず、
その事実に暫し、黙りこくった。
思い出す、病気になって、起きた、初めての疎外感。
人を助けることを何よりとしてた男は、ある日助けられる側となって……。]
………
[老人を抱える集団から静かに離れ、様子を見守る。]
正体はわからないですか。
見た所長くないです、聞けずに終わりますかね。
[運ばれていく老人を見つめた]
ええっと、担架が必要です?
材料さえあれば、僕作れます。
こう見えてもやるときはやる子です、僕は。
[変わり者だと少しは自覚があったらしい]
───おっかない。
[くす]
[少しだけ唇が笑った]
[落としてみたらどうなるのだろう]
[好奇心はあれど]
[ハインリヒの言葉で何処かへ行ったベアトリーチェ]
[遠ざかる足音と、杖の音]
───じゃあ、運ぶ?
[ハインリヒの視線に軽く]
[首を傾げた]
お玉で何かに戦う?
[無邪気そうなゲルダを見、新緑を細める。素直そうな彼女もまた病が身体を蝕んでいるのだろうと思うと辛く思える。]
謝ることでもないわ。
変わりは見つかった。
……貴方一人で平気なの?ハインリヒ。
[背負う手伝いを、
というハインリヒの顔をじっと見る。]
…共倒れになんてならないで頂戴?
[謂われるまま、手伝うのだろうが。]
[一度、手が空を切った]
………あっと
[改めて渡されて。彼の顔と、バッグを交互に見た。
小さく、くすりと噴出した]
……すみません。ありがとうございます。
教え子たちに、同じことよくやられたんですよ。
[しっかりと受け取って、大切そうに撫でた]
サンチェスさんの荷物は、見つかりましたか?
/*
と、ところで。
これ、PC視点で右、でいいんだよ、な?
[自信がなくて開けるところで切ったとりさんはーとなくろねこです]
…ぅ、結構言われる。
[ドジッ子と言われたり、頭撫でられたりと、恥ずかしそうに俯いて。]
じゃ、わたしちょっと探しに行ってくるね。
[もったままだったおたまをエーリィに押し付けて、ぱたぱたと扉の向こうへ。]
わ、階段になってるんだー。二階どうなってるんだろ?
僕の荷物は有りません、でした。
工具があれば少しは便利なんですけどね。
道具のない職人はカツの入ってないカツ丼みたいなものです。
違った、職人ではなくて僕は職人見習いです。
[よく分からないたとえ。
それと本人以外には大差ない訂正をした]
…そうよ。
[他に居ないとそんな様子で器を手渡すだろう。
エーリッヒの見せる笑顔は、やはりそうは感じられなくて
思うところはあっても言葉にするのは彼の為ではない。
また2階がある事も告げる。
そこへ行こうとしたけれど]
[ずっ]
[先刻よりも重い、重い足は疲労を誘った。]
…。
[何もかもが、怖い]
[意識的に視界から排除した他者の数値]
…は、
[吐く息は重い]
[人は此れを"甘え"と呼ぶのだろうか]
――。
[そっと両膝を抱き寄せた
きつくきつく顔を埋めていく]
りょーかい。
[背負っていくらしいので素直に手を貸す]
───腰、いわさないようにね。
[からかいのことば]
[御嬢さんの心配も尤もだ]
>>65>>69 ベアトリーチェ、リディ
ゼルギウスは……けんきゅう…しゃ
メデューサの……かんさつしゃ……
[そして、目を閉じた]
あたし、死にたくないから。無理はしない。……心配しないで。
[険しい目には気付かず、さらりと言った。]
ここがこんな廃墟みたいじゃ無ければ、あれが研究員かもなんて思わないよ。
[ライヒアルトの背中を追いかけて部屋へ入り。
ふと思いついて人の悪い笑みを浮かべた。
ぱたんと扉を閉め、扉にもたれかかる。不審に思ってライヒアルトが振り返るなら、悪戯っぽい目で見上げる。]
ね、ライヒ。二人きり、だね。
[唇を笑みの形に造って、反応を待った。]
[エーリッヒの傍は茨があまりない場所だったので背を壁に委ねながら]
星はまだ輝いているわ。
[それは見えない天井の上の存在か、それとも残された17の星か。
今そのひとつは消えそうだと見遣りながらも。]
…諦めは赤星を誘う。
それにはまだ――
[首枷――数値は13を示す。
足の重みが和らぐまで大広間で留まる事を選び]
早すぎるわ。
[どく、と細身の身体に流れる音色を*聞いた。*]
[そうして、支えるように手を差し伸べながら、
傾いだままじっと見詰める青灰簾石の眼の青年を
ちらと一瞥した]
何ですの。
[睨んだのは此方が先だが、
見返されるとは思っていなかったようだ。]
/*
なにやってんだ、あたしw
……テンションやばい。さあ、吹き出せ皆の衆。
ちなみに、なんかされるとは思っていない。
あ、それ……。すみません、一人ではしゃぎすぎました。
[見つからなかったと聞いて、眉が下がる]
え。カ……なんですって?
[何だか前後の脈絡なく出てきた単語が上手く聞き取れず、聞きなおした]
ああ、徒弟さんだったんですね。何の職人見習いを?
でも、道具は職人の生命線といいますし……。
どんなものか教えていただければ、私も探します。
/*
イレーネの性格設定、崩れてしまってますよね。ごめんなさい。
そして絡むのが難しい…絡みにくくもしてしまってるような。
自分からのは集中できないからもありますけれど…本当に申し訳なく(溜息
どうして村始まると不調が出てくること多いのかなぁ。
うん、いこっか。
[イレーネに頷いて、階段をとんとん上がる。
上につくまでにちょっぴり息切れ。]
やっぱ…ちょっと辛いね。
[上下する胸を押さえて苦笑い。]
───別に?
[ダーヴィッドのほうをちらりと見てから]
[自分のほうを睨んでいた御嬢さんへ]
[揺れる]
[青灰簾石]
そんなに見つめられても、困っちゃうな。
[微笑む]
[からかいを含んで]
[相変わらず、ハインリヒを手伝いながら]
[軽口、一つ]
>>128
[ハインリヒの声に肩眉をあげる。]
………わかった。
[そして、ハインリヒの横に並ぶ。そして……]
一人じゃ無理だ。一度下ろせ。そして足を持て。
こっちは専門職だ。信じろ。
アーベルは真ん中を支えてくれ。
[そして、老人を一度下ろさせ、運ぶ体制を指示するだろう。]
うるせー。
そこまで年じゃねぇ。
[アーベルからの揶揄いの言葉にはむっすりと口をへの字にする。
まだまだ意地を張りたいお年頃だった。]
俺の腰の無事はお前さん達のサポートにかかってるよ…。
[だから頑張ってくれと言外に告げると、
よっと掛け声と共に老人をおぶったまま立ち上がろうとした。]
うーん、何の道具かです?
色々です、何があったか忘れました……。
飽きっぽいんで色々やりましたから。
[どうでも良い事の様に語る]
ふぁ……。
[そしてまた欠伸を一つ]
……傍目、元気そうなんだけれどね。
[おたまを押しつけられ、面喰ってる間に、
かけだしたゲルダに微苦笑。]
これで、何かと戦ってみせましょうか?
[やはり何かを悟ってるような星詠の人に、
おたまを一度振って見せて――器を受け取る。]
2階に向かうのは、もう少し後にしませんか?
[告げられた言葉の後、
そこに向かいたそうな仕草を見せたその人に、
柔らかく微笑みを向けた。
――もちろん、彼女の足の様子に気がついていたからで]
そうですね、諦めるのはまだ早いですよ。
[先程の自分と同じように、壁に背を預けるノーラに微笑んで。
彼女が運んでくれた食事に口をつけた**]
[声をかけた先には気配はなかった。ただ、料理が盛られたらしい器がある事に気づく]
シチュー? 氷が先かな。
[お腹が抗議の声を上げる。まだ平気、と呟いて氷を探した]
調理場なら、あんまり触らないほうが、いいよね。危ないもの。
[左腕に、傷がある。服で見えないけれど。もっと小さかった頃に、台所に侵入してついた傷だった。
ギュンターから聞いた短い答えを思い出す]
研究者って。それじゃ確実に治るのか判らないわ。
みんなに、石になんてなってほしくないのに。
……好んで死にたい、と思うやつなど。
…………全くいない、とまでは、言わんが、そうはおらんだろ。
[言葉の間には、不自然な間が開くが、気づかれるかどうか。
は、と一つ息を吐き、何かを振り払うよに首を振ってから、研究員に関する部分には確かに、と短く同意した]
……いばらは、ここでも繁茂している……か。
[部屋に入ると、やはり目に付くのは壁の緑。
その下の壁面の色は、緑と重なり主張を強くする赤らしい。
さて、何があるか、と動こうとした矢先の、声]
……は?
確かに、そうだが……それが、どうかした、か?
[振り返りながら、問う。
向けられる笑み。天鵞絨は、僅かに細められ]
/*
リーチェ好感度スケール。
ハインリヒ>エーリッヒ=ノーラ=オトフリート>イレーネ>ブリジット>ナターリエ=ゲルダ>他
割と絡んでな(ry
ハインリヒの高さがパネェ。
おじさん×少女がこのみなのだろう。
これでハインリヒ=さりさんだったらどうしよう。
―二階/階段―
大丈夫?
[残りは気をつけて上がった。
辛いというのに首を傾げて問いかける]
無理はしない方がよいかも。
苦しいのは、嫌だもの。
/*
でも、本当はピューリトゥーイって、ただの雑音のことだった!
だけど、ここでキメラの名前ってことにしとく!
雑音じゃ…はあんまりだ!
/*
マップの壁ラインが赤かったから、そのまま反映させたとか。
解釈間違ってたらすみませぬ。
村人だし能力がらみでptいらんし。
少しでも、設備投資できるようにせんとなぁ。
[共に此処から目覚める事が出来た者達が]
[上階で行っている事を知らぬ蒼]
[開いてしまった 居場所]
っふ、
[くすり笑いが漏れた]
ふふふ…
[自虐的な音が小さく続く]
[掴もうとした未来は何処へすり抜けたのだろうか]
───ごめんね?
[ハインリヒの反論]
[微かに笑う]
真中?
[ダーヴィッドの説明]
[部位を教えてくれればいいのに]
[肩をすくめた]
───笑えばいいのに。
[強い調子の御嬢さん]
[肩をすくめた]
そのほうが、可愛いよ。
[きっと]
そうですか。
[あっけらかんと言う彼。
その内面は、よく分からなかった。
一度、かばんを撫でる]
なにはとまれ、どうもありがとうございます。
助かりました。
[ぺこりと一礼して、そのバッグを一度自分のカプセルにおいてこようと冷凍睡眠装置安置所に向かう。その足取りは、軽かったけれど奇妙に右へ右へと緩やかな弧を描いていて]
ところで手伝いは必要です?
それとも必要ではありませんか?
必要なら手伝ってあげてもいいですよ?
[上から目線で手伝いを提案する]
[しばらく厨房の中をカツカツと杖で探していたが]
考えたら、私に氷をここで探せというのが無理な注文の気がするの。
誰かいるならだけど。
シチュー、少しだけ食べよう。
[成長期なんだもの。と、口にして盛られた器をそろそろと手に取る。スプーンを手探りで見つけると、床に座り込んで口に入れた]
美味しい。
[ぽたぽたと、端から零れ落ちる]
―― 冷凍睡眠装置 安置所 ――
[自分のカプセルへ向かう途中、廊下の右壁にこちんとぶつかった]
……なんで、何も突起がないところで体を擦りますかね、私は。
[ため息をつく。
そうして、部屋へと入ったところでふと先ほどの大広間にカルメンの姿がなかったことを思い出した]
……まだ、寝てるのでしょうか。
[ふっと進路をずらして、さきほど送った彼女のカプセルへと向かう]
ん、平気平気〜。
イレーネちゃんこそ、足元気をつけてね?
[さっき転んでたのに気づいて、心配そうに。]
わ、二階結構広いかも…何処からあけよう。
……別に
………死ぬ方法が、違っただけだろう。
[表面的には淡々と……]
………どうせ、いつしか、人は死ぬのだし……。
[そして、まばたきの一瞬だけ、三日月に目が細まった。]
死にたいと思ってる人は、ここにいないでしょう。生きる為の施設だから。……他の人が死んでも自分は生き延びたいってエゴイストの群れ。
あたしも。
[睫を伏せて、いばらを調べている男の背中を見て。
振り返ったライヒアルトの反応に目を見開いて目を逸らした。]
揶揄い甲斐のない。それとも、あたしに魅力がないのか。
まぁ、気にしないでいいですけどお礼に食べ物なんかくれると喜びます。
まぁ、主に僕の胃袋が。
[ようは空腹だった]
僕、高いですよ?
まぁ、今回はサービスしますです。
[高圧的な態度に臆することはない。
飄々した態度で近づいていき手伝いを始めた]
…無茶はしてない。
お前さん達が頑張ってくれりゃあ、楽できるくらいさ。
[肩を竦めることはできない。ので一度眸を閉じて。
実際4人になると、途端に楽になった気がする。
ブリジットとアーベルの遣り取りに、笑みを零せるくらいには。]
…も、少しだ。
[あと少しで医務室へ。あと少しでベッドへ辿り着く。
両手に力を込めて、老人を背負い直した。]
うん、気をつける。
[階段とはいえ何も無いところで転びかけた。
心配そうな顔をされて、ちょっと困った顔で笑う]
廊下、奥まで続いてるのね。
とりあえず手前から順番に?
[扉は左右にある。ちょっとだけ左の扉が近かった、かもしれない]
[振り向いた彼女の様子がどこかおかしい気がして、歩みが速くなる]
起きてたんですね。どうかしました?
体の調子が、とか……
[心配そうに眉をひそめる]
……言い得て妙、だな。
[エゴイストの群れ。
的確といえる表現に、くく、と低く笑う。
刹那、天鵞絨を過ぎるはくらいいろ。
しかし、目を逸らすナターリエの様子に、その笑みは様相を変えて]
……純真ぶって動揺でもすればよかったか?
それとも、行動される方が好みだったか。
[問う声には、からかう響き]
いずれにせよ、こんな状況で、色事に現を抜かす気には早々なれんさ。
一応、理性というものは持っている。
>>165
無茶してないか……どうだかね。
[おそらく先ほどよりは大分楽になっただろう。
そう、これでも、力には自信があるし……。
病魔は、血をめぐらすその場所をじわりと締め付けているのだろうけど。
調子が7割ほどということと、痛みだけで、あとは、支障ない。]
あと、少しだ。
[そして、医務室のベッドにギュンターを無事運び終えることだろう。]
[かかる声に数度瞬いた
己が眠っていた装置から立ち上がりはしない
膝を抱え、幼子の様に丸まって座り
眠たげな蒼がふたつ、"せんせい"を見あげている]
……せんせい。
[ふ、と笑みを浮かべ]
私は、だい、じょうぶ。
せんせいは、大丈夫?
[心配の声に首を左右に振って、返す掠れ声]
/*
あまりにも面白かったモンで、反応に困ったとか。
……あれ、役職用に考えてた部分抜けたら、意外と軽いかもしんない。
ま、流れ次第ではさくーっと狂うけどなw
うん、そうだね。こっちあけてみようか。
[コンコンと左のドアをノック。
逆側の部屋で逢引中とか、そんなことは知らない。]
ごめんくださーい。
[ぎぃ…と軋むように開くドア。]
何、それ。
[ハインリヒのことば]
[小さく笑った]
───お父さんみたい。
[まるで、子育てが終わった親みたい]
[そのまま指示通りに]
[老いた男を医務室へと運ぶ]
してないよ。
[御嬢さんの頭を撫でた手]
[再び搬送のために利用する]
[睨まれても]
[怖くなんかなかった]
[くちづけが成功したかどうかはあまり気にせず。その場に座り込んだ。]
……今日はこのくらいにしといてあげる。あたし、ちょっと休憩するから。なにかあったら教えて。
[座ったままライヒアルトに背中を向ける。]
ライヒも、疲れたなら休憩すれば。
[*赤くなった頬を左手で擦った*]
…きゃっ。
[見えた白い人影に、悲鳴を慌てて押し殺す。]
石に、なっちゃってる……
[ちょっと青白い顔で、振り向いた。
それでもそーっと、その部屋へ。
真っ白な石膏像のようになった中年女性だろうか。
壁のひびわれから出てきた蔦が、白い石の肌に巻きついている。]
辛かったね。
…おばちゃんも、治りたかったのね。
[祈るように膝を付いて手を組む姿。頬に触れて目を閉じた。]
お邪魔します。
[ゲルダに続けて挨拶しながら入ってゆく。
お邪魔虫にならずにすんだことはやはり知らないまま]
奥にもまだ部屋があるのね。
あ、そこの…人じゃ、ない。
[片隅に立っている石像が瑠璃に映った。
近寄りかけて足が止まる]
研究者の人、かしら。
集められた人でなくても感染…するのよね。
[着ているのが寝巻きではないように見えた]
[装置の中に、小さく座り込んでいる彼女。
とりあえず、苦痛の影はなさそうなことを見て取ると彼女の正面に回りこもうとした。見ようによってはもどかしく、少し遠回りになるルートで]
それなら、良かった。私なら大丈夫ですよ。
この通り、ぴんぴんしています。
[両手を広げて、ひらひら動かして見せた。
彼女の側までたどり着くと、立ち上がる様子がないのを見てカプセルの横に膝を着いた。話をするとき、視線を合わせるためにこうするのは、普段からの癖]
悪い夢でも、見ました?
[かすれ声に、そう笑いかけてみる]
/*
ヴィヴィがぶるべさん
シスターがさりさん
ライヒアルトは国主さんかな
アーベルはみつろーさんぽい
…あたり?
[シチューを食べ終わると、そのまま壁に身体を預けた]
お腹一杯になったら、眠くなってきちゃった。
ごめんね、ツヴァイさん、まだ氷持っていけない、や。
今度は、夢見られるのかな。
[器を横に置いて、腕に鞄を抱えて眠りに落ちる。また少しの時間で目覚めるのだろうと*思いながら*]
うん。伝染病だって言ってたもの。
空気感染はしないけど、接触とか塵を吸ったりとかで感染するんだって。
[イレーネの言葉にうなづいて。]
あっちも、あけてみる?
[アーベルの言葉にむせるハインリヒをおかしそうに眺めながら……老人に布団をかける。]
………これでいいか。
[そして、老人の深い眉間を見てから、アーベル、ブリジット、ハインリヒの顔を見る。]
他に体調が優れないものも、この医務室で休むように言ったほうがいいな。カプセルは……正直、精神的によくない。
[赤いエラーランプを思い出しながら。]
[くるり回る姿
見上げた視線が幾らか楽になる]
……そう。
ならよかった、けど。
あまり、無理しないで?
[その言葉は心配の意もあったけれど。
何処か、浅ましい気持ちがあったのは
きっと否定出来はしない。
せんせい、の目線が、落ちてくる。
優しい声と、瞳。施設の"先生(パパ)"と重なった]
……ええ。
少し、だけ。
[悪い夢は、見ていた。
見て、居る。重なってしまう過去と、今。
情け無い笑みを、せんせい、に向ける]
───言ってないよ。
[そう言えば、名前を知らないと気づいた]
[自分も言っていないのだと思った]
[空白]
アーベル。
[名乗ってみることにした]
[彼女は面食らうだろうか]
[少しだけわくわくした]
───俺の、名前。
/*
ピクシーって、読めば読むほど自分の生存だけを考える役職だよな。おそらくこの村で一番の死にたがりとしてどうするよ。
うー、んー。
ここが、腕の見せ所?
[よほどショックだったらしい。
咽た後の咳き込みは、暫く続いた。]
俺は まだ 33だっての。
[まだ十分に若い、とアーベルを軽く睨んで。
年の近そうなダーヴィッドには、小さく肩を竦める。]
お疲れさん、だ。助かった…そこの兄さんもな。
[ユリアンにも紺青を向けて]
お嬢さんは、そこにある手洗い場で手を洗うんだ。
じっくり、できるだけゆっくりな。
[ブリジットとアーベルの遣り取り、気が抜けたように笑って]
遊ぶのはそっからでも、遅くはないさ。
/*
お邪魔虫なんてとんでもないよ、イレーネ。
むしろ発見されたかった、なんて。(*ノノ)
表pt、1ゾロだ。わーい。
……せんせい、ここ
[元々、男女どちらでも対応できる作りの装置。
広さも男性が眠りにつける程はある。
端によって、空いた箇所を、ぽん、と手で叩いた。
座ってくれるかどうかわからないが、
座ってほしくて、ぽん、と二度目の音。]
[突然の事にきょとり、としたのは一瞬のこと。
それでも、意図に気づけぬ程鈍くはなく。
軽く、首を逸らして避ける仕種。
それでも、柔らかな感触は僅かに頬を掠め]
……何をどう突き詰めれば、そんな結論に到達するのかは知らんが。
走って無理をしたのは確かだし、休んでおくといい。
[座り込む様子に、投げかけるのは、一転、静かな言葉]
……俺は、まだ動ける方だから、問題はないさ。
ああ、なら、これ持っててくれ。
[こういうと、肩にかけておいた鞄を外してナターリエの傍らへと置き、室内をぐるり、見回す]
……さて。
どうやら、日用品の物置部屋の類のよう……だな。
[そんな事を呟きながら、部屋の中を*調べ始める*]
[ダーヴィッドが老いた男に寝具をかけるのを横目に]
───おつかれ、おとうさん?
[からかいの言葉は、ハインリヒに]
[医務室へと運び終え]
[仕事は一段落したのか]
[そう言えば一人途中で増えていた]
[今更気がついた]
兄さんではございません、ユリアンです。
[いびつな自己紹介をする]
アーベルですか、了解了解。
[名乗りを上げるのを盗み聞く]
えーと、そこの女性と紳士も名前教えてください、一応一緒に閉じ込められてる仲ですし。
[事実だがよく分からない仲である]
>>188
ツヴァイ……33か。じゃ、僕がひとつ上だな。
33なら別に子供がいてもおかしくない。
お父さんでもいいじゃないか。
[やっぱりくすくす笑っているだろう。
そして、それでもお父さんと語りかけるアーベルと、心配しているのか怒っているのかわからないブリジットの様子もほほえましげに見た。]
違うよ。
[小さくつぶやく]
───帰りたいと思う場所が、ない。
[正確にはこのほうが正しい]
[だから]
薬なんか、いらない。
[本心]
───治りたく、ない。
無理、してているように見えます?
さっきも、そう、心配されたのですよね。
普 通の男性に比べて、なよっちく見えるせいでしょうか。
[彼女のまとう雰囲気が、姿が、力ないもので。
思わず彼女と自分の年齢を忘れた。
まるで、カルメンが自分の教え子と同じに見えて。
そっと、手を伸ばして彼女の横顔に触れようとした]
もう覚めましたから、大丈夫ですよ。
まあ現の世界もあまり、いい具合とはいえませんけど。
きっと全部上手くいきます。
さっきの放送、聞きましたか?
もう、われわれの体には薬が打たれているのだそうです。
スタッフの方の所に行けば、治してもらえるのだと。
[その後の混乱と、放送の真意はよくわからなかったけれど。
自分なりに解釈したその意味を、伝えた]
…と、すまない。気がついてなかったよ。
[そして、ユリアンに気づいた。>>194]
ダーヴィッドだ。よろしく。
[ユリアンに握手を求める。]
………
[治りたくない……に口端がすっとあがる。]
………そうか。気が合うな。
……………治す必要はない……と、思っているよ。
帰りたい場所がないのは、幸いじゃないかな。
…………おや。
[彼女が、自分のために場所を空けてくれた。
しばし黙って考えたが、やがてにこりと笑って浅く、斜めに腰掛ける]
お気遣いありがとうございいます。
[時折、言葉が軽く絡まっている]
[驚いていた]
[まあるい瞳]
[眸が細くなる]
よろしく、ブリス。
[勝手に名前を縮める]
[盗み聞きしていたらしい青年]
[視線を向けて頷いた]
───よろしく。
[それからハインリヒの文句に表情を緩めた]
俺よりは、上だよ。
――ユリアン、ね。
[そうして、ユリアンにも名を名乗る。]
食事なら、もう一方の部屋にありますわ。
緑の髪の女性が作ったの。
[と、手を差し伸べ戸の向こうを指し示す。
年齢の話には緩やかに首を傾ぐのだった。]
[頬に触れる優しくて暖かい手
止めて欲しかった
前歯が下唇を柔く噛んだ
込み上げる懐かしさが涙に代わりそうになる
なんとか 押し込んだ]
せんせい、優しいから。
……人の分まで、自分の事を隠して、
頑張っていそうで、
[其れは己が印象が多く含まれた勝手な言葉]
[不思議そうな顔には笑って]
………帰りたい場所なんて、枷にしかすぎないだろう?
[それ以上は答えない……。]
……えぇ、聴こえて、た。
でも、じゃあ、何で、
何で、今まで、助けに来て、呉れなかった、の?
何故私たちは、ここで、
あんなものをみて、目覚めた、の?
[視線を緩く、もう、助からない、
温もりを失ったものたちへ、向ける
かすれ声は、責めるような色合い。
勝手だと解っていても、止まらずに。]
わ、ここクローゼットだったんだ?
沢山、あるね。
[さいわい、衣裳部屋はカビ臭くはなかった。
素材によっては劣化してるものもあったかもしれないけど。]
わたしの、あるかな?
確か…黒いパーカー着てきたと思うんだ。
[ごそごそと探し始める。]
見つからなかったら、他の人のを借りちゃってもいいかな?
このパジャマみたいなの一枚じゃ、ちょっと寒いもの。
───まあ、ね。
[気持ちは何となく]
[決まった拠点を持たず]
[決まったところにとどまらず]
[ある意味自由だった、昔]
───自由に、なりたいのか?
ん?手をどうかしたのかい?
[ぐったりしたハインリヒに、おつかれ、と声をかけながら、医務室にあったタオルを投げる。
ブリジットには目を丸くして訊ねた。]
む、ブリジットが作ったんじゃないですか。
人が作ったものを報酬なんてなんかずるい、です。
まぁ、それでも食べますけど。
[文句を言いつつも空腹には勝てなかった]
─ロッカールーム─
[入り口からの死角になる壁際。私はそこに凭れ掛かると、そのままずるずるとずり落ちていき、ぺたんと尻餅をつく。]
[はぁはぁと荒く息を吐き、右手で左の脇腹を押さえる。
そして、ごそごそと胸元から取り出したのは小さなケース。
パカリと開けたその中にはペン型注射器が1つと液体の入ったカートリッジ数個。
そして注射器を取り出すと、左腕に刺し内容液を注入。
しばらくのち、ふうとひとつ息を吐く。]
…………医務室か。とはいえ、『コレ』の数があるとは思えないしなぁ。
くそ、鞄が見つからないのは痛いなぁ。
[壁に凭れ掛かったまま、ブツブツと*呟いていた*。]
わ、これかも…
[見つけたのは厚手のフリースのパーカー。
黒かった生地はすっかり色褪せていたけれど、手触りは確かに覚えのあるもの。
それに袖を通すと、隅に積んであった毛布を数枚抱える。]
コレ、必要だろうから下へもっていくね。
ついでにみんなにも知らせてくるー。
[ぱたぱたとスリッパ履いた足で階段へ。]
ちょっとこれ下へ持っていくね。
ついでにみんなにも知らせてくるー。
[差し出していた手は、慰めるように親指の腹でそっと頬を撫で、離す]
はは。私がそんな聖人君子なら、きっとここにはいません。
当たった権利を、おうに誰かに渡しているはずでs。
そうして、最後まで子どもたちの側で過ごして。
[はじめは笑いながら言えていた台詞は、徐々に自嘲の色を濃くしていく。さいごには、目を逸らしてしまった]
………きっと。薬は出来上がったばかりで、そして私たちが今、ぎりぎり間に合ったのだと思います。
[考えうる推論を述べる。自分でもあまり信じてはいなかったけれど、それが声に出ないよう注意しながら]
[そうして、彼女が落ち着くまで待つと、しばらくしてこう提案をする]
そうだ。どなたかが食事を作ってくださったんです。
荷物だけすぐにおいてきますから、腹ごしらえといきませんか。おなかが空いては、悪い想像ばkりしてしまいます、から。**
火傷は気をつけたほうがいいです。
特に女性は傷が残ると大変、です。
[去っていくブリジットに後ろから声をかける。
鍛冶職人見習いをやっていたときの経験からの忠告だった]
―二階衣裳部屋―
これも預けたものかしら。
こんなに沢山あるんだものね。
[一つ一つをゆっくりと見て回る。
毛製品には虫喰い穴とかもついてしまっていたりするけれど]
このポールは流石に外れないわよね。
…いいんじゃないかしら。
寒いと風邪引いちゃうかもしれないし。
何となくスースーするなって、私も思ってたの。
[自分も青いカーディガンを探しながら、見つからなければ似たようなものを借りる気に*なっていた*]
>>212
お前は少し横になってればいい。実質一人で運んだようなものだ。
[そう、ハインリヒには声をかけるが、言うことを訊くかどうか……]
>>214
火傷ですか……ええ、冷やしたほうがいい。
火傷にいい薬があるかどうか見ておきます。
……ええ、火傷に関しては、恥ずかしながらプロフェッショナルです。
[そして、ブリジットが水場にいくのにそう言葉を返した。]
っと、わわわ…
[うっかり転びそうになりながら下へ。]
毛布あったよー!
[医務室の方に顔を出してちょっとハスキーな声で伝える。]
あとね、あとね、預けた服とかの部屋もあったよ!
ほら!
[羽織ってきたパーカーの襟を見せびらかすようにちょっと引いた。]
/*
ちょっと怪しくなってきたので落ちておくことに。
ゲルダさん、沢山付き合ってくれて、ズレてしまっても上手く繋げてくれて、ありがとう!
おやすみなさいです。
>>221
[ユリアンの言葉に噴出す。
そして、笑みを作ったまま……]
いえ……僕は消防士だったんです。
火事場で火傷は、もう、当たり前ですから……。
[そして、君は?という視線を…]
そういえば、アーベルは写真家だよな。ツヴァイはノッカー以外、何をしてたんだ?
[ブリスの後姿]
[睨まれてもあまり気にしない]
ん?
[写眞家]
[耳を単語が拾った]
[頷いて、視線をハインリヒに向ける]
───。
[そのつもりが、後ろから出てきた少女]
[そちらに視線を持っていかれる]
[離れ行く指先を、追う蒼]
……
[せんせいの自嘲に代わっていく声を
段々と俯きがちになりながら聴いた
生きたい、という所から此処へ来た事は
誰もが同じ、だったのに。
責めていた色合いは、そっと影を潜める]
……そうだと、いいですね。
[推論には、喉元まで出掛かった言葉があった。
ならば何故、石化したアレを壊した者が居たか。
ひょっとすると、治る手段なんて無いのでは。
全ての人を、殺し、壊す、つもりなんじゃ。
陳腐な言葉にすれば、罠、なんじゃないか。]
……。
[けれど、全てを飲み込んだ。
食事への誘い言葉も、曖昧な薄い笑みを向けるだけ。]
>>223
そうか、上には毛布や服があるのか……。
ん、そしたら、着替えたほうがいいかもな。
[そして、ゲルダが着ているものに、小さく、そのほうがいい、と呟く。]
[曖昧はどちらかと云えば、同意に見える様にしたつもり
いらない、と謂えるほどの気概も無い
眠たげな蒼から笑みが消える]
――。
[自発的には口を開かなかったから
二人の会話はそこで止んでしまったかもしれない
やがて、せんせいが荷物を置きに行くのなら
気をつけて、と小さな声で見送りを。]
よし、僕は他にも報せてこよう。
ここはツヴァイがいれば大丈夫だろう。
年長組として頑張ろう。
[そして、老人の横から立ち上がる。彼はぐっすり寝入っているようだ。
ハインリヒがゲルダの声を指摘すると、ああ、と頷いて…。]
ゲルダは…うがいをするといいよ。君はせっかくの花なんだから……。
[そして、医務室から出て行こうとする。]
…あ、うん…声……
[けほけほと小さく咳払いして]
熱っぽくはないから風邪じゃないとは思うんだよね。
一応うがい、しとこ。
[医務室の隅の手洗い用の流しを確かめるように水をだして、
プラのコップでがらがらうがい。]
消防士か…へえ。
[とてもらしい、そんな感想を零して。
ダーヴィッドと、それからアーベルの視線がこちらに向かうと
眉を下げて首の甲を軽く掻いた。]
ノッカーは仕事じゃないっての…。
おじさんは、……そだな、研究員ってやつだ。
新薬開発をしてた。
[薬品庫を仰いでから、肩を竦めて]
…Medusaのチームじゃあ、なかったがね。
ここは配属先じゃないが、親戚みたいなもんだ。
[医務室を出て行こうとするダーヴィッドには任せたと手を振って]
こまめにうがいをするといい。
ここは…埃っぽいから。
[素直にうがいを始めるゲルダに眸細めて笑み浮かべると]
…んじゃ、もう1人の年長組も頑張りますかね…。
[年長組という言葉を厭々呟いて。薬品庫へと向かった。]
>>234
ふぅん、ツヴァイ研究員か……らしくないな。
[己がもらったのとは逆の感想をいった後、少し悪戯ぽい笑みを残した。]
→大広間から安置所へ
[年長組]
[小さく吹きだす]
───あ。
[そういえば]
[充電池]
[そのままにしてしまったと思いだす]
[時間はそれほどたっていないし]
[大丈夫だと思う、けど]
―安置所―
[そして、向かうは安置所。
具合が悪い者ほど、じっと動かないのではないかと思ったから……。
案の定、オトフリートとカルメン、そしてヘルムートの姿が見えた。特にカルメンはいつのまにかいなくなってたから、いることにホッと息をつく。]
大丈夫ですか?
[それぞれに声をかける。]
医務室があります。そちらで休まれませんか?
なるほどなるほど、消防士、ファイアーレスキューですね。
てっきり怪しい趣味の人だと思いましたです。
[そこで自分を見つめる視線に気づく]
ん? 僕です?
色々やってましたですよ、鍛冶大工家具石工菓子芸術とか?
他も色々あるけど、めんどくさいからこの辺で勘弁してください。
[自分の経歴を語っているとハスキーな声が聞こえてくる]
なんか、面白い声です。
―回想・医務室から出る前―
>>240
花ですよ、棘の中ででも綺麗に咲いてる。
[さきほどの玄関での花のことを言っていた。
ただ、もう忘れてるかもしれない。
でもそれもゲルダらしい気がする。]
>>241
いや、怪しい趣味はちょっと……ツヴァイはわからんがね。
[どうやらハインリヒは弄り対象になったらしい。]
というか、君いろいろやってるねぇ。
それだけやれるってのも才能だね。
[広く浅くに…半分あきれながら……。]
―回想終わり
>>242
[ゆったりと、なだらかなラインの首がこちらを向いた。
名を呼ばれて、安心して近寄る。]
いえ、いいんですよ。
ええ、僕は大丈夫です。
[しかし、医務室の件はゆるりと首を振る。
それには些か神妙な顔になって。]
どうして?カルメン……。
[その正面に座り、顔を覗きこむように……。]
[大丈夫、と聴けば
安心したのか微笑を見せる
余計な物は見ぬよう、瞳だけをじっと見つめ]
…そう、よかった。
……どうして、ってそれは――
んー、なんか調子悪いんだよねー。
喉がざらざらする。
[むぅ、と不機嫌そうな顔を危機感なさげな男に向けて。]
キミも、病人でしょ?
どっか調子悪いところとかあるの?
[寝かされてるおじいさんに毛布かけながら聞いてみた。]
───参った。
[電池はともかく、カメラを置きっぱなしに]
[それは、自分としては大問題だった]
───。
[花、と呼ばれていた少女のほうを見る]
[ふうん]
[微かに相槌のような、なんとなく]
―薬品庫―
…あーあ、うちと薬の並びは違うか…。
面倒だなこりゃ。
[薬品庫の中はラベルの貼られた瓶やら、
包装されたカプセルが散らばっていた。
並びが違うというよりかは、整理がされていない。
溜息混じりに、ラベルを探っていく。]
…流石に特効薬はここにあるとは思ってないが…
鎮痛剤の一つでも見つかればいいんだがね。
ああ…阻害薬でもいいな…進行を止められる。
[探してみても、ここにもない…。
自分の荷物――…パスケースと、そこに入れていた試薬。
あれさえあれば…。]
…よかったんだが…ね。
[覚醒と共に思い出してきた記憶と同時に、
身体も一つの症状を、思い出してしまった。
ケホ…零れた咳は一度始まるとなかなか止まない。
片手でラベルを探りながら、音が外に漏れぬよう*口元を覆った。*]
[調子悪いところについて尋ねられて]
うーん、特に何もないです。
ああ、でも空腹と眠いです。
これはひどい体調不良です。
[立て続けによく分からないことを話した]
>>246
[咳き込むカルメンに立ち上がって、その背をなぜる。
そして、その華奢な腕も摺った。]
メデューサだけじゃなくて、寒いのもあるかもしれないよ。
動くのがつらいなら、連れていってあげるから。
あと、二階には服もあるらしい。もっと暖かい服か、君に似合う服を着ればいい……。
おいで?
ありゃ、おなかすいてる?
ごはんはちゃんと食べたの?
[自分は作ってる間の味見だけでおなか一杯になったから、よかったのだけど。]
眠いのも…もしかしたら異常かもしれないよ。
疲れてるだけならいいけど…頭が石になっちゃったらきっと眠いと思う。
[憶測で怖いこと言いつつ、彼の首輪を覗き込んだ。]
これって、二桁までしかないんだよね。
[液晶のデジタル表記に触れる。
三桁目が必要ないのは、きっとその前に死んでしまうからなのだろう。]
[浚われる腕
抵抗する力も、無い
敵う筈も無いまま、身を預ける形になる]
……や、 ヴィヴィ。
[思わぬ挙動にそれ以上、言葉には出来なかった
おいで、と誘われるまま。
余計なものを見ぬように、見つめていた瞳から、
蒼がそっと地へ逸れた。
ヴィヴィと共に、つれられるまま、*向かうだろう*]
───こっちが、聞きたいね。
[三つの振動を思い出す]
[あれは呼び合ったものだったのか?]
[そんなことありえない]
[微かな戸惑い]
[でも、これが現実だ]
カルメン………
…………聴こえるんだね。
いいんだ、君は、君の思うように……
僕についておいで?
[それは酷く透明な糸……]
[身体はヴィヴィへ預けるまま]
[少しずつだが誘われる場所へ向かっているのだろう]
[こっちが聴きたい、と言う声に]
……あなたは、
もしかして、アーベル?
[ヴィヴィがロッカールームで
そう呼んだのを、聴いた。
ノックの彼。音が声に、とても良く似ている。]
……ヴィヴィ。
[おいで、という声にはもう。
抗う意志も、恐怖も、不思議と影を潜め。]
>>254
……大丈夫
[そして、小さな拒絶は気にせず、その身を抱きかかえる。
細い身体はそれ以上の抵抗をしなかった。
軽い身体はまるで鳥の羽根が生えているよう…。
そして、カルメンとともに、安置所を出て行く……。]
しまった、忘れてました食事をする予定です。
石頭とよく言われましたが眠いのは昔からです、多分まだ大丈夫なはず。
お気遣い感謝でございます、緑の女性。
[自分の首輪を見つめる女性を見つめ返す。
首輪の数字は16%だった。
先ほどの咳からするとかなり症状が進んでいたのかもしれない]
そうですね、二桁です。
ツヴァイが研究者らしいです、三桁に、改良してくださいとでも、いってみるといいですか、ね。
ああ。
[小さな返事]
[いつ名前を言っただろうか]
[よく覚えていないけれど]
[そんなことよりも]
何が───起きてる。
[アーベルから返る相槌]
[そ、とヴィヴィの瞳を見上げる]
そう、
アーベル……
良かった。
[確証は無かったけれど]
[良かった、とは何に対して、だったか]
……何、が。
[声には同じ様に返し、逡巡]
さぁね
……お互いに幻や幻聴を聴きあっているのかもしれないし、
そうじゃないかもしれない。
だけど、今、そんなことはどうでもいい。
[そして、抱き上げたカルメンの髪の匂いを嗅いだ。]
大丈夫なら、いいよ。
[安心したように笑みを返して。]
この病気…結構進行早いんだって。
だから、進行を止める為に冷凍睡眠で時間を止めるんだって言ってた。
だから、起きて動いてるってことは…どんどん死に近づいてるのかもしれない。
[眠る老人の呼吸が苦しくないように、ちょっと首の下に腕を入れて気道を確保してあげて。]
クスリ、打ったって…たしか放送あったよね?
効いて治ればいいな、って思ってる。
二階にも…石になってた人、居たよ。
凄く悲しそうだった。何故こんなとこで死ななきゃいけないんだろうって嘆いてるのが聞こえる気がしたんだ。
三桁に改良する前にさ、ちゃんと直るように改良するのが先だよ、多分。
コレ外したら…すぐに症状が進んで死んじゃうって言われちゃったしね…。
[髪伝いに届く小さな吸引音]
……ん
[こそばゆさに蒼が細くなる]
幻や、幻聴?
どう、でも…
[これほどはっきり届くものが、と思うも
どうでもいいと、言い切ってしまえる瞳を見続ける]
───よかった?
[意味を把握しかねて]
[問いかける]
[そんなこと]
[確かにそうかもしれない]
[言葉を止めて、押し黙る]
ああ、どうでもいい。
そのうち石になってしまうんだから。
いや、……石に変わる時、彼らはどうなるのか。
そこから白い鳥が羽ばたくんじゃないかって思ってる。
僕は、炎に焼かれて飛ぶ鳥が見えた。
みんなは見えないっていってたけど。
アーベルやカルメンとは見れる気がする……。
[そして、また微笑む。優しすぎる嘘みたいな笑み。]
進行は、早いようです、ね。
起きてるだけ、死に近づいているかもしれない?
うーん、僕はそうは思わないです。
寝ていて、薬が出来れば助かるです。
でも、出来なかっ、たらずっと寝てるだけ、です。
それは生きていると言いたくないです、僕は。
[いつになく真面目な表情だった。
少女の悲しそうな声を聞いて励ます為に肩を軽く叩いた]
直るといいです、ね。
死んだ人たちの分も、生きましょうです。
[改良は病気が先だと言われて]
ああ、確かにそうです、ね。
やっぱりツヴァイに相談がいいです、かね?
[―――優しい。
優しすぎる微笑が届かぬ天井(そら)と
地に堕ちそうな己の間に、在った。]
……ヴィヴィ。
[名を呼んで、右頬を撫ぜる右手
ソラを掴もうとして堕ちた手が触れる]
そう。
……そうね。
そうかも、しれない。
[そして、同じ様に優しく哂う。
―――どうせ治らぬのだから―――
万が一治っても、人殺しの娼妓。
学も知識も、行き場も無い。
ならば。]
そう……。
アーベル、ヴィヴィ。
私、羽ばたく白い鳥が、見てみたい。
[其れで、良い。
渡る二つの声の優しさに、身を預ける様に。
少しの間、誘われた場所へ着くまで、*双眸を伏せた*]
白い───鳥。
[白鳥]
[それを思い浮かべるのはあまりにも安直]
[魂だとでもいうのだろうか]
[見えて見えぬもの]
───。
[一つだけ思い当たるものがあった]
───なら、やってみればいい。
[見たい]
[それが望みなら]
[鳥]
[空を飛ぶ───]
[自分にも、見えるのだろうか]
[───のように]
[見えざるものを見ることができるのだろうか*]
うん、そうだね。
頑張って治そ!
[両手をぎゅって握って元気出すように言ってみる。
元気元気。空元気だってきっと元気。]
ツヴァイ…えっと、あのおじさんだっけ。
相談して、手伝える事あったら手伝わなきゃね。
…あ、そうだ。
あのひと、片付けてあげなくちゃ…。
[クロゼットの部屋で見つけたパジャマ姿じゃないおばさん。
弔ってあげなきゃと思って、いそいそと二階へ向かった。*]
[元気を取り戻し二回へ向かう様子に満足そうに微笑んだ]
さて、僕はどうしましょう??
そうだ、食事してなかったです、いい加減食べます。
[体も肯定するかのように腹から音を鳴らした]
石化ではなく飢え死にでは笑えませんです……。
[食堂へと歩き出した**]
>>*36>>*37>>*38
アーベル、カルメン……
白い鳥…
見に行こう。そしてその羽ばたきを
聴きにいこう?
鳥の最期の場面をその眸に映して……
最期の叫びを視るといい……
[そして、大広間に向かう廊下の途中で、両の眼を閉じる女の貌に*唇を寄せた。*]
[>>190"そういう結論"に達した理由は自分でもわからなかったから答えようもなく。気遣ってくれてるのがわかったからお礼を言いかけて黙り込む。
預けられた鞄を膝に載せて鞄の上に右手を、やはり左手でもって置いて、
ロッカールームで見つけたロザリオ(>>0:673)を首から外す。十字架だけがついた其れを、ライヒアルトの鞄の口を開けて中へ滑り込ませ、何食わぬ顔で鞄を閉めた。
黙り込んでいる時と言うのは、大抵ろくでもない事をしているものだけど、部屋の探索をしている彼が気づいたかはわからない。]
ね、お腹空いてない。あたしが作ったんじゃないけど、シチュー、持って来ようか。
[してやった気になって嬉しげに微笑みながらライヒアルトに声をかけ、
持って来て欲しいと言うなら鞄を返して厨房へ行ってシチューを一人分持って戻って来る。
いらないと言うなら鞄を左手でぎゅっと抱いてライヒアルトを見守る。]
/*
[←みょこりと覗いたら返信あって、内容に鍋ん中でこけたねこ一匹]
しかし、多角避けてるせいもあるが、発言が大人しいのー、俺。
弾かれで気ぃラクなのもあるだろうが。
しかし、この時点で。
赤と緑はどこまで増えてんだろな……。
─二階・(1)の部屋─
[預けた鞄にされた細工>>261には、気づいた様子もなく。
室内に茂るいばらを避けつつ、棚を調べてゆく。
置かれているのは主に研究員たちが使っていたと思われる日用雑貨の類。
幾つかは、耐用年数超過のためなのか表示が読めなくなったり、触れただけで崩れたりもしたが]
……全く使えん、という事もなさそうだな。
にしても、ここまで茂るとは。
どれだけ。
[壁から生じ、棚や品物に絡みつく緑に、思わず口をつくのはこんな言葉。
どれだけ時間がたったのか。
どれだけ生命力が強いのか。
そんな事を考えていたら、食事の事を問われ>>262]
/*
今SNSで流行っているファンタジー占いが携帯だと(フルブラウザでも)できないっぽくてストレス食らったorz
エピに入る頃には古い話題なんだろな┓( ̄∇ ̄;)┏
……ああ。
そう言えば、何も食べていなかった。
そうしてもらえるなら、助かる。
[食に無頓着なのは、ここに来る以前からの事。
故に、さらりとこう返し。
ナターリエが階下へ向かうと、は、と小さくため息をつく]
……似ていないのに似ているというのは。
厄介なものだ。
[小さく呟き、手はポケットへ。
指先に触れるのは、自ら壊した飾りピン]
[軽く首を振って横道にそれる思考を正し、ポケットから手を出して再び動き出す。
ナターリエが戻る頃には、彼女が離れる時と同様に、調査を進めていた。
……もっとも、その興味の対象は室内の品よりも。
茂る緑にやや偏っていたかも知れないが]
……さて。
一段落したところで、どうするか。
[用意された食事を済ませた所で小さく呟いて。
取りあえず、荷物を確かめるかと鞄を開く。
今の所、された細工には*気づかぬ様子*]
―水場―
[自分の首輪に指先で触れる。
手の甲はまだ少し赤くひりついていた。]
…… かえるの
[なおして、かえる
そうしたらきっと、今度こそ
―――…
ふと覗く虚ろの眸。
未だ眠りの縁に居るような。
それに本人も気づいてはいないだろう。
首を横に振り顔を上げた。誰かの声がする]
●業務連絡●
現在。ギュンターへの語りかけダイスは「>>72下act ハインリヒ」のみでよろしいでしょうか?途中行った場合はメモに記載してくださると助かります。
以下、共通情報をメモしておきました。
>>147 いばらは2Fにもアリ
>>179 2F4部屋、衣装部屋付近の石造は中年女性
>>193 衣装部屋にはハンガーにかけられた服(>>219 毛製品は虫穴あり)
>>263 2F1部屋 日用雑貨の部屋らしい。
【ぐちゃマップ】
◆1F:http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10452548
◆2F:http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10471882
>ヘルムートさんへ:参加が遅れていらっしゃるようですので、少し心配しております。
ログが膨大になってきているので、来られた場合、みなさんフォローしていただけると嬉しいです。村立も考慮します。よろしくお願いします。
―二階・(1)の部屋―
[鞄を求めた時のナターリエの様子はどうだったか。
表情によっては、何やら感じたかも知れないが、それはそれとして]
[中を確かめる。
入っているのは、アルバムとファイル。
どちらも、研究に関わるもの。
それ以外にも何か持ち込んだ気がしたが、鞄の中には見当たらなかった。
とりあえず、ファイルを手に取り、開き。
違和感]
……何ページか……抜けてる?
誰かが、抜いた……のか?
[何のために。
感じる疑問。
答えは出ない。
抜かれているのは、バラ科の植物に関する研究メモの部分――ある意味、このファイルの根幹]
……誰かは知らんが。
『天上の主』たちのための資料を抜くとは、いい根性だ。
[怒るポイントが妙にずれているが、当人至って真剣そのもの]
[一通り、ファイルの中身を調べ直す。
抜かれている以外にも、読めなくなっている部分などもあり。
そちらに頭痛を覚えるのは、研究者の性とでもいうところか]
……これをどうにかするつもりでもあったのか。
単なる悪戯か。
……何にせよ、迷惑な話だ。
[周囲の緑をみやりながら呟き、ファイルをしまう。
それから、ナターリエが起きているなら、移動を促す。
眠っているなら、目覚めるまでは、と無理に起こす事はせず**]
教員 オトフリートは、星詠み ノーラ と 盲目 ベアトリーチェ を能力(結ぶ)の対象に選びました。
→大広間
[手の水気を拭き取る襤褸の布。
傷の治療に巻かれた布は巻きなおした。
少しだけ不恰好だ。戻る道すがら
咳が聞こえる。止まらない咳、誰のだろう。]
――あ
[驚いた時落としてしまったシチューの皿に気付く。
零れた白に眼を伏せる。
その傍、羽根の折れた銀細工の鳥。
手を伸ばして拾い上げた。
所々黒ずんだ飛べない鳥。
天井を見上げる。
天窓はいばらに包まれ、鎖されていた]
――…
(夢を 思い出す)
(屋敷の 窓も 鎖されている)
(開かない)
(開けない)
(――私の鳥籠)
(父の帰りを待つ)
(私の、 鳥籠)
/*
ぎあああああああああああああ
やらかしたあああああああああ
共有になってるけろおおおおおおおおお!!!!
うわああああああああごめんなさいああああああああああああ座ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
/*
リディ探しに行くにしても
離れたところに居るわね。
隠れてるから「遭いたくない」と判断してるけれどいいのかしら……ら……ら(エコー)
●謝罪●
君たちに謝らなければならないことがあるんだ。
ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね。
共鳴のつもりが共有になってたけろ………
本当にすみません…………o....rz
/*
と、とりあえず、役職希望時に共有になってることはわかっているはずなので。
希望者はいなかった……と思いたい。
あーーー、本当にごめん!!
/*
というか
ああ 共有なのねと普通に思ってましt
だいじょうぶよ!!
守護者はどうしようかしら
どうCOしようかしら
貴方を守るわ
こうね
わたしおとこまえ
[ライヒアルトが食事をしている間に少しうとうとしていて、彼が書類を調べる頃には熟睡していた。やっぱり眠りは安らかでなく、眉間にシワなど刻んでいた。
はっと目が覚め、ライヒアルトが待っててくれたらしい事に気づく。バツが悪そうに笑って。鞄を返すように言われれば、蒼い目がなんとも言えないくらい緩んだ。唇も笑みを浮かべ、
なんと言うか、企んでる笑み全開。
本人も気づいたか、鞄をライヒアルトに渡し、背を見せ表情を整える。]
とりあえず、廊下に行こ。人の気配もするし。
[廊下に出て、気配がする向かいの部屋で着替えが見つかった事を聞けたか、自分達で見つけたか。]
あたしは別に興味ないけど、ライヒは。
[ライヒアルトが興味がないと言うなら他の部屋の探索へ。彼が服を探したいと言うなら、彼の私服姿が見れるかもと興味深い顔で待つだろう*]
―大広間―
[イレーネたちが二階へ行き、数人の手により老人が医務室に運ばれるのを見守り、やがて緑の髪の女性が二階から戻り衣服の事を告げた。]
…
[水色の寝間着はやや肌寒い。
ただ、聞けなかった「クスリ」の事を考えてはいた。
ぽつり、壁に背をつけたまま呟いた。]
チカラ…、空に癒しの星が煌めいているわ。
特別なものではなく、皆に与えられたチカラ。
―医務室―
[カルメンを連れて、医務室に戻ってくる。
きっと眠っている老人に驚くだろうと思ったので、先にその老人のことは伝えるだろう。]
カプセルよりはこっちで休んでたほうがいい。
[そして、ベッドに彼女を下ろして……。]
二階にあがれば服があるらしい。
自分で見るのが一番だと思うが…。
その時は呼んでくれればいい。
[そして、医務室にいる面々を*見回した。*]
/*
ナターリエさんはsariさんな気がする。
中身当てマイナス値な僕の中身が、推理してみる。
というか、今回、あまり、誰が誰かわからない。
おかしいな……azumaさんも分からないなんて(何
―厨房―
[囁く声がした。眠りに落ちていた身体はそれを夢へと乗せる]
……。ママ。
[弟に手伝って貰って、初めて木の上に登った。遠くの景色のことを言う弟に対し、少女は風の冷たさを感じていた。
地上より少し強めに吹く風が、金糸をなぶる。
そのまま眠ってしまって、母親に怒られたのは夕刻になってから。
声の主が去って、ぴくりと肩が揺れる。
誰もいない空間で意識を覚醒させる。その静けさに少しだけ、泣きたくなった]
…、食事はまだよ。
残り物で構わなかったから…
[見たからに食は細そうだろうが、実際もその通りで
ウィンクが飛んでくれば、ふ、と口元だけ緩めて]
…お願いするわ。
そのおたまも
[そう伝える。
彼の顔を見つめるのは首を見ないようにするため。
上がった数値は自分だけではない。]
病は癒しより早いのでしょう…
だけど、諦めはいけないものね。
[向こうに行けば誰かいるのだろう。そう思っても立ち上がれずに]
病気が治ったら、どうなるのかな。
[ここから出て、どこに行くのだろう、わいた疑問。ううん、と俯いて考えないように努めた。鞄の生地に染みこんだ匂いは、もうかすかに残る程度で、名残惜しそうに*顔を埋めた*]
あ、だいじょぶだいじょぶ。片付けとくからねー?
怪我とかしたらたいへんたいへん。
[謝るブリジットに笑みを返すと、手際よく床を片付ける。
なんだかんだ言って、お仕事は手に染み付いてるのか、と思った。]
ありゃ、風邪ひいちゃうよ?
[眠ってる少女に気がついて、背中をぽんぽん。
別れるとき弟は、丁度この位の歳だったかもしれない。]
では、少々お待ちくださいませ。お嬢様。
[茶目っ気を乗せて、どこかの執事かウェイターか、
そんな言葉と仕草を見せる。
顔を注視されてることはなんとなく気がつくが、
その理由までは分からず、ん?と疑問が乗る微笑。]
僕は、貴女に食事を届けたら、
あのご老人に会いに行こうと思います。
少し聴きたいことがあるんです。
[医者の卵である青年が気になっていたのは『クスリ』のこと。
シチューを飲み干すと、では、行って来ますね、
といい置いて、向かうのは厨房。]
/*
えーっと、ラインはこうかな?
あってる自信はまるでない
【強】
ナターリエ→ライヒアルト
ブリジット←→ハインリヒ
オトフリート→カルメン
ダーヴィッド→カルメン
【弱】
アーベル→ブリジット
オトフリートさんとダーヴィッドさんは、散弾銃っぽい。
…、…ふ
[紳士を装った口振りに、不意をつかれたように笑みが零れた。
細い指を口元に当てて、瞳を細めた。黒髪がさらりと揺れた。]
…そぅ。
私も行っていいかしら?
[老人がまだ会話ができるか解らないけれど、と思いながら。
エーリッヒに自分が得た情報と、ベアとリーチェ達が話していた事を伝えただろう。]
服は…、その後ね。
―― 回想・冷凍睡眠施設 ――
[食事の誘いに、帰ってきたのは曖昧な反応だけ]
ほんのすこいでも、何かお腹に入れたがいいですよ。
とりあえず、これだけ置いてきて、しまいます
[鞄を掲げて、見せた。
カプセルに戻ろうとしたときに、ダーヴィッドから声をかけられて]
あ、はい。らいじょうぶです。
お気遣い、ありがとうございます。
[そうして、彼らが連れ立って医務室に向かうのを、見た。
手伝おうかと思ったけれど、くらりと幽かに眩暈がして。
気がつかれないよう、そっと踵をかえした]
[ヘルムートには、会釈をするだけの余裕しかなかった。
自分のカプセルに座り込むと、小さく深呼吸をする。
頭痛が引くのを待って、抱えていた鞄を開けることにした]
…………。
[外見は無事だったけれど、中身はかなり荒らされていた。
しょうがないとは思いながら、小さくため息をつく。
残っていたのは、紐でくくられた2冊の小さな本]
[1冊目は、リルケの詩集。
表題の文字をそっと手でなぞって、目を細めた]
良かった。でも、私、2冊も入れましたっけ……?
[もう1冊を確認するために、それをひっくり返す。
目に入る、その題字は]
………コルチャック先生の、伝記………
[声がかすれる。ひどい吐き気がこみ上げてきた。
本を投げ出すと、口元を軽く抑えて洗面所に向かう。
冷凍睡眠装置に入る前、絶食措置が取られていたからきっと何ももどすものはないけれど**]
毛布かなんか持ってきたほうがいいかなぁ?
[幼子の背中を撫でながら、
入ってきたエーリィには人差し指を口の前にたてて、静かにするようにとの仕草。]
[星詠の女性を笑わすことができた青年は、
涼しい顔でしたり顔。]
ええ、それは構いませんよ。
情報提供、ありがとうございます。
[申し出に頷き、厨房へと。]
― 厨房 ―
おや、ベアトリーチェさんはお休みですか。
[辿り着いた場所で、ゲルダにジェスチャーで静かに、
と云われれば声を潜め、これを返しにきたのだと、
おたまを持ち上げた。]
あれだったら、僕が医務室まで運びましょうかね。
あ、ベアトリーチェさん抱えると、
ノーラさんの食事を運べないなぁ……。
[どうしようか、と少しの困り顔を見せた。]
―大広間→厨房前―
…。
[足が石のように重いのは治りそうになかった。やや諦めたように溜め息を吐いて、右足を僅かに引きずりながら厨房へ向かう。]
…。
[眠っている少女を見ると、静かな室内の理由を悟る。
エーリッヒが困っているのなら]
彼女を…先に。
どうしよっか?
…動かしたら、起こしちゃうかな?
[眠る少女のやわらかほっぺをふにっとしながら、
礼を言われるとはにかんだ笑みを見せて。]
美味しいって言われると、つくりがいあるよ。
またなんか作るね。
ノーラさん、待って居られたら良かったのに。
[ゲルダの傍によると、後ろから掛かる声に、
一度そちらを向いて、困った風な表情を作る。
ちらり――刹那、彼女の足に視線を向け]
起こさないように、運びますよ。
美味しい料理を作ってくださるのは嬉しいです。
でも、ゲルダさんも無理しないように、ね。
[ゲルダの声に、違和感を感じて、
視線を彼女に移すと、はにかんだ笑みに重ねるよう
微笑を作った。]
[皆が口にし、美味しいと言っているシチューに軽く火を入れてからお玉を使って小さな皿によそう。]
…いい匂いね。
[冷凍されていたものも量には限りがあるのだから、そう長くは持たないのではないかと思う。長期間、ここに留まるのは病にも良くないと感じていた。
]
お嬢様にはなれそうになくて…
[待っていれば、と言うエーリッヒには冗談混じりな言葉を返し
ベアトリーチェを運ぶ姿を見送ってから食事を始めた。]
…柔らかい味ね。
[細い瞳をゲルダに向けて礼を告げる。
食事が終われば片付けて医務室へ向かうだろう。**]
では、今度は是非お嬢様になってみてください。
[ノーラの冗談混じりな言葉に、
こちらも冗談混じりに、けれど願いを込めて。
云いながら、自分が使った器は片すと、
ベアトリーチェを横抱きに抱え上げた。
少し背中が軋む音――そ知らぬふりを。]
僕は、先に医務室に向かいますね。
[抱え上げたとき、少女が起きて否と示さなければ、
ベアトリーチェを抱えて医務室の方へ。
否と示されたなら、少女の髪をなで、
「今度から寝るときは医務室のベッドでね?」
と告げて、どちらにしても
ゲルダにも声を掛けてから厨房を出る。]
…うん、判ってる。
[無理するなとの言葉にこくりと頷く。]
みんな、病人さんなんだもん。
みんなで無理しないようにしなくちゃ。
だから、無理せず出来る事は出来るだけやった方がいいと思うの。
[ノーラが食事を取るのを見ると、嬉しそうに目を細めて。]
…うん。
こういうときだから、ちゃんと食べた方がいいんだよ。
食べないと…余計に弱っちゃうとおもうんだ。
食器おいといてね、洗っとくー。
[他のお皿とかも片付け始めた。]
……無理強いは出来ない、か。
[様子を覗うも、目覚める気配が無ければ、
小さく息を吐き出す。
もし、答えてくれるなら
――投与されたという『様々なクスリ』のこと。
明らかに病状が進んでいると、自分が自覚できる今、
投与されたものは特効薬ではないと思われて。]
……『クスリ』が何のための薬か。
できたら、副作用とか分ってるなら知りたかったのだけれど。
[思わず口から零れる、独り言。
数値を隠すために触れたバンドの質感が、酷く冷たく感じられた。]
/*
あ、日本語崩壊した(いつものこと
もし、答えてくれるなら聴きたかったことは
ですねorz
で、ぶるべりさんはブリジット?(酷いメタだった
― 医務室 ―
[ヴィヴィと共に医務室へと入る。
道中、せんせいとすれ違えば、先程の礼と
ごめんなさい、という小さな謝罪。
医務室に入り、面々へ軽い会釈をし。
ヴィヴィから老人の事を伝えられ、
実際に目の当たりにした時は、無表情だったけれど。
心中では強いショックを受けていた。]
……。
[横たえられたベッドから老人の様子を、窺う。
服の説明をしてくれるヴィヴィには、]
…ありがとう。
ごめん、なさい。
[此処まで運んでくれた礼と、謝罪を。]
[ふっと視線を老人から上げる。
聴こえた女性の声にそちらを向く。
――顔は何度か拝見したけれど、名前を聞いただろうか。
記憶を探りながら、微笑みを作り頷く。]
ええ。様々なクスリと聴いたので……。
特効薬ではないのでは……というのと、
人によって投与されたものが違うなら、
副作用の方も気になって。
[蒼を緑で捕らえて、ふっと付け足す]
僕は、医者の卵なものですから。
[何故、副作用を気にするのか、端的な答えを。]
[緑が二つ。
蒼とぶつかる形になると、微笑を返す。
ベッドに横になりながらも]
そう。
……医者の、卵。
[ふ、と息を吐く。]
特効薬なら、そうね。
もう少し、改善に向かっていても、いいものね。
……わざわざ、丁寧に、あの声は。
色々、とつけくわえていたし。
[思い出しながら蒼が眠たげに瞬く。]
[金糸の彼がいう事は、
確かに自分もずうっと気にはなっていた。
何故、そんな物を投与する必要があったのか。]
……。
[金糸の彼から、横たわる老人へ視線を移す]
ええ、特効薬なら、病状は進むことはないと思いますし。
マクレガー……さん?
[記憶の中、見つけ出したのは、
オトフリートが確かそう女性を呼んでいたと。
自信なさそうに、濁しながらその名を呼んでみて]
………。
[女性の視線が自身から老人に動くなら、口を瞑った。]
[聞こえてくる話し声。ゆらゆらと揺れる体。温かな腕に包まれて、きゅっと体を縮ませる]
……ぱ。
[何事か呟いたが、言葉にならず、やがて薬品の匂いがする場所へ。
人の気配にようやく安心して、さらに意識は深く*落ちていった*]
[マクレガー。
そう呼ばれて、ぴくりと身体を震わせた。
名乗っていない事に、漸く思い至った様子。
老人から一度、金糸の彼へと視線を戻す。]
……。 ええ、と。
あまり其方の名前で呼んで欲しく、ないの。
色々と、思い出してしまうから。
カルメンって呼んでくれる? 愛称。
[謂って、苦笑いする。
誰もその先が"殺人"だとは思いもしないだろう。
せいぜいが、婚姻やら、離別やら、止まりか。
だからあえて、そのまま口にした。
気は幾分か、楽になるかと思ったけれど。
そうでは無くて、逃げる様に老人へ視線を戻す。]
……あなたの名前は?
[老人を見たまま、金糸の彼の名を問う。]
[あらかた食器を片付けて、ハサミを片手に玄関へ。
ささやかに咲く花をいくつか摘んで、二階へと向かう。
ちゃんとした作法は知らないけれど、白い亡骸を見つけるたびに花を手向けて祈りを捧げる。]
…ぇ!?
[開けたドアの向こう、無惨に割られた数人の風化した亡骸。
その一つだけがなんだか違う雰囲気を帯びていて。]
…なん、で。
[視界がぼやけた。]
なんで?そんな…
[指からこぼれ落ちる花。
茫然とただ立ち尽くす。
痛いほど伝わるのは絶望。
床に転がっている首輪の装置は、引き千切られたようにみえた。]
カルメンさんですか。素敵な愛称ですね。
[戻る視線と、新たに伝えられた呼び名に、
緩やかな微笑を浮かべる。
――カルメン、その名に思うのは、
自分に真っ直ぐに生きるオペラの登場人物。]
ごめんなさい。僕から名乗るべきでしたね。
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
エーリッヒで構いません。
苗字は……僕も時々舌を噛むので。
[再び逸れた視線を気にすることはなく。
むしろ視線の先の老人が、華やかな女性に誘われて。
目覚めないだろうか……などと不謹慎なことを思っていた。]
[素敵だと謂われると。
老人を見たまま、複雑な笑みを浮かべる。
名乗りを受け、舌を噛む、と聴けば]
……そう。
[くすりと可笑しそうに一つ、笑い声を立てた。
エーリッヒ。 …名を受けて、思索。]
じゃあ。 ……そう、ね。
エリィ。 …じゃ、駄目?
舌を噛みそうな方と足して、リッツ、とか。
……愛称を呼びたいの。
[希望を述べた。
相手が不謹慎だと思っている事をしれば、
むしろ感謝すらしたかもしれず。
知らぬ蒼二つは、老人を見続け。]
愛称ですか……ええ、構いませんよ。
ゲルダさんも、僕のことをエーリィと呼んでらっしゃるし。
カルメンさんの呼びやすいように呼んでください。
[内心の不謹慎は露とも見せない、爽やかな笑顔で是と述べた。]
……そう。
[エーリィと呼ばれている。
愛称が彼の口から零れれば]
エーリィ。
私の事は、カルメン、でいいの。
さん、なんていいから。
[小さく謂っては見るが。
それは願いではなく、口にしてみただけの事。
ね、エーリィ、と小さく追いかけて。]
[老人の様子に、微かに嘆息。
エーリィへ視線を移し、首を左右に振って。
無理そうね、と小さく零す。]
……ごめんなさい。
少しだけ、眠るわ。
[暫くは黙り込んでいたが。
そう零すと、腕で顔を覆い一時の闇に堕ちて行く。
腕で顔を覆った直後。
未だ其処にヴィヴィの気配があれば
"ありがとう"と相手に届くか届かないかぐらいの
本当に小さな声で礼を*謂って*。]
―― 水場 ――
[公共の生命線を汚すのは本意ではないので、端でしばらく内部の吐き気と格闘した。しばしの後、口と手をゆすいで綺麗にその場を掃除し]
………不意打ち、でした。
でも、本当に、私はなんせここにいるのでしょう。
[流し場に手を付いて、ぼんやりと目の前を這う蔦を見る]
Rose, oh reiner Widerspruch,
Lust,Niemandes Schlaf zu sein …… sein ……
(薔薇よ、おお純粋なる矛盾、それだけ多くのまぶたの下に………)
[詩句を暗誦しようとして、途中で言葉が詰まった。
思い出そうとすると、知らず、右瞼が痙攣するように瞬きをする]
さんをつけるのは、僕の癖のようなものです。
[カルメンの願いに、少し困った風に微笑む。
その癖を改める気は、ないように。]
なんとなく、クスリに関しては
聴けない星回りなのかもしれませんね。
[そして誰かの言い回しを真似て、
尋ねてくれようとした女性に礼を込めた頷きを。]
騒がしくしてしまってすみません。
……良い夢を。
[青年はベッドの傍を離れ、壁の近くに椅子を出し、
薬品庫の方を気にしつつ、そこに座った**]
なぜ、私はここにいるのでしょう。
本来なら、ここに来るべきではなかったのに。
私は、ここで何をするべきでしょう。
治りたいと、生きたいと、私は思っているでしょうか。
私がここにいることが運命ならば。
運命に、私がここにいることを許されてしまう。
―― そんなのは、許されない
/*
ちなみに、カルメンを急に呼び捨てにしたのは、いわゆるちょっぴり口説きモードだったからでした。はい。
そして、狼的に今後は散弾スイッチいれたほうがいいかな。ヲレさんを見習って。
―医務室―
[老人にエーリッヒやカルメンが話しかけるさまを見ていた。
カルメンの謝罪には気にするな、と首を振りつつ……。
小さな寝息をたてる少女の顔も見る。
きっとその名をエーリッヒに問うた。ベアトリーチェという名前に語感の良さをその後舌で転がしつつ、
薬品庫のほうを見る。]
ああ、さっき途中だった。
[ハインリヒと、ブリジットの声が聞こえただろうか。
だけど、今は、今がいつということより、この老人から情報を得るほうがいいと判断する。]
>>322
[目覚めないだろうと思っていた老人が目を開けたので、驚いた。
近くにいたエーリッヒと顔を見合わせただろう。
尚、老人の近くに寄って……「訊けない運命」とエーリッヒがいってたことを訊いてみる。]
ご老体……ゼルギウスなる人物が我々に投与したクスリとは?
―― 洗面所 ⇒ 厨房 ⇒医務室 ――
[しくしくと、胃が空腹を訴え脳が栄養を求めている]
[ネガティブになるのは、そのせいだろうと、厨房に向かう。
そこには誰もいなくて。
迷ったけれど、出来上がっている食事を少しだけ皿に盛り、食べた。まだ胃はむかむかしていたけれど、久方ぶりの食事に少しずつ落ち着いて]
……残りの食料、どのくらいなのでしょう。
これだけいただいて、良かったのでしょうか……
[礼と、食べた量を書き残そうとして紙もペンもないことに気づく。丁寧に食後の祈りまで済ませると、綺麗に後片付け医務室へと向かう]
>>323
ゼルギウス…クスリ……
あやつは……治療と銘打って……
ワシらに……
…………ッ
[その後、老人は激しく咳き込み、かはりと血ではなく、白い粉を吐いた。そして、そのまま目を閉じる……。]
―― 医務室 ――
[医務室の扉をかちゃりと開ける。
目の前に展開していたのは、人口密度の高い空間。
せきこむ老人と、それを介助するダーヴィッドを見る]
……大丈夫ですか?
[そっと声をかけた。そのまま視線を室内にずらして、エーリッヒやカルメンを認めると同じことを視線で聞いて]
>>325
ご老体?!
[咳き込む老人の背中をさする。だけど、その冷たさにぞっとした。]
大丈夫ですか?ご老体。……ご老体?
[だが、老人はそのまま、また意識を手放してしまった。]
………。
…………ゼルギウスたる人物は治療と銘打って、何かを我々に投与した。
…………ようです。
[老人の身体の布団を整えてから……たぶん見ていただろうエーリッヒに視線を移す。]
>>326
オトフリート……。君も大丈夫か?少し顔色が悪い。
[老人が意識を手放した後、エーリッヒを見てから、オトフリートに振り返った。
自らは、水場に行って、手を洗う。白い、石灰のようなものがついてたから。]
我々も今のままだといずれ、こうなるのだろうな。
[漏れ聞こえた、ダーヴィッドの言葉に、淡々と]
……では、やはり本当に特効薬、とは言わずとも薬らしきものは出来たーのですね。良いことです。
[そう、言った。言葉の中身は、ひどく楽天的に。
ただ、表情は何かを考えるように幽かに眉根が寄る]
[エーリッヒや他の人は、彼の言葉にどんな返答をしたろうか。
聞きながら、ぼうっと半ば上の空で立つ。
ダーヴィッドに触れられて、われに返ったように苦笑した]
……ご心配をかけて、すみません。
さっき見たらLv1でしたし、そんなに進行してはいないはずなのですけどね。どうも、疲れが出ているようで。
[彼に触れられたからか、人と話しているからか、頓痛のベールがかかっていた頭と舌が、ほんの少し軽くなる]
………。
…我々がどうなっても。いえ、私が、ですか。
私がこうなっても、彼女に投与された薬が効きさえすれば、いいのですけれど。
[そっと、寝ているベアトリーチェに近づいて、熱を確かめるかのように彼女の額に触れた]
>>329
[クスリらしきものはできているという楽天的な言葉に、一瞬訝しげにオトフリートを見たが、
その表情が言葉とは反していることを確かめると、視線を床に落とし……]
特効薬ならば、ご老体はこんな風になってはいないだろう。
[さっきの老人の言葉から、老人もまた何かしらのクスリを投与されたことがわかる。
床に落とした視線を今度は眠るカルメンやベアトリーチェに移しながら…。]
………僕も二階に行ってみよう。何かあるかもしれない。
[決心したような口調のあと、それでも出たのはため息だったが…。]
…………。
[ダーヴィッドの反論に、何も返せず肩をすくめる。
彼が部屋を出ようとすれば]
ああ、そうだ。食事を作ってくださった方をご存知ですか。少しだけいただいたので、お礼を言って残りの量をうかがおうかと。
[ベアトリーチェの傍らにたたずんだまま、そう訊ねた**]
>>330
[オトフリートのベルトはLv2の数値をさしている。
それをLv1と本人がいうのを見て、誤認していることがわかったが……]
…………ああ、そうだな、その子、治るといい。
[わざわざ症状が進んでいることを告げる必要が見当たらなかった。
ベアトリーチェの介抱をはじめた彼をそのままに…]
>>332
ああ、食事を作ったのは、確かゲルダだろう。緑の髪の子だ。
[医務室から出ていった。]
―厨房から二階へ―
[オトフリートから食事の話が出て、体力のために厨房に向かう。食べることの重要さは身にしみている。食べれる時には食べておくことにした。
そして味も感じていない早い食事を済ませてから、二階へ上る。]
………いやな感じだ。
[二階に上ると、正面突き当たりに白い石像が見えた。それは、もちろん、元人だったものだろう。眉を寄せ、廊下を歩く。]
>>311
……………?
[廊下の突き当たりの石像に向かう途中、ふと、誰かの泣き声がした。その掠れた音を頼りにすると、奥の左の部屋のドアが少し開いている。]
………ゲルダ?どうした?
[開くと、そこには3体の石像と、その前で涙を流している女性。その石像の雰囲気がなぜか重々しく感じられて、本能的にゲルダを守るように駆け寄る。]
……大丈夫か?どうした?
[考えたら、石像が動くわけではないのだけど、ゲルダの両肩に手を*伸ばした。*]
[そう言ってから医務室へと向かっただろう。
エーリッヒとカルメンと名乗る女性が老人へと
話しかけようと試みている所だったろうか。
星周り、と口にしているエーリッヒの言葉が耳に入れば]
貴方の問いは…
違う形で叶うわ。
[ダーヴィッドがその後、薬の事を聞いてくれたのだろう。
そしてそこで、洗われたオトフリートの首の数値の変化を
見ることが出来たのだろうか。]
癒しの星が動いたわ。
[医務室の入口近くで、ぽつりと*呟いた。*]
[鞄を渡す時のナターリエの表情。
思いっきり、眉が寄ったのは余談としておいて]
[移動した先、向かいの部屋(4)に、イレーネはまだいたか。
いたならば、(1)の部屋の様子を伝えて]
……このままでは落ち着かんし。
もし、無事なら……。
[呟いて、しばし探索。
どうにかここに来た時に来ていた、黒一色の装いを見つけ出す]
ゆっくり着替えるのは後でいいな。
とりあえず……。
[愛用の黒のジャケットをとりあえず羽織り、廊下に出る。
視線が向くのは奥の方。
内一つから、人の気配を感じたなら、歩みは自然、そちらへと]
―二階・(6)の部屋―
……何か、見つかったか?
[部屋を覗き込み、覚えのある姿を見つけて声をかける。
直後、目に入った室内の様子。
天鵞絨が、険しさを帯びた**]
……何か。
あったのか……?
[4の部屋にイレーネがいるなら挨拶と自己紹介をして。ライヒアルトが探し出した服を見て似合いそうだなと思う。
相変わらず寝間着みたいな水色の服を着たままライヒアルトについて6の部屋へ。
石像の様子に息を飲んだ。]
バンド、が。
[左手で首に触る。病の進行を抑える其れが千切れて落ちていた。]
争った、跡。
[呟いて。まだゲルダが泣いていても気遣う余裕もなく部屋を出た。廊下、すぐ傍にも石像があるから見ないように下り階段の方を向いて立ち尽くした。]
【RP】
[2Fでゲルダがまだ花を石像に供える少し前、
何か動くものが6の部屋の錠に絡んだ蔦を千切り取った。
いや、噛み千切ったのかもしれない。
結果、6の部屋のドアが開くようになったのだが、その真実を今、知るものはいない。]
/*
2Fマップ:http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10471882
6の部屋はいけるようになっています。
成果は、多少…少々ながらあったようだ。
[そう笑って、ブリジットに見せたのは[16]]錠の包装されたカプセル。
薬を識別するナンバーは、掠れてしまっているけれども]
本来の効果は発揮できんだろうが…
…少しばかしの痛みを引かせるくらいはできるはずだ。
万が一の時用に、使えるといいんだがね。
[鎮痛剤。そうブリジットに説明すると今度は男が
ブリジットの背を軽く叩いて]
…一時休憩だ。外へ出よう。
緑髪の元気なお嬢さんが言ってた服の部屋も気になるし…、
ああ、そうそう。あのシチューはまだ残ってそうか?
[外へと出るように、促した。]
―医務室―
[薬品庫から出ると、随分人が増えていて目を大きくさせる。
休める場所だからか、それとも老人への問いかけがあってか。
どちらにしてもいつ数値が上がるともしれない状況下で
人が集まる場所があるのは有難いと、思えた。]
…爺さんは、あの後の調子はどうだい?
何か、わかったのかね…・
[誰にともなく問いかける。
姿は何度か見た者、しかし名前を知らない人が何人かいた。]
―薬品庫―
冷やしたわ。
[謂いながら触れた背と
ハインリヒの浮かべる苦笑い。]
……――ええ。
[外に出るため、
如何程の道のりがあるかもわからない。
ブリジットは少し眼を伏せる。
と、示された薬へ眼を向ける]
痛み止…ですの?
―医務室―
…ダーヴィ…っ
[医務室から去る彼を追おうとしたが、足が走ることを拒んでいた。ふる、と一度頭を振って後から二階へ行けばいいと思った。]
言ったはずなのに…。
[肩を落とし、新たな来訪者の顔が来たのならそちらを見る。]
ハインリヒ…
眠る者もいるわ。
[静かにね、と視線を向ける。女の声はもとより大きめではなく少し低いのでそう響きはしないだろう。]
…クスリの事を、言っていたわ。
[尋ねられればダーヴィッドが得た情報を伝えるだろう。]
/*
ありゃ、またやっちまった。
……落ち着いてログ読めや、俺(とほり。
とはいえ、凹む間に動かんと、なぁ。
反省はエピで、後悔はしない、凹まない。
必要以上に構えない、でやってかんと、な。
[掠れた日付は読み取れない。
少しだけ眼を凝らすように細める。]
…――そうね。
備えあればという言葉もあるわ。
[痛み止め。
あの老人は痛いだろうか。
気休めにも届かないだろうか。
とん、と背を叩かれて瞬きひとつ]
そう ね。
シチューはたくさんありましたわ。
大食漢でもいない限り残っているのではなくて?
[謂いながら、医務室へと戻った。]
─二階─
[答えを待つ間に、部屋を離れるナターリエ>>339。
軽く、天鵞絨を向けて。
それから、室内の様子を見て。
一度、廊下に出て、突き当たりの石像を見る]
……さて。
これは、この先に行こうとしたのか、それとも道を阻もうとしたのか。
果たして、どちらなのやら。
[苦悶の表情を見つめつつ、呟く。
視界は、今は多少、落ち着いていた]
クスリ … ……
ゼルギウスが云々…といった話でしたわね。
[緩く腕を組むようにしたまま眠る老人を見遣る。
物静かな女性が謂うように声は小さく、囁きに似る]
…そう。
[――誇り高き星の煌き。
そう感じて見れば自分より幼い女性の姿がそこにあった。
姿は見れど名はまだ知らない。
お互い知らないまま、天井を見上げ同じ言葉を発していたとは今でも知らないまま。]
― 回想/医務室 ―
この子の名前ですか?ベアトリーチェさんですよ。
[顔を覆って眠りにつくカルメンから視線をずらし、
少女の名を問う声(>>321)に答えを返す。
そして、目覚めなかった老人に近づくダーヴィッドに、
老人が反応すれば、彼と顔を見合わせ、
次に約束通りやってきた星詠の人と顔を合わす。]
本当に、違う形で叶いました、ね。
[星詠の人の言葉に応え(>>336)、ぎこちなく微笑むことで、
ダーヴィッドにも老人の言葉を聞いていたと示す。
やがて意識を失う老人。
ダーヴィッドの視線の動きに合わすよう、
視界にオトフリートの姿をとらえる。]
星詠み ノーラは、医大生 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
― 現在軸/医務室 ―
[部屋を出たダーヴィッドの後を、今は追わない。
表情に見せぬだけで、少女を運んだ後故に、
少しの休憩がまだ必要であったから。]
ご老人の言い方ですと、
打たれたクスリはあまり良くないものな気がします。
……ゼルギウスという方に会ってみないと、
実際には分かりませんが……。
[現れたハインリヒの問いに、ノーラの言葉を補足するよう、
心持ち言いにくそうに告げる。
言葉裏には――モルモットにされた可能性を、
密やかに考え込んでいるハインリヒだけには向けて。]
―二階廊下―
[石像、否、石像になる前の人間が何をしようとしていたか、ライヒアルトの呟きに首を振る。背中を向けたまま。]
扉を開ければわかるかも。予想だと、階段があるんじゃないかな。上へ行くか下へ行くかはわからないけど。
―医務室―
…クスリの投与だなんて
まるで実験動物だわ。
[気分を害したと謂わんばかりに眉を寄せたのち
眠るものを見つめた。
長い睫毛が影を落とす]
眠れば…
[謂いかけて口を噤む。
代わりに、物静かな女性に眼を向けた]
…貴方、お名前を聞いても?
ん……、
[エーリッヒの言葉に相槌を打って。]
…管轄外だな…。
[記憶を思い返してみてもそのような新薬の存在は知らない。
聞かされていた冷凍睡眠の企画にもそのような話はない。
未知…まさしくその言葉がふさわしい。そうエーリッヒに告げて。]
…ああ、そうだ。
[薬品庫から持ち出した鎮痛剤を半分、エーリッヒへと投げて渡す。]
見つけてきた。みんなに分けてやってくれ。
一人一錠ずつはあるはずだ。
[この場所から、エーリッヒの首の数値は見れなかった。]
/*
あれ?ブリジットがazumaさん?
言うが謂う変換だから(酷い認識の仕方
本気で今回、誰が誰だか……。
いや、中の人は、分らなくていいんだけども。
ただ、僕の中の人は、だだもれっぽいですよ、ねorz
どっちが苦しいのかな。
心臓の発作が起きてしまうのと。
ゆっくり石になってしまうのと。
[兄が無理をしてくれたことを覚えている。
いや、思い出した]
─二階・廊下─
……扉を開ける、な。
そのためには、まず、コレにどいてもらわんとならんのだが。
[研究員らしき、男性の石像。
触れるのには、僅かな躊躇いもある。
先に進むためには、何らかの方法で動かさねばならないのだが]
上か下かで考えると、上……というのが自然な気はする、か。
[言いつつ、手を伸ばしかけ。
止める。
数度繰り返す動作も、やや、気だるい]
……眼精疲労は、各所に影響を及ぼすものだが。
…………鬱陶しいな。
[苛立ちを帯びた呟きは、ごくごく小さなもの]
……??
[令嬢から何やら視線を感じて、穏やかな表情を浮かべたまま、其方を向いて、少し首を傾げて見せる。
「何かありますか?」そう問うような仕草。]
っと…――危ない危ない。
[その後、ハインリヒの言葉(>>356)を受け、
相手に視線を移した刹那、投げ渡された8錠の錠剤。
伸ばそうとした腕、肩甲骨が引き攣って、受け取る仕草が遅れる。
危うく落としかけ、苦笑いを浮かべた。]
了解です、ツヴァイさん。
半分は貴方が持ってるんですね。
飲むタイミングは本人に任せるということで、
先に渡して置くべきですか?
それとも、一応、預かっていた方がよいのかな……。
[錠剤が何か確かめると、
それをどうするべきか、悩む言葉が漏れた。]
ゼルギウス…
[姿の見えない隠れし星は、見えない。
視線を一度落とすが、女性からの言葉に]
ノーラ。
ノーラ=Z=アストリアス。
――星詠みよ。
[名乗ってから、貴方は――と。]
上、かな。
[振り返って石像を見る。
ライヒアルトがなにか呟く。よく聞こえなかったけど、苛立ってるのはわかった。]
……、ドコがつらい、ライヒは。
[みんなドコかは不調なのはわかってるから聞いて、答えを待たずに石像に近づいた。]
あたしが退かす。壊れないようにだから、時間、かかるかもしれないけど。
[石像に左手を伸ばしてそっと触れた。]
―― 医務室 ――
[ダーヴィッドが出ていきがけに教えてくれた情報]
ああ、シグナスさんですか。
ありがとうございます。
[室内を、ぐるりと見回す。
そういえば、しばらく彼女の姿を見てない気がした。
近くの戸棚の所に、小さなメモ用紙とペンがあるのに目を留める]
[ツヴァイと呼ばれる男性と、ブリジットが奥の扉から出てくれば、軽く挨拶した後に男性とエーリッヒとのやりとりを横目で見て]
ああ、鎮痛剤は私は要りませんよ。
毒見役なら志願しますが。
そうでなければ、他の方に回してください。
―二階衣裳部屋―
[ゆっくりと手を離す。深呼吸。大丈夫]
向こうの部屋は雑貨があったのね。
他の部屋には何があるかしら。
[立ち上がり、部屋を出た。
石像に向けて小さく頭を下げ、廊下へと出た]
─二階・廊下─
これで下に向かっていたら。
さすがに、ここの設計者をどつきたくなるぞ。
[物騒な事を呟いて。
問いには、小さなため息]
……四肢や、心肺ではない、とだけは言っとこう。
ま、ある意味厄介な部分ではあるが。
[進行具合如何によっては、かなり危険である事に変わりはないが、それは触れずにさらりと流し。
左手を触れる様子に、小さく息を吐く]
……無理はするな。
手、悪いんだろ。
下が落ち着いて、人手が増えてからの方がいい。
それより、まだ見てない部屋を見て回る方が建設的だ。
―二回廊下―
[ライヒアルトとナターリエの姿が廊下の奥に見えた。
その奥にまた石像らしきものが見えて、手前の部屋の扉の前で足を止め、そちらを見ていた]
/*
[←白地図を白抜きで残したくない、元マッパー気質]
ってのは半分あれですが。
やっぱ、空白は埋めたくなりませんか、と!
[エーリッヒが此方に気付けば、半眼の視線を寄越し]
……白いと思っただけよ。
[顔色、とは相手に伝わったろうか。
首の輪は、注視できない。
それ以上は謂わず
名乗りをくれた女性へ向き直る]
……星、かしら。
私は ブリジット=R=エグランティエ。
…。
[投げられた薬、それを取る仕草のエーリッヒを追う。
彼もまた病があるがそれをあまり見せようとはしない。
それをきっと望むのだと感じていたから何も言わなかったが
深緑の瞳は、じと、と一度見ただろう。
ハインリヒが厨房に向かうのならそれを見送るだろう。]
─二階・廊下─
[ふと、感じた視線。
振り返れば、こちらを見つめるイレーネの姿>>366]
……大丈夫か?
[先ほど、座り込んでいた姿は見ていたから。
最初に口をついたのは、そんな言葉]
[見つけた紙に、ゲルダへの言葉を記していく。
ペンは、はじめ掠れたが何度か試すうちにそのインクが出て]
ま
『シチューを少々いただき し 。
ありがとうございま かっ た
おいし です。
食べ過ぎていたらごめんな た
さい。
Otfried=Fechner 』
[左半分は流れるような、右半分はミミズがのたくったような、そんな奇妙な書付。出来上がったものを、ざっと見直す。頷くと、紙をひらひら振って乾かした]
では、私はちょっとこれを置いてきますね。
エーリッヒさん、大分気分が回復されたようで、何よりです。アストリアスさんと、エグランティエさんもお気をつけて。
ブリジット。
気高くも可憐な星ね。
[名を名乗るブリジットを見、鮮やかな翠の瞳も見詰めた。
すいと新緑の瞳を細めながら黒髪を揺らす。]
…何か探し物でもあるのかしら。
[不意に口に出た言葉は特に理由もなく、彼女を見て感じた事を静かに告げた。
足が重いのを隠しはしないが心配はされぬ程度の足取りで医務室を後にしようとする。ただ、壁に手をつきながら歩く事にはなる。]
上に…行ってみるわ。
-厨房-
[かちゃかちゃと食器とスプーンが触れる音がなり続ける]
おいしいです、労働の後の食事は最高です。
[念願の食事をとれて幸せそうな顔だったに違いない]
うん、止めない。
[どつくに対してそう返した。]
痛さやつらさを訴えてもどうにもならないかもしれないけど、隠しても仕方ないよ。
[寂しげに笑って。
石像の手触りに身も心も冷えた気がした。]
あ、やっぱり気づかれてた、手。でも、みんな病人だし。
[ライヒアルトが声をかけてやっと、イレーネがいる事に気づく。]
探索はイレーネとすればいいよ、ライヒ。もちろんイレーネがいいって言えば、だけど。
[そう言って石像に向き直り、ぎゅっと石像にしがみついて動かそうとしている。]
─二階・廊下─
[無意識の動作>>374は、僅かな距離と視界の緩い霞のためにか判別はしきれず。
ただ、返された言葉にそうか、と頷く]
……こっちの扉には、妙な石像。
反対側は、まだ見ていない。
[先ほど覗いた部屋と、その向かいとに視線を向けつつ、簡潔な説明を]
…えぇ。
[オトフリートに一言返事を返し]
エーリッヒに私の分は預けるわ。
[そう去り際に渡されそうになった物に対して言葉を投げてから、医務室を後にして大広間、奥の扉をのろのろと歩みながら抜けて階段をゆっくりと上へとのぼって行くだろう。]
―→二階―
…
[廊下には既に人影がいくつか見えた。あまり言葉を交わしたことがない顔も見られた。そしてイレーネの姿もそこにあるだろう。]
ダーヴィッドは…どこかの部屋なのね。
[左右に3つある扉、廊下の先にある石像――消えた星。そこに修道女の姿があるのだろう。]
>>338
[石像の元で泣くゲルダの様子を見てた時、聞き覚えのある声。
天鵞絨の眸がこちらを心配気に眺めていた。]
ライヒアルトか……。二階には何かあったか?
[服の件は先にゲルダから聞いていたので、日用雑貨のある部屋のことを聞いたかもしれない。
そして、二人して、ゲルダがしばらく落ち着くまでは待った。]
……で、ゲルダ。どうしたんだ?何を見て……
[そこまで言って、思い直す。
ここで見てたものといえば目の前の石像しかない。]
石像がどうかしたか?
[質問を変えて、ゲルダの眸を覗き込んだ。
その時、シスターらしき人物も部屋に入ってきて、>>339
彼女も少し混乱して出ていくと、ライヒアルトはそれを追っていった。>>346]
―医務室―
[ノーラを見、少し眼を丸くした]
―…変わった言い回しをしますのね。
[照れ隠しにも見えたかもしれない。
両の手で握ったのは
薬と銀細工]
―――、…
…あまり詮索するものではなくてよ。
[少しだけ、揺れた。
眸は扉の外へ]
─二階・廊下─
[寂しげな笑みの指摘>>377。
天鵞絨はやや陰る]
……生まれつきの気質だ。
[ごく小さな声でそれだけを返し。
手については、そりゃな、と息を吐く]
何か、意地になってないか、お前。
[あくまで石像を動かそうとする様子には、思わず呆れ声で突っ込みを入れた]
/*
ナターリエはsariさんで、恋愛防止に過去の恋人は石になった云々を設定したけど、もう既にライヒに夢中。
という構図しか浮かびません。あれ?
/*
で、あすまさんがゲルダで、ちづさんがノーラ、あずみさんがイレーネ、という、いつも薔薇面子がことごとく女性化しているような気がする。
さて、どこまで当たっているのやら。
では、預かっておきますね。
必要ならいつでも言って下さい――気をつけて。
[足を引きずり去る星詠の人に、頷いて。]
皆さんも、ね。
僕はもう少し此処にいますよ。
お姫様2人と、ご老人を御守りしてます。
[オトフリートやハインリヒ、ブリジットも出て行くなら、
微笑をもって見送る。]
ノーラさん。
ダーヴィッドさん…どこの部屋かしら。
そこの部屋には来なかったと思います。
[衣裳部屋のあった部屋の扉を指差した]
[エーリッヒの変わらぬ様子には
やはり半分瞼を下ろし]
……鏡があれば見れば佳いのだわ。
[緩く腕を組めば手の甲は隠れる]
分かっているわよ。
[火傷の知識は浅いだろう。
少しばかりむくれた。]
/*
書ける間にメモにかけなかった分を。
ヘルムートさん、リアルお疲れ様です。
ブリジットさんはいつもご自分のメモでも各種連絡の確認ありがとうございます!助かってます。
─二階・廊下─
[また一人、上がってくる者の気配>>379。
捉えた姿は、見かけはしても言葉を交わす機会のなかった女性]
……俺も、そうは思うんだが。
[瑠璃を向けられ>>384、呆れた声音のまま、言葉を綴る。
先の部屋の中の様子は、変わったか否か。
ちら、と一瞬だけ天鵞絨を向ける]
……見易いところから、見て回る方がいい、とは思うがな。
……ん、ああ。
ダーヴィッドなら、そこの部屋の中だ。
何て言ったか、緑髪の。
あの子も、一緒にいる。
[イレーネの言葉>>386を補足するよに言いながら。
指し示すのは、すぐ傍の扉]
[石像を手だけでは動かせなかったので足もかけて、倒さないように{1}センチ動かせた。]
ん、動いた。
[下り階段の所に人が来たのには気づいていない。
石像を動かせたけど、疲れてもたれかかったまま休み中。]
気質、ね。甘えられる人がいなかったんだ。
[石像にもたれてるから、どんな表情をしてるかは知られずに済んだ。]
……意地なんか張ってない。
[重いんじゃ、とイレーネの声が聞こえれば]
ちょっと、重い。
[強がらずに答えた。]
[ずいぶんと眠っていた気がした。いろいろな音を、眠っている間にも聞いた気がした]
……薬の、匂いがする。
[びくりと指を動かし、そして身体を起こした]
…ぁ。
[掛けられた声に振り向き、泣き腫らした目でダーヴを見上げる。
くしくしと袖口で涙を拭った。]
…殺されて、
ううん、違うわ。
殺して…自分も命を絶った…みたい。
治らない…から。
[消え入りそうな声で、ぽつりぽつりと答える]
>>397
[ドア外の気配に顔を上げたとき、ゲルダがぽそぽそと話し出す。]
え?なんだって?
[赤い目で語りだすのは、石の、石像の記憶らしきもの……。]
……ゲルダ?
殺して?命を絶った?
[眉を寄せる。]
―二階―
ああ、なんだ。
こっちはこっちで固まって行動してるんだな。
[オトフリートが向かった方向とは別の場所、
階段上で先程別れたばかりのノーラの姿が見えると手を振って。
石像と、幾つかの扉…辺りに視線を巡らせて景色を覚える。]
[寝る前に感じた人の気配は少なくなっていて、出て行ったのだろうと推測する]
え、と。今誰がいるのかな。
エーリッヒさんの、匂い?
[ゆりかごに包まれていた時、感じたものと同じ。手を伸ばして、その存在を探す]
他の人は、大広間? おじさんがあの部屋から出てきたから、そこに入っていったのかな。
─二階・廊下─
……その態度が、意地でなくてなんだと……。
[ナターリエの言葉>>393に、更に低い声で突っ込む。
気質云々の話は、それ以上は触れずに流す。
突っ込んで話したい話題でもなかったから]
取りあえず、そのまま少し休め。
[淡々と言って。
向き直るのは、女性の方>>395]
……ああ、ゲルダ、か。
とにかく、あの子の様子がおかしかったから。
今、ついてるような状態だ。
ゲルダ?君は一体なにが視えて……。
[紺碧の眸は、ゲルダの緑の眸をまっすぐ捕らえて…。
いや、そこには今は自分しか映ってないのだけど。]
……いや、視なくていい。
[石像に眸が向かないよう、ゲルダの頭に手を添えた。]
[令嬢の反応に、唯かわいらしい反応だなとだけ思って。
起きている人が自分だけになったなら、医務室の水場に足を向ける。そこにあった鏡で、自分のバンドの数値を確かめると、眉を顰めた。
――数値は自分の年齢と同じ、Lv.3に突入していた。]
……青い空を飛べなくても、
それならかわりに、最期までもがいて泳ごう。
[自分に言い聞かすように呟いて、指先を肩甲骨に這わす。
その仕草でさえ、痛みを伴うことに、苦笑が漏れた。]
おや、ベアトリーチェさんはお目覚めかな?
寝てる間に、医務室に運ばせてもらったんだ。
ごめんね。
[背後で少女の声が聞こえて、取り繕ったように、
穏やかな声音で状況を説明する。
探すような仕草に、近寄ってその手を取った。]
[問われ、こくんとうなづく。]
うん、…とても、絶望してるの。
[何故わかるのかはわからないけど、そうなのだとしか言えなくて。
散らばってしまった花を、しゃがみ込んで拾い集める。]
…1人で動くのは危険よ。
固まった方が安全ではあるわ。
[ハインリヒが扉に視線を向けているのを見、呟く。
手を振られれば微かに首を傾けて返事とする。
傾けた時に肩から黒髪がはらりと水色の上を滑り落ちただろう。]
意地じゃなくて自棄。
[ぼそっと呟き、そのまま休めと言われれば、言われるまでもなく、動けそうもなくて。]
あなたに言われたからじゃないけど、そうする。
[そのまま首だけめぐらせて廊下の先を見れば名前を知らない男女。]
御機嫌よう。こんな格好で失礼。あたしはナターリエ。よろしく。
[表情だけは優雅に微笑んだ。]
─二階・廊下─
……お、また一人。
[上がってくる男の姿>>399に、小さくぽつり]
もしかしたら、動かすのに使える道具もあるかも知れん。
まだ見ていない所を見るのもありだろ。
[イレーネの言葉>>407には、真顔で同意]
[触れる手にちいさく頷いて、涙をこらえるように胸元へ頬を寄せた。]
…ごめん、元気出るまでちょっとだけ。
[記憶の中の父の姿は、赤毛の彼と同じくらいの年頃だったと、思い出す。]
ああ…お花の兄さんもここにいたか。
[ノーラの奥にいるライヒアルトも見て。
イレーネが小さく頭を下げる様子には、こちらも会釈を返した。]
――…鎮痛剤、見つけたから配布する。
できるだけ受け取ってくれ。
自分の為と――…自分の傍に居る、誰かの為に。
[手に持った包装パックを掲げて]
あと、使う時は過度の期待を持たぬこと。
これが利用方法だ。
[奥へ向かうノーラにも渡したかったが…
まずはその場の3人へと一錠ずつ投げて渡す。
あえて投げるのは、受け取り拒否を拒否する為でもあった。]
空…泳ぐ?
[エーリッヒの声で聞こえた言葉は、目覚めの頭には良く残らない。
探していた手を握り返してくる大きな手に、微笑んだ]
ううん。あんなところで眠っていたのが悪いんだもの。
あ――。氷、探して持っていくんだったのに。
[眠る前の用事を思い出して、肩を落とす]
[イレーネから部屋の説明を聞けば、ありがとう、と告げてカーディガンを羽織った彼女へ視線を向けた。]
…似合ってるわ。
[どの扉に何があるかを頭の中で確認してから、奥の左手にある部屋へと向かった。]
うん、とにかく、君はこの部屋から出るといい。
>>411
[ゲルダの頭を胸に抱いて、ただ頭を撫でる。
そう、まるで、小さな子を慰める父か兄のように…。]
>>405
[そして、落ち着いたのち、散った花を拾いはじめる女性を眺めながら、さっき老人に訊いたクスリの件を思い出した。
そう、このただの石にしか見えない石像の記憶が、スリープ後に見えてるなんてことが在るのなら…。それは…。]
─二階・廊下─
[女──ノーラの名乗り>>408に、天鵞絨を一つ瞬き]
……ライヒアルト=ファルベという。
『園芸家』、だ。
[やっぱりそこは付け加えながら名乗りを返し。
ノーラが奥へと向かうなら、邪魔にならぬよに場所を変えて]
……自棄は禁物だぞ。
どんなに上手く行っていても、それで台無しになる事は、多い。
[ナターリエの呟き>>409には、小声で更なる突っ込みを重ねた]
>>418
[ドアの音、見覚えのある黒褐色の髪。]
ノーラ!!
[急いで呼び止める。]
ノーラ……来てくれ。ゲルダを下に連れてってほしいんだ。
[聞こえてきた寝息と、少し離れたところからのブリジットの声。眠っている時に聞いた気がしたが、なんと言われたのかまでは思い出せない]
おはよう、ブリジットさん。
うん、なんとなく、動けなかったから。
気が滅入ると、だめね。
[ブリジットの声色に、言葉とは違うものも感じた。
聞こえた寝息は未だ続いていて、もう一人いることを知る]
他に、誰か眠ってるのね?
女の人、かな。
[よろけて転んだが、鎮痛剤は受け止めた。]
………ご忠告ありがとう、ライヒ。そこのあなたも鎮痛剤、ありがとう。
[もう倒れたまま休もうかと考え、踏まれたら困るなとも考え、倒れ込んだまま。]
─二階・廊下─
……鎮痛剤?
[投げ渡された薬>>412。
ためらいが先行したか、それとも距離感が上手く掴めぬためか。
それは一度、手の上で、跳ねる]
……ちっ……。
[苛立たしげな舌打ち。
落ちる所に、再度、手を伸ばす。
今度はどうにか、間に合った]
……なるべく。使わずに済ませたいところではある……な。
[ため息一つ。
羽織っていたジャケットのポケットへと、それを落としこむ]
[ノーラを呼び止めつつ、
また視線はゲルダに戻り……。]
今のこと……秘密にしてたほうがいいのか?
[言葉早くゲルダに問う。]
[園芸家と、自らの職を名乗るライヒハルト。
その名をどこかで聞いた事はあったかもしれない、と思い返していたら、背後の扉が急に開いたのだった。]
!!
[人は驚くと何も声が出ないと知る。
ただ、息を呑んだが]
ゲルダに…何かあって?
[彼の様子に扉の中の様子を伺おうと]
(ブリジットさん、まだ居たのか)
[変な言葉を聞かれたかもしれないと、
ベアトリーチェに掛る声に想うも、表情には出ない。]
氷か、多分、火傷を冷やすのに必要だったのかもね。
[ブリジットを今度こそ見送って、
微笑む少女の手を握り、もう片方の手で頭を撫でた。]
調子は、取り立てて悪くないかい。
うん。傍にカルメンさんって女の人が眠ってて、
あと、広間で倒れてたおじいさんも寝てるよ。
[そして少女から零れる疑問に、一つずつ答えようと。]
[ハインリヒの手を掴もうと左手を差し出し、でも鎮痛剤を握ったままだから掴めず。右手は、今は痛みはないけど動かない。困った顔をしている。]
―― 厨房 ――
[幸せそうにシチューを口にするユリアンに、自然と頬が綻ぶ]
おいしいですよね、これ。生き返ると思いました。
閉じ込められたと知ったときには、よもや餓死かと少し覚悟しましたから、助かります。
……まあ、少なくともどんなに追い詰められても、一番口にしてはいけないものに手を出す心配だけはなさそうだったのですが。
[女性も子どももここにはいないから、そんな不謹慎な冗句も口に乗る]
そうだ、鎮痛剤があるみたいですよ。
必要なら、医務室に行けば少しですがもらえるかと。
ナイスキャッチ。
[どうにか床に落とすことなく手にしたライヒアルトにも笑って。
舌打ちは何に対してのものだったのか。
こわいねえ、と揶揄混じりの呟きを零して]
ん…?そだな。
使わずにいられりゃいいが…
大いに使ってほしくもある…効果があるんならな。
[どうにも見ている限りでは、無理をする奴が多い。
そんなぼやきを零して。ナターリアが縋っていた石像を見上げる。]
─二階・廊下─
……いいから、ちゃんと休め、お前は。
[ナターリエには、こう返す以外に思いつかず。
聞こえたダーヴィッドの声にはやや怪訝そうに眉を寄せるも、そちらはノーラに任せよう、と思った]
……さて。
近場から、埋めていく、か?
[首を傾げたイレーネ>>421に、その傍の扉を見やって、こう返した]
/*
ヘルムート、困ったならくれば、解説するよ。
と思っているが、RPすり合わせだと思うのでじりじり。
頑張れ、がんばれ。
/*
産業うまくまとめれなかったorz
他の人がまとめてくれてるから、いいかな。
ごめんなさい。産業苦手なんです(ぺこり
/*
多角と、情報把握がきつそうなので、
今のところ2Fを避けてるとか……言えない。
(2Fログはあまり理解出来てないですorz)
>>440
そうか……まぁ、いい。
とりあえず、あまり、言いまわらないほうがいいかもしれない。こんな事態だからな。
前からそういうのが見えてたわけじゃないんだろう?
[そして、ドアを開けてノーラが戻ってくるとホッとして……。]
>>433
ノーラ、いや、ゲルダがちょっと疲れてるみたいな。下でう休ませてやってくれ……。
[そう頼んだ。]
……どーも。
[ナイスキャッチ、という言葉>>441に返したのは、苦い笑み。
続いたぼやきには、は、と一つ息を吐き]
……俺は、さほど無理をしているつもりはないが。
自分の限界は、それなりに読めている。
[言いながら。
軽く、額を押さえる。
負担はまだ、軽いはず、と。
声には出さずに、自身に言い聞かせて]
[ハインリヒに撫でられて驚いた。二十歳過ぎてから撫でられたのは、恋人がいた時以来で。]
え。
[抱き起こされて赤くなって俯いた。]
あ、ありがとう。
[右手を見られてるのに気づいて、左手で右手に触れる。]
大丈夫、痛くはないから。
[笑って言った。]
[ダーヴィッドとゲルダの会話は聞こえなかった。扉の先、ゲルダを見れはまだ瞳はどこか赤いかもしれない。
そしてその奥――石像が3つ。星は感じられなかった。]
…ゲルダ、大丈夫?
無理はだめよ。
――…貴方も。
[新緑はダーヴィッドを少しだけ見上げる形。
首元の数値を確認する意味も込めて。]
下に行くのなら連れていってもいいけれど…
[足から病が進行している身なので役には立たないと感じている。]
[ブリジットの去っていく足音に耳を傾けていたが、エーリッヒの声に聞いた言葉を繰り返した]
火傷? 氷が必要ないってことは、もう大丈夫なのかな。ひどくなくて、良かった。
カルメンさんって言うのね。起きたら、早く声を聞いてみたいな。
ひょっとしたら、一度は聞いた声かも。
[触れる手と、頭を撫でる手。その温かさに、甘えてはだめだと、ベッドから降りようと杖を探して右手をベッドの上で彷徨わせた]
ん、ああ。
[扉を開けるイレーネ>>445の声に、額から手を離してそちらへと。
手前の部屋(4)を覗き込むブリジット>>437の姿を視界に捉えたなら]
……その奥、衣裳部屋だ。
[と、短く声をかけてから、中へと踏み込む]
─ → 部屋(5)へ─
●業務連絡●
★武器庫を開けますか?★
2F3の部屋には武器庫がありますが、その鍵はその部屋にある石像がもっています。
ただ、その手にしっかり握られているため、石像を壊さないと、鍵を手にいれることができません。
鍵を手に入れたい場合は、石像を壊してください。
ということで、このRPはやりたい方がやっていただいて結構です。
全員がやらなければ、武器庫は開きません。
また武器庫が開いた場合、中は自由にRPしていただいて構いません。
[イレーネには一つ頷いて笑う。]
…ならいいんだが。
どうにも青年は表情があまり変わらない気がしてね。
周りが気付きにくそうだから、心配だ。
[額を抑える様子には、眸を眇める。
この場から彼の数値は見えない。]
…何かあったら、迷わず呼べよ?
[そう言って、奥の部屋へと向かう二人を見送った。]
うん。治療はしてたみたいだし。
大丈夫だと思うよ。
[何かを探すような少女の手の動きに、
杖を捜しているのだと気がついて]
ん。でも、無理には起こさないようにね?
ベアトリーチェさんは良い子だから、
そんなことしないと思うけど……
探し物はこれかな?
[運んだ際、置いた場所――ベッドの脇から杖を取ると、
少女の手に握らせた。]
[シチューを食べていると見知った声が聞こえてくる]
男です? 知らないです。
[メモを置くオトフリートを見て悩む]
困りました、僕も食べ過ぎてしまい、ました……。
[鍋の中を覗くも中身は大分減ってしまっていた]
/*
しかし。
参ったねー。
部屋のネタが思いつかんのだぜ……!
蔵関連で行くと後は書庫とかだけどなー。
これは、あとから出てきそうだし。
うーん、難しいぜ……!
─ロッカールーム─
…………ん。
[壁際に凭れ掛かり眠りに落ちていたが、ぴくっと身動ぎしてゆっくりと瞳を開ける。
軽く頭を振ったあと、左手を天井に翳しゆっくりと開閉させる。]
…………まだ、大丈夫。でも急がないと。
[私はポツリとそう呟き、ゆっくりと腰を上げロッカールームをあとにする。]
…ぅ、うん。大丈夫。
ちょっと、戻って休むね。
[涙でぐしゃぐしゃになった顔を袖口で拭って、ノーラに頷く。
促されるままに、階下へ降りるだろう。*]
……衣装、部屋?
[ライヒアルトの声に、其方を見る。
頷いた時には彼らは奥の部屋へ向かうところだったか]
そう。
[改めて衣裳部屋へと足を踏み入れる。
いばらのとげが所々に見えた。
しまわれた衣装は年月を感じさせる。
不意に、眉を寄せた。]
誰だか知りませんが、なかなか美味しゅうございました。
餓死で死ぬのは席かよりももっと いや です。
[不謹慎な冗談を言い始めるオトフリートを見てニヤリとする]
フェヒナーさん、がそんな冗談を言うとは 意外 で、す。
もっとカチカチかと思ってました、よ。
[ニヤニヤとオトフリートを見つめた]
>>448
[引き受けてくれるノーラに礼をいいつつ、貴方もと釘を刺されれば瞬いて…。]
……ああ、わかってる。大丈夫だ。
[大丈夫だが口癖のようになってきたと自分でも思った。]
足…そうか、ノーラはそうだったな。
じゃ、僕も一緒に戻るか。ああ、その前に、ゲルダ…服はどこにある?
[きょとりとしているゲルダの手を引っ張って、部屋からはもう出るように促す。]
─医務室─
[私は広間を横切り、がちゃりと医務室のドアを開ける。
そして、中を一瞥すると]
……薬品庫はその奥の扉なのか?
[近場にいた金髪の青年に声を掛ける。そのそばには金髪の少女。]
大丈夫よ、まだ、ちゃんと体は動くし、どこも痛くないもの。
本当よ? 無理だったらちゃんと言うから。
エーリッヒさんだって、辛かったら誰かの手を借りるといいと思うの。病気の辛さに、男の人とか女の人とか、関係ないと思うから。
[私よりも辛そうに感じるのよ、と言いかけて、やめた。杖を渡されると、両手でぎゅっと柄を握り締める]
ママにね、言われたの。足が悪いわけじゃないんだから、自分の足で歩きなさいって。
だから、杖が有ればどこにだっていけるの。
杖がなくたって、家ではちゃんと歩けてたんだよ?
[少しだけ得意そうに、エーリッヒに主張した]
[「大丈夫」という言葉が、そう聞こえないのは病のせいだと思いたくもあった。赤い眼のゲルダが先に行くのなら後を追うが]
私も衣裳部屋には行きたかったの。
この服では寒いでしょう?
[部屋から出れば再び廊下となる。男の石像が近くにあった。そこからゲルダのように彼女が何かを感じるという事はなかった。]
─二階・(5)の部屋─
……大きなお世話だ。
[ハインリヒの言葉>>451に小さく呟いた言葉は、イレーネにはぎりぎりで聞き取れるか。
ともあれ、部屋の中へと踏み込み、中を見回す。
繁茂するいばらは、ここも変わらず。
濃い緑は、目をひきつけた]
……衣裳部屋、日用品ときたわけだが。
ここも、物置の類……か?
[目に付くのは、いばらに絡め取られたテーブルと椅子が数脚。
ぱっと見ただけでは、それらが機能していた部屋なのか、それとも使われなくなったそれらを押し込んでおいた部屋なのかは、判別がつかなかった]
−医務室−
───?
[考え込んでいたつもりが]
[眠っていた]
[ずっと壁に寄り掛かってそこにいたけれど]
[充電池]
[もう過充電は諦めるしかないだろう]
[溜息]
[何が起きているのだろう]
[辺りを、見回す]
薬品庫はこの奥ですよ。
でも、使える薬品はあまりないかと……。
あ、鎮静剤なら1人1錠見つかってます。
ご入り用ならお渡ししますが……え〜っと。
[ベアトリーチェに杖を渡していれば、かかる声。
その少女の名が記憶になく、語尾が言い淀む。
そのことを誤魔化すように、再度盲目の少女に視線を向け]
僕もまだ大丈夫だよ。
ベアトリーチェさんは優しくて強いね。
うん。かっこいいな。
そうそう。ベアトリーチェさんも自分で持っていた方がいいなら、
鎮静剤渡しておくよ?
[妹がいたらこんなに可愛かったのだろうか。
そんなことを思いながら、得意そうな少女の頭をやはり撫でてしまう。]
―衣裳部屋―
[指先で辿る、襤褸の布のようなもの。
身だしなみはきちんとしなければならないと
厳しく謂われていたのだと思い出す。]
……おとうさま、
[でもそれは、父本人の声ではない。
また少し虚ろが過ぎった。]
怒るのは疲れるから。眠っても変な夢を見るから休まらないし。だから、ここにいる。
[チラッとライヒアルト達が消えた扉を見て。]
右腕と微熱だけ。あまり困ってもないし。ミスターツヴァイはどこを。
─二階・(5)の部屋─
[壁には、棚らしきものも見える。
もっとも、侵蝕する濃い緑のため、中を見る事は容易くはなさそうだが]
……休憩室の類の成れの果てか。
未使用備品の一時置き場か。
俺の研究室とは違うだろうが、準えるならどちらか、か。
[腕組みをして、独りごちる。
イレーネが周囲を調べようとするなら、一言]
いばらに気をつけろよ。
剪定されずに放置されていた以上、どこに伸びているか予測もつかんからな。
[ゲルダは素直に1Fに降りていく。少し、こちらが過剰に心配しすぎたかもしれない。
とりあえず、頭を振って、ノーラを見た。]
衣装部屋に行こうか。
君も寒いだろう。それに、下のカルメンやベアトリーチェにも服を選んでやってほしいんだ。
[医務室で眠っている者の名前をあげる。
その時>>466の言葉を聴けば、意味がわからないといった少し不思議な顔をした。]
とにかく行こう。
[そして、ノーラが足を引き摺るようなら、転ばないように手を差し伸べた。]
[>>465の発言に対して]
そうですか、一安心です。
缶詰もあるならなおさら助かる です。
体の調子は満腹で苦しいです、ただ石にはなってないみたいです。
鎮痛剤も 今は いらないいらないです。
[照れた様子のオトフリートの様子をみて更にニヤニヤする]
むっつり、スケベ、ですね。
幸いですね 綺麗 な 女性が多いようです。
もし、どうしても困った時の為に誰か口説くといいです。
[堪えきれず笑い始める]
/*
植木鉢置きたかったけど、自重しました。
つか、後一部屋は誰か、埋めてー!
さすがにネタが出てこないよ。よ!
ちなみにいばらって。
放置しとくとほんとに意表をつくんだよね……。
[墓掃除で何度痛い目を見たことか]
…そりゃ賢明なこった。
[怒るのは疲れる、その言葉には笑って。]
…変な夢?
こんなところで寝るからじゃないのか…?
[こんな状況で快適な眠りが取れるとは思わないが、
それでもベッドを使えばいくらかはマシなのに。
それとが違う意味なのか、ナターリエに聞いて。]
…解熱剤もありゃよかったんだがなあ…。
ツヴァイでいい。俺は…探索だ。
ああ、あと服と荷物が見つかりゃいいと思って。
あとは…花の兄さんに訊きたいことはあったんだが…。
[特効薬があるとわかった以上、
そう急ぐことでもないのかもしれない。]
…解ったわ。
[ゲルダを見送る形となり廊下を歩む。
他の女性の服もと言われれば頷きはするが残された服の状態は見てからでなければ判断は厳しいだろうと思った。
不思議な顔には無表情で返すのみ。
差し伸べられた手を――握ろうと一瞬指先が動くがそこまでで]
…行きましょう。
[衣裳部屋に既にブリジットが居るとは知らないまま、足をのたのたと運んだ。]
───どう、も。
[幾度か瞬き見まわす]
[声を掛けてくれた金の髪の青年]
[同じか、年下ぐらいだろうか]
[瞬く]
───状況、は?
[あまり変わらないと思うけれど]
[尋ねる]
[エーリッヒが言い淀むと、彼女の名を思い出そうとする]
確か、リディ…さん? ツヴァイさんが、名前を呼んでいたわ。
私は、優しくなんか、ないよ。強くは、有ろうとしてるけど。
でも、エーリッヒさんみたいに弱さを隠すのも、優しさの一つだと思うの。
[再び撫でられる頭。ゆっくりと、ベッドから降りる。
不意に沸いた声>>475に、少しだけ驚く]
それなら何よりです。
……けど。
[笑い出したユリアンに、少し憮然とした表情になる]
そんあに笑うことはないじゃないですか。
というか、そっちに行くのですね。
[でも、その表情はそんなにもつことなく。
つられた風にくすりと笑いが漏れる]
もう。参ったな。いいですよ、私も男ですし。
………でも、きっと私なんかじゃ向こうに迷惑がられてしまいますよ。サンチェスさんの方こそ、どなたかと仲良くなればいいのに。
―衣裳部屋―
[ひとつ、手に取る。紅い宝石のついた
作りの良い服。ワンピースだ。
微かに褪せた、それ。]
……
[どれくらい経っているのだろう。
思い出せそうで思い出せない。
いまだ着れそうなれば、
その服に袖を通そうとするだろう。]
方舟に、置いて行かれる夢。
[呟いて。]
ツヴァイ、ね。微熱は慣れたから。やる事があるなら、あたしにかまわなくてもいいよ。おとなしく座ってるから。
[額に汗で張り付いた髪を左手で払った。]
─ 覚醒までの記憶 冷凍装置安置所 ─
[そこは、茨に囲まれた古城。
両眼を開いても深緑色と石膏の様な白、汚れた石灰色が混じり合い、ただ曇って見える景色。紅いランプの色だけが神経を突き刺した。
周囲で、話し声が聴こえていた。複数の音が反響するのは、その部屋が広く天井が高い所為だろうか。焦点が定まらないまま、首を傾けた。
人、が居る。
暗色、暗色、黄金、ランプの点滅とは異なるぬくもりのある赤。
それらは髪の色だろう。
己は今、何処で何をしているのか。
繋がらない記憶を繋げようとこめかみに指を当てた。
頭痛。己のものとは思えぬ重い身体。
「覚醒している」>>0:600聞き覚えの無い男性の声に、そう答えた事は記憶している。
普段、周囲で聞く事が無い若い女性の声が重なり、不可解さと重くなる頭痛に、こめかみに当てた指を目蓋にずらした。以前から偏頭痛持ちだった。]
/*
小学生につられる下ネタなので、性的なアレソレよりも、どっちかというともっと汚い系の下だと思ってたとか。
キャラ作り始めると、ついそこら辺視野が狭くなるから新鮮だった。
― 医務室 ―
状況……ですか。ん〜……。
[起きた青い色彩の青年の問いに、少し悩むように唸る。]
僕たちに投与されたクスリは、特効薬ではないだろうこと。
2階にはどうやら服があるみたいですね。
あとは人数分、1人1回分の鎮痛剤は見つかりました。
お渡ししておきましょうか?
[ひとまず青年が此処にいたことを考え見て、
それだけの情報を示す。]
……リディさんか。鎮痛剤はいらないのかな。
入用だったら言って下さい。預かってますから。
[本人とベアトリーチェの言葉に、
薬品庫に吸い込まれる背にそう声をかけ]
あはは。でも、ベアトリーチェさんに
『弱さを隠してる』って言われるってことは、
隠し切れてないってことだね。
[ベッドから降りる少女に向けたのは、
自分に向ける嘲笑にも似た、苦笑。]
─ 覚醒までの記憶 冷凍装置安置所 ─
──…ッ
刺された傷は、
まだ治癒していない のか 藪医者 め。
否、私の石化が進んだ と
言う事か?
[周囲に人の気配がなくなってから、脇腹に手を当て、鈍痛をやり過ごすように息を吐いた。]
─ 覚醒までの記憶 冷凍装置安置所 ─
[それは、記憶。
深く靴が沈み込む豪奢な緋色の絨毯のエントランス。
記者団の一人が奇妙な動きで、彼の方へ向かう。
視線が合った──瞬間に、閃いた刃。
ただ、熱い、熱いはずの痛み、──搬送された先で知った己の感染。
それから。
少しだけ、冷凍されていた記憶が繋がる頃に、蓋の開いたカプセルの中で再び眠りに落ちたの*だった*。]
─ 冷凍装置安置所 ─
[再びの覚醒。
どれほどの時間が経過したのだろう──ヘルムートの首輪の数値は「3」。数値を確認した記憶が曖昧な所為で、メデューサ病が進行しているのか否か、自身で把握する事が出来なかった。几帳面な動作で手足がどの程度動くかを確認してのち、カプセル型の寝台を降りた。]
あの音は、やはり現実だったか。
なら、私が聞いた人の声も現実か?
[不吉に紅いランプは点滅したまま。
脇腹にあり、医師にメデューサ病への感染ゆえ完全に塞がる事が無い、と言われた傷口に触れる。引き攣れるような感覚は、記憶が見せる幻影だろうか。それとも?]
3%は、さしたる数値では無いはずだ。
………………。
[衣服の下の傷口を確認する事無く、彼は無言でたち上がる。]
ぜひがんばってくださいです。
僕は外にでれたら、その時に考えるです。
でも、僕の相手なんかしたら 疲れ そうです。
だから、きっといないです、そんなお人よしは。
[そんな話をしているうちに食事を終える。
立ち上がり食器を片付けた]
さて、探検 だ!!
それじゃ、またです。
[厨房から出て行き2Fに向かった]
─二階・(5)の部屋─
[研究室、という言葉と、『園芸家』という自称の差。
そこに意識を回す余裕はなく、緑を避けながら室内を巡る。
場合でないとわかっていても、意識はつい、緑に奪われがちになる。
ファイルの中身が一部紛失していた事もあり、余計に気になった……というのは、多分、言い訳]
……『黎明の紫』と『夕暮れの茜』。
こんなになってなきゃいいんだが。
[意識が、己が研究に向く辺りからしても、間違いはなさそうだった]
―4の部屋から衣装部屋―
>>474>>479
[廊下に顔見知りがいたら手を振っただろう、そして、衣装部屋のある4の部屋にノーラを入っていく。
中にはブリジットがいた。]
グランティエさん……服はどうですか?
[それは、スリープに入ってたものたちの服なのだろうか?
かなりの膨大な量に素直にびっくりした。
自分のものを見つけるのは、かなりやっかいそうだ。]
[似たような論理で交わす相手に、肩をすくめる]
そんなに疲れるとも思えませんけどね。
―― はい、いってらっしゃい。
[送り出す言葉はつい癖で子どもに向けるもの。
自分は、椅子の一つに腰掛けてしばらくここでぼんやりしている所存]
[ベッドから降りると]
鎮静剤は、エーリッヒさんに持っててほしいな。
私が持ってて、落としたりしたらわからなくなるから。
今は、飲むほど痛くないし。
[>>484苦笑――その顔は見えずとも発した息遣いでなんとなく察する]
見えないほうが、わかることだって、あるの。
それに、隠しきれてなくっても、隠してるつもりなんだったら、同じことだわ。
エーリッヒさんが優しいって事は。
薬と、服。
[ふうん]
[微かな相槌]
[結局進んでいない物事]
[あまりよろしくないな]
───ああ、どうも。
[薬を]
[受け取るために手を差し出す]
[礼を言おうとして]
[ああ、まただ]
[名前を知らない]
─ …→大広間へ ─
必要なのは、現状の把握と。
医師による明確な説明と、
──まともな靴が欲しいが。
[歩くと粉塵が舞い、石膏の匂いが広がる。
かつては人であったモノ達。人骨と似た色彩の──石くれや砂の粒。]
嗚呼、まだ、枯れていない花が添えられた
この砂山は、確かに──人が居る証拠か。
[紅いランプが点滅する卵型のカプセルを幾つか確認したのち。無表情で、光が見える方角へ足を進める。]
[廊下でハインリヒ達がまだ居たのなら視線だけで挨拶を交わす。進展は見つからなかったので掛ける言葉は何もないまま違う扉の中へと向かった。]
―衣裳部屋―
…ブリジット。
[衣装は思ったよりも多いが、痛んでいるものも多いように思えた。その量の多さに1人では骨が折れると判断し]
ベアトリーチェとカルメンにも
服を持って行きたいの。
一緒に選んで貰えるかしら?
[通りすぎて行く人たちには、ただ視線を向け。]
昔、人々が傲慢になった時。人を作った神が怒り、大洪水を起こした。神はノアという男に舟を与え、ノアは動物のつがいを乗せて洪水をやり過ごした。
[簡単に方舟伝説を語り。]
洪水じゃなくて病だけど。ここって、方舟みたいだと思わない。
[隣に座ったハインリヒにもたれかかる。]
ごめんなさい、疲れた。しばらく、こうしていていい。邪魔ならどこか、廊下の端とか部屋に運んでくれていいから。
[そう言って*目を閉じた*]
─ 大広間 ─
[この場所もまた天井が高い所為か、人の声が反響している。]
誰か、居るか?
医師、看護士、施設の管理責任者、警備員──。
それとも、私よりも、先に覚醒した者達。
[躊躇う事なく、声を上げた。
久しぶりに使う声帯は、「誰か」と呼び掛ける時に僅かに震える。演説や弁論の場は勿論、他人に指示する事にも慣れているはずが。]
僕の隠し方は下手だからね。
聡い人たちにはバレてしまうな。
優しいか――ありがとう。
ベアトリーチェさんの分の薬は、
じゃあ、預かっておくね。
[此処には聡い人が多いと――そう思い浮かべる顔が幾つか。
優しいと言われて、否定せずに受け取ったのは、
――弱さにも似て。]
えっと、では、これが……貴方の分です。
[そして青い色彩の青年に、差し出す薬。
言葉途中詰まったのは、また名前を知らないからで]
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
エーリッヒって呼んでください。
[いつも通り、名字は舌を噛むからと、青年に名乗った。]
─薬品庫─
[がちゃがちゃと棚に置かれた薬をひっくり返していたが、目的のものはなかなか見つからず。]
……くそ、まずいな。
[そう呟く声には、薄っすらと焦りの色が滲み出す。]
―― 厨房の入り口 ――
[トン、トンと右手の指で机を叩く。時折、意識せずその指の関節が震える。そうして考え事をしていたとき。大広間から何か声が聞こえた]
[聞き覚えのない、声]
―― はい?
[呼ばれるままに、扉を開けて大広間を覗く。
金髪の男が、立っていた]
おや、今、起きられたのですか。
おはようございます。
ありがとうエーリッヒさん。
[歩き出そうとして、大広間のほうから聞こえる声に杖を先に進ませた]
誰か、新しい人かな? 大広間にきたみたい。
男の人、みたいだけど。
ありがとう───エンツェンベルガー。
[舌を噛みそうだというそのファミリーネーム]
[そんなことなさそうだけれど]
[薬を受け取る]
───アーベル=シャハブレッド。
[間が空いていた]
[名乗るのにはちょうどいい]
好きに、呼んで。
[受け取った薬はみずいろのポケットに]
[一人で大丈夫だと降りていったから、大広間までは一人っきりで。]
…あ、おはよう?
[豪華な金髪が綺麗だとおもった。
泣き腫らした目のまま、遅れて起きてきた人に挨拶。]
…………ん?
[しばらく探していると、馴染みのあるペンシル型注射器と小さなケースを見つける。]
これは…………南無三。
[私はそう呟くと、僅かばかりの希望を乗せてケースを開く。]
えっと、49番目…。
[ノーラの指示に素直に従っている……。]
えーっと、47、48、49……。これか……。
[取り出したのは…真っ赤な……ワンピースで……。]
あー……これはちょっと……
[途方にくれている。]
アーベル、さん。
[名乗る彼の声に、そういえば自分は名乗っただろうかと思い出し]
ツヴァイさんから名前は聞いていたけど、私そのままだった気がするの。
ベアトリーチェ・グレイ、よ。
ちょっと、大広間に行ってくるね。
[二人にそういうと、大広間の方へ歩き出す]
[あえて名字を呼ぶ青い色彩の少し年上だろうか、
青年に、また零れる苦笑。
それでも、呼び名を改めて欲しいとは願わない。]
アーベルさん……。
[何処かで聞いたのではなく、見たことのある記憶。]
失礼ですけど、有名人か何かですか?
[少し首を傾げて、薬の行方を見るとはなしに見る。
その問いの答えはあっただろうか。
どちらにしても]
うん。誰か起きたみたいだね。行ってみる?
[ベアトリーチェに問いかけながらも、
自身は其方に行く気にすでになっていた。]
-2F・廊下-
[狭い廊下に多くの扉。
選択肢の多さはまるでこれからの運命を試すくじの様に見えた]
うーん、なやみます、ね。
どれにしよう、かな?
[腕を組んで扉を見つめた]
―衣裳部屋―
この量を1人で選ぶのは大変。
貴方は良い服と巡り合えたようね。
[ブリジットの抱く青色で赤い宝石が見えた
ワンピースを見てそう言い]
そう、何か防寒出来るもの。
そして、子供用の服が…あるといいわね。
[言いながらも、じ、と衣装を眺めていた。ダーヴィッドが言われた通り探し当てた服は――]
あら、それは…
[それは彼女とは反対に赤色――とはいえかなり色あせていたが――のマーメイドラインが綺麗な服。]
…荷物はなかったから
期待してなかったけど…あったのね。
ん……?
[少し大広間に行くタイミングを逸してしまったこともあり、薬品庫から聞こえた音の方に意識が向く。]
リディさんどうしましたか?
[足は大広間でなく、薬品庫の方に動き出そうと。]
―衣裳部屋―
[一歩踏み出して、右から8番目の服に手を伸ばせば小さな子供用のピンク色をした服。すぐにベアトリーチェの姿が浮かんだ。
ブリジットが手慣れた様子で服を手にしていくのを見れば頼もしいそうな視線を向けただろう。]
…下に持っていかなければね。
―― 医務室 ――
[そっと開く二つの蒼]
[初めに捉えたのは無機質な天井]
[顔を覆っていた腕は寝ている間に動いていた]
…。
[ぱちり]
[ぱちり]
[未だ、ぼぅやりする頭を少しずつ慣らす様に
蒼がのんびりと瞬いている。]
―二階/部屋5―
[痛みはまだ感じられた。だから驚いた。
けれどその指先は確かに裂けているのに、紅が滲んでこなかった]
指…。
[いつも気をつけていた指を怪我したという事と、傷を作っても血が滲んでこないということに、呆然と指先を見つめる]
ベアトリーチェ。
[白杖を持つ少女の名前]
[これで少しは名前を呼べる人数が増えた]
───有名人?
[青灰簾石]
[瞬き、相槌に似た声]
[ああ]
俺の写真を見たことがあるのかな───リヒは。
[そういうことか]
[納得がいった]
[ベアトリーチェを追いかけながら、こたえる]
─二階・(5)の部屋─
[似てる、という言葉>>511に天鵞絨には一瞬怪訝ないろ。
しかし、それを問いただす事はなく]
ん、ああ。
掛け合わせで、色を作るのが主体だな。
[研究について問われれば、さらりと返した。
『学者』と呼ばれなければ、特に機嫌を損ねる事もなく]
『黎明』と『夕暮れ』なら、写真が無事に残ってる……って。
[返した矢先の小さな悲鳴。
は、と一つ息を吐いた]
……だから、気をつけろと。
手当てできる設備があるとはいえ、怪我は控えた方がいい。
ん、元気そうだね。
[しっかりとした様子にニコっと笑って。
…まだちょっと目元真っ赤だったりしたけれども。]
えーと…
わたしたちは、みんな…起きちゃった患者みたい。
全部で17人くらいだとおもう。
ここの建物、茨に埋まっちゃってて外に出られないの。
お医者さんたちとか居ないし…
あとね、さっきゼルギウスって人が、クスリ打ったからねって通信してきた。
…その人、誰だか知らない?
[なんだか偉そうな人だし、と思って聞いてみる。]
[>>514エーリッヒの声が聞こえた時には既に扉のところまできていて、振り返ったところで頷き――薬品庫から聞こえた音に、びくりと肩を震わせた]
何の、音?
何か、落としたのかな。
[エーリッヒが見に行くのを足音と声でわかると、そのまま大広間の方へと身体を向けた]
―― 大広間 ――
[金髪の男に近づきながら、どこかで見た顔だと思う]
はじめまして。私は、オトフリート・フェヒナー。
ここに来る直前まで小学校教員をしていました。
それから、現状は――
[どう説明しようか、と少し悩んで口ごもる。
そうしているうちに、ゲルダやアーベル、ベアトリーチェがやってくるのが見えた]
ああ、違ったら申し訳ありません。
あなたは、もしかしてエールラー議員ではありませんか。
[彼女たちに会釈をしながら新聞やニュースで、見た記憶がよみがえる]
嗚呼、写真家――ですか。
アーベルさんの写真集、見たことがあります。
[写真家の青年とは行く先が真反対。
交差するときに、頷いて]
貴方の写真、好きだと思いました。
[空を飛ぶ鳥の写真があったなら、おそらくそれが一番。
向かう先の途中、目覚めたカルメンの姿を緑の眸は捉え]
おはようございます。
[ひとまず挨拶だけは述べた。]
……どうした?
[呆然とした様子>>524。
ただならぬものを感じて、瞬いた後、異変に気づいて眉を寄せ]
……大丈夫、とは。
聞くだけ無為、か。
取りあえず、縛っておく方がいいか?
[もう一つ、息を吐いてからこう問いかける]
[大広間へ来ると、声を頼りに歩いていく]
新しく起きた人なの?
こんにちは。おはようかしら。
[途中で足を止めて、相手の声を待った。
オトフリートやゲルダの声も聞こえると、ほっとしたように笑む]
ダーヴィッド。
この服を…ベアトリーチェに。 [それはピンクの子供服]
…
[は、と息を吐いた。足が重い。
赤い服を抱きしめたまま顔を上げて]
ブリジット…
私の事は構わないから
2人で先に――。
−大広間〜医務室−
[ベアトリーチェを追いかけて]
[そのまま大広間へと顔を出す]
[声の主はあの零れるような金の男]
───元気そう。おもったより。
[あれだけ声を張り上げられるなら]
[大丈夫だろう、きっと]
[そこに以前笑っていた人もいて]
[そちらのほうにも視線を向けた]
…えぇ。
[「これ以外を――知らない。」
彼女と近い位置にいながら言葉を交わす事が少なかった理由。
それはどこか似ていると本能的に悟ったからかもしれない。]
…解るわ。
[『ノーラ。――貴方は、星詠みになるために、生まれてきたのよ。』]
[それ以外を、知らない。]
……………………………
……………………………
……………………………
………………………ぐう。
[寝息が廊下に響く。
考えすぎて寝てしまったようだ]
[咳が納まってくると、何故だかもう一つ寝息が聞こえます。
なんとなく予期しながらそちらを見ます。]
……
[呆れたような溜息が、零れた。]
[後ろから聞こえたアーベルの声に]
アーベルさんは知ってる人なのね。
[とだけ声をかける]
ずっと、安置所にいたのかしら。
ツヴァイさんとブリジットさんは知ってたのかな?
カプセルを叩いて確かめてたし。
オトフリート。
[彼の名乗りは、確かに患者だと言う事を示す。]
嗚呼、確かに、私は、ヘルムート・エールラー。
おそらく、一番最後に──、
コールドスリープの対象に選ばれた者です。
[おそらく、正当な抽選の結果では無く、誰かの席を奪い取る形で。エールラーの名、二世議員であるヘルムートの顔はある程度ニュースを見る者なら誰でも認識しているだろうから、敢えてそれ以上の言葉を添えず。小学校教師だと言う男性が現状説明に惑う様子を見守っているうち、ゲルダが口を開いた。]
有り難う、お嬢さん。
17人程度、20には満たない数か……。
ここまで茨に覆われた場所は見た事が無い、確かに。
[冷凍装置のある部屋の荒廃した様子からすれば、随分多くの者が生きて動いている、と言った認識を持つ。サファイアブルーに煌めく瞳を細め、ゲルダを見下ろした。話の続きに首を傾ける。]
ゼルギウス。
クスリ……。
[首を横に振った。]
残念ながら、心当たりが無い。
私達が冷凍装置に横たわってから、100年以上経過していると仮定すると、まったく未知の人間が此処を管理している可能性が高そうに思う。
>>529
[ブリジットから手渡されたジャケットはありがたく受け取った。]
>>536
ああ、これか。了解。助かる。
[ノーラからピンクの子供服を受け取った。
と同時に、ノーラの顔色があまりよくないのを見て、神妙な顔になった。]
写眞集───どれだろ。
[何冊か出した覚えがある]
[古いものならある特定の人物を中心としたもの]
[二十歳を過ぎてからのものなら特定の風景ごとに]
ありがと。
[飛ぶ鳥の姿も空の写真集の中にある]
[舞いあがろうとする鷲]
[軌跡を描く中天の鳶]
[早暁の鴉、水辺の翡翠、雪原の白鳥群]
[中には海中の勇猛なペンギンの姿も]
[後ろから聞こえた女の声]
[視線を向けた]
リディさん!?
[起きたカルメンに向けていた微笑は、
自分の横でくずおれた少女の態に、瞬時に引く。]
左の脇腹が痛むのですか……。
[彼女が押さえる先を確認し、身を支えようと伸ばす手。
ぎりり――痛むのは背中。少し唇を噛む。
すぐにその表情を納め。
背が痛まないように少し慎重に、
もう一度彼女を抱えるように腕を伸ばした。]
まぁ───起きるとこを見た。
[眩しい金の髪に目を細め]
[ベアトリーチェの問いかけに答えた]
───えらい人みたいだよ。
[オトフリートとの会話を拾う]
[議員]
[ふうん、なんて相槌]
───おは、よう?
[視線だけを向けた]
[声にしない]
[でも、決まった挨拶]
[ダーヴィッドに可愛らしい愛称をつけた彼女へ]
そっか…
[残っていた荷物や服の劣化具合を思い出す。]
結構経っちゃってる、かもしんないんだよね。
[改めて実感して、シュンとする。]
あ、その服のまんまじゃ寒くない?
上の階に服がしまってあったから、みんなそっちに自分の探しに行ってるよ。
あと、ごはん食べられそうなら、一応簡単なの作ったから。
口に合うかはわかんないけど、おなかすいてたら食べてね。
[首枷の数値は13。多いわけでもなければ少ないとも言えない数値。
それを隠す事はしないで]
…ここで少し休むわ。
廊下に人も居るもの。
石にすぐなる値ではないわ。
それに…
[続く言葉は――沈黙で塗り潰し]
いえ、…寒くなっても…
服があれば平気でしょう?
ああ、やはり。よろしくお願いします、議員。
[ゲルダの説明を聞き、頷いた。いくつか補足を紡ぎ]
確かに、現状は17人のようです。
全てのカプセルを確かめた方がいらっしゃるらしくて。
一応、水道は生きているみたいですが、電気やガスはまだ分かりません。そちらが厨房で、あちらが医務室になっているようです。
医務室では、鎮痛剤が見つかりまして、期限などは分かりませんが1人1つはもらえるみたいですね。
[そこまで言うと、思い出したようにゲルダに向かって]
ああ、シチューをどうもありがとうございました。
とてもおいしかったです。
[それから。 解るわ、―― と、謂われたとき]
[微かに目を見開いて、
何故だか、不機嫌そうに眉を寄せた。
似ている者を目にすると
鏡を見ているようで――酷く
(あれは)
(私の鳥籠)
(銀細工は手にしたまま)
――頭が痛い。]
ヘルムート……さん。エールラーって聞いたことある。テレビ、だったかな。
ママが、綺麗な顔した議員さんだって、言ってた。
[思い出しながら口にする]
初めまして、私はベアトリーチェよ。
ヘルムートさんは、最後に入って最後に出てきたのね。
兄さん。
[ナターリエの頭を肩に乗せたまま、ユリアンへと呼びかける。]
…ったく。
お前さんまで運ぶようなことにはしないでくれよ…。
─二階・(5)の部屋─
[強張った笑顔>>538と、その後の俯く様子>>542。
やれやれ、と息を吐く]
……本当に。無理をするヤツが多いな、ここは。
[呟く声には、呆れたような響き]
遅かれ早かれ、勘のいい連中に気取られる可能性は高いが。
何にせよ、傷口を外気に晒すのがいいとは言えんだろ。
[淡々とした口調で言いながら。
使えるものはあったか、と鞄を開くものの、ファイルとアルバム以外には、何も……]
……ん?
[ないはずが、なにやら見慣れぬものの影。
ともあれ、それは横に置いておいて。
寝間着の裾を裂いて、即席の包帯を作った]
[見回した先]
[視線の意を捉えたか]
――お、は、よう。
[蒼を細める]
[同じ様に音にはせず]
[だが、 ぱち ぱち ぱち とゆっくり蒼を瞬かせ]
―衣裳部屋―
……そう。
休むなら、水を持ってくるわ。
おとなしくしているの。よろしくて?
[ノーラが座るなら、見下ろしながら謂うだろう。
服を抱えて、扉を開くと]
…!?
[誰か、寝ていた。ユリアンだ。]
あきれた… …何しているの、この人。
[それから、奥のほうを見れば
寄りかかるふたりの姿。見るは少しばかり半眼で。]
あ、うん。
食べてくれたのならよかった。
おなかすくときっと、弱るのもはやいもの。
[安心したような表情を先生に見せる。
まだ、泣いた名残が顔には残っていたけれど、こうやって話してると気がまぎれるようで。]
[ブリジットが眉を寄せる顔――感情を素直に表に見せるのはまだ彼女の内が、未熟故か、けれどそれが「らしい」と感じてなぜか口元を緩めてしまっていただろう。]
さぁ…
[壁際、衣裳が近い場所。
蔦のない場所を探しそこに背を委ねる。]
――…行って。
2人とも。
[足が重い。
違う。
きっと、これは――それ以外の何かだ。
それが何かは解らない。
自分自身の星だけは――見えないままで。
薄赤いワンピースに*皺が寄った。*]
先生、うん、大丈夫。
眠ったら、もう平気。きっと心が弱ってたのね。
[オトフリートの声にそう応えて、元気さを示すように杖を二度打ち鳴らした]
綺麗な、顔。
[小さな笑いが出てきた]
[ヘルムートを見る]
綺麗な顔だよ───リーチェは、可愛い顔だね。
[思った通りに]
[何事もなかったように少女にこたえる]
おはよう。
そちらの杖のお嬢さんも。
私が目覚めた、最後の者だろうか。
すべてのカプセルを確かめたわけではないが、
あちらの部屋は──とても静かだった。
「元気」そうだね、青年。
二度寝してしまう位に神経も太い。
[冷凍装置に入る前の傷が引き攣れたように痛んだ気がした。その事は告げず、軽く重い肩を竦めた。]
ベアトリーチェ。
我々の国は、私が知る限り目出たく長寿国だった。
若い議員は少ないからね。それが、目立つだけだ。
綺麗と言うのは、君の名や、声の事を言う。
[言葉の断片で、厨房で食事を作る事を試みた事や、カプセルと異なる場所で眠った者達が居た事を知る。
こめかみに指を当て、零れた金の巻き毛を梳きながら、会話の合間、周囲の様子にも注意を払った。]
ゲルダさんが、あのシチュー作ってくれたのね。美味しかったのよ。お腹も空いてたし、少し冷えていたけど、もう一杯食べたかったな。
[ゲルダの声のする方へと向いて感想を口にする。
>>566アーベルの笑いとその後の言葉に首を傾げた]
綺麗じゃないの? どんな顔かわからないけど。
でも、可愛いが褒め言葉なのは、知ってる。
ありがとう、アーベルさん。
ええ。だいじょうぶ。
[身体が感じているものを押し込めて微笑を]
……貴方は、だいじょうぶ?
[其れよりも気になる事を問い掛ける]
[ゲルダに礼を言うために一歩近づいて、ようやく裸眼の視力でもゲルダの目元にある泣いた跡を見て取ることが出来た]
ええ、助かりました。
おなかがすくと、肉体的にもですけど、精神的にも弱りますから。食料の方は、まだしばらくもちそうなんですか?
[元気な杖の音を聞くと、どうしようもなく胸に来た。
おどろかさないよう、そっと手を伸ばし、ベアトリーチェの頭を撫でようとする]
良かった。いい子ですね、ベアトリーチェ。
その調子でたくさん食べ、たくさん寝ているうちに、すぐに薬をくれるお医者の所へいけますよ。
―2F廊下―
[服を持っていないほうの手を腰に当て、
ユリアンを見下ろす。]
寝ていましたわ。
貴方、何処でも寝るのね。
おかしなこと。あれだけ寝ていたのに。
[呆れも隠さぬ口調で謂う。
それこそ、ノーラが心のうちで評した感情を隠さぬ様子で。
冷凍睡眠が睡眠といえるかどうかはわからない、が]
うん、また何か作るよ。
食材節約したいし、消化のいい食べやすいのがいいと思うから、多分また煮込むものになるとおもうけど。
[ベアトリーチェから美味しかったといわれて嬉しそうに。]
スパイスとか香り飛んでダメになっちゃってたから…なにで味付けたら美味しく食べられるかな。
[色々考えているみたい。]
[目立つ、といわれてこくこくと頷き]
うん、珍しいって、言ってた。
私の声が、綺麗? そうなのかな。初めて声を録音して聞いた時は、とても変な声に聞こえたわ。
でも、ありがとう。
名前は、ママとパパが付けてくれたから、気に入ってるの。
[ヘルムートがいるほうへと頭を下げた]
[聴こえる音で少しずつ状況を把握し始める]
[物によっては少し遠方からの為]
[聞き取り辛いものもあったが]
……?
[ゆっくりベッドの脇に足を出し]
[地を踏みしめると]
[医務室と大広間の間]
[医務室の扉辺りまで歩いて行く]
― 医務室 ―
いえ、女性の身体に不用意に触れようとした、
僕が悪いんですよ。
[払われた手――けれど、そこに感じる痛みは思うよりはない。
それは、気持ちの問題か、それとも石化病の進行の為か。
リディを安心させるよう、穏やかな表情を顔に刻んで]
insulin――リディさんは膵臓を患っていらっしゃる?
[彼女の懐から零れたものを拾う。]
……ご自分で打たれますか?僕が打っても?
[痛みようから、透析が必要なほどの病状なら、
この状況は拙いと頭の端で思った。]
ばっちりとな…どうした、疲れたか?
それとも満腹だったりするのか?
[頬杖ついたままユリアンへと問いかけて、
それからブリジットを見る。
その手に持つ衣類を眺めてから見上げ]
俺の分も、なんかあるか?
[空いた手で指差した。]
そう───無理はしないようにね。
[議員だという男]
[瞳を細め]
綺麗な人だよ。
[無邪気な少女の言葉]
[どういたしまして]
[頭をそっと撫でた]
[ふと、きーんと耳鳴りがして、頭痛がぶりかえしてきた]
……………っ
[浅く、息を呑む。
ゲルダやベアトリーチェに気づかれぬよう、無理やり笑顔をつくろうとして―― 右の瞼が、意思に反して瞬いた]
……すみません、エールラー議員。
それから、ええと、ミスター。
[アーベルの名を知らないことに気が付いたが、今は聞く余裕がなく]
私は、ここで少し失礼させていただきます。
医務室に、この施設に近しい方がいらっしゃいますから、もし何かありましたら行ってみるといいかもしれません。
[失礼にあたるだろうと思ったが、返事を待つ余裕もなく。
自分のカプセルへと向かった]
―― 大広間 ⇒ 冷凍睡眠施設 ――
ええ、どこでも寝れます、ね。
羨ましいですか? いい特技…………、で……す。
[勝手にまぶたが落ちてきた。
さすがにここで寝るのはまずいと感じた。
頭を振って眠気を何処かに飛ばそうとした]
うーん、疲れてはないです。
きっと、どの扉に入ろうか悩んでいたら寝てたかもしれませんね?
ここの扉は全部調べちゃいました、ですか?
できれば未開の扉があれば、その方が 楽しそう です。
わからない。
[自分に対する関心は薄い]
[迷うような声]
俺よりも───ヴィヴィかな。
[結構、しんどそうに見えた]
─二階・(5)の部屋─
別に、謝らんでもいい。
ただ、そのままだと過剰に心配するヤツもいるだろうしな。
……無理するのも多いが、心配性も多い。
[返す口調はどこまでも淡々と。
包帯ができたなら、傷を見せるよに言って、丁寧に覆ってゆく]
いばら……か。
鋏で剪定できるレベルの蔦なら、多少時間をかければ取り払えるかもしれん。
道具があれば、だが。
[後で、日用品の部屋を探してみるか、と呟いて]
あと、二部屋、か。
使えるものか、手がかりがあるといいが……。
[呟く間に、手当ては終わり。ふと、思いついて、鞄を見る]
……で、話を少し戻すが。
写真、見るか?
[暗くなった雰囲気を慮ったのか、こんな問いを*投げかけた*]
…わからない?
[眠たげな蒼が真ん丸になるが]
……そう。
[ヴィヴィ、と聴くと声だけはぶっきらぼうに返した]
[唇に双眸を伏せたときの、触れた感触が蘇るが]
……私には。
あなたも辛そうに、見える。
[同じ位に心配だった]
───気をつけて。
[ミスターと自分を呼ぶ人]
[嗚呼、また名前を知らない]
[そんなことに気づく]
[今どれだけの人数の名前を知っているのか]
[頭の中で数えて]
[途中でやめてしまった]
/*
一番病状(%)が重くなってしまったにもかかわらず、
わりと元気な気がするエーリッヒ。
ええ、今、インシュリンについて調べましたとも。
透析出したのはちとフライングでしたorz
あんまり、把握してない。
[今日は睡眠量が多かったけれど]
[強いてあげるならそれくらい]
[ぶっきらぼうな声]
[小さく笑った]
───なら、そうなのかもね。
[微笑む]
[特に自覚はないけれど]
[>>573言葉の後に頭を撫でる感触]
先生? う、ん。
でもね。……ううん。
[続けようとした言葉を飲み込む。
オトフリートの手が離れると今度は後ろから礼の言葉とともに撫でられた]
先生、お大事にね? 何だか、辛そうだから。
[オトフリートが少女に向ける明るい未来を示すような言葉。選ばれた言の葉と、医師が居ないらしき現状、ゲルダの目元、泣いた痕跡が残る──を合わせ、僅かに眉を寄せた。
サファイアブルーの視線をぐるりと一周させる。
けれども、目の見えないベアトリーチェには、お辞儀が伝わった事だけを伝え返した。]
じゃあ、素敵なご両親だ。
ベアトリーチェ、貴女は礼儀正しい。
と、食料があるのですね。
スパイスの香りが飛ぶ程度には、時間が経過している。
また、空腹になった時にいただけると助かります。
ゲルダさん。
[それほど多くの備蓄は期待出来ないだろな、と予想しながら食事を作ったと言うゲルダに首を傾けた。]
―― 自分のカプセル ――
[自分のカプセルにたどり着くと、転がり込むように倒れこんだ。
きっちり蓋をしめ、頭を抱える。
体の下に、固い感触があった。
歯をしっかりとかみ締めたまま、それを引っ張り出す]
…………ぐ
[先ほど放りだしたヤヌシュ・コルチャックの伝記だった]
[目尻に浮かぶ涙をこらえ、手を組んで神に祈りを捧げる。
祈るのは、自分の無事でもこの頭痛の終焉でもない]
[先ほど、けなげに振舞っていた盲目の少女の無事。
ベアトリーチェが病を癒し、健やかに成長するようにと]
[頭痛をこらえる瞼の裏に、ベアトリーチェの隣で、彼女を庇うように動いていたノーラの姿が浮かんだ。もし、もし特効薬が存在し、病が治るなら。きっとベアトリーチェには保護者が必要だ。それも、女性の]
[―― ひどく勝手で、無責任な願い。
自分が彼女の隣に並ぶことは考えなかった]
[だって、教え子たちを結果的にこうして裏切っている自分は、病が治癒し、ここから生きて出ることなど許されないと思う]
[親子にたとえられた時の、ノーラの暗い表情は気にかかる。
けれど、かなうなら。本当に、かなうなら]
[知らない]
[自分に投与された薬のせいなのか。
それとも、 が蝕み、食い荒らされてるせいなのか。
その相乗効果からか]
[無責任で、醜くて、けれど本心からの祈りが。
神に捧げられたものではなく、悪魔との契約になってしまうなんて]
[知らない]
大丈夫、眠いのはいつもです。
[にっこりと微笑み大丈夫なことをアピールした]
扉はそうです、か。
じゃあ、適当に入ってみるです。
[コップを手に先生の所へ行って、ゆっくり休むように伝えて。]
…ぇ?
[何か呼ばれた気がして、ふわりと振り向いた。]
二階?…うん。
[焦点の合っていないような瞳と相俟って、傍目からはおかしな様子に見えただろう。
何かに導かれるように、広間を抜けて二階へ。]
[ヘルムートの言葉に戸惑いがちに微笑んで]
ありがとう、ヘルムートさん。
パパとママのことをそういう風に言ってもらえるのは、とても嬉しいの。
[かける声は嬉しそうな響き]
扉は…知らないねえ。
ナタリーのお嬢さんを運んだら、探っていってみるか。
[ユリアンの調子に、眉を下げた後笑った。
また、咳が一つ。]
―2F廊下―
当然でしょう。
――ああ、けれども皆の分、と謂ったのはノーラよ。
[笑うハインリヒを見下ろしながら付け加えた。]
そう。……熱が?
――…それならこれかしらね。
[ケープ状のものも一つ手に取る。]
……?何?
[手招かれれば少し怪訝そうにしながらも
差し伸べらるまあ、ハインリヒに近づく。]
/*
ひゃっほう。華麗にCOしてみたぜ。
ピクシーのお仕事、おわり!
早めかなと思ったけど、今日占われたくないし。
絆予告って一回してみたかったんだよね。
さて、寝よう。
[把握していない、と謂う声を聴く]
[ぱちぱちと蒼を瞬かせた]
そう……。
[緩く相槌を打って]
そうなのかも………ね。
[何か、納得したような微笑]
オトフリート。
……ご無理なさらず。
[医務室に人が居ると言う情報に感謝しつつ。
オトフリートの首輪の数値──11%を確認しながら、少し重い声で、冷凍装置のある部屋へ戻って行く小学校教師と、彼を追いかけるゲルダを見送った。]
水が出るなら、目元を冷やすと良いかもしれません。
多少すっきりするかもしれない。
[ゲルダに掛けた言葉は、届いたかどうか。]
大丈夫なら構わないけれど
…変なところで眠ってたら、酷くてよ。
[大丈夫だというユリアンに釘を刺したが、
聞いているのかいないのか。]
−回想・2F廊下−
変なところで眠ってたら、起こしてあげてくださいです。
ただし、酷くじゃなく優しくですよ?
[まるで他人事のようだった]
[医務室と大広間の間]
[扉に近づけば其処から見えた光景]
……?
[見たことの無い金糸の男性と
睡眠装置の部屋へ歩いて行くせんせいの姿]
[みたことの、ない……?]
……
[何か引っ掛かりはするものの]
[思索に耽りながらゆっくり医務室のベッドへ戻る]
[ほんの少し息を乱しながら階段を上がり、夢遊病者のように廊下を行く。
あけたのは、突き当たりの右のドア。
そこに居た姿に、陶然とした目を向けて。]
それ、を?
[白い彫像のような姿。
その手にしっかり握られた小さな鍵に吸い寄せられるように見入った。]
……じゃあ、失礼するよ。
[本当はまだ医師免許を持っていない学生が、
医療行為をするのは良くないことではある。
――それでも、コールドスリープを選んだ理由の一部は、
医学に携わる者としてもあって。
手つきだけは、一端の医者のように。
唯、少し感覚が鈍い手故に、慎重に差し出された場所に針を刺した。]
insulin、あまり在庫なかったりしますか?
[打ち終えて、それだけを確認する。
年齢的なものや、様子から1型糖尿病だろうか
……と推測をしながら。
その推測で脳裏に浮かぶ医学の知識。
――1型糖尿病にとってinsulinは生命線。
insulin欠乏は、石化病より前に命を脅かすかもしれないと。
もちろん違うかもしれないとは考えていたけれど。
少し息を吐いたところで、カルメンが医務室を出ようとしていることに気がついたか。]
[金糸の男性は
記憶の何処か 引っ掛かるものが 有る
けれど、なかなか結びつきはしない]
……
[すっ、とベッドへ腰を降ろしても思索は続く]
[金糸の男性と話をしていた人々の顔を思い出しつつ]
[部屋の中には石像が一つ。
そして奥に鍵のかかった扉があった]
うーん、扉は開かないです、か。
[扉を弄り倒すが開くことはなかった]
[ベッドに腰掛けて
注射をしている様子のエーリィ。
其れを受ける女の子の姿をぼぅやりと、見る]
……
[ぱち、ぱちと蒼は瞬いた
ゆっくりと右手を右頬に添えて]
くれるの?
でも…
[困ったような顔を、その亡骸に向ける。
しっかり握られた鍵は、どう頑張っても指を割らないと抜けそうにない。]
これで、あけられるって。
[隣のドアを弄っているユリアンに声を掛け、白く石化した人の手元を指差す。]
でも、無理やり取ったら痛そう……
[扉を開けるのをあきらめた時だった。
様子のおかしい女性が部屋に入ってきたのは]
おや?おや?おや?
どうされたんです?
[言葉は届いたのか分からなかった。
女性は石像に一直線だったから……]
[ゲルダの声と去っていった方向に身体を向けて]
二階があるのね。
あのおじさんが入ってた部屋に階段があるの?
二階に他の人も、いるのかな。
[そちらへと足を向けて歩き出す]
───把握したくない、だけなのかもだけど。
[微かな苦笑]
[そういえばダーヴィッドの声が聞こえない]
[どこかでまた具合を悪くしているのだろうかと思いながら]
そういえば───なんで"ヴィヴィ"なの?
[漠然とした疑問]
―二階/部屋5―
あ、はい。見せてください。
[空気を切り替えるかのように>>585話され、こくりと頷いた。
アルバムでは実物の魅力を伝えきれないのだろう。
それでも見せて貰った写真は、感動を引き出してくれた]
わぁ…。
[夜明けきる前の冷たい空気を、暮れなずむ夕陽の僅かな温もりを想う。声を掛けられるまで、その写真に魅入っていただろう]
あ、とと。ごめんなさい。
ここで何か探すのは、鋏とかも探してからがいいですよね。
[一つに気を囚われると周囲が見えなくなる癖が出た。
また呆れられてしまっただろうか。顔が少し火照った。
ライヒアルトに写真を返すと、廊下へ戻った]
[声は届いてようだった。
示された先を見ると手の中から鍵がわずかに見えた]
うーん、これは壊さないと取れないです。
せっかく綺麗なまま残ってるからもったいないです。
でも、扉の先もワクワクです、悩みます。
[額に指を当てて悩み始める]
うん? でもなんで貴方様はこの鍵がすぐ分かりましたか?
[思考の最中にでてきた別の疑問を率直にぶつけた]
あちらが、医務室?
この施設に近しい者と言うのは、彼女ではなさそうだな。
私と同じ患者服に、首輪だから。
[姿を現した女性──カルメンは、緩慢な動作で部屋へと戻って行く。
着飾らずとも在るだけで、なまめかしいふくらはぎに目を奪われかける。
知り合いなのだろうか、口元に指を添えて思案するが。]
あの人は……――
…不思議な人ね。
[解るわ。と謂われた時の、似ていないのに
鏡を見たような感覚を思う。微か虚ろは眸をよぎり]
――ええ。その体勢ではそうでしょうね。
[他の服は一旦床に置き、
ナターリエの肩に白いケープを掛け
胸元で紐を結んだ。
――伸ばされた手に瞬く。]
……そう。
[把握したく無いだけなのかもという声には
意を感じさせぬ相槌を返す。
人のバンドを見ぬ様に逃げている自分も同じだったから。]
え?
なんでって?
だって、 ダー『ヴィ』ッド、でしょう?
[一箇所にアクセントを強く置いて、
さも当たり前のように、返した]
それに、
[言いかけて]
……ん。
[意味有り気に、笑って、止めた]
…、なに。
[ハインリヒを見、それからその視線の先
自分の頚元を見下ろすようにした後]
――…少しひりつくだけよ。たいしたことはないの。
[咳が聞こえて、今度はブリジットのほうが
ごく控えめに手を伸ばす。]
…貴方のほうこそ、
暖かくしておくことよ
[駆けて行くゲルダに気づけば、
手は退くだろう。どうしたのかと瞬いて]
[そして 問う]
そうだ。 …ねぇ。
……名前、教えて?
[ロッカールームでの遣り取りから
名は知っている。一度、呼びもした。
けれど、今聞きなおすのは、どういう心積もりか。]
[アーベルの声に頷いて]
向こうの部屋にゲルダの作ってくれたシチューがあるの。
まだ残ってるのか判らないけど、でもたくさん作ってくれてたんじゃないのかな。
[アーベルの方へ向いて厨房の方を指差す]
医務室には、おじさんと、後リディさんとエーリッヒさんがいるのよ。お薬も、ある程度はあるんじゃないのかな。使えるのか、判らないけど。
[ヘルムートにはそう言って、階段へ向かって歩き始めた]
おしえて、くれたの。
[まだぼんやりとしたまま、ユリアンに答える。]
大丈夫、って…そんなの……
[ふるふると、石になった姿を見つめて首を振る]
[エーリッヒによってインシュリンが注射され、幾分か痛みが引き、ふぅと息を吐く。]
……………あ。えっと、……ごめん。
その、私。頼るのに慣れてなくて(ごにょごにょ
[とかもじもじと呟いていたが、]
……と、駄目だ。
[スクッと立ち上がると、ひとつパンッと自分の頬を叩く。]
うむ、弱気は私らしくない。私最強、自身を持て。
[そう言って、ある種の自己暗示をかける。
しかし、ちらりとエーリッヒの持つケースを見ると]
だがまあ、インシュリンは…………ああ、今はそれが全部、だな。
[残りは3本分。恐らく長くは持たないだろう。]
教えてくれた、です?
石像と話が出来るなんて、誰かにバレタラ解剖されますですよ?
[驚きからかよく分からないこと口走る。
いつもと変わらない気も若干したが……]
大丈夫? なにがです?
[心なしか心配そうにゲルダを見つめた]
[医務室の隅、人の居ない所へ行き
床に腰を降ろす
ぼぅ、と何かを考え続けている様子]
……
[引っ掛かってはいたものの]
…
[思い出せないらしい]
私は医務室へ行こうかと考えた所だったが。
二階があるか。
[冷凍睡眠に入る以前の記憶が明瞭で無いのが、もどかしい。天井の高さからすれば、建物に二階や三階があっても不思議は無いが。儚げな外見や、盲目であるにも関わらず、二階へ向かおうと積極的な少女。]
おじさん?
と、あのおじさんは同一人物で良いのか。
二階に危険があるかもしれない。
医務室が現状複数人が居て安全な場所であるなら、
私は、二階に付いて行こう。
ゲルダ嬢の様子も、不可解だった。
否、二階には他の生存患者がいるのかな?
嗚呼、……どうも慣れないな。
他人に問うてばかりの己と言うものは。
[階段の場所をベアトリーチェに尋ねながら、共に二階へ向かおうと。]
こういう状況ですし、辛い時は頼ってくださると、
僕は嬉しいですよ。
[どこか年齢離れした言動をしていた少女が、
もじもじと呟く様は、年相応に見えて。
ふっ――と微笑む口元は柔らかい。]
……そうですか。
あるかは分かりませんが、僕がもう少し薬品庫探してみますね。
[立ち上がった少女が落とした視線の先。
それを差し出しながら、立ち上がる。
背中が軋んだ――そして背中側から胸に走る痛み。
差し出してない方の手が、思わず口元に向かう。
乾いた咳を一つ。ザラリとした感触が手に。
気がつかぬ振りをして、口元から握りこんだ手を下した。
そこにあるのは、穏やかな微笑を湛える唇の形。]
[ブリジットに言いかけて。
イレーネの姿が見えると、言葉を切って手を振る。]
さて…この部屋に入ると何かあるのかもしれないね。
入って暫く出てこないってことは、
何かが潜んでいる予感、だ…。
[紺青は、ゲルダとユリアンが入った部屋を指す。]
ええっと、困ったです。
どうしましょう……?
[泣き出しそうなゲルダの様子に戸惑いつつも頭を撫でてみた]
こうすれば、安心ですっけ……?
[思わずぼそっと自信なさげに小さく呟いた]
ヘルムートさんも、来るのね。
私も、位置を把握してるわけじゃないけど。
[部屋の奥、階段がある場所を指して]
安置所にいないのだったら、他の人はきっと2階なのよ。
まだ何人も知ってるから、きっといるはず。
[ヘルムートを気にしながら、階段へ向かって歩く]
カルメンさん。
鎮痛剤が一人一錠分が見つかりました。
ご自分でもっておかれるなら、お渡ししますよ。
[少女が箱を受け取ったなら、ぼぅっとしてる風に見えたカルメンに、そう声をかけて。
是と云われたなら、1錠手渡した後、リディにかけた言葉通り薬品庫に向かうだろう。]
……ちょっと、やばいかな。
ま、人に分りやすい位置でないだけマシかな。
[二人の女性に見えない位置で、先ほど口元を覆った方の手を確かめる。
――紅混じりの砂が少し付いていた。
起きたばかりのときは、全体に感じていた倦怠感。
今は背から前へと進む痛みが勝る。
今現在、自分が一番パーセンテージが進んでいるとは知らないまま、手の砂を払うと、薬品庫を再度確かめ始めた**]
は?
[ぼうっとしていたら急に聞こえた]
[名前]
───アーベル。アーベル=シャハブレッド。
[それがどうしたのだろう]
[問われるまま、答えた]
シチュー。
[ふうん]
[ベアトリーチェの頭を撫でる]
[ありがとう]
───そう言えば、食べてないな。
[起きてからどれぐらい時間がたっているのか]
[食事はおろか]
[水分すら]
[すっかりわすれていた]
……、見に行きましょうか。
いばらは噛み付きはしないし
石像も――動かないでしょう。
[膝をついたまま、イレーネを見上げた。
程なく金の少女と新たに目覚めた青年の姿も見えるだろうか。]
ぅ、うん。
[触れる手にぴくりと身を竦ませるけれど、それで少し戻ってきたのかユリアンの方を向いて。]
壊して取れ、って。
でも…そんなの痛いよ。
[もう一度撫でられたアーベルの手を振り返り、又前を向いて。こつん、と階段に杖の先が当たる]
…手すり。
[階段の端を探し当てて、手を突くと、一段を慎重にのぼる]
ヘルムートさん、先に行っていいよ?
間隔がわかれば、もっと早く登れるだろうけど、きっと遅いから。
登る方はね、まだ楽なんだ。
[二段目、三段目と杖を先について足を片方ずつ、段に乗せていった]
嗚呼、ベアトリーチェ。
確かに、医務室と厨房の間のこちら側に部屋がある。
反対側はまた別の部屋のようだが、あちらの扉には見覚えがある気がするな。
……最初冷凍睡眠に入る前、荷物を預けた金庫と言うべきか、ロッカーだったか。
[何を預けただろう。思い出そうとする頭は常よりも鈍く。やはり頭痛は続いていた。
階段へ向かいながら、ふとアベールを振り返った。]
貴方は無口な人だな。
否、だからどうと言うわけでもないが。
[階段に立つと、二階の声が僅かに反響して来る。人が居る事が分かるだけで、内容までは聞き取れない。これなら目が見えずとも、少女が迷う事は無い気もしたが。やはり共に階段を。
茨が渦巻き、人間であったモノの白い石片が散らばる荒れ果てた古城の内部。見えない方が、気丈でいられるかもしれない。感傷に耽る習慣の無い彼の脳裏にも、そんな考えがよぎる。]
ベアトリーチェ。
私は、急がない。
手を握るより、手すりの方が楽なのか?
[エーリッヒがフッと笑う(>>633)のを、むぅと心外そうに見ていたが、]
別にいい……とか言っても、止めはしなさそうか。
なら、私ももう少し探してみるとしよう。
[そう言って、私はケースを受け取る。だが、その時のエーリッヒの乾いた咳を私は見逃さなかった。
スッと目を細め、苦言を吐こうと口を開き、]
……………っ。
[だが、その直後の笑顔で面と向かって追求することは出来ず、]
…………人のこと言えた義理じゃないじゃない。
自分こそ、もっと回りに頼りなさいよ。
[薬品庫へ入っていく背中に聞こえない程度の声で苦々しく呟くと、私も*薬品庫の中へ*。]
ふぅ……、落ち着いた……ですね。
[少し落ち着いた様子に安心する。
身をすくませる様子に急いで手を離した]
おっと、ソーリーソーリー。
しかし、壊して取れです、ね。
貴方様が出来ないなら僕やってもいいですが?
[相変わらずの飄々とした言葉だった]
[階段を上がっていく足音]
[ベアトリーチェの白杖の音]
気をつけて。
[足元には色々転がっているし]
[まあ、議員も一緒に行くようだったからいいだろう]
[大広間]
[残っているのはもう、自分だけだろうか]
うん。ただの床ならいいけど、階段だと、手を引くペースに足が合わせられないから。
だから、手すりの方が楽なの。
でも、ここの手すりは痛いのね。茨かな。
[右手に取った手すりに、茨が這う。見えずに指を置いて、棘が刺さる。
壁のほうがいいだろうかと、手すりから手を離し、壁に手をついた]
急がないなら、いいけど。でも、何かあったら先に行っていいから。
───あまり、喋るのは得意じゃない。
[無口]
[懐かしい評価]
貴方が雄弁だから、かもね。
[そう返した]
[ベアトリーチェと議員を見送りながら]
[緊張の所為か、今、空腹は感じない。喉は乾いてる。
消えない頭痛。重い手足。だが、目の前の盲目の少女の首輪が示す数字は6%。無口な青年の首輪は18%。オトフリートは11%だった。──彼の方が明らかに症状が軽い。
ゼルギウスとやらに、己は何を投薬されたのだろう。
問いに答える者は、目の前には居ない。]
雄弁か。
さて、如何なものだろう。
職業だからな。
[首輪の数字の部分を指先でアーベルに指し示す。無言で無理に階段をのぼる必要は無いと告げた。]
では、任せてくださいです。
もったいないけど砕いちゃいます。
[石像に近づいていく]
名も知らぬ石像さん……、
ごめんですよ、そして有難うです。
[目を瞑りながら石像を地面に叩き付ける。
顔にはきっと切ない表情が浮かんでいただろう]
……………、次はこれです。
[砕け散った石像から腕の部分だけを拾い上げた。
自分の行っている行動を考えると自然と歯を食いしばっていた]
くっ……。
[湧き出てくる感情を無理やり捨て去って腕を地面に叩き付けた。
腕は地面にぶつかると簡単に砕け散った……。
その場に残るは、もはやただの石の欠片と鍵だけだった]
…っぅ!
[思わず身を抱いて押し殺した悲鳴。
まるで、砕けて割れる痛みを感じているような。]
ごめんね…でも、ありがとう……。
[白い砂のように砕けた破片をジッと見つめた。]
[上のほうから聞こえる、話し声と、次いで何かが砕ける音]
又誰か、石像でも壊したのかしら。
[大広間で始めに壊された音と、同じ音がした。
隣を行くヘルムートの足取りはゆっくりで、歩調を合わせているように感じた]
どうして、こんなに茨が這ってるんだろう。
眠る前は、こうじゃなかったと思うのに。
嗚呼、壁にした方が良いな。
二階に近付く程、手すりに茨が多い。
否、壁も──、
いばら。
[ベアトリーチェが付いた部分は空白だったが、壁にも所々茨が渦巻いている。ただの植物もこう存在感が有ると、おぞましいものに映る。]
棘が刺さる。
血が少しだけ、滲んでいる──な。
[少女の手を取り静止の呼びかけ。刺さった棘を抜くところまでは思い付くが、怪我人の手当等した事の無い彼は、布を巻く事を思い付かない。傷口に触れぬよう、少女の手を取り、ペースを合わせるようにして、]
何か有ったら、抱きかかえて行く。
それ位の事は出来る。
私が、鍛えていた事は、ベアトリーチェのママは教えてくれなかったか。
さあ、着いた。
[座り込んだゲルダを安心させようと微笑もうとした。
実際はうまく笑えていたか自信がなかったが……]
うーん、僕はもっと図太いかと思ってましたけど……。
案外普通でした、少し残念でとてもがっかりです。
[そこまで言葉を吐いてドアが開いていることに気づく]
ん? ブリジット?
もしかして、見ちゃったですか?
[立ち竦むブリジットの様子を見て頭を掻く。
あまり人に見せたい光景でなかったから]
2回、聞こえたね。
二階の廊下は一本道。
複数の部屋が並んで有るようだ、ベアトリーチェ。
[ベアトリーチェの顔を覗き込み、それからそっと手を*離した*。]
まいったです、少し待つとしましょうか。
[そのまま二人が落ち着くまで待つ事にした。
本心は扉を開けたかった。
これ以上想定外の出来事は起こすべきでないのは明らか。
ならば落ち着くのを待つしかない、そう結論付けた**]
[手を取られ、けれど上まで急ぐスピードはかわらずに]
そうなの。身体を鍛えてたかなんて、言ってなかったわね。私が興味なさそうだったから、言わなかったのかも。
[着いた、という声と物の割れる音]
本当。
石の割れる、音だったわ。あの音知ってるもの。
[手を離されると、杖を突いて音のしたほうへ*歩き出す*]
/*
うーん。
読み返しても、ちょっとわかんないや。
なんで、エーリッヒは困った顔、したんでしょう。
戻ってくるのか、このこ、的な顔だったのなら。
ちょっと自分のRP、はやまったなぁ。
そんなの別に、思われてもいいキャラだったのにorz
あー、ミスった気がしてならないorz
―― 医務室 ――
……あぁ。
そっ、か。
[繋がる記憶の欠片]
[辿り着いた、足跡]
そういう、こと。
[独り言]
[ゆっくり頷いた]
[返る声]
[ぱちぱち、蒼が二つのんびり瞬いた]
そう。
アーベル。
……アーベル、よね。
[確認する様に二度、呼びかけて]
じゃあ、
エレット。
……あなたの事、そう、呼んでいい?
[問い掛けて]
私の事は、カルメン、って呼んで。
愛称なの。
御願い。
[端的に続ける]
[受け取った一錠]
[まじまじと見る]
……お薬、貰った。
[ぽつと呟いた]
別に、要らないんだけど、ね。
どうせ、治らないんだし。
[からりと乾いた笑い一つ]
でも…
[そう]
[ただ一つ思う事の為に]
[そ、と立ち上がる]
[落ち着かなかった]
……
[思い出したから]
[よく一時でも忘れていられたものだ]
[自嘲して]
[部屋の隅から立ち上がると医務室を出る]
―― 医務室→ ――
[ふらふらり]
[歩きながら]
私、ね。
一つだけ、考えてたことがあった。
どうして、きこえるんだろうって。
どうして、二人なんだろう、って。
[訥々と]
[言葉は何処か空虚な呟き]
―― 回想/自分のカプセル ――
[ゲルダが、水を持ってきてくれたことはぼんやり覚えている]
[心配をかけて申し訳ない。大丈夫だから。ありがとう]
[それだけの言葉を必死で連ねようとしたが、どこまで通じたものか]
[しばらくどうしようもなく呻いて、目を閉じて。
瞼の裏でぐるぐる回る暗闇をにらみつけているうちに、まるで力尽きるように意識が落ちていた]
[それが再び浮上してきたのは、しばらく時間がたった後]
ヴィヴィと、エレット。
二人の声が聴こえる、事。
きっと、何か意味があるの。
[其処まで呟くも]
[は、とまた何か気付いた様子]
エレット。
エレットじゃ、お菓子みたいだから。
………フェレットに、する。
[疑いの無い声]
[動物みたいだ、という考えはないらしい]
―― →大広間 ――
[空腹には違い無い]
[けれど別に構わなかった]
[ふらふらり]
……
[進む足はまるで幽霊のよう]
[目的以外はあまり目に入って居ない様子]
取りに行かなきゃ
[ゆらゆらと安置所方面へ向かう]
―― 自分のカプセル ――
[目が、覚めた。
そんなに長い時間ではなかったはずだけれど、大分疲れが取れ、体が軽い。頭の痛みも、眠りに落ちる前が嘘のよう]
………ああ、やっぱり疲れてたんですね。
冷凍睡眠なんて、生まれてはじめての経験でしたし。
やっぱり、自然に反すると良くないんですよ。
[目の前で両手を開いて、閉じて。
指一本一本動かして、力の入り具合と動き具合をチェックした]
……よし、快調です。
[枕元にまだ水がたたえられたコップが残っているのを見つけて、ゆっくりと身を起こす]
/*
ほぼ100%、初回吊りになりそう、だけど。
未だ、進行度の設定も生きてる、し。
どうなるか、わからないよ、ね。
でも、率先的に物語動かさないキャラだからなあ。
普段の私なら、弾いてしまうキャラ。
でも今回は貫こう、と思う。
狼じゃないほうがよかったかな…orz
でも、キャラが性格的に狼の設定以外、
ありえないだろう、と思ったんだ。
―― 安置所 ――
[ゆらゆら踏み入ると]
[緩慢な動作で一望する]
……
[せんせいが身体を起こしているのなら]
[きっと視界に入るだろうから]
[笑みと視線を向けたかもしれず]
[そのまま自身のカプセルへと向かう]
/*
カルメン的には。
ヴィヴィとフェレット(何か勝手に確定させてる)。
この二人と赤にいるのは、
中の人が思うに、凄く綺麗だとは思う。
村全体の、物語を作る、という点では
カルメンじゃないほうが回りはするんだけど(苦笑
でも、いいなぁ。
ついつい、赤に取りつかれてしまう。
[髪の寝癖を整え、水を飲み、手元の本に手を伸ばす。
伝記の方は、やっぱりどうも気が進まない。
それは傍らに放置して、手に取るのはリルケの詩集]
……眼鏡、探しませんと。
[呟きながらも、もう紙が黄ばんで虫食いの跡のある本を大切そうにめくっていく。別に、眼鏡がなければないで少し顔をしかめるくらいで読めるからいいのだけれど]
おはようございます、カルメンさん。
[こつりと入り口で物音がして、カルメンが入ってきた。
顔を上げると、ひらひらと手を振って挨拶をする。
どうさがゆっくりに見えたから、何かあったときのために意識のいくらかをそちらに向けながら、再び詩集に目を落とした]
[カプセルまで辿り着く]
[隅に寄せられた草臥れた、茶]
[自身の髪がさらりと落ちて、重なった]
…
[音無く口許を吊り上げ笑う]
……おはよう。
[せんせいの声に顔だけを向けて返す]
[そっと荷物を抱き上げて]
[ゆらゆら、其方へ歩み寄っていく]
/*
お約束どおり……orz
さて、どうつなごうか。ざっとは見てきたけど。
とりあえず、どっかで気を失っておくか。
すません、ベタの気絶落ち。
[捨ててしまいたいのに]
[捨ててしまえない]
[捨ててしまえれば楽なのに…]
[捨ててしまえれば楽、なのに?]
[解らない]
[何故抱え込んでいるんだろう]
『彼らはいずれも無邪気な笑みを口元にたたえ、
まばゆい、縫い目のない魂を持っている』
[カルメンがこちらに来る気配を察すると、ページを繰る手を止めた]
[目を上げて、失礼にならないようカプセルの中を整えると横向きに腰掛けるよう姿勢を変えた]
ああ、これですか?
リルケという人の、詩集です。もう、何度も読んでほとんど暗記をしているのですけれどもね。やはり、見ていると落ち着くので。
[体をずらし、彼女が腰掛けられるスペースを空ける。
ぱたりと閉じたその本を差し出しながら]
かけられますか?
─二階・(5)の部屋─
大変とか、言い出したら切りがなかろう。
程度の差こそあれ、全員同じ状態なんだ。
[心配かけたくない、という言葉>>591に、静かに言う]
……ま、甘えられると思った時には甘えとけ。
その方が、可愛げもある。
[次いだ言葉は、己が過去より紡がれたものだが。
それを知らぬ相手には唐突に聞こえるか。
ひとまず、鞄から出したアルバムを開いて渡す。
見入る様子>>619に、天鵞絨を過ぎるのは深い翳り色。
それを押し隠すよに、棚を覆う深緑のいばらに向き合った]
[ふと、心の奥底を掠めたもの。
それを振り払うよに蔦の状態や生育具合、絡み合い方を確かめる]
……中々、手強そうだが。
全く、歯が立たん、というほどでもないか。
[そんな呟きと共に、イレーネに向き直る。
未だに見入る様子に、今度は苦笑して]
……そろそろ、移動するぞ。
剪定道具、探さねば。
[声をかけ、移動を促す。アルバムは再び、黒の中。
廊下に出て、奥にいた者たちの話を聞くと、僅かに眉を寄せた。
先の部屋で見かけた様子、それが頭を過ぎったから]
……ああ。
俺は、よくは見ていなかったが。
ただ事でないのは、見て取れた、な。
[向けられた視線>>639には、自身が見て思った事を淡々と。
少女たちが部屋を見に行く、という言葉に自分はどうするか、と思索を始めた所に響く──甲高い、音]
……今度は、何だ。
[目まぐるしいな、と思いつつ。
*ため息、ひとつ*]
[此方に向く緑]
[優しい色][甘えたくなってしまう]
[此処へ来る前はこんなに子供じみては居なかったのに]
[きゅ、と茶色を強く抱いた]
リルケ?
[知らぬ名に首を傾いで]
[空いたスペースを見ると微笑]
[そ、と腰を降ろし荷物をカプセルの傍に降ろすと]
[差し出された詩集を受け取る]
…
[さらり開き見て]
[難しい]
[眉を顰める]
[書いてある事の幾つかは意味がわからない、けれど]
『彼らは、いずれも、無邪気な笑みを口元に湛え、
まばゆい、縫目の無い魂を持っている。』
[丁度開き見た所]
『そして(あるいはなにか罪なことに)憧れたりもし、
それゆえ、夢にもうなされる。』
[何か心底にこつりと当った気がして]
[言葉無く文字を見つめている]
―衣装部屋―
>>554
ノーラ?
[ここで休むというノーラに心配そうな顔をする。]
寒くなっても服があれば…?
[とりあえず、手持ちの服を置いて、毛布を探った。
それを壁にもたれるノーラの膝にかける。
>>564 行けと言われれば、頷きはするけれど……。]
待ってくれ……ちょっと着替える。
[そして、ノーラの視界に入らない場所にいくと、もう適当に白いシャツとデニムのパンツに履き替えた。…と、それまではどれもサイズが合わなかったのに、不思議に適当に掴んだのは思いのほかちょうどいい。
さっきブリジットに選んでもらったジャケットを羽織ながら、ベアトリーチェ用の服を掴む。]
あとで迎えにくるよ。
[衣装部屋の壁際にたたずむ女を見る。一瞬、昔の絵画のように見えた。]
/*
カルメン、恵まれてる。
ヴィヴィに、フェレット。
そして、せんせい、でしょ。
なんかこう、
カルメン自身の内面を展開するために
大事なキャラって、ずっと傍に居る。
すごいなあ。
……ありがとうございます。
ちょっと、中の人的な、感謝w
[自分の隣に腰を下ろす彼女に、にこりと笑いかける]
ええ、昔の、チェコの詩人です。
私の生き方を、決めた一人ですよ。
[彼女の朗読を聞くと、その声音にほっとする]
その詩は、好きなものの一つです。
天使といいつつ、子どもたちのことを言っているみたいで。
まあ、彼らもそんなに綺麗なだけではありませんが。
[好きなもののことなので、つい、語る]
カルメンさんがカルメンの舞台に惹かれたのと、
同じような感じなのかもしれません。
―衣装部屋を出たところ―
>>665
[衣装部屋には思いのほか長くいたような気がする。
部屋を出たところで、左奥からすごい音がして、眉をひそめる。
その時に右手から、少女が杖をついてきたのをが見えた。]
ベアトリーチェ…だね?
[そして、一緒にいる男性にも瞬いた。確か…カプセルで一度目覚めたのを見た……。
とりあえず、ベアトリーチェには服を手渡す。白い杖から彼女がどこが不自由なのかわかっていたので、ピンクのワンピースだということを告げて……。]
すぐここが、衣装部屋だ。中にはノーラがいる。
貴方も、何か着るといい。えっと…。
[そして、ヘルムートに名を告げて名を聞く。
さすがにその時、気がつくだろう。彼がいくぶん名がしれた政治家であることを。]
[生き方を、と零すせんせいにちらと視線を移す]
[もう一度、蒼で文をなぞりながら]
…そう。
昔の、……詩人。
[ゆっくり頷いた]
[舞台について触れられると複雑な笑み]
ねぇ、せんせい。
私、馬鹿だからきっと完全には理解出来て無い。
……でも、凄く、綺麗だと、思った。
だからもうすこし、知りたいの。
これは、どういう意味なの?
[丁度、いまのところを指差して、問う]
[子供が先生に問い掛けるような、何処か甘えの残る声で]
/*
そういえば、前の邂逅でカルメンの頬に手を当てたのは失敗だった気がする。素直に頭をなでないと、教師と生徒という感じじゃないですよね。
個人的に、「頭を撫でる」というロールをされるのが死ぬほど苦手なので、するほうも苦手意識があるという。右側を演じているときは、頭を撫でられるのが好きというキャラも出来るようになったので、克服したと思ってたのだけどな。
/*
ぐ。
カルメン、突っ込んじゃ駄目、付け焼刃がばれる。
しかも、ぐぐり直して、自分の誤訳を見つけたとか。とか。
訂正:無邪気な⇒疲れた
なんで、こう、単語を正反対の意味に取るかな。
[そして、ベアトリーチェやヘルムートと別れれば、音の鳴るほうへ向かおうとも思ったが…
悲鳴や、誰かが慌てて出てくる様子はない。]
たぶん、石像が倒れたか…。
[老人がそれを押して砕いたときと同じ音だった気がした。]
………。
[どうしようかと考える。
服は渡してしまったので、下に行っても仕方ない……。
さっきのゲルダのことは気になるけど。
(もうすでにゲルダが3の部屋にいることなどは知らない)
そのまま廊下を見渡し、{5}の部屋のドアを見た。]
―5の部屋―
あ………
[ドアを開けて中に入り、閉めた時、そこには誰かいただろうか?それとも無人だったろうか。
なぜかよく覚えていない。
何でか、急に目の前が暗くなったから…。
いや、同時に痛んだ。胸が………。
痛んだというより、何か踏み潰されているような恐怖感……。
ドアに静かに背をつけて、座り込む。自分の息の音が一瞬聞こえたが……。]
/*
今ある情報
アーベル・カルメン・デビー:狼
ブリジット:能力者
ゲルダ:たぶん霊能者
オト:ピクシー、矢先はノラベア
[詩に興味をもってくれたカルメンに、嬉しそうに笑う]
詩は、思うがままに感じればいいと私は思いますよ。
リズムが良いものが多いですし。
私も、まだまだ私の解釈以上のものが出来ていないんですよ。
[そうして、向き合うようにして]
ここはですね。
[一つ一つの単語の意味から、ゆっくり話していく。
まるで、授業みたいで楽しかった。
実際の授業をやるときは、こんな風にいい生徒ばかりなんてめったになかったけれど]
大体において、天使というものは神の使いとして個性をなくし、神聖な、それでいて人間とかけ離れたものに描かれるわけです。この詩でも、2連目などがそうですね。
ですが、この1連目は、見ようによっては非常に天使たちが人間のように書かれています。
これによって……
[いつのまにか、自分の方が夢中になっていた。
この人の、子どもに対する目線が好きだった。
言葉の選び方が、暗い口調の中に潜む、どこか前向きに、希望をつかもうとするような静謐な光が好きだった]
─ 二階・廊下 ─
石像が倒れる音。
死体が壊れたと言う意味だろうか。
[少女の背中を見送り、ゆっくりと歩を進めかけていたところで、手前の部屋から出て来た赤毛の男性と視線が合った。サファイアブルーの瞳で真正面から相手を見詰め返す。
赤色に見覚えがあるような気がするのは、覚醒時に側に居た相手だからだとは瞬時に思い至らず。ダーヴィッドがベアトリーチェに話し掛ける様子を、後ろで見守る。誰に対してもそうだったが、幾分、真正面から見詰め過ぎて、不躾、あるいは値踏みするように見えたかもしれない。]
ノーラ?
衣装部屋には、女性が居るのか。
安全が確認されている部屋なら、行って大丈夫だろう。
ベアトリーチェ。
そして、そちらの申し出は有り難いが、
私が今、女性が着替える部屋に入るわけには。
──ダーヴィット。
[相手の「ああ知っている」と言う表情の変化。「知ってる」に続く言葉を待ったのは。]
[部屋5に入るダーヴィッドを見送り、しばし瞠目して佇む。]
私が此処に来る前、刺された事を知る者は居ないのか。
先にすでに、この施設に入っていたから?
私が最後の“当選者”だから?
記者が大勢いたあの場での出来事を、父上でも消しきれたとも思えない。
醜聞を、知られていない事に不都合は無いが。
落ち着かない。
[口元には自らに向けた皮肉げな薄笑みが*浮かんだ*。]
―衣裳部屋―
[ダーヴィッドが着替えるというなら視線を外した。
不思議な感覚がずっと目覚めてからしていた。
それは病のせいなのだと感じていた。]
…
[壁に背を委ねたまま思考を巡らせても答えは出なくて
迎えに来る、と言ってくれた言葉に小さく頷く。]
…は、
[2人がいなくなってから水色の寝巻きを落とし薄赤い服に袖を通す。暫くしてから、何か壊すような音が聞こえてきて不思議に*思った。*]
/*
くう。
小学校教師で詩人とか、こう、深く詩を理解していなけりゃできない訳の分からない設定をすごく後悔した。
いや、私が、知識もないのにリアルリアリティ厨なのがいけないんだけど。
言語野破壊を際立たせるために、
デフォルトが言語使いなのがいいよねとか。
テーマソングを選ぶときに、思いっきり手を抜いたからその分がんばろうとか、ちょっと思ったんだようわーん
[最初は只、単純に]
[詩の内容が素敵で興味を持った]
[けれど嬉しそうに教えて呉れるせんせいの、横顔]
……うん。
うん、……そう、なんだ。
[先生(パーパ)がどうしても重なってしまう]
[そうだ、私はこういう顔が見たかった]
[だから――、 だから――。]
ん。
……そう。 せんせい?
やっぱり未だ、よくわからない。難しいの。
[本心を隠す様に苦笑い]
でも、せんせい。
お陰で、わかったこともあるの。
特に、この一連目は…
[す、と指差し真面目な顔は詩集へ戻る]
……と、思う。
だから、凄く、私は、好き。
思うままに、感じる部分。
[素直な言葉を、包み隠さぬ笑顔を、柔らかく向ける]
[だから私は――。]
[先生(パーパ)と共に此処へ訪れた]
[もう目覚めない赤を灯す装置]
[向けられる色と云えば]
[何も出来ない]
[何も見えない]
[何もわからなかったんじゃないか、という]
[自分へ還る、侮蔑の色]
『誰といわずとも、君。』
[たどたどしい、朗読]
『夕暮れになったらば、外までへと、
もう、すべて知りつくしたはずの
その部屋にいるのはよして、歩み出るがいい。』
[矢張り完全には理解出来て居ないだろう]
『なぜなら、君と彼方とを隔つ最後のものは、
君の家きりなのだから。』
[詩を自分の糧に出来るかは別として。
女は一時でも、無邪気に笑う事が出来た。
その笑顔がどういう意味を持つか、
本人すらも、未だ気付いては居ない。]
[本来選ばれた者では無かった]
[奪った二つの『権利』]
[先生(パーパ)の問い掛けに]
[何も答えられなかった]
[けれど先生(パーパ)はそれ以上何も謂わず何も聞かず]
[ただ私について呉れた]
[もう何も][今となってはわからない]
……………。
もし、覚醒した患者の中に赤毛の男が彼だけなら。
一度、起きた時に居た一人がダーヴィッドか。
そうだ、あの時、私は赤毛の秘書に話し掛けたつもりになっていた。
[脇腹の傷口が引き攣れるような*錯覚*。]
『誰といわずとも、君』
[カルメンの朗読に合わせるように、自分も声を合わせる]
[詩を一通り読み終わると、穏やかな、それでいてどこか高揚したような気分になる。本から目を上げて、彼女の目を見ながら笑いかけた]
……こうしていると、時間を忘れてしまいますね。
もしよろしければ、それ、差し上げますよ。
[彼女の抱えるものは、知らない。
けれど、何だか彼女が楽しそうで、少し元気が出てきたように思ったから]
私は、もう何度も読んで、ほとんど覚えてしまいましたから。
[何より、カルメンの持つ雰囲気はどこか懐かしい]
/*
ぉ、ヘルムートからご指名?
だったら答えるけど。
いや、最初の設定から、ちょっとお仕えはしてみたかったという……。
―3の部屋前―
―――…
[砂煙、土煙。微かに上がる。
吸い込んだか小さく咳き込む。
砕けた白い欠片を見下ろした後、ユリアンへ視線を向けた]
…―理由を教えてくださる?
[ざわり
ゲルダの側――いばらが微かに蠢いた。
ユリアンを警戒する
ブリジットの意思に反応するように。
気づくものもいないような
本人も知らぬような
ほんの僅かな反応。
――副作用のひとつであることも、まだ知らない]
/*
あー。ようやく顔から出た火が沈下した。
いいんだ、明日くらいからはきっともう、詩とか吟じてられなくなるから。
ちなみに、影響を受けたのは
『幼年時代を持つということは、一つの生を生きる前に、無数の生を生きるということである』
『子供は未来であり、回帰なのです。子は胎であり、海なのです』
『愛されることは、燃えつづけることでしかない。愛することは、暗い夜にともされたランプの美しい光だ。愛されることは消えることだが、愛することは永い持続だ』
このあたり。ませた少年で、中学時代くらいに恋に恋したとき、わりとリルケがしっくり来た。そのなかで、子どもに対する視線に思うものがあって、そのときの先生に恋したついでに教員を目指した。
そんなところ。根っこは結構俗物。
[共に触れる二つの声]
[そっと蒼を細め暫しの時を愉しむように]
…え?
[其れでも、差し上げる、と聴けば瞬いて]
[逡巡]
……要らない。
[無表情に首を左右に振る]
せんせいが、持って居て?
そして……、読みたくなったら。
……せんせいに御願いするから。
[貰ってしまえば、終わってしまう。
貰わないのなら、次がある。
安直に、そう考えてしまう女は不器用に返した。]
/*
ちなみに、影響を受けたもう一人はコルチャック先生。
ルソーがエミール書いたくせに、自分の子どもはぽっこぽっこ捨ててることをしって、教育に熱意がなくなった。
そんなとき、コルチャック先生の映画をみて傾倒した。
うん、コルチャック先生が子ども中心主義でよかったと思う今日この頃。しかし、あの人の子ども中心主義は結構厳しいので、ロールで踏み込んだりはしない予定。
なんていうか、徹頭徹尾夢見る少年がそのままいびつに大人になった系の駄目人間でした。
…も、だいじょぶ。
[ちょっと深呼吸して落ち着いたように顔を上げる。
ブリジットの問いかけに目を向けて]
それ、わたしが頼んだの。
…ううん、頼まれたんだ。そのを鍵…使って、って。
[自分の感じるもの、言っている事。
それが不可解であろうことをまだ自覚してはいない。]
自分の家から、でなくちゃ、……でしょ?
[そっとカプセルから立ち上がり。
家と表したのは、心か、カプセルか。
足元の荷物をぎゅ、と抱きかかえると*微笑んだ*]
[本を差し出したときに、カルメンの表情が抜け落ちて。
ああ、失敗したと、ほんの少しだけ肩を落とす]
分かりました。では、いつでも言ってくださいね。
カルメンさんみたいにゆうしゅな生徒はいつでも歓迎です。
[戻ってきた本の表紙を、撫でる]
そして、もし ――
[もし私が石になったそのときは]
[そう言葉を続けようとして、彼女の前向きな言葉に口をつぐむ。
まぶしそうに目を細めて、カルメンを見た]
そうですね。
早く、この施設を出られるよう頑張りましょうか。
[カプセルから立ち上がり、2階へと向かってみようと思った。**]
/*
カルメンとこうして遊べて嬉しいのだけれど。
フラグがたてば立つほどに、
「よし、明後日くらいにカルメン殴ればいいんだな」
と思う自分がすごくDV男に思えてしょうがない。
良心が痛む、ね!
―2F 3の部屋前―
……、…貴方が頼んだんですの?
いえ…頼まれた?…何方に?
[視線はゲルダのほうへ。
怪訝そうに眉を寄せる。
ブリジットの警戒に呼応し
ざわめいていたいばらはふっと静まる。]
●業務連絡●
★無茶ぶり1★
おまたせしました。
いばら恒例、無茶ぶりの時間です。
A:3Fへの扉(前に石像あり)
B:6の部屋の隠し扉(前に3体の石像あり)
いずれも先には上の階に上る階段があります。
これらを開けてください。
いろんな工具や特殊アイテムを各部屋から探してもらっても構いません。
このRPを
Aは<<娼妓 カルメン>>さんと<<植物学者 ライヒアルト>>さんに
Bは<<写眞家 アーベル>>さんと<<令嬢 ブリジット>>さんに無茶ぶりします。
(実行するのはどちらかかたっぽでも構わないですし、両人一緒にでも構いません)
/*
入れ替わり立ち替わり手を取られている気がする。
手を繋いだ人→エーリッヒ・ハインリヒ・ノーラ・イレーネ・ヘルムート・オトフリート
くらいか。
★無茶ぶり2★
実は、この建物には先に6の部屋の鍵を噛み千切ったものが存在します。
それが安全なものなのか、危険なものなのか、詳細は不明です。
しかし、上にあがる階段が通行可になったとき、それとあなたがたは遭遇するでしょう。
この謎の生物を<<シスター ナターリエ>>さんに第一目撃してもらいます。
どのような生物かを作り上げてください。
何もいなかった…はなしでお願いします。
個体の大きさ、単体なのか複数なのかは自由です。
なお、実体のないものでも、キメラでも、ドラゴンでも構いませんが、サザエさんなど、雰囲気を破壊するものは避けてください。
…ぅ、よくわかんない、けど…
そんな気がしたの。
必要になるかもしれないって、思ったのかな?
[返す言葉は具体性に欠け、不明瞭。]
[胸の前で握り締めていた手をゆるやかに下ろし
自分を抱くように腕を組む。
――砕けた石像は最初に見ただけで、あとは視界から逸らして、眉を少しだけ寄せる。]
――…よくわからない、ではわかりませんわ。
でも、…鍵、があるのは…進展ですわね。
どこの、かしら。
[奥に扉。廊下にも扉が在る。]
[あれ? と少しだけ首を傾いだ]
[せんせいの言葉が妙な絡み方をしたからだ]
……
[其れでも女はあまり深く考えなかった]
[深く考えないように、した]
[もし、の先は安直に良い言葉だけが続くのを想像する]
せんせい。
……ありがとう。
[だから、はにかんで見せて]
[2Fへと向かう先生の後をついて共に二階へ向かう]
●業務連絡●
なお、どーしてもその無茶ぶりは無理!!
っていう場合は、それなりに無理っぽさげなことをRPして、もう一人の候補に押し付けましょう。
候補者全員がどーしても無理!という場合はそのイベントは発生しないことになります。
そしたら支障が!とい心配をする必要はありません。
マップがぐちゃマップなのも、あらゆる対処をするためですので!
くれぐれもご無理はなさらず!
―― 二階・廊下 ――
[二階へと向かう道すがら、
アーベルと大広間で会うのなら
笑みと共に、挨拶代わりの視線を送ったかも知れず。
恐らく二階に上がった所まではせんせいと一緒だった。]
……。
[右方、左方に、部屋があるのだろうと
思わせる扉の存在。
そして先の方には大きな石像が見える。]
―2階 3の部屋入り口付近―
[ゲルダは迷うことなく奥のドアを指差す。
それはまるで、何かに“導かれるよう”
――副作用。クスリ。思い出す。
まさか容(かたち)は違えど自分にもそれが発症しているとは思いもせず]
――…まるで知っているかの ようですわね。
[謂いながらも、ユリアンへと視線を移す。]
鍵を。
[開けて、か。渡せ、か。
いずれにせよ、3の奥の扉は開かれるのだろう]
……。
[3の部屋の前
ブリジットの姿にも軽い会釈をし。
部屋の中が視認出来たのなら、
砕けたソレを見て、少し挙動を止め
何も謂わぬまま面々をじっと見つめただろう。]
[面々を見遣り]
……
[ゲルダを見て、洗面台の時の遣り取りを思う
そっと、砕けたソレに一度視線を移し、
ゲルダへ戻す。]
誰が?
[遣ったのか、という問い。
声色は一体、聞くものにどういう印象を与えたか。
ちら、とブリジットも一瞥して。]
―――……
[何の音と問うよりも早く―――…予測はついている。
けれども石を破壊していたギュンターは階下にいるはずで。]
…誰が?
[問いかけは独り言に近い呟きだった。
ナターリエを撫ぜると肩を貸していた頭は傍の石像に
一度預けてもらうことにし、立ち上がる。3の部屋を覗いた。]
―回想・了―
―3の部屋―
[覗くと、ユリアンとゲルダの姿。
それから砕けたもの――舞い上がる、]
…ケホ。
[言葉の代わりに、咳が出る。]
……鍵か?
[今度は言葉になる。
何の、と聞くよりも早く奥の扉が窺えた。]
お嬢さんが見つけたのは、それか…。
モノ捜しの上手な子だ。
[感心しつつも少し腑に落ちない様子。
鼻が利きすぎる、そんな感想を抱いたよう。]
―衣裳部屋―
[口の中が渇きを覚えていたがそれを堪え、暫くその場で佇んでいただろう。ぼんやりと自分の細い腕、その先の手を見つめた。
そこには小さな掌の感触が残っていた。]
…
[病がうつらないよう人との接触は避けていた。
ダーヴィッドの伸ばした手に触れなかったのもその理由。
けれど、目の不自由な幼子の手には――]
…
[面持ちはまた悲しげなものへと変わった。]
だめね。
[自分を小さく叱って、項垂れ表情を隠す。]
――…
[何か星の動きを感じたのか顔を上げた。
コールドスリープで目覚めてから何か不思議な感覚が訪れる。
空にある星は見えないはずなのに、感じ取れる。
重い足――特に右が重い、血色は悪いがまだそこで止まっている。赤星に魅入られず、託されたこの先の道を歩き続ける事が出来る限り歩かなければと、心で自分を励まし]
…行きましょう。
[肩から落ちた髪をかき上げ、一歩踏み出せば赤が揺れる。少しだが疲労は取れていた。]
―→2階廊下―
…大丈夫かい?
[声を掛けたのはイレーネへ。
先程言葉だけで怯えた様子を見せたからだったが]
……必要…か。
奥の部屋を開ける為ならば…そうだろうね。
よく見つけられたとは、思うさ。
[開けるのか?とユリアンとゲルダに問いかけて。]
[ハインリヒが声を掛ける
其れを聴き、受けた側の反応を、見る]
…
[矢張り口は開かない
けれど、鍵、という言葉。
それと、奥の部屋をあける為、という言葉。
そっと視線を奥の扉へと移し、思索。]
―2階廊下→B部屋前―
[廊下の先に人の声と姿が見えた。顔だけ向けて次に身体もそちらを向けば足をゆっくりと動かすだろう。
そこで、ブリジットの姿を見れば衣服はきっと届けられたのだろうと思う。]
…音が聞こえたわ。
何かあって?
ねぇ。
[ハインリヒへと]
鍵は、ソレから出てきたの?
[謂って、視線を崩れた石像へ向けた
物の様に謂うのは、人として意識したくはないから。
正確な解答を期待する問いかけではなかったが、
一番状況把握に長けていそうな、年長の男性へと。]
ん…、
[ノーラの姿が見えると其方にも目を向ける。]
…そうだな、奥に進むための手がかりを見つけたってところか。
[答える言葉は、カルメンにも向けたものだったか。]
そう、鍵の入手の為に必要なことだった。
…だろ?
[同意は、ゲルダとユリアンへと。
その為に壊したのだから、次にする行動は一つしかないだろう。]
…なら、早速鍵が合うか試してみりゃあいい。
合わなければ――…合う扉を探せばいいのさ。
―5の部屋―
[ぼんやりと映像が蘇ってくる。
はじめはどこなのかと思った。
というか、まず、現場なのかと思った。
突入して煙に巻かれて、身動きできなくなったんだ。うん、これで終わる…。
だけど、すっと体内に入ってきた空気は澄んでて…
はっと目を開ける。
そこはいばらの蔦が壁を這う部屋……。]
…………ッ
[戻ってきた感覚…胸に手を押し当てる。
もう、さっきのような痛みはない。]
鍵が…?
[どうやって鍵が見つかったかは知らないまま
カルメンの視線に促されるよう室内へと入るだろう。
ただ廊下を挟んで反対側――その扉の周囲の茨の様子に違和感を感じたのはどうしてか、今はまだ解らないでいた。
室内にユリアンやゲルダの姿があれば視線を向けるのみで
そこに広がる石、白粉に新緑が宿る瞳を細くした。]
…
[それが何か、とは聞かないで唇を横に少しだけ引いた。]
[そう、今までも同じ発作が何回かはあった。
だけど、今回が一番酷かったのは確かだった。
ふうっと座ったまま息をつく……。
もう、今は大丈夫だ。
そう自分に言い聞かせる。
だけど、身体は全身、軽い痺れを残していて、
もう少しだけ、とそのままドアに凭れて目を閉じる。*]
[いくつかの足音。ヘルムートから少し離れたところで話しかけられる。知った声。でも名前を覚えていなかった]
服? ピンク色の、ワンピース……。
うん、ピンクは良くママが買ってくれたわ。ありがとう。
[向こうにノーラがいると教えられると頷いて、そちらへ向かおうと杖をついた。
扉にたどり着き、中へ入ろうとしたところで人の存在に気付く]
ノーラさん? ノーラさんも着替えたのね?
[立ち去る背に声をかけて、衣装部屋の中へはいる]
そう。
[返る言葉に、ゆっくりと頷く
ゲルダ、ユリアンの挙動を見守りながら
試してみればいい、という声をぼんやり聴いた。]
でも、なんで。
ソレが、鍵をもってたの…?
[問いかけというより呟きに近い
す、と奥の扉を指差して]
其処の扉、施錠されているのなら
何故、施錠する必要が、あったの?
[矢張り不穏な思考は払えず。
答えを求めるというより、漏れてしまう疑問。]
[衣装部屋にはいると、来ていた服を脱ぎ、渡されたワンピースの首の穴と腕の穴を探す。タグを確かめるとワンピースの前後を間違えないよう、頭からかぶった]
おかしく、ないかな。
[腕まで通すと、裾を下へ引っ張り]
誰かに、見て貰えばわかるんだけと。タグが前についてるって事、ないよね。
[立ち上がると鞄を背負い、衣装部屋をあとにする]
裏表間違えてなければ、ワンピースだものおかしくないわ。
[室内から目を背けてはいけないと思っていても視線は泳ぎ
背後からの声と衣装室に入るベアトリーチェが見えた。]
…ひとりで平気かしら。
[少しだけBの部屋から遠ざかる。]
―D部屋前廊下―
…着替えたのね。
[ピンクのワンピースはサイズもよく合っていたのだろう。裏になることなくちゃんと着れていた事に彼女の凄さ、そして何も見えない生活が日常となっていたことが感じられた。]
似合っているわ。
奥の部屋で…どこかの鍵が見つかったようよ。
[あの壊れた石を見ない、見えないのは良かったのかもしれないと感じた。]
開けようとして、間に合わなかったんだとおもう。
必要、みたい。
[何かを読み取るようにそう答える。]
でも、何に必要だったんだろう?
―2F 3の部屋入り口前―
[ノーラが覗いてくればまたちらと眼を向けて。
ハインリヒの後押しの声、彼らはどう聴くだろう。]
試して御覧なさいな。
[ブリジットもまた、もう一押しを。
その先に何が在るのかは知らず
ノーラがベアトリーチェへ声を掛けるのに
思い出したように茶色のバッグを抱き締めるカルメンを見]
……そうだわ。
服、見繕ってみましたの。
よかったら、貴方もどうぞ?
[ノーラの声にそちらに顔を向ける]
ノーラさん。うん、さっき……服を貰ったの。男の人に。どこ行ったのかな?
名前、聞いておけば良かった。
鍵? この先にも扉があるのね。
[似合ってると言われると嬉しそうに笑んで、先へ行こうと足を*進めた*]
[聴こえてくる呟きの声に、床に落ちた破片を見る。
人だったもの――…それが何を以って鍵を持っていたのか。
ここからだと人だったモノの貌は窺えない。
代わりに思い出すのは、苦悶の壊れた石像だった。]
…可能性は、いくらでもある。
けれども、確証できるものは残念ながらない。
[唯一、真実を知るモノはもう物言わぬ無機質へと化した。
ただ、恐らく…探しているものは 同じもの]
なら…先へと進む手段を試してみりゃいい。
そこに真実はあるだろうから。
…何、ここは人を救う為の施設だ。
危険を脅かすものは…ない筈なんだがね。
[鍵を持つものに、使ってみろと促す言葉。]
きっとその男の人は、ダーヴィッド…。
一緒に服を探してくれたのよ。
[少しだけ背を屈めてベアトリーチェの近い位置で言葉を掛けた。
嬉しそうに笑う笑顔に応える笑みは浮かべられず
それが見られない事は逆に良かったのかもしれない。
彼がすぐ傍の扉の向こう側に居るとも知らないまま]
…そう。
二階は左右に3つ扉があるわ。
[鍵があった部屋は右の奥だというのが先か彼女が足を運んだのが先か、ノーラも少女の後を追うように再び向かうだろう。]
―部屋B前―
[ベアトリーチェが転ばぬよう見守りながら到着した事を伝える。
中の様子を見れば、カルメンへ服を渡した事とゲルダに視線が集まっていると解るだろう。]
…解る?
[何の話だろうと様子を伺う。]
……その、"理解る"ってのがおれにはさっぱりわからないが…。
[思案していた眸は辺りを探り、
その場にライヒアルトがいるのならば一度目を留めた。
ブリジットの言葉に頷いて]
…だな。
よくわからんがこれがその部屋の鍵なら…
まずはその部屋を開けることにしようか。
[結論は]
……わからない、よね
[其処に至る
自分だけでは無かったと何処か安堵
礼の後に、ブリジットから服を受け取るのなら
皺にならぬよう空いた左手に掛けて持つ。]
…。
[そして矢張り気になるのか、男性の石像をちらちらと。]
――…気になるのかい?
[カルメンの言葉に問いかけるような言葉。
それから――ゲルダを見る。
それはわかるのか?問いかけるように。]
[壊された石、それは人だったもの。
そしてこの肉体を蝕む病の行きつく先。
ぽつ、ぽつと静かに呟く言の葉。]
…それでも残された星は
自ら消えようとはしない。
ならば、今出来得る限りを尽くす。
…それが、死した人の
亡骸を壊すこととなったとして
その先に道があるのなら…
歩みましょう。
…私達はすでに多くの死の上にある星…。
[集まってくる人々。
何故? どうして? 理解できない!
静かにだがまるで攻められた気がした]
なぜ、壊したか? そこに石像があったからです。
[既に破壊の理由は示されていたがあえて嘘の答えを提示してみた]
それに、そう焦らないです。
扉は逃げませんです……。
[扉の前へと向かい鍵穴へ鍵を入れた]
[扉は開く。
鍵を受け入れるだけだった。
当たり前だそのように作られているのだから。
だけど、その当たり前の扉を開くという動きに随分と苦労させられた気がした]
まったく、大変でした。
あ、でも、人を砕くのは新しい経験、でし、た、かも…です……。
[不謹慎だが冗談を言ったつもりだった。
言葉はだんだんと小さくなっていき不安をあおるだけだったかもしれないが……]
/*
あれ、「おつかれさま」の一言も禁止なのか。
わりと破ってる気がする。
引用ミスもメモで言ってはいけなかった系かな。
反省。
昨日のヘルムートへの現在地一覧や今北産業もだめ?
でも、天声で皆で協力してください言ってたしなあ。
プロでの、ユリアンが寝てる場所聞いたのは完全アウトか。
/*
ヘルムートの人はほんとお疲れ様ね。
良く見たら独り言沢山あるのに
使わなさ過ぎている気がしたわ。
独り言まで物静かである事はないものね。
/*
…明日、絆がズギュンと来ること把握。
ベアトリーチェを占うのは明日かしらね。
オトフリートに決別の星の元にあるとか
言って溶かし予告でもしてみようかしら。
この人自分からあまり動かなさ過ぎて困るのよ。
[扉を開いた先にあったものは無数の武器だった。
短剣、刀、槍、斧といった見てすぐ分かるものから、その形状だけでは武器なのか分からないような物までがそこにあった]
グレート、です。
これは素晴らしい……です。
[先ほどまでの暗い気分は吹き飛んでいった。
そこにあったのは紛れもない名品ばかりだったから]
[感じたのは違和感、それが何かは解らない。
ただ扉を開く男の背を、じ、と見ていた。
人を砕く経験…。
足元に感じる砂のようなものは砕かれた人の欠片。
盲目の少女でもそれは感じてしまうのだろうと
傍にベアトリーチェを寄せて何か聞かれれば言葉を返すだろう。]
…武器庫の鍵…
[城のような場所、あってもおかしくはない代物。
けれどそれらと巡り合った事はこの先、それが必要な時が来てしまうのではないかという予感にも似ていた。
ふる、と小さく首を振り思考を改める。]
茨も断ち切れれば…移動も楽ね。
/*
でも、そういやなんで武器庫なんだろ。
首輪とるだけなら、別に武器いらなくない?
サバイバルするのかな。するのかな。
怪物いたしな。
原作も怪物でてくるしな。
しかし、バトルする用にPC作ってないぞどうしよう。
[>>763に対して]
うーん、どうしたってほどではないです。
人だったものを壊したって事は僕は人殺しです、と思っただけです。
[簡潔に答えると武器庫の中へと歩き出した]
/*
あれ、独り言が一つ落ちてなかったです。
ギュンタさんメモを見て、向こうではやはり自重なようなので、こちらくらいと思ったので。
ヘルムートさん、ログ読みご苦労様でした。
本当にお疲れ様です!
泣き言他は出来るだけ封印。気をつけます。
[人殺し――ならば自分は見殺しだろうかと思った。
武器庫の中は気になりはしたがベアトリーチェを見下ろし
共に行くのは危険だろうと思いその場に留まるだろう。]
えぇ…
とはいえ使える武器かどうか
私は判断出来ないけれど
[瑠璃色の視線を新緑は受け入れ、その瞳を細めただろう。
中に入っていったユリアンの背を一度見てから呟いた。]
うーん、無銘だらけです……。
でも、名刀名器ばかりですよ、これ。
保存状態もいいで、す。
[遠くから聞こえてくる声>>766
その中の一つのフレーズ]
どうでしょう、か?
武器はあくまで人を殺す為のもので、す。
茨を破壊するなら武器ではなく用具が必要かもしれませんです。
でも、斧かなんかでやってみる価値はあるとも思うです。
[振り向かず武器の物色をしながら言葉を発した**]
[保存状態のよい武器が並んでいると聞けば重い足を運び自らも少しだけその中の様子を見たが、どれが良い武器なのかなどは解らない。
唯、導かれるまま手を伸ばした。その手に触れたのは宝石がいくつかあしらわれた細身の銀のレイピアと黒いベルト。]
…持っていろと?
[腰に少し太めのベルトを巻いて脇に鞘に納められたレイピアを刺した。]
武器をどう使うかは使用者次第…
人を殺すためでもあるでしょう。
けれど、それは誰かを守るためかもしれないわ。
[武器を見ているだろうユリアンにそう言えば武器庫から退く。]
[石像を壊したらしい男性の声を聞きながら、大広間での出来事を思い出していた。壊すのが仕事だと言っていた老人のこと]
石になったら、もうその人は死んでるのよね。なら、人を殺したことにはならないと、思うけど。
[ぽつりと小さく呟いた言葉は、誰かに届いただろうか。
開いた部屋、武器があると聞くと不思議そうに]
どうして、武器がいるの? 敵がいるの?
手に持つなら、慎重にね?
[今度はいくらか大きな声で、口にした]
―2F 3(武器庫の部屋)→6(隠し扉の部屋)―
[壁にもたれ俯いて
今にも千切れそうな息を吐く。]
……『人殺し』…
[紅い宝石のついたワンピースを抱き締めて
きつく眉を寄せた。]
…なによ。 …なんなの。
[震える。畏れ、怖れ、
粉々の体が無機質で人に見えないこと。
いつか自分もそうなること
武器。鋭いもの。砕けるもの。]
しっかりなさい ブリジット…
[きつく眼を閉じて、
眠る前も言聞かせていた言葉を口にする。
ゆっくりと顔を上げると、その眼に映るのは]
――…!
[痛みの表情を浮かべたままの石像。
ざわり、
ブリジットの動揺に呼応するように
いばらが*かすかに蠢いた*]
―5部屋前―
…辛いのね。
[やはり、数値やLvによって徐々に動きに制限がかかるのかと感じた。ダーヴィッドがまだ動けないようならそこで休むよう、誰か呼んで来てほしいようなら呼んで来ると伝えただろう。]
…私は今は大丈夫。
[こちらの心配もされるのならそう答えるだろう。足の重みは残っているけれど、倒れるまでではなかった。]
…
[再び扉を閉めれば、やはり気になったのか隣の――ブリジットがいるだろう扉へ。いきなり開けず、小さく"コン"と戸を叩いた。]
/* ★本日のノーラさんの星占い★(基本的にコメントは適当です。ノーラさんの星詠み自体、てけとーですから。)
ゲルダ:*凶*:階段に気を付けて
ライヒアルト:*末凶*:植物を大切に
ブリジット:*末小吉*:自分を確り持ってね
ダーヴィッド:*末小吉*:病気に気を付けて
ハインリヒ:*凶*:マイペースが幸せの星
イレーネ:*末凶*:何があっても驚かないで
エーリッヒ:*半吉*:夢に一歩近付けるかも
ベアトリーチェ:*吉*:たまにはのんびり散歩もいいかも
ナターリエ:*末小吉*:思いがけない出会いがあるかも
アーベル:*小吉*:昔の趣味が復活するかも
リディ:*凶*:たまには素直になってみて
カルメン:*中吉*:悲しい出来事があるかも…!
オトフリート:*半吉*:思い切った決断が吉
ヘルムート:*半吉*:落し物を拾うかも?
―5の部屋・回想―
>>777
[しばらく眠っていただろうか。
最初は開いたドアの気配にすら気付かなかった。
>>779
だけど、その人物が漏らした声に小さく瞼を開ける。]
………ノーラ……ああ、いや
[辛くない……といいそうになって、さすがに自分が辛くない格好をしていないことに言葉を止める。
少し、沈黙が流れただろう。]
……君は大丈夫か?
[続けて心配し、誰か呼んでくるなどいった言葉を制し、こちらから問うが、帰ってきたのはお決まりの台詞で……。]
―――………ああ、僕も大丈夫だ。
[そう、返す。]
[武器は何かを傷つける為にあるから武器である。
もし何かを傷つける為に作られたものではなければそれは武器ではなく道具である。
だれかは、忘れたけどそうやって師匠に習った記憶があった]
おっしゃる通りでございます。
しかし、武器である以上、それは誰かを傷つける可能性があるのも事実です、それは忘れないで欲しいです。
[石になっているなら殺したことにならないのではと言うベアトリーチェには]
うーん、確かにそうかもしれません。
でも、石から治る薬できてるかもしれません、それに石像の形すら僕は壊しちゃいましたから、ね。
どっちにしても、あまり気分のいいものではないでしょうか?
[武器を物色しながら少女に淡々と語った]
[ノーラはその言葉をどう受け取っただろうか。
笑ったのか、心底呆れたのか……
だけど、振りかえれば、静かにドアは閉まっていった。]
…………ッ
[完全にドアが閉まったのを確認してから、また胸に手を当てて、顔を伏せる。
もう少しだけ、休憩すれば大丈夫。]
…………
[そして、失っていた意識をしっかりさせようと思いをめぐらす……。
意識がなかった時のアーベルとカルメンの思念は、伝わっていない。]
―2F 6の部屋―
…入るわ。
いいかしら。
[ブリジットの声が返れば扉に手を置いて開くだろう。
扉の先――石像も目に入っただろう。]
[しばらくして、立ち上がる。
手足のしびれもとれたし、胸の痛みが落ち着けば、あとは支障なかった。
しばらく5の部屋を探索するけれども、とくに何もみつけられずに、廊下に出た。
そこにノーラの姿はまだあっただろうか?
それとも別の人物がいただろうか?**]
*/
私は独り言が余ります。
当確
守護者:ブリジット
霊能者:ゲルダ
冥狐 :オトフリート
予想
占い師:ノーラ?
共有?:ヘルムートとカルメンあやしい
赤 :わかんない
なんでまた…武器庫に…。
[武器庫の入り口に寄りかかったまま、腕を組んで
ユリアンが賞賛する名品達を眺める。
>>771ブリジットの様子は気にかかったが、今は追わなかった。
>>774聴こえてきた幼い呟きにはそうだなと同意を返して]
…ここは、施設になる前はお城だったのさ。
だから――…その時のものかもしれないね。
捨てれず保管していた可能性だってある。
…鍵を持っていた"石"は、それを知らなかった可能性だって…。
この部屋にはそれ以上は扉は…なさそう、か。
[全ては可能性の話。
説得力がないなあとぼやいて首を傾ける。
それに…ずっと気にかかっていたことだって、ある。
斧やノーラの話に頷きながら、周囲に視線を巡らせる。]
―6の部屋―
…着替えるのなら見張るわよ?
[石像だらけ、と聞きながら引きちぎられた個所を見る。
やはりあまり良い感覚はしない。
自身の服を抱きしめているののに気付きそう言葉を掛ける。]
――…花の兄さんはいるかい?
[ライヒアルトの名を探すように呼んで、
いるのならば緩く笑って手を挙げた。
傍にはイレーネもいるのだろうか。]
[ずっと訊きたいことがあった。
おおっぴらに訊くと不安に思う者もいるかもしれないから、
人が少ない場所でとも思っていたが。
そんなことを言ってる時間の方が惜しいのかもしれない。]
…答えられたらでいい。
兄さんならもしかしたら…わかるかと思ってね。
玄関に生えたいばら達は
自生していったものか?それとも…
誰かによって、意図的に植えられたものか?
[もしかしたらもう誰かが訊いているのかもしれない。
わかるかね…と、ライヒアルトを見つめて。
ずっと気にかかっていた、玄関を封印する強固ないばら。
その答え次第で…いばらの先にある外に繋がる扉も、
ノイズ交じりの声の正体も…
その意味を大きく変えるような気がするのだ。**]
…そうね。
[視線は外し、扉の近くで誰かが来ても陰になるように立つ。
結果的にあの老人は2階への扉を塞いで、そして――]
私達には見せずに…
そこにどんな意図があったか
そこまでは…見えないわね。
[視線を落とせば薄赤いスカートの裾が揺れていた。]
…少しは落ち着いた?
[毅然とした口調を保っている、保とうとしている彼女に問う。]
ダーヴィッドが隣の部屋で
あまり優れない顔色だったわ。
…病は、何も待ってくれない。
[衣ずれの音が止めば自然と視線を石像へと向けるだろう。]
…あそこだけ3つなのね。
少し、…不思議。
[一体ずつの石像を見てきた。だからこそ感じたのは違和感。]
―2F 部屋6―
私も知らないわ。
[顔に感情を隠さない様子、新緑は静かに見守るように存在するのみ。平気と言う彼女は着替え終わっていて、胸元の赤い宝石だけは色褪せず輝いているようだった。]
…感情の詮索は止めるわ。
貴方もそれを望まない。
…誰かに手を伸ばす事は
決して悪いことではない。
貴方と…――
[ふ、と小さく口元を緩めて]
私には少し苦手な事なのかも
しれないけれど…
[一度静かに瞼を落とし、開けば話題を変えようと]
ゲルダは…何か石像から感じるのかしら。
ここで泣いていたのも、見てしまったの。
[並ぶ石像を見ながら、あの時の様子を思い返していた。]
…そう。
ダーヴィッドは、既にLv3よ。
[祈りは通じたかもしれない、それでもLvの変化はなかった。]
私も…貴方よりは進んでいる。
[顎を上げ、首元にある髪を分ければ自分の数値も見せるだろう。]
……ゲルダ。
あの子、おかしなことを謂いますのね。
石像を見て、 何か感じるなんて まるで
――死者の声を、聞くみたいで――…
[謂って、口を噤む。
等しく迫る死。ダーヴィッドのLVを知れば
小さく息を飲み、白い布が巻かれた手で二の腕を握り締めた]
――…。…
[ノーラが包み隠さず見せる首輪の数値。
常葉緑の眸が揺れる。]
[視線はやがて、石像の方へ。
不自然に遺る白の痕。3体の元へ歩み寄る。
厭でも眼に入る“辿りつく先”。されど抗わなければ。]
あの声は ナオス と 謂っていた
……研究所に、辿りつけばきっと
[選択の余地はない。
ポケットに鎮痛剤と、鳥の銀細工。
手がかりを求めるように、死者の石へ手を*伸ばす*]
[彼女と同じく茨がざわめくのを見ただろう。言葉は出なかった、唯、嫌な汗が滲んだ。3つの石像。争ったような痕跡。ゲルダが添えようとしたのか花の香りが僅かに残る。]
高嶺の花。
孤高の星。
[呟く言葉は誰かに向けてとも聞こえるだろう。]
地中で根は伸びているのに
光を受けて輝いているのに
それに気づかれない寂しさ
これは、…余計な話ね。
[見せていた首輪を隠すように黒髪を首元へ寄せ、ゲルダの話には同意するように首を縦に一度傾けて]
…薬のせいかもしれない
病のせいかもしれない。
不思議な力を持ってしまった人が
「私」意外にも…いたなんてね。
/*
この城から移動する回までは生きてたいんだがなぁ。
17>16>14>12>10
1 2 3 4 5
5日目なら死んでもいい(わがまま
いばら。
エグランティエは
いばらの名。
囚われたのは
鳥籠の中
故に
己を守る術を知らない。
―――羽がもがれて折れたとしても
―廊下、未だ開かれない上り階段の扉の前―
[その時の夢は様相が違った。
つかみかからんばかりにこちらへ迫る男。
『お前なんか生き延びる価値もないくせに!』
叫び声が響く。そこで目が覚めた。]
……ああ。夢じゃなくて記憶だ。
[虚ろな目で呟く。気づくと何故か石像にもたれていた。立ち上がり、周りに誰か居ても目に映していない様子で廊下の端まで歩き、1の部屋に入り扉を閉めた。]
─二階・廊下─
[甲高い音が何であるか。
その奥の状況。
耳に届く周囲の話を聞きながら、ふと、意識を向けたのは]
……千切れている?
[何かに断たれたような、不自然ないばらの蔦。
学者としての性はそちらに引き寄せられるものの。
断ち切る、という言葉>>766と、向けられた視線>>768に、天鵞絨を人の集まる部屋へと向け、そちらに向かった]
……剪定か、伐採か。
用途によって、用いるべきは異なる。
[ユリアンの言葉>>770の後、唐突に開いた口から零れるのは、こんな一言]
剪定のためのものなら、あちらの日用品置き場で確保できそうだが。
大掛かりな枝払いを考える場合と。
根本的な部分からの伐採を考える場合。
それに関しては、ここに使える物があるかも知れん。
[言いながら、躊躇いなく武器庫へと踏み込み、しばし、棚の間を物色して。
やがて、手に取ったのは一振りの山刀]
……ん。
以前、フィールドワークで使っていたのに、近いな。
後は、サバイバルナイフでもあれば、臨機応変に対処できるだろうが。
[それだけ聞くと物騒な呟きと共に、山刀を鞄に押し込んだ。
それをどうするのか、と誰かに問われたなら]
……いばらを払う必要があった時に、使うつもりだが。
[至極あっさりと、こう返して、武器庫を出る]
……ん。
俺に、何か?
[武器庫を出た所で、探すように呼びかける声>>790に気づいて天鵞絨をそちらへと。
向けられた、問い>>791。
天鵞絨は、険しさを帯びて]
……根の部分をしっかりと見れた訳ではないから、断定はできんが。
自然な生育の結果……というには、余りにも伸び方が的確な気がするのは確かだな。
[零すのは、冷静な分析。
は、と一つ息を吐き、ちらり、と鞄に視線を向ける]
それと……俺も、いばらに関連して気にかかっている事がある。
偶然なのかも知れんが、俺の持ち込んだ私物から、バラに関する研究資料だけが、綺麗になくなっていた。
……これが、偶然でなく、意図的なものであった場合。
何を目的として、それが行われたか、が問題となるんだがな。
[いばらを増やすためなのか、その逆なのか。
それによって、進むべき道の意は大きく変わる。
そんな意図を込めた言葉を返すと、廊下に出て]
……ん?
[武器庫のある部屋に入ったときは、石像にもたれていたナターリエの姿がない事に気づき、瞬き一つ]
[>>803に対して]
おっしゃる通りでございます。
用途によって道具を変えるのは効率化の鉄則であります。
[>>804の声に]
うむ、ナイフは便利です。
いばら退治にかぎらず、応用が利きますですし。
[山刀を持ち武器庫を出て行く姿を見て]
じゃあ、僕はナイフを探しておきますです。
[武器庫を出る前に聞こえた、ナイフを探す、という声>>807には、任せた、と頷いてた。
身動きや負担を考えると、一人で二種持つ気にはどうにもなれなかったから、なのだが]
─二階・廊下─
……さて。
どうやら、ここ以外の道はないようだし。
……本格的に、これをどけねばならんようだな。
[天鵞絨が見つめるのは、男性の石像。
先ほどから、名を知らぬ女性もこれを気にかけていたらしく、壊す壊さないの話題も上がっていたような覚えもある]
……粉塵被害を広げるのもどうかと思んだが。
取りあえずは、調べて見る、か。
[言いながら、先には触れるのを躊躇ったそれに手を伸ばす]
……やはり、研究員、か。
[装いの違いに、それは確信となる。
扉を押さえ込むような姿勢で固まっていた石像は、先のナターリエの働きかけで多少、位置をずらしていた。
それによって生じた空間から、今度は扉の方を調べて]
……鍵がどうこう、という前にだな。
いばらが扉を封じてないか、これ?
[鍵穴のありそうな辺りは、よくは見えないが。
その辺りにも、しっかりといばらが絡みついているのはぎりぎり見て取れた]
……もう少し、隙間が広がれば、何とかなる、か。
[なにやら一人で納得しつつ、慎重に石像に力をかけて、押す。
壊してしまえば早いと理解はしているし、それを躊躇うほど感傷的でもない。
単純に、狭い廊下で石の粉を散らしたくない、という重いからの行動だった]
/*
より正確に言うと。
「繰り返しネタは、面白くねぇっ!」
という、くろねこ的反骨精神のせいです(ぉぃ。
っつーか、また誤字ってる。
ほんとに多いな、今回!
―3の部屋・武器庫前―
――…ナイフ一振り。
あとは…ハンマーでもあった方がいいのかもしれんね。
こう毎回――…倒して壊すのもな。
[落ちた破片を見ながら呟く。
壊れた石、元は人だったものを壊す行為。
……違う、一番心配しているのはそこではない。
今は、――も見つからない。小さな咳が、何度か続く。]
[>>806武器庫から出てきたライヒアルトに質問を投げる。
目の前の青年にも思うところはあったのか、
返ってくるのは険しさの混じる眸。]
…そう、か。
どちらの可能性も見込んだ方が…いいのかね。
何を目的として行われたか…。
それによってあの玄関も、声の主も…意味合いを変える。
不慮の事故で閉じ込められたその先に、特効薬があるのか。
それとも…意図的に閉じ込めた先に、特効薬を置いたのか。
[首のベルトに指を引っ掛けぬよう、耳の後ろを軽く掻く。
後者の場合は施設関係者を…身内を疑うということに繋がる。]
…あまりこういう考え方はしたくないんだがね。
研究者(俺達)は救う為…護る為に、居るんだか ら…、
[言葉尻は声が掠れて、また一つ咳をした。]
…兄さんの研究資料?
それがこのいばらと関係することになる…のか?
[>>806ライヒアルトと別れる前、彼の残した言葉には不思議そうに。
それは、なくなった資料の内容に対してではなく
一介の"園芸家の私物"がなくなっていたということに対して。
顎に手を当ててから暫し考え]
…そうか。まぁ…おじさんの訊きたいことは以上だ。
助かったよ、感謝する。
また…なんかいばらに関することでわかったら教えてほしいね。
ああ、そうだ…花の兄さんの名前は?
自己紹介をしてなかったんじゃないか?ちゃんと覚えてないが。
[俺はツヴァイだ、と自分の名前を告げてから
ライヒアルトの姿を見送った。]
[――…きしり。]
[きしりと――…軋む音。]
[咳が増える度に増える――…石化病の影響か。]
[自身に宿る副作用には、未だ気付けない。]
─二階・廊下─
……疲れる、な、やはり。
[休息を交えつつ、ずりずりと。
途中、誰かが見かねて手を出すなら、余程の事がない限り拒む事はせず。
辛うじて、扉の前の空間を確保する]
……彫像類の移動は、室長によくやらされていたが。
やはり、今は、勝手が違うな。
……と、言うか、先に床の滑りを良くすれば良かったんじゃないのか……。
蝋燭くらいなら、あっちにあったろうに……。
[ぶつぶつと呟きながら、額の汗を拭う。
四肢への影響は比較的軽いとは言え、やはり、何事もなかった頃のようには動けない。
それを再度認識しつつ、改めて扉に向き直った]
―1の部屋―
[ケープが身に掛けられているのに気づいた。]
純白、可愛い。でも、あたしには似合わないね。
[言いつつも嬉しそうに笑う。肩にちゃんとかけ直した。
左手で右手に触れる。微熱があるのに右手は冷たい。ちゃんと肌色をしているのに。目に涙が浮かぶけど、一人になっても泣けないでいる。]
/*
うみゅ。
カルメンの人、退席見えないけど動きとまってるから、さくさく進めちゃってるけど。
やりたい事あったなら、ごめんよー。
っつーか。
自重組以外は、みんな潜伏してたりするのかしら。
……と、悩む間に進めようね、俺。
時間有限。
―3の部屋のほうへ―
[もう廊下に出ても、ノーラの姿はなかった。
そして、さっき騒がしかった場所、3の部屋に向かう。
中に入ると、幾人かがいただろうか?]
そういや…着替えたんだなリーチェ。
味気ない水色よりも、ずっと可愛らしい格好だ。
[武器庫の入り口にベアトリーチェが居たのなら、
そう声を掛けて頭を撫ぜようと手を伸ばしただろう。
小さな少女の首の数値が見える…、
皆、少しずつだが数値が上がっている気がする。
何時から――…目が覚めてからか。]
どうする、リーチェ。
動けそうなら一緒に部屋を探っていくかい?
[そう金髪の少女に呼びかけてから思い出す。
もう一人の金髪…ナターリエのこと。]
ああ…先にナターリエを医務室に運んでからだな。
解熱剤も生きてりゃよかったんだが…。
[まずライヒアルトがちょうど出てくるところが見えたか。
彼は階段手前の石像へと向かっていく。3の部屋に入ると、目に付いたのは、粉々にくだけた……人だったもの……。
さっきの音はこれだったことがわかる。
もう粉塵は収まっているが……。
部屋の奥を見ると、扉が開いている、その前にハインリヒの姿を見>>811、声をかけようとした。]
ツヴァイ…?
― 回想/薬品庫 ―
[手に付いた紅交じりの砂を落とした所で、後ろに人の気配。
自分も探すというリディの様子に、微笑を向けた。
後は淡々と薬品庫からインスリンを探す作業に移る。
腕を上げると、背中が軋んだ。
腕が持ち上げれる稼働領域が狭まっていることを知る。
幸いなのは、長身と長い腕故に、そう苦労なく薬品棚の上にも手が届くこと。]
僕の方は見つからなかったです。
リディさんの方はいかがですか?
[インスリンを探すのと並行して、
各薬品の中から一番製造年月日が新しいものを集めていた。
何かあった時に使いやすいように。
何もなければいいと思いながら。
――使って良いか保障はできないから。
その作業がひとまず終わったところで、少女に話しかけた。
少女の反応はどうだったろう、なんにしても]
[>>775ノーラの声に頷いて、その場に佇む。
内容から自分に向けてだろうか、と>>781男の声を聞きながら首をかしげ]
石になっても治るもの? 研究が進んだら治るのかもしれないけど。
でもここって、そのための研究もしてたはず。だよね。
[疑問を口にする。どちらにしても、壊れた石は元に戻らないだろうと足元に当たる小石を、そろそろと拾い上げた]
そうですか……。
2階にも部屋があるみたいですし、
そこにも薬品あるかもしれません。
僕、少し行ってきますね。
[あったとしても量が多いにこしたことはなく、
なかったなら尚更のこと――まだ、可能性のある場所を求めて。
――そして、密かに気にしているのは首のバンドの存在。
ノーラが服があると言っていたから、襟のある服を着直すことで、
せめて自然に数値が見えにくいようにしたかった。
青年の足は開かれた2Fへの階段へと向かった。]
― 回想/了 ―
─二階廊下・突き当たり─
ん、ああ。
悪いな、そっちも疲れてるだろうに。
あいつは……どこ行ったんだか。
俺が出てきた時には、いなかった。
[手伝いの申し出>>818は、素直に受け入れ。
ナターリエの事を問われたなら、ありのままにこう返す。
その後のぼやきには]
……悪いな。
生まれつき、こういう性格なんだ。
[なんて言葉を返して。
改めて、扉に向き直った]
―2階 部屋6―
ナオス…
[ノイズ混じりのあの声を思い出す。
実験のように様々な薬を投与されたのかもしれない。
そのお陰で今があるのかもしれない。全ては憶測の内。]
目覚めてしまったからには
この病が治る事を願うわ。
[扉の向こう側の話声も聞こえてはいるけれど
今は彼女の様子を見守ろうと、佇んで]
[向き直った扉を閉ざすのは、棘を有した深緑。
鍵の類があったとて、これでは機能しているのかも疑わしく]
……玄関と同じく、いばら自体が、封印……なんて事もあるのかね。
[呟きながら、先の部屋の棚にしたように、蔦の絡まり具合を確かめてゆく。
天鵞絨の瞳に宿る色は、真剣そのもの。
しばしの沈黙の後、一つ、息を吐いて]
……早速、使う……か。
[鞄から取り出すのは山刀]
……悪いな。
だが、俺としては、このまま何もせずにいたくはないんでね。
[いばらに向けて紡ぐのは短い言葉。
煌めく刃が蔦を切り払い、床に深緑が積もってゆく]
[>>816ハインリヒの声と、頭を撫でられるその手に、少し恥ずかしそうに]
ダーヴィッドさんが持ってきてくれたの。
部屋を探る? 他の部屋?
武器を持つつもりはないけど、他の部屋なら見てみたいかな。
[待ってろという声に頷いて、その場で佇む。去る気配に寂しさを感じてその場に座り込んだ]
[………手伝えといわれた先は、ライヒアルトのところ。
扉の前の石像………。
ライヒがそれを動かそうとするのをハインリヒが慌てて手伝っていた。]
その先の扉か……。
[まだ、少し、本調子ではないことは隠しつつ、石像を動かすのを手伝う。]
……これで、大体、は……。
[絡み合う深緑の帳は、概ね取り払われ。
鍵穴に当たる部分を改めて見やるも、そこは、今は断たれた緑に埋もれていた]
…………。
[軽く、扉を押す。
ギィ、と軋むような音。
多少、抵抗があるのは、反対側にもいばらがあるためか]
……ん。
後は、力任せに蹴りでも叩き込むか。
[山刀を収めながら呟く言葉は、やっぱり妙に物騒だった]
[一人になっても意味はなかった。
握りしめたままだった鎮痛剤をポケットに入れ、廊下へ。ライヒアルト達が石像を動かすのを見て目を伏せた。
声をかけずに廊下に佇んでいる。]
― 衣裳部屋(部屋4) ―
はっ、結構きついな……。
[手や足は、色が白くなっているとはいえ、
石化はそう進んだように見えない。
息苦しいのは、肺をやられているから。
2階へ辿り着くと、様々な喧噪が聞こえた気がするけれど、
余裕のなさを見せない為に、人の気配があまりしなかった、
そして階段に一番近い部屋に滑り込んだ。]
おや、ビンゴでしたね。
[そこは衣裳部屋に連なる部屋であることが知れる。
荒い息の下、癖のように笑みが浮かんだ。
げほっ――咳が一つ、二つ。あてた手に紅交じりの砂。
まだ、そんなに酷くはない。
――希望は、まだ捨てない。捨てたくない。
けれど……]
間に合う、かな。
[その部屋にある石像を見て、零れた弱音。]
>>824
[石像をどかすと、ライヒアルトがその扉の前で思案しはじめる。
そしてどこから持ってきたか知らないが、剣で絡みついた茨を削ぐように落とし始めた。]
>>827
[しかし、茨を落としても、扉はまだ抵抗を続ける。
蹴りを叩き込む、の言葉には腕を組んで…。]
元気な園芸家だな……押すなら手伝う。
[ぽそり]
[石像は立ち尽くす。
注意深く睨む視線の先。
触れる手は
壊さぬように
倒さぬように]
っ…
[見られている気さえする
凍りついた表情。
かさり
と
白は剥がれ落ちてしまう]
─二階・廊下突き当たり扉前─
[呼吸を整え、深呼吸。
学者と言っても、新種の噂を聞くと行けるならばすっ飛んでいった鉄砲玉気質、荒っぽい一面も持ち合わせていた]
……手を貸してもらえれば助かるが。
大丈夫か?
[手伝う、という言葉>>832にそちらを振り返る。
数値は見えないが、どこか疲れたように見える様子に、微かに眉が寄った]
[座り込んだまま音を聞く。声と、石像を動かすような、音]
何、してるのかな。
……じっとしてるのは、性に合わないの。
[心細くなったのは確かだったけれど、ただ護られているだけの自分も嫌だった]
でも、待ってろって言ったの。
動いたら、怒られるかな。
[そろそろと、膝と両手を着いて廊下に顔を出す。足音は階段から隣の部屋へ。誰のものだろうとそちらへ意識を集中させた]
―部屋6―
[彼女の言葉に薄らと瞳を細める。
認めるでもあり、跳ね返すかのような新緑の瞳だろう。
けれど]
――…
[あいされていた。]
[『ノーラ。正統な星詠みとして、立派に―――』]
…それは素敵ね。ほんとうに。
[悲しみを帯びた声が返るのだろう。
石像に触れる彼女の背を見守りながら数歩近づく。]
…手伝うわ。
>>835
ああ、問題ない。
[その眉がこちらを見て微かに動いたが、気にせず…。
でも咄嗟に髪の乱れは直した。]
で、どうすればいい?
[声をかけられて顔を上げた。見ればイレーネだった。]
なに、イレーネ。
[笑顔で名前を呼んだ。無意識に右腕を左手で触っている。]
―― 回想 2階 ――
[カルメンと連れ立つように階段を上る。
奥が気になるのだという彼女とは、そこで別れた]
分かりました。私は、手前から見ていきます。
何かみっかりましたら、教えてください。
[奥からは、人の気配がしていたから。
そう言って、手近な扉(1に通じる扉)を開けた。
そうして、しばらく何か日付や外界の手がかりになりそうなものを探していた]
―― 回想 終了 ――
―― 1の部屋から4の部屋へ ――
[最初の部屋は、日常雑貨ばかりで手がかりは見つからなかった。
けれど、紙や、ペンや、そうしたこまごまとしたものは何か懐かしさを感じさせて。つい、ペンとメモを1つずつ拝借することにした]
……すみません。ちょっとだけ、借りますね。
[そうして、次に向かうのは向かいの4の扉。
かちゃりと扉を開け、覗き込む]
失礼します
[問題ない、と返されれば>>838、それ以上は追求せず。
後ろから小突かれる>>840と]
状況が変わった、という事にしておいてくれ。
[さらり、とこう返す。
ナターリエの事は気にはなるものの、城内にはいるだろう、という思いから、今は目の前に集中していた]
向こう側の蔦の張り具合にもよるが。
複数の力をかければ、押しきれると思う。
……扉の向こうがどうなっているか、わからんのが問題だが、選択肢もないしな。
と、いうわけで。
一斉に押し切るか。
[あっさりと言いながら、扉に手をかけ]
/*
ぴくしーは、空気が読めないところに予告をうった気がした。
どんまい、ぴくしー。
がんばれぴくしー。
もう仕事は全部おわったけどな!
/*
やっぱり。
ツヴァイさんがいいらしいです(ごろごろ
年齢的に厳しいよね。
年齢で言うならみんな厳しいけども。
というか、恋愛しないぜ!と思って12歳設定なのに><
12歳だけども、7−8歳くらいに思われてるかもしれない。
― 衣裳部屋 ―
さて、僕に着れる服があると良いのだけど……。
[世間一般より長身の部類に入ることで、
なかなかに着られる服を探しだすのは困難に思えた。
一番手っ取り早いのは、自分の服を探し出すこと。]
ん〜……この辺かな……。
[男物、サイズが大きめな物があるあたりを、
ごぞごそと捜索し始めた。]
>>844
シンプルに頑張るか……。
[一斉に押し切るの指示には従う所存で…。]
じゃ、ツヴァイ、お前、掛け声な。
[涼しい顔で押し付ける。]
あ、オトフリートさん。
貴方も、服を探しに?
[衣裳部屋の外から音がしたので、
ひょこりと部屋4の方にドアから頭をのぞかせ、
見えた人に挨拶をした。]
[イレーネの気遣いに目を細めた。]
休む前よりは、だいぶ。重かった体が軽くなった感じ。
[発症する以前はもっと軽かったのだけど。]
普通って、どういう意味。……んん。
[床が光った気がした。しゃがんで見てみる。]
何かのウロコみたい。気持ち悪い。
[眉を寄せ首を振った。]
―― 4の部屋 ――
[挨拶とともに扉をあければ、
ちょうどエーリッヒとすれ違ったところだろうか]
…………。
[右手に、石状の遺体が見えた。
静かに扉を閉めると、その遺体の前で十字を切る]
あなたの魂に、救いがあらんことを。
[気休めにもならないかもしれない。
そこに、もう、魂は、人格は残っていない。
それでも、遺体の服をそっと整えた]
[そんなとき、衣裳部屋から金髪が見えて]
あ。エーリッヒさん。そこに、私服があるんですか?
それは助かいますね。
この術着では、すこし肌寒いですし。
まだどれも虫に食われず残ってます?
[少し表情を明るいものにして、そちらの部屋へ向かう]
―2F 部屋6―
…解る、わ。
[彼女とは境遇も異なるものだと解っているけれど
やはりそれでも、どこか類似点を感じてしまっている。
不思議な感覚に、僅かに眉を下げた。]
奥の壁に…何か、――
[3体の石像から更に壁の方へ進めばふわりと赤が揺れる。
ブリジットの方を見て、ぱちりと瞬きを一度。
ちか、と星が煌いた気がした。]
――…あるわ。
貴方が…きっと、それを見つける。
[ちから、訊ねられる問い。それに答える程、「それ」が何なのか解ってはいなかったから、珍しく弱く笑みを向けるだけの曖昧な返事をする。]
/*
エーリッヒはそろるをまわしたかったんじゃなかろか。
じゃましてなければいいんだけども。
いや、多角会話と、武器庫・戦闘にいくのがいやだったとか
……派手にする必要と余力があるなら、話は別だが。
少なくとも、俺はその必然は考えてはいないな。
[シンプルに、という言葉>>847に、さらりと返し]
[小さなため息>>850には、微か、笑むような弧を口元にのせて]
……いても違和感がない辺り、笑えんが、な。
[亡霊騎士、という言葉に軽口めいた口調でこう言って。
合図の掛け声と同時、扉に向けて力をかけた]
[人であった物に祈る、オトフリートに向けるのは、
穏やかな微笑。
けれど、彼の紡ぐ言の葉に、少しの違和感。
それは、少し前から感じてはいたのだけれど]
ええ、ただ、ものによっては虫食いもあるみたいですが。
[少し明るい相手の表情を捉えると、
感じた違和感を伝えるべきかどうか悩み、
微かに、微笑に暗い影を落とした。
けれど結局は、自身の服を探すことに戻ることにする。]
おや、結構簡単に見つかったなぁ……。
これも、星の導きというものなのかな。
[そして、捜索開始から、そう時を経てず、
預けていた服一式を見つけ出すと、そんな言葉が思わず漏れた。]
/*
症状を痛覚の消失とかにすると怖いかしら
どうかしら
声をなくすも考えたけど、
…声が出なくなると不便かもしれないのだわ。
[二重にかかる、力。
扉の向こうのいばらが抵抗するのが感じられる。
それでも、二人分の体重は、深緑の抵抗を引き裂いて。
引き千切れる音。
悲鳴のように、響いた。
重なるのは、扉の軋む、音]
……大人しく。
[押し込みながら、片足を上げて]
……開けっての!
[止め、と言わんばかりに蹴りを叩き込む。
一際大きないばらの悲鳴。
扉は、人が通れるほどに、その口を開いた]
なにか生き物がいるのかな。………魚とか。
[言って同じようにウロコを覗き込むイレーネをじっと見た。]
メデューサも病気でしょう。 体調が悪くなるのは当たり前よ。
/*
症状。
痛覚の遅延。やがて消失。
手が“いばら”になる。
一部のいばらが呼応する。=誰かを守る
ただし、自分へは傷つけるのみ。
/*
「結局蹴るんか」と突っ込まれていそーですが。
……やりたかったんだ!
[キャラ路線、変わってますか。
いや、多分変わってない。
ライヒは潜在熱血がやりやすいんだ、個人的に]
[損壊のあるものもある、と聞いて心配そうに眉がよる]
ああ、困りましたね。
他の方の衣装を借りるには、気が重いですし。
ええと、私のカプセル番号は………
[ところどころ乱れながら整然と並ぶ衣服。
記憶を頼りに、自らの衣装を探す。
探す手を止めぬまま、さりげなく]
……何か、お悩みですか?
ここには女性も子どももいらっしゃいませんから。
私でよければききますよ。
[先ほど、ちらりと相手の顔にさした影が気になって。
そんな風に聞いてみた。施設の関係者で、医学の心得もあるというから、だから、それゆえの悩みもあるだろうと。よもや、自分に関わることだとは思わなかった]
………おお。良かったですね。
ふたりも、おしゃべり だ な。
[押してる最中も何だか言ってるのに呆れつつ、ライヒアルトが叩き込んだ蹴りをきっかけに植物の切れる音……。]
………ッ ふぅ
[>>859
扉の軋んだ音に片目を閉じつつ、開いたドアにそのまま背を預けて座り込んだ。]
―二階廊下―
ここは建物の中なのに?
水槽も…あ、まだ見てない部屋もあったっけ。
[外が海や湖である可能性だってあるかもしれない]
…そうだったね。
私の周り、そんなに症状の進んでいない人が多かったから。
[じっと見られて、誤魔化すように笑う。
瑠璃は相手の目から少し逸らされていた]
―2F 部屋6―
…私、勘が良いの。
なんて、…ね。
[星詠み、と名乗ったのは彼と、彼女だけだった気がした。あまり馴染みのない職故、邪険にされる事も――あった。だからこそ自分から口にする事は少なかった。
冗談を静かに言えば何やら不思議な光景だったかもしれない。
ブリジットの傍に歩み寄る時、不思議と足が一瞬だが軽くなった気がした。けれど、また重みは戻ってきた。
レイピアを差し出して首を傾けた。]
…?
[おそらくブリジットには首輪の数値がひとつ低下している事に気付くだろう。]
[しばらく音を聞いていたが、立ち上がり、廊下突き当りのライヒアルトら三人が開け様としているドアへと向かう]
そこ、扉があるのね?
開けようとしているの?
[押しているのか、どこかで軋む音。石ではなく]
いばら? 壁にもいっぱいだったもの、扉にも付いてるわよね。
燃やしたら、だめなの? でも、ここで燃やしちゃったら建物が燃えるのかな。
/*
健康体男子の癖に、動く気がなさすぎて駄目だ。
なんていうか、普段から落穂ひろいポジションで楽してるんだろな。リーダーシップは、ほかにとる人がいなくなってはじめてとるタイプだと思う。
―二階廊下―
ウロコって言えば咄嗟に魚しか思いつかなくて。
[そう言って苦笑い。
イレーネが目を逸らして、首を傾げた時。
天井からなにか音が聞こえた気がして見上げる。なにか黒い影が天井にぶら下がっている。と、それが頭上へ落ちて来た。後ろへ尻餅をつくとどさっと音を立てて廊下へ。]
蛇っ。
[悲鳴を飲み込み尻餅をついたままざざっと後退り、様子を見る。廊下の端、1の部屋の前辺りで黒と灰色のまだらの蛇は上半身を起こして歯をむき出しにする。
歯は独自の進化を遂げていた。まるで、ネズミの歯のよう。食べ物がなくいばらを食べて生きられるよう進化したか改造されたかしたらしい。]
あ、こいつのウロコ、か。
[蒼白な顔で納得した。]
/*
飴4個…ですって…
ごめん ありがとう
あいしてるわ。
もらいすぎ!!
明日は昼居ないのでましだと思います(希望的観測)
ブリジットはまだ表で
「ありがとう」って言ったことない。
滅多に謂わない。
ごめんなさい、も多分ゲルダにいったきり。
という設定なの。
[いばらの抵抗に抵抗するように力を篭める。]
…っ、この…
[――…キシリ。
軋む音に小さく悪態をついて。
痛んだのは、身体の中の何処か。
ライヒアルトの蹴りと共に蔦は引き千切れて、
穴が空いたかのようにぽかりと暗闇が開いた。]
…く、
[短く息を詰めて、肩を揺らす。
咳ではなく、笑い声が続いた。]
…ったく、足癖悪い。
[それは園芸家へ向けたもの。]
― 衣裳部屋 ―
[自分の言葉で思い出したのは、星詠の人のこと。
足は大丈夫なのだろうか
――ふと、そう思いながら、自分の首に触れる。
彼女から鎮痛剤を預かった時、自分のパーセンテージを知らなかった。
擡げる不安――このまま預かるにしても……。
そこで、思考が途切れる。]
僕って自分が思うより、色々隠し切れてないみたいですね。
[オトフリートの言葉に苦笑を洩らしながら、
男性同士ということもあり、そのまま服を着込み始める。
麻のYシャツと、桧皮色のジャケットを着込む際、
袖に腕を入れるのに苦労をするのは――石化し始めた背の所為。
ジャケットより濃い色のズボンに足を通し、
ベルトを着けると、一息入れて。]
隠しきれないのが、悩みでしょうか。
此処には聡い人が多い気がします。
[実の父は、自分の笑みの理由すら分かろうとしなかったのに。
誤魔化しが滲むその言葉は、オトフリートにどう響くか。]
……ふう。
さすがに、きついな。
[その場に肩膝を突いて、は、と息を吐く。
少女の声>>866が聞こえたなら、天鵞絨をそちらへと向けて]
ああ。
ちょっと強引に、押し開けた。
[手段の解説は避けた]
……燃やすのは、大変だぞ。
生木は燃えにくいものだし、燻されるだけで終わるか、下手をすれば肝心のいばらは燃えずに、という事にもなる。
[蛇の対処に困っている。]
触れないし、噛まれたら痛そうだし。だれかーたすけてー、なんて。
[後半、棒読みで叫んで見た。]
それは、ほめ言葉として、もらっておく。
[足癖悪い、という言葉>>868にはさらりとこう返す。
身体に負担をかけた影響か、視界に霞がかかる。
それを振り払うよに、首を左右に振って]
……ん?
[棒読みの叫び>>874。
はっきりしない視界に苛立ちつつ、立ち上がろうとして、軽くよろめく]
なんだ……何が、おき、て……?
[悲鳴を上げて、いばらが千切れる。冷たい空気を感じて、扉が開いたことを知った]
開いたのね。おめでとう。
ううん、ツヴァイさん、私が待てなかっただけだからいいの。それに、忙しそうだったし。
燃やすのは、やっぱりだめなのね。そうだね。いばらだって生きてるんだもの。
……蛇?
[ナターリエの声にぴくり、と眉が動く]
蛇はこっち見てるから逃げて。
[イレーネに言い、ふと見ればライヒアルトがよろめくのが見えた。考えるより先に立ち上がり、あまり大きくはない蛇を飛び越えて駆け寄ろうと]
[ハインリヒに手を貸してもらい、立ち上がった時、女性の悲鳴らしきもの。(半分は棒読みに聞こえた)
みなが注目してるほうに目をやる。]
蛇?
5360、5360……いや、3560だったかな……。
ああ、あった。これですね。
[やがて手に取ったのは。
いかにも安物で、少しよれた黒の上下と白のシャツ。
そうして、灰色のベスト。
衣擦れの音に背を向けて、自分も着替え始める]
全ての悩み事を、完全にかくしきれてしまう人は、さびしいですよ。別に、それでいいのではないえすか。
まあ、私もできれば教え子たちには悩み事を見られたくないと思うことが多いので、何とも言えませんが。
―― でも、何でか。ばれてしまうのですよねえ。
[ふっとそういって、ボタンをはめる手を一度止めた。
実は、しゃべっているうちにこのボタンと格闘すること3回目]
別に、無理強いしようとは思いませんから。
あの薬を持ってきた男性に話せるなら、それはそれで。
でも私たちは体の調子だって悪いのに、悩みごとを抱えてつぶれて欲しくないなとは思ってますよ。
[4回目のトライは、成功した。満足そうに頷く。
複雑な響きの相手の声音。全て分かるわけではない。
ただ、調子が悪そうだったから。少しでも楽に、と]
うん、蛇の、声。
[威嚇する声が耳に届く。助けを求める声も]
どうして、蛇がいるんだろう? 外から、入ってきたなら、どこから?
[行っては迷惑だろうと、動かずに、廊下の脇へと避難する]
[重ねて聞こえる、悲鳴>>880。
片手を額に当てた状態で、声のする方へ天鵞絨を向ける]
……ちっ……。
[中々合わない焦点。
それでも、蛇出た、という事だけ周囲の声から把握していたから、扉を押すときに下ろした鞄を手探りで探す]
……野外採取に来てんじゃねぇぞ、ったく……!
[ライヒアルトの近くまで走って。
ふと我に返って立ち止まって蛇の方を見た。]
あ、イレーネ、ごめん。
[イレーネとライヒアルトを見比べてオロオロしている。]
─ 廊下 ─
[武器庫から飛び出して来る。
悲鳴の主とおぼしき女性二人が居る方角へ視線を巡らせ、]
…何が、起き
それは、蛇 か?
[大きく両眼を見開き、武器庫からそのまま持ち出して来た、武器に視線を落とした。弓と矢。アーチェリーは嗜んだ事が無い。
足が竦んだ様子のイレーネを見て、弓矢を持ち出した事に対して軽く舌打ち。]
―二階廊下―
[足は竦んで動けない。
手で何かを殴るのを避けている場合でもなく。
小物入れを手首に下げたまま、胸の前で硬く両手を組んだ]
ばれたくない人に限ってばれて、
知ってほしい人には分かってもらえない……。
世の中ってそんな感じですね。
[オトフリートも服を見つけれたようで、その着替える様を少し見ながら頭を掻く。
ふっと――彼の指が何度も同じボタンを掛けようとしていることに気が付き、少し眉を顰め、かける言葉を探す間が開く。]
オトフリートさんも、何か悩みがあるなら言ってくださいね。
僕は、まだ、医者ではないけれど、
特に身体に関して悩みがあれば。
[結局は遠まわしな言葉を選ぶ。
首のバンドの数値が他人から見難いように、
襟の方に寄せていると、廊下から聞こえる悲鳴。]
……何かあったのかな。行きます?
[そちらに首を巡らせて、尋ねながらも、
自身はもう最初の一歩を踏み出していた。]
―2F 6の部屋―
[壁が動く、その拍子バランスを崩して
そのまま壁にもたれるような形となる。
ぱらり。
土が落ち、いばらが揺れた。
叩いた音、向こう側は空洞。
僅かな隙間が見えた。
――扉だ。]
……な
[廊下側の喧騒が一瞬遠のく。
石像たちは、これについて争っていたのか、と]
−部屋・5−
ふぅ……。
[武器の物色を終える。
そしてめぼしい物を並べる]
短剣が5つ、斧が1つ、刀が3つですか。
これだけあれば、まぁいいでしょうね?
[勿論自分の分だけではない]
ショックなら、医務室で休むときっといいです。
疲れてなくても休めるときに休むといいです。
[疲労や困惑が見えるゲルダに対して言葉をかける。
返事は聞かずに見繕った武器を持ち上げて若干よろめきながら部屋の外へと出て行った]
[壁に手を突いたところで、地響きのような音と揺れに気づく]
こっち?
何の、音……?
[6の部屋へと足を踏み入れる。ふわりと風を感じて、そこにも穴が開いたことを知った]
窓? 扉? 今の音だと、扉、かな。
今、こっちの廊下には蛇がいるから、こない方がいいの。
[蛇の意識をイレーネから自分へ向けるよう、弓本体で床を叩き、振り向いた蛇のボディに叩き付けた。]
獲物は、こちらだ。
[跳ねる蛇の身体。]
/*
蛇の大事の仕方。ベストアンサー
残念ながら決定的な方法はないようです、知り合いの女性は古里を捨てた理由は蛇だったそうです、今は都会暮らし 夏は古里に帰りたくないと言っていました、あなたも引越したらどうですか。
ちょwwwwwwwwwwwwwww
癒しの星は誰の上にも輝いているわ。
貴方も…その力がある。
[外が、と言われれば確かに騒がしい。
何かあったのかと思い視線を向けるけれど
壁からした不思議な音に視線は奪われた。]
――…何か、見えた…?
[ヘルムートの動きに目を見張り、信じられないように見た。]
議員……?無理は……
[その時ちょうどユリアンが部屋から出てきただろうか。
そこにいくつかの武具を見ると・・・・・・>>898]
それ、貸してくれ。
[斧を指差した。]
−廊下−
[外にでるとなんだか騒がしかった]
ええ、っとなんですの?
[なぜか何処かのお嬢様みたいな口調だった。
騒ぎの方へ向かおうとしたのがまずかった。
武器を抱えていて足元が見えなかった為、自分の足に引っかかり体制を崩した]
あ、これはこれは非常に危険でデンジャラスですね。
[妙にゆっくりと地面が近づいてきた。
まるで時間が遅くなったみたいだと思いながら盛大に地面に口付けをした。
手に持った武器が散らばり余計に騒ぎが大きくなったのは不可抗力だと思いたかった]
議員!何やってる!!
[ユリアンが斧を差し出してくれたなら、それを持って、
そうでなくても、ヘルムートに向かって駆け出した。]
[ベアトリーチェの姿が入口の扉の方で見えた。
続く言葉に驚く。]
へ…蛇…?
…こんな場所で…?
大きそうだった?
[用心を兼ねて、と腰に手を置くがレイピアは彼女が持っていたのだった。どうやら平静を装っているが蛇は嫌いらしい。]
[視線を向けられている事に気づかないのは、余裕が途切れた事の表れ。
常ならばまず見せる事のない状態。
周囲の注意の大半が蛇に向いているのは幸いか否か]
……ったく。
[音は捉えられる。
だから、場が動いているのは理解できた。
落ち着け、と念じる。
寝間着のポケットに押し込んだ、壊れた薔薇細工が触れ合う音が妙にはっきり聞こえた]
ですね。なかなかに上手くいかないものです。
[今の話の流れから、彼の悩みが知られたくなかった相手が自分だという推論は、気が付かなかった]
体の、ですか? 流石ですね。
うーん、そうだなあ。昨夜は随分頭痛がひどかったですが、今はなんともないですし。
メドューサは、体が重くなると学んだのですがそんな兆候もない気がするんですよね。何だかそれが申し訳なくて。
そのくらいですか。
あ、はい。今。
[廊下の騒ぎに、少し気がせって。
見苦しくないだけさっさと整えると後はベストで誤魔化すことにした。そして、彼の後を追うように足を踏み出す]
…っ、おい、こら…!
[蛇を挑発する金髪の男に瞠目して声を投げて、
無茶な奴ばかりだ、そう舌打ちすると
男が駆け出して向かうのはイレーネのところへだった。]
動けるか?動けるようなら…
[こちらに、と呼びかける。]
/*
あ。
こっちに呼んじゃ危ないじゃないk
[ヘルムーの素敵な動きにこんらんちゅう、こんらんちゅう
ほんっと無茶しいばっかりめ(笑)]
[黒灰まだらの蛇の身体から、ボロボロと鱗が剥がれ落ちる。近距離で威嚇を受け口腔を見ると、蛇らしからぬ随分と奇妙な牙を持っている事が分かる。]
肉食では無いのか?
[眉根を寄せながら、集中して飛びかかる蛇を一度避ける。
もう一度弓で地面を叩き、それから弓を床に置いた。
己の後ろ側の廊下には、女性や子どもは居ないはず。
──握り絞めた矢を、蛇の口内に突き刺すタイミングを。]
蛇の首を落とせれば、最前なのだがな。
[赤毛が視界の端に入り、口端を吊り上げる。]
……って、今度はなんだよ?
[どうにか鞄を掴んだ直後、耳に届いたのは何かが倒れる音。
次いで響く、金属音。
霞みの落ち着いた天鵞絨を向ければ、映るのは倒れたユリアン]
……無事か。
[口をついたのは、そんな言葉だった]
/*
ちなみに、オトフリートはガチで不調に気が付いてない。
滑舌が悪くなったな、あれ、今日は調子がおかしいな、位。
だって、まだ11だし。
言語野がまずくなったら、滑舌が悪い程度じゃなくて言葉が出てこなくなる。から、まだ初期段階。
つか、エーリッヒは完全に分かってる感じかな。
だと、そろそろ強調せずにすんで楽なんだけど。
15の壁がなかなか越えられない。
― 2F廊下 ―
……兄さん?
[廊下を出て悲鳴のあっただろう場所を見やると、
一番最初に視界に入ったのは、見事な金髪。
一瞬、自分の兄の姿がそこに重なる。]
な、わけない。
……でも、あの人、あんなに動いて大丈夫なのか?
[脳裏に走った記憶は、眠る前、
此処の医師である父から聞かされた情報。]
……とも、言ってる場合じゃないか。
[見たこともない蛇がそこにいた。
毒があったら拙い――医者の卵が一番に思うのはそこ。
治療血清がここにあるとは限らないのだから。
自分はどう動くのが正しいのか、思っていれば、
ユリアンが地面に激しく接吻するのが見えた。]
[目の前にぱらぱらと蛇の体液が散る……。]
………議員?
[議員の手が見えて、反射的に斧を引っ込めた。
そして、目の前の光景に信じられないような顔をした。]
貴方は無茶だ……。
[蛇の口を射抜いた矢……
その牙がもう少しで、その指にかかろうとしていた。]
………。
[ノーラの声が聞こえると、ほっとしたように]
蛇の声だったから、蛇だと思う。
ナターリエさんもそう言ってたし。
ノーラさんも、怖いの?
[扉を押し開こうとする姿は見えずとも、何をしようとしてるのかは察しが付いた]
扉を開けるのね? 風が、流れてるみたいだから、きっと開くわ。
手を離してくださいッ!
[しかし、矢の刺さった蛇の目にまだ光を感じると、そう指示をする。
そして、手から矢が離れれば、床に落ちた蛇の頭に斧を刃を叩き込んだ。]
・・・・・・・・・ッ
[骨が砕ける嫌な音と、蛇の血がそこに散乱しただろう。]
―― 2F 廊下 ――
ええ、と。
[どたん、ばたん、どんがらがっしゃん]
[廊下は、そりゃもう大騒動だった。
たくさんの人が、それぞれ動いて、格闘して。
かと思えば、視界のそこここで鈍い刃がきらめく。
そのいくつかは、テレビでしか見たことがないもので]
………なんですか、これ。
[一気に入ってきた情報に、目を丸くしてしばらく立ちすくむ]
[扉を開けるのを手伝おうと、二人の方へと歩いていく]
私も、押すわ。
少しでも、手伝いたいから。
[手を伸ばし、扉を探す。いばらが指に当たって、痛みが走った]
…苦手ね。
蛇は。
[怖いのと言われれば弱めの声で返す。
石像があるから気を付けて、とベアトリーチェに告げた。]
ブリジット。
息を合わせましょう。
[ぐ、と肩を押して更に壁を動かす。
断ち切れていない茨がその肩に刺激を与えた。]
…っ
[それでも仄かな風は確かに感じられて]
−安置室−
[ヘルムートとベアトリーチェを見送り]
[男の足は安置室へ]
[充電はとっくに終わっている電池]
[過充電もいいところだ]
[電池を入れてメモリを確認]
[電源を入れて設定を決める]
[ファインダーをのぞく]
[ためしにシャッターを切る]
[かしゃり。それは懐かしい音]
[画面を確認して]
───大丈夫そうだ。
[微かな安堵]
[それを手に歩きまわってみることにした]
[現状を記録し]
[変化があったならこれで比較できるだろう]
うわ、格好いい。
[蛇に対峙する長髪金髪の青年と赤毛の青年。イレーネに駆け寄るハインリヒを評して言い。
ライヒアルトを振り返り、動かないからには動けない理由があるのだろうと心配して見た。
と、武器を持って倒れた後のユリアンが見えた。]
あ、踏んだ人。
[安置室内]
[大広間]
[ロッカールーム]
[医務室まできて]
[シャッターの回数などとっくに忘れたころ]
───?
[上から聞こえてくる騒ぎ]
[ちらりと寝台に横たわる老いた男を見たあと]
[ゆっくりゆっくり階段を上がっていく]
[時折、シャッターを切ることは忘れない]
[文字通り記録行為]
−→2F廊下−
……それ、どういう覚え方だ。
[踏んだ人、という声>>927が聞こえて思わず呟いた。
どうにか、突っ込みをできるレベルまでは精神的にも回復してきたらしい]
……蛇、は。
片付いた、か……?
[次いで零れた呟きは、確かめるような響きを帯びていた]
― 2F廊下 ―
[おそらく自分の仕事は、各自の怪我の有無だろう。
蛇が、戦闘部隊によって退治されたのを認めれば、
ユリアンに近づきながら、声を上げる。]
ユリアンさん以外の方で、怪我された方いますか?
[ユリアンに近づきながら、
一瞬兄に見間違えた議員に視線を向ける。]
あと、鎮痛剤受け取ってない方が居られたら、
おっしゃってくださいね。
石化病用なので、怪我に利くかは分かりませんが。
[遠まわしに、議員の腹にある傷を心配した。]
[勿論、アーチェリーだけでは無く、銛で漁をした経験も無い。重い金属の矢とは言え、蛇の生命を断ち切る位置に突き刺す事は出来ず。蛇の息が指に触れる、牙が掠ろうとしている。]
[ダーヴィッドの声に頷いた。
彼を信頼して良い、と感じて──強く握り絞めていた矢から手を離す。瞬間、身体の柔らかい部分を縫い止められたまま激しく跳ねて落ちる蛇。
蛇が地面に落ちた瞬間を、ダーヴィッドの斧が砕く。
生臭い血臭いと、骨が砕ける音。
蛇が動かなくなるのを見届けてから、漸く、イレーネの無事を確認する事が出来た。]
ノーラさんは、蛇が苦手なんだね。じゃあ、なおさら廊下には行かない方が、いいよね。
[ようやく壁を指先に見つけると、肩を押し当てる]
ここ、かな。私扉、押せてる?
ああ、蛇。
[廊下にぶしゃっと赤が散る。生々しい血の匂い。
何故だろう、ひどく、奇妙に新鮮な刺激だと思った。
目立たないよう十字をきって、小さな命に黙祷した]
[斧。弓矢。散乱する武器。
混迷状況を目にして、首を傾げる]
私たちは、いつペルセウスになったんでしょう――?**
[地面にぶつかった後は盛大に転がった。
ダーヴィッドの呼び掛けや蛇に気づくことすらできなかった]
い、い、たいです、何でこんな酷い目にあうです……?
[>>914に]
多分無事です、しゃべれるからまだ平気です。 ってこれなんですか?
[返事をしながら気づいた手の中にある首輪のような物に。
なんだかゾッとして自らの首を触るとそこにあるべき物が無かった]
えーっと、まじです? あー、ぎゃー、さようならー、ぼくはーもうだーめーでーす。
[まるで子供のように騒ぎ出す。
しかし、実際は体には変化は無い]
うーん、でも、なんともないです、ね。
[事実に気づくと急に冷静さが戻ってきた]
−2F廊下−
───なんと、まあ。
[自分はどうも、毎回2テンポぐらい遅れているらしい]
[血の匂い]
[似たような場所に行った記憶]
[スラム]
[戦場]
[荒野]
[どうしたものか]
[記録を優先するか]
[把握を優先するか]
[頬を小さくかいた]
[困った]
[そんな顔]
だって名前聞いてないから。
[ライヒアルトに答え。続く言葉を聞けば傍へ。]
もう大丈夫、長い金髪の男性と赤毛の男性が退治してくれたから。
[他の人に聞こえないように、ライヒアルトの耳元で囁いた。]
……なに?
[どこかずれたようなユリアンの返答>>936に、呆れたのも束の間。
ある意味では『異変』といえる状態に、天鵞絨が幾度も瞬く]
おま、え。
それ。
……どういう、事、だ?
ユリアンさん?
[首輪の外れた彼の姿に、医者の卵は緑の眼を丸くする。]
だ、大丈夫、なんです、か。
[近づき終えると、じっと彼の様子を伺った。]
―2F 6の部屋―
っ、もう一寸、だと 思うの、だけれ ど――
[ベアトリーチェが壁に身体を寄せる。]
……ん、大丈夫ですわ、それで。
[風が動いた。
向こう側へ通じる道が。
いばらが ぎちり、と切れる音が“向こう側”でする。]
恩にきる、ダーヴィッド。
彼女が無事で良かった。
[イレーネに視線を流し、短く言う。
言ってから、脇腹を押さえ少しだけ呻いた。]
───なんで、そうなる。
[エレット]
[それがフェレットになり]
もうちょっと、普通の名前はないのか。
[聞こえる意味]
[なんだろう]
[わからない]
こっちが、聞きたい。
[何が、起きている]
[あまりに団体から離れすぎた]
[小さな舌打ち]
[何がなにやら。
そんな心境に陥りかけた意識は、囁かれた言葉>>940もあって、現実に留まれた]
……そう、か。
なら、いいんだ。
[零れるため息。
落ち着きが戻れば、調子も少しずつ戻る。
とはいえ、今の騒動の中、幾人かには自分の発症箇所が気取られたな、と。
そう思うと、厄介だな、という意識が先に立った]
[蛇が動かなくなるまで、斧は動かさず…。
その動きが完全に止まって、やっとその手を離す。ごろりと蛇の頭の上に斧が覆いかぶさった。]
……議員………。
[そして、とても困った顔でヘルムートを見て、ふうっと息を吐いた。]
本当に無茶すぎる。
心臓に悪いです。なぜあのような真似をされたんですか?
[眉を寄せて諫めるような口調。]
[怪我をしてないか聞かれ>>932、ちょっとお尻が痛かったが言い出せず赤面。ライヒアルトの言葉に見れば、踏んだ男の首輪が外れてるのを見て。]
え、な、に
この蛇が複数居ると面倒だ、が。
おそらく蛇巣が、荒れ果てた古城の何処かにあるだろう。
[蛇の駆除方法はどのようなものだったか。首を横に振った所で、エーリッヒと視線が合う。]
鎮痛剤か。
石化病用なら、私はまだ良い。
他に必要な者に、渡してくれれば。
それか、医師が居ればその者に持っていてもらいたい。
[そっと脇腹から手を離し、何とも無いと言う風に。
石化病が進行すれば、この傷口から硬化していくだろうと冷凍睡眠前に医師に言われた事を思い出した。]
[とりあえず、記録を取る]
[蛇の亡骸]
[血飛沫]
[そのまま奥へと進む]
───?
[奥のほうの扉]
[幾つかの女声]
[廊下最奥左の扉を、覗く]
[何人かが、壁のような場所の前にかたまっている姿]
[他の者達の声に視線を追いかけるようにユリアンを見て]
……?
[そこからではユリアンの首元は見えない。
けれども外れた首輪に気付くと、]
……な、…
[信じられないとばかりに瞠目した。]
[床に跳ねる音がする。けれどすぐにそれはしなくなり、蛇が殺されたのだとわかった]
……出て来なければ、よかったのに。
[呟きとは逆に、押す力は強く。切れる音が、肩に、耳に響く]
開いた?
ライヒ。あたしは誰にも言わないから。
[慰めになるかわからない事を言って。
信じられないものを見る目で首輪が外れた男を見ている。]
───みたいだな。
[血まみれの黒蛇]
[先程記録を撮った]
俺はどうも、人に関心がなさすぎるのかな。
[自嘲]
[苦笑]
[自己嫌悪]
―2F 6の部屋―
[3人がかりで、押して少しずつ開いていく。
だんだんと静かになっていく扉の外。
何故だか混ざるシャッター音。
それから、人の気配。]
…?
[顔を向けると、其処には青色の青年の姿があった。]
えーっと、どういう事なんでしょうか?
[自分が死んでいないことは喜ぶべき事だった。
しかし、何故死なないのかが理解できず気持ち悪かった]
寝てたら直りましたですかね……?
[頭を掻きながら苦笑いをするしかなかった]
……進行すれば、自ずと知れる、けどな。
[誰にも言わない、というナターリエの言葉>>954にぽつりと呟く。
元より、同情や慰めは厭う気質。
それ故に、周囲を気遣わせやすい自身の状態を気取られるのを嫌っていたのだが]
……ありがとな。
[ため息の後、紡いだ言葉は、小さな小さなもの。
それが何に対するものかは、定かではないが]
[すぐ側に居る、ダーヴィッドと視線を合わせる。]
そんなに困った顔を。
冷凍睡眠以前にしたかった事と
同じ事を、議会も法も無い此処でしたら。
──こう [蛇の死骸に顎をやり、] なるだけだ。
ダーヴィッド。
貴方も他人の事は言えない。
[首輪の数値が目に入ってしまった故の返答。]
助かった。
と、もう一度言う。
それから、今後は弓矢じゃなく刃か斧を持つよう、気をつける。
−部屋6入口−
───。
[瞠目]
[女だけで扉を開けようと言うのか]
[カメラをストラップから斜めにかけて]
そこ、開けるの?
[それなら、手伝うけど]
[ある意味今更だとわかっているので]
[表情は苦い]
[そのまま、彼女たちのほうへ歩を向ける]
……寝てて治るんなら、全員全快してんだろ。
[苦笑いをするユリアン>>956に、思わず突っ込む。
当人も無自覚らしい様子に、疑問は深まる一方で]
本当に……どうなってんだ、これ?
>>950
複数……その可能性はありますね。
[やっぱり厳しい顔をする。しかし、気になったのはヘルムートのわき腹で……]
議員お怪我を?だったら、なお、なんてことを……。
>>958
したかった事って、貴方は……
[しかし、他人の事はいえない…と咎められる。
それが首のバンドに視線が入ってのものだったので、瞬時にそれを手で隠し、目を逸らした。
礼に対しては小さく、いいえ…と言ってから…。]
僕の仕事は救助ですから。だから、貴方の手は刃も斧も持つ必要はないです。
[そんな返事を返す。]
[首のバンドが外れても大丈夫ということは、
単純に考えれば――ユリアンが完治したということ。
医師の眼でじっとユリアンを見つめる。
おそらくは、石化病の症状は見つけられないのだろう。]
多分、完治した……ということでしょうか。
投与されたクスリの影響、彼特有の体質の所為か……。
[完治したという前提で思考を巡らすも、
結局は仮定の領域は出ずに、出せる術も今はない。]
―2F 6の部屋―
そうね、…もう少し。後一押しだと思いますの。
[ベアトリーチェに答えた後、
アーベルへと顔を向ける。]
…開けるのよ。
向こう側がありますの。
[いばらに引っかかれた手を壁に添えながら。]
手が空いているなら、手伝いなさい。
あー、確かにそうです、ねー。
[ライヒアルトの言葉で寝ていたのは自分だけではなかった事を思い出した]
というか、僕はー、本当に直ってるんです、かー?
ツヴァイは何か知りませんか? 寝てて直った例とかですが。
[研究員の知識に頼ろうとした]
[響くシャッター音に押す力を少し弱めて]
誰?
[次いで聞こえる声>>959にアーベルだと知ると]
アーベルさん、カメラマンだったの?
その音、カメラよね。
[歩いてくる音。押してくれるのだろうかと肩を壁から離し、スペースを作ろうとする]
[ユリアンの姿に思案するように口元押さえて目を伏せる。
何人かはもう治っているのか?
いや…全員が治っているわけではない。
それは上がっている数人の数値と自分の身体でわかる。
ユリアン自身にもわからないらしい。
過去の研究データを記憶から引っ張ろうにも
そんな驚天動地な事例を忘れるはずもない。
ぐるぐると考えを巡らせ]
――――…わからん。
[お手上げをした。]
あ、やっぱりですか?
でも、良かったですね?
直ってるかもしれませんです。
あ、首輪を外す勇気があればです……。
[外して石化する可能性には気づかなかった]
[ユリアンから落ちる首輪。
目を丸くして、それとユリアンの顔を何度も見比べる]
……………。
[ある可能性に気が付いて、ぱっと顔が明るくなった]
お。おお。おおお。
おめでとうございます、サンチェスさん!!
治った。特効薬、本当に出来てたんですね!!
[ユリアンの側に思わず駆け寄った。
投与された薬。それが効いたに違いないと、決め付ける]
あは。おめでとうございます。
本当に、本当におめでとうございます。
アーベル…?
[人の気配に痛む肩を堪えながら視線を移す。
手伝いなさい、とブリジットが言うのが聞こえた。]
男手があると…助かるわ。
僕は医師ではありませんが……。
医師の卵――エンツェンベルガー医師の息子として、
沈痛剤は、お預かりしておきます。エールラー議員。
[自分ではどうにも理由を判定することはできないと悟れば、
ユリアンから議員へと視線を移す。
父はおそらく彼を診た医師の1人で、彼が覚えていれば、
今の自分の名乗りがどういう意味か知れるだろう。
――彼の存在が、最終的に父が自分が冷凍睡眠に向かうことに、
是を出したものだとは、自分しかしらないことだけれど。
世間体を気にした父が、こじつけた理由。
父は多分、本当に『万が一』が起きるとは思っていなかったのだろう。
けれど実際に『万が一』が起きてしまったなら、
議員の病状を知っていれば、医師の卵とは言え、
医学に通じるものとして知らぬ振りはできなかった。]
−6の部屋−
向こう側?
[少女の言葉に、瞬く]
[足は扉の目前へ]
[茨に触れないようにしながら壁に耳を当てて]
[叩く]
[確かに向こうから反響音がある]
了解───お嬢様方の仰せのままに。
[カメラを誰かに預けるために肩から外して]
───これ、持っててくれる?
[ベアトリーチェの問いかけ]
[肯定の意味を持って、カメラを託そうと]
/*
あれー?
皆、なんでそんなに疑心暗鬼?
超くうきよめないRPした気がした。
まあいいや。今にはじまったことじゃないしー。
[仮定を口にするエーリッヒや、お手上げするハインリヒ。
更に当人も状況がわかっていないらしい様子に、医術の心得がない自分に結論が出せるとは思えず。
早々に、それに関する思考は放棄した。
考えるだけの余力がないのは、否定できないが]
……ま。
これが、何らかの形での『完治』であるなら。
先に進んで足掻く意味はある、という所かね。
[先に開いた扉に天鵞絨を向け、小さく呟いた]
[喜びの表情で近づいてくるオトフリートに戸惑う]
う、え、ああ、ありがとうです。
と、特効薬?できてたですか?
[混乱の最中に飛んで来た視線>>971と
>>975の言葉に]
ああ、そうですね、少し浮かれましたです。
大変申し訳なくございました、皆さんが直ってるとは限らないですね。
[周りに頭を下げた]
ダーヴィッド。これは、冷凍睡眠前の怪我だ。
手術済みだよ。
職業柄の──とは言えない傷だが。
嗚呼、私が刺された時のニュースを、
そこの彼は [エーリッヒの金の髪を見る] 知ってるみたいだ。
刃も斧も持つ必要はないか……。
政治の力が、石化病の蔓延する世界を──変える事が出来る。
それが私の手では無くとも。
と今でも信じている、が。
身体を使える者が、使った方が良いじゃないか。
[真正面から人の顔を見る彼には珍しく、ダーヴィッドから視線を逸らした。それから、ふとシャッター音のした方角を振り返る。6の部屋へ入って行くアーベルの首にカメラがかかっている。周囲が少し見えて来た。ユリアンのまわりも。]
と、あちらの周囲に何か?
[アーベルの頼みに頷くと、両手を差し出してカメラを受け取ろうと]
うん、落とさないように、持っておくね。
[カメラを受け取ると、扉から離れて見守る事にした。
廊下の喧騒には、気づかない振り]
…ったく、そそのかすようなこと言うんじゃない。
でもまぁ…治ってよかったな。おめでとう。
[ユリアンに向けて溜め息をついた後、
皮肉ではない言葉をユリアンへと向けて。
自分の喉元を指差して]
首輪のは石化病の進行をできるだけ制御するものだ。
無理に外そうとしなくていいだろう。
治ったと、確信が持てた時に外せばいい。
[エーリッヒの仮定を思い出して、また思案に伏せる。
クスリ…彼だけ治ったと言うことは…、
その先は あまり考えていきたくないことだ。
また溜め息が零れる。]
僕の血でも皆さんのみますか?
直ってるなら抗体あるかもしれませんです。
感知はしなくても進行は遅くなったりしませんです?
[地面に落ちた短剣を拾い上げる。
鞘がついたままではあるが手首の所で斬る真似をする]
―2F 6の部屋―
心がけ、宜しくてよ。アーベル。
[あちら側の喧騒も気になるが、
今はこの“先”のほうへと眼を向ける。
ベアトリーチェへカメラを渡すのを見届ける。
――写真をたしなむのか、と
ちらりと想いつつ]
もう一度、あわせていくわよ。
[男性が加わり3人、
次に押せば、今度こそ扉は開くだろう。]
みなさん、ありがとうであります。
そして、僕がんばるです。
この中で一番動けるって事でしょうし?
[周りの祝福の言葉に再度頭を下げた]
…ま、
ビシバシ使える力要員が増えたってことだ。
[ニヤリと、ユリアンに向けてこき使う宣言をすると
驚いた様子のイレーネに気付き苦笑いした。]
…すまんね。
もう大丈夫そうか。
[ユリアンの>>977の台詞と、戸惑いがちな周囲の男たちの台詞。
首をかしげた]
え。だって、放送が言ってらじゃないですか。
われわれに、それぞれ、色々な薬を投与したと。
研究室まで来れば、治すと。
[こめかみを抑えて、思い出そうとする]
つまり、サンチェスさんに投与された薬が「当たり」で、あのゼルギウスさんは冷凍睡眠装置のモニターによってそれが分かった。
サンチェスさんに投与された薬を今、その研究室で作ってるってことですよ、ね?
[それは、希望に満ちた仮説。
同意が欲しくて、周囲にいる人たちの顔を順に見た。
喜ばしいことだと思う。けれど、どこか胸の奥がつきりと痛む]
/*
発言数が100を超えてしまった。
ええ。楽しい村には、
とてもとても長い間居るんですのよ。
あちらも気になります。
ああ。治るんだ。
[エーリッヒの、ベアトリーチェの、ノーラの、カルメンの顔が浮かぶ。
ほっとする。彼らのために、心底喜んだ]
ああ、治ってしまうのか。
[私が、治ってしまうのだ。
私のために、少し悲しくなった]
[心がけ]
[微かな微笑み]
恐れ入ります、お嬢様。
[ベアトリーチェがカメラを受け取ってくれれば]
[よろしく頼むね]
[頭をひとつ撫でて]
[深呼吸]
[ブリジットと。ノーラと]
[扉を、押す]
[思ったよりも、重い]
[表情は、少し険しい]
[でも、無理なほどではない]
[ゆっくりゆっくり、古びた扉が奥へと開いていく]
―2F 部屋6―
[成人が3人がかりでなら――と、必死に踏ん張って壁を押す。]
…っ
[息を飲むのは肩の、足の痛み。
やがて扉は開くのだろう。]
[けれど、それも束の間。]
…… また、 …道が。
……何処へ、 通じるの かしら… 。
[――からだが少し重い。けれど、壁を支えに立ち上がり
レイピアを拾い上げるとノーラに差し出した。]
…助かりましたわ。
――…あちらは どうしたのかしらね。
[謂って、開いたのとは逆側の、
廊下へ通じる扉のほうを見た。]
>>978
………スリープ以前の?怪我、ですか。
[エーリッヒは知ってたというそのことは知らなかった。そして、スリープに入れば、怪我の治癒も遅れるのかと……。]
身体が使えるものが?その怪我で使えるものに入るのですか?
[はんば呆れたような声をあげてしまう。
逸らされた視線は追うようにしながらも、ユリアンの話題になると、そちらに顔を向けた。]
どうやら、クスリがきいたものがいるようですね。
治っている者が居る、と?
[武器庫で名刀の蘊蓄を一人で呟きながら、武器の選定をしていた彼だ。
専門家からしいハイリンヒやエーリッヒの言葉を聞きながら、蛇の死骸や巣の事は一旦捨て置いて、その輪に加わる。途中でさりげなく、エーリッヒの横に並んだ。
自分自身が、彼に兄を思い出させたとは知らない。エンツェンベルガー医師に二人の息子が居た事を聞き及んでいたと言う事も無く、だが親族が皆医者と言う一族も少なくは無いので、驚きはしない。]
エンツェンベルガー医師の意思、か。成る程。
他の者が知らないのに、と言う謎が解けた。
ならは沈痛剤は、なおの事そちらにお願いしたい。
貴方の名は、エーリッヒ?
[小さく首を横に振り、囁くような声で。だが明瞭に、]
私は、人道を優先して欲しいんだ。
信じてもらえないかもしれないが。
[それからエーリッヒから少しだけ離れた。
己が、父親からの強制ではなく、意思を持って冷凍睡眠に入る事を決意した理由を思い出して。]
――、は
[開かれた扉の先には道、そして目を凝らせば上へと続く階段が見えるだろう。]
…上へ…行けと言っているのね。
けれど、この3人…の事を考えると
皆に一度報告した方がいいわ。
[ブリジットへ視線を向けると綺麗な手に無数の傷。
彼女の傍らに寄り添うように姿勢を落とす。
足は僅かに傷んだけれど声にそれは表わさなかった。]
貴方の名誉の負傷も手当しなければ
いけないでしょうしね。
[音を響かせて扉が開く]
開いた?
[ブリジットが座り込む気配に自分も腰を屈めて]
ブリジットさん、大丈夫?
[抱えたカメラを落とさないように、手を伸ばした]
[自分より年上らしい黒髪の男性が、ユリアンをこき使うと明るく行った。黒髪の女性も、明るい顔をしていて]
……ああ、あの人に伝えてこなければ。
[エーリッヒの、髭の男性の、どこか含みのある台詞。
つきつきと痛む胸。
抱える思いはあれど、その希望を今一番必要としている人がいると思う]
すみません、失礼します。
[ぺこりと一礼して、一階へ、医務室へと足を向けた]
へぇへぇへぇー、そんな放送あったんですか?
[聞き覚えの無い話。
きっと寝ていたか食事をしていたんだろう。
寝ている間と食事の間は他の事があまり頭に入ってこないのだ]
駄目です、かー、少し安心しました。
痛いのはやっぱりいやです。
でも医学的に血清つくれるなら使ってもいいですよ?
安くなく最高の最高級ですけど、僕。
[相変わらずのよく分からない発言だった]
……それも ほしのこえ、かしら。
[ノーラへ視線を向けた後、寄り添う彼女へは常どおりの返事。]
……平気よ。
大したことないわ。
あまり痛くないもの。
[少し遅れてやってきた痛み。
それがおかしい、と感じるのはまだ少し先だろう。]
ええ、…開いたわ。先へ進める。
進めば きっと。
[ベアトリーチェの手が伸びる。
少しの間逡巡した後、躊躇いがちにその手をとった。]
平気よ。
[少しだけ、囁くように。]
[ブリジットが立ち上がるのならそれに合わせ立ち上がる。
銀のレイピアは予想よりも役に立ってくれたようだ。]
どういたしまして。
…
[腰にレイピアを戻せば同じように廊下へと続く方の扉を見る。]
ベアトリーチェもありがとう。
貴方の手も怪我をしてるわ。
エーリッヒに見てもらいましょう?
アーベルも…
[新緑の瞳を向けて感謝を伝える。]
やはり男性が加わるだけで違うわ。
/*
まいどまいど、空気が読めず、すみませっ……
意識してKYをやろうとは思ったけど、ここまでになるとは思わなかったんだ。そして。半分くらい多角時の素なのがね。
───ッ、は。
[大きく息を吐き出す]
[久しぶりの重労働]
[向こう側に続く道が見える]
記録───しておいたほうがいい、かな。
[ベアトリーチェに預けたカメラを受け取ろうとして]
[傷のある指先]
[溜息]
───じゃあ、俺が行こうか。
[上へ]
[ノーラの言葉に告げる]
未だ、それなりに元気だし。
俺は、美味しいトコ取りしただけだよ。
[感謝されるようなことじゃない]
[ノーラの言葉に肩をすくめた]
[だってそれは事実だ]
[ふと気付く]
[ノーラの腰に下がる物騒なモノ]
───それは?
[あんまり穏やかには見えないもの]
[交わされる周囲の言葉をしばしぼんやりと聞き。
それから、鞄を片手にゆっくりと立ち上がる。
挙動は落ち着いている──と思う。
自己認識だから、他者からどう見えるかはわからないが]
……さて。
そういやこの先、どうなってるんだ?
[蛇の登場やら何やらで、忘れていた事。
扉の向こう側の様子が気になり、そちらを覗き込んでみた]
[兄に一瞬間違えた男が、気がつけば傍に立っていた。
顔は似ていない
――唯、金の長い髪と、青い色彩の眸の色は似ている。
兄の眼の色はもっと薄い、アイスブルーではあったけれど。]
僕の名前は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
エーリッヒで構いませんよ。
[既に自分の名を何処かで拾っている人に、改めて名乗る。]
……ええ、信じますよ。
息子が必ずしも父親の操り人形とは思いませんから。
[囁かれるような声に、微笑んで頷いた。
囁かれた言葉に――この人は兄とは違うと改めて想いながら。]
…星の囀りは、人間より気紛れ。
けれど偽りは存在しない。
[ほしのこえ、と言う彼女に笑みを向けて
上へというアーベルに視線を移す。]
1人で?
また蛇でも出てきたら…大変よ。
[大きく息をついて辺りを見る。
苦しそうにしているものはいないか、
痛そうにしているものはいないか、
確認してしまうのは職業病なのかもしれない。]
[エーリッヒが首元のバンドを見え辛く下げていることに気付くと
思ったことがそのまま貌に出て、わかりやすいくらいに眉を寄せた。]
そういえば、どこいいった?アーベル?
……こっちでは、首のバンドをとっても死んでないヤツが出てる。
……クスリの効果かもしれないと……。
まあね。
[写眞家]
[眠る前の話だ]
[カメラを受け取り、また斜めにかける]
[首だけにかけるのは、やや不安がある]
───蛇。
[廊下に転がっていたものを思い出す]
そうすると───この服じゃ流石に危ないか。
[いくらか用意したほうがよさそうだ]
蛇がいるなら、火と煙も要る。
[考えるような表情]
銃弾飛び交う戦場よりは───きっと安全だよ。
[父親の操り人形云々は、
彼の背後と、自分の父親に聞かされた情報より。
自分も傍からみれば、父親の操り人形のように見えるかもしれないが――違うと示す意思。
そして医師の(卵の)勘は、人命を優先にといわれたこともあってか、6の部屋の方に、怪我人がいる――と告げる。]
……ちょっと、あちらの方が気になるので、
行ってみますね。
[引きずるまではいかない、重い足を6の部屋へと向けた。]
―― 医務室 ――
[目の前で倒れて、今、まさに石になりつつある老人。
眠っていたから、無理はさせたくなかった。
幾度か医務室に寄った時に様子は見たが、もう、無理なのだと、手遅れなんだと思った]
[息せききって、医務室の扉を開ける。
老人の元にと近づいて、その息がまだあることを確認した。
もう随分と石化が進んで、首輪の数字もかなりのもので]
……おじいさん。助かりますよ。
助かるんです。あとちょっとしたら、助かるんです。
だから、頑張ってください。
[耳元で、そっと囁いた。
彼の眠るマットを、そっと整える]
[手を取るその指先には傷。平気だというブリジットに]
でも、その怪我は治した方がいいと思うの。
いっぱい、切り傷が出来てるんじゃない?
[アーベルへカメラを返すと、聞こえたため息に少し手を止める。ブリジットが彼に投げた「写真家」と言う言葉に、そのカメラをもう一度撫でた]
上に行くの?
ブリジットが言うように、一人じゃ危険だわ。
向こうから、誰か呼んでこないと。
───二階の左奥の部屋。
[どこ]
[ここだよ]
上に続く通路がある───?
[首輪を?]
───ふぅん。
[面白くない、事態だ]
―医務室―
[そこには誰かいただろうか?
いたとしても、老人がそちらに目線を向けることはできず……
ただ、よみがえってきた意識……。
同時に、急速に冷たくなっていく己を感じていた。]
[写真家。銃弾、戦場。仕事現場にしては物騒な場所だと思う。
そしてそのような世界を知るのは本や新聞でのみ。
もしかしたらその中の写真のひとつは彼が撮ったのかもしれないと思えた。]
服も…このフロアにあるわ。
用心は必要。
…やはり一度戻った方が――
[足をずる、と少し引きながら廊下側の扉へと近付けば
エーリッヒの姿も見えるのだろう。]
特効薬が、出来ましたよ。
治った人が、いるんです。
だから、頑張ってください。
[今にも、気道や心臓、脳まで石に犯されそうな老人。
感触が伝わらないのは分かってる。
それでも、崩さないようにそっと彼の手をとって]
[彼に聞きたい質問など、ない。
負担をかける気も、ない。
ただ、ほんの少しでもこの希望が彼にとどけばいいと、そう思って声をかけ続けた]
ゼルギウスとやらが投与した「色々」
──な薬の効果の一つが、当たりでユリアンに。
それは、案外合っているのかもしれないね。オトフリート。
気が付いている者も居ると思う。
武器庫の武器は、食料庫等の話と対照的に錆びて居ないものが複数混じっていた。
此処にある、斧、弓矢、散らばっているどれを見てもそうだ。
金属は常に使い込んでいるか、
手入れをしている状態でないとこうはならない。
蛇以外に何かが出るのかもしれないな。
[武器庫の中の使える武器は、意図を持って置かれたものかもしれない。
女性を不安にさせる事を考慮して、最後の言葉は言わずに。]
[数値は、そんな格好で。誤魔化そうったって。
言いたいことは多くあったが全部飲み込んで。
エーリッヒにこれ見よがしに溜め息をついてやった。]
報告しに行った兄さん一人で向かわせるのも危ないし、
爺さんの様子も見たいし一度医務室戻ろうと思うんだがね。
…怪我人はいるか?
ろくな治療はできないかもしれんが、
やらないよりかはマシかもしれん。
[覗き込んだ扉の先に見えたのは、階段]
……上り、か。
どつく必然はなくなったか。
[最初に扉を前にしたときのやり取りを思い出して、小さく呟き。
それから、扉の反対側で揺れる、千切れた深緑にほんの少しだけ翳った天鵞絨を向け]
……悪い、な。
[紡いだのは、先ほど山刀を振るう前に口にしたのと同じ言葉]
武器庫。
[へぇ]
[瞠目]
[流石、城だ]
[服もあるという]
[女性にひきとめられて、悪い気はしないし]
それなら───少し寄り道してから行こうかな。
[カメラもある意味武器にはなるけれど]
[商売道具は流石に大事にしておきたい]
[記録媒体としての価値もある]
/*
オトフリートさんの、ランダ数字に噴き出した。
ある意味うらやましい。ネタ的に。
あ、あとギュンターさんも。
80上がるのは!!
ここの、扉とは別に、廊下の先にもあったの。さっき開いていたから、二手に分かれる事になるのかな。
[もうひとつの扉のことを口にして、廊下へと向かう。近づくにつれて、血の匂い。あの、蛇の血だろうかと思った]
ん? なんですか? ダーヴィッドさん?
僕の顔になんかついてるですか……?
[視線を感じて尋ねた。
返事を聞く前に>>1021の言葉に興味を示す]
えーっと、そこの金髪ロン毛の人は中々わかってるです。
そうなんです、後で相談しようと思ってました。
武器庫に合った武器が妙に手入れが行き届いていたです。
長いこと放置されていたらこんなに状態は良くないのです。
[手に持った短剣を鞘から抜き振り回してみせる]
[イレーネの声>>1027に、扉からやや離れてそちらを振り返る]
ああ、階段が続いてる。
……ここに立ち止まっていても、埒が開かんし。
行かねばならんだろ。
[頷きながら、こう返し。
部屋から顔を出したブリジットの言葉>>1028に、一つ、瞬く]
隠し扉……?
また随分と、古典的な仕掛けを……。
[目の前で、どんどんと首輪の数字が止まることなく上昇を続けていく]
……頑張って。駄目です、死んでは。
だって、助かりますのに。助かるんです。
[自分の声は、老人に届かない。
泣きたくなった。
手の中の、石の腕を握る]
頑張って、頑張ってください。
[その数字は、もう50も60もとうにこえて。
それでもまだ、上がるのが止まらない――]
[それでも、伝えねばならないことがある気がして……]
ゼル…ウ……ス……しんじ……る…な
[本当に小さな、息と変わらないほどの声で……]
[二手に分かれる――それぞれを探索して手がかりを探す。
それには同意ではあった。]
エーリッヒ…
[姿を見せたのなら扉の向こう側で何があったのかを
知りたいと告げた後、
小さく]
…貴方でしょう?
ありがとう。
[感謝を。]
上がる階段と…もう一つの隠し扉、か。
早く…見つかればいいんだがな。
[何階まであるのだろうか。
皆の様子を見てから怪我があればついてこいと
再度声を投げて、一度医務室に戻ることにした。]
―廊下と6の部屋の間―
ええ、蛇の件でしたら、片はつきましたよ。
それで、1人――ユリアンさんが
病から解放されたことも知れましたし。
[6の部屋に辿り着くより前、ブリジットに出くわし、
もう大丈夫だと微笑むも――すぐに曇る。]
怪我されたのですか……皆さんも?
あまり無茶はしないでくださいね。
薬も――使えるかどうか怪しいのですし。
[ブリジットは手に火傷をしていた記憶もあり、
一番に確かめた位置に茨でついた傷跡が見えると、
思わず苦言が漏れた。]
二手に分かれる前に、治療した方がよさそうですね。
ツヴァイさんも、一度医務室に戻るようですし。
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