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文学少女 セシリア の役職希望が 霊能者 に自動決定されました。
武芸者 マンジロー の役職希望が 村人 に自動決定されました。
集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が5人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、囁き狂人が1人含まれているようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
自警団長 アーヴァインが「時間を進める」を選択しました
[聞こえたギルバートの呟きには心の中で同意して、]
……(ふるふる
[すぐに聞こえたキャロルの謝罪の言葉に首と手を小さく振り、気にしないでくださいというように小さく笑みを返した。
……(こくり
[似合わないといえば同意するように頷き、
髪飾りと髪のことを言われれば自然と手は自分の髪に触れて梳くように撫でた。]
ギリギリまで散々迷ったが、結局入ってみることにした(苦笑)
最近全然RPやってないから、やりたくなったのかな(笑)
/*
ぎりぎりで飛び込んできたメンバーに笑うところかしら。
そして、連続弾かれですわねぇ……。
まあ、霊能でなくてもできると言えばできるでしょうし(何がですか。
このまま、保護者モードに移行するのもありでしょw
/*
リアル噴いた。
プロロの前のログ読もうと思って5をクリックしたら次の日になってて。
発言欄見たら『占い師』。
如何におまかせだったとは言え、ちょっと待てラ神wwwwwwwww
さて…そろそろアーヴァインに会いに行くかね。
[そう、独り言のように囁いた。
声が誰かに届くなど、その時は思っていなかった。]
― →玄関―
[玄関の方から声が聞こえて、書庫に向けていた足を止め、踵を返した。
丁度使用人が新たな客人を迎え入れようと、玄関の扉を開けるところだった]
客人ですか。
[声を掛けながら近付いて行く]
*/
そしてメモをはっつけている間に夜が明けるという。
不束者ですが、よろしくお願いします。
おまかせで霊能者げっとー。
/*
ああ、僕も入りたい!
待って、待って!
[見たことのないおじさんの姿。
慌てて走って近づくけれど、声に気付いてくれただろうか。
どっちにせよ玄関先までは、走って近付く。]
/*
(((゚Д゚;)))
何この入村ラッシュ。
本当に恐れ入りますありがとうございます。
それはそうと霊希望で守護者かーい!
ネリー再びですかそうですか。
*/
さて、今日から雨が降ってきちゃうみたいだけど…
村建てさんからアナウンスはあるのかしらん?
「アラヤダ、降ってきたザマス」って言っていいのかな。
もうちょいまとうー。
/*
[玄関で埃を払い、中へと入る]
いやいや、随分立派な屋敷でござるな。
これはぜひ主殿に挨拶をしておかねばなるまい。
[物珍しそうに周りを見つめ、そして近付いてくるユージーンに気付いた]
おや、もしや貴殿がこの館の主殿であろうか?
我は不知火 萬慈郎と申す旅の者でござるが、
今宵一晩だけ世話になりとうござる。
─広間─
[返される笑みと、頷き。
全ての意図を汲みきれているわけではないものの、言わんとするところは概ね察する事はできた]
髪飾り……でなくても。
ただ結い上げるだけでなく、リボンの使い方を変えるだけでも、印象は大分変わりましてよ?
[むしろ、その方が自然かしら、と。
撫でられる髪を見ながら考える]
[聞こえてきた微かな囁きは広間にいない者の囁き。
それでも驚かなかったのはその声は自分のよく知るとても親しみのある声に聞こえたから。]
あ、ハーヴ…?
何か言った?
[返した声は普段たまに発する声とは違って大きな声。
向こうは無意識のうちに囁いたのだろうか?]
─ 一階・厨房前─
[幾許か鼓動を速めた心臓に、ラッセルはその場で深呼吸した。
両手で掴んで居たグラスを口に運び、口の中と喉を潤す。
冷たい感触が喉を通り、胃へ落ちる。
そうしてようやく落ち着いたかのように大きく息を吐いた]
………。
[落ち着いてくると周囲の音が耳に入って来る。
玄関の方が俄かにざわめいていた]
…また、誰か来たのかな…。
[客が多いと、下ろした前髪の下で眉根が軽く寄った]
いいえ。
ぼくはただの墓守です。
[主人かと問う異国風の男に、墓守は首を振って否定を示す。
使用人に目を向ければ、駆けて来るもう一人の来訪者を迎え入れているところか]
御主人は部屋においでですよ。
シラヌイ、様。
中
てめぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
また赤かwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/*
中発言失礼します。
時折相談などで使う事に抵抗あるのであれば以後自重します。
ハーヴェイが囁けることを見つけられたときから知ってる方向でいいでしょうか。
むしろそれで発見された方向にと思いまして。ちなみに私は人狼です。
ん?
[ふと聞こえた子どものものと思しき声。そういえば、先刻橋の方に何かが居た気配がしたような気もしなかっただろうか]
はて、我の他にもまだ客人が居るのであろうか?
いいの?お邪魔します!
[眉を顰められたかもしれないけど、気にしないで中に入る。
変な格好の人の先に、真っ黒の人。]
こんばんは!
ここに、女の子いませんか?
ん?なんていうか、そう思っただけだけどさ。
[キャロルにそう返してはみるものの、正直、アクセサリーの事はよくわからない。
けれど、二人を交互に見て]
キャロルさんのは仕事柄必要ってのもあるだろうし。
……ま、その辺はキャロルさんのほうが詳しそうだよな。
[シャーロットに掛けられる言葉に、自分が口を出すことじゃないなと思ったようだ]
―広間―
[元いた席に座り、少し上がった呼吸を整える。
その様子を訝しむ者が居てもなんでもないと答えるだろう]
お、お茶冷めちゃいましたよね!
みなさんの分も淹れなおしますね!
[席を立ち、紅茶を淹れなおす]
/*
ぬぅ、言い換えなし村で占い師って、夕石村以来では。
しまった、アーヴ襲撃を発見して「…アーヴ、喋らなく、なった」とか無気力にやろうとしてたのが出来なくwwwww
最近のラ神様は俺に風当たりが強いぜ…。
やるとしたら錯乱系かにゃあ。
手段をどうしよう。
接触が一番それらしいんだけど、こいつの場合。
意図しないで見える、ってのが一番らしいが、微妙じゃろか。
RPの仕方だなぁ。
今のところ接触はしてないはずだし。
[キャロルにかけられた言葉、一瞬固まりすぐに自分のリボンに手が触れた。
それは水色と白の水玉模様のリボン。
綺麗というよりは可愛らしい印象を与えるもの]
……(こくり
[キャロルに頷いて、それからじっとキャロルを見つめてリボンを外してそっとそれを差し出す。
自分の髪を掴み、よかったらと唇が微かに動く。
結び方を教わりたいことが伝わるだろうか?]
─広間─
思うままだからこその真理、というのはあるのではないかしら。
[ギルバートに笑いながら返し。
続いた言葉に、ひとつ、頷く]
そうね、飾るのは仕事に必要。
けれど、魅せるべきは飾りではなく、動き。
この辺りの兼ね合いが難しいの。
[そこまでは、真剣な面持ちで。
しかし、すぐにそれは緩む]
あら、殿方の意見というのも、参考にはなるわ。
どうしても、見る部分は違うものなのだし。
[ギルバートの声が自分たちに対するものだとわかればそちらに視線を向けるだろう]
…(こくり
[キャロルの方がという言葉に、
男性のギルバートの方が詳しいとも自分も思わなかったから同意するように頷く。]
―二階・客室―
[身軽になると客間から出て、まずはアーヴァインの私室へと足を向ける。
中に入り、暫く滞在する旨やら2、3言葉を交わしてから、積もる話はまた後でと、笑顔で踵を返す。
静かに扉を閉じると、すぐ近くにいた使用人に声をかけた。]
ああ、アーヴァイン卿が喉が渇いたって言っていたから、水を持っていってくれないかい?
[そう告げると、自分は広間の方へと向かう。
今日はほかに滞在者が居るといっていたから、挨拶くらいはしておこう、そんなつもりだった。]
[ユージーンの答えには少し残念そうに]
おぉ、さようであったか。
それと、我の事は呼び捨てで構わぬゆえ、シラヌイでもマンジローでも好きに呼ぶと良い。
様など不要でござる。
[入ってきた子どものなりには、かすかに驚きのようなものを見せ]
おや、童っぱ。
ここの家の子・・・には見えんが、迷子にでもなったか?
/*
ダ抜き10人、囁きはカウント外だから…。
7:2が二日目の状態になるのか。
7:2>5:2>3:2
二日目→三日目黒ヒット狙いが良い、のか?
一日目は白狙いしたいなぁ。
もしくは黒発見しても、アーヴの死を知らない限りは『変なものが見えた』程度にしておくか。
[唐突に立ち上がるセシリアの言葉にそちらを振り返り]
あら、大丈夫?
疲れていたのではないかしら?
[戻ってきて早々に座り込んでいた事を思い、向けるのは案ずる言葉]
ん?シャロか。
いや、アーヴァインに会いに行くかな、と思ってた所だよ。
声がそっちまで漏れて届いたっていうのなら、よっぽど楽しみにしてたのかね。
[そう、表と変わらぬ声と様子で、シャーロットに囁き返した。]
/*
とりあえず、毎度のようにPL視点のみのCO、かな。
このキャラからして他の人に能力は打ち明けない…。
……ホントすげぇところに占い師来たなおい。
―玄関―
本日は来客が多くて。
皆様広間に御集まりですよ。
[言葉は異国の男へ向けるものだったか。
それから子供が相手でも変わらず、墓守は深く頭を下げる。
片側の表情も穏やかなまま]
女性は何人かいらしていますけれど。
[問いには軽く思案するように、首を傾けた]
/*
こちらも少し驚きました。
設定、ありがとうございます。ではその方向で。
中発言に関してはもう一人の返答を待ちます。
―玄関―
違うよ、僕はここの子じゃないよ。
迷子でもないよ。
お仕事中なんだ。
トビーっていうの。
もしかしたら寝てるうちにいなくなっちゃったかなぁって思うし、夜だから見間違えたかもしれないから、お仕事失敗かもしれないけど。
[屈託の無い様子で笑って、不思議な格好のおじさんを見上げる。]
おじさんは、ええと、シラヌイさん?
どこの人?
僕、見たこと無いよ。おじさんの格好!
─ 一階・廊下─
[グラスを持ったまま、遠目に玄関が見えるところまでやってくる。
そこには男性が一人と子供が一人、そしていつものようにユージーンが対応に出ていた]
………へんなかっこ。
[呟きは見たことのない出で立ちの男を見ての感想。
廊下の途中にある、出っ張った柱の陰から玄関の様子を覗き見続けた]
[人数分の紅茶を淹れテーブルに運ぶ。
再び席につくとシャーロットが髪を解くのが見えた。
髪を結いなおすのだろうか?]
お二人とも長くて綺麗な髪ですよねー…。いいなぁ……。
[黒い人に頭を下げられたから、慌てて頭を下げ返す。]
ええと、それならいいや!
僕、見てるだけだから。
それ以上は、約束してないし。
見間違えちゃってたら、トンズラしちゃうことにするから。
ねえ、何か食べ物ない?残り物でいいから、恵んでください。
とは言われましても、御客人ですから。
[異国の男の要請に、少し困ったように顎に手を当てる]
シラヌイさん、ではいけませんか。
[思案の後、少しだけ砕けた呼び方を挙げた]
[広間に戻ってきたセシリアの様子にはかすかに疑問に思うだけで自分からは聞かない。
紅茶をといわれれば止める間もなくすでに立って紅茶を淹れなおしたところで]
…
[客人にお茶をいれさせてしまったことに対する申し訳なさと、淹れくれたことに対する感謝とを混ぜたような感じで笑いかけて軽く頭を下げた。]
確かに、どれだけ着飾っても実力が伴わなきゃ意味はない、かぁ。
その、飾りの音も大事なんだろうし。
や、俺の意見はあてにならねぇって。
[そう返しながら、二人のやり取りをどこか微笑ましく見守っていると、ふと耳に入る音]
ん?また誰か来たのか?
[聞こえたのは小さな音だけで、方向からそう判断して]
―広間に向かう途中―
[さて広間はどっちだったか、暫くぶりで道を間違えつつも先へと進む。
さっきの使用人に聞いておけばよかったと思うものの、後の祭りだ。
そうこうしていると、人の声が聞こえてきた。
ああ、こっちだったかと足を向けると、玄関口に出てきてしまった。
玄関には、ユージーンと他、二人ほどの姿が見える。]
おや、新しいお客か?
[そうつぶやいて3人に近づこうとして、途中で見覚えのある顔を見つけた。
少し離れた場所から声をかける。]
君は…ラッセル?
こんばんは、久しぶりだな。
[そう言い、ラッセルに軽く笑んだ。]
―玄関―
[皆が広場に集まっていると言う話を聞き]
そうか、我以外にも人が集まって居るのだな。
もしお邪魔でないのであれば後で挨拶くらいしておいた方がようござるな。
[トビーの方を向き]
童っぱ、どうやらこの屋敷には今人がたくさん来ておる様だぞ。もしかしたらお主の探しているおなごもそこにいるかもしれん。
我も一緒に探してやろう
[ギルバートの声に、玄関の方をみる]
普段からお客さんの多いお宅なんでしょうか?
こんな山の中の、しかもつり橋をわたらないといけないのに……。
[セシリアは「つり橋」と口にしてから帰りも再び通るはめになるのだと思い出した。
今から気が重い]
―客室―
あの。
[部屋に通され下がろうとする使用人に声を掛ける]
シャーロット様に、御不快を招いていたら申し訳ありませんでしたと。
事情も知らなかったとはいえ、気が回りませんでしたから。
[使用人は承りましたと言って扉を閉めた。
それを見送り外套とドレスを脱いだ姿で寝台に沈む。
胸には古呆けたペンダントを着けたまま]
母さま…。
[緊張の反動と肉体の疲労から瞳が*閉じられた*]
[紅茶を淹れなおして戻ってくるセシリアに、また出遅れた、と頭の中で思って]
サンキュ。
……セシリアの髪も悪くないと思うけどな?
[聞こえた呟きにぽつりと、独り言のように零して]
[シャーロットからリボンを差し出される。
その意図する所は察する事ができたから、しばし、思案の面持ち]
んー……どんな風にすると、似合うかしら?
とりあえず、ちょっと失礼しますわね?
[ひとまずリボンを受け取り、それから、持ち歩いている小物入れから櫛を出す。
両サイドに作った編みこみを後ろでまとめるよにしつつ、蝶の翅を思わせる形に整えたリボンで結わえつけてみた]
─ 一階・廊下─
[玄関を見ていたら、子供に手を振られた。
気付かれた、と思い慌てて完全に柱の陰へと隠れる。
それも束の間、今度は名指しでの呼びかけ。
一度身を強張らせ、ゆっくり振り返ると、この屋敷の養女が懐いている人物がそこに居た]
……ひさ、し、ぶり……。
[引き気味になるのは他とは変わらないが、何度か顔を合わせている分、どうにか挨拶が口から出る。
微笑みを見ると、胸元でグラスを握り込んで、軽く視線を下に向けた]
/*
ちょっと、長考しましたわー。
くろねこさん、髪は長めにはしても、あまり凝らない方ですから。
……というか。
りあるおとにーさんになりつつある現状をどうにかしないとですねぇ。
―玄関―
[マンジローを見上げて、目を輝かせる。]
いいの?
でも、見つけてるのバレちゃったらいけないんだよ。
だって見てるだけなんだもん。
失敗したら、お金取り返されちゃうから、話しかけたりしちゃダメなんだよ。
でも、ありがとう。とっても嬉しかった!
僕、そんな風に言って貰えたの初めてだから。
[嘘はない、本当のことだけど。
こういう良い人は、珍しいんだろうなぁ。
なんて考えてしまった。笑ってごまかそう。]
[ギルバートの言葉に外に意識を向ける様子に自分もそちらに視線を向ける。
つり橋を嫌がる様子にはたまにそういう人もいたなと思いをめぐらせたり。
髪のことを言われれば照れたように少し赤くなりながら俯き小さく首を振る]
…(ふるふる
[自分はそんなほめられるほど綺麗だと思ってなかったから。
すぐにギルバートがセシリアにかけた言葉に同意するように自分も数度頷いた]
…(こくこく
/*
中発言は私も気にしませんとだけ先に。
首を竦めながら明日よりお邪魔させて頂きます。
お二方ともどうぞ宜しくお願い致します。
んー、今日は特別多い方じゃないかね
[セシリアが呟くのにそう返し]
吊り橋かぁ…
雨上がりは特にやばいんだよなぁ…今夜は降るだろうし。
[明日の朝には帰ることを思って、少しだけげんなりとした表情を浮かべた]
/*
……振り返る。
後ろからにしちゃった、けど、良いのか、な…。
横からだったかも知れないのに…!
位置関係の把握が難しいっす(´・ω・`)
[少年の事情は分かる筈も無く、首を傾げたが言及もしない]
食事でしたら、広間に行かれてください。
[客人に残り物を食わす気は無く、墓守は言う。
本を持たない方の手で、その方向を示した]
御探しの方も、そちらに居られるかも知れませんし。
御主人にはぼくのほうから言っておきましょう。
[言って、使用人に少年を案内するよう目だけで告げる。
とは言え異国の男と共に探すというなら、止める気は無い]
え、ええ?
私の髪なんて…すぐ痛んじゃって、とてもとても…。
[ギルバートの言葉に首を勢い良く横に振る]
父の仕事を手伝ったり本を読んだり…それしかしてこなくって。
私もお化粧したり、してみたい、かな…。
あーっ、でもでも、私なんかがお化粧したり綺麗な服を着ても似合いませんから!
[ユージーンの困ったような表情を浮かべるのには苦笑して]
あぁ、それで構わぬよ、墓守殿。
さすがに様付けされるのには慣れてはおらぬので、な・・・。
[トビーの様子に、懐から握り飯を出してやる]
随分顔色が悪いと思ったら、腹が減っておるとはな。
ほれ、これを食うが良かろう。
それにしても、見てるだけで良いとは随分変わった仕事のようだが、いつもこのような仕事をしておるのか?
多分、この国に米は無いだろうから麦飯なんだろうなぁ。
パンにしないでそのまま食うとは変な奴だと思われてそうだ(笑)
ありがとう。
でも、あなたの髪も綺麗だと思うわ。くせもあまりないようだし。
[セシリアの言葉に、そちらを振り返って笑って見せる。
それから、碧はギルバートの方へ]
そういう事ね。
私も、飾らせてもらうまでは随分とかかったもの。
でも、まだ、音に助けられている部分もあるけれど、ね。
[言いながら、銀色の輪を軽く、撫でる。
触れ合う音が微かに響いた]
……来客。
多いのかしらね。
[続いた呟きには、軽く、首を傾げて]
[キャロルの言葉に頷いてリボンを手渡す。]
……
[じっとキャロルにされるままに、髪をまとめられてリボンを結われる感触。
自分では自分の後ろはみれないのでギルバート達にどうですか?といった感じで代わりに見せた]
[向こう側の人は引っ込んでしまった。なんだかわからない。
黒い人の言葉は、さっぱり何を言ってるのか最初はわからなかった。]
え?いいの?
広間って、人が一杯いる場所でしょう?
僕は汚いから入っちゃ駄目なんだよ?
[こればっかりは心底不思議で、見上げてみる。]
うん、探す人は、わかった。ありがとう。
ねえ、名前なんていうの?
/*
ところで誰を占おう。
明日考えても良いですか。
ちなみにデフォはシャロだったりする。
初回占いはぶつかるとかで突発的にしたいんだけど…そうなるとPL視点COがしにくくも。
触られないようにするのは普通のRPと見られる可能性高いしなぁ。
勿論、ちゃんと選びはするけどね。
RPとして突発的に視る。
肌同士で触れ合わないと視えないことにするのが良いかな。
服触る程度、髪に触れる程度では視えない。
―玄関―
[取り出されたご飯に、とても驚いた。
両手を伸ばしかけて、慌てて止める。
見上げる。少し不安になる。]
いいの?
お仕事は、ええと…。
こういうのは、あんまりないかなぁ。
お金に触るのも珍しいくらいだし。
楽なお仕事で、お金も手に入るから、とっても良いんだ。
―一階・廊下―
[一瞬、より影に隠れた青年は、こちらに気づくとたどたどしくだが返事を返した。
向こうの様子は、以前と変わりがないので気にならない。
口数が少ないという点は、どことなくシャーロットに似ているとも思っていた。
俯く様子に、軽く肩を竦める。]
別にとって食いはしないんだけどな。
元気だったか?
ああ、そうだ。庭の畑の様子はどうだ?今日は風が強いようだけど。
[嵐になるかなと、窓の外を見た。]
[慌てた様子のセシリアに向けるのは、からかいの色のない表情で]
そうでもないぜ?
特にセシリアくらいの年頃だと、ほんのちょっとした事でがラッと変わっちまうもんだ。
綺麗な服じゃなくても、似合う服を着てれば十分だと思うしさ。
[それだけ言うと、冷めないうちに、と紅茶を口に運んで]
/*
ちなみに、いまやったのは。
くろねこさんがその昔の面接前に(半強制的に)やられた髪型とも。
[インパクト強いから、覚えていたらしい]
にしても、1時過ぎると眠くなってくるのは。
村やってると、致命的ねぇ。
[トビーの「汚い」と言う言葉には、ふと自分の旅の垢にまみれた格好を見直す。]
そう言えば我も童っぱと似たり寄ったりの格好でござるな。
しかし屋敷の者が行っていいと言っておるのだから構わぬのであろうよ。
だがその前にひとっ風呂浴びて体を清めておいたほうが良いかも知れぬな。
[こちらがハーヴェイに囁いて返すのは表と違い気安い感じに。
この囁きは他の誰にも聞こえないはずの声、遠慮も怖がる必要もないのだから。]
そう、珍しいと思ったから。
こっちの声を出すの。
[自分に対して話しかける時も普段は人の声でしか話しかけないからこそそう思った。]
楽しみ?一年ぶりだもんね。
[自分もめったには使わない。けれども気安く話しかけられるからこそハーヴェイと二人でいるときはたまに使う。
それでも誰かの話しながら使うのはこの屋敷にきてから初めてだった。]
入ってはいけないなど、そのようなことは。
[言われて改めて少年の身形を見る。
それでも墓守の表情はやはり変わらない]
気になるようでしたら、浴室も着替えもありますし。
[使用人に目を遣りながら続ける]
名前ですか。
ユージーンと。
[それから少年に再び目を向け、問われない限りは決して告げることのない名前を口にした]
[キャロルの仕事が終わったのか、それを見せるようにするシャーロットに笑いかけて]
へえ…本当にずいぶん変わるもんだな。
似合ってる…うん。
[気の利いた言葉などは知らないから、そのままを口にして]
*/
ヘンリエッタ、トビー、マンジロー、ハーヴェイとはまだ顔をあわせていない。
アーヴァイン、ユージーン、キャロル、ラッセル、ギルバート、シャーロットとは面識あり。
ただしシャーロットの名前はまだ聞いていない。
/*
[キャロルもセシリアの髪のことをほめる様子に心の中で頷く。]
…
[キャロルに結わえてもらったリボン。
二人の感想はどうか、じっと待っているとまずかかったセシリアの言葉に頬が赤くなって微かに俯き。]
……
[口の動きはありがとうと、もちろん声にはでないが。
続いてかけられたギルバートの言葉にさらに頬の赤みは増して俯き加減は増えたかもしれない]
─ 一階・廊下─
[元気だったかと問われて、視線を落としたまま小さく頷いた]
…畑は……作物、元気に育ってる。
でも……風避け、作り損ねた……。
[視線を上げることは無い。
その方がまだ、会話を続けることが出来たから。
菜園の話を出され、答えた後にラッセルも窓へと少し視線を向ける。
声色は心配げなものを含んで居た]
ええと、シラヌイ、さんのは、いっぱい動いた汚れでしょう?
僕はちがうよ。
だから、駄目なんだと思ったけど。
ふろ?
[なんだろう、と思って、首を傾げる。
黒い人に見られてるのに気付いて、そっちを向く。]
入っていいの?本当に?
ええと、よくしつ?きがえ?
ユージーンさん、色々ありがとうございます。
[名前を教えてくれた黒い人に、頭を下げた。]
おふろとか、よくしつとかに行けば、広間に入れるくらい綺麗になる?
―玄関―
ありがとうございます。
[呼び方の許可を得られ、墓守は異国の男に対し丁寧な礼を返す]
浴室でしたらそちらへ。
[方向をまた手で示す。
希望があればまた別の使用人に案内を頼もうか]
[ふと、何かの声が聞こえた気がしたが、言葉を耳が拾うまでには至らなかった。
空耳だろうかと思っていたら、シャーロットに声をかけられ、声のことは頭から消えた。]
ああ……今日はちょっと、特別なお願いをアーヴァインにしようと思っていたんでね。
[いつもよりはっきりとした声を出すシーロットに、そう楽しげに返す。]
そういうシャーロットも楽しそうだな、何かしているのか?
[そう遠くから尋ねた。]
[礼には首を左右に振った]
元より、入れないということも無いですが。
綺麗にはなるでしょう。
[少年は風呂を知らない様子だったが、その言葉には肯定を示しておく]
アーヴァイン→書庫を開けてくれた上に泊まって良いとまで言ってくれた超いい人
ユージーン→よくわからない
キャロル→綺麗な人
ラッセル→怖がらせてごめんなさい
ギルバート→気の良いお兄さん?おじさん?
シャーロット→穏やかで静かな人。しゃべれないのかな?
こんなもんかね?
―一階・廊下―
そっか、なら良かった。
ラッセルが作った野菜は美味いからな。楽しみだったんだ。
[そう笑み告げて、青年と同じように外を見た。
木の葉が風に舞い、いくつも遠くに飛ばされていく。
雲の動きは早く、灰色が混じっていた。]
……そのうち雨も降るかもしれないな。
風避け、用意するなら手伝うけど?
[作物を心配するような声に、そう申し出た。]
[ハーヴェイとは違う何かの気配を感じた気がしたが、
すぐにハーヴェイから返ってきた声にすぐに意識の外へ]
特別?
[尋ねるも伏せているということはきっと答えは返ってこないかはぐらかされるのだろうと思いながら]
今、キャロルさん…知ってるかな?たまにうちにくる踊り子さん。
それと村の雑貨屋のギルバートさん、あとセシリアさんって女の子と一緒にいる。
髪、結ってもらったの、ハーヴェイに見せるの楽しみ。
え、ええ?お手入れしたら……ですか……。
[キャロルやシャーロットのように長くて綺麗な髪の自分を想像しようとしたがうまくいかない。
今まで自分の容姿を気にしてこなかったのだから仕方がない]
……む、無理…な…気がします…まったく想像できないです……。
綺麗になれるんなら、入るよ。
汚いと、叩かれちゃうし。
ごはんくれるんなら、綺麗にならなきゃだめだよね。
[風呂に入ったことなんてない。
だからどんなものだかわからないけれど、
自分もと望むようだったマンジローを見上げる。]
ねえ、シラヌイさん。
僕、行ってみたい。
シラヌイさんも、一緒に行く?
―玄関―
[トビーの様子には首を傾げるも、気にする様子はなく]
はっはっは、汚れに良いも悪いもあるものか。
何であろうと誰であろうと洗い清めれば綺麗になる。
そういうものだ。
墓守殿、いろいろと世話をしてもらってかたじけない。
お言葉に甘えて、主殿に会う前に身を清めておくことに致そう
[キャロルの楽しげな笑みに気づくとさらに気恥ずかしさが増し、俯き加減は角度を増す。
すぐにあわてる様子のセシリアに気づくと、程度の差はあれ自分と同じような反応をしているセシリアに]
…(くすり
[小さく笑みを浮かべて顔をあげて、セシリアに友好的な笑みを浮かべた。
少し好感を持てる相手だと感じたのかもしれない。]
─ 一階・廊下─
……今日も、収穫した。
[その言葉だけで食事に使われていると言うのが窺い知れることだろう。
相変わらず視線を上げることが出来ないため、ハーヴェイの笑みを見ることは出来ず。
手伝うと言う申し出にはたっぷりと悩むようにして返答に時間をかけた]
…………………。
…良い、よ。
シャロ、ハーヴに会うの楽しみにしてるだろうから、そっち、行ってやって。
[既に会っているとも知らず、適当な理由をつけて申し出を断ろうとする。
好意とは言え、長時間人と行動を共にするのはだいぶ気が引けた]
[三人三様の様子を眺めながら]
何を可愛いって言うかは人によるけど、さ。
そうなりたいって思ってる女の子が実は一番可愛いんだって。
あ、俺じゃなくて聞いた話な?
男ってのは単純だから、表側しか見てねぇのも多いけど…
[後半はぼそぼそと。
男一人に気付いてどこか照れくさくなったかもしれない]
ユージーンさん、ええと、よくしつ?は、あっち?
[さっき示された方向を見て、尋ねる。
シラヌイさんは行けばわかるのかな?行ったらわかるようなものなのかな?
なんて考えて、二人の大人を見比べている。]
[セシリアの様子に、浮かべるのはやわらかな笑み]
想像できないなら、思い切ってやってみるのも悪くないわよ?
私は、色々と勧める事はできるけれど、選ぶのはあなた。
気が向いたら、いつでも声をかけてくれていいわ。
しばらくは、こちらに滞在させてもらうつもりだから。
[気になることもあるし、とは口には出さないものの。
意識の一部は、思わぬ場所で名を聞いた、今はここにいない少女の方へと向いていた]
[ギルバートの言葉に耳を傾けながらきゅっと胸の前で服を小さく掴んだ]
…・・・
[可愛いと思うこと、綺麗とおもうこともなのかなとか考えて、
次に思い浮かんだのはハーヴェイの顔。
後半ぼそぼそと喋るギルバートの様子にはきょとんと首をかしげた]
―一階・廊下―
そっか、じゃ夕食に期待するかな。
[それから暫く間が空いてから出てきた返事には、微か苦笑した。]
ん、了解。
気を使ってくれてありがとな。
[どこか居心地悪そうな様子も見てとれて。
申し出は余計なお世話だったかな?とも思いながら、それを感じさせない声色で返した。]
外に出るなら、気をつけるんだぜ。
それじゃ、またな。
[そう言うと、多分広間だろうと思った方へと歩き出した。]
[ギルバートの言葉に、ひとつ、ふたつと瞬きを重ね。
直後に零れるのは、楽しげな笑い声]
ふふ、確かにそうね。
想う気持ちは、何よりも素敵な魔法になるわ。
……表側しか見ないのが多い、というのも、同意ね。
[後半部分に同意する声は、妙に現実味を帯びていたやも知れず**]
―玄関―
いいえ。
[礼の言葉に墓守は首を横に振る。
少年のほうには小さく頷いただけで、やはり言及はない]
どうぞ、ゆっくりしてらしてください。
御主人に話は通しておきましょう。
[主人が来訪を断るなど墓守自身にも考えられはしなかったが、一応そう告げ、深く頭を下げる]
嗚呼、案内を。
[少年に場所を問われれば、使用人を見て手で示す。
案内に立つ使用人を横目に、墓守は今一度頭を下げて、主の部屋へ行こうと踵を返した]
そ、特別。
シャロには、まだ内緒な。
[そう、目の前にいたなら、片目を瞑って答えただろう。
一緒に居る者らの名前を聞くと、だいたい覚えがある名だった。]
踊り子の君は知っているな。ギルバート……ええと、雑貨屋っていうと多分あれかな。
セシリア……?
[その名前は、聞き覚えがあった。だが、まだ思い出せない。
少し考え込んでいたが、名前を呼ばれ思考は止まり。]
へぇ?それは楽しみだな。後でそっちに行くよ。
[そう笑むような気配と共に、シャーロットに返した。]
文学少女 セシリアは、ここまで読んだ。
―玄関→浴室―
ありがとうございました、ユージーンさん。
行ってきます。
[また頭を下げて、案内してくれる人にも頭を下げて、マンジローと風呂場へ行く。
裸になるものだとわからなかったり、なったらなったで痣に驚かれたりしたかもしれない。
だって僕は孤児だから、って言ったら納得してくれるかと思うけど…?
はじめて入るお湯は、熱くてびっくりした。熱湯をかけられたことはあるけど、それとも違ってびっくりした。
しばらくしてから出た時には、貧相なのは隠せるわけがないけれど、肌の色が違って*びっくりしているはず*]
― 一階・廊下―
……うん。
[向けられる全ての返答として、その一言だけ返し。
立ち去ると感じてようやく落としていた視線を上げた。
その瞳にハーヴェイの後ろ姿が映る]
…………は、ぁ。
[若干、息が詰まるような思いで居たため、疲れたように息を吐く。
やはり、人と話すことは慣れることがない]
………ちょっと、行ってこようかな。
[窓の外に視線を向けての呟き。
持ったままであったグラスに残る水を飲み干し。
それを厨房に返すと裏口へと向かい、そこから菜園の様子を見に外へと*駆け出した*]
俺も偉そうにいえないんだけどな。
[「表側しか〜」に苦笑しながら、キャロルに同意を得られて、少し調子を取り戻し。
どこか考えるようなシャーロットに小さく]
誰かのために綺麗になりたい、って思うのはいいことだぜ?
[ぽそ、っと。
想いを寄せる相手がいるらしいとは聞いているから。
そうして、どこか困ったようなセシリアには少しだけ真面目な顔になって]
いや、からかってないって。本当に。
[実際そんなつもりはないのだけれど、広間から去っていくのを見送って、またぽつりと]
…難しい年頃なんだよなぁ。
もうちーっと、女心って奴を勉強しねぇとダメかなぁ、俺。
[ぽりぽりと頭を掻いて椅子に座りなおして、小さく一つ*溜息を吐いた*]
/*
箱が稼働しなくなって急遽鳩。
落ちるつもりで居たからまだ良いけどさ…。
Cドライブのクリーンアップ作業してたら急に止まって再起動もままならない。
明日までに回復すると良いんだけど…。
[疑問に返ってきたのは思っていた通りの答え。
名前を聞き少し考えているのだろう声に間があった後、続いた言葉に]
うん、でもセシリアさんもういなくなったよ。
ちょっと考えたいって言って。
[ハーヴェイには広間の様子なんて見えてないけど言葉は足りない形で伝えてしまった。]
―廊下―
[広間に向かう途中、だだだっと走る人影を見た。
声をかける前に、その人物は二階へと駆け上がって行ったので、見送るだけになったのだが。]
おや、あれは……どこかで見たような。
誰、だったかな。
[特徴のある眼鏡の女の子だったが、思い出すには、もう少し足りず。
そのまま、少女が出た広間の方へと顔を出した。]
[首をかしげていると、ギルバートにかけられた小さな言葉には顔を赤くしてわずかに俯き加減に]
……
[すぐに広間からセシリアが飛び出すとその姿を見送る。
ギルバートの呟きには自分から返せる反応はなく、そんなものなのだろうかと思う。]
― →主の部屋―
[一度自分の部屋に戻り、書庫に戻す筈だった本を置いて、再び主の部屋を目指した。
途中真っ赤な顔で駆けて行く少女と擦れ違えば、少しばかり瞬いてもみせたか。
そうして目的の部屋の前で立ち止まり、扉を二度叩く]
御主人、ユージーンです。
[中から返事が返るのを待って、ゆっくりと扉を開いた]
―広間―
どうも、久しぶりだな。
踊り子の君に、ギルバート。
[そう館でほんの数度、顔を会わせた踊り子と、麓の雑貨屋でたまに見かける青年と、それからシャーロットには、ひらと手を振り笑みを向け。
なにやら髪型の変わった様には、何度か瞬いた。]
お。綺麗に結われて。
余計に可愛くなったなぁ。
[そう言いながら、頭に手を伸ばし撫でようとして、引っ込めた。折角結われた髪を乱してしまうかと思ったので。
行き場の無い手で自分の首を撫でるように擦ると、彼女の向かいの、空いていた席に*腰掛けた。*]
[ハーヴェイが広間に顔を出すと嬉しそうな様子が顔に出て現れるだろうか。
手を振る様子にぺこりと会釈、さっき再開をわかちあったりもしたけど。]
…(ぽっ
[髪とリボンのことを褒められればうれしそうに頬を朱に染めて、キャロルに視線を向けてからハーヴェイに視線を移し、おねがいしたと口は動かすが声にはでない。他に回りに人がいるから。]
……(もじもじ
[気恥ずかしさとかで俯き加減になりもじもじとしている。
頭に伸ばされた手には気づかなかったのでひっこめられたことにも気づかない。
向かいの席に座るとそちらを見上げて:笑いかけた*]
あー、うん。今見えた。
あの娘、どこかで見た事はあるんだけど、思い出せないな…。
[言葉を交わせば思い出すだろうか。
そう思いながらも広間に入ると、向かいに座った。]
ん、似合ってるな。リボン結んだのは踊り子の君かな。
[ギルバートには出来そうにないし、さっきの子は、なんとなく違う気がしてそう尋ねた。]
―主の部屋―
[深く一礼をして、墓守は部屋の中に入る。
そう長い用件でも無い為に、扉のすぐ傍で足を止めた]
先程、また来客がありまして。
後程挨拶にみえると思われます。
[少なくとも男の方は訪れるだろうと、そう告げる]
客人も多いようですし、後でご一緒に食事でもされては如何ですか。
[次いでそのように提案もした。
主の返答は如何なものだったか]
[一通りの話を終えた後で、主がふと思い出したように口を開いた]
嗚呼、コーネリアス様は先程見ましたが。
ゲイル様もですか。
それは残念なことです。
[その口から、元記者の女性が少し前に館を後にしていたことを聞く。
残念がる主を宥めるように更に二、三言交わしてから、墓守はその部屋を*辞した*]
ハーヴ、いろんなところ旅してるからね。
[自分にはまったく心当たりが思い浮かばない、
広間にハーヴェイが入ってきてその姿が見えた。
挨拶はすでにしていたのだが挨拶を返す。
皆の前なので会釈をするだけに、けれども嬉しそうにしてた様子から皆にはいろいろと感ずかれることはあるかもしれない。]
うん、キャロルさんに結んでもらったの。
[ハーヴェイにだけに聞こえるはずの囁く声で*返す*]
[シャロの言葉は否定しない。
生まれ育った所を出てから、ずいぶん色んなところを歩き回った。
自分を見て、至極嬉しそうにしているシャーロットを見るのは、とても心地よかった。
満足感を得た笑みは、いつもの柔らかなもののまま。
彼女の胸中の細部までは、うかがい知れないが。
キャロルに結んでもらったと聞くと。]
そっか、器用だな。流石踊り子。
[それは器用の理由になるのか。
くすと小さく微笑んだ。それらは全て*囁きでの事。*]
/*
しかし動かしてみたものの、ソフィーさんは大丈夫なのだろうか。
ぼくだけ見えていない、とかじゃないですよね…[どんなだ]
それはそうと、SNSを見ていたら先程入って抜けられたカミーラさんらしき方の設定が。
もうね、是非その設定で入って頂きたかったです。
便乗して主とひっそり悪巧みとかしたかった。
今回のアの人普通にいい人ぽくって、なんとなく物足りない感じがしますw
中
さて明日は休みだから、今のうちに設定色々考えとかないとな。
そういや結局セシリアは顔知ってる子になったwwwふぉーちゅんの意味ねぇwwww
まぁRP村ってのりと勢いだよね(
―回想・アーヴァインの部屋での事―
久しぶりだな、アーヴァイン。
[そう言い、にこりと笑う姿は悠然と。
アーヴァインは、どこか苦い面持ちでこちらを見ていた。]
そんなに邪険にしなくてもいいだろう?
俺の邪魔をしなければ、牙は向けない。
今、俺はあんたにとても感謝しているんだから。
大事な雛を育ててくれて。
[そう微笑む姿は、常と変わらない。]
その雛だが。
そろそろ頃合かと思って迎えにきた。
[さらりと言うと、アーヴァインは驚いたように椅子から少し身を起こした。]
子犬に情でも移したか?
だが駄目だ。アレは俺のモノだ。
アレには俺の子を産ませる。
その為に、あの血に染め上げられた村から連れ出して
お前に育てさてたんだからなぁ?
[そう言うと、口の端をあげた。むき出しの犬歯が、鈍い色で光る。
人の姿をとった獣は、至極楽しそうに主を見据えた。]
嵐が過ぎれば連れて行く。
[主はどんな形相で、こちらを見上げているだろうか。
ふ、と視線をはずすと背を向けた。
扉に手をかけ部屋を出る前、くるりと振り返って。]
喉が渇いたでしょう?水でも持ってこさせますか。
積もる話は、また、後で。
[いつもの口調、いつもの調子で。
柔らかな人の笑みを浮かべると、主の部屋を*後にした。*]
孤児である、浮浪児であるということは、トビーにとって+にも−にもなり得ない。
今まで生きていられているのだから、幸運な方でもあるだろう。
幼かったトビーを保護した、というよりも仲間に入れたあの“あにき”ですら、死んでしまったのだ。
トビーが時間を数えるようになって、10度位は今みたいな季節になった。
2度目の寒い日に“あにき”は殴られて、血を流していた。
答えなんてなかったけど、連れて行く場所もなかったから、“あにき”の体が地面と同じくらい冷たくなるのを、固くなるのを見ていた。
3度目の寒い日は、何にも無かった。トビーは一人でいたから、他の浮浪児にせっかくの稼ぎを取られて、蹴られて、地面に引き倒された。
食べられたのは雪だけだった。
6度目に慣れた。7度目に食事が足りなくなった。8度目に殴られた。
“あにき”のようになると思ったら、近くの石を掴んでいた。
9度目に、何も怖くなくなった。
10度目は、わからない。
他人に媚びることなんて、とっくの昔に慣れた。
他人に哀れまれることなんて、傷ついてやる必要もない。
怯えた、かわいそうな子供というものが、裕福な人間達にとっては大好物なのだ。
使えるものなら何でも使う。そうでなければ、多分トビーはとっくの昔に死んでいた。
生きる為なら何だってやる。
人も殺した。スリなんていつも。騙すこともある。体を使いたいのなら、売りもする。
昨日まで動いていた仲間の服を剥いで、裸のまま地面に置いておくこともあった。
飢えて仕方のない時は、人の肉も食った。不味かった。
一度、名前をくれた“あにき”に聞いたことがある。
トビーという名前の意味を。
“あにき”は言った。ただ、見ていた家族の子供の名前だと。
今のトビーよりも、もっと飢えてくぼんだ腹で、“あにき”は幸せになりたがっていた。
─庭─
ぅぁ…!
[外に出た途端、滴混じりの強風に煽られた。
思ったより風が出ている。
断続的に吹き荒ぶ風に抗いながら、ラッセルは菜園へと急いだ]
…苗が…。
[既に横倒しになっている作物も少なく無く、慌てて予め打ち付けてある杭に細長い板を何枚も重ね通して行った。
完全に防げるものではないが、やらないよりはマシである。
時折、持った板が風に浚われそうになった。
それでもどうにか堪えて作業を続けていく]
[粗方の作業が終わり、念のための追加作業をしていると、屋敷から使用人が一人出て来た。
ラッセルが一人外へ出たのに気付き、追いかけて来たらしい。
中へ戻りましょう、と使用人は言うが、ラッセルは手を止める気は無い。
菜園に対して没頭すると周りが見えなくなるのもいつものこと。
しかし今回ばかりはそのままにするわけにも行かず、使用人は仕方なく多少強引にラッセルを連れ戻そうとその手を延ばした]
……っ、触るな……!
[使用人の手はラッセルの手を取ろうとし、それに気付いたラッセルは腕でそれを振り払う。
使用人へと振り向いたラッセルの表情は怯えを示し。
そして直ぐに懇願の色が混じる]
………も、戻る、から…。
だから……さ、触らないで……。
[震える声がか細く紡ぎ出され、視線が地に落ちる。
ラッセルの言動を目の当たりにした使用人は、驚きを示したまま、ただ承諾を返すしか出来なかった。
使用人が少し戸惑いながらも、中へ、と促すと、ラッセルは素直に従う。
屋敷の中へ入ると直ぐに他の使用人からタオルを渡され、風呂に入ることを勧められた。
他に大浴場を使用している者が居ることを知れば、居なくなるのを見計らって大浴場へと向かうこと*だろう*]
/*
何かある、をちょいちょい出していかねば。
今はまだ分かりにくいとは思うけども。
風呂内回想でもうちっとやる予定。[忘れなければ]
服まで借りちゃって、良かったのかなぁ。
[浴室とか風呂場とか、そういった名前の場所を出て、着替えながら問いかける。
マンジローの様子を見ながら入っていたから、血色は悪くないようだ。
鏡に映った自分がおかしくて、笑った。]
おうちとお金がある人は、みんなこういうのやってるんだね。
だから綺麗なんだ。
すごいねぇ。
[今まで着ていた服から、今着ている服のポケットにお金を入れる。
大切なお金だから、ちゃんと取って置かなくちゃいけない。]
シラヌイさんも、ごはんだよね。
一緒に行こうー!
[後をついていくつもり。
案内してくれた人が、また案内してくれるらしい。
ふと、人の気配を感じた気がして、振り返った。
今は邪魔なものが床と足裏を遮っている。足が苦しい。]
――???
[一瞬、赤いのが見えた気がした。
立ち止まってみる。
誰かが今まで居た場所に入っていったようだ。
もう見えていないけれど手を振って、とりあえず少し先に行ってしまったマンジローを*追いかける*]
中
セシリアのとーちゃんのPNの参考にならんかと思って前村ちらっと見てきたんだけどさ。
ハーヴェイ人狼だったんかwwwwwwwwwwwwwwwwwww
―浴室→広間―
[トビーと共に風呂に入り、旅の汚れを落とす。トビーの体の痣には少しばかり驚くかもしれないが、あまり深くは追求しなかった。風呂から上がれば、よく効く軟膏の一つも塗ってやることだろう]
むぅ・・・。我はこの「洋服」と言うものがあまり好きではのうござるがな。
なんと言うか、こう首元が締まる感じがするし袖も落ち着かぬ。やはり我はこの着慣れた服で広間に行くといたそう。
[着替えとして用意された服には難色を示し、いつもの服を着る。トビーの着替えには、似合うぞと言って笑った。]
[いつもの服に着替えを終え、トビーと共に浴室を出る。]
そうか、童っぱは風呂は初めてか。
我の国では豊かだろうが貧しかろうが皆この風呂と言うものに毎日のように入るぞ。
一度にたくさん人が入れる銭湯も各所にあるし、辻風呂といって道で商いをしている湯屋もあるしな。
この国にも、どこかにそういうものがあればよいのであろうがな・・・。
・・・それにしても、ここの風呂は随分と大きいものでござった。
自分の屋敷でこれほど大きな風呂を持っておるのは我もあまり見た事はない。
[少しこの屋敷に住む主に興味が湧いたようだ。広間に行けば、主は顔を出すだろうか?と思いつつ、トビーの様子には苦笑を漏らし、せかされるように広間に向かう事にした]
─大浴場─
[客が風呂から上がった頃。
使用人に教えてもらい、入れ替わるように大浴場へと向かう。
入って行く姿を見られていた事には気付かなかった。
声をかけられたわけでもないためにそのまま中へと入る。
本日二度目の風呂だったが、今回は身体を温めるだけ。
支度を終えると直ぐに湯船へと浸かった]
……………。
[大きく息を吸い込み頭まで浸かって。
少し後に顔を出すと顔に張り付いた前髪を掻き上げた。
そして掌をじっと見る]
……触らない……触れない……。
…触っちゃ、ダメ。
[見つめた掌を握って拳を作り、叩きつけるように湯船の水面へと拳を落とす。
飛沫が顔にかかり、眼を閉じた]
[この屋敷に来た時からずっと、ラッセルは他者に自分を触らせていない。
触られるような状況になると激しく拒否した。
唯一触れることが出来たのは、拾って来たアーヴァインだけ。
彼だけは自分のことを知り、尚且つ受け入れてくれた人物だったから]
……人は、怖い。
怖くないの、アーヴ、だけ…。
[湯船の中で膝を抱える。
ラッセルが他者を避ける理由。
怖い。
ただ、それだけ]
―浴室→広間―
お薬って痛いものだと思ってた。
だっていつも、あにきは痛がってたから。
[軟膏を塗ってもらって、くすぐったくなって笑う。
マンジローが話す異国の話には、興味深く、目を輝かせて聞いた。
早く行こうよとせっついたくせに、一番最後になる。
後ろの人が気付かなかったのには気付いてたけど、手だけ振ったから良いということにした。]
ここ?
[立ち止まった案内をしてくれた人に聞く。
マンジローがどうするかは別として、頷きが返ってきたらすぐに中に入った。
人がたくさん。中に見なきゃいけない子はいない。]
ええと、こんばんは!
何か、たべもの下さい!
―広間―
[シャーロットがキャロルを見た後、口を動かす様をみて。]
踊り子の君にやってもらったのか。手馴れたものだな。
[そう言い、キャロルにも礼を込め笑む。
照れたようなシャーロットの様子は、微笑ましく見守っていた。
入室前のキャロルの声は聞こえていなかったが。
窓際に立つキャロルの向こう、窓の外から音がしはじめ目をとめる。]
ああもう雨まで降ってきたのか。今夜は荒れるだろうな…。
この様子だと、ギルバートも村まで帰れないんじゃないのか?
[そう口にした。こちらは暫く滞在予定だったので問題はないのだが。]
─広間─
あら。
元気のよろしいこと。
[扉が開き、あわせるよに飛び込んできた声。
直球の物言いに知らず、たのしげな笑みが零れた]
……でも、言われてみればもうそんな時間なのね。
[今気がついた、という風に呟いて。
窓辺を離れ、新たにやって来た客人たちへと一礼する]
お会いするのは初めて……かしら、ね?
―広間―
[トビーにせかされるように、広間に入る。主らしき人がいないか、少し広間を見渡し…]
これこれ童っぱ、部屋に入ったらまず挨拶が礼儀でござろう。
[苦笑いしながらトビーをたしなめた]
突然の来訪、失礼つかまつった。
我は不知火 萬慈郎と申す旅の者であるが、今宵一晩宿を借りたく立ち寄った。
この屋敷の主殿はこちらに居られるかな?
[深々と礼をして、自己紹介している。]
[そんな会話の途中で、入り口に人の気配を感じ顔を向ける。
玄関口で見かけた二人が顔を出していた。
先ほどと比べ、どことなくこざっぱりしているのは風呂にでも入ったからだろう。]
アーヴァイン卿のお客かな。
こんばんは。はじめまして、ハーヴェイ=レイだ。
[そう二人に向け軽く会釈した。
トビーの声に、そういえばもうそんな時間だったかと視線を外へ。
さっきから雲に覆われていた空では、時の判別は付きにくかった。]
食べ物か、誰か呼んで用意してもらおうか。
ああ、口さびしいならとりあえず、これでも。
[そう言い、ぽけっとの中からチョコレートの包みを取り出し、トビーに渡した。]
ごめんなさい、シラヌイさん。
[嗜められては、すまなそうに身を縮めて頭を下げる。
見回している理由とか、難しい言い回しとかはあんまりちゃんと聞かない。
金色のお姉さんの言葉に、にこにこ笑っておく。]
おなかすいてるんだ。
食べ物くれるっていうから、嬉しくって。
[ハーヴェイのお客、という言葉に、首を傾げる。
上を向いてマンジローを見て、お客なのかな、って顔をした。
それから、手渡されたチョコレートを見て、不思議そうに掌の上で転がす。]
ありがとう!
でも、どういう食べ物なの?
あ、僕はトビーっていうんだよ。よろしくお願いします。
多分、お客じゃないと思う…?
[一旦広間の扉を開け外へと顔を出すと、近くを歩いていた使用人を呼びとめ、夕食の用意を頼む。
そのうち、何か運んでくるだろうか。]
シラヌイ マンジロウ?
変わった名だな。異国…東方の方だろうか?
[確かそちらの方には、そんな響きの名や物があったようなと、思い出しながら尋ねた。]
主のアーヴァイン卿なら、さっき部屋でお会いしたな。
[そう言い、ここには居ないと暗に告げた。]
─大浴場─
[身体を温めて脱衣所へと戻ると、先程外にラッセルを呼びに来た使用人が着替えを持って来た。
着替えを、と言われるとただ頷きだけを返す。
それから食事の準備も出来る頃だと告げられ、広間へ行くよう促された。
思い切り眉根が寄る]
……行きたくない。
[拒否を露わにすると、使用人は困ったように苦笑を漏らした。
そこを何とかと頼み込まれ、アーヴァインの名まで出されると、渋々広間に行くことを承諾する]
[使用人が立ち去った後、身体の水分をタオルで拭いて、用意された着替えに身を通す。
今度は頭の水分もしっかり取ってから、大浴場を後にした]
[トビーの様子に、少しだけ瞬く。
食べ方が分からないということは、見た事がないと言うことで。
うっすら境遇が見えたような気がしたが、それは表に出す事なく。]
ああ、それは包みを開いて、中にあるものを口に入れるんだ。
すぐ溶けてしまうから、物足りないかもしれないけど。
夕飯が来るまで、それで我慢していてくれ。
[そう軽く笑みながらトビーに告げた。]
お客じゃない…?
ええと……まさか親子じゃない、よな?
[ないと思いつつも、トビーとマンジローを見ながら首をかしげた。]
[異国の装いの男と少年のやり取り。
妙に微笑ましく思えて、また、笑みがこぼれた]
ご丁寧な挨拶、痛み入りますわ。
私はキャロル、流浪の舞手。
どうぞ、お見知りおきを。
[どことなく芝居がかった口調で名を告げて]
[食べ物をもらえるのが嬉しい、という少年の言葉に、ゆるく首を傾げた。
ハーヴェイとのやり取りの様子から、何となく察するものはあったけれど、特に追求する事はなく。
そう、と微笑むに止めて]
…客が多いな。
[ぼそり、呟く。
客が多い事、それ自体に特に問題はないのだが。
ふと、何か予兆のようなものが頭をよぎった。
あまりよろしくない予感、とでもいえばいいか。]
へえ、そうやって食べるんだー。
いろんなのがあるんだね。
[指で包みを開くのは、慣れていないからぎこちない。
言われるそばから中身を見て、茶色いと小さく呟いた。
ハーヴェイの言葉に、頷く。]
がまんじゃないよ、大事だよ。
ありがとう、ええと、レイさん!
[つまんで口の中に入れる。
恐る恐る噛むと、固くなかった。びっくりして、もう一度噛む。口の中で溶けていくのに目を白黒させて、何度も噛んだ。
すぐに消えてなくなってしまった甘いもの。]
…???
シラヌイさんは今会った人だよ。親いないから、違うよ。
ねえ、レイさん、これなんていうの?今のたべもの。
[キャロルの方を向くと、にっこりと笑って頭を下げ]
おぉ、お初にお目にかかる。
なるほど、墓守殿より今日は多くの客人が着ておると聞いてござったが、そなたたちも客人でござろうか?。
[ハーヴェイの問いには小さく頷き]
さよう。
我は遠く東の国より武者修行のために海を越えて参った。
しばしの間とは言え、よしなに願いたい
[主がここにいないと聞けば]
さようか・・・。では後ほど部屋のほうに伺うといたそうか。
[舞手という言葉がよくわからなかった。
どこかで聞いたようなと、ちょっと考え込む。
それが来る時に、いつもお店が賑やかになって、食べ物が沢山落ちる日だと気付くのに時間はあまりいらない。
すごいや、って顔で見上げた。笑う。]
―広間―
[キャロルの笑み、ハーヴェイがキャロルに礼の言葉を述べている。
その視線の先、窓の外の様子と言葉に自分の視線も窓の外に。
雨が強くなる前に、そう思ったところで見知らぬ二人の客が広間にきた.
一人は大人の男性、一人は子供の男の子。親子というには余り似ていない。
二人の関係はどうなのだろうかと考えていると挨拶をされて]
……(ぺこり
[会釈を返し微かな笑みを返した。
シラヌイマンジローという男性とトビーという男の子とハーヴェイとキャロルが会話する様子を眺めている。
自分かける言葉はないから。]
人多い、
雨…強いね……嫌い…。
[ハーヴェイの呟くような声、外の天気のこともありそう返した。
二人っきりじゃないときのこの会話も嫌ではなかった。
二人だけの秘密を持ったような気がするから。
会話をする四人よりも意識は窓の外に向く。]
[自分の名前はハーヴェイが多分紹介してくれるだろうと、少し甘えた考えをもっていたり。]
……
[会話に混ざれない自分はすぐに意識は窓の外にいく。
天気が気になった、お墓天気本格的にひどくなる前にいまのうちにいこうかなと思いながら。]
ええ、こちらの館とはご縁がありまして。
時折り、立ち寄らせていただいておりますわ。
[マンジローの問いに返すのは、肯定]
今日はまた、いつになく大勢集まっているようですけれど。
逗留の間は、どうぞよしなに願いますわ。
[考え込むような素振りの後、感心したよな笑みを向けるトビーの様子に、ひとつ、瞬く]
……あら、どうかしたかしら?
[己の稼業が、少年にとって如何様な変化をもたらすかなどは知らぬから。
本当に不思議そうに、こう問いかける]
[トビーの様子にはニコニコとそれを眺め]
ほうほう、良いものを貰ったでござるな、童っぱ。
それは確かこの国で言う「ちょこれいとう」とかいう菓子でござろう。我には甘すぎて口には合わぬが、童っぱには気に入るでござろうよ。
[親子か、と言う問いには首を振り]
いや、我もこの屋敷に来てから会ったゆえ、詳しい境遇は知らぬでござる。
されど、なかなか素直で見所のありそうな小僧でござるよ。
懐かれて悪い気はせんでござるな。
ハーヴェイでいいよ。長いなら、ハーヴででも。
レイ、だと俺の反応が遅れてね。
[そうトビーにも言う。姓を呼ぶ人にはそう告げて回っていた。
墓守の彼だけは、それでもレイと呼ぶのでもう諦めているが。
大事といい、親がいないという少年には、そうかと少しだけ困惑を交えた笑みで返し。]
ああ、やっぱり違うか。うんまぁ聞いてみただけなんだけど…。
今あげたそれは、チョコレートって言うんだ。
甘くて美味しいだろう?
すぐ無くなるから、食べた気はあまりしないだろうけど。
[栄養価は高いんだけどねとは、きっと彼にはあまり意味がない事だから言わなかった。]
へぇ武者修行か…なら腕の方は立つんだろうな。
俺は、そっちの方面はからきしだから。
[そう言い、どことなしにマンジローの体躯を見た。
どちらかといえば細い部類に入る自分とは、大分違う身体つきに感心したりして。]
こちらこそ宜しく。
俺は…職業を言うのなら、学者にあたるかな。
各地の、人狼に関する伝承なんかを調べて回ったりしている。
そうだな、こっちに来るかどうかは分からないし。
自分から出向く方が確実だと思う。
場所は誰か使用人に聞けば、案内してくれるだろう。
[青い人の様子には、きょとんとしておく。
何がなんだかわからない。
ぺこりという挨拶には、おなじ挨拶を返した。
キャロルの不思議そうな様子に、首を横に振る。]
なんでもなーい。
すごいなって思っただけだよ。
[マンジローとハーヴェイが答えてくれた名前を繰り返して。]
ちょこれーと。覚えた。
ありがとうー!自慢してやるんだ。
[嬉しそうに笑って。
それから、マンジローが素直だというのに、一瞬、ちょっと困った顔をした。が、気のせいと感じられるくらいの間だったかもしれない。]
ハーヴェイさん。ハーヴさん。うん、わかった。
甘くて、おいしかったよ。ありがとう!
こういうものを食べてるんだねぇ!
─ →広間─
[どことなく重い足取りで広間へと向かう。
遠慮がちに扉を開けると、その隙間から中を覗き見る。
さっき来た時よりも人が増えている]
……………。
[なかなか入れずに居ると、気付いた使用人に扉を開かれ、中へ入らざるを得なくなる。
広間に入ったは良いが、挨拶もせず。
足早に部屋の角へと歩んで、壁を背に隅の床にしゃがみ込んだ]
[キャロルの答えには少し驚き]
ほう、そなたのような美しい娘が我のように流浪の旅を続けているとは、少々意外でござるな。
そなたであれば落ち着く先もあまたあろうと思うのだが。
[本気で首を傾げている。彼の国ではあまり女性は旅などに出ないし、ましてや流浪することなど珍しいのだ。]
・・・?
[ふと、窓のそばにいる若い娘に会釈され、自分も礼を返す。警戒されたでござろうか、等と考えを巡らす。自分の異様とも言える出で立ちを見れば、それは良くある事であった]
[使用人に聞けばとハーヴェイが言っているのを耳にし、居合わせた使用人に目配せ。
マンジローの方を視線で示せば、後ほど都合がよい時に申し付けてくださいと名乗りでるだろうか]
……
[しばらく皆の会話に耳を傾けながらも視線は窓の外。
今ならまだなんとか家の周りくらいなら大丈夫だろうか、立ち上がり使用人に外にいくと窓の外を指差して示す。
すぐに止められるが首を横に振りじっと使用人を見つめる。
あきらめたように使用人が厚手の外套を用意してくれたので受け取る。]
[少年の言う「すごい」の意味をしばし考え。
それからようやく、ひとつのことに思い至る]
……もしかして、私の仕事の事かしらね?
もしそうなら、そういってもらえるのは、嬉しい事だわ。
[この年頃の少年であれば、舞そのものよりも興行の派生効果の方が印象に残るのだろうけれど、と思いつつ。
向けるのは、やわらかい笑み]
……あら。
[幾度目かの扉の開閉。
声なく入ってくるラッセルの姿に気づくと、視線を軽くそちらに向けて]
……落ち着いた?
[向けるのは、短い言葉]
そういやうっかり守護者希望じゃなくてランダムだったんだよなぁ。
まぁ、そこまで気が回らなかったんだが、ちょっと惜しい事をしたかな。取れたかどうかは分からないけどね(爆)
雨だと気が滅入るからな。
毛皮もぬれて身体も冷える。
[そういえばあの日―シャーロットと出会った日―も雨だったろうか。
そんな事を思いながら、シャーロットに応えた。
表では無口で言葉に不自由する彼女も、こちらでは自由で少し明るい印象だった。]
[ラッセルが広間に入ってくると会釈をする。
部屋の隅にすぐ座る様子には少し困ったように、周りの皆に自分が頭を下げておいた]
……
[向ける言葉はなかったけども。
ハーヴェイがマンジローに紹介をしてくれたことには感謝をしながら、再度マンジローに会釈をする。]
─広間の隅─
[キャロルからかけられる声。
落ち着いたかと訊ねられ、少しだけ視線を返す。
先のことについては落ち着いたと言えるかも知れないが、今この状況を考えるならば人が多すぎて落ち着かない]
……………。
[故に視線を外した後に首を横に振った]
―自室―
[ベッドに飛び乗りシーツを被って丸くなる。
自宅で使っていたベッドより随分質が良いもので、沈み込む体にすこし驚いた]
[自分が女らしくなった姿は想像できない。
キャロルはならばやってみればいいと言ったけれど、どうにもおこがましいような気がしてしまう。
柔らかいベッドが心地良い。
父の消息を、父の著作を追って故郷を出なければ知ることのなかった感触。
いずれここを去るのだ、それも数日のうちに。
ならば少しだけ、知ることのなかったはずの事を楽しんでもいいのだろうか?]
……踏み込んで見るの、も、いいのかも……。
[どうしてもダメだと思ったら、止めてしまえばいい]
うん、雨は…でもハーヴに会えたのも…。
[そのことは少しばかり複雑な思いでもある。
あの時ハーヴェイと出会えたのは事件があったからとも言えなくもないから。それでも雨は嫌な思い出、赤い、血の思い出]
私、ちょっと外行ってくる。
[本気で驚いているらしい、マンジローの様子に、笑みは多少、様相を返る。
どこか、悪戯めいたものへと]
あら、お上手です事。
……生憎、一箇所に落ち着ける気質ではありませんの。
それに、見た目艶やかでも、その枝に毒持つ花を好んで手折る者など、そうはおりませんでしょう?
ですから、落ち着き先が数多、などという事もありませんわ。
[カタカタと窓が音を立てる。
先ほどよりもさらに風が強くなっているらしい。
シーツから頭を出して窓の外を見ると想像通りに空が暗さを増していた。嵐になりそうだ。
ふと来るとき通ったつり橋が頭をよぎる。]
つり橋、落ちたりしないよね…?
[その時小さく間の抜けた音がなり、セシリアは自分が食事をしていないことを思い出した。
広間に行けば何かもらえるだろうか?]
…よし、キャロルさんに、お返事もしよう…!
[セシリアはベッドを軽く整えてから部屋を出た]
気に入ったなら、食後にもう一つ二つあげるよ。持って帰ればいい。
[トビーが自慢してやると、嬉しそうに言う様にそう告げた。
困惑した表情には、気づいたが理由に思い至る事はなく、気のせいかな、に留まる。
名前を言い直し、礼を言う様には笑みを深めた。]
いつも、じゃないけどな。
それはけっこう好きなものだから、持ち歩いてるんだ。
すぐ溶けるから、夏場は食べれないしな。困惑した表情には、気づいたが理由に思い至る事はなく、気のせいかな、に留まる。
[ハーヴェイの言葉には困ったように苦笑いを返し]
武者修行といっても、我もそこまで腕が立つわけでもなく。
我の国ではしばらく前に長く続いていた乱世が終わり、もう剣の時代ではなくなって食っていけなくなったというのが本音でござるよ。
[彼の紹介でもう一度シャーロットの方を見て深く一礼する]
なんと、言葉が・・・。それは何とも気の毒な話であるな・・・。
[シャーロットが外を出ようとしている様子には、大丈夫か?とハーヴェイに目で聞いておく]
―広間―
[広間につくと、人が増えていることに気づいた。
さっき広間に居た時に訪れた人たちだろうか?
会釈をし、自分の名前を告げる。]
こんにちは、セシリアといいます。
よろしくおねがいします。
―広間―
[からかうような言葉に苦笑しながら、どこか明後日の方を向いてぽそぽそと]
そういう方面はなぁ…あんま得意じゃねぇんだよなぁ…
[むー、とどこか考え込みそうになって、キャロルの視線に釣られるように外へと気を向けて]
ったー、降って来やがった。
明日が大変だな、こりゃ…
[ぬかるんだ山道を下りることを思って、頭を掻いて溜息を吐く]
[短い時間、視線を向けた後、首を振るラッセルの様子。
この状況では仕方ないかしら、と息を吐いて]
そう。
……あまり、張り詰めないように、ね?
[向ける言葉は、やはり、短めのもの。
気にかけすぎても逆効果な辺り、厄介ねぇ、と思っているのは口には出す事無く]
[荒れ始めた空を気に掛けていると、聞き覚えのある声がかけられて振り返る]
やぁ、ハーヴェイさんも来てたのかい?
久しぶり。
[あまり顔をあわせる機会はないが、この家と浅からぬ縁のある人物にそう返して。
帰りの足を気遣うのには軽く笑い]
あぁ、それなら…今夜はここに泊まって行っていいって事になったんで、お言葉に甘えるつもり。
この天気であの吊り橋を渡りたくもねぇし…流石に、この雨の中帰ってこいとは親父も言わんだろ。
[最後の一言は半分は冗談のつもり。
そうしているうちに、新たに広間に入ってきた人物を見て、物珍しげに目を瞬かせてみたり]
[マンジローからかけられる言葉には微かな笑みを浮かべて、気にしないでくださいというように微かに首を傾ける。]
……
[そして厚手の外套を着て広間からでようとしたところで、
マンジローがハーヴェイに目配せをしていたがそれには気づかない。]
[少年が威勢良く入ってくるのと、その後で窘めながら異国風の男が名乗るのとに、少なからず驚いて。
幾つかのやり取りの後でようやく挨拶をすることを思い出す]
え…と、初めまして。
トビー君と…シラヌイ、さん?マンジローさん?
…どっちで呼ぶのがいいんだ?東国の人の場合?
[誰にともなく助けを求めてみたり。
他が話すのを見ながら、それとなく真似ていくつもりではあるけれど]
[雨降る最中、あんなに濃い血の匂いを嗅ぎ取ったのは初めてで。
興味を惹かれ、訪れた先の血溜まりの中に、彼女は居た。
その時のことは、驚きと、歓喜に近い想いと共に記憶に残っている。
思い出すと口元に笑みが浮かんだ。
シャーロットにとって忌まわしい思い出でも、自分にとっては喜ばしく、楽しげな思い出だった。
尤もそれを彼女に告げる気はないが。]
外に?雨降ってるぞ?
何か用があるのか?
[ふいに外に出ると言うシャーロットに、そう問いかけ首をかしげた。]
[広間の出入り口でセシリアとばったりあい少し驚いたように後ずさる。
すぐに会釈を返し、向こうの反応はどうだったか。]
……
[広間の出入り口でセシリアが皆に挨拶をする様子を眺めてから、
皆に再度お辞儀をして広間の外にでていった。]
[ギルバートの言葉に、窓の外を見やる。
本降りになるまでそう時間はかからないだろう。
早く天候が回復すればいいのだが……]
[部屋の隅のラッセルに気づき、少し体が固くなった。
会釈をして、視線をそらす。
きっと彼にとってもこの位のほうが良いのだろうと、そのままキャロルたちのテーブルに歩み寄った]
[広間に入るや、誰とも目を合わせずに部屋の隅に行って縮こまるラッセルに怪訝な顔をする。]
おや、彼は確か玄関脇の廊下にいた・・・?
具合で悪いのであろうか?
[キャロルの笑みが変わるのを見て、少し気圧されたように]
ほう・・・毒、でござるか?
いやいやそれはまるで、我の国にいると言う“くのいち”のようでござるのう。
[勿論彼はそんなものに出会ったことは無いのだが。何とも言えぬその迫力に背中に少し汗をかいたとかかかないとか]
っと、人の事訊く前に自分が名前言わなくちゃどうにもならねぇな。
遅くなったが…俺はギルバート・フェイバーって言う。
その、よろしくな?
[いくら驚いたとはいえ、普段はしない失態に照れくさそうに]
うん、外に父さんと母さんに挨拶に。
[白い花に囲まれた黒い墓石、そこのちょっと離れたところに自分で作ったささやかな実父母の墓。
雨が降りそうだったから、胸騒ぎもありいっておきたかった。
小さなコエはとうとうに聞こえ]
誰…?
[ハーヴェイが尋ねかける相手の返答に注意が向く]
―書庫―
随分綺麗になりましたね。
[本を両掌で挟みながら棚の一角を見上げ、墓守は感嘆の声を上げる。
広い書庫のほんの一部ではあったが、綺麗に修繕され整理されていた。
その並びを乱さぬように順序の確認をして、手持ちの本をそこに戻した]
*/
検索で一発だけど、「ウールヴヘジン」は北欧神話に出てくる狼の毛皮を着た戦士のこと。狼男伝説に影響をあたえたそーな。
もうモロに人狼関連本ですね!はい!
狼引いたら父親は人狼の娘について悩んでいたor自分も人狼
村側なら普通に研究してた人、能力者だったらその研究資料を使って判定を出す、くらいに考えていました。
役職的に、2dの内に目的の本を発見したいかな。
/*
そうなのか…そちらの事情まではよく知らなくて。
世情が変わると、なかなか生きずらいな。
[謝罪には遠い気もしたので、そう言って返し。
目で問われた事に気づくと、シャーロットの方を見た。]
シャロ、外に出るのか?散歩じゃないよな。
用があるなら止めないけど…無理するんじゃないぞ。
[そう言い見送った後、マンジローには「まぁ、俺よりこの辺りには慣れてるから」と小さく告げて肩を竦めた。]
―廊下―
[広間を出て、周囲に視線をやる。
今はほとんどのものが広間にきており誰の姿も見つからない。
使用人達は厨房の方で夕飯の準備をしているだろうか?]
……
[広間に比べてひっそりと静かな廊下に出ると風雨の音が強く感じられる。]
あら。
[広間に戻ってきたセシリアがこちらに来るのに気づいて、笑みを向ける]
ああ、彼は人と接っするのが少し苦手なの。
だから、そっとしておいてあげるといいわ。
ここにいるという事は、具合は大丈夫だろうから。
[マンジローがラッセルの事を問うのに、さらりとこう告げて]
そう、毒。
……夾竹桃の花はご存知かしらね?
一部の方には、その名を冠して呼ばれる事もありますわ。
[冗談めかして返すものの。
『くのいち』についてはさすがに理解が及ばず]
あら、そうなんですの?
[きょとり、としながら首を傾げてみせた]
[ギルバートとセシリアにも、同じように頭を下げる]
ギルバート殿にセシリア殿か。
我の事はシラヌイでもマンジローでも好きな用に呼んでくれて構わぬよ。
堅苦しいのは我も望むところではない。
それにしても本降りになる前に一夜の宿が取れてようござった。
雨の中野宿するのは、慣れていても余りいい気分ではのうござるからな。
[そうしているうちにも、広間に人が集まってくる。
やってきてそのまま部屋の隅に座り込んで、キャロルの声に首を振るラッセルには]
あまり無理しなくていいんだぞ?
[とだけ声を掛ける。
あまり言い過ぎると返って困らせると知っているからで。
その後でやってきたセシリアには、あまりいつもと変わらずに]
少しは落ち着いたかい?
その…からかったつもりはないから、さ。
[謝罪にも似た言葉を。
広間を出るシャーロットは視線だけで見送って]
─広間の隅─
…………。
[キャロルに気遣う言葉をかけられたが、素直に頷くことは出来なかった。
今まで治らなかったものが直ぐにどうにかなるはずがないために]
[部屋の隅で膝を抱え、視線は床に向ける。
耳を塞いでいないだけ状態としてはマシな方だったが、知らぬ者が見たなら不思議に思うことだろう。
くぅ、と小さく腹から音がする。
空腹を訴えていたが、しばらくは部屋の隅から動こうとはしなかった]
ああ、そっちの子は、ラッセル…ラッセル=クラフ。
アーヴァイン卿に世話になっている子だ。
だいぶ人見知りする子だけど…あまり気にしないでやってほしい。
[シャーロットの時と同じような紹介になったが。
伝える術のないラッセルの事も、そう紹介しておいた。ユージーンあたりがいれば、任せたのだが。
名と姓に間があいたのは、こちらも思い出すのに少し時間がかかったからだ。
キャロルがラッセルに近づいたのが見えたが、その前に、新たに増えた人の気配に入り口へと顔を向けた。]
……?ええと、君は、どこかで会った事がある、かな?
ああ、俺はハーヴェイ。ハーヴェイ=レイという。
[見た事はあるのだが、思い出せない。
やや首をかしげながら、セシリアにそう告げた。]
―廊下―
[足早に玄関に向かいながら、先ほどすれ違った少女にそういえば自分は名乗っていなかったかなと思った。
けれどもキャロル達が自分の名前も確か呼んでいたはずだし伝わってはいるだろうと。]
……
[玄関をくぐると外の天気はだいぶ崩れており、一歩ずつ慎重に墓のある方へ向かった。]
[シャーロットと入れ違いに、使用人らがワゴンを運んで入ってくるのが見えた。
トビーは匂いに引かれ、そちらの方を向くだろうか。
そのうち、テーブルに新鮮な野菜や、ウサギなどが使われた料理が並ばれていく。]
―墓―
[しばらくして白い花畑に黒い墓石が見える。
向かうのはそちらではなく離れた一角、自分で作った小さなお墓。
盛り土にした上にちょっと形のよさそうなちょっと大き目の石を載せただけの簡易なもの。
墓標に刻まれてる名前もなく。眼を瞑り小さく祈る]
…とう…さん…かあ…さん…。
[小さく呟いて漏らす声、死んだ実父母のためにひっそり建てた小さなお墓。]
また…いや……まも……って……。
[祈りの言葉は小さな声になりすぐに風雨に消える。]
私、エッタ。
[確りと聞こえたコエに戸惑いながら応える。
意識して使った経験が殆ど無いので無意識に紡いだコエと違い酷くたどたどしい]
貴方…誰。
[複数の意識に向けて少し震えながら問いかける]
―廊下―
[書庫の前で使用人に出くわす。
そろそろ食事の準備ができるから、広間に行ってはどうかとの言葉]
客人方の後に頂きますよ。
死に近い者が同じ食卓に就くなど、不快を与えてしまいますから。
[常と同じ言葉で断る。
親しい使用人は尚も何か言いたげにしていたが、墓守は苦笑を返すのみだった。
実際過去にそう言う客人も少なくはなかったからだ]
[広間を離れるシャーロットと、入れ違いになるよに運ばれてくる料理に目を細める。
ラッセルの様子には、やれやれ、という感じで息を吐くものの、それ以上は無理に言葉を重ねない。
あれやこれやと言っても、負担にしかならぬものもあるのだから、というのもあるが。
何より、そこまで踏み込む意思は女にはないから]
ああこんばんは、久しぶり。
あの吊り橋な…相変わらず危ないっていうか。
うっかり気を抜いたら本気で飛ばされて谷底行きだ。
[ギルバートに、風が本格的に吹く前に辿り着けてよかったと、軽い笑いに肩を竦めて笑み返し。
泊まっていくには、へぇと珍しい顔をした。]
ならお小言はなしか、良かったような残念なような?
[とは冗談めかしてこちらも返す。]
それにしても……賑やかな滞在になったな。
2,3人と被る事はあったけど、こうも多いとなると。
[嵐のせいかな?とちらと窓の外を見た。
雨は少し強くなってきただろうか。]
[しばらく祈りをささげた後に顔を上げ]
………
[周囲を見回し、首を微かに振る。
祈りを済ませた後は慎重に今度は玄関に向かい屋敷の中へと戻った]
―客室―
[小さな音を立てて扉が開く。
寝具に沈めていた半身を起こして其方を見た]
『お着替えをお持ちしました』
…有難う。
少し手伝っていただけるかしら。
[僅かな沈黙の後に頷いて寝台から出た。
小さく震えながら窓の方へ顔を向ける]
雨が降ってきたの。
『はい。
降られる前にいらっしゃられてようございましたね』
[レェスのシャツに天鵝絨の上着とスカート。共布のリボン。
シャーロットから借りた衣装のサイズは程好かった]
エッタ…?あの子?
[聞いたことのある名前、確かに意識して聞けばそのコエの印象は依然聞いた声によく似たもので]
ハーヴ…?
[伺いを立てるようにその名前を呼んだ。]
[キャロルの言葉に、ラッセルの方をちらりと見た。そう言えばこの子は玄関でトビーが手を振ってたときもすぐに隠れてしまったような]
なるほど。とすれば、この屋敷のように客人や使用人が沢山いる場所は居心地悪いでござろうな・・・。
[そう小さくひとりごちて、すぐにそれでもわざわざ広間に来るくらいだからそうでもないだろうかとも考える]
夾竹桃・・・あぁ、あの竹のような幹に桃のような花が咲くという。枝には猛毒が含まれて居るとか何とか・・・
恐ろしい話でござるな、それは。
やはり花とおなごは離れて眺めるが良いと言う事か・・・
[くのいちについては良く分かっていなかったようだが、あえて特に説明はしなかった。説明するほど詳しくもないし、必要もないだろう]
ああ、そうか…。
[ならば止める術はない。
くれぐれも、気をつけるんだぞと念をおしてから、彼女を見送る。]
何かあったらすぐ囁きかけるんだ。
[そうして、届いた名前に、驚いて瞬いた。]
……エッタ嬢、か?
おかしいな。さっき触れ嗅いだ時には、仲間の匂いはしなかったんだが。
[そう言い、誰かとの問いには少し間を空けて。]
ハーヴェイだよ。
眠っていたようだけど、気分はどうだい?
[そう、表で話しかけたときと、同じ調子で話しかけた。]
[思ったよりも気さくなマンジローの様子に、少しだけ安心して]
東国の人は礼節にうるさいって聞いてたけど、そうでもないんだな…っと、ちょっと失礼だったか。
それじゃ、マンジローさんって呼ばせてもらうな。
[ようやく固さの取れた笑みを向けて、聞こえてきた植物の名前に小さく首を傾げる。
それがどういうものか多少の知識はあったから。
だけど、それは口にする事はなく]
綺麗な花にはなんとやら…ってやつ?
[どこか冗談めかして呟くだけ]
*/
うーんむ、勝手に絡んでみようか。
2日まであまり出られないとなると……放っておいたほうがいい?
怒涛のログ読みアーンド返答はきついよねぇ。
/*
―廊下―
[玄関に入りぬれた外套を脱ぎ、玄関前で待っていた使用人に渡した。
代わりに乾いたタオルを渡されて少しぬれた顔や髪を拭く]
……
[水分をふき取ったところで礼をして使用人にタオルを返し、
廊下をしばらく行くとユージーンの姿を見かける、何か使用人と話してる様子だった]
─広間の隅─
[鼻孔を擽る料理の匂い。
少しだけ顔を上げて、匂いのする方を見た。
腹は尚も空腹を訴えている]
………。
[けれどやはり直ぐには身体が動かなかった。
周囲を伺うように視線を軽く彷徨わせる。
その様子はびくついているようにも見えたか]
父の?…ええと、君の姓は何ていうんだい?
[それを聞けば、ようやく思い出せるだろうか。
そう思い、逆にセシリアに問いかけた。
少し空腹を覚えてはいたが、会話中に食事を取るには気が引けて。
とりあえず、用意された紅茶を飲みながら。]
[ハーヴェイが自己紹介をする様子に自分も続いて]
私はシャーロット、さっき会ったよね。
服、サイズあったかな?
[ハーヴェイが普通に話しかけるので自分も普通に話しかけることにした。
表での印象の違いに向こうはどう思うだろうか]
[マンジローの、ラッセルに対する評には、軽く肩を竦めるに止める。
彼がここにいる理由は知らぬが故に、何もいえない、というのが正しいのだが]
そう、その花ですわ。
ただ愛でたい、というだけであれば、触れぬが幸いなものもある……という所かしら?
[ふふ、とたのしげな笑みと共にこんな事を言って]
棘よりも、質が悪いかも知れないけれど、ね?
[冗談めかしたギルバートの呟きにも、軽い口調でこう返す]
*/
最初からフルネーム名乗っとけっていう。
ついでに父親の名前出せよという。
適当に考えればよかたーよw
サーセン…。
/*
―廊下―
[程無くして墓守は使用人と別れる。
次第に激しさを増す風雨の音が響いている。
一度部屋に戻ろうかと顔を上げると、その先に少女が一人いた]
如何されました。
そろそろ食事の時間だと聞きましたが。
[広間のある方に一度目を向けて、再び養女を見た]
[気をつけていないと聞き逃しそうなラッセルの声を聞き取って、なるほど、と言うように頷いて]
それじゃしょうがねぇか。
でも、ここの食事は楽しみなんだぜ?ラッセルの作る野菜は旨いからさ。
[野菜の出来がいいのは事実だったからそう伝える。
少しは緊張が解けるといいとも思って。
そうして、またどこか慌てたようなセシリアには、驚かせない程度に笑顔を見せて]
そうかい?ならいいんだけど、俺も一言多い時があるからさ。
言われて気になったら言ってくれな?客商売だから欠点とか直したいし。
[最後のは半分真面目な話]
―廊下―
[使用人と別れる様子を眺めているとこちらに気づき声をかけられた。
微かに笑いかけながら窓の外を指差す。指の示す先は墓のある方向だった。
自分が小さい時からこの屋敷にやってきてずっといるユージーンとは屋敷の住人の中でも接するのが気安いほうだった]
…おはか……
[小さな声を漏らし手を胸の前にそっとやる仕草。祈っていたと伝えたかった]
[ギルバートの呼びかけには笑って頷く]
うむ、それで構わぬ。
確かに我の国はそういうものにうるさい者は多くいるでござるよ。特に身分が高くなればなるほどそういうことに拘るようになるであろうな。
我は変わり者ゆえ、そういうもの気にしてないでござるよ。
[と、そこへ運ばれてきた料理に目を丸くして]
・・・これはすごい。見ず知らずの我にここまでしてくれるとは、この屋敷の主殿は随分器の大きな方なのであろうな。
遠慮無くご馳走にならせていただこうか。
童っぱも食べるといい、これは滅多には食べられぬ料理であろうよ。
[すでに席についているであろうトビーに声を掛け、自分も席につく事にした]
─広間─
[早々にテーブルに移動したのは少なかっただろうか。
端の席に座れば少しは楽かと考え、立ち上がり移動を開始する。
途中、ギルバートの言葉が聞こえると、少しだけ視線を彷徨わせた後]
……うん。
[賛辞に対して小さく頷いた。
その表情は少しだけ、嬉しそうに見えたかも知れない]
[食事のテーブルへと近付くと、一番端の席へと座り。
他と眼を合わせないようにしながら一人食事を開始した]
ヴォルフェ…………ああ!
ヴォルフェ氏のお嬢さんか。
[ようやく重なったのは、まだセシリアが幼かった時の顔。
ヴォルフェを訪ねた時に、その後ろを付いてまわっていた少女の姿が思い出される。]
ああ、そうだそうだ、思い出した。この髪の色、ヴォルフェ氏が母親と同じとか言って自慢していたな。
久しぶりだな。もうずいぶん会っていないし、土地も違うし、ずいぶん綺麗になったから見違えたよ。
大きくなったなぁ…会うのは何年ぶりだったかな。
俺の事は覚えてない、かな。
ヴォルフェ氏とは昔、人狼の事についてよく話をしに、家を訪れた事があったんだけど。
何て言ったかな…そうだ、『ウールヴヘジンの左手』だっけ、あの本の事でもよく相談をしたりしていたんだけど。
[そう、記憶をたどれるように色々と言葉にしながら、セシリアに話しかけた。]
ハーヴェイ。
気分、大丈夫。
[使用人に手伝って貰い着替えながら囁く]
シャーロット。
服、丁度。
有難ウ。
[返すのは片言でも受け取るのは確りと出来ているらしい。
ゆっくりとだが確実に囁き返した]
[また窓の外に目をやって、先程より荒れた様子に溜息一つ。
そうしてハーヴェイの言葉に返すように]
雨上がりの吊り橋とか勘弁して欲しいんだけどなぁ。
帰りだから荷物がないだけましだけどさ。
って、小言って、俺もうそんな歳じゃないって。
…帰ったら仕事が増えるのは確実だろうけど。
[帰ってからの事を考えたか、やれやれと言う表情を浮かべて]
棘より、かぁ…女って怖いもんだなぁ…気をつけよう。
[冗談めかしたキャロルの反応に返すのは、どこか本音が混じった言葉。
心当たりがあるのかもしれない]
[墓守は養女の指差した方向を見る。
次いで、小さな声も聞き逃すことは無い]
嗚呼、御両親のところへ。
[墓守ももう一つの墓の存在は知っていた。
祈りの仕草をする少女に改めて視線を向け、頷いて理解を示した]
外は随分荒れているようですけれど、大丈夫でしたか。
[その後に、その身を案じる言葉を投げる]
―客室―
『アーヴァイン様は落ち着かれてからお話をと。
お加減がよろしければ広間で他の皆様とお食事になさいますか』
…大丈夫。
ええ、其方で戴きますわ。
[晩餐途中で抜け出して丸一昼夜飲まず食わず。
空腹も思い出して頷いた]
『それではご案内いたしましょう』
[先導されながら部屋を出て広間へ向かい廊下を歩く]
そう、よかった。
[ヘンリエッタの返答にはそう返しながら、頭に浮かぶのは一つの疑問。
彼女は何者?コエが聞こえるのなら仲間とも思ったがハーヴェイによると仲間とも少し違う?]
エッタは、仲間?敵?
[そのコエは少し強い調子だったかもしれない]
そうか、なら良かった。
[たどたどしい様子は、幼いからだろうか。
それにしては、シャーロットに比べてより途切れ気味な返事に首を傾げたが。
シャーロットの問いかけは、自身も気になる所でもあったので、黙って聞いていた。]
─広間─
棘やら何やらを出されないためにも、女心の読み方は身につけた方がいいんじゃないかしらね?
[妙な現実味を帯びて聞こえるギルバートの言葉にたのしげに笑いつつ、テーブルにつく]
……これだけ人が集まる席、というのも、久しぶりね。
[ふと、零れたのはこんな呟き]
……(こくり
[御両親のと言われて頷き]
あめ…きた……から……。
[雨が強くなりそうな時はいつも祈るようにしている。
その習慣はきっとユージーンなら知っているだろう。
心配をする様子と言葉に笑みを浮かべて]
だい…じょぶ……。
[微かに囁くような声で答える]
[テーブルマナーとかはわからないし、フォークとナイフの使い方もわからないから、取れそうなものに手を伸ばす。
ラッセルが先に手をつけているのを見て、料理に触れるのはぎりぎり踏みとどまったよう。
じーっとラッセルの食事の様子を見ている。]
うっかり滑る危険もあるしな。
まぁロープ掴んで注意して渡るしかないんだろうな。
[ギルバートの、そんな歳でない、にはくっくっと笑って。]
悪い悪い。おっさんの感傷だと思って聞き流してくれ。
[実際はそんな歳ではないのだが。自身の事をやや年寄りめかして笑いながら言った。
仕事が増えると嘆くギルバートに。]
その分、ここでたっぷり楽して帰ればいいさ。
ほら、夕飯は美味そうだ。
[そう言い、並べられた食事を目で指して。
呟かれた言葉には、何も言わずに楽しげに笑むだけだった。]
[ハーヴェイに釣られるように、おぼろげながらかつて父をたずねてきた人物が記憶の片隅に浮かび上がる]
たしか……冬……そう、雪が酷かったときに!
お久しぶりです、まさかこんなところで父のお知り合いに会えるなんて…。
[父はセシリアを部屋から出して来訪者と長い時間難しい話をしていたのだ。
雪が酷いため外に出られず、自室にこもって寂しい思いをしていたことを覚えている。
その後3人で食事をして、拗ねる自分に小さなチョコレートをくれたような気がする]
あの、父の行方をしりませんか!?
数年前に急にいなくなってしまって……。
それでわたし、父の著書を探せば何か手がかりがつかめるんじゃないかって…それで、ここまで…!
父は、父は人狼の研究を…?
─広間─
[黙々と、少しずつ料理を食べ進める。
自分が育てた作物が使われた料理を食べ、ほんの少し満足げに口端を持ち上げた]
………?
[食べ続けていると視線を感じ、ついそちらを見てしまった。
じっと見つめて来る少年が目に入り、途端に落ち着かない様相になる。
何故見られているのかが分からず、見られていると言う事実から頭がパニックを起こし始める。
料理を食べ進めていた手も止まってしまった]
[食事の用意が出来たのに気付けばテーブルへと移動して]
これこれ、これが楽しみなんだよな。
[並んだ料理と、少しだけ嬉しそうな表情を見せたラッセルに気をよくして食事を始める。
そうして聞こえてきたマンジローの声に「へぇ」と小さく声を上げて]
やっぱりそういう物なのか。
でも、マンジローさんが変わってるようには見えないけどなぁ。
国が違うとそういうのも違うのかな。
[もきゅもきゅ。
話しながら手も動かして、行儀が悪いと怒られそうでもあるが]
ほら、えっと、トビーもいっぱい食えよな?
育ち盛りなんだから。
[言いながら、トビーの皿に料理を追加しているかもしれない]
ああ…そうだな。
ならめいっぱい、ここで食べて帰っておいで。
[トビーの大人びた、というよりは、悟ったような言葉にはやや胸を打つものがあるが。
とはいえ何をしてやれるほどの人間ではない。自分は、アーヴァインとは違うのだから。
代わりに、時折チョコレートを差し出すくらいはできるだろうかと。
そう思いながら、テーブルに近づき皿に手を伸ばすトビーの背を見ていた。]
―広間―
[じーっと見てたら動きが変になった。
不思議だと思ったから、料理に伸ばしてた手を引っ込めて。]
手、駄目?
[ラッセルのように食べるべきか、と視線で尋ねる。ナイフとかフォークとかにも目を移して。
と、お皿にギルバートがよそってくれて、嬉しくなって笑った。]
うん、ありがとう!
でも、育ち盛りじゃないよ。
[しかし手掴み以外の食べ方はわからないので、料理を見たり、ラッセルを見たり、ギルバートを見たりしている。
どうしよう、って顔で。]
それなら良いですが。
御主人が心配されますから、風邪など召されないように。
[微笑と共に頷いた後で、一応軽い忠告もする。
立場もある為か、墓守は外に出ること自体を責めはしない]
冷えたでしょう。
広間に行かれては如何ですか。
[それから再びそう勧める。
それとも浴室が先だろうかと、そちらの方向を見たりもしつつ]
[この国での生活もそこそこ長いため、一応ナイフとフォークの使い方は心得ているのだが、やはり使い慣れたものの方がいいらしい。懐から小さな箱を出し、中に納められた2本の棒を取り出す。]
さて、では我もご相伴に預からせていただこう。
[キョロキョロと周りを見ているトビーに気付き]
どうした、童っぱ?
お主のナイフとフォークはそこにあるであろう。それともお主も箸を使うか?
そうする。
ありがとうございます、ハーヴェイさん。
[元より幸運はその場でつかむもの。
ハーヴェイが何を思ったのかなんて、関係はない。
発育が悪い体は、多分かなり小さいから、それを利用して生きることにも悪いとは思っていないのだから。
チョコを渡されたら、喜んで受け取るのは間違いないけれど。]
[病み上がりなのでその言葉には申し訳なさそうな表情を浮かべる。]
…(ぺこり
[頭を下げて広間の話が出れば、
じっとユージーンを見てから考えるのは常のこと、今日もユージーンは後で食べるのだろうと思い。]
さき……たべる……
[浮かべたのは少し申し訳なさそうな表情。言葉には風呂に向いた視線に対してのものか、ユージーンが食事を遅らせることに関してか。
再度頭を下げてから広間に向かうことにした]
─広間─
ぅ、ぇ……ぁ……。
[少年──トビーから視線を外せないで居ると、不意に訊ねられて身体が強張る。
何か訊ねられたらしいが、その内容が頭に入って来なくて。
戸惑いの雰囲気を纏い視線を彷徨わせた]
フォーク?
ナイフ?
はし?
[マンジローの言葉を繰り返す。
なんとなく、置かれてるこれのことかなと、視線を向けたけれど、使い方がわかるわけもない。
窓の外から食卓を覗いたこともないのだから、当然といえば当然で。]
……?
[やっぱり食べてる人たちを見た。恐る恐る、掴んでみる。ぐーの手で。]
こう???
[ラッセルが固まってるのに、気にしないでナイフとかフォークとかを握った手を見せる。
もちろん、他の人にも視線を向けて。]
[あはるのは疑問の声、返ってきた答えはいずれか判断のつけにくいもの]
私たちを殺そうとする人がいる。エッタは、私たちを殺しにきた人?
[思い起こすのは過去のこと殺気だった村人たちの様子。
人狼は殺せと怒鳴る、家の周りに集まり……。
きゅっと自分の身を抱く]
エッタは…どっち…?
[苦笑するセシリアに大丈夫とでも言うような表情を見せて]
一つ一つ気をつけていけばいいさ。
いっぺんに直そうって言って出来るもんじゃないからさ。
お互いがんばろうぜ?
[食べながらではあまり真剣さに欠ける気もするが]
んー、それが出来れば苦労しないって言うか…
[キャロルの楽しげな言葉にはもそもそと。こう見えてそういう方面はさっぱりらしい。
ぱくりとサラダを口にして、セロリに一瞬顔を顰めて飲み込んでから]
おっさん、て。
確かに俺より上だけど、まだ早いでしょうに。
ん、もちろん折角だからきっちり食べて帰るつもり。
[ハーヴェイにそう返して、セシリアと話す様子に邪魔をしないようにと食事に向かって]
[畳み掛けるような問いかけに、おっとと思いながらセシリアを見た。
そういえば、チョコレートをあげたあとも、こんな調子でもうひとつと言われたっけなと。
そう一方では懐かしくも思い出しながら、問われた言葉を一つづつ返す。]
そう、冬だったな。初めて会ったのは。
あの後、氏とは何回か街の外で会ったりしたんだ。
そうだよ。ヴォルフェ氏は人狼の研究もしていたんだけど…知らなかったかい?
[それは少し意外だったので、逆に瞬いて問うた。
内密にしていたのかとひとりごちながら。
数年前に居なくなった、には驚いた顔を見せた。]
行方不明?……それで連絡が取れなかったのか。
ヴォルフェ氏とは東の方の村で、出版した『ウールヴヘジンの左手』について話をした後分かれてから、それっきりなんだ。
[だが村を去った数日後、その村は人狼の手によって滅ぼされたと近くの町で聞いてもいた。
氏がそれに巻き込まれたかどうか。
またその事を告げてよいのかどうか躊躇われ、村の名も経緯も少しぼかしながら言った。]
―廊下―
[ユージーンと別れた後広間に向かって廊下を歩いている。
窓の外は先ほどよりも風雨は増しただろうか?]
……
[頭の中に過去のことがよぎり、きゅっと自分の身を抱く。
広間に向かう足は自然と足早になった]
エッタ嬢の母上は、誰かとこうやって話が出来る事を知っていたのかな。
[絶対内緒。
とはいえ、声を持つ者らにはそれは公然とした秘密となるのだが。
母親に内緒といわれているのかと、一人言葉を拾い考えると。]
エッタ嬢は…人狼について。人狼を見つけたらどうするか、とか。
母上に何か言われているかい?
[細い声を返す少女に、シャーロットの言葉を噛み砕いたようにして告げた。]
ああ、しゃべるのが難しいなら、ゆっくりでいい。
時間はまだいくらでもあるからな。
─広間─
[周囲の話をのんびりと聞きつつ、ゆっくりと食事を進める。
食事中には、あまり言葉を発する事はない方で。
それでも、ギルバートの返事には思わず声を上げて笑いつつ]
……確かに、得意そうには見えないわね。
[何気に、酷い評価をさらり、向けて。
ラッセルが固まる様子に気づくと、ほんの少しだけ、眉を寄せた]
―広間―
[広間につくとユージーンの言うとおりに料理が運ばれていて。
広間にいた皆に再度会釈をして挨拶。]
……(ぺこり
[聞こえてくるのは皆の会話を耳にしながらトビーがラッセルのほうに何か聞き戸惑う様子のラッセルが見えた]
……
[そちらの方に近寄るとトビーはナイフやフォークの持ち方を聞いているらしかった]
[トビーとラッセルの様子を交互に眺めて首を傾げる。しかし、トビーのぎこちない握り方を見て、あぁと納得して]
そうか、童っぱはこういう食器は使った事がないのでござるな。
ほれ、これはこう持つでござるよ。
「自分も余り使い慣れてるわけではないため、多少ぎこちないのだが、とりあえず自分のナイフとフォークを使ってみせる」
箸は・・・まぁ、今度暇な時にでも教えるとしよう。
この国に来てから何人かに教えたが、誰もまだ使い方を理解してくれなったでござるからな。
―廊下―
[養女がじっと見つめてくるのに、先のような苦笑を浮かべる。
相手が何を考えているのかは、墓守にもなんとなく想像はついていた]
そうですか。
ゆっくりしてらしてください。
[すまなそうな顔を向けられ、けれどそれに対して何か言うでも無い。
深く頭を下げて見送る]
─広間─
[トビーは他にも視線を向けていたが、自分にばかり訊ねているように感じてしまい。
徐々に息苦しさを感じて来る]
……ぅ……。
[極小さな呻くような声。
ナイフとフォークを手から離すと、僅かに震える手で水の入ったグラスを取り。
息苦しさの緩和を祈りながら喉へと水を流し込んだ]
[少女が去った後すぐにまた声が掛かる。
身体毎そちらに振り向いた]
ヘンリエッタ様。
[また深く頭を下げた。
愛称でこそないものの、いつか言われたことは覚えていた為、名前の方で呼ぶ]
お身体の方は宜しいのですか。
父は……仕事についてあまり話してくれなくて……。
最近は研究より古書店の仕事を主にしていましたので……。
[幼かった頃は父を尋ねる人も多かったし、セシリアの前で研究についての話をしていたような覚えがある。
しかしいつの間にか書斎にこもることも減り、古書店で店番をしていることが多くなったのだ]
そ……う……ですか……ご存知ないですか……。
で、でも、良かったです、ありがとうございます!
私父が何を研究していたのかも知らないで…このお屋敷で『ウールヴヘジンの左手』を所蔵していると聞いて、それでここまで……。
東の方の村……そこに行けば何か手がかりがつかめるかも……!
[窓が風に吹かれて音を立てる。
雨が強く打ち付けるようになってきた。
山を降りるのは数日先になるだろうが、その間にハーヴェイから父について聞こう。
山を降りたらその村に行ってみよう……。
手がかりが書名だけだったさっきまでと比べて、ずいぶんと前進した。
セシリアは期待と喜びに、顔をほころばせた]
[ハーヴェイの説明に内心で感謝をした。
ハーヴェイ以外では幼い時分に死んだ両親とくらいしかコエの会話をしたことがなかったから接し方の勝手が難しかった。]
うん、ゆっくりで。
[ハーヴェイのコエに同意するようにしてから、ぼそりと告げられたコエのようなものが何か聞こえた気がして]
……?
[疑問には思ったが問いただしはしなかった]
殺シ来タ、違ウ。
[上手く紡げない事に苛立つ。
囁くことに意識を多く割かれて足も止まる]
母さま、コエ使ウ。
人狼、助ケル。
エッタ、同ジ。他ノ人、内緒。
[ゆっくりでもいいと言われて力を抜いた]
―広間―
[一瞬顔を顰めたギルバートには楽しげな笑みを返した。反応を楽しんでいるように。]
掻っ込んで詰まらせるなよ?
[そう返したものの、食事に気を取られて届いていないかもしれない。
シャーロットの姿が再び見えれば、会話の妨げにならない程度に、ひらと小さく手を振った。]
[食事を楽しみながら、ギルバートの言葉には笑って首を振る]
我の国では、海を越えて外の世界に出ようとする者はあまり居らぬゆえ、その時点でもう我は相当の変わり者と言う事になろう。
この国は、我の国よりもひらけておるし、旅してまわる者も多く見掛けられることから、きっと我の性分に合っておるのでござろうな。
[ナイフとフォークの使い方に困るトビーに少しだけ驚いたけれど]
育ち盛りじゃないって、どう見ても子供だろー?
[見た目に合わない言葉にも驚いて。マンジローが使い方を教えるのに少しほっとして。
その後で聞こえてきたキャロルの声に一瞬だけ詰まらせて]
…なんかさらっと凄いこといわれた気がする。
[かと言って事実だから反論のしようもない]
―広間―
[部屋に戻ってきたシャーロットにも気付いたけれど、今は食べ方でいっぱいいっぱいだ。
あちこちに視線を向けていたけれど、近くにやってきたシャーロットに自分の手を見せたりする。
マンジローの声にそちらを見て、シャーロットに見せたまま指の形を変えてみる。
間接が太くなった指は、そう綺麗には動かない。特に慣れていない動きなので、どうにもぎこちない。]
……???
こう、かなぁ???
[なんかちょっと違う気がした。]
―廊下―
はい。休ませて頂いて幾分か楽になりました。
[肩に入っていた力を抜いて微笑む]
アーヴァイン様は後でと仰られたそうなので。
先にお食事を戴きに広間へ。
[使用人もユージーンに頷いた]
ええと。
一年、とかの数え方を知ってから、十年は数えたと思うよ。
[握るのに手一杯で、色々変えながら、ギルバートに答える。
すごいなぁって手元を見て尊敬の顔。]
一回目で教えてもらったの。数え方。
だから僕の年は10歳以上なんだって。
─広間─
あら、お帰りなさい?
[広間に戻ってきたシャーロットに気づいて、声をかけ]
雨、大分強くなってきたようね。
[強く、大きくなる風雨の音に、小さく呟く]
……素直な感想を言ったまでよ?
[ギルバートには、どこまでもさらりと言った。
からかっているのは一目瞭然、という所]
[トビーに持ち方をみせられ、答えるよりも早くマンジローがトビーに使い方を教えていた。
再度変えた握り方を見せられ自分の手を添えて握り方を調整しようとする。]
……
[水を飲むラッセルには大丈夫というように首をかしげながら、視線は極力あわせない程度にはずしていたかもしれない]
赤い人、だいじょうぶ?
[シャーロットの手が自分の手を動かしてくれるのを見ている。
指の動きは固い。
それでもなんとか形になって、シャーロットの顔と自分の手を見比べて、笑った。]
ありがとう、おねえさん!
[しかし、向き直った料理の前で、また食べ方に悩むわけで。左手に握ったフォークを、ぎこちなく料理につきさそうとしたりしている。やっぱり周りを見る。]
[シャーロットの疑問には、表であれば片目を瞑るようにして、内緒という風に返しただろう。いつもの仕草。
ヘンリエッタのもどかしげな声を聞くと、ようやく納得できた。]
そうか…なら、エッタ嬢は「囁ける狂人」だな。
俺達のように囁ける人間が居たら、それは狂った人間。
人でありながら、狼を味方する、人にとっては狼の次に忌む存在。
実在したんだな。
それこそ、都市伝説のようなものかと思っていたんだが。
[人狼に味方する人間というのは過去何度か見た事はあるが。
こうして囁ける力を持つ者を目の当たりにするのは初めてだった。]
よかったな、俺達の味方って事だよ、シャロ。
…いや、二人でなくなったんなら、本当の名前で呼んだ方がいいかな。
[二人だけの時なら、それに意味を持たなかったが。
囁ける者がいたなら、真名を伝えるのが慣わしであり仲間である証だった。]
仲間……。
[ヘンリエッタの返答に呟くようなコエ。
次に返したのは幾分か優しさの含まれたコエ、会話に不自由することは表の自分で理解をしているからかもしれない。]
よろしく、エッタ。
それは良かった。
[墓守は微笑と共に頷いた]
丁度、皆様御集まりですよ。
[使用人と目を合わせてから、少女に言う。
同じくその場にいる少年の探している対象が、彼女であることは知らなかった]
[入ってきたシャーロットに会釈すると、またトビーの方に視線を戻す。ラッセルから視線が外れた事で彼は幾分気が楽になっただろうかと思いつつ、今の彼にはトビーの持ち方のほうが気になっていた]
まだちょっとぎこちないかも知れぬが、そのうちおいおい慣れるであろうよ。
我もそうだったゆえ、すぐにできなくとも心配する事はないでござろう。
それにしても童っぱ、お主見た目よりも年上のようでござるな。
我の国でも早ければ13,4歳で元服する者も居るゆえ、意外とすぐに大人の仲間入りできるやも知れぬぞ。
[それは果たして彼自身にとっていいことなのかどうか、今の自分にはいまいち判断できなかったが]
─広間─
[グラスを両手で抱えて。
息苦しさを押し流す様にゆっくりと喉に流し込む。
一気に飲み切った後に視界に入ったのは、シャーロットの表情。
大丈夫とは言えなかったが、幾許か落ち着いたようには見えるか]
……は…ぁ……。
[息を整えるかの様に短く呼吸を繰り返す。
シャーロットへと向いていた視線は少しずれ、手を添えて握り方を教える様へと向く。
軽く寄せた眉は、下ろした前髪によって隠された]
うん。
[ハーヴェイの言葉になんとなくそんな話も昔ハーヴェイから聞いたことあるかなと思いながら、
本当の名前といわれれば思い出したように]
私は、インサニア。
[食べながらマンジローの言葉に耳を傾けて、そう言えば、と思い出したように頷く]
確かに東国の人に会うのも初めてだし、話に聞いてたのとは違う感じはするな。マンジローさんは。
[ようやく納得したと言うようにもう一度頷いて、見よう見まねで手を動かすトビーの方を見て、返された言葉にまた少し驚く]
へ…ぇ、そんな歳になるのかお前さん。
もっと小さいと思ってた。
[トビーの素性も生い立ちも知らないから、それ以上は言わないけれど]
だったら余計に食わないと。
お前さんはちょっと細すぎるからな。
……(こくり
[挨拶の後、かけられたキャロルの言葉に頷く。
視線は一度窓の外に向けてから視線はトビーの方へ。
握り方を変えてやるとお礼を言われたので笑みを返す。]
……
[幾分か落ち着いた様子のラッセルに、使用人に目配せをすれば近づき過ぎないようにしながら傍に新しい水の入ったコップが置かれるかもしれない。]
……
[トビーが食べ方に困る様子にその近くに行き、
自分の分を取り皿に分けてサラダをフォークで食べる]
そうか…そういや研究の方から大分手を引いていたとは言っていたっけな。
あの本が集大成っていうか、最後の著作物だったかな?
ああ、ここに本があったのか。
あの本、元々あまり印刷されていなかったからな。見つけるのは大変だったろう。
[村に行こうと、父親の手がかりを掴もうと、期待に満ちた表情の少女に、例の村の事を告げるかどうか迷った。
あの村が滅んだと知れば、どう思うだろうか。
内心でどうしたものかと困りながらも、そういえばと思い至った事があり。]
何も知らなかったのなら、ひょっとして著者名も知らないかな?
………確かセシル・ローウェル、だったはずだよ。
名は娘と似たようなものにしたとか、そんな事を言っていたよ。
[姓については聞いていないが。そう照れ笑いながら語った彼の顔が思い出された。]
……とりあえず、食事にしよう。
なにはともあれ、腹が減ってはなんとやらだ。
[そう言いながら、彼女の方を叩いてテーブルの方へと促した。]
げんぷく?
[マンジローの言葉は意味がわからない。
慣れるという言葉には、うんうんと頷いたくせに、大人になるというのは首を横に振った。]
小さい体は子供なんだよ。
だから僕はまだ子供でいいの。
危険だけど生きられるもん。
[ラッセルはちょっと心配になる。
じーっと見てから、今度はギルバートに言われて、視線を移して]
いいの。ちっちゃい方がいいもん。
ここなら、何歳かいっても大丈夫かなーって思ったんだよ。
だってご飯あるし。
いっぱい食べるよ!
―廊下―
他のお客様方ですね。
ご挨拶させていただきます。
[案内する使用人に促され再び歩き始めようとして首を傾げる]
ユージーン様はお食事を終えられたのですか。
*/
あれ?と思ってみてきたんだけど
「4 赤き雨降る崖の上で」に「ハーヴェイ=ローウェル」さんがいた。
や、ちろっと見ただけで全然ログ読んでないんですが。
/*
[やはり小さく呟かれたキャロルの声も耳はしっかり拾っていて]
努力は、するさ。うん。
[他に返す言葉が見つからずにぽつりと言って。
どう努力をするのかは考えていないようで。
いつの間にか戻ってきたシャーロットがトビーに手を貸すのに、一瞬驚いた後で小さく微笑む。
言葉にはしないけれど、どこか珍しい物を見るようには見えたかもしれない]
中
だいぶ進めたけど、こんなんで平気かな?
仲間で協力者ってのは理解できたから、こんな感じで大丈夫だとは思ったんだが。
/*
インサニアでぐぐったらなんかバンドの名前でた。
ラテン語で狂気 insania
ああ、そういうヘヴィメタバンドだしそういうことなのかな?
まぁ、気にしたら負けだよね?
─広間─
[シャーロット達から視線を外すと、目の前の料理を見遣る。
テーブルに置いたグラスに使用人が水を注ぐ間、食事を続けるかを悩み]
……もう、要らない……。
[傍に居る、水を注いでいた使用人に告げるようにして席を立った。
空腹を訴えることもなくなったから十分だと判断したようだ]
[紅茶を、と勧める使用人に応じるように、席を立った後は食事のテーブルから離れた場所にあるソファーへと腰掛ける。
いつものように甘めのミルクティーを作ってもらうと、自分を落ち着かせるようにゆっくりとしたペースでカップに口をつけた]
どうぞごゆっくり。
[常通りの一礼。
そのまま彼女が行くのを見送ろうとするが、少女から声が掛かったので顔を上げた]
いいえ。ぼくは皆様が終えられた後に。
[当然のように答え、少女の隣の使用人も頷く]
[シャーロットがトビーの近くでナイフとフォークを使ってみせているのには、礼のつもりで軽く頭を下げ、自分は再び使い慣れた箸へと戻す]
かたじけない。
我が教えるよりずっと適任であろうな。
[ギルバートの言葉にはうんうんと頷き]
我の国では「百聞は一見にしかず」と言う諺もござってな。百回聞くより一目見たほうがよく分かる事も多いでござろう。まぁ、この国にも色んな人がいるように、我の国に様々な人間がおるゆえ、一概には言えぬであろうが。
[騒がしい広間の様子に先ほどまでよぎっていた思いとかはもうすっかりなくなる。
ハーヴェイの姿が広間に見えるからかもしれない。
皆の前なのでハーヴェイに視線を向けるだけにして小さく笑む]
?
[ギルバートの様子に気づくと首をかしげてそちらを見た。
視界の端でラッセルが少し離れたソファーに向かうのが見える]
/*
極力絡みを減らしてるからか、最多弁ではない、ぞ!
[その割に22発言してるじゃn]
ふつーふつー。
周りと同じくらいだも。
[シャーロットの肯定に、改めて窓の方を見る]
花が、散らなければよいけれど。
[ふと、思いを巡らせるのは白の花々。
雨が上がったら、また見に行こうか、などと思いつつ、窓から再び碧を巡らせ]
……頑張ってね?
[ギルバートには、にっこり笑ってこう言った。
既に、からかいがいがある、との認識はできている様子]
セシル……ローウェル………。
[名前を反芻する。知らない父の顔――。
いつからか、父は研究をやめ、それどころか自分に研究を知られることを恐れているようですらあった。
隠されていた側面を知ることは父の意に反するのかもしれない。
それでも父を探したいと思う。探さなければならないと思う。
たった2人の家族なのだから]
あ、すみません、話し込んじゃって…。
だめですね、周りが見えなくなっちゃって。
[村の場所を聞くのは後でもいいだろう。
あまり質問を続けるのは良くない。
セシリアは促されるまま、テーブルについた]
―廊下―
[ユージーンと使用人を交互に見る]
『そういうものですから』
…そうでしたの。
それでは失礼致します。
[少しだけ申し訳無さそうに頭を下げて今度こそ広間へと向かった]
[元服の言葉に首を傾げるトビーにはあぁ、そうであったなと苦笑を漏らし]
元服とは、成長した男子が大人として一人前にとなった事を周囲に認めさせる儀式でござるよ。
これを済ませれば、その日からその子はもう大人として扱われるようになる。
我の国では、多くの者が一日も早く大人になる事を望んで居ると思っておったが、この国では必ずしもそうでは無いようでござるな・・・。
[大人にしかできない事、子どもだからこそできる事。少なくとも彼には、後者のほうが便利なのだろう。生き抜くためには。]
我もまだまだ修行が足らぬ・・・でござるな。
[そんな小さな呟きは、誰の耳に届いたであろうか?]
[キャロルから返ってきた言葉、花といわれればあの白い花のことであろう]
…(こくり
[頷いて自分も合わせるように自然と視線が窓の外に向かった。
余程の事情がなければもう外に出るつもりもない。
視線を広間に戻すとマンジローがこちらに頭を下げる様子が見え、続けられた言葉に微かな笑みを返す。
気にしないでくださいというようにほのかに首を傾けながら。]
[トビーがあまりにも普通のことのように言うから一瞬同意しかけて、そうして気がついて口を開く]
確かに子供の方が色々楽な時はあるけどなぁ。
[だけどトビーの言葉にあるのはもっと何か深い物で。だからそれ以上はいえなくて]
おう、いっぱい食っとけ。
残すともったいないからな。
[言いながら、粗方片付いた自分の皿をつつく]
んー、確かに聞くよりは実際見たりした方がわかりやすいよな。品物も説明と全然違うって時があるし。
いろんな奴がいるって言うのはわかる気がするな。小さな村でも色々あるし。
[ぱくり、と最後の一欠けを口に入れて、視線の端で動く影を目で追う。
ラッセルが席を離れるのを見て取って、彼に見えないところでやれやれと言う表情を作る]
[父は何故人狼について調べていたのだろう。
なぜそれを私から遠ざけたのだろう。
知らないことばかりで父が少し、遠くなる。
昔。まだ父が研究をしていた頃。
父の書斎で小さな箱に入った骨を見たことがある。
それに気づいた父は骨をすぐにどこかへしまいこんでしまった。]
あの時私は何を思ったんだったっけ……。
どういたしまして。
俺は暫くここに居るから、話はいくらでも出来るしな。
まだ本を見つけていないなら、探してみるのもいい。
急がば回れというやつだ。
[危うい真実を知らせるかどうか、こちらが迷う時間も欲しかったのもある。
肩から手を離すと、自分も近くの席について食事を取り始めた。]
そうそう、野菜はラッセルが育ててるんだ。
とり立てで新鮮だから、きっと美味いよ。
[なんとなしに、そんな事を話題にしながら、料理を切り分け口に入れた。]
[フォークの隙間からぼろぼろこぼしつつ、口に運んでみる。
野菜だけじゃなくて他のも頑張る。
シャーロットの見本はとてもすごかった。]
シラヌイさんの国って、すごいんだね。
おとなって、そうやってなるものなんだ
[びっくりした声のまま言った。
げんぷく、と、面白そうに何度も言う。
マンジローとシャーロットのやりとりも気にせずに、ただ食べて。
それでもやっぱり量はそんなに取れない。よそわれた分が残ってしまうくらいで、フォークをさすのを諦めた。]
残すの勿体無いけど、残っちゃった……
どうしよう、ギルバートさん。
たべる?
野菜?
ラッセル?
[ハーヴェイの言うのに、きょとんとする。
名前もわからないので、当然といえば当然の反応。
周りを見まわしてみる。]
[食後のお茶を受け取って、口をつけようとした所で届くのは軽い声]
努力はする、うん。
[返すのは同じ言葉。
からかわれているのはわかっているけれど、事そういう方面になると上手くあしらえない。
彼女いない歴=年齢とか自慢にはならないと思う]
[頷くシャーロットの様子に、思うところは同じか、と察する。
女がこの館を訪れるのを好む理由のひとつには、ここで見られる花の存在があった]
雨を降らせているのが、無粋者でないのを祈るようかしら。
それとも、天候鎮めの舞でも納めるべきかしらね?
[冗談めかした口調で言いつつ、食事を終えて。
使用人が食後の紅茶を用意するのに、ありがとう、と微笑んだ]
囁…狂人。
[繰り返して確認する。
人でなく狼の仲間として。其れは自然な事に思えた]
アグレアス。インサニア。
母さま秘密ノ名前、トレーズ。
エッタ、無イ。
[二つの名前を刻み込むように繰り返す。
名乗り返すことは出来なかったが母との秘密は一つ思い出せた]
/*
正直寝そうでした(滅
うーん、どうやってはけよう…。
そして明日遅くなる可能性があることに気付いた。
酒入りで。
二日目も48hだから何とかなるかな…。
[マンジローの話にはそうなんだと思いながら耳にしている。
皿の上の料理に苦戦する様子のトビーには微かに笑みをくすりと漏らす。
けれども自分ももしあの時拾われていなければ…。視線はハーヴェイにいってから野菜とラッセルの話題]
……
[トビーが疑問に思う様子に自分の視線はソファーにいるラッセルの方に、けれども余り長くはそちらに視線を向けない]
はい、筆名も分かったので探しやすくなりましたし!
それにお世話になる間に書庫の整理もさせていただきたいですから。
[ハーヴェイに笑顔で答えて、食事に手をつける。
彩り豊かな食事は普段なら滅多に見ることのできない高級なもので、少し戸惑いつつ口に運ぶ]
ラッセルさんが育ててるんですか……?
すごくおいしいです…!
[素直に賞賛の言葉を口にする。
ソファーに座るのラッセルの耳に届くだろうか
そういえば本を渡す方法を考えていなかったと思い出し、
しかしここを去る前に渡せればいい……今は食事に集中しよう。
小さくちぎったパンを口へ放り込んだ]
[伺うような声を掛けられてトビーを見て、皿に残った量を見て]
思った以上に少食だなぁ…
[呟いてからふと今までの話を思い出す。普段から食べていないとすれば食は細いのは頷けることで]
わかった、それじゃ、その残ったのこっちによこせ。
[そう言って、空になった自分の皿とトビーの皿を入れ替える。
ラッセルのことを尋ねるのには、行儀悪く指を差して教えるだろう]
あ。そうだった。
[ハーヴェイは見なかったけど、そっちを見た。
紹介してくれたのにごめんなさいってハーヴェイとラッセルの二人に言う。
シャーロットの視線にも、ありがとうって笑う。]
美味しかったです。
ありがとうございました。
[ラッセルにぺこりとお辞儀をして、近づきはしないけれど御礼を言っておいた。]
―広間―
[広間の扉を使用人がノックする。
開かれた扉の向こうからはとても良い匂いが漂って来た]
今晩は、皆様。
私も同席させて下さいませ。
[扉を入って直ぐで足を止め中に居る人々へと丁寧に頭を下げた]
わーいありがとう、ギルバートさん!
[勿体無いから、全部食べたいのは山々だったけれど。
お皿ごと入れ替わっていくのにほっとする。
フォークとナイフはどうすればいいんだろうと周りを見ながら、適当に置いてみた。]
まだ食べられるの?すごいなぁ。
[キャロルがこの館に来る時はよく花のことを気にしたり口にしたりしていたような気もした。
おそらく好きなのだろうとそう思う。]
…
[雨に対するキャロルの評し方にそちらを向き、どうでしょうというように首を微かにかしげる。
舞の話になればそれも悪くないと思った。以前に見せてもらったキャロルの舞も素敵だと思っていた。
表情には微かに笑みが浮かんでいたかもしれない]
[階段の下まで来て、かたかたと揺れる窓を見る。
風雨に煽られる白花が遠目に見えた。
少し目を上げれば、その先で揺れる吊り橋も映る]
帰路に影響せねば良いですが。
[常より賑やかな広間の方向に目を向ける。
低音の声は廊下に響く風の音に紛れた。
軽く目を伏せてから、階段に*片足を掛けた*]
トレーズが、エッタ嬢の母上の名前か。
俺達と違って、名を自分でつけるのとは違うのかな。
[囁ける狂人とこうして話すのは初めてで。
彼らがどういう経緯で狼側に立っているのか、なぜ囁ける力があるのか分からない。
古くに狼の血を引いていたとか、狼に噛まれたなどの説があるが、実際のところは定かではなかった。
それに伴い、狂人の名付けがどういう経緯なのはも不明のまま。
はてどうしようかと、こちら側の世界で軽く首を傾げた。]
母の名を貰うか、それとも自分でつけるか、かな。
それとも俺達がつけるか。思いつかないなら、エッタのままでいるか…。
[どれがいい?と提案した。]
[繰り返される言葉に、本当に慣れていないのか、と妙な部分で納得しつつ。
ついつい、追い討ちを重ねたくなるものの、ここはそういった場でもない、と自制して。
言葉を返す代わりに、もう一度にっこりと、微笑かけた。
もっとも、自制を促したのは、新たにやって来た者の声もあったやもしれないが]
……あらまぁ。
よもや、とは思いましたけれど。
[丁寧な礼をする少女の姿に、思わず、こんな言葉が零れ落ちた]
[扉を叩く音、開く音。
そちらへ視線をやって、現れた赤い子に、口元だけで笑った。
一瞬で消えて、相手には悟らせないように。
いた。
小さく小さく、口を動かして、ふたたびお皿の方を見る。
依頼はまだ続いている。やめろって言われるまで続く。
追いかけてるのに、あの子の名前もそういえば知らなかった。]
[ギルバートにトビーが皿を渡している。
先ほどマンジローも気にかけていたりと、皆がトビーに優しくしている様子には広間に暖かいものを感じた。
食事を始めたハーヴェイの傍によって笑いかける]
……(にこ
[ハーヴェイの傍にいる様子はとても嬉しそうにしていかもしれない。
ヘンリエッタが部屋に入ってくると会釈を返す。
やはり返す言葉はなかったが微かな笑みを代わりに送る。]
まあ・・・全員が全員元服をするわけではないのでござるがな。
主に武士、つまり支配階級の儀式でござるよ。
[トビーの言葉には少し苦笑しつつ答える。一応自分も侍の端くれなのでやったのではあるが。]
ほう、この野菜はラッセル殿が・・・?
たいした腕前でござるな。農事に長く携わっていないととてもこうは上手くゆかぬであろう。
[ちらりとラッセルのほうに視線だけ向けるが、彼の性格を考えてすぐに視線を外す。]
[ハーヴェイ以上に自分はもっとよくわからない。
とりあえずトレーズという名前がヘンリエッタの母親らしい。]
エッタのままじゃ、あれだよね?
せっかくの仲間だから。
[ハーヴェイ以外の初めて知る仲間には親しみがわいたかもしれない。
ハーヴの提案にヘンリエッタの返答をゆっくりと待つことにした]
[顔を上げる。
既に顔を合わせたシャーロットやハーヴェイに微笑んで。
動かした視線の先に別の既知の相手を見つけた]
キャロルさん!
[今でも鮮やかに思い出せる程に素晴らしかった舞。
旅の話も含め沢山の話を聞かせて貰った事を思い出し嬉しそうにその名前を呼んだ]
この雨が花散らしの雨であるにしろ、そうでないにしろ。
……早く止むのを願う事自体は、間違っていない気はするわね。
[首を傾げるシャーロットの様子には、僅かに肩を竦める。
舞、という言葉に反応するよに笑む様子に、やってみるのもいいかしら、とふと考えもして]
書庫整理してたのか。
あそこの本は多いから、やりがいがあるだろう。
[そうセシリアに言いながら、こちらもウサギのローストを切り分け口に運ぶ。
セシリアの賞賛には、だろう?と笑み返し応えた。
バランスよく彩の多い食卓には野菜が貢献しており。
人が苦手でも、こういうところで関わりを持っているんだよな、と胸中でひっそり思っていたりした。
トビーの謝罪には、気にしないと首を振った。
一気には覚えきれないだろう事は、なんとなし理解できるから。]
お久しぶりですわね、エッタ様。
[嬉しげに名を呼ぶ少女の声。
カップを置いて立ち上がり、優雅な仕種の礼をする。
シャラン、と音を立てるのは、銀色の輪]
まさか、この地でお会いするとは思いもよりませんでしたけれど。
[言葉と共に向けるのは、やわらかな笑み。
やって来た時の様子は、使用人から聞いていたから。
碧の瞳には、微か、案ずるような色も見え隠れして]
名前。
エッタ、違ウ。仲間、名前。
[囁き狂人とは如何云うモノかは自身でもまだ分からず。
「その内にね」と言った母は此処に居ないのだから]
二人、貰エル。嬉シイ。
こんばんは、エッタ嬢。座ったままで失礼。
[そう断りつつ軽く頭だけ下げ返礼し。
キャロルの方へと向かう様は、目で追ったが、
とりあえず今は、目の前の食事の方に多分に意識は向いていた。]
[外は風と雨が強い。
キャロルの名前を呼ぶ依頼対象人物は、きっと外には出ないだろう。
だとしたら、今は気にする必要もない。
とまで考えて、マンジローの言葉を聞いて彼の顔を少し見上げた]
支配階級?
貴族?
馬車とか使ってるの?
偉い人なんだねー。
[ほうと感心して。食卓から離れる。
きょろきょろとあたりを見回して、部屋の隅っこの方に走った。
ラッセルの方にも近かったかもしれないけど、関係なしに壁にぴたりと寄る。
こういう場所の方が落ち着く、なんて言いながら、久しぶりに一杯食べたせいで、*うとうとしてしまうかもしれない*]
[扉が開いて、見たことのない少女が姿を見せる]
へぇ…今日は本当に客が多いんだなぁ。
[呟いた後で受け取った皿を置いて挨拶をする]
初めまして。ギルバート・フェイバーって言う。
お嬢さんはここの縁の人かい?
[見かけよりも上品な物腰にそう尋ねて。
それから、どこか感心したような声を上げるトビーに向けて]
あぁ、こう見えて力仕事だから腹が減るんだぜ?
…どうした?
[入ってきた少女を見ているのに気付いて小声で問いかける]
[広間に入ってきたヘンリエッタに気付く。身なりもいいし、身振りにはどこか気品を感じさせる。もしやこの子はこの屋敷の主の関係者であろうか?]
お初にお目にかかる。我は不知火 萬慈郎という、武者修行の旅を続ける者でござる。
今宵一晩の宿を借りたくここに立ち寄った次第。
以後お見知りおきを願いたい。
[椅子に座ったまま、ヘンリエッタに向けて深々と一礼する。ふと、玄関でトビーが話していた「奇妙な仕事」の事を思い出した。確か彼は女の子を捜していたらしかったが、それはこの子のことなのだろうか]
・・・?
[何となく、彼女を見たときのトビーの様子にかすかな違和感を感じたが、気のせいであろうか]
[尋ねては見たものの、上手くはぐらかすように部屋の隅に走るのを見送って]
そんなところで寝たら風邪引くぜー?
[掛けた声は聞こえたかどうか]
…(こくり
[キャロルの言葉には同意の頷き、雨が早くやむにこしたことはない。
玄関であった少女がキャロルの名前を呼び視線がそちらに向く。
服を着替えたヘンリエッタの印象は先ほど玄関で会ったものとは違って見えた。
返された微笑み、自分の小さい時の服を着る姿に自然と笑みをこぼす]
……
[トビーのこともそうだが暖かい雰囲気が流れるのは好きだった。]
[セシリアの名乗りで我に返り居住まいを正す]
失礼を致しました。
ヘンリエッタ=ウィロビーと申します。
アーヴァイン様とは母がご縁を。
[逃げ込んだ形である事は言わずに説明を加えた]
私も、まさか此方に居らっしゃるとは思っておりませんでした。
お会いできて嬉しいですわ。
[キャロルの近くに席を求めて移動する]
[もらえると嬉しいと、言葉少なげに言うエッタに、こちら側で笑みが深まる。
可愛いな、と思ったものの。名前をつけるとなると少し考える。]
いざ考えると難しいものだな。
インサニアは何かいい案あるかい?
[いくつかこちらも考えたが、とりあえずインサニアにも意見を求めた。]
いいえ、食事に遅れたのは私の方ですから。
どうぞ御気になさらず。
[ハーヴェイの挨拶に首を振る]
ヴォルフェ様、フェイバー様。
…マンジロー様。
[万次郎の発音は上手く出来ずに音だけを真似た]
どうぞ宜しくお願い致します。
[自分の小さい時の服を着て現れた様子に妹ができたかのような気分だった自然笑みがこぼた。
エッタから名前のことを言われ、アグレアスからのコエがかかると少し考える間があってから]
ピュエリ……ピュエラ……
[微かなコエで呟いた後]
ピュエリアとかどうかな?
貴族・・・とも違うであろうな。馬車に乗らぬが馬には乗るぞ。
それに支配階級といっても様々でな。
それこそ城に住んでいるものから、貧乏長屋で傘張りしている者までいろいろ居る。
我はまぁ、どちらかと言えば後者のほうでござるがな。
[かんらかんらと笑い飛ばし、トビーが部屋の隅に行くのを見れば]
やれやれ、「寝る子は育つ」か・・・。まぁ、本格的に寝てしまったら後で部屋まで運んでやればよかろう。
ぅぅ……。
[話題にされたり礼を言われたり。
その状態が短時間であったとしても、窮屈さが増すのは変わらなかった。
新たに人が広間に来た辺りで、ラッセルは入れ替わるようにして広間を出て行った。
パニックの状態に近くなり、人の気配の少ない場所を求めて屋敷の中を*歩き回る*]
[トビーの名を聞いても他と同じように穏やかに返す。
見覚えというほどの記憶は在らず同じように幼さを残す彼が追跡者だとは思いつける筈も無かった]
[トビーが部屋の隅っこに行く姿が視界の端に移り、
そちらに視線をやるとギルバートと数度のやり取りの後うとうとし始めていた、おなかがいっぱいになり眠くなったのだろう。
使用人に目配せをすると毛布をもってきてそっとかける。]
……っ…
[ラッセルの様子に気づくのは遅れて広間を飛び出す様子に少し失敗したと思った。
周りに残った皆に申し訳なさそうに頭を下げてから、ラッセルの出て行った広間の出入り口に視線を向ける。]
[テーブルを離れるトビーを不信に思いつつ、食事を続ける。
どうやらキャロルと知り合いらしいヘンリエッタに視線を向けた。
アーヴァインと縁が、ということはこの館の住人ではないのか。
本当に今日は客人が多いらしい]
[こちらがトビーの違和感に気づく事がないのは、食事に気が行ったせいだ。
見かけによらずかなりの量を腹に収めて、ようやく一息ついた頃に、シャーロットが傍にいて、ラッセルは広間を出ており、トビーは眠りかけているのに気が付いた。
とりあえず嬉しそうにしているシャーロットに笑み返して、よしよしと、結んだ髪を崩さない程度に撫でてから。]
シャロ、紅茶入れて貰えるかな?
[そうにこやかに頼んだ。]
[何人かが名を呼ぶのを聞いて、少女が名乗るのを聞いて]
ヘンリエッタ嬢か。
なるほど、旦那とはそういう縁か。
[顔が広いアーヴァインのことだから、どんな知り合いがいても不思議ではない。
そうしてキャロルの元に向かうのと、どこか親しげなのに気がついて]
ん?キャロルさんとは知り合いなのかい?
ハーヴェイも。
[ハーヴェイがヘンリエッタの名前を呼んだことを思い出して]
以前に一度、旅の宿を求めて以来、こちらの主殿とはご縁がありますの。
[近くに来たヘンリエッタに、空いていた隣の椅子を引いて勧め]
今回は、近くまで来たので久しぶりにと立ち寄ったのですけれど……。
ふふ、中々縁の繋がらぬ流浪の身で、再びお会いする機会を得られるとは思いませんでしたわ。
[幾つか疑問を感じてはいたが、それはこの場で問う事ではない、と表には出さず。
かける声音は、常よりも穏やかなもの**]
[ラッセルのことはそれ以上自分にはどうすることもできないので、視線をハーヴェイに向けると撫でられた。
ハーヴェイに撫でられると嬉しそうな笑みはさらに深まったかもしれない。]
…(こくり
[紅茶を頼まれると使用人が用意していたカップにそそいでハーヴェイに差し出す。砂糖とミルクはハーヴェイの好みに合わせて。
そろそろ食事を終えた頃合の広間、他の皆にも視線を送り求められれば紅茶を*淹れるだろう。*]
[ギルバートの疑問の声に、振り返ってひとつ、頷く]
ええ。
以前、さる方の夜会で、舞を披露する機会があって。
その時に、お話をさせていただいたの。
……アーヴ殿のご縁というのは、初めて知ったけれど。
[それから、仔細には触れず、ヘンリエッタとの出会いについて簡単な説明を**]
ピュエリア、か。
うん、いいな。とても合ってると思う。
[やはり自分が考えるよりは、同じ性の者が考えた方が良いものが出るな、とか思ったが。それは出さずにインサニアに笑み、そのままヘンリエッタに意識を向けて。]
ピュエリアが気に入れば、そう呼ぼうか。
私、何かしてしまいましたかしら。
[すれ違うようにして出てゆく青年を見送り呟く]
キャロルさんには以前夜会にて舞を披露して下さって。
沢山のお話も聞かせて頂いたのです。
ハーヴ様は此方に着きました時にご一緒しまして。
[ギルバートの方を向くと頷いて答えた]
[ラッセルが部屋を出てていくのには内心ぎくりとして。自分では(おそらく他の皆も)ごく普通に感心しただけだったのだが、やはり彼には重圧であったようだ]
あー、やってしまったでござるな。
早く落ち着いてくれると良いが・・・。
[と言っても、昨日今日あったばかりの人間をそう簡単に理解しているはずもなく。結局は何もできないのであるが]
[ハーヴェイに褒められるのは嬉しい。頭を撫でられたこともありそれは表情に出る。]
気に入ってもらえると嬉しいけど。
[ヘンリエッタの返答をゆっくりと待つ中ハーヴェイに紅茶を淹れて*渡したり。*]
ピュエリア…。
ピュエリア。素敵。
私、ピュエリア。
[嬉しそうに頷いた]
インサニア、有難う。
アグレアスも。
私、今からピュエリア。二人の仲間。
[名前を定めた事で何かが変化したのか。
まだ流暢とは言えなかったが片言よりはずっと自然に囁いた]
ああ、俺が館に来た時、入り口で丁度一緒してね。
[ギルバートにはそう告げて。]
赤いうさぎが震えていたから、どうかしたのかと思って尋ねたら、アーヴァイン卿と知り合いらしくて尋ねて来たって言うから連れてきたんだ。名はその時に。
[ヘンリエッタがかどわかされたとかいう話は、この場で自分がするべきではないと思い、伏せておいた。]
[皆に釣られて扉のほうを見ると、丁度ラッセルが出て行くところだった。
また自分が何かしたのだろうかと考えてみても、賞賛の言葉を述べたに過ぎない。
だたそれだけが彼にとって重荷となるのだろうか…?
そうであれば、悪いことをしたと思いながら、シャーロットに淹れてもらった紅茶を一口口に*含んだ*]
[ラッセルが勢い余って出て行ったのは、食事中なので気づけなかったが。なんとなし、周りの雰囲気から察せるものはあり、ああと、今更ながら入り口を見やる。
とはいえ、後を追おうものなら余計こじれるのは分かっているので、放っておく事になる。
シャーロットが入れた紅茶を、礼を述べ受け取りストレートで口にしながら。
まずはキャロルや他の皆の話をゆっくりと耳に入れていた。
暖かな紅茶が喉を*潤す。*]
[二人の出会いについて話を聞いて、少しばかり驚いた風に二人を見て]
どこで縁が繋がってるかわからないもんだなぁ。
でも、うん、まったく知り合いがいないよりは、ずっと心強いって奴だよな?
[そう言ってヘンリエッタに笑って見せて、ハーヴェイとの縁にはそういう事かと頷いて]
二人とも頼りになるからな。
安心していいと思うぜ?
[ここに来た理由までは訊かずにおいて、シャーロットがお茶を淹れるなら手を上げて、自分の分も*求めるだろう*]
ほほう、ヘンリエッタ殿もここの客人でござったか。
何とも来客好きの主殿のようでござるな。
いや結構結構。
それにしても、見たところ親御殿や付き人の姿が見えぬが、主殿と一緒に居るのござろうか?
[キョロキョロと辺りを見回し、何ともなしに疑問を口にした]
キャロルさんもアーヴァイン様とご友誼が。
縁とは不思議なものですね。
[キャロルの隣に腰を下ろしナプキンを広げる。
先に量を食べられそうに無い事を伝えてスープなどの食べやすい品だけを選んで取り分けて貰った。
手慣れた仕草でマナー教本をなぞるかのように食事を進める]
よろしくピュエリア。
ようこそ、とでも言うべきかな。
[そう今までより滑らかに喋るピュエリアに笑み返し。
囁けるこの場に、愛らしい来訪者が増えた事に喜びと。
同時によぎる一抹の懸念に、二人に気づかれぬよう眉根をよせた。
ここに人狼が二匹。おまけに囁ける狂人もいる。
そして外は嵐が近い。今夜か明日には館を包み込むだろう。
何かが始まるか、それとも終わる予感がした。
それでも表では変わらぬ調子で、麗しき二人の仲間に穏やかな視線を*向けていた。*]
はい。
この服もシャーロット様が快く貸して下さいまして。
[食事をしながらの会話もマナーの一つ。
食べる手を調節しながらギルバートに頷いた]
…父や母は此方には来ておりませんの。
故在って、家人とも別行動を。
[マンジローの疑問には不自然に身を強張らせる。
一つ呼吸を入れてから微笑を作って答えた]
何時までも手の掛かる子供で居る訳にも参りませんし。
[冗談に紛らせようと付け加える]
文学少女 セシリアは、ここまで読んだ。
とはいえ旅慣れてはおりませんのもので。
道中何度か転んでしまいましたけれど。
[あからさまな警戒を示さないよう止まってしまった食事を再開する。
館に来た時の様子は使用人に聞けば直ぐに分かるだろうが自分から口にすることはない]
シャーロット様。
私にも一杯いただけますか。
[何故此処に来たのかという話題でなければ普通に答えながら食後のお茶まで*楽しんだ*]
[ヘンリエッタの言葉には少し驚くが、先程のトビーの境遇の話もあって妙に納得した。]
いやはや、小さく見えても気構えは立派でござるな。
我の国もこの国も、子どもと言うものは大人が考える以上にたくましく成長していくものなのでござろうか。
[感心したように笑う。一瞬彼女の体が強張ったのは分かっていたが、他人の家庭の事情に踏み入るほど無粋な事はないと思い、それ以上は追及しなかった]
この屋敷にご厄介になるのは今宵一晩限りと言えど、何かあれば遠慮無く我に言うでござる。
できる限りのことはして進ぜよう。
シャーロット殿、上手い茶を馳走になったでござるよ。
[茶を飲み干し、シャーロットにお礼を言う。]
さて、そろそろ我は主殿に挨拶に言っておかねばな。
こんなにも厚くもてなされて礼も言わぬのは恥でござろう。
[使用人に頼み。主人の部屋へと案内してもらう。その後は自分に用意された客室に*行く事だろう*]
宜しく。嬉しい。
[アグレアスの懸念は未だ露と知らず。
孤独でないという喜びに浸って穏やかな時間を*過ごしていた*]
さて、これでトビーとヘンリエッタの両方に手伝うとか言っていってしまいましたよ自分!(爆)
何を考えていやがりますかww
まぁ、別にトビーはヘンリエッタをどうこうしろとは言われてないし、大丈夫ダヨネキット!(棒ry
─ →書庫─
[人の気配を感じる度に、その反対の道を選び。
それを繰り返して辿り着いたのは静寂に包まれる書庫だった。
扉を開け中へと潜り込み、扉に背をつけて荒い呼吸を何度も繰り返す]
はぁ……は、ぁ………。
……怖い……怖いよ…にーちゃん……。
[泣きながら、灯りを求めて書庫を彷徨う。
今はどのくらいの時間なのかと言う感覚も薄れ、どのくらいその場に居たかも判別が着かない。
終いには本棚を背にして床に座り込み、緊張と疲れから膝を抱えたまま眠って*しまった*]
/*
占い先が定まらぬ。
このままシャロ占いでも良いんだが……。
誰か接触しようとする人が居るようならその人にしよう。
居ないなら、接触の可能性のありそうな人の中から選ぶ。
その辺考えると、ギルか卍、次点でジーンかハーヴかぬ。
―回想―
「ただの傍観者で居れば良いんだ。報告は、ここで私に会えた時だけでいい」
[そう言われて渡されたお金に、頷いたのはトビー自身。
名前も知らない女の子を、見える場所で追いつづけた。
スラムの子供ぐらいしかわからないような、道とも言えない道を使って、偶に夜に紛れて依頼主を探す。
貰えるお金はその時に貰う。
あの人は悪い人。そう思っていたし、それは女の子が浚われた時によくわかった。報告が使われたなぁと思った。
結局女の子は逃げ出したけど、あの依頼主がいなかったから、トビーは今ここにいる。
それからようやく、ヘンリエッタの名乗りを聞く。名前がわかった。
自分の名前も言う。
不信な目を受けても、端っこ好きなのとか、そういう言葉で笑う。
初めて食べた食事は、面倒だけどおいしいものだった。
そういうものは、大好きだ。
ここなら、寝ていてもお金を奪われることもないだろう。]
―広間―
力仕事って、ギルバートさんは、何をやってるの?
だいじょーぶ。あったかいよ!
[ギルバートの心配に>>254笑って応える。
その前に、ちょっとだけ気になって質問をした。
じーっと見ておく。
マンジローの言葉>>258に、いっぱい考えるけれど、わかるわけもない。]
馬に乗るの?
きれいな人は、馬は痛いって嫌いなんだと思ってた。
か、さ…?
[どんなことやってるのか、想像はつかない。
しばらく楽しく過ごしながら、それでもやっぱりヘンリエッタの存在だけは意識の隅で認識しておく。
おなかがいっぱいで眠くなることなんて、当然知り得ないことだったから、訪れた睡魔に負けてしまった。
かけてもらった毛布>>261を、ぎゅうっと握りこんで、安心できる*眠りの中に*]
―広間―
[ハーヴェイに続けて紅茶を求められた順番にギルバート、マンジロー、ヘンリエッタの順に紅茶を淹れていく。キャロルにも求められれば淹れたかもしれない。
マンジローの礼の言葉には少し気恥ずかしそうに笑みを返した。]
…(ぺこり
[主殿に挨拶に行くとでていくマンジローを見送りお辞儀をした。
視線はその後ヘンリエッタの方へ向く。マンジローの疑問に少し慌てふためく様子、何か事情でもあるのだろう。
小さい時分に苦労することは時分にはあまりよく思わない、自分のことを思い返してこそだが。
視線はトビーに向く、そういえばこの子の親はどうしたのだろうか?疑問に首をかしげるが使用人ならば知ってるだろう。
トビーのことを使用人に任せればきっとそっと一室に起こさないように連れて行ったかもしれない。]
―広間―
……(きゅっ
[子供の時のこととかいろいろと考えているとちょっと寂しい気持ちが沸いた。
だからハーヴェイの服をきゅっと掴み、じっと見上げる。
ハーヴェイの反応がどうだったか、漏れでそうになった欠伸を噛み殺す様子にもう寝るかと聞かれたので頷く。]
…(ぺこり
[皆に挨拶をして、自室へと戻った。]
―自室―
[部屋に戻るとベッドの傍に置かれたくまさんのぬいぐるみをきゅっと抱きしめる。
くまさんはひつじさんと喧嘩中だからひつじさんは一番端っこに置いた。
くまさんは今日はお話のあるうさぎさんといぬさんの間。
ねこさんは一人になりたがって今日もベッドの傍から離れた机の上。
端っこにおかれたひつじさんのとなりにはお話をしにきたうまさん。
りすさんはねこさんをさがしてベッドの端の机に近いところ。
ねずみさんは一番高いところで居眠り中。
とりさんとうしさんはうさぎさんの隣に置いて。
タンスの上にはぶたさん、一人でご飯食べてるみたい。]
……
[ベッドに潜り込んで布団を深く被る。
やがて眠りに*落ちるだろう*]
/*
アーヴァイン=ひつじさん
ユージーン =ぶたさん
キャロル =とりさん
ラッセル =ねこさん
セシリア =りすさん
ギルバート =うしさん
シャーロット=いぬさん
ヘンリエッタ=うさぎさん
ハーヴェイ =くまさん
トビー =ねずみさん
マンジロー =うまさん
とりあえずこの方向で。
―広間―
そうですの。
其方の壁際は寒く有りませんか。
[端が好きだと言って場所を変えたトビーを見る。
年の頃は近いのだろうか。けれど夜会で紹介されるような青少年等とは全然違って見えた。動物的とでも表現すれば好いだろうか。猫か何かのようだと思う。
転寝てゆくのも毛布が掛けられれば問題無さそうだと意識を外す]
有難う御座います。
何か有りました時には宜しくお願い致します。
[退席するマンジローを見送って顔を戻すとシャーロットが此方を見ていた。心配そうな表情に大丈夫ですと微笑んで見せる]
[食事を終えてしばらく広間で談笑した後、
セシリアは作業を再開するため書庫へ向かう]
セシル……ローウェル……。
[ハーヴェイから得た情報を元に探せば、案外あっさり見つかるかもしれない。
書庫全てを確認しなければならないと、ある意味悲壮な決意をしていたさっきまでより随分気持ちが楽になった。
本の修繕や整理は好きなのだが、いかんせん量が多すぎるのだ]
<中の人>
「*/」なのか「/*」なのか悩んだのでもう、タグ的な表現で!
ラッセルさん、それは来いと言ってると思っていいんですよね?
</中の人>
―書庫―
[厚い扉が音もなく開く。
その隙間から身を滑らせるように書庫へ入った]
C……C………
[書架を確認しながら、Cの棚を探す。
ひとつ…ふたつ…みっつ目の列に来たとき、思わず声を上げそうになったがなんとかこらえた]
(ラ、ラッセルさん!?どうしてこんなところに……!)
[一瞬倒れているのかと思ったが、顔色は悪くないし呼吸も乱れていない。
寝ているだけなのだろうか?ならばそっとしておくほうがいいか。
後で使用人にこのことを伝え、判断を任せることにしよう。
ラッセルの背後、もたれかかっている棚を確認する]
Cの棚……。
[これ以上近づくと、流石に起こしてしまうかもしれない]
[急く気持ちはあるものの、起こしてしまうのは申し訳ない。
足音を立てないよう後ろに下がり、隣の列へ移動する]
とりあえず……作業の続き、しよう……。
[整理の終わった棚を眺めて歩き、手をつけていない棚との境界で立ち止まる。
Bの棚。
あまり書庫内で作業をするのはよくないだろう。
修繕の必要な本を数冊見繕って書庫を出ようと扉へ足を向けた]
……え?
[Bの棚。
たくさんのBに紛れて、Cがひとつ。]
[ふと自分も欠伸を噛み殺す。少し休んだ位では見知らぬ地での逃亡による疲労等抜ける筈も無い]
私も失礼させて頂きますわ。
キャロルさん、お時間が許されたらまたゆっくりとお話も聞かせて下さいね。あの舞も見られたら嬉しいです。
[セシリアが退席を告げるのを聞いて自分も立ち上がった。
途中まで廊下を一緒に歩くようになるだろうか]
ヴォルフェ様は本にお詳しいですの。
伝承の類を扱った本でお奨めの物というのはありますかしら。
[今は読書するだけの余裕が無いので題名を尋ねてみた]
興味は持てど読む機会が在りませんでしたの。
[抱えている本を落としそうになるのをなんとかこらえ、右手を書架へと伸ばす]
あった……。
[他の本より比較的簡素な装丁の本だった。
『ウールヴヘジンの左手 Cecil Lowell著』。
確かにそう書かれている]
―数分前、廊下―
[ほぼ同時に席を立ったヘンリエッタと一緒に廊下を歩く]
詳しいと言っても、田舎町で古書店をやっていただけなので……。
伝承、ですか?
そうですね……あ、ここの書庫に西方のおとぎ話や伝説を集めたシリーズがありましたよ!
妖精とか精霊とか、魔法使いのものも。
それに……人狼の本も。
[人狼…
いままで強く意識したことはなかったが、父が研究していたとなれば話は別だ。
セシリア自身も興味が沸いて来た。
時間があれば読ませてもらおうかと考える。]
[逸れた思考をひとまず元に戻し、有名な表題をいくつかあげる。
しかし有名なものは既知かもしれないと思い当たり、自分が繰り返し読んだ本の名前も伝える]
あまり有名なものではありませんが、入手困難というほどではないと思います。
[想いを伝えられない精霊と、精霊に愛された少年の話。
悲しい結末を迎えるのだが登場する湖や精霊たちが綺麗で何度も何度も読んだのだ。
そのせいで本が傷んでしまい、父に教わりながら初めて修理した本でもある。]
―廊下―
妖精に魔法使いに、人狼。
精霊と愛し合う少年の御話…。
[聞きながら想像する物語に思いを馳せる]
有難う御座います。
何れの機会には是非読ませて頂きますわ。
[書庫と方向を違える場所まで来ると丁寧に頭を下げた]
それでは失礼致します。
[客室へ戻れば先程より深い眠りに*つくだろう*]
<中の人>
ギリシャ神話エコーとナルシスを想定しつつ。
計画変更のため、本の発見が早まりました。
今の所能力者臭がするのはシャーロットだけなんですがどうでしょう、占い師さんなのかな。
RP村は直接「占い師です!」って言わないことが多いから見落としありませんようにいいいいいい
</中の人>
[広間にいる時嬉しいとヘンリエッタのコエが聞こえた。]
私も気に入ってもらえてうれしいよ。よろしくね。
[広間から離れて眠りに着く前のこと、ヘンリエッタとハーヴェイにコエをかける]
*おやすみ。*
―書庫→自室―
[>>291抱えた本の上に見つけた本を乗せて足早に書庫を出る。
扉が大きな音を立てたかもしれないが、セシリアは構わず自室へと向かった。
廊下で誰かとすれ違っただろうか。しかし会釈だけで通り過ぎるだろう。
部屋につくなり本を机の上に積み上げ、震える手で表紙を開く]
『この本は私の絶望。幾度にも亘る考察の末たどり着いた抗えぬ死。
それでも私はこの過去の断片が本当の意味で不要になることを今でも願っている。
この本を愛する娘と亡き妻のため捧げられるよう。』
[各地に散らばる人狼の伝承、記録、人狼に遭遇した人々の戦い。人狼とは何か。
人狼を多角的に捉え、あらゆる情報を網羅している。
父の足跡をなぞる様に読み続ける。
ふと、一枚の図のところで頁をめくる手が止まった。
下の注釈に『筆者所蔵。人狼の脊椎と思われる骨』と書かれていた]
―自室―
これ……確か父さんの書斎にあった……?
[幼い頃の記憶を辿る。
一度だけ、父の書斎で見かけたのだ。
その時父が何かとても驚いたような、苦痛に歪む様な、そんな顔をしたのだ。
それからだったかもしれない。父が研究を辞めたのは]
あの骨…まだ書斎にあるのかな…。
[骨。小さな箱に入った何かの脊椎]
あれは人狼の骨だったの?
どうして父さん……あれを隠したんだろう……。
[見つけたところまでは覚えているが、その後自分がどうしたのかはわからない。
父が何か言っていたような気がする。だが思い出せない]
[本に描かれた図を指先でなぞりながら、父の姿を探した。
あの骨を見つけた後すぐ、父は書斎を片付け研究から身を引いた。
しかしこの本が出版されたのはそれよりも数年あとのはずだ。
父は私に隠れて研究を続けていたのだろうか]
あ、ラッセルさんのこと伝えてない。
[広間に行けば誰かいるだろうか?
本は広間で読めばいい、一先ず本を閉じて自室を出た。
途中使用人と会えばラッセルのことを*伝えるだろう*]
<中の人>
申し訳ないくらいずっと俺のターーーン!!!!
ある程度段階踏まないとやりたい所までたどり着けそうにないのでマジごめんなさい。
能力者臭出るかと思ったんだけど、むしろ人狼臭がするなこの人!
</中の人>
文学少女 セシリアは、ここまで読んだ。
―広間―
[キャロルとヘンリエッタの出会いについて、頷き聞きながら紅茶を飲む。二人の様子に親しげなものを感じ、ここでの出会いは良いものだったなと思った。
拐かされ、心細い思いをしている少女の支えのひとつとなるだろうから。]
誉めても何も出ないぞ?
[頼りになると、言うギルバートに笑いかけながらそう告げて。
マンジローやらが話題にあげた、ヘンリエッタの境遇に関しては、余計な事は言わず口をつぐんだ。
干した紅茶のお代わりを頼み、シャーロットに注いでもらった後、暫くしてマンジローは出ていく。卿に宜しくと手を振り声をかけ、後ろ姿を見送った。]
[服を摘ままれる感覚に、脇を見るとシャーロットが何処か不安げにこちらを見ていた。
雨に少し怯えているのだろうか。はたまた子供らを見て思う所でもあったのか。
何も言わずに、カップを置いてただ頭を撫でてやっていたら、安心して眠くなったのか、シャーロットの口が開いて息が漏れた。]
もう寝るかい?
[そう尋ねると、彼女は素直に頷き広間を出ていった。]
お休み、シャロ。
良い夢を。
[そう背に声をかけ、見送った。
暫く他の者の談笑に付き合ったり、使用人がくれば片付けを軽く手伝うくらいの事はして。
そのうち自身も静かに、借り受けた部屋へと*戻るだろう。*]
/*
あ、仕事してたら思い切りタイミング逃した。
けどエッタともやり取りしてたからやらなくて正解だったかな。
この後はどうやっても夜だ。
22時には顔出せると良いんだけどなぁ。
ログ読み含めると23時前後になっちゃいそうだけど。
―広間→客室―
[見ている子から話しかけられて、壁とその子を見比べる。
ヘンリエッタはお嬢様なんだろう。というのは、キャロルとの会話でも見てとれた。]
うん、寒くないよ。
好きだし、あったかいよ。
[近付きはしない。
ただ、にこにことその場所で応える。
他の人に対しても同じ。
眠るまでそうやっていて、シャーロットに任された人が手を伸ばした時、微かに身じろいだ。
瞼が震えたが、起きてはいない。
そのまま客室に運ばれて、ベッドに下ろされて。
人が居なくなったら、ぱちりと目を開いた。]
安全だってわかってても、ダメだなぁ。
[染み付いた生活習慣は変えられない。
ふかふかしたそれがベッドという名なのも、知らない。
わざわざ寝かせてくれたから、ここで寝るものなんだろうと思う。
それでも、どうにも落ち着かなくて、また部屋の隅の方に寝転んだ。
固い床の方が寝やすいし、起きやすい。
素足になって、薄い布だけ掴んで、*休息の時間*]
青年 ラッセルは、雑貨屋の息子 ギルバート を能力(占う)の対象に選びました。
/*
間に合わなかった時のために暫定でギルに設定。
シャロは、うん、何か、赤な気が、してて。
中の人的に弾かれとかあった場合赤になってそうなのはハーヴ(ぉぃ
これでギル黒とか出たらもうフラッシュバックするしか(笑)。
にしても。
今纏めてる過去設定は微妙にシャロと被るよなぁ、と悩み中。
村全体が被害に遭ったわけではないんだけども。
むしろ村は飼われてるような状態。[領主が狼って言う]
でも善政布いてて慕われてるとか。
最終的に狼に襲われた形になってるしー。
襲撃者は人間にしとこうかなぁ。
領地の人間飼いならしておいて、自らラッセル殺しには来ないだろ。
メモがてら埋め埋め。
/*
ちなみに初回黒が出ても告発はしない。
つーかまだ告発は出来ない状態だろう、ラッセルは。
人間に対してさえ恐怖を覚えてるわけだし。
あれ、八方塞がり(滅
とりあえず黒が見えたら言葉での告発はせずに、その人に対して過度にガクブルすること。
[忘れないように埋め埋め&自分に言い聞かせ]
─広間─
[広間を離れるラッセルの様子は気づいていても、自身の踏み込む領域ではない、と見なす女は何か言うでなく]
世に、人の縁ほど読めないものはないものですわ。
[縁は不思議、というヘンリエッタにやわらかい笑みのまま、こんな事を言う。
他者とのやり取りの中、少女の微妙な変化には気づいても、それに触れはせず]
ああ、シャーロット嬢。
お手数でなければ、私にもいただけますかしら?
[シャーロットが皆に紅茶を振る舞う様子に気づくと、自分も倣うよにそれを求め]
ええ、勿論。
私もしばらくはこちらに留まりますし、舞は、アーヴ殿にも強請られていますから。
[退席するというヘンリエッタの言葉に、やわらかく笑んで。
作業に戻るというセシリアと二人、連れ立って離れる背に、おやすみなさい、と声をかけて送り出した]
……では、私もそろそろお暇しましょうかしら。
[二人の気配が遠のいた所で、ゆっくりと立ち上がる。
仕種にあわせ、銀色の輪が音を立てた。
向かう先は、滞在時にいつも借り受ける客室。
部屋は既に使用人によって整えられていた]
……それにしても、どこでどう何が繋がるか。
わかったものではないわね。
[窓辺に寄り、暗いその向こうを見つめながら小さく呟く。
風雨は強く、吊り橋が揺れて軋む音が、風の音と共に響いてくるようだった]
……それにしても、本当に、嫌な天気だこと。
[零れ落ちたのは、小さな呟き**]
/*
さて、それでは作業に集中して片してしまいましょうか。
あっち見こっち見、ではやり残しがでてしまいますからね……。
[くろねこは、ちょっととおくを見ている]
[インサニアに、お休みと囁きも返し。ピュエリアも眠るというなら、同じようにするだろう。
自身が部屋に戻ったのはだいぶ後。
ベットに座り壁を背にし、暫くぼんやりとしていた。]
―広間―
いやぁ、だってほんとっしょ?
[シャーロットから紅茶を受け取り、それに口をつける前にハーヴェイに一言返す]
村からろくに出たことがない俺に比べたら、ずっと頼りになると思うな。うん。
[そこまで言って紅茶を飲んで。暫くはあまり口を挟まずに他の話を聞いて。トビーが運ばれていくのを見れば、軽く手なんか振ったかもしれない。もちろん見えていないのはわかっているけれど。
やがて一人二人と広間を離れるのに自分も立ち上がって、使用人が片付けに来たなら自分も手伝って]
洗いもんとか、手伝えることある?
[そう使用人に問えば、「今日はお客様なんですから」とやんわりと断られ]
わかった。それじゃ、休ませてもらうな。
[そう言って、あてがわれた部屋へと]
―二階・客室―
[部屋に入ると、持ってきた自分の鞄の中身を確認する。大事な売上金が入っているから]
……ん、間違いはないよな?
それにしても……
[鞄を脇に置いて見つめるのは窓。
酷い風と雨が容赦なくそれを叩いているのを見て、広間では見せないような渋い顔をする]
明日、ちゃんと帰れっかなぁ…
[風雨の音に吊り橋があげる頼りない音が混じるのにも溜息をつく。
朝には晴れていることを願いながら、山歩きには体力が一番とベッドにもぐりこみ*目を閉じる*]
舞を請われた、か。
[キャロルの言葉を思い出す。何気ない対話のひとつ。おかしな点は何もない。だが。]
(よもや人を集めているということはないよな…。)
[疑り深い穿った思考は、そんな答えも導き出す。
杞憂とするには、訪れた訪問者はやはり多いように感じられた。
来客が多ければ、手をだしずらいと思われているのだろうか。
それは誇り高い人狼を見くびっている、ということになる。]
……気にいらないな。
[呟きは細く。夢現の合間をさ迷っているだろう二人にとどいたかどうか。
届いたとしても、気のせいだからと何かしら理由をつけて、柔らかな笑みの気配を*返すのだが。*]
─2階・客間─
[窓辺を離れ、何はなくとも休息を、と思いベッドに入ってから、どれだけ時間がたったかは定かではなく。
何れにせよ、旅路で溜まった疲労が呼び込むのは、深い眠り。
それでも、時の経過と共にそれは破れる]
……雨、は。
[目を覚まし、最初に気にかかったのは、それ。
カーテンを開けて外を見る。
風雨は大分静まったようだが空は暗く、時間は把握できなかった]
……先に、降りられた方々は、大丈夫だったのかしらね?
[館を訪れ、先に去った者たちの事を思いつつ、呟くのはこんな言葉]
―二階・部屋―
[幾分収まっては来たものの、窓の外は相変わらず雨だった。
薄暗い空を見るだけでは、今現在どのくらいの時間かは判断しかねた]
客人方も災難ですね。
[首を振り、墓守は身を起こした]
よりにもよって、このような時に来られるとは。
[前髪は多少乱れた後、常のように左側の表情を隠す。
遠くに揺れる吊り橋を見、黒灰の片目が細まった]
尤も、御主人にとっては幸いなのでしょうが。
これ程賑やかなのは久方振りですし。
[唇に薄い弧を描き、墓守は窓の外から意識を外す。
机の上にある食器を重ねて、それを持って部屋の外に出た]
さて……とりあえず、お湯を使わせてもらおうかしら。
あのまま休んでしまったから、髪も手入れしないとならないし。
[金の髪を軽く、摘みながら呟いて。
少ない荷物の中から着替えを取り出すと、ゆっくりと部屋を出て大浴場へと歩き出す]
―廊下―
[食事は昨晩客人が広間を去った後、部屋で取った。
食器は皿が二枚とカップが一つ。
微かに擦れる音を響かせながら、厨房に向かう為階段の方へ]
御早うございます。
[途中で客人の一人を見つければ、時間は判らないもののそう挨拶をした]
─廊下─
[呼びかける声に気づいて、足を止める]
あら、墓守殿。
おはよう……で、いいのかしら?
[時間の把握はできていないから、返す挨拶は冗談めいたものになる]
風はだいぶ静まったようだけれど。
雨はまだ、止みそうにないわね。
―広間―
[人影の減った広間で暖かい茶を貰いながらセシリアは黙々と本を読み続ける。
中ほどを過ぎたところで人狼に呼応するように現れる能力者についての記述に変わった]
『――発現は稀であり、また、発現の仕方や能力の行使方法等は多岐にわたる。
元々は人狼に関わりのない場で使われていた技術が対人狼に使われることもある。
しかし、能力や技術を使って得られる結果についてある程度の分類が可能である』
…おとぎ話みたいだなぁ…。
[人狼が実在するということは知っているが、セシリア自身が遭遇したことはない。
本を読み進めるに従って知識は増えても実感は沸かなかった]
[ふと窓の外を見ると先ほどより天候が良くなっているようだ。
相変わらず雨が窓を打つ音がするが随分静かになっている。]
よかった……本も見つかったし、この分なら朝には回復するかも。
如何でしょう。
[冗談めいた物言いに、墓守もまた微かに笑いながら首を傾けた]
困ったことです。
尤も、此処にいるうちは安全でしょうけれど。
[窓のある方向に首を向ける]
昨晩はよく眠られましたか。
/*
あくまで墓守であり使用人ではなく、けれど立ち振る舞いは使用人っぽく。
前回のネリーが案外絡みに行き辛かったから、ひっそりそんな目標にしたけど難しす。
つーか守護方法如何するべ。
できれば物理的な物にしたいがさてはて。
寝て起きた後なら、いつでも挨拶は「おはよう」でいい、なんて言うひとも、たまにいるものね。
[ふふ、とたのしげな笑みを浮かべながら、言って]
私は、急ぐ旅でもないから、構いはしないけれど。
他に用事や、仕事のある方々は大変よね。
[碧の瞳もまた、窓の方へと移ろう]
ええ、おかげさまで。
ベッドで休んだのは、一月ぶりだったかしら。
興味任せに、遠方まで行っていたものだから。
[気づくと先ほどまでいた使用人たちが居なくなっていた。
読書に没頭していて気づかなかったらしい。
雨の音だけが広間に響く]
今って…何時ごろなのかな。暗くてよくわからないな……。
[一人ごちて再び本に目を落とす。
著者が実際に遭遇したという「能力者」の記述に差し掛かった]
『―――遭遇した女性の能力の発現は一週間程度であり、詳しい観察・調査を行うことは出来なかった。
周囲の者の証言によると能力の発現に伴い著しい精神活動の変化が見られ―――』
―二階・客室―
[風の音で寝付けずに幾度か寝返りを繰り返して、ベッドサイドに置いた鞄に目を留める。
中に入っているのはここでの代金と幾つかの小物。そして怪我をしたときのための薬と…]
「ギルバート、忘れ物はないかい?」
大丈夫だって。ちゃんと、ほら…
[そう言って、鞄の奥に忍ばせた物を見せる]
「気をつけるんだよ?今の季節は山の獣は危ないからね?」
[これからの時期、山の食料が減れば人に危害を加える物もいる。とはいえ、この辺りでは野犬がせいぜいで]
ったく、大袈裟なんだから…
[ぼそぼそと呟くのは半ば寝言のように。
そうして迎えたのは短くて浅い眠り]
―夢―
[そのきっかけはなんだったか、強い風が吹き、雨が降っていた時のこと。
幼い記憶には人が殺されて誰かが人狼の仕業だと騒いだことからだったと思う]
「人狼だっ!人狼がでたぞっ!
これは人狼の仕業に違いないっ!」
[叫ぶ一人の村人、小さな村のこと殺人事件のことも村人の叫びもすぐに村中に伝わった]
「殺せっ!見つけ出して殺すんだっ!あんなむごたらしい殺し方、人狼の仕業に決まっているっ!」
「落ち着け、まずは落ち着いて話会おうぜ」
「お前が、お前が人狼なんだろうっ!」
[叫んでいた村人をなだめに入った村人はそのままナイフで刺されて死んだ。
疑りあいと、人殺しの連鎖が始まり、それはもう止まらない。言葉が疑惑を生み、そして殺人に繋がる。
やがてその連鎖は自分たちの両親に向けられる。理由がなんだったかは覚えていない。]
―夢―
[人狼の両親にとっては人狼の力を使って村人一人を返り討ちにすることは容易かった。
けれどもそのことによって両親が人狼だとばれた。
殺気だった村人達が家の周りを囲んでいる。両親は安全になるまで家の中に黙って隠れてなさいと告げて外に出て行った]
おとうさん、おかあさん……
[家の中で恐怖に震えていると、周りの争うよう音、殺せとか、お前達のせいでとか怒声が聞こえてくる。
どれくらいの時がたっただろうか?
それまでの間、聞こえてきていたのは雨音よりも強い狂ったような叫び声、悲鳴、金属音、何かがぶつかる音。しばらくして争うような音が少なくなる。
恐る恐る窓の外を覗くと、辺りは真っ赤な血の海、ところどころに体の一部と思われる肉片、そして村人達の引き裂かれた死体。
悲鳴をあげそうになる口をおさえて窓から離れて尻餅をつく。]
―夢―
「くそっ、化け物がっ!生き残ったのは俺たちだけか」
「まだ娘がいる。あいつも殺せっ!家の中にいるはずだっ!」
「俺たちだけでやれるのか?」
「人狼っていったって子供だろう?それにやらなきゃやられるんだっ!」
[外から聞こえてくる声は両親のものではない村人達のもの、数名の声。
何かを引きずる音、玄関の戸が開けられる]
「でてこいっ!隠れたって無駄だぞっ!」
[家の中に怒声が響く、咄嗟に机の下に隠れて玄関の方を覗く。
村人達が引きずっていたのは散々いたぶられた変わり果てた姿の両親。
何かが、心の中ではじけた。両親よりもより濃くなった人狼の血が…。]
―夢―
[家にきた村人が何名だったか覚えていない、次に気づいた時にはもう村人達は数を数えられる状態じゃなかったから。
家の中は村人達だった肉片と血にまみれていた。]
とう…さん…かあ…さん……
[両親の死体にすがり付いて泣く、返事はもう返ってこない。
両親は自分に隠れていろと言った。安全になるまで隠れていろって。
言葉に従って家の地下倉庫に隠れることにした。家の中にいるだけじゃまた見つかるかもしれないから。]
皆様の御予定は聞いていませんけれど。
そのような方も居られるのでしょうか。
[雫に濡れ、時折音を立てる窓から目を戻した]
それは結構なことです。
[踊り子の返答を聞いて、再び微笑む]
宜しければ、後でその時のお話を伺いたいものですね。
御主人にはもうお話しになられたのでしたか。
―夢―
[どれくらいの時がたっただろうか、地下倉庫の中で震えている。安全になるまで隠れていなさいと最後に残した両親の言葉に従って。
血の色と匂いに染まった村、外では振り続ける雨の音以外にすでに動くものの気配が感じられなくなった村。
それでも自分は隠れ続けている。いつが安全なのかわからないこともあった。一人で待ち続けるのは怖かった。]
………っ
[そのまま震えていると倉庫の入り口が開けられた。
一人の若い男の姿、おびえる自分に優しく手を差し出す。
もう怖がることはない大丈夫だからとそんなような言葉をかけられる。
殺気だった村人達と違う優しい雰囲気、そのまま抱きしめられ……]
……っ…
[目を覚ます、くまさんのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた]
『数年後筆者の入手した人狼の物と思われる骨を女性に見せた所、女性が人狼に遭遇した時と同一の症状が現れた。
能力の発現と精神活動の変化である。
この事から女性の能力は人狼(生体もしくは体の一部)に近づいた時に発現する物と考えられる。
ただしこれは一例に過ぎず、得られる結果が同じでも精神活動の変化が伴わない者や対人狼に特化しているわけではない者等、数々の記録がある。
特に後者の場合たまたま人狼に遭遇し、能力を行使した結果と言える。』
─書庫─
[セシリアがやって来たことなぞ気付きもせず、ラッセルは昏々と眠り続けた。
書庫にラッセルが居ることを知らされた使用人達は、どうするかを相談し始める]
[風邪を引いてしまうわ] [でもあの人は触られるのを]
[このままにするわけには] [直接触れなければ良いんじゃ]
[しばらく後に、毛布を一つ持ち書庫へ向かう男性の使用人の姿があった。
最悪毛布に包んだまま運べば良いと言うのが同僚との結論。
軽いノックの後に書庫へと入ると、ラッセルは未だ眠りの中にあった]
<中の人>
ギルバートさんが狩人…かな?
うーん、能力者の動きがわからない……。
ガチと違ってCO後すぐ死亡ってことはなさそうだけど、一応3dの内にセシリアの物語を完結させてあげたい。
その後生きてたらロスタイム的人生でw
</中の人>
……んー?
[薄く覚醒してごろりと寝返りを打って]
……あー、大分静かになってんな…降ってる事は降ってるみてーだけど…
[外はまだ暗い。
ならば、明ける頃には雨も止むだろうか?]
止んでたら、朝飯だけもらって帰るとするか…。
特に何か聞いたわけではないけれど。
雑貨屋の彼なんかは、やっぱり、仕事が気になるんじゃないかしら?
[軽く、首を傾げて推測を呟く]
いえ、まだよ。
あまり、早く話してしまうとたのしみがなくなってしまうでしょう?
[ふふ、と笑いながら言う様子はどこかたのしげに]
[やはりあの骨は人狼のものなのだろうか。
骨を持つ私を見る父の顔――そこまでははっきり覚えているのに]
見ちゃいけなかったの…?どうして……?
[思い出したい。理由は分からないが強くそう思う。
思い出したい。思い出したい。思い出したい]
でも……思い出しちゃいけない気がする……。
[思い出そうとする強い衝動と、それを阻もうとする感情が入り混じる]
そうだ、あの時……父さんは忘れろって、言ったんだ……。
<中の人>
タイムライン整理。
セシリア誕生→母死亡→ハーヴェイと初対面
→セシリアが骨を発見、父が研究を隠すようになる
→「ウールヴヘジンの左手」出版→父失踪
→→→現在
─書庫─
[もし起きて居れば、と言う使用人の淡い期待は破られ、ラッセルを毛布で包んで運ぶ覚悟を決める。
運んでいる途中で起きなければ良い、と願いながら、まずは毛布をラッセルへとかけようとした]
…………?
[その所作に気付いたのか、それとも丁度目覚めたのかは分からないが、使用人が毛布を広げたところでラッセルが眼を開ける。
使用人は一瞬ぎくりとしたようだったが、ラッセルは騒ぎたてることはしなかった。
どうやら寝ぼけているらしい]
…………ん。
[おはようございます?と疑問形でぎこちなく使用人が訊ねる。
それに対しラッセルが返したのは短い言葉だけだった。
寝てしまう前のことを覚えているのか居ないのか。
今のところ取り乱すような様子は見せず。
立ち上がると使用人の横をすり抜け、出入り口へと向かう。
呆ける使用人をその場に残したまま、ラッセルは書庫を出て行った]
―二階・客間―
[目を開けて外を見る。雨や風は収まってきているのか、昨日より窓を叩く音は小さかった。
窓を開け、身を乗り出し外を見る。雲の薄い部分もあるが、風上の方はまだ厚い雲が続いていた。]
晴れるか…は、微妙な…う、っぷ。
[ぶわりと急な風にあおられ、顔に雨がかかった。
袖で顔を拭くと、これ以上濡られないよう、窓を閉めた。]
ふぅ……晴天には程遠い、かな。
[どこまで回復するのやら。
そう思いながら、濡れた服を着替えた。]
/*
状況的に、隔離状態になったら一番困るのは俺。
故に、「一番積極的に人狼を殺そうとする」のも俺。
旅人が多い中、一番疑心暗鬼に陥るのもたぶん俺。
日が変われば能力者も浮かぶはず。
非能で、積極的にそう動けば早目の吊り襲撃に掛かる気はする。
『――なお、前述の女性はさらに数年後人狼に関わる事件で死亡している。』
……分からない事だらけって感じがするんだけど……。
[扉の開く音に顔を上げると、使用人が朝食を運んでくる所だった。
一人で食事するのは気が引けるため使用人に誰かが来てから頂くと告げ、再び読書に戻った]
―二階・客室―
[屋敷の主―アーヴァイン卿とか言ったか―の部屋に挨拶に行き、宿と食事の礼を述べる。わざわざこのような辺鄙な場所に屋敷を構えているのことからそれなりの変わり者かとも思っていたが、実際に会ってみれば非常に話しやすい好人物であった。
しばしの間歓談に興じ、自分のことや故国のことなどを話すなどした後、彼の自室を辞して自分にあてがわれた客室へと戻る。]
ここの主殿はなかなか信用できる人物のようだな。
天候が回復するまでいつまででも滞在してよいとも言われたが、あまりご厄介になるのもまずいだろうし、どうしたものであろうか…?
[部屋のソファーに腰を下ろして寛ぎながら、窓の外の天候を眺めてぼんやりと考えている]
嗚呼、フェイバーさんですか。
確かにお忙しそうです。
お仕事に支障が出なければ良いですが。
[客室を振り向いた。
件の雑貨屋がその中の何処にいるか、墓守は未だ知らなかったが]
そうでしたか。
御主人も退屈せず済むでしょう。
[また表情を緩める]
嗚呼、すみません。
何処かへ行かれるところでしたか。
[それからふと気がついたように、問いを発した]
─ 一階・廊下─
[手の甲で眼を擦りながら廊下を歩いて行く。
前方や周囲に注意を向けることも無く、ともすれば人や壁にぶつかりそうな様相で歩みを進めた。
視線は床へと落ちている]
〜〜〜〜〜っ…!
[案の定、広間へと向かう通路の曲がり角で、曲がり損ねて正面の壁に頭をぶつけた。
ぶつけた額を抑えて廊下に蹲る]
―自室→廊下―
[窓の外に目をやる、天気は悪いまま。
寝ていたこともあり時間の感覚もはっきりしなかった。
くまのぬいぐるみをしばらくぎゅっと抱きしめてから広間へ向かおうと歩き出した。
途中会話をしているユージーンとキャロルにすれ違い]
……(ぺこり
[二人に会釈をする。]
―二階・客間―
[風呂は誰かが使っている可能性があったので、桶に湯を借り身体を拭いた。
身なりが整うと、朝食を求めに館内を歩く。
使用人に声をかけると、広間でどうぞと言われたので、そのまま広間へと向かう。
丁度、朝食が用意されていた頃だろうか。
中には使用人と、セシリアの姿があり。]
おはよう。早いね。
[そうにこりと笑み声をかけた。
ふと、手にしていたものに目がいく。]
ああそれは……あったんだね、ウールヴヘジンの左手。
[少し懐かしそうな目で、簡素な装丁の本を見た。]
でも、無理な下山で事故に遭われてもいけないし。
……雨降らしの機嫌がよくなるのを期待するしかないわね。
[軽く肩を竦めた後、碧の瞳は窓から館の内へと]
アーヴ殿は熱心に聞いてくれるから、私としても話しがいがあるわ。
[実際、そうでなければ幾度も立ち寄る理由はなく]
え? ああ……お湯を使わせてもらおうかと。
エッタ様にも、舞を、と言われているし。
身を清めておこうかと思って。
[向けられた問いには、抱えた包みに視線を落としてから、さらりと返す]
―玄関先―
雨だー
[人に止められるのもなんのその、起きた後はこそこそと、あちらこちらを見て回る。
とはいっても決して物に触れず、最後にたどり着いたのが外だっただけで。]
何人しんじゃったかな。
[仲間、というほど強いつながりではないけれど、ちょっと思い出して小さく呟いた。
雨風の音に消されてしまうくらいな声。
水に濡れるけど、そんなのはどうでもいい。ここは中が温かいから。
この様子じゃ、あの女の子は外に出てないというのは、よくわかった。]
─2階・廊下─
あら、シャーロット嬢。
おはようございます。
[階下へ向かう途中なのか、やって来て会釈するシャーロットに一礼する。
両腕は塞がっていたから、礼は略式のものとなったが]
/*
うーん、占い先…。
触れると言う制限付けたのが動かし難くなっちゃったな。
と言うか、能力自体最初から狙っては使えないよなぁ…まだ狼が居るとは分からないんだし。
判明して一番に疑いそうなのは誰だろう。
ラッセルの場合は全員敵となりそうd
[ダメだこいつ早くなんとかしないと]
―廊下―
御早うございます。
[養女に気がついて、やはりそう挨拶をする。
墓守の手には食器がある為、一礼は普段より少しばかり浅くなった]
よく眠られましたか。
[先に踊り子に向けたのと同じ問いを、少女にも繰り返す]
[また暫くうとうととして、気がつけば先程よりは明るい空]
朝、かぁ?まだ暗いけど。
[もそもそと起き上がって窓の側に]
……止んでねぇのか。困ったなぁ。
まぁ、吊り橋さえ気をつければ何とかなるけど…あの吊り橋が最大の難所なんだっての。
[誰も聞いていないのをいいことに盛大な溜息]
[少し勢いの収まった雨の下、あちこちへと動き回る。
渡ってきたつり橋に触ったりして、玄関に戻ったらタオルを渡された。
いっぱいぬぐって、今はおしまい。
お風呂はちょっとこわい。]
ええとね。
ごはんはまだ、いらないー。
だって、おなかへってないよ。
昨日いっぱいもらったし。
[にこにこ笑って、ぐっしょりではなくしっとり濡れたまま。
とりあえず玄関先に座ることにする。
水がたれてこないくらいまでしっかり拭いたので、本人にとってはなんの問題もない]
─ 一階・廊下─
[ズキズキと痛む額に手を当てたまま、ゆっくりと立ち上がると今度はちゃんと角を曲がり広間へ向かう廊下を歩き出す。
少し涙眼になっていたのは不可抗力であろう]
―廊下―
[キャロルに向けたのは笑顔にはならなかったが暗い表情というわけでもなかった。]
…………(こくり
[ユージーンの質問にはやや長い間を空けて頷く。
視線は二人の手元にいき、再度お辞儀をしてから広間の方を指差してそちらに歩き出した。
二人もどこかに向かう途中のようだったから]
おはようございます、ハーヴェイさん。
まさかこんなに早く本が見つかるなんて…ハーヴェイさんのおかげです、ありがとうございます!
[本を持ち、柔らかく笑う]
/*
眠い…頭が回らん。
更新ギリギリまで接触フラグを立てたいところなのに。
……後ろで石油ストーブの油切れるし(めそ
とりあえず、飯だけもらうか…。
どうするかは食ってから考えよう。止むかもしんないし。
[洗顔用の水だけは置かれていたから、それでとりあえず顔だけは洗って鏡を見る]
ちょっとあれだけど、しょうがねぇか。
[急な宿泊で細かい用意まではしていない。
出来るだけ髪と服を調えて部屋を出た]
/*
うーん。
本の受け渡しできるようならセシリアでも良いんだけど。
しまった、昨日はアーヴのところに逃げ込むべきだった。
諭されれば自分から受け取りに行けたかも知れないのに。
―二階・廊下―
早めにそうなると良いですけれど。
[今度は目線だけを窓に向け、すぐに戻した。
去って行く養女には、再び深く礼をして見送る]
そうでしょう。
御客人方のお話を何よりも楽しみにしてらっしゃいますから。
[それから踊り子には微笑みながら頷いた]
そうでしたか。
引き止めて申し訳ない。
[謝罪と共に、少し後ろに下がり道を開ける]
あ、でも。
チョコレートなら食べられるかも!
[とっても軽かった食べ物を思い出す。
笑って、食べたいとか言ってみる。
ぷるぷるとちょっと頭を振ってから、立ち上がって、広間の方に向かう。]
―広間―
いや、礼には及ばないよ。見つかってよかった。
…もう読んだみたいだね。
[広間に入った時には、開かれていた本をちらと見ながら。]
何か面白い記述はあったかい?
ああ、分からない所があったら聞いてくれ。
俺も読んだ事はあるし、内容について、氏と話し合った事もあるから。
[そう言いながら、椅子に腰掛け食事の前に、紅茶を使用人に頼んだ。]
─ 一階・廊下─
[打ち所が良かったのか悪かったのか。
壁での一撃でしっかり眼は覚めたようで。
視線は前を向くようになり、周囲にも注意を向ける普段通りへと戻る。
広間の扉が近付くその先で、小柄な姿が目に入り、思わず足を止めた]
……ぅー……。
[食事の時のことを思い出したようで、少し困り顔になる。
左手で額を抑えているために、表情の変化は見えにくかったかも知れない]
―二階・客室→一階・広間―
[部屋を出てとりあえず広間に向かう。途中誰かと顔をあわせればきちんと挨拶をして。
広間に入って、既に先客があるのに少し驚いた]
おはよ。
ずいぶんと早いんだな。
[先に広間に居た二人の邪魔はしないように軽く声をかけるだけで。
朝食が既に用意されているのを見れば、使用人に伺ってから席につく]
[閉じられた本に触れると、さっき見た骨の図を思い出した。
あの骨を見た時、父が何か言っていた気がする。
思い出したい。思い出したい。どうしようもなく強くそう思う。
けれど、嫌な予感がする――]
―客室→広間―
[居心地のいい部屋、一向に回復の兆しの見えない天候。もう1日くらいならご好意に甘えても良かろう、そう結論を出し、大きく伸びをした。しばらく野宿が続いた体が切に休息を求めていたということもある]
さてと、童っぱはあれからどうしたでござるかな。
会ったら、こっそりとあの小さなおなごのことを聞いておかんと。
[そんなことを考えつつ、自室を出て広間に向かった。]
─2階・廊下─
[去っていくシャーロットは、またね、と声をかけて見送り]
そういう意味では、来客の多い今はアーヴ殿には至福のひととき、というところかしら?
[遠方の物語に聞き入る様子を思い返してまた、笑い。
謝罪を向けられると、首を軽く横に振った]
あら、お気になさらず?
時間に余裕はあるのだし、立ち話もたのしいもの。
それでは、また後ほど、ね。
[言葉と共に向けるのは、略式の礼。
それから、ゆっくりとした足取りで当初の目的地へと歩き出す]
―客室―
[窓からまだ雨の残る外を眺めて居た。
肩を抱いて大きく震える。
寝台に戻ると深く潜り込んで身を*縮こまらせた*]
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