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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が6名、人狼が2名、守護者が1名いるようだ。
占星術師 クローディアが「時間を進める」を選択しました。
『 PSI alert! PSI alert!
区画内にPSIの存在を確認。
ただいまよりこの区画は閉鎖されます。
市民の皆さんは集会場に行き、市民認証カードの照合を行ってください。
以降の指示は市役所の者がとります、指示に従い市民の義務を果たしてください。
なお、これは訓練ではありません。
PSI alert! PSI alert!
……』
アラート音とともに響くのは無機質な機械音声
区画の外につながる道では一斉にシャッターが降りる音
それは越えることも破ることもかなわない壁
中と外の世界を隔てるように……
/*
わーい、村人だー。
人数が最低人員に足りてなかったからズサーしたけど、狼とかやれる自信なかったから安心したぉー。
…つ、ついてけなかったらごめんね!
/*
おうけい、村人げっとですね。
赤がきても、何とか立ち回れる設定ではありましたが。
さて、縁故が多目なので、早めに襲撃寄せられるといいんですが。
今度は、上手くできますか……!
/*
よし、村人。
確率3/8だから大丈夫だろうとは思ってたけど。
[おまかせでした]
……うん、役職余るとラ神よく寄越すからね。
不安ではあったんだ。
―区画内・交番→区画内・集会場前―
[鳴り響くアラート音とアナウンスにすぐに後輩と上官とを見回し、
上官に先に集会場に向かって手伝ってくるように言われて二人で集会場に向けて駆け出した。
区画内は混乱の様相を示しながらも、人々は集会場の方へまばらに向かっており。
集会場の前につくとそこは人だかりになっていた。
奥の方に通してもらうと対応しているのは若い職員が一人、役所からの職員なのだろう。
ほかに取りまとめを行う人物の姿も見えず敬礼をしてから]
お疲れ様です、この区画の警察官のパトラッシュです。
[後輩が後に続き、向こうは一瞬驚いた後にすぐに列整理の手伝いなどをお願いしてきた]
わかりました、先に認証の方をすませておきますね。
―商店街―
あら、ぼっちゃまも外に出てたんですか。
わかりました、公園に寄って、お声かけしてから帰ります。
[主の扱いに関しては、何時もの事なので楽しげに笑むだけで。
行ってらっしゃいと言葉だけで見送り、自身も背を向け歩き出す。]
ぼっちゃまは気にする方かしら…。
[と袋の中の魚を見ながら呟くと
――――――――同時に、アラートがなり始めた。]
―区画内・集会場前―
[カードを集会場にある非常用端末機に読み取らせて、認証を受けると自分の市民情報がディスプレイに映される]
『付属の非常時のマニュアルと銃器の取り扱い説明書をよくお読みください。
以降の指示は役所の者が行います。指示に従い市民の義務を果たしてください。』
[機械音声のガイドと共に袋が排出口から出され、中には非常時のマニュアルと銃器の取り扱い説明書、
その説明書に描かれた銃器が入っていているのが見えた。
袋を手に取り、中に入った銃器…やや旧式のリボルバーを一緒に入っていたホルスターいれ腰に下げる。
説明書はぱらぱらとめくり使い方は自分のよく知ったものであることを確認]
ここのサポートを頼む。俺は列の整理にあたる。
[後輩にそうつげて、いくつかある非常用端末機それぞれに列で並ぶように自分は呼びかけはじめた]
―区画内・集会場前―
ゆっくり列をつくって、順に認証を行っていってください。
[混雑とした様子は若干緩んだかもしれないが、人の量が減るわけではなかった。
認証を終えた人々は皆不安そうな様子で思い思いの場所に。
マニュアルによればまた別個点呼がかかるまでは自由行動となっている]
まさか、自分がこんなことに直面するとはな。
[列の整理を行いながら思うのは自分の弟分、レッグのこと]
あいつさっさと帰ってるだろうな?
巻き込まれてないといいが…
[区画外への親族や仕事先等への連絡は、認証した時点で自動的に送られるようになっている。
家に帰っているなら自分の状況も向こうには伝わっているだろう。
すぐに意識は列整理の方へと]
─区画内・公園─
そう?それじゃ、お言葉に甘えて。
でもなんだかやっぱり悪い気がするわね。
[マイルズとレッグから、気にしなくて良いと言われ。
それでも少し申し訳なさそうにするのは少なくともレッグが甘味好き仲間と知っている為だが、どうすることもできないので、眉を寄せながらも微笑み。]
…───え、な、何?
[言葉を遮るように鳴り響いたアラートと、機械音声に辺りを見回して]
─区画内・公園─
好きでやっている事とはいえ、仕事は仕事ですからね。
[そう、返す瞬間の表情は真剣そのもの]
……私だって、可愛い、といわれて喜ぶシュミはありませんよ。
[その、真剣な表情のまま言うのと前後するように、響き渡ったのは──アラート]
……はい?
[瞬き、ひとつ。
零れ落ちたのは、惚けた声]
─公園─
そだなあ、小言が飛んで来ないってのは羨ましいかも。
[微笑みの意味は通じているのかいないのか。
気楽な調子で司書へと返して、続いた言葉に頷きかけたところで]
あン?
[鳴り響くアラート。指示を伝える無機質な放送。
遠く遠くシャッターの音まで聞こえた…気がした]
…マジかよ。
─区画内・公園─
…とにかく、集会場に向かいましょう?
早く行かないと、面倒なことになりそうよ。
[レッグとマイルズにそう言って歩き始める。
クレープを捨てようかどうしようか迷ったものの、捨てるに忍びなく。
行儀が悪いと思いつつも歩きながらクレープを食べて、ハンカチで口元を拭い。]
─商店街・嗜好品店─
[同僚と別れた後、直ぐに本屋の隣にある嗜好品店へと入る。
カウンターに向かい、店主にいつも購入しているオイルとカプセルを頼み、市民認証カードを差し出した時だった]
…………。
[響いたアラートに常の無表情が崩れ、眉根が寄る。
店主もそれに気付いたが、流れで決済までは終わらせ、商品とカードが返って来た]
面倒なことになったな。
[呟いて商品とカードを手にすると嗜好品店を出る。
続くようにして店主も外に出て、彼は集会場へと向かって行った]
…俺も回収に向かうべきか、これは。
[表情を常のものに戻すと、足を公園へと向けた]
―公園―
やっべー、ラッシュに見つかったら何か言われそう。
とはいえここで逃げ出すなんてのは洒落にならんだろし。
[ブツブツと呟き平静心を取り戻そうとして]
ん、ああ。行かないとだな。
面倒は出来るだけ避けたい。
[声を掛けてくる司書に頷き、伶人にも顔を向けてから後を追うようにして歩き始めた]
─区画内・公園─
……区画閉鎖、って。
[機械音声の伝えた言葉。
訓練ではない、という部分に、僅かに顔を顰める]
……冗談にしておいてほしいところですが……そうも、いかないようですね……。
[はあ、と。やや大げさにため息をついて]
ええ、行きましょうか。
[促すナターシャに頷いて立ち上がり、歩き出す]
―商店街―
…これ、PSI…。
[足を止めて、呟くと同時に、頭の中にメールが届く。
そこには今最優先でPSI法に従う事が命じられていた。]
局から…。Jawohl――。
[難しい顔で、了解の意を呟くと、とぼとぼと人の波に紛れるように集会場の方へと歩きだした。]
早く帰りたかったのに…ぼっちゃまとジョエルさん、大丈夫かしら。
もう、誰が引っかかったの?ドジ。
[喋るのは楽しげな声。]
まいっか。ちょっと刺激があれば、いい加減『いい子の私』も目が覚めるかしら。
このまま処分されるのなんてゴメンだもの。
そろそろ逃げるなり何なりしてくれないと、私としても困るんだけど。
[声は独り言を呟くように囁いた。]
─区画内・公園→集会場─
…やっぱりダメ、か。
お母さんたち、心配してるだろうなぁ…
[移動途中、ダメもとで端末を操作しようとするが、外部と連絡を取るための端末はすべてロックされており。
溜息とともに両親の住む区画の方角へと視線を向け。]
…お母さん達、こっちにきてたりしないわよね。
―公園→集会場―
なあ、マイルズ、あれ。
あんたの家の人じゃね?
[ふと目に入った執事の姿に声を出した。
全市民への通達だから人の流れも大きくて、その中を逆へ歩いてこようとすれば目立ちもするだろう]
あー。通信もロックされるのか。
参ったな。無事くらい伝えときたいのに。
[司書の声に無駄と教えられた操作をする。
星間連絡は元より、隣の区画へさえも連絡出来ない]
ラッシュの方でどうにかならんかね…。
―集会場―
[人が多すぎて、容易に主や同僚を見つける事は出来ず。
そのまま列に並び従い、認証を受けた。]
すみません、ちょっと待っててください。
[襟元を結ぶ紐を鎖骨のあたりまではずし喉を晒し、そこにある特殊なバーコードを読み取らせた。]
『―――認証完了。
PSI法により、ズューネの一部制限が解除されます。』
[自分たちを作り出した、局から届くメールにいくつかの指示が出されていた。
押し付けられるように袋を貰うと、一応ここでやる事は終わったらしく。
中身を確認しないまま、とりあえず周囲を見回した。]
─公園→集会場─
……やれやれ。
父上の戻り予定が遅れたのは、良かったのか、悪かったのか。
[次の演奏会は聴きに来る、と言っていた父。
体調が思わしくない事もあり、こちらに来る予定を遅らせていたのだが。
巻き込まれず済んだ、という意味では、良かったのだろう]
……え?
[そんな事を考えていた所に、レッグに声をかけられ]
……あらら。
[視線を向けた先、見知った執事の姿に、やっぱり惚けた声を上げていた]
―公園→集会場―
[レッグの声に、歩みを止めないまま頷いて]
うん、外部との連絡は全てアウトみたい。
此処にいることは家族に通知されるらしいんだけど…
パトラッシュさん…は多分、集会場、よね。
[家族と直接連絡が取れないのは初めてで、溜息をつき]
…心配してないと良いけど…
─公園へ向かう通り─
[人の波に逆らい公園へと向かう道すがら、集会場へ向かおうとしていたらしい主達を見つける]
マイルズ様、ご無事ですか。
[同僚は運悪く鉢合わせなかったようで、その場には居らず。
主と共に居る者達にも軽く視線を流してから、再び主を見据えた]
エリカは一緒では無いのですね。
[認証を終えてその場で周囲を見回す姿を見つけて]
エリカさんか。
[近寄り話しかける]
状況は大体わかっていると思う。
マイルズさんとジョエルは一緒じゃないのか?
まだこっちにはきてないだようだが。
[列の並びは落ち着きを見せ始めたのであとは流れに任せるようにした]
─公園→集会場─
ええ、無事ですよ、見ての通り。
[やって来たジョエルに、いつものように笑って頷くものの、さすがにどこか引きつったようになるのは否めない]
エリカ?
ええ、会ってはいませんが……そう言えば、買い物に出ていたのでしたっけ。
先に、集会場に行っているのかもしれませんね。
─公園→集会場─
[人波に逆らって歩いている男性を見止めると、レッグとマイルズがその人を知っていたようで。
その男性がこちらへ歩いてきたのをみれば頭をさげる]
マイルズさんのおうちの方ですか?
初めまして、私はナターシャ=ロングと言います。
よかったわね、マイルズさん。
ご家族の方と行き違いにならなくて。
[こんな状況でよかったもないかしら、と言い苦笑しながらもそう言って。]
―公園→集会場―
ども。
[向けられた視線に軽く頭を下げた。
この執事はなんというか固いイメージがあって得意でない]
んー。それはいいのか悪いのか。
閉じ込められたってのが伝わるってことでもあるしな。
ああ、多分いると思う。
仕事延長みたいなもんだろし…。
[主従の遣り取りは横目に司書と話す。
言葉の後半は目線が落ちてゆく。何となく気まずい]
―集会場―
ああ、パトラッシュさん…。
[探し人ではないものの、知った人にほっとした顔を向ける。]
ジョエルさんとは、少し前に別れたんです。
ぼっちゃまを探しにいこうとしてた所で…。
二人とも、まだ来てないんですね。
[姿が見えない事には、少し不安そうな顔をして。]
あの、緊急事態ってどのくらい続くものなんですかね?
すぐ解除されるようならいいんですけど。
[袋を二つ抱えるようにしながら呟いた。]
―公園→集会場―
[目線を落とす様子に、大丈夫よ、と肩を叩いて]
私たちが悪いことしてる訳じゃなし。
パトラッシュさんたちに任せてればすぐに終わって開放されるわよ、きっと。
…心配は、かけちゃうけど。
事が終わったらすぐに連絡すれば大丈夫。ね?
[通知されているということは、そういうことだからと、少し眉を寄せるも、不安にさせないよう朗らかに笑って。]
─公園→集会場─
[引き攣る笑みに(…無理も無いか)と心で思う]
先程遭遇したので、マイルズ様を迎えに上がるよう頼んだのですが…。
お会いになる前にアラートが鳴ってしまったようですね。
では集会場に向かいましょう。
あちらで我々の姿が無ければ、待っているかもしれません。
[そう主に言葉を向けた後、視線は周囲のものへと向く]
御機嫌よう、グレッグさん。
そちらは……ナターシャさん、ですか。
私はジョエル=ハルドニッツと申します。
マイルズ様の執事を勤めております。
以後お見知り置きを。
[このような事態であっても挨拶は欠かさずに述べ。
軽く腰を折り頭を下げる]
―区画内・集会場前―
[ほっとした様子と続いた言葉にやさしい声で]
ああ、まだ来てないがここの近くで待っていればそのうちくるんじゃないか?
[不安そうな顔とともにかけられた疑問の言葉には]
解決するまでとしか今はいえないな。
俺もはっきりとしたことはわからない、すまないな。
なに、すぐにサイキッカーのやつを見つければいいことだ。
PSI反応がなくなれば区画が開放されるらしいしな。
―公園→集会場―
…そだな。
[肩を叩かれると視線を上げて司書に小さく笑い返す]
巻き込まれちまったもんはどうしよもないし。
ラッシュの小言だっていつものことだと思えばいいし。
[そんなに言われてるのかという話はさておき]
集まりが遅いとか役人に怒られんのも馬鹿らしい。
行こ行こ。
─公園→集会場─
ええ、さすがにこの状況で行き違いになっては、後が大変ですから。
[主に、小言的な意味で、というのは言わずにナターシャに頷く]
そうでしたか……って、そう言えば、ジョエルは何故外に?
[ふと、疑問を感じて問いを一つ、投げる。
集会場に、という言葉にはそうですね、と頷いた。
いずれにせよ、そこには行かねばならないのだから]
―公園→集会場―
ああ。
マイルズ…さんは、ジョエルさんと会えて良かったな。
一人でいると特に心配掛けちまう。
[僅かに緊張しながら、いつもは呼び捨てにしているのを言い直したりもして頭を下げた執事に言う。後半の物言いが台無しにしてるような気もするが]
お、並んでるけど、混乱はしてないみたいだな。
[やがて見えてきた集会所の列にそんな感想も述べた]
―公園→集会場―
[ジョエルから丁寧に挨拶されれば、思わず足が止まってしまい。]
マイルズさんのおうち、執事さんなんて居たのね。
[公園でよくのんびりしているから、時間に余裕があるのだろうとは思っていたのだが。
なるほど、お坊ちゃんだったのね、と内心で納得し。
事実は少しずれているのだが。
とは言っても別段何が変わるわけでもなく。]
合流できて良かったですね。
きっと同僚の方も心配なさってます、早く集会場へ行きましょう?
[変わらぬ笑みで首をかしげ、歩みを進める。]
─公園→集会場─
少々所用がございまして。
私事だったのですが、至急取りに来て欲しいと頼まれたために応じておりました。
[小脇に抱える包装された本を目にしたなら、容易に納得出来ることだろう。
主の問いに答えながら、その後ろにつき移動を開始した]
―公園→集会場―
[レッグの言い分にはくすりと笑って、そうね、と答え。
マイルズからも、行き違いにならなくてよかったと同意されれば自分のことのように微笑んだ]
さ、それじゃ急ぎましょう?
遅れたせいで変な言いがかりつけられても癪に障るし。
…あら、結構並んでる…かしら?
[集会場に近付けば、人々が列に並んでいるのが見え。]
―集会場前―
そうですね…ここにはどのみち一度は来ないといけないわけだし。
屋敷の方々もそのうち来られるでしょうし、もう暫くここに居させて下さい。
[ぺこりと頭を下げ、ずり落ちかけた袋を抱えなおしながら。]
すぐに見つかるような方々だったらいいですけど…。
[示された曖昧な未来には、やっぱり不安そうにするばかりだった。
その間も、時折視線を周囲に走らせ主らの姿を探す。]
そう簡単に見つかっても困るわけだけど。
…まぁ『いい子の私』はまだ気づいてないみたいだし。今は安心安全。
――気づいた時の顔は見ものだけど。
[くすりと小さく笑みがこぼれた。]
あっ
[カシャァァァン――。
けたたましい音と共に、
目の前の道がシャッターで封鎖される。]
PSI……かぁ。
集会所……あっちだったっけ。
[非常事態であろうとは思うのだが、
割とのんびりしてしまうのは性格が故。]
……なんか。
手が届かないとなると少し恋しくなるなぁ。
[シャッターの向こう側、数メートル先には
お気に入りのカフェがあったのだが。
仕方無い、と足を集会所の方面へと向けた。]
―― 回想・了 ――
─ →集会場─
普段から一人で出歩いていらっしゃいますが、場合が場合ですからね、今回は。
早めに合流で来てようございました。
[最初の言葉で普段は然程心配していないと言うのが悟れるかもしれない。
レッグに返した後、視線をナターシャへと向けて。
微笑みこそしなかったが、向けられた言葉に頷き集会場へと向かった]
─ →集会場─
ええ、本当に。
[わざわざ敬称を付け足すレッグの様子に、浮かぶのは苦笑。
納得した風のナターシャには、そうなんですよー、とのんびりとした調子で頷いた]
ああ……あの、本屋さんですか。
[返された言葉と、抱えられた包み、その双方から状況は察せられた]
て、やっぱり集まってますねぇ。
[たどり着いた集会場前の様子に、口をついたのはこんな呟き]
―集会場前―
あ…
[呟くと、パトラッシュに何事かを告げる前に、視界に入った集団の元へと駆け寄った。]
ぼっちゃま、ジョエルさん!
良かったー会えて…。
[心底ほっとした顔を向けると、次に一緒に居たほかの二人にも、頭を下げた。]
―集会所前―
そう。緊急事態に強そうには見えないから。
[執事の言葉に、思っていたよりぞんざいな扱いをされてる?とか少し考えつつ移動して]
だよなー。
ん、全員呼集ってアナウンスみたいだったし、並ぶのは仕方ないんじゃねーかな。
[列の後ろにつきながら司書へと返した]
あー。アイツもこのどっかにいるのかな。
あれはあれでトロい奴だからどうしてんだか。
[図書館で分かれた友人のことをふと思う。
並んでる中でわざわざ捜そうとするまではしないが。
順番が回ってくるのを、比較的大人しく待つ]
─集会場─
[納得したような主の声には、ええ、と答え軽く肯きを返し。
支給の列に並ぶ前に集会場付近に視線を巡らす]
……エリカ、居ましたか。
[駆け寄って来る同僚の姿を見止め、無事を確認した]
―集会所前―
お? おー。
[ズューネか、とは口にせず。
しかかった口元に手を当てながらメイドがやってくる方向を見て]
…ぉぉ。
[その向こうにいる警察官の姿に、つい、目を逸らした]
─集会場前─
[レッグとジョエルのやり取りに、扱いが酷いなあ、と思いはすれど、普段の行いを思えば突っ込む余地はなく。
何となく、遠いところに彷徨わせた視線が、駆け寄ってくる姿に焦点を合わせた]
ああ、エリカ。
会えて、良かった。
[ほっとしている様子に、こちらも浮かべるのは、安堵の笑み]
―集会場前―
[エリカが駆け寄っていく集団を見やり、マイルズたちの姿が見えて、
加えて一緒にいる人物に視線が行き]
レッグ…帰ってなかったのか……
[つぶやくのはそんな言葉]
―― 集会場 ――
うぅわ
[思わず声を上げてしまった。
顔までもを思い切り顰めて辺りに視線を遣り]
人、多っ
[隅っこで茫然と配給の列を眺める。
人の多い場所、と言うのが女はあまり好きでは無かった。]
─集会場前─
[集会場につくと、こちらに駆けてくる女性が目に入り。
マイルズたちに話し掛けるのをみれば、彼女が同僚さんね、と一人ごち、微笑み。
ズューネだということは一目で気付いたものの、それは口には出さず。]
この方がさっき話されてた同僚さんですか?
よかったですね、会えて。
心配なさってたでしょう?
[そう、三人に微笑んで。
レッグの言葉には、あぁ…と声をもらして]
えぇと、ノブくん…だったわよね?
アラートに気付かないでそのまま寝てそうな気もするわね、あの子。
[来てるかしら、と辺りを見回して]
―集会所前―
ん?ああいや。
先輩は今日は別。こないだは一緒の資料使ったけどね。
カルロスってのが今日も課題終わるどころかで格闘してて…。
[ジトっとした視線が痛いイタイ]
はっはー。
確かに先輩ならそのまま寝てても驚かないな、俺。
[ナターシャに説明しながら、冷や汗たらり。
このまま現実逃避できたらいいのに。絶対無理だが]
─集会場─
[二人から声をかけられ、少し申し訳なさそうに。]
すみません、本当ならぼっちゃまを先に探すべきだったんですが…局からの命令がきてしまって。
[局、とはズューネを製造・管理する機関の別称で、ここからの命令は主のものより優先される物が多い。
レッグの物言いたげな素振りは、すぐさま向こうが別のものに気をとられたので気づかなかった。
ナターシャの笑みにも、ぺこと一度頭を下げてから。ノブの話題が出ると。]
ノブさん…なら、さっき商店街でご一緒してたんですけど。
こちらではまだ。パトラッシュさんならお会いしたかもしれないです
[会っていないと暗に告げながら。]
あ、私は認証終わりましたんで、外でお待ちしてますね。
[もう一度、ぺこりと頭を下げ、列からは邪魔にならないよう少しはなれた。]
─集会場前─
[パトラッシュの視線に気付けば、苦笑交じりに頭を下げて。
レッグの言葉を聴けば、いつもレッグと一緒にいる学生の顔が浮かんで]
あぁ、あの子?
そういえば私が休憩行く時もまだ格闘してたわね。
カルロス君もノブ君も、来てるかしらね?
[パトラッシュの視線を受けて冷や汗をたらす様子に苦笑したまま頷いて。]
─集会場前─
いや、いいんですよ。
その辺りは、わかっていますから。
[申し訳なさそうなエリカに、向けるのは穏やかな笑み。
彼女の向こうにパトラッシュが見えたなら、軽く一礼をして。
その視線が向かう先を見て、おやおや、という感じで軽く肩を竦めた]
ええ、では、認証が終わるまで待っていてくださいね。
[一礼して列を離れるエリカを見送り]
……来週までに、終わってくれればいいんですけど、ね。
[ぽつり、と小さく*呟いた*]
── 集会場前 ──
あ。
[隅っこで腕を組み、其方、此方に視線を彷徨わす。
その先に見知った姿を見れば]
ラッシィだ。
[僅かに微笑して]
司書さん、まで。
……本当に非常事態だわ、これ。
[資料探しの際に見知りとなった姿に、
改めて実感したのか、ぽつり呟いた。]
─集会場前─
[エリカからノブのことを聞けば、あら、と瞬き一つして。]
ノブくんとお知り合いだったの?
世間って狭いのねぇ…
あ、私ナターシャって言います。よろしくね。
[邪魔にならないように、と列から離れる彼女に名前だけでも名乗り。]
─集会場─
[同僚かと訊ねるナターシャには肯定の頷きを返し。
事情を口にする同僚には]
…そうですか。
合流で来て何よりです。
では、認証が終わりましたら、また。
[局から命令が来たと言われれば、それ以上の言及はしない。
離れる同僚に告げると、列に並び順番が来るまで*待った*]
/*
失敗したから独り言挟もう(ぉ
ト書きで人名使わないってのを久しぶりにやってみようかと思って失敗。慌てるといつもの癖で出しちゃうな。
ついでに現実逃避というよりは見なかった振りでしたと。
カルロスの名前、裏設定とかで使ってた人いたらごめんなー。
一番そういうので苦労しそうな顔だと思ったんだ。うむ。
今回は平和に(平和?)村人。
さて狼さんはどんな動きしてくるのかね。上手く合わせて盛り上げてけますよーに。
―集会場前―
まぁ、エリカさんたちは合流できてよかったな。
[みなの会話の様子を聞きながら]
ノブなら俺も商店街であったな。
今はどうしてるか知らないが、区画外に行ってないのならそのうち来るはずだ。
[レッグへの視線ははずさないままに答えて、ナターシャの会釈にこちらも首を縦に]
こんにちは、ナターシャ。
うちのレッグが迷惑かけたりしなかったか。
[と一度ナターシャに向けた視線を再度レッグに向けなおしたり]
─集会場前─
[辺りを見回せば、図書館へよく資料を取りにくる女性の姿が目に入り]
あらま、アヤメさんまで?
知った顔が多いのって、良いのか悪いのか…
[少なくとも、会えて良かったと手放しでは喜べない現状に、頬に手をあてて溜息一つして。
だが、知らない者の中に一人きりよりはマシ、と苦笑を浮かべながらアヤメに手を振った。]
―集会場前―
よくうちの玄関先でお会いするんです。
お名前知ったのは、つい今日だったんですけど。
[ナターシャにはそう笑みながら返し。
名前を名乗られ恐縮したように。]
す、すみません名乗りもせずに。
私はズューネのエリカです。こちらこそ。
[そういって袋を持ったまま、ナターシャとレッグに一礼した。]
―集会所―
何だかなー。でもってデータが足りないとか騒いで、俺が帰るのを遅らせもしたと。
そか、あいつのせいにすればいいんだ。
[責任転嫁のような、間違ってもいないよな]
来てはいるんじゃないかな。
ここで反抗するような奴じゃないし、どっちも。
[司書に答えながら列を進んでゆく。
離れてゆくメイドはちらりと見ただけで特に何も言わない]
ま、ここが生活の主体な人だとな…。
[アヤメの名前に司書の視線を辿り、軽く頭を下げた。
先ほど見かけた姿だから意外とかそういうのは一切ない]
―集会場前―
[アヤメの声に気づけば視線をそちらへ向けて]
アヤメも巻き込まれてたか。
とりあえず皆、積もる話は認証を終えてからだ。
[レッグに視線を向けてからはずし]
まぁ……こうなってしまっては…しかたがないな。
[つぶやいてからため息を漏らす]
── 集会場前 ──
アロー、アロー。
[此方に向かうナターシャの視線に気付けば
右手を軽く挙げて、振り返す。
されど近づいて行かないのは矢張り人の多い場所が苦手で。]
実は此れ。
何かのサプライズイベント、だったりしたら
少しは区画管理者にいい印象も持つんだろうけど。
[右手を頬に当てて]
……まぁ、どうせ。
誤検知だとか、その辺で何事も無かったように
解放されちゃうんだろうなぁ。
[ふぅん、と溜息をついた]
─集会場前─
こんにちは、パトラッシュさん。
レッグくんはデータも大事に扱ってくれる子だし、迷惑なんて全然かけられたことありませんよ。
[レッグから視線を外さない様子に、くすくすと笑みを零しながら顔を横に振り]
あまり怒らないであげてくださいね。
レッグくんも心配してたんです。
―集会所―
世話にはなっても、迷惑なんざ掛けないって!
[兄の声に目を逸らしたまま反論する。
メイドが名乗っているのを見れば、軽い会釈だけは返して]
先輩も研究室に向かってたとしたら区画内だったろうな。
まあ、おっとり来ると思うよ、あの人は。
[伶人をチラリと見て、あの人も、だったかなんても考えたり]
先に受け取ってくるから。
[丁度良くだかどうだか、順番が廻ってきた。
手続き用の端末に向かって逃げる]
―集会場前―
[主の言葉には嬉しそうに笑み。
ジョエルにこくりと頷いて、少し離れた場所で大人しく立ったまま。]
他の方たちも向かってきてるでしょうか…。
[そう呟きながら、主らをその場で*待っていた。*]
―集会場前―
[エリカからも名乗られれば、もう一度よろしくね、と微笑み返し。
級友のせいにしようというレッグには、くすくすと苦笑しながらもパトラッシュの方に視線だけを向けて囁き]
…パトラッシュさんに一言言ったほうがいいんじゃない?
心配されてるわよ、きっと。
―集会場前―
[アヤメが此方に来ようとしない様子には、彼女の性格上仕方ないかな、と考えて]
もう少ししたら落ち着くと思いますから。
私、先に手続き済ませてきますね?
[と、声だけ向けて列が進むのを待ち。
手続きを済ませれば、アヤメの方に向かう*だろうか*]
―区画内・集会所前―
[ナターシャの言葉に少し諦めの入ったような声で]
ナターシャに免じてうるさいことは言わないでおいてやろう。
それで今の事態が好転するわけでもないしな。
[遅れ気味の人たちが新しく来たのだろう、再度列が少し煩雑になり始めて]
ああ、俺は列整理に戻るから皆は適当に認証すませてきてくれ。
俺の方も落ち着いたら連絡入れる。
内部でなら携帯端末はつながるようだ。
それと何かあったら俺に連絡くれ。
[そういい残して再び列整理に*戻った*]
── 集会場前 ──
ん。
有難う。
[少し離れた位置に居ても
ナターシャの声は此方へと確り届き。
頷きと共に礼を述べて]
……。
[後は只、列が少し緩やかになるのを
ぼうやりと見遣りながら隅で待っている。]
―集会所―
…ああ、ラッシュもご苦労様。
その、心配かけてたら、ごめん。
[司書の囁きと諦めの入った声を受けて殊勝な一言を残し。
眉を寄せながら配給される一式を*受け取った*]
……。
[列には勿論、色んな種族が居て。
其々が其々の軌跡を辿り此処で接点を持つ。]
一期一会、ね
[この接点が何れ深い縁になる者もあれば
この接点限りの者も確実に、居る。
言葉の意味が解るようになるまで
後どれ位繰り返せば好いのだろうか。]
………はぁ。
眠っ。
[物思いも、気を抜いた時に訪れた眠気に飲まれていく。
眸を細めてはぼうやりと過ごす。
ナターシャが手続きを終え、此方へ来る頃合には
列ももしかしたら少しは空いているかも*しれない*]
── 集会場前 ──
に、しても。
[眠たげに細まる眸。
妖艶に開かれた掌が口許を覆い
ふわぁ、と気抜けの音が漏れた。]
……配給は武器だけ、なのかな。
食べ物とか飲み物とか、無いの?
[誰にともなく呟いて。
既に配給を受け取った人々をぼんやり見遣る。]
[こういう時の定番と謂えば、おにぎりと豚汁、だろうか。
そんな不謹慎な事を考えつつも視線を巡らせれば、
迷子だった子と、母親を見つけ]
あ。
[微笑と共に手を振った。
あちらからも振る手が返る。
其々の手には既に武器が握られていた。]
……似合わないよね。
矢っ張り。
[子供の小さな手に其の銃器は不釣合いで。
微笑の心中は複雑で、あったりもして。]
[子が親へ銃器を見せながら得意気な顔で語りかけている。
内容はどうなのだろう。少し遠くて聴こえはしない。
けれど其れは矢張り親子の団欒で。]
ん。
[ふ、と優しい息が漏れた。
光景に色々思う事は、あれど。
こんな時、子供が欲しいな、と思ったりもしてしまう。]
……豚汁、欲しい。
[けれど、今は未だ現実味のある温もりで満足出来そうだった。]
―集会所前―
[パトラッシュには礼をして。一人ゆっくりと、邪魔にならないよう袋を抱えて後ろに移動していたら。
トンと背中が誰かにぶつかった。]
あ、すいません。
[振り返れば見覚えのないはずの美女。
礼をかかないよう、ぺこりと頭を下げた。]
―商店街―
[アラート音と無機質な警告メッセージは、集会所から離れたこの場所にも例外なく届く。
遠くでシャッターの閉まる音も聞こえてきた]
んーと……
……あ、ごめんなさい。
[誰かの噂のように寝てこそいなかったものの。
首を傾げていたら、集会所へと急ぐ人にぶつかった。
事態が事態だった為か、軽く睨まれる程度で済んだのはきっと幸い。
手には元の食料品に加えて、先程紹介された店で購入した品が幾つかあった。
店が店な為か包装などはなく、やや乱雑に詰め込まれていたけれど、当人はあまり気にしていない]
あー、そうだ。
『PSI法』だっけ。
[頭の中で探し当てた単語が、先に流れた言葉と一致して、ぽむと手を打った]
だったら『ギム』だし、いかなきゃ……
……プリンたべてからでいいかな。
[足は一度集会所に向いたが、すぐに後ろ髪を引かれるように止まる。
食料品の袋の中を覗き込んで、少しの思案]
……うん、いいよね。
[勝手にそう判断すると手近なスペースに座り、急ぐ人を尻目に潰れたプリンを食べ始めた]
―集会場前―
うわ、人おおいなぁ。
[離れた場所にも関わらずそんな風にのんびりとしていた為、漸く着いた頃には警告から随分と時間が経っていた。
集まった人の多さに目を丸くしつつ]
アヤねーさんとかもきてるのかな。
レッくんは……ほかのとこの人だし、いないかなぁ。
[小さな声で知り合いの名前を口にする。
個人証明カードを出して手に握り、落ち着かない様子で辺りを*見回した*]
しっかしPSI法って、また効率悪い方法だよねー。
サイキッカーどうやって見分けさせる気かしら。
あは、変に大事にならなきゃいいけど。
それとも、はじめからそれが目的?だとしたらエグーい。
[ちいさな囁きは、楽しそうに独り言を呟き続けた。
拾うひともいない孤独な世界。だからこそ自由に、周りを観察し続けていた。]
─集会場─
[順番待ちの時間は長かったか、短かったか。
手続き用の端末の順番が回ってくると、市民認証カードを出してそちらへと。
手続きの後、出てきた一式を抱えて、ひとつ、ため息をつく]
……まあ、楽器より重いものは持てない、なんていう気はないですが。
むしろ、楽器って重いものも多いですし。
[中はまだ見る気にはなれないものの、手にかかる重量にこんな呟きをもらす。
ともあれ、手続きは済んだので列を離れてひとつ、息を吐いた]
……父上には、これで連絡が行く訳ですが。
余計な心労にならなければいいんですけどねぇ……。
[父の傍にも、長年仕えている者たちが控えているから、上手く宥めてはくれるだろうけれど。
つい、そんな事を考えてしまう。
自分の方が厄介な状況にいるのについそちらばかりを案じてしまうのは、ある種の現実逃避と言えるかも知れない]
……さて。
とりあえず、エリカと合流しましょうか。
[とはいえ、いつまでも逃避してもいられない、と軽く頭を振ってその考えを振り払い。
ジョエルがが手続きを済ませてきたなら、いつもと変わらぬ、それよりはやや、硬い笑みで*こう言った*]
―集会場前―
[遅れたきた人達は個性的な人も多いためか、整理に手間取ったり。
中には職員に文句をいいつかみかかってる人もいたが、後輩が止めに入っていた]
しかし、遅れてくるやつらだけあって……
[向こうには聞こえないように呟き]
ノブもこの中にいるんじゃないか?
[並ぶ人の中からノブの姿を探してみた]
―集会場前―
[名を知らぬ美女の元を離れてから、一人少し離れた箇所で主や同僚らが出てくるのを待っていた。
その間、周囲をぼんやり見て回る。
ふと、同じ『ズューネ』を見つけて軽く頭を下げた。
人当たりの良さそうな、男性型のそれだった。
彼は何をしてズューネになったんだろう。
ふと思いかけると、頭にノイズが走り目を伏せる。自分含めてズューネ過去を思考する事は禁則事項だったと内心眉をひそめる。
何も考えずに暫くいれば、ノイズは消えていった。
そっとため息をついて、袋を抱えなおせば、袋と腕の音が鳴った。]
─集会場─
[主に続き認証を済ませ、一式の入った袋を受け取る。
その場で袋を開け、取り出しはしないものの中身を確認した]
……………。
[支給された武器──大型のリボルバーと二つのマニュアル。
そのうちの非常時マニュアルだけ取り出し、目を通した]
コンバットマグナム、か。
まぁ、扱えないことはないだろう。
[見覚えのあるそれを通称で呼ぶ]
[使いこなすことは無理でも、反動に耐えるぐらいなら出来るはずだ]
[──昔とは違って]
[先に列を離れていた主が呟く]
…こうなってしまっては仕方がありません。
旦那様をご安心させられるよう、早期解決を願いましょう。
センサーの誤作動も、無いとは限りませんから。
[区域間際で引っ掛かったなら、既にこの中に居ない可能性もある。
その可能性を示唆しながら、合流しようと言う主に同意を向ける。
いつもよりやや硬い笑みに軽く翠を細めた]
─ →集会場前─
エリカ。
[主と共に移動し、どこかぼんやりとした様子のエリカを見つけ声をかける]
認証が終わりました。
マニュアルに寄れば何かしら点呼があるまでは自由行動のようですが…。
[マニュアルに目を通しながらこれからどうするかを主と同僚に問う。
読み終えるとマニュアルを閉じ、視線を二人へと向けた]
―集会場前―
[名前を呼ばれるまで気づかなかったのか。
同僚に声をかけられると、驚いて袋が落ちかけた。]
わっ。ジョエルさん、ぼっちゃま…。
[慌てて向き直り袋をまた抱えなおし。
改めて二人を見ると、二人とも似たような袋を抱えているのに、複雑そうな顔をした。]
自由にしていいんでしたら、帰りますか?夕飯の準備もまだですし。
どこか寄る場所があるならお供しますけれども。
[とは二人を見ながら、少し首を傾げるようにして尋ねた。]
―集会場―
[場所を譲ると少し離れた場所ですぐに中身を確認する。
非常時のマニュアルと一緒に入っていた銃は独特の形をしていた]
レーザーか。
実弾式を渡されないのは、気遣われてるのか警戒されてるか…。
[閉じた瞼の裏に浮かぶのは、美しい蒼銀が毒々しいほど鮮やかな緋で塗り潰されてゆく光景。
唇を噛むと強く首を振って眼を開いた。
縦に切れ上がっていた虹彩も数度瞬く内に元へと戻り。
今はまだ上着の下になる位置へと銃を吊った。それでも膨らみ具合から注視すればそこにあると知れるだろう]
さってと。
このフロマージュはどうするかねー。
1つはナターシャさんに渡すのもありかな。
[中身は4つ。1つは本来の通り兄へと渡すとして。
残りをどうしようか考えながら入口の方へと戻った]
─集会場前─
[驚く同僚には表情を変えずにゆっくりとした瞬きを一つ]
そうですね……ここでじっとして居てもあまり意味は無いでしょうし。
私の用事は終えましたので、そのまま戻っても問題ありません。
[視線を主へと向け、如何なさいますか、と問う。
答えは家へ戻るとなるだろうか]
では、戻りましょう。
彼女は見当たらないようですし…先に済ませて戻っているかもしれません。
その確認のためにも。
[同僚に視線を戻すと、もう一人のメイドのことを持ち出し。
屋敷へ戻る旨を伝えた]
―集会場前―
[並んでる人の中でやがて喧嘩が始まり仲裁に入る]
こんなところで喧嘩はやめなさい。
いらつく気持ちはわかるが何の解決にもならんぞ。
[いさめる言葉に向こうもとりあえずは落ち着きをみせたが、舌打ちをしたりなどあまりいい雰囲気とはいえなかった]
―集会場前―
あ…彼女確かお付き合いしてる方が同区にいるって言ってましたから、その方の様子を見に行ったのかもしれませんね。
[とは前にちらりと聞いていた話を口にして。
主とジョエルの言葉には、ごく軽く頷いた。]
ちょっと…雰囲気悪くなってきてるみたいですし。
早く離れた方がいいかも。
[列の合間で始まった喧嘩に気づくと、少し眉をひそめた。
パトラッシュがそちらに向かうのをみれば、大丈夫かなと入った力は緩むのだが。]
─集会場前─
[列は然程滞り無く進み、自分も順番がまわってきて。
ID認証を済ませると、袋を手渡された。
後ろで待っている方達の邪魔にならぬよう列から離れてから、中を確認すると。]
マニュアルと、えーと…あら…
…これ、は…使う必要がないと良いけど。
光線銃で…こっちはエネルギーパック、ね。
[手の中に納まる程度の大きさの銃が入っていた。
それを袋から取り出すことはせず、袋の口を閉じて持ち直しアヤメの元へと向かおうときびすを返した]
―集会所前―
おぅ、カル。遅かったんだな。
レポートは終わったん?
[入口近くで見つけた友人に声を掛ける。
緊張した顔に後半は茶化してみたのだが、それどころじゃないと真顔で返されてしまった]
ま、そーだけど。
固くなってると動けなくなるだろがよ。
訓練じゃないらしいけど、訓練だと思ってる方がいいと思うぜ。
なんにせよ荷物受け取ってくるのが先か。また後でな。
[まだ難しい顔のままな友人に肩を竦めて移動する。
列に並んだまま、上着の一部をじっと見られているのも感じたが、知らんぷりをしておいた]
─集会場前─
…なに、喧嘩?
こんなところで…怪我人とか出なきゃ良いけど。
[未だ並ぶ人は多くはないが少なくもないといった所で。
列の中で喧嘩らしき喧騒が沸けば、眉を顰めて。
パトラッシュ達が仲裁に当たっているだろうから大丈夫だとは思いつつも、心配に思わず立ち止まってそちらを見遣り。]
中
このまままっすぐ帰ると交友不足な予感もしますg
とはいえ主と3人でぼーっとしてるのも何か変だしなー。
誰かをひっ捕まえればまた別ですが><
なかなか知ってる人がいな い
パトラッシュはお仕事中だし、ナターシャレッグはあんまり知らない人だしなぁ。
ところで相方さんは潜伏モードかしら。
─集会場前─
そうでしたか。
この状況では勤務中などととやかく言えるものではありませんし、不問としましょう。
[同僚の話に少し考えてから判断を下す。
周囲の喧騒と同僚の言葉に軽く周りへと視線を流し]
……そうですね。
では参りましょうか。
[同意を向けると移動を促した。
閉鎖空間で尚且つPSI能力者が居ると言う不安感のためか、空気が重苦しく感じる。
表情は変えぬままに周囲の警戒をし、今回は扇動するように主の前へと立った]
―集会場―
[最後尾に並んで順番を待っていると、列の前のほうがざわつきはじめた]
うわ、けんかかなぁ……
……あれ。
[眉を顰めていると、間に入る影と、ついで諫める声が聞こえてくる]
いぬ……じゃないや、えーと、ライ、いやラエ……なんとか星人の。
[途中で思い出すのは諦めたらしい]
わ、おさまった。
[それはそれとして、争う声が聞こえなくなったことに、感心したように言葉を洩らした]
―集会場前―
ジョエルさんがそう言ってくれると、本人もほっとすると思いますよ。
ぼっちゃまのお世話だけなら、ある程度なら私だけでも何とかなりますから。
[そう少し見ぬふりしてくれた同僚に笑むと、移動の旨にはこちらも頷き。
自分は主を挟むように一番後ろを歩いた。
周囲の様子をやや警戒するように見ていたら、ふとノブの姿が見え。
手にした袋の中の包みにに気づくとちょっと顔がほころんだ。
そのまま言葉交わさず軽く会釈してから、二人の後に続いて屋敷へと戻るべく歩き出した。]
/*
ところで中の人は地図が読めないタイプの人間なのですが、
500m四方って大体どのくらいなんだろう。
イメージ上ではまぁ案外色々店置けるかな、くらいの認識です(適当すぎ
―集会所前―
[緊張した雰囲気の流れる様子を眺めながら]
あまりいい状況じゃないな…。
[妙なことが起きなければいいがと思いながら]
レッグたちにも気をつけるように言ったほうがいいかもしれないな…
この調子ならもう少しで全員分の認証も終わるか。
[列の残り人数を見ながら区画内の市民数と認証完了数を照らし合わせたりしている]
―集会場―
あ。
[向かいから歩いてくる数人の中に、エリカの姿を見つける。
彼女に包みを示すように掲げて、もう片手を振った。
その前を歩く男性のうち1人の正体については、未だ気付くには至らない]
─集会場前─
[喧騒が静まったのをみると、ほっとしたように息を吐いて。]
…気が立ってる人もいるってことよね。
気をつけなくっちゃ…
あ、アヤメさん待ってるかしら、早くいかなくっちゃ。
[はっと気付いてアヤメの元へと早足で向かった。
彼女の姿を見つければ、笑顔で手を振る*だろう*]
─集会場前─
普段ならば許可しませんがね。
状況が状況ですから。
[同僚の笑みには表情を変えず淡々と告げる。
自分にそのメイドのような大切な存在が居なくても、どう思うかくらいは分かっているつもりだ]
[同僚が主の後ろにつくのを確認してから、周囲を警戒しながら歩を進めて行く。
自分と同僚の服装もあってか、主を挟み歩く様子はやや目立つ。
それでも必要以上に注目を浴びずに済んでいるのは、周囲を取り巻く状況からか]
―集会場―
[エリカを見送ってから、また辺りを見回した。
気付けば後にも何人かが並び、列は少しずつ前へ進んでいく]
ん、あれ……?
[ふと後輩の姿が見えた気がして、目を凝らした]
─集会場前─
カリカリしてん奴多いなー。
こりゃ、ラッシュもゆっくりお茶してる暇なさそかねー。
[喧嘩騒ぎやその一歩手前を耳にしながら歩く。
そういう自分も他者から見れば緊張して見えるとは理解してない]
お、先輩発見。
カルより遅い辺り流石っつーか。
[場所的に遠かっただろう図書館から来た友人より。らしすぎる。
廻った方向が違うからか、まだ執事やメイドの姿には気付けない]
―集会場前―
[端末前にいる自分の後輩と役員のところへ、役員から名前はクローディアだと自己紹介をされた。
まだ年も若く経験も少ないらしい、この後のことについての話もあまり要領をえず]
とりあえず、そちらの方で一人ずつ怪しいものを呼んで………ということか……
[こちらには一般的に知らされていない何か見分ける手段や方法があるのだろう]
ここのことは後は任せていいか?
[もはや相手に話しかける言葉は普段のものだったりしたが]
俺は区画内の見回りにいってくる。
あまりよくない雰囲気が流れているからな。
[自分の後輩にはここに残るように言っておいた]
―集会場―
あ、やっぱりレッくんだ。
[目が合った。
先程エリカにしたのと同じように、手を振ってみせた]
はやかったんだねー。
ってか、いないとおもってた。
[こちらが遅いだけ、とは言うまでもない。
相手の内心も知らずにそんなことを言った]
―集会場前→―
[ノブの様子に、少し手を振って応えた。笑みとともに。
二人から離れるわけにはいかないので、足を止める事はなかったが。]
まぁその辺は彼女も弁えてるとおも――あ、メール。
[とか言っていると同時に、当の彼女からメールが届く。
夜までには戻るという旨と、できれば明日は暇が欲しいという内容だった。同じものがおそらくジョエルにも届いているだろう。]
ええと、私は構いませんよと。ジョエルさん次第で。
[そんな内容の返事を口にしながら、同時に返信しておいた。何の動作も無くメールが出来るのは、少し楽だなぁとか思っていたり。
そういえば二人はその辺大丈夫なのかなーと胸中で思った。
とはいえ主の方にそんな影はてんで見えないので、そのあたりは特に気にしていないのだが。
同僚の方は、謎だった。無いように見えるけど、なんだかんだで真面目だしマメだからな分らないかなぁ、とか本人が聞いたら睨まれそうな事を暢気に考えていた。]
[ともあれ人の波を気にしつつは歩いてゆく。奇異な目でみられはしたが、何が起こるといった事はないようだった。空気は一定の緊張を含んでいたが。]
何も…おこらないといいんですけどね。
サイキッカーかぁ…。
[流れる人の表情をみながら、ぽつりと呟いた。誰がそうなのか、どうやって見分けるのか。方法は分らない。]
―集会所―
おつかれさんっす。
いや、俺が早いんじゃなく先輩が遅いんだと思う。
俺が来た時でも随分な列が出来てたし。
…らしいけど。
[箱と袋を持ってない方の手を上げて先輩へと近づく。
話をするなら列に沿ってまた中へと戻るよな動きに]
んー、ちと帰り際に手間取ってたら巻き込まれて。
カルも少し前で並んでますよと。
ああそだ、先輩とたまに一緒にいるねーさんなんかも見かけた。
ほんと、どうやって見分けるんだろ。マニュアルに書いてるのかしら。
もう、いい子の私、すぐ見てくれればいいのに。
[マニュアルはまだ袋の中に入れたままだ。
一応、局からのメールは来ているが、対応詳細についてはマニュアル参照としか書いてない。]
気になるなぁ…。
[囁きは少し不機嫌そうだ。]
―集会場―
そうかなぁ。
音なってから、まだそんなにたってないとおもうけど。
[首を傾げる。
あくまで本人の感覚ではそうらしい]
そうなんだ。
カルくんもかぁ。
[災難だね、と口にするわりには、あまり緊張感はなかったりする]
あ、やっぱりアヤねーさんもか。
きてるかなっておもってたけど、見つけきれなくて。
お兄さんもいそがしそうにしてたし、たいへんだよね。
[と言いながら見るのは前方、先程喧嘩のあった辺り]
─集会場前→住宅街─
[前方から来る男にも注意を向けては居たが、後方に居る誰かに反応を示した程度の判断しかせず。
同僚の声と同時に端末にメールが届いたことを知らせるアラームが鳴った]
…………。
[歩きながら内容を確認し、端末のバーチャルディスプレイを指で弾く]
「今からそのまま休みを取っても構いません。
心ここにあらずの状態で居られても迷惑ですので」
[やや辛辣な文字を乗せ、そのまま転送した。
バーチャルディスプレイを閉じると、端末を懐へと仕舞う]
彼女にはそのまま休みを取らせます。
エリカ、彼女の分も頼みますよ。
[判じたことを口にし、同僚へと向ける。
同僚にはメイドから休みを貰った旨とジョエルから告げられた言葉、そして後を頼むメールが届くことだろう]
……どうなるかは誰にも分かりません。
不用意に問題を起こさないようにするしかないでしょう。
緊張状態ではどんな些細なことが影響を及ぼすか分かりませんから。
[視線は前を見据えながら、同僚の言葉に返す]
───サイキッカーが目の前に現れたとしたら、義務を果たさねばなりませんけれどね。
―集会場前―
[少し歩くとレッグが列にもどるように歩くのが見えて、
その近くにノブの姿が見える]
レッグ…っとノブやっぱり遅れていたか。
[声をかけながらそっちに近寄っていき]
のんびりするのもいいが、あまり遅いとあらぬ疑いかけられたりするかもしれないぞ。
―集会所―
先輩の周りは時間の流れが違ってるんっしょ。
[冗談のつもりで笑う]
ま、あいつは区画内に部屋借りてるし。
俺はどうも今日は運悪いらしーんで。
[サンフォニー売り切れとか]
あー、さっきも人避けてたみたいだったし。
受け取ったら人だかりから離れてれば見つけてくれたりしませんかね。先輩が捜すと二次遭難だと思う。
[伶人といいこの人といい。あぶなっかしすぎるというものだ]
ああ。雰囲気もあんまよくないし。
ちと苦労してそーかも。
―集会所―
お疲れ。
[先輩の視線を追いかければこちらにやってくる兄がいた]
こういう時だと洒落になんねー。
何か殺気立ってる奴らもいるし。
つかな。この後どうしよう。
カルんとこ転がり込むのも、何となく…。
[先程の雰囲気から気が進まなくて少し考え込んだ]
―集会場前―
[レッグの返答に頷いて]
こういうときにこそ、普段の行いが影響してくるからな。
[言外には二人に対する注意も含めていたが]
行くところがないのなら交番にくるか?
奥に寝泊りするため居住スペースもあるぞ。
集会場のほうも、区画外の人のために開放はされるみたいだが。
―集会場―
[噂をすれば、といった感じにやってきたパトラッシュを見て、やはり敬礼のポーズをとる]
ごくろうさまです。
……あれ、やっぱりそんなに遅かった?
[先程も受けたのと同じような指摘に、思わず後輩を見たら]
……えっ、マジで?
[笑いながら言われた冗談をまんまと真に受けた]
ぜんぜんきづかなかった。
……うん、きをつけます。
[肩を竦めて、再び彼の『兄』のほうを見る]
ふーん。
わるいことはつづく、っていうよね。
[再び後輩に向き直って、頷いた。
サンフォニーの件は勿論知らないが]
そうだね、そうしよっかな。
[二次遭難にはやや首を傾げつつも頷いて]
……あ、そうか。かえれないんだっけ。
よかったらうちくる?
[宿泊先に悩む様子に珍しくも事態を悟って、そう名乗り出た]
─集会場前→─
[ジョエルが前方で何事かをした後、すぐさま返信が届いた。多分に愚痴が含まれたメールだった。]
あー…何時もの事だから。よしよし。後は了解ですよと。
[そういう言い方してるけど、ちゃんと気にしてくれてたんですよと、この辺りは口にせずにメールに乗せた。]
…ジョエルさん、損な性格してますよね。
[とはこっそり呟いた。主には聞こえただろうが、本人まで届いたかどうか。]
―住宅街―
[この辺りまでくれば、逆に人は疎らになってくる。
ジョエルの言葉には一定の同意を示し。]
家で大人しくしておくのが一番かしら。
あまり外に出て喧嘩に巻き込まれても困りますし。
…ええ、まぁその時は。
そうする様に命じられていますし…。
[そう命じたのは局だが。
やや固い表情で、袋を少し強く抱えた。
ふと。目の前の人たちが、サイキッカーだったらどうしよう。
そんな事を思えば――脳内に『ToTUNG』の文字が走り、慌てて頭を振った。
――少し顔が青くなっていた。]
―集会場―
……あー、そうだね。
お兄さんとこのほうがあんぜんかな。
[言葉が被って、そう言い直した。
ちなみに安全には色んな意味が含まれているかも知れない。
本人は無自覚だが]
―集会場前―
[ノブの提案にはそちらに視線を向けて]
ああ、それでいいのならレッグをお願いしたいのだが。
アヤメさんとは一緒にいたほうがいいかもしれないな。
[声の調子を落として二人にだけ聞こえるように]
今この区画内の様子はあまりよくない…
こういうときは馬鹿なことをするやつもでてくる、女性の一人暮らしだと危ないだろうしな。
…あ。
このままだと、思い出したら自己崩壊しちゃうかな?
[いいこの私の様子に、楽しげな声は一転、少し困った調子になった。]
うーん、局の縛りを解除してあげないと駄目かしら?
面倒だなぁ…自己崩壊する前にやらないと。
―集会所―
…ま、気をつけてくれるに越したこたないし。
[冗談を真に受けられてポリポリと頬を掻く。
半分くらい、どうせまた忘れてくれるだろうと思ってたりもした]
普段の行いも悪くはないはずだけどなー。
[品行方正とも決して言えないが]
交番…は、うーん。最後の手段にしたいかな。
それこそ忙しいだろし。
おっ、先輩いいの?
んじゃこれ、先輩にもやるから!
[フロマージュの箱をかかげてみせた]
あ、ラッシュの分はどうしよ。
今渡しても困るよな。それこそ交番に寄って置いてこうか。
─住宅街─
………何か。
[名を呼ばれた気がして、軽く振り返るようにして視線を同僚へと向ける。
呟きが全て聞こえたかは定かではない]
そうですね……しばらくは屋敷に居た方が良いかもしれません。
外の様子は、私が確認しましょう。
[人が疎らになって来ても警戒は切らさず。
しばらくして屋敷が見えて来る。
玄関の認証システムを起動し鍵を開け、主を中へと促した]
……エリカ、どうかしましたか。
[振り返れば顔を青くする同僚の姿。
僅かに首を傾け、語尾は上げずに訊ねた]
―集会所―
ん、あー。そか。
そういやさ、ナターシャさんも外から来てるんだよね。
先輩のとこってどれくらい広いんだろ。
[調子を落とした兄の言に合わせて声を低める。
そもナターシャには他に当てがあるかもしれないが]
―集会場前―
レッグもこう言ってることだし、それでいいか?
[ノブに確認を取るようにしてから]
ナターシャのこともそうだな。
[レッグの言葉に頷いてから]
ああ、ナターシャの住所は区画内だったはずだぞ?
―集会場―
あ、そう?
じゃあおいでー。
[2人から言われたので頷いた。
掲げられた箱には中身を知らぬまま、なにやら期待の目を向けて。
ちなみに冗談のほうはきっとすぐ忘れる]
そっか。
だったらやっぱりアヤねーさんともあわないとだね。
[馬鹿なこと、を理解しているかは怪しいが、兎も角頷く]
たぶんおれもうすこしかかるからさ、先にいってていいよ。
[場所は多分パトラッシュが知っているだろうと、そちらに目を向けて]
―集会所―
あれ?
…あ、間違った。実家が外だったんだ。
んじゃなくて、一人暮らしだと危ないって話だよな。
[どこかが混線したらしい。
表に出さないようにしていても、本人の自覚が薄くても、やはりかなり動揺してるということなのかもしれない]
ん。じゃあ俺はとりあえず先輩のとこに世話んなる。
ラッシュの埋め合わせはまた今度な。
列の邪魔になってきたみたいだからとりあえず外出てるよ。
[二人に頷き、列を離れると入口の方へ再度方向転換した]
―住宅街―
いえ何でも。彼女にメールしてました。
[視線には笑顔で返した。内心では少しひやりとしたが、上手くそれが隠れたかは不明。
短くはない付き合いではあるし、気づかれてもまぁいいやといった感じではあったが。
暫くしてようやくたどり着いた時も顔色は戻らなかった。
ToTUNGの文字は消えていたが、警告音が耳の奥にまだ残っているようだった。]
あ、いえ、大丈夫、です。
そんな事…あるはずないし。
[顔色は青いまま、ジョエルに問われればふるふると首を振った。主も似たような感じでこちらを見ていただろうか。]
大丈夫ですよ。あまり…よくない事を考えてただけで。
きっと、大丈夫。すぐに、終わるから。
[ぽつりぽつりと、独り言のように呟きながら。]
/*
思いっきりボケこきました。
ツッコミ役やろうとしても中身がこれだからぁ(涙
ナターシャさんは間違えてすみませんっ!
先輩は混乱させてたらごめん。
ラッシュはフォローしやすい返し方ありがとう。愛してる!(むぎゅ
―集会場前―
なんにせよ非常事態に巻き込まれたばかりだしな。
落ち着く意味でも一度ゆっくりするなりしたほうがいいな。
場所は、アヤメの家の隣だったよな?
レッグはわかるか?わからなければ案内するが。
[ノブの言葉に頷いてから]
ああ、でもノブがいないと鍵があけられないんじゃないか?
─住宅街─
……そうですか。
[最初の問いの答えには特に何も言わず。
玄関で聞いた問いの返答には軽く翠を細めた]
…あまり、思い詰めないように。
急にパニックを起こされても困ります。
夕食、よろしくお願いします。
[それだけを返し、台所へと向かう様子を見遣った]
―アコルデ家―
[同僚からかけられた声には反応して、振り返り微かな笑みを作った。]
それはありませんから、心配しないでも大丈夫ですよ。
私は…ズューネですから。
[むしろ冷静に対処できる術を持っている事が――怖い。
続いた言葉には、何時も通りに「はい」と二つ返事を返し、台所へと姿を消した。]
あ、そうなんだ。
[名前の上がったナターリエを探すように、一度視線を巡らせて]
うん、4人くらいならだいじょうぶだとおもうよ。
万が一のときは。
[告げる言葉はいまいち信用に欠けるかも知れない。
それから離れるという言葉に頷いて]
あ、そうだった。
きょうは鍵はかけてないんだけど、ロボット警備モードにしてるんだよね。
パスワードおしえとこうか?
[パトラッシュの言葉に思い出したように手を打つ。
頷きがあれば、ロボットの解除パスを口にした]
―集会場前―
…そだな。
ここの雰囲気に煽られたかも。
[責任転嫁するような物言いをした。
気が立つ理由に銃を見て思い出した過去が関わっていそうと思いついても、それを認めたくないお年頃]
んや、正確な場所は知らね。
だから先に行くならラッシュに案内してもらわないとだけど。
[歩き出す前、先輩を見て]
あ、ちょま。ここで言ったら無用心すぎ!
後でメールにくれって。
―集会場前―
[レッグの様子には普段よりやや落ち着いた語調で]
事態が事態だしな。
区画外には出られないがそれ以外は基本的に自由のはずだ。
ここだけの話だが、容疑者から一人ずつ呼ばれていくらしいぞ。
どうやって見分けるのかは知らないがな。
[埋め合わせについてはああ、楽しみにしてるよと答えた]
―集会場前―
もしそうなった時は頼む、まずは二人がどこにいるかが問題だが。
[ノブの返答にそう言ってあたりを見回すがちょうどよく見つかるということはさすがになかった]
いや、パスワードは俺の携帯端末の方にメールで送ってくれ。
[そう言って、あわててとめるレッグの言葉に頷き。
自分のメールアドレスをノブに教えた]
─アコルデ家─
[同僚に返された言葉には無言を貫き。
少し前に聞こえた言葉のことを思い出す]
(「そんなことはあるはずが無いし」……ね。
何を考えたかは想像がつくな)
[他の者も一度は抱える不安だろう、と割り切り。
考えも感情も表情には出さぬまま、一度主を部屋へと送った。
夕食が出来たら呼びに来る旨を伝えると、主の部屋を後にする]
………身近な者がサイキッカーだったら、か。
[主の部屋を離れ、居間付近までやって来ると小さく呟いた。
自分はその時どうするだろうか。
考えかけて、意識を散らした]
何事もなければ、それに越したことは無い。
[何かが起きたなら、その時はその時だ、と。
”その時”のために袋からホルスターと大型のリボルバーを取り出し、執事服の上着の下、脇の辺りへと装着した。
銃が大きいため多少の動きにくさはあるが、特に問題なく仕事をすることは出来る*だろう*]
―集会場―
……あ、あーそうか。
じゃあおくっとく。
[寸でのところで止められて、口を押さえて頷いた。
携帯端末を探し出して、言われたアドレスを入力した。
操作は普段が嘘のように早くて、程なく相手の端末にメールが届くだろう]
……よし。
[打ち終えた携帯端末は元通りしまわれた]
―アコルデ家・台所―
[台所に入ると抱えた荷物を台の上に置いた。いつもと違って、ごとりと硬い音がする。
中身は、まだ確認しなかった。今は見るのが怖い。
―――この腕は、サイキッカーを見つければ、対象が何者であろうとも自然と動くかもしれない。
今までこんな状況に会った事がないので確かではないが、局の命令は絶対だ。]
…大丈夫。ぼっちゃまがサイキッカーなはずなんてないもの。
[そして口には出さなかったがもう一人。
ないからと、小さく呟いて胸にしまい。]
お夕飯の準備しないと…。
[思考は別な事に移り、動作と共に*紛らわした。*]
―― 回想・集会場前 ――
もう、終わったの?
案外、早かったね。
[彼女の手荷物に視線を遣り、
微笑で頷きながら声を掛けた。]
……どんな感じ?
矢っ張り、本物の銃?
[自分でも莫迦な事を聞いているなとは思いつつも
本物だなんて今まで触れたことも。
ましてや、見た事すら無くて、資料の上でだけだから。
声にはかなりの好奇心が滲みでてしまっただろう。]
さぁ、どうだろう?
サイキッカー同士でもパス持ちでないと意識の疎通は出来ないから、ひょっとしたらひょっとするかも。
[いいこの私の不安を他所に、こちらはくすりと小さく笑んだ。]
ってああもう、マニュアルみてよねもう…。
[置いておかれたものに手をつけない様を見て、小さくむくれた。]
―集会場前―
[端末を操作する様子には、普段からこれくらいきびきびしてればと思ったり思わなかったり。
すぐにこちらの携帯端末にメールの着信を確認し、懐からそれを取り出し、ノブからきてることだけを確認、中身はここでは見ないことにした]
すまないな。
よしレッグ、まずは一旦ノブの家に行くか?
[列から離れながらノブにはまた後でと言い残した]
―― 回想・集会場前 ――
そういえば。
[彼女に支給された物の詳細を知った後に
すーっと顔を寄せると、小声で]
さっき、あっちのほうで何かあった?
周りが厭に騒がしかったけど。
[ひそひそと問い掛ける。
騒がしさを機に、辺りの雰囲気が変わったように感じて。
若干の不安から、そんな言葉が口から漏れた。
そうして二人、暫しの時間を過ごしただろう。]
―― 回想・了 ――
―集会場前―
…セーフ…。
ん、確かに。じゃあ先にお邪魔してます。
[アドレスは以前に交換してある。
ポケットから取り出した端末でメール着信を確認して頷いた。
先輩の操作が人並み以上に早いのは、たまにこうスイッチるよなーとか思ったが、それ以上の感想にはならず]
へえ。見分ける方法とかちゃんとあるんだ…。
どんな風にやるんだかな。
もちっと落ち着いたら、折角だから店巡りでもするかな。
[兄の語調はこちらも落ち着けるような感じで。
行くかと言われて頷くと先輩に手を振り背を向けて歩き出した]
―集会場前→住宅街―
[レッグとつれてノブの家の方に向かいながら]
どうだろうな。
俺たちにも教えてくれないし、呼ばれることになったらわかるんじゃないか?
[もっともそれは容疑者としてということになるわけだが]
精度のいいセンサーが実は作られているのかもしれないしな。
もしくは何かサイキッカーにだけある特徴とか。
―― 集会場前 ――
よし。
[そうこうしている内に列もだいぶ空いたようだ。
一つ、声を発すると]
じゃ、認証済ませてきちゃうね。
[ナターシャに言い残し、列の最後尾へ。]
うーん…いい刺激にはなると思うけど。
思い出す前にやってもらった方がいいことが幾つかあるのか。面倒だなぁ…。
…思い出してからでも大丈夫かしら?というか、それしか無理、か。
[小さな囁き、こちらがわの『私』が『いいこの私』を動かす事は出来ない。そんな事が出来ればこんな所でのんびりなんてしていない。]
ああ早く思い出して、『私』……。
[すぐ先の未来に想いはせ、うっとりとした声で*囁いた。*]
―集会場―
またあとでー。
[操作が終わればいつもの調子で、先に向かうという2人に手を振った。
勿論その内心を知る術はなく]
……んー、そろそろかなぁ。
[気付けば前に並ぶ人数も少なくなっていた。
レッグが先に並んでいると言っていたもう1人の後輩を見つけて手を振ると、呆れたような顔をされた]
えー、なんだよそのかお。
うけとりはもうすんだの?
[口を尖らせながらも2、3言交わした後、別れた。
常と様子が違うのは、やはり独特の空気の為か。
こちらに緊張感がなさすぎるともいう]
―集会場前→住宅街―
ん…。
でも呼ばれることになった時って、何か嫌な感じしねえ?
[歩く道すがら、同じように考えて溜息混じりに返す]
センサーとか技術的にありえねーとは思わんけど。
なんにしても落ちつかね。
俺らには分からない何か。
見えないところで始まって、終わって…。
[チ、と舌打ち。
出身星で巻き込まれた事件が嫌でも思い出されてくる。
なんとなしに手が上着の上から銃の感触を確かめた]
―集会場―
[暫く後に順番は巡ってきて、個人認証カードを通し、銃器と説明書の入った包みを手にする。
列からはけて、荷物の多い中なんとか中身を見ようとしばし格闘し]
……まぁ、かえってからでいいや。
[諦めた。
荷物を抱え直してから、集会場入口に向かって歩いて行く]
―集会場前→住宅街―
間違いなく自分が疑われてる時だろうな。
向こうもこれだけの人数一人ずつあたりもなく探すわけもないだろうしな。
[レッグを先導して歩きながら]
いつでも事件なんてそんなものだ。後にニュースかなにかで知る事。
自分が巻き込まれて面白いことなどないさ。
[舌打ちする様子にはそう言って、手が上着のあたりに伸びる様子に]
落ち着かないか?
自分か意識しすぎても相手に意識させることになるぞ。
[やんわりとした警告の後に]
使わないですむのが一番、本来ならばそんなもの配らないのが一番だとは思うのだがな。
[それを決めた人達が何を考えてのことか、自分にはわからない。
少なくとも自分にはそれがいい事とは思えない、けれども決められた法は法。自分は法を守るべき立場にもある]
―― 集会場前 ――
?
[列の前の方から聞き覚えのある声がした気がする。
だが、列からはみ出して前を覗くのも
自分の前の人、後ろの人に迷惑をかけてしまう。
流石の傍若無人ぶりも此処では空気を読んだ様子。]
……やる気無さげな声が
ノブっぽかったけど。
[ぽつり呟いて。
列が少しずつ前へ、前へと進む度に
足を少しずつ前へ、前へ。]
―集会場前―
……ん、あれアヤねーさんかな?
[並ぶ中に見覚えのある姿を見つけて、近付きながら一旦荷物を片手に集め、空いた手を振ってみる]
―住宅街―
だよなあ。
だからあんまし呼ばれたくもねーっつか。
[兄に一歩遅れて歩く。足取りはあまり軽くない]
自分が巻き込まれんのは、最高に面白くない。
ニュースなら遠い世界のこととも思えるのにな。
[ラッシュはきっと知らないだろう。別星系での事件の話だ。
それでも「事件に遭った」ことがあること位は伝わるだろうか。
指摘されて初めて手の動きを自覚する]
おっと。
そりゃなー。普段から慣れてるものでもねーし。
でもそうだな。もっと気をつける。
[気をつけただけでできるかどうかも分からないが素直に頷き]
心強くもあるけど、お守りにしちゃ物騒だよな。確かに。
使わずにすめばいいね。
[法を思う兄の心は知らず。ただ感想として告げた。
住宅街はどこか密やかに息を潜めているかのよう。普段殆ど訪れないだけに、常とどこまで違うのか判断のしようはなかった]
―― 集会場前 ――
あっ!
[振られる手。
気の抜けたような、あの顔。]
ノブ!!
[思わず大きな声をあげてしまった。
周りからの視線が向くも、本人は何処ふく風。]
―集会場前―
あ、やっぱりねーさんだ。
[相変わらず緊張感の欠片もなく、周囲の様子に気を配れるタイプでもなかった。
荷物を両手で持ち直し、隣人の並ぶ場所へと近付いた]
いまからなんだ、認証。
もうすんでるとおもってた。
―住宅街―
[話しているうちに住宅街に着く。
いつもとは違うどこか緊張した空気を感じるのは自分の心情ゆえか。
レッグのその足取りと言葉に]
過去にレッグに何があったのかは知らないし、無理に聞こうとも思わん。
レッグが話したくなったら話は別だけどな。
[そう言って少し間を空けてから]
今は俺がいるだろう。
俺はお前の兄だからな。
[少し先導する足取りはゆっくりとしたものに]
―― 集会場前 ――
全然。
[傍若無人、であったから。
緊張感の欠片も無く、何処かぽんやりした彼の
空気を相手にするのはとても楽で、
ふんわりと笑みを浮かべ]
列、凄かったじゃない?
人多いの、厭でさ。
漸く空き始めたから、ね。
ノブは終わったみたいだね。
[荷物に視線を遣って、頷いた]
―住宅街―
[気をつけるという言葉には頷いて]
それは人を殺すための武器ではなく、大切なものを守るためのものだ。
そう思えばいい。
[何を思うと物がもつ機能は変わらないのだが]
持つ者の使い方しだいだな。
[会話をしながらノブの家の前に着くと]
ここだな、そっちの隣があやめの家だな。
[中に人のいる気配は感じられなかったので、まだ戻ってはいないのだろうと思った]
―集会場前―
あー、そっか。
[納得して頷く。
向けられた笑みに返すように、なんとなく笑顔になりながら]
うん、さっきおわった。
まだ中はみてないけど。
[増えた包みに一度視線をやって]
……あ、そうだ。
しばらくうちにとまらない?
[ふと首を傾けながら問う。
言葉単体だけ聞けばかなり唐突だった]
―住宅街―
ん…。
伯母さんが一人、俺を庇って撃たれて死んでてさ。
随分平気になったつもりだったんだけど。
……詳しく話すのはもっと落ち着いてる時にする。
[早口に言うと少しの間沈黙が流れて]
…ああ。そだな。
頼りにしてるよ、兄さん。
[この兄がPSI能力者でない確信は?
浮かびかかった疑惑は心の底に沈めて、小さく笑うとそう応えた]
―― 集会場前 ――
え?
[唐突な言葉。
じっと相手の目を見つめ、数秒。]
……あー。
[納得したような声を上げて]
散らかって無い?
[逆に問い掛ける。]
―住宅地・ノブの家前―
そう使いたいと思うよ。
[深く考えた言葉ではなく返し]
ふーん。
そう悪くなさそな場所に住んでるのな、ノブ先輩も。
[隣があやめの家と聞いてちょっと覗くようにしたり。
それから教わったパスワードを入口の端末に打ち込んだ]
お邪魔しますっと。
ありがとう、ラッシュ。
そっちも大変なんだろうけど、あんま無理しねーようにな。
[荷物を持たない手をひらひらとさせて家主不在の家に*上がりこんだ*]
―集会場―
うん、だいじょうぶ。
[頷く。
多少散らかしても掃除用ロボットが活躍してくれるので、それは間違いない]
後輩もいっしょなんだけどね。
女の人ひとりはあぶないからって、ライ……なんとか星人のお兄さんがいってたからさ。
[遅れて補足がつく。
ただやっぱりパトラッシュの種族名は覚えきれていなかった]
―住宅街―
[レッグの告げる過去の事件についてはそうかと答えてしばしの沈黙、
こちらの言葉に、頼りにしてると小さい笑みを向けられれば]
俺は両親が死んでいる、らしい。
小さい時のことで知らないが大きな事件になっている28年前のことだ。
事件の記録によるとPSI犯罪、サイキッカーのものらしい。
[やさしい語調で]
レッグの気持ちがわかる、とまではいえないがな。
そのうちその日が来るのを気長に待つさ。
―住宅街―
[ノブの家に対する感想には頷いて。
パスワードを打ち込む様子のレッグをじっと見て待ち]
それじゃあ、俺は見回りにいってくる、部長に報告もしないといけないしな。
[レッグの言葉には頷いて]
レッグもあまり部屋のものやたらに弄るなよ?
[最後に残すのは常の小言だったり]
ライ……なんとか?
[はて、と首を傾いだ。
流石に其れだけではパトラッシュに辿り着けず。]
ん。
ノブが大丈夫って謂うなら
まぁ、大丈夫かな
[緩く頷いて]
行く。
[確かな言葉で、返した。]
―住宅街→交番―
[レッグと分かれてからまずは報告にと交番へと向かう。
途中くしゃみをして]
誰か俺の話をしてるのか…
[呟きながら、静かな住宅街の様子に周囲を見回したり。
時折耳をぴくぴくと動かしながら、あたりの物音等に耳を傾けて]
ここは…大丈夫そうだな。
[サイキッカー以前に、こういう混乱に乗じた犯罪等も結構無視できない問題ではあった]
―集会場前―
んーとね、犬みたいだけど、犬じゃないんだって。
[その説明もどうなのか]
わかった。
じゃ、おわったらきてよ。
[頷きを返す。
列の様子に一度目を向けて]
……あ、そうだ。
ナタさんみてない?
あの人もいるってきいたから、ひとりだったらあぶないかなとおもって。
[ついでに尋ねもした]
―― 集会場前 ――
犬みたいだけど、犬じゃない?
………それ。
[まさか、と。
頭の中で立派な彼が、わん、と一吠えした。
実際、吠えられた事なんて無いのだが。]
パトラッシュ、っていう警察官じゃない?
[ほぼ其れで間違いないだろうとは思いつつも]
あー、うん。
司書さんならあっちに。
本人が行くっていうなら、一緒に連れて行くね。
[尋ねられた事には、頷きながら返答。]
―集会場前―
うん、たぶんその人……人?うん。
パトラッシュっていうんだ。
[若干何か引っ掛かりながら頷いた。
名前は知らなかったので、記憶するかのように何度か呟いて]
あ、よかった。
それじゃよろしくー。
[返事に安堵した]
じゃ、おれ先にかえってるね。
―― 集会場前 ――
うん。
可愛かったでしょ、ラッシィ。
[へにゃ、と微かにだらしない笑みを浮かべるが
宜しく、と続く声に]
はいはーい。
寄り道しないのよー。
真っ直ぐ帰りなさい?
[冗談交じりに、送り出す言葉を投げた。
再び進む列に乗って、手を振って一時の別れ。]
―集会場前―
うん、かわいいよね。
でもお兄さんなんだって。
[パトラッシュの評価については心からの同意を返した]
もう、だいじょうぶだって。
またあとでねー。
[口を尖らせながらも手を振った。
だが冗談混じりとはいえ、その忠告は間違ってはいない]
― →住宅街―
[帰る道すがら、ふと立ち止まる。
荷物を一度地面に置いてから、携帯端末を取り出す]
えーと……よし。
[先程メールを送ったアドレスのうち一つを呼び出して、聞いた名前と共に登録した]
こんどからラッシィさんってよぼう。
……うん、こっちならおぼえられる。
[端末をしまいながら、隣人が言っていた呼び方を真似る。
基準がいまいち分からないことを呟く様は、やっぱり*呑気だった*]
―交番―
[交番に着くと待っていた部長に敬礼をし、集会場の様子と道中の区画内の様子を報告した]
交代しますので部長も認証の方を。
[頷いて任せたぞと自分と入れ替えに交番を出て行くのを見送る。
集会場の方で受け取った袋の中身を改めて確認する。
非常時のマニュアルと取り扱いのマニュアル、リボルバーは取り出してホルスターにかけてあるので中にはなく。
もうひとつ別のマニュアルと小型の機械がひとつ]
―― 集会場 ――
そう。
……あれで私より年上なんだよねぇ。
[ノブと別れてもなお、独りごち。
進む列はやがて、自身が最前へと至り]
どうも。
[受付へ軽く頭を下げれば、
認証手続きを済ませ、一式の支給を受ける。
袋に詰められた、其れを。]
……重っ。
[想像よりもずうっと重く、思わず声にしてしまう。]
―交番―
[マニュアルには小型の機械の説明がかかれており、それに目を通しながら]
警察官は信用されてるってことか…?
個人認証…、俺しか使えないってことか。
[見慣れない機械のこと、説明書の内容を今のうちに読んでおくことにした]
すぐにまた忙しくなる可能性もあるしな。
[独り言を呟いてから、マイルズと話した"ことだま"のことを思い出す]
このまま無事に解決してくれるのが一番か。
[もっとも、それは穏やかじゃない結果を伴うことは、避けられないことを胸中に*しまい*]
中
まだ起きてたり。
今回はあんまし表に出ないつもりだったりします。
そういうのは得意だ!(こら
まぁこの村PC視点での打ち合いだから大丈夫だと思うんだけど。
ズューネだからって理由で撃たれやすいから、やりたい事は早めに消化しとかないといけないけどねー。
―― 集会場前 ――
[顔を顰め、両手で袋を持ちながら
こつ、こつ、と一歩ずつ確実に歩む。
袋のせいで上手く足元が見えないからだ。]
ごめんね、おまたせー…
[ナターシャの元へと戻れば
よろり、と地面に袋を置いて]
これ、何なの。
……何で私の、こんな大きいの。
[思わず愚痴ってしまった。
だって其れは、どうみても似つかわしくない大きさ。
自分の頭より僅かに大きいほどの、袋だったから。]
どうしようかな、これ。
流石に置いていったら怒られる?
[そういう問題では無いのだが。
其の心算は無くても思わず零してしまう程。
苦笑いしか、出てこない。]
あ、そうそう。
[は、と顔をナターシャへ向けて]
ちょっと話があるの。
詳しい事は後で話すから、ね?
私の家まで、来ない?
[あえて詳しい事は伏せて、誘う言葉。
面々と顔を合わせてから説明しても
遅くはないでしょうという*算段*]
―アコルデ家・自室―
[夕食ができたら呼びに来る、というジョエルを見送り。
一人になると、大きく息を吐いた]
……本当に。
親子で同じ事態に巻き込まれるとか。
[何の因果ですか、と呟く。
幼い頃に死んだ母、その原因は今回と同じ騒動。
故に、この状況が父に与える影響は決して軽くはないだろう、と察しがついた]
本当に。
早く、終わるといいんですが。
[言いつつ、持ち帰った袋の中を確かめる。
中には非常事態マニュアルに、自動拳銃とマガジンカートリッジが一つ]
……私、どんな認識されてるんですか。
LAM内臓型って。
[ぼやくような呟きをもらした後、ひとまずそれは置いて。
ピアノに向かい、気を紛らせるよに、旋律を紡ぎ出す。
張り詰めた空気の中に、それとは対象的に穏やかな音色が流れて行った**]
―――――。誰、あなた?
[不意に入ってきた声に、眉を潜めるように尋ねる。相手からはすぐに名が返ってきた。]
へぇ…『私』にまで話しかけられるなんて、けっこう優秀なサイキッカーなのね。
[自分に語りかけてくる様から、相手の正体はすぐに知れた。
くすと、楽しげに小さく返すと、向こうも比較的親しげに、こちらに語りかけてきた。]
へー。貴方がホストになって?繋いでるんだ、サイキッカー同士。
ってそんなに居るの?…そりゃ、引っかかるわけよねー…。
[呆れたように嘆息した。物言いから、一人二人、といった数ではないようだ。]
もぅ、もっと上手に隠れてなさいよ。こっちまでいい迷惑。
[むっとした声に、向こうは心底申し訳なさそうに謝ってきた。あっさり返る謝罪には、比較的印象は悪くなかった。]
で、皆で連絡取り合って何しようとしてるの?行進するわけじゃないでしょうし。
[それでも不信は多分に含んでいたが、隠しはしない。じろり。下から見上げるように声をかける。
相手はおくびもせず、自分たちの計画を雄弁に語り始めた。]
…………へぇ。市民を扇動して、暴動、ねぇ…。
確かにそれなら、この区画を混乱させて、逃げ出せる可能性もあるかも。
……でもごめんなさいね、私は駄目。参加出来ない。
理由があって閉じられてるの。
メインの私に自覚もなければ、力も使いようがないわ。
逆にサイキッカーを殺すのに、遠慮がないから気をつけて。
[楽しげに言うと、向こうはぎょっとしたように再び捲くし立てるように言葉を投げかける。
今は一人でも手がほしい、そんな感じの内容だった。]
そんな事言われても…。
さっきも言ったけど、閉じられてるの、私。
自分でやっちゃったんだけどね、捕まる直前に、サイキッカーだってばれないように。
おかげで処分されずにはすんだんだけど…きつく閉じこめすぎちゃったから、今は『いいこの私』とは関係なく、ささやかに喋っていられるだけ。
名前?ん……。
[名を尋ねられれば、教えようかどうか少し悩んだ。完全に味方になりうるか、判断しかねる所でもあったので。]
(…そうだ。)
ねぇ。協力してあげられるかもしれないけど、条件があるの。
私の自己崩壊プログラム、解除してくれないかしら?ハッカーがいれば、そんなに難しい事じゃないと思うの。
自殺防止のプログラムくらいなら、スイッチの切り替え程度の操作で出来るはずよ。
一人くらいいるでしょう?ハッキングメインのサイキッカー。
…じゃないと、そんな計画作らないだろうし。
ええ…期待してるわ、私だってここから出たいもの。
………私の名前?
アリシア。
今はエリカだけど、ね。
[そうして自分の後に与えられた名と、囚人番号を告げた。ズューネと知ると、向こうは興味深そうに罪状を聞いてきた。]
ないしょ。知り合ったばかりの相手に、そんなに色々と教えてあげられないわ。
もっと私のこと、隅々まで知ってくれたら教えてあげる。
[蠱惑的な声で囁くと、それじゃぁと一旦相手の声をこちらから閉ざした。]
[思わぬ所から手が差し伸べられ、閉じられた『私』は微か笑む。
自体は悪い方へと進んで行っている。その事も笑みを深くする理由の一つ。]
さて、と。これで第一条件はクリアーかしら。
第二条件も何とかなりそう。
上手く触発されてくれれば…だけど。
[『いいこの私』と出会えるのを楽しみに、今は待つ。]
―アコルデ家・台所―
[こと、こと。鍋が鳴る音に、ぼんやりしていた意識が浮上する。
何を考えていたのか――さっきジョエルに話していた事だったろうか。それともマイルズにかけられた言葉を、思い出していたのか。
それとも、何か別の事か――]
あ……煮零れ!
[思い返す前に、目の前で泡を吹きかけていた鍋に届く熱を止める為にスイッチを切った。]
うわ…危なかったぁ。ボーっとしすぎ…。
[ため息をつきながら、蓋を開けるとぎりぎり焦げついてはいないようでほっとした。
鮮やかだった赤い魚は、濃い味に煮付けられ色が誤魔化され、これなら特に気にせず口に持っていけそうだった。
他に野菜をさっぱりとあえた物とスープを作り、主食にはパンとライスと両方を用意した。]
―アコルデ家・台所―
しっかりしなきゃ…。ただでさえ一人手が足りないんだし。
[昔のように、機械的に動けなくなってきていると、微妙な面持ちになる。
消された記憶は、感情も大幅に奪う。それは人と接する事で、徐々に取り戻されてくる。
新しい生き方を与えられて10年。
買われた先の主は優しい人達で。それはとても幸運だった。
――――ぺしり。
頬を軽く叩いて、気合を入れなおし。
ダイニングルームのテーブルに食器を並べ、夕食の準備はようやく終わった。]
よし、冷める前に。
ジョエルさん、夕食の準備が出来上がりました。
ぼっちゃまを呼んできて下さいね。
[そうジョエルにメールすると、台所に入り、料理が冷めないように調節しながら主らを*待っていた。*]
中
多分時期がくるまで潜伏なんだよなーって思ってこっちで勝手にやってます、が。
何か事情があって出れないのであれば、勝手に進めてしまってごめんなさい><
─アコルデ家・居間付近─
[夕食が出来る間、簡単な雑務をこなして時間を潰す。
メイドが一人足りない分を補うのも兼ねていた]
…………?
[そんな中、不意に携帯端末のアラームが鳴る。
いつものアラームとは異なっていたため、訝しげにしながら端末を取り出した。
ディスプレイに記されていた送信元は、この屋敷のメインセキュリティから]
……これは……もしや、旦那様が?
[バーチャルディスプレイを起動し内容を読んでみると、別区画の主の父の家との通信が不可能になった時に通達されるメールであることが分かった。
万一の時を考え、予めプログラムされていたものらしい。
通信が途絶える事態と言うのは、限られた状況下で発生するものであるために]
……………。
[無言のまま翠が連なる文字を追う。
そこに記されていたのは、「息子を護ってくれ」の文字。
懇願するように書かれた文章に、軽く翠を細めた]
……「護ってくれ」、ね……。
[少し、鼻で笑いそうになった]
[通信が途絶える事態がどういうことなのか]
[それを解っての文章であると理解する]
[つまりそれは、命がけで護れと言うこと]
自分の命を捨ててでも護れ、だと?
───ふざけるな。
[何を考えているか分からない無表情で文字をじっと見つめて居ると、聞き慣れたアラームが鳴り、バーチャルディスプレイの画面が切り替わった]
…夕食が出来たか。
[同僚からのメールを見て思考を散らし、了承のメールを返信した。
それが終わるとバーチャルディスプレイを切り、端末を懐へと戻す。
そして予定通り、主の部屋へ夕食が出来た旨を伝えに*向かった*]
/*
やっても良いかな、と迷いつつもやってしまった。
母親も同じ状況で亡くなってるなら、やってても良いかなー、と。事前プログラム。
明日暴動が起きてからでも、もう一つのネタ忘れずに落とさないとな。
JaかNeinか。
―回想・集会場前―
ごめんなさい、お待たせしちゃって…
え?あぁ、そうですね。列の割には早く回ってきたみたいで。
[アヤメと合流し、早かったと言われれば笑顔で答え。
次いで問われた言葉には、ん、と頷いて]
本物、みたいですよ?
大きさの割には重い、かな。
アヤメさんが支給されるのと違っていたら、後で見てみます?
[彼女の仕事柄、こういったものには興味があるだろうと。]
―回想・集会場前―
[その問いかけにはどのような返事がきただろうか、是でも非でも気にすることはなく。
アヤメから、何かあったかと聞かれれば、少し眉を寄せて列の方へ視線を向けて]
なんだかイライラしてる方がいるみたいで…
パトラッシュさん達が仲裁してらしたから、大事にはなってないと思うんですけど。
もう少し人が空いたらアヤメさんも並ばれた方が良さそうですね。
―回想・集会場前―
[そんな話をしている間にも、手続きを済ませていく人の波は流れていって。
来た時に比べれば随分減った頃合いに、アヤメが列に向かうと言うので、笑顔で手を振った]
いってらっしゃい。
今ならすぐ手続きしてくれると思いますよ。
私は此処で待ってますから。
―回想・集会場前―
[アヤメを見送ってしばらくは人波をぼんやり眺めていたが、其処に知った顔をみつけて目を丸くした]
…―リディ?
貴女どうして……今日は休みじゃなかったの?
あらあら、それはせっかくのデートが台無しになっちゃったわね。
[其処に居たのは、別区画に住んでいて今日は有休を取っていたはずの同僚で。
聞けばこの区画に住む恋人に会いに来ていたと言われ、苦笑を零し。]
で、貴女これからどうするの?―…あら、ごちそうさま。
ううん、私はいいわよ、あてられちゃかなわないもの。
えぇ、それじゃ。また明日ね。
[今から恋人の元に戻るという同僚に笑顔で手を振って。
周囲より若干緊張感がないように感じるのは、図書館勤務という立場上、こういった状況の原因のほとんどは誤作動という資料をみているからだろう。
その資料が改竄されたり、偽物であったりする可能性は考えたこともなく。]
―回想・集会場前―
あ、そういえば…。
[同僚を見送った後、自分が勤務中だったことを思い出し。
慌てて携帯端末を取り出して上司に連絡をとると。]
あ、室長?ロングです。
連絡が遅れてすいませ…え?
今日はこのまま帰って良いんですか?
…あ、はい。その代わりに明日の休みは取り消し…って、明日も開館するんですか?
あぁ…、そうですね。マニュアルには通常通りに行動しろと…はい、わかりました。
では、今日はこれで失礼します。
せっかくのお休みが…
[上司との連絡を切ると、がっくりと肩を落とし。
もっとも現状では休んでも仕事をしてもかわらないか、と気を取り直して。]
―回想・集会場前―
[そうしてまた一人で待っていると、ほどなくアヤメが戻ってきたの、だが。]
アヤメさん!?
どうしたんですか、それ。
[あまりの大きさに、思わず問いかけて。]
さすがに置いていくのは…
あ、私台車かなにか借りてきます。
いくらなんでもこんなの持って帰れないですよ。
[そういって手続きをしている方へ向かおうとしたところに、アヤメから家に来ないかと言われ]
えぇ、良いですよ?
それじゃ、すぐに借りてきますから待っててくださいね。
[笑顔で頷いて台車を借りに行き。戻ってきたらアヤメとともにアヤメの家に*向かうだろう。*]
―回想/住宅街―
…ラッシュ、そんな過去があったのか。
[居候先に引き取られてたというのは知っていたが。
初めて聞くその真実に軽く俯いた]
……うん。
[やさしい語調にもう一度頷くが、話すことは出来なかった。
気を取り直したように端末操作をすると]
世話になるのに散らかしたりしねーってば。
[常のような小言にいつものように反論して別れた]
―ノブの家―
思ったより片付いてるもんだなー。
汚れてたら掃除くらいしとこうかと思ったのに。
[お掃除ロボは今も活動中。優秀だなと感心してみたり。
持ち込んだケーキの箱は冷蔵庫の中へ。
居間らしき場所へ戻ると鞄を脇に座り込み、ニュースをつけさせてもらった]
…話しちまえれば楽なんだけどな。
またパニクったらやべーし…。
[けれどその内容は半分程度しか頭に入らず。
組んだ両手を額に当てて小さく呟いた]
─アコルデ家・台所─
[すぐに届いたメールの内容は、ジョエルからの了解の旨を伝えるものだった。
それを確認すると、ふとその前に未読メールがあるのに気づく。]
やだ、他にもメール来てたんだ。
[それにすら気づけないほど意識が削がれていたのかと、思えば若干眉がよる。
頬に手を沿え、二人が来る前に手早く中を開けて読んだ。]
……旦那様。
[そこにはジョエルに飛ばされたものとほぼ同じ内容のメールが届いていた。
読み終えれば目を伏せて。]
旦那様、私。
ご恩は忘れておりませんから…。
[それ以上の言葉は、*出そうに無かった。*]
中
反応しようかちょっと迷ったけど、折角なので見ておいた。
特別な内容のメールだから、見るのはジョエルだけでもいいような気はしたんだけど…。
まぁ折角だし!明日は無理かもしれないし!(
中
しかしジョエルをジョルジュと打ちそうになるこの癖は何とかしないと(
大陸一じゃないの><
直前で見てた動画のせいだ…。
─アコルデ家・自室─
[最初は気を紛らわすために触れた鍵盤。
気づけば、音を紡ぐ事、それ自体にのめりこみ。
呼ばれた時にも、すぐにはそれと気づけなかった]
…………。
……は。
ああ、すみません、つい夢中になってしまって。
[手を止め、鍵盤から視線を逸らせば、そこに伶人の影はなく。
のんびりとした面持ちの青年が佇むのみ]
では、いきましょうか。
お待たせしては、悪いですからね。
[一見すると、いつもと変わらない様子。
それでも、いつもより表情が硬くなるのは否めない]
(平静を装うのは、得意なつもりなんですけどねぇ……)
[そんな事をふと考えつつ、ダイニングルームへと向かう。
平静を装う、というよりは、思考が読めない、という方が正しい、ともいうが]
─アコルデ家・台所→ダイニングルーム─
[主らがダイニングに入り、席に着くのを待ってから。台所で魚を皿に取りわけ、野菜を盛った大皿をテーブルへと運んだ。
正式な場でもないので、運ぶ順番は特にきにしない。]
すぐにスープもお持ちします。
今日はパンとライスとどちらになさいますか?
[両方用意してありますと告げて。主の返事を待った。
覗ったつもりはないが。尋ねると同時に見た主の様子は変わりないように思える。それは同僚も同じで。
自分もしっかりしないとと、改めて思い直すのだった。]
―交番―
[この状況だからこそか、交番に近寄る人の影はいまのところなく、ゆっくりとマニュアルを読むことができた]
皮肉なものだな。
[呟いて、読み終わった小型の機械のマニュアルはシュレッダーにかけた。
交番に今は自分しかいないので離れるわけにもいかず端末を開いて、過去の区画隔離に関する事例について調べはじめた]
何か情報がつかめればいいが。
[外部へのアクセスができないために調べられる量も限られてるのだろうが]
―交番―
[去り際にレッグと交わした会話を思い出しながら]
落ち着いたときに調べれば確かにわかるのかもしれないがな…
[それをする気にはならなかった。
思い浮かぶのは去り際のレッグの様子から、あまりこちらから触れるべき問題でもないだろうと]
今は目の前の事件が解決してから…だな
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[席に着くと間もなく運ばれてくる料理。
並べられた魚に、ほんの少し興味深そうに瞬きを一つ、して]
ああ、では、ライスの方でお願いしますね。
[エリカの問いに答える際に浮かべる笑みは変わらないもの。
今後を考えると色々と頭は痛いが、しかし、食事中くらいは忘れていたい、というのが本音だった]
─回想/アコルデ家・マイルズの部屋─
[部屋から鍵盤の音が漏れ聞こえる。
二度、扉をノックしたが返事は無かった。
仕方なく扉を開け、声をかける]
マイルズ様、夕食の用意が出来ました。
[声をかけて数秒、音は奏でられ。
その後に気付いた主がこちらを見た。
伶人から普段の顔への変化、いつもの光景。
変わらぬように見えて硬い表情に翠を細めた]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[主が魚に興味がある素振りが見え、スープを運んだ際に笑みながら。]
いつものお店で勧められた、キンメダイっていうお魚ですよ。
すごく真っ赤だったからちょっとびっくりしたんですけど…味はとても良いので期待してくださいね。
[そう告げると、今度はライスを取りに一旦下がった。
そういえば、公演の時期は変わりないのだろうかとふと思ったものの、今それを尋ねるのは控えた。
いつもと同じ量を乗せ、ライスの皿をテーブルに置き。]
どうぞ召し上がって下さいませ。
[ぺこりと一礼を取ってから、少し離れた場所に控えた。]
……これを命をかけて護れだって?
俺の命をかけるに値する奴かも怪しいのに。
[好みに共感出来るだけでは足りない]
[主の父に拾われた恩はあれど、忠誠を誓うほどでもない]
[無条件にあの願いを飲む気は無かった]
─ →アコルデ家・ダイニングルーム─
[主と共にダイニングルームへと現れ、椅子を引き座るよう促す。
席に着いた主から離れると、いつものようにやや後ろに控えた]
[その所作、表情はいつもと全く変わらず、状況に対する同様など微塵も感じさせない]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
いつものお店で、ですか。
……お勧めという事なら、期待しておきましょう。
[エリカの説明に、楽しげに言って。
準備が整ったなら、ゆっくりと食事に手をつける。
元々、食べるのもゆっくりな方ではあるが、さすがにというか、今日はいつもよりも手は止まりがちになる。
時折り、思案するように一点を見つめるなど、今まではなかった仕種が見受けられた]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
はい、是非。
[こちらは勤めて明るく振る舞うようにし。
何か不足があれば、すぐに進み出れる位置に控えていたが。
同じように感じていた主の、時折見せる仕草は常のものではなく。
口には出さないものの、少し困ったように同僚の方を見た。]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[後方から見ていても分かる主の仕草。
同僚から視線を向けられ、主の横に進み出た]
…マイルズ様、何かご不満な点でも?
[そんなことではないと薄々感じながらも、訊ねるのは料理について。
気が紛れればと言う一応の配慮らしいが、普段通りに訊ねるために同僚にとっては厭味に見えるかもしれない]
/*
口実作って外に出て他と絡みたいが……固まるのは仕方ないのかな。
次かその次くらいに様子を見に行くと言って出てみたいところ。
─アコルデ家・ダイニングルーム─
……え?
[進み出たジョエルの問いに、一つ、瞬く]
あ、いえ、そんな事はないですよ?
キンメダイ、でしたっけ? 確かに、お勧めされだけあって、味がいいですし、ね。
[そんな様子に見えたのか、と。
落ち着けていない自分自身への苛立ちは面に出す事無く、問いに答え]
……まあ、その。
ちょっと、考え事をしていただけです。
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[同僚の配慮には、むっとするよりは、若干うっと言葉に詰まる。
少し噴きかけたあれは、味覚に出るほどの失態ではないはずだが、完璧でないのもまた事実で。
味はみたし、おかしなところはなかったはずだが、変な事にでもなっただろうかと、心配そうに主の方を見た。
おかげで何かやっただろう事は、同僚にすぐ見えたかもしれない。
主の弁に、気がかりは食事の事ではないと知るとほっとしたが。
考え事、には思い当たる節もある。]
………旦那様の事ですか?
[他にもいくつかあるだろうが、まずはその事を遠慮がちに尋ねてみた。]
―交番―
やっぱりだめだな、まともな情報が見つからない…。
[事件の記録事態はいくつもでてくるにはでてきた。
内容について調べると、誤作動であったり、PSI犯罪者が自らでてきたところを市民達が速やかに対処したなどといった報告ばかりであった]
どこまで本当なのやら…
[情報操作が行われたとしか思えないほどすべての事件がきれいに終わりすぎていた]
―住宅街・自宅―
ただいまー。
[入口脇の端末を横目で確認してから、家の中に入る。
後輩の姿が見えたなら小さく手を上げて]
アヤねーさん、認証おわったらくるってさ。
ナタさんにもきいてみるって。
[まずは報告をすませてから、台所に向かう]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[ちら、と同僚に視線を走らせると僅かな反応を見せていて。
何かあったことだけは理解する。
尤も、主の前であるために咎める言葉を紡ぐことは無かったが]
ご不満が無いのでしたら、ようございました。
……考え事、ですか。
[料理は問題ないと聞けば、抑揚は無くとも安堵の言葉を紡ぎ。
普段と異なる仕草の要因を耳にすると短く繰り返した。
かける言葉を探している間に、同僚の問いが耳に入る。
自身は口を噤んだまま、主の答えを待った]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[エリカの向けた心配そうな表情に、一瞬きょとり、としたものの。
続けて投げられた問いに、それは翳りに取って代わった]
……ええ。
なんといいますか、心配性ですからねぇ、父上は。
必要以上に気をもんでるんじゃないかな、と。
そう考えると、どうにも落ち着かなくて。
事が事、ですし。
余計に、神経質になっていそうで、心配なんですよ。
―住宅街・自宅―
あれ、……あー、これレッくんがもってたやつか。
[冷蔵庫を開けて、見慣れない箱に瞬いた後、思い出して手を叩いた。
やや目を奪われながらも、買ってきた食料品を一つ一つ中にしまっていく。
それらは殆どが菓子類のような偏ったもので、備え付けのシステムキッチンにも使われた形跡は殆どない]
よし、と。
[空の袋はお馴染み掃除用ロボが回収して行く。
残りの荷物を抱えて居間へ向かった]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[主の言葉に先程届いたメールを思い出す。
万一を考えてあのようなプログラムを組むくらいだ、気を揉んでいるのは間違いないだろう]
……状況が状況、ですからね。
気休めにしかならないかもしれませんが……外の様子を見てきましょう。
市役所か交番に問い合わせれば、解放の目安が分かるかも知れません。
─アコルデ家・ダイニングルーム─
[言葉にしたのは失敗だったろうか。
主の影を見ると申し訳ない気持ちになるが、かといて抱えているままも良くないのが。
ふとさきほど見たメールの切々とした内容が思い浮かんだ。主の懸念はきっと正しい。
あんなメールを用意するくらいだし、きっと心配なさってるだろうなと、思ったが流石にそれを伝える事はしなかった。]
…どうにか連絡がとれるだけでもいいんですけど。
[ちらりと頭に、ハッキングの文字が浮かぶ。そういった類の事は出来なく無いが。
流石に今それをして、下手に公的機関に目をつけられるのは得策ではない気がした。
ジョエルが外に出ると聞くと、うっかり自分も行くと言いそうになったが、まだ主は食事中だ。自分は動けない。
主の言葉を聞く為に少し待った。]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
ええ。
……特に、父上は、この騒動にいい思い出がありませんから。
[プログラムの事は、自身は知らない。
ただ、母を亡くしてからの父が、自分の身の安全にそれまで以上に気を使うようになったのは気づいていた]
そう、ですね。
お役所か交番なら、何かわかるでしょうけれど。
[そこで一度、言葉は途切れ。軽く、首が傾ぐ]
けれど、大丈夫ですか?
色々と慌しかったし、ジョエルも疲れているのでは。
……無理は、しないでくださいね?
[連絡が取れれば、というエリカの言葉に、小さく息を吐く]
その辺りは、言っても詮無いことですよ。
非合法な手段を使うわけにもいかないんですし。
……そこまでやったらやったで、逆に怒られてしまいそうですよ。
[冗談めかして言うものの。
まさか、それが一瞬でも考えにあったとは、さすがに思ってはいなかった]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
…いえ、私は問題ありません。
マイルズ様のご懸念に比べれば瑣末な事です。
お心遣い感謝致します。
[主の言葉に腰を折り頭を垂れる。
疲れていても顔には出さないために、本当のところはどうなのかは不明のまま。
外へ向かうべくその場から一歩後ろへと下がる]
では、行って参ります。
エリカ、しばらくの間頼みますよ。
[主と同僚に言葉を向けると、主に対してはもう一度頭を垂れ。
同僚に視線を向けてからダイニングルームを出て行った]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
あはは…そうですね。
[うっかり考えていた事を指摘され、ぎこちなく笑む。なるべく平静を勤めたが、どこかおかしな様子は見えたかもしれない。
こほんと手を口元に当てて気を取り直す。]
ジョエルさん、気をつけてくださいね。
[そして外に出て行こうとする同僚にはそう声をかけ。視線にはこくと小さく頷いた。]
―住宅街・自宅―
お、ついてる。
なにみてたの?
[テレビの音がする居間へと顔を出す。
流れてくる音声と画面を見て]
『アッセン』ってなんだろ。
[難しい顔で画面と睨めっこ。
その間にも聞き慣れない単語は次々に流れてきて、頭に疑問符が増えて行く。
そんな無限ループは、その足元に掃除用ロボットが現れたことにより中断した]
……わすれるとこだった。
[言いながらロボットを捕まえ、脇に抱える]
─アコルデ家・ダイニングルーム─
なら、いいんですけれど……?
[外見からは読めぬ状態。
僅かに目が細められるものの、それ以上追求する事はなく]
行ってらっしゃい。
……気をつけてくださいね。
[礼をして、出て行く背に気遣う言葉を投げ。
姿が見えなくなると、はあ、と一つ息を吐いた]
[同僚の背が見えなくなるのを確認してから。]
…それじゃ、ぼっちゃまはお食事の方勧めて下さいませ。
ジョエルさんが帰ってきても食事が終わってなかったら、睨まれてしまいますよ。
[そうこっそりと、片目を閉じて言いながら、懸念を飛ばすような笑みを見せた。]
――――?あら、あなた。
[ふと、流れてくるのはサイキッカーの彼。
どこか緊張を含んだ声に、こちらもゆると顔をあげるようにして声を聞く。]
どうしたの?ああ、ハッキングの件。
え…もう終わったんだ。早…。
[思った以上に早くすんだ作業に、少しは本気で驚いた。
心の底から、ありがとうと告げると、相手は少し得意げというか、自信に溢れた声を返した。]
本当にありがとう、これで…
[囁ける私は、小さく口の端を上げ三日月の形を作った。]
ん、ああ。
[エリカの言葉に、数度、瞬く]
そうですね、のんびりしすぎていたら、睨まれてしまいますか。
いつまでも、片付きませんしねぇ。
[懸念を和らげようとしているのは、感じ取れたから。
努めて軽い口調で言って、食事を再開する。
それでものんびりとしているのは、これはこれでいつもの事]
―住宅街・自宅―
ごめん、ちょっとこもってくるね。
はらへったら、そのへんのやつてきとーに食べていいから。
[小脇に抱えたロボットと荷物の中に垣間見えるパーツから、何をするかは悟れるだろうか。
そうレッグに告げておいてから、1人奥の部屋へ向かった]
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