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貴族 ミハエル の役職希望が 村人 に自動決定されました。
集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が6人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、囁き狂人が1人含まれているようだ。
全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
にわかには信じ難いが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
既に、被害も出ている。皆、十分に気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました
/中/
はい、マゾイ役職ゲットですよ俺。
は、ともかくとして……。
あれ?
こないだ、ぎゅんたじーさまの台詞、リライトしなかったっけ?
もしかして、アップロード忘れてたか?(汗)
/中/
……きっちりすっぱり見事に上書き忘れていたりして……。
あ、阿呆かorz
そーか、星影導入の時にやろうとしてて、んでもって反映が上手くいかなくてどたばたして、んでその内意識から消えてたんだ……orz
演戯までにはやっとかな……。
[i wake up, what, what, what?
--sweetest odor i feel.
わたくしは目を覚ます。なにかしら、なにかしら。
あまい、におい。
what's this smell?
これはなあに?
but i get drowsy, and and and so...
でも考えるより先に睡魔が襲う。それから、それから…]
[ *i got off...*
*わたくしは眠りにおちて…*]
/中/
赤がとれなくばこのト書きはするはずもなく
またついでにいえばリアルタイムで会話をするのは無理だろう
改めましてどうもhishouです
英語きっつい(自業自得)
うむむ…視界がぼやけてしまって、素晴らしい場所がよく見えないのが残念でならない。
[クレメンスは、しょんぼり気味にカフェラテを飲んでいる]
[まだ誰が箱庭に呼ばれたのか分かっていないようだ]
ギュンターさんは、主が主ではないと仰られていたが…
[クレメンスはカップを置いて、目を細めながら、もどかしそうにクローゼットを開けた。着替えをし終えると、ふと箱に気づき開けてみた。掌程の美しい輝きを放つ金属製の物体に顔をしげしげと近づけて、称讚の溜息をついた]
美しい…
[惚れ惚れとする緻密な装飾。他にはひとふりのナイフが入っているようだった。目が悪いので照準を合わせる事は不可能だろう。それでも、まさに教皇庁でしか見かける事が出来ない細工にクレメンスは、また溜息を*ついたのだった*]
神父 クレメンスが「時間を進める」を選択しました
/PL/泣いていい?キャラも能力希望も、両方はじかれた。
誰にはじかれたか何となく見当が付く気がするのが、また切ないかな。
神父さま…?
[折り紙のお花を頭に飾り、ぴょこんと廊下にとびだす。]
じゅうににん♪ ゆめのなか♪
めざめてめざめて おこされて♪
きゅうにん ななにん ごにんに さんにん
おはよう おはよう おはよう おはよう♪
だけどひとりは おしまいおしまい♪
[でたらめな歌を歌いながら、ぱたぱた庭へ]
まっかになって おはようおはよう♪
からっぽなって おはようおはよう♪
きられて おちたら おはようおはよう♪
[庭に咲く花にハサミを当てて、]
ころんと おちたら おはようおはよう♪
[はらりと付け根から切り落とされて転げ落ちる、花]
[i feel hot, clothes is hindrance.
what's happened?
暑い。服が邪魔だと思うくらい。
わたくしはどうしたのだろう
sweetest smell is getting hard...
あまいあまいにおい。強くなっているようで…
i open my eyes, to seek the base of sweetest.
sight is shaked.
それを知りたくて目を開けたけれど、視界は揺らいで、ゆがんで
anyone is here.
noone is here.
だれもここにいない
i couldn't see the mirror.
so,,,
わたくしは鏡も覗けない
だから…]
[響く歌声は女性のもので]
だ、れ…?
[光の向こうに影だけが映り]
う、た…?
[頬を一筋の涙が零れてゆき]
どうして、泣く、の…?
[振り返ったのは二対の翡翠]
あなた、は…
こまどり?
[真っ白な色彩が小さな小鳥を連想させる]
いや違う。
[けれどそのイメージは即座に霧散して]
ああ、起きなくては。
[溜息をついて身体を起こす。
その目は些か赤く染まっていた]
[身体に纏いつくシャツに眉を顰め。
何よりもその格好で寝てしまったことに自分で呆れて。
出来るだけ急いで身支度を整える]
[冷たい水で顔を洗えば。
思い出したのは昨夜のオトフリートの台詞]
本は知識を与える、か。
与えられる物ではなく、自らの手で得る物だと言っていた。
書斎に行けば得られるのだろうか。
ずっと聞いてはいけないと思っていた真実。
……僕を生んでくれた、母上のことを。
[暫しの逡巡の後に顔を上げる]
[上着を羽織り、部屋の外へと。階下にある書斎を目指して]
[泣きはらした目のまま眠っていた。長い長い時間。
誰かの歌う声が耳に入って、身体を起こす]
この、声…?
[開け放たれた窓。歌は庭から聞こえてくる]
<ある晴れた日
海のはるか彼方に 煙がひとすじ上がるのが
見えるでしょう
そして 船が姿が見せるの
真っ白の船が
港に入ってきて
礼砲がひびきわたるの>
[蝶々夫人のアリア。でも、その声は]
…姉さん。リベラ姉さんなの?
[窓から外を覗けば、自分としか見えない人影が庭に佇んで歌っている]
[ああ、そうか。あたしはいつのまにか、姉さんの亡くなった年齢と同じになっていたんだ]
[不思議なことに、着ている服までエルザと同じなのだが、そんなことには気づかない]
<見える? あの方が帰っていらしたのよ!
でも私はお迎えには行かないの 行かないわ
向こうの丘の端に立って待つの
いつまでも 待つわ
いつまで 待っても
辛いなんて 思わない>
[リベラの声で、歌は続く]
…姉さん。やめて、そんな歌。
不実な男を待ち続ける、そんな哀しい女の歌は。
[...はまだ気づかない。自分の身体は庭にいて、心だけが部屋の中にいることに]
姉さん、もう、忘れて。
[どこをどう通ったのか分からない。歌う女の…リベラの元へ駆け寄っていく]
姉さんを愛すると誓いながら、人狼の末裔を蔑む一族から、あの人は姉さんを守れなかった。
…待っても、あの人は来ない!!
[…傍から見るものには、ただ、エルザが歌い続けているように見えるだろう。
けれど違う事が一つ]
[昨夜のエルザの声と、今歌う声はまるで別物。
少しの濁りもない、優しく甘い、それは、天上の音楽。
それが、夭逝したもう一人の歌姫、リベラの声]
(姉設定)
姉の名はリベラ。亡くなった年齢は今のエルザと同じ年。
人狼の末裔と言われ続けて、ベルンシュタインの一族に解け合えずにいた。
何らかの事件(こちらはおまかせします)をきっかけに、エルザの元へ戻り、程なく亡くなった。
/中/
……連投、一段落っぽいね。
んじゃ、そろそろ、動きますかねー。
さて、守護者。指針は如何にすべきか。
アーベルの性格上、特定の誰かに入れ込んで護る、って事はしない。
なら、守護対象はどう決めるか。
基準は生への執着度と行動、かね?
死にたくない生きたい、という感情に対して、どれだけアクティブに動くか。
他者を押し退けてでも生きようとする、ぐらいの勢いのあるヤツを優先して護る方向かな。
死にたくない、でも殺したくない、的な思考に行くキャラは投票対象で。
自力で生きようとしないのは、絶対護らんな、こいつ。
……つか、投票はどっち視点優先ですかと。
[近づいていく...に気づかぬまま、夢見るように歌い続ける声]
<からかうのよ ほんのちょっと
久しぶりに会うから
嬉しくて 死んでしまわないように
そうすればあの方は 少し心配になって
きっと呼ぶわ きっと呼ぶわ
「かわいい奥さん…>
…姉さん!
[姉を抱きしめようとする腕がすり抜けて、呆然とする]
[翡翠の瞳が互いを見つめる]
─自室─
[目を覚ます。
大分、長く眠っていたような気がした]
………………。
[長い沈黙を経て、ゆっくりと身体を起こす]
Es andert nicht, es andert nicht, es andert nicht.
An diesem Platz, in dem nichts andert.
Es andert es kann nicht andern, anderung, die wir andern mochten.
Runder und runder Leerlauf des gerechten Wortes.
Es andert, es entgeht, es andert nicht, es entgeht.
Im Tiefwasser und wie es einen allgemeinen Frieden in der Bank gibt und nicht tut……
[早口で、吐き捨てるように言葉を紡いだ後、ベッドから起き上がる]
原詩で張ってもよいのだけど、後から鳩で見る人のことも考えると、日本語の詞にこだわった方が親切だと思う。ptも少なくて済む、かしら。
……っきしょ……。
寝難いんだよ、コレ。
[一つ、息を吐けばこぼれるのは悪態。
それから、確か浴室があったな、と呟いて、部屋の扉の一つを開ける]
……至れり尽くせり……って感じかね。
[用意した覚えなどないのに、適温の湯の張られた浴槽に、思わず呆れたような声がもれる]
[それでも、汗を流せるのはありがたくて、湯を使う。
夢見は、お世辞にも良くなかった……と思う。
はっきりとは覚えていないが。
ただ。
自分に糸の扱い方を教え込んだ男がいつも言っていた言葉。
それが、夢の中で繰り返されていた気がした]
「……お前はヒトであって、ヒトじゃない」
[当時は意味などわからなかったそれ。
しかし、今は……]
[見交わしたと思った、しかしリベラの瞳はエルザをすり抜け、書斎を見ている]
[窓の中には翠の瞳をした少年]
[その姿を見てしばし微笑み、リベラは別な歌を紡ぎ出す]
抱いてあやした子よ
何もねだらない 小さな男の子
命もあげるよ
[たくさんの花に囲まれて、少女は眠るゆめのなか。
まるで棺に眠るかのようにたくさんの花に囲まれて。
色とりどりの花達は、どれもが首から*切り落とされて*]
[浴室から出れば、濡れた蒼い髪を乱暴に拭いつつ、窓から外を見やる。
蒼い闇に包まれた森。
その奥に、昨夜見たもの]
……似てたな。
[ぽつり、呟く。
脳裏に浮かぶのは、金色の髪の少女]
ま……偶然だろうが。
エルザ=ジェイド…
イレーネ…
ユリアン=マルトリッツ…
彼らが、共に呼ばれたもの達なのだね。
はは、もしかしてあのランプ屋の子だったりするのかな。
[クレメンスは部屋の前を歩いていき]
ん?アーベル=ゲシュペンスト…?
まさか、あの子なのか!?
……ん?
[扉の向こうから聞こえた声と物音に振り返る。
覚えのある、声]
……まさか……な。
[低く呟いて。
タオルを肩にかけたまま音もなく扉に近寄り、仕掛けた風閂を外して]
……開けたら、直撃か。
[妙に、冷静な判断]
! アーベル!
やっぱり君だったのか。
…こんな所で出会うなんて、驚いたな。
また大きくなって。
[クレメンスは何だか感激しているようだ。にっこりと大きく微笑みかけて、抱きしめようと両手を大きく広げた]
アーベル!
―in my room(A)―
[i feel languid, 何かとてもだるくて、...は緩慢な動作で目を開ける。
頭がはっきりとしない。]
そんなに、動いたつもりはないのに。
…つかれて、熱でも出してしまったのかしら。
[突然変わった環境に適応できていないだけだろう。
そう思って...はゆっくりと立ち上がる。
白い足が、絨毯の上に乗る。
少しふらつくように、side tableに手をついて。]
shower,浴びにいきましょう。
…熱を出したなんて知られたら、fatherに怒られてしまうわ。
……ちょっと待て。
[予感は、嫌な方向に的中。
相手が何をしようとしているかは読めている事もあり、取る行動は、回避]
……何を、一人で盛り上がってんだ、あんたは。
[風閂残しておいて、コケさせた方が良かったかもしれない、などと。
ふと、考えて]
[golden eyes is opened.
金色の目が見る。
i don't have known it.
わたくしはそれを知らないままで。]
feel sicky...
気持ち悪い
[i won't carry down the 'vox'... i think so.
伝えるつもりもないはずの、心の中の呟き。
そう思っていた。]
―under the shower―
[splashing sound, it's so loud.
like ... algi
水の音がうるさい。
痛みすら覚えるほどに。]
[だがしかし、風閂はなくともクレメンスは足を捻って床に尻餅をついてしまった]
ぐぅっ!
…。…。…。
…君のそういう所は全く変わっていないな。
[クレメンスは足の痛さを堪えつつ、アーベルを見上げて深みのある声で笑いかける]
久しぶりだよ、アーベル。
君もこの箱庭に迎えられたんだね。
ここで出会えるなんて思ってもみなかったが、主は君の事をずっと見守っていてくれたんだな。
[一人でうんうんと頷いている]
―in bathroom under the shower―
[流れる音を聞きながら、金茶色の髪を泡立てたshampooで丁寧に洗う。
肌を流れていく水の感覚に、だんだんと意識がはっきりしてくる。]
寒い
[小さな呟き、温度をあげようと手を伸ばすけれど、
勝手に湯の温度があがる。]
…便利だわ
(…ナターリエ?)
[漣に似る波紋のような。いまだ目覚めぬ人狼の呟きが、湖面に落とされた水滴の波紋が広がるように。声として、まだ届かないものの。]
- 1F・書斎 -
[論述書から童話まで。
ここの書斎には相当量の本が納められていた。
けれど...の目に留まったのは]
これは。
[何枚もの紙が纏めて綴じられた1冊の本。
中に詰まっていたのは数々の風刺画。
そして発行年月日が今から丁度14年前の物もその中に]
14年前…
[...が生まれた前後の]
……あんたも、な。
[変わってない、という言葉に呆れたように呟いて]
ま、お久しぶりとは言っとくが。
俺は別に、神に見守られてたつもりはねぇよ。
[返すのは、例によって素っ気無い言葉]
[クローゼットを漁るでもなく、柔らかなベッドを独占する時間。
鍛冶屋でも床で眠ることも珍しくなかったし、静かな環境など望むべくも無かった。
しかし贅沢とは恐ろしいもの。
ここ暫くは広い個室での静けさまでも自分のものとできていたユリアンには、少々騒がしさを感じたようだった]
もーうるせえなぁ…
[相変わらず服も替えず跳ねた髪はバンダナの下に押し込めて、貪った惰眠の証に眼をこすりこすり、自室の扉を開く]
なに、人の部屋の斜め向かいで騒いでんだよ……
『身分違いの恋!
翡翠の歌姫リベラと若きベルンシュタイン侯爵の奇跡の一夜』
『悲しき結末!
引き裂かれた歌姫は依然として行方も知れず』
『愚かなる貴族の掟!
冷たき侯爵一族は全てに沈黙したまま』
[添えられ踊る言葉は...にとってはどれも衝撃的な物ばかりで]
[呆然とする頭に、描かれた肖像がくっきりと映し込まれてゆく]
[冷たげな青い目をした金の髪の青年]
[寂しげな翠の目をした蒼の髪の女性]
[蒼い髪の女性。
エルザにそっくりな]
り、べ、ら?
[柔らかく響き渡る歌声]
[恋人を心から信じる声]
[弾けるように窓の外を振り返る]
[翡翠の瞳が交われば、微笑した歌姫は新しい歌を紡ぐ]
[それまでとは打って変わった強き歌声]
[己の全てを掛け、力を振るった女の声]
[聞こえてきたユリアンの声にちら、とそちらを見やり]
……別に、俺が騒いでる訳じゃねぇが。
[ため息混じりに言って。
まだわずかに濡れた前髪をぐしゃ、とかき上げる]
あっはっはっは。
[ぎくしゃくとクレメンスは立ち上がる。痛くなんてない痛くなんてないと、子供をあやす時のように自分に自己暗示をかけながら]
君が、一人で生きると言い出した時から、今、君がこうして生きていてくれるという事。
今こうやって、五体満足で再び出会えた事。
こんなに嬉しい事があるかい?
私は、神様がずっと君を見守ってくれていたのだと信じているよ。
[素っ気ない返事ごと包んでしまうような笑顔を浮かべた]
おっと、騒がしくしてしまってすまなかった。
[ユリアン(よく見えない)に振り返りながら頭を下げる]
[湯を流すのを止めて、bath towelで身体を拭いて――名残を振り払うように。]
食事、作らないといけませんね。
きっとおなかをすかせていますし…。
cheesecakeも作るのでしたっけ。
[doorに向かい、歩を進めるけれど。
めまい。
一度壁についた手を押して、open the door...]
……はあ。
[向けられる言葉と笑顔に対して出るのは、呆れたような、疲れたような、なんとも言えない一声]
『……っつか、調子、狂う……』
[声には出さず、心の奥で呟く。
生死ギリギリの世界に長く身を置いていたせいか、神父のマイペースさは、どうにもとっつき難く。
正直、苦手な相手と言えた]
ん…アーベルさんだったんだ。
まあ、騒いだりしないよなアーベルさんは。
…不審者でもいた?
[彼の部屋の前で尻餅をつく男を前にして、呆れた表情をしているアーベルに話しかけ、次いで推定不審人物であるところの尻餅男に目をやった]
アーベルさんは強いんだからな。
こそ泥程度簡単にとっ捕まえるし、何か妙なことしようとしても…
[ユリアンは腰に手を当て、男を見下ろす。
説教をする調子で、振り返り頭を下げるその顔を覗き込めば――]
――クレメンス神父!?…様?
あ、あん……あなた、までいらっしゃったんですか。
こりゃまたびっくり。
[失礼にならないよう、髪を撫で付けかけ違いのボタンを直しつつ]
いや!俺こそすいません。
よく考えてみりゃそれほど煩くもなかったし!
[whenever gold shift to blue.
いつのまにか金は青に戻っていたようで。]
熱が出るといつもsisterが、puddingを作ってくれたっけ。
あれが一番のご馳走だった。
['vox' spill out of the 'heart'...or 'what'?
心か、それとも他の何かか。
それらから零れ落ちる声]
ランプ屋 イレーネは、青年 アーベル を能力(占う)の対象に選びました。
―to corridor / 2nd floor[二階廊下]―
[doorの開く音は小さく。
...はそっと身を部屋から出す。
少し頬が熱いのは、きっとshowerを浴びたから。
そういうことにしてしまえばいい。]
…あ、ら?
[と、左を向けば人の姿。]
[読み終えた本をぱたりと閉じて、一息ついた。
まったく、ここの蔵書はすばらしい。
食事も設備も整って、文句のつけようもない。
地上の楽園といってもいいくらいだ。]
けれど。
[クローゼットにしまわれた、大きな縄はなんのため。
よく手入れがされて、
黒光りするボウガンはなんのため。
体力のない自分のためにあつらえたような、
都合のいい武器の数々。
這い上がる不安に、身がすくむ。
館にいる人間の多くと語らい、
害意のないことを確認しても、
扉をふさがずには眠れない。]
ああ。
[騒いだりしない、と言われれば、短く言いつつ頷いて。
神父と気づいて慌て始めるユリアンの様子には、やれやれ、と苦笑]
というか、ここで駄弁らんでくれ、と。
え…えーと君は…、
[必死にユリアンを凝視。後ろではアーベルが溜息をついているようだったが、必死すぎて、クレメンスには残念な事に聞こえなかったようだ]
あ、君、君は確かナターリエと何時も仲がいい…そう、ユリアンじゃないか。…ユリアン=マルトリッツ…は君の本名だったのか。
いやいや、廊下で五月蝿くしてしまったのは確かだよ。
アーベルと会えたのが、とっても嬉しくてね。
[髭を一度撫でて、にっこりと]
奇遇だなあ。
こんなにも知り合いと出会えるだなんて。
主は、何らかの意図で関係あるもの達を集められたのだろうか。
…そうだ、アーベル。
久しぶりに出会ったのだから、抱擁は駄目でも握手ぐらいはしてくれるかい?
[にこにこ]
(…。)
[やはり気のせいではない。
ナターリエの声が聞こえる。
また風邪を引いたのか。
今、ナターリエの声が聞こえるのは…一体…。]
……やっぱ、どーにもこのおっさん……。
…………あわねぇ。
[これならまだ、オトフリートと『仕事』の話をしている方が、気楽かも知れない。
ふと、そんな事を考え、そんな自分に、微かな頭痛]
father?
[ack,驚きに息を飲む。
dadではなく、brotherの姿を認めて。]
いらしていたの。
神父様、ええと、Dadは…いらしていないのですか?
あ。ええと
ここでお会いできて、嬉しいです。
[苦笑するアーベルに首を傾げて]
え、何だよ。
立ち話くらいいいだろ?
[クレメンスの問いに、こくり頷く]
…あ。そうなんです。
そう言えば俺、全部名乗ったの初めてだなぁ。
姓なんて使う機会無いもんだから…
[にっこりとする神父の表情を目にすると、自然と穏やかな気持ちになりユリアンの顔つきも年相応に和らぐ。
大抵神父というものは偉そうに悔い改めろと説教をし、ろくな生活をしていない者は見向きもしないという印象があったものだが。
クレメンスのどこか間の抜けた所も、優しげな笑顔も好きだった。
…なので、同調して曰く]
そうだよ、アーベルさん。
久しぶりに会ったんなら握手といわず、神父様の喜びを受け入れて抱擁されなよ。
[にこにこ。悪気はない。もちろん]
……握手?
[それまでは特に気にせず受け流していたものの。
その言葉には、僅か、緊張めいたものが過ぎる。
幼い頃を、亡き母を知る者に、他者を殺め続けた手に触れられたくない、などと感傷的な事を言うつもりはないが。
それとはまた、違った理由で。
神職に携わる者と、触れたくはない、という思いが僅かにあるから]
…………。
[無意識の内に拳を握り締め、視線を彷徨わせる]
[窓の外を見れば、
月明かりに照らされた青の髪が浮かび上がって、
白い姿がゆらゆらかすむようで、ため息をついた。
青の髪の歌姫。
たった一度、彼女のステージと行程が重なった。
期待していたのだけれど、客席は満員御礼の有様。
その日町に着いた彼の手に、
チケットが舞い込むはずもなく。
入れなかった建物の外で聞いたのは、
途方にくれる娘の歌。
少女の声から老婆の声まで繰るという、
彼女の武器の一つが、しずしずと響いた。
幸福を失った者の歌だった。]
[昨日、テラスから聞こえてきた、彼女の歌声。
かつてはあふれ、今は消えた名声。
ああそれならば、彼女はかつての、
あの歌の通りになってしまったのだ。
歌での彼女は、恋人を、
現実の彼女は、歌そのものを。]
夢をみてたのね 望みたかく生きて
愛がすべてだと 神はゆるしたもうと
夏 あの人来て 悦びあふれた
私 抱いたけど 秋はもういない
待ち続けてるわ あの人の帰りを
二度と私には 夢はかえらない
[うろ覚えの歌。ぽつりぽつりと断片的な。]
二度と夢はかえらない……か。
[i don't know my 'vox' is come over
まさかこえが伝わっているなんて思わないから]
あ。いけない。
隠さないと、ばれたら怒られてしまうわ。
……立ち話する位なら、下に行って茶飲み話しろ。
[悪気なく言うユリアンの言葉に、緊張は緩んだらしく。
どうにか、いつもの素っ気無い口調を取り戻せた]
大体神父。
さっきコケた時に足、捻ってるだろ。
[それから、今まで触れなかった事をさらりと]
あ、シスター。
[和らいだ表情のままナターリエに目を向ける。
手は振らない。塞がっているのだ]
はい。
神父様、今のうちです。
[…アーベルの重い胸の内を知る由もなく。
彼の身に走った緊張の理由についても、また同様。
ただユリアンは彼が何事か考え事をしている隙にアーベルの背後にまわり、逃げられないようにそっと両肩を押さえた。
それほど強い力ではないものの、そのまま抱擁を受けさせる気だ]
……俺が殺したわけじゃない。
[だけど]
俺が殺させた。
[それは、事実]
……それがなければ。
殺さずに、すんだ……のに。
[ふと、意識は過去を、堂々巡りを彷徨って]
ナター…リエ…?
[遠くてよく見えなかったが、その声は。]
参った。
本当に、驚く事ばっかりだよ。
[頭に手をやり、流れるように髭を撫でた。
ついで、ユリアンの同調する声を聞き、うんうんと大きく頷いた]
…。
[視線を彷徨わせるアーベルを見ると、怯える小動物を驚かせないようにするかのように、そっとアーベルの肩に手を置こうとした]
[いつもの通り、がたがたと扉を閉じていた家具類をどかし、廊下に出ると、人があつまっているようだった。クレメンスに目を留めると、]
こんばんは、おや?
はじめての方がいますね。
はじめまして、
僕はハンス・バチャーニーと申します。
どうぞお見知りおきを。
……どこかでお会いしたこと、ありませんでしたか。
こんばんは、ユリアンさん。
まだ、cheesecakeは作ってないんですけれど…
昨日のは、冗談じゃないんですよ?
[smile, and.
からかうように言うのは、ちょっとした悪戯心。]
……つーか、てめぇっ!
[ふと、物思いに耽っている間に後ろに回られ]
『……ちっ……『幻魔』らしくねぇな!』
[過ぎるのは苛立ち。
目覚めてから、精神を乱しすぎたかと思いつつ、無意識の内に、身体を沈める回避行動を取って]
[what, what?
the ... 'what'? i couldn't know, haven't know.
なにかしら、それはなにかしら。
わたくしにはわからない。
'je ne sais quoi' is descended from ...'who'?
なにかがだれかからつたわってきて…いる?]
う…
[アーベルは前々から鋭いと思っていたが…。図星をさされてクレメンスは少し怯んだ。だが、これくらいでめげる神父ではなかった]
ユリアン、よくやったね。
[にっこり]
[ぐわしっ!]
[思いっきり抱きしめ頬擦りをしようと…]
[場の空気が、感動の再会風になっているので]
おお?!ええっと…?!
僕下でお茶飲んできますね。
はいはい。ではでは。
[邪魔しちゃ悪いとにこにこ階下へ降りていき]
アップルティーがいいですねえ。
どこにあるかなっと…
[ごそごそとキッチンの物色をはじめる]
[がたがたという音が収まると、扉が開いてハンスが現れた。
目礼だけで挨拶を]
あ、どうもハンスさん。
ハンスさんが来る前っていつも、がたがた音がする気がする。
[一体部屋はどういうことになっているのかと聞いてみたくなりつつ。
近付いて来たナターリエはチーズケーキがまだであることを告げる]
うん、こんばんは。いいんだよ、これから作ってくれるんだろ?
……またまた。
[俺の分作ってくれるまで、台所に張り付いてやるからとでも言いたげな目で冗談であることを望んでいる。
しかしからかうように言うナターリエの顔色が、心なし赤い?]
あれ。シスター、風呂上りか何か?
うわっアーベルさん、怒りすぎ!
[彼女の心配をする暇もあまり与えられなかった。
怒ったアーベルは怖いのだ]
…はい♪
[だけども神父様は褒めてくださったからめげない。
そして手も離さない]
[近づくかどうするかwee bit,ほんの少し悩んで。
…近づいたらばれてしま可能性は高いだろうか。
だが、あまり近づかなくても、それはそれで不審を煽るだろう。
but then,
ハンスが下に行く様子に、はっとして。]
あ。
わたくしも、食事、作ってきます。
[頭を下げて、階段へと向かおうとして――]
[目を開けると、薄いセピア色の天井。不思議な感覚。
ベッドから起き上がって、部屋をしげしげと眺める。
立ち上がって、どうやらシャワールームらしいところを見つけ入った]
服を着る。
お屋敷の、外の様子を見る。
1階のおじいさんの話を、聞く。
みんなと、お話してみる・・・。
[シャワーを頭から浴びながら、今日することを、無表情で口に出してみる]
[シャワーを浴び終わると、タオルで頭を拭きながらクローゼットまで行き開けた。服は部屋と同じく華美では無いけれど、上等そうなものばかり。
1枚の服を手に取ると同時に、ごとん、と下で重い音がした]
・・・・・・。
[それはナタだった。
持ち上げてみると、よく手に馴染む。森で薪を切る時など使っていたものに、そっくりだった。
新品にしか見えない服や家具と見比べて、このよく使い込まれたナタは、とてもアンバランスに感じた]
[少し足元がふらついた。
そっと壁に手を着いたのは、何も不自然さなどなかっただろうか。
顔が赤い、ユリアンに指摘されて。]
えぇ。showerを浴びていたので。
…ふふ、食べすぎはいけないんですよ?
>>51
うわっ…
[しかしいつの間にかアーベルの肩は、その手に掴めていない。
身体を低く沈めることですり抜けられ、彼はそのままサイドに飛んで、思いっきり逃げてしまった]
そっち行った!捕まえて、ハンスさ……ああっ
[早くもハンスはその場に居ない。
のんびりした喋り方や見た目に見えるのに、行動が早いようだ]
ユリアン、時代の移り変わりというのは我々が思うよりも早いようだ。
[クレメンスは背中に哀愁を漂わせながら呟いた]
ナターリエ、少し待ちなさい。
[why?
なぜかしら
i don't wanna go down stairs...
下にいきたくない。
sweetest odor throw into confusion
甘い香りが何かを狂わせる]
[anxietas?
不安?]
ったく……。
[立ち上がりつつ、一つ、息を吐く]
不用意に俺の後ろに回るんじゃねぇよ……。
[小さな、小さな呟き。
もし、意識が遠くを彷徨っていなければ。
背後に回られた時点で、『幻魔』としての動きを取っていたやも知れず]
っとに……調子、狂うぜ。
[内心の緊張、それを押し隠すように、悪態を一つ、ついて]
[書斎の中にいるミハイルと目があって、幸せそうに笑う。ミハイルの目に映るその顔は、遠い記憶の母と重なるだろうか]
[微笑むはエルザにあらず。…リベラ]
抱いてあやした子よ
何もねだらない小さな男の子
命もあげるよ
[ゆっくり書斎に向かって歩いていく]
生まれたくないのに生まれでた
おまえが苦しまないように
命もあげるよ
[手を伸ばせば、一陣の風。ミハイルの目の前で窓が開く]
>>58
……もう行っちゃいましたよ。
[そしてアーベルが逃げた事に、この神父は気付いていない。
マイペースな人だなぁと、抱きしめられることで間近に迫ったクレメンスの顔を眺めた。
半笑いのようなユリアンの顔は、呆れた表情にならないよう頑張っているからかもしれない]
(まぁそこが面白いんだけどさ…)
…ぐぇ。
[しかし力はそれなりだ]
み、みえますか神父様、おれです、ユリアンです。
おれはアーベルさんほど、がんじょうじゃないんで…ぐぇー
[苦しみながらも、目の端で階段を下りようとしてふらついて見えたナターリエを心配する]
しすたーも…しゃわーの浴びすぎはよくないとおもうな。
のぼせたの?ほら、ふらついてる…
かいだん下りるときあぶないだろ。
…どう、して?
['vox'...
i heard that before.
こえに聞き覚えがあるような気がして。
i look at ...]
showerのあびすぎ、なんてことはありませんよ。
大丈夫です。
[smile...しかしそれは隠しようもなくpink。
呼び止められたにもかかわらず、...は階段の取っ手を掴む。
ふわり。
視界が、ゆがむ。
そう思った時には、バランスが取れる状態ではなく]
[昨晩、まだ広間に残っていながら聞いた扉の開く音。
足音を伴わないそれを思い出して、彼は1人微笑んでいた。
つい、先程まで。]
―裏庭―
[裏庭の壁に、屋敷と同じように乱れ一つ無く美しく連なる壁に、唐突に開いた穴。
「神の箱庭」の名に似つかわしくないな――表門の錠の硬さを確かめた事を思い出して、視線を投げれば。
穴の奥、壁の向こうには あか 。
屈んで身を入れ外を覗き込もうと
して手を掛けたままの姿勢で止まる。
身 を 乗 り 出 し て は い け な い 。
何かが言う。
久しく感じていない圧迫感を感じ、視線だけを奥に。
目が合う。]
うむ、見えるとも。
っとと、力をいれすぎてしまったみたいだ。すまない。
[ユリアンを解放すると、肩をニ三度ぽんぽんと叩いた。]
ユリアン、もっと元気よく笑うと男前だよ。
[半笑いが自分の所為だとは気づいていないようだ。
モノクルさえあれば、もっと普通の反応が出来るのだろうが…。
ナターリエが視界の端で揺れたように見えた。
クレメンスは、駆け寄った]
ナターリエ、また風邪を引いてしまったのかい?
[支えようとする]
[人の集まりが見え、そちらへ廊下を進む。プレートの名前を読みながら。
そうか、蒼い髪の青年はアーベルというのね、と、昨日声を掛けそびれた場面を思い出し]
・・・おは
[みんなの傍まで来て、声を掛けようとしたとき、突然抱擁シーンが始まった]
元気出して下さい神父様。
確かに人はいつまでも腕の中に抱いておける子供じゃないけど、アーベルさんの場合照れてるだけですよ。
たぶん。
[小さく見える背中を見ると、そんな風に慰めずにはいられない。
アーベルの意識が常のようにその周囲に保たれていれば、実は自分の身も危うかったとも想像だにせずに、また一人、紫のワンピースを纏って廊下へ出てきた人物に顔を向けた。今度は手を振る]
お、イレーネ。
[年上であることを考えれば敬称を付けるべきだろう。
しかし幼くも感じる一人称や喋り方で、ついつい同年代に話しかけるようにそう挨拶した]
[引き寄せられるように窓へと向かう]
[生まれてすぐに引き離された母]
[けれどその腕の温もりは記憶の底に確かに在り]
は、は、う、え … ?
[周囲のものは既に何も意識に入らず]
[唯、伸ばされた腕のほうへと身を乗り出して]
[足の力が抜けて、いけないと、心配をかけさせてしまう、しかられてしまうと。
そう思って――
しかし床にではなく、暖かな人の――]
[*drop into unconsciousness*]
[出てきたイレーネに軽く会釈しつつ。
よろめくシスターの方を見やる]
……熱だしてんな、あれ。
[呟きつつも、別に手を出すつもりはなく、神父が支えようとするのを眺め]
[ユリアンに挨拶されれば手をぴっと肩の高さに上げ]
おはよう、ユリアン。と、ナターリエと、アーベルと・・・あなたが、「くれめんすー」・・・?
[昨夜のベアトリーチェの言葉を思い出し、クレメンスを見つめる]
/中/
ところでクレメンス神父様は werewolf or lunatic?
ええと、あと一名さまってどなたなのかしら。エーリッヒさん?
そして赤誤爆してるんで白に発言しなおしてきます(orz)
[足の力が抜けて、いけないと、心配をかけさせてしまう、しかられてしまうと。
そう思って――
しかし床にではなく、暖かな人の――]
[*drop into unconsciousness*]
ははは、心がけます。
[解放されることで呼吸も楽になった。
クレメンスの言う所の「元気な笑顔」を心がけながら、男前との言葉には満更でも無さそうだ]
…え、熱?
[いつもより引き締めた表情で顎に親指と人差し指を当てていた所に、アーベルの呟きが耳に入ってくる。
慌ててナターリエに目を向けた]
具合悪いのに、食事なんか用意してくれようとしてたのか?
無理するなよ…
チーズケーキだって別に、我慢できる。子供じゃないんだ。
あんたの体の方が大事だ、シスター。
[ユリアンの慰めを背中に受けながら、ナターリエがぐったりと腕の中に倒れこむのを支えた。そっと額に手を載せると、熱がある事が分かる。]
困った子だな。
[流れる金髪を顔から除いて、少し苦笑のような慈愛に満ちた表情を浮かべた。イリーネの声に顔をあげ、]
その通り。
クレメンス・アッシュと言います。
ええっと、君の名前は…?
[銀髪の少女らしき姿へ向かって尋ねかけた]
[首が落ちている。
首だけが落ちている。
この距離と暗さでは正確さに欠けるが――
外のあかは月光をとろりと反射し、
少女の首は少しも古びていないように見えた。]
[ナターリエをしっかりと抱きとめたクレメンスにほっと息をつき]
あたしは、ランプ屋のイレーネ。
[慣れてきた自己紹介を短く]
/中/
私は人狼だよ。未だ、ナターリエより目覚めてはいない。
ナターリエの呼びかけがあれば、覚醒の段階は早くなるだろう。
黒き宴の夜を演出しようじゃないか。
出来る限り、此方もRPで通したいね。
狂人の方は、適当な段階で話してくれると面白くなるかもしれない(話してくれると現状の把握が出来るので話してくれると助かりはするが)が、判断は委ねよう。君が、楽しいと思う演出をしたまえ。
ああそうだよ、神父様だ。
[何故か誇らしげにイレーネに頷き…何かが倒れ受け止められる音]
…あ!
[クレメンスの腕の中のナターリエの具合の悪さが、実は倒れてしまう程だった事に驚いている]
風邪ひいてたのか…咳も何もしてないもんだから気付かなかった。
熱っぽいならそう言えばいいのにさ…
[たまには遠慮なく人から手助けされる側になってもいいのにと少し怒ったように呟きながらも、シスターを心配する顔だ]
[窓を乗り越え]
[その優しき腕の中へと身を委ねる]
『忘れてはいけない』
[けれど幸福を引き裂くかのような冷たい声]
『この家に異能はいらない』
[必死に耳を塞ぐ]
[やっと手にした温もりを手放したくなくて]
いやだ……!
[小さな、小さな、悲鳴が漏れる]
[神父がシスターを支えるのを見て取るや、くるり、踵を返して反対側の階段へ向かう。
左手は無意識にか、胸元の銀のロザリオを握り締め。
そのまま一階へ、それから外へと]
─二階廊下→庭─
[自分の悲鳴と掛かった力に我に返る]
[目の前には自分の肩に縋りつくように崩れ落ちようとしている女性]
エルザっ?!
[今度はしっかりとした声で。
慌てて彼女を支えて叫ぶ]
……囚われすぎだ。
[音もなく、また、気配もなく歩きつつ、呟く]
……いつまで囚われる気でいるんだ。
[既に、過去の事だと言うのに]
……閉ざせ……もう二度と、思い出すな。
[念じる]
[それが不可能と、誰よりも思い知っているのは、自分なのに]
[倒れかけてなお、少年の頭を撫でたのは誰の意志だったのだろう]
わたしの、愛し子。
[薄れながら囁く声は、慈しみに満ちて]
[そのまま。身体から力が抜け、庭に倒れる]
ありがとう、ユリアン。
[ユリアンの心配>>74に微笑み返すと、]
料理は皆で作る事にしよう。
ナターリエに無理をさせる訳にはいけない。
[ナターリエを背中に背負おうとする。
人一人を担ぎ上げる体力はあるようだ。]
あっ…ランプ屋の。
ランプ屋のイリーネで合っていたんだね。
君のランプは、とっても可愛くて素敵だと子供達が言っていてね。蝶々や百合の花、金魚の形をした色ランプを売っていると聞いているよ。
ナターリエも好きだと言っていたね。
[ユリアンに、]
昔から熱を急に引く事があってね。
見た目に似合わず、頑固なところがあるんだ。許してあげてほしい。
[ユリアンの言葉に]
神父さま・・・
・・・なんで、ユリアンが、誇らしげなの?
[首を傾げた。
ナターリエへの心配そうな視線をしばらく見つめ。ナターリエの方を自分も見た]
[病のため、その身体は驚くほど軽い。少年の力でも支えることは難しくないだろう]
う…。
[苦しそうにあえぐ声は、かすれている]
[それはさっきまでの声とは明らかに違っていて]
姉、さん…。
[引き摺られそうになりながらも、倒れる直前にその身体を支え]
[予想以上に軽いその身体に驚いた]
[紡がれた声は先程とは打って変わった苦しそうな掠れ声で]
エルザ…エルザ。
大丈夫ですか、しっかりしてください!
[けれど続く言葉に首を捻る]
…姉さん?
[クレメンスの言葉に]
また、お客さんなのね。・・・ありがとう。
料理、ね、あたしほとんど出来ないけど。がんばる。
[祖母と2人暮らしにも関わらず、ガラスを操る器用さはあるものの、苦手な事もあるらしい。]
─玄関前─
Das nahe, chtest du raus.
In der Welt, in der er einfriert, alles.
Annehmen, das, das es hatte, es sei denn tut, um zu zerteilen und dergleichen……
[月を見上げつつ、ロザリオを握り締めて早口に言葉を紡ぐ。
乱れた精神を鎮めようと。
そうしなければならない、という、危機感めいたものを感じながら]
[ワンピースの裾をつまみあげ、
たくさんの花をスカートに抱えて。
唇からは、るるら、るらら。
歩めばはらりとこぼれる花びら。]
みんな、みんな、ゆめのなか。
リ…ベラ…ねえさ…んおしえ…て…くれ…た。
[かすれる声で、切れ切れに]
あなたが…ね…えさんの…わ…すれ…形見…。
[まだ、ふらついている]
……っ!?
[唐突な呼びかけに、意識は過去から現実へ]
あ……。
[数度、瞬いて。
声をかけてきた者を、見つめる]
あ、ああ……お前、か。
……いや、この時間は、おはよう、じゃねぇだろ。
[早口に、こう返す。
その脳裏を、昨夜裏庭で見た物が掠めるのは避けられず]
っ!
エルザ、大丈夫ですか?!
あぁ、水を。
…誰か、誰かいないか?!
[慌てて周囲を見回す。
彼女を支えたままでは...は動けない]
ユリアン、本当に心配そう。
あたしって、あたしって、感情があるのかしら。
あるはず。
だけど、言葉にも、表情にも、できないのね。
[紫のワンピースのスカートを、ぎゅっとつかんだ]
[cilium is vibrated...
まつげが少し震える]
あたたかい…
[smile in relief
安堵して微笑が浮かぶ]
[彼がいつも胸に提げた銀の十字架を握りしめながら、アーベルは横を通って階下へと向かって行ったようだ]
…?
[どこに行くのだろうかと見るともなしにそれを見て、それからアーベルが消えて行った階下から、誰かの叫び声が聞こえた気がした]
あれ。今…
[それは書斎でエルザの名を呼ぶ、ミハエルの声だったのかもしれない。シスターの事で緊張している中、二階へと届く迄には聞こえるか聞こえないかの声ともなっていて、聞き間違いかと首を振る]
>>85
…そうですね。
[多少の怪我や熱では休みは貰えない。
体の熱に工房の熱。このままでは死んでしまうと助けを求め教会へ一時逃げ込み、シスターの優しい看護を受けた時の事を思い出す]
滋養がついて…、消化にいいもの作ってあげないと。
俺が、許すも許さないもないけど…
[ナターリエを難なく運んでやれそうなクレメンスにほっとしながら]
頑張り過ぎるなって、神父様から説教して差し上げないとだ。
[そう笑って、イレーネの最もな突込みにはそれもそうだと顔を逸らしながらも三人の近くに歩み寄ろうとして、窓から下部に人影を見る]
[ゆっくりと、瞬いて。]
ええと、じゃあ…おやすみ?
[慌てた様子を訝しむ。]
おはなは、すき?
[茎の無い花を一輪、手にとって渡そうとして。
スカートの裾を摘んだ指は離れ、ひらひらはらはら、こぼれて落ちるたくさんの花。]
ああ、似ている。
[ミハイルを見ながら思う]
翠の瞳は姉さんに。金の髪は…あの人に。
あたしから姉さんを奪ってしまった、あの男に似ている。
[くらりと揺らぐ平衡感覚の中、思う]
愛しい…憎らしい…懐かしい…。
[ユリアンの心配そうな様子、クレメンスの慈愛の眼差しを見て、なんだか居辛く、突然歩き出し階段を降り始めた]
外の様子を見るんだ。ったね、今日は。
[確認するように、珍しく独り言]
おやすみ……は、寝る時の挨拶だろ。
[つい、律儀に返しつつ。
どうにか、冷静さを保とうと一つ、深呼吸をする]
……花?
[投げられた問いと、差し出され、そしてこぼれた花に瞬き一つ]
……どうしたんだ、これ?
[膝を突き、目の高さを合わせるようにしつつ、問う。
……近くで見ればやはり、似ていると思えた。
壁の向こうにあったものに]
[軽く中に篭った空気を、外套をはためかせ払う。
此処に着てから少し慣れない事が続いたからだろうか――]
「誰か……!」
[声に思考が遮られる。
顔を上げ見れば、月光に照らされた人物が二人。
足を速めそちらへ。]
[i've smell the unpleasantly sweet smell.
まだあまいあまいにおいが。
but, here is so fix down.
でも落ち着くのはここだから。]
………。
[窓越しに、目を細めてよく凝らすと]
何か…庭でも人が倒れてるような…。
風邪、流行ってんのかね?
[眉を寄せた顔を、イレーネやクレメンス達に向ける]
シスターは、どこに運びますか?…おっと。
[既にイレーネは階段を降り始め、クレメンスはナターリエの部屋に歩き出していた]
わかりました。
…俺が作るとますます病状悪化させそうだから、材料くらいは出しておきます。
頼めそうな人がいたら、その人にも声をかけてみるし…
[さっきのイレーネに聞こえてくれてたら、器用そうだから美味いものができあがりそうだったなと心中で呟きながらも、運ぶクレメンスのためにせめてナターリエの部屋への扉を開けてそう答える。
入っていくのを確認すれば、ユリアンも階下へと降りるだろう]
[こぼれた花をかき集め、]
おにわにたくさんあったよ。
おはなは、すき。
きれいでいいにおい。
[一輪を口元へ寄せて香りを楽しみ、それをアーベルへ差し出す。
真っ赤な真っ赤な、首だけの花。]
…ナタ……エ…い?
[クレメンスはそっと、そして集中して話しかけてみる。
この声は、ナターリアのものに違いなかった。
問題は何故聞こえるのか。]
[うまく身体が動かない]
[ふと気づけば、自分は裸足で、全身すっかり冷たくなっている]
姉さん。…姉さん…ねえさん…。
[もがく。立ち上がれずに、ずるずるとくずおれて]
[近づいてくる足音に気が付く]
[顔を向ければそこにはオトフリートの姿]
あっ、オトフリート殿!
は、はい。分かりました!
[慌てて肯くと、オトフリートにエルザを託した]
[館の方へと走り出しながら、一度だけエルザの方を振り返る]
ごめんなさい!
[何故謝るのかは自分でもまだ分からないままに小さく]
[台所に駆け込めば飲み物を手に広間へと*戻るだろう*]
[it's kind of odd...
不思議な感じだ。]
声?
神父様が、とても近く感じます。
…あの、においより、ずっとちかくに。
庭に……か。
[ああ、そういやそうだったな、と思い返しつつ。
差し出された花、その色彩と形にわずか、瞳の奥に険しさが宿るか。
それでも、それは刹那の事]
そう、か……。
好きなものがあるのは、いい事だな。
[微かに笑みつつ、真紅のそれを受け取る。
浮かぶ笑みは青年としてのものか、それとも幻魔としての艶然たるそれか。
淡い月光の下では、それは定かではなく]
[崩れ落ちたエルザには外套を脱ぎ、掛けようと。
うわ言を呟くエルザには眉を顰め]
落ち着きなさい、エルザ。
…失礼しますよ!
[と言うと抱き抱える。ミハエルの向かった広間へ]
/中/
・占いフラグ
・襲撃フラグ
・投票フラグ
もしかしてこのどれかでしょうか?(マテ。
うーん、このまま縁故が成立するかあ?
子供には、実は弱いんだぞ、アベくん(笑)。
[クレメンスに料理を頼まれ]
・・・うん。
[キッチンで料理を作る。頼まれることは、嫌いでなかった。
テーブルについているハンスとギュンターに挨拶をして。ギュンターに事情を聞いてみるが、昨日みんなに聞いたような内容。しかし]
・・・殺される前に殺せ?武器・・・を、取って・・・。
[先ほどのナタが、頭をよぎる。
ギュンターが、暑そうにしているのは気になった。
そこへミハエルが駆け込んできて、水を汲んですぐに出て行く。
料理を作ったまま口もつけずに、自分も外へと出た。胸騒ぎ。なんて、落ち着かないんだろう]
[ややひんやりした、柔らかく細い指がアーベルの頬に触れる。]
うん、すきなのいろいろたくさん。
あべくんはなにがすき?
[屈託の無い笑顔だけは歳相応で。]
[長い療養生活を送ってきた身体は、ひどく軽いだろう]
[抱き上げられれば、温もりに安心したのか、無意識にぎゅっとしがみつく]
[その手が冷たい]
姉さん…。
──2F・Room A──
[クレメンスは、扉を閉めると、ナターリエを背負ってベッドらしき場所の端まで来て、腰を降ろした。
天使の羽で作られたのかと思える程柔らかく弾力の効いたベッドに、少しずつナターリエを横たえてゆき、寝かしつける。
少し汗ばんだナターリエの髪を、もう一度顔から除ける。溜息を一つ。洗面台から、容器に冷たい水を汲み、タオルをかたく絞ったものを持ってきた。]
こんなところは、何時まで経っても子供だね…。
[少し騒がしい気配をしているのは感じたが、ナターリエを放ってはおけなかった。ナターリエの顔の汗をふき取ってやりながら、顔色を覗き込む。]
あべくん……って、俺の事か。
[妙に納得しつつ。
触れる感触に、やや、蒼の瞳は細められ]
俺は……夜の闇。
それから月……かな。
[しばしの思案の後、こう返す。
幻魔として潜む闇、その舞を照らす月、どちらも好ましいのは確かだから]
[部屋に入ってきたイレーネに挨拶をしていると、血相を変えたミハエルが飛び込んできた。
続いて、オトフリートとエルザが。]
これは…?
[ギュンターから聞いた話と、何か関係があるのかと見比べるも、すぐに切り替えて長いすにクッションを用意する]
オトフリートさん、
ここに寝かせてあげてください。
えーと…
オニオンコンソメスープに薄いパンケーキを浮かべたやつだから…
[何が必要だ?と指折り考えながら、とんとん階段を下りて行った。
そして台所へ。飲み物を求め台所に入ったミハエルを、呆気にとられながら見送る。
食事、料理と言えばいつも、ロゲンブロートにヴルストの二、三本もあれば御の字といった所。
不慣れなユリアンは、ハンスにも負けないほど台所をがたつかせながらそれでも、どうにか材料を探す事くらいは手伝えただろう。
イレーネが手際よくスープを作るのに感心しながら、ほっとする。
作った本人も手をつけずに外に出るのを見て、確かに先ほどから騒がしい外が気になって*台所を出た*]
/中/一応、確認。
自分を美人だとか、ビッグスターだったとか言う描写は一度もしていないはず(したかったけどやめた)よね?
自分の設定は大事になってるし、姉さんはサラ=ブライトマンみたいな歌姫だったらしい。
…自分で広げた風呂敷じゃない、はず。うん。
嬉しい動揺。しかし、どう収拾したら…?
[その身の軽さとしがみ付く強さのアンバランスにやや驚きつつ。
なるべく揺らさないように、そして早く。それだけを考えて。
夜風のような冷たさの彼女の手を、服を通して感じながら。
広間に入り、イレーネに声を掛けられると漸く状況判断の範囲が広まる]
エルザは庭で…お疲れだったようです。
も、という事は他に誰か倒れたのですね。
[the eyes is opend...
--gold.
その金の目は、そっと開かれて。
make a silent gesture with my mouth -- i'm sorry...
ごめんなさいとくちびるが動く。]
うん、おつきさまは、わたしもすき。
きれいだから、すき。
[アーベルの頬へ触れた手は、彼の頭へと移動して。
さらり、その髪をなでる。]
…でも、おつきさまはちょっとさみしそう。
[オトフリートの言葉に]
うん・・・ナターリエが、熱だって・・・昨日の、「くれめんすー」が、神父さん、で、知り合いみたいで、運んでくれたの。
[話し方に焦りが見える。そういえば、キッチンにご丁寧に用意してあったエプロンをつけたままだ]
そう、か。
[撫でる手は、そのままに。
それを振り払わないのは、青年と幻魔の狭間を意識が揺らめくが故か]
……さみしそう……?
[それから。思わぬ言葉に一つ、瞬いて]
──2F・Room A──
ナターリエ、君は覚えていないだろうけれど。
ある日の早朝。教会の前に生まれたばかりの赤ん坊が籠にいれられて置かれていた。当時、まだ教区神父ではなかった私は、当時の教区神父と一緒に君をとりあげた。
私にとって、君は、遠く遠く年が離れた妹であり、愛すべき我が子であり、…家族なんだよ。
[額に冷たいタオルを置いて、もっときちんと布団をかけてやる]
おや…起きてしまったのかい。
[ナターリエの手が伸ばされるままに任せる]
―自室―
[何時間眠っていたのか。気付けば日はとっくに暮れていた。
相変わらず柔らか過ぎるベッドから起き上がって、部屋の扉を開ける。妙に慌ただしい雰囲気が伝わって来るようで。]
[開いた目はようやく焦点が戻ってきている]
ありが、とう。
[自力で起きあがり、ミハイルから飲み物を受け取る。
ごくごくと飲み干そうとして、思いとどまる。
また噎せたりしないように]
[…おそるおそる]
うん。
おつきさまはさみしそう。
くらくて、さむくて、ひとりぼっち。
あべくんもおつきさまのおともだちになってあげて?
[二人の姿と、足元の花を、
夜空の月は静かに照らす。]
[起き上がって飲み物を飲み始めた彼女を見て、ふう、と息を吐く。
ギュンターの話は、ハンスにも聞こえていただろう。ちらりとハンスを見、エルザへと視線を戻す]
・・・外にいたのね、みんな。
[自分の行動はいつも遅いな、と思う。外を見に行っても、無駄なのだろうか]
[何かあったんですかと聞きたい野次馬根性を抑えながら、紅茶を入れなおし、気つけのブランデーを数滴たらすと、水の入ったコップとひきかえに、エルザに渡す]
全部飲んでください。
体があったまりますからね。
―on the bed in my room―
わたくしにとっても、神父様は。大切な、家族です。
brother, dad, …そういう言葉では、はっきり、あらわせない、くらいに。
i love you, father.
…yes。
神父様、もう少し、側にいてくださいますか?
[起き上がり状況に適した言葉を吐くエルザを見れば、ふぅ、と軽く息を吐く。
タオルケットを彼女の近くに置き、その場から少し距離を取る事に。
イレーネに近づきつつ]
ナターリエもですか…
[眉を顰めるが]
クレメンスが神父さんで知り合い?
…ああ、やはり彼でしたか。
ありがとう、いい匂い。
[飲み終わったグラスを、ハンスに取り替えてもらって、感謝の微笑み]
[ミハイルに目を向けるが、まだ顔を合わせづらいようだ]
[少女の言葉に、す、と夜空の月へ蒼の瞳を向ける]
くらくて、さむくて、ひとりぼっち……ね。
[まるで、いつかの俺だな、と。
呟く声は、心の奥底。
少女の表す月は、生きるため、望む望まざるに関わらず、幻魔となる事を余儀なくされた頃の自分のようで]
……なれるなら……な。
[それでも、曖昧な返事しか返せないのは。
自らの行く末を思ってか、それとも他に理由があるのか]
[イレーネの視線に気づくと、
困った顔で笑い、肩をすくめる。
何をフォローすれば良いというのか。
おそらく彼女の部屋にだって、
彼女の為に誂えられたかのような武器が
用意されているのに違いないのに。]
silver...?
[i incline my head...
father's eye looks like so.
銀色に見えて、首をかしげた]
[オトフリートをちらっとだけ見て]
嫌な感じ。なんでだろう。なんで、この人に。・・・これは、なん、だろう?違和、感、?
[小さく響いたくしゃみを聞きとめて、外を見ると、
背の高い男と金の髪の少女の、
それはなんて幻想的で、背筋の寒い一枚絵。
声をかけるのが恐ろしくて、
けれども声をかけて、
何かの序幕のような光景に、
強引に幕を下ろしてしまいたかった。]
ベアトリーチェ、アーベル、
そこは冷えませんか?
中に入るといいですよ。
もうすぐご飯もできるみたいです!
[邪気のない微笑を浮かべて、つとめてにこやかに]
そういえば、ギュンターさんに話は聞いたかい?
[聞いた話をナターリエに話す]
[ギュンターがしきりに恐れている事。即ち、人狼に食べられようとしているという事、そのギュンターの運命は逃れ得ない事。人狼は人を食べるという事。武器をとり、誰かを殺せという事。人狼の血が、今甦っているという事……ギュンターの言葉は、まるで誰かに操られているかのように、何処か恐怖に満ち同じ反応を返していた。]
神がつくった箱庭の中、甦っているのは太古に語られた人狼…だという。神がこの箱庭を創ったのだとしたら、私達はきっと試練を課され、試されているのだろうね。
…あ…泥が…。ごめんなさい。
[素足で外に出ていたものだから、足が泥まみれなのに気づく]
[長椅子や、オトフリートの服を汚しはしなかったか]
[きょろきょろして]
[鋭い爪がクレメンスの指先を覆っているが、ナターリエを傷つける事はない。]
ナターリエの眸は、金色をしている。
満月の色よりもより強い色。
神聖なる色をしているよ。
/中/
さて、抽選はずれて、
ただの村人になってしまいました。
どうしよっかなあー。
いやな奴、は狂人でやりたいし…。
小胆な小市民にしましょうかねえ。
自分の身が一番かわいい、みたいな。
旅人だからずぶといけどね。
[二人も急に倒れるとは…と呟くと少し視線を遠くに、考える顔付きになったが]
外は、寒いです。あまりお勧めはしませんね。
それより――
[イレーネのエプロンを見て]
今日は料理という名の魔法を?
[オトフリートの言葉に、彼もまたクレメンスの知り合いなのだと思い]
外に・・・行こう、かな。あたしも。
[ハンスに肩をすくめられても、どうしていいか分からなかった。
さっきの話は・・・どうせみんなに伝わるだろう。ギュンターからも他からも。もしかしたらもう既に。
ハンスが声をかけて、初めてアーベルとベアトリーチェに気が付く。月光が2人を照らしていた]
もう、出来てる、の。ごはん。パンケーキを、多めに作ったから・・・。
…聞いていません。
わたくしたちに神が試練をお与えになったならば、神はわたくしたちをedenへとつれていってくれるのでしょうか。
人を殺めろ、など。
神が…おっしゃるのでしょうか…?
人狼など、御伽噺では、ないのですか…?
[fatherへと問いかける。
その言葉は熱に浮かされるように]
外・・・寒いの?
[そういえばここは、いつでも不思議なくらい温暖な、丁度良い気候だ。
オトフリートの視線で、エプロンに気付き外す。今の自分には本当に落ち着きがないのだと考えながら]
・・・あたし料理、下手よ。作るのは早いけど。
[落ち着いてきたらしいエルザの様子にホッとするものの。
先程の遣り取りはまだ...の中でもグルグルと渦巻いていて。
どうしても真っ直ぐに彼女の方を見れない。
軽く俯き、視線は床へと落ちたまま]
[次々と聞こえてくる声にも、顔を上げることが出来なかった]
神父様…?
[i take notice of his unguis.
like, -- knife?
気づいたとき、神父様の爪はまるでナイフのように見える。
but i'm not fear 'cause 'he' is 'family'
それでも。家族だから、彼だから。こわいなんておもわなくて]
―広間―
[僕の嫌いな厄介事の気配がその喧騒から予想できたにも関わらず、広間へと向かったのは空腹の所為に他ならなかった。思えばここ二日程殆ど何か口にした記憶が無い。]
今晩和。
・・・・や、如何なされました?
[広間の扉を開け、何時ものように浮かべた笑みは、長椅子に横たわるかつての歌姫とそれを囲むように集まる人々を前に気遣うような表情へと移る。]
ん……。
[不意に飛び込んできた、他者の声。
振り返った先には、ハンスの姿。
微笑みつつ、どこか、脅えたような様子に。
向ける瞳には、刹那、鋭さが宿ったか。
それを見抜くには、それなりの経験が必要だろうが]
ああ。確かに、冷えるな。
[今更のように呟けば、更にかかる、声]
……はい、はい、と。
そろそろ、中、戻るか?
うん、よるはくらくて、ちょっとさむい。
でも、ひとりぼっちじゃないよ。
[ぎゅうとアーベルに抱きついた、細い腕は少しひんやりとして。
中から聞こえた声に、振り向いてお日様のような笑顔を見せる。]
ごはんたべよ?
[ぱたぱたと、たのしげに中へと。]
ナターリエ、私達の神は契約の神。
神の愛は万人に広がれど、神はまた私達を試される。
アブラハムは神から息子を殺せと言われた。
神は、私達を試している。
私達は、楽園を二度と追い出されぬ為に、神に伏し、神を信じ、神の愛を疑ってはいけない。
神に仕えるとは、そういう事なのだよ。
[クレメンスはナターリエの手をとり、頬にあてて呟く。ナターリエの手は、まだまだ熱い。]
ええ…それに、今は温かい料理をとる事が先でしょう。
[寒いの、というイレーネの問いに。
先程の壁の外の景色、そしてエルザの身体の冷たさを考え言ってしまった事に気付いたが、それは言わず。]
……やれやれ。
元気なもんだ。
[抱きついたかと思えば走って行く少女に、嘆息しつつ立ち上がり。
ぐしゃ、と前髪をかき上げる]
……ひとりぼっちじゃない……か。
[呟いて。
左手が掴むのは、銀のロザリオ。
蒼い瞳が月に向けられ、唇が何かを呟くように、動く]
[ハンスの言葉に、しばし考えるような仕草をして]
・・・・・・食べ・・・うん。食べ・・・る。
[考えている仕草の割りに、答えは上の空のよう。迷いがあるのだろうか]
外、どうなってた?
[みんなに食事の用意をしながら、先ほどまで外にいたであろう人たちに尋ねる。
新しく入ってきた金髪の青年に気付き]
・・・こんばんは。今、みんなでごはんを食べるところ。
仕事が速いのはそれだけで美徳です――
[イレーネに言いかけた所でエルザに手を伸ばされる。
やや困ったように]
いえ、そうお気になさらず――
[かといって身体は逸らさないままで]
[パタパタ軽い足取りで、広間の中へと歩み入り、
自分の髪には紙の花。スカートに抱えた生の花。]
おはな、たくさんあったの。
[広間に座っているものたちの、その頭に、
花をつまんで飾ろうとする。]
神の愛を疑うなどと。
そのようなことは、決していたしません。
[touch his cheek,彼の頬にふれて。]
to kill for live,
生きるためにわたくしたちはいきものを殺す。
…original sin
わたくしたちが、わたくしたちであるがために。
神の試練だというのなら――
わたくしは。
[word is stopped,止めた言葉の代わりに、頭をゆるく、横に振る。]
…神父様は、お食事を、とられましたか?
[疲れた様子は隠しきれず。]
[オトフリートに手を伸ばすエルザに、パンケーキの皿を差出す]
・・・エルザも、食べれるかしら・・・。オニオンスープも、あるの。
─広間─
[少女に遅れて入った広間はそれなりに賑やかで。
場に居る面々に、軽く会釈をして、隅の方へ。
少女が花を飾りつけようとする様子を眺めつつ。
自分は、受け取った真紅のそれをぼんやりと玩んで]
あああっ、忘れていた。
ナターリエ、君の食事を用意してもらっているんだよ。
[疲れた様子に、ナターリエの頭を撫でた]
今日は眠っていなさい。下から取ってこよう。
[クレメンスは、思いっきり立ち上がって、思いっきり頭をぶつけた]
…つぅぅぅ……
いいかい。大人しく寝ているんだよ。
[モノクルさえあればなぁ…と、ぶつぶつ呟きながら]
[i fight off the urge to eat...
but, as like as not.
my nose couldn't feel the 'foods'.
――を食べたいと思うけれど
普通の食べ物では、きっと何も感じない。
the sweetest odor i want.
あまいにおいが強いから]
[外套に触れる]
[泥の割には乾きが早い?]
[いぶかるように男の顔を見る]
落ちるかしら…?
[翠の瞳]
[姉と見交わした瞳。ミハイルと見交わした瞳]
[くらりと頭が揺らぐ]
…!?
[目眩をおこし、きゅっと、オトフリートにしがみつく]
嗚呼、今晩和。ええと・・・
[銀の髪の少女の声に其方を見る。昨日ちらと見た部屋の表札にあった顔だったように思うが、流石に名前までは覚えていなかった。]
[少女が背伸びをするので、
膝をついてベアトリーチェの背丈にあわせた。
帽子のはしに飾られた赤い花は、
そこにとどまることなく、ぽとり。
床に落ちて、赤い花弁を撒き散らす。]
あ…。
…………。
ええっと、ピンで留めたほうがいいみたいだね。
ありがとう、ベアトリーチェ。
[その顔は、ずいぶんと青ざめているようだ。]
thanks, father.
大丈夫、ですか?
[giggle,ぶつぶつと呟く様子に笑ってしまう。]
わたくしのことは、気にしないで下さい。
ゆっくり、寝ていますから。
神父様も、ゆっくり、食べてきてくださいな。
[the sound of the door.
外へと出て行った姿を、bedの中から見送る。]
[エーリッヒの様子に首をかしげ。無表情にぽんと小さく手を叩く]
あたしは、ランプ屋のイレーネ。あなたは?
あ。
[眩暈を起こした様子のエルザのほうを振り返る]
ありゃ、おちちゃった。
[ハンスの帽子からころげおちた花をその目で追いながら。]
かわりはたくさんあるからだいじょぶだよ。
[スカートに抱えた花の中から、別な一輪を差し出して笑う。]
誰かが、死んだ…の?
[暗がりに火花でも飛ばしたときのように、見えたもの。聞こえた声]
[子どもの頃見えて、今はもう分からなくなったと思っていたもの]
金髪のこども…光の導く方向へ逃げ出そうと…。
[何?何なの?これは]
殺された?
[わたしはそこに手をかける。少し冷たい空気を感じる。
わたしはそこに顔を出す。早くでなきゃと、それだけを思って…]
[誰かの意識をトレースしている]
[顔を扉に向けていたので反応が遅れる。
声を上げこそしない(それは彼の習性である)が、驚いて緑の目を見開く]
どうなさいました、お嬢様?
[見詰める]
[ぱたぱたと駆ける金の髪の少女を横目で見ながら。
集団の一人、男性が此方を向くのが見えた。その顔にあ、と思う間もなく声を掛けられて。]
あれ、オトフリートさん。
貴方もいらしてたんですか。
[いらしてた、と言うより連れて来られたと言ったほうが良かったかも知れない。本の仕入れで良く世話になっていた男にそう声を掛けて。]
!
[エルザがふらつくのを見れば、咄嗟に動きかけ]
[けれどすぐにその動きは止まる]
[躊躇い、戸惑い、もどかしさ]
[鈍い頭痛が頭の奥で走る]
[i feel he goes down.
and so, so...
who?
or what?
彼が階段を下りていく。
ふとなにかを捕らえた気がした。
彼以外の――何、か? だれ、か?
but i'm going to sleep.
しかしわたくしの意識はだんだんと…]
[ベアトリーチェの声にそちらを見て、少女の持っていた青い華を見つめる]
・・・綺麗、ね。とても。花はすきよ。綺麗なものはね、好きなの。
[少し口の端を上げようとして。
同じように花を飾られたらしいハンスの青ざめた顔に、首を傾げそうになってとどまった。花を落とさないように。]
すぐ戻ってくるよ。何も心配は要らない。
[クレメンスは、よろよろしながら(まだ足も痛い)大きく頷く。ナターリエの部屋を出ていくと、階下へ向かった。皆が集まっている居間へと入ると、]
皆集まっているようだね。
ええっと…イリーネ、は、と。
[キョロキョロ探す]
―on the bed, in my room (A)―
[暫く、doorを眺めた瞳が、ゆっくりと閉じられてゆく。
*その頬に涙が伝うのは――*]
裏庭の、くらいくらい穴。
[声に出てしまう]
[少女を見てきたオトフリートに触れたことで、なにかが『つながった』のか?]
誰かが、そこで、殺されて…。
[胸を押さえた]
何の罪もない人間が、突然、どうして?
[オトフリートを見上げた]
あの子はどうして、死んだの?
[closed my eyes.
next time to open, it will be blue.
閉じた目が次に開くときはきっと青くなるだろう。
*but i don't know that...yet*
*でもわたくしはそれをまだ知らない*]
(中/色々間違えてはずかしいよーはずかしいよー!!!
ていうかみんなRP上手過ぎじゃないかな!
あとナターリエとイレーネをよく間違えそうになるんですがわたしはばかですか)
……ん?
[目眩を起こしたエルザ。
それだけなら、特に気にするようなものでもなかったが。
オトフリートにすがる姿勢の彼女の口からこぼれた言葉に、わずか、瞳に険しさが宿る]
……何を、言ってんだ……?
[それは自身も見てきたものであるが故に、困惑を感じ。
思わず、声に出して呟いていた]
うん、きれいなものは、わたしもすき。
[イレーネの言葉に頷いて。]
おにんぎょうは、すき?
おへやにね、たくさんあったの。
おおきなおうちと、おにんぎょう。
おようふくもべっどもてーぶるもあったよ。
嗚呼、此れは失礼。
僕はエーリッヒ=カルゼン=ブラッカーと。
[ランプ屋と名乗った少女にそう返して、一礼。彼女は名しか名乗らなかったが、青年のように偽名と言うわけでは無さそうだと思った。]
・・ん?
[何やら呟くような女性の声が聞こえて、其方に視線を移した。]
[効率よくテーブルの準備を仕上げていく。
色とりどりのジャムにバター。
好きに取り分けられるように持ち出したスープ。
あたためたミルクに、コーヒー、紅茶。
人々が席につけば、彼もまたにこにこと
料理に舌鼓を*打つだろう*。]
おおっと、そこにいたのかいイレーネ。
[にこにこと]
ナターリエと話し込んでしまった。
料理を手伝えないですまなかったね。
ナターリエに食事を持っていきたいのだけど、もう出来ているかな?
[絶望的に歪む表情。アーベルの言葉に、目線だけ向ける。しかし答える言葉が出てこない]
…何故こんなモノがあたしに視えるの…?
[少女の死が、自分の感覚として伝わってくる。がくがくと身体が震える。止まらない]
寒くて寒くてさむくて――
[少女のいまわの思いを呟く]
殺された?
何の罪も無い人間が?
[エルザの台詞を口の中で繰り返す]
[実感が湧かない。
けれど彼女の言葉は何かの確信を持っているようで]
…あの子?
[エルザの紡ぐ言葉に、耳を傾ける]
裏庭・・・くらいくらい穴・・・くらいくらい・・・。殺された???
[エルザの言葉に注意を向けていたが、ベアトリーチェに話しかけられて]
おにんぎょう・・・すきよ。よく、遊んだ。小さい頃。あたしの、遊び相手だったの・・・。
[エルザの言葉を首をかしげながらも注意深く聞いていたが、急に問われ]
…。
[彼には、分かる。が、他に分かる物が居るのかと思い。如何反応した物か。]
…私は、知りません。
[嘘、では無い。]
……そんなモン、俺が知るかよ。
[意識を失う直前のエルザの問いに、低く、呟く。
エルザの言っているものは、彼が見たもので間違いはないだろう。
とはいえ、何故それがそこにあるのか。
そんなものは、彼の与り知らぬ所なのだから]
[焦った身体はやや火照ったか。しがみ付いてきたエルザの腕が最後の言葉と共に、また急速に冷めていき。]
っ
[温度差に、思わず小さくくしゃみを。]
さっきといい。
今といい。
エルザは、多分。
…そして、母上も、多分。
何かの異能を持っているんだ。
だから、なのですか。
だから教えてくださらなかったのですか。
僕もその血を引いているから。
そうなんですか…父上。
うん、ごはんたべたらいっしょにあそぼ?
おにんぎょさんもってくるね。
[イレーネにそう返すと、周りの雰囲気も気にせずに、
食卓についてもぐもぐごはん。]
おや、そうですか。
それは丁度良かった。
[テーブルの用意を済ませて行く旅人の男の声に、そう返答を。目的の物にありつけるのは有難い。
けれどそんな話をしている最中にも、女性の狂ったような呟きは耳に届いて。]
[エルザが頽れるのを見れば]
[今度こそ金縛りから解けるように動くだろう]
[辺りを見回せば広間の端にチェストを見つけ]
[そこから小振りな毛布を取り出して]
あの、これを。
[エルザを支えるオトフリートに向けて差し出すだろう]
/PL/
裸足で歌う歌姫。ユタに近い資質。エキセントリックな行動…ううんモデルの人そのままね(苦笑)
そして今日一日、狂気RPしかしていません。
ミハイルごめんなさい。
お、お嬢様。
…いや、エルザ!
[急に身体を縛る力が抜けたと思えば、今度はぐったりと長いすに倒れこんだエルザに、流石に驚きを隠せず。
声に反応は無い。身体は恐怖からか冷え切っている――タオルケットを掛け直すと何か、他に暖める事のできる物はないかと探す。]
[周囲の様子も構わず食事を始める少女の様子に、小さく息を吐いて。
しばしの逡巡の後、オトフリートに歩み寄る]
……人狼の血脈とやらは。
奇妙な力でも、与えるモンなのか?
[投げられた問いは、ごく、小さく。
他者の耳には、届く事はないだろう]
[毛布を受け取ってくれたオトフリートには小さく首を振り。
呟きを漏らした少女を振り返る]
寒いの?
なら君も暖かくした方がいい。
[再び毛布を手に戻る。
どこか生気の無い動きで、けれど小さく微笑んで。
少女に毛布を差し出すだろう]
[彼の外套もエルザに掛け直している最中、アーベルが近づけば流石に落ち着きを取りもどし。
小さく咳払いを]
…私が知っている限りでは。
我々の祖先――「最後の純血」の後に、その様な事例は無い。
[エルザを見下ろしながら、彼もまた小さく]
瞳の色などの特異性は残ったようだが――
[視線も投げずに]
ありがとう。
[にっこり笑って毛布を受け取り、肩へとかけて頬をうずめる。]
あったかい。あったかいは、すき。
[ふうふうと熱いスープを吹きながらすする。]
[クレメンスは、居間の状態と会話の流れを聞きながら、食事の用意をするハンスから、ナターリエの分を受け取った。どうぞと渡された紅茶を、上に行く前に飲む事にした。
ユリアンとイリーネに、感謝の言葉を言い、]
一体、このエルザという女性は何を見て倒れてしまったのか、誰か教えてもらえないだろうか?
[倒れ伏す女性の周りで再び起こる小さな喧騒。その一方で金髪の少女は意に介した様子はなく。
そのマイペースさが羨ましいと少し思う。]
ええ、此方こそ宜しくお願いします。
[歌姫を気にする素振りを見せながら、銀の髪の少女の声には微笑みを返し。]
おや、今晩和。
[彼女に話しかける神父らしき人にも軽く頭を下げて。]
そうだね。
暖かいのは良いね。
[ふと甦る先程の腕の温もり]
[自分もまた冷えてきっていることには気が付かず]
[少女の言葉に笑みを返す]
…味がしない。
[紅茶を含んだクレメンスは独白した。
味がしないでもないが、限りなく薄く、平たく、
生命に還らない味…。
水という清いものよりも、平たく、平たく。…平たい。]
さむくてさむくてさむくて・・・。
[ランプ作りを、思い出す。
クレメンスの皆への問いかけに、先ほどまで外にいたであろう人々を見つめ。
近寄り、アーベルの服を軽く引っ張ろうとしながら]
ねぇ、エルザの言ってた、裏庭って、ここの、裏庭のこと?
[返ってきた言葉に、小さく息を吐いて。
視線は、手にした真紅の花に向けたまま]
……ご先祖様に続く者ナシ、ね。
だが……さっき、彼女が言っていたもの。
それに関わるものを、俺は見た。
彼女の言った場所で。
……関わりがありそうなのは、俺たちの共通項くらいしか、思いつかんのだが。
[低く言いつつ。
続いた言葉に、瞳の奥に、やや、険しさが宿ったか]
……例えば、『協会』の連中みたいに……か?
[『協会』。
それは、彼を幻魔と変えた者たちの、総称]
[イレーネの問いに、視線を花からそちらに移し。
逡巡。
……隠した所で、どうなるものでもないのだろうが]
……そうだとしたら……どうするんだ?
[即答は避け、逆に、問いを投げる]
[スープを啜るベアトリーチェを見つめ]
温かいもの・・・人の温もりだとか、かしら、ね。
・・・ランプ作りも暑かった。
[ぽつりと言った。...もまた、人よりマイペースなのかもしれない]
じゃあ、人が、死んでるってこと・・・?
[アーベルの答えと、問いかけに、更に問いかける]
[少し下を向いて]
・・・・・・。
さっき、ギュンターが言ってたの。殺される前に殺せ、と。武器を取って誰かを殺せ、と。関係、あるのかしら。
[淡々と言って、顔をあげアーベルを見る]
[紅茶を貰い、口に含む。
ほんの少し落ち着いたものの、話が見え辛くて如何もすっきりしない。]
・・・・嗚呼。
[思わず洩れる溜息。此処に来てからと言うもの苛立つことばかりで、隠し通すのも難しい程だ。
帰りたいなどと言えば、あの男に無理だと言われるだけであろうが。]
[再び溜息に似た声を出し、またアーベルに小さく]
何故最後になったのかは、一言で言うと「謎」だ。仲間を無くしたからか、突然力がなくなったからか。
だが、だからこそ「何の原因でそうなったか、その逆を起こせば元に戻るのか」を知りたがる。
『協会』の奴らも喜びそうな話だ。
[どうやら事態は、何事か深刻な様相を帯びているらしい。
クレメンスは、話を聞き終わればナターリエの部屋へ、温かい食事を運び*休む事にするだろう*]
[だが声が掛かれば、何時もの笑みと敬語を呼び戻す余裕程度は持ち合わせている。]
ええ、如何やらそのようで。
僕はエーリッヒ=カルゼン=ブラッカーと申します。
さあ、・・・僕にも良くは。
[クレメンスと名乗る神父に、知りたいのは此方のほうだとでも言いたいのを堪えた。]
[微かに浮かぶ、笑み。
それは、幻魔としての艶を僅か、帯びて]
……少なくとも、『生きた』者は見ていない。
[曖昧な物言い]
殺される前に、殺せ?
あの無表情、そんな事まで言い出したのか。
[おもしれぇ、と。その呟きは心の奥で止められ]
関わりがあるかどうかは知らん。
だが。
……殺すものがいて、殺されたくないなら、それも仕方ねぇんじゃねぇの?
[さらりと告げる。
それは、彼には『日常』であるが故に、口にするのは容易い事なのだろう。
他者の受け止め方が、どうであれ]
[…クレメンスは、アーベルとオトフリートの会話に耳を傾けている。本当に注意を引きたくないのであれば、他の者達がいる場所で囁きかわしてはならないだろう。
人狼は、狡猾にして危険な存在であるのだから。]
殺される前に殺せ?
既に人が死んでいる?
[ぼんやりそれらの言葉を聞くうちに顔色は悪くなっていくか]
…あ。
書斎の窓。
[ふとそれが開きっぱなしだと思い出す。
見ていた物も全て出したままだろう]
少々失礼します。
[広間にいる人々に小さく頭を下げると、扉から出てゆく]
- 広間→書斎 -
[同じ獣の習性を持つものであれば、茶色を湛えた神父の眸の奥底が常と異なっている事に気づいたかもしれない。それは銀色ではなかったが、それでも───。]
[アーベルの曖昧なもの言いに]
・・・・・・。
いじわるなのね。アーベルって。
昨日から、たくさん人と話して、思ったんだけど、アーベルって、とても無愛想ね。
[悪意を込めるわけではなく、感想を述べるように言った。
自分の無表情はかなり棚に上げた物言い。
そんな事を気にしている場合ではない状況だが]
闇に消えたものを起こしたがるバカはどこにでもいる……か。
[オトフリートの言葉に小さくため息をついて]
……まったく、迷惑な話だが。俺が『協会』に取り込まれたのも、それが理由と考えれば自然……か。
[ふ、と、視線が真紅の花へ向けられ。短い時間、蒼い瞳が閉じられる]
……ま、何でもいいや。
[次に目が開かれた時、口にした言葉は、誰にでも聞こえるもので]
俺、そろそろ休むわ。
……あ、コレ、もらうぜ。
[山と詰まれたパンケーキ、そこから数枚を抜き出して]
んじゃ、また。
[いつもと変わらぬ、無愛想な青年の口調で言いつつ広間を出て、*二階の部屋へと戻って行った*]
何か?
[表面上は穏やかにそう尋ねながらも、少女の言葉に思い出した。此処に集められた全員が人狼の血を引いているという言葉。
不快感が湧き上がる。誤魔化すように、紅茶を口に含んだ。]
/中/
あ、リミット3時か。
2時だと思ってたわ。
ていうか……飴一個もらってこのptって……ちょっと待とうよ、俺。
長文で使いすぎです。
- 1F・書斎 -
[夜気が入り込んだその部屋は冷たく。
窓を閉めても凍てつくような寒さが漂っていた。
その中で燭台の光を頼りに机へと近寄り]
翡翠の歌姫。
リベラねえさん。
忘れ形見。
エルザは、僕の。
母上の、妹。
[片付けながら呟き続ける]
冷たき侯爵一家。
異能はいらない。
[断片的な言葉が集まってくる]
[金髪の少年を見送り、蒼髪の青年には御休みなさいと言うのは忘れずに。
殺される前に殺せ、武器を取って・・・
そして交わされる言葉は、愛すべき日常からどんどんと乖離して行く。もう一つ溜息が洩れそうになるのは押し込めた。]
声?・・・・嗚呼。
申し訳ない、如何もついて行けない話ばかりで。
[銀髪の少女の言葉には、先程の溜息のことだろうと判断して、表情を苦笑のような形にしながらそう返した。]
[アーベルが去るのを背で見送れば、やや厳しい面持ちのままで。
エルザの元から離れ、ギュンターの近くに。]
…知っている事全て、話しても…らえますか。ご老人。
跡継ぎであれ。
命もあげるよ。
[耳に甦る二つの言葉]
殺される前に殺せ。
既に人が死んでいる。
[先程聞いたばかりの言葉も]
殺せ?
死んでいる?
殺された?
[頭が痛い。
既に論理が破綻していることにも気が付かず。
彼は震える声で]
[手についた苺ジャムをぺろりと舐めとって、
食事を終えると食器を重ねて片づけをはじめる。]
きゅうにん ななにん ごにんに さんにん
おはよう おはよう おはよう おはよう♪
[でたらめな歌をうたいながら、ごきげんに。]
だけどひとりは おしまいおしまい♪
[エーリッヒの態度に、先ほどから違和感を覚える。
感情を押し込んでるような]
状況に、付いていけないのに、あなた、穏やかな態度、ね?
[首を傾げた。
そしてギュンターとオトフリートの様子を*見ている*]
[片付けていくうち、自分が出したのではない本も机に乗っていることに気が付いた]
[開いてみれば日記のようなもの]
[最初の頁に『箱庭完成』とだけ書かれた]
箱庭。
……殺しあう為の?
[何故そう思ったのかは分からない]
[けれどそう考えた瞬間、誰かの笑い声を聞いた気がした]
っ!
[驚いて開いていた手を離す]
[日記は元の位置に、正しく戻り]
怖、い…!
[バタン、という音を立てて窓が閉まる]
[その音に身を竦め、後は後ろも振り返らずに書斎から走り出た]
[一瞬、ぶるぶると体が震えた。
まるで寒いかのように。
誰かこれに、気付く人がいただろうか。
この変化に。
今日になってからの、興奮。話を聞いてからの、呼ぶ声]
あたし、死んだら、困る。まだ。まだダメ。ついに、来たのよ・・・。
- 書斎 → 居間 -
[そのまま部屋に戻らなかったのは。
孤独になるのが恐ろしかったからだろうか]
[けれどそこでは今まさに。
自分の思いついてしまったことが肯定されていて]
う、そ……
[真っ白な顔のまま、扉の所で立ち尽くす]
どしたの?
[食卓を片付け終えて、毛布を肩にかけたまま。
扉のところに立っている、少年の姿に首をかしげる。]
みっきーも、さむい?
[少女に訊かれて、初めて気が付く。
自分が震えていることに]
…うん。
寒い、な……
[寒さだけが原因ではないが。
一度認めれば震えは大きく、止まらなくなっていった]
[彼、ギュンターは静かに語る。最初から最後まで。
神でない者が「神」になり作ったこの箱庭で、人狼の血を持つ者たちによる、生存を賭けた「戯れ」が始まる事を。
我々はもうこの「戯れ」から、彼は彼の「運命」から、逃れられない事を。
そしてこの「戯れ」では、御伽噺の通りに、「人狼の力」と「人の力」が対立する事、(「神」に寄れば)共存は不可能であり、生きたければ生きる為に殺さなければならない事。
最後に、「神」と「裏庭の少女」については何も知らない事を述べた。]
[自分の肩にかかっていた毛布をぱさりと少年にかけ。]
あったかいほうがいいもんね。
わたしは、あったかくなったから。
[にこぱと笑って、ぱたぱた*二階へ*]
[人狼の血に目覚める者]
[人のままで力に目覚める者]
[神の戯れ。誰も逃れることは出来ない]
な、んで……、うそ…だ……。
[...の呟きにギュンターはそちらに視線を流して告げる]
「すべては神の手のうちに」
[その言葉に這い上がってくるのは、絶望にも似た何か]
嫌だ……
「ならば武器を取って誰かを殺せ」
[必死に首を振る]
[信じたくないと思いながら、けれどそれが真実であることをどこかで悟っていた]
[それを見たギュンターは...から視線を外してベアトリーチェを見た]
[彼女は何も話していなかったのに]
[視線を受けても少女は何も反応せず]
[にこぱと笑って毛布を...に掛けた]
[毛布に残る温もりを感じ、小さく息をつく]
……貴方の言っていることは良く分からない。
[ギュンターに否定の言葉を返す。
それが今の...には精一杯で]
……私ももう休みます。
おやすみ、なさい。
[何かを考えている様子のオトフリートに頭を下げ]
[どこかふらついた足取りで部屋へと*戻った*]
[彼の、微笑を浮かべていたそれとは大分違う、強い瞳。
全てを聞くと、ギュンターから視線を離す。]
ありがとう…ございました。
[表情は微笑を浮かべ、しかし瞳は深く考えるような色で]
[声を掛けられはっと顔を上げる]
おやすみなさい、ミハエル。
[取り繕うように微笑んでいったこの言葉は、ここでは逆に不自然だったろうか。
それでは私も今夜はここで。広間にまだ残ってそれぞれで考えていた者たちにそう言って、彼もまた広間を*抜けた。*]
[自分の部屋で、大きなドールハウスにお人形を並べて。
自分のベッドにぽふりと沈んで。]
ぜんぶぜんぶゆめだから…
ちゃんとおこしてあげなきゃね。
[三つ目のクロゼットに視線をいちどやると、お布団に包まる。
いつの間にか、*ちいさな寝息。*]
(中)
吸血鬼系…?
うーん。
ではなくエルザ関係の事やミハエルの話がギュンタから聞けるようにって意味だったんだが。
ギュンタの話は正直どうでもよかったり。
自由に聞けるしなあ。
[in the morning...
last night, i slept at time when he's back.
now i catch his face.
father is in my room.
朝…昨夜のことをおもいだす
確か神父さまが戻ってくる前に眠ってしまった。
わたくしの部屋のなかで彼は眠っている。
the soup is so cold. i'm so sorry, saying.
スープはさめている。無駄にしてしまってごめんなさいと囁いた。
condition is better than last night.
i wake up.
体調はよくなっていたから、わたくしは立ち上がる]
[what a nice!
i can walk so fast.
なんて早く歩けるのかしら。
open the door, and i go to down.
--sweety.
甘いにおい。
食欲をそそるそれを追うようにわたくしは階段を降りる。]
あなたね
―in the kitchen―
[he is here.
sweety, sweetest, --i smile.
彼はここにいる。
甘いにおいに笑みを覚える]
hello, good morning?
……神父さまは気付いていらっしゃるのかしら
[i wonder.]
神さまが
わたくしたちに試練をお与えになるのなら。
どうしましたか?
…………まぁ
[i'll be die.]
脅えていらっしゃるのですね
哀れなことです。
神はだからこそあなたを食べろとおっしゃっているのかもしれません
……いきるために必要ならばわたくしはあなたを食べますよ。
for live to eat, is it evil?
[but now.
i stop saying.
でも今はこれだけ]
あなたにはきっと、誰にはなすこともできないのでしょうね
…わたくしは今はとても楽なのです
何かしら。
あなたがいちばん……美味しそうなだけ。
[eyes become gold, at that time.
close my eyes, and turn blue.
わずか瞳は金に変わるも、閉じれば再び戻り。]
good bye, --now.
*i'll be back.*
─自室─
[意識が眠りの闇から浮かび上がる。
寝心地は最高で、最悪なのは相変わらず、と言うべきか]
……っとに……豪華ならいいってもんじゃねぇ……。
[悪態をつきつつ、ぐしゃ、と前髪をかき上げる]
…………。
[天井を見上げ、しばし、物思い]
「……お前はヒトであって、ヒトじゃない」
[夢の中でまた、聞いていた言葉が過ぎる。
人狼の血脈。
奇妙な力を発揮した歌姫。
裏庭の異常。
……いや、この環境──『箱庭』という空間、それ自体が異常なのだろうが]
俺が生まれついての『異常』なら、この状況は返って『正常』……なのかも知れねぇな。
[ふとそんな事を考える。口元には、微かな笑み]
[ベッドの上に起き上がり、右の手首を見る。
朝陽を弾いて微かに煌めく、銀の糸。
何も知らぬ者が見たなら、それは銀の腕輪のようにも見えるだろう。
それから、室内を見回し。
狙いを定める。
サイドボードの上の水差し、それへ向けて、糸をしならせる]
[ヒュッ、という、大気の唸る音。
糸は水差しを全く揺らす事無く、それでいてしっかりと絡みつく。
その身体能力と共に『協会』で彼を指導した者たちを驚愕させた糸操りの技は、誰に教えられたという訳でもなく、みごく自然に身に着いていたものだった]
……これも……。
いや……考えすぎ、か?
[呟きつつ手首を動かし、また、糸を手元へ戻す。
水差しは相変わらず揺れる事なく、静かにそこにあった]
――自室――
[吹き竿をくるくる回す。その先には炉で熱した硝子が付いている。
黒い塗料が、熱で赤く光る。
あたしは黙々と、ジャックで硝子の形を整える。黙々と。
そんな夢を見て]
―in my room―
[昨日の体調不良が嘘のようなのは、神父さまの看病のおかげだろう。半身を起こした...は、side tableに置かれた冷めてしまった食事を取る。
味気無い。]
温かいうちに……
[眠ってしまっていたのだから無理だろう。...は苦笑して、それを食べる]
[引き戻した糸を、元のように手首に巻きつけてベッドから降りる。
しばしの逡巡の後、その足は自然に階下の広間へと向いた。
広間には、相変わらずどこか陰気で虚ろな男の姿。
昨日は気づかなかったが、奇妙に暑がるような、そんな素振りを見せている。
……もっとも、そんな異常を気遣うような性質ではないのだが]
さて、と。
ちょいと、『お話し合い』でもしてみるかい?
[幻魔の笑みを浮かべつつ、男に声をかける。
蒼の瞳に、*いつになく険しい色彩を浮かべつつ*]
[なんてすっきりした気分。
ぱっちりと目を開けて、ベージュ色の天井が目に入る。ベッドから起き上がり、壁いっぱいの窓へと近寄った。
右手でそっと、硝子に触れる]
・・・・・・。
[腕を広げ、頬も体も窓ガラスにぴたりとくっつけた。抱きつくように]
『あたしの日常に、沈黙はつきものだった。
沈黙が日常だった。
いつもランプと、ガラスと向き合ってた。』
あたしは、それが、嫌だった・・・?
[ぽつりと。硝子に薄く映る自分に問うように、首を傾げた。
熱を持った沈黙。それは人の温もりと近く。あたしは淋しく]
また神父さまにご迷惑をおかけしてしまいましたね
……なんて言うと怒られるでしょうか?
[つきそっていてくれたのだろう。
兄のようでも父のようでもあるその人は優しく。]
あなたを。
殺せ……それが試練なのだとしたら、わたくしは守ります。
あなたが他の誰に害されることもないように。
father…大切なわたくしの家族。
やっと分かった。
おばあさん。無理やり教え込まれた技術。
あたし、嫌だったけど、嫌じゃなかったの。
これも思い入れって、ものなのかしら。
人に馴染めない事に対する、逃げだったのかしら。
でもこの力のためなのだとしたら、納得できる。そう、あたし、狼を、探せる・・・・・・。
『硝子を媒介として、あたし達は探すの。
ひとりの人を探し続けて、もう何百年、経っているのだろう。
力だけを代々受け継いで。それでも力がだんだんと弱くなっていく事に焦りつつ。
あたし達は、求めている。自分たち自身の狼の血が薄れても、辛うじて残った、同族を見つける占いの力。
さぁこの中に、求め続けた人がいる』
[これは、イレーネの意識外の、本能に近い部分。この喜びの部分は・・・。
本能が、血が、硝子が騒ぐ。沈黙の中の囁きが、聞こえる。
いつもいつもそうだった。いつもいつも。でもこんなに大きくは、初めて。
狼を見つけたら、...はその人を殺すだろう。
自分が生きるため、求め続けた人を、手に掛けるだろう]
[...は、自分の足元に、昨日ベアトリーチェから貰った青い花が付いていることに気がついた。
花を拾い上げ、部屋にあったグラスに水を入れ、その中に挿し小さなテーブルに置いた。少し、しおれてしまっている。
外にはたくさんの花が咲き乱れているのが見えたが、それらの元気な花と換える気は別になかった。
シャワーを浴び、濃いグレーのワンピースに着替えた。フリルは付いていないが、ギャザーの寄った、身体の美しく見えるワンピースだ。
花の隣にあるナタをちらりと見て、屋敷の外へと出て行く。
エルザの語っていた洞穴を見に行くのだろうか。もう見る気はないのだろうか]
部屋―→裏庭
んんむ…ナターリエ?
[目をごしごしと擦る。
ベッドの脇で眠ってしまったらしい。
どうやらナターリエの体調は随分よくなったようだが、]
……。
[クレメンスは、反対に少し風邪を引いてしまったようだ。
風邪と分からぬように微笑み、ナターリエの頭をぽんぽんと撫で]
ナターリエ、もう少し休んでいなさい。
熱が下がっても夜までは安静に。
[下から飲み物を持ってくると、ナターリエの枕元に置く]
─自室─
[じゅうたんの上にちょこんと座って、お人形を着せ替えて遊ぶ。
青く波打つ長い髪のお人形には青いドレスを。
黒い髭のおじさんの人形には黒いスータンを。
沢山のお人形を並べて、
帽子をかぶせてみたり、めがねをかけてみたり。
小さな金髪の子供の人形を二つ見つけて、
一つにはピンクのワンピース、一つにはブレザーと半ズボン。
並べてその肩に、毛布代わりのハンカチを。]
さむいのなら、あったかく。
(中/よいではないか\(^o^)/あーれー<(^o^)/
わたしRP下手すぎてむしろ爆笑だよね。
イレーネどう考えても不気味な子だし・・・)
――裏庭――
おばあさん・・・ランプ・・・硝子・・・夜・・・お人形・・・えがお・・・温もり・・・おおかみ・・・
[ぼーっと言いながら、裏庭の奥、森のようなところで、小石を積んだり、撫でたりしている]
[少し熱っぽい。こんな事で、風邪を引くようになってしまっては、年だなと深々と嘆息しながら、クレメンスは外套を羽織った。]
「裏庭の、くらいくらい穴」…誰かが殺されたと言っていたようだったが…「あの子」?
[ クレメンスは、昨晩のエルザの事を思い返しながら部屋を出た。Room Kからは、裏庭は見えずに、中庭が見えるのだが、燦燦と植物達が日光を浴びて煌いている。
廊下を歩き、アラベスクを思わせる彫刻が施された手摺にそって階段を降りた。たっぷり10分は建物の中で迷ってから、裏庭への道を見つける。
ものがよく見えないという事は、とてつもなく不便だ。
裏庭の小道を歩くと、中庭よりも少し薄暗いところはあったが、木漏れ日が差し込み、緑色の光のカーテンを下草や低木の木々に落としていた。幾らかは季節の花も咲いているようで、クレメンスの鼻腔を楽しませた。]
ぐはっ!
[歩いているだけで、己が身が危険に晒される事も試練だとクレメンスは自己暗示をかけた。
イレーネが振り返ると、地面に伏して頭に葉っぱなんかを乗せているクレメンスの姿。]
こんなにも世界は美しい…
[目の前の地面に咲いている一輪の花を見つけながら、よく分からない事を呟いた。頭をぶつけたらしい。]
……ハッ!
そこに居るのかイレーネかい?
モノクルが手元にない時には日常茶飯事の事だよ。
[クレメンスの言葉に、一輪の花を見てから、転んだあたりの地面を見て]
こんなに何もないところで、転ぶのね。
おばあさんも、そうだった。
[そう言って、先ほどまで積んでいた小石のほうをちらりと見た。
持っていた小石をそっと地面に置き、手を差し出す]
・・・モノクルを、失くしてしまったの?
目の悪い人って、大変ね。
[クレメンスに手を貸しながら]
世界の、全てが美しければ、いいのに。
[おばあさんもそうだったという言葉に、]
ははは、それは奇遇だね。
普段使っている片眼鏡がなくてね。目がよくないんだ。
[言い訳がましく感じたのは気のせいだ]
イレーネ、こんな所で一体どうしたんだい?
っと、ありがとう。
[ イレーネの手は、遠目からは華奢に見えたがランプ作りで鍛えられているようだった。普段火を使うからだろうか、温かく感じた。
クレメンスは、半身を起こして立ち上がった]
君も昨日のエルザが気になって来たのかい?
いや、主がモノクルを共に送ってくれなかったようなんだ。
イレーネ、世界は常に神様が見守っていて下さっている。そして、汚いものと思えるものも、見方を変えれば美しく見えるものだよ。
[ぽん、とイレーネの肩に手を置いた]
例えば、子供達のおねしょは芸術的な世界地図に見えたりするからね。
[奇遇という言葉にそうね、と返し。一体どうしたという言葉に]
あたしは・・・考えごと。かなぁ。外の様子も、見たかった、し。
エルザの言ってたところは、まだ見て無い。・・・見に行くの?
[クレメンスの言葉に]
神様、いじわるね。
神父さまは神様に、仕えてるのにねぇ。
[首を傾げる動作]
・・・・・・見方を変えれば。
[おねしょの例えに、かすかに口の端をあげた。すぐに無表情になって]
あたしの心も?
このままでは、まるで、リングワンダリングのように迷ってしまいそうな気もするがね。
[しょんぼり風味で一度溜息をつき、]
意地悪…か。
主は、常に私達を試される為に試練を課すものだよ。
[クレメンスは、イレーネの頭を撫でる]
勿論、イレーネの心も美しい。
悩み事が何かあるのかい?
[クレメンスは子供を見守るような、慈愛に満ちた眸でイレーネを見つめ、微笑んだ]
見に行くなら、あたし付いてくわ。クレメンスを、支えてくね。
[しょんぼりしているクレメンスの腕をそっと掴んだ。そして呟く]
なんで、試すの、かなぁ。
・・・あたし、そんな考え方をしたことなかった。
世界は、美しいものがあって。嫌なものがあって。どうでもいいもの、があるところだと思ってた。
・・・すごいねっ、クレメンス。
[クレメンスを見上げる]
[ベアトリーチェの顔を思い浮かべる。
眉を顰める]
こんな心が美しく・・・?
[そういえば、自分にはあれくらいの歳の記憶が、無いかもしれない。彼女がいくつだか、知らないけれど]
[クレメンスはイレーネの言葉に、とても嬉しそうに顔を輝かせ、くしゃりと笑った]
ありがとう。
イレーネが支えてくれるなら、とても頼もしい。
[闇夜を照らし出すランプのように、きっと導いてくれる事だろう]
我々、神の被造物が神を信じているかどうか。
「私(個人)と神」の関係において。
私達は、信仰心を試されるのだよ。それがどんなに辛い事であっても。
異教では、この限りではないと聞いたりもするが…
[イレーネにとられていない方の手で、髭を撫で撫で]
何か、心に引っかかっているものがあれば、私は何時でもイレーネの力になるから話しなさい。今、イレーネが、こうやって私を支えているように、支えたい。
[クレメンスの慈愛に満ちた微笑みに、答えられないことを焦りながら]
ご、めんなさい。悩み、なんて。聞かれたことないから・・・。
おばあさん、ランプ作りや、家事は教えてくれたけど・・・。
[頼もしいと言われ、少し頬を赤くする]
! う。
[頭を撫でられ、目を少し見開く。
そこで、森の途切れたところに壁のようなものが見えた]
・・・あれ、かも。壁が見えたわ、クレメンス。
・・・人に撫でられるの、初めてじゃない・・・かな?
・・・あの言葉は、誰の言葉なんだろう。
「撫でると優しい気持ちになれるの」
うん…何だか、ずっと続いているようだね。
もしかして、箱庭というぐらいだから、この壁は周囲をぐるりと取り囲んでいるのだろうか?
「くらいくらい穴」…
[クレメンスは、呟いた]
…穴、だね。
イレーネ、何だか寒くないかい?
[クレメンスは、ぶるりと身を震わせた。
外套の前を合わせる。
穴の向こうを覗き込もうと身を屈ませた]
・・・・・・。
[手で自分の肩を触る。震え。
クレメンスが穴の向こうを覗き込もうとするのを見る。少し不安げに、手を迷わせ]
(中/穴って2人一緒に入れるんかなー。どうしよぐだぐだですみません・・・。
ていうかオトフリート支えてるし。ていうかオトフリート支えてるし。
好きなんですか。)
[he goes out my room, and i stand up.
there are many racks in my room.
blade...she said.
神父さまがわたくしの部屋から出ていく。
わたくしは立ち上がり部屋を見る。たくさんの棚がある部屋を。
彼女は、エルザは確か刀があったと言っていた。
so,,,
i wanna search in my room.
ならわたくしの部屋には何があるのだろう]
[one to one, i see.
what's in?
ひとつひとつみていく。
なにがあるかしら
but,
i think my arms like the weapon.
*it's so wander.*
だけれどわたくしの腕もまるで武器のように。
*不思議とそう思った*]
何だか丸いものが転がっているんだが…
[クレメンスの目には、ぼやけた金色の何かが転がっているように見えている。イレーネを見上げた。
寒さで熱が高くなってきたのか、またぶるりと震える]
・・・・・・。
[自分の行動に驚いた。
あの人に感じたのとは違う、もっと恐ろしいようなものを感じて、思わず]
その、様子だと、クレメンス穴の向こう側に行かないと、見えないんじゃない?
・・・あたしが見る。
[クレメンスに謝るでもなく、屈みこんだ]
そうだね…この穴は、少し狭いけれど潜り抜けれない程ではないから、向こう側に行くのも…っと、最初からそうすればよかった。
[イレーネが、見るとの申し出にうんうんと頷く。
謝られなかった事で、気を悪くはしない。]
・・・向こうに、行かせたくないよ。
[小さく言って、穴を覗いた。
視界に入る、二つの目。
こちらを、見ている。目が、合う。
落ちているのは少女の首。まるで切り落とされた瞬間のような状態で]
・・・・・・。
[目を細めて、それからクレメンスの方を向き、淡々と]
金髪の、女の子の首が。首だけが、落ちてる。こっちを見てるような、向きで。
やめ、て、やめてっ。
[乗り出そうとするクレメンスをぐいっと両手で押して]
なんか、やだ。なんか、怖い。向こう行ったら、ダメ。
[少し息が荒い]
・・・もう、戻ろう?この穴からは、出られないよ・・・。きっと、危険なのよ・・・首、落ちてるんだもん。
今、何かが横切って…
[死]
[咳き込む]
きっと、「あの子」(女の子)の首は、その何かが。
ここからは出られないようだね。
[咳が落ち着き、口元を押さえていた手を離す]
[息を整える。自分のものすごい動機に気付き、胸に手を当てた」
・・・戻ろう?
[手をクレメンスへ差し出そうとして、咳き込む様子に]
風邪も、引いたの?神様の試練って、色々あるのね。
神様はいじわるだからね。
ナターリエの風邪がうつってしまったんだろう。年かな?
[イレーネの言葉を返して、ウインクをした。彼女に手助けされて、立ち上がる。]
温かい飲み物を口にしたいね。
[にっこりと微笑み]
私は、エスプレッソに泡立てたミルクを注いだカプチーノが大好きなんだ。
具合の悪い人が、多い、ね。
クレメンス、熱、ありそう。戻ったらよく休んで。
[咳き込むクレメンスの背中をそっとさする。
クレメンスが向こう側に行こうとしたのは、モノクルが無いせいだと、思った。
それは神の試練とはとても思えなくて。
でもそんなことを、言うのはかわいそうだ。
クレメンスを支え、*屋敷へと歩く*]
(中/ああああああテンパった。あぁあぁ。
神父さんと仲良くなれてよかったー。とてもイレーネの調子を崩すねこの人。こんな感情的になると思わなかった)
[屋敷に近づくにつれて甘い匂いが強くなる。
あの男が放つ、飢えと乾きを満たす事を指し示す、甘い甘い匂いだ。昨晩の食事も、口にしてもロクに味が分からなかった。
年老いた男だというのに。
神様はきっと、哀れな男を贄にするためにシルシを刻んだのだろう。]
[ 腕に寄り添う、自分から見れば、娘のような年頃のイレーネ。
白く柔らかい肌に、ぷっつりと血が円らに浮かぶ光景が白昼夢として過ぎる。]
[昨晩広間で少女に言われた言葉に、僕は何と答えたのだったか。良くは覚えていないから、多分適当に受け流したのだろう。それともその後、あの老人の話を聞いた所為だろうか。]
・・・
[寝覚めは何時も通り、決して良いとは言えず。備え付けられたシャワーを浴びた後、クローゼットから服を出して着替える。白のシャツの上から薄手の炭色の上着を。
サイズも好みにも合って居るのがまた気色悪い。]
[そう言えば、と開けた事のない隣の箪笥に目が行く。何気なく引き出しを一つ開いた。]
・・・・ッ
[中に入っていたものに一瞬絶句。元通りに仕舞うこともせず次々と他の引き出しを開く。
不気味な光を放つ刃、刃、刃。
錆の浮いたもの、刃こぼれ一つ無いもの。大きいものから小さなものまで、殆どの引き出しに入っていて。
『武器を取って殺せ』
老人の言葉が蘇る。]
・・・・・悪趣味な。
[吐き捨てるように呟いた。]
―書斎―
[広間に行こうと思いながらも、ふと方向を変えて書斎へ。
やや薄暗い部屋には誰もいない。少なくとも僕にはそう思えた。
そして、机の上にはあの日記。]
[恐る恐る手に取って、ぱらり捲る。
最初の貢には『箱庭完成』の文字。その真下に、昨日の日付で新しい一文。
『駒を揃えた』と。]
・・・・駒。
[箱庭遊びの歌にも出てきた言葉。それが示すものは老人の話と照らし合わせても理解できた。]
冗談じゃない・・・ッ!
[怒り。否、恐怖心のほうが強かっただろうか。何方にせよ、他人が居ると知ればきっと隠していたであろう。
日記を叩き付けるように置いて、踵を返した。]
[広間の扉の前。人の気配を察して、何時もの微笑みを偽(つく)り平静を装う。
落ち着いた態度で、そっと扉に手を掛けた。]
今日和。
良い香りですね。
[中に居た髭の神父にお辞儀をして。]
おや、・・・・如何されました?
[不自然にばっさりと切れた前髪が気にかかる。自らの前髪を示しながら、尋ねた。]
[what is happen?
なにかあったのでしょうか?
i try to hear but it isn't sound.
father?
きこうとしたけれど耳は捕えない
…神父さま?
not sound, not 'vox', i asked...
音にも声にもせず問いかけた。
there is an box in my room.
god know it isn't necessary for me, the weapon.
わたくしの部屋には箱がある。
神はわたくしに武器が必要ないことをご存じなのだろう]
[perhaps the emotion will go to 'the other one'.
i haven't known 'he'.]
―in my room―
[神父さまの言葉に頷いて彼を見送る。彼の体調には気付けぬまま。
それからbedを抜け出して、棚を開けたり閉めたりと。]
エルザさんは、刀を見付けたとおっしゃっていました。
主よ、神よ。
わたくしの部屋にも何かがあるのでしょうか?
[and,それから。
...は窓の近くの棚の中で小さな箱を見付ける。
それをdeskに置いて……]
こんな小さなものの中に入るようなもの…
武器、なのでしょうか?
[震える指が包みを開く。
ゆっくり、ゆっくりと。]
[ エーリッヒと話した事、即ち、穴が開いた壁の向こうの話、出ていこうとしたら(イレーネがいなければ危険だった)寸でのところで鋭利な何かで前髪が切られた事などは、恐らくギュンターも知る事になっただろう。
クレメンスは自室に*戻る事にした。*]
[open the door]
……神父さまの部屋には何があったのかしら
体も楽になったお礼もしたいわ……
soupでもつくろうかしら
―広間―
嗚呼、戻られますか。
御気をつけて。
[風邪でも引いたのか、咳込みながら部屋へと向かう神父を見送る。うつされないと良いが。
溜息を吐いて、額の辺りで両手を組んだ。]
―salle[広間]―
[少し気になって、広間を覗こうとdoorをあけた...は、
そこにエーリッヒの姿を認める。]
あら。
こんにちは
[smile]
このおじいさんがいなければ
神父さまは楽になるでしょうか?
[i ask so.
the smell is so swee---eet now, too]
(中/そういや占い方法をまだ決めてない\(^o^)/
しかしこれから酒飲みにいく\(^o^)/
硝子に映したり割ったり入ったりだよなぁ。
溶かすことはできないよねぇ。余談ですが、窓ガラスってすごくながい年月をかけて溶けてるらしいね)
[どううかしたかと問われ、首を横に。]
ただ、食事を作ろうかと思いました。
どなたかがいらしたら、何がよいかを伺うつもりでした。
…あの。おじいさんはどうかなさったんですか?
嗚呼、そうでしたか。
何か御手伝い致しましょうか?
[料理は然程嫌いではないから、その言葉は自然に出た。人数分となれば少々面倒ではあったが。]
おじいさん?
彼のことでしょうか?
[立ち上がりながら、ちらと視線を老人へ。]
暑がって?
[言われて改めて見れば、老人は手で扇ぐような素振りを見せていた。]
そう、ですね。
それ程暑いようには思えませんが・・・・
[暑がりなのだろうか。首を傾げ。]
[みちりと]
[額にあてていた腕から、人のそれとは違う剛毛がギチギチと生えてくる。食いしばった歯列の犬歯が伸びる。]
カ ハ リ ・・・
[また、息が洩れる]
[クレメンスはそこでやっと何事かの異変に気づく。
未だ、熱に浮かされた夢の続きのように思っているが]
食事もあまり取られていないようですしね。彼は。
[少なくとも昨日は、並べられた食事にも手をつけようとはしなかった。今の態度と関係があるのかは分からなかったが。]
ええ、では彼には冷たいものを。ドリンク程度なら飲んで下さるかもしれません。
皆さんには何を作りましょうか。
[座って居た椅子をテーブルに戻して、シスターに向き直る。]
そう、ですね。
食べていただければきっとなおりも早いですのに……
[気を取りなおして]
ハンバーグとか、かしら?
心配をかけたお詫びもかねて
[魘され、毛布にぐるっと丸まりこんだ。
獲物の皮膚と脂を切り裂き、腸を引きずり出さんが為の爪が、これから行われる宴の為の練習と言わんばかりに、無意識に動く。]
ええ。食べなければ悪くなる一方でしょうに。
[老人を気に掛けるような素振りを。]
ではそれで。
嗚呼、体調のほうはもう宜しいのですか?
[心配をかけた、との言葉に昨日ちらと聞いたことを思い出して。]
えぇ…
[老人を見て...はふる、と首を振る。]
困りました
[それから続いた言葉に頬がpinkに]
あなたにも心配をかけてしまったのですね。
もう大丈夫です
ご心配をおかけしました。
本当に。
[食事を取らずとも平気な程若くは見えない。流石にそれは口にはせずに。]
いえ。大丈夫なら良かった。
[実際然程彼女を心配していたわけでもなかったのだが。微笑みかけて、厨房へと向かおうと。]
−自室−
<…ミハイル>
[遠く呼ぶ声。その声は、甘く、清い]
<抱いてあやした子よ…>
[優しい歌声]
[姉さん、と呟こうとすると、歌がとぎれた]
[目を開ける。
柔らかなベッドにいつのまにか眠っていた…いったい誰が運んでくれたのか?]
姉さん…?
[呟いて、驚く]
[以前ほどのかすれ声ではなくなっていた]
―to the kitchen―
[少し、振り返り。
それから厨房に入る。
肉野菜などを取り出して]
……体調不良、はやっているのでしょうか
わたくしがうつしたということはないでしょうが
[準備をしながら思案するように]
いちばんはじめは じゅうににん♪
[手駕籠にお人形を幾つかのせて、ひょこりと廊下へ。]
さいしょにひとり
つぎからふたり
おはよう おはよう おはよう おはよう
[でたらめな歌を歌いながら、ぴょんぴょん階段を降りていく。]
きゅうにん ななにん ごにんに さんにん
[起きあがって、不思議そうに自分を見る]
気のせいなんかじゃない。
…あたし、治ってきてる…。
[そういえば、夢で、姉さんが]
[あたしの能力が目覚める時なのだとか…?]
―厨房―
流行って?・・・・嗚呼。
[思案する声に振り返って。]
そう言えば神父様も咳き込んでおられましたね。
まあ、いきなり環境が変わって慣れない方も居るのでしょう。
[何気なく言いながら、同じように準備を進める。]
/中/
そこら辺、難しいのだよね。
こいつがまた素直に話す性格じゃないからなー。
キャラの性格曲げるには、タイミングときっかけが揃わないと難しいのですよ。
とくにこーゆーのは。
やるのは凄くラクだけど(ぇ。
[考えようとするが、頭にもやがかかったようで、完全には思い出しきれない]
[代わりに蘇るのは、慈しみに満ちた歌声]
<抱いてあやした子よ…>
[ややあってから、自分の声で、その歌をなぞる]
[はじめは控えめに、次第に大きくなる声]
[開いたままの窓を通じて、その声は隣室にも響くだろうか?]
(中)
アーベル困るなー。
おいさんだって、自分のキャラ崩して探しに行ったりしたのに、自分のキャラに拘りすぎると、周囲が動けないんだけどなー。
別に教えなくてもいいんだけど、(ト書きなどで、何故なのかの説明が然程なく)、何も反応ないと無視された風にしか感じなくて、しょんぼり。
[歌ううちにも、声は徐々に澄んでいく]
[それでもその声はあくまでエルザのもので]
[優しさよりも、激しさが勝っていたけれど]
抱いてあやした子よ
何もねだらない小さな男の子
命をあげるよ
生まれたくないのに生まれ出た
おまえが苦しまないように
命をあげるよ
恐れを超えた恋
愛し合い生んだのよ 素敵な夜
星が燃えて 私も燃えた
あげよう 私に無いもの
大人になって つかむ世界を
神の心のまま 望むもの選ぶの
つかまえなさいチャンス
命もあげるよ
―kitchen―
神父様、が?
…せきこんでって。え?
今ここにいらしたんですか?!
咳き込んでいたって
…ご無理、なさって?
[心配、と、表情が語る。
先ほどよりももっと、慌てた様子。]
- 2F・部屋I -
[寝台の傍らに蹲る影]
[着替えもせずに少女に掛けてもらった毛布を羽織ったまま]
[意識は浮き上がっては落ちてゆく]
[まともな睡眠など勿論取れてはいない]
箱庭。
神では無い神。
人狼の血。
[頭の中では昨夜のギュンターの話が繰り返されて]
神の戯れ。
対立。
共存は不可能。
生きたければ……
……殺せ。
―kitchen―
[voice。
後ろからかけられた声に...は慌てた様子のまま、振り返る。]
あ、おはようございます。
…こんばんは?
[かなり、エーリッヒのしらせを聞いて慌てているようだ。]
え、ええ。
シスターがいらっしゃる前に、広間で御会いしまして。
如何したのかは分かりませんが。
[妙に慌てた様子に僅か気圧される。
矢張り親しい知り合いともなれば心配なのだろうかと。]
生きたければ。
人を殺してでも?
[漏れる呟き]
[けれど必死に頭を振る]
それでは父上と変わらない。
母上が死んだのは、僕と父上のせいだ。
[流れる涙]
[毛布の上から肩を抱いて]
[ぼんやりと薄暗い部屋の中]
[遠くに微かな歌声を聞く]
[エーリッヒの言葉に、あわあわとした様子を隠すこともない。
しばらく野菜を握り締めたままdoorと彼とを見比べて。]
広間で。
ええと。
…お任せしてよろしいですか?
[野菜を見て、彼を見て。
なんとかその一言を。
…でもすぐにでも走っていってしまいそうな。]
─一階・書斎─
……さすがに、暗くなってきたな。
[呟いて、手にした本を書架へと放り込む。
それから、ぐるりと周囲を見回して]
……ったく。
役に立つのか立たんのか、良くわからん空間だな。
[そうは言っても、一日の大半をここで過ごした事で、それなりの情報は手に入った……とは、言えるだろう。
主に、人狼と呼ばれたモノの伝承に関するもの─それらは、朝の内に広間で聞いた話と、だいぶ合致するように思えた。
それは同時に、これから始まるといわれた事が冗談ではない、という事を示唆していて]
生きるために、殺せ、ね。
……別に、それ自体はかまやしねぇが、な。
ええと…こばんわん?
[金の髪の青年にいわれて言い直す。]
おてつだう?
[興味ありそうに食事の用意をする手を見上げる。]
それにしても、だ。
[言いつつ、歩み寄って手に取るのは日記。
金髪の青年が手にし、思わぬ様子を垣間見せた原因となった物。
その時の様子を思い出し、微かに笑みを浮かべつつ、手にしたそれを開く]
……随分と、律儀な神さんだわな。
わざわざ、記録つけてくなんてよ。
[皮肉っぽい口調で言いつつ、書かれた文字を追い。
それをまた元のように置いてから、ふらりと書斎を後にする]
嗚呼、構いませんよ。
どうぞ御気をつけて。
[すぐにでも走って行きそうなシスターの様子に、僅か苦笑を零して。]
・・・ん。そうだね。
それじゃあ、お皿を持ってきて貰えるかな?
[未だ名を知らない少女にはそう告げて。壊したりされるとまた面倒だけれど。]
i'm sorry...!
ありがとうございます、感謝します。
[ごめんなさいと、手伝いを申し出る少女にも告げて。
...はkitchenを出。]
―go to father's room―
――裏庭――
まさか俺にも、こんな幸運が舞い込んでくるとはなぁ。
[幸せな生活――
働く必要すらなく、欲しい時に欲しいだけ食べ物を得られ、好きな時に好きなだけ眠りを貪れる生活。
それも今までの人生の中では見たことの無かった、煌びやかな屋敷の中でだ。
物語の中の貴族様くらいにしか、そんな日々は許されないのだと思っていた]
/中/
さて。
どこに移動しよう(考えてから出ようよ/笑。
うーん。
そういや、いくつか大事な事を忘れてたなー(' ';;
ちゃんと気遣わんと、ダメですよ自分、と。
ていうか、COどうするか。
暗殺者COは2日目にやるつもりでいたからなー。
(初日でやったらネタ出しすぎになると思ったとか)
ついでに、守護COもどうやるか。
そして、あべくんの今後の方向性をどうすべきか。
……変わろうとすると、地雷踏みなんだよ(笑)。
さてさてー。
[強い声]
[朧げな記憶よりもずっと]
[熱く力に満ちた声]
[ふらりと窓の傍へ近寄る]
[優しくも激しい、思いの詰まった歌]
だめ、だ。
立たないと。
僕は生きないと。
[涙を拭う]
[まだ幾分かふらつきながらもクローゼットへと向かい]
[着替えればどうにか毅然とした顔を取り戻せるだろうか]
―To Room (K)―
[自分が使う階段をかけあがり、だいぶ遠くにあるfatherの部屋。
戸の前に走って、knockする。
けれど聞こえる声。]
father?
神父さま、大丈夫ですか?!
[共に居る者達、以前からの知り合いにも、ここに来て知り合った者にも、そう悪い人間はいない。
中には調子の悪そうな者も居るけれど…特に、世迷言をくり返す哀れな老人を除けば皆、好ましくすらある。
屋敷での生活は実に気持ちの良いものだ。
なぜ、どうして、そしてどうやって自分がこの場所に来ることになったか。そんなことはもはや、ユリアンにはどうでも良いことだった]
…今まで、ろくなこと無かったからな。
きっと神様が下さった幸福な時間ってやつさ。
嗚呼、少しは・・・
えりぃ?
[シスターは行ってしまったし、此処に他に人はいない。僕のことだろう。
如何して知っているのだろうかと少し考えて、表札のことに思い至った。]
君のことは何と呼べばいいのかな?
[フライパンを用意しながら、少女に向けて。]
とは言え、こういうのはいつまで続くかわからんものだから…
今のうちにたっぷり堪能しない手はない、ってね。
[独り言を続けながら、まだ元気に動く足で広い広い庭を踏みしめて、散歩を続けている。
建物の中も十分に広くて、そこを歩いているだけでも閉塞感など感じることも無かったが、やはり外は気持ちがいい]
夢ならまだ覚めないでくださーい、
白い雲に、青い空、そして緑の芝よ!
おっとそれに…
…謎の壁穴?
father!?
[in his room, i take it he is in bed.
i run to there.
神父様はベッドにいるようだったから、わたしはそこにかけよる。
and have a hand on blanket.
毛布に手をかけて]
うん、えりぃ。
[肯定するように頷く。]
あたしは…
[しばし考えるように、続く沈黙。]
むつかしーから、『べす』でいいよ。
[ゆったりとした寝具の裾から覗くのは、獣の腕]
[魘される声は人に近いが、獣の呻き声]
[振り向いた双眸は、銀の色]
[incredible sight, i see.]
--father?
神父様?
[Unbelievable, but.
my ears are ringing.
しんじられないけれど。耳鳴りがして。
silver.
i learn between asleep and awake...
ぎんいろをゆめうつつに見た覚えがあって]
[子供のような目でぱあっと笑う。
立派な屋敷の敷地内の一つの綻び。
もしかしたら、誰も知らないかもしれない壁の穴。
…秘密の抜け道!
何とわくわくするスポットだろうか。
幼い頃夢見たように冒険者としてのユリアンは、何の衒いもなくその壁穴を覗き込み――…そして、後悔する。
枝の形をした冒険者の杖が握っていた手から落ちた。
ひゅっと息を飲む音。
自分がたてた音だと認識する間もなく、混乱となったそれが喉を通って戻ってくる。即ち、悲鳴として]
うわぁああ!!
もう一度ちゃんとあの人の話を聞こう。
他の人たちからも。
分からないことは調べよう。
[知識は自らの手で得るもの。
その言葉を思い出しながら階下へと]
- 2F→1F広間 -
そうか。
宜しく、べス。
[考え込んだ後に続く名前。後で表札でも確認しておこうかと思いながら、油をひいて。]
嗚呼、お皿は其処に。
[テーブルを示す。]
─書斎前─
さて……。
ここにいても、仕方ねぇ、か。
[しばし、どうしたものかと考えていたものの、結局、達した結論はそれで。
取りあえず、広間に行くか、と思い、歩き出す]
─…→広間へ─
――屋敷内 広間への扉――
[どこをどう歩いたのか記憶はなくとも、不思議なものであれほど時間をかけて歩いてきた道程を、一気に駆け戻った。
金色の髪、人形のように愛らしい顔、だけどもそれは生首で、振り払おうとしても頭の中をぐるぐる回る。
色を失った顔に、震える手。
走り続けて、息のきれる声を整えようともせずに。
拳を叩きつけるようにして開いた広間の扉の向こう、先刻見た物が見間違いであることを望んで、ユリアンは一人の少女を探す。
ソファで横になっていた可愛い少女。
プレートで見た名前は確か――]
べ、ベアトリーチェ…
ベアトリーチェだ!
ベアトリーチェとかいう、女の子は!?
[my hand gride...
手がきしむ。
like to be daggled...
ひきずら、れ、る?]
[少女の姿は広間には無く、彼女の持ってきた人形の手駕籠が置き忘れられたまま。
中には老人や銀の髪の少女、青い髪の男や髭の男、
バンダナの少年も入っている。]
─広間─
[ふらりとやって来た広間、そこで耳に飛び込んできた声に、僅か、眉を寄せる]
……見たのか。
[小さく呟いて、中へと入り]
……どーした、ユリアン?
[かける声は、やや、厳しさを帯びて]
有難う。
[べスと名乗った少女が食器を割らなかったことに安堵する。案外しっかりした子なのかもしれない。]
ん。今はハンバーグを作ってるんだ。
好きかな?
[見上げる瞳に微笑む。]
神父さま……
大丈夫ですか?
[*i don't suspect that i say by 'vox'*
*声が普通の音になっていない*]
[歌い終えてぼんやりと天井を仰ぐ]
[金色の模様が、光の加減で昨日『視た』少女の首の面影に重なって、ぞくり]
…あ…れ?
[ころりと転がった首。その瞳の色は、確か翠…!?]
[ユリアンはそれに気が付くと青褪めて、少女の手遊びに相応しい、置き去りにされた人形の手駕籠に駆け寄った。
背後からアーベルの声。動揺に揺れる目で振り向く]
あ、アーベルさん……俺見たんだ!
裏庭に!
壁……穴の開いた、壁の向こう…っ
居たろ、この屋敷に?
ベアトリーチェっていう、まだ小さな女の子だ。
ほんの、ほんの小さな女の子…
ああ…か、可哀想に……あの、あの子が首だけになって…
[本当は思い出したくも無い。
それなのに目の前に浮かぶ生首に声を詰まらせ、激しく首を振る]
首だけになって転がってた…こっちを見た……ああ!
……ベアトリーチェが?
まさか?!
[咄嗟に否定する]
不吉な事を言わないで下さい!
彼女は…っ
[即座に広間を振り返る。その姿を探して]
良かった。
[少女に言われれば笑顔を向ける。
皿に野菜を盛って、焼けたハンバーグを載せ。]
ええと、広間に運ぶのを手伝って貰ってもいいかな?
まだ熱いから気をつけて。
……ああ……やっぱり、それか。
[一つ、息を吐く]
俺も、それは見た。
……一昨日の夜に、な。
[言いつつ、動揺する肩に手を置いて]
落ち着け。
少なくとも、あそこで死んでいたのは、俺たちがここで会った子じゃない。
俺はその首を見た、次の夜に、あの子と話した。
少なくとも……別人……のはずだ。
[それはまるで、自分自身に言い聞かせるかのように]
[駆け込んだ広間で、ユリアンの悲鳴が聞こえる]
そんな…そんな…。
夢だと思いたかったのに。あの恐ろしい様は。
[ふらり、壁にもたれかかる]
[アーベルの声は聞こえるけれど、気休めと受け取って、首を大きく横に振る]
別人?そんなばかな。
あたしが見たのは確かにあの子の顔だった。ベアトリーチェの金髪と翠の瞳!
[どうしたんですかと尋ねる声がして、怪訝そうな顔でこちらを見るミハエルの顔を見た]
…ミハエル!
[今の自分はどんな顔をしているかとか、普段ならばあまり良い態度を取ろうともしないその少年に見せるにはあまりに醜態だとか、そういったことを気にする余裕が今は無い]
気をつけろ、気をつけろよお前も…っ
おかしいんだ!きっとここは、やっぱり変な所なんだよ。
ああ…神様の下さった幸福な時間だなんて、そんな甘い話があるはずなかった。俺なんかがそんなものに与れるものか!
誰かが、誰かは知らないがどうせどこかの酔狂な金持ちが…
俺らをここに集めて最後に良い時間を味あわせた後で、生首にして楽しむ気なのさ!
エルザ!
[慌ててその傍らへと駆け寄った。
昨日のこともその一瞬だけは忘れて]
[アーベルの言葉とエルザの台詞に目を見開く]
どういうことですか、それは?
何が起こっているんですか?
[エルザを支えようと手を差し出しながら、アーベルへと疑問を投げかけた]
[動揺するエルザの様子に、一つ、舌打ちをして。
ぐしゃり、と前髪をかき上げる]
それじゃあ、昨夜。
ここで飯食ってたのは。
あんたに白い花を渡そうとしてたのは。
……なんだ?
俺があれを見たのは、一昨日の夜なんだぜ?
[声には、『彼らしからぬ』苛立ちの響き]
気をつけろって。
生首……
[ユリアンの声は今までになく真摯なものだった。
直感的に否定した時とは逆に、その言葉の持つ重さと冷たさが心に沁み込んで来る。
血の気が引いていくのを感じた]
[何が、と問うミハエルを見やり、また一つ、息を吐いて]
何が、と聞かれてもな。俺が聞きてぇ。
ああ……面倒だったんで省いてたが、順に説明する。
だから、取りあえず全員、座れ。
[階下にいれば、ユリアンをたしなめる事も出来たかもしれない。
が、残念な事に熱にうなされていた。ナターリエに、]
大丈夫だ…
またぶり返してはいけないから、下に…
[「昨夜ここで飯を食ってたのは」]
[アーベルの言葉に顔を上げる]
あ…
[そうだ確かに。オトフリートの腕の中で意識を失いながら見た景色の中に、ベアトリーチェはいた]
[いた、けれど]
…でも、本当にそっくりだったのよ…?
[ふと思い出してレモンを絞り、ガムシロップを入れて溶かす。氷と水を入れてよくかき混ぜ、レモンエードを作る。飲まれるかは分からない老人の為のもの。]
嗚呼。何だか騒がしいね。
何かあったのかな。
[首を傾げる少女にそう応えつ、面倒事でないと良いがと内心思う。]
[だって見たんだと、不吉なことを言うなと否定するミハエルに口を開きかけて、アーベルの声を聞く]
『やっぱり』…?
やっぱりって…あなたも見たのか、アーベルさんも?
そんな様子は全然……
[見せなかったのにと、どうして黙ってたんだと小さく呟く。
冷静なアーベルに言い聞かされるように言われるだけで、少しは落ち着きを取り戻していく]
ここで会った子じゃない…本当に?
でも、そっくりだった。物凄く。
[首を見た次の夜にベアトリーチェと話したという証言]
別人…
[アーベルを信頼できる。
彼が別人だと言うのなら、そうなのかもしれない。
そのように生まれた気持ちをかつての歌姫の声が乱す]
エルザさんも?エルザさんも見たんだな…ああ、確かに似てた。
似過ぎてる…
……一昨日の夜に、俺、ここの地勢に調べを入れに外に出たんだよ。
箱庭だの人狼だの……正直、全く信用してなかったんだが、ここがヤバい場所なのは理解できてたからな。
何が起きても、対処できるようにするつもりで歩き回って……。
[一度言葉を切り、ユリアンを見て]
ユリアンの言ってた穴を、見つけた。
それと、その奥にあった首を、な。
……その首は、そこの二人も言ってる通り。
あの金髪の、そのものだった。
……だけど、その時点では、あいつはまだ生きてた。
それから、俺は昨夜、あいつと直接話して、触らせて。
幽霊じゃねぇのは確かめたつもりだ。
だから、少なくとも、同一人物じゃねぇ、とは言える。
[ふらつく身体をミハエルが支えてくれる。触れた手の温もりに、少し落ち着きを取り戻す]
[その手に縋っていいのか分からなくて、躊躇うも]
………
……
…ありがとう。
[手を握り返した]
[エルザの手が触れれば...もまた冷静さを取り戻し]
大丈夫ですか?
あちらのソファに座りましょう。
話をきちんと聞くためにも。
[アーベルの「全員、座れ」という言葉を聞いて、エルザを促しながら自分も座ろうと]
[そして話し始めたアーベルの言葉に耳を傾ける]
[少女の後について広間へと向かう。食事を作る前と違い、人が集まっているのが分かった。]
今晩和。
何か、ありましたか?
[中に踏み入り、深刻な様子に眉を顰めて。]
[どうして、というユリアンの小さな呟き。
それを捉えれば、僅か、苦笑して]
……錯覚と思いたかった。
笑いたきゃ、笑え。
ついでに、ある程度の確信を得るまでは動かねぇのが、俺の流儀なんでな。
それに……むしろ、あの首が意味する事。
その方が重要だと感じていたってのも、ある。
[ユリアンは真剣にアーベルの証言に耳を傾けた。
箱庭だの人狼だの――
ああ、あの哀れな老人が呟く世迷言だ。
年をとった人間は、あるいは辛いことのあり過ぎた人間は、悲しいことにあのようになってしまうことも珍しくない。
それだけの話だと小さく頷きながら聞いてやり、そして自分はその侭忘れようとしていた言葉をアーベルはしっかり聞いてやったのか]
…そうなんだ。
アーベルさんがあの女の子の夢を見ただとか、
何かの勘違いだとか…
そういうんじゃ、ないんだろうね。
[己の正気と間違いの無さを確信した瞳で語るアーべルの言。
間違っていたのは自分の目の方だったんだろうか?
ユリアンは首を振る。
…いや間違いなく見た。それではあれは、そっくりなだけの別の?
ぐるぐると渦巻く物思い。
そこに朗らかに歌いながら現れた、金色の髪の――]
―father's room―
そのようなことをおっしゃらないでください。
[熱にうなされるfatherに、...は悲しげな顔を見せる。]
わたくしにつきそってくださったのは、あなたですよ。
[だが続いた、下、という言葉。]
…Yes, すぐに戻ります、father
[また、ギシリと躰が鳴る。
急激な変化はクレメンスに負担をかけているようだったし、まだ人狼として一部しか目覚めていないようだった]
う…う…ぁ……
そのもの、ですか。
[訊きかえした時、台所の方から音が響いた。
そちらから姿を現したのは、金髪の青年と、件の少女]
ベアトリーチェ……
[安心と困惑が入り混じった瞳で少女を見る]
おいしぃ おいしぃ はんばーぐ♪
たべよー たべよー みんなで…
[室内のただならぬ雰囲気に気が付き…]
どしたの?
[くびを傾げるその表情は、あの穴の向こうの物と同じに見えるかもしれない。]
father
[ache in the my head...
i don't take notice of my eyes, gold.
頭が少し痛い。
目が変化しているなんて気づかないけれど。
without knowing it.
変調に気づかせないように]
やっぱり彼女は生きている。
[ならばエルザ達が見たものは?]
きっと見間違いなんだ。
[本当にそう思っているのか?]
…………
[エルザとユリアンの真剣な瞳。
彼らが嘘をついているとは思えない]
……見間違いならば。
[それは希望に縋るかのような思考]
[広場に入ってきた二人。どちらも金髪の少女と青年に、軽く、視線を向ける]
……元気だな、お前?
[それから、小首を傾げる少女に、問い。
室内の明るい空間の中、やはり、その表情は穴の向こうの首を思い起こさせる]
…神父様。
わたくしはずっと、そばにおりますから。
今は、休んでください。
…神父様が、何でも。
[and go out to...]
―open door and go to downstair[一階]―
[ざわめきは大きい。
...は眉を顰める。]
何か、あったのかしら。
嗚呼、食事。宜しければどうぞ。
[言いながら、老人の前にレモンエードを。その視線は此方を見ておらず、溜息を吐きたくなる。
厨房と広間を往復し、皿を並べた。
首、と言う声に。]
嗚呼。
その話なら、先程神父様のほうから聞きましたが・・・
[向けられる視線に首を傾げる。それがこの無邪気な金髪の少女と如何関係あるのだろう。]
―and enter to salle[広間]―
こんばんは。
…?
あ。エーリッヒさん、作ってくださったのですね。申し訳ありません。
…神父様に下の様子を見てこいといわれたのですけれど。
何があったのでしょう?
あ……
[ベアトリーチェは皿の大きさでいっそう小さく見える手で、料理の載った器を歌いながら運び入れる。
アーベルの証言の正しさが証明された。
ユリアンは気が抜けたように椅子に座り込む]
ああ…は、はは……良かった。
本当だ……無事だったんだ。
[深く深く息を吐いて、漏れる笑い声。
だけどもそれは当然、アーベルの笑いたきゃ笑えと言う言葉に反応したものではなく。錯覚と思いたかったと、落ち着いた大人の男として冷静に見えても、そう人間らしい言葉を零すアーベルにふっと笑う]
言う通りだった…やれやれ。馬鹿だね、俺。
[安堵した胸にもやはり気にかかることは生まれた]
でも確かにそれじゃ、あれは…
あの首が意味する事って……何なんだろう。
[そう尋ねてみながら、今入ってきたばかりのエーリッヒにも目を向ける。ほっとして微笑みたい気持ちと、勘違いに恥ずかしいやら、どう説明していいか困る表情が混ざって、半笑いだ]
うん、げんき!
[にっこりお日様の笑みを向けて、その後、室内を見回し…]
みんな、げんきない?
はんばーぐたべたらげんきなるよ!
[ユリアンの笑い声にふと緊張を解く。
少女の方に...も小さく笑いかけ]
そうだ。昨日は毛布をありがとう。
とても温かかったよ。
[その瞬間、昨日の老人の視線を思い出す。
けれどそれには自分で気が付かない振りをして]
うん、おいしそうだね。
ベアトリーチェが作ってくれたのかな。
[もっとも、幼い少女一人では作れないことだろう分かっていて。
エーリッヒの方にも小さく頭を下げた]
[はっと顔を上げてユリアンを見た]
…よくは、ないのよ。
別人だったとしても、あの場所に女の子が死んでいることに変わりはないわ!
[そう強く言うと、再び幻視が眼前に蘇ったか]
[…*うずくまってしまう*]
ん……神父も見てきたのか。
[エーリッヒの疑問の声に、一つ息を吐いて。
何気ない様を装い、そちらに歩み寄る]
……その首の、顔の話は、聞いてねぇの?
[投げかけた問いは、青年にのみ、届くような小声のもの]
嗚呼、いえ。御気になさらず。彼女・・・べスも手伝ってくれましたし。
それより神父様の御具合は?
[シスターの謝罪にはひらと手を振って、気にするな、という意を示す。料理は嫌いではないし、特に滞りも無く済んだので問題はない。]
何があったのかは、僕も良く分からないのですが。
[話の中心、青い髪の青年たちのほうを見て。]
どうしたのって?ん、んん…
[「この屋敷の裏庭に、お前とそっくりの生首が落ちてたんだ」
そのようにはっきり言ってしまったら、この少女はどんな顔をするだろう。果たして幼い子供に説明して良いものか。
迷うユリアンは首を傾げるベアトリーチェから目を逸らし、それが少女の表情があまりに穴の向こうにあったものと似ていたからだと心の中で言い訳する。
こう、ぼかしてでも上手く説明する方法は無いものかなぁなどと呟いて、他の者に説明を押し付けることにする]
今日はハンバーグか…
[神父から聞いたというエーリッヒ。ナターリエも姿を現す。
ユリアンはちらちらと、ベアトリーチェを目で示して]
それがな、俺も見たんだけど…
…そっくり、だったのさ。
魘されておいででした。
[エーリッヒにfatherの様子を尋ねられ、顔が暗くなる。]
それでもわたくしに、下の様子を、と仰って。
うつしてしまう、などと。
[それから、つられるように中心を見――
聞こえたエルザの言葉。]
死んで…?
俺は。
警告と受け止めた。
……この箱庭の創造主からの、な。
[ユリアンの疑問に、静かに答え]
[叫ぶエルザには一瞬、うるさそうな視線を投げる]
……人が死んでたくらいでぎゃあぎゃあと騒ぐなよ。
裏道じゃ、日常茶飯事だぜ?
あっ。
[エルザの言葉にハッとしてそちらを振り返る。
慌てて蹲る彼女の背を撫でながら]
すみません、どなたかお水を。
[そう言ってエルザをソファにそっと横たえた]
…ベス?
[エーリッヒの呼んでいた名前を口にする。
そしてエルザの言葉。]
…お亡くなりに、なっていた方に、そっくりだったのですか?
[尋ねるは、その中心の人々へ]
顔?
・・・・金髪の女の子らしい、ということなら聞きましたが。
[思わずこちらも声を顰め、蒼髪の青年に。
神父は目が悪いようだったから、細かいことまでは分からなかったのだろう。聞かされていなかった。
確かに彼女も金髪だが、と少女のほうを見て。]
[i see granddad in salle.
he is same as before.
--sweetest.]
らしい?
あー……そういや、神父は……。
[エーリッヒの返事に、すっかり忘れていた事を思い出して、ため息]
まあ、状況から察し、つかねぇ?
……その首が、誰かとそっくりだった、ってさ。
[言いつつ、視線を向けるのは、変わらず無邪気な少女]
それは…!
[変わらずショックを受けている様子のエルザが顔を上げ、最もな言葉を吐く。ユリアンはぐっと言葉を詰まらせた]
…確かに。
でもさ、誰かあの…アレの、胴の部分を見つけたか?
実はアレ、よくできた人形ってことは……
[自分でも無理があるかなと思う。
ともかく一度でも言葉を交わしたことのある少女が無事であるなら、それで良かったと思ってしまった自分は、繊細そうに睫を震わす彼女に比べて随分と非情なのかもしれない。
どちらにしろ、うずくまってしまったエルザには意味の無い言葉だったようだ。
続けて声をかける代わり、ユリアンは耳聡くエーリッヒの発言を耳にする]
え、神父様具合悪いのか?
もしかして……アレを、見ちまったからとか?
ありがとうございます、シスター。
[会釈と共にそれを受け取り、エルザに「飲んで」と、その手を支えながらコップ持たせて]
[それから呆然としている彼女を楽な姿勢がとれるように手伝った]
/中/
ところで。
設定上、中々動けないとは思うんですが。
……赤組が表で動いてんのかどーか、さっぱりわからねえんだけどっっ!
……つかさ。
俺、まさか誤認されてないよな?(汗)
[昨夜部屋へと運んだ女性の声に、ほんの少し眉を顰める。女性の叫ぶ声は頭に響くから苦手だ。
具合が悪いなら部屋で寝ていれば良いのにと心の奥では思いつつ。]
似ていた・・・・あ。
[少女を示すバンダナの少年、続く青年の言葉に。]
そんなに、ですか?
[金髪の少女だからというだけで見間違えたのではないかと思うも、そうではなさそうで。]
神父様は、熱があるようでしたから…
近づくなと仰っていましたよ。
…わたくしがうつしてしまったのでしょう。
[ユリアンの言葉が届けば、安心させるようにsmile, but
心配そうな様子は隠せるわけもなく]
…いえ、お気になさらないでください
[ついだミハエルの礼にそれだけを返す。]
['cause i wanna bear away from granddad.
it's needlessness...
あのおじいさんから離れたかったのもあるのだから。]
ソウゾウシュからの警告、ね…。
[その意味を考えるように視線を宙に向けていたが、うるさそうな視線で蹲るエルザに声をかけるアーベルには、ぎょっとした顔を向けた。それから、非難する目になる]
人が死んでたくらいで、って……
何言ってんだ、アーベルさん!
そりゃ騒ぐに決まってるだろ?
裏道じゃ日常茶飯事つったって…
このお姉さんが裏道の住人でも見えるのかよ。
あなたが精神的にも強いのはわかってるし、そこらへん尊敬してるところだけどさ…
もうちょっとこう、言い方ってものがあるだろ。
優しく心配する声の一つもかけてやりゃいいのに。
[その点、奴は立派だなと少しだけミハエルを見直す目で眺める]
そうですか・・・
酷くならないと良いのですが。
[如何にも心配、と言う顔をシスターに向ける。]
嗚呼、ええ。
咳をしていらっしゃいましたから、風邪だと思いますが。
[バンダナの青年に同じ表情を向けつつ、首を傾げる。]
[話を聞きながら、整理するように。]
少女が、死んでいた。
その少女は、ベスに似ていたのですね?
[それはaffirmation,確認。]
…見間違いということも、なさそうですね。
[ユリアンの様子を見て、呟く。]
あなたがそう仰っていたと、神父様にお伝えしておきます。
きっと、喜んでくださいます。
[smile,それは先ほどより、元気なように見えたかもしれない。]
…早くなおさないと。
ああ、確かに裏通りとは無縁だろうな。
[ユリアンの抗議の声と非難の視線。
それに、蒼の瞳は揺らぐ事もなく]
……何事もない、平和な日常なら、俺だってここまで言いやしねぇ。
だが、ここは、そうじゃない。
甘い事、泣き言を言ってるヤツは、生き残れねぇだろうな。
あとな。
俺の口が悪いのは、生まれつきだ。そこはどうにもならん。
[or even better, does he get well to eat "the" sweetest?
それともあの甘いものをたべれば、よくなるのかしら]
……見間違いですませられるレベルじゃねぇよ、アレは。
[シスターの呟きに、短く言葉を投げて]
そう、そのもの。
それで、見た連中がこの騒ぎ、ってわけだ。
[少女を見やるエーリッヒには、こう返す]
[周囲の状況にくびを傾げるも、歌姫の狼狽は伝わってきて。
側へと歩むと、幼子をあやすように肩をぽんぽん叩いて歌う。]
だいじょうぶ だいじょうぶ
すべてわすれて ねむりなさい
みんな みんな ゆめだから
わるい かなしい ゆめだから
ちゃんと おこして あげるから
おきたら ぜんぶ わすれてる
そんなに。
[アーベルの言葉に、...はベスを見る。
少女はエルザのそばで歌っている。]
…供養、していないのなら。
しなければ。
[そう呟くのは、...の職業からか。]
>>417
[エーリッヒの問いには頷いていた]
…瓜二つだった。
あ、風邪の方なんだ。
[回答にはそっちかと頷いて]
酷く…ううん、大丈夫だよきっと。
あの人には神様がついてる。
>>418
そか…、シスターはもう大分良さそうだな。
倒れるまで平気なふりしてるなんて、頑張りすぎなのさ。
もう無理しないでくれよ。
[心配そうな様子に、安心させたいと思い軽い調子で笑って]
なあに、もしがうつしてしまったんだとしても、自分の風邪ひきと引き換えにシスターを治せたんなら神父様もむしろお喜びだよ。
…そういう人だろ?
[見間違いはなさそうかというナターリエからの問いに、小さく頷く]
ああ…まさか見て確かめて来いなんてシスターには言えないけど。
それは無い、と、思うな。
[裏道、という言葉に不快感を覚える。仕方ないとは言え、矢張りなるべく関わりたくはない。
表情には出ないよう努めながら。]
ええ。貴女も御気をつけて。
[シスターに微笑みを返す。]
ええと・・・・
双子だった、とか?
[流石に幽霊なんてことは無いだろう。青年と少年には考えられる、一番現実的な言葉を戸惑いながらも口にして。
歌う少女をそっと*見やる。*]
yes,本当に心配をおかけして申し訳ありませんでした。
それと、昨日はありがとうございます
明日はちゃんと、cheesecakeも焼きますから。
もう、無理はしませんよ。
[ユリアンの言葉に...の口元に困ったような苦笑が浮かぶ。]
わたくしは、うつしてしまったのがとても申し訳ないと思うのですけれど。
fatherはそれでも喜んでくれるのですもの…
…姉妹であったり、するのでしょうか?
[少女の歌を聴きつつ、一つ、息を吐く。
それから、シスターの供養、という言葉に、首を軽く横に振って]
供養……ね。
供養に行ったヤツが、供養されるハメになる。
……そんな雰囲気だったぜ、あそこ。
それに……あの神父が手を出さずに、後からユリアンが見たってのは、何かしら手を出せない理由がある。
そう、考えるのが自然だと思うが。
[エーリッヒに、yesと頷くと]
…双子、の方がありそうですね。
姉妹では歳がちがってしまいましょうか。
[ただ、見たというのなら、確実にそこにその顔はある、ということ。
...は考えるように俯いた]
あ。
[fatherが行った、という言葉にようやくそれに気づく。]
…それでは、どうすれば。
Don't have options left?
…方法は、ないのでしょうか…
[甘い事や泣き言を言ってるヤツは生き残れないだろうというアーベルの言葉に、参ったなと頭を抱える]
…さっきまではなぁ。
俺はここのこと、天国だと思ってたもんなのに。
実は裏通りにも似た危ない所なの?勘弁して欲しいよ…
[だけども口が悪いのは生まれつきという付け足しには、少し笑ってしまった]
あはは。本当はアーベルさん…、結構優しい所あるんだからさ。
それを素直に見せれば完璧ってわけ。OK?
お…
[くすくす笑っていたユリアンは暫しの間目を瞑った。
少女の歌が幼さの残る声で、それでも心地良く響く]
歌姫の集まりかい、ここは?上手いね、ベアトリーチェ。
[その穏やかになりかけていた顔も曇る。
供養しなければというナターリエの声]
あれが本当に死体だったとしたら、何ていうか…見るに耐えないものだったけど。シスター、あれを見ても大丈夫、かな…
双子か姉妹?確かにそれが一番あり得るのか…いやでもそれなら
[ベアトリーチェが何か言ってきそうだよなと思う]
何か、とは、何でしょう…?
穴。
そこから出れば、外に出られるのでしょ――
[言いかけた言葉は老人にさえぎられる。
出たいなら殺せ。
手をぎゅっと握り締めて、...は彼を見た。]
双子……か。
現実的に考えるなら、それだが。
[そんな単純なものなのかと。
そんな考えが過ぎるのは、この場所の異常性のためだろうか]
どうすれば、ね……。
……俺たちが、ここから出る方法があるなら、何とかなるかも知れんが……。
[シスターに返しつつ、蒼の瞳を、暑がる男へ向ける。
目の前に飲み物が用意されていても、全く手をつける様子もなく。
虚ろだった目には、諦めたような光が宿るのみ]
提示された方法とやらからしても、難しい気がするな。
見るに耐えない。
そのようにむごたらしい…
神が行うわけはありません。何か、別の…
[昨日の老人の言葉を思い出すが...はそれを首を振って振り払った。]
…おうた、すき!
[ユリアンに振り向いて、お日様のような笑みを。]
だいじょうぶなの。
ちゃんとみんなおこしてあげるからね。
[自信ありげにきっぱりと言う。]
――werewolf
[i think back to father.
that...?
神父さまを思い返してしまう]
……いや……恐らくは……。
[裏通りの方が、まだ正常だろう、と。
言いかけた言葉は、飲み込んだ。
必要以上に恐れさせても仕方がない……そんな感傷めいたものが、ふと過ぎって。
それもそれで、本来の『彼らしからぬ』行動なのだが]
……と、いうかだな。
何がどうOKなんだ、それは。
[代わりに投げるのは、呆れたような、言葉]
[ゆっくりと顔を上げる]
[首を静かに横に振って、言った]
…あなたは『視た』事がないからそんなことを言えるのよ、アーベル。
[それから辺りを見回して]
…水をありがとう、ミハエル。シスターも。
もう、大丈夫。
[背を叩いてくれる少女を振り返る]
[歌う少女を見つめる]
…よく、似ているわ…。
人狼……。
ここで聞かされた話が本当なら、ある意味じゃ俺たち全員がそれに当てはまるって事なんだが。
[シスターに答えつつ。
ふと、思い返す。
「ヒトであってヒトでない」
そう、言われ続けた、過去を]
……出たければ、殺せか。
気楽に言ってくれるよな。
対象も明確にしないで。
……殺し合いでも、楽しみたいのかね、ここの主は。
『視た』事?
……なんの話だ?
[エルザから返された言葉に、怪訝そうに眉を寄せる]
『……少なくとも、単純に人が死ぬ事、じゃあねぇようだが』
[呟きはひとまず心の奥へ止めるが、エルザに向けられる視線はやや、厳しさを帯びて]
hamburger,そうね。冷めてしまう前に食べた方がおいしいですね。
[ベスにそう言うも、そちらに向かえず。
アーベルの言葉に、...は再び手を握りしめた。]
わたくしたち全員が人狼の血筋。
主は殺しあえなどと仰りません。
だからきっと、違うと思います。
…それもそうだ。
[悪戯にせよ本物の死体であったにせよ無残な幼子の生首と見える物を、あの神父が地面に放置したりはしない]
何かしら手を出せない理由…
[その回答であるかのような、エーリッヒの証言]
切られた?ちょっと顔出しただけで…?
[ぎょっと喉に手を当てる。勢い良く頭を穴から突き出していたら生首がもう一つ増えていたかもしれない?]
本当に…わけのわからない所だな。
そう言や俺、部屋で果物ナイフ見つけてさ…なぜか着替えの詰まった引き出しの中にあったけど。
あのちょっとおかしい爺さんがやったことかなと思ってたけど、そんな仕掛けまであるのなら、随分と大がかりだよな…
[否、それは果実の彫られた美しい装飾から一見そう見えたとしても、果物ナイフと呼ぶにはあまりに大きく、刃も太かった。
覆いを外すと触れただけで指が切れそうで――人を殺せそうな程。
クレメンスの前髪を切ったという得体の知れない仕掛け、箪笥の中の殺傷能力を持った武器。その薄気味悪さで、俄かに哀れな老人の言葉が現実味を増して思い出される。
日のように笑うベアトリーチェやからかったつもりのアーベルに返す笑みも引き攣りがちに、ユリアンは*拳を握った*]
[アーベルの問いに]
『視える』のよ、あたしには。死んだ者のいろんな事がね。
最後に見た景色、触れたもの、聞いた声…時には、霊そのものも。
幼い頃に消えたかと思っていたのに、今こんなところでその能力が蘇るなんて。
[ユリアンを見て、羨むように]
ナイフならいいじゃない。
あたしの部屋にはこんな(両手を広げて)背丈ほどもあるような青龍刀があったのよ。
…この話、シスターには、話したわね。
[エルザの言葉も聞こえる。
...はその言葉に、彼女を見やった]
それでは、あなたはご覧に?
[何を、とは言わなくても、少女のことだ、とわかるだろうか。]
……あんたの信じてる神と、ここの箱庭の主。
それが同一の存在なら、なんかの間違い……かもしれねぇが。
[シスターに答えつつ。
左手で、胸元のロザリオを握り締める]
だが、そこのは、ここの神は、神じゃない、とも言った。
……視点、変えた方がいいかも知れんぜ?
ええ。
わたくしの部屋にはやはり…武器のようなものは何もありませんでした。
あ。
いえ、一つ。
そういえば。
[daggerを思い出す。]
一本、短刀がありました。
あ…良かった。
[エルザが落ち着けばホッと息をつき]
ごめんね、冷めちゃうよね。
折角作ってくれたんだから、是非いただくよ。
[少女の傍に近寄ると皿を受け取りながら]
エルザは食べられそうですか?
[振り向いてそう訊いた]
『視える』……死者の見た、最後の情景が?
[エルザの話に、蒼の険しさは増して]
つまり、あんたは昨日、その力で……裏庭のアレの顛末を視て。
それで、錯乱した……と。
[確かめるような言葉を投げつつ。
意識の上では、昨夜、オトフリートと交わした言葉がふとかすめる]
このように美しい場所にわたくしたちを招いた存在が、神ではないなどと。
そのようなことあるわけがありません。
[アーベルにきっぱりとそう告げて]
神は時に試練を与える。
きっと、こうやってわたくしたちを試し、ご覧になられているのでしょう。
[...が何を見たか、アーベルに話したいと思った。分かって欲しかった]
[けれどそうすればベアトリーチェは聞いてしまう。自分と同じ顔の少女がどんな目にあったのか]
[…今は、やめよう]
ええ。ごちそうだわ。いただきます。
[ミハイルに頷いた]
やはりエルザは異能の持ち主だった。
ならば母上もまたそうだったのだろうか?
僕も?
…いや、僕は何も力なんか持っていない。
そうでなければ、家に居られたわけがない。
[頷くエルザに微笑んで]
ベアトリーチェがお手伝いして、ブラッカー殿と作ったそうです。
美味しそうですよね。
[そう言って彼女の前に皿を置く]
[どこか沈んだ表情には心配そうにしながら]
[ナターリエがなんのことを聞いているのかは、分かった]
[アーベルの的確な解釈に、頷いた。明晰な頭脳だと思う]
ええ、あたしには『視えた』わ…。
[この翠の瞳で「見た」わけではない。『視た』だけだったけれど]
……はい、はい、と。
神を信じるのは、止めねぇよ。
[呆れたように言いつつ、大げさなため息をついて。
食べましょう、と誘われれば、一つ、頷く]
ああ……そうだな。
せっかく、頑張ってくれたらしいし。
…
わたくしは直接見ていませんから、何もいえませんが。
[昨日のことは話されても...にはわからない]
…今は、食べましょう?
[smile]
[to eat for live.
it's necessary...
いきるためにはたべることが必要だから]
……なるほどね。
状況は、わかった。
[頷くエルザに、短く返す]
『……ま、状況がどんなモンだったにしろ……女が見て、平然とできるレベルじゃねぇのは、確かだしな』
[首の状態を思い返しつつ、心の奥で呟いて。
同時に感じる、疑問]
『しかし……その力の由来が、血脈だとしたら。
……俺は……?』
[心の奥で呟きつつ。左手は半ば、無意識の内に右手の銀糸を掴んで]
/中/
できそうでできない守護CO。
た、タイミングがorz
ていうか、稼業ネタは一人でやるのはやっぱりちときつい気がががが。
…yes,
でも止められても、わたくしにはそのようなことできませんよ。
[アーベルの言葉に、悪戯げな微笑み。]
主よ、あなたの恵みに感謝いたします。
[聖句を述べると...は、作り手の二人にも感謝を捧げて、ナイフをハンバーグに入れる]
……だから、止めねぇっつーの。
[投げやりに言いつつ、左手を銀糸から離して。
自分も食事を取り始める]
……ん。美味いな。
[一口食べて、こぼれたのはそんな一言]
[周りの話を聞きながら。皆が漸く食事を始めたのを見て、一度厨房へと引っ込む。無駄にならなくて良かった。
大きめの籠にパンを幾つか載せ、テーブルの真ん中に置く。]
宜しければ。
[そう言って、僕自身も席に着き。食事を取りながら頭の中で話を整理する。
面倒などと言っていられる状況では無さそうだ。]
[口元に運びながら、]
えぇ。美味しいですね。
[smile。
アーベルの言葉を聞いて、...はその微笑みのまま頷いた。]
僕には異能は無い。
あったとしても使えることは無い。
[それは無意識での確信。
母が父が望んだ故にそうなっていると]
でもそれならば。
皆が異能を持っているのならば。
もし万が一殺し合いになった時に。
僕は何も出来ないのだろうか。
[傍らの歌姫と、金の髪の少女をそっと見る]
守ることも出来ずに。
死ぬのだろうか。
…これくらいで、もう、十分になってしまいますね。
[熱のあった体ではと、...は苦笑する。
半分ほど残されたhamburger]
[その場にいる全員に向かって]
…食事が終わったら、話したいことがあるの。
[気遣わしげにベアトリーチェに目を向ける]
[けれど首を横に振った。彼女もまた、聞くべき話だ]
つきあってもらってもいいかしら。
[at heart, it is ackamaracka.
本当はそれはウソ。
i can't eat.
i want to eat 'the sweetest'.
食べたくない
食べたいのは――あのあまい。
--and i wise up.
そしてわたくしは気付いた。]
[エルザの言葉にふと顔を上げ肯く]
[動きが完全に止まってしまった手は、そのままになり]
…ごめんね、折角作ってくれたのに。
[残してしまって、とベアトリーチェとエーリッヒに謝った]
[ややあって広間へ、おかわりの分を女性の前へ。
人狼の血。力。昨夜聞いた話と今の話。混乱しそうになりながらも頭の中で纏める。
如何して僕が。
人狼の血を引いているから?それが本当だとして、だから何だと言うのだろう。
そんな負の感情は平静な表情の下に押し込めた。]
話?
ええ、構いませんが・・・
[蒼髪の女性の声に、訝しげに視線を。]
嗚呼、いえ。
無理はなさらずに。
[残したと謝罪する2人にはそう告げる。全て残されるよりは幾らかましだ。
それから自分の分を完食して、女性へと視線を。]
…ごちそうさま。
[静かに立ち上がり、語りかける]
みんなに聞いて欲しいの。
あたしが感じたのは、「死」だけじゃなかった。
あの子を死なせた誰かが言った、奇妙な言葉も聞いたのよ。
今なら、たぶんその言葉の意味が分かるの。
[エルザの声を聞きながらも、甘いにおいが...を襲う。]
嗚呼。
喰らいたいと思うのは。
――神よ。主よ。
あなたはそれを赦してくださっているのでしょうか
[ある一カ所の窓をじっと見つめながら]
死に行く子は、こんな言葉を聞いたの。
『一人、多すぎた』
『二人で十分なのに』
『余分な駒は、片づけよう』
あたしはその言葉を感じたわ。でも…昨夜は、意味が分からなかった。
それでは残しておきましょうか。
[シスターに微笑み。
それから話し始めた女性の言葉に。]
彼、・・・は何と?
[男なのか女なのか、それすら分からない。“彼”と称することに少し躊躇ってから、尋ねる。]
余分な駒……。
はん……随分と、好き勝手に言ってくれるもんだねぇ……。
『不良品、不用品は即消去……ってか?
『協会』といい勝負……いや、あっちよりもタチ悪ぃ、な』
[冥いものを帯びた言葉は、心の奥でのみのもの]
シスター。
あの子を殺めた者は、あたしには分からない。
でも、神だとすれば、それは、あまりに…。
ねえ、何故、その子が「余分」と言われたか分かる?
[手が震えた]
[じっと見つめていた窓に向かって歩いていく]
こんなこと、信じたくないけど確かめなくちゃ。
あの子の霊が、あたしに分かれば。
[それは、庭に面した窓。少女の首が見つかった穴に最も近い]
[窓を開ける]
[エルザを照らす、少し欠けた月。なにかを抱き止めるように腕を広げる]
おいで…。
[吹き込んでくる風]
[呆然と、言葉を返すことも出来ずに聞いていた。
けれど最後の言葉は何故か聞き逃すことが出来ずに]
何故、余分と言われたのか?
[聞きたくないと思いつつも、続く言葉に集中していた]
[駒という言葉への不快感は...は持たなかったけれど。]
no,わたくしにはわかりません。
そして恐らく、その主は神ではありませんわ。
神は無意味な殺生を嫌っておられますもの。
[言うと少し楽になる。]
…余分と、言われた理由は?
[袖が、風を孕んでふくらむ]
[長い髪がなびく]
[高い声で、不意に歌いだす]
I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない
[哀しみに満ちた絶唱]
[エルザの頬を涙がこぼれ落ちる]
…ああ、ああ。やっぱり。
殺された子は、人狼だった…!!
[食べた食器を片付けて、ソファーの前にちょこんと座る。
籠からお人形を取り出して、ちょこちょこあそんでいるようで。]
「よいではないか」
「あーれー」
[黒髭のお人形が、青髪青年を襲って見えるのはきのせいきのせい。]
[駒、という言葉が不快で、余分と言われたことへの反応が遅れた。
女性を見ると、彼女は歌い出し。]
・・・・・な、
人狼?
[軽く目を見開いて。]
[呆然と歌うエルザを見つめる。
言葉を発するどころではない。全身の震えが止まらない]
[やがて届く少女の呟き]
[視線はのろのろと彼女の方へ]
[この子は何を知っているのだろう]
[絶唱と、それに続いた叫び。
投げられた言葉。
昼間、書斎で仕入れた『伝承』と、昨夜の会話と。
複数の情報から、一つ、答えを弾き出す]
……ようするに、だ。
集められた血脈の内、三人が、先祖帰りを起こした……と。
だが、二人以上はいらない。
だから、処分した。
……そういう意味と見て、いいんだな?
[問いかける声は、いつになく低く、冷たく響いて]
[確認する青年の冷静な、否、冷たく感じる言葉]
[その冷ややかさは...を現実へと引き戻したが]
どうして、そんなに平然としていられるんだ?
[心の中で思ったことが、呟きとなって毀れた]
…馬鹿げたルール。人数合わせね。
流浪の芸人がカードで遊んでいた人狼のゲームを見たことがある。
12人なら、人狼が2人、狂人が1人、占い師1人、霊能者1人、守護者が1人…。
ええ、そんなカードだったわね。
[…ベアトリーチェをじっと見る]
[言葉が聞こえて少女のほうを見る。
けれどすぐに女性に視線を戻したので、少女が持っている人形にまでは気付かなかった。]
要らない、だと・・・・
[低い声を洩らす。完全には隠し切れなかった不快感は死した少女への哀れから来るものではない。自分も同じものとして、彼―創造主―には見られているのであろうから。]
みっきーも、あそぶ?
[お人形の籠を差し出して。
何の変哲もない良くある着せ替え人形。
けれどもその年恰好や髪の色。
そして着せられた服装も、何処となくココに集められた者たちに似ていた。]
[i weep for her dying...
the 'vox' is full of woe.
彼女の死がかなしいと思った。
コエは悲しみに溢れている。言葉が届かずとも。]
…ベアトリーチェ。
[問わずにいられなかった]
殺されてしまった子は、あなた?
それとも、あなたの…。
[姉妹、と問いたかったのか?]
[ミハエルの呟きに、冷たい蒼がそちらを見る。
口元に、微かに浮かぶのは、艶を帯びた──幻魔の笑み]
取り乱して泣き喚いて。
何が、変わる?
今、やるべき事は、手にした情報を生かす方法を考える事。
……そうして、生き残る事だ。
感情に流されて、術を、そして生命を失うつもりは、俺にはない。
[淡々と、淡々と。
その言葉は綴られて]
…あ、お人形。
[彼女が手にする着せ替え人形。
それはどことなく集められた者達を模しているように見え]
[エルザの言葉。カード遊び]
[ギュンターの言葉。神の戯れ]
あそび…
[くらり、と眩暈がした。
慌ててテーブルに手をつき、身体を支えて]
ねえ、ベアトリーチェ。
それはここで見つけたもの?
[胸に今も鳴り続ける歌]
I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない
突風に埋もれる足取り
倒れそうになるのを
この鎖が 許さない
心を開け渡したままで
貴方の感覚だけが散らばって
私はまだ上手に 片付けられずに
I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない
"理由"をもっと喋り続けて
私が眠れるまで
効かない薬ばかり転がってるけど
ここに声も無いのに
一体何を信じれば?
I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い
不愉快に冷たい壁とか
次はどれに弱さを許す?
最後になど手を伸ばさないで
貴方なら救い出して
私を 静寂から
時間は痛みを 加速させて行く
I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない
I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い
How do I live on such a field?
[胸に響き続ける余韻]
/中/
まあ問題があるというのなら
箱庭の伝承が伝わるわけはn(ry
とかになってしまうので。
中の人的にはこういうしかないというのもありますがにゃ。
やりなおしの、やりなおしの、やりなおし。
ずーっとずーっと、やりなおし。
[見上げたその目は何も映さず。]
おきても おきても ゆめのなか。
ずーっと ずーっと ゆめのなか。
[淡々と言い続ける声。]
…めが、さめないの。
[人形を片手に抱いたまま、ふわりと力が抜けて崩れる。]
それは、そうですが。
[感情に流されるな、というのは彼も教えられてきたことで]
[けれど青年の言うそれは何かが根本的に違う気がして]
生き残ること。
[青年の口元に浮かんだ笑みに、全身がゾクリと震える]
[見てはいけないものを見た気がして、慌てて目を伏せた]
[ベアトリーチェの何も映さぬ瞳が、在りし日の、亡くなる直前の姉を思い起こさせる]
…ベス…。
[その名を呼んだとき、少女は崩れて]
しっかし、駒に……カード、ね。
随分と、退廃的な御趣味のカミサマがいるもんだ。
[銀糸を掴んでいた手を離し、前髪をかき上げる。
蒼の瞳に宿る光はどこか冷たく、そして、どこか楽しげで]
[眼を伏せる少年の様子に、また、笑む]
そう、生き残る事。
俺は死にたくない。誰かのために死んでやるつもりもない。
……簡単な事さ。
[周りの表情を伺っていた僕を、少女の声が引き戻す。
やりなおし。目が覚めない。
その意味は理解出来ない。]
・・・・・あ、
[崩れ落ちる少女への反応も遅れた。]
[目を見開いたまま、床へと倒れるその体は、
触れれば痩せて酷く細く。
ひんやりと低い体温も相俟って、
まるで人形のように、否…それとも……]
……っ……。
[崩れる少女。
その姿を見れば、刹那、幻魔は陰を潜める。
それでも、無事に受け止められるのを見れば、自らは動かずに]
[神様の試練?
そう考えていた...は、倒れた少女の姿にはっとする。
しかし既に少女は抱きとめられ。]
…大丈夫、かしら?
[エルザの腕の中のぬくもりはとても薄く、
ただ、ゆっくりと呼吸に合わせて膨らむ胸と、
かすかに体内を巡るリズムだけが、
それが生きているように感じさせた。]
[立ち上がろうとして、止まる。
首だけになって死んでいた瓜二つの少女は人狼だった、と。
それが本当ならば、否そうでなくとも。彼女が化物でないという保証は何処にもない。
女性が少女を抱えるのを見、また腰を降ろした。視線は外さずに。]
お水、持ってきますね。
[そっと告げて、頭を振って外へ向かう]
―to the kitchen―
[grassを取り出す。]
[倒れた少女と抱きとめた女と、その様子を一見すると無表情に眺めた後、音もなく、そして気配もなく、踵を返す。
そのまま広間を出ようとして、ふと、金髪の青年の傍らで足を止め]
……無理に感情抑圧してると。
簡単に、狂うぜ。
[青年にのみ、聞こえるような呟きをもらしてから。
すっと、まるで消えるように、広間を後にする]
─…→一階・廊下へ─
[ナターリエを見てこくり、と頷いた]
[しばらくしてから、自分の体調のことではないと気がつく]
…ベス。大丈夫?
[そっと瞳をのぞき込む]
[ああ、なんて、軽い]
――裏庭の森――
[もう一度、裏庭の森に行く。
さっき見た首は、ベアトリーチェに似ていた。
でも、アーベルの曖昧な話で、既に死体があることはなんとなく分かっていたから、別人だと思った]
・・・あの子、笑顔がお日様みたいで、うらやましい。
[ずっと思っていたこと、口に出してみる。
でもそれだけじゃない気がした。
森に落ちている石をポケットに詰めながら、考える]
シスターありがとう。
ベス、お水よ。飲める?
[少女の冷たい頬より、自分の痩せた手の方が少しはあたたかい]
[金髪をかき上げて、不安げに様子を見守る]
[ナターリエを見上げ、頷いた]
…あたしは、今は平気。
だけど、シスター。あたしの手では、この子を温めてあげられない。
…冷たいの。怖くなるくらい、この子の身体が、冷たいの。
どうしたらいい?
[見透かされたような言葉に、ハッと青年のほうを見る。
狂う?
そんな筈はない。]
・・・・余計な御世話だ。
[ずっと僕はそうして来たのだから。
小さな声は去り行く青年にすら届いただろうか。]
冷たい…?
[言葉に少し驚いて、...は少女をまじまじと見つめる。]
お風呂に、いれてあげる、とか。
ええと。
…でも今はきっと、布団をかけてあげましょう。それが一番、暖める方法だと思います。
温かい場所で、温かい格好で。
ワンピース、伸びちゃうわね・・・。
[塗料によく使った石に似てるこの小石、なんとなく数個拾ってしまった。
これは、郷愁なのだろうか・・・。
部屋に石を置いて、屋敷の広間に行くと、騒がしさに首を傾げた。
しかも視線はベアトリーチェに集まっている]
部屋→広間
─一階・廊下─
[広間を出て、しばし、立ち尽くす。
今、聞いた話を頭の中で整理して、一つ息を吐き]
……カードの役割。力あるモノ。
占い師……霊能者……守護者。
[何か。引っかかる気がする。
でも、それが何なのかは、わからずに]
……何か……知ってる、かな。
[ふと、思いついたのは、余り頼りたくない相手の顔。
そう言えば、今日は姿を見ていないような気もするが]
……行って、みるか。
[呟いて、二階へと向かい。恐らく叩くのは、*自分の隣の部屋の扉*]
……あ。
[身体が冷たいというエルザの言葉に目を瞬く]
[シスターの布団という言葉に顔を上げ]
毛布があそこに。
[昨日のチェスト。先程自分も戻した毛布を取り出して]
まずはこれを。
[少女に掛けようとする...の手は、逆に熱い位だった]
布団?…そうね、ソファに寝かせてあげましょう。
[子どもの扱いには慣れていない]
[けれど、人形を抱いてあやしていた姉の姿を思い出して、不器用に抱き上げる]
[エルザの腕にすら、少女は軽い]
ええ、ありがとうミハイル。
[ソファにベアトリーチェを横たえて、ミハイルから毛布を受け取る]
どうしたのかしら…。
[ベアトリーチェに毛布を掛けてやりながら、不安そうに]
あ、イレーネ。
[声を掛けられて初めてそちらを振り返る]
ええ。突然倒れて……
[状況のこと、先刻の話のこと。
どう説明すれば良いか分からずに、言葉が濁る]
突然、倒れてしまったのです。
あ。
…昨日は、料理、ありがとうございました。
[イレーネに告げて、...は頭を下げる。
sofaに寝かされた少女は――もし首を見ていたら本当にそっくりに見えていたのだろうか。]
[ベアトリーチェの傍らでどうしていいのか分からずぼうっとしている]
[やがて、その横顔を見ながら静かに子守歌を*歌いだした*]
倒れた・・・。
[でも生きている。
あの首は、やはりベアトリーチェのものではなかったらしい。
ミハエルの言葉を濁す様子に首を少しだけ傾げて]
そう。
[エーリッヒの説明に頷き、ベアトリーチェを見る視線は、...にしては少し複雑なもので]
何か出来ることがあれば、言ってね。
嗚呼、そうだ。
冷めてしまっていますが、良ければ。
[シスターの声に思い出して、銀髪の少女に食事を勧め。
空いた食器を片付け始める。]
[子守唄を歌いだした女性を見て、...は少しほっとする。]
彼女が寝たら、エルザさんもきちんと眠ってくださいな。
[そう告げて、その前に――と微笑んで。]
coffee or tea?
コーヒーか紅茶、欲しい方はいらっしゃいますか?
さしのべた手は 空回り
そうね まっすぐ 歩けるの
おぼつかない 足取りで
耳朶から イルカは 海を見た
大きな森を
気が遠くなる程の
ころがる星を
切り刻まれて光る
そのかわいい胸を
抱いて おやすみ
[エーリッヒに食事を勧められ、今日はまだ何も食べていないことに気付く]
ありがとう。
[ベアトリーチェから視線を外した]
おいし、そう。
[エルザの子守唄はどこか懐かしく、眉を少し顰めた]
煙草の火が落ちたら
もう行きなさい
桃色の象が運ぶ 夢を見なさい
消えない夜を
踊り子たちの声を
跡絶えた風を
朝靄に酔うほどに
空を仰いで
ここへおかえり
大きな森を
気が遠くなる程の
ころがる星を
切り刻まれて光る
そのかわいい胸を
抱いて おやすみ
(Cocco 『ウナイ』)
[シスターの言葉に、自分の喉の渇きを知る]
あ。紅茶、いただけますか?
[エルザの子守唄は記憶の彼方の声と結びつき]
[ぼんやりとそれを聞いている]
懐かしいって、なんだか苦しい。
ベアトリーチェも、昔、似てる人がいたから、だから見てると苦しいのかしら・・・?
[全員から聞くと、...はkitchenへと向かう。
tea sets and coffee sets
用意をすると、人数分のcupに移して。]
―return to salle―
お待たせいたしました。
[ハンバーグを食べながら、ミハエルの姿を見てふと]
・・・『夜闇の天蓋』を、気に入ってくれてありがとう。
夢中で、作ったの。夜のこと考えて。
[...は目を瞬くとイレーネの方を向き]
あれは、本当に素敵な品だと思います。
まるで夜空に抱かれたような気分になる。
そうでしたか。
ではイレーネにとって、夜とはあのように美しいものなのですね。
[淡い光で部屋を照らしてゆく『夜闇の天蓋』のことを思い出しながら微笑を返す]
[ミハエルの言葉に、微笑む代わりに頷いた。
少し下を向いて]
・・・でも作ってる時、少し、・・・辛かったの。
あたし夜は、好きなのに。
空は、みんなが見れるから、切ないね。
居ない人も、実はどこかに居て、同じ空を見上げてるんじゃないかな、って、思う。
[遠くを見るように、目を細めた]
[自分のいれたteaを持って、...は立ち上がる。]
神父様、眠っているかしら。
心配だから、戻りますね。
お休みなさい、あなたがたに優しい闇の帳が下りて、素敵な夢を見られますように
居ない、人。
[少し寂しそうなイレーネの様子に小さく呟く]
本当は、私は幼い頃、夜が怖かった。
夜の闇が全てを覆い隠してしまうように思えて。
幼いが故の愚かな恐怖だったのですが。
貴女はきっと遠い誰かのことを想ってあのランプを作られたのですね。
その人に届けばいい、と。
その想いが込められていたからこそ。
私はあれを美しいと感じたのだと思います。
私もずっと思う人がいたから。
[口に出すことも出来なかった思い人。
それは憶えていない温もりの記憶と共にあった母]
[ナターリエに]
・・・クレメンス、そんなに酷い風邪なの?
看病、お願い・・・ね。
・・・ありがとう、貴方も。おやすみなさい。
[ナターリエを見送った]
あたしに居るのは、おばあさんと、ランプの注文にくる商人さんと、小さい頃に遊んだお人形くらいだったから。
居ない人は、きっと多いん、だけどね。
そんなにあたしは、考えてたのかな。居ない人のこと。・・・でも、そうかもしれない。
ずっと思う、人・・・。
ミハエルにも、居るの?
[首を傾げる。どんな人だろうと思う]
私がずっと思っていたのは……
[僅かな躊躇い。けれど]
私を産んでくれた、実の母上のこと。
誰に聞いても教えてくれなかった、聞くことを許されなかった。
その人の、ことを……
[子守唄を歌うエルザは反応しただろうか]
[けれど...はそちらを見ることはできなかった]
[すぐに小さく頭を振り]
ベアトリーチェ、少しは落ち着いたでしょうか。
[エルザの子守唄が途切れた隙にそう聞くと]
ちゃんと、部屋のベッドへ連れて行ってあげたいかなって。
[そういって小さく笑った。
それは、何処か作られた笑顔だったけれど]
居ない人を求めて。
力は、狼を。
心は、自分が愛したい人を。
おかあさん、おとうさん、あたしにはいつまで、居たのだろう。
あたしは、恨んでる。その2人を、恨んでる。あたしは愛したかった。
・・・・・・。
[少し目を見開いて。ミハエルに顔を向け]
おかあさん?
[隣に座っているミハエルの頭に、手を伸ばした]
・・・・・・あたしもおかあさん、居ないんだ。
その人のこと聞くのが、ダメなのも、同じ。
[同じという台詞に、驚いてイレーネの顔を見つめ]
そうだった、んですか……
[頭を撫でられる手にはどこか擽ったそうに。
同じ思いを共有したものへの共感のようなものを覚え。
その時だけは、年相応の、どこかあどけない笑みを浮かべていた]
[あどけない微笑みに、こちらが返せるものは無く。
手を止め、ベアトリーチェのことを気遣うミハエルに]
・・・うん、あの子、軽そう、だから、あたし運ぼうか。
[席を立つ]
・・・・・・。
[ミハエルをそっと、少しの間だけ抱き寄せた]
・・・ごめん、でも・・・ううん、運ぼう。
[ベアトリーチェを部屋へと*運ぶ*]
ランプ屋 イレーネは、研究生 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
[抱き寄せられれば驚いて身体を強張らせるが。
やがてその力を抜いて、そっと彼女の動きに合わせた]
[やがて彼女達と共に...も二階へと上がって*行った*]
[ミハエルたちと別れたあと、自室で。
大きな窓の外の空を見つめた。
夜の色はもう薄くなってきていて。
もうすぐ夜が、明ける。
さぁ、誰を。占おうか]
ランプ屋 イレーネは、青年 アーベル を能力(占う)の対象に選びました。
/中/
ちょ、まてぎゅんたじーさまの襲撃描写。
何 で 俺 の 隣 の 部 屋 に 血 痕 続 い て ん ね !
いや、シスターの隣とも言うけど。
……気づかない訳ないじゃん、ソレって(笑)。
感覚値が異常になってんですよ、あべくんは今っ!
ついでに、なんつー時間に描写投下してんですかと。
赤も、時間ぎりぎりだったんかな?
ここから動きが出てくるよね、赤サイド。
/中/
しかし、これは発見しろと言われているようにしか思えないんですが。気のせいだよね?
今日、仕事なーのーにー。
見つけた後に放置が確定なーのーにー。
……頑張ろう、俺。
しかし、この独り言が赤ログに紛れてたら泣けるなw
情けなすぎる(笑)。
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