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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が4名、占い師が1名、智狼が1名いるようだ。
未亡人 綾野が「時間を進める」を選択しました。
/*
ぉぅ、赤は飛んでこなかったか。
実質おまかせになるからひやひやしてたんだよなぁ。
さて、智狼と占い師はどこに飛んだかにゃー。
/*
霊能いないし来るような気はしていたよ…!orz
さて、何やかんやで開始できました。これもひとえにお集まり頂いた皆様のお陰でございます。
これから暫くの間よろしくお願いいたします。
─ 自宅 ─
[情報も集まらず、回復の兆しもない現状。
さて、どうしたものか、と思いつつ]
……とりあえず、コーヒーでも淹れっか。
[たどり着いた、半ば現実逃避的な思考。
それに従い立ち上がった──立ち上がろうとした、のは、覚えている。
けれど、直後に眩暈のようなものを感じて。
あれ、と思うか思わぬか、の内に、ひやりとした空気に包まれた]
―数ヶ月前 バイトにて―
[「あたし耐えられないっ!」>>0:30
それぞれの客も店員もホストクラブという世界に浸っていたのに、まだ若い女性の声がその空気を思いっきり破った。
客に出す酒を造っていた礼斗も、思わず声の上がった方を見る。だが、柱が邪魔して正体は見えず。
「…村に居るみたいで嫌なのぉぉぉぉ!!」]
「やだ、あんな可愛い子にはまだこのお店は早いんじゃあないの?」
[くすくすくす、と隣の女性客が真っ赤なルージュを笑みの形にゆがめて笑う。
なんだ、村って……といぶかしげな表情をしていた礼斗は、その笑い声に引き戻されたように作り笑いを浮かべた。]
そうですね、お嬢さんにはちょっと早かったんでしょうね。
ねえ、そんなことより飲みません?
[そういって女性の瞳を覗き込めば、あっという間に元通り。]
─ 館 大広間 ─
……………………。
[この変化を、どう称すればいいのか。
その時、真剣に考えたのは、それだった]
いやいやいや、倒れて気が付いたら……のパターンはもう勘弁だっつー……。
[他には意味不明な呟きが口を突く。
もっとも、そんな言葉が零れたのも、周囲に誰もいない、と思ったから、なのだが]
[慣れた日常。慣れすぎた日常。
刺激を求めて飛び込んだはずなのに。
*でも、あの変な女性の叫び声は、ちょっとばかり面白かった*]
─ 自宅 ─
[床に寝転がりながらスマホアプリで遊んでいると、次第にうとうととし始めて。
精神的な疲れがあるせいか、すぅと眠りに落ちてしまう。
握っていたスマホは少し後に画面を暗くして、周囲からしばし音が消えた。
寝入ってしまったためにその後に起きた異変には気付かず───]
[なぜ、そんなことを思い出したのかは分からない。
思い出したのか、夢うつつだったのか。
いつの間にか放り出されていた身体。
ゆっくりと目を開ければ、黒ぶち眼鏡のガラス越しに天上が見える。
あれはシャンデリアだろうか?
なんて古風な作りだろうか。自店のホストクラブでは見ない形だが。]
……お。メールだ。
[ふとメールの着信音が耳に届いた。一旦パソコンから目を離す。
スマホの充電器を引っこ抜いて、再び向き直――]
へ?
[―― ると、目の前にあったはずのノートパソコンが消えていた]
今日、バイトだったっけ……。
[ぼそり、なんだが現実感のないままに上体を起こし、ぼんやりと両手の平を見つめる。
バイトにしては、なんと地味な服装でいるのか。
ていうかそもそもバイト中に眼鏡はかけないはずで。
というかバイトは休んで人狼ゲームにいそしむ予定だったわけで。
いつからシャンデリアのついている部屋に住める身分になったのだろう?
そんな覚えは残念ながら無い。]
……て、いう、か。
[ふるふる、っと首を振って気持ちを切り替える。
それから、ぐるり、と周囲を見回した]
……ここ、どこよ。
[独り暮らしの1DKの部屋じゃない。
そも、全く見覚えがないし、それより何より]
……なんで……ひとが、いるかな?
[さっきまで一人で自宅にいたはずなのに、気が付いたら、知らない場所に複数人と一緒にいた、とか。
さすがに、現実とは思い難かった]
―自室―
[一眠りした後、食事の支度でもしようかと、階下へと降りたのは覚えている。
茹でたパスタに、市販のソースを絡めただけの簡素な食事を摂ったことも。
それが、]
―館・大広間―
[気付いたら、そこにいた。
まるでそんな風だった。一体何が起こったのか、さっぱり見当もつかない。
数度瞬きを繰り返して、身体に異変がないかを確かめている。*]
……それ、俺が聞きてぇ。
つか、ここ、どこだかわかるひとー?
[こてん、と首を傾げつつ、こちらも問いを投げかけた後]
…………つか、幻覚じゃねーよな…………。
[ぼそ、と呟き、一つ、息を吐いた]
[どうにも落ち着かない気持ちで、小さくくしゃみをして、鼻を鳴らす。
随分と豪奢なな造りである。暖炉なんて、初めて見たよ。俺、庶民だしなあ。
浮かぶのは、至って呑気な感想ばかり。
非常事態に対して、未だ対応し切れていない脳も、使い慣れた言語を聞き解く程度のキャパシティは残していた。]
……ここ、アンタの家ッスか?
[真っ当な質問>>13に、主旨から逸れた疑問を打ち返す。
そうならば、謝って退出するしかなかろう。……なぜ自分がここにいるかの疑問は解けぬままだったが。]
……幻覚?シューダンサイミン?ってことはないと思いますけど、
[ぼんやりとした表情のまま、首を傾げてみる。
十分に焦ってはいるつもりなのだが、どうにも気持ちが追いつかない。]
抓ってみます?
[頬を指しながら、視線は男>>15を超えて、ひとりコンコンと眠る女性>>6へと。]
ところで、あの子、放っといていいんスかね?
[起こした方がいいかも、と言いはしたものの。
個人的事情多々あり、女の子に触るのはちょっと遠慮したい理由があったから]
……おーい。
そこで寝てるおじょーさーん?
ちょっと、起きてくださいなー。
[軽い口調で、声をかける。
誰かが揺すり起こすなら、そこはお任せする心算で。**]
暖炉あったかいですしね。
[どうにも暖炉に気を取られていけない。
それにしたって、暖気も、パチパチと燃える音も、揺れる炎の色も認識しているのに、五感を支配された幻覚でしたーなんて、勘弁して欲しい、し、ないと思う。多分。]
デスヨネ。
[起こそう、という意見には、頷いて、ひょいと軽い足取りで、女性に近づく。
……途中、ローテーブルにお飾りのように設置された万年筆をかすめ取って、それで肩をつついたのは、失礼ではあるが許して欲しい。
何かと怖い時代なのだ。見知らぬ女性に触れる勇気など持ちあわせてはいなかった。]
スンマセン、起きてください。
[愛想のない声音で、眠りこけている女性に声をかける。**]
[話し声が聞こえる。
部屋に居たなら聞くはずの無いもの]
ん……ぅにぃ〜……
[眠りは浅かったため、起こす声に応じるように意識を浮上させる。
空いている手で目元を擦りながら、スマホを握った手をソファーに突いて上半身を起こした]
……………だれ?
[明らかに寝起きと言った態で起こした相手を見遣る。
なかなか働かない頭でしばらくぼんやりと状況を眺め、右、左、と視線を巡らせた。
明らかにアパート内ではない部屋の作り。
見覚えが無さすぎる場所に、見覚えの無い人達。
状況が視覚から入ってきても、入って来るだけで理解には程遠い状態だった]
あたしのいえじゃない……
[理解し始めたことを口にして、一つ一つ認識していく。
はた、と正体不明の男性が複数居ることを認識すると、ソファーの上からぴょんと跳んで、ソファーの陰に隠れた。
顔は若干蒼褪めている]
なっ、なな、なななん、なんっ、
[驚きすぎて言葉が上手く紡がれていない]
[……そのまま、何度か声をかけようとして、自分よりもフレンドリーな口調―少なくとも…にはそう聞こえた―で声をかける男性>>>19に気付き、口を噤む。
そのあとは、彼女が目を覚ますまで、時折万年筆のキャップをぐりぐりと押し当てていた。**]
/*
暖炉があるなら火かき棒を凶器に使える
万年筆は……なんかありそうだったから……
本当はデスクペンにしようと思ったけど、広間にデスクはないよなあとか
天面?ガラス製のローテーブルに筆記具とか飾ってる家あるよなあっていう
[万年筆ぐりぐりは結構痛かったはずなのに、それを突っ込める状況ではなくなっていた]
アンタ達誰!? ここどこ!?
なんであたしこんなとこいんの!?
[誰もが疑問に思っていることを声に出し、更にキョロキョロと辺りを見回す。
広間の隅に何か見えた気がしたが、動転している今は気に留めるまでには至らず。
女性がもう一人居ることにも気付いたが、やはり面識がなく挙動不審な状態が継続された**]
[>>13問いかけの声に、ようやく周囲が見えてくる。
知らない人ばかりが数人。
絨毯の上に立ち上がり、なんとはなしにぱんぱんとズボンのほこりを払う。]
僕はこの場所を知りませんし、
あなたがたが誰かも分かりません。
[これが夢であれば相当リアルな夢だ。最も、夢を見ている間はこれが夢とは気づきにくい。
そういったたぐいのものだろうか?
だが、突拍子もない展開の割に、相対する人たちの反応は常識の範囲内に見える。
「えらいリアルだし」と言った男>>18の言葉に、軽く頷いた。]
[さすがに女の子に万年筆でつっつくのはどーなのか男子よ、とは思うが、止める義理もない。
そして目覚めた同年代くらいの女性がソファーの影に隠れ、混乱した様子で周囲を見ている。
それもそうか。男ばかりだし。
だが、彼女の視線でもう一人女性が居る事に気づき、そちらを振り返る。
年の頃は20代後半から30代前半ほどだろうか。
ひどく混乱した様子で呟く言葉>>0に、ざわり、胸の奥で何かがさざ波だった**]
……何あれ。もしかして、パソコン?
[時代ががった室内には、どうにも似合わぬ四角い物体。
興味をひかれて歩み寄る。
もしかして、の予想通り、それはやや旧式のデスクトップで]
ぅぉぅ、こんなんまだ動いてるのね……てゆーか、なんでこんなとこに箱?
[呟きながら何気なくディスプレイを覗き込み。
表示されるメッセージに、きつく眉を寄せた]
……なんだよ、コレ。
『LiG』の初日シスメじゃないの。
[思わず上げた声は、別に潜めていたわけじゃないから、多分、他にも届いたはず。
ともあれ、どーなってんの、とパソコンを操作してみるが、何をやっても動く気配はなく]
……ったくもー、なんなの。
リアル人狼ってわけでもないんでしょーに。
[しばしの攻防の後、ため息混じりにこんな言葉を吐き出して、それから]
……とりあえずー。
お互い初対面っぽいし、まずは自己紹介と、こんな事になった心当たりの有無辺りから、お話ししませんのこと?
[このまま、何も知らぬままでいても埒が開かないから、と提案ひとつして]
あーと、俺は、鷹津聡。しがない花屋の店員さんです。
[率先して名を告げるものの。
心当たり、になりそうなものは今の所浮かんでいなかった。**]
[女性は目覚めたものの、その勢いに、ひょいと後ずさる。
さー、どこでしょうね、などと首を傾げてみたが、どうやら状況に進展はなさそうだ。
と、パソコン、という呟き>>29に、思わず振り返れば、
……なるほど、確かにパソコンである。
雰囲気が統一されてないなあ、なんて、意味もなくがっかりしたものだけれど、]
LiG?
[すぐに、見慣れた文字列と結びつく。
ガチ村専用という性質上、参加頻度は高くはなかったものの、観戦には頻繁にお邪魔していたり、お世話になっているーー
そういえば、奇妙なエラーに遭遇した例の村も、LiGに建てられていたが、問題は解決したのだろうか。]
……動かないんスか?トップ戻れない?
[無性に気になったので、そう覗き込んではみたが、疑問が解消されることはなかった。*]
[ただ、そこにあるだけのパソコン。
その奇妙な存在にぼんやりと思考を巡らせていたが、自己紹介を始めた男>>30の後に続くように、簡素に名乗る。]
楠木裕樹。しがないガクセーさんです。
家で飯食ってたはずなんだけど、何がなんだか。
[ひらり、と手を振って、心当たりがないことをアピール。
次どーぞ、と周囲の人間に視線を送っておいた。**]
[ソファーの陰からそれぞれの顔を改めて見遣る。
何度見ても思い当たる記憶は無い。
居る場所も見覚えがなく、混乱に加えて不安が擡げてきた]
……箱?
[部屋の隅に確認しに行った男性>>29の声を聞き、疑問の声を零す。
LiG、人狼などの聞き慣れた単語が耳に入って来た]
初日のシスメとか、なに、どーゆーこと?
リアル人狼?
人狼ゲームやれっての?
ヤだよ、あたしガチ無理。出来ない。
[聞き慣れた単語から連想されるものに反射的に言って首を横に振る。
暖炉に火が灯っているにも関わらず、身体が薄ら寒い感覚を覚えた。
この感覚は何度か覚えがある。
間違えてガチ村に入り、場違いだと感じた時と似ていた。
ぎゅ、と身体を抱き締めるように両手でそれぞれの腕を握る]
……飛河珠樹、大学生だよ。
バイト終わって家帰って、ネットチェックした後に寝転がってたら寝ちゃったみたいで……良く分かんない。
[自己紹介とこんなことになるまでの状況を口にしてはみたものの、これと言った情報はなく。
寒そうに肩を擦った時、軽い痛みが走った]
った………なに、痣…?
[襟を少し引っ張って痛みのある場所を覗いてみる。
いつ付いたかしれない、紅い痕が残っていた。
覚えが無くて首を傾げる]
シスメ、
[すでに型落ちして久しいようなパソコンのディスプレイを覗き込んだものたちが呟いた言葉に、ぴくりと肩を揺らす。
シスメ、LiG、箱、……人狼。
一般的に使われる単語ではないが、礼斗にとっては身近な言葉だから。
そして、おそらくは、彼らにとっても。
奇妙な符号から何かを察してしまいそうで、ぶるりと身を震わせた。
しばらく足元を睨みつけてから、ゆっくりと顔を上げる。]
僕の名前は、新美礼斗です。
[そして、さらに次の言葉を]
人狼プレイヤーです。
[IDはあえて言わずに。]
[一先ず始まった自己紹介の流れ。
一人一人の名前を口の中で復唱し、ぱっと見のイメージと結びつけるのは職場の癖。
そうやって、常連客を覚えていくのが常だから]
……なんつーか。
人狼プレイヤーが集まってたりするとか。
一体どんな偶然なわけよ。
[は、とため息一つ吐き出して、それから。
改めて、人数を数えてみる。
……『LiGで霧に捕まった』そんな話題に関わっていたのは何人だったか、と。
過った思考に、僅かに眉を寄せた]
とりあえず、現状整理しましょうか。
楠木さん、香月さん、鷹津さん、菊地さん、飛河さん。
[彼らの名前と顔を結びつけるように名字を声にあげて確認しながら、今分かっている事を整理しようと]
まず、この場所を知っている人はいない。
自分たちが、どうしてこの場所に知っている人もいない。
ここはどこかの屋敷の広間で、パソコンがある。
6人いる。
全員、人狼プレイヤー……ですよね。
本当に、ここには僕たちしかいないのでしょうか。
この部屋の外に誰かいたりして?
[そう口に出して言うものの、何故かそれを否定する自分が胸の奥にいる。
ようやくパソコンに近寄って、自分でもディスプレイの文字を確認した。
村人が4名、占い師が1名、智狼が1名。
そのシステムメッセージを頭に叩き込んだ。
それから顔を挙げ、扉の方を見た。]
僕は、この部屋の外に出てみたいと思いますが。
他に誰か、一緒にいきませんか?
[6人の共通点?少し間を置いて、声を上げる。]
俺も。ゆる村の民だけど。
[軽く手を挙げて主張した。
どうやら、人狼ゲームを知る者ばかりがここにいることは、間違いないようで、
けれど、その選別には首を傾げる。]
でもさ、なんか、人狼PLとは言っても、バラバラだよね。
アンタRP民なんでしょ、鷹津さんとか、多分ガチの人っしょ。
おれ、雑談とかランダ村とか、ゆるい村メインだし。
人狼PLなら、なんでも良かったのかってカンジ。
[浮かんだ疑問をそのまま口にするも、それを拭い去るようなアイディアは浮かばなかった。
IDを明かすのも不本意だと、追求するのはやめておく。]
あ、外行く人いるなら、俺はこの館の探索でもしてるけど。
[名乗りを上げた男性陣に視線を送りつつ、そんな提案。]
いくら暖炉が暖かくても、水が使えるかくらいは確認しといた方がいーよね。万が一ってこともあるし。
[そう述べて、どうやら同じことを考えたらしい女性>>45に言葉を投げかける。]
一緒に行く?
[IDで呼ばれた>>45のには気づいていたが、他が名乗るのを避けている事もあり、苦笑いを浮かべるに止めていた。
自身は、全盛期にはオフ会に顔を出した事もあり、知られる事自体には抵抗はないが、皆が皆そうではないだろうから。
亘から向けられた視線>>48にも、ただ、肩を竦めるに止めて]
俺は一応、ガチ以外もやるひとだけどねー。
[裕樹>>46にはさらりとこんな言葉も投げて]
ま、見た感じメインフィールドばらばらっぽくて、共通項もなさそう……だよ、ねぇ。
[共通項として浮かんでいる物、なくはないが。
そうだとしても、行きつく先は何故、しかなくて。
口にするのは、何となく避けていた]
[外に向かうもの、館の探索をするもの、それぞれの分担が決まったようだ。
こちらの提案に乗ってきた鷹津と眼鏡越しに目を合わせ、一つ頷く。
珠樹の示した反応>>45が気にはなるが、全ては想像の範囲内でしかない。
憶測でものを言うのは、まだ早い。]
それじゃあ鷹津さん、行きましょうか。
みなさんも、お気をつけて。
[そう言って広間の大きく重い扉を開くと、廊下が見える。
更にその先には階上へと続く階段と、おそらく外へと繋がる玄関の扉があるようだ。
ドラマや映画で見るような間取りだろうか?あまり建築には詳しくないのだが。]
あっち、ですかね。
[そう言って足を向けた。]
筆記用具が欲しいですね。
何がどこにあるか、把握したいので。
[>>52 なるべく鷹津と歩調を合わせ、曲がり角ではより慎重に歩を進める。
ひんやりとした冷気が足先から伝わってくる。]
そういえば……今は、何時なのでしょうか。
[柱時計の一つでもあるかと思ったが、あいにく礼斗は見かけていなかった。
この現実感のなさは、時間感覚の消失のせいもあるかもしれない。
「村」の中にいるのなら、「夜」でないことは間違い無いのだろうが。
玄関扉の前に到着すると、押すのか引くのか迷い、まずは押すが開かず。
次に引くと、ようやく扉が動いた。
取っ手を掴んだまま身体を後退させるようにして開き、鷹津を促した。]
どうです?外、見えますか?
んじゃ、適当に見て回りましょー。
[残ると名乗りを上げた者がいた>>53ので、適当に見て回って、また戻って来れば良いだろう。
戸惑いながらの頷き>>49を確認するなり、廊下に通じていそうな扉に向かう。
ちなみに、IDに触れそうなやり取りは全力でスルーした。いつかは避けられない話題かもしれないが、それでも極力先延ばしにしたい。
今の会話がきっかけてID公開なんて洒落にならない。ほっとしているアカウントその2であった。]
とりあえずさ、水道が使えるかとか、食べるものはあるかとかさ、
簡単に揉め事の種になりそうなことは、最低限確認しておきたいんだよね。
[もっとも、初めての場所で、何がどこにあるとも知らないのだが。
適当に目についた部屋から覗いていけば良いだろうという心算で。]
[鳩という言葉>>55に、そう言えばとポケットを押さえた。
が、今は何かを取り出す仕草もせず、鷹津の言葉の後に、自身もひょいと扉の影から外を眺める。]
霧、ですね。だいぶ濃い。
これは……外に出るのはヤバいなあ。
いずれ晴れるでしょうか。
[迂闊に進んで戻れなくなるという事態は避けたい。
もし行くのなら、腰にひもでも巻いて散歩の犬状態でトライするべきだろう。
そしてそんな気は現状さらさら起きない。]
[ポケットを押さえる仕種には気づく事なく。
もっとも、気づいたとしてもさして気にする事はなかっただろうけど]
……うん、ここまで濃いのは見た事ないわ……。
夜中まで残業して、夜霧ん中帰った事もあったけど、ここまでのはなかったしなぁ。
[外を見た礼斗>>58に頷きつつ、城の奥を見透かすように目を細める。
けれど、目に入るのは白一色のみで]
下手に出て、戻れなくなったり、もまずいしねぇ。
外出るなら、最低でも命綱かなんかはほしいとこかな。
……それに使えるものがあるかはともかくとして。
[安全策として挙げたのは、期せずして同じもの。
とはいえ、それに使えるものがなければ無理、という事で、こちらも実行しよう、とは言いださなかった]
― 大広間 ―
[行ってらっしゃい、とそれぞれを見送り。
残った亘は立ち上がり、パソコンの前まで来てその画面を改めて目にする。
マウスを動かしたりキーボードを軽く叩いてみたりするが、先程言われていた通り、シスメの表示された画面から何か変化する事は無かった]
何のこっちゃだよなー……
だいたい何でLiGのシスメなんだか。
[首を捻る]
『あの、』
……ん?
[とそこへ、この場にもう一人残っていた綾野から声が掛かった]
残業ですか。お花屋さんも大変なんですね。
お疲れさまです。
[自分よりもいくらか年上の彼にそう言ってから、バイト帰りの事を思い返してみるも似たような経験は無くて]
ひどい霧と言えば、僕は人狼サーバの方が思い浮かびますね。
だからどうした、と言われたらそれまでですが。
[ひょいと肩をすくめて黒ぶち眼鏡ごしに目を笑みの形に細め、苦笑した。
ぶるりとまた身が震える。]
締めますよ、寒いし。
さて。早々に目的を達成してしまいましたが
どうしましょう。
[冷気を押し出すように玄関扉を再び閉ざす。
閉じ切った時のがちゃりとした音が、
しんとした空気の中でいやに響いた気がした。]
[LiGで思い出したんだけど、とおずおずと語り出した彼女曰く、LiGに建っていた村に参加しようとしたが、入村ボタンを押した途端見られなくなってしまった、と。
今朝亘が経験した現象と全く同じ事を語られて、眉根を寄せた]
多分それ、オレも同じ村入ったな……やっぱり見れなくなったし。
あと何人か見れないって言ってた人いたわ。
[言いながら自分が書いた日記に複数あった反応や、他の日記の事を思い起こす。
そういえば“aquila”もその一人であったと思い出すのはすぐの事だった]
一応、皆が戻ってきたら聞いてみるか……?
[仮に肯定されたところで、現状の解決になるかは分からなかったが。
なおその2>>56がいたとは知らないが、IDについては全力で伏せる心算である]
住人――なあ。いないんじゃないの。
っていうか、さすがに、あの人数が自分の家に運び込まれりゃ、気付くだろうし、
とうに知ってた、ってなら、記憶もないけどこんな所にいましたー、って摩訶不思議な出来事に関わってるってことだろ。まともじゃねーじゃん。
それにさあ、
[進みながらも、手身近な扉を無遠慮に開いてみる。
ヌックとでもいうのか、こじんまりとした食事スペースを確認して、そのまま扉を閉める。]
さっきから、物音一つしないし。こんだけ、ガチャガチャやってんのに。
……あ、多分、隣がキッチンかな。ヌックとキッチンって併設されてるもンだろ。
[人の気配はない、と、思う。ご立派なお館では、その感覚がどれほど当てになるか分からないが。
そんなことをこぼしながら、キョロキョロと辺りを伺いながら進んでいる内に、漸く彼女の奇妙な歩き方>>57に気が付いた。]
……裸足?なんでまた――
[眉を顰めたものの、この奇妙な状況で、今更騒ぐほどでもない、だろうか。]
……部屋履きくらいなら、そこらへんの部屋にないか?
ゲストルームとかさ、こんなお屋敷ならどっかにあるでしょ。
……なんか、余計に真っ当な方法で連れて来られた感じしなくなったンだけど。
[かくいう自分も、家で使っていたままのルームシューズのままなのだが。
目的が変わった、と言わんばかりに、片っ端から扉をあけて、クローゼットなどの設備のある部屋を探していく。**]
お疲れありがと。
深夜営業してるお店とかから、たまーに特注来るのよ。
あと、やっぱ彼岸とか盆とかは、ねぇ……。
[かき入れ時は大変だから、と肩竦め。
人狼サーバーの霧の話題>>61に、僅かに目を細めた]
そこが浮かんじゃうのは、人狼プレイヤーの性かもねぇ。
とはいえ、今そっちの霧を思い出すと、残念な気分にしかなんないけど。
[苦笑するのに合わせるように、ふ、と眉を下げて一つ息を吐く]
あー……確かに、このまま冷えてても仕方ないし。
閉めよう閉めよう。
[身を震わせる仕種と、寒い、という言葉に閉める事への同意を返し。
どうしましょう、と言う問いにんー、と言いつつ首を傾いだ]
……一度戻って相談するか、もうちょっと中を見て回るか……。
一先ず、状況報告に戻る?
― 大広間 ―
[改めてパソコンの画面を見る]
村人4人、占い師1人に狼1人…… 6人って、此処に集まった人数と同じか。
[先程リアル人狼という言葉が聞こえたのはこの所為かと今更ながら納得する。と同時、嫌な気分に眉を顰める。
振り向けば綾野も微妙な表情をしていた。多分同じ事を思ったのだろう]
ま、流石に何もないとは思うけどなー。
[そうは言ってみたが上手く笑えていたかは分からない]
あ。
[そこでふと、持ったままだったスマホに目を落とす]
そういえばメール来てたんだよな…… って何だこりゃ。
時計がおかしくなってやがる。
[待ち受けの画面は特に変わりないものの、真ん中に表示された時刻は84:92とおかしな数字を示していた]
こないだ替えたばっかなのにもう壊れたんか……?
[高かったのになーと落胆しつつ、1件と表示されたメールを開き、内容に目を通して。
少しの間、無言になった]
/*
ほむ。
菊地さん、役職持ちかしら。
あと、礼斗くんがそれっぽいんだよねぇ。
さて、どー動こうかにゃー。
どうとでも動ける位置にはいるんだが。
/*
うっかり綾野さんを忘れかけてこれではいけない、と思ったら。
かつてこのシリーズでこんなにダミーと語らったことがあっただろうか。
明日はもっとPLと絡むんだい。
状況報告に戻りましょう。
中を見て回るのは、それからでも遅くないでしょうし。
[首を傾げる鷹津>>65に頷きながらそう返して、来た道を引き返そうとする。]
僕らの帰りが遅いと心配して、
誰かが外に出てしまったら大変ですから。
こういう時は連絡と相談が一番大切かと。
熱い珈琲でも飲みたい気分です、ね?
鷹津さんは砂糖あり派?なし派?
僕はどっさり入れますよ。
[きゅ、と眼鏡の位置を直せば、光も無いのに何故か輝くように見えた事だろう。
意識して空気を和らげようと適当な雑談をしながら、大広間へ戻る。
相手と同調して仲間意識を作る事は、いつでも重要な事だ。こんな時にこそ、バイトで培った接客技術はものを言う。**]
[ひょこ、ひょこ、と歩くうちに、その歩き方を青年>>64に気付かれる]
ぁ、
あたし、家ではいつも、素足で過ごす、から…。
………そう、だね。
部屋から連れて来られた、ってことになっちゃう…。
[裸足の理由を伝え、示唆されたことにやや蒼褪めながら乾いた笑いをして見せた。
部屋履き探しへと目的変更して探してくれるのについていき、客間らしき部屋で部屋履きを1足見つける]
あった!
これでなんとか……。
ありがとう、えーと……楠木さん。
[だっけ、と自己紹介を思い出しながら、ホッとした表情で礼を言い、足の裏を軽く払ってから部屋履きへと足を通した]
確認中断させてごめんね。
人はとりあえず居ないっぽいか…。
さっきのところ、もうちょっと詳しく調べてみようよ。
食料と水は、重要だから。
[そう言ってヌックがあった場所へ戻ることを提案。
隣がキッチンだと立てていた予測は合っており、そこには竃や汲み置きの水、保管庫には食料も十分な量があった]
……竃、だよね、これ。
使ったことないなぁ…。
[コンロと言う文明の利器に慣れてしまっていて、竃なんてものは触ったことすらない。
使えるかどうかはひとまず置いておき、一部ライフラインは確保出来そうと言うのは確認出来た]
えっと…。
屋敷の中に他に人は居なそう。
食料と水は十分にある。ただし調理は竃。
休む部屋もある。
……分かったのはこんなところ?
[裕樹と確認を取りながら、歩む先を大広間へと定める。
裕樹がまだ他を見ると言うならその場で別れて、分かったことの報告をするために珠樹は大広間を目指した**]
そだね、中はあちらの二人も見てくれてるんだし。
[頷きと共に返された言葉>>69に同意して歩き出す]
ん、そおね、こーゆー時だから報連相はしっかりとー、ってねー。
[へら、と笑いながら言う空気は軽い。
こんな時に深刻にならない──なり過ぎないようにするのは、諸々を経て身に着いたもの]
……あー、そういや、俺はコーヒー淹れようと思って立ち上がった直後だったんだよ、うん。
砂糖はなし派かなー……ミルクはわりと入れるけど。
[問いに返しつつ、にこりと笑う。
光もないのに輝くような眼鏡には、あれ、錯覚かな、とか思ったものの、一先ず置いて。
空気を和らげようとしているのはなんとなく気づいたから、それに乗って雑談をしながら大広間へと戻り]
─ 大広間 ─
たっだいま戻りましたー。
[大広間に戻っての第一声は軽いもの]
玄関見つけて開けてみたけど……ちょっと、外出るのはきっついわ。
物凄い霧が立ってて、先もほとんど見えない感じ。
[それから、今見て来たものを説明しておいて。
入った直後に見れなくなった村の話>>62が出ると、あー、と短い声を上げた]
……んーと、俺もそれ、やらかした一人。
一年ぶりの復帰戦でそれ食らって、うわー、ってなったんだよなぁ。
[ちょっとだけ、とおいめをして告げる内容は、IDこそ口にしていないが、わかる者には自分が『aquila』と認めているのとほぼ同義と言えた。**]
家探しするにしても、一旦戻らないと心配されそう。
収穫としては十分じゃない?報告しに戻るにさんせー。
[単独行動に出て、面倒な状況に持ち込む気はない。
自分の言動が十分に協調性のなさを感じさせるとはつゆ知らず、プラプラと軽い足取りで、彼女の後を付いて行く。
去り際、保管庫からパンを1つくすねたことに、大した意味はなかったが。*]
―大広間へ―
館内捜索班、戻りましたー
[締りのない声を上げて、大まかな状況>>73を伝える。
外に出られないという言葉>>75に、いよいよ困った、とは思うものの、それほど焦燥が込み上げるでもなく。]
……当分は、なんとかなりそう、じゃないすか。
竈とか、不便だけど、普通に食えそうなもんばっかりだったし。変なにおいとか、古そうとかも、別に。
あ、誰か食べてみます?
[ほら、と保管庫から失敬してきたパンを示して見せたが、何の変哲もない。
冗談ともつかない問いかけに応じる者がいないなら、自らの口に欠片を放り込みつつ、続く話題に、鈍く反応した。]
ああー……、おれも、入ってたかも。
この国の、ッスよね。
[広間の片隅、パソコンを指差して、首を傾ける。]
まさか、選別規準がソレ、ってコト?
……ゲホッ、ゲホ
[小さく咳き込む。
ぼんやりと、熱に浮かされたような頭に、自らの置かれている状況が、やけに遠く感じる。]
…………あつ、
……寒がりだと思ってたンだけどなあ
[体の内側から蝕むように、熱りが薄らと意識を取り巻く。]
─ 大広間 ─
[一旦戻ると判断した裕樹>>76に頷いて、共に大広間へと戻る]
全部は見てないんだけど…取り急ぎ確認が必要かな、と思ったところは見てきたよ。
[そう前置いて、裕樹と共に報告>>77をした。
外には出られそうにない>>75と聞くと、不安げに眉が寄る]
そんなぁ…。
[手を胸元でぎゅっと握り、視線を床へと落とした。
早く帰りたい、と強く願っていると、入村後見ることが出来なくなった村についての話題>>62が出る。
それを聞いて顔を上げたものの、他の人らも同じ境遇と知って、思わず引き攣った笑みのまま、スススと視線を逸らした。
はっきりと口にはしなかったが、その仕草で関わってるだろうことは容易に知れるはずだ。
RP村のみ参加、ガチは無理、と言ったのに何故ガチサーバーの村に関わってるのか、などの突っ込みどころが多いのは流石に理解している]
─ 大広間 ─
お、そちらもお疲れ様ー。
[館内探索から戻った二人にかける声音はやはり、軽い。
そちらの結果を聞くと、んー、と唸って]
……とりあえず、食べるに困らない、休むのも困らない、か。
それはそれでありがたいいけど、ねぇ……。
[なんでそんな事になってるんだ、という疑問は尽きず、眉を寄せるものの。
どうにも答えはでないから、ふる、と首を横に振って一度思考を断ち切った]
ありつけなくて残念でしたね。
こんな立派な館なら、珈琲を入れてくれる執事さんが出てきてもおかしくないのですが。
[笑みを向けてくる鷹津>>74に軽口を返しつつ、大広間へと戻る。
外の様子は彼が説明してくれるので、とくに付け足す事も思いつかずに頷くのみ。
飛河の不安げな様子を見れば、声をかけるべきかと迷うが、さすがに何を言えば良いのか思いつかない。
それにまず、情報をまとめるべきだ。
屋敷内を見て回った二人の言葉には、ひとまず餓死するという危険性はないことに安堵をするが、なぜそんな準備がされているのかと思うとぞっとしない。
パンを、との申し出には掌を振って遠慮しておいた。]
[村の話を持ち出されれば、眉根を潜めて親指を噛む。
想像はただの想像であれという思いは適わず、嫌な予感しか残らない現実がここにある。]
僕も、です。
エントリー文章いれて、参加ボタンを押したとたんに霧で。
[非常識にも程がある。
思わず自分が発狂した事を疑うが、残念ながら思考はいつも通り、おまけに他の人たちも思い当たること多々という顔だ。
思い出すのはSNSの日記とコメントたち、そしてそれを記入したPLたちのID。]
─ 大広間 ─
[問いに返って来た言葉は懸念していたことではなく]
────………
[問いかけられて>>82、引き攣っていた笑みがゆっくりと眉尻が下がった不安げな表情に変化した]
……なんかもう、よくわかんないよ……。
[ぽそ、と落ちる声。
見知らぬ場所、見知らぬ人達に囲まれて気が張らないはずが無い。
ただ、それが無理をしているのかと言われると、是とも言えず、否とも言えず。
そうして居なければ耐えられない気がしたから、そうしていただけ]
何でこうなったのかもわかんないし、何のためにこうしてるのかもわかんないし…。
わかんないことだらけなのに、どんな態度で居ろってのよぅ。
[どうすれば良いのか分からなくなって、目端からほろほろと涙が零れ始めた]
─ 大広間 ─
[同じ出来事を体験している者の多さに、ほんの少し眉を寄せたのは、僅かな刹那。
というかまあ、それどこじゃなくなった、とも言うが、それはそれ]
……あー。
[表情の変化と、零れた言葉。>>86
短く唸って、後ろ頭を掻いた]
確かに、わけわかんない事だらけだしねぇ……平常心でいろ、ってのが無理だよねぇ。
[自分だって、色々ときている部分はあるが。
取り乱してもいい事ない、という思考で強引に前を向いている状態。
そうでなくても見知らぬ者、それも男性の方が多い状況、というのは、この年頃の子には不安要素だろう、と。
そのくらいの想像はつく]
どんな態度でいろ、って言われても、俺もちょっと答えに困るんだけどー。
……とりあえず、引き攣り笑いとかはしてない方がいい、うん。
こんな状況で、不安になんない方がどーかしてるんだし。
[ほろほろと零れ始めたものに、内心あちゃあ、と思いつつ。
取りあえず、宥めるように頭を撫でてみた。
できれば、女性に触るのは避けたいのだが、非常事態、已む無し、と割り切って]
[RP村しかやらないと言っていた飛河こそ、因縁の相手「juju」なのだろう。
久しぶりに復帰した「aquila」は、鷹津で。
あの国のエラーに反応していたIDは覚えていたので、ズボンからスマートフォンを取り出して自身の参加記録をあさった。
ローカルデータに今までの記録と勝敗傾向、村のログは全てとっといているのだ。
口調と態度、発言傾向、それらからなんとなくの辺りをつける。
あとはカンだ。
そして顔を上げると、つかつかつかと菊地のもとへ歩み寄ってこそりと囁いた。]
「紅葉の村」では大変お世話になりました。
[にこりと温和な笑顔を浮かべて、相手の反応を待ってみる。]
─ 大広間 ─
[俯いた状態で、嗚咽混じりになりながら涙を零し続ける。
これまで向けられてきた言葉は状況把握のためのものだったから、意識をそちらに向け続けることが出来たけれど。
今かけられた言葉は自分を案じてくれるものだったから、張り詰めていた緊張がふつりと切れてしまっていた。
堰を切ったように溢れたそれは、しばらく止まることは無くて。
相手を困らせる>>88>>89とか、そんなことは頭に浮かばないまま、しばしそのままでいた]
っ、ひっく、ぅっく
[手の甲で零れる涙を拭っていると、不意に頭に何かが触れた。
ピク、と反応するように身動ぎしたが、嗚咽が収まるまでは、そのまま]
…………。
[面倒なことになった。
そんな思いも隠すことなく、泣きだした女>>86だとか、IDの探りあい>>90だとか。
どちらにも、あまり巻き込まれたくはないなあと、逃げるようにパンツのポケットに手を突っ込んだ所で、漸くその存在に気が付いた。]
……スマホはあるんスねー。
[誰ともなしに呟いて、もう一人の女性―綾野、と言ったか―に視線を送ろうとした所、どうやら彼女も落ち着かない様子である。
ふうん、と意味もなく呟いて、小さな端末に視線を落とす。電話やメールが繋がる気配はないが、一応、"機能"はするようだ。
ますます、奇妙である。]
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