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探偵 ハインリヒ は、青年 アーベル を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、少女 ベアトリーチェ、職人見習い ユリアン、歌姫 エルザ、ランプ屋 イレーネ、教師 オトフリート、探偵 ハインリヒ、小説家 ブリジット、宝石商 ザムエル、青年 アーベルの10名。
[窓から差し込む光の中で、もう一度意識を集中させる。
紙製の小鳥を掲げると、ふわりと飛び立とうとして白い炎を上げて燃え上がった。
一瞬で燃え尽き、灰だけがのこる。]
…はずれ、と。
[口に出した言葉とは裏腹に、多少安堵したような表情で傍らのベッドに座り込む。]
…やっぱダメっぽぃな…ちきしょう……
[強烈な脱力感に抵抗できず、そのまま寝台に身を横たえた。
久しぶりだったこともあるが、現役の頃より確実に負荷が強くなっている。]
/中/
無事更新……ええと、明日の10:00に補給が入るんだよな、これで。
ところで、初期投票が全く笑えない件について。取りあえず、狼サイドがまとめに反応するまで様子見かな?
ていうか、どの道でかけないとならん訳ですが。
―二階・個室―
[それは異様な光景だった]
[唐突に。一面の白に、異なる色彩が混じる。
それは集会所に――正確には、集会所の周囲にいる自衛団員に向かって、真っ直ぐに近付いていく。
彼らが気付いた時には、既に遅い。
迫り来るソレに恐慌状態に陥った男達の多くは、叫び声を上げ、立ち向かうどころか、逃げ出そうとした。その声は、この場所からでも耳についた。
対抗しようとした者もいたようだが、降り積もった雪の中では、そう上手く身動きがとれる筈もない]
[悲鳴]
[怒号]
[獣のコエ]
[白に舞う、あか]
[漸く其処で、彼女はソレが見慣れた獣であると認識する。
数え切れない程の、狼の群れだ]
─二階・個室─
[怒号と咆哮──そして、悲鳴。
それらが眠った意識を呼び覚ます]
……なん……だ?
[起き上がろうとして、身体が震えた。
右の肩。蒼の花が、熱を帯びているような心地。
それに不安を感じつつ、それでも、ベッドから起き出して。
ゆっくり、ゆっくりと窓辺へ近づき、外を見る]
……っ!?
……な……んだよ、コレ……。
[窓の外、眼下に広がる光景。
白の上に、広がる紅]
あ……う……。
[声が、いや、声だけではなく、身体全てが。
激しく、震えていた]
……いや……だ……。
[かすれた声が、呻くような響きをもらす]
いやだ……俺は、もう……。
……ルーツィアっ……。
[ここにいる、誰のものでもない名を呼んだ後。
衝撃が意識を手放して、*その場にくずおれた*]
[窓辺にもたれて眠っていた彼は、耳に届いた悲鳴にびくりと目を開けた]
何…?
[寝ぼけた視線を窓ガラスに向けた途端、表情が凍り付く。白い雪に飛び散る緋、赤く濡れた獣達…]
あ…ああ、あ…
[引き攣れた、声にならない声が喉の奥から漏れる。その眼前で、また一人、緋に染まった男がずるりと窓にすがりつくようにして息絶えた。べったりと赤い痕を残した窓の向こう、白いスノーマンが、じっと見つめている]
イヤ、だ…イヤだ…イヤだ…
[青ざめた彼の唇から小さく漏れるのは、拒絶の言葉]
[震えながら彼はぎゅっと目を閉じ、耳を塞ぐ。その耳と目に届く全てを遮断しようと言うように。そうすれば全てが幻であったことになるとでも言うように…胎児のように身を丸めて、*ただ震え続ける*]
―二階・個室―
[痛みにも似た右肩の熱さに飛び起きる少女]
……っ!?
知らぬうちに右肩に打撲したかな?
[そっと右肩に触れても別に異常などは感じられず。
少女はすぐにこのことを頭の外に追いやった]
[この時鏡を見れば、少女は気付いたのかもしれない
一段と聖なる痣が真っ赤に色付いたことに]
[中]
わーい。投票ボックスだ!
前、元祖・人狼物語の試験村に参加したけど、たすくさんに初回呪殺されたせいで、今回初めて投票ボックスを見れた。
少女 ベアトリーチェは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
少女 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました
[少女は一人で階段を下りてきた]
確か今朝には荷物が届く手筈だったな。
[そのことで頭がいっぱいで少女は気付いていない。
不自然な物音。がたがた震えるアベールの存在]
[少女は無造作に外界へと繋がるドアを開けた]
[ドアが開いた瞬間、少女の姿を確認した何十匹の獣たちが踵を返して走り去る]
[むせ返るような甘ったるいなんとも言えない匂い]
[抵抗虚しく残骸に成り果てた、自衛団員たち]
[白い世界に飛び散った、赤の斑点]
――あの時と、同じ。
白と赤のコントラスト……。
[『あの時』とはどの時なのか?
そんな冷静な疑問はもはや今の少女の中にはなく]
[少女は恐れることなく、いや血に酔った少女には「恐怖」と感情がそもそもあるわけもなく、死体の中を歩きまわる]
[そして、目的のモノを見つけた]
[喉を噛み切られ、内臓が腹の外に食い千切られはみ出している、昨日まで「自衛団長」と呼ばれていたモノ]
[叫び声にはっとする]
[目をさまして、窓から外を眺める]
[椅子で寝ていたのは気にしない]
……っ!
[外で起きている光景に、一瞬硬直する]
[あかい雪]
[影]
[――あれは]
[少女はギュンターの死骸の横に立ち、無感動につぶやく]
ギュンターさんが破壊されてしまったか。
これは自衛団の言うとおりに、人狼の仕業かな?
彼のデータは採取してないし、ボディも修理不可能なまで破損しているから、再起動はおそらく無理だろう。
そんなことよりも……あった。
全く、精密機械だから振動を与えないように運べと言ったのに。
[少女はギュンターの側に転がっていた箱をそっと手に取ると、集会所に戻っていく。ギュンターの方を振りかえることもなく]
>>17
[少女はイレーネに気が付いた]
あっ、イレーネさん。おはようございます。
[ギュンターの血の色に染まった箱を持ったまま、
少女はいつもと変わらない挨拶をする]
[乱された白の世界]
[眼前に広がる、あか]
[濃厚な死の香り]
[瑠璃の双眸が緩かに動いて]
[やがて、彼女はランプに火を燈す]
[陽の下では、何もかも不似合いな光景]
[扉の開く音に、あわてて階段をおりる。]
[赤に染まった少女に、おはようございますと、それだけを告げて]
イレーネ…!
[追いかける]
[扉があいてしまったら]
[もう見ているとわかるのに]
[少女はオトフリードにも気が付いた]
オトフリードさんもおはようございます。
[ただそれだけを言うと、少女は自室に向かう。
少女の頭の中には*これから行う機械犬の製作のことしかない*]
[古惚けたランプ。
ぼんやりと辺りを照らす程度の光しか持たない筈のそれは、陽にも負けない程に、強く強く、揺らめく焔を生み出す]
消える ひかり 導く あかり
白の中喪われる生に 緋に染まり訪れる死に
[移り変わる色。白に。赤に。青に。]
魂の 声 聲 コエ
[歌とも詩ともつかない、うたのような響き]
[衝動の侭に、喰らいつきたい]
[そこに少女がいる]
[倒れた男の肉は、あまりおいしくなさそうだ]
[ならば少女の肉はどうだろう]
[無残に食い散らかされた死骸の一つに歩み寄る]
痛かった? 苦しかった? 怖かった?
[母が幼子に問うかの如き、柔らかな声。
けれど其処には、愉しむかのような含み]
……そう――そうだね。
あなたの声は、私が聴いてあげるよ。
[薄い笑み。彼からは見えなかっただろうが、狂気をも孕んだ]
/整理整頓/
(確定)
占→ハインリヒ
霊→イレーネ
青→エーリッヒ
赤→ベアトリーチェ
ブリジットは狼か狂(多分狼?また読めてませんごめんなさい)
ザムエルさんは激しく狂っぽいけど、村人かもしれない(笑)
でもあと一人しか村人居ないんだよね。だとするとユリアンかエルザのどっちかは狼ということに。個人的にはエルザ姫希望。(笑)
中に、戻りましょう…?
[声は知らず、掠れていて]
居間で休んでください
[これ以上、少女に見せたくないと。ずっとこんなところにいてほしくないと]
[きょとんとした様子に、頭を撫でる。安心させるように]
[彼は耳を塞いだまま、呆然とその光景を見る。赤く染まった箱を抱えて平然と歩む少女と、ランプをかざした娘、彼女を追う男…まるで無言劇のよう]
ええ。
ここは…寒いですから
[そっと少女の手を、掴んで]
…[あつさに気づいて]
[ふりむいたところに、アーベルを見つける。]
[力なく首を横に振る]
[オトフリートと目が合う。力無く首を振る姿に、こくりと唾を飲み込んで、ゆるり、と手を耳から離し、椅子から降りて立ち上がった。膝はもう震えてはいない]
ホットワイン、作ってくるよ。
[誰に言うともなく呟いて厨房へ向かう]
/整理整頓/
まてまて、オトフリートを忘れてた罠。ひしょーさんごめん(うわあ決めつけてるよ。外れてたらどうしよう?(笑))
てか、役職数え間違えてる?あれえ?
……………うん。
[やや、間はあったが。小さく頷いた]
[感覚がやけに遠くて、周囲の状況が理解出来ないのは、今の彼女にとっては幸いだっただろう]
[ちらちらと、空からは雪の結晶が舞い降り始めていた]
[イレーネをつれて、部屋の中に戻る]
[一度、振り返って、それから口唇をかみ締めて]
[あとで弔ってやらないと]
[そう思いながら、居間に少女を連れて行く。]
[熱い手が、現実を認識させてくれる]
[彼はホットワインのマグカップをトレイに乗せて居間に戻ってくる。まっすぐオトフリートとイレーネの前に歩み寄る]
飲む?暖まるよ?
[トレイをオトフリートの前に差し出して]
[アーベルに、ありがとうございます、と、微笑んで]
頂きます。
[そして、そっと、アーベルに]
イレーネは熱もあるようなので…少し、冷やすものも作ってきますね。
[お願いします、と、告げて、厨房へ]
―居間・暖炉の前―
[目覚めは軽い酩酊感と共に。
揺れる視界は火の熱を孕んだ体の所為か。
それとも、扉から流れ込んだ臭いの所為か]
…ぅ…?
[現状を判断するのに人よりも長い時間を要して。
目の前の暖炉と眠るブリジットを知覚すれば昨夜のことを思い出す]
………熱ぃ……
[一晩中暖炉の前に居れば熱くなるに決まってる]
[普段ならば反発もするのだろうが、素直に撫でられるままに。
差し出されたマグカップに、こく、と頷く]
[視線は窓へ。あかく、血塗られた]
[それが何であるか、把握するに至っていない]
え?あ…
[オトフリートにお願いしますと言われ、彼はぱちぱちと目をしばたかせる]
うん、判った。
[ワインのトレイをテーブルに置き、イレーネの隣に座る]
イレーネ、大丈夫?
[赤はみたくなくて]
[林檎は切ることができず]
[グレープフルーツ、オレンジ…そっと果物を切り分けて]
[それを居間に運んで]
[食欲がわかない]
[上手く定まらない焦点を目を閉じ頭を振ることで強制的に正常な状態に移す]
…気持ち悪。
[逆上せたかな、と自分の中で結論付け。
自分がこれではブリジットも辛いだろうと毛布ごと彼女を抱き上げる]
…どした?
[ソファに寝かせようかと振り返った先。
其処にいる彼らの表情が、先日に比べ異常に沈んでいるようにも見えて声をかけた]
……うん?
[アーベルの問いかけに、不思議そうに首を傾げ]
うん。………大丈夫、だよ…
[答えつつも、視線はやはり窓へと向けられたまま]
[ユリアンが目を覚ましたのには、まだ気付いていない]
熱があるって、オトフリートが言ってたよ?
[彼は恐る恐る、イレーネの頬に手を触れる]
ほんとだ、熱いよ。寝てなきゃ。
[そして、誰かの動いた気配に振り向くと、目を覚ましたユリアンを見つける]
あ、おはよう、ユリアン。
[にこりと笑った。いつものように]
[頬に触れられれば、ん、と片目を瞑り]
………そう?
[自覚はないらしく。切り分けられたオレンジを齧る。
声に、ユリアンの方を向いて]
……襲った………
[言葉を、繰り返す]
[イレーネの視線を追い、窓の向こうを見る]
…赤い?
[軽い眩暈が消えない視界では、はっきりとは見えないようで]
[アーベルの声に窓から視線を移し]
おはよ。イレーネ、熱あるのか?
[二人の様子に何となくそう判断して首を傾げる。
空いているソファにブリジットを寝かせ毛布をかけてやり、自分はソファの近くの椅子に腰掛けようとして]
……狼が?
じゃあ…外が赤いのって…
[血なのか。
そう認識した途端眩暈が一層強くなって平衡感覚を崩しかけた]
/中/
…いかん、日本語崩壊警報発令中だ。
どうにも上手く文章が組み上げられないな…
ブランクは大きかった、かな。
や、元々下手だったけどな!!
[彼は立ち上がり、テーブルからホットワインのカップを一つ取って、ユリアンの前に差し出す]
キミも具合が悪そうだ。大丈夫?これ、暖まるよ?
[眉間に指を押し当てる。
強い眩暈に堕ちかけた意識をどうにか保って]
…ああ、ありがとう。
[差し出されたカップを受け取り、少しだけ口を付ける。
暖炉に熱された体には暖かさを与えることはなかったが、嚥下するという動きに、少し落ち着きを取り戻した]
果物も、オトフリートが持ってきてくれたのがあるから。
朝食って気分じゃないかもしれないけどね。
[彼はにこりとユリアンに笑いかけ、イレーネの隣に戻る]
投票を委任します。
教師 オトフリートは、小説家 ブリジット に投票を委任しました。
ん、サンキュ。
[中程まで飲み下したワインの効果か、礼と共に笑みを返すことができるまで落ち着いて。
テーブルに置かれているオレンジに手を伸ばす]
…外、そのまんまになってるのか?
[染められたままの雪の色。
オレンジを齧りながら、ふと尋ねる]
[ワインを飲み終える]
[それから、物を片付けて]
―厨房→居間―
[イレーネを見て、少し落ち着いたようだから、ほっとするも]
[ユリアンの言葉に]
…弔ってやらないと、いけませんね…
[彼はイレーネの方をちらちらと気にしながら、ユリアンの言葉に応える]
うん。そのままだと思う。
狼の群れが戻ってくるかもしれないし…ほんとは御弔いしなきゃいけないんだろうけど。
僕…あんなに沢山の狼、初めて見たよ。人を襲うなんて雪で餌が無くなってたせいなのかな?
[人狼の話と狼の群れを敢えて切り離そうとするように言葉を繋ぐ]
[時折 果物を齧りながら、ぼんやりと]
そのまま……
[ユリアンの言葉に、頷いて]
……魂は………鎮まった…、かもしれない……けど。
[声がする。
声が聞こえる。
姿も見える。
今はもう、いないものが。
手を離した。
ずっと一緒に、と。
永遠を共に、と。
全てを捨ててでもそうしようと決意したはずなのに。
なのに。
手は、離れて]
[泣きながら、微笑んでいた。
手を離してしまったものは。
白に。
飲まれながら。
手を伸ばした。
だけど。
おかしな痛みがそれを遮り。
華奢な手を、掴むことはできなくて。
全ては、白の中へ。
そして……]
外は危ないかもしれませんが……
それでも、弔いはしてやらないと
[それからイレーネの言葉をきいて、やはりそっと頭を撫でて]
…人狼、なのでしょうか…?
─二階・個室─
……いやだっ!
[絶叫。それが、夢想を破って。
繋がる意識。目の前にあるのは、少なくとも、それまで見ていたものではなくて]
あ……。
[呆けた声。身体の力が、一気に抜ける心地がした]
[オトフリート、アーベル、イレーネ。
皆がそのままだと告げる。
確かにアーベルが言う通り、外は危ないだろうけど]
幾ら雪が覆うからってさ。
あのまんまはやっぱ、寒いよな。
[カップを煽り、ワインを空にして。
イレーネの魂は鎮まったかもという言葉に少し首を傾げたけれど]
俺、ちょっと行ってくる。
[席を立ち、掛けられていた上着を取る。
恐らくは自衛団員の替えの物だったのであろう上着。
簡単に着込めば扉を開け、外へと]
―居間→集会場外―
私も、行きますよ
[ユリアンが行くのを見て、あわてて後を追う。]
[先ほどのワインがきいているのか、幾分かしっかりしたようで]
―→集会場外―
[心拍があがっているのがわかる。重度の発作。
右の肩が熱く、疼いて]
いやだ……俺は、もう……。
[震える左手で、右肩を掴む。仔猫の不安げな鳴き声も、今は届かなくて]
あ…待…
[彼は、外に出て行くユリアンとオトフリートを追おうと、立ちあがる。しかしその足からは再び力が抜けていて、かくりと、床に膝をついた]
う〜…
[俯いて、唇を噛み締める]
[人狼。またその単語が耳に残った。
連れてこられるその日にも、その単語は聞いていた]
…ちゃんと、聞いておけばよかったかな。
[広がる惨状。
視線の先には、自分を此処へ連れてきた自衛団員]
[後ろから追ってくる足音に振り返る]
オトフリート、大丈夫か?
何か…具合悪そうに見えたけど。
私は、大丈夫です。
[さっき、驚いただけですから、と]
[それから]
…埋めて、あげましょうか
[ぽつり、つぶやく。雪に目を落としたまま]
[出て行くユリアンとオトフリートを見送り]
[膝をついたアーベルを見、立ち上がり、傍にしゃがみ込んで]
………大丈夫……?
[不思議そうに、首を傾げて]
そっか…
[似たようなもんだな、と苦笑を零して]
……うん。
[何処からかスコップを調達して。
赤い雪に横たわる彼らを踏まないように移動する]
…何処がいいと思う?
[埋める場所、と付け足すように呟く]
…ここだと、誰も、近寄れなくなりそうですから
裏手にでも、穴を掘りますか?
石でも置いたり、木を目印にしたり…
お供えもしないといけませんね
[目を閉じて、一度、祈りを捧げる]
[彼はイレーネに声をかけられ、ふると頭を振って立ち上がる]
うん、大丈夫。ちょっとお腹が空きすぎちゃったかも。
[えへへ、と照れたように笑って]
イレーネはお腹すかない?目玉焼きくらいなら僕にも作れるからさ。
ん、じゃあ其処にしよう。
目印は俺が彫ったヤツでよければ、木がある。
あんま…見栄えいいヤツじゃないけど。
[足の下で雪が鳴る。
赤と白の混じった雪が足の形に踏み固められて残る]
―→集会場外・裏手―
[自分もスコップを持つと、雪の音をききながら、移動する]
―→集会場裏―
人が作ったものだったら、彼らも、喜ぶでしょう。
墓標、ですから
[そして、端の方に、スコップを突き立てる]
[彼女はしゃがみ込んだままに、アーベルを見上げて]
……ん…、空いて………る、かな……?
[曖昧な答え。]
[じ、と笑うの彼の顔を見詰め]
……………こわい?
[彼は丸く目を見開き、息を呑んで、イレーネの顔を見つめ返す]
………うん、怖いよ。
[吐息のように吐き出される言葉。嘘ではない笑みを浮かべて]
[オトフリートの横、少しずれた場所を掘る。
白い雪を掘り進めていけば、その内に土に辿り着く]
墓標、か…
……もう少しちゃんとしたの、彫ろうかな…
[練習用のあれじゃあ申し訳ない、と]
狼の群れが自衛団の人を襲ったんだ。
今、外でオトフリートとユリアンが御弔いしてる。
[端的に伝えながら、そういえばハインリヒは自衛団長と個人的な付き合いがあったのだと思い出し、彼は顔を曇らせる]
……………そう。
[ゆる、と立ち上がって。
幼馴染がよくするように、手を伸ばし、彼の頭を撫ぜて]
……怖い、ね………
うん、怖い……
………皆、怖いと………言う……声………
[視線は緋に染まった窓へと向けられ]
[ハインリヒの存在に気付くも、挨拶をする間もなく、飛び出していく]
[ああ、そうだ]
[死者の聲]
[流れ込む恐怖の感情]
[聴きたくない筈なのに]
[聴きたいと願ってしまうのは]
[何故だろうか]
[知りたくなんてないのに]
時間が、かかるでしょう?
[ユリアンに、哀しげな微笑を向けて]
その気持ちだけでも、彼らには嬉しいと思います。
私には何もできませんから、後で、料理を供えましょうか
[たどり着いた土を、深く、掘り進める。冷たさに、手が赤くなる。それでも…]
[どれだけの間、震えてたのか、自分でもわからない。それでも、だいぶ震えは鎮まって]
……くっ……確かめ……ねぇと……。
[周囲のものに掴まりつつ、立ち上がる。
今、起きている事。それが、消せない『記憶』と合致するのか。何としても確かめないと。
そんな思いから、部屋を出ようとするものの]
……っ……!
[ドアまでもう少し、という所で足がふらついた。がたん、と。派手な物音を立てつつ、扉にぶつかってその前に座り込む]
……ザマ、ねぇな……。
[嘆息。それでも、どうにか扉を少し開け]
……ペルレ、下行け……誰かは、メシ、作ってくれるだろうから。
[心配そうな仔猫に静かにこう言って、下へと送り出す。自分はその場に座り込み、嘆息]
[頭を撫ぜられて、僅かに顔が歪む。イレーネの手を押しとどめるように掴み、彼は首を振る]
違う…ダメだ。僕は違うから、イレーネ。
[飛び出していくハインリヒを見送り、目を伏せる]
…ごめんなさい…
[アーベルの声が耳に届くと同じくらいに、開けたドアからの惨状。]
…な……。
[雪を染めあげるいくつもの遺体。
…そのなかにある、見知った顔。
思わず膝がくずおれる。]
ちっ…く…しょぉぉぉぉぉぉ!!!!
[*握り拳を叩きつけても、ただ白い雪が舞うばかり。*]
/中/
タイミングが難しそうですが、判定結果が欲しいです…というか、誰を占ったかだけ教えて下さい、探偵さん(笑)
↑
己の怪しさに呆れ始めている。
そりゃま、確かに。
[丸三日かけてようやく一本。それが限界。
痛みを訴え始めた指先に息を吐きかけるだけで誤魔化して、更に深く、暖かな大地へと]
料理、喜ぶと思うな。
[ざく、とスコップを突き立て、一度手を止める]
…皆一緒のが、あったかいかな?
[慟哭が聞こえる]
[ハインリヒだ…と思う][目を伏せる]
あとで、作り終えたら、墓標にして、今はできているものを
…お酒も、用意しましょうか
[かすかに笑んで]
…皆、一緒にしてあげましょう。一緒の方が、さびしくないでしょうから
[呼びかけられた仔猫は階段と、居間とを見比べるような動きをして。
それから、困ったような、不安なような鳴き声をあげる。
どうしていいのかわからない。そんな気配が、伝わるだろうか]
<中>
蒼聖痕:エーリッヒ
朱聖痕:ベアトリーチェ
占い師:ハインリヒ
霊能者:イレーネ
オトフリート、アーベルが人狼側…、かなぁ。
エルザは村人。ザムエルも、村人?
ブリジット、ユリアンはいまいちだけど…ユリアン守護者…?
―二階・自室―
[昨夜の寝酒が過ぎたのかぼんやりと目を覚まして。
屋外と階下の只ならぬ気配に身を起こす]
……何?
[窓の外を見る。一面の白…が広がるはずの台地にありえない色彩のコントラスト]
あ……れは……
[見た光景が咄嗟に理解できずに、誰か居るだろうかと居間に下りていく]
―二階→居間―
[建物の向こう。声が聞こえた。
僅かに目を伏せ、地に突き立てたスコップを引き抜く]
…ん。それまではあれで、我慢してもらおう。
ホットワインとか、いいかもな。
寒かっただろうから…あったかい物の方が。
[微かな笑みと共に返された言葉には、ただ頷いて。
皆が入れるように、広く、深く、掘り続ける]
ペルレ?
[彼は、イレーネと同時に白い仔猫に視線を向ける]
エーリッヒが、どうかした?
[ただならぬ様子に歩み寄りかけて、階段を降りてきたエルザを見つける]
あ、おはよう、エルザ。
[にこりと笑う]
[降りて来た女性が目に入るも。
聞こえた鳴き声に、仔猫の傍に近寄り抱き上げて]
……また、何か……やらかした………?
[自分もやらかしている、という自覚はさっぱりとない]
[エルザに、頭を下げ。ふら、と階段を昇る]
[居間に下りて、只ならぬ様子の人々に気付き声を掛ける]
おはよう…あの…何かあったの?外が…
[迂闊に口を挟めない重い空気に口を閉ざす]
[がり、っと音を立てて掘り進める]
ホットワインは、アーベルに作ってもらいましょうか。
それで、果物もおいておきましょうか
[つぶやくように言いつつ、][やがて穴は深く、広がってゆく]
―二階・廊下―
[ランプを階下に置き忘れた事には、気付かずに]
[廊下を歩んで、仔猫の主の部屋へと向かう。僅かに開かれた隙間]
……………エーリッヒ?
[声をかける]
[子猫を抱き上げて階段を登っていくイレーネを見遣り]
あれ、エーリッヒの猫…ね?
彼もまだ起きてきては居ないの?
[昨夜の彼の様子を思い起こして]
[彼の事はイレーネに任せれば安心かとその背を見送る]
─二階・個室─
[その頃の猫の主はと言えば、何とかして立ち上がろうとしていたのだが。思いの他消耗しているのか、それはままならず]
……イレーネ、か?
[不意の呼びかけに焦ったのも災いしたのか、おかしな力がかかり]
わ、とっ!?
[寄りかかっていた扉が一気に開いて、そのまま倒れこむ結果となった]
[彼は二階へ上っていくイレーネを気にしつつ、エルザの問いに応える]
狼の群れが自衛団の人達を襲ったんだ。
オトフリートとユリアンが御弔いしてる。ハインリヒも外に行ったけど…エルザは外を見ないほうがいいと思うよ。もうしばらくは。
[二人掛かりでも全員が入れる程の大きさの穴となると時間がかかる。
そう、自分の中で言い訳する]
[本当は、ハインリヒにどう声をかけていいかわからなくて、彼らを迎えに行き辛いだけ]
色々…出来るだけのことはしてあげないとな。
……狼、か…
[ぽつりと呟く。
狼の群れというアーベルの言葉が頭に引っ掛っていた]
[手はしびれてくるけれど][いまだ掘り進められない]
[早く弔ってやらねばならないのに]
そう、ですね。できることは。
[それから、次のつぶやきには、目を伏せる]
人狼…
/中/
にしても…Wikiのアレ、どうしようかな。
守護で快楽って微妙な気が…
普通に守護していいよね?ね?
てゆーか設定組み切れてないよ…希望通ってるのに。
大分練ってはいるんだけど…うーん。
何処で出そうかなぁアレ…
[多分、風邪を引いていなければ、もしくは一歩後ろに下がっていれば避けられたのだろうが、現在の彼女は、運も酷く悪かったらしい。
ゴッ。
とかなんとか、形容し難い音。丁度、角が額に当たったらしい]
……〜〜〜〜〜
[物凄く痛そうだ。]
[仔猫はちゃっかり、彼女の腕から降りていたので、被害はなかったようだった]
[アーベルの話を聞いて背にひやりとした物を感じ]
狼の群れが…そんな、じゃぁ、あの外の赤い…あれが…?
[自分が見たときには既に粗方片付いた後なのだろう。
しかし雪に散った赤だけでその惨状は理解できた]
オトフリートたちが…そうね、あのままでは…。ハインリヒは自警団と関わりがあるのだったわね…
ありがとう、気遣ってくれて…
後で鎮魂の歌でも歌いましょうか…
少しは安らかにいけるかも知れないもの…
[ざく。ざく。
少なからず溜まる疲労が、単調な動きを鈍くする]
人狼、か…
[オトフリートの呟きをなぞって。
掘るのを止めた手が、無意識に自身の胸元に触れる]
[がん、と。そんな音が頭の中に響いた気がした。後頭部は見事、廊下激突。元々霞のかかっていた視界に、それまでとは違う霞がかかった]
……ってぇ……。
[呻くような声を上げた所に、下に行ったはずの仔猫の声。何故にと訝りつつ、どうにかこうにか身体を起こせば、こちらは扉と激突したらしいイレーネの姿]
あ……ごめん。
[他に言葉が出てこない]
/中/
設定固まってきたので覚え書き(終るまでに変わるかも)
・アーベルは10歳までの記憶を持っていない。親兄弟も知らない。
・10歳から15歳まで、とある村で錬金術師と名乗る男に飼われていた。村の人々には、男の作った人造人間(ホムンクルス)だと思われていて、本人もそう男に聞かされていたが事実は不明。
・村で暮らしている間は、村から出てはいけないと言われている以外は特に不自由もせず虐待なども受けていない。普段は村の子供と一緒に教会で勉強もしていた。
教会の若い牧師が特に優しくしてくれていたので彼に懐いていた。
・15歳の時に村で人狼騒ぎが起こり、彼は人狼の餌として差し出されることになった。
しかし、牧師によって逃がされ、一人、旅に出る。
その後村がどうなったかは判らない。敢えて知ろうともしていない。
…大丈夫ですか? 少し、休みましょうか…
[冷えた手からスコップを離そうとするも][握る手がうまく開かずに]
[雪を見て、目を伏せて]
人狼は、いる……のですね
ー居間・階段付近ー
[彼はエルザの言葉に頷いた]
うん、歌はきっと良いと思うよ。
ここにいるみんなも、あなたの綺麗な声を聞けば、少しは落ち着けると思う。
ホットワイン作ってあるんだ、飲む?
[テーブルの上のカップを指し示す]
[衝撃のおかげで色々吹っ飛んだ気もするが、意識がはっきりとして。茫としていた思考が、僅かに鮮明になる。平時の調子を取り戻し始め]
何を、して……いるのかな……
[溜息を吐きつ、額に手を遣る。当然、まだ熱い]
………歩け、なかった……?
[指が凍り付いたように鈍く動くオトフリートの手。
それに気付けば小さく苦笑して]
俺よりも、そっちのが辛そうだな。
俺は平気だよ。これでも体力はあるつもりなんだ。
[休んできたら?と首を傾げて。
続く言葉には視線を建物…その向こうを見るように]
…いるんだろうな。
狼の群れなんて見たことなかったし…
他で騒ぎがないみたいだから、此処だけが被害に遭ってるみたいだし…
しまった!病人に病人の面倒見させるわけにはっ!
エルザ、果物もあるから、お腹空いたら食べててね!
[彼は慌てて、二階へ駆け上がっていく]
[大丈夫ですよ、と微笑んで。][ゆっくりと開いて、閉じて]
[繰り返して、あたためる]
一人でやらせるわけにはいきませんし…
何より、こうしていたいんです
[つぶやくように][思い出したくないと]
そう、ですね。
なぜ、ここが狙われたのでしょうか…
[言われるままにテーブルの上を見て]
ホットワイン?私が頂いても良いのかしら?
[そういいながらカップを取り一口含んで]
美味しいわね。ありがとう。
皆が落ち着いてくれるのなら嬉しいのだけど…
[そういいながらカップを手に窓辺に。
ここからでははっきりと見る事は出来ないけれど]
[誰に聞かせるでもなく小声で歌い始める。
何より自分を落ち着かせようと]
[何を、という問いにため息を一つ]
下に行こうとしたら、足の力が抜けて転んだ……としか。
ったく……情けねぇ……。
[微かに苛立ちを感じつつ、左手で右肩をきつく掴む。そこに咲いた蒼の花は、また熱を帯びていた]
[彼は、部屋の入り口で御見合いしている二人の顔を交互に見やる]
ちょっと…二人とも、何してるの?こんなとこで。
病人は、ちゃんと寝て!熱のある人は休んで!
オトフリートに言いつけるよ?!
[慌ててかけていくアーベルを見送り]
イレーネも…?
[そういえば先程の様子がおかしかったと思い出し]
皆自分より人の事を考えてるのね…
それだけ繋がりが強い、ということかしら…
[そう呟くとカップを口に運び、歌の続きを。
その声は少しずつ大きくなっていく。
天に召された者に届くようにと]
…大丈夫ならいいんだけど。
[握って、開いて。真似をするように指先を温める]
…じゃあ、続き、掘るか。
[呟く様子に、追求しない方が良いのだろうかと。
ざく、と音を立てて土を掘る。
掘り起こし積み上げた土が雪を僅かに染めていく]
…誰かが統率してる、とか。
ただの狼の集団だったなら、此処だけじゃなくて他も襲うはずだし。
[駆け上がってきたアーベルの姿を見とめ、目をぱちくり]
……その…脅し文句、は……どうかと、思う……
[多分、効果覿面だけども。]
………それじゃ…エーリッヒを、ベッドに……戻すのと、…ペルレに御飯……頼める?
[首を傾げて尋ねる。自分が悪いとは思っていない]
壁|・)o〇(*投票関係について*
基本的には「盛り上がり重視」による「PL視点投票」を推奨します。
ちなみに委任はやや非推奨気味。禁止ではないですが、相互委任ランダムの可能性も視野に入れていただきたく存じます)
はあ?
[やって来たアーベルの言葉に、出たのはとぼけた一言で]
なんでそうなるんだよ……っていうか、イレーネ、調子悪いんなら休め。
俺に言われたくないのは承知してるが。
[それはそれでどうなのか]
そうですね、掘りましょう
[再び土に、スコップを振り下ろす]
[少しずつ、深く][深く、土を、掘り進める]
[地表の寒さより、地中のあたたかさを]
他の場所で、騒ぎになっている様子が見受けられない…ですからね。
人狼が、狼を統率できるのでしょうね
[そうでなければ、おかしいですねと]
/中/
盛り上がり…正直そういうの読めない人なんですg
まぁ状況次第で…いなくなると更に皆が恐慌に陥りそうな人を選ぶのか?(まて)
アーベルは残しておきたいんだよなぁ…キャラ的に。
…オトフリートがいなくなるとエーリッヒとイレーネが錯乱するかな(こらこらこら)
[彼は大きく溜め息をつく]
とにかく、エーリッヒはベッドに戻って!
ペルレには、ちゃんとミルクやるから。
イレーネも寝ていた方がいいよ。それともエーリッヒの傍に居たい?
[言いながら、エーリッヒの脇に屈み、その身体を支えてベッドへ連れて行こうとする]
[掘る、更に掘る。
露出した土はすぐに冷えてしまう気がして。
更に深く、深く。
そんなことを言っていたらキリがないのはわかっているけれど。
それでも、更に、深く]
そうすると…やっぱ、居るのかな。
[……この中に。
小さく呟く言葉は、わざと土を掘る音を重ねた]
[早口でまくしたてるアーベルに苦笑しつつ、その手を借りて立ち上がり]
……わかったよ、大人しくするから……。
ただ……一つだけ、確かめたいんだ……。
うん、……言われたく…ない、ね。
[エーリッヒに向け、にっこり。イイ笑顔だ。]
………傍にいて、欲しい……なら…?
[アーベルの言葉には、微かに笑みを浮かべ。冗談めかすも]
…話し相手が、いた方が……いいなら、そうする……けど、ね。
………風邪を……うつすと、……厄介………
[重なった音は聞こえなかったけれど]
居る、のでしょうね
[掘りながら、土を見ながら、つぶやいて]
雪が、降り出す前に、いれてあげないと
[小さな声で]
[予想通りのイレーネの反応に、また苦笑して]
いいから、休んでくれ……風邪、こじらすと厄介だろ?
どっかの心配性に怒られるのは、俺一人で十分だ。
[それもそれで問題だと思うが]
[恐らく建物の中からであろう歌声を聞きながら。
拍子を取るにはずれ過ぎた土の音を重ねていく]
うん、急がないとな。
多分また、降り始めるだろうし。
[一度、空を仰いで。
黒い雲に覆われている天に向けて、白い息を吐いた]
[静かに、こつこつと音が響く。][深く][もっと深く]
雪の冷たさも感じないようにしてあげないと、いけませんね
[スコップを握る手に、息を吐いて]
[手は痛いけれど][もうすこし、と…]
……うつしたら、早く…治る、かも……しれない、し?
[微かに笑む。本気では無いのは、丸解りだが]
…まあ、盾には………させて、もらう……
[確かめたい事、という言葉には、じ、と。]
[アーベルの問いに、一つ、息を吐く。
瞳には、いつになく険しい光が宿り]
人が……死んだんだよ、な?
俺の、見間違いじゃなくて……実際に。
[問う声は淡々として、やや、冷たく響いたかれ知れない]
[耳朶が感覚を無くした気がして、指で摘む。
耳朶にも、摘んだ指にも、感覚はなかった]
…ん。もう少し、かな…
[感覚が無くてもスコップは握れる。動かすことも。
覆う雲はそろそろ白い華を落とし始めそうで]
ー二階・エーリッヒの部屋ー
[彼は、険しい光りをたたえた瞳から、視線を逸らし、頷く]
うん、狼の群れに自衛団の人達が襲われた。
外に居た人はみんな…死んでたと思う。
[幾度となく同じメロディーをくり返して。
コトリ、小さな咳]
…いやね、空気が乾いてるせいかしら…
[喉を痛めるわけにもいかない、と厨房に向かい]
[目的のもの…蜂蜜を見つけてカップに入れ、レモンを絞って湯を注ぐ]
気休めでもないよりはマシよね…私の歌も…
[そういうとカップを手に再び居間へ。
ゆっくりと飲み干し、飲み終えれば再び歌の続きを口ずさんで]
……俺は盾か。もろいぞ、多分。
[イレーネの言葉にため息混じりに返し]
そう、か……狼……に。
[アーベルの答えに、低く、呟く。僅かな刹那、その顔から表情らしきものが消え失せたろうか]
[白が覆いかくす前にと][穴を掘る手を早めて]
そろそろ……良いですかね
[呟いて、深い穴を見る]
[ハインリヒは落ち着いただろうか]
[無理だろうと思っても]
絡む相手が居ないんでこのまま一度落ち(ぁ
避けられてるわけじゃないよ…ね?不安。
初回投票でもいいけど(待ちなさい)
ユリアン、反応してくれてありがとー。ノシ
まぁ、反応しない筈がないのだけど、ユリアンの場合…
スルーは慣れてるさこの野郎ー(苦笑)
[一度途切れた歌は暫くして再び流れ出す。
聞いたこともないけれど、鎮魂歌というものはこんな歌なのだろうかと勝手に考えた]
ああ…
…迎えに行こうか。
[スコップを掘り起こした土に突き立てる。
集会場の玄関側へ歩き、雪に横たわる彼らの元へ]
[エーリッヒとアーベルの会話が、耳の奥に響く]
[ふら、とその場から立ち去って。部屋へと。
中に入り、扉を閉め、窓辺へと向かう。
オトフリートとユリアンが、埋葬しようとしている姿が見えた]
うん、狼に。
[彼はエーリッヒの言葉に鸚鵡返しに頷くと、ベッドまで引っ張るように連れていく]
休んで。歩けない程弱っていたんじゃ、何も出来ないよ?
[逃げることも、と言いかけてやめた]
―→集会場前―
[ハインリヒが嘆いている]
[そこへ声をかける]
寒いところでは、可哀想です
[埋めてあげましょう、と声をかけて]
[きこえる歌に、祈る]
[冥福を]
[引っ張られるように連れて行かれたベッドに腰を下ろして、また、右の肩を掴む。今は、そこに疼きはなくて]
ああ……まあ、大人しくしとく。うるさいのがいるからな。
……何もできない、か。
[ため息混じりに呟いて]
……俺は、大丈夫。だから、ペルレ、頼む。
[足元に近づいてきた仔猫を抱き上げ、そっと撫でてやる。先ほど消えた表情が、今は戻っているようだった]
揺らめく 焔 消えゆく 命
[呟き。暫くそれを眺めていたが、その場から離れて。
寝台に腰掛けて、そのまま、後ろ向きに倒れ。仰向けに寝そべる]
………雪は、全てを・……消して、くれる……と……
[熱に浮かされた身体に、冷たい雪は快いだろうなと思ったけれど、流石に触れに行く事は出来ずに。
毛布を掻き寄せ、そのまま目を閉じる]
―集会場外・玄関側―
[オトフリートがハインリヒに声をかけている。
自分には上手い言葉が思いつかなくて]
[そっと、一人の自衛団員の横に膝をつく]
…遅くなったな。
ちょっと痛いかもだけど…我慢してくれよ…?
[見開かれていた目蓋を閉じさせ、抱き上げる。
魂のない体は酷く重かったけれど、一人で何とか運べそうだった]
[ハインリヒの様子を見て、]
[他の隊員に手をあわせる]
[その体をかかえる]
[つめたくて][かたくて][おもい]
[運べる]
[固まった、飛んだ血を、指で拭って]
[*運んでゆくだろう*]
全然大丈夫には見えない!
[そこだけ、びしりと言い放って、彼は白い仔猫を抱き上げる]
さ、ペルレ、ご飯に行こう。この自覚の無い誰かさんみたいに、動けなくなるまで無理したりしちゃダメだからねー?
[部屋を出ると階下の厨房に向かい、少し暖めたミルクにパンを浸して、仔猫に与える。ぼんやりと仔猫を見つめるその耳にも、エルザの鎮魂歌が*届いている*]
青年 アーベルが「時間を進める」を選択しました
……言ってくれるぜ。
『自分』を引き止めてられるんだから、かなり、『大丈夫』なんだぜ?
[行ってしまったアーベルには届かないのは承知の上で、ため息混じりに呟く。直後に、右肩の蒼の花が疼いた]
くっ……。
[低く呻いて、倒れるようにベッドに横になる]
……俺は、同じ事を繰り返さなきゃならないのか?
それが、あの時、俺だけが生き残った意味なのか?
……教えてくれ……ルーツィア……。
[かすれた声で呟いて、*目を閉じ*]
[オトフリートと共に、幾度か往復を繰り返す。
ハインリヒの様子に自衛団長を運ぶのは躊躇えて]
[それでも団員全員を寝かせ終えれば、彼を運ばないわけにもいかず]
…もう、休ませてやろうぜ?
[かけた声にハインリヒがどう返したかはわからなかったけれど、殊更慎重に団長の遺体に手を伸ばす。
抱き上げたその時、噛み切られた首筋で固まりきらなかった血液が、すでに赤く染まりつつある上着に散る。
破られた腹部からも落ちて、赤い雪を更に染めた]
―→集会場外・裏手―
[穴の中、団長を一番上に寝かせて。
赤く染まってしまった上着を脱ぎ、彼にかける。
その上に土を乗せて、覆って。
盛り上がった土の前、オトフリートと共に手を合わせた]
/中/
投票が全く決まらない件。
誰が消えても盛り上がるのが読めてるだけに、とほほだなコレ。
さて。守護はどこにいるんでしょうか。どこでも違和感ないですが。
あ、wikiへのリンク、トップに貼らんとな。
―→集会場内・居間―
[後は俺がやるからと無理矢理にオトフリートを椅子に座らせ、階段を登る。
彫り終えていた一本の木を手に取ると居間を経てもう一度集会場の裏手へ]
[盛り上がる土の、頭の方。
スコップで穴を掘り、木を立てて土を戻し踏み固める]
[再度、手を合わせて]
…おやすみ。
[一言を残して集会場に戻る。
黒い雲から舞い降りた白が、木に彫られたリコリスの花弁に引っ掛り、*溶けた*]
壁|・)o〇(*処刑描写の件*
プロでもちょっと話題になりましたが、基本的には『自衛団に連行→処刑』の流れでOKでしょうか?
流れと状況に応じて、細かく変えて行く感じで。
襲撃発見描写はまとめの方に提示されてから、それに応じて行なう方向で。
墓下に関しては2日目の内に簡単な指針を作成しておきます(団長の呻きで))
壁|・)o〇(あ、言葉不足が(汗)
『自衛団に連行→処刑』→『「生き残った・他の部隊の」自衛団に連行→処刑』です。
失礼いたしました)
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、宝石商 ザムエル を能力(占う)の対象に選びました。
…悪ぃ、だいぶ落ち着いた。
ホントなら俺が片付けてやんなきゃなんねぇのにな…。
[オトフリートとユリアンに労いの言葉をかけて、既に定位置になりつつあるソファーへ。]
[ユリアンにいわれて先に居間にやってきて]
[しばらくの間][考え込んでいたが]
[ハインリヒの声にはっとして顔をあげて]
いえ
[大丈夫かと聞くのもどうかと思って、言いよどんで]
[ユリアンの飲み物をたずねる声に、]
[そういえば食事もとってなかったと思い出す][とらなければいくらなんでもまずいだろう]
あったまるもの、か…
[何にしようかと考えて、真っ先に浮かんだのはホットワインだったけれど。
それを作るのはアーベルのが上手いだろうなと]
[散々悩んでいたらオトフリートが淹れてくると]
…じゃ、頼むわ。
ついでに俺も何かよろしく。
[牛乳以外で、とぽつり]
ちょ…!
勘弁してくれ、それもキツイっ!
[暖炉から離れようと立ち上がりかけたところの声に慌てたように手を振って。
厨房に消えたオトフリートに、持ってくるものに牛乳が加わっていないことを天に祈った]
[ぼんやりと窓辺に佇んでいたが、人の気配に気付き振り返る]
あら、戻っていたのね…話は聞いたわ…
埋葬、してくれたのですってね。
[疲れた様子のユリアンと憔悴したようなハインリヒを見て]
本当に…居るのね…
[とだけを呟き近くの椅子に座る]
[此方を振り返るエルザにひら、と手を振って]
雪降り始めたら寒いだろうしな。
埋めただけで、何も出来てないんだけどさ。
[椅子へ移動し、テーブルに肘をついて]
……居るんだろうな…
[何処を見るでもなく、視線を遠くへ向けた]
[ユリアンの様子にくすくす笑いながら][厨房へ]
[子猫・・・と思いながらも]
[牛乳をとりだそうとして][さすがにかわいそうかと]
[対応は生クリームにかえて]
[暖かい、ココアのできあがり][適当に、人数分]
―→居間―
嫌いだよ…どうにも後味がダメ。
[エルザの問いに溜息混じりに答えて。
真面目な表情に変わったのに視線を向ける]
そりゃ、な。
…また今度にでも、歌ってあげてくれよ。
[鎮魂歌ってヤツ。と少し首を傾げ]
[ふわりと香るココアの匂いにびくと肩が跳ねる。
牛乳嫌い故にココアを飲んだこともなかったらしい。
生クリームでの代用なんて考えもしなかったから]
[彼は仔猫を階段の下まで連れていくと、そっと手の届くくらいの場所に降ろす]
エーリッヒの所に戻って、見張ってて?
[その言葉を理解したのか、ミャアと鳴いた仔猫は二階へと昇っていく]
飲まなくても生きてはいけるわね。
[嫌い、と言い切るユリアンに苦笑しつつ。
歌の話になると表情を緩めて]
聞こえていたの…?
そうね、それで少しでも魂が救われるなら…
[ふとオトフリートの用意したココアに気付き、勧められて]
私の分も?ありがとう。
[そういって手に取り一口、ユリアンに「美味しいわよ?」と視線を送って]
[入っていないと言われてきょとんと。
先にも述べたが代用可能とは思っていなくて]
……………
[意を決して、一口。
広がる甘さと温かさに暫し沈黙した後]
…美味しい。
[ぽつりと呟き、また一口]
─居間・回想─
[狼達の群れが次々と自衛団員達に襲いかかってきた頃、ブリジットは眠っていた。ユリアンの傍でぬくもりと共に]
[遠い場所から来たであろう狼達は、生命の鼓動を吐き出すように白い息を吐きながら、凝縮した力を解放するように跳躍する。自衛団員達の無防備な部分にくらいつき襲いかかった。若者、老いたもの、野生の狼なら弱きものより襲う筈なのに、彼らは別なく命を奪う。雪崩のように襲いかかられてはきっと、誰も抵抗できなかったに違いなかったのだろう]
[散らされた華は血]
[赤い惨劇は雪の中に染み込み]
[人が忘れ去っても土地は覚えていくだろう]
[ユリアンが目覚め、暖炉前からブリジットの体を下から抱えるようにしてソファへと運ぶと、微かな身動ぎをして反応を示した]
ママ…
[擦れ声は、ユリアンの耳を震わせたかもしれないけれど、眠るブリジットには分からない]
ふん、派手にやったものよ。
[男は、身を刺すような風が吹いている中、屋上に出ていた。
既に日が翳った空を仰ぎ見ると、どんよりとした雲の隙間から月明かりが差し込み、乱れた白銀を照らす。
視線を地平に移し、中央広場の方を見遣れば、そこには月光を反射する地上の星が二つ、四つ、六つ……早計で幾つだか判らぬほど光っていた]
―二階・個室―
[徐々に意識が覚醒する。額に手を乗せて。
調子が戻った、という訳ではなかった――薬はおろか、食事もまともに取っていないのだから、当たり前だ――が、ふと、ランプを下に置き忘れた事を思い出して]
[起き上がり、外へ出て。廊下を歩む。床の軋む音]
…ヨーグルトとかは食えるからいいんだ。
[暖を取るようにカップを両手で包み、憮然と]
ん、聞こえてた。
歌姫って呼ばれてんのは伊達じゃないな。
綺麗な声してると思ったよ。
[また一口飲んで、深く息を吐く]
[エルザに、いいえと微笑んで]
美味しいといってもらえると嬉しいです
[それからユリアンを見て、くすくすと小さく笑って]
今日は、牛乳はやめておきました
[今日、は。]
[それからハインリヒを見ると、少し、落ち着いてもらえるかなと思って]
[階段の、アーベルを見る。]
[カップを一つ持って、そちらに]
囲まれているな。
《あぁ、囲まれている》
どういう手口だこれは。
《さぁねぇ、どういう手口だろうなぁ》
お前はどう思うか?
《そうだな、これが噂に聞くはぐれってやつじゃないかねぇ、どう考えても普通の人狼じゃない、くけけけっ》
はぐれ……か、その可能性は高そうだ。
[頭に響く笑い声に、少々眉をひそめつつ応える]
古の契約から解き放たれ、異能を持つ人狼。 ごく希に存在するとは聞いていたが。
《はぐれでも何でも関係ないさ。 やることは同じだ》
[その言葉に頷くと、男は振り向いて扉の中へと滑り込んだ。
強風に煽られ、背後で鋭い音を立てて扉が閉まった。]
[階段の向こう、ちらと見えた頭。片方は見慣れた幼馴染の。――不味い、叱られる。と、少しばかり思って]
[かりかり、扉を引っ掻く音。そちらに視線を遣る]
……ペルレ?
[白い仔猫の姿に、入りたいの?と首を傾げる]
[憮然とした様子のユリアンに、それでも声を褒められた事で微笑んで]
ありがとう…私には歌うことしか出来ないから。
そう言って貰えると嬉しいわ。
[オトフリートがカップを持って移動するのを見れば、階段にアーベルを見つけ、どうしたのかしら?と視線を送って]
[人の気配に気づいたのか、仔猫はイレーネを振り返って、なぁう、と一声。
それからまた、扉をかりかりと引っかく。
扉の中からは、うなされているような、そんな声が微かに響いて]
─居間・回想─
[ブリジットが目覚めたのは、ユリアン達が外に眠る亡骸を埋葬し始めた頃だった]
[毛布に包まっていたブリジットは、寒気と僅かな空気の違い(惨劇があった後の)と、どこからか漂う腥い匂いに気づいた。毛布をもぞもぞと動かして、身を起こす]
[ハインリヒが血相を変えて外に飛び出していくのが見えた]
『狼の群れが自衛団の人を襲ったんだ。』
[アーベルの声]
[扉が開ききって打ちつけられる音]
[悲痛な]
[ハインリヒの]
[憤りの]
[声]
[絶望に彩られたハインリヒの声に、ブリジットは呟いた]
─居間・回想─
ハインリヒ…………
[ブリジットは首を回した]
ハインリヒ………こわれる………?…
[目に飛び込んできたのは]
[黒い大地がぽぅかりと穴を開け]
らら
[血がバラリバラ]
[人が倒れる倒れている]
[白い大地が血に穢れ]
ら……。…ら…
[現実を拒否するかのように歌のような声が洩れ]
―二階・廊下―
……エーリッヒ?
[普段なら、仔猫の鳴き声に気付きそうなものだが]
………開ける、よ……
[一応、断りの台詞。がちゃ、とノブを回す]
歌うことしか、じゃなくて、歌うことが、だと思うけどな。
一個でも何かできるんなら充分だと思うぜ?
それが人に何かを与えることが出来るんなら、尚更な。
[殆ど空になったカップをとん、とテーブルに置いて。
エルザの視線が階段を向くのに、それを追う。
オトフリートとアーベルの姿を見付け、首を傾げた]
あ、ありがとう。
[彼はオトフリートに差し出されたカップを受け取る。そして思い出したように]
そうだ、さっきエーリッヒが部屋を出ようとして戸口でコケてたよ。
[しっかり告げ口した]
─居間・回想─
らら……らら…るー…らら………。
らら……黒い森……狼は歩いてた………
うっそりと……
るるー…らら………ら
[ブリジットは、表情をなくしてわらっている]
[心が砕けたように]
[そして、ハインリヒが中に入ってきてソファに座った後は、何も言わずにハインリヒの傍で毛布に体を包んで座っていた。ハインリヒを元気付けようともしなければ、慰めの言葉をかける事もしない。沈黙だけを纏って。寄り添うように座るだけだった]
─二階・個室─
[仔猫の鳴き声に気づかなかった理由は単純で。
意識は深い夢の淵]
……や……だ。
俺……は……。
[呻くような声。その表情は、見ているそれが決して芳しくない事を、端的に物語って]
小説家 ブリジットは、少女 ベアトリーチェ を能力(襲う)の対象に選びました。
[居間へと滑り込み、視線を左右にするとエルザとユリアンの姿が目に留った。
が、何か言うことがあるわけでもない。
ザムエルは、何の声をかけるでもなく暖炉の前に陣取り、冷え切った体に熱を加え始めた。]
[階段に視線を送ったままユリアンの声を聞き、視線を少しそちらに向けて]
何かを…与えられているのかしら…私は…
でも、歌は形が残らない…ユリアンの仕事のように残る仕事じゃないから…
[いつか忘れられる…とは口に出さず、視線を階段に戻して]
[アーベルの言葉を聞けば]
[笑顔が固まった。そりゃもうきれいに]
そうですか、コケてましたか。
やっぱりわからなかったんですね、言っても
[お説教確定した]
[キィ、と開く扉。部屋に踏み入る]
[仔猫がとたたた、と駆けて行った。暗闇の中、瞳が光を放つ。
それを追って、声のするほう、寝台へと近寄って]
……エーリッヒ。
[優しい言葉をかけるのも、彼女には思いつかなかったから。
手探りに、彼の手を取って。現実を伝えるぬくもり。
それから、額をぺし、と軽く叩く]
夢、だよ。
[気配もなく会談を下り居間に現れたザムエルが目に入ったが、そのまま暖炉の前に留まるのを見て何も言わずに]
[いつの間にか目覚めたらしいブリジットに微笑んで会釈を]
[階段で座り込むアーベルには相変わらず怪訝な視線を向けて]
[居間に現れた老人は記憶に無く。
記憶にある身上書を思い返せば彼がザムエルだろうかと判断する。
特に何かするわけでもないが]
[椅子の背に手をかけ、体を半分捻った体勢。
腕に顎を乗せ、視線は階段に向けたまま]
形があるものは何時かは壊れるさ。
もしかしたら邪魔になって捨てられるかもしれない。
心に残ることが出来るものの方が凄いと思うけどな。
[ふ、と苦笑を零して]
…無いもの強請りっつか、隣の芝は青い、っつか。
言っててもキリなさそうだな。
[手に伝わるぬくもりと、額への軽い衝撃。それから、短い声。それらは、夢の深淵の奥へ奥へと堕ちる意識に辛うじて届いたか]
……う……ルー……ツィ、ア?
[無意識に、この場にいない者の名を呼んで。
夢に抗うように、身を震わせる]
ー階段ー
[彼は、ふと視線を感じて顔を上げ、エルザを見ると、にこりと笑った]
エルザ。さっきの歌、とっても綺麗だった。きっとみんな喜んだと思うよ。また、歌ってね。
[鎮魂歌をまた、という意味を解って言っているのかどうか、表情には屈託がない]
……人の、名前………
間違える…のは、感心……しない、な………?
[ついでとばかり、仔猫を抱き上げてエーリッヒの上に乗せる]
[再び伝わる衝撃は、先ほどよりも強く、意識を揺さぶり。どうにか、夢からの脱出を導く]
っつ……。
[ゆっくり、ゆっくり目が開いて。周囲の様子を、ぼんやりと見つめる]
俺……あれ……?
(あの青年……何故あんな所に……。 人一人座った程度で塞がれる幅ではないが、椅子もソファもあるというに)
[火に当たりながら、先ほど脇をすり抜けた時のことが……そんなどうでも良いことが頭に浮かんでくる。
暖炉の中では薪の爆ぜる音が時折響いていた]
[アーベルの様子も気にかかるものの]
[幼馴染との優先順位を考えるとやはり幼馴染で…]
―→エーリッヒの部屋の前―
[ノックしようとしたが、ふと声が聞こえたので、とめる。]
[イレーネ?][彼女は確か熱が…]
[…説教対象者が増えた]
―二階・エーリッヒの部屋―
………起きて、……ランプ…下に……
取りに………行こうと、したら…この子が、鳴いて……いた、から。
…魘されて…いた、みたい……、だね。
[感謝するといいよ、と仔猫を撫でながら]
と、いうか……普通、逆………じゃ、ないかな…
[後半は独り言のように]
[少し悲しげで][嬉しげで]
[苦しくて][初めての同族に幸せを]
[――そんな複雑な、微笑みが浮かんで、うつむいて]
オトフリートはSですか…?(待ちなさい)
この絡み難さと他人との繋がりの薄さで初回引渡しになったり……
実はこっそり狙ってる(マテコラ)
絡む努力しようぜー(無理です!!!)
─二階・個室─
ペルレが……?
俺、うなされてた……?
[呆けた声で呟きつつ、ゆっくりと身体を起こす]
ていうか、逆って?
[独り言のような言葉に、不思議そうに瞬き]
[彼はユリアンに声をかけられると、きょろりと辺りを見回す]
ああ、そうだね。それに邪魔になっちゃう。
[照れ笑いに似た表情を浮かべて立ち上がり、カップを持ったまま窓辺に歩み寄る。朝から今まで、覗こうとしなかった窓の外を見つめ、あ、と声をあげた]
また、雪が降り出してるね。
[瞬く様子に、僅かばかり首を傾げて]
……お姫様、…みたい………?
[男女の役割が逆と言いたいようだ。茶化すような響きを持って]
[それから、呆けた声に、少し考えてから、]
――……ルー…ツィア。
[しばらく、悩んで][一度、目をゆっくり伏せて]
入りますよ? そこの病人二人。
[微笑みながら、扉を開けた]
―→エーリッヒの部屋の中―
[完全に背凭れ側を向いて。
本来の座り方とは逆方向に落ち着いた。
だらん、と両腕を椅子の背から垂らして]
残るだろ?
…皆の、餞にもなるだろうし。
[皆。
それが誰を示していたかは明言する必要もないだろう]
[アーベルが動くのを目で追って。
自然に窓の外へと視線は移る]
ああ…降り始めたか。
[赤はもう白に隠れただろうか。
思うだけで言葉には出さずに]
[彼は窓ガラスに張り付くようにして、空を見上げる]
また沢山積もったらスノーマンに友達作ってやれるかなあ?
[呟く声音は*子供のようだった*]
[にこにことしながらまずは]
イレーネ?
あなた確か熱があったんじゃないですかね?
[微笑んで]
[固まってるベッドの住人には、まだお説教はしないらしい]
[ユリアンの言葉に少し寂しげに微笑み]
…残る…わよね。ありがとう。
でも…もうあんな悲しい思いで歌いたくはない、わね…出来る事なら。
[餞…と言う言葉に少し表情を曇らせて。
視線が動くのに釣られて窓を見る]
…雪?
[外はやがて白を取り戻すだろう。
心に残る不安も覆ってくれたならと密かに思って]
[窓際じゃあやっぱり風邪ひくんじゃないだろうか。
思いはしたけれど、何となく声はかけ難く。
毛布でも持って行くべきだろうかと考えるに留まる]
[無論――というかなんというか、熱なんて下がっていない]
…居間の……ランプ、取りに…行こうと、しただけ………、で。
[先程、エーリッヒにしたのと同じような説明を。しかし、いつも以上に歯切れが悪い]
[聞こえただけ、という言葉に、ようやくうなされて呼んでいた、という事実を把握する]
…………。
[取りあえず、成り行きを見守る。明日は我が身。そんな言葉が脳内をぐるぐると]
[にこり、と微笑んで、イレーネに近づいて]
[それはもう優しげに。優しげ、というところがまたポイントだが]
ランプはすぐにはなくなりませんよ?
それに…
熱、下がってるんですよね?
[寂しげな笑みに、失敗したかなと内心舌打ち。
フォローは元々得意じゃないんだと心の中で言い訳]
そうだな…
……人狼が…
[いなければ。それは呟きにすら成らず。
窓から視線を逸らし、背凭れの上で組んだ腕に顎を乗せた]
[空になったカップを手に、ソファーを立つ。
先ほど入ってきた時よりはわずかに顔色も良くなっただろうか。
キッチンへ行ってカップを置き、タバコでも吸おうかと胸ポケットを探ると…
指先に触れたのは、手帳に無造作に挟んだ紙片。
それをしばらく見つめている。]
雪か……、吹雪くな。
[屋上で感じた風がその事を告げていた。
冷え切っていた体はようやく温まったようだ。
ゆっくりと、立ち上がり。 皆に、軽く頭を下げて、無言で退出した。]
寂しげなRPはいつものことだからー。
っていうか、誰とも絡んでない相手が気になる人だからなぁ、ユリアン。
中わかってるからって甘えないようにしないとね。
はぐれ入りだとは思わなかったな。
厄介なことだ。
オトフリートがはぐれなのだろうか……。
だが……良い石が採れそうだ。
だが、何よりも生き延びねば。
とは言ってもいきなり告発しても、死に等しい苦痛が襲うばかりだ、あれは二度と御免被る。
だが、手順さえ適正なら……そうならば……な。
[…むぅ、と拗ねたような表情]
ちゃんと…取って、来たら……寝る、つもり…だった……
[喉も渇いていたしとかなんとか、言い訳。]
[じい、とエーリッヒに視線を遣る。
あなたの所為だ、と言いたげだ。強ち、間違ってはいないが]
[しばらくその手紙を見つめていたが、たたんで元のように手帳に挟むと、二階へと上がっていく。
お説教をしているらしい部屋の前をスルーして、指定された部屋へと。
一瞬ためらうが、それでもドアをノックする。]
/中/
あけましておめでとうございます!
今年も宜しくお願いします。
そして、昨日の発言は言い過ぎました。
今年は、自分にも当て嵌まらないかもっと考慮した上で発言出来るようになりたい。
自分のキャラクターを大事なように。
他の人もきっと、そうでもあると。もっと考えきれるように。
[イレーネに視線を向けられ、ぐ、と詰まる。
確かに、自分に原因の一端はある訳だが]
…………。
[答えようがなくなって、視線を窓の方へ。
ちらちらと舞う雪が、ふと目に入った]
…いらっしゃいますか?
[一応年長者に対してのそれなりの礼儀くらいは持ち合わせているらしい。
ザムエルの居室のドアごしに、声をかける。]
[オレンジの光に照らされた室内。
そこに設けられた小さな明かり取りの窓。
時折、雪のひとひらが吹かれて室内へと投げ込まれてくる。]
[声を掛け、そのまま進んで扉を開けると、ハイリンヒの姿がそこにあった]
さて……、こんな夜中に何にご用です?
[ハイリンヒを招き入れた彼は、ソファに浅く腰掛け、入ってきた男を眼光鋭く見つめる。]
/中/
まぁ、あれですよ。
発言回数は三番手なのに何で一番pt少ないんだろう。
誰か飴投げたっけ?…投げてないよね。
そんなに使ったっけなぁ…(遠い目
(長文書きの自覚はあります)
職人見習い ユリアンは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
職人見習い ユリアンは、小説家 ブリジット を能力(守る)の対象に選びました。
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
[一礼して室内へ。燭台の蝋燭の炎だけが室内を照らしている。]
…コレを置いたのは、貴方ですか?
[手紙を開くと、ザムエルに見せ。]
[少女がふらりと居間にあらわれた。
油とほこりと、そしてほんの少し血に塗れた姿を、少女は気にしている様子もなく]
おはようございます。
……N901icをみませんでしたか?
/中/
投票オトフリートは前述の通り。
思いつかなかったんだよ他が!!
…何か知ってるらしいザムエルでも良いかもだけど。
守護はまぁ、現状で一番気にかけてそうな子で。
エルザと悩んだんだけどね…うむぅ。
まぁ、もう少し悩みましょうか。
[相変わらずだらんとしたままでエルザの歌を聴いていたが、居間に現れたベアトリーチェに視線を向ける]
N901ic?
いや…今日は見てないと思うけど。
[…多分。と、自信なさげな声が続く]
What are little boys made of?
What are little boys made of?
Frogs and snails
And puppy-dogs' tails,
That's what little boys are made of.
What are little girls made of?
What are little girls made of?
Sugar and spice
And all that's nice,
That's what little girls are made of.
[目を瞑るブリジットをあやすように歌い続けて]
[ベアトリーチェに気付いて首を傾げて]
あの機械犬の事よね…?
見なかったわ、どうしたの?
マザーグースです。
『What are little boys made of?(男の子は何で出来てるの?)』
男の子は何で出来てるの?
男の子は何で出来てるの?
カエル カタツムリ
小犬の尻尾
そんなこんなで出来てるさ
女の子は何で出来てるの?
女の子は何で出来てるの?
砂糖 スパイス
素敵な何か
そんなこんなで出来てるわ
検索したさぁっ!!(マザーグースは持ってるんだけどね)
>>238>>239
[少女はユリアンとエルザの返答に悩ましげな表情を作った]
む。じゃあ、ハインリヒさんは見なかっただろうか?
N901icはハインリヒさんの後をうろつき回っている確率が高いからな。
[少女はエルザの歌を邪魔しないように、小声で再度質問した]
─居間─
[エルザのアルトに保った歌声は居間を満たしていた]
[エルザの歌以外は、時折音を立てる薪の音だけ]
[外はシンシンと雪が降る]
[ブリジットは、少し首を傾けて聴いている]
[歌に合わせるように髪の毛が揺れている]
[弾むようなマザーグース]
いてっ……!
[伝わった衝撃に、はっと我に返る]
何なんだよ、いった……。
[言いかけた言葉は、じっと見据える視線の前に途切れて]
マザーグースって暗いのとか重いのも多いのよねぇ…
←そういう方向でマザーグースを調べてた人。
『誰が駒鳥殺したの?』とか『お母さんが私を殺した』とか…
あぁ、『リジー・ボーデン』もあった…
Lizzie Borden took an axe,
Hit her father forty whacks.
When she saw what she had done,
She hit her mother forty-one.
…ちなみにこれ実話(爆)
ハインリヒは…えーっと…
[記憶の糸を辿る。
ソファから何処かへ移動したのは見たけれど、何処に行ったかまでは覚えていない]
…見たは見たけど、どっか行ったみたいだな。
外には出てないのは確かだけど。
[イレーネに微笑む][それはもう、にっこりと]
じゃあなんでこの部屋にいるんですか?
[やっぱり怒ってる]
[だがすぐに、まったく、と呟いて]
[窓の外に、同じように視線を向ける]
[す、と視線を外して]
………エーリッヒに、……聞いて…欲しい、な……
[オトフリートの言葉に、ひょい、と肩を竦め]
…私は……何か、………飲んで…来る……
[後は任せた、と言わんばかり。逃げているとも言う]
[手を伸ばしてイレーネの手をつかむ。そりゃもう、逃がすつもりはない]
飲み物なら持って来ますよ?
[微笑んだ]
[とってもきれいに微笑んだ]
[自分に、というイレーネの言葉に一つ瞬き]
そこで俺に振られても……。
[困る、という言葉は飲み込んだ。掴まったのを見たから]
>>245
[ユリアンの返事に少女はため息]
参ったな。折角N901icの新しいボディが完成したからデータを移そうと思っていたのだが、所在不明だとは。
まあ、N901icの充電はまだ持つし、ハインリヒさんが外に出ていないならN901icもこの集会所内にいるんだろう。
[少女はソファーに座って機械犬を待つことにしたらしい]
魘されて、ですか
[ちらり、とエーリッヒを見る。微笑んで]
でも、あなたが熱があるのに出歩いていい理由ではないと思いますけどね?
[とりあえずこの部屋で休んでいなさい、と微笑む]
[新しいボディ?と問う為に開いた筈の口からは]
[埋葬の疲労からか、盛大な欠伸が零れ落ちた]
…あー…眠いや。
俺、先に寝るなー。
[おやすみ、と居間に居る人々に手を振って。
階段を上がれば、説教モードの声がする部屋を越え、*自分が使っている部屋へと*]
[自分に視線が向いたのを感じて、視線を伸ばす]
あ、いや、その……夢見が、悪かっただけ、で。
[嘘じゃないけど、弱いかも知れない]
………いい理由……だと、…思う……
[其処だけは反論]
[彼女にとって、幼馴染の存在は矢張り大切で]
[が、素直に椅子に座る。弱い。]
[エーリッヒに微笑んでおく。][もうそりゃ怖いかもしれない]
[それからイレーネの言葉には、小さく、微笑んで]
あなたが熱があるのに無理をしたのがわかれば、そこのお馬鹿さんも心配しますよ?
[だから、おとなしくしていてくださいね、と言って]
飲み物、とってきますよ。何がいいですか?
[二人に尋ね]
[目を開けたブリジットに大丈夫、と微笑んで]
[ユリアンが部屋に向かうのを見送る]
おやすみなさい…お疲れ様。
[その背中に声を掛けて。
もう一度ブリジットに視線を送って、小さな声で歌の続きを*歌っている*]
少女 ベアトリーチェは、宝石商 ザムエル を投票先に選びました。
[中]
ネタ的に誰が吊られたら面白いかなんてわからねーよ。
むしろあたしが吊られるのが一番理想的な気がする。
みんな残しておきたい。
とりあえず、絡みが全く内という理由のみでザムさん投票。
[凍るような笑みってこういうものかと妙に納得しつつ]
飲み物……ココア。
[頼むのは、例によってなもの。
それから、イレーネを見て]
……ごめん、無理させた。
[呟くように言って、頭を下げ]
………あたたかい、もの……なら…
[オトフリートに、小さく答え]
…別に……好きで、…やった……事、だし。
[別にエーリッヒに謝らせようと思った訳ではなくて。
些か、ばつの悪そうな表情に]
[部屋に戻るユリアンを見送り、エルザの歌声に耳を傾ける]
[首を振るブリジットに少女は疑問に思っていたことをきいてみることにした]
ねえ、ブリジットさん。……人狼って見たことある?
[小声だったので少女の問いはブリジットにしか届かなかっただろう]
ココアですね、わかりました。
[イレーネにも、同じのを、と]
[二人の様子を見て、小さく微笑むと、扉を開けて下へ]
―エーリッヒの部屋→厨房―
─居間─
[エルザの歌声にうっとりとして]
[とても嬉しくてたまらないというように聴いていた]
[また、ベアトリーチェに邪魔をされる]
[瞬きをして、ベアトリーチェの方を向いた]
人…狼………おおかみ…?
[尋ね返すのとは別の感情の色も、ふわふわとしたブリジットの気配の中に漂っていた]
[眠りにつこうとするエルザとユリアンを、ぼんやりと見送り、彼は部屋の隅の椅子の上に移動する。膝を抱え、胎児のように身体を丸めて、そのまま*目を閉じた*]
[厨房で][ココアを][生クリームで]
[居間にいたひとたちの分も作って]
[水も人数分]
―→居間―
[エルザの歌声][きれいだと目を細めて]
これ、どうぞ
[少女たちに差し出して]
いや、そうかもだけど。
[罰悪そうな様子に、苦笑して]
まあ……俺が無理しなきゃいいと言えば、それで収まるわけだが。
[何となく、ため息]
……半ば、………諦めて…いる、けど……ね?
[椅子に座り、肘を机の上に置いて。微かに笑み]
こんな……状況、………だし……ね。
>>246
[少女はブリジットに浮かぶ複雑な表情などには気が付かない。そのまま続ける]
そう、狼。
人間の姿をして人間を食べる狼のこと。
>>267
[と、突然オトフリードにココアを渡され驚く]
あ、ありがとうございます。
えっと、確かこれは「コアラ」という飲料でしたよね?
[少女はカップの熱さに落としそうになるもののなんとか踏みとどまった]
[ブリジットに微笑んで。]
[ベアトリーチェには、首を横に振って]
ココアといいますよ。
コアラだと、動物ですね
[それから視線を移動させたことで目に入ったランプを取って]
あついから、気をつけてくださいね
[自分は、病人たちにあげにいきますと微笑んで、階段へ]
―→エーリッヒの部屋―
ん、ありがとな。
[渡されたココアを受け取って、口をつける。
甘さに、ふと気持ちが穏やかになって。
そういや、起きてから初めて胃に物を入れたようなとか思ったけれど、それは言わない事にした]
─居間─
[表情は浮かんでいない]
[人形のように]
[ただ、気配に漂っているだけ]
人間を食べる狼…
[窓の外を指差す]
[既に赤い血は雪に隠されていた]
そうか、ココアというのか。覚えておこう。
[少女は一口口付けて、熱さに顔をしかめた。
口の中に広がる甘い香り]
これはなかなか美味だな。
糖分補給にちょうどいい飲料だ。
[少女はもう一口ココアを飲んだ]
いいえ、お気になさらずに。
[微笑んで]
[自分は余分にもってきた水を飲みながら]
で、あとのお説教は明日、ですね?
そろそろ時間も遅いですし…ね?
[とりあえず二人をまずは寝かすことを先決にすることに*したようだ*]
はい、はい……。
[お説教は明日、という言葉に、出るのはただ、ため息で]
……ちゃんと休むから、大丈夫だ。
[眠れば眠ったで、夢の深淵に囚われる可能性はあるが。休まない訳にもいかないから、と割り切って、とにかく今はと*残りのココアを味わった*]
………諦め…と、いうか………なんだろう、ね?
[僅かばかり首を傾げ。オトフリートからココアを受け取り、そのあたたかさに小さく息を吐く。
あとのお説教は明日。その言葉に微苦笑しつつも]
…うん、こんな………状況……
[呟くように]
―居間―
[少女はブリジットの指し示すまま窓の外を見た]
そういえば今日狼によって自衛団は壊滅的なダメージをうけていたな。すっかり忘れていた。
[少女の中では自衛団の存在など元からどうでもよく。
機械犬のバージョンアップに勝る重要事項などこの世にあるはずもないから]
すまない。詰まらない質問などして
歌の鑑賞の邪魔をしたな。
[少女は口をつぐみ、再びエルザの歌声に耳を傾けはじめた]
……ペルレ、…御守………よろしく、ね…?
[小声で、仔猫に話しかける。
主が聞けば、複雑そうな表情をしただろうか]
………お休み……
[ふらり、椅子から立ち上がる。空のカップを下へ持っていこうかと思ったが。お説教の量が増えるのは、勘弁願いたかった。
オトフリートが持って来てくれたランプを手に、自室へと]
[それから、半ばそれを抱くような形で、*眠りにつく*]
ランプ屋 イレーネは、歌姫 エルザ を投票先に選びました。
ランプ屋 イレーネが「時間を進める」を選択しました
ベアトリーチェ…陽のひかり……何も感じない……?
[ブリジットは、ベアトリーチェのスティグマが一説に人間の証である事を知らない。だから、問うように呟いたのだった]
陽は翳る…?…ベアトリーチェ………
[何故か、ベアトリーチェの事が数日前よりも、全てに祝福された陽のひかりではないようにも感じられたけれど、それは気のせいなのだろうとブリジットは思う]
[そんな事はないのだから]
[ブリジットの質問に少女は腕を組んで考えはじめる]
「何か感じない?」って、具体的には何をだ?
……と思うぐらいだから、何も感じてないんだろうな、あたしは。
ブリジットさんは、何か感じるの?
[少し温度の下がったココアを少しずつ啜る]
ベアトリーチェ…みんなと違う…
[それは、騒然とした彼らと平然としたベアトリーチェの差を無意識に感じたからだった。漠然としたものに過ぎず、詳しく言い表す事はブリジットには説明出来ない]
[またエルザの歌を聴こうとし始めたが…]
みんなと違う……?あたしが?
[少女は何が皆と違うかブリジットを問い詰めようとした]
[が、不眠不休の体には、ほどよく暖まったココアとエルザの心地よい歌声は最高の睡眠導入剤であり。少女はいつしか*ブリジットに寄り掛かって寝息をたてはじめた*]
[壁に背を預け、息を吐く]
[熱を持った身体。冷えた室内の空気。酷く対照的で。
抱えたランプに、現在、火は灯されていない]
[幼馴染と会話を交わした事で、普段の彼女に戻りつつあり。
今日起きた出来事を、思い返す]
[狼の群れ][悲鳴と、怒号と、咆哮と][散る、あか]
[胸の奥にまで入り込み、響き渡る、聲]
[――揺れる焔に、魂を、送って]
本当に。
婆様の言っていた事が本当ならば。
誰かを、殺さなければ、ならない?
[零れ落ちる呟き][答えるものは、何も無い]
……知らない、私は――知らないのに……
[でも、何処か、心の奥底では。きっと、それを望んでいる]
[彼女であって、彼女ではない、誰かが。]
[でも、誰かの手を汚させるくらいならば]
[聲を聴くのが自分であるのならば]
[いっそ――]
[父と母の時のように]
[其処で思考は、ぷつりと途切れる]
陽のひかり…
[ベアトリーチェがブリジットを問い詰めようとした言葉は、眠りかけの穏やかな声となってしまっていた]
ベアトリーチェ…きれい……
[寄りかかったベアトリーチェ]
[陽の色の髪を撫でるように指で触れて]
[エルザの歌声を、また嬉しそうに*聞いている*]
壁|・)o〇(*処刑描写に関して*
ただいままとめサイトで意見交換中。皆様御意見ありましたらがしがしどうぞですよー。)
[暗き澱がたまったような室内にて、ザムエルはウォッカをちびりと一口。
昨夜はあれからハイリンヒと遅くまで話し込んでしまい、流石に辛い。]
(若い時分と何が違うかというと、夜を徹しての無理が利かなくなったことだ……。
さて、これで伝えるべきは伝えたか。
彼はどの道を選ぶのか……。
飄々とした外見の割には正義漢のようだから、見果てぬ夢を見るやもしれんな。
[風が、鎧戸を叩く音がそこかしこで発せられている。 その音は彼の古い記憶を呼び覚ます]
あの時も冬だったか……。
[とある山村。
ある日崖崩れで道がふさがる。
村人による修復は芳しくなく、街からの救援は春を待てとの事だった。
吹雪が吹きすさぶ或る夜。 一つの変死体が上がる。
遺体を検分した教会の神父の弁によると、それには人狼という異形が関わっているとのことだった。
「間違いありません、人狼の仕業です」
「人狼……それは、あの聖書に時折出てくる?」
「ええ」
「ごく希に話しは聞きますが、ずっと昔の話しだとばかり。 まだ本当に居るのですか」
「残念ながら」
それが初めて人狼というものに出会った時のこと。 ちょうど半世紀ほど前になるだろうか。
あの時は、ただ純粋に焦がれ、至福を感じていた。
それがもたらす結果など想像も及ばずに。]
[あの日、何があったのか。]
[記憶は曖昧だった]
[なぜ自分がああなったのか]
[わからなかったけれどそこは良いのだ]
[重要なのは、彼が変化したという真実]
[それが起きた理由など、誰も考えないし]
[本人ですら、忘れてしまった]
[くる……と、腹が鳴る。
考えてみれば昨日の昼から腹に入れたのは液体とチーズだけだ。
誰か、何か用意しているかも。 と思い、ザムエルは居間へと向かった*]
[あの日][月が綺麗だった]
[夜、一人で]
[道を、急いていた]
[体が熱い][何か苦しい]
[理由が判らなくて]
[ただ怖くて]
[いつもより、足が少し速い気がした]
[ああ違う]
[――僕は、逃げていた]
[あの人間から、逃げていた]
―夢の中/回想―
[ゆるやかな坂道だった][少年は、逃げていた]
[何から?][――男から]
[誰から?][――わからない]
[ただ、それが、彼を害そうとしていたから逃げた]
[黒真珠が熱い][足が、体が、熱い][目が、熱い]
[大人と子供の足なら、本当ならもう追いついておかしくない男が][追いつかなくても]
[おかしいと考えることが出来なくて]
[もうすぐ家につく][ホッと息を吐いて]
[動きが止まる]
[義母が、いた]
[震えて]
[自分を見て震えて]
[驚いて][何がなんだかわからなくて]
[冷たい]
[光が][月の光が]
[男が、追いつく]
「悪く思うな」
[お前を殺したと思っていたのに]
[あの女はお前を逃がした]
[それはどういう意味]
[黒真珠がゆれる][ゆれる]
[頭が痛い]
[気づいたときには、手が、黒かった]
[夜だったから人目がなかった]
[義母は動かなかった]
[生きていた]
[手の穢れ]
[汚い]
[すぐに義父が気づいた]
[義母を抱きしめた]
[殺されるのかと思った]
[違った]
[義父は呼んだ][少年を]
「大丈夫だ」
[変化した体を戻すのに、数日、かかった]
[無理な変化だったからだろうか]
[判らない][わかりたくない]
[義母は狂っていた]
[顔を見せないようにした]
[自分が、セーブできるように]
[口調を変えた]
[あのおぞましい黒い姿に変わらないように]
[精神を抑えることにした]
[感情を封じたかった]
[そうしようと、心がけた]
[彼は椅子の上で目を覚ます。窓の外は一面の銀世界。昨日散った赤の痕跡も見えない]
スノーマン、作らないと。
[椅子から降りて外へ。その行動を止める者はもういない]
─二階・個室─
Es last den Schnee wegen du fallen.
Dieser Boden alles.
Im Umfang, der mit dem weisen Schleier umfast werden kann die grose Quantitat…
[開け放った窓枠に腰掛け、ぼんやりと雪を眺めつつ、幾度となく、その言葉を繰り返す]
君のために雪を降らそう……か。
[言葉を途切れさせて、呟く。遠くを見る瞳。仔猫が、心配そうな声を上げて尻尾を揺らした]
[居間へと降りたが、人の気配は……厨房の方にひとつ。
誰か何か作っているのだろうか?
だが、まだ香りが漂っては来ていないので、調理は始めていないのだろう。
たまには、私も何か……。 そう思い、厨房へと足を向けた。]
[野菜を洗う]
[包丁を危ない持ち方で持つ]
[ザクキュタンザクトンタン]
[野菜が滑り変な音が混じる]
[小首を傾げる]
[ザクタンキュ]
[キュタントンザクザク]
[鍋にいれて煮る事にした]
[チーズもいれる事にした]
[分量は適当だ]
……大丈夫だ、今は、落ち着いてる。
[不安げな仔猫を、そっと抱え上げて撫でてやる。穏やかな笑み。今のところ、蒼の花は沈黙を守っている]
……そういや、昨日からなんも食べてないんだよな。
……出るとうるさそうだが、下に何か軽いもの、探しに行くか?
[冗談めかした口調で言いつつ、肩の上に仔猫を乗せ。窓枠から降り、ゆっくりと部屋を出る。
足取りは、だいぶ安定。転ぶ危険は多分なさそう]
[彼は、大きくなった雪玉を転がして、前に作ったスノーマンの隣に並べる]
もうちょっと待っててね、仲間を増やしてあげるから。
そしたら、ひとりぼっちじゃなくなるよ?
[雪に覆われて輪郭の定かでなくなった背の高いスノーマンを見上げて、にこにこと話しかける]
ひとりぼっちは寂しいものね。
[腕を延ばし、ぎゅっとスノーマンに抱きついた途端、上に乗せられていたバケツに積もっていた雪が、ばさりと、彼の頭の上に落ちる]
うわ!つめたっ!!
[雪まみれになってわたわた]
[入り口を潜ると、ブリジットが何やら煮込んでいた。 小動物のよう……猫……いや子犬か? ふと、微笑みを漏らし、奥へと進み声を掛ける。]
おや、君が料理をしてくれているのか。
どうかな、出来は。
[隣に着け、鍋の中身を覗き込む]
─一階・居間─
静か……じゃねえか、全然。
[呟いた矢先、外から聞こえた賑やかな声に、苦笑。
窓辺に寄れば、元気(?)なアーベルの姿が]
……元気だねぇ……。
[思わずこんな呟きが漏れ、仔猫がそれに同意するように尻尾を揺らした]
不格好なゴロゴロとした野菜。
人参もジャガイモも皮がついたまま。
そして水面ににじむ紅いもの。
(?)
[視線を滑らしブリジットのチーズを持つ手先を見ると、数ミリほど切ったようで、血が垂れている]
(平気な顔をしているが痛くないのか?)
[疑問に思いつつ、シルクのハンカチを取り出した]
[ブリジットは振り向いた]
[口にはチーズの粉。チーズも口にくわえている]
……きゅるる
[お腹が鳴って、半分わらったような顔で一歩下がった]
[鍋を覗き込んだザムエルの背にぽつぽつと]
…野菜チーズ…
[大きさがバラバラの野菜達が湯の中で躍り、チーズがドロドロと溶けていた]
[ふつふつと沸騰中]
[味付けは]
[まだない]
[彼は見知った姿に、笑って手を振る]
やっほー!エーリッヒ…じゃなくて!
寝てなきゃダメじゃん!!
[慌てて窓辺に駆け寄ろうと…]
(ズボッ!ズベシャッ!ボフッ!!)
[…して、雪に足を取られてコケた。新雪の上を走るのは危険だ]
[こちらに気づいて手を振るアーベルに呑気に手を振り返そうとして]
あ、おーい、走ると……。
[あぶねぇぞ、と声をかけるより早く。
転んだ。
しかも、埋まった]
……身体はってんな、おい。
[ぽつり、もらした呟きは、何か違うような]
―二階・個室―
[――喉の渇きで、覚醒する]
[寝惚け半分。身支度もきっちり整えないままに、ふらふらと部屋を出て階下へ。ランプだけは、しっかりと手にしているのだが]
[少々危なっかしいが、それでも、とん、とん、とリズムよく階段を降りて、一階へ]
[ザムエルは、やれやれと言った感でブリジットの腕にハンカチを掛け、鍋をもう一度覗き込む。
塊のチーズがゆるゆると和らいで、いい感じに溶けてきて、独特の香りがが立ち上ってきている。
少しだけ、お玉ですくい小皿に移して味をきいてみると……塩味が明らかに足りない。
出汁はチーズや野菜からでるが、このままでは物足りないものになるのは確実だろう。]
[じたじたじたじた!彼は雪の中でもがいた、そりゃもうもがいた。腕を上下に振ると、その部分の雪がかき分けられて蝶の羽根のような痕跡を残す。それを「雪の妖精」と、とある国では呼ぶらしいが、この状況には無関係だ]
ぶはっ!
[ようやく手をついて顔を上げる。先に思いつけと言うツッコミは勿論無視だ]
うん、まだ生きてるー
[へろと笑ってエーリッヒの顔を見上げながら、くしゅん、とクシャミ一発]
[塩とおぼしき容器を開け中の白い粉を摘み、舐めてみる……。
甘い……。
ならば、こちらかと、隣の容器を見るとそれが塩だった。
目分量で適量を投入する。]
こんなものだな……あとは胡椒か。
―一階・居間―
[開かれた窓から、冷たい空気が吹き込む。くしゃみ一つ]
…………寒い……
[挨拶よりも先に出るのは、その台詞。]
[少々間を置いて、]
……おはよう………
まあ、あれで死んだらある意味凄いが。
[元気だな、と思いつつ、さらっとした口調で言って]
とはいえ、そのままだと確実に風引きだろ?
中に入ってあったまるのを勧めるが、俺は。
[呆れたような言葉に同意するように、仔猫が尻尾をゆらりと]
んー…、…まあ……?
…喉、………渇いた……
[寝癖がついているらしく、ぼさぼさの髪はいつもより跳ねている]
[瞼と瞼がくっつきそうな勢いだが、そのまま厨房へと歩んで。
料理中の香り。人がいるのが、ちらと見えた]
…………おはよう…
[一応、挨拶をしつつ、とりあえず、カップ一杯に牛乳を注ぐ]
[彼は、漸く立ち上がり、ばさばさと身体中から雪を払う。中に入れというエーリッヒの言葉を聞くと曖昧な顔で頷いた]
ああ、うん、そうだね。風邪ひいちゃうと迷惑だよね。
[振り返って、作りかけのスノーマンの土台を見る]
ザムエル…光ってる…きれい…
気持ちいい
[シルクの手触りに驚いているようだった]
[調理作業をしているザムエルを見上げている]
―二階・個室―
[外の騒がしさにか、眠りの淵から呼び戻される。
寝惚けた目を擦っても視界はなかなかはっきりとせず]
…眠ぃ。
[寧ろ寝すぎで眠いのではなかろうか。
そんなことを考えられはしない頭を掻き起き上がる]
[床に散らばる木屑を蹴り飛ばしたことも気に留めず、適当に頭に布を巻いて寝癖を押さえ付け。
相変わらず目を擦りながら階下へと降りていく]
[隣にあった、ペッパーミルを手に取り、ざしゅりと音を立て削り出す。
黄身じみた白さのチーズの膜の上に黒い点々が現れる。
数度、その胴を捻り、元の場所へとそっと置いた。]
やはり、その場で碾いた方が香りが立つな。
[何でもないことなのに、すこしだけ満足そうな様子だ]
また、後で、ね…
[小さく小さく呟いて、彼は今度は慎重に集会所に向かって歩き出す]
エーリッヒも、いつまでもそんなとこに立ってると風邪ひいちゃうよ!
[やっぱり言わずにはいられなかったようだ]
[喉渇いた、という言葉にわずか、眉を寄せ]
水分、ちゃんと摂れよ……?
[厨房に向かう背にこう声をかけてから、アーベルに向き直り]
いや迷惑というか……。
[言いかけた言葉は、続いた言葉に遮られ]
……はい、はい、と。
[苦笑しつつ、窓を閉めて暖炉の側へ]
(こちらはこれでよいとしてあとはパンはあったかな)
[見回すと、フランスパンが半分あった。
そのままではかなり硬そうだ。
隣に下げてあったパン切り包丁で1.5ミリくらいに切り、その間もう一つ空いていたコンロではオリーブオイルにガーリックのスライスを入れ、弱火で暖める。
スライスの端に小さな泡が立ち上るのを確認して、パンの片面だけを揚げていく。]
―自室―
[一度、目を覚ましたが、また転寝をしていたようで。]
[苦笑する][ショックが溜まっていたのか]
[手のひらに残る、死んだ人の感触]
[思い出して、手を握って]
心配かけるわけにも、いきませんしね
[くすっと小さく笑みをこぼして、]
[柔らかに]
[するっと、ベッドから降りて、部屋を出る]
―→居間―
―→居間―
[開かれた窓から流れ込む冷気にふるりと震える。
おかげで多少目は覚めたのだが]
おはよ。
雪、結構積もったのか?
[エーリッヒが閉める窓の向こう。
白く染まっているように見える景色を見ながら]
[暫くそれを(やはり眠りかけの瞳で)眺めていたが、邪魔をしては悪いと思ったのか、居間の方が暖かいと思ったのか。ふらりと居間へ戻って来て、ソファに座る]
[ランプは膝の上に、毛布を寄せて]
[寝覚めの牛乳、一気飲み]
[最初に投入した分がきつね色になり、取り上げていたところ、背後から声が掛かった。
おはよう、と振り向き挨拶を返したときには、イレーネは既にこちらを見てはおらず、牛乳を喉奥に流し込んでいた]
[暖炉の前に落ち着いたところで、二階から降りてきた二人に気づく]
ああ……おはよう。
雪か、結構積もったらしいぞ。さっき約一名、見事な人型を形成した。
[ユリアンに冗談めかして答えつつ。
オトフリートの笑みからは、微妙に逃げた]
[コップ一杯の白い液が見る間になくなり、軽やかな音を立ててコップが置かれる。
それを見届け、次のスライスをパンに投入する。
イレーネは、しばらく後ろで様子を見ていたが、やがて居間へと戻ったようだった。]
[オトフリートには「おは…こんにちわ」と返し]
[イレーネが牛乳一気飲みするのからは目を逸らす。
見るのも嫌らしい。筋金入り]
人型?何があったんだよ…
[アーベルが雪の妖精を形成していたなど露知らず。
ただただ頭を捻るばかり]
雪、きれいですね…
[窓の外を見て、微笑を浮かべ]
[少女がちゃんと毛布をかけている様子には、偉いですねと目を細め]
[微妙に逃げた青年には、軽く、本当に軽く、首を傾げてみる]
[彼は室内に戻ると、部屋の中にいた人々に、にこにこと笑いかける]
おはよー!今日も寒いね!
[暖炉の前に近付くと、直接床に座りこんだ]
うあ、手足がじんじんする。
[髪も服も濡れたままだが、気にはしていない]
[びしょぬれなアーベルの様子に、苦笑して]
こんにちは。
大丈夫ですかびしょぬれですよ?
[タオルを探し、それを頭にぽふ、とかけてやる]
[余程渇いていたのか、喉の鳴る音はやけに大きく響いたかもしれない。喉を通る冷たさに、徐々に意識が上がってくる。ふぅ、と一息]
[目を逸らしたユリアンに、首を傾げた。牛乳嫌いは知らない]
[何があったんだよ、と言うユリアンの問いに、折り良く入ってきた当事者を見やり]
……当人に聞くといいんじゃないかと。
[さらりとこう告げる。
その肩からすとん、と飛び降りた仔猫が『当事者』に近づいて、尻尾を揺らしつつなぁう、と鳴いた。心配しているらしい]
[ガーリックオイル炒めひと皿、ブリジットのチーズ鍋……何かが……サラダが足りない」
(野菜は、キャベツとタマネギに人参か。
そうだな、微塵にしてドレッシングで和えるか)
[思案した結果、キャベツを剥がし数枚まとめ太めの千切りを作り、更にそれを刻む。
タマネギは、縦に等間隔に切れ目を入れてから水平に落とす。
人参はスリがねでおろし、水気を軽く切って混ぜ込んでみる。]
だれか、人参が天敵だとか……まぁ、いいか。
[切った材料と、オリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒を合わせたドレッシングと絡め、なじませる]
[暖炉前に座り込んだアーベルの髪やらが濡れているのに気付けば、自分の頭に巻いた布を解いてアーベルの頭に乗せるように押し付け…ようとしたが、オトフリートの方が早かった。
行き場をなくした腕は組んで誤魔化した]
着替えた方がいいんじゃね?
[声だけを投げかければオトフリートに]
嫌なんだよ…
昔は其処まで苦手じゃなかった筈なんだけど。
[溜息混じりにぼやいて。
イレーネが喉を鳴らす音は意識の外に追いやっている]
[エーリッヒから当人にと言われて僅かに首を傾げるが、仔猫の駆け寄る先を見て納得。
ついでに何が起きたかも何となく察した]
[彼はかけられた声と、タオルに振り向いて、オトフリートに笑みを見せる]
うん、大丈夫だよ。ありがとう。
[頭に被ったタオルはそのままに、膝をかかえて、暖炉の火を見つめる]
ここは、暖かいから、すぐに乾く。
[どうしてよけるんでしょうね? というような笑顔を浮かべてエーリッヒを見やる]
[イレーネに]
眠いなら、少し、寝ていてもいいと思いますよ?
[それからアーベルの言葉に、眉を寄せて]
暖かくても、しばらくは乾きませんから。
[タオルで、そっと頭を拭いてやろうと]
[ユリアンの手を見て、すみません、と小さく苦笑して]
牛乳もにんじんも美味しいですのに。
[好き嫌いはよくありませんよね、と微笑む]
[鍋からは細かな湯気が沸々と立ち上り、それが十分に煮えたことを自己主張していた。
火をそっと止め、水屋から食器を取り出そうとし、ふと気になって居間を覗いてみる]
やぁ、みなさん。 いつの間にかおそろいで。
小腹がすいている方がいらっしゃりましたら、挙手を。 少しですが、食べられるもののご用意があります。
メインディッシュを作ったのは私ではありませんがね。
んー……
[顔洗ってくる、と立ち上がり、矢張りランプは手に持ったまま、洗面所の方へ。ずり、と毛布が床に落ちて足に絡みつき、暫く引き摺られた後、ぺしゃりとその場に残った]
[納得したらしいユリアンの様子に、僅か、笑みを浮かべる。
オトフリートの笑顔は視界に入れてない。
避けただけ、後が怖いのは感じているけど、取りあえず逃げた。
そんな同居人をちら、と見やりつつ、仔猫はまた、心配そうに鳴いてアーベルを見つめ]
[困ったような笑みに首を傾げ]
俺のでいいんならあるけど。
[身長は恐らく似たようなものだろうが、何分此方は体格が比較的良い方。
アーベルが着るには少々余るかもしれない]
[ちなみに着替えは道具一式を持ってこられたときについでに渡されていたらしい]
[オトフリートに気にするなとでも言うように持ったままの布をひらりと振って]
…牛乳飲めなくても乳製品は食べられるのが多いからいいんだよ。
[どう聞いても言い訳]
あ、頂けますか?
[ザムエルの言葉に、顔を向けて]
[イレーネが毛布を落としていったのを見るが、戻ったら気づくだろうと]
[エーリッヒには後でしっかり怒っておこうと思ったようだった]
[彼はオトフリートに頭を拭かれ、一瞬固まる。逃げ出そうかどうしようか、迷うように視線を彷徨わせ、結局、やっぱり動けずに、常に無い気弱な声をぼそぼそと漏らす]
ご、ごめんなさい…後は自分で拭くから
[タオルの端を引っ張って、顔をごしごし。ユリアンの申し出にも戸惑う顔で]
いや、大丈夫だから、ほんとに。ユリアンだって着替えが無いと困るだろ?
[厨房からかかる声にそちらを見やる。
まともに話していない相手のためか、一瞬、誰だっけ、と悩みつつ]
あ……少し、もらえるかな。そんなに、量はいらないんだけど。
[昨日はまともに食べていないし、と思いつつ。
その一方、心の奥には、諦観の念がひしひしと]
[蛇口を捻れば、冷たい水が流れ出す]
[掬い上げて、ぱしゃりと顔を濡らした。閉じかけだった瞳が、一気に開く。ついでに、髪にも水をかけ、寝癖を直して]
[台に両手を突き、じっと、鏡を見詰めた]
……いつまで………
[笑って、いられるのだろう。その疑問は、口には出さずに]
アーベル?
大丈夫ですか…?
[手を止めるも、覗き込むように尋ねる]
私のもありますよ、着替え。
[外に行ったときに持ってきていたらしい]
それに、一応、外に出られるようですし…持ってきましょうか?
[ひらり、ザムエルからもらった紙を取り出して]
[オトフリートの微笑みから恐怖を感じて目を逸らす。
シチューなどは平気なのだが何を出されるか怖い]
[何となく、アーベルの様子がおかしいなと思って。
暖炉の前、彼の横にしゃがみ込んで顔を覗く]
別に一枚くらい貸したって困らないけど。
つーか…大丈夫か?
[自然と頭は傾げるような形に]
[撫でられた仔猫、心配そうにアーベルに擦り寄って。
そんな同居猫と青年の様子に、僅か、眉をひそめる]
……どうしたんだ?
元気……ないぞ?
[戻って来て見れば、アーベルを中心にして、心配そうな様子の皆。
床に落ちた毛布を拾い上げつ、首を傾げる。濡らした髪に、まだ残っていた水滴が落ちた]
……………?
[ザムエルに気付けば、私にも貰えますか、と尋ね]
ひとり、ふたり。
[と数え厨房に引き返す。
しばし後、掌と腕に皿を載せ戻ってきた。]
オトフリートさんと、ユリアンさんと。
[名前を呼びつつ、並べていく]
[オトフリートとユリアンに覗き込まれて、彼はぱっと顔を上げるとふるふると頭を振る]
大丈夫!なんでもないない!
着替えはえっと…それじゃ、ユリアンのシャツだけ貸してもらおうかな?
[にこりと笑う顔に不自然な色は無い]
[余りに屈託無く笑うから。
疑問は頭に引っかかるものの、頷くしかできず]
んじゃ、持ってくるわ。
[立ち上がり、半ば駆け上がるように二階へ。
然程時間もかけずに、言われた通りシャツを一枚持って戻ってきた。
頭の布もいつの間にか巻き直してある]
[アーベルの様子に、内心、首を傾げつつも]
[ぽふ、と頭を一撫でして]
[ユリアンが何を思ったのかは知る由もないが、微笑み]
[チャイでも作ろうかと]
[そしてザムエルに微笑んで]
ありがとうございます。いただきますね
イレーネさんと、私……と。
後ほかに欲しい人が居たら厨房にまだありますのでどうぞ、ご自由に。
[皿、食器を並べ終わって、ソファに腰掛ける。
ブリジットはまだ厨房のようだが、並べておいたので気が向けば食べるだろうと判断し、スプーンを使い始める]
[チャイってやっぱりミルクティーのあれなのか。
そんなの出されたらきっと逃げる]
[やっぱり微笑みが怖くてオトフリートの表情を視界に入れないように必死]
/中/
ちなみに。牛乳嫌いは中の人です。
RPなら平気だと思ってたのに無理だったんだ…!
(ミルクセーキ飲もうとして飲めなかったらしい)
/中メモ/
夏野菜のミルク寄せ
1 ベーコン、にんじん、かぼちゃ、赤パプリカは1cm角に切り、水400mlを沸かしブイヨンの素を入れた中でゆで、火が通ったらざるにあげておく。オクラと空豆は塩ゆでにする。ナスは、細長く切りサラダ油で炒める。
2 1のブイヨンスープを完全にさましてから粉寒天を加え、再び火にかけ溶かす。そこに牛乳を少しずつ加えて混ぜ、沸騰直前に火を止める。
3 1の材料と2を合わせて型に流し、冷蔵庫で冷やし固める。
4 野菜の断面が見えるようにカットし空豆を添え、たれの材料を合わせて出す。
※2でスープに牛乳を加えるとき、寒天が凝固しないように少しずつ加えていくのがコツ。
http://www.j-milk.jp/recipes/recipe/8d863s000005ynfn.html
[昨日の様子を思い出しながら。頭を擡げてきた疑問を口に]
………アーベル……
…撫で…られる、の………苦手?
[並べられた食事に、ザムエルに小さく頭を下げ]
………ありがとう…
[いただきます、とスプーンを使い始める]
[なんだかユリアンがおびえているようで]
[困ったように微笑む]
[コーンスープとかどうだろう]
[中華風のとろみスープ]
[もろもろに溶けたチーズを人参の塊と一緒にすくい、口に運んで味わってみると、凝縮された甘みがチーズに包まれてその対比が面白い]
ふむ、不格好だが味はなかなか。 チーズフォンデュみたいなものだな。
ブリジットといったな、やるものだ。
うん、行けますな。
[安心した顔で、オトフリートに視線を向け]
どうぞご遠慮なく。
[と、ほほえんだ]
[彼は、ユリアンの取って来てくれたシャツを受け取ると、ありがとう、と微笑んで、オトフリートに撫でられると、軽く首をすくめる]
え?苦手、なんてことはないと思う、けど…
[イレーネの指摘に、浮かべた表情は、どこか不思議そうだ]
[犠牲者が増えて行くな、とか内心で思いつつ。
ふと、仔猫にミルクをやらないと、気づいてゆっくりと立ち上がる。
厨房に連れて行こうかと思うものの、仔猫が動きそうにないのでその場に置いて行く事にして]
よっ……と。
[目眩、なし。身体が落ち着いている事に、安堵しつつゆっくりと移動開始]
/中メモ/
1 ボウルに卵を割り入れ、砂糖、アーモンドパウダーを加えて混ぜる。
2 牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせ、バニラエッセンスを入れて一度こす。
3 耐熱皿にカットしたフルーツをちらし、 2 を流し入れ、200 ℃のオーブンで約15 分焼きあげる。
http://www.j-milk.jp/recipes/recipe/8d863s000000pgvd.html
[コーンスープなら恐らく平気。
自分でもダメな物の境目がわからないらしい]
[困ったような笑みに変わるのに気付いて、ぽり、と頭を掻いた]
[アーベルの礼の言葉には気にすんな、と返して]
[ようやく席につき、手を合わせてから食事開始]
[アーベルの挙動を眺めて]
……………そう? …でも………
[とかく、慣れていないのは確かだと思うのだが。
言葉を続けようにも、何と言ったものか解らず。首を振り、なんでもない、と一言]
[遅れて、彼女も食事を始め。ゆっくりと味わう。
治り切ってはいないものの、食欲はそれなりにあるようで]
[と、ザムエルの言葉をいまさら思い返して]
ブリジットが作ってくださったんですね。
[それから、エーリッヒを見送る]
[犠牲者じゃない、ただ単に好き嫌いをなくすだけだ]
じかし、こんな中雪遊びとは元気ですねぇ、風邪など召されぬよう気をつけてくださいよ。
[等と空気を読まずに言ってみたりする。]
(人参だとか、牛乳だとか……好き嫌いが多いことだ、ユリアンさんは他の乳製品なら行けるという事はアレルギーの類でもなしと……ホッ)
……トミルクやカフェオレもダメなんだろうか。
[後半部分は、実際に声に出していたようだ]
―居間―
[少女は足元にひんやりとした感覚を感じ、目覚めた]
[そこにはスリープモードでうつらうつらした機械犬]
……N901ic?
さあ、おいで。バージョンアップするよ。
[少女は機械犬を抱き抱えると、ふらふら自室に*戻っていった*]
…………?
[ザムエルの声に首を傾げる]
[ちなみに彼女自身は、昔 散々オトフリートに矯正されたので、好き嫌いはほとんどないようだ]
[厨房に入り、そこにいる少女にや、と短く声をかけ。
仔猫のためにミルクを用意する]
……に、しても。
いつまで、続く……いや。
続けなきゃ、いけない……?
[独り言めいた呟きと共に、ぎ、と右の肩を掴む。
ほんの一瞬、苛立ちめいたものが過ぎるが、それはすぐに消えた]
/中メモ/
にんじん入りフレンチトースト
■ 作り方
1 牛乳、卵、砂糖を、すりおろしたにんじんに加えて混ぜる。
2 パンを斜め半分に切り、1.にひたして5〜6分おく。
3 フライパンにバターの半量を入れて溶かし、2.のパンを半量ずつ焼く。
4 器に盛り、好みでメープルシロップをかける。
フランスパンで作ろう
http://www.j-milk.jp/recipes/recipe/8d863s000004f0qs.html
[ぴた、と手が止まる。
その要因はザムエルから声と成って発された部分]
……
[ふる、と頭を振って食事を再開。
カフェオレは得意ではない程度で飲めないこともない。
ホットミルクを出されたら脱兎の勢いだろう]
[ふらつくベアトリーチェの姿に気付いたが、危なげな様子を見送るに留めた]
ま、差し当たっての問題は、薬が持つか持たないか、だな。
[ため息混じりに呟きつつ、温めたミルクを器に入れて]
……手持ちしかない、とかバレたら、絶対やべぇよな……。
[それが知れるのも、時間の問題のような気もしつつ。考えても仕方ない、と割り切って、居間へと戻る]
[ユリアンの無言の様子に首をかしげる]
[さて、何がダメなのだろう]
[固めてみようか、そうしよう]
[もうメニューは決めたらしい]
[もぐもぐと食べて]
あ、いや。 ユリアンさんの事です。
牛乳を飲むとゴロゴロとするからとかの類なら、ホットミルクやカフェオレなら飲めるのではないかと。
ホワイトシチューなどはきっと大丈夫なのだろうから、熱を加えると大丈夫なのではと想像したわけですよ。
[呟くつもりのない言葉が漏れたことを恥ずかしそうに思っている様子で、早口目で喋った]
……、………ああ。
[次いだザムエルの言に、ユリアンは牛乳が嫌いなのかと漸く理解。
早口な様子に、意外な一面を見た気分になり。些か微笑ましく。]
…道理で、……オトフリートが……熱心、だと。
[端目に見えたエーリッヒとオトフリートのやり取りには、そんなに叱られたいんだろうか、などと思った。]
/中メモ/
野菜のミルク寄せ(ゼラチンで固める。見た目、牛乳とは思わないだろう)
カレーライス(まとも)
フルーツグラタン(牛乳とか入ってるけど甘いから大丈夫じゃなかろうか)
[ああなんでこんなに牛乳の話。
言わなきゃバレなかったのかとかなり後悔]
…牛乳そのまんまだとダメ。
別に腹壊すとかはないんだけど…後味がな。
……ホットミルクなんか出したら、泣くぞ。
[結構本気]
[あきれたような顔で、エーリッヒの頭をこつんと手の甲で叩いて]
あなたも何か食べないと駄目でしょう?
[それからユリアンを見て、言葉をきいて]
後味ですか
……美味しい、ね……
[気にせずもくもくと食べる]
…………不思議…だね……、…それは……
[言わなくても、きっとそのうちバレただろう。顔に出さないようにしていたのに、バレた記憶があるから]
いやまあ、そうなんだけど。
[そのつもりで降りてきた訳で。
ただ、色々あったりつい考え事に耽っているうちに、目的がどこかに消えただけとか。
……言っても通用しないのは、百も承知なのだが]
まぁ、後味ってだけじゃないと思うんだけど。
とにかくダメなんだって。
[はぁ、と溜息ひとつ]
…小さい頃にホットミルクの膜をまともに飲んでな。
それから牛乳がまったく飲めなくなったんだ。
[さすがに覚えていないから親に聞いた話だが。
ばつが悪そうにスプーンを口に運んだ]
別に、昨日倒れたのは、病状の悪化じゃないんだけど、な……。
恐らく、あれは、状況への拒否反応……。
だけど。
そんなの、どうやって説明すりゃいいんだよ?
ふむ、トラウマですね……
[首をかしげる]
[膜ならばやはり][大丈夫だろう]
[それからエーリッヒの動きを見ながらも微笑む]
理由はなんであれ、倒れた、というのに変わりはないと思いますけど?
[御馳走様、とスプーンを乗せて、食器を片付けに。ランプはその場に置いて。気怠さや微熱は残るものの、こういう事は自分でやらなければ気が済まない]
[洗い終えると、一旦 洗面所の方へ行き、透明なグラスに入った何かを持って、居間に戻って来る]
[エーリッヒに、僅かばかり呆れたような視線を向けつ]
[オトフリートと、エーリッヒのやりとりにやれやれと苦笑いを漏らし、パンに手を伸ばす。
そのまま囓るとカリッとした表面の歯触りが楽しい。
さらに口に運べば、フレッシュオイルとガーリックのほんのりとした香りが立ち上ってくる。
もう一つ手に取り、今度はチーズを絡めてみると、スープに浸った箇所がややしんなりとし、チーズもほどよく絡んで、そのまま食べるのとは別の触感で舌を楽しませる。]
そっから派生したっつーかなんつーか。
乳製品は一回全滅したんだけどな。
[ごちそうさま、と手を合わせて]
……まだダメなのあるけど、これでも頑張ったんだよ。
[ぼそ、と呟いて食器を片付けに。
水に触れて手が冷えたのか、暖炉の前に陣取って掌を火にかざしている]
そりゃまあ……そう、だけど。
……別に、何も食べないとは言ってないつもりなんだが。
[ぼそぼそと、苦しい反論。左手は相変わらず右肩に]
[ユリアンの言葉をきいて]
それは、偉いですね
[良い子だな、というようなほほえましいような顔で]
[それからエーリッヒを見て]
じゃあ、食べるの忘れたりしないようにしてくださいね?
[にっこり]
[ガラスボウルに浮かんでいるのは、蝋で象られた白い花。その先端に、短い芯。どうやら、アロマキャンドルの一種のようだ。其処には淡い色のビー玉が沈んでおり、窓から差し込む光を受けて煌めいた]
……窓、少し……開ける、ね。
寒いかも……しれない、けど………
[断りを入れてから窓を開け、容器を窓辺に置いて、キャンドルに火を燈す。仄かに甘い香りが漂い始めた。外の風は柔らかく吹いて、焔が消える事は無さそうだった]
[冷たい目で、エーリッヒを一睨み]
[ものすごくあきれたらしい]
[ユリアンは、やっぱり子ども扱いかもしれない]
[ほほえましそうだ]
[窓を開けるイレーネに、うなずいて]
綺麗ですね…
[すっかり空になった食器を前にし、手を合わせごちそうさまと挨拶をする。]
さて……と。
[食器を持って流しへと移り、調理に使った鍋やパンを片付け始めた*]
[冷たい目で睨まれてもなぁ、と思いつつ。
取りあえず、食べないと持たないのは察知しているが、大して食べられないのも承知している訳で。
適量、自分で用意しよう、と立ち上がった所に甘い香りが漂って目を細め]
…………。
[僅か、表情が和らいだ]
……………の、代わりに……ね。
[無意識の呟き。視線は、雪で真白に染められた窓の向こう。
“供える花の代わりに”。
そう聞こえたのは、傍にいた者くらいだろうか。]
[香りに微笑が浮かぶ]
[エーリッヒはやっぱり縛っておいたほうがよかっただろうかと考えつつ]
[一応、成長したんだろうしと放置決定]
[ああ、そうだ、ワインを供えようか]
[暖かな飲み物]
[スープ]
[少し考えて][*目を閉じる*]
[イレーネの声は微かな風に乗って。
けれど、明確には届かない]
[改めて墓標を彫ろうと思っていたんだった。
思い出しはしたけれど、何を彫るかも思い付かず。
今は誰かに聞く気もせず]
[黙って火が爆ぜるのを見ている]
[しばし、その場にたたずむものの、それでまた忘れたら違う意味で生命が危うい。
そんな考えが過ぎったのかなんなのか。
厨房で片づけ中のザムエルに失礼、と声をかけつつ、明らかに成人男性の食事量には不足している食事と、ついでにココアを用意して居間に戻り。
どことなく、ぼんやりとしながら、少しずつ食べ始める。
……器の中に、人参がやたらと多いのは多分、*気のせいじゃないはず*]
[不意に蘇るのは、昨晩 聴いた誰かの歌声。恐らくは、エルザだろうか。明るく可愛らしいマザーグース。
それなのに、彼女が思い出したのは、]
――Who killed Cock robin?
[そんな、詩の一節]
[誰も言い出しはしないが、もう“終わり”だなんて、きっと――無い。寧ろ、あれは始まりで]
[陽は次第に暮れ始め、雲の合間に覗く光は、やがて白を朱に染めて。そうして、ほの暗い夜がやって来るのだろう]
[Who killed――誰が、殺した]
[そう。誰かが殺したのだ]
[寒さの中、外に居た彼らを。
野生の狼たちを操って]
[恐らくは、この中の誰かが]
[ああ、アーベルは怯えてたのかな。
火に温められ、ぼんやりとした頭でそんなことを思う]
[視線が、暖炉の前の男へと向けられる]
……あなたは………どう、思う………?
[主語の無い、問いかけ]
[幼馴染に対して問わなかったのは、ブレーキが掛かったのか]
[彼は、しばらくぼんやりと火を見つめていたが、やがて夢から覚めたように立ち上がる]
着替えてくるね!
[元気に言って二階へ。テーブルの上の人参入りの何かは*見ていないったら見ていない*]
[誰かへと投げられた問い。
振り返れば視線は此方を向いていて、自分への問いと気付く]
…さぁ。
狼の統率の取れ具合からすると、誰かが、とは思うけどな。
[手を後ろにつき、少しだらけた格好。
本当にそんなことを考えているかも怪しいような]
………誰かが……、ね。
[目を伏せる。問題は、“誰が”]
[何時ものように、ランプを膝の上に乗せ、撫ぜて]
…解らない、以上……どうしようも……無い訳、だけど……
そもそも……何が、目的……なのやら…
[自衛団を壊滅させたいだけなら、もう、それは達されている筈。
なのに、ざわつくような、嫌な感覚は収まらない]
目的、か…
[食事目的というのも考えたけれど、それでは狼を使った理由がわからず。
快楽殺人というのも何か違うような気がして]
……でも、もう暫く、続きそうだよな。
[左胸。正確には其処よりもう少し左。
懐に持っているそれが、疼いているような気がした]
[交わされている会話。
それに、思うところはあれども、口にする事はなく、食器を片付けに厨房へ]
……。
[難しい面持ちで食器を片付けた後、居間に戻って窓辺に寄る。
広がる白。それを見つめる瞳は、いつになく厳しいもの]
/中/
つーわけで守護CO?
現状で表に出てない役職って狼側と守護だけだったし。
システムに沿うと快楽が、という点にちょっとだけ引っ掛けてみました。勝手に懐のが守護したくてうずうずしてるという何とも微妙な(笑)
あの時と同じだとしたら。
もしそうなら、誰か、何かの意思が介在している……。
そうだとしたら、俺は、また。
『自分』を失うのか?
この、呪いの痕に狂わされるままに?
/中/
てゆーか皆窓辺好きだな。
窓なんて外気で冷やされてるから周辺寒いだろうに。
風邪悪化させても知らんぞー。
………そう、だね……
[微かに、首を上下させて頷く]
[続くという事は、即ち、]
…………コエ…
[ランプの持ち手を、強く握る。
エーリッヒが動くのには気付いたろうが、視線を動かす事すらなく]
……俺は、俺だ。
つなぎとめてやる……絶対に。
[かすれた呟きには、どこか、冥い決意が込められていたろうか。
そのまま、ぎ、ときつく右肩を掴んで立ち尽くす]
Einschlieslich das Denken halt der Vogel, zu flattern.
Zum blauen Himmel.
Betender Report.
Von mir der morgens hier zum Himmel…
[無意識なのだろうか。
未完の言葉を*小さな声で呟きながら*]
[窓辺へと移るエーリッヒを視線で追うも、声をかけることはなく]
………
[イレーネへ向ける言葉は見付からず。
疼くそれを、自分の体ごと抱き締めたが]
…声?
[耳に引っかかった単語に首を傾げた]
…死の……苦痛、恐怖………
それを、…伝える………コエ……
[まだガーゼの巻かれた儘の右の指先が、ランプをなぞるようにしていたが]
[はっとして、顔を上げる]
…………ううん…、何でも……
[薄く、唇を笑みの形へと変えて]
あはは、牛乳で弄られてるねユリアン…。
マザーグースから派生してるなぁ……意図していなかったんだけども。
表に人が居なかったら発言したんだけど、この状態で出るのはいやなんで…あぁ、居間に居るんだよなぁ…この話し声で起きないのって不自然?
いいか、出来るだけ誰とも絡みたくないし。
[イレーネが云うのは死者の言葉のように思えて。
奇妙さに少し首を傾げる]
[何でも…ない、と云う意味だろうか。
それを聞けば表情は更に不思議そうにはなったが]
…ふぅん?
[追求はしていないような音を声にして。
また、首を傾げた]
…妙な、話に………付き合わせた、ね……
[ユリアンが己を抱いていた様子に、今更ながら、大丈夫かと尋ね]
………私は…、少し、休むよ…
…それでは………
[微笑を浮かべたままに、彼から顔を逸らすと、皆に挨拶をして。階段へと向かう]
『誰かを……以外に、方法は……』
[何事かを思考しつ、*一歩一歩、昇って*]
[ワインを一瓶][用意して]
[すみません、と言って、厨房を借りる]
[カレーを手早く作って]
[牛乳をゼラチンで固め、中に彩り鮮やかな(ニンジンも含)ものを固める][見た目はかまぼこのようだ]
[細かくすったニンジンと、][砂糖などに][切ったフランスパンをつけて焼く]
[フレンチトースト]
[デザートに、フルーツグラタンを]
[お好きなように食べてくださいと厨房と居間で言って]
[できあがったばかりのソレを持って][外へ]
んや、気にすんな。
俺は平気。熱とかあるわけじゃないし。
おやすみな。
[階段に向かうのを手を振って見送り。
姿が見えなくなれば、エーリッヒに一度視線を向けて]
[休まなくて大丈夫なのか?
声には出さず、ただ*考えるだけ*]
─厨房→居間・回想─
[ザムエルが料理をする様は惚れ惚れするように鮮やかだった]
[芳ばしいガーリックの香り]
[食欲を掻き立てそうな酢っぱい匂い]
[>>338ザムエルが挙手を願うと、ブリジットは万歳をした]
[厨房と居間を往復するザムエルを見つめながら、シルクの手触りをまた楽しんでいた]
[用意が出来るとふらふらと居間へと足を運び、やはり逆手でスプーンを持って食べ始めていたけれど、>>357ザムエルの褒め言葉が聞こえると、カクンと首を傾げてわらう]
[美味しくしようとか、どういった料理法であるのだとか、ブリジットは考えていなかったのだけれど]
[褒められた事が滅多になかったブリジットは悪い気持ちを感じなかった]
[ザムエルの真似をして食べてみたりをした事から、ブリジットなりに楽しい食事だったのかもしれない]
[私は自室に閉じこもり、外の気配に気を配る。
相変わらず、狼は遠巻きにしているようだ。
裏でも掘り返せば食べるものには困らないだろう。
そう思うが、ご苦労なことだという思いも同時に感じていた。
暗い室内は相変わらず蝋燭だけで照らされている。
僅かな空気の揺らぎを捕らえ揺れる炎に合わせ部屋の端が明滅する。]
─回想─
[ブリジットの指先は、食事が始まる前にザムエルから結ばれたハンカチで包まれていた。動いても解けないように、指全体に同じ厚さになるようにくるくると巻いて傷口の上ではない所で結ばれた。出血量が少ないのか表面まで血が浮かぶ事はない]
[シルクの心地の楽しみが少しだけ少なくなったのは残念だったけれども、それでもどこか嬉しそうだった]
[食事が終わってからは、イレーネやユリアンの会話に耳を*傾けていた*]
また……降ってきたか。
[今日は風こそはないものの、開け放した鎧戸の向こうに切り取られた空間から白い物が天から落ちてくるのが見える。]
明日はまた、雪が深くなる。
いつまで続くのだろうか、この天気は。
《もちろん事が全て治まるまでだ》
[頭の中で響く言葉に「そうだな……」と言葉を発さずに返す]
あの男……どの道を選ぶのだろうか。
[あの男とは、昨夜訪ねてきたハイリンヒの事だった。
ザムエルが昨夜部屋に戻り、思いを巡らせているとノックの音が一つ。
入ってきた男は、一瞬の溜の後
「コレを置いたのは、貴方ですか?」と述べ、手紙を見せる。
見覚えのないそれを怪訝に思いつつも、心当たりが無くもない事もあり「少々拝見させてください」と応え、手紙を手にする。
確かに自分の筆跡だ。]
〈おまえか?〉
《そうだ、手間が省けたろう》
〈そうだが、一言くらいは言っておけ〉
[事態を把握した私は、ハインリヒに頷き、中央の小さな机へと招く。]
−回想・昨夜、ザムエル居室−
…貴方は、何か知っているので?
[無論、主語は" ヤ ツ ら "のことを指す。
蝋燭の明かりが、ただゆらゆらと揺らめく。]
[どうぞ、と促し、自分は奥の椅子へと掛けた。
ハインリヒが座ったのを確認すると、息を吸い、吐きし、話を切り出した]
では教えて差し上げましょう、事の発端を。
まず、我々が進行している宗教があります。
我々どころか三大宗教に数えられるほどその版図を広げているそれが。
[指を櫓に組み、肘をついて重々しさを演出する]
さて、あなたはどうしてこの教義が広まったのだと思いますか?
[男を見据え低いが通る声で問う]
教えが素晴らしいから広まったのでしょうか?
それとも他に信仰するものがなかったからでしょうか?
あるいは、別に理由があるのか。
如何です。
[椅子を勧められ、机越しに向き合って座った。
その老人の奥底まで見極めようとその目をまっすぐ見つめる。
…発端。
その言葉に躊躇うが、頷いて話を聞きはじめる。]
[意外な切り口からの話題に戸惑いつつも、その問いに答える。]
…何かに縋りたいから…でしょうか?
俺は神様なんざ信じちゃいないが…。
[狼達の群れは集会場の近くにはいないが、視界には何時も映りこんでいる場所に居た]
るる〜るら…
るる〜…るる〜…
[小さく謳うような声]
そうですか。 なかなか良くできたお答えですが、残念ながら違います。
よろしいですか?
その宗教が生まれた当時、それは何処の馬の骨ともしれない者が唱えているだけの新興宗教に過ぎなかった。 それが今のようになるにはどうしたらよいか?
[しばし間を置き、相手が待ちきれないギリギリのタイミングで口を開く]
そう……、現世利益ですよ。
この宗教を信仰するとこんなに役に立ちますよというアピールです。
ただ教えが優れているだけでは大衆は見向きもしません。
何かに縋りたいと言っても、既にそこには昔からの別の心境があったのですから、新興宗教に縋ることもない筈です。
教えが優れている以上に、日々の生活に役に立つ、或いは何らかの脅威に対抗できる手段を提供してくれる。 そういうものが必要……そうは思いませんか。
その為に、治水を行ったり市場を開き雇用を創出したりという手段を取った宗教は枚挙にいとまがありません。
どうでしょうか、歴史を振り返ると心当たりはありますでしょう?
[ザムエルは頷き]
「情けは人の為ならず」です。 ですが、慈善事業は構わないのです。
それは人々の生活に恵みを多少なりとももたらすのに役に立つのですから。
慈善事業ならばね。
では、あの口では綺麗なことを言うヤツラが取った手段とは何であったか。
―二階・個室―
[暫くの間、寝台に寝そべり物思いに耽っていたが、唐突に起き上がった彼女は、荷物を纏め始めた。外に出る、準備を]
……………
[恐らく無駄だ、意味がない]
[そう、頭の何処かで理解してはいるのだが。確認もせずに、諦める事は――最悪の手段に訴える事は、出来なかったから]
[いつの間にか、その老人のまなざしに引き込まれるようにして、自然に軽く身を乗り出していた。
ただ、その目をじっと見て、彼が言葉をつむぐのを待つ。]
[何を][聞かなくても][わかる]
――いいえ
[震える][声が]
[一度、知ってしまった味を]
[手放したくないと思う気持ち][おぞましいと思う気持ち]
[相反して]
[声は、弱い]
[ザムエルは自分が俄に信じられない事を述べようとしているのを自覚して、少々自嘲気味に話を続ける。]
私の調べたところによると、自分たちの手で危機を演出し、自分たちの手で解決するという手段だったのです。
自作自演の茶番劇。 それが人狼騒ぎの本質なのですよ。
[そう言って、傍らの鞄からフィールドノートを取り出し、卓上へと置いた。
ページを来ると、石版の写しらしき図形が記されている]
[緩はゆったりと踊るように月に手を伸ばす]
[もう片方の手は下方へと]
[月へと伸ばした手は顔の方へたらんと]
[冷たい雪が足を冷やしている]
[冷たくて赤くなるけれど、それに大した反応はしていない]
Tell me the tales that to me were so dear,
Long,long ago,Long,long ago
Sing me the songs I delighted to hear,
Long,long ago Long ago
Now you are come,all my grief is removed,
Let me forget that so long you have roved
Let me believe that you love as you lov'd,
Long,long ago,Long ago
Do you remember the path where we met,
Long,long ago,Long,long ago
Ah,yes,you told me you ne'er would forget,
Long,long ago,Long ago
Then to all others my smile you preferr'd,
Love,when you spoke,gave a charm to each word
Still my heart treasures the praises I heard,
Long,long ago,Long ago
教師 オトフリートが「時間を進める」を選択しました
壁|・)o〇(*業務連絡*
次回コミット:1/2 00:00:00を予定。
会話の進行状況によっては、延長も考慮します)
これは、あの宗教が発祥してから第二の聖地となった場所の地下教会にあったものです。
白い森と呼ばれ、その当時守りの加護を与えるための最高の場所だとされておりました。
ですが、実際にはそここそが人狼発祥の地であったわけです。
[図を指し示し]
こちらに、祈祷する僧侶、片方には闇の太陽、その間には獣の頭を持つ人間が描かれています。
こちらの文字は、「我らの力を示す為、我らに仇為す存在を手に入れる為、、汝らと契約を結ぶ」 そう言う意味です。
他にも史料はあるのですが、これが一番はっきりしたものでしょう。
…自作、自演…?
[一瞬理解できず、ただその言葉を口の中で繰り返した。]
…ちょっと待て、そりゃどういう…。
[ヤツらに人々を襲わせ、それを退治して恩を売る。
そうすれば、何も知らぬ人々は、救われたと思い込む…。
…そのために…??
ぐるぐるとまとまりきらない思考と感情。
目の前に置かれたノートに、その視線を移す。]
その通りです。
ヤツラは闇の眷属と契約を交わし、自分たちで何とかなる程度の脅威を作り出しました。
恐怖感を演出するために最適の異形をね。
自分と同じ姿形ではあるが異形。 異形とは言っても、圧倒的な力を持っていてはいけない。 御しきれませんからね。
人間に倍する筋力を持ち、場合によっては牙のような犬歯や、硬い爪を持つかもしれませんが、それは個体差があるようです。
人狼と名付けられた異形と、我らと違うのは基本的にそれだけです。
ですが、それが普段は我々と同じ格好をして隣に潜んでいるかもしれないとすると……、如何です。 経験済みのあなたにはそれがどういうものだかお判りでしょう。
―集会所・裏―
[誰か、居る。そう理解して、一瞬身構えるも。
月明りの下、照らし出された人物が幼馴染だと理解した瞬間、歩みが止まった]
……………
[何でこう、タイミング悪く。踵を返して、立ち去りたくなった]
[が、多分、既に遅い。]
[息を吐き出し、ハインリヒの反応を注意深く見守る]
いきなり聞いても信じられないでしょうね。
ただ、教会がそれに対抗するための手段を行使して成果を上げたと言う事は確かであり、これは人狼という言葉こそ有りませんが、歴史書にも掲っていることです。
ただし、そちらでは、突如現れた猛獣を教会の遣いが制したと、ただそれだけにそぎ落とされていますが。
―集会所 裏―
…………イレーネ?
[深い物思いに沈んでいたからか、少し言葉が出るのは遅かったものの]
[逃がすほど遅くはないはずで]
[微笑を浮かべなおす]
熱は下がりました?
…つまり、ヤツらは……そいつらが?
[脳裏を過ぎるのは、今まで幾つも見てきた無残な死体。
連続猟奇殺人事件の被害者たち、目の前で殺され貪り喰われた相方、…そして、恩師とも言える元上司。
…彼らは、そんなことの為に?]
Tell me the tales that to me were so dear,
Long,long ago,Long,long ago
Sing me the songs I delighted to hear,
Long,long ago Long ago
Now you are come,all my grief is removed,
Let me forget that so long you have roved
Let me believe that you love as you lov'd,
Long,long ago,Long ago
Do you remember the path where we met,
Long,long ago,Long,long ago
Ah,yes,you told me you ne'er would forget,
Long,long ago,Long ago
Then to all others my smile you preferr'd,
Love,when you spoke,gave a charm to each word
Still my heart treasures the praises I heard,
Long,long ago,Long ago
[額に手を当てて、溜息。白く広がって]
[ちなみに、下がってなんている筈はなかった]
………まあ……
[どうしようか。対処法が思い浮かばない]
そう言うことですが、今までの説明ではそうかもしれないとだけに留まります。
その資料だって、教会とは別の組織が行ったことの記録だと言っても通らないこともありません。
事実当時の上層部では大多数はそれを信じていたそうですから。
ここで疑問となるのが、何故ヤツラ……そう、教会のみが人狼に対抗し得たのか。
そこですよ。
他の何者も対抗することの出来ない異形に唯一対抗できる存在であることによって、今の状態を得た。 しかし、何故教会のみが?
それは疑問ではありませんか?
[イレーネの様子に、直っていないと判断する]
[考えていたことよりも、まずはそちら]
[微笑んで]
下がってないんですね?
……外に出たいなら、せめて上着くらい、きちんと着てください
また、あなたが力を行使する際、人間を占えばやや脱力を、占った結果が人狼であれば昂揚を感じはしていませんでしたか?
さらに、人狼を仕留められたときは、その姿が人間と同じものであることに多少のためらいも感じつつも、同時に至福も感じていた筈ではありませんか?
……勿論、憚られる感情だとは思いますが、隠すことはありませんよ。
らら…る…らら…るる〜…
[エルザの姿を振り返り振り返りしながら]
[丁度集会場の裏手へと歩いてゆく]
[集会場を一周するつもりらしい]
─一階・居間─
……キレイな、声だな。
[こちらに会釈し、それから、外へ視線を向けるエルザにぽつりと呟くように言って。
それから、自分もまた、外へ視線を向ける]
にしても、寒いのに……よく、外に出れるよな……。
[人の事は言えないはずだが。多分、きっと]
[何故彼らだけが、ヤツらを…。
…そう問われて、明確な答えが胸の中に浮かぶ。
認めたくはないが、一番しっくり来る答え。]
…まさか……、
[無意識に左手は、胸の古傷に触れる。
何故自分のような存在が居るのか…その唯一の答え。
勘付いては居たが、聞くのが怖かった。
…それは今までの己の生き方すら否定する事だから。]
外……、様子、…見ようと………思って…
[視線を逸らしつつ。]
………自衛団は、半壊滅…状態……
…現状、見張りは…いない……訳、だし……
[問題は、狼の存在で――それを、確認しようとした訳で]
……
[何だか肯定するような気配だった]
[緩の思考は]
[狼のそれではない]
もらえなかった…欲しい
[るる〜とうたうように紡ぎながら近づいてくるようだった]
歌姫 エルザは、宝石商 ザムエル を投票先に選びました。
歌姫 エルザが「時間を進める」を選択しました
どうでしょうね、状況証拠では幾ら調べても堀までは埋まっても、本丸は落とせません。
限りなく黒に近いが、客観的には教会はグレーなのです。
ですが、あなたは行動を起こしたときに神の教えに触れた時と似たような感情が沸き上がっていた筈です。
それこそが、体感したものしか分からない証拠ではないでしょうか。
…確かに……。
[認めたくはない、だが…
初めてヤツらの正体を見抜いた日の事。
追い詰め、射殺した時の事。
…そして、幾度も自分の窮地を救い、共に朝を迎えられたことを喜んでくれた…相方。
…それも、それもすべて…?]
上着を着なくて良い理由にはならないと思いますけれど?
[微笑んで]
[すっと、自分の上着を脱いで]
これ、着ててください
[イレーネに近づいて、背中にかける]
厨房に、フルーツグラタンが作ってありますよ
[微笑み]
あとで、一緒に食べましょう?
[近づいてきているのには気付いているようだ]
人狼騒ぎが発生するための条件は、場所、人、時の三つです。
ひとつは、周囲の人数が御しきれる程少人数であること。
加えて、外へ向かうことが出来ない半、もしくは完全な閉鎖空間であること。
これは場所の条件。
ひとつは、周辺に教会の手が掛かった者、特に共有、若しくは聖痕と言った、彼らをアピールする存在がいること。 また、占いの力を持つ者も欠かせません。
また、契約で縛られた人狼が最低1体存在していること。
これが人の条件。
最後に、
その状態で満月の夜を迎えることです。
[上着を忘れていたのは、確かにミスで。誰にも気付かれないうちに、という焦りがあったのだろう]
…オトフリートも、…寒い、だろうに……
[むぅ、と眉を寄せる。それでも、ごめん、と小さく謝罪]
………たとえ、……狼が…いなくなって、いて……
家に……帰れたと、しても……
…きっと、何の解決にも……ならない、んだろうけど、…ね。
[かけられた上着を掻き寄せつ、呟く]
…ありがとう。
[エーリッヒの呟きを聞き小さく返して。
そのまま窓の外を見ながら]
本当に…寒いと思うのだけど…
[そういってふと気付き]
あなたは大丈夫なの?
まだ顔色が良くないみたいだけど…
この条件が揃いし時、人狼は初めて人を殺める。
そのような契約を交わしているのです、本来ならば。
それとは別に契約に縛られない人狼も存在します。
これは、人狼騒ぎという恐怖をアピールするためには欠かせません。
契約に縛られない人狼が脅威の存在をアピールし、契約に縛られた演出によって教会がその力を誇示するわけです。
これはただの茶番ではなく、命を賭けた茶番だというのが重要なのです。
危機感が大きいほどに、それを解決したときの評価は上がるのですから。
気にしないでください
[苦笑して]
体調不良なのにそういう薄着で出てきたことは後でしっかり怒りますから覚悟しましょうね。
[それから]
そう、でしょうか
[と呟いたとき、姿が見えて]
こんばんは、ブリジット。寒くないですか?
─集会場・裏─
[やがてエルザの顔は消えて]
[裏手へと辿りつく]
るる〜…るるる〜る…るる〜ら、ら…
[オトフリートとイリーネの姿が見えた]
[何か話し合っているようだけれど]
[お互いを労わりあっている姿のように見えた]
[オトフリートから声をかけられて、小首を傾げるように]
寝込んでふらふらしてる時とかも、ぼんやり聞こえてた。
気持ち、静まるな、聴いてると。
[結構、助かってる、と微笑んで]
体調はだいぶ落ち着いてる。
発作が起きなきゃ、いつもこんな感じかな?
……一部の心配性は、過剰に騒いでくださいますが。
ですが、命を掛けると言うことは、それにそこまでの価値を感じさせる必要がある。
布教対象に対しては命の危機だけで良いでしょうが、教会の者はわざわざその身を危険に投じるわけですからね。
そこで、占い、霊能、聖痕、共有、共鳴、守護の存在を対抗する力として同時に作り出す際、そこに毒を仕込んだ。
…場所、人、時……
[その言葉をかみ締めるように繰り返す。
あの連続殺人事件も、倉庫街にに犯人が逃げ込んだとの情報で、区域封鎖後に捜査をはじめてから酷くなったんじゃなかったか?
条件が揃う…それはつまり…]
…俺が……、俺が来たから条件が揃っちまった…そういう事…か?
…………遠慮する…
[叱られるのはもう御免、と言いたげに。]
[ブリジットの名が紡がれ、俯かせていた顔を上げる。歌声に気が付いたのも、漸く。大分注意力が下がっているなと、今更に思う]
―集会所裏―
[ブリジットが首を傾げるのに、小さく困ったような微笑を浮かべ]
寒くないかと思ったのですけれど
冷たく、ないですか?
[心配そうに]
[そしてイレーネには、遠慮なさらずと微笑んで]
[ハインリヒの肩に手を伸ばし]
いや、そう悲観なさることはないですよ。
あなたのせいでは決してあり得ません。
条件は一つが掛けただけでもいけませんし、あなたよりも後に集まった者だっているのです。
そんなに遠慮しなくていいんですよ
[イレーネに言いながら、微笑んで]
……月、きれいですね
[ブリジットの指差す方向を見て、目を細める]
[視線を戻す]
[黒い影]
[低い位置に]
また、あなたが時が満ちるまでにこの場を去っていたとしても、今度は別の占い師がここに来ていたでしょう。
三拍子揃うとはそう言うことです。
それなら少しは役に立っているのかしら…?
少しでも気持ちが安らぐなら良いのだけど。
[そういって微笑んで]
落ち着いているのなら良いけれど…。
それだけあなたを大事に思っているという事でしょう?
世話焼きは…性格かもしれないけど。
[誰のことかは明言は避けて]
………戻る?
[つめたい、との言葉に。]
[万が一にでも、自分以外の人間に、危険が及ぶのは嫌だと思って――けれど、つい、二人に釣られて月を見上げようとした瞬間、
影。
動きが止まる]
…どっちにしろ避けれなかったっつー事か。
[来なきゃ良かったというのは、結局逃げに過ぎない。
自分だけ巻き込まれずに済んでも、結果が同じなのならば。]
[遠くて見えないらしく]
[やはり目は悪いのだろう]
[ブリジットの方に歩いて]
[イレーネの様子に首をかしげ]
[近づいて、だんだん形がはっきりしてくる]
[あれは……狼?]
多いに助けられてますが、何か?
[くす、と笑って、軽い口調で]
……以前も、ね。
すごく歌の巧いヤツがいて……そいつに救われてた。
何ていうのかな、上手く言えないけど。
想いのこもった歌っていうのは……人に、優しいんだと思う。
[ふと遠い目をして言ってから。
大事に、という言葉に、苦笑]
そう、なのかな……いや、そうなんだろうけど。
……怖いんだよな、少し。
さて、話しを戻して、毒とは何かと言う事ですが。
それは、人狼騒ぎを真に迫った物として演出するに相応しい行動には甘美を、そうでない行動には苦痛を。
これこそが毒です。
解決に導く行動とそうでない行動に賞罰を与えるのではなく、あくまでも、演出として上出来ならば。 あるいは、その演出を行うために必要な行動という観点で賞罰を与える。
如何です、茶番でしょう?
[――迷いは一瞬]
[ソレが何かを認識して、]
[オトフリートより早く、]
[駆け出す]
[ランプが地に転がる]
[ブリジットを庇うように抱き寄せ]
[影が迫るのを、何処か遠くの出来事のように見て]
ひっ…やっ!!!!離して!!!!!!!
やぁぁぁ!やぁ…やだ…やだやだやだ!
[突然の事にブリジットは叫び出した]
[後方の脅威よりも]
[イレーネの腕の中に抱き寄せられた事に]
[恐慌をきたす]
占い結果で人狼という判定が出れば人狼を見分ける能力があるというアピールになる。
故に甘露をその喉に。
人狼を殺害した場合も同様。
ですが、程度の差こそあれ、人間を殺害したとて一種の昂揚を感じていた筈です、後での落胆という差はあるにしても。
イレーネ!
[走り出したイレーネをとめようと手を伸ばすも、]
[それは遅く、]
[何でああも早く走れるのか]
[そんなことを考えたか、考えられなかったか]
[走る]
[その瞬間、ブリジットの口唇から、悲鳴]
[狼も来る]
[腕を、つかむ][イレーネごと、二人を、引く]
やぁぁぁぁぁぁ
[叫びに反応したのか]
[狼はじりじりとつめていた距離を一気に詰めて]
[ブリジットとイレーネに襲いかかった]
[昨日、見たのと似た光景]
[白の中、散るあか]
[片腕が、その色に染まる]
[異なるのは、その感覚が実感出来る事]
[オトフリートに引き寄せられ]
[影は、すぐさま離れた]
[恐らくは、警告]
[今は、本気で殺す気は無いのだろう]
[ブリジットの恐慌状態に気付いたのは、その後]
[エーリッヒの言葉に少し戸惑いを感じて。
歌うことは仕事で、誰かを助けていると言う自覚はなかったから]
私は…皆が少しでも安らいだ気持ちになれれば、って。
それだけで…
でも、歌うことが誰かの力になれるなら嬉しいわね…
[そう呟いて、続いた言葉に少し首を傾げる]
…怖い?心配されることが?
[もう二度と力は使いたくないと、辞表を出した日の事。
傷口から感染するかもしれないとの話に、怯えて暮らした日々。
彼からの手紙を読んで、何故か行かなければ行けないと思ったのも…
全てがその為に?]
やぁ…嫌ぁぁぁぁぁぁぁ
[ゆっくりと抱き寄せられたのであれば]
[こんなに叫ばなかったのだろう]
[急な行動に]
[緩はパニックに陥った]
いや、落ち着いてください。
既に教会からは人狼に関わる一切は失われてます。
あの10年戦争で第二の聖地を放棄した。
その時に、これ幸いと人狼に関する一切も放棄したのですよ。
人狼に脅威の快復力と、人に倍する力があるとは言っても、今の技術で対抗できないこともないし、本性を表していないときには只の人間です。
また条件を満たす事は作為がなければ滅多にはありません。
解き放つことにさして抵抗は感じなかったでしょう。
[ぎ、と唇を噛む。
何か起きた。
『記憶』と現実がクロスする。
微かな疼きが、右肩に走る。
それでも、今は]
『落ち着け。苛立ちは……自分を追い込むだけだ』
[そう考えて、自制しようと試みる]
―居間―
[一匹の機械犬が階段をとことこ降りてくる。
昨日までと角張ったデザインと違い、柔らかい曲線的なボディを持つ機械犬は、音静かに居間に降り立ち、暖炉の前のクッションにダイブ]
[狼]
[遠くに走り去って、再び影となってしまった獣]
[イレーネの血が点々と白い雪の中に散っていた]
[イレーネから離れると、バタバタと走って集会場の壁まで辿りつき、壁を背にして座り込む]
[イレーネの方を向きながら、体を抱きかかえた]
イレーネっ
[さっと、狼と少女の間に、割り込む]
[スコップは、確かすぐそばに]
[狼を見据える]
早く逃げてください
[目を合わせていれば、向こうも、そうそう動けないだろう]
[口だけを動かす]
野に放たれた人狼はや、役職者の種を持つ者はひっそりと人々に紛れて暮らすようになったと聞いています。
ですが、たまに条件が成立してしまい、そう言う時は生き延びるために仕方なく人を殺すのだと。
これは以前の騒ぎの時に、人狼自身から聞き出したのですから、まず確かでしょう。
[はあ、と大きく息を吐いた。
平静を保つのは難しいけれど。
『自分を繋ぎ止める』ためにも、落ち着こう、と]
……心配されるのが怖いんじゃない。
『死なれる』のが、怖いんだ。
[先ほどの叫びに驚いた様子で外を見つめるエルザの疑問に、静かに答えて。
きつく、右の肩を左手で掴んだ]
緩、おちついて。
大丈夫ですから、大丈夫。落ち着いて。
こわいことなんて、ありません。
だから、
[安心させるように]
[窓の外に目を向けても何も見えず]
いったい何があったの?
[ふと見ればエーリッヒが悲痛な表情を浮かべていて]
エーリッヒ…あなた、大丈夫なの?
[と問いかけるもそれ以上は何も出来ずに]
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を能力(占う)の対象に選びました。
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
教会は、人狼を放棄しましたが、人狼騒ぎというシステムだけが生き残っているのです。
おもちゃの後片付けをしてない。
それこそが、教会の為した悪であると言って良いでしょう。
[幾度か咳き込んで、雪の中から身を起こす。
視線の先に、オトフリートの姿。声に気づくのは、やはり数瞬遅れて]
[その時には、既に狼の姿は無く]
人狼を作り出したこと、それも問題でしょう。
また、その為に多数の犠牲を作り出したことも問題です。
上陸戦となってしまった戦争のように、非戦闘員をまきこんでおりますから。
…だが、現に…
俺達はヤツらに対抗できる存在として、集められ、訓練され、ヤツらの殲滅の為に送り込まれてきた。
表向きは政府の役人としてな。
教会とやらが放棄しても、結局それを見つけ出した奴らが良い様に利用してるってぇこった。
…終わっちゃ居ないんだ、結局。
だが、それは全て過去の事であり、第二の聖地を放棄する際にある程度の精算は済んでおります。
今に繋がるヤツラの罪は、人狼という悲劇を生むおもちゃを出しっぱなしにしたこと。
それなのですよ。
[機械犬の後から少女も部屋から出てきた。
人が思ったよりも少なく、そして目の前のエーリッヒとエルザの深刻そうな様子に首を傾げながらも]
……エーリッヒさん、どうかされたんですか?
[自分と同じ髪の色の青年の顔色が悪いのを見て尋ねる]
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を能力(占う)の対象に選びました。
ん……大丈夫だ。
信じにくいかもしれないけど。
[大丈夫、という問いには、息を吐きつつ頷き。
もう一つの疑問には、ふと、遠い目をして]
……俺は、いつも、置いてかれる側みたいだから、ね……。
[小さな声で、呟いて]
[転がった荷物もランプも拾わぬまま。
流れ落ちる緋色も気にせずに、立ち上がって]
[わらう少女へと視線を向ける]
………ブリジット……
[掠れた声で名を呼んで。
それすら逆効果だろうかとは思うも。他にどうしたらいいかは解らず]
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、職人見習い ユリアン を能力(占う)の対象に選びました。
[ベアトリーチェの呼びかけに、ゆっくりとそちらを振り返り]
ん、いや……なんでもない。俺は、大丈夫。
[それから、窓の外へ視線を向けて]
俺よりも、外で何が起きたか、の方が大事のような気がするんだが……。
人狼を何とかしてもその場しのぎなのです。
人狼騒ぎというシステムを止めない限りはね。
ここを生き延びることが出来たら、システム自体を破壊しに行きますか?
ただし、今まで私が調べてもその方法は判りませんでしたとだけは。
闇に埋もれた秘密を引っかき回すために、宝石に関わったり、政治屋として働いたりとしてきたわけですが、それで得た地位や財をもってさえ判らなかったのです。
[居間にやってきたベアトリーチェ気付き]
こんばんは。
[と声を掛けて]
[大丈夫と言う言葉は俄かに信じ難かったけれど、本人にしかわからぬ事と思い。
その先の言葉にはどう答えるべきか考えて]
置いて…?いつも…?
[だけど結局それ以上何も言えずに]
或いは……システムを利用しますか?
自身の命を守り、騒ぎの中から自分の利になる物を掠め取る。
それもまた道でしょう。
もしくは、システムに殉じるというのも有りでしょう。
ギュンターがそうでした。
彼は天に召されましたが、至福の中で逝ったことでしょう。
私は彼がその道を選ぶ時に止めたのですが、すっかり偽りの感情に引き込まれ切ってましたよ。
[幾許かの時、沈黙が流れ…。]
…仇を討ちたい、それだけだ。
[小さく、一言告げる。
ひよっこ同然の新米だった自分を、一人前になるまで育ててくれた元上司。
常に傍に在り、最後は自分の身すら盾にして自分を守りきった相方。
彼らを死に追いやったヤツらを滅ぼすためなら…
だが、この気持ちすらも…もしかしたら。]
[何もしない、という言葉も、遠かっただろうか。]
…ごめん、………ブリジット。
………あなたには、…怖い事、だった……んだ、ね。
[痛みに僅か眉を顰め、その場にしゃがんで]
それとも、また別の道を探しますか?
[しばしの沈黙が流れた。
私はハインリヒの迷いを見て取り、ふっと息を吐き出す]
なに、今すぐに決める必要はありません。
>>514
[少女はエーリッヒの返事を聞き、彼を一瞥して]
顔色を見るかぎり、血流が滞っていますね。
これは余り良い状態ではありません。
コンディションが整ってないと、作業効率が低下しますので、休憩しながら仕事を行うことをお薦めします。
……外?外で何かあったのですか?
いつもいる方々の姿が見えませんが?
[少女は窓のほうを見る。夜の帳が降りていて何も見えない]
そう、いつも。
動こうとすれば、何かに絡めとられる。
……逃げることも、できしやしないんだ。
[ふ、と息を吐く。口元には、僅か、自嘲の笑み]
[ベアトリーチェの論理的な言葉に、苦笑を浮かべ]
……いや、これでも俺としてはいい方なんだけど。
外……わからないが。
何かあったのは間違いないと思う……。
[見に行く体力はあるか否か。ある、と言えない身体が、微妙に恨めしく]
…あなたは恐れているのね…また、誰かがあなたを置いていくのでは無いか、と…
[だけどそれは自分にはどうすることも出来なくて。
また、窓の外に目を向けてそっと歌いだす。
少しでも、安らげるように、と]
Amazing Grace! How sweet the sound
That saved a wretch like me!
I once was lost, but now am found;
Was blind, but now I see.
'Twas grace that taught my heart to fear,
And Grace my fears relieved;
How precious did that grace appear,
The hour I first believed……
Through many dangers, toils and snares,
I have already come;
'Tis grace hath brought me safe thus far,
And grace will lead me home.
The Lord has promised good to me,
His Word my hope secures;
He will my Shield and Portion be,
As long as life endures.
Yea, when this flesh and heart shall fail,
And mortal life shall cease,
I shall possess, within the veil,
A life of joy and peace.
The earth shall soon dissolve like snow,
The sun forbear to shine;
But God, Who called me here below,
Shall be forever mine.
…システムに飲まれちまった…そういうことか。
[額を押さえて、数度頭を振った。
怖い。
己の感情が、何処まで本当に自分のモノなのか、全く自信がもてない。
コレすらも全て…望みのまま、に?]
When we've been there ten thousand years,
Bright shining as the sun,
We've no less days to sing God's praise,
Than when we'd first begun.
表の続き。
結構長い歌だった…(途中までしか知らなかった人)
そういう事……なんだろうな。
[エルザの言葉に小さく呟いて。
紡がれる、静かな歌に気を鎮めようと。
それでも、先ほど聞こえた声の招いたざわめきは、消えそうになくて]
……私を、嫌っても……いい、よ………
[慣れているから、と呟いて]
でも、……外は…、寒い…から………
………中に、入って?
…きっと、エーリッヒや………ベアトリーチェも、いる、から…
[その場から動かずに――動けずに]
[先程の狼のものなのか]
[遠吠えが一つ、二つ、三つと増えていく]
[寒さも夜が深まるにつれて強くなってきた]
[ブリジットはエルザの歌声がどこからか聞こえてきたので、目の前にイレーネがいる事も半分忘れて周りを見回した]
[物心付いたとき、すでに父はいなかった。
遠い村で事件に巻き込まれて死んだのだと母に聞いた]
[その母は8歳のときに死んだ。
女手ひとつで自分を育てた負担からだったのか。
村人が気付いたときにはすでに手遅れだった]
[母が息を引き取る間際、ひとつの木を渡された。
真っ赤に染まっている木には幾つもの花が彫り込まれ、継ぎ目があった]
『誰かを護る為にしか使えないわ』
[この木が父の形見だと言った後、母はそう付け足した]
『護りなさい。貴方の力の限りに』
[それが、最期の言葉だった]
[少女はまじまじとエーリッヒを見る]
それで「調子がいい」のか……。
まあ、あたしがどうこう言っても詮無きことだな。
貴方には他に心配してくれる人がいるのだから。
誰が外にいるの……
[質問しようとしていたが、少女はエルザの歌声に口を閉ざす。そして静かに目を閉じる]
[機械犬は白猫にじゃれついて嫌がられている]
―居間・暖炉前―
[思考の中から、いつの間にか眠りの内に落ちていた]
[引き戻したのはエルザの歌声。
聞き覚えのある――確かそれは11年前に聞いた――歌]
……んぁ?
[零れた声は随分間抜けだった]
[心配する人がいる、と言われれば、やはり浮かぶのは苦笑で]
……その、『心配をする』連中は、俺も心配なんだよな。
[だから、と呟き。
後で何を言われるのかは、覚悟の上で]
……いよっ、と!
[唐突に窓枠によじ登り、外へと飛び出した。
どこが病人なんだと突っ込まれれば、多分、笑顔になったはず]
/中/
あ、さっきの回想独り言文章不足発見。
木の説明…まぁいっか。
表で話せるときがあるだろ。
つって今日死んだらちょうせつない(笑)
[着地は無事、成功。
発作さえ起きなければ、身体能力は人並みにある。
外に出れば、感じるのは、獣の気配]
……御丁寧に……同じ、状況かよ。
[苛立ちを込めて吐き捨てつつ、声の聞こえた方へ、ゆっくりと歩いて行く]
─…→集会場・裏─
[ぱさり、と窓辺に雪の落ちる音。
伏せていた目をようやく上げ、席を立つ。]
…夜分遅くお邪魔しました。
こんな時間までつき合わせてしまってすいません。
[老人の目を見れぬまま、形式的な挨拶を述べ…部屋を出て行く。]
そう言うことです。
保身を図り、利用するだけするのが一番賢いですよ。
その次は身を任せること。
一番おろかなのがシステムに挑戦することです。
そも、闇の眷属としか判っていない存在を見つけることからして困難。
見つけたとしても、契約解除の方法が判るかはまた別の話。
されに、その条件が至難の物だとしたら……。
これは見果てぬ夢。
[寒さが増してきた上に、狼の遠吠えは益々強く聞こえて来て。此処にいてはいけない、という危険を知らせる。周囲を警戒していた、オトフリートの顔が険しくなる]
[全く持って。慣れない事はするものじゃない、と思う]
…ブリジットを、掴まえない…傷つけない…何も、しない…
[そう呟く声は、呪文のように。
雪を掴んで、立ち上がろうと。あかが広がっていくのには構わず]
>>583
[静かに堪能していた歌声を気合いの声に遮られて、思わず目を開けた少女の視界には窓から出ていくエーリッヒの姿が]
……元気ですね。
あまり無理をしすぎるとあとで反動きますよ、とここで言っても聞こえないでしょうが。
N903i、あまりやりすぎると猫に嫌われるぞ。
[少女はエーリッヒの後に座り直し、機械犬をよぶ。
犬はわふわふ言いながら、製作者の足元にくる]
[エルザの声に振り返り]
…おはよ?
[と首を傾げたところに目に入った、窓から飛び出すエーリッヒの姿]
…いきなり動いたら倒れねぇ?
[呟くも、相手に届くはずも無く]
[目を瞑り、独り言のように呟く。
既に、ハインリヒの言葉は耳に入っていなかったようだ。
目を開けるとそこには彼の姿は消えていた。]
[意識を集中する。ゆっくり、歩みを進める。
獣の気配は感じるが、それは意識の片隅へ止めるのみ]
あの時と同じなら、奴ら、牽制以外は仕掛けてこねぇはず……。
[そんな呟きをもらしつつ、ゆっくりと歩みを進め。
裏口近辺の状態に、わずか、眉を寄せた]
……何してんだよ……っとに。
[絶対、10倍以上になって返って来るであろう言葉を、ため息と共に投げ]
[機械犬がとことこと自分のところへやってきて。
唐突に脚に噛み付いた]
……おーい?
[寝起きで呆けているのと痛みが殆どない所為からか、やはりぼんやりとした様子で機械犬に声をかけて首を傾げる]
何、してる……の、かな……
[そちらこそ、と投げ返す声には、僅かに安堵の響きが含まれて]
…まあ………、いいか……
………悪い、けど……
ブリジット…、お願い、…出来る……?
[目線を向けて、指し示す]
[二人のことを気にしながら、狼を警戒している]
[そこにやってきたエーリッヒ]
あなたも何してるんですか!
[思わず怒った後、]
イレーネ、ブリジット、部屋に入ってください
エーリッヒも
[まだこないでしょうから、先に入ってください、と]
[ゆるりとした動作で立ち上がり、蝋燭の火を消すと辺りが一瞬暗黒に包まれ、やがてじわっと黒い輪郭が細い光に浮かび上がってくる。
これが、昨夜の一部始終。]
くけけけっ。結局はギュンターと同じ道を歩む事になるかもな。
〈まぁ、そう言うな。 ……では、後は任せよう。〉
[暗闇に浮かぶは闇の中にこそ相応しい姿。 それは、闇に溶け込んだまま集会場からそっと抜け脱した]
[エルザの称賛に少女も万更ではないようだ]
ああ。今度のN903iは完全防水だからまた雪の中を駆け回っても壊れることはないだろう。
あと、少し柔らかい素材で仕上げたから、抱き心地が格段にアップしている。
おやおや。
[少女は機械犬に噛まれているユリアンを見て笑った。
人間には怪我させない設計だから安心なのだ]
[完全に予想通りの反応に、やれやれ、とため息をついて]
て、いうか、ったく……。
お前らな。俺がお前ら心配してないとか、まさか思ってねぇだろーな?
[陽光の色の髪をがじがじ、と掻いて。
イレーネの言葉に、ブリジットを見やる]
……わかったから……早く入って、手当てしてくれ。
[ズボンを食んだままで首を傾げる機械犬の口を開けさせ、自分の脚を引き抜く。
抱きかかえればぽふぽふと頭を撫でた]
…あ、気持ちいいかも。
[ぽふぽふぽふぽふ]
[機械犬がユリアンの元に行き噛み付くのを見て]
気に入られたのかしらね?
[とくすくすと笑って。
ベアトリーチェの説明に目を丸くする]
凄いわねぇ…。
それなら一緒に外に散歩とかにも行けそうね。
[旅のお供に出来たら面白そうとも思うけど、壊れた時が大変だと]
[その後、部屋に戻るも寝付けずに居た。
いくら考えても堂々巡りな思考。]
…フリッツ…お前はどうだったんだ?
[今は亡き相方の名を呼ぶも…答えが戻ってくるはずはなかった。]
思っていませんけどね
[エーリッヒに言いつつ]
あなたの体調不良も心配です。また倒れたら知りませんよ
[それから、]
三人とも中に入ってください
[ブリジットがおびえているから][イレーネと二人きりではいかせたくなくて]
怒ったのはエーリッヒに対してです。
それに……みんな、緩のことを、心配しているんです
[だから、中に入って? と微笑む]
その子を観察して、長所をいろいろ取り入れたからな。
足先にある「肉球」という部位は特に触り心地に自信があるぞ。まあ、その子には負けるがな。
[白猫を見ながら、少女はユリアンの反応に満足]
[機械犬はユリアンに撫でられ、喉をごろごろ言わせている]
思ってる、とか言ったら、さすがに怒るぜ……?
[二人、それぞれの返事にぽつり、呟き]
ん……そうかな?
[ブリジットの指摘に、少しだけ困ったように笑う。小さな変化に敏感なんだな、と思いながら]
それより、ほら、中に入ろうぜ?
ここは、寒いから。
[気に入られた、というエルザの言葉にまた首傾げ]
んー…あんま犬には好かれないんだけどなぁ。
お前は特別なのか?
[喉を鳴らす機械犬の頭を撫でながら、その鼻先に顔を近付けるようにして覗き込む]
[肉球、と聞いて左前脚をちょっと握ってみた。
ぷに。…気持ち良い。ぷにぷに]
[膝を突いた姿勢からゆっくりと立ち上がり、ブリジットの頭を軽く、撫でてから。
裏口の方へ行こう、と促す]
『それにしても、なんていうか……』
[色々と、思うことはあるけれど、取りあえず今のうちは飲み込んだ]
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
[「散歩」という単語になにやら少女は思いついた様で]
多少の時間なら外に散歩に出かけても大丈夫だろう。
そろそろ環境耐久テストをしないといけないからな。
そうだ。自衛団の許可が出たら、散歩テストに一緒に同行してくれないか?
あたしは生きた犬を見たことがないから、見たことのある人の意見が聞きたい。
……自衛団が外出許可してくれるかどうかは謎だが。
[犬が好きそうなエルザに提案してみる]
小説家 ブリジットは、ランプ屋 イレーネ を能力(襲う)の対象に選びました。
小説家 ブリジットは、少女 ベアトリーチェ を能力(襲う)の対象に選びました。
/中/
……666pt……。
ここで寸止めしたのは、初めてかも。
いやそれはそれとして、これ、00:00:00更新でいいのか?
いや、それ以前に吊り先ーっ!
……いやもう、凄く難しいんですけどorz
[ベアトリーチェの視線にあわせて白猫を見て]
そうね…やっぱり本物には敵わないかもしれないわね。
でも、充分な出来みたいだけど。
[とユリアンを見て。
犬には好かれない、と聞き]
そうなの?懐かれそうな感じがするけれど…?
[機械犬が懐くのを見れば、やはり少し違うのだろうか?と思案して]
[気が付くと、既に日は落ちており、明かりをつけるのすら忘れた部屋には雪明りと月明かりしか光源はなく。]
…ったく、ざまぁねぇな…。
[よろりとベッドから身を起こすと、鏡台に浮かび上がる情けない姿。
歩み寄り、一発そいつを軽く小突くと、部屋を出て階下へと。]
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
[オトフリートの言葉に、一つ、頷く。
イレーネの怪我が気になるが、こちらを落ち着けるまでは動きそうにないな、と思い、集会場の中へ。
つきり。
そんな感じで、右肩が疼いたが、その痛みは押さえ込んだ]
[ぎゅっと、手のひらを握る]
[一応、スコップをと、]
[握る]
[強く]
[一度三人を見た目は、すぐに外に向けられる]
[閉じて、][開いて]
[ぱたん]
[オトフリートとイレーネを残して扉は閉じられた]
[二人が労わりあう姿が、薄っすらと思い浮かんでいた]
[エーリッヒを見上げる]
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を能力(占う)の対象に選びました。
なんか知らないけどいきなり牙剥かれたりとか。
猫とかは全然そんなことないんだけどな。
[視線はエルザに向けられたけれど。
左前脚は握ったまま]
[居間に現れたハインリヒには空いている方の手を軽く上げて挨拶代わり]
……オトフリートも、ね?
[さく、と歩むも。一緒にでなければ、行く気は無いらしく]
[血の香りは、格好の餌だろうか。そんな事をふと思う]
わ、とっ!?
[突然の事に一瞬驚き。
……同時に、現実と『記憶』が軽い混在を起こして。
しっかりしろ、と呟くことでそれを押し込めると]
……怖かったのか? でも、大丈夫だから……。
[静かに言いつつ、そっと頭を撫でて]
研究生 エーリッヒは、青年 アーベル を投票先に選びました。
[ユリアンの言葉にほんの少し首を傾げて]
…相性、なのかしら、ね?
[機械犬の足を握ったままの様子に、余程気に入ったのだな、と微笑んで]
―集会所 裏―
[扉が開いて、しまる音に]
[ほっとする]
[握った手を開いて]
[スコップを落とす]
[月をはねかえす、雪を、見る]
うん。
[確かめるように名を呼ばれ、それを肯定するように一つ、頷く]
……それより、ほら。
早く、身体、温めにいかないと。
風邪引いたら、大変だから。
[唐突に駆け出していく機械犬の行き先を見送って。
思い切りエーリッヒに突っ込んだのに思わず笑ったが]
…っ!!
[倒れ込むイレーネが視界に入り、受け止めようと思い切り床を蹴った]
壁|・)o〇(*確認*
01/02 00:00:00コミットで皆様オーケーでしょうか?
多少の延長も視野に入れてますので、皆様やりたいことはやりきってくださいませー)
…うん……
[エーリッヒが言うように、ブリジットは雪の中を歩いたり雪の上にしゃがみ込んだりしていた為に、服は冷たく濡れそぼっていた。ほっそりとした体のラインが、見えやすくなっていた]
陽のひかり………こわれない…
[まるで賛辞のように]
こらこらこらこらっ!
[かかってくる機械犬をがしっと捕まえてわしゃわしゃ。
表面だけは無理にでも明るく振舞っているようで。]
教師 オトフリートは、青年 アーベル を投票先に選びました。
[かろうじて、ユリアンに受け止められ]
[手から離れたランプがかしゃんと音を立てて落ちた]
[右腕から流れる緋色が、床を濡らす]
[改めて気づいた少女に状態に、これは女手がいるな、と思いつつ。
エルザになら頼めるだろうか、と思案を巡らせる。
……軽い現実逃避が入っているのは、やや、否めないかも知れないが]
……こわれない?
ああ……俺は、こわれないから。
だから、大丈夫。
[静かに、微笑んで。ここは冷えるから、と移動を促す]
歌姫 エルザは、青年 アーベル を投票先に選びました。
[人がぞくぞく帰ってきて、そして機械犬が喜びのあまりはしゃぎ回っている姿を見て少女は知らぬうちに安堵のため息を吐いた]
ああ、バージョンアップしたんだ。今日から「N903i」だ。
[タックルされているハインリヒに笑いながら答える少女だが、真顔になり外から来た人に問う]
外で何かあったのか?……って、イレーネさん!
[突如倒れたイレーネに少女は反射的に立ち上がる]
[まだ狼の声はする]
[ふる、と頭を横に幾度か振って]
[緊張したまま]
[荷物を取る][イレーネが落としていった荷物を]
まったく……
[声はかすかに]
…どうした?
[機械犬を抱き上げたまま振り向く。
エーリッヒにしがみついているブリジット、そして怪我をしている様子のイレーネ。]
探偵 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました
[半ば滑り込むようにしてイレーネを受け止めて]
[元々の熱の所為なのか、傷が熱を持ったのか。
酷く、体が熱いように感じられた]
[床に投げ出された右腕から赤が広がって]
なん…っ
誰か!止血!!
[咄嗟に思いついたのはそれくらい]
ランプ屋 イレーネは、青年 アーベル を投票先に選びました。
[倒れたイレーネに近付こうとして、エーリッヒとブリジットに気付く]
…どうしたの、2人とも…
[ブリジットの服が濡れているのに気づき慌てて]
それでは風邪を引いてしまうわ。
…着替えはあるのかしら?
[とりあえず体を温めた方が?と思案しながら]
[緊張が解けた身体は、やけに重く。上手く動かせない]
………あ、……ごめん………?
[かろうじて出たのは、そんな言葉]
[オトフリートから借りた上着に、爪痕。後で叱られるかなと、暢気に思った]
(何をやってるのだか、あの男は)
やはり……なのか。
[闇の中よりオトフリートの動きを見守り、囁く。
肝心の場所は本人の心の中でしか聞こえない]
探偵 ハインリヒは、青年 アーベル を投票先に選びました。
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を能力(占う)の対象に選びました。
っとに、もう……。
[イレーネの様子に、ため息一つ。
でも、今はそちらに向かうことはできない、と思った。
ブリジットをほっといてそちらに行ったら、恐らく怒るだろう……と思えるし。
などと考えていたところに、エルザに呼びかけられ]
ん、ああ。
着替え、あるならいいんだけど……。
……なんにしても、俺じゃちょっと、手、出せないから。
頼んでも、いいかな?
宝石商 ザムエルが「時間を進める」を選択しました
えーと、ハインリヒメモ…
フラグ…誰と誰でしょうかー?
オトフリートとイレーネ?
エーリッヒとブリジット?
ユリアンとブリジット…くらい?
あ、オトフリートとエーリッヒ(やめなさいって)
[救急箱の位置ならもはや熟知している]
[少女は慌てて救急箱を持ってイレーネの元に駆け付けると、上着をはぎ取り手当てをする]
……とりあえず応急処置だけでも。
念のため医者に見せたほうがいいと思うが……。
[自衛団が許してくれるのか?それが疑問]
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
少女 ベアトリーチェは、青年 アーベル を投票先に選びました。
小説家 ブリジットが「時間を進める」を取り消しました
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました
[抱き留めた体が身動いで、声が聞こえた]
謝らなくていいから。
…どうしたんだ、それ?
[傷を見ると下手に動かすのも拙いだろうかと考えて。
床に座り込んだままで問いかける]
…エルザ…着替え……
[頭を左右に]
[荷物も持たずに来たのだから]
[エーリッヒから少し離れ、隙間が出来る]
[エルザは怖くない]
職人見習い ユリアンは、ランプ屋 イレーネ を能力(守る)の対象に選びました。
職人見習い ユリアンは、青年 アーベル を投票先に選びました。
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
…安心しろ、下手に追ったら痛い目ぇ見んのは身に沁みてるからな。
[やや自嘲的な笑みを浮かべて、オトフリートを援護するように傍へ。
辺りを警戒しつつ、玄関へと誘導する。]
/中/
アーベル残したかったんだけどなぁ、残念だけど。
恐慌状態起こすのって物凄く展開に良い気が。
まぁ…出られないんじゃ仕方ないやな。
……見た目、程…深く、ない………から…
[ベアトリーチェに手当てを施されれば、ありがとう、と微笑]
少し………ね、……まだ、いた…らしくて。
[狼が、と小さく唇を動かした]
宝石商 ザムエルは、青年 アーベル を投票先に選びました。
−二階・自室−
[彼は、暗い部屋の中でうずくまっている。ユリアンに借りたシャツはベッドの上に置いたまま。部屋の中は冷え切っていたが、寒さはさほど感じていない]
怖い…こわい…コワイ…
[唇から漏れる声は単調で、どこか感情を伴っていない]
……ん、頼むよ。
[エルザの言葉にほっとしつつ。
ユリアンに支えられるイレーネをちら、と見やる。
ベアトリーチェが手当てをしてくれているようで、ひとまず大丈夫か、と思いながら、足元に擦り寄ってきた仔猫を拾い上げて肩に乗せた]
[ブリジットが首を振るのに少し溜息を付いて]
[着替えがない事は予想が出来ていたけれど]
…そう、それじゃ暖炉の前に行きましょう。
少しでも温めた方がいいわ。
[そういってブリジットの手をそっととって、暖炉の前にと促して]
多分、人狼ではないと
[ハインリヒに、一度、イレーネを傷つけ、すぐに退いた、と話して]
あなたも中に入っていたほうが良いと思います。
[多分人狼ではないとの言葉に多少ホッとしつつも警戒は解かず。]
…民間人の安全を確保してやるクセがついてるんでね。
お前さん一人外に残すわけにゃいかんよ。
[すぐ近くで狼の遠吠えが聞こえる。彼は立ち上がり、窓辺に近づいて外を覗く。月明かりの中、人影がひとつ、ふたつ…]
オトフリート…ハインリヒ?
[ああ、危ない、と思う。外には狼がいる…人狼もきっとすぐ側に]
行かなきゃ…僕が…
(僕は、そのために生まれた、はずだ…)
[けれど、足は動かなくて]
[ブリジットが落ち着きを取り戻して行く様子に、ほっとして。
ふと、戻ってこないオトフリートの事を案じるものの]
……く。
[気が緩んだためか、他に理由があるのか、僅かにふらついた]
……やれ、やれ。
[ため息、一つ。
取りあえず、空いている椅子に腰を下ろして、成り行きを見守る事にした]
[そっとブリジットの手を引いて暖炉の前に。
タオルを用意して少しでも早く乾かそうと]
[そして、少しでも安心させようと小声で歌って…]
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
When the blazing sun is gone,
When he nothing shines upon,
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle, all the night……
[頭を撫でてくれたオトフリートの手を思い出す。以前に撫でてくれたのは、彼を村から逃がしてくれた若い牧師だった]
「あなたがホムンクルスだと言っているのは、あの錬金術師だけです。本当は記憶を無くした子供をただそう言って生贄にしようとしているだけかもしれない…それに、本当だったとしても、あなたのような子供が一人で犠牲になることはありません」
[牧師の言葉は一言一句残さずに覚えている]
「だから、いきなさい」
[生きなさい、と聞こえた]
>>626
『きらきら星』…有名どころしか出さない私。
Then the traveller in the dark,
Thanks you for your tiny spark,
He could not see which way to go,
If you did not twinkle so.
In the dark blue sky you keep,
And often through my curtains peep,
For you never shut your eye,
Till the sun is in the sky.
As your bright and tiny spark,
Lights the traveller in the dark, ---
Though I know not what you are,
Twinkle, twinkle, little star.
>>616
素人判断は危険だ。消毒は毎日かかさないように。
しかし……また狼か。人狼が狼を操ると聞くが。
なにか狼対策グッツでもないだろうか……。
『まあ、今の自衛団に我々に回す余裕があるとは思えないが』
[最後の一言は心の中だけでつぶやき]
[狼が。そう、言われて気付く。
集会場を取り巻く無数にも感じる気配]
…怪我だけで済んで良かったよ。
[ぽん、と背中を軽く叩いて。
ベアトリーチェが手当てをしていくのを見ている]
…どうして、気付かなかったんだ。
[彼女が襲われている間。
自分はのうのうと寝ていたのだ]
[自分は、誰かを護らないといけないのに]
[ユリアンに背中を叩かれ、瞬き]
……ん、ありがとう……
[オトフリートと、それから、ハインリヒが戻って来たのを見れば、長く息を吐いて。]
[後ろ手でドアを閉めると、銃を収める。]
単独になるのが一番危険だ。
…大抵、ヤツらに襲われるのは一人で居る時だからな。
ま、無闇に外には出ないこった。
[室内に居るから安全というわけでも無いのは判っているが…。]
[オトフリートとハインリヒは、無事に建物の中に戻ったようだ。けれど、きっと今夜も誰かが殺される…狼に、か、人狼に、か、それとも人に、か…]
ごめんなさい…
[体の震えは収まっていた。きっとその時が来たのだと思う。前に逃げ出したとき、怖かったのは、死ぬことだった。けれど、今、何より怖いのは…]
気をつけます
[ハインリヒにうなずいて]
[それから、イレーネが手当てを受けた様子をみれば、ほっとしたように微笑む]
荷物、もってきましたよ
……いや……いいんだ。
生きてる、なら。
[オトフリートの言葉に、小さく、呟く]
……死なずにいてくれるなら……それで。
[かすれた呟きは、どこか独り言めいて]
…くる…くる…りとーすたー…
はぅわい…わんだー…ゆーあー…
[タオルに包まれながら]
[エルザがうたう歌を口ずさんでみた]
[あんまり上手くはなかったけれど]
[体が少しずつ温まってくる]
[戻ってきたハインリヒとオトフリートに安堵して。
傷に気を使いつつイレーネを抱き上げる]
部屋まで運んだ方がいいか?
それとも、しばらく此処の方がいい?
[ベアトリーチェが離れたのには気付いたが、階段を上がったことにまでは気付かなかった]
[彼は階段をそっと降りて、厨房に入り込む。そこにあったニンジン入りのフレンチトーストを見つけ、ぱくりと口に入れた]
う〜…
[ちょっと涙目になりながら急いで飲み込む]
[ブリジットが一緒に歌い始めたのを、微笑んで見つめて]
そう、上手ね、ブリジット。
[そういって、歌いやすいように少しテンポを落としてブリジットに合わせて歌を続けて]
/中/
守護COのつもりだったのに気付かれてないことが判明。
確かにアーベルのあれは守護者発言っぽかったけどw
これで守護成功したりしたら皆驚くかなっ(おまえ
……ああ。すっかり、忘れて……た……
[荷物を見せるオトフリートに、そう言って]
[視界が変わった事に驚いて、再びゆっくりと瞬く]
…………重い、よ……?
[まず最初に出た言葉がそれなのは、どうなのか。
そして次に気にするのは、落としてしまったランプの行方]
[彼はスノーマンに近づくと、その体を軽くたたく]
ごめんね、ひとりぼっちのままにして。でもきっとみんなが、居てくれるよ。みんな優しい人だからね。
[そして、走り出す、闇の中へ]
―ベアトリーチェの部屋―
[少女はタンスの中を漁っている。
少女も必要最低限の衣服しか持ってきてないが、一着ぐらいブリジットに貸せるものはある]
[服を持ち、居間に戻ろうとしたその時――]
『――トクン』
[心臓が一つ大きな音をたて]
[少女は右肩を押さえながらその場に崩れさる]
[身体の奥から沸き上がる右肩の熱さに、
少女は声も出せず、ただ――]
[闇を伝い自室へと戻る。
全てはツームを通じて把握済みだが、ツァウンは上で寝ていたのだ。
その点に注意をと心に刻み、表の顔が入れ替わる。]
…ブリジットメモ……
えぇーっ!(驚愕)
フラグ立ってるかしら…自覚がない……orz
っていうか、恋愛とか考えてなかったしっ!!
[...はかなり焦っている]
重くないけど?
[きょとん、として。
ランプを探して床を見るイレーネの視線を追ったが、落下の衝撃でどうなっているかは上手く見えず]
で…、どうする?
[もう一度同じ問いを繰り返し。
目を丸くしたオトフリートにやっぱりきょとん]
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
青年 アーベルは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
[エーリッヒにはこれ以上言葉を重ねずに、ただ微笑みを]
[イレーネを抱き上げたユリアンに、きょとんとした様子で見られて]
あ、いえ。
……少し驚いただけです。ええ
[][エーリッヒにはこれ以上言葉を重ねずに、ただ微笑みを]
[イレーネを抱き上げたユリアンに、きょとんとした様子で見られて]
あ、いえ。
……少し驚いただけです。ええ
[何を探しているのか][と思って気付く]
[近づいて、]
[ランプを拾って]
/中/
あ、ちなみに最後のほうのごめんなさい、は、きっと死んじゃだめだって、みんな怒るだろうな、と考えてのごめんなさい、です。うむ。
残った皆様、ふぁいと!
[幼馴染以外の人間とは、あまり接した事はなく。
こういうものなのだろうか、と内心首を傾げつつ]
……う…ん、と、………時間も……時間………だし…
[ユリアンの質問に。部屋、かな。と、ぽつり呟く]
[オトフリートが驚いたと云うのに不思議そうな顔。
これくらいは普通だと思っているらしい]
[ふと。窓の向こう。
完成したものと作りかけのスノーマンの傍。
…誰か、居たような気がして]
探偵 ハインリヒは、職人見習い ユリアン を能力(占う)の対象に選びました。
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を能力(占う)の対象に選びました。
探偵 ハインリヒは、職人見習い ユリアン を能力(占う)の対象に選びました。
[けれども暖炉に当たっていても]
[寒いと緩は思う]
[脳裏に浮かぶのは、ベアトリーチェ]
[キラキラした陽の光]
[この手の中にずっと留めたくて]
[百舌鳥が獲物を木に刺すように]
[烏が光るものを集めるように]
[陽のひかりを沢山持ちたい]
[エーリッヒは刹のもの]
[ベアトリーチェは緩のもの]
ベアトリーチェ…
[響く歌を聴きつつ。
ある種、心地良くもある、ぼんやりとした空気に漂っていた意識がふと、現実へと帰ってきた]
……っつ……。
[右肩に、走る、痛み]
……ちっ……。
[苛立ちを感じつつも、右肩を掴むことで、押さえ込もうと試みる]
[階段の方から声が聞こえ、窓から其方へ視線を向ける]
…ん、怪我人。
[自分が抱いているから恐らく見えるだろう、イリーナの右腕。
狼だってさ、と付け足して]
部屋ね、了解。
[イレーネの答えには頷いて。
確かにもう休ませた方がいいだろうとも考える]
じゃあ、揺れると思うから落ちないように掴まってて。
[けれども]
[ベアトリーチェが話すと陽が翳る]
[まるで緩のように思えてくる]
[緩とは違う]
[喋らなければ、綺麗な綺麗な陽のひかり]
[凭れかかってきた少女の髪は、とても柔らかかった]
[陽のひかり]
[きらきらきら]
探偵 ハインリヒは、歌姫 エルザ を能力(占う)の対象に選びました。
[嬉しそうに歌うブリジットを見ながら、妹がいたならこんな感じだろうかとふと思って]
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky……
[ふと、裏口の戸が開く気配がしたけれど、今はブリジットが心配だった]
[外で、叫び声と狼の遠吠えが響く。 前者はとてもかすかに……意識しないと聞き漏らしてしまいそうな程、かすかに]
(響く遠吠え……そろそろ、狼の時間か……)
[何時までも、階段の前に立っているわけにも逝かないので、居間の中央へと足を進める]
ん、まぁ…お大事にな。
[ユリアンとイレーネを見送りつつ。
そういえばすっかりいろいろありすぎてまともにメシも喰ってないことを思い出す。
なんか喰っとかないと身が持たないな、と厨房へ。]
要するに、オトフリートはイレーネを持ち上げられない、と……
ユリアンが力持ちなのかオトフリートが非力なのか…
多分両方だな、うん。
[エーリッヒの様子を見る]
[それから]
[抱き上げられたイレーネを見て]
[厨房にいくハインリヒに、]
あ、作ってあるので、暖めてください
[そう告げて]
[一瞬。視線がちら――と窓の外へ。が、何かは解らない]
………うーん、と……お願い、する……
[落ちないように掴まる。
やり方が解らず、数秒思考して。こうだろうかと、左の手を回した]
[荷物とランプは、どうしたものだろう。]
トゥインクル、トゥインクル、リトゥスター…
ハゥアイワンダー、ワッユーアー…
[何度も何度もエルザと歌い合わせていくうちに発音が少しずつ上手くなっているようだった]
[楽しそうにわらっている]
[ユリアンに頷き、イレーネの顔色を窺い、]
致命傷と言うわけではないか。 不幸中の幸いだな。
ただの狼でまだ良かった。
[と、慰めにもならぬ慰めを述べた]
後10分ないですが…
10分後に墓に行ってたらなかなか寂しいなぁ…
アーベル不在がわかってるだけに。
そうなったら遊ぼう、墓で(マテ)
[左手が回るのを確認してから階段へと向かう。
一段登りかけて一度振り返り]
オトフリート!
イレーネの荷物とか持ってきてもらっていいか?
[言い残してさっさと階段を上がる。
イレーネにどの部屋かを聞きながら移動]
―→二階・イレーネの部屋―
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