情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
教師 オトフリート は、青年 アーベル を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、ランプ屋 イレーネ、青年 アーベル、宝石商 ザムエル、召使い ユーディット、酒場のママ ヘルガ、教師 オトフリート、小説家 ブリジット、職人見習い ユリアン、シスター ナターリエの10名。
/中/
ほ。
さすがに、初回溶け2日間墓下ぽつねん、は寂しかったからなー。
さあて、ここからしっかり動いていかんとねっ。
しかし、投票デフォイレーネって、ランダ神や……。
中/
ふみゃぁん…ナターリエ夜明け近くまで起きてるにゃぁ。
皆が寝静まった真夜中に襲撃したかったのににゃぁ…。
仕方ないにゃぁ、彼女の気絶直後くらいに動いた事にするにゃん…霊能者だったら起きてる内の襲撃はまずいかもしれないもんにゃぁ。
/中/
そして、ありえないトラブルのために描写を落とすに至らなかった自分に、このど阿呆が、と声を大にして叫びたいorz
−夢幻の回想−
[幻の品に興奮した人々がようやく寝静まり、勤勉な使用人たちも未だ起き始めぬ頃。
館の主には、何か想うところでもあったのだろう。
所蔵品を仕舞う部屋ではなくその枕元へと置かれたオルゴールから、淡く甘い香りが立ち上る。
それは――夜と朝の狭間の刻]
[オルゴールに柔らかく絡みついた薔薇の香が、女を導く。
空間を渡り、やがて辿り着いたその場所は――館の主の部屋]
…ゥフフ…
[眠りの内にある館の主へと赤い爪を翳せば、ふわりと甘く濃厚な香りが漂う。
女が――魔が見せるは、"最も大切な者"の夢幻(ゆめまぼろし)]
ネェン、私オルゴールを聴いてみたいのォ…。
魂を捧げて下さらなァィ?
「あなた…私オルゴールを聴いてみたかったわ…
ねぇ、いいでしょう…?」
[蜜のような声は、誘い水。
最愛の妻が差し出す手を拒みきれず、彼はその手を伸ばし――]
…あっけないことォ。
それともォ…何か負い目でもあったのかしらネェ…?
[けれどその呟きに答えるものはない――既に抜け殻となっている]
[男が妻と思った魔の手に残されたのは、彼の魂。
女は何の躊躇いも無く、銀のオルゴールへと彼の魂を捧げ――
"永遠の歌姫"と湛えられるその唄に、深紅の瞳を細める]
[唄い終えたオルゴールは、ひとりでに蓋を下ろす。
それは――【永遠のオルゴール】が目覚めた証]
ゥフフ…なんて綺麗ィ…。
もう誰にも渡さないわァ、私のものよォ…。
[女は無邪気ともいえる笑みでオルゴールを抱き、何処へか消える。
後に残されたのは、*満足気な表情を浮かべた魂の抜け殻のみ*]
―2階・客室―
[いつの間にか落ちていたまどろみから、現実へと意識が戻る]
……な……に?
[何か、ざわつくような。
嫌な感覚に、数度、瞬く]
……『 』?
[かすれた声が、名のような言葉を紡ぎ]
[薔薇の花の赤と葉の緑を併せ持つ、金緑石の飾り。
それも、紅薔薇から生まれた魔の心を捉えたのかも知れない]
ゥフフ…ゥフフフフ…
[女は未だ――形をとって14年にしかならぬ未熟な魔。
他の魔が契約した品がどんな災いを招き寄せるかなど気付きもせず、残酷なまでに*無邪気に微笑んだ*]
『お前』の歌姫……?
何の事……?
[かすれた声は、何に向けて問いを投げるのか。
傍らのカーバンクルは、その様子に不安げな様子で尻尾を揺らす]
ん……心配すんな。
昨夜ほど、派手に暴れちゃいないから……。
[頭をぽふりと撫でてやりつつの言葉に、カーバンクルは一つ頷くものの。
その表情はやはりどこか、不安をおびたままで]
[魔に属する空間に、女の笑い声の余韻が響く]
『ゥフフ…ゥフフフフ…』
[酷く愉しげなその声は、カナリアを食べた猫のよう。
やがて女は宝物を隠しに何処へかと消え*残るは薔薇の香りのみ*]
酒場のママ ヘルガは、小説家 ブリジット を投票先に選びました。
酒場のママ ヘルガは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
酒場のママ ヘルガは、宝石商 ザムエル を投票先に選びました。
[ゆっくりと、ベッドの上に起き上がり、一つ息を吐く。
全身を、異様な気だるさが包み込んでいた]
にしても、なんなんだ……この、感じ……。
[ざわつくような、苛立つような、嫌な感覚に、*小さな声で呟いて*]
/中/
さて、そちらは予想通りとしましても。
あからさまに能力者らしきところを占ったのは失敗でしたね。
……久々の占い師で勘が鈍りましたか。
[←ユーディットやナターリエ辺りを見ていた人]
/中/
おぅ。最初からそれっぽかったがヘルガが魔でしたか。
んで予想通りエーリッヒ妖、と。
しかしこうもあからさまにでていいのか狼?
赤誤爆じゃないよなぁ…
残る一人は誰だろう?
/中/
当人の挙動を見て、決めましょうか……
幸いにして、誰を占うかのRPはしておらず。
ちなみに、昨日のデフォルトはヘルガ様でした。
本日は「占い:イレーネ」「投票:ナターリエ」
そのままにしておくべきでしたか、ね。
[――時は、早朝まで溯る。
いつもの如く紅茶を淹れた執事は、朝食を運びに主の部屋へと赴く。
銀のトレイをバランス好く持ち、規則的に、四度のノック。
しかし普段ならばすぐに返るはずの声は、いつまで経っても返らない]
ヘル・オストワルト?
[同じ動作を繰り返し、待機しても、やはり返答はない。
こういったお披露目会の翌日、興奮し過ぎたがためか、
主が寝入ってしまう事は、今までになかった訳ではなく。
だが、今日に限っては。
違う、と脳裏で警鐘が鳴らされていた。
或いはそれは、意識しないでいただけで、以前から]
―客室―
[昨夜、少女に促されて共に部屋へと戻ってから既に長い時間が経過していた。]
[寝台の上で規則正しく聞こえていた寝息が乱れて止まる。]
・・・・・おじい?
[うっすらと開いた双眸の色は紅い。]
――、
[愁眉が顰められ、僅かに表情が歪む。
執事が暫く戻らぬのを訝しげに思ったか、
丁度好く侍女の一人が階段を昇り、こちらへとやって来た。
それを認めた執事は苦い色を掻き消し、何でもない風を装う]
ゼヒツェーン。
ただちに、マスターキーを。
[突然の言葉にも、十年来の付き合いの彼女は緊急の要件と悟ったか、
深くを問う事はなく、些か慌しく来た道を戻っていく]
―客室→廊下―
[廊下に出る。いつものように扉の前で躊躇うこともなかった。]
連れて、かれた。
・・・・何処に?
[うわ言のような言葉を繰り返し、紅い眸は何処か遠くを見る様。]
[何かに憑かれたような足取り。]
[……当の侍女が鍵を手に戻って来る頃には、
客人にも、異変に気づき始める者がいるだろうか。
半ば投げるように手渡されたそれを咎める事もなく、
鈍い煌めきを鍵穴に差し込んで、捻る。
――カチャリ、開錠音。
中に声をかけることも忘れ、すぐさま、扉を開いた]
−客室−
[廊下を駆けて行く、使用人の足音。
起こるであろう騒ぎに心の内でほくそ笑み、シーツの海にたゆたう]
…ゥフフ…もゥ、私のものなんだからァ。
だァれにも見せてなんかあげなァィ…
[くすくすと堪えきれぬように声を零し、深紅の瞳を瞼で隠す。
――誰かが起こしに来るまで、*夢の空間を漂うだろうか*]
[普段より荒々しく扉を開き、一歩中に踏み入る。
目に入ったのは、白のシーツの上に身を横たえる主の姿。
ともすれば、ただ眠っているだけのようにも見えた。
けれども執事の胸中に上る、違和感、違和感、違和感]
ヘル・オストワルト!
[傍らに膝をついて、不自然な――
何かを求めるかの如く伸ばされた、皺の刻まれた手。
目蓋を下ろした老耆の貌に浮かぶは、満足したような表情。
昨晩の食事会で見せたものですら、遠く及ばない。
それは、奥方を没くしてからは終ぞ見られなかったもの]
……主。
[左の手袋を外して、その手を取る。喪われたぬくもり。
しかし不思議な事に、微かな呼吸と、脈とは確かにあった]
[主の手をそっと動かして、その胸元に。
生命の火はまだ消えておらず、しかし抜け殻の如き姿。
何が原因かなどと言う事は、執事にはわかり切っていた]
……なるべく、騒ぎは広めないように。
とは言え、オルゴールまでもが失われたとなれば、
客人にこのままお帰り頂く訳には参りませんね。
[立ち上がり、顎に手を添えて思い悩む表情。
事情を問う者もいるだろう、隠し通せるとは思えない。
使用人達には真実を伝えねばならないのだし、
そこから洩れてしまう事もありうるか。
ともなれば、素直に明かした方が好いかもしれない]
とりあえず。
まだ、“失くなった”と決まったわけではありません。
私はこの部屋をもう少し、見て行きます。貴女は保管室の方を。
[頷いて立ち去る侍女を見送り、深く息を吐き出した]
[ほくそ笑む女性の部屋の前を、それと知らずに通り過ぎ。]
[階上の呼び掛けが聞こえたか、見上げた。2つの眸は紅と蒼の間を彷徨う。]
・・・・何処?
[置いていかれた子供のような声。眸から一筋、透明な泪を*零した。*]
[女が宝物を隠したのは――秘密という意味持つ薔薇の下。
女の魔力は薫り高い薔薇にかき消され、魔にも露見する事は無い]
[女が魔力に包んで埋めたのは、黒ではなく白の薔薇の下。
未だ蕾は硬く、その花弁は濃い緑のガクに隠れて見えない。
――けれど、白薔薇は同族とも言える女の魔力を受けて、その色をゆっくりゆっくりと…淡い紅へ色付かせる]
[――もしも、女の魂がオルゴールへと囚われたなら。
蕾は女の魔力を一気に吸い上げ、*艶やかな紅を咲かせるだろう*]
オストワルト様。
[“眠る”主へと視線を戻して、顔を俯かせる]
永遠のオルゴール、か。
それが原因とあらば――
[口唇は震えるものの、続きは、声としては紡がれず。
伏せた双瞳は、愁いを帯びているように見えたろうか。
歪んだ口許は、笑みを浮べているように見えたろうか。
陰になったその表情は窺えず、それを知る者は、*いない*]
[浮かんだ笑みは、自嘲めいたもの。
主に仇名す者は赦しはしないとは思えども、それ以上に。
――何処かで、あのオルゴールの音を聴きたいと願っていた。
それは、己に近しいものを感じたからだろうか。
正式な契約を交えていないとは言え、主を差し置いてまでとは。
全く持って、愚かしい]
[朝、詰め所に顔を出すと真っ先に聞かされたのは、昏睡状態に陥った主のことと、忽然と姿を消したオルゴールのこと
話を聞かされてもどういうことか理解出来なかったが、それなら見てきなさいというサクヤさんの言葉に主の部屋を訪れる]
召使い ユーディットが「時間を進める」を選択しました
[まだ事情を知らないであろう招待客に気取られないよう気をつけて部屋の中へ入ると、そこには確かにベッドの上に横たわる主の姿
一見ただ眠っているように見えるが、そっと近付きその手に触れると]
……冷たい。じゃあ本当に?
[その体からは生命の温かさが感じられず、ただ底冷えのする冷たさが感じられるのみ]
ようやく魔の方の目的決ーめた(遅!)
多分アーベルの中に居る魔が興味あるのは、
歌姫の「声」…ないし魂をストック出来るっつー能力、かな。
多分、何らかの理由で魂が大量に必要なんでしょうね。
ろくでもない理由で。うーん物騒だ。
―客室―
[ものものしい空気には気付かない。
ただ目を覚まし、彼女は手元の紙を眺めた。]
……ちがう
[口唇から、絶望の息。
思い出してもその空気までは描ききれていない。
部屋の中には紙ごみの山。
白の紙にはオルゴォルがいくつも描かれ、そして捨てられている。]
ギュンターさんに頼めば、もう一度見せてもらえるかしら…?
絵を描くっていったら、許可してくれる?
[ゆる、と、首を振る。]
あんなに綺麗なものは、触りたくないけど。
触ったほうがよかったのかしら…
描きたいのに触りたくないなんて、おかしいわね…
[そして部屋を見渡すと、なるほど確かにオルゴールは影も形もない
自身は先んじて退室して見てはいないが、仲間の言うには確かに昨晩、主はオルゴールを部屋に持ち帰ったとのこと]
……一体誰が、どうやって?
[ただ、*茫然とそう呟く*]
――客室――
[昨夜の出来事のせいか珍しく寝付けずに。
ようやく浅い眠りから覚めれば、日は既に高く]
…やれ、寝過ごしてしもうたかの。
[ゆるりと起きあがり簡単に身支度を整えながら、ふと部屋の外へと気を向ければ、いつもより重く張った気配と少しばかり慌ただしい使用人達のざわめきに首を傾げ]
何かあったのかの?
かといって、ワシなどでは役に立たぬであろうしの…
[暫し考えた後、もし何かあったなら話があるだろうかと思い、そのまま部屋で*様子を伺うことに*]
小説家 ブリジットは、ランプ屋 イレーネ を能力(守る)の対象に選びました。
……ひらく?
[瞬く。と、中からユーディットがでてきた。]
あ、今日和。
ギュンターさんは?
[体調不良と答えられ、彼女はまた瞬いた。]
そう…
じゃあ、オルゴォル、もう一度みたかったのだけど、無理よね…
[溜め息が溢れる。]
あれを描かないと、次が描けないのに…
でも具合いが悪いなら仕方ないわね
…っ!
[がばっ。
…荒い呼吸を続け、ようやくさっき見たものが夢だったと気づく]
…あの、オルゴールの話、聞いちゃったからかな…
[魂を糧に、極上の歌を紡ぐというオルゴール。
結局、その音色を聞くことは無かったのだが…
逆に、其れが少女の想像力を膨らませたのだろうか。
軽く汗ばんだ寝間着の中に空気を送っている]
…?
[そう言えば、もうお披露目が終わったんだし、帰るのはいつか?とか、そういうことを聞かれそうなのに…
まだ、聞かれていない気がする。
ましてや、廊下の様子が少し…あわただしいというか…昨日と空気が違っているように感じた]
[ユーディットはオルゴォルという言葉に反応したかもしれない。
しかしそれには気付けなかった。]
ギュンターさんに、お大事にって伝えてくださいな
[*それから再び描くために部屋へ戻る*]
―自室―
魂が対価、なぁ…。
[昨夜の銀で縁取られた小箱を思い出し、物騒なオルゴール、とぽつり呟く。
噂だけ流れたまま、長い間公開を伏せられていた訳も納得が出来る。
此の邸に招待を受けるのは幾度も有ったが、今までとは類が違う物だ。]
[一見だけならば間違いなく綺麗だと言える。
装飾を踏まえれば尚更。素人目にも金品的にも値打ち物を感じさせるに違いなく
それは、この邸で今までに公開された物も同様だと言えて。
――それでも、今だかつて青年の興味は向けられる事は無かったけれど]
[ふと。
今までとは、何処か逸脱した感覚に僅か眉を寄せた。
目の奥にチラつく銀の輝きに、ふるりと頭を振って]
―――…何だ、…?
[この異変は、昨日から。
オルゴールを目にして、説明を聞いたまでは覚えている。
…『そこまで』は、はっきりと覚えているのに。
部屋に戻るまでが―――思い出せない。]
[音楽室から出る時もそうだった。
…一瞬にして、僅かながら記憶が切れる。
知らず身体の内に、永い刻を経て巣食い続けた魔の存在が
徐々に蝕みつつあるなど、青年に判るはずも無く。]
……?
[廊下を慌しく行き交う使用人たちの足音に、思考を中断し僅か首を傾げる。
常に冷静を身に纏う使用人が、何処か混乱に満ちた様子はそう有る事は珍しく]
…今は、やめておいた方がいっかな。
[披露が終われば、直ぐに帰る事になるだろうから
そのつもりで、今一度ピアノに触れておこうと考えていたのだけれど。
忙しなく動く使用人の邪魔立てをしてまで、する事でも無い。
僅かに肩を竦めれば、手荷物から暇つぶしにと持ってきた小説の頁を捲る]
[オルゴールの喪失、そしてその持ち主の状況―――
どちらであろうと、青年がまさか*想像だにすることは無く*]
―――何処ぞの狗が、手を出したか知らないが。
[面白い。と、
薄く開いた口許が音を成さずに形作る。
『彼』にとって、総てが自らの手に収めるまでの余興でしかない。
そう―――
喩え、自らがオルゴールに引き寄せられる危険性を孕んでいたとしても。
すぅ、と。その赤に染まった瞳が面白げに細む。
手にした本で隠された口許に浮ぶ表情までは、見えずとも。]
中/
【現時点(参考=一日目)での大まかな分類】
能力者臭の凄い人:
ヘルガ(狼CO)>エーリッヒ(妖?)>オトフリート(占?)>イレーネ(霊?)>ナターリエ・ブリジット>その他
発言量の凄い人(貰った飴数):
エーリッヒ(2)>オトフリート(1)>ユリアン(1)>アーベル>その他
発言量が少ないまたは絡みの少ない人:
ザムエル・イレーネ・ユーディット・ブリジット・ナターリエ・ヘルガ(狼CO済みなので発言数で吊られはしないだろうが)
…多すぎにゃ!
めっちゃ票ばらける予感で一杯にゃ。
村側能力者はほぼ出揃ってるけどにゃぁ、守護者が誰守ってそうかも想像付かないにゃ〜!
─2階・客室─
……そろそろ……落ち着いたかな。
[ずっと感じていたざわめきが鎮まるのを待って、小さく呟く]
「……エーリ、へいき?」
……ああ。
[カーバンクルの問いには微笑しつつ頷くが、すぐにそれは、真剣な表情へと取って代わる]
それにしても……騒がしいな。
[部屋の外から感じる、妙な慌しさ。
何事もなければ、特に気にかけるものでもない……のだが]
…………。
[目覚めてから感じていたざわめきが。どこかで警鐘めいたものを鳴らしていて]
『あいつ』の歌姫……まさか……な。
[今朝、『何か』と交わした言葉が蘇る]
……確かめて……みた方が、いいな……。
[小さな呟きと共に部屋を出て、3階へと]
─…→3階へ─
/中/
しかし。PCの意識してない存在をロールするのは
(一度はやってみたかったから良いけど)非常に難しいと知った。
…じわりじわりと表に反映させるって難しい、な。
なんつーか潜伏狼だから特にかもしれんけど。
─階段→3階─
[階段を上る途中で、銀髪の召使に呼び止められる。
普段落ち着いた彼女らしからぬ張り詰めた様子に、どうしたのかと声をかければ。
返ってきたのは、主が体調を崩したので、面会は控えて欲しい、との答え]
…………それだけ?
[しばし間を置いて短く問えば、召使の碧眼は微かに揺らいだか]
……御大に、何かあった?
ああ……いいよ、無理に言わないでも。
[話し難い事なのは、容易に察しがついたから、僅かに笑みつつこう言って]
その代わり……直接見させてもらうから。
−回想−
[主の部屋を後にすると、堅い音を立てつ、階段を下る。
そのまま通り過ぎようとして、不意に歩みを止めた。
視界に入った、床に倒れ伏す人の姿。
丁度死角になりがちな場所は、目に留まりがたかったか]
フルトヴェングラー様?
[その人物の名を呼んで、傍らに膝を突く。
体温と呼吸とが確りと感じられれば、安堵の息を吐いて。
意識は失っているものの、特別な異常ないと判断すると、
失礼、と声をかけ、背と膝裏に手を添え、身体を抱き上げた]
[客人の部屋まで迷わぬ足取りで辿り着き、
中に入ると寝台にゆっくりと下ろす。
頬に残る滴の痕には気づけば、白は優しくそれを拭う]
……何故。
[零れ落ちた疑問の声は、何に対してか。
緊急事態とは言え、許可なく室内を探る事はせず、
眠る客人に恭しく頭を垂れると*部屋を後にした*]
[さらり、と告げた言葉に召使は慌てふためいたものの、それを見つめる翠の瞳は動じる事はなく]
心配しないで。
事は荒立てないし、執事殿の文句は、ちゃんと引き受けるから。
[無理言ってるのは俺だしね、と微笑んで。
足早に主の部屋へと向かう。
歩みを進めるにつれて異様に心拍が上がり、無意識の内に右手で胸元を押さえていた]
……当たって欲しくない予感って言うのは……大抵当たるもんなんだけど。
[呟きつつ、扉をノックする。
半ば予想していた通り、返事はなく。
それでも、入りますよ、と声をかけてから、中へ]
─3階・主私室─
[部屋の主はベッドの上。
一見すると、眠っているだけに見えるが、しかし]
「……エーリ」
[その姿を見たカーバンクルが、不安げな声を上げる。
それをなだめつつ、そっと近づいて触れた手は、冷たく。
……明らかな、異常]
……これ……は……。
[掠れた呟きがもれる。
しかし、その声はどこか、いつもの彼自身とは違った響きを帯びて]
……『歌姫』の……力が……用いられた……。
……っ!
[ふるり、首を振る。何かを振り払おうとするかのように。
その横顔を、肩の上のカーバンクルが不安げに覗き込んで]
……大丈夫……だ。
にしても……これって……。
「うつほ。たましいが、どこか、うせてるの」
……御大……。
[小さく呟いて、唇を噛む。
それでも、いつまでもここにはいられない、と立ち上がり、部屋を後にする。
部屋の外で落ち着かない様子で待つ銀髪の召使に、礼と無茶を言った謝罪をしてから2階へと]
……ったく……厄介事は、御免だって言うのに……。
/中/
ええ、はい。
PL視点ではがしがし妖魔として動かないとですね。
つーか、動ききれてねーけどなーorz
さて、問題は、PC視点での妖魔COタイミングだなあ……。
種はばら撒いてるから、切欠があれば一気に動くだろうが。
まだ2日目前半だし、そんなに飛ばしても意味無いんだよな、うん。
つか、イレーネは霊の方?
紅目とか言われるとつい赤ログ組と思ってしまう脊髄反射はやめましょう、自分で紅目の占い師とかやってんだから。
……まあ、今回の能力者って、みんな人外設定でもおかしくないんだけどね……。
で、ですね。
あやしいひとたちの内の誰が、占い師ですかー?
……誰? 『私の』歌姫を奪ったのは一体誰!!
私は彼女の子孫として、彼女がもっともっと歌えるようにしてあげないといけないのに!!
なのに……誰!? 誰なのよ!!
……いや、心当たりは一人いる
私に手を貸すように持ちかけてきた、アーベル様でないアーベル様
彼なら、例え犯人でなくとも何か知っているに違いない
……早く、早く彼を見つけ出して問い質さないと
[カリカリと爪を噛みながら、ブツブツと呟く]
/中/
ユーディ怖いよユーディ(笑)
アーちゃんキュッと絞められちゃう!
ようやくこっちはお家ついたー。
赤のロール回した方が良い?
―客間―
ん……よく寝た。
[すぅすぅ。と。小気味よい寝息を立てていた...が起床する。
今日の目覚めは快とも不快ともない。
ぼやけた思考のまま、日課の知恵の輪弄りを始める。カチカチ。カチカチと。
普段とは違う雰囲気が邸に漂っていることを、寝ぼけた...は気づいていない
無心にいじくっている]
[緩みきっていた思考が戻ってきた。
そういえば昨日は変わったオルゴールを見たな。とか。そのオルゴールはどんな感じだったかとか。
昨日の食事会に出された料理はおいしかったなとか。持ち帰れないものだろうかとか。
そんな出来事を思い出したり、くだらないことを考えていたら、知恵の輪が外れる。
と、同時に、目が完璧に覚めた。]
さって、どうすっかね。
[まだ、異変には気づいていない...は外した知恵の輪を元に戻しながらのんびりとした口調でいった]
〜回想〜
[思案していると、不意にコツンと扉が叩かれる
現状で、わざわざノックをするのは恐らくは事情を知らない招待客だろう
今のこの部屋へと招待客を入れるのはまずいと考えたのか、その人物が扉を開ける前にこちらから出ていく
するとそこにはナターリエの姿
主のことを問われると]
ご主人様は体調がすぐれないとのことで、ただいま就寝されておられます
[と真相を誤魔化した返答を返す
オルゴォルという単語には僅かに眉を寄せるが、どうやら彼女は気付かなかったようだ
ただ、申しわけございませんと応え、深々と頭を下げた]
[少し考えた後、...はとりあえず帰る準備をはじめる
今回招待されたお披露目会というイベントは、昨日ですんだ。
自然、もう帰るしかないだろうし、いつまでも逗留し続けることになるわけでもないだろう。
一応数日は寄生できたわけだし、色々見ることもできた。悪くはなかっただろう。
もったいないのは、もう少し色々見るものがあったのではないか。とか。料理を持ち帰ることとかできないものか。とかぐらいか。
でも、いい加減帰らねば、父はどうせまだ帰ってきていないだろうが、自身のもっているお金で少しぐらいは凌げるだろう。
それに注文されていたものを納品したり、仕事も多分入ってくるだろうから。問題ないだろう。
つまりは元の生活に戻るということ。豪勢な屋敷暮らしはこれで終了]
ま、夢みたいなことはさめるものだよな。
[なんてぼやきながら荷を詰める]
/中/
とは書いたものの、実は電池に幾ばくかの不安が
ちょうど今、一本になりやがった
てことで、問い詰めは帰ってからのお楽しみにしときます(笑
[幾度か、客間においてある売ればお金になりそうなものに手を出しそうになるが、それを寸前で我慢する。
それを五回ぐらい繰り返しながら、なんかいろんな意味で問題ある邪な気持ちを断ち切った。
勝った。
と感慨、そんな意味のわからないことをやっているから、邸の変わった雰囲気に気づかなかったのだろう。
そうこうしている内に、荷造りを終えた。
後はまあ帰るだけなわけだが…]
帰る前に、ギュンターさんに挨拶ぐらいしていかないと失礼だよな。
[と、部屋から出たところで、ようやっと屋敷の雰囲気が違うことに気づく。
...は、最初単純に食事会などの片づけで忙しいのかな。ぐらいに思ったが、どうにもこうにも。何か違う感覚を覚える]
―2F・廊下―
……どーゆーこっちゃね。
[はぁ、と僅か溜息を吐いて。その蒼の髪を聊か乱暴に頭を掻く。
元々薄い小説だったとは言え。背表紙を閉じる頃になっても
収まらない喧騒に、流石にただ事では無い予感はしていた。
ある程度荷物を纏め終わった後、宛がわれた客室を出て、
廊下を小走りに移動する侍女へと問いかけても
主は体調を崩したと唱えるばかりで。
…忙しない彼女たちをそれ以上問う事もしなかったが、
青年は唯眉を顰めるばかりだった。]
[昨晩の様子を見る限り、元から風邪を引いていたとも思えない。
―――ある程度の仕事疲れは有り得るだろう、が。
それなりにお年を召している主人なら
幾らあの元気な人でも、何度か体調を崩す事はあっただろう。
新人の侍女ならば兎も角、此処まで混乱を来すものなのか。]
……お世話になった挨拶だけでも、しておきたかったんだけど。
[体調が思わしくないのなら、そも叶わないわけだが。
幾ら催しを終えた後とは言え、邸内を漂う違和感に僅か溜息を吐いて]
今夜中には、落ち着く…かな。
[あくまで、希望的観測にしか過ぎないのだけれど。
流石に黙って邸を出るのは失礼だし、気が引ける。
事が落ち着く様なら今夜一杯は待つか、と独りごちれば
階下へ向かうべく階段を下る。その足の向く先は、庭園へと]
んーー……
[客室を出てすぐのところで...は突っ立っている。
目の前を通り過ぎていく。
忙しい…というよりも物々しい様子の使用人達に、何があったのか。と。
興味本位程度で聞くのも憚られたままどうするべきか。
でも何かあったのだろうことはあっさりと伺える。
その”何か”まではわからないものの。
一応、何も盗っていないよな。と、先程詰めた荷を確認する。
大丈夫だ、と無意味なところで安心感を抱いた。]
まあまずは情報だな。
[同じ招待客からのほうが気分的に聞きやすかろう。初めて屋敷にきた自分より色々詳しいかもしれないし。ぐらいの気持ちで、三階のギュンターの部屋にいくのをやめ、荷を一旦客間に戻すと、ホールへといった]
─2階・客室─
[ばさり、と音を立てて、レポートの束をテーブルに投げ出す。翠の瞳はどこか、苛立たしげなものを帯びているだろうか]
予想が当たっていたとして……いや……当たってるとしか、思えん訳だが……。
[それならそれで、どうすればいいのか。
問題はそこな訳なのだが]
手持ちの資料調べても、大した情報出てきやしない……。
……知ってそうなのはいても、『こいつ』はそもが厄介もんだからな。
「……エーリぃ……」
[ため息混じりに呟けば、カーバンクルが不安げな声を上げて尻尾を揺らめかす。
白く、柔らかなその頭をふわり、と撫ぜてから、立ち上がり、窓辺へ]
さて、どうしたもんか……。
―庭園―
ここなら、邪魔にならない…だろ。
…多分。
[主の体調が思わしくない時に、恐らく庭園に主だった用は早々無い筈だ。
使用人たちの邪魔になる事は無さそうだと判断すれば
庭園の端にあるベンチに腰掛け、漸く一息吐いた。
本当なら、邸を去る前に今一度ピアノに触れて置きたかったけれど。
慌しい中、悠々と弾いている訳にも行かないだろう。
…何より、少なくとも一階には響いていた様だし。
人前で弾く様な根性は更々無かった。というか恥ずかしい。]
[ホールにやってきた。理由としてはどうせ招待客のだれかがいるだろう。と思ってのこと。
ここ数日そうだったからという浅はかといえば浅はかな考えで決めた行動であるが……]
意味ねぇ…
[いるのは使用人ぐらいで、客間と出た頃と変わらない。
思わずがっくりして、手近な椅子に座り込んだ]
[はふ、と一息吐いて背凭れへと凭れかかって。
空を見上げるように顔を上げれば、月を遮るように掌を瞳へ当てる。
―――蒼の瞳が、その内へと隠される]
…――――だか、
[…何時もの青年より、僅か低く響く落ちる呟き。
蒼の髪を揺らす風に掻き消えて。]
―――何処の誰だか知らないが。
…随分と面白い余興を見せてくれる。
[くつ、と僅か喉を鳴らす。
掌に遮られた赤の瞳は、僅か細んで]
中/
真面目なところユリアンはどう動きましょう。
能力者とか関係なく、別に因縁とかその辺りは薄いしこれといって何かあるかどうかって感じ出しな。
―2F:客室―
[しゃっと音がして、彼女の手の中で紙はちぎられた]
…やっぱり無理。
あんな綺麗なもの、描けない。
[その目は、再び、十字架が浮かび。]
[窓を大きく開けて身を乗り出すようにしつつ、月を見上げる。
そこにあるのは、静謐。
だが、それは妙に重苦しく思えたか]
……嫌な、空気だな……。
[ぽつり、呟いて。
気分を変えるように、月を見つめつつ歌を口ずさむ]
…どうしようかしら。
かけないと、かけないのに。
…ほんと、嫌になっちゃう。
ギュンターさんの病気が治ったら、きっと見せてくれるとは思うけど。
…それまで仕事もできないかぁ…
[幾度か瞬き。そのときにはすでに瞳は元のよう。
絵を描いているところを誰かが見ていたなら、その十字架は見えていたろうか。
そしてふと、思い出して、置いたままだった鎖を手に取った。]
ありません、か。
[銀髪の侍女と報告を交わして、執事は溜息を零す]
そして、レーヴェ様がお知りに……と。
まあ、いずれは知れる事でしたから、仕方ありませんね。
[結局、四方八方に手を尽くしても、オルゴールは見つからずに。
後は個々人の部屋と手荷物のみだが、それも期待は出来まいか。
その為に事情を明かさねばならないのも厄介と言えば厄介だが、
このまま内密に事を済ませられるとも思えなかった]
[試しに気配を辿ってはみたものの、それも失敗に終わった。
力の衰え振りに閉口しかけたが、或いはそれもオルゴールの魔力か。
どちらにせよ――]
唯の人間の仕業ではない、な。
[今更のように心中で思うも、その正体までは掴めない。
現在の己に出来る事と言えば、残滓を辿り魔か否かを判別する程度。
それでも、行わないよりは好いだろう。
最低限の準備は整えてあるのだから]
…ドレスのままだった。
また駄目にしちゃうところだった!
[絵の具を使っていなかったのが幸い。
慌てて服を脱ぎ捨てて、鞄から普段着を取り出す。
散らばった白の紙の上に、黒のドレスはふぁさ、と落ちた。]
……ああ。
誰か、いるのか……。
[部屋の明かりも落としているせいか、誰か、までは判別できないものの。
今、この時間に庭にいるとしたら招待客の誰かだろう]
……一人で……いない方が、いいかもしれないな、俺。
[小さく呟いて、右手を胸元に押し当て。
それから、窓を閉めて部屋を出る。
誰かと話すか、声を聞くか。
それをしていないと、落ち着かないような、そんな気がしていた]
…―――、…うた?
[薄く開いた口唇から、小さく息が零れる。
微かに、聞えた気がしたけれど―――気のせいだろうか。
ゆっくりとズレた掌の向こうに現れた瞳は、何処か視点が彷徨って。
ふるり、と何かを吹き飛ばすかの様にゆっくり頭を振る。
二、三度緩く瞬きを繰り返せば、背凭れから身を起こして]
−客室/午後−
[女がベットを離れたのは、昼を少し過ぎた頃。
常と変わらぬ様子でベルを鳴らし、召使いに軽食を運ばせる。
慌しいのだろう、運ぶだけで直に去ろうとする背に声を投げた]
…ネェン、貴女…馬車の手配をお願いできますゥ?
そろそろォ…お暇しようと思ってますのォ。
[召使いは困ったような顔で、今日は事情があって出来ないといった言葉を口にして、逃げるように去っていく]
……ゥフフ、まァいいわァ…。
もう少し音色を楽しんでからでもォ、遅くないしネェ。
[カップを手にくすくすと零す笑い声は、召使いには届かない]
……俺、寝てた?
[いつの間に、と。僅か首を傾げる。
掌を押し当てて―――それからの意識が、無い。
それこそ、唄に引き戻された様な。 感覚]
[部屋の中央には黒塗りの鍵盤楽器、
開かれた窓の傍には気高き真白の花。
合間に佇む執事は黒と白とを纏いて、
靡く髪を纏める輪の金ばかりが映える。
軽く握っていた拳を開けば、そこには白薔薇の一片。
見つめる孔雀石は普段とは異なる輝きを持ち、
薄い口唇が音の無い言葉を、或いは旋律を紡ぐ]
――……………
[風に揺られてか、掌から飛び立つ白の欠片。
けれど外へと出る事はなく、花弁は室内を、螺旋を描くように巡りゆく。
暫しの時を経て、満足したように舞い降りたそれを、白の手が再び掴み取った]
[室内の残滓を得た花弁は奏でられし音色を伝えたか、
執事は双瞳を緩やかに細め口許にもう片手を添える]
今の力ではこの程度、か。
[その下の唇が、何を象っているかは読み取れない。
ただ、紅い舌が僅かに覗くのだけが見えた]
[黒の長いスカートと白のブラウス。
長いスカートは裾が薄く。
その白い足には靴。]
そうね。
ギュンターさんが病気なら、なにか作ろうかしら?
それとも…
何か花をあげるといいかしら?
[彼女は困った顔で呟いて、扉を開けようと…して。]
あ。あけっぱなしだったのね。
…この散らかりっぷり、どうしよう。
…ま、いっか。
―→2F:廊下―
[別に誰かに落ち度があるわけでもないが、ぶすっ。とした表情で行き来する。使用人達をみながら、手の中で意味もなく知恵の輪を転がす。
誰か降りてこないものか。
邸の主の部屋に行こうか。
書庫にでも向かおうか。
食べ物でも食べあさろうか。
いっそ勝手に帰ってしまおうか。
つれづれとそんなことを考えている。
誰も来なかったらどこにいこうかと……]
[手にした花弁の色は、真白ではなく漆黒。
それは魔の存在に共鳴した事を意味する]
……紛れ込んでいるとは思ったが。
[こう容易に残滓を拾えるとは、意外だった。
滲むような甘美な味に、口唇を舌でなぞる。
とは言えど関与しているとは限らぬのだから、早合点は禁物だろう。
暫しの間は様子を見るべきかと、考えを巡らせる]
[食事を終えた女は、大きく開いた窓の傍で煙管をくゆらせて、騒ぎの様子に目を細める。
――それから、形だけ…トランクに荷物を詰めた振りをした]
マァン…どうせ調べに来たって無駄ですけどォ…。
[可笑しくって堪らないとでも言うように笑みを零す。
やがて、笑みを収め。
ディナーには少し軽めの薄紅色のワンピースを纏い、騒ぎを愉しむ為にホールへと足を向けた]
中/
ァラァ……………どうしましょゥ。[冷や汗]
とりあえずゥ、結果は未だ誤魔化してくれてるよだしィ…様子見かしらァ?
─中庭─
[相変わらず、慌しげな使用人たちの邪魔にならぬように気遣いつつ、緑の空間へと抜けて。
包み込む夜気はひやりと冷たいものの、その感触は頭を冷やすような心地がして]
……いい風だな。
[小さな呟きに同意するように、カーバンクルがみゅう、と声を上げた]
/中/
恐らく、村側引くつもりで当てちゃったんでしょーな(苦笑)
1日目夜に絡んだのは不味かったか…あははは!
多分、オト中予想的に…様子見て判定は伏せてはくれると思う。
表で全然絡み出してないから、まぁ…
あとは、村側にどれだけ悟られちゃったか?(笑)
−→ホール−
[落ち着かぬ様子で廊下を行き来する使用人たちの間を、ゆらゆらと泳ぐように通り過ぎる。
荷物を手にしていない女を誰も止めないし、女も声を掛ける事をしない。
やがてホールへと辿り着けば、不機嫌な表情で何かを転がす少年の姿が目に入り、艶やかに微笑んだ]
ハァィ、ご機嫌よゥ。
…ァラァ、ご機嫌斜めでしたかしらァ?
―階段―
[病人には何を渡すと良いものだろうか。
考えながら、歩いていたからか。
それともふと視界によみがえった、あの、オルゴォルのせいか。]
っきゃあ…!
[絨毯の上、階段の端。
踵はうまく乗らずに、ずるっと落ち――
かけて、その手を手すりへと伸ばそうか。]
―――…、…?
[微かな鳴き声に、ふと、僅か伏せていた視線を其方へと向けて。
中庭に佇む影に気付けば、数度瞬きを繰り返す。]
チビ、と。にーさん?
[確認する様に目を細めつつ、小さく声を投げて]
/中/
とりあえず
NTTのバカー!
すっきり。
今のところ
エーリッヒ…妖魔
ヘルガ…狼(魔)
役付きっぽいのが、イレーネ・ナターリエ・オトフリート
オトさん守護っぽい。
[投げられた声に、そちらを見やり]
……ん、と……ああ。
アーベルだったのか。
[誰がいるのかと思った、と言いつつそちらに歩み寄る。
青年の近くに寄れば、カーバンクルは挨拶するように鳴いて、尻尾を揺らし]
……フラウ?
[丁度、階段に差しかかった時に、聞こえた悲鳴。
気づいてからの執事の行動は早く、そちらに手を伸ばして支えようと]
[どうしたものか。今から使用人に話を聞くぐらいなら最初から聞いておいたよかっただろうと。それを今更聞くとなると、なんとなく癪である。
そして、そんな自分の不器用さになげやりな気分になりだした頃。
一人、ホールへと入ってくる気配がする。
どうせまた使用人の一人だろう。ぐらいに思いながら顔をそちらへと向けると。そこには艶やかな笑みを浮かべるヘルガがいて]
あー…察しの通り、あまり機嫌はよくないですね。
[女性を目の前にしてその応対はどうなのか。と思うかもしれないがそんなこと...は考えなかった]
なんかよくわからないけど、慌しいようで…
[そこでホールに来た目的を思い出して。]
そういえばなんで屋敷がこうなっているのか。ヘルガさん知っている?
[と、ヘルガがくすりと笑む意味など気づきもせず、何気なく聞いた]
おー俺ですよ、と。…ん、どっからか見えてた?
チビ、元気かー?
[入ってきたのさっきだよな?と首を傾げ。
近寄ってくる様子に、ひらりと手を振りつつ。
カーバンクルが尻尾を振る様子に、へらり笑んで]
[倒れ込んでくる身体を、確りと受け止めて]
大丈夫ですか、ナターリエ様。
[片足を階段にかけたまま、揺らぐ事もなく。
やや首を傾げて、胸元の女性に訊ねる]
さっき、窓から見たら人影が見えたんでね。
誰かいるんだろうな、と思ってた。
……そちらも、邸の中が慌しくて落ち着かない組……かな?
[首を傾げながらの問いに、さらりと返してから何気ない口調で問いを投げ。
元気か、と問われたカーバンクルは、みゅう、と鳴きつつ頷いた]
[よろけた体はなんとかそこで体勢を立て直し。]
…ごめんなさい。
大丈夫よ、ありがとう。
[少し恥ずかしそうな顔をする。]
情けないわ、転んでしまって。
ァラン…、お邪魔でしたかしらァ?
[不機嫌だと肯定されても、笑みを浮かべたままでゆらり歩み寄る]
エェン、そうなのよネェ…慌しいみたいィ。
馬車も呼べないくらいですものォ。
イィェ…、私もゥそれが知りたくて来たのォ。
貴方はァ、何か知ってらしてェ?
[睫毛の影に隠した瞳で、ユリアンの瞳を覗き込む]
…うーん…
[…あの後、帰り支度を整え、鞄を持って部屋の外に出れば…
ふと、何か落ち着きのない使用人にばったり出くわした]
ぁ…あの、もうそろそろ、お暇させて貰おうかな、って…
出来れば、馬車…の、手配を、お願いしたのですけど…
[流石に祖母の家までの道のりを、少女が一人で歩いて帰るにはかなり遠いと言えた。
だから、頼んでみたのだが…
使用人は困ったように視線を彷徨わせ…]
…ぇ?
[帰ってきた返答はまだ、滞在なさってはいかがでしょう?という言葉だった]
で、でも、お婆さまが、心配するし…
[恐らく、祖母もパーティーが終わったら帰ってくるだろうと考えている…と思う。
少女も困ったように口元に手をやると、使用人は…
ならば、こちらで手紙を出させていただきます。主が少しお疲れのようで…まだ、充分に皆様に楽しんで貰えていないとのことで…
…等々、流れるように言われれば、少女は、はぁ…としか言えなかった]
…うーん。
[少女は部屋の中でうろうろと歩いていた。
いくら少女が鈍くても、屋敷の中の空気が何か違うことは分かる]
…
いいえ、お気になさらずに。
お怪我がなければ何よりです。
[勝手に触れてしまって申し訳ございません、と
その身体を離して、頭を下げようと]
…窓。
―――…あぁ、もしかして、さっきの唄って。
[にーさんか。と、何処か納得した様子で頷いて。
続く言葉に、けらりと笑みつつ]
ん、なーんか皆が皆「主の体調が思わしくないのでー」とかで
慌しく1日おわりそーだったから。
…夜の目一杯まで待ってたら、落ち着くかと思って。
そちら『も』って事は、にーさんも?
[カーバンクルの返事に、良い子だ!、とか声を掛けながら]
[体が離れて、その手は手すりに捕まり。]
ううん、助けてくれてありがとう。
あ、執事さん。
ギュンターさんは、ご病気、悪いの?
[心配そうに尋ねる。]
そっか…ヘルガさんも知らないのか
馬車も呼べないって何があったんだか…
[内心がっかりするものの表には出さずにおいて、ヘルガに逆に問われれば、またぶすっとした顔になり]
…ああ俺も知らない。だって誰にも聞いていないし
[と言った。瞳を覗き込んでいるヘルガにはそれが本心とわかるであろう。
そして、勝手に聞くのを遠慮して、不器用に聞くのを諦めて、そして周りを無関係に不機嫌になる。
その様子はさぞかし子供っぽく見えることであろうが、...はヘルガの瞳が睫に隠れているため気づいていない]
中/
エェン、あの御方なら隠してくださるでしょうけれどォ…もって一日…かしらァ。
潜伏がァお見事すぎましたわネェ…。[微苦笑]
マァ…人数が人数ですしィ、2連吊りでもありですけどォ。
ただ吊りはオルゴールの引き寄せですからァ、バレ=即吊りにはならない…といいですわネェ。
ん……聞こえてたのか……って、当たり前か。
[納得した様子に、苦笑しながらこう返し。
疑問の声には、一つ、息を吐いて]
まあ、そんなとこだな。
どうも、朝から……落ち着かなくて。静かな場所で、気を鎮めたくなった。
[実際には、一人でいる事に妙な不安があったのだが、それには触れず]
……とはいえ、そう簡単に収拾はつかんかも知れん……。
[その代わりと言う訳でもないのだろうが。ぽつり、とこんな呟きをもらす。
その瞬間の翠の瞳の翳りに、カーバンクルがみゃう、と低めの鳴き声を上げ]
/中/
やっぱり、もって一日…4日目が限度でしょーね…。
此処まで早期に見付かるとは…や、スミマセンorz
占い師候補だとわかってるなら、接触は控えるべきだったなー…。
大分占ロールは伏せてもらってるっぽいので、
周りの人たちにある程度気付かれていなければ…5日目まで。
あとは周りの空気読みに期待するしか(苦笑)
…まぁ…いっか。
お屋敷の中、見て回りたかったし…
[良い方向に考えようとして、小さく頷いた]
そうと決まれば、しゅっぱーつ。
[少女にしては大きな歩幅でドアへと歩み寄り…ドアを開け、外に出た]
……ええ、些か。
[答える声は、些か澱んで。
流石に、ずっと伏せておくのは無理だろう。
ならば、一同の会する場所で話した方が賢明か]
ホールにでも、御用時でしたか?
[少し強引に、話題を変えながら]
ん、微かに聞えただけだったけど。
[けらりと笑えば、座る?と自らが座るベンチの横を示し]
確かに、朝からずっと慌しかったもんなー…。
此処なら静かだし、皆さんの邪魔にもならないかと思って。
[そっか、と。相手の持つ不安には気付かなかった様で素直に納得して。
…と、続いて落とされる呟きに、意外そうに僅かに目を瞬く。]
え?…そんなに、体調が思わしく無い…とか?
[カーバンクルの鳴き声も、さしげ気に留めず。不安げに問い。]
[少年の思考がわかったのか、そうでないのか。
女は赤い爪で笑み零れる唇を押さえ、ちょうど行き過ぎようとする使用人へと声を掛ける]
…ネェン、そこの貴女…何か飲み物を持ってきてもらえますゥ?
[自分と少年を視線で示し、二人分の飲み物を頼む。
それから使用人に微笑んで、なんでもない事のように問いかけた]
ところでェ、随分と騒がしいですわネェ…何かありましてェ?
…特に独り言は使っていなかったり。
みんな、使ってるのかなー…?
…ご、ゴメンナサイ。
まさか、守護者になると思わなくて…ねぇ。
深い設定は全然無いです…ぇぇ。
今からでも、祖母は魔女で、少女は見習いである、とでも言った方が良いのか?
いや、いちおう出来るっちゃ出来るんだけど…うーん。
やっぱりやめとこうかね…
いや、ね。
やっぱり、あんまり子供が出しゃばっちゃ行けないと思うわけで。
ちょい役ならともかく。普通にやられ役か、発端か…ってトコで。
主人公と言うには周りのキャストが豪華すぎる。
自分が今考えているのは、スウィートホームの様な、心の力、みたいな感じ。
今、イレーネにセットされてるとおり、「あたしの大切な人を連れていかないで!!」と。
純粋な心の力は何かを動かすー。みたいな。
…うーん、これでも出しゃばってるのかなぁ…
少なくとも、自分は朝は張り付いてられないし、偶然見つけちゃったら、少女が口封じされないとおかしいし…うーん。
そう……
[彼女は悲しそうな顔をして]
……?
えぇ、何か見舞いをと思って。
何にするかを考えていたのだけど。
ホールで、食事が先かしら?
[座る? と言う問いにああ、と頷いて腰を下ろし]
確かに、ここなら邪魔にはならないか。
[何より、静かだしな、と冗談めかして呟いて。
それから、投げられた不安げな問いに目を伏せる]
あれは。
思わしくない、ってレベルじゃない……。
[話すべきかどうかの逡巡は、さして長いものではなかった。
事態が事態であり、邸側もいつまでも伏せてはおくまい、と考えて]
俺の考えが当たっていれば……かなり、危険な状態だ。
[低い呟きに、肩から膝へと飛び降りたカーバンクルが、ゆらり、不安げに尻尾を揺らす]
[笑みから声までももれればさすがに訝しんでヘルガを見る...だったが、飲み物と同時に自分が疑問に思っていたことをヘルガが聞いたことで、一瞬尖らせた視線を緩め、聞き耳を立てる。
内容は。「主の体調が思わしくない」というもの
だが、そのわりには屋敷のこの慌てよう。…まあ主がそれだけ慕われているということかもしれないが、更に付け加えて、ヘルガから聞いた、馬車も用意してくれないという状況。
使用人が飲み物を取りにいくのだろう、でも心なしか足早に去っていくのを見送った後]
ありがと。ヘルガさん。
[と、飲み物を頼んだことについて、というつもりでいつつ、きっと疑問を変わりに聞いてくれたことに対する礼だと気づくだろうが]
…にしても嘘つくならもっとマシな嘘つけよ
[とぼやいた]
ああ、そうでしたか。
[客人の言葉に、執事は緩やかに首を振る。
普段通りの変わらぬ笑みを湛えたままに]
いいえ、この時間に下りていらっしゃったので、
お食事かと思ったまでです。
先に摂られた方がよろしいかとは思いますが。
そりゃーもう、静かですよ。
[けらり、と相手の呟きに僅か笑みを浮べ。
膝へと降りたカーバンクルを見やれば、お前も座るか?と
エーリッヒとの間に僅か隙間を開けて。
…と、続く言葉の深刻さを取れば、僅か眉を寄せる。]
―――危険って。…昨日、あれだけ元気だったのに?
……一体、何が。
早くよくなると良いのだけれど。
オルゴォルも描きたいし…
[執事の様子は彼女の目から、違いなどわからない]
あなたは?
食事、とったのかしら?
[廊下に出ると考え始める]
…何処行こう…
[特に考えていなかったことに思考を巡らすも、どんな部屋があるのか皆目検討付かず…
歩きながら探そうかな、とその一歩を踏み出す。
…階段を一段ずつ降りていくと、オトフリートとナターリエの姿が見え]
…こんばんは。
[軽く頭を下げると…
…夢見る少女の特権。
二人をそっとしておいた方が良いのかな?等、思惑を巡らせつつ]
先程、少々頂きました。
お気遣い、ありがとうございます。
[さらりと前半の言葉は流して、微笑みと共に言葉を返す。
執事の食事をする様子を見るものがいないのは、使用人という役柄故か]
私は一度、庭園に花を採って参りますが、
ホールまででよろしければ、御案内致します。
[座るか? と問われたカーバンクルは真紅の瞳をくるり、とさせた後、開けられた場所へとちょこん、と座る]
……何が、に関しては、確信と推測が半々。
ただ……御大がソウルロスト……魂を抜かれた状態になっているのは、間違いない。
ローゼも、そう言ってたからな。
[冷たく冷え切りつつ、それでも、弱々しく生命の鼓動を刻む身体を思い出しつつ、呟くように言葉を綴り]
中/
ィイェ…こればっかりはアチラ任せですものォ。
不可抗力ですわァ。[慰めるように甘い香りを放つ]
初回吊りさえ逃れればァ、10>8>6>エピの2連吊りでも構わないと思いますのォ。
溶けはなさそうですしィ、GJも…想像付きませんしィ…。
……お互い出来る範囲で頑張りましょゥ…。[遠い目]
――客室――
[暫しそのまま様子を伺ってはいたが、外のざわめきは収まらず、かといって情報ももたらされず]
ふむ、此処にいても話にならんの。
[そう呟き部屋の外へ。
行き交う者に声を掛けるも曖昧な返事が返るのみで]
混乱しておるようだの。
しかしそれでも不要な事は漏らさぬのは、日頃の教育がしっかりしておるからかの。
[とにかくこれでは埒があかぬ、と人のある場に向かおうと]
―階段―
[上からの声にふりかえり、微笑み]
今晩和。
……お嬢さん?
[フロイライン。その言葉に首をかしげ。
しかしそれだけに留め、執事の言葉に]
あ、庭園にゆくのなら、そこまでだし大丈夫。
もしよければ、ギュンターさんのお見舞いに、好きな花を持っていって下さる?
[カーバンクルがちょこりと座る様子に、ん。と頷いて。
と、エーリッヒの紡ぐ言葉に、何だそれ。と眉を寄せる]
…魂が抜かれるって、
んな、魂だけがどっか行った、っつー小説みたいな…
[眉を寄せつつ、自分の口走った言葉に僅か思い当たれば僅かに目を見開く。
昨夜そんな単語を、逸話を、…実際に聞いたではなかったか。
脳裏へと浮上する可能性に行き当たれば、思わず頭を抱えて]
……オルゴール?
[屋敷の主の容態は…それはもう最悪とも言える状態だろう。
物憂げに半ば伏せて見せた瞼の下で、女の瞳は冷たく光る]
…ァラァ、嘘だと思われますのォ?
どうしてかしらァ?
[傍近くに居た女には、少年のぼやきが届いたのだろう。
ほんの少し目を見開いて、幾度か瞬いた]
/中/
うぅ、ありがとーございます…[甘い香りに慰められつつ、めそり]
初回吊りさえ、逃れれば…なんとかなりそう…ですよね…。多分。
というか、何とかしますが!
一応、暫くは潜伏の体勢は続けてみます。うん。
事の流れ次第では、足掻けるかも、しれませんし!(ほろり!)
うん…あたしは元気だよ。
[オトフリートの言葉には小さく笑んで…]
…もう、お嬢さんでも、良いです…
[皆に言われると、嘘を付いているだけあって訂正するのも虚しくなってくるのか、軽く視線を落とす。
しかし、すぐに顔を上げ]
…庭園…
[一度行った外のことだろうか、と小さく]
[少女の思惑を知る由はなく、
女性の疑問を含んだ声は敢えてそのままに]
了解致しました。
それでは、失礼致します。
[恭しく礼をして、その場を立ち去ろうと]
[艶やかな微笑には、もうそろそろ慣れたのか。これといって真新しい反応も示さず。
ヘルガの伏せられた瞼の下で冷たく光る瞳には気づかずに聞かれた問いへと返答する。]
主が体調が悪くて、使用人達が慌てている。ここまでなるものか?とは思うが、それは百歩譲っていいとしよう。
……でもさ。ヘルガさん。馬車を頼んでも呼んでくれなかったんだろ?
面会できないとかいうならともかく、そりゃさすがにここの使用人達が普通する行動じゃないだろ。失礼だとかなんだとかで。
ってことは、そんなんじゃなくて、もっと何か違うことがあるんじゃないかなー…と、なんとなく思っただけ。
出したくない理由ができたとか
[それなら、この慌てようも納得がいくし、と。続けつつ、何があったのだろうなーとややこしくなければいいけど。と思いながらさらりと答えた]
[ちょこん、と座ったカーバンクルの様子に、ほんの一瞬笑みが掠めるものの。
青年の口にした言葉に、それは険しさに飲み込まれた]
……恐らくは、な。
と、言うか。
あんな状況を作れる物、俺は今の所、他に知らん。
とはいえ……だとしたら、何故ってのも、あるんだけどな。
[最後の部分はため息混じりの呟きで。
翠の瞳は、夜空の月へと向けられる]
[無意識に零れたのは囁き]
ィャネ…鋭い子ォ。
気付かれる前にィ…捧げちゃおうかしらァ…?
[くすくす…笑い声の波紋が拡散する]
――→ホール――
[話し相手を求めて足を運ぶは階下のホール。
そこも変わらず使用人達が慌ただしくしていたけれども]
やはり話にはならなそうだの。
[そう呟いて、近くにいた者に茶を頼んで、見れば数人の招待客がやはり所在なげに話をしているのに気づいて]
こんばんは。
皆さんはこの騒ぎについて何かご存じですかの?
[と問いかけ、手近な椅子に掛け運ばれた茶を飲みながら。
それぞれの憶測や思惑を交えた会話で、少しずつ状況を*把握していくのだろうか*]
だって、フロイラインって。
[あきらめたような少女の声に、思わずそう言うも。
言った本人は反対を向いている。
困ったように、彼女はブリジットを見た。]
…?
[オトフリートの背中から視線を戻すと、目を瞬かせた]
…ふろいらいん、って…
何か、あだ名…とか、そういうのじゃ、無いの?
[…こう言う所の知識はあまりに少ない。
育った環境故でもあるのだが…
じー、とナターリエを見つめる]
…―――そりゃ、邸内が慌しいわけだ…。
帰る挨拶、とか言ってる場合じゃねーな…こりゃ。
[はぁ、と溜息を吐く。語尾は何処か苦笑めいているものの
その表情は険しさを映し出して]
…でも、…俺は全然詳しくねーけど…
例えば、触っただけとかで魂って簡単に取られるもんなのか…?
[ぽつりと、呟いて。もし、違うのなら。そうじゃなかったら。
それは意図的な力が加わったものになりはしないのかと]
……
[純粋な目に見つめられて、彼女は少したじろいだようだ。]
ええと。
お嬢さん、っていうことだけど。
[さすがに、幼い少女に向けて、というのは言いにくかったようだ。]
[月下を歩んで、庭園へと向かう。
辺りを包む冷え冷えとした空気ですら、
普段と異なるように思えるのは、オルゴールの影響か]
おや。
レーヴェ様、シード様。好い夜ですね。
[形式的な挨拶の言葉を述べて、
ベンチに腰掛ける二人――と一匹に一礼]
[ユリアンの説明に、ゆったりと女は頷く]
アァン…なるほどォ、それもそうですわネェ。
私はてっきりィ、引き止めて下さってるのかと思ってましたわァ。
[一度に帰っては寂しいでしょうとでもいうように、肩を竦める]
出したくない理由ですのォ…イヤですわァ、まるで――
[物取りでもあったようと言い掛けて、ザムエルの声に口を噤む]
アラァ…ザムエルさん、ご機嫌いかがァ?
……私達もォ、ちょうど話していたところですわァ。
[探るような瞳を睫毛の影に隠し、*鮮やかな笑みを向けた*]
…っ!?
[実はお嬢さんという意味だった。
目に見えてショックを受けたように身を固まらせている。
…もし、本当の意味を教えていたら、少女はどんな行動に出ていただろうか]
…じゃ、じゃあ、フラウ、っていうのはっ?
[しばらくして、ようやく動けるようになると、気になっていたもう一つの呼び名について尋ねる]
帰る、って言っても、恐らく帰しちゃもらえんだろうな。
[月を見上げて綴る言葉は、どこか冗談めかしていたものの。
翠の瞳には真剣な色彩が宿っているか]
俺が知る限りでは、触れただけで、という事はないらしい。
でなければ、複数の人手を、転々とはできないはずだ。
[だから、と。言いかけた所に声をかけられ、その続きを飲み込む。
月から下ろした視線の先に、執事の姿を捉えれば]
……や、こんばんは。
[立ち上がって、挨拶を返し]
ええと…
[とてもショックを受けた様子に、これ以上言うのもどうかと彼女は思ったのかもしれない。
呼びかえていた執事さんをちょっと恨む。]
え、ええと。
もうちょっと、年が上の女性、のこと。
[とってもあいまい。]
[エーリッヒの言葉に、ふ、と息を吐いて。
続く言葉が飲み込まれれば、僅か瞬きながらも
向こうから見える人影に気付けば、僅かに視線を上げる。
月明りでは僅か判断には難しかったものの、声を投げられれば
聞き覚えのある声に、あぁ、と頷いて]
お疲れ様です、クリューガーさん。
―――…今日は、大分お忙しいみたいで。
[大丈夫ですか?と、自らは座ったまま、眉を寄せて問い。]
お話の邪魔をしてしまいましたか。
申し訳ございません。
[謝罪の言葉を口にして、再び頭を下げる。
しかし、弓なりに細めた瞳が象るはいつもの微笑。
色は緑を保ちながらも、何処か月を思わせるか]
いいえ、シード様。
お客様方をお引止めする事になり、
大変、御迷惑をおかけしております。
引き止める…か。
ま、そうかもしれないけど
[でも、居ようと思う人間ならともかく。わざわざ帰ろうとする人間を帰さないような真似はしないだろ。
と、続けそうになったのを、仮説が浮かんだに過ぎないことで、変に騒ぎ立てるわけには行かないと。口を噤む。
それに、わざわざ不安にさせる要素を与える必要もないとも思い]
寂しいだけだったら、まあ可愛げがあっていいけどもね
[と、話をあわせつつ、その後、ヘルガが言いかけた言葉に自分もそうかもなーと思っていたら、ヘルガがザムエルに声をかけ、笑みを向けているのにつられて自分も視線を移す。そして騒ぎのことについて聞かれれば]
ヘルガさんの言うとおり喋っていたんだけど、わっかんない。
寂しがっているから引き止めているのか。あるいは
[自分の仮説を簡単に語った。それをどう受け取ったのか。
人生を自分よりずっと長く生きてきたザムエルの考え込むような表情からはうかがい知れなかったけども]
…
[ナントイウコトデショウ。
呆然と口を開け、ナターリエを見つめている。
つまり、少女と初めて出会った時…から、お
嬢さんと言われ続けていたのだ…
しかも、ちゃんと他の人とは区別して]
…
[ゆら、と、階段の手すりにもたれかかると、肩を落とした]
…執事さんにはー…あたしの歳ー…言ったのにー…
あ。ええと。
大丈夫よ、きっとほめ言葉よ
[少し慌ててそういい募る。
ちゃんと年齢あたりまで言っていなくてよかった。]
若く見えるというのは良いことよ?
だからそんなにがっかりしないで?
[扱いが子供に対するように見えるのはきっと気のせいだ。]
いや、邪魔って事はないけれど。
[謝罪の言葉に苦笑しつつこう返し]
……それで。
これから、どうするおつもりですか?
[続けて短く問いを投げる。
それが何を意味するのかは、語るまでもないだろう、と端的に]
まさか。邪魔なんて。
[ふるりと柔く首を振って。続く言葉に、僅か瞬きをしながらも。]
いや、……さっきちょっと聞いたけどさ。
…本当大変そうだし。
[此方は気にせずに、と。
何処か声を落として。苦笑に似た笑みを浮べ。
エーリッヒの言葉を聞けば、答えを伺うように執事へと視線を向ける]
ザムエルさんはどう思う?
[考えに没頭しているから聞こえているかわからないまでも一応聞いてみる。
でも...はわからないものは仕方がない。既に半ば開き直って、それよりも本当に出してもらえないなら。納品しなければいけないものとかその辺りどうしようとかそれでも物騒なことが起きているとは露知らず、そんなことを思っている。
客商売で信用商売なのだから仕方ない。
と、そこで、先程注文した飲み物をもって使用人がやってくる、ヘルガと二人受け取ると、ザムエルの分をそのまま追加した。]
[ずーん、というか、しょんぼり、というか…
とにかく、落ち込んでいるのは目に見えて分かるだろうか…
まさか、礼儀正しいあの執事が…少女にとってはなんだか、裏切られた気分に近いようで]
…ホント、かなぁ…
[…本当は、正しい年頃の対応をされているだけなのだが…少女は大人に憧れていた]
…そ、そう…なのかな…?
[…若く見られると言うことはいいのだろうか?
でも、大人の女性が若く見られて嬉しい、みたいな所を、何処かで見た気がするのも確かで。
少しだけ顔を上げて、首を傾げた]
[少女の本当の年など知らないが、実際、フロイラインでも彼女にとっておかしいと思うわけでもない。
のだがものすごく、落ち込む様子には、やっぱり慰めるように手を伸ばして。]
本当よ。
だからそんなに落ち込まないで?
あなたはとても可愛いから、きっと彼もそう呼んでいるのよ。
[年齢詐称に気づいて、そう呼んでいるなんて気づかず。
伸ばした手は、その頭を撫でようと]
[事情を察しているであろう事は、容易に理解出来る。
だから、彼らには誤魔化す必要もないだろうと]
そうですね。
あれは、一人でに働くものだとは思えません。
“犯人”がいると想定するのが、自然でしょう。
[考え込むように口許に手を当てながらも、
視線を真っ直ぐに返す執事の孔雀石に揺らぎはなく]
となれば……こう言っては不躾ですが。
お客様方は、イコール容疑者――となります。
故に、このままお帰り願う訳にはいきません。
無論、使用人の中にいるかもしれませんが、ね。
どちらにしても、まだ、憶測に過ぎませんが。
[とは言っても、所持品検査などで見つかるとは思えない上、
犠牲が増える可能性も否めないのが悩みどころではあるが]
封印の術があれば好いのですが。
[本当、と言われると、表情は明るくなり…
はにかむように微笑んで]
そ、そう?
だったら…照れちゃうな。
[そうだとするなら、いつもは仕事に専念している執事の少し…人間っぽい?所が垣間見れた気がして。
頭に伸ばされた手が目にはいるが、拒むようなことはせず]
[物騒なことが起こっている可能性が高いというのに
会ったときから変わらずに嫣然とした笑みを浮かべるヘルガ。
冷静に状況を把握しているのか年輪とともに刻まれた皺が思慮深さを際立たせているザムエルは動揺した様子もなく黙している。
その落ち着いた様子をみて、もしかして、自分だけが悪いほう悪いほうにものを考えすぎているだけかもな。と思った。
考えて見れば自分よりも邸の主を良く知っているわけだしと。
とはいいつつも...も慌てた様子もなくマイペースだったりするわけだが。]
どーなんだろうなー。
[とぼやきつつ、歩いていた使用人に軽食を頼んだ。
人間結局腹は減る]
…ま、確かにそれが一番妥当だろーね。疑うのもしゃーないっしょ。
人の命かかってんのに、憶測だからってそのまま帰す方がむしろ問題だしね。
[執事の紡ぐ言葉に、溜息を零しながら小さく頷いて。
"犯人"の言葉に、僅か瞼を伏せる。――その表情は読取る事は叶わずに]
……封印、の術…に関しては…流石に、俺はさっぱり。
にーさんなら、何か知ってるかもだけど。
[肩を竦めれば、隣に立ち並ぶ青年を見やって]
……犯人……ね。
確かに、あのオルゴールが独りでに動いた、という記録は俺の知る限りでは存在しない。
何者かの意思の介在がある、と見た方が自然だな。
[記憶を辿りつつ、オトフリートにこう返して。
容疑者、と言う言葉には、そうだろうな、と肩をすくめる]
……とはいうものの、あれだけ強力なアーティファクトを目覚めさせるには、相応の力が必要なはずだが……。
[人の身に、それが叶うのかと。
ふと感じた疑問はそれ。
それから、封印の術、という言葉に、一つ瞬いて]
封印……オルゴールの力を封印する……って、事か?
ふふ、執事さんに聞いてみたらいいんじゃないかしら
[そんなことをしたら、本人がうそをつかない限り困ったことになるかもしれないが、そんなの彼女の知ったことじゃない。]
さあ。
食事にいきましょう?
[少女の頭を優しく撫でて、笑いかける。]
封印……それは、恐らく、できる……だろうが。
[自らの内に宿るモノの力であれば。
それは、容易い……否。
暴走したオルゴールを鎮めてきたのは、常に。
自らの内に眠るそれであると。
問うた訳ではない、けれど。
それは拾い集めた知識から、確証として得ていた]
――人ならざる者の力によって、“歌姫”が覚醒めた。
[研究家の青年の言葉に重ねるように、声を紡ぐ]
なんて可能性も、あるでしょうか。
事実は小説より奇なり。
何があるかわかりませんからね。
[首を斜めに傾け、執事は冗談めかしてくすりと笑う。
腕を組むようにして、顎に手を当てた]
ええ、危険なものであれば封印する。
それは、当然の事でしょう?
[やはりその声にも、何処か試すような響きがあるか]
[やがてザムエルから返ってきた言葉は。なんというか。特に現状を把握できるものではない。
与えられた情報源はどうやら同じようだから仕方ないか。とも思う。
でも何か思い当たっているのかもしれない。が、憶測だから。ということで締め切られてはしまう。
後で何かわかったら教えてもらおうとだけ思い、ちょうど良く使用人が持ってきた軽食に手を伸ばす。
いなきゃいけないのだとするならば、その分満喫しようという腹らしい]
中/
別に目の色がかわったりとか、不思議なとことかありませんよーーー
なんていってみるやつ。何も考えていなかったものだから(なにぃ
…き、聞いてみるの…?
何だか恥ずかしいし…
オトフリートさん、だから、簡単に流されそう…
だから、良い。うん。
[本人もそう思っているのかは闇の中、となりそうである。
軽く頬を染め、ぼそぼそと自己完結した]
…うんっ、行こっ。
[撫でられる感覚が気持ち良かったのか、目を細め…小さく頷いた]
エェン、本当に…どうなのかしらネェ。
[少年のぼやきは聞こえているが、女は自ら情報を与える気はない]
知らぬもの同士で話していてもォ、らちが明きませんわァ?
後でェ、詳しく知ってそうな…オトフリートさんでも問い詰めればいいんじゃないかしらァ。
本当に体調を崩してらっしゃるならァ、ギュンター様にお伺いは出来ませんものネェ。
[食事が運ばれてくれば、女も席へと座り手をつけるだろうか]
[仕事の合間にオルゴールを探す素振りをしつつ、アーベルを探して屋敷内を捜索していたが、なかなか見つからずこんな時間になってしまう
何処にいるのだろうと、はぁと窓の外を見ると……
嗚呼、中庭は盲点だったか
……だが、]
……他にも人がいる
でも、行くしかないか
確かに、流しそうね。
でも、きっと、とてもかわいらしいからですよ、とか言うと思うわ?
[自己完結して良かったのだろうが、そんなことを言って。]
でもギュンターさんは病気みたいなのだけれどね。
大丈夫かしらね
[そういいながら、少女と一緒に階段を下りようと。]
―→ホール―
人、ならざるもの……か。
まあ、元々。
オルゴールに歌姫の魂を封じたのも……人ならざる、魔……だった……訳だし。
何があっても、不思議はない、か。
[冗談めかした言葉に対する返答は、どこかかすれていたろうか]
危険なものであれば、封印する……。
[それから、繰り返すようにこう呟く。
いつの間にか、握り締めた右手が胸元へ、何かを押さえつけるように押し当てられていた]
…………ああ、確かに。
眠らせ……なければ、ならない。
[呟きからしばしの間を置いて、紡がれた言葉はいつになく真剣な響きを帯びていたやも知れず]
そですね。わからない者同士でなに言ってもわからないものはわからないですよね
[ヘルガにそう返答する。
でも、そんな状況はある程度予想できることなのに、憶測とはいえ色々口にしてしまったことに反省する。変な不安を与えることも、縁起でもないことも、全部自分のうちに留めておくべきで、ザムエルのようにそういうのはあまり口にしないほうがいいと思ったからだ。
そしてオトフリートの名が出れば]
確かにあの人なら他の使用人より何か知っている気もするけど…
[でも一番口が堅そうなため、結局は無理そうな気がする。と思いつつ、後者のギュンターに会うのは難しいことには同意した]
[他の従者たちとともに本来の仕事の合間にオルゴールを探していたが、やはり見つからずもうこんな時間になってしまっている
招待客に嘘をついて引き止めるのも、もう限界だろう
近いうちに、真実を告げねばならないのだろうか
ふと、窓の外を見ると、そこには屋敷の多くを取り仕切る執事の姿
他にも、二人ほどの姿も見えるが]
相談……した方がよいかもしれませんね
[そう呟くと、中庭へと向かった]
中/
庭には幻夢御三家?大集合にゃぁ…。
あそこに突撃かますなんて勇者にゃ…ユーディット頑張れにゃ〜☆
今回のスクリプト様のニヨお告げは<<ランプ屋 イレーネ>>×<<小説家 ブリジット>>にゃんv
……『お前』にとって、あれがどんなものであれ。
『お前』が、何考えてあんな厄介なものを作ったんであれ。
……俺の知る人たちに、害を為すなら、俺は……。
『……逆に、我が歌姫に、害を為す……とでも?』
[そんな事が叶うと思うのかと。
嘲るような声が意識に響く]
……そんな事は、知らん……。
ただ、このまま黙って見てるつもりはない……。
『お前』の思惑がどうだろうと、俺は、俺の思うように動く……それだけだ。
[そうかな?と、居ない者の話で盛り上がりつつ、しかし、この屋敷の話になると、少しだけ影を落とし]
…うん。大丈夫かな…
でも、みんなに充分に楽しんで貰えてない…って、言ってたそうだし…
大丈夫、じゃないかなぁ…
[実はヒドイ病気だったらどうしよう…小さく思いつつ、ナターリエと共にホールへと]
そうね。
そう言ってそう。ギュンターさんですものね。
[そして笑って、ホールの扉を開けた。
中の人たちに、微笑み。]
今晩和
[続く会話は、オルゴールの逸話に興味を持たない青年にとって
所々首を傾げるものばかりで。
しかし2人の口から出てきた言葉に、僅か反応して。]
―――…危険なもの、か。
[僅かに目を細めながら口許に手を当て。ぽつりと独りごちて。
その呟きは、風へと掻き消える。
と、エーリッヒが胸へと押し当てる様子に気付けば、僅か眉を寄せ]
ええ。
案外と……紛れ込んでいても、
気づかないものなのかもしれませんしね。
[笑みを浮かべたまま、声には少し含みがあったか]
そう、眠らせなければ――
[復唱するように言葉を紡ごうとするも、
しかし彼が拳を胸に当てる様子を認めれば、
モノクルの奥、孔雀石の瞳には心配そうな色が宿る]
……どうか、なさいましたか?
[でも、勝手に帰ろうとし。本当に無理矢理引きとめられたら、何かわかるかもしれない。なんてことを思いながらも。結局のところはヘルガの言うとおりというか。わからないものはわからない。
ということで、そのことについては半ば打ち切って
食事へと手をつける。
ヘルガも食べるのかもしれないがその辺りは気にしない。後でまた頼めばいいとかもだが
新しくホールに入ってきた人間に気を取られたからでもある]
…………こんばんは。ナターリエさんに、ブリジット。
[一瞬間があったのは、口の中のものを咀嚼していたからだ]
[庭園に向かうと、風に乗って三人の会話が耳に入る
その中に混ざる、「犯人」や「オルゴール」という単語
僅かに眉を寄せるが、三人のもとに歩み寄ると軽く一礼]
こんばんは
えっと、もしかしてここの方々はもう?
[ふるり、と軽く首を振る。何かを振るい落とそうとするかのような仕種に、カーバンクルが不安げに鳴いて腕へと飛び移り、肩に駆け上がって一声鳴いた]
……ん……大丈夫だ、ローゼ。
[先ほどに比べれば落ち着いた声で、その鳴き声に返した後。
眉を寄せるアーベルと、心配そうな色を宿してこちらを見るオトフリートに]
……いや……大した事じゃない。
まあ、持病の発作みたいなもの?
[どこか、冗談めかした口調でこう返す。
……もっとも、真に受けてもらえるとは到底思ってはいないのだが]
エェン、そうネェ…わからないわよネェ?
[当事者である女は、なんの悪びれも無くユリアンへ頷く。
ザムエルにも同意を求めるように小首を傾げれば、曖昧な同意を得られただろうか]
アラァ、あんまり気乗りしないのかしらァ…?
……アァン、あの人は余計な事は口にしないわネェ。
誰か…古参の方にでも聞いてみた方がいいかしら…?
[少年がぼかした言葉を察し、女の紅い唇が歪む。
館の主と親交の深いザムエルへの質問を口にすることでそれを誤魔化し、女は行きかう使用人をちらりと見やった]
中/
まあ正直3000ptは使い切れないだろうなーと。
早くから皆参加状態とか言うなら違うだろうけど。
俺は比較的参加できているほうなきがするけど。
とはいっても朝昼辺りはノータッチですが。
うん…ぁ、あたしは、使用人の方から、聞いたんだけど…
[直接聞いたわけじゃないのが、更に不安にさせていることもあり…
しかし、ホールにはいると軽く微笑んで]
こんばんはっ。
[頭を下げると、席に着こうと]
ローエングリン。
[やって来た侍女の姿が視界に入り、顔を向ける。
問いかけには深く一度だけ、頷きを返した。
表情には僅か、苦笑の色を滲ませて]
ええ。少しばかり、相談を。
どうするべきか、専門家にお話を伺った方がよいかと思いまして。
[専門家、は当然のように目の前の金髪の青年を指す。
発作という言葉には、ほんの一瞬、目を眇めるのみ]
そうですか。
お身体は大切になさって下さい。
[気遣うような台詞]
……なーにが、持病の発作デスか。
ま、それだけ冗談言えればだいじょーぶっぽいけど。
[案の定、真に受けることは無いらしい。
僅かまだ眉を寄せつつも、小さく溜息を吐いて]
…昨日から、にーさん何かおかしーよ。
本当無理すんなよ? チビだってこんな心配してるのに。
[なー、と相手の肩に飛び乗るカーバンクルに同意を求めて。
ふと、新たな人影に気付けば小さく目を見開き。
それでも僅かに笑みを浮かべれば、こんばんはと小さく礼を返して]
ァラン、こんばんわァ。
[ナターリエとブリジットに微笑んで、赤い爪を伸ばして皿の物を一つ摘む。ユリアンが頼んだ事など気にしていない。
それを唇に寄せ、やって来た二人を興味深そうに睫毛の影で窺う]
中/
酒場のママ ヘルガは、職人見習い ユリアンに話の続きを促した。2007/05/16(Wed) 00:47:54
シスター ナターリエは、職人見習い ユリアンに話の続きを促した。2007/05/16(Wed) 00:47:54
…アラァ、三角関係かしらァ?
ですね
[ヘルガの考えなど露知らず。頷きつつ、オトフリートのことについては]
ええ。なんというか。苦手とかいうのじゃなくて。単純にオトフリートさんは必要以上のことは言わないというか。口にしないと決めたことは絶対口にしなさそうですし。
優秀なのもこういうときは不便だ。
[でも、それは逆を言えば、伝えるべきことは絶対伝えるだろう。というわけだと、そんなことも思ったが
後はヘルガと同じく、古参の人間に頼るしかないだろうなと考えて、その辺りで一旦思考を打ち切る。
嫌な考えが多く浮かぶものなど考えていてもつまらないし、仮説は仮説
入ってきて、席に着いたナターリエとブリジットに聞いても、多分新しい情報はないだろうと。聞きもしないでおくことにした]
[やって来たユーディットにこんばんは、と軽く礼をして]
ああ……こんな状況下で、倒れたり寝込んだりしてられないからね。
[気遣うようなオトフリートの言葉に、一つ頷いて。
それから、予想通りの反応を返してきたアーベルに、苦笑を向ける]
おかしい……かな? そんなつもり、ないんだけど。
[自分でも、白々しいとは思いつつ、こんな事を言って]
ん……無理は、してない……まだ。
[それから、どうとでも取れるような曖昧な言葉を付け加える。
同意を求められたカーバンクルはこくり、と頷いてみゅうう、とか細く鳴いた。
それにまた苦笑を浮かべつつ、*ふわりとした真白の頭をそっと撫でて*]
[ナターリエに小さく頷くが、並べられた料理を前にすればそちらの方に興味が移りフォークを持つ]
…
[ユリアン達は何かを話していたらしい…
オトフリートの性格について話していたのだろうか…?
ソレについては、同感…
フォークを口に運びながらそう思った]
[ユリアンとヘルガのやり取りに相槌を打ち、時折返事を返しつつ、用意された食事に手を着けて]
ワシが聞いても答えてはくれぬだろうの。
あれは本当に仕事熱心であるし、ギュンターの事を一番に思っておるようだしの。
こうして話していてもさっぱりわからぬ事ばかりだて。
粗方落ち着けば、少しは話も出るであろうがの。
[向けられた問いに曖昧に返す。
親交が深くとも今回の事はまだ詳しくは知らず、故に話せる事もなかったから。
そして、また新たにホールにと現れたもの達に軽く会釈を]
[ひとつ深く頷くオトフリートに、そうですか、と呟くと]
それで……どうにかなりそうなんでしょうか?
といいますか、犯人は一体誰なんでしょうか?
[困惑気味に面々に尋ねる]
ゥフフ…そんな感じネェ。
一度くらいィ、慌てた所も見てみたいものだわァ…。
『大切なご主人様の抜け殻を見たらァ、少しは慌てたかしらァ?
マァン…、また誰か捧げてみればァ…わかるかもネェ…?』
[ユリアンの執事評に頷きつつ、ぺろりと赤い舌で指先を舐める。
女は見損ねた事を残念に思いつつ、*残酷な考えを浮かべた*]
[ホールでの噂話など、露知らず。
知ったところで、いつも通りの笑みを湛えて対応するだけだろうが。
暫しの間、研究家の青年の様子を窺っていたが、ふと視線を逸らす]
正直に言えば、現状ではどうにもならないですね。
お客様方にも事情を明かして、所持品の確認はさせて頂きますが。
[犯人はと訊ねられても、明確な答えを有しているはずもない]
生憎と私はあくまで執事であり、名探偵ではありませんので。
ただ一つ言えるのは、常人の仕業とは思えない、というだけですね。
[入ってきた二人。ブリジットとナターリエの組み合わせはなんとなく意外なだなと思いつつ。
さすがにもうブリジットが急に大きくなっていないとかいうのは思わないでおく。
…まあ、また野菜を分別しているのかもしれないけれども…
そして何か思うところがあったのか、定かではないが、先程まで問うていたこと屋敷になにがあったのかな?ということに関してザムエルの言葉に親交が深い人間でもわからないのか。という情報を脳内に足しながら、頷きを返し、ヘルガの同意も得られれば]
オトフリートさんは仕事熱心すぎるよな。
[と、ヘルガが考えていることなどわかるはずもなく、ただとりあえずわかったのは、オトフリートへの認識がだいたい皆同じということぐらいだなと。]
中/
明日は書庫か庭園にでもいこうかな。
ホールばかりだと飽きる(ぇ
もしくは新しい部屋でも開拓するか(それは勝手に作るということです)
それでおかしくない、って言える方がすげーよ。
…『まだ』って、無理する予定があるって事デスか。
[カーバンクルの同意が返ってこれば、
ほれみろと言わんばかりに、呆れたように溜息を吐き。
執事と侍女の言葉に、そちらへと視線を向ける。]
常人の仕業じゃないって…常人かそうじゃないか、なんて。
[見た目で判るんですか、と。ぽつり呟いて。]
[視線に気付いたのか、気付かなかったのか。
侍女の方へ視線を返すことは無く。
まさか自らが常人と異なる力を持ち得てると知らぬままに、問う
―――そこに紅の気配は、無い。]
[…ユリアンが思ったとおり、やはり野菜は退けており…
ふと、視線が合えば、暫くして頬を膨らませ]
…嫌いなモノは嫌いなんだもん。
[そう呟くと、やはり野菜を*退けるのだった*]
見た目で判らないから、常人ではないのですよ。
能ある鷹は爪を隠す、と言いますから。
[浮かべる表情はやはりにこやかに。
続いて紡がれた声は、ややトーンを押えて]
逆に、見た目以外で判る部分もある訳ですが。
[それから視線はまた、金髪の青年へと戻される]
……ああ。
あまり長く外にいらっしゃると、宜しくないかもしれませんね。
特に今は、空気が――少し異なるように感じますから。
[オトフリートの答えに]
常人ではない……ですか。確かに、人の業ではないとは思いますが
でも、やはりそれを見極めることも難しい、のでしょうね
[ヘルガの言葉に僅か苦笑して]
ワシもここに長く出入りさせてもらっておるが、あれが慌てる所は見たことがないの。
もう少し楽に、とも思うが、それでは執事は務まらぬ、と言うことらしい。
[そう述べて、ヘルガの指先の動きをちら、と見る。
その表情は自分の位置からは伺えなかったが]
熱心すぎていつ自分の時間を持つのやら、と思うのだがの。
尤も、この邸の執事と言う物はあれ位でなければ勤まらぬのかも知れんがの。
[ここの主の事を思い、真面目になるのも無理はない、と苦笑する]
[女は自分以外の魔がこの館に居る事にも気付かず、くすくす笑う]
ゥフフ…ゥフフフ……誰にしようかしらァ…
[愉しげな瞳は、獲物を見るよう。
今宵はオルゴールの余韻に浸りつつ、*誰にしようか迷うだろう*]
[薔薇の園がある庭は、女の魔力で包まれた【永遠のオルゴール】が隠された場所。
力ある者――魔を宿す者は、それを感じるのだろうか。
目覚めたオルゴールは、密やかに息づいて彼等を*見守っている*]
でも、確かにオトフリートさんが一度ぐらい慌てたところは見たいかも
[ヘルガのそんな言葉にヘルガとは違う考えで同意しつつも、まるでその際の姿が想像できないのはどうしたものか。
そこでヘルガが自分が頼んでいた食事をとっていたのか。とようやっと気づくが、他の面々が集まって食卓として賑わっているのでいいか。と思う。
そして、案の定、野菜を退け、素直に嫌なものを嫌というブリジットに思わず苦笑と、ここ最近癖のようになっているのか。頭をぽむぽむとしつつ]
ま、無理に大きくなる必要もないけどな
[と、ブリジットにとっては問題かもしれないことをさらりっ。
...にとっては、いまだ気づかず。もう19歳だしそんなに成長もないか。という思考があるわけだが、ブリジットはその辺りをどう受け取るのかどうか、それはわからない]
あぁ、なるほど。
その『能ある鷹』を探すのは、…大分難しいんだろーけど。
[執事の言葉に、小さく苦笑を浮べ。
しかし続く言葉に、驚いたように僅か目を見開く。]
―――それ以外に、判る、んだ?
[想像つかない、とポツリ呟く。
考え込むように口許へと手を当てて。]
[野菜を丁寧に避けるブリジットに気付いて]
……食べた方がいいと思うがの。
[思ったより子供のようだと不思議そうに眺め。実際子供だと言うことは考えない様に]
[執事の言葉に、すぅと目が細まる。
手の内へと隠れた口端は、僅かに上がって。
『―――面白い』と。薄い口唇が形作る。
月明りのみが照らす闇夜の中で、微かに染まる紅は見えないだろうけども]
[一つ一つの言葉は、探るように。
わからない振りをしているのか、本当にわからないのか。
魔の力を宿しているだけなのか、魔そのものなのか。
見極めは慎重に行わなければならないだろう]
[一通りの思考をめぐらせれば、また暇になる。
納品するものどうするよ。とか自分にとっては切実なことを考えるが、今日のところはきっと帰れないのだろうなーいう予想の元、ため息を一つするのと一緒にそのことについて悩むということも吐き出すと。早めに食事を取ったからか。ホールにいる面々より一足先に食事を終える。
ヘルガがグラスを傾けている、あれはお酒だろうか?だったらそれを飲み干した後、部屋に去るのかもしれない。
結局野菜を退けたままなブリジットは食事を黙々と食べている。この後はやはり野菜の援護を得られない分、早寝だろうか
とか色々と、こうしてみているのは、長い間逗留することになった際、どうするべきかと考えているからかもしれない。]
誰にでも判るという訳ではありませんが。
そのような力を持つ者も在るのだと、聞き及びます。
まあ、その者自身も常人ではないでしょうね。
[他人事のように言うと、くるりと向きを変えて、
いつの間にか鋏を手にして、花壇にしゃがみ込む。
小さな花をつけた鈴蘭を一輪、採って。
それが主の好きな花というのは、些か可愛らしいか]
[そして、何か考え事でもしているのか、野菜は退けてはいないけど、ブリジットと同じく黙々と食事をしているナターリエに軽く声をかける]
そういえばナターリエさん今日何していたの?
[聞いたのは他愛ない談笑の一つ。
その返答を濁されても、気分は害さないだろう。なんとなく同じところにいるから聞いたというのもあるのだから。
でも、絵を描いていたといえば、あー、そりゃ見に行けばよかったなーと呟くだろう。
そんな感じにか色々喋り、ナターリエとの会話を終わると。
さて、本題の自分はどうしようか。と少し悩み
後で、書庫で本でも借りて客まで読もうかなと*思うだろう*]
[漸くゆっくりと食事を終えて。
何かを考えているようなユリアンに気付いて]
どうされましたかの?
[恐らくはこういう場に慣れていないせいなのかも知れぬが。
このまま帰宅が遅れれば取引にも影響が出るか、とふと思い出し]
……早く落ち着くと良いのですがの。
[何が、かはわからなかったがそう呟き、食後のお茶を啜って]
へぇ…初めて聞いた。
ま、そもそも常人じゃない存在もさっきまで知らなかったんだけど。
クリューガーさん、詳しいね。
[にーさんみたいだ、と傍らに立つ金髪の青年を見やりながら、けらり笑う。
一輪、手に採る様子を見詰めれば、僅か首を傾げながら]
…鈴蘭?
[オトフリートの言葉には半信半疑な様子]
そう、なんですか?
……確かにああいうことが出来る人がいるなら、そういう人がいても不思議ではありませんが……
[集まった人々の話を聞けど、今回の件についての確証は得られずに]
やはりこの邸の事はあれに聞くのが一番なのかの……。
[恐らくは、一番ある時に近いところに居るであろう執事を思い出し、後で見かけたときにでも、と心では思って残りの茶を飲み干し]
さて、ひとまず部屋に戻りますかの。
明日には何かわかるといいのだが……。
[そう呟き立ち上がると残った者に会釈をして部屋へと向かう。
途中であった使用人にそれでも問うことは*止めなかったが*]
それなりに長く生きていますから。
すぐに信じろと言っても、難しいかもしれませんね。
けれどこの世の中は、なかなかに非常識なものですよ。
[二十代後半の外見には、あまり似つかわしくない言葉。
しかし浮かべられた微笑には、何処か深みがあるかも知れず]
君影草、とも言いますね。
お見舞いに、主の好む花を贈るようにと、
フラウ・キアストライトに仰せつかっておりましたので。
贈った相手には、幸福が訪れるのだとか。
[こう見えても毒草なんですが、などと言いながら土を払う。
整然としているように見える庭園内だが、よく見れば、
時期外れのものや、場所のそぐわないものもあるのがわかるか]
…クリューガーさんも、まだまだ若いっしょ。
[数度瞬きを返し。しかし、浮かべる笑みを見れば僅かに目を細め。
続く言葉に、なるほどね、と深く頷いて。]
へぇ…あの人、鈴蘭好きなんだ?
[知らなかった。とぽつり呟きながら、何気なく周囲を見回して。
時期外れの花が並ぶ違和感に僅か眉を寄せるも、
手入れの賜物か、と深くも考えずに思考を止める。]
…さて、んじゃそろそろ俺は中に戻ろっかな。
けっこー長く居たから冷えてきたし、ね。
[にーさんはどうするよ、と金髪の青年に問えば、
同意の言葉と共に、カーバンクルの鳴き声が返り。]
いえいえ。
[否定のような、謙遜のような、曖昧な声。
立ち去ろうとする客人に、それが好いでしょうと首肯して]
私も、花を採ったら中に戻る事にします。
皆様にお話するのは、明日にしましょうか。
まずは使用人の間で話し合いの機会を持たねばなりませんから。
[後半の言葉は、召使いの少女へと向けられたものか]
[屋敷の中へ帰っていく二人を見送ると、オトフリートに向き直り]
そうですね。このまま、隠し通すのも無理でしょうし
その前に、私たち自身がどう対応するか決めませんとお客様方にいらない動揺を招いてしまうかもしれませんね
[そう言うと、では先に失礼します、と自身も*屋敷の中へ*]
[曖昧な返答が返れば、僅か肩を竦めつつ。
続く言葉には小さく頷き、邸内に向かって歩を歩み始める。]
それじゃ、クリューガーさんも…無理をなさらずに?
[この人みたいにね、と数歩前を歩く金髪の青年を指し。
けらりと冗談の混じる笑みを浮べれば、*ひらりと手を振って*]
[ふわり、と。風に孕む握るように、微かな残り香を捕らえる。
其処に微か混じるのは、薔薇と―――自分と似て、異なる力の気配]
…随分と、愉快な余興だな。
さぁ、―――…楽しませて貰おうか。
[気配の残滓を読取れば、くつりと、紅の光と共に微か口端に深まる笑み。
それは、数歩前を行く青年には、見る事は叶わなかっただろう。
僅かその身に花々の香りを孕ませながら。気配の満ちる庭園を*後に*]
ええ、それでは。
[邸内へと戻る者の後ろ姿は、月下に揺らめく影となる。
それを見送った執事は庭園の一角へと向かい、
真白と漆黒の薔薇をそれぞれ一輪ずつ採った。
先程の鈴蘭とは異なり、
触れるだけでその手にすんなりと収まった花は、
まるで自身の一部であるかの如く。
抱く白は穢れもなく、黒は穢されようもなく。
棘は他者を拒絶するかのように、茎にあしらわれて]
―――…
[花を手にゆっくりとその場から離れて歩を進め、
何気なく口遊ぶ旋律は、以前音楽室で奏でられたもの。
やがてモノトーンの薔薇はホールの卓上に、
小さな鈴蘭は眠る主の傍らに*飾られる事だろう*]
/中/
……正常化。
クッキーの関係かな、これは。
時間的に補給されてないはずないのに、表示変わんないとか焦らせんでください。
しかし、イレーネは大丈夫なんだろか(' ';
昨日3発言って……。
何となく能力者っぽいから、初回は避けたいような気がするんだけどなー。
しかし、あれなんだよね。
襲撃来ない反面、占い師の思考が読めないと怖いのは相変わらずだなあ、妖魔(汗笑)。
……それが楽しいとも言うが。
中/
にゃんだかグダグダ気味にゃ。
もっとかき回したかったけど、お仲魔占われてる以上、あまり派手に動いて初回私吊りににゃっても困るし微妙な所にゃん。
精霊・特撮と狼CO者がさっくり吊られてる事を思うと、空気読んで吊らないでって期待するのもにゃぁ…。[へんにゃり]
現状>>158で執事襲わにゃいよサイン出してるので、結果はもう少し引っ張ってくれると思うのにゃ。
んでもお仲魔も認めてたようにもって4日目までだよにゃぁ。
アチラさんだって告発イベントしたいだろうしにゃん。
そうにゃると私がLWの可能性も…げふり。[吐血]
テンション上がらにゃいまま頭痛までしてきたにゃん…。
こんにゃんでLWできるかにゃぁ…。
―回想:ホール―
[野菜を食べないブリジットに、彼女は小さく笑みをこぼした。
それからユリアンに問いかけられて、あぁ、とうなずいた。]
今日は、ずっと絵を描いていたわ。
描いているだけだったけど。
あのオルゴォルの絵なのだけれど、あれがうまく描けなくて。
実物を見れば、描けるかもしれないけど…
ちゃんと出来上がったら、お見せするわ?
がんばらないとね。
[でも、あれを見ない限り、納得いくできはないだろうと、彼女は思ったけれど口にはしなかった。]
中/
…いっそのこと、今日派手に動いて初回吊りになって、オルゴールが魔にも危険ということ発覚=お仲魔vs村側vs妖魔の駆け引き状態に持ち込むかにゃぁ?
真っ先にオルゴールに触れた魔が引寄せられるのは十分にあり得るにゃぁ。
…とりあえずお仲魔と相談にゃん。
−回想/ホール−
マァン…そうですのォ。
[ザムエルの言葉に曖昧な笑みで頷きつつ、女は現れた二人の様子を伺う。
野菜を避けるブリジットからは、何も知ってるようには見受けられず。ナターリエからも特に変わった様子は感じない]
『アラァ…つまんないことォ…』
[もう少し何かがある事を期待していた魔は、ほんの少しつまんだだけで飽きたように召使いに葡萄酒を頼んだ]
[ふと目を向けた先、ヘルガがワインに口を寄せていた。]
そんなにお飲みになって、大丈夫ですか?
あまり飲むと、その…二日酔いとか。
[ブリジットとユリアンの野菜を巡る微笑ましい会話も女の心を惹きつけはしない。
血の様な液体で喉を潤しながら、適当にお暇する機会を計る]
…アラァ、オルゴールの絵をですのォ?
それはァ残念ですわネェ…
[既にない事を知っているから、つい口が滑ったのだろうか。
女は気にした風も無く、グラスを呷る。白い喉が動き紅を干した]
オルゴォルの絵…ですけど
残念?
[よくわからずに首を傾げて]
えぇ。ギュンターさんがご病気ですし。
治ったら見せていただくつもりなんです。
まだ出来上がっていなくて、ごめんなさい。
[二日酔いを心配するナターリエに、くすり妖艶な笑みを向ける。
魔である女にとって、酒精は食事などより糧となるのだから]
ゥフフ…大丈夫ですわァ。
足元もふらついて無くってよォ。
[グラスを置いて立ち上がり、くぅるりと緩やかに回る。
彼の女性が足を踏み外した事など、知りはしなかったけれど]
[首を傾げて、わからぬ様子の女性にくすくすと笑みを零す。
それは酔っている風に見えるだろうか]
ゥフフ…アハハ…ァン。
そゥ…、ほぉんと残念……
頑張ってェ、くださいネェ?
[ギュンターはもう目覚めないと知らぬ女性を、嫣然と見下して、心の篭らぬ激励の言葉を投げる。
そうして、赤い爪をひらひらと皆に向け、背を向け出て行こうと]
…お強いんですね。
[タァンした彼女を見て、感嘆のため息。
どこかその妖艶さに、しどろもどろになろうか。
しかし笑う様子に、やはりよっているのではと少し不安になった。]
え、ぇ。
がんばります、けど。
ギュンターさんに言ったほうが、喜ぶと思いますし、きっと良くなろうとがんばってくれると思いますよ。
[内心は首を傾げて、しかし手を振り外へ向かう様子を彼女は見送ろうと。]
−回想−
[鈴の花を生けるのは別の召使いに任せ、
執事は白と黒の薔薇を抱いてホールへと。
扉を開けば、丁度退出しようとする客人と視線が合うか]
ヘルガ様。
本日は、もうお休みになられますか。
[館の主を想う素直で優しい言葉は、魔の心を面白がらせるだけ。
酒精の為ではなく、機嫌良い様子で扉に手をかけようとすれば、ちょうど目の前で扉が開いた]
…アラァ?
噂をしてる時には居ずに、去ろうとしたら現れるなんてェ。
タイミングでも計ってたみたいネェ?
[姿と同化した色彩の薔薇を抱く執事に、わざと拗ねたような物言いを投げる]
エェン、そう…ちょうど出て行くところよォ?
いけないかしらァ。
[遅れて、執事は深く礼を返す]
噂ですか?
どのような事をお話されていたのか、
興味深くはありますが……
[悪評でしたら如何しましょう、とは些か冗談染みて。
赤の艶女の言い様に、首を振り申し訳なさそうな表情を浮かべる]
いいえ、そのような事は。
本日は慌ただしくなってしまい、
皆様のお世話が出来ずに申し訳ございませんでした。
[もちろんそれは、あり得ないと知っている。
それでもそう口にしたのは、この有能な執事が少しでも慌てれば面白いのにという他愛ない思考。未熟な魔の気紛れ]
[お暇しようと、との言葉に深く頭を下げ]
申し訳御座いませんが、今暫くのお待ち頂けないでしょうか。
皆様のお耳に入れて頂きたい事がありますが故に。
本日はもう夜も遅いですので、明日になってしまいますが。
[客人に不審を与えるとは悟れど、深い理由は述べず。
否、敢えてそれで反応を探ろうとする面もあるか]
[噂の内容を詳しく説明する気は、女にはさらさら無い]
アラァ、悪評なんてとんでもなィ。
有能な執事ですわネェって言ってただけですわァ。
…ネェ、皆様ァ?
[話を振れば、皆はどんな反応を返しただろうか。
女の瞳は執事の様子を長い睫毛の影で見つめていたから、知ることはないけれど]
フゥン、そうでしたのォ…。
けれどォ、明日の馬車の手配くらいはお願いできますわよネェ?
来客の世話をするより送り出した方が落ち着きますでしょゥ。
[客人の問いかけるような声にも明確な答えはせず、
先程と同様の言葉を繰り返す]
申し訳御座いませんが。
[頭を垂れるのに合わせ、モノトーンの花弁が揺れた]
[執事が深く頭を下げるのを見下せば、女の笑みは深くなる]
アァラ、イヤですわァ。
そんなにかしこまらないで下さいましィ。
耳に入れておきたい事、ネェ…?
マァン、貴方が明日と言うのなら明日でも構いませんけどォ…。
[ナターリエが困惑したように聞き返すのを見て、女は内心でほくそえみながら、天邪鬼な答えを返す]
/中/
日記等の存在を考えると、前半のうちに明かした方が好いかとも思ったのですよね。
それにしても、客人が邸内に留まる理由がいまいち。逃げるパターンも有り得ますよね。
オルゴールの魔力故か、敷地の外に出られない、外部との接触不可等あった方が、展開として自然かなどとは思いながら、流石にそこまで勝手に描写するのは如何なものか。
私も明日で問題ないですけど。
[困惑のままに、二人の様子を見る。]
そんなに、ギュンターさん、悪いんでしょうか…?
[少し心配になって、尋ねた。]
[客人の言葉に、執事は安堵を滲ませた表情を作る。
その中でも、油断なく他者の反応を窺いはしているが]
御理解頂けて幸いです、フラウ・ローゼンタール。
貴重なお時間を頂ける事、ありがたく存じます。
[その後ろから寄せられた声に、微笑は翳りを見せるか]
昨晩は少し興奮が過ぎてしまったようで。
今はゆっくりとお休みになっております。
[それは虚実とは言えないものの、真実でもない]
そうなんですか…
[少し悲しそうに見える様子に、それを彼女は信じて。]
でも興奮が過ぎてって、子供みたいね。
ふふ。
きっと、すぐによくなると思うけれど。
お年なのだから、ゆっくり休むのも必要なのかもしれないわね。
[安心させるように。]
[執事の表情が作られたものとは気付かず、鷹揚な笑みを浮かべ]
他ならぬ貴方が…オトフリートさんが言うんですものォ。
仕方ありませんわァ。
けれどォ、私の事はヘルガとお呼びになってェ?
[艶やかに弧を描いた紅唇に人差し指を当て、念を押す。
館の主の容態については、物憂げな瞼を一度震わせただけ]
ええ、主らしいとも言えますが。
[子供っぽいとの言葉にくすりと笑みを零したかと思うと、
自分がそのように言った事は内密にと冗談めかす]
お気遣いありがとうございます、ナターリエ様。
[ナターリエの言葉には、曖昧に頷いて同意を示しただろうか]
アァン、そゥ…ゆっくり眠ればいいんですのォ。
私もォ、そろそろ部屋に戻る事にするわァ。
明日のお話ィ、愉しみにしてるわネェ。
[同じようで意味の違う言葉を投げ、今度こそ赤い靴を前に出す。
通り過ぎざまに黒の花弁を撫で、女はひらひらと*泳ぐ様に去った*]
言ったら、怒りそうですね
[くすくすとオトフリートに笑って]
いいえ。
あ、おやすみなさい
[去っていったヘルガを見て、彼女は小さく頭を下げた。]
[くすくすと女の笑い声だけが、空間に響く]
『ゥフフ…そゥずーっと眠ればいいのよゥ。”永遠の”眠りをネェ』
[感づいている者がいるとは、*夢にも思うことなく*]
[紅の口唇から零れる声にも感謝の意を示し、
要求を受ければ柔らかなテノールは客人の名を紡ぐ]
失礼致しました、ヘルガ様。
薔薇の名も貴女様には相応しいと思いましたもので。
――お休みなさいませ、好き夢を。
[撫ぜられた黒は、一層その深みを増したかの如くに見えたか。
客人への対応を一通り終えると、テーブルの傍らに立ち、
卓上の瓶に生けられた花を別の侍女に片付けさせ、
抱いていた白と黒の薔薇と挿し替えた。
ランプの光を受けた花弁は、艶やかな煌めきを帯びる]
[白と黒の花が飾られる。
本当はその色でないのかもしれないが、彼女の目にはっきりとそう映る。
薄い目の内に、十字架が浮かんだ。]
本当に、綺麗。
まだ、やっぱり、満開ではないのかしら?
そうですね……、もうそろそろ見頃でしょうか。
お客様方がいらしたもので、花も元気になっているようです。
[白の手は黒の花弁に触れる。
そしてその手を、口許に当てて。
笑みが微かに、その下から覗いた]
お客様がって。
ただ、時期を迎えたからではないの?
[くすくすと笑って]
それじゃあ、明日にでも見に行こうかしら。
ひかりの下の方が、綺麗に映えると思いますし。
無論、それも御座いますが、
活気に満ち溢れている方が美しく咲くのです。
[活気というよりは生気だろうかと内では思いながら。
手を口から離すと、普段通りに胸元に添える]
ええ、是非に。
[色を含んだ微笑みを浮かべて、答えた]
そうなんですか?
[少し驚いたような顔をして]
花も嬉しがっているのかしらね。
…薔薇が満開なら、とても嬉しいですね
[少し答えが詰まったのは、その色を見たからか。]
ええ、そうですね。
[表情を和らげて答える執事から、孕んだ色は失せて]
さて、明日の支度があります故、
私はこれにて失礼致します。
[優雅に礼をして、好き夢をとの挨拶を*残す*]
お休みなさい、執事さん
[少し色のうせるに、ほっとした表情になって]
…私も、そろそろ戻ろうかしら。
[ホールを出て、*客室へと戻った*]
中/
ぎりぎりになると相談タイムが取れなくなるかもしれませんのでェ、お先に少しだけお話しときますわァ。
吊り・襲撃共に、PL視点で、展開重視の選択をお願いいたします。
…との事なのでェ、話の展開的な必然が無い時には吊りは発言量の少ない方に行くように思えますのォ。
初回は墓下一人ぼっちは気の毒ですしィ、吊り襲撃重なりは出来るだけ避けたいですのでェ、そこら辺は襲撃先から外したいですわァ。
それとォ、能力者も避けたいですわネェ。
叶うならば守護先(GJ)もォご遠慮したいわァ。
中/
ざっと見た感じではァ、吊り票を集めそうな発言量はイレーネかしらァ?
でも彼女は能力者臭がしますので、避けられると思いますのォ。
次に集めそうなのはァ、ザムエルさんか…ユーディットかしらァ?
もちろんユーディットに入れるつもりはありませんしィ、襲撃する気もありませんけどネェ。[くすくす]
中/
能力者候補と吊り候補を除くと…ユリアンかブリジットかしらァ?
ただァ、ナターリエが狩人ならァ、ブリジット守護の可能性を見ますので躊躇いがちですのォ。
…というわけでェ、暫定で襲撃候補はユリアンかしらァ?
お仲魔と囁きの方のご意見も伺いたいわァ。
アァン、襲撃理由はいかようにでも付けられますのでェ、ご心配なくゥ。
中/
ゥフフ…御機嫌よゥ。
ユーディットが集るかもと予想してるのはァ、能力者臭がしない(ように見える)からなんですのォ。
もしも例の唄を聴けたならァ、オルゴールの唄だと仄めかしてもいいんですけどネェ。
エーリッヒの唄がそれだと独り言で言い切られてたらまずい気もしてェ、少し悩み中ですわァ。
/中/
ういす、漸く覗けた。…眠い…。
>>*38
能力者予想はこっちも一致だな。
イレーネの発言数が極端に少ないから…他の能力者より確信は無いけど
他に能力者っぽい人もいねーから、多分間違いない…かとは思う。
>>*39
んー…能力者臭がしても、ここまで発言少ないと
吊り票は結構集めそうな気はする…かな、俺は。
(過去に能力者対象に初回投票で吊り襲撃被った事例もあるし)
48hで現時点3発言だからなー…
今日の夜に出てきてそれなりの理由があったら別かもしれないけど、
此処までくると、リアル優先でバファリン吊り喰らうような…。
ってことで、個人的にはザムエル襲撃かなーって気はする。一意見な。
/中/
え?俺はめっちゃユーディ能力者っぽい動き
(というか潜伏っぽい動き)してんなーと思って、た…!(笑)
傍からみたら狼に見えるんじゃないかっつーぐらいの。
ま。能力者臭しなくても、最終日まで生き残る人はいるしね。
能力無くても、喋って話ガンガン動かす人は残りやすいから。
まだ、ユーディは今回の投票で吊られる…位置では無いと。思…。
多分。
中/
ァラン、お仲魔さんもお疲れさまァ。
早速のご意見ありがとネェ。
ゥムン…バファリンまで考慮に入れるとォ、吊りはイレーネとザムエルの二択…かしらネェ?
私としては、ザムエル襲撃は…怖いかしらァ。
票読み苦手なのでェ、一意見ですけどネェ。
─回想─
[庭園から、ホールへ向けて歩き出したものの、その様子はどこか落ち着きなく]
『……ちょっと、まずい、か……』
[知らず、握り締めた右手に力がこもる。
合わせるようにやや滞りがちになった歩みに、蒼の髪の青年は異常を察知したのか、どうしたのかと問いを投げてきて]
あ……ん、ちょっと……な。
悪い……俺、部屋に戻る。
……調べたい事も、あるし……。
[一応、嘘は言っていない。先ほど話題に上がったいくつかの事を、確認したい、という意思はあったから]
酒場のママ ヘルガは、職人見習い ユリアン を能力(襲う)の対象に選びました。
/中/
>>*45
ザムエルは回線直ったからなー…発言数は平均に戻ると思うんだよね。
すると、今日のイレーネの参加度合いに変わるかも。
3発言の能力者候補を残すor発言平均の村人を残す、だったら俺だと後者を選ぶもんで…。
多分、序盤の投票基準は「発言数>役職」だと思う、けど…。
序盤はともかく、中盤以降の票読みは果てしなく苦手だからなぁ…orz
>>*46
あ、でも俺は「潜伏臭=能力者」みたいな考えでいるから
能力者っぽく見える、ってなるのかも?
俺の潜伏臭ヒット率はどうも過剰反応すぎるらしくって、
他の人からは見えなかったりする事もあるから…わかんねーけど。
まぁ、今回の票は結構読みにくいかもなー…
こっちももうちょい考えてみるわ。夜は箱に張り付けるし。
[とはいえ、食事をせずに引っ込む、と言う意見はさすがに周囲の不興を買ってしまい。
それは、部屋に軽い食事を運んでもらう、という事で決着をつけて、2階へと]
─…→2階・客室─
まったく……お節介なヤツが多すぎるよ、御大の周りには……。
[部屋に入るなり、口をつくのはこんな呟きで。
その言葉に、カーバンクルは諌めるような鳴き声を上げた]
ん……わかってる。
それに、救われてるようなもんだし、な……。
さて、と……。
[小さく呟き、窓を開けて室内に風を呼び込む]
それにしても……どうしたものかな…………っ!
[夜風に金の髪を遊ばせつつ呟いた所に、衝撃を感じてその場に膝を突く]
「……エーリ!」
ん……大丈夫だ、けど。
っとに、無駄に厄介だよなあ、これ……。
[ため息混じりに呟きつつ、襟元を開いて。
ここ数日、押さえつけている辺りを見やる。
そこには、何かで傷つけられた痕のようなものが走り。
均整の取れた身体に、歪みめいたものを織り成していた]
……これが痛まないのは、助かるんだけどな。
[ぼやくように言いつつ、先にテーブルに投げ出したレポートや、それ以前から集めていた資料を鞄の中から取り出して、愛用のペンと、書き取り用のノートを準備する]
……とにかく、やれるだけやる。
俺の力が及ぶ事は。
[及ばぬ範囲の事はどうするのか、と。
そう問われたら答えようはない……のだけれど]
中/
流石にィ、今夜もイレーネの発言がないならバファリン濃厚ですわネェ。頑張ってくださるなら…どうなるかしらァ。
ザムエルさんも確かにィ、回復したからには頑張って下さいそうですしィ…本当に悩ましいですわネェ。
と言った所で時間切れ。
私は今夜はどこまで頑張れるか怪しいですわァ。
来るのが遅くなったらごめんなさいネェ。
[自分の力、だけでできる事。
それが、たかが知れているのはわかっているけれど。
……根本的な解決のためには、内なるモノの力を用いなくてはならないのでは、という予測もあるものの。
それでも]
『お前』に、素直に頭を下げるつもりはないからな、『メルヒオル』。
[呟きに、内なるモノは答えなかった]
[ふるり、と頭を振って、用意した資料と向き合う。
カーバンクルは傍らで、その横顔を不安げに見詰めていた。
……途中、食事が運ばれてきたものの集中のために中々気づかず、また、研究中のクセが出てか自分の状態に無頓着になっていたらしく。
運んできた者に、傷痕を見られた可能性には、*どうやら意識は回らなかったらしい*]
─2階・客室─
……ふぅ。
[一つ、息を吐いてまとめ直した資料をそろえる]
……しかし、調べれば調べるほど……。
[先行き不安というかなんと言うか]
まあ、あれに関わって動かせる……という事は。
どう考えても、普通じゃないって事だろうしな……。
[そういう……言わば、人ならざるもの。
妖精と深く絆を結ぶ彼にとっては、ある意味近しき存在とも言えるそれらが事に絡んでいるのは、否定すべくもなく。
それだけに、悩ましいものがあって]
―回想:昼―
[ここしばらくはきちんと眠れていない。
そう彼女は思って苦笑する。
部屋の中には紙がやはり散らかったままになり、未完の絵が捨てられていた。]
あ、見に行こう。
[ふと、昨夜の執事の言葉を思い出して、彼女は部屋を出る。
まだ明るい時間。
階段を下りて、向かうは庭園。]
――すごい。
[先日とは違い、花が綺麗に開いた様子を、彼女は十字架を宿したまま見つけ。]
[だんだんと冷たくなっても、彼女はただただ、その薔薇を見つめて。
それでも、それを描くことはできない。
黒と白の薔薇。
手を伸ばすことはなく、ただ目に焼き付けるように。
それは陽が沈んでも。]
……ところで……ローゼ?
[ふと、何か。睨むような視線を感じてカーバンクルを見やれば。
真紅の瞳にはやや、怒ったような色彩。
その色彩と、まとめを始めた時と同じ空の色に。
自分が『やらかした』事に思い至る]
……あー……また、やっちまったか。
[研究に没頭して、食事をとり忘れるという、ある種の日常茶飯事。
それを、この真白の妖精が快く思っていないのは知っているのだが]
……わかったわかった、何か食べに行くから!
そう、怒るなよ?
[苦笑しつつ立ち上がり、身支度を整えてから、カーバンクルを肩に乗せ、部屋を後にする]
─…→ホール─
[ホールに顔を出せば、昨日よりはいくらか、慌しさは鎮まっていただろうか。
その代わり、緊張らしきものは張り詰めているようにも感じられ。
取りあえず、飲み物と軽く摘める物を用意してもらい、一先ず空腹を誤魔化しておく]
……別に、研究中はいつもの事だろうに……。
[中々機嫌を治さないカーバンクルの頭をつつきながらこう言えば]
「今は、おやすみなのにー」
[返って来るのはこんな言葉]
―客間―
よ…く、ねたか、ね。
[たどたどしい口調でぼけっと起き上がり
そういえば結局泊まったんだったか…なんて思いながら
日課どおり知恵の輪を弄りつつ、昨日あったこと思い出す]
―回想/ホール―
あ、オルゴールの絵を描いていたんだ。
[ナターリエからそう聞き、あー、そりゃ見に行けばよかったなーとこっそりと呟きながらも、出来上がったら見せてもらえるらしいので]
そのときはよろしくお願いいたします
[と、お願いした。その横で、ナターリエとヘルガが絵、というよりオルゴールやギュンターの容態について喋っていたようだがそれには加わらず考える。]
[単なる予想とはいえ、なんかこの状況は帰れそうにないな。じゃあ自分は何をしようか。工房とかでもないのかな。とか悩んでいると、それを心配したのか。ザムエルに声をかけられる。それに対して...は考え込みながらもザムエルの顔を見て。
書庫だな。
と、その思慮深き雰囲気からかインスピレーションを感じたのだろう。
もし考えている途中にヘルガやナターリエやブリジットに声をかけられていたら庭園だっただろうか。
それはわからないがそれはともかくとして、声をかけてくれたザムエルに大丈夫ですよ。と一度言った後]
いえ、ただ同じよう早く落ち着かないかな。と思ったのですよ
[内心でそんなことを思っているとは知らないだろうが、別に嘘ではない。そうじゃないと仕事が…とは続けなかったけども]
さて、と。
[当初の目的を果たしてしまうと、一人で─正確には一人と一匹、だが─ここにぼんやりとしているのも居心地が悪く]
……庭にでも行くか。
[部屋に戻るのもなんだし、と思うと結局そこに行くしかないようで。
ふらり、ホールを出て庭園へと足を向ける]
─…→庭園─
[昼の陽の下と、夜の月の下。
表情の違う黒白の花は、しかしいつ見ても綺麗なもの。]
オルゴォルにも合うかしら。
[思い出して呟くも、それを形にすることができず。]
[さて、どう過ごそうかも決まったな。ということでホールを去ろうかと思っていた頃。
噂話にあげていた人物。オトフリートがホールへと顔を出した。
噂をしているときはそこには居らず、去ろうとしたら現れる。そのタイミングについての見解が、ヘルガに内心で同意しながら
オトフリートは皆に、伝えるべきことがあるという。
そこからオトフリートが反応を探ろうとしているのか。などということは頭に浮かばず。
やっぱり何かあったのか…と半分は予想していた通りだったのでそれぐらいしか漠然と思わなかった。でもオトフリートが口にするということは必要だからこそ喋るのだろう。
それは明日。ということなので。じゃあ明日。ということで、今日は帰るのは諦めて
書庫に向かい、いくつか本を借りて客間に戻ったのだった]
─庭園─
[庭にやって来れば、今日も今日とて先客があるらしく、人の気配が感じられ]
……そういや、ここで誰にも会わないって言うのが少ない……な。
[そんな、どこかずれた事を呟きつつ、ゆっくりと奥へと歩みを進めていく。
夜闇は静か、月光はもまた同じく静かで。
その心地良さにふ、と、抱えていた緊張が緩むような気がした]
……で、誰がいるのかと思ったら……?
[白い花に指先を伸ばす。
触れた感触は上質の絹より柔らか。]
…綺麗ね。
ここで咲いてるのが、きっと一番綺麗。
[ふわと笑って、その手を引いて。
振り返った彼女は、ようやくそこにエーリッヒの姿を認めた。]
今晩和。
あなたも薔薇を見にきたの?
あ……こんばんは。
[声をかけていいものかどうか、悩んでいた所に逆に声をかけられ、挨拶を返す。
カーバンクルも真白の尾を振りつつみゃう、と声を上げた]
いや、薔薇を、という訳じゃなく。
どうも、落ち着かないんで、散歩に、ね。
[…ぽむぽむ。
少女は自分の頭に手をやった]
…
[むぅ。小さく唸りつつ考える。
…今日の題目は、自分の頭は気持ちいいのかどうか。
ナターリエにも撫でられた。
ユリアンには、なんだか顔を合わすたびに撫でられている気がする。
少女は部屋で一人。
起きた時には日はてっぺんまで登っていて、気になったことはぼんやりと考える。
…ここまでゆったりとした時間は取ったことがないのか、ベッドに寝転がり、ごろごろとしていた]
庭園は綺麗だものね。
[不自然さには気づいているのか、しかしそれについては口にせず。]
こういう場所は落ち着けるでしょう?
あなたも
[と、カーバンクルにも微笑みかけて]
―客間―
[そして現状に至る。というか。本を読んでいて寝た。
ちなみに本の題名は…各地の名産品…とか。牧畜の方法…とか
またしても地雷を踏んでしまったらしい。まともに探せばいいのに。
こうしていらぬ知識で間違った方向に進んでいく...であった。]
ん。外れた
[知恵の輪のことである。そして目が覚めた。
さてさてどうしようか。近くにあった本をぺらぺらめくりながら思う。
そういえば、今日何があったか説明してくれるらしいが、それはいつだろうかとか。ぼんやり]
ここの庭は、特に。
俺にとっては、書庫の次くらいに落ち着けますかね。
[どこか冗談めかした口調で、こんな言葉を返す。
笑みを向けられたカーバンクルはみゃう、と肯定するように鳴いた]
書庫は行ったことがないのだけれど。
そこも落ち着けるのなら、いってみてもいいのかしらね。
…古い本とかもあるのかしら?
[カーバンクルの鳴く様子には、かわいらしいと小さく笑う。]
…
[やがて、何も証拠や理論のない題目は飽きてくる。
…最も、少女でも分かる問いというのが少ないのかも知れないのだが。
そして、思い浮かぶのは…]
…ギュンターさん、大丈夫かなぁ…
[召使いが何も言ってこないと言うことは、まだギュンターの具合が治っていないのだろう、と。
…間違っては居ないのだが…少女が考えているほど事態は甘くはなかった]
―客室―
[ぱた、と軽い音を立てながら背表紙を閉じれば、
活字へと落としていた視線を上げる。…既に窓外は夜の帳が落ちていて。
それでも尚、昨日ほどでは無いものの邸内の慌しさには変わりなく。
小さく溜息を吐けば、寝台を軋ませて立ち上がる。
何気なく窓を微か開けば、―――横を通り抜ける風]
―――…魂、か、
[ふわり。と。蒼の髪を風が攫う。
薄く開いたその口唇から零れるのは、
―――本来より、僅か低く響く声。]
―――…
行った事がないんですか。
[じゃあ、逆ですね、と。
微かに笑みを浮かべて]
俺は、ここに来たら必ず書庫を使わせてもらってますよ。
落ち着けるかどうかは、人それぞれだろうけれど。
ええ、蔵書には、古い物もかなりの数が。
御大の収蔵品に関するものは、大抵は揃ってますね。
[かわいらしい、と言われたカーバンクルは真紅の瞳をきょとり、とさせて尻尾をゆらりと。
やや、首を傾げる仕種に合わせて、額の真紅が月光を弾く]
此の邸内にある魂―――全て集めたら
どれ位のものに、なるだろうな。
[くつ、と僅か零れる笑み。
―――窓外の庭園を見据える瞳は、紅く。]
[続く言葉は音に成らずに。ふわ、と瞼を伏せる。
再び現れた瞳は、窓から差し込む月明りを返して、蒼く光り。]
―――…
[数度瞬きを繰り返せば、ふるりと頭を柔く振って。
再び窓へと手を掛ければ、ゆっくりと、閉じる。]
……あー…。
[何処か疲れたような声を上げれば
手に持った本を、サイドテーブルへと放り投げて。
気分転換に、と小さく首を鳴らしながらも扉へと向かう。
ぱたん、と、軽い音と共に再び扉が閉じられて]
―…→2F・廊下―
そうね。
真逆かしら?
[くすくすと笑う]
物を見せてもらうので、十分なのだもの。
でも、書物は盲点だったわ。
次に来たら、そちらにもお邪魔させてもらいましょう。
今はオルゴォルで手一杯だし。
[真紅は見えずとも、その輝きはわかる。
ただ少し不思議と思うばかり、首を傾げる様子はかわいらしく思った。]
−ホール−
[昨日程ではないものの、召使い達はどこか落ち着きがない。
ずっと目覚めぬ主の事を、失われたオルゴールを思えば当然か。
しかし執事は客人達の給仕をして、邸内の点検を行い、庭園の植物の世話を済ませ、仕事の合間をぬって紅茶を飲み――つまりは普段通りの生活を送っていた。
異なるのは、そこに邸の主の存在がない事]
……ふう。
[零れた息は、少し気怠げに。それは憂い故か、他の要因か。
緩く首を振り、一瞬の後にはその様子も消え失せてはいたが]
俺にとっては、御大に付き合うのは、仕事の一環でもありますから。
[くすり、と笑って。
しかし、オルゴォル、という言葉に僅か、翠の瞳は翳りを帯びるか。
右手がまた、押さえつけるように胸元へ……傷痕のある辺りへと伸びる]
――客室――
[結局昨夜はたいした情報もなく、早々に眠りについて。
目覚めて様子を伺えば、邸内は昨日よりは若干落ち着いた気配を残し。
しかしそれは問題が解決したと言うわけではなさそうで。
とはいえ日課の途中にも食事中でも新たな情報は得られずに]
さて、どうしたものかの。
落ち着いたようなら誰かに話が聞けるかも知れんがの。
[ふとそう考えて、昨夜部屋へと去り際に執事がホールに現れたのを見、その言葉が伝えた物を思い返して]
明日になれば話す、と言ったか。
であれば話を聞きに行くほうが良いであろうの。
[無駄足にならねば良いが、と心の中では呟いて階下のホールへと]
[今日は何か事情説明があるらしいので。多分ホールに顔を出さなければならないだろうけど、時間までは聞いていなかった。
本でも読みながら時間でもつぶそうかなと。一つぐらいは地雷ではなかったのか
異彩を放つ装飾が載っている本を見る。
文化が違うのだろう。
何か奇妙な面とかが載っていたり、鉱物で造られたものではなく、自然の品々を使られたものがある。
これはこれで面白い
……微妙に分野とは違えていた]
……そろそろかな
[予想だけど。と。時間まで聞いていなかったため、ほぼ勘で選び、だらだらと立ち上がり、ホールへと向かう]
[ゆっくりと床に足を着ける。
ぼんやりと深緑の瞳は窓の外…遠くを見つめていたが、やがて、視線はドアへと向けられた]
…他の人は…どうやって過ごしてるのかな…?
[少女はあまり本は読まない。
だから、書斎には余り興味はなく…]
うーん。
[そうなると、外は暗いから…ホールしか行くアテがないのだが…
少女は軽く唸ると部屋の外へ出た]
あ……いや。
別に、何でも。
[首を傾げながらの問いに、早口で答える。
肩のカーバンクルは、どこか不安げにその横顔を見詰めつつ、尻尾をゆらりと振って]
――ホール――
[ホールへと向かえば、そこに捜すべき人物の姿を見つけ若干安堵して]
こんばんは。
やはり疲れておいでのようですの。
とはいえ、ワシはまだ何も知らんのですが。
[疲れている様子の執事を驚かさぬように声を掛けて]
なんでもないという様子には見えないけど?
[首を傾げて、そう尋ねる。]
体調が悪いなら無理をしてはだめよ?
ギュンターさんだって、体調を崩してしまったのでしょう?
心配よ。
[カーバンクルに、心配でしょう? というような目を向けて。]
[二階廊下に出て、階段へと。
その移動中。幾人か自分と同じ招待客も目に映る。
それを見て、時間は間違えていなかったのだろうかな。となんとなくほっとしつつ、ホールに行こうということで、移動する。
通りがかって会った人も挨拶を交わした後はとりあえずホール行こうかとまず促すだろう]
―二階廊下→ホール―
ああ、シャイト様。
お恥ずかしいところをお見せ致しまして。
[疲れて、と言われれば、浮かべた微笑に苦みを滲ませる]
お引きとめしてしまって、申し訳御座いません。
お忙しいでしょうに。
[客人が来る頃には、いつも通りに豪華な――
けれどいつもより精彩に欠けた食事が運ばれるか]
[ああ、本当にここにはお節介が多い。
そんな内心は、深く、ふかく沈めておいた。
異常を押し隠せぬ自身にも、問題があるのだから、と心の奥で呟いて。
それはそれで、論点に問題があるとも言えそうだが]
いや、本当に大した事じゃないし。
それに……まだ、無理というほどではないから。
[返す言葉は、昨夜もここで口にしたものに似ていたか。
心配、という言葉には返す言葉もなく。
同意を求められたカーバンクルがこくこく、と頷けば苦笑が零れる]
……それはそれとして、風が冷えてきましたし……。
そろそろ、中に戻った方がいいかもしれませんね。
忙しい状況で、夕食に遅れるのも、申し訳ないし。
[それから、何とか話題を変えられぬものかと、こんな事を口走り]
まだ、って。
無理になってしまうって自覚があるなら、早めの休息が必要よ?
[カーバンクルのうなずきに、彼女はにこっと笑って]
ああ、そうね。
もうそんな時間。
どうりで暗いはずだわ。
……夕食食べたら、休まなきゃだめよ?
[*彼ににこりと微笑みを向けた*]
[いつものように仕事をこなそうとする執事に、薄く笑みを返し]
いや、ワシは半分隠居のような物。引き止められるのは構わんよ。
……それより、昨夜言っていた話とは、やはり昨日からの一件でしょうな?
[気にしていた一言を口にして、しかし今は回答は得られぬとは思ってはいるのだが]
―ホール―
こんばんはー
[といって、常のような気楽な声で挨拶してホールに入る。
そこにはザムエル、オトフリート。と、ここ数日で見慣れた面々がいるぐらいで、ホールの中にはまだ全員は揃っていない。早かったのかな?と思いつつ。
ザムエルが、オトフリートに疲れておいでのようで。というのを聞こえ、なにっ!とオトフリートを見てみる。
だが、見た感じからはそれが感じられずに普段どおりで。
惜しいことした…と思った]
[外に出てみれば…他にも階段を降りる人達が居て。
少し考えてみれば、確かに空腹を感じていた。
…少女はほとんど動いていないから、あまり空腹は感じていなかったのだが…]
…太っちゃうかなぁ…
[小さく呟けば、首を横に振る。
縦に伸びるのは良いが、横に伸びるのは嫌だ、と。
そんな事をしている間に、少女もホールへとたどり着いた]
[老耆の思った通り、執事は曖昧に微笑を返すのみ。
しかしそれは、長い付き合いの彼ならば肯定とも取れるか]
皆様がお集まりになりましたら、お話致しましょう。
[次いで姿を現した二人の客人に、恭しく頭を下げる]
[自覚があるなら、という言葉には、曖昧な笑みを返すだけしかできなかったものの。
続く言葉には、わかりました、と一つ、頷いて]
……もしかして、ずっとここにいたんですか?
[どうりで暗い、という言葉から、それ以前からここに居たのかと。
半ば、呆れたように問いを投げ。
昼間からずっと薔薇を見ていた、と聞かされたなら、人の事は言えない無理を、と口走るだろうか。
ともあれ]
それじゃ、ホールに行きましょうか。
[促して、歩き出す。
……歩きながらも胸元から離れない右の手を、共に歩く彼女は訝るやも知れないが]
─…→ホールへ─
[聞こえた声に顔を向ければ、新たに人が集まり始めていて]
こんばんは。今日は早いですな。
やはり話を聞きに来られたんですかの?
[恐らくはそれしかないと思うが、と考え、ユリアンが少し残念そうな様子を見せるも理由までは思い至らない]
[階下へと続く階段を降りきって。
ちらりとホールへ視線を向ければ、数人の姿を捉える。
そのまま、ホールへと向かおうと足を動かすも]
…―――
[ふと、足を止める。
昨夜の会話を思い出し眉を顰めれば、小さく溜息を吐いて。
それでも、漸くホールへと足を踏み入れる]
…こんばんはー、と。皆様おそろいで?
[ひらりと手を振り。その顔に憂いの色は、既に消えて]
シスター ナターリエは、ここまで読んだ。
[執事が返す反応はいつもと変わらぬものであったから、此方も一つ頷いて]
そうですな、皆が揃ってからの方が良いでしょう。
それが大事な話であれば、尚更ですな。
[それだけを返し、後は人が集まるのを待って]
─ホール─
……と。こんばんは。
[中に入れば、先ほどとは違って他の招待客たちも集まり始めており。
いつもと変わらぬ様子で挨拶をすれば、カーバンクルもみゅう、と声を上げた。
一緒にやって来たナターリエが皆に挨拶するのを横目に、ゆっくりと、いつも座る席へと座って、小さく息を吐く]
[オトフリートの恭しい一礼に、慣れないような一礼を返しながら。
ザムエルの早いですなと言う言葉には]
ええ、まあ。
やっぱ気になりますからね
[新たにホールに顔を出す面々にも、こんばんは。と軽く挨拶をしながら、彼らもそうなのだろう。と知らずザムエルと同じことを思う。最も、既に事情を知っているものもいるのは知らないわけだが]
[次々と姿を現す客人達に、逐一深く頭を下げる。
その対応は常と変わらず、微笑も揺るぎはない]
ええ、それまでは、先にお食事を。
[金糸の如き髪を持つ男女が現れれば同じく礼をするも、
緑の眼差しは一瞬、研究家の青年の胸元へと走った。
……食事を運んだのは執事ではなかったが、
他の召使い達が話題に上らせていたのを聞き及んでいたから。
客人の噂をするなど以ての外とは言っては置いたものの、
やはり、昨晩までの様子を見れば気にならないはずもない]
/中/
うーん、イレーネは今日参加…らしいですね。
すると本当票が読めないなー…。
お仲魔の言う通り、襲撃成功させるなら、ユリアンが一番無難…かも。
ナターリエ守護者なら、ユリアン守護は可能性低い気がするし。
こんばんはっ。
[少女は昨晩と同じように…明るい声で挨拶をした。
…しかし、少女も何か重い空気に気付かなかったわけではない。
どちらかといえば…気付きたくはなかっただろうけれども。
料理は既に並べられており、フォークを持てば食事をしようと]
[並べられていく食事。
もともと、こういう場所で食事を取ることなどなかったのことなので、精彩が欠けていることはあまり気づかず、ただ何か違うかな?ぐらいにしか思わず、でも気にもとめず。
若干重く緊迫とした空気がいやになったのか。
一つため息をついてからここ最近慣れてしまった行動のように、勝手にブリジットの頭に手を乗せてぽむぽむとする。]
……ん……?
[ふと、視線を感じたような気がして、そちらを……オトフリートの方を、見やる]
……何か?
[傷痕を見られた事など、全く考えていないためか、向けられた視線の意味は気づかずに。
どこか惚けたような問いを短く投げて]
[ついで現れた面々にも会釈をして]
こんばんは。
今日は皆さんが揃うのが早いようですな。
[それはきっと同じ思いなのだろうか、とふと思い、執事が食事を勧めるのには頷き]
そうですな。
冷めてしまっては困りますしの。
[と、食事を始めるも周りの様子を伺って。
その中に事情を知るものがいるとは知らないが、執事が話し始まるまでは皆同じように落ち着かない様子なのであろうか、と]
中/
とりあえずというかなんというか
能力者は見せ場?みたいなのが欲しいのではないかとか思ったが、いっぱんぴーぷるは一体だれやと。
ユーディット、ザムエル、ブリジット、ナターリエ辺り?
というか単純に村人だけどそういう雰囲気なだけというのもあるかもしれないしな
―・・・→ホール―
[扉が開いて、姿を現す。俯いたままの双眸は蒼に戻っていた。]
[皆とは視線は合わさず、黙ったまま小さく会釈だけをして部屋の中へと入る。]
[…空気が重い為か、それとも料理自体が昨晩よりも地味なのか…はたまた、目が肥えてしまったのか。
いつもよりも目が料理を凄いと思わなくなっていた。
…いや、味は確かに凄いと思えるのだが…]
…
[フォークで器用に料理に入っていた根菜を皿の箸に退ける。
退けたことを確認したら口へと運ぶ…
そして、頭をぽんぽんされる]
…
[フォークを口に加えたまま、ユリアンの方へと向いた]
……ええ、お願いします。
[執事がそう言うと、侍女は慌しくホールを出て行く]
ああ、失礼致しました、レーヴェ様。
お気になさらずに。
[何事もなかったかのように、にこりと笑みを返す。
周囲を見渡して、大方の客人が集まった事を確認]
−客室−
[午後に目覚めてから。
女は開け放したままの窓辺で、ゆぅらりと煙管をふかしていた。
立ち昇る紫煙は爽やかな初夏の風に攫われて、競い合うように香る花々の園までは届かなかったろうか]
…アラァ、もゥお仕舞いですのゥ…つまらないことォ。
[庭園に居た金髪の美しい一対を見送り、呟くはそんな言葉]
[先日は、邸の主がいた位置。
全員に声が聞こえるように、執事はその場所に立ち、
深々と腰を折って礼をすると、テノールを響かせる]
皆様、お食事中、失礼致します。
大変お待たせしてしまい、誠に申し訳御座いません。
[顔を上げれば、そこには笑みはなく、真摯な表情]
[やはり毎度というか。野菜を退けているが、しつこく言うのもなんなので言う気もおきず。
無言で頭をぽむぽむしたのに不思議に思ったのだろう、フォークを加えたままこちらを見るブリジットに]
んー……なんか暗いというか重いからよ
[と、要領を得ない、答えになっていない答えを返し、そうであることを自分でも気づいたのだろう、目を逸らすと、体を小さくしながら入ってくるイレーネが見えて
こっちにおいで、という合図もこめて軽く手を振る]
[お気になさらずに、と言われれば、それ以上追及するのもどうかと思い、それ以上は問わず。
かわりに、という訳ではないが、朗々たる声を響かせた後の真摯な表情に、こちらも表情を引き締め、次の言葉を待つ。
話されるであろう内容には、既に察しがついてはいるのだが]
[執事が深く頭を下げるのを見れば、やはりただ事ではない、と居住まいを正して]
……では、話していただけるのでしょうかの?
[それは問いかけと言うよりは確認のような呟きで]
中/
ん〜。俺が一番絡んでいないのは、ユーディットかなー。とかぼやきつつ、そういえばイレーネとあんま絡んでいないとか。
んー。どうしよ。投票先
全然考えていませんでした
[老耆の呟きに、執事は大きく首肯する]
単刀直入に、まずは事実だけを申し上げましょう。
[ゆっくりと周囲に視線を巡らせ、細められる孔雀石の眼]
『永遠のオルゴール』が失われました。
恐らくは、何者かの手によって。
そして同時に、主――
ギュンター=オストワルト様の魂が、奪われました。
…なんとなく、分かるけど…
[ユリアンの言葉に目を瞬かせながら、小さく呟く。
別に嫌と思うことはなく。
ただ、それで、なんであたしの頭なのよ。
…そう疑問が出てきていただけである。
イレーネに軽く手を振る。
…いつにも増して元気が無さそうなイレーネに軽く首を傾げるも、オトフリートの声が聞こえるとそちらの方へと向いた]
中/
とりあえず除外するべきは。
まあオトフリートはいてもらったほうがよさそう。
エーリッヒは何か隠していそうだし、まだ表にいたほうがいい気もする。
ヘルガは色々といたほうがいい気もする。
アーベルとイレーネは…ん〜。どっちだろな。ってのがあるようなないような
ユーディットはオルゴールに少し(?)なのか音楽全般なのかになにかありそうな節がとか。
もうわかんね。
あれが独りでに働く事態は可能性として低い事、
外部からの侵入の痕跡が見られない事などから、
“犯人”はこの邸の滞在者の中にいると考えられます。
[目を伏せながら紡ぐ声は淡々として、感情の色は見え難い]
特に前者の理由に関しては、レーヴェ様にも同意を頂けるでしょうか。
[オルゴールの事に詳しいと判断してか、客人の一人に話題を振る]
[それから、ことさら急ぐことなく晩餐への身支度を整える。
今宵は黒の一揃い――まるで送別の衣の様にも見えるだろうか]
…ゥフフ。
サァテ、皆様どんなお顔をなさるのかしらネェ…?
[幾重にも重ねた仄かに透ける裾をしゃらり鳴らし、部屋を出る。
向かうはホール。
着くのはちょうど、皆が衝撃の事実を知った瞬間だろうか]
─回想─
[今朝のことを思い出す
オトフリートさん曰く、このままほとんどの招待客の方々に真相を隠したまま滞在を促すのは無理であろうとのこと
その言葉に、やはりこのまま隠し通すことが無理だと気づいていたのだろう。ほぼ全員が首肯する
そのあと、とりあえず今日の晩餐の際に招待客の方々には真相を告げること
それまでは、無理を言ってでも留まっていただく事を確認し、その場は解散となった]
そうだよな
[ブリジットに同意を得られれば、やっぱりぽむぽむ。
嫌がっていたらやめるつもりではあったが、そうでもなさそうなので特に許可も得ずにやっている。
別に子ども扱いのつもりも...にはない、というかそもそも年齢詐称にしっかり騙されたままでそのまま深くも考えていないのだから、ある意味無意識の行動でなのだ。
そしてイレーネが自分の呼びかけに応じ来るのを見て、こんばんは。と挨拶を一つした後か。
意識を向けていたほうから語られた。オトフリートの言葉が耳に入る]
[告げられた言葉は、やはり、予想通りのもので。
話題を振られれば、一つ、息を吐いて、頷いて見せた]
過去、オルゴールが目覚め、他者の魂を求めた事は各地に伝承として残されている。
その全てに共通して、オルゴールが動く切欠は、何者かの働きかけによるものとなっている。
……今回だけが例外、とは、思い難いだろうな。
[静かに語る、翠の瞳は冷静で。
それが冗談ではないと、それが端的に物語っていると言えようか]
[執事の言葉に一瞬息を呑み、その後でゆっくりと息を吐き出して]
……なんと。
あのオルゴールが失われた、と?
そして、ギュンターの魂が失われた……?
[「人の魂を糧に歌うオルゴール」…そして失われたギュンターの…その意味する所は]
オルゴールを持ち出したものが、魂を…ギュンターの魂を奪ったのでは、と、そう言う事ですかな…?
それで、ギュンターは……?
[魂を奪われた、と言う言葉に思うのは最悪の事態で]
中/
本当に読めないわネェ…可能性の高いお二人は避けた方が無難そうだわァ。
ユリアンは出来るだけ皆に絡んで行こうとしてるのでェ、残したくもあるのだけれどネェ…。
ブリジットは守護されてる気がしてェ、そちらを狙えないチキンな私ィ…。
っ
[魂という言葉に反応してか身を震わせ、顔を上げる。]
やっぱり・・おじいが。
[呟きを落とす。執事へと向ける蒼が揺らめき、一瞬だけ紅へと変わった。]
[続けられた執事の言葉と、それを受けて、肯定するかのようなエーリッヒの言葉に、軽く周りを見渡して]
この中の、誰か、がオルゴールを奪い、オルゴールを目覚めさせた、と。
そう言う事ですかな?
[俄かにそれを信じられず。
しかしオルゴールについて調べていたという彼の言葉は、それが真実と告げているようで]
[知らされた事実に思わず閉口する。
何か起きているのだろうという予想は当たっていたようだが、本当かよ…と思い、口から思わず出そうになるが、それは留める。
聞き間違いではないだろう事は、周囲の反応を見てもわかる。冗談。というのも浮かぶが、オトフリートが冗談なんてつくのは想像しづらい。
でも一縷でもそう望んでしまうのも仕方ない。そもそもにして...は歌姫がどうとかは伝承なのでわからない。が、純粋な想いがこもっていたことだけは確信を抱いたが、魂が原動力などというのは信じてもいなかったのだから。
でも…昨日からの不振な状況等など鑑みれば…現実を見ろ。と自分に言い聞かせ]
冗談ってわけでもなさそうだな
[と、ぼやきつつ、続くエーリッヒの言葉にも静かに耳を傾けた。]
[研究家の青年の台詞を聞いて、執事は静かに頷く。
老耆の声には、薄く開いた緑をそちらへと向けた]
体温は失われているものの、
微弱ながら、呼吸をしており、脈もあります。
けれど、魂のない状態では……
時間が過ぎれば、取り返しのつかない事態になりましょう。
[少し俯きがちになり、沈痛な面持ち。
それが演技か否かは、見分け難い事だろう]
/中/
イレーネの目の変化が魔である故なのかがいまひとつわからないな。
役職なのだろうけども。
村人でそういう紛らわしい事はして欲しくないしの。
[そして、今。オトフリートさんが真相を告げる
それを聞いた招待客の反応は様々
耳を疑う者、やはりという顔をする者、冷静に事態を受け止める者
……そして、そんな招待客たちのそれぞれの様子を彼女は冷めきった冷ややかな目で部屋の隅から見遣っていた]
[主が喪われる事態は、避けなければならない。
しかしそれが哀しみと繋がるか、己には判断し難い。
主人に対する親愛の情はあれど、それは“契約”故か]
……アーティファクトは、例え自らの意思を有していても。
自ら動いて、事を為す事はできない。
……そういう観点からも、そう、考えるのが……妥当でしょうね。
[ザムエルの疑問に、静かにこう答えて]
……全く……何を考えているのか……。
[付け加えられた呟きは、吐き捨てるように聞こえたろうか]
…
[呆然とオトフリートとエーリッヒの言葉を聞いていた。
魂が、奪われた…?
つまり、あのオルゴールの音色が響いたという…]
…
[ギュンターさんが、時間が過ぎれば、取り返しのつかない事態に…
この中に盗んだ人が居る…?]
…
[…ただただ呆然と話を聞いていた]
[オルゴールの性質はそんなものなのか。と。エーリッヒの端的な口調は嘘をついているようにも見えず、すんなりと受け入れる。
そして思い返すオトフリートの、犯人は滞在者の中にいるかもしれないということ。
厄介ごとかもしれないとは思ったが、悪い予想はしっかりと当たるらしい。
そりゃ帰れないよな。なんて自嘲気味に思う。
そして、犯人はこの中に。と特に意識もせずぼんやりと辺りを見回すと、聞こえたのはやっぱり。という小さな呟き。
見たのは偶然だろう。イレーネの瞳が一瞬だけ紅に変わったように見えた。]
なっ。おいっ
[と、一瞬イレーネに声をかけようとしたが、次の瞬間にはその色は元に戻っていて。]
……いや……なんでもない
[といい、疲れかね。と思った]
[執事が告げる主の容態にほんの少し安堵はするものの、状況は良いとは言い難く]
今は、と言うことか。
……なんということよ。
[それだけを、漸く絞るように吐き出して]
元に…魂を戻す術は……?
[最後のそれは小さな呟きにしかならず、執事と、何かを知っているかも知れぬ青年に目を向けて]
−ホール−
[扉を開けた女は、変わらぬ艶やかな笑みを浮かべて皆を見やる。
皆の視線を受けるように立つ執事と、ざわめき収まらぬ皆の様子に物憂げな瞼を瞬かせるのは、耐え切れぬ笑いの衝動を堪える為]
………マァン、私…遅れてしまったかしらァ?
ごめんあそばせェ。
[耳飾りを揺らして小首を傾げ、形ばかりの謝罪の言葉を薔薇の唇が紡ぐ。
そして、ぽつんと空いている席へ、ひらひらと泳ぐようにホールを通り過ぎていくだろうか]
シスター ナターリエは、ここまで読んだ。
[ユーディットは遅れて部屋に入ってきたヘルガをチラリと見遣ると]
……ヘルガ様。申し訳ございません
お待ちすることなく、今回の事態の方の説明に入らせていただいております
なにか判らないことがございましたら、後ほどお尋ねくださいませ
[そう言って、深々と一礼]
[遅れて入って来た客人への説明は他の召使いに任せ、
執事は再び、他の客人へと向き直る]
……お疑いになる方がいらっしゃるようであれば、
実際に、主の様子を拝見して頂こうかと考えております。
[そこまで言い終えたところで、先程出て行った侍女が戻って来、
一冊の書籍を執事へと手渡した。
その本を、客人達に見せるようにしながら、言葉を続ける]
そして、こちらがオルゴールの伝承が記載された書物です。
また、主の私室には自身の記された日記も御座います――
本来ならばお見せする訳には参りませんが、緊急事態ですが故に。
処罰は、私が受けましょう。
[話しながらも、緑の瞳は油断なく周囲を窺う]
[エーリッヒの言葉に溜息と共に頷くも、最後の言葉の変化に気付いて]
エーリッヒさんは…何か心当たりでもおありなのですかな?
[それはただの疑問で、答が返るとは期待などせずに]
え、
[隣の青年の上げた声にはっとしたような顔になる。紅が蒼に戻ったのはそのせいなのかは分からないが。]
・・・?
[そちらを見るも、何でもないと言われ、首を傾ける。自身では気付いていなかったようだ。]
魂を……戻す、術。
[ザムエルの呟きに。
わずか、逡巡らしき素振りが過ぎるだろうか]
…………なくは……ない、けれど。
そのためには、オルゴールを取り戻さなければ、ならない。
……御大の魂の力……魂力が、尽きてしまう前に……。
[そうすれば、と。
後の言葉は小さくかすれて途切れ]
……心当たりがあれば、とっくに当たっていますよ。
それを用いる事の意味を理解してるのか、理解しているなら何故、と。
持ち出したヤツの考えが、全くわからない。
……苛立つな、というのは無理な相談でしょう?
[それから、途切れた言葉に代わるように、新たな問いへの答えを返す]
……何も事情を知らないのでしたら、昨日今日の慌しさや強引に引き止めたことが気にかかって一刻も早く事情を知りたいと考えるはず
なのに、気にすることなく遅れて来る
それは、事情を理解しているから?
でも、それでも確認はしておきたいはず
つまりは、……まさか……犯人はヘルガ様?
『……術は、なくはない、か。確かにな』
[意識の内に、哂うような声が響く]
……黙っていろ。
大体、『お前』。
自分で創り出したものの場所もわからんのか?
『……力の失われた魔に、何を求める?
そも、我の力を遮りしは、そなた自身』
[嘲りを帯びた声、感じるのは苛立ち]
……ったく……勝手に巣食って、挙句、全部人のせいかよ。
[執事の言葉に緩く頭を振って]
お二人の話と、昨日からの騒ぎを見れば、疑う余地などないでしょうな。
あの伝承が真であったと言うこと、それを行う者がいたこと…俄かに信じがたくとも信じるしかありますまいて。
[示された書物とそれに続く言葉には暫しの沈黙を]
それは…必要となったときに見せてもらうかも知れぬの。
[今はしかしその気にはなれずに]
[オトフリート、ザムエル、エーリッヒの話には耳を傾けつつ、口を挟む気はない。
オルゴールの伝承などそもそも...は知らないのだから、任せておいたほうが良いと判断したからだし、今は。現状を受け入れていくだけ。
そして、自分の声に気づいたイレーネがはっとした表情でこちらを見る
そこにあるのはやはりいつもの蒼色の瞳で、無言で首をかしげている
そのいつも通りのイレーネにどこか安心感を抱きながら]
あー……すまんな。きっと見間違いだ
[と、安堵感からか珍しく静かに微笑んだ]
―回想:庭園―
仕方ないじゃない。
薔薇が表情を変えてゆくのが、とても綺麗だったのだもの。
[エーリッヒの言葉に笑ってそういう。
無理なんていわれたから、少しすねたように。]
あなたには言われたくないわね?
大丈夫ですよ、体にはちゃんと気をつけてますから。
[しかし歩く時の様子を見て、やっぱり大丈夫かしらと思う。]
―→ホール―
今晩和、今日は皆いらっしゃるのね
[微笑んで食事が運ばれ、やがてオトフリートの話が始まった。]
オルゴォルが、誰かの手によって…?
それじゃあ、ギュンターさんは…
ご病気じゃなくて?
[驚いて、回りの人たちを見比べて。]
[栗色の髪の召使いに掛けられる声に、鷹揚に頷く]
ィィエ…遅れてしまった私がいけないんでしょうしィ。
時間を聞いた覚えはなかったのですけれどォ、仕方ありませんわァ。
[ふかぶかと頭を下げる少女を一瞥し、そのまま通り過ぎる。
席へと着けば、葡萄酒のグラスに同色の唇を寄せ、酒精に酔った風に装いながら、*感情の饗宴に酔うのだろう*]
[オルゴールを取り戻さなければ、と言う言葉には、あぁ、と頷き]
それは確かにそうですな…オルゴールに囚われし物なれば、まずはそれを見つけなければ。
[主の力が、と続けば、事態は切迫した物と今更に思い。
それに続く言葉に篭る感情に気付けば、頭を下げるように]
いや、申し訳ない。
お詳しいようなので、つい頼りすぎてしまったようですな。
持ち出したものの考え…人の魂を奪ってでも、と言うのは……
[それだけ言うと言葉が続かずに、周りの反応を伺うように見回して]
[何処か硬い面持ちで、3人の話を見守る。]
見間違い・・・?
[青年の声に其方を見る。]
[安堵したような笑みを見れば、珍しさからか虚を突かれたように瞬いた。]
・・・そ、そう。
『疑われるのはいい気分じゃないな』
[と一人呟く。意外に早めにかはわからないが少しづつ事実を受け入れていった...は徐々に周りもみえてきて、縁起でもないというかタイミングが当たっているのか黒のドレスを身に纏うヘルガがいつ入ってきたのかとか今気づいたぐらいだ。
だからか。
反応をうかがうようなオトフリート。
部屋の隅から冷ややかな眼差しで観察しているユーディット。
気分はよくない。気分は良くないが、それが本当にあった出来事であることを自覚させてくれる。
そして話題は魂を戻す方法に移れば、やはり三人には口を挟むことはせずにいる]
信じて頂いて、ありがとうございます。
[老耆に礼をすると、手にしていた本は傍らの卓上に]
……従って、皆様には今暫く御滞在願いたいと。
念の為、所持品とお部屋の方も改めさせて頂きます。
[無駄骨に終わる事を予測しながらも、形式的に義務をこなす]
中/
>>*54が独り言誤爆か、見せてる独り言なのか、
はたまた私への接触(既にアーベルにこちらで会話する方法を聞いた事になるけれど)にゃのか判断つかなかったので誤魔化してみましたにゃ。
と言うか。
素直に「はいそうです」にゃんていわにゃい性格だろうしにゃ。
誰? 誰なの?
返して、私の歌姫を。
もっと、もっと彼女を歌わせてあげないと
私にはその義務と権利があるんだから
だから、早くオルゴールを出しなさい
[皆の話を黙って聞いていたが、少女が口を出せることはなく…ただ、思ったのは]
…大丈夫、かな…
[食事の手さえ動かなくなり、視線を落としている。
この中に犯人はいる、というのも、少女を不安にさせていた。
年の為、所持品と部屋の方を改めさせていただく、と言われれば、言いにくそうに…
出来れば女性にお願いしたい、と*言うだろうか。*]
[それから聞こえたオルゴォルの伝承の話。
魂の話。
よくわからなくなっていきながらも、古き、あの物ならば、と、思った。]
魂を糧にするオルゴォル、だから、あんなにも綺麗だったのね。
…それでも。
[触れたいと思ってしまうのはなぜか。
口唇が奏でた言葉は、ほとんど声にはならず。
オトフリートの言葉に、うなずいた。]
わかったわ。
……部屋の中、汚いですけれど、許していただける?
考え……
音色を聴きたいと、思ったのでしょうか。
或いは、魂を奪う事自体が目的だったのか。
[老耆の声に答え、考え込むように手を当てる。
想定される“人物像”に合うのは誰か。
そして、それに相応の力を持つ者は――]
ああ、見間違いだ。別に変なことじゃない。
[イレーネのそっとした静かな問いに、安心させる意味も含めてそう言い切る。
最も、邸で起きている出来事についていっているわけではないわけだが。
そうそう。と頷いて驚かせないようにそっと頭をなでる。
…なんとなく。イレーネは怯える性質だと思っていての行動のようだ]
なんだー、この眠さはーorz
…ちゃんと寝よう…orz
予想では、ヘルガ…は犯人。
エーリッヒも犯人?
ユーディットは狂人?
イレーネが霊能で…
オトフリートが妖魔…
…んで、占いがナターリエかなぁ…
小説家 ブリジットは、宝石商 ザムエル を投票先に選びました。
詳しい、と言っても、基本的には世に知られている知識を詰め込んでいるだけに過ぎませんよ。
[僅か、苦笑めいたものを過ぎらせつつこう言って]
いえ、こちらこそ、申し訳在りません……。
御大と親交の深い貴方であれば、この状況では、何かに頼ってでも、という気持ちは俺よりも強いでしょうし……。
[それから、こう言って頭を下げる]
……目的……何を求めての事か……。
せめて、それがわかれば……。
[呟きつつ、右の手はやはり、何かを押さえ込むように]
……なるほどの。
昨日から帰宅を望んでも引き止められたと言うのはこの為だったと言う事ですな。
[漸く意を得たと深く頷き]
この中に持ち去った物がいるとすれば、それも仕方がない事でしょうな。
あぁ、部屋と荷物の検分はいつでもお受けしましょうぞ。
早くオルゴールを見つけねば…。
[眠るこの邸の主を思い、でがそれ以上は何も出来ぬと言葉を濁して]
[現時点では、魔の力を持つ青年とそれとは、合致しないが。
一概には判断出来ないのが、難しいところだろうか。
それよりも、気になるのは]
あ。それじゃあ、オルゴォルは見れないのかしら。
[ふとようやく気づいたように]
早く取り戻さないといけませんね。
…あれを描かないと、次の絵がかけないですし。
商売あがったりです。
[小さく笑って。]
[オトフリートの滞在してもらう旨と、所持品を改める理由を聞けば]
まあそういうことなら。構わないけど。
[と従うように頷く。もとよりもってきているものに見られて困るようなものはない。
ただ、滞在と言うのはどうにも一抹の不安がよぎる。
何せ、自分も容疑者であることは自覚している。そしてそれを逃がさないために逗留を願うのもわかったが……それは犯人と一緒にいるということ
犠牲者が一人ですむ確証などどこにもないからだ
...にはなんとかしようという正義感はあまりない。ギュンターにはあった。好感は抱いたが、冷たいようだがそれほど親しいわけでもない。
でも招待客には親しい人もいるわけだし。そのまま自分だけ助かろうと考えるのもなんというか……...はそっと複雑なため息をついた]
ま、話に聞いた時から…もう暫くの滞在は想像してたしね。
むしろご迷惑をお掛けします、って感じだけど。
[執事の言葉に、しゃーないさ、と小さく肩を竦め。
薄く開く口唇から、僅か溜息が零れる。
此処に集まる前から、想像していた事ではあったけれど。
全て昨夜、金髪の青年から聞いた内容と酷似して]
…でも、魂が抜かれた状態って、どれ位…持ちそうなの?
[検査で直ぐに判明すれば良いだろうが、
常人で無いらしい犯人が、そう早々と見付かるものなのか。]
了解しました、フロイライン・エイム。
[昨日の事など知らないから、少女に対する呼び方は変わらずに。
女性の部屋に関しては、自分ではなく侍女に行わせるつもりだと断りを入れて]
[部屋と所持品の検分には逆らう理由もなく。
また、この状況を捨て置いて帰ると言うのは、既に論外と言えたから、その事には同意するものの]
……普通に探して、見つかる可能性は、低いかもしれないな……。
[ぽつり、と呟く。
持ち出したのが何者であれ、力あるアーティファクトを事も無げに目覚めさせたという事。
それは、相応の力を持つ、という事だろう。
だが、そうだとして、それに対する力はここに在るのか、と。
過ぎるのは、そんな思い]
魂を奪う事が目的であれば、何もオルゴールを使わずとも……。
[そう口にして、憶測に過ぎぬと頭を振って。
エーリッヒの謝罪に苦笑してそれにも軽く首を振り]
ワシも気が急いていたようだの。
だが、助けられる物なら……もどかしいの、何もわからぬと言う事は。
[せめて考えるだけでも、と思い巡らせて]
どれくらい、か……。
[耳に届いたアーベルの言葉に、思案を巡らせる]
過去の例からすると……本人の生命力による所が大きい……みたいだな。
だから、一概には言えないけれど……急がないとまずい事だけは、確かだろう。
[ナターリエの商売あがったりという言葉を聞いてか。ふと。思い出すことがある。
それを頼もうかと思ったが、三名の話に割ってはいるわけにもいかないだろうと、部屋の隅で待機しているユーディットの冷ややかな眼差しや苛立っている様子を無視して話しかける。]
んー……出れないのはわかったし、荷物調べるとかもいいんだが。…なんというか頼まれて欲しいことがあるんだが
[と、前置きし]
俺の家ってここみたいに金持ちじゃないんだわ。
冬も越せないってほど大げさでもないけど、遊んで暮らせるほどの余裕もない。
で、客商売やっているわけだが信用商売でもあるんだよな。納品しなきゃならないものとかもあるし。
……でも、出してもらえないんだろう?
[と軽い調子で言ってから本題に移る]
事情によって、できなくなったっていうお客様に対する詫び状。
後、店が父が帰ってくるまで完全に営業できないとか。まあこれは父が早く帰ってくれば解決することだけどさ。後、もしそうなったときのため、父が帰ってきても俺ここで学んでいるから来るな。とかいう手紙でも書いて送って欲しいんだけど…いいかね?
[外に知られていいかどうかわかんないし、と付け加え]
目的が、オルゴール…それを目覚めさせ音色を、と言うのであれば……。
[昨日目にしたオルゴール。それに興味を示した者は、はて、誰だったろうかと暫し考え、しかしすぐには思い至らず]
いかんの、歳をとると中々思い出せんわい。
[そう呟いて]
[女性に、と言われて、余計にあの部屋の惨状はまずそうな、と思う。
フロイラインという呼び方をしたオトフリートに、小さく苦笑した。
それからユリアンの言葉を聴いて。]
ああ。
私も詫び状を出したほうがいいのかしらね。
思いつかなかったわ…
……そう……ですね。
ただ、魂を奪い取るだけなら……。
仮にそうだとしても、そんな……直接魂を必要とするような存在であれば、オルゴールに頼る必要性って、あるのかな、とも思いますし。
[ザムエルの言葉に、自分なりの考えで答え]
……本当に。わからない、というのは……辛いですね。
[続く言葉には、こう言って小さくため息を]
・・・
[頭を撫でられれば少し眸を細め、照れたのか不満なのか青年から視線を外した。]
[執事の検分との言葉には黙ったままひとつ*頷く。*]
…生命力に由来する、か。
幾ら元気な人とは言え、それなりにご老体だからな…。
[エーリッヒの言葉に、眉を顰める。
急がなければ、という言葉には一つ頷いて]
まぁ…容疑者がこの邸内に限られてる、ってのは…ありがたい、かな。
具体的に、犯人を見付ける手がかりか方法があれば…いいけど。
[オルゴールに興味なかったから、全然知らなさ過ぎる。と独りごち。
明日にでも書庫によってみようか、とちらりと考えたり]
[研究家の青年の呟きを拾えば、やはり、同意を示す]
私もそうは思っております。
故に、“念の為”となるのですが……
[横合いから聞こえた、いつまで持つかとの言葉には、暫し思案。
確かに、生命力次第だ――老齢の主ともなれば、特に急がねばなるまい。
医者に見せたところで、魂がなければ、どうなるものでもない。
……緊急の措置ならば執事には出来なくもないが。それは代償が大きい]
青年 アーベルは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
魂を奪うのが目的というより。
あのオルゴォルを、誰かが、聴いてみたいと思ったのじゃないかしら。
…だってあるだけであんなに綺麗だったのですもの。
[流石に他者の生命力で補おうと言うのは、強引過ぎるだろう。
万一そぐわなければ、余計に危険な事態を引き起こすのだから]
[爪をカリカリ齧っていたが、ユリアンに声をかけられるとピタッと止まり、元の召使いらしい佇まいに戻ると]
頼まれ事でございますか?
[そして、一通りユリアンの話を聞くと、少し思案し]
そうですね……流石に主人の状況を外に漏らされるのは困りますので、手紙の中身は一度検めさせていただく必要はあるかと思いますが。そういうことでしたら構わないと思います
のちほど、便箋のほうご用意させていただきます
[そう言って一礼。先ほどまでの雰囲気は今のところ影を潜めている]
そうですな、魂が必用なだけならこのようなことをせずとも…
だとすれば、やはり目的はオルゴールの方ですかな。
[考えても答えに行き着かぬのに小さく溜息をつき]
まったく…無駄に歳ばかりを重ねてしまったようですな。
そうですね、ユリアン様。
そちらにまで気が回らず、申し訳御座いませんでした。
郵便配達の者が定期的に参ります故、その際にお送りしましょう。
[使用人を村に向かわせようとしないのは、
当然ながら、彼らにも容疑があるが故]
[頭をなでるのが気に入ったのかどうかわからないが、イレーネに視線を外されたことに苦笑を浮かべながら、そこでおしまい。という風に、頭をなでるのをやめる。
どうやら、それほど怯えているとかいうわけでもないようだし、と。]
/中/
ナターリエ、守護じゃないっぽい…かなぁ…。吊り依頼出した辺り。
死亡フラグロールを回さずに、ってのは驚いたけど。
吊り先が限定されたのは、若干ありがたい。が。
さて、襲撃先を如何するか。
ああ……俺も、それが特に心配でね。
[アーベルの言葉に一つ頷いて]
念の為、でも。
確かめないよりはマシ……か。
[オトフリートの言葉に、ため息混じりにこう呟く。
その内心の思案には、当然、気づく余地はなく]
あっ、ナターリエさんもそうなのか。
[詫び状の件について一緒だったのだな。と思いつつも以外に抜けているのか、それともオルゴールの件のせいか。と密かどちらかな、と思いつつ
普段どおりの佇まいに戻ったユーディットを見やれば、少し思案顔で、手紙の中身などの確認が必要と聞くが、それには素直に頷いて]
送ってもらえるならそりゃ助かるけど、まっ、そうなるよな。別に検分してもいいよ。へんな事書く気もないし。
[店のこともあるが、それはともかく。父にこんな物騒な状況のとこに来てもらうわけにもいかないからだ。]
……やっぱり、聴いてみたいから……なのかな。
[ナターリエの言葉と、ザムエルの言葉と。
それから、自分自身の考えを照らし合わせて小さく呟く]
しかし、急がなきゃならない、有効と思える方法は思いつかない……。
嫌な状態だな。
[喋っていた内容が聞こえたのだろう。今気づいたようにいうオトフリートに。やっぱ焦っているのかな。と思いつつ]
いや、まあこんな状況だし気が回らなかったからってどうということはないよ。
便箋とか後でもらえるみたいだし、書いたら誰かに渡すから、後はそっちで処理してくれ。
送ってさえもらえればそれでいいから。
[それは先程ユーディットがいったよう、検分するなら自由に。という意味を暗にこめて]
研究生 エーリッヒは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
それは一緒よ。
特に私、古くてとても綺麗なものを見ると、描かないで次に移るのなんて無理なのですよ。
[くすくすとユリアンに笑いかけて。]
前からそうだから、お客様もお待ちしてくださる方しかいないのですけれどね。
[綺麗と、感嘆の滲む声で言う客人に視線を向け]
聴いてみたいが為に、魂を奪う――
それはそれで、非常に危険な思想ですね。
[そう声を紡ぐ執事の表情には、何ゆえか、微かに笑みが浮かぶ]
[交わされる言葉に、ふと気付いたように]
あぁ、ワシも念のために連絡を入れたほうが良いかも知れんの。
半ば隠居とはいえ、あまり店を空けるわけにもいくまいて。
[そういって、やはりユリアンと同じように手紙を事になるだろうか]
具体的な手掛かり……その様な物が得られるなら良かったのでしょうが…。
とても、ひきつけられたもの。
あるだけであれなのだから、それを取り戻したら、それ以上にひきつけるものなのでしょう。
[エーリッヒの続く言葉にはうなずく]
そうですね。
ギュンターさんが無事であるうちに。
犯人さんが出てきてくれるといいんですけど。
そういう事です。
……見つからないのならば、それはそれで、
隠すだけの力を持っているとの判断にも成り得ますから。
[嘆息の混じる研究家の青年には、少し抑えた声を返し、
ふ、と視線を僅かに下へとおろす]
お身体の方は、大丈夫ですか?
[それは唐突な問いかけに聞こえるか]
[多分オルゴールを盗った目的も、きっとはなされている内容通り。
音色。が目的なのだろう。
ただ問題は、それを見つける方法については、あまり良い方法が浮かばぬよう、そして自分もオルゴールのことはほとんど知らないから当然浮かぶはずもなく。
知らず知らずのうちに眉を顰める。]
宝石商 ザムエルは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
…だよな。
まぁ…ご老体じゃなければ良い、ってモンでも無いんだろうけどさ。
[エーリッヒの言葉に、小さく頷いて。
ザムエルの言葉を聞けば、はぁ、と小さく溜息を吐く]
やっぱ、手がかりってそこら辺にゴロリと転がってるモンじゃねーよなぁ…
せめて、犯人か…オルゴールのどちらかでも、確保出来れば…良いんだけど。
そうね。
魂を使ってオルゴォルが音を奏でるのだとしても、人の魂は人にあってこそだわ。
あるべき場所にあるからこそ、本当の綺麗さが出るのだと思うの。
[執事の微かな笑み。
それは何を意味するのか。彼女にはわからず、ただしばらくその様子を見た。]
/中/
>外の皆さん
うわぁん、ゴメン!音色目的誰もいねぇ!!(ほろり)
バラしたい所なんだけど、潜伏の身(しかも案外バレて無いらしい)では
告げられないんだよー!ゴメンよー(ほろり)
ま、そうだよな。
それに、やりかけのことをそのままほったらかしにするのはなんか気分良くないし、やりたいもの、魅力あるものなら尚更。な。
[くすくす笑うナターリエを見つつ、その辺りには同意
どうやら魂を本当に喰うオルゴールと聞いても恐怖感などは抱いていないようだが、それはある種、綺麗なもの。と言う点について考え方が似通っているからあまり気にはせず]
早く見つかってかきあげないと。ですね。
そうじゃないと俺も絵を見せてもらえないし
犯人を確保しても、犯人は…
ギュンターさんの魂を抜いた人なのでしょう?
[アーベルの言葉を聴きながら、思ったことを口にする。]
なら、先に押さえても、素直に言うかしら。
魂なんて大切なものを簡単にオルゴォルのためにとってしまえるのですもの。
オルゴォルが先におさえられたら良いと思うけれど。
出てきてくれるようなら、最初からこんな騒ぎは起こしてくれない気もしますが、俺は。
[ナターリエに、苦笑めいた面持ちの言葉を返して。
オトフリートの抑えた声には、一理在るな、と頷くが]
……え?
身体?
[不意に下げられた視線とやや唐突な問いに、翠の瞳は不思議そうに瞬いて]
[音色、という言葉にぴくりと反応する
やはり、犯人の目的はそれなのだろう
歌姫の歌声を閉じ込めたというオルゴール
その音色を聞きたいがため
ああ、ならばやはり……]
ええ。
あるべきものは、あるべき場所に――
[けれど、と紡ぎかけた声は途中で止まり、
様子を見られているのに気づいて、緩く首を傾け]
誤りだったのかもしれませんね。
オルゴールに、歌声を残したのは。
[伝承の事を客人が知っているかも確認しないままに、
なんとなく、気のない言葉を紡いだ]
うん。そうね。
それに、私は、他に移ることができないのよ
[くすくすと笑って、彼女はおそらく、意味の通じない言葉をユリアンに返す。]
そうね。早く見つかったら、早く描けると思うわ。
もっとも、職場にはいくつもあるけれど。
ま、ね。一番いいのはオルゴールの確保なんだろーけど。
…でも、せめて犯人さえ判れば、事態の悪化は防げるっしょ?
持ち逃げされる事もないだろーし。
[ナターリエの言葉に、小さく苦笑する。]
もし本当に犯人の目的が…音色が聞きたい、っつー理由なら。
…また、同じ事が起こる可能性だってあるんだし。
[それが本当なら…ぞっとするけど、と僅か肩を竦めて。]
どちらの手がかりも見付からないよりは、
どちらでも良いから、手がかりが見付かったほうが良いですって。
[――けれど、
魂を糧にして生きるというのなら、
それは己も、さして変わらないのだ。
歌姫は対価を得てまで、歌声を生かそうとしたのだから]
[そこそこに、把握する。
一応手段は知らないがもってかれた魂を取り戻す方法はあるようで、話の筋としては、盗られたオルゴールでも見つけろ。ってな感じらしい。
問題としては、その見つける方法が浮かばないようだからそれはもうどうしようもないと、思考の脇に置いて、なんとなくぼやく]
それにしても、歌姫さんとやらも、人の魂ぬいていったらその素晴らしい歌声とやらも聞かせる聴衆もいなくなるってことぐらい考えなかったのかねー。
[最も、本当に歌姫なのかどうかは知らないわけだが、単純にオルゴールが魂の抜く道具である様子なのと。実際聞いたわけでもないからわからないまでも、魂をつかって音色を奏でるものであるだろう。ということまで知らないわけだが]
/中/
ユーディはちょっと聴きたがってるかも
もち主目的は、贄の魂を捧げて歌わせ続けることだけど
あと、ちょっと勘違い方面に思考が行ってる
[オトフリートがエーリッヒの体を心配する様子に、やはり駄目なのねなんて思いつつも。
途中で止められた言葉には、何か気になって首を傾げる。]
どうか…?
[しかし続いた言葉には、少し悩むように。]
オルゴォルは、歌が、音があるからこそ、オルゴォルなのだと思うわ。
それがなければただの箱でしかないと思う。
そうであったら、ここまで魅せることはなかったんじゃないかしら。
召使い ユーディットは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
中/
ただいまですわァ。
吊り依頼出てますのねェ…少しビックリですわァ。
能力者かも知れませんけれどリアル事情と…人数からGJ出す余裕がこちらにないと踏まれたのかもしれませんわネェ。
…これである意味、安心して襲撃できますわァ。
お仲魔のご希望通りザムエルさん…それともイレーネかしらァ?
囁きの方>
ところでェ、既に魔の声が聞こえる事になってるのかしらァ?
それとも単なる呟きですのォ?
こちらが反応していいのかわから無くてェ…先程も誤魔化してしまいましたのゥ。
お仲魔さん>
アラァ、私は音色目的ですわよォ? 執事虐めはオマケですわァ。
確かにそうね。
犯人ならばまた魂を取ることもあるのかしら。
難しいところだわ…
[ただ早くオルゴォルを見たい彼女は、オルゴォルを先にと言わざるを得ない。
アーベルの言葉に、それから、ため息。]
でも見つけ方がない。
…困ったものね。
[瞬かれる翠の瞳に返す眼差しも緑なれど、
その色は青年のものよりも、やや昏みを帯びる]
いいえ。
少々、気にかかっただけです。
[言いながらも、執事の白に覆われた手は、
その傷痕があるのと同じ位置に添えられて]
そっか
[ナターリエ言葉の意味をなんとなく測りかねたが、聞き返すことも憚れたまま頷いて答える。
そして一つのことに熱中すると他はできないということかな。ぐらいに思い。]
見つかればまた見せてもらえるでしょう。
まあ職場のほうに顔を出すにも、オルゴール見つけるにも事件が解決するまでお預けらしいですけどね。
あるべきものは…
[そう言いかけて途切れた執事の言葉に怪訝な顔を向け、その先の言葉に首を傾げ]
歌声を残した…?
何故そんな事を…?
[知っているのか?とまでは口に出せず。
アーベルの言葉に目を向けて]
そうですな、これで終わりとは限りませんしの。
せめて何か見つける手段でもあるなら良かったのでしょうが。
[それから、ふる、と頭を振る。
オルゴォルのことを口に出しすぎたからだろうか。
彼女の目には再び十字架が浮かび、指が何かを弾くように微かに動いて。]
…ん、そろそろお暇しようかしら。
お休みなさい
[微笑み、そしてホールを出ようと。]
誤り。
[ふと、耳に届いた言葉を反芻する]
…………だが、それは…………。
[次いで、小さな小さな呟きがもれる。
聞き取れる者がいるかどうかもわからないような、ごく小さな呟き。
その声は、いつもの彼とは異なる響きを帯びていたか。
その様子に、カーバンクルが不安げにみゅうう、と鳴いて。
はっとしたように、翠の瞳が数回、瞬いた]
/中/
でも、もしナターリエ=能力者なら中の人(が合っていれば)的に、
役が判りやすいCOしてから退場する…とか勝手に思ってたり。
それでも、まぁ…大分安心して襲撃できるのは変わらないけれど。
イレーネは能力者濃厚ですからねー…。
うーむ、お仲魔はどっちの方がよろしかとでしょーか。
>お仲魔
執事イジメおまけなのか!ゴメン、勘違いしてた!(笑)
ランプ屋 イレーネは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
/中/
>ヘルガ様 あー、ごめんなさい。正直感情などを赤方面に開示したり、表で出来ないRPをこっちでしてるだけなので、聞こえないし、伝えてるつもりもない
そして、今後も聞こえるようになる予定なし。あくまでユーディは狂った『人』ですから
そういったのを読み取れるのは魔の仕業なんでしょうけど
[ふるり、と頭を振る。ここ数日、良く見せるようになった、何かを振り払うような仕種。
それから、翠の瞳は改めて、問いを投げた執事に向けられる]
……ああ……大丈夫……だ、けど。
[今はまだ、と。
小さく付け加えつつ返す言葉は呟くように]
……本当に、なんでもないから……大丈夫。
酒場のママ ヘルガは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
可能性は、無いとは言えないと思いますよ。
本当、…。
[まいったな、と僅か肩を竦め。
しかし、ナターリエが笑んで就寝の挨拶を告げれば
ふわ、と笑みを向けつつ、ひらりと手を振る。]
おやすみなさい、ゆっくり休んでください。
―→客室―
[部屋に入ると、扉を閉める。描くことを求める、その手が。
ペンを求めて。
ここ最近、毎日のように、ほとんどずっと向かう机に、紙を持って向かった。
ただ、かりかりと、音が響く。
それはきっと*明け方まで、ずっと*]
確かに、オルゴールに関してはその通りですね。
けれどかの歌姫は、歌声は己の内に抱いたまま、
オルゴールに託すなどせずに没くなれば――
そう思ってしまっただけです。
[ホールを出て行こうとする客人にそう応えを返して、見送ろうと]
[そうね。とふわり、と微笑みかけるナターリエに、不器用からか笑みの一つも返すこともできない...は暇するといってホールを出ようとするのに対して静かに]
おやすみ、ナターリエさん。
[とだけ呟いて見送る]
そう、在るべきものはあるべき場所へ
歌姫のオルゴールは、子孫である私が受け継いで然るべき
誰にも、その邪魔をさせるわけにはいかない
……そう。たとえそれが魔の者であっても
[おやすみなさい、というナターリエの言葉に、反応したのはカーバンクルが先で。
みゅう、という声と共に尻尾を振る気配に、ようやく彼女がホールを辞そうとしているのに気がついた]
……ああ、お休みなさい。
[それから自分も、一歩遅れて挨拶を投げて]
わぁい。
何気に、こっそりこっそり狙ってた
「妖魔とシンクロさせる」が成功してるかもしれない。
楽しいな!
(本当は『歌姫』に執着させる、とかもっと対照的にしようかとも思ってたけど)
[呟く声が聞こえたか、召使の女性のほうへと視線を向けた。]
[その酷薄な笑みまでは伺うことはできなかっただろうが、軽く首を傾げた。]
・・・・あ、
おやすみ、なさい。
[ホールを去って行く金の髪には、小さな声を投げ掛けた。]
[ホールを出て行こうとするナターリエに、ほんの僅か顔を向けて]
おやすみなさい。
貴女の絵が完成すると良いですな。
[と声を掛けて見送って]
先日、レーヴェ様が御説明下さいましたから。
この書にも同様に、書かれております。
[こちらに問いかけて来る老耆に返す声も、
浮かべた表情も普段通り、変わらずに]
中/
お仲魔>
そうですわネェ…私は判定ロール見るまで能力者は残したいと思う方ですからァ、ザムエルさんかしらァ?
霊能は受動的な能力ですしィ、明日から動こうと思ってるのかも知れませんしネェ。昨日の発言数も事情があっての事のようですしィ、様子見したほうがいいかしらと思いますわァ。
囁きの方>
説明ありがとゥ。
ではァ私は知らないままでいいのですわネェ?
感情の動きを味わっているので、大まかな気持ちを感じてるくらいにしておきますわァ。
[おやすみなさいといってホールをあとにするナターリエに気がつくと]
……おやすみなさいませ、ナターリエ様
[そう言って深く一礼]
ん?
[視線を外された後、静かに話しに聞いていたのであろうイレーネが視線を急に違うところに向けたのが気になり、その視線の先をたどって、その先にいるユーディットを見る
最も、酷薄な笑みも呟きも気づいてはおらず、ただ連なるように見ただけだけど]
[執事と、金髪の青年のやり取りを横槍を入れずに見ていたものの。
エーリッヒの様子に、隠そうともせずに眉を顰める。]
…それは、本当に何でもねーの?
どーみたって、大丈夫じゃなさそーなんだけどー。
[最近、ずっとそう。
溜息混じりに呟きながら、気に入らないと言いた気な表情を浮べ]
[微かな呟きを洩らしたかと思えば、緩く頭を振る研究家の青年。
それを見つめる孔雀石の双瞳は、変わらず静かで、どこか暗く]
そうですか。
もし何か御座いましたら、お力になりましょう。
[目を伏せて、軽く会釈をする。微か、笑みを浮かべたままに]
今すぐにとは申しませんし、申せませんが。
[付け加えた言葉は奇妙な印象を与えただろうが、気にする事なく]
/中/
>ヘルガ様
まあ、>>*65のようにこっちもアーくん裏切る気満々になっちゃってますし
これ、狼側完全個人の思惑でバラバラに動くことになりそう?
中/
まあ主体サイド(?)なオルゴール的なのは地味に絡みつつ、任せて脇を固めてさくっと散りましょう。
襲撃してもらえるか謎だけど
/中/
霊は、1回でも判定見ないと大きく動けないのは同意。
確かに事情があったみたいだしねー。
やっぱりザムエルさん…かな?
そういえば、こっちもセットしておいた方が良い?
念の為そっちが変えやすいように「おまかせ」が良いならそのままにするけど。
/中/
>ユーディ
おぉう…裏切られる!(笑)
まぁ、それすらアーくんの中身は想像の範囲内です、がw
ところで、ちょっと思いついたんで聞きたいんだけど。
……展開次第で、狂襲撃、っての、しても本人平気ですk
[問いかけに書物を示し答えるのを見れば納得して]
成程。やはり後でそれを見ておく必要が有りそうですな。
[そう返して、他の者達がエーリッヒに目を向けるのを見て其方に目を向け]
大丈夫、と本人が思うほど周りはそうは思わぬものですぞ?
[つまりは自身も心配はしているのだがそこまでは口にせずに]
本当に……大丈夫、なんだけど、な。
[アーベルの問いと向けられる表情に、返せたのはこんな言葉で]
ローゼが、いるから。大丈夫だ。
[続いた言葉は、どこか曖昧なものの、妙に確信めいたものも込められているように聞こえるか]
何か、あったら……。
[それから、執事から投げかけられた奇妙な言葉に僅かに眉を寄せるものの]
まあ……どうにもならなくなりそうなら……相談させてもらうかもしれない……。
[呟くように言いつつ、そっと、肩の上の真白を撫でて]
[視線の先にはユーディットがいたわけだが、別段これといって。特筆することもない。
もしくは、オルゴールの一件で変化ぐらい起きているだろう。ぐらいに解釈して記憶の一つにおいて...は話の主要なところを黙って聞いた後は、暇の挨拶を告げ、また書庫にて本を借りた後*客間に戻ることだろう*]
/中/
まあ、それがアーくんの掌の上ってのを中の人も想定済みですがw
狂襲撃……全然、おっけ!! むしろソレおもしれぇ!!
[話しかけられれば、頷くなり首を振るなり曖昧に返しただろう。
けれど、物憂げに伏せられた瞼の下の瞳は、無邪気なまでに残酷]
伝説とまで言われた妙なる音色…妖魔をも惹きつけた曰くの品ですものネェ。
人も惹き付けられたかも知れませんわァ。
…ネェン、魂が抜かれているって本当ですのォ?
なにか…そうネェ、毒を盛られての物取り、という可能性はァないのかしらァ?
[指先を髪に絡め、問うように視線を投げる。
いきなり魔の仕業と決め付けるなど、短絡的ではないかとの揶揄]
御意に。
[真白の獣を撫でやる青年に返す声は短く。
それきり視線を逸らして、見る事はない]
そうですね、ヘルガ様。
その可能性もゼロとは言えないでしょう。
調べた限りに、そのような痕跡は御座いませんでしたが。
毒とあらば、どのように持ち込み、処分したかが問題となりますね。
[執事の中に確信めいたものはあれど、
それを他者に説明する事は難しく、しようとも思わず]
…どーだか。
にーさんが大丈夫じゃなくなった時なんて、
既にぶっ倒れた後とかっぽいじゃん?
こっちが心配してても、全然聞きやしねーし。
[エーリッヒの言葉に、小さく溜息を零す。
気に入らない、という表情は消え、今度は逆に呆れたような]
チビ、にーさんの事見張ってろよー?
[続く言葉に、ちらりとカーバンクルへと視線を向けて。
小さく笑めば、こそりと変な指示。…大概に信用されてない様だ。
と、赤を纏う女性の言葉に、そちらへと視線を向け]
/中/
そ、想像以上にノリノリで許可が下りた!!w
狂襲撃すれば、掌の上で転がされてる感は出るよねーと思って。
…まぁ、その場合はその前にユーディが表で狂COしなきゃならんのですが(笑)
じゃあ、考えておくww
教師 オトフリートは、酒場のママ ヘルガ を能力(占う)の対象に選びました。
[隣の青年が同じ方向へ視線を向けていたとは気付かない様子のまま、別段動きがないのを見て取ったのか侍女からは視線を外す。]
[部屋の隅に置かれたランプを横目で少しだけ見た後、黙ったまま話を聞き考え込むような姿勢を*取っている。*]
/中/
>お仲魔
襲撃ザムエルさん、りょーかい!んじゃ、折角だし任せましょーか。
よほどの事が無い限り、うっかり吊られる事は無いだろうし(笑)
よろしくおねがいしまーっす。
[ヘルガの声に其方へと顔を向けて]
単なる物取りであれば…このような手の込んだ事をせずとも良いのでは…?
いずれにせよ、昨日からこの邸より出た者は居ないのでしょうから
[そこまで言って執事に確認するかのように目を向け]
まだ犯人が此処に居るということが問題なのではないですかな?
[それを見つければ、とは唯の憶測でしかないけれど]
[短い言葉には、頷くだけで返して。
くるくると表情の変わるアーベルには、やれやれ、と小さなため息を]
……すまない。
心配かけてるのは……悪いとは、思ってるんだけど。
元々、訳がわからない上に……こんな状況なんで、な……。
[呟くように言いつつ、一つ、ため息をつく。
見張ってろ、と指示されたカーバンクルは「任せて!」と言わんばかりに─事実、意識の内にはそう響いたのだが─元気良く鳴いて、尻尾を振った]
……さて、それじゃ、俺も先に休ませてもらうよ。
伝承関係、俺にわかる事なら……聞いてくれれば、答えるし、できるだけの資料もまとめておいたから。
[一応、専門分野だからね、と冗談めかした口調で言って。
ゆっくりとした足取りで*ホールを出て2階へと*]
[美しい庭には、恐ろしいものが埋まっている。
可憐な鈴蘭、艶やかな彼岸花、華やかな夾竹桃。
美しい花には棘があり、毒をはらんでいるのだから]
フゥン、そゥ…。
なんにせよォ犯人がいる事には変わりないのですしィ…調べられる事はかまいませんわァ。
滞在も…数日ならァ仕方ありませんわネェ?
[そういう女は誰にも手紙を出そうとはせず、グラスを傾ける]
酒場のママ ヘルガは、宝石商 ザムエル を能力(襲う)の対象に選びました。
中/
酒場のママ ヘルガは、宝石商 ザムエル を能力(襲う)の対象に選びました。
襲撃セット確認しましたわァ。
襲撃自体は前回と同じく表で回想の形で行いますわネェ。
そうそう、必要によっては私が生きていてもオルゴールを見つけて横取りなさっても構いませんのでェ。
明日にはほんのり淡く色付いた蕾が葉の影で綻び始めるでしょうからァ。
[向けられた視線に頷いた後に、窓の外を見遣る
世話をしている執事自身が好んだのもあろうが、
庭園に植えられた花々には、毒性を持つものもある。
昨晩、主の傍らに添えた、白い鈴蘭の花のように]
なるほど。
主の状態にそぐう毒とは思えませんが。
[ホールを後にする青年を見送った後に、目を戻す]
御許可を頂き、ありがとうございます。
早期に解決出来るよう、尽力致しましょう。
マァン…確かにザムエルさんの言う通りですわネェ。
さっさと逃げている方が自然…なのかしらァ?
アァン、もしかしたら逃げそびれている可能性もございますけどォ。
[ちらりと発覚直後に囲い込みに入った執事を見やる]
それともォ、他に目的があるのかしらァ…?
アァン、怖いわァ…。
[己の身体を抱くように腕を回し、瞼を伏せる]
[ホールを去るエーリッヒに顔を向け]
あぁ、おやすみ。
もし気になる事があれば話しを聞かせて貰うかも知れんの。
[その肩で尻尾を振る小動物に笑みを浮かべ、そのまま見送り]
さて、このまま考えていてもらちが明かんの。
ひとまず休んでおくとしようかの。
あぁ、部屋を調べると言うならいつでも来ると良い。
なんなら今からでも構わぬが?
[そういうも、傍に居た者から「今からでは…」、との返事が返り]
では、それは明日と言う事でよろしいか?
[そう約束を取り付けて、まだ何かを悩むように呟きながら部屋へと*戻っていく*]
[話が一段落し、招待客も次々と部屋へと帰っていく
彼らがホールを出る際に、おやすみなさいませ、と深く一礼をしていたが、立ち去っていく彼らを見る視線は冷めたもので、いったい誰が犯人か見定めようとするものだった]
心配かけてる自覚があるなら、
…もっと周りを頼りゃーいーのに。
[はぁ、と息を零し。
続く言葉に、意味が判らない、という風に僅か眉を顰め。
しかしそれ以上責める事も無く。]
ま、少しでもキッツイなら言えっての。
こっちも知ってるのと知らねーのじゃ、全然違うから。
[カーバンクルの反応に、よし任せた!と笑んで。
戻ると告げる青年に、無理すんなよ?と
ひらり手を振りつつ、その背中を見送る。]
……ま、尤も。
[人の事いえねーけど、と何処か遠くを見詰めながら
ぽつりと、呟きは落ちて]
/中/
吊りはバファリンが出たけど、襲撃はどうなるやら。
特に強い絡みがなく、切りやすいように動いてはいるけど。
残された物の悲劇、と言うほどの流れじゃないしなぁ。
[執事から返されたのは毒の種類が違うという言葉。
女は一瞬怖がる振りも忘れ、きょとんと瞬いてしまう]
アラァ…随分とお詳しいのネェ。
[それは花に対してか、魔に対してか]
……マァン、いいですわァ。
私もゥ、今宵はもう戻りますわネェ。
/中/
襲撃セットサンキューです。
回想の形ってのも了解、お手数ですがお願いしまっす。
オルゴールの横取り等に関しても確認。
必要なら、後半辺りにでも是非に横取りさせて頂きます故(笑)
こっちの中身は、オルゴールの詳しい場所までは知らなくても
庭園、ってのは嗅ぎ付けてるしね。
[立ち去る老耆を見送れば召使いの冷めた瞳にも気づけど、
敢えて何か声をかけることもなく。
怖れを孕んだ眼差しを向ける艶女にも対応は変えず、
緑の双瞳は安堵させるかの如く穏やかな色を湛えている]
お客様に危機が及ぶようであれば、
このオトフリート=クリューガー、全力を持って御護り致しましょう。
[無論、相手が唯の客人であればの話だが]
お休みなさいませ、ヘルガ様。
…とりあえず、俺は全然知らな過ぎなんだろーな。
ま、今日の所はそろそろ失礼―――、…
[苦笑交じりの息を吐けば、
自らも退室しようとがたんと席を立ち上がり。
ふと、何か思いついたようにを執事へ、へらりと笑みを向けて]
あ、クリューガーさん。
今からでも、書庫って空いてる?
[穏やかな孔雀石の双眸に、深紅の瞳が睫毛の影で揺れる]
マァン…それは頼もしいですわァ…。
……お願いしますわネェ?
[唯の客人ではない女の真意は、どこにあるだろうか。
どこか考えにふけるイレーネも、冷たい眼差しのユーディットにも気付くことなく、ゆらゆらとホールを後にする。
グラスに半分残された深紅が、女の瞳のように*赤く紅く揺れた*]
どうせ社交辞令なんでしょうけどォ…。
なんだか…調子が狂っちゃいますわァ。
[魔と知れば恐怖に怯えるばかりの反応しか知らぬ女は、感情を持て余すように物憂げに*吐息を零した*]
[にこやかな微笑の奥の感情は、他者には読み難い。
揺らめく影がホールを後にするのを見送れば、
緑の視線は向けられた笑みへと移る]
ええ、開いておりますよ。
何か、御用時ですか?
[こんな夜更けに、と少々不思議そうな様子で問うた]
うんにゃ、あまりにも自分の無知さを痛感したんで。
ちったぁ基本知識だけでも知ろうかと思って。
[数冊お借りしてもいーっすか、と
苦笑を浮かべたまま、僅か肩を竦めて。]
あ、でも後で書庫閉めるーってんなら、
別に明日に行くけども。
[ゆらゆらと去っていくヘルガに、おやすみなさいませ、と形骸的な挨拶を送るが、その後姿を殊更冷たい視線で見送ると]
……見つけないと
[ポツリと誰にも聞こえないような声で呟くと、スッとその場から姿を消し、どこかへと*去っていった*]
ああ、なるほど。
[得心いったように頷いて、笑みを返す。
これも必要ですかと件の書籍を持ち上げてみせ]
いいえ、構いませんよ。
必要でしたら、何冊かお選びしましょうか。
遅くにすみません、助かります。
[持ち上げられた書籍に、へらりと笑みを返し]
あ、それも見せてもらえると嬉しいかも。
書庫ってあんま行った事ないから、俺だけだと暫く時間かかりそうだし。
[お願いしてもいいですか、と苦笑したように肩を竦め。]
了解致しました。
[途中までは自分が持つつもりなのだろう、
本を抱いて、ホールの入り口へと歩んでいく]
それでは、御案内致しましょう。
[扉の前でくるりと振り向いて、*笑みかけた*]
お願いします。
[今度こそ席を立てば、小さく笑みを向けて。
頭を下げながらも、扉の前で待つ執事の元へと歩み寄る。
ホールを出れば、並び、その足は*書庫へと向いて*]
―客室―
[闇がまだ深い時間。
体が求める侭に、彼女はそれを形にしてゆく]
っ。
……今なら、描ける?
[呟きは再び鉛筆を走らせる音に消えてゆく。]
[星のあかりは遠く、月の光は静かで届かない。
筆は紙の上をタッチを変えて走り、黒と白に強弱をつける。
声もない。
水を含ませた筆は、少し躊躇うように、他の紙でなぞった形を写し取ってゆく]
[紙の上に浮かぶオルゴォルは、見ようによってはまがまがしくも見えるかもしれない。
しかしそれよりも、ただ、そこにあるためにある。
静かな、紙面だった。]
……でき、た。
[口唇が小さく音をつくる。
十字架はその目に浮かぶ。
満足な色をした彼女は、しかし。
水の入ったバケツをきちんと取ることが出来なかった]
[水の器はかすかな音で倒れた。
筆は転がる。
彼女の体は最初からそうであったように、床の……ちらかる紙の上に静かに倒れた。
十字架の瞳は閉じられて。
机の上で倒れた水が、オルゴォルの描かれた紙を濡らしていないのは――
その絵だけは、やはり静かに]
[白の中に黒は踊る。
長いスカァトは開ききった薔薇のよう。
表情には恐れなどない。
白の中で黒は止まる。
薔薇の蕾の上に乗り、オルゴォルは開かれた。
長い指がその中に触れようか。……否、触れられてはいなかった。
黒は静かに、
ただ静かに。
*落ちた紙を濡らして、広がった*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新