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時空竜 オトフリート は、ちま竜 セレス を占った。
次の日の朝、ちま竜 セレス が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、時空竜 オトフリート、焔竜 ダーヴィッド、未熟影 ブリジット、苗床 リック、風人 ユリアン、機鋼の魔 アーベル、風来坊 ハインリヒ、殲滅の陽光 ヘルガ、天聖の獣 ナターリエ、氷精 ミハエル、心魔 クレメンス、時空王 ネリー の 12 名。
/*
ちょwwwwwwwwwwww
こ、この投票デフォはwwwwwwwwwwwwww
そこまでか、そこまで嫌いなのか、クレさんが!
(投票デフォ/クレメンス・占いデフォ/ユリアン)
[黒猫は、小さな機竜の消失を、何をするでもなく見つめ、ゆらりと再び影に溶ける]
[それは意図したことではなく…しかし、対なる者の一部が力を揮う機竜の傍にあったことが、影響しなかったとも言えず]
確りと聞いた訳では、ないけれどね。
この空間に覚えるものは、以前に経験したものと近い。
『創られた』もの――機鋼の能力故だろう、
?
[不自然に言葉は止まり眉が上がる]
[文字通り、空間を裂くよに現れたのは客室の前。
そこには、動揺した様子の白梟の姿があり]
ヴィンター、セレスはっ!
[問いと共に差し伸べるのは左の手。
魂の盟約、それが記憶を共有させ、事の次第を悟らせる]
……っとに!
/*
弾かれですかー?と思わず聞いてしまうのですが(笑)
確認せずに申し訳ないんですが、今日も夜まで来られないのと占師の悩みを考えると、二人ともPL視点では見えてたほうが良かろうと思うので、勝手に示唆に走りました。すみません。
接続状況難しいようなら、襲撃は御任せにしといてください。てきとーに立ち回りますー。
心魔 クレメンスは、時空王 ネリー を能力(襲う)の対象に選びました。
心魔 クレメンスは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
[きょとん、と目を瞬いた。
何かがあった、のは分かったけれど。
何が動いたのか、も何となくは感じたけれど。
不均衡に誤魔化され、ハッキリとは掴めなくて]
変な感じ。
[ポツリとした呟きは、ミハエルに聞こえたかどうかの大きさ]
オト殿! それに白梟殿…セレスは!?
[舌打ちの後に開けられた部屋の扉。振り返った表情。
嫌な予感に声を震わせて、裾を引いて急ぎ駆け寄る]
天聖の獣 ナターリエが「時間を進める」を選択しました。
……どうやら、何かやらかしてくれたらしいんだが。
[駆け寄る姿に、苛立たしげに前髪をかき上げる。
一つ息を吐いた後、真白の翼を閉じ、光鎖を右の腕に巻きつけて、部屋の中を見]
……いない……?
ことによるとハインリヒの祖先がユリアンであったりするかも知れないな。
馬鹿につける薬は無いというから、遺伝したところで不思議ではない。
[こっそり言った、が]
……どうした。
何やら、気配から察するにオトフリートが暴れているようだな。
[渋面が更に煮詰まった。]
未熟影 ブリジットが「時間を進める」を選択しました。
…なっ…!?
[ガバッと立ち上がり、思わず逆鱗を抑えた。]
…セレス。
落っこちた!?
[喪失だけははっきり捕らえられて。
慌てて館の中へ!]
機鋼の魔 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[こっそりいったミハエルの言葉を聞いてしまい、きょとんとして]
なんでだよ。明らかにオジサンの方が年寄りじゃないか。
どうやったら僕がオジサンの先祖になるんだよ。
オジサンがその見た目で、実はまだ子供とか
そういったミラクルでもあるわけ?
――…っ。
[また感じた、違和感。しかし、やはり何があったかわからない]
苗床 リックが「時間を進める」を選択しました。
ナタ・リェさん?
もしかして、そっちで何かあった?大丈夫?
[感じる違和感に心配になり。
広間のメンツに内緒でコエを飛ばす]
何かを、やらかし――…
[苛立たしげな時の竜の様子に、獣の耳がぺたりと寝て。
それでも、確かめずにはいられず。その背の横から部屋を覗いた]
いない…とは、どういう…
部屋の中にいたはず、という事――…?
[いない、と呟いた時の竜の声は掠れていて。
事態の重要さがじわりと心に沁み込んでいく]
―――探して参ります…っ!
["空間が微妙に不安定で何が起こるか分からないから"
時空王の言葉が蘇り、反射的に身を翻す]
風人 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
氷精 ミハエルが「時間を進める」を選択しました。
焔竜 ダーヴィッドが「時間を進める」を選択しました。
このなりで子供とかありえねーだろ。
てか誰が馬鹿だ誰が。
[しっかり突っ込みは忘れない。が、直後の違和感に言葉は止まる。セレスを追いかけさせたはずの風がその違和感の影響を受け、錯乱したように館の中を駆け巡ったか。尤もすぐさま捻じ伏せるの*だが*]
風来坊 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました。
……って、落ち着け!
[身を翻す様子に、とっさに引き止めようと手を伸ばし]
何が起きたかわからんのだし、迂闊に動き回るなって!
急に、波動が途絶えた。
其れ以上の事は解らない。
同属故に未だ辿れはするが、元々探知などは得意ではないから。
其れこそ、あの仔竜の“親”にでも訊ねたほうが、早いだろう。
[足を止め、横目で翠樹の魔を見やりながら答える]
セレスって……
確か、さっきナタ・リェさんの側にいた子だよね。
え、迷子?
いや、単なる迷子じゃなさそうな、雰囲気だな。
わかった、僕も探すよ。
あ、うん。
同じ風使いだし、あるかも。
[ミハエルの呟きに数回瞬き、コクリと頷いて]
オトフリートさんも動いてる、よね。
なんか…うん、やぁな予感。
[ばたばたと廊下を走って、]
あ、オトさん居たいた!
セレス、なんか「向こう側」へ「落っこちた」っぽい!
[事情が飲み込めていないので、説明はかなり大雑把だ。]
聞くべきは、時の竜か。
……僕には感知すら出来ないからね。
教えてくれてありがとう。
……ええと、アーベルでよかったのかな?
[確か心の魔が言っていたとその名を口にした。]
なれど、早く探さなければ…!
[落ち着けとの言葉が正しきはわかるのに、感情が追いつかず。
離して、と手首を掴む手をもう一方の手で外そうとする]
[笑みは消さぬまま、アーベルに肩をすくめて見せ]
ええまあ、対のことではありますし。辿らずとも伝わることもあります。
今頃は、時空竜殿と、麒麟殿がご心配されていることでしょうねえ。
あなたは調子が御悪いのですから、あまり無理を為さらぬ方が良いのではありませんか?
だよね。オジサンが子供ならどれほど若作りだって
ツッコミ入れちゃうよ。
…冗談はともかく、僕も、あのセレスって子探してくる。
ちょっとただならぬ雰囲気だし、な。
[側にいる面子に言うと、立ち上がって広間から*出て行った*]
機鋼の魔 アーベルは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
風人 ユリアンは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
[人間二人の疑問符には、軽く哂っただけで答えなかった]
……縮むかッ!
ユリアンといいダーヴィッドといい、会うなり何を言うんだ!
[椅子を蹴倒した。がたーん]
いや、昔と比較しても縮んだのか?
身長を計測した事が無いから判らないな……
違う。そんな事より何を慌てているんだアイツは。
いや。
オトフリートが居るのならあいつに任せておこう。
[濡れた瞳で振り返る様子に、小さく息を吐き]
……心配なのは、わかるから。
でも、今は、落ち着いて。
[諭すよな言葉を向け、反対側の手でぽん、と肩を叩く。
火炎の若竜が駆けて来たのは、その直後か]
……は?
おっこち……た?
[大雑把な説明に、思わずきょとん]
……嗚呼、
[疑問交じりに呼ばれる名]
[伝えていなかった事に気づく]
別に、礼を言われることでもない。
名は、それで合っている。
ただの迷子であれば、どれだけよいか…!
[そうでないのは、時の竜の様子を見れば明らかで]
えぇ、金の髪の男の子です。
そなたは風に愛されているゆえ…どうかお願いしまする。
[波紋が伝えるのは哀切の篭るコエ。どうか無事であれと]
[『複製』の館で騒動が持ち上がっている頃。
その騒動の発端はと言えば]
……あれぇ?
[さっきまでいた場所と同じ、しかし、さっきまでとは違うその場所で、きょと、と瞬きしていたり]
……だろうね。
特に、彼女の方は。
[絶えぬ笑みへと眇めた青を向ける]
御忠告感謝、
……何にせよ、僕に出来る事は少ない。
此の界を再構成させて元に戻す程の力も無いしね。
創造はともかく、空間に関する事は、範疇外だから。
無理に動く心算は、無い。
先祖であって、親子とか言ってないのになぁ。
[呟きはミハエルの倒した椅子の音に紛れたか]
お、落ち着いて、ミハエルさん?
ダーヴさんが大きいだけ、うん、きっとそう。
[いまいちフォローになってない気がします]
色々オトフリートさんに聞いてからかな。
今動いても混乱するよね、うん。
[とても真っ当な、ある意味彼女らしからぬ台詞。走り回る人々を見ながらも、その視線はどこか遠い場所を見ようとするかのように]
[呆然としている所にやって来る、白い影。
思わず身構えるものの、それが館の女主人と気づいたなら、ほんの少し警戒を緩め]
ここ……どこ?
ボク……???
[きょと、としつつ投げた問いに、白き貴婦人は困ったよな面持ちで首を傾げ。
ともあれ、王の所へ、と機鋼竜を誘い行く]
――あぁ。
そうか、対なんだね。
[ようやく判ったというように、クレメンスとアーベルの様子を見比べて。]
そうだよ、アーベルは無理をしそうだから、心配。
クレメンスは……何かしそうで心配だけど。
[眉を寄せた。]
[握り締めすぎて蒼白な指先は、痺れたように上手く動かず。
肩を叩かれてようやく、その動きを止めた。
諭す言葉に項垂れると白金の蓬髪が頬を隠すよに肩を滑り落ちる]
[とりあえずコエの聞こえる方向へ、走るように飛ぶと、
そこにナタ・リェがいた。が、彼女だけではなかった。
オトフリートがその手首を掴み、それをうるんだ目で見上げる
ナタ・リェ。あら、まあ、お二人さん。なんていい感じ]
[と思ったけど、声にもコエにも出さず。
緊迫しているから、そういう冗談をいってはいけないのは
流石にユリアンでもわかる]
何ゆえ、
初対面の君達にまで言われないといけないかな……
[声が小さくなるのは多少なりとも自覚があるからか]
弁えてはいる、 心算だ。
ともあれ、入り口に突っ立っていても仕方無いだろう。
向こう側って…何処なのですか?
落ちたとは、怪我は――…!
[ころん、なら怪我はないであろうかと半ば思いながらも。
問う言葉は止まらずに零れ落ちる]
[項垂れる様子に、ぽんぽん、と肩を叩いて。
そのまま、支えるようにその傍らに立ち]
揺らぎの向こうに……。
向こう側……本来あるべき場所に、落ちた……って事か?
というか、君も落ち着きなさい、若竜。
[説明になりきらない説明から、言葉を拾い集めて状況を分析する。
ついでに、こちらもだいぶ動揺しているらしい様子に、突っ込み入れた]
─広間─
[白き貴婦人に連れられ戻った広間は、先ほどまでいた場所と同じで、違う場所。
保護者の姿はなく、あるのは、どこか疲れたような影輝の王の姿]
「……まったく……やらかしてくれたな、機鋼のチビさん」
[姿を見るなり投げかけられた言葉に、思わず首をすくめる。
その様子に影輝王は苦笑しつつ、先ほど起きた事を問いかけてきた。
請われるまま、自分が成した事、それから、そこから零れ落ちたような、そんな感触を受けた事などを一通り話す]
さっきも体調悪そうだったから。
[アーベルに返して、笑う。]
そうだね。中に入らないといけない。
何がどうなっているのかも、ちゃんと聞いたほうがいいね。
[そうして、再び館の中へ――*]
[くしゃくしゃと前髪かきあげて]
怪我とかは…多分無いと思うけど…、
えぇと、アッチがほんとで、コッチは間違って出来ちゃったとこ…なんだっけ?
[うろ覚え程度にしか理解できてないけど、感知しちゃったものはしちゃったわけでして。]
ですから、何もしていませんよ?
[リックには、くすくすと笑みを零して]
ああ、そうですね、とにかく中に。ここにいてもどうにもなりませんし。
[アーベルの言葉に頷くと、広間へと向かう]
[あ、ダーヴィッドさんがやってきた。
空気読めよとか思わないでもないけど、
その抽象的な説明に首を捻る。意味がわからん]
[それでも根気よく話を盗み聞きすれば、
どうやらこの屋敷というか、この空間にセレスくんとやらは
すでに居ないっぽい話なのかなとは悟ったけど、
そうでなくてもとりあえずこっちは人手が一杯いるから、
問題なさそうと判断して。*他の場所を探すことにした*]
[客観的感想など当の本人にはあずかり知らぬ事。
伝えられたならば、この空間から消えたいと願ったに違いなく]
[コエなくば、いつの間にか側にいる事すら気付く余裕もない]
ああ、今俺たちがいる所は、セレスの力が生み出した『複製』の館。
ふむ……何かの弾みで向こうに落ちた……っていうか、戻った、って事なら、セレスは安全ではあるな。
[影輝王たちもいるんだし、と呟いて]
……にしても、何だってそれがわかったんですかと、君は。
[気配をゆっくりと読もうとする。
近しい対なる陽光、大きく動いた機鋼と時空、そしてもう一つ]
うーん…。
[暫く辿ろうとして、近付いてくる気配にピクとなった]
…出た。
[誰を指しているのかは、まぁご想像の通り]
[話を聞いた影輝の王は、思案顔で立ち上がり。
それから、天井を見上げてふむ、と声をもらす。
その様子を不安げに見つめていると、温かいカップが差し出された。
それを両手で受け取り、天井を見上げる影輝王をじぃぃ、と見つめ]
えと……。
みんな、大丈夫、だよ、ね?
[投げかけるのは、恐る恐るの問いかけ]
/*
「…出た。」
て、ぶりじったん。
[くろねこ、ふくかとおもた]
ところで、このタイミングのオトさんだと、えーと。
どこまでやって大丈夫なんだ?(何をだ
や、まぁ…
そういうの最近、学習中でさ。
オトさん知ってるっしょ?俺の本業。
[人間界の「封印管理官」。結界内に封じられた危険物の安全確認が任務な訳で。
まぁ、今は休職中の身だけれど。]
封鎖とか空間の亀裂とか、そういうのを探すのとか勉強中な訳。
…まだまだ苦手だけど。
[対ならざる対の様子に、手首を掴んでいた手を離し、そ、と宥めるように髪を撫で]
ああ……なるほど、あの役割のための修行、か。
その成果で、セレスが向こう側に落ちた……つまり、時空の裂け目が生じた事を感知できた、って訳か。
[若竜の説明に、なるほど、と呟く]
……取りあえず、ここで突っ立ってても仕方ない、な。
広間に集まってるだろうし、事情の説明はしておきますか。
[――こちらが複製で、あちらが本当。
そしてセレスは本当の世界に戻っただけ。
焔竜と時の竜の言葉に耳を傾けて、愛し仔の置かれた状況を知ろうと努める。
だんだんと理解したなれば、冷静さを失った頭も冷えてきて。
心落ち着けるべく、薄く唇を開けて静かに息を吐いた]
は、はじめまして?
[まずはミハエルの忠告に従ってみた。色々間違えているが。
クレメンスに向かった視線は、じとっと]
『何かやったんですかぁ』
[唇が微かに、そう動いたように見えた。だが声は無く]
/*
んー、悩んだけれどやっぱりやってみる。
まだオープンにする気なかったのだったらごめんなさいですー!
狂人よりは楽なんだろうけれど。
やっぱり難しいな、狂信者(苦笑
「ああ。ま、何とかなるだろう」
[お前がここに戻れたという事は、空間に干渉する術がある、という事だから、と。
不安げな声に、影輝の王は笑って言った]
……時空竜も、ナタ・リェも、火炎の若兄ちゃんも、みんな、平気?
[重ねての問いに返されるのは、ああ、という頷き。
それに安堵した途端、力の使いすぎの影響か、唐突に空腹を感じ取り、カップに口をつける。
蜂蜜入りのホットミルクの甘さに、また気が安らいだ]
セレスは、無事なのですね――…。
[焔竜の本業などの言葉に、信頼できるのであろうと心定めて。
そっと離された手首へと、痺れの残る指先を当てる。
髪を撫でる感触に目を閉じれば、残っていた潤みが零れ落ちた]
……はい。
[広間に、との言葉に頷き。
誰も居ない部屋を振り返ってから、少し遅れて歩き出す]
大丈夫ですか?随分と慌ただしいようですが、安定を良しとされる影輝の精殿には、居心地がよくないのでは?
[目を細めると、ゆったりとした足取りで、ブリジットに近付く]
ああ「私は」何もしていませんよ、ブリジット。ご心配なく。
[辺りを憚るでもなく、あっさりと言った]
……ユリアン殿、
[コエは少し湿り気を帯びて]
セレスはこの空間でなく、元の空間にいるようです…
探して下さって…ありがとうござりまする。
[なれど、先程のような感情の乱れはなく*鳴りを潜めていた*]
/*
いや、マジで。
24進行だから、参加に焦るかも知れんけど。
……体調に差し障りはださんでね、みんな(汗。
[企画自体が強行突破なもんで、色々と心配らしいです。
連戦のひとも多いしなぁ]
えっ、あ、はい。
何だか変な感じはずっとしてますけど。
[思わず真面目に返してしまい。
こっそり投げた質問にもサラリと答えられ、目を瞬く]
あれ、そうなんですか。
それなら何だったんだろ……私「は」?
[近付いてくる姿に思わず後ろに下がる。
ミハエルから離れてしまったことに気付いたのは、動いた後]
……。
[随分な反応のされようだ、]
[心魔と取り巻く者を眺めながら思う]
[口に出して言う事は無かったが]
それで。
状況を、正確に把握している者は。
[入り口傍の壁に凭れて気怠けに問いを投げた]
[ふわ、と小さな欠伸。
紅茶を飲んだにもかかわらず寝ていたらしい。
聖霊にカフェインは関係ないということか]
…?
[何やら騒々しい様子に空のカップとソーサーを置いて首をひねりつつ室内を見渡す]
殲滅の陽光 ヘルガが「時間を進める」を選択しました。
[そのまま、出されたお菓子を食べたりしている内に、力を無理に使った影響か、うとうとと。
その内、精霊王たちがなにやら始めた事には気づかず、いつか*眠りのうちへ*]
やれやれ、そんなに怯えないでください?
私は、小さいモノには優しくする主義なのですからねえ。
[後ずさるブリジットに、小さく笑って、ぽふ、と一つ頭を撫でてから、すぐにその脇を通り抜けて、窓際の椅子へと身を沈めた]
─広間─
[中に入れば、大体の面々は集まっているらしく]
……取りあえず、向こうに落ちたのはセレスだけ、か……。
[ぐるりと見回し、こんな呟きを漏らす]
/*
ちなみに、コレは、そちらに色々おっかぶせて、自分の怪しさを誤摩化そうとかしてますのでw
喧嘩ふっかけていただいても構いませんー。
私が、目を離さなければ――…
[セレスの側に居るようにと視線で任されていたのに]
あの子に隠し事などせねば、離れて行かなかったやもしれぬのに。
[あの時、ああしていればと。後悔は尽きる事がない]
はぅ。
[頭を撫でられる瞬間、思わず身体を硬くするものの。
それ以上は何もされず、ホッと息を吐いた]
えーと、ごめんなさい。条件反射?
[相変わらずフォローになっていません。
しかも知らない人の振りするんじゃなかったんですかと]
あ。
[部屋の中を動いた視線はヘルガと一瞬合っただろうか。
そこにアーベルの声が響けば、パチパチと目を瞬いて]
…オトフリートさん、かな?
[広間に入ってきた影を指した。指差しちゃいけませんてば]
/*
そちらは、まず表を頑張ってくださいw
このままだと吊り候補ぶっちぎり寸前ですのでPL視点COしちゃった方がいいかと。
おはよう?
[対なる力を感じればやはりそれまでより落ち着くのか。
ヘルガにニコリとそう応えて]
今の状況を正確に把握している人。
やっぱりオトフリートさんだよね。
教えて?
[小首を傾げて促した]
[嗚呼、それでも]
わたくしが…神父殿の好みやも知れぬなど…
そのよな確証なき話を、どうしても出来ませなんだ……。
[確証があったら、なお話せなかったやもしれぬと。
そのような事までは、考えたくもなく]
[離れてしまった事の悔いを噛み締めるしか*出来ずに居た*]
……何なんですか、と。
[来るなり指差されたりなんだりに、呆れたような声を上げ。
ブリジットの促しに、やれやれ、とため息一つ]
まあ、何人かは感じてたかも知れんが。
……セレスが。
[オトフリートと一緒に入ってきた聖獣や焔竜にも小さく手を振ったりなんだりして。
ちょこまかとミハエルの近くに戻れば、後は大人しくなされる話を*聞いていた*]
……と、まあ。大体、そんな感じらしく。
なんでいきなり、セレスだけが向こうに落ちたのかは、分からんのだけどね。
[説明の最後をこう結んだ直後に感じた、軽い眩暈。
力の連続使用の影響と悟り、手近な椅子に座り込んで、一つ、息を吐いた]
……成る程。
[説明の終えられた後、口を開く]
対処の方法に関しては、さておくとして。
迷い込んだのは、此処に居るので全員なのか。
[幾つかの質問を投げ]
[幾つかの答えを得て]
[彼なりに状況を把握して小さく頷いた]
[時の竜の言葉>>54に、そっと言い添える]
そのよう…ですね。ユリアン殿はおられました故。
[神出鬼没の時空王は除き、ユリアンを加えたなら全員であろう。
なぜ彼が居るのを知っていたかは告げぬまま、質問の指名を受ける彼から静かに離れてゆく]
/*
こちらは、おとーさん達と遊びたいので、外に放り出されるのはやだーってことで動きますが。
あと多分、ブリジットが狂信のような気がします。対ですし、そちらに打ち明けてみるのもありかと。
それと、当面、占われないようにしてくださいねw呪いでおとーさんが落ちちゃうと多分停滞しますw(注文多い)
[ちらと過ぎったのは、幼き心竜の事]
[少なくとも此方側には居ないのだろうが]
[ふるり、][頭を振って余計な考えを払う]
……行動を起こしていたようだから、
その際に、何かを見つけた――か?
均衡の保たれていない空間だ。
何があっても可笑しくないとも思えるけれど。
セレスと同じように、みんなで元の館に落ちてみるというのは無理なんでしょうかね?
ほら、時空王殿も、時空竜殿もいらっしゃることですし、いっそ大きな時空の穴でも開けてしまって。
[にこにこにこ。ものすごく危険っぽいことをさらっと提案した]
[皆の会話をしばらく聞いていたが、この人にしては珍しくおとなしく。
逆にいえば、嵐の前の静けさというか、なんというか]
…で、つまり、ちびが消えた…と。
[確認するように口にして、しばし無言]
[対ならざる対の言葉、何気なく織り込まれた部分に疑問を感じなかったのは、疲労のためか。
ともあれ、魔の青年の言葉に一つ、頷いて]
……ああ、何か、やらかしてたな。
その影響で、空間に干渉した可能性もあるだろ。
何れにしろ、向こうに行ったという事は、影輝王にもこちらの状態を伝えられたはず……。
何かしら、接触があるかもな。
/*
ん。役職は、大体見えたかな。
……しかしこの布陣なら、余計に希望しておけばよかったか。
まあ、言っても詮無い話。
……君は、馬鹿か。
[対の一つたる心の魔の提案に素気無く言う]
混沌を望む側たれば、其れでも好いだろうが。
生憎と、僕は其れを望まない。
…や、オッサン…流石にそれはちょっとマズイ。
多分、コッチがコピーなら…無理矢理重ねて戻した時に質量とかその辺が色々とアレでそれだと思うんだ。
一人づつ向こうへやって、コッチが無人になったら閉じるってのが一番安全?
いや、うん…よくわかんないけど。
[すみれふわもこをついでにワシワシしながら、彼も彼なりに考えてるみたいです、えぇ。]
[獣の姿たれば、残り香の一つも感じたであろうが。
人の姿では何もわからず、座る気にもなれずにただ佇んで。
ぼんやりと交わされる言葉達に耳を傾ける]
[一通り落ち着いた頃、椅子に座り込む時の竜の様子に眉を寄せ。
指先が辿るは薄く跡の残る手首にかかる白金の環。
酷くお疲れのようなれば、時を刻む機鋼が役に立つであろうかと]
[ふぅ、][嘆息。]
彼の仔が干渉出来たならば僕にも出来る可能性はあれど、
未だ確証は無い――か。
[釣られて見た先には、][……ふわもこ。]
[見た目はともかく其の属は感じ取る事は出来る]
なれば、待つのが一つの策か。
探知は君の分野だろうけれど、消耗しているのだろう。
無益に動くのは好くない。
…まぁ、でも…やばかろうがなんだろうが、やっちまったもんがちではあるよなー…。
[胡散臭そうに男を見ていた割に言葉は肯定する。
ただの面倒くさがり、という理由がないわけでもなさそうだが]
……おっさんが小首傾げんな、にあわねぇから。
全員一度に落ちられる穴ともなると、この空間以外の場所、つまり、妖精会にも相当な付加がかかるだろ。
やるにしても、一度に一人か二人が限度だ。
[疲れきったよな声で、投げやりに言って]
……そうだな。
でなきゃ、さっき時空王が言っていた……空間位相的な同化をした、この空間の中枢を外に出して、一気に消滅させるか、だ。
[若竜の提案に同意しつつ、強攻策をさらっと付け加えてみたり]
/*
力在る竜が、弱き麒麟を力で止めたなれば、
幾ら加減しても跡が残るであろうかと…。
[日焼けしたら真っ赤になりそな気がして、ついそのよに]
今でも、十分に混沌の中だと思いますが。
[アーベルの言葉に微笑み]
まあ、冗談はさておき、時空竜殿のおっしゃる通り、この空間の核となっている方があるというなら、その方にとっとと出て頂くのが早道でしょうね。
で、それはどなたなんです?
早く形がつく方が、好みではあるけれどね。
[安全か][速度か][何方を取るべきか]
枢が誰か、其れは当人にも解らないものなのかな。
とすると、結局、手間はさして変わらないか……。
なら、現状で我慢しておくと好い。
[此れ以上は御免だとばかり]
[問いかけは彼のものと似て、]
[何と無しに眉間に皺を作り黙り込む]
……誰と聞いて、名乗り出てくれりゃ、それが一番世話ねぇんだが……。
[中枢が誰か、という話に、はあ、と吐き出すのは重たいため息]
……取りあえず、中枢を見つけるための手がかりは、読み解いた。
……少し休んで、回復したら……探査、してみる……。
[答える言葉は途切れがちに。
やがて翠と、銀を描いた紫の瞳はす、と閉じられて]
[そういう己も回復は未だ遠く]
……、其方の時空竜よりはマシだ。
[図星を指されて矛先を転じる]
[口を閉ざした理由は別だったが]
[どの策をとるにしても、大きな力を必要とするらしく。
そうなれば、彼の竜が無茶をされる事は容易に想像が付いて。
話が落ち着いたなれば、腕時計を差し出すを心に決める]
[そうして、ごめんなさいと。
目を離してしまった事の*謝罪を告げようと*]
[半端に弄られた身体][限られた糧を得る方法]
[苗床の言う通り奪うが得策ではあるのだが――]
……、……………。
[厭う理由は己でも判然とせずに]
[深海の青の奥で揺れる天青石の瞳]
[*思考を巡らせれど、答えは出ない*]
投票を委任します。
機鋼の魔 アーベルは、心魔 クレメンス に投票を委任しました。
おやおや、こちらも相当にお疲れのようですね…私の居る場で眠られるとは。
[意識を手放したオトフリートの姿に、どんな自覚があるんだか、な一言をぼそり]
麒麟殿、そう悲壮な顔ばかりされていては、オトフリートも心を痛めますよ。
あなたもお休みになった方がいい。
[霧を見つめる聖獣の乙女に、そう勧めて、自分はまた、ゆっくりとお茶の続きを楽しむ風情]
[やれやれ、と周りを見ながらため息をひとつ]
[枢の言葉に心当たりはあれど]
……うーん。
[寝てる間に無意識にやっちゃって手順覚えてませんなんて、今更*言えないわけで*]
――屋敷内・廊下――
[広間から出て、皆と別れて。
とりあえず、手当たり次第、目の前にある部屋に入って
中を確認しては別の部屋へ、を繰り返していたが、
何個目かの部屋の扉を開けようとして――その動きが止まる]
そうか。――わかった。
[ぽつり、それだけを漏らし、手を引っ込めた]
[届くコエに愁いの成分は確かに混じっていたが、
先ほどより乱れはなくなっていて、一安心。でも、]
えーと。
とりあえずセレスくんとやらは、探しても居ないのはわかったけど。
「この空間」とか「元の空間」とか、わけわかめだよ!
一体何が起こってて、そしてどうすればいいのか
出来るだけ僕でもわかるように簡単に説明してほしいな。
[そうしてコエで何度もやりとりして、
ユリアンにも広間でオトフィリートが説明した程度の事は
なんとか飲み込んだだろう]
[もうセレスを探さなくてもいいとのことだったが、
そのまま広間に戻るのもなんなので、
少し屋敷内を探索することにした。]
[そして見つけた書庫に忍び込む。いろんな言語で書かれた
難しそうな本が並ぶ中、自分でも読めそうな本を一冊取り出し、
椅子に腰かけて開く]
また、付け焼刃だよ。うーん。
こういう時、日頃から、きちんと勉強しておけばよかったと
心の奥底から後悔するんだよね。
[麒麟についてかかれた本に目を通しながら、ぼやく]
[――が、30分後。
身体が既に活動限界を迎えていたせいか、
それとも慣れぬ読書をしたせいだろうか]
[読んでいた本を開いたまま枕にして*爆睡*]
[助けを求めたなれば、説明を求められるは当然の事。
ほんの少し前までセレスの座っていた椅子の傍らで目を伏せる]
えぇ、そうですの。
私にも詳しくはわかってはおらぬのですが…
[言い置いて、知る限りの事を音無きコエで伝えてゆく。
広間での応答でわかる事が増えたなれば、また、それも伝えて。
やがて、飲み込んだ様子に小さく一音啼き――コエを止める]
[それから、窓辺へと移動して。
セレスの元へ行くも連れ戻す事も出来ぬ、己が無力を悔やみつつ。
迷いのよに先の見通せぬ乳白色の霧を、ぼんやりと見つめていた]
[風の青年のぼやきは届いたか。獣耳は下を向きがちに、ぴるる]
[窓の向こうを眺めていた視線を、窓の硝子へと移ろわせれば、彼の魔が言う通り悲壮な表情を浮かべている己が映り。
涙の跡を消そうと手でこする。
身を休めた方がよいのはわかっていたなれど、眠れぬのもまたわかっていて。
心を読むが得意の魔から逃れるよに、獣の耳を髪の影に伏せた]
[己が歌に心慰めらるる事はなけれど、同じよに心痛めてるであろう者達が少しでも心穏やかになるように願いながら。
愛し仔を助ける手を持たぬ私が、ただ一つ出来る事を。
仄かに心の魔への*牽制も兼ねて*]
[広間に穏やかな旋律が広がると共に、私が天聖の力も広がる。
そはとてもささやかで、圧倒するようなものは欠片もなく。
全てに影響する特性を持って、心穏やかになるよう働きかけてゆく。
そは、心の魔であれど例外ではなく。
どうかこの眠りの時を壊さぬようにとの、*祈りを込めていた*]
これからの話だよ、クレメンス。
今までなにもしてなくても、ね。
疑われるのには、理由もあるのだから、赦して。
[そう言って、彼らと広間へ向かう。
暫く後に戻ったオトフリートから話を聞いて、クレメンスの提案に対する反応にくすくすと笑いを零した。]
[眠る者、おきている者、その様子を見ながら立ち上がる。]
ユリアンはいるのだっけ。
ちょっと、探してくるよ。
あんまり別々にいるより、まとまっていたほうが良いでしょう?
[だけれど、歌をうたう麒麟の方に、まずはそっと近付いて、]
思い出した。君はエーリッヒを知っている? 白い猫。
色々話してくれた中に、君の話があったよ。
今も幸せに暮らしてると思うって、言ってた。そういう顔をしていると、悲しむんじゃないかな。
無理をしてはいけないよ?
[白猫の居場所をいう事はなく、それだけ言うと、広間を出てゆく。
ユリアンの居場所を探しながら、幾つか扉を開いた後、]
……ユリアン
[思わずくすくすと笑ってしまった。良く眠っているようだ。]
ごめんね。
……謝らなきゃいけないのに、言いたくないんだ。
[そっと呟いて、起こさぬように手を伸ばす。
髪に触れ、頭を撫でる。]
悲しまないでほしいなんていうのは我侭だろうにね。
でも、君が元気そうで、良かった。
[前の苗床の感情なのか、それとも自分のものなのか。
リックにそれは判断できなかった。
そっと手を外し、書庫を眺めると、其処を出る。
向かう先は、矢張り森の方であった。*]
それ、時空王様とか楽しみそ…。
[クレメンスの言葉に小さく呟いて。
隣の人の気配がちょっと剣呑になったのでそれ以上は言いませんでしたけれど。いい加減その名前呼ぶことの危険性も覚えましょう]
中枢になった人?
…ええと、ここと同化しちゃった人、だっけ。
[フッと目を落とし、自分の手を見た。
それから顔を上げて視線を巡らし、対たる精霊の所で暫しそれを止めて。悩むような声が聞こえれば目を逸らした]
……ほら、やっぱり無茶してたぁ。
[意識を手放すようにして眠る時空竜に溜息一つ。麒麟の様子を窺う。時空竜は多分、本人もまだ大丈夫と考えた範囲内だろうけれど、それで心痛めるのは優しき麒麟だろうから]
無茶させないためには。
うーん、でも。分かんないよ。
[どうしよう、と最後に覘きこむは隣の氷精。不安そうにその服の端を掴んだ。自分の手は随分と熱くなっていたから。
やがて聞こえてくる麒麟の歌に瞼を伏せた。眠ってはいないのだけれど、傍から見ると寝てる*かのように*]
[ザワザワとざわめく心。
それは核そのものとは言えぬまでも、かなり影響を受けている証拠。不均衡はその思考を乱すのに十分すぎて]
一番近いのって、ヘルガさんとクレメンスさん、だよねぇ。
言った方がいいのかなぁ。
[普段だったら即座にオトフリートに告げているだろうに、そうしない不思議に気付くことも出来ず。
当然ながら力を上手に使うことなどもできずに]
/*
……どないな内訳ですか今回。
呪はええと……そっち?(こて
ふむ。
とりあえず、落ちても吊り手段があるよに布石打たんとな。
箱に行かんとできんけど。
[歌が紡がれるのを機にしたかの如く]
[創られた空間の“端”を求めて外へ]
[惑わす白霧]
[廻り廻って]
[元の場所へ]
[其れを証明するのは要所に残した目印]
[霧の中なれど心なしか空気は乾いている]
何処まで真似たやら。
[大気に混ざり込む機鋼のちから]
[館から持ち出したパンに齧り付く]
[味は解らずとも感触は『本物』に似て、]
[されど其れより糧として得やすい。]
[右手を口許に当てる][左の裾が風に翻った]
……………、?
[――飛び出す影、]
[彼の動きが止まる]
君は、
[飛び付かれてバランスを崩し座り込む]
[見覚えのある魔獣の姿に目を見開いた]
[首根っこを引っ掴む、][きゅぅと鳴き声]
……、本物か、紛い物か、似ているだけか。
[ちたぱた、][暴れる獣を離して]
[腹に乗せると喉に指を這わせた]
[真偽は定かならず][されど][生けるものの感触]
[全てに干渉せし、天聖が力。
その特性は旋律が紡がれるに従い波紋と成りて、心穏やかになるよう働きかけてゆく。ただ独り―― 己だけを除いて]
[やがて、そっと近づく気配と声。
翠樹の少年が語る言葉に、歌は掠れて。私は両の手で口を覆う。
彼の言う通りであろう。エィリ殿はとても優しい猫であったから]
そう…ですの。心に留めておきまする。
[夢を見ていた。
今は昔、あの鍵の書事件の頃。
それはとても他愛のない日常。
アンパンと牛乳がどうとかいう、
そんなくだらない会話をしてた夢]
[ユリアンが目を覚ますと幽かに漂う翠樹の気]
ああ、懐かしい夢を見ちゃった。
ティル、今頃どうしてるかなあ……。
[最近会ってない友の事を思い返す。
ある一つの予感が過ぎるものの、それは考えないようにして、
楽しい思い出だけを取り出し、回想する]
[遠くから聴こえる心安らかなる旋律。
その詩を紡ぐ者へ、ユリアンはコエを送る]
おはよう。僕は今、書庫にいるよ。
ナタ・リェさんは広間で歌ってるのかな?
もう少ししたら、広間に戻るよ。
何か読みたい本でもあったら、僕に言って。
そっち持って行くから。
[歌を邪魔しないよう小声で呼びかける]
[しかし「もう少し」と言いつつ、
ユリアンが広間に戻るのはまだ先の事]
[再び本を開いたまま眠りについたのは、
微かに響く子守唄のような旋律のせいというより、
ユリアン自身に*主に原因があるのだろう*]
エィリ殿はお元気ですか――…?
[問う声に答えは返らず。広間を出て行く姿を見送る。
昔話をしていたのなれば息災であられようと、微かに表情を緩め。私は幾分か穏やかになりし心地で、再び旋律を*紡ぎ始めた*]
−森上空−
[いつの間にやら屋敷を抜け出し、ふよふよと浮遊]
ふーん。意図せずとはいえ、『原因』が帰っちゃったか
となると、まあ向こうの苦労人が文句言いつつ動き出す、わな
まあ、泡沫の夢として楽しませていただくとしますか
天聖の獣 ナターリエは、時空王 ネリー を投票先に選びました。
[再び旋律を紡ぎ始めて――しばしの後。
獣の耳に届いたコエに、私は僅かに目元を和ませる。
青年らしからぬひそめた調子が、気を使っての事だと判ったが故に]
[いいえ][なにも] [気をつけて]
[旋律に紛れる小さな波紋。音無きコエの代わりに*響かせる*]
[外にも微かに声が届く。
頬を緩ませ、腰を下ろす。]
こういうことかな。
[創られたもの。
そっと種を落とせど、それは常より遅く成長を進める。
ここは、本来の場所ではない。そう言うように。]
……。
おいで。
[呼ぶと、芽が苗床の腕へと伸び、消える。
空を見た目は、紅色をしていた。]
[ミハエルは、オトフリートの報告からはじまった一連の会話の間も、じーっとクレメンスを睨みつけ、もとい監視していたようだ。]
……まあ、事態がこのようになったとあれば、この空間の核扱いされている奴もおいそれと名乗り出にくくはあるだろうな。
それ以前に、当人へその自覚があるのかが私には疑問なのだが。
愉快犯という言葉もある。
つまり、お前たちが慌てふためく様子を”核”とやらが楽しんで居る可能性もあるだろうな。
[ブリジットに袖を引かれ、彼女の手を握る。]
お前が気負って何とかなるものなのか?
そうでは無いのなら何かと張り切りたがる奴にでも任せておくがいい。
[握った手に特に強く力を籠める訳ではないが、ブリジットの帯びる過剰な熱を冷ますように仄かな冷気が漂う。
そういえば、ハインリヒあたりには人間だとでも思われているかも知れない、とぼんやりと思う。]
……しかし、昔から思っているのだが竜族というのは衆目の前に間抜けな寝姿を晒すことが好きなのか?
ダーヴィッドも適当な場所で堂々と眠っていた記憶がある。オトフリートといい、理解したいとも思わないが、私にはとても不可解だ。
苗床 リックは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
苗床 リックは、天聖の獣 ナターリエ を投票先に選びました。
苗床 リックは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
苗床 リックは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
/*
ふわもこ愛でたかったんd
PC的に出来ないから……!
ナターリエの歌は意識的に避けていたり。
何にせよ、心を動かされるのが厭らしい。
/PL/
よく考えてみたのだが、というかよく考えるまでも無いのだが
りっくんに会いに行く→ぶりじったんを置いていく
無い無い。
それは無い。
/*
ええと。
予想以上に人数多いのもあり、逆呪は食らうつもりなんですが。
……どっちが呪なんですかーと。
読んだ感じではあちらっぽいんだが……確信ねぇな。
取りあえず、現実からの実況中継をお送りしておくべきですか、と。
─ 一方その頃、あちら側─
「さて……大体の状況は把握できた所で……どうしたものか」
零れ落ちてきた機鋼の仔竜、その話を一通り聞いた所で、影輝の王は館広間の天井を見上げつつ、小さく呟いた。
空間に干渉し、崩しに行くのは容易いが。
創り上げた力の大きさなどを加味すると、手順を誤ればややこしい事になるわけで。
「ったぁく……ほんとに、竜族は厄介事を持ち込んでくれる」
……大元の大元が何かは、取りあえずおいとくらしい。
「とりあえず、現状こちらからできるのは、安定取り、か。
恐らく、時空竜が一度は無茶を通してくるだろうから、後はそれを安定させてバイパスにすれば、脱出経路の確保はできるだろう」
なんせ、あいつの仔だからなあ、と。
呟く所からして、行動予測の基準は時空の竜の生命の父──影竜王の気質であるらしい。
それもそれでどんななんだ。
「にしても、空間に関する専門家が揃って捕まる、ってのも、一体どうなんだか、ねぇ……」
ぼそり、とこんな事を呟いて。
菓子を食べて落ち着いたのか、うつらうつらしている機鋼の仔竜の様子に苦笑めいた表情を向けた後、影輝の王はふらり、館の外へと向かう。
外に出て、改めて上を見上げる。
ぼんやりと浮かんで見えるのは、『複製』の空間か。
近くて遠い場所にあるそれをしばし見つめた後、天へと手をかざして愛刀・草薙を呼び寄せる。
同時に、具象化するのは貴紫の六翼。
最も力を繰りやすい状態を取り、ふわり、ゆらりと光の粒子を散らしてゆく。
「……ヴィオ、聞こえるか? 聞こえてるなら、返事しろ」
『複製』側にいる、自身の分身へと呼びかける。
その声が自身の元へと届いたなら。
「時空竜に、伝えとけ。
『空間に風穴空けるのは一度で十分、後は、こっちで安定させる。
寝込まれると厄介だから、自重してくれ』」
……こんな指示を出していたとか*いないとか*。
/*
しかし、ハヴェたんに言われたくはないだろう、オトとしても。
若い頃のハヴェたんの無謀ぶりは、イズマさんからきいとるはずだしなw
[握られた手から伝えられる冷気には気持ち良さそうに]
んー。竜族は私達より肉体への依存が強い人多いって言うし。
仕方ないのかも?
[自分も良く居眠りするのは棚に上げてます。
まぁ本気で眠るのは力の消耗によることが多くはありますが]
うん、力抜いておく。
[そうして瞼を閉じ休んでいた。
ふわ、と身体から抜けていった何かを強く意識することもなく。
それが同属ではない親しき力に引き寄せられるのも*気付かずに*]
/*
本当は良くないと分かっていますが。
対象が思いつけなかったのと、RP的意味を兼ねて委任させていただきますです。
お叱りがあればエピにてお願いします(ぺこり)
投票を委任します。
未熟影 ブリジットは、殲滅の陽光 ヘルガ に投票を委任しました。
[緩やかに知覚の糸を伸ばす、触れていくのは、様々な感情の波、心の流れ、ある者は楽しげに、ある者は哀しげに、ある者は不安に揺れて、そうして、他ならぬ己自身に向かう複数の疑念。それら全ての感触を楽しみながらも、ふと触れた陽光の精の感情には、僅かに呆れたような視線を向ける]
おや…
[ふいに幽かに感じたのは影輝王の意志]
あちらでも苦労なさっているようで。
[笑みを深めて呟いた]
[やがて、手にしたカップを空けると、足りなくなりそうな湯を沸かしに厨房へと歩み入る]
『しかし、あの方は、探査の鎖も跳ね返してしまいそうですねえ』
[そうなってしまうと、この空間の外に跳ね飛ばされるのは時空竜の方で、それはいかにも面白くないと顔を顰める]
『と、いうか…』
[湧かした湯をきっちりと茶葉を計った大きめのポットに注ぐ]
居眠りしている間にやっちゃうとか、面白過ぎますよ。
[くつくつと笑いながら呟いて、砂時計をカタンと回転させた]
時空王 ネリーが「時間を進める」を選択しました。
[オトフリート達から粗方の話を聞いて、今置かれてる状況を把握する]
その核になっちまってる奴をこの空間から追い出しゃ皆出られるわけだな。
で、そいつを特定する術とかはあんのかね。
[聞けばオトフリートが読み取る切欠を持っているらしい。情報収集を生業としてはいるが、ここでは接触出来る風精の数も少ない。自分は役立たずかね、と座っていたソファーの背凭れに体重を預けた。それと同時にセレスを追わせていた風が傍へ戻って来る]
……お前はどこ行ってたんだよ。
『えーとぉ……おちびちゃん見失っちゃってぇ。
そしたら変な力感じてぇ……えへv』
えへv じゃねぇよ。
ちまっ子がどこ行ったかはもう分かったから、お前うろちょろしねぇでそこに居ろ。
[風がぷーと膨れたが無視]
[ミハエル達が居る側ではなく、本来の空間で影輝王がきりきりと働き始めた頃。
”空間に風穴を開けるらしい”と聞きつけた翠樹王は花火大会か何かと勘違いでもしたらしく、お茶と菓子を抱えて見物準備を整えていたようだが──
そんな事は知る由もなく、ミハエルは時折ブリジットの頭を撫でたりしながらクレメンスを監視したりしていた。]
そういえば、人間も一日のうち半分近くを眠って過ごすな。私たちにとっては基本的に、肉体の持つ意味は強く無いが……あいつらにとってはむしろそれが自然なのかも知れない。
[当然のようにブリジットの居眠りは計上に入っていない様子で、何となく納得した仕草。(しかし昏倒することは日常的ではないと思われる)
広間から出てまた戻ってきたクレメンスをやっぱりじろじろと見ている。]
風来坊 ハインリヒは、心魔 クレメンス を投票先に選びました。
/*
クレメンス・ヘルガが核なんだろうけど、ストレートじゃ面白くない?
けどクレメンスは最初に追い出すべきだと思ってr
[ゆら、と浮上する意識。
探査に力を特化させている時は特にそうなりがちなのだが、夢見はある意味最悪で]
……縁起わりぃ……。
[目を開けるなり、口をついたのは、そんな呟き]
[影輝王の分身たるふわもこの上げた声に、ちらと目をやり、唸り声をあげた時空竜にも笑みを零しつつ、黙って新しい紅茶をいくつかのカップに注ぐ]
熱いお茶でもいかがですか?皆さん。
[氷精の不信まみれの視線にも動じず、にこにこ]
………?
[現実との通信中とは知らず、微妙に真剣な雰囲気に瞬きひとつ。
声を掛けるも憚られつ見守れば、ふわりと紅茶の香りが届いた。
視線を流せば、心の魔の姿。僅かに眉を顰める]
紅茶より珈琲が良いなー。
[くあ、と欠伸しながらクレメンスの問いに答えてみたり。オトフリートが起きたらしいことに気付けば、「おはようさん」と声をかける]
[縁起悪いのはなんなのか。
もしかしたら、好物と嫌いなモノの組み合わせの事かも知れない……なんてのは、さておいて]
……ん。どうなさいましたか、分身殿。
[甲高い声を上げた後、こちらへやって来たすみれ色のふわもこに、きょとり]
さて…………と
[そう呟くと、ごそりと懐に手を入れ取り出したのは1枚のカード
ピッとそのカードを空中に弾くと、数秒虚空でクルクルと回転していた後、バチンという音とともに一瞬輝いて消失]
これでよし、と
じゃあ、皆さんのところに戻るとしますか
[そう言ったかと思うと既にそこに姿はなく]
時空王 ネリーは、時空竜 オトフリート を投票先に選びました。
[お茶の誘いは軽くスルー]
[覚醒したらしいオトフリートにも特に声はかけない]
……ところでハインリヒと言ったか、
お前は人間のくせに随分と風と仲が良いのだな。
[彼らが何を話しているかまでは判らないが、]
……二度も三度もやりたかないですよ、と。
[ぼそ、と呟いた。
短時間とは言え、休息を取ったことで身体は大分、軽い。
やるなら今のうちか、などと考えつつ、椅子から立ち上がる]
[時の竜が起きるなり飛んでゆくふわもこを、似た色の瞳で見送り。
神父殿からの紅茶の勧めを、警戒しつつ口を開き――]
…ぃぇ、わたくしは……こほ、
[断りの言葉が出る前に、咳き込んでしまい。微妙に困った顔]
あん?
俺一応精霊使いだからな。
小せぇ頃から風の声を聞き駆け回った仲だぜ。
[小さい頃一緒に駆け回ったのは今居る風ではないが。ミハエルにそう答えつつ、クレメンスの返答には]
ちぇー、苦手が居るから好みはお預けされちまうのかよ。
んじゃ紅茶でも良いや。
[くれ、とは言わずに要求]
おりょ、オトフリートどこ行くんだ?
[訊ねた言葉は相手に届いただろうか。咳き込むナタ・リェに気付けば、「大丈夫か?」と声をかける]
[紅茶の人気の無さに、がっくりと肩を落として哀しげに眉を下げた]
そんなに信用ありませんか?別に毒など入れていませんよ。
[証明するように、カップを手にしてこくりと一口]
……ふわ。
[目覚めを呼び込んだのは、果たして何か。
もしかしたら、花火見物な気分の翠樹の王と、それへの突っ込み的なやり取りなんかもあったかも知れないが、真実は闇の中。
ともあれ、機鋼の竜の浅い眠りは、断ち切られ]
……きゃう……。
[口をついたのは、不安げな声。
物言いが、未だ竜となりきる以前の獣を思わせるものだったのは、無意識かも知れないが]
はい、どうぞ。
[やっと飲んでくれそうな相手が現れたと、嬉しげにハインリヒにカップを手渡す]
申し訳ありませんが、これで我慢してください。これ以上オトフリートが弱ってしまうと、麒麟殿も哀しまれますし、皆さんも困るでしょうからねえ。
[声の響きを案じてか、宥めてくれる周囲に、へいき、と返し。
ぴょい、と立ち上がって、とてて、と外へかけて行く。
外では影輝の王が力の集中をしていたりするのだが、それを邪魔せぬように、少し離れた位置で、上をじいい、と見る]
[香り高い水色が揺れる。
おかしな匂いは感じられない――少なくともこの姿では]
え…ぇ、…大丈夫、です。
[気遣うハイン殿へと頷き、カップへと口を付ける。
出て行く長い黒髪の尻尾は見えたなれど、視線だけで見送って]
[声やら視線やらは気づいていたが、取りあえず答えはせずに。
外に出て、精霊鋼の腕輪から漆黒の光鎖を具象する]
……さて、どの辺りにぶち込みますか、と。
[煌めく黒を周囲に舞わせつつ、零すのはそんな呟き]
……あ。
[上を見上げていた、碧の瞳がきょとり、と瞬く]
……時空竜?
[遠くから、微かに感じ取るのは、馴染み深い保護者の力]
あー、アイツ飲めねぇのか。
珈琲ブラックが俺のいつもの飲みもんだったかんなぁ。
この館来て直ぐに一回飲んだだけだったし。
そろそろ恋しくなってくるぜ。
[しゃーねぇ、と呟きながらカップを受け取り、一口飲む。その間にもオトフリートは問いに答えず広間を出て行った]
……ま、やることがあるんだろうな。
俺じゃ何にも出来んし、任せるしかねぇかねー。
[紅茶を半分くらいまで飲むと、またソファーの背凭れに体重を預ける。ナタ・リェの返答が聞こえれば、「そうか」とだけ返した]
ええ、こんばんわ。ごきげんよう
[優雅な雰囲気でお茶を飲みつつハインリヒに返答]
ああ、心魔の。それは胡散臭い貴方がいけないのですよ
信用されたいのでしたら、もっと品行方正に生きませんと
あ、私ですか? 別に信用なんてなくとも私の正しいと思うことを行動で示せば問題なんてありませんでしょう?
[にっこり]
……これ……セレスの、気か?
[落ちる直前に読み解いた影響か、微か、その立ち位置は捉えられ]
ふむ。
だったら、あの辺りに力を向ければ、場所的に悪くない、と。
ふん。駆け回った仲、か。
現在の面構えからでは想像し難い光景だな。
[皮肉っているような笑顔になったが、
ネリーに慌てて頭を下げた。]
それはおっしゃる通りですが、時空王殿。
[オトフリートの動向には、一見興味の無い風に、定位置となった椅子に腰掛け、時空王に向かって微笑む]
信用するか否かとは別に、私には解らないことがあるのですよ。
あなた程の力をお持ちの精霊王であれば、少なくともご自分が元の空間に帰ることは出来そうなものだと思うのですが、何故、敢えてここに留まっていらっしゃるのです?
……我が本質たる、『虚』の力。
『無限』の名を冠せし鎖を伝い、『道』を築け……。
エターナル・ロンド……穿!
[鋭い声と共に、右腕を振り上げ、天へと向ける。
唸りを上げて舞う光鎖、それは真っ直ぐに、天へと駆け上がり。
その名の通り、無限に連なる鎖は界と界、空と空とを隔てる壁に穴を穿つ]
[遠く、感じる波動。
界と界の壁に干渉が成された瞬間、微かに身体は震えるものの]
……時空竜、こっち!
[届く力を導こうと、かざした手に、ふわりと灯るは碧き光。
力の動きを感じてか、影輝の王も呼応するよに力を凝らす]
[まぁ胡散臭いよな、とは心の声。もちろんクレメンスのこと。時空王が品行方正かどうかは、付き合いがほぼ無いために何とも言えない]
今の面で考えられてもな。
あー、命の恩人にも気付かれなかったこと思い出した…。
[ミハエルと話しつつ、機鋼界でのことを思い出して少し項垂れた]
まぁ、いいおっさんにはなったからなぁ…。
年月とはかくも無常なものか。
[ヘルガが起きたのには気付いたが、寝起きっぽいので敢えて声をかけなかった]
[面々の反応を一切気にした風もなくお茶を啜りつつ、クレメンスの言葉に]
ん、出れるよ?(ぇ
[あっさり]
そりゃあもう…………こっちのほうが面白そうだから?(ぉぃ
[きっぱり]
[虚空より届く、漆黒の光鎖。
機鋼の仔竜は、それにそう、と小さな手を触れる]
……時空竜、時空竜、無理、ダメだよ?
ナタ・リェ、かなしむから、ね?
[諭すよな言葉と共に、無限の輪の一つに自身の力を移す。
その間にも影輝の王の調律はなされ。
光鎖が通った後には、界を繋げる細い道が築かれる]
[ある意味予想通りとはいえ、あんまりな時空王の返答に、ちょっとだけ笑顔が固まったかもしれない]
そうですか。
[溜め息つきつつ、紅茶をごくり]
ふふ。
人は数年の間に見た目が変わってしまうからな……
[ハインリヒの言葉に、面白そうに目を軽く伏せたが
はたと少し慌てた様子で窓の外へ目を向けた]
……オトフリート、せめてこの屋敷へ結界でも張ってからそういう事をしたらどうなんだ。寝惚けるのも大概にしておけよ。
−きっちん。−
……あー…。
[ざばざばと、手をあらい顔を洗い。だいぶすっきりした様子で小さく呻くと首をひねり。
ぱき、という音を聞きながら]
…さて、どうすっかなあ。
[この人にしては珍しく神妙な顔をして。
とりあえず腹が減っては戦もできないのでぱぱっとフレンチトーストを作る。
蜂蜜をたっぷりかけて、それを黙々と食べながら]
/*
……自分を38歳と思い込んでた馬鹿が通りまっす!(死
[実際は33歳]
まぁ、月下では38になってたんだよきっと、うん。
[ひゅ、と手首を返して、光鎖を戻す。
口元に浮かぶのは、微かな、苦笑]
……わかってるっての。
[小さな呟きは、どこへと向くのか。
ふう、と一つ、息を吐いて、光鎖を腕輪に。続けて、無限の輪を一つ、そこから弾き出す]
さて、そんじゃあもう一仕事、と……。
……しかし、だ。
正直なとこ、全く予測がつかんのだよな……誰が中核なのか。
自覚があるかもわからんし……自覚があっても、言いそうにないのもいるから、タチ悪りぃっちゃねぇ……。
[ぶつぶつと文句を言いつつ。
それでも念を込めた無限の輪を、空へと投げた]
[返る言葉は届いたか。
傍目にははっきりとはしないものの、それでも、戻る光鎖を見つめる仔竜の表情は、ほんの少し和らいで]
……みんな、元気で戻るといいなぁ……。
[虚空を見上げつつ、ぽつり、小さな呟きを]
出られ…るのですか?
[聞くともなしに聞いていた、時空王と神父殿の会話。
そこで聞こえた言葉に、私は気付けば口を挟んでいた]
なれば、セレスの様子を…見てこられる事も…?
”男児三日会わざれば刮目して見よ”
数年どころか数日で変わっちまう奴は変わっちまうよ。
見てくれも性格・性質もな。
ま、俺は見てくれ以外はそうそう変わらんが。
[けらけらと笑いながらミハエルに返す。続く呟きが聞こえれば、つられて窓に視線をやったり]
寝ぼけるのもそうだが、疲れも取れてねぇんじゃねぇのかね、おとーさんは。
[居ないからとおとーさん呼ばわり]
/*
んー。
とりあえず、ここはクレさんいっとこう。
オトで占い師引いたら、やはり一度は占わねばなるまい(どないな理屈だ。
いずれにしろ、まだ黒引くのは早い……よな、うん。
できれば、次で智狼、その次で呪狼、と引きたいんだが。
流れ次第では、いきなり逆呪殺でも構わんし。
途中襲撃あるなら、どんとこい、で。
時空竜 オトフリートは、心魔 クレメンス を能力(占う)の対象に選びました。
……。
[いつの間にか足もとに現れた黒猫を見下ろすと床に腰を下ろす。
自分が食べていたフレンチトーストの端っこを少しだけ目の前に]
…食う?
[何となく聞いてみた]
…どう出してやると面倒が少ないもんかと。
つーかそもそも今回は自分で出したい相手を選べるかもわかんねぇ。
[何せ無意識にいろいろやらかしてしまっているので]
ああ、動きづめだからな。
とはいえあいつにとって、この程度は日常茶飯事と考えて問題無いだろう……おとーさん……?
[”おとーさん”呼ばわりにやや虚をつかれたようだ]
……そうか、いつの間にやら「永遠の反抗期」から「おとーさん」になったのだな。
正に、三日会わずば何とやらという奴だ。
[何だか感心した。]
[ハインリヒの返事に、ああ、機鋼竜殿の、と頷いて]
なるほど、ではさしずめ、麒麟殿がおかーさんというところですか。
[にこにこにこ。新しい遊びを教えてもらった子供のような満面の笑み]
これが日常茶飯事ってのもどうなんだか。
苦労してんなぁ。
[ミハエルの返答を聞いてもう一度外に視線を向けてから、残った紅茶を飲み干す]
永遠の反抗期?
そんな風にも呼ばれてんのか、あいつは。
子供か大人か分からんなー。
[可笑しげにけらけらと笑った]
[くすくすと笑う気配]
『やはり核となっている自覚はおありでしたか。そうですねえ、この空間が万一安定を欠いたなら、中にいる者も無事では済まないかもしれませんから、力の弱そうな方から送り返してさしあげるのが順当ではないでしょうか?そう、例えば、人間の風使い、お二方のいずれか、とか』
あー、何かあってるな、それ。
[面白がってクレメンスに同意する。相手に玩具を与えることになっているとは気付いていない。戻って来たオトフリートには「おけーり」と手をひらり]
心魔 クレメンスは、時空王 ネリー を投票先に選びました。
[差し出しても猫はフレンチトーストがお気に召さないようなのでさっさと自分で食べることにした。
蜂蜜まみれの指先をなめると、もう一度手を洗って、猫とともに広間へと戻り]
投票を委任します。
殲滅の陽光 ヘルガは、心魔 クレメンス に投票を委任しました。
まあ、そこらへんは……
[にゅっと扇子を取り出し、バッと開くと]
そこの貴方の旦那様の方が詳しいでしょ
[扇子で口元を隠し、オトフリートの方を見つつ言う]
[時空王の出られるとの返答に、なればと心逸らせつ。
続いた言葉に、目を丸くする]
もう繋がって――…?
[見て来て頂きたいとの願いを口にする事も忘れ、よもやと視線を向けるは外――へと繋がる広間の扉]
…。
[人間の風使い。
思い当たる人物、約一匹。
何か言おうと思ったのだがしばし躊躇した後]
そんなら、任せる。
[面倒、とぼやいて]
――書庫――
[ユリアンははっと目を覚ました]
うわぁぁぁぁぁ。すっかり寝てた。
僕、どれくらい寝てたんだろう。
それにしても懐かしい夢を見たなあ。
なんか、あの時と状況が色々被るから、
ノスタルジーでも感じちゃってるのかな…
[極僅かだが、よく知っている気配が書庫に漂っていて
目を細めた。が、あっさりシリアルモードは解除され]
あ、いけね。本にヨダレ垂れている。
拙いな。この館の人にばれたら怒られる。
[袖でごしごし涎を拭きとるものの、
ページの一部がしわしわになっているのは直らず。
ユリアンはそのまま元の書架に本を戻し、証拠を隠滅した]
[戻ってきたオトフリートを振り返ったが]
嗚呼、陽光の姫君
[ミハエルにとってヘルガはそういう認識のようだ。
一応事実だし]
その黒猫は一見無害のように振舞っておりますがあまり善いものではありませんので、お気を付け下さい。
ことによると、
不調法に心の中を読むような事をするやも知れません。
[不意に足元でミギャーとひどい鳴き声]
…あ。
[靴が思いっきり黒猫の尻尾を踏んでいた]
あー、すまん。
[悪気はたぶん、ない]
/PL/
誰か姫様に話振ろうぜ。
不意に赤飛んで来ちゃったみたいだし。
あと、もっとハインリヒを踏んでもらいたいし。(違
姫君、思いついた時はなんとも思わなかったんだが
打ち込んでいる時に自分で吹きました。
というか、ギルの娘だったんだな!!!
やってくれる……色々と。
チビ…お前、相変わらず人の機嫌を損ねるのが得意だな。
[思わず足もとでギャーギャー泣いている猫の首をむんずとつかむとミハエルの顔面向かって投げつけた。
キレのいい剛速球]
その呼び方はやめんか。
気に入らん。
[ぷりぷりご機嫌斜めでソファに戻り]
旦那…?
えぇとそれって…ああ、いえ、そうではなく。
雇い主、の事でしょうか…。
セレスの教育に関してはオト殿とはパートナーであって、雇用者は機鋼王なのですが…
[動揺のあまり、麒麟の波紋が聞こえる者が居るを忘れている]
ああ、好きにやってくれ。
[面倒だとばかりに肩をすくめた]
/*
吊は委任したぜ。
襲撃お任せでいいのか?
[委任ないからどうしよー。ごろろ]
[姫君。ミハエルの口から漏れ出たその言葉を耳にヘルガを見る。そういや父親は精霊王だったか、と今更思い出した。なーんか引っかかるような気分になるが、極力表情には出さないようにする]
いや、何でも無いさ。
で、そっちはどうだったんだ?
[オトフリートの問いに軽く返して訊ねる]
――広間――
[戻ってくると、殆ど皆が集まっていて]
おはようさん。なんかこっちは賑やかだね。
で、何か進展はあった?
[多分一番動いているだろうオトフリートに向けて聞いてみた]
[状況はわからないものの、細かく追及する気力があるか、と言われればそれもなく。
取りあえず、椅子の一つに座って、半分目を閉じ]
ん……ああ。
あちらとこちらを、簡単に繋いできた。
影輝王が道として固定してくれたから、取りあえず、一定時間に一回、一方通行だが向こうに人を送れるくらいの役には、立つ。
[投げかけられる問いには、簡単な説明で返した]
普通、「旦那さん」っていったら、夫婦のことじゃないか?
旦那さんがオトフリートさんで、奥さんがナタ・リェさん。
[寝る前に見た光景を思い出しながら、言ってみる]
向こうに送れる、か。
さっきの話で行けば、核になっちまってる奴を外に出せば、空間が元に戻るんだったか?
俺にゃ核が誰かなんてさっぱり分からんのだが、分からんなりに誰か送った方が良いんかね。
[オトフリートから得られた返答に、少し考えながら返す]
申し訳ありま……?!
[飛来する黒猫を、首を捻って避けようとしたが
頬に足型がついたようだ。
(猫またはその飼い主?へ)抗議をしようにも
黒猫は既に消えている。]
……。
嗚、呼。おかえりなさいませ…?
[なにやら目を開けたまま意識が飛んでいたかのよに、広間の出入りは色々とあって。取り急ぎ戻ってきた者達に目礼を送る]
[忙しなく動く獣耳は、その間にも色んな音を拾って。
とりあえずは時空王の言葉通り"繋がった"事だけは把握した]
まあ、それが一番手っ取り早いんだが……如何せん、それが誰かがわからんからな。
一応、探査は始めてるが、その結果がどうなるかも読めんし。
[ハインリヒの問いに、頷きながら返して]
まあ……ここの安定自体、どれだけ保てるかわからんし。
取りあえず、外に出しとく、というのもありだろ。
[ハインリヒには手をひらり振り返し]
[クレメンスのお茶の誘いには、風をひらり飛ばし、
ポットをクレメンスから奪い取る。
ついでにカップも正確な風コントロールで引きよせ、
自分で紅茶を注ぐ。砂糖もミルクも同様に入れ。
そしてポットだけ、クレメンスのところに飛ばし戻した]
自分で入れたから、いい。
クレメンスさんに入れてもらったら、何入れられるか
わからないもん。唐辛子とか。
[そうして立ったまま紅茶のカップに口付ける]
じゃあこっち見んな。
[ソファに腰掛けながら、視線をそらしたハインリヒに追撃。
ミハエルのせいだけでなく、いつになく虫の居所が悪いらしい。
ぷりぷりと不機嫌なオーラをだだ漏れにしながら]
…つーかチビ。
そもそもお前もお前で何でここにいるんだよ。
[手を伸ばしたところにチョコがあったので、もぐり]
[オトフリートの説明に]
あ、無事つながったんだ。よかったよかった。
まあ、適当に少しずつこの空間から誰か送り出せば、
いつかは核の人に当たるんじゃない?
[ちょー適当な考え方]
誰か、を?
なれば、わたくし――…
[を送って欲しいと、願うべく開いた唇は音にならないコエに変わり。そのまま俯いて蓬髪だけでなく両手で顔を隠した]
空間の安定に不安があるなら、見つかるまでとりあえず誰か出した方が良いだろうな。
問題は誰を外に出すか、だが。
[腕を組み背凭れに体重をかけ、しばし考え込む]
…精神状態考えるなら、ナタ・リェをセレスの傍に連れてってやった方が良いのか?
随分と心配みてぇだしな。
別の意味での精神状態考えるなら、そこの黒いおっさん外出した方が良さげだが。
[クレメンスを指差しながら言い放つ。ヘルガから追撃が入ると、今までの真面目さがどこかに吹っ飛んで、冷や汗だらだらで視線逸らしっぱなしになっている]
……ハインリヒ、お前、姫や王へ対する態度を考えろ。
[ごしごしと頬を擦っている]
はい。私の連れ……ブリジットが何故か此処へ迷い込み、後を追った私も此処へ辿り着いた次第です姫様。
[改善したつもりのようだ]
――ユリアン殿!
それはちが――…っ!!!
[以前と同じよに上がる否定のコエ。
なのに波紋が伝えるのは羞恥心やら動揺やらとまったく別物やも]
[空間消滅のために中枢を先に、というのが一番手っ取り早い、とわかってはいるものの。
安全のために誰かを送る、という事なら。
真っ先に送りたいのは、決まっている──のだけれど。
……その理由は、色々とあったりするのだが、うん]
力の均衡を考えるなら、時空王殿に戻って頂くと言う選択肢もありますよ。
なにしろ、こちらは時空の力が過剰です。
ご自分の力でも戻れるとおっしゃっている以上、危険も少ないでしょうしね。
それと、麒麟殿は…機竜のお仔をご心配なのは判りますが、あなたが傍を離れると別の意味で心配な方が、おられるような…
[オトフリートの方をちらりと見た]
[ハインリヒの提案に、しばし、言葉を無くした。
+αの要素も込みで、ほぼ同じ事を考えてただけに、とっさに次のリアクションが浮かばずに]
……まあ。
それはそれで、俺としても、一番安心できる、というか……うん。
[何か物言いが歯切れ悪いです]
心魔 クレメンスは、風来坊 ハインリヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
学習能力がないなお前らは。
[じー、とハインを凝視したまま、手元はミハエルに向かって今度はクッションを投げつける。
連れ、の言葉に、ソファの肘掛と背もたれにがっつり凭れながら首をかしげ]
連れ?何だ、つまらん。
伴侶とか許嫁とかそういう色気のある単語は出てこんのかお前は。
それだから相変わらずお子様なのか、お前の見目は。
[明らかにこの人のほうが年下だなんて言ってはいけないのです。
ちょうどユリアンがポットを操っていたのが見えて紅茶を所望してみる]
つか戻れるなら戻ってもらえば良いんじゃね?
一定時間に一度しか使えない通路使わないで。
他の奴ら外に出した方が合理的だろう。
てかどーしたオトフリート。
[クレメンスの提案に返しつつ、オトフリートの歯切れの悪さに首を傾げた]
ん?何が違うんだ。
普通世間一般では「旦那さん」はそっちの意味だろ?
ていうか、オトフリートさんとナタ・リェさん
「そういう仲」なんでしょ?
[直球ストライクを投げ込んだ。それがユリアンクオリティ]
心魔 クレメンスは、風人 ユリアン を能力(襲う)の対象に選びました。
え、あ。
や、別、に?
[偶然なのだろうけれど、内心を見透かされたような気がして決まり悪い、とはさすがに言えず。
ハインリヒから何となく視線を逸らしてみたり]
[残像を残して飛来するクッション。
ぼふっ]
[ミハエルの頭が派手に仰け反った]
……外見に関しては、恐らく、界を移動した際の事故です。許婚と謂うほどの間柄ではありませんし、
……ところで、近頃、姫へ縁談が持ち上がっているとかいう噂を伺いましたが。
[話題の転換を試みたようだ]
[クレメンスの言葉に、紅茶を飲む手が止まり、
カップを机に置いて、二度と触らなかった]
[と見知らぬ女性に紅茶を注文されたので]
オバ……そこのお姉さん、
クレメンスさんがポットに入れたお湯でもいいなら、
紅茶入れるよ。ミルクティ?レモンティ?
[ヘルガに向かって聞いてみる。]
さてさて、どうしたものでしょうねえ、無礼な風来坊殿を送り返して差し上げようかと思いましたが、面白過ぎますね、この陽精殿との不幸の絆は。
[くすくすくす。笑いは陽光の精に届いたか]
[私の心を代弁してくれたかのよなハイン殿に微かに頷き。
なれど、横から聞こえてきた神父殿の声にそちらへと顔を向ける]
……それ、は…
[どちらも心配で、どちらも大切で。
既に"繋がった"なれば、何も言わず無茶をしてきたは確実で。
この上、離れたなればどのよな事をなさるであろうかと。
心の魔の望むままの思考に、心を揺さぶられてゆく]
[こちらから視線を逸らすオトフリートに更に首を傾げる。が、問い詰める必要も無いと思い直し]
んで、どうすっか。
現状3名の名が挙がったわけだが。
[自分が挙げた二人に関しては、全体を見てのことだったためにオトフリートの心情なぞさっぱり分かっては居ない]
何だ、つまらんな。
許嫁でないならどんな間柄なんだ。
[ニヤニヤと性格の悪い笑みを浮かべていたが、急にこちらに向いた鋒先にあからさまに嫌そうな顔をした]
…この、耳年増め。
[声のトーンが下がってませんか。
っていうかドスが利いてませんか]
やれやれ、ユリアンは、疾風の子の割に、考え方が頑ですねえ、短い人生、少しは冒険もしなければ、少々面白味に欠けますよ?
[紅茶を置くユリアンの姿に、肩をすくめる]
[オバサン、と出かかった単語に、思わず包み隠さぬ殺気。
クレメンスが入れたというあたりが非常に胡散臭かったが]
レモンと蜂蜜。
[我儘言いすぎだ]
『これは失礼いたしました、レイディ』
[心の声は恭しく]
『ですが、面白いものは面白いので』
[ころりとすぐに調子は変わる。変転する心のままに]
壁に耳在り、障子に目在りと申します。
万象に充つる精霊たちの口へ戸は立てられませんから。
[少し目を伏せた。失敗したかも知れない]
――…――…――…!!!
[あまりにもあまりな豪速球に、麒麟が五音の不協和音が響く。
流石に人の仔の耳にはコエとして意味を成さなかったもよう]
…ったく、こんな時ばっかり年上面かよ。
あーあー、やだねぇ。
[ぷりぷり不機嫌面でチョコレートをつまみ。
しばしもぐもぐしていたが]
別に、するつもりは今も今後もない。
自分よりもお前達がどうくっつくかを見ているほうが楽しいからな。
ちび影のドレス姿は、なかなか可愛いだろうしなぁ。
[矛先再び向け返して]
[空になったティーカップを片手に、すいと椅子から立ち上がり、ティーポットのあるテーブルに向かう途中で、聖獣の横を通り過ぎる]
『オトフリートには、あなたが必要だと思いますよ』
[他には聞こえぬように、心の魔の声で囁いた]
…面白がるのは勝手だが、垂れ流しにするな。
不愉快極まりない。
[かといってむっつり楽しまれてもそれはそれでムカつくのだが]
[なにやら、精霊周りは大変な事になっているなあ、とか他人事のよに思いつつ。
改めて、広間の中を見回す。
ただでさえ均衡の乱れているこの空間において、強すぎる力が危険なのは確かな事。
奇しくもセレスが零れ落ちた事、心魔がいる事で機鋼との均衡は保てている訳だが。
もう一方の強すぎる力……時空はと言うと。
現状、凄まじく過多なのは確かな訳で。
ここで、押さえを発揮できる天聖を外すのが危険なのもわかるのだが]
…………。
[……心情的な葛藤はあるようです。色々と]
俺は大丈夫、って言っても……無理だろうなあ。
『……当然でしょうに』
……はっきり言わんでくれ、相方。
『言える根拠がありますので』
[葛藤の陰では、魂魄レベルでこんなやり取りもあったりする]
[ヘルガの紅茶をいれつつ、クレメンスに苦い顔をし]
ただでさえ、短い人間の人生、クレメンスさんのせいで、
更に短くされちゃ、たまったものじゃないね。
[と、ぞくぞくぞくっと鈍いユリアンでも
はっきりわかる殺気に、思わず風のコントロールが
狂いそうになるのをなんとか堪えた]
蜂蜜はないから、砂糖で我慢してくれ。
怒るなら用意しなかった館の主人に怒ってくれ。
[砂糖と紅茶のカップをヘルガの前にそろり降ろそうとして]
――うわっ!!
[思わずユリアンは両手で自分の耳を押さえ、
風のコントロールを失ったカップはガチャンと乱暴な音を立てた。
カップが割れず、ぎりぎり紅茶もこぼれなかったのは物凄く幸運]
[この青年を送り返したなら、苗床は安堵するだろうか?それとも、寂しがりでもするだろうか?以前の苗床の記憶とまだ育ち切らぬ自分の心の間を揺れる事もあるかもしれない…そんな考えが浮かぶ]
ナタ・リェさん!落ち着いて!
ごめん、僕が悪かった。もうからかったりしないから!
だから、もう大声ださないで!
[耳を押さえたまま、負けじと大声で呼びかける]
…ああ、ここにはないのか。
後で覚えてたらキッチンから持ってくるかー…。
さすがにそこまでわがままは言わんよ。
[ひょい、と口にチョコレートを放り込んだ。
が。
目の前で派手な音を立てるティーセットに、さすがに僅かではあるが驚く。
風の力が集まっているのはわかっていたので、思わずハインリヒを睨む。
物の役にも立たないとか言いたそうにじとー。
ユリアンは、紅茶をいれてもらった音があるので今回は無罪らしい]
さ、さあ、如何なものでしょう。
……未だ人間界に於いて根も張らず過ごしている身ですから。
[ヘルガから思いっきり目を逸らした。]
[悩んでるオトフリートに]
…場の均衡を取るなら時空王、ちまっ子を考えるならナタ・リェ、オトフリート他の精神状態を考えるなら黒いおっさん。
どれを優先するか迷ってんのか?
お前さんに全てを決断しろとは言わねぇが、送るとなれば誰か選ばにゃならん。
ああ、もう一つ選択肢はあるか。
その3人を残して別の奴を送る、ってのが。
空間の安定が保たれてる今だけ出来ることかも知れんがね。
[とか言ってるとヘルガからまた睨まれる]
なっ、俺なんもしてねーだろ!!
[それが原因かもしれない]
風人 ユリアンは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
[しばらく苦悶の表情で耳を押さえていたが、
少し時が経ってから、そろりその手を外した]
あ、お姉さん。ごめんなさい。
紅茶かかっって火傷とかしなかった?
[さっきの殺気の件もあり、恐る恐る尋ねる]
ほう?
じゃあ、どことなり根が張れたらそのうちちび影のドレス姿も見れると。
やー、楽しみ楽しみ。
[かか、と呑気に笑う姿はまさに悪代官。
何にもしてないと騒ぐ男にあきれたようにぼやく]
…何もしてないからだ、この無能。
[さっくり]
ああ、大丈夫だ。
[妙に腰の低い少年に少しきょとんとして首をひねるが、実際特にやけども何もなかったらしい]
すまんな。
[紅茶を入れてもらった礼を素直にして、少し冷ましてから一口]
[きゅい?]
[彼の肩に上り首を傾げる魔獣]
……、…。
[気怠けさは三対の一つが無きが故か]
[余り動く気も起きず、]
[されど何時までも此処に居る訳にも行かず]
[ハインリヒの言葉に、掠めるのは、苦笑]
どれも一長一短……なんだよな。
それに、心情的に誰かの安全や安定を……って考え出したら、それこそ全員バラけちまうだろうし。
[ごく軽い口調で言いつつ、ひょい、と立ち上がる]
……ちょいと、頭、冷やしてみるよ。
考えすぎて、少し煮詰まってきた。
[言いつつ、近づくのは窓の方]
この先どうするかちゃんと考えたりしてるのにそれかよ…!
[さっくり言われてちょっぴりショック。でも言い返しても無駄なのでそれ以上は言わない]
[オトフリートの返答と行動に小さく肩を竦める]
ま、それは否定しねぇよ。
一時のことを考えると、その先が考えにくい。
先を考えすぎると苦渋の決断をせざるを得ない時も多い。
お前さんは働きすぎだ。
ちっと休んで来い。
[窓から飛び出す様子にひら、と手を振った]
[しばらくたって不協和音が収まれば、ほっとして。
話をオトフリートから他にずらすことにした]
んー、あのセレスくんとやらが心配なのはわかるけど、
なんか話聞いてると、無事にハーヴェイさんのところに
いるんだろ。なら大丈夫だろ。
ほら、だから、そんなに落ち込むな。
[な、と何とか慰めようとする]
[外に出て、は、と一つ息を吐く。
少し館から離れ、手近な木に寄りかかり]
……悩みすぎは、百も承知だってぇの。
あー……いっそ本性解放して、空間内側から吹っ飛ばすか。
[思わず物騒な事を呟いてみたりする。
もっとも、機鋼界での解放からさして時間のたっていない現状、それだけの余力はないのだが]
そもそもその風繰ってたのは俺じゃねーし!
風が何故かお前の方近寄らねーし。
[風はまだヘルガに怯えていた]
んあ、リック?
お前さんを探しに行くと言ってどっか行ったきり戻ってこねぇな。
[ユリアンの問いには己が知る情報を返した]
[もう少し、自分の思うままに生きられれば楽なのだろうけれど。
それこそ、彼の心魔のように。
しかし、『律』によって縛される身には、それは叶わぬ事。
常に均衡を、正しき力の在り方を見据えるは、竜という種に課せられし最も強き『律』であるが故に。
そして、その束縛は、強き力を持つ者ほど強く課せられるが故に]
[少し力を与えすぎたか。
なかなか視界は戻らずに、それでも立ち上がる。]
まだ保てないのかな、僕は。
……もどかしいな
[ため息。
やがて視界は暗闇からだんだんと光を受けて、紅は翠へと戻ってゆく。]
……こら。
[茫としているうち、]
[服に潜り込もうとした魔獣の首を引く]
[したぱた、][とさ。][たたたたた、]
[もがいて手より逃れると駆け出していく]
迷うぞ。
[追う理由も無い筈だが]
[小さく言って立ち上がる]
[薄暗い視界に、己の腕から芽が生えているのを認める。
右の手首に絡みついている蔓を指先ではずし、樹へと寄せる。
それは幹に沿い、くるくるとのびてゆく。]
気に入ったの?
[ここは違う場所だというのにと、ため息を吐いた。
それでも止めず、茶の幹は細い緑で飾られてゆく。]
[ハインリヒの言葉に]
うわぁ。もしかして僕が書庫でうたた寝している間
リックは探してくれてたんだ。申し訳ない。
んー、じゃあ今はどこにいるんだろう。
外かな…?
[丁度オトフリートが出て行った窓を見やる]
今更偽ってどうすんだよ。
そこの青年も風使いなんだっつの。
[心外な、とでも言うように腕を組んで少しぶすくれた。自分が接触している風は周囲を緩やかに漂ったまま、他に向かおうとはしない]
[カシャン、と派手に鳴る食器の音。叫ぶよなコエ。
俯いたまま両の手で口を覆い、コエを抑える]
…――…すみま…せ……ぬ…
[それでも、和音を紡ぐまではしばしかかり。
途切れがちな謝罪が人の仔に届くのは少しの時を経た後]
お前さん見つけて安心したなら、別のところに行ってる可能性はあるな。
どこに行ったかまでは流石に分からんが。
[ユリアンの言葉に少し肩を竦めて返した]
[それでも、"心の魔の囁き"もあり、まだ顔を上げられぬ状況。
少し熱持つ獣の耳震わせて、コエに意識を傾ける]
そう…ですの、あちらには精霊王がいらっしゃる…。
それに無事に繋がったで在れば…
[オト殿がセレスの無事を確認したやも知れぬ、と。
続きは心の中だけで呟いて。そっと離した手を膝に置いた]
………はい。
[落ち込むなと言われ、こくりと白金の帳の影で頷く。
風使う者なれば、その微かな動きも伝わったろう]
時空竜 オトフリートは、時空王 ネリー を投票先に選びました。
よし。ここにいても暇だから、リック探しに行こう。
リックがすれ違いで戻ってきたら、ここで待っててって
伝言お願いね。
[そう言い残すと、窓の桟に足をかけ、躊躇いもなく
ひょいっと空へ飛んだ。
ふわり、風を纏い。静かに地面に降り立ち、森へ向かう]
時空竜 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
[頷きの気配を感じ、外に出る前にナタ・リェに向かって
コエをかける]
大丈夫だって。みんな無事にここから出れるよ。
先行こうがここに残ろうが、二、三日の違いだけだよ。
[そうして外へ飛び出す]
心魔 クレメンスが「時間を進める」を選択しました。
――…?
迷い込んだの?
[獣の声に首を傾げる。
まだ片手は幹においたまま……だがぷつりと種はその腕より離れ、樹の内に入り込んでゆく。]
[妙に渇く喉を潤そうと、既に冷めてしまった紅茶に口を付ける。
白磁の器を空にすれば、ほぅと息を吐いて。
ようやく、周りの状況を確認するだけの心の余裕が生まれた]
……ユリアン、殿。
[ちょうど窓から出て行く姿に、ぽつりと声を零す]
[ユリアンには探知の能力など全くないものの、
何故か自信満々に森の中を歩き出し。
そして、あっさりリックの元にたどり着いた]
よ、リック。探してくれてたんだって?
――って、先客がいるや。お友達?
[視たことのない獣を認め、リックに聞く]
[姿は緑に紛れれど追うは容易く]
[けれど人の声に近くで足を止める]
……、何をしているのだか。
[呟きは、育つ緑を認めて。]
……えぇ。
[その気性のよに素直な言葉に、ふっと口元を綻ばせる。
そうして、白い霧に消えた背を追いかけて音無きコエが響いた]
どうか、お気をつけて。
[部屋の中に時の竜の姿はなく。
風の仔が出る前に既に開いていたらしき窓に、そこはかとなく合点がいった。
独りになりたいのであろうと、追う事もなく。
空になったカップを弄ぶ]
[物騒な呟きが耳に入らなかったは、(主に時空竜にとって)幸い]
[霧と静寂をまとう緑の空間。
何処かで働く力の影響か、そこは、樹竜王の領域をふと思い起こさせた]
……とはいえ、いつまでもここでぼーっとしてても、な。
心配かけるとセレスにも怒られちまうし……中、戻っとくか。
[呟いて、寄りかかる木から身体を離す。
黒橡の長い髪が、ゆらり、と揺れた]
天聖の獣 ナターリエは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
[リックの瞳の変化などに気がつかず、側まで歩き寄り
そして頭をくしゃっと撫でる]
ふうん。そうか。
じゃあ、この仔、リックと友達になりたくて
寄ってきたのかもな。
[そして獣に向かって手を伸ばして触ろうとする]
んあ。
[もぐもぐしながらナタ・リェへと視線を向けて]
結論はまだ出てない。
それぞれ思うところはあるだろうが、少なくともオトフリートは結論を出して無いな。
まぁ、なるようになるかなーとは思ってっけど。
[てきとー感満載だった]
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