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青年 アーベル は、娼婦 イレーネ を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、音楽家 エーリッヒ、画家の卵 ミリィ、少年 ティル、娼婦 イレーネ、召使い ユーディット、詩人 ハインリヒ、工房徒弟 ユリアン、医師 オトフリート、小説家 ブリジット、新妻 ノーラ、青年 アーベル の 11 名。
少年 ティルは、詩人 ハインリヒ を投票先に選びました。
/*
……というか、ですね。
二日連続で、占いのデフォルトがブリジットなんですが。
投票のデフォルトはミリィか。
人狼の線も、結構疑っている二人なのになぁ……。
/*
……ちょ。
ランダ神、あんたな……(汗)。
なんなんだそのデフォは。
投票:ハイン
はともかくとして。
守る:ユーディットってちょっと待てよwwwwwww
/*
あらら、間に合わなかった。
とりあえず誰かに白出しですかね、今日は。有力候補はティル。
明日はいっそアベさんに黒だしもいいなーとか思った(かなりまぞい
/*
現状、PC視点の投票関係整理。
投票できない:オト先生、ユリアン兄ちゃん、エーリッヒ兄ちゃん、ユーディ姉ちゃん
ノーラ姉ちゃんもかな。子供が居るから、ね…
ミリィ姉ちゃんは、状況次第。…嫉妬心が動く?
アーベル兄ちゃんは、悩むところだけど、多分無理。
というところで、現状PC視点で入れられそうな、ハインリヒのおっちゃんを仮の投票先にしとこっと。
デフォがユーディ姉ちゃんだったので、急ぎ変えたかっただけとかそんなw
良かった。
[イレーネの言葉に、ゆっくりとミリィが微笑んだ]
うん。私は人間よ。貴方のような力は何も持ってないけどね。
……だけど、これで見分ける力を使う対象が1人減らせる。
イレーネ。信用できる人は最後まで信用する覚悟で。
少しでも信じられなくなった人は、疑って。
見分けようとするなら……それが一番大事だと思う。
誰が人狼で、誰が人間か。
それは、私にも分からないから、すごい怖いんだけどね。
/*
よっと。纏めは一応適当に(ぉぃ)落としておきました。
こうなるとやはり、まず見えてしまったのは、でもいいかもですね。
ティルで構わないかと。バファリンあるとしたらノーラかハインリヒだと思いますので。
アベ黒出しとか。全力対決姿勢ですね(笑
メモに最初に出るのは流石に勇気がいりすぎるw
いや今日明日にはCOしないとかもしれませんが。
い、今気づいたけど、ミリィ結構重要なポジションですよ?
ここでのやりとりは、結構最後まで響くような気がしてきた。
すいません!予想してませんでした!
そして、デフォルト投票がイレーネになってる悲しみ。
ありがと。まあ今は、そうやってお喋りする相手もそんなにいないから……ああ、違うか。
ティルがいたね。
[微笑む。呟きには、んー、と高い空を見上げ。
ふっと顔を戻し、首を振った。]
それはない。大丈夫。
昨日、イレーネさんが、人狼を見つける力がある、って言ってたでしょう。それに、私たちだって何もできないわけじゃない。誰が狼なのか人間なのか、一生懸命考えることはできる。戦うことはできる。
……この村には、人狼の御伽噺があるんだってね。
でも、それって、御伽噺を語り教える人間がいないと、私たちが知ることもできなかったはずでしょう。
つまり。人狼が出てきても、人間はちゃんと生き残って、そのお話を後に伝えられたってこと。
だから、大丈夫。
[ティルの頭に手を置き、撫でる。]
きっと元通りの、いつもの村になるから。
[言い終えたところで、膝から猫が飛び降り、駆け出した。
それを、何気なく見送る。]
/*
まとめ見てましたwお疲れ様ですよー っ旦←中身がお茶であるはずがない(ぉ
ですねぇ、適当に見計らって落とします。
前日ハインさんが女子供がどーたら言ってたから、とかも使えそうですし。
やー、これが一番表に引きずり出す切っ掛けになるだろうなーとw
メモは後出しでいいんじゃないですかねw
COは流れでもにゃもにゃできるのが一番なんですけどね。ほふん。
[広場の入り口までくると立ち止まり、空いている方の手をひらひらと振ってまばらな――ごくまばらな人影が存在する広場を一望し]
やあ、諸君。今日は、調子はどうだい。
地に穴が開いてはいないかね。
蓋が解れてはいないかい。いないなら、それは僥倖。
[大きな声で挨拶をする足元を猫が駆け抜ける。それを視線で追い――ぴたりと。自身の足の横、猫が通り去った後のそこを見つめて、停止した。数秒、微塵も動かずに]
[特に、行く宛もなく適当に道を選んで進む。
それは、音のイメージを固めるときの癖で。
気づけば、どこをどう通ったのか、村の門の近くまで来ていた]
……っと。
こっちに来ても、意味、ないだろうに。
[今は出れないんだから、と独りごち。
閉ざされた門を睨むように見てから、踵を返そうとして──]
……?
[ふ、と。
感じたのは微かな違和感]
―診療所―
[アーベルの言葉には何も答えられなかった。
ただ、その言葉の重さだけを受け止めて翠を翳らせた]
探さなければいけないのは。
私だって分かっていますよ。
[椅子には座らず、床に座り込むようにして壁に背を預ける]
でも、どうしても疑いたくない相手だって。
いるじゃないですか…。
[喉元に手を当てて、目を瞑る]
< 白猫はそのまま通り過ぎようとして、
止まった女性に気付くと、
幾分か離れたところで同じ様に脚を留め振り返る。
静止、数秒 >
[一時的に渇きを癒された喉。
けれどそこには酷く苦い何かがまだあって]
始まった。
もう戻れない。
[ポツリとした呟きは、身体と逆に乾いて響く]
[猫を見送った視線の先に、なにやら大声で挨拶をしたブリジットが立ち尽くしているのを見て取る。]
こんにちは、ブリジットさん。
……大丈夫?
[「大丈夫?」には昨日の血が滲んでいた手の具合だとか、そもそも体調だとか、固まっているけど動物嫌いなのかな、とか、色んなことが含まれていたが。]
……なん、だ?
[空気が、どこか、違う。
感じたのは、それ。
感覚的にどうの、というのではなく。それはわりと、物理的な違和感で]
……血の臭い……か?
[口にしてから、後悔した。
言葉にしたら、現実になる、というのはどこか異国の信仰だったか、などと考えつつ。
それでも、足はそれを感じる方へと、向いて]
信用できる人は最後まで信じて、信じられなくなったら疑う…。
[ミリィの言葉に、一つ一つゆっくりと頷いてゆく。]
…うん、私も、怖い。
[両手を胸の上に乗せて、微かに肩を震わせた。
手の中には二つの蛋白石が握られたまま。]
そういえば、ハインリヒさんが女子供は先に調べた方がとか、言ってたんだっけ…。
調べた方が、皆が安心するから?
安心する為に占ってもいいのかな…。
[それは先ほどのミリィの言葉とは少し矛盾しており。
うぅんと、難しい、困ったような顔をした。]
/*
[ごっきゅごっきゅと飲み干すのは当然(ぁ]
そちらのタイミングはゲイトにおまかせしますよ。
確かにハインの台詞からは繋ぎ易いですね。
確かに引きずり出すのにはありですけれどw
まあそこはまた今後の動きも睨みながら。
COは流れでサラリとできるのが理想ですねえ。
…ごめんね…ありがとう、姉ちゃん。
[頭に乗せられた手がうれしくて。思わずそっと手を伸ばす]
そうだね。姉ちゃんの言うとおりだよね。
イレーネ姉ちゃんが狼みつけたり、俺たちが考えたり。できることはあったよな。
俺も気弱になってたのかな…
[ちょっと苦笑いをして、いつものように笑顔を作ろうとする。]
ありがと、ユーディ姉ちゃん。話聞いてもらえて、少し落ち着いた。
一緒に、がんばろう。
[そういってひょこりと立ち上がれば、かけていく白猫と、その先にいたブリジットの姿が目に入る]
[しばし歩き、足を止める。
感じた臭いは、だいぶきつくなり、それが嫌な予感を助長していた]
…………。
[無意識、右手が左の腕を掴む。
村の門と、近くの民家の間の空間。
子供がかくれんぼに使うような、そんな物陰。
見るなという思いと、確かめなくては、という思いの攻防を経て、覗き込んだ先には]
…………爺さま?
[見知った者のの、見知らぬ姿]
……っ、……
[短く、詰まったような声。正面、猫がいる方とは逆に向き直る。僅かに見開いたような双眸。次の瞬間、空いている手と荷物を持った手、両方でそれぞれ耳を押さえて俯き]
――あああ!!
[広場に響き渡るような叫び声をあげた]
[人ならざるモノへの、戻れない一線を越えた主に、ゆっくりと拝した。
本当であれば祝福の一言を添えるべきなのだろうが、元人間のロストにそれは躊躇われ。]
戻らぬ代わりに、進む道は広がり、如何様に歩くも自由になりました。
[そう呟く。]
[未だ、齎された死も広場での出来事も、遠い場所。
暫くの後、呼ばれたように遣って来た白猫を肩上に迎える。
白い毛並みを撫ぜて、青の眼を眇めた。
*やがて緩やかに歩み出した先に見るものは、何か*]
/*
[いい飲みっぷりに拍手ー(ぱちぱち]
はい、了解です。
まぁ次の占い先の事は、明後日まで未定でもいいかなぁ。そも、もしノーラさん吊られた場合のアベさんの動きも気になるし。
ですねぇ。阿部さんとか上手でずるいなぁと思ってみてたりしました。
[瞬き、一つ。
首と、腹部と。
紅を零すのは、その二箇所。
首は噛み痕、腹部には爪痕。
腹部は荒らされているようにも見え]
……これ……は……。
[人の仕業じゃない。
直感が告げ、そして──]
冗談……じゃ。
冗談じゃねぇよ!
[自然、声が上がった。
風に乗って、声はどこまで響くか]
嗚呼…ええ。
[虚無の内に届いた囁きは、束の間の自失から意識を引き戻す]
恐れ、焦り。
それらの隙を突いて、殺戮の宴を広めましょう。
羊たちを我らが血肉と成し、狂乱の宴を楽しみましょう。
[ゆっくりと唇が弧を描く]
[イレーネの言葉に、はっとしたようにミリィが首を振った]
ううん。
安心の為に力を使うのは良くない。
基本的に、安全策と思うことは大体悪手になるわ。
安心するから、じゃなく、信じられないから、で力を使うの。
そう。とっても、これは怖いこと。
当たっていたとしても、外れたとしても、その人のことを名指しで疑うんだから。色んな人の悪意を背負わなければいけないのだから。
[真剣な顔つきで、イレーネを見据える]
だけど。
貴方は、私を信じてくれるって言ってくれた。
だから、その重い荷物。私も一緒に持ってあげる。
大丈夫よ。貴方は、一人じゃないんだから。ちゃんと最後まで一緒にいてあげるわ。
もし、死が二人を別つとしてもね。
[ウィンクしながら、イレーネの体を優しく抱きしめた]
[笑顔をつくろうとする少年の様子に、痛ましいものを覚える。
今さっき口にしたことは、ただ希望論に過ぎない。
イレーネは狼を見つけるかもしれないが、そのイレーネは偽なのかもしれない。
自分たちは考えることはできるが、答えに辿り着けるとは限らない。
語り伝えられた御伽噺はあるが、語り伝えることのできなかった御伽噺もまた、あるだろう。
けれど。]
うん、一緒にがんばろう。
[微笑み返す。
ひょっとしたらこの少年が人狼かもしれない、そんな可能性もある。
そう諌める頭の中の声は、ひとまず無視することにした。]
きっと皆、不安に思ってる。
だけど……不安に負けて、諦めたらおしまいだから。
このセリフって、ミリィがイレーネを騙してるようなセリフに見えてならないと思ってしまう私はおかしいのでしょうか?w
狼側やりすぎたかなぁ。
なんか、お前は私が殺す!って言ってるように見えるw
/*
[ニッコリ笑ってご返杯(マテ]
エウリノの予想、ドンピシャリだったようですね(笑
ええ、相手に合わせることもできるのはこちらの利点でもありますから。明後日まで様子見でも問題ないかと。
こうしてみようかな、というのが出来たら相談しましょう。
アベ君は。…予想当たってれば熟練の方ですからね。
まあこの村は皆芸達者の集まりだと思いますが(苦笑
[言い終えて、
目の前のブリジットの様子がおかしいことに気付き――
――悲鳴に戦慄する。]
ちょっと、待ってね。
[ティルに声をかけてから、ブリジットの元に急ぐ。]
どうしたんですか、ブリジットさん。
ブリジットさん!
[落ち着かせるように肩を抱く。]
[思わず上げた声。それと、そう遠くない場所で上がった叫びは重なったか。
声を聞きつけた自衛団が集まる怒号を聞きつつ、その場に膝を突く。
何があったかと、問いただす声は今は遠く]
……始まる……始まった。
[ただ、ぽつり、と。
そんな呟きが零れるのみ。
一方、自衛団の隊員の一部は診療所へと向かうか。
それは治療よりも、検死を求めているのだろうけれど]
うん。がんばろう。
諦めたらお仕舞い、だよね。
[ユーディッドの不安には気がつかずに、笑顔を向けていれば。
そこへブリジットの大きな叫び声が響き渡る]
ブリジット姉ちゃん!どうかしたの?大丈夫?!
[ユーディッドが駆け出すのについて、思わずそちらに向かい駆け出していた]
[やがて立ち上がり奥の部屋へ。
水音が響き、暫くすると戻ってきて薬の確認を始めた]
イザとなれば、誰か他の人にやってもらうしかありません。
とりあえず普通に使えば大丈夫そうなものを一覧にして…。
[カリカリとペンの音が響く]
[と、どこかでもうひとつ、叫ぶような声が聞こえた気がした。
それと共に、何かざわめきが、村の中を駆け抜けていくような。]
[ミリィの言葉には微かな困惑。
納得していないというよりは、どうしていいか分からず困っているという様子がみられたろうか。
悪意を背負うに事を思えば再び心は怯えを呼んだが。共にと言われた言葉に、抱きしめてくれた腕に、まずは戸惑い、だがすぐに嬉しそうに微笑んだ。]
うん、ありがとう、ミリィ。
…ありがとう。
[こちらからも手を背に回す。
常に熱は固く厚いものからしか与えられず。それを不満に思ったわけではなかったが。
親友の柔らかい体から伝わってくる、心地よい温かさが嬉しかった。]
…死ななければいいね、ううん、死なないように、頑張らないといけないんだね。
[ドンドンドンドン!
いきなり叩かれた扉にハッとして立ち上がる]
どうしました。
急変でも……
[扉を開けた向こうにいたのは、鉱夫達ではなく複数の自衛団員。
強張った表情と、有無を言わさぬ口調に顔が青褪める]
…分かりました。
鞄を取らせて下さい。
[睨みつける視線を背に受けながら、往診に使う鞄と上着を手に取った。急いで羽織ると、周囲を囲まれ促されるままに走る]
――!
[そこにあったのは、診断を下すまでもないであろう姿]
[叫び声が聞こえた気がした。
外がやけに騒がしい。]
…なにかあったのかしら?
ちょっと様子、みてくるね。
[止める姉に小さく首を振って、外へと。
風に乗ってくる微かな赤い薫りに、咽喉の奥が苦い。]
…や。
[足が竦むのは本能的なものだろうか。
口元を押さえた手も、身体を支える膝も震えていて。
それでも、何が起こったのかを見極めたいと路地へ。]
……どうして、だ。どうして。
ずっと……は。……なかった、のに。 また!
どうして。何故。滅亡、――黒き影!
[呻きのような呟きのような言葉に、時折叫びが混じる。幾分荒い呼吸をしながら肩を抱くユーディットと、奥のティルとを見、一時沈黙し]
……。
駄目だ。行かないと。祈らねば。
折れた塔を。落ちた星を。蓋は崩れ、……
行かねば。呼ぶだろう。何故か。
聞こえるからだ。
[断片的に言ってゆらと耳元から手を離し、腕で払うようにしてユーディットから離れる。おぼつかない足取りで歩き始め、数歩行ったところで走り出す。
広場と離れた場所――本来村の出入り口である、その付近へと]
[呆然としていた時間はどれほどのものか。
立ち上がり、場所を開ける──というか、開けさせられた。
まだどこか、ふらつくような感覚があるのは、立ち込める臭いと熱気のせいだろうか、などと考えつつ、脇に退いて]
……は。
冗談じゃ、ねぇ、よ。
[零れ落ちたのは、掠れた声]
/*
[笑って受け取って流しで洗っておいた(こら]
ですですw
とりあえず役職が見えてるのはあり難いですね。動きが予想しやすくて。
そうなんだー。まだまだペーペーが見るとみんな芸達者だなぁとか思ってしまう。
中身予想5,6人くらいしか出来てないんですよね。
ちなみにロスト様はわかりませんでしt
エウリノは速攻わかtt
…ねぇ、もしかして…
[慌しく駆け回る自警団の人々の中、膝を付いて座り込む幼馴染の姿。]
死んで…るの?
[狐に荒らされた鶏小屋を思わず思い浮かべた。
アレはまだ幼い頃のことだろうか。
けれど、そこでずたずたに引き裂かれた残骸は、鶏なんかじゃなく…人間。
人狼への危機を最も危惧していた人物。]
…ぅっ。
[こみ上げてくるものを押さえたって、ろくに何も口に出来ていないんじゃ出るものも無いのだけど。
震える膝は、何とか立っているのがやっとで。]
…あんな風に、されちゃうなんて……
[死を認識していくうちに、込み上げてくるのは恐怖。]
これ、は。
[息を飲み、だがすぐに頭を振って近くへと寄る。
自衛団員に促されて脇へと避けるエーリッヒをチラリと見てから]
…最初に脇から。
ついで首を。最後に改めて腹を、というところですか。
[傷口や出血の仕方を確かめながら、低く呟く。
翠は冷たく一つ一つを見つめ、手を紅に染めて確認してゆく]
首の傷など。どう見ても「食われて」いますね。
[酷く乾いた冷たい声で断じる]
[赤い世界からなのか。
ざわめきが聞こえてくる。
考えるまでも無い。
宴が始まっただけのこと。]
疼き、ますか?
ならば次なる生贄の子羊を。
主はドレを御所網でしょうか。
[声に感情は限りなく薄く混じる。]
ブリジットさん、落ち着いてください。
一体何が……
[間近で聞いている筈なのに、その口から発される言葉は、内容はまるで聞き取れず。困惑して聞き返そうとしたところで、腕を払われた。]
行く、って、どこへ。
[呆然と。置いていかれた形になって、その背中を見送る。
そこに、宿から出てきたノーラがふらふらと同じ方向――村の入り口――に向かう姿が見え。]
……ノーラ?
……どうしたんだろう。
[首をその方角に向ける。騒がしい。ざわめきが聞こえる。
ややして、後ろにいたティルを振り返った。]
ティル。私たちも、行こう。
[決然とした表情。声をかけて、二人の後を追う。]
ブリジット姉ちゃん、どうしたのさ。
[様子のおかしいブリジットに困惑しながらも。
駆け出していく姿を、追いかけて駆けていく。
程なくして、凄惨な光景を見ることに*なるのだろう*]
[耳に届く、聞きなれた声には、とそちらを振り返る]
……って、ノーラ!
大丈夫かよ、おい!
[大丈夫なはずはない、とわかっていても。
そう、声をかけずにはおれず。
近づいて、震える身体を支えようと手を伸ばし]
[あの跳躍の後。
彼は上半身を異形のそれへと変貌させていた。
全身が変わらなかったのは、初めてのことだったからだろうか]
『ミツケタ』
[外の様子を窺いに出てきたのが、自衛団長の不幸。
まして一軒一軒を確かめて歩こうとしたのはむしろ愚行]
『喰ラエ、食ラエ、クラエ!』
[ただ歓喜に打ち震えて。
気配に振り返ろうとしたギュンターを脇から突き飛ばし。
声を上げる前に、その喉へと牙を立てた]
[イレーネの体を抱きしめながら、小さくイレーネに言葉を返す]
大丈夫……きっと、大丈夫だよ。
いつかまた、今までと同じ様に、何もなかった頃へ戻れるよ。
だって、私達は、幸せになれるんだから。
[思いを馳せるのは、あの日見た緑色の空。
幸せを呼ぶという空]
あの空に負けないようなすっごいの描くの。
ちゃんと、完成したら、真っ先に知らせてあげる。
だから、待ってて。
私の最初の作品パワーで、事件なんか解決するに決まってるわ。
[少しだけ涙をにじませながら、*幸せそうにミリィは笑った*]
っ。
[声に振り向けばそこには、震えるノーラの姿]
早く彼女を向こうへ!
この場を長く見せるんじゃない!!
[叱咤の声は自衛団員やエーリッヒに向けたもの]
[そのうちにそこへと辿り着いた。自衛団員を含む人物らが集まり、小さな人垣を作り出している。場を満たすのは、様々な種類の負の気配と、血液の臭い]
……。
[ふらふらと。その中心へと近付いていく。制止の声があったとしても反応すらせずに。自衛団員を幾人か押し切るようにして]
[ティルを連れて、騒々しさの中心地に辿り着く。
自警団員たちが立ち塞がり、右往左往している中を、すみません、と声をかけ、ティルの手を繋いで抜けていく。近づくにつれ、かつて嗅ぎ慣れた匂いが鼻をついた。
だから、そこに何があるのか、予想できていなかったわけではない。
けれど実際それを目にした瞬間は、さすがに顔が蒼褪めた。]
ティル、見ちゃ駄目。
[首を伸ばす少年の目を手で覆い隠す。]
[喉を潤すその血は渇きを癒すと同時に酩酊感を齎して。
食い千切った喉の肉を咀嚼しきると、おもむろにその腹を裂いた]
『甘イ…温カイ……』
[あまりにも的確に切り開かれた様子は、彼が医師であったことにも通じただろうか。だが初めてのそれに夢中になって貪るうちに、それもまた無残な傷痕と成り果ててゆく]
『アア……』
[粗方を貪り終えると、満足したようにその場を離れた。
完全に舞い上がった思考では、その死体を隠そうというような理性も働くことは無く]
[叱咤の声に、知らずそれを見つめ続けていた視線をあげる。]
……先生。
[次いで、ノーラと、それを支えるエーリッヒの姿も目に入った。
そして、中心へ向かうブリジットの背中も。]
[そのまま駆け戻った彼は、裏から診療所へと入る。
渇きが癒え、狂乱の熱に踊っていた思考が冷めて、代わりにやってきたのは、虚無]
…美味かった。
[漸くコエになったその呟きを切欠とするように、変異が解けて普段の彼の姿になる。
ゆるゆると、彼にとっての新しい「現実」が戻ってきた]
……言われなくたって、わかってるっての……!
[自身の受けた衝撃は、いつしか薄れて。
オトフリートの言葉に返しつつ、ノーラの視界を遮るように立ち位置を定め]
……長居するような場所じゃない。
送ってくから、戻れ。な?
[諭すように、宥めるように声をかける。
幼馴染に対し、自分ができるのはその程度の事と*理解しているから*]
塔は折れる。星は落ちる。蓋は崩れる。
黒き影とは何か? 御伽だ。御伽の成立だ。
伝えられしは異形。狂えし者に……
視えし者。守りし者。聞こえし者。
[赤く浸されたそれを見下ろしながら、ぽつりぽつりと喋り出す。語る調子で、しかし誰に宛てたようでもなく]
聞こえし者とは何か? 呼ばれたる者だ。
腐れ落ちる四肢は呼ぶだろう。
叫ぶだろう。そう、――調和!
[単語を口にすると同時に先程のよう両耳を押さえ]
[ミリィに抱きしめられながら、それを嬉しく、心から嬉しく思うも。
幸せの空を見たときには家族が居た。
優しい父、憎まれてはいたが母も。
けれど、今は?
母の代わりにミリィが居て、父の代わりに―――。
でも家族じゃない。
何もなかった頃には決して戻れない。
それは空気の揺らぎが、何かが始まったと震え光る黒いオパールが、じわりと伝えてくれていた。]
[首を振るオトフリートに、頷き。ティルを連れて下がろうとする。
その背に響くブリジットの声が、今度はやけに鮮明に聞こえた。]
……視えし者、守りし者、聞こえし者……。
[復唱する。]
異形、狂えし者……。
そんなものには負けやしない。
[嬉しさと翳りと、そんな二つが内に去来する中で。
いつまでたっても変わらないミリィの軽口に、小さく声を立てて笑った。]
…うん、楽しみにしてる。
約束、だよ。
[お互いに顔を見合わせて、子供の頃のように*笑いあった。*]
……
もう、消えたと、思ったのに。
なんで。どうして。よぶの?
おじいちゃんも…… どうして?
きらい。
みんな、きらい。
また、きえちゃえ。
[俯いたまま、泣きそうな表情をして呟く。その表情と話し方は、まるで幼い少女のようで]
……調和。
そうだ、これは調和だ。そして滅亡だ。
黒き影は何をもたらしたるか?
変容とは?
[しかし次の瞬間には、はっとしたように首を振り、言葉を連ねる。いつもの彼女のように。ニ、三歩後ろに下がり]
お願いします。
[僅かに冷静さを取り戻した声でエーリッヒに頷く]
他の人も集まってきてしまう前に、この場から人払いして下さい。
こんな状態、晒しておくものじゃありません。
[言いながら自分の上着をギュンターの上に掛ける]
誰か、診療所の入り口に立てかけてある担架を。
ここからなら詰め所の方が近いですね。
安置できる場所があればそこへ。
[淡々と指示を出すも、その肩は僅かに震えている]
ブリジット。
どうしました。大丈夫ですか。
[どこか幼く呟く声に気付けば、そちらに手を伸ばそうとして。
赤く染まったその手をハッと引きこめた]
/*
思った以上に恥ずかしい。
退行。小さい時に何かの原因で霊の声が聞こえるように、そのせいで妄想癖など煩う、声は現在は聞こえなく(聞こえにくく)なっていた。
そんな感じで。
*/
[ユーディットの強い意志を含んだ声は、ここまで届いて。
譲れない。大切なものがあるのはこちらも同じで。]
[小さく、気配が震えた。
それはこれからに対する恐れでもあり、喜びでもあり。]
……何でもない。
ただ……
そう、ただ。騒がしい。それだけだ。
そして更なる変容は訪れた。
祈らねばならない。
探さねばならない。
黒き影から逃れる為には。
[オトフリートの声に耳から手を離しながらそちらを見。どこかぼんやりとしながらも応え、周囲の人物らを一望した]
震えることはありません。
私も居る。エウリノもいる。
[ゆるりと微笑む瞳の翠はどこか濁った色へと変じている]
宴はまだ始まったばかり。
さあ、貴女も楽しみましょう、ゲイト。
[ユーディットにはもう一度頷き返して]
騒がしい…。
[自らの手は後ろに回しつつ、ブリジットを見る。
そのまま少し考え込むように首を傾け]
ブリジット。
貴女はなにか「聴こえて」いるのですか?
[半信半疑、悩むような声で尋ねる]
/*
折角の機会だから絡んでみましたが。
ユーディット放置になっちゃってごめんなさい。
そしてブリジットは何時まで大丈夫なのだろうか。
私は頑張ればまああと1時間程度平気ですが。
はい…ロスト様。
[主から向けられた笑みと言葉に、従順な犬のように伏し従う。
父から伝えられた口伝と、脈々と伝わった血統が、骨の髄までイレーネを従順な獣の使徒へと変えていた。
ただエウリノの名を聞いたときにだけ、冷たくなった心に微かな熱が灯ったろうか。]
主様の喜びこそが私の喜び。
どうか、その心が渇きが満たされるまで。
狂乱の宴を。
[オトフリートの問いに、少しく間を置いてから]
――ああ。
聞こえている。ざわめきが。
意思が。呼び声が。
聞こえし者とは、呼ばれたる者。
御伽に伝えられるその者は……
私、だ。
[視線は落としがちに答え]
/*
とりあえずCO達成。
4、5日辺りに死ぬんじゃないかと予想しているが。
仕事なく3日目死亡でもよい。
もし生存したら? ……どうしようか。
*/
意志に呼ばれている?
御伽に伝えられる者。
[記憶の中を手繰る。最前の会話と欠落のある記憶と、そこから導き出されるのは二つの答え]
貴女のそれは天からの啓示ですか。
…信じても良いのですか。
[そう言うものの、首を振って]
私にはその真偽を断じることが出来ない。
ただ、希望となってくれればいい、と思います。
[担架が運ばれてくる。こちらを睨む自衛団員に首を縦に振る]
希望が打ち砕かれた時、訪れるのは絶望。
宴を彩るものの一つ。
[紅弧が動き、甘やかに囁く]
ええ、満たされるまで。
欲するままに求めましょう。
求めるままに食らいましょう。
[喰らう前の熱とは違う、どこか凝ったそれと共に]
[あたりの声もあまりに遠く感じて。
視界が暗くなっていくのが判る。]
ぁ。
[揺らいだ肩を支えた手に、引き戻されるように瞬いて。]
…ごめんなさい。
そうね、戻った方がいいよね。
[彼も、そうかもしれない。
そういう思考が無かった訳ではない。
けれど今は、その手が支えてくれなくては崩れ落ちてしまいそうで。
…本当は、この役目は彼のものでは無いはずなのに。]
[小さく頷いて、大人しく帰路へと。]
[抱き合うミリィの温かさは、とても嬉しかったけれども。
彼女を殺せと命じられれば、恐らくその手にかけるのは簡単だろう。
もっとも、それを命じる可能性があるのはエウリノくらいなものだろうか。
ちらとロストを伺う。
もう一人の主は、まだ乾きは十分満たされていないようだったが、宴に酔いしれているようだった。]
/*
ふと思いついたので。
ミリィを食べたいのは変わりないのですが、物語としてエウリノに襲撃される→駆けつけて食らいながら完全に狂気に囚われる、とかでもいいかなとか(ぇ
天からの啓示。どうだろうか。
地からの罪責かも知れない。
信じたい者は信じればよい。
信じたくない者は信じなければよい。
ただ、新たな声が増えし時には。
私はその結果を皆に伝えよう。
[普段よりも静かに、整然と伝え。担架や自衛団員達の動向を眺める。そしてそのうちに場を*離れ*]
[支えられるように寄り添って歩きながら、自分の腕をぎゅっと抱き締めて。]
…わたしには、特別な力なんか無いわ。
御伽噺みたいに、悪い奴を見つける力も…ましてや誰かの危機を救う力なんか持ってない。
けれどね、ひとつだけ…わたしにもできることがあると思うの。
ほら、わたし…酒場で働いて、いろんな人と話す機会が多いでしょ?
だから…
みんなの話を聞いて…変わってしまった人や、隠し事をしている人。
そういう人たちの違和感を、探せないかな…って。
あの、団長さん。
話し合いを…って言ってたよね。
団長さんはきっと、そうやって見つけてほしかったんじゃないかしら。
見つけられれば、他の人は助けられる。
だから…全員処刑して終わらせるなんて簡単な手段を選ばなかったんだと思うの。
[沈黙が怖くて、埋めるように言葉を紡ぐ。]
/*
そろそろ意識が危うく。
ミリィを美味しく食べちゃうんですね(こr
やるならエウリノが表に出てかつミリィが生きててロスト様も生きてるという、中盤〜終盤あたりになりそうですかね。
[向けられた意識に、こちらからも意識を向ける。
その奥に感じるのは一人の少女の気配。
艶めいた弧はゆるりと解け、楔が冷たく内に潜る]
…もう一人も見つけたようです。
[ゲイトと共にある少女に意識を向けたまま、熱の篭らぬ囁きを零す]
信じるも信じぬも己次第ですか。
貴女の言葉は含みが多くて…迷う。
[去ってゆくブリジットの背を見つめていると、自衛団の一人に強く手首を掴まれた]
っつ、逃げたりはしませんから。
手が使えなくなってはそれこそ仕事にも差し支えるのですよ。
[離された場所を眉を寄せて擦りながら]
分かり易いのもいいですが。
これは気分の良いものではありませんね。
[呟いた言葉は誰に*届いたか*]
「死せるものの声を聴く者。」
…ああ、だからあの人は。
違う世界を見ていたから。
[あんな風だったんだと理解した。]
生けるものを視る者、
死せるものの声を聴く者。
獣の牙に対抗し得る護り手。
宴の主賓が皆揃いましたね。
[どこか嬉しそうに呟いた。]
ねぇ、エーリィ。
…あなたは誰がそうだと思う?
難しかったら、そうじゃないって思う人でもいい。
[並んで歩き、視線は合わせぬまま。]
エーリィは変わらないねって、そう思ったの。
なんかさ、こうして気を使ってくれるのって…いつもどおりみたいって。
そんなだから、いいひとでおわっちゃうのかもね。
[宿の前、不安そうに立っている姉。]
ただいま、姉さん。
…ギュンターさんが……
[表情になにかを読み取ったのか、皆まで言わぬ前に姉は手を差し伸べてくれて。
宿の中へと連れ込まれたところで、ぺたんと膝が抜けてしまって。]
…姉さん。
怖かった、怖かったの…!
[しがみつき、堰を切ったように泣きじゃくる。
本当は、姉さんよりもあの人に泣きつきたかったけれど。
幼子にするように頭を撫でる姉の手。
小さな頃から姉の手首にある青い星型の痣が、加護を受けた印だとは知らされていなかった。]
ええ、揃いましたね。
[返す囁きはどこか虚ろ。
エウリノの聲が聞こえればようやく少女から意識を離し]
ああ、はい。
役者が揃えば、あとは盛り上げるだけです。
そうですよね?
[薄く薄く*弧が戻った*]
[遠くから届いたエウリノの声。
虚ろに、笑うロストの声。
それらを嬉しそうに聞きながら。
何故だか無性に、ユリアンに*会いたかった。*]
/*
さて、今夜も遅くなってごめんなさい。
もう少し早く動かすようにしないとですね…。
私は明後日までは何とかしてしまいますが、眠い方は本当に無理しないでくださいね!ここじゃ願い念じるだけですけれど。
それでは今宵も失礼します。
これで、役職が大体はっきりしたかな。
占い師→イレーネ
霊能者→ブリジット
守護者→ユーディット
C狂人→アーベル
人狼→エーリッヒ
村人→ミリィ、ノーラ、ハインリヒ、ユリアン
ティルとオトフリート辺りがちょい微妙かなぁ。
[次第に広がる、漣のようなざわめきの源へと足を向け、辿り着いた先に在ったのは死の臭い。
声こそ出さなかったものの、口には手を当てて僅かばかり眉を寄せた。滅多な事では動じないとは言え、慣れた光景ではない。
途中、姉と、それを支える、彼女の幼馴染みの姿が見えた]
ノーラ姉――
……、エーリ兄、ごめん、よろしく。
[自分にはその役目はないのだと、踏み出しかけた歩が止まる。それは、エーリッヒの役目でもないけれど。
幾許かの距離を空け、背中に向けて呟いた台詞は、姉に届く事はなかったようだった]
[入れ違いの形で、民家の隙間のような場所に立ち塞がる自衛団員のもとに辿り着く。男の制止の声は相手が“容疑者”であったが故に途切れ、静かではあれど、よく通る女性の声が聞こえた]
信じたい者は、か。
流石――フレーゲ先生。
解っていらっしゃる。
[肩に乗った猫の鳴き声は、同意か。
男の横をすり抜け、中心へと向かう。“原因”は既に覆われて直に見ることは出来なかったが、染める赤は見て取れた]
[視線を周囲に巡らせると、医師の男の姿があった。自衛団員が、彼の手を捕らえる。一連のやり取りを眺め、団員が距離を取ってから近付くと、丁度、落とされた呟きが耳に入った]
そりゃ、気持ち良かったら、
まともな人間とは言えないでしょう。
[そう返すアーベルは何方に感じているのか、傍目には読み取り難い。
何があったのかを問い、返る答えを、腕を組んで聞く]
[犠牲者の件、ブリジットの言葉の真意、他の被害について――幾らか質問を投げ、話を聞きながら俯き加減になり思考に耽る。
ややあって、ゆるりと顔をあげた]
……ねえ、先生。
敵が明白になったら、貴方なら如何しますか。
或いは明白にならず、それでも、
行動を起こさねばならないとしたら。
己がそうせねば、愛しいもの身が、危ういとしたら。
[脳裏に過るのは、語り継がれる伝承。
人の醜い部分など御伽噺には語られないが、綺麗なものではなかったのは、容易に想像がつく。
起こさなければいけない行動とは、何か。
*答えを待つ間、白猫は、白金の眸で見詰めていた*]
/*
流し読んで。
役職はそろったねー。
宿屋の女将が聖痕者なことにワロタw
日中は相変わらずたまにしか覗けないんで、補完他は夜に。
でもこれだけは言わせてくれ。
俺が中身を隠せるわけ無いだろう!(大声)
あ、ロストの中身は何となく分かってる。
[歩き出す間際、微か、声が聞こえたような気がして、ふとそちらへ視線を向け。
一つ、頷いてから歩き出す]
話し合い、か。
……確かに、爺さまの性格からすると、そうだよな。
[自分にも他者にも厳しく、常に公正であろうとした自衛団長。
その根底にあるのが村を、皆を守ろうとする気持ちなのは知っていた]
話す事で違和感探し、か。それも一つの手だろ。
実際、こういう事になって……自分は違う、って言葉の内、幾つかは、嘘になってるわけだし。
……まあ、こう言ってる俺も、疑いの対称な訳だけどさ。
[ふ、と掠めるのは苦笑。
小さな村だけに、噂が広まるのは早いのか。
ざわめきと共に向けられる視線は冷たい]
誰が……か。
具体的に上げろって言われても、色々と難しいな。
感情だけなら、誰も違うと言いたい所だし。
[勿論、『現実』を文字通り目の当たりにした今は、それは感傷に過ぎぬとわかっていて。
ふ、と緑の瞳を伏せる]
……心情的に、幼馴染殿は疑いたくありませんが。
他に、違うな、と思ったのは先生かな。
あの人は……真剣に、状況をどうにかしたいと思ってるみたいだったし。
[墓地で交わした言葉と、その様子を思いつつ、問いに答える。
自分への評は黙って聞いていたものの、最後の『いいひと』の部分にだけは、大きなお世話、と反論しておいた]
[宿の前で待っていた女将に、ノーラの事を任せ。
自分は、さてどうするか、とため息をつく]
……ん。
[ふと気づけば、背後には自衛団員の姿。険しい表情にもう一つ、今度はやや大げさに息を吐く]
詰め所で、話……?
ああ……あれですか、第一発見者は疑っとけ、ってヤツ。
はいはい、御同道しますよ。
[口調は軽いが、緑に宿る光はどこか静かに自衛団員を*見つめていた*]
/*
[もぞぞ]
…中身については敢えて何も言いますまい(笑
本当に芸達者な方揃いだと思いますよ。
上手く活かせるといいのですけれどね。
アーベルに投げた小石が良い波を立てたので。
いっそのことエルザ襲撃(纏めに投げつつ今夜とか)もありかなぁなんてことを頭に掠めさせつつ(ぉ
/*
もう諦めてるもんね(ぷい
まぁネタ仕込みとしては上手いかとw
血縁の中で唯一容疑者に挙がらなかった理由にもなるし。
そんじゃ俺もしばらくどろん。
[布団の中でゲイトと*もぞもぞ(おまえ*]
/*
もひとつ。
NPC襲撃に関しては、進行ページで予めNPC襲撃もするよ、ってこと出しておいた方が良いかもね。
止めて欲しい場合は、誰を殺したくないか書いてもらうようにして。
申告が無ければ、どのNPCであっても死ぬ可能性がある、と忠告文つける。
各自設定があるだろうから、その辺りの意志疎通はしておいた方が良いかも。
[アーベルに問われるまま、自分の把握した状況を説明する。
エーリッヒが最初に発見したらしいこと、その傷が獣に食い荒らされたと思しきものであること、あまりにも的確に急所をついていることなど。流石に遺体の詳細を詳しく語ることはしなかったが]
…既にまともでは無いのでしょうね。
[低い声で答える。
暗さを増した翠で見つめても青年の心中を測ることはできず]
/*
描写書いてて一本電車送ったのは笑い話(またか。
しかし霊能どっから出てくんね。
占霊守、みんなベクトル違う感じ?
そして聖痕の思わぬ登場にわらた。
[ブリジットが去ったあと問われれば]
不安なのは、『聴こえる』というのは必ずしも良いこととは限らないことですか。私の知る伝承であれば、ですがね。
もっとも、それをここで告げる以上『そちら』ではないと信じたくもなりますが。あの方は分からない所が多すぎる。
[溜息と共にそう評して]
……。
それが必要とされるのならば否やは言いませんよ。
“敵”と定めたら、容赦をする気はありません。
[口端に浮かんだ笑みは、医師という職に似合わぬ歪んだもの]
守りたいものを害する者があるのならば。
この手で退けましょう。
[白金に映るのは、昏い色をした*双つの翠*]
[ミリィの家を、あの後出た。
痛み留めの薬をミリィの分も用意しておこうかと思いながら、家路へと着くその途中、村にざわつきがあった。
何事だろうと、普段はやらない、人の多い方へと分け入っていく。
村人が自分だと気付いたら、自然と道は開けていくだろう。
その先にあるものは。]
……ぁ、っ……!
[赤い残滓。
それに息をのみ、青ざめた。
血の色と臭いは、嫌な事を思い出させる。
だが同時に、時が来たのだとも、これが始まりなのだとも感じていた。
無意識に、二つのオパールを握り締めた。]
[アーベルと、オトフリートの姿が見えたので近づいて。]
……お医者先生。
[青い顔のまま、自分がより信を置く人の側に立ち、何事があったのかを小さな声で問い掛けるだろう**]
そうですか。
……真に恐ろしいのは、
獣などではないのでしょうね。
[続けようとした言葉は、今はその時ではないかと、一旦収め。医師の返答に口にしたのは、そんな台詞。
白猫は昏い色を宿しはせず、蒼い顔をした少女がやって来るのを認め、青年の肩から下りた]
あぁ、イレーネ。
あまり近寄らない方がいいよ。
< 白猫は少女を心配しているのか、
その足にすり寄り、軽く叩いた。
ぱちり、ぱちりと、
何処か機械的に瞬く眸が、
* 少女の様子を窺うように見ていた *>
[アーベルの言葉に無言のまま、こくり頷き。
オトフリートから事の経緯を聞けばほんの微か震えが生じた。
足元に温かな気配を感じ、白猫をそっと抱き上げた。カインの伺うような様子にははたして気がついているのやら。
小さな獣から伝わる温もりは、ミリィのように心を*包む*]
[ティルを連れて人の輪から離れ、一息つく。
俯いた視線は地面へと注がれ、その瞳の色は窺えない。]
……ねえ、ティル。
[暫く黙っていたが、ようやく口を開いた。]
あれは、ギュンターさんだったよね。
今回の原因を……人狼を排除する、って言ってた、ギュンターさん。
……あれは、じゃあ。人狼からの……。
[宣戦布告、という言葉は、半分呑み込まれた。]
……でも、負けちゃいけないんだから。
私たちも……なんとかしなきゃ。
[ぎゅ、と、ティルと繋げた手に力が込められた。]
ティル、ごめんね。私、行かないと。
一人で大丈夫?
[確認がとれれば、踵を返して人の輪の中に戻っていくだろう。
先ほど離れるときに、ちらと見えた蒼い人影が気になっていた。
途中、その場を離れていくブリジットとすれ違う。
思ったよりも確りとした足取りをしていたので、少し安心した。]
[再び輪の中に戻れば、まず自警団員たちに詳しい状況を聞きだす。怯えるように、避けるように、若干身を引いて話す団員の様子には、気付いたものの特に思うこともなく。]
そうですか、エーリッヒ様が第一発見者。
…………。
[顎に軽く手をあてて、少しく考え込む素振りを見せ。
次に顔を上げたときには、その表情には微笑みが浮かんでいた。
内心で気味悪がる団員に、そうとは知らず礼を言い、アーベル、オトフリートらしき頭が見える方へ向かう。
近づくと、オトフリートの横にイレーネが立っているのが見えた。]
[イレーネの様子を眺めていたが、またひとり、近付く気配に目線を流した。持ち上げた右手は挨拶の為ではなかったようで、肩より若干上の位置、己の耳許に触れるに留まった]
や。
[短い声が出た辺り、誰だか気付いていない訳ではないらしい]
< 少女が抱き上げ、視線が交わったその時に、
透明な輝きを持った猫の眸は色を変える。
何も無い白から澄んだ青へ、
其処に淡い黄が加えられ、
次第に朱を帯びて橙に。
異なる色は混ざり合い、
夕暮れの如く深い藍と紅になる。
そのまま紫へ、
やがては黒に至るかと思えば、
不意に――ほんの一瞬、緑に染まった。
少女の記憶に残る空を映し出したかの如く >
< ――うなぁ。
白猫が、眸を細め、鳴き声をあげる。
その眼が再び開かれた時、
先程の色彩は泡沫の夢のように失せていた。
* 白金の眸は変わらず、少女を見詰めている *>
ええ、恐ろしいものですね。
[続かなかった言葉に口端が上がる。
けれどそれは呼ばれたことによってスッと消え]
イレーネ、来てはいけません。
見て楽しいものではありませんからね。
[諭すように返して、アーベルの言葉に頷く。
イレーネが白猫を抱き上げるのに目を細め、立ち上がりながらアーベルに一歩近寄り極々小さく囁いた]
/*
ひょっこり。
これはゲイト占われたっぽいかな。
妥当なところだとは思うけど。
NPC襲撃の件は早めにした方が良いかと。
ちなみに技師も食らう予定w
/*
早めに告知は賛成だけど私にその余裕はないでs
すいませんそっち宜しくお願いします。
[布の中から、堪えながらも途切れがちな甘い声が漏れ聞こえてくる。
時折満たされたような、囁かな笑い声に変わりながら。]
いつも食べられてるのでささやかに反撃(待
/*
ゲイト占われたようですね。
そして自分も占って下さいといわんばかりの動きになったなこれはと、笑いたくなる今日この頃。
了解致しました、エウリノ、ゲイト。
表を動き終わったら書いてまいりますよ。
[見ザル聞カザル]
/*
昼休憩ー。
万歳私占い。予定通り前に出たから盾になれましたと。
うちはどうしようかな…女将さんと姉さん食べられたら動くのは楽だけど色々ばればれな予感も。
ああみんな食べちゃえばいいのか?
宴の開幕にぴったりだし(ちょ
[淡々とした声は、青年にのみ届くかどうか。
懐から取り出した布で手に付いたままの赤を拭った。
白猫の鳴き声に更に目を細め、アーベルの隣から離れる]
当事者に話さないわけにもいかないでしょう。
貴方達が話すよりは穏便に済みます。
[落ち着いた声で自衛団員に言うと、イレーネの方へと歩み寄る。白猫を一瞬注視してから、少女の視線に合わせてかがみ]
気をしっかりと持ってくださいね。
…犠牲者が出てしまったのです。
ですから、この先はより一層気をつけていかなければなりません。
[じっとその目を見て、事実だけを端的に話す]
貴女には見分ける目があるという。
それはより狙われやすくなるということでもあるのです。
ですから、出来るだけ一人にはならないように。
何よりも自分の身は自分でもしっかりと守れるように。
…分かりますね?
[患者に説明する時のように、ゆっくりと諭すように]
/*
更新したら反撃がーΣ
中発言で何しとるか我ら、と自分でツッコミつつ。
ロストすまんが頼む。
鳩でも書き込みは出来るが、文字化けしないとも限らないし(´・ω・)
[漏れ聞こえる声に愛おしげに名を呼ぶ。
口元に笑みは浮かんでいたが、それが分かるのは傍にいるゲイトのみ]
真っ昼間だから軽くにしておこう(ぁ
[軽くイレーネの肩を叩いて姿勢を戻す。
目を上げればまた一人こちらに来る所で]
ユーディット。
ティルは戻りましたか?
[翠に浮かんでいるのは、少年を案じる色]
/*
書いてきましたよ。
タイミング的に私だとバレバレですけれどね(笑
他にも補足するべきだったら追記しますのでお願いします。
/*
あ、隔離されてるミリィの両親は食べませんから(爆
娼館の人々は必要なら全員食べてしまえば良いのでないでしょうか。それこそ狒々爺が呼び寄せる口実にも?(ぇ
[カインと目があって、何時ものように喉をかこうと空いていた手を伸ばして−気付く、違和感。
その瞳、ゆるりと光に煌めく宝石のようなそれは、さながらホワイトオパールのようで。
見とれるように見つめていれば、最後は見覚えのある色に変わった。
緑、いつかみた幸せの色。
うなぁと、猫の声にはっとした時には、もういつものカインのままだった。
幻にも見えたそれに、困惑しているようにカインを、そしてアーベルを見た。
少しだけ、喉が渇いた気がした。]
[囁きは、数秒の変化の間。
耳許に添えていた手を下ろす。
口唇が柔く、弧を描いた]
さあ。
僕は何時でも本気の心算ですが。
何を以て、本気とするのやら。
[離れていく男へと告げる声は普段通りの温度]
――試してみたいんですかね。
[心中に抱いた想いは、言葉にはしない。
嗚呼。己も大概、“まとも”ではないと思った。
何を言うでもなく、他者に声をかけるオトフリートを見やる。
*青に隠れた石は、何色を宿すか*]
視るモノ…。
[決して表で出すことのない、忌ま忌ましげな声が落ちる。
自分が何をされたかわかって。
これは主の敵だと、はっきり、アーベルを睨んだ。]
/*
さっきの発言落とした直後に圏外になったとk
>ロスト
NPC襲撃は今日だけ?
今後も何かあればやっても良いかなと思ってるんだけど。
進行ページの書き方だと今日だけって感じだな。
犠牲…誰が?
あの、まさか…
[怯えた顔で、同じ高さに合わせてくれた視線の人を見返して、もう一人、今日はまだ会ってなかった大切な人の顔を思い浮かべ尋ねた。
否定の言葉が返ってくれば、心底ほっとしたような、そんな顔をみせるだろう。
その後で、そう思ってしまったこと−死者に優劣をつけつしまったこと−を恥じるように俯くか。]
[諭すように告げられた言葉を、噛み締めるように、俯きはさらに深くなる。]
わかり、ました。
なるべく誰かの側にいます。
[とはいえ誰の側にいればいいのか。
娼館にもどればあそこはなまじ隔離された場所で、誰と過ごすことも今は出来ず。
何より容疑者の一人である自分と一緒に居てくれる人など−−同じ容疑者からしか思い浮かばない。
二人を信じている。けれども。
強く、腕の中にあるものの存在を忘れてたように体を抱きしめたら、カインはむっとした様子で逃げ出したようだった。**]
/*
流し読みのせいでどこが直ったか分からないけど(滅/ごめん)、あれなら良いと思う。
早く帰りたいと思った大馬鹿者は飯食ってきまノシ
ん。
[アーベルの声には、こちらも短い挨拶で返し。
アーベルとイレーネ、ああ、この二人がいるのか、と改めて意識する。何気なくイレーネの方を見遣り――
彼女が抱いたカインの瞳が刹那、万華鏡のように瞬いたように見えて。]
え。
[ぱちんとまばたきひとつ。
目を開けたときには、カインはいつもと同じ瞳の色に。
オトフリートに声をかけられることで、我に返る。]
あ、ええ。たぶん、大丈夫だと思います。
[ティルを残してきた背後をちらと気にしながら答える。]
あの、ブリジットさんはどうしたんでしょう。
さっき広場で急に叫び始めて――。
遠ざけてくださって、ありがとうございました。
一端の働きをしておりますが、あの子はまだ幼い。
それに、お父上を失ってからもまだ時が浅い。
癒えぬ傷に塩を塗るような真似はしたくありませんでしたから。
[背後を気にするユーディットにそちらへ視線を向けて。
少し声を潜めながら小さく息を吐いた]
…何かが『聴こえる』のだそうです。
それが何であるのかまでは教えていただけなかった、いや、私では理解できませんでしたが。
いえ。
そうですね……まだ子供なのに。
こんなことに巻き込まれてるだけでも災難なのに。
できるだけ、そういうものは見せたくないものですね。
[端的な単語は口には出さず。
潜められた声に、首を傾げた。]
聴こえる。
それは、いつもの……塔が何とか、というのとは違うんでしょうか。
それとも本当に何か聴こえて……?
[見せたくない、にはコクリと頷いて。
続いた言葉には首を振る]
意思だか、呼び声だか。そういうものが聴こえるのだと。
いつもと同じものなのかもしれません。
ですが、御伽に伝わるのが自分なのだと、主張されておりました。新しい声が増えたら教えるとも。この状況下で無意味であるとは、流石に考え難くありませんか。
ただ。
[言葉を切る。僅か曇った表情で言うのは先と同じ懸念]
私の知る伝承では。
聞こえる者というのに二種類あったものですから…。
[近くへと来た自衛団員に肩を叩かれ振り返る。
そのまま乱暴に肩を掴まれて、眉を寄せる]
はい、お待たせしました。
事情の説明はアーベルに任せても大丈夫でしょう。
…痛ぅ。
ですから、苛立つのは分かりますが、やめてください。
こちらとて気が立っていない訳ではないのですから。
[いささか乱暴に振り払う。
置きっ放しだった鞄を取り上げて]
ユーディット、アーベル。後のことはお任せします。
どうか…まだ知らぬ者が尋ねて来ても、穏便に。
[チラリと視線を投げるのはミリィの家の方角。
軽く頭を下げ、担架と自衛団員達に*ついていった*]
/*
今夜は→今夜からです(笑
大丈夫そうならあれで反応待ち致しましょう。私はそれこそミリィの両親程度しかNPC縁故無いので反応できませんから。
こちらもかなり時間超過してしまった(汗
また夕方以降に。
御伽に伝わる、って、人狼の御伽噺に伝わる?
呼び声……。
ええ、そう、ですね。
いつものブリジットさんの言ってるお話とは、少し、違うような。
もしかして、ブリジットさんもイレーネさんのような、
[ちらと隣のイレーネに視線を走らせる。
そして、アーベルの姿を意識する。]
力を持っていると。そういうことでしょうか。
でもそれにしては、新しい声が増えるというのはよく……判りませんけど。
[緩く、思考を払うように首を振る。]
……二種類?
[オトフリートの浮かぬ表情が気になり問い返したものの、
それが答えられることはなく、オトフリートは団員たちに連れていかれそうになる。]
あまり、乱暴なことはしないでください。
容疑者だからというのは判りますけど、貴方たちは先生にお仕事を「頼んでいる」のでしょう?
[周りに残る団員を睨んだ。
オトフリートの声には、はい、と返事をして後姿を見送る。]
……二種類。聴こえる。
後で詳しく聞いてみないと。
[呟いた。]
[会話を黙して聞いていたが、去るオトフリートに軽く手を挙げ、逃げ出して来た白猫を定位置に戻す]
二種類、ねえ。
聞いたことないな。
[そもそも、さして伝承に関心がある訳でもないし、などと言いつつ、自衛団員の行動に眼を眇めた]
あんなに乱暴に扱って。
本当に人狼だったら、どうする気ですかね。
貴方がたも、同じ目に遭いたいんですか。
[後半は、惨劇の痕に視線を転じて。
団員達は言葉に詰まりながらも、憤怒と恐怖の混ざった眼差しをくれた。警戒心を露にした侭に、幾つかの問いを投げ、アーベルがそれに答える。又聞き故に、あやふやなところもあったが。
やがて気が済んだのか、男達は頷き、“容疑者”から距離を取った]
/*
あーでも全員食べられたら逆に爺のとこに行く理由がなくなるかも。
イレーネは女将の命令で行ってるだけだから。ほふ。
と単発落として
*[食べられ疲れて熟睡中]*
さて――と。
俺は戻るけど、如何する?
あぁ、そうだ。
エーリ兄ならノーラ姉を送ってったから、
うちの店に居るかも知れない。
[他の者が来るのか、幾らか気にしつつもそう問いかけ、答えを待ってから*歩みだす*]
あ、アーベル。貴方の――
[力のことなんだけど、と言いかけ、
イレーネの視線に気付いて思いとどまる。
そうだ、どのみち他者の目が多すぎるこの場所では、
そういった話はできないだろう。]
――そうね、じゃあ私も行く。
イレーネさんは、どうしますか?
一人で居るのはやっぱり危ないと思いますけど……。
[振り向いて、心細げに立つイレーネに問いかける。
彼女が狼かもしれない、という警戒心はあったが、さりとてオトフリートの言葉をまるで無視してイレーネを放っておくわけにもいかない。それに、こうして見ていると、イレーネは人狼に怯える普通の少女のようにも思えた。
――外見で本質を見極めるのは非常に難しいことだ、とは、身を持って知っていることではあったが。]
ティルも……どうしよう。まださっきの場所にいるかな。
[背伸びして、ティルを置いてきた場所を見遣る。
もしそこに少年の姿があればまた、一緒に来る? と誘いの言葉をかけようと思って。]
/*
只今戻りました。
エウリノもお帰りなさいませ。お疲れ様です。
ついあれこれと振っておりますが、何分にもご無理のない範囲でお願い致します。
…これは時間軸連続になりそうですかね。
となるとNPC襲撃も延期した方が混乱しないでしょうか。
―――。
[イレーネと別れて、しばらく時間が立った後、扉を乱暴にノックする音]
およ?
今日はお客さん満載だね、こりゃ。
[軽口を叩きながらも、その乱暴なノックの音に少しだけ不安になった。
いつもなら、母か父が応対しているのだけど、今はどちらもいない]
……。
[ミリィが顔を引き締めて、玄関の扉を開いた]
はい?
どちら様……?
[そこにいたのは、険しい顔をした自衛団の面々]
何、の―――
[御用でしょうか?と言い切る前に自衛団の一人が口を開く]
『ギュンター殿が、亡くなられた。
それも、おおよそ人の殺せる殺し方ではない。あの方が言っておられた、人狼の仕業に間違い無いだろう』
……へ?
[頭が、一瞬思考を放棄した]
『理解できないのならば、詳細に言ってやろうか?
首を噛み切られ、腹部を引き裂かれ、内臓を食い荒らされて、我らが敬愛すべき、ギュンター殿が死んだんだ!』
[荒々しく、強い語調で、自衛団が事細かに言い放った]
……えう?
何を、言ってるの?ギュンターのおじいさんは、強いんだよ?
昔、その腕にぶらさがって、遊んだこともあるんだよ?そんな人が……
『だが、死んだ!これは事実だ!!』
[理解しようとしないミリィにイライラとした様子で、自衛団が叫ぶ。
その様子に思わず、「ひっ」を首をすくめた]
『……まあ、いい。
貴様が理解しようとしまいと、それが本題ではない。
―――昨日、酒場から帰って、今までにかけて、何をしていたのか教えてもらおうか』
き、のうから……?
[霧散していきそうな思考をどうにか留め、ミリィが自分の行動を思い出す]
私は、酒場から帰って来た後、ずっと、ここで絵を描いてました。
『絵を?こんな状況なのにか』
……はい。
[小さく、消え入りそうな声]
『それを証明する者は?』
……ずっと、絵を描いていたことを証明する手段は、絵を、見てもらうことでしょうか。
『ほう?
見せてもらおうか』
[皮肉気に微笑み、自衛団のうちの何人かが、家へ上がりこみ、ミリィの部屋へと向かった]
『ふん……』
[じろじろと、未完成である絵を、不満げに見つめる]
……。
[ミリィが不安気にその様子を見つめる。
ミリィは知らない。容疑者の中で、自分が一番姿を現していない時間が多いこと。それにより、自衛団は、一番不審に思っていることを]
『―――!』
[だが、その絵を眺めていた自衛団の一人が、絵の一部分を見つめて、はっと息を呑んだ]
『おい……。
この絵に描かれているのは、俺達。それと、村の連中か?』
……はい。
1年ほど前に、父がみんなの絵を描く、ということで集まって、その時に、無理言って、私が描かせてもらったものです。
『……ああ。
そうか。あの時の……』
[男は急に居心地悪そうに、頭をぼりぼりとかくと]
『帰るぞ。
今は、異常は無い。もし、嘘をついてても、外で誰か見かけたということが分かれば、すぐに分かることだしな』
『は?
はあ……』
[そうして、乱暴な侵入者は、大人しく帰っていった。
一人に戻ったミリィが、誰もいなくなってしばらくたってからようやく、安堵の息をついた]
……あー、怖かった……。
でも、なんだったんだろう……?
[涙目になりながら、考えてみたが、答えは出なかった]
/*
>まとめサイト
Σ……
赤組の方、わざわざありがとうございます。
あまりメタ情報で赤組か否かは明かしたくなかったので、
何方とも取れるよう、メモに書いたつもりだったのです、が。
占い師候補だから未だマシ――だろうか。
/*
ほふん、殺してほしくないNPC申告はないですかね?
なんだか時間のことしか言われてないから気になったり。
死んじゃってもいいってことですk
/*
いや、それは構わないよ。
動いてくれてさんくす。
俺なんか襲撃騒ぎの朝から補完しなきゃなんだから…!
その補完で技師喰う予定だったんだけど、止めといた方が良いかな。
あ、無理に日中やる必要は無いよ。
動けそうならで。
どう言う形でやろうとしてるのかがわからんけども。
[ユーディットの言いかけた内容は察するも、立ち話は何だから、と押し留めて、宿への帰途に着いた。
扉を開け、中に入る。室内は、昨日以上に静かだった。
エルザが奥から顔を覗かせ、不安を孕んだ声をかけてきた。けれどその間にも、後ろを幾度か気にする様子を見せる]
ん、俺は平気。
店の事はやっとくからさ、エルザ姉はノーラ姉をお願い。
心細い思いしてるだろうから。
何かあったら、呼ぶよ。
[そう端的に告げると、上の姉はそれに従い、弟に構ってやれないことに謝罪を告げて、戻っていった]
/*
そもそも襲撃のできた時間帯が曖昧すぎて(苦笑
まあ人狼の襲撃なので夜だと認識してもらえていると嬉しいのですけれどね。夕方程度とかはともかく。
技師の人は食べておいて、発覚=エウリノ完全COでも良いのでは?元々あまり外に出てこられる方でもなかったようにお見受けしていたのですが。
そうですね、無理に動かなくても。適当にまとめページにイメージを投げておけばいいですか(マテ
[『事情聴取』は、短時間で終わった。
問われたとて、答えられることなど限られているのだから、それも已む無しと言うべきか]
……は。
やれ、やれ、だ。
[詰め所から出るなり、ぽつり、呟く。
反撃される可能性を恐れてか、直接的な力は振るわれこそしなかったものの。
『聴取』の間の扱い自体は決して穏やかなものではなく、それ故の疲労は深かった]
それにしても……。
[思い返すのは、紅に染まった姿。
武に関しても決して凡庸ではなかったはずの自衛団長の死に様に、冷たいものが走る]
……一対一では、退けるのも難しい……か。
[疲れきった顔でそこを出る。
昼間の怪我人、夜の遺体。武器を構えた男達に囲まれての作業。
肉体的にも精神的にも堪えるものがある]
………。
[広場の前で足を止めた。
一度酒場を眺め、別の方向に歩き出す。
あの現場で姿を見なかったのは良いことだったが、姿が見えなかったことそのものは不安を呼び起こす]
あれだけの事をやらかす連中に、太刀打ち、ね。
[呟きが零れるのは、心の内のみ]
……本当に、できるのかよ。
[それなりに、身体は鍛えてはいるが、しかし。
それはあくまで人の基準であって]
……人でなくなれば……手っ取り早い、って事か。
[それから、時の移ろいは如何程だったか。
夜天に月が煌く頃、足下で白猫が鳴き声をあげた]
……っと。
悪い、ちょっと外す。
[誰にともなくそう告げて、厨房でグラスに水を汲んでから、自室に向かった]
[その瞳は虚ろ。
身の内に点いた炎は消えることなく渇望を齎し。
最後まで残った楔はそれを自覚させるかのように冷たく凍る]
……っとに。
やってらんねぇ……。
[愚痴るように呟きつつ、人気のない通りを歩いていく。
自衛団長の死の報は恐怖感を煽ったか。
閉じたカーテンの向こうから、こちらを伺う視線は更に険しさを増していた。
それに、また大げさなため息を一つ、落として。
ふらり、酒場の方へと足を向ける。
今は家族が側にいるから大丈夫だろう、とは思うものの。
やはり、幼馴染の別れ際の様子は気がかりで]
まったく……俺が気にする所じゃないだろうに……。
[ふと零れるのは、愚痴めいた呟き]
/*
ゲイトもお帰りなさい。お疲れさま。
こちらは適当にフラフラしておきますので、お二人で存分に世界を楽しまれてください(ぁ
[酒場にたどり着き、扉を開ける。
やはりと言うか、人気はなく、がらん、とした印象で。
場にいる者と、奥から出てきた女将に軽く手を振って挨拶すると、水を一杯だけもらって、カウンターに落ち着いた。
そのついでに、幼馴染の様子を尋ね。
言葉を濁す様子に苦笑しつつ、こちらは気にせず、安心させてくれ、と笑って見せた]
[自衛団の連中が去って言った後、やることと言えば、やはり絵を描くことで。
ただ、ひたすら絵を描き続けた]
……うう。
[だが、そのことで無心になるよりも早く、左手が痛む。
浅いはずの、何も無いはずの傷が、痛む]
……なんで、こんなに痛いんだろ。
[もう一度よく、傷口を確かめるように、左手を持ち上げて見つめる]
―――っ!?
[その傷から漏れ出ていたのは透明な何か。
それは気体のように、空気に触れるとすぐに消えた]
何……これ?
[それは、ミリィの見ている中、何度も、何度も漏れ出て、その度に、痛みが激しくなっていった]
[ユーディットと共に、村の入り口近くにたどり着く。
手を引かれ人ごみの中に入ると、何か赤い物が見えた。
それが「何」かを理解する前に、『見ちゃ駄目』という声と共に、視線が隠される。
赤い色。鼻につく臭い。
『誰』かはわからなかったけど。
それが狼に喰われた人というのは、朧ながらも、理解してしまった]
< 開けた扉の隙間から白猫が中に滑り込み、
窓際に配置された机に軽々と跳び乗る。
白金の眸は月光を浴びて、ますます鮮やかに輝いた >
[その様子を眺めつつ、アーベルは机の傍の棚に寄る。
其処から紋様の描かれた青白磁を取り出して机の中央に置くと、水を注いだ。
空のカップは棚上に追いやって、耳許に手をやり、丸石のピアスを外す。白金の筈のそれは、翡翠にも似た緑に染まっていた。
緑の空――その伝承は、果たして聞いたことがあったか。
掌に乗せてその色を暫し眺めた後、二つ共を、水に浸す]
少し、お休み、カイン。
[名を呼ばれた白猫は瞬いて、青年を見た。
青と白金が交わり、一拍の間]
< 了承の一声を返すと、器に顔を近付ける。
水面に鼻先が触れた瞬間、
白の獣の姿は揺らぎ、大気に溶け込むように消え失せた >
[程なくして、ユーディットに連れられて、その場を離れる。
何か言おうとしたけれど、何も言えなくて。繋いだ手をただ握り締めていれば。
『誰』かがギュンターだと言うことを聞かされる]
…そっか…おっちゃん…
[強く握られた手を、やさしく握り返した]
[『一人で大丈夫?』との声を残して、ユーディットは人ごみの中に戻っていった。
ついて行きたいと思ったが、暗に『子供は来ちゃ駄目』と言われたようで]
…俺、何の役にも立ててないよなぁ…
[ふらりあたりを見渡してみれば、忙しそうなオトフリートの姿も見える]
先生も忙しそうだし…アーベル兄ちゃんにイレーネ姉ちゃん…
姉ちゃんは、狼見つける事ができるって、言ってたよなあ。
[下を向いてうつむく]
俺には、何ができるんだろう。
[こぶしを握り締めて、何か考えると、その場を立ち去った]
さて。
どれだけ、かかるか。
[独り言ちて、空のグラスを手に店へと戻る。
先程は姿が増えているのに、あれ、と小さく声をあげた]
エーリ兄。帰ったんだとばかり思ってた。
/*
…しまった。
ここで二日にすると、占い師候補達が困るのか…!
ごめん、アーベル!
なんだか、今回は動きが作りにくいな。
やっぱり拘りを大きくしすぎたかもしれない。むぅ。
[ふぃに耳に響くのは閉められた雨戸に何かがぶつけられる音。無論、自分の眠りから引きずり起こした音の正体が其れと判るには暫く時間がかかったが]
…なんだってんだよ。一体。
[別の雨戸の隙間から覗き込めば家の窓に向けて石を投げる数人の村人の姿。危険なのも忘れ思わず窓を開けて大声を出す]
何しやがんだ!てめえらっ!
[その声に驚いたのか、慌てて立ち去っていく村人達。その中の一人が逃げながら振り返りこう叫ぶ]
『うるせぇ!人殺しめ!』
[力を“移して”からというもの、
無意識に用いる事はなくなり、その能力は弱くなった。
望まざるものを多く視て来た彼にとって、
それは幸いな事ではあったが、
現在においては不便な事であるとも言えた。
予想以上に視えなかった事に、覚えるのは、安堵と不満]
[直接様子を確かめるべきか否か。
自分が冷静でないことは自覚しているために、躊躇い、ただ明かりの点いた窓を見上げたまま]
誰か女性に頼んだ方が良いのでしょうか。
しかし…。
[呼びかける声に、ふ、とそちらに視線を向けて]
ああ……帰ろうとしたら、お呼び出しをくらってね。
第一発見者のお話を伺いたいって事で、さっきまで詰め所にいたんだよ。
終わった所で、まっすぐ帰るかと思ったんだが……みんな、どうしてるかと思ってな。ちょっと寄ってみた。
―――。
[不意に、ミリィがその透明な何かの正体に気づく]
―――ああ。
もしかして、これが―――。
[だからなのだろう。
自分が、今、絵を描いているのは]
そっか……全部、納得いっちゃった。
……そっか。
[小さく、もう一度繰り返す。
しばらく、それを見つめていたが、やがて、絵に視線を戻し、続きを描き始める]
……絵。描かなきゃ。
―――食物はノドを通らない。
―――眠りも体が必要としない。
―――それに気づけば、今自分の身に何が起きているのか、容易に推測できることだった。
[思いに反して、少年の姿は既にそこにはなかった。
その行方が気にかかったものの、多分家に帰ったのだろう、と予測をつけ、アーベルの後をついていくことにした。
酒場へと入ると、エーリッヒが自衛団員たちに連れていかれた、と聞かされる。]
……どうしよう。エーリッヒ様、酷いことされてたら。
[団員たちのオトフリートへの態度を思い出し、さっと表情が翳る。
すぐその場に行きたい気持ちに駆られたが、理性がそれを押しとどめる。
行ったってどうせ何にもならない。]
ごめんね、私、いったん家帰る!
[とりあえず、家でエーリッヒを待とう、と決め。酒場を出た。
それが数時間前。
家にエーリッヒが戻る気配はなかった。]
[人気が去ったのを確認してから家の外に出てみれば。壁や入り口などに『人殺し』『嘘つき野郎』『狼は死ね』などと落書きがされていた]
なんだってんだ…。
お袋が戻ってくるまでに消しとかねえとな…。
しかし、まあ、あれか。
「嘘つき野郎」これは当たってるかもしれねえな。
次「狼は死ね」これは俺も同意だ。
問題は…これだな。
[自分が村の皆から余り良く思われていない事は知っている。露骨な嫌悪が向けられなかったのは、寝たきりに近い母の存在が歯止めになっていたのだろう。それにしても、それにしてもだ。]
…人殺しってのは言いすぎだろ。
まだ、居るかもどうかもわからねえ、人狼って奴かもしれない容疑者ってだけで…。
新妻 ノーラは、工房徒弟 ユリアン を投票先に選びました。
成る程、ねえ。
エーリ兄が見つけたんだ。
……そりゃ、御愁傷様。
[空のグラスを放り投げ、受け取る]
流石に、皆で話し合いって雰囲気でもないね。
─騒動が起こる日の朝─
[起きて作業場に向かうと、そこには技師の姿は無かった。
何か用事を済ませに行ったのか、はたまた自警団に言われて避難したのか。
書置きらしきものは無かったために、どこへ行ったのかまでは分からなかった]
……作業しとけってか。
[自分の作業場の机には、前日仕入れたらしい原石の山。
仕事を与えておけばその場からしばらくは離れないユリアンの性格を利用しているのだろう。
その日一日かけなければならない量はある。
小さく息を吐いてから研磨に取り掛かった]
[陽が頂点へと達し、更にかなり傾いてきた頃。
作業場の奥、生活スペースで物音がした。
敏感にそれを察知し、音のする部屋へと歩み寄る]
……ああ、親方。
何か忘れ物でも?
[そこに居たのは何かを取りに来たらしい技師の姿。
こちらの姿を見ると怯えるように身を竦ませ、離れようと後退った]
…アンタのことは尊敬してたのに。
裏切ったとは思ってないけど、見張るとか、あんまりじゃねぇ?
[監視されていたことなぞ当に分かっていた。
分かっていてそのままにしていた。
どうせ、元より技師は喰らうつもりでもあったから]
今からどちらへ?
……まぁ、行く場所なんて一箇所しかないか。
どうせ避難するつもりなんだろ。
……俺腹減ってんだよね、アンタが何も置いて行かなかったから。
だから──喰わせてよ。
[無表情だった顔に薄く笑みが浮かぶ。
唇の間からは犬歯が覗き、右腕は鋭く尖った爪へと変貌した。
恐怖に顔を歪める技師に対し、笑みを湛えたまま爪を揮う。
叫ぼうとした技師の喉から紅が零れ落ちた]
ああ……良い色だな。
それに良い匂いだ。
食欲が湧き上がって来る。
甘美な叫びも聞きたいが、誰かに嗅ぎ付かれても困るんでね。
[床へと崩れ落ちた技師を見下ろし、爪についた紅を舐め取る。
喉を抉られた技師は叫ぶことも叶わず、ただヒューと言う空気の漏れる音だけを鳴らしていた]
…苦しいか?
じゃあ、今楽にしてやるよ。
[技師の傍へとしゃがみ込み、爪を胸へと当てた。
ゆっくり、ゆっくりと爪に力を込めていく。
つぷ、と爪が皮を破る感触。
肉を切り裂き沈み行く感触。
肋骨の折れる感触。
全てを楽しみながら、爪を押し付け。
その先にあった生の元を握り、引きずり出した]
……は、途中でイったか。
あっけねぇもんだな。
[塊を引き出す前に技師は事切れていた。
喉を潰してしまったために叫ぶことなく、痛みに歪んだ表情を浮かべて。
それを見下ろしながら、塊を口に運び、噛み切る]
──ああ……久々の味だ。
長らく口にしていなかった、血肉の味。
[陶酔するように呟き、残りの塊に貪りつく。
その味は何とも言えない甘美なるもので。
この村に住むために抑えてきた衝動が再び頭を擡げてきた]
……そろそろ、宴を始めないと、な。
いや、もう始まったか?
なぁ、我らが同胞よ。
[技師を喰らう間に陽は没し、部屋は暗闇に彩られていた。
その中で光る二つの紅。
呼びかけるは愛すべき者と己が変化させた人物の下]
役者が揃ったなら後は盛り上げるだけ。
そして我らはそれを愉しむ。
皆のコエはさぞかし良いハーモニーを奏でることだろうな。
…全てを我らが餌(エ)に。
喰らい、渇きを癒すのだ。
[くつりと笑う。
技師を喰らったが故に気分の高揚は収まらず。
愉しげな笑いが赤き世界に響いた]
[ここまで呟き、ある可能性が頭に浮かぶ]
あやふやなもんが…現実になった…てことか?
もしそうなら…。
[上着を羽織り、とりあえず宿へと向かう。他の容疑者と呼ばれた者達が気になるのと、自分の想像が当たっているのか確かめる為に]
[陽が暮れるまで作業に没頭し。
その間技師が帰って来ることは無かった]
……まぁ、俺が居るんじゃ、な。
[”容疑者”として名が挙がっている以上、警戒されてもおかしくはない。
おそらくは別の場所に避難したのであろう。
流石にずっと作業していたために、腹の虫が鳴って。
仕方なしに工房を空け、飯を食いに行こうとする。
そんな時、工房の扉が荒々しく叩かれた。
開けると、そこには数人の自警団の姿]
…何。
………親方?
朝から居ないけど。
…俺はずっとここで作業してた。
証拠が見たけりゃ作業場の石見ろよ。
[向けられる視線はどこか探るようなもの。
技師の行方と、今まで何をしていたのかと。
様々聞かれその都度答えていく]
……だから。
親方がどこ行ったかなんてしらねーってば。
書置き一つねぇんだからよ。
大方アンタらに言われてここから避難したんじゃねぇの?
俺がここに居続けてるんだからな。
…ああ、俺が居るうちは別のところに居て、居ない時に戻って来る可能性はあるかもよ。
長期間工房空けたがる人じゃ無かったからな。
………もう行って良いか?
朝昼食わないで腹減ってんだ。
[自警団を押し退けて工房から出る。
彼らもまだ何も起きていないのだから、とそれ以上のことは言わず、その場を離れて行った。
それは騒ぎが起きる直前のこと]
[現場を確認した後。訪れた宿屋の一角に席を取り、暫しの間ぼんやりとしていた。腕を組み、机上に置いたノートなどの束と頼んだフルーツとに視線を向けているが、別段それを注視しているというようでもなく。人の出入りがあっても一瞥だけして挨拶はせずに]
……。
塔とは作ったからこそあるのだよ。
[それでもそのうちに呟いて、フルーツを積み上げ始め。一つ一つと、赤や黄や黄緑の塔が出来ていく]
[ご愁傷様、という言葉に、浮かべるのは苦笑]
……まったくだ。
ついてないったらありゃしない。
あれを見ちまったら、話し合いがどうの、って気にもならんよ、さすがに。
[歩みはゆらりとして遅く。
空腹に負けて数分もかからない道程を倍くらいの時間をかけて進んだ]
…あー、くそ。
休憩すら忘れる癖もどうにかしないとな。
[空腹の原因である自分の癖。
それに悪態をつきながら広場へと足を踏み入れる。
何故だか騒がしい。
先程工房を訪ねて来た自警団の面々も駆け回っていた]
……何だ……?
[流石に訝しみ、その歩みを止める]
[ユーディットに声をかけられたのは、カインに逃げられた直後あたりか。
白猫の背に、ごめんねと小さく呟いてから。]
あ、はい…
[一旦頷いて、ふと何か思い出したように首をふりなおす。]
…いえ、一旦戻ります。
ちょっと薬、取ってこないといけないし。
[ミリィに一つ渡してしまった分の補充と。
もうひとつ、取りに行きたい物があった。]
大丈夫、人の多い道を歩いていきますから。
[心配してくれているのか、それとも他の意図があるのか。
ユーディットの胸中はちらと思うだけに留めて、平気ですという風に微笑んでから娼館へと戻っていく。]
話し合う気にならない、だけなら未だしも、
物騒な方向に向かい兼ねないねえ。
自衛団の連中も、大分殺気だってたし。
……ま。
もしもの報復恐れて、早々手出しはしてこなさそうだけれど。
[カウンターにグラスを置いて、肩を竦めた]
ん。ってことは、ユーディットとはすれ違い?
/*
[ぺしょったエウリノの尻尾をちょんちょん。なでなで。]
あー何となく理解。
うーん、上手く補修できるといいのだけど。
[日は暮れて、夜の帳が落ち始める。]
……事情聴取ってこんなに時間がかかるものなの?
[広い家で独り待つ。いつものことなのに、不安が波のように押し寄せてくる。
耐えられなくなって、家を出た――
――ところで、近所の住民と鉢合わせた。
相手の表情が強張り、手に持っていた買い物袋が、とさり、と音をたてて落ちる。]
あ、っ、ええと。
[声をかける間もなく、相手の喉から、ひぃ、と悲鳴が漏れて。
まともに話しかけることもできないまま、一目散に逃げられてしまった。]
……背中見せて逃げたら、危ないですよ?
[ぽかんとそれを見送った後、出てきたのはそんな一言だった。]
……ああ、かなり殺気だってたな。
っとに、手は商売道具なんだと、何度説明した事か……。
[ため息と共に撫でる右の手首には薄らと浮かぶ、痣]
まあ、多少手荒な扱いは受けたが、さすがに一気に何かする気はないようだったな。
[切欠があればわからんが、とこちらも肩を竦め。
ユーディットの名に一つ、瞬く]
すれ違い……って?
あー……そう、なるのかも。
[歩きながら、ぽつぽつとつぶやく]
ユーディ姉ちゃんが言ってた。何もなくても、誰が狼なのか、考えることができる、と。
考えるには何が必要…誰が怪しいかとか、そういう情報がないと、考えられないなあ…
[現場でちらちら見た顔を思い出す]
…誰か、見なかった人居なかったっけ?
[数人の顔を思い出していれば、前にハインリヒが歩いているのが目にはいる]
ハインリヒのおっちゃん、そういやいなかったよな。
[子供なりの浅知恵ではあるが。気になって、こっそりと後をつけてみることにした]
[どれだけそうして見上げていたのか。
大きく深呼吸をした後、いつものリズムで扉を叩いた]
ミリィ、家に居ますか?
無事かどうかだけでも良いので確認させてください。
軽く脅してやれば引っ込むよ、ああいう手合いは。
まあ、程度を弁えとかないと、逆上するけどね。
[村の仲間相手とは思えない言葉を、平然と発する。最も、自衛団側の対応も手荒いのだから、対抗するには丁度いいとも言えるが]
そりゃ、心配してそうだねえ。
[ユーディットの事については、どうする?と言外に問いを投げる]
[その後も騒がしい村の中を歩いていく間に似たようなことが何度か起こったが、いちいち気にしてはいられない。
自衛団の詰め所に辿り着くと、どんどんどん、と乱暴にドアを
ノックする。出てきた団員(負の感情が多大に含まれた表情をしていたが、やっぱりそれも気にしないことにした)に、エーリッヒの所在を尋ねる。]
え、……とっくに帰った、んですか?
[かえってきた意外な返答を、オウム返しに口にした。]
えっ、じゃあどうして……
あの、エーリッヒ様、まだ家に戻ってないんです。
どこに行ったかわかりま……
[必死で団員を問い詰める、前に、自分で答えが判ってしまった。]
……した。
いえ、はい。……すみませんでした。
[はぁーっとため息をつく。
自衛団員に頭をひとつ下げると、一路、エーリッヒのいるであろう酒場へ向かった。]
[多少急ぎ足だったせいか、宿に着く頃には息が上がり。入り口付近にいた自警団が明らかに殺気だった目で睨みつけてくる。そのうちの一人が尋問めいた事をしてくるが、それに合わせて状況を確認する]
…死んだのは団長のじーさまかよ。
…どーりでなぁ。
[事情を聞きだしながらメモを取っていたペンで額をコツコツと叩く。その様が気に入らなかったのか、自警団の一人が詰め寄ってくるが]
っせえよ。馬鹿。
それより俺の家に投石してくる馬鹿と落書きした馬鹿がいるぞ。そーいうのも取り締まってはもらえねーのか?自警団さんよ。
お前らからすりゃ胡散臭え容疑者が何されよーが知ったこっちゃねーかもしれねえが。このままほっときゃパニックになるぞ。狼の野郎よりもそっちのがよっぽど厄介かもな?
[それから振り返り、己の思考に没頭しているようなブリジットを見る]
フレーゲ先生、
果物は食べてやらないと可哀想ですよ。
何か、お飲みになりますか。
[色取り取りの、何処か不安定な“塔”を見て、眼を眇めた]
-娼館-
[戻ると顔色の悪い女将が中に入れてくれた。御伽噺が現実になって、流石に女将も自分を見る目に翳りが出たように思えた。
視線を知らぬまま、気づかぬままにやりすごす。
女将からそれを感じるのは初めてだったけれど。
何時もの事だった。
二階の自室へと戻り、テーブルの隅に置かれた小箱をあけて、その中に置いていた痛み止めをいくつかをポケットに入れ。
そして古い小瓶を取り出した。
中には無色透明な液体。
それを確認してから、胸の合間にしまった。
落とさないように、必要な時にすぐに使えるように。
そうしてすぐに、外へでて宿の方へと向かっていった。]
[―――左手の鈍痛に耐えながらも、更に絵を描き続けると、またしてもノックの音]
およよ。
今日は、本当によく人が来る日だね。
[言いながらも、その顔は笑顔。
いつか聞いたノックのリズム。それはオトフリートが来たという合図の音だから。
玄関までつってけと歩き、扉を開く]
やっほ。せんせ。
元気してます?
まま、とりあえず、立ち話もなんだから、ずずいと中へどうぞ。
[言うが早いか、ミリィがオトフリートの手を引き、部屋に連れて行こうとする]
わかっちゃいるが、それも面倒でな。
下手につついて、状況悪化させるのも厄介だし。
[物騒な言葉には、さらり、と返して]
……まあ、そうだろう、な。
早めに、帰るのが吉、かな。
[心配、という言葉に苦笑しつつ、立ち上がる。
当人がこちらに向かっているとは、思いも寄らずに]
[立ち止まっている姿を自警団に見つかる。
それは先程工房に来た一人で。
今までどこに居たかを語気強く聞かれた]
…てめぇの脳味噌はついさっきのことすら覚えてないのか?
工房からの一本道歩いてたよ。
……そもそも何があったってんだ。
[騒ぎの原因が分からず、逆に自警団に訊ね返した。
返って来た答えは、ギュンターが何者か──明らかに人とは思えない相手に殺されたと言う事。
その話を聞いてあからさまに眉を顰めた]
…ふん、それで俺を疑ったってことか。
アンタ頭に血が上って忘れてるかもしれないが、俺はさっきまで工房に居た。
そこからアンタらを抜いて村の入り口まで行くのはちぃと難しく無いか?
[そう言い返したのに返って来たのは、人狼ならばありうる、と言う言葉。
それには苦々しく表情が歪んだ]
…容疑者に変わりは無いってことか。
ともかく、俺はやってねぇ。
……いい加減飯食わせてくれよ。
[盛大に溜息をつくと、何か叫ぶ自警団を無視して歩き始めた]
[自警団にまくしたて、その隙に宿の中へと入る。自分の後をつけていたティルには気づかないまま]
よぅ。
[口から出たのはいつもと変わらぬ挨拶で]
[闇の中に浮かび上がる、酒場の明かり。
きい、と音をたててそのドアを開ける。
見慣れた背中が立ち上がりかけるのが見えた。]
……エーリッヒ様。
[ドアに手をかけたまま、安堵の息とともに、彼の名を呼ぶ。]
え、わっ!?
[扉が開いてミリィの顔が見える。
ホッと安堵の息をついたら途端に手を引っ張られ、数歩もつれかかりながらも中へ。掴まれた手首に痛みを感じたがそれは隠して、ただ促されるままに部屋へと通される]
無事だったのなら何よりです。
ああ、絵を描く邪魔をしてしまいましたか。
[どこか力なくも、笑みと取れるものを浮かべて。
さてどこまで伝わっているのだろうかと悩む]
なら、痣くらい我慢するといい。
[エーリッヒに返す言葉も、また軽い。
その間に外から話し声が聞こえて、顔を動かした。内容までは掴み取れないが、自衛団員同士の会話にしては、少々、荒い]
誰か、来たかな。
[呟きと同時に、扉が開かれる]
ああ、バウムさんか。
[追いかけてはみたものの。何事もなく宿にたどり着いた]
…あー…狼だとしても、そう簡単には尻尾ださないよなぁ…
[自分で自分の浅知恵にあきれはしたものの。
自警団員と話して中に入っていくハインリヒを追いかけて、宿に向かう。
気がついた自警団員が何か言っているが、無視して素早く中に入った]
こんちはー。
[女将さんや中の人に挨拶をしつつ、中を見る。
ブリジットの作っている果物の塔に驚きつつも、お目当てのハインリヒの近くの席に座る]
ハインリヒのおっちゃんもこんにちはー。
[笑顔を作って、挨拶をした]
…大丈夫よ、姉さん。
何もしないで居ると、色々嫌な事ばかり考えるのだもの。
[大人しく休んでいるよりも、動いた方が気がまぎれると思い、
それに…あの自警団長をあんなふうにしたバケモノが隠れているのならば、見つけなければならない。
そう思って客席へ出ると、テーブルを拭き始めてみたり。]
あら、ブリスせんせ。
…塔は、天目指し積み上げるほどに揺らぎ、
倒れる事を恐れて地へと並べれば、それは塔にはならず。
…そういうの、でしたっけ?
……我慢するにしても、手首を痛めたら、ピアノが弾けんだろうが。
[アーベルの軽い言葉に、真顔で返し。
それから、呼びかける声を捉えてそちらを振り返る]
ああ、ユーディ。
[刹那、掠めたのは安堵の色か]
……騒ぎが起きたから……どうしたかと思ったけど。
そっちは、何事もないみたいだね。
ん、ああ。
しかし塔は容易に崩してしまってはいけない。
木の棒で成った塔ならともかくもだ。
そう、ともかくも!
[アーベルに話しかけられると、そんな事を言いつつも]
そうだな。そういえば喉が渇いた気もする。
何でもよい、貰おう。
[頷いて答え、ざわめきに続く戸の開く音にそちらを見る。ハインリヒの姿に]
やあ、今晩は。好調かい。不調かね。それも事実。
ブリジット=フレーゲがお邪魔しているよ。
[次に入ってきたティルやユーディットに向けても手を振った]
[見え隠れした小さな動揺の念。
それを発したのが、ついさっき己と同じ世界に足を踏み込んだ人物と知れば、それに対してさえ愉しげな哂いが漏れる。
低いそれは、赤き世界に小さな音として広がった]
で、噂をすれば――ってところかな。
随分、賑やかになったね。
[次々に入って来る面々に、そんな事を言いつつ]
厭なら面倒臭がらずに防衛手段を講じろ、
しなかったなら報いと思って我慢しろ、って、
言ってるだけですけど?
[真顔で返される場違いな言葉にも、口が減る事は無い]
[にこにことしたまま、オトフリートの正面に座る]
―――無事?
それは、私が人狼に襲われなかったってこと?
それとも、私が人狼だと思って、誰かに殺されていないかってこと?
[笑顔のまま、すらすらとそう告げた]
[つかつかつか、とエーリッヒの元まで歩いていく。
周りの客のことは見えていない様子。]
ああ、ユーディ。
じゃ、ないでしょうこの馬鹿ご主人様っ!!
[一気に声のボリュームをマックスにして怒鳴る。]
人がどれだけ心配したと思ってるんですか!?
[既に宿にいた数人から挨拶があり。一人一人、誰がいるのか確認をしながら挨拶を返し席に着く。後から入ってきたティルが珍しく自分の席の傍に座るを見て]
よー。ティル。俺のすぐ後に来たって事は…結構近く歩いてたのか?全く気づかなかったが。
[それとなく様子を見て]
村の奴らにひでーこととかされては無いみたいだな。…しばらくは一人では出歩かねーほうがいいぞ。めんどくせー話だけどな。
あ、わりーが煙草吸わせてもらうぜ。
[OKかどうかの返事は待たず、煙草を咥えて火をつける]
ならば、此の世は何より成った塔でしょう。
[ブリジットに目を向けると、彼女に話しかける姉の姿が見えたが、敢えて声をかける事は無く、頷きに了解の意を返して、奥から酒瓶を手にして戻って来る]
ワインは神の血、とも言われるんでしたか。
[卓上にグラスと共に、それを置いた]
[奥から出てきてブリジットに話しかけるノーラの姿を視界の隅に止め。
多少なりとも落ち着いて見える様子に、微かに安堵の息を漏らしつつ]
……はい、そこで理屈をごねない。
ま、今後度が過ぎるようなら、それなりに対処する、って事で。
[アーベルにむけて、こう返しておいた]
[あまりにもさらりと告げられた言葉にこちらが息を飲む]
ああ、ええ。
どちらも、でしょうか。
[しどろもどろな答え方]
私も冷静とは言い難いですが。
自衛団員を始めとして、皆殺気立ってきましたからね。
まぁ、無理もありませんが。
一人で居るのは危険です。
塔は希望の象徴であり絶望の象徴である。
力の証明であり無力の証明である。
崩れないからこそ塔であり、崩れるからこそ塔なのだ。
それ故に!
存在する限りは、祈る事だよ。
[テーブルを拭くノーラを眺めながら、その問いに語るよう返し。空いている方の手を広げ掲げてみせ]
[向けられた怒鳴り声に。
思考停止、数秒。
緑の瞳は、どこかきょとり、として]
あ……ああ。
……すまなかった。
[間を置いて零れたのは、こんな言葉]
そだね。
ギュンターのおじいさんが殺されちゃったんだもんね。
みんなが信頼していた人が……いなくなっちゃったんだ。
みんな……怖いんだよ。人狼が。
……私も、怖いよ。
あの強かったおじいさんでさえやられちゃったんだもん。
……先生も、怖い?
如何こう言う前に、他人に叱られないようにしたら?
[眼差しにも声にも、笑みを含んで言う]
言われても言われなくても解らないんだから、
たっぷり言ってやるといいよ。
[ユーディットの大声に、少し笑みを漏らしつつ。
タバコを吸うハインリヒの様子を伺いながら、話しかける]
うん。おっちゃんの後ろあたりにいたよー。声かけようと思ったら、宿ついちゃったし。
[こっそり尾行してた事は、あいまいに隠して]
ん?俺は大丈夫だよ、おっちゃんも心配してくれてあんがと。
[タバコの煙に軽く顔をしかめるが、何事もなかったように話し続ける]
そーいえばおっちゃん、しばらく顔みなかったけど、どーしてたの?村の入り口の騒ぎとか、気にならなかった?
表裏一体…かしらね。
塔は聳え立つが故に塔であり、いつか崩れる事で塔で居られる。
けれど、崩れてしまえばそれは…塔ではないということかしら。
[少女めいた容姿を残した小説家の、緑色の瞳を覗き込んで。
相変わらず一貫したものを、彼女は持っているような気がした。
それは少し、周りからはズレてはいるけれど。]
すまなかったで済んだらいいんです。
いいんですよ、本当に。それで何事もないならば。
[早口で捲くし立てる。]
でも何かあるかもって思うじゃないですか!
今日何があったか……状況が判ってないわけじゃないでしょう!
私がどれだけ……。
[はぁ、とため息をついて。]
ちっちゃい子供じゃないんです。考えてください。ちゃんと。
[ゆっくりと、それこそ幼い子供に言い聞かせるように言った。]
自衛団の方は……大丈夫だったんですか。
何もされませんでしたか。
[努めて感情を抑えて、冷静に聞こえるように声のトーンを調節して尋ねる。
が、それが逆に怖いことには気付いていない。]
…怖い、ですね。
日常が壊されて非日常を強要されるのは。
[ミリィの左手に手を伸ばす。
傷の治り具合を確かめようとするように]
しかし私は人狼よりも。
人間の方が怖いと言ったら…笑いますか?
[なるべく人通りの多い道を、と思って選んだ道だったが、殆ど人の気配がしない。
あんな事件が起こった後だから、皆家に篭っているんだろうとは今更だった。
窓の隙間から感じる冷たい視線だけは、時折感じる事ができた。
7年前から日常的に晒され感じてきた視線は、今が一番きついように思えた。
変わらないでいてくれたのは極一部。
もしくは、昔の自分を知らない人達。]
小さく、溜息をついて。
いつもより早く、歩き出した。]
[足早に前かがみに、歩いていたらドンと誰かにぶつかった。
軽くよろめいたが、辛うじて倒れずにすんだ。]
ご、ごめんなさ…。
あ、っ、ユリアン。
[申し訳なさそうな顔が一変して、嬉しそうなものへと変わっていったが。
彼から感じる穏やかでない雰囲気に、心配そうに見上げる。]
…どうしたの?何かあった…?
[ユーディットの大声にそちらに顔を向けた後、二人のやり取りに笑みを浮かべ]
まあ、場合によっちゃあんな風に怒鳴られる事もあるかもだしよ?
[冗談めかした後で、ティルの問いに小首をかしげ、数秒後に何か勘付いたらしく]
…どうした探偵ごっこか?
まあ、別にかまわねーけどな。
俺はこの宿に居るとき以外は大抵は家で寝てるぜ。
酒かっくらって帰るから、何かで目が覚めるまではぐっすりって奴だ。
…もっとも証明してくれる奴も居ないけどな。
お袋もどっかに連れていかれちまったしな。
[そう答えてから、少しだけ視線を外しティルを避けるように煙を吐きだした]
[笑う幼馴染姉弟には、一瞬だけジト目を向けたかも]
……状況はわかってるよ、嫌というほどね。
本当にすまない……迂闊だった。
[捲くし立てられる言葉に、静かに返し。
諭すような言葉には、頷いて。
最後の、抑えた問いに思わず右手を後ろに回したのは、多分無意識]
ああ、まあ。
丁寧な扱いは受けられなかったけど、大事はないよ。
[空腹と先程の自警団の言葉に不機嫌さを撒き散らしながら─と言ってもいつものように無表情なのだが─、広場を横切り宿屋へ向かおうとする。
と、横からの衝撃に少したたらを踏んで、ぶつかって来た人物に視線を向ける。
それは半ば睨むようなものになりかけたが、ぶつかって来た人物が誰なのかに気付くと、直ぐに掻き消えた]
…イレーネ。
……いや、さっき自警団の奴に捕まって。
[何か、と聞かれて不機嫌である原因を簡潔に話す。
その中には襲われたギュンターのことや、技師が戻ってこないことも含まれていただろう]
この世は何から成った塔か?
怒りだよ。
怒りは出来るものではなく溢れるものだ。
全てに内在しているものだ。
だからこそ鎮めるためには祈らねばならない。
祈りは流出を止める。
止めなければ……影は満ちる。
[アーベルに向けても返しつつ、持ってこられた酒瓶とグラスを見]
「このパンは私の体であり、このワインは私の血である」
[食せよ! とは宣言するよう高らかに言い]
聖餐。
神を食すのもまた、祈りでありしか。
そうかー。
やっぱり、先生でも怖いのかー。
[なにやら、うんうんと見当違いに頷いている。
後半の言葉には、些か神妙な面持ちで答える]
……笑わない、かな。
先生の言いたいことも、分かるつもりだから。
だけど、先生。
きっと、私の言葉のほうが、笑われる、かも。
[少しだけ、恥ずかしそうに目を伏せる]
人間でも、人狼でもさ。
人を殺す手段はあるんだよ。それは怖い。とても怖い。
―――けど、それでも私はやっぱり、人間も、人狼も、仲良く暮らせないのかなあって思うんだ。
だって、もし、ギュンターのおじいさんの言う私達11人の中に人狼がいるとしたらさ。
それは、今までずっと一緒に仲良く出来ていた人達なんだから。
……私、変かな?
[そこまで言って、ようやくオトフリートが自分の左手に触っているのに気づいた。
嗚呼。痛みは続いているのに。感触は、もう、無い]
ヒトなぞ、餌(エ)に過ぎん。
何を恐れることがあろうか。
[鳶色の瞳が僅かに紅く輝く。
長らく抑えていた享楽の感情、狂気に囚われた彼には恐れの感情が欠落していた。
己の力への過信。
果たしてこれはこの先どのような影響を及ぼすのか]
[ジト目を受けても、にっこりと笑みを返した。
眺める眼差しは、何時もの面白がる様子より、若干ながら微笑ましげだった。
それも、ブリジットの高らかな声を聞きとめ、潜められたが]
先生の言う祈りとは、如何にも難しい。
祈りとは即ち、願い、望む事か。
それだけで良いのか。
ええ…ええ。
分かっておりますよ、エウリノ。
[阿るかのように囁き返す。
だが目の前にいる少女という楔に力の気配はか弱く揺れる]
恐れるならば食らえばいい。
力を。より一層の力を。
[その言葉には勢いというものが圧倒的に足りなかった]
そうだね。ユーディ姉ちゃんに怒られるのは、俺も怖いや。
[エーリッヒとユーディットの様子をみて、またくすりと笑って。
少しだけまじめな顔になって、ハインリヒの方を向く]
そっか。おっちゃんは家で寝てたんだ。そして証明する人はいない、かー。
[連れていかれたという老母の話を聞けば、少しだけ顔はゆがむが、すぐに戻し。
左手でぼさぼさの頭を軽く掻いて、頬を膨らませ口を尖らせる]
探偵ごっこって言われるとアレなんだけどなー。
だってさ。狼みつけないと、俺たちみんな…ギュンターのおっちゃんみたいに、喰われちゃうんじゃないの?
だから、気になる人からは、色々話を聞いてみたいんだってば。
おっちゃん自身は、そーいう気持ち、ないの?
団長さんの事は見たけど…工房の人も…?
[戻ってこない人は何処に行ったのか。
思いつくものは、あの赤を見た後の今は一つだけで。]
…そのうち、帰ってきてくれるよね。
ユリアン修行、まだ途中なんだし。
[目を伏せると、視線の先には小瓶の中で揺れるオパールがあった。]
あ、ごめん。宿に行く途中なんだよね。
私も行こうと思ってたから、一緒に行こ?
さっきユーディットさんに、一人で居ないほうがいいって言われたし…。
[そう言いながら、宿へと歩いてゆく。]
[アーベルの声や、周囲からの微笑ましいものを見る視線には頓着せず。エーリッヒが再び素直に謝る様子を確認すれば、ようやく表情を緩めた。]
判ったなら、良いんです。
私も怒鳴ったりしてすみませんでした。
[立ったまま、深々と礼をする。その視界の隅に、エーリッヒが手を後ろに回したのをちらりと見て取って]
……そうですか。
[問いに対する返答にはそう返し、納得した様子
を見せるも、さっ、とエーリッヒの右手首を掴んで前に出させた。案の定そこにあった痣に、眉をしかめる。]
……本気で実力行使に至るのも、時間の問題でしょうか。
[聞き取れないぐらい小さな声で呟いて。]
あとで、きちんと手当てしましょう。
[エーリッヒにはそれだけ言った。]
崩れてしまった塔は塔ではない。
ならばそれはどう呼ばれるべきか。
それは何であるべきか。
――恐怖だよ!
崩れた塔は恐怖の象徴であり、証明であり。
そしてそれ自体でもある。
だから人々は塔を造り直さすにいられなかった。
塔が恐怖を含有しうると知りながら。
故にこの世も塔であるのかもしれない。
恐ろしい事だ。
[フルーツで積み上げた塔を突付くとそれはいともたやすく崩れ。崩れたそれを積み直しながら、ノーラからアーベルに視線を移し]
祈りとは願う事だ。望む事だ。
加えて、頂に登る事だ。星を仰ぎ、薪をくべる事だ。
[やはりどこか抽象的な調子で。アーベルがノーラに話しかけるのを見、そのまま宿の中を一望した]
[虚をつかれた。
呆然と、ミリィの顔を見つめる]
ああ、それが出来るのなら。
[ようやく絞り出すように出した声は掠れて]
変などではありません。
それが成せるなら、どれほど良いことでしょう。
貴女も私も、恐怖に震えなくて済む。
誰かの死を願わずに済む。
[ゆるりと浮かべた笑みは、どこか泣きそうだったけれど]
…ミリィ?
……貴女、この手。
[す、と翠が真剣な色になる。
感じた違和感に手を掴む力が増した]
エウリノ、でも気をつけて…。
人間は数が多いから…。
[慢心する主である存在に、心配そうにかける言葉は、ゲイトというよりはイレーネのそれに近い。]
けれどそれは夢物語だ。
なぜなら、今も。
[喉の奥に残る苦味と共に]
渇きを癒したはずの今も。
私はそれを求めている。
まあ、怒鳴られて文句を言える立場でもなし……。
[どうにか場がまとまった事に、ほっとしたのも束の間。
結局右手は隠し通せず、やれやれ、とため息をつく。
ごく小さな呟きははっきりとは聞き取れなかったものの、似たような予感は恐らく抱えていて]
……ああ、戻ったら、頼む。
[短い言葉には短く、返すに止めた]
ん……。
工房をずっと空ける人じゃなかったから、戻ってくるとは思う。
ご丁寧に俺の作業場に原石山積だったし。
その加工のために戻ってくるはずだよ。
[イレーネとの会話で不機嫌さも粗方払拭される。
幾分穏やかな心持ちで、宿屋に行くと言う言葉に頷いた]
一人で……そうだな。
何があるか分からないし。
[返しながら、共に宿屋へと向かった]
/*
こっそり提案。
このままなら、村内時間は24hで襲撃は深夜等に、ではダメですかね。まとめサイトで提案するということですが。
[ちょっとだけ目を細めてボサボサ頭を軽く撫で]
…茶化して悪かったな。
俺よりお前のがよっぽど立派っだぜ?うん。
俺は…犯人…ていうべきか?これは。
まあ、人狼でもなんでもいいんだが。それを探すってのはどうすりゃいいのかわかんねーからなあ。
…なるべくひでー目にあわずにこの騒ぎを終わらせる方法を考えちゃいるがな。俺だけじゃなく。
怒りにより造られた塔は、崩れれば恐怖と成る……ね。
[ブリジットにより語られる言葉は、矢張り意味が掴み難い。
頂とは何処か。星を仰ぐ事に意味は在るのか。薪とは――何か。
幾つもの疑問にははっきりと答えは出されない侭、けれど、それ以上、問いを重ねる事はしなかった]
[一度覚えれば求めずにいられない。
あの芳しき香りを。甘美なる味を]
欲シイ。
[だが、今目の前にいる少女を襲おうとは何故か思えなかった。
凝る熱に冷たく打ち込まれている楔は彼にとって幸か不幸か]
[ロストと、その奥から聞こえる親友の声をぼんやり聞く。]
…みんな人狼様を信望すればいいのに。
[本気でそう思っている少女は、父親の教育の賜物か。骨の髄まで狂える信徒へと成り果てていた。
10の少女をここまでにした、父親は褒めるに値するか。]
喰らえ、喰らいまくれ。
そのための餌はそこかしこに居る。
ロスト、惑うな。
躊躇いは己を殺すぞ。
[はきとした、語気の強い言葉。
言葉に勢いの乗らないロストの声に、鋭く声を伝える]
数が多いのは確かに厄介だ。
だったら。
その数を減らしてやれば良い。
[正体を見破られる前に。
己を案じるゲイトの言葉は心地良かったが、エウリノの考えは変わらない]
私はね。
誰かを殺すための話し合いはしたくない。
仲良くするための話し合いがしたい。
やっと。それに気づけた。
きっと、人狼の人達も怖いんだよ。このままじゃ、また罪を重ねる。
だから、もしイレーネに人狼を見つけてもらったなら、なんとかしてあげたいって、そう、思うんだ。
苦しいことは、一緒に背負って、
楽しいことは、共有していく。
それが、みんな仲良くするってこと。そうだと思う。
[言い終えると、オトフリートが真剣な顔で、ミリィの左手を掴んでいる姿が見えた。
思わず、ちょっと罰の悪い顔で茶化してみる]
あやや。先生。痛いよ。
乙女を扱うときは、もっと慎重にってね。
無理はしてないよ。
心配事っていうのなら、ノーラ姉の事になるかな。
ただ、伝えておきたい事があって。
[ノーラへと意識を戻した時には、浮かぶのは薄い笑み。
他者に向けるものよりは、柔らかいものではあったが]
俺がいなくなったら、
ユーディットか――もしかすると、ゼーナッシェさんを疑って。
今の段階では、ね。
イレーネは少なくとも、人狼じゃない。
力を本当に持っているのかは、分からないけれど。
[表情は変わらぬまま、声だけを潜め、ノーラに囁くように言う]
[エーリッヒの言葉に微かに頷き返す。
そこでようやく、酒場に集まっている人々の様子を見渡す余裕ができた。
昼間、置いていくような形で別れたティルがその場にいることにまずほっとし、次にフルーツタワーを積み直している(一度崩したのだろうか?)ブリジットの様子に目が留まる。
その表情は常と変わらないものに見えたが、昼間オトフリートが言っていた『聴こえる』という現象についてはやはり気になった。
この場にオトフリートが居ない以上、本人に聞き質すのが筋なのだろうかと若干思い悩む。]
[“逆”の事も、考える。
姉がいなくなった場合の事を。
そうしたら矢張り、彼らを疑うだろうか。
疑う――?
果たして、その言い表し方は正しいのか。
何処か遠く、そんなことを考えた]
…本当に、貴女は強い。
[言われた言葉に小さく呟く。
けれどその顔は笑みを浮かべずに]
ああ、失礼をしました。
けれど本当に痛いですか?
痛かったら反射的に手を引くと思うのですけれどね。
[力は殆ど緩めない。医師としても見逃せないというところか]
…退屈しないように置いて行ってくれたのかな。
[そういいながら小さく笑って。
そうしていればお互いに容疑者であるという事も忘れてしまう。
会話と調子は、普段なされるそれと大差がなく。
表情は変わらないものの、ユリアンのささくれだった不機嫌が段々消えていくのがよくわかった。
変わらないものが、嬉しかった。]
…ね、ユリアン。
[もうすぐ宿屋という所で、少し手を取引止める。]
ユリアンは、誰が人狼だと思う?
[じぃっと、見上げて尋ねてみる。
瞳の奥は、何か確かめるようなものを含んでいるようで。]
それだけ。
俺が心配するどころか、
ノーラ姉に心配かけるような事言って、ゴメン。
でも、こんなときだから。言っておきたくて。
[脳裏を過ぎった、別の可能性。
されど言葉を重ねる事はせず、姉から離れ]
碌に食事してないし、何か作ってくる。
[何時も通りの調子で、*カウンターへと向かった*]
[頷き返すユーディットの様子に、取りあえずほっとした様子になり。
こちらも、いつの間にか集まってきていた面々を見回す。
緑の瞳は、どこか静かに。
右の手は、ここの所癖のようになっている姿勢──左の腕を掴む、という形に自然、落ち着いて]
ううん、考えるより聞いたほうが早い。
[しかし割合あっさりと結論は出て、エーリッヒに「すみません」と声をかけた後、ブリジットの席へと向かった。]
あの、ブリジットさん。
ちょっとお尋ねしたいことがあるんですが。
その……聴こえる、っていう話のことで。
…アーベル?
[弟の言葉に幾度か瞬いて、思い至るのはそのひとつ。]
そう、姉さんに加護があったように、あなたにも…。
[小さく頷く。]
イレーネちゃんは、偽者かもしれないけど、少なくとも狼じゃない…ってことね。
何故判ったのかまでは聞かないわ。
姉さんに聖なる痣があったように、あなたもなにかを与えられてるかもしれないもの。
…で、ユゥちゃんに…お医者先生?
[どうして?と小さく問う。]
俺もどーしていいか、さっぱりわかんねーからなぁ。
とりあえず、何でも下手な鉄砲数打ちゃあたる、だっけ?何でもいいから、やってみようかなーって程度だけど。
…子供だからって、足手まといとか、言われたくないし。
[最後の一言はぽつりつぶやくように言って、改めてハインリヒの方を向く]
ひどい目にあわないように終わらせる、かぁ。…そうできたら、いいよね。
何かいい案思いついたら、教えてほしいな。
[笑いながら、そう伝えた]
……お蔭で朝昼、飯食いっぱぐれたけどな。
[再び不機嫌な雰囲気を纏う。
しかしそれは先程のものとは少し違い、軽いもので。
普段時折愚痴を言う時のそれと同じものだった]
ん…何だ?
[手を取られ引かれると、歩みを止めてイレーネへと向き直る。
そして訊ねられる言葉にしばし考え込んでから]
……俺は、他の連中と普段深く話したりしないから、細かい変化とか分からない。
容疑者と呼ばれ始めてからも、専ら仕事してたから、他の連中ともあまり話してないし。
誰が、とははっきり分からない…。
けど。
少なくとも、イレーネが人狼だとは思ってない。
[最後の言葉は真剣に、イレーネの瞳を見つめて言葉を紡いだ]
エウリノ…。
[高揚する主を好ましく思う心と、その身を案じる心とが、胸の中にあった。
己がこの世界で熱に浮かされず、冷静であるのはこの為かとも思う。]
うん、減らせばいいだけ。
その為に必要な事。
視るもの。
聞くもの。
護るもの。
追い詰めないといけない。
邪魔する人は、殺さなきゃ。
[淡々と紡ぐ。]
…死ぬ気はありません。
[エウリノの言葉に返すは力を戻した声]
一対一であれば、そう遅れをとるものでもありませんしね。
端から消していけば良い。
恐怖につけこみ、疑心の間を縫って。
血肉を食らって己が力を高めてしまえばいい。
[力強いエウリノの言葉に引き寄せられるように。
燠は再び熱を放ち始める]
……うん。痛い。
じんじんするよ。
手を引っ込めないのは……先生だから。
[嘘ではないが、本当でもない。
感覚は無く、ただ、痛覚のみが感じるのだが]
[宿の中を見渡した際、ユーディットの視線に気付いたようで。塔を積む手を一旦止めて歩いてくる様子を眺める。やがて傍に来て話しかけられれば、何だね、と言った後]
――ふむ。
聞こえる事について、かい。
何でもよい、聞きたければ聞きたまえ。
[頷いて片手で前の席を勧め]
[ティルの言葉に頷きながらも]
あー、なんか思いついた時はきっちり教えてやるから、情報料はらえよー?
ただ、まああれだ。鉄砲で撃ちまくった先に何がいるかもわかんねーのも確かだからな。
色々首突っ込むのはかまわねーが、引き際は心得とけよ。
ん、ああ……。
俺は、気にしないでいいから。
[ブリジットの方へと向かうユーディットに、軽くこう返す。
現場を立ち去った後の様子は知らなかったから、何かあったのか、と首を傾げつつではあったけれど]
/*
表とかに手一杯で提案にのれずスミマセン;
ええと、明日まとめてよりはそっちの方が楽というか、区切りがいいのかな。
引き出しはみんないっぱいあるよねと信じながら(いや自分はあんまりないからどうなるかワカンナイけどねとかそんな(ぁ)
[席を勧められれば、礼を言って腰を下ろす。]
何でも。それじゃ、えーと。
[机に転がっている林檎を何となく手にとって、包み込むようにしながら話し出す。]
……オトフリート先生から、貴女は何かが聴こえるのだ、と聞いたんですけれど。
何が、聴こえるんです?
[じっと、正面からブリジットを見つめる。]
イレーネさんと同じ力を持っている……ということでしょうか。
…ミリィ。
[篭めていた力をゆっくりと抜く]
すみませんでした。
ですが、嫌かもしれませんが、やはり包帯をしておきましょう。
少しでも傷が隠れるように。空気に触れて痛まないように。
[言いながら手にしたままだった鞄を見る]
貴女が辛い思いをするのは、私が、嫌です。
そうだ。
邪魔する者は全て消せ。
俺らの手だけでなく、連中の手も使って。
混沌を呼び込み、狂乱を巻き起こせ。
疑心を植え付け、偽りを真とせよ。
連中を絶望へと貶めよ!
[高らかに声を張り上げる。
その声は至極愉しげなもので。
声に力を戻すロストに、笑みが深まった]
そうさ、何もまとめて相手する必要は無い。
一人ずつ喰らい、力を蓄え。
そうして血塗れた宴を愉しんで行けば良い。
そっか。
[分からないというユリアンに、残念だとかそういう事もなく。ただユリアンらしいなと素直に思う。]
私も、分からない。
信じてる人は、…二人だけ。
[それが誰、とは言わなかったが。ユリアンの手を取るその手に微かな力が加わった。]
ユリアンにそう思ってもらえるのは嬉しい。
大丈夫、私は。
[きっと、ここに集まった誰もが同じ台詞を言うだろうけれど。]
私は、人狼じゃないから。
[そう、いつもの彼女らしい微笑みをみせてから、宿の中へと入っていった。]
『狂い、踊れよ。
虚構の中に真実を隠し。
表と裏を使い分け。
疑心を生み。
猜疑の種を撒き。
混沌を齎し。
そしてこの地に血の宴を。』
包帯。
[思わず、復唱した。
それは、この傷が見えるたびに、ずっと、あのときのことを思い出すということ。
だけど―――それに、今更何の意味が無いことは知っていた。
だから]
うん。分かった。
痛みはあるけど、血は出てないからあまり意味無いかも知れないけどね。
[と、素直に頷いた]
……ん?
[そして、唐突に何かに気づく]
せんせ、せんせ。
私が辛い思いをするのが、嫌だってのは、どういう意味?
[ちょっとだけ期待を込めて、聞いてみた。少し、顔がにやけてる]
宴を。殺戮の宴を。
[表に浮かぶ意識と乖離した熱は、鮮やかな色を帯びる]
場を作り出したのは彼ら。
ならば共に踊っていただきましょう。
狂乱の舞を。
死の舞踏を…!
[それは彼の奥深く、燻るように熱を高めてゆく]
うんうん。引き際ね。わかったよ。おっちゃんありがとー。
[本当にわかってるのかわからない、軽い返事を返す]
[情報料という言葉に、思わず懐の財布に手を触れ]
えー、お金とるんだ…お酒1杯くらいで、いいかな。
[ごまかすように*笑った*]
[それぞれの会話をぼんやりと聞きつつ、考えを巡らせる。
忘れようにも忘れられそうにない、紅の痕。
あれをなしたものがこの中にいる可能性は、やはり信じ難くもあり。
しかし、目の当たりにした『現実』は、重くもあり]
……何れにせよ……か。
[零れ落ちる、小さな呟き。
無意識、右の手に力が篭り──痣の浮かぶ手首が、微かに痛んだ]
[答えをあげられないことに済まなそうに頭が垂れる。
しかし続く言葉と加わる手への力に、ふ、と視線を上げた]
……ああ、信じるよ。
[イレーネからの笑みに、ほんの僅か笑みが浮かんだ。
彼女には信じる者が二人居ると言う。
己には誰が居るだろうか。
おそらくは己自身と、目の前の少女だけだろう。
他の者を無条件で信じられるほど、付き合いは深くなかった]
[イレーネが宿に入るのに続き、己も足を踏み入れる。
浮かんだ僅かな笑みは当の昔に消え去っていた]
全ては主の心のままに。
[熱帯びる二人の主に、ゆっくりと拝する。]
そう、この結末を、血を呼び起こしたのは人自身。
エウリノも、ロスト様も、そっとしておいてくれれば何もしなかったのに…。
人は、なんて、愚かなんだろう。
[冷たい声が静かに響く。]
[姉の問いには、明確には答えず。
ややして、店内に戻って来ると、ハインリヒとティルという、年の離れた組み合わせへと歩み寄る]
そっちは食事、何か要らないの?
[エーリッヒに訊かない理由は、言わずもがな]
何が。
呼び声が、意思が、聞こえるのだよ。
残骸の欠片が。
[ユーディットの瞳を見返しながら、曖昧に答えるが、イレーネの名が出ると少しく思案した風で。相手の掌に包まれた林檎を一瞥してから、ぽつりと]
……イレーネとは、違う。
私を呼ぶ声は地からの物だ。呼び声は、残骸の物だ。
残骸の……死者の、声だ。
私には死者達の声が聞こえる。
[常にはない具体的な言葉を紡ぐ。また相手と合わせる視線は、真っ直ぐながら虚ろな物。およそ普段通りにも見えるだろうが]
常態であった。それでも常態ではなかった筈なのだ。
だが…… 塔は崩れてしまった。
投票を委任します。
画家の卵 ミリィは、医師 オトフリート に投票を委任しました。
いらっしゃい。
[訪れた二人へと、視線と共に声を投げる]
大分、揃って来たかな。
ゼーナッシェさんは診療所として……
ミリエッタの姿、見てないけど。
知ってるのかね。
…でも、出会えたことには感謝するべきなのかもしれない。
[ぽつりと呟いた。
もし一生人狼と会えなかったらどうしようとは思っていたから。
その為に、村を出ようと思ったこともあった、が。]
…運命の巡りあわせ、か。
[視線は、エウリノを見ていた。]
[食事について問われない事には、気づいているのかいないのか。
それでも、新たにやって来た人の気配にそちらを見やり、や、と短く挨拶だけは投げて]
[新たに入ってきた二人に挨拶をしつつ、歩みよってきたアーベルの問いに答える]
あー、俺はとりあえず鶏肉のサンド。野菜抜きで。
後、ビールな。ビール。
しっかし、商売熱心な野郎だな、お前もよ。
[テーブルの上に代金に見合った金額を置きながら苦笑する]
っはは、良いぞロスト。
そう、この状況を作ったのは奴らだ。
封鎖なぞ考えなければ、俺だって何もしなかった。
今までも何もせずに来た。
ずっと抑えて過ごしてきたと言うのに。
この村を気に入っていたから、住み続けていたいと思ったから。
村人には全く手を出さずに居たと言うのに!
[荒げた声は悔しげな感情も混ざり。
苛立ちが精神を支配した]
はい、それでは。
[鞄を開ける。
取り出していた道具を、つい落とした]
失礼。
…それは、その。
[目が泳ぐ]
貴女は命の恩人でもありますし。
大切なお嬢様ですからね。
[僅かに弾む声には軽く口元に手を当てて。
誤魔化すようにそう言うと、手際よく包帯を巻いてゆく]
認めるわけにはいかない。
[押し殺すように]
彼女を守りたいのならば。
[溢れ出ようとする想いを、無意識下で押し止めようとする]
[宿に入ると、人がいることにほっとした。
全員容疑者という括りではあったが、それでも誰も居ないよりは良いように思えた。]
ミリィは…少し前まで家にいたよ。一緒だったから。
…お医者先生、様子見に行ったのかな。
[アーベルには、そんな事を応えた。]
[そして一度、宿の中を見回して、いる人の顔を確認する。]
[宿屋に入れば居る面々に会釈を返し。
空いているテーブル席へと腰掛ける]
…先生もミリィも俺は見てない。
工房に籠りっきりだったし。
[アーベルに返しながら、いつもの、と料理の注文]
残骸?
[顔を顰める。
ブリジットの話は難しい……酷く難しい。
だからいつも、半ば理解は諦めて聞いている。
けれど、これは大切なことなのだろう、そう思ったから。
身を乗り出すようにして、紡がれる言葉を懸命に聞き取った。]
イレーネとは、違う? 残骸?
[そのうち、具体的な、判りやすい言葉がその耳に届く。]
死者の声。死んだ人の声。
[それはまた何かの喩えなんですか、と尋ね返そうとして、
昼間のブリジットの叫びを思い出す。
そう、あのとき丁度、ギュンターの死亡が確認されたのではなかったか。]
もしかして、ギュンターさんの声も聞こえていたんですか?
嫌だな、
食わなきゃ生きていけないんだから、心配してるんですよ。
[ハインリヒの苦笑に対して、嘯いてみせる]
人を喰った後だって言うんなら、話は別ですが――
[笑えない冗談、とも本気とも取れる台詞。
注文に了解の意を示して、置かれた代金を受け取った]
まあ、熱心なのは認めますが。
生きる為には金が必要ですからね、売上ガタ落ちですし。
野菜も食わないと、肉食動物と間違われますよ。
[女将へと注文を伝え、先にビールを置いた。ティルにはジュースを]
[虚ろな瞳には気付かずに]
塔が崩れた……。人狼が動いたから、という意味ですか。
[呟くように尋ねたところで、ブリジットの挨拶にふっと扉に目を向ける。こんばんは、と入ってきた二人に挨拶をした。
再びブリジットに向き直る。]
人狼の御伽話に、そういう力を持つ人が出るんですね?
死んだ人の声は……。何を齎してくれるんでしょうか。
そう。
握っていた手綱を切ったのは彼ら。
本当に愚かしい。
[一瞬のそれはすぐに消えて。
クツクツと嗤う気配が流れる]
けれど同時に愛おしい。
我らを楽しませてくれるその愚かさが。
エウリノ。
[荒ぶる声の傍らに、添うように冷たい意識が佇んだ。慰めるように。
村を気に入ったという言葉が嬉しかったのは、そっと内にしまう。]
ああ、そうなんだ。
篭りっきりだったりするのかな。
[注文を伝えに行く間に返ってきた答え。
ユリアンを見て、其方さんみたいに、などと言いつつ]
まあ、その方が――
被害者なら、安全なのかもしれないけど。
[注文には、はいはい、と二度の返事]
イレーネは?
また、ユリアンと同じ?
ありゃ。
それは残念。
[言葉とは裏腹に、あまり落胆した様子は無い。
包帯は、そんなことを言っている間に、見事に巻かれていった。
綺麗に巻かれた左手を見て、ほー、と唸る]
さっすが。たいしたもんだね。
わたしゃ、嬉しいよ。
……思えば、昔から先生には色々とお世話になってるなあ。
―――そうだ、せんせ。
お返しに、私から先生に幸せのおまじないかけてあげる。
その準備、見られると効果無いから、ちょっとだけ目を閉じてもらってもいい?
[ロストの意識は人間と自分を分けて考える。
オトフリートの意識は人間と自分を同じに考える。
その軋みは狂乱の気配に紛れて]
[アーベルにこくと頷いた。少なめにと一言付け加えて。]
あ、でも。その前に…。
[注文を取って去ろうとするアーベルに、というよりは近くに居る人らに向けて。]
…一人、視てきたの。
[何をと、誰をは、まだ言わない。]
これが仕事ですからね。
…昔から?
[使った道具を片付けながら軽く首を傾ける。
だがすぐに笑って頷いた。この年頃の少女にとってはこの半年だって短くは無い時間だったのかもしれないと]
なんでしょうか。
ええ、分かりました。
[鞄を閉じ、言われるままに目を瞑る]
[アーベルの冗談?笑いながら受け流す]
どーだろなあ。少なくともお前みたいな奴を「人を喰ったような性格」とは言ったりするぜ?
野菜ばっか喰って羊と間違われるよりはマシだろ?
なにせ狼が居るらしいからな、今この村にはよ。
[ビールを半分程一気に飲み干しゲップ交じりにそう語る]
先生?
絶対、目を開けちゃ駄目だからね?
[オトフリートが完全に目を閉じたのを確認すると、ミリィがほんの一瞬だけ、その唇に、自分の唇を重ねた。
そして、照れくさそうに笑う]
―――えっへっへ。
乙女が、一生に一度だけ使える、特別なおまじない。
これで、先生は何があっても、絶対大丈夫だよ。
そう、聞こえていた。
自衛団長殿の声がはっきりと聞こえた。
はっきりとは語弊かもしれないが。
モザイク状の……赤いモザイクだ。モザイクの中の赤だ。
[ユーディットの問いにはその度頷いて]
塔が崩れたから。そうだ。
突然で取り乱してしまったが。
かつての形態……
嗚呼、聞こえていたよ。声が。
……聞こえている。
[訂正するような言葉は小声で。何を齎すかと言うのに]
何を齎すか。意義は。証明か、視界か。
意味は。救済か、罪責か。
力とは。神の子のワインかペルセポネーのザクロか?
[聞く形でありながら、真に答えを求めているようでもない様子で。グラスの中、血のような色をした液体を揺らした]
……ミリィなら、籠ってる可能性あるんじゃないかな。
絵、描いてるとしたら、だけど。
[可能性だけをアーベルへ返し。
隣でイレーネが紡ぐ言葉に視線をそちらに向けた。
視てきた、と聞き、何を言うでもなく静かに見つめる]
[寄り添ってくる意識を荒れた意識のままだが優しく受け止め]
…ずっと人として暮らそうとしたのを壊したのは連中だ。
その報いは受けてもらわなければならない。
報復し、狂乱を楽しみ、全てを喰らう。
対抗出来るものならしてみろ。
抗いは多い方が、狩る愉しみも増える──。
[荒れた雰囲気から一変、再び愉しげに笑いを漏らした]
了解。
[ユリアンの示した可能性には、頷きのみを返して、席に着いた二人から数歩離れ、奥へと声を投げかけた後に、イレーネの言葉を聞く]
へえ。
[自ら結果を問う事はせず、周囲の反応を待った]
俺らの影を被せるには、あの小僧では役不足だろう。
人と判じて──後で喰らってしまえば良い。
贄となりし者は他にも居る。
[ゲイトの問いに簡潔に言葉を返した]
構わない、かと。
[かなりの動揺が赤い世界へも押し寄せた。
ゲイトへの答えはそれこそ人形を思わせる平板な囁きとなる]
[視てきた、というイレーネの言葉に、視線をそちらへ向ける。
見極めるものと名乗りを上げた少女。
向けられる緑は、静かな光を湛えて。
それと共に、左腕を掴む右手にほんの僅かに力がこもったのは、近くにいたなら見て取れるだろうが]
人だなんて。
そんな美味くなさそうなものより、獣を喰いますね。
[ハインリヒの指摘を受けても、浮かべた笑みは絶やさない]
羊と間違われて狼に喰われるのと、
狼と間違われて人に殺されるのと、
何方がマシでしょうね。
間違いでない可能性だって、ありますが。
俺も、飲もうかな。
[やがて出来た食事と、ついでに酒――ワインを持ってきて、器に注ぐ。仕事中だという自覚は、この状況に置いてはあまりなさそうだった。
周囲の会話を聞きながら傾けたグラスの中、琥珀色の液体は、*仄かに煌めく*]
/*
うわー、うん。
おまじないの時点で予想しなかったといったら嘘になりますが。
そもそういうつもりで動いてはおりましたが。
…展開早いなー。
もうこのまま逝っていいんじゃないでしょうか(爆
[中身は動転してキョドってます]
……やだ、もう、せんせ、そんな顔されたら照れるじゃない。
ただの、おまじないよ、お・ま・じ・な・い。
[言いながらも、嬉しそうに赤面する]
……わー!もー!
顔見てると、こっちまでドキドキして止まらないよ!
さ、さあさ!
私は、絵の続き描かなきゃいけないから、せんせは患者さんの様子でも見に行かなきゃ。
大丈夫。
もうちょいしたら、終わるから。
その後は、みんなのところに篭ることにするよ。
そう、なのですか。
死んだ人の声が聞こえている……。
[いつもの戯言のような内容。
いつだったか、預言についてひとしきりブリジットが叫んでいたことを思い出す。
しかしあの時とは様子が若干異なっている。
それははっきり感じられた。]
[手の中の紅い林檎を弄ぶ。
それと同時に、ブリジットの紅いワインが揺れる。]
死んだ人が何かを教えてくれるなら……。
もし、死んだ人が何か言っているならば……。
そのときは、教えてください。
[続いていたブリジットの問いには首を傾げる。]
難しいことはわかりません。
でも、それが私たちの助けになってくれればいい。
そう思います。
あ、はい。
おまじない、ですね。
[頭の中はまだ混乱している。
自分の顔が赤くなっていること位は自覚もしているが]
その、ありがとうございます。
いやでも、一人では危ないですから。
誰か頼んで来てもらえるように言っておきますよ。
[早口で喋りながらギクシャクと立ち上がる]
私は…頭を冷やしてきます。
それでは。
[パタンという音を立てて、扉の向こうに消えた]
/*
ですよねー<消滅フラグ
そのまま私がCOしてゆく流れで丁度良いかもしれません。
エルザ襲撃は一晩様子見でいいでしょうか。
うーん、エウリノが襲撃に行くなら別にありかなとも思うのですが。でなければ赤にも動揺見せたので、それこそ焚き付けてもらって襲撃するとか。
あ、発見描写は希望出します。ミリィの。勿論。
[自分の中で信じられる人二人。
それ以外の人の中から、自身の中の信頼の優劣と、ハインリヒの言葉、ミリィの言葉と、その他の何かを自分の中で昇華して出し、導かれた結論。]
…ティル。
[座ったまま、金髪の少年の、翠色の目を見上げた。]
ティルは、人間だったよ。
[そう告げる顔は少し複雑で。
良かったと言うべきかも、悪かったと言うべきかも分からなかった。]
/*
あ。ミリィ(処刑)描写が早めに出るようなら。
こちらがアッサリ狂っておくのもありでしょうかね。
複数襲撃しないのは彼女のおまじないのおかげとか(ぉ
……。
[にやけ面のまま、しばらくぼーっとしていたが、やがて]
いやーん!
ついにやっちゃったー!!
せんせの唇柔らかいー!!
[ごろごろと転げまわる。
が。
不意に、包帯の巻かれた左手が目に入ると、途端、その熱は冷めていく]
―――ああ。
やっぱり。
包帯じゃ、拘束できなかったのね。
[包帯の下から、何も障害がないかのように立ち上る透明な何か。
人はそれを―――魂と呼ぶ]
ああ。変容が訪れし時には。
私は結果を伝えよう。
その上で信じたい者は信じればよい。
信じたくない者は信じなければよい。
光明であれば。望ましい事だ。
塔に何が含まれていたか。
詳しいところは瓦礫を調べなければわからない。
――怒りの半身が影でない事を祈って!
[宣誓のように言った後、ユーディットの持つ林檎を再び見て]
刑となりたる善、かね。
[呟く。それから、く、とワインを飲み下した]
/*
私もその意味で考えていました<襲撃無し=重ねる
向こうを処刑として通して、襲撃は別にあるだと流れが滞らないかなとか。
…結局食べられない運命のようです(爆
―――。
[小さくため息]
……さ。
せめて、終わる前に、完成させなきゃな。
あの絵。
[少しだけ、唇に残っている感触を反芻させながら、ミリィが絵の続きに*取り掛かった*]
[完全に上の空のまま、宿の扉を開ける。
そこに居るのが誰なのかも分かっていない様子で]
…何でも良いので、飲み物をください。
[滅多に座らないカウンターの端に腰掛けた。
先日、ギュンターが座っていたのは逆側だったが]
[アーベルの返答には全くの真顔でさらりと応える]
ど っ ち も お 断 り だ な。
重ねて言えば。
…狼と間違えて人を殺すのも…な。
[最後の一言はぽつりと呟いて]
おお。お前も飲め飲め。
なんかが口に入ってりゃそのへらず口も暫く休みにゃなるんだろしよ。
[イレーネの告げた言葉に、少年と、少女とを見比べる。
しばしの瞑目。その表情は読めず。
ただ、開かれた緑の瞳は静かなまま。
ブリジットとユーディットの会話が一区切りするなら、一度戻る、と声をかけて]
…………。
[ふ、と零れ落ちるのは、何故かため息。
それは、予想される未来に向いたもの。
帰ったらやろうと思い立った事が、彼女の逆鱗に触れるであろう事が、*容易に察せられるから*]
ええ。お願いしますね。
信じるかどうかは……。
[やや沈黙し]
……まだ判りませんが。
貴女が本気で言っているってことは、判りましたから。
[頷いた。林檎への視線には疑問符だけが浮かぶ。
ふっと、背後で走った緊張感のようなものを感じ取り、そちらへ――イレーネの方を向く。]
[イレーネから紡がれた名前。
それは己にも馴染みのあるもので]
……そっか、ティルは、違うんだな。
[言いながら、視線がティルへと向かう。
安堵が胸に広がったが、常の無表情で表には出ず。
その直後に頼んだ料理が運ばれてきて。
しっかり空腹に負けて意識がそちらに*向かった*]
気付けになる方がいいです。
どうも。
[結局、滅多に頼まぬ酒を注文する。
呷る飲み方ではないが、一気にそれを飲み干した]
……はあ。
[大きく息を吐いた。
じわりと痺れる感覚が、逆に思考を呼び戻す]
/*
あれ、でもエリはまだアベが力あること知らんのだっけ。
カインが不思議な行動してたのと、感付き始めてるくらいだったかなぁ。
ノーラ喰ってアベちん激昂させたいかもとか思tt
/*
今のトコバファリン候補に近いけど、ノーラ妊婦さんは餌としては極上品かもと思ってもみた(ひどい
その上に黒だしとかしたらアベさんどうなるだろうk
…流石に食べれなくなるかw
まぁ喰わなくてもいいんだろうけど。
ロスト様がかっつり表出ちゃうから、ちょっと押さえておきたくもあるなーとも。
[ことりと林檎をテーブルに置く。周りに耳を澄ますことで、イレーネがティルを視たらしい、ということを知る。]
ティルが人間、か。
[何故か溜息が出た。]
これでひとつ、情報が増えた。筈なのに。
どうしてだろう……。
全然、すっきりしない。
[ちら、とグラスを傾けるアーベルに目を向ける。
アーベルも力を使えると言っていた。
じゃあもう誰かを視たんだろうか。
視るつもりなんだろうか。
それを聞きたくて仕方なかったのに、結局尋ねられていない。
ぼうっとしていると、エーリッヒの声が耳に入った。]
あっ、はい、私も戻ります!
[ばたばた、と慌しく立ち上がる。
やがてエーリッヒの背中を追いかけるようにして、夜気の中を飛び出していった。]
[戸が開く音にそちらを見遣り、やあ、と手を振った。届いたかどうかは怪しかったが。それからユーディットの視線を追うようにイレーネの方を見]
……ふむ。
[一度、ゆっくりと首を傾げ。空いたグラスに再びワインを注ぎつつ、宿を飛び出していくユーディットを見送った]
/*
あ、その方が良ければ、狂うのは後回しでも大丈夫です。
なにせおまじないもらっちゃいましたから(爆
でもその場合、後から思いっきりぶち壊してくれるとありがたいですよ、エウリノ(何
むしろ私を壊す勢いで(待
[立ち去る者にはジョッキを傾けて]
帰り道には気をつけろよー。
[と、言いつつ自分もそろそろ家に戻るかと考えて。家の惨状を思い出してため息をつく]
はぁ…ったく、なんでこんなめんどくせーことになったんだか。
[ジョッキを握ったままテーブルに*突っ伏した*]
[夜道を二人、並んで歩いていく。
民家の窓から漏れる明かりは細く、さぞや戸締りを厳重にしているのだろうと察せられた。
その代わり、空には星明りがきらきらと瞬いている。]
そうだ、エーリッヒ様。
ご報告するのを忘れていました。
[暫く歩いたところで、唐突に明るい声でユーディットが切り出した。]
私、ユーディットは、大変なことがわかってしまったんです。
[手を背中の後ろで組んで、少女がスキップするように跳ねて、
エーリッヒの前に出る。
そしてくるりと振り向いた。]
エーリッヒ様は人狼じゃありませんね。
そうでしょう?
[にっこりと笑う。]
娼婦 イレーネは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
引き込めるかい。引きずられるかね。それも摂理。
そう。天秤とはそういう物だ。
[それから暫くは時折独りごちながら、フルーツを食べたりノートに何か書き込んだりしていた*だろう*]
……考えてみたんです。
もし、エーリッヒ様が人狼だったら、って。
そうしたら……気付いたんです。
エーリッヒ様が人狼なら、ギュンターさんの遺体の第一発見者になっている筈がない。って。
そもそも、
[と、人差し指を高々と突き立てて。]
第一発見者というのは、疑われるものです。
疑惑の対象になりやすいものです。
そんなことはちょっと考えればすぐわかります。
そこらへんの推理小説にもよく書いてあります。
ですから。
もしエーリッヒ様が人狼なら、相当肝が据わった狼なんですね。
ですけれど、実際は。
考えてもみてください、エーリッヒ様ですよ?
大人しくて、お手伝いさんに怒鳴られただけで素直に謝ってしまうエーリッヒ様です。
朝早くに家を抜け出すときにも、こっそり、あくまでこっそり抜け出して、堂々と出ていったりはしないエーリッヒ様です。……主なんですから、本当はそんなの気にしなくてもいいんですけどね。
[ちょっとだけ、肩を竦めてみせた。]
そんなエーリッヒ様が、ギュンターさんを殺しておいて、とっとと逃げずにわざわざ大声を出して人を集めて自分が疑われるようにする、だなんて、そんな大それた真似できるわけないんです。
仮に、そう推理されると思ってやったことなら。
これはリスクが高すぎます。そもそも気付く人がいるかいないかわかりませんから。
ですから、それもないでしょう。
ここから、エーリッヒ様は人間である、と。
そう、ユーディットは推理してみたわけです。
……ご清聴ありがとうございました。
[微笑んで、スカートの端を摘んでお辞儀した。]
工房徒弟 ユリアンは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
[スカートを元に戻して、踵を返す。夜空を見上げた。]
もしプロの探偵がいたら、穴だらけの推理だって言って、笑うんでしょうね。……ええ、自覚はあります。
でも私は、……エーリッヒ様が人間だと確かに思ったんです。
それだけはきちんとお伝えしておきたくて。
……私は、エーリッヒ様を信じますよ。
[首だけ振り向く。
真面目な表情。それを崩して、また笑った。]
さ、急いで帰りましょう。
お腹が減ったんじゃありませんか?
[今日は何にしましょうか、と歌うように言いながら。
帰る道のりは*とても穏やかなものだった。*]
/*
…すみません、意識飛ばしてましt(爆
ノーラ襲撃予定了解です。
エルザも纏めてそこでいいのかなとか思ったのが通ります。
アベ君の正気がどうなるかは知りません(ぁ
ミリィセット…はい。
医師 オトフリートは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
[ミリィの家を出てからの記憶は曖昧だった。
酒に酔うことは無いのだが、頭はずっとクラクラしていた。
イレーネがティルを人間だと告げたことは聞いた。
ブリジットが何か言うのも聞いた気が、する。
だが、肝心のミリィのことはちゃんと頼めたのだろうか。
後になってその記憶が曖昧なことを深く後悔する*ことになる*]
召使い ユーディットは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
召使い ユーディットは、ここまで読んだ。
/*
>>*174
いえ、やりますよ。ここは仕事ですから。
--------------------------
医師 オトフリートは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
自暴自棄になってもらえるとやりやすいですね(邪笑
いっそのこと私が相打ってもいいかなとか。エーリの反応次第でもありますが、あの人ならきっと理解してくれるかと。
>>*175
それこそアーベルを追い詰めるため、でも良いのでは?
ああ、夫も一緒に。向こうからの提案でしたっけ?確かめませんと。
…すみません、真面目に頭が動かないです。
また意識飛ばす前に、今宵は失礼させていただきますね。
お二方もご無理のないように。おやすみなさいませ。
/*
[はふと欠伸]
アベさんが占い師っぽいのは明日赤で話せばいいのかな、とも。
少なくとも私は、占われたから気づいたし。
よし、寝よう。後は明日だお休みなさい。
[丸まってぐぅ。
−回想/宿兼酒場にて−
[ハインリヒの促しに従うように、酒を呻る。
ティルは人間だと告げるイレーネの言葉を聞いて、ゆっくりとグラスを卓上に置いた]
そう。
視られたんだ、ティル――
どうだった?
[少年に感想を問うてから、あぁ、と声を漏らす]
別に、本人が目の前にいなくてもいいのか。
つい、よくある占い小屋を思い浮かべてた。
子供を疑わなくてよくなったのは、僥幸かもね。
でも、ユリアンやミリエッタを占おうとは思わなかったんだ。
[女将が、二人のもとに食事を運んで来る]
イレーネがその人を信じられても、
他の人はどう思うかなんてわからないのに。
それとも――もしもの事を考えると、怖かった?
[弟の問いかけに、姉が諫めるような視線を向けるのが解る。占い師と名乗り出た少女の、精神的な疲労を考えての事か]
あぁ、悪いね、食事の邪魔はしないよ。
[手伝うように言われ、会話を続ける事は出来なかった]
[給仕に戻ったところで、酒を飲み干すオトフリートの姿を認めた。座る位置も注文内容も珍しく思えて、カウンターの内側から声をかける]
御医者様も今日みたいな日は、飲まないとやってられない?
[問いに返される言葉は、明らかに上の空と言った風で。
酒に酔っている所為だけとは思えず、かと言って、自衛団長の事が原因にしては、何処か奇妙で。しかし、その正体は掴めぬ侭に、その場を離れた]
[そうして、先の視線は感じていたらしく、エーリッヒと共に立ち去るユーディットへと顔を向け、笑みを作る]
またおいで。
[若干他の客に投げるのと異なる言葉には、「知りたければ」という意図が籠められていたに違いなかった。
扉が閉まると、突っ伏すハインリヒに向き直り]
帰るのが厭なら、泊まっていって構いませんよ。
一人で家にいるよりは安全かも。
――御安くしておきます。
[*にこやかに、言い放った*]
報告……大変な事、って?
[唐突に切り出された言葉に、ごく何気なく問い返し。
その内容に、思わずきょとり、と瞬いた。
述べられる推理の一部には、思わず突っ込みを入れたくなった部分もあるのだけれど、それは抑えて]
……ん。
ありがとう。
[信じる、という言葉に、微かに笑みつつ、こう返す]
そうだな……静かで散歩するには悪くない夜だが。
一日ばたついてたし、帰ってのんびりしたいしね。
[もっとも、『のんびり』する前にやる事があるのだが]
[自宅に帰り着くと、手首の手当ての事を言われるものの]
……ああ。
でも、急いで調べたい事があるんだ。
だから、後で構わないよ。
[その間に、食事の準備をしておいて、と軽く言って、足早に自室へと向かう。
……部屋に戻った所で、零れるのはため息一つ]
信じる……か。
[小さく呟き、ここ数日何度となく睨むような視線を向けていた机の上の箱を見やり。
軽く蓋の上の装飾撫でた後、そっと開く。
中に収まっているのは、一振りの短剣。
柄に鮮やかな紅の石をあしらった銀色のそれを、しばし、見つめて]
別に、必要ないと思っていたんだが。
もう二度と、使う事もない、と。
……守りたいとか、亡くしたくないとか。
そこまで大事に思えるものなんて……俺には、ないし。
[けれど、と。
呟きながら、左の袖を捲り上げ、右手で短剣を手に取り、鞘から抜き出す]
それでも……死んでほしくない相手がいない訳じゃない。
それに、あんなもの見ずに、見せずに済むなら……その可能性ができるなら、やった方が多少はマシだ。
[呟き、見やるのはここ数日右手で抑えていた辺り。
そこには、翼か何かにも見える痣のような形が浮かび上がり。
その上には、刃物による傷痕らしきもの。
ふ、と、一度目を閉じ、それから、開く。
緑の瞳に宿るのは、いつになく、真剣な光]
Ich bete.
Ich fordere es.
Macht, es zu schützen.
Treiben Sie an, um Sie nicht zu verlieren.
Deshalb werde ich eine Versiegelung lösen.
Durch Macht von eigenem Blut.
[言葉の最後と共に、左腕の翼の上に、短剣の刃を食いこませる。
走る激痛。
しかし、紅はすぐには零れず。
代わりに、短剣の柄の石が鮮やかな──燃えるような色彩を際立たせた]
……ってぇ……。
これもあるから、やりたくないんだよ……!
[鮮やかな色彩を確かめると、ぶつぶつと文句を言いつつ、短剣を腕から離して机の上に。
近くにあったハンカチで左腕を押さえると、それは瞬く間に紅に染まった]
……さて。
また、怒鳴られるか、これは。
[ぽつりと呟く言葉が妙に現実的なのは、痛みを紛らわせるためか。
それとも、異端の力を解放した事への幾つかの感情を*誤魔化すためか*]
新妻 ノーラは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
/*
微妙に予想外の展開のおかげで当初とは方向性が変わった気もするが、これはこれで。
しかし、痛い覚醒方法だなぁ。
まあ、俺の場合は、いつもの事か。
[それで済ますなよ、それで]
ええ、酔いたいわけでもこれで酔えるわけでもないのですが。
気付けにはなるかと思って。
[カウンターの中へと顔を上げて頷いた。
二杯目を頼んだ濃い褐色の蒸留酒もまたたくまに消えてゆく]
あの後何か。
ああ、イレーネが視たと。
ティルは信じて良いのですね。それは良かった。
[ぼんやりと返す言葉には実感らしきものがない。
給仕のためにかホールへと戻るアーベルの背を見ながら]
後はブリジットの聴いているものが囁きでないとなれば、か。
[ポツリと呟いたのは誰にまで届くものだったか。
どこか怯えたところのあるエルザに溜息をついた]
…お代わりください。
/*
で、真面目に考察。
初回投票が処刑外死になるなら(まあ、そうでなくともだけど)、初回襲撃は通さないとダメ。
そして現状、どこに襲撃が行くか読めていない俺がいます。
ユーディは所持情報量が多いから、いきなりはこないと思うんだけど。
というか、情報集中してるやなー。
守護情報を明確に渡すかどうか、ちと悩む。
いずれにしろ、一番守護動機がつけやすいとこはここ何だが。
何故ここまで渇くのだろう。
潤したばかりだというのに。
[ぼんやりと考える。
それは赤の世界にも容易に流れてゆく]
アツい…。
[異種の熱が身体の中を巡る。
互いに互いを押さえ込むかのように]
[三杯目の消える勢いも早い。
飲み終わると代金をカウンターに置き、立ち上がる]
やはり無理ですね。
大人しく戻ります。
[エルザのホッとした様子に気付いてしまうと、何を言う気も起きなくなった。
他から掛けられる声があっても反応は薄く、僅かに紅潮した顔で首を振りながら宿を*出て行った*]
/*
おはようさん。
そんじゃノーラの旦那は襲撃なしだな。
隔離地点まで襲撃は出来ないだろうし。
隔離地点に居ないNPCだけ襲撃しよう。
今アーベルに喧嘩吹っかけたい衝動に駆られてるんだけど、どうしよう(笑)
吹っかけるっても軽いものだけど。
/*
[もぞり]
起きてたけどおはようございます。
あらら、それは残念。
もし人狼勝利になったら隔離襲撃やってみたいなーとかちらと思ったり。遠い道ですが。
>喧嘩
いんじゃないかな?w
イレーネに軽く突っ掛かってるし理由はいくらでも。
お任せー
[言ってぎゅぅ二度寝]
─酒場・回想─
[出されたジュースを飲みながら、入って来た人たちに挨拶をする。
程なく様子を眺めていれば、イレーネの口から自分の名前が出てきたのに気がつき、そちらを向いた]
ん?俺の名前?
[よくよく聞けば、イレーネが俺を『視た』という話で。周りにいた幾人かの視線が、こちらを向いた事に気がついた。そのうちの一人、アーベルに声をかけられては]
どうだった?っていわれても…俺自身まーったく気がつかなかったしさ。
俺としちゃ、ばーんと狼見つけて欲しかったし、もったいなかったって気もするんだけどなぁ…
[何か釈然としない表情で、ジュースのコップを弄ぶ]
ま、しょーがねーなぁ。
[ひょこりと椅子から立ち上がる]
それじゃ、遅くなる前に、帰るとすっか。
[ジュースの御代をテーブルに置いて、酒場を出ようとする。
『一人で大丈夫かい?』という女将さんの声がするが]
だいじょーぶだって。大体、この前に自警団の連中がたむろしてるはずだしさ。
監視も兼ねてとか言って、送ってくれるだろ。
[高圧的な自警団員の表情を思い出せば少し憂鬱にはなるが。
手を振って、酒場から*出ていった*]
少年 ティルは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
/*
人狼勝利で隔離襲撃は俺もやりたいと思tt
でも俺様出たがりだから勝てると思ってない!(死
喧嘩吹っかけるっても、まずは突っかかるだけだけどねぃ。
[二度寝するゲイトをぎゅう撫でぽふ]
[アーベルのイレーネを問い詰めるような言葉。
料理を口に運んでいた手を止め、言葉を発す]
……そう言うてめぇは。
同じ立場になったらそれが出来んのか?
そうやって簡単に言えるのは、同じ立場に居ないからだ。
そう言う台詞は同じ場所に上がってから言いやがれ。
…出来たらの話だがな。
[人と人狼を見極められるのはイレーネのみ。
そう信じているために出てきた言葉。
アーベルが同じ力を持つと言うことをユリアンはまだ*知らない*]
[帰宅するとすぐ、痣になった手を診せるように言う。が、先に食事の準備を、との声に嬉しくなって、はい、と明るく返した。]
あんなことがあった後だし……。
今日は肉料理は避けたほうがいいかな。
[でも魚も特に買ってないし、今日はベジタリアン気分で。ジャガイモと野菜のオーブン焼きなんてどうかな、と、キッチンに立ってくるくる考える。先日家で作ったスープの残りがあるからそれも一緒に、などと、野菜を切りながらメニューを組み立てて。
誰かを信じられる――信じたい、ではなく、信じられる、ということが、これほど嬉しいことだとは、思ってもみなかった。]
こうやって、信じられる人が増えていけば。
皆で人狼を追い詰めることもできるかも。
[ふと、またおいで、と言っていたアーベルの顔を思い浮かべる。]
うん、エーリッヒ様は人狼ではなさそうだし……
話しても構わない、よね。
[確認するように呟いて。
そうこうしている間に、料理はできあがる。]
[テーブルに料理を並べると、救急箱を取ってエーリッヒの部屋に向かいノックした。]
エーリッヒ様、お夕飯の支度が整いました。でもその前にさっきの手当てをここで済ませてしまいま――
[言いながら何気なくドアを開ける。
デスク横に立ち尽くすエーリッヒの姿が見えたのは、その腕を押さえる朱く染まった布から、ユーディットの視線が動いた後だった。]
……な。
[口がぽかんと開かれる。一瞬の空白。
すう、と息を吸い込んだ。]
何やってらっしゃるんですかっ!!
[慌ててエーリッヒの傍に駆けつけ、その傷の具合を診ようと手を伸ばす。机の上に置かれた奇妙な短剣に、ちらと視線が向かった。]
どうしたんですか、自分でやったんですか?
何を馬鹿なことを……まさか間違えて切っちゃった、なんて言い逃れする気はないですよね?
[じい、と睨むように*エーリッヒの顔を見上げた。*]
/*
私の為に生きてくれないの…?[少し眉を寄せ潤む目を堪えながら]
はさておき(ぁ
私が死んじゃったらエウリノ早死にするだろうねーと予想。逆に生き残ってれば如何様にも動けそうかなぁ?
言い換えなし村で人勝利しか味わった事ないから、殺戮ENDもやってみたいのー(こら
[撫でられてごろごろ。行ってらっしゃい(てふりてふり]
/*
…ゲイトが居るなら生き続ける。
ゲイトが居ない世界に生きる価値なんて無い。
[軽く眉根に皺を寄せ、潤む瞳を湛えるゲイトをそっと抱き寄せる]
まぁそう言う訳でゲイト生きてる間は如何様にも動けるけど、死んだら暴走します(ぁ
そうなんだよ、人狼勝利やってみたいところ。
今の状態だったら、PL視点ではバレてても、PC視点ならバレにくいかなぁとは思ってたり。
方向転換してゲイト死んでも暴れ続ける流れにも出来なくはないし。
[結局ちょろちょろ見てる人]
[予感、的中。
聞こえた声に、考えたのはそれ。
とはいえ、やると決めたからにはこの流血は避けられず。
そしてそれにまつわる事情を知られたとしても差し支えない、と思える相手が限られる現状では、治療の事まで鑑みると自宅でやるしかない訳で。
こうなるのは、ある種の必然なのかも知れないが]
間違いです、と言って、信用してもらえるとはさすがに思ってないよ。
なんというか、ちょっとした、魔除けのおまじないをね。
……少し切りすぎたかも知れないけど。
[睨むような視線に対し、返す言葉は常にと変わらず、軽い。
『魔除けのおまじない』。
それが意味する所を説明するか否かは、*未だに迷いの内*]
/*
[エウリノの言葉に、必要とされていることに、嬉しそうにそっと微笑んだ。]
今の時点だと灰ど真ん中じゃないかな?
ロストが死んでじったんに判定されたら黒度少しアップするかもかな。よそ者繋がりで。
やってみたいよねー<黒END
でそのためには能力者を食いつつ、なるべく潜伏してればいいわけですが。
難しいね。みんなやりたい事もあるだろうし。
能力者を表に引きずりだしつつ、事前RPで葬りたいなー。
ゲイトにも切り札(謎薬)があるから、殺しは可能。
先ず、力があるという前提で。
出来るかと言えば出来るだろうね。
するかと言えば、しない。俺なら、人狼を見つける事を第一に置くから。
昔から村に居るティルを対象に選んだのは、
己にとって信じられる者を増やしたいから、
人間と証明されれば傷付けずに済むから、
そういう思考かと思ったんだよね。
俺には無いから、その考え方。
そういう手法でいて、もし人狼だったら如何する気かなって。
違ったら違ったで、理由が聞きたくて。
力が無いなら無いなりに、
別のやり方で見つける事も考えなよ、若者。
俺は、自分に視えない部分は見る心算で、
こうして話しているに過ぎない。
喧嘩を吹っ掛けたい訳じゃないさ。
力が使えると名乗り出たからって、
はいそうですかと信じられない捻くれ者なんでね。
[それは、周囲の気配が幾らか少なくなって来た頃の事。
ユリアンの態度に怯む素振りも見せず、微かな笑みすら浮かべて、アーベルは*言った*]
/*
あーすっぽ抜けてた!
アベさん表に出ないなら、私守護も可能性高いのか!(ぁぁ
自分がしっかり偽物だから忘れてるとかねw
/*
…潰れてた半端者が通りますよ(ぉぃ
現状のままならその可能性も高いのですが。
ユーディからアーベル占の話が通りそうで悩み所です。
どちらを信用してくるのかはエーリのRP次第ですが。
黒勝利エンドには貢献できそうにもなくて申し訳ありません(苦笑
一応狂い方の方向性によっては、多少引っ張ることもできるとは思うのですが。ミリィいなくなると色々な意味で歯止めが…。
/*
ロスト様こんにちは(のしのし)
あ、ほんとだ。言われそうだなー残念。
ロスト様が壊れかけた時には、押さえ込みに狂として表に出ようかとも。こう、隣でしつかりしてくださいとか、CN言うくらいだろうけど。
…皆の前で露見した時も庇いにいきそうなのが(駄)う、うんその時はエウリノが止めてくれよつね!(他力本願
それなら少しは延命できるか相打ちもってける?
/*
相打ちは狙いたいところです。何事も無くアーベル襲撃するよりは少しはゲイト保守に近い方向を目指せると思うので。
ミリィ消滅により表には完全に出るつもりですが、皆の前で積極的に狂わない方向も考えております。
/*
アベ占い師のことはエリに伝わるだろうね。
多分日が変わる前には伝わるかと。
エリの心情がどっちに向くかは…ユーからの言もあってアベ寄りになるんじゃないかなぁと予想。
やっぱ灰ど真ん中か。
そう言えば二人して余所者か(笑)
まぁあれだ。
やりたいことある奴はさっさとやっとけって話で。
いつ自分が墓送りになるか分からんからね。
皆出し渋りしてると、吊りも襲撃もどこに持っていけば良いのか悩んでお見合い状態になるから。
で、ロストは無理せんように(苦笑
[自分が告げた事に対する様々な反応。それをなるべく、目に耳に入れる。露骨にならないようその動きはささやかな物だったが。
ユーディットのため息にそちらを見ると、一瞬投げられた視線。その先の人を心に留める。
ティルの声にはごめんねと、すまなそうに頭をさげた。
視られた方からしてみれば、何も変わらないのだから当然の反応。
アーベルの、問い掛けるような声にはゆっくりと首を振る。]
信じてるから。
[そう言い上げた顔には、微かに透明な笑みが浮かび。おそらく内情は読めないだろう。**]
/*
明日以降は積極的に能力者狙っていきたいと思ってる俺様。
現状PC視点で狙えそうなのはブリくらいだけど。
これもロストから情報が入ってないとダメかな。
今日の更新後の流れでアベが名乗り出るようならアベも対象に入る、と。
後はまぁ、ロスト暴走の可能性もあるから、流れで、かな。
脳内プラン垂れ流しー。
[ユリアンのアーベルの会話を聞いたあと、ユリアンが何か言い返す前に口を開く。]
…ティルを視たのは、アーベルさんが言った理由も、あります。
でも。
[一旦区切り、軽く唇を噛んで離し。]
…私が信じられる人以外は、みんな疑ってかかってるつもりです。
可能性は、捨てない。
だからそれ以外の、誰を視ても結果的には同じことです。…私にとって、ですが。
[皆疑っていると広言することへの怯えか、微か青ざめながら、ぽつりと呟く。
皿の中の料理には、まだほとんど手がつけられて*いなかった。*]
[表では、真なる視手としておそらく無難な解答を口にする。
顔を青ざめるのも、震えが止まらないのも、真実ではあったが。
嘘は、真実の中に織り交ぜてこそ映えるもの。
冷たい微笑みは、未だ外には漏れていない**]
おまじない、って。
何です、そんな物騒なおまじないがあるもんですか。
[軽い口調には厳しい表情で返し。
果たしてエーリッヒが呪いに頼るような性格だっただろうか、という疑問もふと過ぎったが、目の前の怪我を治すことが先決、と頭から追いやる。]
さあ、診せてください。ほらハンカチをどけて。
[やや乱暴に腕をとって、その傷の具合を見る。]
縫うほどではない……ようですね。
でも、痕になるかもしれませんよ。
まったく、傷は男の勲章だなんて言ったりしますけど、音楽家の腕に傷があっても何も良いことないんですからねっ。
……ああ、ほら、もう痣ができてる。
[顔を顰めたのは、翼のような形の変わった痣に対して。
ひとまずエーリッヒを椅子に座らせて、救急箱から取り出した消毒薬を振りかけた。
手早く包帯を巻きながら、この騒動が始まってから何度目かのため息をつく。]
エーリッヒ様。
私はエーリッヒ様のこと信じていますけれど……
正直、エーリッヒ様が何を考えてるのかさっぱり判りません。
[もうちょっと、私がついていける速さで走ってくださると大変助かります、と冗談交じりに言って。
手の手当ても済ませれば、改めてエーリッヒをダイニングへ連れていくだろう。
*そうして夜は更けていく。*]
/*
灰ど真ん中は、RP村の狼なら美味しい立ち位置かと(笑
エウリノも村出身以外でしたね。後はユーディットがそうです。
情報は必要なら夜の囁きとして落としてもいいのですが。そちらのお邪魔をするのでなければ?(ぉぃ
そしてやはり早いうちにエルザも襲撃しておくべきですかね。
或いはノーラが宿にいてエウリノがそこを襲撃するなら混ざりに行ってしまうとかもありでしょうか(何
[アーベルへ言い返そうとして、割り込むような形で発されるイレーネの言葉を静かに横で聞く。
皆を疑っていると言う言葉。
その言葉と共に青ざめる表情。
進まない食の様子にも気付き、イレーネの肩に手を回した]
…だったら、イレーネと同じだろ。
イレーネも人狼を見つけようとして対象を選んだ。
てめぇの考え方と何ら変わりはねぇよ。
……俺はてめぇみたいに他と話したりする機会が少ない。
てめぇと同じ方法じゃ探せない。
俺が出来る方法でやれば文句ねぇんだろ。
先は見えねぇが、やってやるさ。
…てめぇはそのつもりは無くても、喧嘩吹っかけてるように見えんだよ。
そのにやけた面とかな。
[この状況で笑みを湛える様子が気に食わないのだろう。
イレーネの肩に手を回したまま、半ば睨むようにしてアーベルに*言い放った*]
/*
仕事しながらつらつら手数とか黒ENDへの妄想とか考えてみた(妄想て
あと4手。ノーラミリィほぼ確定で、明日から能力者食いしつつ、ロスト様吊られつつ、最終的にティルハインユディ残してユディに黒だし→吊りとかに持ってけたらいいのになーとか(囁き狂は村人換算しなかったよね…?)
ただこの場合、途中で能力者吊りにもってかなきゃならないというのが。対立RPして確実に吊りたいところ。失敗したらアウト。
かつアベさんが表出てきたら私が吊られる確率跳ね上がる罠も。
あとロスト様と誰かの対立(エリorアベ?)は、まとめに襲撃予告(吊りも?)とかになるのかなぁ?とかふと思ったり。
まぁ…先の話しすぎるかな。流れは得てして変わるものだし。
とおなじくだるだるしつつ(暑くてぺたり
[触れた肩が震えている。
ゲイトが怯えていることが真実であることは腕に伝わる震えが物語っていた。
それを感じながら、赤き世界では口元が笑みを形作る。
忠実な僕が織りなす偽りがあまねく広がることを*望んで*]
/*
囁きは村換算ですね。反応は白になりますので(苦笑
なのでこちらの勝利を目指すなら、私はまだ死ねないことになるのです。ただそれが流れとして許されるかどうか。
十中八九今夜は私占われるでしょうしねえ。
叶うならブリジット吊りもしてみたかったのですけれどね。
私が先に吊られてしまうと難しいのですよね…。
/*
箱前っ。
ガチ的考え方になってるけど、吊りって結局はキリングだよな?
相手指名してRPで「死ね!」ってやるわけだから、殺しに行ったら死んでくれないだろうか、と考えたり。
/*
って。
纏めページにダメって書いてたな、失礼。
しかしこう、能動的な動きが無いのはなぁ、と思ってしまう俺。
俺は躊躇い無く殺しにいけるけど、潜伏狼である以上、あまり表立っては動けないわけで。
村側でもその辺りは動いてもらわないと、まず狼勝利は在り得ない。
このままの流れじゃ狼勝利は難しい気がする。
/*
あれはメモで出すとPL視点での「死ね」になるから殺伐としてしまうから禁止という意味ではないかと。
RPで殺しに行くのはありだと思うのですけれどね。相手が素直に乗ってくれるか、村側がそう動いてくれるかはまた別として。
ユーディットの動きを上手く拾えると良いのですけれど。私もついミリィに気をとられすぎてしまったもので。申し訳ありません。
まあ、言い換えなしである以上、村は村としての動きをしようとするわけで。そこは難しいのかもしれませんが。
もう少し疑心暗鬼に睨みあうような部分も欲しいですねえ。
/*
…まあ、ユリアンにも中身モロバレ状態だとは思いますがw
そういう意味だったのですよ。日本語難しい。
はてさて。私は黒勝利に拘らないというヘタレ狼なわけですが。黒勝利に拘りたいのだったら協力しないとですよね。最終的にはどう流れるにせよ。
どうしたものやら。
/*
なる。
じゃあRPで殺しに行くのはありなんだな。
けどわざわざ汚れ役しに行くんだから、その辺りは汲んで欲しいな、とは思うね。
まぁ俺もゲイトにべったりな訳d
アーベルに対して嫌悪は見せてるけど、俺は人狼だから村側での衝突にはならないし。
もちっとぶつかり合う部分は欲しいかなぁ。
俺村人やれば良かったと後悔し始めてる(爆
/*
じったん♪たったぶりじったん♪
急に浮かんだフレーズが頭から離れません(ぁ
囁狂村人なのかΣ。だとしたら、狼勝利時はほんと滅亡エンドだね。
疑心暗鬼に効果的なのは華麗に黒だしなんだけど、じったん居るからRP的にも怖い怖い。ロスト様吊られる気がきゅんきゅんだし取っときたいところ。
<殺し云々
キリング希望とかも(まー今回はみりぃが希望しなかったのもあって)ないしね。
でもティルが挙手しかかってたりもするし、皆完全村思考ではないのかも。とは希望的観測。
殺しにいくよーはありだと思ってた。ただ死んでください、ってよりはいかにRP的に相手と村側納得させられるか、じゃないのかなーとかも思ってたり。
はぅ、長文に時間かかりすぎた*ばたばた*
/*
もじ○ったん!?
誰かが吊り希望したからキリングする、じゃなくて、自分から向かっていくくらいの心意気が欲しいなぁ、と思ってたり。
相手と村側を納得させると言うか、対立する方向が全く見えないと言うか。
対立が無いと殺り合う理由も出来にくい。
その辺どう考えてるのかなー、って思うんだ。
夕石村の時も、村側としては静観の構えが多かった気がして。
占い師候補でバトルしてたぜ(ぁ
/*
まあ詳細はエピででも話し合いましょう。
いつも言われてしまうことのような気も致しますけれどね。
表優先となりますが、こちらでも可能な限り反応致します。
また表連動の動きも落とそうかと思います。
/*
あーい、じゃあエピで。
一応覗いてるから反応は返せるかな。
表出ておきたい気もするけど、出るネタが浮かばないw
―診療所―
[水桶を返す音。何度かそれが響いた]
迷うこと、ないでしょう。
一番大切なのが何かを思えば。
[独り言は力なく。俯いた視界に大きな筋が映った]
……大馬鹿者ですね。
[胸から腹に掛けて走る暗色の傷痕。
助かったのは奇跡だと言われた。一月で回復できたのは自分でも驚いた。今はそれがどうしてなのか分かっている]
/*
ようやく鳩参戦。
こっちも何かあるようなら返します。
本格的に表出るのは箱に着いてからですが、ロスト様になんかあった場合はその限りじゃないです。
あ、一応確認。
表でCN言ってもいいです?
エウリノはまた呼ばないけど、今後含めて。
音楽家 エーリッヒは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
/*
囁きが5555だった…!
これで崩れちゃう。
ゲイトもお疲れ。
無理はせんようにー。
俺がCN呼ばれたら大事(笑)
あー、ロスト狂化する場合は、俺は戻そうとはしないかも。
仲間意識と言うよりは利用すると思ってるから。
この辺りはどの流れになっても根底は変わらんかも。
[迷うわけではなかった。
だが「終わらせる」ことは躊躇った。
前日の鉱夫が熱を出したりしたのもあり、余裕が出来たのはもう日も暮れようという時間だった]
避けているわけにもいきませんよね。
[溜息をついて立ち上がる。始めに向かった先は宿。
ミリィの所在を確かめて愕然とする。慌てて家へと向かい走る]
ミリィ。ミリィ?
[少し焦って扉を叩いた]
――それは失礼。
喧嘩をする心算はなくても、挑発したのは認めるよ。
そういう反応は人間らしいね、若者。
[イレーネの言葉に眼を眇め、相変わらず反省の無い色で、ユリアンに対して謝罪とも言えない謝罪を返した後、今度こそ上の姉に止められて、其の場から引き離された。
改めてエルザからの謝罪が二人に向けられて、代金をまけるなどという話もされたようだったが、遠巻きに見やるのみだった。
人が一人死のうとも、時の流れに変わりはない。
生けるものが何をしていたかなどという事は些細な事で、やがて、普段と同じに見える夜明けが訪れた]
[一心不乱に。
そうまさに、一心不乱にミリィは絵を描き続けていた。
眠ったと言えるのは、オトフリートに会えた安堵により気を失ったあの時以来、無い
食事と言えるのは、両親がいなくなった日、スープを一口飲んだことが最後。
眠りを体が必要としてなかった。眠ることが出来なかった。
食事を体が受け付けなかった。水さえ飲むことは許されていなかった。
いつか、イレーネから受け取った痛み止めを飲もうとして、即座に吐き出してしまったのを覚えている。
もしも、生きながら死んでいく、ということがありえるのならば、まさにその状態だった。
それを、誰にも気づかせなかったのは、あまり人と会わなかったせいか、
それとも、ミリィが、そのことを端にも見せることのない、強い少女だったからか。
―――そして。
そんな少女の全てを描けた絵が、
今まさに、
完成した]
……出来た。
[ミリィが満足げに微笑む]
半人前の私にしては、良く出来たほうだよね……?
[ミリィの眼前に出来上がった絵。
それは、村の人達全てが笑顔を浮かべながら一緒に立っている絵だった。
そこには、あの時いなかった人達。
オトフリートや、ハインリヒ、他にも仕事の都合で出れなかった村の人達なども違和感無く、溶け込むように付け加えられていた。
その上に描かれた―――空。
一見して、ただの青い空のようにしか見えない。
いや。その時点ですら、まさしく空の一部を切り取ったかのような鮮やかな青い空。
だが、それはそれだけでは終わらなかった。
角度を変えて見ると、真っ赤な夕焼け空。
更に角度を変えると、闇の帳に満ち、星が満天に降り注いでいる夜空。
また角度を変えると、夕焼けが終わる一瞬、誰にでも見れるわけではない、幸せをもたらすという緑色の空。
とかく、角度を変えるたびにその色を変えていく空は、まるでこの村の特色であるオパールのように虹色に光っていた。
ミリィは自分のことを半人前と称していたが、このような空を描ける人間は、世界を探しても、いるかどうか。
人の領域を超え、神の領域に踏み込んだものでしか描くことの出来ない絵だった]
この絵で、みんな幸せになってくれると嬉しいなあ。
[微笑みを見せる、ミリィの顔が青い。
精根尽き果てた。
確かに、このようなものを描いたのならば、その表現が一番だろう。
だが、そうではない。
この絵はまさにミリィの全て。魂を削り、描かれた絵。
神の領域に踏み込んだ対価は、支払わなければいけない。
対価―――それが、ミリィの魂だ。
左手の傷。そこから、ミリィの魂は少しずつ抜け落ちていっている。
あれから、長い時が立っている。
すでに、限界は迫っているのだ]
―――ああ。そだそだ。
最後にもうちょいメモって、覚えておきたいことがあったんだ。
[ゆっくりとした動作でミリィが立ち上がり、絵の裏に回ると、ペンで何か文字を書いていく]
【オトフリート先生
私の最愛の人。この人を好きになれて良かった!
私のおまじないで、ずっと幸せになってね】
【イレーネ
私の最高の親友。イレーネと出会えて良かった!
例え、私が見えなくなっても、いつも一緒にいるよ】
【ブリジットさん
言葉は難しいけど、いつも面白くて、とても優しい人!
いつか、理解できるようになって、色んな話をしてみたいなあ】
【―――】
[本当は。
村の人達全員分を書いておこうと思っていた。
だけど、ブリジットを書き、次の人物を書こうとした瞬間、全身から力がスーッと抜けて、横一直線の線を描いて、ミリィが倒れた。
もう……時間切れだった]
……あ…れ?
[視界が徐々に狭くなっていく。
意識が地球に呼ばれ、同化していく]
……怖いな。一人で死ぬのは。
うん……とっても怖い。
[言いながら、ミリィがそっと自分の唇に触れた。
感触はもうあまりない。けれども、思い出だけは残っている]
もし……もしも、もう一度、先生に会えたなら……最後に言葉……伝えたいな。
[手当ての間の小言には反論せず、傷の痛みもあり、大人しくしていた]
……ああ、それは昔からよく言われるなぁ。
表情がかわらんから、何を考えているかわからない、ってね。
[何を考えているのかわからない、というユーディットに冗談めかした口調でこう返し。
続いた言葉には、気をつけましょう、と笑って見せた。
食事の後、部屋に戻り。
机の上に置いたままの短剣を改めて見る。
血を取り込んだファイヤーオパールは、闇の中で色彩鮮やか。
それを、しばし、見つめ]
……親父殿。
俺は、あなたのようにはできん。
けれど。
[やれる事はやるさ、と。
小さく呟いた後、疲れから眠りの底へと導かれる]
[今まで以上に、村は静かだった。
商店の集う場所ですら同じで、人狼の存在を恐れて、幾つかの店は閉まっていた。外との行き来が侭成らないのだから、仕方がないとも言えようが、開いている店も“容疑者”の姿を見れば、店仕舞いの素振りを見せる。
――あの、死の気配を思い起こす。
それに似たものが薄く村中を包み込んで、少しずつ蝕んでいくような気がした]
[反応が無い。胸騒ぎがする。
それはあの夜と同じような、それ以上に不安を呼び起こす]
…ミリィ。
[扉に手を掛ける。鍵が掛かっている。当然といえば当然。
だから同じように裏へと回った。段々と外が暗くなってくる。それは何の障害にもならなかった]
ミリィ!!
[登った木の上、覘いた部屋の中、倒れている少女。
やはり同じように空いていた窓から中へと転がりこみ、その身体を抱き起こそうとした]
[人間らしいね。
発された言葉に眉を顰める。
相手が誰に対しても疑ってかかると言うのは先程聞いた。
だからと言って、疑われるのは気分が良くない。
青褪めながら周りを疑うと言ったイレーネと対照的に、反省の色無く言うアーベル。
印象は最悪だった]
[アーベルが女将によって引き剥がされ、謝罪を向けられると「……お気になさらず」と形式的な言葉を述べて。
代金をまけると言う話も丁重に断った。
やや後に、イレーネの様子を案じながら宿屋を後にすることだろう]
[いずれはこの手に掛けるかもしれないと、理解していたのに。
だから離れなければいけないと、思うことはできたのに。
目の前の状況を放置できなかった]
[どこか焦りを見せるロストの気配]
……何か大事でもあったかな?
[漏らす声は低く小さなもの。
その口調は何かを期待するような雰囲気を乗せた]
[明けて翌日は、前日の疲れが出たのか見事な寝過ごしで。
どことなく残る気だるさを持て余しつつ、まずは左腕を確かめる]
ん、動くな。
[それを確かめて、最初にやるのは、譜面を開く事。
仕事が仕事として成立する可能性は大分低いが。
書きかけの曲は、完成させたい、という思いは強かった。
譜面を辿り、右手で鍵盤を叩く。
それは、いつもと変わらぬ日常。
もっとも、村全体から見れば、異常な状態なのかもしれないが]
ミリィが。
[届いた囁きに反射的に答える]
いえ、何でもありません。
[だが即座に否定する。意識を遮断しようとするが、この世界にまだ慣れず、更に動揺している状態では可能なはずがなかった]
……?
[狭い視界の中に、何かが飛び込んできて、自分の体を抱きしめてくれた。
なんかもう、感触があまり無い。
食事とか取ってないから、すっごい軽くて、驚かせちゃうかもしれないなあ。
そんなことを思いながら、その目の焦点を合わせてみると、そこには、先程会いたいと望んでいた、オトフリートの姿。
嗚呼。神様は、もう一度だけ、願いを叶えてくれたんだね]
……やっほー、先生。
そこ、玄関じゃないんだけどなあ……てか、身軽だね、せんせ。
[いつものような調子で話しながらも、嬉しくて、笑みが止まらない]
あ。そうだ、せんせ……。
絵。完成したんだ。
イレーネに真っ先に知らせてあげるって…約束してたから……教えてあげてもらえるかなあ?
/*
<CN
あんまり狂ぽくないからそれでもいいかなーとか。駄目?
まぁ呼ばなくても駆け付けた時点でアレですが(ぁ
といったところでいいとこなんだけど少々退席…!
…へぇ?
ミリィが、どうしたのかな。
[言いかけて否定するロストの言葉を逃すことなく掴み取り]
教えてよ。
ゲイトも心配するだろうし。
[少女と親友であるゲイトの名も出し、話を聞きだそうとする]
[翌日。
いつも通りに起きて用をしているうちに、部屋からピアノの音が流れてきてエーリッヒが起きたのを知る。]
あら、思ったより早かったですね。
[呟いて、昼食寄りのブランチを持ってエーリッヒの部屋へ行く。
こんこん、といつものノック。]
おはようございます。食事をお持ちしました。
小説家 ブリジットは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
[ノックの音と声。
それにも、手は止まることはなく。
弾むように連なる音を幾度か繰り返す]
ん……ああ。
鍵、かかってないから。
中に適当に、置いて行って。
[手が離せないから、というのは既にいつもの事と言えるので、言わず。
左手は、いつもよりはゆっくりとだが、音符を消したり書き足したり]
ミリィ、どうしたんですか。
[一瞬、動かしてはいけないと思って手が止まった。
だがミリィが反応を示したのを見て改めて抱き起こした。
その身体はありえないほどに軽かった。
いつも元気な少女には似つかわしくない、儚さを感じさせる]
緊急事態ですから。
[固い口調で返しつつ、視線を画布の方へと向ける。
思わず息を飲んだ。その位に力強い絵だった]
凄い…。
ああ、イレーネにですね。分かりました。
でも今はとにかく。
[横抱きに抱えて、立ち上がろうとした]
[追求のコエに小さく舌打ちする。
同時に触れてきたゲイトの意識に小さく息を吐いて]
…疲労が来たのだと思います。
[焦りを押し殺しながら、それだけを囁く。
余裕など何処にも無かった。不安が外に出ないようにするだけでも手一杯だった]
はい、わかりました。
[中に入れば机に食事の乗ったトレイを置き、そーっと音を忍ばせて、エーリッヒが向かうピアノの方へ。
書きかけの譜面に目をやった。]
前に見たときよりも進んでますね。
[それだけは見てとって、邪魔にならない程度の声で言った。
それから窓へ向かい、カーテンを綺麗に整えた後、もう一度エーリッヒの方へ向かう。
あまりに真面目な顔でピアノと向き合っているのでどう切り出したものか多少迷ったが、結局古典的に空咳をしてみることにした。]
……あの、お仕事中にすみません。
私、実はエーリッヒ様に教えてないことがありまして。
[と、言い出しかけて、本人もその場に居たほうが何かと都合が良いのではないか、と遅まきながらに思いつく。
だがもう話し始めてしまった、ええいもういいや、と腹を括る。]
アーベルのことなんですけれど。
-娼館-
[あのあと、良く味の分からない食事を食べ終え、ユリアンに送られて娼館へと戻った。
夜いつも聞こえる声は、あまり聞こえない。
状況が状況だけに当然かとも思いながら、なかなか寝付けずにいた。
それでも翌日はいつもの時間通りに起きて、何時もと同じ仕事をこなす。
色々終わった頃には夕方も近く、窓辺の椅子に腰掛けてぼんやりと空を見ていた。
青から赤、そして黒へと変わりゆく空を。]
ふぅん?
[疲労。
それだけでこれ程慌てるだろうか。
何かを押し殺すような声。
ロストは何かを隠している]
今にも死にそうとか、そう言うのじゃ無いんだ?
[ロストが彼の少女に拘っているのは今までの意識の揺れで伝わっていて。
発破をかけるにしてははっきりと、更に相手を動揺させるように声を伝えた]
[譜面に対する言葉には、多少だけどね、とだけ返して、また音の流れを確かめる。
そのまましばし、新しい連なりを確かめていたものの]
……教えていないこと?
[唐突な言葉に、一つ、瞬き。
手が止まり、緑の瞳がユーディットヘと向けられる]
アーベルが、どうかしたのか?
工房徒弟 ユリアンは、新妻 ノーラ を能力(襲う)の対象に選びました。
うん……お願い。
[視界が上昇する。
持ち上げられたのだろうか。
それすらも、よく分からない。
意識が混濁してくる。
光が、目の前を照らす。
まぶたが重い。
せっかく、最後にもう一度会えたのに、何を言えばいいのか、思いつかない]
先生。
先生は……この村が好き?
この村に来て、良かったと思ってくれてる?
[声が紡ぐのは、今まで思っていたこと。
拒絶されたら、怖いと思っていたこと]
……私は、大好き。
この村に生まれて、良かった。
イレーネや、ブリジットさん、エーリッヒさん、ユーディットさん、ハインリヒのおじさん、ユリアン、ノーラさん、ティル君、アーベルさん……他にも色んな人達に会えたから。
/*
ところでですよ。
『みどり』と入れてね。
『翠』と一発変換するのを、そろそろやめんかね、マイ箱よ。
いや、わかってる。
時空竜で散々使ったから、残ってるのはわかるんだけど!
それで直して手間取った事、村始まってから何度あったやら……。
[エウリノの声に、ぴくりと少し反応する。
ミリィは無論心配ではあった、が。
それよりは、ロストの様子が気がかりだった。
何も聞き逃さないように、じっと佇む。
その奥で、確かに親友の気配はした。
だが何か、普段より小さく感じとれた。]
違うっ!
[叩き返す思考。それは自分自身に信じ込ませるためでもあり]
絵を描くのに集中しすぎたのでしょう。
完成したのだと…
[再び意識を巡らせて、動きを止めた。
鮮やかに印象を変えてそこにある絵]
[イレーネを送り届けてからは工房へと戻る。
明かりのついていない作業場。
技師が戻って来た気配は無かった]
……結構、来るなぁ……。
[誰も居ない工房の中でぽつりと漏らした。
いつも工房には技師が居た。
それが当たり前だった。
その当たり前が、無くなった。
ただそれだけなのに、何だか少し苦しかった。
部屋へは向かわず、外に出たまま天を見上げる。
空の色の変化が、時の流れを物語っていた]
[立ち上がり、まずは寝台へと移動させようとして。
視界に入った絵画に再び動きを止めた。
鮮やかに印象を変えてそこにある絵。目を奪われるというのはこういうことかと、無意識の中をかすめていった]
村の全員…。
[絵画を見つめて呟きを零し]
ええ。でなければ、残りませんでした。
おおらかな人々、余所者であるのに受け入れてくれた人々。
そうでなければ、どうして残れたでしょう。
残りたいと思った。それは、私自身の意志です。
っつ。
[ロストの声に身を竦ませる。
だが次に聞こえた声には、ほんの少し温かなものが内に混ざった。]
え…ミリィの絵が?
[ミリィがそれを描くのに、苦心していたのは十分すぎるほど知っていた。
完成したんだと喜ばしく思うと同時に。
ふと、早すぎる、とも思った。]
はい。
[頷く。]
実は、この間酒場のキッチンにお邪魔したときに、アーベルと少し話したんです。
そのときに、アーベルが……自分も、イレーネと同じに、人狼を見分ける力があるんだ、って。言ったんです。
黙っていてすみませんでした。
でも、もしそれが本当なら、迂闊に人に言えないと思って。
名乗り出たら人狼に襲われる危険があるから、アーベルは表には出ないようにしているみたいですし。
あの時。回復しながらも、まだ動けなかったとき。
貴女の笑顔にどれだけ励まされたことでしょう。
まるで生命の象徴のようにも見えたのです。
…それを厭うことなど。
どうしてできるでしょう。
[どこか苦しさを滲ませて、それでも確かに]
貴女がいたから。
貴女の傍に居たいと思ったから…。
[強く否定する言葉。
それが返って来ると、くつくつと愉しげな哂いが漏れ出た]
どうした。
何をそんなに慌てている?
…ああ、絵を描いていたのか。
長らく姿を見ないと思ったら。
それだけの力作、さぞ良いものになったんだろう。
[ロストの意識の外からは死の匂いを感じ取っている。
それ前提で言葉を紡いで言った。
途中ロストの意識に変化が感じられると、僅か訝しげに]
今度はどうした?
本当は、最初に異変に気付いたときに。
離れなければいけないはずだったのに。
[続きは赤の世界だけに流れる。
言ってはいけないと、今更だと分かっていること]
[オトフリートのその言葉に、ミリィが大きく、心から微笑んだ]
良かった……。
先生、みんなと仲良く…ね。
ありがとう―――大好きだよ、先生。
[最後にもう一度、微笑んで、そのまま、まぶたを閉じる。
そして、その紅玉色した瞳は二度と開くことは無い。
少女が静かに息を引き取り、17年という短い生涯に*幕を告げた*]
[主の独白のようなそれは、じっと耳に入れるのみ。
ただ、これから起こる嫌な予感だけはひしと感じ取る。
それはミリィのことであって、ミリィのことではない。
ミリィがどうにかなる事によって、ロストに与えられる影響を、一番危惧していた。
何よりも、主が一番大切故に。]
[訪れたのは、見計らったようなタイミング。
メルクーア宅の前――此処に来るのは何時振りだろうか、などと考えながら、数度、強く扉を叩く。
長めの青に隠れつつも、白金の煌きを放つ石が在った]
…いえ。
本当に素晴らしい作品、ですよ。
倒れても、無理が無いと思えてしまう程に。
[自分でも少女の纏う気配は感じ取っている。
人狼としての感覚は、人間の受け取るそれ以上に強い]
―――自衛団詰め所―――
[詰め所の中で、男が一人、ふさぎこむように座っている。
その男のことを不審に思った同僚が、話しかける]
『……よう。どうした?
昨日、あの家にいってから、ずっと考え事してるぜ、お前』
『……俺はよ。
人狼が憎い。ギュンター殿を殺した人狼がとても憎い。だから、あの11人の中にそれがいるなら、全員殺してしまってもいいんじゃないか。
そう思ってた。
―――お前。昨日ヘーベルクイン家のお嬢さんのあの絵、見たか?』
『いや……ちらっとしか』
『俺達、それこそ、村の連中全ての人達がよ。
笑顔で、並んでるんだ。
そして、その右下に小さく―――「みんな仲良く」―――そう書いてあったんだ』
『……っ』
『あんな17の少女が、そんなことを願ってたんだ。
それを本気で為そうとして、あの絵をずっと描いていたんだ。
それなのに俺達は……いがみ合い、疑いあい……殺そうとしたり。
そう思ったら、なんだかよう……とても、自分が情けなくなってきてよう……。
なあ。俺はどうすればいい?どうすることが、一番いいんだ?』
[男は、泣きそうな顔で、そう同僚に助けを求めた。
だが、同僚もまた、複雑な表情で、*首を振った……*]
アーベルが……見極めるものだと?
[それは思わぬ言葉で。
緑の瞳にす、と険しさが宿る。
ふと、思い返すのは墓地でのやり取り]
ん、いや。
判断としては正しいよ。
力あるものは導き手である事を望まれるが、同時に、慎重さも求められるものだし、ね。
[最後の言葉と共に浮かぶのは、苦笑]
……しかし、そうなると。
同じ力を持つ者が同時に存在するのでない限り、どちらかは……。
[言葉の続きを遮るように、玄関の方から聞こえた音に、視線をそちらへ向けて]
……来客?
今、家を訪ねてくるって……誰だ?
[訝るような口調で小さく呟く]
ミリィ?
[腕の中の重みが増す。
それでも少女の身体はまだ軽い。人間と信じられない程に]
…ッ。
[それなのに酷く重たかった。
その場に膝を突く。少女の身体をしっかりと抱き締めたまま]
何故。なぜ私なんですか。
私は貴女にその言葉を貰う資格が無いと言うのに――!
離れたくなかったか。
身の変化に気付いていながら、その傍に居続けたいと願ったか。
[ロストが漏らす言葉。
それを汲み取り言葉にして]
それならば。
──己が身に取り込んでしまえ──
いつまでも……共に在れるように。
[それはロストに甘く囁かれた]
そういうことに、なりますね。
[紡がれなかったエーリッヒの言葉に、小さく頷く。
と、聞こえた、玄関から扉のノックされる音。]
あら、誰でしょう。
ちょっと見てきますね。
[失礼します、と頭を下げ、玄関先へ向かう。
人狼の容疑がかかっている自分たちに用があるのは自衛団員ぐらいだろうか、とすればまた何かあったんだろうか。
そんな不安を滲ませながら、扉を開ける。]
……アーベル。
[そこに居た者の名前を、驚いて呼ぶ。
その声は中へと届いただろうか。]
どうしたの、珍しい。
というか……うん、ナイスタイミング?
[エウリノにとって絵なぞ興味の欠片も無い。
あるのは享楽へと繋がる事柄のみ。
如何にミリィの作品が素晴らしいものでも、エウリノの心を動かすことは無いだろう]
[今でさえ、揺れるロストの意識を感じて愉しんでいる]
[エウリノの囁きは狂える使途にも甘く届いた。
それは一族にとってもっとも幸せな終わり方。
もしミリィがロストに食べられたなら。
それは、なんて。
羨ましいことだろうか―。]
や。
話すならこっちの方が都合良いし――
それに、何時までも、黙ってもいないかな、と。
[片手をひらりと挙げる。
ユーディットが何であれ、情報を己一人の内に収めておくとは思っていなかった、という口振り]
タイミングを計っていた心算は、なかったけれどね。
Ist diese Bestrafung, O Gott?
Ist die Gebuehr davon nach verbotenem Wissenmeer, zu dort, zu suchen?
[低く低く流れる声。
震える腕は少女を放さぬままに]
それとも慈悲なのですか。
そんなもの、私はいらない……!
[血を吐くような、呪うようなコトバ]
[頷きと共に返された言葉にだよな、と小さく呟いて。
玄関へと向かうユーディットを見送りつつ立ち上がり、本棚から伝承の書物を一冊抜き出し、またピアノの前へと戻る。
驚きを込めた声が紡ぐ名に、おや、と小さく呟きつつ、ぱらり、ページをめくって]
………。
[それは甘美な囁き。
腕の中の身体は、まだ仄かに温かい]
…イヤだ。
それだけは、したくないっ!
[だが、返したのはその言葉。
傷つけたくない、何があっても。その思いが強くて。
唇に感じる遠い温かさが、それを包む]
[ぱちくりと大きく瞬いて。]
貴方、実は私の心ぜんぶ読めてるの?
今、丁度エーリッヒ様に貴方のことを話してたんだけど……
[と、自分たちが話している場所に思い至り]
ああ、ここじゃ何だし、ともかく中に入って。
[と、大きく扉を開ける。]
/*
中身深呼吸。
多少えげつなくても構わないと思いますよ。
閲覧注意もついていることですし。
まあ、妊婦さんやってるんだから、向こうも覚悟あるんじゃ?(ぉ
/*
9殺人事件〜容疑者は名刑事6!? 湯煙に消えるダイイングメッセージ 容疑者は本当に犯人なのか? 錯綜する捜査の果て、その時5が見たものは……〜
*/
半分以上は偶然だよ。
事が起こり、イレーネの占いの結果が出た翌日――
何方か片方が人間なら、
何かしら話はしているんじゃないかなって、それくらいだから。
[促される侭に中へと入り、言われる前にある一室へと向かう。
幼い頃から幾度も訪れているがゆえに、迷う事もない]
や、エーリ兄。
腕は大丈夫? ちゃんと叱られた?
[どれだけそうしていたのだろう。
やがてノロノロと立ち上がり、腕の中の少女を寝台へと運んだ。
瞼の下に隠れたままの紅玉。美しかったあの色はもう見えない]
本当にどうして、こんな酷い奴を好きになったりしたんですか。
貴女も、自分も騙し続けてきた男など。
[屈みこみ、唇を重ねる。
小さな痕が残るが、ただそれだけ。流れるものも既に殆ど無く]
私は、貴女のくれた最後の約束すら守れそうに無い。
そんな、最低なものなのに…。
[寝台の傍らに座り込む。そっと頭を撫でる。
答えが返ることは無いと、頭だけが理解していた]
やあ、アーベル。
[やって来た青年に軽く言いつつ、眺めていた本を閉じる]
まあ、大丈夫だが……君は来るなり、何を言いますか。
[叱られた、という問いかけに、返すのは呆れを込めた言葉]
いや、だって、ねえ。
エーリ兄の大丈夫は、信用ならないし。
[きっぱりはっきりと言ってのける。
同意を求めるように、後に置いて来る形になったユーディットを見やり、ゆるく首を傾げた]
そうかな?
お前の中では、それを望んでいるのではないか?
思うままに動け。
望むままに揮え。
── 解 き 放 た れ よ ──
汝を抑す楔は消える。
今こそその身に狂気を宿せ。
更なる惨劇を巻き起こそうぞ!
[高揚した様子で高らかに叫ぶ。
口端は持ち上がり、愉しげな表情が顔に浮かび。
鳶の瞳は血走るが如く紅き色へと変貌した]
……さっすが、本式の探偵は違うわね。
[軽く首を振る。]
私じゃまだまだ探偵助手は務まりそうもないかな。
[アーベルの後についてエーリッヒの部屋に入る。]
エーリッヒ様、アーベルは全部お見通しみたいですよ。
私がエーリッヒ様に話したってこと、言い当てられちゃいました。
[肩を竦めた。]
/*
何かをちまちまと書いてた(おまえ
覚悟あると見て、胎児引きずり出しは慣行しまs
8割になるかは分からんけども!
ノーラ白出しでも良いね。
後はアベちんがどこ占ってくるか。
俺結構やばいんじゃ、とか思ってるwww
[夜があければ、強い夏の日差しが飛び込んでくる。
身支度を整え、家を出た。
蝉の鳴き声が聞こえてくる。反比例するように、人の声は聞こえてこない。
村がどんどん静かになっていく]
…寂しいなぁ…
[ぽつりつぶやいて。蝉の鳴き声を振り切るように、駆け出していった]
[アーベルに同意を求められれば、それには力強く頷き返す。]
ええ、それはもう。
1年しかお仕えしてない私でもそれぐらいはよくよく判ります。
エーリッヒ様は、自分のことを構わなさすぎるんです。
……まったく。
君は、俺をなんだと思ってんのかと……。
[きっぱり言ってのけるアーベル言葉に、大げさなため息をつき。
肩を竦めるユーディットには、そのようで、と軽く返して]
で、と。
大体察しはついてるが、ご用件は?
[うんうん、とユーディットには何処か満足げな頷きを返す]
それで本当のところ、大丈夫なの、あれ。
[あれ呼ばわりの示すところは、左腕の件だが]
[高らかな聲は熱を煽る。
必死にそれを押し込めようとすればするほど、熱は高まり駆け巡る]
…く、あ。
死んだ、モノを、食らっても。
仕方がありません、からね…!
[精一杯の反抗、捻じ曲げても作る虚勢。
だがそれは狂気を別の方向へと強く押し出すことになった]
宴、は。
別の場所を、所望し、ます。
[切れ切れの囁き。
だがその唇はたしかに弧を描いていた]
[翌日。
目を覚まして作業場へと向かう。
机の上に原石の山は無かった]
……戻っては、無いんだな。
どうせ、鉱夫達も持ってきてないだろうし。
[仕事が無くなった。
手持ち無沙汰になってしまった。
工房に居てもやることは無く、ふらり、外へと足を向ける。
空を見上げようとして、眩しさに手を頭の上に翳した]
察しがついてるなら、
わざわざ聞くことないと思うんだけど。
[扉の傍の壁に寄りかかり、腕を組む]
まあ。
知られたのなら中途半端に黙っていても仕方が無い。
情報を一所に留まらせても、事態の進展は望めない。
与えて、どう動くのかも見てみたいしね。
そんなところかな。
エーリ兄にまで伝わるのは予測出来たけど、
昔はよく視ていた分、幾らかパターンが読めるから、楽は楽。
[本質を見極めるには遠く及ばない上に、今では容易に視ることも出来ないが。其処までは口にする必要もないかと、言いはしない]
[唐突に投げられた言葉、その意を一瞬捉えかね、きょとり、と瞬く]
……随分とまた、いきなりなご質問で。
[言いつつ、右手はすい、と左の腕を撫でる。
袖口から覗く真新しい包帯が意味する所は伝わるか]
むしろ、良くぞ気づいてますね、と言うべきか?
/*
怪我の種類見れば勘付くけれど、
其処まで気付いている気はなかっ、た……!
相変わらず主語述語目的語足りなくて、スミマセン。
護衛貰う気はないんです。とても、ないです。
青年 アーベルは、医師 オトフリート を能力(占う)の対象に選びました。
…は。
[顔を伏せたまま、首を振る。
もう一度だけ唇を重ねた。広がる鉄の味]
おやすみなさい、ミリィ。
今一度だけ。
―― Ich liebe Sie.
[ゆっくりと立ち上がる。
寝具を掛ければ、まるで眠っているかのように]
あとで迎えに来ますね。
イレーネに、伝言を伝えてきます。
[小さく告げると、扉から玄関を回って外を目指した]
[ユーディットの答えに次ぐ、エーリッヒの挙動。
にっこりと、笑みを向けた]
エーリ兄。
ブラフとかカマかけとかって言葉、覚えるといいよ。
[つまりは、思わせ振りな言動をしてみただけということ。
気になる事は今までにも幾つかあったが、確信はなく。それで何か情報が得られれば僥倖、と言ったところだった]
単なる痣で、その包帯は、ないよね。
マゾヒストか、血に飢えた人狼か、何かしらの力を持つか――
さて、どれだろうね?
ふ、死せる者からは力は得られぬ。
確かにな。
ならば別の獲物を探すとしよう。
滋養となりそうな、力を蓄えるに相応しい獲物を。
[熱を抑えようとするロストに対し、愉しげな口調のまま返す。
ミリィを喰わせられないのは詰まらないが、己も乾きは進んでいて。
それならばと喰らう獲物を物色し始める。
そして浮かぶ、悦びにも似た歪んだ笑み]
……母となりし者は、どのような味がするのだろうな。
二人分の滋養を得られるとは思わないか?
/*
うわっ。なんてミス。
時制直すの忘れた…orz
多分この場合は Ich liebte Sie. が正解なんじゃないかなと。
ごめんなさい、ミリィ。どうしても動揺してしまうもので。
詩人 ハインリヒは、画家の卵 ミリィ を投票先に選びました。
ええ、そうなの?
[嘯くアーベルには目を丸くしてみせ、くすりと笑った。]
じゃあ次からはそうしてみようかな。
[悪戯っぽくエーリッヒを見遣って。
駆け引きを楽しむかのようなアーベルの台詞に、黙って聞き入る。]
……私が考えてる以上に、アーベルは考えてたのね。
[凄い、と、漏れるのは素直な感想。]
じゃあ、私の行動は半分読めていたとして。
それで、何か判ったことはあった?
[それは、ユーディット自身に対しての判断、という意味でもあり、またその他の人間への判断という意味でもある。
アーベルからエーリッヒへの問いかけには。
それこそ自分はただの怪我だと思っていたから、きょとんと様子を見守って。]
や、一応は聞いてみた方がいいかと思って。
……というか、ほんとに……観察眼、鋭いねぇ。
[さらりと返しつつ、立ち上がり、軽く身体を伸ばす]
どう動くか、と興味はもたれても、な。
見極める者が二人。
伝承が踏襲されているならば、一方は偽る者。
どれだけの時間があるかはわからんが、行動から真偽を読み解くしかなかろうな。
[どちらに信を置くとも言わず。
続けて向けられた笑みに、肩を竦めて]
さて、どれが正解だと思うかな?
[にこり、と逆に笑みを返してみた]
ゲイト。
ミリィからの約束があるそうですね。
最後のご挨拶と一緒にどうぞ。
[張り詰めた平板な囁きをゲイトに送り]
ああ。ノーラですか。
まだ宿りし命は小さきものですが、確かに。
[淡々としたコエがエウリノに頷きの気配を返す]
十分に貴方の力となると思いますよ…。
[赤い世界のコエが、張り詰めたソレが耳に届くと、素直に従った。
主の命には逆らわない。自分はそういうモノだからだ。]
[女将らに気づかれないようにそっと出て、一人真っ直ぐ目的地へと歩いてゆく。
幸いというよりは半ば意図的に、誰にも会わずに目的地へとたどり着く。
着いた先は、親友の家の前。
そこに背の高い影を見つけて、その前に立った。]
…お医者先生。
[囁きは小さい。]
[昨晩は遅くに宿を後にした。酔いは見えないがゆらめくような、いつもの歩調で家へと向かう]
[書斎。あちらこちらにある本の塔を一つ一つ崩しては調べていく。散乱した本で床は前より酷い有様になったが、気にする気配はなく。やがて古い日記らしき物を引きずり出すと、流すようにめくってそれを眺め]
……。
[ぱたり。閉じた日記を机の上に置く。それから崩れた本の隙間に横たわり、久方ぶりに眠った]
小さくとも生きる者。
生を持つならば例外なく我らの力となる。
長らく死肉しか喰らっていなかったからな…。
先日の血肉だけでは足りない。
もっと、喰らわねば──。
[楽しみだと言うように、どこか焦がれるような声を発する。
淡々と紡ぐロストの言葉に意識を向け]
…お前も来い。
共に喰らい、力を得ようぞ…!
まあ、厭でもね。
自然と考える癖がついたってところかな。
[ユーディットの感想に、返るのは素っ気無い言葉。身を壁に預けるようにした侭、気怠けに、若干ながら、片側へと傾く]
少なくとも、イレーネは人間。
その占いの基準は「信じられる者以外は全て疑う」
「疑わしいものを視る」「故に、誰を視ても同じ」だったかな。
それで、ティルを選んだと。
本当に能力を持っていれば良いけれどね、有無まではわからない。
[伝承にはあっても、全く同じ状況になるとは考えていない。故に、低い――同時に、同じ力を持つ者の存在する可能性も、見積もってはいた]
そうでないのなら、裏の理由を考えないとね。
[どう思う? 謎かけをするように、ユーディットに問うた]
[母となる。に、用意に相手の姿が想像できた。
生命宿しヒトを喰らう事に、特に嫌悪は抱かなかった。
おそらく、実母が嫌いだったのも理由の一つだったろう。]
どうか、気をつけて…。
[宴に向かわんとする主の身を僅か案じ、エウリノに向けてそう告げた。]
ああ、イレーネ。
貴女を呼びに行くところでした。
[小さな呼びかけに顔を上げた]
…ミリィが上で休んでいます。永い眠りの中で。
作品が完成したら貴女に最初に見せると約束したのだと、そう言っていました。
どうぞ、見てきてあげて下さい。
あの素晴らしい作品を…。
[門灯の影になり、その表情は隠れたまま]
後は……、
ユリアンは酷く、“人間らしい”ね。
心底、イレーネの事を信じているらしい。
そのうち刺されそうだ。
[言う内容の割には、危機感の薄い様子]
人狼も人間であるというのなら、
それは証明になるか、知らないけれど。
……なんつーか、詰まんね。
[この非常時に漏らす言葉ではないのだが、今まで仕事続きで日中何もしないと言うことはあまりなかった。
やることもなくぼけっとしているのは何とも味気ないもので。
仕事が無いとこんなにも暇だったのか、と改めて思う。
しばらくの間工房傍の木の根元に座り込んでいたが、あまりにも暇なために適当にぶらつくことに]
ええ、エウリノ。
[影になったその唇に、浮かんでいるのは笑み。
ゲイトだけに見える瞳は、暗紅色]
私もまた渇いています。
ご一緒させていただきますよ。
行動から、ねえ。
伝承なんて、都合よく踏襲されるものかね。
その考えでいくのなら、客観的な立場に立てば、
間違いなくイレーネの方が本物だと断ずると思うけど。
[自覚はある癖に治す気は微塵も無い。
エーリッヒに返された笑みには、少しだけ、その色を変えて]
二番目だったら、面白いね。
/*
おや。ハインリヒは宿に泊まっているのですか。
ノーラの居場所は確定していないのですが、宿で良いのでしょうかね。
もし大丈夫なら上手く疑いを掛けることも?
ちなみに私はノーラセットとおまかせ、どちらにしましょう。事故防止のためにはセットするべきかとも思うのですが。
[己が身を案ずるゲイトの言葉。
心地よいその言葉に柔らかな意識を向ける。
返されるロストの言葉に再び愉しげな意識が浮かび上がる]
そう来なくては。
さぁ───血の宴が再び幕を上げるぞ。
[そう告げられても、イレーネはその場から動こうとはしない。]
…お医者先生、大丈夫?
[素晴らしい作品と評される、自身も心砕いていたそれに心惹かれなかったわけではないが。
それより気にするものはあった。
今は周囲に人は居ない。
だからだろうか、何時もより声は薄い。
オトフリートの表情を、伺うようにじっとその場に佇んでいる。]
/*
場所分からんのよなー。
一応宿屋の一室を想定してるけど。
どっちも襲撃に行くから、セットでも良いと思うけど。
ノーラ襲撃した方がノーラを、そうじゃない方がエルザ喰うかw
赤で描写してから進行ページに落とす?
/*
むー。悩みますが。
結構襲撃先に向いてそうな位置だから。
夜明けまでひとりの方がよさそうかな。
オト先生が狼なら。喰われたいなあ…(また始まった喰われたがり)
伝承がどこまで踏襲されているかなんて、誰にもわかりゃしないがな。
[言いつつ、見やるのは先ほど置いた書物]
伝承に寄るならば、見極めるものは先陣に立つ導き手。
イレーネの行動は、それに合致するが。
……必ずしもそうじゃない現実も目の当たりにしてきた身としては、それだけでは信は置けんかな。
ま、君の動き方も大概、信を置きにくいんだが。
[さらり、ある意味物騒な事も交えながら言って]
……まあ、話の種として、一番面白いのはそれかも知れんが。
生憎と、そういうお約束は好きじゃないんでね。
……ついでに、痛みで喜ぶ趣味もないぞ。
/*
は、ノーラとかエルザ食べちゃったら、アベさんへの疑いは薄くなりそうだねw
まぁ今更だし別の効果はあるから問題ないのか(ぁ
/*
俺一人で襲撃行くつもりだったから、こんなの纏めてた。
**********
襲撃は夜、宿屋の一室。背中に引き裂いた傷。腹部は裂かれ、胎児が引きずり出されている。当然胎児も死亡。傍らにはエルザも首を掻き切られ、腹部を貫かれて倒れている。
**********
これを進行ページに落とそうとしてたw
……大丈夫ですよ。
[僅かな間を空けて静かに答える。
どこか力ないそれに説得力は無かっただろうけれど]
私は一度診療所に戻って鞄を持ってきます。
一人にするのは忍びないので、どうか傍に居てあげて下さい。戻ってきて終わったら、自衛団の人達を呼ばなければいけませんし。
[気の立っている彼らのこと。
まさかあの作品を壊したりはできないだろうが、容疑者の一人でもあるイレーネを傍に置いてくれるとは思えない]
さあ。
[玄関の扉を開け、重ねて促した]
イレーネは人間。
[復唱して、どうしてそう考えるのだろう、と思い、]
……ああ。イレーネさんを視た、ってこと?
その結果が、人間、だったの?
[確認しながら。説明を大人しく聞く。
唐突な質問には、え? と声をあげ、宙を見て考える。
そう、それは……その理由は、全く考えていなかった、わけでもない。そこに、新しく加わった情報を加味しながら、ゆっくりと思考する。]
もしイレーネさんが人間で……そして、力を持っていない場合。
[うん? と疑問符が漏れる。]
でも、もし人間なら嘘をつく必要は……。
……ああ。
[判った。それは、かつての自分だ。そういった可能性だ。
納得して、もう一度考える。]
捻くれてるねえ。
……信じるだとか虫唾が走るから、置かずに結構。
[エーリッヒと同じ方向に視線を一瞬流すも、すぐに戻して、あくまでも笑みを湛えた侭に投げ返した言葉は、青年の行動理由の一端を表す。
後半の台詞には敢えて何も返さず、あぁ、と指を顎に添え、声を漏らす]
伝承で、思い出した。
聴こえる者が二種類、って何か解る?
ゲイト。
私が戻るのが遅くなっても、誤魔化せますよね?
[囁くのは熱の篭った聲。
ざわり、と風もないのに束ねた髪が揺れた]
頼みましたよ。
医師 オトフリートは、新妻 ノーラ を能力(襲う)の対象に選びました。
[気がつけば視界に広がるのは見知らぬ天井。以前、確かこれと似たような風景を見た気がしないでもないが]
ああ、そっか…確か…。
[酔いも手伝ったのか、家の惨状の事もあり「帰りたくない」気分が強かった。女将やアーベルから事情も事情なので格安で泊めてやると言われて、朦朧とした意識のまま宛がわれた部屋へと転がりこんで]
[ふらふらり。
何となく、足が向いたのは鉱山の方だった。
どこまで自分は仕事馬鹿なんだろう、などと考えながら、そこらに零れ落ちている原石の欠片を拾い上げる]
……こんなんじゃ研磨も出来ねぇよ。
一つでも良いから、塊落ちてないもんかなぁ。
[そんなことを言いながら、日暮れまで誰も居ない鉱山の入り口付近をふらついていた]
人狼に脅されている。のかな。
[ぽつりと呟いて。もう一度思考の海へ。]
ティルを視たと言った理由として考えられるのは……
ひとつには、人間のティルを視たふりをして、人間、と素直に言った。
ふたつめには、人狼のティルを視たふりをして、人間、と嘘をついた。
人狼を判別できる力がある、って名乗っているのは自分だけなんだから、人狼を視て人間といった可能性は少し高い……? そしたらその人狼は疑われることもないし。
でも、そういう力を持つ者がいるかもしれない、ってまだ警戒してることも考えられる。
なら、人狼を視るような真似はしない、かな。
[結局は]
……判らない。
[首を振るしかない。]
君には、負けると思うが。
[捻くれてる、という評価にくすり、と笑いながらこう返し。
続いて投げられた問いに、僅か、首を傾げて]
聴こえる者……?
俺が知る限りでは、見極めるもののもう一方──死者の声を聞くものが、一つ。
それ以外だと……余所の伝承には、意識の声を聞き取り、会話できるものなんかも出てくるが。
あと、考えられるのは、狼の囁きを聞き取れるもの……かな。
[力ない笑みには僅かに眉を潜めたが。
オトフリートに促され、こくりと頷き素直にそれに従う。
暗い玄関の中へと入り、完全に影に沈みこんだ後で振り返り、闇の中からオトフリートを見あげた。]
ミリィの事は、心配しないで下さい。
…ずっと、傍に居ますから。
[小さくどこか冷たさを含む声は、今はオトフリートにしか聞こえない。]
どうぞ、お気をつけて。
Mein domine.
[さら、と衣擦れの音。深く一礼するような気配。
そしてオトフリートの姿が見えなくなるまで、その場に暫く佇んだ。]
/*
ひ、一人芝居が寂しいなんて思ってないんだから!(めそ
何でこんな絡みにくいキャラにしたんだ、俺…!
悪役やるためです、ごめんなさいorz
そう。解らない。
[確認には頷きを返して、ユーディットの結論にあっさりと同意した]
そもそも人狼と通じているかも解らないのだから、
仮定を積み重ねれば、理由なんて、幾らでも考えられる。
ただ、人間ではあるから、
今は放って、様子を見るしかないかな、と。
それくらい。
真偽まで判れば良かったんだけれどね、大分、力も落ちたみたいで。
[残念、と肩を竦めてみせた]
/*
うーん。
真面目に襲撃先の当たりがつかんなぁ。
今ここにいる面々には、初回には来ないと思うんだが。
(なんせ情報が途絶する)
難しいなあ、これは。
ミリィが処刑死じゃない以上、場を動かすためにも襲撃は通すべきだし。
というか、初回GJは厳禁だしな!
デフォのままで、大丈夫、だよなぁ……。
主様の仰せのままに。
[赤い世界でロストに応え。
エウリノの柔らく向けられた、おそらく心配ないというような意味をもつそれを向けられ微笑んだ。
共に行くというロストにも礼するような気配をみせて。]
どうぞ、ごゆっくり。
お楽しみ下さい…。
[ユリアンは「人間らしい」、そうアーベルが言っていたという情報を頭の片隅に置く。
二人の不穏なやり取りには少し身を引いて、少し困ったように両方の顔を見ていた。
聴こえる者、の話題になると、はっとして]
あ、はいはいはいっ。
[勢いよく手をあげる。]
あの、ブリジットさんに聞いてきました。
ブリジットさん、死んだ人の声が聞こえるそうです。
ギュンターさんの声も聞こえてた……聴こえてる、らしいです。
[イレーネと場所を入れ替え、灯に照らされた口元には薄い笑み]
よろしくお願いします。
[踵を返し、振り返らずに去ってゆく。夜の闇の中へと]
俺に勝ったら人間として終わると思う。
[まあ、それはおいといて。
と、一つ言葉を区切ってから、エーリッヒの回答に耳を傾ける]
余所の伝承――成る程、ねえ。
それが存在するとしたら、先の仮定も、変わりそうだね。
その事を口にした当人が、
あの場では話さなかったのは気になるけれど。
[起きたのはいつだったか、陽の当たる、だがどことなく薄暗く感じられる村の中を、ふらふらと歩く。どこを目指すという風でも、誰を探すという風でもなく。時折会う村人は女性を見るなりそそくさと去っていったり、遠巻きに何か噂話をしたりした。それも気にはしないようで]
黒は白と変わり得るか。
白が黒と変わり得るのなら、それも有り得るのではないか。
質量保存。
どう思うね、諸君。
[誰に向けてか、誰に向けてでもないのか、時折語りながら。段々と暗くなる中、歩み続ける]
[挙手したユーディットの言葉に、そちらを見やり]
ブリジット、が?
昨夜、話してたのは、それか。
死者の声を聞く者……ね。
[妙に納得してしまったのは、昔からの彼女の様子を知るが故か]
……それを言い切るのはどうかと。
[アーベルには一応突っ込みを入れつつ]
囁きを聞き取れるものが、いるならば。
ある程度の図式は成立するのかな、現状で。
……ん、当人、って?
[夕闇に紛れ、街の中へと移動する]
狙いし獲物は宿の中。
さぁ、狩りの始まりだ。
[血と肉を求め、定めた獲物が居るであろう宿屋へと足を向ける]
予知夢って言っていたくらいだから、
てっきり、視えるとでも言い出すのかと思ったけど。
[意外、という呟きは、小さなもの]
まあ、でも確かに、何かの声の一つや二つ聴いていそうだ。
[アーベルの返事に、そう、と返し。]
昔からそんな力があったの?
それは……大変ね。
[人の何かを余計に見られる、ということは、便利だろうが時に非常に疲れることのように思えて、そう言った。]
意識の声を聞き取り――
――狼の囁きを聞き取れる?
[エーリッヒの声、前者についてはよく判らなかったが、後者は。]
それって、そんな人が居たら、すぐに人狼が誰か判るのに。
[でも、もしそういう人が人狼の味方になっていたら?
ふっと過ぎった考えに、背筋が一瞬凍った気がした。]
成立し過ぎて、気味が悪いけれどね。
[ゆるり、身を起こす。
肩を鳴らして、伸びをした]
ゼーナッシェさんだよ。
あの場で此方に訊いておきながら、
自分の知る情報を明かさないとは、ねえ。
[闇に消えた姿は闇の中を渡り動く。
目指す先はもう一人の気配が向かっている場所]
温かい血を、甘やかな肉を。
渇きを覚えるこの身を満たすために。
[口元の小さな小さな、自分でも気付けぬ違和感を除いて。
彼の意識は緋色のそれに塗りつぶされてゆく]
だから、こんなに捻くれた訳。
[白金のピアスを指先で弾きつつ、ユーディットに、笑って言う。
後に続いた言葉には青の瞳を眇める。可能性はまた一つ、増えた]
さて、と。
言う事も言ったから、そろそろ失礼しようかな。
[宿の雨戸は固定されており、外の様子は漏れてくる光程度にしか判らず。今が何時なのか自分がどれくらい寝ていたのかもわからないまま]
…どんくらい寝てたんだろな。俺は…。
[いつもの癖で頭の髪をかきあげるが、それに合わせて鈍い痛みが響く]
…うわっちゃー…二日酔いかよ。
ああ、確かにすぐにわかるだろうが。
聞こえる理由は、『そちら側』に惹かれる要素があるが故、という場合が多いらしい。
……それに、それを理由に告発したとしても、大抵は狼に連なる異端として蔑視されるか、最悪、処断されるだろう。
[ユーディットの言葉に、淡々とした口調でこう言って]
……ほんとに、な。
出来すぎなのも、色々と考えちまう。
[アーベルの言葉には軽く、肩を竦め]
先生が、か……。
ん……まあ、中々手の内は晒さん人だと思ってるが。
あら、確かに捻くれてるけど、私はアーベルのこと好きよ。
[笑みには微笑み返して。
アーベルとエーリッヒのやり取りを頭に入れ、オトフリート先生が……と、呟いた。
まだ、その瞳は思考の中。
ふと、退出するアーベルの声が聞こえ。]
え、もう帰るの? お茶でも飲んでいけばいいのに。
[オトフリートの姿が見えなくなったのを確認してから、知った家の中を歩いて二階へと。
部屋の中に入り、昨日と変わらない場所にあった絵は――確かに美しかった。
夜の闇の合い間に煌く月に照らされ、空の色は鮮やかな七色に変化し、輝き。
暫く、見とれた。
ミリィの事も何もかも忘れ、ただ美しさだけに魅入られた。
数分だったか、それとも数時間だったか。暫く後にはっと我に返った。]
…これ、って。
[あまりの美しさに寒気がした。
美しくて、美しすぎて―――これは危険だと、思った。]
/*
ま、いざとなったらアーベルに「殴られて気絶してて☆」でも構わないと思いますけれど(笑
多分ちゃんと提案すれば了解はくれるんじゃないかな。
そしてそれを「仲間割れ?」とか言い募ったりも(ぉ
「あやふやな知識」だったからかも知れないけれど、ね。
[一度、訊きに行くとしようか。
そう、内心独り言ちつつ扉へと視線を移しかけ――ユーディットの言葉に、彼女の方を見た。微かに、笑みを作って]
それは、どういう意味で?
場合によっては趣味を疑うけれど。
いや、よらなくてもかな。
[ノブに手をかけた]
そうしたいのは山々だけれど、エルザ姉が煩いから。
……対策のための知識を求めて、とは、言っていたが。
[呟く緑の瞳に宿るのは、思案の色。
帰る、というアーベルの言葉には、ああ、と声をあげ]
そっちも色々と大変かも知れんが。
……無理は、するなよ。
/*
<GJ
うーん、大丈夫だとは思うけど。
まぁ最悪アーベル帰宅前〜とか時間軸ずらす、とか。
…これも微妙かな。
まぁ何とかなるさ?(ぽじてぃーぶ
/*
何とかなるなる、きっとなる。
襲撃は夜ってしてるしなぁ。
どの辺りの時間軸までは指定して無いし。
如何様にもなると思う。
やっぱり……。
[エーリッヒの淡々とした説明に、嫌な予想が当たっていたことに、ため息をつく。]
処断されるのが怖いというのは、判りますけど。
人狼に惹かれる人の気持ちなんて、さっぱり、全然、まったく判りません。
あれはただの化け物です。
人を玩具にして弄んで全てを奪い取ってせせら笑う。
そういう生き物ですよ。人狼というのは。
[一瞬、瞳に暗いものが浮かんだ。
だがそれは本当に刹那のこと。]
どういう意味?
……って、そのままの意味だけど?
失礼ね、趣味は悪いほうじゃないわ。
ん……、それじゃ、気をつけて帰ってね。
[そう、彼女にこの絵はかけるはずがない。
彼女の描いた絵を、それこそ練習のものから未完成のものまで、いくつも見せてもらった事はあるが、それらは全て彼女の父親のものと比べると、確かに見劣りしていた。当然といえば当然の事だったが。
けれどこの絵は、父親のそれを軽く越えていた。
そんなこと、ありえるはずがない。
昨日、未完成だった頃のそれは確かに彼女の絵だったのに。
たった一日でまるで生まれ変わってしまったように見える。
描ける筈のないものを、彼女は描いてしまったのだ。]
………ミリィ…。
貴女、一体何をしたの………?
[ベットの中で眠る親友は、何も答えてはくれない。]
それにしても、予想が全然当たってない。
多分、プロ最初に適当にやった予想も当たってない。
……ミリィがうつったかなぁ。
まあ、俺にもわからんけれど。
……人の考え方なんて、それぞれだからね。
[ユーディットの言葉に軽く、肩を竦め。
瞳に一瞬過ぎった陰りらしきものに、微かに眉を寄せる。
最初に自衛団長から話を聞いた時もそうだったが、彼女が人狼について語る時は、いつもと違うものが感じられ。
それは、微かに気にはなっていた]
エーリ兄には言われたくないね。
[けらり、軽く笑った。
ユーディットの疑問にも、やはり笑んで]
男相手にそういう事言うと、誤解するかもねって話。
[そうして、片手を挙げ、メルクーア宅を後にした]
[闇の中から現れた姿。
窓からの灯りに浮かび上がったのは、口元の歪んだ笑み]
お待たせをしましたか。
[熱を帯びた声は静かに投げかけられた]
[日も暮れてきた頃だったろうか。ふと僅かに目を見開き、空いている方の手で片耳を押さえる]
……変容!
[声をあげながら、広場へ続く道の端へとしゃがみ込んだ]
…………。
大きなお世話だ。
[立ち去り際の言葉への反論は、多分、届きはしなかっただろうが。
アーベルが立ち去ると、一つ、息を吐いて]
考えるための要素は大分増えたが……。
さて。
[どうするか、と。
零れ落ちるのは、小さな呟き。
未だ、自身の力にて成すべき事は、明確に定まらぬままで]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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