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漫才師 史人 は、フリーライター 礼斗 を占った。
次の日の朝、未亡人 綾野 が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、フリーライター 礼斗、漫才師 史人、高校生 伽矢、ママ 百華、巫女 神楽、童話作家 雪夜、少女 千恵、高校生 瑞穂、女子大生 黒江 の 9 名。
そっか……。
[巫女の答えに落胆と安堵が交る声を漏らす。
しかし意識は僅かに引っ掛かった言葉に向けられた]
……見えない?
[意図の汲めない言葉に訝しげな表情になる]
[白銀の髪の人物に訊ねられると、神妙な面持ちで頷いた]
出来れば、手を貸して欲しい。
その様子じゃあんたらも知ってるんだろ?
今ここがどうなってるかを。
千恵がそいつらに襲われる前に、見つけたい。
[それは懇願にも似たものだったろうか。
幼馴染の疑問には、「ちょっとな」と少し罰が悪そうに言う]
この間、オレが一方的に追いかけ回した形になっちまって。
迷惑かけちまったんだ。
もー、せったんは恥ずかしがりやなんだから。
俺がお前らの命を救ってやったんだぜ。うわっはっは!ぐらい言っても全然問題ないのに。奥ゆかしいなあ。
[雪夜にやはり茶化し気味にそう言ってから、瑞穂に視線を向けて]
簡単に言えば、色んな人が一斉に憑依されて暴れまわっている感じ?
それから、桜から半径500mの円によって結界が施されていて、そこから抜け出すことが出来なくなってるの。それを解除するには、憑依されている人。ええと、憑魔っていうんだけど、それを全て浄化しないと出れなくなっちゃってるの。
と、確か本に書いてあった。
[一応、綾野に視線を向けて、間違ってないか尋ねたが、彼女はゆっくりと頷く]
憑魔…
[聞きなれない言葉のはずなのに何かが胸の中でざわめく]
いえ、静音さんは悪くないです。
[すぐに謝る様子に首を振り、その後に断言する様子に思い浮かぶことは一つ]
最悪の結果って…、
静音さん何か知ってるんですね?今何が起きてるのか。
[手を貸そうかと声をかけられ雪夜に視線が向く。
目立つ人だなという印象]
ええ、手を貸していただけるのはうれしいですけど…。
[そもそも千恵を知らないかもしれない相手に人探しを頼んでもと思った]
―礼斗宅―
[伸びた氷の棘は、礼斗の頬に浅い傷と微かな冷たさを残すか。
掌を外し、ついた少量の血を口許に運ぶ]
……成程。
[拡がる味を確かめ、頷いた]
手は多い方が良い。
それに、千恵はリュック持ってったんだろ?
ウサギのリュックなら目立つはずだ。
[渋るような幼馴染に、目印になるだろう従妹の特徴を挙げながら言葉を向けた。
早く見つけ出したい、そんな思いばかりが先行する]
[伽矢が訝しげな声を上げるのを聞き、説明を続ける]
うん。私は死者が見えるからさ。
なんつーか、結構今更な告白なんだけど。まあ、それ自体は昔っからそうだから、みずちーに聞いても分かると思うよ。
ほんで、ついでに言っておくけど、その能力は『司』っていう、憑魔と相反する能力なんだ。
要は、憑魔を浄化する役割を負っていると思ってもらえればいいかな。
総合すると、死者が見えて、憑魔を浄化することができるのが私ってこと。
……実は、この司って憑魔に狙われやすいらしいんだけどね。だから、あんまり私と一緒にいないほうが安全だとは思うよ。
―住宅街・路地―
[怖くないと呪文のように言われると、ちょっとづつ怖くはなくなってくる。
見知った伯母にぎゅっとされて、あったかいからかもしれない。
百華に問われ、こくこく頷き。]
にいちゃ、もうおうち帰ってる?
うん、なら、ちえもかえる。おばちゃもかえろ?
[そう言うと、離れて百華の手をぎゅっと、いつもより強く握った。
怖いのをそれで紛らわすように。]
/*
メモで聞かずに動いても良かったのですが。
時間齟齬だけは避けたかったもので。ごめんなさい。
コンビニ出たのが夕方以降、それでコーヒー冷める程度の話をしていたら夜になるのです。こちらの都合だけだと。
で、占と霊が出たので。残るは守護ですね。
礼斗は違うっぽいかな今回。…弾いてたら申し訳ないですに(汗
でもって私は動けてない。狼さんたち、困ってたらそれもごめんなさいですよっ!
[伽矢の説明に雪夜に思わず頭を下げた。
その後、伽矢が雪夜に頼む様子に迷いは消えて]
すみません、もし迷惑でなければ私からもお願いします。
……ふーん、この巫女、司なのか。
[低い聲が響く]
色んな意味で面倒なやつなんだな。
[その感想は先程聞いた白銀の髪を持つ人物の言葉で連想されたものだった]
―住宅街―
[声の流れてきた方向を見る。人影が一つ。
マンションに戻ろうと思ったが、そうすると相手からも丸見えになる位置になってしまった]
…ダメなの。
でもまだ死にたくない。
[身を翻して角を曲がった。
幸いこちらには人影が無い。路地を抜けていけばさっきの人影とも鉢合わせしないだろうかと考える。
ウォーキングシューズの軽い足音が僅かに響く]
─自宅─
[頬に触れる冷気と、微かな痛みに顔を顰める。
その間に、棘は離れ。
痛みの元に触れた手には、微か、濡れた感触]
……で。
お見立ては、如何に?
[史人が血を口に運ぶ様子にも、表情は変わらない。
以前、これよりも更に凄惨な様を間近で見たが故か]
……死者が?
[続いて説明されるも、要領を得ない返事をするばかりに。
けれど、最後に告げられた言葉にあからさまに落胆の色を示した]
…それじゃあ、手伝って貰えないんだな。
早く千恵を探したいのに……。
[狙われやすいなら、探しに行けば逆に危険に晒すことになるのかと。
オレの頭は既に従妹のことでいっぱいになっていた]
[神楽の説明は納得がいくものだった。]
それでは、その憑魔っていうのを浄化すれば皆助かる…。
[復唱するように呟いて、続いて聞かされる神楽の素性]
そんな大事なこと、隠さないで大丈夫なんですか?
[かけるのは心配の声、それと同時に一つ思ったこと]
静音さん…、その憑魔っていうのになると…どうなるんですか…?
その人って助けられるんですか?
[神楽の言葉に、頭が痛くなってくる。]
…………いや、ありえねぇから。
てか、もうお前しばらく黙っとけ。
[そう言って、神楽を無視して話を進める。]
で、だ。……ウサギのリュック、ねぇ?
一応、他の特徴も聞いときたいんだが。
―住宅街・路地―
[千恵ちゃんがこくこくと頷く。僅か遅れてうさぎも揺れる。
なんだかそれがおかしくて、小さく笑った]
うん、伽矢も瑞穂ちゃんもきっと、おうちにいるよ。
おうちは怖くないよ。
(……誰にも侵入されてなきゃ、ね……)
[理性を失った人々が、不法侵入を気にするとは思えなかった。
力が篭った姪の手をこちらもしっかりと握り、歩き出す。
数冊雑誌の入ったビニール袋は、反対の手にぶら下げたまま。
襲われればこれで殴りつける事もできるだろう]
[そこまで言うと、綾野が驚いたような顔で神楽を見つめた]
『……っ。
神楽さん。憑魔というのは表から見て分からない人もいるのです。みだりに自分の立場を明かすのは辞めなければ、命に関わります』
え?あ、そうなんだ。
さっきのような分かりやすい奴だけじゃないのね。
まあでも、心配ないっしょ。
私はここにいる人は信じるよ。全員知った仲だし。
『憑魔とは人の心の闇にはびこるモノなのです。
今までと同じようには行きません』
うん。それでも、私は信じるんだ。やっぱ、信じないで疑念を抱くよりは、信じていたいし。
/*
あいかわらず、そういうこと言う人に限って狼包囲網が敷かれていたりする。
まあ、わかってやってる人もいるんだろうけど。
『ヨウコはダメ。壊れてしまうから』
[どういう意味かは分からない。
ただそれは逆らいがたい意思として心に染み込んでゆく]
『桜の花に身を委ねて』
[捧げるのではなく、委ねて]
―住宅街―
[タッタッタと走る。
広い道を走っていると何となく怖かった。から、気配の確認もせずに路地の一つへと入り込んだ]
っ。
[前方に大小の人影。
奥の方が暗いから、相手の顔までは分からない。足が止まる]
[落胆に俯いていたが、白銀の髪の人物に訊ねられ、オレは顔を上げる]
千恵は、身長はこのくらい。
髪が金髪で、今はピンクの服を着てるはずだ。
[自分の身長と比べての従妹の背丈を伝え。
外見の特徴も伝えた]
ああ、まったくよりによって。……神楽が司ねぇ。
うわぁもう、めんどくせーな。あらゆる意味で。
[どうにも溜め息しか出ない様子。]
つーかうぜぇ、この女うぜぇ。
さっさとどっか行けよマジで。
[手を貸してくれると踏んでいた相手がなかなか動かないのに苛立ちを覚える]
瑞穂も司っぽいし、こいつらまとめて喰っちまいてぇな。
[千恵の外見を伝える伽矢、携帯のことを思い出し]
あっ、私の携帯に千恵ちゃん撮った写真があります。
[圏外表示のままの携帯を開いて千恵と伽矢が並んでいる写真を雪夜に見せた。
千恵の方はうれしそうにこちらに満面の笑みを浮かべながらピースをしていた。]
そっちの女の子です。
[伽矢の言葉に]
んや。
せったん持っていっていいよ。だから、大丈夫よ。
私が危ないってだけだから。
[そして、瑞穂の言葉には]
だーいじょうぶ。私はみずちー達を信じてるからさ。
憑魔に囚われた人間の行く末、か。
とりあえず、憑魔になったものは、生者の血肉を食らう存在になるらしい。実際襲われたし。
助けられるかどうかは……難しい、としか言いようが無いかな。
私に出来るのは死者の浄化だけだから、あまりたいしたことできないんだよ。
どうやら憑かれてはいないらしいな。
……今のところはだが。
[促しに視線を合わせて告げた。
二言目はやや抑えた声で]
あぁ、傷のほうはすぐ直るから心配するな。
[聞かれてもいないことを付け足してから、背を向けた]
てめぇが邪魔なんだよくそ女。
なぁ、綾野だけ連れ出せそうか?
ぜってー離れねぇぞ、このくそアマ。
[表で殊勝にしている分、苛立ちは募るばかり]
―住宅街・路地―
[反対側の手には絵本。うさぎは背中で動きにあわせてひょこひょこしている。
百華が何でか笑っているのか分からなかったが、笑みにつられてこっちもはふり、微笑む。
伯母の胸中で不安やら心配やらが渦巻いている事などしらず。
知った大人と一緒にいられると安心してくる。
怯えはちまりと残るものの、だいぶ元気よく歩き出した。]
あっ。
[と同時に前に人影が見えた。
とたんにびくっとうさぎが止まる。]
/*
こっちが必死で移動させようとしてるのに気付かないで頑なとかマジ勘弁。
綾野襲撃のために離したいんだからさ。
せめて綾野動かすのもうやめてくれ。
それはうれしいですけど…、
[綾野の言葉に神楽の返答、思うところがあったがそのことは口にはださず。
代わりにもう一つの質問をした]
その憑魔になったら、その、身体能力あがったりとかそういうのあったりするんですか?
[ずいぶんと自分でも具体的なことを聞いた気がした]
― 住宅街 ―
[千恵ちゃんの手を引いて、歩いた。
できるだけ彼女の足に合わせようと、急く気持ちを押さえゆっくり歩く]
『タッタッタ……』
[規則的な足音にぴくりと止まる。
足音が近づいてきて、主の影と共にぴたりと止まる。
私は雑誌の入った袋をしっかりと握り締めた]
離れちゃだめよ。
[隣の姪に小声で言うと背中に庇い、相手の挙動をじっと見た。
雲が途切れ、さした月明かりに薄っすらと顔が見える]
……あんた、コンビニの子?
─自宅─
……今のところは、ね。
[抑えられた二言目に、口の端が上がる]
後にも先にも、憑かれる気はないさ。
……知り合いに、自分が『喰われて』浄化される未来なんざ、考えたくもない。
[それは、実際に目の当たりにした光景だから。
考えたいとも思わなかった]
……なら、いいけどって。
それより、黒江嬢。
大丈夫、かね?
[伽矢から聞いた身体的特徴と、瑞穂から見せられた写真を見ると、]
ああ、だいたいわかった。
とりあえず、急いだ方がよさそうだな。
……時間が惜しい。行くぞ。
[そう言って駆け出す。だが、数歩進んだところへ振り向くと、]
……で、神楽。お前どうするつもりだ?
ここでそいつと一緒にジッとしているつもりか?
[そう言って、ギロリと綾野に目を向ける。]
―住宅街―
子供…?
[最初に上がった声は高く聞こえて。
ガサという聞き慣れた袋の音と一緒に届いた声は、どこか覚えのあるものだった]
アルバイトはしてますが。
[緊張していても声は普段と変わらずに、答える]
………そっか。
[神楽の返答には更に重い落胆の色を示す。
次いで視線は紅を纏う女性へと向いた。
桜についての警告をしていた人物。
彼女が手伝ってくれることはあるのだろうかと考える]
……正直な所。俺にもこいつが何したいのかさっぱり理解できねぇんだよな。
いっそ、お前の連れだけどっか遣って二人とも殺してしまおうか。
ああ、もうそれでいい気がしてきた。
身体能力向上?
あんのかな?
さっきの憑魔の群れを見ている感じだと、あんまりそうは思わなかったけど。出不精のせったんでも逃げ切れたぐらいなんだから。
司はあるらしいよ。
なんかこー、自然の力を借り受けて、常人には発揮できない身体能力が上がるの。
どっちかってーと、そういうの詳しいのあやのっちじゃないかな。
あやのっち、どうなの?
[綾野に話を促した]
/*
ところで、公園からは離れておかないと。
綾野さん、襲撃できないんじゃね、赤組?
[描写きてないのが、ちょっと心配]
―住宅街・路地―
[百華に言われてこっくり頷き、手をきゅっと握った。
月明かりで見えた顔、たぶん女の人。
怖い印象はないように思うが、知らない人なので戸惑い気味。
うさぎも背中でじーっとしている。]
………おばちゃ、だあれ?
[黒江に言ってみる。]
/*
RP的にぶん殴って引き摺っていくのも選択のうちかなーと思い始める。
PC視で、この女共は少女の緊急時に何くっちゃべってるのか、と。
― 住宅街 ―
ああ、やっぱり。
[私や千恵ちゃんを追いかけていた者の様な、ラリった様子はなかった。
それで私は少し安心し、コンビニの子に数歩近寄った]
あんまり笑わない子。よく覚えてる。
OK。
行ってらっしゃい。
[と、雪夜に手を振りかけたところで、彼が振り向き、言葉をかけてきた]
もー、なんで女の子をそういう目で見るかなあ。
あやのっちだって、色々と大変なんだよ?そこまでちゃんとケアしてあげないと。
私は、迷惑かからないようにどこかでしばらく隠れていよっかなって思ってる。
ここにいたら、憑魔呼び寄せて、またあやのっちとか他の人に迷惑かけるかもしんないしね。
ま。憑魔が来てもなんとか逃げ切って見せるよ。こう見えて逃げ足は速いほうだし。
見よ。この黄金の足を。
[んなことを言ったが、袴なので見えなかった。
いや。おみ足が少し見えるというのは、なんというか、すごく色気があった]
/*
PL的には喋る人は残したいけど、阻害する人は残したくないよな。
マジでさ、襲撃されるキャラの傍にずっと居るとか勘弁して欲しい。
最悪強硬手段取ろう。
目の前で手段不明で殺す、綾野を。
/*
業務連絡。
これ以上やっても神楽が動かないようなら、強硬手段出るか?
目の前で殺すけど、姿は見えてないってので。
このままじゃ埒が明かない。
もしくは神楽落ちたら勝手に動かす。
[神楽の説明を聞き、自分の中で結論のようなものが出た。
そう思うとなんだかそれは確信に思えた。
重ねて聞かされる綾野の話はほとんど耳に入ってなかった。
すでに気持ちは千恵のことに向いていたから]
ありがとうございました、静音さん。
[頭を下げてもう一人の女性にも頭を下げてから名前につまると綾野だと伝えられた。]
その、『静音さんも』気をつけてくださいね。
[もう今にも探しにいこうとする伽矢達に]
いこっ、早く千恵ちゃん探しに。
その様子なら、当分は大丈夫だろうな。
[振り返り、にやりと笑み返す]
さぁて。
さっきの奴が憑魔じゃねぇという保障も無いが……
[再び視線は窓の外へ]
いなくなられっと色々面倒だしな。
残り時間も少ないが、少し暴れてくるか。
[言って、窓を開け放つ]
高校生 瑞穂は、少女 千恵 を能力(守る)の対象に選びました。
これで、俺が『憑魔』になったら。
龍先輩に、申し訳ないからな。
[珠樹にも、と。
それは口には出さずに]
それは、否定しないが……って、ちょ。
[開け放たれる窓。
ほんの少し、嫌な予感がした]
おい、ここ、三階……!
/*
雪夜が綾野引き離しの行動をしたのが昨日の21時半ちょい前。
引き剥がすまでにかかった時間、約4時間。
もう、ホントに勘弁して…orz
/*
……これは。もう、どうしてやろうか。
不可視でーってのはあんま乗り気しないんだけどねぇ。
とりあえず、考えるの含めて1時くらいまで様子見ていいかいの。
うん。
気をつけて行ってらっしゃい。
怪我しないようにね。
[離れていく瑞穂に笑顔で手を振った]
さーて、隠れ場所探さなきゃなー。
あ。あやのっち、そんじゃまた後でね。
お互い、生きて会えるといいね。
[そう言い残し、神楽が隠れ場所を求めて*彷徨い始めた*]
―住宅街・路地―
おばちゃ…って私?
私は黒江瑤子。百貨店に行く手前のコンビニでバイトしてる。
[この年でその呼ばれ方は内心引き攣らないでもなかったが。顔に出ないのは嬉しいことか哀しいことか。
百華への答えを補強するかのように名乗った。
笑わない子、には事実なのでコクリと頷いた]
「どぉこだぁ〜い」
[離れた場所から響く男の声]
奥に。やり過ごしましょう。
[近づく百華の横に並んで今来た道を振り返った。
コンビニ袋だけで成人男性らしき相手に勝てるとは思えなかった]
ああ、行こう。
[話し終えたらしい幼馴染の言葉に頷きを返して。
オレは急ぎ足で移動を始める]
千恵……!!
[無事で居てくれと、願いを込めて名を呟いた]
……その言葉忘れんなよ。
[忠告のような言葉と共に、手摺に飛び乗り、その上に立つ]
あぁ悪い、窓閉めといて。
[何でもないようにそんな謝罪を残し、にまりと笑って 跳んだ]
―住宅街・路地―
[伽矢と瑞穂より上、20代から全員おばちゃんに見えるのは子供の性。
黒江の心の嘆きは聞こえず、名前を言われると覚えようとして頷いて。]
ちえ、高井千恵っていうの。
[行儀よく名前を言うと、さっき聞こえた飴のおじさんの声がして固まった。]
ぁぅ、おじさん…。
[今はものすごく、会いたくない。
奥にと言われると、きょとりとする。
促されると、大人しく奥のほうへと連れられる。]
……………はっ、俺はまだこいつを信用しちゃいないんでね。
そもそも、自分のではないとは言え子供の危機に動かねぇ女なんざ、碌なもんじゃねぇよ。
[神楽の言葉に、嫌悪感露わに返す。
身を隠すという神楽には、「そうかよ」と短くぶっきらぼうに返すと、]
……ああ、今行く。
[先に行く瑞穂たちに続いて、その場を後にする。]
…………逃げるだけじゃ、何にも救えやしないのに、な。
[ポツリ呟いた言葉は、誰の耳にも届かず風に*消えるだろう*。]
―住宅街・路地―
黒江さんね。 覚えたわぁ。
私は高井百華。この子の伯母で、スナックのママやってる。
……千恵ちゃん、おねぇちゃん、よ。
[女性の店員だったから、名札は気にしていなかった。
しかし、姪にとっては20前後で既におばちゃんに見えるのだろうか。
黒江さんの肌は私より数段綺麗で、若さが溢れていて……羨ましかった]
出たわね。
[私は黒江さんの促しに従い、千恵ちゃんを壁際に寄せ奥に進んだ]
霞? ……この辺、霞なんてでたっけ。
[少し、首を*傾げた*]
……忘れたときは、遠慮なく、『浄化』すりゃいい。
[忠告のような言葉に対する言葉は、届いたか。
半ば予測していた通り、窓から飛び降りる姿に、零れたのは嘆息]
龍先輩も、近い事はやってくれたが……。
って、俺ものんびりはしてられん、か。
[誰もいなくなった窓を閉め、それから、ジャケットを引っつかむ。
戸締りだけは確認した後、ジャケットを羽織ながら階段を駆け下りた]
[走り出しながら、探すのを手伝ってくれると申し出た男性に]
あっ、私は稲田瑞穂って言います。
[自己紹介をした、思えばその人の名前すら自分は知らない。
きっと作家としての名前を聞けばすぐにわかるだろうが。]
こちらは高井伽矢、私の幼馴染です。
[自己紹介を終えると後は黙って走りだした向かうのは住宅街の方へ]
ママ 百華は、ここまで読んだ。
/*
ああ、ヤバい。
テンション下がってる。
自分の決めた苗字が蔓延してるwwww(*ノノ)
ぐらいにはなったけど、それ以上上がらない。
[基準が意味不明]
―住宅街・路地―
千恵ちゃんと、高井…百華さん。
よろしく。
[路地奥に入りながら軽く会釈した。
おねぇちゃんと訂正してくれたことに心の中で喜んだ。
こうしたのが表に出せればきっともっと友人もいたはず]
さあ。
桜が狂い咲く位ですから、気象が変にもなってるのでは。
[首を傾げる百華に答えた。
呟きを聞きとがめられていたなら、おまじないですとだけ答えるつもりだった。実際そんな程度のつもりしかない。長く続いてくれるものでもなし]
「きめるはこころ。
おもいのままに。
えらぶことなど。
たしゃにはできぬ。
ゆくもかえるも。
しるべはこころ。
やみにしずむや、ひかりにまうや。
そのゆくすえはだれもしらぬよ」
[移動しながら自己紹介する幼馴染。
オレが余裕が無いのを悟ってか、代わりにオレの名前も伝えてくれていた。
白銀の髪の人物から名乗られれば、耳に入れるくらいはしただろうか]
千恵ー!
居たら返事しろ!
[もはや形振り構わず、従妹の名を呼びながら住宅街を進んで行った]
響く、歌声。
それは、鈴の音とそして、花弁と共に、風に乗る。
ひら、はらり。
はら、はらり。
舞い散る薄紅は雪の如く。
ただ、響く歌の声の主は。
桜の帳に、その身を隠したまま──**
―住宅街・路地―
くろえおねえちゃ。
[百華に言われて、こくり、頷いていいなおす。
本をしっかりもったまま、先に奥のほうに入れられたので、遠くが霞んでいるのにはうすぼんやりとしか気づかない。
一人手前の方に立つ黒江を、きょとと見つめ。
うさぎも脇から、こっそり覗く。
おじさんの声が遠い。]
「どこだぁ〜い千恵ちゃぁあん。
ほら、飴玉あげるよおぉ?
出ておいでぇえ。」
[とか言いながら、おじさんの声はどんどん遠くなっていった。
はふぅと、息つきほっとした。]
―マンション前―
[落下の最中届いた声に、口許を笑みが掠める。
そのまま地面に激突する寸前で体勢を変え、片足ずつ着地し、……足裏からの痛みに眉を顰めた]
……あぁ、やっぱ使い辛ぇな。
多少傷付くかも知れないが、……まぁ仕方ねぇか。
[手をぱたぱたと払って]
あっ。
[おじさんの声の代わりに、知った声が聞こえてくる。]
かやにいちゃ!
[ぱっと百華の手を離し、黒江をすりぬけ霞の向こうへ。
おじさんがまだいるかもしれない、とかいう思いはすっとんでいた。
路地の間から、ひょっこりうさぎと飛び出した。]
千恵ちゃん、いたら出ておいで。
[伽矢と一緒にこちらも声に出して名前を呼ぶ。
歌声と鈴の音が今はしっかりと聞き取れた。近くにいる二人はどうだっただろうか?]
千恵ちゃん、返事して。
―住宅街・路地―
[千恵にも言い直されて頷き返した。
子供なら逆に聡く微妙に頬が緩んだことも気づけただろうか]
…行ったみたい。
誰か頼れる人がいるなら、移動しましょうか。
[男の声が遠ざかり、千恵と百華を振り返って提案した。
霞も流れ薄れてゆき、先ほどよりずっと若い声が千恵を呼ぶのが聞こえてきた]
あ、待って。
[駆け出してゆく千恵を百華と二人追いかけて路地を出た]
[呼びかけながら駆けて。
そして見つける大切な姿]
千恵!!
[他に何かが居るとまでは気付いていなかったが、従妹の姿を見つけて急いで駆け寄る。
手を伸ばし、膝から崩れるようにしながら従妹を抱き締めた]
千恵……良かった……。
[千恵の声と路地の間から見えたうさぎ、千恵の姿]
千恵ちゃん。
[駆け寄っていき抱きしめようとして、それよりも早く伽矢が千恵に駆け寄っていた。
自分は二人の後ろに立って安堵のため息]
よかった、千恵ちゃん、心配したんだからね。
[目の端にはちょっと涙が浮かんでいた]
ありがとうございました、おかげで見つけることができました。
[一緒に探しに来てくれた雪夜にお礼を言う]
[階段を駆け下りる途中、微かに聞こえた声。
覚えのある歌だった]
……『しるべはこころ』か。
[小さく呟いて。
最後の一フロア分の階段は、残り三分の二から飛び降りてショートカットした。
取材のために駆け回るのが常の生活、基礎的な身体能力は決して低くはない。
外に飛び出した時、史人の姿はまだあるか]
……暴れるのは勝手だが、あんまり目立ちすぎてもまずいんじゃねーの?
[もしあるならば、呆れたように。
こんな言葉を投げも*するのだが*]
ああ、やっと見つけた…。
オレにとっての一番の、餌。
[嬉しげな嗤い。
『其れ』もココロの奥底で哂う]
「貴様ノ望ミハ肉親ノ血肉ガ重要ダカラナ。
奪ワレヌヨゥ、精々気ヲ付ケルガ良ィ」
[それは真実なのか、はたまた『其れ』の戯れなのか。
どちらにせよ、オレにとって大事な従妹(エ)であることに変わりは無かった]
[黒江の頬がちょっと緩んだのに、気づくとちょっと嬉しくなった。
なんとなく、これが『ねえちゃ』と呼ぶ効果なのかなとは薄ぼんやりと理解したり。
そんな黒江から静止の声をかけられてもお構いなしに。]
かやにいちゃー!
[ててってと路地から飛び出し、伽矢に飛びつきぎゅぅとしがみついた。]
よかった、かやにいちゃ、いたー。
[逆に捜されていたのだが。
そんな事はおかまいなしに、嬉しそうに頬をすりよせた。]
―住宅街―
[千恵に駆け寄り抱きとめる姿。
その後ろからやってくる人々をじっと見た]
えらぶことなど。
たしゃにはできぬ。
[小さな呟きは近くの百華にも聞こえたかどうか]
よかったね。
[心配したという瑞穂の言葉が聞こえて、言った]
[そうして、伽矢たちと千恵を捜しに行く…………と見せて上手く姿を晦ますと、俺は桜の樹の下に戻ってくる。
戻ってきた事に不審な目を向ける綾野に、特に声を掛けるでもなく歩み寄る。
後ずさろうとも、歩幅が違うため必然距離は詰まる。
そうして、ちょうど綾野を見下ろす形になる距離で足を止めると、]
……なあ。あんた、伝承について詳しいんだろ?
なら、聞かせてくれよ。
『憑魔』に襲われるのってどんな気分なんだ?
『憑魔』に食われるのってどんな気分なんだ?
『憑魔』に食われた魂はどうなるんだ?
……あんたは『美味しい』のか?
…………あんたを食えば『俺』は強くなれるのか?
…………なあ、教えてくれよ。
[見下ろし、問い質す顔にはにたにたとした哂いが浮かぶ。]
みずねえちゃ!
[瑞穂も一緒で、わぁと嬉しそうに顔を輝かせる。
知った人が多くて幸せそうに。
心配したと言われると、ちょっと首を傾げたが。]
ええと、ええと、ごめんなさい。
[何だかおおごとになっている、そんな雰囲気も微妙に感じ取れたので、素直にあやまった。]
うん!
[黒江には元気良く、うさぎといっしょに頷いた。
呟きは遠くて、聞こえなかった。]
さぁて。
……と思ったが、出向くまでもないようだな。
[近付いて来る気配の方に目を向けた]
気配も隠せねぇ奴だ、喰えたとして大した力にもならんだろうが。
まぁ、肩慣らしにゃ丁度いいか。
[躊躇も何もなく呟く。
一度手を握り、開いて]
お前こそ、隠れといた方がいいんじゃねぇか。
『非力な一般人』なんだろ?
[掛かった声には振り返りもせずに言い。
やがて現れた『憑魔』に、にやりと獰猛な笑みを*向けた*]
千恵…怪我、したりしてないか?
一人で怖くなかったか?
[従妹の姿を見つけたことで、オレの身体に走っていた緊張が途切れた。
涙が溢れそうになったが、そこは従妹の前と言うことでどうにか堪える]
………お袋も。
それと……?
[いつもは敬遠しがちな母親の姿を見ても、今回ばかりは安堵の色が浮かんだ。
次いでもう一人の人物を見遣るが、どこかで見たことが、と言う程度ですぐさま誰とは直結しない]
あ、千恵ちゃんのことありがとうございます。
[頭を下げた相手はどこかで見たことあるような気もする女性、が誰だかわからなかった。
百華の姿も見えると]
百華さんも無事だったんですね。
[そして謝る千恵の頭をくしゃくしゃと撫でた]
今度から絶対に勝手にどこか一人で行かないって、約束して。
―住宅街・路地前―
ああ、従兄妹なんだ。
[百華がお袋と呼ばれて合点がいった。
息子だという説明もあったかもしれない]
黒江瑤子。コンビニ店員。
[とりあえず名乗る。こちらも見覚えはあってもそれ以上の記憶まではなかったので、一番通じやすそうな紹介を足した]
/*
とりあえず雪夜は頑張るんだ!!
綾野引き剥がしとか頑張ってくれてありがとう。
あそこで神楽がなかなか動いてくれないのは予想外だった…orz
周りからも「狼何してんだ?」って言われてるんだろうなぁ…。
さっき、にいちゃ捜してたらおばちゃと会ったの。くろえねえちゃにもそこで会ったの。
飴のおじちゃが来たけど、みんなで隠れてたの。
[とかいつまんで話す。細かい状況はまるで説明されていないが、少しは伝わるかもしれない。
ころころ、腕の中で嬉しそうにしていたら、伽矢が泣きそうだったのに気づいて、じーっと見つめて。]
かやにいちゃ、泣いてる?
[心配そうにうさぎも見上げる。]
はぁぃ。
[瑞穂に言われて、素直にうんと約束する。
伽矢にはこくこく頷いて。]
ちえ、けがしてないよ!
こわ………くなかったよ!
[だいぶ、怖かったわけだが。
そこは怖くないといいきった。]
……あ、あのコンビニの。
オレは、高井伽矢。
[女性の名乗りでようやく思い当たる。
従兄妹かと言われると、頷きを返した]
オレを、捜してたのか?
ちゃんと戻るって言ったじゃないか…。
[従妹の説明に、心配したんだぞ、と言葉を返す。
隠れてた、の言葉で何があったのかは大体理解した]
な、泣いてなんか…!
[従妹の指摘に強がろうとしたが、その言葉がじわじわと沁み込んで来る。
本当に涙が零れそうになり、再び従妹の身体を抱き締めた]
ホントに、心配したんだからな…!
[ヒィッと言う声を上げて立ち上がり逃げようとする綾野。
だが、それは叶わない。何故なら、]
[その手は氷漬けにされ、地面へ縫い付けられているのだから。]
はっ…………逃げれるわけ、ねぇだろぉがよ!!
[横っ面への回し蹴りが当たり、パキンという音とともに綾野が横に吹っ飛ぶ。
パキンという音は、凍傷を通り越して凍結した手首が呆気なく折れる音。
痛みはないのだろうが、喪失に狼狽する綾野。
そんな彼女にゆっくり歩み寄る彼の手には、地面から剥がし取った凍結した両手。]
ああ、さすが事情知るだけあるな。
甘美で、蕩けちまいそうだぜ。
[シャリシャリとその手首を齧りながら歩み寄ると、]
おかげで『こういうこと』も出来るようになった。
[そう言ってパチン指を鳴らす。
同時、空気中の水分が凝結し、氷の槍となる。
ひっと情けない声を上げる綾野ににたりと笑うと、]
(ザシュザシュザシュザシュ)
[無慈悲に振り下ろされる手。
飛来した槍は彼女の四肢を貫き、再び彼女を地面に縫い付ける。]
あ、本屋の。
いつもお世話になってます。
[瑞穂の名乗りにこちらも納得して会釈した。
時間の関係か瑞穂自身よりは父親と顔を合わせることが多かったが、稲田書店は週に何度かは(開いていれば)立ち寄っていた。
伽矢にも改めて名乗られれば会釈して]
で、これからどうするつもりですか。
[雪夜が白井夜とは最初の時点では気がついていなかったが。千恵の手にある絵本にはそのうちに気づくだろうか。
話が落ち着いてくるとそんな風に*尋ねた*]
ごめんなさぁぃ……。
[伽矢にぎゅぅとされ、ちょっと小さくあやまった。
背中のうさぎは嬉しそう。
黒江にどうするかと言われたので、きょとと伽矢や瑞穂や百華を見上げた。
ずりおちそうになった絵本を持ち直し。
ふと、奥に居た白い人に気づくと、目が瞬いた。]
……うささん!
[白く長い髪、赤い目は、背中のうさぎとそっくりで。
雪夜に向かって、そう呟いた声が聞かれたら、どんな顔をされるやら。]
[従妹を抱き締めたまま、一度目元を袖で擦って。
オレは腕を解いて従妹を解放し、その頭を撫でてから立ち上がる]
どうする、って言われてもな…。
あまり変に出歩かない方が良いような気もするけど。
人を襲う奴らが現れてるし、何かしらの手段は考えないと。
[コンビニ店員に思案顔で答える。
それから視線を向けるのは幼馴染。
視線だけで、どうする?と言う問いを投げかけた]
約束だよ。
[千恵と指きり約束をしてから]
いえ、こちらこそ黒江さんにはお世話になりました。
[黒江にそう返す、再度の会釈はさすがにしなかったが。
千恵と伽矢の様子が落ち着くまでその後は二人から少し離れて様子を見守っていた。
自分は間に入ってはいけない気がしたから]
[伽矢が黒江に答える様子に]
とりあえず、私の家はどうかな?
夕飯も用意してあるから。
知らない場所よりはましかなって。
[そう提案する、皆の反応はどうだったか?]
そうだな……ここからだとちと離れてるけど。
オレも少し、休みたい。
[思えば様子を見に行った時からずっと休まず走っていた。
如何に運動部、陸上部だとは言え、それにも限界がある]
えーっと……黒江、サンも良ければ。
[従妹を保護してくれた礼に、と付け加えて誘う。
返答がどうあれ、それぞれ移動を始めることになる*だろうか*]
さあて、それじゃあいただくとしますか。
[昆虫標本のように縫い付けられ身動きの取れない綾野の胸に手を掛けると、一気に服を剥ぐ。
舌を噛まないように切れ端を口に突っ込むと、露わになった胸にチロチロと舌を這わせていたが、]
(……バリバリバリッ!!)「!? ンンンンンンンンンンンンッ!!」
[一気に右の乳房に歯を立て、そのまま剥がし取る。ばたばたと暴れるものの氷の槍は抜けることはなく。]
さて、このまま気を失われる前に、絶望の中で逝って貰おうかな。
[露わになった肋骨を折り開くと、どくんどくんと動く心の臓が目の前に現れる。
ぺろりと舌なめずりをする雪夜。
涙を浮かべて懇願の目を向ける綾野。
その目ににたぁとした哂いを浮かべると、]
(…………ぞぶり。)「!!? あぐううううううううううううっ!!」
[腕は胸に沈み、心の臓を掴むと、]
(ぶちぶちぶちぶち!!)「!?(びくんびくんびくんびくん!!)」
[一気に引きずり出す。果たして反射運動で痙攣を起こしている綾野は息絶える寸前、抜き取られた自分の心臓を目の当たりにしたのだろうか。]
……………まあ、俺にはどうでもいいことだが。
[未だ脈動するそれをぺろりと舐めると、あんぐと丸呑みにした。]
あは、あはは、あはははははははははははははははははは。
[涙を流しながら息絶えている綾野を見下ろし、雪夜は抑えきれない嘲笑を漏らす。]
「リィィィィン、リィィィィィィン」
[天を見上げ哂う彼に呼応するかのように、鈴の音が彼の頭の中に響き渡っていた**。]
大丈夫、伽矢くん?
[伽矢に気遣うようにしながら千恵の手をきゅっとしっかりと握った。
それは心配してた思いから来る行為、千恵には伝わるかどうか。
千恵は伽矢とわかちあったから、自分はこっそりと少しだけ]
他の人も私の家でよければ。
[それぞれの返事を聞くと家に*向かうことになった。*]
ちえ、かやにいちゃたちと一緒にいく。
[何処でもよかった。大好きな人たちと一緒なら。
瑞穂に握られた手を、きゅっと握り返し。
えへと、笑みを向けながら、歩き出すならいっしょに歩く。
うさぎのみみが、ひょっこり*揺れた。*]
/*
Wiki書いてきた。
やぁん、そんな震えないでー。
ちょっと、中身の黒い部分がでろでろと溢れ出て来ただけじゃないですかぁ。(それが大問題だ
いや、マジ村立ての想定超えたことしでかしてないか不安なんだけどな。
/*
Wiki確認、お疲れ様。
ちょっと溢れすぎだったかもしれない。
もしかすると村建ての想定外。
オレは平気だけど。
まぁ、頑張って読んでもらうか読み飛ばしてもらおう。
あー、自分から見て、か。
読むとどうしても『やられてる方の』右と解釈してしまう。
まぁ、Wikiでちゃんと書いてるから大丈夫だよね!
/*
げげ、やっぱり?
まあ、自分でも「うわぁ」思いながら書いてたしなぁ。
一応、独り言での注意喚起はしてあるけど、如何程のもんか。
『右』描写については、まあ確かに読んでも分かり辛いな。
まだまだ、精進が足りんのう。
─住宅街・マンション前─
[振り返る事無く向けられた、言葉。ふ、と笑って肩を竦めた]
確かに、非力な一般人には違いないが。
……逃げ隠れしてるだけでは状況が好転しないのは、文字通り『身を持って』体験してるんでね。
それに、伊達や酔狂だけで超常現象追い回してるわけじゃない。
それなりの、護身術は心得てるさ。
[さらりと言いながら、それでも。
史人の邪魔にならなそうな位置を測り、そこに立ち位置を定める]
[近づいてきたのは、一見すると人。
けれど、それが変異しているのは察する事ができた。
どこか虚ろな雰囲気には、覚えがある]
……こんなんが出歩くとなると。
真面目に、丸腰で出歩くのは心許ないよな……。
[『力あるものたち』のよに、何かの力を借り受けられるわけではない身。
取れる手段は、物理的な物のみ。
それすらも、どれだけ有効なのかは見当もつかないが]
……それでも、何にもないよりはマシだから、な。
[小さく呟いて。
ともあれ今は、目の前で起きる事、それを確り*見届けようと*]
/*
綾野さんの喰い方にあいがありますな。
よいよい。
ぶっちゃけゆーと、この緋色系の村は、喰いログ手加減無用が基本だからねー。だからこその赤優先。
PC相手の時は、ちゃんと気ぃ使わんとですが。
ダミーにはめいっぱい、あいをこめるといいんだ!
ちうか、最近は。
ウチでの喰いログって、おとなしーのかしら。
あ、白優先が多いからか(気づけ。
……いや、赤崖のアーヴとか、箱庭の俺があいもらいすぎなのかもだが。
中
ふむふむ。うぃき細かい所まで見てるけど。
おっさんはもうすぐ居なくなっちゃうのかぁ。残念(
さいごまでいればいいと おもったのg
中
おはようございます。
発見したいですがどうしよう。
勝手に一人で行くと、みずねえちゃに怒られる(ぷるぷる
あと、表に出ると喋りすぎの傾向があるのがー。がー。
中
明日投票できないと怖いので、今から投票先を考えてみる。
高井家周辺でブーストかけるなら、おばちゃなんだよね。
もしくは向こう側一家のブーストでくろえおねえちゃ。
あとは発言数と寝落ち的にうささん。
…おばちゃにしとこうかなぁ。
うささはうっかり狼だと困るのが。
でもおばちゃも狼な予感がしなくもないのが。
なやーむー。
少女 千恵は、ママ 百華 を投票先に選びました。
―住宅街・マンション前―
……ったく。
[口許を拭った。
現れた『憑魔』と対峙して数刻後、目の前には既に生き物ですらなくなったモノが一つ転がっている]
大した奴でもねぇのに手間取らせやがって。
もう少し普段から鍛えられんもんかな。
[愚痴は相手でなく、自身の器に対してのものだ]
……まぁいい。
とっとと済ませるか。
[身体に対して傷のない眼鏡の位置を正してから、掌を翳す。
冷えた大気が降り、骸を覆う。
そこから一つ、また一つ、氷の花が咲いた]
『器は大地に。
魂は空に。』
[氷の花が骸を覆い尽くし、一つのオブジェのようになった頃。
ぴしりと亀裂の走るような音がした]
『其々の在るべき場所へ還れ。』
[一瞬の間を置いて、オブジェは粉々に砕け散った。
細かな氷の粒は地面に大気に溶けていく。
そうして、後には何も残らない]
/*
……テンション上がんねぇ。
神楽のメモ見て余計上がんねぇ。
襲撃時間とか少し考えれば判るだろうに。
神楽の中の人自体がトラウマになりそうでヤだ…。
こんなに気が重い状態で村参加したことってかつてあっただろうか…。
/*
エピで独り言見る人達へ。
二日目から泣きごと・愚痴だらけでごめんなさい。
でも吐き出さないと物凄いきつい…。
SNSとかで非公開でやれば良いのかもしれないけど、それだと余計酷くなりそうで。
弾かれ狼で、狼がトラウマで。
赤で話せる相手が居るから頑張れるような状態。
投げ出すのだけは嫌だから、頑張る。
でも、ログ汚しの愚痴他が出るのは、ごめんなさい。
はぁ、普段他の役職やってる時より酷いや、愚痴量…。
/*
うむ。
創絶シリーズ談義で盛り上がっていたら遅れた。
[ドラスの出来が良すぎたものでつい(待]
さて、とりあえず史さんの描写拾ってつなげるか。
ていうか、そこでその文面使ってくれるとか。か。
……さすがすぎます。
─住宅街・マンション前─
……史さんに身体鍛えろとか。
それ、かなり無茶だと思うんだが。
[零れた愚痴に、どんな認識をしているのか、と突っ込まれそうな呟きを、ぽつり。
戦いの様相と結末には、特に何か言うでなく。
ただ、その後に紡がれた言の葉に、懐かしむように僅かに目を細めた]
……氷。
龍先輩とは、真逆だな。
[焔と雷とを操っていた人をふと思い返しつつ、呟いて。
氷が全てを溶かしつくしたのを見届けた後]
……は?
時間切れ?
[言われた言葉に、瞬き一つ──した時には、遅かった]
ちょ、おまっ……そこで、倒れるとかありか!
[崩れ落ちる史人。
当然、突っ込みは届かない。
はあ、と。
一際大きなため息が、出た]
……っ。
[みんなと別れて一人で隠れ場所を探して彷徨っていたが、見つかるよりも早く憑魔に襲われ、神楽は逃げ惑っていた]
ったく!もう!
[建物に入ったり、入り組んだ路地を利用したりして、なんとかそれから逃げ切ると、思わずその場に座り込み、汗が流れる額をぬぐった]
はあ……参ったな。
かっこつけて言ってみたはいいけど、やっぱ一人だと怖いな。
ああいうのに慣れてるつもりだったけど、明確に殺意持ったモノなんてほとんど相手してなかったし。
[足がガクガクと震えて、二度と立ち上がりたくない気もする]
せったんはさすが男の子だね。こんなのに襲われても特に変化無かったんだから。私は怖い。怖いな。いくら司と言われても、怖いものは怖いよ。
……ここに、転がしておくわけにも。
いかんよな。
[そうしたくて仕方ない、という気持ちは抑えた。
頑張って抑えた]
……仕方ない……寝かしとくか。
非力な一般人に、何やらせんだよ。
[こんな時だけ非力ぶるな、と突っ込まれそうな事を言いつつ、倒れた史人を引き起こし。
半ば背負った状態でずりずりと引きずる。
階段で昇る三階は、いつもよりも遠かった]
―住宅街→―
[手を握られながら、瑞穂の家までの道をゆく。
途中、誰かからか、両親の事を聞かれたのでちょっと足が止まった。]
ままはしゅっちょー。
ぱぱは……お仕事。
……ぱぱ、大丈夫かな。
[会社の場所は一応知っているものの、結界外かどうか知るはずもない。
だんだん心配になってきた。ぽてぽて歩みも少し遅れる。]
……出来れば、このまま終わってくれないかなあ。
あんまり、こっから先をやりきる自身無いよ。
[一人で震えながら弱音を零す姿は、普段誰にも見せない神楽の本音の一つだ]
それでも、やんなきゃいけないんだろうな。うん。しょうがない。頑張ってやろうか。
負けるな、私。えいえいおー。
[無理に笑みを作り、自分を鼓舞して、立ち上がろうとした。
───その矢先]
───っ!?
[頭の中で、幾重もの鈴の音が同時に響くような不協和音が大音量で鳴り響いた]
何、これ……気持ち悪……あ、あやのっち……?
[視界の中で蠢くのは、白い光が、黒い光に飲み込まれていく姿。何故か、神楽にはそれが綾野なんだと分かっていた]
あやのっち!!
[その光景がなんなのか、神楽にはすぐに理解できた。
いまだに少し震えていた足を奮い立たせて、神楽が走り出す。
行き場所なんて、分かっていた。
多分、あの人は自分が死ぬまで同じ場所にい続ける。そう思っていた。
だから、神楽が走り出すその先は当然、何度も行っていた、桜の樹の下へ]
あやのっち!!
─自宅─
[部屋に戻ると、雑誌だらけのリビングのソファの上を片付けそこに史人を転がして。
寝室から取ってきたブランケットをかけておく]
……いらん体力使ったな……ったく。
[ため息、一つ。
先ほど使ったコーヒーカップを片付け、パソコンの電源を落とし。
先ほど閉めた窓を開け、黒の小箱から出した煙草に火を点ける。
立ち上る紫煙が、時折り花弁を舞い込ませる風に、揺れた]
─住宅地→─
[幼馴染の家へと向かうことになった者全員で移動する。
途中、隣を歩いていたはずの従妹が遅れ出した]
千恵。
[名を呼び、オレは両手を差し出す。
抱き上げようとする仕草。
拒否されないのなら抱え上げて、あやす様に背中を軽く叩きながら再び歩き出すだろう]
中
だっこ!
…ちえ身長いくつだろう。
8歳児の平均は127cmらしいです。
…ちえはもちっとちまい予感。115〜120くらいならだいじょぶか。
[しばらくそうやって、ぼんやりと物思いにふける。
過去のこと、現在のこと、未来のこと。
思いはぐるぐると、取り留めなく]
……このまま、ぼーっとしていても、仕方ない、か。
[吸殻を幾つか積み重ねた後、こう呟いて]
とりあえず、桜の様子でも見に行くか。
……彼女に、話聞くのもありだろうし。
[思い浮かべたのは紅の姿。
窓を閉め、史人が目を覚ました時に備えて、
『帰るときは鍵かけてけ。
合鍵は、後で返すように』
と、簡単すぎる書き置きと合鍵を置いて、部屋を出る。
そのまま、階段を降りて、向かうのは桜の元]
[走る。走る。
体の何処にそんな体力が残っていたのかと思うほど、神楽は走り続ける。
いや。これこそが、司としての恩恵なのだろう。
失われた体力を戻し、身体能力を向上させる。それを無意識で使用しているからこそ、今神楽は走り続けていられる]
───桜の樹の下───
……。
[ややして、あまり息を切らせることも無く、神楽がその場所に辿り着いた]
あやのっち……。
[神楽の視線の先には、桜の樹の下でガラクタが散らかっているかのような綾野の姿。
両肩、両腿に貫通の傷跡。両手首から先が無いのも同様に発見すれば、相手の行動を封じてから、行為に及んだことが見て取れた。
特に、左半身の損壊は激しく、心臓を中心に食い荒らされたのだという事実も理解できた]
─中央公園─
……ん?
[幸いにというか、何かに遭遇する事もなく、たどり着いた公園。
最初の異変は、風が運んだ]
……血の、におい?
[微かに覚えのある、それ。
嫌な予感が過ぎる。
歩みを進める。
地に倒れた紅と、その傍へと駆け寄る姿が目に入った]
あれは……神楽?
倒れてるのは……まさかっ!?
[積み重なる、嫌な予感。
逡巡の時間は短く、そちらへ向けて駆け出した]
―住宅街→―
[おいでと伽矢に仕草でされると、何にも言わずに瑞穂と繋いだ手を離す。
てててと歩いて、ぽすっと腕の中に収まった。
ぎゅぅと片手でマフラーを握り締めてしがみつく。
背中をぽんぽん叩かれると、ちょっとほっとした。
だっこされたままの帰り道。
ふと顔を上げると桜が見えた。]
さくら…。
[ぽつりと呟いた。]
……。
[綾野であった体を見つめてみるが、そこからは、神楽がいつも見ているモノは何処にも見当たらない]
……御霊まで、消えちゃってるんだね。
[ゆっくり、綾野の下へと歩んでしゃがみこみ、幾度かその頭を撫でると、見開いた目をそっと閉じた。
足元で、何やら水溜りが溜まっているのが分かったが、今の神楽にはあまり頭に入らない]
あだ名つけていた人には、一緒に縁台でお茶するって言ったよね。
ごめんね……もう、出来なくなっちゃった。ごめん……。
[桜に近づけば、血のにおいはきつくなる。
それに顔を顰めつつ、やって来た桜の下。
あかにしずむ紅と。
その傍らに座り込む姿と。
それにやや、表情を険しくしつつ]
神楽っ!
なに、やってんだ、お前!
[紅のしずむいろの只中に座り込む神楽に、やや、上擦った声を上げた]
中
見てるだけー。
一応発見便乗はあれかな?
という意見だけ書いて後はおまかせしてみたり。
かやにいちゃしか居ないから、場の 進み具合が 色々と 色々
……?
[声が聞こえてきた。
少しだけ虚ろな目をそちらに向け、悲しそうに笑った]
やあ。ひふみん……やっほ。
[声もいつものような調子は出ない。
日頃、色々なモノを見ていたとはいえ、そのものずばり死体を見ることなんて現代ではまずありえないから。
それに加え、このスプラッタな死体はさすがに心にきた。
それでも、なんとか現実逃避はしない程度に、精神は持ちこたえているはずだ]
あやのっちがね……死んじゃったの。
無残な顔していたからさ。その目を閉じてあげたかったの。
お疲れ様って、言いたかったの。
今まで、一人で頑張ってきたんだろうね。一緒にお茶でも飲みたかったねって。痛かっただろうね。苦しかっただろうね。ちゃんと楽になれたのかな。今はもう大丈夫なのかな。ああ。ごめん。何を言っているのか自分でもよくわかんなくなってきちゃった。
― 少し前 住宅街・路地 ―
それもありえる。
……何もかも、おかしい。 狂ってる。
[黒江さんのおまじないはよく効いたようで、
千恵ちゃんを追いかけていた男の声は遠くで響いている。
移動しようかとの問いかけに口を開いた瞬間]
あぁっ!
[突然姪が走り出す]
伽矢? いるの?
[声は聴こえないけれど、千恵ちゃんがあの子の名を呼び走り出した。
慌てて黒江さんと二人で追いかけると、膝をついた伽矢が姪を抱きしめていた]
伽矢。 それに……良かった。
[駆け寄ろうとしたけれど、伽矢の前には私だけが通れない壁があった。
黒江さんが何か呟いている。きっと、おまじない]
千恵ちゃん。 もう一人で走り出しちゃ駄目。
お願いよ。
[姪は私を煩く思っただろうか。
けれど、言わなくては。普通の状況じゃないのだから。
顔を上げた伽矢が目を潤ませ、ほっとしたような顔をする。
この子のこんな表情、いつぶりに見ただろう。
人前で強がる姿は、若い頃の旦那とそっくりだった]
[皆が名乗りあうのを眺めていると、後から来た雪のような男性に目が留まる]
アルビノ……?
[店の客が熱帯魚を扱う人で、そんな話を聞いたことがあった。
生まれつき体内の色素が欠乏している、とか。
千恵ちゃんが彼をうささんと呼ぶのが言い得ていて、
私はつい感心してしまった]
……やっほ、じゃねぇだろ。
[凄惨な骸。
日常生活では死体慣れなど当然してはいないから、長時間の直視には耐え難いのは確かだが。
過去の記憶と、超常体験は、最低限の冷静さを保たせた]
……確かに、疲れてたかもな。
[張り詰めていた様子を思い出し、は、とため息一つ]
けれど、死んでそれで救われるかどうかなんて……当人にしか、わかんねぇだろ。
それに……この、死に方だと。
あんまり、安らかだったとは、思えんよ、俺。
…………喰われた。んだろ。『憑魔』に。
[最後の言葉は、やや躊躇いがちに、声へと乗せた]
[伽矢の申し出に手を離して千恵を促す。
千恵を伽矢がおぶる様子を少し眺めた後、その後ろからついていく。]
はぁ…
[思わずその二人を羨ましいと思う自分にため息が出た。
前を歩く二人には気づかれないだろう。
しばらく行くと桜が見える千恵の呟き、そっと後ろからやさしく頭を撫でた]
うん、さくらだね。
─住宅街→中央広場─
[抱き上げた小さな身体。
小さな手が蓬色のマフラーを握る。
背中を軽く叩く仕草を続けながら、オレは周りと一緒に歩き続けた]
[各所から移動すると通らざるを得ない中央広場。
桜が眼に入ったのか、従妹の呟きが聞こえた]
────………。
[つられるようにしてオレは桜を見遣る。
異変の象徴でありながら、静かに座すだけのそれにオレは軽く睨みを向けた。
全ては桜の開花から始まったのだと、そう思うが為に]
にーさん羨ましいなぁ、チカラを手に入れて。
さぞかし旨かっただろうに。
[桜の樹の下、微かに残る痕跡。
鼻をひくつかせ、蓬色のマフラーの下で口端を持ち上げる]
オレも早くチカラ、手に入れたいよ。
[オレは桜に近付きたくなくて、広場の隅を歩いて移動する。
少し前、その桜の樹の下で惨劇が起きていたことなんて気付かないままに]
─ →繁華街─
うん。分かってる。
安らかじゃないってのは、分かってる。
それでも、全てが終わった後は、お疲れ様って、送ってあげたいの。
悲しみに沈み、地に縛られないように美しい華を咲かせてあげたいんだよ。
[じっち綾野の顔を見つめながら、そう告げた]
……うん。憑魔に食べられたんだろうなって思った。
そういう感じに「視えた」から。
ねえ。ひふみん。
あやのっちの体、消してあげてもいいかな。
みんなにこの姿あまり見られたくないと思うから。あやのっちだって女の子だもん。恥ずかしい姿、あまり見られたくないよね。
[問うその姿は、相変わらず綾野に向けたままで]
百華よ。伽矢の母。で、この子の伯母。
[と、雪の男を見ながら千恵ちゃんを指す。
瑞穂ちゃんが家へと誘ってくれた。
私は家へ戻れないから、ありがたく申し出を受ける事にした]
本当に、そっくり。
[傍の者には聴こえているかもしれない。
伽矢が千恵ちゃんを抱えて動くのが、やはり旦那そっくりで……
私はぺろりと唇を舐めた]
桜、気味悪いくらい綺麗ね。
/*
あ、しまった。
なちゅらるに会話成立させちゃったけど、相互に知識がある認識ないだろ、この二人って。て。
いかんいかん、視点の切り離しが出来てない。
……文字通り、最期の一花、ってわけか。
[小さく呟き、視線を上へと。
舞い散る花弁は、薄紅の雪さながらに舞い落ちる]
……消す、って。
[それから、向けられた言葉に再び神楽へと視線を戻す。
さほど多くが知るはずもない、『憑魔』という言葉をあっさりと受け入れた事と、今の言葉。
そこから、導きだされる結論は端的]
お前……お前、も。
『力あるもの』?
[無意識、紡いだ言葉の意味は。
神楽には、どのように伝わるか]
そっくり?伽矢くんのお父さんにですか?
[百華の声にそう疑問の声をあげる。
自分の記憶にある伽矢のお父さんの姿を思い浮かべながら。
視線は伽矢達の方に向いていたので唇を舐める様子には気づかない]
綺麗か…、
私は少し怖いです。あの桜がすべての原因なのだとしたらそれは私たちを魅了してとりこにしようとしてるんじゃないかって。
―公園前→繁華街―
[瑞穂のため息には気づかないまんま。
さくらだねと、告げる声と撫でてもらう手にちょっとだけ目を細める。
それでもじーっと桜を見る。おうかの姿は今は見えない。
伽矢が睨んでいるのは、顔の位置が悪くて見えなかった。
気味が悪い、そう言う百華の声も聞こえて。]
……おうかが、おうちに帰れなくしたのかな?
[呟く声は小さくて、周囲には聞こえただろうが、きっと桜には届かない。
うさぎはそしらぬ顔のまま。]
おうかにお願いしたら、おうちに返してもらえるかなぁ…。
[そんな事を考えていたら、ようやく繁華街までついた。]
……察しがいいのね。
あの子は姿形はともかく、心は旦那にそっくりよ。
知りたい? あの子の……あの子の、父の事。
[少し笑って、隣の娘を見る。
若い。美しい。綺麗。
そう、この娘はあの桜より綺麗。
私よりも、余程。
唇をぎりと噛む]
私達を、とりこに?
……確かに、吸い寄せられるよう。
[私は桜に吸い込まれていった童女を思い出し、
彼女が現れてから起こった異変を思い出し。
慌てて首を振り、頭の中を満たす考えを追い払った]
―回想・移動する前―
[百華と雪夜が提案を受け入れるのに頷いて、黒江はどうだったか]
それじゃあ行きましょう。
[千恵の本に気づき問いかけ、千恵が答えるのに補足するように。]
私の家、本屋なんです。
氷雨さんも本は好きなんですか?
ひふみんの言う『力あるもの』が『司』を指すんなら、そうだよ。
私は霊能者。
はは……あんまり、今までと変わらないけどね。
やれることだって、変わらない。
いつもと同じことだけだよ。
[そんなことを言いながら、ゆっくりとした動作で立ち上がり、懐から扇子を取り出して、綾野にかざすように突き出して、ぱっと開く。
その開いた扇子の上に、桜の花弁が一つ舞い降りた]
黄泉桜。私の代わりに泣いて。
嘆いて、逃げ出すことも許されない私の為にも。
[ひらり舞い踊る。
それは今までと同じようで、更に神秘的な舞だった。
遥か黄泉国まで辿り着けるように、御霊が迷わぬように、神楽が舞う。
その神楽の周りを、桜の花弁が散り、まるでこの世の光景ではないほど美しく見えたことだろう]
おうか?
[少し前を行く伽矢の腕から聴こえた声]
おうか……桜花?
[けれど、こんな小さな子供が何を知っているというの?
私の目は少し彷徨い、傍に居る雪の男――雪夜君の髪に留まった]
貴方の髪も、綺麗。
─繁華街─
[通りに人の気配は無い。
広場に集まっていた人達はどのくらい残り、どのくらい居なくなったのだろうか。
纏まっているところを襲われるような気配がないだけ、今はマシかも知れない]
おうかって、桜のところに居た?
…あれは、ただ見てるだけな気がする。
あそこで咲いてる桜みたいに。
[幼い従妹には残酷な言葉だったかも知れない。
それでも、あの童女が願いを聞いてくれるとは思えなかった]
[しばらく歩いて、ようやく幼馴染の家に辿り着く。
けれどオレは従妹を抱えているために鍵を開けることは出来なかった]
瑞穂。
[家主が居るのだから、と幼馴染の名を呼ぶ。
その態度が、開けてくれ、と言っているのは明白だった]
[百華の申し出には首を横に振った]
若いときのことは知りませんけども、伽矢くんは伽矢くんですから。
[百華にそう笑いかける。
唇をかむ様子に首をかしげるが深くは聞かない]
憑依されると憑魔とかいうのになって、人を襲うらしいですよ。
きっとあの桜に関係があるんだと思います。
[神楽から聞いた話を自分なりに解釈した言葉で百華に話す。
首を振る様子に心配そうに声をかけた]
あの、大丈夫ですか?
[は、と。
零れ落ちたのは、ため息]
……なんで、俺の周りには。そんなんばっかり集まるんだか。
[昔馴染みに茶飲み仲間。
気を許せる相手ばかりが背負う、業。
以前にも感じた、もどかしさがまた、過ぎる]
……桜の舞……か。
[神楽の舞、それにあわせて散る花弁。
その舞に、しばし、目を細め]
……と、言うか。
お前、ほんとーに。
……明け透けというか、無用心というか……。
[舞の後、向ける言葉と共に落ちるのは。
露骨に呆れた、と言わんばかりの、ため息]
[伽矢の千恵への返答、残酷な言葉だが確かにその通りなのかもしれない。
フォローの言葉は思い浮かばずそっと千恵の頭をやさしく撫でる]
うん、今開けるね。
[しばらくして家に着くと伽矢に名前を呼ばれ鍵を開け、
皆を中に招き入れる]
二階にあがっててください。
[皆が先に上にあがるのを待つ]
ええ、そうね。あの子は、あの子。
[首を振る瑞穂ちゃんに、頷いた。
彼女の笑顔にこちらも笑顔を返す]
憑依? 憑魔? ……なんなの、そのオカルト話。
桜が、一体何故?
ま、あんなの見ちゃったら信じないわけにも、ね……
[大きく溜息をついた。
心臓を抜かれた女、それを喰らう男。あの映像が頭から離れない]
んん、平気よ。大丈夫。
ありがとうね、瑞穂ちゃん。
[にっこりと、柔らかく笑む。
男達がたちまち頬を緩ませる笑み]
[舞い終えて、綾野の体は桜が吹きすさぶかのごとく、この場から消えていた。
はあ。と一息つき、なんとか気持ちの切り替えを済ませて、札斗へいつも通りの顔を向ける]
お粗末なものにつき合わせちゃってごめんね。
[聞こえる言葉には、大きく頭の上で「?」を浮かべた]
何が?
ああ。そっか。そういや、あやのっちに私が司と明かすのは危険とか言われていたっけ。忘れてた。
まあ、いいじゃん。ひふみんなら問題ないよ。
あなたなら信じられるからさ。
せったんと一緒で、あまり自分を作らないでかっこ悪いところまで見せられる仲じゃない。
みずちーとかに、こんなところ見られなくて助かったよ。普段の頼れるお姉さん像がガタ落ちだし。
その気持ちわかります。
本の中の世界には夢や物語や…いろいろなものがいっぱい詰まっていますから。
[雪夜に微笑みかけ、そう語る言葉はどこかうれしそうだった。
後に続く言葉ともに目をそらされると]
わかりました。すみません、いけないこと聞いてしまったみたいで。
― 繁華街・稲田家 ―
ありがと。
私、手伝える事ないかしら?
[瑞穂ちゃんに声をかける。
何もないと言われれば、大人しく二回へ向かうだろう]
─瑞穂の家─
[扉が開くと真っ先に中へと入る。
一度従妹を降ろし、靴を脱がせて共に家へと上がった。
勝手知ったるの要領で二階へと上がって行く]
…………。
[部屋に入ると疲れが押し寄せ、壁に凭れて座り込んだ。
知らず、ハンチング帽のつばが下へとずり下がる]
……腹減ったな。
[呟きはマフラーのせいでくぐもったものに]
信じたくはないです…。
そんな本の中の物語みたいなこと。
[けれども伽矢や神楽から聞いた話、そして自分が置かれた状況。
実際にまだ人が襲われたところをみたわけではないが信じるには十分な材料はそろっている。]
百華さんもあまり無理しないでくださいね?
[浮かべる柔らかい笑みに笑みを返して]
伽矢くんも…無理しないか心配です…。
腹減った、腹減ったー。
[駄々を捏ねるように連呼する。
煩いと言われれば流石に止めるが]
なぁにーさん。
誰か喰いたいやつって居る?
あ、千恵はやらねーかんな。
いや。見事だった。
[伝える感想は、ごく短いもの]
と、いうか、だ。信用されるのは、いいんだけどな。
[感じるのは、軽い、頭痛]
……もう少し、その。疑問とか、そういうものは持てよ。
なんで、俺が『憑魔』とか『司』とか知ってるのとか。
普通に考えたら、疑問にならんか……?
[突っ込んでる内に、ちょっとむなしいものを感じたのは否めないが、一応言った。
無条件で信じられるというのは、時には恐ろしくもあるから]
……ま、それはそれとして。
これから。どうするんだ。
―回想―
そうですね、一人よりは。きっと。
[伽矢や瑞穂に誘われてしばし悩む。
けれどマンションとは少し離れてしまったし何よりも。今は]
ご一緒してもいいですか。
[何をしたというほどのことはしていないのだが、お礼にとも言われれば断る理由もなくなって。
軽く頷くと一緒になって歩き始めた]
あ、白井先生の本。
[千恵の掲げた絵本は自分の家にもあるもので。ただし後ろからついていっていたから、その声は誰にまで届いたか]
痛みも苦しみもない、無限の世界。それ…。
[雪夜の言葉に反応した呟きはもっと小さく途中で消えてゆく。
瑞穂が謝っているのも見えたので、その先は続かなかった]
―繁華街→瑞穂の家―
[伽矢に、桜花は見てるだけと言われて、しょんぼりした。
それでもぽんぽんとなでなでされると、しょんぼりは小さくなっていくけれど。
百華が桜花を復唱するので、こっくり頷いて。]
おうか、さくらのうえにいたの。
[そう告げた。誰の事かは分かっただろうか。
瑞穂の家について、玄関で降ろされた。]
かやにいちゃ、ありがとお。
[えへと笑って、自分で靴を脱いでいたけど、もたついたので脱がせてもらって先に二階に上がっていった。
二階にあがると窓を開けて、そこから外の様子を見る。
時折遠くから声が聞こえた。悲鳴は子供には怖いものに聞こえて、びくっとするもののそれでも外を見ていた。]
夕食の準備、手伝ってもらってもいいですか?
少し多めに作ってましたけど、作り足す必要もありそうですし。
[百華の申し出にお願いをしながら最後の一人があがると自分も周りを一度見回してから扉を閉めて鍵を閉めた。
伽矢の呟きが聞こえて笑いかける]
待ってて、すぐに温めなおすね。
他の方は、何か食べますか?必要なら用意しますけど。
/*
あ。雪夜さんとの接触が欲しくてついていってしまったけど。
ここはもしかして単独行動すべき場面でしたか。
じゃなきゃ史兄さんの所に戻るか。…ごめんなさ(汗
― 稲田家に入る少し前 ―
ええ。 物語のよう……
[ちらり、雪夜君の方を見る。彼、物書きっていってたっけ。
最近やけに物書きさんに出会うような――]
え、私? 私より、あなたの方が。
千恵ちゃん探してずっと駆け回ってたんでしょう?
[瑞穂ちゃんの顔を伺うも、あまり疲れた様子は見えなかった。
伽矢だって、疲れは見せていない様で、本当は疲れている。
だって、あの子は強がりだから。……この娘は何故元気なの?
強がっているようには見えなかった。
けれど、疑問は伽矢の話を振られて消えていく]
伽矢は、すぐ無理するからねぇ……
[水商売の母に何も言わないのも、きっと無理をしているのだろう]
―回想・稲田家へ移動中―
あ。
…桜花。会いたいな。
[史人といた時は桜の木には近寄らなかった。
百華や千恵の出した名前に少し足を止めて公園の方を見た]
え。だって、あやのっちに聞いていたら、そこらへんは分かるし。
それに、ひふみんは確か取材資料を当たるとか言ってたから、そこらへんに何かこれの記述書いてあったんだろうなあって思ったよ。
そんなに、疑問に思うとこ?
[いまいちよく分からないのか、頭を捻った]
あー、うーん。どうしよっかな。
正直、何も決めてない。
一応、司として憑魔に襲われやすいからあまり他の人と同じ場所にいないほうがいいなあって思ったんだけど、やっぱ一人は怖いから誰かと一緒にいたいとは思ったんだ。
まあ、さっきみずちーとかがいたときは、若い子には迷惑かけられないから一人を選択したんだけど、ひふみんは危険に付き合ってくれる?
付き合ってくれるなら、しばらく一緒にいたいんだけど。どっかで落ち着きたいし。
[小首を傾げて、*札斗を見つめる*]
― 稲田家に入る少し前 ―
桜花……桜の上にいたの?
[千恵ちゃんの言葉を、そのままそっくり復唱する。
桜の上に居た人物など、あの童女只一人]
千恵ちゃん。
あなた、何を知っているの?
[一足先に稲田家に入っていく伽矢と姪の背に、小さく呟いた]
/*
「あ」というのが多すぎ、です。
赤のお手伝いもしたいのですけれどね。瑤子自身は憑魔の味方というわけでもないけれど。
…言い訳のよな中発言多くなってきてる。むぅ。
― 繁華街・稲田家 ―
随分沢山でお邪魔しちゃったから大変でしょう。
もちろん手伝うわ。
[頷き、雑誌の袋を階段の傍に置く。
瑞穂ちゃんが戸締りをする様子を見て、ふう、と息を吐いた。
瑞穂ちゃんに手を洗う場所を尋ね、料理の準備をする]
―回想・家に入る前―
何か無理してるように見えたので。気のせいだったらすみません。
私は、千恵ちゃんのことで精一杯で。
[自分でもうまく説明はできない。
伽矢の話題になり百華と話しているうちに自分もそのことを忘れていた]
─瑞穂の家─
[二階に上がる前、笑う従妹にオレはその頭を撫でてやった。
呟きに反応したらしい幼馴染の声に、ゆるりと顔が持ち上がる。
持ち上がると言っても、帽子のつばの影から視線を投げる程度。
小さく、短く、「おー……」とだけ声を返した]
―礼斗宅―
……あれ。
[目を覚ました時、部屋の中は暗かった]
なんだっけ、えーと。
たしかあやみん家で話聞いてて……
……つーか気持ち悪っ。
なんだこれ。
[込み上げる吐き気を堪えつつ、それが『浄化』によるものだとは記憶になく。
手探りで眼鏡を探し当て、装着した]
―稲田家に入る前―
?
[百華に言われて、うさぎと一緒にきょとんと首を傾げる。]
あやねえちゃが、『おうか』っていったの。
おうかが、はじまるっていったよ。
[あやねえちゃ、が誰かと問われれば、桜の前にいた怖い人、と答えるだろう。
それ以上は何も知らないといった様子で、不思議そうな顔をするばかり。]
/*
…んーむ、赤もあるから大変だったかな。雪夜さん。
素直に自分の部屋へ戻っておくのでした。後悔。
伽矢にもメモで時間を出させてしまって。
…未熟者でごめんなさい。
食いたい相手か?
そうだな、神楽の奴は早めに『処理』しないといけないとは思っているが、食いたい奴は特には居ないな。
順番的にも次はお前が選べばいいと思うぜ。
……お前、なぁ。
資料ったって、ふつーに辿れるのは限度あるぞ。
こんな話、通りすがりのモノカキにあっさりバラす方がどうかしとるわ。
[やっぱりお気楽だなこいつは、と。思わずため息が出た]
……ま、その辺りは後で話すわ。
[とはいえ、やっぱり立ち話で話したいような事でもなく。
そこは適当に、流しておいた]
まあ、危険は危険だろうな。
そーやって、公言してるんじゃ、尚更。
……とはいえ、どこにいたって危険なのは、さっきのを見ればわかる。
それに……終わるまでは、逃げようもないのも知ってるし、な。
付き合うのは、かまやしないが……って、そも、お前も家に帰れなくなってないか?
[史人もそんな事を言っていたような気がして。
今更のよに、疑問を口にした]
ありがとうございます。
[百華に手伝ってもらいながら、ハンバーグを温めなおして冷蔵庫に入れていた豆腐とサラダを取り出す。
新しく百華がハンバーグを焼いてる横で自分は野菜を切りサラダを作り足す。
準備を終えて百華と一緒に食卓に皿を並べた。
疲れてる様子の伽矢に寄ると、伽矢にだけ聞こえるようにそっと耳打ちをした。]
後でちょっと二人だけで話たいことがあるの。
よかったら下の店の方に来て。
あっ、でも無理はしないで。
[そう伝えてから自分は店の様子見てきますと皆に伝えて下に下りていった]
―礼斗宅―
……ってことは、あのまま寝ちゃったんかな。
妙に怠いけど。
[傷は既に粗方治っていて、気怠さばかりが残る。
手探りで電気を点けて、残されたメモを見つけた]
オレ1人残してくなんて、あやみん不用心だなー。
悪戯し放題じゃん。
[呑気に不穏なことを言ったり]
……あれ。
つーか瑶は?
─回想・家に入る前─
桜花……桜の童女、か。
出てきたなら、いっぺんぶん殴ってやりたいんだがな。
[いたって真面目にそう思っているようである。]
中
こんかいのテーマ『殺傷描写・疑心暗鬼』
これはかやにいちゃかみずねえちゃに疑いもてばいいんじゃろか。
とはいえそう言う場面でも見ないと疑えなさそう な
逆にうろうろしまくってたら疑われるかな!(
オレが喰いたいのは……千恵もそうだけど、まずはお袋かなぁ。
でも瑞穂が司らしいのも気になる。
『処理』を優先させるか、喰いたいやつを喰うか。
ちょっと悩むね。
[軽さは無く、真面目な聲]
考えるの面倒になったら、『処理』しちまうかぁ。
なんというか、そこはひふみんの子供にも怪しい人にも通じる話術でなんとかしたのかと。
ま。その辺りは後で聞かせてくれるからいいよね。
[札斗が一緒にいてくれると言ってくれると、満面の笑みで彼を見つめた]
おー。良かったー。
さすがに、もうそろそろ限界っぽいし。誰か信用できて、危険に付き合わせても大丈夫な人が欲しかったんだ。
ありがと、ひふみん。
お礼に今度、おみくじで大吉を出してあげるよ。
[それはおみくじの意味が無い]
うん。神社は領域外だから、家には帰れないんだけど、どっか落ち着ける場所知らない?
―回想・稲田家到着前―
殴っても、変わらないと思いますけれど。
痛いとは言うかも。
[雪夜の言葉に真顔で返した]
帰りに寄ろうかな。
[夕飯は、ちゃっかりお世話になるとして。
その後で話を聞いたら部屋に戻るつもりだったらしい]
─瑞穂の家─
[体力を温存するかのようにじっとしていると、幼馴染が傍に寄って来る]
……話?
解った。
[何だろうと思いつつ、オレは了承する。
下に降りて行く幼馴染を見遣ってから、食卓に並べられた料理を見た]
────っ。
[並べられていたのはハンバーグ。
思わず、口元を覆った]
/中/
まあ、あんまり能力者同士で固まるのは良くないのは分かってるけど、とりあえず他に行き場所が無い。
2日目前半ということもあるし、占い師(?)と顔をあわせておきたいってのもあるんで、今回は固まるの許してくださいな。
ひふみんが多分桜の子だと思うんだけどなぁ。これで守護者だったら、勢ぞろいすぎて笑う。
明日にはバラけるでしょう。うん。
― 稲田家 ―
……はじまる、はじまる………。
あっ。はじまったから、おうち、かえれないのかな……。
[と、ようやくそこにいきつく。
夕飯はもう食べたので、うさぎと一緒にぷらぷら、足を揺らしながら窓の外をみているばかり。
おうかに聞きにいきたいな、とちらと思ったものの。
一人で勝手に行かないと瑞穂と指切りしたので、我慢している。]
……オレ、要らない。
[食事を目の前にして、オレは食わないことに決めた。
ミンチにされたそれは、焼かれてるとは言えあの光景を思い出す。
それだけを告げると、オレは料理から逃げるようにして幼馴染の待つ階下の店へと向かった]
……お前は、俺を何だと……。
[怪しい話術。とか。危険につき合わせても大丈夫。とか。
突っ込みどころ満載の評価にため息一つ]
いや、意図的に出したら意味ない。
[それでも、おみくじは突っ込んどいた]
落ち着ける場所なぁ。
この状況だと、不覚にも自分の家くらいしか思いつかん。
……どれだけ、生き残りがいるか。
全く、わからんしな。
― 繁華街・稲田家 ―
んん、おいしそうな匂い。 瑞穂ちゃん料理上手ねぇ。
[じゅうじゅうと肉汁が染み出る。
匂いはきっと、家中に広がっているだろう。
私はあえて換気扇をつけなかった。
万が一襲う者達が匂いを嗅ぎつけ、この家を襲ったりしたら。
自分の身すら守れるか疑わしかった]
ご飯できたよー!
[瑞穂ちゃんと皿を並べながら、二階の面々に声をかける。
娘がいたら、こんな風に一緒に料理をしたりするのだろうか……]
冷めちゃうから、早めに戻っておいでね。 気をつけて。
[階下に行くという瑞穂ちゃんを見送った。
伽矢に何か囁いているのは、目に入っていなかった]
―少し前―
あやねえちゃ? 桜のとこにいた彼女、あやねえちゃって言うの。
[教えてくれてありがとう、と千恵ちゃんの髪を撫で、
私は料理の支度に取り掛かった]
―稲田家―
ありがとうございます。
[手伝いもできないまま夕食のご相伴に預かることとなってしまって。とりあえず感謝の言葉と共に手を合わせた]
伽矢君…。
大丈夫なのかな。
[食べないまま降りてしまう伽矢を表情変えずに見送り。
困ったようにハンバーグを見たが、結局しっかりといただいた。何やら早食いだった]
―礼斗宅―
[勝手に押し入れを開けたり、散らかった部屋を簡単に片付けてみたり、ついでにパソコンやら机やらの位置を微妙にずらすという地味な悪戯をしてみたり数分後]
……人いねーし、帰ったのかな。
[頭を掻き、部屋の窓から外を眺める。
今は水銀灯の明かりが照らすばかりの道は静まり返っていた]
そーいや外出るって言ってた気もする。
……無事かな。
[曖昧な記憶の一部が掠め、眉を顰める]
[店の電気をつける。
伽矢が来るまでの間、何か今回の手がかりになりそうな本はないか探してみることにした。
本棚の隅の上の方、横倒しになった本が一冊置いてあるのに気づく。]
片付け忘れてたかな。
[足場を持ってきて本をとろうとして――
足をすべらせそのまま倒れこんだ。
たいした音はならなかったので上の人たちは気づかないだろう]
いったぁ……。
― 繁華街・稲田家 ―
伽矢?
[口を抑える様子に思わず手を止める]
気持ち悪いの?
[けれど、伽矢はそのままその場から逃げ出すように、階下へ行ってしまった]
……疲れてるのよ、ね。
瑞穂ちゃんも言ってたじゃない。
変な人の私に長年付き合っているんだから、勿論変な人という評価だよ。
あ。いい意味でね。
[変な人にいい意味も悪い意味も無いとは思うが。
とりあえず、おみくじの件はスルーしておいた]
お。それじゃ、ひふみんの家に行こっか。
そこなら、食べ物も食べれるし、寝れる場所もあるし完璧だね。
勝手知ったる我が家へGO!
[我が家ではない。
相手の了承も得ずに、神楽は歩き始めた。
その足取りは、先程までが空元気を含んでいるのをあらわすかのように重い。
正直、今すぐにも横になって眠りたい気分ではあった]
─瑞穂の家・一階─
[階段を降りて一階へと向かう。
その途中、何か鈍い物音がした]
……瑞穂?
[下に居るのは幼馴染だけだから、その名を呼ぶ。
そうしながら、オレは音のした方へと近付いた]
かやにいちゃ、ごはん食べないの?
[ハンバーグは嫌いなものではなかったはず、とは思いつつ。
声はかけたがすぐ下にいった伽矢を心配そうに見送った。
その後、手早く食事を終えた黒江をおーといった様子で見ていたり。
ぷらぷら、ご飯を食べてる人らを何となしに眺めたり、抱えた本を開いたりしていた。]
―店に降りる前―
[百華と並んで料理をするとほめられた]
そんな、百華さんに比べたら私なんて。
[母親と一緒に並んで料理をしたらこんな感じなのだろうか?
疑問に思うが想像はつかなかった。
料理を並べ終えて階下に降りる時、百華に声をかけられた]
あっ、私と千恵ちゃんはもう食べたので。
[そう答えて階下に降りていった]
……いや。
否定はしないけど。
[あらゆる意味で、と付け加えたりしつつ]
というか、待て。
お前の家じゃないだろうが。
[そこだけは一応突っ込み入れた。
それでも、言葉の軽妙さとは真逆の足取りの重さに、小さく息を吐いて]
……『力』使った後って、消耗するもんなんだろ。
歩けなくなる前に、ちゃんと申告しろよ。
[隣に立って歩きつつ、投げるのはこんな言葉]
少女 千恵は、童話作家 雪夜 を投票先に選びました。
大丈夫じゃない気がする。
けど、下には瑞穂ちゃんがいるから。
[伽矢を気遣ってくれる黒江さんに、そう答える。
あの子はきっと、私より瑞穂ちゃんに心を許しているのだろう。
]
千恵ちゃん、綺麗な絵本ねぇ。
[姪に微笑む。
そしてそのまま、雪夜君に視線を移す]
貴方。 桜花って子の事、何かご存知なの?
良かったら教えて貰えないかしら。気になっちゃって。
[自分のことを呼ぶ声が聞こえる、間違うはずもない幼馴染の声]
大丈夫、ちょっと足場踏み外しただけだから。
[足はさほど痛めていないらしい。
転んだりするのに慣れているのか不思議と昔からあまり大きな怪我をしたことはなかった。]
伽矢くん、早かったね。ご飯は?
[こちらに寄ってくる伽矢の姿が見えるとそう声をかけた]
取り敢えず出るか。
……よし、財布もノートもある。
[転がっていた自分の鞄を探り、大事なものがあることを確認する。
それから残されていたメモの端に『さんきゅ』と短い礼と、棒人間のイラストを書き添えた。
置かれていた合鍵を掴んで、部屋の外へ]
[百華に本を褒められて、嬉しそうに笑って。
百華が雪夜に桜花の事を聞いているのを見て、きょとり。
黒江の方に近づいて、くいくい袖をひっぱった。]
くろえおねえちゃは、しってる?おうかのこと。
[とりあえず、聞いてみた。]
まあ、気にしない気にしない。
[突込みにはそう返したが、隣で投げかけられる言葉には、苦笑で返した]
さすがにね。
今日2度目だから。
それに、精神的にも消耗したし。
うん。ありがと。でも、大丈夫だよ。ひふみんの家ぐらいまでは持つから。
ああ。もう無理だからおんぶしていってとか言えば良かったかな?
そのほうが女の子らしいのかも知れないけど、結構長い間一人で暮らしていたから、無駄に根性はあるんだよね。
……ちょっと残念?
[悪戯っぽく笑って、隣の札斗をを見つめた]
中
能力者、狼だけはびみょうにわかんにゃー。
うささん?ももおばちゃ?
あと一人はどっちかだと思うんだけどなぁ。
え?もう一人は伽矢にいちゃでいいでsy
―稲田家―
ご馳走様でした。
年の近い方が話しやすいってこともあるかもしれませんね。
[食事を終えて百華に頭を下げ、曖昧に頷いた]
桜花。桜の童女。
桜が咲くと現れて、桜が散ると姿を消す。
ただそこで起きる事を見届ける。そんな存在。
[千恵に袖を引かれて、うん、と頷き答えた。
少女の抱く絵本に視線が向く]
絵本の中みたいだけど、現実のお話。
千恵ちゃんも見たんだよね、桜花の姿。
[実の所、瑤子はまだ見ていない]
あんな肉食ってられっか。
周りに旨そうなのが沢山居るってのに。
あ、やべ。涎出る。
[俯けば口元はマフラーの中へと隠れる。
その中で舌なめずりをしても、相手には気付かれない]
[立ち上がりながら伽矢の返答に]
ごめん、もうちょっとさっぱりしたものがよかったかな…。
[伽矢が見てきたものを詳しくは知らない、けれどもあまりいい光景は見てないのだろう。
声の調子は自然と落ちる。]
気がきかなくて、ごめんね。
/*
そういえば百華も凄惨な光景見てるのに、平気でハンバーグ調理してますね。
女性って血には強いから……。って事にしてください。
(忘れてたとかそんな事は一切、ええ一切)
いや、普通にするだろ。
[なんて更に突っ込みつつ。
苦笑ともになされた説明に、やっぱりか、と呟く]
……精神的に、追い詰められると。
『司』でも、魔に引き寄せられる、なんて事もあるらしいぞ。
だから、適当に吐き出せよ。
[ぼそり、と言って。
悪戯っぽい笑みには、瞬きひとつ]
……残念というかなんというか。
まあ、おぶってくれ、とせがまれたら、それはそれで天変地異か、と驚いたかも知れん。
[それから、返す言葉は冗談めかしたもの]
[もう一度、手で口元を覆ってから顔を上げる]
いや……お前は知らなかったんだから、仕方ない。
後で、サラダだけもらう。
それで、話って?
[謝る幼馴染に緩く首を横に振って否定。
もう一つの方は後で、と告げてから呼ばれた理由を訊ねた]
/*
そういや、史人・黒江組が来る前に店じまいしてたっけなー。
さて。
おーちゃんに歌わせたいのがあるんだが。
寝る前に落とせるかしら。らら。
[メモにあった通りに鍵を掛けて、階段を降りる。
鞄を抱え、一応警戒するように辺りを見回しながら路上に降りた]
……あー。
漫才してーな。
[場違いに聞こえるかも知れない言葉]
……また、できるかな。
[ぼそりと呟いた。
憑魔が消えた場所を、知らずに踏んで歩いて行く]
うん、わかった。
[答える幼馴染に頷いてから話を促されると]
伽矢くん、さっき静音さんから聞いた話覚えてる?
『憑魔』と『司』の話。
[不意に立ち止まる]
……声?
[進行方向から微かに聞こえてきた声。
その片方が先程世話になった礼斗のものだとすぐには判断できず。
姿が見える前に、咄嗟に近くの物陰に身を寄せ、様子を伺う]
― 稲田家 ―
歳が近い方が、か。そんな時代もあったかも。
[黒江さんに気さくな笑みを向ける。
食事の礼は瑞穂ちゃんにと伝え、階下を視線で指した。
黒江さんと雪夜君が、それぞれ『桜花』について語りだす。
私は耳を傾けていたのだけれど、聞けば聞くほど疑問は湧くばかり]
雪夜君はさっき、いっぺんぶん殴ってみたい、
なんて言ってたのが気になっちゃって。
見届けて、どうするのかしら。 それに、憑魔って。司って。
憑魔はさっき瑞穂ちゃんから聞いた。人を襲うって。
司ってなぁに?
……貴方達、詳しいのね……
[少し怯えた様な顔で、その場の面々の顔に視線を巡らせた]
―稲田家―
見てるだけ……?
うんと、それじゃ、おうかがおうちに帰れなくしたんじゃないんだ。
[黒江の話を、自分で分かりやすく噛み砕きながら。]
うん……おうちに帰れないって、なんかへん。
みたよ、おうか!ちえより小さい子だった。
[多分傍から見たら五十歩百歩。]
七五三できた時みたいな、ピンクの服きてたよ。おびに鈴がついてたの。
[そう見たままを黒江に話す。近くに居た百華や雪夜にも聞こえていたか。]
そこらへんは、普段相対していたモノでも同じだから、肝に銘じておくよ。
ぐっすり寝れば、大体治るとは思うけどね。
[昔からストレス解消法は寝ることだったようである]
それでもきついときは、ひふみんか、せったん辺りにでも吐き出すようにするよ。うん。
[続く言葉に冗談で返されると、驚いたように瞬き一つ]
……いやはや。ひふみんが冗談言うとは、このほうが天変地異起きそうだよ。こりゃビックリ。
───あ。着いたね。
[家人の了承も得ずに、扉をとっとと開けようとしたが、鍵がかかっていた]
ひふみん。開かない。開けて。
細かいところまでは覚えてない。
そう言うのが居るってのは、覚えてる。
[あの時は従妹のことばかり頭にあった。
聞かされても、碌に頭に入っていない]
…それに関係すること、か?
うん。
[伽矢に頷き自分の胸に手を当てながら]
なんか胸の中ではじめざわめくものがあったの。
今は静音さんの話を聞いて、はっきりとわかる。
私もその『司』なんだって。
静音さんみたいに死んだ人とかは見れないけど。
あの時、千恵ちゃんを守らなきゃって思ったら力がわいてきたの、多分そういう力なんだと思う。
[歩き慣れた帰途。途中、伺う気配があったような気はしたものの、それと確かめる余裕は色々な意味でなかった]
……まあ、寝て治るんなら、いいけど。
[ちょっと単純じゃないか、と突っ込みつつ]
あー、そうしとけ。
色々ときついってのは、聞いてるから。
[誰に、というのは今は言わずに。
勝手に扉を開けようとして挫折する様子に、あのな、と呆れた声をあげ]
……戸締りしてから出てるに決まってるだろうが。
[呆れたように言いつつ、ポケットから出した鍵を使って開ける。中に、人の気配は、ない]
……史さん、は。帰ったのか。
[まさか、先の気配とは思いも寄らず。零すのは、呑気な呟き]
食うなら、疑われないように考えて食うんだな。
今食うなんて暴挙に出りゃ、言い逃れは出来ないぜ?
それと、ご馳走は熟成したところで食った方が美味しくいただける、とだけ助言しといてやるよ。
……瑞穂が、まもる、司?
[翠の瞳が軽く見開いただろうか。
巫女が、自分が司だと言っていたのは覚えている。
霊が視えるとも言っていた。
それと別の力を持つ司が、幼馴染]
…もしかして、あの時息切れしなかったのも…?
―稲田家―
はい、瑞穂さんにも後で。
[百華に階下を示されて頷く]
うん、桜花じゃないみたいだよ。
そっか、千恵ちゃんより小さいんだ。
小袖の童女。確かに桜花だね。…ああ、鈴の音。
[先に千恵の返事に相槌を打って]
見届けてどうするのかまでは知りません。
『司』は、『憑魔』を喰らって清めるもの。
色々と知っていた人から、さっき話を聞きました。
……あ。
[百華に淡々と答えながら。最後に軽く口元を押さえた]
んなへまはしねーよ。
成熟したところで、かぁ。
恐怖や絶望で彩って、ってか?
[聲に愉しさが乗る。
けれど直ぐにそれは低いものへと変わり]
……なぁ、まもる司って、もしかしなくても厄介じゃね?
[千恵ちゃんが少しずつ話すのを、うんうんと頷きながら聞く]
ああ、やっぱりあの子が『桜花』なのね。
何か歌って、そのあと桜の中に消えちゃったの。
なんだっけ……きみゃくがどうのって。
[そして、肩をすくめる雪夜君にすまなそうな顔を向け、
ゆっくりと話しかける]
……そうよね。 ごめんなさい、ね。
綾野さんって、さっき千恵ちゃんがいってたあやねぇの事かしら。
[考えていると頭がぐるぐるしてくる。
ご馳走様をすると、皆が食べ終わった様なら食器を片付けていく。
動いていれば、頭がすっきりする気がした]
[伽矢の質問にはっきりと頷く]
うん、私は『司』わかるの。覚えてるわけでも知らされたわけでもないけどわかるの。
静音さん言ってた身体能力があがったりするって。
息切れしなかったのもそういうことなんだと思う。
ひょーま?つかさ?
[雪夜の声も聞こえた。
初めて聞く言葉に目を瞬かせる。]
うんと………ひょーまとつかさが、おうちに帰れなくしてるの?
[雪夜から聞いた限りでは、どっちも悪いもののように思えた。
どんな悪いものなんだろうと、ぷぅとした顔になる。
黒江が言った、『つかさは、ひょーまをくらってきよめる』という意味はいまいちぴんときていない。
うさぎは、じっと窓の方をみていた。]
……行ったか。
[遠ざかる足音と声。
再び路上へと出る]
会話してたな。
ってことは、人だったのか……?
[振り返るが、確認しに戻ろうとはしなかった。
やはり判断の余裕はなかったが、片方に苦手意識があるという意味で正解だったかも知れない]
……っつっても、家帰れねーんだっけ。
どーするか。
[思案しつつ、足は中央広場へと向いていた]
高校生 瑞穂は、童話作家 雪夜 を投票先に選びました。
/*
……史さん以外の司が。
ちゃんと、『浄化』をできるのかが。
……今から激しく心配な俺がいてます。
おまかせでなったんでなければ、想定はしてると思うけどね!
まあ、守護は一番難しいんだけど。
むー。
うちは戸締りなんてしないから、分かんないよ。
[開けっ放しでも取られるようなものはなんにも無かったりするという意味がでかいが、神社に盗みに入るという不届き物が少ないという理由もあった。
まあ、精々盗まれて困るのは下着くらいだろうか]
ふぃ〜。やっと落ち着ける場所に着いた〜。
[独り言のように零しながら、一直線に寝床のある場所へと歩いていき、それに包まるようにして、即座に神楽は寝付いた。
疲れがひどかったのは分かるが、正直、女性としても、司としても無用心すぎると*言わざるを得ない*]
そう、なのか。
でも何で、オレにそれを言うんだ?
あのおばさんも言ってただろ、迂闊に話すのは良くないって。
[巫女が紅を纏う女性に注意されていたこと。
それを繰り返しながら幼馴染に訊ねる]
─自宅─
そこは、威張るところかっ!
[戸締りしていない、という言葉にやっぱり突っ込み入れて。
直後、真っ直ぐ寝室へと歩いていく様子に、さすがに戸惑った]
て、おい、おま……。
[止める間もなく、ベッドは占領されて。
感じたのは、頭痛]
……お前。これ、俺じゃなかったら、どーなってたか、知らんぞ……。
[無用心ここに極まれり、とでも言えばいいのか。
正直、女としてそれはどうなのか、とか、突っ込みたい事は山ほどあるのだが]
……まあ。いいか。
[結局、追求は投げた。突っ込み疲れた、とも言う]
すみません。一つ忘れていたことがあるのを思い出しました。
氷雨さんもお詳しいようですし、これで失礼させてください。
隠れ鬼は得意でしたし、おまじないもあるからきっと大丈夫。
気をつけて戻りますから。
[ごめんね、と千恵の手に軽く触れて立ち上がる。
後半は百華に言うと、雪夜と両方に小さく頭を下げた]
ふぅん、ならいいんだがな。
精々、俺に迷惑をかけないようにな。
ああ、掻い摘めばそんなとこだ。
[楽しそうなコエには楽しげに返す。
だが、続いての言葉には、こちらもコエを落とし]
……ああ、やっかいだな。
ともあれ、みんなを守るなんて崇高な奴じゃないのは幸いなのかどうなのか。
伽矢くんのこと信じているから。
[笑いかける]
私は千恵ちゃんと伽矢くんを守りたい。
そのために、『憑魔』を浄化しないといけない。
でも、私に何かがあったときは伽矢くん、千恵ちゃんのこと守ってあげて。
……で、だ、な。
[寝室から、リビングへ戻り。ぐるり、室内を見回す]
……史さんは史さんで。
なに、遊んで行きやがった……。
[微妙に色々と変わっている配置に、ため息をつく。
一通り、復元が済むと、また、窓辺に寄って煙草に火を点けた]
『司』と『憑魔』……か。
……龍先輩。
あんたの『力』をあの場で継がなかったこと。
……少しだけ、後悔してるよ、俺……。
[小さな呟きは、立ち上る紫煙と共に、*大気に溶けて消えてゆく*]
きみゃく…?
[百華の言葉に首を傾げる。
どこかで聞いたことがあるような気がしたが、思い出せない。
綾野があやねえちゃと同じかどうかは、わかんないと首を振る。綾野の名前は覚えていなかった。
黒江が突然、戻るというのでちょっと心配そうに見て。]
くろえねえちゃ、きをつけてね。
[そう言ってうさぎの耳も揺れる。]
ちえ、お見送りするー。
[ひょこひょこ、入り口の方までついていった。]
[笑みかけられながら信じてると言われ、何となく下を向いた。
ハンチング帽でまた表情が隠れる]
……勿論、千恵をそいつらの手に渡すつもりは無い。
オレの大事な繋がり、渡すもんか。
[下を向いたために口元がマフラーに隠れ、くぐもったような声になる。
それでも、声が揺らぐのは隠せなかったか]
不意に、響く、鈴の音。
最初に現れた時よりも、高い枝。
天により近い、枝の上。
桜の小袖の童女は、同じ色の瞳を天へと向ける。
[千恵ちゃんが言う、
『ひょーまとつかさがおうちにかえれなくしてる』というのは、
素直に考えたせいか妙にすっきりとしていて、
私は姪に少し笑顔を見せた]
うん、確かね、きみゃく……って。
おばちゃんも何の事かさっぱりわかんないよ。
って黒江さん!
[口を抑えたかと思うと、黒江さんは突然席を立った]
おまじないもあるからって……
[所詮おまじないでしょう、と。 私はそう思っている。
彼女についていくべきか、子供達のそばにいるべきか。
私は少し*躊躇った*]
「くれないちりて。
いのちははじける。
うつわはいずこへ?
たましいはそらへ。
こころはいずこへ?
おもいはどこかへ。
ひびく、ひびく、ちからのたまゆら。
ちからあるこら。
いずこをめざす?」
そっちこそ足引っ張んなよ。
[ふん、と鼻で笑う]
崇高じゃねぇが、オレにとっちゃ厄介なことこの上ねぇ。
オレの一番大事な餌を護るとか言いやがった。
オレの事も護りたいとか抜かしてやがるけどな。
[目の前で明かしてはいけない相手に正体を明かす幼馴染。
ハンチング帽で隠した瞳は蔑みを浮かべ、マフラーで隠した口元には薄笑いが浮かんでいた]
[千恵のことを語る伽矢の態度、
二人は特別だからそう思っても少し心にちくりと痛い。]
伽矢くん、私……、
これから、いっぱい危ない目に会うと思う。
もしかしたら…、
[その先の言葉に少し詰まって、うつむく伽矢の傍に寄っていく]
伽矢くん、私がいなくなったら、伽矢くんは悲しんでくれる…?
ママ 百華は、童話作家 雪夜 を投票先に選びました。
―中央広場―
[静まり返った広場の中央、静かに聳える満開の桜]
……やっぱ、夢じゃなかったんだ。
[入口で暫し立ち尽くした。
そろりと辺りを見渡してから、大樹の下へ歩いて行く]
あの人もいねーな。
[赤い服の女が既に死したものとは知らず。
花降らす桜の枝を見上げた]
ありがとう。
鍵をお願いできるかな。
[瑞穂が施錠していたのは見ていたから、千恵に頼んで。
雪夜の言葉にまっすぐそちらを見た]
…はい。
[唇の端が少し上がる。
普段を知る人には珍しく、他者からも笑みのように見える形で]
…………。
[問われて、しばしの沈黙。
この先ここに居る全員が生き残れるかどうかは疑問だった。
ましてや司は憑魔を呼ぶ。
幼馴染が言いたいことは、痛いほど解った]
……近しいやつが居なくなって、悲しまないやつなんて──。
[言葉を紡いでも、顔は俯けたまま]
はっ、言われるまでもねぇ。
[こちらも鼻で哂い返す。]
ははっ、そいつは残念だったなぁ。
…………で。ならどうするつもりだ?
その邪魔で愚かな『司』から殺しちまうかぁ?
どうしても気になるので。
[大丈夫、ともう一度百華に言うと玄関に]
瑞穂さん、ご馳走様でした!
[姿の見当たらない瑞穂に声を上げ。
そのまま千恵に後を頼むと外へと出て行った]
[百華の嬉しそうな笑顔に、えへと笑い返す。]
ちえもわかんない!
[無知を恥じる事がないのは、子供だから。
心配そうにする伯母と、大丈夫だという黒江をきょろと見る。
そのまま思案する伯母をすりぬけ、黒江の頼みごとにこっくり頷いた。]
くろえおねえちゃ、おうかのところに行くの?
[鍵を開けながら尋ね。]
おうかに会いにいくなら、ちえもいきたい。
[うさぎといっしょにじーっと見上げる。]
―中央広場―
[瞬き一つ。
花の間に童女が1人]
……お前。
お前が……『桜花』?
[天を見る妖から応えはあるか。
片手で頭を押さえた]
喰っちまうかぁ?
司なんだったらチカラにもなるしな。
ああ、恐怖は感じてくれるか知らねぇけど、絶望のどん底には落ちてくれっかもよ。
[くく、と愉しげに喉奥で嗤う]
呼びかける、声。
桜色の瞳は、ゆるりと下へ。
「桜花は、桜花。
うまれたときから、ずっと、桜花」
問いへの答えは、わらうよな響きを帯びて。
[しばしの沈黙、伽矢を見つめたまま返答を待つ。
紡がれた言葉にうつむいたままの伽矢の胸に頭を預けるようにして抱きついた]
ごめん、少しだけこうさせて…。
[伽矢にすがりついたまま体は震えていた。]
少しだけ…
/*
多分消去法でだいぶ見えてるとは思うんだけど。
……いや、お袋のRPがあるからまだ確定には見えてないのかな、傍目。
COのタイミングをどうするかが掴めないのですよ。
二日目のうちに出しておくか、三日目で出しておくか。
初回で守護喰いはどうなんだろう、とか。
守護抜けるの見越して霊能行くのはどうだろうか、とか。
かと言って今回村人少ないからなぁ、とか。
PC視点での司の情報が狼側に漏れすぎて逆に困る(苦笑
―稲田家玄関―
[瑞穂との指切りは、『勝手にどこか一人で行かない』というもの。]
だいじょうぶ、ちえ、ひとりじゃないもん。
[そう言って、黒江の手をきゅっと握ると、一緒に外へとむかっていった。]
はっ、つくづく悪い奴だな、お前。
[もちろんそれは賞賛の意味での一言。]
そうだな、食っちまえ。
『司』なら、いい贄になってくれるだろうし、な。
……っ。
[俯いた視界に入って来る、幼馴染の髪の色。
抱き付かれて、反射的に身体の横に降ろしていた両腕が軽く持ち上がった。
驚きが先行したが、幼馴染が震えているのに気付き、持ち上がった手を宙で少しだけ彷徨わせる。
最終的に、彷徨っていた手は従妹をあやした時のように幼馴染の背中を軽く叩いていた]
[出て行こうとする黒江に自分も付いて行くと言う千恵。
その様子を黙して見ていたが、]
…………女二人か。
もし、不安があるようなら付き添うが。どうする?
[そう主に黒江に向けて問いかけた。]
「なに、を?」
短い問いに、童女は首を傾ぐ。
「なに、とは、なに。
桜花は、ただ、見届けるのみ。
たまゆらの響く先も。
たまゆらの求めるねいろも。
何一つ。
桜花は知らぬよ?」
だー、マジで抑え利かなくなるっつの。
でもここでやっちまうとバレるしなぁ。
[聲だけじゃ状況は伝わらないだろうが、現状での感想を零す]
んじゃあ、こいつにしちまうか。
『処理』決定っと。
/*
|・)ひそ
RPではそう言いながら、初回守護喰いで良いのだろうかとナカノヒトは悩んでいる。
喰う代わりにPL視点でのCO(表で描写)した方が良いかな、とか考えてたり。
本当は母親が吊りか襲撃になる時にやりたかったんだけど。
[そこに強い思いがあるのなら流される。
連れ出すと危険だという躊躇も]
そうですね。
お願いします。その方が百華さんもまだ安心だと思うので。
[雪夜もやってくればそう頼んで。
千恵の手を握って人気の少ない夜の繁華街へと踏み出した]
/*
……これがブラフでないのがタチわりぃ。
存在が既に、法則に組み込まれてるからなー。
理屈じゃないのよねー。
[しばらくの間、伽矢に撫でられ抱きついたままでいる。
どれくらいの間そうしていたのか自分でもはっきりとはわからない。
伽矢から離れて向けた表情は笑顔]
ありがとう、伽矢くん。
伽矢くん、私が死んだら、私の力、もらって。
私が死んだときに、伽矢くんがいれば、あげられるかもしれないから。
[途切れ途切れけれども紡ぐ言葉ははっきりと、
誰に教わったわけでもない、見聞きしたわけでもない。
けれどもそれはわかった。記憶に刻まれていた。
方法は今は伝えなかった、きっとそのときがきた時に伝える。]
―中央広場―
……なに言ってんのか、さっぱりなんだけど。
[苛立ちと頭痛が相俟って、視線はややキツいものになる。
がし、と頭を掻いて]
じゃーさ。
今何人ここに残ってるとか、何人がその……『司』とか『憑魔』なんだ、とか。
そういうことは?
/*
璧|・)ノ こそこそ
うん、俺もどうなのかなーと思うんだけど。
てか、司連中が俺らにフラグばら撒き過ぎてむしろ襲わんとおかしい状況にあるのが、なぁ。
/*
何か色々とごめんなさいorz
瑞穂に対して謝りたくなってきた。
PLも気付いてない、はあり得るからな……オレが狼だって。
[←狼やると隠れすぎるからあまりやりたくない]
うぐぁ、PL視点COタイミングは今日寝る前、か、な。
向けられる問い。
桜の瞳には、しばし、思案のいろ。
「いのちのたまゆら、九重響く。
くらうたまゆら、二重に鳴れば。
きよめるたまゆら、三重に重なる。
ゆらゆらと、泡沫一つ、微かに鳴るよ」
/*
うん、ホントに、駄々漏れで、困る。
情報入ってきてないの占い師だけとゆー。
エピハリセン覚悟でこのまま突き進んで狼勝利狙うと言うのも、あり、か。[ヤケクソ]
うーん、うーん。
今日落ちる前にPL視点での小さなCOはしておこうかと、思った。
PC視点で守護が誰か知ってるのはオレだけだし、その状況で守護喰いならオレがCOするしかない。
再び響く、鈴の音。
桜の小袖は、翻る。
「道は多様。
たまゆらも多様。
きめるはこころ。
もとめるこころ。
ふふ。
選ぶがよいよ、たまゆらのこ。
己がセイと信じる道を……」
[どれだけそうしていたか分からない。
幼馴染の気が済むまで、オレは同じ動作を繰り返した。
そうした後に向けられる、幼馴染の笑顔。
オレは帽子の奥で眉根を寄せていた]
…………分かった。
その時は、そうする。
[間が開くのは、致し方なかった。
声は押し殺すように低く、何かに堪えるようなもの]
[気のせいだろうか。
公園までの距離はいつもよりずっと短かった気がした]
千恵ちゃん。
千恵ちゃんは桜花に何を聞きたい?
[入口から踏み込んだその時、リィンと鈴の音が響いた]
私は、会えれば良かったのだけれど。
[首を傾げて桜の大樹の方へと進む]
/*
さーびすたいむ終了。
寝るっ!
ていうか、そこで編成情報突っ込みないすw
どっかで落とさんと、とは思ってたんだけど、中々難しくてなー。
―中央広場―
……皆合わせて9人。
喰らう……憑魔が2。
それで、清める……司、が3か。
[指折り、桜花の言葉を整理する。
そんな自分に内心驚きもあったのだが]
最後の『泡沫一つ』って……
[それだけは礼斗からも聞かされていない言葉。
問おうとすれば、鈴の音が響いた]
/*
あ、ちなみに。
セイが片仮名なのは、別に風原の名前が残ってたからではなく。
漢字変換が複数あるから片仮名なんですよ、と。
ありがとう、伽矢くん上に行ってて。
皆には、私のことは心配しなでって伝えておいて。
[いろいろ浮かぶものを笑顔の裏に隠して。]
行って、伽矢くん。
今ならキスもしちゃいそうだから。
[冗談交じりにそう告げてから振り返り背を向ける]
!
待てよ、まだ……
[小袖を翻す童女に手を伸ばした時には既に遅く。
気配は消えた]
……。
『セイ』、な。
[そこにはどの漢字を当て嵌めるのが正しいのだろう。
知ってる限りの文字は、どれも違うような気すらした]
/*
占い師:史人
霊能者:神楽
守護者:瑞穂
智狼:伽矢&雪夜
狂信者:黒江
村人:百華、千恵、礼斗
PL視点灰:伽矢、雪夜、百華、千恵
ガチで狼勝利考えるなら村喰いは無い。
霊と守護が喰える状態にある。PC視点で両方知ってるのはオレ。
オレの立ち位置的に告発が無いと吊りがまず無さそう。
狼二人が史人と接点が薄すぎる。→占われにくそう
[黒江と千恵に付き添い、中央公園へと向かう。]
…………『憑魔』と『司』。
この閉鎖が解けるのは、憑魔がすべて滅びるか、憑魔がすべて滅ぼすか、か。
……無事に出れるといいんだがな。
[ポツリ呟いた。]
/*
独り言で状況纏めようとして頭がパンクしそうになった。
*****
オレの立ち位置的に告発が無いと吊りがまず無さそう。
狼二人が史人と接点が薄すぎる。→占われにくそう
*****
この時点でもうダメな気がしてきた。
そいじゃ暫定で、オレがPL視点CO+守護喰い示唆を今日やっといて、瑞穂襲撃にしとくか?
吊りはどうしよう、合わせる?
ちえ、おうかに、おわりかたききたい。
どうすればおわるの?
どうすればおうち、かえれるの?
[司と憑魔が悪いのは分かったけど。
司と憑魔をどうすればいいのかはまだ知らず。
そも、司と憑魔が何であるかもまだ知らない。]
それから、ええと。
おうかは……どこに、かえるの?
[そう黒江を見上げ、尋ねるように言う。]
―中央公園―
………ほろぶ?
[馴染みがない雪夜の言葉に、きょととしたものの。
桜の下には先に人がいるのに気づいて、不安げに、きゅ、と黒江の手を握る。]
あれ、ふみにいちゃ。
[中央公園、桜の下には見たことがある人がいる。ぱたぱた、手をふった。]
おうか、いる?
[近づきながら、周囲を見た。]
[そうして、公園に踏み込むと同時。リィィンと鈴の音が頭に響く。]
……『桜花』。傍観者にして、残された死体を攫う簒奪者。
憑魔と司の争いに直接手を出すことはなく、我知り顔で俺らを見下ろすいけ好かないガキ。
……ああ、やっぱ一発殴ってやらねぇと気が済まないな。
―中央公園―
どうなるのでしょうね。
そう。答え、貰えるといいね。
[雪夜には静かに答え。千恵には頷いて。
視線の先、桜の下の人影を値踏むよに見た]
史兄さん。
[先程とは違い、分かりにくい程度に肩の力を抜いて、そう声を*掛けた*]
……分かった。
[無理矢理笑っているような幼馴染。
背を向けられると少し間を開けてから、一度だけ、幼馴染の頭を撫でた。
そうしてオレはその場を離れ、階上へと向かう]
―中央広場―
誰だ……?
[身構え、人影を確かめようと目を凝らす。
千恵の声が聞こえ、ついで瑶子の姿も見えれば、強張った表情は僅かに緩んだ。
知らないもう1人には、未だ少し警戒するような視線を向けたが]
……無事でよかった。
桜花はついさっきまでいたけど、……消えたよ。
[千恵に答える]
[頭を撫でられると涙があふれて出てきそうになった。
背中越しに伽矢が階上に上がっていく足音が聞こえる]
好きだよ…伽矢くん…。
[呟く言葉、聞く者はもうこの場所にはいない。
伽矢が階上に上がりきる前に外へと出ようとして]
鍵、開いてる…。
[誰かが外に出て行ったことを示す。
足りない靴は三足、そのうちの一つは千恵のもの]
一人じゃないからって…こと…。
[鍵をしっかりと閉めてから千恵を探して町へと*出て行った*]
[雪夜の言っている事は少し難しく、所々しか分からない。
ただ最後の方はわかったので。]
うささん、たたいたら、いたいよ?
[とじーっと見上げて言った。]
おうか、いなくなっちゃったんだ……。
ちえ、おうかとおはなしたかったのになぁ。
[史人の返事に、がっかりと肩を落とす。うさぎもしょぼんと前足が垂れた。]
ふみにいちゃは、おうかとおはなしできたの?
[と史人を見上げる。
どことなく、黒江に近づいたり話したりしている様子を見て、知ってる人?という視線を二人に向ける。]
/*
伽矢くん、いろいろとありがとう。
これでいつでもしn……、まだやりたいことはなくはないけど。
多くは望まない、だって初回襲撃候補っぽいからw
[そして、たどり着いた桜の樹の下には知らぬ顔。
だが、どうやら他の二人は知り合いのようで。
向こうから警戒する視線を向けられれば、こちらも睨み返す形に。]
…………知り合い、か。
[睨んだまま、手を振る二人に問いかける。]
―中央広場―
あー。
また、そのうち出て来るよ。きっと。
[頭を掻き、目の高さを合わせながら千恵に言う。
樹の上をちらと見た。
問うような視線の意図には気がつかず]
……少し、ね。
今何人いるのかって、訊いてみた。
[千恵がどの程度を理解しているのか図りかね、なるべく無難な言葉を選ぶ。
請われるならば教えるだろう]
ふみにいちゃ。
ちえが転んだ時、おこしてもらったの。
おもしろいひとなの。
[瑞穂から聞いた情報をそのまま雪夜に伝える。
そこに漫才師という文字は入らなかったため、微妙な印象になるかもしれない。]
/*
>PL視点CO
あいさー。返事遅れてゴメン
や、決して忘れてたわけじゃないんだよ、ないんだよ。
んで、吊りは合わせといた方がいいよなと思う。
/*
表頑張るんだよ、頑張るんだよ。
吊り合わせるは良いとして、どこにするか、なんだよな。
バファリンする人は居なさそうではあるし。
―中央公園・桜下―
[目線を下げてもらうと安心できて。
また出てくるといわれたら、うんと頷いてほふり、微笑んだ。]
……なんにん?
[史人にきょとんとしたまま聞き返す。
何が、何人なのかが分かっていない様子。
雪夜は分かってると向こうを向いたが、じーっと、ちょっとだけ伺うように見ていたり。]
[口元には歪んだ笑み、愉しげに嗤う声。
小さく漏らされたそれは階上にも階下にも届かない]
[オレは大笑いしそうになるのを我慢すると、母親だけが残っている二階の部屋へと向かった。
幼馴染のことを訊ねられたなら、下に居ること、心配するなと言っていたことを伝え。
料理には一切手を付けず、壁に凭れて瞳を閉じる。
眠るには至らないが、その状態で少しばかり休息を*取った*]
死んだらチカラを貰って、だとよ。
く、くくく、はははははは!
良いぜぇ、ありがたく頂戴してやるさ。
[愉しげな、可笑しそうな嗤いが響く。
表では我慢している分、こちらでは堪え切れなかった]
……それで、そちらさんは。
[本人にか他の2人にか、睨むような視線を向けて来る人を見て問う。
相手の容姿を気にする程の余裕はない。
営業用の笑みを作る余裕も、またなかった]
オレは倉名史人と言います。
瑶とは親戚で。
[それでも、笑いきれていない中途半端な表情で。
誰かが紹介したとしても、自分でも名前を*告げた*]
……面白い人、ねぇ。
[そう呟くと、ジロジロと史人を見る。
どうやら、あまりいい意味じゃない方で受け取った模様。]
ああ、とりあえず名乗っておく。
氷雨雪夜。物書きだ。
/*
バファリン候補は……いないね。
強いて言えば…………。(何も言わずに顔背け
まあ、吊りは明日の更新1時間前くらいまでの様子で決めればいいかと楽観視中。
/*
……ですよね。
だな、キリング向かう人がいるかも知れないし。
個人的には母親吊ってオレがキリング、そのままの流れで瑞穂襲撃、を表でやってしまいたい気もする。
高校生 伽矢は、高校生 瑞穂 を能力(襲う)の対象に選びました。
高校生 伽矢は、ママ 百華 を投票先に選びました。
……どっちかと言えば、『面白くする』ほうかな。オレは。
[面白いとの評には苦笑混じりに呟いた。
何故か険しくなった気がする別の視線からは目を逸らして]
今ここに閉じ込められているのが9人、とか。
『司』とか『憑魔』が何人いるか、とか……ね。
[千恵に『司』や『憑魔』をなんと説明して良いのやらと内心苦悩しながら、結局そのままの名を出すしか*なかった*]
/*
…………ねー。うん、頑張るさ……明日から。(それは……
負担でないのなら、それでもいいと思う。>百華キリ瑞穂襲撃
いや、負担なのは明白か。無理をしないでいけるなら、てことで。
/*
まぁ、そっちも無理せず。
まだいきなり吊られはしない、とは思いたい。
時間はかかるだろうけど、負担ではないはず。
負担だと思ってるなら自分で言い出さない。
ただ、お袋はキリング可能のメモ残してるから、周囲が投票しなさそうかな、とは。
女性限定なんで微妙かもだけど。
と言うか役職多くて村人少ないから普通に投票先困る。
[じぃっと見つめる千恵の視線から逃れるように樹を見上げていたが、史人の言葉にそちらに目を向ける。]
……9人、か。
俺と、今ここにいる3人、瑞穂の家にいるだろう3人、あとは神楽と
…………誰だ?
[最後の一人である礼斗とは、閉鎖後まだ逢っていない為、存在を認識していない。
史人か黒江の口から礼斗の存在を聞けば、「そうかあいつか」と返す*だろう*。]
―中央公園・桜下―
……9人?
[史人に言われて、指を折り首をかしげる。
史人に黒江に雪夜、伽矢に瑞穂に百華、自分を入れて、もう7人。
雪夜が言う人らを足して9人。
足りないと思った。]
ほかのひとは?おうちかえったの?
あと、つかさと、ひょーまって、いっぱいいるの?
[悪いのがいっぱいだと困るなぁ、とか思っていた。
未だ、それが人な事には気づいていない。
当然、あちこちで起こった惨劇にも。
うさぎは動きにあわせて、背中でぷらぷら足を*動かしていた。*]
中
ねむねむ。
だがここまでうごか す。
そして絵本の内容まとめてこねば…!
すごい行き当たりばったりで話進めてるもんだからつじつま合わせが大変だね!←馬鹿
/*
吊られないといいなー。
まあ、そうか。
くれぐれも無茶せず焦らずゆっくりやられますように。
だよねー投票が悩ましい。
/*
とりあえず吊りは明日の動きも見て、だな。
暫定でお袋に入れてはある。
そういやダ込み10人って基本守護抜きだったなー、とか今頃気付いた。
なので襲撃は守護にしておこう、と後付け。
そのくらいにして今日は寝るです。
*また明日*
/*
>>223とか>>225とかいろいろうれしいねこがいる。
……さて。
どうするかねぇ。
まあ、かやぽんは予想していたが。
あと一人、どこでもおかしくないわー。
とりあえず、デフォ(黒江たん)はナシだが。
しかし、もひとつ困った。
他の連中がどこにいるかがPC視点把握できてないんで。
手持ちのカードを落としに行けない(へしょり。
― 少し前・稲田家 ―
ならいいんだけど。
[私はあやねぇがあの哀れな女だと言う事に思い至らず、
ぐるぐるする考えを抑えていた]
無理にというなら止めはしないけど……
[行くか行くまいか迷っているうちに、黒江さんはいなくなっていた。
千恵ちゃんと雪夜君も見送りにいったのだろう、いなくなっていた。
さっき散々伽矢達に詫びていたのだから、勝手に動きはしない。
私は迂闊にも、姪の後を追わなかった]
[どの程度食卓の前で頭を抱えていただろう。
伽矢が二階へ戻ってきて、壁にもたれた。
私ははっと顔をあげ、問いかける]
伽矢? 千恵ちゃん、一緒じゃないの?
あの子、さっき黒江さんのお見送するって下に……
雪夜君は?
[一階の用事が終わらないのだろうと、瑞穂ちゃんの事は問わなかった。
伽矢の返事を聞くと、私は慌てて階下へ向かう。
伽矢も共に来ているだろうか]
千恵ちゃん!
[玄関に向かうと、ならんでいる靴は稲田家の物、私と伽矢の物*だけだった*]
―中央公園・桜下―
うん、すぐに戻らなくてごめん。
[無事でよかったと史人に言われて頷いた]
一足遅かったみたい。
桜、まだ舞ってる。
[大樹を見上げ手を伸ばす。掌の中心に舞い降りてくる花弁一枚]
ああ、史兄さんは叔父さんなんだ。
[問いかけてくる視線に気づくと千恵に答える。
雪夜には説明は省いて顔を上げ頷きだけを返して]
お話したいって強く思っていれば。
桜花の気が向いて会ってくれるかもしれないね。
[そのうちにという史人の言葉にそう続けた]
[千恵や雪夜と一緒にいる理由は話すと長くなるので後回し。交わされる会話を黙ったまま聞いていた]
9人…礼斗さんも入る気がする。
事態に詳しい人だからきっと残ってる。
[誰だと言われると思いつく人物の名を挙げて。神楽は名前だけでは思い出せず、神社のと聞けば納得したように頷く*だろう*]
─瑞穂の家・二階─
[瞳を閉じて、一度深呼吸をする。
周囲に人は居らず、母親だけ]
……千恵?
下に居たのは、オレと瑞穂だけだったけど。
[ここに居ない者達の名を出し訊ねて来る母親。
開いた瞳を母親に向け、どれに対しても、オレは知らないと答えた]
[母親が慌てた様子で階下へと降りて行く。
オレも立ち上がってその後を追った]
……固まられるよりは良い、が。
見失うのも面倒だな。
[呟きは極小さく。
焦燥にかられている母親には届かないだろう。
階下の母親に追いつくと、玄関に並ぶ靴を見る。
幼馴染のものも無くなっていた]
……一人で出歩くなとは言ったけど、外に出るなとは言わなかったもんな。
また探さねぇと。
[オレは眉根を寄せ、焦りを装いながら靴を履く。
母親も同じように靴を履き、ついて来る。
掛けられていた鍵を外すと、碌な休憩も食事もせぬまま、オレは外へと出た。
それでも、その身体がふらつくことは*無い*]
いや、マーキングし忘れたから場所の確認だけ。
千恵はメインディッシュ、まずは前菜の瑞穂を喰う。
…ああ、そうだ。
喩えお前でも千恵に手ぇ出したら承知しねぇからな。
[伝う聲は低く、昏い]
―自宅―
[窓辺で燻らす、紫煙。
それをぼんやり眺めていると、風が鈴の音を運んできた]
……桜花、か。
[桜の色の瞳の童女。
三年前も今も、それが何であるかは知る由もない]
しかし、史さん大丈夫かね。
[『司』としての不安定さもそうだが。
泊まるような宛はあるのかとか。
そんな事まで含めて心配だった]
……とは、いうものの。
[案じて探しに行くと、今度は寝室占拠者との言葉を違える訳で。
それはそれで、後がうるさい]
……黒江嬢も、大丈夫ならいいが。
[呟きながら、窓の外。
通りの様子をぼんやり眺める。
見知った者が通りはしないか、と*注意を払いつつ*]
[伽矢から瑞穂ちゃんも外に出たらしいと聞く。
私は外に出て行く伽矢に少し待ってくれるよう頼むと、台所に戻った。
隅に置かれていたメモ用紙を掴み、伝言を記す]
『千恵ちゃん・瑞穂ちゃん
千恵ちゃんを探します。
戻ったら、ここから動かないで。
またここに戻ります。百華』
[台所に先程使った包丁とペティナイフが出しっぱなしになっていた。
私はメモに『包丁お借りします』と追記し、刃物を手にとった。
台所にあったタオルと布巾でそれぞれくるむと、メモを食卓に置く]
お待たせ。
[靴をはき外に出て、伽矢に包丁を差し出した。
私はペティナイフを握り締める]
襲われたら、使いなさい。
[私は息子の異変に気付かなかった。
異常事態なのだから、食欲がない。疲れも気にならない。
そう*思っていた*]
―街のどこか―
[外をあてもなく歩いている。
千恵のこともそうだが、神楽も探していた。]
千恵ちゃんはたぶん中央広場なのかな?
[先ほど一緒に家に向かうときも桜のことを気にしていた]
静音さんはどこだろう。
[歩きながら考えることは一つ]
伽矢くんや千恵ちゃんが…もしそうだったら…
[私は本当に浄化することができのか?浄化することは、相手のことを、
その先のことは考えることは結局できなかった。
そのときはそのときと、結論は先延ばしすることにした。
自分は憑魔を浄化すると決めたのだから覚悟はしておいた方がいいのかもしれない]
―礼斗の家付近―
[周りに人の気配はほとんど感じられない。まるでもうほとんどの人がいなくなったかのように感じられる]
千恵ちゃん無事だといいけど。
[もう少し神楽を探して見つからなければ中央広場にいってみよう。
そう思いながら歩いているとマンションの窓の所、人の姿が見える。
向こうも通りの方を眺めているため視線が合う]
あっ、こんばんは。
[挨拶をしながら、少しばかりの警戒。
向こうは自分にどんな印象を抱いただろうか。]
人探しているのですが、知りませんか?
千恵ちゃん、ウサギのリュック背負った女の子です。
後、静音さん高台にある神社の巫女さんなんですけど。
[礼斗の返答を*待つ*]
―自宅―
[外を眺めている所にかかる、声。
視線を向けたなら、目に入るのは少女の姿]
……生き残り?
って、女の子が一人で動き回るって、正気か!
[思わず呆れたような声を上げるものの。
投げかけられた問いに、一先ず気を落ち着けた]
うさぎのリュックの千恵ちゃん……って、あの時の子か……?
[小さく呟く。
思い出すのは綾野が警告を発した日、桜の傍で言葉を交わした少女]
……とりあえず、この道は通っていない。
で、静音神社の神楽の居場所なら知ってるが。
……急ぎの用件か?
[居場所を即答しないのは、多少は警戒*しての事*]
───礼斗の家───
……ふ。
[ゆっくりと目蓋を開けた。
その先に見える光景が、いつもの神社の光景でないことに多少困惑したが、周りに香る紫煙の匂いですぐに自分が何処で寝ていたのかを理解した。
時間としてはどれくらい眠っていたのかはよく把握できてはいない。だがしかし、短時間であっても、体や心に染み付いていた疲れはほぼ抜けたようだった。
司に宿っている治癒能力というのが効果を表しているのは想像に難くない出来事だ]
ん〜……。
[それでも、眠りから覚めた後のけだるい感じは消せるものではなく、神楽がもそもそと寝床から這い出て、寝ぼけ眼で辺りを見回した]
ひふみ〜ん?何処〜……ふぁ〜ぁ。
/中/
さて。
能力者内訳がほぼ確定したみたいなので、列挙しておこう。
自分・霊能者(確定)
ふーみん・占い師
みずちー・守護者
ひふみん・桜の子
かやりん・憑魔
くろっぺ・憑魔(?)
姉御・村人(?)ここらへん上下変わる可能性あり。
せったん・村人
ちーちゃん・村人
/中/
ほんで、今日の投票は、司が憑魔が食うのを考えて、そこは確実にダメ。
憑魔も展開的にまずい。そもそも、一度つったら雪崩れる可能性も高いのでやめておいたほうが無難。
すると、桜の子か、村人。
んで、個人的にはあやのっちの後にまた縁がある人が死ぬの辛いかもしれんので、消したい。
次に、姉御が憑魔の可能性があるのでダメ。
とすると、必然的にちーちゃんになるかなあ。
展開的にも多分一番面白くなりそうな気もするし、これで行こう。
まあ、襲撃予想が、みずちーか私なので、明日にはもう死んでる可能性高いんだけどw
巫女 神楽は、少女 千恵 を投票先に選びました。
─自宅─
[吸殻となった煙草を灰皿に落としつつ、問い返しへの答えを待つ間……に、聞こえた声、に。
……緊迫している自分が、空しくなった。
かも知れない]
……本当に。
大丈夫か……。
[何となく、額を抑えたくなったのは、耐えた。
頑張って耐えた]
/*
……動いてないなら在席しているメモだけでも、と思ったら呼ばれていた件について。
このキャラ使うと、いつもいつも縁故キャラとの時間の合い方がおかしいです。
なんぞついとるのか。
んー……。
[声が聞こえてきたほうへ、目をこすりながらフラフラと歩き出した]
おー、うん。大丈ふぁ〜。
[言葉の最後にあくびが重なった。警戒心のかけらもない。
そのまま、幾度か顔を揺らして少しは目を覚ますと、礼斗の近くまで歩き、窓の外を見ているのに遅まきながら気づいた]
どしたん?
誰かいるの?
ん? ……そういえば、あの女は何処に行ったんだ。
千恵を探しに行く段でも梃子として動こうとはしなかったのに。
[きょろり辺りを見渡す。]
─自宅─
……大丈夫、に見えんから。
[呟く声には呆れたような響き。
窓の下と、室内と。
視線だけを行きかわせて、一つ、息を吐く]
……尋ね人をしている子がひとり。
とりあえず、迂闊に声出さんように。
[探す側と探される側、その関わりまでは知らぬから。
警戒を解く理由はなく、神楽には小声でそれだけ返した]
─繁華街─
[母親に待って欲しいと言われ、オレは玄関を出た状態で母親が来るのを待つ。
しばらくして、母親はタオルと布巾に包まれた物を持って出てきた]
……これ。
[タオルを捲ってみると、包まれていたのは刃物。
正直邪魔だったが、受け取らないのもおかしいかと思い、オレは頷いて受け取る。
タオルが解けないように柄と共に掴み、左手に持ったまま移動を始めた]
―礼斗の家付近―
[呆れる様子と声には気づかない、まだ距離があったから。
返ってくる返答に少し考えながら]
たぶんその女の子だと思います。
通ってない、わかりました。
[神楽の事に対しての返答には]
急ぎとまではいきませんけど、無事なんですね?
[居場所は聞かずに神楽の安否だけを尋ねた]
─自宅─
もっとも、俺がここにいない間に通ったとしたら、何とも言えんが……。
[探されている、という事は、行方知れずなのかと。
察させられる状況に、やや思案の面持ちとなる]
……ああ、無事でいる。
[安否を問う言葉には、一つ、頷いた]
[呆れたような声には、人差し指を顎に当てて、んーと唸った]
大丈夫なんだけどなあ。
おかげで、すっかり良くなったよ。
[と、言ったが、小声で言われる言葉には、こちらも小声で返した]
ん。秘密の会話だね。
了解……って、なんか聞き覚えのある声がするけど?
[礼斗に聞こえるように話しかけているのならば、それなりに近づいた神楽にも当然その声は聞こえてきていた]
/*
えーと。
中央広場:史人、雪夜、千恵、黒江
住宅街:礼斗、瑞穂、神楽
繁華街:伽矢、百華
こうかな?
襲撃はどうにでもなるから良いとして…。
キリング出来るような状況に持って行くにはどこに行けば良いんだろうか。
まだ考えなくても良いかなぁ…。
やろうと思えばいきなりその場には出れる(笑)。
/中/
多分、どっちか死ぬと思うので、話したいことがあるなら話しておきたいなあって思っていたり。
でも、最終的に別れておかないとまずいかなあってのもあったり。
[頷く様子にほっと安堵のため息をつきながら]
そうですか、静音さんあんな感じなのでちょっと心配だったので。
[おそらく相手も神楽と知り合いなのだろう。
ともすればその一言で通じるはず。
そこに神楽がいることは知らず]
もしよかったら静音さんに伝えておいてくれませんか。
「私も力になれるかもしれないので何かの時は遠慮なく言ってください」って。
私、稲田瑞穂って言います。
[こちらの話しながらも家の中の人物と何か話したりしている様子、
あまり時間をとるのも悪いだろうかと手短に言伝だけを頼むことにした]
[窓の外へと返した後、神楽の方へと目を向ける。
確かに、先ほどと比較すると、挙動はしっかりしているように見えた]
……聞き覚え?
お下げ髪に、眼鏡の子だが。
[それから、簡単に。
言葉を交わす相手の容姿を説明する]
お下げ髪に、眼鏡の子?
[特徴を言われると、パッと頭に浮かんできたのは、自分が妹分のようなものとして認識している人物の顔]
もしかして、みずちーじゃないかな。
稲田瑞穂。
[あだ名だけじゃ分からないかと、フルネームでも言ってみた]
─繁華街─
…お袋、千恵は黒江サンを見送りに行って、そのまま居なくなったんだよな?
黒江サン、どこに行くとか言ってなかったか。
[着いて行った可能性がある、と示唆しながら母親に訊ねる。
左手に持った包丁。
どうにも邪魔だが、刃物故にズボンのベルトに差し込む気にもなれず。
それを見下ろしたままオレは眉根を寄せた。
思いつくものが母親の口から得られたなら、そこに向って移動し始めるだろうか]
[ほっとする瑞穂の様子に、何だか妙に納得した……のは、さておき]
言伝はかまわんけど……って。
……力に……?
[この状況で、他者の力となれる事を示唆する、というのは。
ある意味では、限られるような気がして、微かに眉を寄せる]
[そこに向けられた、神楽の言葉。
名乗りと示唆は一致して]
……確かに、そう名乗った。
どうやら、お互い知り合いらしい、な。
……どうする。
[短い問いには、居場所を明かすか否か、という意味が込められて]
あ。やっぱみずちーなんだ。
[言うやいなや、無警戒にずかずかと窓から外が見える場所まで歩き、窓の外にいる瑞穂に向けて手を振った]
やっほ。みずちー。
どしたん?誰か探しているの?
[せっかくの礼斗の気遣いが無駄になってしまった]
[少しの間待っていると窓から手を振る人物はよく見知った相手だった。]
静音さん、それだから心配なんですよ。
[呆れたような言葉にもその口調は少し明るく自然と笑顔が浮かんでいた。
神楽の明るい調子がいまの自分には少しうれしかった]
千恵ちゃんと、静音さん探していました。
無事でよかったです。
[礼斗がどこまで何を知ってるかは知らない。
なので自分の言葉の意味することを理解されている可能性があることも知らない。]
先ほど言伝――
その方にお願いしたところでした。
[礼斗が続けて先ほどの言伝を伝えなければ自分が神楽に直接伝えた]
……まったく。
こんな状況なんだから、危機感を持てと。
[瑞穂に手を振る神楽の様子。
言っても詮無いと思いつつ、やっぱりそこは突っ込んだ]
で、だ。
落ち着いたところで、動くのか?
動くなら、付き合うが。
[他にも、気がかりな者は多いから。
千恵を探しに外に出るならば、それはそれで、異を唱える必要はなかった]
えー。みずちーに心配されることはないよー。
お姉さん、そんなに頼りないかなあ。
[茶化すようにそう返し]
ちーちゃん?
ああ。そう言えば探していたよね。え?まだ見つかってなかったの?嘘!大丈夫なの!?私なんか探している場合じゃないでしょ!せったんがついておきながら、何をやってたんだあいつー!
もー!司だから危険を呼び込む以前に、見つけなきゃもっと危険じゃない!私もどっか探してみるよ!
[なんか盛大に勘違いした。いや、大きくは間違っていないが。
慌てた様子で、下りようとして]
ちょっと待ってて!私も───
[神楽への伝言を聞いたが]
───うん!何かあるよね!大丈夫!力になってるから!今、私も行く!
[なんか、ちゃんと伝わらなかった]
中
ちえ動きすぎ!
とか思ってたらごめんなさ…。
うろうろしている自覚はあるのです。
でもじっとしてても話がすすまないと思うと、こう、じっとしていられないのががが。
/*
…んむ、住宅街の方にお袋連れてって、どっちをキリングしようとするかで襲撃先を変えると言うのも。
けど多分更新後キリングを想定してるよな、お袋。
そうなるとあんまり変わらんか。
正直どこに行くのも悩むんだよなぁ。
お袋をキリング想定だと引き離してる方が都合が良いし。
まぁこの辺はそれぞれ別れた後にやれば良いんだけど、状況的にグループ化しやすいのがあるから何とも。
襲撃は瑞穂から動かしにくいんだよなぁ。
憑魔に筒抜けで、死んだら力を受け取って欲しいとか言われたらRP的にそこ行くしかない。
優柔不断なのもあるけど、司側の情報が二人も憑魔に知られてたりとかどうにもならん。
PL視点で盛り上がるの、と考えても瑞穂襲撃が美味しすぎる。
何かもう書く文章すら纏まらねぇ(滅
[今にも飛び出しそうな様子だったが、礼斗の言葉に振り向き]
うん!動く動く!
一緒にちーちゃん探そう!
ちーちゃん知ってるよね?小さい子!その子探しに出かけるよ!
危ないじゃん!一人は怖いよ!だから、探してあげよう!うん!
いえ、頼りないといいますか、その危なっかしいです。
[少し言葉に詰まりながらもはっきりと告げた、告げたところでどうにもならないだろうが]
でも、そこが静音さんのよさなのかもしれません。
[フォローの言葉を付け足しながら首を振り]
いえ、一度見つかったんですけど出かけてしまったみたいで。
多分氷雨さんたちと一緒だとは思います。
[司とか大声で言う神楽には苦笑をもらして、
さらに続く伝言があまりよく伝わってない事には二人には気づかない程度のため息がもれたかもしれない。]
あの、そういうことは大声はあまり、誰がどこで聞いてるとも限りませんし。
[神楽の申し出には礼の言葉を述べて降りてくるのをその場で待つことにした]
ありがとうございます、ここで待ってますね。
……だから、少し落ち着けっての!
[思わず、額を押さえた。
頭痛がしたのは、きっと気のせいじゃない]
あの子だろ? こないだ桜のとこでぶつかった子。
……こんな状況で、一人でいるとしたら危険すぎるし。
ついでに、お前も一人で動き回る危険性を認識してくれると、ありがたい。
[ぼそり、と付け加えた最後の突っ込みは、届いていない気もした]
そっか。見つかってたのか良かった。
[瑞穂の言葉に大きく安堵の息を付いた]
でも、探しているって事はやっぱ危険なんだよね。探そう。決定。
せったんがいるから大丈夫だとは思うんだけど……あいつもたまに暴走するからなあ。
[神楽には言われたくないことだろう。
そして、礼斗へ向けて]
うん。落ち着いた。多分。きっと。わかんないや。
で。落ち着いたところでちーちゃん探そう。大丈夫。一人にはならないから。
とりあえず、みずちーのところに降りよう。
[言って、走り出す姿は、案の定あまり落ち着いてはいなかった]
……その態度の、どこが落ち着いてんだよ。
[届きそうにない、突っ込みの後。
降りるから、と下の瑞穂に声をかけて、窓を閉める。
走り出した神楽の後を追うものの、戸締りだけは忘れずに、下へと向かう]
に、しても……。
やれやれ、だな。
[ぼやくような呟きは、一体どこへ向いたのか]
―中央公園―
はい。色々と教えていただきました。
きっと部屋に…あれ。史兄さんがここにいるってことは、どこかに出かけられた?
[雪夜に答えながら、史人を見て軽く首を傾げた。
すれ違いや行き違いは知る由もなく]
神社のらしくない巫女さん。
あの、とっても元気そうな人ですか。
[言いたい放題を聞いて納得できてしまった。
声は淡々としていたが表現に少し力が入っていたのは、それだけ遭遇時の印象が深かったということだろう]
あの女?
ああ、赤い服の。あや…さん?
[綾野の名前は記憶の中になく。千恵の表現に頼る呼び方だった]
中
は。
そうか悩むくらいならここはちえ吊りにしてもらえればいいのか!(
とはいえどうやってもってけばいいのだろう…かなぁ
―中央広場―
……あー。
そうだ、ね。
[他の人はと千恵に尋ねられ、言葉に詰まる。
聞いた話からなんとなく想像はついているのだけれど、直接告げるのは憚られた]
司は3、憑魔は2、だって。
あと、他にも何かいるみたいなことを言ってたけど……
[もう一つにはきちんと答え、桜を見上げた]
[しばらく待っていれば二人が降りてきただろうか。
どちらからともなく行き場所のあてを聞かれれば]
中央広場、桜のこと気にしてたみたいなのでそこに行ったのかもしれません。
[二人にそう告げると中央広場に向かった]
― 繁華街 ―
[包丁を渡され困惑する伽矢の肩に、ぽんと手を置く]
あんたに何かあったら、パパに顔向けできないよ。
[そうして、私達は歩き出した]
そう。 お見送りにいって、いなくなっちゃった。
黒江さんと一緒ならいいんだけど……
あの時、躊躇わずに止めてれば。
[悔やむより探さなくては。溜息をつくにとどめ、歩みを速める。
伽矢に心当たりを尋ねられ、少し前の会話を思い出す]
司や憑魔の話を誰かから聞いたって。
それで何か思い出したみたいなのよねぇ。
―中央公園―
一人で居たなら、あるいはもう。
[思い出すのは水銀灯の下に倒れ伏していたバイト仲間。
そう多くない友人と呼べた相手]
…いないかもしれませんね。
[千恵の怯えた表情が見えて、襲われたという表現は使わなかった。まだその程度の気遣いは出来た]
ずっとここから離れなかったなら。
…桜花なら知ってるのかもしれないけれど。
[桜の木に片手を当てる。
心の中が澄んでゆくような気分になった]
―中央公園・桜下―
そうなんだ……。
みんなはおうちに帰れたのに、ちえは帰れないの……。
[そうだねと、史人の返事にはとてもとてもがっかりしていた。
どうしてなんだろう、そんなことばかり頭をまわる。
軽い、絶望のような思いが。]
つかさが3ひき、ひょーまが2ひき、あとほかにも?
……わるいのいっぱいだね。
[むぅっとした顔で史人を見上げた。
ひき、と称するのは、それを人だと認識していない為。]
お待たせ!じゃ、行こっか。
……って、ひふみんが遅い!
[瑞穂の下まで辿り着き、すぐにでも移動しようとしたが、礼斗が冷静に落ち着き払った行動をしているのを、遅いのだと怒り出した。
ややして、やってきた彼に]
ひふみん!行動は迅速にだよ!
[丁寧は無いらしい]
ま、いいや。とりあえず、そろったことだし、行こ!
中央公園だね!
[そんなこんなをやりながらも、3人で中央公園へと*移動を開始した*]
起きたらメモと鍵だけ残ってた。
[瑶子には簡潔に答える]
ここにいた女の人だったら、オレも見てませんけど。
……じゃあ、さっき言ってた中に彼女は含まれてないんですね。
[雪夜の方を見て、眉根を寄せる]
それで9人ってことは……
[それ以上を言うのは憚られた]
お前、ほんっとに、落ち着いてないな。
焦って動いても、いい結果には繋がりにくいだろうが。
[怒る神楽に呆れたように突っ込み返し。
瑞穂の心当たりの話には、そうか、と頷いて公園へと向かう]
─ →中央公園─
─繁華街─
[包丁を見つめていたら、母親に肩を叩かれた。
何かあったら。
既に手遅れであることを母親は知らない。
けれどそんなことすら、オレは何とも思わなかった]
一人で居なくなるな、ってのはきつく言ったから、誰かと一緒なのは間違いないだろ。
氷雨、サン、だっけか。
あの人も居ないなら、そっちと一緒かも知れない。
司や憑魔のことで、か…。
関連してそうなのって、何だろう。
[答えは既に知っている。
けれど母親に考えさせるようにオレは問いを紡いだ]
―中央公園・桜下―
[黒江の言う『いない』は、ここに居ないという意味に受け止める。
結局の所、司と憑魔のせいで他の人に置いていかれて、自分達は出られない、そんな風に捉えた。
桜花が知っていると言われると、てててと近づき同じように桜に手をあてた。
ごつごつした幹に、ぺたりと片手を添えるものの、黒江が感じたようには感じることは出来ない。
それを知る由もないけれど。]
おうか……。
[呟いて桜を見上げるも、花弁が落ちてゆくだけで。
うさぎが背中でしょんぼりした。]
―中央広場―
きっと、帰れるよ。
[千恵の悲しげな声にやや困ったような笑みを見せ、頭を撫でようと手を伸ばす。
目の前を花の欠片が過ぎる]
―― 憑魔さえ居なくなれば。
[ふ、と声のトーンが落ちた]
―礼斗の家の近く→中央広場―
[礼斗の言葉に同意して頷きつつ]
あっ、名前聞いてもいいですか?
よかったらですけど。
[名前を聞きながら、心当たりの場所を伝え中央広場に向かった。
そこには幾人かの姿、その中に目立つウサギのリュック]
千恵ちゃん。
[名前を呼びそちらにかけていく]
― 繁華街 ―
ああそうだ、雪夜君は綾野さんに聞いた、とかいってたね。
黒江さんも雪夜君も、おかしくなってる様には見えなかった。
千恵ちゃん、二人と一緒だといいんだけど。
[伽矢も、私や千恵ちゃんをを襲った男達のようには見えなくて。
まさか既に何かあったなんて、これっぽっちも浮かばなかった]
他に誰か……桜花? 桜?
[歩きながら自問自答の様に伽矢に話す。
そして、ふと足を止め、耳をそばだてながら周囲を見渡した]
ねぇ。
夕方は、人一杯いたわよねぇ。
[通りには人の気配は全くなかった。
乗り捨てられた車、開けっ放しの戸。
異様な光景だった]
─中央公園─
ん、ああ。
俺は、礼斗緋文。
文章書きやってる。
[名を問う瑞穂に簡単な自己紹介を返す。
同意の頷きには、こっちも振り回されているクチなのか、などと思いつつ]
っと、史さんに、黒江嬢。
……無事だったか。
[最初に目に入ったのは、知り合いたち。
無事な様子に、ほっと、安堵するよな息が漏れた]
―中央公園―
3匹。面白い数え方だね。
[史人を見上げる千恵に真顔で言う]
そっか。それだけ居れば。
[桜の花弁を握りこんだ手を胸に当てた]
ちゃんとかえしてくれるかな。
[呟きは小さいけれど風に乗る]
―中央公園・桜下―
??
ひょーまだけ、いなくなればいいの?
[きょとり、史人を見上げて首をかしげた。
どちらも悪いと思っていたのに、片方だけ悪いように言われて不思議そうに。
低い声も、より疑問を掻き立てるのか、じぃと史人を見上げていたが。]
あ、みずねえちゃ!
[広場にやってきた瑞穂を見ると、嬉しそうにぱたりと片手を振った。]
―中央広場―
[千恵の頭に手は届いたか。
いずれにせよ、声が聞こえて来れば引っ込めて]
あれ。
[いつか見た少女と、その後ろに礼斗の姿を見つけて軽く手を上げる。
巫女を見て表情が固くなる辺り、すっかりいつもの様だ]
―中央公園―
噂をすれば影?
[瑞穂や礼斗の声に顔を上げる。
嬉しそうでもなければ罪悪感らしきものも浮かんではいない。
ひらはらりと薄紅の舞う木の傍に立っていた]
─繁華街─
じゃあ、その綾野ってやつに会いに行ったかも知れないな。
[既に居ないのは知っていたが、そんなことを言った。
続く自問自答には是とも否とも言わず、足を止める様子に同じくオレは足を止めた]
……最初千恵を探してた時にあちこち見たけど。
人、ほとんど居なくなってた。
………喰われたんじゃねぇかな、憑魔に。
[呟くようにして、オレはハンチング帽のつばを右手で摘み、引き下ろした。
演技を忘れてはいけない、疑われてしまえば後の行動が難しくなる。
オレは、その光景を見たと言う雰囲気を母親に示した]
―中央広場―
……うん?
[千恵の質問に、不意をつかれたとでもいうように瞬いた]
……あー、えっと。
詳しいことは礼斗お兄さんが教えてくれるってさ。
[そしてぶん投げた]
ちゃんと帰してくれるかな。
ちゃんと還してくれるかな。
『…ヨウコ…』
[望みは決して強くない。ただ残滓のように影を落とす]
─中央公園─
[千恵に駆け寄る瑞穂と、手を振る千恵。
妙に和む様子に、ひとつ、息を吐いて]
とりあえず、史さん。
片付けしてくれたのはありがたかったが。
……いらん細工は残していくな。
[出会い頭にそれを言うのもどうなのか。
体調の事を問わないのは、『司』としての立場は潜めておくべきだろう、との判断と。
当人の記憶にない可能性の示唆があったから、なのだが]
……って。
なんだよ、その丸投げは。
[千恵とのやり取りは当然知らないから。
ぶん投げられて、瞬き、一つ]
―中央公園・桜下―
うん、ひき!
[黒江に言われて元気良く言う。
ちがう?と少し思ったものの、それを口にする前に。
史人に撫でられ目を細め、疑問はどこかに消えてゆく。
大きな気持ちのいい手はすぐ離れてしまったが、瑞穂の声が聞こえて表情は軽い。
また心配かけたという思いはないらしい。]
あやと、おにーさん………?
[疑問にはそう、史人に返されたが、それが誰だか分かってない。]
───中央公園───
ちーちゃん。
良かった。無事なんだね。お守りの効果かな。
[千恵を見つけると、心底安堵したように息を吐いた]
みんなも集まっているようだし、私のようなものがいても少しは安心かな。
[少しだけ小声で言ってから全員の顔を見渡し]
?
[こちらを見て、表情を固めた史人を見つめて、きょとんと疑問符を頭の上に浮かべた]
えーと?
何か、私の顔についています?
中
これはいい所にももおばちゃが居るよかん。
襲撃ここかなぁ。
でもおばちゃは残しとくと色々おいしいと思ったりもするのです。
そして問題の吊り……(悩
[そんなことをしていると、向こうから別の団体が到着。]
……俺をすっ飛ばすとはいい度胸してるな、お前。
[礼斗が名を呼ばなかったことを揶揄るようにニヤリと笑う。]
― 繁華街 ―
雪夜君の言うとおり、綾野さんが桜の下のあやねぇなら。
……公園、いきましょ。
こんな時にまだあそこにいるとは思えないけど。
[それでも、行くつもりだった]
伽矢。見ちゃったのね、あれ。
[男は女より血に弱い。客の医者がそんな事を言っていた。
解剖実習を意気揚々とやるのは女だと。
顔を見られぬようにか、伽矢が俯く。私はたまらず息子を抱き寄せた]
大丈夫。怖くないから。怖くないよ。
[姪にしたのと同じように、いいえもっと熱烈に。
伽矢の背を撫でた]
あ、かぐねえちゃ、ひふみおじちゃ!
[瑞穂と一緒だった二人に、ぱたぱた手を振った。
無事かと言われると、こっくり頷いて。]
うん、ちえ元気だよ!
おまもり…あ、そっか。おまもりのおかげなんだ。
[すごいねーと、神楽ににこにこ微笑んだ。
お守り内包中のうさぎは、どこか神々しさを主張していた。誰も気づくはずもないが。]
礼斗さんですね。
あっ、私は稲田書店の娘です。
[公園に着く前、礼斗にされた自己紹介に、名前の方は伝えてあるのでそうとだけ伝えた。]
千恵ちゃん、言葉足りなかったね。
今度から伽矢くんにちゃんとどこか行くときは伝えてからいくんだよ?
[そこに自分の名前はなかった]
伽矢くんも今頃は心配して探してるかもしれないし。
あの、一緒についていってくださってありがとうございました。
[二人に千恵がついていったことは知らないのでそう頭を下げた。]
皆さんは知り合いのようですね。
えっと、史人さんですよね?違ってたらすみません。
あっ、私は稲田瑞穂っていいます。
[千恵と一緒にいたうちの一人、自分の家にはいなかった人物に確認をするように名前を尋ねながら自己紹介。
以前に千恵を助け起こしてくれた人。]
そのときはお世話になりました。
[頭を下げてからなにかの話があるのだろう、視線は礼斗の方に。]
……は、すまん、白井氏。
無視した訳じゃないが、身近な知り合いに意識が引かれた。
[ニヤリと笑う雪夜に、さらりと返す]
[直後、千恵の無邪気な呼びかけに、なんとなく、かくり、となった]
……いや、だから。
せめて、おにーさんと呼んでくれ……。
[やっぱりそこらは、微妙な気分らしい]
もしかしなくても居るな。
[聞こえてきたコエにそう返す。]
あー、お前とお袋さん以外は全員居るな。
千恵、瑞穂、黒江……神楽、緋文とあと史人とかいう奴は知ってるんだっけか?
この状況が司と憑魔という存在によるものなら。
均衡を崩したら何かが変わるとかでしょうか。
[雪夜のどうするという問いに返したのはそんな言葉。
結界というものに対し一般人が持つイメージはこんなものだろう。
史人の言い分もあれば間違いないかと思うかもしれない]
―中央広場―
え、家主不在時の悪戯は基本だろ?
[にやと笑いながら言ってのけた。
聞かれないことに返事をすることもなく、ポケットを探り]
あーそだ、鍵ありがとな。
返しとくわ。
[言葉と共に鍵を投げて]
いや、この子が帰りたいって言ってたからさ。
ほら、この人が礼斗お兄さんだよ。
[簡潔に説明しつつ、千恵に礼斗を示す]
[千恵の嬉しそうな声には、こちらも笑顔で返した]
そうだよー。
うちのお守りは効果抜群なんだから。
もっと大きくなったら、他のお守りも色々と必要になるだろうから、その時はまたお買い上げしていってね。
[正直、うちの神社で買ってたのか、ということはあまり思い出せなかったが、それでも商売のために宣伝しておくことは忘れなかった。
ある意味、本調子に戻ってきたと言っても過言ではない]
はぁい。
でもちえ、ひとりじゃないからへいきだったよ!
[瑞穂にもう一つ注文されて、こっくりと素直に頷く。
心配かけたといわれれば、そうささやかに主張した。
雪夜が、どうするべきか、というのにはきょときょとと大人たちを見回した。
わるいのはひょーま、それにつかさ?ほかにも?
そうは聞いたが、どうすればいいのか意見するにはまだ知恵が足りない。]
─繁華街─
分かった。
[中央広場へ、そう言われたなら一言返し、頷く。
俯いたままに答えると、母親はそのままオレを抱き寄せて来た。
演技はバレていないらしい]
…………。
[怖いなんて思いは微塵もない。
けれどオレは沈黙を保った。
母親の態度から、直ぐに敵に回ることは無いと考える。
それなら利用してやろうと思った]
……行こう、千恵を探さなきゃ。
[少しの間、背を撫でて来るのを受けてから、もう大丈夫だと言わんばかりに母親から身を離す。
表情は見せない。
見せたら不審がられてしまうだろう。
オレの口元には嘲笑が乗っていたのだから]
/中/
んー……?
ちと、くろっぺ村人っぽく見えてきたな。
考えてみれば姉御は、かやりんとの掛け合いを考えると村人だしそっちに変えようかなあ。
でも、貴重なキリングできる人だと思うと難しい……。
やっぱそのままで行くかなあ。
[史人の丸投げや雪夜の声に礼斗の方を見ていたが]
声、届かなかったみたいで。
一人でなければまだ良いかと。
[瑞穂に頭を下げられると小さく首を振った。
そも連れて行くとは言っていない。自分が去ると言っただけ]
全員?
んだよ、固まってんな……。
神楽は知ってる、瑞穂と知り合いだったし。
緋文ってのと史人ってのは知らねぇ。
[顔を見れば判るのだろうが、生憎と名前は聞いていなかった]
こっちもお袋と一緒にそっち行くことになりそうだ。
けど固まってんなら……迂闊にゃ手は出せねぇな。
―中央広場―
……いえ。
何も。
[巫女の視線からは目を逸らした。
丁度別方向から掛かった声をいいことに]
あ、うん。知っててくれたんだ。
稲田さん、ね。
[自己紹介に頷いた]
漫才師 史人は、童話作家 雪夜 を投票先に選びました。
漫才師 史人は、女子大生 黒江 を能力(占う)の対象に選びました。
― 繁華街 ―
[息子を励ましながら私が怖がってどうするの。
震えるのを抑えながら、私はぺろりと唇を舐める。
私と夫が恋人だった頃からの、習慣。
私が辛い時、彼はいつもそっと口付けしてくれた。
それが、日常だった。
伽矢は知らないだろう。
「こいつには20年早い」
彼はそう言って、伽矢の見えない所で口付けを交わしたから。
それが「10年早い」になり、「8年早い」になった頃。
夫は永遠にいなくなってしまった]
ん、行こうか。
[何年ぶりかに抱きしめた息子。
夫の葬式以来だろうか。
顔を背ける息子を見て、照れてるのかしらと少し前を歩き出す]
[史人の言葉に、不機嫌そうに頬を膨らませた]
もー!ノリ悪いな!
そこは、
「ああ。ついているな。目と鼻と口。
どれもキュートだよ。お嬢さん」
ぐらいの返しを期待していたのに。
そんなんじゃ彼女出来ないよ?
[今時、そんな古いナンパのような言葉を一体誰が使うというのか]
何の基本だ、なんの。
[投げ渡された鍵を受け取りつつ、突っ込み一つ。
それから、続けられた言葉に、はあ、と一つ息を吐いて]
……帰りたい、ね。
つまり、現状を打破する方法を、説明しろ、と。
[史人の言わんとする所をそう、解釈して。
ぐるり、周囲を見回す]
壁を破る、というか。
この状況をどうにかする方法。
……より、多くを生かすならば、術は一つ。
『憑魔』を見つけて……『還す』。
[『還す』は、かつて共にいた『司』からの受け売りの言葉]
/*
……お袋に千恵を殺させる?
そうするとオレには表向きお袋を殺す理由が出来る。
メインディッシュ喰い損ねるけど。
しかしこの場合、女性に千恵が含まれるのかが甚だ疑問(笑)。
女子大生 黒江は、ママ 百華 を投票先に選びました。
/*
とりあえず時間が迫ってきているので、デフォルトだった千恵ちゃんから、申し訳ないけれど百華さんに。
バファリン考えても、やっぱり見えている身としては雪夜さんには入れられませんので。今はまだ。
死にたいわけじゃないですが、展開考えると私に入れればいいのではないかと思ってしまうのがなんとも。
もう一つの考えとしては表に出てきた伽矢君の暴走を狙って瑞穂さんなのですが。自分でキリング行けそうにないだけに。
うん、キリング絶対出来ないわけでもないはずなんですが、いきにくいキャラになってしまっててごめんなさい。
[瑞穂になでなでされると目を細める。
おにいさんでしょ、といわれてちょっと間を開けてから。]
えっと、ひふみにいちゃ。
[言いなおした。
史人に言われると、もうひとついいなおし。]
あやとにいちゃ。
[そして史人にした質問を、礼斗にもしようとしたが、答えは先に返される。]
……かえす?
[首を傾げた。意味がよく分かっていない。]
[礼斗の言葉に頷く]
うん。この結界を破るには、憑魔を全て浄化しなければ抜け出せないようだからね。
だから、みんなで力を合わせて、残った憑魔を退治していかないといけないんだよ。
あ。こういうのは大人の仕事だから、みずちーとか、ちーちゃんは関わらなくても大丈夫だからね。若い子だけで怖かったらまたせったんでもつけてあげるし。
後は、何処にいるんだろうね。憑魔。
最初と違って中々出会わなくなってきたから、きっと、ちょっと頭のいいのがどっかで隠れているのかな。
すみません、気づかずに。
[黒江の声かけには気づかなかったので謝って再度頭を下げる。
それとともにそのときのことを思い出したのか、
少しだけ頬が赤くなったとかすぐに意識を別に向けようと史人との会話]
はい、TVや雑誌で何回か。
あの時はすぐに気づきませんでしたけど。
[史人の返答にそう答えて、雪夜の返答に頭に浮かんだ言葉「ツンデレ」。]
そっかー。
それじゃ、ちえおこづかいもらったら、また買いにいくね。
[最初に買ったお守りは、神楽の神社のものではない。
その時に神楽にあっていれば、強烈な巫女さんを覚えていないはずがないのだから。
けれどそう言われると、買ったような記憶にすり替えられて、こっくり頷き、約束した。
うさぎは微妙な顔をしている。]
―中央広場―
……すいませんでした。
[神楽の返事に額を押さえる。
ツッコむこともなかった]
……ダメだ、下手に絡むと絶対大怪我する。
[周りの話す声に紛らせて、ぼそぼそ呟いていたりする。
苦手な理由はそれらしい]
[雪夜の様子に、瞬き一つ]
……別に、そうは言わんが。
[何故、そこで突っかかられているのか、理解が及ばす。
天然ボケ満載の状態で首を傾げ]
[律儀に言い直す千恵に、妙に和むものを感じつつ、一つ頷いた]
……器を、大地へ、魂を、天空へ。
『憑魔』を見つけ出して、『還す』ことで、壁は消える。
まあ。
そのためにまず、探し出すのが、厄介と言えば厄介なんだが……。
─繁華街─
[母親と父親の間で為されていた習慣は勿論知らない。
その習慣から派生した母親の癖も知らないし、俯いていたためにそれを見ることも無かった]
─ →中央広場─
[母親に先導されるようにしてオレは中央広場へと足を踏み入れた。
その先に見えたのは数名の人影。
遠目から判るのは、周囲よりも一際小さい従妹の姿だった]
千恵!
[オレは母親を追い抜くようにしてその近くへと駆ける]
うん。待ってるよ。
[千恵ににっこり笑顔で返し、史人には]
分かればよろしい。
次会った時は、もっと楽しい返し文句を期待してるからね。
[などとハードルを上げた]
それは普通逆効果だと思う。
[ぽつりと落とした感想は神楽に向けて]
還す、その方法は?
[礼斗を見た]
探すのは…。
[史人を見た。マンションでの事を思い出しながら]
難しいんですか。
[礼斗と神楽の説明を聞きながら千恵に]
『憑魔』っていうのを『司』っていうのが浄化、
ええっと退治するとお外に帰れるようになるみたいだよ。
[千恵にもわかりやすいようにそう説明をしながら]
『憑魔』が悪者で『司』が正義のヒーローみたいな感じかな?
[その説明で千恵が納得いくだろうか?
神楽の言葉に]
綾野さんの言ってた表から見てもわからない人ってやつですか?
氷雨さんにお世話になってばかりも悪い気が。
[先ほどの態度から遠慮する気持ちもわいた]
― 中央広場 ―
千恵ちゃん!
[姪の姿を視認し、叫んだのは伽矢と同時だったろうか。
周りには顔見知りの人々と、瑞穂ちゃんが居た]
[神楽の史人とのやり取りには、]
…………はぁ、いつも通りだな。良くも悪くも。
[頭を抱えてそう呟く。
どう見ても悪い意味の方を多めに捉えてる模様。]
[方法を問う黒江の言葉。
は、と小さく息を吐く]
……『鼓動の源』を、『司』が身を持って清める事で、還しはされる。
[ぼかした言葉が意味するものがなんであるかは、上手く伝わるか。
人伝である前提を立てずに話すのは、ある種の賭けではあるのだが]
そりゃ、難しいだろ。
向こうだって、容易く見つけ出されたくはないだろうし。
うんと、かえってもらえばいいんだ。
じゃ、簡単だね!
[『還す』を『帰す』と思っているようで。
どこかに連れて行けばいいのかな、などと思っている。]
ひょーまだけ?つかさは、かえさなくていいんだ?
[未だどちらが悪いのか、自身の中では判断がついていない。それに。]
…ひょーまとつかさって、どんなんだろう。
[それは最初からあった素朴な疑問。小さな呟きは誰かの耳に届いただろうか。
その答えを聞く前に、自分を呼ぶ声がした。]
あ、かやにいちゃ!
[呼んでもらえると素直にてててと走り寄って、ぎゅっと伽矢に飛びついた。]
あっ、伽矢くん。
[呟くように名前を呼ぶ、あまりそちらの方は直視できない。
さっきの今ということもある。
先ほど家からでて考えていたこともある。
脳裏によぎるのは先ほど神楽に言ったばかりのこと、そんなことはあるはずがないと首を振る
なんとなくこの場にいずらい感じがして皆から少し離れた。
千恵は伽矢の方にいくだろうか?]
/*
うぬぬ、何でもっと早く思いつかなかったんだろう。
さっき二人きりで居たのが良いチャンスだったのに。
いや、ここからでも出来なくは無いんだ、が。
如何せん時間が無い。
[瑞穂の言葉に何やら、今更思い出したかのように手をポンと叩いた]
あー。そういや、あやのっちが、表から見ても分からない憑魔もいるとか言ってたね。忘れてた。
私は単純に、どっかの建物の中に隠れているとかそういう感じで言ってたんだけど。
そうなると難しそうだなあ。どうやって判別しようか。うーん。
[腕を組んで考え込んだ]
なんかいい方法無いのかなあ。
[飛びついて来た従妹をしっかりと抱き留める]
……ったく、何でそんなに心配かけるんだよ。
急に居なくならないでくれ。
[抱き締める腕に力が籠る]
ももおばちゃー。
[伽矢に抱きついたまま、百華にもほふりと微笑む。]
…ももおばちゃとかやにいちゃ、なにもってるの?
[と、何か入ってるようなタオルの包みを不思議そうにみていた。
うさぎもじっと見つめている。]
司は三人。
後もう一人か。
今までそこに居てそれらしいのは居たか?
お袋は……違うんじゃねぇかな。
あの巫女みたいに躍起になってオレら──憑魔を探そうとはしてねぇ。
/*
むずかちぃよね。
お袋使えそうだから、残してみたくもなって来たんだけど。
二票だけでも礼斗に突っ込んでみるか?
もしかしたらランダムかかるかもしれん。
襲撃は瑞穂一択。
事前示唆が曖昧どころか向こう理解出来てないかも知れないけど。
……。
[礼斗の方に顔を戻した。
無言のままなのは、理解したからか出来なかったからか。
首は傾げていなかったが]
まあ、そうですよね、普通は。
[ゆっくりと、その場に集まった人々を。
9人を数えることになった人々を見回した]
[向こうから駆けてくる二人にちらりと視線を向け、]
……これで9人。
桜花とか言うガキの言ったことが正しいなら、これで全員なのか。
[それはつまり、この中に司も憑魔も、あとなんかもう一人も、がいるということ。]
そっか。
あー、うん。
気付かれる方が珍しいからね、オレは。
相方がいれば、ついでに分かるみたいだけど。
[瑞穂の言葉に苦笑いしつつ答え。
少しだけ遠くを見た]
……?
[瑶子に向けられた視線には、少しだけ首を傾げた]
[従妹に言われてハッとした。
包みは見る人が見れば直ぐに判るもの]
……自衛の手段だよ。
[従妹に理解出来るかは判らなかったが、周囲にも分かるようにはっきりと告げる]
[もう、瑤子も理解していた。
この桜が熱を持つ相手が何者であるのかを。
それでも、何故か言い出すことが出来なかった]
『…ヨウコ…』
[細い細い声は無意識の中に響く]
童話作家 雪夜は、フリーライター 礼斗 を投票先に選びました。
高校生 伽矢は、フリーライター 礼斗 を投票先に選びました。
千恵ちゃん……頼むから。
[先の言葉は息子が持っていった]
ああ、これ?
お外はね、怖い人がいっぱいいたでしょう?
うわー!って襲われても怖くないように、お守りよ。
[千恵ちゃんに答えると、
瑞穂ちゃんに台所から包丁を借りてきた事を伝え、礼を言った]
え……?
[雪夜の言葉に、神楽が固まった]
全……員……?
他に、もう、誰も、いない、の?
嘘。
それが、本当なら───。
[神楽が周りの8人を順に見つめた]
───この中に憑魔がいるってことじゃない。
/*
礼斗セットしてみた。
オレらの票が移動しても他の票がにーさんに集中してたらどうにもならんわな…。
だから変えても何ら影響は無い。[微妙に悲しい]
フリーライター 礼斗は、童話作家 雪夜 を投票先に選びました。
[千恵の呟き、雪夜の言葉が耳に入る]
『司』を還す?
9人?桜花が?
[なにか自分の知らないことが多すぎてよくわからなかった。
『憑魔』が暴れている、だからそれを浄化する必要がある。
自分の中に刻まれた記憶もそう告げている。
そして9人この場にいる人数。今まで他に見た人の姿はなく]
もう私たちだけってこと…?
[推測された言葉を呟く]
ちえ、ひとりじゃないから平気だったよ!
でもみずねえちゃに言われたから、今度から、ちゃんとかやにいちゃに言ってから行くね。
[ぎゅぅとされると気持ちよさそうに目を細め、心配には瑞穂に言った時のようにささやかに主張してから、瑞穂と交わした約束を口にした。]
…じえいのしゅだん?
[暈された言葉には、きょとんとした眼差しを向けるだけ。
うさぎは遠くを見つめていた。]
……これで、全員……?
[雪夜の呟きに、一つ、瞬く。
確かに、人の気配は減ってはいたけれど。
そこまで、とは、思っていなかった]
……だと、したら。
[言葉は、そこから、続かない]
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