情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
語り部見習い ミハエル は、自衛団長 ギュンター を占いました。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見されました。
そして、全てが始まりました。
坂道を転がり落ちるように、もう止まらない、止まれない。
今、ここにいるのは、糸紡ぎ ユーディット、薬師 ゼルギウス、パン屋 ゲルダ、きのこ畑の主 ユリアン、語り部見習い ミハエル、絵描き エーリッヒ、狩人 レナーテ、店員 ベッティ、道具屋 イレーネ、筆記者 ウェンデル の全部で 10 人かしら。
狩人 レナーテは、ランダム を心の中で指差しました。
/*
うみゅ。
やはり、このシスメとこの内容は相性がよいんだよ。
[1日目に天声入れなかった、最大の理由]
そして、デフォはリアにいー。
―パン屋―
ん?大丈夫大丈夫。
[何でもないよと、ユーディットに利き手の方を振ってみせた。]
柔らかめの丸パンと、甘いの。
甘いのならウェンにも言ったけど、ベリーのやつと蒸しパンかな。
油で揚げた奴にも甘いものがあるけど。
[とりあえず丸パンを用意しながら、並べてあるものを差した。]
糸紡ぎ ユーディットは、ランダム を心の中で指差しました。
あ。そういえばちょっとパンの作り方っぽい本…としちゃちょっと薄いものがあったから、写しておいたんだけど。
ゲルダはこういうの、使う?
多分昔の人のレシピだと思うけど。
[思い出したように、片手の本のうち一冊を差し出してみる。
ちょっとしたアレンジされたパンの作り方がイラストなしで書いてあるだけではあるが…。]
─パン屋─
……ほんとに?
[こてり、と反対側に首を傾げながら、もう一度ゲルダに問う。
身長のせいもあるが、見上げる目線は上目遣い]
うん、じゃあ、ベリーのにしようかな。
揚げたのは、かあ様、あんまり好きじゃないから。
[ぐるり、店内を見回してから、こう答えて]
……緑の?
[ウェンデルの言葉に、きょとん]
後悔…。
[なんだか普段のユリアンとは違う、意味深な言葉に少し訝しんだが。
急にそう言われても、何を後悔するんだろうと疑問符が浮かぶばかり。]
……ねえ、ユリアンは、後悔、してない?
[逆に問いかけた。
何に対して、とは聞かずに。]
―ゼルギウス宅―
分かった。
[釘を刺され観念しながら頷いた]
[治療と薬の礼を渡す]
私はこれで。
[立ち上がりゼルギウスに軽く頭を下げた]
[ユリアンにも手を振って家に戻る]
『『死神』の降る刻』がきている
[迷った末に、二人に告げた言葉は、二人の知るものだったかどうか。
知らずとも言葉から何かを想像することはできたかもしれない]
語り部見習い ミハエルは、ランダム を力(占う)の対象に決めました。
語り部見習い ミハエルは、ランダム を心の中で指差しました。
―パン屋―
あはは、そうだね…。
[すでに怪我してます、とは言えない。
怪我した逆手の指を軽く他の指で自然と隠して。
ウェンデルが蒸しパンをと選ぶと、先に入れたパンと一緒に袋に入れた。]
全部美味しそうって思うなら、また買いに来て。
…あ、そっちか。
[緑の、と言われて、ようやっと緑きのこのアレを思い出したとか。]
さっき、あのきのこを刻んでた所。
一応こうしたらどうかなーってのはあるんだけど、まだ作ってはないよ。
[作る気である事は告げておいた。]
─自宅・作業場─
[作業台には徐々に染色液の小皿が増えて行く。手をつけていたのは二種類の黄色。片方はややくすんだ、片方は明るく薄めのもの。出来るだけ色が残るように、それでいて綺麗に輝くように。長い時間をかけながら調整を続けて行く]
んー……この上に更に重ねるから……。
[完成図を頭の中で思い浮かべ、ぶつぶつと呟きながら作業を繰り返した]
……あー、ちょっと休憩!
[しばらく作業を続けて集中が途切れたのか。作業台から顔を上げ、天井を見上げて声を出した]
この作業、一番大事だけど肩凝るんだよな。
ずっと同じ体勢で作業するもんだから。
[右手を左肩に当てて、首をこきこきと動かす]
…詰まらなくないか?
[そんな仕草をしながら、傍らで作業を見ているミハエルに問いかけた]
絵描き エーリッヒは、ランダム を心の中で指差しました。
[言葉を告げるのと、レナーテが立ち去ろうとするのは同じくらいだっただろうか]
ん、また後で。
[手を軽く振り、立ち去ろうとするその姿を見送ろうと]
/*
投票デフォはレナーテですた。
絵を完成させてしまうかどうかに悩むな。
途中まで描いて未完もありだなぁ、とか。
最初に自分とミハエルの分だけ描いて、後は消えた人を順に追加して行く形とか良いかも知れない。
あ、星の色は「髪の色+目の色」です。
外側に髪の色、内側に目の色。
―自宅―
ああ。
[礼を受け取って、頭を下げるレナーテには片手を上げて答えた、が]
……は?
[親友の紡いだ言葉が届く。
理解は遅れて、一瞬の後、眉が跳ね上がる。
ユリアンを振り返った]
何、だって?
薬師 ゼルギウスは、ランダム を心の中で指差しました。
―パン屋―
あ、ウェン、蒸しパンの分はお代いいから。
[好きなの一つおまけ、という約束は忘れずにそう付け加えて。
ウェンデルの差し出した本を、興味深そうに見て。]
え、どんなの?見たいな。
[自分が覚えているのは、祖母から教わったレシピが殆どで。
新しいパンはその基本をアレンジしたものばかりだったから、それ以外のレシピには興味があった。
見てもいい?とウェンデルに尋ねて。
ユーディットに純粋に見上げられると、ちょっと心が痛むのだが。
実際大した怪我ではないので、うん、とこっくり誤魔化した。]
じゃベリー二つね。
[そう言ってベリーのパンを二つ、ユーディットの方の袋に入れて渡した。
両手で渡す為、その際うっすら傷には気づかれたかもしれないが。]
─エーリッヒの作業場─
[じいっ。と穴が開きそうなくらいに、翠の目が作業を見つめている。特に飽きたようでもないが、たまに、一緒になって悩むように首が傾いだり、手元ではなく兄の顔を見たりしていて]
うん? いいや、全然。
[つまらなくないか、と尋ねられて、何故?と、逆に、ごく不思議そうに瞬いた。]
でも、同じ姿勢で集中していると、
疲れるのもわかる。
休憩なら、肩でも叩こうか?
[本を持った手と拳にした空の手、たんとんと交互に動かして笑った。]
道具屋 イレーネは、ランダム を心の中で指差しました。
―自宅―
[ユリアンの告げた言葉は背中に届いた]
[足が止まり一度振り返る]
[けれど結局手を振って外に出てきてしまった]
『『死神』の降る刻』が来る。
死を運ぶもの…?
[言葉から想像できるものもある]
[巻かれた包帯が目に入った]
[視線は腕を辿り上がる]
関係しているのだろうか。
[ふぅと息を吐くと挽き終わった肉を包んでゆく]
─パン屋─
ありがと、なんだよ。
[ウェンデルがゲルダに見せた本に、細工のもあるのかなぁ、なんて思いながらパンの袋を受け取る。
僅かに違和感を覚えたのは、仕事柄もあっての事か]
……ルゥねえ?
手、ほんとに、大丈夫?
[じい、と。見上げる視線が、珍しく険しくなった]
─食堂→村の通り─
それじゃおやすみ、また明日ね。
[ベッティに挨拶をして食堂を後にして、その足でゼルの家へと向かう。
道中誰かにあったろうか、会ったのならば軽く会話をしただろう。
誰にも会わなければほどなくゼルの家に着き、その戸を叩いた。]
─村の通り→ゼルの家─
―パン屋―
うん、食べに来る。
[さすがに食のことは忘れない、と言いきれはしないが。
しっかりと頷いて。]
緑色のパンになりそうだよね。
刻むと汁とか出そうだし…?
[お代は良いといわれると、とても嬉しそうな顔になる。]
やった、ありがとうゲルダ!
本はいいよ、あげるよ。
イラストないから、写しも完全じゃあないしね。
―ゼルギウス宅―
[出て行ったレナーテを見送ってから、
親友の方を見つめながら]
『『死神』の降る刻』、死の訪れ。
直に村の外への入り口が開く、その先にある花を咲かせるために死神が降る。
[花を咲かせるのに働くのが『死神』であれば、そのために必要とするものは親友に想像はついただろうか。
首を横に振り]
『死神』は、もう来ている。
でも、もう一人は、気付いていない。
伝えるべきかどうか、悩んでいた。
[親友と二人だからこそ、そのことを話した]
─自宅・作業場─
そっか。
[問いに、全然、と返して来る妹に嬉しげに笑った]
お、それじゃあお願いしちゃおうかな。
[作業中の真剣な表情はどこへやら。大袈裟に疲れた表情になり、ミハエルの申し出をありがたく受けた]
この調子だと調整でだいぶ時間かかりそうだ。
ユリアンに頼まれたのもそろそろ乾くだろうし。
気分転換がてらに外出るのも良いかもな。
[ぐーっと両手を挙げて伸びをし。肩叩きが始まったなら気持ち良さそうな表情をする*ことだろう*]
─ゼルの家 前─
遅くにごめん、イレーネだけど。
[とんとん、と戸を叩いた後そう遠慮がちに声をかけ。
返事があるかどうかを暫く待った。
返答がなければまた明日出直そうかと考えて。]
―パン屋―
え。
[ユーディットの追求に、傷は殆ど見れてないのに察しいいなぁ、とは内心でだけ思って。]
…あー…ちょっと手を切っただけ。
でもちょっとだし、血は出てないから大丈夫。
[正しくは止まった、だが。
そう言って、血が止まった傷口を少し見せた。]
─パン屋─
[見せられた傷に、ちょっとだけ、むう、とむくれた]
むぅ。
なんだか、いつもと違ってぎこちないなぁ、と思ったんだよ。
……もう、痛くないならいいけど、ちゃんと手当てしないと、だよ?
ルゥねえも、手は、大切なんだもん。
[自身も物作りをする事もあって、その辺りは気になるらしい]
―自宅―
[親友を見る目は鋭い。
けれどその奥に動揺があることも、彼が相手ならば恐らくは知れる]
……昔、師から聞いた。
今の今まで忘れていたが。
[だから知っていると、絞り出すように言葉を紡いだ。
何も持っていない左拳は堅く握りしめられている]
もう……1人?
[親友の言葉を繰り返す。
玄関から声が聞こえたのは丁度その頃か]
─エーリッヒの作業場─
[近場の椅子の上に本を置いて、座る兄の後ろに回り、大げさな表情に笑う。]
お疲れのようだから念入りに叩いてあげよう。
エーリ兄は恩に着るといいのだ。
[軽口を叩いてたん、とん。とリズミカルに肩を叩く。ふふふ。と、嬉しそうに笑った。]
じっとしているのが、つまらないわけじゃないのだよ。
動いているとじっとできないだけで。
ふふ。そうするといい。
なにせ随分、集中しているからか凝っているし、
ボクも一度家に本を置いてこようと思うから。
[肩たたきの途中、後ろからひょこりと兄の顔を覗いて、表情を確認すると満足げに笑って、ぎゅうっと肩を揉んだ。]
―パン屋―
うん、緑色のパンも綺麗だよ。
[実用には至らなかったが、昔作った草のパンは深い緑色をしていた。
見た目は綺麗だった。見た目は。]
そうだね、けっこう水っぽいんだ。
だから塩をまぶして水抜きするつもり。
[その為に刻んでいたら手も切りました。とは流石に言わないが。
本をくれるというので、こちらも嬉しそうに。]
ほんと?わ、ありがとう、後で読んでみる。
[イラストが無いのは少し残念だが、だいたい頭の中で補完できるかな、と思いながら、嬉しそうに受け取った。]
―パン屋―
ゲルダ、手切ったの?
珍しい気がするけど…。
ゼルギウスに薬貰いに行く?
[緑のあのきのこを食べたせいで何かおかしくなってしまったのかとちょっと考えている。
今は血が止まっているような傷口を見るも、それがどのくらいの深さかは一見わからなく、眉を寄せた。]
―ゼルギウス宅―
『死神』はただ憑いて、『死神』の赴くままに刈る。
[もう一人と、親友の繰り返す言葉に頷けば、自分がその一人であることは通じるであろう。
玄関からかかる声はイレーネのもので]
今は気付かずとも、向こうはいずれは知ることになると思う。
先に知るか、後に知るか。
死って覚悟を決めるか、知らない幸せな時間を伸ばすか。
決めかねていた。
[玄関の方を見て]
イレーネが呼んでる。
[自分はイレーネがいてもかまわないと、親友にその言葉で伝えた]
……。
綺麗だけじゃ食べていけないよ。
[とても真剣な声であった。]
ゲルダは研究熱心だよね。あのきのこ、苦手なら無理をすることは本当にないと思うのに。
ちなみにイラストは原本にあるから、うちに来たら見ていくと良いよ。
……ごちゃごちゃしてるけどね。
イラストだけ写していくのもいいし。
喜んでくれて僕の方こそありがとう。
─ゼルの家 外─
…もう、寝ちゃったかな。
[しばらく待っても返答がなく、どうしよう、と悩んで。
もう一度だけ戸を叩いても返答がなければ帰ろうと考えて、ためらいがちに小さくノックした。]
[兄と交わす会話は穏やかで、ミハエルにとっては優しい時間で]
……ボクは幸せモノだな。
[こつん、と叩いていた肩に額をつけてそう言って。ぺしん、とおしまいの合図の変わりに軽く平手で叩いた。]
ふふふ。そのうちにまた邪魔しに来る。
キノコの色も、聞いたときよりもっと見てみたくなった。
見たいこと、知りたいことが、
本当にたくさんで──
実に困る。
[肩たたきを終えれば笑って、本をひいらりと振り、作業場を出る。自室を間借りするかたちの語り部の師匠の家へ戻る帰途につく。]
[ちなみに本はたくさんあるが、
イラストの多いものは、ほとんど写さないのだった。
何せ描けないのだから仕方ない。
装飾系のはさすがにイラストが多すぎるから、あまり写しを受けないのだった。]
―パン屋―
あはは…うん、ちょっと油断したっていうか。
[気が削がれた、というべきだろうか。]
…でもよく気づいたね。
手当ては後でちゃんとするから。
生地こねてる時にうっかり血が入ったら大変だし。
[気にしてくれる様子に、ありがとうねと微笑んで返した。]
[後悔してない、には、そうと小さく返した。
自分はどうだろう。
そう考える前に、次の言葉が届いて。]
後継者……?
え、畑を継がせる人って事?
この間継いだばっかりなのに。
[でも年齢の事を考えると、決める事自体は早くないんだろうかと。]
─村の道─
[た、た、た。と小柄な語り部見習いは本を胸に抱いて、
どこに行くにも、いつも急ぐように走る。]
レナーテ?
ゼルギウスの治療は終えたのか?
[途中目立つ紅の髪を見つけて、声をかけた。]
あ! 勿論、此方は確りとエーリ兄からは
許可を貰ってきたからな!
あとからダメだ。は、無しだぞ!
─パン屋─
糸紡ぐのも、細工作るのも、目がよくないとダメなんだよ?
[どちらも細かい作業だから、と笑って]
うん、手当てしないと、また痛くなるし。
痛いの、我慢するのは、よくないんだ。
……忘れたら、ダメなんだよ?
[最後の部分は、妙に念を押すような口調になっていた]
パン屋 ゲルダは、ランダム を力(襲う)の対象に決めました。
パン屋 ゲルダは、ランダム を心の中で指差しました。
きのこ畑の主 ユリアンは、ランダム を心の中で指差しました。
きのこ畑の主 ユリアンは、ランダム を力(襲う)の対象に決めました。
中
おおぅランダム忘れてt(こら
パン屋 ゲルダは、ランダム を力(襲う)の対象に決めました。
パン屋 ゲルダは、ランダム を心の中で指差しました。
筆記者 ウェンデルは、ランダム を心の中で指差しました。
―パン屋―
[ウェンデルには、血は出てないしと首を振って。]
このくらいなら大丈夫。
あんまり小さい傷でゼルを頼るのも申し訳ないし。
[そう言って、綺麗なだけじゃ、という彼に。]
あはは、そうだけど見た目も食欲には関係するから。
[真剣な声に、そう笑って返して。]
あ、もしよく分んない所があったら、そうさせてもらうね。
[申し出には、こっちこそありがとうと礼を言った。]
―自宅―
[暫く親友を無言で睨めつけた後、視線は逸れる]
俺らにも、本人ですら止める術は無い。……だろ?
[何処か悔しさを滲ませるように、呟いた]
……どうせ行く末が同じなら、痛みは小さい方がいい。
俺はそう思う。
[顔は見ないままぼそりと言って、踵を返す。
玄関へ足早に向かい、扉を開けた]
―村の通り―
ああ、この通り。
[相手も気がつき微笑んだ]
[巻かれたのが間に合わせの布から包帯に変わった左手を上げる]
[少しだけ動作が遅かった]
お許し出たんだね。
ならいいよ。ちゃんと連れて行く。
私だって約束を破るようなことはしないよ?
[言い募られて苦笑する]
中
さて私の方はPC視点では隠れ気味の方がいいのかな。
明日死ぬかもしれないから、表出たり言ったりした方がいいんだけど。
そうなると占い師と霊能者の役割が、とも思うし…。
─ゼルの家 外─
返事無いなぁ…やっぱ寝ちゃっ
きゃっ!?
あ…ぅ、ご、ごめん。
いないかと、思って…今、いい?
[また明日出直そうと踵を返そうとした矢先、急に扉が開いたのに驚いて思わず声をあげ。
咄嗟に口を押さえたものの、恥ずかしさに赤くなりながらゼルの顔を見、中に入っていいかと問いかけた]
―パン屋―
ああ、そっか。それなら。
[知られても仕方ないなぁと思うと同時に。
次から気をつけようと内心で思った。
怪我しない方に気をつけるか、隠す方に気をつけるかは本人次第。]
大丈夫、忘れないから。
店を閉めたらちゃんとする。約束。
[そうユーディットの念押しに、素直に頷いた。]
[親友の視線をうけながら、こちらが視線を逸らすことは無い。
止める術、その言葉に頷き、続く言葉を耳にして]
ただ、その運命に流されることしかできない。
運命の歯車の廻るままに。
[玄関に足早に向かう、その背に]
感謝してる、親友。
ゼルがいて、よかったと思っている。
それとなく、力になれるようにしてみる。
[玄関の戸が開けば現れたイレーネに手をあげて、挨拶をした]
―自宅―
……少しユリと話し込んでてな。
レナーテは先程帰って行ったが。
[口調も無愛想さも常通りを装い、告げる]
ああ。
何か用か?
[尋ねつつ、少し脇に退けて入るよう促す]
継ぐ人がいないと、キノコの栽培とか管理、困るだろうし。
[言外には自分がいなくなる可能性も示していた]
悲しむことはあっても、後悔はしないように。
何かあったら、相談には乗る。
いつでも呼んでもらって、構わない。
近くにいないときは、こっちででも。
[こっちとはつまり、声ではない語りかけのこと]
─村の通り─
ゼルギウスの事だから痛かっただろう。
ん。まだ響くか?
[左手の動きの鈍さに気づいてか、進行方向を一時かえて、走りより]
うん。宜しくお願いする。
[ぺこり。と、深々に頭を下げた。]
─ゼルの家─
うん、兄さんのことも気になったからだけど、ゼルにお願いがあって。
[なんとか頬の赤みを押さえようと冷静につとめて、ゼルの問いに頷いた。
中に入れるように促されると、ありがとう、と。]
ごめんね、お邪魔します。
ユリアンもこんばんは。
急におしかけてごめんね。
あと、兄さんのこと頼まれてくれて、ありがとう。
[そういって二人に頭を下げて。]
―パン屋―
まあ、うーん。でも傷薬くらいつけたほうがいいとおもうけどな。
水に濡れるとしみるし。
[よく本でやる、とか言って。]
うーん、まあ確かに見た目が悪すぎると食べる気にはならないけどさ。
緑はまたベツだと思うんだ…。
まあ、いなくても入っていいから。
探すのは大変だとおもうけど…。
[ちょととだけ目をそらしたりした]
─パン屋─
うん、約束なんだよ。
[忘れない、という言葉に、嬉しそうに頷いて。
それから、パンの包みを、籠の中にそう、と入れ、入れ代わりに出した財布からパンの代金を出す]
じゃあ、ディは帰るんだよ。
……じいちゃに頼まれた事もあるしね。
[じいちゃに、という部分はやや小声。
それから、何かを振り払うように首を振って、顔を上げ]
ウェルも、またね。
[ウェンデルにも手を振ると、パン屋の外へ]
[恥ずかしそうにするイレーネには、先ほどのことには触れないように。
時が経てばそんなものはすぐに忘れることで、触れなければいいとそう思ったりしながら]
気にしなくていい。
可愛い妹に心配かけるレナーテが悪い。
[頭を下げるイレーネにはそう言って]
親友と愛を語りあっていたわけでもないから、邪魔ということもない。
[そんな冗談とかも付け加えたら、親友からの視線が痛かったかもしれない]
[店を出ると、籠を両手で抱えるように持ち、小さく、ちいさくため息をつく]
……大丈夫、うん。
……大丈夫。
じいちゃに頼まれた細工作って、糸紡いで。
やる事、がんばるんだ。
[小さな小さな声で呟くと、とてとて、家へと歩き出す**]
それは、そうだけど…。
ねえ、ユリアン、何か変だよ。大丈夫?
[何だか居なくなる前の身辺整理のようにも聞こえる。
続いた言葉を聞く限り、早々にどこかに行ってしまう事はないんだろうかと思いながらも。]
うん…何か悩み事できたら、その時は相談する、けど。
ユリアンも言ってよね?何か悩んでるような事があるんだったら。
[離れていても会話が出来るココは、他者の介入はないようで都合がよく、相談するには丁度いい場所ではあったし。
ただ相手が今自分の事で悩んでいる、という事は知らないままだったが。]
─村の通り─
痛くなかったと言うと嘘になるね。
でも大丈夫。
[肘の辺りに違和感を感じて動きが鈍った]
[物理的なものか精神的なものかは分らない]
[痛みは無いと証明するように左手を伸ばす]
[頭を下げるミハエルの髪を優しく撫でた]
引き受けたからには確りと守るよ。
ミハエルが見たいものを見られるように。
─パン屋─
うん、ユーディット。
無理しないでちゃんと足元見て歩いてね。
しばらく怒られないように頑張ろう。
でももし転んでも、ちゃんと僕が手を貸すから、気を張りすぎもしないようにね。
[一足先に出て行ったユーディットにはそんな言葉を投げて、手を振った。]
変なのは、いつものこと。
[自分でも、他の人よりは変なことは自覚があるらしい]
悩みか…
[ゲルダのことをゲルダに相談してもしかたがない、
何か思いつくことといえば]
後継者、作る相手とか?
[ミハエルが聞いていたら、また誤解を招くと窘められかねない言葉を返したり]
─ゼルの家─
[先程のことに触れないでいてくれるユリアンには内心感謝しながら、続いた言葉に思わず噴出して。
くすくす笑いながら、そっか、と。]
それじゃ、遠慮なく。
あの、さ。
兄さんの怪我、ひどくなかった?
[聞きにくそうにしているのは、心配半分、心配しすぎと思われるのが恥ずかしいの半分で。]
―自宅―
俺は仕事だからな。
[礼にはやはり常と同じような返事。
赤い頬の理由は分からなかったが、触れることはなく。
親友の方をあまり見ようとしないのは気付かれただろうか]
……気持ち悪ぃこと言うな。
[彼が冗談を言った際には一度睨んだが、それもすぐに逸らしてしまった]
―パン屋―
あー。紙で切ると痛いんだよね。
ん、平気。
店を閉めてからちゃんと治療する。
[痛くないのもだが、食物を扱っている最中にあまり手先に薬の類を付けたくないのもあり。]
うん、ありがとう…って。
どんな部屋になってるの…?
[不在時の進入許可と、目的探索の困難さには、苦笑するしかなかった。]
その時は頑張って探すよ。
―ゼルギウス宅―
[噴出す様子のイレーネには、もう先ほどのことも忘れてるだろうと。
ゼルギウスからの言葉には、特に言葉を返すことはなく。
こちらを見ようとしないのは先ほどのこともあってだろうと思っていた。
レナーテの怪我の具合についてはゼルギウスに聞いた方がはやいだろうと、その返答を促すように視線をそちらへ]
―自宅―
腕に一つ大きな傷があったな。
痛み止めは渡しておいたが、何度か通って貰うことになると思う。
他にも小さなものは幾つかあったが、そちらは大体塞がっていた。
[聞きにくそうにするイレーネの内心を気に掛けるでもなく、淡々と怪我の状態を説明する。
治療の途中で見えた釣鐘草のことは口にしなかった]
─村の通り─
腕はいいのだから、
痛くないようにできそうなのにな?
──うん。
[撫ぜられ、擽ったそうに笑う。首の背に軽く手を当てて目を眇める]
きっと。見ないといけないものだ、とも、思うから。
レナーテに守って貰えるなら、安心だ。
でも。
レナーテは、怪我をする機会が多い。
大丈夫がボクの基準と違うことはありそうだ。
[ただ少し。動きの悪く見えた肘を注視した。
心配させないように、と伸ばしてくれたも理解はしていたけれど]
引き伸ばすなと怒る事はしないから、
不調や不安があれば、言ってくれたらいい。
[ユーディットからお代を受け取る際、少しだけ、ギュンターの事を言う時に、声が小さかった事に気づいた。
首を振る仕草は、何か決意のようなものに見えたが、頼まれ物と言っていたので、おそらくは細工物を作る事に対するそれなのかと思って。]
うん、ユーディ、またね。
[いつものように、手を振り少女を見送った。]
―パン屋―
そうそう、ひりひりしてねー。
ちょっと厚いのでやると最悪なことに。
…あ、ゼルギウスには内緒の方向で。
[細かなそういった怪我は、部屋に篭っている間に治るのが常である。]
いやぁ…その…。
ちょっと散らばってるだけだよ。うん、ちょっとね。
一応、袋に入れたりしてわかりやすくはしておく……つもり。
[つもりとか付け加えた。記憶力は自分でも断言できないらしい。]
─ゼルの家─
…そっか。
[仕事だから、というゼルの言葉にはそうだね、と頷いて。
ゼルからレナの怪我の説明を受け、大きな傷があるという言葉には眉を寄せて大丈夫なのか、という顔をしたものの、他にの怪我は大体塞がっていたと聞けば少し安堵の息をついて。]
ありがとう、ゼル。
またしばらく厄介になるけど、レナのことお願いね。
[もう何度となく繰り返したやり取りを、また言って。
彼が口にしなかったことなど、知る由もなく。]
あ、あと。
あたしの方でもお願いがあるんだけど。
蜥蜴に効く麻酔、用意してもらえないかな。
矢に塗って使うの。
それ、自分で言ったら…。
[世話ないし、とぼそっと呟いて。
暫く黙ったあとに聞いた悩みに対しては、少し間が空いた。]
…え。後継者作る。
相手?
[そういわれるまで、後継者はどこかから連れて来る、といったような想像をしていたので。
まさか作ると言われるとは思いもよらず。]
ええ…と。
[なんと返せばよいのやら。目が泳いだ。]
―ゼルギウスの家―
[レナーテの話については、嘘は無かったので自分からそのことについて口を挟むことはなく]
イレーネも大変だな。
[兄の心配をする様子に、そう呟いた]
─村の通り─
まったくだね。
[視線が緩まり相槌を打つ]
ああいやこれは。
怪我のせいじゃないから。
[気遣ってくれるミハエルに目を細める]
[隠し事にはとかく向いていない]
一人の時のような動きはしないつもりだよ。
しなくて良い場所のはずだしね。
動くのに問題は感じていないから、イレーネの準備も出来たら声をかけるよ。
─ゼルの家─
[ユリアンの呟きには、きょと、と瞬きしたもののすぐに苦笑して。]
たった一人の兄さんだからね。
…それに。
[その後呟いた言葉は、二人の耳に届いたろうか。
不思議なほど穏やかな表情で微笑みながら小さな声で呟いた。]
あたしが居なくなったら、もう兄さんのこと心配もできなくなるし。
―自宅―
おう。
釘は刺しておいたが、万一の時引っ張ってくるのは頼んだ。
[イレーネにも頼むことで更にダメ押し。
というのももう幾度目かも知れない]
トカゲ用?
[少しばかり首を傾げて]
……ミハエルがしつこく食い下がってたやつか。
いつまでに渡せばいい?
[顛末は聞こえていたらしい]
―パン屋―
紙なのに、なんであんなに切れるんだろうね。
あ、うんまぁ、そのくらいなら。
[痛いけど、紙が作る傷は軽傷もいいところなので、口止めは了承して。]
あはは、そうだね、お願い。
それか一番上に置いておいてもらえれば何とかなるかな。
[流石に埋まっているものを発掘する自信は無かったのでそう言ったが。
ウェンデルが付け加えた言葉に、これは埋もれる前に一度現物見ておいたほうがいいのかもしれない、と思った。]
―村の通り―
子供じゃないか。
そう言ってる内は子供だって言われたことはないかな?
[胸を叩く仕草に笑いを誘われる]
[撫でていた手を動かして額を軽く突こうとした]
[ゲルダの味覚とか、そういうのも変だとは思っていたがそれを口にすることはない。
驚くような様子には]
んっ?
何かおかしなこと言った?
[自分の中で、変なことを言ったつもりはなかった。
自分は父の仕事を引き継いでキノコ畑をやっており、誰に子供が生まれたとしても、その大半は親の仕事を引き継ぐだろうと思っていたから]
まぁ、あまり気にしないでいい。
いなければいないで、誰かがなんとかする、はず。
/*
うなうな。
占:?
霊:(´∀`)v
聖:レナ(釣鐘草)、ユーディ(?)、他3
狼:ユリ、?
妖:イレ
みたいな感じじゃろか。
全部読めてないから見落としあるかも知れん。
―パン屋―
本当、あれはもうちょっと切れなくなるべきだよ。
紙なんだから。
[口止め成功には、思わず破顔。]
ゲルダはやっぱり話せばわかってくれる。
あー、じゃあ置いとく。
のほうが、わかりやすいと思うしね。
[どう思われたかなんて本人がわかる筈もないが。
見にいったならおそらく「せめてもうちょい綺麗に」くらい言われるのかもしれない。なんていう覚悟は微妙に出来ていた。]
ゲルだってあれだ。
男前だね。
[至極真剣な言葉だった。]
─村の通り─
怪我のせいじゃない?
……、
[む。と眉間に皺がよって眉が下がる。]
まさか── 病か?
[想像するが、答えはずれる。む、む。と翠がに紅瞳を見上げ]
……、ボクも迷惑はかけぬよう大人しくは──するけれど
レナーテの普段も、気をつけるといい。
──兄がいないと、妹というのは悲しむものだぞ。
─ゼルの家─
もちろん。
逃げないようにしっかり掴んで連れてくるよ。
[ゼルから万一の時は兄を引っ張ってこいと頼まれれば、笑って頷いて。
続いた問いにも、肯定の頷きを返した。]
…うん、できれば早い方がいいな。
ミハエルもいい加減我慢の限界だったろうし。
あたし一人で行くならナイフを使うんだけど、ミハエルが一緒だからね。
もしもミハエルに怪我させるようなことがあったらエーリに土下座どころの騒ぎじゃないし。
[麻酔を塗った矢を投げるなら蜥蜴の動きも止められるし、ミハエルに当たる危険も少ないだろうと。]
[イレーネの様子に、頷いて]
兄妹か。
[呟き、その後のイレーネの様子には親友の方をちらりと見てから]
心配してくれる人がいるうちは、幸せなのか、な。
うぬ!?
確かにボクはまだ見習いで大人だと言い張れはしないが
お子様とは違うのだぞお子様と
わっ
[>>64 ちょん、と小突かれて、ぷうっと膨れた。]
―村の通り―
病気、じゃない。と思う。
少なくともゼルギウスも病気だとは言わなかった。
だから大丈夫だよ。
[ずれた答えに律儀に返す]
[見上げる翠には困ったように笑った]
それも動けなくなるような無茶はしていないつもりなのだけれど。
妹同盟からの忠告は胸に刻んでおくよ。
[自分の味覚がおかしい自覚は一応あったりするのだが。
おかしな事をと尋ねられれば。]
あー…ううん、変じゃないと思う。
それが普通なんだよね。
私だって、お婆ちゃんから店は継いだんだし。
[母から、ではない。
両親は早いうちに死んでしまったので、殆ど育ててくれたのは祖母だった。
いなければいないで、には頷いて。]
うん…そんなに急ぐ事でもないしね。
後継者かぁ…。
[そんなの考える歳になったんだなぁと。しみじみ思った。]
―村の通り―
ごめん。
可愛いものだからつい。
[むくれ顔に笑いながら謝る]
子供だと思ってるのなら今回も断った。
ミハエルは違うと知っているから、イレーネの言うようにならいいと判断したんだ。
[宥めるようにもう一度頭を撫でた]
ちゃんと準備しておいてね。
自分で自分を守ってもくれないと困るから。
と、私もだね。
[手にした荷物を示す]
/*
おや、兄さんとミハエルがなんだか良い感じ?
あれ、でもユリアンも可愛いとか言ってなかったkk
でもミハエル可愛いよねー☆
ていうか女の子みんな可愛いよねー、なんであたし入っちゃったんだろう。(爆
[ゲルダから返った言葉には]
子が親の仕事、継がなきゃいけないってわけでもないけど。
[他にやりたいことがあるのなら、それもまたありだろうと。
急ぐことではないとの言葉に、どうしたものかと]
ゲルダもそろそろ、好きな人とか考える歳じゃ。
[いつだったかの話題をぶりかえした]
―自宅―
[イレーネとユリアンが会話を交わす様子は捉えていたが、彼女の呟く声までは聞こえなかった。
親友の視線は感じたが、やはりこちらからは目を向けずに]
ただでさえ煩ぇからなあいつは……
[そうミハエルを評して]
調合自体はそうかかんねぇし、材料も揃えて来たところだ。
明日にでも作って置いとくから、要る時に取りに来い。
[そう続ける]
それと分かってると思うが、怪我したらすぐ来い。
[念の為に付け加えるのは忘れなかった。
勿論他の2人が怪我した場合も含まれている]
―パン屋―
[紙への主張には同意するように頷いて。
口止めへの喜びようには苦笑した。]
私も人の事は言えないし…。
あ、でも塗り薬くらいは切らさないようにね。
[無いなら貰っておいでねと告げて。
本の事に関しては、頷いて了承した。
部屋の状態の詳細は聞かなかったので、きっと予想以上のものが見られることになるだろう。]
………え?
[男前、と言われて瞬いた。あまり言われた事の無い言葉だったので。]
そう?初めて言われたよ。
[イレーネが微笑みを浮かべる様子には、それ以上の反応を示すことはなく。
親友とのミハエルの話には先ほどの一件を思い出したりしながら]
語るのが仕事だし。
職業病のようなものじゃないか。
[冗談とも本気ともつかない言葉を、
怪我したらすぐにと、親友の様子には微かな笑みを浮かべていた]
好きな人。
[そういえばさっきも聞かれた、ような気がする。
あの時は違う事に気をとられて、それに対する返事をする余裕もなかったが。]
……わかんない。
[いない、とは言わなかった。]
ユリアンは?
─ゼルの家─
それだけ一生懸命なんだよ。
[ゼルのミハエル評には自分なりの訂正を入れて。
要る時に取りにこい、と言われればありがと、と微笑んだ。]
あたし、ゼルにはいつも頼みごとばかりしてるね。
─うん?
あぁ、それはもちろん。
レナもミハエルも無茶しないようにちゃんと見るつもりだし、万が一でも怪我したら即連れ帰ってくるよ。
[怪我したらすぐ来い、という言葉には最初から二人のことだと思ったらしくこんな返答をした。]
中
あー…一個ユーディットの発言拾い損ねてる。
拾おうと思って、あれこれウェンに話しかけてる?
と思って拾わなかった所……私宛でよかったのか。ごめーん!
─村の通り─
ゼルギウスが言わなかったなら、大丈夫か。
[それでもレナーテの肘の辺りを見たままだったけれど、とりあえずはそれで納得したようで]
うむ。大事にしてほしい。
妹同盟は兄を心配している。
[大げさなくらいに、大きく頷いて]
…… エーリ兄は可愛いといってくれるが
そんなにボクをつつかない。
[可愛い。の謝罪には、ぐぬう。と唸って、つつかれた額を両手で押えながら、不満げに見上げた。]
これでも、大人になろうと、
あれこれと努力しているのだ。
できるなら、できるだけ早くは。
… うん。
[もう一度撫でられて、こてりと首を傾げ。二度目に頭を撫でていく指には、宥める意図を感じてか、子ども扱いについてか。ほんの少し、む、と唸った。]
うん。準備は、イレーネとも相談してみる。
ボクも一度部屋に戻らないといけない。
[示される荷物に頷いて、とん。と、踵を返す。]
またあとで。だ。
そうか。
[ゲルダから返った言葉にはそう一度短く]
いるなら、後悔しないうちに。
[語りかけるコエは優しく、自分のことを問われれば]
今は、よくわからない。
[返す返答は同じようなもの]
気にしてる相手ならいる。
[それは恋愛感情とは関係ないのかもしれないが]
―パン屋―
おっけー。
塗り薬は重要だもんね。
ない?
そっか。かっこいいのにね。
[一人で頷いている。]
んー、それじゃあそろそろ戻るかな。
また買いにくるよ。
ええと、お代は――
―自宅―
そいつは治しようがねぇな。
[親友の言葉やイレーネの訂正には肩を竦めて]
仕事の範疇だから問題ない。
[最早口癖のように言葉を紡いだ]
頼もしいことで。
……勿論お前自身もな。
[一応それも告げておく。
イレーネが逃げるとは思っていないけれど]
―村の通り―
おや。
じゃあエーリッヒにも怒られてしまうかな。
[大きすぎる頷きには苦笑する]
[不満そうな顔には肩を竦めてみせた]
[走ってゆく後姿に軽く手を振ってから歩き出す]
[クシャミを続けて二つ]
[首を振ってパン屋へと向かった]
ゲルダ、遅くなったけれど約束の。
[店の表から覗き込む]
―パン屋―
もし切れてるんだったら。
…早めにゼルの所に取りに行って謝った方がいいね。
[この間の白雪亭での事を指しながら。
一人で納得している様子には少し頬に手を当てて。]
ありがとう。かっこいい、かぁ…。
[自分には過ぎた賛辞な気がしたのと、何より男性的な印象があったので否定したが。
そういえばカッコイイの基準ってなんだろうとかふと思ったり。
お代を言われれば、日持ちする固いパンの代金だけ告げて、それを受け取った。]
ありがとう、また宜しく。
[そう笑んで釣りを返した。]
―パン屋―
あ、レナーテ。
ううん、届けてくれてありがとう。
[そう表から顔を出した人を小さく手を振り迎えた。]
挽肉きたから、明日は肉を挟んだパンを作ろうかな。
[言いながら包みを受け取ろうとして、腕に巻かれた包帯に気づけば少し心配そうに。]
……怪我は大丈夫そう?
─ゼルの家─
別に治さなくてもいいじゃない。
ミハエルはあのままが可愛いんだよ。
[ゼルの言葉にはそう言って笑って。
仕事の範疇だから、という言葉には、うん、と頷いたが。]
それでも、いつもありがとうって思ってるんだよ。
[そう言って微笑んだが、続いた言葉にはきょとんとして。]
─あたし、も?
……あぁ、そっか、そうだね。 ─うん。
[言われるまでまったく考えていなかったらしく、きょとんとしたまま頷いて。]
えと。
それじゃ、あたし、そろそろ帰る。
……後悔、かぁ。
[後悔しない為に。何をすればいいのだろうか。
優しい声でそう言われ、続いた言葉にはちょっと意外そうに瞬いて。]
気にしてる人、名前聞いてもいい?
[少し興味深そうに尋ねた。]
―パン屋―
[ウェンデルにも軽く挨拶して中へと入る]
それはいいね。
売り切れ御免になるのではないかな。
[包みを差し出しながら笑って言った]
大丈夫だよ。動かすのに邪魔にならないようにしてくれたし。
痛み止めも貰ってきたから。
ゲルダ達にまで心配させるはずじゃなかったのに。
[予想外に多くの人に知られてしまったと苦笑する]
─ゼルの家─
[まだどことなくぎこちないものの、二人に微笑んで]
遅くにお邪魔しちゃってごめんね、それじゃまた明日。
ユリアンも、頼まれてた籠は近いうちに届けるから。
[そういうと、二人に手を振ってゼルの家を後にし自宅へと向かった。]
─ →道具屋兼自宅 ─
―ゼルギウス宅―
[二人のミハエル評には頷いて]
さっき可愛いと言ったら怒られたが。
[そのときのことを思い出したのか、肩をすくめて]
イレーネにも何かあれば、レナーテが悲しむはず。
[そんな言葉をかけて、そろそろ帰ると言うイレーネに頷いて、
そのまま出て行くのならば手を振り見送るだろう]
[後悔しないために、何をするべきなのか。
その答えを自分は持っていない]
ん、ゲルダ。
[名前を聞かれれば、素のままに、相手の名前を告げた]
―自宅―
確かにしおらしくなったらそれはそれで気味悪ぃか。
[ミハエルに対するフォローにもそんな感想を。
微笑みと共に返される言葉には頷くのみに止めた]
当たり前だろ。
お前でも万一、ってことはあるからな。
[イレーネの反応は何処か引っ掛かるものだったけれど、突っ込んで聞くまでもなく]
そうか。
[帰ると聞けば頷いた]
[ゼルの家を出る前、ユリアンから言われた言葉には少し照れくさそうにそうだね、と頷き。
ゼルから言われた言葉には、万一ってひどいな、と笑った後、でも…そうだね。と微笑んだ。
その笑みは、どことなく嬉しいような哀しいような、複雑なものだったかもしれない。]
─道具屋兼自宅─
ただいま。 …さて、と。
[誰もいなくともとりあえず挨拶をしながら店に入るとすぐランタンにヒカリコケを補充して、店内の棚からいくつかのケースを取り出し。]
青系統のものは全部出しておいた方が良さそうだよね。
あと、他にも色んな色が欲しそうだったから…
んー、全部出しといた方が良いかな。
[ごそごそ、とまた新たにケースを取り出し。
中に入っているのは、ユーディに頼まれた色とりどりのビーズたち。
それらを広げるには店内にスペースがなかった為、自宅内の一室へと全て運びユーディが選びやすいようにおおまかな色ごとに並べておいた。]
―自宅―
[ユリアンがイレーネに掛けた言葉に、またちらと彼の方を見た。
帰って行くイレーネには片手を上げて返す。
去り際に見せた笑みには訝しげに眉を寄せはしたが。
彼女の姿が見えなくなってから、深く息を吐き出した。
腕を組み、暫しの間遠くを眺めて]
……さっきの話、あれで終わりか?
[振り返らぬまま、問いは親友に向けて]
─道具屋兼自宅─
あと…ユリアンから頼まれたのは茸を入れる籠だったっけ。
[店舗の方へ戻ると、籠が詰まれた棚の前で大体この辺かな、と微妙に大きさの違う籠をいくつか選んでカウンターの上に置き。
今準備したものをもう一度確認してから、満足げによし、と頷いた。]
あ、じゃ明日お弁当代わりに持って行く?
ミハエルとイレーネと、狩りに行くんだよね?
[そんな話も聞こえていたので、そう言った。
正確には明日ではなかったかもしれないが、そこまでは聞き取れておらず。]
大丈夫ならいいんだけど…レナーテは危ない所にいるから、皆心配なんだと思う。
……白雪亭でイレーネとゼルを敵に回したから広まったんだよ。
[一連のやり取りは一応見ていたので、苦笑しながら。
差し出された包みを両手で受け取った。]
[イレーネの姿を見送った後に、残った親友に]
イレーネは知ってるのかも、な。
[何のことをかまでは言わない。
先ほどの話のこと聞かれれば]
んっ、大体は。
ここまで、他人を心配したり、悩んだりは初めてかもしれない。
[親友の前だからこそ、語れることもある。
今の自分を見た親友はどう思うのだろうか]
[エーリ兄はたぶん怒らないー。と、別れ際、
レナーテにはそう言って後ろに手を振り]
─師匠の家─
[語り部の家があるのは洞窟の中でも、少し奥まった場所。ひっそりと洞窟の影に溶け込むような、黒壁の家。]
ただいま戻りましたー。
師匠ー?
[明るい金髪の見習いは、入り口の鍵を開けて中に入り、一階の部屋を見回り]
── 珍しい。いない。
[師匠の姿が弟子と師匠兼用の場にないことに首を傾げてから、本を抱いて、棲家としている、二階の部屋に上がった。]
─自室─
…♪
[かたりとドアを開けて部屋に入る。部屋の中にはあまり物はないが設えられた本棚には本が並んでいた。椅子を引いてとすん、とそこに座る。ぱたぱたと足を動かしながら、ウェンデルに依頼した本を開いた。
師匠に呼ばれるまでは、
しばし、知識に没頭する時間と決めたらしい**]
─道具屋兼自宅─
あぁ…そうそう、大事なものの準備を忘れてた。
[そういうと、鍵のかけられた棚から投げ矢一式を取り出して。
それらの点検を済ませると、もう一度棚へとしまい直した。]
あとは、ゼルから麻酔をもらってから。
よし、これで本当に明日の準備はおしまい。
…さて。
それじゃ、ギュン爺のやつ始めるか。
[そう独りごちると、首元をまるっと隠しているスカーフを外し。
あらわになった肌を鏡に映し、それに見える薄紫色の姿を紙に書き写し*始めた。*]
―自宅―
……そういうことか、ったく。
[はっきりとは言われずとも何のことかは窺い知れて、また息を吐く]
らしくねぇな、本当に。
[それから振り返る。
視線は親友自身ではなく、その背後に]
……無茶すんなよ。
『死神憑き』が倒れることもあると聞いた。
俺は『死神』は嫌いだが、お前のことはそうでもねぇからな。
[見えぬ『死神』を見据えるようにして、静かに言葉を紡いだ]
/*
ふむ、イレーネも聖のほうか。
しかし中身には花の知識があまりないので、誰がどの花か分からないのであった。
んでもってキャラが分からなくなって来ている俺。
/*
そして恋愛要素が殆ど見当たらない件について。
いや俺だけでなく。
中身はプロで親友できた時点で既に満足してるけどな!
前村もその前もがっつり友情絡みができなかったから…
―ゼルギウス宅―
[らしくないと、確かに、微かな笑みを零していた]
それでも、ゼルと話すときは気安い。
[自分の背後を見やる視線、そこに憑いた死神があるのかどうか、自分にすらわからない]
嫌いには同意だ。
まぁ、万が一の時は、ゼルの子供にでも畑ついでもらう。
[頷いてから、そんなことを言って]
だからゼルも、好きな人とか子供とか早めに作っておくといい。
[冗談とも本気ともつかない言葉をかけた]
っ…。
[ふいに一瞬身体が硬直し、指先に力が入り。
傷を押さえてしまって痛みが走った。]
……あ、ごめん。とりあえずこれ奥に置いてくるね。
[少し慌てた様子で、一度奥へと引っ込んで、受け取った肉を保存場所に置いて。]
………。
[何かをぽつりと呟いた。
再び戻ってきてから、お代がわりの木苺のパンを袋に詰めようと振舞った時に、何時もの調子を*取り戻せたか。*]
―自宅―
ったく。
[気安いと言われれば溜息を吐いて、ユリアン自身に視線を戻した。
内心は口には出さないが、その目に険しさはなく]
子供?
……今のところ宛てはないな。
あったところでお前には渡さん。
[珍しく軽口めいた言葉を紡いだ後で]
奇特な奴がいればな。
[続いた言葉には、眉を寄せながらそんなことを*言った*]
ええ!?
[自分の名前が出てくるとは思わなかったので、思わず一瞬固まった。
おかげで傷を押さえてしまい、少し痛みが走ったが。
慌てて一旦奥に引っ込んで、動揺した頭を少し冷やして。]
…それって、不思議な力関係で気にしてくれてるって事?
[ぽつりと呟いて聞いてみた。]
―自宅―
[親友から向けられる視線から、感じ取るのは好意だったか]
いい父さんになるよゼルは。
[返される軽口には、そんな言葉を。
普段見せる、他の人への厳しさも、優しさから来るものだと自分は思っていたから]
ゼルの相手で奇特なら、困るな、うん。
[自分の相手となれば、もっと奇特なそんな*気がした*]
[向こうが動揺するとは思っておらず]
んっ?
[自分が変なことを言ったとも思っていない。
少し間を置いてから返ってきた言葉に]
そんなところ、かな。
他人を心配したり思いやったりは、どうも慣れない。
[らしくないと言った親友の言葉、確かにそう思う]
ゲルダは何も、悪くないから。
[それは、これからおこるかもしれないことに、本人がその言葉の意味を知るのはもっともっと先のことだろうか。
ギュンターの命を奪うのは、きっと自分に憑いた死神の*手によって*]
/*
うーん。あんまりログが頭に入らない。
自分の関係するところしか。
とりあえず現状見えてる役職。
蓮華草:
勿忘草:ユーディット
蒲公英:
雪割草:イレーネ
釣鐘草:レナーテ
占い師:
霊能者:
『死神憑き』:ユリアン
『刈らずの死神』:エーリッヒ
/*
何かありそうなのがミハエル、自覚ない『死神憑き』予想。
聖痕ロールして無い人:ゼル、ウェン、ゲルダ、ベッティ
ゼルは占いか霊能っぽい。
ゲルダ赤聖痕だったりしないかな。
ベッティはロール待ち。でも黄聖痕とか勝手に予想。
消去法でウェンが占いか霊能のどっちか。
うん、そんなことしてないで表回せ(えがお
─回想/自宅・作業場─
ありがとうミハエル。
可愛くて気の利いた妹を持てて、俺は幸せだなぁ。
[恩に着ると良い、と言われてそんなことを言った。勿論軽口ではなく本心でもあるのだが]
動いてたらじっと出来ないのは道理だな。
あー、そんなに凝ってるかー。
それじゃ配達がてらしばらくお散歩してきますかね。
[肩叩きは本当に気持ち良く、表情は緩みっぱなしだったことだろう。>>29の言葉が聞こえれば笑みを深め。終了の合図をされると]
ありがと。
うん、いつでもおいで。
ミハエルの興味が向いた時は、いつでも。
[本を振って作業場を出て行く妹に手を振り返し、見送る]
───ミハエルは、残れると良いんだけどな。
[妹の姿が見えなくなってから、ぽつりと呟いた。今、自分達を取り巻いているもの、『『死神』の降る刻』。誰がその影響を受けるかは分からない。だから、願わずには居られなかった]
「吾(わたし)はお前にも残ってもらわねば困るんだが」
[呟きを聞いて『死神』が言葉を紡ぐ。それには小さく苦笑で返した]
俺は、耐えられない可能性もあるからなぁ…。
[眉尻を下げて胸元に手を当てる。苦笑に近い表情。小さく息を吐くと胸元から手を外して湧水で手を洗い。掛け布の乾き具合を見るために庭へと出る]
ん、そろそろ良いかな。
[手に取って確認すると、物干しから掛け布下ろし綺麗に畳んだ。それを腕にかけ一旦作業場に戻り。キノコを入れて来た籠も持つと、ユリアンへ渡すために家を*出た*]
…ええと。
[よく分からないが、心配してくれているらしいのは言葉からも伝わって。]
…ありがとう。
……え、うん……?
[最後に聞こえた言葉には瞬いて。さっきのやり取りの事だろうかと、曖昧に頷いた。
見えない向こう側の人の心内は、やはり測る事はまだ出来ずにいた。**]
─パン屋─
[店を出る時にウェンデルに投げかけられた言葉>>48。
足を止めて振り返り、一つ頷いた]
うん、気をつけるんだよ。
怒られないよーに、がんばらないと、ね!
[がんばる基準がそれか、というのはさておき。
続いた言葉には、きょと、と瞬いた]
……うん。
ありがとなんだよ。
[浮かぶのは、ほっとしたような、そんな表情]
―パン屋―
イレーネも心配性なのだよ。
狩りが直接命を縮めたわけでもないのに。
いや。
[フッと息を吐く]
文句ばかりではいけないね。
心配してもらえるのはありがたいことだ。
…どうした?
[息を詰めたゲルダに驚いた]
[慌てて奥に向かう背中を見送る]
[一人になると左腕に視線が落ちた]
―パン屋―
どこか痛めてでもいるのかな。
1回分位は融通してもゼルギウスだって怒らないだろう。
[戻ってきたゲルダに顔を上げる]
[貰ったばかりの痛み止めを一つ取り出し置いた]
私が言っても笑われそうだけれど。
怪我ならちゃんと手当てしておくようにね。
[木苺のパンはありがたく受け取りパン屋を後にした]
―村の通り―
ああ、エーリッヒ。
[すれ違う人物に声を掛けた]
明日は大切な妹御をお預かりする。
どうしても心配だと思うけれど。
[無理がないよう気を払うと約束した]
[他から呼び止められてまた時間を食う]
[長の所は出直してくることにして家へ*戻った*]
[とてとてと、今度はちゃんと家路を辿る。
帰り着くと、台所にパンを置いて、母の部屋へ。
いつもより遅くなったから、母は少し心配そうだった]
ごめんなさい、なんだよ。
じいちゃのところに行ったりしていたんだ。
それで……ね。
かあ様。
[右肩に手を置いて、少しだけ、迷う素振り。
どうしたの? と先を促され、ふる、と首を横に振る]
うん……あのね。
……わすれない、よね?
かあ様は、ディのこと。
[短い言葉と、肩に手を置く様子と。
その手の下に群れ咲く花の事を知る母は、それで何かを察したようで。
ええ、と笑って、頭を撫でてくれた]
……なら、いいんだ。
じいちゃがね、『これ』の細工を作って、っていうから、ディ、がんばるんだよ。
[嬉しそうに笑って言って。
その後は、他愛ない言葉のやり取りを幾つか重ねてから、部屋へと戻る]
[部屋に戻ると、籠は机の上に。
服を脱いで見た右の肩には、淡い青の小さな花が寄りそうように咲いていた]
……わあ。
前よりも、いろ、はっきりしてるんだよ。
[それが『周期』の兆しなのは、教えられていたけれど]
むぅ……。
あおいろ、結構たくさん必要だなぁ……。
[そんな事を呟きながら、ペンをとって。
自分だけがわかる暗号さながらの色彩のメモを取り始めた]
/*
実際に華が咲いてるっぽいので、蓮華草は胸元のど真ん中に咲いてることにしましt
だって結構ボリュームあるから、他のとこだと隠せなさそうなんだもん…
―パン屋―
そっか。じゃ、もし朝3人と会えなかったら取っておく。帰りに寄って?
レナーテのお母さん…前の狩人だった、人だっけ。
…かっこよかったね、狩りの時颯爽としてて。
[ふとウェンとの会話で出てきた単語が頭をよぎる。ああいう人には、その言葉は相応しいように思った。]
仕方ないよ、狩りが危ない事に変わりないし。
それに、イレーネはレナーテの家族なんだから。多分一番心配してる。居なくなってしまわないようにって。
…心配してるのは、イレーネだけじゃないけど。
うん、心配してもらってるうちが華だよ。
盛りが過ぎると鬼になるから。
そうなる前に、ゼルの所に顔出してく方がいいと思うけど。
[最後は軽く付け加え、それから一度店の奥へと引っ込んだ。]
[戻ると心配してくれてか、痛み止めを一つ差し出されて。]
大丈夫、さっきちょっと切っただけだから、大した怪我じゃ……。
……うん、でも貰っておくね。ありがとう。
[出された善意を包みごと手にきゅっと握って。帰路へつくレナーテを見送った。]
明日は気をつけてね。
―パン屋・自室―
[それから暫くして店を閉め、いつもなら明日の準備をしたり、新しいパンを作ったりするのだが、今日は怪我の事もあってか大人しくする事にした。
自室に戻り、貰った痛み止めを石作りの机の上において。ウェンデルからもらった本をぱらぱらとめくり読む。
内容は、既に知っている内容半分、知らない内容半分といった所で。
興味深い所は何度か読む。やっぱり絵が無いとわかり辛い所もあり、そのうちやっぱり原本は見せてもらおうかなと思いながらも、工程をざっと頭に入れておいた。
そして何時もより早い時間に眠りに落ち。
夢を見た。]
[夢の中には一人の人、二つの影。
一人はギュンターで、彼の近くには二つの影があった。
影がどこから伸びているのか、その先を見ようと視線を動かしたその瞬間。
ギュンターの姿が、溶けるように消えてしまった。
まるで雪のように。]
(ギュン爺?)
[駆け寄ろうと足を動かし。]
中
はっ。洞窟内部で雪って見れるんだっけ(
まぁでもト書きだからいいか…。
後で口にする時気をつけよう…。
そして喉がいよいよアレな事になってるので用事済ませてこ よう。
―パン屋―
さすがに切れてはないんじゃないかなぁ。
[確認を怠っていたことがよく分かる一言だった。
追求されれば目をそらして逃げることは間違いない。]
かっこいいと思うよ、ゲルダは。
でも確かに男前っていうとちょっと違うのかな。
いい言葉が思いつかなくて。
ミハエルだったら簡単に言えるんだろうけどね。
[残念ながら記憶力もよろしくない。]
でも褒め言葉だから。
――っと、はい。お金。
じゃあ蒸しパンから食べるね。
楽しみだなぁ。
―パン屋―
[それじゃ、と出ようとした時に、ちょうどレナーテがやってくる。
軽く挨拶して、]
それじゃまた来るね。
[二人の会話が始まる前に手を振って出ていった。]
―村の通り→自宅―
[家から持って出た二冊のうちの一冊は、レシピの本だったが、もう一冊は手持ちのまま。
歩きながら思い出すのは、]
うーん。
怒られないようにがんばろうとユーディットに言ったけど。
……塗り薬…あるかな。
[機嫌を損ねているうえに怒られたら大変だと思いつつ、手元の本を見下ろした。]
まあこれで機嫌直してもらえばいいよね。
[一応、お詫びの気持ちはあったらしい。
後に自分に降りかかってくるから…というのが理由の大部分ではあったが。
とりあえず薬の有無だけは確かめに自宅へと*戻ることに*]
─ユリアン宅─
ユリアーン、居るかー?
[家主を呼ぶが返事は無く。キノコ畑を見に行っても居なかったため、出払っていると推測する]
んー、仕方無い。
明日にするか。
[腕にかけた窓の掛け布と、反対の手に持っているキノコを入れる籠を交互に見てからその場を去った。自宅へ戻ると、その日はそのまま休むことに]
─自宅→村の通り─
それじゃあ、行ってくるんだよー。
[色彩の書き出しと図案の写し取りで休むのが遅くなったこともあり、翌日、家を出たのはいつもよりも遅い時間。
いつものように籠を下げ、いつものようにとてとて、と歩いていく]
ふに。
残りの糸紡いで、レェねえのとこ行って。
かたつむりのところにもいかないとなんだよ。
[歩きながら、やる事を指折り数えて]
にぃ……どこから行こう。
─道具屋兼自宅 自室─
…あ、もうこんな時間。
寝なくちゃ。
[自分の部屋で書き写したスケッチを基にいくつかのデザインを考え。
簡単に形を作ったころには結構な時間が経っていて。
外していたスカーフを締め付けずけれど決して外れないように身につけると軽く片付けをした後眠りにつき。
翌朝もいつも通りの時間目を覚ますと、いつものように朝の支度を済ませた。]
さて。
さすがのゼルでもまだ出来てないだろうし…
ユーディが来る前にユリアンのところに籠を届けてこようかな。
─自宅・作業場─
[翌日起きて直ぐ、乾かしたままの濃い茶の布の具合をチェック]
……うん、上出来。
ちょっと色載せてみようかな。
[布を枠へと嵌め、三脚に立てかけると作っておいた染色液を筆で掬い、布に滑らせる。仄かに光るくすんだ黄色の染色液。それを中央に4つ、多少の高低をつけながら円を並べた。次に用意したのは濃い翠とそれよりも3段階ほど薄い翠。それにもヒカリコケの粉末が混ぜられているために仄かに光っていて。黄色が乾いた頃にそれぞれ2つずつ、黄色の円の中にもう一つ円を作るように描いた]
………悪くは無い、かな?
[筆を置いて少し離れた場所から布を見詰める。酷くバランスが悪いと言うわけでも無さそう、と感じた]
うん、この作りで良いかも。
残りは調合してからじゃないとダメだし……ユリアンとこ行ってみるか。
[三脚に立てかけた布はそのままに、昨日と同じように窓の掛け布を腕にかけ、キノコの籠を手に家を出る。口には朝ご飯のパンが銜えられていた]
─道具屋→村の通り─
よし、こんなもんか。
[ユリアンに渡すつもりの籠をいくつかと、ギュン爺に見せるつもりの作りかけのランタンを手に持つと店の外に出て。
レナがいたなら留守番を頼んだかもしれないが、居なければ『少しお出かけ 用があれば中にどうぞ』と書かれた看板を扉にかけ。
ユーディが来るかもしれないので鍵はかけずにユリアンの家に向かう為歩き出した。]
そうだ…ついでにエーリのとこにも顔出してこようかな。
ミハエルのこともあるし。
―自宅―
……どうだか。
[鼻を鳴らす]
何で困んだ。
お前のほうがよほど……ああ、いや、
お互い様といったところか、そこは。
[反論しかけたけれど、彼もそう一筋縄でいく相手ではなかったと思い直す。
表情は苦笑めいていた]
[その後親友は如何したか、帰るならば見送って。
己は頼まれたものを準備すべく奥の部屋へ]
麻酔は、……と。
[香草の束を幾つかと、乾燥キノコを棚から出した。
それぞれを細く擂り潰し、定められた分量だけ少しずつ混ぜていく。
作業を繰り返すうちに時間は過ぎ]
……少し寝るか。
[できた粉末に水を加え、溶けきるのを待つ間、仮眠を取るべく部屋を出た]
─村の通り─
……ふに?
[とてとて、と進む途中、長の家の方が騒がしいような気がして足を止める]
……何か、あったのかな?
[呟きながらも、そちらに向かう事はなく、とてとて、一先ず歩みは中央広場の方へ。
ここを経由すれば、どこにでもいけるから]
―自宅―
[妹の部屋の灯は随分と遅くまでついていた]
[先に寝るよと声を掛けて休んだ翌朝]
ユーディが来るかもしれないのか?
分かった。しばらくは居てみよう。
いってらっしゃい。
[不在時用看板のことも教わりながら留守番を引き受ける]
[研ぎの道具を片手にしばらくは店番代理となった]
/*
みゅう。
回線がへたれているのか、ルナスケープがへたれているのか、鯖が重いのか。
つながりがよろしくないんだよー(汗。
そしてベッティは……例によって、休日多忙なのかしら。
みゅん。
[中央広場で足を止め、しばし、思案]
……細工、先にしようかなぁ。
[どちらもゆっくりでいい、とは言われたけれど。
どちらかを、と問われたら、やはり、細工を優先したかった。
『周期』の事もあるし、何より、先ほどの長の家の慌しさが気になってもいたから]
よし、レェねえのとこを先にしよう!
[決めたところで、とてとてと。
歩みは、道具屋の方へと向かう]
―パン屋・自室―
――――っ!
[文字通り飛び上がるように目を覚まして半身を起こした。
だが見ていたものは現実には無く。
背を流れる冷たい汗が、こちらがリアルだと物語っていた。]
……ゆ、め?
[今見たものが夢でよかったと思いながら、寝台から降りる。
夢の内容が内容だったのでギュンターの所に行こうかと思ったが、仕事に全く手を付けていない状態で外に出る事はできず。
結局何時も通りに着替えて、パンを作る作業を始める事にした。]
―道具屋―
[作業の手を止め顔を上げる]
ユーディ。いらっしゃい。
イレーネは出かけているけれど、奥に用意してあるって。
入っておいで。
中
にゃー。
レナーテのおかーさん云々適当に決めてごめんなさいっ。
そしてウェンデルへのアンカーを今日になって忘れていた罠orz
ご、ごめんね!色々とごめんね!
ありがと、レナ。
それじゃ、ユーディがきたらこの部屋に通してあげて。
直ぐ帰ってくるつもりだけど、あの子がみればわかるようにしてあるから。
じゃ、いってきます。
[レナが留守番を引き受けてくれたので礼と、言付けを頼み家を後にして。
途中どことなく辺りが騒がしい感じがしたものの、それを突き詰めようとするほど野次馬な性格ではなかったために気に留めずユリアンの家へと。]
─道具屋─
ふに……レテにい、お店番?
[迎えてくれた声は、イレーネではなくレナーテで。
その事にきょとり、としつつ、道具屋の中へ]
レェねえ、用意しててくれたんだ。
良かったんだ、探しながらだったりしたら、ちょっと大変だったから。
[籠の中のメモを取り出して開く。
もっとも、当人以外にはほぼ書いてある意味の読解は不可能だが]
/*
余談。
勿忘草の色って、ライトブルーが主体ですが。
くろねこは、ライトブルーの中にピンクが混じって咲いているのを見て驚いたことがあるのだよ。
調べてみたら、園芸種で白とかピンクもあるみたいなのだけどね!
─語り部の家、ミハエルの部屋─
[すうすうと机に伏して寝息を立てる語り部見習い。
本は顔の横に置かれたままで半分開かれたまま。
夜の晩くまでも本を読み耽っていたとわかる様相で]
… う、…ん、んん。
[──どうやら、ゆめを見た。]
─道具屋─
そう。今はイレーネの代わりにね。
[きょとりとしているユーディットに微笑んだ]
こっちの部屋だよ。
ユーディが見ればわかるようにしてあると言っていた。
[教えられていた部屋へと案内する]
[メモも見えたが当然何も分からなかった]
何か必要があれば手を貸すよ。
遠慮なく言ってね。
[遠くから眺めるように見たそれは、
残滓と言うにも淡く、ぼんやりとした気配。
洞窟の中では、見たこともないくらい──
白い白い、一面の真白の中で、
髭の濃い、優しげな長老が、穏やかに微笑んでいる。
何ひとつ、いつもと変わった影は。
長老であるひとの姿からは、感じられない。
いつもどおりの、温かく思える、柔らかな笑み。]
ぅ、…
[けれど。]
…、? …爺さ…ま?
[受けたイメージは、「それ以上は見られない」と、そういうみたいに── 途中で、ぷつりと途切れた。]
─村の通り─
あれ、エーリおはよう。
ちょうど良かった、エーリのとこに行こうと思ってたんだ。
うん、ミハエルのこと。
今日の昼間でかまわないかな。
[ユリアンの家に向かっている途中、同じように籠を持って歩いているエーリを見かけて声をかけ。
ミハエルへの許可はもう出されている前提でそんな問いかけをした。]
[そこで、ぱちり。と──閉じていた翠の目が開く。]
…、… …──な。
[がば、と起き上がって机に手をついて]
い、た、っ
[固まった身体に顔を顰めながら、部屋の中を見回す。いつもの自分の部屋だ。
ぱっ、と扉の方へ顔を向いた]
──〜、…師匠、師匠!?
[部屋を飛び出して、だだだだっと一階に駆け下りた。]
/*
だいぶ、おそまきの占い師CO。
だがしかし見方によって霊能に見えかねない事実。
差を、がんばって、ださないとな…!
―自宅―
[翌日。
作業場に戻り確認すると、水は澄んでいた。
底に積もった僅かな沈殿物を取り除き、できた麻酔は瓶に移し替えておく。
作業を終えて息を吐き、ふと棚の一角に目が行く]
……そういえば、そろそろだな。
[その先には村の長用に作り置きしてある薬。
師の下で修行を始めた頃から、数週に一度のペースでこの薬を受け取りに来ることになっていた]
届けに行くか。
[そう思ったのは気紛れ。
どうせ聞きたいこともあるしと、親友の言葉を思い出せば眉を顰めたけれど]
─村の通り─
[エーリの返答を聞き、それに対してはどんな反応を返したろうか。
苦笑まじりだったかもしれないし、真剣な顔で頷いたのかもしれない。
ともかく、ミハエルの話が済めばそれじゃ、と歩き出そうとして、エーリも目的地が同じとしれば一緒にユリアンの家に向かっただろう。]
─ →ユリアンの家─
─道具屋─
そうなんだぁ。
[相槌を打ちながら、用意のされた部屋へと着いて行く。
並べられたビーズのケースに、わあ、と歓喜の声が上がった]
レェねえ、あおいろ、全部出してくれたんだぁ。
あ、あかいのと紫のもあるっ。
[きらきらと煌めくいろたちに、上がるのははしゃいだ声]
うん、ありがとなんだよ、レテにいっ。
[手伝いを申し出てくれるレナーテに嬉しそうな笑みを向けつつこう言うと、メモと一緒に持ってきた図案を合わせて広げた。
描かれているのは、小さな花が寄りそうように集い咲き、それが幾つか連なる図案]
─村の通り─
ふぉあ、ふぃへーえふぉふぁふぉお(やぁ、イレーネおはよう)。
[移動中、ばったりと合ったイレーネにパンを頬張りながら挨拶をする。流石にこのままでは会話出来ない、と口の中のパンを空にしてから次の言葉を紡いだ]
ああうん、話は聞いたよ。
今日の昼に行く予定なんだね、了解。
不束な妹だけどよろしく頼むよ。
[会話は許可されている前提だったが、その通りだったためにそのまま会話を続け。イレーネも籠を持っているのを見ると、一度濃い翠を瞬いた]
もしかして、ユリアンとこ行く?
歩きながら食事って、身体に悪いよエーリ。
[エーリの挨拶には苦笑を零して。
エーリからミハエルを頼むといわれれば、うん。と頷いた。]
ミハエルに怪我させないように気をつけるね。
普段あたし一人だけでも行ってる場所だから大丈夫だとは思うけど。
あ、うん。
エーリもユリアンとこいくの?
なら、一緒にいこ。
[頷くと、ユリアンの家へと向かった。]
─ユリアンの家─
ユリアン、居るー?
頼まれてた籠持ってきたんだけど。
[ユリアンの家の戸を叩いて、返答がなければキノコ畑の方を覗くだろうか。]
─ →ユリアン宅─
ちょっと時間が勿体無いから、つい。
[歩きながらパンを食べていたことを注意されると、てへ、と笑いながら言う]
それなら大丈夫かな。
一応、危険なことはしないように言い含めておいたけどね。
[狩りについての話をしながら共に移動し。ユリアンの家につくと自身もユリアンの名を呼んだ]
おーい、ユリアーン。
掛け布出来たから持って来たぞー。
―パン屋・作業場―
[指を見ると傷は概ね塞がっていた。
実はうっかり薬をつけ損ねたのだが、これならパンをこねるのに支障はないようだった。
いつものパンを作りながら、昨日レナーテから届けられた肉も、味を付け捏ねて焼き。
作業台に転がっていた、食べかけのきのこは、口を付けた部分を切り、頑張って頑張ってお腹に収めた。
残りの部分と、新しい緑きのこを取り出し薄く切って、肉の上に何枚か並べておいた。塩抜きはしていない。]
触感考えたら、多分このままの方がいいと思うんだけど。
[味見は出来ないが。
その合間を見て、昨日の新作の改良パンをいくつか作ったりもした。]
………あ、木苺切れてる。
[売れ行きが良いのですぐ無くなるそれも、今度仕入れるなり取ってくるなりしないとと思いながら。
とりあえず、今朝の作業は一通り終わった。]
―自宅―
[寝る前まで、料理の原本を探していた。
書き写したのは最近だったからか、(当社比的な意味で)比較的に速く見つかった。
それをわかりやすいように袋に入れ、落ちていた紙に(裏面にそらの本の依頼主、ミハエルの名があった…)料理本とだけ書くと上に乗せる。]
これでよっしと…
[ちょっとちらばった気もしたが、気のせいだろうと思い込むことにして、
疲れても来たので寝ることにしたのだった。]
─道具屋─
こうして並べられているのも綺麗なものだね。
[些細でも違う色だと分かる]
[感心したような声で言った]
今度作るのはその花の細工?
[私を忘れないで]
[そんな言葉が思い出された]
―回想・ゼルギウス宅―
親友にいい人が見つかること、祈っておく。
[お互い様と、親友の言葉に残して、自分はその日は自宅へと戻った。
自分にある、『死神』は今はまだおとなしく]
なにごともなく、とはいかないか。
せめて、こっちだけとはいかないか?
[姿無きそのものに呟き、家に戻ればそのまま倒れるように眠りにつき、エーリッヒの来訪にも気付かなかった。
そして、儚い希望は、その日の夢の目覚めと共に消え去り]
―パン屋―
[手が止まると、今朝見た夢の事がやはり思い出されてしまう。]
………うん。
やっぱりギュン爺の所に行ってみよう。
ついでに配達もすればいいし。
[店は一応開けて、御代はこちらへと書かれた箱をカウンターの上に置いてから。
篭の中に配達用のパンや、肉を挟んだパン、他にもいくつか入れて店を出た。]
─語り部の家─
[飛び起きたのは、夜と朝の境の時間。師の家の一階、応接間かねる居間で、昨日──だいぶ晩くに帰った師匠に出迎えを受けたも朝の話。]
…… 師匠。
[夢の話を先ず語り部の師へ話して、深い溜息をつく師の顔を見上げた。
──印は?と、それだけを聞かれて]
いや。たぶん、花は……咲いては、
[袖をまくり。腕だけを先ず確認して、──ない。と、思う。と、答えた。咲いていれば、到来にもっと早くはっきりと気づけたかもしれない。]
師匠。爺様は……、
[訊ねる声は、重たい師匠の視線に、途中で、押し留められた。袖を捲った手に、僅かに力が篭る。]
師匠。
昨日だな。レナーテに、狩りに、
連れて行ってもらえるように頼んだんだ。
[師は師で、どこかに出かける準備があるようだった。外套を羽織る様子を、翠の目で見上げるように追いながら]
前から、頼んでいたけど、
漸く許可が下りて。
…だから、
[準備をして出かける。と、師匠にはそれだけを告げて]
身を守るといっても、消毒薬と、
小型ナイフぐらいしか、持ち合わせがないし、
イレーナに、見てもらおうと、思って。
…だから、
/*
ゲルダに気使わせちゃったか、とりあえずハイパー修正&補完タイム。
イレーねもいつも待たせてばかりですまない。
[息を吸って、吐き出す。]
…… ちょっと、道具屋まで、出かけてくる。
[必要なものがあるか、確かめに行きたいから、と。つとめてヘンに声が掠れないように──注意しながら、外出を師に伝えて、家を出た。]
ユリアンおはよ。起きてる?
[そろそろ起きたかな、むしろ起きてなかったら起こそうか、というくらいの勢いで声をかけた。]
ねえ、変な夢見たの。ギュン爺が消える夢。
ちょっと気になるから、今からギュン爺の所に行ってみるね。
[そう告げてから、返事は待たずに店を出た。]
―自宅―
[二人から名を呼ぶ声を聞けば、起き上がり]
あまり、いい夢じゃないな…
[呟き、身を起こすと]
すまない、寝てた。
少し待っていて欲しい。
[窓から顔を出し二人に答えた]
―自宅→村の通り―
[起きた後、蒸しパンを忘れることはなかったようだ。何せすぐそばにおいてあった。
もぐもぐと食べて、もちろん半分ほどで後は残すこととなったのだが…]
ゲルダのパンはさすがに美味しい。
今までこの蒸しパンを食べていなかったのが勿体無さすぎるなぁ…
[しかし塗り薬の有無は既に忘れられていた。
確認することもなく、食事を終えて、のんびりと自宅を出――ようとして。]
あ、そうかこれ持ってかなきゃだ……けど。
[ドアのそばに置いておいたおかげで思い出した薄い本一冊。
ほかにも何かあった気がすると、中身の(古い本の写しだが)薬の作り方的なものを確認しながら思う…]
―村の通り―
[先日購入したパンで簡単に食事を済ませてから、自宅を出た。
片手には薬を携えて、特に急ぐ様でもなく長の家へ向かう]
―道具屋―
おんなじようで、みんな、ちょっとずつ違うからね。
繋げ方、変わっただけでも、全然、違って見えるんだよ?
[青を選び出しながら、楽しげに言って。
花の事を問われると、うん、と小さく頷いた]
じいちゃに、頼まれたんだ。
─ユリアンの家 外─
あぁ、ユリアンおはよう。
ごめんね、急がなくて良いから。
これ、持ってきたんだ。
[ユリアンの顔を見ると、微笑んで手を振って。
もう一方の手で持っていたいくつかの籠を軽く持ち上げてみせた。
ユリアンの顔が引っ込んだのをみると、エーリに向き直り彼が持っている布に気付いて]
エーリはそれ頼まれてたんだ?
―村の通り―
[ギュン爺の所へ、と思いながら。
道すがら配達したりと、真っ直ぐそこへは向かわなかった。
のんびり、というわけではなく。
何か、少し、怖いような気がして。]
……あ、ゼル。
[途中でゼルギウスに会うと、おはようと手を振った。]
─ユリアン宅・外─
そ、キノコ貰う代わりに引き受けたんだ。
俺が出来るって言ったらこう言うことくらいだからねぇ。
[腕に下げている掛け布を掲げるようにしてイレーネに見せる]
貰ってばっかりじゃ流石に悪いでしょ。
だから、ね。
[ぼーっと歩きながらふと気付く。
そういや怒らせたっけ的なことを。]
……だから賄賂だったんだっけ。
[手元の本を見て、色々思い出してきた。]
ああぁ……
[調子から降りた筆記者は弱気だった。
しゃがみこんでのの字を書いたりして。
はた、と顔を上げた先、に、本を投げつける相手を見つけた。]
……
[そう、渡さなくてもいいかとばかりに、立ち上がると振りかぶって――]
─村の通り→道具屋─
[動き安い服はいつもとさほど変わらず、選んだ靴は少し丈夫なもので。腰には薬やら道具が入れられるようにポシェットを下げ、ベルトには革の鞘に刺したナイフを佩いて]
… …、
[途中、長老の家へ続く道を眺めて、
息を吸って吐く事を繰り返し]
……イレーナー?
[道具屋の入り口をくぐって、中に声をかけた。]
―自宅―
[顔を洗い、軽い身支度を済ませると、先ほどの夢のことを思い出したりしていた。
ギュンターの命が散る、その夢はきっと、夢などではなく。
戸をあけて]
待たせてすまない。
[二人を中に招きいれるようにして、そのときは平静そうな顔で出迎えていただろう]
―道具屋―
うん。こうしてみると良く分かるね。
繋げ方だけでも違ってくるか。
ユーディはその一番綺麗な繋げ方を見つけるのが上手なんだね。
[楽しそうに選ぶ少女を微笑ましく見ていた]
長の注文だったのか。
何に使う…。
[言い終わる前に入口の方から声がした]
あの声はミハエルかな。
ちょっといってくる。
[ゆっくり選ぶといいよと笑い部屋から離れた]
─ユリアンの家 外─
あぁ、あたしも同じ。
頼んだものはまだ出来てないかもだけどね。
あ、ユリアン。
早かったね。
[エーリの話を聞いて納得し頷いて。
そんな話をしているとユリアンの準備ができたようで中へ招き入れられて。]
―自宅―
[イレーネが先ほど見せてくれた籠や、エーリッヒが持ってきた掛け布を受け取れば]
んっ、ありがとう。
[と、お茶を出す準備をしながら]
まぁ、お互いもちつもたれつと。
そういえば、今日は二人はまだ村長とは?
―道具屋―
おはよう。
準備は抜かりないようだね。
[目を瞬くミハエルに微笑んで挨拶する]
[革鞘に入ったナイフを見て小さく笑った]
イレーネはユリアンの所に出かけているよ。
それほどしないで戻ってくると思うけれど。
出かける前に他の用事もあったかな?
―村の通り―
[ゲルダに気がつけば、片手を上げて挨拶代わりとし]
早いな。
[籠を見て言う。
常ならば己はまだ自宅にいる時間だから、ゲルダにとってはいつも通りかも知れないが。
そしてそちらに気を取られていたが故、飛来物には気がつかず――]
─ユリアン宅─
ここじゃ持ちつ持たれつが当然だしね。
足りないものはお互い補わなきゃ。
[イレーネの言葉には頷きを返して。ユリアンが出て来ると視線をそちらに向けた]
はいはい、待たされましたよーっと。
[笑いながら冗談を言って。イレーネに続くようにしてユリアン宅に招かれた]
─ユリアン宅─
直接ここに来たからじっさまのところには行って無いよ。
何かしたのか?
[籠と掛け布をユリアンへと渡し、準備してくれている茶を待つ態。訊ねられた内容にはやや首を傾げながら答えた]
―回想・夢の中―
[夢の中、ギュンターの姿と、それを刈る影、死神の姿]
・・・
[声も、コエもその場にはでず、ただ自分は見るだけに。
ゲルダの姿に自分は気付いていたが、向こうはこちらには気付いていないようだった。
ゲルダもきっと似たような夢を見てるのだろうかと、夢ではないそれを]
─ユリアンの家─
一応使い勝手考えて何個か持ってきたよ。
いらないのだけ返してくれれば良いや。
[そういいながら籠を渡し。ギュン爺に会ったかと聞かれればきょとんと首を傾げた。]
一応この後行くつもりだったけど。
ギュン爺に何か用でもあるの?
─道具屋─
[同意が得られると、また、嬉しそうにひとつ、頷き]
んん……ディは、どの色同士が仲良しなのか、何となくわかるだけだよ。
一緒にいたい子同士を見つけてあげられてるの。
[上手、という評価には、こんな言葉を返した]
……うん、ミィの声だね。
わっかた、いってらっしゃいなんだよー。
[見てくる、というレナーテにちたちたと手を振り、再び向き合うのはあおいいろたち。
誰もいないのをいい事に、直接服の中を覗き込んで色を確かめたりもしながら、必要なビーズを選んでいく]
/*
にゅう。
ルナスケープが倒れ、た……!
火狐のあれとはちょっと違ったみたいだけど。
暑い時は、タブ数注意なのだよ、うん。
―村の通り―
私は朝早いから。
[仕事はみんなが起きる前から始める事が多く。
この時間に動き回るのは、自分にとっては珍しくなかった。]
ゼルも―――
[配達中?と問いかけようとしたら、何かがゼルギウスに当たるのを目前で見てしまった。]
え!?な、何?ゼル大丈夫?
[鈍い音は何処からしただろうか。慌ててゼルギウスに近づいて当てられた箇所を見て。
一体何が、と思って周囲を見たら、近くに本が転がっていた。]
当たったのって、これ…?
─道具屋─
[中の入り口傍には、イレーネではなくて、奥からやってくる彼女の兄の姿が見えた。]
……うん。
[抜かりない。と、言われて、ぽん、とポシェットを叩いて笑う。]
誰か来客中だっただろうか。
すまないのだよ。来させてしまった。
[イレーネの行き先にはなるほど。と、頷いて、奥の方を覗き]
…ん。簡単な消毒薬と。扱えるのはナイフくらいだけれど他にももって行った方がいいものがあれば聞こうかと思ったのと──、
[二人の反応に二人はまだ知らないのだろうと]
まだなら、いいんだ。
特に用事って程でもないけど。
[少し間を空けて]
虫の知らせみたいな?
まぁ、気にしないでもらってもいい。
[二人が自分のことを、気にするようならば変人の戯言だとでも思ってくれればいいと付け加えただろう]
―村の通り―
……大丈夫だ。
[音の割にダメージは低かったようで、ゲルダに答える。
角が当たっていたらえらいことになっていたに違いない。
頭をさすりながら飛んで来た方向を見て]
何だお前。
報復のつもりか。
[離れた場所にいるウェンデルを認識して、声音は低くなった]
─道具屋─
あと。
ギュン爺様の、好きな酒。
こっちに、おいてはなかったかなと。
[思ってよったのだけど。と、レナーテに、
注文をもうひとつ、付け加えた。]
―時は過ぎて今―
[二人の来客を出迎えながら]
おはよ。
[少し間を空けて]
ゲルダ、村長の夢みた?
影は、外から村長に伸びてた?
[掛けたのは唐突な質問、自分が突拍子も無いことを言ったりするのはたまにあることで、ゲルダも深くは気にしすぎないだろうか、
それとも質問の内容に、何か感じるものを持つだろうか]
─ユリアン宅─
ふーん?
[気にしなくて良いと言われ、一度はユリアンの話を流しかける。しかしどこか引っ掛かるような表情をしていた]
ま、気になるなら行ってみれば良いんじゃない?
行くのに抵抗があるなら一緒行ってやっても良いしね。
[どこかからかうような雰囲気に見えるのは、いつもの笑みが浮かんだせいだろう]
―村の通り―
いやつい手が滑っ……
[ばれた(当然である)
というように視線を戻して、言い訳。
きっと厚い本なら投げなかったと思いつつも、]
ええと、昨日のお詫び…?
[冷や汗たらり。自業自得ではあるが。
距離はとったまま、ちょっとへらっと笑ってみせた。]
―村の通り―
え。
[ゼルギウスの視線の先。
本を投げた主の姿を見つけて、何やってるの!?という目でウェンデルを見たが、ウェンデルは逃げていっただろうか。
どうしよう。昨日謝った方がいいって言ったのに。
流石にフォローが何も思いつかずに、本を手にしたままおろおろと交互に二人を見比べた。]
店員 ベッティは、ランダム を心の中で指差しました。
─ユリアンの家─
そう?
ならいい、けど…
あたしこの後ギュン爺のとこ行くつもりだけど、用があるなら言付けできるよ?
[そういって首をかしげたが、虫の知らせと言われるとなんだか気になって表情が少し曇った。]
―村の通り―
[だ、だってなんかこわくなったんだよ!
とは目で語る。
おろおろさせてしまったゲルダに、なんとなくあわあわしながらも、
しかし逃げるも近づくも出来ないのであった…]
え…。
[村長の夢の事は言ったが、影の事は口にしなかったはず。
それを聞いてきたユリアンに、少し戸惑った。]
影は…うん、外から伸びてた。ふたつ。
ねえユリアン、私影の事は言わなかったのにどうして知ってるの?
ひょっとして、ユリアンも同じ夢を見たの?
[声が繋がっているのだから、同じように夢も共有したんだろうか。
そう思って尋ねた。]
―村の通り―
……お詫び?
[ゲルダの手元にある本を見た。
見たが]
本をぶつけるのがお詫びか。ほーお。
どうもまだ懲りてねぇようだな。
[内容までは見なかった。
更にこの状況。
以上2つの事柄から、残念ながら皮肉と受け取ったようだ。
動けない様子のウェンデルに、一歩一歩近付いて行く]
―村の通り―
そ、そうそうお詫び!
だから中を見るとい
[近づいてくるのに冷や汗たらり。
道の端っこにいたから、逃げ場もないのに一歩下がる。]
ゼ、ゼルギウス落ち着いて…!
[足が壁に当たれば、逃げ場が、ない…。
思わずゲルダに視線を向けた。へるぷ!]
─道具屋─
ああ、ユーディがビーズを選んでいる。
けれど私が何をできるわけでもなかったから平気だよ。
[謝るミハエルに緩く首を振る]
慣れないものを使おうとしても難しいだろうし。
私はそれでいいかなと思うけれど。
袋や縄は私が持っていくよ。
―自宅―
[エーリッヒからかかった言葉には]
暇ができたら、行ってみる。
[確かめにとは、さすがに言葉にはできなかった。
イレーネから言付けと言われれば]
あ、じゃあその時、一緒に行く。
[イレーネの表情が曇る様子に気付き、そう答えた]
―村の通り―
[何だかだって!と言っているようだったが、こればっかりはウェンデルが悪いよという目で見ながら。]
お詫びって…。
[それがどうしてそうなるんだろうと思いながら、手にした薄い本を開いてみる。
中には薬の作り方らしきものが書かれていた。]
あ……。
[ようやく、つまりはこの本がお詫びなんだ、と思い至って。]
あ、ゼル、ちょっと…。
[だいぶお怒りの様子のゼルギウスに、控えめに声をかけた。]
とりあえずこれ、ウェンからのプレゼントみたいだよ。
届け方はかなり間違ってると思うけど…。
─道具屋─
長の好きな酒?
確かこっちだったかと思うけれど。
[言いながら酒の置いてある棚へと向かう]
ああ、奥の部屋を覗いてみても面白いかもしれないよ。
今度は青いビーズを沢山使うみたいでね。
イレーネが在庫を広げていったんだ。
[話しながら瓶の一つを手に取った]
[ミハエルを振り返る]
長に頼みごとでもするの?
─ユリアン宅─
あれ。
なに、俺だけ仲間はずれ?
[イレーネに一緒に、と言うユリアンの言葉を聞いて、わざとらしくしょんぼりした]
─道具屋・奥の部屋─
……ふに、こんな感じかな。
[結局、最後は直接見ながら状態だったりしたものの、ひとまず、使いたい色は選び出せた]
後は、固めの糸、少し作らないとだね。
それと、緑色の布で、リース。
壁に飾れるようにすれば、いつでも見れるものね。
……いつでも見れれば、わすれない。
[最後の部分は、ごくごく小さな独り言。
ほんの一瞬の翳りを振り払うように、ふるる、と首を横に振る]
─ユリアンの家─
そう?じゃあ一緒に…
あ、でもあたし今日はこの後用事あるから、この後すぐ行こうと思ってたんだけど。
ユリアン、今からでも平気?
[ユリアンから一緒に行く、と言われれば気を遣わせちゃったかな、と思って普段どおりに聞いて。
エーリの拗ねたような言い方には思わず噴出した。]
─道具屋─
ユーディが?
[友人の名前が出て、レナーテの横を過ぎ、
ちょい、と、奥を覗く]
ユーディ。
いい色は見つかっ た── …か?
[と。ごそごそと服の中を探って──いるところが見えただろうか。
友の名前を呼んで、棚の向こう側へ、手を振った>>174。]
―村の道―
……落ち着けだと?
どの口で言ってやがんだ、こら。
[中を見れば、という言葉は聞き流してしまった。
歩みは緩めずにウェンデルの目の前まで来て、顔を覗き込む。
思いっきりガンつけてるところに]
あ?
[ゲルダの控え目な声が聞こえて、不機嫌さMAXの形相で振り返る]
―自宅―
じゃあ、エーリも一緒にデートに行く?
[わざとらしくしょんぼりする様子にはそう、冗談のように返す]
それとも、エーリとイレーネで二人で行く?
/*
想定してるのは、円形のリースをベースに、ビーズ細工の勿忘草を乗せる感じ、かにゃ。
右下中心に、半分くらいまで広げて、上半分は、多分ヒカリコケモチーフになるんだよ。
……春先の花なんで、かたつむりは絡められないけどw
[少し失敗したかと、ゲルダのコエを聞いてから思ったが後の祭り]
多分、同じ夢。
[どんなとは口にははっきりとはできない、
外から二つと、きっとゲルダはその一つの姿に気付いていないそれならばと]
ああ、二つ同じだ。
一つはこっちからの、それがきっと…
[どこまで言うべきか、悩んでも、もう遅いのかもしれない。
それはもう起きたことで、なら事実がどうであれ、自分が、それが一番だと]
それは、『死神』。
[もう一つの影の先、それを示すべきかどうか、彼女から聞かれるならば、自分は…どうするべきだろうかと]
―村の通り―
[ゲルダが捲るような様子にGJ!とは思えども。
なにせ目の前にいるわけで、必死に目をそらすしか出来ない。]
いや、だ、だって落ち着かないと…っ
[そっと声をかけられて、漸く離れていくのには、ほっと息を吐き出した。
しかしまだ逃げ場はないわけで、その場でびくびくとしている。
ゲルダの方をちらちらと見ては、ありがとうと言いたそうな様子だった。]
─ユリアン宅─
あらやだ。
デートじゃお邪魔しちゃ悪いわぁ。
お邪魔虫はとっとと退散した方が良さそうネッ。
[冗談のようにユリアンに返されると、何故かオカマ言葉で、しかもしなまで作って返した]
ユリアンが気になってるんだろ?
自分で行ってきなよ。
俺は、まだやることもあるし。
─道具屋・奥の部屋─
ふにぇ?
[呼びかけられるとは思っていなかったから、ちょっとだけ声が上擦った。
先の小声の事もあって、振り返る様子はちょっと挙動不審だった。かも知れない]
あ、ミィ。
うん、ここにはあおいろ、たくさん、あるから。
綺麗に重なる子たち、見つかったんだよー。
[それでも、なんとかいつものペースで答えた。つもり]
─道具屋─
うん。包丁で指を切ったことはないから、
手元での扱いは平気だと思う、が。
[レナーテの方へ振り返り、他の物は持っていく。と言うのにも
了解を示すように、こくりと頷いて>>187]
……ん。
[>>190 瓶を手にしたレナーテを見て]
いや。たぶん。
……自己満足。なんだろう。と思う。
[下げたナイフに手を置いて、それを見て。歯切れの悪い返事を返した。]
─ユリアンの家─
あたし相手じゃユリアンが可哀想だよ。
[エーリの言葉にはそう苦笑したものの、続いた言葉には頷いて。]
うん。
ユリアン、何か気になるんでしょう?
あたしもギュン爺には用があるし、よければ一緒に行こう?
―村の道―
[怯えるゲルダを気にかける余裕は残念ながらなかった。
余裕があったとして、気にかけるような男であったかどうかは謎なわけだが。
ともあれ本の内容を読むにつれ、目を細くする。
ふむ、と小さく唸り]
……なるほど。
お詫び、な。
[頷いて本を閉じた。
が]
で。
これを投げる理由がまったく見当たらねぇわけだが?
[やっぱり睨んだ]
─道具屋─
大丈夫かい。
[ミハエルの影になってユーディの姿までは見えなかった]
[上擦った声には何かあったかと小首を傾げて声を掛ける]
自己満足だろうって。
…何かあったのか?
[歯切れの悪いミハエルに更に首を傾げた]
―自宅―
[考えてたことは表面には出さず]
それは、イレーネが可哀想じゃないか?
[同じようなことを言った、イレーネと顔を見合わせて、
微かな笑みを浮かべたりしていた]
ああ、まぁ、少し確認したいことが。
すまない、二人とも。
気を使わせた。
─ユリアン宅─
なーに言ってんだ。
むしろユリアン相手になっちまうイレーネが可哀想だと思うよ。
[何気に酷い]
イレーネは十分可愛いし、しっかり者だし。
自信持って良いと思うけど?
[イレーネの言葉ににっこりと笑んで言った]
そう…。
[同じ夢、なら見逃してしまったもう一つの影の先はユリアンだったんだと、告げられた事から悟る。]
………ユリアン、影の一つは私と繋がってた。
[さっきは言わなかった事を、伝えて。]
………『死神』って、何?
私とユリアンが『死神』なの?
[死神について詳しく聞いたことのない娘はそう尋ねる他なかった。]
―通り―
[ゲルダの様子に、ごめんと内心思っているものの。
それと手の様子にもちょっと心配になりはするものの…。
今はゼルギウスの一挙一動を見守るばかりである。]
そ、そうそう。お詫び!
ほら、古い文献だから――
[投げる理由。
睨まれて、そう言われて、思わず素直に答える。]
だってゼルギウスが怒ってたら怖いじゃんか!
って思ったらつい。
─ユリアン宅─
じゃお兄さんは宣言通りとっとと退散しますかね。
[気を使わせた、と言うユリアンには「気にするな」と返し]
それじゃあデート楽しんでおいで。
じっさまにもよろしく。
[イレーネとユリアンにそう告げて。何も無ければユリアンの家から立ち去ろうと]
─ユリアンの家─
[同じようなことを言うユリアンには、きょとんとした後くすくす笑って。]
そんなことないよ、ユリアンは優しいし。
うん、それじゃユリアンが良ければ行こう?
[そういって首を傾げたところに聞いたエーリの言葉には、へ?と間の抜けた声を上げたあと赤くなって頬を押さえた。]
やだ、な。
エーリ、お世辞も程ほどにしないと、だめだよ。
[そういったものの、真っ赤な顔と上ずった声では制止にもならなかっただろう。]
[もう一つの影の先、そして『死神』について尋ねられる言葉、少し間を空けて]
『死神』は憑く、ただ、そうして刈る。
[語る言葉はできるだけ不安を煽らないようにと、ゆったりとしたもので]
憑かれたものに、それはどうにもできないこと。
見ること、しか。
そう、聞いている。
だから、ゲルダは何も悪いことはしていない。
それだけは保障する。
[そうして、温め直したスープと今日の残り物のパンを持ってイレーネの席に。
小さくなりつつ礼をするイレーネには苦笑いを浮かべ、]
気にしなくていいって言うのに。
はい、どうぞ召し上がれ、
[そうして、テーブルに腰掛けてイレーネがご飯食べてるのを見ていたが、レナーテの出て行ったタイミングを聞かれきょとり。]
ん? レナーテさん? えーと……
……ああ、うん。まあ結構前に出てったね、ゼルにぃと一緒に。
お世辞じゃないよ、ほ ん ね!
[去り際、赤くなるイレーネにへらりと笑いかけて。二人に手を振りユリアン宅を後にした]
─ →村の通り─
―村の道―
んだよその理由は。
[眉間に皺寄せ、こっそり付け足された一言まできっちり聞いた。
暫しそのまま無言の時間が続いて]
……わざと、
ってわけじゃ、ねぇんだな?
[低い声で確認するように、ウェンデルに問う]
―村の通り―
[ウェンデルの視線を感じお礼の気配は受け取ったが、とりあえず自分が出来ることはここまでだった。
ゼルギウスが再びウェンデルに迫る様子を見て、ウェンデルが悪いとは思うものの、ゼルの気迫から自分まで逃げる事は出来なかった。自分以外止める人が居ないため。
ちょっと心の中で、ユリアンの到来を願ったりした。わりと切実に。]
―通り―
も、もちろん!
[ゼルギウスの様子に、必死でこくこくと頷いた。
思いついたままであるので、計画的犯行ではない。
衝動的なものである。]
ついやっちゃっただけで!
えっと、その、ごめん…。
─道具屋・奥の部屋─
あ、うん、なんでもないよ、なんでもっ。
[大丈夫か、というレナーテの問いに、早口にこう返す。
とはいえ、そう問われた、という事は、聞かれなかったのかな、とも思えて、違う意味では落ち着けた]
……ふに、レェねえ、まだ、戻らない、のかな。
[それから、お代の事を考えてこんな呟きを、ぽつり]
─道具屋─
あおか。いいな。
ユーディの細工は綺麗だから。
作る才は本当に素敵だと思う。
届け物?
[挙動不振ながら、いつもどおりと振舞おう見えるユーディには、自然と笑みを浮かべてたずね]
…… たぶん。
[>>204 レナーテの問いには、頷くも、見たわけではなく確信を持っている様子でもなく]
代金は?
[ポシェットから財布を取り出して]
─村の通り─
[ゲルダの願い虚しく現れたのはエーリッヒだった]
ん?
何してんの?
ウェンデルにお説教?
[状況を見て思い浮かんだのがそれだったとか。暢気にゲルダに訊ねかける]
─ユリアンの家─
も、もう…!
…えーと、気をつけてね。
[出て行く時までエーリに言われてしまうと、赤い顔のまま少し怒ったような声で見送って。
中々赤みの取れない頬を押さえながら数度呼吸を整えるとユリアンの方を向いて]
…そ、それじゃユリアン。
ギュン爺のとこ、行こっか。
―自宅―
[自分の言葉もあって、エーリッヒの言葉は別に酷いとも思わず気にする様子はなかった。
エーリッヒの評には頷いて同意を示し。
なおさらイレーネは顔を赤くしただろうか]
ああ、また後で。
余り言うと、イレーネに失礼だ。
[そう、一応言っておきながら、自分のことは別にいいらしかった。
そのままエーリッヒが出て行くなら、それを見送り最後の言葉を耳にして]
んっ、仲がいいのはいいことだ。
じゃあ、いこうか
[そんな言葉を残して、イレーネに頷いてから、自宅を後にした]
─道具屋─
[とりあえず、選び出したビーズは、一緒に用意されていた小袋に色別に分けていれる。
何をどれだけ取ったのかは、わかるように書き出してから、店の方へと移動した]
うん、あおいろ。
レェねえのお店のビーズは、綺麗な子が多いから、ディが思ってるよりも綺麗に繋がってくれたりするんだよ。
[ミハエルの賞賛の言葉には、少しだけ照れたように笑う。
一応、それなりに、落ち着いてはきたらしい]
うん、じいちゃにね、頼まれたの。
―村の通り―
エーリ。
[エーリッヒの登場に、ゼルギウスと仲がいいユリアンだったら何とかなるかな、という期待は裏切られたが。
一人でない事はものすごく心強く有難かった。]
あー…うん、お説教…なのかな…。お説教ですめばいいな…。
[と言いながら、一連の経緯をエーリッヒに語った。
ウェンがゼルに本を投げた心情まで正しく伝えられたかどうかは怪しいが。]
─ユリアンの家→村の通り─
もう、ユリアンまで…
…うん、そだね、行こ。
[エーリもユリアンも性格は知っているから、からかっているわけではないと思うのだけれど。
ユリアンからも言われると、恥ずかしくてどうすれば良いのかわからないようになって。
とりあえずは、用事を優先させようと頷くとユリアンと共に家の外へと。]
─道具屋─
ユーディが怪我してなければいいよ。
[軽口めかしてユーディットに笑った]
[酒の瓶はミハエルに差し出す]
…出かける前に寄ってみるかな。
[頷かれて少し考えるように呟いた]
私では分からないから、後でイレーネに払ってくれないかな。
何を渡したのかは覚えておくから。
[代金を聞かれると困った顔で頼んだ]
―村の道―
[謝罪を聞いて、深々と溜息を吐く]
……ったく。
[それでもウェンデルの額に向けて、デコピンを一発放っておいた。
一応手加減はした。つもりだ]
これでチャラな。
折角だから、これは貰っといてやる。
[先程受け取った本を掲げて見せた]
[影が『死神』で。
『死神』は憑くもので。刈るもので。
夢の通りなら、ユリアンと自分に憑いた、という事になるんだろうか。]
どうにも出来ない…?
[一体何が、どうにも出来ないのか。
話がまだ見えきってはいない。
自分は悪い事をしていない、とユリアンは言う。
死神は何をするものか、という疑問が湧き。]
─村の通り─
あー……そりゃゼルギウスじゃなくても怒るよ。
ゼルギウスだから尚の事怒るよ。
[ゲルダから話を聞いて、ウェンデルとゼルギウスに視線を向けた]
お、デコピン。
過剰な折檻にはならずに済んだようで。
[見れば丁度ゼルギウスがウェンデルにデコピンを食らわせたところで。事態が収拾したらしいのを悟る]
―通り―
いてっ
[エーリッヒの声も聞こえてはいたのだが、声をかけることはなかった。
デコピンに思わず目を瞑ってしまった。]
うー…
折角だからって使い方おかしいよゼルギウス…。
好意なんだから貰ってくれていいんだけどさぁ…。
[うじうじうじ。としている。
額を片手で押さえつつ。
それから視線をずらして、]
ゲルダありがとう。やっぱりゲルダは頼りになる…!
エーリッヒはえーと、久しぶり!
─道具屋─
ビーズ選ぶだけで、怪我しないよぉ。
[軽口には、やや、むくれたように返し。
後でイレーネに、との言葉には、うん、と頷いた]
一応、取った分は書き出してあるんだよ。
後で、お支払いにくるね。
[言いながら、先に書いたメモをひらひら]
─道具屋─
いいな。
青は、そらと同じ色。と、本で読んだ。
[照れたような笑みに、うん。と微笑み>>220]
──、…ギュン爺様、にかね?
[少し、表情を変えて。問い返した。]
―村の通り―
[イレーネと共に自宅を後にして、しばらくいけば先ほど分かれたはずのエーリッヒの姿、
それとゲルダと、ウェンデルと、不機嫌そうな親友の姿。
ウェンデルの額にデコピンしているところだった]
エーリ、さっきぶり。
[軽く手を振ってから、続けて二人に]
ゲルダとウェンも、おはよう。
[そして最後に]
ゼル、おはよう。
[特に気にした様子もなく、親友に挨拶をした。
自分が出る幕はないだろうと、特別に何かをするつもりはなかった]
─村の通り─
やぁウェンデル久しぶり。
お互い引き籠ってばかりでめっきり会って無かったけど、元気してた?
[ゲルダの横でウェンデルに笑いかけてひらひらと手を振る]
─村の通り─
っと、ユリアンさっきぶり。
折角お邪魔にならないように退散したのに、結局合流しちまったなぁ。
[ユリアンに声をかけられて、けらりと笑った]
―村の道―
言える立場か。
[偉そうなのは仕様だ。
取り敢えず事態が解決したところで]
ああ、いたのか。
[漸くエーリッヒの姿に気付いた]
―村の通り―
うん、だよね…。
[エーリッヒの言葉には同意した。
続けられた言葉には、更に深く同意した。
同じように視線を二人に向けると、でこピン一発。
きゅ、と眉が寄ったが、それ以上はないようで、ほっと息を付いた。
ウェンデルからお礼を言われると、控えめに手を振って。]
そんなに大したことしてないよ。
…それより、人に向かって本を投げたら駄目だよ、もう。
危ないのもだけど、ウェンの仕事に使うものでしょ?
大事にしないと。
[そこは、きちんと注意しておいた。]
―村の通り―
おはよう、ユリアン。
[でこを押さえるのと反対の手で手を振って、
それからエーリッヒを見る。]
引きこもり仲間だったけど、僕はいつでも元気だったよ。
エーリッヒの方こそ元気にしてた?
食事は、ミハエルもいるし心配してないけど。
[自分のことは棚に上げて、笑ってそんなことを言う。]
─道具屋─
そらのいろ、かぁ……。
[それは、物語でしかしらない存在。けれど、あおはその色だというのは、聞いていた]
うん、そうだよ。
ディにしか作れないから、作ってほしい、って言われたの。
……どうか、した?
[問い返しの内容と、表情の変化。
その両方に疑問を感じて、こてり、と首を傾げる]
─村の通り─
[ユリアンと話しながら歩けば徐々に落ち着いてきて。
しばらく歩いていると先程別れたはずの姿を見つけて、あれ?と。]
エーリ、どうし…あ、ゲルダも一緒なんだ?
って、ウェンとゼルも。
三人ともおはよう、こんなところで何してるの?
[大体は予想はついたものの、首を傾げてそう問いかけた。]
[現場についてから]
んっ、まぁ、大丈夫そうじゃない?
[その話はそこで途切れて、再度掛けられる疑問のコエ]
ゲルダ、気をしっかり持って欲しい。
[一度断りを入れてから]
死神は、その名前の、通り。
花を咲かせるのに、必要だって、聞いた。
─村の通り─
うん、居たんだよ、実は。
ついさっき来たんだけど。
[こちらに気付いたゼルギウスに頷く。それからへらりと笑って]
お説教係大変だね?
─道具屋─
[レナーテの軽口と、ユーディの反応に、ふ。と笑う。
>>223 差し出された酒瓶を受け取って]
…、… 今日。忙しくなるなら。言ってくれると良い。
[呟きは聞こえていたけれど、そうするといい、とも、よすといい、とも、言わずに、伝えるのは、予定の変更があれば受け付ける意思だけを。]
……「代金はツケておいてくれ。」というヤツかね?
[こて、と何処で覚えたかわからない台詞を口にして首を傾げ]
わかった。
後でイレーネに払っておくのだよ。
[そうして他愛ない話に華を咲かせていたが、イレーネが食事を終えて礼を言うとにっこり笑い、]
ん、おそまつさま。
いいって、気にしないで。
[そうして、後片付けを手伝うというイレーネには、ありがとと言って手伝ってもらうとイレーネを見送る。]
……さぁて、残りの仕込みも済ませて寝るとしますかぁ。
[そうして、んーと伸びをして店に戻る。それが昨日のこと。]
─村の通り─
元気じゃなかったらミハエルが騒いでるさ。
でも俺はウェンデル程引き籠って無いよー?
染色粉用の香草畑も世話しなきゃならないしね。
そう言うウェンデルはちゃんとご飯食べてたのかなー?
[分かっていながら、にっこり笑ってウェンデルに訊ねた]
―村の通り―
言うよ!
痛いしさー
[とはいえ赤くなったりはしていないのであった。
手をどけてみて、ふーっと溜息。
ゼルギウスを軽く睨んでみたが、やっぱり怖いのですぐやめた。
かわりにゲルダを見て、神妙に頷いて。]
直接渡しても怖いし、って思ったらつい手がね…。
仕事が終わったものだからいっかって思ったのもまずかったよね…。
今度は投げないように注意するよ。
ごめんね、ゲルダ。
[怖かったよね、ってかんじで、ちらとゼルギウスに視線を向けた後で謝罪の言葉を告げるのだった。]
―村の通り―
二人ともおはよう。
[イレーネとユリアンに、小さく手を振って応えてから。
経緯を尋ねられれば、エーリッヒに話したことと同じような内容を語って聞かせた。]
もう大丈夫みたいだけど。
[とは、当事者達を見ながらぽつり。]
邪魔なことは特に無い。
あまり言うと、イレーネが気にしすぎないか?
[先ほどの様子のこともあってか、一応気遣うような言葉をかけていた。
イレーネに説明する様子から]
それでデコピンか。
[納得した様に、2,3度頷いていた]
―村の通り―
騒ぐより心配してエーリッヒのところにずっと居そう。
[ごくごく素直に思うまま、ミハエルの行動を想像してみるのだった。]
うーん、たしかに。
僕よりは外には行くだろうけど、エーリッヒが行くのはいつも同じ場所じゃん。
昨日と今日はちゃんと食べてるよ!
ってそうじゃなくてエーリッヒはどうなのさー。
[エーリッヒには真剣に言い返した。]
―村の通り―
……おう。
[ユリアンには常通り片手を上げる。
ほんの少しだけぎこちなかったかも知れない。
イレーネにも同じように挨拶をし、何があったかの説明は他に任せた]
俺にそんな義務はない筈なんだがね。
[エーリッヒの『教育係』との発言には溜息を一つ]
─村の通り─
もう、またそんなこと言って…
[エーリの軽口は多少慣れたのか、少し赤くなるだけで息をつくだけで。
続いた説明には、不思議そうに瞬きを数回した。]
本はウェンの大事なものじゃない。
なんで投げるようなことになったの?
─村の通り─
つい、で投げちゃうのが不思議だよ、俺は。
[でも本当に怖かったんだろうな、とウェンデルを可哀想な目で見た]
まぁ、そっちの方が可能性ありそうかな。
同じ場所でも外出るだけマシじゃない?
それにご飯はちゃんと食べてマス。
パンは切らさないようにしてるし、ゲルダからの試食が回って来るし。
[食生活には特に困っていなかった]
─村の通り─
[ユリアンから窘められるとイレーネに視線を向けてから]
そのようで。
怒られちゃ敵わないし、これくらいにしとくよ。
デコピンで済む前に散々言われたみたいだけどね。
─村の通り─
[そんな疑問を抱いたものの、ウェンがゲルダに謝っている言葉を聞けばなるほど、と納得し苦笑した。
ゲルダからもエーリと同じような説明を聞くと、苦笑したまま大変だったね、と。]
ゼル、怒ると怖いから。
ゲルダも災難だったね。
─道具屋─
[いろを想像するような、感慨を持って聞こえる友人の声に、うん。とひとつ頷き]
──…… うん。
[──どう言えばいいか。と、間が置かれる。]
………
完成したら。きっと。
爺様も、喜んでくれるから。
[けれど、答えながら、視線が俯いて、受け取った酒瓶の方へと落ちる。普段から折々に跳ねる以外は、落ち着いた声音ではあれど──今は、押えているように平坦。]
―村の通り―
先に手ぇ出したのはお前だろ。
そもそも俺はそんなに引き摺らねぇっての。
[普段から1日経てば大抵怒りは収まる。決して謝りはしないところが性質が悪いが。
特に今回はあの後様々あった為にすっかり忘れていた、の方が正しいかも知れない]
うん、とりあえず大事にならずに済んだみたい。
[杞憂でよかったと呟いて。
続けて告げられる言葉には、少し間が空いた。
気をしっかり持てと言われたが、正しくしっかり心根は持てていたかどうか。]
………………。
ほんとうに、本当に、
『死神』、なんだね?
比喩とか別の意味があるわけじゃなくて、
本当に、人の命を……刈る………。
[その事実に顔色が見る間に悪くなっていった。]
─村の通り─
何て言うか、叱り慣れてるように見えるせいかな。
治療時に二度とやらないように注意したりさー、そのためにわざと沁みる薬使ったりさー。
あの手この手な感じだよね。
うん、躾係本当にお疲れ様。
[ぽん、とゼルギウスの肩を叩いた]
─白雪亭─
………………………ふむ。
[厨房、腕を組み思案する彼女の前にあるのは、いくつかの小壷。
その中身は昨日漬け込んだミドリキノコ。]
なるほど。これは青みが消えていい感じだな。
もう少し漬け込めば、いい塩梅になりそうだ。
[とりあえず、浅漬けっぽいやつとキムチっぽい奴を増量して仕込んでおく。]
とりあえず、ユリにぃに持っていってみようか。
[そう呟くと、試作の漬け壷を持って白雪亭をあとにした。]
んー。
[この場のことによく知らない自分はあまり口出しするべきではないだろうと、
二人の様子は見ているだけに]
まぁ、喧嘩するほど仲がいいとは、言うな。
[ぽつりとそんな言葉を呟いておいた]
─村の通り─
だってさーお説教長いしさー
怖いしさー。
[ぶーぶーとここぞとばかりに文句を言う。が、]
ちょっとエーリッヒ、その目は一体何さ。
うん、ミハエルはエーリッヒのこと好きだからね。
あるある。
……まあ。でも人と会わないじゃないか。
そういえば試食係だっけ。
うん、
がんばれ。
緑のパン。
[最後は妙に真剣な口調で、エーリッヒに言った。]
─道具屋─
……ミィ?
[抑えているような声と、落ちる視線。
何がどう、と言葉では言えないけれど、その様子には違和感があって]
どしたの? なんか……ヘン、だよ?
[問いかけて、それから。
ふと、思い出したのは]
……じいちゃ、なにか、あった?
[ここに来る前に見かけた、長の家の慌しさ]
ゲルダ、大丈夫だった?
[ゼルギウスに声を掛けてから、多分一番二次災害を受けただろう彼女の傍により声をかけて、
そっと頭を撫でれば]
あまり、気にし過ぎないように。
―道具屋―
[そして二人の会話をじっと聞いていた]
[ユーディットの問いかけに目を瞬く]
ミハエル?
[ゆっくりと傍へ寄っていった]
皆がいるところで、するべきじゃなかった。
すまない、こんな話。
[頭を撫でながら、顔色が悪くなる様子に掛けたのは気遣わしげなコエ]
─村の通り─
お説教されるようなことをする方もする方じゃないかな?
[ぶーたれるウェンデルに笑いながら首こてり。可哀想な目で見たことについては知らんぷりした]
分かって無いねウェンデル君よ。
俺のところには可愛い妹がよく訊ねて来るんだ。
全く人と会わないと言うことじゃないぞ。
[ふっ、とカッコつけながら妹自慢]
うん? 緑のパン?
ああ、もしかしてユリアンの新作キノコのパンかな。
楽しみにはしてるんだけど、そう言えばどうなった?
[最後の問いはゲルダに向けた]
ウェンの仕事は、本が相手に渡って、読んでもらってやっと終わりなんだと思うし。
ゼルに渡した分は仕事じゃないけど、それでもね。
[謝罪にはゆるく首を振る。災難ではあったが大した事ではない。自分は本を渡しただけだ。
ただ、怖かったよね、といった視線には、うんちょっと、といった感じでその視線を少しだけ追った。
イレーネに災難だったねと労われると、苦笑して見せた。
少し顔色が悪いのは、そのせいもあるのだろうが。
ユリアンに頭を撫でられ声をかけられると、はっとしたように彼を見上げた。
かけられた言葉に真っ直ぐに見つめて返した。唇が少しだけ動いたかもしれない。]
……落ち着いたみたいだし、私ギュン爺の所に行ってくる。
[そしてそもそもの目的の為、その場を離れて目的地の方へと足を向けた。]
―村の通り―
[イレーネに、大変だったんだよ、とでもいうよう、何度も頷いた。]
先に手を出したっていうかあれは条件反射というかー。
昨日も怖かったし、つい逃げたくなる気持ちくらい許そうよ!
[ゼルギウスにはやっぱり文句をたらたらと。
だがしかし、エーリッヒの言葉が聞こえると、思わずゼルギウスを見て吹き出した。
躾係。]
なにそれ似合う。
─村の通り─
ゼルもお疲れ様。
朝から大変だったね。
[腕を組み不機嫌そうなゼルに、苦笑しながらそう声をかけ。
そういえば、と思い出したことを聞いた。]
あの、お願いしてた薬って何時頃できそうかな。
あたしとユリアンは今からギュン爺のとこに行くとこだったんだけど、その後ゼルのとこ取りに行ってもいい?
―村の通り―
繰り返されると面倒だからな。
……まったく効果のねぇ奴もいるわけだが。
[ユーディットとか、とこの場にいない者の名前を挙げたりして。
エーリッヒと、ついでユリアンにも肩を叩かれれば怨めしそうにそれぞれを見た。
それから]
ああ、イレーネ。
頼まれたものできてるぞ。
[ふと思い出して声を掛けた]
/*
ユリアンとゲルダが死神憑き、かな。
ゼルはユーディが好き、かなー。
んー。
恋愛推奨だけ、ど。
基本こういう村だと、片思いだから、なー。
[ゲルダが立ち去るのを見送り、
イレーネとゼルギウスの話は終わるのは待つことにした]
難しいものだ、いろいろと…
[小さく、本当に小さく呟く声は、誰にも聞こえなかっただろうか]
─…→村の通り─
…………んん?
[ユリアンの家に向かう途中、見知った団体を発見。その中に目的の人物も発見。]
おーい、ユリにぃ。それにエーリおにいちゃんにゼルさん、ゲルダおねえちゃんにレーねぇにウェンも。
[そう言って手を振りながら駆け寄ると、首をこてり。]
どうかしたの? こんなところに集まって。
─村の通り─
あ、待ってゲルダ。
あたしとユリアンもギュン爺のとこに…
[ゲルダがギュン爺のところに行く、と聞いて声をかけたが、ゼルから頼んだものが出来てると言われ、そちらを見。]
え、もう用意してくれたの?
昨夜遅かったのに…ちゃんと寝た?
─村の通り─
……あれ、ゲルダ何か様子変?
[ユリアンに頭を撫でられる様子を見ていたが、安堵するでもない様子に首を傾げた]
おや、ベッティ。
ウェンデルがゼルギウスにお説教食らってるのを見てたら人が集まっちゃってさー。
[駆け寄って来たベッティに端折りすぎた説明をして笑いかけた]
あれ、ベッティおはよう。
[こちらに駆けてくるのを見ると、微笑んで。
どうしたのと聞かれれば苦笑した。]
うん、いつも通りゼルがウェンをお説教してたとこだよ。
ベッティはどうしたの?
―村の通り―
くっ…
それを言われると弱い…!
でもちょっとからかっただけだよ昨日は!
[エーリッヒに本気で言い返した。知らん振りされたことに、思わずじとっと見てしまうが。]
それを言うなら僕のところにも来るよ、ミハエル。
いつの間にか本を読んでいる。
[何の気なしに言っておいた。]
そうそう、あのきのこの。
ゲルダ苦手だって言ってたけどパンを作るって。
[言いながらゲルダを見る。]
―村の通り―
[噴き出したウェンデルはやっぱり睨んだ]
おう。
[現われたベッティにはやはり片手を挙げた。
説明は他に丸投げるつもりらしい]
早ぇほうがよかったんだろ?
仮眠は取ってる。
[イレーネにはそう答えた]
─道具屋─
[落ちた視線、口を開きかけて、迷うように閉じる。
>>256 愛称を呼ばれて顔を上げて、]
伝えるのが、この、ボクの仕事だというのに。
…… 押し黙るでは。語り部、失格だ。
[引き結んだ口元。笑みのカタチを模そうとするも、あまり上手くはいかず──溜息になり]
はっきり見れたわけではないから、
わからないけれど。
朝方、夢を──みて。
たぶん、
あ、そうだった。
[エーリッヒに声をかけられ、思い出したように足を止めて。
篭の中の包みを取り出した。]
これ、新しいの…ってわけじゃないんだけど。
緑きのこを使ったパンと、この間の蜥蜴入りのパンを、エーリが言った通りに作り直した奴。
[包みの中には、こねて焼いた肉の上に薄く切った緑きのこを並べたものが挟んであるパンと、
小さく切ったトカゲと赤い香辛料が練りこんであるパン――見た目がレーズンパンのレーズンの部分が蜥蜴の顔とか手とか足とかになったようなものへと更なる進化を遂げていた――が入ってある。
それをエーリッヒに渡した。
それから、今度はイレーネの方へと近づいて。]
あとイレーネにはこっち。
レナーテが挽肉持ってきてくれたから、狩りに行くのにお弁当用に肉入りのパンにしておいたの。
[それにも緑のきのこが使われていたりするが。
3人分あるから持って行ってと彼女に渡しておいた。]
―村の通り―
うんまあ、次は投げない。
本当にごめんね、ゲルダ。
[視線と頷きの意味はよくわかるのだった。
すまなそうに謝って。]
あ、ベッティ。
偶然だからね!
見世物だったわけじゃないから!
普段から人の健康にけちつけながら、ゼルが倒れることはしない、はずだ。
[イレーネとの会話にはそんなフォロー、
ウェンデルの文句があればそちらを見て、無言のままに、何かを訴えるように見て、
少しして視線をはずしただろう]
どうせ目的地同じなら、歩きながらで、話も大丈夫じゃないか?
[ゼルギウスにはそう提案して、他の皆はどうすると言うように周囲に視線をめぐらせた]
おはよー。
[挨拶をされれば、にっこりと笑顔で返す。
そうして、集まっている理由を聞くと、はぁと息を吐き、]
……ウェーン? まぁた何か不摂生なことでも言い出したのー?
いい加減にしないと、ゼルさんも愛想尽かしちゃうぞー?
…………もちろんわたしもね。
[そう言って、ギロッとウェンデルを睨んだ。]
─村の通り─
ゼルギウスをからかうって……お前勇気あるな。
[真顔でじっと見つめて言った。普段の自分の行動は棚上げ]
あ、そうなんだ。
アイツ色んな事知りたがってるからなぁ。
ウェンデルのところなら、本が沢山あるからお邪魔してるのか。
いつも妹がお世話になってます。
[改めてお礼を言って軽く頭を下げた]
苦手…そうだったのか。
大丈夫かな、作るの。
[味見はどうしてもしなければならないだろうから、と少し心配になった]
[その矢先にゲルダから包みを渡されて]
お、もう出来てたのか。
じゃあ後で食べてみるよ。
今は朝ご飯食べたばっかりだから。
[感想はまた後で、と告げて、包みを少し覗いてみた]
…………。
[蜥蜴を模したパンと目が合いました]
/*
やたら発言被ったなぁw
占:ゲルダ
霊:v(´∀`)v
聖:ユーディット(勿忘草)
聖:レナーテ(釣鐘草)
聖:イレーネ(雪割草?)
聖:
聖:
狼:ユリアン
狼:ミハエル
妖:
取り敢えず確定分はこんなもん?
─村の通り─
あぁ、うん…たしかにそう言ったけど。
ごめんね、急がせちゃって。
ありがと、ゼル。
[申し訳なさそうにするものの、仮眠はとった、と言われれば、そう?と首をかしげて。]
でも、無理しないでね。
ゼルが倒れちゃったら人のこと言えなくなっちゃうよ。
[ゼルもギュン爺のところに行くとこだったと聞けば、ゼルも?と不思議そうに見て]
それじゃ、ゼルも一緒にギュン爺のとこ行こう。
その後ゼルの家に取りに行かせてもらうから。
─道具屋─
[頼んだ酒瓶は重く。胸に抱くようにして、
レナーテが傍に来るのも判って、、
そちらにも視線は投げる、けれど]
…だから。
出かける前に、確認を──しに。
いかないと、いけないと、思って。
[伝えた言葉の影響の方が──気になるようで。
視線は、ユーディットの方へ戻される。]
─道具屋─
ふにぇ……?
[告げられた言葉。
最初は意味がわからなくて、思わず惚けた声が上がる]
……待って。
なんで?
だって……。
だって、死神を寄せるのは、『しるし』あるものだって……。
[思わず口をついたのは、こんな言葉。
実際には、それ以外の者も刈られはするのだろうけれど。
一番狙われやすいのが、『しるし』──花の形の紋様を身に帯びるものだと聞かされていたから]
ゲルダ?
あ…ありがと、わざわざごめんね。
えっと、お代は…
[ゲルダが戻ってきて、渡してくれたパンを片手に持って代金を払おうとして、あ、と。]
ご、ごめんゲルダ。
今手持ちがないから、後で届けにいくね。
[すぐ戻るつもりでお金を持ってきていなかったことに気付いた。]
……ううん。
爺の所に行く前で、よかった、のかな……。
[知らずに行ったらどうなっていただろうか。
気遣うような声にはそう返した。]
[ユリアンの無言の訴えに、うっと一瞬詰まったが、
訂正はしないで視線をそむけた。
正しくは、逃げた。
が、ベッティにまで言われて、なんて信用がない、なんて小さく呟く。]
不摂生な事は言ってないしちゃんと食事食べたよ!
あ、愛想つかさないで!
また今日も食べにいくから!
ベッティの作る食事が一番美味しいんだから…!
[にらまれては、必死である。]
─村の通り─
[ユリアンのゼルへのフォローを聞けば、それもそうだね、と苦笑し。
提案には頷いた。]
そうだね、いつまでもここで立ちっぱなしってのもなんだし。
みんなで行こうよ。
[そう言って、皆から同意があれば一緒にギュン爺の家へと向かおうと。]
―村の通り―
あいつも俺より優秀な教育係がいるってのになぁ。
[ウェンデルを睨むベッティを横目に呟いた]
普段はきちんと寝てるからな。
1日くらいは問題ない。
[ユリアンのフォローも受けつつ、イレーネに返して]
ああ、それで。
[この後の行動についても首肯で返した]
[それはすぐに知ることになるだろうこと、だから今言ってしまおうと]
村長は恐らく、でもそれは、ゲルダやゲルダに憑いた『死神』によるものじゃないから。
[だから気にしないで欲しいと、最後に願いを込めた小さなコエを届かせた]
ふふん、男は勇気がなきゃいけないと思うんだ。
[そんなのでからかうとは命知らずも甚だしい。
しかも本人がいる前で言ってしまうとは余計に。
エーリッヒはどうなんだ、という目を向けたりもした。]
何にも構えないけど。
水とかはあるし、うん、きっとだいじょうぶだよ。
こちらこそ。
[頭を下げるのにつられて、頭を下げ返した。]
すごく苦手だったみたいだよ。
本人に聞いてみるのが一番だと思うけど。
[と言ってる間にも渡される包みを、ただ眺めていた。]
あれ、イレーネも爺に用があるんだ。
[彼女に声をかけられれば、結局そこに留まって。
ユリアンの提案>>278には軽く頷いた。皆が歩くようなら、それに合わせて歩き出す。
ウェンデルの視線には>>271、エーリッヒに渡した袋を差した。]
うん、新作じゃないけどね。
[後で感想聞かせてねとエーリッヒに言うと>>281のような返事が返ってきたのでこっくり頷いた。
ここにいる間に変わってしまった些細な変化を見止めた>>269エーリッヒには、ぎこちない笑みを向けて返した。]
…変、かな?
何か朝から色々あったから…夢見も悪かったし。
[そう告げるに留めた。]
─道具屋─
……。
[ミハエルの言葉を理解するのに一呼吸]
[染み込むのにもう一呼吸]
[ユーディットの言葉も届いてきた]
…ああ。
そうか。これはそういうことなのか。
[唐突に理解する]
[正確に分ったわけではない]
[ただ命は散ることもあるのだと]
―道具屋―
そうだね。
店には不在の看板を置いていけばいいから。
確認しにいくのなら、一緒に行こう。
[一度肘を強く掴んで離す]
[ミハエルの頭に手を伸ばした]
[撫でるだけではなく嫌がられないなら引き寄せるように]
─村の通り─
その勇気が時として命取りに…。
[なってるよないつも、と思いつつウェンデルを見た。自分はどうなんだと言う視線に気付けば]
俺? 日常茶飯事。
[しれっと言ってのける]
本が読めれば多分良いと思ってるだろうから。
なかなか無いからね、あんなに沢山ある場所は。
ん、聞くのは後にするよ。
今は急いでるみたいだし。
─村の通り─
[ウェンデルの必死の言い訳に暫く目を細めていたが、]
……ま、今日のところは言い分を信じてあげる。
くれぐれも、その食生活を乱さないようにね。
白雪亭は、いつでも皆様の来店をお待ちしておりますわ。
[そう言って、にかっと笑う。]
[手元に財布のないというイレーネには、小さく笑んで首を振って。]
ううんお金はいいよ?
元々挽肉のお礼分に入れてたつもりだったし。
…気をつけてね。
[そう最後に付け加えて、歩きながら告げた。]
─村の通り─
うん。ギュン爺に頼まれてたのちょっと見てもらおうと思って。
[ゲルダの言葉には、元々手に持っていた包みを軽く上げながら頷いて。
ウェンの疑問には、くすりと笑って頷いて]
うん、ギュン爺のとこにね。
─村の通り─
んー、なんか元気ないと言うか。
夢見が悪かったなら、それが原因なのかな。
[ぎこちないゲルダの笑みには心配げな表情で見返す。引っ掛かる部分はあれど、説明されて一応の納得は示した]
─道具屋─
……確かに、師匠から聞いた口伝でも、
花のしるしは……、
死神を寄せると、謂う。
[>>284 ユーディに浮かぶ疑問に、声を抑えて]
ギュン爺様に──しるしが出たのかは、
ボクは、確認をしていないから、
或いは、寿命、なのかもしれない──けれど。
[口伝の中には、それ以外のものが引き寄せた例も、「しるし」が出たものよりも大分少数ながらあり、く。と口を引き結ぶ。]
─村の通り─
うん善処する…
[ベッティへの答えが、努力目標となってしまった。]
今日は本当に食べたんだよ。
蒸しパン。
あ、ゲルダ。やっぱり美味しかったよ、ありがとう!
[先に感想を言っておこうと、慌てて声を投げつつも。]
ベッティがそう言ってくれるし、ちゃんと行くよ。
やっぱり美味しいもの食べたいしさ。
僕の家には調理道具そんなにないし…
[大問題だった]
………そう。
それじゃあれは、夢じゃなかったんだね。
[消えてしまったギュンター。
おそらくギュンターの家に行けば、居ない事で騒がれているんだろうなと予想できた。
気遣うような声には、頷く事も首を振る事も出来なかった。
本当にそうなの?と、尋ねる事は容易いが。
尋ねればそれは余計に、ユリアンを苦しめる事になるような気がした。だから。]
…大丈夫、平気。
[そう囁くように、声を返した。]
―村の通り―
危険でもやるべきことはあると思うんだ…!
[志は小さかった。
エーリッヒの答えには、なんてこったというように溜息を吐くのである。]
まあね。本の量は、職業上仕方ない。
古すぎるのは見せてあげられないから、ちゃんと写すけどね。
写すのは、誰でもできることではあるけどさ。
[少し笑って]
まあ多分、命には関わらないと思うよ。
僕も貰ったけどおいしかったし。
急いでるなら、思い出したら聞けばいいんじゃない。
ん? どっかいくの? ……え、爺ちゃんのとこ?
…………んー、まあ暇だしついてくよー。
ちょっとこのメンバーに用事もあるし。
[そう言って、同行することにした。]
/*
とりあえず…おかしくしないように、動きをあわせないと・・・
ごめんなさい。
なんかいろいろダメだ_| ̄|○
─道具屋─
そ、だよ。
だから、ディは。
『周期』が来たら。
[消えるかも知れないから、と。
続けかけた言葉は、ぎりぎりで飲み込んで]
……じいちゃのとこ、行ってくる。
[代わりに、ぽつりとこう言って、とたとたと走り出す。
じっとしているのが、なんだか、物凄く嫌だった]
[夢じゃと、返される言葉]
まだ、わからない。
[肯定はしないでおいた、まだ自分でも、肯定したくない気持ちがあったからかもしれない]
平気ならいいんだ。
でもつらいときは、無理はしない方がいい。
[泣き付ける相手がいるなら、そこに行くのもありだろうと。
もし誰もいないのであれば、自分がなってもかまわないと。
それが恐らく自分ができる数少ないことだから]
─村の通り─
それで自分の首絞めてちゃ世話ないでしょー。
[ウェンデルの返答にやや呆れの声で言った]
誰でも出来るって言うけど、好きじゃないと長続きはしないんじゃない?
俺だって好きだから絵を続けてるんだしね。
そっか。
ま、どうしても食べられないなら俺が味見すれば良いわけだし。
長い事試食してるからね。
[この場に居る者達でギュンターのところに行くと言う話になれば]
ああ、俺は行かないよ。
まだやることがあるからね。
皆で行くなら、行っておいで。
[ベッティが同行するといえば、断る理由もなく。
ウェンから何か頼まれた?と聞かれると、あたしはそうだよ、と頷いた。]
他のみんなは何の用かしらないけど。
まぁ、みんなで行くのも良いんじゃない?
[そう言って、笑って首をかしげた。
誰かがギュン爺の家に行こうとしたなら、一緒に移動*するだろう*]
―村の通り―
[エーリッヒとウェンデルの会話内容はところどころながら聞こえて、睨む目を向けておいた。
他の者に従い、というよりは結果的に同行するような形で村長の家へと歩き出す]
薬を届けにな。
[尋ねられたなら薬の包みを見せて]
─道具屋─
[く。と、友人が、肩を押えるを目にして、翠が瞠る。]
────、
[その仕草が何を示すかを察し、奥歯噛む力が強くなり表情が歪んだ。同時に。>>292 レナーテの呟きに、酒瓶を持つ手が震えて]
…ボク、は。大丈夫で、
[直の金の髪は撫でられれば指の流れに従う。寄せる力に反発はせずに、けれどゆる、と首をふって>>283]
……でも、申し訳、…ない。
[迷惑をかけたくはない、と、ぽつり声にした。]
―村の通り―
ゼル。
[村長の家に歩き出す頃に、他の皆がそれぞれの話をしてる間に、親友にそっと耳打ち]
先に、言っておく。
村長はおそらく、刈られた。
夢に二人で、見た。
けど、なるべく、みんなにショックは少ないように伝える方法が、思いつかない。
─村の通り─
[ゼルギウスに睨まれるとやっぱりびくっとはするものの、
至極真面目な顔を作って、エーリッヒに言い返す。]
一度くらい負かしたいじゃないか。
んー長続きはそうだね。
でもエーリッヒ。
絵は、才能もあると思うよ。
[神妙な顔だった。
ゼルギウスに渡した中にも、やっぱりイラストはないのである。]
エーリッヒは凄いと思うよ。
まあ僕は、そもそもそんなに食べてないから試食係にはなれないけど。
でも苦手なものでも作ろうっていうゲルダは凄いよね。
エーリッヒは行かないんだ。
何、大切な用事?
うん。
ええと、また買いにいきます。
[ゲルダには、神妙に頷いた。
いつもどおりの笑顔に、ちょっと困ったような笑顔で返してしまうのだった。]
ゲルダもいつでも来るといいよ。
ちゃんと原本、救出しておいたから。
[それから、イレーネの言葉になるほど、と頷いて。]
そっか。
でもこんなに大勢で行くのは珍しいね。
─村の通り─
[ゼルギウスに睨まれても、常の笑みでさらりと躱す]
ああ、それは否定しないかなー。
[ウェンデルの返答に至極真顔で同意を示した]
才能ねぇ。
俺は努力の賜物だと思ってるけどなぁ。
[神妙な顔に、こちらも先程よりは真面目な表情で呟いた]
うん、苦手でも挑戦するって言う姿勢は凄いと思う。
そう言う姿勢は、俺は好きだな。
……ああ、そうだよね。まだ……。
[分らないから確かめにいくんだと。だが足取りは限りなく重い。
無理はするなと言ったユリアンには、うん、と小さく返した。
本当に辛い時、どうするかは分らなかったが。
今は少なくとも大丈夫だった。おそらく一人でないからだ。]
辛かったら、ちゃんと言う。
折角遠くにいても声が届くんだから。
[泣きつく相手と言われても、思いつく人はいなかったので。]
ん? ああ。
仕事が残ってんの。
早めに完成させたいんでね。
それじゃ、俺はこれで。
[ウェンデルだけでなく、ギュンターのところへ向かう全員に向けて告げるとその場を*後にした*]
─道具屋─
大丈夫そうには見えないよ。
[寄りかからせるようにして頭を撫でる]
[強張る力を少しでも抜かせることができたらいいと]
謝らなくていい。
普通はもっと混乱したり怯えたりするものなのだろう。
死が近くにあると思えば。
けれど私は。
少し感じ方が違ってしまうからね。
[体温は安堵をもたらす]
[初めての狩りの時に母がしてくれたのと同じように]
[死を感じているのだろう少女を抱きしめた]
―村の通り―
[傍に寄るユリアンを横目で見る。
耳打ちされた言葉に、僅かに目を見開いて]
……『死神』が。
[周りに聞き取られにくいよう、低く落とされた声]
……それなら、
なるべく早めに言うのが、いいんじゃねぇか、とは思う、……が。
[長の元へ向かう他の者の雰囲気を見て、言い淀む。
薬を握る手に僅か、力が籠った]
―村の通り―
[なぜにそんなかわせるのか、という顔でエーリッヒを見てみたりもした。
否定されなかった願い…否、野望には、だよね。と言わんばかりである。]
じゃあ努力と才能だ。
僕はエーリッヒの絵が上手だということは知ってるから、才能があるんだなぁって思っているけれど。
エーリッヒが言うなら努力もあるんでしょ?
[それから言葉にはうんうん、と頷いてゲルダを見る。]
かっこいいよね。
─村の通り─
なるほど、仕事かー。
お疲れさま。
がんばってねー。
[エーリッヒが去ってゆくのには手を振って見送る。
さてどうしようかと思いつつ、皆を見て、うーむと悩む顔。]
大勢でおしかけても迷惑かな。
僕も一端家に戻ろうかなぁ。
悲しいときは、悲しむのは悪いことじゃない。
[感情は貯めるよりも吐き出す方がいいだろうと]
泣き付けるような、いい相手、見つけられたら、いいか、な。
[最後に軽口のような、冗談とも本気ともつかない言葉。
あまり暗いことばかり考えていても、よくないだろうと、自分なりには気遣いのつもり、だった]
─村の通り─
[道具屋を飛び出し、とたとた、と駆けて行く。
名を呼ぶ声は、完全に通り抜けていた。
もっとも、聞こえていたからといって、止まることはないのだけれど]
……なんで、じいちゃ。
かたつむりに会いに行くって、言ってた、のに……。
[そんな呟きをもらしながら走って行く。
意識は完全に、考え事に囚われていたから、足元は見えず]
……にっ!?
[例によってというか、転んだ]
ただ、確証は、ない。
[もしそれがただの夢ならば、それで済む話なのだ]
望んでいるのかもしれない、ただの夢であること。
[そうぽつりと、
親友の言いたことはよくわかっていた、そして言いよどむ様子に自分も周囲に一瞬だけ視線をめぐらせ]
村長の家につくまでには、覚悟はしておく。
いっそ、悪者なら、楽なのかもしれないな。
[それなら皆は怒りも何も、自分にぶつければいい。
自分ひとりならばあるいはそうなる選択肢もあったかもしれない]
─村長の家への道中─
[少し離れた所で話すゼルギウスとユリアンにちらりと視線を向け首を傾げる。]
あ、そうそう。昨日のあのキノコ、とりあえず調理してみたんだけど。
[そう言って、ごそごそと手に持っていた籠から小壷を取り出す。
中身は浅漬け風とキムチ風。]
いたあ……。
[起き上がり、まず最初にやったのは周囲の確認。
幸か不幸か、周りには人はいないようで。
とりあえず、安堵した。方向性はかなり間違っているが]
にぃ……また、怒られるかなあ……。
[立ち上がり、ぱたぱたと埃を払い落としながら、呟く。
昨日ほどは派手にやってはいないが。
やはり、擦り剥け数箇所発生しているわけで]
……でも、いかないと、なんだよ。
[小さな声で呟くと、また歩き出す。
右足の動きが少し思うようでないのは、とりあえず、無視**]
―村の通り―
[ゲルダの様子には、本当にかっこいいと思ってるんだよ、と言いたげな目を向けるのだった。]
まあ、本の位置とか、僕がやりやすいようになっているし。
やっぱり出しておかないと、もし集中しちゃってたりしたら悪いなって思って。
うん、ぜひ来るといいよ。
楽しみにしてる。もてなしは出来ないけど。
[水くらいなら出すよ、と真顔。
お礼と聞けば目がきらきらと輝いたりもした。]
─道具屋─
[>>316 撫でてくれる手も、暖かな体温も、
抑えている感情を揺らす。]
っ、ボク──より。
ユーディが。レナーテの方が…!
よ、ほど、心配なんだ。
[話す声が揺れて、それを抑えるように声が軋む。]
レナーテが狩人である、ように、
… ボク、は、語り部……、 だから。
[なのに。と、唇を噛む表情は、悔しげで]
[駆けていく友人に、声をかけるも、走り抜けられるが先か]
…っ、ユーディ!
[村長の所へ。と言って駆けていくユーディを追おうとするように、あやしてくれる手を抜けるようにレナーテの肩に手をついた。]
―村の通り―
[ゼルとの会話は、ベッティから声を掛けられてそこで一度中断し、
調理してみたと見せてもらった壷の中身を覗き込み]
漬け物?
[見たままの様子、聞くまでもないのだろうか、そう口にしていた。
エーリッヒとウェンデルが皆と一緒に行かず、それぞれに帰るのにはわかったと見送り、
後で見たままを伝えるべきは自分だろうかとは、胸中に]
―村の通り―
[夢であることを願う言葉に、返す言葉はなかった]
ああ。
……悪いのは『死神』だ。
お前だって、被害者だろ。
[ある意味では一番の。相変わらず低めた声で囁く。
だが、他の者にまでそれを理解して貰えるかは分からない。
己も先に親友に明かされていなければ、どうしていたか]
─道具屋─
[軋む声と悔しげな顔]
[落ち着かせるどころか苦しませているようだった]
語り部は語るべき時に語るのだろう?
すまない。
無理をさせたいわけじゃなかったのだけれど。
[手の力を抜く]
[声だけでは止まらないユーディットを視線で追った]
[その後を追おうとするミハエルを開放する]
─道具屋─
…っ、レナーテ。行かなきゃ。
[酒瓶を抱きなおして、紅い瞳を翠の眼が見上げる。]
ボクは、語り部だから
生も、死も。
この目に映して、
本当は、…等価に、人に、語れなければ、
一人前とは──言えない身なのだよ。
[目を閉じて、息を吸ってゆっくりと吐く。語り部見習いが、死神の降る刻を越えなければ── 一人前と認められないのは、きっと、それが理由で、]
…、だから、
だから、本当は。
本当、は、朝、気づいたなら。
師匠と、一緒に、
真っ先に、その確認を、しに、行くべきで。
他の皆に、それを、伝えるべき役で
なのに
ボクは、
なのに、────逃げて、きたのだよ。
[見るのが怖くて。情けないと、困ったように腹立たしいように──怒って見える、複雑な笑みを浮かべて]
… だから、ボクは、レナーテに、
甘やかしてもらって良い身分では…ないのだ。
―村の通り―
[共に行かないエーリッヒやウェンデルへはおざなりながら手を上げたか。
ベッティが声を掛けてきて、会話はそこで途切れた。
親友と彼女が話すのを横に、暫くは何か考え込むように黙って。
途中でユーディットを見掛け、違和感のある歩き方とその足の擦剥けを見たならば、礼の如く眉を*顰めたか*]
悲しいときは…か。
[ギュンターが死んだ事が。死神に憑かれた事が。
悲しいんだろうか。悲しいんだろうなと、自問自答を繰り返す。
そして多分、この先もそれは続いていく。自分が死ぬか、終わりの時が来るまでは。]
あはは…そう、だね。
[気遣いに笑んだ。それは乾いた笑みだったが、暗くなるよりはいくらかましだろうかと。]
―村の通り―
[ベッティに話しかけられる前、親友に最後に返された言葉には]
そう、だな。
全ては『死神』の、か。
[そう言葉を返し、その免罪符でもう一人の心が晴れるのならばいいがと。
少なくとも自分にはこの親友がいることで、楽にはなっている。
向こうには同じような相手がいるのだろうかと]
─道具屋─
ミハエル。
誰も最初から全て上手くなんてできないよ。
ミハエルがそれを必要としたのなら。
それは悪いことではない。
まだ敵わないと思えば逃げなければいけないこともあるんだよ。
[身体を離した状態でもう一度頭を撫でる]
師匠もここに来るのを止めはしなかったのだろう?
だからミハエルは逃げたと思って悔しく感じていても。
意味のないことではないよ。きっと。
─村の通り─
[ユリアンの問いににこっとした笑みを浮かべ、]
そ、漬け物。よかったらどうぞ。
あ、他の皆さんもよかったらー。
[そう言って、ずずいと壷を差し出す。]
─道具屋─
一度に全てを乗り越えるのなんて無理だ。
私だってそうだったよ。
まったく同じではないのだろうけれど。
それに。
[膝をついてミハエルと視線の高さを合わせた]
私としては甘えてもらえるのも嬉しいかったりするのだけれどね?
[小さく笑って姿勢を戻す]
出来ることから順番にやっていこう。
今はとりあえず。
ユーディを追いかけることからかな。
まぁ、少なくとも、話を聞く相手はここにいる。
もう仲間みたいな、ものだし。
[そう告げる様子は、平時の時のように。
気遣いすぎるのも、かえって気にさせるかと思ったためでもあった]
─道具屋─
けれど、ボクは、自分が、
情、けな───、…っ
[レナーテの声は、自分と違い落ち着いていて。
撫でられてしまえば、じわりと視界が霞んだ。]
……っ、
[眼を瞑り──く、と、途切れがちになる声を呑む。]
―村の通り→ギュンター宅―
[壷の中身を一つ摘んで、口にしたそれは悪くは無い味]
んっ、さすがベッティだな。
魔法の手か。
[そんな話をしたことを思い出しながら、
さらにもう一つつまみ、しばらくして、ギュンターの家につけば、
知ることになる事実は、自分の予想とたがわないもので]
ああ、やっぱり、か。
[そう、*呟いていた*]
[ギュンターの事実を知り、ゲルダが何かショックを受ける様子であったなら、
そっと頭を*撫でていたかもしれない*]
え、何それ?
[ベッティが出してきた壷には興味を引かれて、中を覗き込んで―――少し固まる。
それでも好奇心もって一つ掴むのは職業病だ。
おそるおそる、口に入れる。
泣く事はなかった。]
あれ…青くない。
ね、ベッティ、これってどうやったの?
[ギュンターの家に行く間、そんな事を訪ねたりして。
事実を突きつけられるまでのほんの少しの間、心を*紛らわした。*]
うん………ありがとう。
感謝してる、いてくれて。
[一人で無いのはありがたかった。
一人だったら、容易く自分の命を絶っただろうから。
むしろ全体を見ればその方がよかったのかもしれないけれど。
死神が二人なのは、救いであり枷だ。
それを理解しながらも、それでも、今は二人でよかったと*思った。*]
─道具屋─
[ぐしっと慌てて顔を擦りかけ]
…、…〜、っ…!
[同じ高さで紅の目が笑うのに、先ほどまでとは違う理由で、ぐっ、と息を呑んだ>>338。]
…ッ …今泣いて決壊してしまうと、困、…っ
[意地を張るように声を張って、ぶん、と首を横に振り、肺に息を詰めなおす。]
ユーディを。あのままでほおってもおけない。
それこそどこかで転んでいかねないではないか。
[ユーディを追いかけ損ねてから随分たつ、と、思考を切り替えるように酒瓶を抱いて呼吸を整えた。追いかけるにしてもタイミングを失してはいたけれど、このまま逃げっぱなしというわけにも──いかない、と。]
─道具屋─
いつもの元気も戻ってきたかな。
[意地を張るような声に微笑む]
ああ。大丈夫そうなら行ってみよう。
その可能性はかなり高い気がするし。
走りにくければそれは私が持つよ。
[外に出ると不在用の看板を扉に掛ける]
[酒瓶は引き受けようかと*手を出した*]
─村の通り─
[差し出した漬け物の評価は好評の様子。ふふんと軽く鼻を鳴らすが、魔法の手というユリアンの評価には、んーと顎に指をあて軽く考えるが、]
魔法の手というか、料理についての知識とこの舌が齎すインスピレーション的な何か、なのかなぁ。
…………魔法なんて、そんな不確かなものじゃ、ないんだ。
[最後の言葉は聞き取れないほどの小さな呟き。]
うん。
… 懺悔してしまったら、
少し、気楽になった。
[息を吐いて、浮かべるのは力の抜けた笑み。]
…。
けれど。だな。
レナーテ。
[差し出した手に、持っていた酒瓶を両手で丁寧に渡して──首を傾ぎ]
ボクは然し、兄に弱いのだろうかな。
[真顔でポツリとそう言って]
ボクにあまり──甘えるを許すと、
きっと、際限が無いのだよ。
[荷が増えてたいへんだぞ。と、忠告じみて、そう言って。
──とん。と、村長の家に向けて、*歩を踏み切った*。]
─村の通り─
[ゲルダが恐る恐る摘んで、驚いた様子には、満足そうなにまぁとした笑みを浮かべ、]
ふふふ、これはねぇ…………
[そうして、工夫点などについて話しながら、ギュンターの元へと向かっただろう。
そこで待ち受ける事実を彼女はまだ知ることは*ない*。]
─自宅─
[家へ戻って来ると作業場へと向かう。三脚に立てかけたキャンバス。載せた染色液は既に乾いていて。さらりとその上を撫でた]
───完成出来ると良いな。
[いつ命を落とすか分からない状況。皆と居る時はいつも通りの調子で居たが、一人になると、ふと考えてしまう]
「随分と弱気だな」
「まだ消えると決まった訳でも無かろうに」
この先どうなるか分からないから、やれることはやっておきたいのさ。
『刻』を越えられた後は、その時に考えれば良い。
っと、今日はまだ畑見て無かったな。
抽出もしなきゃいけないし…やることいっぱいだ。
[しばらく物思いに耽っていたが、それに気付いて大きく息を吐きながら後頭部を掻いた。絵を完成させたい部分もあるが、その前段階の準備も重要。先に畑の様子を見に行くことに]
[その後誰かからギュンターの話を聞いたならば、軽く驚きはせども、反応は薄かった*ことだろう*]
/*
蓮華草:
勿忘草:ユーディット
蒲公英:
雪割草:イレーネ
釣鐘草:レナーテ
占い師:
霊能者:ゲルダ
『死神憑き』:ユリアン、ミハエル
『刈らずの死神』:エーリッヒ
─村の通り→長の家─
[とてとて、とてとて。
長の家へと近づくと、目に入るのは賑やかな一団]
……に。
[その中に銀色の髪を見つけると、一瞬足が止まった。
更に眉を顰められて、ふにゃ、と表情が崩れた──けれど、今は]
じいちゃ……じいちゃ、は?
[まずは、それを確かめたくて、家人へと問う。
返された答え。
とけるように、消えてしまった、と。
それは、先に道具屋で聞かされた事と容易に結びつく]
…………。
[俯いて、唇を軽く、噛む。左の手は、右の肩をぎゅ、と掴んで]
……教えたげないと。
[ややあって、零れたのはこんな小さな呟き。
誰に教えるのか、と問われたなら]
……かたつむり。じいちゃの、ともだち。
[小さな声でこう言って、苔の小広場へと向けて歩き出す**]
─道具屋─
それは良かった。
兄としてか。
イレーネはしっかりしているから私の方が世話になるのも多くてね。
たまに頼ってもらえると嬉しいものだけれど。
[真顔で言うミハエルに少し目を伏せる]
大丈夫だよ。ミハエルなら。
[微笑と共に言う]
[小走りになりながらギュンターの家に向かった]
―ギュンターの家―
[途中ではユーディットに追いつけなかった]
[姿を確認すると安堵の息を吐いた]
[今日初めて会う顔に挨拶をしてゆく]
長は…そうか。
[淡々と事実を確認した]
[可能なら花と周期の話も改めて聞く]
[意識せずに自分でも左腕を掴んでいた]
私には後なにが出来るか。
イレーネ。
[小さく呟き妹の姿を捜す]
[店の事を伝えて出かけられそうかを*聞こうとした*]
─村の通り→ギュンターの家─
え、それも入れるんだ?隠し味?
で時間は大体どれくらい……
[ベッティにしっかり漬け方を聞いたりして。
好きな事に関わっている間は、何時も通りに話すことが出来た。
だがギュンターの元へ行き、ギュンターが消えてしまったことを知ると、腕で身体を抱き。]
ギュン爺…。
[やっぱりというユリアンの声が聞こえれば、顔色悪く目を伏せた。
その後誰かに話しかけられても、口数少なく、反応は悪く。
気がつくと一人その場を離れ、店へと*戻っていった。*]
[目を伏せていたら、撫でられる手の感覚がよく伝わってきて。
ありがとうと小さく囁いた。]
………やっぱり、死神が、ギュン爺を刈ったんだね。
嘘でも夢でもなかった…。
[突きつけられた事実に、悲しそうな声で*呟いた。*]
─村の通り→ギュン爺の家─
あ、美味しい。
へー…こんな風になるんだね。
さすがベッティ、良い腕してる。
[ベッティが出したキノコの漬物をそれぞれ食べて、感心の声をあげ。
浅漬けの方はうちでも出来ないかな、などと話しながらギュン爺の家へと向かえば、途中ユーディの姿が見え。]
あれ、ユーディ。
どうしたの、またころ…
………え…?
ギュン爺、なんで。
[ぎこちない歩き方にそう話しかけるもユーディはギュン爺の家族へと話しかけていて。
その返答はこちらにも届き、動きが止まった。
理由はわかっていたが、それでも思わず何故、と声に出して。]
……見たいって、言ってたのに。
[手に持っていた、試作のランタンの入った包みを胸元に抱いて目を伏せる。
それは、涙が勝手に零れるのを堪えるためで。
そこに兄から声をかけられ、ようやく兄がいることに気付いた。]
にい、さん。
[赤く潤んだ瞳はかろうじて泣いてはいなかったが、動揺した心はいつも通りではなく無意識のうちに特別な呼び方になって。
出かけられそうかと聞かれれば、頷きかけてゼルの薬をまだもらっていないことに気付き。
ゼルの方をみて、声をかけて良いかどうか戸惑いの視線を*向けた。*]
─村の通り─
[歩き方の異変は注意せずに見ても明らかだから、引き止められたかも知れないが。
その声もほとんど素通りした状態で、長の家から離れていた。
とてとてと、奥の小広場目指して歩く調子は、いつもよりも力ない]
……あ。
お師様のとこ、行った方がいい、かな。
糸紡ぎより先に、細工、仕上げたいし。
[長が命を刈られたのであれば、自分もいつそうなるかわからない。
それなら、細工をちゃんと仕上げたかった。
慕っていた長の頼みだから、というのもあるけれど、何より]
……ちゃんと、残したい、しね。
─回想、道行─
イレーネはたしかに、
とてもとてもしっかりとしているからな。
[>>353 伏せられる紅の目に目を細めて]
…うん。それであるなら。
イレーネがレナーテを頼ってきたときには、
きちんと、支えてあげられるといい。
[微笑みには、うん。と、笑い返す。]
―ギュンターの家―
[いつもと違う呼び方に手を伸ばして妹の肩を抱く]
[左腕は少しだけ熱くなっているようだった]
大丈夫。
まだ私もいるよ。
出かけるのはどうするかい。
いつものようにしていた方がいいかと思うのだけれど。
[自分だったらその方が気分が落ち着く]
[無理にではないよと言い添えてイレーネに尋ねる]
[その視線を追いかけてゼルギウスの方を見た]
─ギュンターの家─
[たどり着いた先には既に数名が到着をしていて]
! ユーディ。
[声をかけられたのは、──友人が、村長の家人から話を聞いた後のことか>>352。]
ユー、…
[転ばなかったか。と、心配する台詞は。けれど──しるしがあるのだろう、肩を掴む様子に呑まれて消えた。]
うん、そうしよう。
糸もちゃんと仕上げて、染めてもらいたかったけど。
[染色や機織という形で、自分の紡いだ糸が変化するのを見るのは好きだった。
特に、染色は文字通り様々な色が見られるから、格別に楽しみだったのだけれど]
……ふに。
リィにいにも、言った方がいいかなぁ。
お仕事、頼めなくなるかもって。
[呟きながら、方向転換。
向かうのは、糸紡ぎの工房]
[負い目に感じることではないのかもしれないけれど。
しるしがない自分が、その後を追うのに躊躇がある。
ゆる、と首をふって、ユーディが話していた、
村長の家の者の方へ歩きよる。]
…、やっぱり── ギュン爺様は、消えた、のか。
[尋ねる声は、今はもう、だいぶ落ち着いて。そうだ、と答えがもらえれば、……そうか。と、ひとつ頷いた。]
…… そうか。
[現実が目の前にあるを確認して、息をついた。]
…、うん。
/*
語り部見習い ミハエルは、メモを貼った。2010/06/20(Sun) 21:39:58
絵描き エーリッヒは、メモを貼った。2010/06/20(Sun) 21:39:59
流石兄妹と言うべきか。
/*
ゼルギウスは『死神憑き』じゃない。
自覚ない『死神憑き』と言うと、ウェンデルもベッティもありそう。
…ベッティの方がぽいのかなぁ。
つかそんなことしてる暇あったら表出ろって話だ。
─糸紡ぎの工房─
[やって来た工房に響くのは、聞きなれた糸車の回る音。
作業をしていた師は、力ない様子に訝るように眉を寄せた]
お師様……あのね。
[案ずる視線に、泣きそうになるのを抑えて、長の事、しるしの事を伝えて]
だから、先に、細工仕上げたいんだ。
……糸紡ぎ……物凄く遅れるか、できなくなるかかもだけど。
[ごめんなさい、と、頭を下げる。
師は微かに笑んで、好きになさい、と笑ってくれた。
その言葉にほっと、息を吐いて]
……じゃあ、ディは一度、リィにいのとこに行くよ。
染物のお仕事、いつになるかわからないからって、伝えておくんだ。
[にこ、と笑ってこう言って。再びとてとて、歩き出す]
―回想・村の通り→ギュンター宅―
まぁ、比喩みたいなもの。
[ベッティにはそう答えて、呟く声は小さく気付くことはできなかった。
その後はベッティはゲルダと話始めたので、自分から話かけることもなく、
ギュンターの家につき、聞かされた話。
呟く言葉、顔色悪く目を伏せるゲルダに気付けばその頭を撫でた]
大丈夫?
[話しかけても返される声はなく、そのまま店へと戻っていくのはただ見送った]
……にぃ。
[とてとてと、そんな訳で歩き出したはいいけれど]
足、なんか、ヘン?
[ここにきてようやく自覚が出たというのも、どうなのか。
それだけ、張り詰めていた、とも言うのかも知れないが]
うー……ギィにいに怒られる……。
ウェルと、怒られないようにがんばろう、って言ったばっかりなのにぃ……。
[はあ、とため息をついた頃には、それでも、目的地にはたどり着いていて]
リィにい、いるー?
[とりあえず、玄関先で声をかけてみた]
[小さく囁かれるコエ、声はかけられることはなかったが、その囁きは自分にだけ聞こえるもの]
んっ、あんまり気にしない。
[立ち去るその背は見送り]
ゲルダ、つらいかもしれない。
でもゲルダに死んで欲しくはない、な。
悲しませようにとは、できないけど。
[そのコエは届くことはあったか]
─自宅・作業場─
[キノコの色素抽出。手間のかかる作業ではあるが、やらなければ仕事も進まない。それぞれのキノコを細かく切って、特製の溶解液に長時間浸し。それにより溶け出た液体を火で炙り、水分を飛ばすことにより染色粉を作り上げる。その最初の工程である溶解液に浸すところまでやって、一区切りつけた]
後は一旦放置、っと。
ちょっと外の空気でも吸うか。
[籠りっぱなしで疲れても来たため、庭に出て休息を取ることに。しかし玄関から声が聞こえ、足をそちらへと向けた]
はいよー。
…ユーディット、どうしたんだい?
[扉を開けた先には糸紡ぎの娘の姿。何か用かと首を傾げる]
―ギュンター宅―
どう伝えるべきか、考えたけど、答えはでなかった。
だから、うまい言い方はできない。
[ギュンター宅にまだ残っていた人達に、そう断りを入れてから]
皆もいずれは、村長のようになるかもしれない。
だから、後悔なく、生きて欲しい。
[その場に残っていた人にそう伝えてから、ゼルはどんな風に自分を見ていたか]
いない人に、伝えてくる。
[伝えることは伝えたと、そんな様子でそう言い残して、自分もギュンター宅を後にした]
あれ、忙しかったかな。
だったら、ごめんなさいなんだよ。
[何となく、籠もっていたような気配を感じて、邪魔をしたかと口にするのは早口の謝罪]
うん、ちょっと、ね。
こないだ言ってた、糸の色染めなんだけど、ね。
[そこまでは淀みなく言えたものの。
理由をどう説明しようか、と。
そう考えたら、言葉が、止まった]
─自宅─
いや、丁度一段落したところだから、大丈夫だよ。
[謝るユーディットに微笑んでみせて。依頼のことと聞けば、うん、と一つ頷くも、そこからユーディットから言葉が出て来ないことに不思議そうにする]
…何か、あったの?
んー……とりあえず、中入る?
お茶くらいは淹れるよ。
[そう言って家の中へと促した]
─ギュンターの家―
[家人と話を終えた後も、道具屋と狩人の兄妹が交わす会話には、横から口は挟まずにイレーネの答えを待つ。]
…────、
[ユリアンが口を開き伝える言葉に対しても、
はっきりとは何を言うでもなく。
少し──情けなそうに眉を下げてから、]
………
[ふる。とそれを振り払うように頭を振った。]
─エーリッヒ宅─
それなら、良かったんだ。
[大丈夫、という言葉にほっと息を吐いて。
何かあったの、という問いは、うん、と肯定する]
あ……じゃあ、お邪魔します、なんだよ。
[中へと、促されると、少しだけ迷ったものの。
立ち話で話せる事でもない、と思って頷いた]
―ギュンターの家―
ユリアン?
[ゼルギウスから視線を外す]
[ユリアンの断りに訝しむような顔を向けた]
[何を問えばいいのか分からずそのまま話を聞く]
[最後の言葉に頷いた]
ああ。よろしく頼む。
[ゆっくりと妹の頭を撫でながら去ってゆくのを*見送った*]
― →ギュンター宅―
[道中勧められたキノコは遠慮なく口にして、やはり嫌いじゃない、とでも述べただろうか。
やがて着いた村長の家でユーディットを見かけた時には軽く睨みつけたものの、流石にその場で手当てをするわけにもいかず。
まさかその時点で自分の怪我に気が付いていないとは思っていなかったわけだが。
告げられたこと自体には驚きの感情はなく、ただ溜息を吐いたのだが]
あ。
[ふ、と視線は家人から逸れる。
ゲルダやユーディットが帰ってしまうのにも気がつかず、きつく眉を寄せて家の中を、何もない筈の一点を、ただ凝視していた]
─自宅─
うん、どうぞ。
[相手の応じに微笑んでユーディットを家へ招いた。その際、ちらりとユーディットの足へ視線が向かったかも知れない。ユーディットを食事用のテーブル席へと案内し、自分は香草茶を淹れ始める。部屋の奥は作業場と直続きになっているため、作業台他、様々なものが見えることだろう]
それで、糸の色染めのことって言ってたけど。
色の相談?
[淹れた香草茶をユーディットの前に置きつつ訊ね、対面の席へと座った]
/*
ふむ、こっちかな。
蓮華草:
勿忘草:ユーディット
蒲公英:
雪割草:イレーネ
釣鐘草:レナーテ
占い師:ミハエル
霊能者:ゼルギウス
『死神憑き』:ユリアン、ゲルダ
『刈らずの死神』:エーリッヒ
気にしないなんて…
[出来ないよと言いかけたが、言葉尻は口の中に消えてしまった。
その言葉はそのままユリアンに返ってしまうので。
軽く唇を噛んで黙り込んでしまったが。
続いて届いた言葉には、微かに息を呑んだ。
死ねば終わるんだろうかと、考えていた事を見透かされた気がして。]
……大丈夫、自分で死んだりはしないから。
[まだ死神の波動に巻き込まれて死ぬ、という事は知らなかったから。
自分で命を絶つ事を問われたのかと思ってそう答えた。
それだけは、出来ない。
だが自分に憑いた死神が、誰かを殺すかもしれないと思うと悲しくて、怖かった。
悲しませないように出来ないという、気遣う声に、微かに震える声で。]
仕方がないよ。死神が取り憑いてる限りはきっと…悲しいのは終わらないから…。
[それは自分にも誰にもどうする事も出来ない事だった。]
─村の通り─
[悪くなった顔色を隠すようにやや俯き気味に、自宅へ戻る道を行く。]
ただ見てるだけしか出来ない……。
[反芻するように呟いて。]
……ちゃんと聞いておけばよかったな。母さんか、せめてお婆ちゃんに。
[周期のことも死神のことも、自分は何も知らなかった。
一度だけ、まだ母が健在だった時、『死神』という単語をどこかで耳に入れ、それを母に尋ねたら、泣かれてしまって。それ以上を尋ねる事は出来なかった。
それから何となくその言葉を避けてしまい。
そのうち父のように母も病で亡くなり、祖母に引き取られてあの店を継いで。
その祖母も死んで。]
…ああ、そういう事だったんだ。
[後悔しないようにという忠告は、こういう事だったんだと。今になって思い知る。]
─エーリッヒ宅─
[とてとて、といつもよりもゆっくりとしたペースで歩き、案内されたテーブルへ。
椅子に座り、何気なく見回すと作業場の様子が見えた]
……リィにいも、忙しいのかな?
[小さな声で呟いた所に、香草茶が出され、問いが向けられる]
んー、色の相談、じゃなくて。
……色染め、お願いできなくなるかもなんだ。
まだ、わかんないんだけど……糸紡ぎは、しばらくお休みしないとならないから。
―ギュンター宅―
[自らに向けられている視線にも気付かず見つめていた“それ”から、漸く視線が外れたのは、ユリアンの声が耳に届いた時。
けれど言葉は掛けられずに、彼が出ていくまで静かに見ていた。
不要となった薬に視線を落とすと、無意識に握りしめていた所為でくしゃくしゃになっていた]
……無駄足か。
[最近は調子がいいと笑っていた長の顔が浮かび、また手に力が籠った]
─ギュンターの家―
[イレーネが落ち着つくまでは、
同盟相手から兄を取り上げる気はなく]
…あ。
[ただ、出て行くユリアンに、はた。と気づいたように声をあげて、たっ、と、外に行く背中を追った。]
─自宅─
あれ、そうなんだ?
んー、そっか。
それじゃあ仕方ないな。
[香草茶を一口啜ったところで、告げられた言葉に軽く目を見開いた]
俺は構わないよ。
それじゃあまた目途がついたら教えてくれな。
[いつも通りの笑み、いつも通りの言葉。まるで平時を過ごすような、そんな態]
でも糸紡ぎの仕事をお休みって、何かあったのかい?
ああ、気にしないのは、難しいか。
[そう自分の言葉に、自分で返すようなコエ]
とりあえず、ゲルダが悪いわけじゃないから。
だから、ゲルダが責任感じることじゃない。
悪いのは、『死神』だ。
[親友に言われたのと同じようなこと、彼女はその言葉をどう受け止めるかは、自分にはわからないが]
自分で…
[その言葉に、コエは一度途切れてから]
それは、終わりにならない。
それに、皆が悲しむ。
[自分も悲しむか聞かれれば、肯定の意を返すだろう]
─道―
…ユリアン!
[おの背中に追いつけるなら、名前を呼んで、]
名前!
[端的に、用件を呼ぶように叫び]
緑湖茸と──、美人髪と。
どっちがいいと思う。
[先の発言には触れず、ギュンターのことにも触れず、
見上げて口にするのは、頼まれ事の名づけの話。]
ただ、悲しみはなくすことはできなくても、
少なくさせることは、できるかもしれない。
[そう後に付け足しておいた]
─エーリッヒ宅─
ほんとは、楽しみにしてたんだよ。
糸が変わるの見るの、楽しいから。
[それは偽りない気持ちだから、素直に告げて。
休みの理由を問われると、僅かに俯いた]
……糸紡ぎより先に、ね。
じいちゃとの約束、果たしたいんだ。
勿忘草の壁掛け、作るの。
ディが、まだ、ディでいられる内に。
[視線は香草茶の小さな水面に落として。
小さな声で、ぽつぽつ、と理由を告げた]
―ギュンター宅前―
[ギュンター宅を後にして、すぐにミハエルがこちらに駆け寄ってくる。
立ち止まり追いつくのを待って]
ああ、きのこの。
早いな、ミハエル。
[すぐに何のことかはわかり頷いて]
その二つなら、
[一つの名前に一人の人物が思い浮かび、わずかに困ったような顔を見せただろうか]
両方、今はもらっておく、どっちもいい名前だから。
早めには、決めておくよ。
―ギュンター宅―
[出て行ったユリアンを追う足音を背中で聞いて、
それから首を傾けて、兄妹を見た]
……行くか?
[端的な問い。
視線を向けられていたことは知らず、表情は常通りに見えただろうか]
─自宅─
あはは、そっか。
俺の仕事で楽しんでもらえるのは嬉しいかな。
[言われた言葉には素直に喜んで。俯く様子には僅かに笑みを消した]
じっさまとの約束?
…勿忘草の壁掛け、か…。
[自分が自分で居られるうちに。その言葉に軽く眉を顰める]
───そうだね。
今のうちにやれることをやっておかないとな。
いつどうなるか分からないんだし。
[その言葉で何が起きているのかに気付いていると言うのは伝わるだろうか。顰めた眉根を消し、ゆっくりと香草茶に口を付けた]
─道―
[とん。と追いついて、ユリアンに並ぶ。]
ユリアンが言ったんだろう。
折角、頼まれたもの。
果たせなくなると、悔やみそうだからな。
[急いだ理由を告げて、苦笑するように笑う。]
───。
[僅かなユリアンの表情の変化に、目を細めて]
─エーリッヒ宅─
……うん。
じいちゃは、消えちゃったけど、約束は約束だから。
[下を向いていたから、エーリッヒの表情の変化には気づけない、けれど。
告げられた言葉から、『周期』の事は知っているんだな、というのは感じ取れて]
そだ、ね。
一番やりたい事は、きっと、難しいから。
今、やりたい事はちゃんとやるんだ。
/*
にゃああああああああ。
[くろねこ、ころがってます]
[やはり、乙女系はきついよwwwwww]
[天然入れてなかったら、耐えられないwwwwwww]
……うん。
ユリアンが、決めてくれるといい。
急がなくてもいいのだよ。
ちゃんと。
伝えられただけでも、ボクとしては、満足だ。
[ふふ。と、笑って]
──…、ありがとう。
[感謝の言葉を、短く付け加えた。]
うん、だけど。
何も出来ないのが、悪い事みたいに思えて。
[自分が手を下すわけじゃない。死神は自分を宿主にしているだけで。
それでも心が納得できず、思ったことを口にしてしまう。]
…分ってる。ユリアンだけ置いてく事になるし。
[自分だけ死んでも終わらない。死神は一人じゃないのだから。
だからといって、ユリアンに死んでくれなんて言う気は毛頭ない。
ユリアンと他の誰かとを、比べて優劣なんかつけられなかったから。]
…大丈夫、自分で死んだりは絶対にしないから。
[ユリアンが悲しむかは、聞かなかった。
聞かなくても悲しんでくれると思っていたから。]
そうだな。
[そっとミハエルの頭に手を伸ばし、避けられなければその頭を撫でて]
もし、決まる前に何かあったら、前者で頼む。
ありがとう、ミハエル。
─自宅─
──…じっさまが?
そっか、じっさま、消えちまったのか……。
依頼、果たせず終いになっちまったな。
[ギュンターが消えたと言うことは初耳だったため、最初は驚いた。けれど驚きはそこまでで、声は軽く残念そうなものが載るのみだった]
今を大事に、後悔しないように。
…で、一番やりたいことって?
[神妙に言葉を紡いだが、次いで出た声は興味ありげな平時のものへと変わり。興味を引いた話題に、軽く首を傾げながら訊ねた]
―回想:村の通り―
[微笑む様子に、こちらもまた笑顔を返した。]
んー、そういう心配はしなくても大丈夫だよ。
僕は誰が来ても、仕事中は気付かないから。
[真剣に言った。]
え、何。いいの?
それはすごい嬉しいなぁ。
美味しかったし。
[心底楽しみだという顔で言って、別れたのだった。]
誰にも何もできない、なら相子だ。
[続いた言葉には、聞かれなかったことへの返答ともなっただろう]
ゲルダが一人になったとしても、それは悲しい、かな。
『死神』に刈られた命は、花になるのなら。
それを見届けて欲しい、とも思う。
酷なことなのは、わかってる。
[自分では絶対にと、その言葉があれば]
信じている。
[その後、首をかしげる様子に気付くことはできなかったが、疑問に思う雰囲気は感じることができ]
少なくとも、こうして話したりできる間は、傍にいて欲しいときは、いることもできる。
─ギュン爺の家─
[肩を抱く兄の穏やかな声に、声を出せばともすればそのまま泣いてしまいそうだったのでただ頷くだけで返事をして。
ゼルはこちらの視線に気付いていないようで、けれど何もないはずの一点を見つめるその様子に声をかけることが出来ず。
ユリアンの声に気付いた後、ようやく視線を外した彼に話しかけようとしたが、手に持っていたものに視線を落とす様に、また何も言えなくなってしまって。
どう声をかけたらいいだろうと悩む間もなく、こちらを向いたゼルの表情はすでにいつもと変わらない様子になっていた。
行くか、と問われてもすぐに声が出ず。
一拍ほど置いた後、頷いた。]
…うん、行く。
兄さん、あたしゼルに薬頼んでたんだ。
これ、ゲルダのパン持って先に準備しててくれる?
向こうで食べてって、準備してくれたの。
─道―
[ぽん。と手がおかれて、視線が少し俯く>>391。]
…わかった。
[もし。と続く言葉に、ぐ。と横に下ろした手を握る。]
─エーリッヒ宅─
……うん、消えちゃったんだ、って。
リィにいも、じいちゃに何か、頼まれてたの?
[依頼、という言葉に視線を上げて、不思議そうに問うも束の間]
ふにっ……。
[投げかけられた問いに、上擦った声を上げた]
え、と、えと、それは……。
お……教えないんだ、よっ!
[どうしようか、と悩んだ果てに返した答えは声がひっくり返っていた]
─ギュン爺の家─
[もう一つの包みの中身は、まだ完成していなかったから。
手元から手放したくなくて、ゲルダからもらったパンの包みだけを兄に渡した。
胸元で結ばれたスカーフを軽く握るようにして、お願い、と微笑みを作った。]
/*
村はシリアスなのにうっかりマイナスターズとか聴いてしまう俺。
しかし何故だろう、
更新明けて生きてる気がしないんだ。
―自宅―
[それからは何も気にせず自宅へと戻り、せめてキッチンだけでも片付けようかと、
久しぶりの運動を開始するのだった。
が、ふと首を捻り、背の方を眺め見る。
服の下に何があるかは見えないが、首を元に戻すと、とりあえず食器類だけはまとめるのに専念するのであった。]
――ん。
こんなもんか。
よしよし。これで水くらいは出せる。
[真剣ながら内容の程度はかなり低い。]
―道―
ミハエルの悔いが一つでも減るならそれに越したことは無い。
[頭を撫でていた手を引っ込め]
ウェンに伝えてくる、長老のこと。
エーリには、ミハエルにお願いした方がはやそうか。
[引っ込めた、その手を振り]
少しだけ、妹がいる二人が羨ましくもあるな。
じゃあ、また。
[最後にそんな言葉を残して、何もなければそのままウェンの家に向かうだろう]
─ギュンター宅─
[『死神』の降る刻]
[彼女がそれを知ったのは、早くに逝った母親の遺したレシピ集を漁っていた時であった。
その中に紛れ込んでいた母の日記帳。そこには『死神』に命を刈られた幼馴染への想いが綴られていた。
書かれていたのは、深い後悔の念。素直になれなかった自分への悔恨────酷く胸が痛む内容だった。]
―パン屋―
[店に戻ると、不在の看板は取り除いて。
置いてあった箱から代金を取り出して閉まっておいた。
それから作業場の方へと向かっていく。
暫くの間ぼんやりと、椅子に座って台を眺めていたが。]
店開けてるけど…少し作ろうかな。
[身体を動かしていれば、少しは気が紛れるからと。
記憶していたパンの材料を用意しはじめた。
用意しながら、生地を打ちながら、やる事、やりたい事、約束などを思い出し、考えていた。]
─自宅─
絵の描き直しを頼まれてたんだ。
…周期を越えた時に見れる、華の絵の。
ま、実際は本当にその華の絵なのかどうなのか分からないんだけどね。
俺の好きに塗り直して良いって言われてたんだ。
[ユーディットの問いに答え。自分の問いに対する相手の反応を見ると、いつもの笑みを浮かべた]
えー、教えてくれないの?
ユーディットがやりたいことが何なのか、興味あるんだけどなぁ。
中
あと30分で誰か死ぬのが。誰が死ぬかな…。
自分ならいいんだけど、ユリアンに死なれたら泣こう色んな意味で。
初回赤落ちは寂しいんだ…!
─エーリッヒ宅─
絵の、描き直し。
『周期』の後に、山の一番高い所に咲く、花の……。
[返された答えの一部を、小さな声で繰り返し。
いつもと変わらない調子で重ねられる言葉に、にぃ、と言って縮こまった]
だ、だって、だって……。
夢、みたいな、事だし。
……絶対、笑われる、もん。
―ギュンター宅―
[頷くイレーネを見て、彼女が兄に話している間、ちらと先程見ていた場所に目を向ける。
すぐに視線を外して、やり取りが終わるのを待った]
―ギュンターの家―
[ゼルギウスの視線の意味も分からないまま]
[ユリアンの後を追うミハエルの背を見ていた]
ああ。昨日言っていたやつだね。
ありがたいな。
分かった。では先に戻っているよ。
[妹は泣いていなかったけれど拭うように頬を撫でる]
[母の仕草は多くをそのまま身に覚えていた]
[肩から手を離しイレーネに微笑み返す]
[ゼルギウスに軽く会釈すると出入口へと向かった]
―自宅―
よっし。
とりあえず次の本に取り掛かろう。
[状態が悪くなる前に写すことも重要な仕事だ。
そういう本は(散らばった部屋でも)まとめて本棚に仕舞われている。
その棚から手ごろな一冊を取り出すと、机において、新しい紙を広げる。
ペンを走らせる前にイラストの有無を確認し、花のイラストなのを見ればちょっと溜息を吐いた。]
一つしか描けないっての。
[まぁいいや、というような様子。
ゲルダが読むだろう本はちゃんと避けてわかりやすく置いたまま、机に向かう。
しかしどうも集中できずに、背へと手をのばしてぺちぺちと叩いたりしているのだった。]
─ギュンター宅─
(────ズキン)
!?
[俯き、過去のそのことを思い出して胸を痛めていると、突如鋭い痛みが、左手の甲に走る。
それは、まるで火に焼かれるような痛み。]
い、た…………
[思わずその場に座り込み、右手で左手を押さえ、かき抱く。
恐る恐る手を僅かに離し、左手の甲を覗き見ると、]
っ!?
[右手に隠された左手の甲には、華の紋様。]
─自宅─
そう。
もし、見ることが出来たら、その絵を描き直せるかな、なんて思ったりもしてるけど。
……ま、見れたらの話だね。
[華の話には軽く肩を竦めて。自身の言葉で縮こまるユーディットに柔らかな笑みは消えなかった]
そんなに、実現が難しいことなのかい?
笑わないから、教えてくれないかな。
ああ、どうしてもダメって言うなら、それ以上は聞かないけど。
……お相子、か。
[それもそうだねと、微かに笑む。
それでも、と内で思うのは、もう仕方の無い部分だった。]
え……?
[一人になったとしてもと言われて、少し言葉に詰まる。]
ユリアンが居なくなる事もあるの?死神は死神を刈るの?
[それは知らなかったので、そう尋ね返した。]
─道―
──、…うん。
[>>399 流れた前髪を指で弄り、頷いて]
わかった。
…、…エーリ兄には…伝えておくのだよ。
[ユーディが既にそちらに行ったとは、
知らぬままに引き受け]
ふ。それは──羨ましいだろう。と、
愛しい兄をもったボクは、胸を張ってやるのだよ。
[なるべく。いつもどおりに──首を傾げにやりと笑って、軽く手を振りかえし]
… また 。だ。
[踵返し肩越しに振り向き、そう言って村長の家へ戻る。]
─ギュン爺の家─
う、ん。よろしくね。
あたしも、すぐ行くから。
[わかった、と包みを受け取った兄が自分の頬を撫でる仕草は、幼い頃にしてくれた母のそれと同じで。
堪えていた涙がまた零れそうになって、俯いてそう兄に告げ。
兄が出ていくのを見送って、ようやくゼルの方へ向いた。]
待たせてごめんね、ゼル。
…行ける?
[そう言って首を傾げて。
手に持った包みを胸に知らず抱くようにした。]
─エーリッヒ宅─
……見れるなら、見てみたい、ね。
ディには、難しそうだけれど。
[花の『しるし』を持つ者が『周期』を越せるかは、文字通り『死神』次第。
だからこそ、紡ぐ言葉は小さなもの]
にぃ……。
笑わない?
あと、誰にも、言わない?
[それから、やや、上目遣いに見上げつつ。
ぽそそ、とこう問いかけた]
―道→―
[ウェンの家に向かう前のこと。
エーリへのことをミハエルが引き受けてくれて]
頼んだ。
こっちは別にできなくても大丈夫だから。
[一応そんなことを返す様は、先ほどのこととあって、軽口のようにも見えたかもしれない]
兄妹か、
頼れるものがいるのはいいことだ。
[言葉と共に微かな笑みを返して、そして互いにそれぞれの向かう方へと。
自分はウェンデルの家へと]
─ギュンター宅入り口付近─
[ユリアンと別れて戻った先に緋色の髪が立つが見え]
レナーテ。
[とっ、と踏み切る一歩を大きく踏んだ。]
イレーネは?
…… 落ち着いた、か?
[駆け寄って真っ先に尋ねるのは彼の妹のこと。
ポシェットとナイフに視線を落として]
─自宅─
そうだね、見てみたい。
でも、どうなるかは運だからね。
[誰がどうなるかなんて分かりやしない。そんな意味を込めて言葉を紡いだ]
うん、笑わない。
ユーディットがそう言うなら、誰にも言わないよ。
[見上げて来るユーディットに柔らかに微笑みかけ、頷く]
[何をどう取り繕ったところで、割り切るのは難しいのだろうと、
言葉にしながら思ってはいた。
自分の言葉にゲルダが驚く様子には]
『死神』の手が伸びるのは宿主か、『死神』を宿さないもの。
だから、ゲルダも心残りがあるのなら、なるべく早めに悔いは残さないように。
手伝えることがあるなら、手伝うから。
―ギュンター宅―
ああ、
[話は終わったようで、出入り口に向かうレナーテには片手を挙げる。
イレーネに行けるかと尋ねられれば首肯した。
家人に目礼をし、出て行こうかと振り返って。
視界の端、小柄な影が蹲るのが見えた]
……どうした?
―自宅―
……一体何さ。
[むぅ、と小さく呟いて。
叩いても収まることのない様子に、眉を寄せる。]
水でもかける…とか。
うーん…。
[悶々と悩みつつ、とりあえず席を立つ。
何がそこにあるのか、前に誰かから聞いたことはあるのだが、とっくの昔の話で忘れ去っているのだった。
扉にもちろん鍵はなく。
うろついていたときに、足元の確認がおろそかになったせいで、思わず躓き。
小さななだれを起こす音は、けっこう大きかった…。]
―ギュンター宅入口付近―
ああ、もう大丈夫だと思う。
[近寄ってきたミハエルの頭に手を置いた]
[反射的行動]
もう少し準備があるみたいでね。
ゼルギウスに何か薬を頼んであるとか。
先に準備していてくれと言われたよ。
ゲルダからのお弁当のパンも貰った。
[包みを見せる]
[包みの中には、普段実用的なものしか作らない自分には珍しく装飾性の高いランタンが入っていて。
それはスカーフの下に隠れている胸元に咲いた、淡い紅紫の、蓮のように車輪状に連なる小さな華と同じ形をしていた。
出来上げることが叶うかはわからないけれど、それでも。
未完成のものは、自分以外の目に触れさせたくなかった。]
(俺は)
(華の糧にすらなれそうもないけどね───)
[ユーディットが『刈り手』で無いならば、糧となることもあるだろう。けれど、自分はそれにすらなり得ない。『死神』の波動に耐えられず朽ちるか、『消滅』する『死神』に引きずられるかの二択]
[正直、糧になることが出来る者が、少し、羨ましかった]
もし、ミハエルも大丈夫なら。
一緒に行こう。悔いは少しでも残さないために。
[いつもと変わらぬようでいつもより少し深く微笑んだ]
ミハエルはエーリッヒにも伝えてきてからがいいかな。
私は家で荷物を確認しているから。
―ウェンの家―
ウェン、いるか?
大事な話がある。
[ウェンデルの家に着いたなら声を掛けて、
出てきたならば直接に、出てこなくても、そのまま声をかけるだろう。
どうせ中にいるだろうと、そう思っていたから]
村長が、消えた。
[死んだとは言わなかった]
『死神』の手に刈られた。
次は誰になるかは、わからない。
ウェンも悔いが残らないように、しておいたほうがいい。
─ギュン爺の家─
ベッティ?
[それじゃ、と周囲に挨拶していこうとして彼女が蹲っているのが見えて。
よく見れば手を押さえているその表情はつらそうだった]
どうしたの、ベッティ。
大丈夫?痛いの?
/*
直し直し。
蓮華草:イレーネ
勿忘草:ユーディット
蒲公英:
雪割草:
釣鐘草:レナーテ
占い師:ミハエル
霊能者:ゼルギウス
『死神憑き』:ユリアン、ゲルダ
『刈らずの死神』:エーリッヒ
─エーリッヒ宅─
[どうなるかは運次第、という言葉に、そうだね、と小さく呟いて]
……うん、じゃあ、リィにいにだけ、教えるんだよ。
そんなに、大げさな事じゃ、ないんだけど……。
[柔らかな笑みに、一つ息を吐いて]
……かあ様みたいに、なれたらな、って、それが、一番やりたい事なんだよ。
大事って思える人と、想い、紡いで、残せたら、って。
…………ディには、凄く、難しいけど、ね。
[最後の部分を口にする時には、ふにゃ、と少し崩れた笑みが浮かんで]
―自宅―
ん?ユリアン?
[とりあえず怪我はなかったのを確認し、扉へと。
ユリアンの言葉を聞くと、眉を寄せる。
また背が熱を持っているような気がした。]
消えた?
『死神』……のはなし、どこかで見た。
うん、まあ、わかったよ。
大丈夫。
僕の変わりはすぐできるからね。
[何せ場所さえあれば問題ないし、と笑って。]
ユリアンの方こそ、きのこ畑の管理、大変じゃない?
僕に気を使うよりも、ちゃんと自分のこともやっている?
─ギュンター宅─
[蹲り呆然としていると、ゼルギウスやイレーネから声を掛けられる。
我に返り、慌てて立ち上がると、]
ううん、ちょっと…………色々と、いきなり過ぎてクラっときちゃっただけ。
もう大丈夫だから、うん。
[両手を後ろで組んだ形で、手の甲の印は見えないように隠して、顔に笑顔を貼り付けてそう答えた。]
……ああ、そろそろ開店準備もしないとね。
それじゃ、わたしもこれで失礼するね。
[そう言って、返答を待たずにその場を飛び出した。
途中、立ち止まり話したりしていた面々を追い抜いたかもしれないが、一切声を掛けることなく走り去る。]
宿主、にも…。
[死神が自分に牙を向ける事もあるのかと知り、安堵と、より強い恐怖が同時にやってきた。
勝手に終われるかもしれないという安堵と、死ぬという事と、一人になるかもしれないという恐怖に、ぎゅっと、服の胸元を握る。
手に生地がついたままだったが、構いはしなかった。
そして先ほど聞いた言葉を思い出す>>*52
刈った者が花になる、それは前に聞いていた事だけど。
見届けて欲しい、という言葉に、知らず首を振っていた。]
やだ…。いや…。
怖い……。
[微かに震えて。]
話したり出来る間、なんて言わないで…。
お願い、先に逝ったりしないで…。
―ウェン宅前―
ああ、本で見たことはあるのかも、しれない。
[もしウェンの記憶に残る一番大きな可能性はそこだろうと。
扉の向こうに見えた様子には]
片付け、しないとわからなくならないか?
[普段のこともありそんな心配の言葉をかけ、
自分の話題になれば]
畑は、まだ後継者、いないな。
すぐに作るのは、相手の問題もあるし。
[そう答えたりしながら、急激な立ちくらみを感じて、よろめいて地面に手をついた。
『死神』の力の影響によるものであろうか、影が伸びていくような錯覚を感じる、
その伸びた先はどこへと向かおうとしているのか。
すぐか、後にか、誰かにか…あるいは自分にだったかもしれない]
─ギュンター宅入り口付近─
ぅわ。
[ぽん。と頭に手が置かれた。慌てて駆け寄った勢いを殺す>>417]
…、今日は、良く撫でられる。
[手の下から瞬く翠が見上げて、少し、むう。と唸る。]
…ん。そうか。
うん──。わかった。
[予定については、こく。と頷いて]
お弁当つきとは豪勢だ。
[持ち上げられる包みに、ふふ、と笑って]
─自宅─
[伝えられたユーディットが望むもの。それを聞いて、濃い翠を瞬かせた]
想いを紡いで、残す───。
[繰り返すように言葉を紡ぎ。崩れるような笑みにつられるように表情を緩めた]
笑うはずが無いよ、それは。
素敵なことじゃないか。
でもね、もし……もし、だよ。
ユーディットにそう言う相手が居るのなら。
…ちゃんと想いは伝えるべきだと、俺は思うよ。
形を残せないとしても、想いは伝えて。
───その人に覚えていてもらえるように。
[ね?と言って微笑みかけ、ユーディットの頭を撫でようと手を伸ばした]
―パン屋―
[手に生地が付いたまま、服の胸元を握り締めた。]
やだ…。いや…。
[声はこちら側にも掠れ落ちる。]
怖い……。
[握った手は、微かに震えていた。]
すまない、ゲルダ。
そういうつもりじゃなかったんだ。
[不安そうにするコエを聞き、しまったと思ったときには遅かったのかもしれない]
ああ、ただ…
[コエはそれ以上続けられず、考えたのは次に伸びる影の先はどこなのだろうと]
―ギュンター宅―
[ベッティを心配するイレーネの声。
その腕に抱えられた何かにはちらと目を向けたが、特に何か問うことも無かった。
再び目を向けるのはベッティのほう]
気分が悪いなら……
[言いかけた言葉は、彼女の貼り付けたような笑みに遮られた]
……無理はするな。
[引っかかるものはあったが、そう声を掛けるに止める。
すぐに飛び出して行った彼女の手甲に咲く華を目にすることはなく、ただ見送った]
―自宅前―
多分写したこともあるんだと思うよ。
どこかにあるんじゃないかな。
……いや、その。あとで片付けるよ。
[至極真剣に頷いた。いつもより酷いのではあるが。]
大変でしょ、それ。
ユリアンは人の心配もいいけど、自分の心配をするといいんだよ。
――って、どーしたの?
[よろめくのに思わず近づいて、顔を覗き込もうと。
何に気付くこともないのに、]
体調でも悪い? ……。
[知らないはずの背の花が、警告のように熱くなった気がして唇を噛み締めた。]
─白雪亭─
[駆け込み、ドアを閉めると、そのままドアに凭れ掛かり座り込む。
今は、カランカランというドアの鈴の音も耳障り。]
……………どう、して。
[左手の甲。そこに浮かぶ華の印に視線を落とし、ぽつりそう呟く。
ぽたり、一粒の雫がそこに零れ落ちた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新