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ランプ屋 イレーネ は、青年 アーベル を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、青年 アーベル、旅人 ハンス、少女 ベアトリーチェ、研究生 エーリッヒ、職人見習い ユリアン、歌姫 エルザ、貴族 ミハエル、シスター ナターリエ、教師 オトフリート、神父 クレメンス、ランプ屋 イレーネの11名。
/中/
……投票と守護のデフォ、なんだこれ。
歌/職って、どんなネタだよ!
さて、どうするか。
取りあえず、仕事行く準備してしまおう、なかのねこ。
(中/あ、でもイリーネ、ものすっごい早く吊られる気がする。まあいいか。
でも!段々と!RPできるようになってきた気がするんだ!たぶん)
─自室─
[浅い眠りがふと破れる。
眠りに就くのが遅かったわりに早く目覚めたのは、昨日の話の影響か、それとも他に理由があるのか。
そのどちらかと問われれば、後者かも知れない]
……血の臭い……?
[馴染み深いと言えば馴染み深いそれに、身体が反応した、と考えるべきだろう。
起き上がり、軽く頭を振ってから右手首の銀糸を確かめ、ゆらりと部屋を出る]
─二階・廊下─
こいつは……。
[部屋から出れば、それはすぐに目に付いた。
隣の部屋──白紙の表札の掲げられた部屋へと続く、緋い足跡]
…………。
[表情が、険しさを帯びる。現れたのは、幻魔の冷たい瞳。
右手首の糸と、懐に隠した短刀。それらを確かめて。
気配と足音を忍ばせつつ、隣室の扉をそっと、開く]
─空き室─
[誰もいない、部屋。
それでも、その内装は豪奢である事に変わりはないらしい。
しかし、誰もいない部屋の中には、不自然な跡が残されていた]
……家捜しでもしてったのか?
[まるで、何かを探していたかのような、跡。
誰もいないはずの室内においては不自然な様相が、そこに織り成されていた]
…………。
[蒼く、鋭い瞳で室内を見回した後、再び廊下へ。
それから、緋い跡をたどり、階段へと向かう]
─東側・階段─
……あれは。
[階段にたどり着き、下を覗き込んだ時。
それは、鮮烈な色彩を伴い、視界に飛び込んできた]
あの男……?
[周囲を見回す。
誰もいない。
それを確かめて、銀糸を解く。
ヒュンっ! という大気の唸り。
糸を空間に走らせ、階段の周辺の空間に、危険らしきものがない事を確かめる]
……よし。
[小さな呟きの後に糸を元に戻して、床を蹴って跳躍する。
緋の残る階を伝わずに、一気に階段下へと向かうために]
─一階・東側階段下─
……こいつは……人の殺り方じゃ……ない?
[階下に飛び降り、血溜まりに沈む男の身体を確かめる。
人の死体など、見慣れたもの。
恐れはない……が、しかし]
喰われてる……。
[その屍の姿に。こんな言葉が口をついた]
[所々の肉がなく、辛うじて繋がるだけの首。
首筋には、どう見ても喰い千切られた、としか見えない跡があった。
そして、腹部。
皮がめくられ、その奥にあるべきものが欠落している]
……慌てて、喰い散らかした……って感じだな。
[妙に冷静な呟き]
だが……ここには、こんな喰い方をする動物はいねぇ……。
[それ以前に、彼ら以外の『生物』の姿は見ていない。
鳥、昆虫、獣。
それらの姿も気配も、ここにはないのだ]
……人狼……か。
[その結論に達するのは、とても容易い事と言えた]
ランプ屋 イレーネは、研究生 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
――昨夜、自室――
[まだ情報はほとんどない。エルザが何か力を持っているだろうことくらいで。
占えるのは、1晩に1人。
その無愛想さは、自分と少し似ている気がした]
なんとなく、占いたいの。
なんとなくが、大事よね。きっと。うん。
あたし自身人狼の末裔ならば、あたしに近いと思える人が・・・。
[ここの人たちには、みんな割り合い馴染む事ができる気がするが]
[部屋を出て、階段を降り、広間のキッチンへと入る。
何も入っていないグラスを、両手で挟むようにして持った。
確かこの色は、アーベルの使っていたグラス・・・。
この占いは初めてだから、まずは本人が映ったものを使った方がいいだろう。
――囁きを、聞かせて。
グラスが静かに、ぼこぼこと泡立つ。
かと思うと、一瞬のうちにそれは形を失い、上へと薄く伸びた。
その表面に、硝子細工のようにアーベルの姿がかたどられていく]
・・・・・・。
[その様子を、じっと見つめる。
その目は少し翠がかっているだろうか・・・。
表情は艶を帯びて。
しかし、硝子にそれ以上の変化は無い。
しばらくすると、アーベルをかたどった硝子は元のグラスに戻ってしまった]
少女 ベアトリーチェは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
おはよう おはよう おはよう おはよう
[歌いながら、自室を出て廊下へ。]
まっかになって おはよう おはよう
からっぽなって おはよう おはよう
[手にした駕籠には紙の花。
赤い花びらのような足跡を、裸足でぺたぺた追って行く。]
[階段をぺたぺた降りて、その赤い池に紙の花を振り蒔く。
血溜まりに横たわった老人の、傍らに座り込んで、赤く染まった白髪を撫でる小さな手。]
――自室――
[眠れなかった。
夜から朝へと変わる、空を見ていた。
のろのろと身支度を済ませ、部屋を出る。
今日は花の刺繍の入った、深緑のワンピース。
階段を降りて、広間への扉を開けた]
・・・・・・。
[違和感を感じる。
大きな窓からは、のどかな景色が見えていたが]
[なぜか行きたくない思いがあったが、こちらとは反対の東側の階段まで、足が向かう。
徐々に錆びた匂いがしてきて、拳を握り締めながら。
鮮烈な赤を見つけ、小さく息を飲んだ。
すぐ横に誰かいる事に気付き、身を引く。
それがアーベルだと気付くと少し冷静になり]
・・・・・・殺し合い、に、なるのかしら。
[首を傾げることはしなかった。聞く意味などなかったから]
[ベアトリーチェの言葉を聞きながら、酷く怯えていたギュンターの姿を思い出した。
目を細める]
・・・そうね。もう、怖くないのね。
[ベアトリーチェの傍に行き]
・・・弔ってあげってるの?ベアトリーチェ。
…さよならの、おいわい。
[にっこりと向ける笑顔は陰りを知らぬお日様のようで、
赤く染まったワンピースと、
赤く染まった紙の花だけが、
そこにあった惨劇の痕跡を留めていた。]
[「目が覚めた」「おいわい」という言葉には、首を傾げたが、手を伸ばし、ベアトリーチェの頭を撫でる。
赤く染まっている服を見て]
もう、具合、いいの?
服を、着替えた方が、いいわ。シャワーを浴びて。
―in the dead hours of the night/真夜中に―
[the shadow goes out his room.
the glaring eyes is gold,
she goes down the stair with a velvet tread.
no one can catch werewolf.
she is headed to 'the sweetest', the granddad.]
[影が部屋から出てきたよ。
金の瞳が爛々と輝いて、足音たてずにおりてゆく。
誰も人狼を捕まえられない。
おじいさんのところにいく彼女のことを。]
"good night, granddad.
mmm, why?"
she said with smile.
and she take him up to stairs.
[おじいさんこんばんわ、
なんでそんなに美味しそうなのですか?
彼女は笑ってそう言った。
それから階段につれていく。]
if that's what god wants.
[もし神様がのぞむなら]
no, if we were killed.
[いいえ、わたくしたちが殺されるというのなら]
before that, i kill and eat you.
[その前に、わたくしが殺して喰らうてしまいましょう]
・・・・・・。
[ベアトリーチェを視線で見送り。
自分の肩を抱く。
無表情な...も、おびただしい血のついた激しさのあるその場所には充分不似合いだろうけれど。
ベアトリーチェの無邪気な笑顔ほどの不自然さはないだろう]
[she leans over to granddad.
so sweet, she whisper.
the fang grows for eating.
the hind claws grow for eating.
smile, smile.
and happily say.]
[顔を近づけて人狼が囁く。
甘いよ、甘いよ。
牙は食べるために伸びて、
爪は食べるために鋭く、
笑って、笑って、狼は言うよ]
our heavenly father,
thank you very much for being invited here.
thank you very much for our delicious dinner.
[神よ、感謝いたします、ってさ]
werewolf open her mouth.
her fang feel his skin lightly.
the left hand is lift up.
his mouse is coverd.
but he give no resistance to her.
[狼は口をあけてその首筋に牙で触れる。
左の手は獲物の口を押さえる。
でも抵抗なんてないよ。]
more stronger
[力を強く]
and more,
[もっと、もっと]
wet her rips,
[くちびるがぬれる]
fresh?
[新鮮さが良い?]
close up the annoying voice.
it's so easy.
[うるさい音は封じてしまえ。
とっても簡単にできるから。]
fang slips over his skin,
and to throat, it touchs.
[爪が彼の肌をあがって、喉にたどりついて。]
she showers red water.
suffocatingly sweet water.
[むせるほど甘いにおいのそれを浴びている。]
werewolf grins happily.
[楽しそうにわらっているよ]
she said 'where does father like?'
[神父さまはどこが好きかしら。]
regio to soft-looking?
[柔らかそうなところかしら]
--the gut?
[内側かしら?]
──自室(K)──
うわぁぁぁぁぁ!!!
[それは幻視]
あ…
[そこは陽の光が差し込む室内。
汗に濡れた服が、身体にへばりついている。昨夜のざわめきが何事か夢に影響を与えたのだろうか。
血の海に浮かぶ(少女の)生首から始まる夢。人狼に食われると怯える老人の首が、ごろりと暗闇の中、落ちてゆく夢。生首が浮かび、老人の腹腔からは、内臓が引きずり出される…]
[クレメンスは、幻の残滓を追い払った]
……。
[半身を起こし、額に手をあて溜息をついた。
半眼に伏した眸は、まだ微かな熱で潤んでいる。
枕元には、ナターリエが看病してくれた後が残っているようだ。温んだ水とタオルが置かれていた。
その頃、アーベル、イレーネとベアトリーチェが、正に殆ど同様の遺体(首は繋がっている)を発見した事を、クレメンスは知らない]
werewolf strips off the skin of 'food'.
and finger...
here?
[皮をはいで確かめる。
ここ?]
she chops.
[切り取って。]
and the sweetest odor is sinked down...
um,no,
it's habituation.
werewolf is smiling, smiling.
[においが収まってくる。ううん、違う。慣れたのでしょう。
狼は笑う。]
she is her face yet.
[sisterの顔で]
next i'll give him this.
but... so red.
um, the next room is empty.
shower, it's good idea.
she said and go to upstairs.
[神父様にあげたいけれど、よく考えれば今は赤い。
真っ赤でばれてしまうから、ああそうだ、隣の部屋が空いていた。
シャワーを浴びよう、呟いて二階に。]
―to room B―
shower, shower,
red is clear.
[シャワーを浴びて赤は綺麗に。]
casserole she scouts out is on the table.
'the food' is on the casserole.
eith the sweetest odor...
[探しだした深皿は机の上に。
持って来た肉は、皿の上に。
あまい臭いと一緒にあった。]
she doesn't leave her footprints, and go out the room.
her hand has the casserole...
[そうして気をつけて外に出て行った。]
it's the end of 'the' first casualty.
[甘い匂いは漂って]
[熱で動かぬ身体に腹が立つ]
[こんなに甘い匂いなのに]
[何故何故喰らいに行けないか?]
[ぐるぐる鳴るこえ][獣のこえ]
[knock, and she opens the door.]
神父さま。
[woof...]
大丈夫ですか?
[casserole is on her hand.]
…甘いものです。食べられますか?
…わたくしも、神父さまの。
神父さまと同じ姿にきっとなれるのでしょう。
[near the bed, near father.
神父さまに近づく]
どうしてこんなに身体が軽いのか、わかりません。
さっきまで爪も長くて、牙もあって。…今はいつものとおりですけれど。
どうぞ食べて下さい、神父さま。
きっととても楽になります。
[she holds forth to father 'the food'.]
[気だるい熱は随分下がっているが、お腹が空いている。
まだ熱っぽい溜息をつきながら、クレメンスは着替える事にした。
そこで違和感に気づく。]
…見えている?
[気のせいだろうか、いや、気のせいではない。
普段から近眼で、モノクルがなければ何も見えないクレメンスとしては、大きな驚きであると共に、主からの祝福なのだろうかと考えた。]
―自室―
[何時ものように目が覚めた。此処に連れて来られたのはほんの数日前であるのに、何時もと表現するのは些か奇妙にも思えたが。
けれど、何故か酷く気持ちが悪かった。シャワーを浴びても着替えを済ませても拭うことが出来ない。
鍵のない扉を薄く開けた時、子供の無邪気な声が聞こえた]
わっ!!
[着替え中だったクレメンスは、慌てた]
君は、確か…ええと……
[クレメンスは、急いで着替えを終えると、ベアトリーチェの微笑もうとしたが、少しだけ強張った]
どうしたんだい、その血は…
[血臭]
だれがこまどり ころしたの?
わたし とすずめがいいました
わたしのゆみやで
わたしがころした
だれがこまどり しぬのをみたの?
わたし とはえがいいました
わたしがこのめで
しぬのをみた
だれがそのちを うけたのか?
わたし とさかながいいました
ちいさなおさらで
わたしがうけた
だれがきょうかたびらを つくるのさ?
わたし とかぶとむしがいいました
はりといとで
わたしがつくる
だれがおはかを ほるだろう?
わたし とふくろうがいいました
すきとしゃべるで
わたしがほろう
だれがぼくしに なるのかね?
わたし とからすがいいました
せいしょもってる
わたしがなろう
だれがおつきを してくれる?
わたし とひばりがいいました
まっくらやみでなかったら
わたしがおつきになりましょう
だれがたいまつ もつのかな?
わたし とべにすずめがいいました
おやすいごようだ
わたしがもとう
だれがおくやみ うけるのか?
わたし とはとがいいました
あいゆえふかい このなげき
わたしがおくやみ うけましょう
だれがおかんを はこぶだろう?
わたし ととんびがいいました
もしもよみちでないのなら
わたしがおかんを はこびます
だれがおおいを ささげもつ?
ぼくら といったはみそさざい
ふうふふたりで
もちましょう
だれがさんびか うたうのか?
わたし とつぐみがいいました
こえだのうえから いいました
わたしがさんびか うたいます
だれがかねを つくのかね?
わたし とおうしがいいました
なぜならわたしは ちからもち
わたしがかねを ついてやる
かわいそうな こまどりのため
なりわたるかねを きいたとき
そらのことりは いちわのこらず
ためいきついて すすりないた
[教会の鐘が響き渡る]
[それは別れを告げる声]
[some time to think, i smiles.
少し考えてわたくしは笑う]
もう少し、食べやすくしますね。
[put to the sidetable, and i lengthen my unguis.
cut, cut, in fines.
サイドテーブルにおいて爪を伸ばす。
それから細かく、肉を切る。
it is red, yet.
まだあかい。]
えっとね、おじいちゃん。
[赤いスカートをつまみあげ、]
まっかになって、からっぽになったの。
でもだいじょうぶ。ゆめからさめたから。
[にっこり無邪気な笑みを向ける。]
[少女は一つの部屋の扉を開け、中を覗き込んでいる。あれは誰の部屋だったか。
少女は昨日見た時とあまりに変わらなかったから。
異臭。違和感。
その正体を理解するのはやや遅れた。
廊下を彩る真っ赤な足跡。
扉の取っ手を掴む小さな手は真っ赤。
真っ赤な少女は無邪気な侭。]
――ひ・・ッ!
[喉の奥で悲鳴のような音が上がった。
扉を閉め、けれど鍵は掛からない。ずるりと凭れかかる。]
(中/エーリッヒかわいいよエーリッヒ。
なんか・・・苦しくなってきた・・・。やっぱわたしは元気なキャラがいいみたいです)
[噎せるような甘い匂いばかりが広がった]
[血が零れないように肉を受け取ると、口の中へと運ぶ。
初めて口にした人間の肉は、多少筋張っているところがあったが、”味”があった。
肉に混じるように含まれていた内臓の部分は、癖と苦み。だが、肉より更に柔らかくとろけそうだった。]
かわいそうな こまどり
[夢現の間を漂いながらぼんやりと呟く]
あつかった?
さむかった?
[現実が少しずつ夢を払ってゆく]
さようなら……
[聞こえてきた誰かの悲鳴が夢の残滓を打ち払う]
……悲鳴?
真っ赤…?空っぽ…?
[混乱した。
一体何を伝えようとしているのだろう。
その前にこの少女の名前は何と言っただろうか]
夢から覚めたとは、どういう事だい…?
美味しいですか?
[i asked and push the casserole to father.
たずねて、神父様に皿ごと手渡す]
[頭を振ってベッドから降りる]
[できるだけ急いで身支度を整え]
さっきの声は、神父様?
[けれど部屋を出てまず目に入ったのは。
点々と残る赤い跡。
東の廊下から無人の部屋へと]
みんな みんな ゆめだから
わるい かなしい ゆめだから
[見上げる翠の大きな眼。]
くーちゃんも、ちゃんとおこしてあげるからね?
[ニコッと微笑むと、扉をぱたり。]
[ぐるぐると嬉しそうな鳴き声]
[皿を手渡されると、飢えた人狼は皿から直接、獲物の肉を喰らい始める。咀嚼する音が低く響く。]
[それは少女の思い込み。
何度も何度も繰り返し、痛む心を守るため、
彼女の中では、ぜんぶゆめ。]
おはよう♪
[その姿のまま、少年に挨拶をして、自分の部屋へ。]
[扉の音が響きそちらへ視線を巡らせる]
[一つ置いて向こうの部屋の扉の前。
彼女が扉を閉めていた]
[その身を緋色に染めて]
[声が出ない]
ランプ屋 イレーネは、少女 ベアトリーチェ を能力(占う)の対象に選びました。
っ?!
[認識が現実に追いつく]
[血痕と血臭と]
[それは容易に惨劇を想像させて]
[後ろから響いた音に驚き、恐怖の視線を向ける]
[部屋の中にはドールハウスと、それを囲んだ紙の花。
赤く染まったワンピースを、するりと脱ぎ捨てる細い身体。
肋の浮いた白い身体。
シャワールームへ飛び込んで、バスタブの中へ、あひるさんも一緒。]
ランプ屋 イレーネは、研究生 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
君は…
[何度か見かけた事はあるが名前までは知らない。
貴族然とした気品のある顔立ちから、プレートの中にベルンシュタイン家の名前があった事を思い出した。
恐怖の表情に、ふぅと溜息をつくと安心させるような微笑みを浮かべた]
神父 クレメンスは、少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
…Yes.
とても美味しいですね。
[smile]
エルザさんの話。
昨日聞いた話が本当なら、わたくしと神父さましか、味わうことはなさそうですけれど…
エルザの話…?
一体何が下で話されていたんだい。ざわめきはとても大きく聞こえていたが…熱でよく聞き取れは出来なかった。
私とナターリエしか、味わう事が出来ないもの…
エルザさんが言うには…
[head,and the story i said.]
…ということでした。
神父様の、その目。その身体。
…人を食べたいと思うのは、狼の証拠でしょう…?
わたくしはそのときにようやく気づきました。
神は、何をなさりたいのでしょう。
[昨日の話を、一つ一つ説明した。]
大丈夫かい?
[額に手をあて、様子を窺う。
暫くして、自失状態だったミハエルは正気づいたようだった。互いの名前を名乗りあう。ミハエルは、自室で休むと言い残すと、ふらふらと歩いていった。]
目…?
[クレメンスは、自分が手を見つめる。
獣としか言いようのない、鋭く長い爪とふさふさとした毛並み。]
私達が人狼…。
[では、今食べたのは]
…最初は驚きましたけれど。
一つ、一人。
余計だからと、人狼が殺されたのならば。
わたくしたちしか、考えようがありません…
やり方を知っているように、わたくしの身体は獣のように、鋭い牙をもちました。
ここが神の場所なのだとすれば。
神がわざわざ、わたくしたちを残したのなら。
これは、何の試練なのでしょう…
あの甘いにおいの…
[例えばこれがナターリエ以外であればどうだっただろうか。
クレメンスは、このように話を聞き、試練として、(又は別の)現状を受け入れただろうか。
それともナターリエの、満月に似た金色の眸に魅了されたのだろうか。]
私達が生き残る為に…?
御伽噺として既に語られた人狼を、何故今…?
教会では、その昔、異端審問局があったそうだよ。
今も名残りとして、異教制圧の為の組織として教皇庁直接管下に置かれている。
―一階・東側階段下―
……何なんだよ。
[目の前で起きた、一連の出来事に呆然と呟く。
人の死体など見慣れた……否、見飽きたつもりだった。
だが、さすがにそれが霞の如くかき消えるのを目の当たりにすれば、久しく忘れていた困惑なども感じてしまう]
ちっ……訳、わからねぇ……。
[吐き捨てる声には、『らしからぬ』震えのようなものが含まれて]
とにかく……ここにつっ立ってても、仕方ねぇか……。
[髪から手を離しつつ、呟く。
それからふと、ある物を思い出した]
あの日記……どうなった?
[書斎にあった、日記。
あれに、この事は書いてあるのだろうかと]
見て、みるか。
[立ち止まってはいられない。
そんな思いに駆られつつ、*書斎へ*]
その少女は、子羊として神に召された。
私達は。
神の意思を代行するものとして、ここにいる皆を人狼として殺し、喰らい、生きる事が求められているのだろう。
かつて、教会に異端審問局があった事は間違いではなく、そうやって世界はバランスをも保とうとしていたのだろう。
では、私達は何になるべきか?
神(人)に敵するものは、神の掌の中。
神に敵するものとされた人狼が、神の御意志であるならば、
我らは人の敵、人狼となろう。
私達は、人狼として…親しきものをも手にかける事を望まれているのだろう。それが、神の御意志ならば、私達は従い、伏し、実行するまでだろう。
神の意志の…
そうですね、あの。甘いにおい。
…あれを感じたのは、わたくしたちだけでした。
…でも何故か、何かを。
たまに感じるときがあります。
誰か、他にも?
…でも、人狼はふたり。
[and, i waggles my head.]
…神がお望みになるのなら、わたくしは人狼として必ず人を、殺しましょう。
For live to eat is absolved...
[talk with father]
granddad,おじいさんは、殺せと言っていました。
殺されたくなければ殺せと。
わたくしたちも、そうでしょう…きっと。
──2F・廊下──
[緋い足跡が続いているRoom Bから、ミハエルが出ていき、何処かへと向かう。また、声をかけそびれた。
Room Bを覗き込むが、緋い足跡が残っているだけだ。
ミハエルが去っていった後を追おうとし、階段を降り始めて気づいた。階下に血溜まりがある。何故か、散らばる紙の花。]
抗えないあの香り。
あれが神の意思、でしょうか。
…今もまだ残っている気がします。
[and then, i hold back a yawn...
i feel like death warmed up
あくびをこらえる。]
人狼は…人とは違う声が聞こえるのでしたっけ。
そうしたら、これは。
わたくしたちにだけきこえているのでしょうか…?
全員が人狼の血を引くというのが本当なら、他にも聞こえているひとがいるのでしょうか…
わたくしたちの血が、強かったのでしょうか…
[人の入ってくる気配に、顔を見上げる]
クレメンス。・・・おはよう。
[顔は少し蒼いかもしれない]
カフェオレを、入れようか?
…おはよう。
一体、何があったんだい?
誰かが怪我をしたという訳ではなさそうだね。
[蒼い顔に、無理をしなくていいと言いながら]
[体勢を整えながら]
ありが、とう。・・・クレメンスの、前髪、不揃いね。
[くすりという笑いが、漏れそうな声で言って。
でもすぐに、無表情なまま]
・・・・・・東側の、階段下、で、ギュンターが・・・死んでたの。
人が殺したんじゃないような、食い殺したような、感じ、だったわアーベルとベアトリーチェも、見てる。
・・・でも消えたの。死体、消えたのよ。
[下を向いた]
……。
伸びるのを待たないと、どうしようもないからね。
[イレーネの冬狐に似た色の銀髪を撫でる]
ギュンターさん…が。
[眉を寄せ、思案するような顔]
消えた?
どういう事なんだい。誰かが運び去った?
イレーネ、少し震えているね。
何か温かい飲み物を持ってこよう。
それを飲んで、落ち着いて話してくれるかい?
[あまりに力強く腕を掴まれた事に驚きながら]
―father's room(K)―
ん…
[目を覚まし、...は手の甲で目をこする。
神父様の姿がない。]
father?
[声をかけれどいないものはいない。]
どこに行ったのかしら。
血溜まりと、…赤い紙の花があったね。
ギュンターさんは居なかった。
[今離れてしまえば、イレーネはまるでくずおれんばかりだと、クレメンスには思えた。惑いながらも、イレーネに微笑み、視線を合わせようとした]
イレーネ、私は君より随分長く生きている。
[大きな掌をイレーネの肩に。
残る熱の為に、普段より温かい。]
だから、こういう時には何か飲み物を飲んで、落ち着いた方がいいと思ったんだよ。群れから外れてしまった小鳥のように震えているじゃないか。
―to my room/corridor―
…赤?
[廊下に出て見るもの。それは赤い色。
...は近づいて。]
…この部屋?
[Bの部屋を見て、立ち止まる。
階段から繋がる赤。]
ご、ごめん。ごめん、なさい・・・。
[腕を放して、後ずさろうと。
肩に手を置かれて、クレメンスの手の温かさを感じて、こくりと、頷いた]
ありがとう・・・。あたし全然落ち着いて、ない、ね。
[少し恥ずかしそうに言ってから、呟いた]
・・・・・・あたし、ここに来てから働いてないのに。力落ちてない。
[むしろ強くすら、なっている気がして。自分の両手を見つめる]
いいや、大丈夫だよ。
[仄かに頬が赤くなったイレーネにくすくすと笑いかけ、
もう一度頭を撫でた。]
力が落ちていない?
[そう言えば、目がよくなった事も何か関係があるのだろうか]
イレーネ、少し待っていて欲しい。
紅茶の方が…いいかな?私はカフェラテを淹れてくるけれど。
[尋ねながら、続き戸となっているキッチンへ行って用意をしようと]
[そんな様子をまたくすくすと笑うと、クレメンスはキッチンでコーヒーを淹れ始めた。
魔法文明が発達している世界ではあるが、こうやって手間をかけてコーヒーを淹れる事をクレメンスは好んでいる。
ネルドリップで淹れ終えたコーヒーと、鍋で温めたミルクを同時に、厚めのマグカップ二つに注ぎ終えると、居間に戻ってきた。]
[くすくす笑われることなんてなかったから、動揺してしまった。
クレメンスがコーヒーを持って来てくれると、少し罰が悪そうに受け取った。
それはとても、良い香り。
カップを持っただけで温かくて、目を、*細める*]
部屋に、戻らなければいけませんけれど。
…すごい、においですね。
[何事もなかったような顔で、呟いて。
赤を踏まないように部屋へ]
―to my room (A)―
[一瞬の暗転から意識を取り戻すと神父が身体を支えてくれていた。
どこか上の空のまま、幾つか簡単な会話を交わす。
どんどん酷くなる鈍い頭痛に眉を寄せ、退去の挨拶だけはどうにか口にして自室へと戻った]
赤い、血。
誰かが流したもの。
赤い、斑点。
その血に染まった……
[浮かび上がったのはベアトリーチェの姿。
真っ赤に染まったまま、無邪気に微笑んでいた少女]
!!!
[慌てて洗面台へと駆けた]
[やがて色が抜けたような顔で部屋に戻り、寝台に腰掛ける。
所在なげに視線は室内を彷徨い、そしてテーブルの上で止まった。
そこには昨日までは気にしなかった、見事な螺鈿細工の箱が一つ]
何だろう。
[今は何故か気になった。
ゆっくりとその傍らに歩み寄る]
[怯えながらもそれらを手に取った。
銀…短剣は美しい装飾を施されながらも余りに鋭い刃を持ち。
黒…拳銃は無骨なまでに冷たく硬かった]
[そしてそのどちらも、ズッシリと手に重みを伝える]
武、器。
[そう、皆も言っていた。
各自の部屋に武器が用意されていたのだと]
[武器――人を殺すことの出来る、道具]
[護身用の短剣を身に付けたことが無いわけではない。
けれどその二つはもっと直接的な何かを示していて]
[余りにも重たいそれを暫し見つめ]
[やがて短剣は服の隠しに。
拳銃は寝台の枕の下へと入れた]
[恐ろしかったが手放すことも出来なかった。
手放してはいけないのだと、痛む頭のどこかが言っていた]
―in my room(A)―
[showerを浴びるのは、なぜだろう。
においがきついからだろうか。
lavenderの香りがshower roomに広がるけれど。]
(中/発言ぽいんとゾロ目だよなにげ\(^o^)/
クレメンスはすごいなーほんと。やっぱりイレーネが感情的になってしまう。
誰にも教えて貰えなかった感情表現を教えてくれるおとうさん的な。)
[sniff sniff, 指を口に再びつける。
着替え終えた修道服の下にdaggerをいれる。
ふと思い返しでdeskへ向かう。
置かれたbox。
それを今度は無造作に手に取った。]
[crossに触れる。
触れる寸前に一度手を止めたが、それは本人しかあずかり知らぬこと。
しっかり握って箱から持ち上げる。
たぷ、と何かの音がする。]
[cross is broken slightly,
...はぱきりと折れたcrossの内側に、細い瓶を見つける。]
…これは。見た目にも…
[the cut plane looks like to be cut by xxx(knife-edged)
鋭いナイフのようなものできられたような断面]
■タリウム
人間を殺せるほどの毒物だが、その名前の由来は「新緑の若々しい小枝」という意味のギリシア語"thallos"にある。"thallos"は、もともとギシリャ神話に登場するゼウスの娘タレイアの名にちなんだ言葉で、タレイアは美・優雅・花盛りを象徴する女神である。
タリウム(Thallium、鉈)は原子番号81の元素。元素記号はTl。ホウ素・アルミニウム族元素(13族元素)の1つ。
単体は常温では銀白色の柔らかい金属として存在し、六方最密充填構造(α‐タリウム)が最安定であるが、約230℃以上では体心立方構造(β‐タリウム)が最安定となる。比重11.85、融点は302.5℃、沸点1473℃。III族の元素であるがイオンは1価 (Tl+) が安定である。
硫化鉱物(硫化バナジウムや黄鉄鉱)中に微量に存在する。重金属の中でも特に強い毒性を持ち、摂取すると神経障害を起こす。
しまった金属がたぷんていうだろうk
[瓶を取り出し...は目を細める。
柔らかい。水ではない。
銀白色のそれは、決して触れられぬようなものであり。
まがまがしく、見えた。]
歴史
クルックス (W.Crookes) によって1861年に発見され、1862年にクルックスおよびラミー(C.A.Lamy)により単体分離された。名前の由来はギリシア語の「緑の小枝」を表わすthallosで、これは、原子スペクトルが緑色のためである。1898年パリのレーモン・サブローにより、タリウム塩に脱毛作用があることが発見される。このため1950年代に至るまで、頭皮の皮膚病を治療する際に用いられる標準的な軟膏となった。タリウム塩自体には皮膚病を治療する効果はないが、強力な脱毛作用によって頭髪が抜け落ちてしまえば、治療用の薬品を塗布しやすくなるためである。第二次世界大戦以前には、顔面の脱毛クリームとして販売されていた。
…?
あつい?
[それ以上は言わずに、再びcrossの中に戻す。
十字の上の部分は、一部だけが繋がり他が切られているように見えた。
それを戻そうとしてきちんと閉まらず、...は仕方なくtapeで止めた。]
硫酸タリウムは殺鼠剤として使われ、入手し易い毒物である。タリウム化合物は無味、無臭である。タリウムはかって水俣病の原因物質として疑われたが、有機水銀に似た神経障害を示す。また催奇形性が強く、ニワトリの受精卵に注入すると短指などの障害を起こす。タリウムは放射線に不透過なので、腹部X線撮影により確認できる。
タリウムは消化管、皮膚、呼吸器から吸収される。消化管からの吸収は速やか で、全身の臓器に分布する。ゴム手袋の装着に係わらず経皮吸収されるので、取扱いには十分注意する。
◆通常、12-24時間後に発症し、初期症状は主として消化器症状と神経症状。
*少量摂取では嘔気、嘔吐、食欲不振、上腹部痛、感覚障害、筋力低下、運動失 調、ことに失調歩行、振戦、多発性神経炎(下肢の疼痛)。
*重篤な場合、上記症状に加え、発熱、譫妄、痙攣を起こし、肺炎、呼吸抑制、循 環障害で死亡。
*その他の症状として、脱毛(1-3週間後)、腎障害(蛋白尿、円柱、血尿、乏 尿)。
◆ヒトにおける中毒症状は、経口摂取直後から1-2日目は吐き気、嘔吐、食欲不 振、口内乾燥感、口内糜爛、口内炎、歯齦(肉)炎、鼻漏、結膜炎、眼と顔面腫脹、下痢、腹痛、不眠症、難聴、視野暗転、手足の刺痛及び疼痛。
*経口摂取から数日後に重い口内炎、筋肉麻痺、3週間目には爪の萎縮、神経及び 精神障害、譫妄、痙攣、昏睡、窒息死が起こる。タリウム中毒に特徴的な症状として脱毛がある。
◆硫酸タリウムは極めて危険である。鼠にのみ選択的に毒性を現すのではなく、多 くのヒトもタリウムにより中毒症状を惹起されるので、その使用は現在多くの国で厳重に規制されている。急性中毒では、消化管の痛み、運動麻痺、呼吸障害による死亡が見られる。一定時間以上の間、致死量に近い量を与えると、皮膚が赤みを帯び、タリウム中毒の特徴である脱毛が起こる。
◆病理上の変化では血管周囲への白血球集合、脳、肝、腎の退行性の変化があげら れる。神経症状は顕著で、振戦、足の痛み、手足の知覚異常、特に足の多発性神経炎が見られる。また精神病、譫妄、痙攣、その他の脳疾患も見られる。
タリウムは灰色の柔らかい金属で、地殻には0.6ppm(0.00006%)ほど存在します。資源的には、銅、鉛、亜鉛などの硫化鉱物に微量に含まれており、精製の際の副産物として回収されます。また、タリウムは光学レンズ、低温用温度計、半導体、それに、放射能の測定に使用されるシンチレーションカウンターなどの製造に使われています。1950年代初めまで、酢酸タリウム軟膏が多毛症の治療薬として使用されて、中毒患者の発生が見られました。また、硫酸タリウムは殺鼠剤などに使用されていましたが、においや味がなく見分けが困難なことから誤食事故が相次ぎ、現在ではあまり使われていません。
タリウムは特に毒性の強い金属の1つで、推定致死量はタリウムとして8〜12mg/kgとされ、消化管からだけでなく、気道や皮膚からもよく吸収されて生体内に蓄積します。タリウムの消化管からの吸収は速やかで、通常、12〜24時間後に発症し、初期症状として消化器症状と神経症状が現われます。少量摂取では嘔気、嘔吐、食欲不振、上腹部痛、感覚障害、筋力低下、運動失調等の症状が現われ、重篤な場合には発熱、痙攣を起こし、肺炎、呼吸抑制、循環障害で死に至ります。
タリウム中毒で最も特徴的な症状は脱毛であり、通常2週間程度で現われますが、大量摂取時には5日目位でみられることもあります。"原因不明の多発神経炎に脳症と消化器症状を伴う時にはタリウム中毒を疑え"といわれていますが、脱毛をみてはじめてタリウム中毒を疑いはじめた、というのが一般的な経過であり、頭髪が束状になって抜け、眉毛は外側2/3が抜けやすいのが特徴です。
タリウムイオンはカリウムとほぼ同じ大きさであるため、生体内では類似の挙動を示し、カリウム濃度の高い神経、肝臓、心筋などの細胞膜やミトコンドリアで、カリウムの1/10の濃度でこれと競合し、毒作用を現わすと考えられています。また、他の重金属と同様SH基をもつ酵素の機能を障害するため、システインのタンパク及びケラチンへの合成が障害され、これが脱毛の誘因になると考えられています。タリウムはまた、細胞内のリボフラビン(ビタミンB2)と不溶性の化合物を作り、その機能を停止させ、これが脱毛、神経炎、皮膚炎などの原因ではないかと考えられています。
Q1:タリウム中毒とは、どのような病気ですか?
A1:タリウムは、1861年にイギリスで発見され、はじめは淋病、梅毒、結核の治療薬として使用されておりましたが、しばしば中毒を起こしたことから、治療薬としては用いられなくなりました。その代わり、現在は殺鼠剤として世界中で利用されております。タリウムは、無味無臭という特性から誤飲誤食による中毒事故が米国、欧州、日本で報告されております。硫酸タリウムの致死量は、成人で約1gです。
Q2:タリウム中毒の症状は、どのようなものがありますか?
A2:摂取から1〜2日後に症状が発現します。嘔吐、食欲不振、口内炎、結膜炎、顔面腫脹、便秘、筋肉痛、頭痛が出現します。口内炎、視力障害、知覚異常、下痢、腹痛、消化管出血、高血圧、不整脈、脱力感、運動失調、腎不全、痙攣、昏睡、呼吸麻痺、爪の萎縮、毛根部黒色色素沈着、発汗、脱毛などがみられます。
Q6:硫酸タリウム中毒の予後はどうなっていますか?
A6:多量摂取して急性中毒となった場合は、死亡します。軽症の場合でも、神経症状や知的障害を引き起こすことがあります。
よかった。即効性d
少女 ベアトリーチェは、貴族 ミハエル を投票先に選びました。
─自室─
[ぱたりと閉じる、ひとつめのクローゼット。
纏うワンピースは深い黒。
白いレースとフリルがたくさん。
真っ赤なバラも飾られて。
頭におそろいのヘッドドレス。
まるで、まるで、人形のよう。]
7)、硫酸タリウム中毒の治療はどうしますか?
胃洗浄
活性炭・下剤の投与
塩化カリウムの投与
プルシアンブルー療法
投与量:250mg/Kg/日
必要なら血液透析
[ぱたりと開ける、みっつめのクローゼット。
キラキラ輝く刃物の中から、長柄の棒へ手を伸ばす。
棒の先にはピカピカの三日月。
冷たく青白く輝くそれを、小さなその手は抱き寄せて、冷たい刃に口づけを。]
[open the door, and i go out from my room.]
―to corridor[2F廊下]―
嗚呼、ここを通らなければいけませんね。
[口元に困ったような笑み。]
(中/わぁわぁみんなかっこいい\(^o^)/
なんでそんなにかっこいいの?
水銀わたしも使いたかったけどやめちゃった\(^o^)/
・・・ところでナターリエって、占って欲しいのかなぁこれは。悩むなぁ。
占う対象としてものすごく自然な人物だけど)
─書斎─
[ぱたむ、と乾いた音が響く。
書斎の中に佇む影、その手には日記]
……ざっけんじゃねぇ……。
[低い呟きがもれ、日記が机に放り出される。
つい、先ほどまで蒼の瞳が向けられていたページには、予想通り、真新しい記載があった。
『遊戯の始まり』
日付と共に記された言葉は、例によって簡潔だった]
神だかなんだか知らねぇが……。
[呟きつつ、ぐ、と拳を握り締める]
[plash,
...の足が赤を踏む。あまり気にすることもせずに、反対側の階段を下りようと]
―staircase of western―
―first floor―
[一階につき、昨日から気になっていた書斎に行こうかと思う。
人狼――信憑性の出てきた話。
反対側の階段の赤い血の跡。そこに居た存在は、この目では見ていないものの。]
きっと、何かあるでしょうし。
[呟いて、向かう]
―and go to library―
[軽く、首を横に振る。
熱くなったら負け。
そんな言葉が頭を過ぎった]
……いずれにしろ……俺は、死なねぇ……。
[言い聞かせるように呟きつつ、懐に入れた短刀を取り出して見つめる。
基本手段である、糸での窒息。
それが適わない際には、短刀や短剣を利用した接近戦での一撃必殺を試みるのが、彼の殺り方。
それを見透かしたように置かれていた短刀]
……こんな馬鹿げた騒ぎのために……死んでたまるかよ。
[いつもなら、扉が開いた時点で気づきそうなもの……いや、それ以前に、他者に気取られぬようにしているはずなのに。
それを、一瞬とはいえ怠ったのは、やはり、直面した事態に多少なりとも動揺していたのかも知れない]
……え?
[思わず上がる、呆けた……『らしからぬ』声。
はっと振り返れば、そこに立つ姿に、一つ、瞬いて]
…………カティア…………?
[見間違えたのは、室内の薄暗さ故か、他に理由があるのか定かではないものの。
知らず、紡いだ名は全く別人のもの]
[呼ばれた名に心当たりなどあろうはずもない。]
アーベルさん?
どうかなさったのですか?
[少し瞬き、尋ねる。
普段と違う様子なのが、心配で。]
あ……ああ。
シスターか。
[再度の呼びかけに、我に返る。
数回、首を強く振って、一つ息を吐き]
いや……なんでも。
……調べものか?
[問いかける調子は、いつもと変わらぬものに]
……何やってんだ、俺。
[心の奥底でもらす、呟きは呆れを帯びて]
カティアは、俺が消したのに。
[だから、いるはずはないのだと。
繰り返す]
…yes,少し。
[棚を見ながらそう言うと、少し、悩んで、...は彼の方に歩いた]
本当に何でもないのですか?
体調を崩されたとか、そのようなことは?
[心配そうなまなざしを]
ああ。
まあ、蔵書はそれなりに揃ってるから、多少は役に立つだろ。
[少し、という言葉にこう返して。
続いて投げられた問いには、天井へ視線を彷徨わせる]
……何でもねぇよ。
それに、そう簡単に体調崩すほどヤワかったら、裏道で生きていけねぇっての。
そうですね、とても多いと思いますし。
…きっとたくさんあるのでしょう。
[...も釣られるように上を向く。青い瞳が捉えるのは、特別何のかわりばえもない天井。
すぐに視線をアーベルへと戻すと、心配そうな眼差しに変わる。]
そういう様子には見えませんでした。
…それに、あなたは少しくらい辛くても、何もいいそうにないとおもいますけれど。
[言いながら、熱を確かめるためにその額に触れようと手を伸ばし]
無駄なもんも紛れてる気がするがな。
あと、訳のわからん物とか……。
[言いつつ、先ほど投げ出した日記に視線を向けて。
それから、投げかけられた言葉と共に、近づく気配に。
反射的に、後ろへと、跳ぶ。
……そして、違和感]
『……なに?』
[手を避けられる程度に軽く、跳んだだけのつもりなのに。
開いた距離は、予想よりも大分、広かった]
[熱を測ろうと思った手は宙で留まり、少し悲しげな笑みが零れた。]
そんなに、お嫌ですか?
心配なさらないでも、熱を測るだけですよ。
―過去―
[ギュンターに話を聞いた晩、広間を出た彼が向かったのは書斎だった。
それは今彼が手に入れる事の出来る情報を、出来る限り集めようとしての行動。
書斎に置いてある本の、巧妙な選び方。
机に読んでくれと言わんばかりに置いてある、恐怖を煽る言葉の連なった日記。
そして何よりも、ここに訪れた人物―あの少年―を思わせる形跡を見て彼は満足げに微笑んだ。
さして時間を掛けずに書斎を後にした彼は、彼の為に用意された部屋へ。]
[自分の異常な跳躍に、一瞬取られていた意識が問いかけで現実へと返る]
べ……別に、心配とかじゃなくて。
[数瞬、間を置いてから、言葉を返す]
恐らく、今ここにいる中で一番丈夫なのは俺だから。
その心配は、他所に向けろ。
[悲しげな笑みに気づいた様子もなく。
ただ、早口にこう言い放つ]
あなたがそう思っているだけでは、安心できません。
一番無理をしそうなのはあなただと思いますし。
確かに体調を崩した人はいらっしゃいます。
でもそういう方は余計に注意されると思います。
元気だったところに突然風邪なんて引いて、やせ我慢をして悪化するっていうことも、けっこうあるんですよ?
[早口の様子に、諭すようにそう言って。]
そうじゃないと、料理に砂糖をいっぱいいれてしまいますよ。
[思いついて、...はそう言う。はっきり言って他者へも迷惑だろう。]
あー……そういう問題じゃなくてだな。
と、いうか、それは一体どんな脅しだ。
[ぐしゃ、と前髪をかき上げて、嘆息。
どうにも調子が狂ってならないのは、きっと気のせいではないだろう]
『ったく、神父と言い、このシスターといい……あわねぇ』
[何となく虚しいものを感じつつ、*はあ、とため息*]
でも…砂糖を入れてもわたくしたちにはあまり味がわからないかもしれませんね。
砂糖よりも甘くておいしいものを…知ってしまったから。
食べ物を粗末にしてはいけませんのに。
['vox', it likes mutter to myself.
まるで独り言のようなコエ]
―過去―
[作り溜めていたグリューワインを温めて飲む。
少しアルコールが飛んだか。ラム酒を加えて飲めば、香りは部屋中に広がった。
目を細める。]
[と、扉を叩く音。
カップを机に置くと、静かに微笑んだ。
彼には、扉の奥に居る人物が分かる。]
お入りなさい。アーベル。
どういう脅しって…
食べることは重要ですよ?
[笑いながら、...はそう言った。
教会ですごしていたのだから、...とfatherの、彼にとっての相性の悪さなんて当然だったりするわけで。]
それでは、体調が悪くなったらすぐに仰ってくださいね?
…我慢していらっしゃるようでしたら、甘いもの攻めにいたしますから。
[なんだか疲れたようなアーベルにそう言って、...は棚に向き直る。
たくさんの本。
その一つ一つの背を眺める。]
―過去―
[椅子に腰掛けたまま、彼はアーベルの背中を見送った。
それも、満面の笑みで。
彼が部屋に篭っていた間に行われていた事と交換に、彼はアーベルが求めた知識を与えただろう。
多くの事を語られ、彼は時を知った。
彼の部屋の厚いカーテンは、彼の外套と同じ様に光を飲み込むものだったからだ。]
[綺麗に製本されたノート―と呼ぶにはやや豪華な物だが―を再び開くと、彼はそれに筆を走らせる。
踊る様に淀みなく、ノートは美しい文字で埋まっていく。
そしてまた時は流れる――]
"the form looks like the beast."
[その外見は獣に似ている。]
"when he lost his illusions, his nail changed dew claw."
[彼が覚醒したとき、爪はオオカミのものになった]
"and coincidentally, i looked his teeth changed fang."
[そして牙を、見てしまった。]
─書斎─
食べるのは基本、それはわかってるが……。
だから、それはどういう脅しなんだよ。
[甘いもの攻め、という言葉に、もう一度ため息をつく。
このまま話していても、埒が開かない、そんな気がして。
シスターが本棚に向き直った隙に気を引き締め、気配を消す。
す……と。
文字通り音もなく、その姿は書斎から消えた]
─…→一階・廊下へ─
―library―
甘いもの苦手だと思いましたから
[その言葉を最後に、彼が姿を消したなんて...は当然知らない。
見つけた本を、その場で読む。開くページの絵。]
獣の腕に、獣の身体。
普段は人にまぎれる――人狼。
悪い子は人狼が食べにきてしまうよって、子供たちに言っていましたね、ずっと。
[blue eyesが沈む。
暗の中の瞳。
やがて絵本を閉じると、振り返り、ようやく気づくアーベルの不在。]
あら。
足は速いですね、やっぱり。
[まったく、と呟くのは、自分より年上の相手なのに子ども扱いしているからか。]
…約束どおり、料理作った方がよろしいでしょうね。
[不安めいた言葉はのぼりかけて閉ざされる。]
―現在/2階個室D―
[筆を置くと顔を上げ空中に息を吐いた。
どれ位の時が経ったのだろうか。少なくとも、肩は凝り、手足は痺れ、目は軽く眩暈を起こしかけるほど、彼はノートと向かい合っていた。
座ったまま軽く柔軟運動を行う。
立ち上がり、グリューワインの入ったボトルに手を掛け蓋を開けようとして、止めた。
…何か、匂う。微かに、匂う。]
/中/
中の人は言い張ろう
白@824pt
灰@266pt(そりゃあれだけTIについての説明したr)
赤@2662pt
多弁じゃないよ。
─一階・廊下─
さて……。
[書斎の前で、一つ、息を吐く。
シスターとのとぼけたやり取りは、既に記憶の彼方。
それより何より、今は]
……そういや、今朝……。
[階段を、一度の跳躍で飛び降りた事。
確かに、生来抜群の運動神経を誇り、暗殺者として鍛え上げられる事で、卓越した身体能力は備えている、と自負はしている。
だが]
……普通じゃ……ねぇ……よ、な。
[それなりの高さのある階段を、一度の跳躍で飛び降り、かつ、全く苦もなく着地した、というのは、さすがに異常に思えた]
―open the door and go out from library[廊下へ]―
[後ろ手で扉を閉めると、...は少し考え、あたりを見る。
東へ行けば、きっとあの赤い色が見えるだろう。
――においが強いだろうから、近づくのも躊躇う。
やっぱりkitchenへ行こうかしら。
doorにもたれかかるようにして考える。]
[what?
――何?]
father?
[i asked, but it is not father's... i understood.
問いかけたけれど、神父様でないことはわかっていて。]
[気のせいかと思いつつも部屋中を歩き回る。
それは扉に近いほど、強いような。
幾度となく嗅いだ物に近い事を、彼は次第に思い始めていた。
外か。彼は鍵のない扉に手を*掛けた*]
――自室――
[誰かが悲鳴をあげた気がした。
それは隣の部屋から響いた男の叫び声だったかもしれないが、まどろみの中でユリアンは思う。
――いやいや気のせいか、そうでなかったら性質の悪い夢さ。
今の自分はもう、ガラスの破片を握りながら建物の隙間で夜を明かす13歳ではないのだから]
ふぁ…
……よく寝た。
[死んだ者のいろんな事が見えると告白した、エルザの真剣な瞳。
言のみを取れば、怪しい物言いで神秘性を醸し出し、料金を高く得ようとする占い師のそれだ。笑って聞き流しても良かった]
[書斎への廊下を歩く。
部屋の棚の引き出しに入っていた、綺麗な銀細工の施された手鏡を取り出す。
さっき蒼いと言われた顔を映すと、もうそれほどでもないようだ。
鏡をつんつんと、つついてみた。なんらかの応えを期待するかのように]
・・・・・・。
[書斎近く、人影に気付き少しびくりとする。
それがアーベルだと分かると、小さく息をついた。なんだか、今朝とデジャヴだ。]
[だけども彼女の言葉に耳を傾ける者達の真摯な態度、何より本人の声の調子がそうはさせずに、黙って聞きながら更けていった夜。
自室に戻った後も物覚えが良いとは言えぬ頭は、くり返し彼女の発言について考えようとしていて上手くいかず時間だけが過ぎた。
だから目覚めるには遅い時間にようやく目を開けた時、騒ぎにはまだ気付いていなかった。
たっぷりとした睡眠をとることに慣れ始め、ぼんやりする頭]
ん…そうだ、せっかくあるんだから…
起き抜けに風呂に入ったって、誰も怒ったりしない。
[使い放題の熱い湯に体を浸し、だんだんと目も覚めてく]
[浴室から出て、着替えを求めて箪笥を開ければ変わらずそこに、場違いなナイフがある]
…そうか。
[見る度、どうしてこんなにも胸を騒がせるのかと不思議だった。
気がついてみれば簡単な理由]
親方ん家にある果物ナイフに似てる。
[刀剣も扱う者の見栄か、無論豪華さは比べるべくもないけれど似ていた。太い刃もいやに大きな所も、果実の意匠が施された柄も。
まだその男の理不尽な暴力をうまくやり過ごす事を覚えていない頃、そこを出れば生きる術も無いという事実も忘れ、ただ本気で想像したものだった。これであいつを殺してしまえば、と]
やれやれ…
[心がささくれ立って当然、むしろそうでなくては生きていけない薄暗い路地での生活。
自分は争いごとを嫌う父の血に似た、もうちょっとまともな人間だと思っていたと悩む気持ちもすぐに忘れ…
食べ、生き、少しでも幸せを感じるためなら何でもやろうと思った。
あるいは警戒心を薄れさせて人攫いに遭ってしまうなどという仇になったかもしれないが、それでもアーベルやシスターと神父に出会えて、またまともな人間としての心を取り戻せたと思っていたのに。
行き着いた先の鍛冶屋では呆気なく、そんな衝動が生まれたのだ]
…俺って結局、最後の部分じゃ天国には行けない奴だよな。
[――だけども優しい人々に囲まれている今、自分も善良な心根で居られている気がする。
箪笥の中から、よく見れば細かな縫い取りが施されてはいるけれど、結局しっくりくる緑色のシャツを選ぶ。
着込みながら、そういう自分が少し嬉しく姿見前で微笑んでみた]
――二階廊下――
食べ物相手にニッコリしてた方が、まだましってものだよな。
さて…
[この頃は一階に下りればいつも良い匂いが自分を迎えてくれる。
うきうきと扉を開いて、だがユリアンは顔を顰めた]
何だ、この匂い?
[匂いの元はすぐに分かった。
空き室のはずの左斜め前の部屋から…
それとも部屋に向かって?
どちらかは分からなかったが、点々と廊下から階段に続く染みは、乾いた血の色をしていた]
…誰かが怪我でもしたんだろうか。
[いやな音をたてる胸を肌触りの良い服の上から押さえ、一階へと下りて行った]
投票を委任します。
シスター ナターリエは、神父 クレメンス に投票を委任しました。
[アーベルは書斎から出てきた様子。
気配を消しているだとかは分からなかったが、なにやら慎重に見えた]
アーベル。・・・こんばんは。こっそり、どうしたの?
……っと。
[書斎から少し離れてあれこれと考え込んでいる間に、逃れてきたシスターが出てきたのが視界の隅を掠める。
直感が、奇妙な危機を告げた]
……気づかれる前に、撤退。
[そんな呟きを漏らしつつ、足音と気配を忍ばせて広間へ向かおうと思った矢先、声をかけられて]
……って……あ、ああ。
いや……なんでも、ねぇ。
[シスターから逃げてきたというのは、さすがに情けなく。
つい、言葉は濁された]
[珍しく言葉を濁らせるアーベルに、首を傾げる]
なんでもないのに、こっそりするなんて、変。
[少し可笑しかった。それは表情に出ているだろうか]
−過去・夢の中−
[痛い][いたい][イタイ]
[立ち込める血のにおい?]
[ふと気づけば、魂は身体を離れ、無残な亡骸と化した己を見下ろしている]
[己?]
[そう、己。白髪の老人の姿…]
――一階――
あ…。
[不吉な血の痕を目にした後、この広い屋敷に一人きり。
そんな事にはならなくてほっとする。
誰かしら人が居るだろう広間へ向かう途中、書斎近くに佇むイレーネと彼女に話しかけられるアーベルを見つけ、近寄った]
イレーネ、アーベルさん。
[近寄ってから、黙って真剣な目でじっと彼らを頭の上から爪先まで見下ろす。どうやら怪我はない]
…二人とも無事みたいで、良かった。
あのさ、俺廊下に血が点々としてたのを見たんだけど。
誰か怪我した…?
……そうかも知れんが……それは、言うな。
[何となく強引にまとめつつ。
僅か、笑むような表情の変化に、一つ、息を吐いて]
……いや、そっちには笑い事かも知れんけどな。
……!
[はっと目を開ける]
[ひどい汗。シーツまでも濡れてしまっている]
あの、顔。ギュンターといった…。
[背筋を駆け上る悪寒]
[この感覚は、夢などではない]
[それはもはや確信]
[呼びかける声に気づいて、そちらを見やる]
ああ……ユリアンか。
[投げられた問い。それに何故か、僅か、逡巡して]
……あの無表情が。
死んだ。
[それでも、端的に、要点だけを告げる。
隠した所で、どうなるものでもないから]
Bの部屋と、一階の階段下か。…さすがに臭いもわからないわね。部屋のサイズから考えて100mくらい先だわ。
一度一階に降りてから通り抜けて発見、か。
[ユリアンの声に振り向く]
あ、こんばんは。ユリアン。
[問われたことへの答えに迷い、一瞬のあとにアーベルからかなり端的な説明がされた]
・・・・・・。
……今、随分と可笑しそうにしてるように見えたが。
[驚いたような反応のイレーネに、さらりとこう返す。
自分の観察力が人とややずれているのは、取りあえず棚上げらしい]
何だよ、慌てて…
[表情をくるくると変えることはしない印象のイレーネに笑われて、悪戯を咎められた子供にも似た苦笑で何事か誤魔化すアーベル。
首を傾げ、ユリアンはちらと書斎への扉の方向に目をやった]
何で笑ってんのイレーネ…、アーベルさんが何かやらしい本でも探してたところを目撃した?
[くすくすと笑って扉から顔を戻した表情はしかし、凍ってしまった]
…死んだ?
[あの無表情。
アーベルらしい表現だったが、誰を指しているかはわかる]
あの可哀想な爺さん…え、老衰…じゃないよな。
[廊下に落ちていた乾いた血の色は、容易に不審死を想像させる。
不安に思うことなど何も起こっていないと信じたい顔で再び笑おうとしながら、死因を尋ねた]
へぇ。
[アーベルの言葉に、なぜか他人事のような、間抜けな返事をしてしまう]
・・・アーベルもあたしも、無愛想だと、思ってたんだけど、じゃああたし、勝ったかも、ね?
[首を傾げながら]
うん。
こんばんは…。
[意外と可愛い顔で笑っていたイレーネの表情が、アーベルの端的な説明でギュンターの死を思ってか少し硬くなった気がするのを見ながら反射的に答える]
お前、それはどういう解釈だ。
[最初の問いには一応突っ込んでおいて]
……明らかに、他殺。
何かに……喰い殺されていた。
[それから、次の問いに答える。
目の前で消えた死体。
その様を思い返しながら]
[ひどい汗で、全身すっかり冷えてしまっていた。起き上がると、バスタブに熱いお湯を張る。
クローゼットの着替えを出そうとして、『それ』に気づいた]
…こんなもの、昨日からあったかしら?
ユリアンに尋ねられたことも少し可笑しく。
しかしアーベルがユリアンの問いに答えるのを聞いて、今朝の様子を思い出す]
・・・・・・。
[人狼がいる。この中に]
/中/
……気がつくと。
また、発言pt消費量でダントツトップな俺がいる。
長文が多いだけでこうなるかというか、今日に関しては、発見描写のせいという事にしておきたい。
あれは…
アーベルさんと、イレーネさんと、ユリアンさん。
たぶん…違いますね
……あなたは誰なのですか?
[talk to someone]
[アーベルの言葉に]
うん・・・あたしのことだよね。
[なぜか独り言のように、確認するように言って。
表情の凍ったユリアンの方を見る。
この人は、表情豊か]
く、喰い殺され…?
[顔が青褪めた気がして手で覆う。
誰かが彼を心配してやる度、あの老人が呟いていたことが現実になってしまったらしい]
はは…じゃ、犯人は…
人狼ってとこ、なんだろうね。
[あまりにも突飛なことが起こっていて、死体も目にしていないユリアンには現実味が湧かない。
思い出すのは赤茶の色だけ]
…ふふ、ごめん。楽しい会話の邪魔しちゃってさ。
風呂入ったから喉渇いたよ。水でも飲みに行くわ、俺。
[ぺちんと頬を叩いて上げた顔は何とか笑えていて、本当は話を聞いたことによる渇きかもしれないが、そう言って台所へ向かうべく踵を返す。だけど一度立ち止まり、振り返ると]
無愛想勝負だけど…さっき初めて見たところによると、笑った顔が可愛いのはイレーネだね。アーベルさんも頑張れ。
[きっと誰かは抱きしめたくなるほど喜んでくれるよと軽口を叩き、今度こそ台所へと向かった]
[異国風の、黒鞘の懐剣]
[舞台の小道具で使ったことがなければ、ただの美しい細工物としか思わなかったかもしれない]
…重い。
[金蒔絵の細工が施された美しい懐剣は、しかし小道具とは思われない]
[そっと抜き放てば、乱れ刃紋が青白く光る]
[以前青龍刀を見つけたときとは違う衝撃だった]
…殺せ、と…。
生き残りたければ…。
[妖しくきらめく刃に見入っている]
……それ以外の誰の話なんだよ。
[問う声には、思わず呆れの響きが混じったかも知れない。
感情の起伏がないと言うか、変化が現れないと言うか。
その様子はふと、『協会』で暮らした自分の四年間を思い起こさせた]
[水のあふれる音]
…!いけない。
[あわてて懐剣を鞘に収め、バスタブに駆け寄る]
[懐剣を手放してはいけない気がして、迷った挙句着替えと一緒においておく]
[ユリアンの渇いた笑いをなんとも言えず静かに見つめる。
去っていくのを視線で見送っていると振り向かれ]
・・・・・・えっ。
[言われた言葉に、変に手が泳いだ]
まあ……そうだろうな。
[「犯人は人狼」。その言葉に、一つ、頷く。
死体の状態を見た時から、それは既に確信となっていた]
いや、別に邪魔じゃねぇが……って、なんだよ、それ。
だから、何の勝負なんだ?
[それから、立ち去り際の軽口に思わず呆れたような声を上げつつ、前髪をぐしゃ、とかき上げて。
一つ、ため息を]
−部屋→西側階段→1階広間へ
[ややあって、しなやかな薄紫のアンサンブルをまとって部屋の外へ出る]
[手にしたバッグに、懐剣を忍ばせて]
[アーベルの「誰の話なんだよ」という言葉に]
う、うん・・・。
[僅かに戸惑いだけが感じられる声。
ユリアンの言葉に頬が熱くなりそうな気がして、なんとなく下を向く。
でもしばし考え、顔を上げた]
アーベル、笑ったら、可愛いんじゃないかな。
[無表情で淡々と言う]
─自室─
[その長い柄の月の刃を、隠そうともせぬままに、
ひらりと立ち上がればスカートがふわり。
部屋に置かれた人形の家には、ずたずたに引き裂かれた老人の人形。]
だれから おこして あげましょう
よいこは さきに
わるいこ あとに
[ひゅん…と、月の刃を振れば、暗い部屋の空気に、青白く光が残る。]
10人のインディアンの少年が食事に出かけた
1人が喉をつまらせて、9人になった
9人のインディアンの少年がおそくまで起きていた
1人が寝過ごして、8人になった
8人のインディアンの少年がデヴァンを旅していた
1人がそこに残って、7人になった
7人のインディアンの少年が薪を割っていた
1人が自分を真っ二つに割って、6人になった
6人のインディアンの少年が蜂の巣をいたずらしていた
蜂が1人を刺して、5人になった
5人のインディアンの少年が法律に夢中になった
1人が大法院に入って、4人になった
4人のインディアンの少年が海に出かけた
1人が燻製のにしんにのまれ、3人になった
……?
[困惑するような声に、やや、首を傾げ。
どうかしたかと問おうとした矢先に、言われた言葉]
……な……なんだ、それ。
[思わぬというか、思いもよらないと言うかな一言に、とぼけた声が上がる。
それが『らしからぬ』と気づく余裕さえ、どこかに落ちた]
3人のインディアンの少年が動物園を歩いていた
大熊が1人を抱きしめ、2人になった
2人のインディアンの少年が日向に坐った
1人が陽に焼かれて、1人になった
1人のインディアンの少年が後に残された
彼が首をくくり、後には誰もいなくなった。
[それを見たらしいイレーネにもアーベルにももう激しい動揺の色なんてものは見えず、和やかに話せていた。
きっと自分もじき落ち着いて、ああなれる。
やはり同年代に見えてしまう色んな事に慣れてなさそうなイレーネの泳いだ手、前髪をかき上げながら呆れた声を出すアーベル。
去り際の二人の様子を思い出して口元だけで笑みながら、自分にそう言い聞かせた]
(清潔なグラスで水でも飲めばすぐさ)
[台所に入ると、そこで思案顔のクレメンスを発見する]
…神父さま?
[思わずぽかんとする。
…まさかこの狭い台所で迷っている?
眼鏡がない時の彼だからありえるかもしれないと真面目に心配し、入って来た方を指した]
えっと、出口はあっちです。案内しましょうか?
[目が覚めたのは昼すぎだ。
怠惰な生活にすっかりなれてしまったせい、
というわけでもない。
歌がぐるぐると回って、離れない。
朦朧としたまま夜を迎えてしまった。
さすがに腹が減る。
好きな紅茶でも飲もうと、扉をふさいだ家具をどける。
緊張と興奮とで満たされた屋敷に、
家具をどける音だけが響く。
昨日までのそれは、
コミカルに響いていたはずなのに。]
(がたん、ごとん、がた、がたん)
[アーベルの動揺した声に]
なんだか、想像して、そう思ったの。
[むしろこちらが不思議そうに首を傾げる]
それに、アーベルが笑った顔見たこと、ないから。比べられないじゃない。
[扉を開ける。
隙間から吹き込んできた匂いは、彼の部屋に仄かに残っていたグリューワインの匂いをかき消した。
彼はその匂いを発する物を、確信する。
匂いの元は何処だ――]
―廊下―
おや、こんばんは?
ベアト……
[見下ろした先には、かわいらしい少女。
ぷっくりとした子どもの手には、
およそ似つかわしくない
(けれど彼女の背丈に良く似合った)、
鋭利な刃物。]
……。
どうしたんだい?それは。
ええと、君のクローゼットに入っていたのかな?
危ないから、僕に渡してくれないかな?
[唇を真っ青にしながら、右手を差し出す。
老人の死を知らない彼には、
少女の豹変の理由がわからない。]
……どんな想像だよ……。
[はあ、とため息をつく。
神父やシスターたちとは、また違った意味で調子が狂うかも知れない。
そんな事を考えつつ]
別に、比べなくてもいいが……。
[幻魔としての微笑。
正直、それ以外の笑い方など、忘れているようなものなのだが。
さすがに、それと告げる気はなく]
- 2F・部屋I -
[気が付けば部屋にも夜の帳が下りていて。
寒い部屋に小さく身震いをした]
ああ、神父様にも謝らないと。
失礼をしてしまった。
[言葉にして確認する。
声は震えずに出てくれた]
[(だが……いのは…なぜ……?)]
[匂いに軽く酔っている。
脳に直接響く、やや高いオトは扉の開く音に混ざり、彼に届かない。
しかし、彼の中の熱は目覚めを待つ。]
―in front of library →kitchen ―
[いつまでもここにいるわけには、と。
少し考えて、kitchenへ向かう。
本日は何の料理にしよう。
あの赤い色を思い出して、no,赤いものは止めておこう。
きっとあまり食べてもらえない。]
stuffed cabbageなんてどうかしら。
[呟きながらkitchenの前へ]
ううん、こっちはだいじだから。
[スカートからごそごそ取り出すのは、鋭利なトゲがたくさんの鎖鉄球。]
こっちなら、おじさんにあげる。
みんなをおこすの てつだって?
[i feel somthing, someone?
but i go to kitchen with painful reluctance.
何か気になるけれど、台所へと向かう。何、だろう。]
[がたん、ごたん、がた、がたん。
階上から響く音にどきりと天井を見上げる]
あ…そうか。
ハンスさんだきっと。
[我ながらびくついてる、と、グラスに水を入れて一気に呷った。
神父がそこに居なかったなら、酒にしていたかもしれない。
空のグラスにもう一杯水を入れて]
…え、台所から出られなくて困っていたわけじゃなくて、料理をしようか迷ってた?そうだったんですか。
[神父さまの手料理っていうのも食べてみたいですと笑う]
俺に何か手伝えそうなことあったら、言って下さい。
[扉を開けて、声の聞こえる方を向く]
[数人の人影]
[少女の手には冷たい三日月の光るモノ]
……!
[硬直]
[昼間の少女の姿が甦る]
[真っ赤な服を着て微笑んでいた]
―自室―
[扉の前に座り込んだ侭、どの位時間が経っただろうか。水を飲んでも乾ききった喉が完全に潤うことは無く。
状況を確かめなければ。そうは思ったけれど、動き出すのには相当の時間が掛かった。
震える手で箪笥の中の刃物を漁る。幅の広い湾曲した短剣。木製の鞘に収められたそれを身に隠す。
壁伝いに歩いて、廊下へと続く扉のほうへと歩む。]
―kitchen―
あら、声がする。
[doorをあけて、中に入る。]
…神父様? ユリアンさん?
食事、お待たせしてしまっていました?
[forced smile,小さく苦笑を浮かべる。]
わたくしが、やりますよ?
神父様は熱が出ていたのだから、休んでいてくださいな?
cheesecakeも作るつもりでしたし?
[最後はユリアンに悪戯っぽく]
/中/
裏稼業COをどうしようかと真剣に悩みつつ。
ついでに、守護COもいつやろうかと悩みつつ。
……ていうか。
役職バレ……してるよね?(汗)
そいや、占い師はどこなんだろなー。
[少女から渡された武器に、一層顔を青くして。]
かしてくれるのかい? ありがとう。
……でも、それは危なくないかい?
皆だって、起きたときにベアトリーチェが
それを持っていたら驚いてしまうし…。
もし怪我をさせてしまったり、
ベアトリーチェが怪我をしてしまったら、
嫌だろう?
怪我をするような危ないものは、
しまっておいてあげる。
しまってから、一緒にみんなをおこしにいこう?
[彼女が襲い掛かってきたらと、
頭では逃亡経路を必死に考えながら、
少女には諭すように繰り返す。
なんだって俺が、こんな…]
[勝手に戸棚を開け、イレーネを手伝った時に便利だった道具や使えそうな材料の数々を取り出しながら、尋ねてみる]
神父さまはもう…
あのギュンターとかいう人が死んだこと、知ってますか。
あのアーベルさんまで言うんですよ。
犯人は人狼なんだろうなって感じのこと。
俺、ここで会った人皆、
…まぁ、むかつく奴だっているんだけど。
でも皆、人を喰い殺したりする様な化け物に見えないんですよね…
神父さまもあの爺さんが言っていた通り、本当に…
本当にこの中に、化け物になって人を喰い殺すような人狼がいると思いますか?
[尋ねる声が思いの他震えそうになっていることに自身で驚き、それから料理名らしき単語を呟きながら入って来たシスターに気が付いて、ハッと顔を上げる。
この親切で優しく、もっと子供だった自分を知るシスターだとしても、女性を前にしては何となく格好付けたい年頃だった。
平気に見える微笑みを貼り付ける]
お、こんばんはシスター。飯作りに来たのか?
[アーベルの言葉に、下を向き、たどたどしく言葉を紡ぐ]
・・・でも、きっと笑、えるのって・・・少し、気持ち良さそうだと、思わない?
うらやましくは、ないのかな。アーベルは。
[...の笑った表情も、僅かなものなのだが。
そこで、自分が書斎に行きかけだったのを思い出す]
[あかい跡を見る。目で追えば遠い方の階段に続いている――]
[それとは逆の方向で声がした。
ちらりと見れば、何時か広間で微笑ましい会話をしていた二人が目に入る。
微笑ましい、と言うには少女の手にある物が邪魔だが。]
yes,そうですよ。
ロールキャベツとか、作ろうかと思っていたんですけれど。
それともあなたが作ってくださいますか?
[giggle,くすくすと笑ってユリアンに尋ね]
気持ち良さそう……羨ましい?
笑う、のが?
[イレーネに投げられた問いは、意外なもので。
蒼の瞳を数度、瞬かせる]
……わからねぇ。
俺は……あの時から……。
お袋が、死んでから……。
[問いへの答えは、やや、かすれていて]
[面々の扉を開ける音にびくり、と大きく震えて]
あ、こんばんは、あの、これは…!
ち、違うんです…!
[差し出した手は、まるで少女から武器を受け取るかのよう。殺人者にでも見えはしないかと、誤解を恐れて動揺は増すばかり。]
ここでは、ないのね…。
[気配を、求めていた]
[それが自分の務めだと]
…どこ。
[見たいわけではない。けれど、求めてしまう]
あなたは、どこ?ギュンター。
[ふらり、歩く]
[広間には今、誰もいない]
[通り抜けてさまよう]
>>159
はは、俺なんかさっき起きたくらいなんだ。
待ったってほどじゃないよ。
[食事を作る事は彼女の義務では無いだろうに、責任感の強いシスターらしく申し訳無さそうに苦笑するのに、首を横に振って答える]
何だかいつも悪いね、シスター。
助かる上、料理屋開けそうなくらい美味いから嬉しいけどさ。
…え、熱?
[自分ときたら己の不安を紛らわすことばかり考えて、人の不調にも気付けないのか。
細かい気遣いでクレメンスの体調を慮るナターリエにつられて、神父の顔を覗いて見る。いつも通りの笑顔しか見てなかった]
具合悪かったんですか…
無理をしないで、広間のソファーででも休んでて下さい。
シスター、俺に手伝えることあったら、何でもやるよ。
[え、チーズケーキもと嬉しそうに目を輝かせる]
[また、あの無邪気な声が聞こえる。
少女はもう真っ赤ではなかった。その代わりに愛しげに刃を抱いて。]
[前に立っている少年の姿も、手前に立つ男性たちさえ僕の目には入らなかった。
――怖い。]
な、んで。
何で君は笑っていられるの?!
[迸った悲鳴]
[少女に走り寄り、その手を掴む]
これで、何をするつもりなんだ!!
[恐怖に突き動かされるままに]
[くるりくるくる
月の刃を手に、少女は踊って歌い出す。]
さいしょは ひとり
つぎから ふたり
きゅうにん ななにん ごにんに さんにん
おはよう おはよう おはよう おはよう
[アーベルが目を瞬かせるので、不思議そうに]
アーベルは羨ましく、ないんだ。
あたしは、羨まし、い。笑ってれば、きっと・・・もっとちゃんと・・・。
[「お袋が、死んで」という言葉に、目を軽く見開いて。]
>>168
ロールキャベツ…
[ぶんぶん手を振る]
や、無理。無理無理。
せめて指示されなきゃ到底…
[一瞬上を見上げ、首を傾げる]
…なんか、騒がしい?
[その手を掴まれて、きょとんと少年を見上げると、小首をかしげてその眼を見つめる。]
こわくないよ みんなゆめだから
おきたら みんな わすれるの
さっき起きたなんて、どれだけ眠っていたのかしら?
[小さく>>172言葉に笑って]
料理屋なんていったら、料理屋の方に失礼ですよ。わたくしは皆さんに食べていただけるから、うまくなろうと思ったのですもの。あなたがたが食べてくれないと、料理を作る意味なんてありません。
神父さま、あなたもですよ? ほら、心配をかけてしまうでしょう?
ちゃんと休んでいて下さいな?
[クレメンスにそう言うと、...は目を輝かせるユリアンに意地悪を。]
甘さ控えめ、にしてしまいましょうか?
……悪い、妙な事言った。
今の、忘れてくれ。
[つい口走った言葉に気づき、早口に言い放つ。
それから、途切れがちの言葉の意味を問おうとするものの]
……っ!?
[上から聞こえた絶叫に、反射的に視線は階段へ]
……何だ?
[自分が疑われていない(?)
らしいことに安堵して、またすぐに我に帰る。
少女に詰め寄る少年の肩を抑えて]
お、落ち着いてくださいミハエル君!
ちょっといたずらしたいだけなんですよきっと!
ほ、ほら下でホットミルクを作ってあげますから…!
−書斎−
[多くの蔵書]
[これ見よがしにおかれた人狼に関わる書名の本]
[すり抜けて、廊下へ]
[廊下へ出れば、立ち話をするアーベルとイレーネに出くわすだろうか]
それなら、手伝ってほし…
[言いかけた言葉は止める。]
本当、騒がしいですね。
何か、あったのでしょうか…?
見にいきましょうか?
[cabbageを出したところで、...はユリアンに問いかけた。]
ゆ、め?
これが夢ならいい。
…嫌だ。
夢であって欲しくない!
[交錯する思考]
[少女の腕を掴む手には、異様なまでの力が入っている]
[一息吐く。匂いのもとが気になりはするが、この場を放って置く訳にはいかないだろう。混乱するものが増えるのは、面倒だ。]
落ち着かねば状況を判断する事は出来ない。
ミハエル、ハンスの言う通りです。
不可解な物だからと言って乱されてはいけない。
──台所──
そうだね。料理はナターリエに任せる事にするよ。
私の風邪を誰かに移してもいけないからね。
[ユリアンに一本とられたというように笑んだ]
[肩に掛かったハンスの手を反射的に振り払う。
そのために一度...の手は少女から離れ。
そのまま壁に勢い良く叩き付けられた]
っ!
[その痛みが恐慌を振り払った]
[激昂していた思考は急激に冷えて]
……あ……
[自分が何をしているのかも判らずに呆然と立ち尽くす]
[目の前にアーベルとイレーネがいる。けれど、エルザはその二人を直視していない]
[ただ二階の騒ぎにのみ、ちら、と目を向ける]
どこ…?ギュンター…。
[小さく呼んだ]
──台所──
[人狼がいるのかという言葉には、クレメンスは答え兼ねていた。
いや、そもそもギュンターが殺された場面を見てもいないのだ。
ギュンターが死んだと聞いた事は間接的であり、惨劇の後しか見ていなかった。印象的な、血を吸って赤くなった紙の花が瞼の裏に焼き付いている。]
少女 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました
[ミハエルが冷静さを取り戻したのを見ると、
ベアトリーチェの武器を一緒に取り上げましょうと、
オトフリートに視線で促して]
背中は大丈夫ですか?
ミハエル
……上……何か、起きてるのか?
[見に行くべきか、どうかの思考を巡らせる。
上には誰がいたか、荒事に対応できそうなのは……と考えた時。
耳に届いた、微かなエルザの声]
……って……。
どうしたんだよ……?
[どこか虚ろな様子、死者を呼ぶ姿に戸惑いつつ、声をかけて]
>>180>>184
そう言ってくれるなよ。
休める時に休んでおかなきゃ。
俺が本来、怠惰じゃないってことくらい知ってるでしょ。
…ま、大食の方の罪はこれから犯すかもしれませんけど。
これだって食える時には食っとかなきゃってことで…ねぇ?
[目を瞑ってよと拝むようにして見ながら、甘さ控えめにしようかという意地悪にもめげない]
せっかくの使い放題な白砂糖を控えるって?
そうガバガバ口にできるもんじゃないってのに、清貧も時には罪だと俺は思う。
そんなことしたら、勝手に砂糖壷から直接ぶっかけるからね。
[けっこう本気だ]
…そうしようか。
[見に行きましょうかと問われると、少し緊張の面持ちに戻って頷く。いざとなったらシスターを守らねばと台所を出た]
上で、何か・・・。また、何か・・・?
[震え。
階段の上に視線を向ける。
そして同じところに視線を向ける人影に気付き]
・・・エルザ?
―廊下→東側階段下―
ここ?ここなのね?
[ゆらり、歩いていく]
[ここまで来れば、二階の喧騒もそれなりに耳に入る。声は聞こえてくる。けれど、それでも、意識は亡者のそれに囚われて]
ベアトリーチェ!待ちなさい!!
[ベアトリーチェの鎌の柄をしっかりと抑えて、
加勢を求めて叫ぶ]
お、オトフリートさん…!
エーリッヒさん…!
―in the kitchen―
そうですよ、神父様。ゆっくりお休みになってください。
[fatherの言葉に同意を示して。]
ええ、そうね。休めるときに休んでおかないと駄目ですけれど。
わかったわ、もう意地悪はいわない。
[>>196言葉にくすくすと笑う]
大食、というならいっぱい作らないといけませんね?
でも砂糖をかけるのはやめましょうね? ちゃんと甘く作ってあげますから
[本気でcheesecakeの末路を案じたようだ]
…心配ですね、何があったのか。
[ユリアンのあとについていく]
[刃を振り上げる少女の瞳は僕を見ていない。
今のうちに逃げ切れるだろうか。そろりそろりと後ずさる。階段まで辿り着けば――
少年が危険に晒されていることなど、僕の目には入らない。
――が。]
――・・・・・・・ッ
[男に名前を呼ばれ、其の場に硬直した。
開け放した侭だった扉が、ばたんと音をたてて閉まる。]
[様子が普通でないエルザに戸惑い。
問われてもなかなか声が出ない。
なんとか言葉を搾り出す]
ギュ、ンターは・・・ここで・・・今朝。
死んで・・・食い、殺されたように、死んでた。
死体は消えた・・・。
[今朝の情景は、まだまざまざと思い浮かぶ]
>>202
わかったよ、ちゃあんと甘く作ってくれるならそんな事しない。
[ふっと笑って歩を進めていると、耳に届く複数の少女の名を叫ぶ声]
…ベアトリーチェに何かあったのか?
[共に台所を出たシスターと、答え兼ねる困った顔で言葉少なに口を開いた後台所で大人しくしていたクレメンスとで、顔を見合わせる。一足飛びで階段を駆け上がった。
そうして知る。
少女に何かがあったのではなく――
少女自身が、事を起こそうとしていた。
あまりに予想を超えたその状況]
な…!
何やって…
ったく……。
[虚ろなエルザの様子に、こぼれるのは、苛立たしげな呟き。
恐らくは、昨日聞いた力が発動しているのだろうと、それを察する事はできたのだが]
……っとに。
イレーネ、悪いが、ここ、頼む。
俺、上、見てくるから。
[苛立ちをこめて言い放てば、返事も待たずに二階へと向かう。
その走る速度が尋常では無い事には、自身も気づかぬままに]
─…→二階へ─
[クレメンスは一つ、溜息をついた。
暫くして二人が戻って来ない間、ふと思いついて書斎に行く事にした。モノクルがない時には、本を読み進める事も出来ないと諦めていたが、この場所の事を記した何かの本があるかもしれない。]
──台所→書斎──
きゃ!
[流石に子供の力では、大の大人にはかなわず、
弾き飛ばされたその月の刃は、からりと宙を舞い、落ちる。]
…わるいこにはおしおきなの。
でも、おこしてなんかあげないよ。
[先ほどハンスに渡しかけた、鎖鉄球を手にとって、
オトフリートへと殴りかかる。]
[様子を伝えてくれたイレーネを振り返り、その表情をじっと見る]
この場所。やっぱり、ここだったのね。
[既に黒ずんでいる血の跡を凝視]
かわいそうな人。
[二階の様子に心は動く。けれど、今は眼前の『死』がエルザを捕らえて離さない]
──書斎──
[歳月を経た本や新しい本。
ひんやりとした書斎の中は、独特の匂いがしている。
目を凝らすと、本の表紙の小さな文字が読み取れた。
やはり、視力が回復している事は間違いない。]
─二階・廊下─
……っとに、何だってんだ、どいつもこいつも!
[駆け上がった二階の様子を見るなり、口をついたのはこんな言葉。
す……と。瞳に険しさが宿り、右手の銀糸が解かれる]
手段を選んじゃ、いられねぇ、な!
[言葉と共に、舞うは煌めく銀の糸]
[「おこしてなんかあげない」?
どういう意味だ、と考える前に彼女は次の武器を手に、今度は此方に襲い掛かってくる。]
ちぃ…っ!
[顔を顰め、小さく呻く。
向けられた鉄球を、腕で弾き軌道を変えようと]
ベアトリーチェが、そう言ったの?
[考えこみながら、じっと何かを『視て』いる]
[駆けていったアーベルの姿を視界の端に捉えて、一言告げる]
あわてることなどないわ。
今は、死の訪れる刻限ではない…。
[そんな声は、アーベルには届くまいが]
──書斎──
[立ち並ぶ本棚。
纏められて置かれた紙束。
机の上に置かれたインク壺と羊皮紙、羽ペン。
そして本。…日記だろうか?
クレメンスは、手にとって、ぱらぱらとページを捲る。]
[振り下ろした鉄球は、とても硬い何かにはじき返された。
ぱちくり、その目を瞬く。
もういちど、と振り上げようとして気がつく。
からだが、うごかない。
周りにはきらきらと、細い細い、銀の糸。]
[オトフリートが素早い身のこなしで少女の手から鎌を弾き飛ばしても、ベアトリーチェは新たな武器を手に彼に殴りかかる。
――少女と、鉄鎖球。
自衛のためでもなく、殺そうとしているのでもいるかのように自分からそれを振り上げている。
硬直するエーリッヒ。
だけども見開かれたままの緑の瞳には今、恐怖しか映っていないのかもしれない。
ミハエルが壁際で立ち尽くしていた。
一番最初に聞いた声は彼のものだったと思うのに、今はただ呆然としている。
その全てがあまりに非現実的]
一体あんたら、何をやって…
…アーベルさん!?
[やはり呆然と立ち竦むしかないユリアンの目の端で、煌めく銀の糸が舞うのが見えた。
オトフリートも黙って殴られはせず動く。腕を翳して弾こうとしている]
無理だ、腕で鉄球を受けるなんて…!
[鋼鉄製の篭手が仕込まれていることなど、知らないのだ]
ええ、そう、言ってた。
目が、覚めたんだって・・・こわい、夢から。
[エルザをちらりと見る。
ギュンターが本当のところどう死を迎えたのか、彼女には分かるのだ。
視えるというのは、どんなにつらい力なのだろうか]
死の訪れる刻限ではない・・・?
[...も上での出来事は気になっていて。]
─書斎─
[探せば近いうちに誰かが見つけるだろう。
書きかけの日記帳のほかに、棚にしまいこまれた
書 き 終 わ っ た 日 記 帳 。]
怖い…そうね。
この人に、ギュンターにとって、生きることは怖かった。
[階上の騒ぎに心が震えないのは、無自覚のうちに知っているから。
今は、生贄を求められている刻限ではない]
──書斎──
[雪のように真っ白いページの上に、インクで書かれてある]
-月 -日『箱庭完成』
-月-(+1)日『駒を揃えた』
-月-(+2)日『遊戯の始まり』
[誰にでも読める簡素な文字だった]
【我らの神は、遊戯し哄笑する神なり…か。】
[それを人は────と言う]
[少女がオトフリートへと鉄球を投げるのを視界に捉えつつ、展開した糸を繰る。
……微かに、違和感。
この銀糸は確かに、自身の一部と言えるほどに使い込んでいるが。
久しぶりに展開したそれは、いつになく軽く、そして。
意のままに動くようにも思えた]
……いや、今は、それ所じゃねえっ!
[低く、言いつつ。少女捕えた糸に少しだけ、力を込めて]
誰か、手ぇ開いてんの!
その物騒なモン、片付けろ!
[魅入られたように少女を唯見つめ返していたが]
[三日月が少女の手から離れるのを視線で追った]
[少女が再び何かを手にオトフリートへ飛び掛るのを呆然と見る]
[やがて視界の隅に閃く銀の光]
[それが何かは分からなかったが、それが少女を止めてくれたことだけはかろうじて分かった]
[階段を走っていくユリアンを追いかけて、...も二階でその光景を見る。]
何が。
[ベスが、戦っている?
そこにいる人々を見て、...は彼を追い越しそちらに近づこうと]
[オトフリートが動くと同時に少女の動きがとまる。
マリオネットか何かがそうするように。
操り人形が、様子を見る仕草をあらわすときに、
よく似ていた。
ああ、こんなもの、紀行本なんかかくよりもよほど、
売れそうじゃないか!
そんな、夢の中みたいな理性が、
冷静な思考の邪魔をする……
と、青年の声。
あわてて鉄球と鎌とを拾い、
他に武器がないだろうかと少女のポケットを探る。
首だけをぐるりと回して自分を見る少女の目線と
自分の目線をあわせないように。
けっして、あわせないように。]
[呆然としたまま項垂れる少女の方に手を差し伸べ]
ベアトリーチェ。
ごめ、ん、な…さ……
[最後まで言えずに崩れ落ちる]
[触れれば、その身体が熱いのに気付く*だろう*]
──書斎──
[机の上に日記を戻す。
整然と立ち並んだ本棚の奥へと歩き始めた。
何処からこんなに本を集めたのだろうか?
既に絶版となり、禁書として焚書された本まで置かれていた。]
物騒なモン…
――…鉄球!
[それくらいはできるかと、急ぎ駆け寄る。
それを持ち上げて、少女たちに近すぎて見える三人に声をかけた]
ちょっとエーリッヒさん、ハンスさん、ミハエル…そこ危なくないか?
いま、今のうちに、離れてようぜ!
[厚い外套に包まれたそれは、音こそ立てないものの鉄球を弾く。
鉄球の棘は彼の外套を、下のシャツ諸共引き裂いた。
近くに居るものには、その下に何か金属が見えたかもしれない。
次の打撃に備え屈――んだ所で少女の動きが止まる。
空中に煌く、線が見える。]
ええ、漠然とだけど分かるの。
この箱庭が、覚醒させられてしまった人狼が血を求める刻限が。
それは多分、あたしもまた人狼の末裔だから分かることなの。
[階上の騒ぎを見上げて]
人狼に覚醒しなくても、あたしたちは月の光に狂って行くしかないの…。
[少女のポケットから、繊細できらきらかがやいた武器の数々を取り出し、最後に襟元を探す。出てきたのは、きらきらした針のようなもの。娘に母が裁縫を教えるような。]
こ、これで、ぜんぶ、です…!
[声は裏返り、咽喉はからから。]
[糸が伝える感覚から、少女の意識が途絶えたのは察知できて。
締めつけ過ぎぬように気遣いつつ、とんっと跳んで、距離を詰める。
右の手首と、左手に、銀の糸。
その糸に絡めとられた、意識を失った少女。
さながら、その姿は人形師のようにも見えるだろうか]
……そっちは……無事だな。
[冷たい蒼の──幻魔の瞳のまま。
オトフリートに向けて、静かに、問う]
[クレメンスには理解る。
人狼に覚醒めた自分達に必要である本が。
目立たない場所にあった小さな本を手にとった。
黒く、薄い紙に包まれているが、クレメンスにはその薄紙が人間の皮を模したもののように思えた。
長い間開かれていなかった匂いがする。]
ええと、こ、これ!
かくします!
[裏返った声で叫ぶと武器をかかえ、
階段を駆け下りる。
そのまま降りれば、階下で首をかしげている
イレーネとぶつかり、
また、赤い血だまりを発見するだろう。]
…ベアトリーチェが。
[気を失ったのだろうか?
力が抜け操り人形のように項垂れる姿に、同情よりも先に胸を撫で下ろし――どうやらそれは早かった]
[拾ったつもりでいて鉄鎖球、それに鎌までもしっかりとハンスが拾ってくれていて、ポケットの中までも探る姿は案外心強い]
けっこう頼りになる人だったんだ…
[ちょっと変わったお気楽作家と侮る気持ちから見直す方向に気持ちが傾くものの、心配すべきは硬直し続けるエーリッヒ。それに…]
ミハエル?
[単に恐怖で気を失ったのだと思ったのに、触れればその身体が熱い]
え…なんだよ、こいつ…こいつまで、病気だったのか?
[どう対処したものか分からず、助けを求めてナターリエを見た]
なんか熱があるみたいなんだ…!
[二階が静かになる。
それを当然のことのように聞いている]
たとえ苦しみが薄れても、やはり、かわいそうな人だわ。
[跪き、鎮魂歌を歌いだす。<In Paradisum(楽園へ)>と呼ばれる歌を]
天使があなたを楽園へと導きますように。
楽園についたあなたを、殉教者たちが出迎え、
聖なる都へと導きますように。
[彼は一瞬で判断した。『銀糸の幻魔』が行いだという事に。
声が近づくと立ち上がる。その左腕を隠そうともせずに]
…ええ。助かりました。
[険しい表情で少女を見詰めたまま]
[倒れた二人の子供にかけよる。
何があったのかはとらえていて。
and,ユリアンの言葉にはっとする。]
熱があるのですか?
…なんてかわいそう。すぐに、眠らせてあげましょう?
[階上を見上げていると、ハンスがものすごい勢いで階段を駆け降りてきて]
あ・・・・・・っハンス・・・え。
[ハンスの勢いは止まらず。
ものすごい勢いのまま、激突。
武器はおもしろいほど盛大に散らばった]
──書斎──
教会の異端審問局が見たら、吃驚してしまうだろうね。
この中には、世界のあらゆる本が納められているのだろうか?
[禁書と同じく、教会の最高位しか読めないのではないかと思える(教科書でしか見かけた事のない)旧い本まである。少し、溜息。]
私達に役立つ本はあるだろうか。
[クレメンスは、本棚から適当に本を抜き出してみた。]
[歌う声は二階にまで響くだろう]
[降りてきたハンスをちらりと見るが、そのまま歌い続ける]
天使たちの合唱があなたを出迎え、
かつては貧しかった者とともに、
永遠の安息を得られますように…
father,
ベスさんが誰かに武器を向けていました。
今は…アーベルさんの"糸"が止めたみたいですよ。
何でこんなことを。
殺せ、それはこういうことでしょうか?
[i ask to father, and see the boy.
わたくしは神父さまにといかけながら、腕の中の少年を見おろす]
[ミハエルをそっとかかえ起こした...は、その熱さに]
氷。
あとお水と。
…きっと、すぐによくなりますけれど、今はとても辛いでしょう。
こんなに熱があるのに、休んでいないなんて。
ううう、うわあ!
[目の前に広がる銀髪。
けれども慣性のままに彼女にぶつかり、
抱えていた武器がばらばらと転がる]
あ、すいま、すいません…イレーネさん…
怪我はあり……ひ、ひ、
ヒイィイイイイイイ!
[謝罪を言いかけて頭を起こせば、
目の前には明らかな血の染みが広がっていて。
絶叫とともに立ち上がれぬまま後じさる。]
・・・あ
[此方に向けられる少年の声。それを理解したのかは自分でも分からない。
また後退ろうとするけれど、背後からは冷たい声。
結局動く事は叶わない侭、視線は宙を彷徨う。]
[幼き子供の力だとは言え、勢いの乗った衝撃は彼の左腕を痺れさせた。
腕はだらしなく下がっている。
『銀糸の幻魔』の声を聞けば、同じ様に聞きなれない声で]
…ベアトリーチェが突然、襲い掛かってきた。
何があったか、私が聞きたいくらいだ。
騒がしいのはその為だったんだね。
ベアトリーチェ、あの少女がかつて人狼であったのなら、人間を殺そうとした…とナターリエは考えているのかい?
[黒書を読み進めながら、クレメンスは声に答えた。
声の使い方に、随分と馴れてきたようだ。]
・・・・・・。
[ハンスと一緒に階下で派手に転び。
それにまったく構わず唄い続けるエルザの歌声が響いた。
かと思えば叫び声を上げるハンス]
もう、たくさん説明、したから、めんどくさくなっちゃった・・・。
あ、上は・・・っ。
二階で、何があった、の?みんな、無事なの?
[気が動転しているハンスを起こそうと手をかける]
>>247
すぐに眠らせて…?おっと、氷…水だね。下に行けばあるな。
やっぱり、部屋に運んだりとかしてやるべき?シスター。
[そうするべきだと言われれば、シスターの指示通り、ミハエルを運んでやるくらいはするだろう。
熱い体温のままぐったりする少年に、さすがに心配そうな顔を向けながら]
アーベルさん達には、何かありそうだなとは思ってたけど。
あんなことになったベアトリーチェはもちろん、あの二人も。
普通に生活してる奴には無理だよな、あんな格闘…
…何者なんだ?
[それでもちらりと、ベアトリーチェと、その少女を止めた功績者二人に、訝る目を向けることくらいは*するだろう*]
[ハンスを見て、つい、と血の海を指差した]
この場所で、ギュンターが殺されたわ。
人狼の餌食になって。
…ごめんなさい、ギュンター。
レクイエムなど歌っても、あなたの魂を慰められないわ。神の御許に、安らぎなどあろうはずもないのだから!
No,...No,father.
わたくしにはわかりません。
それでも、ベス…彼女は、違う気がするのです。
何でしょうか。
[i tell him with helpless 'vox'
どうしたら良いかわからない、というような感情も伝わっただろうか。]
そうか。
[短く返して、銀をまとった少女を見やる]
……さて、どうするか。
気絶している分には問題ないが。
また、同じ事を繰り返す可能性はある……。
だが、暴走の理由がわからん以上、今すぐどうこうするのは早計、か。
[綴られる言葉は淡々と、呟くように]
な、な、これは、な、
彼女が…ベアトリーチェですか…?!
[目を血の海から放せぬままに、
先ほどまで武器を握っていた少女の名前をあげる]
と、こんな事態だというのに、
さめた目の女性が二人。
なぜこんなに彼女たちは落ち着いているのだ?
という猜疑心。
エルザの言葉の意味がわからない。
わからない。わからないのだ、僕は。
イレーネの手を借りても、
腰が抜けたか、立ち上がれない…。]
[ギュンターの血に浸った武器を拾い集める。その靴も血に汚れてしまう]
…『武器を取って殺しあえ』
死んでなお、ギュンターはあたし達にそう言いたいのね…。
[拾い集めた武器をハンスに差し出す]
え、と、ベアトリ…
[イレーネの問いにも答えが返せない。
かたかたと、歯の根があわない。
散らばった武器をあつめなければ。
俺はこれを隠して、それで…。
思考は空回る。]
[こちらへ向けられた猜疑心には気付かず。
混乱していて答えてくれないハンスに、繰り返し問う]
ハン、ス、二階は、二階は?無事、なの?
[立ち上がれないらしいハンスを強くひっぱり]
[と、歌声を聴く。
―歌姫エルザの歌声が。
そう、此処は箱庭。闇、ではない。
一息入れた。]
そうだな。
彼女の事は分からない事だらけだ。
少し…考えさせてくれ…
[同時に、緊張が途切れ軽くくらりとする。
此処に着てから少しばかり、身体が鈍ったか。苦笑した。]
ええ。部屋に連れて行かなければいけませんね。
あ、運んで下さるのですか?
[ユリアンが少年を抱いて、部屋に連れて行ってくれるのを追いながら]
そうですね。あんな糸が操れるアーベルさんも。
あんな攻撃を受け止められる、オトフリートさんも。
どちらも慣れていなければできないでしょうね。
――
[最後の呟きは聞き取れなかったのだろう。問い返す彼に、何でもありませんと微笑んで。]
さあ、氷枕を作りましょう。あなたが熱を出したときも、やりましたね。
[smile]
でも、厄介ですね。アーベルさんと、オトフリートさん。
[and then, the 'vox' came from father.
それの後に、こえが神父様からわたくしに伝わる]
thanks,ありがとうございます、神父さま。
面白い、本ですか?
──書斎──
[手に取った本を読み進めながら、他の本棚へも歩き始めた。クレメンスが読む事の出来ない異文化圏の言語で書かれた本まである。]
「シキ」?
不思議な名前の本だね。
[時折、母国のルビが振られている事もあった。
一番奥まで辿りつくと、硝子ケースにいれられた本棚があった。また溜息。
ふと、視線をずらす。
先程の机に置かれていたもの、と同じような表紙の色をした本が、目線と同じ高さぐらいの場所に挟まれている。
クレメンスは何かに引き寄せられるようにその本をとった。]
[ベアトリーチェが纏う血の匂いに、軽く酔っていた事はまだ気付かない。
しかし頭にやけに何かが響く。]
ちぃ…
[舌打ち。]
……確かに、こいつに関してはわからん事が多いな。
[裏庭の首との関わり、今朝の血溜まりでの一件。
このどこかズレた箱庭の中でも、特に強い、特異性を感じさせる少女]
取りあえず、今日の所は様子見か。
[言葉の後に一つ、息を吐いて。
よろめく様子を見れば、口元には微かな笑み。
……言うまでもなく、幻魔としての、艶を帯びたものだが]
……鈍ったか?
[異常な光景だった。
青い髪の歌姫が歌を歌うのは、
月夜のさなか、血だまりの中。
彼女のきれいな靴がぴちゃんと血をはねさせて、
そのほっそりとした手には、血まみれの鎌。
銀髪の少女の繰り返しの問いには]
あ、あの、ぶじ、ぶじ、ぶじ、ぶじで、す!
でもここ、これは、この血は、人狼と、か、
ぼくは、しんじない、しんじない、
しんじない…
[腕をひっぱられたまま立ち上がれず、
血の海に足を投げ出すような姿勢になってしまう。]
[階下から響く絶叫。
今まで動かなかった身体が弾かれたように其方へと動く。
鼻に付くのは一層強い異臭。
視界に入るのは赤い血溜まり。]
あ、れ・・・は・・
[階段の手前で立ち止まり、問う声は誰に向けたものか。誰かに答えて欲しかった。]
…どちらかを、この力で殺そうか。
[自分でも驚く程に、するりと言葉が出た。
その事に些か、クレメンスは動揺する。]
…ああ、後で教えてあげよう。
[声に調和してくるような別の思考体の気配を感じた。]
───!?
─書斎─
[クレメンスが開いた本には、先ほどの日記帳と同じ筆跡で、
淡々と惨劇の事実だけが綴られている。
日付と共に、死した者の名も。
聞き覚えのない名前だけが、其処には綴られていた。
日を追うごとに、冷たい記録は、屋敷から命が失われていくことを綴り続ける。]
―in room (I) and go out there―
[それから、頭の下に氷枕と、つめたい水で絞ったタオルを額において。
水をside tableに飲みやすいような小さ目のglassで、strawをつけておく。]
あとで、何か食べやすいものも持ってきてあげましょう。
今は、ゆっくり眠らせてあげたいです。
[ユリアンに言って、部屋から出る。]
/中/
なかのねこはとってもねむいため、いろいろとぴんちです。
まあ、しばっとくんだろうなあ……いと、つなげて(どんだけのびるいとなんだ。
[galvanically, i see anywhere.
びくっとする、そのコエに。]
どなた、ですか?
[i asked......]
[武器を拾うエルザには気付かず。
ハンスの混乱しながらの言葉に]
無事、なのね。無事・・・。良か、った・・・。
[ハンスを引っ張る手の力を抜いて、右手を自分の額に当てる。
すすりなくハンスを静かに見つめ、少し背中をさすった]
・・・でも、いるわ。人狼は、いるわ。
[ぽつりと呟く]
[ハンスの様子を見ているうちに、次第に人間らしい感情が戻ってくる]
[血にまみれた武器。滴り落ちる赤いもの]
[…眉をひそめる]
ごめんなさい。怖がらせるつもりではなかったの。
[途方にくれた表情はひどく幼い]
居間へ行きましょう。あなたは、何も知らないのだものね。
…ベアトリーチェ=レーァ=ヴィーダーホールング。
私が「知っている」のはこの名前くらいだ。
[少女をちらりと見やる。]
[アーベルが艶笑すればやや悔しげに]
…そうかも知れないな。
私もまだ甘い…
…。
そういえば、先程から気になる匂いがしているが…
…あれは何だ。
[その為に集中できなかった、とでも言いたげではあるが。]
―corridor[2f廊下]―
[doorをあけると、...は東の階段に向かう。
ちょうど、エーリッヒの呟きが聞こえて]
…わたくしが見たときもこの状態でした。
血、ですね…
──書斎──
【神の視野】
[慄きながらも読み進める。
淡々とした記録は、ここで幾らかの惨劇が起こった事を記していた。
遥か遥か昔の時代の記録だ。
それは御伽噺とされた年代の記録。
今から何百年も前。
そして、どうやら「屋敷」は同じでも……
書かれた言語の癖は、
クレメンスは目を擦る。
「何故、何百年も前の記録の文字が読めるんだ?」
何故、読める?
「読む人種に対して反応し、読めるようになるのか?」]
……そして、俺たちと同じ先祖持つ者である、と。
[返ってきた言葉に、やれやれ、と肩をすくめ。
それから、投げられた問いにああ、と言いつつ、東階段を見やる]
今朝方、例の男……ギュンターとか言ったか。
ヤツが、喰い殺されていた。
もっとも、残っているのは血溜まりだけ、だが。
[さらりと答え、それから、今朝の出来事を簡潔に説明する]
箱庭の主の日記に曰く……『遊戯の始まり』だとさ。
っ───!
[神は遊戯のために世界を創造する。
秩序なる神はなき、哄笑と共に──]
ここが神の箱庭である事は間違いないらしいね。
─書斎─
[日記帳の最後のページに一つだけ、見覚えのある綴りの文字が残っている。
それは、最後にたったひとり、生き残ったものの名前。
─Beatice "Leerkarte" Wiederholung─ ]
[エルザの様子が変わるのが目に見えて。ハンスへの言葉に]
・・・・・・そうね、居間へ。行きましょうか。
[エルザと一緒に、ハンスを居間へ*連れていく*]
[シスターの声に振り向く。何時ものように笑みを偽ることも、他人を気遣う振りをすることも忘れていた。]
・・・血。
[それは妙に淡とした口調に聞こえた。]
[日記には、人狼が勝利したと書かれていた。
その人狼(達?)が、どうなったのか、数人生き残った人間がどうなったのかの結末までは書かれていない。
単なる、戯れの言葉の日記帳。]
あぶな!
撤回間に合わないかと。
[suprised. i stop.
'vox', who does say?
驚きに動きが止まった。誰がこのコエを?]
人狼、は、二人って。
エルザさんが、言っておりましたのに…?
[--and i turn...
ふりかえろうと]
[エーリッヒに、頷く。]
はい。そうとしか思えない。
――あなたがたは何か、知っていますか?
[後ろを振り返り、尋ねる。]
──書斎──
ベアトリーチェ…。
[緋の少女の姿]
[ケタケタと嘲笑う声が聞こえたような気がした]
[何度殺されても死なないのだろうか?]
[それとも、これは偶然なのか?]
[それは、神のみぞ知る]
[投げかけられた問いに、ちらり、視線をそちらに向ける]
……何もなくて、血は流れん。
人が死んだ。
あの、ギュンターとか言う男が、喰い殺されていた。
[問いへの答えは淡々と。
そして、死体が消えた顛末もまた、淡々としたまま告げられて]
[続いて背後から、青年の声。]
な、んで・・・
[背後で声を響かせる2人も。
血という言葉をあっさりと口にするシスターも。
階下の血溜まりに佇む女性も、銀髪の少女も、旅人でさえも。]
何でそんなに、冷静で・・・ッ!
[怖い。]
[血のついた武器も一緒くたに、目立たぬ戸棚へ隠す。手を洗って、水を持って戻ってくる]
これを飲んで落ち着いて。
[ハンスの傍らに腰掛けて、何から話したものかとためらうも]
拒んでも、あたし達はみんな、人狼の末裔なのよ…。
この声を聞いて。ここに来た日とはまるで違うでしょう?人狼の血が目覚めて、あたし達はみな先祖がえりしていくの…。あたしは病が癒えるのと引き換えに、この能力を目覚めさせられた…。
[ショックの覚めやらぬハンスに、知る限りのことを伝えるだろう]
[金髪の青年の声。
その奥に潜む感情を、幻魔は的確に捉えて]
泣き喚けば、状況が改善するのか?
何もないように振る舞っていれば、何も見ずに済む?
[投げかける問いは、どこか嘲るような、哀れむような響きを帯びていたやも知れず]
[うな垂れた少女を見る。
先程の動き、迷いなき歌うような発言。裏庭の首。…
今、この場で葬ってしまった方が…?一瞬だがそんな思いが頭を掠める。
が、しかし自分で自分に頭を振って。溜息。]
素直に話を聞けたら良いの…ですが。
「喰い殺されていた」。
それが、『遊戯の始まり』。
…はは、趣味が宜しい。
[日記帳には、人狼が勝利したと書かれていた]
──書斎──
[何時しか、書斎内を深い沈黙が囲んでいる事に気づいた。
もう騒動は終わったようだ。
クレメンスは外套の前を合わせ周囲を見渡す。]
食い殺され…
[アーベルの言葉に、目を閉じて。
...は再び、赤の血に近づいて小さく祈りの言葉を囁く。]
あなたの行く末にedenがありますように。
安らかなる眠りを、神よ、お与えください。
哀れな老人にあなたの慈悲をどうぞお与えください。
[その声は、小さく。
エーリッヒのおびえる声に、俯きがちだった顔をあげる。
...の目が、髪の色を移して金箔を落としたように一瞬だけ彼には見えたかもしれない。]
人は、死ぬものですよ、エーリッヒさん。
それがどんな亡くなり方であれ…わたくしは何人も見て参りました。
安息を願うことが、一番必要だとわたくしは思うのです…
[クレメンスは書斎の机まで戻ると、椅子に座り、
先程読みかけだった本の続きを読む事にした。
過去の日記帳は、机の上に。
今現在の日記帳と、瓜二つだった。]
素直に……な。
……取りあえず、今夜一晩は動きを封じておく。
次に目を覚まして、それで状況が変わらんようなら。
その時は、それなりに対処をすればいい。
[どこまでも淡々と告げて]
まったくもって……いい趣味、だな。
……最高だよ。
[吐き捨てるような言葉には、僅か、感情の色がにじんで]
[何時もならば、此れが日常の中ならば僕も青年と同じことを思っただろう。
けれど恐怖に支配された頭では、彼の言葉を理解することすら叶わない。]
嗚呼。お前が、
お前らが、やったのか・・・?
[周りの者を見渡す。瞳はきっと疑心に満ちていただろう。]
[目が合った。
アツイ。
アツイアツイアツイ。
アツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイ]
[耳鳴りがする。
しかしそれは次第に高速のコエに聞こえて]
大丈夫ですから、落ち着いて、ください…?
でもなぜ…
['vox', it's so ewildered.
とまどっている]
ふふ…ナターリエ……誰か盗み聞きをしているようだが、仲間ではないとは言い切れなさそうだ。
太古の餓狼達に混ざり、人間でありながら獣になりきれず、人間でありながら人間を裏切るもの達が居たそうだよ。
曰く、狂人と呼ばれていたそうだ。
ジプシー達が遊ぶ、カードゲームの中にもそうした名前のカードがまだ伝わっているようだ。
死ぬ・・・
[シスターの声が耳に届き、くたりとした少女が視界に入る。
自分も同じように・・・?
そう思うや否や、この場にいることすら恐ろしくなる。
自室へ向かい、扉を閉めた。鍵が掛からないから無意味なのは分かっていたけれど、暫くは内側から強く扉を*押さえていた。*]
[シスターから向けられた視線を気にした様子もなく。
疑心暗鬼という言葉そのもののエーリッヒの様子に、微かに笑む]
さあ?
だが、そう聞かれて素直に「はいそうですよ」と。
名乗り出るとは思えんが。
['vox' to father, and then 'the another vox' came.]
コエ、が、使えるのですね。
不思議です。
オトフリートさん、は、えと。
…甘く、感じたり、します、か?
[「人は死ぬもの」。
ナターリエの言葉には軽く顔を顰めたがすぐに戻す。]
…ええ。頼みました。
[アーベルには短く、それだけを。]
エーリッヒさん…
[自分の部屋へと入っていく彼の姿に、祈るような気持ちで投げかける。]
あなたに夜の安らぎが訪れますように。
お休みなさい。気を静めて…
[ハンスから二階の様子を教えてもらう]
ベアトリーチェが…ミハイル、に?
無事なの?
[命に別状がないことは誰より自分が知っている。それなのにこの動揺は何故だろう]
[…この感情は誰のものなのだろう]
[よく分からないまま、立ち上がる]
二階に、行ってくるわ。
―居間→二階―
死んでしまう、ものですよ。
どれだけ愛しても、それが必然であり、神の定めです。
わたくしたちに逃れることはできない。
…それに。
[smiled, ...はオトフリートを見る。]
――[口唇をそっと湿らせた。]
[短い言葉に、ああ、と頷いて、ゆらり、銀糸を舞わせて抱え上げる。
絡めとられた少女の身体は、人にしては余りにも軽く。
その様子は容易にあるものを連想させるが、幻魔としての彼がそれに捉われる事はない]
[エーリッヒが懐疑の目で見詰めてくる。
彼が扉の向こうに隠れれば、それを見透かしたように声を向け]
…「神」か、と。そういう意味でしょうか?
私は違います。
…が、しかし。今の貴方はそれを素直に受け入れられないでしょう。
己で考え、判断する事です。
……。
[この日記帳を皆に読ませるべきなのだろうか。
クレメンスは悩んでいる。
かつて人狼だった少女。今も人狼なのだろうか?]
- 2F・部屋I -
[弾む吐息]
[腕を伸ばして]
[目を見開く]
!!
[飛び起きようとするが、身体は動かない]
[視界が霞んでいる]
ぁ
[喉も張り付いたようになっていて]
[滲んだ視線を彷徨わせる]
…私が。狂人…なのですか。
[頭に響くコエには、うわ言の様な返事を。
狂人。人であり人でなく――]
――!!
[唇が、熱い]
[エルザの姿に気づいて、...は顔を彼女に向ける。
軽く頭を下げて]
こんばんは。
…大丈夫ですか?
[尋ねたのは彼女の昨夜の言葉を思い出したからか]
…騒ぎのことは、聞いたわ。
その子が何者であれ、ベッドで眠らせてあげて欲しいと思うのだけど、お願いできるかしら、アーベル。
[痛ましげに少女を見る]
その子も、広い意味での犠牲者には違いないのだから。
/中/
死体見れなかったけど何とか狂う方向に行けそうだ。良かった良かった。
問題は長く残されるとテンション維持が出来ないことだな。なるべくなら初回か2回目の吊り対象になれば良いのですが。
縁故も商売関係とかで薄目だし、躊躇なく殺しにかかるには良い位置だ(`・ω・´)
[アーベルが銀糸を意のままに操るのを見れば、微笑む。
煌く銀は――美しい。]
[それに、気をとられていた。
まだ鈍い痛みを放つ左腕の為に、反射的に動けない。
近づくナターリエの言葉にふっと視線を動かせば――]
[ナターリエをみて曖昧に首を振る。肯定とも否定ともつかない]
ギュンターを哀れに思うなら、彼の魂が神に絡めとられてしまわぬように祈ってあげればいいのに。
神の玩具として殺められたものが、神の元で安らげるとは思えないわ。
君は神の焔で灼かれるべき唇でも持っているのかな…?
[黒書を読み進めるクレメンスの双眸は、刃物のような銀の煌きを宿す。裏切り者の唇は嘘偽りを紡ぎ出す穢れた唇。神の焔によりて浄化される定めを持ち───]
/中/
Σ 寝る前だったのだけれど!
困ったな、でもありがとうございます。
一応明日もはやいけどまあ二日だからなんとかなるか。
否、なんとかしてやるk(ry
[エルザの言葉に、ふ、と息を吐く]
……甘いな。
[次に紡がれた言葉は、冷たい響きを帯びたもの]
犠牲者、加害者。
誰もがその両方になり得る状況なのは、あんたもわかってると思うが。
ま……別に構わんさ。
だが、糸は解かん。
……次に暴走した時に、あんたが責任持って始末つけるってんなら、話は別だがな。
[ぼんやりとする頭で考える]
[ここは自分に割り当てられていた部屋で。
そして色々と誰かが整えてくれた気配を感じた]
[傍には丁寧にストローの添えられたグラスも置かれていて]
………
[どうにか身体をそちらに寄せると、それを手に取った]
[喉は反動で噎せこんだが、灼熱感は癒されてゆく]
神を否定するなど、わたくしにはできません。
神の御許が何よりも、わたくしたちには安らげる場所なのですから。
[エルザの言葉にそう返す。
...は静かな目をして。]
神の玩具、などと。
…神はわたくしたちに試練を与えてくださっているのだと、わたくしは思うのです。
きっと彼は、誰よりも安らぐことができるでしょう。
[and then, 突然壁のところで崩れるオトフリートの様子に、]
大丈夫ですか?
[慌てて、かけよる。]
[クレメンスの手は、何時しか羽ペンとインク壺に伸びた。何かを書きつけようとし、既に書かれてある紙ではなく新しい紙を探そうと机の棚を探る。と、屋敷の見取り図を見つけた。]
[アーベルをじっと見つめて]
…甘いのかしら。あたしは。
犠牲者はギュンターのような人間ばかりじゃない。殺人者もまた、神の玩具だわ。
彼女は、眠りなど望まないでしょうけど。
[ちゃんと起こしてあげるからね]
[その言葉が胸によみがえる]
[アーベルに責任を、といわれ苦笑する]
解いて、とは言わない。あたしも、怖い。
だけど、眠らせてあげたいわ。温かな布団で。
[ナターリエに首をかしげる]
神の御許。そこに今、ギュンターがいると?
彼が今いるのは、暗い、暗い、地下室よ。
[遠い目をして何かを思い出すように]
あれが、あんな場所が、神の御許なのかしらね…。
[そっと、手を伸ばしてオトフリートの額に触れようとする。]
熱が流行っているようですし。
…無理をなさらないでくださいね?
[心配そうに覗き込んで。]
…それとも、体調は、食べたら、なおりますか?
[i remember that father is so
神父さまがそうだったことを思い出す]
あの、あまいにおいの彼はもう、いないので…血もそろそろ、固まっていますし。
ごめんなさい。…気づけなくて。
甘いね、俺からすれば。
少なくとも……神の玩具だの、試練なんて言葉で全てを正当化できると思っている連中は、甘い。
[静かに言いつつ。それでも、怖いと言われれば、微かな笑みが掠める。
幻魔の笑みが]
……取りあえず、こいつはこのまま部屋のベッドに放り込んでおく。
解きたいヤツは、その行動に責任を持てばいいだけの事だ。
[淡々と言って、少女の部屋へと足を向ける。
自嘲の笑みを浮かべるオトフリートには、僅か、怪訝そうな視線を向けて]
─…→部屋(G)へ─
[これを用意してくれたのは誰だろうか、とぼんやり考える]
[痛む喉が僅かに楽になったことにホッと息をつき]
[用意してくれたことに心から感謝した]
ギュンター…
[名前をエルザから聞けば、ふりかえって。]
嗚呼、おじいさんはそういうお名前だったのですね。
迷子になっていらっしゃるの…
かわいそうな、おじいさん。
…神は、神の御許へ行こうと思うものを拒みはしません。
おじいさんがそう思ってくださることをわたくしは祈るしかできません。
ふふ。
神父(Father)クレメンス。
私はこれでも、情報を武器に生きている者なのですよ――
[目の前に居たナターリエには分かっただろう。彼の瞳があかくなる。]
[3人の騒ぎをじっと見つめていたけれど、ふと、自分のかけていた薄紫のショールを脱ぐ]
[ベアトリーチェのか細い身体に着せ掛けた]
自由にしてあげられないのは道理だけれど。この子を、こんなままにしておかないで。
…お願い。
[アーベルにそう頼んで、きびすを返した]
→ミハイルの部屋(I)へ
[額を触れられそうになればやや困り顔で、ナターリエの手を手で払おうと]
…大丈夫です。
無理をしているわけではありませんから。
[笑む]
[アーベルが「ベッドに放り込んでおく」といってくれたことに安堵の吐息]
[ミハイルの部屋をノックする]
…ミハイル?
大丈夫なの?
[red eyes...]
綺麗な、色ですね…
[the 'vox' is small.
コエは小さく。
blue changes gold, like sympathized.
それにつられるように青が金へと。]
[その抵抗に抗うことなく、...は困ったような微笑を。]
本当に、皆さん…強情がすぎますよ。
あなたも無理をしてしまいそうに見えます。
…甘えることも大切ですよ?
[それはアーベルに対しても思っていることかもしれない。]
ああでも。
食べられるのならば…欲しい…
…もう、無いのですか?
[瞳は飢えて]
…いえ、私が目覚めるのが遅かったのです…
謝らないで下さい、シスターナターリエ。
[わずかな沈黙さえ不安で、扉をそっと開ける]
入るわよ。怪我はないって聞いたけど、大丈夫だった?
[ベッドの上のミハイルに微笑を向ける]
[ああ、良かった。生きている]
─ベアトリーチェ自室─
[室内には豪華なベッドと並んだクローゼット。
部屋の真ん中には立派なドールハウス。
半分に分かれて開く構造だが、間取りはこの屋敷とかなり良く似ている。
その周りに散らばった沢山の紙の花。
ドールハウスのあちこちで、人形たちが思い思いに佇んでいる。]
[どうにか上体を起こしたところで響くノックの音]
[そして入ってくるエルザを認め]
あ…大丈、夫、です。
[けれど応える声は嗄れて小さなものだった]
yes,
どうしてだかはわかりません。まだたくさん、残っていましたのに…
[what?
it's clear the word.
何がといわずとも言葉が何を示しているのかは明白で。]
…わかりました、それならば謝りません。
でも、次は。
次に、誰かを食べるときは…あなたも。
あんなに甘くはないかもしれませんが…
[むしろこれは鍛え方が足りない。
奥歯をかみ締める。
視界の奥で少女を連れて行くアーベルを見、思った。
彼の動きは何時でも滑らかだ。昔も、今も。]
大丈夫、ですから。
[瞳を逸らす。
ナターリエが誰を思っていっているのか、彼に察する事は出来ない。]
/中/
白:425pt(飴x…2だっけ?3だっけ?(お前))
灰:154pt
赤:2092pt
赤は2000きりそうですね。
…ねm
…本当に。
[困ったようにオトフリートに言う。]
あなたの様子を見て、大丈夫そうに思える人なんていませんよ、きっと。
せめて、つかまってください。
お部屋まで、送るくらい、させてほしいです。
[心配です、ともう一度。]
─部屋(G)─
[部屋に入れば、それはすぐさま目に付いた]
……人形……。
[そう言えば、昨日も持ち歩いていたな、と思いつつ。
ひとまず柔らかなベッドに少女を寝かせる。
部屋に入る直前に託されたショールは、直接、細い身体に着せ掛けておいた。
それから、改めて人形たちを見やる]
……一人目は、引き裂かれた。狼の牙に……ってか?
[老人の人形。老人の死体。容易に重なる二つのもの]
だが、俺は。
……喰われてなんかやらねぇ。
[低く呟く刹那、覗くのは、幻魔ではなく青年の決意]
わたくしの…?
嗚呼、神父様も仰ってましたね。
金、なのですか…?
[i lean my head to one side/軽く首を傾げて]
その状態では、動くのが辛いでしょう…?
わたくしも、動けなくなっていました。
神父様も…
だから、せめてつかまって下さいな。
[あかい色が。
あかい瞳が。
美しいと言ったのは、誰だっただろう。
いや、そんな者は 居 たのか ?]
[瞳を逸らす。
見詰めるは地。]
[身体は未だ熱く、頭痛もしていたが。
だらしの無い格好を見せたくないと思っていた。
だが、その困ったような微笑を見れば力を抜いて枕に寄りかかり]
すみません、ご心配をおかけして。
僕には怪我はありません。
…ベアトリーチェに、怪我をさせてしまったかもしれない。
[掠れ声でボソボソとなってしまったが、どうにかそこまで言った]
ええ、神父クレメンス。
…貴方には、全て見透かされていたのかと思っていましたが…気付いていませんでしたか?
[言葉の後にはふふ、と小さく笑い声。]
怪我してないのね。良かった。
ベアトリーチェなら見てきたけれど、どこにも怪我はなかったわ。
…そう言えば、安心して眠れるかしら。
[そっとその額に手を伸ばす]
[熱い?]
…どうしたのミハイル。
[彼の顔は困ったようなまま。
…無理に断るのも…]
…では、お願いします。
[左腕を見ても何とも思わないのだろうか、と思いながら。]
…優しい方だ。
[極めて小さく]
[小さな言葉に、きょとんとした顔をする。
そうすると少し幼さも見えるだろうか。]
…?
ええと、どうぞつかまってくださいな。
[手を差し出して。]
[ここでの事件は今まで温室育ちだった彼には少々過酷なもので。
疲労が限界を超えたゆえの発熱だった]
それなら、良かった。
僕が、詰め寄って、しまったりした、から……
[感情を制御できずに少女を責めてしまったこと。
最後の彼女のぐったりとした様子は記憶に鮮明で]
ごめんなさいって、言いたかった、のに……
[どこまで言えたのかは自信が無かった]
そんなに見詰められては困ります…
[引き込まれるような金色を思いながら]
いえ、きっと。
次も甘いはずです。
貴方が選ぶのなら、きっと…。
私と貴方は、違う。
そんなに辛くはありませんよ、シスターナターリエ。
喉が少し…ほんの少し、乾くだけです。
ですから私を気に掛けてくださるのなら、必ず…血、を…!
[手を握る。強く。]
[全身がだるくて火照っている。
そこに伸ばされたエルザの手は]
……気持ちが、いい……
[軽く目を閉じて。
余り経験の無い、優しい感触に小さく微笑んだ]
[クレメンスは、机の上に広げてみた]
屋敷の見取り図
1F ↑北
裏庭
┏━┫┣┓ ┏━━━┓
┃ ┣━━━━━━━━━━━┳━╋╋┫ ┃
┃台所 ┻ ┻ ┃ 書 ┃
┃ ┳ 広間 ┃ 斎 ┃
┃ ┃ ┳ ┃ ┃
┣━┫┣┻━━┫ ┣━━━┫ ┣┻━━━┻━┫┣┫
┃ ┏東┓ ┏西┓ ┃
┃ ┗┓階段 エントランス 段階┏┛┏┫┣┫
┣┫┣━┓┗━━ ホール ━━┛ ┃ ┃
┃ ┣━╋┫┏ ┓┏╋╋┳┻┫┣┫
┃ ╋ ┃┗ ┛┃ ╋ ┃
┃ ╋━━┻━━━┫ ┣━━━┻━━╋ ┃
┗━━━┛ ┗━━━┛
中庭
2F ↑北
┏━━━┓ ┏━━━┓
┃ ┣━━━┳━━━┳━━━┳━━━┫ ┃
┃ A ┃ B ┃ C ┃ D ┃ E ┃ F ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┣┫┣━┻┫┣━┻┫┣━┻━┫┣┻━┫┣┻━┫┣┫
┃ ┏━ ━┓ ┃
┃ ┃東階段 西階段┃ ┃
┃ ┗━ ━┛ ┃
┣┫┣━┳┫┣━┳┫┣━┳━┫┣┳━┫┣┳━┫┣┫
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ G ┃ H ┃ I ┃ J ┃ K ┃ L ┃
┃ ┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┫ ┃
┗━━━┛ ┗━━━┛
A:ナターリエ ホリー(Natalie Holly)
B:−
C:アーベル ゲシュペンスト(Abel=Gespenst)
D:オトフリート(Otfried)
E:ハンス=バチャーニー(Hans=Batthany)
F:イレーネ(Irene)
G:ベアトリーチェ=レーァ=ヴィーダーホールング
(Beatice=Leer=Wiederholung)
H:エーリッヒ=カルゼン=ブラッカー
(Erich Callsen-Bracker)
I:ミハエル=フォン=ベルンシュタイン
(Michael=Von=Bernstein)
J:ユリアン=マルトリッツ(Julian=Maltriz)
K:クレメンス・アッシュ(Clemens・Ash)
L:エルザ=ジェイド(Elsa=Jade)
[分かり易く、クレメンスは名前も書き記した]
[黙したまま、彼はナターリエの手を取る。
彼の身に着けている物を支えるには、強く握らねばならない。
彼女に支えきれるのだろうか?]
[ミハエルの髪をそっと撫でる]
…優しいのね。ミハエルは。
そういうところ、姉さんに似てる。
[ぎゅっと抱きしめる]
[身体が熱い]
だけど自分ばかり、責めてはだめよ。
あ。
…ごめんなさい
[i get bashful.
すこしはずかしくなってしまう。]
そうですよね。人狼じゃ、ないですよね。
喉が…
…いっそ、わたくしの血でも飲まれますか?
[i asked, looking at my arms.
腕が見えて、わたくしはそう尋ねた。]
[母がいたらこうしてくれていたのだろうかと]
[どこかうっとりと身を任せながら思った]
[そして]
[思い出した]
[母は自分のせいで死んだのかもしれないことを]
[僅かに身体が強張った]
[この優しさを失いたくなくて]
[それを問うことも出来ずに、涙が流れそうになるのを必死に堪えようとした]
/PL/神父様。そういうものはメモかまとめサイトに書いてくれればいいと思う。2階についてはまとめサイトに乗ってる。
というか、そこに消費するくらいなら万が一のために飴はこっちに欲しいかもだったのに…。
[ミハエルの視線に気がついて、首をかしげる]
ねえ、ミハエル。あなた、子どものくせに、ものすごく肩が凝ってるわ…。
いつも、そんな風に力んで暮らしていたの?
[冗談めかした口調だが、切なそうな表情は隠せない]
[少し、思っていたよりもかかる力は強い。
わずかによろめいたけれど、すぐに体勢を持ち直す。]
何か、つけていらっしゃるのですか?
動きづらくありませんか?
[支える腕は、それでもbalanceを取り戻して、]
お部屋、どちらでしょう?
┏━━━┓ ┏━━━┓
┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┏━ ━┓ ┃
┃ ┃東階段 西階段┃ ┃
┃ ┗━ ━┛ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃
┗━━━┛ ┗━━━┛
[三枚目…三階?屋根裏部屋もあるのだろうか?
三枚目はほぼ白紙だった。
外から見た限りでは、あるのかどうか、そして広いのか狭いかすらも、何も分からなかったが…]
[問われた...は呆然と呟く]
僕…は。
侯爵、家の、後継者、だか、ら…
[ずっと言われ続けてきたこと]
[侯爵家の後継者らしくあれと]
[刷り込まれ続けてきたこと]
感情を、あからさまに、しては、いけ、ない…
他者の前で、醜態を晒して、は、いけな、い…
[本当はそれは彼の身を守るためでもあって]
[侯爵家では異能を持つものを排除する慣習があった]
[その中での父侯爵の最後の抵抗。彼を手元に置くこと]
そう、あらねば、いけ、ない……
[それは既に呪いか何かのように]
[...を縛り続けていた]
[試すようにナターリエを見上げていたが、見事彼を立ち上がらせた事に小さく笑んだ。]
動き辛くなるような物を身に付けているのは、愚か者だけです。
[ミハエルやアーベルに諭した時の様に、静かに確かな瞳で、ナターリエを見る。]
[クレメンスは、見取り図と過去の日記を手に取ると居間に向かった。どうやら、誰も食事はとっていないらしい。
クレメンスは、パンやジャム、果物類などの軽食を用意する。
暫く考え、
見取り図と過去の日記は、居間へ置いておく事にした。]
そう、ですね。
[微笑を浮かべて、その静かな瞳を見て。]
部屋、いきましょう。
疲れているのなら、休まなければなりませんよ。
侯爵家…。その、家の重み。
あたしも聞かされてはいたわ。
[少年の口からそんな言葉が出ると、ひどく痛々しく感じる。こんな細い肩に負わされるには、重すぎる家]
[そこまで告げると、その身体は再び小さく震えた]
[問うことへの恐怖]
[然しここで聞かなければ後悔すると考える]
ね、え…エルザ。
はは、うえ…は。
母上は、父上、や、僕を。
恨んで、は、いません、でした、か…?
[ただでさえ途切れがちの声は、緊張に掠れきって]
エルザ、は……
[恨んでいませんか、とまでは続けられずに]
[震えながら、熱を帯びた瞳でエルザを見つめた]
謎は我が普段着です故。
[目を細め口を円弧に]
…貴方は?
唯の神父…それだけですか?
人狼の血を受け継ぐ者が、貴方の元に多く集っているような気がしますが…
[探るような挑発するような、そんな口調]
神父様…
えと、大丈夫ですよ。
ちょっと、今日、やけどしたんですけど、すぐ治りました。
ええと。だから大丈夫です。
…許してくださいませんか?
[like child...]
[姉の愛した人の口からそう聞いたときには、無性に腹が立ったのだけれど。
姉を幸せにするのだと誓ったくせに、裏切った男。
他の女を妻にして今ものうのうと生き続ける男。
憎んでも、恨んでも有り余る。
侯爵家。今の、侯爵。
この世で一番殺したい人間の名を問われれば、間違いなくあの男の名を上げる]
[でも、この少年は]
[オトフリートのチェシャ猫のような笑みまで伝わる事はない]
私は只の神父だよ。
敬虔なる神の僕だ。
私の方こそ、神の家に集うものが人狼の血に目覚めた事が何故なのかを知りたいぐらいだよ。
何か、私の知らない事を知っているのかい?
[問い返した]
[into the room, i cut my arm by dagger.
彼の部屋に入ったらわたくしは短刀で腕を切って、*差し出すだろう*]
/*memo*/
ご、ごめんなさいご自由にのんじゃってください
お好きに動かしてやってください
おやすみなさい。
ナターリエ、それにオトフリート…私達はまだ自分達の能力について詳しくはない。
ナターリエが大丈夫だと言うなら信じるが…
[子供のように頼まれてしまっては、クレメンスは頷くしかなかった]
自分の身を互いに大切にしなさい。
オトフリート…君に神の祝福があらん事を。
[クレメンスは微笑んだ]
翡翠の歌姫と言われた姉さんのどの歌よりも、あなたに向けられたあの歌は、美しくて、優しかった。
命もあげよう、と歌ったあの歌が姉さんの思いのすべてよ。
あなたを抱きしめたい、それが、姉さんの望みだったから…。
う、た…
[それは生まれて直ぐに引き離された彼でも憶えていたほどに。
記憶の中に深く残るほどに。
慈愛に満ちた歌声]
ああ……
[もう涙を堪えることは出来なかった。
無言のまま溢れる涙を拭いもせずに]
はは、うえ……
[亡き母の愛を改めて感じていた]
[そして]
[エルザに侯爵家への恨みがないといえば、嘘になる。けれど、今、姉と同じ色の瞳がこれ以上悲しみで潤むのは見たくない。
抱き寄せた身体の熱さが、なぜか切なくて涙がこぼれた]
[胸にあふれる気持が、誰の感情なのかは分からないまま目を伏せる]
ごめん、なさい。
ごめんなさい、エルザ…
そして、ありがとう……
[それは二重の意味での謝罪。
母の愛を信じ切れていなかったこと。
その母を、姉をエルザからも奪ってしまったこと]
[そしてそれを教えてくれたことへの感謝]
僕は……
ああ、謝らないで。
あなたにそんな顔をさせたら、あたしが姉さんに怒られてしまうわ。
[ミハエルの耳元に優しくささやいた]
姉さんは、いつでもあなたを見守っている。あたしには見えるの。…あなたは、一人じゃない。
[そのまま安堵と限界とでゆっくりと意識を手放してゆく]
[紡がれなかった言葉。それは]
僕はもう、愛されているということを忘れないから。
[生きることへの意志]
[そして他者を愛することも忘れないという思い]
[意識を手放すその直前]
[エルザの言葉にはしっかりと*肯いて*]
[腕から溢れ出る。それに。目が。]
はい…神父…クレメんす…
[先程の言葉も、全て忘れた。]
[香りは甘く、甘い。]
[腕を差し出したナターリエの足元に力なく片膝を突き、それを眺め。
勿体無いと言わんばかりにほんの少し。舌先に当てる。
それは幼き頃、好奇心で飲んだワインの様な。
彼にはまだ、強い。]
うっ…!
[くらりと眩暈。
頭を振るった。]
──自室──
[黒書を開き、中を読み始める。
”我々”が歩んできた道を───。
如何に生きるべきであるかの道───。
人狼の血を得んと舌を伸ばす人間の狂態は伝わってくるかもしれないが、クレメンスは、今は本を読む事に*没頭した。*]
[ミハエルをそっと寝かしつけ、暖かく布団で包む。熱っぽい額に口付けて、ベッドの傍らに腰掛けた]
…抱いてあやした子よ…
[エルザ自身の声で歌いだした歌は、以前より優しい響きを帯びていただろうか]
[しかし舌で転がせば、味わい深いと頬を緩め]
…ああ。そうだ。
[一滴たりとも逃してはならない。
しかし今、これを全て飲み干す事は不可能。
そう考えた彼の結論は、こうだった。]
[彼は、机にあるグリューワインを飲むために使ったカップを手に取ると、ナターリエの傷口に静かに当てる。
流れる血は大した量でもないが、それがカップの底を覆いつくしたのを見ると彼はまた笑んだ。
闇に潜む者のその酔った笑みは、見る者に如何思わせるだろう。
…彼にとっては如何でもいい事だ。]
姉さん。あたしは、姉さんに愛されたいと、自分が愛されることばかり考えていたわ。
だから、憎んだ。
侯爵家も、侯爵も、まだ見ぬ姉さんの子も。
今も侯爵は憎いけれど…この子が憎めない。
姉さんに似ているせいなのか、姉さんの想いがあたしに宿ってしまったせいなのか分からないけれど。
…ミハエルが愛しいわ。
知らなかった。
愛されたいとは思っても、あたしは、人を、愛しく思う気持を知らなかったんだ。
[何かが違うことは分かっていた。同じ歌を歌っても、リベラにあって、エルザに決定的に欠けていたピース。
それを、初めて理解したと思った]
…あたたかい。
[撫でたミハエルの金髪も、今はただ美しい]
[微笑んで、また、*歌う*]
[最後に、ナターリエの傷口を綺麗にせんと舐める。
吸血鬼の唾は傷を癒す力があると言うが、今の彼に関係があるのか如何か。
溢れ出た物全て受け取らねばという、唯の執着。それだけ。
吸い切ってしまいたい衝動に駆られつつも、最後の理性がそれを止める。
熱すぎる熱に、全身を焼かれて果てるだろうと。
ああ。身体が、熱い。
カップに入れた液体を、空いた小瓶に何とか移す。
コルクで蓋をすれば、そこで彼は限界を間近に迎える。
ふらふらとベッドに向かい、そのまま力尽きた。]
[ベッドまで引き連れられると、彼はベッドに倒れこんだ。
しかしそれを見ても、ナターリエは帰っただろうか。
寝たふりをして追い出そうと思っていたはずだが、
何時しか彼に本当の睡眠が*訪れた*]
[「あかきもの」を近くに感じていた時は、恐らくきっと誰の声も耳に入らなかったろう。
今答えようとするのは距離を置いた故の理性か、それとも口に残る物故の本能か――]
…
甘い…モノを…
[どの道言葉は*狂って*]
―in his room to my room/last night―
[ようやく眠りに落ちた彼の髪を、まるで幼子にするように撫でる。]
夜の優しさがあなたに穏やかな眠りを与えてくださるように。
……良い夢を
[doorへ向かい、corridorへと出る]
……あ、食事。
[しまった、と思うけれど今は疲れ……]
今更ですね
cheesecakeは明日にしましょう
[先送りにしすぎてつくれなかったらユリアンに怒られてしまうかしら。
自分の部屋に戻って]
―in my room―
[乾いた赤を踏むのにも、少し困った顔をするだけで部屋の中に。]
主よ、神よ。
わたくしたちに夜の安らぎをお与えください。
[やわらかいbedにもぐり、...は口にする。
片手を持ち上げ、その視線を合わせると]
……これも神のご加護でしょうか
[もう片手を腕に添える]
嗚呼、そう……でしたね
わたくしたちの血はちがうのでしょうか?
……大丈夫だと思うのですけれど
['cause he has werewolf, too.
i told to father.]
そんなにわざわざとっておかなくても、またあげますよ
[i said to lunatic]
/中/
んー。
断片的に出せちゃいるんだけど、当事者以外には赤組と思われても仕方ない動きしとるなー、自分(' ';;
取りあえず、守護COだけはせんと、死んでも死に切れんと思う俺がいます。
それができれば初回でも……いや、できるなら、バトルしたいんですが(笑)。
─自室/前夜回想─
[少女の部屋を出た後、廊下のやり取りを、一見気に止めた様子もなく、部屋に戻る。
それはいつもの無関心によるもの……では、なく]
……くっ……。
[部屋に入るなり、足の力が抜けた]
何だってんだ……一体……。
[一つ、息を吐いて。ふらつく身体を引き摺るように、ベッドへと向かい、そこに倒れ込む]
[朝からの、自分の一連の動きを思い出す。
明らかに、以前とは──ここに、つれて来られる以前とは、違う事がはっきりと感じられた。
身体能力の、上昇。
今、感じている疲労は、それを御し切れていない反動のようにも思えて。
問題なのは、その『上昇』の所以]
……確か……人狼騒動にはいくつかの、対抗する力の主がつき物で……。
狼を見切るもの……死者の声を聞くものと……あと、なんだっけ……狼から、護るもの?
[書斎で整理した情報と、オトフリートから聞いた話とを、思い返して呟く]
確か、守護者……とか、言ったか。
護るもの……ね。
俺が?
はっ……出来のいい冗談……。
[言いつつ、左手でロザリオを握り締める]
カティアを消した俺が。
護ろうとしたものを殺した俺が。
護りの力に目覚めただと?
……いい趣味してやがるよ……箱庭の主。
[一しきり、低く笑って。
それから、月を見上げる。
蒼い瞳は、虚ろにそこに座すものを見つめ]
Das nahe, chtest du raus.
In der Welt, in der er einfriert, alles.
Annehmen, das, das es hatte, es sei denn tut, um zu zerteilen und dergleichen.
Welt der Stille und Gefangnis des kuhlen Eises.
Es sollte, hier alles zu setzen gehalten haben.
Der Wreckage von denen, die du brichst.
Ruine von denen, die nicht gebildet werden konnen die Hand.
Irgendein Fragment innen durch dein ist defekt.
Vollig.
Zwei Grad, ohne, Weise zu sehen, durchgefuhrt wird es……
[小さな呟きがこぼれ、やがて、*意識は眠りへと堕ちる*]
/中/
PL視点COになるのはしゃーない、素直に言う子じゃないから。
まあ、流れの上で、PC視点でも出して行きたいんだけどね。
……ていうか、何人か、言ってそうだが。
「やっぱり守護か」
「また守護か」
……それは大きなお世話です。
/中/
そして、これだけを見てるとびみょーに泡沫エリと被るが、そこは気にしないように。
あっちとはまた、状況違うんだい(笑)。
(中/がああん!!画ああああああああああああああああああん!!!!!!!!!
ね、寝過ごしたッ!!!!0睡眠のまま3時までは無理があったか・・・。
うわーーん!!オトフリートとか喋りたかった・・・。
り、リアルに泣くぞっ(´;ω;`))
/中/
しかしこうしてみると。
処刑希望相手と守護対象の決定基準が。
全く同じなんではないのかと。
……色んなパターンで守護やったけど、今回が一番すさまじーな、守護基準。
昨夜、広間→二階廊下
[まだふらつくハンスを、二階の部屋まで送った。
二階の廊下はもう誰もおらず、その広さゆえか戦いの痕を見つけることすらなかった。
みんな無事だと聞いていても、心配で。かといって部屋に訪れるのも、躊躇われた]
嫌な、感じ・・・。
[手を胸に当て。
息をひとつつき、一番端の、自分の部屋へと戻っていった]
[占い。
初めてのことに、体力以外の何かが消耗していた。
この力は、この箱庭に来なければまだ...の奥深くに沈んでいたことだろうものだし。
まだ一晩に一回は、無理があった]
――現在、自室(F)――
[ベッドから起きる。
少しだけ、だるさを感じた。
ベッド脇の机の上に置いてある、森で拾った小石を手に取る。
少し、ラクになる。落ち着く?]
これは・・・魔石、なの、かしら。
[首を傾げた。
ここに来る以前も、ランプ作りで塗料として使っていた石によく似てる。
...以外は、この石を使う事などしなかった。扱いが難しいレベルではなかったから。
「神」からかけられた魔法以外はきかないらしいこの場所。
この石で落ち着くというのは、以前の生活が、懐かしいからだろうか?
眉を顰め、首を横に振った]
[それでも服を着替えてから、ポケットに一つその石を入れる。
今日のワンピースは黒。
黒以外を着る気になれなくて。
今日は書斎へ行こう、と、部屋を出た]
/PL/
…それなりに殺せるとは思いつつも、殺害RPと霊視RP両方は相当きつい気がしている。
一人二人殺すのは、まあいいのだけど、毎日殺害はPCとPLが両方狂いそうね…。
/PL/
エルザだけなら狂ってもいいのだけど、今あたしが狂うとミハエルがかわいそうすぎて。
今回のPCはPLの言うことをまったく聞かないキャラで驚いているわ。やはりモデルがモデルだからかな。
他人のことなんか気にせずに動くのよね、エルザは。…どこへ行くんだろう?(ぉぃ
エルザもすごい歌姫みたいなことになってきてるけど、姉さんはたぶんスケールがまた違う歌姫だった感じがする。
きっと姉さんはエンヤかサラ=ブライトマンだったのね。
/PL/
ハンスと同郷ネタで絡みたいんだけど、時間が合わないうえに、エルザはなかなか思うように動かないのよね…。
生きてるうちに話せるのかしら…。
/設定memo/
*特別なことは何もない孤児。
*親は貧困のためそれならせめて教会で育ててもらいたいと捨てた
*たぶん親はしんでるんだろう
*...自身は教会で育つうちに神さまだけを愛したいとかで(ぇ)シスターに。
*料理くらいはとがんばったり
*ただ神さまを信じるのはきっとその教会で過ごせたから。捨てられたことは恨んでいない
*性質はすべてを許す。赦し、愛し、慈しむ。どんな人でも平等に。
*ただしそれ以上になることはない。愛するものは神と親(教会、神父さま)だけ。
*故に殺せと神や神父さまに言われたなら、抵抗なくうなずく。人狼であったことを知って神の意思が老人をたべさせようとしていることに気付き、それに乗ったのはそのため。
*神がそれを望むならわたくしは殺しましょう。
*いきるために、ころしましょう
[かあさんひとりで仕事に行って、
とうさんの為に料理作った。
とうさんそれ食べ元気になって、
ふたりは幸せ、おめでとう。
そこへ誰かがやってきて、
ぼくにもおくれと言いました。
かあさん困った料理が無いわ。
だから今度はさんにんで、
一緒に食べようさんにんで。
おかしなやつつれ、さんにんで。]
[あまーい人は、誰かしら?
おいしく食べて、あげるから。
怯えてないで、出ておいで。
それとも怯えが、甘いのかしら。
そんな話を、さんにんで。
おなかのすいた、さんにんで。
次の朝まで、さんにんで。
彼が見るのはあかい夢。
童話のような、こわい夢。
とりーりあまーい、みつの夢。]
[彼の頭を、優しくも力強い熱が行き過ぎた、そんな気がした。
彼の中の「あかきもの」が、反応する。
頭がアツイ。
彼の中の「あかきもの」が、言う。
服従せよ、と。
頭が、アツイ。]
[彼がこの部屋に来た時には、確かにナターリエが居た。
そしてこのベッドに横になった時も、まだ。
彼女が去るのをそうして待っていた筈なのに、それを見ていない。
他人の目の前で、眠ってしまったのだ。
その事に気付き、彼は深く溜息を吐いた。]
…なんと言う…
[頭を抱える。
頭を触ると、寝ている間に髪が撫でられ整えられたようになっているのを感じて、ますます落ち込んだ。]
…。
ええ、ありがとう、ございます。
[コエを掛けられれば、幾らか冷静さを取りもどしたか。]
昨晩は…失礼致しました…。
[酷く申し訳なさそうに]
…。
[忌々しげな顔で彼の顔に張り付いた眼鏡を着け直すと、
目を瞑り一息吐いた。
過ぎた事を何時までも、引き摺っていてもしょうがない。
とは言え、己の気の抜け具合に立った腹はそう簡単には収まらない。
ふと目に入ったのは机の上のグリューワイン。
…一口飲んで、落ち着くとしよう。]
あの子は優しい子だ…。
[深い深い呟き]
私がまだ覚醒めきっていない時にも、甘いものを持ってきてくれた。
昨晩、君は私の元へ集っていると言ったね?
それは間違いだ。
私も君も、ナターリエによって覚醒めを促されている。
─自室─
[ぱちり、目を開ける。
動けなくて、苦しくて、息がうまく吸えなくて。
ぼんやりとしたまま、ベッドの上で身じろぐ。
きゅう、と小さく情けない音。]
…おなかすいた。
[だが、「あかきもの」は彼に力を与える物。
彼はお陰で完全に、コエを操れていた。
…ほんの少し、ワインに薄めれば…
自分に言い訳をするようにそう唱えつつ、小瓶を手に取る。
グリューワインに、ほんの一滴だけ加えて。]
[大きな窓にかかる、レースのカーテンからは、
春のやわらかな日差しが差し込んでいて。
黒のひらひらフリルのワンピースを着たまま、ベッドの上で拘束されたまま。
梱包を解く途中で忘れられたお人形のよう。]
[彼は平静を取りもどしたようだ。]
[囁きには目を細め]
…。
彼女が、ですか。
なるほど…私はてっきり、貴方が彼女らを呼び寄せたのかと。
貴方のコエが力強い物ですから。
もっとも強い力を持つ者に、同族は引き寄せられる…
たすけてあげなきゃ おこしてあげなきゃ
いいひと やさしいひと こわがってるひと かなしんでるひと
みんなおこしてあげなくちゃ
ぜんぶ わるい ゆめだもの
おじいちゃんみたいにこわしちゃえば
ちゃんと むこうへ もどれるね
こっちへもどってこれないように
しっかり こわして おこさなきゃ
君は(教会に来ているから)知っているかもしれないが、彼女はみなしごでね。
何処から現れたのかすら分からない。
(私達はみな家族として暮らしていたとも)
既にあの時(21年前)から、この日の事は決まっていたのかもしれないな。
[途中から独り言のように]
[それは彼女にとって"よいこと"。
やらなきゃいけない大切なこと。
ころん、とベッドから転げ落ちて、じゅうたんの上をもそもそと這う。
折り紙を切ったときに使っていた、小さなハサミを見つけ出し、
細い細い糸をぱちん。
ぱちん。
ぱちん。
ぱちん。]
[…それにしても、だ。
此処最近、特に「神の箱庭」に来てから、
素早い動き、闇の動きを必要としなかったからといって、
そうそう身体が鈍るわけは無い。
彼は此処に来て強化された「記憶」に、それに関連する様々な「言葉」に「情報」に、やや心を乱されていたのかもしれない。
彼女、ベアトリーチェ…のみと言わず、誰を見ても何を見ても、強く物を思う。
それは「この場所」に掛けられた「魔法」がそうさせるのか?
それとも「彼自身」に掛けられた「魔法」がそれなのか?
それとも…?
彼にはまだ、分からない。]
ナターリエの眸を見たかい。王たる金色をしていただろう。
私は毒を意味する銀色をしているらしい。
チェスに喩えれば、さながら僧兵(ビショップ)であり砦(ルーク)として王を守る女王(クイーン)の駒だろう。
(クイーンはビショップとルークの能力を合わせ持つ)
君は上空より襲いかかり奇襲をかける事が出来る、騎士(ナイト)だろうか。
人でありながら私達の味方であるという事は、トリッキーな動きが出来るという事だ。
つまり、君は私達が正攻法では入っていけない陣地にも入る事が出来る。
(八方向に、直線二つと横一つの位置に動けるナイトは駒の中でも重要な駒だ…もっともチェスで一番重要なのはただ一つの駒しかない……)
「占い師」は、私達(人狼)を見破る事が出来るらしい。
だが、狂人が誰なのかまでは分からないそうだ。
[クレメンスはわらっている]
…。
[さだめを示す言葉には無言で]
[まさか、との声に反応してふっと笑い声が響く]
私にも知らない事はありますが…
集う者達は、それだけで強い力を持つ事を意味する。呼ばれ合って集うはずですから。
私が貴方の…いや彼女の元に訪れたのも、彼女の、「言葉ではないコエ」に呼ばれていたのかも知れません。
そしてそれは単純に「知っている者の数」として現れる…
貴方が彼女を引き取った時の事で、何か心当たりはありませんか?
例え心当たりが無かったとしても、私はほぼ確信していますがね…
[小さく付け加えた。]
「知っている者の数」…?
昨晩も話したが、私には心あたりは……
[言い淀むように感じられたのは気のせいか]
君は何を知っているのだい?
「知っている者の数」…
彼女は恐らく、この箱庭に連れて来られた人たちの中で、此処に来る前から、一番多くの繋がりを多く持っていた。
[私の事は少しずるい事をしましたので除外して下さい――と苦笑して]
それに…その、
…彼女の…はとても…とても甘くて熱かった…ものですから…
[やや恥ずかしそうに]
[チェスの話にはほうと呟いて]
なるほど、面白い例えですね。
[奇襲…と口の中だけで呟く]
そう…私はもうきっと、貴方がたなしでは…
[コエの向こうで顔を悲しく歪ませる]
金と銀と、そしてあか。
比べるまでも無い。
貴方は昨晩からずっと熱心に、調べ物をなさっていたようですが。
何か私に望む事がありますか?
[「占い師」の名を出すクレメンスに、口の片方を吊り上げて尋ねる]
[兎に角、彼にとって一番分からないのは彼女だった。
昨晩アーベルに「知っているのは名前だけだ」と言ったが、彼の情報網を持ってしても彼女の事は此処、箱庭で得た物以外何一つ無いといってもいいほどしか分からなかった。
アーベルに、彼女の事を頼んだが。今はどうなっているだろうか。
目を覚ましているなら話を聞きたいところだが、私を見て彼女はどうするだろう?
まだ、彼の好奇心の対象である彼女を、殺してしまいたくは無い。
だからといってこちらから行かずに放置しておけば、もし安全だった場合彼女の暴走を見た人にやられてしまうかもしれない。
早い方がいい。
彼はそう判断した。
身体に仕込んだ武具防具を確かめると、グリューワインを一気に煽り、部屋を後にする。]
つまり、ナターリエが知っている人物達がここに呼ばれたという事かい?この──神が作りし箱庭(Eden)に。
[クレメンスは、「ずるい事」には何も言及をしなかったが、続いた言葉には複雑な思いを抱いた。]
ふ…人狼達が戦ってきた歴史だよ。
人狼達が存在する一つの村(集団)には、必ず「占い師」が存在し、場合によって「霊能者」や「守護者」といったイレギュラーが混じる。場合によっては、もっと別の第三者、第四者がね…。
その中では、「占い師」に対抗するために、私達も「占い師」だと名乗り上げる事もあったそうだ。正しく、死をかけたゲームだね。
だが、私は君にそれをお願いしようとは思っていない。
君は、私達より情報に通じていて、賢い。
私達や狂人が偽った占い師の末路は、死に満ちているよ。非常に、高確率でね。
君を失いたくない。
そもそも、私達はアーベルか君かを殺そうと考えていた。”厄介”だ──とね。
[クレメンスは、まだ自分の言葉にどこか慄きを感じている]
君が味方なら──とても心強い。
[アーベル。
母親を亡くし、手を払い除けて裏の世界の飛び込んでいってしまった少年。]
[ぱちん。
ぱちん。
きらきら光る糸を一本一本切り落とす。
ぱんぱんっと払えば、窓から差し込む春の日差しに、糸がきらきら舞い落ちた。
立ち上がり、ドアへと歩こうとして。
ぺてりとこけた。]
…あれぇ?
[まだまだ沢山絡み付いていたみたい。]
[ふと、昨晩のナターリエの言葉を思い出した。
どれだけ愛しても、死は必然。願うは安息。
足を止め、目を瞑り眉を顰める。]
…。
[…今、考える事ではない。
目を開くと昨日まであかき模様のあった場所の近くを通り、ある部屋の前へ――]
[彼は堪えきれずに笑った。
銀糸が幾つか床にある事は気になるが、この少女の顔と自分の顔は、あまりにもアンバランス。
転がっているベアトリーチェの近くに腰を下ろした。――ある程度の距離は置いて。]
こんにちは、姫君ベアトリーチェ。
少しお話を聞いても宜しいかな?
──自室──
[クレメンスは自室で、書斎から持ち出してきた本を読んでいる。まだ熱が残っているのか、溜息を零す。]
うむむ…。
[洗面所に行き、水を張ると顔をざばりと洗う。
顔を上から手で拭いながら、タオルをとり…ふと鏡を見る。]
異能か…。
[人狼が居らずとも御伽噺となろうとも、人は違和を感じる人間を迫害する。
教会の異端審問局は、異教徒を。
人間達は、異能を。
己に違和を感じる人間は、自分から身を引く。世界に受け入れられないと。
それでも、この世界は美しい。クレメンスは信じている。]
アーベル…。
[何故裏通り暮らしを選んだのかを、クレメンスはまだ聞いていない]
君のその名前、「Beatice=Leer=Wiederholung」。
「Beatice」は幸運をもたらす女を。
「Leer」は空っぽを。
「Wiederholung」は繰り返しを。それぞれ意味するね。
…君が歌う歌に、とても近い物を感じる。
君はその事を如何思う?何処でその歌を?
[途中、口調に緊張が走るが。
彼の出来る限りの力で、優しく言う。]
おはなし?
[何とか体を起こして、じゅうたんの上にぺたんと座る。
その翠の大きな目が、じーっと眼鏡の奥を見つめた。]
わたしは、わたし。
ずーっと、わたし。
いろいろかわるけど、わたしは、わたし。
たりなかったらよばれるの。
たりないぶんに、わたしはなるの。
なんどもなんども、くりかえすの。
ずーっと、ずーっと、ずっとずっとずっと。
[難しい顔をしていたが、顔を赤くするベアトリーチェを見て、苦笑。]
…広間に、行きますか?
きっとあそこなら、何か食べ物があるでしょう。
[少女の笑みに、こちらもふっと自然な笑みを浮かべて]
なら、行きましょうか。
[流石に、銀糸を取り払う事は出来ない。
それが、甘い自分への最後の抵抗。
歩けますか、と聞きつつ扉を開け、広間へ向かう]
[彼は少女に触りたがらない。何かが壊れてしまう気がするから。
それでも、今は、耐えるしか、無いか。]
…。
はいはい、姫君。
少々お待ちくださいませ…
[何処かやれやれと、何度も見たと言いたげな声を上げる。
けれどもそれは不快そうでもなく、呆れた振りをしているだけのような、そんな笑みを浮かべた。
懐から小さなナイフを取り出すと、器用に絡まった銀糸だけを切っていく。
ショールはなるべく伸びないように、綺麗に外して。
外した後、手だけ縛ろうと]
…。
…………。
[心の中で、何かを唱えかけて止める。
言ってしまったら、彼は「今の彼」でなくなってしまう]
[彼女が抵抗しなければ、彼はのろのろと、彼女の手を後ろにして縛るだろう]
/中/
ちょwwwwwwwwwwwwwwww
なんてことしやがるんですかファーザー!!
まだよみとちゅうだけどこれはいわせて
ばかーーっ!!
[おとなしく、糸を切ってもらっている。]
…おててぎゅってしたら、ごはんたべれないよ?
[小首を傾げて見つめてみたり。]
/中/
よみおわった……………………………
ふたりともエピでハリセンさせてくださいね?(こてん)
なんなんだよナターリエは!
[少女の声には手が止まり。]
…。
[しかし手を開放するのは…]
…。
…それでも、いいですか?
[あーん、という言葉に返す。
顔は上げずに]
/PL/
サポート掲示板のクレメンスへ。今はとても言えないレス。
…霊能を選んだわけではありません。
…これだけくどく言ってるのに霊能COに見えないのだとしたら、いったいどうしたらよいのです。
/中/
それとも蹴ったり踏んだ方が良いのかしら…………………………
**設定変更は必要か否か
→おそらくしたほうが綺麗にいく
家に帰ったら要ログ読み
[チェスのポーンの形のような、エスプレッソマシーンを火にかけながら、髭を撫でて思考に耽る。やがて熱せられた水が蒸気となって、上部の容器に濃い抽出液が溜まるだろう。その一時の間にミルクを無意識に泡立てる。]
私が責任を持って、…その。
「あーん」、しますので。
[慣れなさ過ぎる単語を口にして、彼は彼女の手を縛り終えた。]
では…改めて。
参りましょうか、姫君。
[彼女の先に立ち、ドアを開ける。
彼女の縛った手が、なるべく見えない位置に立って歩く]
/中/
いや、ほんとに気がついたら鳴ってるんですよ、遠くで雷鳴(汗)。
まあ、あと30分もしない内に箱から離れないとならんしね(^ ^;
しかし、神父とはなんでこう、素晴らしく行き違うんだろうか……。
……運命?(なんの)
そして、独り言が中ばっかりなのはなんなのか(笑)。
あ、いつも独り言で落としてるとこを、表のソロRPでやってるからか。
……だからpt減るんだよ。
[the time, i had slept.
so i could not know the talk they told.
その時、わたくしは寝ていたから、彼らの会話なんて知らなかった。
but, if i had heard that, i could not understand what they said.
ですがもしわたくしがそれを聞いていたとしても、理解できはしなかったでしょう。]
[広間の大きなテーブルには、世界各種のパンとジャムが綺麗に置いてある。誰か用意したのだろうか。
ベアトリーチェに向かって尋ねる]
今はまだ少し、夕食には早いですから…あのパンで構いませんか?
[ベアトリーチェが何か望む物を言えば、彼に用意できるかもしれない。
が、料理は得意ではないので味の保証は無い。]
―in my room(A)―
[目をさました...は、あまり慣れたくないけれど慣れてしまった柔かいbedから降りた。
広い窓の外を見る。]
本当に綺麗。
……落ちてしまいそうだけど
あ。
料理つくりにいこうかしら
―open the door and go down―
……?
[doorを開けて気付く。なぜだろう。何かが…]
血が、消えて…?
[呆然と呟いた。]
こんばんは、オトフリート。
[親しみをこめて囁いた]
私達が声で喋りあう事が出来ていると気づかれてはいけないからね…(そうするとバレてしまうよ。人々に)…人間同士の私達として、接しようじゃないか。
[となりの部屋の前にも、階段にも、それはみあたらなかった。まるで夢であったように]
……no, it's not a dream.
[しかし赤はなく]
[クレメンスの姿が目に入ると、彼は此処が箱庭である事をはっきりと意識した。
…そう、それは忘れてはならぬ事。
無意識に瞳が険しくなったか]
今晩は、神父(Father)クレメンス。
オトフリートです。
[彼が名前を告げたのは、モノクルを付けていないクレメンスの為だろうか。
険しい表情は、挨拶の言葉の前に掻き消えていた。]
オトフリート、こんばんは。
[クレメンスは、カップをあげて微笑んだ]
もう食事の時間だったかな?
[クレメンスは懐中時計を取り出して確認すると元に戻した。
オトフリートならば、モノクルをかけずに懐中時計を確認出来ている事に気づくかもしれない。]
申し訳ありません。
まだ、慣れぬ物で。
[とは言えさして気にしていないかのような、やや上目遣いの笑みをクレメンスに向ける。]
こうして話すのは初めて、ですね。
[彼はベアトリーチェの言葉に微笑むと、柔らかそうなパンを手に取って小さく千切った。]
ジャムは要るかい、姫君?
[彼女の口元に運びつつ]
そうだね…初めてだ。
空気を伝わらせずに話す事が出来るというのは、とても不思議だね。
[クレメンスは微笑みをたたえたまま]
いやいや、私だってまだまだ馴れていない。
いえ、まだ少し早いのですが、姫君が…
[と言いかけた所で、異変に気付く。
彼は酷く目が悪かったはず。]
…。神父クレメンス。
目が…良くなられたのですか?
[時々買っていかれるモノクルは、その度に度が上がっていったはずだが。]
うん。
じゃむすき。
はちみつも、まーまれーども、すき。
[差し出されたパンをぱくり。
はた目からは幼女誘拐監禁に見えても気にしないったら気にしない。]
[昨晩の事が頭を過ぎる。
やや罰の悪い顔。
だが、この場から急に離れるわけにも行かない。
少し悩んで彼が良く行う挨拶をした。]
今晩は、シスターナターリエ。
…昨晩は、ありがとうございました。
[微笑んで。やや詰まったが]
ああ…。
[何と形容すればいいのだろう]
その通りだよ、オトフリート。
急に目がよくなってね。何もかも見通せる心地だ。
私は、これを神からの祝福だと考えている。
私の他にも…いや、何でもない。
[確か、イレーネが力が落ちていないと自分の両手を見ていた事を思い出したが、今は黙っておいた]
ところで…
オトフリート、一体それは…
[ちらりと見えたベアトリーチェの様子に、オトフリートへ再度微笑みながら、少し戸惑ったような表情。]
[甘いものは何でも好きそうな様子を見せるベアトリーチェに、
では、まずジャムにしましょうか。
そう言ってビンの蓋を開ける。]
[彼は、そんな風に見られるであろう事はまるで想定外だ。
そんな事を言われたら、恐らく起きたばかりの時と同じくらい気が沈むだろう。
ああ、此処はなんて恐ろしい場所なのだろう。]
[とりあえず一応3を選んで...は頭をさげる。神父さまの目配せに、そっとしておいてさしあげた方が…と目が語った]
こんばんは。
よくお眠りになられたようでよかったです。
体調は治りましたか?
[軽く首をかしげて尋ねる。]
[それから彼らに質問を]
夕食、何か食べたいものはありますか?
つくりますよ
[皆から回答を得たら、*kitchenへと向かうだろう*]
[ベスが暴れていたのは知ってはいたが、その様子にしっかりなにかを心にとどめたかもしれなかった]
急に、目がよく、ですか。
神からの祝福…
[「神」からでは無いと良いのだが。そう思いつつ]
他にも?
[その言葉には素直に怪訝そうな顔をする。
だが、これで彼が語らなかったら素直に追求を止める、かも知れない。
彼に掛かれば全て、神からの祝福になってしまいそうな気がする]
[クレメンスが(戸惑ったのならまだしも)何故微笑んでいるのか、彼には良く分からなかったが。
目線がベアトリーチェを示せば少し表情が曇ったか。
手が止まり視線はテーブルの上を泳ぐ]
…ああ、これは…
昨日、突然暴れだしたので………
[酷く辛そうに、短く。]
ナターリエの看病のお蔭で随分よくなった。
まだ少し熱っぽいが、殆ど治っているよ。
[ナターリエに笑いかけ]
夕食かい。
私の事は気にしなくていいから、皆が食べたいものを作ってくれるかな。っと、私が手伝うとナターリエが怒りそうだね。
止めておくよ。
[ナターリエが、オトフリートやベアトリーチェにも尋ねるのを横目に]
他にも…
[秘密にしておくものでもないだろう]
そうだね、イレーネが私と同じような事を言っていたんだ。確か…働いていないのに力が落ちていない、と言っていたかなあ。
[首を捻りながら]
イレーネはランプ屋で働いている。ランプ屋というのは、肉体労働も兼ねているらしい。棒の先に熱した硝子を巻きつけ、何時間も暑い焔の前に立っていなければいけないから…。
[クレメンスの微笑みを絶やさずに戸惑った曖昧な表情は(オトフリートに強く尋ねては何か駄目なのではないかという宣託のようなものが降りてきていたのだ)、オトフリートに不思議さを与えたようだ]
[勿論彼は、クレメンスとナターリエが目で何を話したのか気付かない。]
ええ、もう大丈夫ですよ。
[これでまた心配されて部屋まで連れて行かせてなる物か。
疲れなど微塵も見せずに微笑んで返す。
料理を尋ねられれば、ふとイレーネがニョッキを好んでいた事を思い出し頼むだろう。]
/PL/
完全RP村では、自分が能力者であることをあからさまにしてよいものだと思っていたのだけど、間違えていたのかしら。
それとも、「霊能COもしていないのに、霊能である前提でものを言うな」ということなのかしら。
うーん。完全RP村分からない…。
余計なことを訊かなければよかったのかしら。
でも、自分が死んだらいまわの想いくらい伝えておきたいと思ったのよね。
その時になってから話すより、生前に簡単なコンセンサスが得たかったのだけど…。
まあ、四の五の言ったところで、明日死んでるかもしれない。あたしが襲撃死した場合、誰も遺言見つけてくれる人はいないわけだから、何を悩んでもまったく持って無意味なのよね。
…っていうか、技量って…(号泣)
[ベアトリーチェの舌先が彼の指を掠めれば、躾ける様な顔つきになり]
人の指を舐めてはいけませんよ、姫君。
パンもジャムも、まだ沢山あるのですから。
[だがそれにはやや親しみが見えて]
[イレーネの調子が落ちない事を聞けば、皆此処にいると何処かしらに秀でるのだろうか、…では私は?
自分の中で問いつつ感謝の言葉を返す。]
「暴れ出した」…。
ええ、それは…
[説明しようとして、言葉が詰まる。
話せば神父は彼女を…どうするのだろう。
…だが、彼が話さなかった所で、きっと他の者から伝わるだろう。
誇張して話が膨らんでいくよりは。そう思って簡単に一部始終を話す。
アーベルや彼自身の事を隠すまでは、気が廻らなかった。]
[少女が問えばなんでもないよと言っただろう。
が、クレメンスがベアトリーチェに掛ける言葉には明らかに顔が曇る
彼には、判断が出来ない]
[唐突すぎる告白――ベアトリーチェが暴れた事もだが、あの「アーベル」が。
クレメンスは、裏通りで生活している事までは知っていたが*呆然とした。*]
―自室―
[結局、一晩中扉の前に居た。
碌に眠ることなど出来ず。落ち着いては来ていて、けれどそうなればなるほど他への疑心も高まる。]
何で、・・・・
[血溜まりを、人の死を眼前に平静で居られる奴の心理など僕には分からない。そう言えば少女の首を見たという時も、話をしていた奴はやけに冷静に見えなかったか。]
[彼はまだ、彼の「言ってしまった」事の重大さに気付いていない。
ベアトリーチェが凭れ掛ってくると、苦笑。
そっと抱き上げ長いすへ運ぶ。]
[誰が殺ったのか。誰も彼もが疑わしい。
否、若しかするとだ。人狼が2人だなんて嘘で、全員が僕を騙しているのではないか。裏で嘲笑っているのではないか。]
そうだ、それなら――
[簡単な話だ。
ふらりと立ち上がり、箪笥の傍へ。引き出しを開けると細身のナイフが目についた。]
あいつら全員、こうやって――
[テーブルの上、重ねて置かれた紙の束にナイフを振り上げ。]
――殺せば良い。
[思い切り突き刺した。]
――書斎――
[たくさんの本。
紙独特のにおいがする。
これらに詰まった知識の膨大さを考えると、なんて自分は、ちっぽけなんだろうと考えながら]
─自室─
ん……。
[目が、覚める。大分長く眠っていたような気がした。
虚ろな蒼い瞳を深い夜の闇へと向ければ、そこには月。
その光が紅味を帯びたように見えるのは、錯覚だろうか]
……ねすぎた……。
[ぽつり、呟いて。
それから、右手首の銀糸に視線を向ける]
[ベッドに寝転んだまま、右の手首を、軽く振る。
ヒュンっ!という、大気の震える音。
部屋の中の薄闇に、銀糸が舞う]
……Wenn es ist, entscheiden das mindestens lediglich……
[掠れた、呟き]
Bereits, folglich das dieser Korper, der weit sehr unterschiedlich ist……
[手首の動き、それに導かれるように、銀糸は元の場所へと戻る]
[一冊の分厚い本を、棚から出し手に取る。
深緑の表紙には『人狼の系譜』と、書かれていた。
ぱらぱらと、ページをめくる。古い本。
かなり飛ばし読みで内容はほとんど分からないが、どうやら人狼の血の繋がりだとか、歴史だとかが書かれているようだ。
家系図らしきページに、手を止める]
・・・・・・。
[たくさん並ぶ名前。
これだけの人狼が、生きて、死んで。
指で、ゆっくり、家系図の線をなぞる]
ま、うだうだしてても、はじまらねぇか。
[蒼い色の髪を、がしがしと掻きつつ呟いて]
閉じこもってても、状況はかわらねぇし……な。
[言いつつ、ベッドから降りる。
身体の方が滞りなく動く事を確かめると、懐の短刀の存在を再度確認し、部屋を出る]
─…→広間へ─
[書斎にある椅子を一脚ひいて、座る]
いたい。
[眉を少し寄せるが無感情な口調で言って、腰を浮かした。
ポケットに入れた石の角が当たったのだ。
手の平で握って少しはみ出るその石を、ポケットから出して、机の上に置いた。
椅子に座り、家系図のページを開いて、読むでもなくその上に突っ伏した。
銀の髪が、さらりと揺れる]
神父 クレメンスは、青年 アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
[ずっと付いていてくれたらしい]
[昨日の会話を思い出し、くしゃりと破顔する]
[起こしてしまわないようにとそっと抜け出し]
[逆に彼女をきちんと布団の中に寝かせようとした]
─広間─
っとー……。
[やって来た広間の状況を把握できずに、かりかり、と言う感じで軽く頭を掻く。
何となく、何が起きてるのかは聞かない方がいいような気がして、所在なく立ち尽くしていた所に、名を呼ばれた]
……ん? 何だよ?
[呼びかける声に含まれるものに、僅か、困惑しつつ。
自分を呼んだ声の主を見やる]
[エルザもまた疲労が溜まっていたようだ]
[起きない彼女の髪を撫で整え、昨日してもらったのと逆に今度は...が額にそっと唇を落とす]
[それからサイドテーブルに近寄って水を一口]
[まだ少し熱かったが、かなり落ち着いてきていた]
[エルザの方を一度振り返り、クローゼットへ。
着替えを出してシャワーを浴びることにした]
[クレメンスは、頭を左右に振った。]
[カップを取りに歩きながら、
青年の困惑げな顔と、裏通りに住みながらも健康的な体に微笑みを浮かべ、]
昨日は、大変だったようだね。
/中/
ところで。
あえて、ここで言おう。
糸の元ネタの暗殺者君を設定した頃、三味線屋が首絞めてました、確かw
このあべくんは、過去に作ったオリジナルに出てくる暗殺者の設定二つをチョイスしてたりする。
……まあ、ifなんだけどね。
[呼びかける声に、微かに違和感を感じるのは、気のせいだろうか。
ふと浮かんだ考えは、『昨日』という言葉に打ち消され]
ああ……別に、大した事はしてねぇよ。
[素っ気無く言いつつ、転がるカップを右手で拾い上げて、差し出す]
[熱い湯を浴びながら昨夜のことを考えていた]
ベアトリーチェは確かに僕を殺そうとしていた。
でも彼女に悪意は見えなかった気がする。
[そしてグッタリとした少女を思い出す]
僕の短慮が彼女を興奮させてしまったんだろうか?
[とにかく最初は謝ろう、そう思った]
─自室─
[毎日温かい湯船に浸かれることへの感動も忘れ、頭をへりに預けながらユリアンは考えている]
何なんだろうなぁ…昨日のベアトリーチェの行動は。
……ギュンターって爺さんのことがあって、子供には相当堪えることだろうし…それで、精神の安定を崩したとか…?
それとも――
[人狼、と呟く口までも湯の中に沈めた。
ぶくぶく泡が立ち、最後に一つの大きな泡。溜息だ]
わからん…わからんことだらけだ。
[ざばり風呂から上がると、着替えと共に果実の形の装飾がなされたナイフも身に帯びる。
ポケットには入りきらなくて、ズボンに留めて上着で隠した]
アーベルさんやオトフリートさんほどとはいかなくても…
自分の身くらい、守れる状態にはしておきたいよな。
[そして更に考える]
[殺しあうしかないといわれたことを思い出して]
もし次に彼女が襲い掛かってきたらどうすればいいだろう?
僕は…この命を捨てたくは、無い。
[だからといって彼女を殺すことが出来るのか]
[技術的にも心情的にも自信は無かった]
[けれど]
けれど。
もし、本当に殺されそうになったら。
[そして何よりも]
[自分よりも、もしエルザが狙われたなら]
それだけは、絶対にさせない。
[ぎゅっと拳を握った]
…アーベル、君は。
[カップを差し出され、尋ねようとした言葉は尻すぼみになる。
変わって向けられたのは笑顔で。
アーベルからカップを受け取る時に僅かに指が掠る。]
ありがとう。
間抜けな神父だね。
[切れた前髪をかきあげた]
俺が……何だよ?
[途切れた言葉を訝るものの。
笑顔を向けられれば、やや、拍子抜けしたように瞬きをして]
……まあ、確かに、その前髪は間抜けだな。
[裏庭の穴で切られた、というそれにちらりと視線を向けつつ、さらりと]
[家系図を再び指でなぞって]
ちっぽけなんか、じゃ、ない。あたし。
あたしこんなにもたくさんの、歴史と、血の上に、生きてる。
なのに、なのにこんなに、何もな、いんだ・・・。
[珍しく、独り言を零す。口に出して、確認するように。
淡々とした言葉が、何も無さをより強調し]
でも、でも、ごめんなさい。死にたくないの・・・。
[石を強く掴んで。
少し尖ったその石を握る、手にうっすらと血が滲んだ]
[シャワーを止めて浴室を出ると、服を手に取った]
[ゆったりとした服を選んだのは武器を持てるようにするためだ]
[もっとも拳銃は彼が下げれば流石に目立つのを避けられず]
[仕方が無く昨日と同じく短剣だけを身に付けた]
[ただし、昨日と違うのが一点]
[今日は必要となれば確実に抜けるように、腰に近い場所に隠す]
―広間入り口―
…ベアトリーチェが、いるな。
[長椅子に横たわる少女の姿。
途端に襲う緊張感に目を見開く。
しかし少女が拘束されていること、どうやら眠っているらしいこと、傍らにオトフリートが付いている事で落ち着くことができ、周りに目を向ける余裕ができる]
アーベルさんと神父さまだ…
[声をかけようとしたものの、言葉を飲み込んだ。
漂う空気がいつもと違う気がする]
(昨日のこと、話してるのかも…)
[自分も訝しんだアーベルの正体に関わる話を、神父さまとしているのかもしれない。そう思い、中までは入らずそっと聞き耳を立てる]
う…
[何故か、アーベルに突っ込みをいれられると自尊心がぐさぐさと。
そっぽを向き、こめかみ近くの髪を指先で掻いてみたが、]
アーベル、私は何度も言うけれど、
君がその年まで裏通りで生きてきてくれて、とても嬉しいと思っている。
十年程前に、君が姿を消した時から、ずっとずっと、君の無事を願ってきた。これは、偽りもない真実なんだよ。それだけは、今、もう一度言っておきたいと思う。
[クレメンスは、滔々とアーベルへ語りかけた]
[大きく踏み込めば逃げてゆく。
小さく踏み込めば表層で弾き返される。
まるで猫のように。或いは柳のようにしなやかに。]
[本を元の場所に戻し、書斎を出る。
居間に入ると、人がたくさん集まっているのが目に入る。
近寄り、挨拶しようと口を開くが]
うらどおり・・・?
[小さく繰り返し、首をかしげ]
……は?
[滔々と、語りかけられた言葉はやや、唐突に思えて。
つい、上がるのは『らしからぬ』声]
何だよ、いきなり……?
[問いかけつつ。
す、と左の足が後ろに引かれる。
それは、半ば無意識の行動]
>>477
[神経を二人の会話に集中させていたから、イレーネが書斎から居間へとやって来ていたことに気づくのが遅れた。
いや、気付いたのは彼女がくり返す小さな声を聞いてからだ]
…ぎゃっ
[胸を押さえて新たな声の主を探せば、首を傾げるイレーネの姿]
あ、あ、あんたな…来るなら来るって言ってくれよ!
せっかく盗み聞きしてたってのに、気配感じなくてびびった。
[彼女は足音を忍ばせて来たわけでもあるまいし、気付かなかったのはユリアン自身の不注意の為す業だったろうが、音を立てる胸の仇討ちにそう責める。
だけども眉間に皴を寄せた顔の意味が、すぐに変わって]
あれ…手、どうかした?
[うっすらと血の滲む彼女の手を顎で示す]
……訳、わかんねぇんだけど、それ。
[背を向ける神父の様子に、感じるのは困惑]
避けるって言われても……別に、話す事もねぇし。
[正確には、話をしたくないだけ。
『幽霊』と名乗る以前の事を思い出したくないだけ]
…………。
[呟かれた言葉。
鍛えられ、また、状況が増幅した感覚は、それを、捉えて]
……聞かれても。
話すことなんて、ねぇよ。
[零れ落ちるのは、小さな呟き]
[返された言葉に、唇を噛む。
感じる微かな苛立ちは、何に基くものなのか、それがはっきりしない]
……話、それだけ、か?
[その苛立ちを抱えたまま、低く、問いかけて]
―kitchen―
[gnocchi、と頼まれて、どんなsauceにしようと考えつつ、kitchenで茹で上げる。]
seaweed's salad
海草サラダ
stuffed cabbage
ロールキャベツ
gnocchi with sauce melted camembert cheese
カマンベールチーズソースのニョッキ
baked cheesecake
ベイクドチーズケーキ
[イレーネの呟きを思い出して、こっそり耳打ちする]
ああ、アーベルさんは裏通りの住人なのさ。
俺もほんの一時期そうだったけど、アーベルさんは始めて会った時
には既にそうで、今も…そうなんだろうな。
一つのパンを得るのに必死って感じじゃなくて、俺にとっちゃ当時からして余裕があって見えたよ。
肉体的にも、精神的にも強いんだなぁって憧れたものさ…なのに。
[悲しそうに背を向けるクレメンスと、優しい神父の言葉にも左の足を後ろに引く姿がそう見えてしまったアーベルを見ながら呟く]
あんなに警戒しなくたってさ…
昨日の事でもよくわかる。アーベルさんを傷つけられる奴なんて早々いないだろうし、ましてや相手が神父さまならアーベルさんを傷つけたりしないだろうに。
…まるで何か怖がってるみたいだよな。
[勘違いかもしれない。だけどもそんなアーベルは、人との繋がりを恐れているかのようにも見える。
彼が時に見せてくれるらしからぬ笑みを思い出しながら、どうしてだろうと答の出ない思いにとらわれる]
…兄ちゃんみたいだって思っちまうような笑い方だって、できるんだし。別に人間嫌いってわけでもないんだろうになぁ。
/中/
おいおいおいっ!
なんでそんなにさっくりと真理をつくんだユリアンーーーーーーーーーーーっ!!!!!
……大正解(ぉ。
>>484
石。
子供じゃあるまいし、何でまた石なんかいじって…
創作活動の一環として?
[手当てのなされないまま、逆の手で傷の手を押さえるのを見て]
一応消毒とかさ、しといた方がいいんじゃないか。
屋敷はそりゃあ清潔だけど、石まではそうかわからないだろ。
小さな傷でも膿んだりしたら面倒だ。
[不衛生な生活の中、そうは大きくない傷が命取りとなって足を切り落とす羽目になった者の悲痛な嘆きを思い出しながら、顔を顰める]
―kitchen―
[しかし...は動かずに、ただその料理を見つめる。]
大丈夫、かしら。
[かすかに零れた声は何のためか。
ふと、視線が kitchen knife を捕らえた。]
…to eat for live.
[小さく言葉を口にして。]
……今は。ね。
[小さく呟いて、息を吐く]
でも、いつだろうと。
俺が、話す事なんて……ねぇよ。
[告げる声は、淡々と響き。
それから、音もなく広間の窓辺へと移動する]
………
…うん?
[何だかさっきから後ろでごそごそしているような気がしたので、振り返ってみた。漂っていた空気は、アーベルが移動した事で、一気に霧散した]
えー…と、二人とも、何時からそこに?
[クレメンスは頬が赤かったりした]
[彼は長いすに横たわる少女の、すぐ横に立っていた。
後ろ手に縛られていては、寝にくかろうと。
思いはすれどもそれを考えたくなくて、視線は地を這うばかり。
ふとアーベルの声が聞こえ、そちらを見る。
同時に、その前まで会話していた時と空気の違うクレメンスが目に入り、ぼんやりと記憶を辿った。
そして、漸く気付く。
彼が、犯してしまった「過ち」を。
しまった、と思い一歩踏み出すと、意外にもクレメンスは細かい言及はしておらず。
二人の距離が離れるのを見、とりあえず一息ついた。]
>>489[ユリアンの説明に]
裏通りの住人、って・・・そう、なんだ・・・。
・・・裏通り、ってそんなに危険?なの?ふーん・・・。
[あまりぴんと来ない様子]
昨日のこと・・・。
[昨日のことは、あまり詳しく知らなかった。
ベアトリーチェが騒ぎを起こしたけど、全員無事だったとしか。
ハンスはあまり、説明できる状態ではなかったから]
そんなに、強いのね。アーベル。
[小さく息をついて。視線はアーベルの方へ。
ユリアンの最後の言葉に少し眉を寄せ]
笑ったり、も、するんだ・・・。
人間嫌いじゃ、ない・・・なんでだろうね。じゃあなんで、あんなに無愛想、なのかな?
…あっ。
[見つかってしまった。
それなりの距離はあるのに神父の目でよく見えたなとか思いつつ]
その……何時からっていうか。
い、今です。
今。
今下りてきました。
はは、飯食いにー。
[頬を赤くしながら訪ねるクレメンスに、大げさに手を振りながら笑いかけるユリアンの頬には、汗が流れていたりした]
な、イレーネ!
[神父がユリアンたちに呼びかけるのを横目に見た後、オトフリートに視線を向ける]
……で。
なんか、変化は?
[静かに問う声は、小さなもの]
―out kitchen to salle―
[kitchenから顔を覗かせて…]
神父様、お顔が赤いですよ?
[まずはそこかと誰につっこまれても言うだろう。]
こんばんは、食事、できましたけど…
ちょっと味、失敗してしまったかもしれません…
[いくつも作ってたので味が移っちゃって、と言い訳のように。]
どなたか、味見、していただけません?
[ふと目を開ける]
[妙な格好で寝ていることに気がついて、寝返りをうとうとする]
[…違う色のシーツ…?]
[ゆっくり起き上がれば、ミハエルがかけてくれた布団が肩からずり落ちるか。
自分がどこにいるのか、思い出すまでに少し時間がかかる]
そ、そうか。
[何となくクレメンスはドキマギした]
確かナターリエが食事を作ってくれている筈だ、うん。
[ユリアンのテンションにつられてしまった]
おっと、それから…
[昨夜、書斎で見つけた屋敷の見取り図は、机の上に置かれたまま誰も触っていなかったようだ。…過去の日記も。
クレメンスは、日記には触れずに、見取り図だけを取り上げた。此処まで持ってきたものの、皆に見せるべきかどうかの判断がつかなかった為だった。]
昨夜、書斎で屋敷の見取り図らしきものを見つけたよ、二人とも。
[差し出してみる]
/中/
ええい、まったく。
真理突かれたら、張り付くしかないじゃないか(笑)。
……いや、デフォなのは関係ないから。
……ていうか、ランダ神の陰謀?
……笑えん。
>>495
道に住んでも家賃は要らないし、勝手に廃屋に居候したって代わりに労働力を提供する必要だってないけどね。
もちろん、パンは別としてさ。
ま、その分…治安は良くないかな。
[森の中での祖母とのイレーネの生活は、案外ゆったりしたものなのだったのだろうかという感想を抱きながら頷く]
強いとも。あの腕輪をああいう使い方するとは思わなかった。
糸になっててさ…暴れるベアトリーチェを縛っちまった。
[自分の憧れるアーベルはあれほどの人物かと少しだけ誇らしげに、そして秘密めかして昨日の少女との対峙の時の様子を説明する。しかしイレーネの最後の言葉に対しては]
うん…。愛想が良い方が色々得だよな。
ま、中々笑わないのはあんたと一緒だけど。
性格……かねぇ?
[神父の顔が赤いという言葉に、クレメンスの顔をもう一度見て]
・・・・・・クレメンス。熱?まだ・・・。
[眉を寄せた。
ふとそこで挨拶を忘れていたことに気付き]
ナターリエ、こんばんは。
あ。
[視線はニョッキに注がれて。前のとソースの色が違う]
[何故。
こうも。
昨日からの己の行動に、溜息しか出ない。
少女を見やる。
何故。
肌の色も、髪の色も、瞳の色も違う。
なのに、何故。
軽く俯き、苦虫を噛み潰したような顔。]
fatherったら、どうかなさったんですか?
[ショックを受けている様子に、きょとんとしてそういいつつ、
イレーネに挨拶を返して。]
はい。今日はカマンベールチーズのソースにしてみました。
no,
なんだか、何をしても、無駄なような気がしてしまいました。
何をしても、美味しいって思わないんです。
…どうやったら美味しくなるのか、わからなくて。
>>497
ふぅん、硝子の塗料に…
[仕事道具に似てたのか、と呟いて]
あんた…仕事好きなんだね?
似てたからって、わざわざ拾うなんてさ。
もっと楽で儲かる仕事があんならすぐにでも乗り換えたい俺としちゃ、例えばここにハンマーがあっても森に投げ捨てちまいたいね。
[傷の程度について述べるイレーネの言葉には]
ん…そう?
…俺医者じゃないし。知識もないし。ちょっと大げさだったかもな。
放っておけるか、それくらいなら。痛くなったら、その時は頼めよな。
[小さな声にふっと顔を上げる。]
…アーベル。
[彼に向ける顔は一瞬曇るが、すぐに目を瞑ると一息入れなおして。]
彼女…ベアトリーチェは、大分落ち着いているみたいだ。
私を見ても殺気立つ事はなかった。
[流石に手を開放してやる度胸は無いが、と苦笑と共に呟き]
あ…。
[戸惑いの眼差し。一瞬、亡き姉が笑ったのを見たような気がして]
ええ、おはよう。
…いつの間にか寝てたのね、あたし。
[ベッドから起き上がり、ミハエルに手を伸ばす]
熱はどう?
[その身体はまだ僅かに火照ってはいるが、どうにか微熱の範囲にまで落ち着いている]
僕も起きてからさほど経っていませんけれど。
ずっと一緒に居てくれたんですね、ありがとう。
もう大丈夫です、さっき汗も流しましたから。
[火照っているのはシャワーのせいだろうと仄めかして笑う]
[盗み聞き行為を悟られぬようにするべく、追従してくれたイレーネにこっそり片目を瞑って、食事の用意完了の言葉に歓声をあげる]
>>500
おっ、恒例シスターの手料理だ。
失敗したところで塩と砂糖を間違えるなんてもんじゃなく、ちょっと美味しくしすぎましたとか、そんなもんなんだろ。
楽しみだ♪
>>502
はい♪
[ナターリエが食事を作ってくれている筈との言葉に、まさに完成したみたいですねとニッコリ]
へぇ、見取り図?
[差し出されたそれを覗き込む]
地図で見ても広いな…。
ありゃ、三階とかあるんだ。気付かなかった。
どうなってるんだろうなぁ?
[ほんの一瞬陰った顔に、微かに眉を寄せて]
落ち着いて……ね。
それならいいが。
……解放したら、したヤツが責任持つ事になるからな。
[苦笑にはさらりとこう返して。
長椅子の上の少女を見やる]
他にわかった事は……なさそうだな。
少しまだ熱いけど。なら、良かった。
[ほっとしたように微笑んで]
ついていてあげようと思ったのに、眠っちゃってごめんなさいね。こんなんじゃ役に立たないわ。
[…部屋には、鍵もかからないのだから]
まぁ、そういう風にいってくれるなら、味見してくれる?
…でも、ユリアンさんだと甘くしすぎてしまうかしら
[ユリアン>>513の言葉を聞いて、...は提案するものの、
けっこう後者の心配は大きかった。]
わたくしのは、美味しいの?
[i asked.
オトフリートに問いかけて]
美味しいのかしら。
でも、あの人以上の甘い臭いは…
>>508
[苦虫を噛み潰したような顔をしていた、オトフリートの表情の意味を取り違う]
オトフリートさん、あんたがベアトリーチェを、その…
暴れられないように縛っててくれたのか?
俺思うんだけど、いくら子供ってもやっぱまたあんな風になられちゃ、おちおち眠ってもられないよ。
嫌な役してくれたのに感謝こそすれ、誰も非難したりしないと思う。…手、そのままでいいと思うよ。
だからそんな顔するなって。
[小さく肩を竦めて]
お互いに疲れてしまっていたのでしょうね。
…この状況ですから。
[一瞬だけ顔が曇る。
けれど直ぐに穏やかな表情を取り戻し]
おなか空きませんか?
下に行けばまた誰かが何か作ってくれているかもしれない。
[どこか悪戯っぽく笑いながらそう言った]
[嬉しそうに笑って、イレーネに]
ええ。
けっこう、子供たちには好評なんですよ。
カマンベールはさほど癖もありませんし。
イレーネさん、味見、なさいます?
[少し困ったように尋ねる。
ユリアンは先述の理由で、とても不安らしい。]
―ミハエルの部屋―
起こさないように待っていてくれたのね。ありがとう。
おなか空いたでしょう?
一緒にご飯を…
[と言いかけて、自分がシャワーも浴びていないのに気がついた。
ストールもベアトリーチェにかけてしまったし。着替えなければ]
銀糸の幻魔…?
銀糸…糸。
もしかしてアーベルさんのですか?
確かにあの糸は厄介ですけれど…
見えないことはありませんでした。
人狼の血のおかげでしょうか
私には、まるで毒なのではないかと思えるほど、甘美な味でした。
けれども他の人に理解できるかどうかなんて、保障は何も…
…お役に立てなくてすみません。
初めて此処で出会った時と変わらず…無邪気だった。
[アーベルが怪訝そうな顔をしたのには反応せず]
…話を、聞いたとしても。
反応は変わらない。
「そう簡単に分からない事」が分かった、と言っておこうか?
[自嘲的な笑いを向け]
…オトフリートさん?
[i feel the 'vox' isnot ... fine.
seeing, i get windy.
コエは元気がないように聞こえて、わたくしは彼を見る。少し心配になった。]
見えない事もない…か。
だが、私達が人間のまま──アーベルを殺す事は、少し難しいだろうね?
しかし、人狼の姿を皆に見せてしまうと多人数で追い詰められ、我々は少々不利になってしまいそうだ。
おなかが空いたのはお互い様ね。
[ミハエルの表情を見て]
良かった。そんな子どもらしい顔もできるんじゃないの。
歳相応で、可愛いわよ。
[少し、大人ぶったような声]
ちょっと着替えてきたいのだけど、先に行っていてもらえる?それとも、一緒に行く?
[やがて笑いを収めて]
では、行きましょうか…と。
[そこでエルザの服の様子に気がつき]
エルザもシャワー浴びてからの方がいいでしょうか?
それなら少しお待ちしていますから。
[首を傾げてそう聞いた]
yes.
fatherがそんな危険を犯すのはわたくしは嫌です。
…しばらく、生きていてもらっても大丈夫だと思います。
―自室―
――さて。
[大人から?子供から?
強そうな者から?弱い者から?]
[婉曲した刃をじっと見つめる。鈍い銀の光。
今まで手にしたことすら無い武器を持っている、それだけで可能な気すらしていた。
それはきっと思い込み以上の何者でもなく、けれど僕は未だ気付かない。]
そう……か。
[無邪気と言われて、その時の事を思い出す。
それから、月下で交わした言葉。
その存在を確かめるためとは言え、他者に髪に触れさせたり、抱きつくのを許したのは久しぶりだったな……などと、ふと思いつつ]
そりゃまた随分と……大層な情報、だな。
[自嘲的な笑みに、ひょい、と肩をすくめて]
[ユリアンに話しかけられる。
少し間の抜けた顔をして話を聞いていたが、口からふっと息が漏れ]
…ありがとうございます、ユリアン。
そう言って貰えると、少し気が楽です。
貴方もなかなか、気が利きますね。
[目を閉じて微笑む。]
[彼の目の中にある、複雑な色を覆うかのように]
では、少し待っていてもらえる?
[ミハエルの頬を軽くつついて]
あなたのおなかと背中がくっつかないうちに戻ってくるから。
[にっこり笑う]
[手には忘れぬよう、懐剣の入ったバッグを持って]
他の人が来ても、ドアを開けちゃダメよ?
[冗談めかして言うと、自分の部屋へ]
…危険は承知の上だよ。
だが、アーベルが仮に、銀糸の幻魔なら…──まだ、私達の脅威が知れ渡らないうちに、一度仕掛けてみてはどうだろうかと考えている。
彼が、銀糸の幻魔でなければ──
[性急にことを進めようとも考えなかっただろうか]
神父 クレメンスは、少女 ベアトリーチェ を能力(襲う)の対象に選びました。
神父 クレメンスは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
ミハエルの部屋→廊下
[自分の部屋に戻ろうとして、ふと気になったのはベアトリーチェのこと。
アーベルはああいったけど、きちんと寝かせてもらえたのだろうか]
[けれど、覗くのも怖くて]
[かすかな足音が、エーリッヒの部屋の前でうろうろするだろう]
神父 クレメンスは、青年 アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
>>516
味見だって?喜んで。
[嬉しそうに請け負っている]
甘いのが嫌いな奴なんているかい。
で、何人分の味見をしようか?
[味見と言うより、一番乗りの食事気分のようだ]
>>517
…すごく悪いはちょっと大げさじゃないかなぁ。
[そこでまがりなりにも生き延びられたことを自慢したい気持ちはあるものの、すごく悪いとまで言われると複雑なようだ]
あんたの婆ちゃん、ちと心配し過ぎだよ。
現にほら、俺だってそこに居て今も無事なわけだし。
[…ま、浚われたけど。小さく追加し]
そうだよ嘘とは言わねぇけど、でもそんな事言って、婆ちゃんはイレーネを手元から放したくなかっただけなんじゃねぇの。
ずっと森じゃ寂しくないか?
[聞きなれぬ、それでいて昨日のアーベルを表してしっくりくる単語を口の中で転がす。冗談めかしているが目は観察するように泳ぐ]
『銀糸の幻魔』……ははは。なんか、まるで昨日の…
…案外、アーベルさんのアダ名だったりして?
…はい。
[またも同じようなことを口にしてしまったことに笑いつつ、つつかれた頬に手を当てた]
[冗談めかした忠告には素直に肯いたが]
[こちらから迎えに行こうと機を計っていた]
[縛られているベアトリーチェを、見つめる。
無邪気な子。
いつもお日様のような笑顔の、無邪気な子。
でもずいぶん変。]
もうこわくない、か・・・。
[ナターリエに味見を勧められ、ニョッキをフォークで口に入れた]
おいしい。・・・け、ど・・・少し、違う、ね?前と。
ソースが違うから、かな?
ああ、これだけは分かります。
[ふと思い出したように付け加える]
彼女の言葉は変わらない。きっと何か、強い意味を持つのでしょう。
まるでそう、暗号のような。
注意深くいる事です、お互いに。
[そろそろ瞳が闇のそれに似て力を持つか。
口調が丁寧な物になり、普段を取りもどす。]
[自嘲的な笑みに返す彼には、嬉しそうに笑った。]
[思い切って、ベアトリーチェの部屋をノックする]
[返事がない]
ベアトリーチェ?
[そっと扉を開ければ、部屋はもぬけの殻。銀の糸だけが散らばっているのを見つけ出す]
え?まさか、逃げたの?
[オトフリートが食事に連れて行ったことなどしらないエルザはあわてて]
ベアトリーチェ?
―エーリッヒの部屋―
[驚愕のままに開けた扉は、ベアトリーチェとミハエルの間の部屋]
あの子は?
どこかへ逃げたの!?
[人の気配に一瞬ほっとするも、刃の光に気がついて]
[目が覚めると自室のベッドだった。
ここで起きていること、真実、と繰り返し
語った銀髪の少女が、
おぼつかぬ体を支えてくれたのだったなと思い出し、
ドアを見れば、ただ閉じたままのその状態。
よりによってこんな日に。
ぞっとして、あわてて家具類をかき集めた。
シャワーを浴びて、頭をすっきりさせよう。]
10人のインディアンの少年が食事に出かけた
1人が喉をつまらせて、9人になった ……
[神。神。人狼。
人狼にまつわる伝説は、様々な土地で耳にしてきた。
こんな時代にか。人狼か。いまさら。
女流作家の小説は、
死を間近に控えた老人の起こした心中事件だった。
彼は、人々に殺し合いをさせ、
自分を殺したように見せ、
最後の一人が死んだあとで、満足して自殺した。
体は火照るが、頭は冷えていく。
そうだ。
これは人の起こしたことなのではないだろうか。
なにか特殊な魔法で自分たちをよびよせ、
殺し合いをさせる。魔法使いが。
そうだ、人狼など。いるわけがない。
それならば、犯人を取り抑えればいいだけ…。
人狼を殺人者、
という言葉に摩り替えただけであることに、
彼は気づいていない。
そしてすり替えたが故に、
防衛手段の一つ『攻撃』を失ったことも。]
言葉……眠るとか、起こすとかって、アレか?
注意深く……ね。
誰に向かって言ってんだよ。
[ほんの僅かな刹那、過ぎるのは幻魔の笑み。
しかし、それはすぐに掻き消える]
……っと。
起きた……か?
[長椅子の上で身じろぐ少女に気づいて、ちらりとそちらに視線を向ける]
[何となく手持ち無沙汰で棚を見て回る]
[壁に掛かっている長剣を見て首を傾げた]
[何となくだが、これも]
……やっぱり、実剣か。
[手にとって鞘を払い、溜息をついた]
[どうしてここまで武器が用意されているのか]
[話しているうちに落ち着いてきたようだ。
私は闇に生きる者。目的の為に、死ぬわけには行かない。
思い出させてくれたアーベルを見、目を細める。
アーベルが気付いたかどうかは、彼には如何でも良かった。]
[人を殺す事は、日常の中では決して許されないこと。けれど此処は非日常の中。誰も咎めたりはしまい。
そうしなければ殺されてしまう。今まで真っ当に生きてきた僕が殺される理由などあってはならない。]
・・・・!
[廊下から微かな音。]
>>523
[眉を寄せ沈黙する姿に]
(あれ…そうでもない、のかな)
[しかし口に出して尋ねはせず、今は自分の力だと言うイレーネに黙って頷く。続いた言葉にも首を縦に振る]
おう。任せな。
>>532
だろ?
[彼が目を閉じた理由も知らないまま、照れながら笑む]
人の顔色窺わせるのなら任せておけってんだ。
[クレメンスはニャッキを一つ食べてみる]
うん、ナターリエの作った食事は何時食べても美味しいね。
[食卓を整え終えたクレメンスは、
ふと、また机の上に置かれたままの過去の日記に目が行った。
ベアトリーチェの過去。]
[そう言って駆け込んだエルザ自身の手にも、抜き放たれてはいないまでも懐剣が握られている。
昨日の騒ぎは聞いていた…ベアトリーチェが、怖かった]
隣の部屋に、ベアトリーチェが、いない、もの、だから…。
[視線はエーリッヒの傍らの刃に釘付けになっている。
声が震えている。か細く、たよりなく]
―自室―
[シャワーの栓を閉めると、
なにやら別室から声が聞こえて。]
なんでしょう。
騒がしいですね……。
……。
耳、また良くなりましたね……。
[首を振ると、タオルで頭を拭いて、衣服を身に着ける。
長めのナイフをベストの裏にかくす]
家具を、動かしたくない。
いやな予感がします。
- 2F・部屋I → 部屋H -
[何だか胸騒ぎがした]
[剣を手にしたまま廊下へと出る]
[隣のエーリッヒの部屋の扉が開いている]
[嫌な予感が高まった。真剣な表情になりそちらへと歩いてゆく]
[おはよう、という少女の声は確かに今までと変わりなく。
昨日の立ち回りからすると、かなり、拍子抜けする心地がした]
……今の時間は、おはよう、じゃねぇぞ。
[返す言葉は、どこか、呆れたような響きを帯びて]
糸が、糸がね、切られているのよ。
[なんだろう、この恐怖は。ひどい圧迫感も感じる]
ベッドのそばにアーベルの糸が切られていて、あの子が自由になったんじゃないかって。
ここにもし、いたら…。
[つばを飲み込む]
おきたらおはようなの。
…でも、やっぱりおはようじゃ…ない?
[僅かにその声には落胆の響き。]
あ、いいにおい。
[でも、食べ物の匂いに釣られてすぐに表情はほころぶ。]
[なぜかぞっとして、後ずさりする。
しかし、あわてた弾みに、部屋の真ん中まで...は踏み込んでしまっていた。数歩で外へ逃げ出す、というわけには行かない]
イヤ…いやだ、そんな顔しないで…。
[無意識に懐剣を抜こうと]
[ベアトリーチェが起きるとはっとしてそちらを見る]
おはよう。ベアトリーチェ。
[この子はどういう、子なのだろう。
ただ羨ましく思っていい子では、ないのだろうか。
アーベルのつっこみを聞いて、自分もおはようと言ってしまったことに、静かに口を抑えた]
[女性の持つものが視界に入る。]
ほら。
僕を殺しに来たんだ。
[ぴくり。
認識した途端手が震えて、笑みが引きつる。]
そんな演技しなくたって、分かるんだよ・・・・ッ
[崩れる。]
[「誰に向かって言っているのか。」
…やはり彼には見透かされるか。アーベルの鋭さに彼は笑う。]
[ユリアンが誇らしげに笑えば]
もう少し控えめなら「大人の男」の称号も差し上げたのですが。
[冗談めかして笑う。]
おはよう、ベアトリーチェ。
挨拶は貴女の好きな時に、好きなようにすればいいのです。
[アーベルにわざと対抗するように]
[コロコロ変わる顔には微笑んで]
貴女の待っていたご飯が出来たみたいですね。
まあ……起きた時は、おはよう、だな。
[落胆の声に、一つ、息を吐きつつ前髪をかき上げて]
でも、この時間は、こんばんは、だろ。
[律儀に答えつつ、お腹空いた、と言われればテーブルを見やって。
ふと、疑問]
……そういえば。
なんで、こいつ、ここにいるんだ?
[とぼけた問いを、オトフリートに。
その様子からは、先ほど向けられた視線には気づいていたのかどうか、それは定かではなく]
違う、そんなのじゃない。
演技じゃないの。本当にあの子がいないの。
一緒に、探して、くれたら分かるわ…。
[言葉が凍りつく。エーリッヒの顔が、まるで別人のように変貌して]
[悲鳴は、声にならない]
…っ!
[懐剣を抜くことも出来ず]
起きたみたいだな…
[オトフリートの警告通り、食卓の上に整えられた料理を眺めながらも、長椅子の上から目を覚ました少女に注意深く警戒している]
>>557
[謝られてしまうと慌てて]
あ、いや、あんたが謝る必要はないけどさ。
[彼女が零した自嘲代わりの吐息の意味はわからないまま]
そか。やっぱ寂しいか。
でも、ここなら…色々あるけど人だけは多いし、もう寂しくないだろ?
[気遣うように笑って、あとで聞いてみると言う言葉にも頷く]
[長椅子に転がったままのベアトリーチェのところへ移動する。
フォークにニャッキを一つ突き刺して、]
あーん。
[と、食べさせようとした。]
[目に入るのは、マホガニーの椅子。
帽子掛け、それから分厚い本。
まだ足りない。もっと強くドアを閉じなければ。
ありったけの家具を、書物を、
扉に向けて引きずって、たてかける。
誰も入ってこられないように。
誰も。殺人者も人狼も、神も、人も、幽霊も。]
(がたん、ごと、がたん。)
[必死に飛び退った。自分の身体が不思議なほど反応する。それが人狼の血のなせる業だとはまだ気づかない。
とっさに庇った袖が切り裂かれている]
やめて。お願い。
[声はまともに出ない]
[次にエーリッヒに切りかかられれば、夢中のまま鞘も抜かぬ懐剣で防ぐだろうか]
[ありったけの家具で扉をふさぐと、
益々鋭敏になった耳を押さえ、机の下に潜りこむ。
机から落ちるペンの音にも肩をふるわせ、うずくまる。
ああこれでは、中庭から丸見えだ。]
ぼくは何も見えない、何も聞こえない。聞こえない。
[喧騒がひどくなる。]
聞こえない。聞こえないんだ。
聞こえないって、いってるだろ!!!!!
[味が少し違う気もしたが、やっぱりニョッキをたくさん食べる。
しかしベアトリーチェの言葉に、小さく首を傾げた]
こんかいのしすたー?
あーんっ♪
[はむり。もくもく…]
おいしー♪
…あれ?でもこれ……ちょっとしょっぱい。
[きょとん?と味の違いに小首をかしげる。]
>>566
[冗談めかして笑うオトフリートに、不満を表して目をぐるり回し]
たっぷりの方がいいんだよ。
砂糖と同じで自信も、控えたりせずにな。
[しかしテーブルの上にベイクドチーズケーキを見つけると途端に機嫌を直して、早速手を伸ばす]
お、シスター約束どおりチーズケーキ作ってくれたんだ。
さすが約束を守る女♪……じゃない、女性♪
[「大人の男」として礼儀を守る表現も忘れずに]
嗚呼、嗚呼、畜生、
そんな顔して騙すつもりなんだろう。
寄って集って殺しに来るんだ・・・・ッ
[先程までの愉快さは何処へ消えてしまったのか。怖い怖い怖い。
一撃目が避けられるのを見て、一瞬だけ凍りつくけれど。再び腕を大きく振り上げる。]
ああ。
私が連れてきました。
[アーベルの問いにはさらりと]
お腹がすいたと言うもので。
[餓死させる趣味はありませんので。そんな事も笑って言う。]
[微笑んで食事を喜ぶベアトリーチェの、言葉。
それにも此方の微笑みは、変わらない。]
ええ。ナターリエはシスターの中でも随一の腕前でしょうね。
[ユリアンからベアトリーチェへの注意深い視線に、ベアトリーチェへの警戒を思い出す。
つい、忘れそうになる。
ここの人には、大抵そうだが。
ユリアンの言葉に]
・・・そう、ね。でも、身内、だから謝って、しまったのよね。
[確認するように呟いて。
問いには、頷く]
ええ、ここの人は、少し、落ち着く。なんて、言えば良いのかな。馴染、む・・・?
[アーベルのことに、再度頷いて]
[ベアトリーチェの食事を摂る時の少女らしい笑みと、彼女に食べさせる神父の微笑ましさに思わず警戒も解けそうになっていたが]
ん?
[イレーネの指摘に確かに妙だと呟く]
「今回の」ってことは無いよな。
シスターの料理は毎度美味い…って、そういう意味じゃなさそうか。
[意味がわからないなと首を傾げるユリアンの耳に、例のガタンゴトンが聞こえて天井を見上げる]
また…どうせハンスさんだ。降りて来る前はいつもこうだもんな。
…いつも何やってんだろ?
[本気だ]
[懐剣の鞘に刃が食い込んだのに戦慄する。攻撃から逃れながら躓いて、身体はエーリッヒのベッドの上で弾んだ]
やめてーッ!
[大きく悲鳴を上げながら、羽根枕を投げつける。
一つ、二つ]
……なるほど、ね。
んじゃ、アレはあんたが切ったのか。
[言葉の後半は、小さな呟き。
餓死させる趣味はない、という言葉には、小さく肩をすくめるのみで]
……?
[ふと、上から伝わる音に気づき、視線を天井へ。
ガタゴトというのは、旅人の立てるそれ、だろうが。
それ以外にも、何か……聞こえるような気がする]
『……感覚、相当強化されてんな……便利なんだか、厄介なんだか』
[そんな事を考えつつ、意識を集中させる。
蒼の瞳には、やや、険しさが浮かび]
! エルザっ!!
[上がった悲鳴に慌てて部屋へと飛び込んだ]
[蒼い髪の歌姫は懐剣を手に倒れていて。
部屋の主である青年はゾクリとするような表情を浮かべていた。
そして、その手に握られていたのは……]
やめろっ!!!
[慌てて手の中の鞘を取り払い、無我夢中で間に入った]
[キインと高い音が鳴り響く。
幸運にもその短剣の一撃を受けることが出来た。
けれど相手の力には負けて手が痺れていて。
…冷や汗が流れる]
[羽根枕の一つが飛んでくるのは避けきれなかった。顔に直撃。
一瞬視界が遮られ、悲鳴が五月蝿く響く。]
―――ッ
[恐怖心が煽られる。]
貴族 ミハエルは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
>>582
ん…?
[まるで自分で自分に確認しているかのような、イレーネの言い方に少し不思議そうな顔をするものの]
ん、そっか。OK。
もう気にしてない。
馴染むか。
うまいこと言うな。
俺もさ、初めて会う奴も多いのに、なんていうか…
もっとずっとずうっと昔から知ってるみたいな、そういう気持ちに…
[イレーネへ返す穏やかな表情が一変する。
階下にも届いたさきほどの大きな悲鳴は一体?]
今…エルザさんの!?
[ぎょっと周りの人間の顔を確かめる。
――間違いなく、ベアトリーチェは今、下に居る。
またここには居ない誰かが、おかしくなってしまったのだろうか?]
[エーリッヒに切り裂かれた羽根枕から、辺りに白い羽根が噴出した。まるで、雪のように。
...はやわらかすぎるベッドの上で、なかなか起き上がれずもがいた。
手に触れる羽根枕をさらに投げる。三つ、四つ。
…それで、もう、投げられるものはなくなってしまった]
[駆け込んでくる黄金]
…ミハエル!
[弾かれたその先。少年の姿を捉える。]
嗚呼、ほら・・・
やっぱり皆仲間なんだろうッ!?
[掠れた声は悲鳴に近く。
痺れる手を尚も振り下ろそうと。]
[机の下でうずくまる彼も、
女性の悲鳴を捕らえていた。]
いやだ!聞きたくない!!
この耳、いくら閉じても閉じても、閉じても…!!
[一瞬耳たぶをそぎ落としてしまおうかと考え、
落ち着けと繰り返す。]
僕はいない。
こんなところにいないんだ…。
いない…。
[だんだんと、力を失っていく声。
皓々と、中庭の月]
―salle―
[味付けのことを言われれば、困ったように笑って]
はい、ちょっと。
どうしたら美味しくなるのか、わからなくなってしまいまして。
[それから上の音。
悲鳴。
何があったのか、と、上を見る。]
神父 クレメンスは、歌姫 エルザ を投票先に選びました。
─広間前─
[広間を飛び出し、一度立ち止まる。
響く声。
音。
場所を察知して、迷わず階段を駆け上がる。
その様は、さながら疾風にも見えるだろうか]
─…→二階へ─
[キンッ!]
[斬撃を受け止めたけれど、ミハエルは劣勢と見えて]
ミハエル、だめっ…!
[起き上がりながら、懐剣の鞘を払う。
刃がキラリと青白くきらめいた]
くっ!
[必死に受け流す。
まだ幼さの残る身体では、大人の力には敵わない。
けれど真っ直ぐに相手を睨みつけて]
何を言っているんだ!
[その闘志は薄れない]
神父 クレメンスが「時間を進める」を選択しました
今この場に居ないのは。
ハンス、エーリッヒ、エルザ、ミハエル…ですね。
アーベルが走って向かったようですが。
[彼は静かに]
>>588
そうなのか?
じゃ、恐怖の余り変になって、ハンスさんがエルザさんを襲ってるなんてことは…
[迷い無くまるで風のように、走り出して階段へと消えたアーベル]
止める…べきだよな、やっぱり。
[大人の男と呼ばれるにはまだ時間が必要だとしても、俺も男だと上着の上から触れ、服越しにナイフの硬さを確かめそれを勇気の拠り所とする。
早足で階上に向かうユリアンはしかし、今回事を起こしているのが冷静に見えたエーリッヒだということに驚いたり、自分より小さな少年であるところのミハエルがエルザを庇おうとそれに立ち向かっている事に衝撃を受けたり…
…状況を見守るのが*精一杯かもしれない*]
─二階・エーリッヒの部屋前─
[場にたどり着けば、ちょうど、少年の凛とした声が響いていた。
続けて、エルザの叫び]
…………。
[状況は、見て取れた。
が。
それは。
その光景は。
ある瞬間を思い起こさせるのに、容易なもの]
…ベアトリーチェは誰を起こしたいんだい?
[クレメンスは、ベアトリーチェに優しく問いかける]
君は、
[耳元でベアトリーチェだけに囁いた]
今も人狼として生きようとしている?
……あの時……。
[記憶が]
……護ろうとしていた。
[掠める]
……俺を。
[真紅の返り血を浴びた、儚げなシスター]
…………カティア。
投票を委任します。
職人見習い ユリアンは、研究生 エーリッヒ に投票を委任しました。
[彼がイレーネがニョッキを頬張るのを微笑ましく見守っていた時だった。悲鳴が響き渡り、数名が広間から消える。
彼は静かに状況を見守っている。]
[ランプが音を立てて割れる。それと同時に、ミハエルに覆いかぶさるがごときエーリッヒを突き放そうと、エルザは体当たりした]
[わき腹めがけ懐剣をつきたてようと]
[そこに躊躇はなく]
[――ガツッ
硬いランプが頭に当たる。視界がぐらりと揺れる。
白い絨毯にぽつりと落ちる、紅いもの。
これ、は。]
――ァああああああッ
[恐慌。錯乱。絶叫。]
[ばたばたと、階段を駆け上がる音。
びくりと震えて、
目深に被っていた帽子をずりあげ、
扉のほうを見る。
勿論、家具に覆い尽くされて、ドアすら見えない。]
あ…あ…誰か……。
助けてあげてください…っ!早く…!
[決して、自分は机の下から出ようとはせずに]
少女 ベアトリーチェは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
[過去を振り払えば、その瞳は冷静で。
部屋の様子を、静かに見つめる]
……だから、言っただろうが。
感情抑圧しすぎると……簡単に、狂うって。
[錯乱するエーリッヒの様子に、ぽつりと呟いて]
……ユリアン、少し、下がってろ。
巻き込まれたら、ただの馬鹿だ。
[後からやって来て呆然と立ち尽くすユリアンに、淡々と告げる]
そう。
[瞳を閉じて。]
おきても おきても またゆめで。
いろんなひとが やってきて。
さいしょは ひとり
つぎから ふたり
そして、みんないなくなるの。
…参戦しないなら、気づかずに階下にいるほうが良かったのではないかしら皆さん…。
目の前で人が殺されるのを止めもせずに眺めてるのは、間抜けよ?
[外套から、儀式用のナイフを取り出し、鞘から白刃を抜き放つ。]
そして、最後に君が残り
最初に君が現れる
前回の遊戯はそうだった
今回の遊戯もそうなるの?
最初はひとり
次からふたり
増えて増えて殺し合う
それが神の遊戯(試練)かな?
みんな みんな
いっぱい ないて
いっぱい おこって
いっぱい いたくて
いっぱい かなしくて
そして、みんな いなくなるの。
あとまわしのひとが いちばんかわいそう。
だからね、はやくおこしてあげなくちゃ。
ゆめからさましてあげなきゃなの。
[上に行かなければという思い。
怖いという思い。
でもアーベルも上に行ってしまった。強いと聞いたけれど・・・。
周りを伺って、ナターリエの呟きが耳に入り。訝しむ。これは、混乱している、の?]
[倒れた姿勢の侭、必死に刃を繰り出そうとすれども、此方は一本。相手は二本。
双方を防ぐ事などできる訳もない。
冷たい痛み。]
[大人しく後ろを向いて]
だからおねがい。ちゃんとみんなをおこしてあげて?
このゆめのなかから、たすけてあげて。
おじいちゃんみたいに。
そうだろう。
人の死を見て親しき死を見て
沢山沢山感じない
そんな人は少ないね
これは悪夢
それも悪夢
けれど、
君は今回も生き残る?
それとも死にたいと望むかい?
[クレメンスは、ベアトリーチェの両手を縛るヴェールを切る]
ベアトリーチェ
望むのは何?
哄笑し遊戯する神は何を望む?
(がちがち、がちがち)
[音に驚いて動きがとまるも、
それは自分の歯のなる音。こわい。こわい。]
どうしてこんなこと…。
犯人さん、あなただって、家族がいるんでしょうに。
人を争い合わせるなんて、ひどい…。
あなただって、人間でしょうに…。
……。
[ナターリエに振り向かれると]
ナ、ターリエ、混乱してる、の?
[それは冷静を通り越しているように見える]
クレメンス、が・・・。これって・・・。
……。
そう、神でも人狼もいない。
この騒動を作り上げたのは、『犯人』、人間。
人間でなくてはならない。
人 間 で な く て は な ら な い 。
[刃物の渡る冷たい音がする。
よく聞こえるものだ。
けれどもこれは、彼の才能であって――」
人 狼 の 『 血 』 じ ゃ あ な い 。
[びくっと身を震わせて。
腕の戒めが解かれたことに、きょとんと。]
わたしは、たすけてあげたいの。
おこして おわらせて あげたいの。
いやなもの、かなしいものをみるまえに、おこしてあげなきゃかわいそう。
─エーリッヒの部屋・前─
[声を捉えた。
近場の部屋の中からのそれが、あの旅人の物と気づけたのは、ユリアンがその名を呼んだからだろうか]
……人間……人間にこんな事ができると。
あんたは、本気で思ってんのかい?
[投げかける、問いは冷たい響きを帯びていたかも知れず。
蒼の瞳が見つめるのは、部屋の中の様子のみ]
[クレメンスがベアトリーチェの束縛をとくのを見て少し息をつき。
ベアトリーチェの言葉に、眉を顰める。
この子がここでの人の死を、良いことだと思っているのは、分かっているから]
混乱…
[イレーネの言葉に、困ったように首を傾げる]
わかりません。
わたくしは、混乱しているのかしら?
…もし、争っているなら、わたくしは関わりたくはないと思っているのかもしれませんね。
神は無用の争いをお望みではないでしょう。
…それともお望みなのでしょうか。
[解放されたベアトリーチェのことを見る。]
これが神の遊戯(試練)なら、私達は勝利しなければならない。
神が課したものであれば、契約の神に伏して誓う。
ギュンターさんは此処より起きた。
君が今望むなら、私は君を起こす事も出来る。
[クレメンスは、ベアトリーチェにフォークを押しつけ]
誰も彼も起こしたい?
嫌なものや悲しいもの、見続けるLiving Dollとなり続ける?
では、誰が?この事件を?
[と、血が床に落ちる音を聞きつけて]
ヒィイイイイ!!!!
だ、だめです。だめです!
そんなんじゃ、『犯人』の思う壺なんですよう!!
[いっそう深く机に潜って、震え続ける]
[ミハエルが、逃げてくれない]
[庇おうとそのままとどまって]
[護らなければ]
[死なせてはいけない]
…嫌、嫌、いやあっ!
[エーリッヒは倒れているのに、血に濡れた半面が恐ろしくて]
[懐剣を幾度もつきたてようと]
[既に狂乱している]
[ナターリエの言葉に、頷いて]
混乱、するのは、普通よね。だから、心配はないと、思うわ。
・・・あたしは、神なんて分からない。
なんで、そんなに大事なのか、分からない。創造主は、大事?信仰って、生んでくれたことへの、感謝なの?
[クレメンスとベアトリーチェを見守って]
[部屋の外からなげかけられた、
小さい問いかけを、それでも聞いて。]
……。
だから、神様のせいにしようっていうんですか?
[旅人の口は引き結ばれたまま。
頭の中で、ひえた声が、外の男の問いに答えた。]
わたしは、だいじょうぶだよ。…なれてるし。
[ナイフを持った神父の手を、小さく少しひんやりした手で包み込むように。]
おこしてくれるなら、やくそくしてくれる?
くーちゃんが みんなを ちゃんと おこしてくれる、って。
[まっすぐ見据える翠の眼。]
[狂乱するエルザの様子に、ふ、と笑みを漏らす。
幻魔の艶笑]
……誰かのために誰かを殺す。
他者への依存、甘えに基く殺意は、硝子の心。
……簡単に砕けて儚くなるモノ。
[小さな呟きは、どこに向けられるものなのか]
っ!
駄目だ、エルザっっ!!
[何が駄目なのか]
[それは...にも分からなかった]
[ただこのまま彼女に剣を振るわせてはいけないと]
[二人の間に再び割り込む]
[無我夢中で]
[彼女の剣が自分に当たるかもしれないなど考えもせず]
[その剣が大きく横に薙がれた]
混乱するのは普通、ですか。
あなたも、混乱しているのですか?
[イレーネに尋ねる、その声はあまり揺れてはいない。]
神さまはわたくしたちの世界を作って下さいました。
そうしてわたくしたちを生み出してくださいました。
わたくしたちの罪を――生きるために必要な罪をかのお方は贖ってくださいました。
わたくしたちは皆、神の落とし子。
神はわたくしたちを庇護し、そして償いをしてくださった。
だからわたくしは神を愛しております。
捨てられたわたくしを、神父様に引き合わせてくださった神を。
[奇妙な伝わり方をする声を訝る様子もなく。
見えないのは承知で、肩をすくめて]
別に? そんな理由で、自分を正当化するつもりはないさ。
ただ、少なくとも、ここに俺たちを集めモノには。
あんたの望む、『人間らしいココロ』なんてモノは期待できない。
だから、人間じゃない、と言った。
そも、俺たちそのものが、人間じゃないらしいしな。
[告げられる言葉は、相変わらず淡々と]
争いに巻き込まれたくないのは、分かるわ。
でも・・・でもナターリエ、あたし、あなたはいつでも、他人のために何かしようと、する人だと、思ってたから。
[眉を寄せながら。
なんて勝手な言い分だろうと、思いながら。]
でも、神のために、争いに加わるか、そうじゃないか、を決めるのね。
[クレメンスの行動から、一瞬だけ目を話してナターリエを見る。
悲しかった。勝手だやはり。
ベアトリーチェからのクレメンスへの言葉にはっとして]
[ミハエルの剣に、懐剣が弾かれる。血に濡れた手から、剣はやすやすと零れ落ちて、絨毯に落ちる]
…!
[驚いてミハエルを見る]
[獣のような息遣いが聞こえる。…誰の?]
ミハエル…。
[ああ、自分の呼吸音だ]
[くすっと笑う。
ベアトリーチェのお日様のような笑顔。
頭を撫でる。]
それまで生きなさい。
[眸を閉じて、まるで祝福を与えるかのように。]
わたくしはそんなに、良い人ではありませんよ
[イレーネに困ったように微笑を向ける]
わたくしは家族が、神父様が、生きて幸せでいてくださればそれで良いのです。
この21年の間、ずっと育ててくださった神父様が
[そのfatherの様子に、...は近づく]
神父様。
[ナターリエの答えに]
・・・そう・・・。
[小さくこちらも答え。
なぜか、冷静になっていく頭。]
それがあなたの、大切なものなら・・・あなたはそれを、守るべきだもの、ね。
[ナターリエを見据えながら。眉を寄せて。]
[その剣筋はエーリッヒの胸を大きく斬り裂き]
[そのままエルザの懐剣を弾いた]
[大量に溢れ出した血に目を見開く]
[そのまま目の前の青年を見つめて]
…エルザ、下がって。
[掠れた声でなおそう告げる]
シスター ナターリエは、旅人 ハンス を投票先に選びました。
―――ッあ、
[痛みに息が詰まる。
視界が滲むのはぼろぼろと零れ落ちる涙の所為か。今の僕にはそれに気付く余裕すらないのだけれど。]
[刃は止まれど血は止まらない。
白い絨毯は紅く紅く紅く―――]
ナターリエ、ベアトリーチェはお腹が空いているようだ。
食事をさせよう。
[クレメンスは、ナターリエの肩に片手を置いて微笑んだ]
[イレーネを振り返り、微笑む]
はい。わたくしは、守ります。
[who or what?
...はそれを語ることはなく。]
それがわたくしの、よりどころですから。
yes,father。
手が外れたなら、もう食べられますね。
どんな味がたりないでしょう?
[...はもう一度イレーネを見て、
それからそこにいるオトフリートを見て]
どうしてもうまくいかなかったから、どうか教えてくださいな。
エルザは、殺させない。
[震える声で宣言する]
[目の前の青年には既に届いていないかもしれないが]
[エルザの叫びにビクリと震える]
[僅かにその剣先が下がるだろうか]
[ナターリエの微笑みに、少し眉を寄せ、口の端を上げ応え。
実はそれは、ここで今まで見せたナターリエの表情で、一番感情的なもの]
ええ。・・・がんばって。
・・・あたしはここで・・・まだ探してる。
[最後は誰にともない調子で]
ぁ、
[滲んだ視界に映る紅。]
なん、で が、何を
[『僕が何をしたと言うんだ。』
唇は動くが全てが声になることはない。
ぐるりと、かろうじて動いた首。双眸が女性の姿を捉える。]
[ とは言え、ベアトリーチェを抱き抱えているという事は、爆発物を抱いている事にも繋がる事ではあるが。
刺激が加われば、何時周囲に飛び出していくとも知れない。
それでも、ベアトリーチェを抱き抱え、食卓の椅子に座らせると食事を彼女の目の前に。]
[震えながら、ミハエルに近づこうとする。
ドレスは既に血にまみれている。立ち上がれず、四つんばいで移動する。
その姿は、どこか獣を思わせるだろうか]
…ミハエル…。
[後ろから、少年を抱き寄せようとする。
その手もやはり血にまみれている]
はい。
[イレーネの言葉に、頷く。]
有難うございます。
[but,だが、続いた言葉は耳に届いて、...は首をかしげ]
探す?
何か、お探しのものが?
[こちらの騒動が終われば、上の階が気になる。
ナターリエに問われると、少しの沈黙のあと]
・・・少し、味が、濃くて。
でもニョッキ、やっぱり、美味しいわ。
[料理はもう、冷めてしまっただろうか。]
[ナターリエに問われ]
・・・?
ええ、と。
・・・なにか、しら。
[なんだっただろうか。さっきはとても、確信的だったのに
右手を額にあてた]
[後ろから抱き寄せられれば]
[震えていた手は容易くその剣を取り落とす]
[カランという音が響く]
[歌姫の震えが伝われば]
[渾身の力で震えを止めようとするだろう]
[どこまで成功できるかは分からないが]
エルザ…無事、だよね。
[錆び付いた声]
[紅に塗れた青年がこちらを向く]
[否、その双眸はエルザを真っ直ぐに見つめて]
[クレメンスはベアトリーチェの頭を撫でながら、
ふと、イレーネの方を向き、肩の力が抜けきっていない事に気づくと、リラックスしなさいとばかりに微笑んだ]
[心でつぶやいたつもりが、声に出していたらしい。
それにしてもこれを聞き取るなんて、
彼もいい耳をしているのだろう。
とても、いい耳を。]
……。
ここにいるのは人間ですよ。皆。
騙されないで下さい。どうか。
[彼に返すでもなく、ぽつりと落ちた言葉は、
自分に言い聞かせるためなのだろう。
次の瞬間には、叫び声がまた聞こえて、体を丸め込む。]
ああ、皆、騙されないで下さい。
違うんです、違うんです、
『犯人』に騙されてるんですよぅ…………!
[あとはもう、怯えた声が『犯人』と繰り返すばかり]
ゃ、だ。
死 たくな ・・・・
[ずっと続く平穏。それだけを望んでいたのに、何処で間違ってしまったのだろう。
女性に手を伸ばそうとした。刃は何時手から離れたのか、今は握ってはいない。]
味、濃いですか…
[困ったように言って。]
有難うございます。後で少し、薄めてみようかしら。
[それから自分でもあまりわかっていない様子に、首を傾げる]
探し物があるなら、お手伝いいたしますよ
[ミハエルの問いに、ええ、と答えようとするが、声はかすれる]
あたしは、大丈夫。
[いつの間にか、エーリッヒのナイフで傷つけられた腕から血がこぼれていたけれど、口には出さない]
[クレメンスの微笑みに、困ったように、首を傾げて。
彼の行動に、ナターリエの様子に、驚いて力が入っていたものだから、難しい。
それでもクレメンスの微笑みは、いつもの彼のもので。
「父親」を感じさせる、いつもの、底から、優しい・・・]
…!
[エーリッヒの手からミハエルを庇って引き寄せる]
[けれど次の瞬間、悲しみが押し寄せた]
[彼の正体が何者であれ、犠牲者には変わりないのだと]
[ナターリエに頷いて、手伝うという言葉に]
ありがとう。もしかしたら、頼むことがあるかも、しれないわ。
・・・上の、物音が、収まった。
……人間、ね。
[小さく、呟く。
視線は相変わらず、室内の紅に向いたままだが]
この世で一番恐ろしい生き物が人間だって、知ってるかい?
……俺は、俺を育てたヤツの一人に、そう聞かされたよ。
[続けて投げる声に宿るのは、哀れみか嘲りか。
もっとも、一つの言葉を繰り返す旅人の耳に、それが届くかどうかは定かではないが]
有難うございます
[オトフリートの言葉に、微笑んで、嬉しそうな顔。]
…そうですね。
いって、みたほうがいいかもしれませんね。
[イレーネの言葉に頷いたあと、上を見てそう言う。]
[伸ばした手から逃れる勢いは止まる。投げ出された足首は、エーリッヒの手の届くところにあるというのに]
エーリッヒ、あなたなの?
あなたが、人狼、なの?
[問いかける]
//中//
どうも。ヘタレキャラをたてたばかりに、
派手な立ち回りの中に入れず、
孤独な初処刑日を過ごしているハンスの中の人です。
更新前日に延々机の下ってどうよ。
さて、番組の途中ですが(?)ハンスについて。
ハンスは今のところ、
少女の首を見ていません。
外壁を見ていません。
人狼の系譜を見ていません。
ギュンターの死体を見ていません。
前夜にエルザとイレーネに教えられた知識のみです。
//中//
そんなわけで現在のところ人狼について信じることができません。
恐怖が手伝って、人間の起こした事件と思い込むことにしてしまいました。
また、今後は人狼に関する一切の情報を拒んでいきます。
「知ることから逃げ」ていきます。
作家のくせに。作家だからこそ。
後半は「犯人」だと思ったら、
その人だけは殺しにいくかもしれません。
//中//
ところで今日一日「アヒルのワルツ」が頭を離れないんですけれどもどうしたら。
あひるんるんあひるんるん僕たーちはー♪
いつもいっしょさあひるんるんるんるん〜♪
くぇっくぇっくぇっくわっくわっくわっ
アヒルのワルツ〜♪
歌姫 エルザは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
[物音が止んでも、なかなか上に上がれない。
その様子は落ち着かなげで。
昨日のベアトリーチェの騒動のように、何も無ければいい。
みんな無事で・・・無事で。
人は狼さえ殺せば、狼は人を殺せば、生きて出られるというのだから。
クレメンスの言葉に]
カフェオレは、じゃあ、明日・・・。
上に、行かないと。
・・・・・、・・・
[声は声にならず息だけが洩れる。血の気の失せた唇は『何で』『死にたくない』と、只それだけを繰り返して。
程無く視界は薄れ。
伸ばした手は力なく地に墜ちた。]
[静寂。]
シスター ナターリエは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
[その瞬間。
部屋の表札の文字が、顔がすっと溶けるように消えたことを、僕が知る事は出来なかった。
Erich Callsen-Brackerは消去された。まるで初めからなかったかのように。]
クレメンス、なんで、微笑めるの?
なん、で・・・?
さっき、あんなに話してたアーベルも、上に行ったのに、・・・なんで・・・?
[イレーネに頷く。]
もう遅いね。
人狼…か。
イレーネは、誰か人狼だと思っている人物はいるかい?
[おやすみの挨拶の前に問いを]
[あたりにはまだ、ふわふわと枕の羽根が舞っていて、みんなの上に白く降ってくる]
[絨毯を染める赤の上にも降って]
[白は、赤に]
そう、オトフリート。
君の意見を聞いていなかったね。
アベールよりも、「食べたい」人間はいるかい?
[品評会に出た牛を品定めするような会話だ]
神父 クレメンスは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
[動きを止めた青年を無言で見つめ続け。
やがてのろのろとエルザの方を振り向く]
…エルザ、血が。
[その腕から流れる紅に目を止めて。
ポケットから取り出した白いハンカチーフで傷を押さえた。
すぐにその白も紅に染まって]
手当て、してもらわないと……
[入口の方を見る]
[こちらを見つめる青年が二人]
[一人は呆然と、一人は何処か冷たく]
…しずかに、なったね。
[フォークを咥えたまま、ぽつり。]
だれか、おきたのかな。…よかったね。
[ふわり、と…春風に舞う花びらのように笑む。]
[もうナターリエに続いて、二階に行こうとしていて。
クレメンスの問いに]
・・・人狼であってほしくない人なら、いるわ。
[静かに、一息に答える]
……Gute Nacht
[エーリッヒの周囲を沈黙が包めば、小さく呟く。
ふと、視線を向ければ、表札が消えているのが目に入った]
[それから、視線を感じて。
自分を見つめる少年に蒼を向ける。
……傍らのユリアンが呆然としているのは、目の前の出来事のためか、それとも蒼の瞳の冷たさ故か。
それは、今の彼には全く興味も無い事で]
ふふ。
すみません、シスターナターリエ。
私は唯、貴女方の行いや発言が素晴らしいと。そう思っただけです。
[と、クレメンスのコエが聞こえ]
…アーベルよりも?
つまり彼を、食すつもりだと。
[うーん、と思案のコエがそれに続き]
―to corridor―
[doorをあけて、...はイレーネが続くのを待つ。
他にも行く人はいるのだろうか?
ベアトリーチェの呟きが聞こえた。
fatherの質問に答えるイレーネの声も聞こえた。
...は階段を見やる。]
[イレーネの声に、ふっと表情を緩ませる。]
私もだよ…。
[例えば君や、ナターリエ。]
[クレメンスは、呟き頷くと、イレーネとナターリエが二人とも二階へ上がってゆくのを見送った。]
教師 オトフリートは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
[ミハエルに傷を押さえてもらったことにも反応せず、ぼうっと目を見開いて]
エーリッヒ…?
[そっと近づくが、青年はもう動かない]
[…死?]
[死んだ?…死なせた?]
[誰が…どうして]
心配をしていない訳じゃない。
けれど…
[続く言葉は、消えてゆく。
今、語るべき話では、まだ、ないのだろう。
彼から聞く事は──…何も聞かないとしたのだから。]
[二人が二階へあがっていったのを見送り終えると、]
そうだね、ベアトリーチェ。
[花びらに添えられるのは、きっと血風なのだろう。
神は哄笑をしている。
人狼の血を持つもの達が少しずつ狂い始めている事を。]
――二階廊下――
[廊下に上がったところからは、見た目は何も異様なものはなくて。
それがかえって不気味で。
ドアの開いている部屋がある。確か、エーリッヒの・・・]
・・・錆びくさい。
[あぁ、このまえの朝の光景がよみがえる。
部屋に近づくほどに香って]
―2nd floor―
[二階へあがると、...の目には廊下にいる人が捕らえられた。
アーベルと、ユリアンの姿。]
何が、あったのですか?
[問いかけて、そちらに近寄ろうと。]
ランプ屋 イレーネは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
ランプ屋 イレーネは、シスター ナターリエ を能力(占う)の対象に選びました。
──広間──
[クレメンスは、ベアトリーチェの後ろから覆うように机に両手を置き、彼女にだけ囁き尋ねる]
ベアトリーチェ、もしも誰かを起こすなら、
君は誰をまず選ぶ?
[アーベルとユリアンに、ナターリエと一緒に駆け寄った。
そこからは、部屋の惨状が、見え]
・・・エーリッヒ・・・エルザ・・・ミハエル!
[みんな、血だらけ]
[頭では理解していた]
[自分がエーリッヒを殺したことを]
[けれど感情はまだそれに追いつかず]
[エルザの動きにつられるままに]
[動かなくなってしまった青年を]
[広がる紅を見つめて]
[傍らで甲高い悲鳴が響き渡った]
[少年の掠れた声には、彼よりもその傍らのユリアンが反応して。
手当てできる人を呼んでくる、と走り出そうとした矢先に、シスターが声をかけてきた]
…………。
[振り返り、目にした姿に、重なる。
遠い過去の映像。
しかし、エルザが怪我を、と訴えるユリアンの声が、それをかき消し。
蒼は室内の紅へと]
……エーリッヒが、壊れた。
[自分はただ、簡潔に問いの答えを口にする]
えるざ。
だいじょうぶなんだ。
もう、だいじょうぶ…
[彼女を支えるように]
[否、彼女に縋るように]
だい、じょう…
[掠れた声で繰り返す]
[それも徐々に小さくなり]
エーリッヒさんが
[アーベルの言葉に、ああそれなら彼は死んでいるのかと。
ふと、彼の様子もおかしいような気がして、じっと見る。]
……最初から、ヤツは、壊れてたのかもしれねぇな。
自分の感情……恐れや、疑心。
そんなモンを、あの笑いの下に隠してた。
[いつか、書斎で見た姿。
感情を必死で制御しようとしていた青年。
それを、思い出して]
……感情の抑止がきつすぎれば、それはちょっとの衝撃で弾け、精神を壊す。
それが、起きただけにすぎん。
[淡々と、語る。
じっと見つめるシスターの視線には気づいても、そちらを見る事はなく]
…だめ。
[首を横に振る]
[まだその瞳に正気は戻りきっていなかったけれど]
あなたじゃ、ないわ。ミハエル。
[童女のような、ひどくあどけない表情]
…あなたじゃ、な…
[くらり]
[気が遠くなったか]
僕が、殺した。
[溜息をつくように]
僕が殺したんだ。
エルザは、悪くない。
[焦点の結ばない瞳でそう呟く]
[それは声になる前に歌姫の手で止められたけれど]
[声が、悲鳴に近い声が、出た。
アーベルのいつもの簡潔な説明を聞いて]
・・・エーリッヒ・・・が・・・。
[アーベル自身も、どこか変に思う。首を傾げる余裕はないが]
[神父の目を、じっと見つめて。]
やさしいひと、だいすきなひと、たいせつなひとから。
…あとまわしにすればするほど、いやなものをみることになるもの。
いやなもの、みせたくないよ。
[喧騒が止んで。
やがて階段を上る音と、ぼそぼそと話す音。
今はもう、争いの気配はない。
一人でいるのも恐ろしくて、
けれども扉を解くのも恐ろしい。]
血の音、匂い。ああきっと。
俺は見殺しにしたんだ。誰かを。
誰だろう。
[知りたくない。]
[気を失って崩れるエルザを支えて]
誰か、エルザが怪我を。
手当てをしてあげてください。
[入口へと顔を向けるけれど、視線はどこか彷徨ったまま]
このままじゃ、エルザが。
[部屋の中に入り、自分も手当てをしようと。
アーベルの言葉に、エーリッヒと話した夜を思い出した。
いつも穏やか。
状況についていけないと、言いながらも、穏やかで。
そこが、変だと、思ったのに。気付いたのに]
・・・・・・人として、死んだの?狼として?
[そんな事を聞いてしまう自分がいやだけど、それはとても重要なこと。
そしてそれはエルザが分かるのだ、と気付いたところで、エルザが気絶したのが目に入った]
あと、五分したら出ましょう。外に。
そう、あと、五分したら…。
いつまでだってここに篭るわけにはいきません。
皆に説明しなくては。
そう、だからあと、五分たったら…。
[同じ台詞を、もう何分も繰り返している。
そのうちに、机の下で*眠り込んで*]
そうか。
優しい人や、大好きな人、大切な人からベアトリーチェは起こすんだね。
台所には、沢山の凶器があるだろう。
そして、一階の他の部屋には武器もまだまだあるだろう──…。
[そう含むクレメンスの真意は何処にあるのか。
彼はベアトリーチェだけに囁くよ。]
私が君を起こすまで、
君も私を手伝ってくれるかい?
起こす事を手伝ってくれるかい?
…
あなたも、そういう風に感情を隠していらっしゃいませんか?
[しかし、そう言って部屋の中から聞こえた声に、...はdoorを越える。]
怪我…治療しましょう。
[しかしエーリッヒの死体の側に、膝をついて。]
あなたが安らぎの中、さまようこと、かなしいこと、くるしいこと、すべてを癒されて下さいますように。
[ナターリエのアーベルへの問いは自分も感じたことで。
それに対するアーベルの答えを、...も聞いていた]
・・・・・・。
[「お袋が、死んで」。昨日のその言葉を、思い出す]
……俺が?
[シスターの言葉に、一つ、瞬いて]
俺は、別に?
[さらりと答える。
ほんの一刹那、微かに浮かぶ、幻魔の笑み。
それは、エーリッヒの傍らで祈るシスターには、見えないだろうが]
青年 アーベルは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
私は…神の試練を耐えられそうもないもの、
そして、信仰心がないもの達からだよ。
[嘲笑う神は箱庭を覗き込んでいる。
きっと。月の影に隠れながら。]
[アーベルの答えに、一度振り返る。
少し悲しげな微笑だったか。]
そうですね、手当てをしましょう
[イレーネの声に頷いて。]
…タオル、ぬらして来ましょう。
[部屋の状況をもう一度見て取り、踵を返す。
まだ呆然としているようなユリアンに、戻って休め、と声をかけて。
そのまま、何も言わずに、部屋へと]
─…→自室へ─
僕は、大丈夫……
エルザを……
[イレーネにはされるがままにしつつも、そう言ってエルザを示す]
[割り込んだ時にエルザの短剣が脇腹を少々掠っていたが、それにはやはり...は気が付いておらず]
僕です。
エルザじゃない。
エルザは悪くないんだ。
僕が……
[感情が現実に追いつく]
[けれどそれは...に一気に負荷を掛け]
[そのまま一気に力が抜けて崩れ落ちた]
呆然としています。
……かわいそうな、悲しいひとたち。
彼らが安らかな夜の眠りで、少しでも平静を取り戻せるよう祈ります。
[ミハエルの様子に、少し眉を顰めながら、シスターの手当てを手伝う。
やはりエルザも怪我を負っていた。
呟かれる言葉。
あのランプ、夜の空、母親を思って・・・]
・・・・・・
[何かを言いかけ、途端、ミハエルはその場に崩れ落ちてしまった]
─自室─
[部屋に入り、窓に寄って、月を見上げる]
…………。
[無意識の内に、左手はロザリオを掴んで]
Es wurde vom Beginn verstanden.
Obgleich ist.
Warum?
In der Leere, die uberhaupt nicht ist.
Einfach.
Sie bleibt in der Hand das das einzige.
Sie ist kuhl.
Sie ist heis.
Es ist schmerzlich……
[零れ落ちる、小さな呟き]
…っ、お二人とも、無理をなさって…
[運びたいと思うものの、男手がない。]
せめて、少し、手当てをしましょうか。
[イレーネに*そう尋ねる*]
そう、その通りだよ。
[ベアトリーチェの温かい体を胸元に感じながら、]
お腹がいっぱい
満足満腹
幸せいっぱい
骨肉いっぱい 血がいっぱい!
月の刃を掲げましょう
照らすがままに
振るうがままに
腕が一本足一本
首が二つに舌一つ
沢山沢山集めよう
集めてシールも貰っちゃおう
楽しい楽しい狩りの日だ
[クレメンスは、
ベアトリーチェをぽんぽんとあやしながら小さく歌った]
……さて。
あいつはどうなる?
硝子になって砕け散るのか。
それとも、鋼に鍛えられるのか。
[呟く声、それはどこか、*楽しげな響きを帯びて*]
/中/
取りあえず、守護先はユリアンのままで。
妙な話だけど、初回GJだけは、だせんからな。
広間の流れから読んでいいんだよな、襲撃先?
それなら、ユリアンにはこないと思う……ん、だけど。
まあ、うん。
今の所、大人しく殺されそうなアテがそこしかない、というのもあるしっ!
まあ、何気に俺が死んでるかもしれんが(笑)。
……さて。
寝ようorz
[紅く染まった部屋の中央。淡いオレンジの光の下。
抜け殻はゆらり。霞むように、忽然と消え失せた。
散らばった紅く白い羽根が微かに揺れ。
唯*それだけ。*]
(中/更新時間的に、夜にしか占えないという設定的に、今日ナターリエを占うしかないな!
そして明日の夜に占い師RPして、次の日殺さなきゃ・・・て、わたし死んでそー)
(中/東京村が・・・やばいな。
しかもわたし、hishouさんをおどろかせるぞー!って思ってたけど、hishouさんも東京村いるから、ふつうにばれそう、っていう)
(中/イレーネ・・・だよ・・・もう寝よう。うん。ログ汚しすみません。
エーリッヒが居なくなるのが素で悲しい。)
――自室――
[部屋に運んだ時のミハエルの呟きを思い。
こんな状況でも、優しい子だと。
他人はこんなにも、美しく。
ベアトリーチェもナターリエも、羨ましく]
あたしは何もない。
[ぼそりと呟く。そう、*今探してるのだ*]
[ふとコエが響く]
私は人であり人でない者。
貴方がたなしでは、私は生きていけない。
貴方が私に血(報酬)を与えてくれるのならば、
私は貴方に情報(勝利)をお渡ししましょう。
…ええ、是非共連れて行って下さい。
運動不足解消の為にも。
[微笑]
私は騎士。
王、そして女王よ。
どうぞ私を、貴方がたの手足としてお使い下さい。
[コエは何処か、以前より力強く感じるか]
(中/もうすぐ更新。どきどき。し、死にたくない〜〜。
イレーネがよく自分と他人を比較してしまうのは、自分と近い人、他人との共通点を見つけようとするからです。癖です(同族を探す血ゆえか、育った環境ゆえか)
シスター ナターリエは、青年 アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
アーベルを裏庭へ呼び出してくれるかい…
[僅か痛みに似たような声がよぎったのは気のせいか]
[捧げよ]
[神へ]
[生贄を]
君に異論があるなら、まだ引き返す事は可能だよ。
[彼はまだ][完全に捨てきれない人間の心の弱さから呟きを洩らす]
―last night―
[ある程度の治療を済ませて部屋に戻る。
一息ついて...は窓の外を見た。]
さっきまでが嘘みたいに、静か
[*そして目を閉じる*]
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