情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
刺繍師 ゲルダ は、画家の娘 ロミ を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、刺繍師 ゲルダ、細工師 ライヒアルト、服飾師 エーリッヒ、研究者 ベアトリーチェ、神学生 ウェンデル、宿屋の息子 アーベル、小説家志望 ブリジット、彫刻師 カルメン、未亡人 ノーラ、交易商 ミリィ、画家の娘 ロミ、機織師 ヨハナ の 12 名。
─ 宿屋 ─
……さすがに、ね。
話さないでおく、って選択肢はないでしょう。
[ノーラの言葉>>1:494に、ひとつ、頷く。
ため息をつく様子に、眉が僅かに寄ったが。
ここで気休めを口にするのも、それはそれで躊躇われて]
……ああ、そう言えば、修繕の方。
明日にでも改めて、玉を清めて、取り掛かります。
[考えた果てに口にしたのは、それまでとは全く違う話題]
ええ。背中はお任せするわね。
[心配の滲んだ声に、大丈夫と囁いた。
手順を頭の中で組み立てる。
先に占い師であることを仄めかし、二人きりで話したいからと人気のない場所に誘っておく。
自衛団長だけに聞こえるような大きさで悲鳴をあげる。責任感の強い人間なら、警戒しながらもやってくるだろう。
服を岩にかけておく。そちらに向いたところで後から押し倒す。
動かなくなったら背を引き裂いて食らえばいいだろう……]
…い、いるのでしょう、き、きっと。
でなければ、こ、こんな酔狂な、
ひ、一人ずつ、こ、殺すなんて、
[言わないはずだ、と言外に言葉をつなげる。
だけれど、彼女のように言えるのが羨ましくもあり
ミリィの疲れた風の吐息に、目を細めた]
─ 広場 ─
………パラッシ、それは食べ物じゃないわ。
[ぼんやりと、思考も止めて休息を取っていると、リスがコートの袖をカシカシ齧っていた。
齧る傍にあるのは、青色に染めた丸ボタンに、薔薇の装飾を掘り込んだもの。
カルメンに頼み、自分用に仕上げてもらったものだった。
左右の袖につけられたそれは、エーリッヒにとっての宝物の一つである]
齧っちゃダメよ。
ご飯なら家に戻ったらあげるから。
[ボタンを齧られないうちにリスを拾い上げて、膝の上へと乗せた。
今はまだ、家に戻る気力が無い]
─地底湖─
……あ、気付いた。
[後姿からも何となく察することはできましたが、振り返った彼女の顔>>1:496は涙でぐしゃぐしゃでした。
ひとまず傍まで寄って行って、隣にしゃがみ込みます]
……。ロミ、家に帰るんじゃ、なかったの?
[まずはここにいる理由]
……えっと、誰かに、いじめられた?
[それと、涙の理由。2つを尋ねます。
視線や陰口は恐らく僕にも向けられていたのでしょうが、彼女を追いかけるのに夢中だった僕は気付いていませんでした]
/*
そして毎度ながら、アンカーに関して同じ事を言ってますね俺らはw
さて、どーする。
今んとこ、玉を持ってるのはミリィか……占霊が縁遠いし、暫定でそこにあわしとくか。
投票がひじょーに、難しいが。
細工師 ライヒアルトは、交易商 ミリィ を能力(守る)の対象に選びました。
―広場/中央―
[大げさにとウェンデルが言えば
くすくすと楽しそうな笑みを漏らすが
良識ある大人の悪戯なら大事にはならぬだろうと
嗜めるようなことはしなかった。
立派な樹の傍らにエーリッヒの姿を見つけ]
エリィ。
[女性の名のような愛称を紡いで手を振り歩み寄る]
其処で誰かと待ち合わせ?
[揶揄るような響きを微かにのせて小首を傾げた]
投票を委任します。
未亡人 ノーラは、細工師 ライヒアルト に投票を委任しました。
未亡人 ノーラが「時間を進める」を選択しました。
…そういやウェンデルから人狼の伝承の本、借りてたんだっけ。
[ふ、と思いだしたのは、昨日借りた本のこと。]
うん。
ヨハナの婆ちゃん、ご飯も楽しみにしててよ。
[家へと戻ろうとするヨハナ>>2に手を振って。]
……俺も、村の様子見てきたほうがいいのかね。
[ふむ、と少々考え込みつつも、外へ行かないのは、
口さがない言葉を聞きたくないなー、という気持ちがあったからだった。]
/*
先抜けというか、真実は赤優先する、なのですが。
頭痛が落ち着かなくて(><
明日は外出することになってるのに。はぁ。
宿屋の息子 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
……そうだね。
それが私たちの中にいるのか、
私たち以外がそう成り果ててしまったのかは、分からないけれど。
――此処に化物はいて、犠牲を求めずにはいられないのだろうね。
[化物の正体が人狼であろうと、人の心であろうと
噛み裂かれ、血を流す側からすればその違いに意味はない]
─ 広場:中央樹 ─
[リスがちょろちょろと膝の上を駆け。
飽きて尻尾を枕に寝入ろうとした頃]
あら、カル。
待ち合わせするような相手なんて、居ないわよ?
[揶揄うような響きを感じて、クスリと笑みながら言葉を返した]
―宿屋・自室―
[部屋の中で少なくない種類の薬草やなにかやらを荷物から取り出したり分けたりしながら、少し思考をまとめる]
[宿屋で声をかけてきた女性の言葉。
回りからミリィとかそんな名前でよばれていただろうか。
彼女の苛立った様子はもっともで、そしてギュンターの判断や自分への言葉ももっともだろう。
人狼に会うのは一般人ならほとんどありえないこと。
もっとも、自分はあったこともあるし、伝承に伝わる力まで備えている。
ギュンターとの会話を思い出す。
たしかに、能力者は会いやすいというのは、統計的にも言えるかもしれない。
自分も、なにもあったのが一回とは言っていない。
その事実か裏付けにもなっていた]
人狼も、またなにかの力のありかたなのかしら?
[二つの根元にあるもの、あるいは性質が同じか似たものならば、引かれあうのも頷ける]
…の、呪い…だ、と、
で、伝承では。
[ひとを喰う化け物の言い伝え。
犠牲を求めずにはいられない、その生き様。
ポツリ、落とす声はいつもに増して力ない]
─ 宿屋 ─
……わかるんですけど、困りますよね。
[肩を落とすノーラ>>8に、ほんの少しだけ困ったような表情をするものの。
話題を変えた事で戻った、嬉しげな様子に、ほっと息を吐いた]
……では、叶う限り、迅速に。
[先が見えない現状だからこそ、これは優先しておきたかった、とは言わず。
口癖のような言葉を、真面目な面持ちで紡いだ]
─ 広場/中央樹 ─
[エーリッヒの膝上のリスに仄かな笑みを向け]
パラッシは本当にエリィが好きなのね。
[リスからエーリッヒへと視線戻して応えを聞く]
あら。
ウェンの戻りを待っているんじゃないの?
さっき、其処であったの。
[其処、と示すはトンネルの方。
他愛ない軽口は近しいと思う相手にのみ紡がれる]
[自衛団長の宣言通り、人狼の脅威を処刑で取り除くとしたら
女は真っ先に吊るし上げられかねない立場だ。
なのにゲルダに向けた言葉は、まるで他人事のようで。
それがおかしくて、唇が微笑みの容に歪んだ]
─地底湖─
……。そっか。
[一つ目の答え。
抱きついて来た彼女>>9の頭を撫でる為、僕は右手を持ち上げます。
人狼の可能性が無いわけじゃない。そうは言いましたが、泣いている子を放っておけるわけがありませんでした]
皆、なんだ……
それは、怖いね。……。
[村の人たちも例の事件について知っているだろうことを、2つ目の答えから察せました。
そうでなければ、僕より幼い彼女がそんな理不尽な目に会う理由がありません。
抱きつかれたまま、頭を撫でながら、僕は少し考えて]
えっと……僕ね、暫く宿屋に泊まろうと思うんだ。
戻りたくないなら、ロミもそうしない?
[一つの提案をしました]
─ 宿屋 ─
……状況把握するのは、わるかないだろうが。
刺さるモノがあるのは、覚悟しとけよ?
[村の様子を、というアーベル>>10に、ごく軽い口調で告げる。
深刻になるのを避けたのは、ノーラの精神状態を慮っての事だが。
翠に宿る、疲れたような色を見たなら、視線の刺さり具合は察しもつこうか]
……取りあえず、昨日も借りた部屋、空いてるか?
しばらく、そこに厄介になるわ。
[それから、問いかけるのは、部屋の空き状況について。**]
刺繍師 ゲルダは、交易商 ミリィ を能力(占う)の対象に選びました。
……呪い。
それは、どんな伝承なの?
[普段なら伝承などと言われて、物語として興味を持っても、真剣に取り合うことはないだろう。
けれど今、ゲルダがひどく大切なことを告げようとしている気がして.
力なく紡がれる言葉の続きを促す]
ありがとう。
カルメンもよろしくね。
[ウェンに信頼の念を寄せて、見張りをしてくれるといったカルメンにも微笑みかけるようにお願いした。そして]
交易商 ミリィは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
交易商 ミリィが「時間を進める」を選択しました。
― 村内 ―
団長さん。
[巡回中なのか、運良く一人だけだった自衛団長に声をかける。
緊張した顔で周囲をうかがい、内緒話をするように顔を寄せた]
……誰が来るかわからない場所では言えないのですけれど。
選び出す人のことでお話があります。
夜になれば、その対象をもっと狭めることができますから。
[ギュンターは驚いたような顔でこちらを見た。
誰かが近づいてくる足音が響いたので、すぐに身を離して玉泉に続く洞窟の奥を指差した。
一瞬悩む顔をしたが結局はギュンターも頷き、その場では別れた]
やれることをやるしかないかしら?
[別に義理も義務もあるわけではないが、協力しない理由もない。
あれこれをひとつのバッグにまとめ、残ったものを元の荷物へと戻していく。
バッグを肩掛けにすると、自室を出てアーベルか女将の姿を探す。
そこそこの体格と比べれば少し大きめのバッグを肩掛けに、うろつく黒ローブ姿は怪しいとかそんなレベルのものじゃなかった。
一緒に宿屋にいた人たちの目にもすぐにとまることになるだろう]
/*
あなたは、霊能者です。処刑された者や突然死した者が人間か人狼かを知る事ができます。
すごいどうでもいいことだけども、
幻夢って突然死ないんじゃないかしら?
─ 広場/中央樹 ─
袖を……?
パラッシには美味しい果実か何かに見えたのかしら。
[くすくすと楽しそうに笑いリスを見遣る蒼が
掲げられた左袖へと向いて、瞬く。
薔薇があしらわれた青の丸ボタンにふっと細まる双眸。
エーリッヒからの頼まれた其れは大事な思いいれある作品の一つ]
あら、そうなの?
――…億劫、って。
もしかして、具合が悪いの?
[楽しげだった表情は案じるようなものへと変わる]
画家の娘 ロミが「時間を進める」を選択しました。
画家の娘 ロミは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
細工師 ライヒアルトは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
― 夜/玉泉 ―
[悲鳴を上げようと思っていたのだが。
岩にかけた服を揺らそうとした時に、水で侵食されていたのか近くの岩がガラガラと音を立てて崩れた]
アッ。
[驚きの声は、静かな洞窟の中でよく響いた。こちらに向かってくる足音が聞こえ、人の姿から漆黒の獣へと変わる]
グルゥッ!
[立ち止まった後から勢い良く突き飛ばす。
警戒はしていたのだろう。泉には落ちなかったが倒れてはくれたので、襟首を咥えて運び、背中に飛び乗って頭を押さえ込んだ]
わ、私が聞いた、で、伝承、では…
ひ、人が、の、呪いを受けて、人狼に、。
その、つ、爪で、ふふふ深いき、傷を負うと…
感染、す、するのだ、と…
[この洞窟に移って来る3年前よりもっと前。
住んでいた村で聞いていた伝承は、古い。
尤も、幾らでも似て非なる伝承もあるのだろうが]
…だ、だから…簡単、には、見つけら、れない。
んー…、わかった。
[相手の瞳に宿る疲れたような色>>21に、察した表情になり。]
うん、空いてるよ。
わかった、はい、鍵。
[ぽん、とライヒが昨日使った部屋の鍵を渡して。]
…やれる事、ですか?
[ベアトリーチェの言葉>>23に不思議そうに数度、眼を瞬かせた。]
彫刻師 カルメンは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
服飾師 エーリッヒは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
厨房、となべ、借りてもいいかしら?
[バッグを見せながら]
なべを買い取るお金はちゃんと払うわ。
[つまり無事に戻らないことをすると、バッグの中身も見えるものは料理の食材などではなく、
100人に見せれば100人が黒魔術や魔女という単語を思い浮かべるだろう]
研究者 ベアトリーチェは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
─地底湖─
……うん。
じゃあ、大丈夫になったら、準備しに行こう。着替えとかもいるしね。
僕もまだだから、ついて来てもらうことになっちゃうけど……
[頷いた彼女>>24に、僕は人差し指を立てて言いました。
女将さんは何人でも大丈夫と言ってくれていたし、1人増えたってきっと問題はないはずです]
……他の人が怖いなら、僕の腕に掴まって、目を閉じてたらいいよ。
ちゃんと、連れてってあげるから。
[そうして彼女が歩けるくらいまで落ち着いたら、僕はもう一つ提案をします。
家の中までは無理でしょうが、もし望まれるなら、住居や宿までの道はそうしてあげる心算でした**]
感染か……。
まるで、黒死の病のようだね。
成る程、それなら確かに、簡単に見つけることは出来ないか。
[人狼がどこから来たのか――それを明らかにする伝承は初めて耳にしたような気がして、小さく瞠目する]
でも、病のようなものなら
治療する方法も伝承に残っていたりしないのかな。
………爆発は、させないでくださいよ。
[少々悩んだ後、ベアトリーチェ>>29に告げたのは、そんなこと。
厨房が爆発したとあっては、色々と死活問題だ。]
[暴れなくなった身体から飛びのいて。
発見されやすいように、洞窟の途中まで引き摺ってきたが]
あなたが、ヨケイなコトを、シなけれバ。
こんなコト、シなくてスンダのに!
[怒りに任せて爪で何度も背中を抉った。岩に血が飛び散る。
痙攣する腕に足に噛み付き、力任せに引き千切って捨てた。
心臓すら食らわずにそこまでしてから、大きく息を吐いた]
ごめんなさい。
やりすぎちゃった…。
[どうにか落ち着きを取り戻して囁く。
見張りをしていたカルメンにも凶行は見えていただろうか。
しょんぼりと落ち込むように尻尾を丸めて遺体の横に座り込み、自分の口の周りを舐めた]
き、牙、だ、だったかも。
[少し曖昧な記憶を辿りつつ。
続いた相手の言葉に、無表情に驚きが掠めた。]
…ち、ち治療。
き、聞いた事、も、か考えた事も、
な、無かった…
[視界に黒いフードが見えれば視線も奪われるが。
ミリィの言葉にはやはり、驚きを隠せない]
小説家志望 ブリジットは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
小説家志望 ブリジットが「時間を進める」を選択しました。
/*
>>ミリィメモ
ごご、ごめんなさい。
仲間の反応見たらちゃんと休みます(><
余計な一言書くんじゃありませんでしたね(汗
─ 広場/中央樹 ─
――…あ。
[お腹が空いている、との言葉に朝食の事を思い出し]
パンケーキとサラダ、おいしかったわ。
ごちそうさまでした。
[軽く腰を折りエーリッヒにお辞儀をする。
体調の件には同じように眉が下がり]
外に居ると身体冷やして余計に――…
家に戻るなら送っていくわ。
辛いなら、肩、貸そうか?
[彼の前へと何も持たぬ手の平がを差し伸べられる。
儚さ滲む表情に向けた蒼が不安げに揺れていた]
……まぁ、それが伝承に残っているくらいなら
軟禁された挙句、無理を押し付けられることになってないか。
[治療など、考えた事もないと言われれば、小さく首を振る]
そう言えば、自衛団長は――結社は
どうやって私たちを選んだんだろうね。
─ 広場:中央樹 ─
ああ、どう致しまして。
[ごちそうさま、と聞いて>>34、それには食べてもらえたことの嬉しさを表情にして微笑んだ]
ええ、それは分かってるのだけど…。
[冷やしては、と言われて右手で軽く左腕を擦る。
雨上がり直後、ましてや水も完全に引いていないため、いつもよりも洞窟はひんやりとしていて。
それは肌で感じていたものの、もう少し体調が戻ってから、と思いこの場に居た]
……そうね。
そろそろ戻っておくわ。
手間かけるけど、お願いして良いかしら?
[差し伸べられる手を隻暗緑に映して、その手に自分の手を重ねながらゆっくりと立ち上がる。
リスはコートのポケットへと仕舞われた]
爆発物は使っていないから大丈夫よ。
[アーベルの心配には口元だけ覗かせる笑みを返しながら、
厨房へと案内してもらい、お礼にと先払いで銀貨をいくつか渡した。
たまたま居合わせた団員が怪訝な様子でこちらを見ている]
それじゃあお借りするわね。
[一生懸命背伸びして鍋を設置したりとか、まるでおませな子供が料理のお手伝いしようとしてるかのような光景が少し繰り広げられてから]
踏み台…お願いしたいわ……
[アーベルにそうお願いするまではさほど時間がかからず、少し恥ずかしそうな、悔しそうな様子だった。
踏み台を用意してもらえば改めて黒ローブ姿で鍋に怪しいもの入れて煮込むという、いかにもなことをし始めた]
ち、ち「力ある者」が、いて―――
人狼現れる、ば、場所に、一緒に、
あ、現れることが、お、多い、と、聞いた、から
[きっとそうなのじゃないかな、と考えを添える。
無論、それを知る訳ではないから自信ない声だが]
だ、だか、ら、…
ぜ、ぜ全員問答無用で、こ、殺す、とか、じゃ、
な、ないの、かも。
で、でも、ほ、本当かは、分からない、けど。
─ 広場/中央樹 ─
[エーリッヒの笑みを受け綻ぶ表情。
けれど続く言葉を聞けば困ったように寄る柳眉]
分かっているならいいのだけど。
[重なる手は心なしか冷えを感じた。
元々体温が高い方だからそのせいかもしれぬが
立ち上がった彼の手を軽く握り自らの温度を伝えようとし]
賢明ね。
これくらい手間のうちに入らないわ。
それに私の方がもっと手間を掛けさせているでしょう?
[コートのポケットから覗くリスと視線が合い
愛らしいその仕草にくすりと笑う。
肩貸す必要があるならばと、繋いだ手は緩めることは忘れず]
─ 自宅 ─
お父さん。
私、自衛団長さんがもういいよって言うまで、宿屋に泊まりたい。
[そう父に言ったら最初は反対されたけれど、どうしてもそうしたいと言ったら、許してもらえた。
ブリジットも口添えしてくれたなら、彼女にお礼を言って。
娘の申出を許してくれた父にもありがとうと言って、宿泊の準備を始める。
とは言っても小さな子供の用意は着替えにお気に入りのお人形くらいしか無いからすぐに終わった。
リュックを背負い、ちっちゃな頃からいっしょにいる青い服の人形を抱っこして。
自宅を出るとブリジットの家までついていって彼女の準備が出来るのを待った。
その後何もなければ、宿へと向かって*いっただろう。*]
[夜、ギュンターを追うような動きを見せた自衛団員たちは、
首の後ろに一刀を入れ、静かにさせた。
伝わる声に、やがて狩りの終わりを知る]
――ん。
大丈夫だ。
[やりすぎた、と聞くと、少し笑うような声が伝う]
こっちも問題ない。
追おうとしてんのは、全部眠らせたし。
だから、人狼を見つける為の手伝いをするためにしているのよ。
わからないかしら?
[そして団員ともめるような声が聞こえ始めるのは、ある程度素材を鍋の中に入れて火をかけた頃合で。
しかしながらどの辺が人狼と関係するのか、ギュンターでもわからなかっただろうことから、団員の言い分はもっともだったかもしれない]
ギュンターさんに聞けばわかるはずよ。
[そういっても怪しげな行動はやっぱり団員としては見過ごせないらしく、食い下がってくる。
煮込んでいる鍋の様子を気にしていると、おいと肩をつかまれ勢いでフードがめくれる。
ため息をひとつついてから]
あなたたちは人狼を見つけたいのかしら?
それともそれにかこつけて私たちを殺したいのかしら?
この厨房も、鍋もちゃんと許可をもらって対価を支払って使っているわ。
そもそも私があなたに何か迷惑になる行動でもとったかしら?
[矢継ぎ早に少女の容姿と声でそういわれると向こうは対応に困り言葉を詰まらせた]
困難、なんすか。
[なおの事、心配そうな視線はベアトリーチェを捕らえる。
好ましいとは言えない、でも喜ぶ。
彼女の答えには、緩く一つ首肯を。
聞いて欲しいと言われて、頷いたが、その時は何も問わなかった]
――生きてて下さいよ。
あんたの話は、面白いんすから。
いえ。
[送ったことへの礼には首を振り
そして彼女と、別れたのだった]
― 現在:入り口のトンネル ―
[濁った水は、結構な勢いで流れ込んできた事を示していた。
眉を寄せる。
閉鎖されたこの状況は、嬉しくない。
特に、疑いを向けられている今となっては]
さっさと水引けよ。
[溜息混じりに呟く。
そうして確認だけすると、自宅へと戻っていった**]
神学生 ウェンデルは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
神学生 ウェンデルが「時間を進める」を選択しました。
……その話は噂程度だけど、聞いた事があるよ。
私たちの中に人狼がいるのを確信しているのなら
皆殺しにするのが一番確実なのに、
そうしないのは、ゲルダさんの言う通りなのかも知れないね。
だけど――
[言いかけて口を閉ざす。
そもそも「力ある者」が実在したとして、本当にこの場にいるのか。
居合わせていたとして、人狼に襲われる可能性が高いはずの彼らがその事実を公にするだろうか]
――……そうね。
そうあってくれれば、良いのにね。
[けれど、それをわざわざ口にして
ゲルダの希望を砕く心算などなかった]
─ 広場/中央樹 ─
[和らぐ気配が伝い、ふ、と隣にいるエーリッヒを見上げる。
向けた視線はすぐに前へと戻るがくちびるはゆるく弧を描く]
お互い様なんて言って
甘え癖がついても知らないんだから。
[少しだけ年上のこの青年に対しての甘え癖。
既についてしまっているかもしれないが
未だその自覚はないままで]
如何致しまして。
少しでもエリィの役に立てたなら嬉しいわ。
[歩調を合わせ時折気遣う眼差し向けながら
道中、トンネルの光景をぽつぽつと語り
エーリッヒの住居穴へと向かった]
[こくり、と。
ゆっくり頷く様子は、闇雲に信じる風に見えるだろうか。
それとも、何か知る風に見えるだろうか。
どちらであれ、相手を見る無表情の中には色があり
じっと、顎を引き上目でじいとミリィを見詰め。
ゆるゆると、戸惑いがちに口を開く]
あ、 あ、あの。
コシェバ、さん。
さ、さっき。
わら、った…?
[どうしても 先ほど見た笑みが気になって。
問いを置かずには居られなかった、のに]
[ガタン!と激しい音をたて、突然立ち上がった。
机に手をついたまま暫く俯いて目を見開き、
やがてゆるゆると顔をあげ、口を開く]
あ、あの、し、失礼しま、す!
い、今… き来た…
[その様子は、奇しい行動にしか映らないだろうが。
気にすることなく急いだ様子で振り返り]
わ、私も、へ、部屋、貸してください。
[アーベルと女将さんに告げて、鍵をもらう。
そして勢い良く廊下を駆け、部屋へと走り込んだのだった]
ありがとう。
運ぶ途中から、周りのことが全然考えられなくなってしまって。
[食べる気がないのに襲うのは初めてだったからだろうか。
ウェンの声にホッとしながら囁いて、カルメンにも感謝を向ける]
ちょっと変な風味はしているけれど、不味くはないと思うわ。
心臓もまだ手をつけてないから…試してみる?
[舐めた血の味を評価して、背中の傷にまた爪をかけながらそう問いかけた**]
あ、あぁ…
こ、コシェバさん、に、に
あ、あ、あやマラ、……と、…
[やがてそのままベッドに見を投げ出して。
鍵もかけぬ宿屋の一室で、泥のように眠った**]
/*
[まだ居た]
ゲルダが占い師は合ってるみたいね。
で、ミリィに白出し、と。
ふむ。
囁きからのアプローチはあるのかしら。
ロール見る限りはゲルダが真かなぁと。
[エーリッヒの住居穴の前に辿りつけば
其処で立ち止まり、繋いでいた手をそと離す]
本調子でないなら暫くは安静に、ね。
しっかり休んで、はやく元気になって。
[いくつか浮かぶ軽口を飲み込み
女はそのとき一番伝えたい事を口にする。
案じる眼差しは隻眼へと注がれたあと]
エリィ、……また、ね。
[後ろ髪ひかれるような余韻残す声を紡ぎ
ゆると手を振り彼が中に入るを見送る態]
[長いスカートの裾がふわと揺れる。
家路を急ぐでもなく足取りは緩やかなまま。
一度だけ振り返り、差し出した方の手を見詰める]
――…少しでも支えになれればいいのに。
[肩を貸すには大分足りない身長。
自分には如何しようもないものだけど。
きゅっと己の手を握り締めてふるり首を振ると
ピンと背筋を伸ばして再び歩み始める]
[しばらく煮込んだ鍋の中身は、いかにもな見た目のものだったが、幸い匂いなどの被害はなかった]
できたわ。
[傍には諦めた様子の団員が、手伝わされていた。
結局それはなんのかと聞かれ]
人狼探しに役立つ秘薬よ。
[フードを被りなおしていたので、いつもの口元だけ覗かせる笑みを浮かべながら答えていた。
煮込み終えた汁の上澄みを漉して瓶の中へと分量を量りながら小分けにして、10個の瓶につめていった。
鍋に残ったものに用意していた大き目の瓶の中身をふりかけていく]
しっかりと後処理をしないと大変なの。
[そう笑いかけながらとんでもないことを*伝えていた*]
―自室―
[ベッドに大の字に横たわった女は、パイプに火を点けようと
幾度か火を起こしては、ぼんやりと消えるに任せる。
パイプに詰められているのは、強い鎮静効果のある葉。
それは十年程昔のこと。まだ捻くれた小娘だった時代。
駆け出しで、何もかもが思うように行かなかった女が
荒れる心を鎮めるため、大人の真似をして呑んでいた紫煙だ]
……そう言えば、ラーイは私が煙草を吸うと嫌そうな顔したっけ。
それで、止めたんだったか。
[そんなことを呟いて、ベッドの下にパイプを放りだし]
気が静まる助け、か。
[ライヒアルトに貰った花形の細工を握り締め、静かに眸を閉ざせば
疲れた心はやがて、静かな眠りへと滑り*落ちていった*]
/*
エミリーが吸っていたのは良くない葉っぱなわけですが、
詳細な描写はしない方が良いだろうと、そんな判断。
そして友人縁故を申し込んでおいて、振るのが遅くなってごめんなさいです。
― 夜/玉泉近く ―
[夜目利く蒼は昼間よりも深い色彩。
丸いまま開く瞳孔がそう見せるだけのささやかな変化。
力の足りぬ女に露払いは出来ない。
ただ危険が迫れば知らせるだけの、役割だが
それを任されただけでも嬉しいのか
何時に無く真剣な表情で見張りをしていた。
洞窟の中から響いた声にピクと肩が震える。
ノーラの声が獣の吼えに変われば狩りが始まったのだと知れた]
[他に人が来る気配はなかった。
否、実際はあったのだろうが
女が感知できる範囲に来る前に
ウェンデルの手により止められている]
[洞窟内部からの音が一度止み、
引き摺るような音がやがて聞こえた。
中を覗きこめば漆黒の獣が人を運ぶが見える。
飛び散る赤、漆黒の獣の言葉、無残に引きちぎられた足。
驚いたように蒼が見開かれるが口は噤んだまま。
落ち着き取り戻したノーラの聲に、張り詰めていた息を吐く]
畏怖を抱かせるなら、
やりすぎじゃないと思う。
[ギュンターの遺体の傍ら、座り込む漆黒の獣へと歩み寄り
労わる気持ちで撫でようと、漆黒の背に伸ばす手]
お疲れさま、シン。
[ウェンデルの聲にふと顔を上げ]
嗚呼、誰も来ないと思ったら
ウェンが足止めしてくれてたのね。
――…ウェンもお疲れさま。
[労いの言葉を柔く紡ぎ薄い笑みを浮かべた]
― 自宅 ―
[玄関先には返しそびれたバスケット。
再び戻るのは別段苦にはならないのだが
具合の悪そうなところにお邪魔するのは本意でなく
結局、今度にしようという結論に至る。
工房として使っている部屋に行くと
机にスケッチブックを広げてペンをとる。
常ならば静物が描かれる白い紙。
けれど今日は小さな女の子の姿が描かれる。
穢れなき白に描かれた其れは生き写しのよう。
変わりなき姿を描ききれば、ペンを置いて
力尽きたようにその場で伏して眠りについた**]
彫刻師 カルメンが「時間を進める」を選択しました。
[噎せかえるような血の匂いが辺りに漂う。
未覚醒な身が受ける感覚は人と同じ。
生々しい鉄錆の匂いに酔い乱されることはない。
ギュンターだったものの背から広がる赤から
聲紡ぐ漆黒へと視線を移し]
心臓は――…狩った者の特権、でしょ?
[首を傾げ小さく笑う]
少しだけ、頂戴ね。
[断りいれてから背に流れる赤に指先を這わせる。
人差し指と中指の腹で掬い取るようにして
おずおずとその指についた血にくちびるを寄せた]
[舌に広がるのは鉄の味。
微かな甘さを感じるのは眠る性がそうさせているのか。
ちろちろと赤く濡れた舌先が赤を拭い取ってゆく]
――…ン。
[濡れたような深い蒼がとろりと細まり弧を描いた。
美味しいとまでは思えなかったが
人間の血を糧として女の身体は受け入れている]
ごちそうさま。
[指につけた血を全て舐めとればそういって
後は二人の用が済むのを傍らで待つことにした**]
/*
占い師:ゲルダ(ミリィ白)、カルメン(ロミorジティ白)
霊能者:ベアトリーチェ
守護者:ライヒアルト
聖痕者:ロミ
智狼:
囁き狂人:
多分こうね。
カルは多分ロミを占ったかなぁと思うのだけど、どうなのかしら。
ジティならジティが黒寄りかしらね。
さて、アタシの動きはどこから情報を得るかに寄るんだけど…。
カルが赤側だったら中身割れてるしアタシ引き込みに来そうなものなのだけどねぇ。
[←基本赤側で動こうとする人]
昨日能力者の言及については関われなかったのよね。
何も知らないままに無差別でも良いかしら…。
/*
心房中隔欠損・心室中隔欠損と言う病気がアタシの症状にあってることが発覚しました。
しかも先天性。
大まかな部分は幼少期に自然治癒したけど、完治し切れなくてたこつぼ型心筋症が発症するようになったとか。
……うん、ちょっと調べてみたら何か合致しそうな感じに見えたんだ。
この病気、眩暈よりも発作なんだけどねー。
薬で体調維持してることにしよう。
たこつぼ型心筋症が左心室に影響が出るらしいので、アタシの場合は心房中隔欠損になるかしらね。
そんなことよりもログ書きなさいアタシ。
───……薬、飲んでおかないと。
[今はだいぶ落ち着いたけれど、いつまた発作が起きるとも知れない。
ポケットのリスを食べかけのマカロンがあるテーブルへと置いて、エーリッヒはベッドの傍に置いてある小箱を手に取った。
その中から粉薬を取り出し、水と共に飲み下す]
っ───。
…けほっ…。
………難儀な身体よね。
[少し喉に引っかかって堰をしつつ、ぽつりと自嘲気味に言葉を零した。
鎮静作用もあるその薬はゆるゆると睡魔も引き寄せてきて。
今日は店を閉めたまま、ゆっくりと休むことに*した*]
―詰め所―
あなた。
[ここへ来るべきではない。
そう理解してはいるものの、やはり足は向いてしまい。
団員に通されると夫の待つ部屋に入った。
夫は相変わらず難しい顔をしているようで。
それが少し前にここを訪問したベアトリーチェの一件がそうさせているのだとは知らなかったが。]
………ええ、明日から宿屋に泊めて貰うことになって。
あなたも出ずっぱりになるでしょうし、丁度良いわねぇ。
[夫は事態が収まるまで帰らないだろう。
直接告げられてはいなかったが、それくらいはわかる。
人狼以外の事を話す時は勤めて穏やかに。
他愛の無い話が夫婦の間を行き来した。
自分が何物であるかを、改めて夫に告げる事はなかった。]
あなたも、体には気をつけて。
ええ、私は大丈夫ですから。
[心配させないようにと向けた笑みだったが、少しぎこちないのは察されただろう。
だが夫は昨日のように自分を抱きしめる事はなかった。
少しだけ寂しそうにするも、今日はまっすぐ家に帰る。
やはり他人の同情や恐れの視線は刺さり、何度か溜息をついてしまったが。]
―自宅―
[帰るとまず小さな鞄に替えの服を入れてから、枕元に置いて横になる。
真夜中に一度、思い出したように目が覚めて。
奥のタンスにしまっておいた小さな小箱を取り出した。
中に入っているのは、銀の針。
プロポーズされた時に夫から送られた針は、輝きを損なう事無くそこにある。]
私は翡翠のついた指輪が欲しかったのに。
あの人、魔よけになるからってこれをくれたのよねぇ。
プロポーズ、嬉しかったのに…。
[それで喧嘩になったのよねぇと、懐かしそうに箱を撫でる。
人狼は銀を嫌うと言う。こんなものでも効くのかしらと思いながら、その箱も鞄の奥にしまったのだった*]
―翌日―
[老女の朝は早い。
日の出と共に目が覚めると、鞄を持って外に出た。
とはいえこんな時間に宿の扉を叩くわけにもいかず、暫く暖まって過ごそうかと向かう先は広場のはずだった。]
…あら?
[その途中、玉泉へと続く道に、何かが転がっているのが遠目に見えた。
老女の目には、はじめ猫が蹲っているようにも見えた。
だが、それにしては何かがおかしい。
行ってはいけない。
どこかがそんな警告を発するのに、歩みの遅い足は止まらない。
嗅ぎ慣れない匂いが鼻を擽り。
辿りついたその先で見た物は。]
[苦しそうに歪んだ最愛の人の顔。
倒れた身体は、一見しただけではどうなっているのかわからないくらいに無残に散っていた。
内臓の何が無いのかなど、知る事もできない。]
きっ…
きゃあああ!!あなた――――!!
[早朝に老女の張り裂けんばかりの悲鳴が、村に響き渡る。
傍らに崩れ落ちると、誰かが来るまで周囲に飛び散った内臓や腕を必死に掻き集めようとして、その身は赤く染まっているだろう**]
/*
ちょっと夜に時間食い込みすぎると申し訳ないのでここで落とすのでした。
大丈夫だと思ってるけど、希望者いたらごめんね!
― 夜/玉泉近く ―
[幾ら狼と言えども、道が違えば止める事は厳しかっただろう。
ただ、今回は自衛団員を止める事は出来た。
彼らを気絶させ、詰所の近くまで運ぶだけ。
人間の力ならば出来ない。狼の力でもって、彼らを運んだ。
それ以上は必要無かった。
声だけでなく、姿を二人の前に現したのは、暫くの時間を経た後。
カルメンが、ギュンターの血を舐めた後だ]
――ハ、すげー、無様。
[ギュンターであった物を見下ろす目は、嘲笑うよう。
余計な事を仕出かした老人には、それ以上の感慨を抱かなかった]
俺は、今日は要らね。
昨日喰ったからな。
もっと散らしとくか?
[未だ人の姿を取る狼は、
散らされた腕を掴み上げる。
未だ多少は温かさの残る人の腕は、軽く、人目に付くように、
少し離れた場所に放られた]
コレを見て。
それでも一人ずつ殺すってんなら、
[飛び散った血、内臓、肉体。
人の仕業ではない事はすぐに分かるだろう。
喰らう場所が少ない事からも、今回は――見せしめなのだ、と。
腕を取った時に手に付いた血を、ぺろりと舐めた]
疑う奴は、殺すしかねぇな。
生きる為だ。
誰かを人狼だとすれば、良い。
――三人で、生きる為だ。
[僅かに口元に浮かんだのは、確かに、*笑みだった*]
― 翌朝:自住居 ―
[老婆の悲鳴もなんのその、
男は今日もぐっすり眠っていた。
大きめのバッグに、衣類は詰め込まれている。
本は一冊も、其処に入っていなかった。
アーベルに貸した人狼の伝承の本には、
極一般的に知られている事実が記入されている。
身体能力の事、治癒力の事。
銀に対する反応。
生者、死者を見定める者の事。
狼のイラストの描いてあるページに、栞の様な細長い紙が一枚挟まっている。
其処には二年前、村を出た後の日付が、ウェンデルの字で*書かれていた*]
─ 宿屋 ─
[察したような表情>>27に返すのは苦笑。
鍵を受け取ると、カップに残った紅茶を飲み干して立ち上がった]
……ご馳走さま、と。
んじゃ、しばらく、世話になる。
[足元に置いておいた荷物を拾い上げると、部屋へと向かう。
アーベルに声を掛ける黒いローブ姿>>23とすれ違う時には、泊り客というのは把握していたので、軽い会釈はしていた。
何気に、ベアトリーチェの名は聞き損ねていたりするが、そこまで意識は回っていない。
元々、よほどの事がなければ他者に対して突っ込んで興味を持つ気質でもないのだが]
─ 宿屋・自室 ─
[部屋に落ち着くと、壊れた腕輪の包みを出して開き、明り取りの近くにそっと広げる]
……鳳の方に、傷が入ったか。
直せない範囲じゃない、な。
[二つの玉と枠に施した細工の状態を確かめて小さく呟く。
刻まれた細工は、番の鳥。
二つの玉に刻んだそれを、水晶の珠を挟んで向き合う形に配し、同じく鳥を刻んだ銀の枠に嵌めた物。
父の故郷で、霊鳥と称されるものの意匠。
永きを共にし、護り続けたい、との意志を形にするにはどれがいいか、と考えて選んだのがそれだった]
……まったく。
一人残した挙句に、こんな騒動に巻き込んじまって。
空回りもいい所だろうに……。
……まったく。
一人残した挙句に、こんな騒動に巻き込んじまって。
空回りもいい所だろうに……。
[ぼやくように呟いて、玉をそっと布の上に置く。
翠に宿るのは、何事か思案するようないろ]
……念の強さを思うなら、作り変えた方が、守りとしての機能は高まるだろうけれど。
それは、望まないだろうしな……。
[でなければ、わざわざ自分を訪ねては来ないだろう、と。
そう思い、浮かんだ考えは脇に退けておく]
とにかく、明日の朝一で清めに持ってくか……。
俺も、ちゃんと気を鎮めないと。
[ベルトから下げた組紐飾りの玉を軽く握り締めながら呟いて。
一度だけ、荷物袋に──その中の黒の包みに視線を向けた後、ベッドに潜り込んで目を閉じた]
─ 翌日・玉泉への道 ─
[目覚めの早さは常の事。
厨房では、朝の支度が始まる頃か。
ともあれ、邪魔にならないように短く朝の挨拶と、玉泉に向かう事を告げて外に出る]
……え?
[外に出て、歩き出して間もなく聞こえたのは、悲鳴>>69。
それが向かう先から聞こえてくる、と察すると、僅かに躊躇った後、走り出し──]
……っ!?
なん、だ、これ……っ!?
[目に入ったのは、凄惨な亡骸と、その傍らで何かを掻き集めようとしている姿。
亡骸が誰の物で、傍らにいるのが誰か、認識するまでやや時間がかかった]
……団長、に。
ヨハナ、さん?
[ようやく口をついた名は、ヨハナまで届いたか。
距離を詰めるに従い強くなるにおいに、知らず、表情が歪む]
……ヨハナ、さん。
落ち着い、て。
[無理を言っている。
そんな冷静な部分も、意識にはあるが、何か言わずにはおれなくて呼びかける。
何があったのかとは、聞けなかった。
無残な亡骸と、散らばっていたものと。
それだけで、状況は察する事ができる]
……人、狼。
[これが人の手で、力で成しえるものとは思い難かった。
なれば、と思考は自然、そちらへ流れる]
……もし……受け入れて、いれば……阻めた?
[無意識、零れ落ちるのは答えを求めぬ、そして得られぬささやかな疑問。それは、すぐ傍のヨハナに届いたか]
とに、かく。
このままには、しておけない……。
[団長も、それからヨハナも。
けれど、自分だけではどうにも手が足りないから]
……俺、みんな、呼んでくる、から。
[小さく告げて、歩き出す。
途中、同じように悲鳴に気づいてやって来た者と行き会うなら、見たものを告げ、詰め所へ行く、と伝えるが。
女性や子供に対しては、「見るもんじゃない」と押し止めるくらいの余裕は、一応残っていた。**]
/*
は、こぴぺみす……!
うわあ、pt勿体ねぇ……!orz
さてーと。
予想通りのところから占いが出たようだが、さて。
能力者対抗は出るかしらー。
まあ、今回は能力者と思われるところは護衛する気皆無なわけだが。
/*
あ、失敗した。
>>76、阻めた、じゃなくて、とめられた、にすればよかったなあ。
にゃー、上手いぼかしのかけ方を忘れておる……!
言い換えなしシリアス村の守護者、久し振りとはいえ。
くぅ、これは失敗だった……!
―翌朝―
[のろのろと、身を起こす。
机の上にには昨晩の作品が広げられたまま。
大きな猫に縋り付くようにしている少女がひとり。
それは今にも動き出しそうな―――]
…つ、伝え、ナなな、ゃ、
[起き上がると身支度を整えて。
縫いあげた布を手に、小走りで外へ出た]
[足早に向かったのは詰所だった。
駆け込む勢いに団員が気圧されたように引く]
ぎ、ギュ、ギュ、っター、だん…は?
あ、アノ、た、伝え、ナきゃ、
[慌てて話すが、どうやら通じない。
音は滑る。眉を顰める団員もいて。
だがどうやら今ここには居ないようだと察すること出来て
ゲルダは刺繍の布を手に、長い息を吐いた。
だが、待てないといった様子で。
詰所の出入口の脇に、じっと立って外を見る]
[此方へと近づく気配に女はゆると顔を上げ振り返る。
人の姿のままのウェンデルが深い蒼に映り込むと
赤く濡れたくちびるが淡い弧を描いた]
これで――…
私たちを見つけるの、諦めてくれると良い。
疑われなければ……
殺そうとしなければ……
これでおしまいにできる。
[ウェンデルもノーラも飢えを感じていないのなら
無理に狩る必要もない]
これ以上人間が干渉してこなければ……
水が引くのを待って、逃げる、だけ。
[人の血を口にしたのだから自分も二人の共犯になれる。
思えど其れを言葉として確かめる必要はない。
己の中で覚悟を決める為にも必要な事だった]
生きる為に誰かを人狼に…?
それなら、その時は……
私も何かお手伝いするから、ね。
[具体的な言葉はないまま意思のみを伝えた]
/*
ミリィに謝るの意味を取り違えていたのは理解。
しかし誰を占ったのかははっきりしないわねぇ。
髪の毛手に入れた描写が見当たらなかった。
─ 翌朝/自住居穴 ─
[薬を飲んだ翌日の目覚めは遅い。
深い眠りを遮ったのは、小さな居候の威嚇する鳴き声が聞こえたからだった]
───……ん。
パ、ラッシ…うるさ、い…。
[文句を言いながらゆっくりと身を起こす。
寝乱れた髪は右目を覆っておらず、異眸が暗闇の中に浮かんだ]
……灯り……。
[自然光の入らない洞窟では、室内は常に灯りを必要とする。
寝る前に消したそれを求め、手探りで火をつけた瞬間]
………パラッシ、どきなさい。
[「ギーギー」と騒いでいたリスが跳んで来て、両目を覆い隠している。
首根っこを掴んで引き剥がすと、点けた灯りが右目に強く突き刺さった]
っ………。
ホント、不便ね。
[右手で右目を覆いながら、溜息混じりに言葉を零す。
迂闊に外では暮らせない理由の一つ。
光に弱い、色素の薄い瞳。
暗緑の左目に対し、右目は鮮やかな赤色を示していた]
全く、どうしたっていうの、パラッシ。
[落ち着きの無いリスをベッド脇へと置いて、先ずは身だしなみを整える。
髪も右目が隠れるよう、きちんと整えた]
ご飯は……食べてるわね。
それにしても様子がおかしいわ。
[食べかけだったマカロンは食べカスを残して平らげられている。
リスがそれを食べたのは明白なのに、落ち着く様子は全く無かった]
そう言えば、昨日も…。
[トンネルが通行不可になった時も何やら忙しない様子だった。
また何かあったのか、と思考が巡り、リスをコートのポケットに入れて自住居穴を出る。
向かう先は何かあれば動く、自衛団の詰所]
―自衛団詰所前―
[長身の男が見えて、目を瞬かせる。
聞いたことのない音に、視線はリスへと落ちたあと
彼の顔へと上がり、ん、と首を傾ける]
だ、団長、を、まま待っテて…
み、み見てな、イ?
[それに、そのリスの声はどうしたの?
続く問いは、言葉でなく視線と首の傾けで示す]
─ 自衛団詰所前 ─
[歩きながら巡らせる想いは多々。
あまりにも多岐に渡り過ぎて、まとまりに欠く。
ともあれ、やって来た詰め所の前には、団員の他にも見知った姿があり]
……何、してんだ、お前ら?
[首を傾げて問いかける。
呼びかけの声はやや、かすれていた]
細工師 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
…、ら、イヒアルト。
[見えた姿に、視線を向ける。
胸元に畳んだ布握りしめたまま、掠れた声に首を傾けた]
わ、ワタしは、団長、ま、待っテぅ。
[知らない?と問を言外に添えてじぃと見た]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
─ 自衛団詰所前 ─
……団長、を?
[ゲルダから返された答え>>86に、翠を伏せる。
落ち着こうとする時の癖で、ベルトから下げた紐飾りをきつく、握り締めた。
エーリッヒからの問いかけ>>88には、一つ、息を吐いて]
そう、か……。
俺は、ひとを、呼びに。
……団長が……。
[ここで一度、言葉を切る。
過ぎるのは、凄惨な光景]
……団長が……死んで……た。
それも、普通の死に方じゃない。
なんていうか……そこまでするか、っていうか、なんというかな、状態で。
[掠れた声で紡ぐものの、さすがに状態の仔細は告げられない]
……ヨハナさんが、傍にいたんだけど……ちょっと、話とか、聞ける状態じゃないし。
俺だけじゃ、どうにもできないから、とにかく、人手を、って、思って……。
[ぽつりぽつりと告げた言葉に、団員たちがざわめく。
場所はどこだと問われると、玉泉への道、短く答えておいた]
…ッ
[ライヒアルトの言葉に、ゆっくりと目が見開かれる。
ざわりと全身に鳥肌立てて口を開くも、
ざわめく団員たちの声に、言葉は埋もれて]
じ、ろロウ、のの、し、しわざ?
[やっと届けられたのは、それだけ。
握っていた布がはらりと足元に落ちて広がる。
描かれているのは、ロミだと見れば分かるかもしれない]
─ 自衛団詰所前 ─
……ああ。
少なくとも、俺には、そう思えた。
[ゲルダ>>91とエーリッヒ>>92、それぞれから向けられた言葉に、返すのは肯定。
ゲルダの手から布が落ちるのは見ていたが、それに対して動くより先に、騒ぎを聞きつけてきたらしき自衛団の副長に名を呼ばれた]
……いや、だから。
俺も、玉泉に行こうとしたら、そうなってるのを見つけただけだから。
とにかく、団長と……ヨハナさん、あのままに、できないだろ。
……かなり、酷い、状態だったし。
[ぽつり、と告げたなら、わかっている、と返された。
これからどうなるのかとか、聞きたい事はあったが、問える状況でもなく。
指示を受けた団員たちが忙しなく動く様子に、は、と息を吐いた]
あ、
[エーリッヒの言葉に顔を向けて。
拾ってくれようと伸ばされた手が止まるのを見る]
あ、あノ、ありがと、う
そ、そ、レ…見せに、き、キタの…
[息を吐き出す。その相手はもういないらしい。]
― 昨夜 ―
どちらにせよ、俺も永住する心算は無かったしな。
水が引いたらすぐ発てば、良い。
――…気をつけろよ。
[手伝う、というカルメンに向ける言葉は、心配そうな響きを帯びる。
が、止めはしない。
信用を表す]
─ 自衛団詰所前 ─
[影落とす表情>>96と、冷静な言葉>>97と。
それぞれの反応に、僅かに翠を細めるも、何かいう事もなく]
……案内?
ああ、わかった……。
[現場までの案内を請われ、頷く]
てわけで、付き合わされるみたいだから。
また。
[ゲルダとエーリッヒには短くこう告げて、再び玉泉への道へ向かった]
― →ロミの住居―
……。うーん。
[僕たちは手を繋いで、まずは彼女の住居へと向かいました。
追いかけてきた時とは違って、今度は辺りの様子に気をつけながら歩きます。そうして見れば、確かにいつもとは様子が違いました。
顔馴染みのお姉さんも、近所のおじさんも、誰も僕らに話しかけては来ません。よく知らない人ですら、僕らを見るとぎょっとした顔をしたり、言葉もなく睨みつけてきたりしました。
それでも直接的な危害を加えられなかったのはせめてもの救いでした。彼らの良心だったのでしょうか]
……無理しちゃダメだよ。
[2つ目の申し出は断られてしまいました>>41が、道中で何度か彼女にそう囁きました。
怯えているようなら頭も撫でました。
だけどそういう僕の顔は、少しだけ強張っていたかも知れません]
……。えっと、泊まろうって言ったの、僕なんだよ。
村の人たち、僕らを怖がってるみたいだし……ロミも怯えてた。
だから、あんまり外に出ない方が、いいんじゃないかなって思ったんだ。
[彼女とお父さんの会話に口を挟んだのは一度だけでした。
彼女が言っていたもう一つの理由――家に帰りたくない、ということに関しては何も言いませんでした。
それが後押しになったのかどうかは分かりませんが、ともかく宿泊は許されて、準備を終えた彼女と一緒に今度は僕の家へ向かいます]
―自宅―
[父も母も揃って自宅にいました。
2人にも話は伝わっていたみたいです。宿屋に泊まることを告げた時も、強く反対はされませんでした]
……。大丈夫。
僕は、2人の子供だから……きっと、すぐに終わって、帰って来れるよ。
[待たせている少女の為に、泊まりの準備はできる限り急いで済ませました。
最後にもう一度2人と抱擁を交わして、僕らは宿屋に帰ります。
繋ぎ直した手には、さっきよりも強い力が籠っていました]
―宿屋―
……。あ、待って。
[宿屋に着いて、女将さんに泊まる事を告げて。
それから与えられた部屋に向かおうとしましたが、ふと思い出したことがあって、僕は一人食堂に向かいます。
そこに戻ってきた時には、宿を一度出た時のまま置き去りにしていた手提げ袋と一緒でした]
……少し、あげるよ。
疲れた時には、甘いものがいいんだって。
[キャンディやチョコレートやマカロンや、手提げ袋から一掴み分のお菓子たちを取り出して、いつかのように差し出します。
強く断られない限りは彼女の手に握らせて、それから改めて部屋に向かったのでした**]
/*
あくまで能力者情報は拾わないんですか?
→今の内は情報迷子でいいと思います
下手に情報拾って、占霊鉄板の可能性を作りたくないんや……!
むしろ、赤組鉄板した果てに相討ちとか、そっちの方がもえたりしない?
なかなか難しいけどな!
――…ン。
私は大丈夫だよ。
でも、ありがと。
ウェンも、気をつけて。
[ウェンデルの帯びた響きに気付けば
常のように微笑み感謝の言葉を返した]
[幼い頃から獣の聲が聞こえた。
両親には聞こえぬ聲という事を知らなかった。
だから、聞こえた言葉を無邪気に話して聞かせてしまう。
両親はさぞ奇妙に思ったことだろう。
聞こえぬ聲を聞く娘の存在を。
以来、両親は極力娘を外に出さぬようにした。
外は危ないのだという理由をつけて。
時折抜け出して外で遊びもしたが
その度にばれて沢山叱られもした。
学校にも通わせず家庭教師をあてがう。
必要な教養は身についたがそれだけだった。
家に居る時間は長く、暇を持て余す。
その時間で沢山の趣味をみつけた。
一番気に入ったのがスケッチと彫刻の二つだった]
[店を構える為に外へ出て働きたいと
両親に言って猛反対を受ける。
成長し、聞こえぬ聲の話をしなくなってはいたが
それでも尚、目の届かぬ場所に娘を行かせる事を両親は厭う。
認めてくれるまで帰らないと書置きのこし家出を繰り返した末に、
村の中でならとの条件つきで一人暮らしを許して貰えたのが8年前。
毎日のように誰かが様子を見に来るというおまけつきだったが
それでも実家に居た頃の窮屈さは薄れ自由を得た気になっていた]
[朝、目覚めが常より早かったのは夢のせい。
それは子供の頃の夢だった。
外は危ないのだと言われ広場で遊ぶことさえ
滅多な事では許して貰えなかった。
それで納得するほど出来た子供ではなかったから
こっそりと家を抜け出して同じ年頃の子と遊んだ。
後で親に知られて叱られたりもしたがそれに懲りる事はない。
外に居る時はのびのびと自由に振舞っていたし
家の事情を口にするのは避け表に出さぬようにしていた。
窮屈さを感じながらもその中で楽しみを見つけた。
今となっては遠い過去の記憶。
如何してそんな夢をみたのか当人にも知れない。
ぼんやりとした視線が虚空を彷徨う]
[机の上に広げたままになっているスケッチブック。
其処に描かれていたのは集められた者の中で
一番幼い者の姿だが、其れを誰かに見せる心算はない。
眠る前に描いた絵を蒼い双眸が暫く映していたが
小さく息を吐き出して、身支度を整えに奥へ向かう]
き、気を付、ツケ、てて、
[ライヒアルトが背を向けるのに、言葉をかけて。
エーリッヒが差し出してくれた布を受け取り、
ふる、と頭を横に振った]
ち、ち違ウの。
ま、ま呪(まじな)イ…
あ、ノ。
え、エーリッヒ…
か、髪をい一本、く、くクレな、い?
[辿々しい言葉は、昨日よりもひどく聞き取り辛い]
―玉泉へと続く道―
あああ集めなきゃあの人……
集めなきゃ あの人の
こんなに散らかして ああ… あああ……
[集めれば死体が蘇るはずもなし。
ただ集めなければと狂ったように、腕を内臓を地に膝ついたまま掻き集めて血みどろの山が出来上がる。
ライヒアルトがやって来たのはそんな頃だろう。]
─ →玉泉への道 ─
ああ、わかった。
……大丈夫だよ、多分。
[後で詳しく、というエーリッヒの言葉>>104には、頷いて。
ゲルダから、案ずる言葉>>106が届いたなら、僅かに苦笑した。
それから、俄かにざわめき増した空気の中を、再び泉へ続く道へと進む]
……なあ。俺ら、これからどうなる?
[横を進む副長へ向けて短く問う。
答えはすぐには返らず、ただ、後で知らせる、との言葉だけが寄越された]
(……あんまり、いい状況じゃない、な、これ)
[そんな予感を抱えながら道を行けば。
先に後にしてきた、あかの染める場にたどり着く。
──状況の凄惨さに、同行してきた団員たちがざわめいた]
[こくり。
頷いて、布を開いてみせる。
ロミの描かれた糸の中、前髪あたりに他の糸と違う色を
指さして、首を傾けて長身を見上げた]
…こ、こう、や、やって、つ、使うノ。
こ、こレで、わ、分かルのは、
か、彼女は、の、呪わレテな、無い、てコト
[固い声は、それでも安堵の色も滲ませる]
だ、だだか、ら
か、彼女、ガ 、え、選ばレタり、しテモ、
ぜ、絶対、こ、殺さナイ、で。
そうす、スルな、ナラ、わ、私を先二殺しテモ、いい。
[続けた言葉は、詰所に残る自衛団員へと向けて。
だが、彼らにそんな事を了承することがあるわけ無く。
否定の言葉に、無表情の口元を横に引き絞った]
―宿屋―
[翌朝。
僕が泊まっていた部屋から食堂へ降りたのは、村に悲鳴が響き渡ってから暫く後の事でした]
……女将さん、さっきの、聞いた?
[料理の支度をしていた女将さんに尋ねます。
彼女も気にはしていたみたいですが、何があったのかまでは未だ分からないようでした]
……。僕、ちょっと、見てくるね。
[ひとまず朝ご飯を頂いてから、僕は宿屋の外へと飛び出しました]
─ →玉泉への道 ─
……。えっと。
[勢い良く飛び出したはいいものの、少し行ったところで僕の足は止まりました。
部屋の中で聞いた悲鳴の発生源が分からないからです。
何か手掛かりがないかと辺りを見渡して、遠くの方に目立つ一団>>110を見つけました]
……あれって、確か……ライヒさん、だよね。
[一団を率いるのは団長さんでなく、何故か細工師の彼でした。
少しだけ迷った後で、後を追いかけてみることにしました]
─ 玉泉への道 ─
[人の声や足音が、耳を通って流れて行くも、ただただ座ったままでいて。
ようやく顔を上げたのは、団員か誰かに名を呼ばれたか肩を叩かれるかしてからだった。]
……ぁぁ……。
[何処か呆けたように、ライヒアルトと副団長を見上げて。
また視線は夫だった物へと戻っていった。]
[エーリッヒの言葉に、ゆっくりと頷く。
隻暗緑と、髪に隠れた右目の位置を、両目で真っ直ぐ見て。]
…し、証明、す、する手は、な、無イケど
ひ、ヒトリ、ずつ、み、見ティく、術、
も、持っテ、 る
[ゆっくり告げて、差し出す手は千切られた髪を強請る]
ヒトリ、ずつ、だ、かラ、
…つ、次に、誰見えルか、ま、迷け、とど…
[必要なものは髪一本。
自衛団員はベアトリーチェの話しを聞いた者なのか、
そんなタイミング良く何人も現れるものかと
胡散臭いものを見る目でゲルダを見ていた]
─ 玉泉への道 ─
[後ろを着いて来る気配>>115には、どうやら誰も気づかぬようで。
もし気づいていたら、押し止めようとしたのだろうけれど、それは叶わぬまま]
……えっ、と。
[どう声を掛けようか、逡巡していたら副長がヨハナの肩に手を触れ、名を呼んだ。
こちらを見上げた後、亡骸へと視線を向ける様子>>116に、眉を寄せて]
ヨハナさん。
……ここにいると、身体、冷えるから。
もどろ?
[そう、と呼びかける。
副長は団員たちの動揺わ鎮めつつ、亡骸を収容するようにと指示を出していた]
/*
……時間足りるんかしらと今になって思う。
守護先示唆できっかなぁ……ミリィは人でも初回は抜かれないと思うんだけど……!
つか、赤何処だ(
―回想―
…そうですか。
[爆発物は使っていない>>37、と聞けば、安堵の笑みを浮かべ。
銀貨も、対価として受け取って。]
あぁ、はい、分かりました。
[踏み台、と言われて、ある所から持ってきて。
ベアトリーチェの容姿などは、そういう人もいるよね、で済ませていた。]
―玉泉へと続く道―
[大人の男性たちの集団に僕の足で追いつけるとは思えませんでしたが、その心配は要りませんでした。
それから少しして、玉泉に向かう途中の道で、彼らは足を止めていたからです。
上がるざわめきや引きつった声からも、その先に何かがあるのは明白でした。多分、悪い意味でだということも]
……。
[唾を飲み込んで、僕はそっと彼らの後ろから近寄ります。
誰かに気づかれたかも知れませんが、その時には僕はもう、その先のものを見てしまっていました]
……。 ……、え。
[まず初めに見えたのは、蹲る団長の奥さんの姿>>116でした。
昨日は優しく笑いかけてくれた彼女が、今日は何だか違う人の様に見えました。
まるで何かを失ったかのように呆然としているから――それだけではありません。
多分そう見えたのは、彼女と地面を染める、不自然な色の所為もあったのでしょう]
……、ッけほ、……ん。
[遅れて感じた強い異臭に噎せ返って、視界が少しぼやけます。
それでも僕はその先にあるものに目を凝らして――程なくその正体を知りました]
……。
[悲鳴はあげません――いいえ、飲み込みました。
その場にへたり込んでしまわないように、足に力を入れました。
震えを抑え込むために、両腕で自分の身体を抱きしめます]
……、……ぅ。
[それでも見開いた目から溢れる涙と、小さな嗚咽だけは、止めることができませんでした。
悲しかったからか、怖かったからか、それは僕自身にもわかりません]
― 昨夜 ―
そう、かしら。
[二人からやりすぎではないと言われて身体の力を抜き、毛並みを撫でられると気持ち良さそうに尻尾を外へと揺らした]
でも、心臓は血の源でもあるから。
[初めてには一番良いものを。それは人間の思考だろうか。
そこに拘っていたようだが、笑いながら辞退されると爪で傷を広げてカルメンが味わうのを待った]
美味しかった?
[血を舐め取ったカルメンに軽くすり寄ってから、鼻先を傷の中に突き込む。心臓だけを食らって顔を離すと、仕事を済ませたウェンもやってきた]
もっと?
[再び傷に顔を近づけ、残っていた内臓を千切っては外に捨てる動作を繰り返した]
―回想―
ん?
あぁ、はいどうぞ?
[あまり人に偏見を持たない方の青年は、
ゲルダの行動>>52に一度だけ首を傾げたものの。
部屋の鍵を渡して見送った。]
ご飯は楽しみにしといて。
俺も、頑張るからさ。
[ひら、と部屋へ向かうライヒ>>71に手を振った。
戦う料理人として村を出て行った父。
それでいいのか、と常々思うが、いないものはしょうがないと割り切るしかない。]
…あ、ありガと、う。
[もらった髪を、大事に指ではさみ握り込む。
続けられた言葉に、少し、目を見開いて。
それから、頭を横に数度振った]
う、疑いたク、な、無いかラ、み、見ル。
…という、こ、ことも、あ、アルの。
こ、殺スた、為に、選ぶヨリは。
楽ダモ、の…
[一度目を伏せて、ゆっくりと上げる]
ロミちゃん、みミタイに、小さな子、を、
う、疑イタクナイ、って、昨日聞いタノ。
その、想いがす、少シでも軽くできてると、良い…な。
─ 玉泉への道 ─
[口許押さえ、一度伏せる眼差し。
再び視線持ち上げればブリジットが動くのが見えた]
ちょっと、……
[待って、と引き止める言葉を掛けようとした時には
既に遅く彼女が咳き込む音が、耳朶に届く]
…え、エーリッヒ、は、
ゆ、優先して、し、調べテ欲しイヒト、
い、いる?
[首を傾けて問いを投げた。
団長が殺されたらしき事態に、見る事を止めるつもりも無い]
[気狂いにならずに済んだのは、どこかでこうなる事を予感していたからだろう。
昨日刺繍師の娘と話していた事。
人狼よりも恐ろしい事。
疑い合い殺し合う人間が恐ろしいと思った。
でもそれよりも、もっと恐れている事が、真っ先に起ってしまい。
ライヒアルトの声に、よろめきながら立ち上がる。
背はいつもよりも丸くなり、老女は一気に小さく老け込んでしまったようだった。]
― 昨夜 ―
そうね。
殺そうとするのなら、殺す。
気がついてくれるといいのだけれど。
[昔のようには人を信じられないから半信半疑で囁いた]
誰かが人狼と判断されれば、それでも止まるかしら。
そうね、引いたらすぐに。皆で。
[手伝うというカルメンを心配しながらも信用するウェンの言葉に頷いて、血に濡れた身体を流すために別の泉へと向かった*]
―回想―
さて、と。
[ある程度の作業が終わり自室へと戻ると、
ウェンデルから借りた本>>70を読み始める。]
……思いっきり興味なかったからなぁ。
……?
[深く係わろうと思っていなかったから、というのもあった。
狼のイラストがあるページに挟まれた栞のようなものと、
書かれた日付に気付くと、首を傾げて。]
……普段ならこんなことしないよな。
[微妙と言えば微妙な疑問を口にしてから眠りについた。]
─ 玉泉への道 ─
[返される声>>131は、酷く力なく思えた。
その様子は、母が病に倒れた直後の父の様子を思い出させて僅かに眉が寄る]
……ここは、あんたらに任せていいん、だよ、な?
俺らは、宿に行ってる、ぜ?
[よろめき、立ち上がる様子>>132に、拒まれぬなら、支えるように手を差し伸べて。
それから、副長に向けて問いかける。
返されるのは、肯定。
それじゃあ、と振り返り]
……お前ら、いつから。
[ブリジットと、カルメンの姿に眉が寄る]
あー……とにかく、宿に行こう。
ここにいても……どうにも、なんないし。
─玉泉への道─
[その場に彫刻師さんの姿もある>>129事に気がついたのは、細工師さんに声を掛けられた時>>134の事でした]
……。さっき、ライヒさんの姿が、見えて、それで。
[嗚咽交じりの声で答えました。
いつもなら母に持たされているハンカチは、宿に忘れて来てしまっていました。仕方がないので、まだ止まらない涙を袖で強引に拭います]
……。
[宿に行こうという言葉には、無言で頷きました]
…人狼を、さ、探しくクナイ、わけ、じゃない、ヨ
そ、の方が、ハヤイ、から。
[反するものということもない、と頭を横に振って。
ふと辺りを見渡せば、ざわめきは広がっていた]
…や、宿屋にも、戻っテ、だ、団長のコト、告げよ。
宿に着く迄に…
イヤ、じゃ、ナカッた、ら、き、聞きたい…
[居ないわけじゃないという言葉の先を。]
─ 玉泉への道 ─
[ライヒアルトの柳眉が寄るを見て
そわと視線惑わせるのは叱られるかと思ったからか。
けれど宿に促す言葉が聞こえて、こくと頷く]
ついさっき、来たところよ。
……ギュンターさんが襲われたのね。
[ヨハナの様子と集められた赤を見遣りぽつと呟いた]
ヨハナさん……。
[呼びかける声は案じるような響きなれど
小さく他の音に紛れてしまう]
/*
実はちょっと眠かったりします(
先ず疑うと言ったら外から来た人になってしまうのよねぇ。
ベアトリーチェを挙げて良いのかに悩む。
もしくは怪しさが突き抜けすぎて疑うまで行かないか。
妥当なところではノーラさん。
ただここ、次の吊り候補にもなりそうで。
狼じゃないなら今日食われそう。
ライヒアルトと縁故もあるし、申し分ないような。
――…ヨハナさんが見つけたのかしら。
自衛団員たちが、現場に集まってる。
[昨夜狩った者が発見された事を聲にのせる]
神学生 ウェンデルは、画家の娘 ロミ を能力(襲う)の対象に選びました。
― 現在/宿屋 ―
[夜も落ち着いては休めなかったからか、悲鳴は夢現の中で聞くことになった。夢の中で悲鳴をあげていたのは、自分だったような気がする。重い頭を振って髪を結い、身支度を整えてから部屋から出る]
悲鳴?
夢の中で聞いたのかと思いました。
[落ちつかなげに外の様子を気にしている女将さんに、何かあったのかと問いかける。
悲鳴を聞かなかったのかと聞き返され、眉尻を下げる]
私も確認してこなければいけないかしら。
[怯えたような表情で入口扉を見た]
― 現在 ―
大人しくなってくれそうなら、良い。
[声はいつもの朝より幾分かはっきりしていた]
――はよ。
違うんなら
見せしめじゃねぇのかって
怯えに行ってやろうか
─ 玉泉への道 ─
[差し伸べた手は取られ、そこから感じるのは震え。>>137
団長夫妻の仲のよさは見知っていた。
この状況が与えた衝撃は、察することもできる。
とはいえ、自分にできるのは、手を離さぬようにすることと、歩みを支える事だけ]
……ん、そっか。
[嗚咽交じりに答えるブリジット>>139に、僅かながらも表情を和らげながら空いている方の手でぽふ、と頭を撫でてやる。
こちらに対しても、それくらいしかできない、のだが]
ああ……それで、どうやら最初に見つけたのが、ヨハナさんだった、ってわけ。
その次が、俺、かな。
[カルメンの呟き>>141には、こう返し。
ともあれ、作業の妨げにならぬように、と宿へ向かった]
/*
残り2時間……!
早めに、ヨハナさんが自由に動けるようにせねば。
[あわあわ]
……あー、いっそ初回守護先、ヨハナさんにするのも手かなぁ。
そこなら絶対かぶらねーだろーし。
しかし、更新前に死なれてしまうと、空ぶる罠(
うぬう。
……それは、お可哀想に。
[見つけてしまったのが団長夫人らしいと聞き、よりによって、と眉尻を下げる。
昨日は怒りに任せてしまったが。夫を殺されたことがある者として、それもまた嘘偽りのない思いだった]
後は、賢い判断をしてくれることを願うだけね……。
…おはよ。
今日は早いのね。
[ウェンデルの応えに聲を返し]
ウェンが怯えてみせるの?
ちょっと見てみたい気もするけど……
[くすくすと笑うような音は仲間にのみしか聞こえない]
ヨハナさんや、ブリジットちゃんには……
刺激が強かったみたいね。
ラーイは如何かしら。
二人よりは冷静に見えるけれど。
―朝・宿屋―
……自衛団長が殺された。
そう、か。……それは、参ったな。
[駆け込んで来た自衛団員がもたらした、とびきりの凶報。
商売どころか、身の安全すら危ぶまれる事態に女は顔色を失くす]
で、やはり、人狼の仕業で、……間違いないのかい。
なんだ。……君は現場を、見ていないのか。
[ライヒアルトから遺体発見の報を受け、人狼容疑者の集められた宿屋を見張るため、慌ててやって来たのだろう。
団員の顔にはあからさまな畏れと警戒の色が滲んでいた]
/*
つうか、初回の襲撃先がなー……。
今の時点で、まったくさっぱりよめんのよなー。
いやまあ、いつものことなんだけど。
こまったこまった。
その中で疑いたくなるのは、どうしても接点の少ない人になってしまうわ。
見るからに怪しいベアトリーチェと言う人、美術商だというノーラさん、後は……そう言えばあの人の名前、聞いてなかったわ。
宿屋に居た、赤い髪の女性なのだけど。
人狼である可能性は村の人だってあるのだから、こんな区切りをしてしまうのはおかしいのだけれどね。
[浮かぶのは自嘲の笑み。
人狼を探したいと思っても、結局のところ、エーリッヒも疑いたくないと言う意識が強いのだ]
おはよう。
[いつもよりはっきりした声に挨拶を返す]
そういえば、ウェンなら御伽噺の本を貸してくれるだろうって、言ってくれた子がいたわね。
詳しい人が言うことなら、皆も納得してくれるかしら。
宿に行こうと言われたから……
そちらで何か話があるかもしれないわね。
[お可哀想、とノーラの囁きに気配のみで同意を示し]
敵討ち?
それは――…
[ウェンの示した可能性は否定しきれず口篭る]
/*
元々、初回は抜かせるのが基本、と思う俺がいるわけですが。
今回は、自殺が示唆されてるので。
ちゃんと襲撃が通らないと、緊迫感とかその辺りにも影響出るかなあ、ってのがあるんですよぃ……!
で、ふとある事に気づく。
虹石ん時も、こんな感じでなかったけ?
あるぇー?(汗
― 自住居 ―
[悲鳴でも起きなかった男は、それでも普段より早く、自力で起き上がった。
ぼうっとする頭を振り、顔を洗い、服を替え。
更に暫くの時間を置いて。
衣類を詰めた袋を持ち上げる。
大きく欠伸をして、宿へと向かう事にした]
…ベアトリーチェ、と、い、いう人は…
う、うん、ふ、不思議ネ…
[黒いフードを思い出す。随分と小柄なひと。
それから告げられる言葉に、ん、と頷いて]
こ、コシェバ、さ、さんか、ナ。
そ、ソウダ、あ、
[謝らないと、と 昨晩のことを思い出す。
やがて宿屋が見えてくると エーリッヒを見上げて]
あ、ありガと、う。
………そ、その、イロイロ。
[感謝の言葉はゆっくりとくりと。
本当に色々沢山の事に向けて、想いを籠めて、告げた]
未亡人 ノーラは、機織師 ヨハナ を投票先に選びました。
─玉泉への道─
……。大丈夫。
僕は、大丈夫、だよ。
[僕の頭に細工師さんの手が乗せられます>>143。叩かれる訳ではなく、ただ乗せられました。
きっと心配を掛けてしまっているのでしょう。
でも、今本当に心配されるべきなのは、僕じゃありませんでした。
だから僕は懸命に言葉を紡いで、それから顔を上げます]
……。
[何か言うように口を動かした奥さん>>137の近くに、僕は歩み寄ります。
何を言っていいのかは分からなくて、細工師さんと繋がれていない方の手を、両方の手で包みこむように握ります。
それで血の汚れが移ってしまっても、僕は構いませんでした。
振り払われるようなことがなくても、短い時間の後には手を離して、それから宿屋に戻る彼らの後に続きます]
興奮してんのかもな。
眠ぃけど。
[人を殺す事を目的とした狩りは、初めてだった。
直接手を下したのはシンだが、己も又、其れに加担している。
そもそも、そうしようと考えて居たのだから]
棒読みになって、
疑われるか。 やめるか。
[笑う声に、己の演技を考えて、即座に却下した。
ヨハナ、ブリジット、ライヒアルト。
直接見た容疑者の名に、笑みが上る]
冷静に見えんなら、
あいつ、正しく理解するかもな。
見せしめって。
ん?
嗚呼、言ったのは ブリジットか?
[子、というのに当てはまりそうな、本の借主を上げる。
信じられるかねぇ、と。
小さな声も、伝った。疑心]
下手に動くのもな。
まずい気が、すんだよ。
ハ、ちゃんと見せしめだって理解しやがれ、人間。
[ブリジットを撫でるライヒアルトの手を見詰める。
普段ならば、私には? なんて軽口も出ようが
今だけはそんな台詞浮かびもしない]
ヨハナさんが、最初に……?
それは………
[続ける言葉が見つからず、伏せる蒼]
結社員でも人狼に敵わないなら……
力ある存在が名乗り出たら、
同じようになってしまうのかしら。
[ぽつ、と独り言ちるように呟いて
女はライヒアルトたちから少し遅れて宿へと向かう]
ああ、それは分かる気がするわ。
私もあまり眠れなかった。
[興奮しているというウェンに頷く気配を返す]
敵討ち……それは失念していたわ。
[自分もしたことだったのに。そっと唇を噛む]
棒読みになってしまいそうなら、切り出しは私がするけれども。
ライヒアルトさんに向けてみると良さそうなのね。
[そこは話しやすいから楽だと思った。以前は接点のなかった村人にだと、やはりぎこちなさが残るかもしれないので]
― →宿屋 ―
[周りの空気がおかしかった。
人の視線を気にしないウェンデルでも、其れは伝わった。
だが、半分寝た頭では、ふらふらと宿へ向かうのが最優先される。
団長が、なんて声を聞いたが、
頭の中からそんな言葉も、飛んでいった。
起きていた所で、それくらいには眠かった]
はよ。
めしー
[言葉はいつもより少ない。目が半分閉じている]
―現在―
[青年にしては珍しく少々寝坊をした。
悲鳴を聞けばそちらへと顔を向けたが、
ライヒが向かったようなので、こちらが向かうことはしなかったが。]
………団長が。
[入ってきた凶報に眉を寄せ。]
…ヨハナの婆ちゃん、大丈夫かな。
[所帯を持ったら、ああいう夫婦になりたいなぁ、と憧れに似た思いを持っていたから。
そ、と、お茶を淹れる準備をし出す。]
[ヨハナの溜息にも似た音色が聞こえる。
意識を其方に向けて言葉を聞き取ろうとするが
一度重なる視線が、また落ちるを見てゆると首を振る。
団長の件は彼女に大きな衝撃を与えただろうと思うから
彼女に無理をさせたくはなくて]
――…。
[ふ、と思い出したように
ヨハナの手により集められた赤へと向き合い
紡ぐ聖句は冥福を祈るためのもの。
組んだ手を解き、彼女らの後を追う頃には
少し距離があいていた]
─ 玉泉への道→宿屋 ─
……謝ることなんて、なんにもないよ。
[途切れがちの謝罪>>148に、緩く首を横に振る。
謝らなければならないのは、むしろ自分だと。
心の奥、根付く想いは言葉にならない]
そっか。
[大丈夫、と返すブリジット>>151には、それ以上は言わず。
ヨハナの手を取る姿に、表情をまた少し、和らげた]
そう。ブリジットさん。
可愛らしいけれど、あの子も冷静な思考をするように感じられたわ。
あれを見てしまったなら、今はどうか分からないけれど。
[疑うような小さな声に、僅か首を振った]
何が元で疑われるか、分からないものね。
[迷いを切り捨てようとするように、低く囁く]
理解しなければ、惨状を招くのは彼ら自身……
……その可能性は、高いだろうな。
[独りごちるような、カルメンの呟き>>152。
伝承や御伽話でも、力あると名乗り上げたものは狙われていた。
もっとも、それを阻む力が発揮された例も多々あるが、それには触れなかった。
……触れる事ができなかった、というのが正しいのだが]
[そんな事を考えながら歩み進める内に、宿へとたどり着く]
……お役目ご苦労さん、って言えばいいかね。
[そこに立つ、自衛団員の姿に口をつくのは皮肉めいた言葉。
向けられる、気色ばむような視線はかわして、宿の中へと入ると、何はなくとも、とヨハナを椅子に座らせた]
/*
……あんかみすったorz
なんで、ここぞって時にみするかな、俺は……!
そして、思った。
2d24だと、遅覚醒型守護者は大変だわーwwww
初回守護先示唆ができねぇ……。
[宿に入ると人に挨拶もそこそこに、荷物を端のテーブルの足元に置いて
ちゃっかり椅子に座って、頭を落とす。
両腕枕に、ぐう]
―宿屋―
[扉を開く前から、そこに居る自衛団員の表情に。
鋭い視線がこちらに向けられるのに。
どうやら事態は広がり、自分達にかかる嫌疑が昨日よりも
痛く厳しいものになったらしきを実感する]
…―――
[宿屋の入り口をくぐる。
視線を一周滑らせると、口を開いた]
あ、アノ、ろ、ロミちゃん、はどこ?
[誰か知るだろうか、と少し、張った声]
[呟きに返る声があり女ははっとする。
ライヒアルトの背を見詰め、また視線を落として]
――…そう。
そう、よね。
[か細い声を漏らし、口を閉ざした]
わかんね。
アイツが、もし、――何かの能力を持つ人間なら、
言っても無駄かもしれない。
[ライヒアルトについてはそんな事を言う。
もし能力者なら、其れは誰にも言える事だ]
――あいつ、勉強頑張ってるからなぁ。
[ブリジットの事を言えば、口元に微かに笑みが浮かんだ]
ん、そーだな。
俺らは生きるだけだ。
――死にたくないなら、手出すな、って
思うんだけどな。
─ →宿屋─
……。
……きっと、真っ先に狙われる、よね。
[彫刻師さんの呟き>>152が聞こえました。
僕の声も、それと同じくらい小さなものだったでしょう。
それ以上は殆ど何も言わないまま、やがて宿屋に着きました]
……。
[椅子に座らされる奥さんを見て、僕は両手に目を落とします。
泣いた痕はまだ僕の顔に残っているのでしょう。いつもなら母にきちんと結んで貰う三つ編みも、昨日寝る前に解いたままです。
だけど少しの間は、ただぼんやりとしていました]
………お前、起きてる?
[明らかに眠たげなウェンデル>>154に、蒼は呆れたような色が浮かぶ。
それでも、要望を聞くあたり律儀と言うか。
両腕枕>>160をしているのが眼に入れば、小さくため息を吐いた。]
冷静になれるのは、この状況も冷静に見られるから。
与えられる以外の情報も持っているから…?
[ウェンの判断に、自分も思考を纏めるようにして囁く]
頑張り屋さんなのね。
[笑み混じりの話には、強張りかけたものを解されて]
─ 宿屋 ─
[自衛団員に向けられる視線は大して気にせず。
ゲルダに続いて宿屋の中へと入る。
そう言えば朝食がまだだったと考えて、後で自宅で食べようと思い直す。
一人暮らしになってからも、食堂で食事を取ることはあまり無かった]
あら、結構集まってるわね。
[その時には既にライヒアルト達も宿屋へと着いていて。
集まる人の多さに隻暗緑を緩く瞬いた]
そうね。
ヨハナさんのように怯えさせるくらいなら。
それもありなのかもしれないわ。
[憔悴している様子がありありと窺える老婆を見て、平坦に囁く]
[ブリジットの言葉が微かに聞こえへなりと眉が下がる。
無残なあの現場をみれば取り乱しても不思議でないのに
歳の割にしっかりしていると、そんな印象を受けた]
………ん。
[零れたのは吐息にも似た応え。
沈む空気を払いきれぬまま宿屋の敷居を潜る]
刺繍師 ゲルダは、服飾師 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
─ 宿屋 ─
…………。
この状況でも寝れるっていうのは。
ある意味、感心に値するな……。
[落ち着いた宿の中をぐるりと見回し、最初に口をついたのはこんな一言。
それが向けられた先は、言うまでもなくウェンデルだが]
っと、アーベル、悪い。
水と、タオル用意してもらえるか?
……いろいろ着いちまってるの、落とさないと……。
[色々が何かは直接口にはしないで、こう頼む]
あと、何か飲み物。
……できるだけ、赤っぽくないやつ。
―宿屋―
……。ロミ?
……えっと、部屋……かな……
[聞こえた声>>161に、ゆっくりと顔を上げます。特徴のある声は刺繍師さんのものでした。
今日はまだ見ていない気がする幼い姿を探して、辺りを見渡します]
えっと、……
[だけどきちんと確認する前に、もう一つ声>>169が掛かりました。
顔が歪んでしまったのが、自分でも分かりました]
……、エーリィ。
[僕は自分の手が汚れている事も忘れて、彼に抱きつく為に両腕を伸ばしました]
――だとしたら
見せしめだろう、やめろなんて聞きゃしねぇな。
厄介だ。
[腕に隠れた顔が、声の調子に合わせて苦い表情に変わっていた]
婆さんは、爺さんの妻なのに
選ばれたって事は何かあったんじゃね、って
言おうとしてたけど、――無駄に終わりそうだなァ
[ちらと見た様子を思い、声は続く]
まー、
ここで終わんのが、一番だけどなぁ
― 宿屋 ―
[ライヒアルトの視線と言葉にも、反応は無かった。
そもそも事態を理解していない男にとって、
現在は通常時と大して変わらない]
/*
あー。この立場で狼やっぱやってみたかったなぁ…。
いつかギュンターと強縁で人狼とかやってみたいな。でも孫人狼がわりと出てるのよねぇ…(記憶してるだけで2回ほど)
なもんで婆ちゃんでやっておけばよかったーとは思うけど、今回の目的は首吊りなのでこれはこれでと思うことにしよう。
[ウェンデルの様子>>167には、深いため息を一つ吐いて。
今日の日替わりは野菜メインです。]
わかった。
茶も、すげー珍しいのがあるからソレ出すわ。
[高級品の茉莉花茶と共に、
タオルと水を張った盥などを持ってきて。
ウェンデルの食事が出たのは、それが終わった後になった。]
─ 回想・昨日 ─
[地底湖から家へと戻る間も、やっぱり周りの人の目はいつもと違って。
手を繋いでくれたままのブリジットが何度かしてくれた囁き>>99に、その都度こくこく頷いた。
ブリジットの顔もどこかぎこちなくて、怖がってるみたいに見えたから、怖いのは私だけじゃないって思えてほっとした。
家に帰って、宿に泊まるのは反対だという父に口添えしてくれた時、もう一つの理由を内緒にしてくれた>>100のも嬉しかった。
帰りたくないなんて、お父さんが聞いたらきっともっと悲しませたから。
リュックの中には着替えとちっちゃいお財布、それとお父さんがいつも使ってるパレットナイフ。
刃先は丸いから刺したりはできないけど、ぎんの細工がしてあるからお守り代わりにって渡してくれた。
昨日ゲルダお姉さんからもらったハンカチは雨で濡れてしまったからまだしっとりしてるけど、ポケットの中に入れて。
青い服の人形を抱っこして、ブリジットと一緒に家を出る時、もう一度お父さんがぎゅってしてくれた。]
へ、部屋に。
あ、ありが、トウ。
[ブリジットに礼を述べてから
落ち着きなく視線を廊下と其々の顔へと行き来させ。
足を向けるか悩む風にウロウロと、辺りを歩く。
あ、と視線止めたのは交易商人の上。
歩み寄り、顎を引いた上目で彼女を見て頭を下げた]
あ、あの、昨日はゴメンな、なさサイ。
─ 回想・昨日 ─
[ブリジットのおうちでも、ブリジットのお父さんとお母さんが彼女をぎゅって抱きしめてて。
それから、さっき湖から帰る時よりもしっかりと手を繋いで宿へ向かった。
女将さんは私も泊まると聞いてすぐ部屋を用意してくれて。
案内してくれると言われたけど、>>102ブリジットが待っててとどこかへ行ってしまった。
少し待って、すぐ戻ってきた彼女は何かを持っていて。]
ブリジット、何もってきたの?
…あ、お菓子だ!
これ、くれるの?ありがとう!!
[袋の中から出てきたのはキャンディやマカロン。
手のひらの上に乗せてもらったお菓子をみて、笑顔でお礼を言った。
それから、案内してもらったお部屋に入るとお菓子を机の上に置いて、マカロンを一つだけ食べて。
甘くて美味しいそれが心の疲れも癒してくれたのか、ゆったりとした眠気にそのまま意識を奪われた。**]
刺繍師 ゲルダが「時間を進める」を選択しました。
[頭はしっかり両腕にある物の、薄く時折目が開いては
琥珀色に情景を映してゆく。
何かがあったのか、まではそれだけでも伝わるが、
頭はやっぱり重かった。
視線を何とか一度は持ち上げて、
先程いなかった、ヨハナと一緒にやってきたようなライヒアルトへと向ける]
なに、あった?
[眠そうな声だった。聞くだけ聞いて、すぐにかくり、と頭を腕に落とす。
一応起きている証拠に、琥珀の目が薄く開いていた]
[アーベルが野菜メインの食事を持ってきてくれる時にも、
まだ頭は半分くらい、寝ていたりもする。
礼を言うのは、それでも忘れはしないが]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
―宿屋―
……。違うよ。
僕が、怪我したんじゃないんだ。
[抱きついたままで、頭を撫でてくれる彼の声>>176に首を振ります。
ごく近い位置の人にしか聞こえないくらい、くぐもった声になりました]
……。あのね、エーリィ。
三つ編み、上手く結べないんだ。
手伝ってもらえない、かな。
[僕は未だ、団長さんの死が彼に伝わっている事を知りません。
奥さんのいる場所でそれを口にするのも憚られて、できれば場所を移したくて、別の事を言いました]
[落ち着かない様子で面々に視線を廻らせ、
うろつくゲルダの足が、女の前で止まった]
……大丈夫。別に気にしてないよ。
ゲルダさんが謝る必要なんてないって。
[女を見上げ頭を下げるゲルダを手で制し、
安心させるよう、笑顔を作って見せた。
確かに昨晩の彼女の行動には面食らったが、
異常事態に神経が昂ぶっていたのだろう]
─ 宿屋 ─
[赤っぽくないの、とわざわざ指定したのは、団長の亡骸を喚起させる要素は避けたいから、という思いから。
そんな無茶な注文に返されたのは、予想外と言えば予想外のもので。>>177]
……いや、注文しといてなんだけどこれ、結構、値がいいだろ……。
[茉莉花茶は亡き父も好んでいたし、自分も好きなもの。
しかし、中々手に入るものでもないから、つい、こんな言葉が口をついた]
え、と。
とりあえず、手、洗いません、か?
[ともあれ、ブリジットがエーリッヒの所に行っている事もあり、用意された盥は最初にヨハナの元へ。
必要ならば、介助もする心算はあった]
そう見える、とだけ言っておきましょうか。
あまり期待できなくても、一番いいのは止まってくれることだから。
[ヨハナに関しては、そういう持っていき方もあったのかと感心するように]
でも、ここに能力者が揃っているのだとしたら。
違うと分かってしまう人もいるのよね。
[困ったように囁く]
─ 宿屋・個室 ─
…あ。
そ、っか。
おうちじゃ、ないんだ。
[何回か瞬きをしながら、ゆっくりと思い出す。
村の皆の怖い目や、お父さんの悲しそう顔も思い出して、またじんわり涙がたまって。
いっしょにいた青い服の人形をぎゅうっと抱っこして、堪える。
テーブルの上にある、昨日ブリジットからもらったキャンディを一つ口にしてから、お部屋を出た。]
─ →宿屋 ─
あ、あら。
[エミリーがゲルダに答えるのを聞いて、自分のことではないと気がつき顔が赤くなり、俯いた。その一瞬だけは恐怖も全て飛んでいた]
止まって、ほしーなぁ。
[希望を乗せる声は、緩く。
能力者の事には、僅か、声が止まった。
が、すぐに続けられる]
――したら、そいつを殺せば良い。
俺らを見抜く奴らは。
[何を思ったかは、声に表れなかった]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
[ミリィと、ノーラが同時に返事をくれたから、
もう一度、言葉を重ねて謝った。
それから赤くなって俯くノーラを見て、ミリィへも視線を移して。
おずおずと、口を開いた]
あ、あの、。
…じ、実は、か、髪が、…ほ、欲しくて。
い、一本、も、貰えマセン、か。
[昨日のことについて、白状めいた言葉]
─ 宿屋 ─
[部屋を出ると、何だかざわざわしていて。
どうしたんだろうと、不安げに周りを見た。
人形を抱っこする力が強まって、形を少し歪ませる。]
細工師 ライヒアルトが「時間を進める」を取り消しました。
細工師 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
ね、ゲルダさん、気にしすぎ。
[小さく頭を振るノーラに同意するように頷く。
彼女が顔を赤らめ俯けば、理由を知らないので
不思議そうに首を傾げる]
……髪の毛。なんだろう?
それって、昨日言ってた伝承とやらに関係するのかな。
[ノーラに、そして自分に視線を廻らせて
髪の毛が欲しいと口にするゲルダに、不思議そうに瞬いた]
本当に。
[緩く響く声に、こちらも希望を篭めて短く囁く。
僅かに間が空いたことには気付かないまま]
そうね、生きるのに必要なら殺さなければ。
団長さんのように。
それらしき人っているかしら。
無闇に命を散らすよりは、ずっといいように思うの。
[幼い子を狙うつもりになっていたけれど。
誰か別の者を選ぼうかと、俯いたまま考える]
―宿屋―
ありがとう。
[小さく御礼を言って、彼から離れました。
見上げると小さな笑み>>189があって、少しだけの安堵が僕の顔にも浮かんだはずです]
……。えっと、洗面所って、どこかな。
[盥があるのは分かっていましたが、この場から離れたかったので場所を尋ねます。
それに洗いたいのは手だけではありません。
そうして背中の感触に促されるようにして歩き出しました]
………お前、夜更かしでもしたの?
[まさかねー、と思いながら、
ぐっでーーーとしているウェンデル>>184に訊ねる。]
うん結構、値が張るよー。
[少々乾いた笑みを浮かべながら頷く。
全部飲まれたら、割と大打撃だ。]
滅多に買えないけど、それよりもヨハナの婆ちゃんの方が大事。
[そこは譲れなかった。]
あ、洗面所?
それなら、カウンター近くの角曲がって突き当たり。
お風呂もそこにある。
使いたい時に使っていいよ。
[ブリスの問い>>195に、素直に告げた。]
みんな、殺してしまえば。
[自分でも繰り返して囁く。
いつかのように。後腐れなく]
生き残るのに必要なら。
[それも悪くないのかもしれないと心が揺れる。
止めるものは近くになく。幼子へと視線が動く]
未亡人 ノーラは、画家の娘 ロミ を能力(襲う)の対象に選びました。
んー?
あー…
部屋貸して。
代金はー、自衛団持ちで。
ライヒアルトと同じ。
[アーベルに話しかけられて、少しぼうっとしたまま告げる]
荷物、纏めてたんだよ
んで、本は置いてきた、んだけど
整理してると、つい、読むんだよなぁ…
[ミリィの問いに、こくり、頷いてみせる]
そ、ソウな、の。
ああアナタたちに、ハ、害は、
お、及ばないかラ、ダイジョブ…
[だがそんな言葉だけで何になるというのだろうとも思う。
けれど、わかってはいるが告げてみる]
[俯いたまま、エミリーにもう一度頷いた。
ゲルダが髪の毛を欲しがることを不思議に思って顔を上げ、何か気にしているようなので視線を追いかけ、ロミを見た]
……おはようございます。
[小さい子供にはどう伝えればよいのか。
迷って挨拶だけをまず口にした]
……ん、ああ。
[盥とお茶を運ぶ少し前。
ウェンデルから向けられる視線と問い>>182に、そちらを振り返り]
……お前、大丈夫か?
[かくり、となる様子に、先にこんな突っ込みが飛んだのは已む無しか。
とはいえ、どう見ても事態が伝わっていない様子に、は、と息を吐いてそちらに歩み寄り]
……団長が、亡くなったんだよ。
人狼に、やられた、らしい。
[短く、それだけを告げておいた]
いっそ、三人だけになったら
――いや、丸め込める奴だけになったら。
狼なんて居ないっつー風に
言えるんだけどな。
―― 一人ずつ、殺せって、
まだ言い出したら、腹を括ろう。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
― 宿屋 ―
[空いている椅子に腰掛ければ落ちる肩。
集まる者の姿を蒼は映しては、揺れて。
口許に手を宛がえば悩ましげな吐息が漏れた]
─宿屋─
[じっと椅子に座っていれば、少し気も落ち着いてきたようで。
>>188茶の温かな香りに背を押されるように、ライヒアルトの声に顔を上げた。]
ぁ…。
[手、と言われて。改めて自分の手を見つめる。
手も赤ければ、服も所々、夫の欠片で染まっていて。]
そう ねぇ…。
こんな格好じゃ、あちこち汚してしまうわ…。
[どこかぼんやりと呟いて、出入りで汚してしまってやしないかと、一度入り口の方を見る。服についた血はだいぶ乾いていたので、周囲を汚してしまう事はなかったろうが。
ライヒアルトが水の入った盥と、タオルを差し出してくれていた。先ほどから彼の手は借りっ放しだ。]
ありがとう、ライヒくん。
手を拭くだけなら…。
[一人でも出来るだろうと、タオルを受け取ると盥に浸し、手を拭き始めた。
赤い色のついたタオルを盥に浸せば、鮮やかな赤が盥に薄く広まって。一瞬眩暈がしたが、何とか手の色は落とす事が出来た。
一度洗い絞った薄色に染まったタオルは、自分のが汚してしまったライヒアルトへと渡す。]
……だよな。
俺も、これは手に入れるの苦労してるし……。
[乾いた>>196笑みの所以はわかる、よくわかる。
が、アーベルの示した譲れない意思も理解できるから、それ以上は突っ込まなかった]
[ちなみに、代金を自衛団にツケる話はしておくのをころっと忘れていたりする]
あ、ありがとう。
[洗面所の場所は、宿屋のお兄さん>>197から教えて貰う事が出来ました。
元々僕の声は大きな方ではありませんが、お礼の声はいつもよりずっと小さかったはずです]
……あ、おはよう。ロミ。
えっと、……ゲルダさんが、探してたみたい。
[年下の友達>>193にはそれだけを伝えます。
不安を抱かせないように笑顔を心がけましたが、泣いた痕は分かってしまうかもしれません。
ともかく、僕は洗面所へと向かうことにしました]
…あ、怪しい、こと言ってるのは、わ、分かっテる、
から…ムリ、には、イイの。
[人狼が人を殺したという事があった直後だ。
例えば人狼のマーキングだと思われるかもしれない。
ノーラの様子には別段不満はないが、
ゲルダの様子には焦りが滲む]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
[声に反応して、手についた赤を落とす様子>>207に、ほっと息を吐く。
ブリジットはエーリッヒと一緒に手を洗いに行ったようだから、差し出されたタオルはそのまま受け取り、移った色を手早く落とす]
……え、と。
こんな時だけど。
今は、ゆっくりしてください。
[できるだけ、穏やかな口調でこう言って、薄く染まった盥を視界から隠れる位置へと片付ける]
団長の遺体を丁寧に布に包み安置してから
自衛団の者達は今後について話し合った
団長の事を疑う者は皆無
出せる結論は一つだけだった
団長の言っていた通りに
審問を続けてゆくしかないのだと
団員達に村人の動揺を抑えるよう命じて
宿屋に来た副団長は硬い表情でそれを*伝えた*
[ふと、視界に、ゲルダたちの様子も入ったが、
何か様子が変だと思っても、
問い詰める程、頭ははっきりしていなかった。
そして副団長がやってくる、のも。
見てはいた。
言う言葉も、聞いた。
その場で文句は言わなかった。
目を細くして、ただ副団長の姿を睨み付けていた]
魔術にでも、使うのかな。
[ゲルダと警戒する素振りのノーラを交互に見渡してから
ぷちり、赤毛を一本引き抜いた]
……その気になれば私の髪なんか目立つから
簡単に見つけて手に入れられるだろうし。
その代わり、ちゃんとした説明が欲しいところだけれど。
へいへい。
[ウェンデルの言葉>>198に頷くと、鍵を用意して。]
あー、本はな、結構時間泥棒だよなぁ。
[多少、宿屋にも本は置いてあるので、ウェンデルの言葉は理解できた。]
いい茶葉、となると更になー…。
[せめて飲み物はできるだけ良い物を、と叩きこまれて来ていたから。]
[その間にブリジットとエーリは洗面所に向かっていったか。
ブリジットの泣き顔に気を取られたためか、彼女の手が赤に染まっているのには気付けなかった。
なんとなく後を追うこともできなくて、代わりにブリジットが私を探してたと言っていた人の傍に向かっていって。]
ゲルダお姉さん、なにかご用だった?
[そう問いかけた。]
[見詰める琥珀を、翠は静かに受け止めて。
ウェンデルに近い位置に立つと、ヨハナに聞こえないように気遣いつつ、小声で問い>>204に答えた]
……食われ……た、っていうんだろうな、あれも。
俺が行った時には、その。
……色んな意味で、何がなんだかわかんなくなってたから。
[散らばっていたものはヨハナによって掻き集められ、何が欠けていたのかも判別できなくなっていた]
でも……人の力でできることとは。
ちょっと、思えなかった。
/*
ひーん。毎度ギリギリになっててごめんなさい!
いっそ出さなくても進むかなーと思ってしまいましたが、一応出すだけ出しておくことにしました。
介錯の申し出は、多分ベアの人も忙しいだろうなと思っているからで。自殺は嫌って人もいるだろうなーと思うからでした。
上手くできるかな。ななな。
―洗面所―
[水を汲んで手にかけました。赤色が剥がれて行きます。
綺麗に落とした後で、今度はその手で顔を洗います]
……。えっと、ね。
団長さんが、亡くなったんだ。
[落ち着いた後で、漸く僕は口を開きました。
そこから朝からの顛末を伝えます。
悲鳴を聞いて目覚めたこと。自衛団員さんたちを見つけて後を追いかけたこと。血濡れの奥さんと、団長さんを目にしたこと。
ペンを用いて紙に起こせば、もう少しきちんと伝えられたかも知れません。
頭の中で懸命に纏めても、出てくる言葉はとてもたどたどしいものでした]
……怖かったし、悲しかった、けど。
でもね……僕は、良かったと思ってる。
……あ。違うよ。
団長さんが亡くなった事が、じゃないんだ。
[少しだけ黙った後で、誤解を招く言い方だった事に気づいて言い直しました]
そうじゃなくて。
遺体を見ておいて、良かったと思うんだ。
そうじゃなかったら、多分、僕は、覚悟できなかったと思うから。
ま、魔術…ト、イウか、ま、マジなイ。
…こ、こレで、人狼かそうで、ナイか、調べルの。
[ミリィの言葉に返す声は、ひそめられすらしなかった。
副団長が現れて審問について告げるのに、視線を向け。
鋭く大きな声を投げた。]
ろ、ロミちゃんだけは、つ、連れて行っちゃ、だ、ダメ。
― 宿屋 ―
[副団長の訪れに顔をあげる。
告げられる言葉はピク、と肩が震えた]
審問を、続ける。
人狼がみつかるまで……
一日に一人ずつ…… 、……
[ゲルダがロミについて言うを聞けば、はたり、蒼が瞬く。
呪いについては聞こえておらず唐突に感じた風]
[茶葉については心から同意できるので、うんうん、と頷いて。
そんなやり取りで一瞬緩んだ気持ちも、副団長の訪れ>>#0と彼が告げた言葉に引き締まる]
……親父は、結社は石頭だと言ってたが……。
[その意を継ぐ者も同様か、と。
小さく小さく、零れ落ちるのは、悪態ひとつ。
もっとも、これはこれで、予想できていたことではあるのだが]
それは、渡さないと私も疑われてしまうのかしら。
[それより少し前。
まだ髪を渡す勇気は起こらなくて、困ったようにゲルダを見ていた。
エミリーのように目立たなくても、宿内で拾うことは可能だろうなと思いながら]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
[態々近付いて、答えを告げるライヒアルトを見上げる。
小声の言葉に首を傾げて]
人狼が食うのって、そんな酷い事になるもんなん?
良く本では、がっつり残さず喰う、とか書いてあるけど。
残してなかったら、そもそも旅人も分からなかったか。
[怪訝そうな視線]
――まぁ、人の力じゃ出来ないんなら、人狼だろうけど。
愚かなのは、彼らよね。
[告げられた決定に、苦く囁く]
どうしようもないわね。
相容れないというのなら、やるしか、ない……。
[それから、歩み寄ってきたロミへと視線を合わせる。
表情薄い顔に、なんとか、笑みらしきを浮かべて]
ん…、用事、と、イウか、
側に、イタかった、ノ。
わ、ワタしは、あ、アナタが、
人狼、じゃ、ナイ、と分かった、かラ。
[殺されたくないのだと。
ロミを見る目は真剣で、冗談の欠片も見せない]
[やってきた副団長の言葉>>#0を聞けば、おもむろに眼が据わる。]
もし、全部終わったら掛かった経費と風評被害のアレソレ。
自衛団に全額請求させてもらうから、よろしく。
[はき、と副団長に宣してから。]
……頭硬いとか真面目に最悪。
[ぼそ、と本音を呟いた。]
機織師 ヨハナが「時間を進める」を選択しました。
研究者 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました。
……なるほど。
それで、私とノーラさんってわけか。
[呪い、とゲルダは言う。
昨夜の彼女の言葉が腑に落ちたし、本当に彼女にその力があるのなら、怪しい余所者から調べたくなる気持ちは理解できた]
取り合えず、今は私だけで良いんじゃないかな。
[躊躇うノーラに視線を向ける。
ゲルダが人狼で、女の思いのよらない方法で髪を悪用する可能性も有り得るのだ。
そのリスクを考えれば、人狼の可能性が低いと踏んでいるノーラには様子見をしてもらう方が良いのかも知れない]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
[一度視線をノーラへと向けて、首を傾け]
…ワタしは、ワタのコトヲ証明、出来ないから。
[疑われる事を心配する事もよくわかるが、
怪しげな願いに沿う事も簡単では無いだろうと
頭を横に数度振った]
自分から首絞めてやがるんだ。
阿呆だろ。
――あいつら殺しても、
全員まとめて俺らが殺されるだけだろうな。
村の他の奴らに。
流石に数にはかなわねえ
……まあ、なんていうか、その。
[怪訝そうな視線>>231に、は、と一つ息を吐く]
……両手両足もがれて、身体の中身がぶちまけられてた、て言えば、大体わかるか、状況?
[場にいる女性や子供を慮れば、声は自然、低くなった]
/*
メモ見落としは、ね、うん。
ポップアップに慣れると、あんまり起きないんだけど。
鳩だったり、ポップアップできない環境だと、中々なくならないと思うわけで……!
しかし、結局守護先示唆ができぬまま、更新が近づいております。
な……なんとかなる、かな!
[ミリィの言葉には、頭を横に何度も振る]
わ、タシは。
―――ぜぜ全員、し、ラベルつもり、。
エーリッヒ、にも、モラった、も、もの。
[ただ、足りないかもしれないとは思う。
だから、と、遠慮がちに彼女が千切った髪をらおうと手を出した]
─洗面所─
……うん。
[無理をしなくていい>>228という言葉に甘えて、僕が団長さんについて語る言葉は予定より少なくなりました]
団長さんが、……殺されたのって、多分、正しかったから、だよね。
この中にいる、っていうのが。
[殺された、と口にして、少し俯いてしまいました。
それでも言葉は止めません]
……。力持つ者もいるって、団長さんは、言ってたよね。
僕は、多分違うと思うんだ。
見つける力も、観る力も、守る力も……多分、持ってない。
[能力者には自覚の無い者がいる、という話も、かつて読んだ本の中にはありました。
だからって自分がそれかも知れないなんて言うのは、あまりに自意識過剰なことです]
……だから、せめて、覚悟くらいはしなきゃって、思うんだよ。
[遠い昔に彼が固めていた覚悟の事を、僕が知る訳もありませんでした]
ウェンやシンが殺されるの、みたくない。
二人には生きていて欲しい。
仲間だから?
わからない。
聲を聞いた他の同胞にはこんな想い抱かなかった。
[ロミの言葉に、うん、と頷く。
ショルダーバッグに仕舞った布を取り出して、開く。
大きな猫に縋り付く、ロミの姿が刺繍で描かれていた]
…こ、コウヤって…、描く、と。
う、裡に居るもの、が、み、視えるノ。
あ、貴方に、暗いものは、な、ナカッた、。
[猫の刺繍のハンカチをあげた際、
ふと掠めておいた髪の毛が、役に立ったのだ]
で、デモ…
…………。
[半眼で睨み上げる琥珀色>>246を、翠は真っ向から受け止めて]
……あのさ。
ソレを直接見た今の俺に、食欲あると思うか?
[真顔で返した]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
同じことをしても、次はもう敵討ちだとなるのでしょうから。
人間が一番怖いのはそこね。
[数に勝てないというウェンに同意する。
事故の時も、偶然通りかかった同胞が気紛れを起こしてくれなかったらきっと自分が死んでいた]
占い師も出てきたわ。
ロミちゃんを占ったのですって。
[情報は全体に晒されるのかどうか。
自分一人だけが聞いたわけではないし、すぐには手が出せない]
どうぞどうぞ。
こっちは営業妨害もいい所なんだから、
それっくらいしてもらわないと割が合わないですよ。
[ミリィ>>244に頷きながら茶を差し出し。
どうせだったら茉莉花茶分はふっかけてしまえ、と腹黒い計算もあったりする。]
[そんなやり取りをしていたから、ヨハナが立ち上がる>>243のにはすぐに気づけずに]
あ、それなら……。
[取ってきますよ、というより先に、やんわりと断られて、二の句が継げなくなった。
この状況に、皆でいるのも辛いかも知れない、と。
そう思ったら、引き止める事はできなかった]
[ミリィの視線も見返して、去るノーラの背を一度見て。
ロミへと視線を戻してから
小さく開いた口は小さな声を紡ぎ続ける]
わ、タシハ…じ、自分の証明、は、出来ないから。
わ、かったひとの、そ、ソバにい、いて、
で、出来ることデ、マモることしか、出来な、イ。
わ、タシ自身ヲ。
ひと、に、信じて、モラうのは、難しイ。
[人付き合いすらまともに出来ないのだから。]
は、
本当に厄介だ。
此処に人狼がいないことにして、
納得させて逃げるしかねえってか。
[声には不機嫌が滲んだ]
――嗚呼。さっきから話してるのは、それか。
何かと思ったが。
じゃあ丁度良いな。ロミを
[言葉はそこで、小さく区切られた]
刺繍師 ゲルダは、交易商 ミリィ を能力(占う)の対象に選びました。
[ウェンデルとライヒアルトの会話で
そういえば朝食の為に家を出たのだと思い出したが
食べる気にはなれずアーベルにねだる事はしなかった。
ロミとゲルダを見比べて、また視線を落とす]
ロミは人狼じゃない。
[ぽつ、と呟く声はやはり小さなものだった]
……どういう了見も何も、聞いたのはお前だろうが。
[突っ込み返し>>251にも負けない。
自分としても、食べ物が無駄になるのは不本意極まるのだが、こればかりはどうにもできなかった]
はいはい、いいよ。
[ライヒがウェンデルに告げた言葉がこちらまで聞こえていたかはわからないが。
聞こえていたなら、自業自得だ、と心の内で思って。]
胃に優しいものなら、いくらでも作るよ。
[宿屋を出るヨハナを心配そうに見送りながら、
ゲルダが紡いだロミに関する言葉に、小さく息を吐いた。]
何をもめていらっしゃるの?
[ヨハナの傍に行こうとしたのだが、止めようもなく出て行ってしまったので。近くにいたライヒアルト達を見て首を傾げた]
…もシ、アナタを人狼、だと糾弾す、スル人が、いたら。
げ、ゲルダはチガウと、言ったから。
先にゲルダをこ、殺せ、と、い、言って。
[ロミに向けて添える声は、低い]
……に、しても。
[は、とひとつ息を吐く]
予定、狂いまくりだ……。
[玉泉へ行って、水での清めをするつもりでいたのに、思わぬ事態にそれは棚上げになってしまった。
前途多難だな、と思っていた所に聞こえた呟き>>255。
意識の大半は、ヨハナと、後はウェンデルとのやり取りに向いていたから、ゲルダたちの話はほとんど聞いていない。
だから、カルメンの呟きはだいぶ唐突に思えて]
……なんだよ、いきなり?
[緩く翠を瞬いて、こう問いかけていた]
わ。
私だ。
[私の疑問に応えてゲルダが広げて見せてくれた布>>247を見て、瞬く。
一緒に描かれた猫さんはポケットの中のハンカチの猫さんに似てると思った。
視える、というのがどういうことかは良く解らなかったけれど、ゲルダが私を人狼じゃないと判じた訳は理解できた。
離れていくノーラや傍にいるミリィを見ることなく、宿を出ていったヨハナに気付きもせず。
続く言葉を紡ぐゲルダ>>254を見つめて。]
ゲルダお姉さん。
私のこと、守ろうとしてくれたんだね。
ありがとう。
[一番最初に私を知ろうと決めた理由は、きっとそうなんだろうと思ってお礼を言った。]
あ、いや、大した事じゃないですよ。
[ノーラの問いかけ>>258に、軽く肩を竦める]
聞きたい事に答えたら、文句言われただけ?
[思いっきり大雑把な説明をした所に、更に突っ込み>>262が返ってきた]
なんか納得してなかったっぽいから、説明してやったんだろうが。
まったく。
俺だって、思い出したくなかったってーの。
…わ、たしが、ね、狙われるなら。
そ、そのときは…ほ、他に犠牲者が、いない、てこと。
し、死ぬ前に…
得た、情報、つ、ツゲラレなく、ちゃ、
…い、意味、ナイもの…
[ミリィから渡された髪の毛は大事そうに受け取った]
[ライヒアルトの声に驚いた風に目を瞠る]
――…あ。
[片方の手を己の口へと宛がい塞ぐ仕草]
な、……なんでもないの。
[うまく誤魔化す言葉が見つからず
詰まりながらの言葉に説得力があるか否かは言うまでもなく]
え、と。
ほら、……ゲルダも、言ってた、から。
[ひっかかりを覚えながら続けたのはそんな言葉]
─洗面所─
……うん。
早く、こんなこと終わらせて……ロミも、帰れるように、したいし。
[僕以上に怯えていた友達が、本当はお父さんの事を大好きな事も、僕は知っています。
食堂でなされた宣の事は知りませんが、僕は彼>>249に頷きを返しました]
……。
[しっかりしてる>>250なんて、滅多に言われない言葉です。
頭を撫でられていることもあって、照れくささを感じながら顔を上げると、そこにあったのはやっぱり笑顔でした]
[宿を出て惨劇の場所へと向かおうとして。
どうにも足はそちらへは向かず、何度か周囲を行き来して何故か広場へとたどり着いた。
広場のベンチに腰掛ける、血濡れの老婆の風体は異様だっただろう。時折感じる人の視線には、同情の色が強いように思った。
ぼんやりと、背中を丸めたまま座りつづけどれくらい経っただろうか。
影の形が変わる頃、ベンチから降りて向かったのは
夫が死んだ場所ではなく、自宅の方だった。]
うん。……お願いします。
[髪を掬う手は、いつもの母の手とは全然違います。
何となく背筋を伸ばして、改まった言葉遣いなどもしてみましたが。
いざ始まればそれが何となく心地よくて、僕は目を閉じていました]
─ 自宅 ─
[どうしても足が向かないのなら、もう一度荷造りをすればいい。
そんなつもりで、始めは扉をくぐったつもりだった。
そう始めは。
ほんの一日も離れていない我が家なのに、帰りつくと酷く懐かしい物に思えて目頭が熱くなった。
夫はもう帰らない。
そう思うと涙が止まらなくなって。
一人になると、長く咽び泣いた。
ああ宿を出て良かったと思う。
あそこではこんな風には泣けなかっただろうから。
涙が枯れて果てるまで、嗚咽を押し殺しながら泣き続けた。]
[ロミの言葉に、頭を横に振る]
…お、礼は…お、終わってから、でイイの。
私の、こ、ことは誰に、い、言っても良い。
だ、だから…し、死なない、デ。
[彼女を守る為に何が出来るだろう。
何も出来ないかもしれない。
ただ危険に晒すだけかもしれないと――すこし、眉を下げた]
[そうして暫く経った後。
のろのろと起き上がると、機織機のある部屋へと入っていった。
売り物にと織ってしまっておいた白い布を取り出し、ふたつに分ける。
一つの束は床に敷き。
もう一つの束は、端を繋げて紐のようにして。
片方を輪に。
棒と梯子を使って、もう片方を天井の方に通して、吊るした。
ぷらんと、真っ白な首吊り縄が出来上がる。]
……ごめんなさいね、あなた。
だけど私はこんなに年老いて……。
私より先に死ななければいけない人を、選ぶ事なんて出来ないわ。
あなたは私に、生きてほしかったのかもしれないけど…。
[誰かを殺す事も出来そうにないし、
誰かに殺されるのも忍びない。
そう思う人のなんと多いことかと、今日を振り返り思う。]
それに、あなた、寂しがり屋ですものね…。
[そう呟くと、テーブルの椅子の上にあがり。
銀の針の入った箱を胸に入れ、大事そうに触れながら。
天井から吊るした、手製の縄に首をかけ。
椅子から
飛び降りた。]
納得はさー、そりゃできねーよ。
だって、人狼は、人間を食わなきゃ生きてられねって生き物だろ。
[書物を読む己は、そう書いてあることを良く知る、と。
ライヒアルトに告げる言葉]
なのにその食いモンを無駄にすんのかってな。
思ったんだけど。
――まー、あいつらに言っても、無駄だろうなぁ。
[思い出す副団長の言葉に、苦いものが滲んだ]
[服の裾をにぎる、ロミの手に視線を向けて。
おずおずと、ひどく不器用に手を、重ねる。
逆の手は彼女の髪を撫でようとそっと伸ばして]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新