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タチアナ は、 ニキータ を占った。
次の日の朝、 アナスタシア が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、 フィグネリア、 ベルナルト、 イヴァン、 ヴィクトール、 タチアナ、 アリョール、 ニキータ、 アレクセイ の 8 名。
[自分もまた、ナイフは部屋においてある。
特に問題ないと思っていた。少なくとも、今は。
そしてベルナルトと広間に行き、その中を見て、ヴィクトールの姿に眉を寄せる事になる]
他の方は、皆さんここにいらっしゃるのかしら。
[アリョールに手渡しながら廊下の方へと顔を向ける。
何もなければ良い、と思いながら人数分を準備し終わると、椅子へと腰を下ろし、広間に入ってきたアレクセイの姿が見えると、目線だけで会釈した]
―――、
[あっさりと見つけられた戸惑いと
タイミングの悪さとばつの悪さに、
なんと言っていいのか、言葉はうまく音にならず。
差し伸べられた手を前にひとしきり狼狽えた後]
…、
[観念したように、がくりとうな垂れて
イヴァンの手を握手のような形で一度握ってから]
いく。
から、ちょっと向こうで。
[少し離れてくれと、ジェスチャーで訴える]
ヴィクトールは、 タチアナ を能力(襲う)の対象に選びました。
ヴィクトールは、 アレクセイ を能力(襲う)の対象に選びました。
ヴィクトールは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
駄目だ、この髭。
PLの所為で隙とうっかりの多いキャラになりそうだ。
こんなにシリアス出来ないPLだったろうか。ネタやコメディがしたいのは何故なんだ。
―広間―
[フィグネリアから、皿を受け取り、配膳を行っていく]
もしも、人狼の事で疑心暗鬼になっている人間が居たら、来ないかもしれないな。
[フィグネリアの呟きへ、気の無い返答は殺伐としたもの。
ヴィクトールの囁きには、一つ瞬いた後、露骨に呆れの表情を表した。
タイミングが良いのか悪いのか、話題の主が来たようなので、少しだけ視線をそちらに向ける]
――…。
[予想通りの表情が見え、溜め息をついた]
[動揺は余り表には出ない。
加えてマイペースな性格というのもあり
項垂れるニキータを前に相変わらずの様子]
ん。
[握手の形に、軽く力加え握り返した]
分かった。
あれ、持って外に行けたらいいんだけどなぁ。
[いつかの約束を思い出したようにぽつと呟いて手を緩める。
言われた通り、ニキータから少し離れて玄関の方へと顔を向けた]
[一度、イヴァンにショールを預けてから、
廊下の突き当たりの隅っこのさらに隅っこで、
上着のポケットから二振りのナイフをズボンの後ろポケットに突っ込む。
おもむろに上着をばさばさと振る。
埃を叩き落としてから羽織なおす頃には鼻水も治まり]
…すまない。
[ず、と最後のひとすすり。
遠慮がちに歩み寄り、預けたショールを受け取ると、
男にできうるかぎりの丁寧さで畳んで、タチアナに差し出した]
[イヴァンに握られた方の手だけが、ほかりとした心地。
前髪の奥、赤らんだ男の目がタチアナを捉えて]
たぶん、あなたのだと思う。
…ありがとう、
くさく、なってないと いいんだが。
ああ、それもそうね。
……最初に来たのは、どなただったのかしら。
[タチアナとベルナルトが後から来たのは知っている。
既に顔を見た誰かだったのかと軽く考えて]
でも、何日もいるのなら、その内出てくるのではないかしら。
喉は渇くでしょうし。
[アレクセイとヴィクトールの様子に少し首を傾けた]
[廊下を先に歩いていたのは自分の方だったが、
広間に先に踏み入ったのはアレクセイの方。
扉の手前で、ふと足を止めてしまったからだったが
結局は何事も無かったかのように顔を見せるのだった。]
やぁ、アリョールに、ヴィクトールさん、
それにフィグネリアさん。
……って、あれ。イヴァンは居ないのか。
[温かなスープやパン、焼けた魚やチーズの香りはあれど
それを作ってくれただろう人の不在に瞬きつつ。
アレクセイへと向き合うヴィクトールの体調を
敏く察することはできないまま、
先程ふと気に掛かった人の方へ視線は向く。]
フィグネリアさん――、
少しだけれど、顔色が良くなった気がする。
[気のせいだったかもしれないが、それでも安堵を見せた。]
[すこしはなれたところで見守っていたから、ニキータの行動は全て見えて。
きょとりと瞬いたものの、小さく笑みを浮かべてショールを受け取った]
ええ、アタシのよ。
風邪はひかなかったかしら?
寝るならせめて、どこか開いてる部屋を探しなさいな。
[ふふ、と笑みを零しながら軽く答え。
ふわりと広げたショールを肩にはおれば、煙草のハーブの香にまじる、ニキータの匂い。
心配する言葉に首をかしげて]
ふふ、大丈夫。
心配しなくていいわよ。
アタシは、タチアナ。アナタは?
[すれ違う時には名前を聞かぬままだったから。
ようやく尋ねた]
[預けられたショールを手に首を傾げる。
ニキータが音立てても顔はそちらに向けずにいた。
ショールが手を離れ、ニキータがタチアナへと差し出せば
納得したように一つ頷く]
気をきかせるべきだったかな。
[ニキータとタチアナを交互に見遣り、小さく呟いた]
そう、だな。
[イヴァンの約束を示す言葉に、頷く。
パンの匂いがしていたから、”あれ”だけですっと通じる]
うまい葡萄酒も、教えて貰ったんだ。
[まだ、飲めていないけれど]
…今夜も、たぶん。月が綺麗だ。
―広間―
[配膳のついで、アレクセイに近付いて、ヴィクトールを示すよう視線を向ける。
書店に顔を出すことは多かった為、それなりに声は掛け易い]
彼に、彼の具合が悪いことを言わないでくれと言われたんだが。
[即座にヴィクトールの努力をぶち壊しに掛かってみる。
一応潜めた声ではあれど、堂々本人の前で言うのだから性質が悪い]
…大丈夫
おかげで、寝覚めは良かった。
[タチアナが羽織るショールへと視線を移しながら
気遣いの言葉へ頷き、
移り香に表情が曇らぬことに微かな息を漏らす]
ニキータ。
[名乗りは短く。
すれ違うばかりで名前さえ知らぬことに今更気づいた]
…お待たせ。
[食堂に向かうのを待っていてくれた二人へと、
先に進んで大丈夫だと意思を伝える]
綺麗な月ふたつ眺めながら葡萄酒かぁ。
此処から抜けだしてしまいたくなる。
[思い浮かべるのは夜空と湖面に浮かぶ月。
ニキータと共に眺めた景色が瞼の裏にある。
此処を出たら、明日にでも。そんな事を思いながら]
……と、いや、俺もまだ。
作って広間に運んだところだ。
タチアナとニキータもまだだろう?
冷めないうちに食べようか。
[タチアナとニキータの二人に促す言葉を掛けた]
ベルナルト、さん……ありがとうございます。
さっき、果物を少し戴いたから。
[アレクセイの後に入ってきたベルナルトの言葉に、少しはにかんで]
ああ、料理はパンもチーズ焼きもイヴァンさんが作ったんですけど、スープは私が。
もし味が薄かったら、言ってくださいね。
[野菜の味もあってそれほど薄くは感じなかったけれど、念のためそう口にした]
[ ヴィクトールは、アレクセイに歩み寄る。
こうなってしまっては、考えは変わらないだろう。
困った顔をしながら口を開こうとした。]
―広間―
礼には及ばない。
[アレクセイへの返答は、言外に「言わずとも伝わっただろうから」という響きが滲む。
ヴィクトールの視線には、一度視線を合わせた後、アレクセイに視線を向け直した。
つまり「言いたい事があればあちらへ」という態勢である]
― 広間 ―
[広間の中にはいればアリョールやヴィクトールの姿も見えて。
羽織ったショールをおさえなからひらひらと手を振った。
あとは簡単な食事をとって、眠りにつくために二階に上がるつもり。
明日の朝、アナスタシアに声をかけようと思いながら]
[最初に来ていた人物については確証が持てないから今は答えず。
ヴィクトールが寄ってきたのに、視線を彼へと向けた。
表情の変化は乏しいが、少し怒っているような視線]
……食べたら、部屋に戻って寝る事。
―広間―
[タチアナの呟きに同意するように僅か頷く。
食事時の賑わいも食堂の主には慣れたもの。
集まる顔ぶれは無論いつもとは違うのだが]
さあメシだメシ。
[空腹だった男は空いている皿に遅れてきた三人分取り分けて
ニキータとタチアナが席につくのを待ってから前に並べる]
明日には外の空気も吸えるさ。
[ニキータの笑みにゆると目を細め望みに近い言葉を向けた]
[どうもヴィクトールをめぐって何かがあったようだと思えど
その話声まで聞き拾える訳でも無い。
三人の間に首を突っ込む程の気持ちも今は無く、
意識は、はにかんで見えるフィグネリア>>21と、
配膳された料理の方に向かう。
果物を口にして少しでも調子が戻ったみたいか、と思えば、
良かった、と表情を緩めたのだったが]
って、このスープは君が。
そうか……ありがとう、フィグネリアさん。
多少の薄味なら気にならないから、気にしないで。
[彼女の方から料理を作って貰えたことに、
未だ何も作れない男は、少しだけばつの悪い笑みを浮かべた。]
まだ皆揃ってはいないようだけれど――。
冷めないうちに、頂いてしまおうか。
[そうして席の一つに着いて、やがては食事に口をつけていく。]
アレクセイさんと、ヴィクトールさんは仲がいいのね?
[スープを口に運びながら、二人の様子に眼を瞬かせた。
同年代の友人のように言葉を交わす様子が、少し奇異にも映って。
広間に戻ってきたタチアナに気付くと、頭を下げる。
その後にイヴァンともう一人姿が見えれば、初めて見る顔だと思った]
―広間―
[アリョールの言葉に、僅かに口元を緩めた。
確かに伝わったが、隠そうとしていたのを知ったのは大きい。
視線が向けられたのに気付いたが、それに文句をつけるはずなどもない]
次に店に来る時には、読みたい本を取っておこう。
誰にも売らずにおく。
[店での予約の変わりに、利用者の彼女相手だからこそ、そんな風に礼を伝えたり]
……いいえ、礼を言われることでも、ないわ。
スープだし、たくさん作った方がおいしいから。
[ベルナルトの見せた笑みに首を傾げ、冷めないうちに、と言われて頷いたのはちょっと前]
ナイフの本数が全員もう揃っている数なら、後見えない顔は一つかしら。
[最初に来ていた人は誰だったのだろう。
もう一人顔を見せない誰かは、部屋に閉じこもっているのだろうか、と鍵の閉まった部屋を思い出す]
[まずはスープを一口含み味わう。
野菜の甘みがいかされた優しい味わいに表情が柔らかくなる]
やっぱり任せて正解だった。
おいしいよ、フィグネリア。
[配膳を任せてしまったフィグネリアに声を掛けた。
タチアナの尋ねには瞬きして]
パンとメインは、ね。
スープは彼女に作ってもらったんだ。
[紹介するようにフィグネリアを示す]
あら、ありがとう、フィグネリア。
[イヴァンの紹介に、フィグネリアへと視線を向けて。
そして食事を済ませたあとは席を立つ]
じゃ、アタシはもう寝るわ。
用事があるなら何時でもきていいわよ。
[広間にいる人に声をかけて、二階へと上がっていく]
[ヴィクトールの言葉に、少し、口元が緩んで、笑う]
……それなら、良かった。
[怒るというよりも、心配げな表情が残るが。
それでも、頭を撫でられれば唐突な動作に思わず動きが止まり、
それからはし、と片手でその手をとめた。
表情は変わっていない、ようにも見えるが。
戸惑い、というより、周りの人への羞恥が多少滲んだ]
ヴィクトール、先に食べよう。座って。
イヴァン、とフィグネリアが作ったのか。ありがとう。
[とりあえずヴィクトールを先に席につかせるつもり]
タチアナは、 イヴァン を能力(占う)の対象に選びました。
タチアナは、ランダム を投票先に選びました。
―広間―
[墓守の稼ぎは、決して多いとは言えない。
そのため基本的に自炊ばかりの日々の為、他人の作った物を食す機会は少ない。
何人かが口を付けたのを見てから、同じ様に食べ始める]
美味い。
[本日2度目のシンプルな賛辞である]
ありがとうございます。
イヴァンさんの作ったくださったパンもお魚も、おいしいです。
[イヴァンの言葉に微笑んで頷く。
今は長い髪は一つに結んだままだ。
食べるときには邪魔になる、と言う理由からだが、食べ終わるとスカーフを解いて髪を垂らす]
片付け、しておきましょうか。
もう一人の分は、どうしましょう。
[名前まではよく見ていなかったから、残る一人が女性か男性かも知らない。
念のため別のトレイに皿を移し替えておく]
[意識して味わいながら食べるのはスープのみ。
他は余り時間を掛けずに咀嚼し人より早く食事を終える。
団欒を愉しんだのは両親が居た遠い昔のみ。
食堂を切り盛りしていた祖父との暮らしでは
時間のある時に胃に詰め込むのが普通となってしまっていた]
――…ニキータ。
月は見えないけど、気分が優れないなら静かな場所に行こうか?
[広間についてからのニキータの様子を訝しく思い
男は案じるように彼にそっと声を掛ける]
― 2階個室 ―
[2階へと上がって自室ときめた部屋に入る。
ネームプレートみたいなものは付けていない。
そのままベッドに横になって]
――何事も、なければいいわ……
[ショールに包まったまま、ハーブに混じる違う香りに瞳を閉じる。
ゆるりと眠りに落ちる意識の中で、その香りに獣臭さは感じないまま。
夢も見ずに、朝を迎える**]
[ヴィクトールの愛情表現に僅かな羞恥をみせるアレクセイに
口角をあげ眺めるは、歳近く気心も知れた相手と思うから。
礼の言葉には先とは違う柔い表情を浮かべ]
どう致しまして。
いつもやってる事に礼を言われるのは妙な感じだな。
[そわと視線を泳がせ呟く。
アリョールとフィグネリアの感想が聞こえれば]
口にあったなら良かった。
[と短く返し笑みを向ける]
片付けは――…、いや。
指の傷に響くといけないから。
[フィグネリアに止める言葉を掛けた]
―広間―
それは、有難い。
[アレクセイの申し出に、こくりと頷く。
そして、すぐ食事に戻ったため、頭を撫でられる瞬間は見えず]
…?
ああふむ。言われてみれば、確かにアナスタシアが居ないな。
未だ、2階のあの一番手前の部屋に居るんだろう。
[幾つかの話題を聞き拾い、反応する。
掃除用具を探したときに、彼女の部屋もノックしていた。
その時には反応があったため、場所を覚えている]
[オイシイ][アリガトウ]
[――モウヒトリノブンワ]
[周囲の声がうまく聞き取れない。
物置で会ったアリョールが険しくした表情も
見知らぬ顔が寄越す会釈へもうまく視線は定まらず。
イヴァンと、
もうひとりが作った食事をゆっくりとぎこちなく味わう]
―― え、 あ。
ああ、うン、とてもオイシカったヨ
[イヴァンから掛かる声に、そんな返答をしてから。
申し出の内容に気づき、頷く。
ほっと、したのがさすがに顔に出てしまっただろう]
アナスタシアさん?
最初に彼女が来たのなら、多分一本しか持って行っていないと思うけど。
最初に来たのは誰だったのかしら。
[一本だけ足りなかったナイフ。
自分の分は今もポケットに収っている]
指はそろそろ大丈夫じゃないかと思ってるんだけど……。
じゃあ、誰かにお任せするわ。
[イヴァンの言葉にワゴンの上に食器だけを載せることにして。
その後は部屋に戻ってベッドに倒れ込んだ。
かび臭い事を除けば十分な部屋だと思う。
眠りにつくのはそれからすぐ。
朝がくるまではぐっすりと、眠りに*ついていた*]
[イヴァンの様子に、僅か、悔しそうな表情になる。
いくら気心知れているからといって、子供のように扱われる己を見られるのは恥ずかしいものだ。
照れる様子にはにやりとすぐに表情を作り変えた]
言われとけ。
村に戻ってからもまた頼む。
[ちゃっかり押し付けようともするのだった。
アリョールの頷きに、後で欲しい本があれば、と自分の部屋に名を貼ったことを伝えておく。見れば判る事ではあったが、念のため]
[それから暫く話した後、食事を終える。
元より食の量は多くない。
ヴィクトールが部屋に行くのなら、自分もすぐに席を立つ]
悪いが、洗い物も任せる。
[それだけ言って、自分もまた二階に上がる。
ヴィクトールの部屋はどこだかわかっているから、すぐに其方の部屋に足を運んだ]
具合は?
大丈夫だと言っても、信じない。
看病はするからな。
[問いかける言葉。心配そうな表情は、部屋の中で隠すことはなく。
もちろん看病は申し出て、寝るまで傍から離れるつもりはない。
出て行くように言われていなければ、そのまま部屋の床で眠ってしまっているかもしれないのだった**]
後は俺がやっておくよ。
ありがとう、フィグネリア。
[片付けの礼を彼女に伝えてから
席を立つニキータを誘い階上へと向かう]
部屋、もう決めてる?
未だなら一夜限りでも寝床を確保しようか。
[外に出る事は叶わないから広間よりも静かな個室に足を向けた]
―広間―
[広間から、順々に人が減っていく。
立ち去る人々には、自分が片付けを引き受ける旨を伝える]
作ってくれた人間に、これ以上任せるのもな。
[ちなみに、片付けが終わると、皿の1枚、フォークの1本から、部屋全体までがピカピカに磨き上げられていたりする]
[食堂の灯りが遠ざかれば、足取りも呼気もいくらか軽く]
…いや、
正直どこが空いているのか、さっぱり判らなくて。
[張り紙と、イヴァンの記憶を頼りに空き部屋を確保。
扉を閉めれば心地よい闇も、
二人ならばとランプに仄かな火を灯す]
[ランプの灯された個室には二人分の影が仄かに揺らぐ]
部屋が見つかって良かった。
これでゆっくり休めるかな。
[閉まった扉の近くに立ったままニキータを見遣る]
俺が居たら休めるものも休めないか。
[軽く肩竦めて]
ニキータ、……落ち着いたなら俺は行くよ。
人狼かもしれない俺と二人きり、は――…
[拙いだろう、と思う言葉はうまく音にならず]
[残された1人分のトレイは、厨房に下げておく。
アナスタシアの部屋に届けるという選択肢も有った筈だが、そんな優しさは持ち合わせていなかった。
それでも一応、アナスタシア用と書いたメモだけ置いておきはした。
ベルナルドの申し出には、僅かに首を傾げる]
…見学?見学するような事が、何処に――…、
[言いかけて、彼の身分を思い出す]
珍しいだけなら、邪魔はしないで欲しい。
手伝う気が有るのなら、説明はする。
[ちなみに教え方はスパルタだが、論理明快のため理解はし易い筈]
[夢を見る。
逃げてきてから、毎日見る夢だった。
何のことはない、仕事の夢だ。
逃げることが出来ずに、働いている夢。
最初は嫌で仕方なかった仕事も、2年も経てば慣れても来た。
通ってくる常客に気に入られて、殆ど「専属」だったせいもある。
髪を切るなと言われたのは何年前だったか。
あと**年待てば――男の言うその数字が減っていくのが嫌だった。
3つ年上の仕事仲間が手を貸してくれて逃げることが出来たけれど。
夢の中で、今日もフィグネリアは、男の前で少女のような笑みを*浮かべている*]
[ ヴィクトールの食事はゆっくりと進んだ。
野菜スープは、滋養ある甘みで体を慰め、
屋敷の窯で焼き上げられたライ麦パンは村の食堂とは違う焼き加減だったかもしれないが、ほっこりと香ばしかった。
白身魚のチーズ焼きは、香草とトマトの甘酸っぱさが食欲を増進させただろう。
残念なことにも、あまり食は進まなかったのだが、野菜スープだけは全部平らげることが出来た。]
ご馳走さま。
優しい味だったよ。
[ 少し残してしまったのを二人に詫び、洗い物も任せることも、アレクセイの傍らでまた詫びた。
アレクセイの無言の気迫に促され席を立つと、アレクセイより一足先に広間を辞し、自室に帰る。
服を寛がせ、埃っぽい寝台に潜り込んだ。]
[深夜、誰もが寝静まった頃]
ォ――…、
[歌の様に。遠吠えの様に。
緋色を求める音が、同族へ届くことだろう。
熱を孕み、香に煽られ、餓えた気配。
周囲に誰が居ようとも、どんな状態に在ろうとも、一切を考慮することなく、同族を呼ぶ声が夜闇に*響いた*]
[埃っぽさも気にせず安堵の息をひとつ。
ベッドの上に腰を下ろすと、
腰を下ろす気配の無いイヴァンの方を見やる]
…? いつも、休まっているよ。
どこでもとは、言わないけど。
[人狼かもしれいないと、彼の続かぬ言葉。
空白の余韻と、思案の間をあけて]
おれは…――君が、望むようにあれば、いいと思う。
お互いが何者であるかは、そんなに大事かな。
でも、
さっきは正直助かったから、行くなら止めない。
[目の前にその姿の無いまま、ふと脳裏に過ったのは
イヴァン>>57の照れまじりの笑み。
けれどそれは単に、照れ以上のものではないとしか
この時は思っていた。]
――あぁ、
[そんな一瞬の物思いがあったものだから、
アリョール>>59の返答にはっと目を見開いたのだが
単に厳しいものを予想して緊張したようでもある。]
僕も、手伝いたいと思ったんだ。
そうだね――見ているだけじゃ邪魔になるし、
実際にやってみた方が良いと思うから。
[だから教えて欲しい、と請う。
そして実際、彼女の指導はベルナルトにとって
厳しく感じられるものになる訳だったが――、
理解はしやすいものだったから、不器用な所も曝しつつも
それでも呑み込みの早さは見て取れることだろう。]
それならいいんだけど。
[ニキータの言葉にゆるくわらう。
思案の間も彼とのものであれば自然に流れるよう]
望むように――…?
[思わず同じを繰り返すのは意外さゆえ]
ん、いつのまにかあいつらに毒されてたのかもな。
ニキータが何者であっても
あんな廊下の隅っこで一人でいたらきっと同じ事をする。
[泣いていたら、と言いかけて、口を噤み]
助けになったなら良かった。
[ ヴィクトールが寝付くまでは遅かった。
何度も何度も小さく喉を鳴らし、何事もないようにと心から願いながら、]
[ 何時しか眠り朝を迎える。]
ふむ。
[ベルナルトに教えつつも、その何倍もの早さで作業をこなして行く]
理解が早いのは、助かるが。
問題は、慣れだな。
[そればかりはどうしようもない。
逆に言えば、かなりの高評価なのだとも言える]
助かった。有難う。
[片付けが終わった後の礼はシンプルで短い。
最後までベルナルトが居たのかはともかく、片付けが終わったのなら、2階へ。
張り紙でアレクセイの部屋の位置を確認するも]
――…今は、居る気がしないな。
[真顔で呟き、確保していた客室へと戻った**]
アリョールは、 ニキータ を投票先に選びました。
アリョールは、 タチアナ を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
タチアナが占い師でニキータ白でいいのかな。
疑い向けてくれるなら刺される心算だったがどうだね。
って、ヴィクトールさんが狼?
あ、じーさんが強く育てと厳しめに育てたので
褒められ慣れてないから褒められると照れるらしいよ。
他の事に関してはけっこう飄々を目指しているはず。
ヴィクトールは、 ニキータ を投票先に選びました。
[イヴァンの笑みのゆるさは、
ゆるやかにたゆたう湖面を連想する。
足下に水面がなくとも、流れる時間は静かで心地よい]
望むように。
その中に、おれの知る君がいたら、とてもうれしい。
…あいつら?
………それは、ちょっと、嬉しいような、
情けないような、色々と、複雑な気分だけ ど
[思い返して、片手で顔を隠しながら]
手、嬉しかったし、
ごはん、おいしかった。
それは、本当に。本当だ。
[ 深夜。
酷い飢えに煽られて目が醒める。
呼び声と喚び聲は、まだ続いていた。
暗闇は月明かりに照らし出されている様に、
易々と何処に何があるか見えて居る。
傍らにアレクセイは居たろうか。
朦朧とする意識の中、居ればふっと手が髪の毛を撫でた。
溢れそうな唾液を飲み込むのに苦労する。
喉が渇く。
気付けば別の闇の中に立っていた。
喚び起こされたまま、
音も立てずに、ふらりと聲の元に訪れた。
まるで夢の様に。]
[ところで、ベルナルトの方からアリョールに対して
今まで距離があったのは、彼女にもその先代にも
あまり世話になった記憶が無いからでもあった。
そう、ベルナルトの一族の墓はこの村には無かった。
村に住まいを構えたのは祖父母の死後、父母の代から。]
――――…
[明日ここから出られても、出迎えることはない家族を思い出しながら。
ネームプレートの張られた扉を、キィと閉ざした。**]
キミの目に映る俺はどんな姿なんだろうね。
[長い前髪に隠れた目許に視線を注ぐ。
距離は保ったままであるから覗き込む事は出来ない]
あいつら。
俺達を此処に招いて閉じ込めた村の誰かさん。
[言葉足らずな所があるのは癖か。
ニキータの尋ねのような響きに言葉を付け足す。
複雑と言われると小さく笑み声を漏らし]
俺はみつけられて嬉しかったけどね。
――…ん、それなら良かった。
そんなに念をおさなくても、伝わってるよ。
朝食か昼食か、次は此処に運んで食べよう。
[起きて直ぐ解放されるとも思えぬのか
そんな言葉を向けて片手で覆われる彼の相貌を見詰める]
はっ、ふー……、はぁ……、はぁ。
[ 辛い。
辛い。
辛い。
欲しいと体は訴えている。
口元を抑え、それでも尚、耐えた。
何もなければ解放されるのだと。
まだ頭の片隅で覚えている。]
[ 更に強く口元を抑え夜闇に息を殺す。
そんな、人狼としては愚かなヴィクトールを、
"彼"も"彼女"も、どう眺めていただろう。
それは分からなかったが、
ああ苦しいのだろうと見てとるのは、*誰でも出来た。*]
ヴィクトールは、 フィグネリア を投票先に選びました。
[片手を顔に添えたまま、
前髪の奥から、ひたりと視線を合わすのは。
男にとってとても、久しぶりのことで]
姿形、よりも。
時間…かなぁ 夜の湖畔の、重ねてきた時間が。
たぶん、こうして、息をするように君と話せるおれを
形作っているような …うまく言えないけど ね。
[鼻先を掻くように手指は離れ、
まなざしはまた前髪の奥に隠れる]
ああ、そういえば、あいつらは、そうか。彼らか。
[特に、村人へ感慨を抱くでもなくうなずき。
朝食か昼食の提案には、素直に笑みが浮かぶ]
[細まる双眸や、返る言葉に、
嬉しい。と、これ以上重ねずとも。
空気だとか、表情で伝わる気がしたから]
おやすみ。
[小さな声に囁きを返し、今日の別れを告げた]
[イヴァンが去った部屋。
寝台の上に身を横たえると男はしばらく眠る。
どれくらい眠っていたのか、
目を覚ました男はのそりと起き上がる。
静けさに包まれた屋敷の一角。
薄暗い井戸の前で念入りに水を浴びては、
体に残る匂いを気にする仕草。
さすがに洗えなかった衣服は部屋に持ち帰り
椅子に掛けておくと、
裸のままベッドに潜りまたうつらと*眠りに入った*]
[あの時差し出した己の利き手へと視線落とす。
ぎゅ、と握りしめて息を吐き出した。
ぬくもりを恋しく思うが戯れの相手を探せる場所でも時間でもなく。
広間に戻ると其処は磨き上げられた後。
片付けるものもなく厨房で魚の水を替えるくらい。
選んだ部屋に戻るとのそりと寝台に潜り込む。
目を閉じて眠りにつく夜半。
夢にみるのは泣きながら己の首に手を掛ける母親の姿。
魘されて息苦しさ覚え目覚めるのはひとりきりの朝の常**]
― 2階自室 ―
[夢をみていた。
きっと。
人狼などいないといいながら。
同じ立場に追いやられた、幼き日にみた母の姿。
『恨んではいけないよ。
わからないものが怖いのはしかたないことだから。
だから、知られてはならないよ』
そう諭した母はもういない。
あてもなく旅して、この村にいついたのは適度な干渉と相反する無関心がそのときにはちょうどよかったから。
母のようにはなれない。
いまもまだ、使いこなせるわけではない。
夢の名残は目覚めればきえる]
[目を覚ましたときにはだいぶ日ものぼっていた。
猫のように伸びをすれば、ぱさりとショールが落ちる。
煙草に火をつけて吸い込めばすっきりする気がした。
ふ、と煙をはきだして、廊下へとでる]
――なんか……
[香、埃、朝の匂い。
それらに混じる鉄臭い匂いに眉をひそめ。
匂いを探してむけた足は]
――アナスタシア?
[きい、と薄く開いた扉の先。
そこから見えた顔に驚いて。
扉の向こう。
広がる赤に声を無くしてたちつくした**]
―自室―
[微睡んでいた。
カーテンは開けたままであったから、入り込む日差しに微かに瞼を開けて。
眠いと言うより、覚醒しきらない意識。
その夢を見ていたくはないのに]
朝……?
[今どこにいるのだったか。毎日変わる寝床はあそこから抜け出せた証拠でもある。
ゆっくりと身体を起こすと、軽い眩暈がした。
額に手を当てて熱が上がっていないことを確認する]
起き、なきゃ。
[ふるふると首を振り、その場に座り込んだ。
開いた扉の間から、赤いものがじわりと流れてくる]
誰か、呼んできましょう、……か?
[それだけようやく口にしたものの、腰が抜けたのかうまく立ち上がれない。
口許を押さえて、それでも立ち上がろうと壁に手をついた]
―回想/ヴィクトールの部屋―
[水は、とか、世話を焼くのは、自分もそうしてもらった記憶があるから]
謝る事じゃない。でも、先に言って欲しかった。
あんたが体調崩して、万が一の事でもあったら、俺にどうしろっていうんだ。
……隠さないで欲しいんだ、ヴィクトール。
あんたのお蔭で、俺は普通に生きてこれてるんだから。
[両親が死んだあの日、慰めてくれた彼がいたからこそ。
それから助けてくれていたからこそ、自分は生きているのだ。
――彼もまた自分と同じように後悔しているのは、薄々と気づいていても、それを問い詰めることは出来なかった。
月日を重ねていくうちに、問うタイミングを失ってしまった]
わかった。
お休み、ヴィクトール。
[自室で、というものの。椅子をすすめてくれたから、その顔を見て微かに笑う。
早く寝ろというように、目を開けているなら片手で覆い。
寝つけない様子に、自分がやられたように頭を撫でてみたりもする。
人狼かもしれないなどと、疑うわけもなかった。
そもそもこの中に人狼は存在しないのかもしれない。そうであれば良いのだ。
違った時は]
――あんたは何もしなくて良い。
綺麗なまま、村の偉い人達の中に居れば良い。
人殺しの烙印なんて、背負わせるものか。
[眠りに落ち切っていたかどうかは知らない。
記憶に残るかどうかもしらない。
この事態への緊張からか、彼の言葉はほぼ無意識のうちに声として出ていた。
暫く様子を見ていたら、いつのまにかそのまま眠ってしまったようだ。アリョールの「部屋にいないだろう」という予想は正しかった。
無理な体勢の為、目覚めは常よりも早く、ヴィクトールの様子を確かめた後は部屋に戻って寝なおす事になった]
―朝/自室―
[彼の親は大変子煩悩であった。
あの日も、一体いくつの子供だ、自分は平気だと追いやったような気もする。
恵まれていたのだと、思う。甘ったれた事だと自覚はしていた。
だけれど、そういう日常は、夢に見る事もない。
一歩、人との距離を取る。失った時が怖いから。
今日も夢は見なかった。いつもの朝だった。
起きて身支度を整える。隣の部屋のヴィクトールは、もしかしたら起きているだろうか。
覗きにいこうか、と考えて外に出ると、端の方に人の姿が見える。
――鉄のようなにおいがする。
開くときは気にしなかった音を、閉める時は気にした。
それから、二人の姿の方へと歩いていく]
……大丈夫か。
[フィグネリアとタチアナの二人の様子に、まずはそう声をかける。
そのまま室内を覗くと、顔を顰めた]
―朝・2階客室―
[この異常とも言える環境下でも、寝付けないわけでも無く、悪夢を見るわけでも無く。
寧ろ見る者が居たなら、穏やかとすら言われそうな表情で彼女は眠る。
目覚めもすっきりとしたもので、身支度を整えれば室外へと出る]
――…ふむ?
[アナスタシアの部屋の前に、幾つかの人影。
その様相と周囲に漂う鉄臭さに、一つ声を零した]
[赤い血だまりの中、村の十人の彼女の事は知っていた。
目を伏せ、再び目を開けた時、二人へと向き直る]
動けるか。
広間に行こう。ここは閉めておく、今は。
手を貸す。
……アリョール。
[二人に手を差し出そう、として。
そこで廊下に出てきた彼女を発見した。
誤魔化す事はないが、見せるものでもない。
だから、事実を伝える]
アナスタシアが、死んだ。
[アレクセイから掛けられた言葉。
いつもの、唇をこつこつと叩く癖が思わず出る]
――…そうか。
[誰に止められても、止められなくても、墓守はアナスタシアの部屋へと入り込む。
幸か不幸か、人の死体は見慣れている。
アナスタシアが事切れているのは、誰の目にも明らかで]
あの旅人と同じだな。
人の仕業ではない。
[動揺するでもなく、たった一言。
人狼に殺されたという旅人の死体を、彼女は墓に預かる時に見ている。
それゆえの一言だった]
/*
どうしようかな。食べる?食べちゃった方がよさそうだな。
人狼として食事に感謝の所まで母親に聞いていれば別なのだが。
[部屋に入っていくのを、彼が止める事はなかった。
どういう状況か知っての上ならば、覚悟はあるのだろう]
――人狼、か。
[アリョールの言葉に、静かに言葉を返す]
この屋敷に、居るんだな。
ああ、確定だな。
[アレクセイへと向き直り、頷きを返す]
二人を任せて構わないか。
私は、他の人間に事情を伝えてくる。
それが終われば、墓守としての仕事だな。
[各部屋をノックし、アナスタシアが人狼に殺された旨を伝えていこうと踵を返す]
わかった。
[二人を、というのには頷く。
立ち尽くすタチアナ、それからうまく立てずにいるフィグネリア。
そんな姿に手を伸ばして、肩をたたく]
行くぞ。
広間に連れて行く。
アリョール、手が必要なら呼んでくれ。
[彼女へとそう言葉を投げて、二人を促して、必要なら手を貸して支え、広間へと向かう。
そうして椅子に座らせ、落ち着かせる為にと、台所に茶を淹れに行く]
あ、……アレクセイ、さん。中で、女性の方が――。
[増えた人影に気付いて顔をあげた。動けるかという問いに頷いて、今度はゆっくり立ち上がった]
アリョールさん……。……?
[続いてやってきたアリョールが部屋の中に入っていくのに目を瞬かせる]
あの、彼女は?
お医者様、とか?
[女性の医者などあまり聞いたことがなかったが、この状況を見ても変わらない様子にそんな疑問を零す。
血の臭いに酔いそうで、口許を押さえ部屋の前から離れることにした]
[アリョールが各部屋をノックして回る様子を見ながら、アレクセイに促されて広間へと向かう。
一階に来れば血臭は弱まった気がしていた。
広間に辿り着くと椅子に座って気を落ち着ける]
……あの方が、アナスタシアさん……。でも、誰が。
旅人と同じって、この中にいるって言うんですか。
でも、つまり、誰かを処刑するって事、ですよね。
[ポケットに手を当てたけれど、寝る時にナイフは出したままでそこには入っていなかった]
[未だ部屋から出ていない人間へ、アナスタシアが人狼に殺された旨を伝えて歩く。
各々の反応はどのようなものだったろうか。
伝え終われば、今度はアナスタシアを、地下へと運ぼうとする。
アレクセイの言葉は覚えていたが、アナスタシアの身体は割合軽く、アリョール一人でもなんとかなる様だった。
もしその際に他者に声を掛けられれば、助けを借りもしただろう**]
アリョールは、墓守だ。
[フィグネリアの問いに対するのは、その一言。
広間に連れていき、座らせた彼女の言葉には、そうだなと一つ頷きを]
あのナイフで誰かを――人狼を殺さなければならない。
とは言っても、誰がそうなのか。
茶を淹れてくる。
[一人暮らしなのだ、それくらいは出来ると。
フィグネリアとタチアナを置いて、台所に向かう。
暫くすれば温かい紅茶を入れて戻ってくることだろう**]
[現れたヴィクトールを、憐れむ様な眼差しで"彼"は見遣った]
おいで。
[聲での招き。
二人、アナスタシアの部屋の中へと入り込む。
アナスタシアを選んだことに、さしたる意味は無い。
ただ、ヴィクトールを目覚めさせる為に、旅人では効果が薄く、親しすぎればショックが強いだろうというその程度]
[狼として、爪牙を振るえば人が事切れるまでの間は、刹那にも近い。
物音一つさせないままに、命を奪い、改めて"彼"がヴィクトールに向き合うのはそれから]
[憐れむ様に。労わる様に。
ヴィクトールへ向けるのは、アナスタシアの肉と血を掬った2本の指]
決めるのは、君だ。
[鋭さと、熱を帯びた声を真っ直ぐに*発して*]
墓守……ああ、それで。
[ああいったものは見慣れているのかと納得して、それでもこの状況を考えればその落ち着きが逆に怖くもあった。
途中で会ったイヴァンにはおはようございます、と小さく挨拶をして。
広間に辿り着き、お茶を入れてくると言うアレクセイが戻るまでの間、タチアナの方を見て何か声を掛けようとも思えど、結局言葉にならず]
……ありがとうございます。
[戻ってきたアレクセイがいれてくれた紅茶を口に運ぶと、ようやく落ち着いた気がした]
[ 止める間はなかった。
いや、止めようとする前に、これが自然なのだという気持ちと口元を抑える微かな意識しかなく、見ているしかなかった。
暗闇の中でも、その爪牙の閃きがアナスタシアの命を速やかに断ったのを、何とか目で追えた。
室内に充満してゆく、食餌の香り。
感謝と驚きと動揺と後悔と。
そして、何事かあってしまったのだという、 無念が。
浮かび混じり合って、血肉の香りの前に消えていった。]
[ 血塗れのふたつ指が差し出される。
滴るのは緋色のそれだ。]
……、君が
[ 言葉にならない言葉を紡いだ。
ヴィクトールは、君が人狼とでも仲間とでも言いたかったのだろう。
差し出された指と選択肢に視線が酷く彷徨った。]
僕は、
[ は、は、と犬の様に舌を突き出し指先に乗る緋色に口付けようとし、
苦痛に身を折るように退いた。]
[ 一口、血を啜れば。
一口、肉を齧れば。
きっと、こんな辛さはなくなるだろう。
村の住人であるアナスタシアの血肉を喰らうこと、
それに纏わる言い訳と人の倫理と、もう、"事が起こってしまったのだから喰べればよい"というのを、無理矢理おいやり聞いた。]
どうして、
目を……閉じた。
[ 森で見つかった旅人の目を閉じた理由。
もし襲ったのが目の前の相手であればとの疑問か。
その質問の返事はどのようなものだったろう。*]
[赤い色に目眩がする。
フィグネリアがやってきたことにゆるりと瞬き、ふ、とため息をついた。
気づけばアレクセイや、アリョールなどがいて。
アリョールがアナスタシアの死を確認しているのをただ見つめていた]
アリョール……
[友人の名を呟き。
死を確認するようすにやはりかとため息をつき]
[アレクセイに促されて、ゆるりと瞬く。
こくりと頷く顔は普段とは違ってどこかたよりない。
食堂へと向かって、椅子にすわり。
アレクセイがいれてくれたお茶をのんで、ようやく顔色が戻る]
ありがと。
[ぽつりと二人に声をかけて、問われれば見たことを答えた**]
――…?
[質問の意図が分からず、ゆらりと首を傾げる。
其れは"彼"にとっては意識の外だった。
けれど、頭の中"彼女"の意識と想いが持ち上がる]
ふむ。
["彼"は"彼女"の言葉を反芻し、告げる]
目の前で人が死んでいたなら、墓守としてはそうする他ない…だそうだ。
先に言っておこう。
"俺"には、人としての気持ちは分からない。
狼としての意識しかないからな。
"あちら"は、逆だ。
人の心を持っている。
["あちら"とは、恐らく人としてのアリョールを示すのだろう。
何でもない事のように呟いた]
"俺"も"あちら"も互いに互いの事は知っているし、其々の記憶もある。
[身体の主導権を握るのはその時々であることや、相手の成した行動にはなるべく不干渉を保っていること等を、淡々と口にする]
[ 質問の返事は想定外だと言って良い。
"俺と"あちら"の関係性まで理解出来た訳ではないが、
今話しかけている聲と身体は、正しく言えば共生関係、
ヴィクトールの現段階の理解で言えば、薄らと分離しているらしきことは伝わっただろうか。]
君の…名前は……?
[ "俺"の名前、狼としての意識に別の名はあるのだろうか。
或いは、母から聞いて狼同士では別の名を持つという話を思い出したからか、口にした。]
[差し出した指先とは逆の手で、アナスタシアの血肉を掬い舐めとる]
マグダラ、だ。
もう何年も呼ばれていない名ではあるがな。
[先代が名付け、そして、先代以外に呼ぶ相手も居なかった孤独な名前。
問い返す口調にさしたる感情は乗ってはいない]
――…あんたには、名前は有るのか?
―自室―
[ ヴィクトールは、他の者へも伝えに行こうとするアリョールに問いを投げかけた。]
今日、人狼として殺されるのは、
君は誰だと思う?
[ アリョールから返事が返っても返らなくても、ヴィクトールが広間へ降りるのは気持ちが落ち着いてからだろう。*]
もしも、狼としての名が無いのなら、自分で付けるか、俺に付けられるか選べ。
その前に、人狼として生きるかどうか――これを喰らうか否かの決断が先だがな。
[素っ気無い響き。
掬った血肉が零れて*落ちた*]
ヴィレム…
母に一度そう聞いた。
名付けたい名だと
[ 苦痛に耐えているのか淡々と、
しかし何処か陶然となった声で返答する。]
―朝/自室―
[昨夜は結局、アリョールから教わったことを生かして
自室の掃除を行うことまでは出来なかった。
まだ少し埃っぽい寝台の上で目覚め、目許を指で拭う。
何時かの誰かが己の傍に居てくれた夢を見たのは
昨日の夕飯時、どこか様子がぎこちなく見えたニキータに
付き添うように出て行って見えたイヴァンを見た所為だと。
そんな昔の誰かに、長い髪を撫でられた夢を見たのは
広間でアレクセイが親しい人に頭を撫でられていたのが
横目に見えた気がした所為だと。そう、考えた。]
羨ましかったん、だろう、な。
[用事があるなら何時でもきていい、などと
言っていたのは誰だったか――そんな思考もすぐに流して。
身を起こし、鏡も見ずに手で髪を梳く。]
[ それから続ける。]
君が新たに名付けてくれてもいい
[ 成長したらという但しがあったからだ。
マグラダの指先に乗る緋色に再び視線を向けた。
今度は、揺らがない。
だが、決断には長い長い時間がかかった。*]
投票を委任します。
ヴィクトールは、 アリョール に投票を委任しました。
[この中に、「人狼」がいる。
そんなもの、言葉やお伽噺でしか聞いたことはなかった。
本当にいるのかどうか。
あの、「アナスタシア」だった体を見れば、否定したくとも出来ない]
……。
[誰を処刑するのだろう。「食欲」を増幅されているのなら、明日も誰かが死んでいるのかも知れない。
それを思うと、カップを持つ手が震えた]
[身支度を整えてから、部屋の机に目を向ける。
手に取ったのは小さな鞄に入れていたあのナイフ。
少しの間見詰めてから、シーツの端を裂いたもので
刃の部分を覆い、腰のポケットにねじ込んだ。
それから目は、湖畔の絵を収めたスケッチブックへ。
思い出されたのはイヴァンに絵を見せる約束で――。
また暫く見詰めていたものの、今は携えないことにした。
こうして漸く廊下に出てみれば確かに、
生臭いものが鼻を突いて感じられた。
広間へと行こうとしていた脚は二階の階段傍で止まる。
くらりと立ち眩み、壁に身を寄りかからせていた。**]
― 広間 ―
[温かい紅茶を飲んでため息を1つこぼす。
人狼がいた。
ならば――]
誰かを殺すのね……
[覚悟もないまま、ぎゅっとショールを握りしめた。
人狼が誰なのかを知らなければならない。
さ迷う視線の先は定まらず、続く言葉は声にならなかった]
―個室―
[アリョールのノックの音よりも先に、
廊下を行き来する物音や、
隣室の話し声に男は目を覚ましていた]
…
[ノックの音へは、同じくらいのテンポでノックを返す]
きこえていた。
たぶん、下には行く。
[扉を開けずそう答えた]
[父はその話を聞く度に母に対して怒っていたような、気がする。
あれはひょっとして、お伽噺では無く――]
皆さん、まだ眠ってらっしゃるのかしら…。
[随分と時間が経った気がする。
まだ日は昇ったばかりだと思っていたけれど]
[ 幾つかの妥協、とその時は言い訳をしていただろう。
この先、耐えられなくなるのは目に見えていた。
その場合は、血肉を得られず寝台に伏し看病が続くならば、傍らに居るアレクセイに襲いかかってしまう可能性が高まるのも、直ぐ分かる。
全てが終わっても終わらなくても、
何処かの先で討たれればよい。
遠い先よりも今の危険を案じた。]
人狼を見つけないと……
[フィグネリアに応えるように頷く。
見つけられるはずなのだときいている。
自信はないけれども。
広間に人がふえれば、視線をむけた]
[ 緋色のそれを口にした後、こう聲にした。
喋り方は本能が既に理解していた。]
アレクセイにだけは手を出さないでほしい。
その代わりに、
マグラダが死なないように話は誘導する。
誰かを狙うのにも助力しよう。
[ 助力は不必要にも思えたが、
一人を人狼一人で狙うよりは襲撃は確実だろうか。
無論、マグラダが何も聲にして名前を指示しないならば、同じ人物を狙えなどはしないのだが。]
[ ヴィクトールが広間へ入れば、その場の空気はどうだったろう。
広間に紅茶の薫りは漂っており、
二階の鉄の匂いはここには届いていないだろう。
既に集まった面々に会釈し、ベルナルトが共に来ていればソファへと促し、ヴィクトールも腰を降ろす。
アレクセイがこちらを見れば視線を返し頷き、昨日はありがとうと緩く微笑みを送った。そして、]
大変なことになったね。
本当に人狼が居たとは。
……、
役場と自警団の決定は覆せない。
僕達が誰かを殺さないと決めても、
食欲を煽られた人狼が止まってくれる保証はない。
[ アレクセイが紅茶を淹れてくれれば、カップを受け取り、思いつめた表情で一口啜った。]
[男は支度を急ぐでもなく。
昨夜イヴァンが佇んだ扉に暫く背を預ける]
…
[両手でゆっくりと前髪を掻きあげ、
戻るに任せる間だけあらわになる双眸が宙を見据える]
おれは、君の味方でいたいと思う
[声音、静かに残し。
ゆっくりと身支度を整えた]
[フィグネリア>>98に挨拶を返し階段を上がる。
各部屋に知らせにまわるアリョール>>95から
アナスタシアの件を聞き、男は苦い表情で其れを受け止めた]
……運ぶなら、手伝おう。
[躊躇いながらも紡がれる申し出。
アリョールと共にアナスタシアの元へ行く。
襲われたと思しき彼女は無残な姿、塗れた赤と鉄錆の匂い。
血の気が失せる感覚はきっとおさない頃に見た両親の亡骸を重なるから]
酷いな。
[柳眉を寄せて漸く呟くと犠牲となったアナスタシアの為に祈る。
何度も夢でみた赤。
彼女の遺体をシーツで包みしてアリョールと共に
指示された地下>>0:#1へと運び込み安置する]
[伸びるに任せた後ろ髪の結いひもを解くと、
左の手首の内側へナイフの鞘を巻いた。
鞘止めは外したまま、幾度か手首を返すうち、
順手にむき身のナイフがしっくりと収まるのを確かめる。
そのまま刃で後ろ髪を漉くと、
指と刃の間に残る細い一房をくるりと巻いた。
残る一振りのナイフと共に枕の下に置いてから、
向かう先は扉と反対の塞がれた窓]
[お伽噺を思い出そうとして、頭を押えた。
あの中では、どうやって狼を見つけていたっけ、と。
そもそもあれがもしお伽噺でないのなら、どうして母親はあの話を聞かせていたのか。
「死んだ狼からは****の**が」
母の声で再生されるそれを、思い出そうとして、でも思い出せない]
死んだら、思い出せるのかしら。
[人狼が。
でももし、館の裏口から落したら、わかるんだろうかと生まれる疑問]
アレクセイには、ね…。
[心近しい程、美味となること。
思い出せば、少し勿体なくはあるものの]
まぁ、構わない。
…その代わり、明日はヴィレムが食べたい相手を決めてくれ。
[マグダラが求めたのは、たったのそれだけ]
ヴィクトールは、 イヴァン を能力(襲う)の対象に選びました。
アリョールは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
アレクセイは、 ニキータ を投票先に選びました。
[はじめの一発で派手な音を立てて窓ガラスがくだけた。
足の裏にじぃんとしびれるような手応え。
打ち付けた木の裏に鋼でもあるのか、弾かれたたらを踏む。
二発、三発と続けると窓枠がひしゃげたが
それ以降はいたずらに足を痛めるだけだった]
く、そ むりか。
[上がる息。
できぬ歯噛みの代わりか、
足下で砕けたガラスがジャリと鳴いた]
[広間に座っていれば、次第に人が増えてくる。
ヴィクトールが紅茶を手に話し始めると、びくっとした。
確かに、旅人である自分が疑われる可能性は高い。
人狼を処刑出来れば、その判別が出来るかも知れない、と言ったところで、ただ死にたくないだけだとも、思われそうで。
何より、フィグネリア自身その確証はどこにもないのだ。
ヴィクトールが続けた言葉に、小さく頷いた]
じゃあ、今まで普通に村人に混じって知らず暮らしてきた可能性も、あると言うことですか。
ニキータは、 ヴィクトール を投票先に選びました。
ベルナルトは、 ニキータ を投票先に選びました。
―地下―
[手伝いを言い出してくれたイヴァンと共に、アナスタシアを地下室へ運ぶ。
ひやりとした独特の空気]
よもや、此処でまで仕事をするとは思わなかった。
有難う。助かった。
[ふと、地下室の奥を見る。
其処にあるのは一枚の扉が目に留まる]
…あれが、メモにあった扉か。
[外から開けることの出来ないという、一方通行のみの扉を感慨無く見遣る。
けれど、其処には用は無い。
踵を返して、広間に向かおうと]
/*
あ、そうか。投票先ログ残るのか……!
えっ?と思って変えてしまったのだけれど
もうちょっと様子を見てから決めた方がいい、かな。
ちなみにデフォはイヴァンでした。
ヴィクトールは、 タチアナ を能力(襲う)の対象に選びました。
―広間―
[広間に戻れば、既に話が始まっている様だった。
自分、そして、タチアナとアレクセイの名前が話題に出ていないことをだけ確認し、口を挟まず適当な壁に寄りかかる]
――…?
確かに、聞こえたな。
[視線を音の方向へと動かした]
ヴィクトールは、 イヴァン を能力(襲う)の対象に選びました。
アリョールは、 イヴァン を能力(襲う)の対象に選びました。
―地下→広間―
本当に――…
こんなことになるなんて思わなかった。
[一日此処で過ごして何も無ければ帰ることができる。
そう信じていたというようにアリョールに声を返す。
地下室の奥にある扉にはちらと視線をおくるのみで
踵を返す彼女の気配につられるように地下室を後にした。
そうして広間に行くとヴィクトールの話>>122>>123がある。
耳を傾けてはいたがその内容に眉根を寄せて]
人狼を炙りだす、か。
さすが――、といえば良いのかな。
どちらにせよ香の効果か人狼が居るという証明がなされた訳か。
人、ひとりの、アナスタシアの命を、犠牲として……
[重い息を吐き出しやりきれないという風にゆると首を振った]
人狼は、一体何人いるんでしょう。
ヴィクトールさん、その可能性を考えなければ、この村の人からすれば、私を処刑して終わりのはずですよね。
一人だけなのかしら。二人いるのかしら。それ以上?
……私からすれば、みんな同じに誰でもその可能性がある、のに。
[ニキータ、その呟きが耳に入ると、タチアナが否定の言葉を告げる。
その信用はどこから来るのだろうと思った]
イヴァンは、 ヴィクトール を投票先に選びました。
タチアナは、 フィグネリア を投票先に選びました。
誰が……ニキータさん?
[いない人物、と言えば彼くらいだと。
イヴァンの言葉に頷いて]
そうですね。
もう、あの人はいない。既に人が一人、殺されてしまったのは確か……。
[どんな顔をしていたか、血だまりの中遺体からは目を逸らしたから見てはいない]
(アリョールが彼を殺すというなら、
僕は、彼女に委ねるだろう。)
、
[ ふと気付く。
この場に居ないのは今はニキータだけだった。]
二階か?
[ ヴィクトールは階上へ目を向けた。
タチアナの言う、人狼ではないと思うのは何故かも気にかかったが、今は問いかけることはしなかった。]
[こくり、頷いて。
後は、心行くままアナスタシアの血肉を食む。
食事を終えれば、何事も無かったかの様に、マグダラは部屋を出て行く]
ヴィレム。
何か有れば、聲で話しかけてくれ。
[その一言を残して]
タチアナは、 フィグネリア を能力(占う)の対象に選びました。
[窓へ叩き付けた椅子の木っ端が目に入る。
咄嗟の痛みに落とした椅子は原型を留めていない]
〜〜〜、
[押さえた片目はちくちくと痛み
ただでさえ悪い視界をさらに妨げた]
…はぁ、
[ため息を落として、
すっかりと荒れ果てた部屋を後にする]
外には 、出れないなぁ
[嘆息の重さと同じほど、痛めた足での歩みも重く。
一番最後に広間へと辿りついた男は
入り口の陰からゆらりと姿を見せた]
―広間―
[実際のところ、何かの割れる音よりも気になったのは、タチアナの呟きで。
僅かに眉を顰め、こつこつと唇を指で叩いた。
思考に沈む時、驚いた時に現れる無自覚の癖。
もしかして。けれど。そうでなければ良い。
幾つか思考は交錯するも、声には出さない。
意識を切り替えて、先程のタチアナの言葉は聞かなかった事にした]
タチアナは、ランダム を能力(占う)の対象に選びました。
タチアナは、 イヴァン を能力(占う)の対象に選びました。
[タチアナに続いてイヴァンからもニキータを庇う声があがるのをみて]
ニキータさんは、信用されているのね。
私からすれば、一番遠い人だけれど。
[目が隠れていることもあって何を考えているのか判り辛い。
その髪の下で、どんな眼で周りを見ているのかわからない。
だから疑う、と言うわけでもなかったけれど。
ヴィクトールの言うとおり、今まで眠っていた人狼の本性がここで現れたのなら、誰でもその可能性はあるのだから]
[ 同じ頃、マグダラと同様に、
タチアナの言葉に引っ掛かりは覚えていた。
聲を使うかどうかは躊躇い、視線だけ送る。
イヴァンを狙うが良いなと。]
[誰が人狼か。
違うのはヴィクトールとして、誰なのか。
そう思った時、漸く、自分は部屋にナイフを置いてきた事を思い出した。
落ち着かせるためだったから、今持っていなくても仕方がない。
とはいえ、荒事にはむかないのに違いない。
かといって、今から取りに行くのも、と]
ヴィクトールは昨日、俺が見てたから、違う。
看病していたら、ついそのまま眠っていた。
[思い出す、眠りに落ちる時に感じたそっと触れるような感触。
あれは現実だったのだろうと思うけれど、問うことはしない。
大きな音に視線を向けていたが、ナイフももっていない今、下手に動く事は危険だと思えた]
[男はそれ以上広間に入ろうとはせず、
こちらを向くヴィクトールと距離を置いて向き合うかたち。
前髪の奥ではんぶんもやがかる視界に捉えた人物は、
男から見て”遠そう”であるがゆえに、選択肢のひとつになる。
品定めをするような視線が
ヴィクトールへと少しの間注がれた]
[そうしている間に広間にやってきたニキータの方へ幾人かの視線が向く。
同じように、視線を向けた]
一体上で、何を?
[声をかけたのは、知りたかったから。
彼への信用が、どこから来るのか。
それに、わからないのは彼に触れた時間が一番少ないから少しでも、と]
―広間―
[結局、聞かないふりをしても、皆の反応で分かってしまう事にはなるのだ。
必然表情は険しいものになる]
私も、信用からは程遠いと感じている。
[ぽつり、フィグネリアの言葉に同意をする。
当事者が現れれば、表情はより一層険しいものになった]
[村への不信感は
仔細を知っていたものへの不信感へとなる。
深い場所で何かが澱むような感覚を覚えた]
――…冗談じゃない。
[俯いたまま、ぽつと呟く]
[よそから掛かる声にヴィクトールから視線を外した。
少し反応が遅れるのは、やはり広間と人数が鬼門で]
…外に、出れるか 試した
[広間と廊下の境界線からぼそりと答える]
だめだった
[同じ様に視線を返す。
けれども、また、聲も]
タチアナは、未だで良い。
俺としては出来る限り、後にしたい。
[例え其れが、自身を窮地に導こうとも気にすることでは無いのだった]
………一番遠い人、か。
僕も、ニキータ、さんのことは
あまり良く知らなかったのだけれど、ね。
ヴィクトールさんの話を聞く限りだと、彼も
旅人って訳じゃないらしいけれど――。
[フィグネリアの言葉が聞こえ、ふとそんなことをごちていた。
月夜の湖畔に映る、何処か涼やかでうつくしく見えた人影と、
ゆらりと姿を現した今のニキータのすがたかたちは、
ベルナルトの瞳には、同じ一人の男として映ってはいなかった。]
[外に、その言葉に、人間くささを感じたのは確か。
誰が人狼なのかタチアナやイヴァンが言うように彼でないのなら、他に誰が――]
……。
[小さく首を振る]
物音が聞こえていたら直ぐに皆を起こしているさ。
[ヴィクトールの意図を知らぬまま声を返す。
ニキータの声が聞こえて、漸く、顔を上げた]
外……、ああ……。
[その言葉だけで納得できてしまうのは
イヴァンもまた外に出たいと思っていたから。
湖面に映るあの月が、酷く懐かしく思えた]
フィグネリアは、 ニキータ を投票先に選びました。
[ヴィクトールが前髪の奥の瞳を見たのなら、
彼の姿を映してなお、何も感慨を抱かぬ色で――]
[物音への問いかけには首を横に振るだけ]
[書物を読んで得た知識はまだ、あった。
人狼を見分ける存在。
そんな人間がいるということを、知っているけれど、口にはしない。
ここにいないかもしれない。
そんなこと、判りはしないのだ。
紅茶に口をつけながら、人々の様子を観察する。
外に行く、外に。
――出たとして、人狼は、その本能をおさえられるのだろうか。
疑問は、緩く流れていくだけ、答えはまとまらない]
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