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漁師 アーベル は、黒珊瑚亭 ユーディット を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、黒珊瑚亭 ユーディット、シスター ナターリエ、漁師 アーベル、画家 カルメン、刺繍工 ゲルダ、音楽家 ヘルムート、お子様 カヤ、孤児 ロミ、薬師 ゼルギウス、研究者 エーリッヒ、細工師 ユリアン の 11 名。
― 黒珊瑚亭 ―
……そんなん、言われても。
[団長からの説明に理解はしても、納得なんてできるわけがなかった。
あたしはきゅ、と唇を引き結んでうつむいた。]
― 黒珊瑚亭 ―
[アーベルと一緒だったか、はたまた追い越してしまったか。
宿屋には言われたとおり、ロミとナターリエの姿があり、
他にも知った姿や知らない姿がある中、二人の近くに寄って行った。
喋りかけたがその前に、ギュンターが喋りだしたので黙っておく。
が、終わればすぐに閉じた口は開かれた。]
……はぁ?
じんろーがこの中にいるから殺して調べろ?
ばっっっっっっっっっっっっっかじゃねーの!
じじー、ボケてんじゃねーのか!
おれとかロミとかナタねーとか、人狼なわけねーじゃん!
[憤慨したようにだんだん床を踏み鳴らしたら、宿屋の主人に睨まれた。]
お子様 カヤは、孤児 ロミ を能力(守る)の対象に選びました。
投票を委任します。
お子様 カヤは、シスター ナターリエ に投票を委任しました。
― 黒珊瑚亭 ―
[いつのまにか配られていたお茶に口をつける。
あたたかさとその香りに緊張が幾許かほぐれるようにある。
けれど重くのしかかる現実は変わらず]
――参ったな。
[小さく零してから黒珊瑚亭の看板娘へと向き直り]
ユーディット、部屋に空きはあるかい?
出来るなら、暫く部屋を借りたい。
[短く告げる用件。
溜息零す彼女にこれまでの日常の一幕に近いものを投げた]
[ヘルムートの名乗りにふっと目を細めた。
十年の月日に変化も当然のようにあるのだが]
ああ、やっぱりか。
面影が残ってたからもしやとは思ったけど。
――…おかえり、ヘルムート。
─ 黒珊瑚亭 ─
カ、カヤ君!
[声を荒げる>>1のを聞いて、困り顔になりながら慌てて制止を含んだ声を上げる。
叶うなら落ち着かせるためにカヤの両肩に手を置こうとするが、どうだったか]
― 黒珊瑚亭 ―
[ユリアン>>2の言葉が日常を思わせて、けれど、めったに泊まる事のない彼がいることもまた非日常の一つ]
あ、うん。
部屋、あるよ、用意、してくる。
[こくり、と頷き。
何もせず何も浮かばぬまま座っているよりはと、動ける事を見つけてほっとしたように笑みを零してユリアンにこたえた]
─ 黒珊瑚亭 ─
[焦点があったところでカップを手に取り、やや冷めたお茶を口にする。
気づいていなかったが、酷く喉が渇いていて、カップの中身はすぐに空になった]
……ど、しよっか、な。
[一度戻って、母に状況を説明するべきか否か。
どちらがいいのかの判断がつかず、眉を寄せる]
画家 カルメンが「時間を進める」を選択しました。
─ 回想/浜・漁師小屋付近 ─
お、カヤ。
うちはそんな被害なかったぜ。
親父達が出かけてくれてて良かったよ。
あの船小屋に入らないから、置いてたら間違い無く破損組だった。
[重い気分の要因が幾つも重なったせいで、浜から黒珊瑚亭へと戻る足取りは決して軽くなかったけれど。
駆けてくる少年>>1:230のいつもと変わらぬ元気の良さはそれを少なからず軽くしてくれて。
内心の安堵はそのまま表情に笑顔に表して、被害状況を教える。
続いて乞われた罠の指導はまた今度と告げた時はもっとごねるかとも思ったけれどそれは無く]
悪いな、暫くは後始末に追われそうだから。
時間できたら教えるから、それまで待ってな。
[軽く頭をぽんぽんと叩いた後、ふとさっき抱いた疑問を思い出して]
─ 回想/浜・漁師小屋付近 ─
そういやさ、聞いて良いか?
なんで落とし穴ばっか作るのか。
あぁいや、人狼を狙ってっていうのは解るんだけどさ。
捕まえたいのか退治したいのか、どっちなんだ?
[と、問いかける声は揶揄いの混じらぬものと少年に伝わったかどうか。
答えがあればまたそれに声を返し、答えられなかったならそれ以上は問うことはせず話題を移して。
自衛団長からの話を聞きに黒珊瑚亭に向かうと言ったこちらに対しての少年の言葉には、軽く肩を竦め]
何言ってんだか。
俺ほど真面目な男はそうそう居ないぞ。
ユリじゃあるまいし。
[しれっと友人を貶めつつ、笑ってカヤと別れようとした所でかけられた声>>1:232に表情は微か険を帯びた。
ロミとナターリエも来ると聞けば、本当に自衛団長は何を話す気だと不審を抱いたけれどこの場ではそれは口に出さず。
そして向かった先で、団長からの話を聞くこととなった*]
[黒珊瑚亭に食事に訪れる事はあっても
泊まる機会はあまりなく、指で数えられる程度の事。
ユーディットの快い返事に頷き]
ありがと。
助かるよ。
[彼女に浮かんだ笑みに、少しだけ安堵する]
刺繍工 ゲルダが「時間を進める」を選択しました。
シスター ナターリエは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
[背をなでられ、その手に抱かれながら]
ありがとう…
[返す聲>>は表の言葉に同じ感謝を示すもので、落ち着きを取り戻しながら]
うん、でも私も…、私だってユリアンお兄ちゃんと同じ、爪も牙も…、
力だって、私ちゃんと持ってるから……
[必要であれば振るう、それができるという意思表示、それが例え親しい間柄の人であっても]
音楽家 ヘルムートが「時間を進める」を選択しました。
こっちこそ、ありがと。
[ユリアン>>11に短く返して、二階へと向かう。
客室の一つへと向かいながら、小さくため息を零した。
気遣ってもらった気がしつつ、なれた仕事をしていれば少しは落ち着いて]
……考えるの、こわい、けどな……
[ぽつり、と呟き。
もとよりいつでも客が泊まれるようにしている部屋は寝具などをととのえただけですぐに入れるようになっている]
─ 黒珊瑚亭 ─
[暴れられても振り解かれない限りはカヤ>>10の肩に手を置いたままで。
団長の言うことがおかしいと言われても、肯定も否定も出来ずに居たのだが]
っ、カヤ君!
そんなことを言うものではありません!
[人狼に食われてしまえと叫んだことに対しては、強引にカヤを自分の方へと向かせ、視線を合わせて叱った]
[普段は上げない大きめの声に、自分で驚きハッと我に返り。
一度深呼吸をして呼吸を整える]
……ここに居る皆、団長さんの言うことが嘘であれば良いと思っています。
けれど、団長さんが断言する程に、人狼が居ると言う証拠があるのでしょう。
…私も、納得は出来ません。
この中から、選んで、 こ、ころせ など……!
[徐々に声が詰まり、発したくない言葉を絞り出すようにして口にした。
瞳も薄らと滲み始めている]
─ 黒珊瑚亭 ─
[カヤが叫ぶ声>>1は聞こえるも、ナターリエが宥める>>4方が落ち着くだろうと声はあえてかけず。
覚えた引っ掛かりから問いかけた男性の名を聞いて、驚きに目を瞠る。
言われてみれば何で解らなかったのかと思いながら、お帰りという声>>3に我に返って]
あー…悪い。
おかえりで、久しぶりだな、ヘル兄。
[そういったところで、もう一人見覚えのある男性が居たと視線を向けると丁度本人から名を教えられ>>15]
エーリッヒって…
ヘル兄もエーリも、よりによってこんなときに帰ってきちまうなんて。
…運が悪いにも、程があんだろ。
[こんな事を言っても仕方ないかもしれないが、再会を喜ぶに喜べないと表情を曇らせた]
漁師 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
殺させなど、しません…!
[カヤと話をしながら、瞳滲むも厭わず発される聲。
それは人を護るを意味せず、人ならざるものを護るを意味する。
人狼の護りたれと育てられてきたナターリエにとって、それを防げないことは自らが死ぬよりも避けねばならぬこと]
えぇ、ロミちゃんも立派な人狼ですもの。
生きるために、為すべきことを為しましょう。
[はきとした意思表示>>*0を認める言葉を紡ぎ、柔らかくも決意に帯びた聲を向ける]
カヤ、君?
[カヤ君が怒鳴る声>>1に、ナターリエお姉ちゃんが困った顔をしてとめようとしている姿が見える。
そんな様子とカヤ君の言葉は自分やナターリエお姉ちゃんを信じてくれる言葉で、少しばかり嬉しそうにしながら]
カヤ君、嬉いけど、でも、
ギュンターおじちゃんは……、冗談とか嘘でこんなこと言わないし…
[さらに大声でギュンターおじちゃんに対して食われちまえと、その言葉>>10に少しの間何も言えずに一度立ち尽くしてから]
……っ
[何かを言うより前に、ナターリエお姉ちゃんがカヤ君を叱っていて>>19、
続いた言葉>>20を聞くとやはり黙って俯いてしまった]
─ 黒珊瑚亭 ─
そこが一番辛いところだね。
[知っている人ばっかり>23というのが聞こえて、カルメンの方を見た。困惑よりも心配の表情に変わっていた]
シスターも、落ち着いて。
いや落ち着けるような状況ではないと思いますが、今ここで何かを考えようとしても空回りするだけでしょう。
[声を詰まらせている人にも、出来るだけ冷静に話しかける。
冷静であろうとすることで自分の混乱を抑えているのが、胸から離した後は握り締められたままの左手に現れていた]
[俯きながら、届いた聲に返すように]
ギュンターおじちゃんは、本気で、殺すつもりなんだよね……。
[なら、邪魔者を排除するのならば、自分よりも経験も歳も上の仲間もそう思うならば…、
殺すしかない
そうしなければ、自分たちの身が危ないから]
カヤ君の言葉通りになったの知ったら…どう思うのかな…?
[狼としての意思は見せることはしたけども、人としての意識は、親しい友人である、カヤ君のことを気にはしていた。
それはもうギュンターを殺すことを確定している、その上での心配だったけども]
─ 黒珊瑚亭 ─
そっか、神学校行くよりやりたいことできたんだな。
まぁ、此処に集められたってとこで運が悪いのはお互い様だし。
[肩を竦めるヘルムート>>24に声を返した後。
彼のようにシスターを宥める>>30ことも、ユリアン>>18のようにカヤを子供だと思うことはできなかった。
ユリアンの呟き>>31で我に返ってから、自分が今口に出した内容を思い返す。
少なくとも、少年と少女に聞かせる話ではなかったと、口を押さえて]
…悪い。
ちっと、頭冷やしてくるわ。
おやっさん、暫くあの部屋借りるな。
[誰の顔も見ぬまま店主に声を投げると、二階へ向かう。
ゼルギウスが出ていったことにも気付く余裕は無く、上がった先でその場にしゃがみこんだ]
殺し合わせる心算なのは確定だろうな。
結社の証をみせた以上、決定が覆る事はないだろ。
[同胞の聲に密やかな肯定を落とし]
――――……。
さあ、どう思うだろうな。
子供ならば、疑われ難い可能性もあるが。
[アーベルが口を押さえるをみれば
状況と発した言葉が与える影響まで思考が及んだと推測できた]
――気にするなよ。
この状況なら現実を知るのも必要な事だ。
[少なくとも集められた者は容疑者であると知る。
子供であろうとそれは変わらない。
ギュンターのいう力がそう示したのだから
仕方ないと何処かで思う気持ちもあった]
[部屋をととのえながらエーリッヒと視線があったことを思い返す。
結局なにも言葉を交わさぬままで]
……せっかく、帰ってきたのになあ……
[しばらく見なかった顔をみてなつかしがっていた父を思いため息を一つ。
それから部屋の外にでて――]
っ
[びっくりして足を止めた。
しゃがみこんでいるアーベルを見やり]
アーベル……?
[そ、と声をかける]
─ 黒珊瑚亭 ─
[駄々を捏ねるカヤの言い分が分かるからこそ、説得の言葉を発するに悩んで。
言いあぐねる間にカヤに指摘されたこと>>32やヘルムートからの言葉>>30が耳に入り、はた、と我に返る]
ご、ごめんなさい……。
[カヤに視線を合わせる姿勢から立ち上がり、彼に背を向けながら右手を目元へと動かした。
子供達に泣くところは見せまいとした心理からのこと。
瞳を閉じれば滲んだ雫が珠となり睫毛を濡らして。
それを抑えるようにして指で雫を拭い取る]
……すみません、教会に、 戻ります…。
[冷静に居られる気がしなくて、一番心を落ち着けられるであろう聖堂に向かおうと出入り口の扉へと向かう。
ロミとカヤのことは頭にあったけれど、共にとは紡げず、ただ足ばかりが動いた]
/*
霊能は、発見しなくても追いかけ描写から繋げてCO、という荒業もきくから、やりたい人いるなら優先してもいい、っていうのがあるのよねぇ。
だから、様子見してたんだけど。
やりたいなら1時間すぎても表明ない、ってことないよね。
……と、判じたので希望に切り替え。
にしても、今回も赤組さん、頑張ってらっしゃるわぁ……。
……カヤ君を、味方に付けられないかしら。
[ロミとユリアンの聲を聞きながら、思いつくことを口にする]
疑われ難いなら、それを利用してしまうの。
カヤ君は人狼を捕まえようと、倒そうとしているのですし───
[紡ぐ内容は聖職者らしからぬもの。
けれどそれを厭うことはない。
優先順位など、当の昔に決まっているのだから]
― 黒珊瑚亭 ―
[どうしたらいいのか、なにをしたらいいのか。
あたしはわからなくて。]
御伽噺、のままでいいのに……。
変わらないままで…。
[いつまでも、穏やかな日々が続くと思っていた。
あたしは、こんな変化なんか望んじゃいない。
いつの間にか、あたしの視線は床に落ちていた。]
─ 黒珊瑚亭 ─
それは俺も同じ。
何をどうすればいいのかなんて、てんで浮かんでこない。
[近づいてきたカルメンに、どうした?と首を傾げて]
ああ、今は大丈夫だよ。
こんな話になるとは思わなかったから、緊張していたけどね。
[近寄ってきたカルメンの視線が握りっぱなしの左手に注がれていることに気がつくと、若干震わせながら手を開いてみせた]
漁師 アーベルは、音楽家 ヘルムート を投票先に選びました。
漁師 アーベルは、細工師 ユリアン を能力(占う)の対象に選びました。
/*
とりあえず忘れん内に今んとこ票入れる&占うつもりのとこセットしとこう。
ちなみにデフォ投票はカヤで占いはゲルダでした。
結社員、か。
なら、――…力についても詳しいか。
[ぽつ、と独り言ちる。
確かめたい事は浮かぶが覚悟を聞いたばかりの団長と
向き合うにはもう少しだけ時間が必要に思えた。
アーベルの言葉が、過る]
……。
アーベルこそ、大丈夫なのかよ。
[階上に繋がる階段を見詰めて、深い息を吐いた**]
― 黒珊瑚亭 ―
うん、12年だから、ね…。
分からなかったのはお互い様、か。
連絡できなくて、すまない。
[ユリアンとは確か同い年だったか。
破顔する彼>>26に、つられるように頬を綻ばせるも、
男前と呟かれれば、え?とびっくりした様子で瞳を瞠り]
はは、ユリアンこそ、少し逞しくなったような?
[記憶の中の子どもの彼と目の前を比べて、
何処となく羨むような声で小首を傾げ]
ありがとう…。
ただいまって、笑顔で言えたら、どんなによかったか。
[おかえりに言葉に小さく微笑んでから。難儀だという呟きに、
…そうだね、と重い口調で頷いて、再び瞳を翳らせた]
― 黒珊瑚亭/二階廊下 ―
――大丈夫? 気分でもわるくなった?
[名前を呼んでも顔をあげないアーベル>>40にあわてて近づく。
顔を覗き込むように傍らに膝をついた。
二階へと上がってしまっていたから、カヤへ向けたアーベルの言葉は知らぬまま、知っていたとしても態度は変わらぬだろうけれど]
…おれ、外いってくる。
[とりあえずここには居たくない気持ちが膨らんで。
そう言うと宿屋を出て行った。
空腹がすっかりどこかに飛んでって。
足は教会ではなく、違うところに向かっていたが。]
─ 黒珊瑚亭・二階廊下 ─
[ユリアンに言葉を返せなかったと同じく。
自分の言葉に対してのカヤの返事>>45にも、声を返す事は出来なかった。
自分自身も集められた中に人狼がいるなんて信じたくないのに、口を開けばまた少年を追い詰める言葉が出てしまいそうだったから。
階下から友に案じられている>>43事も大体予想は出来ていたけれど、今はただ自分の感情を抑えるだけで精一杯で]
…悪ぃ、ちょっと。
自己嫌悪とか、苛つきとかで、身動きとれねー、だけ。
[早まり、すぐ傍で止まった足音>>47にユーディットが近付いてきた事を知るも、顔は上げられなくて。
ただいつもよりも力無く、素直に答えを返した]
― 黒珊瑚亭 ―
エリお兄、か…。
まだ、そう呼んでくれるんだね。
えーと、カルは綺麗になってて、びっくりしたよ。
[カルメンの呼びかけに、小さく頷いて。
記憶の中では少年っぽかったような気のする彼女が、
すっかり女性らしくなっていることに、
老人>1:62に確認してもらっていた とはいえ、
改めて、微かに戸惑ったような表情を浮かべる]
……知らない人ならいい、というものでもないとは思うけれど、
知ってる人ばかりは、つらいね…。
[カルメンの言葉に滲む感情は察せられて。
同じく、嘆息しそうになるのを堪える]
[己の身を第一に。
身を挺してでもと考えるナターリエにとって、ユリアンの言葉は相反するものとなってしまうのだけれど]
では、やってみますね。
[それについては是も否も紡がず、提案に否がない部分だけを受けて聲を返した]
─ →教会・聖堂 ─
[目元の雫を指先で押さえ拭いながら、教会へと辿り着き聖堂の中へと入る。
そこに神父は居らず、静かな空間にあるのはナターリエの姿のみ。
祭壇の前まで歩み寄ると、跪き両手を組んで祈りの形を作った]
主よ……。
皆必死に生きておりますのに、如何して斯様に過酷な試練をお与えになるのですか…。
まだ幼き子も居ます…。
あぁ、主よ。
我らに寛大なる慈悲を────
[祭壇の前で捧げる祈り。
誰も居ない空間で紡がれる声は、痛ましさを載せ反響していた**]
[生きるために人を食らう必要があるだけで虐げられる境遇は、人狼にとって理不尽以外のなにものでもなく。
それを援くナターリエにとっても許容出来ぬことであった。
故に人のためではなく、人狼のために祈りは捧げられる───**]
/*
そう言えばヘルムートがしのたかさんに見えたとか言ってたのに、何故めいさんだと思ったのか。
そしてめいさんはアーベルの可能性出てきた今日の昼。
……もしかするとなであさんがカヤの可能性…!
[センサーは随時故障中です]
― 黒珊瑚亭/二階廊下 ―
そ、か……
あんな、話もあったし、みんな、混乱してる、し。
[ナニがあったかはしらないけれど、素直な答え>>51に緩く瞬き。
苛つく気持ちもわからなくはない。
何故と怯える思いは転じれば苛つきと同じになるだろうから]
部屋もどるなら、肩かそうか?
[無理に顔を覗き込もうとはしないまま、といかける]
─ 黒珊瑚亭・食堂 ─
俺も少し外の空気を吸ってこよう。
カルは家に戻る?
[それなら途中まで一緒できるかと、誘うように聞いた**]
― 黒珊瑚亭/二階廊下 ―
カヤかあ……あの子思った事そのまま言っちゃうし。
しかたない、よ……あとで、謝ればいいって。
[あのいたずらっ子に、ときけば緩く瞬き。
思ったことをそのまま言う少年を思えばなにかきっかけがあったのだろうとは思う。
それを悔やんでいる様子に深くは追求しないまま。
珍しく頼られて小さく笑った]
ん、いーよ。
無理して倒れられたら、いやだし。
[顔をあげたアーベル>>56に、出来る限り何時もどおりに頷いて。
はい、と手を差し伸べた]
─ 黒珊瑚亭・食堂 ─
[受け入れられるはずがない。>>57
確かにその通りだから、そだね、と頷いた。
大丈夫だから、と言葉を重ねられれば、それ以上はこちらも言えず、わかった、と返して]
……知らないところで、っていうのも、辛いけど。
どっちもどっち、かなぁ。
[引き合いに出したのが、知らぬ間に起きた父の事故死であるのは伝わるか。
困ったように眉を寄せたのは束の間。
誘うような問い>>58に、ひとつ瞬いて]
……うん。一度戻って、母さんに話、しないと。
[どう説明すればいいかは定まらないものの、何も伝えないわけにもいかないだろうから、頷いて]
クラニア、行くよぉ。
[いつものように白猫を呼び、ヘルムートと共に外に出た]
─ 黒珊瑚亭・二階廊下 ─
…聞いてくれりゃーいーけどな。
[謝ればいい>>59と言われて、弱く苦笑する。
自衛団長の姿に亡き祖父が重なって、だからこそ推測される思考に腹を立て結果少年に当たったなんて、情けないにも程があって。
けれど、それ以上弱音は流石に吐くことは堪え]
…ばーか。
そこまでガキじゃねーよ。
[いつもの調子を少し取り戻しながらも、差し伸べられた手は素直に取る。
少女の手を借り立ち上がると、部屋へと向かい歩き始めて。
ふと、話があるなら詰所に来いと言っていた自衛団長の言葉を思い出し]
爺様も、死んで責任を取りたいとか思ってたりしたら。
一発、殴ってやる。
[そう、口の中で零した呟きはユーディットの耳にまで届くか届かないか位の小さなもの**]
― 黒珊瑚亭/二階 ―
あー……まあそこは誠心誠意、がんばれ?
[弱音に苦笑を返し。
いつもどおりな様子にほっと息をつく。
立ち上がる際に繋いだ手は離れる事がないのならそのまま、アーベルに用意した部屋へと向かい]
――……団長はほら、つよいし。
[多分大丈夫じゃないかなあとか、聞こえた言葉に軽く答え。
アーベルの部屋に前で別れる]
なんか欲しいものとかあったらすぐ呼んでね。
[そう声をかけて階段を下りて往き]
― 黒珊瑚亭 ―
[食堂でまっていたユリアンの傍へと向かう]
ユリアン、おまたせ。
部屋は5号室だよ。
[階上を気にしていた様子にゆるりと瞬き]
アーベルならすこし休むみたい。
[そんなことを告げて。
そしてユーディットはその日は結局外に出ないままだった**]
[外に出て、一つ、深呼吸をする。
村の者には既に話が伝わっているのか、歩く途中に向けられる視線には様々な色が伺えた]
……そういえばねぇ、覚えてる?
むかーし、森で見つけた、ちっちゃな木苺の木。
今じゃ、すごい茂みになってるんだよ。
[その視線から感じる非日常を振り切るように口にするのは、昨日話そうと思っていた10年前とのささやかな違いの話]
昔の遊び場、結構残ってるんだよね。
ぼくも、4年前に帰ってきて、びっくりしたなぁ。
[そんな、他愛ないといえば他愛ない事を話しつつ。
けれど、島を離れていた間の事は口にはしない。
話せる事がないわけではない、けれど。
話したくない事の方が多いのも事実だから]
─ →自宅 ─
[二人と一匹、並んで歩いた距離はどれほどか。
話題が途切れる頃、またね、と笑って道を違える。
浮かべた笑みは、もしかしたらぎこちないものだったかも知れないが、自分では確かめる事もできず。
足早に家に戻れば、出迎えるのは不安げな母の顔。
人狼の容疑がかけられている、という話は、既に伝えられていたらしい]
うん……なんでか、そういう事になっちゃってるみたい。
これから、どうなるか、わかんないけど……ぼく、明日から、向こうに泊まりこむね。
[大丈夫なの、と。
向けられる問いに浮かべるのは、困ったような笑み]
わかんないけど……毎日歩いて通うの、ちょっと、辛いし。
[帰り道に向けられていた視線は、どこか痛く思えていたから。
毎日、あれに晒されるのは、さすがに辛い]
……ん、大丈夫。大丈夫だよ、母さん。
[ちゃんと帰ってくるから、とは、さすがに言い切れなかったけれど。
それでも、笑みを浮かべて、そう言いきる事はできた]
カヤ君を仲間に……
[仲間にといっても、直接何かをさせる必要があるわけでもないし、
なにより殺さないで済むようになる相手が少なくなるのなら、それに越したことはない]
うん、できたら…、そうなると嬉しいかな?
[ただ、自分の正体を知ったとき、彼がどう思うのか…、
それはちょっと怖くはあったけど]
あ、ナターリエお姉ちゃん……。
うん、気をつけて、ね?
[何を気をつければいいのか自分でもよくわからない、
漠然とした不安みたいななにかを感じるままに口にした言葉だった。
ナターリエの姿を見送った]
― 外 ―
[宿屋を出てからも、ささくれだった心は収まらない。
そこらにある石を蹴っとばして道の向こうに追いやったら、
道行く人に嫌な顔をされて、さらに腹が立った。]
…ちっくしょーじじーめ。
詰め所の前に穴あけてやる。
[と言うが早いが、教会に戻ると
スコップもって、詰め所の裏口に穴を開け始めた。
途中で気づいて大目玉を喰らい、結果穴は完成しなかったのだが**]
私はどうしよう……
[他のそれぞれの思う場所に向かう人も見送ったりしながら、
カヤ君を追いかける気分にも、ナターリエお姉ちゃんが帰った教会にも、すぐにという気分ではなく。
いろいろと迷った様子でしばらくは黒珊瑚亭に*残っていた*]
─ 翌朝 ─
[その日は一日、母の傍について過ごし。
数日分の着替えとスケッチブックに画材を持って家を出たのは翌朝の事。
余り早くに押しかけても迷惑か、とは思ったのだが、人通りが増えてから移動するのは何となく嫌で、早目の時間を選んでいた]
……はぁ。滅入るわぁ。
こんな時間に歩くとか、もう二度とないと思ってたのにぃ。
[そんな愚痴めいた呟きを漏らしつつ、通りを抜けて。
広場に差し掛かった時──不意に、視界が霞んだ]
……っ!? やだ、こんな時に……!
[いつになく強い霞は眩暈も伴い、しばし、近くの建物に寄りかかって鎮まるのを待つ。
只ならぬ様子に、白猫が案ずるように鳴いた]
ん……へーき、クラニア……。
[それに短く返して顔を上げて。そこで、視界の異変に気づいた]
……なに、これ。
[色が、ない。
見るもの全てが、灰色に染まっている。
突然の事に何度か目を擦るが、状況は変わらない。
呆然としていると、目の前に白い炎のようなものが閃いた。
それは目の前で数度揺らめいた後、誘うようにふわり、と飛んでいく]
……呼んでる……の?
[根拠はないが、そんな気がして。
導かれるように、その後を追って行き──]
─ 翌朝/自衛団詰所裏路地 ─
……え?
[踏み込んだ裏路地は、やはり、灰色に見えた。
けれど、そこに座り込む人の姿は、いつもと変わらないように見えた]
……ギュンターのお爺ちゃん?
[呼びかけるけれど、返事はない。
灰色の視界の中、唯一色鮮やかにあるその姿はぴくりとも動かない]
お爺ちゃん、どしたの? こんなとこに座ってたら……。
[風邪引くよ、と。呼びかけながら近づく足元で、何か、跳ねた気がした]
……?
[瞬き一つ。下を見る。目に入ったのは──あかい何か。
灰色の視界の中で、それは妙に冴え冴えとして見えた]
……なに、これ。
お爺ちゃん?
[声が喉に引っかかる。
これ以上見てはいけない、という警鐘と、見るのが自分の務めだ、という何かの声と。
相反する二つの何かが自分の中でせめぎあい──身体を動かしたのは、後者。
壁にもたれ、手足を伸ばして座るギュンターの傍らに膝を突き、その顔を覗き込んで──息をのんだ]
……ゃ……なに、こ、れ。
[最初に目に入ったのは、裂かれた喉。
ゆっくり視線をさげたなら、目に入るのは──赤黒い、空洞で]
や……やぁだぁ……。
[それが何を意味しているのか。
理性ではなく、感覚が認識する。
死んでいる、殺されている──喰らわれている、と何かが囁いて]
[認識が、繋がった瞬間]
……いやあああああああっ!!!!!
[最初に口をついたのは、悲鳴。
路地に響く甲高いそれが呼んだか、それとも血の匂いに気づいたのか、自衛団員や通りすがりの村人たちが集まってくる。
何があった、と問う声はきこえたけれど、答える事はできなかった]
なんで……なんでぇっ……!
[口をついた、今にも泣きそうな叫びはこの状況に対するものと。
人の死に気づいた自分自身への疑問の声。
案ずるように鳴く白猫の声も、今は耳に届かない。**]
/*
[時計を見た]
[ptを見た]
[……わらっておいたw]
まあ、明日までお休みだからできる技だわねぇ。
昼間は動かないだろうし、午前中しっかり寝ておけばきっと大丈夫。
それにしても、うん。
ちょっと描写のキレ、落ちてるわあ……。
[いいから寝ましょうね、ねこ]
― 昨日/黒珊瑚亭 ―
ヘルと一緒なら大丈夫だろうけれど、気をつけるんだよ。
[何に気をつけろというのか、自分でも定かでないまま、
ヘルムートと一緒に外へ向かうカルメンにそう告げて。
ヘルムートの昨晩の気がかり>> 1:198と
先程からの何処かつらそうな様子を思い出せば]
…ヘル、お前も。
[案じる言葉をそっと付け加え、二人を見送ったのだったか]
研究者 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
― 昨日/黒珊瑚亭 ―
………?
[それからどのくらい後のことだったか。修道女と共に来たと
記憶している少女が、まだ一人で黒珊瑚亭に残っていれば>>70]
こんにちは、お嬢さん。
ロミ、だったかな。一人でどうしたの?
[どこか所在なげな様子の彼女に、
少し心配そうな表情で、
片膝をついて目線を合わせるようにして、声を掛ける]
一緒に来ていた、あのシスター
ええと…ナタネー? ナターリエ?が、
そろそろ心配してはいないかな。
[二人の子どもがシスターを何と呼んでいたか、記憶を探り。
あまり一人でいない方がいいのでは、と案じる様子で小首を傾げる。少女が話てくれるようなら、幾らか言葉を*交わしただろうか*]
[どことなく羨むようなエーリッヒの声。
何を思うか気づかぬまま、ほんのすこし首を傾いだ]
そうだなぁ。
[笑顔で言葉交わせる空気でないのは確か。
自衛団長から提示された対策と覚悟を思い
苦さのまじる表情が一瞬過る]
――――……。
[眸翳る気配に片眉が微か動く。
あまり思い詰めるな、と、
そんな言葉を掛けるが精一杯だった]
[部屋を確認するため階上にゆく]
五号室、と。
[廊下で視線彷徨わせるようにしてあれば
目的の部屋はすぐに見つかった。
扉を開き、整えられた室内を見渡す]
よそに泊まるのは久しぶりだな。
[相談があるからと既知に誘われ客室を訪れる事もあったが
自分から泊まりにくることは殆ど無かった。
三年前、父を亡くした数日後、ふらり黒珊瑚亭を訪れて
ユーディットに部屋を頼んだのが最後だったかもしれない。
直後は母親の傍についていたものの、
どうにもやりきれぬ思いで一人の時間を必要とし、そうした]
― 昨夜/黒珊瑚亭 ―
あれ、ロミ。
エーリッヒさんも、どうしたんですか。
[ロミに話しかけているエーリッヒ>>81を見やり。
置いていかれたらしいことをきいて]
ロミが教会に戻りたくないならおねえちゃんとこに泊まっていく?
お部屋は空いているよ?
[帰ると言うのなら、送るのは誰かにまかせるつもりだけれど。
そんな声をかけてからゲルダへと視線を向け]
ゲルダも、泊まっていく?
[そんな風に問いかけた。
それからあとは一階奥にある自室へと引き上げる]
……あー。
なんでこんな時に思い出すかな。
[苦笑を浮かべ男は独り言ちる。
記憶と共に沈んでいた心まで蘇るようだった]
俺もまだまだってことか。
[トン、トン、と胸のつかえを落とすように拳で軽く叩く。
気分を返る為に客室の寝台へと歩み寄り
ピンとはられたシーツの表面に指先を触れさせた。
つ、となぞるよう動かせばなめらかに滑る感触]
しっかり客扱いだな。
俺相手なんだからユーディットも手を抜けばいいのに。
もう立派な看板娘かぁ。
[月日が経つのは早い、と年寄りじみた呟きが漏れた]
― 初日/自宅 ―
[それから着替えなどの荷物を取りに戻った。
母親は自衛団に呼ばれた理由を気にしていたが]
……ちょっと、ね。
暫く黒珊瑚亭で寝泊まりしようと思うから
戸締りだけはしっかり、それから、店は開けなくていいから。
休みと思ってゆっくり過ごして。
[いたわるような響きで母親に言葉を掛ける。
必要と思えるものを大きめの鞄に詰め込んだ。
其処には作りかけの作品を含め仕事道具もおさめられた]
― 初日/黒珊瑚亭 ―
[借りている五号室に荷物を運びこむ。
机が汚れぬよう厚手の布を敷いてそれから仕事道具を並べた]
これでよし。
[満足げに一つ頷く。
暫く机に向かい珊瑚を研磨していたが
頃合いをみて食堂におり、黒珊瑚亭自慢の料理に舌鼓をうった**]
[ユリアンから受け取った代金はいつもの場所に仕舞いこみ。
彼が泊まるのは三年ぶりか、と上を見上げた。
あの時はシーツにしわが寄ってたりしたけれどそれには何もいわれず。
それから父親ととくに会話もせぬまま、その日は終わって]
― 翌朝 ―
[いつもどおりの時間に目覚める。
朝食を用意する父親を手伝いながら降りてきた人たちへと食事をわたし]
え……
[団長が殺された、との声が宿に届く頃。
驚いたように手を止めて、外の様子を見に行こうとした**]
― 未明 ―
[前夜には見えなかった月が空に煌々と輝いていた。
月と同じ毛色の獣はひっそりと宿を抜け出し詰所に向かう]
――狩りに往く。
[短く仲間にそれを告げる頃には目的地は目前。
朱金の双眸が明かり灯る詰所を見据える。
クン、と一つ鼻を鳴らすのは獲物の所在を知る為。
詰所からギュンターの匂いと気配は感じ取れない]
見回りの時間、か?
[独り言ちて再び鼻を鳴らす。
じ、と見つめるような月明かりを一瞥してから
獣は物陰に隠れるようにして詰所の裏手に向かった]
[裏路地で身を潜めていれば遠くから此方に近づく足音が聞こえた。
ギュンターのものであろうことは獣の耳と鼻が教えてくれる。
覚悟を決めた自衛団長。
彼が一人で見回りにゆく理由は――]
他の団員に危険が及ぶを避けるため、か。
立派なものだな。
さすが――…、……。
[団員にも島民にも慕われ信頼される男の在り方に
自然と感心するような響きが漏れる]
けど、脅威を見過ごす事は出来ない。
覚悟決めてるなら、上等だ。
[言葉にして獣は自らを鼓舞する]
[路地に転がる小石を口に咥え、ギュンターのいる通りの方に投げる。
小さな音を立てて転がる小石に団長が気付くのは必然。
誰かいるのか、とそんな声が聞こえてきたが返事はしなかった。
代わりにゆらりと豊かな毛並みの月色の尾を振る。
ギュンターには見えぬながらも、何か動く気配のみは伝わるだろう]
――……。
[あと少し。あと一歩。
距離をはかりながら獲物の訪れを月色の獣は待った。
団長の警戒も強くなり身構える姿が朱金の眸に映り込む]
月が綺麗だね、団長殿。
[あえて人の言葉で語りかけ月色の獣は団長の前に姿を現した。
気付くと同時に姿勢を低くして獲物の横をすり抜け背後をとった]
なんだ、手加減してくれるの?
[揶揄るように言いながら、自衛団長の両足の筋を鋭い爪で引き裂く。
断たれた腱、足の自由は無慈悲に奪われた。
団長の口からは痛みに堪えるような呻きに似た音が漏れた。
獣はくつと喉を鳴らす]
それとも油断したのかな。
[よろけ、路地の壁に自衛団長は背を預けていた。
獣は一気に距離を詰めて前足をその壁につく]
[獣の朱金の眸と団長の目の高さは同じとなった。
に、と大きく避けた獣の口が笑みを湛える]
アンタの事嫌いじゃないよ。
むしろ、尊敬してたかな。
[ユリアンの声がそれを語る]
でも、俺は獣で、結社とは分かり合えない。
共存なんてできないって示したのはアンタだもんな。
[人狼への対策を容疑者に伝えた団長を見据えたまま首を傾ける。
す、と細くなる朱金は空に浮かぶ三日月を思わせた]
さよならだ。
俺はアンタに狩られるより狩る事を選んだから。
[まるで口付けるような動きで、
獣は獲物の喉笛を食い破る]
[むっとむせ返るような血の芳香が広がる。
口腔に広がる甘美なる血の味に朱金は愉悦を湛えた。
ひゅ、と、団長の喉から漏れた音は彼が奏でる最後の音色。
ずるずると壁を伝い重力に従い獲物は座る姿勢をとっていた]
人を食らっても生きていたい。
獣におちたといわれようとも、俺は生きたいんだ。
[月色の獣は死者を前に生を語る。
壁についていた前足をゆっくりと地に下ろした]
終わった。
獲物は詰所の裏にある路地に。
腹が減ってるなら、来ると良い。
[短く仲間に狩りの終わりを告げる。
そうしてギュンターの胸部を服ごと引き裂き
邪魔な骨を力任せに折って心の臓を咥え取り出した。
ぽっかりと赤黒い虚ろが口を開けるようにある。
腹を裂き食い尽くさんばかりの勢いで
ギュンターの臓腑は獣の胃袋に送り込まれてゆく。
食餌が終わる頃には月色の毛並みが所々紅色に染まっていた。
雲に隠れていた月が再び姿を現す。
月明かりが降り注ぐ中、獣は月色の尾をゆらり、揺らした**]
/*
さすが平日、って感じねぇ。
さて、どうしましょ。
団員さんに連れられて宿移動のフラグ建てておいた方が、展開的にはスムーズかしら。
にしても、吊り先見えないわあ……あと、占い師どーこー。
─ 翌朝/自衛団詰所裏路地 ─
[何が起きたかわからない。
否、わかっている。けれど、認めたくない。
崩れ去った日常を前に、そんな思いがぐるぐると回る。
自衛団員が交わす怒号が耳に届く。
けれど、意味のある言葉としては、入ってきてくれない。
どうしよう、どうすれば。
そんな思いを打ち破ったのは、肩を揺すられる感触と、ここから離れるように、と促す誰かの声。
黒珊瑚亭で待機しているように、と指示を出しているのは、自衛団の副団長だったかしら、と。
そんな事をぼんやり考えながら、促されるままに立ち上がる]
……ぁ。
[立ち上がる途中、再び視界に入る亡骸の周りに、白い色の何かが見えた、と。
思った直後にそれは消え失せ──入れ代わるように、灰色だった視界に色が戻る。
目まぐるしい変化、その意を考える暇も、座り込む事で汚れたスカートを気にする余裕もないまま。
促されるままに、黒珊瑚亭へ向けて歩き出した。**]
/*
ぅぅ。
今の削除は痛恨だわ……51pt。
とりあえず、自己回収して移動だけはしておかないと。
今のペースだと、情報回してる間に更新、もあるある過ぎて……ね。
― 広場 ―
[黒珊瑚亭からでて、きいた現場のほうへと向かおうとした。
そのころ、ちょうどこちらへと向かっていたカルメン>>93をみつけて]
あ、カルメン。
団長が、殺された、って……
[知ってる?ときこうとして。
どこかぼんやりとしたように見える彼女に首をかしげた]
/*
前の描写に、付き添い団員さんがいた事を書き忘れていたの巻。
そしてこのスピードで大丈夫なの、大丈夫なの、とひやひやしているぼくがいるわぁ。
― 前日/自宅 ―
[閉ざした扉を背に、一人深く息を吐き出した。
黒珊瑚亭から此処に至る迄の視線は遠く、痛く。
既に話が伝わっている故に理解できない事では無かったが、
其れでも歳を感じつつある肩には酷く重かった]
[籠は机に置き、家の更に奥に進む。
広くは無い居住スペースの片隅にある寝台へ身を投げ出した。
昨夜休めなかった身体は疲れを訴えて居たが、
自衛団長の話に冴えた意識は眠りを拒む]
……無理か。
[眠るのは諦めて瞼を下ろす。
眠れなくても、唯、休息が欲しかった]
[瞼の裏にひらり舞うのは島に来てからの日々。
様々な景色の中に、今日集められた彼らが映り込む]
[考えたくは無かった。彼らの誰かが、など]
[何時から、など]
[人狼][遠くの村で][沢山の犠牲が][結社の]
[嗚呼]
……思い、出せない
[混乱する。混濁する。
他の力とは、何だっただろうか]
― 前日/自宅 ―
[目を閉ざし、けれど思考は揺蕩う合間。
時折戸を叩く音に瞼を押し上げる]
……如何した?
[荒れた翌日は怪我人が多い。
自宅に戻ったのは、其れ故に訪う人も多かろうと思ったのだが。
……常の嵐の後より、薬の減りが遅い]
[予想は出来て居た。
お伽噺では無かった現実の恐怖に近付きたくは無いだろう。
其れが例え、疑惑の中の一人と云うだけであっても]
……水は、急がなくても良さそうだ。
[浜に出た一時で水は目減りして居たが、
帰宅した後の訪問の回数からそう判断する。
嵐の後の森は常よりも危険が伴う。行かぬなら其れが良い]
― 前日/自宅 ―
[其れが良い、けれど]
……
[吐き出す呼気は何度目か。
彷徨った紅玉は、瓶の下の紙に留まって]
……書き直すか。
[乱雑な走り書きに眉根を寄せた後に、
新たな紙とインクを引き出した**]
─ 未明 ─
……はい、行ってらっしゃいませ。
[聖堂の中、聞こえた仲間の聲>>*12に静かに返す。
仕損じることはないだろうという信頼から外に出ることは無かった。
ただ静かに、祈りを捧げながら彼の齎す結果を待つ]
[生を望むは皆同じ。
どうして人狼ばかりが虐げられねばならぬのか。
人とて、生き物を殺し、食していると言うのに。
人狼は、その対象がただ、人だっただけのこと]
ご苦労様です。
お気をつけてお戻りくださいましね。
[事の終わり>>*18を伝えられたなら、いつもの声色でそう返して。
ロミが同伴を求めるのであれば外にも出るが、そうでないならば聖堂に籠もったまま。
ナターリエは祈りを捧げ夜を過ごす]
─ 翌朝/教会・聖堂 ─
[祈りは祭壇の前で一晩中捧げられ、天井近くにはめられたステンドグラスから光が差し込み始める]
──── あぁ、主よ。
[紡がれる声はやや疲れを含んでいたが、どこか晴れ晴れとしたような色も乗り。
ナターリエは伏していた顔をようやく上げた]
─ 翌朝/→自衛団詰所傍 ─
[折っていた膝を伸ばし、服を軽く払って。
新鮮な空気を吸うために教会の外へと向かう。
空は光を降り注ぎながらも、時折雲が流れ光を遮り。
遠くには暗雲が流れ行くのも見えた。
天候は、しばらく安定しないのかもしれない]
……?
[外に出ると広場の方が騒がしい。
気になり恐る恐る広場へと近付いて行くと、集まって居た人達から警戒するような視線を向けられた。
その視線に気付いたが、騒ぎの方が気になり声をかける]
あの。
一体、何が…?
[声をかけた数名は関わりたくないと言うように逃げて行き、結局、答えてくれたのは自衛団員の1人だった。
ようやく得られた問いの答えに小さく息を飲む]
じん、ろう…。
団長さんが、です、 か。
[紡ぐ声が震えた。
それと同時、団長に対して「人狼に食われてしまえば良い」と言ったカヤのことを思い出す]
……違う…あの子では……。
…いえ、なんでも、ありません。
……黒珊瑚亭で待機、ですね。
分かり、ました。
[震えるために紡がれる声は小さく。
邪魔だと言わんばかりに黒珊瑚亭での待機を命じられた。
それには逆らわず、承諾してその場を離れる]
─ 前日/黒珊瑚亭・二階 ─
ま、それしかねーか。
[がんばれというユーディ>>62に、こちらが返すのは先よりも少し力の戻った笑み。
カヤだけでなく、心配させてしまっただろうユリアン、居合わせて気まずかっただろうエーリやゲルダ達にも謝るべきだな、とは内心で独りごち。
立ち上がるのに借りた手は離すべきかとも思ったけれど、伝わる温もりが今の自分には有り難くて。
ユーディからも離されることが無かったことに甘えて、部屋に着くまではそのままにさせてもらった]
…強いのは分かってんだよ。
[呟きに返された言葉に、苦笑で答える。
体も心も、責任感も。自衛団長が強いことは解っているからこそ、案じるのだとは口には出せず。
部屋の前に着き、かけられた声に手を解ったと頷き手を離そうとして、少し止まり]
えーと、その、何だ。
…ありがとな、ユー坊。
[空いていた手で彼女の頭を数度撫でてから手を離し。
階下に向かう彼女に手を振って見送ると、昨夜から借りている部屋へと入った]
カルメン……?
[カルメンが口にした言葉に首をかしげ。
泣きそうな様子にあわてて近寄った]
ちょ、大丈夫?
団長……ほんとに?
[座り込んだカルメンを支えようと手をのばしながら、自衛団員が説明してくれる言葉を聞く。
カルメンを支えて立ち上がらせて]
とりあえず、うちに、いこ?
[ほら、と歩き出した]
─ 前日/黒珊瑚亭・二階個室 ─
[部屋に入り、家から持ち出してきていた皮袋に手を伸ばす。
中から取り出したのは、鞘に収められた短剣と、掌よりも小さな羅針盤。
二つとも、祖父が自分にと遺していったもの]
爺様んとこ、いかねぇとなんだけど、な。
[個別に話したい事があれば詰所に>>1:164と言っていたのを思い返し、呟く。
本当に人狼がいるのなら、今すぐ自衛団長の元に話に行かなければと思うのだけれど、今行けばさっきカヤに向けたような態度しか取れそうになくて。
少し休んでからにしようと、寝台に上がりかけて]
…一応、持っとくか。
[袋から取り出した短剣を腰に、羅針盤を手に握ってから改めて寝台に上がる。
「もしもその時が来たら、絶対に手放すな」とは、いまわの際に祖父が言ったこと。
今がその時だとは、信じたくはない、けれど]
─ 前日/黒珊瑚亭・二階個室 ─
………本当に、人狼が、いるのなら…
[今から見るのは、夢ではないと。
祖父から聞かされた話に、さっき別れた少女を重ねながら意識は落ちて。
深い眠りの中で見えたものは、夢ではなかった。]
─ 黒珊瑚亭・個室 ─
………ん、だよ…これ、…
[目覚めは重く、気怠く。
外から差し込む光に、少しどころではなく休んでしまったことに気づくも、即座に起き上がれぬ程疲れていた。
それは祖父からの話で聞いていたことではあった、けれど]
…ここまでとか、聞いて、ねーぞ…
[祖父から受けた注意を身をもって知るもこれ程の疲労感があるなんて思ってもいなくて、つい悪態をついたのだが]
…っ、そうだ、爺様…!
[自分の力が動いたということは、自衛団長の身の危険が懸念ではなくなったということ。
どうか無事であってくれ、と重い身体を起こして部屋を出て]
悪ぃ、ちょっと爺様のとこいってくる!
[すれ違った相手に声はかけるも、返事は聞く事無く外に飛び出した]
― 二日目/黒珊瑚亭 ―
[鳥の囀りに起こされたのはまだ早朝と言える時間。
共寝するもののない日にシャツが肌蹴るような事はない。
けだるげに息を吐き出し寝心地の良い寝台で上体を起こした]
…………はぁ。
[今度は溜息に似た音色になった]
なんでこのタイミングで見るかな。
[ぼやくように独り言ちて天井を睨む。
夢に出てきたのは父親だった。
というより、過去の一場面が蘇った形の夢――]
[三年前に亡くなった父。
原因は病だった。
それが分かった時にはもう手の施しようがなかったらしい。
痛み止めを薬師に処方してもらい、命を繋ぐ日々が暫く続いた。
亡くなる数日前、病床で父は言う。
特別なまじないを教えてやろう、と。
大事な人を守るためのまじないだ、と。
特別大事な人がお前に出来るまでは
そのまじないで母さんを守ってくれと言い残した。
それが父の最期の頼み事。
律儀にもそのまじないは毎日欠かさず続けられていた]
暫くみなかったのに。
[忘れたことはないが夢にみる事は少なくなっていた。
三年前にも此処に泊まって考え事をしていたから
その時の記憶と重なったのかもしれないと結論づける。
軽く寝癖を整え、身支度し終えたはずの細工師の頭にバンダナはない。
朝食の時間になれば、おはようの声とともに食堂に現れた。
黒珊瑚亭の主人とユーディットが用意した食事は
とても美味しく感じられおかわりまでしてしまったのだが
丁度食べ終えた頃合いに、自衛団員が訪れて団長の訃報を告げる]
――…え。
[驚いたように漏れる声]
団長って、ギュンターの爺さんが……?
[確かめるような尋ねを向ければそうだと短く返る声があった]
─ 翌朝/→教会 ─
[黒珊瑚亭で待機と言われたが、広場を離れた後にナターリエが向かったのは教会。
神父を訪ね、孤児達の食事他についての一切から離れることを告げる。
疑われている以上そうした方が良いと判断してのことだと伝えると、神父は嘆息を零しながら承諾してくれた]
あの……神父、様。
聖堂で祈ることを、お許し頂けますか?
この騒ぎが、一刻も早く収まるよう、祈りを捧げたいのです。
[昨夜は許可も得ず聖堂に籠もってしまったが、許可は得ておくべきだと考え、神父にそう願う。
それに対しては快く是の答えが返って来た]
ありがとうございます、神父様。
[安堵の笑みを浮かべ神父に感謝し。
深く一礼した後に神父の傍を辞す]
ロミちゃんとカヤ君は…。
[そう言えば昨日はあのまま聖堂に籠もってしまったため、宿舎に戻って来たかも確認していない。
余裕が全くなくなっていたと、改めて自覚した。
宿舎の中を探して2人が居るようなら、酷かと思いながらも自衛団長のことを伝えるつもりで。
最終的にはその身一つで黒珊瑚亭へと向かうことになる。
一睡もせず、食も得ず、それでも尚しっかりとした足取りだった]
シスター ナターリエが「時間を進める」を選択しました。
/*
あらま。
占・守、そこ?
……そうだとしたら配置にちょっと笑っていいかしらぁwwww
そして今回、対抗戦はあるのかしら。
囁きさん次第だとは思うけど。
― 広場 ―
[立ち上がったカルメン>>111にほっとして]
えーっと……あたしの服で、よければかすけど。
[あえてなんでもないように口にしているのは死を考えたくはないから。
カルメンを宿に連れて行ったあと、団長のところへいけるかどうかもあやしい。
アーベル>>107の声に振り返り、無事な姿にほっとした]
アーベル……
[アーベルとカルメンのやりとりには口を挟まぬまま、震えるカルメン>>114の手をにぎりかえして]
― 初日/黒珊瑚亭―
ユリアンは……
[”守れるといいね”。紡ごうとした、祈るような言葉は。
不意に途切れ。数瞬、何事か思案気にユリアンを見つめるも、
直ぐに、なんでもない…と首を振った]
……ありがとう。ユリアンも、ね。
[あまり思い詰めるな、と言って貰えば、
微かに瞠られた瞳が、一瞬、潤んだように揺れて。
あれ? と自分でも、ひどく不思議そうな表情で数度瞬きしてから、
言葉を返した]
─ 広場 ─
[カルメンの視線>>114を受けて、彼女の紡ぐ言葉を聞く。
淡々と説明する様は、どこか朧げで。
ユーディの手が彼女の手を握っている>>115のを見つめながら、頷き]
そ、か。
…人狼に、やられたん、だな。
[人の手で殺められたなら、空っぽだったという表現はきっと有り得ない。
それに、人狼はいるのだと、自分に起きた変化で認識してしまった。
受け入れたくないけれど、受け入れなければいけない現実として]
…とりあえず、戻るか。
俺も、爺様に会えないなら、もう。
用、ねーから。
[暗に、自衛団長と話すつもりで外に出てきたことを二人に伝えてから、今来た道を引き返した**]
― 黒珊瑚亭 ―
[ユーディットにアーベルと宿を出るのが見えたが
引き止めることは出来ぬまま、小さく息を吐く。
その代わり、知らせに来た自衛団員を玄関先で呼び止めて]
状況を詳しく教えてくれ。
[仔細を事細かに問い詰める。
発見された状況、外傷からわかる事、
それに加え第一発見者である彼女の名が聞こえて]
――…カルメンが、
[無残な姿となった団長を見つけたと知る。
痛みを感じたかのように眉を寄せぐっと奥歯を噛み締めた。
彼女の所在を問えば団員が付き添っているらしいことを聞けたが
それを聞いても安心することは出来なかった]
― 広場 ―
うん、それなら、宿着いたら、着替えよ。
[こくりとカルメン>>119に頷き。
震えが収まりかけた手は離さないまま、カルメンと、アーベルと歩き出す。
力なく聞こえる声に、哀しげに眉を下げて。
団長に用があったというアーベルをみる]
……アーベルは、団長に、何のようだったの?
[問いかけてみるけれど、答えがあるかどうかは分からぬまま。
カルメンにあわせてゆっくりと歩く]
細工師 ユリアンは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
/*
ふむん、村側は全員出た感じか。
狼は一人は…うん、多分そうだと思うんだけど。
それなら俺は喰われに行くべきなのかしらうむむん。
あとコミットしとこ。
― 初日/村内 ―
小さすぎて、この実を食べちゃったら可哀想だって諦めたあの木か。そんなに見事になってるんだ。
[忌々しそうな顔、探るような視線、心配そうに潜めた声。>>64
届くものは様々だったけれど、気づかぬ振りを通してカルメンと会話する。元となる理由は違えど、どれも慣れてしまったものだった]
昇り蔦の木もまだ丈夫なのかな。
エーリに見つかった隠れ鬼の洞窟は…流石にもう入れないな。
今ならロミちゃん達が通り抜けるのでやっとだろう。
[洞窟という規模ではない、子供一人が隠れられるかどうかの岩場の通路を思い出したり。
主に10年以前の昔話をしながら、白猫を間に挟み、並んで歩いた。
島を離れてからの話は出なかったし、しなかった。
エーリッヒを誤魔化したように。忙しかったはずなのに休みが取れた理由に触れたくなかったから。
御伽噺とは関係ない、死の絡むドロドロとした話など。
こんな状況になったからこそ、もっと話したくはなかった]
[神に祈りを捧げるシスター。
狩りの終わりを告げても声音は変わらぬ響き。
ねぎらいと案じる言葉を受ければ、ああ、と短い聲を返した]
シスターナターリエ。
キミは俺らの聲が聞こえる事を――…
こうして言葉交わせる事を、イヤと思わないの?
[ぽつ、と尋ねを向けるのは
神に祈る者が死を近く感じねばならぬ状況を酷と思う事があるから]
― 初日/教会 ―
じゃあ、また。
神父様なら、分かっていても仕事くらいはさせてくれると思うから行ってみる。何か動いてる方が気が楽そうだ。
[話題が尽きたところでカルメンと分かれ>>65教会に向かった]
お久しぶりです。
こんな事になる前に来たかったんですが。
[恩人と、複雑な表情での会話になってしまうのが寂しかった]
シスターも混乱されてたみたいだったし、約束していた壁の処置だけでもやらせてください。
あっ、子供達。
誰かが連れてくるか、宿の方で休めるようにするんじゃないかな。
[思いつくまま動いてしまったが、宿を出て行ってしまったカヤはともかく、ロミは一緒に連れて来るべきだったかもしれない。
今更のように思ったけれど、きっと自分より適任者がと逃げて。
暗くなるまで作業だけして、様子を見に来た神父と簡単な挨拶を交わして黒珊瑚亭に戻った*]
─ →黒珊瑚亭 ─
[歩む速度はいつも通り。
周囲の視線もあるため早めに広場を抜けたかったけれど、身体に残る疲労がそれを許さず。
結果、カルメン達の後を追うような形で黒珊瑚亭へと向かう]
…おはよう、ございます。
[挨拶と共に微笑んで見せたものの、そこに混じる疲労は隠し切れず。
空いている席へと向かうと直ぐに座り込んでしまった。
黒珊瑚亭の店主には水だけを頼み、少しずつ口に含みながら喉を潤す]
― 前日/自宅 ―
……もう、こんな時間か。
[合間の応対とに過ぎた時間を窓の外の光景で知る]
[無心に書き物をしていた心算で、所詮心算で。
纏められていく紙とは別の、走り書き]
……『人狼は、一体では無かった』
[記憶の陰から引き出せた内の、ひとつ。
自衛団長は何体とは言って居なかった。
けれど、この記憶が正しいのであれば、もしかしたら]
だが、……聞きに行くには遅いか。
[明日に集まるのだ、其の時に、と。
其れでは手遅れなのだとは思い当たれる筈も無く]
― 翌朝/自宅 ―
……団長が?
[浅い眠りから起き出し、食事を済ませた頃。
戸を叩くのに応じた先に居た自衛団員に告げられた内容に
紅玉は瞠られ、瞬きを繰り返す]
人狼……、
……間違いは無いと、云う事か。
[自衛団長の間違いであればいいと思って居た。
浜で引き上げられた遺体がそう見えただけであればいいと]
……聞きそびれてしまった、か。
[後悔に、ひとつ、呟く]
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
薬師 ゼルギウスは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
― 広場→黒珊瑚亭 ―
[人狼、という言葉に、カルメンと繋いだ手にわずかに力がはいる。
信じてはいないけれど、それでも、死んだ人がでたいま信じざるを得なくて]
……賑やかなほうが、きっと気がまぎれるよ。
[口にしかけた言葉をのみこんで、カルメンに頷いた。
アーベルと同じように宿にむかいながら]
ユリアンも昨日から泊まってるし。
[そういって宿にいる人たちの名前をあげて。
そんなことをしているうちに広場から離れていない黒珊瑚亭にたどり着く]
部屋、用意していないけど、さきに上がる?
[ユリアンがまだ食堂にいるのなら、ただいま、と声をかけてカルメンに問いかけた]
― 前日/教会 ―
[こっぴどく叱られた後、連行されるように教会に戻った。
神父かナターリエに罪人よろしく引き渡されると、
たーっと走って部屋に戻って早々にベッドにもぐりこむ。]
………んだよ。
おれは人狼じゃねーぞ。
ナタねーもロミもだろ。
信じてねーのかよ。
[シーツから顔を出して、睨みつけるのは
入り口に立っていた孤児仲間の一人。
不安そうな顔が、村の人間の不快な視線と重なって、
つい冷たく言ってしまった。]
[空腹に負けて夕飯に呼ばれるまでは、塒の中でじっとしていた。
呼んだのはナターリエでなくて神父だった。]
…ナタねーは?
[尋ねると、お祈りしてると言われて、
ふうんと気の無い返事をしながら、スプーンを握った。]
─── どうして、そう思うことがありましょう?
[紡がれた問い>>*20に不思議そうな聲を返す]
私にとって聲が聞こえることは当たり前のことなのですもの。
聲を聞き、援けゆく。
それが、”私”の在り方。
聲を交わすことを嫌だと思うのは、自分を否定することですわ?
― 黒珊瑚亭 ―
[久しぶりの肉体労働で疲れたか、朝はまた目覚めるのが遅かった。
窓の外を見ると、広場の入口近くに人が集まってざわついている。
着替えを済ませたところで咳き込んだ。
鉄錆の味が広がるのに顔を顰め、それでも何があったか気になって、ポケットのチーフで口と手を拭って仕舞い、下に降りる]
朝から何が?
[聞こうとしたら、ユーディット達が戻ってきた。
カルメンのスカートを見て、目を見開いた]
[自衛団長は人狼に襲われた。
それが自衛団の見解らしい。
先日、団長が示した方針は変わらないと団員は言う]
――…俺らに、死ね、って?
村を守る為に、団長みたいに犠牲になれ、と?
[揶揄るような響きを低く団員にささやく]
……わかってる。
犠牲を最小限にするための方策、だろ。
[わかっている、と再度呟く。
理解は出来ても納得はしがたい。
話は終わったと判断した自衛団員はそそくさと離れていった。
一人きりの玄関で盛大に溜息をついてから
ユリアンは食堂に戻ってゆく。
ややすればユーディットたちが戻ってきて、おかえりの言葉を返した]
/*
あ、ロミについて尋ねるの忘れて…wwwww
いやでもうん、ロミ何処行ったかまだわかんねーのか。
じゃあ仕方ないなうん(
― 初日夜/黒珊瑚亭―
………。
[その日の夕食は着いた日と同様、肉ではなく魚介類を注文し。
早めに自室に引き取って、
荷物の中から、黒い羊皮紙の分厚い研究書を取り出した。
パタパタと頁を繰れば、最初の辺りに現れるのは、
人体と―――『狼』と思しき毛のある四足動物、
2体の装色された解剖図。
比較可能なよう、部位ごとに隣合わせに並んでいる。
翳りを帯びた瞳で、暫くそれをじっと見つめて、
ポケットの中の紅珊瑚の指輪に手を伸ばした]
/*
さて、そろそろ真面目に投票を考えるお時間なんだけどぉ。
……難しいわぁ。
赤の位置が読めないのよねぇ、今のところ。
深夜組に偏ってるのかしらぁ。
ただ、村側能力者が多弁域に集まってるみたいだから。
気をつけないと、圧殺しちゃう可能性があるのよねぇ。
エア赤組できる状態は維持しておかないと。
細工師 ユリアンは、薬師 ゼルギウス を能力(襲う)の対象に選びました。
― 黒珊瑚亭 ―
[一緒に戻ってきたアーベルがユリアンたちのほうに向かうかどうかは確認しないまま]
うん、それじゃ、いこう。
[カルメン>>133に頷いて。
上に上がろうとしたところでおりてきたヘルムート>>134にえと、と瞬き]
あの、ね、団長が……
人狼に襲われた、って
[知った事を伝えようと、カルメンと手を繋いだまま答える]
音楽家 ヘルムートは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
/*は、すみません。リロードし忘れ。
皆さん、もう宿に戻ってきてましたね……。
リロード大事>< 気をつけます。
― 黒珊瑚亭 ―
…いや。
早く着替えてくるといいよ。
[ゴクリと息を飲んでから、カルメンに首を振る]
ああ、それで。
[ユーディットの説明に納得したように呟くと、二人の繋がれた手を見て、道を譲るように脇へ避けた]
それは違いますわ。
聞かなくて良い聲ではありません。
聞くべき聲なのです。
[返る聲>>*22に、微笑にも似た気配を載せて柔らかな聲を返す]
負担ではありませんので、ご心配なさらずに。
私は、人狼が否定されることを理不尽と思っています。
否定されてしまう者が居る世界が理不尽だと思っています。
その理不尽を正すことが出来れば良いのでしょうけれど…。
私にその力はありません。
その代わりに、私は否定せずに受け入ます。
[そう在るよう育てられてきたナターリエは、その在り方に疑問を持たない。
シスターになったのも、引き取られた孤児院が教会に附属した場所だったと言うだけだし、祈りもいつも人狼のために捧げられていた。
聲が聞こえることが、後天的に人狼の血を注がれ得たものとは終ぞ知らぬままだけれど]
― 自宅 ―
[黒珊瑚亭に。
警戒の色露わの自衛団員の言葉に抗う事無く頷く]
……ああ。
其の方が、他の村人は安心できるだろう。
同行を願えるか。
[すぐに用意する。
一言残して踵を返し荷を纏め始める]
[着替えと、纏め掛けた書き付けと。
薬の籠を開けば処方の率が高い薬を幾つか新たに詰め]
……、
[少し悩んで、棚の一角に収まる細い瓶を幾つか押し込んだ]
─ 黒珊瑚亭 ─
[カルメン達が2階に上がる頃に黒珊瑚亭にやってきたために、カルメンの服の惨状は目にすること叶わず。
徐々に食堂に集まる人達を1人1人視界に収めた。
声をかけるにしても、何を話して良いか分からず。
自衛団長のことを聞いたために、集められた者達に課されることについてばかりが頭を巡る]
誰を、だなんて…。
[零れる声は小さく、喉を潤わせた割には掠れていて。
両手に握るグラスの中で、水面が小刻みに揺れた]
[震えは選ぶを厭うものではなく、護るべき者達が選ばれた場合を考えての恐れ]
駄目……そんなことは、させない…。
[意思は固くとも、数には勝てぬを知るため。
手の、身体の震えは止まらない]
― 黒珊瑚亭/二階 ―
うん、えと、アーベルとかも知ってるから。
詳しいことは……
[そっちに、とヘルムート>>141に告げて。
宿の前で出会ったエーリッヒにも同じことをつげていて。
そしてゲルダに与えた部屋の隣にカルメンを連れて行く]
ここ、隣の部屋ゲルダだから。
[そんなことを言いつつきちんと掃除された客室へとカルメンを案内して]
……手伝い、いる?
一人のほうがいい?
[軽く問いかけ、一人がいいといわれればそのまま降りていくつもりだった]
[最後に扉の外に、外出中の札を掛ける。
所在が黒珊瑚亭である事も併せて記し、漸く振り返った]
待たせてすまない。
……暫く、あちらに詰めようと思う。
[籠と鞄の一見すると大荷物を携えるのに零された疑問に答えつ、
ゆっくりと紅玉は空を仰いだ。
光の合間に流れる雲は重く、何時また泣き出すか判らぬ色も見える。
小さな溜息を零し、先を歩き出した自衛団員の後に続いて]
― 自宅 → 黒珊瑚亭 ―
[自衛団員とは扉の外で別れた。
カルメン達はとうに二階で、其れ故に色は知る由も無く]
……、邪魔をする。
[食堂に集う面々に何を言っていいか判らなくなって]
[聲に載る響き、囁かれる聲>>*24。
救われる存在が在ると聞いて、はにかむような気配が聲に載った]
ふふ、そうなのでしたら、私も嬉しいです。
[部屋は空いてる場所に案内してもらうと、持ち込んできた荷物を拡げて。]
ん、よし。
さっそく作り始めよう。
[あたしが持って来た中で一番大きな布に向かいチクチクと。
草花をモチーフにした刺繍を施し始めた。
――まあ、途中で寝落ちをかましてたけど。
涎が付かなかったのは、とてもよかったと思う!!]
お子様 カヤが「時間を進める」を選択しました。
細工師 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
孤児 ロミが「時間を進める」を選択しました。
細工師 ユリアンが「時間を進める」を取り消しました。
画家 カルメンは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
……え、ギュンじじー、が?
ほんとに人狼に食われたのか!?
……まさか、おれが言ったから?
[昨日言った言葉を思い出して。
口はへのじに曲がっていたが、顔色は少し悪かった。]
おれ、みてくる…ギュンじじーのとこ…
[と言って宿舎を出ようとしたが、
ナターリエに引きとめられれば無理には行こうとしなかった。]
― 黒珊瑚亭/二階 ―
そっか、わかった。
[カルメン>>152の笑みにほっとしたように笑みを返し]
クラニアにも、あとでミルク用意するね。
[ネコにも笑みを向けて頷いた]
うん、またあとで。
[そういって手を振ってカルメンの部屋からでて]
[ゲルダの部屋の扉をたたく。
さっき下で見かけなかったから、大丈夫だろうかと不安で。
まさか約束した刺繍に早速手を付けているとは思わないまま]
ゲルダ、いるー?
[扉の外から声をかけた]
― 次の日 ―
…んん、さわが、し……?
[机に突っ伏して寝ていたあたしに、何が起こったか、なんて知るわけがない。
ふらふらと立ち上がると、部屋の外、階下へ向かって。]
……なにが、あったの……?
[ぼえー、とした表情で周りの人に訊ねたら、答えてくれる人はいるだろうか]
黒珊瑚亭 ユーディットが「時間を進める」を選択しました。
/*
昼不在者多いから仕方ないけど、どうしてもテンポ遅れるね。
補完したかったりするだろうけど、更新時間考えて動いた方が良いと思うのです。
集まる時間が遅いなら、更新時間遅くするのも手かなぁ。
1時間くらい。
くろねこさん殺しですが(
[はにかむような気配が意識へと伝わり
人知れず目を細め、微かにわらう。
甘さが滲みそうになって、また口を噤む。
それから幾許かの間があいて]
次の獲物。
希望はあるか?
[聲の届く二人に一つの問い掛けを向けた]
細工師 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
/*
私自身動くのが凄く遅くて。時間足りなくて困ってる方多いですよね、すみません。
1日目あれだけ動き鈍くなるなら、2日目も48時間あった方が良かったはず。そんなはずじゃなかったのですが、本当に申し訳ない…!
― 黒珊瑚亭/食堂 ―
[食堂で語られる遺体の状況に、僅か目を伏せる。
簡易に聞いては居たものの、其れに違わず凄惨な情景。
緩やかに上がった紅玉が亭主の姿を認めて]
……すまない、部屋は未だ空いているだろうか。
此方に居る方が良いだろうかと思った故に。
[食堂に集う様子に幾つかの部屋が埋まって居るだろう予想はついて、問いながらに緩く首を傾ぐ]
─ 黒珊瑚亭/二階 ─
[ユーディットの去り際の言葉>>157に、白猫はにゃあ、と嬉しげに一鳴き。
手を振る姿が扉の向こうに消えると、はあ、と大きく息を吐いた。
それから、改めて自分の姿を見て]
……酷い格好。
[口をつくのは、そんな言葉。
とにかくこのままではいられないから、と家から着てきたブラウスとスカートは脱いで、濃い蒼のワンピースに着替える。
靴についていた色もできるだけ拭きとり、乱れていた髪は一度梳いてから、薔薇の形の髪飾りを付け直した]
……大丈夫……うん、大丈夫。
[言い聞かせるように呟いてから、淡い紫のショールをふわりと羽織り。
じい、とこちらを見ていた白猫を抱え上げて、再度、階下へと向かった]
― 黒珊瑚亭/食堂 ―
ゲルダ。
[ぼんやりとした様子に声を掛ける。
足取りが危なく見えて、片手を差し出した]
……団長が亡くなった。
遺体の状態から、恐らく人狼の仕業だろうと。
[問う言葉に、端的に答える]
研究者 エーリッヒは、お子様 カヤ を投票先に選びました。
― 黒珊瑚亭/二階→食堂 ―
[しばらく待ってみて返事がないから、入れ違ったのかもしれないと下へと向かった。
下にいなければまた様子を見に来るつもりで。
集まってきた人をみて、そういえば、と団長の言葉を思い返す。
まだ、だれがをうたがえばいいのかも分からないまま]
えーっと……
[とりあえず、と、ゼルギウスには父親が部屋は空いていると答えた様子なので。
ある程度ととのえてある部屋だからあとでシーツなどを届ければいいかと思う]
お子様 カヤは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
─ 宿舎に居る時 ─
えぇ、そう、聞きました…。
[カヤに伝える声は弱々しく、伝えるを迷う節も見受けられよう。
自分が言ったからかと問う>>155のには、緩やかながらも首を横に振り]
そんなことは、ありません。
カヤ君のせいでは、ありません。
……きっと、遅かれ早かれ ───
[全てを言い切れはしなかったけれど、カヤのせいではないときっぱりと否定する
口を曲げたままながら顔色を悪くする様子に、カヤの頬に手を伸ばし血色を戻そうとするように緩く撫でた]
団長さんのところには、もう自衛団員さん達が集まっています。
私達が行けば猜疑の目で見られますから…行かない方が良いと、思いますわ。
[自衛団長のところへ行くと聞けば、弱くはあるが引きとめる言葉を紡ぐ]
次は…そう、ですわね。
特に誰、と言うのも浮かばないのですけれど…。
誰か、力を持つと思われる方は、いらっしゃったかしら?
[届いた聲>>*26に、案の一つとして疑問を返した]
/*と、投票どうしましょう…。
疑われる行動がんばってくださってる順でいくと、カヤくん?
すみません、今日か明日には吊られるように
動きがんばります〜〜〜><。
あ、よそ者その2ということで、吊られてもOKなので、
もしエーリッヒでも、お気になさらず…。
─ 黒珊瑚亭/→食堂 ─
[着替えと、気を鎮めるのに手間取ったから、食堂に戻ったのはユーディットにだいぶ遅れての事。
最初に来た時はいなかった人々の姿を認めれば、声は出さずに一礼する。
何をどう言えばいいのか、わからなかった。
目の当たりにした現実は、もう一つの現実から目を逸らす事を許してくれない。
けれど、それはそれでどうしていいのかわからなくもあり。
どうすれば、という思いがかさんで、軽く、唇を噛み締めた]
あとありがとう、えっと……、
[そこで名前を聞いてなかったことに気づき、自己紹介をしてもらえば再度名前を呼びながら礼を言い別れた]
――…心当たりはないな。
[シスターに軽く返し]
希望がないなら、ヘルムートかゼルギウスあたりか。
そこらへんは、人の姿だとロミも力負けするだろ。
[もしもの時を思い紡ぐ言葉]
細工師 ユリアンは、音楽家 ヘルムート を能力(襲う)の対象に選びました。
細工師 ユリアンは、薬師 ゼルギウス を能力(襲う)の対象に選びました。
─ 黒珊瑚亭・食堂 ─
…ただいま。
[黒珊瑚亭に戻り、食堂に入って中にいる者に声をかけ。
ユーディがカルメンを二階に案内するのを見送ってから、何があったとの問いに顔を向け]
俺は直接見た訳じゃない、けど。
爺様の身体、空っぽになってたって、聞いた。
[淡々と、カルメンが口にしたと同じ言葉を繰り返した]
/*
誰か吊ってくれないかなと思いつつ。
自分から死にに行くのってやはり難しいですね。最初から憎まれ役カモンのつもりで組んでおかないと。
カヤと揉みあいになれたらなどとも思ったのですが。時間がない!
自分のせいですorz
そう、ですわね。
心当たりがないのでしたら、そちらにお任せしますわ。
[少し考えた後、ナターリエ自身も力ある者の予測が立たなかったため、獲物の選択は実行者に任せることに]
孤児 ロミは、刺繍工 ゲルダ を投票先に選びました。
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