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司書 ライヒアルト は、湯治客 アーベル を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、自衛団員 マテウス、司書 ライヒアルト、役者 エーリッヒ、娼妓 カルメン、読書家 ミリィ、雑貨屋 エルザ、湯治客 アーベル、編物好き イレーネ、ピアノ奏者 オクタヴィア、旅人 レナーテ、行商人 イヴァン の 11 名。
役者 エーリッヒは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
雑貨屋 エルザは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
雑貨屋 エルザは、司書 ライヒアルト を能力(守る)の対象に選びました。
司書 ライヒアルトは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
─ 夜中 ─
[獣が目を覚ます。
──喰らえ
──喰らえ
──喰らえ
身体中に力が漲るのがわかる。
それと同時に高揚感と飢えが自分を支配していく。]
─ 夜中 ─
[それは常のレナーテとは違ってはいたが、決して人格が変わるわけではない。
人に虫けらを踏みつぶす残虐性と子猫を慈しむ愛情が同居するように異変があるわけではないのだ。
さあ、今日の贄は誰にしようか?
だが少し待て、目覚めたはずの同属がいたはずだ。
そうだな今晩はアレに譲ろう。]
/*
やー、投票移す必要がないやーww
とりあえずエーリッヒにCOするけどそれじゃあ足りないしな…。
全員に開示するのは…まあ幻燈歌の端でも引っ掛けるか。
― 談話室 ―
[親子が2人連れ立って出て行くのを見送る頃には、談話室には何人が残っていただろう。
深々と息を吐いた]
……人狼、かぁ。
そんな酷かったのかな、シスター……
[老尼僧の死に始まり、団長の話、出入りする人の空気はずっと重いままだ。
去り際に微笑みを返してくれた人も、少し前に遺体の無惨さを仄めかしていて]
だったら尚更、アイツだと思うんだけど。
[行商人を疑う言葉は依然変わらないのだが。
それでも周りの様子を見るに、少しばかり揺らぎも出てきた様子で]
……食事、まだできないよね。
[そう呟くと、一旦談話室から外へ。
誰かに問われるならば、図書室へ本を取りにいくとだけ答えた]
─ 厨房 ─
[ボーっとした面持ちで食後に厨房で食器を洗う。結構な人数分だが警備兵をしていた頃に比べればまだまだ少ないほうだ。料理──味付けのできないレナーテの当番はいつも後片付けだったのだから。]
……『人狼』。
[狼なのだろうか?人なのだろうか?どちらにせよ只の与太話でないことは"確か"なのだ。]
人か魔か……。
[片づけを進めるレナーテの隣に誰かがいただろうか。そんなことはあまり意識せずレナーテは一人つぶやいた]
旅人 レナーテは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
― 客室 ―
[自分の手とは異なる、大きくてゴツゴツした手。
部屋で腰かける時にも手を借りれば、肌にチクリと何かが引っかかる。覗き込むとまだ出来たばかりの擦り傷があった]
痛くない?
お薬、見つけたらつけてね。
[見上げると、聖堂で転ぶと老尼僧がつけてくれた軟膏を思い出す。もう聞くことはできないのだと、少し声を震わせぎみに言って、見つからなかった時のおまじないに、そっとキスを落とし]
じゃあ、少しお休みする。
[手を離して布団を*引き上げた*]
─中庭→客室─
うん、何か妙に熱持ってる感じで。
でも痛いわけじゃないんだ、今のところ。
……さすがに女の人の前で脱げないから、さ。
[すぐに向きを変えてついてきてくれた>>4のに苦笑と共に告げる。
その言葉で『寒い』の意味も通じただろうか]
[扉を開き、室内へと滑り込む。
部屋の扉を閉めるのはエーリッヒに任せて。
火を熾しては行かなかったから其処も冷えてはいたけれど、外よりはマシだとそのまま前開きの衣服を解き始めた]
左肩の下辺りになるとは思うんだ、け、ど……っと。
[外す釦は途中までで、右手で払うように左肩から背に布を落とす。
晒された、丁度左の肩甲骨に乗るような位置。
熱を持つという言葉に反さないように赤く染まるその中に。
それでも際立つ、花開く、蒼]
─ 厨房→談話室→聖堂・外 ─
[じゃがいものポタージュとパン、それから作り置きのザワークラウト。
今の状況で無理なく食べられそうなのはこのくらいか、と用意して]
……少しでも食べる気が回復したら、もう少ししっかりしたもの作るか。
[なんだかんだと言いつつ、料理自体は気が紛れるから、そう呟いて。
配膳準備も手伝ってもらいつつ、談話室に戻った時には、どれほどの人がいたか。
誰か居るならば食事の用意ができた旨を伝え、そうでなければメモ書きを残しておいて。
当の自分は、後でいいから、と言い置き、向かったのは、外。
小鳥は傍を離れようとしなかったから、そのまま連れて行った]
/*
ぽーい、と色まで含めての明確なCO。
これで狼も動いてくれれば、なんて受動態じゃ拙いから。
明日、襲撃後の時間軸である程度の人数の前でCOする。
狼の片割れくらいは居てくれるだろうと信じて(
― 談話室 ―
[中庭にいた2人は既に移動した後だったか]
……なーんか、好きになれなかったんだよな。
昔っから。
[そう時間も経たずに戻ってきた娘の手には本が数冊。
絵本、伝奇本、聖書の解説めいたもの等様々なれど、いずれの表紙にも『人狼』の文字が踊っている]
ま、親父に散々脅された所為だと思うんだけど。
狼にさらわれるぞーとかなんとか。
[だからあまりこの類の話は読んで来なかったのだ、と、零す言葉を聞く者はいたか。
そうしてしばらくの間は、本を広げてその文字を追う]
[そんな会話をしている間にも客室へと辿り着き、空いている手で扉を開けた。
休むならベッドが良いかと、イレーネを座らせるために手を貸して、離そうとした時に訊ねかけられる>>5]
ん?
…あぁ、大したことは無い。
[案ずる声に小さく笑みかけて、右手でイレーネの頭を撫でた。
イレーネの手の中にある左手には、擦り傷と共に赤い点のようなものがいくつか]
後で探してみる。
──ゆっくりお休み。
[おまじないに頬を緩めて、手が離れたところで娘の頭に口付けを落とした。
布団を引き上げるのを見届けてから、ベッドを離れ暖炉の前にしゃがみ込む。
昨日使われなかったために火種は当の昔に消えていて、改めて火を熾し薪をくべた。
しばらく燃えるであろう量を入れ、一度イレーネへと振り返ってから部屋を出る]
― →客室 ―
……熱?
[小さく問い返しながらドアを閉めた。>>6
熱があるのなら、確かに外気に晒されるのは拙いだろう]
風邪、ってわけじゃなさそう、だな、その様子だと。
……確かに、女の子には頼めないか。
[目の前で服を脱ぎ始めるのになるほど、と納得して、言われるままに示されたその背中を見て……]
え?何だ、これ……
[熱を持っている、と言う言葉に違わぬ色の中に咲いた、蒼
まるで、花のような……]
……なんか、蒼い痣みたいになってる、けど。
アーベル君、ここ、どこかにぶつけた?
[浮かんだ疑問はそんなことで、取り合えす確認のために一つ、問う]
[思いがこみあげて、演奏が終わる前に立ち去る。
今度は余裕なく、急ぐ足が少しの音を立ててしまった。
玄関の扉を抜けてぐると回り道し井戸へと向かう。]
―→井戸―
[雪深い外の気温はぐっと冷え込む。
カタと歯が鳴るが気にせず水を汲んだ。
水面を覗き込むとそこに映るのは自身の顔。]
ああ、ひどい顔。
でも、化粧してなくて、良かった。
もっとひどいことになるもの。
[腫れっぽい目尻を指でなぞる。
水桶に手を浸せば、映る輪郭は揺らぎ崩れた。]
……何か、いいましたか?
[こて、と首を傾げて聞いてみたものの。
なんでもない、と首を左右に振って、答えてはくれなかった。]
……なんだったんだろう?
[ただただ首をひねりながら部屋に着くまで*歩いている。*]
─ →外 ─
[廊下に出て一つ息を落とした後、円舞曲が響く中を通り過ぎ、外へと向かう。
村への道の状態をきちんと見ておきたかったし、薪の補充も必要だと考えていたために]
……………
[玄関を出ると、そこにはいくつかの足跡。
鉄製のスコップが壁に立てかけられたままになっていて、片付け忘れたのを思い出す。
雪片付けもしなければ、と。
対価として引き受けた仕事もやるべきことの中に含め、先ずは薪の運搬を行うことにした**]
自衛団員 マテウスは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
─ 聖堂・外 ─
[外に出たとはいえ、先ほどの場所には近づけず。
建物から少し離れたところで、足を止めて空を見上げる]
……雪が解けたらまた、歌ってと。
言われてたのに、な。
[春の陽射しに祈り託す願い歌。
自分が唯一過去から持ってきたそれを、笑って聴いてくれたひとはもういない]
…………。
[しばし目を伏せ、それから、軽く襟元を寛げる。
手を入れて引き出すのは、繊細な細工の施された銀の十字架。
交差部分に埋め込まれた藍玉が、微かな光を弾くそれは、保護された時に持っていた数少ないもの。
それをしっかりと握り締めつつ、空を見上げた]
In Sonnenlicht, um schwach hereinzukommen
Empfinde eine Strömung, wenn du fortschreitest
Verenge dich nur, sieht an
Ich hielt eine Hand zu Licht heraus
Im blauen Himmel
Ich widme Gebet leise
Wenn es sanfte Tage dauert
[吹き抜ける風に散らすのは、願い歌。
鎮魂歌や聖歌よりも、届けたいと思えるもの。
春の陽射しに、安らぎと穏やかな日々が続く事を祈る歌は、現状への思う所の表れでもあるけれど]
……さて。戻る、か。
[最後まで歌いきると、は、と息を吐いて小さく呟き。
握っていた銀十字架を服の中へと戻す前に、何気なく、その細工を指で撫ぜ]
……っつ……。
[不意に走った痛みに眉を寄せる。
見た目以上に鋭い切っ先が指先を掠めて紅を滲ませていた]
……あー……。
[声上げる間に、滲んだ紅は銀十字架の中央の藍玉へと落ちて]
…………ぇ?
[そのまま、とけるように消えうせた]
……なんだ、今の。
[不可解といえば不可解な現象に瞬くものの、今はそれを追及している余裕はなかった。
何せ、寒い。
蒼の小鳥の事もあるし、と踵返して中へと戻る。
知らぬ間に、厭っていたものを──内に眠る力を発動させていた事には、気づかぬままに。**]
[エーリッヒに背を向けたまま、一度強く目蓋を閉じる。
再び開き、彼を振り返る頃には鉄紺は苦笑の色を滲ませていた]
ありがとう、とりあえず状態は解ったよ。
[垂れる左腕に沿い落ちた布地を引き上げて、崩れた右側も直してから袷を留めていく。
右手ひとつで釦を留めるのは、冷えて悴む手が鈍い動きを見せるものの、動作自体はなれたもので]
……そろそろ食事も出来てる頃かな。
俺は戻るつもりだけれど、エーリッヒはどうする?
[元通りに着直して、笑み浮かべて談話室へ戻ることを提案した**]
娼妓 カルメンは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
―井戸―
[両手でおわんを作って水を掬う。
目許を重点的に冷やし、顔を洗った。
水の触れた箇所が冷えて次第に感覚が鈍くなるのが分かる。]
ひ、冷やさなきゃだけど、
これは、〜〜〜っ、む、無理っ。
[ハンカチを取り出して顔と手を拭いて、勝手口から中に入った。**]
[服を着なおす様子に、手伝おうかと思ったけれど、どうやらその必要はなさそうで。
食事についての提案を聞いて、一度視線が明後日の方を向く]
ん……あんなふうに出てきちゃったことも気になってるし……
[談話室でのことを思い出して、ぽりぽりと頬を掻いて]
今日はまだまともに食事してないもんな。
談話室、戻ろうか。
[そんな風に提案を受け入れて、何もなければ揃って談話室に向かうだろう**]
[中庭で見つけたアーベルに請われるままに部屋に行って]
………これは、蒼の聖痕?
[彼の背に咲いた、鮮やかな蒼花
それを目にして息を呑む。彼には驚いてるように見えるだろうか]
ああ、見つけた。
双花の片方……人狼への捧げ物……
[教会にとって、『神の使途』よりも『闇の者』の方が貴重で重要だったから、思考は自然そちら寄りになる]
……彼らも、気がつくといいんだけど。
[流石に自分から伝えるわけにはいかない。
既に、幕は上がっている、迂闊な事は避けなければ]
/*
あー、結局こんな時間にっ
朱い方誰だろう………
霊は今日出てくると思うけど。
そう言えば、プロでのライヒ君のセロリネタに突っ込んでなかった(
やー、見た瞬間「まてや」と思ったけどね!
エリ君、セロリ嫌いじゃないって言っちゃったから反応できなかったよーぅ。残念!
/*
さて。
まだほとんど中身が見えない状況ではあるが。
双花:アーベル、?
占い:自分
霊能:?
守護:?
狂信:エーリ
智狼:?&?
村人:イヴァン、?、?
てな状況で、なーんかありそうなのが、マテウス、イレーネ、エルザ、レナーテ。
マテさんなんか朱花っぽい。他は誰がどこもありうるけど、エルザは村側っぽいかな。
残り、オクタ、ミリィ、カルメン。
占う理由付け自体はわりと誘導しやすいから、PL視点でここから二回占を選ぶとなると……うーん。
初回で双花抜きに来るかどうか、なんだよなぁ……俺みたいに初回抜きやらない狼もいてるわけだから、ここは本気で読めん。
/*
んー。
デフォのイレーネは、まだ占ったらいかん気がする。
[何気に羽月ちらっと見返して来たら、あっちでも2d占いでふぉがイレーネで芝はやしていた自分がいた]
オクタかミリィか。エルザも候補いれていいかな。
あと、現状では占CO先がアーベル一択だがまあ、ここはしゃーない。
ここから、今日帰って来るまでにどう動くか、だからなぁ。
……とりあえず、現状はオクタさんにセットしとくか。
司書 ライヒアルトは、ピアノ奏者 オクタヴィア を能力(占う)の対象に選びました。
ピアノ奏者 オクタヴィアは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
/*
占い師:ライヒアルト
霊能者:???
守護者:???
朱花:マテウス
蒼花:アーベル
智狼:???、???
狂信者:エーリッヒ
見えてる分。
エルザは守護者と見てるのだが、どうだろう。
イレーネが狼だったらおいしいなと思っている自分が居る(
オクタヴィアンは恐らく村。
─ 回想 ─
[自分はどちらかといえば周囲に気を配る方だと思う。
だが、信じがたい話を聞かされたばかりの今は流石にそんな余裕も無かった。
幼馴染の愛娘の様子も、憤って出ていった弟分の行き先も、急ぎの用でもあるのかと思った旅人が落ち着いているのにも、思考は向かず。
>>1:236複雑な表情でこちらを見送る宿の娘にも、気付くことはなかった。
もっとも、気付いたとしても苦笑を滲ませる位しかできなかったろう。]
─ 回想 ─
[19年前に村を離れ、8年振りに帰省してきた自分の変わり様には様々な反応が返ってきた。
多くは戸惑いだったが、特に反発が大きかったのは同世代やそれより上の、所謂昔の自分を知っている層。
エルザのように年若い子達は最初からこの姿しか知らないからか、抵抗の薄い子が多かった。
ミリィもその内の一人だと思っていたのだが、ある時の帰省から妙に強張った態度を取られるようになって。
いつもは笑顔で迎えてくれるのにと首を傾げていた所で、実は、と宿の主から伝えられた事実に目を丸くした。
それまで男と気付かれていなかった事にも驚いたが、それより良く今まで浴室などでニアミスしなかったなと安堵したのを覚えている。
詳しい事情は知らずとも、彼女の態度が男性に対しての不審を表すものとは伝わっていたから。
こちらが男と解った後も他の男性に対してより刺々しさは無くも戸惑いを濃く見せる彼女に、こちらは一歩引くようになってからもう6年。
男性すべてに棘をみせる彼女の氷を溶かす手助けができたらとは思うのだけれど、何もできぬままにいる]
─ 回想 ─
[そして今も、彼女に気遣えぬまま。
自分の望むまま、ピアノの前に座って指を動かす。
>>1:247>>8聴いている者がいるとは気付いていなかったけれど、その弾き方は観客に向けてのそれ。
老尼僧に向けて、心を込めて紡ぐ円舞曲には、自分にとっても優しい温もりを秘めていた。
嬉しそうに微笑む老尼僧の傍ら、くるくると楽しそうに踊る少女の姿は昨日の事のように鮮やかに覚えている]
…?
…あぁ。そっか。そうよね。
[>>13ふと、足音が聞こえたような気がして手を止めた。
周囲に視線をめぐらせると、足早に去っていく背中が見えて。
彼女にとってもこの曲は尼僧との思い出深いものだったと、今更に気付き、眉を寄せた。
老尼僧の死を悼むより、もう取り返せない優しさを認識させて悲しみを強めてしまっただろうか。
追いかけることもできたけれど、かける言葉が見つからず。
談話室に戻ると、幾ばくかの食事を取って片付けた後、何かあれば声をかけてとその場にいる者に言付けてから借りている部屋に戻った**]
/*
表出ていいかなぁ。
そっちのが動きやすいような気が、する。
初回投票決まってるから、それ終わってからかな。
オクタヴィアンの回想にときめきつつ、
襲撃ロールを打ち始めるターン。
発見みてから、手直しして投下の予定だが、
頭痛が酷くてなかなか進まない。風邪か、風邪なのか。
─ 薪小屋 ─
[先程作った道を通り、薪小屋までやってくる。
その間も色々と考えが巡ってしまい、ままならぬ状況に拳を握る力は徐々に強まって行った]
──── くそっ!
[右の拳が薪小屋の外壁を捉える。
ドンと言う音と共に、薪小屋の壁は僅か振動に震えた]
俺だけならともかく、どうしてイレーネまで…!
[巻き込まれなければならないのだ、と。
外界から隔離されたこの場で起きている出来事を憎む。
他にぶつけようの無い感情を建物にぶつけ、ささくれ立った心のまま薪小屋に入ろうとした時だった]
─ 談話室 ─
[運んだ薪を談話室の暖炉の傍に置き、客室の薪が足りないようならここから持って行くと良いと居る者に告げる。
食事は既に出来ていたようで、次の作業に取り掛かる前にそれらを腹に収めた。
これから行うのは肉体労働。
何も食わずして働けはしない
食器は厨房に運ぶのみにして、マテウスは再び外へと出た]
─ 外 ─
[鉄製のスコップを手に、先ず取り掛かるのは正面玄関に吹き溜まった雪を削り取る作業。
ここを適度に削っておかないと扉が開かなくなるし、出る時に躓く可能性がある。
既に踏み固められてしまっていたが、妥協せずきちっと整備をした。
それから玄関前の除雪をし、余分な雪は崖の方へと投げる。
投げ捨てた雪は、硬いものは斜面の中に埋まり、柔らかいものは表面を転がって砕けて散った。
その作業を何度も何度も繰り返し、昼時に一度休息。
腹ごしらえをして、再び夕方まで作業を繰り返した。
本当ならば屋根の雪下ろしもしたいところだったが、一人では滑落の危険があるため断念。
村への一本道も、一筋縄では行かないと判断して、日数をかけて作業することに決めた。
尤も、玄関前のみならず、墓地の除雪までしたため、一本道まで手は回らなかったのだが]
─ 聖堂内 ─
[夜に作業は出来ないため、日が暮れると室内で過ごす。
食事はしっかりと取り、湯で身体を温めて。
イレーネの様子を見に行くなどして時間を潰す。
翌朝早くに一本道の除雪を行うため、その日は早く就寝した*]
─ 翌朝/聖堂外 ─
[早めに就寝したために目覚めは早い。
明け方は冷えるが、陽が出ているうちでなければ作業が出来ないため、冷える空気の中、鉄製のスコップを持って外に出た]
──── 冷えるな。
[当たり前のことを口にしながら正面玄関を開ける。
陽の光を反射する雪に目を細めた時、”それ”に気付いた]
[最初に目に入ったのは古めかしいランタン。
置かれているのではなく、横に倒れ転がっており、火は既に消えているようだった]
────…… だ、
[倒れている火の消えたランタン。
その先にあったのは]
団長─────!!
[低い声だったが空気を震わせるには十分な声量。
持っていたスコップを玄関脇に投げ捨てて慌てて駆け寄る]
団長、 団長っ!!
[仰向けに寝かされた身体の周囲は流れ出た赤に彩られ、広がるに連れて色が薄まっているのが分かった。
喉には掻き切られた痕、左胸は抉られ、中にあったはずのものが無くなっている。
既に事切れていると分かっていても、声をかけ、肩を揺するのは止められなかった]
やはり、人狼が……───ッ!
[居なければ良いと願ってしまった浅はかさ。
昨日のうちに動かなかった結果がこれであると。
まざまざと見せ付けられた気がして、声量が落ちた、その時]
ッ、 ァ 、ァグッ──!!
[突然、左手に灼熱に侵されたような激痛が走る。
右手で左手首を握り、膝を付いた態勢で両腕を雪の上に落とした。
呼吸は乱れ、額には珠のような汗。
痛みに耐える左手は固められた雪を掻き毟った]
な……に、………ック……
[痛みの残る左手を強引に持ち上げ、掌を上に向ける。
熱を帯びているのか、雪を掻き毟った手からは湯気が上り。
痛みの中心となっている掌には]
───…… は、 な…?
[小さいが花と分かる朱色がいくつも寄り集まり浮かび上がっていた**]
/*
あ……朱花の聖痕そこー!?(守護希望してると思っていた)
えっと
占…ライヒ君
霊…?
守…?(エルザ?)
聖痕…アーベル(蒼)、マテウス(朱)
人狼…カルメン・レナーテ
狂信…俺
確定村人…ギュンター・イヴァン
だよね?
後は霊が何処から来るか……ミリィかイレーネの二択だけど。
ミリィ、かなぁ……思いっきり役職希望してるっぽい動きしてたし。
オクト兄さんは…あの動きは初回襲撃狙いの村だと思ってる。
エルザは、短剣が気になるんで守護かな、と。
にしても、レナーテさん、この参加状況で狼、なの、希望者いなくておまかせから飛んだからなのかなぁ……
/*
さて、ご飯食べたら昨日の続き書いて、時間軸進めてマテウスの所に行こう。
多分、俺が一番早く動けるはず。アーベルがくるかもだけど。
[自身の演奏がオクタヴィアンの演奏の手>>31を止めたとは気付けない。
けれど一人になって、冷たい水に触れて漸く少し落ち着いて、
思うのはありがとうの言葉と拍手をおくりそびれてしまったこと。
戻る頃には食事の支度が整っていた。
ライヒアルトの手によるものとすぐに知れる。
食事の時間になれば談話室へと足を運び席についた。
老尼僧の死で受けた衝撃が未だ深く残るのか
カルメンの表情はいつになく暗く口数も少ない。
何とかじゃがいものポタージュ>>7を一口二口喉に通して
スプーンを置いて、作り手に申し訳なく思いながらも
ごちそうさまの言葉を紡いで、部屋に戻った。**]
[カルメンにとって老尼僧は良心。
レアンなる闇の因子を抑えるための枷。
枷があればこそ、抑えた衝動がカルメンを駆り立てる。]
――は。
[乾いた笑みがこぼれた。
古の契約が、人を殺せとカルメンに囁きかける。]
[夜が更ける。
鳥も人も眠りにつく闇の中、獣は目覚める。
ふらりと部屋を抜け出して向かった先は外。
聖堂にある老尼僧の部屋を訪れた。
シーツに包まれた養い親の前に立つ。]
かあさま。
[呼びかけて、返事を待つように佇む。]
――…ねぇ、どうすればいいの。
団長さんは、かあさまを殺した犯人を――『人狼』を、
みつけて、殺す気、なのよね。
でも、私は、…………死にたくない。
殺されたくなんて、ない。
[届けたい人に言葉は届かない。]
[生への執着。
誰しも大なり小なり抱くものと思う。
自分だけではないとわかっている。
敬虔なる神の徒である老尼僧なら助言を与えてくれただろう。]
殺されたくないの。
死にたくないの。
だから――…、
[それをなそうとする者を排除しよう。
短絡的な考えだった。
子供の思考だったかもしれない。
言わんとする事を老尼僧が悟れば、止める言葉を向けるだろう。
けれど、今、この場所に、カルメンを止める者はいない。
獣の衝動を、抑えられる者など、居はしない。]
[老尼僧に触れる事なく一歩後ずさる。
慈しみ育ててくれた人。
優しい彼女は自分の選択を悲しむだろうか。
考えても、答えはみつからない。
みつけたくないから、考えるのをやめた。]
育ててくれてありがとう。
恩返しも出来なくて、ごめんなさい。
[さよならの言葉は告げられぬまま、踵を返し部屋を出る。]
[聖堂にあるピアノの傍を通りかかった時、玄関の方から音が聞こえた。
カルメンは首を傾げて、音に誘われるように玄関を出る。
闇の中、ランタンの灯火があたたかな色に染める。]
……。
[扉を開けた際の微かな音に気付いたらしいランタンの主が振り返る。
一瞬驚いたような表情を浮かべるギュンターに、カルメンは会釈した。
見知った顔に一瞬安堵しかけて、ギュンターは我に返り気を引き締める。]
見回りですか?
大変ですね。
[他愛ない差し障りのなさそうな言葉を向けると
ギュンターは「こんな時間に何を」と探るような気配をみせる。]
――…物音がきこえて、気になったから、
[外に出た理由をギュンターに告げて、女は困ったように眉尻を下げた。]
[――月光が降り注ぐ。
ランタンの明かりなど必要ないほどの、優しい光。
ドクン、と強く打つ鼓動に女は胸を押さえた。]
……ぅ。
[微かな呻きが漏れる。
雪の中、膝を折ると、発作か何かと思ったのかギュンターが近づく気配。
俯いた女の視界にギュンターの足が見えた。
ドクン、ドクン、と脈打つ鼓動に眩暈を感じる。
未熟だった子供の頃は幾度かあったことだ。
それを制御する術をみにつけていたはずだった。]
たすけて。
[掠れる声で希う。
その直後、瞬く間に女の身体は獣のそれへと変わった。]
[獣が顔を上げる。
サイズの合わなくなった夜着はすると雪の上におちゆく。
双眸に映り込んだのはギュンターの驚愕の表情。
獣はギュンターの喉をめがけとびかかる。
鋭い爪が老いた男の喉を引き裂き、声を奪った。
その衝撃で、ギュンターの手から、ランタンが落ち、雪に転がる。
彼の人の命の灯火より先に、消えたのはランタンのそれ。]
――…。
[殺したい。
殺したくない。
相反する思いを抱きながらも衝動に抗うことは出来なかった。]
殺されたくないの。
[目の前にいる相手の命を奪おうとしながら
身勝手な言葉を紡ぎ、獣は彼の首筋から勢いよく溢れる赤を見る。
くずおれる獲物の姿に、浮かんだ表情は、歓喜。]
[血を失い続ければそのまま事切れるだろう獲物。
仰向けに転がるギュンターに獣は歩み寄る。
覗き込むと、見えているのかいないのか、彼の眸には月と獣が映り込んでいた。]
あなたの命を私にちょうだい。
[ふつりと水底から浮かぶ気泡のように浮かべた笑み。
獣はギュンターの胸に前足を乗せた。
鋭い爪が胸を引き裂き、強い圧を掛けると、そこに鈍い音が響く。
邪魔なものをかき分けてから鼻先を埋め命の源を喰らう。
牙を突き立てると、弾けて、口腔に広がる甘露。
とろりととろけるような恍惚の色が獣の双眸に浮かんだ。]
――…ふ。
[古の契約、運命に従えば与えられるのは無上の快楽。
愉悦に浸りながら、獣は噛み砕いたそれを嚥下した。]
[神の教えに背く所業。
はじめて命奪った獣は快楽を感じながら罪悪を覚えるのは
それを教えてくれた老尼僧の顔が脳裏をよぎったせい。]
……。
[赦されぬことをなした。
獣は月を仰いで、尾を垂れる。
感傷に浸る間もなく、雲が月を隠した。
闇に包まれた場所にランタンの明かりはもうない。
暗闇の中、獣は血のついた箇所を雪に擦り付け拭う。
落ちた衣服を咥え、立ち去る獣。
その姿はいつしか人のものとなり、屋内へと消えた。**]
─ 夜中・談話室 ─
[気付け用だろう強目の酒を呷る。喉の奥が熱くひりつききかしアルコールの強い臭気が鼻腔を撫で付ける。
普段は飲まないが、今はこの高揚感を抑える様に喉へと流し込んでいく。
いつぶりだろうか?
それは未だ一兵の身であった頃、襲撃者と剣を交えたときの夜に似ていた。
ああ、これは命のやり取りを予感したからか。
それとも命を懸ける恐怖?
それとも命を奪う昂り?
我が身は未だ戦士なり也]
フフフ……嘘つをつくな。
─ 夜中・談話室 ─
フフフ……嘘をつくな。
[言葉は己ではなく、何者かまだ知らぬ同属へと。]
その恐怖はまやかしだ。
未だ自分をニンゲンだと信じたいと、そうありたいと思っていた……人の残滓だ。
狩りは楽しかっただろう?
命は美しかっただろう?
血は───美味かっただろう?
[談話室で酒を呷る。ただ麻痺させようと、この衝動を抑え込もうと。
そうでなければ───殺してしまうから。
今夜は駄目だ。
決めたのだ、目覚めて尚危うい幼子に。
血の味を知ってもらうと。]
[深夜、談話室で呑むレナーテを訪れた者がいただろうか?そうであれば少し、いつもより少し饒舌な姿が見れたがもしれない。
どちらにせよ、いずれはアルコールの誘う睡魔に負けて朝まで眠りにつくだろう。]
─ 客室前→談話室 ─
[勿論後から思い起こせばヒントは沢山あったのだけれど、例えば客足が殆ど無い為に湯を男女に分ける必要が無かったことであるとか、暗黙の了解のようなものになっていた為に誰も取り立てて話に上げなかったことであるとか(後に聞いた者は皆『知ってると思ってた』と答えたという)、その他諸々がフィルターになって気付く事ができなかったらしい。
流れるピアノの音にそんな事を思い起こしながら]
イレーネ、起きてる?
[約束した部屋へ食事を持って行き、ノックをして返事があれば中へ、無ければ部屋の前へ置いておいた。
談話室へ戻り食事を取った後、持ってきた本を少しの間眺めて。
その内の一冊だけを部屋に持ち帰り、残りは図書室へと戻した]
―→談話室―
[戻った談話室には幾人ほどの人が居ただろう。
作り手のいない一席に着き、一人分を容易く平らげる]
[……これも、その所為なんだろうか。
食欲を失ってもおかしくないあの光景の後だと言うのに。
軽く空になってしまった皿を僅かの間、見下ろす]
[振り払うように席を立ち、食器を手に厨房へ。
洗うことはできないから、流しの横に置くしかできないけれど]
[幾度も繰り返し鉄紺が辿り、漸く顔を上げたのは大分時を経てからのこと。
ふ、と集中から解かれた故の呼気が漏れて。
緩やかに見下ろした先、一文を指先で撫でて、閉じる]
……ん〜〜、肩凝ったあ。
[ぐる、と右肩を一周。
動かない左肩も拳で数度軽く叩く]
[エミーリアから借りた本ならば礼と共に積み直し。
そうでなければ本はその手に持ったまま。
一度自室へと戻って行った*]
─ 前日 ─
[暫くピアノの前に座ったまま動かずにいた後、談話室に戻ると既に殆どが食事中か食事を済ませた後だった。
自分も用意されていたそれを取り、用意してくれたのだろう司書へと礼を言ってから有り難く頂く。
司書の歌を自分は聴いたことがあっただろうか、彼と同じ名を持つ歌い手>>0:234の話を聞いたことはあったが自分はそれを口に出したことは無い]
ご馳走様。
これだけの人数分、準備するのは大変でしょう?
明日はアタシも手伝わせてくれるかしら。
[食事を済ませ、司書に礼と共に申し出をしたが受け入れられずとも気にせずに食器を片付けた後自室へと戻って。
数刻前、カルメンが声も無く立ち去っていった事も併せて、この夜はピアノを弾きに行く気にもなれずそのまま部屋の中にいた*]
―翌朝/個室―
[空気の冷たさに女は目を覚ました。
毛布を被りなおし寝なおそうとするのも冬のお約束。
けれど喉の渇きを覚えて、仕方なく寝台から下りた。]
――…甘いクッキーと紅茶。
[呟いたのは一人暮らしをはじめてからの朝の定番。
自宅には買い置きのクッキーが常備してあるが
雪に道を塞がれた状態では自宅に戻る事も
菓子を買いにゆくことも出来ない。]
材料はきっとあるのよね。
小麦粉に砂糖に……、卵にバター、……。
[それ以上材料が続かないのは作る事がないから。
いや、作らないわりによく出た方だと思う。]
[下着姿のまま、ぐっとのびをする。
クローゼットを覗き込み、今日着る服を物色しながら]
んー、頼めば作ってくれるかしら。
そういえば、パイの感想も言ってなかった。
[菓子作りが得意なエーリッヒの顔を思い浮かべ呟く。
そうして手にするのは黒のワンピース。
修道女の服に似たデザインの服に袖を通した。]
…………。
[少女の頃の服で身長はそう変わっていない。
けれど胸のあたりがきつく圧迫感を覚える。]
ま、一日くらいならいっか。
[我慢出来る範疇と喪に服すような装いのまま
髪をとかし身嗜みを整えてから部屋を出る。]
─ 翌朝 ─
[浅い眠りを覚ましたのは、刺すとまではいかないが凍える寒さ。
暖炉には燻り終わった炭が白く在り、それは部屋をより冷え切らせている様に見えた]
…まだ早いわよね。
今の内にお風呂頂いちゃおうかしら。
[昨日はこんな事になると思っていなかったから入浴を控えたが、流石にそろそろ芯から温まりたい。
朝早くならば誰かと鉢合わせることも少ないだろうと、浴室に向かっていった。
此処のお風呂は温泉を利用しているから沸かす必要がないのは有り難い。
幸い誰も居なかったからゆっくりと足を伸ばして身体を温めた後、身嗜みを整えて濡れ髪をタオルに纏め。
化粧は部屋ですれば良いか、そんなことを思った矢先、だった]
───…、え ?
[誰かの、>>39男の声が耳に届いたのは]
─ 翌朝 ─
[また何か起きたのだろうか、そう思えば矢も楯もたまらずに浴室を飛び出した。
聞こえた声はどこからか解らず、けれど恐らくは外からだろうと思ったのは昨日の老尼僧のことを無意識になぞったから。
そしてその無意識は、正解だった]
─── っ
…マテウスさん!
[まず気付いたのは、>>41雪の中蹲っている男の姿。
あわてて駆け寄りながら大丈夫かと声を続けようとした所で、視線はそのすぐ傍、白を染める赤と]
ギュンター、おじ、さま?
[無残に傷つけられた自衛団長の姿を捉え、足が止まった*]
― →翌朝/聖堂玄関前 ―
[元より目覚めは早い方で。
いつものように髪をきっちりと編み込んでから、昨日持ち帰った1冊を持って部屋を出た]
今だったら誰もいないかな。
[出来れば自称司書と出くわすのは避けたい。
今のうちに返しておこうと、図書室へと足を向けて]
『蒼と朱、ふた色の花。
対なる双花を身に帯びし、『双花聖痕』。』
[本の一頁にインクで刻まれた文章。
エーリッヒから発された『蒼い花』に閃いたのはその最後。
けれどはっきりと覚えていたのは最初の数行で、閃きが信じられなくて。
辿った幻燈歌には間違いなく記されていた]
[……違えばいい、とも思った。
紡がれる歌が繋ぐ先にある一文は]
[そっと、鉄紺色が流れる。
先に揺れる、赤]
……そうだと言うのなら。
…………俺は。
─ 前日 ─
[歌を捧げていたり、思わぬ怪我の手当てをしたりしていたから、談話室に戻ったのはだいぶたってから。
食欲はあまりなかったものの、食べない事には、と一人分を平らげた。
片付けは請け負ってくれたレナーテ>>3に任せ、蒼の小鳥は暖かい談話室に置いて。
自分は山羊の様子を見たり、地下から食材を出してきたりと中での仕事に没頭した]
…………。
減った。
[その途中、酒蔵を覗いた時に思わず呟いてしまったのは已む無しか。
原因はわかっていて──そこへの複雑な思いもあるから、は、と息吐くだけに留め。
チーズや根菜類を厨房へと移したり、パンを焼いたり、と。
日常の中に沈みこむようにして、一日を過ごした]
─ 前日/自室 ─
……は。
[ようやく息をつけたのは、自室に戻ってから。
思っていたよりも張り詰めていた、というのが改めて感じられた]
……情けない、な。
[零れ落ちるのはこんな呟き。
気が逸ると一人で動きすぎるのは、自分の悪い所だ、とは、老尼僧にも言われていた事だが、それを改めて思い知った気分だった。
元より、あまり他者に気を許さない──許せない気質だから、というのもあるのだが]
……それでも、少しはマシになったつもりなんだけど。
[何かしら、共通の楽しみや感性がある、と感じたものには、気を許せるようにはなった、と思う。
先に、奏者からの手伝いの申し出>>50に素直に頷けたのも、その手が紡ぐ旋律に惹かれるものがあったから、というのは否めない。
申し出を受けた瞬間の、きょとんっ、と瞬いた天鵞絨を、向こうがどう受け止めたかはわからないが。
少なくとも、ありがとう、と言って笑えた──と、思う。多分]
/*
ちょうど、箱が落ちたタイミングで投下されてたから、かんっぺきに見落としたっ……!
さて、さくさくと占い結果出して時間軸合わせるっ!
/*
マテウスさん朱花かー。
何か役持ちなのはてぃん、ときたけど。
[ここらへんは本当に勘、としかいいようがないし、中身が分かりきってるのもある(笑)]
レナーテは占濃厚になってきたけど、うん。
エルザはレナーテに守護は向けない気がする…。
イレーネ、ミリィの二人が赤だと面白い。
大穴でヴィアさん←
― 回想・客室 ―
ううん。私だってもう小さくないんだから。
できれば、パパの邪魔をするより役に立ちたいもん。
[父に謝られて>>10、腕に縋ったまま首を横に振った。
それでも、どうしてもの時はと言われれば嬉しくて。うん、と頷かずにいられなかったが]
おやすみなさい。
[暖炉を整えて部屋を出てゆく父>>11に挨拶をして、布団の中で目を閉じたが、眠りに落ちることはなかった。
早鐘を打つ自分の鼓動を聞きながら、瞼を閉じてできるだけゆっくりと呼吸をしようとする]
聞こえない、よ。
[遠くに流れる円舞曲が消えると>>31瞼を上げて、焦点の合わない視線をどこかに据え、ポツリと呟いた]
― 回想・客室 ―
あっ、ミリィお姉ちゃん?
起きてるよ。
[それとどのくらい前後してか、ノックの音>>45に身を起こして扉を開けようとした。
ベッドからは降りるより落ちるようになって、ドタンという音を立ててしまったが、余計な心配をさせただろうか]
ちょっと痛いけど、大丈夫。
ご飯ありがとう。
[腰をさすりながら、てへへと笑う。そう出来るくらい元気になっていたけれど、部屋の中から出ようとはしなかった。
運んで貰った食事はスープを半分、パンは一口、ザワークラフトは一緒にあっても申し訳ないが丸々残して。
夜の眠りに落ちるのも早く、父が様子を見に来てくれた時には>>36既に深く眠り込んでいた]
/*
うんやっぱ娘が狼っぽいなぁww
円舞曲に反応ってことは、それが聞こえる範囲か関わった人が狼の可能性あり、だろうか。
─ 翌朝/自室 ─
[動き回ってそれなりに疲れていたものの、訪れた眠りは浅いもの。
それでも、あの夢を見ずに済んだからその点ではマシ、と言えたかも知れない]
……ん。
[緩く目を開けたなら、耳に届くのは小鳥の囀り。
その響きに天鵞絨を細めながら起き上がり、身支度を整えて。
机の上に置いた銀十字架に目をやった]
それにしても、昨日のあれは……。
[なんだったのか、と。
思いながら、あしらわれた藍玉に手を伸ばす。
蒼の小鳥がちょんちょん、とその近くに寄って、円らな瞳で指の動きを追う。
その羽のいろに、それとは違うあおいろが刹那、重なって見えて]
……え?
[不意に、内に広がるイメージに、数度瞬く。
真白の穏やかな光──陽射しの温もり。
その中に、あおいろの印象的な青年の姿が浮かんで、消えて]
ああ。ひと、なんだ。
[当たり前のことのように、そんな認識が自分の内に、落ちて、それから。
数度、天鵞絨を瞬いた]
……っ……!?
なん、だよ……今の、感じ……。
[かすれた声が零れ落ちる。
今のは何だ、なんでそんな事がわかる、と。
浮かぶのは戸惑い]
……俺……は。
[零れ落ちる呟きは、どこか呆然としたもの。
ただ、何故それがわかるのか、わかったのか、と。
考えた瞬間──頭の芯に、鈍い痛みが走った]
くっ……いっつ……。
[鈍い痛みは、久しぶりに感じるものだった。
過去の記憶を無理にたどろうとすると感じるもの。
思い出す事を拒絶するかのような、反応。
たどるなみるなおもいだすな。
そんな声が、どこからか響くような心地がして。
その重圧に負けて、思わずその場に膝を突いた]
[もしかしたら、もうここにはいないかもしれない。
だって、あんな場所にシスターを運べる身体能力があるんだ。
嵐だって、雪だって、物ともせずに何処かへ行っているかも]
[それが、甘すぎる希望だったのだと]
――……ッ、!?
[どん、と、内側から衝撃が走る。
何が、と思う間もなく激痛が思考を焼き切って]
い、……った、……!
[ずるりとその場に崩れ落ちる。
右手は爪が皮膚を裂きそうな強さで左肩を握り込み。
膝を付き上体も伏すように落ちたその先で、動かぬ左手が細かに震えた]
/*
……ライヒごめん、見事な相互挟みっぷり。
[でもちょっと芝生えた]
うん、俺占いは順当なところだよね。
片方の狼見えてない状況で白引かないと、となれば解りやすい所行かないと。
― →談話室 ―
[アーベルと連れ立って談話室に戻ると、既に食事の用意は成されていた。>>7
談話室には何人かが居ただろうか。先客の赤い髪>>18には視線だけ、もし気付かれたとしても棘を向けることはしない。
そうして、食事をしながら、思い出したようにイレーネの事を尋ねた。
答えを返したのは誰だったか、もしかしたら棘もあったかも知れないが]
………あー、しまった……
[片手で顔を覆って、呻くように声が零れた]
俺のせい、だよな……
俺が、イレーネの側であんなこと……
あの子が一番年下なのに……
[溜息と共に落とす、深い反省の色。
あの時はそこまで気が回らなかった、イレーネの事は頭から抜けていたのだ]
………どうするか、なぁ。
[励ましに行きたいけれど、あの後ではかえって怖がらせそうで。
少し考えて、ふと思いついて]
ライヒ君、何処?
ああ、いいや、戻ってきたら、厨房借りるって言っておいて。
[そう言って、とりあえず使用済みの食器を持って、片付けてから厨房へ]
― →厨房 ―
[厨房へいく前に一度地下に向かう]
えーっと……あるといいんだけど、っと。
あったあった、えっと、何個くらいあればいいかな……
[見つけ出したのは林檎。そうして、レモンを一つ]
手の込んだ物は作れないけど、これくらいなら……
多少、胃が弱っててもいけるはず。
[そうして、それらを抱えて厨房へ。
まずは、鍋を用意して水と砂糖を入れて火に掛け、シロップを作る。
その間に林檎を櫛形に切って皮を剥いて、色が変わらないうちにレモン汁をかけておく]
本当は丸ごとが見た目もいいけど、人数分は大変だしなぁ。
[そんな事を言いながらも手は休めない]
― 夜中・回廊 ―
昨日のって、もしかしたら。
私、ちゃんとパパを………れるかな。
[まだ暗い内に目が覚めて、喉の渇きを癒すために部屋を出た。帰り道、中庭で空を見上げて呟いた。
声をかけられない限り、誰がいても気がつくことはなく。冷え切る前に部屋へと戻って]
─ 翌朝/自室 ─
[痛みに動けなかった時間は、どれだけだったか。
考える事を拒絶して深呼吸を繰り返し、痛みが鎮まるのを待つ]
……あっつ……っとに。冗談じゃない、ぜ……。
[力なく呟くと、頭の上からピリリリ、と声が降ってくる。
付していた天鵞絨を上げれば、目に入るのは円らな瞳]
ん……大丈夫だ。それよりも……。
[動かないと、と。口にするのと、声>>39が響くのは、ほぼ同時だった]
……また……何か?
[何を言っているのかは聞き取れなかった、けれど。
その響きには、ただならぬものが感じられたから。
外していた銀十字架を首にかけて服の内に押し込み、走り出す。
部屋を出る間際、小鳥がちゃっかり、肩の上に捕まった]
[絞ったレモンは、これもまた皮を剥いて、皮だけ使うからほかは脇へ。
シロップは煮詰めないように、煮立ったら火を弱め、林檎と、剥いたそれぞれの皮、あればシナモンスティックを入れて、もう一度火を強め、ひと煮立ちしたら火を弱め、煮立てないように気をつけながら5分置いて火を止める]
後は、冷まして、と。
冷やしたほうが美味しいけど、まあいいか。
クリームとかも流石にないだろうし。
[言いながら、今度は器を用意する。
ガラスの器が見た目もいいのだけれど、取り合えす深さのあるサラダボウルで妥協する。
もう一つ、一人分の小さな器を用意して]
ん…まだ冷めてないけど、いまだとちょっと温かくても美味しい、かもな。
[そんな事をいいながら、鍋の蓋を開ける。
出来上がったのは、林檎の皮でほんのりピンクに染まった『林檎のコンポート』
林檎やレモンの皮とシナモンを取り除き、林檎の実だけを器に盛り付ける。
柔らかく煮た林檎は、食が細くなっていても食べやすい、筈だ]
……少しは、気が紛れるといいんだけど。
[そんな事を言っては見るけれど、気を紛らわせたかったのは自分の方かもしれなかった]
― →談話室 ―
[出来上がったものを談話室に運んで、もし誰か女性がいれば、小さい器をイレーネの元に運んであげて欲しいと頼む。
大きい方はそのままテーブルに置いて、幾つかの小皿とフォークも添えて、誰かいれば好きに食べていいと伝え、居なければ、イレーネの事と共にメモに書いて残す]
いや…なんか、顔あわせづらいから。
[自分で運べと言われたらそう返して、自身は談話室を後にする]
― →客室 ―
[その後も、図書室に行って本を借りたりなどして時間を過ごした後、使っている部屋に戻る]
………疲れた、な。
[それは、今日起きたことへなのか、それとも]
………早く、終わればいいのに……
[暖炉の側、椅子に浅く腰掛けて、天を仰ぎ目を閉じて、呟く。
それがどういうことか、よく知っていたけれど*]
─ 聖堂外 ─
[>>57先に来ていたミリィに気付いたのは、新たに聞こえた>>61声に意識を戻された時に。
彼女達に中に戻りなさいと声を上げるより早く、>>60マテウスが身体を起こし荒い声を紡いだ。
今にもまた雪に倒れそうなその様子に、止まっていた足を動かして、傍につく。
シーツをという声に応じたカルメンにお願いと言うと、傍らの男に視線を戻して]
襲われたわけじゃなくても、大丈夫には見えないわよ。
団長はアタシ達が連れてくから、アンタは休んでなさい。
そんな所見せたら、心配させちゃうわ。
[>>71立ち上がって息を整える男は放っておけば休まず動こうとするだろうと、幼馴染からの伝聞による人となりで推測できたから。
言っても聞かないかもしれないが、それでも可能な限りは手を貸そうと声をかけた。
男の左手には意識は向かず、他に集まった者に視線を向けて]
[襲われたわけではないとマテウスの返事に過ぎるのは安堵。
それを見せたのはほんの一瞬だったけれど。
頼むの声にこくと頷いた。
呼びかけるエミーリアの声>>81には一瞬振り向き「一人で大丈夫」とだけ言う。
オクタヴィアン>>84にも頷きを返して、今度は駆ける。
使われていない客室に飛び込み、女は其処からシーツを拝借する。
綺麗に畳まれていたシーツからは石鹸の清潔な香りがした。
真白を腕に抱えると急いで聖堂外に戻る。]
マテウスさん。
これ、……団長さんに掛ければいい?
[畳まれていた白がふわと広がる。
マテウスの指示仰ぐように、声を掛け彼に視線を向けた。]
/*
おおっと。
纏めるのに時間掛かってたら乗り遅れた!
今日は皆居るなぁ。いい事だ。
……ところで、レナーテさん……
んー………赤ログ、大丈夫だろうか。
読むの怖いんですけど。
/*
なんとなーく、カルメン狼っぽい気が。
オクタヴィアンも状況狼候補なんだが、どーもセンサーに引っかからないww
― 聖堂外 ―
[昨夜の談話室では先の気まずさもあって、碌に目も合わさず、本の貸し借りの際にも殆ど無言で遣り取りしていた。
彼の左手の具合は、幼い頃からの付き合いで良く知っている。
だがそれにしても、これ程までに痛そうに蹲る様は見た事は無かったが]
……。
[手伝いは大丈夫>>86と言われたから、そちらの傍へ向かった。
近くで司書も声を掛けていた>>88が、それで止まる事は無く。
眉を思い切り顰める]
……何してんだよ。
[言葉だけ聞けばいつものような冷たいものだったし、表情も不機嫌そうではあったが。
なるべく掴まりやすいような位置に、手を差し出した]
─ 聖堂外 ─
[自分と同じ宿の常連客である>>70青年の声に顔を向けると、丁度ずるりと崩れ落ちるところで。
けれど彼とは距離もあり、傍らの男の様子が気にかかることもあって駆け寄ることはできなかった。
彼の側には>>88ライヒアルトやミリィも居たから、というのもあったが]
…何が「良い」のよ。
アンタが嫌がったってアタシは構うわよ。
[>>87ぶっきらぼうな物言いはいつもの事、普段は自分もできる限り彼に関わることは無い。
だが、今の彼は傍目にも苦しそうで、なのに自身を蔑にしているように見えて]
アンタ一人が背負ってどうにか出来ることでもないし。
アンタが背負うべきことじゃないでしょう。
[自分の言葉は彼にどう受け取られただろうか。
カルメンが持ってきてくれたシーツが広がるのを見て、こちらからもありがと、と礼を言った]
/*
マテウスさんの発見描写に、さすがと唸った狼1です。
安心納得のマテウスさんめ。
僕の頭の中の景色みえてたんじゃないかと思う。
―聖堂・外―
[後ろから雪を踏む音が近付いてきたのは聞こえた。
反応を返せる程の余裕は無く、乱れた呼気を繰り返すばかりで]
[それでも声を掛けられれば、殊更にゆっくりと頭を巡らせて、苦笑する]
……だいじょ、ぶ、……じゃ、ない なあ。
[大丈夫だと言ってもそうとは一切見えない自覚はあった。
躊躇いなく掛けてくる声とその肩の心配げな蒼の様子>>88に、安心させられるような言葉を紡ぐことはできなくて]
[そこに、落ちてきた言葉>>90。
見上げれば随分と不機嫌そうな色合いがこちらを見下ろしていた]
……ほんと、に ねえ……
[無理矢理に零した笑い声は酷く乾いていて。
それに情けないような、困ったような苦笑へと移り変わる。
差し出された手には素直に右手が沿ったけれど、未だ収まらぬ痛みに立ち上がることはできない]
─ 聖堂外 ─
[シーツを広げたカルメンの落とした疑問。
自分も老尼僧の姿は屋根の上、遠目にしか見ていなかったのではっきりとは見えなかった。
今此処で横たわっている自衛団長と同じ様に、彼女も胸と喉を裂かれていたのだろうか。
解らないが、もしそうなら。悪趣味だと思いながら眉を顰め]
マテウスさんもアーベルも、無理はしないで。
二人とも、中に入って休んで頂戴。
ライヒアルトさんは、悪いんだけど手伝って下さるかしら?
…アタシ、小父様のお部屋も、知らないから。
[休めと言いはしたが、マテウスとアーベル両者から否が返ればそれ以上は強く言わず。
ギュンターを白いシーツに包むと、何名かで中へと運び込んだ**]
─ 聖堂・外 ─
……それで、大丈夫といわれたら、さすがに怒るところですが。
[ミリィが手を差し伸べる様子>>90を横目に見つつ、返された言葉>>94に、返したのはこんな一言]
……具合が悪いなら、言ってください。
本職には遥かに劣りますが、多少の医術の知識はあります。
[蔵書にはそう言った類のものもあるし、老尼僧からも薬の扱い方や手当ての仕方は習っているから、とそう告げて]
……まずは、呼吸を整えて。
気持ちを静めてから、ゆっくり立ち上がって。
無理に動こうとすると、辛いでしょうから。
[穏やかな口調で言った所で、名を呼ぶ声>>95が届いた]
[自衛団長を移していた菫色は次第に伏せられて
気付けば足元に近い雪の色を映していた。
オクタヴィアンがマテウスやアーベルに声掛けるを聞き
二人の調子は良くないのだろうと思う。
このような状況なら無理もないと安易に納得した。]
喉は、ほぼ同じ。
……胸は、……。
[マテウスから続く言葉は聞こえない。
胸も、と言わず、胸は、と言ったから
違うか、判断しがたいものかのどちらかと推測する。]
そうなんだ。
――教えてくれてありがとう。
[どうしても気になるのなら自身の目で確かめればよい。
それをする覚悟があるかは別にして、結論付け言葉を区切る。]
― 聖堂外 ―
[そのうちシーツが被されるだろうか。
背後で話される『人狼』の名に、差し出した手が僅かに震える。
こうして幼馴染と向き合っているのは、あの遺体を視界に入れないで済むように、という理由が半分くらい。
後の半分は]
……別に痛くはない、んじゃなかった?
痛むくらい悪化した?
[不機嫌な表情と口ぶりで、純粋な心配は果たして隠しきれていたか]
……風呂だけにしとけば良かったのに。
[添うばかりで力の籠らない右手>>94に溜息を吐く。
司書>>98を横目で見遣ってから、こちらから右手を掴んだ。
無理に引き上げようとはしないが、多少の助けにはなるか]
/*
誰も見る気ねー(芝
まぁくろねこさんはいつものことだから分かるけど!
イレーネには伝わってるから良いや。
食べるでも残すでもお好きにしてくれ。
― 前日 ―
……あ。
もうこんな時間。
[図書室から先に、『人狼』のお伽噺を含む本を借りていて。
――内容は本当に子供に向けたお伽噺、ではあったけれど――
ついつい他に借りていた本も読み進めていた。]
……そういえば。
母さんから、何かあったら『おまじない』唱えろって。
[自分以外の『だれか』一人を守れるよ、と。
唯の冗談だと、気にも留めていなかったけれど。]
……『おまじない』の本って、あるのかな?
[『おまじない』の部分だけ、
抜け落ちていたから首を傾げて、その日は眠りについた。]
/*
あー……守護、そこか、やっぱ。
[短剣辺りでそーじゃないかと]
んー……難しいな、二回目占。
守護者はあんまり占いたくないからなぁ……このまま、オクタさんでいくか……。
……ふう。……ありがと、エミーリア。
お前も、お待たせ。
[次いで声を掛けた先は、舞い待つ蒼へ。
こちらへおいでと首を傾げて示す先は左肩]
[右手はエミーリアに預けたまま。
少しずつ力を戻し始めた指先が、きゅ、と握り込む]
ウドヴィルさんにも言われちゃったし、中、戻ろうと思うけど。
まだ、ちゃんと歩く自信、無いんだ。
……お願いしても、いい?
[こと、と。小鳥がするよりは静かに、首を傾いで]
/*
風呂鳩より帰還!なのでした。
エーリッヒさんには本当に申し訳ない&毎度絡んですみませんというかありがとうございます!
本当はパパの手にハンカチ巻きたかったけど、これまたタイミング外してしまいました。会話が続かなかったら後追いかけてチャレンジかな。
─ 聖堂・外→団長の部屋 ─
……駄目ですか、って聞く方がどうかと思いますが。
[笑み>>103に返したのは軽い口調の言葉。
敬語は抜けていないものの、そんな様子は普段はあまり見せぬもの]
……あとで、お茶、淹れますから。
[そんな言葉を残して、手伝いへと向かう。
マテウスとオクタヴィアンの関わりまでは知らぬから、二人の様子には不思議そうに首を傾げつつ。
口を出すことはせず、団長の部屋までの搬送>>108を手伝って]
…………。
[安置された亡骸に聖印を切り、祈り紡ぐ仕草はどこか自然な──慣れたもの。
その装いもあり、神職にあるものと見えてもなんら違和感はなかった]
/*
うーん、カルメンも微妙かなぁ…。
と言うか霊能者どこだw
イヴァンに飛んでねーだろうなww
あと狼候補はレナーテ。
─ 団長の部屋 ─
[祈り捧げ終えた所でふと視線を巡らせれば、書物を手に取るマテウスの姿>>117が目に入る。
視線をずらせば、目に入るのは、書簡。
それが、昨日言っていた中央教会からのものなのは、察しがついて。
察した瞬間、何故かまた頭痛を感じて、軽くよろめいた]
……あ、いえ。
俺は、昨日、何もできませんでしたし。
[それでも、礼の言葉>>119が耳に届けばこう言って、小さく首を横に振り]
それでは、俺は……お茶、淹れて、きます。
……ちゃんと、温まりに来てください、ね。
[座って本を開く姿にそう呼びかけて。
場にいる面々に一礼した後、部屋を辞そうと踵を返した]
/*
林檎のコンポートたべたい。
シナモンいいよね。
と、エーリッヒのお菓子にそわそわしている。
カルメンはお砂糖とスパイスとすてきなものいっぱいで出来ていました(過去形)
ちなみに団長食べるだけの食欲はあったようです。
生存本能に近いんじゃないかな、これの場合。
─ 団長の部屋 ─
[ぺらり、捲る速度は緩やか。
読み飛ばすことなく、一字一字しっかりと目を通しているが故。
人狼伝説と銘打っているだけあって、各地に伝う伝承や、幻燈歌についても記載されていた]
詳しい生態までは書かれてないが……獣に変化出来、人の血肉を喰らうと言うのは共通か。
…獣に変化出来る、と言うことは。
普段は人の姿と何ら変わりない…?
[そんな相手をどう探せと言うのだろう。
伝承には見抜く力を持つ者が居るとあるが、少なくともマテウスにはその力は無い]
獣相手、か……。
どこまで太刀打ち出来るか。
[狩りならば幾度か行ったことがある。
だがそれは草食動物だったり、手強い場合ではイノシシだったりとある程度手立てがあるものばかり。
未知の相手にこの経験が活かせるのか、全く判断が出来なかった]
………人狼が行動を起こすのは、夜。
[考え得るそれは一種の賭け。
出歩いて襲われなければ収穫は無く、襲われて返り討ちに出来なければその先が無い。
1か0の、賭け。
ただ、今日は既に疲労が濃く、夜に活動することは出来そうに無かったが]
……みんな、中、入ろう?
体、ひえちゃう。
[そ、と外にいる人たちに声をかけて。]
……あたしもなにか作ろうかなぁ。
[料理の腕前は中の上くらいではある。
オニオンスープグラタンは、割と得意だ。]
……ライヒアルトさんに、商品の確認と……。
『おまじない』の本、あるか聞かないと。
[一昨日から口にしている事ではあるけれど、改めて口にして。
もうひとつの方は聞ければいい、くらいの認識だった**]
―聖堂・外→談話室―
[目の前の彼女が口の中で転がした音>>120は届かず。
少しばかり首を傾げたりもしたけれど]
はは、つい本音が。
[呆れたような声音に笑って返す。
荒い呼吸に乱されがちだった言葉もこの時には大分落ち着いて]
[上がる顔>>123と見下ろす顔。
視線が交錯するのは一瞬で、随分久しぶりのようにも思えた。
掠める懐かしさにも似た感情は、逸れた視線に遠くなる]
……ん、ありがと。よろしくね。
[そう言って、真実まだ覚束ない足を踏み出す。
温かな場所へ小鳥を連れていく必要もあるから、行き先に選んだのは談話室。
辿り着けば椅子のひとつに腰を下ろし、ひとつ息を吐いて。
それからもう一度、彼女に向けて礼を告げた**]
─ 厨房 ─
[厨房に入ると、いつものように竈の火を熾す所から始めて、お湯を沸かす。
用意するのはいつものお茶と、それから、気持ちを鎮める効果を持つハーブティ。
春から夏の間に育てたハーブを乾燥させて作ったそれは、老尼僧から教わったもの]
……結局、追いつけないままだったか、これも。
[どんなに比率を変えても、老尼僧の手になるものとは味わいが違っていて。
何故、と首を傾げていたら、『気持ちが足りないの』と言われたのは覚えている。
その意味を問うても、ただ、穏やかな笑みしか返らなかったけれど]
…………。
[ふる、と首を横に振り、想い出の欠片を一時追いやって。
気を紛らわせるように小声で願い歌を口ずさみつつ、お茶の準備に意識を向けた。**]
/*
とこ ろ で。
霊能。
どこ?
……人弾いたからには、ちゃんとプランあると信じてるんだからなー!
……ってこれ、朱月の時にも散々思ったよね、俺。
さて、今日は朝早いし、いーさんは帰ってきてから一気に動かすようだなぁ……。
/*
んで、と。
占い、本気で難しいというか、PC視点COのタイミングが難しいというかやっぱり時間足りねぇよ遅番だとこんにゃろう(
箱前つくころには大体みんなオンになっててログが一気に増えてるから、把握してる間にさらに流れて流れに乗れん……w
はよ、状況変わらんかなぁ……まあ、そのためにはいろいろこつこつ積んでかにゃならんわけだが。
とほり。
─ 団長の部屋 ─
[それからページは幻燈歌の部分へと差し掛かり、曲のない、文字だけを目で追う]
月のいとし子……血肉喰らう夜の獣。
対するは、神の、いとし……───
[目で文字をなぞりながら完結に纏めたものを口にしていた時、ある文字を見つけて声が止まった。
蒼と朱、ふた色の花。
朱の花。
思わず本を支えていた左手を見る]
───……単なる伝承じゃ、ない────?
[それを認識した時、再び左手が熱を持ったように感じた]
[読み進めればそれは導きの証なのだと言う。
それと同時、獣の牙を引き寄せるのだと言う]
───上等だ。
[ぽつり、零れる声。
低いそれは冷えた空気を僅かに震えさせる]
護るものが護れるなら、この身など。
[血に染まろうが、血に染められようが、恐れるものなどない。
娘を、イレーネを生き延びさせることが出来るのならば]
[本はある程度読み進めたところで閉じ、再び机の上へ。
その横に書簡があったけれど、そちらには手をつけなかった]
[人の証でもあるだろう左手の痣。
その己の娘であるのだから、イレーネとて人であると信じ、人狼である可能性を疑わない。
痣もまた隠すことはせず、問われるならば見せることも厭わない。
それを見て誰がどんな反応をするのかを見るために。
そうすることでしか、今は判断材料を得ることが出来そうに無かったから]
─ →談話室 ─
[談話室へと現れたのはしばらく時が経ってからのこと。
ライヒアルトに言われたように温まりに来たのだが、どれくらいの人が集まって居ただろう。
ひとまずは寒いところに居続けた身体を暖めるべく、暖の炉傍に陣取った**]
[マテウスの掌、垣間見た朱の花]
……『双花聖痕』……ああ…
[まだ教会の事を知る前に読んだ本に書いてあったもの。
あれの本当の意味は教会に関わってから知った]
ならば……あとは、見出す物と視る者、そして、守るもの、か。
厄介なのは見出す物、だけど……
[イレーネの様子に不安が過ぎる]
この子も……『神の使途』なのか?
ならば……
[いずれ、殺さなければならない。
人の手か、狼の牙か……]
………俺の手でやったら、マテウスさんに殺されるかなぁ。
[人狼の「因子」を優先する思考は表には出せないけれど]
だって、団長さんはそう望んでいるでしょう。
[中へ入ろうと動き出しながら紡ぐ声は冷たい]
おばあ様も、団長さんと長くお話してたのだから。
もしかしたらこうなる可能性を知っていたかも。それなら。
『故人の意思を尊重しなければ浮かばれない』
[無表情で結んだ言葉は、冷ややかを通り越した機械的な硬さを持っていた]
― 聖堂外 ―
[「約束」と、そう言って結んだ指と声>>141
それとは違う温度を持った声と、落ちた言葉>>143
そっと、イレーネに声を掛けるカルメン>>142を見る。
その言葉に、一つ頷いて、イレーネと共に歩きながら]
イレーネちゃん
団長さんは、そしてシスターも、君がそういう事をするのは望んでいないよ…
君がそういう事は言っちゃいけない。
故人の遺志、なんて本人が残さなきゃわからないだろう?
だから、そんなことは考えちゃいけない。
[言い聞かせるように、それでも優しく。
出来るなら、この小さな手を、そんな罪で穢す事のないようにと]
―談話室―
[冷えた身体をあたためる為、談話室に行くと
空いている席に腰を下ろして息を吐いた。
パチパチと音を立てて燃える薪。
その音を聞きながら、ゆると目を伏せる。]
ああ。
[思い出したような声が漏れた。
結局、シチューをねだる置手紙をしたまま
無断で休んでいる状態の酒場とそのマスターを思う。]
こんなんじゃ仕事なくなっちゃう。
――ううん、そんな心配する状況じゃないんだっけ。
[殺すか殺されるか。
そんな状況を思い出してまた表情が曇る。**]
/*
なんといえばいい物か、というか……
レナーテ、本当に大丈夫なんだろうか……
というか、シスター襲撃の時のwikiが気になってるのですよ。
一度、襲撃情報落とした後、別の狼が修正を入れたこと。
……あれ、合意だったのかな、とか。
修正前の物とギュンターのは比較的普通のだったのに、あれだけ、なんかちょっと人狼でもありえない、よね……
ギュンターの襲撃やった人狼なら、あれはやらない気がするん、だ。
修正せざるをえなかった、とか、ありそうで。
レナーテ、赤でもあの調子だと、本気でカルメンがつらいだろうなぁ。
狂信に赤がないのが切ない。
/*
俺視点役職ー
占…ライヒ君
霊…イレーネ
守…エルザ
聖痕…アーベル(蒼)マテウス(朱)
村…ミリィ、オクト兄さん
狼…カルメン・レナーテ
狂信…俺
これで確定だと思う。
んで、今日の占いがアベ君。ここはまあ、妥当だねぇ。
そして、ミリィからアベ君へのフラグにこっそりワクテカしておきます。
/*
エーリさんは本当にありがとうございます!
霊能COしてしまいたくなるのですが、情報過多でも困られてしまうかしらと、もう少し待機の構え。
パパも朱花だとベッタリになりすぎそうなので躊躇が。むぅ。
同陣営だと盛り上がり的に寂しい?ごめんなさい(苦笑
そしてPL視点COはしてるつもりなのですが、どうでしょう。
赤組でないと狼に見えなくもない動きを目指してみたりもしたのですが…む、無理あるかな?
しかし、初回デフォがパパってどういうことですか、ラー!
今回は初回決まってるので、投票先を変えてからおやすみなさいします。ね。
編物好き イレーネは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
― 聖堂外→談話室 ―
[見上げる顔は、迷うような、困ったような表情>>149で、かと言って、自分の意見にも根拠があるわけじゃないから]
そうだよ……多分ね。
[その言葉は、彼女をまた悩ませてしまうかもしれないけれど、答えを見つけることが出来るのは多分、イレーネ自身だけだろうからそんな風に言って]
だって、あんなに優しい人たちだもの。
[殺し合いなど、と続けようとした所に落ちてきた言葉>>150に瞬いて、一度だけ首を振る]
誰かが、かも知れないけど、イレーネちゃんがやることじゃないよ。
それに、殺しあわなくていい方法だって、きっとある。
[それは、自分が見た「双花」を根拠にしたものだったけれど、そこまでは言えなかった。
そうして、談話室で気を紛らわせるかのように手伝いに向かう姿を見遣って、空いている椅子に腰掛けて溜息をひとつ、吐いた**]
それに、もし殺しあう事になったなら、その時は
俺が、殺すから
[イレーネに向けて落とした言葉の最後は飲み込む。
誰を殺すのか、それは、今はわからないけれど]
/*
村始まって3時就寝がデフォになってまいりましt
いやまぁ、元々布団はいってもこの位まで寝付けないからいいんだけど(不眠症である)
だが、せめて3時間以上の睡眠は確保したいぞ、ナポレオンじゃないんだから。
ただ、狂信だと結構色々やれることがあるからついあれこれt
でも本当にこれでいいのかなぁ、悩む。
←RP村で役職二回目な人。
/*
しかし、はっきりCOしてるとあれだね
表の発言が「演技」と考えると白々しいと言うか胡散臭いよねこの男(
「演じる者」と言うスタンスで肩書きが決まったという、そんな話。
[――自衛団長を襲い、喰らった。
本能に抗うことなく過ごした夜からまだ一日も経ていない。
ゆえに、抗うことで受ける苦痛も、今は遠い。]
─ 談話室 ─
[起こす者がいたのか、それとも集まりだした人の気配からか、レナーテはようやく目を覚ますと未だ意識胡乱な様子のまま皆の様子を伺い]
場に緊張があるな。
──また誰か死んだか?
[無遠慮にそう言い放った]
やれ誰が殺されただのもいいが、いい加減に自分たちの身を守ろうとは思わないのか?
そうやって思考も行動も止めていれば、犠牲者は出ないとでも?
いるんだぞ、確かにこの中に───犯人-ケモノ-が。
[腰の細剣を抜くと一人一人をその切っ先で指して行く]
おまえか?
おまえか?
それともおまえか?
いるのだろう?人の血肉を食らう化け物がここに。
本性を見せてみろ。
美味かっただろう?
興奮しただろう?
人が番う肉の悦びなど比較にならないほどの快楽を得ただろう?
ならば、なぜ人であり続けようとする?
──本性を見せてみろ。
─ 聖堂外 ─
[>>97マテウスの返答には眉を寄せるも、この場で言い争っても時間が無為に過ぎるだけ。
早く団長を中へ運んだ方が休む時間も作れるだろうと、口を噤んだ。
>>116場を開けてくれたカルメンと、>>100手伝いを承諾してくれたライヒアルトにありがとうと礼を言ってから作業に入った。
もし気にかかる素振りが見えればまた口を出してしまいそうだったので、あえてマテウスの方を見るのは避けて。
だから彼の左手にある赤には気付くことは無く、作業に集中していた為にエーリッヒ達が来ている事にも気付かなかった。
そうしてシーツに包んだ団長を持ち上げようとして、バランスがおかしいことに気付く。
>>108力を入れていないのではなく入らないのだろう男に物言いたげな瞳を向けた後、息を吐いて]
─ 聖堂外 ─
…アタシ達が運ぶから。部屋までの案内をお願いできるかしら?
[やっぱり無理してるんじゃないの、という言葉を飲み込んで。
彼に先導してもらう形で団長を中へと運び込んだ。
そこでようやくエーリッヒ達も外に来ていることに気付き]
アンタ達も、中に戻んなさい。
こんなとこに何時までも居たら、身体が冷えちゃうわよ。
[そんな言葉を残し、けれど彼らも中に入る事までは確認せぬままに横を通りすぎた]
─ 団長の部屋 ─
良いわよ、アタシもギュンター小父様にはお世話になってるもの。
[団長をベッドに寝かせ、>>119マテウスからの礼に小さく頭を振って返す。
まだ過去形にできないのは、老尼僧に続いての死を受け入れ難いから。
>>115ライヒアルトの祈りに続けるよう、マテウスと同じように黙祷を捧げて。
>>122お茶を淹れるという司書に続いて部屋を後にしようとして、足を止め]
ねぇ、マテウスさん。
確かにこれは誰かが背負わなきゃいけない事でしょう。
ギュンター小父様がこうなってしまった以上、貴方が適任なんだろうとアタシも思うわ。
貴方は責任感も強いし、護らなきゃいけない子も此処に居る。
でも、アタシ。今の貴方には背負って欲しくないの。
─ 団長の部屋 ─
だって貴方、自分のことは護ろうと思っていないでしょう?
[マテウスがこちらに意識を向けていてもいなくても、ただ彼を見つめて言い募って]
貴方が背負おうとする心が、間違いだとは思わない。
でも、もう少しだけ余裕、持ちなさいよ。
[そう言うと微か弱い笑みを向けて]
お願いだから。
アンタのこと大事に思ってる人達の気持ちを蔑にするような真似は、しないで頂戴ね。
[そう言うと、ようやく部屋を後にした]
─ 厨房 ─
[団長の部屋を出ると、その足で厨房に向かう。
お茶を淹れると言っていた通り、そこには司書の姿があって。
手伝うと声をかけるより早く、>>133耳に届いた歌声に足が止まった。
歌が終わるか、こちらに彼が気付いたか、歌声が途切れるとようやく我に戻り]
あ、えぇと。
手伝えることはある、かしら?
ほら、昨日言ったでしょう。
[そう申し出をして、茶器の準備なり茶菓子の用意なりを手伝おうとして]
…さっきはごめんなさいね。
空気良くないところに巻き込んじゃって。
[聖堂外で、マテウスと自分の様子に気を遣わせたろうと謝りを入れた**]
アンタに言われずとも、やらなきゃならんことくらい、分かっている。
……けどな。
アンタみてぇに簡単にゃ割り切れねぇんだよ!
[思わず語尾が荒れた。
凄むように相手を睨みつける。
昔の言葉遣いに戻っただけなのだが、知らぬ者には豹変したように見えたかもしれなかった]
脅し?
これはまた呑気な。
[そう零した呟きに被さるように声を荒げたマテウスには驚いた様子を見せる。
だがすぐにその表情は淡白な顔へと戻り]
大の男が割り切れないと喚くのか?
なら誰がやる?
お前の娘にやらせるか?
化け物かもしれない ニンゲン を殺せと。
[飄々とした口調に笑わない目で、これは洒落や冗談ではないと告げる]
確かに、私はここの人間ではないからな。
敵にかける情けは無い。
もし、殺したい相手が決まったら代わりにヤってもいい。
決められないなら決めてやってもいい。
[そう告げて剣を収めると椅子に腰を下ろした。
その態度はどうする?と一同に尋ねるように。]
― 回想/五年前 ―
[両親が死んだのは五年前。
俺に会いに町に来たその帰りに、馬車ごと崖から落ちた。
予定より帰りが遅いのを心配した村の人が探して、見つかった時には、遺体は獣に荒らされていた。
父さんは慎重な人だったし、夜とはいえ慣れた道で馬車の扱いをしくじるような人じゃなかった。
恐らくは、獣か何かに驚いた馬が暴れて、制御し切れなかったのだろう、と人々は言った。
俺が対面した遺体は、そんな理由からかきっちりと布に覆われて、顔だけが俺が見えるようにと晒されて。
その顎の下、布で隠れるぎりぎりの位置に覗いた傷跡……まるで、掻き切ったような抉ったような……
これは、野生の獣の傷なのだろうか?
だけど、その時はそれ以上の事は考えられなかった]
― 回想/五年前 ―
[葬儀が終わって、様々な手続きを終えて町に戻って暫く後。
所属している劇団が、いつも世話になっている地元の教会のバザーで劇をすることになった。
それ自体はよくあることで、教会を訪れ話をすることもよくあることで。
その日も、そんな風に話し合いを終えて]
あ、俺、裏庭見ていくから、先に帰ってて。
[教会の裏庭には花壇があって、普段余り人が居ないのに手入れだけはされていて、その花を見るのが楽しみだった。
いつもなら外から裏に回るのに、何故かその日は近道をしようと教会の中を歩いていった。
普段はあまり使われていないその場所を通り過ぎようとして、足が、止まった]
(………え?)
[聞こえてきたのは話し声。人が居るとは思わなかったその部屋から聞こえてきた、両親の名前]
― 回想/五年前 ―
(なんで、こんな所で、父さんたちの話を……?)
[聞くつもりなんかなかった、だけど、足が動かなかった。
聞こえてくるのはあの事故の事と……]
「人狼」
「自己制御ができていない」
「探せ」
「処分しろ」
[何を言っているのかわからない、だけど、両親の事故が「ただの事故」ではないことは、俺にもわかった。
これは聞いてはいけない、知ってはいけない事だと、頭の中で警告が鳴る。
そして……]
「そこで何をしている!」
[鋭く、険しい声に我に返る。部屋の中の気配が変わる]
― 回想/五年前 ―
………あ……
[逃げ出したいのに、足が泥沼に嵌ったように重くて動かない。
部屋の中から出てきた人々の、鋭い視線に射抜かれて声も出せない。
踏み込んではいけないものに踏み込んだのだ、と。
もう、戻ることは出来ないのだ、と、その時思った]
― 回想・終 ―
― 談話室 ―
[かく、と体が傾いで、はっとして目を開ける。
目を閉じていたのはそう長くはなかったろう。
その目の前に突きつけられていた、剣の切っ先>>154]
うわっ!
[慌てて体を引くが、それにも構わずレナーテが同じ事を、この場の一人一人にやっていく。
見かねたマテウスがそれを制する>161が、レナーテは止めるどころかマテウスに反論>>163を始めて
それに対するマテウスの声>>165にも苛立ちが乗って]
………なにやってんだ、レナーテさん、あんた……
酔ってるんなら。外に行って酔いを醒ましてきたらどうだ?
いくらなんでも、放っては置けないな、そんな暴言は。
[椅子に座ってこちらを見回すレナーテ>164にそう返す]
― 談話室 ―
マテウスさんの言うとおりだ。
レナーテ…あんたの一人の意見で動く気はないよ、俺はね。
今、ここの最年長で、責任がある立場を任せられるのは、マテウスさんだ。
あんたじゃない。
[普段なら、敬称を略す事などしない声が、半ば苛立ちと共に落ちる]
これ以上、勝手なことは言わないで欲しい……
これ以上は、いくら俺でも庇いきれない。
なんなら、酔い覚ましに『ブラックカラントのフレーバードティー』でも淹れようか?
昨日、ドライフルーツを見つけたから、ね。
[最後の言葉は、普段どおりに軽かったけれど、視線はレナーテを睨んだままで**]
/*
仇うち云々のロールを表にうってある状態で、
その相手から、本性を、と言われると難しい。
のりたくてものれないかなぁ。ごろん。
/*
占い誘って明日がカルメンのクライマックスもいい。
というか、今日襲撃なしの方が良い?
今回通っちゃうとほぼぼっちなんだよね。
─ 前日 ─
[談話室を出た後、男が向かったのは地下の貯蔵庫だった。
持ち出したのはチーズや燻製の類と、酒。
それを持って客室に閉じこもる。
もっとも、このまま篭りきっているつもりはなく]
……なんとかして、ここからずらからねぇと。
[赤毛の少女から向けられた言葉を思い返す。
このままここに居たら命が危うい。
それは、本能的に察知していた。
とはいえ、その日は結局逃げ出す機を逸して──翌日]
─ 客室 ─
[緊張から、浅い眠りと覚醒を繰り返していた男の意識を目覚めさせたのは、外から聞こえた叫び声。
何事かあったか、と、扉に張り付き息を潜める。
とりあえず、男を訪れる者はなく、人の足音や話し声が遠ざかり、静寂が訪れたところで、男は身支度を整えた]
……何が起きたかはわからんが……くずぐすしちゃ、いらんねぇな。
[とにかく、ここから逃げ出す。
道が塞がっている事は聞いていたが、このままここに居るのも危険だ、という警鐘が男を突き動かしていた]
─ 聖堂・外 ─
[中を通っていくのは危険だ、と。
そんな思いから、窓をこじ開け外へ飛び出す。
常の狡猾さと慎重さを失した男は、身を隠して進む、という所まで意識は回せず。
ただ、この閉じた場所から逃げ出す術を求めて走り出す。**]
[レアンとなのった闇の因子もつ者は同胞の聲に応えない。
耳朶と意識の双方に同じ言葉が伝うことから
誰がそうであるかは繋ぐことは出来たけれど。
消去法で理解した仇。
打ち解けきらぬ相手からの問いかけと促しに
うまく同調することは出来ぬまま、黙り込む。]
/*
正確には、動かす余裕がないんだけどね!
というか、あー、うん。
やっぱりか。予測はしてたが。
……消去法で大体の内訳見えたがどーおすっか。
このカオス、敢えて見ない、って手段もありなんだよなぁ……うーん。
今回はともかく、この流れだと次の吊りはレナテさん行きそうだし……やっぱ、ここはオクタさん見とくかなぁ……。
双花襲撃率高そうだし。
もし黒でたら?
ひたすら伏せ倒して、こっそり襲撃されに行く、というのはどうか(
―談話室―
[酔い潰れたのか、酒瓶を前に眠る旅人を何とは無しに見遣って暫く。
談話室へとやってくる人にはひらりと右手を振って迎えただろう]
[やがて現れるマテウスの姿に目を留める。
自身もすぐに痛みに崩れてしまったからはっきりと確認できたわけではないのだけれど、雪に蹲っていた姿とオクタヴィアンが自身と同列に挙げて室内へと促していたのとに、何かあったのだろうかと気にはなっていた。
けれど何かに思い悩む様子>>160に声は掛け辛く]
[レナーテと名乗って居た旅人が意識を戻し、その言葉>>152を放ったのは何時頃だっただろう]
[その内容に呆気に取られ、目の前を過ぎて行く切先を眺めるばかりだった鉄紺色が感情のままに強い視線を投げつけるよりも、僅かにマテウスの制止>>161の方が早かった]
[棘有る言葉が交錯する場に漸く零したのは]
……そうだねえ。
[その空気に合わない何処か抜けた声。
緩やかに首を傾いで、――肩から小鳥は既に離れていただろうか]
総意にしたいけど、選び辛いって人もいるんじゃないかな。
何にせよ、必要なのは冷静になることだと思うよ。
感情のままに選ぶんじゃ、『人狼』を見付け出すなんてできない。
レナーテさんも苛立ってるのかもしれないけど、さ。
……その物言いじゃあ、他人事みたいだよ。
[決めてやってもいい。なんて。
まるで自分には関係ないが、手を貸してやると言わんばかりだ、と。
暗に秘めて、笑む**]
だんまりか、それもいい。
だが邪魔はするなよ。
そして忘れるな、お前も私と同じだということを
どう取り繕おうとも、お前はすでに受け入れたのだからな。
旅人 レナーテは、自衛団員 マテウス を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
おっと。
流れにイレーネどう組み込むか、悩んでいたら。
よし、後は流れるままに。
……これ、上手くすれば占い師で一度やりたかったパターンできるかもなぁ。
いや、ほんとに流れ次第だけど。
─ 厨房 ─
Ich bete und drehe es
Wenn kann es schwächlich schützen…….
[願い歌を紡ぎきり、は、と息を吐く]
……『力なくとも護れるようにと』……か。
[ふと零すのは、最後の一節の意味する所。
ここに落ち着いてから五年、ずっとそう、思い続けていた、けれど]
……力、か。
[呟いて、引き出すのは藍玉を抱いた銀十字架。
起き抜けの不可解な現象が過ぎり、それを振り払うように首を振って]
……え?
[準備の中、不意に向けられた謝罪。
言わんとする所が図れず、天鵞絨がゆるく瞬く]
いえ……お気になさらずに。
どちらにしても、あのままには出来ませんでしたし。
[間を置いて、軽く首を横に振りながらこう返して、それから]
……気の利いた仲裁でもできれば良かったんですけど……そういうの、あんまり、得意じゃないから、俺。
今だって、お茶淹れるくらいにしか、役に立ってませんしね。
[冗談めかして言えば、それは違う、と何かが囁く。
力あるもの、成すべきを成せ、と。
それが聞こえた瞬間、拒むように頭を左右に振っていた。
唐突な仕種の意を問われるなら、何でもないです、と笑って。
無意識、銀十字架を握り締めた]
─ 談話室 ─
[準備整えやって来た談話室にあったのは、どこか張り詰めた空気。
空気は暖かいのに、どこかひやりとしたものを感じさせるそれに自然、眉が寄る]
……なに……か?
[あったのか、と。
誰に問うでなく、小さく呟く。
天鵞絨はぐるりと室内を見回し、アーベルの肩に留まる蒼に目を留めて。
こきゅ、と首傾ぐある意味では暢気な様子に、ほっとしたように小さく息を吐いた]
― 聖堂・外→談話室 ―
[外にいた人たちが中に入った後に、自分が入り扉を閉めて。
その後は談話室にいたけれど。
レナーテの言葉に眉根を寄せて]
割り切る、割り切らない。
そう言う問題じゃ、ないです。
……多分。
[はっきりと紡いだが、最後の言葉は小さくなってしまい。
ふる、と首を左右に振ってから俯いた。]
/*
…ぎゃ。間違えた。
白粉だけだったのは昨日だったー!
確認してから書けばよかったorz
昨日も、それで女性と勘違いしてたということに(滝汗
オクタヴィアンさん、重ね重ねごめんなさい…!!
/*
俺にキリングさせたら多分エグくなるから止めた方が良いよ(
[現状ではスコップで殴ることに]
しかしおかしいな。
皆の意見を纏めて、と言う流れを作る予定は無かったのに(
[イレーネが対象になったら確実に庇いに出るから]
旅人 レナーテは、司書 ライヒアルト を能力(襲う)の対象に選びました。
旅人 レナーテは、自衛団員 マテウス を能力(襲う)の対象に選びました。
[それから暫く本に目を落としていて、無遠慮な声は聞いていなかった。
その場の空気に気が付いたのは、何となく顔を上げた時で]
―― なッ……
[迫る剣先に目を瞠って硬直し]
……あっそ。
じゃあ、今すぐそれで自分の喉掻っ切ってくんない?
ここの皆、きっとそー思ってるよ。代わりにヤってくれんでしょ?
[怒鳴る声>>162に我に返った後で、椅子に座るその人>>164を強く睨みつけた]
シスターも団長も慕われてたの。
それをあんな風にできるのなんて、それこそアンタみたいな関係無い余所者くらいだろ。
村の人にできるワケないじゃない。
[他の“余所者”程に悪く思っていた訳ではない相手。
それでもここまでの事があれば、幾ら女性であろうと話は別だ]
─ 談話室 ─
そうか……決めたか。
[言うのと立ち上がるのは同時だった。
腰のレイピアの鞘を手で掴み駆け出す。
向かう先は聖堂の出口
そして逃げ出した男のの元へと]
フフフ、こういうのはどうだ?
[走り出してすぐに同属へと語り掛ける。
それはどこか笑みを含んだ声色で何か楽しみをみつけた子供のようでもあって]
──父か娘だ。
選べ、お前が決めろ…レアン!
読書家 ミリィは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
旅人 レナーテは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
えーっと、レナーテさん?(汗
本当に、周り見てないと言うか……
どう扱っていいかわからねーよ、狂信でもーorz
メモみてくれよ、マテウスが動く気なんだよ、勝手にいくなよもー(床ばんばん
旅人 レナーテは、司書 ライヒアルト を能力(襲う)の対象に選びました。
旅人 レナーテは、湯治客 アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
決めてもいいけどぼっちになっちゃうよ。
場を動かすには襲撃はさむほうがいいんだけど、いいんだけど。
悩ましいなぁと思ってるのだった。
旅人 レナーテは、自衛団員 マテウス を能力(襲う)の対象に選びました。
―談話室―
[外にゆこうとするマテウスとそれについてゆこうとするイレーネ。
二人の姿に気付けば、菫色の眸が揺れる。]
――…っ、
[声にはならない。
けれどよくみればくちびるが『いかないで』と綴る。
エーリッヒと眼差し>>(204が交われば、
眉尻を下げて一瞬縋るような色をみせた。]
[見届ける必要がないのはわかっていた。
あれは、人狼じゃないと知っている。
それでも、後を追うのは
人狼の身代わりになってもらう彼への、せめてもの礼儀だと思った]
……カルメン
[小さく呟くだけで、その場に留まる彼女も、それを知っている]
/*
襲撃おいしいのは双花かなぁ。
さらにいうと其処らへんでGJもいいなぁとか思うけど
エルザさんどこ守るんだろうなぁ。
……大丈夫、カルメン……
レナーテは殺さない。殺させない。
[彼女の思いが何を意味するか、それを知っているから。
だけど]
あの様子だと、次は保障出来ないな……
[先ほどの談話室での遣り取りは、皆に不信感を抱かせるのには充分すぎたから]
……制御できない、人狼、か?
ならば……
[先ほど夢に見た事を思い出して、薄く笑った]
─ 雪原 ─
[イヴァンを追い寒空の下の雪の上道を駆ける。
足に纏わりつく雪の重みが足を鈍らせるがそれは"兎"も同じこと。
手にした"牙"の感触を確かめる。
獣でなくとも狩りは楽しいものだ。]
─ 雪原 ─
[あのときあの場にいなかったイヴァンは愚かだった。
情に訴えればよかったのだ。
だが彼はそうしなかった。
疑心暗鬼さえも生まれ出でなかった、そんなあの場で唯一の疑念を集めてしまった。
ただ逃げ出した、それだけだと言うのに。
あれが獣のハズがない。獣ならば逃げる必要などないのだ。
ましてやアレは私と同じ余所者だ。
ミリィが言うように余所者にはシスターにも団長にも思い入れなどはありやしない。
ならば二人だけを殺してここで逃げ出す意味は何か。
そんなものはありはしないのだ。]
怖かったのだろうな。
[だが結果は彼が生贄として選ばれた]
[音なき言葉をエーリッヒが綴るのをみて
ちいさく、ちいさく、頷いた。
老尼僧の人となり。
その認識が近いと知れる言葉があったから
カルメンはエーリッヒに縋ったけれど
『いかないで』と伝えたかった二人と同様に、
カルメンにとって やさしい“母” を覚えてくれているだろう存在を
うしないたくはない、とも思っていた。]
─ 雪原 ─
[人の命を奪おう
ならばせめて楽しもう。
彼の死にせめてもの意味を与えよう。
さあ、逃げろ。
さあ、逃げろ。]
ふふ……ふふふふ。
[走りながら笑い出す。
まるで獣-バケモノ-のような思考に気づき笑みが零れ溢れる。
こうして大木の前に男──イヴァンを追い詰めた]
/*
あのね、レナーテさん
メモみような?今日はイヴァン吊りなの。
狼COしても吊れないんだってばぁぁぁぁ!!!
もうやだ、どうして周り見ないのこの人……orz
[まだ夜は遠いというのに。
身体に溢れる力は無いというのに頭の中が上手く切り替わらない。
命を奪う快楽と人の身で行う苦痛がレナーテの心を引き裂こうとする。
これは神の徒の命を奪った罰か?
頭に響き渡るノイズに思考すら千々に乱れる]
ふふ……ふふふふ。
[溢れだした高揚感が笑いとなって漏れ出た]
/*
占い師のライヒアルトさんは、さがす楽しみ減らしてごめんね。
余談ですがライヒアルトさんが聖堂にきたとき
「なんかかっこいいおにーさんがきた!?
え、ここに住むの? え、え。寝起きの顔とかみられちゃうと恥ずかしい。
家を出るしかないわ…!」と思って独り立ちしたんだと思ってる。
―談話室―
[左肩から伝わる僅かな動き。
視線を移せばそこに居る小鳥が首を傾いで。
円らな瞳を追えばそこに、その一時の身請け人>>184]
[動作に起こすのは控え、薄らと苦笑を浮かべるに留め。
説明は簡易だけれどそれで充分だろうとエルザ>>187に任せた]
[マテウスが先よりは随分と静かに言葉を紡ぐ>>186。
返すのは僅かに目蓋を落とした苦笑]
……そうだね。
それは、俺も否定はしないよ。
[窓の外に向かうマテウスの視線の鋭さと。
跳ね上げたエミーリアの声>>194に首を巡らせる。
一度しか見かけていないその姿。
姿を見ていないということは、それだけ隙が大きいことだ。
冷静に考えれば考える程、行きつく先は]
─ 雪原 ─
[道を外れた先、深く重い新雪の中で男を掴み上げる。
その力は人のそれだが、見た目通りの女のそれではない。]
商人……名を聞かせてくれないか?
[レイピアの切っ先は雪の反射した光でキラキラと輝いている]
そして、お前の望みを教えてくれ。
……今ここで何を望む?
[商人は答えただろうか。そして追ってきているはずのマテウスは辿り着いただろうか]
/*
んー…ログ読み完了。
キリング譲るって書いてみえるけどここを追いかけてキリング貰いに行くのは無理があるわね。
出来れば今回初回キリング貰いに行こうかと思ってたんだけど、出遅れたわ。
湯治客 アーベルは、旅人 レナーテ を投票先に選びました。
湯治客 アーベルは、行商人 イヴァン を投票先に選びました。
─ 談話室 ─
[窓の外を気にしつつも、一旦そこを離れる。
その頃には行商人も追う者も、見えないところまで行っていたか]
……茶、貰える?
[司書へと珍しく自ら話しかけた。
向ける顔は相変わらずのしかめっ面だが]
そっちにも。
[次には小鳥と共にいる幼馴染を目で示し]
[マテウスの問いに一瞬驚きはしたけれど、多分冷静さは保てただろう。
彼に返した言葉は、俺の中の狂信者が思うものだから]
………あれは、生かしておくには危険すぎる。
そして、もう一人……彼女を守るためにも、レナーテには死んでもらう必要がありそうだ。
[人狼の死を望むと、軽く眩暈がして表情が険しくなる]
……まったく、何の力もないのに、こんなところだけ「因子」の特徴があるとか。
[思うことは、そんなことだった]
─ →雪原 ─
……同感だ。
[エーリッヒから得たレナーテ評。
それはマテウスが考えていることとほぼ一致した。
一言だけ返し、足跡の先へと急ぐ。
時折視線はイレーネの居る後方へ。
エーリッヒが居るとは言え、心配になるのは否めない]
足跡が2種類……間違いなくあの行商人も、居るな。
[道から外れた足跡は2種。
あちこち広範囲についた大きめの足跡は行商人だろう。
逃げ出す道を探していたのだと言うのがよく分かる。
そしてもう一つ、その足跡の中を真っ直ぐに突き進んだ跡を残す穴。
ただ一つを目指したのであろう足跡。
恐らくそれがレナーテのもの]
―談話室―
[無意識に手が胸元で組まれる。
十字架こそ身につけてはいないが
黒を纏うこともあり修道女が祈りを捧げる態にも見えようか。]
どうか無事でいて。
[小さな声で願い、目を伏せた。]
旅人 レナーテは、役者 エーリッヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
─ 厨房 ─
[>>181歌を紡ぎ終わってこちらに気付いた司書に、笑みをつくり返し。
微かな躊躇いの後の承諾に、彼から頼まれた通りに準備に取り掛かり。
そんな中唐突に切り出した謝罪に>>182戸惑いながらも頭を振るライヒアルトを見て、困った様に笑い]
ううん、助かったのよ。
別に喧嘩してる訳じゃないから、仲裁なんかされたら困ったもの。
多分あの人も、あぁなっちゃうのは理屈じゃないと思うから。
[老尼僧から自分と彼の妻の間柄を聞いていたならこれで司書にも大体の事情は伝えられたろう。
もっとも知らないなら知らないで、詳しく話す事でも無いだろうとわざわざ説明はしなかった。
彼が急に頭を振ったのに、どうしたのかと問いかけた事で会話が途切れたとも言うが]
─ 厨房 ─
ん、…そうね。
[>>183何拍かの間銀十字を握ったままだった司書からの言葉に、頷き答え。
それじゃ、とトレイに茶器や菓子器を移し始めた所で>>178少女の来訪があった]
あら、いい子ね。
ありがとう。
[司書と同じように笑顔で迎えて、彼女が持ちやすいような小さめのトレイを手渡し。
自分も談話室へと向かう準備をしている中、不意にイレーネから告げられた言葉に、目をきょとりと瞬かせた後]
ふふ、カルメンみたいな綺麗な子と一緒に並べて褒めてもらえるなんて嬉しいわ。
ありがとね、イレーネ。
[幼馴染から性別は伝わっているだろうと思っていたから、優しい子ね、と笑って。
司書と少女、三人連れ立ってお茶と茶菓子を持って談話室へと向かった]
─ 雪原 ─
[背後に音が聞こえたのと自慢の細剣が男の胸を貫くのは同じ瞬間のことだった。
男はレナーテを抱きしめるように、レナーテは男に抱かれるように。
ただ男の背中からは白く光る細い刃が天を向いて伸びていた。]
……そうか。
[微かに、そよ風にすらかき消されてしまいそうなか弱い声で、男が何かを呟いた。]
これでお前の望みはこれで叶う。
[ドサリと男の身体が崩れ落ち白い雪を赤く染めあげる]
─ 談話室 ─
[三人で移動した先、足を踏み入れた部屋は妙に空気がぴりとした緊張に包まれていて。
トレイを持ったまま足を止め、また何かあったのかと眉を寄せた。
>>184司書の呟きが問いの代わりとなり、>>187返された答えにあげられた人物を探し視線を動かせばすぐにその姿が目に入り]
…レナーテさん、あなた…
[何を、と問う声は>>186マテウスの言葉に遮られて。
それに続いた>>191エーリッヒの声と、然程の間も置かずに飛び出していった>>196旅人に。
状況の把握が追いつかず、旅人を追いかけて出ていく彼らをただ見送るしか出来なかった]
─ 談話室 ─
…エーリも行ったから、多分大丈夫だと思うけれど。
[マテウスが追うのは解るが、まさかイレーネまでも付いていくとは思わなかった。
心配ではあるけれど、娘が傍にいるなら彼もそう無茶はしないだろう。
ともかく無事に戻ってくるのを待つしかないと、持ってきたトレイをテーブルにおいて]
そういえば。
アーベル、アンタ体調はどう?
休んでなくて大丈夫?
[彼の零した呟きは耳に届かなかったから、無遠慮に体調を問いかけた]
[刃が貫く感触が手に伝わる。
それは思ったよりも軽く。
命の重さにはまるで感じることができず。
死にゆく男が何か言っている。
自分が何かを答えている。
・
・
・
ドクンと心臓が跳ねた。
獣のそれではなく、レナーテの、ニンゲンのそれが激しく動悸を打つ。
思えば"この手"で人を殺めたのは初めてのことだった。]
─ 談話室 ─
[問いに返った最初の反応>>235に、幾度目かの瞬き。
場合じゃない、とわかっているのに、なんとなく、気が抜けた]
いや、別に謝る所じゃ。
ハーブは、好き嫌いのわかれるものだし。
[ごめんね、というのにそう返して。
ミリィが眉根寄せる>>237のには、なんでも、とでも言うようにふるふる、と首を横に振ってから、二種のお茶をカップに満たして彼女に渡す。
それらが一段落したなら、蒼に向けて手を差し伸べて]
ほら、そろそろ戻って来い。
[この言葉に蒼の小鳥はこきゅ、と首を傾いで。
ありがと、とでも言うようにピリリリ、と鳴いてから、差し伸べられた手へと飛び移った]
[体から力が抜けて木に背を預け座り込む。
誰かが近づいてくる。
そして、何か、誰かが、怒鳴りつけている……いや、ただ話し掛けているだけだろうか。
耳に入る言葉がノイズに乱されて脳へと意味を伝えない。]
……すまないが、もっとゆっくり喋ってくれないか。
……上手く聞き取れないんだ。
[そもそも本当に声をかけられているのだろうか。
風の音がノイズとなって頭の中を駆け巡っているのではないだろうか。
だがそこに人がいるのは確からしいと、レナーテはゆっくりと顔を上げて口をもう一度開く]
そうだ……すまないついでに。
───その男を弔ってくれないか。
[レナーテの双眸からは確かに涙がこぼれていた]
[覚悟なんていらなかった。
獣が与えてくれる高揚感に委ねて、ただ刃を突き入れただけ。
何度も何人も殺めてきたはずなのに今回だけが違っていた。
達成感も愉悦もなにも沸き起こりはしない。
ただこの手で人を殺めたという事実だけが両の肩へと重くのしかかった。
そう……レナーテに覚悟なんてありはしなかった。]
/*
レナーテさんは狼だったら流石にやりすぎだと思うので霊能者さんかしらーと思うのだけど。
こんだけ派手に動いて明日以降どう動くのかしら。
吊り候補筆頭よね?
─ 雪原 ─
[後方にエーリッヒとイレーネを置き>>238、赤が広がる地へと足を進める。
行商人が倒れた>>234今、警戒すべきはレナーテ。
不用意に近付きすぎることはせず、一度足を止めた]
…豪語しただけあるな。
[言葉を向けながら、視線を雪の上に頽れた行商人へと向ける。
見たところ、獣へと変化している様子は無いように見え。
しばし見遣った後にレナーテへと視線を戻した]
…………っ
[木へと凭れたレナーテの双眸から零れるもの>>242。
それはマテウスを驚かせるのに十分なものだった。
焦げ茶の瞳を瞠ったまま願いを耳にして、短く息を吐く]
……コイツの部屋に安置するくらいしか今は出来ない。
それでも良いか。
[埋葬は不可能だ、と。
何やら様子のおかしい相手に合わせ、ゆっくりとした口調で言葉を紡ぐ。
先程の様子との変化に、どうにも調子が狂った]
……かみさまの遣いは、楽じゃないね。
[そう、苦笑と共に零す]
[痛みを発した場所は解っている。
背の、エーリッヒが『蒼い花』と表現した色が宿る場所。
きっとそれの所為だ、と]
/*
どうやって出そう……って悩んでたから凄く助かった。
多分察してくれたんだろうなあ、ありがとうオクタヴィアン。
そして襲撃が怖いお時間です。
構わない。
[そうマテウスに答えた。
答えたはずだ。
少なくとも口をそう動そうとした。
そしてもう一度顔を白い地へと向ける]
……先に行っててくれ。
もう少ししたら戻る。
[必死にそれだけ言葉にすると、あとは肩で息をするだけになった]
─ 談話室 ─
[会話に交わることはせず、談話室に残った顔を何となしに見遣る。
出ていった者と照らし合わせて、彼らが追ったのが先達ての夜にマテウスと口論めいたやり取りをしていた男だと解る。
明らかに余所者である彼が人狼だったら良い。
けれど、そうじゃない可能性も勿論あって、確率としてはそちらの方が高く]
(…ホント、冗談じゃないわ)
[口の中だけに、小さなぼやきを呟いた]
[ …ドクン!
…ドクン!
…ドクン!
鼓動が早まる。
人としての手綱を緩めたその瞬間。
・
・
・
ケモノが目覚めようとしていた。]
─ 談話室 ─
あぁ、問題ないならいいのよ。
心配だけで済むなら大したことじゃないもの。
[>>246こちらからの問いに返る表情に苦しさは見えなかったから、笑みを向けて。
けれどどこか躊躇いを感じ、どうかしたのかと眉が下がったところで、>>249続いた声にぱちり、瞬き]
…アーベル?
[彼が何を抱えているのか知らず、案じる気持ちで名をよんだ]
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