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研究生 エーリッヒ は シスター ナターリエ に投票した
ランプ屋 イレーネ は シスター ナターリエ に投票した
青年 アーベル は シスター ナターリエ に投票した
宝石商 ザムエル は シスター ナターリエ に投票した
召使い ユーディット は シスター ナターリエ に投票した
酒場のママ ヘルガ は シスター ナターリエ に投票した
教師 オトフリート は シスター ナターリエ に投票した
小説家 ブリジット は 宝石商 ザムエル に投票した
職人見習い ユリアン は シスター ナターリエ に投票した
シスター ナターリエ は 召使い ユーディット に投票した
宝石商 ザムエル に 1人が投票した
召使い ユーディット に 1人が投票した
シスター ナターリエ に 8人が投票した
シスター ナターリエ は村人の手により処刑された……
教師 オトフリート は、酒場のママ ヘルガ を占った。
小説家 ブリジット は、ランプ屋 イレーネ を守っている。
次の日の朝、宝石商 ザムエル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、ランプ屋 イレーネ、青年 アーベル、召使い ユーディット、酒場のママ ヘルガ、教師 オトフリート、小説家 ブリジット、職人見習い ユリアンの8名。
/中/
投票デフォ、ユーディット……。
このまま女性が続いたら凄まじく怖い。
さてさてー。
現状、勝敗計算の上では、そこに関わりあるのは7人。
狼2と人5人。
進め方を間違えると、おかしなタイミングで終わるのが妖魔系入りの怖い所なのは、赤組もわかっているはず。
ていうか、あれですね。
それこそ、誤爆でもなければ、『呪殺は』来そうにない気。
まあ、わかっててそういうポジション行ったんだから、頑張らんとー。
そして、一応考えてはみたものの。
発見描写する時間ねぇな、雨だし(汗)。
―2階・客室―
[不意に。
何か、のしかかるような、重苦しい感覚を覚えて目が覚めた]
……なん……だ?
[かすれた呟きがこぼれ、翠が数回、瞬く]
……『歌姫』……?
[続く、呼び掛けのような呟きは、彼のようで彼ではない響きを帯びた声]
「……エーリ?」
大丈夫だ……それより。
[カーバンクルの真白を撫でてから起き上がる。
……感じるのは、妙な不安]
[ぐるり、室内を見回せば、昨日まとめたレポートが目に入り、そう言えば、と思う。
魂を失った邸の主を案じ、手がかりを求めていたザムエル。
まとめたレポートは、彼の思考の助けになるかも知れない、と]
一部、渡しておいてもいいか。
[ごく何気無く、こう考えて。
三冊積まれた束の一つを手に、部屋を出る]
[部屋を出たところで、通りがかった召使に声をかけられた。
どちらへ、という問いに、ザムエルの部屋へ、と返し。ついでに場所を尋ねれば、御案内致します、と返されて。
断る理由は特になく、共にそちらへ向かう]
……?
[先に進むにつれて、感じるのは。
言葉にできない不安の高まり。
それを振るい落とそうとするかのように、頭を振って。
たどり着いた部屋のドアをノックするが]
……あれ?
[返事は、ない。
時間的には、起きていそうなものなのだが]
……シャイトさん?
[嫌な予感がかすめる。
鍵はかけられていないようなので、失礼します、と声をかけて中に入れば]
……っ!
[目に入るのは。
机に伏した。
老人の姿。
一見しただけでは、それは転寝しているようにも見える……が、しかし]
……違う……これはっ!
[駆け寄って見れば、机の上には手紙らしきもの。
仕事関係の連絡のための物だろうか。
伏した身体に手を触れれば、伝わるのはひやりとした感触。
それでも、微かな呼吸と、脈打つ気配は感じられ]
……御大と同じ……ソウルロストしている……。
[オルゴールか、と。
続く呟きには、明らかな苛立ち]
とにかく、このままにはしとけない……。
[低く呟いて、廊下の方を振り返る。
案内をしてくれた召使はまだそこにいて、どこか呆然と、室内の様子を見つめていた]
執事殿に、知らせを!
急いで!
[鋭い声に召使は弾かれたように走り出す。
その足音が遠ざかるのを聞きつつ、ぎ、と唇を噛み締めて]
……こんな事が……続くようなら、俺は……。
例え……それが何を意味していようと……。
[低く呟くその横顔を。
肩のカーバンクルは、*どこか不安げに見つめていたか*]
中/
………机?
昨日のそのまま流用予定にゃったのに…書き直しにゃぁ… orz~
[←どういう襲撃方法か言っとけば空気読んで貰えるとか思ってたようだ。砂糖のように甘い]
中/
みゃぁ、うたた寝してた事にすればどないかにゃるか。[さっくり]
ただ、これだけは。
時刻設定(手紙書いてる時間=それほど遅くない時間?)は切ないにゃよぅ…。
襲撃と吊りの前後具合の都合があるのにゃん…。
−夢幻の回想−
[月と星の光だけが、静かに降るはずの時刻。
女がオルゴールを手に、空間を渡り現れたのは――館の主と親交深き老人の部屋。
心労を押して手紙を書いている途中だったいたのか、ゆらりと揺れる焔が、机に伏して眠る老人の横顔を照らす]
…ァラァ、まだベットに入ってらっしゃなかったのォ?
いけないひとォ…。
[転寝する老人へ赤い爪を翳せば、ふわりと甘く濃厚な香りが漂う。
女が――魔が見せるは、"最も大切な者"の夢幻(ゆめまぼろし)]
ウフフ…、貴方…ザムエルさァん…。
ギュンターさんお一人ではァ、寂しいと思いませんことォ?
「 」
[甘い甘い蜜の声。それが導くのは、甘い記憶。
彼が夢見た人影は、今は亡き妻だっただろうか――それとも?]
ネェン、だからァ…貴方の魂を捧げてくださいなァ?
[魔が差し伸べる死への誘い。彼はそれを拒む事は出来ずに――]
[魔の手に残されたのは、彼の魂。
女は、ひとりでに蓋を開けたオルゴールへとその魂を捧げ――
再び紡がれる唄に、深紅の瞳を甘く眇める]
[――その時。
オルゴールがその内へと抱いていたのは、館の主の魂だけだったろうか?
オルゴールに魅了された女は、何も気付く事なく新たな魂を捧げて]
[星と月の下で煌くのは、銀と赤と緑。
旋律に添うように、きらきらと美しく輝いて、魂を絡め取る。
――魔である女の、魂さえも]
…ゥフフ…フフフ……
[静かに絡め取られゆく己の魂にも気付かず、女は無邪気に笑う。
心を強く傾ければ傾けるほど、囚われやすいとは*知らぬまま*]
中/
とりあえず襲撃時刻は誤魔化しておいたにゃ。
引寄せとどちらが先だったかは…想像の余地を残したにゃん。
サァテ、今日は頑張って吊られないとにゃぁ〜。
酒場のママ ヘルガは、ランプ屋 イレーネ を能力(襲う)の対象に選びました。
酒場のママ ヘルガは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
酒場のママ ヘルガが「時間を進める」を選択しました
中/
無事に三日目を迎えられた所でェ、作戦タイムですわァ。
※C国狂人、ハムスター人間、コウモリ人間、ピクシーは人間にも人狼にも数えません。
※C国狂人とハムスター人間陣営が両方生存している場合は、C国狂人を人間として数えます。
現在【狼狼:村村村村C:妖】
→妖溶なら【狼狼:村村村村:C】−村吊り襲撃=エピ(ゎぁ)
→妖溶以外【狼狼:村村村村C:妖】−村吊り襲撃=一応続行計算だけど、狼側PP状態
ですのでェ、本日は叶う事なら私吊り希望ですのよォ。
その方がァ、オルゴールがそちらに渡って面白い事になりそうですしネェ?
――そうですか、シャイト様が。
[慌てた様子の召使いの説明を聞いた執事の表情は、険しいものに。
腕を組み顎に手を当て、考え込む所作が一瞬。
しかしそれは直ぐに解かれ、足早にかの客人の部屋へと向かう。
形式的なノックと、入室時の挨拶はかけるも、中から返る声はない。
開いた扉の先には、佇む金髪の青年と白き獣の姿]
レーヴェ様。
御連絡、ありがとうございます。
[会釈もそこそこに、左の手袋を外して老耆の手を取り、脈を計る。
主の時と同じであると確認すれば、緑の瞳を伏せて。
そっとその身体を起こし、担ぎ上げて寝台へと寝かせた]
また、犠牲者が出るとは……
[眉を寄せながら、小さく呟きを零す。遺憾だと言うように]
教師 オトフリートが「時間を進める」を選択しました
……ええ。
このままではどれだけの犠牲が――
やはり、早急に見つけ出し、封印を。
[交わす会話にも、青年は何処か虚ろな様子だったか。
それを相手に気取られないように観察しながら、
モノクルの奥の孔雀石は、翠の瞳よりも昏い色を湛える]
私は他に異常がないか、見て参ります。
レーヴェ様は、お身体を休められた方が。
どれ程のものなのかは、存じませんが。
[最後の言葉は、体調の不良に関してのような、
それ以外の事を指すかのような響きを持って――
優雅な一礼を残し、先んじて部屋を後にする]
小説家 ブリジットは、ランプ屋 イレーネ を能力(守る)の対象に選びました。
小説家 ブリジットは、召使い ユーディット を投票先に選びました。
[眠りのように魂が、すぅ、と、闇に溶けるように。
彼女の意識はそこでとぎれ、
*夕刻になれば、それを"認識"するだろう*]
――夢――
[ふと気付けば漂う甘き花の香りに顔を上げ目を遣れば、そこに見えるは一面の薔薇と今はいない筈の]
……マレーネ……?
[懐かしくも愛しき名を呼べば、それは此方へと手を伸べて]
「…いきましょう、あなた。私と一緒に」
[と囁き鮮やかに微笑む。
ゆらり、揺れてその影へと手を伸ばし
そして]
−客室−
[いつも通りの気だるげな目覚め。
けれど、それは振りではなく。瞼を閉じてシーツの海にたゆたう]
……ァアラ、騒がしいことォ。
[眉を寄せて不機嫌に呟くが、理由に思い当たり機嫌が直る]
ゥフフ…いけなァィ。
せっかくの姿を見損ねてしまうわァ。
[素肌にガウンを纏い、扉の隙間から顔を出す]
[他の使用人に知らせに行こうかと、階下に足を向ける。
しかしそれは、背後からかけられた声によって止まった。
銀の髪を揺らしてこちらへ歩む侍女の表情には、焦りが滲む。
十年も共に働いていれば、少なからず信頼関係が存在する。
それが故に、彼女には女性客の改めを任せていたのだが]
……フラウ・キアストライトが?
[幾ら声をかけても、返事がないと。
睡眠や、絵描きに集中している可能性もあるとは言えど、
先日の事を考えれば、やはり気に掛かる事ではあった]
わかりました。
念には念をとも、言いますから。
[執事とて、邸内の異変の全てが察せる訳ではない。
客間への入室の許可を出して、共に向かう]
[手を伸ばす。
しかし、届かない…
走り出す。
後もう少し…の、ところで体に何かが絡みつき、少女の推力を殺していき…
やがて止まってしまえば、少女はその細い指を伸ばし…]
…っ!
[どくん。
心臓の高鳴りと共に、少女は目を覚ました。
荒い呼吸と共に、何があったのか…その深緑の瞳で周囲を見回す]
…夢…
[瞼を閉じ、先ほど見た悪夢で乱れた呼吸を整えようと]
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
[最も深く親交のある客人の喪失に、どのような反応を見せるかと窺う女の耳に入ったのは、予想外の事態。
侍女と執事の様子に、女の表情は困惑へと変わる]
…マァン、オトフリートさん…。
御機嫌は…よろしくなさそうですわネェ。
ナターリエさんにィ何かありましたのォ?
もう、なんでこんな…
[夢を見るの?
そう言おうとして、原因があることに気づく。
昨晩、オトフリートが話していた事…]
…そっか。
[小さく呟くと、其の瞳は翳る]
でも、縁起でもないなぁ…
[ベッドから立ち上がると、窓を開け…外から入ってくる風に軽く目を細めた]
ザムエルさんには、話せないね。
こんな、夢の話。
――回想――
[ゆらり、揺らいで意識が目覚め]
……夢、であったか
[そう呟くとほぼ同時に異変に気付く。
そこは先程までいた場とは明らかに違う異質な]
はて…これはいったい…
[思い巡らす意識に届く甘い香りと女の声]
……あれは……
[笑う女の手には消えたはずのオルゴール。
それに何かが吸い込まれ…奏でるは歌]
あやつが…
[だが既にどうすることもできず。
やがて現れた者達に伝える術もなく]
……
[ただ何もできぬまま、呆然と彼等を*見守って*]
ええ、少々……
[少し言い澱み、翳る表情を作るも、それは一瞬で消す。
背後で、客人の部屋の前に到着した侍女が、
失礼致しますと声をかけて、ドアノブに手をかけた。
客人の名を紡ごうとした女の声が止まり、息を呑む音]
ゼヒツェーン?
[顔だけを動かして見遣れば、
碧眼を驚愕に見開き、口許に手を当てる彼女の姿]
[ふと、部屋の外が慌しいことに気がつき…]
…そう言えば、今日、部屋とか…荷物とか、調べられるんだっけ…
[大きく伸びをすると、少女は窓際から離れる。
やがて、身支度を整え使用人を*待つ事だろう*]
[翳る表情に目を細め、更に問いただそうと薔薇の唇を開く]
アラァ、少々って…何が少々なの…ゥ…?
[けれど執事の視線にそちらを見、思わず扉から身を半ば乗り出す]
[抑えたのは零れそうな胸元か、その奥のざわめきか]
ハァン…いったい何がァ…?
[無意識に、困惑の声が漏れただろうか]
[赤の客人に失礼と告げる間もなく、
一歩後退る侍女に代わり、執事は足を踏み出す。
開かれた扉の先に広がる光景は、咲き誇る“花”。
白の海の中に黒は沈み、辺りを滴が濡らす。
蕾の上にはオルゴール――否、それはモノトーンの絵画。
しかしそれは、本物の如き銀の煌めきを放っているように思えた]
――これは。
[驚きに声をあげたのは、その光景故か]
[絵描きの女性の部屋へと執事は消え、驚きの声が耳に届く。
女はついに好奇心を抑えられず、素足のまま一歩踏み出して――]
…ァッ……!?
[ほとんど声にならない声を上げて、膝を崩す。
咄嗟にノブに捕まって座り込むのを耐え、扉に縋り身を支える。
部屋の外にいた銀の髪の召使いは、それを見てたただろうか]
………ァラン…、私ったらこんな格好で…イヤだわァ。
ごめんあそばせェ?
[ゆるりと首を振って部屋へと下がり、扉を閉める。
そのまま、膝を突いて額に手をあて、しばらく*瞳を閉じていた*]
………アァン…どうしちゃったのかしらァ…?
どうしてこんな眩暈なんてェ…生気でも足らないのォ…?
[魔の空間に零れ落ちる囁き。
女はぼんやりと、花々から生気でも得ようかしらと*呟いた*]
[絵画のような世界に踏み入った執事は、
背後の声にも意識を奪われる事なく。
白の上、黒の女性の傍らに片膝を突けば、
尾のように長い裾が床に広がった。
その体温はやはり生命を感じさせぬ程に冷えきり、
けれど呼吸と脈とは微弱ながらも存在していた]
……一晩に、二人?
[手袋を外した左手で、口許を覆う。
新たに犠牲が出る事は予想出来ていたが、二人も]
[遅れて入って来た侍女と、幾らか言葉を交える。
かの客人はと聞けば、返って来た答えに柳眉を顰めた]
そう、ですか。
[手袋を嵌め直し、暫し思考を巡らせていたが、
ゆっくりと立ち上がり、花の中心から離れた]
……すみませんが、この場は任せます。
[一枚の絵画の如き光景を壊す事を躊躇ったか、
それ以上は触れず、踵を返して部屋を出て行く。
紙と女とが作るモノトーンの薔薇はただ、*そこにあるがまま*]
−庭園−
[女は人目に避けた薔薇の茂みの影で、煙管をふかしていた。
纏う深紅がより艶やかに映えて見えるのは、白と黒のモノトーンと反対色である緑に囲まれているからか。
それとも――魂を半ば奪われつつある、柔肌の白さゆえか]
………ハァ…ン…
[物憂げに息を吐けば、紫煙がふわりと広がり…風に吹かれ消える]
[女が物憂げに見つめるのは、秘密を隠した蕾の下。
その視線は扇のような睫毛に隠されて、はっきりとは示さない]
ァァン…どうしたのかしらァ…?
わからないわァ…わからない…のォ…。
[女の魂を半ば絡めとったオルゴールは、それを抱く蕾の内を薄紅に染める。
濃い緑の葉陰で密やかに綻びつつあるそれを、未だ誰も知らない]
[――あれから。
眩暈が治まり、身支度を整えて、形ばかりの軽食を取った後。
どうしても気になって訪れた女性の部屋は、モノクロームの完成された世界と化していた]
[書き散らかされた幾枚もの紙]
[黒に濡れるは闇に侵食されたよう]
[そして――本物と見紛うばかりのオルゴール]
/中/
ようやく覗けた。
確かに日数的には、今日お仲魔吊りが一番良さそー?
と、ここまで考えてふと思い付いたんだけど
4日目お仲魔吊りと同時に、表で狂CO
=狂人がオルゴール強奪して目一杯踊ってもらいつつ
5日目に狂襲撃+俺COってのは如何だろう。と思ったり。
ちなみに、オルゴールの場所情報は、アーくん持ってるので
今日問い詰めされる際に同時に渡せば狂人強奪可能…かと?
ただ、4日目に狂人さんの負担が極端に掛かるのが難点だから
厳しそうなら避けた方が良いけども。
[女は吐息を零したろうか。それとも吐息すら零せずにいたか]
………。
[部屋へと入ることはなく。
大輪の花のような女性には一瞥をくれるのみで、立ち去った]
中/
ハァィ、お疲れさまァ。
日数計算的にはLW状態にしてェ、後は空気読んで頂くのが一番楽なのよネェ。
ただァ、お仲魔さんに負担がかかってしまうのだけれどネェ…。
でも今回はァ、囁きの方がいるからァ寂しくはないわよネェ?
[嫣然と笑みを浮かべる]
そこら辺についてはァ、囁きの方次第かしらァ?
ちょうど今からァ囁きの方にリアルタイム問い詰められになりそうよォ。[微笑]
明日回想でェ、どうしてここに居たのかとォ、深紅の薔薇が咲くことでェ気付く流れにしたらァ、強奪可能だと思うわァ。
─庭園─
[……今日もまた、犠牲者が出た。それも2人も
犯人は今頃ほくそ笑んで居るのだろうか
ぎりり、と意図せずに強く歯を鳴らす]
……早く見つけ出さないと
[爪を噛みながら、ポツリと呟く
ふと気づくと、前方、薔薇の茂みの中に人影を見つける
緑の中に映える真紅の衣装を纏うその人物は]
……あれは、ヘルガ様
[何故こんなところに、とポツリと呟くが、ふと考えると]
ちょうどいい、のかもしれませんね
[僅かに口元を歪めると、ヘルガの元へ歩み寄る]
こんにちわ、ヘルガ様。このようなところでどうかなされましたか?
/中/
そちらこそお疲れさん、と。
まぁ、俺がに生じる負担なんざ些細なモノだし。
こっちの負担は気にせず!
既に大分助けて貰ってるし、それぐらいは狼役職の定め、ってな(笑)
ま、基本は囁きさん次第かなー?
今からのリアルタイム問いつめに期待(笑)
召使い ユーディットが「時間を進める」を選択しました
[女は最後に長く紫煙を吐き、煙管を何処へかと仕舞いこむ。
紅い爪が薔薇の花へと伸び、白か黒か彷徨うように揺れ――]
ァアラ、貴女…この間のォ…。
[掛けられた声に手を止め、ゆっくりと振り向いて、嫣然な笑み]
イイェ…、どうもしないわよォ?
静かに花を愛でていただけですわァ…。
/中/
>ゆーでぃ
おや、これは嬉しいお言葉が。
んじゃ、ちったぁ負担が大きくなって申し訳ないが
当面はその流れを狙いますか!
出来る限りサポートはしますよってに。
……狂人が襲撃ロールとか、凄い新鮮(笑)
中/
お仲魔さん&囁きの方>
今後の展開了解ですわァ。
私は今日めいっぱいィ、しらを切ればよろしいのネェ?
明日の襲撃ロールが楽しみですわァ。
アァン、私のは吊られたら無効になるのでェ襲撃セット忘れないで下さいネェ?
左様でございますか
[目を伏せ、そう呟く
しかし、次の瞬間には顔を上げ]
ヘルガ様はもうご存知、なのですよね?
その……ザムエル様とナターリエ様のことは
[女は手の下で笑みを浮かべたまま、瞼を物憂げに伏せる]
エェン…気の毒ですわネェ…。
怖いですわァ…。
[睫毛の影では、深紅の瞳が少女の真意を探ろうと見つめる]
/中/
てか、その日程が一番都合がいいんですよね
実は明後日の朝から出かけるので(えっ
明日掘り起こして、狂喜。んで、そこはかとなくアーくんの存在匂わせつつ、食われちゃいます
中/
了解ですわァ。
表ではしらを切り、赤でト書きでヒントを残しますわネェ。
襲撃先はァ、イレーネとブリジットで霊能者COしなかった方かしらァ?
まぁん、そちらにお任せしますわァ。
["いつものように"目を覚ます。
絵を描きあげたあとは、頭の芯がぼぉっとするのだ。]
……?
あ、ら?
[何かおかしい。
瞬いて――]
─回想:ザムエルの部屋─
[どこか呆然と、渾然とした意識は、人の気配と名を呼ぶ声に現実へと引き戻される。
見やれば、魂を抜かれた老人の身体はベッドへと横たえられる所で]
……オルゴール……だよ、な。
[ぽつり、呟けば返るのは肯定。
そして、『封印』という言葉]
封印……。
[その言葉を口にする刹那、痛むはずのない傷痕がつきり、と疼くような心地がして。
その感触に煩わされていたためか、観察するような視線には、気づかなかった。
そして、休んだ方が、という言葉に続いて。
投げられた言葉に、翠が数回、瞬く]
どうして?
私の色は、失ったのに。
私は色を引き替えたのに。
[十年は昔に、失ったはずの色。
それが鮮やかに。
金を見た]
[そして、執事は優雅な一礼と共に立ち去り。
部屋には、彼と真白の妖精だけが残される]
……あの者……我に、気づいている、か……。
[不意に零れた呟きは、彼のようで彼ではない響きを持つもの。
それと気づき、警戒するような声を上げるカーバンクルに、彼ならざる彼は、艶然と微笑んで見せた]
……案ずるな、幸運なる小さきもの。
我には、『彼』を喰らう事はできぬ……果たすべき盟約が未だ、告げられてはおらぬが故に。
[静かな言葉の後に、艶は陰を潜め。
ふるり、頭を振る仕種]
「……エーリ」
……ああ……騒がしくて……嫌になる、な。
[不安げに名を呼ぶカーバンクルに苦笑しつつこう言って。
とにかく、ここを離れよう、と廊下に出る]
[物憂げに瞼を伏せるヘルガを、僅かに冷めた目で見つめるが]
……何故、今日は二人でしたのでしょうか?
それに、犯人の意図は一体?
ヘルガ様はこのことについてどのようにお考えになっておられるのでしょうか?
参考程度にお伺いしてもよろしいですか?
[あえて、犯人の意図といった質問を彼女にぶつけ、こちらも彼女の腹を探ろうとする]
[自分の手を見る。
そっと触れようと伸ばす。
外は茜色。
復讐と換えた彼女の色は、他の誰のものよりも細かく鮮やか。
だからこそ、引き替えられたのだろう。
その魔と彼女は、今は何の関係もない。
彼女が殺しの隠蔽の代価に、絵を描き続けるだけで。
茜色に指先が染まる。]
……なんだ?
[その騒ぎには、廊下に出てすぐに気づいた。
行き交う人々、その慌しさに、不安めいたものを覚えてそちらに──ナターリエの部屋へと近づいた]
……一体、何が……っ!?
[そこに在るのは、白と黒の花。
その光景に、しばし、息を飲んで]
……これ、は……まさか……。
[零れ落ちるのは、掠れた呟き。
僅か、蒼ざめた様子に、召使から気遣う声が投げられれば。
部屋で休むから大丈夫、と告げて、自室へと戻っていく]
─2階・客室─
[部屋に戻り、ベッドに倒れ込む]
……『 』。
[声にならない声が、誰かの名を紡ぐ]
どういう事……だ、あれは……。
[過去の事例に、こんな事はあったかと。
記憶を辿りつつ、虚空へと投げた問いに答えはなく。
ただ、短い言葉が意識の内に結ばれた]
……『暴走』?
[意を問えど、答えはなく。
それを考える内にいつか、*眠りに落ちて*]
それに、描けただけで満足だわ
["触れられない"自分からは離れ、
白い、オルゴォルを黒で描いた紙からも離れ。]
どうしようかな。
あぁ、これってギュンターさんも同じかしら
なら。
お話できるかしら?
絵を描くしか。
他にはなにもできない私だけど、話し相手くらいには*なるかしらね*
/中/
>>*16
えぇぇぇぇっ、
まさに考えてる通りの行動なんですがwww
調べてみたら、多分家出発は7時ごろ
問題は中が起きられるかどうかということだ
/中/
それにしても。
メルヒくんの名前を、どのタイミングで開示すべきか。
まあ、考えても仕方ないし、取りあえず夕飯行ってこよう。
……にしても、役職配分内訳が、わかるよーなわからんよーな。まあ、いつもの事か。
サァネ…私には何もわかりませんわァ。
それを参考になんてェ、どうやってなさるのかしらネェ?
[少女の探りを、女は心の内で密やかに笑う]
……マァン、いいですわァ。
そうですわネェ…オルゴールがそれだけ貪欲だったと言う事ではないかしらァ?
それともォ、歌姫にィ老人の魂では対価がつりあわなかったのかしらネェ?
[同意を求めるように、小首を傾げてみせる]
/中/
そして、問題はコミットアンカーです。
明日は出勤だから確実に出来るが。
……土日は…………が、頑張るか、生きてる限りは。
[貪欲と言う女の視線は、無意識に薔薇の方へと彷徨ったろうか。
けれど直にそれは逸らされ、少女の反応を探るように細められる]
……いえ、このような事態の場合、詳細な事情を知らない方の意見が存外、的を得ていることも少なくありませんので
[そう返し、ヘルガの意見を聞くと、スッと瞼を伏せ]
……なるほど、一理はあるかもしれませんね
[ただ、同意を求められても、それに反応を返すことはなく]
……ただ、それですと主人の時にも同じことが起こるべきだったのでしょうが
フゥン、そんなものですのォ…お役に立てればァ光栄ですわネェ。
[少女の冷静な分析にも感銘を受けることなく、女は手の影で笑う]
アラァ…?
もっと犠牲になって欲しいみたいネェ…「起こるべき」だなぁんてェ…
案外ィ、貴女が犯人なんじゃないのォ?
[あり得ない推論を述べて、艶やかな紅唇が弧を描く。
夕暮れの冷たい風が、二人の間を吹きぬけた]
―客間―
よくねたか…な
[昨夜、事件のことは聞いたが、それでも眠くなるときは眠くなる。腹が減れば腹は減る。
ホールで話を聞いた後、書庫にいって何冊か本を借り、本をぺらぺら。そして寝た。
一応ということも含めて、オルゴールのことについて少しぐらい知識を蓄えようと試みてみたものの。
真に美麗にて、長ったらしい文章。
想像力をかきたててくれるのかもしれないが、曖昧で要点をえない文章。
それに心浸る気分であるならば良いものかもしれないが、そんな状況じゃない。
結局は、エーリッヒ等が語ってくれたことはよくまとまっていてわかりやすいな。と見ていて感心したものだ。
それぐらいのものなのだから、真新しいものもなく、見つけるために材料もない。
……まあそもそもオルゴールの知識を増やすぐらいの目的で、一夜漬け程度でそんなものあるわけもないと思っていたからいいか。と思ったけど。]
[髪を撫で付ける為に外された手は、女のこの場にそぐわぬ笑みを少女へと見せ付けただろうか。
魔である女にとって、少女など脅威でないゆえの無意識の油断]
ゥフフ…、可愛らしいことォ。
貴女の魂を捧げたらァ、オルゴールは喜ぶかしらネェ?
[魔の囁きは少女には聞こえない。
けれど、女が醸し出す雰囲気は少女に確信を与えたかもしれない]
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
[結局、専門家に任せるほうが速いというなんとも気の抜けた結論に達したのはいつだったか。
その後また違う本を見る。屋台の料理全集とかいうので…
しっかりよくわからない本を持ってきてしまっていたらしい。
ついにわたがしの作り方まで見てしまった。最も、作るきなど欠片もないが。]
んあ。
[日課の知恵の輪を出し、いじくる。
といってもやはりいつもほど寝ぼけていないのは自覚している。
今日はいつもよりすぐ外せそうだ。]
―客室―
……ぅーあー…。
[つっかれたー。と僅かうめき声を上げながら、身体を寝台へと投げ出す。
同時に、ぱた、と小さな音を立てて背表紙を閉じれば、
サイドテーブルへと積み上げたままの書物へ、手を伸ばそうとして。やめた。
…これで、漸く三冊。
昼過ぎには問題も無く手荷物や室内の探査も終えて。
空いた時間、執事に選んでもらった書物を読み漁っていたは良かったのだが]
[―――本を読む事自体は嫌いではない。
今回だって、手荷物の中に数冊の小説も持ってきていたし]
…だーから、何とかなるかと思ったんだけど。
[甘かった、と言わざるを得ない。
文献や論文を読み解くのは、小説を読み進めるより遥かに読解力を要したし
そもそも、元は興味の深くない論説を読み続けるのは
最早青年にとって苦行に等しかった。
…それでも、律儀に読みきろうとする辺りの行動は褒められるだろうか]
…ほんと、にーさん…すげぇ。
[…常々真似出来ないとは思っていたが。
恨めしそうにサイドテーブルへと視線を投げ、思わずぽつりと呟きが漏れる。]
[ぼんやりと。また屋敷が騒がしいな。と思っていると。
かちゃり。という静かな金属音とともに知恵の輪が外れ、その音を合図に思考も覚める
さて、なにをしようか。何気なくまた本をぺらぺらとめくろうとしていると、こんこん。とドアをノックする音が聞こえる]
あー、入っていいよ
[何かはわからないまでもそう答えると、数名の使用人がいた。用事は、便箋を届けにきたと言うことと、部屋や荷を調べるとのこと。そういえばそんなことしなければならなかったのだったな。と思い返し鷹揚に頷きながら、自分は手紙を書き、その間に不振なものがあるかどうか調べられることとなる]
……ご協力感謝します
[感情の篭らぬ感謝の意を伝え、軽く一礼する
もっと犠牲になってほしい、という言葉には僅かに眉を寄せるものの、すぐに緩めると]
……滅相もございません。ただ、1人が2人に増えた理由が気に掛かっただけでございますから
[身体を寝台へと投げ出したまま、暫く躊躇ったまま視線を送って。
それでも漸く。……ゆっくりとではあるが。
サイドテーブルへ積み上げられた新たな書物を手に取れば、
よ、と小さな掛け声を上げながら、身体を反転させる。
寝台の上へと本を開け、肘を突きながらも表紙を捲れば
オルゴールに関する記述が並ぶ頁へと手を進めた]
[まぁ…苦行の甲斐有ってか、執事の告げた通りの順序で書物を辿れば
逸話に関するある程度の知識は詰め込む事に成功はした。
まさか専門家に及ぶ程の知識は持ち合わせはしないだろうが
今の自分には十分だろう、昨夜の自分の知識よりは余程良い]
[緩く歩みを進めながら、執事は思考する。何故、今日は二人だったのか。
魂を奪うのが目的にせよ、音色を聴きたいが為にせよ、どうにも奇妙だ。
対価が足りなかったか――なれば、それは“犯人”に取っては予想外の事。
庭園に差しかかれば話し声が聞こえ、つい、歩みを止めた]
[女は薔薇を手折ろうと紅い爪を伸ばし――その棘に阻まれる]
ァツ…ゥ…、主に似て情の強いことォ…。
[白い指を染めた紅に唇を寄せ、舌先でチロリと舐め取る。
そして視線だけで感情の篭らぬ謝意に応え、*身を翻した*]
[疑って部屋を調べるとはいえそこはやはり使用人。荷を乱雑に扱うことはせず一つ一つ検分していっている。
それを背後に手紙を書く。
詫び状。店がしばらく閉店すること。父宛てに。
内容ごとにわけて、一つ一つかきあげる。その間。無言。
しばらく後。何事もなく荷物と部屋の検分を終えた。
手紙も書き終え、封をすることなく渡す。
後は勝手に処理してくれるだろう。届けばいいのだからそれでいい。
特に不振なことを書いていない手紙はすんなりと通ることだろう]
よいしょ、…っと。
[思わず上げた声に、うわ、俺ジジくさい!とか独りごちつつ
ぺら、と薄い音を立てて書物の半ばを開けば
『永遠のオルゴール』の名から始まる論文の表紙が現れて。
ここかと判断すれば、前の書物から挟んでいた栞を抜き出して
その頁へと差し込みながら、読み進めを開始する。
この姿勢では、直ぐにでも肩凝りで断念しそうな予感はするのだが
座りながら活字を追うのもそろそろキツかった。
主に首が。]
[窓外からの陽は既に沈みつつあった。
活字を追うのも、室内の明るさでは最早難しい筈なのだが
青年は、僅か目を細めるだけで。その視線は流れるように紙面を走っていく]
3発言で残1295pt とか、ちょっと長文すぎやしないか俺…orz
5発言のユーディ(1321pt)超えたよ?
しかもまだ発言続くよ?大丈夫?
[髪を撫でるために手が外されたことによって覗いた口元の笑み
それを盗み見た彼女は確信に到る
ああ、私の歌姫を奪った犯人はこいつだ、と
だがしかし、今ここで問い詰めようとも、在り処を口にするどころか犯人であることすら認めようとはしないだろう
……まだ、情報が足りない]
……そうだ、彼なら何かを知っているに違いない
[ゆらり
どれ程の時間が経ったか、その体はいつの間にか寝台へと運ばれて。
その周りには誰もおらず、ゆるりとその体に手を伸ばすも何かに阻まれるようにそれには届かずに]
ふむ…戻れはせぬ、かの……。
[呟いてただ立ち尽くす。
己に起きたであろう事をもう一度思い返して]
あの夢。あれが罠であったか。
…人の思いにつけこむとはなんと卑怯な。
いや、だからこそ『魔』なのであろうが……。
[あの、赤を纏った女…ヘルガの挙動を思い返せば、納得のいくことばかりで]
昨日、あの時に気付いておれば……口惜しい事よの。
[常とは異なる場所で、誰にも聞こえぬ嘆きを零して]
/中/
さて、ヘルガ様不在化ということで
すぅぱぁ問い詰めたぁいむっ(ぉぃ
というか、どういう流れで進めよう
表で部屋訪れちゃうのはぁゃιすぎる気がするからなぁ
ただ、all裏だと誰か来ちゃう可能性あり
うーん
/中/
いぇーい、問い詰めターイム!なんなら、もう暫く発言落としたら
退席記号付けるから、そこから裏でロール廻す?
表でユーディも退席つけて赤でこっちこれば
客室までは来ないっしょ。…多分。
そういえば、なんかまた騒がしかったような気がするけど、何かあったの?
[手紙を渡したところで、ようやく口を開く。
とはいっても沈黙に飽きたからいったに過ぎず、昨日からそんなものだろ。ぐらいに思っていたのだっただが。ザムエルとナターリエの話を聞いてしばし閉口する]
ザムエルさん…ナターリエさん…
今度は二人も?……か……
[しばし呆然としていたが、その反応を注視しているような、使用人に気づき出て行け。という仕草をして、また一人になる。]
―――…、
[ふいに、僅か吐息が零れて。
活字を追っていた長い指が、紙面の端を捉え、ぺらりと紙を捲る。
流れるように動いていた視線は、一瞬、ふと伏せられて。]
…―――やはり、
[ポツリと落ちる呟きは、何処か低く響いた。
闇の帳が下りつつある室内で、僅か伏せた瞳の輝きを見る事は叶わずに。
続く言葉は音に成らない儘、青年は再び頁を*捲り始めた*]
青年 アーベルが「時間を進める」を選択しました
……それにしても。
[ふい、と顔を上げ抜け殻の体を眺め首を傾げる]
何故に、ワシじゃったんだろうの。
あぁ、歳若き者では敵わぬとでも踏んだかの。
ギュンターと親しき故に、かの。
さて、人ならぬものの事はわからんわいの。
[ぽつぽつと一人ごちて]
しかしながら、ワシで良かったのかも知れんの。
先の短き故、もしもの事があったとて、いずれ逝くのだ大した違いはあるまい。
先のあるものを選ばなかった事は認めてやろうかの。
[そこまで呟き、しかしながら邸に別のざわめきが起きるのを聞く]
[その声のする方に意識を向ければ、そこはまた混乱の中にあって]
……なんと、もう一人囚われたと?
ワシ一人では足りぬか…?
それとも………?
[何もなき虚空に一人在りて、他にすることもなく思考に身を落とせば、いつしか*時さえも忘れて*]
…やはり、間違い無い。
[今でも変わらないんだな。
とポツリ零れる音は、室内へと低く響く。
暗闇の中で、紅を湛えた瞳を持った青年の姿をした其れは
僅か、その薄い口端を上げてほくそ笑む。]
[潜んでいた場所から僅かに移動して、邸の門の方角を見やる。
そろそろ、侍女と郵便配達人とがやり取りを終え、去っていく頃か。
昼から無理を言って引き止めていたから、不審に思われたかもしれない。
魂を奪われたものの容態や、犯人の逃亡も考慮すればやはり、]
……時間がない、か。
[呟いて、庭園に一歩、足を踏み入れた]
─アーベルの部屋の前─
[庭園をあとにすると、彼の知っていることを聞き出すためにアーベルの部屋を訪れる
僅かに躊躇するが意を決し、コンコンと扉をノックをする
中から返答があれば、失礼します、と中へ入るだろう]
[...は疲れか、苛立ちか。髪をかきあげる頭を抱える。
昨日予想していたわけだが、犠牲は一つに留まらなかった。
悲しくないといえば嘘だが、抑えきれないほどでもない。
思慮深く穏やかなザムエル。古く想いのこもった綺麗なものが好きなナターリエ。
どちらもあったばかりだが嫌いではなかった。
特に、ナターリエとは感じかたが似通っていたからか。特にその印象がある。でも…]
わからないのはどうしようもないってのがまいる
[さまざまな感情を吐き出すように。深く息を吐いた]
[室内へと響き渡るノック音に、伏せていた視線を微かに向けて。
本来ならば、すぐさま青年へと譲り渡していただろう意識も
扉の向こうに感ずる気配にくつりと笑みを零すだけで]
―――どうぞ?
[何処か愉快めいた低い声を返しながら、
寝台へと横たえていた身体を起こし。]
[丁度、召使いの少女と擦れ違うも、いつも通りの笑みを向け挨拶を交える。
訊ねる間も与えず通り過ぎたから、相手の反応もまともには見ていない。
白と黒の咲き誇る一角まで辿り着くと、刺に僅か付着した赤に目を眇めた]
/中/
はい、やらかしましたすいませんっ!
ていうか、明示されてない事は表に書いた者勝ち、っていうのを伝えきれてなかったなー。
ここら、しっかりせんと(' ';;
……失礼します
[中に入ると、こちらを見ている彼の瞳は真紅
ああ、彼の方かとなんとなく思う。なら]
前置きはいいですわね。知っていることを教えてください
……、随分な挨拶だな。
[闇の中に現れた侍女の姿に、くつくつと笑みを零す。
手に持った書物をサイドへと閉じ置けば、紅の光を其方へ向けて]
まずは聞こう。―――何処まで判った?
[まるで、答えあわせをするかの様な問い]
─2階・客室─
[意識が戻れば、周囲は淡い闇の内。
その色彩に、ずっと眠っていたのか、と嘆息して]
……それにしても、『暴走』……ねぇ。
[小さく呟いて]
基本的に、存在が暴走してるようなモンだろうが、あれ……。
[はあ、とため息をついて、起き上がり。
テーブルの上のレポートを一冊手に取って、ぱらり、ページをめくっていく]
[何処まで判ったか、と問われれば僅かに思案し]
恐らく、犯人はヘルガ様。先ほどまで一緒に居まして確信しました
……最初は貴方かと思ってましたが
―――私が?…まさか。
わざわざ手に入れるだけなら、態々君を焚付けた意味すら無くなる。
[侍女の言葉に、僅か眉を上げ。
それでも起こる様子は見せずに、くつ、と愉快そうに笑みを零す]
そして、その確信に間違いは無い。
…肝心なオルゴールについては、まだ掴めず仕舞い…か?
[彼の愉快そうな笑みには、僅かに眉を寄せるものの]
……確かに。筋は通っていますね
[そう無表情に返す
ただ、オルゴールの在り処について問われると、僅かに視線をそらし]
……ええ。まだ見当も
[薄い口唇を震わせれば、
零れ落ちるのは音のない旋律]
――……………
[否、それは人ならざる者には呪として聴こえるか。
白の花弁は風もないのに微かに揺らめく]
ま、止まっていても意味はないか……俺が動いたことで意味があるかなんて知らんけど
[なんて不満げにぼやきながら、とりあえず借りたまま返していない本を返そうか。
その後は、どうするか…なんて考えて部屋を後にする]
[部屋の中、黒が動く。
金糸の髪がふわりとゆれる。
自分の部屋に誰が来ていたのか、彼女は知らない。
外へ出よう。
扉は開いていたのか、それとも開いた隙だったのか。
そっと身を躍らせた。]
……一つ、教えてやろう。
窓の下へと広がる庭園に、あの女の気配が満ちているのを知っているか。
先程まで、何故女が庭園に居たか
―――その理由を、考えてみれば良いさ。
[視線を逸らす様子に、愉快そうに笑みを深めて。
侍女が自ら答えへ辿り着くのを待つかの様に、ただ情報を紡いでいく。
其処まで知り得ながら自ら動かない理由。それすら告げないまま。]
あぁ―――そろそろ、あの女も"限界"だろうしな。
近々、あの庭園に『赤』が花開く。
[興味が沸いたら、言ってみると良い――
何かを思い出したかの様に、突然話題を変える。
その口許には、笑みが浮んだまま]
[再度確認した、過去の記録。
一度に複数の魂を得た事が、なかった訳ではない。
ただ、その後に『暴走』と称してもおかしくない事態が発生していたらしいが]
暴走の兆し……とでも、言いたいのかよ……。
……それだけ示唆して、どうするつもりだ?
そうしたくなければ……って?
[苛立ちをこめた呟きに答えはなく、やれやれ、と息を吐いて立ち上がり、窓を開けて夜風を呼び込もうと]
[彼の言葉に僅かに思案するが]
……まさか
[庭園に、とポツリと呟く。なるほどそれなら彼女があのような場所に居た理由も納得がいく
しかし、そこで気づく
なぜ彼はそこまで知っていて動かないのか。そして私にその情報を惜しげもなく教えてくれるのか
それを訝しみながらも、続く言葉には]
限界……? それはどういうことです?
[――紡ぎ終えて、微かに口端を上げる。
それは時を巡る為の呪。残滓から過去を読み取る為のもの。
今の執事には個人の近しい記憶しか辿れず、それも朧げだが]
……なるほど?
[孔雀石を細め、くすりと、小さく笑む。
夜風が吹き過ぎて、結わえた髪が闇に靡びた]
[…椅子の上で足をブラブラとさせていると、扉のノックが聞こえ…]
どうぞー。
[ドアの方を見やり、姿勢を正した。
入ってきたのは予想通り、使用人の女性で部屋と荷物の確認を要求される]
はい…あたしが持ってきたのは、その鞄の中身…だけ、です。
[使用人が頷けば、失礼します。その声と共に確認作業が始まる。
その様子をじっと少女は見ていた]
[訝しそうな視線に気付きながらも、その口許に浮ぶのは笑みばかりで。
…どうやら、問いを向けられた所で答える気は更々無いらしい。
横へと置いた書物をサイドテーブルへと置き直し、
ギシと軋みを立てて、寝台へと腰掛ける。]
―――今聞かずとも。…直ぐに判るだろうさ。
[オルゴールの特性を知らなければ、ただ魂を絡み採られて行くばかりだと。
小さく向けた笑みに含めたその意味を、知る由も無いだろうが]
[書庫にて本を返して
ザムエルと、ナターリエの容態は心配でこそあるが、どうする術もなく。
わざわざ確認しにいく気も起きない。
なればどうするべき…といっても疑ってみるかして情報を集めるぐらいしかない。わけではあるが]
正直めんでぇな…
[…なんて、それは誤魔化しか、本心なのか。それを測るものはここにはいない]
ほんとに、ここの庭は必ず誰かいるな……。
「よいばしょ、だもの」
[思わずもらした呟きに、カーバンクルが尻尾を揺らしつつこんな言葉を返して。
ふわり、吹き込んできた夜風に金の髪を揺らしつつ、それになるほど、と呟いて。
小さな声で、歌を口ずさむ。
気持ちを鎮め、内なるものを押さえ込むために]
/中/
上手いこと、オトさんがヘルガさん占いに持ってきましたね。
うむ、尚更予想していた展開に持って行きやすくなったかも。
と言いながら、飯を食うので鳩に切り替え。
ちょっと反応遅くなるけどーまぁ、粗方告げたから良いよね!(待て
[どれくらいの時間が過ぎただろうか。
使用人はずっと集中力を絶やさずに少女の荷物、部屋を調べている。
少女はずっと飽きずにその様子を見ている…
やがて、少女の部屋、荷物にはオルゴールが無いことが分かると、使用人は一礼した]
…お疲れ様、です…?
[そのまま部屋を出るかと思いきや。
使用人は少し言いにくそうに…まだ、滞在して貰うことになるのだし、服を洗っておく、と言われ]
…お願い、します…
[少女も使用人も、少し頬を染め、洗い物の受け渡しをしていた]
[一通り、歌い終わる頃にはだいぶ気持ちも鎮まって。
軽く、傷痕の辺りを押さえて、よし、と呟く]
「エーリ」
閉じこもってても、仕方ない。
少し、外、歩こう。
[胸から手を離し、そっと真白を撫でつつこう言って窓辺を離れ、部屋の外へ]
[手を翳せば、変わりかけた花弁の色は元の純白に]
後でお伺いするとしましょうか。
[独り言ちる口調は、執事としてのもの。
天の月を仰げば、モノクルが光を映す]
[…ばたん。
ドアが閉まると、軽く染まった頬を撫で、少女は考えていた]
…どうしよっかなぁ…
[そう、暫く滞在するのだ。
いくら何でも、ずっと寝ていた、と祖母に告げれば呆れられるというか…]
いや、あたしは、別に、全然、構わないんだけど…
[うーん。小さく唸る。
ふと、今、使用人達は忙しいことを思い出す]
…自由?
[今なら、夜の庭園に出ても誰にも文句は言われないだろうか。
実際、庭園には四季折々の花々が咲いていた。
その、夜の顔…はどうなっているのだろうか]
[ちょうど先に行くエーリッヒの後ろ。
歩いてついてゆけるのは。
はたしてどうしてなのだろう。]
…不思議ねえ。
どうなっているのかしら。
[白の獣の紅を見つめながらそう呟いて。]
さて……散歩というと、どうしてもあちらになるわけだが。
「おにわ?」
……邸の外には、出られんしな。
[苦笑しつつこう言えば、カーバンクルは嬉しげに尾を揺らし。
その様子に、今度は苦笑とは違う、笑みを浮かべて、庭へと向かう]
―2F廊下―
[立ち並ぶ客室の扉のひとつが開く。人影は廊下へと足を踏み出した。]
[途中で侍女の一人と遭遇し、検分の意を伝えられれば一つ頷くけれど、銀灰の髪に隠れ気味の双眸の色、またそれが何処か遠くを見つめていることに侍女が気づく様子はなかった。]
[部屋へと入る侍女に構う様子もなく、進めていた足はある扉の前で止まる。]
─庭園─
[ゆっくりと足を運んだ先で出迎えるのは、静かな闇と、舞う夜風。
その感触にわずかに目を細めつつ、周囲を見回す。
先ほど、見かけた人影はまだここにいるのだろうか、と。
そんな事を考えて]
[彼のはぐらかした答えに、真意を問いただしても答える気がないことを悟り]
……わかりました。
[そう不承不承頷く]
[孔雀石の瞳には、静かな色]
おや、レーヴェ様。
御機嫌はいかがですか。
[白の薔薇を携えたままに一礼して、
薄い笑みを浮かべて、声を投げかけた]
[くすっ。
小さく笑ったその瞳は、無邪気な猫の様に輝いていた。
そっとドアを開けると、誰かが階段を降り…
…イレーネ?が、使用人と話していた。
その足音も遠ざかると、ゆっくりとドアの隙間から廊下へと出て…階段を降り始めた]
…誰も…居ない、ね。
[先ほど降りていった誰かの影も見えないことを確認すると、庭園の外から中に戻ってきた時に知った(少女にとっての)近道を通る]
―――…、
[ふと、まるで意識を取り戻したかの様に視線を上げる。
窓から僅か差し込む月明りが、その瞳に蒼の光を見せて。]
………ぁー…
[流石に疲れた、と軽く首を鳴らす。
ぎしりと音を響かせて、寝台から立ち上がり]
ああ……誰がいるのかと思ったら、貴方か。
[そこにいるのが誰かに気づいて、こんな呟きをもらし]
お陰様で、悪くはないですよ。
……あれから、ずっと眠ってたせいか、色々と落ち着いてますし。
[それから、投げられた言葉にこんな答えを返す]
ナターリエ、さん・・・
[部屋の主の名を呼ぶでもなく呟いて、扉を見上げる。其処に既に彼女がいないことは知らない筈なのだが、表情は何処か沈痛なものを思わせる。]
[やがて紅く染まった双眸は一筋の泪を流す。館の主の時と同じ透き通った色。]
―庭園―
[白の薔薇を見る。
他の色もある。
緑の茎を見る。
とげの先には何色か]
んー、でもやっぱりここは綺麗ねえ。
[話など気にせず、そっと触れる薔薇。
白の薔薇。]
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
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研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました
―ホール―
まった誰もいないな。いんだけど。
[...はとりあえずホールにやってきた。別に何が目的と言うよりも、目的がないからここにきたと言うほうが正しい。
何をするにしてもここからなら移動しやすいだろうと思って。
とりあえず通りがかった使用人に軽食を頼みつつ、最初はなれなかったのに、慣れたもんだな。と微苦笑]
こんな生活、夢みたいなもんだよなー。ってことでここで起きたことは夢でしたーってな落ちにならないもんかね
[なんて都合のいいことをいっても現実は変わらないことを認識しつつ椅子に座り軽食が来るのを待つ]
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
御期待に添えなかったなら、申し訳ありません。
[冗談めかしてそんな事を言うも、続いた言葉には首肯]
それは好かった。
[微笑みを湛え、指先は薔薇を弄る。
棘のついたままなれど、それは執事を傷つける事なく]
……ああ。
フラウ・キアストライトの件は、御存知ですか?
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました
[外へと続く扉を開ける…
夜の闇を纏い、月の光に照らされた眠っている花々は少女の知らない夜の顔で、小さく感嘆の声を漏らす]
綺麗…
こんな事なら…もっと、早く出れば良かった…
[お婆ちゃんも、こんな綺麗な夜の世界を見せてくれないなんてずるい。
小さく思うが、ふと、誰かの話し声が聞こえてきた気がして辺りを見回した]
…あっち?
[少し躊躇ったが、そっと足音を忍ばせて声のする方へと近づいていく]
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を取り消しました
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
[ふと、彼の様子が変わる
その瞳は蒼く、きょとんとした顔でこちらを見ている
それを見て、ああ、彼が引っ込んだのかと悟ると]
こんばんは、アーベル様
[そう言って深々と一礼]
ノックをさせていただいてもご返答がありませんでしたので、失礼ながら勝手にお部屋の方に入らせていただきました
[申し訳ありません、と謝意を述べたあと]
つきましては、お部屋の方検めさせていただいて構いませんでしょうか?
ランプ屋 イレーネが「時間を進める」を選択しました
期待って。
ただ、上から見て誰かいるな、って思った程度ですから。
[冗談めかした言葉には、こちらも冗談めかした口調で返し。
それから、投げられた問いに、微かに翠を陰らせて]
……ああ。
あの後……部屋に戻る前に、立ち寄って見た……からね。
複数の魂が奪われるのは、過去にもなかった訳ではないようだけれど。
……正直、驚いた……。
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました
[あと数冊、まだ読み終わっていないものも残っているけれど
既に読み終えた書物だけでも、早々に戻すべきだろう。
…何より、丸一日部屋に閉じこもっていた事も相まって
気分転換もしたいと言う気持ちの方が大きいのだけれど。]
[邪魔にならないように、サイドテーブルの脇に寄せられた
三冊の書籍をを掻き集め持ち抱え]
音色…ぐらいだよな。やっぱ目的っていったら。
にしてもそこまでして聞きたいものなのかね。
燃費悪すぎ。まだネジ巻いてなるほうが可愛げがある。
[自分なりに考えながら、軽食に手をつけつつぼやく。]
音に興味があるやつって誰かね……
もしくはオルゴールそのもの…っていっても外観だけのものにそんな興味あるとは思えないんだよな。
雰囲気やら魂食うやら音色までは無理だけどそれ以外なら作ろうと思えば作れるだろうし…となるとやっぱ音色だよなー……そんなすげぇのかな
[そっと近づいていき…花達の影に隠れるように身をかがめ]
…オトフリートさんと…エーリッヒさん…?
[こんな所で何をして居るんだろう。
少女は自分のことを棚に上げ、そんな事を考えていると]
フラウ…キアストライト…?
[聞き慣れない名前に一つ瞬きをするが、エーリッヒの言葉に、出そうになった声を無理矢理抑える]
誰か…魂、取られたの…?
[だから慌ただしかったんだ…でも、誰の…?
少女は耳を傾けている]
[翳る瞳をじっと覗き込むように、緑の眼差しを向ける。
返って来た言葉には、口許に手を当て、僅か首を傾けた]
そうですか。
なかった訳ではない……と。
それにしても、今回のケースでは些か違和感がありますが。
[最初は一人、一日置いてから二人。目的が読めない、と呟く。
近づく少女の気配には気づいていたか、いないのか]
―1F―
……なんか、今日も今日で騒がしいなー…。
[邸主の件は、既に耳に届いている。だからこそ室内の探査が行われた筈で。
それでも…先日程では無いものの、何処か慌しい邸内に眉を寄せる。
まさか、再び犠牲者が…1人ならず2人までも出たとは思わず。
慌しい中書庫へ向かうのも気が引けて、
書籍を抱えたまま、ふらりと何気なしにホールを覗き]
……ユリアン?
[中に居た人物に気付けば、僅か驚いたように声を掛け]
……そうでしたか。申し訳ありません
こちらの連絡ミスでございますね
それでしたら、改めて調べさせていただく必要はありませんかと
[スラスラと弁明の穴埋めをすると]
では、夕食の準備などもそろそろ終わると思います
調べ物の方ひと段落つかれましたら、どうぞホールの方までお越しくださいませ
[そう言って一礼し、部屋を出て行った]
[覗き込むような眼差しをつと避けるように僅か、目を伏せて]
ああ、何度かあったようだ。
しかし、全てがオルゴールを手にした者の意思だとしたら、目的がよくわからないし。
……そうでないなら……状況は、どんどん悪い方へ向かっているのかも知れない……。
[それから、ため息と共にこんな呟きを。
こちらも、少女に気づいているのかは定かではないものの、肩の妖精は不思議そうな様子で真紅の瞳を背後に向ける]
んあ?
[自分の名を呼ぶ声に考え事をしていたためか間抜けな声を出して顔を振り向き]
アーベルか。こんばんはーっと
ってなんだその本?
[挨拶をしつつ、持っている本に目を向けた]
・・・違う。
ザムエルさんは、同じだけど・・・
[別の部屋の扉を振り返って、それからまた目の前の扉へと向き直る。]
おじいの時より、もっと・・・・
[小さく呟くその声は、後ろを通る者がいたとしても、聞き取れたか如何か。]
今回のBGM
1.久遠〜光と波の記憶
2.Voyage〜Another World
3.Dearly Beloved
…これら聞いてたから、ピアノネタが出てきたとかそんな。
そうですね……
ならば、急がなければいけません、か。
[そう呟くと、ふ、と執事の方から視線を逸らした。
中に戻りますと一礼して、踵を返す――
と、丁度、少女の潜む花々の傍を通りかかる事になるか]
…
[この二人の話は難しい。
そう思いつつも話を聞いている]
…犯人の、仕業…なのかな?
[まさか、オルゴールがひとりでに歩くワケ無いだろうし…
そうだとするなら、突然歩いてやってくる死神みたい。小さく呟き]
…ん?
[二人には気付かれていないと思っていたのだが…なんだか、ふわもこローザがこっちを見ているような…
…少女はゆっくりとローザから見えない様に動く]
[暫しの思考の内より意識を戻せば、次第に邸内もざわめきを増して]
ふむ、やはり混乱しておるようだの。
無理もないが、さて…
[相変わらず抜け殻の身の傍にあればふと苦笑を零して]
ここに居っても仕方がないの。
残る者達があれに気付いてオルゴールを取り戻してくれれば…。
それまでの辛抱じゃて。それまで…もってくれると良いがの。
[元より病に弱った体がいつまでもつかは定かではなく、そっと触れられぬその身に手を翳して]
やれ、もどかしいの。
其処に在るのに触れられぬ。
直ぐ其処に答えが在るのに思い出せぬ昨日のようじゃの。
尤も今は残るものに頼るしか無さそうだがの…
[しかし、きっと彼らなら見つけてくれるだろうとは朧気ながらの確信めいて]
!?
[ぁ。あれ。なんだかオトフリートさんがこっち来る…?
目を丸くし、どうしようかと迷ったあげく…]
…
[その場にうつ伏せになる。
これで、覗き込まれたり、こちら側を通らない限り、見つかることはないはずである…
少なくとも、少女はそう信じていた]
あ、わりぃ。驚かせた?
[相手の上げる声に、ひらりと片手を返して謝罪を述べつ、
続く問いに、左腕に抱える3冊を見やれば、あぁと声を上げて]
昨日、クリューガーさんに手伝ってもらって
ちょいとね、オルゴールに関する文献を借りたんだ。
せめて逸話に関する知識だけでも詰め込んどかんと、
何か起こったときに、対応できねーかなと思ってさ。
ああ……恐らく、時間はそんなにない。
オルゴールを見つけて……とめ、ないと……。
[掠れたように呟きつつ、また、胸元を押さえて。
邸へと戻る、という言葉に頷いて、その背を見送り]
……どした、ローゼ?
[一点を注視している真白の妖精の様子に気づいて、きょとん、と首を傾げる]
[微かに揺れる、花。
それに少女は気配を隠している訳でもないのだから、
そこにいる事は既に理解していたのだろうが]
フロイライン・エイム?
……お召し物が汚れますよ。
[普段通りの様子で、声をかけた]
いや、別に驚いてもいないが
[ただ急に思考から現実に戻された感からぼけっとしていただけだが、それについてそれほどこだわることでもないだろうとこれ以上は何も言わず
そして本の関する説明をされれば感心したように]
やるな。アーベル。
まあ俺も似たようなこと考えて読んでみたけど半分ぐらい読んで飽きちまった。
[アーベルは三冊も読んだのか。と続けつつ、恥ずかしげにいうこともなく堂々と言う。
そしてその後屋台料理の本を読んでいたとかあったのだが、当然口にはしない]
−客室−
[いつものように開け放たれた窓。
重たげに瞼を伏せて深紅を隠し、ぼんやりと煙管をくゆらせる。
その様子からは、庭園での遣り取りが魔である女の耳に届いているのかどうかはわからない]
………ハァン…、どうしたものかしらネェ…。
[皆が寝静まれば、オルゴールを持って逃げるのは容易い。
けれど、そうしてしまうにはナターリエの事が気にかかり躊躇う]
…アァン、ここでこうしていてもォ、仕方ないわネェ。
オルゴールを見ればァ、わかるかしらァ…?
………今はァ、無理ですけどォ。
[ちらりと庭を見下ろせば、執事とエーリッヒ、ブリジットの姿。
女は微かに目を細めただけで、腕を伸ばして窓を閉める。
そのまま、煙管を手にふらりと部屋から出て行こうとした]
さて、ここより動くことは叶わぬのかの…?
[自身の身より離れるを多少は厭うか、暫し思い巡らせ。
意識を動かせばそれはいつもと変わらぬように移動をして]
ふむ。場に縛られると言うわけでも無さそうだの。
なれば多少の探索も叶おうか。
動き何かを見たところで、如何にもなりはせぬのだがの。
ただここに居るよりましであろう?
[誰にも聞こえぬ声はそう零れ落ち、何処へ、と暫し考え、人のありそうなホールへと]
あー……。
[オトフリートの言葉に、相方が何を見ていたのかを理解して、思わず惚けた声を上げる]
と、いうか、隠れてないで出てくればいいのに……。
[別に、聞かれて困る話はしていたつもりはないので、思わずこんな呟きを]
[…大丈夫。ばれてない。
エーリッヒの声にひやひやしつつも、ふわもこがこっちに来たらばれる…
そう思い、ヒヤヒヤとしていたのだが]
… … …
[オトフリートに、ずばり名前を呼ばれると、驚くどころか、なんだかこうしているのも虚しくなってくる]
…
[しょんぼりしながらゆっくりと身を起こし、服の埃を払った]
なんだ、驚かせてねーなら良いけどさ。
似たよーな事は考えてたんだな。
[青年の言葉に、ほっとした表情を浮かべ。相手への近くへと歩み寄りつつ
続く言葉に、あぁ、判る。と小さく頷いて。]
しっかし、この三冊だけでも大分気が滅入った…。
小説読むのとは全然感覚が違うしさ。
…まだ部屋に借りたままの本が数冊残ってるけど。
[正直もー限界。と肩を竦め。]
コレ読んで、楽しいとか言えるにーさんとか、マジ尊敬。
…だって…
なんだか、難しそうなこと、話してるんだもん…
[…一番の理由は夜に外に出ることをとやかく言われたくないからなのだが。
払い終わると、溜め息をつき…思い出したように顔を上げ]
って、それより、誰か、魂、取られたんですかっ!?
……どうかなさいましたか、ブリジット様?
[意気消沈した少女の様子に首を傾げていたが、
叫ぶように問いかけられ、真摯な表情で首肯する]
ええ、遺憾ですが――
ザムエル=シャイト様と、ナターリエ=キアストライト様が。
[ホールに向かえば、二人の青年が話をしている最中で。
その会話を聞きながら佇む。
見えていないのは承知ではあるが]
ほぅ…やはり悩んでおるようだの。
無理もないがの…この様な事になるなど誰も思うまいて。
……のぅ、ギュンターや。
[同じように囚われているはずの邸の主に問いかけるように呟く。
同じ場にあれば傍に居らずとも気配くらいは探れようか]
難しい話って……。
[そんなつもりは、なかったのだけれど。
少女の反論に、そんな事を考えつつ、頬を掻くものの。
それに続いた、叫ぶような問いに、惚けた表情は陰を潜め]
だろうなー。三冊も読んだか、お疲れさんだ。
[なんて気のない声でアーベルをねぎらいながら、まだ数冊あるというのにがんばれ。といいつつ]
ま、あの人は好きでやっているっぽいから読めるんだろうけど
ってか俺思った、今更調べるより専門家にさくさく聞いたほうが速い。
[と、なにやら怠惰な提案。...も別に本を読むのは嫌いではないのだが、時間の関係もあればそうもいっていられない。ちなみに興味半々ぐらいである。]
[ふらり階下へ足を向ける女に声を掛けたのは、銀の髪の召使い。
荷物を改めたいとの言葉に女は鷹揚に頷き、そのまま行き過ぎようとして呼び止められる]
アラァ、私がいる必要があってェ?
それにィ、貴女だってェ私が居ない方が調べやすいでしょゥ…?
[艶やかな笑みは、女の真意を感じさせない。
咄嗟に言葉の出ない召使いを残し、女は階下へと降りていった]
ナターリエさんと…ザムエル、さん…?
[その名前に視線を落とし…その日見た夢を思い出す]
二人、も…?
[縁起でもない夢を見たと思っていたが、本当に縁起がよろしくない。
小さく頭を振って]
なんで…?
[その問いは夢に対してなのか、はたまた犠牲者のことなのか…あるいは両方か]
/中/
て、いうか。
ぶっちゃけ、研究家なんて好きこそ物の上手慣れの典型のような気がしますが。
俺だけですか。
にしても、歴史研究家だの伝承研究家だの、インドア系肩書きは研究家しかいないな、自分!
あー確かに。
…今なら専門家に聞いたほうが早い。
[ユリアンの言葉に、頭いいな、と小さく頷いた。
前ならば、専門家に聞こうともまず単語が判らなかったのだろうが。
とりあえず基本知識を詰めた今ならば、其方の方が早いだろう。
後で残り読む前に聞きに行くか、と怠惰な提案は早くも採用されたようだ]
…あ、そだ。
そーいえば、何で今日もこんなに邸内慌しい訳?
[理由知ってる?と
ホール外の廊下を足早に駆ける侍女達に、首を傾げ問い。]
…お前さんは、こうなると予想しておったかの…
[気配は探れど答えは返る事はなく]
さて、何故今なのだろうの。
あの魔が目覚めさせて、か
それともあの魔も目覚めの為に利用されたか。
それもただの憶測に過ぎぬが。
[そこまで言って、ソファに腰掛ける。
疲れたのではない、ただ立っているのが嫌なだけなのだが]
その内に此処にも人が集まるじゃろうて。
何か聞けるかも知れぬしの。
[そう呟き時を待つ。
庭園では新たな動きがあるようだとは知らずに]
なんで……か。
[少女の呟きを反芻して、ため息一つ]
……そればかりは、魂を奪った……当の相手に聞いてみるしか、ないだろうね……。
―・・・→ホール―
[少し躊躇った後、ホールの扉を開く。中には青年2人の姿が伺えた。]
・・・・こんばんは。
[馴染みのある姿に安堵したのか小さく息を吐いた。会釈をして中へと入る。]
…そう、だよね…
[エーリッヒの言葉に、小さく息をつく。
そんなの、本人にしか分かるわけがない、と]
でも…嫌だな…
[魂を抜かれるとどうなるのか。
少女には恐怖としか言いようがなかった]
そうそう、ついでに言えば要点もかいつまんで教えてくれるだろう。そのほうが速い
[怠惰な提案をしつつも...は既にその気の様子。少なくとも自力で調べる気は既になさそうだ。そして邸の慌しい理由を聞かれれば]
知らなかったのか。…あーっとな
[と一度意外そうな顔をしてから少しばかし、深刻な表情へと変わりつつ、それを説明するのはなんとも気が重いというか言いづらいためか言葉を濁しつつも]
なんてーか。オルゴールの犠牲者。
あれがまた昨夜の内にまた増えたらしい
[ザムエルさんとナターリエさんが。と]
─庭園─
[再び庭園へと姿を現すと、そこには先客が3人]
こんばんわ、エーリッヒ様、ブリジット様、オトフリートさん
本日の晩餐の準備の方が整いましたので、宜しければホールまでお越しくださいませ
[そう言って深々と一礼]
[静かな声で挨拶し会釈する、見慣れた姿。
思わず瞳の色を確認する。
いつも通りの蒼色。
それに内心ほっとしつつ]
こんばんは。イレーネ
[とこちらも挨拶]
あーこんばんは、と。
[ホールへ現れたイレーネの姿に、よ。とひらり手を振って。
ユリアンの言葉に、同意するように小さく頷いて。
続いて言いよどむ様子に僅か首を傾げつつも、内容を聞けばその目を見開いて]
……ふたり、も?
[独りぐらいなら、有り得なくも無いとは思っていたけれど]
−→ホール−
[女は、イレーネにほんの少し遅れての姿を現す。
艶やかな笑みはいつものままに、ただ赤だけが鮮やかに映える]
ゥフフ…今宵は遅れずにすんだようですわネェ。
皆様、御機嫌よゥ…イィエ、こんばんヮと言うべきかしらァ。
[長い睫毛を伏せて、小首を傾げて見せる。
悲しみにくれているようには見えぬのに、どこか気配は薄く]
[嫌だな、という言葉に、一つ息を吐く]
そりゃ、誰だってそうだよ……魂を抜かれるなんて、ね。
だから……早く、何とかしないと。
[苦笑めいた面持ちで言った直後に、ユーディットの声が聞こえて]
ああ……もう、そんな時間……か。
[そういや、朝からほとんど何も口にしていなかったな、と。
その言葉に、今更のように思い出して]
…ああ。二人。
ま、聞いた話で確認しにいったわけでもないが、嘘つく理由もないだろうしな。
かなりオルゴールもっていったやつも、音色が気に入ったらしいな
[驚きに目を見開いたアーベルに、どこか淡々と言う。
そしてヘルガが入ってきたのを見れば、同じく挨拶とともに一礼をした]
…うん。
[しかし、少女には犯人の目星など付いて折らず…
二人の会話からも、犯人の目星がついてるように思えなかった。
視線を落とすと、ユーディットの声に気付いた]
ぁ…はいっ…
[顔を上げ、二人を見て…]
…行きましょう、か…?
……と、私は少々後から。
用事を済ませてしまいますので。
[白――そう見える薔薇を手にしたまま、
にこやかに笑んで、他の三人を見送ろうと]
[女は物憂げな瞼で、既にホールに来ていた面々を見やる。
気のいい青年と少し無愛想な少年、そして涙の後が薄く残る少女]
…ァラァ、どうなさいましたのォ。
おめめが赤いですわよォ?
[瞳がという意味ではないのだが、泣いていた事を揶揄する口調は含みを感じさせるだろうか]
そうだね、風も冷えてきたし。
[ブリジットの言葉に頷けば、肩の妖精も同意するように鳴いて、尾を揺らす。
後から、というオトフリートの言葉には首を傾げるものの、何か仕事があるのだろう、と思い]
……それじゃ、行こうか?
[ブリジットを促して、ゆっくりと歩き出す]
…そんな、性質悪い嘘なんて吐いても、しゃーねーだろうしな。
[ユリアンの言葉に、小さく呟いて。
ふと、ホールへとやってきた女性に気付けば、僅か目を細めつつ。
挨拶を告げながら、軽く一礼を返し。]
・・・
[馴染みの青年の内心など知らないけれど、犠牲者との言葉を聞けば微かに震える。僅かに紅が覗くか。]
・・・こんばんは。
[背後からの声に振り向き、会釈を返した。]
[オトフリートの言葉に頷くと]
では、エーリッヒ様、ブリジット様
行きましょうか
[そう言って、先立って屋敷の中へと歩いていく]
/中/
ちょいと思ったのだけど…
ユーディ、全員公開の最中に庭園に抜けて
一足先に狂CO=オルゴール見つけるのは如何ざんしょ?
今日の夜のイベント全部を、ヘルガの問い詰めで終らせると
若干やる事無くて村の動きが緩み勝ちになりそーな気が
ちょっとしたのだけど、も。も。
あと、そしたら襲撃RPも行いやすいかなーと。思ったり。
[イレーネの目が紅い。そのヘルガの言葉に一瞬ぎょっとして、微かに震えるイレーネの瞳を再確認する。
僅かに紅が覗いて…そして深い蒼へ]
……
[アーベルの言葉にも、ああ。と気のない返事だけ返す。
あれは確かに見間違えではないような……]
そう、ですか…
じゃ、お先に…
[オトフリートに頭を下げると、エーリッヒに頷いて…ユーディットの後を追ってホールへと向かう。
ホールへと着けば、いつものように頭を下げ挨拶をするだろう]
念には念を、と。
[彼らの姿が見えなくなった後、執事は呪を紡ぐ]
――この地から、逃れられぬように。
[ふわり、と。
薔薇の花弁は解き放たれたように茎から離れ、宙を舞う。
全てが散れば、その手元には最早何も存在はせずに。
それは風に吹かれる動きではなく、
くるくると螺旋を描いて邸内を巡ると、
やがて闇の中へと溶け込んでいった。
周囲を薄く覆うのは、薔薇の芳香だろうか。
それは他と邸内との世界を断絶する、不可視の壁を作り出す。
簡易的なもの故に長くは保つまいが、一時を稼ぐには十分だろう]
[女性の指摘の声に、泪の跡を拭くのを忘れていたと漸く思い至った故か、瞳のことだと思ったのか軽く目を見開く。尤も跡のほうは然程目立つものではないようだが。]
・・・・・ええと、
[躊躇うように視線を彷徨わせる。]
[ユリアンの礼に鷹揚に頷き、アーベルが目を細める様子には赤い爪を口元にそっと当てて口元を隠す。
振り向いたイレーネの瞳が、僅かに赤に染まるのに気付けば、驚いたように瞬いた]
…ァラァ、貴女…本当に赤くてよゥ…?
[その意味までは察せずに、ひらひらと泳ぐように3人の傍へと移動しかけて…ふらりと足元が崩れる]
酒場のママ ヘルガは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
……目が、あかい?
[赤の女性の言葉に、まさかイレーネを指す言葉だとは思わず。
僅か首を傾げる。無意識に自らの目を擦ってみたり。
と、ホールへと入ってきた3人の姿に気付けばひらりと手を上げ]
や、こんばんは。
─ホール─
[やって来たホールには、既に人が集まり、何事か話しているようで]
や……こんばんは。
[いつものように声をかけ、ふと、目に付いたのはアーベルの側の書物]
……何か、調べ物でも?
わざわざ分厚いのめくらなくても、要点まとめたレポートあったんだが……。
[使い慣れた身故か、それが何の書物かはすぐに理解して、思わずこんな言葉を投げかけていた]
[女は崩れかける身体を支えるのも忘れ、呟く]
ナァニ…?
何かの…誰かの力が……閉じ込められたのォ…?
[近くて遠い薔薇の香りに、眩暈がする]
本当に紅い。ってのは……
[自分は昨日と今日とで一瞬とはいえ二度見た。
一度ともなればそれほど気にかけることもなかっただろうが二度もだ。
そして、もう一人、見た人間がいるとならば
聞いてみねば]
ヘルガさん…って、ちょっ
[こっそりと聞こうと思ったとき、ヘルガが自分たちの傍を移動しかけたところで足元が崩れたのに咄嗟にヘルガに反応して手を伸ばす]
[エーリッヒの言葉に、ふと腕の中の書物を見やれば、
あぁ、と小さく声を上げて]
や。それも考えたんだけど…俺の場合、基本知識から詰め込まないと
にーさんのレポート読んでも、多分半分以上理解出来ないだろーから。
[頑張って三冊読んだから、後でレポート見せて。とけらりと笑い。]
…っつーか、チラ見しただけで何の本って判るとか、さっすが。
・・・・こんばんは。
[入ってきた面々には会釈を返す。]
[女性の驚いたような声が掛かると、また其方を見た。]
あか・・・は、これは、
!
[どう言葉を返して良いか迷ったのか、足元を崩した女性への反応が遅れた。]
―――…、…?
[ふいに、違和感を感じて。
視線を周囲へと向けつつ。なんだ、と口唇が無意識に動く。
違和感の理由すら判らないまま、僅か眉を顰めれば
目の前のヘルガの身体が傾くのに、微かに反応が遅れ]
…っ、…!
[危ない、と上げようとした声は
ユリアンの腕へ収まった身体を見て、小さな息と共に消え]
[遅れてホール内へと入り一礼すれば、
丁度、職人の青年へと倒れ込む薔薇の艶女の姿。
一瞬、冷徹な観察の眼差しを向けたものの、
すぐに、焦りを滲ませた表情へと移り変わる]
どうなさいましたか?
[早足に、そちらへと向かおうと]
……頑張りは認めるが……その手間を省くための、レポートだったんだけどな?
基礎知識から抑えないと、レポートとしては役に立たないし。
[アーベルの笑う様子に笑みを返し]
まあ、仕事に絡むやつは、見慣れてるし使い慣れてるから。
[さらり、と言った直後に、ヘルガがユリアンの腕の中へと倒れ込む様子が目に入り]
……大丈夫ですか?
[唐突な事に戸惑いつつ、問いを投げ]
[入ってきた面々には目を向けず、こんばんは。と雑な挨拶をしつつ。
腕の中のヘルガを見る。
最初は酒にでも酔ったのかと思ったが、そういうわけでもなさそう。
人の温かみと、力仕事などをしている自分のように柔らかい体を腕で支えながらも……なぜかそれが脆く感じて……
神妙な顔つきのまま無言で近くの椅子を引き寄せてヘルガを座らせ]
大丈夫か
[と、相変わらず無愛想な声で、そうでもなさそうだがと思いつつもとりあえず聞いてみた。]
[受け止められて、初めて倒れた事に気付いたように女は瞬く。
紅い唇が動き、何かを言おうとして…けれど音にはならず消える]
………っ、あ…ありがとゥ…?
ァァン…いやだわァ、眩暈なんてェ…飲みすぎたのかしらァ…。
[ゆるゆると首を振って、少し凭れつつも身を起こして苦笑する。
それから、驚かせたらしい人々に曖昧な笑みで謝罪の意を示した]
[挨拶をすると、席へと着こうと思ったのだが…
イレーネの目が赤い?
ヘルガさんが倒れた?
…どうも、何かがあった様子で、目を瞬かせつつ…様子を見ていた]
[ホールへとやってくるとそこにはすでに数人の姿
チラリとその場に居たヘルガを見遣るが、すぐに視線を外すと]
では、ただいま夕食の方運ばせていただきます
お客様方には窮屈な思いをさせております分、こちらとしましても誠意を尽くし用意をさせていただきました
どうぞ、お寛ぎくださいませ
[そう言って深々と一礼。間もなく、食事会の時にも劣らない料理と酒が次々と運ばれてくるだろう]
[ホールに人が集いしを見ればふと笑んで]
やはり皆で居ると落ち着くのかの。
[そのうちの幾人かに別の思惑があるとは知らず。
赤を纏う女が目に入れば幾分身を硬くして。しかしその様子に不可思議なものを感じて。
その身が傾げば驚き、しかし気付いたように]
……魂を糧とするオルゴール、か。
だとすれば、近くに在り続けると言うのも危ないのかも知れぬの。
魂を寄せ惹かれるほどにそれに囚われて……そういう事なのかの。
[ヘルガの様子に気を取られたか、イレーネの異変には気付く事はなく]
[椅子へと座らされた客人を認めると一度厨房に赴き、
彼女の好むミルクティーを用意して、再びホールへと戻る]
アルコールの過剰摂取は危険です故、お気をつけて。
[紅茶を注ぎながら、いつものように微笑みかけた]
……それとも、別の要因でしょうか?
[声には含みがあったけれども]
[ヘルガに感謝の眼差しを送られながらも...は相変わらずな表情で、飲みすぎたなど嘘だなと思いつつも]
ほんっと。足元もおぼつかなくなるぐらい飲むのはやめてくださいよ。
[と、周りに聞こえるようにいいつつ、ヘルガの耳元へ口をよせ、ヘルガにしか聞こえぬ声量で]
そんなんじゃないでしょ。本当に大丈夫なんですか?
[なんて、酔ったなんて欠片も信用していない口調で聞く。]
…まぁ、小説しか読まない俺には貴重な経験デシタ。
丸一日費やしたお陰で、肩凝りと、極基本的な知識は手に入れたし。
[エーリッヒの言葉に、苦笑混じりの溜息を吐きつつ。
…つまり丸一日掛けて、基本的な部分しか判っていないことになるが]
折角だから、また読ませてー。
俺の努力がいかに無駄だったかを実感したいから。
[と、続く言葉に、腕の中に納まる数冊を再び見やる。
これを使い慣れてるのか、と感心するやらゲンナリするやら。
謎な表情を浮べ]
/中/
オトフリート的には、大勢の前で告発する気はなかったのですよね。
告発という考え方自体、少々異なっていたというか。
……なので、どうしようかなと考え中。
まあ、流れのままに。
…エェン、大丈夫…ですわァ…。
少し…疲れているのかも知れませんわネェ?
[ユリアンへとそう答えて、新たにホールに遣ってきていた人々に気付いて艶やかな笑みを浮かべ…ようとして曖昧な笑みになってしまう。
イレーネの瞳についての追求は既に女の意識にはなく、自分の内を探るように柳眉が寄せられた]
…
[事態は収まったのだろうか?
良く分からない少女に、ユーディットの声。
なんとなく、釈然としないながらも席へと着き…料理を見ればすぐ忘れることだろう]
……はぁ
ま、無理せずに
[ヘルガの返答にあまり納得もしていないが、これ以上追求するものでもないだろうと、引き下がる。
そしてこんな状態ではイレーネのことを今聞くわけにもいかないな。と考え直し、イレーネを見遣る。
...は気づいてないだろうがイレーネを見る表情はいつもよりは若干険しい顔つきだったろう。
当人に聞いてみるべきか…どうか……そんなことをひっそりと考えこむ]
[酔った……と言われれば、確かにそうとも見えるのだが。
意識の奥深くで、何かがざわつくのが感じられれば、何故かそれだけとは思えず。
ともあれ、今は周囲とのやり取りを見守るに止めて]
貴重な体験……ねぇ。
それが日常の俺には、そう言われてもピンとはこないんだけど、な。
[ため息をつくアーベルにさらりとこう言って]
ん、後で取りに来るといい。
いつ、どうなるかわからん以上、予備知識はあるに越した事はないからな。
[続く言葉には、やや、真面目な面持ちで頷く。
本を見ながらの複雑な表情の意味には思い至らなかったらしい]
エェン…昨夜は飲みすぎましたものネェ。
気をつけますわァ。
[女は紅茶の香りに瞳を和ませつつ、素直な謝罪を口にする。
しかし執事の含みに気付けば、矜持が勝るのか瞳は冷える]
…サァァ?
あえて言えばァ、心労かしらネェ?
[慣れぬ土地での生活のせいとでも言うように、顎を上げて返す]
貴重も貴重。
小説読むよりスッゴイ疲れるし、所々意味がわかんないし。
[それは唯の学力不足だとも思えるけども。
エーリッヒの口からさらりと告げられる言葉に、むぅと唸りつつ]
んじゃ、後でお邪魔するー。
本当、事態を把握するだけで手一杯じゃ話になんないしさ。
[続く言葉に小さく頷けば、よろしく、とひらり手を振って。
執事の告げる、意味深な言葉に僅か首を傾げ。]
―――別の、よういん?
[つられる様に女性へと視線を向けるも、心労だと答えるばかりで。
しかし、何か違和感を感じれば僅か眉を顰める]
[イレーネを見遣る、その視界の端にて、並ばれる
……食事?
俺さっき軽食食べたばっかじゃん。とか一瞬冷や汗をかく。
微妙に平和な思考をもてるだけの余裕はあるらしい。
といっても...のこと、一人前は普通に食べれるだろうけど]
……ああ、なるほど。そういうことか
[ヘルガの様子に“限界”の意味を悟り、うっすらと笑みを浮かべる]
ということは、赤い花の咲くところに歌姫が
ああ、待っていてください歌姫。もうすぐ、ほの暗い檻の中から救い出して差し上げます
[そう心の中で呟き、陶酔]
[艶女の様子に失礼致しましたと頭を下げるも、
執事の浮かべる微笑の温度も、彼女の瞳同様普段より低い]
心労、というと。
予定外の事態が起こりでも、したのでしょうか。
[意味するところはわかっているだろうに、
敢えて話を違え、揶揄するような物言い]
扱い切れない存在だったのですかね。
[続きは小声。それが何を指すかは、明白か]
……役者が揃いましたかの。
[ホールの片隅、ソファに座ったまま。
それは誰にも見える事はなく、声も誰にも聞こえなかったが]
さて、どのようになるやら。
既に口出しの叶わぬ身、せめて此処で見させて頂きましょうかの。
[集まる面々と、気勢を張る女…【魔】とを見比べて]
……やれ、ワシも茶が欲しい所だの。
[場にそぐわぬ呟きを一つ零し、そのまま様子を伺い続けて]
[…フォークで野菜を退けつつ、少女はちら、と辺りを見回す。
なんだか、空気が重い。
…昨日とは違う意味で…]
…
[むぅ、小さく唸ると、フォークを口へと運ぶ。
皆の話すことは聞いているのだが、イマイチ意図は捕らえられては居ないようで]
専門書いきなり読めば、暗号文書に見えるもんだって。
俺だって、最初からその手の読んでた訳じゃないぜ?
……ま、焦る気持ちはわかるよ。
正直、今日の事で……俺も、焦りは感じてる。
早めに何とかしないと、最悪の事態を招きかねん……。
[その『最悪の事態』を止める術は……恐らく、あるのだろうが。
問題は、その『術』がどう動くか、それが全くわからない、という事。
……ならば、『最悪』に至る前に止めたいと思うのが自然だろう。
そんな事を考えつつも、意識の一部は、執事と女性のやり取りに向けられて]
心労…なー
[実はヘルガさん精神的にまいっていたのかね。まあこんな状況だし。寝不足だったのかとか。
そんな風に、言われるままに考えていたのだが、でも腕の中にいたときに感じた、脆さというものがどうにも違うような。と言葉で説明できないものを感じながら。
オトフリートとのやり取りが何か違うことを指しているようで、ん〜?と首をかしげる]
[どうやら何事か知っている様子の執事の問いに答える前に、心を落ち着けようとミルクティーに手を伸ばし、唇を寄せる。
女にとっては僅かに熱いそれを一口飲んで、ほぅと息を吐いた]
…エェン、そゥ…何もかもがァ想定外ですわよォ…?
[そもそも、この邸宅に来たのもほんの気紛れ。
それほど期待せずに訪れたのだから嘘ではない。
しかし、続く言葉に――揶揄するような物言いはまだしも、扱いきれないとまで言われれば頬に朱が差す]
ッ! 何ですってェ!
[手にしたカップの中身を、執事にかけようと手首を閃かす]
『それにしても忙しい』
[ヘルガとオトフリートのやり取りも気にかかるが、...にとってはイレーネのことも気にかかる。
しかし、なんと聞いてよいものやら。
魔のものなどという言葉が幾度か出ているが、もしそうだとするならば…
それだけは信じたくはない
そして...もまた重い空気に耐えかねた部位もあるのだろう。
定例通り野菜を退けているブリジットを見れば、
なんというか微笑ましいのか。少し肩の力も抜けた気もする]
……申し訳御座いません。
[誠意の感じられない、謝罪の言葉]
こういった遣り方は私も好みではないのですが、
なにぶん、緊急事態ですが故に。
[トレイを下ろせば、現れる微笑みは艶を含む。
僅かに服にかかりはするも、耐え切れぬ程ではない]
このままでは、御自身までもが呑まれるのではないですか?
[もぐもぐ。
みんなも疲れているのかなぁ、と、空気が重い理由を違うように考えてみたり…
きっと、招待された人は、どうやって時間を過ごそうか、と言うので悩んでいるのだ。
そんな風に良いように考えてみたりする。
しかし]
…!
[ヘルガの荒げた声。
何かが弾けたような水音。
…一瞬、何が起こったのか分からなかった]
…?
[ヘルガの様子もおかしければ、オトフリートのも様子も…形容しがたいが、何かおかしい。
呆然と二人を見ている]
…その暗号文書を基礎まで読みきった俺って本当凄い。
[良く頑張った。と自画自賛しつつも、
続く「最悪の事態」、の言葉に小さく溜息を吐いて]
…ん。…なんつーか、何も知らないのってもどかしくてさ。
どーすれば良いのかわっかんねーし。
[僅かに、瞼を伏せる。自分の理解の範疇を超えているのだ。
オルゴールの事も、魂を失った人たちの事も、常人ならざる存在と言うものも。
―――最近に至っては、 自らの記憶すら。
書籍を抱きかかえた腕に僅か、力が籠もって。]
[と、女性が突如荒げる声にはっと顔を上げる。
執事とのやり取りに、訳がわからないという風に顔を見比べ]
[自分を見る険しい視線に気付いたのか、ちらとだけ青年に目を向ける。]
[迷うような素振りを見せ、何を思ったのか視線を逸らして小さく首を横に振った。]
・・・・・っ
[逸らした視線の先、丁度激昂する赤の女性が映り、驚いたようで大きく身を震わせた。]
……なんだ?
[突然の大声と、飛び散る紅茶。
明らかに尋常ではない様子に、きょとり、と瞬く。
次いで、執事が女性に投げた言葉。
それが意味する事は、容易に察する事ができて。
翠に険しさが宿る]
[何も知らないのがもどかしい。
アーベルの言う、その気持ちは理解できた。
それが……その思いが、彼をこの道へ、伝承研究家の道へ進ませた、と言っても過言ではないのだから]
知る意思があれば、道は開かれる……。
まあ、俺は上手く行ってないほうだけど、な。
[その言葉はどこか、独り言めいていただろうか]
[二人だけにわかるような会話がなされ、正直わかっていなかったからか、話を聞きながらも、意識は違うところに傾いていたのだが
はじめて聞く、ヘルガの荒げた声とはじけたような水音。
それを無視できるほど無神経ではなく
オトフリートがヘルガに向けて言う。呑まれるという言葉を聞けば、それは酒についてなどではなく、だんだんと掴めてきたようで
複雑な表情を浮かべる。]
おや、図星かの?
[執事の言葉に激高してカップのそれを巻く姿に半ば苦笑しながら]
扱いきれぬ、か。
ワシを襲ったは計算であろうが、今一人はそうではなかった、と言うことであろうかの。
[そして現在のヘルガの衰弱を見れば、それ自身も魂を奪われかけているのだろうかと思い至り]
身に添わぬ力は身を滅ぼす。
魔でありながら気付かなかったのかの。
それとも魔であるが故に力のみを求めたか、であろうかの。
[いずれにせよ自分が知った事ではない、と薄く笑って、己が魂を捕らえた魔に冷ややかな目を向ける]
青年 アーベルは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
好みかどうかなんてェ関係ありませんわァ。
要は貴方が…私の邪魔をするかしないかですものォ。
[心無い謝罪の言葉など、挑発と同じ。
女は――魔の矜持で立ち上がり、執事を深紅の瞳でねめつける]
…呑まれるですってェ? 私がァ…?
[例えそれが真実であろうと、認めることは矜持が許さない。
銀のトレイに弾かれた雫は、女の紅いドレスを濡らす事はなく、執事の艶やかな笑みと手にした薔薇を、忌々しげに見やった]
[いつもの艶っぽさはどこへ消えたのか。声を荒げたまま立ち上がるヘルガ
……そう、何が複雑かって、つい最近会ったばかりとはいえ親しんだ人間の魂を食われるのはそれは悲しいが…それと同じぐらい親しんだ人間がオルゴールとつかっているということが……
そんな考えを持ってしまっているからだろう。周りにまで目がいくのは
とりあえず安心させる意味もあったのか。ブリジットとイレーネの頭をやさしくなでた後、さりげなくヘルガ、オトフリートと彼女たちとの間に身を入れる]
おやおや、正体を現したか。
隠し切れぬということは、それだけあれも追い詰められておると言う事かも知れんの。
[対峙する二人と、それを見つめる周りの様子をそれぞれ見遣って]
さて、どのようにいたすのやら。
[そこまで言ってふと思う
オルゴールが魔の手に余るのであれば、オルゴール自身が魂を求めるならば
魔を見つけて、そこにオルゴールは在るだろうか?]
……これで終わるのであろうかの。
[その呟きにはどこか不安めいたものが潜むか]
[すぅ、と翠の瞳が細められる。
真白の妖精に微かに走る、震え。
しかし、それに構う事はなく]
……既に。囚われつつあるか。
[小さく小さく呟く口調は、常の彼とは異なろうか。
魔に属す者であれば、その刹那に『何か』を感じたやも知れないが]
それならば、答えは明快です。
[暗に邪魔をする意志を持つ、との答え。
弓なりに細める瞳の緑は、昏みを帯びる]
主に仇名す者を処分するのは、執事の役目ですから。
[手にした薔薇を、赤の艶女――魔へと差し出す。
その純白の花弁は、見る見るうちに漆黒へと染まりゆく。
まるで、女が内に抱く闇を写し取ったが如くに]
中/
どこまで設定がすりあわせれているのか心配
ちなみにオルゴールに純粋な思いがこもっている。以外は一切つつくきない人です(場外すぎ)
…呑まれ、…それって。
[執事と女性の口論を、単語を鸚鵡返しのように呟いて。
思い当たる内容に気付けば、僅か目を見開いた。
その瞳は、揺れて。]
―――オルゴールに。
[ぽつりと零れ落ちる言葉は、何処か、低く。
その響きに混じる色は、驚愕かそれとも]
[呆然と一触即発…みたいな場を見ていたが、頭を撫でられるとユリアンの方を見て]
…ぁ…
[二人の間に入るユリアンに、バラを差し出すオトフリート…
…バラが黒く染まったのが見えれば、少女は目を丸くした]
[驚愕したような顔をして、目の前の展開を見つめていた。]
[不意に掛かる影に少し目を上げると、先程まで険しい顔をしていた青年が映る。彼に撫でられたことを理解したのか、少女と自分を庇う様に立つのを見て視線を落とす。]
・・・・・っ
[金髪の青年が声を発すると同時、僅かながらに身を震わせた。]
[ふいに、耳へと届くエーリッヒの呟きに気付けば
ぴくりと、僅か目を細めた視線を向ける。
数度、瞬きを繰り返せば
…ふるりと頭を振って、視線を目の前の2人へと戻し]
……いや……なにあれ
[薔薇が黒く変わったことに、思わず素直にそういってしまう。
その指し示す意味はなんとなくわかるのだが……
そんな芸当など……知らない。]
[獣の主から放たれた気配に、女の注意は微かに逸れたか。
けれど、今の――オルゴールに囚われつつある魔には、それが何とはわからずに、そのまま激情に流される]
そゥ…、邪魔をするのネェ?
けれどォ、貴方は一つ勘違いしてるわよォ…オトフリート?
[くすりと笑うその表情から、怒りは消え嘲りに変わる]
魔は、望まぬ者と契約はしない…貴方の大切な主はァ、魂と引き換えに得たいものがあっただけの事だわァ。
私がそれを何に使おうとォ、貴方が口出しする事ではなくってよォ。
[漆黒に染まり行く薔薇にも負けぬ、嫣然な笑み]
[執事が差し出す薔薇。
それが黒く染まるを見れば、執事を見つめて]
……その様な術を……
[そう呟き、ふと思う。
長くここに出入りしてはいるが、執事の事は何も知らぬのだ]
……魔は、既にオルゴールに取り込まれつつあるようだの。
はて…魂を取り込み続けるオルゴールの力は、どうなるのであろうかの……?
[もし取り込んだ分だけ力が増すならば]
……早く見つけねばなるまいな。
[この魔が、それを素直に差し出すとは思えなかったが]
[呆然としているだけじゃ、まずいよな。
と、どこか冷めた思考がそう告げる。
でも、ああ、こんなことだったら鍛治で作ったナイフの一本か二本でも持ってくりゃよかったよ。実際なとこ俺何ができんのさおい。
と、そんな思考ができる自分にまだ余裕があるのを感じ内心ほっとしつつ、こっそりとテーブルにおいてあるナイフを拝借する。
扱いについては……まあ物を作るとき模倣するのと要領は同じだろう。というかないよりまし程度ではあるのも自覚している。
それ以前にこっちはさらさらやる気はない。恐怖もあるかもしれないが、そもそもにして戦意もない
ヘルガに送る眼差しは、悲しみか哀れみか…どこか複雑にていながら…憎しみの色はなく。
ただ、オトフリートが、ヘルガが、どうするつもりなのかと]
[向けられた視線、微かな震え。
それらに気づいているのかいないのか。
翠の瞳は、静かに。
ただ、その周囲には、常の彼とは明らかに違う空気が漂うか]
[微か眉が顰められたものの、やはり笑みは湛えたまま。
昏さを孕んだその色は、女の笑みに何処か似ていたか]
ええ、好く理解しております。
そして魔が、人の弱い部分に付け入る事も、ね。
[眠る主の表情に、如何に満足をしていたかは容易に悟れた]
……半ば、私情でもあるのですよ。
気に食わない、とでも言いましょうか。
[終わりの言葉は、眼前の女にしか聞こえなかったろうか]
仮初めとは言え、我が“契約の主”たる者の魂を奪った事が。
赦せない。
[魔の…ヘルガの呟きに立ち上がる。誰にも見えることはないが]
契約だと?
人の思いの弱きに付け込み、一方的に奪うが契約か?
なんと身勝手な…ワシはこのような事など望んではおらぬ。
あれに…マレーネに会いたいとは思っても、己が死までは望まぬ。
それは親切などではないわ!
己が欲の為に都合の良い解釈をしたに過ぎぬ…。
それが、魔、か?
己が欲の為には他の思い等利用するだけのものか?
なんと…なんと愚かな…!
[声は、誰にも届かぬまま虚空に零れ落ちて]
……契約?
[執事の言葉に其方を見る。まるで自分も異なる物とでも言うような言葉に。
そういえば、執事の姿は初めて会った時からどれほど変わったであろうか?]
[首を振る青髪の青年が視界に入ったか、少し瞬く。]
―――ぁ、
[けれど次の瞬間、舞う黒にその視線も意識も奪われたよう。]
中/
とりあえずイレーネ心配状態(?)
イレーネに絡むかそういうの詳しそうなエーリッヒに話を聞くか。という流れが一つあるぐらいかな。
現状
アァラ、心が強ければ魔になど負けぬのでしょゥ?
ならばァ、その弱さは私のせいではなくってよォ。
[他の誰が知らずとも、執事は知っているだろう。
彼の主が、どれほど安らかな表情をして眠っているのか]
フゥン…、気に喰わないネェ…。
その方がよっぽどわかりやすい理由ですわァ。
マァァ…そういうことですのォ。
ならば、どうするとおっしゃるのォ…代わりに貴方の魂を差し出すとでもォ?
……それともォ、私を消しますのォ?
[囁く言葉に、女は嫣然と笑んだまま、腰を下ろして脚を組む。
手には煙管、立っている事が辛いのだとは微塵も感じさせぬ仕草。
紅薔薇の花弁のような唇に咥えて、ぷかりと紫煙を吐き出す]
…何、これ…
[まるで魔法のように。
…いや、実際、魔法なのかも知れない。
少女は二人の様子を見ていることしかできなかった。
話す内容、舞い散る花びら、浮かぶ紫煙。
全てを理解するには時間が足りなさすぎて…
全てを理解するには知識が足りなかった]
…
[立ち上がって逃げるべきかどうか…辺りを見回すも、誰も逃げる気配はなかったのだった]
/中/
実質、一人墓状態ですが(苦笑)
こういう一人で進めるのが実は好きなので(人がいても絡まず延々一人で進めたことがあったり。間違ってるよ、それ)
と言うより、会話、が苦手なのですな。
多弁なのは、間がもたないから、と言う理由に過ぎません。
[そういえば。と思い返す
呑まれるという単語でオルゴールのほうに思考が言ったが具体的に考えていたわけでもなかった。
でも、先程腕の中にいたヘルガはなぜだかは知らぬまでも確かに脆そうに感じて。ということは彼女は]
オルゴール…に?
[その呟きは誰かに聞こえたかどうか]
人とは弱きものですよ。
弱きが故に、愚かしく、美しい。
[冗談めかしたような言葉。しかし、浮かべた笑みは柔らかい]
どちらも、お断り願いたいですね。
自己犠牲の精神を持つ程、殊勝ではありませんから。
件の品を渡して頂ければ貴女を無為に傷つけるつもりもない。
貴女とて、ここで終わるなどと言うのはお厭でしょう?
[黒の欠片は煙と混じり合う間際、黒の光へと移り変わる。
照明が点いているにも関わらず、薄く広がっていく黒は闇と同じく。
それは魔が人を惑わす香りと似て、女を優しく諭すかのように]
中/
もうそろそろ果てると思いますのォ。
今は5分咲きの濃紅色くらいでェ、散ったその時に深紅の花が満開になったことにしていただけると嬉しいですわァ。
ヘルガ、さん・・・が。
[銀灰色の間から覗く蒼い色が揺らめいた。]
[魂の単語に反応したのか、オルゴールに囚われかけている魔の女の魂を感知したのか。蒼は僅かに、少しずつ紅を帯び始める。]
[執事の申し入れ。
それはむしろ命令めいて。
それは力の差故なのか、力を奪われつつある者へのせめてもの譲歩なのか。
その場を包み込むは闇の色]
……ここで手放すか、取り込まれるか……最早、その、二択になっていように。
……気づいているのかいないのか。
[魔の女性を見やりつつの呟きには、微か、嘲りの響きがあっただろうか。
広がる闇に、翠はわらうような色彩を揺らめかす]
[紫煙に混じりて黒き花の欠片は黒き光と変わり、そこより闇が侵食し、思わず退きたくなるが、何か距離を置くのも無駄に感じてやめる。
ああ、きっと自分の手には負えないのだろう。と思いながら。
今までのヘルガは全て偽者なのか。魔というものにとりつかれたがためにこうなっただけなのか。わからないままに、自身も整理できぬ複雑な感情を抱いたまま
どちらの行為に組することなくただ自衛と、ほんの少しの意地か。周りの人間を*気にするのみ*]
[紫煙が消され――薄闇へと変わる。圧倒的な力の差。
それが最後の力だったのだろう、女の手から煙管が落ちる]
…ィャ…嫌よゥ…
だってェ…あれはもゥ私のものなんですものォ…。
あんなに綺麗なのにィ…唄えないなんてェ…聴けないなんてェ…
銀が煌いて赤と緑が踊って…星のように月の様に唄声が降る…一度知れば忘れられないわァ…
[終わってしまうという言葉にも、女は駄々をこねる様に頭を振る]
[青年達が静かに見つめている事も、少女達が微かに怯えている事も、少年が…ナイフを手にした事も、今の魔にはわからない。
既に半ば以上、魂も力も奪われている。
蕾はその色を濃紅色と変えていることだろう。
けれども、あの妙なる音色を手放す事など、女には出来ないから]
[魂を奪い唄うのか]
[唄に魂を奪われるのか]
[答えは誰も知りはしない――契約した妖魔以外は]
[目の前で繰り広げられる現実離れした光景
だが、彼女の思考はそれを不思議と思うことなく、周りの全員がオトフリートとヘルガの遣り取りに気を取られていることを一瞥して確認すると]
……今なら
[ポツリとそう呟き、誰にも気づかれることなくホールをあとにする
ホールを出る彼女の口元は、三日月にいびつに歪んでいた]
…
[花びらと紫煙が混ざれば黒い光が生まれ、辺りが暗くなったのを感じた]
…
[圧倒的な力量差なのか…
やがて、ヘルガの声色が変わると、少女は静かにその様子を*見守っている*]
青年 アーベルは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
/中/
青年 アーベルは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
ってことで、非霊COのブリジットで現在セットしてまっす。
ユーディに襲撃RP任せることになるけど、だいじょぶ?
今なら、他の人にでも変えれるけど。
ランプ屋 イレーネは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
[魔の…ヘルガの力が弱まり、弱々しく呟くような声が続く]
……あぁ、結局これもあのオルゴールに魅入られただけの、オルゴールに囚われた愚かな……
[小さく呟く。哀れみにも似た色を含み]
自らの終わりを知っても、まだそれに固執するというのもあのオルゴール自身の魔力なのかの。
魔すら取り込み歌う……
その様なものの封印が今更叶う物なのかの……。
[魔を凌駕する力を秘めし執事。
しかしそれをもってしてもそれは叶うか否か]
ワシにはどうする事も出来ぬて。
[ゆらり揺れて、そのままその場の成り行きを*見守り続ける*]
─庭園─
[ホールを抜け出した彼女はシャベルを片手に庭園に現れる
向かう先は白と黒の薔薇の咲く区画。先ほど、ヘルガが居た場所
その場所には白い薔薇の蕾がある……筈であった
しかし、そこにあったのは薄紅色に色を染めた五分咲きの蕾
そして、鼻歌交じりにその根元を掘り出す]
[執事自身、音色に関心がないと言えば嘘になる。
否、むしろ――けれど、それを表に出す事はなく]
お気づきになりませんか?
人をあやかす魔たる貴女こそが、歌に魅せられている事に。
その快楽は刹那に過ぎず、やがては貴女の身を滅ぼす。
美しきは永遠に喪われてしまう。
[先程までの様子と一転して、孔雀石の瞳は柔らかな色を帯びる。
薄い口唇から零れるのは、まるで睦言を紡ぐかの如き甘いテノール]
戻れなくなる間に―― こちらへ。
[既に間に合わぬと、執事は知っているか、知るまいか。
頑是無く頭を振り、虚ろな存在となる女に手を差し伸べようと]
ああ……なるほどな。
それで、か。
[駄々をこねるような言葉に。
零れ落ちる呟きは、どこか……納得したような響きを帯びて]
……愚かな事を。
『歌姫』を……独占しようなどと……。
[はっきりそれとわかる嘲りを込めた言葉と共に、翠の瞳がす、と閉じられ。
……次にそれが開かれた時、そこにいるのはいつもと変わらぬ……しかし、いつもよりも疲労した様子の青年で。
もし何か問われたなら、できうる限りは答えようとするだろう。
……それでも、今の自身の変化については、*言葉を濁す事だろうが*]
/中/
むう、超人対戦のようになって申し訳なく。
そろそろオトフリートは退場させておくべきですねえ……
襲撃されなければ、少し、大人しくしましょうか。
[女性の姿が揺らめき。]
[殆ど同時に、蒼かった筈の双眸は紫を経て煌々とした完全な紅へと変わる。]
・
・・・や、
[薄闇の中で光るそれは何を視ているのか、怯えを含んだ微かな呟きを洩らした。]
/中/
えー。
妖→エリ
狼→ヘル、アベ
狂→ユー
占→オト
霊→イレ
狩→ユリ
・・・・・なのかな?
狼狂狩はあまり自信がない。
[純粋な魔そのものである女は、魂ごと存在が揺らぐのか。
紅の姿は、半ば透けて薄紅色へと…淡く淡く変わり行く]
…ィヤァ……嫌なのォ……
[消えることか。返すことか。それすらも曖昧に頭を振る]
[それでも、睦言のように繰り返されるテノールは、女の耳へと届いたのだろうか。
差し伸べられた手を、女は…魔は戸惑うように見つめて]
…魔が…魅せられ…るぅ…?
ゥゥン…違ゥ…私はァ…魅せる為の…華(モノ)……
[ぽろぽろと露の雫が零れ、床へと届くことなく霞んで消える。
彷徨う様に…白か黒かどちらへ触れるか迷う様に指先が伸ばされ――]
[極東の島国では薄紅色の花を咲かせる木の下には死体が埋まっているという
そして、この薄紅色の蕾の下に埋まっているのは……]
……あはっ
[カチンという音がし、ショベルの先端が硬いものにぶつかる
ショベルを放り投げると、服が汚れることも気にせず、手で土を掘り返す
かくして、土の下から姿を現したのは]
あは、あはは、あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
見つけた。見つけたわ、『私の』歌姫! 彼の言った通りだ!
さあ、歌わせて差し上げます。もっともっと。心逝くまで!!
[高く笑い声を上げるその手の中にあるのは、土の中にあったにもかかわらず変わらず銀の輝きを放つオルゴール]
―――…、
[目前で起こる理解の範疇を超える出来事に、僅か目を見開いて。
それでも、紫煙が黒の光へと飲み込まれ
女の身体から虚ろに、力なく紅の花弁へと散っていくのを見れば
気付けば、青年の足は踵を返し一歩踏み出していた。
ふわり、と。 その服の裾が、蒼の髪が―――翻る]
[傍に居た金髪の青年の異変に、気付かなかったのか
それとも、気付いて尚その笑みを浮べ、気にも留めなかったのか]
・・・・・・っ
[息を飲むような音。]
[魔の魂が消えた瞬間、身体が傾ぐ。]
同じ・・・
ナターリエさんの、時と・・・
[呟くと共に崩れ、膝をついた。]
[紅い左眸から一筋流れ落ちる泪は、血のようにあかい色を*湛える。*]
教師 オトフリートは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
[微かに震えた口唇は、薔薇の艶女の名を紡いだか。
されど一連の出来事は、声をあげる間もなく起こり――
流石に魔と対峙していれば、周囲に気を配る余裕もなく。
気を抜いた一瞬に襲い来た眩暈の如き感覚に、額を押えた]
『少々、使い過ぎた、か』
[一部は相手の力を利用したとは言えど、
元より仮契約の身の上、当の主がいないともなれば、
己が用いる事の出来る能力は大分制限されているというのに]
……オルゴールは、何処に?
[問いかけに応える声は、ない]
小説家 ブリジットは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
[緩く首を振り、振り向いて、周囲を見渡す。
孔雀石の瞳の焦点は合い辛く、視界はややぼやけるか。
その場にいる者、いない者。
それを認識する事は、現在の執事には叶わず。
それでも、普段通りの笑みを客人達へと向ければ、
騒ぎの謝罪をして、ひとまずの後処理を*行うだろう*]
[その時、オルゴールが歌声を響かせる
そして、薄紅色の蕾は一気に花開き、真紅の薔薇を咲かせる]
あははっ、わかる。わかるわ
あの女の魂が今この中に入ってきた!
いい気味だ。私の歌姫を奪ったりするからっ!!
さあ、奏でてくださいな。あなたの歌声を
さあ、もっと。もっともっと。もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとモっともっトもっとモッともットモっともっトモットもっともっトモットモットモットモットモット……
[土に汚れた手を気にすることなく顔を覆い、壊れたラジオのように言葉を繰り返し続ける]
/中/
……占い、如何致しましょう。
私の薔薇の近くで騒がれるのならば、やはり彼女が妥当ではありますが。
人狼側しか占っていないというのも、如何なものでしょうか。
―――思っていたより随分と、呆気ない
[幕切れだったな、と。
そう呟く声は、何時もの青年よりも、低く冷やかに響く。
それは、何処か詰まらなさそうな色を含んで。]
…まぁ、余興にしては十分過ぎるか。
『アーベル』も、そろそろ勘付いて来た頃合いだからな。
[青年の掌を見詰めつつ。
呟く声に焦りの色は見えない。ただ、それすらも余興だと言う様に]
[ふと。気配の流れる方へ視線を向ける。
この響きが庭園からの物だと悟れば愉快気に、その紅の瞳は細められ]
後は…刻までに、あの『駒』がどう躍ってくれるのか。
―――…さぁ、精々楽しませろ。
["私"は、ゆっくりと見学させて貰おう。
くつりと、口端が歪む。]
そう、彼女を歌い続けサせてあげる義務と権利は私にある
だから、これは私が持つに相応しいんだ
ほかの人には絶対に渡サない。彼にも渡すわけにはいかない
だって私は彼女の……
―――…、
[ぱたん、と軽い音を立てて。扉が閉じる。
見慣れた荷物と共に、数冊の書籍が散らばる『青年』に宛がわれた部屋。
静かに扉へと凭れかかる。零れた呟きは室内へと響き。
…そうして、緩やかに瞼を伏せる]
[窓から月明りが差し込めば
―――"蒼"の光を湛えた目が、数回瞬いた。]
……ぇ、…
[薄く開いた口唇から零れるのは、驚愕の呟き。
赤を纏った女性が、オルゴールを奪った者であって
それを執事が「呑まれる」と指摘した。―――"そこまで"は覚えている。]
……また。
[記憶が、途切れる。…そしてそれは、日増しに長く。]
そう、私は彼女の子孫
子が親の面倒を見るのは当然の義務であり、
子が親のものを継ぐのは当然の権利だ
だから誰もこれを奪う権利はない
―――…っ、も…一体、何…、
[手に抱えていた筈の書籍が、力無く床へと落ちる。
扉へと寄り掛かったそのまま、崩れ折る様にズルリと座り込んで。
緊張か、浅くなる呼吸を抑えようと胸元を握り締める。]
[答えを、知らない。持ち合わせていない。
それが、こんなに。]
[握り締める力が、僅かに強まる。
月明りは、天を高く横切って。―――夜の帳が明けるのは、*まだ先の事*]
/中/
って事で、ブリジット襲撃にセットしてあります。です。
襲撃ロール大変そうだけど、おねがいー。
ということで、寝る(がくり)
[暫く声を上げて哂っていたが、ピタリと笑いを止めると]
……足りない。まだ。全然。もっと。捧げないと。生贄を
ああ。そうだ。あの方がいい。そうだ。そうしよう
[ブツブツと呟きながらスクッと立つと、ふらふらとよろめきながら屋敷の中へ*消えていった*]
召使い ユーディットは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
……あ
オルゴォル。
[口唇が震えた。
夜の闇。
紛れるように穴を掘る姿。]
どうして?
……あぁ、あなたも魅入られたの?
[返る答えなどあるわけない。
呟きながらいなくなった彼女。]
……歌より。
それがそれであるだけで。
…………あんなに綺麗な、色だったのね
研究生 エーリッヒは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
─ホール─
[『自分』が戻るのと、魔の女性の消滅は、ほぼ同時だったろうか。
ぼんやりと瞬く視界に映るのは、ゆらめく真紅の花弁]
……『 』……?
[掠れた声が消え入りそうな声で名を紡ぐ。
しかし、答えはなく]
「……エーリ?」
[代わりに、カーバンクルが自分を呼ぶのが聞こえて]
ああ……大丈夫、だ。
[呟いて、真紅の花弁を見つめる]
それに、しても……。
[今の一連の出来事に、一つ、息を吐いて]
……危険すぎや、しないか……これ。
あんまりにも……色々……。
[続く呟きは、ため息に飲まれ。
音としての形を結ぶ事無く、*消えた*]
色々……『集まりすぎて』る?
強き力を持つ者が……。
[その内の一つは、自らの内に宿るものなのだけれど。
そして、ある意味ではそれが一番──タチの悪いものなのだけれど]
……覚悟…………決めなきゃ、ならんか?
「……エーリ……」
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