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学生 エリカ は 画家の弟子 リディア に投票した。
手品師 ディーノ は 画家の弟子 リディア に投票した。
画家の弟子 リディア は 傭兵 カルロス に投票した。
旅人 シャロン は 画家の弟子 リディア に投票した。
情報屋 ノブ は 画家の弟子 リディア に投票した。
傭兵 カルロス は 画家の弟子 リディア に投票した。
職人 ランディ は 画家の弟子 リディア に投票した。
迷犬 パトラッシュ は 画家の弟子 リディア に投票した。
雑貨屋 フラン は 画家の弟子 リディア に投票した。
学生 レッグ は 画家の弟子 リディア に投票した。
画家の弟子 リディア に 9人が投票した。
傭兵 カルロス に 1人が投票した。
画家の弟子 リディア は村人達の手により処刑された。
手品師 ディーノ は、旅人 シャロン を占った。
学生 レッグ は、学生 エリカ を守っている。
次の日の朝、情報屋 ノブ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、学生 エリカ、手品師 ディーノ、旅人 シャロン、傭兵 カルロス、職人 ランディ、迷犬 パトラッシュ、雑貨屋 フラン、学生 レッグ の 8 名。
/*
シャロンは予想通り、っと。
向こうがどう出してくるかだな。
襲撃はノブかぁ。
妥当っちゃあ妥当。
同時に狂人の疑いも消えるんだよね、一応。
*/
旅人 シャロンは、迷犬 パトラッシュ を投票先に選びました。
[その部屋の扉を潜る]
[ベッドに横たわるその人物に]
[一気に肉薄する]
おやすみ、ノブ。
[微笑みを浮かべて]
[首に手を掛ける]
[そのまま一気にへし折った]
[腕を振るう]
[銀の爪が光る]
[腹部が一気に裂けた]
ふふ、いい匂い。
甘くて美味しい…力の源。
[微かに酔った表情で]
[その心臓目掛けて]
[爪を振るう]
//中の人発言//
さて、今日の襲撃候補は、レッグか、ディーノかな?
処刑には、パトラッシュでも持って行きたいと思っているので、それができるなら、ディーノ襲撃の方が物語的においしいかなーとは思いつつ(笑)
[掻き出した心臓を]
[口へと運ぶ]
ふふ、ふ。
やっぱり美味しいわ。
…極上。
[うっとりと口に含み]
[租借し]
[嚥下する]
―丘の上、大樹に凭れて―
[月明かりに目を覚ます]
[長い眠りについていたのだろうか、身体が少し軽い]
[喉の渇きに手を当てる]
…………。
[首を傾げる]
[更にその肝臓を]
[そして周囲の肉を食む]
…ふ。
時間は掛けられなかったのよね。
[不意に理性を取り戻し]
[血まみれの上着を丸めた]
さっさと戻りましょう。
匂いも消してこないと。
[そのまま足早に]
[扉を出て闇の中に消えた]
/中/
描写はこんなものでしょうかね。
できればディーノにしたいとは思います。
パトラッシュと一緒に送れたら美しいですね!
//中の人発言//
では、ディーノ襲撃にしましょう(笑)
できるだけ、パトラッシュに疑いを持たせるように発言持って行きます。
〔とろけそうになる身体を無理やり起こし、身支度を整える。明日の仕事の仕込をしてから、足早に宿へと向かった〕
湯冷めして風邪でも引いたら洒落にならんからな…。
しかし、腹減ったな、何食おうかな。
〔宿の扉を開く…がらんとした、酒場〕
おい、今日はずいぶん閑散としてるよな。
泊まってる奴すら、来てないんじゃないのか?
…朝から一度も来てない奴がいる?
…ノブ、か。
この時間になっても来てないのは、おかしいよな。
俺、ちょっと様子見てくるわ。
〔自分の食事の注文を済ませ、ノブの部屋に向かった〕
─宿屋・2階─
……ぁ。
[ふ、と。
『何か』を感じて、閉じていた目を開く]
なに……?
[くらり、と過ぎる、目眩。
──熱によるものとは違うそれは、ここ数日何度も感じているもので。
それが何を意味しているのかは、理解できていた。
……容認は、できていないが]
また……ひと?
[ぽつり、と呟く。
最初に感じたのは、クローディアの時。
次はリディアで。
いや、それ以前から、感じてはいたのだ。
村で、誰かが死んだ時には、いつも。
ただ、忘れていただけ。
それに伴うものを思い出したくなかった──否、考えたくなかったから]
[もう片方の手に握られていたのは、見覚えのない灰色のスケッチブックと12色のコンテ]
[両手でそれを確かめて、表紙を開く]
[一番先に浮かんだ顔を描き始める]
[僅かな耳鳴りに、時々頭を抑えながら]
[黙々と手を動かす]
[その顔は楽しそうに揺れる]
…………。
[ぎゅ、と、蛍石を握り締める。
昨日、無意識の内に投げた、問い。
それに対する答えが、聞こえて。
……揺らめくような、黒い光が、はっきりと視えて。
それらは、ノブの言葉に誤りはなかった、と。
感覚に告げていた]
……なんで……やだよ……やっぱり、やだっ……。
[こぼれたのは、震える呟き]
―雑貨屋―
[あれから店を開けて]
[鉱夫たちから文句を言われつつ]
だからごめんってば。
湿布は数が足りなめだから、明日また来て。
今はこれだけ。
[残っていた薬で手早く作りながら]
[出来たものを渡してゆく]
学生 エリカが「時間を進める」を選択しました。
[振り返ったその勢いのまま、風呂場に向けて走る。鼓動が早い。
シャロンの、先ほどの冷たい眼差しは。
あれは、……何を意味する?
――あいつを一人にするんじゃなかった!!
脱衣所の扉を乱暴に内向けに開け、風呂場のドアに身体ごとぶつかり――]
おい、ディーノ!? 大丈夫か!? 返事しろ!!
//中の人発言//
むう。
パトラッシュが、ランディ来る前に風呂場に突撃してもらっていたなら理由付け簡単にできると思っていたけど、予想外に遅かったなぁ。
これで、エリカからリディア人狼というのを聞いたら、パトラッシュは全く疑えない。
どうしよう。
〔いつものように、ノックもせずにドアを開ける〕
〔部屋の明かりは消えていた〕
おーい、ノブ?いつまで寝てるつもりだよ。
飯食おうぜ、飯。
〔ふっと、鉄錆の匂いが鼻先を掠めた〕
〔嫌な予感が、した〕
[一度宿から店へと戻り]
[血糊を流す]
[そしてわざと薬草を握って]
犬がいるんじゃいつもより気をつけないと。
面倒なこと。
…やはり早めに消さなければ。
[目を細めながら]
[入念に匂いを誤魔化して]
[再び宿へと向かう]
ノブ!
〔薄暗いが、ベッドの上に横たわったモノのシルエットは、戸口から漏れてきた明かりで十分に確認できた〕
〔ありえない角度に曲がった首〕
〔腹部からは赤以外の色彩すら伺えて〕
〔胸部には黒い影が大きく落ちていた〕
〔いくつか、本来ならあって当たり前の部分にあるはずのモノが無く…〕
〔正に、「獣によって喰い荒らされた」状態の、ノブだったモノが、そこにあった〕
………っ!!!!!!
〔声にならない衝撃におののき、思わず後ずさる〕
〔そばにあった車椅子につまずき、「ガシャーン!」と、大きな音を立て、もろともに転げた〕
[呼びかけられて、ふる、と首を横に振る]
……誰かは、わかんない、けど……。
また……人が……。
[死んで、と。小さく呟く]
それだけでも……やなのに……わかっちゃって……。
リディアの……こと。
[続いた言葉は、更に小さく、かすれていて]
職人 ランディが「時間を進める」を選択しました。
[宿の扉を開ける]
[とりあえず目に付いたのはシャロンで]
随分と静かだね、今夜は。
[カウンターに向かおうと]
[したとたんに派手な音が響いた]
な、何!?
[慌てて音のする方へ]
[とりあえず近い方へ]
[新しいノブの部屋へ]
…また……か。
[不安そうな声に、かける言葉が見つからず。
右手でそっと肩に触れ、幼子をあやすようにぽんぽんと叩く。]
リディの事…って?
[わかるって…何? 占い師が狼を探せるとは聞いていたが、それ以上のことはほとんど聞いていなくて。
肩に触れたまま、そう聞き返す。]
[シャロンが食事を終わり、ゆったりと飲み物を飲んでいると、宿のどこかから大きな音が聞こえてきた]
・・・?
[音に振り返る。
場所はどこだろう。
あまり興味は無かったが、この後は部屋に戻るしかやることは無い。
シャロンは立ち上がり、音のしたであろう辺りへと歩いていった]
旅人 シャロンが「時間を進める」を選択しました。
〔息があるのかどうか〕
〔脈があるのかどうか〕
〔そんなもの確かめる必要も無いほどだった〕
〔人間が、ただの、肉塊となった、そうとしか表現しようが無かった〕
〔車椅子に寄りかかり何とか立とうとするも、下半身に力が入らず、また、車椅子を倒してしまう〕
〔床に手を置いた際に、何かに触れた…ノブの…眼鏡だった…〕
…ぁぁあああぁぁあああああぁあああああっっ!!!!!
〔怒りとも、悲しみともつかぬ感情が、一気にあふれ出し、無意識に口から叫び声が放たれた〕
[湯船につかり、その暖かさにほぅと息を漏らす。湯船の中で腕を揉み脚を揉み、少し固まっていた筋肉を解す]
なぁんか、疲れたな…。
[湯船の縁に寄りかかる。昨日のシャロンとのやり取り。あの出来事を思い出しながら、倒れないように踏ん張りながら言葉を紡いだ。その緊張が残っていたのだろう。はぁ、と息を吐いて身体を洗おうと湯船から上がりかけたところで──]
…っ、パトラッシュ!?
[大きな音と共に扉が壊れ、パトラッシュ転がり込んでくる]
ど、どうしたの?
[慌てて湯船に戻りつつ、とてつもない剣幕の様子のパトラッシュに驚きを隠せないまま訊ねた。湯船に戻る前の姿が見えたなら、丸みを帯びた体と胸の辺りを隠す仕草が見えただろうか]
[肩を叩く手の温もりに、ほんの少し、気が鎮まるのを感じつつ]
ノブさんの言ってた事……間違って、なかった……って。
リディアが……。
[人狼だったって、と。
呟くのと、派手な物音が聞こえたのは、ほぼ同時だろうか]
[開いている扉から]
[中を覗き込む]
どうしたの?
ランディ、大丈夫?
[最初に見えたのは]
[車椅子と]
[そこで転んでいるランディで]
!?
[その絶叫に驚いて]
[顔を上げた]
[その視界の先には]
……え。
[赤い塊]
[今度は叫び声。
もう場所に間違えることは無い。
ノブの部屋だ。
なんら変わることの無い足取りで、ノブの部屋に辿り着くと、半狂乱で叫ぶランディの姿。
それと、ベッドの上で見るも無残な姿に変わり果てているノブの姿が見つかった]
・・・そう。
次はノブってわけね。
雑貨屋 フランが「時間を進める」を選択しました。
…っ!!
[突然響いた物音に、ビクっと振り向いて。]
悪ぃ、話は後だ!!様子見てくるっ!!!
[お前はここに居ろと言い残して部屋を飛び出していく。]
あ……。
[物音と、絶叫へに困惑している内に、レッグは走り出していて。
取り残された事への不安が募り、ふらつきながらも立ち上がる]
……いかなきゃ。
[そして、確かめなきゃ、と。呟く横顔には、決意の色が僅かに宿り]
[ぼそぼそと呟く]
そう。そうね。
ノブは、客観的に、誰から見ても人間だったものね。
人狼にとっては・・・誰からも分かる人間がいるくらいなら、誰にも分からない人間ばかりの方が、疑心暗鬼になってちょうどいいですもんね。
可能性としては充分あった。
それを、私達の誰も気づかなかったのは怠慢以外の何物でもなかった、ということかしら。
[がしゃあん、とけたたましい音と共に風呂場の扉が壊れる。
そのまま中へと転がり込み、]
ディーノっ!!
[必死で名前を呼ぶ。その先。
多少湯煙でけぶってはいたが、そこにディーノの無事な姿があることは明白で。]
…よ、良かった……。無事だったんだな……。
[一気に力が抜け、風呂場の床にへたりこんだ。
「どうしたの?」との声に、はっとなって視線を上げ。
湯船に戻る直前のディーノが、見えたような見えなかったような。
目をぱちくりとさせ。
いや見間違いだ。
ふるふるふる、と頭を振った。]
い、や……もしかして、お前が人狼に……襲われたんじゃないかって、さ……。
[リディアは人狼。そう言ったエリカの言葉だけは確かに聞き取れて。
なんとなく悪い予感と、物音のした方向は一致していて。]
…ノブにぃっ!!!
[覗きこんだ部屋の中、あまりに酷く殺され、喰い散らかされた残骸。
それは、先日見たあの女性の遺体の有様とは、あまりにかけ離れていて。]
……ちっくしょう!!! 復讐って奴かよっ!!
[込み上げてくる憤りに任せて、ドア脇の壁を殴りつける。
無残に嬲り殺された姿は、リディアを殺した彼への制裁のように思えて。]
…ちくしょぉ……。
[目の前に広がる、真紅の光景が歪んでいく。]
〔にんまりと笑うノブの姿〕
〔車椅子に油を注してやろうと思っていた〕
〔昨日、二人の占い師から人間だと言われた〕
…っでだよ…ちくしょう…ちくしょう…ちくしょっ!!!!!
〔自分でも抑えられない感情に身を任せ、力任せに車椅子を殴る。己自身が頑丈な造りにしてあったため、びくともしなかったわけだが〕
〔殴った拳の痛みに、多少正気が戻ってきて、今、この部屋に、自分と、ノブだったもの以外の人間がいることに気づいた〕
…なんで、何で死んでんだよ…ノブにぃ。
てめーだけは生き残るつもりだったんじゃ…ねぇのか…よ。
[罵声は嗚咽へと変わり、零れ落ちる雫は頬から顎へと流れ落ちる。]
僕が、人狼に?
[言われて、ああ、と納得する。心配して来てくれたのか。確かに自分は襲われる可能性がある。それを心配して彼は飛び込んできたのだ]
うん、何とも無いよ。
心配して来てくれたんだね、ありがとう。
[扉を壊してまで飛び込んで来たことはともかく、心配してくれたことはとても嬉しくて。にこりと浮かべた笑みは多少呑気にも見えただろうか]
さて、差支えが無いのならば、私が自警団を呼んでこようかしら?
怯える人。
[ランディを見つめる]
呆ける人。
[フランを見つめる]
悲しむ人。
[レッグを見つめる]
この中で、まともに動けそうなのは私ぐらいのようですしね?
[周りの人間を見つめ、そして、もう一度ノブを見つめる]
ああ、復讐。
そうね、クレアの仇だったわ。
[今更気が付いたかのように]
下手に探らなければ。
もっと生き延びれたかもしれないのにね。
[シャロンの声も聞こえて]
[薄く笑った]
[壁に手をつきつつ、ゆっくり、ゆっくりと歩いていく。
その後を、黒猫が心配そうについてきた。
どこに行けばいいのかは、声の交差が教えてくれるから、迷う事はなく]
……ノブさん……なの?
[そこだけ騒がしいその場所にたどり着き、誰の部屋かを認識すれば。
零れ落ちるのは、小さな呟き]
……リディアを……殺した、から?
ああ。
そう言えば、そんなこともあったわね。
『人狼は仲間の死に悲しむことは無い。
人狼は自分の死に怯えることは無い。
求めるのは、我らの安息―――』
だったかしら?
[芳しい香り]
[自分の中に残る甘さ]
……ん。
[酔わないように]
[己を律しながら]
頼むわね、シャロン。
[小さく囁く]
〔冷静なシャロンの声がする。一瞬腹の底が煮えくり返ったが、「自警団」という単語のおかげで、また現実に引き戻される〕
ああ…。頼む。
詰め所は宿からそう遠くない…。
広場までの道に団員がいるはずだから…そいつに伝言してくれりゃぁ…いい…。
〔やっとの事で搾り出した声は、酷く掠れていて、己の発したものとは思えなかった〕
クレアが死んだからと言って、復讐することは人狼には無いのよね。
ただ、人狼全体の効率を考えて行動する。
・・・さすがに、私にも理解は出来ないですけど。
うふふ。
…ふふ。
随分と古い詞を知っているのね。
[その囁きに微笑んで]
『欲するのは。
永遠なる安息の時。
ならば求めよう。
ならば与えよう。
安息へ至るが為の標を』
[どこか厳かな]
[けれど柔らかい声で]
[歌う]
了解、と。
それじゃ、ちょっと出かけてくるわ。
―――ああ。あまり動かさないほうがいいわよ。
人狼が憎いと思うなら、少しでも情報は残したままでね。
[いつも通りの顔と声で、いつも通りの足取りで、シャロンが宿屋を抜け出して、詰め所へと]
[微笑んだディーノの顔を見れば力が抜け。
ほっとした、直後。喉から堰を切ったように言葉が溢れ出した。]
ああもうばかか、お前は! 俺は、もしかしたら死んでるんじゃないかって、お前が…そんなの、怖すぎて……! 全然笑えねぇよそんなの…!!
[言葉が滅茶苦茶になる。
何か目にじわり、と滲んだ気がして、ぶるぶるっと頭を振った。]
人間のように。
つるむばかりではないから。
[軽い嘲りの混じった声]
生き残るために必要なことをする。
ただそれだけの話よ。
迷犬 パトラッシュが「時間を進める」を選択しました。
[歩いていくシャロンを見送った後。
ふらり、と。そんな感じで、部屋の中を覗き込む。
紅に染まった亡骸の周囲には、微かに白い光が浮かんで視えて]
……っ……。
[凄惨な様子に、身体が震えた。その場に座り込みそうになるのは、辛うじて抑えて]
こんなの……こんなの、やだ、よ……。
私は自分が死ぬのは嫌。
友達が死ぬのも嫌。
それだけは間違い無いわ。
だけど。
その先に何かがあるなら。
私の望むことが与えられるなら。
少しは―――考慮の余地がある。ってぐらいよ。
パトラッシュ…。
[相手の口から漏れ出た言葉が胸に突き刺さる。その絶望を味わった自分が、今度は相手に味わわせようとしていた]
ごめん…。
そうだね、僕は自分が味わった恐怖を君に味わわせるところだったんだね…。
[どうしてそこまで頭が回らなかったのだろう。傍に居た存在が永遠に失われる怖さは知っているはずなのに。しゅん、と視線を落とし、謝罪の言葉が再度漏れ出る]
…ごめん…。
別にそれを悪いとは思わない。
けれど状況は変わらないのだから。
自分の望みのために。
動けばいいのよ。
今はそのためには。
協力し合った方がいいでしょうということね。
〔人狼が憎いなら、動かさないほうがいい…〕
ははっ…。
動かすも何も…。
俺が動けねぇよ…。
〔手元の眼鏡をノブにかけてやりたかったが、立ち上がることも出来ない。どんな表情で絶命していたのかさえ、無様に床に座り込んだ己からでは伺うすべも無かった〕
ちく…しょ…。
〔ギリ、と、歯を食いしばって、嗚咽を堪えた〕
〔ふと、目の前をフランが進んでくる〕
フラン?
おい、フラン、やめろ!近づかなくていい!
〔なんとかその足を捕まえようとした〕
[床へとへたり込み、しゃくり上げるような嗚咽。
涙に歪んだ視界は、ただただ赤く。]
…ノブにぃ……
[ろくに動けぬながらも、さまざまな事を知っていた年上の彼のことを、兄貴分として羨望の眼差しで慕っていた幼い頃。
捕まえてきたクワガタムシや野いちごと引き換えに、語ってくれた外の世界の話。
子供の数の少ない過疎の村では、腹を割って話せる男友達など少なくて。
ただ、零れ落ちる涙をとめることができずに。]
ええ。
望むもののために、貴方と協力していくわ。
正直、信頼はしていないわよ?
だけど、その能力は優秀な貴方だから、安心して協力できるわ。
だから、失望だけはさせないでね?
そのときは、アッサリ捨てるつもりでいるんですから。
ま。お互いそう思っているんでしょうけどね。
うふふ・・・。
[緑のコンテを戻し、両手でスケッチブックを掲げて]
[満足げに笑う]
[それは一番欲しかった人の顔]
[いつも見せていたあの表情]
[ペロリと嘗めずる]
[何か忘れてる―――ふと気がついて小袋をかさこそと]
[ピルケースを取り出し飴を含む]
[足を投げ出して大樹に身を預け]
[弾みでちりん、と鈴が鳴る]
[二歩目]
[その足は前に出なかった]
[バランスを崩して倒れこむ]
だってあのままじゃ。
[それでもなお]
[視線はただベッドの方に向けられて]
[呟く]
[鳩は、いつものように手紙を回収されず、ご褒美の餌も貰えない事を不思議に思っているのかいないのか、
静かにテーブルの上に佇んでいる。]
……あ……鳩?
[舞い降りたそれには、見覚えがあった。
時々、ノブの家の方へと飛んで行くのを見かけていたから]
ノブさんに……会いに来た……のかな?
[ちょっとだけ、遅かったね、と呟いて。
静かに佇むそれに、寂しげな笑みを向ける]
あら。
無駄に切り捨てたりはしないわよ?
そこは信頼してくれていいのに。
[意識を二つに分けて]
[こちらの意識をシャロンに向ける]
もっとも。
私も「期待」はするけれど「信頼」はしないけれど。
出来る限りは良い関係でいたいものね?
[クスクスと笑った]
[詰め所の中は騒然としていた。
そこに入り、宿屋の中でまた誰かが殺されたということを言うと、
またか、という声と
マジか、という声と
事件を俺が解決してやる、などという勇敢な言葉は聞こえず、ただ怯え惑うような姿だけ]
(ま。平和な村だったようですし。当然でしょうね)
[と、冷たい目で見透かしていたが―――思いついたように、もう一言]
・・・そう言えば、村に入り込んだ大きな犬がいること知っているでしょう?
あの犬・・・喋ったわ。
人狼伝説と、喋る犬。
―――何か似ていないかしら?うふふ。
…もう…熱さも…寒さも。
ノブには関係ないんだよ…。
関係、ないんだ…よ…。
〔テーブルの上の鳩をただただ見つめるだけで、それ以上、どうする事も出来なかった〕
当然。
お互い、相手が使える駒のうちは、無駄に捨てることはないでしょうね。
ヘマはしないで、良い関係を続けていくことを、私も願うわ。うふふ。
[しばらく、鳩を見つめて。
それから、ふるり、と首を振って]
あの……ね。
みんな、に……聞いて欲しいこと……あるんだけ、ど……。
[わずかに掠れた声で、座り込む皆に呼びかける。
妙にふらつくのは、熱のせいか、他に理由があるのか。
それは、わからないけれど]
いや、
[首をゆっくりと横に振る。
ディーノが謝る様子を前に、頭が少し冷えた。]
いいんだ。俺も取り乱しすぎた。
不安ならちゃんと傍に居るべきだったんだし、な。
[こっちこそごめん、と謝って俯き。
ふと風呂場のタイルに目が留まった。
そしてようやくこの状況に思いが至る。]
って、いつまでもここ居るわけにいかねぇよな。
悪り、俺出てるから!
[脱衣所の外にいるけどな、と付け加えて。踵を返して壊れたドアの外、脱衣所の扉の向こうへ。]
[孤児院にいた頃]
[絵が上手ねって褒めてくれたアンナ]
[嬉しくってアンナを描いたの]
[アンナ、すごく喜んでくれた]
[なのに]
[アーナ、アーナ]
[おやすみなさいしたまんま]
[私の前から居なくなっちゃった]
[真っ赤なワンピース]
[――柔らかで甘い、大好きなアーナ]
〔エリカの声に、顔を向ける〕
ここでいいんなら…聞くが。
出来れば酒場の方がいいだろう。
すまん…手を貸してくれんか?
ちょっと自分ひとりでは、立ち上がれそうに無いんだ…。
〔情けなく、哀願した〕
[―――数刻立ったころ、シャロンが自警団を引き連れて戻ってくる。
その内の半分は物々しい武装をしている。
武装をしていない半分から、さらに半分減ってノブの部屋へと。
もう半分は、各々のすぐそばで待機する。
そして―――武装した自警団達は、喋る犬を探して、宿屋の捜索へと]
[のろのろとランディを見上げて]
[しかしどこまで言葉が届いているのだろうか]
[ただぼんやりとその顔を見て]
……?
[聞こえてきた声に]
[耳に入ってきた音に]
[首を傾げた]
あ、うん。
[外に居ると告げて出て行くパトラッシュを見送って。そにより驚きで忘れていた今の状況を思い出す。物凄い格好で話してたんだなぁ、と恥ずかしさに顔を赤らめ顔半分を湯船に沈める]
………。
[不安なら傍に。あの時ディの傍に居れば自分はディを失わずに済んだのだろうか。人狼はディを襲わずに居たのだろうか。逆に好都合と2人とも殺されていたのだろうか。自分はこの場に居なかったのだろうか──]
[色々考えてみるも、答えは出てくるはずも無く。湯船から出て簡単に身体を洗うと、湯を浴びてから脱衣所へと戻る。鏡に映った自分を一瞥し、身体の水分を取ってから着替えを着込む。湿った髪の水分を乾いた布で吸い取りつつ、脱衣所の外へと出て行った]
ここで話すのは……よく、ないよ……。
[だから、移動しないと、と頷いて]
……手?
ボクの力で、ランディさん引っ張れるかなぁ……?
[冗談めかした口調で言いつつ、それでも、と思った所に。
聞こえてきた、物々しい音]
……なに?
[困惑しつつ、音のする方を振り返って]
ああ、そうだ。
自警団の連中を焚きつけておいたわ。
もし、上手くいけば、貴方の手を煩わせることなく、畜生一匹始末できるかも知れないわよ?
失敗しても―――別にリスクがあるわけじゃないしね。
[ハッと我に返って、描いたばかりの絵を塗りつぶそうと]
[コンテを手にして線を重ねる]
[描かれたノブはそれでも笑っていて]
[祈るようにそれを抱きしめて*目を閉じた*]
[脱衣所前のドアで、座って暫く待つ。
ディーノはディという存在を人狼によって失った。
ディはディーノを守ってくれた。
自分には何が出来るだろう。
ぼんやりと考える。
俺は、『魔女』を死なせてしまったのに。]
[と、不意に『パトラッシュ』が警戒するように耳を立てた。
がちゃがちゃと重い音が、宿の入り口から聞こえてくる。]
あぁ? 何だ?
へえ?
それは良い手を打ったものね。
そのまま人間が殺してくれるなら重畳。
手間が省けるわ。
そうね、その時は改めて手を下せばいいわ。
あの犬は早めに排除したい。
こちらの邪魔をする占い師を砕くためにもね。
[満足そうに]
[唇の端を上げた]
[涙に濡れた目で周りは見えずとも、その大仰な重い金属音は耳に届いていて。
袖口で瞼を拭い、立ち上がる。]
…自警団?
[3人も死者が出ている。それを思えば武装してくるのも仕方が無いとは思ったが…]
お待たせ。
[外に居るパトラッシュにそう声をかけて。警戒するような雰囲気に小さく首を傾げる]
どうしたの?
[パトラッシュの視線は宿の入り口へ向かっている。何だろうと思い、歩みをそちらに向けた]
人間は異端を心理的に残しておけないもの。
だから、必死であの犬を追い掛け回すでしょうね。
そして、最後に自分の手で自分の首を絞めたことに気づけばいいのよ。
ゆっくりと。うふふ。
[重ねて耳に届いてきたのは]
[冷たい金属の音]
[ビクリとした]
な、に…?
[少しずつ]
[意識が戻ってくる]
[音のする扉の方を振り向いた]
自警団……?
[レッグの言葉に、首を傾げる。
そう言えば、シャロンが呼んでくる、と言っていただろうか]
でも、それにしては……。
[やけに物々しいような、と。
どこか不安げに呟いて]
ああ、いや……
[振り返って、出てきたディーノに口ごもる。自分にもよく状況が把握できていないから。]
[物々しい音は明らかに複数。土臭い匂い、汗の匂い。鉱夫? 重い音を伴わない気配が複数、手前角の新しいノブの部屋に入った。その周囲にまた気配がいくつか。
がちゃがちゃという音は宿全体に、――散った?
一体何事だろうと訝しみながら、廊下の先を覗きみる。
鉱夫……いや、自警団の男の一人と目が合った。]
「居たぞ!!」
[叫ばれて、一瞬、頭に疑問符が。
しかしそれが浮かぶ間もなく、その男はこちらを指差し、大声で男の背後にのたまわった。]
「あの犬だ! 捕まえろ!!」
/中/
どうなるのでしょうねぇ(笑)
あ、フランは聞かれると答えますよ。
「確かに喋ってた気がする」って。
証人その2?(笑)
自警団…?
何か、あったのかな。
[2階で起きた惨劇は知らない。自警団の来る理由が分からなかった。酒場に出ようとした時に聞こえたのは、「あの犬だ! 捕まえろ!!」の言葉]
……え?
[事態が飲み込めず、呆けたように声を漏らす]
[現場を片付けに来た自警団員に頭を下げ、その場を離れるように言われる。
合った視線は、恐怖と疑惑に彩られたまま逸らされる。]
…リディ、人狼だったそうです。
[見知った大人にそれだけを告げ、その場を離れようとして…風呂場のほうでの騒ぎに気がついた。]
まさか、犯人が?
[「あのデカい犬、狼なんだとよ!」
団員の一人がそう言い捨てて。
…確かに、怪しいとは思うものの…何か釈然としないものを感じた。]
[何も思考にはならなかった。ただ、本能で身体を翻す。
男たちが追ってくるのとは反対方向に、宿の裏口を目指して。]
[後ろから幾つか追いかける音があったが、構わない。構っていられない。「なんでもいい、宿の外へ逃げろ!」と体中から警報が鳴っている。]
/中/
あ、そうか。
吊りじゃなくて占い先になる可能性もあるかもですね。
吊り先をどうするか、村側の皆さんも考えてくれてるかな?
//中の人発言//
いや。
今日の占い先は、相互ですから。
明日以降までパトラッシュがもし生きているなら明日の占い先になることは考えられますが、その場合は今日の吊り先である他の生贄をみんなで考えてもらう必要あります。
下手したら、吊り先、私になるかも知れませんけどねぇ(笑)
[何が起きているんだろうか。
そんな事を考えている間に、部屋に入ってくる自警団員。
立てずにいるランディの手助けを頼み、言われるままにそこから離れようとする]
……え? あの子……が?
[パトラッシュが狼だ、という言葉が聞こえて]
まさか……。
[ぽつり、と呟く。それは何か、奇妙に噛みあわないような気がして]
[呆けている間にも自警団が数人こちらに向かってきて。「捕まえろ!」「逃がすな!」の言葉が飛び交う]
ちょ、ちょっと待ってよ!
パトラッシュを捕まえるとかどういうこと!?
彼は何もしてないじゃないか!!
[自警団の前に立ちはだかるようにして声を荒げる。自分より一回りも二回りも大きい男達に少し怯みそうになるも、その行く手を阻もうと]
「あの犬が狼だという情報を得た。邪魔をするな!」
[男の一人が乱暴に腕を振るい、ディーノを押し退けた]
ぅあっ!
[壁に叩きつけられたディーノを尻目に、男達は逃げるパトラッシュを追いかける]
…ま、待って……パト、ラッシュは、違う…!!
[痛みに声を途切れさせながらも、壁を支えに立ち上がり、その後を追いかけた]
[自警団員に部屋から連れ出され]
[軽く頬を叩かれる]
え、あ。
[周囲の騒ぎに目を瞬く]
[まだ少し呆然としていると]
[簡単に説明された]
え、わんこが狼?
どうして?
「あの犬は喋るんだと!」
[その言葉に]
[思い出すのは先日のこと]
あ…。
[ぽつりと呟けば]
[即座に腕を掴まれた]
「何か知っているのか!?」
え、うん。
確かに喋ったような気はしたけど。
[本当かという詰問に]
[おどおどしながら頷いた]
「間違いないな!」
[部屋から離れると不安げな黒猫を抱え上げ、しばし、階段近くの壁に身を預ける。
聞こえてくる騒動は、どんどん大きくなるような気がした]
あの子が狼……誰が、最初に言いだしたんだろ……?
[確かに、不思議なところのある犬だけれど。
それが、狼としての異様さとは、どうにも思えなかった]
[突き放すように腕を解かれ]
[その場に座り込む]
「間違いないぞ!確実に捕えろ!!」
[走り去る自警団員]
[どうすればいいのか分からず]
[ただそれを見送った]
[恐怖と疑心暗鬼に駆られた群衆ほど、始末に負えない物は無い。
話には尾ひれが付き、恐怖は妄信を呼び、群集は盲目的に突き進む。]
…なぁ、マスター?
ほんとにあのワンコ…狼だとおもう?
[せめて気持ちを落ち着けようと飲み物を頼むついでに、リディアが人狼だったと報告し、
そういえばマスターも餌をやっていたなと思い出して問うてみる。
返ってきた言葉は、リディアがあの犬に食べ物を与えているのを見たと。]
…じゃ、やっぱり?
[だとすると、あの犬と仲良しだったディーノも…?
占い師が二人もいるなんておかしい。そんな考えも脳裏をよぎっていく。]
[狭い廊下を駆け抜ける。
端に積まれた空き箱を幾つか引っ繰り返し、その後どうなったかなんて知らずにただ先へ。がしゃん、という音、「痛ってぇ!」「愚図愚図するな!」「くそったれがッ」罵声、怒声、それに振り返る余裕もまるでない。
やっとのことで廊下の終わりのドアを見つける。
飛びつき、タックルするも、それは開かなかった。
いいから開けよっ!!
前足でノブを乱暴に回し、引き開け、外へ。]
うふふ・・・。
不安という名の置物は坂の上においてあって、一度押したが最後。どこまでも止まる事はないのよ・・・。
さあ・・・見せてよ。
仲間同士で醜く殺しあう姿・・・。
うふふ。
学生 レッグは、学生 エリカ を能力(守る)の対象に選びました。
学生 レッグが「時間を進める」を選択しました。
[ふる、と首を振る。
思考がまとまらないのは、やはり、熱のせいか。
動き回ったせいで、少し熱が上がったかもしれない]
……ほんと、困るなぁ……こんな状態……じゃ。
また……あの時と同じ……
何もできないまま……関係ないひとが……。
[死んで行くのを視るだけになるかもしれないのに、と。
呟きながらも、意思に反して身体の方は休息を要求していて。
*壁に寄りかかったまま、ふわり、意識を手放した*]
[冷たい空気に息をつく間もなく、真横から、ぶんっ、と太い棒が振り下ろされる。
ぎりぎりでかわしちらっと見遣ると、そこにも何人か武装した男たちがぎらぎらとした目でこちらを睨んでいた。
そうだよな、出口固めずに逃亡阻止なんてするわきゃねぇや。
自嘲気味の笑みを浮かべる。
数日前に行われた逃亡劇が、再開されたかのような錯覚。
振り下ろされたままの棒を咥えて、遠くへ放り投げた。
あっ、と男が声をあげるのも待たずに背を翻して逃げる。
その後ろから、ダンダンダンッ、と鋭い音が響いた。
足元から土煙があがる。銃だ。]
/中/
気絶オチはやりたくなかったんだけど、これ以上はきつい……orz
とほり。結局一度はこれ、やるようなんだね(ノー`)
はぁ…はぁ……っ!
[壁伝いに追いかけるも、先程のことで足を捻ったのかその歩みは遅く。廊下の向こうではパトラッシュが既に逃げた後]
違う…パトラッシュは違う…!
[うわ言のように繰り返し、障害物に阻まれている最後尾の男性に縋り付く]
パトラッシュが狼だなんて何かの間違いだ!
誰がそんな情報を…!
[ディーノに掴まれた男は、ちっ、と舌打ちをしてその手を振り払いながら]
「旅人らしき女だよ。全身、顔まで布で覆ってるな」
[振り払われたことで床に倒れ込み。その状態で言葉を聞いた]
…旅人…シャロン…?
[それを聞いて思い当たるのは1人だけ。何故。どうして彼女はそんなことを──。男達がパトラッシュを追う中、足の痛みと混乱で立ち上がることも出来ず、ただその場に座り込んで]
…エリィ?
[大人しいと思って振り向くと、丁度彼女の体が傾ぐところで。
慌てて駆け寄って抱きとめる。]
…やっぱ、熱あるんじゃねぇか……。
[小さく溜息を付くと、ひょいと抱き上げて二階へと運ぶ。
今はとにかく、変わり果てた姿になった兄貴分のことにばかり思考が沈みそうで、せめてほかの事を考えて紛らせたかった。]
…軽ぃな。ちゃんとメシ喰ってんのかよ…。
[小さく呟いて彼女を寝台へ横たえ、傍らの床に座り込む。
目覚めるまで傍に居てやるつもりが、*気がつけば自分も夢の中へと。*]
[廊下の入り口で]
[座り込んでいれば]
[主人に手を差し出され]
あ、うん。
[一度酒場へと]
[そこで水を一杯貰って]
何がどうなってるのか。
わからないよ。
わんこが喋ったと思ったのは本当。
でもだからって。
[難しい顔をしている主人]
[憔悴した様子のランディ]
[その隣で俯いて座っていた]
手品師 ディーノは、旅人 シャロン を投票先に選びました。
[「相手は人狼だッ、容赦すんな!!」再びの土煙と共に後方からの叫び声。
それでようやく事態を飲み込んだ。
昼間の村人たちの態度が脳裏に現れて消える。
宿の裏手、少し広めの空き地を抜ける。
ぴゅん、がつっ、と銃弾によって跳ねた小石が頬を掠める。
目指すのは民家群。家々が作り出す路地。
そこまで行ければ、なんとか。逃げ切れるだろう。]
[更にその影で]
[深い溜息をつく]
どうして。
どうしてここだったのかしら。
どうして。
ずっと頑張ってきたのに。
[一抹の寂しさが]
[胸を通り過ぎる]
[やがて主人に促され]
[鍵を受け取った]
そうだね。
戻るのは危険だよね。
[小さく頷いて]
[おやすみなさいと]
[階段を*上がっていった*]
[廊下に居た男達は全てパトラッシュを追い外へ出る。へたり込んでしまったディーノは、それをただ見つめることしか出来ず、追いかけることは出来なかった]
…パトラッシュ…。
[彼は無事逃げ遂せただろうか。捕まっていないだろうか。そんな考えだけがぐるぐると頭の中を回る。しばらくそのまま座り込んでいたが、ふと意識を戻すと壁に掴まりどうにか立ち上がる。捻った足を引き摺りながら、ひょこひょこと酒場の中へと戻って行く]
[酒場に戻ると自警団の人間もほとんど居らず、他のものも大抵居なくなった後で。主人がこちらを渋い顔で見ている。居た堪れず2階へ向かおうとすると、足を引き摺っているのを見止めた主人が湿布を1枚投げ渡す]
…あ…ありがとう…。
[掠れた声で礼と共に頭を下げ。手に持ったまま2階の自室へと向かう。中へ入るとベッドへと腰掛けて。捻った足首に湿布を貼る。冷やりとした感触が風呂上りの火照った身体に丁度良かったが、そんな感慨を受ける余裕は無く。窓の外に視線を向けた]
………。
[頭に浮かぶのはパトラッシュのこと。無事を願って止まない。しばらくの間、じっと窓の外を眺めているが、そのうち疲れと睡魔に負けてベッドへと倒れ込む*だろう*]
[食堂の片隅で、頬杖をついていて、どんな風に収縮するのか見ていたが、程なくして騒ぎは収まった。
パトラッシュが捕まったのか、逃げ切ったのかは知らないが、それでも、充分な種はまいただろう]
・・・。
[更に少し、様子を見ていると、疲れ果てたディーノの姿が目に入った。
ディーノは、こちらのことなど目にも入らない様子で、マスターから何かを受け取ってゆっくりと2階へと上っていった]
―――貴方の言う通り、狂人が一人なら、貴方。
そして、他に潜んでいる人狼は、あの犬。
さて、答えは合っていたかしらね?うふふ。
[ふ、と不意に目が覚める。時間は昼。陽がまだ高く上がりきる前。身体を起こして部屋をゆるりと見回す。パトラッシュの姿は、無い]
………。
[パトラッシュの安否と何故どうしてと言う考えだけが頭を支配する。彼を助ける術は無いのか。そう考えて、ハッと気付く]
そうだ…僕が人狼を見つけ出せばきっと…!
[仕事道具の中から石の入ったジャグリングボールを取り出す。両手でそれを持ち集中しようとしたが、一度手を止め]
……可能性は低いけど…まずは…。
[苦い表情を浮かべながら、調べる対象をの顔を思い浮かべ、集中を*始めた*]
[茂みの中、息を殺して一晩中動かずにいた。
あの後、なんとか追っ手を撒いて辿り着いたのは鉱山付近。
村入り口の修復作業にほぼ全員の鉱夫が大わらわになっている現状、ここは敵のテリトリー内でありながら一番見つかりにくい穴場だった。
とはいっても、崖の工事に参加せずに自分を探して動いている自警団もどきの鉱夫たちは、矢張り通りがかるわけで。
誰かの足音が近くで聞こえる度に全身を硬くさせながら、気がつけば日が昇っていた。
走り回る自警団が叫ぶ、連絡事項の断片を聞いて判ったのは。
自分が喋れるということが何故かバレていること。それを発端として、人狼容疑をかけられていること。
バラしたのは誰だ?
考えるまでもなく。心当たりは、昨夜の冷たい目の持ち主しかいなかった。あの時はディーノに危険が迫っているかと思っていたが、……実際、ターゲットにされたのは自分だったらしい。]
〔自警団員の力を借りて立ち上がる。何とか酒場の定位置へ辿着くが、呆然とする場所が変っただけだった…〕
〔酒場にいる人間がランディだけになった時、冷たい水と鍵が目の前に置かれる〕
〔閉店の合図だ〕
〔それを一気に飲み干すと、ふらふらと立ち上がる〕
…仕事、あるから、家、帰る、わ…。
〔やっとの事でそれだけを言うと、宿を後にした〕
[しかし、昨日は必死で逃げていたから、そんなことを考える暇も無かったけれど。
…ディーノはどうしているだろう。
置いてきてしまった。人狼という敵が残る場所に。独りで。
――何なんだよ。
ぎり、と歯噛みする。
これじゃこの間と同じじゃねぇか。]
―自宅 朝―
〔殆ど眠る事が出来無いままの身体を引き摺る様にして工房へと移動する〕
〔工具を手に取り、木材を杭に加工する作業に没頭した〕
〔全ての木材が杭になった時、タイミング良く見回りの自警団員が工房を訪れる〕
…ちょうど良い。こいつら持ってってくれ。
…大型犬?…ああ、パトラッシュの事か。いや?家には来てない。
…は?奴が、人狼?
人の姿をした狼だから人狼っちゅうんだろ?
奴が人狼なら、あっという間に駆逐されそうなんだが…。
〔作業に没頭したお陰で、思考はすっかりクリアになっていた〕
〔パトラッシュが人狼と言い張る自警団員に訝しげな表情を寄越す。そんな表情を向けられた団員が、思い出したように付け加える〕
…リディアが、人狼?
それは誰が…。レッグが?
霊能者って奴まで現れたのか…。
―宿屋・朝―
[目を覚ます]
[眠りはどこまでも浅かった]
[目を擦りながら階下に降りる]
ん、おはよう。
そっか、まだ見つかってないんだ。
どうなっちゃうんだろうね。
[主人は頭を振る]
[疑惑があるのなら]
[取るべき手段は一つだと]
……。
店に、戻るね。
[沈黙]
[短く言って店に戻った]
―雑貨屋・昼―
[鉱夫たちが来る]
[湿布を作り、渡し]
[それを繰り返す]
何?
ああ、その話。
絶対だなんて言ってない。
一緒に居たディーノは何も言わなかったし。
「どうしたの?」って聞かれたくらいだよ。
[それを聞かれたのかと問われ]
[素直に頷く]
[聞いた男は何かを考え込んだ]
はい、これで足りるかな。
今日はずっと作ってるからさ。
必要になったら取りに来てよ。
[男は顔を上げて]
[分かったと答え]
[出て行った]
なんだろ、今の。
何が引っかかって…。
[そこで言葉が止まる]
…ディーノは知っていた?
知っていたのに誤魔化した…?
[薬を掬う手も止まった]
いや、だって。
それじゃディーノは。
でも人狼かどうか分かるって。
…シャロンも言ってるんだっけ。
[また一人客が来る]
[どうしたと問われて]
いやその。
占い師の真実ってどうすれば分かるのかな。
…ごめん、何でもない。
すぐ作る。
[首を振って]
[作業を再開する]
[頭の中は渦巻いたままに]
/中/
>わんこメモ
うん、赤組は君を吊る気満々だったりするし(笑)
展開としても悪くないと思うのだよ。
一緒にディーノ襲撃する予定だから許して(ぉ
―自室―
[昨日起こったことを思い返す。
ノブが襲われて、パトラッシュが飛び出して・・・
今回も自分は何も出来ていなくて]
・・・・・・・・・・・。
[無言で、酒場へと下りていく。]
おはよう、マスター。
ってももう昼だが・・・、パトラッシュは?
・・・・・・・・・・そうか。
[挨拶も手早く、本題を聞く。
帰ってきた返事にため息混じりに答え]
本当に・・・パトラッシュが人狼なのかね・・・。
[呟きに、分からんと返される。
だよな・・・と答えると軽い食事を頼み、カウンターに腰掛けた。]
//中の人発言//
今後のプラン
3日目
占い・ディーノ(白出し)
処刑・パトラッシュ
襲撃・ディーノ
4日目
占い・レッグ(白出し)
処刑・カルロス
襲撃・レッグ
5日目
占い・フラン(白出し)
処刑・ランディ
襲撃・エリカ
こんな感じで進めていこうと思っています。ま。こんなにうまくいかないと思いますけど(笑)
[少しして出てきた食事を食べ終わり、立ち上がる。]
ありがとう、マスター。
今日も美味かったぜ。
[礼を言うと、代金をカウンターに置き自室へと戻っていく。
こうなった以上、今まで以上に準備しておく必要があるだろう。]
もう、血なんか見たくねぇからな・・・。
[一人ごちると、念入りに*手入れを始めた*]
傭兵 カルロスが「時間を進める」を選択しました。
[真上からの太陽の光がきつくなってきた。
周りで通り過ぎる気配に神経を傾けながら、茂みの中に伏せて
――もう何時間経ったろうか。
新しく入ってきた情報は、エリカが死んだ者が人狼か人か見分ける能力を持つ霊能者らしい、ということ。それによれば、リディアは人狼だった、ということ。それから…昨夜はノブが襲われた、ということ。
リディアの笑顔を思い出す。
あいつ…普通の人間に見えたけどな…。
俺に優しかったのは、同じケモノだとみなしたからか?
――今となっては、判らない。
俺はノブを敵のように認識していたが、あいつは俺やディーノをどう思っていたんだろう。
――それも、今となっては判らない。
思考放棄気味になっている自分に気付いて、額に皺を寄せた。
それもこれも。]
[茂みの葉越しにきらきらとこちらを照らす太陽を恨めしげに見上げる。口から舌を出して吐く息が、はっはっ、と苦しい。
水が欲しかった。空腹は何とかなる。が、喉の渇きはどうしようもない。昨日は走り回り、今日も一滴も水を飲んでいない。
長時間このままであれば身体能力が落ちるだけでなく、集中力も途切れる。周囲に敵しかいないこの現状で、それは下手をすれば命にも関わる。
どこかで水分を補給しなければ。
伏せたままで、茂みからほんの少しだけ鼻を出す。
近くに水飲み場はないか。
耳を澄まして、それらしき音がしないか探す。
聞き慣れた声が聞こえた。
……ランディ?
誰かと会話している。自警団?
どこだ。]
[目を閉じて、耳を前に傾けて探る。ここからは、少し遠いが……そうか、奴の工房が近くにあったか。
ぱちりと目を開けた。
ランディは味方か?
判らない。しかし、悪い奴ではない。それに、顔を合わせずにうまく工房で水だけ飲んでくることも出来るかも。
駄目だとしても、今より悪くはならないさ。
決断して、身体を持ち上げた。
神経を研ぎ澄まして周囲に人の気配が無いことを確認し、素早く茂みから飛び出す。]
[運良く、工房に行くまでの道では誰にも出くわさずにすんだ。慎重に裏手に回って、水が貯めてある桶などないかと嗅ぎ回る。しかし。使わなくなった作業道具が幾つか見つかったが、それだけ。]
[一度期待をしてしまっただけに、喉の渇きは尚更酷くなる。諦めきれずにうろついていると、
がたんっ。
何の拍子でだろうか。
壁に立てかけてあった何かの道具が、大きな音を立てて倒れた。
身体が硬直する。]
〔ランディの呟きを無視し、パトラッシュ=人狼説を何とか納得させようと食い下がる自警団員に辟易して、煙草に火をつける〕
…ああ、考慮しとく。
それより、崖崩れの復興を頼むわ。でないと逃げるも生きるも無いだろ。
早くこれ、持ってけよ。な?
〔運びやすいようロープで縛ってやる。団員もそれ以上は何も言わず、手伝い始めた〕
―ガタン!
〔工房の裏手で、何かが倒れた音がした。自警団員が腰を浮かせたが、視線でそれを押し止める〕
いーから、作業してろ。
風がキツいから、木材が倒れたんだろ。
〔溜息と共に紫煙を吐く。人狼の話を聞いていたくなかったのが本音。そして、倒れた木材の方へ視線をやる〕
〔と、そこには―〕
〔渦中の者の姿!〕
〔呆気にとられ、咥えていた煙草が口から落ちた〕
〔と、そこに、自警団員からの問い掛けが飛ぶ。はっとして、パトラッシュに向かって口だけで合図を送る〕
―ソ・コ・ニ・イ・ロ―
〔そう合図を送ると、工房の中に戻る〕
〔中に戻ると、杭は全て縛られていた。大した事は無いので、片付けの手伝いは要らない旨を告げ、戸口まで見送った〕
〔完全に静寂が訪れるのを待ってから、裏口の扉を開ける〕
…入れよ。
[中から出てきたランディと視線がかち合って、息が止まる。
思わず身を引いて逃げかけて、その唇が動いているのに気付く。
「 そ こ に い ろ 」 ?
「動くな」って?
影から自警団員の声が何事か問う。
どうするか。考えて一瞬で答えを出す。
ランディを信じてみよう。]
[暫くして、裏口の戸が開けられる。
ちらっとランディの顔を見つめ。
そして、静かに、極力音を立てずに中に入る。]
[戸が完全に閉められて、ほうっと息をつく。
この建物の中に他に人の気配はない。
先ほどの自警団員も、表から帰っていく姿が垣間見えた。
ランディ以外は誰も居ない。
そのことをもう一度、身体全ての感覚を使って確かめ。]
……ありがとう。
[顔は合わせずに、ぽつりと礼を言った。]
〔パトラッシュが中に滑り込み、周囲に人がいないのを確認してから静かに戸を閉める〕
〔不意に、背後から声がかかる〕
…!?
〔誰か人がいたのかと焦り、急いで振り返った…が、いるのはパトラッシュだけ〕
〔ほう、と安堵の息をつく〕
…昨日のアレで、耳がおかしくなっちまったかな…。
俺はそんなにヤワなつくりはしてないはずなんだが…。
〔ぶつぶつ呟きながら、台所に向かい、受け皿に水を汲む。それをパトラッシュの前に置く〕
熱かったろ。飲めよ。
〔パトラッシュがどう動こうがあまり気にせず、作業台においてある煙草に火をつけ、灰皿を持ったまま窓際に移動して、外の様子を伺いつつ一服する〕
…大型犬で、人の言葉を喋る事が出来るから、人狼ってか…。
こいつがクローディアを殺ったって証拠があるとか、人語を喋ったところを確実に聞いたとか、確たるモンもねぇのに捕まえてどう調べるつもりなんかね。
裁きを下して、濡れ衣だって判った時、罪悪感を抱かない相手だからとしか思えねぇんだよなー。
だいたい、喋る口があるからって、犬の申し開きなんか聞く耳もたねぇだろ。
くっだらねぇ。
〔ぎゅぎゅっと灰皿に煙草を押し付け火を消す〕
[ランディの呟きに首を傾げる。
自警団員たちの噂から、自分が喋れるということはとっくに村中に広まっていると思っていたのだが。
どうやらランディはまだそれについては聞いていないらしい。
じゃあこのまま喋れないフリをしているのが良いのか?]
[一瞬考え込むも、察しよく目の前に水を差し出されて、とりあえずそれを飲むのに集中することにする。
限界まで渇いていた喉を潤す。]
ディーノは知っていた。
それなら、ディーノも人狼の仲間?
[巡る思考は]
[辿り着いてしまった先で]
[回り続ける]
わかんないよ。
誰なら信じていいんだろう。
〔親父の独り言は続く〕
…まぁ、よ。
俺は別に喰われても構わなねぇって気持ちもあるんだがな。
今、お前が俺を喰ってしまえば、この工房にお前が来た証拠が残ってるから、お前が犯人だってわかるだろ。
その受け皿に、お前の毛がついてるはずだから。
殺されるか、先に殺すか…。
それなら俺は殺されるほうを望む。
ただ、それだけの事だ。
〔カチリ、また新たな煙草に火をつけた〕
〔ふぅ、と紫煙を吐く〕
〔ここで始めてパトラッシュに視線を合わせた〕
…だから、お前が俺を喰いたきゃ喰え。
俺はお前のその長い毛でも握ったまま死んでやらぁ。
〔ニヤリと笑った〕
(…教えて、ディ……僕に、あの人の…シャロンの本質を)
[ぽーん。透明なジャグリングボールが宙を舞う。1つから2つへ。2つから3つへ。3つから4つへ。クリスタル・ペリドット・ガーネット・ターコイズが宙に舞う]
(場の浄化を…この一時だけ、悪しきものを排せ…。
その曇りなき身に、彼の者の真実を映し出せ)
[心を無にし、集中する。宙に舞う4つのボールが僅かな光に包まれ、手の中に戻るとまた一つに戻る。両手の中に収まると光は失せ。ボールを左手に乗せ、右手をゆっくりと退けた。そこに現れたのは──]
…トパーズ。
やっぱり…シャロンは人間。
人狼なんかじゃない。
[その結果に安堵する気持ちと人狼を見つけられなかった悔しい気持ちが入り混じる。彼女が自分の大切な者を手にかけた訳では無いことに安堵した。しかし──]
おそらくはクローディアが死んだことで気が触れた…。
それ程ショックだったんだろうな…。
[可哀想に…、とトパーズが輝くジャグリングボールを手に握ったまま、視線を落とす。それからふと考えた。自分はどうなの? ディが死んだのをその目で見て、狂いはしなかった?]
……狂うどころか、躍起になって人狼を探した、か。
感情が向かう方向が違ったってことなのかな…。
[考えたところでその答えは出ず。それから顔を上げ、手早く着替える。人狼を見つけ出すことは出来なかったが、こうしては居られない。自警団より早くパトラッシュを見つけなければ。懐にジャグリングボールを仕舞いこむと、駆け足で外へと飛び出した]
[しゅ、と軽いマッチの音と共に、部屋に煙草の匂いが立ち込める。水を飲みつつ、ランディの独り言に耳を傾け。
まともに働き始めた脳でゆっくりと内容を咀嚼する。
そして判断を下した。
こいつは「自前でモノを考えられる『人間』だ」と。
ランディになら話しかけても大丈夫だろう。
こうやって親切にして貰っていることからの恩義だけではない。今は情報が必要だった。シャロンは正確には何をやらかしてくれたのか。今、ディーノがどうしているのか。
逃げっぱなしではいけないのだ。
ディーノの元に戻らなくては。
傍にいてやると約束したのだから。
その為には、味方が必要だった。]
[水を飲むのをやめて。けほん、と軽く咳きをして。]
はん。
誰が人間なんてクソ不味そうなもん喰うかよ。
[笑みに応えるように、真っ直ぐランディを見つめた。]
〔…〕
〔………〕
〔とりあえず、今度は煙草を落とさずにいることに成功した〕
ちょ、おま…。
本当に喋れるのかよ…。
〔人狼から始まって、ずいぶんとこの村も御伽噺の通りになってきたな…と思いながら、長いため息をつく〕
なんつーか、随分タイミング悪い時に、村に来たな。お前。
〔現実感の伴わない出来事に、間の抜けた言葉を投げる〕
…しかし、こりゃ参ったな。
とっ捕まったら、間違いなく殺されるな。
何とか、あいつらを納得させるような方法が無いもんかね…。
〔眉間を軽く揉み解し、呟く〕
―工房―
[ノックをしようと]
[手を上げた時]
[聞き覚えのある声が]
ランディッ!?
[慌ててノックする]
[悲鳴のような声に]
[どうしたと後ろからも声が]
ランディが。
中にパトラッシュが!
[反射的に答えて]
[相手が自警団員であることに気が付き]
[慌てて口を手で押さえた]
「中にいるのか!?」
…!
〔フランの声が聞こえた〕
〔彼女はパトラッシュ、と言った〕
〔その後に続く自警団員の声〕
…やべ!
逃げるぞ!
〔裏口の戸を開け、鉱山へと駆け出した〕
[呆れた顔のランディの背後で、フランの声と警笛。]
っがぁ、しつっけぇな!
[ち、と舌打ちして、ランディの開けた裏口の戸を駆け抜ける。ふと気付けば隣をランディが併走していて。
なんでこいつも逃げるんだ? と一瞬の疑問。]
いいから戻れよ、お前まで疑われるぞ!
[走りながら怒鳴る。]
[外へ飛び出し広場へ出ると、やはり自警団がうろついていて。それによりまだパトラッシュが捕まっていないと言うことを察知する。村中を探し回ろうと移動し始めた時に2・3人の自警団員がその前に立ち塞がった]
…何?
[きつめの視線で彼らを見上げる。男達はディーノを取り囲むようにして逃げ場を無くし訊ねてきた]
「お前昨日随分と庇ってたようだな。あの犬はどこだ?」
…知らないよ。
宿屋には戻って来てない。
知ってたとしても、教えない。
人狼でも何でもないパトラッシュを無駄死にさせるわけには行かない。
「貴様…!」
パトラッシュが何をした!?
事実かも分からないような情報で人狼だって決め付けて!
パトラッシュが誰かを襲うところでも見たって言うの!?
[広場で他に人が居ると言うのも気にせず声を荒げる。その剣幕に少しだけ気圧されたように男達は身体を仰け反らせ]
「し、しかし奴が人語を話すと言う情報も入ってる!
最初の情報を寄越した者とは別の者からの情報でな!」
[その言葉には瞳を大きく見開いた。誰が、どこで漏れたんだ? そう逡巡するのも束の間、出て来た言葉は]
…それが何だって言うんだ。
人狼は人に化けるんだ!
パトラッシュが人狼だって言うなら…それこそ人の姿で紛れ込んでるはずだ!
いつもいつもいつも!
他と少し違うところがあれば排除しようとして!
皆と違い力があるからって気味悪がられて!!
[悲痛な叫び。自分が過去に受けた傷。涙と共にそれは零れ出て。男達がうろたえ始めた時、どこかから笛の音が響いた]
「!! 合図だ! 見つかったぞ!!」
[急げ!と男達は走り出す。涙を拭うと同時にそれが見えて]
…パトラッシュ…!!
[走り去る男達を追いかけて駆け出した]
「確かに喋った!」
「追え!」
「ランディ、何やってる!」
え。
ランディ!?
待って!!
[慌てて自分も走り出す]
[何が起きているのか]
[考える暇も無い]
〔パトラッシュの怒鳴り声に怒鳴り声で返す〕
…何でついてきた、だと!
…そんなもの!
俺にもわからん!
だが、土地勘の無いお前が何処に逃げるつもりだ!
つべこべ言わねぇで、俺について来い!
〔と、進む先へと指をさす〕
〔それは、鉱山の作業小屋を指していた〕
馴染みの鉱夫がいるはずだ。
もしかすると、匿ってもらえるかもしれん!
〔それだけ言うと、走る事にだけ専念した〕
〔後ろを振り返る〕
〔たくさんの人間が後を追ってきているのが見えた〕
〔少し考えた後、パトラッシュにだけ聞こえるように小さく呟く〕
…村はずれの丘に行く手前に、登り坂がある。
その坂は、裏に回りこむと、小さな洞穴がある。
子供くらいの大きさの奴しか入れないし、蝙蝠が巣をつくっているんで、村人はあまり近寄らんはずだ。
そこに隠れて夜を待て。
俺は奴らを引き付けるから、後は何とかしろよな!
〔そう言うと、走るペースを落としていく〕
[わからん、と返されてぽかんとする。]
ったくどいつもこいつも……!
[しかし土地勘が無いと言われればそれはその通り。
口を挟むのは諦めて走ることにする。
作業小屋を指差されれば、ちょっと眉を上げたが。
続く言葉に耳を澄ませる。]
オーケイ、了解した。……幸運を祈る!
[ランディがスピードを落とすのと同時にこちらは速度を上げ、作業小屋の裏に一度回りこむ。
表からの視線が集まらぬ岩影を伝って、丘の方向へ。]
[男達を追いかけ辿り着いたのは村から外れた工房のような場所。そこにはまだ数人自警団員が残っていて、やってきた男達に「向こうだ!」と指示を出している]
「ランディの家に居やがった」
「鉱山の方へ行ったぞ!」
「ランディも一緒に逃げたって!?」
[男達の声が飛び交う。その言葉から状況を理解しようと頭を働かせる]
ここ…ランディの家なのか…。
パトラッシュがここに居て、ランディと一緒に逃げた…?
[何故ランディが? 彼はパトラッシュを匿ってくれていたのか?
疑問は残るが、今気になるのはパトラッシュの安否。逃げたと言われる鉱山の方向へと駆け出した]
は…ぁっ。
[自警団員の足についていくことは]
[もちろんできるわけもなく]
[大分遅れて追いついて]
「何考えてたんだ!」
[騒ぐ男達の後ろ]
[肩で息をしていた]
〔普段の運動不足が祟ってか、全身が心臓のように早鐘を打っていた。もうどんなに頑張っても、歩く速度くらいにしか走れそうに無かった…ように見えた〕
〔何人かの自警団員が追い越していく〕
〔武装していない自警団員が、やや乱暴に立たせてくる〕
〔それに対して、両腕を軽く上げて対峙する〕
…何、で、逃げ、たか…だと?
…知らん。
ただ、驚いたら…身体が勝手に、動いてただけだ。
自分の、家の…前で騒がれ…たら、誰だって驚いて、何するかわかったモンじゃ、ねぇだろ?
〔息も絶え絶えにそう言ってのける〕
さて、聞かせてもらいましょう。
貴方はどうするつもりなの。
あの犬は何処に行ったの?
[肩を上下させながら]
[耳を澄ます]
〔まぁ、こんな言い訳で騙されてくれるとは思えんしなぁ、とは思っていたが、案の定詰問は続き、続きは詰め所で、と連行される〕
〔抵抗しても仕方ないのでされるがままにしていると、向こうから近づいてくるフランとディーノの姿が見えた〕
…どうした?
何か用事でもあったのか?フラン。
ディーノも、こんなところまで珍しいな。どうした?
〔二人にはのんびりと声をかけたが、それは自警団員の勘に触ったらしく、荒々しく詰め所まで引きずられていった〕
手品師 ディーノが「時間を進める」を選択しました。
手品師 ディーノが「時間を進める」を取り消しました。
ラ、ランディ…。
パトラッシュ、は…?
[流石に走り詰めで息が切れる。肩を上下させながら連行されようとしているランディにパトラッシュの行方を訊ねた。しかしその間にランディは詰所へと連れて行かれ。その後を追って駆け出そうとする]
あらあら。
宿に常駐していた人はお優しい人が多いことで。
それとも。
まだ、人狼がいると分かっているのに、誰も死なせたくないとか甘ったれたことでも考えているのかしら?
・・・バカな考え。
ラン、ディ。
話が、した、いと思、って。
[切れ切れに答えながら]
まって。
あたし、も。
[とにかく話が聞きたい]
[何を信じればいいのか]
[混乱は混乱を呼ぶ]
[目覚めてみても、まだ捕り物劇は続いていたようで。
窓の外からは、怒鳴り声は騒がしい動きが蔓延していた。
その様子にポツリと呟く]
本当に・・・能無ししかいないのかしらね。この村には。
[冷たい目で、外を眺めていたが、やがて、空腹に気づき、食堂へとその歩を進めた]
まったく。
予想以上に面倒だこと。
[溜息をつく]
まあいいわ。
あの犬、鉱山から丘の方に回るのは見えた。
ディーノが来たから詳しい場所も聞けるかもしれないわ。
ランディが指示したのなら教えるでしょうし。
後でもう一度焚きつけてみましょう。
[降りて、適当な食事を頼むと、マスターが物言いたそうな顔でこちらを見ているのに気づいた]
・・・何か?
「いや・・・その・・・本当にあの犬が、人狼なのか、と。
それならそれでありがたいことではあるんだが・・・」
さあ?知らないわ?
少なくとも、私はあの子が人狼だなんて言った覚えは無いしね。
ただ。
普通の犬は喋らないわ。
それを考えたら、可能性は他の人達より高いんじゃないかしら?
「・・・まあ。
確かに、そうか・・・」
あまり動きすぎて、目立たないようにね。
無理するほどのものじゃないのだから。
ま。狩猟に失敗した人狼のプライドだとか言うのなら、しょうがないですけど?
うふふ。
分かってはいても。
面倒だし。
やっぱり知り合い相手というのは。
…気分良くないわね。
[微かに眉をひそめる]
[囁きよりも深い場所での思考]
[即座にそれを振り払う]
余計なこと考えてる暇は無いわ。
狂人だってあてになんかならないんだから。
[思い出すのは]
[もう一人に惚れこんで]
[こちらを売ろうとした女のこと]
…だから、考えては、駄目。
[僅かに眉を寄せる]
言ってくれるわね。
ならば動くのは任せるわよ。
私は情報を得ておしまい。
お得意の占いだとでもなんとでも。
言えば自警団は信じるでしょうよ。
[微かな苛立ち]
[けれどそれは]
[シャロンに向かったものではない気がした]
[ランディが連れて行かれるのを追いかけて。自分も詰所へと辿り着く。ランディは詰所の中へ入れられ、その扉は閉められる]
ランディに聞きたいことがあるんだ!
話をさせて!
[外で立ち塞がる自警団員に掴みかかるように詰め寄る。しかし返って来る答えはNo。パトラッシュの行方が分かると思ったのに。彼なら知ってるのではないかと思ったのに。手がかりは自分から離れた場所に]
…いつ解放される?
それまで待つから。
[キッと相手を睨むような視線でそう告げて。少し離れた詰所の入り口が見える場所でその時を待った]
[少し遅れて辿り着く]
[詰め所の前にはディーノの姿]
あ…。
[彼も信じていいのか分からない]
[うろたえ戸惑う]
ディーノ。
[詰め所に向けられた視線は厳しく]
[それもまた近寄りがたかった]
こう見えて、私は嘘が苦手なのよ?
もし、パトラッシュを占ったりしたら、人狼ではないって言っちゃうかも?
うふふ。
そんなことより、聞いて御覧なさいよ。
もし、パトラッシュが人狼ではないのだとしたら、誰を疑っていると。
疑いは疑いを呼ぶ波紋。
全員が疑いあい、憎みあう・・・素晴らしいことになるんじゃないかしら?
あらまあ。
それは困るわね。
[フッと息を吐いて]
生憎と。
今目の前にはディーノがいるの。
声高に否定されるのはありがたくないわ。
彼が去ったら…考える。
疑惑の種は勿論。
捲くに越したこと無いけれど。
[声をかけられそちらに視線を向ける。それがフランだと知ると張り詰めていた雰囲気は消え、表情は沈んだものになる]
フラン…。
何でこんなことに…。
パトラッシュが人狼だなんて、何かの間違いだよ…。
[その場に座り込むと膝を抱えて顔を膝に埋める]
うふふ。
そうね。
その場所で否定されたら、せっかく蒔いた種が、芽を出さなくなってしまう可能性も高いですものね。
安心したわ。
ちゃんと、貴方が冷静なままの思考を保っていることが。
とても・・・優秀。うふふ。
[沈んだ表情のディーノ]
[その隣に一緒に座って]
うん。
自警団の人も殺気立っているから。
[詰め所の方を振り返り]
ランディは。
きっと何か知ってるんだよね。
パトラッシュ、守ってくれたんだよね。
[そしてやはり俯いて]
本当に。
どうしてこんなことに。
この位で本当に混乱していたら。
審問を切り抜けることなんて出来ないわ。
[低い声]
[思い出したくないことを]
[振り切る]
芽は蕾となり花となる。
手を抜くわけには行かないわ。
[エリスの感情の変化には気づいていないのか、それとも、どうでもいいのか。
シャロンは、その話題に触れることなく、例え話に笑った]
ええ。
花となり―――そして、散ってもらわないとね。
[うっすらと、唇を歪ませた]
─宿屋2階/朝─
[ふ、と、途絶えていた意識が繋がり、目が覚める。
自分がどこにいるのか理解できず、しばしぼんやりとして]
……あれ?
[そこが宿での自室だと気がついて。
戻ってきた記憶の無い事に戸惑うものの、すぐ側の気配に、ぼんやりとそれを理解した]
レッグ……運んでくれた……?
[情けないなあ、と呟いて。サイドテーブルの水差しから汲んだ水を飲んで、一つ息を吐く。
気だるいけれど、動けなくはなくて]
ちょっと帰るだけなら、平気……かな?
[小さく呟いて。
転寝しているレッグの肩に毛布をかけて、そーっと部屋の外へ]
[階下に下りれば、当然の如く主人に見咎められるものの]
あ……大丈夫。
ちょっとふらつくけど、でも、一度、家に帰りたいから……。
[師にちゃんと薬を処方してもらってくるから、と。
拝み倒して、強引に許可を取り付け、外へ。
外の物々しさに僅かに眉を寄せるものの、真っ直ぐに自宅へと]
─自宅/朝─
[戻ってきた所を出迎えてくれたのは、心配そうな表情の師で]
……御師様……あのね。
[宿で起きた事。
自分の事。
それらを話して。
……師は、どこか固い表情でそれを聞いていたものの、話が終わると一つ、息を吐いた]
「……それで、お前はどうしたい?」
[投げられた問い。それに、僅かに目を伏せる]
……よく、わかんないけど……何もしないのは、嫌……だから……。
……あれ、持って行っても、いいです……よね?
[伺うような問いかけに、師はああ、と頷いた]
ありがと、御師様。
あ、それでね。飴玉、持って行っていい?
[肯定に安堵しつつ、ふと思いついて笑顔で問う。師はやれやれ、という感じで息を吐くと、用意しておく、と頷いた]
……ありがとっ!
[にこ、と笑って。自室へと足を向ける]
多分…。
自警団の人が話してたのを聞いた限りじゃ、ランディの家にパトラッシュが居て、見つかったと知るや一緒に逃げたって…。
きっと、何か知ってる。
[俯いた顔を僅かに上げて]
パトラッシュが人狼じゃないか、って言った人が居る。
疑いが広まればそれは力となりその対象を排除しようとする。
人狼だと言わなくても、それに繋がるような言動を伝えればそれは起こる。
自分達と少しでも異なるものを排除しようと…。
[紡がれた言葉はどこか沈痛な雰囲気を含んでいて。表情が読み取れるならば苦痛に歪んでいただろうか]
[自室に入り、着替えをして。
新しい着替えを用意した後、机の上の小箱に向直る]
…………。
[しばしの逡巡の後、それを開いて。
中に納まっていた深い紫の天鵞絨に包まれた物を手に取り、ぎゅ、と抱きしめる]
同じには……したくない……もう、嫌だから。
[呟く表情は、いつになく真摯だろうか]
[部屋を出て師の所に戻ると、テーブルの上には飴の詰まったガラス瓶。
それを手に取り、荷物に入れて]
それじゃあ、宿に戻るね……え? その前に?
[具合を診せて行け、という言葉に。
反論の余地はなかった。
そんなこんなで、疲労と風邪、という診断と薬をもらった頃には、既に時間は昼過ぎ。
宿に戻ろう、と自宅を後にすれば村の中は相変わらず騒々しく……詰め所の方は特にそれが酷いような気がした]
あの子……大丈夫、かなぁ……。
[そんな、不安げな呟きをもらしつつ。ゆっくりとした足取りで、宿へと]
/中/
寝ない病人好きだなあ、自分。
でも、病人ロールは人と絡めないから、無茶させる必要があるのにゃっ!(ならそも、病人ロール回すなよ。
蕾は無理をするなと。
そういった同胞。
恋の花を咲かせて。
散っていった狂人。
散らせたのは自分。
けれど最初にこちらを散らそうとしたのは彼女。
同胞に恋して盲目となった。
愚かな人間。
/中/
ところで、投票がデフォのまんまな件について(ぉぃ。
PL視点での展開重視なら、あそこかなぁ、と思うのだけれど(ぇ。
PC視点では、これだ、ってとこがないんだよね(' ' )
もの凄く中途半端な立ち位置の霊能者です。
まあ、流れ見てだね、流れ見て。
そっか。
じゃあ出てきたら教えてくれるかな。
[少し口篭り]
あの、ごめんね。
あたしも余計なこと言っちゃったんだ。
その、パトラッシュの声がって。
[ごめんなさいと]
[顔を伏せたまま謝って]
自分達と違うものを、か。
やっぱり怖いからなのかな。
[窺い見た顔は]
[とても苦しそうで]
これから。
どうなっちゃうんだろう…。
[カランという音で、宿屋の扉が開かれた。
正直、誰がこようとどうでもいいことではあったのだが、それでも、入ってきた人物には目を見開いて]
―――エリカさん!?
[思わず、立ち上がってエリカのそばへと駆け寄る]
具合が悪くて養生していたはずなのに、何故、外に?
ああ。いえ。そんなことより、熱は?下がったの?
[エリカの額に手を当ててみると、やはり、まだ熱は引いていなくて]
下がってないじゃない!
〔詰め所の中で待っていたのは、自警団の団長。お互い洟垂れ小僧の頃から知ってる奴だ〕
〔顎で部屋へと入るよう指示される〕
〔ランディが入ったところで、団長が人払いの指示をする。幾人かの血気逸った団員が不満の声を漏らすが、団長の意思が変わらないのを確認すると、しぶしぶ退席する〕
〔かちゃり、と鍵をかけ、部屋の真ん中辺りまで連れてこられたところで、ため息が聞こえた〕
…俺が何考えてるか、バレちまったか…。
〔命を粗末にするな、馬鹿野郎、と睨まれた〕
思い出してしまった。
信じることをやめた日の事を。
仲間だと思っていた人間と、仲間だと信じていた同胞に。
殺されそうになったことを。
沈んだ心は。
切り離した意識にもどこか同調する。
あ、ええと。
[まくし立てられる言葉に、ちょっときょとん、として]
……どうしても、一度、家に戻らなきゃならなかったから……。
[ぽそぽそと言えば、カウンターの向こうから、だから言わんこっちゃない、といわんばかりの視線が投げられて。
それに、ぅー、と恨みがましい声を上げるが状況は自業自得、助けは望めなくて]
[作業小屋から岩伝いに大きく迂回して、村の中心を避けるようにして丘へ。
昨夜のように追いかけっこが始まったものの、物影に隠れてやり過ごしたりしたお陰で、丘近くまで逃げてきた頃には自警団員の気配は後ろには無かった。
ランディに教えられた坂を見つけ、程なくして洞穴を探し当てる。
落ちかけた陽、烏がぎゃあぎゃあと鳴き騒ぐ声をバックにして、その場所はいかにも不気味な様相でその口を開かせていた。]
あのおっさん、なんでこんな場所知ってんだろうな……。
[ちょっと呆れたように呟いて、洞穴の暗闇を覗き込み。]
ちっとお邪魔するぜぇ、っと。
[一応声をかけて、中へと入る。
洞穴が返事したらイヤだなあ、でもそんな話どっかで聞いたよな、なんて、思いながら。
洞穴の中は土っぽくて、空気は少し冷やっこかった。
ひとまず丸まる。遠くでまだ、人々が自分を探して騒いでいる声が聞こえた。]
/中/
今日のお茶中に思いついた設定を投下してみるですよ。
仕事の相談しながら何考えているかな自分(笑)
でもギリギリまでは赤にも出さない。
エリスはそのことを忘れたくて。
思い出しても直ぐに封印しようとするから。
…気付かれたら、シャロンに捨てられちゃいそうだし(苦笑)
[何かを言い募るエリカの目を見つめ―――そして、ため息を吐く]
どうして、クローディアといい、貴方といい、治ってもいないのに治ったとか嘘をついてまで、無茶なことをするの・・・。
無理をして、倒れて、その時に悲しむのは、周りの人間だということに・・・何故、気づかないの!
[悲しげに、シャロンが目を伏せた]
[フランからの告白には、そっか…、と声を漏らし]
やっぱりあの時聞いてたんだね。
確かにパトラッシュは喋れるよ。
でも、だからって人狼だって言うのは間違ってる。
人狼は人にだって化けるんだから。
パトラッシュが何をしたって言うの?
誰かを襲った?
その気なら、部屋に招き入れてた僕が先にやられてるはずだ。
パトラッシュは人狼なんかじゃない。
[俯いたまま言葉を紡ぎ]
パトラッシュは違う…。
もう大切なものを失うのは嫌だ。
[その言葉と同時に瞳は真剣そのものになり]
僕は彼を信じる。そして、護る。何があっても…。
〔灰皿が目の前に突き出される〕
〔ありがたく受け取って、いつもの仕草で一本吸う…ややあって、ぽつりと呟く〕
俺は別に、あの犬っコロが人狼じゃないとは思ってない。
奴が俺以外襲えないような状況にして、ちゃんとした証拠が残ってからでも構わないかと思ってた事は認める。
〔ゆっくり味わうように吸い、細く長く紫煙をくゆらす〕
惨劇が終わるまで、殺し殺されがどうせ続くんだろ?
そういう話を聞いている。
人狼が誰を襲うのかなんざ俺には見当もつかねぇが、奴の尻尾をつかむことが出来るなら、俺は…。
〔ジュリアの元に逝けるなら、悪くない〕
〔本心からの願い〕
〔しかし、口には出さず〕
別に無茶は……。
[言いかけた言葉は、目を伏せる仕種に途切れて。
ふる、と首を振って、ごめんなさい、と呟くように]
でも、今は、何かしていないと……。
[落ち着かなくて、と、呟いて]
ただ、甘えてるだけじゃ、また、みんな、なくなっちゃうから……。
[続いた言葉は小さくて。それでも、そこには確たる意思の響き]
うん…うん。
そうだよね。
[胸の中の不安]
[けれどそれを彼に告げることはできなくて]
そうだね。
大切なものを失うのは、苦しいよ。
[その言葉は]
[何かを押し殺すように]
[小さく呟かれて]
ディーノなら守れるんでしょう。
その、占いの力で。
雑貨屋 フランは、手品師 ディーノ を能力(襲う)の対象に選びました。
・・・。
[その言い方は、前にシャロンがクローディアを問い詰めたときと全く同じで。
そして、それを止めることが出来なかったからこそ、今に続いているわけで。
だから―――なんとしても止めたかったが、その意思が生半可なことで止まらないことも知っていた]
・・・とにかく。
今は少しでも体を休めなさい。
無理をするつもりなら・・・少しでも体力の回復に努めなければいけないのですから。
・・・なんでもないわよ。
なんでも・・・ない。
ただ。
人間はいつまで自己犠牲とか言うのに酔うつもりなのか、と思っただけよ。
[占いの力。確かに自分にはその力がある。だが]
…本当は、自信が無い。
僕は確かに人狼か人間かを知ることは出来る。
でもパトラッシュを助けるには人狼を見つけ出して、駆逐する必要がある。
村に人狼が居なくなったと分からせなきゃならない。
…でも僕はまだ人狼を見つけていない…。
調べた人は皆人間だった。
[その声には焦りの色が見える。人狼を探さないと…、そう呟いて不安げな表情を浮かべた]
自己犠牲……。
自分が何も出来なくても。
「何かをした」気になれるからでしょう。
つまりは、自己満足よ。
エゴを満たすためのね。
[つまらなそうに]
[吐き捨てる]
うん、ちゃんと休みます。
御師様とも、そう約束してきたし……。
[ふわ、と笑って一つ頷き。それから、僅かに目を伏せて]
……肝心な時に倒れて、何にもできなかったら、また同じになっちゃいますから。
人間なんて、
バカで、
臆病で、
意地っ張りで、
誰かを生贄にしなければ、
自分の存在意義さえ知らないくせに、
そんな人間なんてどうでもいいのに、
どうして、
こんなに、
胸が、
苦しいのよ。
/*
うわーん。∴゚(゚´д`゚)゚∴。パトラッシュ吊られたら下手するとディーノ壊れるー!
でも中の人の性格だと逆境に立ち向かいそうー(ぉ
*/
まだ、確実にいるんだ?
[不安そうな顔のまま]
[ディーノを見つめる]
それでも。
ディーノは力があるから。
……あたしは。
誰かを守る力なんて持ってないもん。
[自分の手へと視線を落とし]
[悲しそうに呟いた]
エリカさん。
貴方が眠るまで、私もそばにいます。
貴方達は、そんなこと言っても、本当に眠るまで油断できませんから。
マスター。
新しい水桶もらうわよ。
[言うが早いか、酒場の奥で常備してある水桶を一つぶんどると、エリカを促して、エリカの部屋へと]
ふぇ?
あ、でも……。
[起きてなければ、多分レッグがいるんだけどなあ、とか。
起きてたら怒られるなあ、とか。
そう考えると、ちょっと怖い物があるのだけれど、それもまた自業自得で。
いずれにしても、落ち着いていないとならないのは確かだから、と、それに続く]
〔それでも、お前の好き勝手にさせるわけにはいかない。これから、独房に入ってもらう、と、団長が重苦しく口を開く〕
〔そうしないと、騒ぎは収まりそうに無いから、と〕
…ま、しょうがねぇよな。
あ、ちょい待て。
一つ、頼みがある。
…外からの来訪者の中に、手品師がいるだろ。
あいつに、俺らの基地の場所を教えてやって欲しいんだ。
…その事によって悲劇が起こっても、ノブやリディアのように村の人間じゃない。
お前らの責任は少ないはずだ。
損な話でもないと思う。
…頼む!
〔団長は半ば呆れたような表情で〕
〔わかった、と言うと〕
〔外に控えている団員を招きいれ、「独房へ」と指示すると、詰め所の前で待っているであろうディーノの元へ進んでいった〕
…自己犠牲だけじゃないわ。
エゴはどこまでも肥大する。
誰に何をしようと構わなくなる。
そして人間は。
それに、酔い痴れる。
[あの時の彼女は]
[こちらを利用できなくなった後]
[最終的には自らその身を差し出したのだったか]
[エリカの部屋に入ると、レッグが横になって眠る姿。
少しだけ呆れたが、そのまま無視して、エリカをベッドへと横たわらせて、絞ったタオルをエリカの額に乗せた]
・・・あ。
[気づけば、また手袋をしたまま水桶に手を突っ込んでしまったようで。
前回と同じく不快ではあったが、前回と同じように無視することにした]
リディアが人狼だったとしても、最低後1匹は居ると思うんだ。
僕の経験からだけどね。
[護る力が無い。そう呟くフランを見ると悲しげな表情で。僕は力があるだけ良いのか? でもその力をきちんと行使出来なければ、結局は──]
…誰かを信じる。
信じてあげれば、その人には少しなりとも力になれてるんじゃないかな。
周りから否定されても、その一人が信じてくれていれば、その人の力になってるんだと思う。
精神的に、助けて、護ってあげれると思う。
[上手く言えないけど…、と視線を前に向けて頬を掻いて]
投票を委任します。
職人 ランディは、雑貨屋 フラン に投票を委任しました。
[部屋に戻り、大人しくベッドに潜り込んで。
濡れたタオルの心地良さに目を細めるものの]
……あれ?
また、手袋外すの、忘れちゃったですか……?
[濡れた手袋に気づいて、きょとん、と瞬き]
…そうなんだ。
[俯いたまま小さく呟く]
誰かを、信じる。
[顔を上げて]
[ディーノの横顔を見る]
信じていることが…力になる?
[困惑の表情]
[今は誰を信じればいいのか]
[まだ悩んでいる]
そうすれば…。
あっ。
[何かを言いかけた時]
[詰め所の扉が開いた]
確かに、暑いですけど……。
[にしても、不自然な感は否めなくて。
暑いと言いながら、全てを閉じ込めるようないでたちをしているのも、違和感はあるのだが]
…………。
[肩に、他者に見られたくないもの──人狼の爪痕を持つ身であるが故か。
その理由を問うのは、ためらわれて]
[視線を上げたところで一人の男性が近づいてくるのが見えた。こちらに向かってくる様子に少し身を硬くする]
え、と…何か…?
[恐る恐る訊ねて。少しの沈黙の後に告げられた言葉は村はずれの丘近くにある小さな洞穴の場所。ランディからの伝言だ、と付け足して男性は踵を返す]
ランディから…?
あ、ちょっと待って!
ランディは、今…?
[呼び止め、ランディはどうしたのかと訊ねる。それに返って来たのは一言]
独…房?
何で、そんな。
[全てを言い切る前に相手が言葉を紡ぐ。あいつのためだ、と。それを聞いてそれ以上は何も言えず。こちらがこれ以上問いかけないと知ると、男性はそのまま詰所へと戻って行った]
[不自然な言葉に、エリカが当然のように不信感を煽られたようで、シャロンは小さく肩をすくめた]
あら。
忘れちゃったかしら?
あの時と同じ冗談を言ったつもりだったのですけど。
[思い出すのは、クローディアが倒れたときに一緒になって看病してくれたエリカの姿]
そして、答えもあの時と一緒。
手袋をしていたのを忘れていただけよ。
この手袋も、衣服も、私にとっては第二の皮膚と同じですからね。
・・・下を見ても面白くないわよ?
あまり、人に見せられるようなものではないですから。
[ランディは、ここで夜まで待てと言った。
けれど、夜になれば何か動くだろうか。
あの様子だと、今現在ランディもそう自由に動ける身分には居なさそうだ。]
ディーノのことだけでも、聞けるかと思ったんだがなぁ…。
間が悪ぃったらありゃしねぇ。
[洞穴からは空が見える。曇った夜空。今日は、星が見えない。
それを頭を上げて見上げ。]
俺のせいで誰かが殺されるのは、もうイヤなんだよ…。
[暗い空の向こうの、誰かに話しかけるように。]
俺だけ助かっても、しょうがねえだろう…?
[空は応えない。梟が静かに鳴いているだけ。]
あ……そう言えば、そうでした。
[その時の事を思い出して、妙に納得しつつ。
続いた言葉に、一つ、瞬いて]
見せられない……?
……それなら……無理に、見せなくて、いいと思うです。
[言いつつ、無意識の内に左の肩をぎゅ、と掴む。
鋭い爪の痕があるから、それが余りにも奇異だから、他者と距離を詰めることに抵抗があった幼い頃の自分。
シャロンが、他者と距離を取ろうとするのは、それと近い心理なのだうろか、と。
ふと、そんな事を考えて]
/中/
……(´▽`)
占対抗してる二人、双方と共通項のある霊能て……。
あはは、二人の直接対決になったらえらい事になりそーだわ、コレwww
洞穴…。
[ランディからの伝言。それが何を意味するのか。しばらく考え込んで、一つの可能性が頭に浮かぶ]
…僕、ちょっと行って来る。
[前を見据えたまま立ち上がり、横に座るフランに告げた]
そうね。
誰にだって見せたくないもの。知られたくないもの。
それは当然のようにある。
全て見せることが信頼だなんてことはない。
見せないからこその信頼もあるのだから。
だけど。
どうしても苦しくなったときには。
誰か。
一番信頼できる人に、全てを明かしてみなさい。
貴方が信頼できる人なら、きっと、どんなことも笑い飛ばしてくれるはずよ。
私にとってのクローディアがそうであったようにね。
・・・喋りすぎたかしら。
もう眠りなさい。ゆっくりと。安らぎを。
貴方がいい夢を見れますように。
/*
パトラッシュに絶対入れるもんかー!!o(><o)(o><)oジタバタ
そして他に入れたい人も居ないからシャロンのまま(爆)。
*/
[出てきたのは自衛団長で]
[ランディからの伝言を]
[ディーノへ]
洞穴。
そうか、そこなら隠れられたんだ。
[小さく頷いて]
あ、うん。
いってらっしゃい。
…パトラッシュに、よろしく。
[足早に丘へと向かう]
[ディーノを見送った]
手品師 ディーノは、学生 レッグ を能力(占う)の対象に選びました。
うん……そうですね……。
苦しくなったら……ちゃんと、誰かに……。
[シャロンの言葉にこく、と一つ頷く]
はい……ちゃんと寝ます……お休みなさい……。
[ふわ、と笑う。
動き回ったせいか、疲れは感じており、睡魔が下りてくるのは時間の問題と思えた]
[それから立ち上がって]
[自警団の詰め所へ]
ねえ。
ランディと話させて。
[顔を顰める団員に]
少しだけでいいから。
お願い。
[しぶしぶと]
[奥の独房へと通される]
[檻越しで団員も近くにいる状態でだったが]
…ランディ。
ランディは何を知っているの?
[フランの言葉に一つ頷いて。教えられた洞穴の場所へと直走る。既に陽は落ち、辺りは暗く、静寂に包まれつつある。丘に行く手前の坂。その裏手。教えられた通りに足を運ぶ]
この辺に……っ、あった…!
[子供くらいしか入れない洞穴。おそらく自分も入ることは出来ないだろうか]
…パトラッシュ…居るの…?
[その洞穴に向かい、そっと声をかけた]
[エリカが、目を閉じるのを確認すると、シャロンは濡れた手袋を脱いで、エリカの頭を優しく撫でた]
お休みなさい・・・エリカさん。
[そして、濡れた手袋をもう一度纏い、部屋の外へと。
ちらりと、レッグを見てみたが、こんなやり取りの中でもまだ寝ていたようで。
その横では、同じような姿で黒猫がすぴすぴと寝ていた]
・・・貴方は一人じゃない。
それは、とても羨ましいことだわ・・・。
[と、小さく呟き、扉を開けて、一度自分の*部屋に戻った*]
コポリと泡の音一つ。
気が付けば真っ暗な闇に浮く意識。
ここはどこかなー?
けれど何かに包まれるように心地良く。考える意識はぼんやりと溶けた。
[目を閉じて、舞い降りた睡魔にふわりと身を委ねる。
シャロンの立ち去り際の呟きは、恐らく届く事はなかっただろう。
眠りに落ちた意識は夢の狭間を漂うものの。
独りでは無い事への安堵があるためか、閃く光景は穏やかなもの]
[薄らと目蓋を閉じ、如何しようかと考えていると。
近づく人の気配、足音。
警戒態勢に入ろうと立ち上がりかけるが、それより先に鼻が「それが誰の気配なのか」を伝えて、一気に気を緩めた。
かけられた小さな声には、ほっと笑みまで浮かび]
ああ。ディーノ……だな?
[応えて、洞穴の外へ出る。
心配そうな顔をして立ち尽くすディーノの姿が目の前に。]
心配させて悪かったな。
あの後、大丈夫だったか?
[尻尾を振りながら、口元を斜めに上げる。
演出するのは余裕。大事なのはディーノを安心させること。]
/中/
リアル離席=親からの電話。
こんな時に限って20分も喋るな!(殴)
まあそれは置いといて。
立候補はOKとしてあるのですよ。
事前キリング有りってそういうことですよね。
せめている人だけでも意思表示してくれないと、ロールは回せない。できなければできないでいいのでしょうが。
やりたいからこその立候補だと思うんですよ?
といっても。
多分悩んでいるんだと思いますけれどね、ランディさんにしろエリカさんにしろ。村側なんだから(苦笑)
それでも進めようと思うのは私が狼側のせい?
だとしたらごめんなさいですよ。
〔荒々しく突っ込まれると、拒絶の意思のごとく檻に錠がかけられた〕
…っててて。
年寄りは大事に扱えってーの。
〔ぶちぶちと文句を垂れると、ぎろり、と睨まれた〕
〔首を竦めて、壁際に移動する〕
〔さて、どうしたモンかな、と、思考に耽っていると、聞きなれた女の声が聞こえた〕
…フラン?
なんでこんなところに…。
〔フランの質問を反芻する〕
〔何を知っているの〕
〔その問いに、思わず自嘲の笑みがこぼれる〕
…俺が、わかってることなんて、なんもねぇよ。
死ぬのが怖く、無いだけだ。
〔最後の一文は、囁きのような呟き〕
パトラッシュ!
[姿を見せたパトラッシュに飛びつくように首へと抱きつく]
良かった…無事で…本当に良かった…。
[それだけ呟くとパトラッシュの毛並みへと顔を埋め、瞳を閉じる。その目端からは涙が零れ、パトラッシュの長い毛を濡らす]
…僕は、大丈夫。
パトラッシュこそ、大丈夫だった?
何も知らないって。
ならどうしてパトラッシュを。
…死ぬのが怖くないって。
どうして?
死んだらもう会えなくなっちゃうんだよ!?
[その囁きに]
[目を見開く]
ねえ。
誰を信じたらいいの。
あたしは誰を信じればいい?
[どこか]
[泣きそうな表情で]
人狼はまだいるんだって。
パトラッシュじゃないのならそれは誰?
パトラッシュが喋るのを隠していた。
ディーノはどこまで信じていいの?
わからない。
わからないよ……。
/*
…今テレビで「どうぶつ119」のドラマ見てるから色々やばいんだけど。
パトラッシュ死んで欲しくないー!!ジタバタo(><o)(o><)oジタバタ
*/
学生 エリカは、迷犬 パトラッシュ を投票先に選びました。
/中/
昨日とは別の意味で胃が痛いや。
余計なことだったらごめんなさいですよ。
そういえば基本はPC視点でとか書いたんでしたよね。
あれがいけなかったんだろうなぁ。
展開重視と書き換えておくべきだったか。
というか、つまりはあれってこういう意味だったのか。
PL視点の方が難しいかと思ったんですが。
本当にふがいない村立てで申し訳ない(滝汗)
/中/
死亡フラグの空振りはねぇ……(^ ^;
このメンバーなら、それでもフォローしきれるとは思うけど。
予想外に吊られた方は、きっついもんなあ……。
……ところで。
もしかして、今回も中々襲撃されそうにない?(こて
[抱きついてきたディーノに、ちょっと驚いたように目を丸くして。優しい表情で]
泣き虫だなーお前。俺のことは心配いらねぇよ。
ランディのオッサンが逃げるの手伝ってくれたしな。
……あのオッサン、なかなか見所あるぜ。
[ちと危ういかもしれねぇが、という台詞は心の中だけで留めて置く。パトラッシュに喰い殺されても構わないと話していた時の彼の表情は強く、そして脆かった。]
ディーノ…独りにして悪かった。
追われると逃げるの、俺の悪いクセなんだ。
[ごめんな、と謝って。]
それで…シャロンが、俺のことチクッたんだって?
[真面目な顔で尋ねる。]
…なぁ、フラン。
パトラッシュを殺して、全て終わると思うか?
パトラッシュが人狼だという確たる証拠も無いのに?
俺が死ぬ事で、皆が生き残る手がかりになるんなら…。
無駄死にじゃないんなら。
〔ジュリアは許してくれるだろう〕
〔そう思う本音は隠したまま〕
俺は無駄に生きるよりもよっぽど有意義だと思うんだ。
それは。
思わない、けれど。
[口篭る]
[だがすぐに顔を上げて]
どうして!
ランディが死んだら全部終わるの?
ランディが人狼なの!?
そうじゃないでしょう。
それじゃランディが無駄に死ぬことになるじゃない!
無駄に生きるだなんて。
そんなの、ありえない……。
そんなの、あたしは嫌だよ……。
[最後は嗚咽交じりになって]
[その場にしゃがみこむ]
…そっか…やっぱり、ランディはパトラッシュを助けてくれたんだね。
ランディには助けられてばかりだ。
僕が倒れた時にも運んでもらったし、今回もパトラッシュを助けてくれた。
[顔を上げると顔の涙を拭って。少しだけ嬉しそうな笑みを浮かべる]
ううん…あの時パトラッシュは逃げなければ彼らに捕まってた。
捕まったらどうなってたか…。
こうやってまた会えたんだから、気にしないで。
[ね、と諭すように声をかけて。続けられた言葉には表情を暗くし]
…そうみたい。
自警団の人も顔まで布で隠した旅人風の女性、って言ってた。
彼女もパトラッシュが喋れるのを聞いてたみたい…。
[思い出すのは]
[狂人のミスを庇って]
[吊られていった同胞]
何よ。
何でそうなのよ。
何でそんなに簡単に命を投げ出せるのよ。
おかしいわよ。
絶対におかしいわよ…。
/中/
>シャロンメモ
実の所、私が囁けばいい(笑)
自警団員が一人、そっちに戻ったとか。
それを見たとか言い張ってもいいかと。
〔嗚咽を漏らすフランに、心の中で詫びる〕
〔向日葵のような強さを持つ彼女が、とても小さく感じられ、檻の中から手を伸ばし、頭を撫でる〕
フラン…。
俺だって、誰を信じたらいいのか正直わからんのだ。
だが、こんなふうに疑わせるのが、奴らの手段、なんだろう?
負けてたまるか、とは思わないか?
打ち勝つにはどうするか。
お前はおまえ自身を信じたらいい。
お前が信じたいと思う人間を信じたらいい。
俺はお前の事を信じたいと思う。そして信じている。
お前に騙されても、後悔はしない。
パトラッシュ以外に人狼だと思う奴がいなければ、奴を殺すのも仕方ない…とは思ってるんだ。
〔俺は、俺のやり方で、奴が人狼かどうか確かめたいとは思ったが…と、言うと、また彼女は悲しむだろうか〕
ランディ…。
[顔を上げる]
[悲しそうな顔のまま]
[自警団員に肩を叩かれる]
……うん。
またね、ランディ。
[見上げても首を振られ]
[しぶしぶと立ち上がる]
[促されるままに詰め所を出て行った]
[自室に戻り、濡れた手袋を変えて、食堂へと。
誰もいない食堂で、ゆったりとした時間でもすごそうかというとき、宿屋の扉が荒々しく開かれた]
「喋る犬の居場所を見つけたぞ!
誰でもいい!手を貸してくれ!」
・・・。
[そんなこと言ったが、周りを見渡してみても、マスター以外はどうやら自分しかいないようで。
正直、あの犬の顛末がどうなろうと、どうでもいい。
ただ、人狼かも知れないものの最後の姿を確認するのは悪くは無いと思った]
・・・私では、お力になれませんが、場所だけ教えてもらえるかしら?
[その言葉に、自警団は渋い顔をしたが、猫の手でも欲しいと思っているのか、場所だけ伝えて、また人数集めへと走り始めた]
ああそう。
パトラッシュは村はずれの丘近くにある小さな洞穴にいるそうよ。
ランディからディーノに伝言されてたわ。
それにさっき、立ち聞きしている団員もいたの。
彼らも後をつけているんじゃないかしら。
[詰め所を出たところで]
[先ほどの情報を伝えた]
[細かい場所と共に]
[気にするな、と言われて。微かに顔が歪む。]
[それじゃ駄目なんだ、という言葉は呟きにすらならずに消える。パトラッシュの心の中に。]
そ、か。
多分、あの時だな。酒場で俺がお前に話しかけた時……
あの後、お前が風呂に行ったろ? その時に、奴に意味深な顔で見られたんだよ。俺はてっきり、お前が危ない目に遭ってるんじゃ、って思ったんだけどさ。
[低い声で、俯いて地面を睨む。]
あいつ……なんでこんなことするんだ? 本当に占い師なのか? わけわかんねぇよ。あいつが人狼なのか?
雑貨屋 フランは、迷犬 パトラッシュ を投票先に選びました。
・・・結構、どうでもいいんだけどね。
だけど。
死んだ姿を確認しないのは、あまりにも不用心。
だから、一応、見に行くことにするわ。
情報ありがとう。
あの時か…。
僕が居なくなってからそんなことがあったんだね。
[自分が呑気に風呂へ行っている間に。本当に、彼女が何を考えているのかが分からない]
…シャロンは、人狼じゃないよ。
人間だった。
きっと、クローディアを殺されて、気が触れたんだと思う。
自分がクローディアの力を受け継いだと、思い込んでる。
[その言葉を紡ぐ表情はどこか寂しげだっただろうか。敵視されているにも関わらず、彼女には同情を禁じえない。自分も下手をすればああなっていたかも知れないから──]
[自警団の言葉は、かなり適当で、細かい場所など分からなかったが、それでも、旅慣れしているせいか、普通の人では見つけることの出来ない犬の足跡を見つけて、一つの洞窟へと辺りをつけた。
耳を済ませてみると、洞窟で反響した声が二つ。
分かりにくい声ではあったが、一つはディーノのものだと思った。
ならば、もう一つは簡単だ。
シャロンが回りに散らばっている自警団の一人を捕まえると、この洞窟の中を指差した。
そして、小声で]
・・・もう少し集めてらっしゃい。
今度は逃がさないように。
お得意の人海戦術で、ね。
[それは、無能な自警団への嘲りの言葉も含まれていたのだが、その自警団はそれにも気づかず、周りの自警団を集め始めた]
〔またね、と言う声に、ああ、と返し、去っていく彼女を見送る〕
〔何故だろうか〕
〔妙に寒くなった気がした〕
…なぁ、灰皿、ねぇか?
メシくらい喰わんでも何とかなるが、煙草がないのはちとキツい。
くれねぇんなら、その辺に棄てるけどいいか?
〔この非常時に何考えてんだよこのクソ親父、と文句を垂れつつも若い団員が灰皿を投げてよこす〕
おい、お前今真剣にぶつけるつもりで投げたろ!
年長者は敬っとけっつーの。祟るぞ。
〔暇なのと、考えても堂々巡りになりそうな思考に嫌気が差して、門番の若人をからかって軽くストレス発散していた。守るべきものがない人間に怖いものは無い〕
―雑貨屋―
[結局閉めたままの]
[店へと戻る]
[プレートを閉店に変えて]
自分を信じる。
ランディは信じてくれる。
パトラッシュを殺すのも、仕方無い…。
[作りかけの湿布]
[のろのろと]
[また作り始める]
しかたが、ない……。
─宿屋・2階─
[ふ、と目を覚ます。
窓の外が騒がしいような気がした]
また、何か、あったのかな……?
[ぼんやりと呟く]
……なんにもなきゃ、それが一番いいんだけど……。
[それが望める状況ではないのは、理解しているが、それでも。
そう、呟いてしまうのは、止められなくて]
/*
またやったよ('A`)
actもう2回しかねーよ('A`)
しかも独り言ptが666だったよ('A`)
色々痛いwwww
*/
ああ、占ったんだったな。あいつのこと。
そう……気が触れた人間か。
確かに、クローディアが死んでからだな。
シャロンが変な感じになったのは……。
[自分に微笑んでみせたことだってあったのに。]
人狼さえいなけりゃ、あいつも。
普通の人間のままだったんだろうが。
[苦々しげに言って。
ふと頭を上げる。誰かの気配を感じたように思って。
さわり、と背中を妙な感覚が走る。]
まっすぐに立つ強さと
人を気遣うやさしさ
ちょっとおっちょこちょいで
俺を憐れまない、彼女が人狼だと言うのなら。
いっそ一思いに殺してくれ。
そう、思った。
[そろそろ充分な数が集まったであろうかというとき、シャロンが静かに口を開いた]
しばらく、ここにいてもらえるかしら?
鼠だって、窮地にあえば猫を噛むわ。
あまり刺激しないように、まず私から先に。
もし、私が殺されてしまったら、後はよろしくね。
[と、言い残し、シャロンが一人で先行した]
[洞窟の中は薄暗く、よく先は見えない。
もし暗がりから襲い掛かりでもすれば一発だろうが、そのときは人狼も道連れだ。
逃げる場所なんて何処にも無いのだから。
わざと足音を立てながら歩き、そして、声を上げる]
来てあげたわ。二人とも。
私と、会いたかったんじゃないかしら?
本当は、別の人を調べたかったけどね。
彼女は人狼には見えなかった。
あって狂人だと思ったから。
でも、念のため…。
彼女が人狼だとしたら、あまりにも可哀想だったから…。
[気になってね、と視線を落とす]
…人狼が居なければクローディアも死ななかった。
きっと、以前のままだったと思う。
彼女のためにも、人狼を探し出したい──。
[決意は更に強く。ぎり、と拳を握る。ふとパトラッシュに視線を移すと、何だかそわそわしているような気がして]
パトラッシュ?
どうか、した?
//中の人発言//
襲撃RPは、自警団はパトラッシュをしとめることに夢中で、ディーノに気が回らなくて、気がついたら、ディーノも死んでいた。
という辺りでしょうかね?
シャロン…!
何で、どうしてここが…!
[何故彼女がここに。つけられていた? 否、彼女はあの場には居なかった。だったら何故──]
…そうだね、会いたかったかも知れない。
クローディアが死んで気が触れた、哀れな人──。
[パトラッシュの横でしゃがんだまま。彼の首に回す腕の力を少し強める]
[足音、そして高く冷ややかな声。
入ってきた、朧月を背後に立つ人影。
ガルルル、と『パトラッシュ』が唸った。]
てめぇ。どうしてここが……ッ!
今更のこのこと何の用だ!!
[ディーノの横で、半ば吼えるようにして対峙する。]
/中/
そうですね。
今回は食べられない、かな?
力ある星を砕くの優先でということになるかと。
あるいは、一度傷心のディーノを残して外に出ます?
そしたら隙を突いてもありうるかもしれない。
微妙ですが。
私の気が?
何を言っているのかしら?
私は私よ。
何も変わりは無いわ。
ただ、クローディアから本当の占いの力を受け継いだ。
それだけのことよ。
・・・ああ。そうだ。
一応、貴方の占いの結果を聞いておこうかしら?
貴方も本物なら・・・この村も随分安泰ですけどね?
さて…
あいつらは上手く会えただろうか。
大人しくしてたってどうせ疑われるんだ。
なら、やりたいことやって、後悔しないように生きればいいと思う。
この世に生まれてきた以上は、死なない人間なんていないんだ。
人狼の寿命は知らないが、奴らだって、いつか来る終わりの時間まで、やりたいように生きるはずだ。
俺は俺の心のままに生きてる。
…ア…。
お前が望むとおり、俺は生きてるだろう?
〔上を見上げるも、薄汚れた天井しか見えなかったが、伝えたい相手に届いただろうか〕
[パトラッシュの声に大仰に震えて見せた]
まあ・・・怖い。
やっぱり、貴方は人狼なのね。
私、食べられちゃうかも。
うふふ・・・。
//中の人発言//
んー。
時間が時間だけにどうあっても、微妙になりそうですねぇ。
情報ページに移して、もう少しだけ生きていた、とか、そういう類になっちゃうかも。
…君は人間。
人狼では無い。
でも、君は占いの力が得られたと思い込んでるだけだ。
この手の力は先天的なもの。
後天的に得られることはまず無い。
以前の君にその片鱗が少しでもあるなら、ともかくね。
[相手の冷ややかな雰囲気に気圧されぬよう、気を強く持ちながら言葉を紡ぐ]
手品師 ディーノが「時間を進める」を選択しました。
…ん……。
[もそりと床の上で身じろいで、体を起こす。]
悪ぃ、寝てた…。
[乱れた髪の毛をくしゃくしゃと掻いて、傍にエリカの姿を見つけると、安心したように笑む。]
/中/
それじゃ、日付変わったら纏めページで時間差作りOKかどうか、ディーノに聞いてみます。
OKが出たら、自警団をその場から離すようなRPしてくれますか?僅かな隙間があれば大丈夫だと思うので。
どちらにせよ長居はしませんから。
これだけ考えて守護付いてたら大笑い(笑)
そう。
じゃ、次はこちらの番。
・・・出来れば、こちらに来てもらえるかしら?
さすがに、そんなのが近くにいたら集中も出来ないわ。
後、貴方がどう思おうと、それは貴方の勝手。
現に私はこの力を得た。
それを貴方に否定される筋合いは無いわ。
[前半身を低くして、耳をぴんと立てて警戒態勢に。]
ディーノは本物の占い師だ!
お前こそ偽者だろうがよッ、何の根拠も無い噂を流しやがって……それとも何か。俺を占って人狼だとでも出たのか!?
[抑えられずに、声がだんだん大きくなってくる。]
人狼は生きるため、邪魔な人間を殺すらしい。
邪魔な人間…ね。
誰が、誰にとって邪魔なのか。
見極める必要があるはずだ。
俺が死ねば、誰が疑われるんだろうか…。
〔纏らない思考は途切れることも無く続く…〕
だいたい、こんなに人がたくさんうろついているのに、襲撃されたところを目撃した人がいないのは何故だろう。
一人になったところを、襲うのが目的なのか?
…フラン…。
今夜も宿に泊っていればいいんだが。
〔急に心配になってきた〕
[聞こえた声にそちらを見やり、ふわ、と笑んで]
……おはよ?
って、時間じゃないね。
えと……ごめんね、昨夜……運んでくれたんだよ、ね?
まだ、治りきってないのに、無理させて……。
[パトラッシュの言葉に、冷たい目で見つめながら言葉を返す]
貴方がディーノを本物の占い師と思っていること。
私が貴方を人狼だと思っていること。
一体。
何の違いが?
[シャロンの言葉に一度パトラッシュに視線を向ける。今彼を離したら永遠に失ってしまうような気がして、離れ難い。しかし彼女は自分を占わなければならない。逡巡の後、パトラッシュの首から手を離し、立ち上がってシャロンの下へ]
…シャロン、目を覚まして。
パトラッシュは人狼なんかじゃない。
君が大切にしていた人を殺した相手は、別に居る。
…まだ、あのわんこ追っかけてんのかな?
[この事件の容疑者は、あの日あの時間、宿に居た10名に絞られていると聞いた。
そのほとんどが見知ったモノ達で。]
色々ぐるぐる考えてみたけど、わかんねぇ…。
ノブにぃはリディの復讐で殺されたんだから…リディ以外にもう一匹いて、ノブにぃじゃないやつ。
エリィは絶対違うって思ってるし…オッサンもフランもそんな事するようには思えねぇ。
ワンコとディーノが組んでるってのもありうるっちゃありうるけど…。
…シャロンもよくわかんねーけど……
[指折り数えて考えて…]
あれ?10人じゃなかったっけ?もう一人誰だっけ。
手品師 ディーノが「時間を進める」を取り消しました。
[シャロンは、ディーノがこちらに来て、パトラッシュが同じ場所にいるのを確認すると、ディーノの額に手の平を当てて集中を。
昨日と同じ方法で]
・・・ふう。
なるほど。人間だったわね。
[昨日と同じ結果を]
それで、本物かどうか分からないのは、貴方が言ったことですけど。うふふ。
狂人だとしたら、今のセリフ、私を惑わすためのものかしら?
なぁ、若造。
さっきここに来てた雑貨屋の看板娘。
あいつ、今、親父っさんがいなくて一人なんだよ。
俺はどうせここから自力で出られやしねぇんだからさ。
あいつ、見てきてやってくれねぇか?
今夜も宿に泊ってくれてりゃいいが、根つめて、一人きりで雑貨屋の仕事してたりとかしたら、危険だろ?
頼むわ。俺はここで大人しくしてっからさ、な!
〔団長のお許しがないと勝手なことは出来ない、と言いつつ、親父の守りよか娘の守りの方が楽しいのは明白な事実のため、確認してくるから大人しくしてろよ、と言い残し、駆けていった〕
…若い…つーか、青いな。単純過ぎて。
〔その背中を呆れて見送る〕
[首元から、ディーノの温かい手が外れる。
ふと名残惜しい気がして。少しだけ、鼻の先をその手に押し付けて見送った。
シャロンの声には、思いっきり睨んで。]
信じることと疑うことは、丸っきり別物だ!
[きっぱりと言い切った。
占いの様子は固唾を飲んで見守っていたが。その結果に、少々意外な気持ちになる。てっきり、嘘を。「人狼だ」と言うものと思っていた。]
ま。パトラッシュの結果はすぐに分かるわ。
私の後ろにいる数十人の自警団の手によってね!
[占いを終わり、ディーノの手をぐいと引くと、それが合図だとばかりに、シャロンの後ろから物々しい武装をした自警団が次から次へと]
僕はパトラッシュを信じてる。
パトラッシュがその気なら、僕が彼を部屋に招いた時に既に手をかけれる状態だったはずだ。
でもそれをしなかった。
彼は人狼じゃないと信じてる。
[まっすぐな瞳をシャロンに向けて]
だから、人狼は他に居る。
!!
シャロン、何を!!
[手を引かれてよろけるようにシャロンの方へ。その後ろから武装をした自警団が入って来るのを見て驚きで目を丸くし]
シャロン、君…!
待って!
パトラッシュは違う!!
人狼じゃない!!
[雪崩れ込む自警団に片手を伸ばすもそれを留めることは出来ず]
[大丈夫、という言葉に、ほっとするものを感じつつ、うん、と頷いて。
指折り数え、上げられる名前に、くす、と笑う]
……レッグ、自分、抜いてるでしょ?
でも、ボクは、信じてるから……レッグは、違うって。
[小さな声、それでもそこにははっきりとした意思が込められて]
[パトラッシュの言葉にせせら笑う]
いくら言い換えようと、本質は同じよ。
貴方が、本当に人狼じゃなかったとして、それは貴方がこの村に来たとき誰も信頼しないで、村人達を疑い、隠したからこその結果じゃなくて?
もっとも。
貴方の声も、ディーノの声も。
今の私には何一つ信じることは出来ませんけどね。
うふふ。
[唐突にディーノの手が乱暴に横に引かれ、]
何すん……ッ!!
[声をあげかけ、シャロンの背後に控えていた者達に気付く。
しまった、と思ったがもう遅い。遅すぎる。]
くそったれが!
[爪を地面に食い込ませ、姿勢を低く。
それは来るべきものを迎え撃つ体勢。]
人狼か。
人間か。
答えは簡単よ。
殺して。
殺して。
殺して。
殺して。
殺して。
最後に生き残ったものが、自分自身を知っていればいいだけのこと。
/*
何でこんなにact無いんですか自分!
表でそんなに使ってないはずなのに!!
貼り間違いのせいか!!il|li○| ̄|_
*/
あれ?だって…
[もう一度指折り数えて考える。]
俺っしょ?エリィに…フラン、オッサン、ディーノにシャロン…わんこ…
あと、死んだノブにぃとリディ……
ほら、やっぱし9人??
/中/
うをー。
決戦かっこいい…。
俺の基地なのにーにー。
そこにいけず、なぜこんな狭く汚いところに押し込められているのか。
それが親父クオリティってやつなのか?そうなのか?
わぉーん!!!(泣)
/中/
[シャロンの言葉にキッと睨みつけて]
それじゃあ人狼じゃない、無実の人までも犠牲にしてしまう!
そんなの人狼の思う壺だ!!
[吐き捨てるかのように投げかけて。視線をパトラッシュが居る方向へと向ける。その姿は自警団の陰になり見えない]
パトラッシュ…!!
……カルロスさん、忘れてない?
ほら、旅の傭兵さんの事。
[そう言えば、寝込んでいたせいもあるけれど、話を聞きそびれているな、と。
ふと、そんな事を考えて]
[ディーノの言葉に反応して、シャロンが言葉を連ねた]
バカね!
貴方は、無実の人間を犠牲にしてないとでも言うつもり?
貴方と私が占ったノブは、人狼の犠牲になっているのよ。
私達が、彼を人間だと断定したから、彼は死んだのよ。
それでも貴方は、誰も犠牲にしてないとでも言うつもり?
そんなのは・・・嫌なことから目を背けている子供と同じよ!
〔胸元の煙草を取り出そうとする〕
〔最後の一本だった〕
…ちっ。慌ててたから、仕方ねぇけど…。
しまらねぇな。
〔こんな事なら、あの若造に、ついでに煙草持ってくるように頼めばよかったな、と思いつつ、ゆっくりと味わって吸い切る〕
〔名残惜しそうに灰皿に押し付けると、床に寝転がった〕
〔どうせ眠れはしないだろうが〕
〔それでも休息を、と、目を瞑る〕
[雪崩れ込んで来る自警団たちの手には物々しい得物が握られている。昨夜と同じく、銃を手にする者の姿も見える。それはこの洞穴が土で出来ていて、跳弾を気にせずとも良いためか。]
[違う、そんなことはどうでも良い。
ここから出る、それだけを考えろ。
避けて、走って、すり抜けて、出る。
それだけだ、簡単だろう!?]
何かを手に入れるためには、何かを犠牲にしなければいけないの。
何も捨てないで、全てを手に入れようなんて、寓話の中の英雄だけ。
なら、犠牲にしてでも、前に進むしかないじゃない。
そんな覚悟も無い子供に・・・講釈垂れられる覚えは無いわ。
[人の群れの中をかいくぐる。
その隙に、ディーノの顔が見えた。
冷ややかな表情のシャロンに腕を掴まれて。
驚いたような、泣きそうな顔でこちらの方を見ていた。
あ。と思う。
駄目だ、置いていったら。
殺される、あいつと同じように。]
犠牲にしてないとは思ってない…。
でも!
僕らが手を下さなければならない人数を減らすことは出来る!!
それが僕の役目なんだ!!
事前に、早めに人狼を見つけて、そいつらを駆逐すれば…余計な被害は出さないで済む!
ノブを人間だと言ったから彼が殺された?
そうかもしれない。
だからって、偽の判定をすれば彼は生き延びたのか!?
それこそ皆の手にかかって殺されてしまう!
目を逸らしてるわけじゃない、それを受け止めて進まなきゃいけないんだ!!
[ぶん、と腕を振って掴まれていた手を払う]
いたっけ、って。
んと、仕事で何か面倒な事があって……流れてたら、ここに着いた……って。
そんな感じの話、聞いたけど……。
[詳しくは知らないなあ、と。呟きながら首を傾げ]
[ディーノに腕を払われても、さして気にもせずに、言葉を。
言葉を]
同じことよ。
占いだけで人狼を見つけようとするなら、それだけの時間がかかる。
その間にもどんどん犠牲は増えていくわ。
なら、自分の頭で考えて、人狼だと思うものを殺していかなければいけないじゃない。
それで、人狼を殺せたときに、犠牲がなくなるのよ。
自分の手で人を手にかけるのが怖いの?
間違いだったときのことを思って、先に悔やむの?
言ったはずよ。
犠牲があっても、前に進むしかないって!
ディーノっ!!
[何か考えがあるでもない。
駄目だ、独りにしちゃ駄目なんだ。
それだけが頭を巡る。
名前を叫んで、シャロンとディーノの方へ跳ぶ。
「占い師が!」「襲う気か」「早く」
自警団が素早く動き。
ダンッ…………
重く、響く銃声。]
[洞穴の入り口から奥に向けて。
跳んだパトラッシュの腹部を貫くように、銃弾が撃ち込まれた。
血飛沫が飛ぶ。
目の前が暗くなって、前に進む力を失って、地面に叩きつけられる。]
…ああ、怖いよ。
頭で分かってても、その罪を背負っていかなきゃならないと分かっていても。
実際それはやらなきゃならないんだ。
でも怖いものは怖い!
既にその責を背負ってるから、尚更怖いんだ!
全て受け止められるほど、僕は強くない…!
[ずきりと頭が痛む。両手で頭を押さえて、その痛みを押さえ込む。過去の記憶が頭の中で展開された]
─────っ!!
パトラッシューーーーーーー!!!
[響いた音にハッと顔を上げ、頭の痛みも忘れて。
叫んだ]
ああああああああああああああああっ!!!
嫌だ!! パトラッシュ!!!
[聞こえたのは音だけ。撃たれたのか、無事なのか。それすら分からず。居ても立っても居られず、その場から自警団が居る場所へと駆けてその人ごみを掻き分けようと]
…なんか不思議な人。
居たといわれれば、あーって思うのに…いつのまにか思考から消えてる。
なんっつーか…まるで、隠れてるとか潜んでるとか…そんな風に思っちまう。
…気のせい、だよな?
[その弾を撃った自警団員は、まだ年若い男で。
自分が弾を撃ったのが信じられないというように呆けていた。
「馬鹿野郎、他に当たったらどうするっ!」
叱責する他の団員の声が、洞穴に響く。]
[そんなどうでもよい音ばかりが耳に入って。
肝心の、大切な人の声が聞き取れない。
耳鳴りが煩い。]
うん……あんまり、馴染みがないから、かなあ。
話した感じは、いいひと、なんだけど……。
隠れてる、かぁ。
今は、こんな状況だから、そういう気持ちになりやすいのかもしれない……ね。
ディーノ……
[なんとか、言葉を紡ぐ。]
ごめ……一緒に、いてやりたかっ、んだけど……
[目蓋が重い。腹部が重い。熱い。]
ごめんな……。
嫌だ! パトラッシュ!!
[仕留めたことで自警団は必要以上に阻んだりはせず。どうにか掻き分けパトラッシュの下へ]
パトラッシュ!
嫌だ! 一人にしないで!!
一緒に居てくれるって…言ったじゃないか…!
[後半は声がくぐもってきて。涙が流れ、ぽつりぽつりと地面を濡らす]
手品師 ディーノが「時間を進める」を選択しました。
[銃弾が、運よく跳弾せずに、柱へと突き刺さった。
もし、跳弾していれば、下手したら命は無かったかもしれない]
・・・。
[ジロリと、撃った本人を睨み、そして、つかつかと歩み寄ってその銃を奪い取り、弾を抜き取った]
・・・バカに銃は扱わせないで。
無駄に死人が増えすぎるから。
[と、言って、年配らしき男性へと銃と弾を預ける]
[そして、床に倒れて血を流しているパトラッシュを見つめ、そして、次にそれにすがりついて泣いているディーノを軽く見つめ]
・・・。
[何かを言おうと思ったが、結局何も言わずに]
・・・行きましょう。
もう、ここに用は無いでしょうから。
[と、自警団を促して、外へと出て行った]
(・・・人狼でもなんでも、友を失ったというなら、少しは一人にしてあげるわ)
[まだ息がある、止めをさせ。そんな声が周りから聞こえた。近付こうとする自警団員に気付くとパトラッシュを庇うようにして]
近付かないで!
パトラッシュには、誰も触れさせない。
[来ないで!としゃがんだ状態で彼らを睨み上げる。そんな折にシャロンから引き上げの号がかかって、取り囲んでいた自警団員も引き上げていく]
……ぱとらっしゅぅ……。
[傍に座り込み、悲痛な面持ちでパトラッシュに触れる。その体温はどんどんと下がっていって]
いやだよぉ…ひとりはやだぁ…。
[ぼろぼろと涙を零す]
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