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学生 ラッセルは吟遊詩人 コーネリアスに投票を委任しています。
雑貨屋 レベッカは吟遊詩人 コーネリアスに投票を委任しています。
医師 ヴィンセントは吟遊詩人 コーネリアスに投票を委任しています。
見習い看護婦 ニーナは吟遊詩人 コーネリアスに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
書生 ハーヴェイ は 医師 ヴィンセント に投票した
お嬢様 ヘンリエッタ は 医師 ヴィンセント に投票した
学生 ラッセル は 見習い看護婦 ニーナ に投票した
雑貨屋 レベッカ は 見習い看護婦 ニーナ に投票した
見習い看護婦 ニーナ は 双子 リック に投票した(ランダム投票)
双子 リック は 医師 ヴィンセント に投票した
医師 ヴィンセント は 見習い看護婦 ニーナ に投票した
吟遊詩人 コーネリアス は 見習い看護婦 ニーナ に投票した
見習い看護婦 ニーナ に 4人が投票した
双子 リック に 1人が投票した
医師 ヴィンセント に 3人が投票した
見習い看護婦 ニーナ は村人の手により処刑された……
雑貨屋 レベッカ は、お嬢様 ヘンリエッタ を守っている。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、お嬢様 ヘンリエッタ、学生 ラッセル、雑貨屋 レベッカ、双子 リック、医師 ヴィンセント、吟遊詩人 コーネリアスの7名。
/中/
スクリプトはそんなにヴィンセントを送りたいのかと小一時間……。
二日続けてデフォかよ。
さて、これはどっちだー?
吟遊詩人 コーネリアスは、双子 リック を能力(襲う)の対象に選びました。
吟遊詩人 コーネリアスは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
吟遊詩人 コーネリアスが「時間を進める」を選択しました
─サーカス広場・昨夜─
[天幕を中心としたざわめきを聞きつつ、話に聞いたピエロを捜し歩き]
……あれ……か?
[尋常じゃない、と。リックはそう評していたろうか。
その動きは、道化としては見事なもの──なのだろうが]
…………。
[感じるのは、強い、違和感。
『いない』
直感がそう、告げる]
……っとに……『騒々しくて』はっきりしない、な。
[ぼやくような呟きになぁう、と鳴く黒猫に大丈夫だ、と返して踵を返す。広場を離れ、そのまま自宅へ]
……もう少し、落ち着いて……ああ、この音楽が聴こえてると無理かも知れない……。
[軽快な音楽はどうやら力を強めつつ、彼が思うように使う事を阻害してもいるようで]
何か、そういうのを払うような物でも……。
[何気なく呟いた言葉、その内容に足が止まる]
……魔除け?
……やってみる価値は、あるかな。
[そんな事を呟きつつ、家へと急ぐ。
帰り着けば、祖父に何があったのかと問われるものの、それは適当にあしらいつつ食事を済ませ、自室へと。
部屋に戻ってすぐに試そうか、とも思ったが、一日の疲れは思いの外深かったらしく、睡魔との攻防にあっさり敗北した]
……ん?
…これは、えーと。
襲撃と同じ扱いで振る舞えばよろしいのかしら(悩)
でも吊りだもんなー。
魂だけ呼ばれた、と考えりゃいーのかな。
赤ログ読めば判るんだろうけど、鳩からじゃログ読みにくい…!
[明けて、翌日。
夜明けの光が町に差し込む前に窓を開け、早朝の空気を部屋に呼び込む。それと共に入り込む、鳴り止まない音楽。
鞄の中から紅の天鵞絨包みを出して、中から出した短剣を握り、額に押し当てるようにしてしばし目を閉じた]
[開かれた目に映る世界は、いつもと変わらない。
だが、変わらない世界にはなかったものもいくつか『視られ』た]
……やっぱり、いるんだな、みんな。
アーヴァインさんに……エレノアさん、と……。
[ふと、眉が寄せられる]
……ん、あれ……ニーナ?
[どうして、と。零れ落ちるのは掠れた呟き。
その様子に不安げな声を上げる黒猫の頭を軽く撫でてから、短剣を元のように包み込み、鞄の中へ]
[窓を閉め、自室を出て階下へ。
どこか深刻な様子を訝る祖父には、いつもの調子で返しつつ。
朝食を済ませたなら鞄を持って、外へと]
……仕事休みで、助かるな。
[サーカスの興行中は休業、と妙にはしゃいでいた店主の事を思い返しつつ呟くと、その足は診療所へと。
そこで、ニーナがまだ来ていないと聞いたなら、自宅の場所を聞いてそちらを訪ね。
彼女の身に起きた異変を知ったなら、自然、*歩みは広場へ向かうだろうか*]
[男の朝は遅い。
と、いうより薬を分けてもらうお礼――善意でのお手伝いをしているという建前――ゆえに、込み合う時間までに行けばいいというだけなのだが]
おはようございます、マスター。
ええ、はい。モーニングとコーヒーで。
[すっかり馴染みつつあるカウンター席で朝食を取り、ゆっくりと食後のコーヒーを楽しむ。
今日はゼリービーンズではなく見た事のない紙袋がお供らしい]
んぐ? [訊ねられて嚥下し]
これはオマケのお試しでいただいたんですよ。
ええ、けっこういけますね。マスターも一枚いかがです?
あ、ニーナ襲撃扱いか。了解了解。
…じゃあ無謀にも試してみた死亡フラグは
案外華麗にぶち抜いたのかしら。(何それ)
…うーん、アンデッドモードおもろいなー…。
/中/
細かい事は書くつもりなかったのが幸い。
ところで、繚乱からこっち、いきなり女性から減っていく傾向にあるのは俺の気のせいですかと(^ ^;
さてさて、今度は赤組落ちないと即エピだなー。
[その一枚を残して全てお腹に収めた後、男はふらりと町へ出る。
まだ診療所が開くには時間が合った。
メインストリートの開店準備の様子を覗きつつ、のんびりと広場へ向かう]
ああ、どうも。
今日の出し物は…ほう、なるほどね。
[ビラを手に手に持った団員達と入れ替わるように、門をくぐり]
おはようございます、コーネリアスさん。
[天幕の内側、そこには人形のように椅子に座り虚空に目を向けている魂の抜け殻があった。
そして、力なき者と違い、薄青い光の花弁を纏った少女の姿も]
――おはようございます、ニーナさん。
ああ、やはり貴女の魂の花は美しいですね。
[眼鏡を外し、男は孔雀色の瞳に届けるような愉悦を湛え、少女の魂を鑑賞する。
それから、その肢体へと視線を落とし、頤に手をかけて上向かせ]
ああ、これは飾りがいがありますね。
くくく…そんな不安そうに見なくても大丈夫です。そこで大人しく見ていなさい。
[ゆる、と。青を開く。
覚えのある浮遊感に、僅かに眉を寄せた。
…あぁ、戻りたくなんて、なかったけれど]
――…、
[自らの身体へと触れる目の前の男性へ、
実体を伴わない魂のまま、恐怖にも、嫌悪にも似た視線を向ける。
…「今度」は、自分を覚えていてくれる人は、居るのだろうか。
そんな事を、頭の端で*思いながら*]
[喉を震わせながら男が手を伸ばしたのは、美しく飾られた化粧箱。
丁寧な手付きで蓋を開ければ、甘い白粉の香りが空に漂おうか]
これでも仕事柄、化粧は慣れているのですよ。
…ニーナさんなら判るでしょう?
[死に携わる者ならば、その意味は判るだろうと笑みを見せて。
まるで診察でもするように丁寧かつ素早く最期の化粧を施してゆく]
衣装はその青の…いえ、空色に。貴女の髪が一段と映える。
サッシュは白がいいでしょう。
[偽りの仮面を施された抜け殻は魂の意思を無視し、男の指示に従い衣装を纏ってゆく]
[やがて天幕から出てきた大道芸の道具を抱えたピエロ達の中に、小柄な姿が一つ見つけられただろうか。
真白に塗られた頬には銀の細い月に抱かれた小さな星が彩られ、瞼には宵闇に似た紫色のシャドウ。
短く切りそろえられた青い髪は夜の帳のように小さな顔を縁取って。
空色のキャミソールに白のサッシュベルトを結び、白いタイツとトゥシューズを身につけた少女を]
[賑やかに始まった大道芸に人々の関心は集められ、すぐに人が辺りを囲む。
妖精のような少女が台に貼り付けられ、派手な衣装の男がナイフを高く掲げた。
ヒュッ――タンッ!
一拍置いて拍手がぱらぱらと降る。
その少し後方を男はのんびりと通り過ぎながら、ぽつりと呟く]
なかなかに盛況ですね。
真に盛り上がるのはこれからですが…時間切れなのが残念です。
[くくっと喉の奥で笑って、するりと広場を抜け出し*診療所へ*]
医師 ヴィンセントが「時間を進める」を選択しました
[淡い光を帯びた氷の棺の前で、微笑む]
自警団長さんは、すっかり消えてしまいそうですね…シャーロット…あなたももう眠ってはいかがです?
昨夜は、あなたのおかげで、助かりましたけれどね。
[薄い乳白色の朝霧が立ち込める早朝、遠くから鳴り続ける音楽に鳥達がソプラノを重ねた時にその音楽を無機質な鐘の音が切り裂いた。]
ふあぁ〜。
[あまりふわふわとは言えないベッドの上で、鐘を叩く目覚まし時計を止めて両手を挙げて大あくびをする。
夢の中でも色々あったようで、なんだか色々な感情がぐるぐるするが夢の内容は覚えていなかった。]
うー…あたまいた…。
[眉間を指でぐーっと押さえ、ベッドに腰掛けたまま俯いて目を瞑る。]
そういえば、ヘンリエッタちゃんちゃんと帰れたかな?
アリスちゃんが居るからべあーじ(無事)、なんてね。
ん、ちょっと強引ね。
[昨日何と言ってだったか別れた少女をふと思い出しながら顔を上げ、くすくす笑いながらクローゼットを開いて着替え始めた。
すっかり支度が終わると小さなキッチンで卵とベーコンを炒めてパンと食べる。
寝かせておいたビスケットの生地をオーブンへ入れ、店を開ける準備を始めるが]
うー……。
[酷い頭痛に、眉をひそめた。]
ソフィさん来たら診療所いこ…。
[呟きながら、焼きたてのビスケットの香りのする店の外に出て、扉にかかった「CLOSE」の札を「OPEN」にひっくり返した]
あー、もうこんなに。だから別にしなくていいって。
確かに今日は少し遅れたからごめんなさい。
でもね。
でもこんな状況にしたら余計に手間がかかるから!
あー! 火! 焦げ臭いと思ったら…!
いいから、もういいから。頼むからこれ以上手間を増やさせないでください、母さん。
席、ついてて。
うん、謝らなくていいからさ。
おれが遅かったのも悪いしね。
レベッカさんとこ、ちゃんといかなきゃなんないもんね。
…これもサーカスの弊害か。
あ、こっちのこと。
とりあえず、準備してきて。その間に、食べられるもの作っとくから。
じゃ、いってらっしゃい。
んー、おれは…
別に今から作るものもないし。
とりあえず、ちょっとでかける。
アーヴァインさんのことも、ね。
いるなら、探さなきゃ。
……やっぱり、母さんも覚えてないのか。なんでもない。いってらっしゃい
…さて。
誰が、覚えてて、誰が、覚えてないんだろうね。
まったくいやになるなぁ。
退屈はいらないけど、
退屈より、わけのわからない事の方がいらない。
[わけはわからなくても、
それでも自分もそうなのかもしれないと、
頭の中で思う。
ヘンリエッタはまだ寝ているだろうか。
少し考えて、]
[カラコロンと扉が鳴り、蜂蜜色の髪の毛に葉っぱを乗せた女性が入ってきた。
レジカウンターでこめかみを押さえていたが、すぐに笑顔で立ち上がり]
いらっしゃ…あ、おはようございます。
ソフィさん、悪いけどちょっと任せてもいいかしら?
頭いたいから診療所でお薬もらってこようと思って。
…え?うぅん、大丈夫。
ここ暫くちょっとはしゃいだり色々あって疲れたかなって。
やんなっちゃうわ、年よね。
[コロコロと笑ってエプロンを外し、外へ出ようと扉を開けた。]
…あんまり被害が出ませんように。
[最後の呟きは心の中で。]
すみません、遅れました! …は? ブービーですか。
珍しいですね、私より遅い人がいるなんて。
ほう、ニーナさんですか。昨夜、遅かったんでしょうかね。
[白衣を纏いながら看護婦と幾つか言葉を交わす。
もしかしたら何か足りない物に気付いて買出しをして来るのかもという楽観的な言葉に、笑みのまま頷く]
そうかもしれませんね。
では、私は診察を。お待たせしました、どうぞ。
[リックが見せたお弁当に、暖かく微笑んで]
いいわね、きっと美味しいんでしょうね。アップルパイ美味しかったし。
ん、ちょっと頭痛がするから診療所にお薬貰いに行こうかと思ってね。
お母さん酷使してゴメンなさいね?
[ふふ、ともう一度笑うが首の付け根あたりが痛く、ちょっと片方の頬がひきつった]
それは嬉しいな。
っと、母さん、ほら忘れない。
ちゃんと、壊さずに、座ってるんだよ?
…って、本当に大丈夫?
つらそうだけど。
母さん酷使は、大丈夫。迷惑ばっかかけてる気がするけど。
診療所いくなら、ついてくよ
とても辛そうだし、母さんも心配してることだしね。
本当?ありがとう。
でもリック君と歩いてたら、女の子に誤解されて怒られてしまいそうね?ふふふ。
果物屋さんが言ってたわ。
[くすくす、と笑いながらも]
じゃあ、お願いしようかしら。
ソフィさん、後お願いします。
-メインストリート→診療所へ-
そんなことないよ。
おれの方こそ、レベッカさんのこと好きな人から怒られちゃうと思う。
こんなガキがってね。
…ま、親父さんはあとでとっちめるとして。
つらかったらよっかかっていいからね。
シップと痛み止めを処方しておきますね。では、お大事に。
[患者を送り出し、カルテに記入する手をふと止めて鞄を見る]
そういえば…ニーナさんにゼリービーンズを渡し損ねてましたね。
まあ、焦らずともいいでしょう。痛むものでもありませんし――
[口の中で小さく呟いて、顔を上げる。
その表情は、いつも通り笑みが張り付いて]
次の方、どうぞ。
ん、大丈夫、でもよりかかったら潰れちゃうわよ?
薬を飲んでうとうとすればね、きっとすぐ治るわ。
[いつものように笑おうとするが、やや力無いか]
…ふふ、ダメよ、果物屋さんのおじさんをとっちめたりしちゃ。
とっても嬉しそうに話してたんだから。
[言いながら、ついた診療所の扉をそっと開けた]
そりゃ、まだちっさいけどさ。
元気ないレベッカさんのこと、支えるにも頼りない?
でもさー、そんなに言いふらすことも無いよ、親父さんも。
…ついた。
[看護婦は不思議そうに同僚と話している]
変ねえ、ウィスラー先生ったら。
ニーナなんて子はいないのに…どこかの町での子と勘違いしているのかしら。
まあ、適当に話は合わせておきましたけど。
[気を悪くされて手が足りなくなると困るものね、と看護婦たちは小声で笑い、忙しく仕事に気をとられてそんな遣り取りなど*忘れ去られた*]
[リックにくすりと笑いながら]
ん、頼りないわけじゃなくて、私はソフィさんと違って重いわよ?って事よ。ふふ。
果物屋さん、きっと嬉しいのよ、リック君くらいの年の子供がいないから。
[看護婦がひとり出て来たので診察券を出しながら]
あら?ニーナは?
[いつもまず出てくる顔が見えなかったので聞いてみた]
>>ヴィンせんせ
ドンマイwww
うん、忘れ去られてるんだよねー…襲撃だと。
寂しい。
くそぅ、襲撃扱いになると思わなかったので、周囲にフラグ張ってないんだぜ…。
何か残してたら、絶対美味しかったのに!
(バイト中に何やってるの)
…え?
[看護婦からの返事に、オクターブ高い声が思わず出る。
呆然として固まってしまうと、看護婦にやや強引にソファに座らされ、「呼んだら診察室入ってくださいね」と伝えられた。]
…知らないって…え?どういうこと??
[ぞくりと、背筋に何か冷たいものが走った]
/*
遅くなってごめんね(えぐえぐ)
社長がいたりいなかったり色々繰り返してて
反応が!orz
むしろ会議中なんです。だからあそべt
*/
重くなんてないと思うけど。
母さんは…あれはなんとも。
栄養たりてないとかじゃないとは思うんだけどね。
いささか、どじだから。
…?
ニーナさん、知らない?
[結局残ることは断念したのだけれど、
すぐに眠りにはつけなくて、
ベッドに寝転がって天井を見つめて、
昼より静かな音色を聞いて。
目を閉じると天幕の内での光景が蘇る。]
< 闇の中に煌く光はとても綺麗で、吸い寄せられてしまいそうだった。
けれども、その奥底に潜む冷たさを感じたのは、もしかすると、単に氷の冷たさなどではなく、恐怖だったのだろうか。
雑貨屋の女主人がやけに驚いていた様子だったのには、理由があったのか。今にして思えば、しっかりと聞いておけばよかったのかもしれない。すぐに慌ててしまうのは、わたしの悪い癖だ。
明日になったら、きちんと、聞いてみようか――
……明日は来るのだろうか?
忘れてしまわないだろうか?
そんな思いは、ようやく訪れた眠気に隠されてしまった。>
[横に座るリックの声に、少し、ほんの少し安堵する。
だが、先ほどの看護婦の言葉はなんだろう。]
-ニーナ?誰ですそれ?-
[リックの「アーヴァインみたいだ」という言葉がなんだか耳の中で何度も聞こえる気がした]
[祖母は孫の普段より遅い起床と、
目を擦る様子とに首傾げ、
顔を洗ってらっしゃいと促して、
少女は素直に首を縦に振り、
熊を連れて洗面所へと向かう。
鏡の前に立って、
冷たい水に手を浸して、
ふるりと震える。
鏡は迷宮を、
水は氷柱を、
記憶の中から呼び覚ます。
音楽は、今日も、絶える事はない。]
あ。
……だいじょうぶかな?
[簡単に取れたりするものではないけれど、
水を吸ってしまったそれを見つめて眉を寄せ。
――ふと、緩く瞬き。]
[忘れられた少女の事を聞きはしたけれど]
ニー、ナ?
[聲が澱んでしまったのはどうしてだろう。
まるで彼女も忘れてしまったみたいに]
お嬢様 ヘンリエッタが「時間を進める」を選択しました
< 一瞬、誰の事だかわからなかった。
これを巻いてくれたひとのことも、リックの紡いだ名前も。
覚えているはずだったのに。
霞がかったように、ぼやけてしまって。リックが教えてくれなかったら、もしかすると、きっと、そのまま迷子になってしまいそうな感覚だった。
どうして?>
……あ、ううん。
ええっと。
診療所のひと、だよね。
だいじょうぶ。
[後半は自分に言い聞かせるようにして]
いない、の?
[眉間に皺を刻んで考え込んでいる間、
水は絶え間なく垂直に流れ落ちてゆく。
その表面に少女の姿が映っては消えて。]
……、
[漸く蛇口を捻った頃には、
手はすっかり冷えてしまっていて、
タオルでしっかり拭き取って、
テディベアを抱いて祖母の元に戻る。]
[診察は順調に進み、やがてレベッカの番となる]
次の方、どうぞ。
おや、レベッカさんにリックくん? どうされましたか。
[小さな騎士に付き添われた姫君を椅子に促して、*診察を始める*]
――ごちそうさま。
うん、ちょっと、お散歩。
今日は怪我しないから、心配しないで。
[朝食を終えて、
少女は心配性の老婆にそう言って、
今日も町へと繰り出していく。
よく遊ぶのはいいことだけれど、
祖母は孫を見送りながらも複雑気分。]
[悩みがおをしながらゆっくり歩んでいって、
メインストリートで今日も配られるリーフレット、
その一枚を受け取ってはまたも考え込んで。
広場の方角から聞こえる歓声。]
なんだろう?
[そちらへと向けられる少女の足。]
[彼女から暫く聲が返る事はなくて、
彼の呼びかけにようやっと我に返ったのなら、
*目に映る青の少女に覚える違和感を伝えるだろう*]
[看護婦に扉を開けられ、ヴィンセントの顔を見るや、驚いたようなほっとしたような複雑な表情を一瞬で顔に浮かべ、促された小さな椅子など見えぬように思わずぱたぱた、と2,3歩歩いて近寄った]
ヴィンセントさん…!
ニーナ、どこにいるか知りません?ニーナ。
あぁ、その前に、ニーナ、知ってますよね?
昨日もここで話し、してましたし、顔覗かせてましたよね?
[早口で捲くる。]
[複雑な表情を問うよりも早く捲くし立てられ]
ニーナさん?
今日はどうやら遅いようですが、まだ来てませんか。
ええはい、もちろん知っていますとも。
[そこまで言って、訝しげな表情を見せる]
…何か、ありましたか?
[それはもちろん作られた表情、偽りの仮面]
くくっ…ニーナさんなら我らが偉大なる団長の元に。
彼女に会いくば、サーカスへおいでなさい。
貴女の魂の花も、永遠の美に奉げるのです…
[密やかな笑い]
[ヴィンセントの返答を聞き、力が抜けたようにトスンと椅子に座る。近くのリックは、彼女を支えようと手を貸しただろうか。
ほっとした感情とぞっとした感情、逆のふたつがうねり、更に冷たい汗が背中を流れるのを感じた]
…知らないって。
看護婦さんが。
ニーナ、アーヴァインさんと一緒…?
[焦点の定まらない目でヴィンセントの眼鏡を見つめる。
知らない?
でも今朝ニーナが遅れているようですねと言った時、何も――
[何もなかっただろうか、と口ごもる。
看護婦は適当な相づちを打っただけで、はっきりと名を聞いたわけではなかったろうか。
しかし、それよりも]
…まずは診察が先です。
体調のよくない状態で考えても、正しい判断は出来ませんよ。
[茶色のレンズ越し、焦点の定まらない目を覗き込み言い聞かせ。
淡々と診察を進めてゆく。
やがて下った診断は、疲れから来る風邪だろうとのことだった]
[診察中も心ここにあらずといった風で、そわそわしている。]
どうしよう、ニーナが。
コーネリアスさんが、占う、とか、消える、とか言ってたから…
聞いたら何かわかるかしら?
コーネリアスさん、サーカスに行ったら会えるかしら?
[レベッカの言葉は、なかなか興味深いものだった]
コーネリアスさんが、そんなことを……。
そうですね、一度聞いてみるのもいいかもしれません。が、
[心配そうな表情を向け]
今の体調で出歩く事は、あまりお勧めできませんね。
どうしても、というのならば…薬を飲んで効いて来てからご一緒しましょう。
[医者がいれば寄り道程度は対応できるでしょう、と穏やかな笑みを向ける]
私は大丈夫だわ、平気よ。それよりニーナが心配なの。
あ、お薬、ありがとうございます。
[看護婦から水と白い粉が包まれた紙を受け取って、それをさらりと口に放り込む。
グラスを口につけて上を向き、伸びた喉がこくり、こくり、と上下した。]
…え?
そうなの、ハーヴェイ君も。
[看護婦が、黒い猫を連れた青年も朝やってきて同じ事を聞いていた事を教えてくれた。
お礼をいいつつヴィンセントの笑みとリックを振り返り、直ぐにでも診療所を飛び出そうと立ち上がった。]
/*
白で知ったこと
・コーネリアスの占いの力
・ニーナのこと
・コーネリアスは占わないといっていたこと
・ラッセルも具合が悪そうだったこと
・アーヴァインも、ニーナも、同じように「忘れられている」ということ
*/
[立ち上がったレベッカを、咄嗟に止めてくれたのはリックだった]
…ダメですよ、レベッカさん。
薬はそんなすぐに効くものじゃありません。
[けれど他の患者を見ている間に、リックの制止を振り切って行ってしまうであろう事は明白で]
すみません、私はこれからエレノアさんの往診に行ってきます。
ついでにレベッカさんも送ってきますので。では。
[看護婦にそう告げて、慌しく白衣を脱ぎ鞄を手にした]
おれも行くけど。
ドク…ヴィンセントさんにだけ任してたら、絶対怒られるし。
レベッカさんは魅力的だしね?
…あ、ミズもそういえば体調悪いんだっけ。
ラッセルさんも悪そうだったし。
体調不良な人ふえて、お医者さまは儲かる?
/*
導き出せる結論として
新規ピエロや妖精が増えた
→そのときにアーヴァイン、ニーナが消えている
→体はなくなるのではない
→では体はどこへ行った
→増えたのはサーカス
という流れかな。んー。じたじた
そろそろ社長かえってくるかも
*/
えぇ、私は大丈夫よ?
私よりニーナが心配だわ。
ヴィンセントさんはエレノア奥様を見に行って差し上げて大丈夫よ?
[送っていく、と言われて子供のようにイヤイヤと首を振る。]
双子 リックは、吟遊詩人 コーネリアス を投票先に選びました。
今は診察中だからドクターでもかまいませんよ?
そうですね、彼女はとても魅力的ですから。
[小さく笑ってから、真剣な面持ちに代わり]
…ええ、少々。
どうやら体調不良者が増えているようですね。
ラッセルさんもとは知りませんでした。一度見せてもらった方がいいかもしれません。
[拳をこつんとリックの額へ当てる振り]
そういう冗談は言ってはいけませんよ。
サーカスが来た影響か、体調を崩す人が多いですね。
規則正しい生活が、風邪の一番の予防薬なのですけれど。
[サーカスが力を引き出そうとする副作用か否か、真相は闇の中]
患者の言う大丈夫ほど、当てにならないものはありません。
医者が言っているのだから大人しく従いなさい。
[空いてる手で、レベッカの腕を取ろうと手を伸ばす]
ニーナさんを心配しているのは貴女だけではありませんよ。
さあ、そんなに首を振ると頭痛が悪化します。
エレノアさんのところに早く行く為にも、大人しく送られなさい。
どこだ大丈夫だって言うの、レベッカさん。
さっきまで辛そうだったじゃないか。
だいたいすぐ効くなら、そんなの医者要らずだよ。
先生の言うとおり、やすんでなよ
[ちょっと強めの口調でふたりに言われれば、しゅんと下を向いて]
ん…はぁい。
わかったわ、少し休むわ。
心配してくれて、ありがとう。
[ヴィンセントに取られた腕を、素直に引かれて家路に向かう事にした。が]
でも、少し休んで楽になったら、見に行っていいかしら?
いてもたってもいられないの…。
[俯き加減のまま、小さく言ってみた]
…ほら、診療所については否定しないんだから。
こういうお医者さんに儲けさせちゃだめだよ。
サーカスの影響とか言うなら、サーカスに診察代はらわせないとね。
んー…
それなら、おれが行くよ。
そうすればいいでしょ。
レベッカさんに、そのあと、どうだったかを言うからさ。
あの人に会って聞いてくるよ。
良くも、悪くも、詳しそうなのはあのマジシャンさんしかいないしね。
体調悪そうな人に無理させたくないし。
お医者さんはエレノアさんと、あとでラッセルさんを診る。
レベッカさんは、ゆっくり休む。
おれは、ニーナさんのことを探す。っていうか、聞きに行く。
ほら、適材適所。
そうですよ、リックくんの言う通りです。
さあ、行きましょう。
[しゅんとしたその手を引き、ゆっくりと歩いてゆく。
が、続く言葉には悩むように唸って]
うーん…では、昼食を取る間くらいは休んでくれますか。
私にお昼抜きで働けとは言いませんよね?
[リックに顔を向け]
お腹、すいてますよね?
今ならデザートにゼリービーンズも付いてきますよ。
[じいっと見てはいたのだけれど、
少女の背はやはり低くて、
広場の中は天幕の内の観客席のように
場所もきちんとしていないから、
人込みを掻き分けるのは上手くいかなくて、
背伸びをしてもよく見えはしない。]
ん〜……、あ、
[そのうちに大道芸は終わってしまったのか、
一際大きな拍手を合図にぱらぱら人は散り始めて。]
ふぅん、飴の使い方、わかってるよねぇ。さすがお医者さん。
行くよ。
でもほら、寂しい男二人には、レベッカさんはしないでくれるよね?おれ、やだよー?
やっぱり、花には居てほしいし。
レベッカさん、一緒に食べよう?
食べないと、力がでないし。風邪もなおらないよ
[ヴィンセントにお昼抜きで、と言われて]
そういえば、お腹はすきましたわね…。
[くるる、と鳴るお腹を押さえてふたりを見た]
じゃあお昼を食べにいきましょうか。
その後、ちゃんと家で休むから。
[頭の回転の速いリックの言葉に、少々考え込む]
悪くはない…案ですが。
もしもリックくんの言う通りコーネリアスさんに原因があるのなら、君も危険なのでは…?
この子は聡い。
一人で行かせれば、何処に潜りこんで秘密を嗅ぎつけるか判らない。
…ならば、一緒に行けばよいまでのこと。
雑貨屋 レベッカは、双子 リック を能力(守る)の対象に選びました。
さっきの、ひとたち。
えっと、大道芸、していたの。
……気になるんだけれど、なんだろう。
[悩んでも答えは出なくて]
リックは、今、どこにいるの?
んー…
おれ、実はあんまり信じてないんだよね。
だから大丈夫。
悪いことなんてないない。
まずはお昼だよ。
ゼリービーンズ、ごちそうになりまーす
[昼食を取ってくれる気になった二人に、にこやかに笑みを見せて]
では、気の変わらないうちに行きましょう。
そもそも空腹で薬を飲むと胃が荒れるんですよ。何か消化のいいものを入れてやらないと。
[ほっとした様子のリックに小声で]
説得が上手いね。助かった。
確かに、男二人は少々虚しいです。
[言葉とは裏腹に楽しそうに笑む]
う〜ん……
[唸ってみたところでわかるはずもなく、
熊を抱き締めたままに首を傾げて、
はっと、
買い物を頼まれていた事を思い出す。]
早く、済ませなくちゃ。
[くるりと踵を返して広場を離れて、
さまざまな店の立ち並ぶ大通りへと。]
今は、えっと。
診療所を出て、レストランにいくところだよ。
ヘンリエッタもくる?
…でも気になる大道芸って。
……なんだろう。
あとで、ちゃんとみにいってみる?
信じてないけど行くのか…少々矛盾してるね。
まあ、何はともあれ食事が先だ。
脳の活動には多大なるエネルギーが必要だから。
[だからゼリービーンズも必要不可欠、と笑ってレストランへ]
別に。
レベッカさんも、おなかすいてるみたいだし。おれの説得のせいじゃないと思うよ
…ヴィンセントさんと二人で食事とか、本当にむなしすぎるって
ふふふ、リック君もご飯食べないと、いつものリクつのキレが悪くなっちゃうものね。
ぷふっ…くすくすくす。…あいたたた。
[自分の駄洒落に頭痛で自爆した]
だって、信じてないけど、説明したのはあのマジシャンさんだしね。
だいたい、体と魂のつながりとかさっぱりそんなの見えないし、科学的根拠ってのがないじゃないか。
信じられるわけ無いよ。
問題はおれが信じてるとか信じてないとかじゃなくて、
周りの人がどう思ってるかってのもあるでしょ
ま、信じてないっていっても、それが本当の場合のことも考えておかないとね。
さてさて、困ったね。
DOLLがいれば目となってもらえたのだが…。
まあ、団長が後れを取ることもあるまいが。
何と言っても、ニーナさんの魂すら手中に収めた御方なのだから。
そっか。おつかいか…
じゃあ、早く終わったらおいで。
それに、食べ終わったら、サーカスに行くよ。
そしたら、気になる大道芸を見れるかもしれない。
[リックの言葉を一通り聞き、苦笑しつつ]
ほう、そうですか。
私はその話を知らないので、詳しい事情がよくわからないのです。
昼食ついでに話していただけるとありがたいですね。
[そして少年にだけ聞こえるように]
――私は、見えますが。
え……、っと。
[買うものは調味料に果物に、
小物ばかりだけれど量は多くて、
やたらと時間がかかってしまう。
一応手提げ袋は持っているけれど、
熊を連れて来たのは失敗かもしれない。
いろいろな露店を巡った後に、
メモに書かれた最後の一文を見て。]
……うーん?
うん、早く。
頑張る。
サーカス、行くの?
……だいじょうぶ?
[昨日の会話が気になっているようで、そう尋ねて、
それからもうひとつ質問を]
毛糸って、雑貨屋さんかな。
[少し薬のせいでぼうっとしてきたのだろうか、ふたりの会話は頭の中を上滑りしていく。]
ね、マスター。
ニーナ、来てない?
[想像しつつももしや、と期待していたが、やはり想像通りの答えが返ってきて落胆しつつ、それでもきっちりオムライスを注文した
[いつものカウンターではなく向かい合わせの席へと移動し、先に二人を座らせてから自分も座る]
私は今日のランチを。
お二人は何にします?
[やはりニーナを知らないというマスターに、小さく頷く。
注文が来るまでの間、二人の話す昨日の出来事に興味深げに耳を傾けた]
大丈夫だよ。
こわいって思ってるから、逃げやすいようにしてくし。
ヘンリエッタもね。
[昨日のことは、よくはしらないけど]
[少女が扉を開いたのは雑貨屋で、
そこには店主はおらずに女性がひとり。
少女のことはきちんと覚えていたらしく、
にこやかに挨拶をされて慌ててお辞儀を返す。]
こんにち、は。
……えと、毛糸、ありますか?
[少女の質問に対して女性はひとつ頷いて、
レジを離れて店内をゆったり歩むのだけれど、
辺りの物を壊さないか、内心、はらはら。]
[無事に発掘された毛糸に安心して、
取り取りの色の中から赤を選んで。
袋に入れる女性の姿を見つめながら、
店主がいない事に首を傾げていれば、
診療所へと向かったことを告げられて、
昨日の様子を思い出して眉を顰める。
……とは言っても、実は少女も、
よくは覚えていないのだけれども。]
[買い物を済ませて帰ろうとしたけれど、
ふと、
店内を彩るさまざまの品物に視線が移り、]
……あげるなら、食べ物より、
こういうのの方が、いいのかな。
[ぽつんと落とされた呟き。
聞き留めた女性にいろいろと尋ねられて、
*帰るのは大分遅れてしまったのだとか。*]
[大きなオムライスをペロリと平らげ、昨日の話をしたり聞いたりしながらふあぁ、とあくびをひとつこぼした]
あら、ごめんなさい。
お薬が効いてきたのか、眠たくなってきたわ。
ふむ…コーネリアスさんが占い師で、町の人からアーヴァインさんの記憶が消えたのは彼を占ったためだと。
そしてニーナさんが自分を占えば本物か偽物か見極められる、と。
[ザクリ、とフォークでフライを差して口に運ぶ。
それを思考ごと噛み砕くように咀嚼し、飲み込んでから]
それがどういう意味かはニーナさんがいなくてはわかりませんね。
…まずは彼女を占ったのかどうか確かめるのが先でしょうか。
いえ、ぼんやり見えるだけで話は出来ないのですよ。
お役に立てなくてすみません。
ですが恨み言など聞こえたら、医者など続けていられませんね。
[リックの質問にも苦い笑みで答えつつ、食事を終える]
レベッカさん?
眠いなら無理をしない方が。一度家で休みますか?
[欠伸をする様子に気遣って]
見える?…えぇと…何、が…?
[話しながらも、薬で目がぼうっとして焦点がぼやけてくる。
医者の心配げな申し出に素直に従うことにして]
えぇ、すみません。
ではお言葉に甘えますわ…。
[くら、とする頭を押さえて外に出た。
家と繋がった店にまず寄れば、毛糸の入った紙袋を抱えてソフィと話す(というか一方的にソフィが話しているようだが)少女をみかけて挨拶をした。
青い顔を心配されたが、大丈夫、と手を振って送ってくれた騎士達にお礼を言い、2階の自宅へと上がればそのまま上着も脱がずにベッドへと倒れこみ、すぐに寝息を立て始めた。]
/中/
うぐ。
ちょっと覗いたら。
RP村で俺に能力者対抗戦振ると、実は盛り下がる可能性が高いんですがorz
(注:全力スルーの前科あり)
まあ、盛り上げられるように頑張りますか。
投票を委任します。
雑貨屋 レベッカは、吟遊詩人 コーネリアス に投票を委任しました。
[リックと一緒にふらつきがちなレベッカを送り、店の前で別れてガーシュイン家へ向かう]
空腹で薬を飲んだのがだいぶ効いたようですね。
リックくんも無理をしないといいのですが…。
[くれぐれも言い含めておいたが大丈夫だろうか、と呟きが零れる]
夢を--見た。
過去の馬車の事故が、そのまま再現される。
ずっと心の奥底に閉じ込めておいたのに、何故か蓋が開いてあふれ出る。
大きな土砂崩れ。
まるで山がひとつ崩れるかのような。
あぁ、やめて。思い出させないで。
海で遊んでいる時に、津波がくる。
川に行けば鉄砲水が来る。
----ただの、不運、不幸が続いただけ。
でもどうして------私の、まわりだけ。
エレノアさんの様子に変わりは? …そうですか。
ほう、ハーヴェイくんが。お見舞いに、ではないのですね。
[ハーヴェイが様子を探りに来たことを聞き、レンズの下で目を細め]
ふむ、特に変わりはないですね。少々脈が遅めでしょうか。
念の為に栄養剤を打っておきましょう。
すみませんが絞ったタオルを持ってきていただけますか。
[注射する前に拭きますので、とメイドを部屋から出させ。
仲良く鎮座している白と黒の扇を手に取る]
すみませんね、下手な勘繰りを呼びたくはないのですよ。
出来るだけ多くの――が必要なのですから。
[エレノアの抜け殻に、いっそ優しいまでの囁きを落とし。
二つの扇を鞄へと仕舞いこむ]
それでは、私はこれで。
[診察を終えてガーシュイン家を後にする。
メイドは二つの扇が消えたと気付くことなく、*深く頭を下げた*]
吟遊詩人 コーネリアスが「時間を進める」を取り消しました
双子 リックが「時間を進める」を選択しました
さて、今日はどんなお客様がいらっしゃるでしょうねえ。
[鏡の迷宮の傍、「神秘のカード」の看板を掲げて、テーブルにカードを広げている。]
案じることはない…
我が存在は永遠にして不滅。
たとえ、この身体が何者かに害されたとしても、些かの不都合も有りはしない。
[ヴィンセントの懸念を読み取って囁いた]
[いくつかのマジックを客に披露して、少々休憩を、と天幕の方に戻りかけると、軽業師の一人が、密やかな足取りで近付いてきて、何事かを囁く]
へえ…ヘンリエッタさんが、また来ていたんですか。
小さな女の子が、あまり一人で出歩くのは危ないと思いますけどねえ。
[くす、と笑う]
[天幕の中に入り、輝く氷の柱に歩み寄る]
………
[霜の華に覆われた表面をそっと撫でると、すう、と氷の中の白い姿が浮かび上がる。]
もう少し…
[銀の絹糸に縁取られた真白な面差しは、笑みを深めて見つめる顔に、何処か似ていたかもしれない……]
ふあ。
[大あくびをして目を覚ました。
ベッドの脇に置いてある目覚まし時計を手繰り寄せる]
何時間寝たのかしら…。
リック君きたのかしら。
[立ち上がり、首をコキコキ鳴らしてみる。頭痛は治まったようだった。]
/中/
いない時間に一気に進むと辛いが、やっぱりそれぞれに時間の都合もあるからねー。
そこは、大事にしないと。
さて、どこから動いていきましょか。
テンション上げていかないと……って、BGM変えるか。
これだとアップダウンが激しい(汗)。
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
[診察の帰り道。
耳に届いた囁きに、茶色のレンズの下で恭しく目を伏せる]
…はい、団長。
我らが永遠の魔術師よ、全ては貴方様の御心のままに。
[畏怖と敬意を込め、囁き返す]
さてっと。
……ちゃんと考えてかないとなぁ。
んーと、あのマジシャンさんは、ニーナさんを、占った? ってことと。
占ったなら、なんでって聞かないとだね。
あとは……
ま、いっか。
ニーナを取り込むことが出来たのは、幸運の成せる業だったがな。
あのシャーロットの魂が持っていた力が我の力を強めたのだ。
本物が偽物を助けるとは皮肉なことだ。
どこにいるかな、マジシャンさんは。
えーとすみませんー
あ、あっちですか。ありがとうございます。
…………ピエロは見ない見ないっと。
時の流れは無限、カードも無限、この世の不思議も無限です。
皆様の楽しみも無限でありますように。
[手のひらから滝の流れるようにカードが流れ落ち、テーブルの上に溢れんばかりの小山を作っていく]
[最後にそのカードの山がぽん、と白い煙を吐いて消え失せると、見物客の間から拍手喝采が沸き起こった]
ありがとうございます。今宵の魔術の実演もお楽しみに。
そうですか。さっきヘンリエッタ嬢がいらしたようなので、てっきり御一緒かと…
聞きたい事、というと?
魔術の種ならお教えできませんよ?商売道具ですからね。
[悪戯めかして、人差し指を立てる]
[手を不意に止める。]
――何?
何で・・・・・・
[零れる呟きには、明らかに怯えが含まれていただろうか。今この場にその声を聞く人間はいないが。]
ヘンリエッタ? え、ここに来てたんだ
知らなかった。
何か見てたのかな?
あ、うん。
ええと、占いだっけ? の力で、ニーナさんを占った?
─図書館─
……っと……やべ、いつの間にか寝てた。
[小さく呟きつつ、欠伸を一つ、かみ殺す。
周囲には、古びた本が数冊]
……今になって、こんなモンを読み出す羽目になるなんてな。
昔は、毛嫌いしてたのに。
[呟きつつ、本を書架へと戻していく。
積まれていたのは、占いや呪術や──とにかく、そう言ったものに関する、書物たち]
あの、それはどういう…まさかニーナさんに何かあったんですか?
[顔を顰めて問い返す。その表情は真剣に見えただろうか]
楽しそうだな…DOLL。
[空間を超えて、声が囁く]
楽しみ過ぎて、肝心の時にしくじらぬように気をつけることだ。
[銀髪の青年が天幕を去った後──ふわ、と。
一つの少女の魂が、氷の柱の傍へと姿を現した。
霜が取り払われた合間から中を覗く。青の髪がふわりと揺れた。
…尤も、魂だけなのだから、髪が揺れたのも気のせいかもしれないが]
──…そう、「貴方」なの?
[何を問うたのか、ぽつりと呟いた言葉は誰にも届かずに落ちて。
青を細める。一度ゆるりと瞬いて──その姿はゆらりと消えた。
誰にも悟られない内にと、再びその魂は霧散する。]
[最後の一冊を書架に戻し受付の前へと戻って。
ふと、窓の方へ目を向ける。
通り過ぎるのは、親子連れの姿]
……そういや。
視えるようになっても、視えないんだな……。
ま、当たり前だけどさ。
[小さな呟きと、掠める苦笑。
瞳はどこか、遠くを見て]
さて、感傷に浸ってる間に、動くとするか。
……ニーナの事、気になるしな。
[低い呟きの後、図書館を出る。外で待っていた黒猫は、姿を認めると一声鳴いて、肩へと飛び乗ってきた]
…ログを読みきれて居ないせいか、
ラッセルの設定が未だ掴めていない件!(こぉら
こっちで絡んだら、面白そうなのになぁ。
ええ、それはその……占いの力は、アーヴァインさんの後は使っていないです……と、思います。
[そして返事は些か歯切れが悪い]
と、思うって、どういうこと?
よくわからないんだけどさ。
みんな、ニーナさんのこと、忘れてるんだよね。
どうしてだろうって思ったら、あなたの言ってたことかなっておもって。
ニーナさんに力は使わない、って言ってたと思ったけどさ。
念のため聞きにきたんだけど……
きて良かった、かな
嗚呼。
本、返しに行かないと。
それに、矢張り――探さなきゃ。
[先程まで居た医者には安静にするように言われたし、本当はそうすべきなのだろうけれど。]
………
[短い沈黙の後、困ったような顔で再び口を開く]
それが、昨日ニーナさんに、自分を占ってくれと迫られたのがやはり意識に残っていたようで……昨夜、ニーナさんを占う夢を見てしまったんですよ。
夢の中ではニーナさんは消えたりはしなかったんで、安心していたんですけど。もしかして……無意識に力を使ってしまったのかも……
[広場に近づくにつれ、響く音楽が大きくなる。
陽気で軽快なその音色だが、今は、違和感が強く感じられ]
……波長があわなくなった……ってとこですか。
[冗談めかして呟きつつ、無意識の内に肩から提げた鞄の紐を握る手に力を込める。
黒猫が、案ずるようになぁう、と鳴いた]
どうしましょうって。
……で、消えても身体は、ええと。
アーヴァインさんの時もだけど、あるんだよね?
本当、よっくわかんない話だけどさ。
それが出来ればいいんですがね。
でも、元に戻す方法なんて、判らないですよ。
私は、二度と戻れないって聞いてますし。
[ますます困り顔]
いっそのこと、私の魂を切り離して迎えに行くとか出来たらいいんですけど。
んー、じゃあそうしてみる?
だって、おれにはできないしさ。
それで戻ってくるならいいんじゃないかなぁ。
って思うんだけど、どうだろ。
男は女を守らなきゃいけないんだから、やっちゃったっていうなら当然それくらい出来るよね?
……悩んでても始まらない、と。
気合、入れて行きましょう。
[軽い口調で言いつつ。不安げな声を上げる黒猫には、心配すんな、と笑みを向けて。
広場へと向けて歩いて行けば、やがて、金と銀とが目に入るだろうか]
……ま、それは冗談にして。
んー、しばらく考えててよ。
その間さ、色々見てくるよ。
ね、今日の目玉はなに? あ。あのピエロはいらないよ。
[うーん、と考え込む仕草]
そうですねえ、もう一人占い師がいれば出来るかもしれませんが、さすがに自分で自分を占うのは無理ですし。
あとは…いや、これはまずいな。
[ぶんぶんと頭を振る]
……おやま、御揃いで。
[そちらへ向けて歩み寄り、軽い口調で声をかける。
黒猫も、挨拶するように尻尾を振って]
なにやら深刻なご様子で、何か秘密の相談会ですか、と。
なんだ、冗談ですか?
本気にして損したなあ…。
あ、お勧めは、やっぱり氷柱の美女ですね、少し氷が溶けて一段と綺麗ですよ。
最終日には、大掛かりな仕掛けがあるそうなんで、楽しみにしていてください。
あら…こんにちは。
[コーネリアスとハーヴェイを見つけて手をふった。
その向こうに、リックを見つけるとちょっぴり舌を出して。]
あ、本気にしてたの。じゃあやろうよー。
なんてね。
んー危ないっていうの、忘れられるわけないと思うけど。
どういうことか聞いておかないともっと危ないと思うよ。だって、それをおれがやってしまったりしたら、大変でしょ?
んーと。
最終日かー。じゃあそれまでに、何かつなぎであるんじゃないの?
昨日みたいに新しい人とかさ。あきさせないためにそういうのやってるんじゃない?
なんて思ったりするんだけどな
[レベッカにも会釈して、小さく溜め息をつく]
何だか昨日の再現みたいになってきましたねえ。
[ニーナさんが居ませんけど、と小声で付け加え]
[リックから聞いた説明に、ほんの一瞬、表情は険しくなるか。
それから、ぐるりと周囲を見回して]
……なるほどね。
それで、今朝、『視えた』……って訳か。
[ため息混じりに言いつつ、ぐしゃりと前髪をかき上げて。
レベッカの声が聞こえれば、そちらに向けて手を振る]
[ふわり、と。
次に少女の魂が姿を現したのは、広場の真ん中。
その姿が見える人は極僅かだろう、悲しい事に。
──尤も、そんな事は遠い昔にもう慣れているけれど。
アーヴァインさんとエレノアさんの気配は、判るのだけれど──
彼女の娘は、どうなったのだろうか。読取れない。
肝心なその二人の魂も何処にいるのか、よく判らないし。]
……久しぶりだと、感覚がいまいち戻らないな。
[小さな溜息を零して、振り返る。
少し離れた場所に揃う、見慣れた顔ぶれに僅かに青を見開いて
彼らのすぐ傍に佇む、銀の髪に気付いて、微かに眉を寄せた]
一人で勝手に出来ることじゃありませんから、其の点は大丈夫ですよ。出来る人も限られてますし…て、だから忘れてくださいってば。
[リックの言葉に手をひらひらと振る]
そうですね、今日の人気は新人の妖精さんかな。
可愛らしくて評判ですよ。確かナイフ投げの実演に出演してるはずです。
たまたまってこともあると思うけどなぁ。
何事も、可能性だよ?
って、妖精さん?
ああ、やっぱり、新人さんなのか。あれでしょ、毎日ちがう「新人さん」を最初から用意してるんじゃないの?
でも、なんか妖精って言われてると興味あるかも。
どこにいるの?
えぇ、もう大丈夫、心配ありがとう。
[にこりとリックには笑いかけつつ、ハーヴェイの言葉とコーネリアスの言葉に耳を傾ける。
話題はニーナのことだろうから、かきまわさないようにと]
──そうかも、しれませんね。
でも、不機嫌なのは、誰のせいでしょうか。
[近寄る事もせずに、恐怖と、嫌悪を滲ませたまま視線を返す。
謎掛けのように言葉を返すも、答えは求めていない。]
そう、視えた。
生憎と、視えただけなんだけどな。
[不思議そうなリックに、ため息混じりにこう返す]
ここから、いなくなった人たちの姿……それが、ね。
えーと、それについてはノーコメントで。
[リックの毎日新人説には、肩をすくめて笑う]
ハーヴェイさんは、そういう力の在る方だったんですか。
話しには聞いていましたが、実際にお会いするのは初めてですよ。
うっわぁ。サーカスってセコイなぁ。
ん、ま、とりあえず。どこだろ? その妖精さん。
見てみたいなぁ。
ピエロみたいに、悪趣味じゃないでしょ?
教えて欲しいな
あー……どう、説明したもんか。
俺も、自分の事ながら、はっきりわかってないとこだからね。
[リックの問いに、苦笑しつつ空を見上げて]
ここ数年は、衰えてたんだが……昔から、ね。
霊魂とか、そういう類の物が視えたりするんだわ、俺。
[言葉自体はあっけらかんと。
それでも、瞳はどこか冥いだろうか]
……そりゃ、こんな能力ある、ってぽんぽん言いふらすヤツ自体、そんなにいないだろうし……無理もないだろ、それ。
[空に向けた視線を、コーネリアスへと向けて。
ひょい、と肩を竦めつつ、こう言って]
[リックのツッコミには無言で笑う]
今の時間なら舞台の方じゃないでしょうか?
新しくて人気のあるものは、一度は舞台に上げますからね。
[どこで、との問いにはそう答えて返した]
コーネリアさんが占った、という確証があるんじゃないなら…
ニーナ、どこかにいるかもしれないのよね…?
[耳に入れながら呟く。]
/中/
正直、このシチュエーションだと凄くやりにくいとこはあるんだけどねー。
ちなみに、霊能者対抗戦で熱くしようとしていたなら、悪いがのりません。
墓下見れる方とじゃ情報量に差があってやり難いから受け流すよ、なにがあっても。
でないと、こっちのロールが崩壊する。
その気持ちは、とても良く判りますよ。
[ハーヴェイの言葉に、深く頷く]
あ、でも視えるということは、ニーナさん達はまだ消えたりしてないんですね?
良かった。少し気が楽になりましたよ。
──…そうですね。
でも、予想が当たってて欲しくなかったのも、本音です。
[小さく溜息を零す。ゆるりと、視線を上げて]
「この前」は知る事が出来なかったのだけれど。
今聞いたら、教えてくれますか。
[何がしたいのか。
ゆるりと首を傾ぐ。さらりと青が揺れて。
答えを、期待している訳では無いけれど。ずっと気になっていたから]
[ラッセルの病状も、やはり軽い風邪だった。
もしくは軽い疲労としか説明できない類の、季節の変わり目の調子悪さというべきだろうか。
消してどこかが特別悪いわけではないのだけれど、安静にするのが唯一の特効薬で。診察を終えた医者は当然のように安静を言いつけた]
…アーヴァインさんのことで気に病まれるのは判りますが、貴方まで倒れてしまっては何にもなりません。
まずは元気になることが先決です、ゆっくり休んで下さい。
[ややぼんやりした様子のラッセルへと心配そうにそう告げてから、アーヴァイン家を辞した]
[判る、との言葉には、曖昧な笑みを掠めさせるだろうか。
短く鳴いて、頬に顔を擦り寄せる黒猫を、そう、となでて]
消えてはいない。
……が、普通に考えてもまずい状況なのは間違いないだろ。
魂と身体が不自然に切り離されてるんだから。
その内、相互に保てなくなって、消滅する可能性もあるんじゃないのか?
[診療所へと戻り、診察と往診の報告を終えた頃には既に外は暗く。
早足でメインストリートを進んでいく]
もうとっくに行ってるでしょうね。
…大丈夫だといいのですが。
[目指すはサーカスの広場]
[レベッカの呟きに視線を向け]
どこかに…居てくれるといいんですけど。
[ハーヴェイの指摘には暗い表情で頷く]
その危険はあると思います。
私は、切り離されたらすぐ消滅してしまうものかと思っていたくらいですから。
危険があるとわかってるなら、どうにかせんとならん訳だが……。
生憎と、その方法がわからん。
さっき、図書館で軽く調べてみたが、さすがにその手の情報は見当たらんかったし、な……。
[はあ、と。ため息を一つ、零して]
──そう。
永遠って、良い響きですね。
[返って来た答えに、何故か。
少しだけ驚いたように青を緩く瞬いた。
──視線を向けたまま、微かに、浮かぶ笑みは]
…でも、ごめんなさい。
まだ私、ブランさんに与えてもらうような、安息は要らないもの。
[ふわりと、青が揺れる。
微かな風をまとって、少女の魂はその場から姿を消した]
大丈夫でないわけがありませんけれどね。
[心配していたのは、彼等ではなくサーカス]
いえ、団長の力を侮っているわけではありません。
大人数で押しかけられて、団長のお手を煩わせるのが申し訳ないのですよ。
貴方にはもっと大切な仕事があるのですから――
[脳裏に浮かぶは氷柱の麗人]
おやおや、振られてしまいましたか。
[くすくすと笑う]
だが、お前はすでに我のものだよ。可愛いニーナ。
[虚空に向けた言葉は、少女の耳に届いたか?]
ふふ、いずれ我のものになる魂の持ち主達だ、相手をしてやるのも楽しみの一つだとも。
お前が抜け殻を飾り立てる楽しみと同じようなものだな。
[レベッカの問いにそちらを見やり。
小さく、ため息をついて]
ああ。町の中にいる。
町の中……って言うか。
[言いつつ、ぐるり、周囲を見回して]
……どうも、ここの敷地内にいるらしい。
はっきりとした場所まではわからんが、今朝視えた風景は、ここだと思う。
[やや、声を潜めたのは周囲を慮ってか。
それからまた、零れ落ちるため息]
……何せ、意識して視ようなんて思ったのは、それこそ十年ちょっとのご無沙汰なんでな。
上手く、使いきれてないらしい……。
切り離されたもの同士を再び繋ぎ合わせる……か。
[ため息をもらすコーネリアスの言葉に、軽く肩を竦めて]
魂と身体は、精神の糸で繋がってる、なんて説もあった気がしたけど。
仮にそうだとして……そんなもん、どうやって手繰ればいいのやら。
え?ここに居るんですか?
[ハーヴェイの言葉にきょろきょろと辺りを見回す]
……もしかして、私を恨んで取り憑いているとか?
[最後の方は小声]
[念の為に司書に尋ねてみた返答は、矢張り予想通りのもの。]
本当に、消えた――のかな。
[空の鞄を抱えて空を見つめる碧は何処かぼんやりとしている。]
[ちら、とリックの方を気にしてから、ハーヴェイの傍に近寄り、小声で囁く]
あの……ニーナさんやアーヴァインさんに特別に親しかった方とかはいらっしゃらないんでしょうか?
すっかり、遅くなっちゃった。
[買い物を済ませて祖母の家に戻った後、
ご飯を食べたり手伝いをしたりしていたから、
彼との話に意識を向けることも出来なくて]
リック、今、どこ?
[*居場所とわかったこととを尋ねようと*]
[広場では華やかに音楽が鳴り、ピエロ達が数珠繋ぎとなって曲がりくねりながら、おどけた仕草を見せていた
先頭のピエロの抱えた鳥はぴかぴかの金色に塗られている]
今日も楽しげですね。
[茶色のレンズの陰でその中の一人を見やり、喉の奥で小さく笑って通り過ぎる]
……そりゃ、まあ、なあ。
[恨んで、という言葉に、軽く頭を掻く]
アーヴァインさんは自分の仕事を貫こうとしただけな訳で。
ニーナに関しては、『起きないはずの事が起きたかも知れない』んなら。
……恨み言がない、とは言い切れなくないか?
……は?
[囁かれた言葉に、すう、と表情は険しくなり]
アーヴァインさんはまあ……町の、古くからの住人なら大抵はそれなりの付き合いがあると思うが。
強いて言うなら、下宿人と家主の関係にあったラッセルかね。
ニーナに関しては……。
[ちらり、と。視線は一瞬、レベッカの方へ]
俺が知る限りでは、彼女。
でも、それが?
[何か、という問いは静かで、そしてやや、鋭いか]
[ハーヴェイの言葉にうなずいて]
そう…大変ね、どうもありがとう。
でも、その力のお陰で何かわかるかもしれないのね。
し…
[言いかけて一瞬口ごもった]
死んでないって、わかるだけでも。
おや。ではお邪魔しない方がよろしいでしょうか。
[くくっと笑い声が響く]
魂の花はいくら美しいくとも、永遠の美に奉げられるべきもの。
せめて抜け殻なりと飾り、よすがとするだけにございますよ。
…エレノアさんの抜け殻を飾れぬのが残念ですが。
代わりに扇子をいただいてきましたがね。
いえ、ええとその…不確実な話ですし、役には立たないかもしれないんですが……
魂が切り離された後、戻ってきた人が、昔、一人だけいたんだとか……その人には、強い繋がりを持った相手がいて、文字通り、魂の糸を手繰り寄せたんだそうです。
大変……って、ほどでも、ないけどね。
[頷くレベッカに、向けるのは苦笑]
まあ……何かしら、役に立つならいいんだが……。
話ができるとかなら、だいぶ違うんだろうけど、ね。
[ため息一つ。
口ごもった後の言葉に向けるのは、曖昧な笑み。
この力で最初に視たのが既に死んだ者だった事は、言う必要もない事、と心の奥に留め置いて]
学生 ラッセルが「時間を進める」を選択しました
切り離された後、戻ってきた……。
[そう言えば、ニーナもそんな事を言っていただろうか。
ならば、と思うものの、続いた言葉に一つ、息を吐いて]
……最高の悪循環だな。
絆はともかく……呼び寄せるには、違う魂の力が必要になる。
犠牲ナシに叶う願いなんて、ありはしないもんだけど、ね……。
[やがて広場の一角に、見覚えの在る数名の姿を見つけ静かに近寄っていく]
…こんばんは。
何かわかりましたか?
[話の中心らしい二人の邪魔にならぬよう会釈し、そっとレベッカに問いかける]
今?
今は、サーカスにいるよ。
[声を投げて]
ええと、大道芸?
何か気になってたのって、そういえば、新しい人?
だったら、いる場所聞いたけど
[ハーヴェイの言葉に頷く]
……そうですね。やっぱり危険ですよね。
すみません、忘れてください。
むしろ、私が皆さんをなんとか迎えにいけないか、考えてみます。
私の魂を犠牲にしてでも、なんとか…
さて、ここで犠牲になった哀れな占い師として消えてみてやるのも一興だが…
[楽しげな笑みは、俯く顔に隠れている]
いえいえ、扇子自体はそれほどでも。
ただシャーロットさんの力の片鱗を僅かに纏っていましてね。
実体のない彼女の、唯一つのよすがというわけです。
エレノアさんは、いずれ機会が訪れるやもしれませんしね。
[魂はサーカスに、肉体は離れたまま。
いずれは衰弱して――最期の化粧を、とは口に出さずに笑む]
まあ、危険だな。
少なくとも、誰かを危険に晒して、それで戻りたいと思うような連中じゃない……と思うし。
[まして、それが親しくしていた者だとしたらなおの事そう思うのでは、と。
虚空を見つつ、そんな事を考えて。
自己犠牲の発想には、何故か冷たい光を瞳に宿したものの、それは、すぐに消えて]
[リックの言葉に、ふう、と一つ息を吐き]
確かに、それも真理だね。
ああ……妖精さんか。
見てきたら、ぜひとも感想を。
[冗談めかした口調で言いつつ、微かに笑んで見せ]
やれやれ、どうやら、この男も勘がいいらしい。
誰かが親しい相手を助けたいとでも言い出せば、良い口実になるものを。
──…。
[メインストリートより、はるか空高く。
軽く浮いた身体を横たえたまま、ゆるりと目を開いた。
纏わりつく音楽が、この場所でも聞こえる。無意識に、眉を寄せた。
…この姿では、何も出来ないのは、嫌なほど知っている。
下に居ても誰にも気付かれる事がないのが、大抵で
だから誰にも会わない、此処に居るのが「楽」なのは、覚えていた。
前も、今よりももっと幼くて──ただ待つだけだった。
あの時は、ただ一人。手を差し伸べてくれた人が居たけれど]
──…、
[緩く、瞬く。彼女は、今、如何しているだろうか。
少しだけ、ちらりと考えて。身を起こすと、ふわりと姿を消した。
瞬間、足が軽く地上を捕らえる。
…尤もその感覚すら、錯覚でしか無いのかもしれないが]
誰も自分を犠牲にしたくはないのですよ。
もしくは、それほど愛されてはいなかったということでしょうか。
まあ、誰もアーヴァインさんの為に命を懸けようとは思わないでしょうがね。
[くくっと笑って]
ニーナさんなら私もそれなりには親しくさせていただきました。
なんでしたら、私目が哀れな犠牲の羊の役をいたしましょうか?
[いずれ団長が呼び戻してくださいますし、と面白そうに囁く]
全く、人間というのは臆病なものだ。
そこが面白いのではあるがな。
あの少年も、何やら身に覚えがありそうだが。
[逃げるように去ったリックに目を細める]
お前が犠牲の羊の役を、か。
確かにそれも一興かもしれんな。
余所者のお前ならば、惜しまれはしないだろうしなあ?
[声は飽くまで楽しげに響く]
中/
いやもう、ここはどうしても中発言入れさせて下さい。
ヴィンス、あなた最高に良いパートナーですよ。
色々フォローとか気遣いとか助かります。
[青い妖精という言葉に少し軽くなった空気に、男はようやく口を開く]
あの、コーネリアスさん。
魂を犠牲にしてでも、とは一体何を…?
[かいつまんだ説明を受ければ、茶色のレンズの下で考え込むように目を伏せて]
[買い物を終えて家へと戻り、
食事を済ませて町へと繰り出す。
行ったり来たり忙しいけれど、
目指すのはやっぱりサーカスで。
一番気になってしまうのはそこだから、
仕方のないことなのかもしれないけれど。]
嗚呼、可哀想に。
[主達のアーヴァインの話題にか、くすりとだけ笑みを洩らす。
視界の端に、青い姿が映る。尤も、身体の主はそれに気付くことはできないのだが。]
――おや。
どうやらここにいる皆さんは御自分が一番可愛い様子。
なれば、後がないと判らせるも一興。
ええ、余所者の私なれば惜しまれはしますまい。
…貴方様が惜しまれはしないように。
[危険だとは言っても、強く止めようとはしていなかった茶色の髪の青年をレンズの陰で見やる]
余所者を犠牲にして、なお保身に走るや否や。見せていただこうではありませんか。
ふふ、そうだな。
其の上で、私の言葉に信憑性が増せば、まさに一石二鳥というわけだ。
良い事を教えてやろう。
お前は私の力を受けている。
だから、器から切り離せば、アレに触れることが出来るぞ?
[やがて真剣な面持ちで、コーネリアスを見つめ]
私も、ニーナさんとはそれなりに親しくしていただきました。…この町の方々ほどではありませんが。
呼び戻す事が出来るというのなら…手段があるのなら、試させてはいただけませんか。
マジシャンの人の、占いとかいう、ちから。
それで、アーヴァインさんは、魂と身体が離れた?
みんなが忘れた。
ニーナさんは? 多分、ニーナさんも、そう。
それで、ええと。
……魂が消える、んだっけ。
だとしても身体は残る?
でも、わからない……んだったら。
双子 リックは、医師 ヴィンセント を投票先に選びました。
え?いや、ちょっと待ってください、ヴィンセントさん。
[ヴィンセントの申し出に焦った顔を見せる]
それは確かに、あなたはニーナさんと一緒に働いていたんですから、親しくされてはいたでしょうけど……知り合って間もないんでしょう?そんなに強い絆があるとは……
あ、いや、もしかして……
……ヴィンセントさん?
[唐突な言葉に、ゆる、と瞬いてそちらを見やる。
視線は、目の前の二人の男の間を数度行き交い。
とりあえずは、その成り行きを見守ろうと]
?
[子供の足取りは早くはなくて、
赤い色は人混みでも目立つから、
あっさりと見つけられるだろう。
少女のほうも気づいたのか、
立ち止まって視線を巡らせる。]
吟遊詩人 コーネリアスは、医師 ヴィンセント を投票先に選びました。
[ヴィンゼントの言葉をきき、驚いてコーネリアスの腕を掴もうと手を伸ばして]
え。まって。
何か手があるの?
それなら私にやらせて?
[是という声に、恭しく]
――なれば、私めが貴方様のための犠牲の羊となりましょう。
余所者の私では迎えには行けても、縁が弱くて引き戻しきれなかったとなれば、より縁の強い者が出ざるを得ますまい。
……。うん。
[今考えていることは、まだ彼自身も疑いを持っていて。
伝えようとは思わず]
いったい、なんなんだろう
この、サーカス……
ハーヴェイさん、の言った事は。
ここに、いるって。
……アーヴァインさんがいなくなって。
ここで、増えたのは。
あの悪趣味な、ピエロ?
……まさか。
って、レベッカさんまで……。
ちょっと、落ち着きましょうよ。
[コーネリアスに手を伸ばすレベッカの様子に、やれやれ、と息を吐いて]
[コーネリアスの問いかけに、惑うように視線を揺らす。
けれど、答えねば頼みは聞いてもらえないかと、重い口を開き]
……娘がいたら、こんな感じだろうかと思っていました。
[恋愛ではなくとも、情があるのだとの答え]
私としては、あの子供を…手に入れてみたいと思っていたのだが。
[何かの秘密を持っているらしいリックに興味を覚えた様子で囁く]
[ストリート中央の十字路。ここを真直ぐに進めば、広場。
右に曲がれば──自分の、家だ。
視界の端に、赤の髪を持つ青年と、赤の少女の姿が、見えた。
僅かに眉を寄せて、しかし彼も少女にも己が見えるはずが無いと
──少女を待つことを忘れた、嘗ての恩人の下へと駆けようとして。]
[投げられた声に、足が止まる。
驚愕の色を讃えて、青が見開いた。]
……「誰」?
[ゆるりと、其方を見やって。]
[ハーヴェイに言われてふぅ、とひとつ息をつく]
だって…。
ヴィンセントさんより、私のほうがきっと「絆」ってあるかしら、と。
や、ちょっと待ってください、レベッカさん。
[レベッカの勢いに、怯みつつ、ヴィンセントの答えを聞く]
娘、ですか。
[俯いて、考え込む仕草]
意地悪な質問ですね、団長。
ここで恋してるなどと偽ろうものなら、他の誰がより強い絆を持つと言って下さるやら。
[責めるような言葉の割りに、声には楽しげな響き]
…ほら、さっそく釣られてくれました。
けれどここで、はいそうですか代わりましょうとは言えませんね。
こんにち、は。
[ぺこりと頭を下げるとリボンが揺れて。]
ぼくもいっしょだよ。
[熊がそうは答えはしたけれど、
この間とは違う様子に首を傾げ。]
だいじょう、ぶ……?
ううん、
……わからない。
とても不思議な感じ……、
昨日の氷の柱も不思議だった。
あれって溶けてしまわないのかな。
中にいる人はどうしているんだろう。
いえいえ、レベッカさんには是非とも失敗した私の代わりに来ていただかなくては。
魂を刈り取るのは、己から消して言い出すことのない者達ですよ。
ええ、あの子のような。
[リックを揶揄し、喉の奥で笑う]
確かに、そりゃそうだろうけど。
[二人の仲の良さは、傍目にもはっきりわかるほどのもので。
しかし、だからこそ]
……絆の力が強いからこそ、呼び込まれてしまう事もある。
今のレベッカさんは、ニーナや他のみんなを心配する気持ちが先走ってるから、そういう意味、危険かも知れない。
[押し止める言葉が妙に真剣なのは。
多分、古い記憶が引っかかるからだろうか。
今と状況は違うものの、想いの強さ故に、異なる世界へ呼び込まれそうになった過去の]
そうだな。ここで頷いては、ハーヴェイあたりは疑いを強めそうだ。
警戒するに越したことはない。
あの男は特に強い力を持っていそうだからな。
[くすくすと笑うその声が、赤の少女に微笑む青年の身体から発されているのが彼女には分かるだろうか。]
ワタシは人形《DOLL》。
アナタを此方に御連れした主から生み出され、主に仕えるモノ。
残念なことに、未だ未完成なのですが、ね。
7(4-1-2)>5x(2-1-2)(3-2)(3-1-1)(4-1)
>3x(1-2)(2-1)x(1-1-1)x(2-1-0)x(3-0)(2-1)>1
…かな?
今日人狼一人こっち来ないとエピだなぁ。
すると、ヴィンせんせ?
[レベッカを説得しようとするハーヴェイの言葉に頷いて]
そう、ですね…
それに、こんな言い方も可笑しいですが…ヴィンセントさんは強い魂をお持ちに見える。
[じっとヴィンセントの瞳を見つめた]
うまくいくかどうかは判りませんが、試してみてもらえますか?
レベッカさん、何を…!
[レベッカの申し出に、驚いたように振り返る]
いけません、貴方はまだ本調子ではないのですから。
魂と身体が離れれば、残された身体は段々と弱っていくでしょう。
例え失敗しても時間を稼げる私の方が…。
[息を吐き、興奮を収めて]
…それに、危険と判っている事に、女性を巻き込みたくはないものですよ。まして好意を持っている相手ならば。
[最後は少し小さな声になったろうか]
……《DOLL》、…人形?
[少年の奥から響く笑い声に、僅かに青を細め、見やる。]
未完成って、何?
ラッセルくんとは、違うの?
[訳が判らないと言う様に、問いを、重ね]
…さあ、これで私の方からの絆は出来ました。
余所者の私には他に親しい人もいませんし、優しい彼女ならきっと自ら申し出てくれるでしょうね。
[くくく…と喉の奥に笑いを押し込める]
ええ、今宵はあの子の魂を。
リックくんは話していて楽しいですからね。
信じないと言っていたものを目の当たりにした時、彼がどうなるのか楽しませていただきましょうか。
[魂のあつまる気配。ぼんやりと白く。]
シャーロット。
[どうしてだろう。
ヴィンセントの鞄に目がひきつけられて、離せなくて]
うーん…。リックん、いま情報握りつつあるから…
それを根絶させるのは止めた方が、いいんじゃないかな?かな?
とか思ったり、しなくも、ない。
ハーヴしか、動かせる人居なくなっちゃうと思うんだけど、も。
最長でもあと2日だから、そろそろ情報落とさないと、ヤバイすよ。
皆動かない…っつか動けないスよ。多分。多分?
……そうは見えない、けれど。
[同じように眉を顰めつつポーチを漁り、]
甘いの、
食べたら、
元気になる?
[前のお礼もあるからと、
ゼリービーンズを差し出して。]
ああ、けれど。
[ふと思いついたように孔雀色の瞳を細め]
どうやらリックくんはヘンリエッタちゃんに好意を持っている様子。
彼女がいなくなった時、自分を取るか彼女をとるか見るのも楽しげですね。
[あの小さな騎士が自分よりか弱い少女を放ってはおけないでしょう、と喉の奥で笑う]
言ったでしょう。
ワタシは主に造られたモノだ、と。
人形は、器が無ければ完成しないのですよ。
だから――此処で明け渡してくれるのを待っているわけです。
この身体は丁度良い。
吟遊詩人 コーネリアスは、お嬢様 ヘンリエッタ を能力(襲う)の対象に選びました。
[絶句しているレベッカの様子には、やれやれ、と息を吐いて]
……失敗想定で考えるのは、どうかと思うが……?
[コーネリアスの呟きに、ぼそりと突っ込みを]
ハーヴェイくんの言う通りですよ。
貴女は今、弱っている上にとても心を砕いている。
やはり私の方が適任でしょう。
ええ、コーネリアスさん。私からお願いします。
[茶色のレンズを挟み強くコーネリアスを見つめ返した]
えっと…ヴィ…ヴィンセントさん?
あの、お気持ちは嬉しい…のですが…でも、やっぱり、その、絆の強さが、というお話でしたら…
あ、でも、その…あの…。
[俯いてごにょごにょ呟いていると、コーネリアスの言葉が耳に入り]
失敗したら…?!
それは…だめよ。それならやっぱり私のほうがいいわ。
そうですね。
[ハーヴェイの言葉にすみません、と謝る]
では…少しでも成功の確率を上げるために、お二人の力も貸して頂けますか?
[ハーヴェイとレベッカの顔を見つめて言う]
ヴィンセントさんの魂が無事にニーナさんの魂に出会えるように、願って頂きたいんです。
そういう意志の力は魂の力を強めますから。
具合、悪そうなの。
えっと、
[名前をきちんと聞いていなかったから、
上手く伝えられなくて]
赤い髪の、ひと。
わたしよりは淡いけれど……、
[たどたどしくも伝えようと]
[ふわりと集まる気配に目を細め]
ああ、エレノアさん。
シャーロットさんの形見を持ってきましたよ。
[さり気なく鞄に手を触れて、小さな笑いを漏らす]
投票を委任します。
お嬢様 ヘンリエッタは、双子 リック に投票を委任しました。
…。そう。
貴方の事を、ラッセル君は、気付いて無いんですね。
──あれだけの抜け殻を操って、
なのに、身体を与えてもらえないなんて。
[滑稽な話。小さく呟きながら、一歩後ずさる。
丁度良い、だなんて。彼の身体とこの「人」は、とても似合わないのに。]
そこまでして、その身体を手に入れて。
……貴方も、「永遠」を求めてるんですか?
具合悪そうな……あ。ラッセルさん。
[そういえば知ってるのかすら知らずに嘘ついたなと思いつつ、
まあ知り合いだったら良かった、なんて。
そんなことを考えた]
意思の力は……ね。
確かに、それは一理あるな。
[コーネリアスの言葉に、小さく呟く]
……と、言うか。
改めて言われるまでもなく、俺はずっと願ってるよ。
消えたみんなが、ちゃんと帰って来る事を……ね。
[言いつつ、肩の黒猫をそう、と撫でる]
……いきなり誰かがいなくなるのは、楽しい事じゃない。
親しんでいたものなら、尚更……な。
[コーネリアスの言葉には、少しあきらめの表情をしながら頷いた]
わかったわ。
どっちも戻ってこれるように、祈る。
アーヴァインさんも…かしら?
見えない・・・・か。
[如何説明したものかと、困ったように。妙なことだと混乱させてしまうかも知れない。]
有難う。
うん、そうかも知れないね。
[少し瞬いて、差し出されるゼリービーンズを受け取る。]
雑貨屋 レベッカは、書生 ハーヴェイ を能力(守る)の対象に選びました。
雑貨屋 レベッカは、医師 ヴィンセント を能力(守る)の対象に選びました。
アーヴァインさんのことは…ラッセルさんに願ってもらった方が確実かもしれませんけどね。
会うことがあったらお願いしておいて貰えますか?
[レベッカの言葉に、真顔で答えた]
[レベッカから少し視線をずらしたままで]
ここまで言っておいて、はいそうですかと交代出来るほど私は恥知らずではありませんよ。
それに、医者の言う事はちゃんと聞かないと。早く良くなっていただきたいですからね。
[柔らかい笑みを見せて、コーネリアスの言葉に頷く]
そうですね、祈っていただければ頑張れるかもしれません。
医師 ヴィンセントは、お嬢様 ヘンリエッタ を能力(襲う)の対象に選びました。
投票を委任します。
医師 ヴィンセントは、吟遊詩人 コーネリアス に投票を委任しました。
ヴィンセントさん。今夜は、早めに宿で眠ってください。
眠りが深い方が魂は離れやすくなります。
こうなると、私とあなたが同じ宿に泊まっているのも、なにかの奇縁のように思えますね……
形見って、貴方――。
[手を振り上げて、平手で打ち叩こうとするも、その手は届かずに。
唇をかみ締めると、姿はその場で霧散した]
>7(4-1-2)
>5(3-1-1)
>3(2-1)x(1-1-1)x(2-1-0)x(3-0)
>1
の確定か。明日が土曜日。日曜エピか…月曜エピだけど。
さて、どっちかな。
さて。
勘づいて来てはいるようですが、ね。
――そろそろ、待つのも飽きました。
墜ちてきて頂きましょうか。
[くすくすと笑い。]
永遠など。
ワタシはただ、主のお役に立ちたいだけですよ。
その為に在るのですから。
どこかで、休んだりしなくて、へいき?
家、帰るとか。
[きちんと受け取られたのに安心したけれど、
やはり具合がいいようには見えなくて。]
[取りあえず、まとまったらしい話に、一つ息を吐いて]
……取りあえず、人数が多い方がいいって事なら、リックにも知らせてくるよ。
さっきの話題の妖精さんも気になるしね。
[そっちは任せたから、と言いつつ。
少年の姿を捜して、その場を離れて]
ええ、あの子は美しい。飾れないのが残念なくらいに。
[ふと孔雀色の瞳に楽しげな光を浮かべ]
もしよろしければ、あの子のメイクの間だけ団長の身体をお借りしても?
[無理でしたら代わりにメイクして下さい、と笑みを見せた]
[振り上げられた細い手は、男の頬を叩くことなく通り過ぎる]
おや、まだシャーロットさんは消えてはいませんでしたか?ですが時間の問題ですよ。
…せっかく持ってきて差し上げたのにね。くくく…。
[霧散する姿にも笑みのまま]
[ハーヴェイの言葉に、何度も頷きながらコーネリアスの言葉にもうなずく。]
えぇ、えぇ。勿論。
あったら、というか伝える為に探しにいってもいいわ。
[言った所で立ち去るハーヴェイに、手をふった]
──今度は、エッタちゃんにまで、手を出すのね。
[魂を響かせる、聞覚えのある声に、緩く瞬いた。
止められるものなら止めたいけれど。
魂だけのこの姿では、叶わないことは痛いほど判っている。
きゅと、唇を噛締めて。]
…例え造られたとはいっても、折角生きているのに。
──自由も知らない。可哀想な人ね。
[真直ぐに、赤い髪を持つ青年へ視線を向ける。
ただ一言紡ぐと、返事が返るより先に*その姿は虚空へと消えて*]
[コーネリアスの言葉に、ひらり、と後ろ手に手を振って、人の流れる方へ。
サーカスの空気はやはり、感覚にあわないのか、ざわつくような感触が消えない]
……どうにも、なあ……。
[何となく呟きつつ、歩みを進め。
注意を喚起するような黒猫の声に足を止めれば、人群れから離れた少年の姿が目に入るだろうか]
ああ、いたいた……。
って、どうかした?
わかりました。
眠りが深いほうがいいなら、薬を飲んでおきましょう。
夢も見ずに眠れるでしょうね。
[奇縁という言葉に頷いて、小さく笑う]
まったくです。
とは言っても、この町を訪ねる人たちは皆あの宿に泊まるようですがね。
はい、よろしく御願いします。
[レベッカの様子には僅かに苦笑らしきものが過ったか。]
それじゃあ、私はこれからまたショーの手伝いがありますから…ヴィンセントさん、後ほど宿でお会いしましょう。
"彼の方"に触れられる喜びの代わりに、抜け殻達を愛でる事は出来なくなってしまうというわけですか。
仕方ありませんね、永遠の美の前に全てはひれ伏すのですから。
…ありがとうございます、団長。
貴方様の腕前、楽しみにしていましょう。
それでは成功率を高める為に、私は先に宿に戻ることにしましょう。
明日こそ、ニーナさんにゼリービーンズを渡せるように。
[渡しそびれてしまったプレゼントを鞄の外から軽く押さえ]
――ああ、そうだ。
レベッカさん、あの試作品のビスケットとても美味しかったですよ。
今度は買いに行きますね。
[穏やかに笑って踵を返す]
[天幕の内、外の様子とは関わりなく、その日も華やかなショーが繰り広げられている。]
[そして、舞台の隅に置かれた氷の棺の中で、白い麗人は微かに昨日より艶めいた肌の色を増したように見えた]
なんでもない、って様子じゃないでしょ?
ああ、こっちは、取りあえず……。
[思わず呆れたような声を上げるものの、ひとまずこちらであった事を説明し]
……で?
君の方では、何かあったの?
[只ならぬ様子に、もう一度こう問いかけて]
――?
[思わずびくりと手を引っ込めて、]
そう、
……なら、いいけど。
[何故だか先程とは違うような気がして、
ぎゅうとテディベアを抱き締めて。]
[微かに聞こえた声に振り返り、そっと髪に手を伸ばして]
…大丈夫、飲みすぎることなんてありませんよ。
これでも医者なんですから。
[宥めるようにその上を滑る]
おやすみなさいレベッカさん…いえ、*また明日*
本当に、なんでもないから。
……なるほど。
わかった。よくわかんないけどわかったよ。
って、本当にしつこいな、ハーヴェイさんは。
まあ……いいけど。
ハーヴェイさんは、偶然が何度続けば、作為になると、思う?
しつこくて悪かったね。
とはいえ、気になる物を放っておいて後から後悔するのは、面白くないからね。
[さらりと、返しつつ。
投げられた問いには、一つ、瞬いて]
……その偶然の内容にも、よるかな。
何でもないような事なら、何回か起きるまでは作為とまではいかないだろうし。
とはいえ、あんまりにも鮮烈過ぎたり、あり得ないような偶然なら……二回目からは十分に作為と感じるかも知れない。
で、それが、何か?
[レベッカの髪から手を離す間際に囁く]
また明日…貴女から会いに来て下さいね。
[茶色のレンズの下、孔雀色の瞳が見つめるのは"永遠の美"]
[ふるふる、
何でもないというように首を振る。
先程までの具合の悪そうな様子と、
全く異なって見えるのは気のせいか。
ざわざわ、
周囲の喧騒が妙に遠くに聞こえて、
蒸気オルガンの音色がやけに耳につく。]
……うん、
サーカス、……行くの。
[だから、と小さく告げて、
くるり、踵を返して向かおうと。]
双子 リックが「時間を進める」を取り消しました
学生 ラッセルは、医師 ヴィンセント を投票先に選びました。
[時は進んで、深夜。
誰も入れないはずのサーカスの天幕に、男が滑り込む]
くくく…。
せっかく持ってきたのに、宿に置いていては楽しめませんからね。
[化粧箱の傍にそっと置いたのは、白と黒の扇子。
それはシャーロットの気配を薄く薄く纏い、静かにそこに在る]
青い妖精……さっきの話題の、か?
[言いつつ、人の輪の向こうへ目をむける。
長身が幸いしてか、人垣の向こうのそれも目には留めやすく]
…………。
[しばし、沈黙]
……なるほど。偶然にしちゃ、できすぎ……だな。
同じく新入りだって言うピエロといい、あの妖精といい……。
見覚えある上に……中に『いない』。
[最後の一言は、リックにのみ届くような、小さな声]
…強く、願うわ。
ヴィンセントさんを…護りたいの。
ニーナも…アーヴァインさんも…
もしかしたら、エレノアの奥様も…!!
狽、ぉぉ私のベリーのゼリービーンズー!!orz
(おまえのって)(おまえのって)
苺でも、ブルーベリーでも良かったのに!に!(…)
[髪の上を滑る手の上にそっと自分の手を重ね、目を閉じて何かを呟いたが、声は届かなかっただろう。
ビスケットおいしかった、の言葉には笑顔を浮かべたつもりだったが、眉尻が下がるのを止められはせず。]
…おやすみなさい、ヴィンセントさん。
また、明日。
えぇ、また明日、よ。
絶対にね。
[言うと、ラッセルを探しに*身を翻した*]
……アーヴァインさん、どういう色だったか、ちゃんと覚えて無いし。
あの悪趣味なピエロ。
ちゃんと見て無いけど。
でも、まさかね、って思うけど。
…………いない?
悪趣味、ってのはまあ、否定しないでおこう。
[さらりと言って。投げられた疑問の声には、一つ頷く]
……あの、身体の中に、魂が『いない』。
さっきも言ったが……アーヴァインさんやニーナの魂は、体から離れている。
……その身体が、ここにいて、動いている、という事は……。
[ぴたりと、足が止まって。
ゆるりと、振り向いて。
こくりと、頷いてしまって。
それでも、
青年のほうは見ないようにしながら、
*サーカスへと歩みを進めてゆく。*]
お嬢様 ヘンリエッタは、医師 ヴィンセント を投票先に選びました。
医師 ヴィンセントは、お嬢様 ヘンリエッタ を投票先に選びました。
まだ、消えてないさ。
すくなくとも、俺にはそう感じられるし……恐らく、集中すれば見ることもできる。
[静かに言って。方法は、との言葉に、空を仰ぐ]
それがまだ、見えんのが難点だが……。
何かしらの鍵となるのは……。
[魔術師殿だろうな、と。真剣な面持ちで*呟いて*]
双子 リックが「時間を進める」を選択しました
雑貨屋 レベッカが「時間を進める」を選択しました
…………
そう、なのか。
でも、まだ、それじゃあ、わからないんだね
……近くにいるのは、監視の意味にもなるかな。
そしたら、おれがその役目になっても……いいかもしれないね。
ほら、大人だと警戒されるし。うん、子供でよかった。
*どう?*
[先程、お菓子の袋をポーチから出した時に、
彼へのプレゼントを落としてしまったことに、
*少女が気づくことはなくて*]
医師 ヴィンセントは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
吟遊詩人 コーネリアスが「時間を進める」を選択しました
[落としたものにさえ気付かない
そんな彼女の事が気にならないはずはなくて――
だけれど、今彼女はどこにいるのか、*よくわからずに*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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