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傭兵 カルロスはかぶき者 ケイジに投票を委任しています。
くの一 アヤメ は 画家の弟子 リディア に投票した
少年 ネロ は 画家の弟子 リディア に投票した
猟師 スティーヴ は 画家の弟子 リディア に投票した
烏賊 ラス は 画家の弟子 リディア に投票した
少女 カレン は かぶき者 ケイジ に投票した
傭兵 カルロス は 画家の弟子 リディア に投票した
執事 ジョエル は 画家の弟子 リディア に投票した
孤児 オーフェン は 傭兵 カルロス に投票した
画家の弟子 リディア は 少年 ネロ に投票した
学生 エリカ は 画家の弟子 リディア に投票した
御令嬢 ロザリー は 画家の弟子 リディア に投票した
かぶき者 ケイジ は 画家の弟子 リディア に投票した
少年 ネロ に 1人が投票した
傭兵 カルロス に 1人が投票した
画家の弟子 リディア に 9人が投票した
かぶき者 ケイジ に 1人が投票した
画家の弟子 リディア は村人の手により処刑された……
孤児 オーフェン は、猟師 スティーヴ を占った。
くの一 アヤメ は、猟師 スティーヴ を守っている。
次の日の朝、執事 ジョエル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、くの一 アヤメ、少年 ネロ、猟師 スティーヴ、烏賊 ラス、少女 カレン、傭兵 カルロス、孤児 オーフェン、学生 エリカ、御令嬢 ロザリー、かぶき者 ケイジの10名。
[哲学という言葉。それはまるで理解していないが、うんうん頷きながら
カレンの、一人は好きか。という問いは]
うん。一人は楽しいよ。でも一人じゃなくても楽しいかな〜
でも一人のほうがいいのかな〜。違うのかな〜。う〜ん
[悩ましげに首をかしげる。
ただそれも、長々としたカルロスの講釈を聞いている内にあっさり霧散して]
わかったよ〜。パスね。パス。あはは〜
[まるで不満も持たぬ雰囲気で陽気に笑う]
俺は自分の考えを言ったまでだが
[問いにラスを見る狐面。]
――長老殿の根拠がどんなものかはしらないが、
リディア嬢が何度も巫女殿に会いにいったりしていたのを目撃していたようでね。
彼女だったら、巫女殿は油断するのではないかということではないかな。
[岩を蹴り、上昇気流を利用して高く上がる。
整えた翼はよく空気を孕み、多少の荷物も影響なく空を滑る。
時折、アヤメのニ翼の様子を伺いつつ、広場へと舞い降りた。]
………長老は? そうか。
[居場所を聞き、儀式の場へと歩を進める。]
…でも巫女さんに近い、って理由だけなら、ジョエルだって居るし。
リディアが、て根拠があったんかな?
[狐の言葉には、やはり少し納得出来ない、といった風に首を振った。]
長老が、リディアさん……を?
……僕、リディアさんが、虚に捕らわれてる、ようには……見えなかった……けど
[狐の言葉を受けて、ラスの服の裾をきゅっと握る]
孤児 オーフェンが「時間を進める」を選択しました
学生 エリカが「時間を進める」を選択しました
まぁ、あまり家を出ることはありませんが…。
今日はオーフェンを探していたのですよ。
昨日リディアの家には来られなかったので。
とりあえず、お元気そうでしたので。
後で、リディアとお話するようにと。
[ カレンの所に居たことは知らない。]
面白いというか…まぁ、興味深いというか。
お友達と呼ぶにはあまりお話しませんが。
[ そう言って考えこむ素振りをみせた。]
猟師 スティーヴが「時間を進める」を選択しました
御令嬢 ロザリーが「時間を進める」を選択しました
[訊ねる語調のカレンには、一つ頷き、軽い口調で笑う]
そ。なんでも、森のお友達なんだってさ。
いやー、お友達らしいから、嫉妬せずに済んだとこだよ。
[ネロが陽気に笑うのを見れば、こちらには安堵の息を零し]
お前が融通聞く奴で良かったよ…。
さァ。
どうして一番リディア嬢を疑ったのか、理由は知らないが――
長老殿も人だということか、と、思うがな。
[ラスと、オーフェンを見て]
――あまり好いてはいないように見えたな。
[スティーヴに続いて飛び立ち、風を操る。
飛行が不安定なのは否めないが、遅れぬようにと続き、広場に舞い降りる]
ふうっ……やっぱり、四翼で訓練しないとダメか。
[そんな呟きをもらしつつ、儀式の場へと向かうものの。
奇妙な胸騒ぎがするのは、抑えられずにいた]
[ネロの答えにしばし、首を傾げていたが]
……質問が悪かったのかもしれないな。私は人といるのが嫌いではないし、こうやって知っている人を見つければ酔っていくけれど、一人になりたいときも、ある。ネロも、両方、なのか。
少女 カレンが「時間を進める」を選択しました
少年 ネロが「時間を進める」を選択しました
[ラスに頭をなでられながら、真剣な表情で狐の仮面をじっと見つめる。その下の表情は見えず]
好きじゃないから、疑って、封印……する?
……そんな、そんなの、って……
[拳を握りしめ、小刻みに体を震わせ。やがて広場に向かおうと、ましろに輝く翼を拡げる]
[ロザリーの言葉に微か眉を顰めた。
昨晩は早めに屋敷に戻ったために、オーフェンが最後まで来なかったことは知らぬままであり、]
…結局、あのガキ、リディちゃんの家には来なかったのか?
ああ、でもそうか、無事なら…リディちゃんも泣かずに済むか。ぎりぎりで及第点は付けられそうだ。
[笑み顔のまま、内心でほんの少し苦味を覚える]
さて、今日は誰にするのか決まりましたか?
[ そう離れた仲間へと声を乗せる。]
くすくす…今回は貴方にお任せ致します。
ご自分の破壊の満足のいくように暴れて下さいな。
[ 嗤う声は狂気に満ちており。
愉快そうに言葉を―――――――、紡ぐ。]
傭兵 カルロスが「時間を進める」を選択しました
[風が吹く。
川のせせらぎは、ここからは遠い。
ぺたりと座りこみ、手のひらを地面に。
それから、目を閉じて、翼を広げた。
――零れる、銀の煌めき]
あは。ゆーづー。って何かな?楽しい音楽なのかな〜
[なんてカルロスの安堵しているのには気づいているのか居ないのか。
呑気に陽気に答えつつ
カレンの言葉には考え込むようにして]
そうなのかな〜。どうなのかな〜
………
……
…あは、わかんないや。忘れた〜
でもどっちも楽しいよね〜。あはは
おい、どこいくんだ。
もう遅いから危ないぞ。
…ケイジ、さんはどうする…ッスか?
[白い翼が広がるのが見えたら、後を追おうと膝を曲げ、薄金で空を叩く。
飛び立つ間際、狐には相変わらず微妙な敬語で声をかけた。]
そうだな、私事で申し訳無いが――
「虚」として、まずは俺自身の内側を破壊する意味で、身近な所を、封じてみるよ。
アヤメか、ジョエルか、スティーヴか…封じやすそうな所を、な。
[その声色は、楽しそうで]
[狐の視線も、ラスの言葉も、二人のやりとりも意識には届かず]
……リディア、さん……
……リディア、さん……
……リディア、さん……っ
[地面を蹴り、聖殿のある広場へ飛ぶ。ただリディアの姿を求めて]
……ふたつ。
[薄く開いた金糸雀色が揺れた。
力を使った為か、垂れ下がりかける翼。
音を立てて、己が内へと仕舞い込み、ふらりと歩み出した]
[ カルロスの様子に少し言葉を探る。]
あー…、私も最後まで居たわけじゃありませんが…。
顔を出してない前提でお話してしまいましたし。
もしかすると顔を出していたかもしれません。
ですので、あまり責めないであげてください。
[ あまり考えずに喋るものではないな、と。
だが、きっとオーフェンはリディアの家には行っていない。
なんとなくだが、その確信はあった。]
たしかに遅いから危ないな――
と。
[オーフェンが飛んでゆく。]
――だからおかしな敬語は要らないと言っただろう?
俺は気にせず、行けばいい。
融通は、音楽とは違うが…って、お前……音楽なんか聴くのか?
本当に見た目で判断できない奴だなあ…。
[ふ、と口の端を上げ、]
楽しい音楽とは、すこーし違うけどな。
一回機会があれば、あやめサンに歌を頼んでみな。
あの人すっごい、綺麗な歌を唄うんだ。
−聖殿−
[儀式の準備は既に整っている様子だった。
本人の承諾だけがなく、抗議の声が上がるたび鮮やかな翠光の羽根が舞う。]
……リディアを封じると?
確かにあまり巫女の心配はしていないようだったが。
[夕食に気を取られる姿を見ていた為、そう呟く。
長老は巫女との面会を求め騒いでいたのは巫女を外へ出す為の疑いがあると言い、儀式の開始を告げた。]
[ケイジには、かり、と自分の頭の後ろを掻き、すんません、と一言謝った。
それなりのスピードで飛んでいくオーフェンを、翼を平たく広げて滑空するようにして追った。
木々の隙間をぬうと、オーフェンの体は抜ける間は自分には狭く、ピシ、と枝が頬を叩いて赤い筋を引いた。]
[ロザリーの言葉に]
うん、赤い髪は、目立つ。それにロザリーの場合、陽光の翼も目立つ色だと思うんだが。
ああ、オーフェンなら、どうやら昨日の夜はこなかったみたいだね。今日の朝、施療院に来た。……少し、具合が悪いみたいだったけれど、落ち着いていたみたいだった。
ここに来る前、リディアに伝えておいたよ。安心していた。
[先生から聞いた、オーフェンは虚の気配に敏感かもしれない、それで具合を悪くしているのかもしれない、という話。それを広める事は避けながら、そう伝える]
ロザリーちゃんがそう仰るのなら、少しは考えておきましょうか。
というか、リディアちゃんなら、自分で叱ったりなんだりもしそうだし、下手すると俺の出る幕がなさそう。
[昨日、なかなか現れないオーフェンの分の夕食を狙い、もの凄い勢いで撃退された事が浮かび、苦笑い]
[背後から迫る気配に、一度振り向き。低空を舞う薄金に気づくが、速度は落とさず]
……もう、少しっ……
[体の不調も気にせず、さらに速度を上げて、広場へ]
うん。聞く〜
森にいたらね〜。笛の音がするんだよ〜
後ね。風が吹いたら木が音を鳴らすの。鳥も綺麗に鳴いてね。
川からも音がして、それで、それで
[考えるように首をかしげたが、続くカルロスの言葉に。うんと頷き]
綺麗なのも。きっと。きっと。楽しいね。あは
─聖殿─
[遅れてたどり着いた聖殿。そこで舞い散るのは、翠の羽根]
リディお嬢?
え、なんで……。
[長老とスティーヴの会話を聞きつつ、思わず呆けた声を上げる。
その間に、始められる儀式。
……それに対するものとは違う、何となく嫌な感触に、微かに身体が震えた]
………堕天尸も堕天尸でなくとも、違うと言うだろうな。
お前が無実ならクローディアの話し相手にでもなってやれ。
[大人しくならない様子に舌打ちし、抑えに手を貸す。
常なら聖殿を守るべく真っ先に動きそうなジョエルの姿はない。
目で探す間にも儀式は進み、封じの言霊は紡がれる。]
そうですか。
[ 楽しそうな声色に、満足そうに頷く。]
くすくす、楽しみにしております。
いい報告が聞けること。
[ 広場の辺り気配が集まっているか。]
……誰かが封じられるのでしょうか。
関係のない人たちを封じてくれるなら願ったりです。
[ 妖しく嗤う。]
/*
全力でオーフェンに恨まれフラグを建てている気がしてきた。
それはともかく、イメージが違ってたらすまんリディア。
あの元気のよさから素直に同意して封じられるとは思えなくてな。
ああ、具合悪かったんだ…それで、ね。
[昨日の様子を思い起こせば、おそらくは理由はそれだけでは無いのだろうと思い至りもするが]
それじゃあしょうがない、かな。
…リディちゃんに伝えておいてくれて、ありがとね。カレンちゃん。
[周囲のざわめき、紡がれる言霊。
それらは聞こえているようで聞こえていない]
……なに……?
翼が……疼く……?
[掠れた声で呟きつつ、よろめくように後ろに下がり、その場に座り込む。
肩のラウルが心配そうにくるる、と鳴いて顔を覗き込むのに、大丈夫、と呟きつつ。
額に滲む、冷たい汗を拭った]
[広場に降り立ち、儀式のことを聞くと、一目散に聖殿へと走り込む]
リディアさん……っ!
[中に入り、周囲を見回す。抑えつけられるリディアが視界に入るか]
[ネロの言葉に、ふむと頷いて]
そうか、忘れたか。まあ、楽しいならば問題ないな。多分。
……カルロス、アヤメと知りあいだったのか。それも何だか不思議な組み合わせだ。一体どういうつながりだったんだ?
[カルロスには首をかしげて問いかけた]
[水の流れを辿れなかったのは、
慣れない場所だったからか、それとも――
ともあれ辿り着いた先は、森を抜け、村からも離れた場所。
足は、ふらり、島の端の方へと向く。
ひかりの鳥は、少女よりも先をふわりふわりと舞う。
そのさまは、何処か不安げにも映る。
やがて幾つかの知った気配に気づくと、
淡い金は気持ちばかり速度を上げ、其方へ向かった]
[速度を上げるオーフェンに追いすがろうと、速度を出すけれど狭い場所を通られると否応にも速度は落ちてしまい。
少し遅れて、広場に着くと少し荒く着地して息をつく。]
[ 目立つと言われればその羽根を動かす。]
そうですね…確かに目立つ色です。
探される時には本当に困らなさそうです。
オーフェンはカレン殿の所にいたのですか。
今朝…やはり心配ではありますが…。
ですが、リディアにも伝わっているなら安心です。
[ そう言って今頃配達でもしているだろうか彼女を思う。]
嗚呼、リディアが確かに叱ってしまいそうです。
でも貴方のことも心配していましたよ。
デザートも食べずに…って。
ちゃんと、リディアが食べていましたけど。
[ そう言ってカルロスに笑いかける。]
[ネロの音楽に対する認識に、口許を成程、と動かし]
ホント、良い感性だな。当たり前に思ってることが、お前には当たり前じゃないんだな…。
[呟いて。つい数日前に、翼を厭うような言動をしたエリカのことをなんとなく思い出す。
アヤメとのつながりをカレンに問われれば、苦い顔で、]
えーと、パス2。
[下がれ、と合図する長老の手の動きを見、一足飛びに離れる。
刹那、リディアを中心に光の陣が生また。
その輝きに少女の姿は飲み込まれ、静かに消えてゆく。
―――光の渦が治まる。
残ったのは封印樹の葉の様に鮮やかな翠色の羽根のみ。]
[昨日の様子をロザリーに言われ、曖昧に笑う]
ふうん…リディちゃんが俺の心配をねえ。
そう言うのは、目の前でしてもらえると嬉しいもんだけど。
[不意に視線を動かして、それに指を指す]
なあ、ネロ…。お前がこの間言ってた金の鳥ってのは…アレか?
……っ!リディ……っ!
[取り押さえられたリディアが、光の陣に包まれ、消えていく。その光景を呆然と眺め。後に残された翠色の羽根を、瞬きもせず見つめている]
[オーフェンの姿を見つければ後ろから駆け寄って肩に手をかけ、リディアに駆け寄るのではないかと心配してそっと抑える。]
…リディア。
[言葉は、それ以上出なかった。]
[ 広場から感じた光の波動に一瞬、身体が緊張する。]
―――――――ッ!
[ それから聞こえた声で辻褄があった。]
嗚呼、リディアですか……。
お友達だったのですけどね……。
それは…、残念です。
[ 言葉とは真逆に、笑みが抑えられなかった。]
うん。楽しいよ。だから問題ないんだよ〜多分。あはは
[と、カレンの口上を真似して答えつつ
カルロスの言葉に]
あは。だって、だって。全部全部じゃないと
あ
[答えている最中に視線は現れた金の鳥に注がれて]
あは、これだよ〜。これ〜。
本当に暖かくないのかな〜
[と鳥に向けて、そっと手を伸ばし]
……無事に封じたか。これで終わればいいが。
[乱れた紫紺の翼を一度羽ばたき、背に沿わせ畳む。
翠の羽根が空を舞う向こうに、オーフェンの姿が見えた。]
…………リディアはもういない。
今は結界樹の中だ。
[低い声は淡々と事実だけを告げる]
[ カルロスの言葉に苦笑いをする。]
それは本人に言ってやって下さい。
リディアこそ、ツンデレという奴なのですから。
[ 彼女に言われて、調べた言葉を使ってみた。]
――――…?
[ 不意に飛び込んできた金色の鳥。
くるくると回る様子を右目で追う。]
[肩に置かれたラスの手に、抑えきれなくなった涙が零れ落ちる]
……っ……リ……ディ
[立ち尽くしたまま、小さく嗚咽を漏らす。事実を告げる低い声は耳には届くが、頭までは届かず]
うん。そうだよ。これが言ってた金の鳥だよ〜
[とカルロスに答え、手を伸ばすも金の鳥はすり抜けていって。
その行き着く先へと視線を向けて]
あ、エリカだ〜。やっほ〜やっほ〜
エリカ。エリカ。それってなんて名前なの?
[ぶんぶんと手を振りながら楽しげに聞く]
そうか。いえない仲なのか。
[カルロスのパスとの言葉に、特に含むところもなく、そう返した。ネロの森の音楽の話をなるほど、と頷きながら聞いていると、カルロスが何かを見つけ、指差した。目に入ったのは、金色]
……あ。
[くるくると回る光の鳥を、身体ごと回って追いかけながら、目を丸くしている]
リディちゃんはツンデレというか…デレツンのよーな。
[ロザリーにはその様に言葉を返して。相変わらず捉え難いネロの言葉に苦笑を零しつつ、金の鳥の行方を見遣る]
…エリカちゃん?……大丈夫?
[その顔を確認すれば、歩み寄り]
[続いて少年の肩に手を掛けるラスに視線を移し、小さく頷く。
もしオーフェンがリディアに駆け寄れば、巻き込まれていた可能性があった。]
……長老、儀式はこれで終りですか。
……………わかりました。
[儀式を終え、疲れた表情で出て行く長老に目礼し見送る。
涙を零すオーフェンに何も言わず、視線をアヤメへと移した。
天を仰ぐ姿に歩み寄る。]
………どうした。何か気にかかる事でもあったか。
………あ、これが昨日言っていた、とりなのか。
[ネロとカルロスの会話を聞いて、納得していると、鳥がすいと人の輪を離れ。ふわりと舞う。その先に見覚えのある、少女の姿を見て]
……あ。エリカ。えーと、体調はもう、回復したのか?それと、この鳥は……知りあい?
[何を聞くべきか迷いながら、そう聞いてみた]
[スティーヴの言葉には、重々しく頷いた。
オーフェンの肩が震えてその頬を涙が伝っている事に気がつけば、肩に置いた手を頭にずらしてそっと撫でた。]
結界樹。
リディアが、虚に捕らわれていたんですか?
[スティーヴに、問う。]
……っ、
[鳥の名を問う声に答える代わり、
短く息を吸って、吐く。
それだけでも、体力を浪費する気がした。
軽く握った拳を、胸元に添える]
私は、大丈夫、だけれど、
……私じゃなくて、他が――消えた。
[眉がきつく、寄せられた]
[どこか、ぼんやりと天を見上げていたものの。
声をかけられ、はっと我に返る]
……ああ……。
なんか、上手く、いえないんだけど、ね……。
翼が……なんかに、反応してる、みたいな……。
それと、妙に……ここらが、騒いで、さ。
[言いつつ、右手を握って胸元に当て]
……そういや……兄さんの姿が見えないようだけど。
どうしたのかな……?
[こんな大掛かりな儀式にいないというのも、妙な気がして。
ぽつり、小さく呟いた]
[ひとしきり泣き、鼻を啜ると大きく息を一つ吐く。その時初めて、ラスの手が頭を撫でていることに気づいた。長老が出て行った方を睨み]
……
[ラスの問いが聞こえれば、アヤメの元に歩み寄るスティーヴへと視線を向ける]
…そんな様子で、大丈夫と言われても信じられないな。
[普段よりやや強い口調で呟くと、上着を脱いで地面に敷く]
まずは、ここに座ってからにしなよ。
――…誰が、とか、どうして、とか聞きたいし、エリカちゃんも伝えるつもりで此処に来てるなら、言うまで休まないつもりだろう?
[ デレツンと言葉が返ってくれば、難しいと溜め息を。
けれど、金の鳥がネロの見たものと一致すると聞けば。]
そうですか…これが…。
[ カルロスがエリカの名を呼べば、その存在に気が付き。
やはり、この金の鳥がエリカと関係があることにも気付き。]
――――――…。
[ 黙って周囲の会話に耳を傾けた。
エリカの口から予想外の言葉が聞こえるまでは。]
他が消えた――――?
何のお話ですか?
[ 眉を寄せる彼女に問い返した。]
[ラスの問いに振り返る。
首は縦にも横にも振らず、長老の出て行った扉を見た。]
………それはわからん。
長老ですら判らないと言っていた。封じる前も封じた後も。
だが堕天尸が封じられ浄化されたなら巫女が出て来られる。
今出来る事はそれを信じて…疑わしき者を封じていくだけだ。
[ラスの目を見て、静かに告げる。迷いはない。]
あは
[エリカの様子を見て、カルロスに続くように近くまでいった。
手を出すようなことをしないのが、自分の体格では無理と思っているのか。そのような意思がそもそもないのか]
消えたの?…あは。そっかそっか〜。
消えたのはかくれんぼなのかな〜。それとも…堕天尸なのかな〜。でも、どっちにしても…あは
ああ、そうだね。落ち着いて。
[カルロスの休めという声を聞いてこくこくうなずいた。しかし、目は食い入るようにエリカを見つめている]
なに、それ……
……リディアさんが、堕天尸かどうかなんて、わからずに封印……したって、こと?
[こみ上げる怒りに肩を小刻みに震わせ。視線を向けるスティーヴを睨み返し、肩に力がこもる。アヤメの様子に気を配る余裕もなく]
疑わしき者…ですか。
[スティーヴの真っ直ぐな迷いの無い目を少しの間見返したが、脇のオーフェンが泣き止んだのを見ればその肩にそっと手を置く。
少し、スティーヴとオーフェンの関係には昨日のことがある為に、その手に緊張が走る。]
[ふるる、と小さく震えるように首を振り]
……恐らく、巫女と同じように、捕らわれて、結界樹に。
でも、もうひとつは…… 違う要因、だと思う。
[ぽつぽつと落とす言葉はちぐはぐで、
半ばうわごとのよう。
他者から聞けば、意味は取り辛いに違いない。
けれど、今は、詳細を説明する意識は回らず]
フィオーラじゃない……
両方とも、翠流のちから。
翠と、萌黄――
少し前まで、さっきまで、共に、居たのに。
[普段よりも白さを増した手を伸ばす。
ふわり、金の鳥は、その手の内に。
包み込むと同時に、ひかりは消えた]
[二人から視線を外しアヤメを見た。
その言葉を聞き、考え込む。
隠された四翼。宿る守護の力。それを口には出来ないが、]
……女の勘と言うヤツか。
ジョエルはどうした。誰か姿を見ていないか?
[別の意味に摩り替えて、周りへと問う。
儀式の準備中、姿を見たものはいないとの答えが返った。]
あの責任感の固まりがいないだと。
………何かあったな。探すぞ。
[荷を片隅に置いたまま、大股で扉へと足を向ける。]
[ひとの気配はない。
下にもいない。
狐はわらって、上から小さなしずくをたらした。
どくりどくりとあふれ出す、やみを。
虚の残滓のように、すこしだけ、たらした。
狐の面を外した男は、すぐにふたたび蓋をして、その場に痕跡を残さずに飛び立った。
向かう先は、広場。]
[堕天尸がまだいると、人にしらしめるためか――
それとも、堕天尸に立場をおしえるためか――
こたえは、狐の口から語られることはない。]
[扉へと歩みながら、睨む子供に目だけ向ける。]
……そうだ。
[答えは短い。
足も止めず、その側を通り外へ向かおうとした。]
そうなんだ〜
[エリカの話を聞いていたのかいないのか。理解したのかそうでないのか。
既に立つ力もない様子のエリカを抱きとめたカルロスに]
あは、もうパスするの禁止禁止〜
エリカを運んでね。きっと楽しいよ〜えっとえっと……でーと?
萌黄と翠……?
[ 翠流のちからといえば―――――。
目を閉じて神経を研ぎ澄ます。]
広場に人が…?
まさか…長老、誰かを封じたのですか…。
[ そして―――――、]
もしや…いや、でも他にその力あるものも…。
けれど……。
[ 膝から落ちるエリカを見ながら自問自答を繰り返す。]
――――――っ?
[ ふいに何かを感じて空を仰ぐ。]
虚の気配…?
どうして、結界の内側から…?
[ 怪訝そうに空を睨む。]
……ま、そんなとこ、かな?
[女の勘、という物言いに苦笑しつつ、ふらつきながらも立ち上がる。
隠した二翼の疼きも、胸騒ぎも消えない]
……まさか……ね。
[ふと過ぎった嫌な予感に、ぽつり、呟いて。
オーフェンに素っ気ない言葉をかけるスティーヴの様子に、またか、とため息一つ]
……堕天尸と確信出来る証拠があれば一番だがな。
そうでなくば疑いの域からは出ない。
[通り過ぎざま、オーフェンを抑えるラスに言葉を返す。]
おいおい…。
[呟きは酷く、苦い。確認と言うよりは、独白のように]
消えたのは2人で…翠と、萌黄…は、羽根の色、か?
これは…誰かに伝えるべきなのか?
[ネロの言葉に、しっかりと頷く]
そうだな。パス3は失格だし…お嬢さん方、今の事、長老か誰かに話しに行ってくれないか?
聖殿か…いや、結界樹か分からんが、頼む。
……そもそもよそ者の言葉を信頼するかどうかも分からないが…。近くにアヤメが居る事を願うかな。
[肩に置かれたラスの手に力がこもったような気がして、今すぐ飛び掛りたい衝動を抑えて、小さな声で]
……そう……
[悔しさに、ぎり、と歯軋りの音を立てる。スティーヴを睨む瞳には決意の色が浮かんでいる]
[地面に足をつけたときに、わずかに体勢が崩れた。
しかしそれはわずかな話。
狐自身ではわかること。虚などほんらいは、使えはしないのだ。]
――さて、と。
長老殿のところに行くか。
[何事もないように、進む。]
うん。失格失格〜。ならないほうがきっと楽しいよ。
でもエリカは、結界樹で、クローディアは清めの対象にはならないっていってたけど
…他の人はなるのかな?鳥の名前は何かな?
[言って、じぃとエリカを見るが、呆とした様子に何も返ってこないため諦め]
そうですね…長老にお話を聞きに行くのが早いでしょうね。
広場に人が集まっているようです、長老も恐らく其処に。
[ そう言って他の4人を見る。]
急ぎたいので、ご一緒する方はお運びします。
といっても、術系統は苦手ですので人力ですが。
[ そう言って羽根を広げる。]
…疑い。
[通り過ぎたスティーヴの背中を見る目には、仄かに暗い色が宿る。
が、それも一瞬の事ですぐに糸にするとオーフェンを振り返り肩に置いた手をポンポンと軽く叩き]
リディアも「大事」だったんだな。
結界樹の、なか・・・?
巫女と同じって事は……虚、か?もう一つは、違う……。
[アヤメではないと聞いて一瞬安堵した顔になったが、すぐに両方翠流、と聞いて厳しい顔になる。さらに問いかけようとすれば、少女は力尽きたように]
……エリカ!?
[倒れこみ、カルロスに支えられる。駆け寄って身体の様子を見るが]
昨日と同じ……感じ。
[扉を抜け階に足をかけた所で、歯軋りの音に振り返る。
こちらを睨む少年の深紅の瞳には、決意が見えた。]
……いい目だ。文句があるなら自分で探して見せろ。
[口の端を上げて挑発し、空へと階を蹴る。]
―回想―
[スピードを上げて飛びつつ、その意識は「虚」によって剥がされる。
ふわり、はがれた意識は更に早く飛ぶ。
黒いソレは、風より早く、飛び――]
ツカマエタ――
[俺の、大事な人。
自宅を出るジョエルを捉えると、一気に肩に手を伸ばし、力づくで封じる。]
ちょうど見えたから声をかけただけだ。
[少しわらいを含んだ声で]
―― 本当に、苦労する生き方だな、鷹目殿は。
[片手を軽くあげた。見送りのあいず。]
この島ごと、この世のコトワリごと壊すまで――
そこで、見てるんだ…!!
[それは一瞬の出来事。
「虚」の力に抗う事も出来ず、吸い込まれるジョエルの顔を見て―― 哂った。]
[広場に人が、と言う言葉にふと目を閉じ、耳を澄ませるようにして、ロザリーの言葉を確認する]
本当だ。そりゃ封じる、と言っていたけれど。もう始めていたのか・・?
行こう。
[頭の中、最善策を模索して、]
いや、俺は広場に行かない方が良い。異端の人物の話を混ぜるよりは…ロザリーちゃんの話が通りやすい。
[エリカの様子を見るカレンには、]
カレンちゃん、薬師だったっけ。…家は、診療所か何か?
近いなら、エリカちゃんをそこに運びたい。
ネロはどうする?俺たちと来るか?
……大事……?
[ラスに肩を叩かれると、涙の跡の残る顔で振り向き]
……うん……何の得にもなんないのに、僕にご飯作ってくれたり、家に連れてってくれたり……
お姉ちゃんになってくれる、って、言って、くれた……大事な、人、だよ
……結界樹の中で封印、なんて……
[顔を歪めて、天を仰ぐ]
[わらいの声音を聞き、不機嫌に鼻を鳴らす。]
………貴様の酔狂な生き方よりはマシだがな。
[そのまま飛び去ろうとして、翼を大きく鳴らす。]
―――ジョエルを見たか?
ネロは、行かないのか?……行きたくないなら、無理強いはしないけれど、気をつけて。
私もきちんと術を使った上でなら、ある程度のものなら運べるけれど……。
[カルロスの言葉を聞いて、どうする、と言うようにロザリーとカルロスを見上げた]
[腰に下げた布で、オーフェンの頬をぐいと拭こうとしながらももう片方の手で頭を撫でた。]
…死んだ訳じゃない。
「虚」に掴まれていたなら、浄化されるんだろう?
それは悪い事じゃない筈だ。
[だろう?と、腰を屈めてオーフェンと目線を合わせてじっと目を見た。]
――――…。
では、カレン殿はカレン殿で判断はお任せしましょう。
ネロ殿は行かれないのですね?
では、私1人で参ります。
カルロス殿、後はお願い致しますね。
[ 自分の思い違いならいいが。
「彼女」が封じられるなんてことは―――――。]
……弱りましたね。
[ そう言って空を仰いでから広場へと飛び立った。]
うん。広場はいかな〜い。
ロザリーやカレンが飛んでくの見るの〜
[カルロスやカレンの問いにはそれが楽しみなように答えるが、次の行動までは言わない。
思いつくままにいる...には計画的なことは難しく]
あは。またね〜またね〜
[と飛び立つロザリーを手を振って見送った]
ああ、施療院。ここからさほど遠くはない。といっても翼でだから、歩くとどの程度かは分からないが……。
[エリカは施療院に居たがらないかもしれない、とも思うが、倒れるのもこれで2回目、急ぎの用件だし、我慢してもらおうかとカルロスに施療院の位置を教える]
[くるる、と鳴くラウルに大丈夫だよ、と声をかけ。
オーフェンは、ラスに任せておいた方がいいか、と判断し]
……結界樹の様子……見て、こないと。
[もし、これで終わるのであれば、変化があるはずだから、と。
ゆっくりとした足取りで、外へ向かおうと歩き出す]
[紫紺の男の挑発的な態度に、深紅の瞳に炎が灯る]
……そう、するよ……
[空へと向かう背中を見送った後、全身から力を抜き大きく息を吐く。ラスに頭を撫でられながら]
うん……そう、だね。
……悪いことじゃ、ない……
[じっと見つめるラスの視線を見返し。視界の端にアヤメの姿が映るか]
俺も、判断はカレンちゃんに任せるよ。
家で、エリカちゃんの容態を見るか、それとも広場について行って現状を知ってくるか。
広場に行くなら、場所だけ教えてくれ。
[教えられれば、承知の意を込めて頷き、エリカを抱え上げる]
分かった、カルロスについていきたいようなら、そちらについていって。
[ネロに答え]
それじゃあ、カルロス、……頼む
[それだけ言うと、翼胞から翼を広げ、飛び立った。あせって動かす翼が、ばさりと鳴る]
[ロザリーが飛び立つ様子をじぃと眺め見送り。
そしてカレンが飛び立つ様子も同じように、手をぶんぶん振って見送って
それから今度の行動を考え、残ったカルロスに]
ねえ。一人でエリカは運べる?
[愉しいとの言葉には鼻を鳴らすだけで答えず。]
……見てないか。ならいい。
[紫紺の翼を大きく羽ばたかせ、高度を取る。
旋回し見えるは結界樹。そしてこちらを目指す淡い金色の翼。]
…………ロザリンド。
[また何かがあったのかと眉間の皺が深くなる。]
[ 飛び上がった時、僅かに気配を感じる。
そちらを一瞬眺めるも、すぐに広場へと意識を向ける。]
リディア……。
[ もしかして彼女が封じられたのではという考えが過ぎる。]
[ 降りたところには男の姿が。]
鷹の目殿、それにケイジ様。
急ぎ長老にお話があって来たのですが。
長老は?
[ そう問いかける。]
ロザリンド。
急ぎか?
[狐は問いかける。が、問われた言葉にゆるりと眼をスティーヴへと向けた。
答えを持つのは狐ではない。]
長老殿がどこにいるのかは――
[カレンの頼みに、しっかりと頷く。
今回ばかりはお嬢さんの頼みとあれば、などと軽口を叩くこともなく、]
気を、つけてな。
[ネロの問いには一瞬だけ、口を止め]
…運べるが、施療院の扉を開ける係がいると楽だ。
ついでに、そこの俺の上着を運んでくれる係も欲しい。
お前がその役目を受けてくれるんなら、少しだけ楽しいことに協力してやる。
……長老は部屋に戻られた。
急ぎの用とはなんだ。堕天尸か?
[長時間、空に留まるのは得意ではない。
飾り柱の上に降り、膝を曲げて手でも支える。]
[ロザリーを追うように、翼を広げて飛ぶ。行きはゆっくりと来た道を大急ぎでたどり。やがて、広場へと降り立つと、広場には、沢山の人。ラスとオーフェンの姿も見えただろうか。ロザリーに重ねるようにして、ケイジとスティーヴに問いかける]
……長老は、結界樹への封印を行ったのか?……誰を?
[誰が見ても覚束ない足取り。
自分でも、マズイか、とは思う。
それでも、じっとしている事がどうしてもできずに歩みを進め]
……ん。
[オーフェンの問いに、足を止め]
結界樹の様子を、見てくるよ。
これで、終わるなら、何かしら、変化があるはずだから……。
[努めて軽く答えようとするものの。
鎮まらない胸騒ぎと翼の疼きは、声の調子をいつもと違えて]
/中/
うん、やっぱりグループ分かれることなんかを考えると、完全に選択ミスだった気がするのですよ。
・・・・ごめんなさい。
あは、そっか〜わかったよ〜
[と素直にいって、おいてある上着を拾い。
エリカを見て]
うん……動かないのは つまんない
[ぽつりと普段とは違う静かな呟き。
そしてそっと。森を。その奥にある結界樹を見てから、振り返り]
しゅっぱつしんこ〜
[常の陽気な声音で、カルロスが歩き出したらついていって、扉をあけたりなどするだろう。とはいっても*終わったらすぐどこかにいくだろうけど*]
[スティーヴは特にジョエルについて気にしているようだった。
狐はまだ知らない――
ロザリーのすぐあとにやってきたカレンが重ねた言葉。]
先ほど会った時は、…リディア嬢を疑っているようだったが。
[ ケイジの言葉を聞いてスティーヴへと視線を移す。
けれど、返ってきた答えはある意味予想通りで。]
いざという時にお役に立たない方ですね。
[ 苛立ちからか、はぁと溜め息をつく。
しかし、ジェエルの名前も出てきたからか、言葉を。]
まぁ、構いませんか。
カレン殿が翠流の気配が2つ消えたと。
萌黄と翠が結界樹に捕らわれたと言われていました。
1つは、巫女と同じ要因。
もう1つは、違う要因だと……。
何か…何か、ご存知ありませんか?
[ 自分の思っていることが外れるといいと思いながら。]
[アヤメの普段と違う苦しそうな様子に]
……平気?
無理しちゃ、だめだよ……
[手を貸してあげて?とラスの顔を見てから、足を止めたアヤメの近くへ]
[風切音に仰げば、仄かな輝きの灰色の翼が見えた。
重ねられる問いに頷く。]
………ああ。リディアを。
[短く返し、ロザリンドと見比べる。二人が来たのは同じ方角。]
[オーフェンの見上げる顔ににっと笑って頷き、アヤメに駆け寄る。]
おい、無理するな。
結界樹に行かなきゃならないなら、連れて行ってやるから。
[支える為、腕を取ろうと手を伸ばして]
……無理なんか、してないさね。
アタシは、大丈夫。
[オーフェンの言葉に、微か、笑んで]
って、だから、無理はしてないって……。
[駆け寄って来たラスにもこう返し、伸ばされた手を避けようと試みるものの、その動きが裏目に出たか]
って、あれ……?
[よろめいた拍子に足の力が抜けて、その場にへたり、座り込み]
……情けな……。
[思わず、口をつくのはため息混じりの一言]
[ カレンを確認した後、返ってきた答えには驚きを隠せず。
飾り柱の上のスティーヴに声を荒げる。]
リディアをですか?!
長老はリディアを封じたのですか?!
彼女が堕天尸なわけないでしょう?
これが……最善の方法であると…そう仰るのですか?!
[ スティーヴを睨みつける。]
[ケイジの言葉に、ケイジが長老と話していたのを思い出す。さらにスティーヴの言葉を聴いて、声の温度が下がった]
封印、したのか。リディアを。
……何故だ、ケイジ。長老は、どうしてリディアを疑ったんだ?
……それと、他に消えている人は、いないか?
[ロザリンドの長老への評価には、無言を通した。
長老の苦労もわかってはいる。]
翠流が、二つ?
リディアと……ジョエルか。悪い予感が当たった様だ。
[萌黄はジョエル、翠はリディアの翼の色。
奥歯を噛み締めて唸る。]
…………堕天尸め。よくも。
[憤りは深い。]
[ネロの静かな呟きに、常より平淡な眼差しを向ける。
けれど、すぐに笑みとともに、片手を上げ感謝を]
おう、ありがとな。少し、急ぐぞ。
途中ショートカットするけど、遅れずについて来いよ?
[選んだ道は、途中崖を飛び降りるルート。
自身の中、ほんの微かに残る青風の「力」を用いて風を起こし、着地の衝撃を弱める。
それにネロが喜ぼうとも、エリカが震えようとも、それらを気にするよりは足を進め、施療院の中へと]
……危ない!
アヤメ、さん……大丈夫?
[座り込んだアヤメを心配そうに見る。何もできることはなく、アヤメの頭を撫でようと手を伸ばす]
…何が大丈夫だって?
でもアヤメの事だから結界樹に行くって言うんだろう?
ほら。
[アヤメの前に屈みこみ、羽根をぺたりと横に倒して背中を向けた。]
乗り心地は良いとは言えねぇけどな?
ああ……大丈夫、大丈夫。
……なんだろうね、妙に気が急いちまってて……。
[苦笑しつつ、言って。
撫でようとする手には、逆らわずに]
……優しい子だね、アンタは。
[ぽつり、小さな呟きを零す]
[内に憤怒を抱いたまま、ロザリンドの目を睨み返す。]
長老は、リディアが聖殿で騒いだのが巫女を外に出す為と判断して封じた。
彼女を封じた事を責めるなら、誰なら堕天尸だと納得できた?
誰を疑う? 誰を封じるべきだ?
―――それを長老に言わずに、文句を言う筋合いはない。
て、ええと。
[ラスの言わんとする所はわかる。のだけれど]
そこまでしなくても大丈夫だって……。
子供じゃ、ないんだから。
[立てなくなっているのは自覚しているものの、さすがに決まり悪いようで、こんな言葉を口走り]
/中/
スティーヴの旦那がカッコ良すぎます。
なかのいきものが惚れますよw
ていうか、能力者が状況進行させずに申し訳ないorz
……?
[おずおずとアヤメの頭を撫でながら、漏れたつぶやきに目を瞬いた後、にこりと笑う]
……乗らない、の?
[アヤメに背中を向けるラスを興味深げに見た後、促すように問う]
[カルロス達の一行が、施療院にたどり着けば、老薬師が迎えに出、エリカの顔を見れば、また行き倒れたのかい、この子は、などといいながら、休ませるための寝床をを用意しようとするだろうか]
…でも、アヤメが飛んでって、落ちたら夢見悪いぞ。
主に俺の。
[かがんだまま、下の方で向けた手の平をひらひらとする。
早く、と言うように]
ジョエル殿が消されたなら…。
まだ堕天尸はいるではありませんか…。
誰かが長老に進言したのですか?
長老がリディアを疑っていただけでしょうっ?!
―――――…。
鷹の目殿、貴方こそ違うと言い切れるのですか。
巫女姫殿を外に出すことは貴方にもできたでしょう?
[ 睨み返された目から、視線をはずす。
冷静な様子のカレンを見て、自身も落ち着こうと。]
[施療院の中に入れば、そこの主であろう女性にエリカを預け、カレンの言っていたことも含め説明を。
当然、注意はネロから逸れており、]
あのガキ…!いつのまにか、いなくなってるし……。
油断も隙も無いな。
[ロザリーや、カレンの向かった側も気にはなるが、施療院に腰を据える。エリカを一人にさせれば、また無茶をするであろうとの思いと、翼の無い自身が向かうよりも、おそらくカレンが帰ってくるほうが早いだろうと言う推測。
理解ってはいても、ただ留まるだけの行動は気が逸り。
時間が過ぎるのをひたすら*じりじり*と待つ]
別に、誰が堕天尸されても構わないですが。
苛々するフリも面倒臭いですね。
[ 苛々するのも、労力を使う。]
嗚呼、ジョエル殿を消したようですね。
お疲れ様でした。
しかし、エリカ殿はやはり何かを感じているようです。 いつか封じないと危険でしょうね。
[ スティーヴから視線をはずした後、呟く。]
[ スティーヴの声に自分の間違いに気が付いた。]
嗚呼、失礼致しました。
カレン殿ではなくエリカ殿ですわ。
気が動転していたようで…申し訳ありませんでした。
[ 視線をはずしたままそう呟く。]
そうだな、俺これから自分で封じたジョエルが居ないことに気がついて驚くとか…本当、笑っちまいそうで怖いよ。
エリカ?
あの…くせっ毛の女か、アヤメんとこの。
障害になりそうなら、封じる。
全部封じて…全て、壊すからな。
あ、ええと……。
[オーフェンにきょとりとされ、更に夢見が悪い、と言われてしまうと、反論の余地はなく。
更に、肩のラウルも首を傾げてじぃ、と見つめて]
……わかったよ。
[結局負けた]
……でも、軽くはないからねっ!
後から、文句お言いでないよ?
[どこかむくれたように言いつつ、背を借りる。
何となく、しっかり掴まるのには、抵抗もあるのだが]
/*
しかし、羽根が病んでいるのに「力」を使えて良いんだろうかと打った後に気付いた。
眠いとだめだねえ…。
まずかったら、村建て様、ホンっトごめんなさい。
[ロザリーと目が合えば、落ち着こう、というようにこくりと頷いてみせただろうかスティーヴとロザリーの会話に]
それは、そう。封印は、しなければならないんだろう。けれどももっと考える余地もあったはずなのに。
リディアは、絵を見てくれと言いにいっただけだったんじゃないか。それでどうして、聖殿の外に出すことが出来る。
ロザリーのいう事は、私もそう思う。ジョエルが消えたのがいつかにもよるけれど、堕天尸がやったことならば、まだ外にいる堕天尸がいる可能性は高いだろう。
[ロザリンドが燃え立つほど、返す声は冷酷に響く。]
ジョエルが消えたのが、リディアを封じる前か後かは判らん。
………仲間がいるのか、いないのかも。
進言した者がいるかどうかは知らんが、
[睨む目を射抜く。]
―――俺を堕天尸と疑うなら、そう長老に言えばいい。
文句なんか、言うに決まってるだろう?
だってそんなフラフラになってるのは俺のせいじゃないからな?
[悪戯っぽく言いながら笑い、それでも文句は言わず。
片手で背のアヤメをしっかり落ちないよう抑えつつ膝をつかって飛び上がる。
揺れて彼女が酔ったりしないよう気をつけつつ、オーフェンがついてくるならスピードや高さも合わせつつ。
暫く空を羽根で叩いて飛べば、じきに結界樹へと*着くだろう*]
[ラスの背に乗るアヤメを少しだけ羨望の目で見て]
ラウル……こっちに、来る?
[ラウルに首を傾げて聞く。二人の側を離れないように、聖殿を出て結界樹へと向かうだろう]
………………………………。
[エリカの言葉に関しては、不可解なことが多い。リディアが封印され、ジョエルの行方が分からなくなったことを知らされ、状況を的確に言っていたらしいことがわかってきた程度。言うか言うまいか迷っていたが、ロザリーが言ったのを聞いて]
……確かに、言った。だから、とにかく確かめに来た。
[スティーヴの、疑うならば言えばいい、という言葉には、むしろあきれた口調で]
……闇雲に、疑い合えばいいと?そういう問題ではないだろう。
[目を逸らしたロザリンドの声に、頷いた。
巫女が消えたと、誰より早く告げた少女が脳裏に浮かぶ。]
……エリカか。なるほどな。
動転は無理もない。気にするな。
……そりゃ、ふらついてるのはアタシの都合だけど。
[何となく、むくれたような声を上げつつ、自身はバランスを崩さぬように、そちらに集中する。
オーフェンの申し出に、ラウルはくぅ、と鳴いて、頷いた。
飛び立ったなら、集まって話し合う者たちの姿が視界をかすめ、その場の空気に嫌な予感が強くなる]
…………。
[ともあれ、結界樹の側へとたどり着いたなら]
……ありがと。
[素っ気ない口調で礼を言いつつラスの背から降り、樹を見上げた]
[カレンのもたらした言葉には、驚きに片眉を上げる。]
……絵を?
少なくとも俺は知らなかったが。…おそらく長老もな。
[気まずそうに唸り、続く言葉に眉間の皺を深くする。]
……リディアがそうであろうとなかろうと。
まだいる可能性は高いか。
[伏せる顔に影が落ちる。*苦悩は深い*。]
[ カレンの言葉に落ち着きを取り戻そうとする。]
嗚呼、失礼致しました。
鷹の目殿も……言い過ぎましたわ。
――――…申し訳ありませんでした。
[ そう言って左目を隠すかのよう、頭を抱える。]
そうですね、闇雲に疑えばいいわけじゃありませんね。
とにかく状況を確認するのが先でしょうか?
[ そう言って溜め息をまた付いた。]
[ラウルを肩に乗せ、飛び立つと、視界の端に見知った集団を見る。前を飛ぶ二人に視線を送るが、そのまま結界樹に向かって飛び、辿り着いた。ラウルをアヤメに返した後、結界樹に近寄り、そっと手を触れて]
ねえ、リディア……さん……そこに、いる、の?
[名を呼びかける。ジョエルのことは知らず]
[目を閉じて、力を凝らす。
気脈を読む術は、自分にはない。母が長けていたというその術を引き継げなかった事が悔しくあるものの、今は]
……アタシの力で、できる事をする。
[小さく呟き、島を包む結界、その力を辿ろうと試みる。
護り手の力は、結界を操る術。
リディアを封じた事で状況が変わっているなら、ここにも変化が生じているだろう、と。
そう、思ったのだが]
……特別、変わった様子は……ない?
[リディアが『虚』に捕らわれていたにしろ、いないにしろ。
結界の強度が変わらない、という事は、即ち]
……『堕天尸』はまだいる……って事か。
聖殿に行ったときに、そう聞いた。
[ロザリーの言葉に、しばらく黙っていたが]
……。
エリカが心配だけれど。結界樹、寄っていこうと思う。エリカがどうしてそれを知ったのか、分かるかもしれないし……堕天尸が封じられたのならば、何か変化があるかもしれないから。
[ぽつりと]
[集中を解いた後、零れ落ちるのは、小さなため息。
直後に、隠したままの翼が痛み、その場に座り込んだ。
ラウルやラスが案ずる声を上げるのには、大丈夫、と笑って返して]
……バテてなんざ……いられないさね。
[呟く声には、決意の響き。
幼馴染の一人が、消えたと知ったなら、それは更に*強いものとなるのだろうけれど*]
[ スティーヴのエリカの名前の反応の仕方は腑に落ちず。]
……エリカ殿に関して、鷹の目殿はご存知のようですね。
まぁ…今更何を言っても仕方ありませんが…。
[ そう言ってカレンの言葉に反応する。]
えっ…嗚呼、そうですね。
結界樹、私も付き合いますわ。
何か分かるかもしれないのは、確かですから。
[ そうカレンへと返答する。]
……堕天尸が、まだ……いる……
[耳に届いたアヤメの言葉に息を飲む]
……堕天尸を封印しない限り、巫女とリディアさんは、ずっと、このまま……って、こと……
多分、そうですよ。
エリカ殿は早く封じたほうが良さそうです。
くすくす、さっき私もリディアが封じられて怒ってみました。
何か気持ち悪いですね。
思ってもないことを口に出すのは。
……まだまだ、壊し足りませんね…。
[ くつくつと嗤いが零れそうになるも。
人前だということもあり堪える。]
お互い、演技が上手いタイプでもなさそうだしなぁ
くく。
まぁでも、暫くは演技が必要だな。
今はまだ…バレたら封じられるだろう。
もう少し、力のある人を封じて動きやすくしつつ…もっと「虚」を取り入れないとな。
[言うと、他に結界樹まで行く人が居ればともに、結界樹まで飛ぶだろうか。水から顔を出した根の上に着地。呟きが漏れる]
……変わっていない。
[幹近くに、幾人かの人影を見つけ、そちらによる]
……何処かでボロが出ないといいですけれど。
[ そう言って溜め息をつく。]
まだ虚の力が足りませんね。
幻視は…だいぶ慣れてはきましたけど。
先程感じた気配のこともありますし…。
まだ、バレるわけにはまいりませんね。
[座り込んだアヤメに駆け寄る。そのつぶやく声に含まれる決意の色は、消える前の巫女を彷彿とさせ]
……無理しちゃ……だめ、だよ?
[アヤメの手をぎゅっと握ろうとする。ちょうどカレンたちの姿が見えれば、手を振って挨拶する]
[ 結界樹の付近に着地する。]
嗚呼、リディア申し訳ありません。
[ そう言って木の幹に触れて謝罪を。]
――――――…。
[ それから、人を見つけるとそちらへ飛んでいく。]
………気のせいでしょうか?
後で確かめて見ます。
貴方のものとも、私のものとも違う闇の匂い。
私も良く分かりませんが…。
[ リディアに謝罪する気持ちもなく、声に返事する。
声はどうやら近いようだが。]
[近寄れば、オーフェンが手を振ってくるのに手を振りかえし、座り込んだアヤメへと駆け寄る。堕天尸がまだ結界樹の外にいる、という姉貴分の言葉を聞いて]
そうか。こちらも、良くない知らせだ。ジョエルが消えたらしい。……この、結界樹の中にいるかもしれないと。
[エリカの言葉だという事は少しぼやかし、そう伝えた]
[ カレンとアヤメの言葉を聞きながら、顎に手を添える。]
――――…まだ外に…ですか。
アヤメ殿も調子が悪そうですね。
カレン殿、後をお願いしてもよろしいですか?
彼女を運ぶのが大変なら、ラス殿にでも手伝わせれば。
[ そう言って羽根を広げる。]
私は私になりに調べてみます。
それでは、お気をつけて。
[ そう言って、結界樹から*離れた。*]
へぇ…闇、ねぇ。
また面白いものだといいな。
…まぁそれも込みで全部壊しちまいかもしれないけどね。
[くく、と咽を鳴らして*笑った*]
……ジョエル、さん?
[その報告にアヤメの様子が一変すれば、落ち着かせようとするか。羽根を広げて去っていくロザりんを見送り]
カレンさん、アヤメさんを……診てあげて……
[伝えた後、アヤメの顔色を見て]
……アヤメだって、やっぱりジョエルの事を言えない。
施療院、行こう。エリカも今、そちらにいるから。ちょうどいい。その方がいいよな、ラウル。
[そう言えば、そばに居る人に、アヤメを運ぶのを頼み、施療院へと結界樹を飛び立つだろうか*]
ジョエルさん……巫女の護衛だから
……自分から、巫女の所に行った……のかな?
でも、みんな、誰かにとって、大切な人……なんだよね
[つぶやくと、ラスとアヤメに寂しそうな視線を送る]
御令嬢 ロザリーが「時間を進める」を取り消しました
[ラスの背中にアヤメを乗せるのを手伝い、施療院へと飛んでもらうことにする。みんなを見送った後]
……きっと、あいつが、堕天尸……なんだ
[聖殿を飛び立つ途中に見た紫紺の四翼の姿を思い出し]
自分で探して見せろって、言った……
……望む所……だ
[スティーヴの姿を探し気づかれぬつもりで後をつける。夜討ちをかける*つもり*]
……自分から?
[オーフェンの言葉に、ロザリーが自殺がどうのと言っていた事を思い出すが]
誰がやったかわからないことだから、なんともいえないけれど。ジョエルは責任感の強い人のようだったから、巫女を助け出すことを放り出して、そんな事をするとは私には思えない。
[わざわざそんな反論をして]
そうだな。巫女が困ったらジョエルが悲しむ。ジョエルが困ったら、ラスとアヤメが悲しむ。君もきっと、そう。誰かが悲しむ。
[独り言のように*言って*]
[抱き抱えられ意識を失って、どれだけの時が経ったか。
崖を下りる感覚を知らずにいたのは、彼女にとっては幸だったろうが。
薄らと開いた、焦点のぼやけた眼。
空を遮る天井から徐々に視線を下ろして、
傍にある他者の像を、朧に捉えた]
……フィオーラ……?
[朱唇が震え、か細く音をつくる]
私……
手、伸ばしたのに、届いたはずなのに、
掴めばよかった、離さなければ――
……ごめんなさい。
[きつく眉が寄せると、
金糸雀の双瞳が小刻みに揺らいだ。
シーツに爪を立て、掻き寄せる。指先の色が変わる程に、強く]
[――けれど、それも束の間。
手から失せる力。
意識は再び、夢現を彷徨う。
張られた膜はまだ薄く、溢れる前に、*瞼の裏に隠れた*]
[カレンと別れる前]
……うん。僕、ジョエルさん、よく知らない……けど
本当に……巫女、大切なら……わざと、封印されたり、しない……かも
……なら、堕天尸、護衛を封印できる……強い人……?
[既知の中、思い当たる相手がいた。最後の言葉は、自分にとっては希薄で、気にとめることなく]
[翼を拡げ、空を行く]
……ごめん……
リディアさんの所、行ってれば……
……一緒に、いたなら……
[それで何ができたわけでもないだろうが、悔恨の情は*残った*]
[ごめんなさい、という声が、聞こえた気がして目を開けた]
―――エリカ?
[ぼうとした頭のまま、辺りを見回す。見た事の無い、それでいてどこか馴染み深い樹と水の気配]
ここは…?
[次第に意識が覚醒すると、すぐそばに倒れている少女の姿が目に入った]
リディア?
[まだどこかふらつく頭を振って、立ち上がるとリディアの傍に近付き、そっと様子を確かめる。その息が安らかであることを見て取ってホッと胸を撫で下ろした]
ここはまさか――
[改めて辺りを見回し、漸く、離れた場所の、もう一つの気配に気付いた]
―――!
[瞬時に翼を広げ、複雑に絡んだ枝を蹴って、上へと羽ばたく]
[込み上げるのは安堵と……一部は呆れであったかもしれない]
まったく、お前という奴は。
[聞こえてはいないと知りつつ、愚痴めいた言葉が口をついた]
[暫しの間、巫女の姿を見つめた後、祈りを邪魔せぬように、静かに下へと舞い降りる]
つまり、ここはやはり結界樹の中、ということだな。
[溜め息]
[エリカと別れ、家を出てから後の記憶は薄い。だが、長老によって封じられたのではない事だけは確信できた。リディアも同じなのかどうかは判らなかったが]
俺もリディアも巫女の血筋…或いはそれが関係するのか?
[未だ眠りの淵にあるリディアを抱きかかえ、個室のようになった場所の一角にある柔らかい草の生えた場所に降ろすと、自分の上着を脱いで、その身体の上に掛けた]
[リディアを寝かせ、辺りの様子を探る間に外の様子を映す水鏡を見つける]
アヤメ…ラス…
[まず目に入ったのは、結界樹の傍の幼馴染み達の姿。オーフェンやカレン、ロザリーの姿も見える。彼等の言葉からリディアを封じたのは長老だと知れた。その理由もおぼろげに察しがつく。自分が長老と話せていれば、とも思ったが]
いや、聞かんだろうな、あの頑固じじいは。
[当のリディアに、自分が頑固者と評されていることなど思案の外だ]
[見えたのはスティーヴと、ケイジの姿]
スティーヴ、すみません。
[自分が消えた事によって、恐らくは、相当な負担を強いられるであろう男の様子に目を伏せる。己の心を断ち切ってでも堕天尸を探し出す決断を降せる者は、この平和な島に多くはない]
/中/
ネタキャラじゃないから、墓下で楽しいことが起こせません。
おまけにリディアとは擦れ違い確定ぽいし(笑)
まあ、そこまで襲撃考慮はできないかw
て、ゆーか襲撃理由が知りたいぜ!死にフラグは今回立てた覚えはないww
[返る答えの内容も響きも裏切り、狐の面はわらう。
その不快さに眉間の皺は深くなり、影の落ちる横顔は暗い。]
…………真か嘘かしらんが、相変わらずだな。
その白の翼、闇に染まってはいなければいいがな。
[海より淡い白の一対。
虚に飲まれ失えば、誰より目立つであろう色を睨む。
だが闇の色を見つける事は出来ず、鼻を鳴らして飛び立った。]
−小屋−
[眠りは浅くても、朝は来る。
光を遮る物のない窓から入る朝日に目を眇め、身を起こした。
朝食に久し振りのまともな料理を口にする傍ら、置かれた荷物に目をやる。昨日もそこにあった、アヤメの草の籠。主なき家に運ぶのも躊躇われて、結局は小屋へ持ち帰ったのだが。]
………兎もカレンに渡し損ねたな。後で行くか。
[結界樹に向かう途中、ロザリンドから伝え聞いた経緯では、アヤメだけでなく、リディアとジョエルを感知したエリカも治療院に居るという。]
……クローディアの時、あの娘は虚に遠いと言っていたな。
恐らくジョエルは違うだろうが、リディアはどうか…聞く価値はあるか。
[最後の一口を丸呑みして立ち上がり、手早く片付ける。
紫紺の翼を雲海へと投げ、大きな弧を描き蒼穹へ。]
[カレンのベッドの近く、椅子に座って膝を組む。引き伸ばされた時間に、つい微睡みかけては眼を覚まし。
消えていない存在に安堵しては、外を見る。
不意に、アヤメの名を呼ぶ声が聞こえ、振り向く。
焦点は明らかに合っておらず、喋ることもあやふやで。
けれど――…、指先の白は、あまりに真摯で]
…いいんだよ。今は、まだ寝てな?
[穏やかにその視界を手で塞ぎ、カレンがまた眠りに落ちるまでは、そのまま。
その後にカレンやアヤメ、ラスが施療院に訪れればロビーに出て、得た情報を教えて欲しいと頼み込む。
話が一段落つけば、またカレンのいる部屋へ戻り、寝ずの番を]
[寝不足の目に太陽が眩しい。
目を眇めながら、大きく広げた紫紺で空を滑り治療院へ。
クマの浮かぶ顔を先生に見られれば文句を言われる自覚はあったので、可能な限り静かに露台へと舞い降りた。]
……さて、カレンがいれば話は早いんだがな。
[露台から邸内へ続く扉を、力を加減して叩く。]
−回想−
[クローディアに続くジョエルの失踪。アヤメの秘密。
リディアの封印に関する様々な反応。
だが寝不足の原因は、それだけではなかった。
聖殿から荷を置きに小屋へ一度戻り、改めて結界樹に向かおうとした矢先に感じた、殺気にも似た視線。]
………追跡が下手だな。
気付かれたくないなら殺気は隠せ。
[離れても目立つましろの翼に、口を歪めて声を投げる。]
[風の変わる音が聞こえた気がして、伏せていた視線を露台へと向けた。あまり響かないノックの音に立ち上がる]
俺が…開けて良いもんなのかね?
[暫し考え、それでも急患などの可能性を思いつけば、躊躇わずに扉を開けた]
はいはい、どなたさまー、っと。
[その先に立っていたのは、隈の浮いた顔をした男。他に病人が居るようにも見えず、視線を泳がせた。]
/*
一番のウッカリ大賞は俺の気がしてきた。
二日目なのに一日目とか言ったしな。メモでも独り言でも。
いろいろとすまん。
[目を凝らし、闇に溶け込みそうな紫を視界の端に見つければ、そのまま飛び去る。慎重に高度を高く取り追跡体制に入り、小屋へ入っていく所を確認した]
あいつ……こんな所に……住んでたんだ。
……気づかれてない……よね
もし気づかれてても、その時は……その時……かな
[小屋の外で見張っていると、かけられた低い声。それが自分に向けられたことに気づくまで数秒かかる。息を殺して潜む]
[扉を開けたのは小柄とは言いがたい影。
外から内ではその光の差に慣れず、探る目を向ける。]
………俺だが。酷い顔だな。
[寝ずの番の痕の残る青年の顔を見、不躾に呟く。]
−回想−
[かける声に反応はない。位置を知られたくなければ当然だろう。
―――ならば、]
………引きずり出すまでだ。
[躊躇いなく近づく。]
[寝不足の頭で、反応が一拍遅れ、]
…ここで、名前なんだっけとか言ったら、怒られるかな?
いや、アンタなら病人の居る前で騒いだりはしなさそうだけど。
酷い顔なのは、お互い様じゃないかなあ。
そんな顔になってまで働いて、此処には何のご用事で?
[緩慢に肩を竦め。けれど、其処には先日のような敵意は無く]
見つかった……?
[今の絶望的な状況に気づいた。近づいてくる足音。今まで感じたことのない、死の恐怖。背中を多量の汗が流れていくのがわかる。脈打つ鼓動が凄まじい音になって耳に鳴り響く]
……婆様……力を、貸して
[瞼を閉じ、精神を集中する。体の奥から湧き上がる力。瞼を開いた奥には、縦に細まった真紅の瞳。その紫紺の「虚」を見極めるため近づこうと、手を振りあげてただ正面から*突撃していく*]
−施療院−
[青年の常より鈍い反応に眉を少し顰め、鼻を鳴らす。
彼の言う通り、病人のいる所で騒ぐつもりはない。
先生もカレンも怒らせると酷く厄介だ。]
……スティーヴだ。と答えたら満足か。
まあ、それはどうでもいい。
カレンに届け物と、アヤメ…エリカの様子を見に来た。
[都合の悪い事はまとめて無視し、要件を簡潔に述べる。
入り口を塞ぐ青年を力ずくで退けるには気力も体力も惜しい。]
ああ、そうか。確かにそんな名前だったかも。
悪いね、どうにも…男の名前は覚えが悪い。
[用件を聞けば、すい、と足を2、3歩後ろに下げ、道を空ける]
…そんな顔だと、あやめサンやカレンちゃんに叱られるよ?
アンタはあやめサンを叱れる貴重な人なんだしさ、倒れられるとホント困る…。
[言葉尻に混ざるのは欠伸。先程までの椅子に膝を立てて座る]
−回想−
[気配を辿り、隠れ潜む少年へと手を伸ばす。
だが鷹の爪が届くより早く、獲物は自ら飛び込んできた。
真正面からの突撃を体で受け止める。]
……いい根性だ。だが、甘いな。
[襟首を掴み、片手で高く吊り上げる。
手に布の濡れた感触。覗き込む深紅の瞳は縦に細い。]
お前。なんだその目は……?
[いぶかしむ声に、掠れた声が耳に入る。
酷く力を落とした声に眉を寄せると、急に重みが増した。]
[男の名限定で物忘れの酷い青年に鼻を鳴らし、その後を付いていく。
忠告と願い、そして欠伸の混じり合った言葉には黙って頷く。]
………エリカか。
お前はここで寝ずの番をしてたのか。
[問いよりも確認の口調で呟き、ベットの側に立つ。
少女の瞼は閉じられ、金糸雀色の瞳は見えない。]
…………聞きたい事がある。
もし意識があるなら、そのままでいいから答えてくれ。
結界樹に翠流の気配を二つ感じたと聞いた。
それは虚に近いものだったか…それとも違っていたか?
[問う声は酷く静かに、低く響く。]
─回想─
[カレンたちから伝えられた言葉に顔色が変わったのは、複数の理由から。
幼馴染の失踪、結界樹の内に、という話。
それと、翼の疼きを重ねれば、導き出された結論は]
……また……護り損ねた……。
[翼の疼きは、『虚』の力が振るわれた事への反応。
つまりは、ジョエルが『虚』の力により、結界樹に封じられたという事]
(……ダメだ……今のままじゃ……)
[四翼と共に力を抑えている今の状態では、すぐ近くの者に対してしか護りの陣を巡らせられない。
それならば、と考えていた所に投げられたのは、カレンからの苦言と施療院へという言葉>>170]
……嫌だ、って言っても仕方ないね……飛べそうにないし、さ。
ごめん、世話かけるね。
違う……?
……そんな……
[瞳は元に戻り、ただ失望の色が深く刻まれ。わずかに流れ込んだ抑えられし負の心に耐えうる力はなく、気を失う。ひらり白い羽が一枚、地へ舞い落ちた*]
[短い謝罪は、一度ならず二度までも背を借りる事になった幼馴染へ向けたもの。
彼とて、カレンたちからの報せには衝撃を受けているだろうに、と思いつつ。無意識、掴まる手には先ほどよりも力がこもったやも知れず]
[施療院にたどり着き、カルロスから話を聞き>>181、こちらの知る事も伝える。
さすがに、ここではラウルも大人しく、その点では安堵されていたかも知れないが]
……そう、かい……。
まったく……自分が悪いワケでもないだろうに、あの子は……。
[エリカが自分に謝っていた、という話に、苦笑して。
寝てる間にちょっかいかけたら承知しないよ、と突っ込みを入れつつ、具合を診るから来い、という育ての親である薬師の言葉に従い、病室の一つへ]
……やっぱり、このままだとマズイ……かねぇ、せんせ?
[病室で、疼く翼胞を診せつつ、問う。
こちらの事情を知る、数少ない人物はそうだね、と言い切った。
せめて、普段から四翼を用いなければ、との言葉に、零れ落ちるのは嘆息]
ま、今のまんまじゃどうにもなんないし……わかったよ、使うようにする。
[今は、両親の言いつけを守る事よりも大事な事があるから、との言葉に薬師は無言で頷いたろうか。
無理をおしでないよ、との言葉を残して出て行ったその気配が切れると、背を診せるためにずらしておいた小袖を直し、小さくため息をつく]
……兄さん、ローディ、頼むよ。
[言うまでもないだろうけどね、と呟きつつ。
包み込む疲労に導かれるまま、*眠りへと落ちた*]
[眼が開きかけるも、眩しいか、また閉じた。
さらにその上から、覆うように、
ゆるりと持ち上がった腕額に乗せられる]
―――……、
[違う、と否定の言葉は短く。
先を続けようとして、咳が出た]
ん、まあ…そう言うことになる、のかな。
起きた時に一人だと、また無理をするんじゃないかって。
…そう、思ってさ。
[エリカを見る眼差しには、庇う様な色を混ぜ。
静かに、低く響く声には、微か咎める視線を向けど、口を挟むことは無い]
−回想−
………面倒な。
[短く呟き、気を失った子供を横抱きに抱える。
このまま放置して海風に当てておくのは流石に気が引けた。
そのまま小屋に入り、ベットに転がす。
出されたままのましろの翼が目にまぶしいくらいに白い。
それに反して、背の布はうす汚れ濡れた色をしていた。]
…………。
[無言のまま古びたシャツを出し、翼をこちらに凭れさせて着替えさせる。四翼用のスリットは大きく、出したままの翼もなんとか通す事が出来た。
もう一度ベットに転がし、汚れた服を手に外へ出る。簡単に洗い、外へ干した。海風が朝までに乾かすはずだ。]
リディちゃんと、…ジョエル、か。
[翠流の言葉に、二人の顔を思い出す。初めて、ジョエルの名を口にしたのが今ということに気付き、表情は渋い]
…まさか、アンタさ……。あの2人、疑ってんの?
朝から、冗談キツイな…。
[水鏡の中の光景は、いまは施療院に変わり、そこに運び込まれた者、付き添う者の姿を順に映し出す]
女には本当にマメだな、あの馬鹿は。
[寝ずの番を勤めるカルロスには、そんな身もふたもない感想をぼそりと。それでも、いくらかいつもよりは、声は和らいでいたかもしれない]
〜回想〜
夕食会は楽しかった。
……まぁ顔を出してくれない人もいたし、本来の目的はその顔を出してくれなかった人の中にいたのだけれど、逆にそれが私にほっとさせたのも事実だ。
オーフェンは私に似すぎていた。
彼の両親はどうしたのかわからないが、私の両親が亡くなった事故は私の力の暴走だった。
気づいた時には家は燃え上がり、目の前には血と墨でぼろぼろになった両親が、リディアは悪くない。リディアは悪くない。と、囁きながら私の頭は頬を優しく撫でながら逝った。
何故罵らない?
何故恨まない?
何故訴えない?
一言でも私を憎んでくれればそれだけで心は軽くなっただろうに。
……でも、お父さんもお母さんも何も言わなかった。
だから御婆ちゃんの家に引き取られた時、私は自責の念で失語症になっていた。
一年位か? 部屋から一歩もです、引き篭もっていた。
恐らく……その様子は人に怯えていたオーフェンと同じだったのだろう。
時間が経過し、生命体の根幹である生きる事を渇望するようになった私は、絵を描きながら御婆ちゃんの本屋を手伝い始めた。
その時、配達に向かった森のはずれにあるあばら家で、私はオーフェンに会った。
そして外からそんな様子をみた感想は、ただ『気持ち悪い』だった。
生理的嫌悪感。
本能と感情が入り混じったそれが全身を駆け巡り、多分だけれど私の瞳には侮蔑と軽蔑の感情が色を浮かべていたと思う。
そして同時にこうも思った。
『あ、ここでオーフェンを助ければ私は少しだけでもお父さんやお母さんは偽善者ってなじってくれるだろうか?』
そうとう歪んだ感情だと思う。
でも、事故以来燻っていた私は、そう思う事で、事故の清算を少しでもしたかったのかもしれない。
それから強引にでもオーフェンに話しかけるようになった。多少の強引さは、失語症から復帰した私の性格として認知されていたので大した軋轢もなかった。
ただ、この性格は自分にあっていたのか、ジョエルの職務第一頑固さ第二みたいな性格とは徹底的に合わなかった。
もちろん、内面であって表面上はある程度は仲良くという感じは一貫して演じていたが。
[微かな、本当に微かな声を耳に、勢い良く立ち上がる。
咳き込む様子に眉を顰め、上体を起こして背をさすった]
大丈夫か…?あんまり、無理して喋るな。
何か、飲む物持ってくるから…。
[スティーヴに視線でその場を任せ、早足で部屋を出て行く]
[アヤメの様子が目に入ると、思わず嘆息]
お前はまったく人のことは言えない。俺もだが。
ああ、クローディアにだけは、これ以上何もさせない。例えここに虚の力が及ぼうとも。
[その可能性は少なからずあると思っていた。虚を清める力を持つのは巫女のみならず、この結界樹そのもの。結界樹の力と巫女の祈りが今は強力な護りの陣となっているが、虚の力が強まれば護りの力が及ばぬかもしれない]
−施療院−
[ベットに横たわる動きを黙って見下ろす。
否定の声は掠れて細い。だが確かに耳に届いた。]
……そうか。
もういい、ゆっくり休め。
[咳き込む様子にそう告げて、カルロスに目を向ける。
咎める視線をまっすぐ見返した。]
…なるほどな。
だがそんな顔で側にいられたら安堵して休めまい。
…………お前も少しは休むんだな。
[皮肉か忠告かわからぬ響きで告げて、扉へと向かう。
だが出て行く直前、振り返ってカルロスを見た。]
……ケイジを、お前の【主】を、どう思う?
まァ……
俺は、なにも、しりませんよ?
付き人殿が封じ込められたことも、いま初めて知ったくらいですからね
[飛び立つ姿を見送った。狐の下に笑みを引いて。]
[とりあえず、そんな内面の感情がごちゃ混ぜになっている状況で食器を洗っている時、台所の窓の外に長老のところで働いている使用人の人が立っていた。
何度か本の配達でお目にかかっていたので、すぐに何事かと外に赴くと、次の瞬間私の意識は暗転していた]
う……ん。
[どこからか聞こえてくる聞き覚えのある呟き声に、...の意識は混濁した状態のまま覚醒した]
こ、こは?
かぶき者 ケイジが「時間を進める」を選択しました
かぶき者 ケイジは、少年 ネロ を投票先に選びました。
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
くの一 アヤメが「時間を進める」を取り消しました
[全く見覚えのない空間に、柔らかい草のようなもので作られたベッドのようなものの上に横たえられていた体を起こすと、声が聞こえてきたと思われる方へ飛んでみた。
すると、そこには姿が見えなくなっていたクローディアと、水鏡のようなものを覗き込んでいるジョエルの姿があった。
とりあえず、ジョエルは置いておき――]
クロちゃん! クロちゃんクロちゃんクロちゃ〜〜〜ん!
[祈りをしているクローディアに飛びつくのだけは雰囲気から強制的に停止する事に成功した]
[エリカの弱った様子を見れば、眉を顰める。思わず水面に手を伸ばし、その手に触れようとすると水鏡が揺れて映し出されていた光景は波紋の中に消えた]
すまない…
[彼女の痛みのほんの一端ではあったが、知っているのは恐らく己だけだというのに。届かぬ手のもどかしさに、拳を握った]
[休めとの言葉には、視線を逸らし答えない]
動き続けていた方が、自分は楽だったりするからね…。
[呟く言葉は自嘲にも似て。冷たい水を注ぎ、部屋の近くへ。
問われた言葉に、酷く不快さを顕にした]
どう…って。だ、い、き、ら、い。としか言えないが。
そう言うことを聞きたいわけじゃないだろう?
−回想−
[小屋の外を回り、地に残された白い羽根に手を伸ばす。
折れも毛羽立ちもしていない、ましろの一枚。]
…………。
[無言のまま懐に入れ、小屋へと戻る。
椅子に腰掛けたまま目を閉じ、*浅い眠りに付いた*。]
[元気そうと苦笑をもらしたジョエルに、頬を大きく膨らませて]
元気じゃないもん!
長老ったら、あたしに暴力ふるって気絶させている間に、ここに連れてきたんだよ!
[自覚すると痛む首筋を擦りながら、怒りがじわじわとこみ上げてくる。
と、自分が意識を失う前に使用人と襲撃者が口にした言葉を思い出した]
……そういえば、私がクロちゃんの力になるかもしれんってどういう意味なんだろう?
[己の血筋を理解していないため、...には謎の言葉だった]
なるほど、そういう理由もあったわけか。
[リディアの言葉に、一人頷く]
それにしてもあのくそじじいも混乱してるとしか思えんな。
いくら巫女の血筋だと言っても、お前とクローディアでは力の質も性格も違う。ここに送り込んでまで何をさせようというのか。
[なんだか各方面に酷い感想だった]
まあとにかく、気の毒だったな。お前は虚に囚われたわけではなさそうだし。俺が居れば暴力くらいは止められたかもしれないが、このていたらくだ。
冷たい身内を持った身の不運と思って諦めてくれ。
[カルロスが戻ってくるまで扉に凭れ、待つ。
動いていた方が楽との言葉は否定できず、口の端だけ歪めた。]
………当たり前だ。お前達の関係に興味はない。
近くにいるならば、変化も判るかと思ってな。
[不快さを露にした顔に、顰め面を向ける。
エリカに付き寝ずの番をする姿が堕天尸には見えず、問う事にしたのだとは言わない。]
巫女の……血筋?
ナニソレ?
[それが力の暴走の一旦だったかも知れないのは、...はわからなかったが……]
って、ジョエルんも何気に毒舌ね? でも、その感想は同意だよ!
大体虚にとらわれるって、私がそんな事になるわけないじゃない! もう! 長老の目って節穴以上に悪くて頭もさいっていレベルに酷すぎだよ!
[と、そこまで愚痴をこぼして、はたと気づく事があった]
……そういえば、何でジョエルんがここにいるの? クロちゃんが居るって事は、ここが結界樹の中なのはわかるけど……
[人がいなくなった後、狐は長老の居場所を聞く。
そして向かい、口にしたことば。]
リディア嬢は、ざんねんながら。
お名前を聞いたので、彼女がどうかと考えてしまいましてね。
あァ、夜も遅いので、では、失礼。
[それだけ言うと、外へと向かい、ふと立ち止まる。]
――それでも、虚の使徒とやらに、良いプレッシャーになったと思います。
俺は、長老殿を責めはしませんよ?
[今度こそ失礼、と、まるで演技のように頭をさげて、空の上へと。
戻る先は自宅。部屋の中、あえて片付ける人はいないのだから、朝方見たカルロスの反応もしっかりと残っていた。皺のよったシャツを拾い、狐はわらった。]
お前は俺と同じ、というには少々遠いが、巫女の遠縁だ。知らなかったのか?
お前の家が火事で燃えたと聞いた時は、もしや巫女の血筋を狙う堕天尸の仕業かと思ったくらいだ。
翠流と火は相反するもの、決して交わらぬ反属性だからな。
[そこまで淡々と説明して、何故ここにいるのかという問いには、思い切り溜め息をついた]
どうやら俺は、堕天尸にここに追いやられたということらしい。
我ながら、間抜けにも程があると落ち込んでいたところだ。
─施療院─
[光を感じて目を覚ます。小さく欠伸をして瞬いていると、ラウルがくるる、と鳴きつつ顔を覗き込んできた]
……ん。おはよ。
[短く言って、微笑む。
翼の疼きは大分治まっていたが、やはり、未だに残って]
ちょっと、出て来るか……。
[小さく呟き、ラウルを肩に乗せつつ、部屋の外へ]
……私ってクロちゃんの親戚なの?
え? 誰も教えてくれなかったけど……本当に?
[どうやらさすがに初耳だけあって、多少疑問に思っているが、それでも次の言葉に愕然とした]
……私達の羽の色って火苦手なんだ……。
だったらあの事故は?
あれって私の力の暴走じゃないの?
[力がたまたま火の元を直撃したという思考はぴたりと停止していた]
[スティーブに声を返しざま擦れ違い、水をエリカに渡しに向かう]
ほら、飲んで。
心配は…したけど、まあしょうがない事だし。
[微苦笑を零し、扉へと振り向く]
少し、スティーブと話ししてくるから、無理せずに休んどきな。
[ただ、落ち込んでいるジョエルには...が嘆息して]
だからちゃんと休んでしっかりやらないとってアレほど言ったじゃない!
半分は自業自得よ!
[と、頑固さに少し釘を刺した]
[時間はすぎ再び日の昇る時間に。
狐は屋根の上、羽根を広げて座っていた。]
さァて、次はどうするか。
鷹目殿の目もあるが――何とか成るだろう。
[まずは暇をつぶしに結界樹へと行こうと、立ち上がって翼をはばたかせた。]
変化…?アイツがそう簡単に変わるもんか。
下手をすれば、アイツは普段通りでも虚よりか性質が悪いんじゃないか。
[向ける言葉はにべもない。
少し、不審の眼をスティーブに向け、]
なんで…俺にまでそんな質問を?
アンタは、それほどにまでアイツを警戒してるのか?
ああ、ほんとうだ。
力の暴走?そんな話は聞いていないが。
そもそも、翠流は破壊や争いには向かない力だぞ。
守護天将の中では智将ということになっているようだがな。
おかげで俺も、護衛とは名ばかりの雑用係だ。
[そういう自覚だったらしい]
[施療院の中には、複数の人の気配。
顔をあわせれば、何か小言を言われるな……と思い。
子供の頃さながらに、近くの窓からひょい、と外へ飛び出す]
……樹の近くに行けば、少しはやりやすい……かな。
[呟きながら二翼を開き、ふわり、島の中央へと]
だって……だって……私が助けてくれた人がそう言ってた……。
あ……そういえばあの人は誰……?
知ってるのに知らない……ただ羽の色が普通と違うような……?
[記憶は混乱をきたして、少しその場に蹲った]
[蹲ったリディアの傍に近付き、顔を覗き込む]
羽根の色が違った?
お前は一人で火事の跡に残されていたから両親が外に逃がしたのだろうと聞いていたが、誰かが傍にいたのか?
まさか――
[飛行はやはり、どこか不安定。それでもどうにか、落ちずに島の中央、結界樹の根元へとたどり着く]
……あーあ。
この程度の距離で疲れちまうようじゃ、とても外になんて出られやしないね……。
[呟き、見上げるのは蒼穹。
幼い頃、その先にある見知らぬ地に抱いた憧憬は未だに強く。
それが『外から来たもの』に惹かれ易い気質に反映されているのは、当人以外は知らぬこと]
さて……と。
[呟き、意識を凝らす。
普段、隠しているもう一対の翼へと]
お父さんとお母さんは……血と煤にまみれて……柱の下になってて……。
あれ?
回りも火でいっぱいで……。
そう。
え?
ああ、そう。私は誰かに背負われて……。
[ぐるぐると回っていく思考に、意識が一瞬だけ途切れてその場に倒れそうになる]
虚の力は、人の心の闇に忍び入るという。
お前が、自分のせいで両親が死んだと思い込んでいたなら……それはずいぶんと深い闇の筈だ。
やはり、巫女に近付ける立場のお前や両親を狙ってのことだったのか。
[そらをゆっくりと動く。
目を落とすと、結界樹の範囲外に、己の落とした種のような、虚がひろがっているのが見えた。]
――さて、気付いただれかが、何かするやら。
[つぶやき、そのまま結界樹の範囲内に。
すぐに樹は見えた。
その根元に紫の影。]
[水を飲ませる様子を黙って見、振り向いた顔に頷く。
不審の眼も逸らす事なく受けた。]
………性質が悪いのは同意だがな。
お前にまでと言うより、お前だから聞いてみた。
誰より近くにいるし、それに……お前が堕天尸ならエリカにずっと付いている理由が納得できん。彼女も堕天尸ならわざわざ巫女の居場所を教える理由などないからな。
[遠回しだが、カルロスへの疑いが減っていると告げる。
視線を窓に向け、低く呟いた。遠く見えた翼の色は判らない。]
………ケイジは、読めん。
あれは腹に一物もニ物も抱えている…。
さぁ、て……。
[呟き、見上げるのは高き枝。
四翼を用いて初めて飛んだのは、実のある場所。
そこを目指して、飛んだ]
……って。
やっぱり、慣れてないときっついか……!
[そんな言葉を漏らしつつ、まだ慣れぬ四翼を操り、実の近くの枝までたどり着く]
ん……
[グラスを受け取り、傾ける。
こくん、小さく、喉が鳴った]
十分に休んだ、と思うのだけれど。
それより、そちらのほうが――……
[続く言葉は、扉へと向かう背には届かぬと思ったか、紡がれず。
首を巡らせて、自然の光を迎える窓を見やった]
あ……。
[伸ばされた腕に抱きとめられたのに気づく様子もなく、それでも視線はぼんやりと光を半ば失いかけている。それが不意に心に浮かんだ疑問を言葉にした]
ジョエル……。
[それは幼い頃に呼んでいた少し訛った発音でジョエルを呼び……]
堕天尸って……人を助けるの?
[さて誰かと目を細め、
狐はちいさく声をあげた。
飛んだ羽根は四枚。]
――いたか?
[思い当たるふしがなく、狐は羽根を動かす。
近づくと顔が見えた。]
おや、アヤメ嬢か。
[隠れているわけでもないが、特別声をかけるわけでもない。]
……お前を火事から助けたのが、堕天尸か、という意味なら、その可能性は高い。
お前の心の闇を育てて新たな堕天尸にしようという企みの一部としてだが。
虚の力が人の救いになるかという意味なら、堕天尸となった者にとっては救いと見えるのだろうな。
だが、それは真の救いではないと、俺は思う。
[そっと、子供にするようにリディアの頭を撫でる]
お前はそれほど深い闇を抱えて、それでも堕天尸には落ちなかった。
良く頑張ったな、リディア。
[枝の上で、呼吸を整えていると、肩のラウルが視線をどこかへと向け、ぴぃ! と甲高い声を上げた]
……どしたい、ラウル?
[突然の事に相棒の視線を追えば、そこに浮かぶは白の翼と]
……狐の旦那か……散歩かい?
―施療院―
[オーフェンとロザリーと別れ、施療院へ戻れば、カルロスや先生に事情を伝えた。
エリカの眠る様子を見、伝えられた言葉を聴いて。カルロスの提案した最善を取らなかったことを今更悔やむ]
私、どうして、広場に行ってしまったんだろう。翠流と、翠の翼と聞いたから、なのか。
[首を振ると]
……伝えるのはロザリー一人いればよかった。私は、こちらについているべきだったのに。任せてすまなかった、カルロス。
[診療所の仕事がひと段落着いた後は、アヤメの部屋で、ベッドの脇の椅子に腰掛け、じっと彼女をみつめていた。ベッドで眠る姉貴分は、エリカと同じように、ひどく消耗しているようで。時折、浮いた汗を手ぬぐいでぬぐう。エリカとカルロスの様子を見に行きながら、カルロスに休む方がいいと提案しては断られ。朝方、浅い眠りにつく。部屋からアヤメが出て行ったことには気がつかないまま]
散歩だな。
[鳴いた鳥に目を向け、それからアヤメを見る。]
お前は?
実でも取りにきたか?
[近づいて、尋ねる。
四枚の翼に関してはなにも言わない。]
[よく頑張ったな。という言葉に、あの事故の日が思い出される。
あの時、お父さんとお母さんが何を思っていたのか?]
お父さんも……お母さんも……。
自分のほうが辛いのに、私にこう言うの……。
「こんなに火が酷いのに良く生きてたな」
「こんな状況でよく頑張ったな」
でも、でも、私は頑張ったんじゃなくて、ただそこで怖くて震えていただけで……。
でも、これだけは言える……。
私は堕天尸にはなってないし、堕天尸を信じていない。ただ助けてくれた人がいたから、ありがとうとお礼を言って、みんなでお茶を飲みながらお話できれば絶対に仲良くなれると思ったから……
[そしてクローディアを心配しなかったのは、絶対に大丈夫だと彼女を信じていたから――]
そりゃまた、優雅な事で。
[さらりと言いつつ。
実の話にああ、とそちらを見やり]
天将の素質を見極める実、か。
さて、どうだろうねぇ?
[はぐらかすように言いつつ、手近な実をつつく。
揺れる実は、特に変わる様子もなく、ただゆらゆらと]
とくべつに疑うひともいるまい。
[そばの枝に足をのせ、翼をおちつかせる。
彼女のように捥いで、己のものはぼろりと崩れるのを見せる。]
さて。
お前は素質があるようだな。おめでたいことで。
ああ、判っている。
リディアの絵は、とても綺麗だった。
あの絵のおかげで、私は怒りよりも大切なもの思い出せた。
クローディアが心から望むのは、お前と同じことだ、と。
……本当に同じかな?
[そう口にしてしばし考えると、普段の彼女のように元気よくジョエルの腕から立ち上がった]
よっし!
それならクロちゃんと一緒に祈ろうっと!
さすがにお茶もスケッチブックもないから、気分転換はできないけど、それでも十分だよね!
[そして満面の笑みを浮かべて、クローディアの方へと走っていった]
[逸らされず受け止められた視線は居心地が悪く、すぐに自分から外した。
告げられた内容をよく咀嚼する。都合が良いと考えてしまうのは、さてどうしたものかと]
俺は…アイツは人間だと思うがね。
言えはしないが、理由も一つだけある。
[嘘にはならない言葉を選び、告げる。
窓の外へ視線が動いても、自身は俯いたままで気付かず]
…いや、アイツの考えてる事は、簡単だよ。
理解できるかは、別だろうけどな。
―回想―
あは、いいよ〜
[と、ショートカットの意味がわかっているのかいないのか。
だが崖から飛び降りるようなルートも特に苦もなく楽しげに着いていった。
そして診療院の扉を開けて、そこの主であろう人とカルロスが喋っているのを見て]
うん。動かないのはつまんない。はやく楽しくなってね
[カルロスがエリカを運ぶのを見送れば、去ると告げることもなく診療院を後にした]
―回想終了―
ま、こんな時期にこんなとこに来てりゃあ、ねぇ……。
[さらりと言いつつ、崩れ落ちる実を眺め]
さて、めでたいのか、はたまためでたくはないのか。
どっちだろうねぇ?
[小首を傾げつつ、笑う。
向ける視線は、艶笑とは裏腹の鋭い眼差し]
さァ。
俺は知らないが、ふつうはめでたいんじゃないか。
[くすりと哂い、狐はただアヤメを見る。]
めでたくないとしたら、知られたくない場合か?
――なァに、俺には口外するつもりはない。
[クローディアの元へと向かうリディアの後ろ姿に、僅かに笑みを浮かべる]
こちらこそ、だ。
[囁くような言葉と共に水鏡に一つ*波紋が揺れた*]
― 回想 ―
[ カレンたちと別れた後、とりあえず家へと戻ることにした。]
調べてみると言っても…。
[ そう言って頭を抱える。
ここ連日の外出はやはり自身の体力を奪っているようで。]
……とにかく、眠りましょうか。
リディアが封じられたなど…悪い夢なのかもしれません。
[ そう言ってベッドへと倒れこんだ。]
― 悪夢または記憶の一部 ―
[ いつから虚は己の羽根を黒くしただろうか。
己を繋ぎとめて離さない部屋。
鎖を引き千切ることをしない、弱い自分。
他者の存在を呪うことで自分を確立させていた。
きっと、虚は――――――――。]
うぅっ!!
[ 最初は部屋の闇にそれは紛れていた。
突然聞こえ出した声は、破壊を囁く声。]
――――――ッ…うるっさい…っ!!
[窓の外へ視線を向けたまま、カルロスの言葉に耳を傾ける。
全て聞き終えてから、目だけ動かして青年を見た。
俯いた顔は見えない。その背の翼胞の内も見えはしない。]
理由は言えないか。
……それでは信じるのは難しいな。
まあいい。お前がヤツを人間だと思っている事は判った。
[理解については鼻に皺を寄せ、淡々と事実だけを告げる。
聞くべき事を聞けば長居する気はなく、青年に背を向けた。]
……………邪魔したな。
[向かうはアヤメの所。
抜け出したと聞き、馬鹿娘と呟くのは*少し後の事*。]
……普通は、ね。
[くすり、笑う。表情の変わらぬ狐の意図は読めない]
隠し事は、知られたくないからするモンだろ?
ま、好きにするといいさね。
アタシは、もう逃げも隠れもしないと決めたからさ。
[ 耳を抑えて必死に逃げようとする。
外を見遣れば明るく白く輝く海。
陽光降り注ぐ澄み渡る青い空。
けれど、それよりも己の左目は闇を捉えいた。
見える右目は光を。
見えぬ左目はただただ、闇を見つめ続ける。
左目はずっと闇だけを見続けてきた。
己の心の中の闇を。
それに気付こうとしなかったのは己が弱さでしかない。]
[ 虚は――――――、]
イヤダ…イヤダ…やめてっ!!やめてっ!!!!!!!
[ 頭がわれそうに痛む。
虚は自身の足掻く姿をみて愉しんでいる。
この様子が愉快だと声を出して嗤い続ける。
けれど、確実に目の前の女が闇に染まることを知っている。]
ちがっ……ちがうっ……!!!そんなことっ……
[ 闇は囁き続ける。]
「タイセツなものなんて何もない。
興味を持つフリをするクセに何にでもムカンシン。
構ってホシイ寂しがり屋。
力が欲しいと巫女をニクむのか。
アア、カワイソウ―――――。
カワイソウナ、オジョウサマ―――――。」
[ あの一言が耳にこびり付いて尚も離れない。]
[ 虚は―――――、知っていたのだろう。]
くすくす……アハ……ハハハハ……。
[ 部屋の床に手をついて喘ぎながら嗤う。]
やめっ…ちがっ…ふふ…ははっ!!…うっ…。
[ 違わないことは知っている。
ただ、虚に使途されることを拒み続ける。
羽根を広げ、その金色を輝かせようと―――――。
けれど、虚は囁き続ける。
己の手足として、女を動かそうとただそれだけのために。]
「ハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロ、ハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテ、コワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエコワレテシマエッッッ!!!!!!!!!!」
「―――――――ソウゼンブ…」
/中/
キャラクターが、めっちゃ中途半端な感じになっているなぁ・・・薬師として以外は他に興味が薄く、わがままに動くところ、これは全然描写し切れて居ない。てか別の方向に行ってる自信がある。
人の気持ちをあまり考えずに子供っぽい発言をするところ、これも確かに言ってるんだけど何かが違うし中途半端。
[ 朝、目が覚めてから身支度を整える。
夢見がやはり悪かったからあまり眠れなかった。
家に閉じ篭っていたい気持ちもあったが、リディアのこともあり。
それから気になることもあり、家を出る。
羽根を羽ばたかせ移動する途中、
スティーヴと会い少し話をした。
エリカのことを気にしていたようなので、
恐らく施療院にいるだろうことを告げた。
彼とは、そこでそのまま別れる。
昨日のこともあり、少しばかり許せぬ気持ちもあったが。
それ以上に気になることがあった。
羽根をまた動かしその場所へ向かう。]
― 回想終了 ―
― 森の中 ―
嗚呼、ここみたいですね。
[ そうしてまた降り立つ。
結界樹の範囲の外。
種のような何かがあった。
心成しか空気が淀んでいる気がする。
気配に聡いのはある種、左目のお陰でもあるか。]
といっても、私にこれが何か判断する能力はありませんからね。
[ そう言ってから左目を抑える。]
……まあ、ね。
[翼への問いには、さらりと返して。
ゆらり、四翼を揺らめかす。
零れる紫星の力がふわりと舞い散り、粒子となって風に流れた]
…分かってる。此処で俺の言葉を全部信じるような相手じゃないって、事くらいさ。
[俯いたまま、スティーブが立ち去る様子に顔を上げもせず。
先程エリカが言いかけ、止めた言葉に思い至れば息を吐いた]
とりあえず…先生にエリカちゃんが起きた事、伝えてくるよ。
んで、俺も…少し寝て来て良いかな?
流石にそろそろ眠たいや…。
[ その種のようなものからは虚が広がっている。]
これは…どう受け入れるべきでしょうかね…。
少なくとも、虚を扱う者が他にもいると判断すべきでしょうか。
…困りましたね…。
[ そう言って溜め息をつく。
背中の羽根は虚の気配に感化されるかのよう、黒くなる。
黒い羽根を広げ、羽ばたかせると虚が蠢く。
地面に落ちているものに指をそっとあてた。]
/*
喉節約も兼ねて黙っている訳だが、投票をどうするか。
今日明日には堕天尸側を一人落としたい所だが、確実に堕天尸側と判っているケイジはよく動いているからな。
下手に落とすと話が停滞する恐れもあるか…?
そしてカルロスが堕天尸側か否かわからん。
従属者の立場が微妙に相まって読めん。読解力なくてすまん。
[茂みの中から顔を出す。
寝てたからだ。木の葉などを体につけながら、川。湖。そこにある結界樹を思い、そちらを向く]
あは、いってみよ〜。いってみよ〜
[と、駆けようとして、一旦止まる。
光球を見たからだ。それをじぃと見て、寄ってくるのに触れて]
うん…あは…そう。うん。楽しいね。
[ぱっと霧散する光球。それを見届けるでもなく。走って。向かう先は結界樹]
[ 指先で虚が蠢く。
しかしながら、それは自身に宿るものと比べると弱い。
虚と呼ぶには力がなさすぎるように感じた。]
………何処かで感じた気配に近いですね。
ですが…何処だったでしょうか?
[ 少し考えた後に聞こえたのは虚の声。]
クワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロクワセロ!!!!!!!!!!!!
/中/
>すちーぶめも
何も見ていないとメモで断る慎ましさに、ちょっと胸がときめきました。
うーんでも何だか分かる気がするのです。ラスがオーフェンを撫でようとしては止めていたわけも分かるような。
隠した所で、いずれは知れる。
そして、隠していては何もできない。
……それならどうするか、なんて一択だろう?
[くすり、と笑って]
ま、旦那辺りは隠しとけ、って言うんだろうけどねぇ……。
[ 耳をつく声に嫌悪を示す。]
煩いですね…。
でも、まぁ、構わないでしょうか。
どうぞ。
[ そう言って己の指の上、蠢く種を差し出す。
同時に大量の黒が手の上に収縮していった。
その光景は蟲毒と全く同じもの。
闇が闇を喰らう―――――――。
程なくして、闇は散っていった。]
あははは〜。とうっ
[と、結界樹が見える位置まで走って。湖を幅跳びの要領で飛ぶ。
が、飛びきれるはずがなく]
とどかな〜い♪とどかな、あぶぁっ…
[ざぱぁんと水しぶきを立てて豪快に湖の中に突っ込んだ]
[ 淀んでいた空気が元に戻ったか。]
おや……。
[ この種の持ち主にはそれが伝わったかもしれない。]
――――――…。
さて、これは誰かにお話するべきでしょうか。
[ と言っても、長老に話を聞く気にもなれず。
本で調べようかとも思えど、その気にもなれず。]
まぁ、何とかなりますか。
[ そう言って羽根をまた広げた。]
……父親みたいなモンだからね。
[言いつつ、枝の上にひょい、と立ち上がり]
それが旦那のいい所さね。
……まあ、お陰でチビさんには、嫌われちまってるようだけど。
/*
もう、ほぼCOみたいになってますが…(笑)
グレイ殿がどうされるかはおまかせ致しますねー。
潜伏するもよしっ、LWになるもよしっ(笑)!
[ばしゃばしゃばしゃとしばらくもがいて、態勢を整えた後
誰か周囲にいるかどうかなど気にとめることもなく。]
冷たい冷たい。でも楽しいね〜♪あはは〜♪
[と、ぬれて重くなった服をものともせずに、着岸しようとじたばた泳ぐ]
ま、それでも。
アンタみたいに、何考えてんのかさっぱりわからん御仁よりは、安心して付き合えるけどねぇ?
[くく、と笑いつつ、下を見る。
泳ぐネロの姿が目に入ったなら]
……相変わらず……何してんだか、あの坊やも。
[零れ落ちるのは、呆れたよな声]
お褒めにいただき、光栄至極。
[おおげさに狐は言って、わらう。
それから、枝を蹴り、地面に降りる。
音のしたほう、ネロの居るほうへ。
手を差し出して]
つかまるか?
別に、褒めちゃいないんだけどねぇ……。
[さらりと言いつつ、自分も下へと向かい。
ネロが無事そう……と確かめたなら、自身は聖殿へと足を向ける。
昨日は疼きに煩わされて出来なかった事──封印の経緯などを、*長老へ問うために*]
[着岸する位置まで泳いで、水からあがろうとしたところで
声に気づき]
あは、狐さん〜。うん。つかまるつかまる〜。でもネロは自由だからね〜。あはは〜
[と差し出された手を握って、水からあがり
耳に入った水を追い出すよう頭を振る。まだ枝の上にいるアヤメには気づいていない]
―回想―
[聞こえた言葉に、細い目を限界まで見開く。
アヤメを下して首をコキリと鳴らした姿のまま動きを止め、言葉を発したカレンを見て。]
…ジョエルが、中、に……?!
[ふらりと、結界樹に近づく。
その大きな幹に手をぺたりとつけ、俯いた頭を擦るようにつけると、長い間そうしていた。]
[水に濡れた子どもの手が、狐の手を掴み、力をこめる。
引き上げた岸の上。
振り返ると降りてきたアヤメがいた。]
ああ、行くのか。
気をつけて。
[見送り、ふたたびネロに目を向ける。]
そうだろうな、お前は自由だ。
[耳から水を出したあたりで、降りてきたアヤメに気づき。
無事だよ〜と陽気に答えた後、手をぶんぶん振って去っていくのを見送りつつ
ともに見送ったケイジが視線を戻したのを見て]
うん。ネロは自由〜。誇りとかはいらないの〜
[と、唐突にいって、結界樹のほうまで近づいていく]
―回想―
[カレンに声をかけられれば、アヤメを再び背に乗せて施療院まで運ぶ。
道中、アヤメを元気づけるか自分を誤魔化すかのように軽口を叩く。
施療院へつけば、その外で蹲る様に座って腕の中に顔を埋め。
朝までそうしていた。]
[結界樹へと近づく。
後を追うようにしているケイジに特に振り返ることもなく。結界樹へと手をぴたりと触れて。下から上までじっと、じぃぃっと見て]
変わってない、おっきくなってなーーーーい
増えたっていってたのに、なんでかな〜?
[首をかしげる]
うん。増えたっていってた
えっと。翠流が二人?
[思い出すようにいって、また確かめる。人が増えたのに大きくなってないのを不思議がる。そもそもクローディアが増えたときに変わっていなかったことを忘れている]
このなか……狭いのかなー?
[流石に、寝ていたようで。
スティーヴが来た事に気がついて顔をあげ、一緒にアヤメの寝ている筈の部屋へ行って抜け出したと聞けば、何とはなしに責任を感じた。]
俺、探してきます…!
[言い置いて、同じその窓から外へと飛び出した。]
―→現在:空中―
そうだったな。
リディア殿は、長老殿が封じた。
そして、付き人殿は――おそらく、堕天尸が。
さァ、狭いか広いかは知らないが。
広いんじゃないか。
あは、そっかそっか
[二人の名前に特に見当もないので頷くだけ
ジョエルのほうとは喋っていたのだが、気づきもせず]
うん。広いならよかったね。広いほうが楽しいよ。
でも…狐さんはいなくなるよりも、いたほうが楽しいんじゃないの?
[もう結界樹を見るのもやめて、狐面を見る。陽気に楽しそうに]
[面の下で哂うケイジを見る。面はいつものままだが]
あはは、狐さんはそうだよね〜。うんうん
[それでも納得したように頷いて]
うん。僕も楽しいよ。例え
誰が堕天尸でも。
……誰が消えても。
あなたが兎の面でもね〜。あはは
あはははははは
[結界樹に居るのではないかと思い、翼を羽ばたかせる。
そこに、白い狐の面と少年を見つければ、荒くバサバサと翼で風を叩いて、付近へと着地する。]
おい、アヤメ見なかったか?
でも、生きてて動かないのはつまんないよね
[と、結界樹を一度蹴飛ばす。]
じゃ、僕もういくね。狐さん〜。またねまたね〜
[と、手をぶんぶんと振って*結界樹から離れ森へと去っていった*]
そうか。
[くすくすとネロにわらい]
ああ、俺も、たのしいよ――
[そして、ラスがやってくる。
狐は目をむけ]
先ほどまでここにいたが。
あァ、あちらにいったな。
/*
ねむねむ…おはようございます(呆
あんまりにも眠いのでお昼寝します…。
勝手に動いてしまって申し訳ないのですよ…。
なるべく分からないように努力したつもりなんですけど、作ってみたら思った以上にあからさまでしたorz
ケイジ様は狂でいいと思うのですが…あれで狂じゃなかったら狂を間違えて喰ってしまいそうです(笑)
取れない…?
届かない訳でも無いでしょうに。
[トンと小さく飛び、手を伸ばす。
実に触れず、上の枝からポキリと折って着地する。]
…どうぞ?
[言って、ケイジに差し出した]
それはそれは。
[枝を折ってとってきた姿に、おかしそうにわらう。
それから受け取り、実に触れる――
ぼろりと手の中でくだけた実。]
まァ、こういうことさ。
…そう…ッス、か。
[他の実に手を伸ばすが、触れる直前、思い出したようにケイジを振り返る。]
リディアが封じられたのと。
ジョエルが消えた、事は…聞いた、スか?
さァな。
[くつり、哂って。]
何を知っているにしても、何を知らないにしても、
俺は何も口にはしないさ。
――そのほうが、愉しいからな
愉しい――か。
[人懐こい、何時もの笑みとは違う少しばかり歪んだ笑みを口元に貼り付けてもう一度ケイジを見た。]
あんたにとってはこの騒動すらも「愉しみ」…ってとこ、スかね?
…想像、スか。
[口元の歪な笑みを深くすると、右手を上げてカリと頭を掻いた。]
…「虚」の目的を知っても「愉しい」と…言えるといいスね。
[呟くように小さく言った]
[小さな声も聞き逃しはせずに]
さァ、どうだろうな。
知ってからでなければ、俺には何一つ言えるまい。
――退屈がこわれるのならば、何でも歓迎するがな。
[にわかにざわめきたつ院内。
精神的にはともかく、体力的には大分、回復していた。
皆の意識が他へと向いている間に、
そっと寝台から降り立って、素の足に靴を纏った。
なるべく音を立てぬようにしながら、外へと向かう]
…そ、スね…。
…ま、聞いた所では「世界のコトワリを壊す」とか…だった気が、するスけど?
[小さく小さく呟き、足元へ目線を揺らした後、顔を上げて明るく軽い声で。
その口元の笑みは深く深く、*歪んで*]
確かめないと、
……出来ることを。
[小さく呟いて、向かう先は結界樹。
空を翔ける者にとって、森を往く者は見つけがたい。
通い慣れた、と言えるようになって来た、路なき道を、なるべく繁みを選んで、進んだ]
世界のコトワリ、ねェ。
[その、見慣れぬ笑みを見て、狐はわらった。]
それが何を意味するのかはわからないが――
なんとも愉しそうなひびきじゃないか。
/*
ラスだけにラスボス、
………だったりするんだろうか。
被襲撃目指していたんだが縁故から残される気がしてきた。
ジョエル襲撃されて空飛べる男手もう他にいないじゃないか。orz
[ケイジは既に助けの数に入れてない。]
[森は奇妙に静まり返っている。
歩みは決して早いとは言えないが、
小さな足音ですら、大きく響きそうだった。
遥か上空の羽ばたきが、時折、耳に届く。
やがて、川の流れが行き着く先、風が運んできた微かな声に、足を止めた]
−施療院−
[エリカとカルロスを後にし、アヤメを探し院内を巡る。
途中でラスを見つけ、その案内で彼女が休んでいる筈の部屋へ向かった。
しかし、そこにあったベットは空。
側の椅子に疲れて眠るカレンの小さな姿だけがあった。]
……………あの馬鹿娘が。
[抑えた声は低く地を這う。
手に持つ籠の柄が、鈍い音を立てた。
明らかな渋面に責任を感じたのか、ラスが開け放された窓から飛び出して行った。]
[溜息と共に見送り、窓を閉じる。
眠るカレンの側、起こさぬ様にベットへと腰掛けた。]
………少しここで待つか。
[入れ違いを防ぐ為。カレンの疲労を癒す為。
そして、いざという時に動ける様に。
ベットに籠と届け物を置き、腰を据えたまま*目を閉じる*。]
愉しそう、ね。
…あんたは何があっても愉しそうって言いそう、…ッスね。
[笑みを貼り付けたまま、手はなる実に再び伸びる。
その骨ばった指が触れた実は、黒く萎んでぼたりと足元へと落ちた。
腰紐に両手親指をひっかけて肩を竦めて見せた。]
そうかもしれないな。
もちろん――なるようになってからでないと、わからないが。
[くすりとわらって、落ちた実を取ろうと進む。
身を屈めて、手を伸ばし。]
見事なもンだな。
狐さんはさびしがりやさん〜♪
[アヤメのいった方向を指差してた後。
結界樹から離れてからしばらく歩いて。動きを止める]
あは、忘れてた。忘れてた。でもいいかー
例え。例え。誰かが…あは。あははははは
褒めているともさ。
[しっかりと持って、握りこむ。]
付き人殿はどうやって封じた?
お前がやったのか、それとも――もう一人かは知らないが。
見事なもンだ。
どうやって?
こう、自分から力だけ剥がして、飛ばした。
[身振り手振りで、自分から立ち上る何かを表現しようとするが、まるで踊るかのように見えるかもしれない。]
あぁ、そうさ、俺がやったよ。
全部――壊す為に、俺の大事なものから、壊した。
[歪んだ笑みは消え、どこか遠くを見るように、呟いた。]
――よくわからないな。
少なくとも俺にはできないだろう。
[動きを見ながら一言。
狐はわらう。]
まァいい。
せいぜい、長老殿に疑われないよういしているがいい。
[手の中で砕かれた実を地面に散らした。]
うまく、騙しきれることを愉しみにしていよう。
お前もずいぶんと因果なもンだ。
[クツリ、と哂う。]
大事なもの――、ねェ。
それを壊さなければ、お前は躊躇いでもしたというのかな。
甘いもンだが……
[次いだ言葉は面の下にとどまった。]
長老殿に?
[問われたことばに、思いもしなかったというような声で驚きを見せた。]
今は、思っていないな。
あァ、
この後どうなるかまでは、しらないが――
なァに、
俺はそうそう、飽いるつもりもない。
お前らの望んでいるという――あァ、コトワリを壊すだったか――
ソレがかなうまでに、退屈しなければな――
[朽ちかけた丸太を拾い、地面にずりずり、ごりごりとこすりつけながら歩く
静寂とした森にはよく響く。
その音も楽しみながら地に痕をつけて歩く
行き先は診療所で]
なまえー。なまえー。なんていうのかな〜
/*
起きたら其処は戦場でしたわー(笑)
COお疲れ様です。
グレイ殿、かわいい。
私が微妙…あれー?という感じですかね、これだと。
なので、私がもう少し大人しくはしてますね。
― 回想・小屋 ―
……う……
[小さく呻き声をあげ、目を覚ますとそこは見慣れぬ部屋。気だるさの残る中、頭を小さく振り、体に異常がないか、確認]
生きてる。翼も、平気。痛い場所も……
――……っ!!
[身を包む大きめのシャツに、思考が停止する。顔はみるみる桜色に染まり、口だけをぱくぱくさせながら、しばらく固まっていた]
……ここ、あいつの部屋……だよね
この服、も……
[大きなシャツの裾を手にとリ、じっと見つめ、鼻につくカビの臭いに微かに顔を顰める]
……あいつ……も、堕天尸じゃ、なかった……
何か、大切なもの……なくしてる……人。
[失神直前、微かに見えたような哀しみに、もはや敵愾心は薄れ。再度シャツの臭いを嗅ぐと]
カビ、くさ……
……あいつの、臭い?
[小さく笑うと、*小屋を後にした*]
退屈しなければ、か。
…あんたを愉しませる義理は無いが…
知ってるなら、黙ってて貰う為には、か。
[目を瞑り、ぽりぽりと頭を掻く手は止まらず。]
―施療院―
[ゆっくりと、目を開く。
目をごしごしとこすり。窓に目を向けると透き通った青空が瞳に映った]
……ああ。
[しばし、茫然としてから、ようやく部屋の変化に気がつく]
アヤメ?
[眠っていたはずの姉貴分の姿はなく、そばに何故かスティーヴが目を閉じている。どうせおとなしく休んではいないだろうと思っていたけれど]
………もう消えた?
[そんな言葉が口をついて出た]
/*
Σ 戦場?!ええ?!大丈夫なんですか?!
可愛くないですよ?!!
どうでしょうね、非能力COしてる人がそこそこ居るので、消去法で分かる気も…?
さて今日の襲撃どうしましょうかね?
シャコンヌ殿がやりますか?
最初から知っていたさ。
気付いたのは最近だが。
それでも言わなかったということは、――どういうことかわかるだろう?
[金の目で見る。]
今のままでも、しばらくは十分愉しめそうだ――
[ずりずり、ごりごり。地を削りながら、唐突に歩を止め
きょろきょろ]
あは、無くなってる〜。うん。いいけど。いらな〜い
[と、足をそのまま診療所へと向ける]
最初から?
…俺が捕らわれる前から…なら、止めなかったあんたは同罪、スよ?
[クスクスと、楽しそうに笑いながら金の目を見返す。
おかしくて溜まらない、といった風に、腰紐にひっかけた親指でお腹を押さえた。]
烏賊 ラスは、少年 ネロ を投票先に選びました。
/*
予想外に寝すぎました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
なるべく早めに戻って来れるようにします。
まぁ、バレちゃっている気もしますが。
今日は誰にしましょうか。
襲撃描写は私がやらせて頂きますよ。
あ、誰を襲撃するか決めてからでもいいのですが。
/*
寝すぎましたか(なでなで
寝る子は育ちますから!
吊り先はケイジに聞いてみましょうかね。
誘導してくれるかもしれない。
その後に襲撃決めましょうかー
いつからだろうな。
……安心するといいさ、リディア嬢を封印させるように仕向けたのは、俺だからな。
[低くわらう。
おかしそうな様子には愉しげにして。]
さァて、同罪というのかどうか。
寧ろ愉快犯というところだろう
ずっと口を噤んでいるわけだからな
[眠るスティーヴを、じっと見つめる。いつも警戒を怠らない様子のスティーヴは、こちらの動きにも、目を覚ます事はなく。相当疲れているのだろうと考える]
……お疲れ様。
[ベッドから毛布を剥ぎ取ると、起こさないように細心の注意を払いながら、そっと毛布を肩にかけた]
[昨日カルロスといった診療所が見えてきた。
エリカはまだいるだろうか。盛大にすれ違ってることなど気づきもせずに
診療所を遠目に見る。入る気はなかったからだが、こっそり窓から見ようかなどを動く。
最も。地面をずりずりごりごり削る音を立てながらにこっそりなどないのだが当人には気づいてない]
[庭に干されていた自分の服を手に取り、体に残る負の臭いを落としに結界樹へと飛ぶ。途中、何度かふらついて樹にぶつかりながら]
……みんな……
早く、救わなく……ちゃ
[白い翼を傷つけないよう気をつけて飛び、やがて結界樹の元へと辿り着く]
[部屋を出たところで、ごりごりずりずりいう音が外から聞こえてきて]
……なんだろ
[窓から顔を出せば、赤い頭が施療院の周りをうろうろしているのに気がついて声をかけた]
ネロ?どうした?
何が、大事なものから、だ。
気に喰わないから封じたと言われた方が余程マシだぞ。
第一………
俺なぞより大事なものが、お前にはあるだろう?
[窓から覗こうと思った。だがどこにいるのか知らない
ならば手当たり次第と思っていて覗こうと思った窓から見知った顔]
あは。カレンだ。やっほ〜。
エリカに会いに来たの〜。起きてる?
[全ては退屈しのぎ、と言ってのける狐にキツイ視線を向けるが、水鏡の向こうにそれが届く筈も無く、苛立たしげに立ち上がった]
あぁ、そうだったのか。
変だと思ったんだ、リディアとか。
…次は誰を誘導してくれるんだい?
[暗く暗く、笑み――その言葉には、希望も含まれる。]
[真白な翼の小さな影が見えると、その瞳の暗さと歪んだ笑みは一瞬で姿を消す。
にこりと、いつもの人好きのする笑みを浮かべ、オーフェンの姿を見上げた。]
んーエリカか?お見舞いにきたのか。少し待ってろ、見てくる。
[言うと窓から顔を引っ込める。しばらくして]
こっちも消えたのか!?
[驚いた声が空いた窓から響いたかもしれない]
うん。お願い〜
[と、言って、素直にしばらく待てば。窓の奥から響く声がして]
え〜。まだ鳥の名前聞いてないのに〜。
どこいったのかなぁ〜。ん〜…あは
わかんな〜い
[ふらついた飛行中は地上への注意が散漫。結界樹に近づくにつれ、次第に体の不調は和らいでいく]
……?
誰か、いる?
[上空から結界樹付近へと目を凝らした]
[考えた。咄嗟に浮かばなかった。諦めた
というすばやい結論だけは下す。解決は何もしていないが気にしないが気にせずに
窓に手をかけてそこから中を覗き込むようにしながら]
あは。エリカのほかにも誰か消えたの〜?
[内部に巡らされた枝から結界樹の葉を一枚取る。一瞬ざわりと枝が揺れたが、害意は無いことは伝わっているのかそれきりだった]
[水鏡の場所に戻り、薬指の先を水に浸すと、葉の上に一つの文字を記す]
…あんまり考えてないなぁ。
障害、になる人物――かな。
[ケイジの言葉には小さく、オーフェンには聞こえないように顔の表情を変えずに小声で言いつつ、上空に見えたオーフェンには笑顔で手を振って見せた。]
[近くに居た先生に聞くと、肩をすくめてどうやら自分で出て行ったらしい、とのこと。アヤメもすでにいなくなり、ラスが探しに行ったらしい。仮眠を取っているカルロスは起こす気になれず。外に出ようとするとネロが窓から顔を覗かせた]
ああ、アヤメもいなくなって。エリカ、これから探しに行こうかと思うけれど……ネロ、どうする?
[言った後で、ネロが丸太を引きずっていることにようやく気がついて、不思議そうな顔になった]
[交わされる会話は微かにしか届かない。
ただ、飛来した影に、空気が変わるのだけは、感じた。
確認をするには、人がいるうちには得策でないと思ったか。
歩みゆこうとする先は、今、己の来たばかりの方向。
目指すのは、施療院ではなく、村ではあるが]
障害ね
[くすりとわらった。面の下で。
オーフェンが近づくのに声はおさえ、]
そういえば、アヤメ嬢は四つ翼だったと知っていたか?
[おかしそうに問いかけた。]
─聖殿─
[聖殿にたどり着き、長老の下へと向かう。翼は、村に入る前に畳んでおいた。
長老の側近たちは会わせるのを多少渋っていたものの、結局は押し切って]
……んで?
何がどうしてどーなって、あーなったワケだい?
[問いかけに、長老は深く、息を吐く。
上げられるのは、リディアの行動に基づく疑念など、儀式前にも簡単に説明された話]
……それだけ……じゃ、ないだろ、長老?
他にもなんか、あるんじゃないのかい?
[低い問いに返るのは沈黙]
『古き契約に従い、我が招請に応えよ、小さき翠の仔』
[詠う声に応じて、淡く小さな翠の光が水面にと浮かびあがる]
『水と翠を司る者の名において、この水面の向こうに異変あらば我に伝えよ』
あは、そうなんだ〜。リディアと付き人?みたいになったのかな〜
[ケイジから名を聞いたため、ジョエルは付き人という名前に...の中ではなっていて]
でもアヤメは結界樹にいたよ〜。どっかいっちゃったけど。
あっち。
[と一度指をあらぬ方向に指差して。首をかしげ]
えっと、結界樹のとこからあっちだからー…聖殿のほうだよ〜
[といった。どうする?という問いには答えなかった。
黙っていたというよりも単にまだ考えていなかっただけであるが]
/*
きっちり聞いていたことにすると、
動きが狭まりそうで。
それに、それほど聞こえる距離なら、
あの二人ならば気付いていそうな気が。
長老。確かに、封印は生命は奪わない。
でも、疑心暗鬼の念は『虚』を強め、結果として『堕天尸』に力を与えるんだ。
……隠し事は、ナシにしようよ。
アタシも、できるだけの事はする……天将の血脈として、力を継いだ者として、できる事を。
[だから、との訴えに、長老はわずかに目を細めた。
両親の事情を知る、数少ない人物には、それで決意は伝わるか。
そうして、語られたのは。
狐面の進言のこと]
……あの旦那が……『虚』を、読める……?
でも、狐の旦那には……。
[天将の素質はない。ならば何故、それが叶うのか]
……ん、わかった。
長老も責められ怒鳴られで立場ないだろうけど……頑張っとくれ。
[アタシも頑張るからさ、と。口調は軽く言って、聖殿を辞し、広場へと]
[会話内容はまるで耳に届かず、ラスに手を振り返して]
また、後で来よう……
[少しだけ楽になった体で、狐とラスの上を旋回した後、結界樹から飛び去る]
4つ翼?
…いや。
幼馴染だが、全てを知ってるわけじゃない。むしろ――知らない事の方が多いだろうな。
[眉を下げながら口は笑みつつ、飛び去るオーフェンを少し目を見開いて手を振ってみた。]
それは、何か意味が…あるのか?
─広場─
さぁてぇ……とは言ったものの、どうするか。
[改めて狐面を問いただすか、否か。
そして何より]
……護りの法……どこへ向ける?
[如何にすべきかは、己が力の向ける先]
…………。
[一瞬、瞬いてから、すうと水鏡に沈んだ光を目で追い、もう一度水鏡の中の光景を見つめてから、その傍から離れ、木の枝で作られた壁の前に腰を降ろした]
………絶対に、殴ってやる。
[誰を、とは口にせず。心を鎮めようとするように*目を閉じた*]
……私情は……ナシだ。
護るべきは、今、失ってはならぬもの。
……気脈を読む術を持つ者……かねぇ。
[誰に言うでなく、ぽつり、呟く。
肩に止まったラウルが、案ずるようにぴぃ、と鳴いた]
[抜け出してから時間が経っていたために、
来た時より急ぎ足で、選ぶ道も、村へと直接繋がるもの。
荒く踏まれた草が、悲鳴の代わりに音を立てる]
くの一 アヤメは、かぶき者 ケイジ を投票先に選びました。
くの一 アヤメは、学生 エリカ を能力(守る)の対象に選びました。
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
くの一 アヤメが「時間を進める」を取り消しました
[ネロのリディアやジョエルと同じに、という言葉に眉を寄せて]
長老が封印したならば施療院まで連れに来るだろうよ。それはおそらくない。虚に飲まれた、はありえない、ことではないけれど……。
[ゆるゆると、首を振った]
そうか。とりあえず、聖殿に行ってみるかな。
あ。なあ、ネロ。ラスは一緒だったか?
あと……その丸太は一体、何のためのもの?
[我慢できずに丸太を指差し、聞いてみた]
/*
うな。
オーフェン行くのかなと思って去ったのもあるのだけれど。
……踏み入るにしても、あそこまで話題が進んでいると無理でした。
寝ていた私が悪いのだけれども。
しかし、こういうとき、徒歩設定は面倒だな……!
孤児 オーフェンは、少年 ネロ を能力(占う)の対象に選びました。
孤児 オーフェンは、かぶき者 ケイジ を投票先に選びました。
孤児 オーフェンは、傭兵 カルロス を投票先に選びました。
/*
こそこそ。撫でられています[なでなでさらながら。]
育つには歳を取りすぎましたわ。
吊り先、微妙そうですね。
というかこのままだと私吊られるぅ( ゚∀゚ )!
襲撃GJが出るならグレイ殿襲撃の方がいいかな、とかふいに思ったり。
PC視点ではエリカ殿かなー…なんて。
GJ出そうですが。
孤児 オーフェンは、御令嬢 ロザリー を能力(占う)の対象に選びました。
孤児 オーフェンは、少年 ネロ を能力(占う)の対象に選びました。
そっか〜。うん。よかった〜。
[頷く。
説明の内容を理解しての頷きには見えないだろうが]
ラスはね。結界樹に来てた〜。アヤメ探してたみたいだよ〜。
そこには狐さんもいたけど、その後は知らないしらな〜い
[そう答え、丸太のことを聞かれれば笑みを浮かべたままで]
これは拾ったの〜。
音が気に入ったんだ〜
[と、丸太を地面にずりずりごりごりこすり付ける]
……わっ……!
[止まった人影を避けようとして、さらにバランスを崩す。体を捻ってかろうじて衝突は避けたものの、地面を数回転がり、停止する]
……うう……
だ、大丈夫?ぶつから、なかった?
[いまだ誰かは視認できていないまま、声をかける]
/*
そうですね。
吊り…どうしよう……。
襲撃は今からだったらまとめサイトにエリカ殿襲撃で守護先指定願えば可能かもしれませんが。
守護先はエリカ殿だと思うんですけど…。
吊りは誰にしますか?
昨日に引き続き、鷹の目殿か、カレン殿辺りが濃厚ですが。
[振り返り、薄闇に目を凝らす。
眇めた眼は真白の翼を捉えたが、傍を抜けて地へと落ち、転がる小柄な姿に、身が竦んだ]
……………っ、
[固まりかける身体。
唇を噛み、己の腕を掴んで、振り払うように首を振った]
……だい、じょうぶ、
そちらこそ、…………怪我は。
[それだけを言うのもやっとで、息を吐く。
数歩、近づいた]
/*
かび臭い=俺の匂いに思わず噴いた。[笑いのツボ直撃]
そうだな、野郎の一人暮らしなんてそんなものだ。
キノコが生えてないだけまだマシな方だろう。
[ネロの言葉にふむふむうなずいて]
そう。それじゃあ、行き違いになったのかな。ラスはアヤメを見つけられていないのか。
ならとにかく聖殿のある方に行ってみるか。……ネロ、一緒に行くか?そこまで遠くないから歩いていってもいいし。
[丸太の音が気に入った、という言葉には]
そうなのか。
[しばし考えて]
すりこぎですりばちをごりごりやるみたいな音だな。
……あ、エリィさん?
よかった……ぶつからなくて
……僕?うん、平気……かな?
[転んだままの格好で、まずは翼を、そして腕や足が動くことを確認する]
……どうか、したの?
具合、悪そう……だよ?
[近づいてくるエリカの顔を見つめ]
うん。行き違い行き違い〜。でもラスにもどこいったのか言っといた〜。
聖殿は楽しくない。楽しくないけど…
[カルロスから聞いた。アヤメの歌。
後、ラウルのことを思い出して】
うん。いく。少し行く。
ごりごりごりごり〜♪
[言いながらも、丸太をごりごりずりずり地面に擦り付けている]
……そう。
[吐き出した安堵の息は、長い]
ううん、平気、少し……
嫌な事を思い出した、と言えば良いかな。
[緩く、首を傾げる]
先程、結界樹の方で見たような気がしたけれど。
……ここで悩んで突っ立ってても仕方ない……か。
旦那とも相談したいし、一度、施療院に戻るとするかね。
[小さく呟き、歩き出す。
四翼で飛ぶにはまだ、多少の不安があった]
……今更なんだが、飛び方も、習うか……。
/*
じゃあ、せっかくですので。
表で言っちゃいましょうか。
吊りはネロも確かにアリですねー。
ネロにしちゃおうかなぁ。
鷹の目殿だったら、私も動きはできるんですよね。
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
くの一 アヤメが「時間を進める」を取り消しました
[ふと目を細め、幹に背を預けて地面に座り込む。]
そういえば…「もう一人」が、この中から「虚」を感じるとか言ってたぜ。
俺は良くわからないけど。
障害になりそうな奴は、ここに封じ込める。
[独り言のよに呟いて、それから狐を見上げた]
何か誰か、知らないスかね?
――そういえば、ジョエルがエリカと居たのを見たけど…彼女は、何か力を持ってる、ンスかね。
[ネロの言葉にうなずくと]
よし、それじゃあ行くか。少し早足でいくよ。
[言って、先生に声をかけると、手近な窓を乗り越え、外に出る。歩き出しかけてからある事に気がついて]
……その丸太も持っていくのか。
……嫌な、こと……?
ごめん、ね、びっくりさせちゃって。
[立ち上がり、大きすぎるシャツについた土をぱんぱんと掃う]
うん、行ったけど……
……ラスさんと狐さんが、お話してたから
邪魔しないように……戻ってきた
−施療院−
[何がきっかけだったかは判らない。ただ唐突に覚醒した。
咄嗟に立ち上がり見回すが、部屋には誰の姿もない。
眠っていたカレンも、姿を消したアヤメも、追ったラスも。]
…………随分と気が緩んでいたものだな。
行かねば。
[軽くなった体が時間の経過を示している。
急ぎ大股で部屋を出た。露台へ向かう。]
御令嬢 ロザリーは、学生 エリカ を能力(襲う)の対象に選びました。
[ふるふると、小さく二度、左右に首を振る]
君は私を避けようとしてくれたのだろうから、
気にすることはない。
克服しなければ、いけないのだろうけれど、ね。
[眼差しは一瞬、遠くを見てから、目の前の相手に戻る]
……あぁ、あの二人。仲が、良いのだろうか?
楽しげ…… というにも、少し異なるのだけれど、
そういう雰囲気に、見えた。
[先程の様子を思い出しながら、思案げに]
とりあえず、……診て貰った方が、いいかな。
私は、村へと往くけれど。
はーい。いこ〜いこ〜
[と、窓から飛び降りるカレンを見て。丸太を引きずりながら歩きだし
丸太のことを聞かれれば]
うん。もってくよ〜。駄目?駄目?
[ずりずり、ごりごり。引きずりながらも早足で歩く]
誘導で言うなら。
さっきここに居た…ネロ、だっけ。
あの子とか、良く分からないから「虚」に捕らわれているとか言いやすいかもしれない、ッスね。
[膝を立てた上に手を組み、顔を水平に戻して口元を隠して細められた闇を埋め込んだ瞳を揺らして独りごちる。
もう一度狐を見上げれば弧を描く目。]
孤児 オーフェンは、御令嬢 ロザリー を能力(占う)の対象に選びました。
孤児 オーフェンは、少年 ネロ を能力(占う)の対象に選びました。
烏賊 ラスが「時間を進める」を選択しました
烏賊 ラスは、学生 エリカ を能力(襲う)の対象に選びました。
[微睡みのつもりが、それなりの時間は経っていたようで、身体を起こすと同時に筋肉を解す]
ふあ…、あ、すみません。
あの後、エリカちゃんって――…?
[ちょうど眼の前を横切った施療院の主に問えば、自らの足で出て行ったとの答え。
起きぬけに、頭を抱えたくなった]
まあ…ホントに元気になってんなら良いんだけど。
ある種、俺のお仕事は終わったし、帰るかねえ。
孤児 オーフェンは、烏賊 ラス を能力(占う)の対象に選びました。
/なか/
もう黒引いてみてもいいかな?
昨日ラスさん占うか迷った。
単に更新時間に一緒にいたから、占いしやすいってだけの理由で。
[ネロの問いにはふるりと首を振って]
いや、ネロが重くなければ別に私は構わないけれど。
[そのままずりずりごりごり、周囲に響く音をさせながら広場へ向かって歩いている]
[露台へ上がり、翼胞から紫紺の翼を出す。
二対四翼に風を受け、大きく広げた。
鋭く辺りを見回す。森に消える小柄な影が二つ見えた。]
…………起こしたのはあれか。
[引き摺られ行く丸太に顔を顰めながらも、蒼穹へ飛び立つ。]
― 聖殿付近 ―
[ 飛び立った後、暫くして聖殿付近に降り立つ。]
さて、長老はお部屋に篭られているのでしょうか?
…羨ましい限りですね。
[ そう言って、長老に会おうと中に入る。
側近達にしてみれば、本日2人目の来訪。
止められはするものの、笑顔で脅しをかける。]
貴方がたが、私をお止めになるのですか?
[ そう言って戸も叩かず長老の前へと。]
御機嫌よう、長老殿。
[ 表情は極力笑って。
けれど声は笑っていなかった。]
[狐は、おやおやと呟いて。]
確かにネロはそうだろうなァ。
わかる人の方がすくなかろうが――
さてはて、やる前から悩んでもな。
うまくいくといいが。
[視線が向かうは、聖殿の方向。]
克服……?
[遠くを見るエリカに首を傾げ。そっと頭を撫でようと手を伸ばす]
……どう、なのかな?
僕、あんまり、みんなのこと、知らないから……
[ちらと見た二人の様子を思い出すが、特に気になった点はなかった]
うん……
僕も、村に行く。一緒に、行こう。
/*
ネロが村人だった事に驚いた。
ならもう一人はロザリーか。デフォから動かしておかねばな。
狼も出てきた事だしケイジ封じに行きたいが、占われた立場からするとオーフェンの証明の為に今襲撃されるのはまずいかも知れんのだよな。
……まあいいか。
猟師 スティーヴは、かぶき者 ケイジ を投票先に選びました。
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
くの一 アヤメが「時間を進める」を取り消しました
ん、
[伸ばされる手を避けようとはしなかったけれど、
僅かに、困惑の色を滲ませて。
触れるのも撫でるのも、そのままに。
ただ、手が離れていくときには、眼を伏せた]
……逃げてばかりいても、駄目だから、ね。
[後の言葉には、そう、と短く返した。
思考を巡らせたのち、世帯主に訊くのが一番かと思い直す]
わかった。
それでは、行こう。
さァて、それじゃあ俺は先に行こうか。
――あァ、そうだ。
もう一人にも、よろしく伝えておいてくれ。
何かが起きたら、アヤメ嬢がコレを取っていた話でもしてやるといいさ。
[その様子を見て、わらう。
開いたつばさ、バサリ、はばたいた。]
うん。大丈夫だよ〜大丈夫〜
[了承をもらえれば陽気に笑って。こたえ。
ずりずりごりごり音を響かせながら道を歩いていけば。人影が見えてきて]
猟師 スティーヴは、少年 ネロ を投票先に選びました。
…分かったよ。
くれぐれも――アンタを、封印させないでくれ、スよ?
[最後の言葉は低く。
翼を開いて飛ぶ姿に、手を振り――目を瞑って、結界樹に凭れて座ったまま、息をついた。]
[丸太がどこかにひっかかったり転んだりしないように注意しながら、しばしネロと歩く。時折気配を探れば、紫星のものが近くにあることがわかり。段々近づいてくれば、やがて、姉貴分の姿が木々の向こうに見える]
あ、おーい、アヤメ。
[そちらに聞こえるよう、声を上げて手を振った]
― 長老の部屋 ―
[ 長老がこちらに気が付くとうんざりしたように溜め息を。
それを、見下すように見てから座る。]
お話があって参りました。
昨夜はお疲れ様でしたわ。
ジョエル殿が消えたことはお耳に入っていますか?
それを考えると堕天尸はまだいるようですね。
[ 長老は重々しく頷いた。
きっと、こうして来る人の話を全て真剣に聞いているのだろう。]
忠告しておきます。
全ての人間が疑わしいだけで封じることはできません。
しいては、ホルストの家の者には手を出さないで下さい。
それをお願いにあがりました。
堕天尸たる証拠が掴めたなら、その御力をお使い下さいませ。
[ それだけを言って立ち上がる。]
[施療院への道を、ゆっくりと辿る。
四翼を自らの意思で解放すると決めたためか、疼きは既になく、歩みは確りと]
……ん?
[しばらく進めば、耳に入るのは何かを引きずる音。
それに首を傾げたところに聞こえたのは、自分を呼ぶ声]
ああ……カレンかい。
[軽く、手を振り返してそちらへと]
[エリカの表情の変化に、目をぱちくり。手を引っ込めようか迷った後]
ラスさんの前の僕も、こんな風、だったのかな……
[つぶやいて、そのまま頭を撫でた]
……うん。
逃げても、逃げても、逃げられない……から、立ち向かう
……そうすれば、もう、逃げなくて……いい
[そう言って瞳の奥に映るのは、今纏ったシャツの持ち主の姿。
エリカの促しを受けて、翼をしまうと村へ向かって歩きはじめる]
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
[見えた人影を徐々に視認できる位置まで歩けば]
あは、アヤメだアヤメ。鳥さん鳥さん
やっほ〜やっほ〜
[と、カレンと同じように。だが、ぶんぶんと手を振って、近づき
まずはラウルのほうへと手を伸ばす]
くの一 アヤメが「時間を進める」を取り消しました
――おや。
[結界樹の範囲の外。
落としたはずの虚の種はなく、そこの空気は変わらない。]
何があったやら。
[おかしそうに呟いて、一路、広場の方向へ。]
[風に乗り、高く舞い上がる。
森を行く人影は、木の葉に隠れ見えなくなった。]
……聖殿か、結界樹か。
拾う必要があるのは結界樹の方か。
…………また動けなくなっていてはかなわん。
[昨日の儀式とその後の体調の話を思い、眉を顰め空を切る。
速度早く過ぎ行く風が体の熱を奪う。そして頭も冷やす。]
……まさか、あの子供もか?
[気を失ったというエリカ。動けなくなったアヤメ。
深紅の瞳を細くし、その後気を失った子供。
一致する符合に眉間の皺を深く刻む。]
[ 入り口の辺りで何かに気付いたように振り返る。]
そうそう…疑わしい者がいたら報告するのでしたよね。
あのジョエル殿が封じられるぐらいですので…。
仲がよろしかった方だと封じやすいでしょうね。
鷹の目殿は彼のこと随分と気にしていたようです。
くす……どうしてでしょうね。
それから、ネロという少年はご存知ですか?
彼は綺麗なものも汚いものもお好きだそうです。
非常に興味深い方ですよ。
今度、長老も彼とお話してみてはいかがでしょうか。
それでは失礼致します。
[ 長老に会釈して部屋を退出する。]
御令嬢 ロザリーは、少年 ネロ を投票先に選びました。
うん……?
[呟きの意味を取れず、こちらも瞬きを返す]
そう。
……逃げてしまったことで、後悔することもあるから。
同じ後悔をするのなら、力を尽くしてからにしたいもの。
もっとも、しないのが一番だけれど、ね。
[手のひらを見つめて、そう零す。
またぶつかるといけないからと、飛ぶ事は勧めず。
けれど、真意が別のところにあるのは見て取れるか。
歩む調子はなるべく合わせて、けれど、気持ち、急いで]
どうして、彼だったのだろうね――……
[零した言葉は、唐突だったか。天を仰ぐ]
[アヤメに近寄れば、少し口をとがらせて]
……ああ、じゃなくて。体はもう、大丈夫なのか。ラスがアヤメを探しに行ったはずなんだが、もう会った?
[ 聖殿の廊下を歩きながら考える。]
これで長老はどう動くでしょうか。
全く…、あんな老人を脅威に感じるなど困ったものですね。
[ そう言って溜め息をつく。]
さて、本日はどんなショーを開いて下さるのでしょうか。
愉しみにしていましょうか。
[ くすくすと嗤うのを我慢する。
この嗤い声は仲間へと聞こえるだろうか。]
[思考の欠片は、結界樹から来る白の翼に霧散した。
目を眇めて白い狐の面を睨む。]
………ケイジ。
[カルロスは人間だと言うが、疑わしさは拭えない。]
[手を振るネロに、ラウルはぴぃぱた、羽ばたきで挨拶を]
ああ、身体は大丈夫。
……世話かけたね、ごめんよ。
[口を尖らせるカレンに苦笑して]
ラス? いや……会ってはいないけれど。
……あっちにも、気ぃ使わせちまったかねぇ……。
投票を委任します。
傭兵 カルロスは、かぶき者 ケイジ に投票を委任しました。
――鷹目殿。
[前にあらわれたスティーヴに、狐はわらい声。]
どうかしました?
そう怖い目で睨まないでください。こわいじゃないですか
あは。
[羽ばたきで挨拶するラウルを陽気に見ながら手を伸ばす。
片手は丸太でふさがっているため、抱き寄せることは叶わないが、触れればやっぱり撫でるだろうが]
アヤメが行った後、少ししてラスは来たんだよ〜。
場所いったけどすれ違ったのかな〜。あはは
力あるものを――封じる。
アヤメもあるようだが、流石にジョエルアヤメとくればなんとなく疑われそうなので…
…治癒が出来たカレンと、ジョエルと一緒にいたエリカ、が結界樹の中に巫女がいることを察知していたらしい。
…後者、かねぇ。
[施療院を出て、屋敷へと向かう道を辿りかけ、けれど視線は結界樹の方向を向いた]
あの中に…いるんだよな。
見にいきたいには見にいきたいが…確か羽根が無いと、側までは行けなかったんだっけか。
いや、まあ…泳ぐと言う手も有るし。一応向かってみるか。
[歩む向きを変え、足は結界樹へと向かう方角へ]
……恐いなどとよく言えたものだ。
面と合わせて舌が二枚あるのではないか。
[睨むままに短く問う。]
この騒ぎが起こってから随分と結界樹周りでお前の姿を見る。
………何を企んでいるんだ?
[返される瞬きには、ぎこちない笑顔を返し]
……うん。
自分に、できること、精一杯、する……
……後悔、しなくてすむなら、それが……一番、いいね
[リディアの顔が脳裏を過ぎ、遠い目をする。エリカの歩調に、置いていかれないように少し早足で]
……かれ?
[誰のことだろうと首を傾げ、足を速め、エリカの前に出て、顔を仰ぎ見る]
[一度倒れた姉貴分の言葉はいまいち信用できず、かといって言っても無駄な気がして。やや恨みがましい目で見るにとどめただろうか]
そうか。ならばいいけれど。
うん。ラス、家の事もあるだろうにわざわざ探しに行ってくれたみたいなんだ。ネロが結界樹で会ったと言っていた。やっぱり行き違ったままなんだな。
[そしてもうひとつ、大切なことを思い出す]
そう、それとエリカも施療院を出て行ったみたいなんだ。……アヤメ、行き先を知らない?
おや、二枚舌とはひどいもの。
俺がこわがっているかどうかなど、鷹目殿にはわからないでしょうに。
[くすくすとわらうのは、どう見てもその感情ではないが。
狐は彼を見る。]
なにも。
――信じるかは知らないが、俺はなにもたくらんではいないンですよ。
[くつり、くつりと、哂う音。]
なかなか愉しい場所だと思うだけですからねェ
/*
確認。
今日までは村吊りでも問題ない、な。
明日狼側を吊らないとエピになるが。
ネロ誘導はロザリーがしたし、上手くケイジに疑惑を植えてみたいが。さて。
[伸ばされる手、ラウルはそれを避ける事無く]
アタシが行った後で?
そう、か……んじゃ、後で謝っとかないとだね。
アイツは、色々と抱え込んでるから……アタシには、気ぃ回させたくないんだけど。
[ネロとカレン、それぞれの言葉に小さくため息をついて]
……エリィ? いや……アタシは一人で出てきたから。
[ 返ってきた声に一瞬、空を仰ぐ。]
………確かに。
貴方が疑われては困ってしまいますね。
エリカ殿ですか…。
金の鳥は実際にこの目で確認致しましたが。
巫女が結界樹の中にいることを察知…ですか。
嗚呼、そういえば。
リディアとジョエル殿のことも気付いていましたね。
……成程、危険ですわね。
[ 後者、という言葉に同意してみる。]
[すくと立つと、目を細めて空を仰ぎ見た。
口に歪な笑みはもう無く、ただただ何も無いがらんどうの表情。
ふと背を見ると、気が抜けたか薄金の羽根は闇色とのまだらになっていて。
自嘲気味に笑いながら一度揺らすと、それは再び薄金へと戻った。]
…さ、てと。
[組んだ手を挙げ、大きく伸びる。]
中/
さて、俺は俺で誰に投票するか考える必要があるんだがー。っと
誰にするかなー。いっつも展開とかわかんないーと。
寡黙からいっつもやっちゃうんだが、ロザリー自分とこは駄目ーってなってるから、やったら駄目な流れかなーと。
むむぅ
ああ、捕らわれた者の話。
巫女の次が、何故、その付き人かということ。
[眉は寄り、眼は少しだけ、遠くを見る。
己より前に出られれば、自然と歩は緩んだ]
単に力ある者を潰すのならば、他にもいたはず。
それに、虚は、負の感情を糧にする……
彼に、なんらかの縁故のある者、と見るのが妥当か。
[顔を上げる。
その先に、人の姿が見えた]
………わらっておいてよくも言う。
[憤りのまま、胸倉を掴もうと爪を伸ばす。]
……楽しいだと。
巫女が封じられ、堕天尸が暗躍するこの現状をか?
― 広場 ―
[ 僅かに人がいる広場。
昨日はここでリディアが封じられた。]
………会わない日は多いですが。
寂しい…ですね…。
[ 先ほどのあった長老の顔を思い出すと腹立たしい。
あの場で罵ってやろうとでも思ったが、気が引けた。]
……さて、これからどうしましょうか。
嗚呼、そういえば。
森で見つけた、アレ、の話をするのを忘れていました。
どうしましょうか。
[ そう言うものの、戻る気にはあまりなれず。]
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/中/
ありゃ、気付けばオオカミ2COですか。
しかしスティーヴを落とすのはおすすめしないなあ…
どういう展開を見込んでるのか知らないけど。
あは。うん。色々抱え込んてるね〜。…でもそれは、アヤメも一緒じゃないのかな。
あはははは
[ずりずりごりごりと楽しそうに地面に丸太を擦り付け]
そう、エリカから鳥の名前まだ聞いてない〜。
…あれ?
[とラウルを撫でながら、見えた人影を見て首をかしげる]
っと……
[避けなかったのか、避けられなかったのか。
胸倉を掴まれて、狐は少し苦しそうに息を吐いた。]
誰もそこまでは言わなかったが。
そう聞こえましたか。
[それでも狐はわらう]
あの中に人がいるという事実が、どうもおかしくてねェ。
そして――
たしかに、俺は、この状況も愉しんでいますよ
少年 ネロは、傭兵 カルロス を投票先に選びました。
[村から結界樹までの距離は相応にあって、その途中で昨日の本来の目的であった人目に付かなさそうな場所を探す。
けれど、何も無いままに、結界樹の下に広がる湖まで辿り着いてしまい、]
ついてないと言うか、なんと言うか…。
向こうに人影があると泳ぎにくいよなぁ…。
[湖の向こう、結界樹に立つ誰か、に視線を送る]
そうだな。ラスはいつも、親切で、いい奴だ。
ん。アヤメが会って一言言えば、きっとラスも安心する。
[エリカを知らない、という言葉にはうーんとうなり]
そうか。……もう少し、探してみようか。いそうなのは森の中か、結界樹のあたりだろうか。
……そう、だね。巫女と、付き人。
ジョエルさんが封印、された理由……
[眉を寄せ、口を尖らせるようにむー、と唸る]
ジョエルさんと、縁故がある、人……?
……誰、だろう。アヤメさんか……ラスさん?
次もあるの、かな……?
[首を傾げ、エリカの視線が止まれば、そちらへと向く]
/*
そして、皆、結界樹にいるそんな感じ。
そろそろ封印関係あるから、あまり動きたくない罠。
さてはて、どうしようかなぁ…。
襲撃もあるかも、と考えると何とも。
[蓋のしたで、その憤りに、やみがどろりとうごめいた。
それは虚というには少しちがうもの。
面の上まではそうそう――簡単には伝わるものではないと狐は思う。
伝わったとて、その傷を見たならば、意味はわかるだろう。
これが、狐が受けた憎しみの傷だと。だからこその、やみなのだと。
ゆえにあわてることもない。]
……どうかな。
ただ、次もあるとは、思う。
[挙げられた名。
少しだけ、躊躇いが滲む]
正と負は、遠くて近しいから。
[呟くように言って、
視線の先にちょうど、その片方――世帯主の姿を認め、またたいた]
[じっとみて気づけば、ラウルから手を離して、ぶんぶんと振る]
やっほー。やっほー。オーフェン〜。エリカ〜。
[といって、丸太をずるずる引きずりながら、近寄って]
エリカエリカ。あの鳥なんていう名前なの〜
[ずっと聞きたかったことを聞く]
……いうね、坊やも。
[さらりと突かれた真理に、掠めるのは苦笑]
いいヤツ過ぎなんだよ、ホントに。
人の事ばっかり優先して、ね。
[呆れたように呟きつつ、探してみようか、という言葉に頷いた所で]
……探すより先に、来たみたいだね?
[新たにやって来た人の気配に、安堵したよな声をあげ]
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……そう聞こえるから言っている。
[苦しそうな息に構わず、手前に引いた。狐の面が近い。]
………何故、お前はこの状況を愉しめる。
お前は堕天尸なのか? もしくは虚に惹かれているのか?
俺の目を見て答えろ―――邪魔だ。
[狐の面に手をかける。
だが重い四翼は近距離の羽ばたきに向かず、均衡は危うい。]
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え?
ああ、ええと、
[意識が他に向いていたのと、
抜け出したのに見つかってしまったという思いと、
何故か少年の引きずっている丸太に驚いたのもあって。
普段なら回答を避ける質問にも、つい、口が開いた]
――……アイラ。
[正確には、鳥の名ではなかったが]
……そう……だね
[ある程度予想できていたこと。他人の口から聞くと、それは現実味を帯びて、目を伏せ]
うん。
……一枚の葉っぱの、表と、裏……。
[森の中、集団が見えればそれぞれに手を振って]
……?
[ネロにずるずると引き摺られた丸太に、首を傾げる]
ふだんが退屈で仕方がない――ンでね
[引かれるままになる――かすかに抵抗するとバランスは崩れ、手の力にかなわずに面に触れられた。]
堕天尸でも、惹かれてもいませんよ
[取ろうとするのに抵抗もしない。面倒に思ったのか。くれないの口唇は、三日月をえがく。]
目を見てねェ、普段も話しているじゃないですか
男の素顔など見ても愉しくもないでしょうに
[額につけられた、切り傷のあと。]
話したい事と、聞きたい事?
なんだい、改まって?
[エリカの問いに、不思議そに首を傾げる。
ラウルは手を振るオーフェンに、ぴぃぱた、と挨拶を]
アイラ…アイラ。
あは。そっか〜。今度見つけたらそう呼んでみる〜。
[エリカから返った言葉に、ただそれだけのことでも楽しげに言ってから
オーフェンへと向き直り]
あは。オーフェン元気だった?えっと。えっと……でーと?
[カルロスがいったことをおぼろげながらも覚えていたので言いいながら
不思議そうに丸太を見るのに気づいているのかいないのか
地に痕を残すようにごりごり動かしている]
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エリカ。
……………………。
…………。
まあ、とりあえず無事ならばいいのだが。昨日のあれで、歩き回って大丈夫なのか。
[とにかく何かあったわけではないことを確認することが第一の目標だったため、何となく気が抜けて。昨日の鳥や言葉についても出来れば聞きたかったが、アヤメに話がある、という言葉に、成り行きを見守る]
[一緒に居るオーフェンにも気がついて、手を振った]
まあ、近くに行ったからって、俺に何が出来るわけでもないしなぁ。ここから一声掛けるだけでも良いか。
[更に近付いて眼を凝らせば、その羽根に見覚えがある気がして。
その姿が羽根を広げ、近付いてくるのに確信を得た]
ああ、なんだラスか…。だったら気にする必要も無かったか。
どうした?こんな所で。
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[ラウルにぱたぱたと手を振り]
ネロ、初めまして。
うん、元気だよ。でーと……?
[って何だろう?と首を傾げ、エリカの顔を覗き見。真剣な雰囲気に気まずそう]
……昨日。
彼とは、一緒にいたんだ。
結界樹の元で、会って。
[家に世話になったこと、
それから、迷ったのちに、
昨日告げたのと同様、己の力の事も]
その後、長老に話しに行くと、言って。
止めていれば、私が自ら行けば、よかったのかもしれない。
[夢うつつでの謝罪は、覚えていないか。
もう一度、ごめんなさいと、口にした]
かぶき者 ケイジが「時間を進める」を取り消しました
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御令嬢 ロザリーが「時間を進める」を選択しました
[薄金の翼を前に叩き、ゆるりカルロスの傍へと降りた。]
こんな所では俺が聞きたいが。
俺は、アヤメおっかけてきて…ケイジとあって話してた。
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うん。でーと、でーと
男性と女性が一緒にいて…えーっと。えーっと。楽しいことらしいよ〜
[カルロスの講釈も...にはそれぐらいしか覚えていないが、これでは到底説明にはならないだろう。
ただエリカとアヤメの会話に少し興味がわいたのか、聞いてはいる]
[告げられた言葉に、零れるのは小さなため息]
……そっか。
そう、気にするんじゃないよ。
恐らく、兄さんだってそんな風には思われたくないだろうさね。
……しかし、それがアンタの力……か。
アタシの読みも、さほど外れちゃいなかったみたいだね。
[くすりと笑いつつ。ふわり。深紫の光輝が弾けて、消えた]
[退屈だと言う狐に鼻を鳴らす。
堕天尸ではないとの言葉も、わらう狐越しでは信憑性がない。]
……女の素顔でも楽しくなどない。
御託はいい。その面見せてみろ。
[抵抗はなく。面はあっけないほど簡単に手に収まる。
くれないの唇。額の傷。蠢く闇。
驚きに、胸倉を掴む手が緩んだ。]
猟師 スティーヴが「時間を進める」を取り消しました
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…確かに、その理論は俺にもかかるか。
あやめサン?…あっちも脱走してたか……。ある意味、あのオッサンを焚き付けといて正解だな。
しかも、その過程でアイツに会うなんて難儀だね。結局、探し人には会えてないんだろ?
[同情するような眼差しを送り、肩を竦める]
こっちは…強いて言うならローディちゃんとリディちゃんに逢瀬でもできないかと思ってさ。
後は、ついでにジョエルにも。
[結界樹の方を見遣るも、飛べなければ濡れることは確実のようで溜息一つ]
さて、どうしたもんかなあ…。
[ネロの言葉にわずかに眉が動く]
……なら、でーとじゃない。
お話して、楽しいは、あったけど。
[エリカの話が微かに耳に入ってくる。力についての言葉に、意識はいつしかそちらに集中]
[オーフェンに物問いたげな視線を向けられたのに気がつき、首を傾げ]
デートか?つがいが会って、一緒にいることを楽しむ事だと考えているけれど。
[そんな答えを返した]
だから見ても気持ちの良いものではないと
[くすくすと哂って、緩んだ手から離れる。
己の手を伸ばした男は、狐の面を求め]
なおらない傷の理由が気付かれてしまいますからねェ。
あまり家のは望まぬようなので。
返していただけませんかね?
ん、でも元気そうだと聞いて少し安心した所だ。
[ケイジを疎む言葉には、肩を竦めて苦笑しつつ、逢瀬との言葉には更に苦笑を深めた。
そしてその様子に]
何か困ってるのか?
…湖を跳び越したいのか?
運ぶか?
[軽い調子で聞いた。]
あは、そっかそっか〜
違ったんだ〜
[と、きっとどのような返答が返ってきても同じであっただろう、陽気な雰囲気のまま
同じように視線を移してみる]
……なんで、兄さんだったのか……か。
[投げられた問いに、しばし、瞑目して]
『虚』が、何を願っているのかにもよるとは思うけれど。
他者を消す理由で一番大きいのは、「そこにいてほしくない」だろうさね。
兄さんがいて、何か不都合……ってのは、あんまりないか。
……なら、ここにいてほしくなかった……から?
[紡ぐ答えは、どこか独り言めいて]
[ゆらり、水面に一枚の翠の葉が浮かび、淡い光が浮き上がる]
………今日も、やるつもりか。
[壁際で目を開くと、祈りを捧げる二人の少女に一度視線を送り、水鏡の傍に歩みよって水面を見つめる]
………それはなんだ?
虚なのか、違うのか。
[術に長けぬ身には、蠢くそれがよく判らずに問う。
伸ばされた手に逡巡し、狐の面を見た。作り物の狐はわらう。]
…………。
ああ、そうだったのか。
[昨日からずっと抱いていた、言葉の謎に理由がついた。しばし、考えて]
……けれども、エリカの言葉を裏付けるものは……今、あるのか?ジョエルはいない。私達に襲われたこと、わざわざ教える意味はあまりないだろうが、そういう力があるふりをしている可能性が残る。
[そう、エリカに問いかけた]
[ 広場で立ち止まっていても仕方がない。]
エリカ殿は施療院でしたか。
そちらに顔を出しておきましょうか。
[ そう言って淡く輝く金色の羽根を広げ、空へと。]
――――――…。
[ 何か緊張した空気が。
あの気配の主を探そうと、辺りを探る。
右目が捉えたのは2人の人影。]
あれは……?
[ そう言って羽根を羽ばたかせて近付いていく。]
[くるくると万華鏡のように、水鏡は、次々と外の光景を映し出す。それは己の心の乱れか、それともここに誰かを押し込めようとする者の心の迷いか]
違う。
[くつり、狐のように笑みがうかぶ。]
似たようなものだが、それよりももっと弱いが
お前の中にもあるんじゃないか、鷹目殿――?
……そう。
[納得したような、
――していないような、曖昧な声]
何にせよ、そう思うのは、
その対象に対する感情……
想いがあるから。
[一度またたいて、また、見る]
心当たりは?
…元気そうに振舞う位の事は平気でするだろうから、なるべく直接確認した方がいいぞ?そもそも、聞いたって、誰から?
[運ぶか訊ねられれば、顰め面を作り、暫しの沈黙。
そして、周囲を見回す。人目はおそらく無い]
……頼んでも、良いか?
この場合、帰りも含めて往復になるから疲れそうだが。
[自尊心は若干傷つく気もするが、今更だという事もあり]
……。
裏付けるもの、か。
[横からの問いに、視線をずらす]
どんなに近しい存在でも、視えないものがある。
だから、私は、信じて欲しいとは、口にはしない――……
……そうだね。
[ゆっくりと、目を開いて]
何かしらの思い入れがあれば、そう思える。
兄さんに特に強く思いいれてたのは……。
旦那と……後は……ラス、かな。
アンタらから見れば、アタシも入るんだろうが。
……いずれにしろ……疑いたくはない相手、だね。
[呟く刹那、目は伏せられて。
零れるのは、ため息]
おっと
[面を受け取り、顔を上げる。
そこにロザリーの姿。]
質問のこたえね。
もう答えたと思うが
俺は、堕天尸ではないし――それに惹かれてもいないさ。
………負は誰の中にもある。俺にもな。
だが少なくとも、お前は結界樹に封じる価値があるようだ。
[面があろうとなかろうと目の前の笑みは変わらない。
挑発の返礼に投げつけて、大きく翼を羽ばたいた。
均衡が戻る。]
[長い長い祈りの後で、やはり...というのか、ぐぅというお腹の音で集中力が切れた]
と、お腹すいたなぁ……。
何かあるかなぁ?
[と、周囲をキョロキョロ]
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