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探偵 利吉は学生 涼に投票を委任しています。
徒弟 裕樹は細工物屋 玲に投票を委任しています。
教師 史人 は 青年 聡 に投票した。
研究生 孝博 は 探偵 利吉 に投票した。
探偵 利吉 は 御曹司 晴美 に投票した。
青年 聡 は 探偵 利吉 に投票した。
学生 涼 は 御曹司 晴美 に投票した。
徒弟 裕樹 は 青年 聡 に投票した。
歌姫 琉璃 は 御曹司 晴美 に投票した。
御曹司 晴美 は 学生 涼 に投票した。
旅行家 蓮実 は 細工物屋 玲 に投票した。
細工物屋 玲 は 青年 聡 に投票した。
小説家 榛名 は 御曹司 晴美 に投票した。
女中 小百合 は 御曹司 晴美 に投票した。
探偵 利吉 に 2人が投票した。
青年 聡 に 3人が投票した。
学生 涼 に 1人が投票した。
御曹司 晴美 に 5人が投票した。
細工物屋 玲 に 1人が投票した。
御曹司 晴美 は村人達の手により処刑された。
細工物屋 玲 は、探偵 利吉 を占った。
女中 小百合 は、徒弟 裕樹 を守っている。
次の日の朝、青年 聡 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、教師 史人、研究生 孝博、探偵 利吉、学生 涼、徒弟 裕樹、歌姫 琉璃、旅行家 蓮実、細工物屋 玲、小説家 榛名、女中 小百合 の 10 名。
[服をぎゅっと握る榛名に視線をやれば]
榛名、榛名のほうも大丈夫?
[その様子が尋常じゃない様子を感じ取り、
裕樹に視線を向ければ]
うん、無事…って言っていいのかわからないけど。
肉体的には問題ないよ。
/*
本 当 に 晴 美 か よ
聡にしてランダムにしてたら1人墓の可能性…!?
変えて正解、なのか?これは!?
[物凄く複雑]
と言うか聖痕者か吊ったの(爆
*/
りき、っちゃん?
[さっきまで声が聞こえてた気がする。]
りきっちゃん?
[どこにいったんだろう。]
どこ?
[立ち上がる。血の色は、こわかった。今は、ダメ。近付きたくない。怖いのが一番で、]
りきっちゃん!
[おばあちゃんよりも、先に、りきっちゃんを探す。元の道に戻る。名前を大きく呼んで。]
[涼が飛び出していくのは分かった。
けれど先に、声が耳に届く。]
・・・親父が、何か?
[小百合と裕樹、2人のほうに視線を向けた。]
[琉璃に大丈夫かと訊ねられ。いつもなら、大丈夫、と返すのだが、今回はそうも行かなかった。やはり、ショックは大きい]
……私の、ところ、も、お母、さん、が……。
[泣きそうな表情でそれだけ紡いだ]
中:
吊りは予想通り<吊り襲撃
さっちゃん意外に襲撃飛ぶかなとも思ってたんだけどねー。
そして守護先また孝博デフォですk
投票は琉璃ちー。
[雨で視界がきかないのに苛立つが、声があるからそのほうへ向かいながら]
涼さん!利吉さん!
[呼びかける
濡れるのも気にしない。見過ごして後悔するなどできなくて]
[厨房には主人はいなかったらしいのは裕樹のことで分かっていた。さほど離れてもいないしと、だから深く考えずに奥へと入った]
…やっぱり、このままじゃ無理だった、し。
家、一度戻らなきゃ、ね…。
[コップに注いでいた水が手を濡らす。冷たい。
慌てて蛇口を止めると、量を調節して傍にあった布巾で拭いて、食堂の方へと戻った]
細工物屋 玲が「時間を進める」を選択しました。
……涼。
[言葉が段々と小さくなっていく。
ああ。嫌だ。
何もかも忘れたくない。
昔に戻りたくない。
昔を思い出したくない。
暗闇に戻りたくない]
りょ……う……。
[声は小さく、途切れるように]
/中/これのが簡便だな。使わしてもらうぜ。
あー…えー…。
なんか、なんだかなぁ…。
殺すならそういえよ…。死に際が一番RPのおいしいところなのによぉ…。
まぁいい。…エピででも、存分に付き合ってもらうさ。
俺は今はマネキンで動かして、解散した後死体発見、て流れじゃないか?
そっか、榛名も…。
[そっと榛名の頭を撫でながら]
こんなときだから……気をしっかり…もたないと…だね…お互い。
[それは自分の落ち着けるための言葉であったのかもしれないが。
いつものように笑顔を向けることは、今はできなかった]
りきっちゃん、りきっちゃんっ…!
[雨がいやだ。こわい。
りきっちゃんは、殺されてないってわかるのに。]
りきっちゃんっ…!
[探して、走る。走って、見つける。
声は聞こえなかった。でも、間違うわけもなかった。]
りきっちゃん!
[走りよって、ぎゅっと抱きつく。顔も見ないで。ただ、そうしたかった。]
こっけいだね。
自分でころしておきながら、実にね。
あははは。
[軽く笑うような意識。
表で幼馴染に見せている姿とどちらが彼の真のそこにある本質の姿であるかは定かではなく混じる]
ああ…小百合が来てくれるなら、安心できるな。
[ほんの少し表情に笑みが浮かび、けれどすぐにそれは消え、孝博へ視線が向く]
宿のご主人…随分前から見ていなくてな。
一緒に探しに行くか?
小説家 榛名が「時間を進める」を選択しました。
歌姫 琉璃が「時間を進める」を選択しました。
徒弟 裕樹が「時間を進める」を選択しました。
旅行家 蓮実が「時間を進める」を選択しました。
[暗闇が、全てを飲み込む。
何もかも消えてなくなる。
その最後の瞬間、何処かから声が聞こえた]
……涼……か?
[消え去ろうとしていた体が、輪郭を取り戻し、その頭を上げた。
ああ。そこにいたのは確かに、捜し求めていた少女の姿]
涼……。
良かった……心配かけさせるな……。
[安堵の息を漏らしながら、最後の力を振り絞って、笑いながら涼の頭を撫でた。
そして―――。
それを最後に利吉の意識が遠のき、*その場に倒れた*]
うん……。
…琉璃や、史人達が、居れば…。
大丈、夫。
[「頑張れる」と小さく笑みを浮かべ、琉璃を励まそうと。今は琉璃の傍に居ることが一番良いと考え、服の裾を握ったままだが、その傍へと留まる]
/中/
とりあえずキリング様子見。
でもでも、不完全燃焼。自分で言うのはおかしいかもだけど、晴美最初に死ぬキャラじゃないと思うんだ。
あれか?
契約とか鎖とかそこらへんが原因か?
そうなんか?
研究生 孝博が「時間を進める」を選択しました。
おや、晴美様も…奇遇ですね
[外に出て、雨に濡れながら晴美に気づき言うが、あまりいい顔はされなかったかもしれず]
確かに私も晴美様も単独になってはいけませんしね
[と、結局は行動はともにで落ち着き。しばらくすれば、この雨の中でも人影が見えてくるか]
女中 小百合が「時間を進める」を選択しました。
ありがとう榛名。
ボクも榛名や史人達がいてくれれば…、
大丈夫…きっと…大丈夫。
うん。
[うなづきかけてだいぶ心に余裕ができたのか笑いかけて]
ごめん心配かけて。
玲…お水・・・。
[そちらにはちょっといいにくそうに声をかける]
うん、うん。ごめんなさい、りきっちゃん…っ
[ぎゅっと抱きついて、抱きしめて、顔を見上げる。
りきっちゃんが笑ってた。
ほっとした。
でも――]
りき、っちゃん?
[手が、腕が、体が、重力に逆らえずに、地面に落ちる。
精一杯、自分の方に抱きしめていたから、りきっちゃんの重さが自分にかかって。]
…りきっちゃん?
[血のにおいはしない。でも、返事はなくて。
ぎゅっとして、抱きしめてた。足音が聞こえても、ずっと。]
琉璃兄、はい。
[グラスに注いできた水を琉璃に差し出して]
…お茶も、淹れ直した方がいいかな。
外に出ちゃった人、冷えて帰ってくるだろうし。
[もう一つの予想は、今は押し殺して]
見て、ない?
・・・ダレも?
[裕樹の言葉に動きを止める。
あれだけの死体を見た後では、最悪の想像は難くない。
ややあって、・・・頷いた。]
/中/
まぁ、誰だっていきなり死にたかない。
俺だってそうだった。
…けど俺は結構死んでいいキャラだな…。
生き残ったらそこで味を出すけど、死んだら死んだでそのとき死んても問題無い、というか。
中身的には、不完全燃焼だが。
[頷く玲にん、と頷きを返して。
慌しく出入りする者たちを見回す。
琉璃の側に、榛名がついている様子に、そちらは任せて大丈夫か、と思い]
……とりあえず、ここにいる面々は無事、と。
[小さく息を吐いて。孝博と小百合のやり取りに、ふと、窓の外をみやった]
親父や伯父貴は……大丈夫、かね。
… うん、
… だいじょうぶ
[やめてなんて聲ではいえませんでした。
だって、少女自身もまた、赤い血を望んでいるのですもの。
――いいえ、少女に巣食う魔、ですが。
それに守りたい人はただ一人。]
… さっちゃん、を、
… ころすの?
[謝る琉璃にふるりと横に首を振って]
お互い様、だよ。
琉璃も、私のこと、心配してくれた、し。
それに、私が、そうしたい、から、してる、の。
[いつもは言われる立場に居た言葉。それを琉璃に向け、にこりと笑んだ]
[人が倒れる音。
自分も晴美も足が自然と速くなり、近づけば意識を失っているような利吉と、困ったような笑みを浮かべる涼がいて]
無事…なようですね。よかった。
戻りましょう。いいですよね?
[飛び出していった涼に問いかける]
多分櫻木の奥院で。
支えていると…思う…けど……。
[史人の疑問にはそう答えて。
だが確証は無いから、語尾は萎んだ]
櫻木には、まだ他にも人、居たし…。
[それも西行院の状態を聞けば途切れるか]
/中/
ハルヒコは…確かにまだ死ぬキャラじゃないよなぁ…。
良し悪しにせよとにかくもう少しアクが出てからじゃないと死にがい・殺しがいのないというか。
俺が殺すかな。
ハイ。
・・・大丈夫、ッスよね?
まさか親父が、あんな、・・・
[頷きながらも、不安げに。
そわそわと窓の外を見遣るのは、コダマも同じく。]
あ
[ぎゅっとしたまま、首を横に振る。]
だめ、えと、先に戻ってて。
私は、おばーちゃん、見てこないと。
でも、りきっちゃんを、……
はっちゃん、お願いしても、いい?
ありがとう、玲。
[水を受け取り一口で飲み干し]
ふぅ…。
心配かけてごめん。
うん、大丈夫、強く生きないとだね。
ボクたちは、
まだ生きてる。
…玲ちゃんからの説明があるなら、探しに行くのはもう少し……。
いや、逆にすぐに行ってきた方が良いのかな?
[肉親の生死が分からないまま耐えるのは辛いだろうと]
屋内なら、声も届くし。2階の部屋とか、裏口なら…。
[榛名とは今日はいつもと逆の立場になり]
そうだね、ありがとう。
いつも自分で言っておきながら…、
これじゃこれからは榛名のこと、あまりいえないかな?
[これからという言葉にはかすかにだけ力がこもっていたかもしれない]
そっか、奥の院に……。
[支えている、という言葉に一つ息を吐き。
聡から伝え聞いた西行院の様子に、表情を険しくするものの]
……大丈夫だ、玲。
仮にも家の親父と櫻木の伯父貴が、そう簡単に押し切られる訳、ねぇよ。
[静かに言いつつ、力づけるよに、肩に向けて手を伸ばす]
/中/
死ぬキャラだとは思っていたけど、したかったことがいくつかあってねぇ。
家の古文書漁ったり。
はるちぃちゃん呼ばわりされて、孝博殺し掛けたり。
あとは、もうちょっと色々と不敵に格好いいこと言いたかったな。
……と、愚痴はここまで。
墓下なりにがんばって動こう、うん。
いえ、それは困るのですが…
[だが利吉が気を失っているのをほうっておくわけにもいかない。
とはいえ、家族が気になるのをほうっておくわけにもいかず]
ではそうしましょうか。いいですか?晴美様
[涼の提案に晴美に聞く。少しして頷いただろうか。]
[かたり、小さな音を立て、椅子から立ち上がり]
それじゃ、探しに行こうか。
何かあったら、叫んでくれると助かるが。
[小百合と孝博を振り返り、建物の奥へと]
――ありがと、はっちゃん、はるちぃちゃん。
[ほっとした。
りきっちゃんをぎゅうってして、起こそうとするけど、下からじゃもちあがんない。
大人だし。]
…はっちゃん、はるちぃちゃん、手伝って…?
説明って…
[始めの方の話は聞いていなかったので少し首を傾げるが。]
ううん、その方がいいかも。
利吉達が戻ってくるまで時間、少しあるだろうし。
大丈夫よ、ひょっとしたら部屋で寝込んでるだけって事もあるんだし。
[孝博にはそう小さく笑んで。裕樹の後に続きまずは奥の部屋、主人の私室へと向かう。]
あ、・・・そッか。
その辺は見てないんスね。
[外ばかりを見ていたから、それを聞けば幾らか落ち着いた表情で。]
悪ィ・・すぐ、戻るから。
[場に残る者にはそう言い残す。
立ち上がり、裕樹の後に続いた。]
いえ、ですが、無事にできるだけ速く帰ってきてくださいね。約束です。
[言いながら、晴美とともに利吉を起き上がらせるのを手伝い]
では晴美様。よろしくお願いします。遅ければ幾人かで迎えにいきます
涼さんは先程の約束を忘れないでくださいね
それにこんなときに風邪など引いたらそれこそ笑い話にもなりませんから
[そういい残し、利吉を背負って旅籠へと*戻っていった*]
私は、皆に、いっぱい、助けられた、から。
今度は、私が、助け、なきゃ。
出来る、ことは、限られ、てる、けど。
[自分のことをあまり言えないと言われると、またふるりと首を横に振って]
そんなこと、無いよ。
言えるか、言えないかじゃ、なく、それで、お互いを、支え合って、行けば、良いだけ。
そう、でしょ?
[力が込められた意図までは読み取れ無かったが、そう琉璃に言葉を返す]
[伝わる緊張に、やれやれ、とため息をついて。
ぽんぽん、と宥めるように肩を叩く]
ああ、そういう事。
……俺にゃ、お前を支えてやれる力はもう、ねぇが。
寄りかかりと八つ当たりの対象くらいには使えるって事、忘れんな?
うん、大丈夫。
ボクは小さい時から、
人の生かし方…、楽な殺し方、苦しめる殺し方…、
いろいろ学んでいるから。
[涼にだから大丈夫だよというにいつものようにやさしく包み込むように笑いかける意識を向ける]
心配してくれてありがとう、涼ちゃん。
うん。
早く戻る。
ありがとう、はっちゃん…
りきっちゃん起きたら、ちゃんと、二人だから大丈夫って言ってね!
[見送って、それからはるちぃちゃんを見る。]
…はるちぃちゃん、ありがとう。ごめんなさい。
[一緒に、祖母の家に行く。はるちぃちゃんと、ちょっと話した。名前の呼び方だとか、色々。
はるちぃちゃんのしゃべり方はたいへんそうだなぁなんて、ちょっと口にしちゃったりして。]
何かあったって分かった後は…バタバタしてたからな。
それに、流石に私室に無断で入るのも、な。
[小さくノック。続けて大きく。
反応がない事を確認し、扉を開ける]
――――…ッ。
[一面に広がる、紅の、水面]
[それからおばあちゃんちについた。中に入る。
なんだか静かな気がした。
ちょっとまってって、はるちぃちゃんにお願いした。]
おばーちゃん?
[返事が無い、何か音が聞こえた。
そっちに行く。台所のほう。]
[力が無い、には哀しそうに目を閉じて。
だが続いた言葉にどうにか笑顔を作った]
ん。いつものように?
…でもそれが一番嬉しい助け、だよ。
[力よりも何よりもの支えなのだと]
/中/
前者:謎の襲撃者から涼を庇って格好良く死亡。
後者:涼ちゃんに撲殺★天使。ぴぴるぴー。
うい、いってらっしゃい。……実験?
榛名…。
ありがとう、本当に。
ボクは、また榛名にすくわれたよ。
[笑いかけて首を振り]
ううん、ボクは榛名に大きくすくわれたよ。
ありがとう。
[裕樹と小百合がの話を聞けば]
行くの?二人とも?
気をつけてね?
うん、なにかあったら大声ですぐに皆で、いくから。
[外に視線を移し]
涼ちゃん達は…、大丈夫かな?
[姿を見たときに、血のにおいが、赤い色が、蘇りました。
とても、鮮やかな色でした。
そう、あれがなければ、だめなんです。
心の中でほんの少し、何かが切れた音がしました。
でも、少女はそれを認識するまえに、その腕で(まるでそれは人のものではないような、そんな強いものになっていました)、その体を、貫きました。
人の体は、思ったよりも簡単に貫けました。心臓の場所より、ちょっと外れてしまいましたけど。]
[哀しげに目を閉じる様子に、一瞬掠めたのは、苦笑。
それでも、笑顔が向けられたなら、応えるよに、笑んで]
そ、いつもどおりに。
……それが、俺にとっても、支えになるから、な?
ありがとう、ボクも大好きだよ。
涼ちゃん。
[意識を返し、
涼の異変と孝博の笑いを感じ取り]
どうしたのかな?孝博?
なにか、面白いこと、あったかな?
琉璃、いつもの、笑顔に、戻った。
[返された言葉と向けられた笑みに嬉しげに微笑み返す]
私、からも、ありがとう。
いつも、支えて、くれて。
琉璃、だけじゃ、なく、史人や、玲ちゃん、にも、感謝で、いっぱい。
私も、皆を、支え、られるように、頑張る。
うん、榛名のおかげだよ。
お互い、支えあっていこう。
ボクにとって、いつまでも大切な……。
何があっても……。
[呟くように、微笑みかける]
りきっちゃんと、離れたくないの。
だから
[はるちぃちゃんは何か言ってる。でも、
――わたしは、りきっちゃんをころしたくないし、殺されるつもりもない。]
[裕樹、孝博の後に続いて主人の私室へと入る。
否、入る前に結果は見えていた。
―血の匂いには、早く気づいた。
中に花咲く赤い色。凍る空気にはただ無言。]
…うん。
兄さんは、信じられるから。
[俺にとっても、というのには嬉しそうに]
…皆、信じられたらいいのに。
[ポツリと漏らしたのは、少し苦い声]
もっと力があれば…。
巫女様もそう願ってしまったのかしら。
[そこまで呟いてから強く首を振った]
[琉璃の言葉に、ちら、と入り口の方を見やり]
……南部クンは……ちょいと情緒不安定っぽいとこがあるからな。
まあ、探偵の旦那が一緒なら、大丈夫だろうが。
[そう、呟くものの。
嫌な予感めいたものが消えないのは、何故なのか]
ゆるしてなんていわないし、
わたしは かったけど、
[おばあちゃんが落とした、包丁を拾う。
はるちぃちゃんが、浮かべた表情は、ちゃんと見なかった。
ただ、それをもって、走って、つきたてた。]
…うん。
[榛名の声が聞こえて顔を上げた]
榛姉や、琉璃兄にも。いっぱい助けてもらってきた。
これからも助けてもらうことになる、と思う。
私もできるだけをするから。
[ほんのわずかだけ、視線は合わなかったけれど]
ありがとう。
そしてお願いします。
[そう言って小さく笑った]
[おばあちゃんの赤は魔がつくった。
少女は思いました。
この赤は、私が作った。
少女ははっきりと知っていました。
――感情が、自分のものではないように、どこかにいってしまって。]
[ふるり、身体を震わせる]
[ぱちり、幾度か瞬いて]
[じいと、眼を逸らす事も出来ずに]
[ぺたり、紅の中心に歩み寄る]
―――…心臓……、からっぽ、だ。
[ぽつり、胸の辺りを見て呟いた]
うん。
お互いに、支え合って。
[琉璃の言葉に頷いて。掴んだままの琉璃の服の裾もそのままに、その傍に居続け。
玲の言葉が聞こえると]
こちらこそ、だよ。
出来るだけのことは、する、ね。
[頷いて、微笑みかけた]
おばあちゃんのと、
はるちぃちゃんの、
……はるちぃちゃんは、何も欠けないけど、
おばーちゃんのは、ないんだ。
だから、だいじょうぶ。
[人を殺したっていうのは、ちゃんとわかってたけど。
事故で、刺してしまったといっても、だいじょうぶ。
りきっちゃんに気付かれてしまうかもしれないけど、でも、他の人には気付かれないように、そう通してしまおう。]
[血のにおいがした。
まみれた体で、口をひらいた。
悲鳴がこぼれていく。わたしのものじゃないみたいに。
でもこれは、 わたしの意志だ。]
そりゃどうも、と。
[信じられる、との言葉に、口調は軽いままで返し]
……それもそうだけれど、な。
現状は……そうも言ってられん。
[始まったのだとしたら、と。
それは既に、確信めいたものを感じさせるのだけれど]
……力を願うのは、悪いことじゃねぇよ。
求める方向さえ、見失わなきゃ。
ま、ともあれ、お前にゃ俺も、みんなもついてる。
……一人で抱える必要なんて、ねぇんだから、な?
・・・んだよ、コレ。
[半笑いの表情で、歩む。
屍体は幾つも見たけれど、]
意味、分かんねェよ。
[虚ろに見開かれた瞳は何処か遠く、かれの視線とは重ならない。]
ハハッ――オイ。
何か、言えッて。
「仕方ねぇ」とか「運が悪かった」とか、「自分には無理」とか「次はガンバロー」だとか、俺はそんな事をぬかして諦める連中をごまんと見てきた!
[拳を握り、]
だがな、例えば「次」なんてものが本当にあったとしても、俺にはどうしてもそいつらが何かをするとは思えねぇんだ!
[腰だめに構える。]
だから俺は諦めねぇ!立ち止まらねぇし振り向かねぇ!
ウダウダ考えんのは…殴ってからだ!!
[突進。まっすぐ、拳を振り上げる。]
そう、だね。
多分じゃない。もう、始まってしまって…。
[きゅ、と唇を噛む。確信にも似た感覚はどこからくるものか]
うん。そうだよね。
…何か分かったら、ちゃんと相談する、よ。
[兄に向けた笑みは、少しだけ翳っていたけれど]
だって。
簡単には分からなかったんだもの。
…危険だとは知ってるけれど。
[ごめんなさい、と心の中だけで謝った。
それを使うと知れば兄はきっと怒るだろうとも思ったから]
[史人の言葉には]
そう、だね。何事もないといいけど、後は信じるしかないかな…?
[玲の声が聞こえれば]
うん、玲ちゃんにもいっぱい。いっぱい助けてもらうことになるかも。
ボクもできる限り助けられるようにがんばるよ。
[笑いかけて、そこでようやく玲の服装に気づき]
あれ、玲…、その格好?
[疑問はすぐに、まどろみ始めた思考に支配されていき、
服を握ったままそばにいる榛名の頭を撫でながら]
ちょっと…疲れた…みたい。休ませて…、榛名、史人…玲……おや……s…。
[安堵のためか、たまっていた疲れがでたらしく、
言葉は最後までつむがれることはなく榛名を撫でる手だけはゆっくりとした動きで残り、そのまま眠りへと*落ちていった。*]
歌姫 琉璃は、女中 小百合 を投票先に選びました。
[死体の有様には微かに眉を潜める。
村の中で見た、他の死体と大差ない亡骸。
いつの間にという思いと、わざわざ心臓を持ち去るという行為に内心では疑問を抱く。
何が目的なのかしらと。
伝説に沿った行為であったとするなら、その結果、何が得られるのか。もしくは成されるのか。
ともあれ、玲の説明待ちだろうかと、一旦思考を止め。
裕樹と孝博の脇を通り、主人を抱えて寝台へと持ち上げ、横たえ毛布をかけた。]
…気休めだけど。なにもしないよりはね。
/*
状況によってはお任せします。
私は赤と表との連絡係みたいにでもつかってくださいませ。
それに私がCOしていてもこれ絶対狼と間違えてる人が居るんで大丈夫だと思います(何が)
[唇を噛む様子に、ぽんぽん、と肩を叩き]
ああ。
ちゃんと、相談しろ、な?
[軽い口調で言うのと、琉璃が眠りに落ちてゆくのは、どちらが先だったか]
って……どこもかしこも、無理すんなってのに……。
[しばらくして蓮実と利吉が旅籠へと戻ってくる。利吉は気を失っているようだったが]
蓮実君、お帰り…。
…利吉さん、大丈夫、なの?
[心配げに見やると、息はあるし怪我もしていないと告げられる。命に別状は無さそうであるため、ひとまず安堵した]
…あれ、涼ちゃんと、晴美君、は…?
[飛び出した本人と、追いかけたうちの一人が足りない。それに関しては、涼がどうしても祖母の安否を確認しに行きたいと言ったから、と経緯を告げられた]
晴美君が、着いて行ったんだ、ね。
一人じゃない、だけ、良い、かな。
[ひとまず納得する。利吉はそのうち目を覚ますかも、と言うことで食堂にある長椅子へと寝かせ。蓮実も適当な場所へと座り、他の者が戻って来るのを待つことになった]
琉璃…?
…お休み…。
[自分を撫でながら眠りへと落ちていく琉璃に一度首を傾げ。眠ってしまったと言うのを理解すると、その身体を少し支えるようにして。自分よりも小さいため、寄りかかられても何とか支えられそうだ]
/*
まあ仮に占われてたとしてもどう転ぶか分かりませんし、取り敢えず流れで。
・・・ところで聡クン聖痕だったらしいですが。orz
[孝博の声に、漸く我に返り、少し困ったように視線を泳がせた。
小百合が横を抜け、主人を運び、毛布をかける]
あ、すまない…手伝えなくて。
それ、と…大丈夫か、孝博?
涼ちゃん、血の味はどうかな?
[そっとささやき掛け]
涼ちゃんも、ボクたちと同じように、なるのかな?
[尋ねかける意識は、やさしい天使のようで、
また同時に悪魔のように笑いかけるようでも*あった。*]
…うん、休めるなら、その方がいいよ。
[呟きながら眠りに落ちてゆく琉璃を見て、史人や榛名に頷き]
蓮実さん。…利吉さん?
[二人が戻ってくるのを見れば少しまた緊張して。
大丈夫と言われれば小さく安堵の息を吐く]
涼さん…そう、晴美さんと。
それなら大丈夫、よね。
[自分にも言い聞かせるようにそう言って]
お茶、淹れてきます。
蓮実さんも、冷えたでしょう。
[そう言って厨房へ。…何かをすることで不安を誤魔化しているのもあったか]
中/
>孝博
でしたね…orz
悔やんでもしかたがありません、がんばりましょう。
>涼
いつもすまないね…。
私達がこんな体なばかりに…。/
/*
ああ、やっぱr(…)
はるちぃちゃんにどの聖か聞いたところでそうかと思ってましたが。
まあ聖は食われる運命……
霊じゃなくてよかったとか思っちゃってごめんなさい。
[走って、走って、戻る。
旅籠のほうに。
戻りながら、そういえばはるちぃちゃんは、足元が血にぬれてたなって、どうでもいいことを思い出す。どうでもよくないか、それも多分]
つかえる。
[こわい、苦しい。でも。
私は嘘をつくんだ。]
[どう見ても、大丈夫そうには見えず。
けれど、一人放っておく事も出来なかったから、孝博の手を引いて]
みんなに、報告に行かないか?
下で玲ちゃんから説明があれば、どうしてご主人がこうなったかの理由も分かるかもしれない。
[そう言って、皆の所へ連れて行こうと]
[お湯は沸かされて保温もされていて。旅籠の主人その人が、外から来た者達にも配慮を欠かさなかったことが知れる]
あ。人数、分からなくなっちゃった。
[困ったように暫し食器棚を覘き。足りなければ後でまた取りに来ればいいかと、とりあえず10の湯飲みを盆に乗せて戻り]
…逃げませんから。
そう苛立たないで下さい。
[聡にも淹れてその前に置いた]
[戻ってきた蓮実から、状況を聞き]
まあ、晴坊っちゃんと一緒なら、大丈夫……か。
[あれでしっかりしてるしな、と小さく呟いて、窓辺へ寄る。
煙草を吸いたい気持ちはあるが、榛名がいる場所で吸うわけにはいかず。
手持ち無沙汰に、愛用のライターをもてあそぶ]
[雨の中飛び出した二人を追って村を駆ける。
だが、其処で逢ったのは]
……蓮実か。貴様はこんなところで何をしている。
[そう問えば、同じ目的であることを知るか。]
ならば、付いて来い。今は単独行動は控えた方がいい。
[そう言って、ツカツカと先に歩いていく。]
これくらい、平気よ。
[裕樹には小さく、ほんの小さくだけ、笑んで。]
…そうね。戻りましょう。
お兄さんはここに居ないほうがいいだろうし。
[言って同じく孝博の腕を掴み、半ば強引に部屋から連れ出した。]
りきっちゃん…っ
[でも、はっちゃんを見つけて、どこにいるか聞いて。
そうしたら、演技とかそういうのも、全部どっかにいっちゃって、ただ、寝てる、気を失ってるりきっちゃんのところに、駆け寄った。]
/*
・・・よもや聖痕同時落ちとは。読めませんでした。
まあ、次頑張ろう。うん。
墓下に向かって平身低頭しながら、今日のところはおやすみなさいませ。
[体の奥底で、染まれと、魔になれと、なにかが囁いている気がしました。
少女は身をふるわせました。]
ならない。
……わたしは、ひとだよ。
人をころしても、わたしは、魔じゃ、ない。
[扉の音に振り向けば、そこには少女が一人]
涼、さ…。
[戻って来た。一人で。血のついたまま]
晴美、さんは……?
[けれど利吉に駆け寄る姿は、とても彼女らしくて。動揺していることだけが見て取れて。最後まで聞けずに]
[ライターをもてあそぶ史人が目に入ると、吸いたいのだろうと言うのが理解出来て。申し訳無さそうな表情になる。謝罪の言葉が出なかったのは、隣で琉璃が眠っているのと、謝ればまた言われるかな、と少し考えたため]
[玲からお茶を受け取ったところで、旅籠の扉が開き、涼が駆け込んできた]
涼ちゃ……その、格好。
[涼の服は紅く彩られていて。その姿に思わず息を飲んだ]
[それから探していると、ドサリと人の倒れる音。
足早に音の聞こえた方に向かうと、そこに探し人。]
……どういうつもりだ?
単独で動くなど死にたいのか、貴様は。
どちらにしろ、関係ない者を巻き込むなど愚の骨頂だろうが。
[そう言って、戻るぞと言い放つ。]
[広間に戻れば、孝博を椅子に座らせて。
自身も、その隣に座る]
そのお茶、もらっても良いか?
今は、温かいものが欲しい。
[説明を求められれば、孝博を視線で指してから首を振る程度。
てもちぶさたに、口を*湿らせる*]
あ、ぁ。ふーみん、せんせー…っ
[りきっちゃんのそばで膝をついて。
演技じゃなくて、今になって、怖くなった。
殺したあの瞬間が、まじまじとよみがえって、手が震える。
弱いから、怖くて。]
は、はるちぃちゃん、ど、しよ。
おばーちゃん、しん、で、
[苦しい理由は、]
包丁、落ちて、て……
[ポケットに、ライターを放り込む。
カチン、という金属音が微かに響いた]
それに、その格好……。
一体、何があったんだ?
[身を震わせる様子に、表情を険しくしつつ、更に、問いを重ね]
あか、かったの、
はるちぃちゃん、あかかった。
おばーちゃんの、血、みたいに…っ
こわくって、
こわくって…っ
わたし、はるちぃちゃんに、包丁…
[色を思い出して、
あの感触を思い出して、
体のうちに沸き起こった歓喜を思い出して。
こらえるように、体の震えを、しっかりと抱きしめて。]
[そうしてしまうと、
いつ、利吉を殺してしまうか判らなくなるのです。
それだけは、嫌だから、少女は拒絶しました。
最初よりも格段に、魔に染まりはじめてきているのにもかかわらず。]
涼、ちゃん、落ち着いて?
おばあさんの、ところには、行ったんだ?
…あか、い…。
おばあさん、の、血…みた、く?
え……晴美君、が?
[涼の言葉の断片を組み立てようと、彼女が発した言葉を反芻する。組み上がってくるのは、想像したくない、出来事]
[だが、涼は首を横に振る。おばあちゃんを見てこないと、と。
苛ただしげに舌打ちをすると、]
それが済んだら大人しく戻ってくるんだな?
……仕方ない。付いて行ってやるからさっさと迎えに行って戻るぞ。
[そう言って先を歩き出す。しかしあんた家分かるんかい。]
[裕樹たちにお茶を出した体勢から振り向いたまま。
涼の告白の内容に息を飲む]
………。
[何を言うことも出来ず。ただ呆然と見ていた]
[はるなちゃんの言葉に、頷く。なんども、頷く。]
どうしたら、いいのか、わかんなくって…っ
どうしよう、
[それは、紛れもない本心だというのは、確か。]
[断片的に語られる言葉。
察しがつく部分と、予想される部分と。
その双方に、感じるのは苛立ち]
……ったな。
確かめに行くにも、この子のばーちゃん家ってのがどこか、わからんし……。
[孝博を強引に連れ出し椅子に座らせて。
自分は座る前に戻ってきた涼らの近くへと向かう。]
おかえり、涼ちゃんたち。
…ところで何で利吉は寝てるのかしら。
[何があったか分からない。
ただこちらはこちらで何かがあった、とは簡単に察せて。]
[涼からの肯定。想像してしまったことが、正しいと言うのだろうか]
晴美君、が、あかく…。
それ、を、涼ちゃん、が…?
[告げられた言葉から行くと、涼は晴美に包丁を向けたと取れる。まさか、と思いながら、更に確認するように訊ねかけた。そうであって欲しくないと言う願いを込めて]
[もちろん涼の言うおばあちゃんが誰かは分からないわけだから、今は涼が先を歩いている。
不安からか、忙しなく話してくる涼に憮然ながらも応じ(ちなみに孝博を殺すことを心に決めたのは言うまでもない)。
話し方が大変そうだというのには]
ふん、そんなことはない。
何せ俺は偉いからな。
[謙遜無くそう言い放つ。]
小百合、ちゃん。
[戻って来た小百合に居なかった間のことを簡単に告げて。孝博の様子がおかしいと気付くと]
……そっちでも、何か、あった、の?
……っとに……なんだって、こんな……。
[榛名と涼のやり取り。
そこから導き出される結論に、酷い頭痛を感じた。
幼い頃から見知っている者を、自身の生徒が、というのはさすがに]
……冗談、きついぜ……。
[願いは儚くも打ち砕かれた。涼が、晴美に包丁を向けたのだと言う。紅く染まった晴美。それが何を意味するのか。答えは一つしかなかった]
そ、んな…。
どう、して、そんな、こと…。
[おそらく涼本人が一番混乱していることだろう。しかし、そう言わずには居られなかった]
[そして、目的の家に着いたのか、ちょっと待っていてと言って涼は中へ入っていく。
そうして暫く外で待っていたが、中から泣きそうな声が聞こえ、慌てて中へ入る。
注意深く部屋を確かめながら奥へ向かっていたが、台所で涼と骸を一つ見つける。]
……そうか。矢張り此処も駄目だったか。
わ、かんない…っ
わかんないよ…!
じゃあ、だれが、おばーちゃんを、殺したの!?
[本当に、どうして自分なのかもわからなくて、
どうしてあんな衝動が沸くのかもわからなくて、
ただ、悲鳴のように。]
どうしたら、死なないで、いてくれたの…
[私にも、わからない。そして、きっと、二人にもわからない。
ただ、望んだのは、――*]
……場所、わかるのか、玲?
なら、教えてくれ……さすがに、坊っちゃんほっとく訳にゃいかねぇ。
[後で、様子見に行く、と小さく呟いて。
また、*窓の外へと視線を向けた*]
…ご主人、寝室で亡くなってたわ。
[軽く目を伏せ、榛名の問いに端的に告げた。
場所を伝えたのは、うっかりそこに近づかない為である。]
…涼ちゃん。
[西行院さんが刃物を持って、というのには何事があったのかと思ったが。涼が震えている様子を見て、先にそっと頭を撫でた。
何でこういう肝心な時に利吉は寝てるのよこの馬鹿、とは内心でぼそり。]
/中/
どうやら村のRPコンセプトを誤解していたらしい。
もう少しバトるのかと…。
それを踏まえると、余計な描写でKYった挙句、弾(RP的な意味で)を無駄にする可能性が高かったわけで、とっとと死んで良かったのかも知れない。
うん、裏にブリーベリーの木があるのは、瀬田の家と…
[史人たちに訪ねられ、頷き答える。
二つの家。だが涼の祖母となれる年齢の女性がいるのは]
…説明よりも先に、そっちかな。
ああ、必要なら概要だけ。
[それで納得してもらえるとも思わなかったけれど。
そもそも全部説明しても認められない人には認められないだろう]
巫女は唯希う
唯一目逢い見えんと血を欲す
巫女は唯呼びかける
願い思い叶えたもうと請誘う
桜は血を求め巫女は血を求め
誘われし人はヒトならぬモノへと変貌す
巫女を鎮めよ
贄求めるモノを鎮めよ
敵わざるば己が命を散らされん
おばあさん、をころし、たひと…。
…ひと、なの?
もう、あちこち、で、ひがい、が、でて、る。
[涼の問いには答えることが出来なくて。その上に更に疑問が浮かぶ。あまりにも、短時間で被害が出すぎている。人の仕業と言うには、少し疑問が残った]
でも、何で、晴美君を、こ…す、ひつよ…が、あ…た、の…!
[後半はあまり言葉にしたくないのが表れたのか、途切れ途切れで発され。涼の気持ちが分からない訳ではない。しかし祖母を手にかけた犯人とは限らない者に矛先を向けたのは何故なのか。それが分からなかった]
…野崎の、おじさん、も…。
[本当に、あちこちで被害が出ていると、改めて思った。だんだんと、周りに起きる死への感覚が麻痺してくるように思えてくる。どうにかそれを振り払おうとしながら、玲が言う概容についてに意識を向けた]
…榛姉の小説読んだ人は、似たものを知ってるかな。
これが村の本来の口伝。
櫻木は鎮め、葛木はそれを支える。
だから二家には…少しばかり他より詳しく残ってる。
本当は、表に立つ西行院もなのだけれど。
[そこで一端言葉を切り]
昔あったという伝承も、事実。
その時の関わった人々の名前まで全部残っているんだよ。
どういう方法を取って、最後に鎮めたのかまで。
そう、殺される前に。
見つけ出して――
「はるちぃちゃん、ごめんなさい」
……何故謝る。
[そう問いかけると、涼は包丁を持ってふらと立ち上がる。
それを厳しい目で見ると]
……やめておけ。お前に人殺しの荷は重すぎる。
それに、それこそあの探偵の元に戻れなくなるぞ。
一生の責め苦に押しつぶされて惨めに死にたいのか?
[だが、説得空しく涼は走り寄り、腹に包丁が深々と刺さる。]
っ!? ……こ、の。大莫迦、がっ!!
どうし、て。助け合おうと、思わな、いんだ。
一人で、動いて、一人で決めて、結局孤独になって。
そん、な、惨めな生き方をするのは、俺様だけで十分なんだ。
それなのに、お前はぁ。うぐっ。
[一気にそこまでを喋った。
そして自分で注いでおいたお茶を一気に飲む]
…どうするかは、また後で。
晴美さんのこととか。涼さんも…着替えさせてあげないと。
[疲れたように椅子に腰掛けて]
もう少し、ここに居ますから。
必要なら、また後で。
[組んだ手の中に*顔を伏せた*]
西行院さんが涼ちゃんを殺そうとして、逆に涼ちゃんが西行院さんを殺した、でいいのかしら…。
[端的な台詞を補完する。引っかかるものはあったが、それを思い尋ねる前に倒れた涼を支えた。
血塗れた服は着替えさせた方がいいだろうとは思ったが、替えの服がない。
とりあえず脱がせて。自分が持ってきた予備の黒いブラウスを一枚着せたあと毛布に包み、利吉の隣に寝かせておいた。]
[包丁を抜かれ、足下の血溜まりの上に崩れ落ちる。]
はぁはぁ。……んぐ、はぁ。くっ、この莫迦野郎……
[朦朧とする意識の中、彼女の言葉はもう耳に入らなかった。]
/中/
てことで、補完完了。
まあ、ぶっちゃけチンピラ熨すレベルの奴が素人さんの包丁正面からかわせんのはどうかと思ったりしたんだけど、書かれたんだから仕様がない。
ころ……。
[玲の話を聞いて、言葉が続かなかった。小説のために伝承他色々調べ、巫女の影響を受けた者を探すと言う話までは聞いたかもしれないが、流石に鎮めた方法までは聞くことはなくて。話を聞いて、身体が強張った]
そ、れを、やらな、きゃ、いけ、ないって、こ、と、なの、か、な…。
[小さく呟かれたそれは周りにも聞こえただろうか。結論は後で、と聞くと、強張った身体が少しだけ解けた]
どう、なるんだろう、これ、から…。
[不安が心を支配した]
/中/
隙を突かれたんじゃないか?
あるいはまさかガキに刺されるとは思ってなかった、刺させて捕まえようとしてミスった。
どうでも良いが「ギアス」には無条件で反応しちまったw
目を直視したらあぶねぇー!って。
/中/
とりあえず、元を含めて村関係者には晴美がそんなことする訳ないと言って欲しいなぁ。
まあ、孝博と蓮実は裏切ったらぶっ殺す。
「(涼を見ながら)こいつが、刺した…?」
「というか、殺し合いになったのか?アイツとコイツじゃ、接点はほとんどねーだろ。憎みあうような関係とは思えねぇ。…なのに。」
/中/
でも、真っ正面でご丁寧に先に謝って長々と口上垂れてくれてるぜ。
刺されるとかないとか、世の中にあり得ないことはないんだぜ。
刺させて捕まえるて、どんだけMよ。しかもそれを失敗って。ないない。
ギアスは半分は真面目だぜ。もう半分はノーコメ。
ちなみに、漫画を含めると目など見なくても発動する物は結構あるんだぜ。
/中/
ロロと漫画ナナリーのしか知らないけど、漫画ナナリーには他にも結構いそうな感じがしたのは覚えてる。
そういやなんか色々喋ってるな。まぁ、子供に見せて子供のパワーじゃなかったから、てところか?
[小百合の言葉が聞こえて、少し考えた]
…でも、晴美君、が、涼ちゃんを、こ、ろそ、う、とする、動機って、ある、のか、な。
[相変わらず、殺すと言う言葉はすんなり口から出てこない。途切れさせながらも疑問を口にする。
自分は、涼が何かの衝動に駆られて手にかけたのだと解釈した。衝動を引き起こす何かと、晴美が重なったのではないかと]
[ふ、と妙に冷静になっている自分に気付く。さっきまであれだけ怯え泣いていたのに、何故か、今は落ち着いている。自分でも不思議なくらいに]
[そんな奇妙な感覚に囚われながら、温くなって来たお茶を口に含む。琉璃が起きるまで、寄りかかられた体勢で頑張るかも*しれない*]
/*
何か強く生きそうだこの子(爆
まぁ幼馴染が死んだら発狂するかな…。
支えてくれそうなのが残ってれば、正気は保てるかも。
……多いよ幼馴染(えがお
*/
/中/
PC視点、が出来なかった…。自称RPerにあるまじき失態だな。
バトルRPモノとは違うんだよな。
今回は、勉強か…。
そうか、今気づいた。昔朝顔や柳に参加してたときに、「吊り・襲撃も台本無しで演じてみたい」と思ったもんだが、ここがそれなんだ。だとしたらキャラクターを練る段階からミスをしてることになるな…。
というか、気づいてみればストレイド卿RPに最適だったじゃないかこの村は!惜しいことをした…。
中国の諺の様だが、まさしく戦いは始まる前に勝敗が決まっているわけだ…。
教師 史人が「時間を進める」を選択しました。
教師 史人が「時間を進める」を取り消しました。
[始まってしまった、という玲の言葉。
知らされた、孝博の父の事。
感じるのは苛立ち。
玲の語る伝承は自身も知るものであり、冷静に聞く事ができた。
話し終え、顔を伏せる玲の様子に軽く息を吐き、軽く、頭を撫でる。
本来なら、自身が帯びるべき役割。
それを背負わせているのが、いたい]
……ごめんな、玲。
[小さな言葉、それは届いたか、否か]
[状況をまとめる小百合の言葉と、榛名の呟き。
それに、視線をそちらに向けて]
……俺の知ってる晴坊っちゃんは、他人を……少なくとも、女子供を謂われもなく傷つけようとするヤツじゃ、ねぇ。
口と態度はあれだが、自分のやる事は、ちゃんと理解していたはずだ。
まあ、だからこそ、訳がわからんのだが。
[ため息まじりに言って、涼に目を向ける]
……とにかく俺、現場見てくる。
みんな落ち着くまで、話の進めようがねぇだろうし……。
ついでに、他の生存者探しもしてみる。
動けそうなの、何人か付き合ってくれるか?
[涼から視線をそらし、室内を見回しながら*問いを投げ*]
/中/
生存者探しと来た。
「最初は村人数名が惨殺される」予定だったのに、もう「村人数名残して惨殺」みたいな話になってるw
人狼側ちゃんと回収しきれるのかww
例の子供見つけたときに、「商店街皆殺しは無茶振り過ぎるか」と自重したんだが、もう関係ないなww
[玲の言葉を、口の中で呟き暗記する。]
…巫女が血を求めて人を誘う。
そして誘われた人は人じゃないモノになる…か。
[少しその部分には興味を持った。魔が関係しているのだろうか。それとも巫女の力か。]
そして対処法は、殺られる前に殺る。
[ぽつりと呟く。]
…つまり、生贄を求めてこの連続殺人起こしてる人を探して、先に殺さないといけないわけね。
[普通の人と見分ける方法、やらが分からなかったが、また後でといわれれば、それを問うのは後回しにして。]
晴ちぃ、が?
[座らされた椅子の上、伏せていた顔を上げる。
緩慢な動きで首を動かし、涼を見た。
暫く後に、玲により語られる言葉。]
・・・そいや、言ってた。
『見つけ出して、償わせる』ッて。
じゃァ、涼チャンがその・・・犯人だと、思って、・・・
[殺そうとしたのか。
続く言葉は無かったが。]
涼ちゃんが言ってることが正しいなら、正当防衛って所かしら。
[榛名の問いにはぽつりとそう応える。]
まぁ、葛木さんが言う通りなら動悸に首傾げるところだけど。
…涼ちゃんが嘘ついてるとも思えないし。
さっき言ってた、誘われた人…だったのかしら?
そう考えれば少しは納得できるかもしれないけど…。
ああ葛木さん。私も行くわ。
ついでだからさっちゃんも付き合ってくれるわよねー?
[椅子に座っていた聡に笑顔で声をかける。
ぶーたれても無理やり連れて行くだろう。]
・・殺さねーと、殺されッてか。
ッハ。
[笑い声は掠れている。
冷めた茶をただ一口啜った。
息を吐き出して、]
・・・あァ、
オレ、行くッス。
[史人の声に応え、赤く汚れたままで、椅子から立ち上がる。]
…そ、っか…。
涼ちゃん、を、処すべき者、と、思った、なら、理由、は、つく、ね。
晴美君、は、本当の、伝承、知ってる、はず、だし。
でも、そう、思った、原因、って、何、だろ。
涼ちゃんの、おばあさんの、家、で、何、か、あった、のかな…。
[孝博の言葉に一度納得するも、また疑問が浮かんできて。結局は分からないままになった。
小百合の返答には]
本当、に、正当防衛か、を、判じる、材料、は、無い、よ。
その時の、こと、知ってる、のは、涼ちゃん、だけ、だから…。
晴美君が、誘われた、者、とは、思いにくい、かな…。
彼の、性格上…。
[巫女を哀れんで手を貸すとは思いにくいし、彼ほどの強い心を持つ者が巫女に惑わされるとは思いにくい。晴美が誘われた者と言うにはしっくり来なかった]
あァ、別に構やしねーさ。
ヒトだッて、ヒト殺せるしなァ。
[涼が何れを選ぼうと、興味は無い。]
ケド、――分かッてるよね。
オレらは『ナカマ』だから、な?
[2人が紡ぐソレとは違って、少しの暖かみも混じらない。
眠っている涼に、それが届いたかは分からないが。]
私は、残ってる、ね。
琉璃の、傍、居たい、し。
[それに共に行っても足手まといになる可能性が大きい。未だ眠る琉璃に視線をやってから、史人や確認へ行く者達に視線を向けた]
皆、気を付けて、ね。
[心配げに見やり、旅籠を出る者達を*見送った*]
[榛名のほうを見る。]
あァ。
・・・晴ちぃは、違うと思う。
[桜が咲いた日に腕に滲んだ血と、桜の紋章。
詳しく聞いたわけではなかったから、妙に確信めいた言葉を何故かと問われれば、共にいた史人へと視線を投げただろうか。]
何でか、までは知らないッスケド。
・・・早くしねェと、またどやされそーだな。
[頭を示しながら苦笑を浮かべる。
誰かに引き止められなければ、そのまま数人と共に*現場に向かおうと。*]
まぁそうなんだけど。
だったら何故?っていうのもあるからねー。
辻褄合わせるなら、向こうで何かあって、西行院さんが涼ちゃんを処すべき者として殺そうとして、逆に涼ちゃんに殺された…かしら。
[もっとも、何があったのかは分からない。見ていなかったことを想像するのは、思った以上に難しい。]
ああなるほど、『誘われる者』って、別に誰でもなれるわけじゃないのね。
呪いの類なら強制的に…とか思ったんだけど。
[同調したり取り憑かれたり、そういうものだろうかと納得しながら。]
[史人に続いて、涼の祖母の家だろうと思われる家に向かう。
雨足はまだ強く、これなら外にある屍の血は流れきってしまうだろうかとか、そんな余計な事を考えながら。
ようやくついたブルーベリーのある家。
中に入れば、晴美と涼の祖母と思われる女性の遺体が見つかったろうか。
晴美は史人と孝博に任せ、自身は老女の方へ。
表情は険しい。
うつ伏せだった死体を仰向けにすると、微かに息を呑む。]
…この人も、おなかの辺りが何もない。
[呟き、千切れそうな遺体を無理やり抱え上げ、台所から居間の方へと移し、横たえらせて毛布をかけておいた。]
[人であると自分を決めた少女は、それでも決して、二人を裏切るつもりはありませんでした。
悪いことは、悪い。でも、処罰されるなら人の法で。
意識を落としたのは、血のにおいに、もっとと望むのをこらえるために。
より明瞭に――もう普通に話しているのと同じように聞こえる言葉は、じわりじわりと少女の身体に染み出ていきました。]
[ふと気づく。聡の姿が見当たらない。]
…さっちゃん?あれ、何処言ったんだろ。
[知らない?と誰かに尋ねても、おそらく良い返事は返って来ないだろう。
しぶしぶついてきたから、途中でさぼり宜しく抜け出して旅籠に戻ったのだろうかなどと*考える。*]
仲間、って、言ってくれて、ありがとう。
[かすかに目を開け、また閉じました。気づかれることは、ついぞありませんでした。]
なかま、だよ。
…だから、孝博も、琉璃も、ころさせたくない。
しなないで。
学生 涼が「時間を進める」を選択しました。
中:
さて今日は利吉が吊られそうですが気のせいですかそうですか。
夜の追い上げに期待。
寡黙吊り推奨だから厳しいよねー。仕方ないんだけど。
死なねェさ。
[クツとわらった。]
・・・あァ、そーだったな。
話、出来ッかねェ。
[かれらに囁き、力を与えた者。
それへの興味すら既に失せ始めていることは、コエには出さない。]
/中/
お昼休みはウキウキウォッチング(墓下な意味で)
とりあえず、外来組が涼寄り、村側が中間やや晴美寄りって感じだなぁ。
/*
時間的な辻褄・・・こうだろうか。
西行院家行き掛けに商店街で殺戮→傘貸してもらった時に使用人殺し→家に侵入して中で暴れる→帰る途中で聡と会う→西行院家再び→戻る途中でひっそり別れて近道、裏口から入る→親父殺害→2人の後から何食わぬ顔で帰宅
非常に無理矢理だ、うん。
つーか殺り過ぎだろう。
生きてる人探すなら、俺も行く。
それに…、まだ外の状態もいまいち分かってないしな。
[緩く頭を振り、立ち上がる。
殺さないと、などの言葉はできる限り聞かないふりを]
眠ってる人たちを、よろしく頼む。
[誰に向けてか、そう言って他の数人とともに旅籠を出る]
/中/
ちなみに、入村前に圧倒的殺傷兵器として、拳銃を持ち込もうと考えてた。
そして、早々に死んで拳銃誰かに奪われて、大混乱とか。
まあ、それは裕樹で考えてたネタだし、今の裕樹PLのキャラ作り見ると裕樹取られて良かったなと。
[道中、生存者に出会うことはなく、ただ時折強く香る鉄の匂いに、眉を寄せた。
夏の雨の香りに似て、けれど、もっと異質な。
ついた先の家に入れば、さらにその香りは強まって、思わず口元を押さえた]
…酷い、な。
[そう呟く事が精一杯で。
晴美の遺体の傍に落ちていた包丁の、濡れた鈍い輝き]
他の人たちより、身体は傷ついてない、な。
[何の慰めにもならないだろう言葉をぽつりと漏らし、見知らぬ自分が何かをするよりは、と二人に任せる]
[小百合と共に、老女の方へ向かい。
小百合が老女を運ぶ間に毛布を持ってきて、手渡す。
それを、もう一枚、今度は史人たちの方へと。
別の場所から聞こえた小百合の言葉に首を傾げ]
聡が、どうか…そう言えばいないな。
しょうがない。探しにいくか。
俺と小百合でこのあたりを探すから、史人と孝博は旅籠までの道を頼む。
サボって戻ってるだけなら、教えに来てくれ。
[それで良いか尋ねるように、皆を*見回した*]
[目を覚ませば榛名によりかかる形で、あわてて体をおこす]
ごめん、榛名。
[だいぶ疲れはとれたらしく]
でもありがとう、おかげでだいぶ楽になったよ。
[笑いかけて、榛名の服に自分の服の汚れがうつってしまったのに気づけば、再び謝り]
着替えもってこないと、このままでいるのも…。
一旦家に戻ってとってくる。大丈夫、すぐに戻るから。
[安心させるように心配そうにした他の人に笑いかけて、そのまま一度自宅へと*向かった。*]
ぐあああぁ!!
[吹き飛ばされる。なんとか受け身をとり、立ち上がる。]
はあ…はあ…
[ボロボロだ。しかし眼だけは決して弱気を見せず、相手を睨み据える。]
「―――――?」
っへ!誰が逃げるかよ。てめぇさえボコれば全部お仕舞いじゃねーか。
[不敵にも唇の端に笑みさえ浮かべながら。]
「―――――。」
!?
[視線だけ落とす。自分の指先が微かに震えていた。視線はそのまま逃げ道を探しに後ろへ走りそうになる。]
[が、ぐ、と力を込めて目を閉じ再び開くと、それは前へ、凶刃へ固定されていた。]
ああ、よく見てやがんなぁおい!
だが、俺は逃げねぇぜ!弱い方へは
[拳を握り、構える。]
進みたくねぇ!
「仕方ねぇ」とか「運が悪かった」とか、「自分には無理」とか「次はガンバロー」だとか、俺はそんな事をぬかして諦める連中をごまんと見てきた。
[拳を握る。人差し指から順に中指、薬指、小指と折込み、親指をかぶせて、握り締める。]
[ギリリ…と、肉と骨が締まり皮が擦れる音がなる。]
だがな、例えば「次」なんてものが本当にあったとしても、俺にはどうしても、そいつらが何かをするとは思えねぇのさ。
[指を一本折りたたむごとに、震えが止まっていく。握り締めた左右の拳を腰だめに構える頃には、それは完全に止まっていた。]
だから俺は諦めねぇ!立ち止まらねぇし振り向かねぇ!
ウダウダ考えんのは…殴ってからだ!!
[突進。まっすぐ、拳を振り上げる。]
じゃぁそっちお願い。
ついでに他の生存者も探してみるわ。
大丈夫よ、二人なんだし。
[尚何か言われればそう二人に笑って答え、裕樹と近くを探す。
さっちゃんと声をかけながら探すも返事は無く。
帰ってくるのは酷い雨音ばかりで。
涼の家の周囲をぐるりと回ってみたが、聡も、他の生存者の姿もなかった。]
ねぇ裕樹…こういう場合、生存者ってやっぱり家の中でじっとしてるわよね?
本格的に探すとしたら、一軒一軒チャイム鳴らしてまわるしかないかしら。
[尤も、余所者の自分たちの声に応えてくれるかは怪しいが。]
[暫く声をかけたり探し続けたり。
雨の中動き回ったが、聡はおろか、生存者の姿も見なかった。]
…さっちゃん、やっぱり旅籠かしら。
この辺には居ない―
[みたい、と言いかけてふと、少し離れた板壁の上から見える、人の頭に気づいた。
髪の色は探していた人を連想させるもので。]
あれ?さっちゃんかしら。
さっちゃん、ほら何してるの、行くわよ。
[声をかけながら近づいて。
角を曲がり顔を覗こうとして。]
[上半身が板壁に縫い止められていた。
下半身が道端に転がっているた。
雨が綺麗に血を洗い流してくれていたおかげで、内臓のいくつかが丁寧に垂れ下がり。
*まるで標本のように。*]
/*
いやぁ、私の描写ってまだまだ甘いですね(笑)。
素敵にグロいわさゆりん。
母親の傷口描写してなかったや(n・ω・n)
*/
/中/
ただいま。
さっちゃんが前のめりどころか、下半身とバイバイで磔にされている件について。
いやー、グロいね。俺もグローいの書きたかったよ。
教師 史人が「時間を進める」を選択しました。
教師 史人が「時間を進める」を取り消しました。
ハイ。
[裕樹や小百合は老女を弔うと言う。
短く返事をして、もう何度目かの遺体を見下ろした。]
・・・晴ちぃ。
[他と比べて身体の損傷は少ないのに、その名で呼んでも、彼が怒り出すことはなく。
そう言えば、それがどうして嫌なのかを聞いたことは無かったし、機会はもう訪れない。
それ以上何も言うことはなく、王の傍に跪いて、目を伏せさせた。]
[それから史人に手伝って貰い、老女と同じように居間まで運ぶ。
この雨では流石に屋敷までは運べまい。]
・・どーも。
[タオルを手に現われた裕樹に頭を下げ、受け取る。]
聡クン?
いえ、オレは・・・こッちを見てて。
[小百合からの問いには首を振って、]
あァ、・・・分かったッス。
お気をつけて。
[頷き、その家を後にした。
帰る道程で彼と出くわすことはなく、やがて旅籠に残っている者には事情を話した後、疲れに負けて*部屋に引っ込むか。*]
[起きた琉璃に微笑を向ける。疲れが取れたような姿に安堵の息を漏らした。服に付いた汚れを指摘されると]
あ…でも、このくらい、なら…。
気にしない、で。
…え。
取りに、行くの…?
一人で、大丈、夫…?
[一緒に、と言いかけたがそれは琉璃に制されて。確かに何かあった時に対処出来る自信は無い。仕方なく、そのまま琉璃を見送ることとなった]
気をつけて、ね…。
[旅籠を出る背中を心配げに見つめ、ぽつりと漏らした]
流石に…この雨音じゃ聞こえないか。
おーい、さっちゃん、さっちゃん、さっちゃーん!
と、この呼び方なら、怒りながら出て来るかと思ったんだが。
[傘をくるりと回し、頭上を見上げる。
酷くなる雨風に、逆の手で髪を押さえた。
空模様と同じように、重い溜息]
…さっきの家、チャイムらしきものなかったぞ。
多分、ノックと呼ぶ声のみだとしたら…出て来てもらえない気がするな。
まあ、今は…聡が見つかればそれでよしとしないか?
[会話しながらの捜索の途中。
小百合の言葉が途切れ、視線が動く。
それにつられて視線を流せば、]
…ん?ああ、それっぽいな。
傘も差さずに…あれは、風邪を引くんじゃないか?
[ぱしゃり、踏み出す足は雨に濡れて重いけれど。
気にすることもなく、小百合と共に角を曲がり]
[薄暗い路地。
だからと言って、眼を凝らさなければ良かった]
……聡?
[認識した瞬間に、胃から酸いものが込み上げる。
口を押さえ、眼を伏せた。
落ちた傘が小さな音を立てたけれど、意識に触れる事はなく。
板壁に手を付き、身体を支えた]
嘘…、なんで、こいつまで。こんな、まだ…だって、ガキで。
しかも村と全然関係ないはずだろ。
それなのに、なんで…っ。
―回想―
[利吉を運んで旅籠に戻ると、利吉の安否と、晴美と涼のことを説明し、利吉を毛布にくるませて長椅子に寝させ、己も濡れた身体を拭き取り、適当な椅子に腰掛けた
孝博の父親のことを静かに聞きながら、それに意識をおけなかった。
嫌な予感。否、確信めいたものが我が身を襲って]
晴美様…
[小さな小さな呟きは誰にも届かなかっただろうか。
その直後、戻ってきた涼の姿を聞いて、聞くまでもなくわかって]
晴美様は…違います。解ります
[皆が晴美についていう中それだけぽつり呟き
玲の説明を聞く。伝承のことは知っているが、それは既にどちらでもいい。
逃げることもできず助けも呼べないなら…その際にやることというのは既に頭にあったから。だから涼の行動も虚実は別にしても、咎めることもできず、むしろ悔いるべきは、あの時二人にしていったことだろうか]
[浅い呼吸と共に声を吐き出して]
……違う、今は……、そうじゃない。
このままじゃ、聡が風邪を引く。まだ、さっきの家の方が近いか。
だから…運ぶ、けど…小百合はどうする。
[眼に入った雨を拭い、小百合を振り返る。
答えがどうあろうとも、まずは聡を板壁に縫いとめているものを引き抜いて、上半身を落とさないように抱える。
雨に晒された身体は酷く、冷えていた]
[―――桜を見ていた。
満開に咲き誇る。
大輪の桜。
何度、桜が咲いているのを見ただろう
―――ああ。そうか。そうだ。
今、ようやく思い出した。
何度も、じゃない。この光景を見たのは一度だけだ。
ただ……過去も未来も無く、一瞬であるはずの現在が永遠に続いているだけだ。
それだけのことでしかない。
自分は何者か。それはまだ分からない。
記憶の一番奥に封じ込められている。
だが、これだけは理解している。
それを思い出したとき。
一瞬の永遠は。
全て。
壊れる]
[旅籠を後にし、雨の降りしきる外を歩きながら]
さてと、誰を…かな。
[獲物を探す魔の者は血塗れた服のまま動くものの少なくなりつつある村をゆく、
前の方に3人組みの姿、外部からきた3人のすがたが見える。
見覚えのある顔、その中でもうしろを乗り気じゃなさそうに歩いている聡の姿が目に入り]
そうだ、今日は彼を。
[気配も、音もなく近寄っていき、
聡の体をとらえ服をつかみ後ろへと引く]
n…
[突然のことに振り向き文句を言おうとするその口を下からあごを叩いてふさぎ、
前の二人は雨のせいもあり気づかずにそのまま行ってしまう。]
―回想―
[その後、現場を見てくる。といって、付き合おうと思ったが
次々表明する中、倒れている人間がいることを考えれば]
私は残ります。動ける人間がこちらにもいたほうがよいでしょうし…任せます
何かあれば
[それ以上は言わずに旅籠を後にする面々を見送った。
雨はまだ止んでくれずに、着替えてくると言って、一旦自室へと入った]
―回想終了―
―――。
[ゆっくりと眼を開けた。
見えるのは知らない天井。
一瞬、何がなんだか分からなかった。
だが、グルリと首を巡らせて見れば]
……旅籠……か?
俺は、なんでこんなところに……っつ!
[頭が痛む。
割れそうなほどの痛みに、思わず顔をしかめて、頭をおさえた。
そして、少しずつ記憶が蘇っていく]
……そうだ!涼!涼は!?
[慌てたように周りを見渡し、利吉のすぐそばで眠っているのが眼に入り、安堵の息を漏らした]
あははは、聡、喜んでよ。
今日はボクが君を選んであげるよ。
[魔の気配を宿した琉璃の姿に困惑しながらもあごを押さえる手を必死にはずそうと聡がもがく、そんな姿がひどくこっけいでおかしく口の端に笑みが浮かぶ]
君には榛名のことの礼もあるしね、たっぷりと楽しもうよ、ボクとの時間を…大丈夫、なるべく長く生かしてあげるから…。
[しばらくのち、雨がすべてを洗い流し、
唯一つ変わり果てた姿の聡だけが板壁と床に残された、
まるで標本のように。]
良かった……。
この野郎。心配かけさせやがって。
[少しだけ笑みを浮かべて、軽く涼の頭をこづいた]
しかし、なんだって、俺はこんなところに?
……何があった?
[そのまま起き上がり、旅籠の中を見渡すと、榛名の姿が眼に入ったので、利吉が躊躇することなく近づいた]
よう。おはよう。お嬢さん。
えっと、悪い。
何も覚えていないんだが、俺が飛び出してから、何があった?
[頭の痛みはすでに薄れ消えた。
まるで、最初から何も無かったかのように]
ああ、心配すんな。
[気をつけて、という言葉に軽めに答えて旅籠を出る。
その瞬間、表情は険しくなり、何事か考えていると伺わせるものへと変わった。
ともあれ、雨の中を心当たりの家へと向かう。
家の主である老女の弔いは小百合と裕樹に任せ、孝博と共に晴美を居間へと運んだ]
……にしても……。
[ちらり、視線を向けるのは老女の亡骸]
……綾と、ほとんど同じ……か。
[身体の内側を失している、という老女。
心臓を失っていた従妹。二つが結びつくのは容易だった]
[聡を探す、という二人と別れ、旅籠へと。
途中、ふと足が止まった。
どうかしたのか、と怪訝な顔で問われれば、ふと、視線を遠くへと投げ]
……孝坊、先、行ってくれ。
俺……ちょっと、寄り道してから行く。
ああ……大した事じゃない、すぐに戻るから。
[心配いらねぇ、と短く返して、走り出す。
向かうのは、榛名の家]
さっきは、急いでたから、なんもできんかったけど……。
[せめて、簡単な弔いを、と。
そんな思いに急かされつつ、道を駆け。
先に訪れた家へと向かい、奥の仏間へと入る。
立ち込めるにおいに微かな眩暈めいたものを覚えるものの、それは押さえ込んで。
仏壇に縋るように倒れる女性を丁寧に寝かせ、その身体を見つけてきた毛布で包んで、黙祷を捧げた]
……さて。
急いで戻るか。
[小さく呟き、外に出て。
もと来た道を急いで辿る]
……あとで、櫻木の方にもいかねぇと。
っとに、忙しいっちゃねぇぜ……。
/中/
さて、どっちに向かって絡みにいくか……。
っつーか、投票どうすべな、俺(とおく。
どこに行けば、殺意ptが溜められるか……うーん。
[外に出た者をただただ待ちわびる。他の村人はどうなったのか、出て行った者達は無事なのか、疑問は多々あれど、今は待つより他は無く。それを体現するかのように視線をずっと旅籠の出入り口へと向けていたが、かけられた声に振り向いた]
あ…利吉、さん。
目が、覚めたんです、ね。
[そこには起き上がった利吉の姿。安堵するような表情になる]
利吉さんが、飛び出してから…は…。
[視線を落とし少し言い淀んでから、再び利吉を見上げて]
ええと、利吉さん、涼ちゃん追いかけた、後、倒れた、みたいで、蓮実君、が、運んできたの。
その後、起きたこと、は……野崎のおじさん…この旅籠の主人が、寝室、で、死んでた、のと…。
………。
[一つ口にして、言葉が出なくなる。涼がしたことを、どう言えば良いのか。利吉は涼と親しかった。彼女が人を殺してしまったなど、すんなり言葉には出せなかった]
投票を委任します。
探偵 利吉は、学生 涼 に投票を委任しました。
探偵 利吉が「時間を進める」を選択しました。
中:
ところでさっちゃん描写、やりすぎたらごめん(´・ω・)
この辺の感覚がチキレのせいで緩くなってきてる自分がいるのがね…。
……倒れたぁ?
[榛名の言葉に、利吉が驚いたような声を上げた]
体には自信があるほうなんだがな。なんでまた、そんなことになったのだろう……。
[今の利吉には、さっぱりと理由が分からないし、どうして倒れたのかを思い出すことも出来ない]
まあいい。
そうなったというのならば、そうなんだろう。
[あっさりと肯定する]
んで?
涼があそこで寝ていることは、俺が倒れたことと関係してるのかな?
[旅籠の親父が死んだことはとりあえず話題には出さなかった]
―回想―
お願い…。
[頭を撫でられても、小さく首を振るだけで顔を上げることは出来ず。ただ小さく呟いて外に出てゆく気配を感じて]
分からないの。でも…。
[榛名や蓮実の言葉にも、顔を伏せたまま小さく返すのみだった]
[雨の降りしきる外を歩きながら]
はぁ、思わず力をつけてくるのを忘れきちゃったよ…
[その呟きには陶酔と、悲しみが入り混じっていたであろうか。
忘れた理由は…いずれにかは知れず]
涼ちゃんが人でいたいのなら、そうするといいと思うよ。
[その意識はやさしく、深く心に染み入るような意識で、
それはあたかもゆっくりとしみこみ蝕んでいく毒のようでもあったであろうか]
どんな形でも仲間であることに代わりはないからね。
血を見たくないのなら、全部ボクたちに任せてくれてもいいしね。
涼ちゃんが無理にその手を血で染めることはない。
[くすりと笑みを一つ]
望まない限りはね。
[故意なのか偶然なのかは分からなかったが。
板に貼り付けられた様は無残、としか言い様がなく。]
…やってくれるわね。
[溜息のように吐き出し。
運ぶという裕樹には頷き、傘は一旦たたんで下半身の方を抱きかかえた。傷痕には持っていたハンカチをかけ結び、一応隠すようにする。]
の方がいいわね。…急ぎましょう。
[そう言って先ほどの家へと戻る。]
[暫くして利吉の声が聞こえれば小さく身じろいだ。
顔はまだ上げきれず、それでも指の間から何となく様子を窺って]
……。
[ああ、気が付いたんだ、と少しだけ不安の入り混じった安堵と共に。聞くとも無く榛名との会話を聞いていた]
[自室に入り、荷を解いて、着替える。とはいってもこれといって変わり映えしない服装であるが仕方ない。見目などにとことん興味がないのだ。格好良さ担当などできるはずもない。
その荷の中にいれた古いノートを見れば嘆息する。今の状況を思えばひどくちっぽけなものだ。そしてみなに心配や迷惑をかけたことだろうし…涼と晴美を二人にしたことも後悔がある]
さすがに…参りますよね…
[目を閉ざし、弱音を吐く。次に目を開けたときには元に戻らなくては。と決めて、しばらく。目を開き、部屋を出て階下へと降りていった]
詳しい、話は、知らないけど、倒れた、利吉さんを、蓮実君が、運んできたのは、確か。
その辺り、は、蓮実君に、聞いた方が、良い、かも。
[驚く様子にそう付け加えて]
涼ちゃん、が寝てる、のは…。
[少し考え込んで]
…関係、は、してる、のかな。
凄く、心配、してた、みたいだし。
[嘘ではないが、それだけではない。言うべきかどうか。悩んでから]
…もう、一つ。
晴美君、が…こ、ろ、され、た、って…。
[その事実だけを利吉に伝えた]
[榛名の言葉に]
まあ、そだな。
そこらへんは詳しい人に聞くよ。
とりあえず、大雑把には分かった。
[涼が心配していたの言葉には苦笑を漏らす]
……全く。俺が心配されてたのか。
保護者失格、だな。
[そして、最後の言葉には表情を無くした]
―――次代党首様が?
……聞いていいものなら、誰が、どこで、なんで、どうやって殺されたのかを、聞いてもいいか?
[何故だろう。少しだけ首筋が寒い]
こんにちは。まだ皆さん戻ってきていませんか
[皆が集う場所にいきながら、扉のほうを見やり。また一度その場にいる面々に顔を向ければ]
琉璃さんは?
[慌しく水を散らしつつ、旅籠へと走る。
何事もなかったか、孝博は無事に帰りついたか。
考えていたのは、そんな事。
やがて見えてきた旅籠は、出る前と変わった様子もなく。
……勿論、それだけが安心する要素ではないのだが]
……ん。ちょいと、鈍ってる、かな?
[旅籠にたどり着き、扉を開けようとして右手に軽い痺れのようなものを感じ。
こんな時に、と微かに苛立たしく思いながら、中へ入った]
[詳細を訊ねられ、あからさまに身を強張らせる]
わ、たし、は、くわし、い、こと、は、しら──。
[未だに言うべきかを悩み、知らない、と言おうとして、言葉に詰まり、びくりと再び身体を強張らせた。玲の、呟きが耳に届いてしまったがために]
教師 史人が「時間を進める」を選択しました。
教師 史人が「時間を進める」を取り消しました。
[意識が例の話に集中していたところに、蓮実の声が聞こえハッと意識を周囲に散じる]
琉璃、は、服を、取りに行く、って。
[一人で旅籠を出たことを蓮実に告げた]
[先程の家の前に辿り着き、足で戸口を開ける]
…許せないな。
[今まで、危なげない足取りで辿り着き、上半身を下ろす。
呟きを、もう一度繰り返す]
許せない。
[厳しい言葉とは裏腹に、毛布をかけようとする所作は優しい。
黙祷を捧げた後、立ち上がる。
何を告げるでもなく、自然な所作で出てきた玄関へと向かった]
[動揺のあまり、蓮実や史人が来たのには気づかなかった。
ただ、額を押さえたまま、ふらと体が揺れ、勢いよくイスへと体重を預ける]
……。
[重いため息]
…そう。
本人が言っていたの。
[ゆるりと顔を上げる。白く表情の薄い顔を利吉に向けて]
怖くて、どうしていいかわからなかったから、って。
[目覚めた利吉。だがそれは今、涼と晴美のことについて聞いているようで
困ったようにこめかみをかき]
なっ。一人でって……どうして私の昔なじみには無茶が好きな人が多いのでしょうかね…
[言いながらも、今入ってきたばかりの史人も見る]
琉璃兄、一人…?
[蓮実と榛名の会話に軽く眉を寄せた。
思考判断力が落ちている。それは自分でも分かっていた]
…兄さん。
[扉の音に視線だけを向ける。表情は…変わらなかった。
どこか心ここに在らずで]
……っと。
[中に入り、ぐるりと見回す。
共に出た者は戻ったのか、と問うより早く、目に入ったのは椅子へと崩れ落ちる利吉の姿。
その姿に、聞いたのか、と思いつつ]
……別に、俺は無茶好きじゃないが。
[こちらを見た蓮実の言葉に、ぼそり、と返す]
……玲?
[こちらを振り返った玲、その失せた表情。
名を呼ぶ声には、戸惑いが織り込まれ]
……どうしたんだ?
[そちらへと向かいつつ、そう、と問いかける]
[家に向かう途中よく見知った顔を見つける。雨で視界はぼやけているが辛うじてその顔を判別することはできた。]
裕樹、小百合どうしたのこんなところで?
[自分も同じことを問われても仕方のないような状況ではあるが、
そちらによっていくと、板壁にはじめなにかが見えてそちらをよく見ればそれは人の姿…よく見知った……しかしだいぶ変わり果てた聡の姿が]
さ…聡っ!?
[思わず声が上ずり警戒の色を二人に見せる、
いつでも逃げ出せるように間合いをそれ以上は近づかず]
[事実を知った利吉にはかける言葉が見つからず。思わず視線を逸らしてしまう。
そのやり取りの合間に史人が戻ってきて、その無事な姿に安堵。続く蓮実の言葉にはやや同意するように頷いて]
私も、着いて行こうと、思ったんだけど、ダメ、って。
…私が、行っても、足手まとい、だもんね。
[今の村の惨状を目の前にして、歩き回る自信は無い。それは理解しているために止められると大人しく引き下がったのだ]
あまり説得力を感じないのですが…ま、いいでしょ
[ぼそりと呟かれた声にもあまり取り合う気がないのかあっさりとおさめ、改まったように史人を見て]
ところで…どうでした?
[琉璃の声に気づいて顔をあげる。]
琉璃ちゃんこそ…こっちは、色々あって。
とりあえず、さっちゃんを寝かせてくるから少し待ってて。
[そう言い先ほどの家へと向かう。
中に入り、半分の体を並べるように置いて。
裕樹の独白のような言葉には、ぽつりと返す。]
そうね…さっちゃんは死ななきゃいけないほど、悪い子だったかしら。私にはそうは思えないし。
[許す、許せないは、自分に言う権利がないと思っている。
だからそれだけ言いながら。
同じように黙祷を捧げ、自分も外へと向かう。]
[蓮実と榛名、二人の会話とここにいる人数から、琉璃が一人で出た事は察しがつき。
大丈夫ならいいが、と呟いて]
……今の所は決めかねてる、ってのが、俺の本音かね。
現場は見て来たが、状況が把握できん。
[利吉の方を見やり、その問いに静かに答える]
少なくとも、南部クンの祖母が桜に関わるものに殺されていた事。
それから、晴坊っちゃんが、刺されて死んでたことは、間違いないからな。
いえ、榛名さんが悪いわけではないですよ
私も離れていましたしね
[既に手遅れか。無事であるかの二択なのだろうか。思って扉を見る]
ん。…ああ、ごめんなさい。
[近寄ってきた史人に改めて声を掛けられれば、目を瞬き]
ちょっと、難しくて。
[軽く首を振ってそう暈して。それから利吉に顔を向け直し]
…今はまだ、決めかねてる。
でも。
[そう切ったことで、取るかどうか考えている手段のことは気付くだろう。相手は勘のいい探偵なのだから]
理不尽に。
誰かを殺した事がある私には、誰かを断罪する事は出来ない。
ただ私の邪魔をする者は、主人に仇為す者には容赦しない。
…今はそれだけ。
[二人が運ぶ聡の方に視線を向けながら]
聡も運がなかったね。
こんなところに呼ばれなければ…。
[くすりと浮かべる笑みは楽しそうにも自嘲のようにも]
[蓮実の問い。零れたのは、ため息]
……生存者関係は、かなり厳しいな。
とはいえ、まだ櫻木の様子は見に行ってないから、全く希望が無い、とは言えんけど。
[あそこは結界みたいなもんだし、と呟いて]
……お前まで謝り癖がついたか?
[玲の言葉に、思わずため息混じりの一言を零す]
幾ら悪い子だって、聡はまだ未成年で。
やり直せだって、しただろうにさ。
[会話の中、ようやくいつもの調子を取り戻す。
先ほどは聡に意識を取られていたからか、琉璃に反応できたのは今更で]
そう言えば…琉璃は一人か?
よく、無事だったな。
まだ…決めていません。その前にやることが残っています
少なくとも…殺したから殺し返そうなんて単純なことはするつもりはないですが
[利吉に問いには濁しながらもそう答え
史人から生存者のことを聞けば顔を顰めるが]
様子…見にいきましょうか。
電話が通じるとしたらそこやあなたの家。西行院家でしょうし、それが無理でも伝承について多く残っているのは櫻木でしょう。何か対応するものがあるかもしれません
この現象が純粋な人為的なものとも思えませんしね
>>173>>175
……恨みは恨みによって帰るぞ。
きっと。
俺も、涼が殺されたなら、どんな手段を使ってでもそいつを殺そうとするだろう。
[―――静かに、低い声のままそう告げる]
人を殺したことには、裁きが下らなければいけない。
だから、涼は公の場で、裁かれるのを、俺は止めない。そこまでは、俺には出来ない。
普通の人間が、人を裁こうとするのは、そいつの手には余るぜ。
だから、出来ることならば、ちゃんとした場で、裁かせてやってほしい。
それが俺の願いだ。
どんな結果になろうと、例え、世界中の人間が敵になろうとも、俺は涼の味方であり続けるがな。
[顔を上げることなく、そのままの姿勢で、利吉がそう告げた]
今、聡の姿を見ながら改めて、それを感じさせられているよ…。
[裕樹に向ける視線からはまだ警戒の色は消えなかったが]
やっぱり思考…回りきってないのかな…。
[呟き、今の状況を見ながら考えることは一つ。
わざわざ運んでいる二人が聡を殺した本人なら…、
そんなリスクを負う必要があるのだろうかと考え、加えるならば今は2:1、口封じを仕様と思えばおそらくは…。
考えいずれにせよ必要以上に警戒するだけ無駄なことかと]
やっぱり…思考鈍ってる…かな…。
[再度呟き幾分か警戒は解いた様子で二人を改めてみた]
[涼への対応。監視下に置くに留めるのか、それとも──。
考えはするが、言葉には出来ず。ただ玲達の言葉に耳を傾けた。
蓮実の返答には]
無事だと、良いんだけど、ね…。
[それだけ呟き、視線が出入り口へと向かった]
はい…戻ってきたら、榛名さんはいっぱい泣いて琉璃さんを困らせてあげてくださいね
いい薬になるでしょう
[雰囲気を和らげるように榛名に言う]
それが説明できる人がいたら、その人が犯人よ。
[琉璃に首を竦める。
それから一通りを終えて出る途中で裕樹には。]
…そうね、やり直して…
あの性根だってかわったかしら?
[いつもの調子が見てとれたので、こちらも少し軽めに返しながら。]
ああ、あっちには一度行かにゃならんだろ。
……晴坊っちゃんと、それから、綾。
桜と関わりのある印を受け継いだ者が死んだ事が、これからどんな影響を及ぼすのか、そこらも櫻木なら調べがつくかも知れん。
[見に行く、という蓮実の言葉に頷き。
それから、視線は再び利吉へと]
正論、だな。
ま、最大の問題は、公の裁きを受けに行けるまで、どれくらいかかるか、全くわからんって事と。
……桜が、それだけの猶予を与えてくれるかどうか、全くわからねぇって事だ。
そういえば、琉璃ちゃんは何しに?
…ああでも、とりあえず帰りましょうか。
玲ちゃんの話も、まだ全部聞いてないし…。
聡の事も、言わないと。
[そう二人を促して旅籠へと戻ろうと。]
それもそうだね。
[小百合の返答にうなづいて返して、
何か手伝えることはあるかと考えているうちに一通りが終わり結局何もしないまま二人の後からついて家から出た]
それってつまり、恨みを買ったってこと?
[二人の話に純粋な疑問を投げる]
/*
りきっちゃんはどこまで私を惚れさせたら気が済むのかと小一時間問い詰めたい。
困ったな、今日死んでおこうと思ったんだが、とりあえず玲の動き待ちなんだよな。多分琉璃を占ってる気がするんだ。
だが動きがなければ私が吊られるのが一番綺麗だろう。
生きているうちに気付けたなら、まだマシだな。
[警戒するような眼差しにも、なんとか笑顔を返そうと。
けれどすぐに口を押さえ、]
駄目だな。今は、笑えない。
…そんな回ってない頭で、琉璃は何処へ?
一人が嫌なら、ついて行くが。どうする?
[少し感情を押さえ込んだような淡々とした声]
それとも一緒に旅籠に戻るか?
落ち着いて…ますかね
私は小物なので持ち上げるとすぐに乗ってしまうので気をつけてください
[利吉の小さな笑みには同じように小さな笑みを返し]
ただ、ここが陸の孤島のままでしたら、伝承と関係なく、やるべき手段は限られてくる…と思います。それは涼さんにのみ関わらず…ですがね
[困ったようにこめかみをかく]
心配、した分、困らせ、る?
[蓮実の言葉に思わずクスリと笑いが漏れた。しかしすぐに笑みは消し、周囲の会話に耳を傾ける]
…今するべき、は、この、惨状に、終止符を、打つ、こと、だよね…?
どうやって、探せば、良いのか、分からない、けど…。
ボクは家に服を取りに…、
このままの格好でいるわけにもいかないし、
[雨にぬれ服はさらにひどい状況になっていたであろうか。
自分は傘をさすことすらしていなかったのかと改めて思う]
榛名連れて行くわけにもいかなかったし、
二人は……聡を探してたの…?
ま、確かにいつになくぼーっとしてたけど。
[謝ることか、と言いつつ。
語尾を揺らす様子に、無言で肩を叩こうと手を伸ばし]
ああ、確かにそうだな。
……余計な血は、流さずに済ませてぇし……何とか、見つけださねぇと。
[榛名の言葉に、一つ、頷いた]
さっちゃん、チンピラでゴロツキだったからねー。
まぁ私もそんなに顔会わせてたわけじゃないけど。
好かれる事の方が少なかったんじゃないかしら?
[琉璃にはそう返しながら。
笑えないという裕樹の肩を軽く叩き、続いた言葉には少しハッとして。]
あそっか、琉璃ちゃん何かの途中かもしれないんだっけ。用があるなら一緒しようか?
[一人よりはいいだろうしと言いながら。
琉璃が身に待とう警戒するような雰囲気には、気づいたが、気づいていないフリを。]
服は…取りに行く…。
[裕樹の様子にはこちらへの警戒と解釈したのだろう]
ごめん、二人が聡どうにかしたんじゃないかって…、
疑ってた…。
[改めて警戒の色をといて]
お願いしても…いいかな?
一人よりはそっちの方がいいだろうし。
二人の方が…、ボクより頼りになりそうだしね。
[最後の言葉は精一杯の冗談のつもりであったのか]
ちょっと家の中……、大変なことになってるけど……。
[ようやく、利吉が顔を上げて、いつも通りの表情を見せた]
>>186
理解していただけているならいいさ。
とりあえず、それなら、涼は最高でも、監視下におくって程度で勘弁しておいて欲しいな。当然、一人で行動はさせない。のだけは間違いないが。
虫のいい話ではあると思うがね。
>>188
[玲から伝承の詩を一通り聞くと、小さく鼻をならした]
ほう。
魔は人に取り付き、魔にとりつかれた人間は殺さなければいけないってわけか。
……血なまぐさい話だな。
[眉をしかめながら、小さく苦笑する。
そして、続く言葉には]
ああ。奇遇だな。
俺も、涼のためならば、いくらでも手を汚すのを厭う気は無いよ。
もっとも、確信もせずに、そんなことはあまりしたくないがね。
ええ。あちらに一度行きましょう。少しでも情報があったほうがいいです
ついていっていいですかね?
今は、私も家がどうこういっている場合ではありません。
[きっぱりと史人についていく。とつげ]
ええ、困らせるのです。そしたら次から自重するでしょうしね
[悪戯っぽい笑み。とはいえ日常には程遠く
惨状についてはそっと頷きを返すだけ]
[琉璃の声を聴いて、少女はうなずきました。ただ、意識がそう動いただけではありましたが。]
[血を求めていないわけでないのは、いわゆる、魔というもののためでしょうか。
少女はそのことばに釘を打たれ、決してその存在を、他に語ることはしないと、おそれのなかで考えました。]
探すよ。
それも努めだから。
[榛名の言葉にそう告げて。肩を叩かれれば、もう一度息を吐いて。それから自分の顔を軽く手で叩いた]
で。少し家にも戻りたいのですけれど。
いいですか?
[最後の疑問符は主に利吉に向けてとなっただろうか]
…ん、どうかな。なにしろ聡だし、簡単には変わらなかったかもしれない。
でも、変わったかもしれない。
もう分からない、そこが俺は悔しいよ。
[外へ向かう途中、そんな風に呟いた]
聡は…何と言うか。
自分の道を突っ走って、他人を省みなかったり、するからな。
恨みも買ってたかも、しれなくはあるが。
人と言うよりは、あれは桜の仕業だと思いたいな。
…ん。
[目を開けて、なんだかぱちって音がしたのは、多分固まってたからだろう。泣いてしまったから。]
…………服?
[違う気がした。
その瞬間に、まざまざと思い出した、血の香り。
ぞっとする。それは、多分、まわりの皆とは違った意味で。]
[着替えを済ませ、少しだけ仮眠も取り。
幾分か疲れの取れた顔で、再び人の集まるほうへ顔を出した。]
あァ、りっチャン。
起きてたんだ。
[浮かべた笑みは何時ものように、とはいかなかったが。
それから会話の端に聞こえた言葉。]
・・・桜か。
[僅かに視線を落とす。]
……確かに、虫のいい話だな。
[その言葉は、さらり、と告げられて。
表情には出さないものの、今の状況への強い苛立ちや憤りがある事は、瞳の陰りから伺い知れるか]
……お前、俺をなんだと……まあ、いいや。
できれば、俺が動く時は、榛についててやってほしいんだけど。
[それでも、蓮実の方を見やる時には、その陰りはす、と失せる]
研究生 孝博は、女中 小百合 を能力(襲う)の対象に選びました。
[探すと言うはっきりとした玲の意思に頷き返して。蓮実の言葉には少し緊張が和らいだか]
戻る、なら、気をつけて、ね?
[そう玲達に言ってから、利吉に訊ねかけられて視線をむける]
私は、玲ちゃん達より、詳しくは、無いよ。
調べたのは、一般的に、知られたものが、ほとんど、だから。
その部分での、知識で、良いなら…。
[調べたことを思い出すようにしばしの沈黙]
…見た目じゃ、分からない。
見つける手段は、あった、かも、しれない。
ううん、あることは、あった。
けど、村の人達が、それを、手にしていたかは、分からない。
昔、桜が、咲いた時に、巫女を、鎮めたのは、力ある、術師だった、らしい、から。
服、か。ああなるほど。
旅籠の面子以外は、必要になるものな。
[こくりと頷いて]
確かに琉璃よりは…と言いたいが。
俺も殴り合いの喧嘩したのは、もう何年も前だしな。
家の中、か。ああ…見せてもらう約束は、流石に今は難しいな。
どうあっても、それどころじゃない。
そうですとも。私もこんなときに自滅するなんて状態に陥りたくないので
そうしてもらえるとありがたいですね
[利吉の冗談交じりの言葉に、情けない態のまま返事を返し、孝博の姿が見えれば軽く手を振った]
…そうね。死者は返らない…。
[聡の言葉にぽつりと呟いて。]
桜の仕業かー。全部桜のせいだったら気が楽なのにね。
切れば解決。
[もっとも起きてしまった事は、もう取り返しがつかないが。
琉璃の言葉には、そう思われても仕方ないかしら?とは少し小首を傾げながら。]
任せといてー。腕にはけっこう自身があるから。
じゃ、お家まで案内してもらえる?
[そう琉璃に言いながら、案内されれば琉璃の家へと向かうだろう。]
そうね、血腥い…。
[利吉に頷きかけたところで。小さな声に気が付いた]
涼、さん。
[ただ今はまだそれ以上、何を言っていいか分からなくて]
そうですね。
兄さんたちも櫻木を確認に行くなら、一緒に行けるかな。
[どうだろう、と史人と蓮実を見た]
[史人の様子を見て、落ち着け。というように、肩をぽんぽんと叩くが、榛名のことを言われれば、一度面々を見渡す。
榛名は、琉璃でもいれば話は別だが]
孝博がいるから大丈夫…じゃないですかね
[言いながらも幾分不安げ]
うん、ありがとう、二人とも。
改めて、ごめん。
[再度謝り、頭を下げて]
殴り合いで倒せるような相手ならいいけど…、
[聡や、遥、その他村の惨状から思いつくことは、言葉にならず]
でも、心強いよ。
家は、そうだね…。
こんな形で案内することになるなんてね。
[自宅へと向かいながら]
二人も災難だったね、この村に来たばかりに。
・・・さァ。
余所者なら、あのヒト・・・小百合サン、とか言ッたかな。
どーも、厄介な気がするッスケド。
それとも身内のほうが、巫女サマも喜びますかねェ。
[巫女のことというよりも、琉璃自身に尋ねるような。]
[名前を呼ぼうとしたけど、
聲が聞こえて、空気をふるわせられなくなった。
だけど、耳に届く、はるなちゃんの声。]
――っ、本当?!
本当に、見つけられるの…!?
[それは、今、なにより知りたい*答えだった*]
俺は、ついてくのは構いやしないが。
[こちらを見る玲に返しつつ。
蓮実に肩を叩かれ、小さく息を吐いた]
……孝坊も、まだ憔悴してる気がするんだが……。
[言いつつ、向けるのはやっぱり不安げな、案ずるような視線]
[史人から自分の名が紡がれると、その内容を聞いて]
私、は、大丈夫、だよ。
ここで、じっとしてる、分、には…。
[ここに居るだけなら大丈夫、と。自分のせいで皆の行動の制限をかけたくなかったために]
桜を切れば、か。…どうだろうな。
たいていああ言う樹を切るときは、お祓いなんかが必要になるんだが。
宮司はもういないんだろ?
[ふと、首を傾げ]
…名前、なんて言ったっけ?
ボクは…、
[少しのためらいの後]
楽しみは後にとっておきたいから、
史人や榛名達はまだかなって。
小百合さん?
[その名前を聞き]
そうだね、今ボクの目の前にいるよ。
確かにこんな状況でもなれた感じで?怖い人ではあるね。
んだよ、ソレ。
何でちょっと自信なさげなんスか。
[蓮実の声に、冗談めかして抗議の声を上げる。
困ったような笑みは確かに頼りなさげかも知れないが。]
徒弟 裕樹は、歌姫 琉璃 を投票先に選びました。
[会話に集中していたために、孝博や涼が起きてきたことには気付いていなくて。涼がかけてきた声でようやくそれに気付く]
え……。
私、は、見つけられない、よ。
そんな、力、持ってない、から…。
[唐突な叫びに驚きながらも、ふるりと首を横に振って]
昔、そういう人が、居たって、ことだけ。
私が、知ってるのは、ね…。
私は、西行院家の分家でしたので、祭祀のことはさほど詳しくありませんので
知っておきたくはあるんです…それに二人よりも落ち着いていられる自信はありますから
[玲の言葉と視線にはそう応えながらも]
まあ…そうですよね
[孝博のことを思えばそうである。一度榛名が倒れたときに手伝ってくれた小百合も裕樹もいなくはあって]
……大事なものを守りたい、そう思うあんたの気持ちはわかるさ。
[けれど、と。
言葉はそこで途切れ]
……気が向いたらでいいが、俺は、それを……既に、二つ、無くしている事。
それだけは、記憶に引っ掛けといてくれると助かる。
[利吉に向けて、それだけ言って。
榛名の言葉に、一つ、息を吐く]
ん……まあ、その内、琉璃も戻ってくるから……大丈夫……だとは思うが。
[不安はあるが、今は、動かねばならない時ではあるし、と思い]
……絶対に、無理はするなよ?
[利吉の言葉に頷いて]
うん…。
目覚めていても、おかしくない、けど。
それが、誰なのかは、分からない。
[それだけ答えて、涼へと歩み寄る利吉を見やった]
[榛名の足手まといになりたくないということから出たであろう言葉と
孝博の抗議の声を聞いて]
では…任せます。孝博。
できる限りはやく戻ってきます
[榛名に史人が言っている横で孝博に頼み
出る段になったらともにいくだろう]
おゥ、頼むよりっチャン。
探偵サマともあろーモンが、そんなんでどーすんの。
[果たして探偵が関係あるのかは不明だが。
史人に不安げな視線を向けられれば、]
ッて、史人サンまで。
大丈夫だッてば。
[へなりと笑い、努めて明るい声を返した。]
気にしないで。色々仕方ない所はあるだろうし。
[琉璃にはそう軽く言う。]
…まぁ、そうね。
[殴り合いで倒せない何か。
ある程度なら殴り合い以外でも倒せなくはないが、それはそれ。今は内に伏せる。]
災難かぁ。まぁそれを言うなら皆そうだし。
今更それを後悔しても始まらないしねー。
[調子はだいぶ、いつもの通りだったろうか。]
大丈夫、無理は、しない。
少なくとも、一人で、外に出る、ようなこと、は、しない。
[「絶対に」と史人に言い頷く。尤も、その時にならなければ無理するかどうかは分からないところでもあるのだが。今は、相手にあまり心配をかけたくなかった]
――見つけられる、よ。
[史人と蓮実の言葉に立ち上がり。
先に出入口の方へと向かい、扉に手を掛けてから。
涼や利吉、榛名を振り向いた]
その為にも一度戻るの。
もう一つ、知っておきたいこともあるから。
[それだけ言うと、扉を開いて外へと足を踏み出した]
…謝らなくて良いさ。状況が状況だ。
謝る必要があるのは…この状況を招いた人間だろ。
謝られても、許せるものじゃないがな。
[ふ、と息を吐いて]
殴り合いで勝てるなら、聡とか、もう勝ってるか。想像に過ぎないが。
[琉璃の後ろをついて歩き]
否定は出来ないな。本当に大変な災難だ。
…負けるつもりもないが。
切る?
とんでもないよそんなこと。
[桜を切るといわれれば恐ろしいことを聞いたといった様子で]
それこそ何が起こるか、飛び出すかわからない…。
殺されたのは…綾野…だね。
[明るい声を返す孝博の様子に、一つ息を吐き]
……わかった、んじゃ、頼むぜ?
[表情を和らげながら言って]
俺たちも、なるべく早く戻るようにするから。
[頷く榛名に頷き返し。
外へと向かう玲の後を追うように歩き出す]
うん、まぁそうだけど。
…玲ちゃん、お払い出来ないかしら?
[櫻木家、葛木家の関係は知らなかったが。
出てくる前の、装束のような白い服を着ていた玲を思い出しながら。]
ええと…綾野さん、だったかしら。
[晴美から聞き、蓮実に確認を取った名前を裕樹に告げる。]
…玲ちゃん…?
[振り向き告げられた言葉。一瞬何のことか分からなかったが、今まで自分達が話していたことに関することだと気付くと]
玲ちゃん、が…。
…でも、力を持ってても、おかしく、ない、かな。
櫻木の、血を引く、者、だし。
[何故か、すんなり信じられるような気がした。巫女に誘われた者を見つけることが出来る。ようやく光明が見えてきた気がした]
旅行家 蓮実は、研究生 孝博 を投票先に選びました。
・・・見つけ?
[涼の言葉に、榛名と交互に見る。
その辺りは聞いていなかったようで。]
ん、
あァ、気をつけ・・・
[史人達に顔を向け、上げかけた片手。
玲の言葉にぴたりと止まった。]
中:
そして現状守護先は琉璃か裕樹なんだけどどっちにしよう。
仲良し率では裕樹、守るという概念でいえば琉璃。
な、悩ましい…。
研究生 孝博は、探偵 利吉 を投票先に選びました。
案外なんでもなく、切れたりしてな。
まあ少なくとも、今の所は手を出す気はないけど…。
[此処からでは見えない桜を仰ぐように、視線を流し]
しかし…何が出ても、今より酷い事態って、そう起こるものか?
玲ちゃんが祓えるなら、俺は本気で考えるな。
…ああ、綾乃、さん。
一度は会ってみたかったな。…なんとなくだけど。
…蓮実さん、西行院の家のこと、どこまで知ってます?
晴美さん、継ぐことが決まっていた次代だったのですよね。
[歩きながら、尋ねた]
もしかしたら、綾姉と同じ。
徴があったんじゃないかと思うのだけど…。
[確信ではない。それは本来知るはずのない知識。
ただ綾野の傍に長く居た、そして葛木の娘だった、だからその一部を知ることが出来たというだけ]
もしそうだとしたら。
…巫女様にとっては、封じの要の一つでもあったんですよね…。
[事態を把握していないらしい孝博に視線を向けて]
今、引き起こされている、惨劇。
その、原因であろう、巫女により、誘われた、者。
それを、玲ちゃん、が見つける、ことが、出来る、みたい。
巫女に、誘われた、者を、見つけ、だせば、この惨劇、に、終止符を、打てる。
桜が原因だった場合わね。
[何だか恐怖したような琉璃に軽く言いかけて。]
…桜、切ったら何か出るの?
そういえば魔がどうとかって言ってたっけ。
琉璃ちゃん、何か知ってたりする?
[尋ねるのは、玲が言った類の伝承についてだが。
この村の人間である琉璃も何か知っているだろうかと思い、問いかける。]
そうですね
なにやら、西行院家と櫻木家の次代には何か共通のものが出てくる…と聞いたことはあります。それがどういった意味合いを持つのかまでは知りませんが、それが、玲ちゃんの言う徴だったのでしょうか
[玲に尋ねられた内容に答えながらも考える。封じの要というのは魔についてのことだろう。その要ということは綾野だけではなく晴美が死ねばそれは]
ところで、先程見つけられるといった言葉…聞いてみてもいいでしょうか?
ん……徴って、桜の紋様のか?
[玲が蓮実に向ける問い。思い出すのは、桜の咲いた日に見たもの]
それなら、確かに晴坊っちゃんと……綾にも、同じのがあったっけな。
[言いつつ、やはりまた起きるのは、記憶のフラッシュバック。
それを振り払うよに、頭を振って]
……封じの要。
ならば、それは……桜にとっては、排除すべきもの、か……。
/*
表で少し匂わせようと思ったんけど、
誰を占ったかが分からんと動きようがないのよねぇ。
つーかりっチャン黒と思われてそうな。
そしてオレが吊られそうで怖いんですが。
え?
ああ、見つけられるの意味。
[蓮実の答えを聞きながら、一瞬意味を掴み損ねた]
櫻木の継いで来た力の一つ。
私は葛木の娘で、その力は全然弱いけれど。
[チラリと一瞬だけ史人を見た]
魔に変じた人なら、視ることができますから。
綾姉を…櫻木の次代を支える者としての教えも受けてはいるし。
…本当は、さっき少しだけ試したんです。探偵さんに。
でもやっぱり…補助がないとちゃんと取れなくて。
予想以上に疲れちゃった。
[困ったように笑って。
ぼんやりとしていたのは、そのせいもあったらしい]
そうだね、
でも仕方がないとかそんなことで片付けても、
今は皆で協力しなくちゃいけない?ときだし、ね。
これで二人がとかだったら、ボクないちゃうかな。
[くすりとなんとか二人に笑いかける、
そんなことをしているうちに自宅の前につく、
村の中では比較的大きなモダン調の家、
明治か大正のあたりを思わせる]
歌姫 琉璃は、女中 小百合 を能力(襲う)の対象に選びました。
・・・あァ。
ソレで、見つける・・・か。
[榛名の説明にぽつりと呟いて。
玲が出て行った後の扉を見遣った。]
・・・本当なんスかね、ソレ。
細工物屋 玲は、学生 涼 を能力(占う)の対象に選びました。
確かに祓えるのなら…、
でもそれができるならとっくの昔にされててもおかしくなかったんじゃって、
こんなことになる前に…。
[裕樹の言葉にはそう返して]
ああ、ごめん、悲観的すぎたね。
うん、きっとなんとか…なってくれるよね…?
[投げかけた疑問は自分へか、他人へか]
[向けられる視線に、小さくため息をついて、右手に視線を向ける]
それで、ぼんやりしてたのか、お前。
取れなかった、って事は、ちゃんと視えなかった、って事か……。
で、これからどうするんだ?
分からない。
でも、何も、手段を持たない、私にとっては、頼りたい、ところ。
私には、何も、出来ない、から…。
[孝博に答えながら、僅かに視線を落とした]
投票を委任します。
細工物屋 玲は、教師 史人 に投票を委任しました。
[徴というのは史人の言ったものなのだろう。桜によって排除されるもの。という史人の言葉を聴けば、綾野は不明だが、晴美を排除したものの姿がやはり浮かぶが]
そういうこと…ですか。結果はどうでしたか?
[魔に変じたもの…やはりいるのだろう。とそう玲の言葉から思いながらも、考えるのは…言っていいものか少し迷い]
私も…もしかしたらそういったものが…備わっているかもしれません。櫻木とはまた別…だと思いますが
[いささか自信なく言った]
/*
うわぁん、さゆりんありがと!
あと50分このまま切り抜けるつもりだったよ!!
そして今日の投票どうしよう。
デフォはさゆりん(爆
*/
/*
うぅ。見えたらちゃんと変更します。でもごめんなさい、占い希望が出てる以上、投票先も一緒にしちゃうと霊能がもんにょりだと思うので、別の可能性を見たくて(滝汗)
兄さんとはランダムにならない、と信じてる…。
*/
[小百合の質問には首を横に振りながら]
詳しくは、ただ魔を封じるのにといったことは、
皆が聞いた話とあんまり大差ないと思うけど、
村の誰でもしってるような伝承だし。
ああ、でも史人や晴美ならもしかしたらもっと詳しいこと、知ってるかもしれない。
[晴美がすでにいない人なのは知らずそう二人に告げた]
…探偵さんは人間。
桜花の気配はしなかった。
[でも、と呟いて]
…どうやって伝えたものか、って、え?
[蓮実の顔を思わずまじまじと見た]
皆で協力、か。…そんなこと、できるものかな?
なんだか今の俺は…些細な事で人を疑えそうな気がするよ。
…かっこわる。
[自嘲ぎみに呟いて。
首をなんどか横に振った]
まあ、俺は違うが…その場合も泣かずに頑張れ。
男だろう?
[激励らしい言葉を投げる]
っと、琉璃の家は此処か…。葛木家に負けず劣らずだな。
歴史以外は。
そう…やっぱり玲ちゃんや葛木さんあたり…帰ってから聞かないとね。
あ……西行院さんは、亡くなったわ。
[涼に殺された、とは流石に言わなかったが。
まだ知りえない事実は知らせておいた。]
・・・あァ。
[榛名をちらと見て、少し沈黙を落とす。]
まさか玲チャンに限って、
其処に付け入ろうとしている、・・・なァんてコトは、ないと思うッスけど。
[心なしか、僅かに声が低くなった。]
あ、うん。
家に戻れば、使えるものがあるから。
それを取って来ようかなって。
[中身については史人にも敢えて言わずに。
それよりも蓮実の言葉が気になったのもあって]
細工物屋 玲は、探偵 利吉 を投票先に選びました。
細工物屋 玲は、学生 涼 を投票先に選びました。
さっき、ボクもそうだったし。
ましてや裕樹にとっては巻き込まれた形なんだし、仕方がないとは思う。
そうだね、ボクは男だから。
二人は女の子だしね?
両手に花?
[二人に笑いかけ、すぐにその笑顔は驚きの表情へと]
春美…まで…?
やっぱり、魔のものに?
…そっか。まだ琉璃は知らなかったか。
[晴美の名前に、僅かな沈黙。
小百合が説明した言葉を聞き]
残念ながら、嘘じゃないんだ。
…琉璃の眠ってる間に、桜の伝説はお伽話じゃないとかの話しも、そう言えば聞いたっけ。
[二言三言、涼と会話を交わしながら、独り言のように呟いた]
それにしても。
玲とかいうお嬢さんが、見分ける力を持っていた、か。
なら……同行者があの二人だったのは幸いだね。
少なくともあの二人からは強い意志が感じられる。魔に囚われたとは、思いにくいし、例え、魔に囚われた人間に出会っても、あの二人ならなんとかしてくれるような気もする。
まあ……俺の勘でしかないがね。
伝える方法は…難しいですね
[それを信じるか否かによってくるわけで、困ったようにこめかみをかくが
言った言葉はやはり意外だったらしく、まじまじと見る玲に]
詳しくは知らないです。私の家は祭祀ではなく政に関わる家。そもそもそんな能力があれば、祭祀のほうに関わる家だったでしょう。実際。父と母もそのようなもの持っていませんでしたし…
本当はずっと言うつもりもなかったんですが、どうも私…母の不義理から生まれた子供のようでして。私も知ったのは両親が亡くなった後ですがね
[内緒ですよ。というように少し疲れたような笑みを浮かべ]
本当の父についても知らないし、自分自身のこともわかりません。ですがなぜか晴美様が亡くなったのが…知らされる前にわかって。魔に属していないというのもわかって
これがどういうことなのか知りたいので櫻木家に行きたかったのですよ。何かわかるかもしれませんから
[二人と話しながら血のにおいがまだ残る家の中へと入っていく]
遠慮しないで入って。
こんな状況だけど…、
[血のにおいは家の少し奥、ドアの先の方から漂ってきたいた]
ボクの部屋は二階に。
[玄関からすぐの階段を上り部屋の一つに入る、
少女趣味のファンシーな小物が集められた部屋、
その部屋についているクローゼットをあけて服をいくつか見繕い]
ああ、ちょっと外で待っててもらっていいかな?
ボクの着替えがどうしても見たいなら…いいけど。
[なんとか笑顔を作ろうと笑いかけた]
[部屋に入る前、裕樹の言葉に]
そっか…、晴美も…。
どんどん…、人が死んでいく…。
お伽話…、だったらよかったのにね…。
[呟く言葉は心底浮かないものであった]
疑心暗鬼になるのは仕方ないわよ。
うーん…何か、桜に取り付かれた人を探す手立てがあるといいんだけどね。
その辺、玲ちゃんたちなら何か知ってるかと思うんだけど…。
[あんな口伝が伝わっているくらいだ、対処法も何か知っているはずだと、そう思いながら。]
とりあえず、帰ってからかしらー…って。
男?
[裕樹の言葉に、思わず琉璃をまじまじと見た。]
えぇ!?男の子だったの?
てっきり女の子かと…。
[見た後、驚いて瞬いた。]
出て行った理由もまあ…それなわけですが…今はどうだっていいですけどね
むしろ、事を納めるのに必要であればちょうどいいわけですしね
黙っていて申し訳ありませんでしたが、私が親不孝であるだけならば父母の名は多く汚れないと思ってしまったものですから
[あはは。と少し乾いた笑みを浮かべながら二人に言った]
[頭の痛み。
それすらも覚えていない。
思い出してはいけない。
それは、自分の過去に関わること。
自分が此処にある意味を思い出すこと。
思い出してはいけない。
闇に戻るようなことになるから。
何者でもない自分を思い出すから]
どういう、意味で、都合が、良いって、思うの?
巫女の、目覚め。
魔の、開放。
それに、呼応する、可能性は、十分に、ある。
過去にあった、出来事でも、騒ぎに合わせて、術師が、現れた。
[どうして信じてあげられないのか。そんな言葉を含めたような視線で孝博を見つめた]
/*
小百合は、わかりませんとしか、わかりません。
隠れてる守護者の場合は、匂いもしませんから。
どちらでもいいとおもいます。
それより吊りの方向性が問題なんですよね。
花を名乗れる程の器量は無いな。
傍から見たら、俺の方がそう見られそうだ。
[勧められるまま家の中へ。
こんな時でも、視線はあちこちへと動く]
覗きの趣味は無――…って、あ。
まだ気付いてなかったっけか。教えるの忘れてたな。
しかし、良い驚きようだ。
[両親がというところには深く踏み込まず。いや、踏み込むだけの余裕もなくなっていたのかもしれないが]
知らせが来る前に、分かって。
魔ではないことも分かる…。
[自分の力とは確かにかなり違うようだ。
それでもゴクリと唾を飲んだ]
…晴美さん、は。涼さんが刺してしまったけれど。
魔に奪われたのでは、なかったんです、よね…?
[思いついてしまったソレは、とても怖いもの。けれど]
ううん、
りきっちゃんが、なんでいきなり倒れたのか、わかんなくって。
でも、よかった。なんでもなくて、よかった…っ
[本当に、良かった。
泣きたくなってしまうから。]
[続いた言葉と乾いた笑みに、だが、ガチガチになっていた身体から少しだけ力が抜けた]
そう、だったんですか。
[史人が離れたこと。蓮実が離れたこと。
それぞれに理由があるのだと知って、どこかが凪いだ]
[着替えを終えて部屋からでてくる、
白いワンピース。
手には袋を抱えて中にはいくつか少女趣味の服が入っている。]
裕樹、どこか楽しんでない…?
[じとっとそっちのほうを見てから]
裕樹とボクだとある意味では相性ぴったりなのかな?
[すぐに笑いかけてそちらをみた。
まだ、いろいろとわだかまりがあるが気分は幾分か晴れている。
誰かと一緒にいることはいいことだなと改めて心の中で二人に感謝した]
[血の匂い。他より若干優れたそれが、正確な位置を伝えるも、少しそちらを見ただけで、二階へと向かう。]
ごめんごめん、気に障ったら謝るわ。
そう思い込んでただけだから、次から認識を改めるね。
[不機嫌そうな琉璃に、ごめんごめんと謝罪する。
着替えるという琉璃にはひらと手を振って。]
ああうん、すぐ外で待ってるから。
あんまり遅いと覗いちゃうわよー?
[そうけらと笑いながら、一旦部屋の外へ。
おかげで部屋の中の様子なんかは、あまりきちんと見れなかった。]
/*
そこ吊られる気でいないでくださいwww
とりあえず村側能力者の動き待ちとかとんでもない状況ですありがとうございました。
中/表出るの私のほうでもいいというか私もそのつもりでした、玲死ぬときは。
吊りとかぶらないこと考えると玲が一番なんですけど、
GJ考えると小百合でも一緒ですかね?
涼さんが何者かはわかりません。晴美様の死んだのはわかりましたが、死因まではわかりませんでした。
そして、他の村人…魔に殺された者達の死については聞くまでわかりませんでした。
推測ですが、この二つを見るに、私にとってある程度人となりを知っている存在であるか。魔ではなく人為的な手段で殺された者か。そのどちらか、もしくは両方がないと駄目なのかもしれません
[玲の問いにはわからない中でも己なりに整理した答えを返す。]
確かに伝承じゃァ、2度現れた。
2度あるコトは、3度あるモノ・・・ッスかね。
[榛名に向けているようで、何処か独り言のようでもあった。]
・・・あァ、すいません。
向こうじゃよく騙されたモンで、ついね。
[ひらと手を振り、笑みを浮かべる。
何処か取り繕ったようにも見えたかも知れない。]
[両親の話、それへは何も言わず。
ただ、小さくため息をついて]
……結局、お前も似たようなもん、か。
ま、力あるだけマシ、ってとこかね。
[そんな呟きを漏らしつつ、前を見る]
……ま、何にせよ、だ。
のんびり話してないで、急いだ方がいいだろ。
何が起きるか……全く読めねぇしな、現状は。
のうのうとした態度で継いだらまた違ったのかもしれませんが
[とはいってもそれを論じても詮無きことで]
ないよりはマシ…程度かもしれませんが
そうですね、急ぎましょうか。
[と史人に同意して幾分か足を速める]
中/いえ、襲撃失敗の意味で小百合の吊りとかぶりと、玲のGJってことです、話とびとびですみません。
小百合が守護者かどうかは、
いずれにせよわからないという点で最悪しかたがないかと。
見た目だけならそうなりそうねーって。
もー。裕樹も知ってたんなら教えなさいよ。
[ジト目で裕樹を見やる。怒っているわけではないようだが。
琉璃が出てきた所を確認して。]
それじゃ、行きましょうか。いざ旅籠へー。
[そう言いながら八幡家を出ようと足を向けた。]
[琉璃の指摘に、ほんの少し口元を緩め]
実は忘れてたんじゃなくて、驚かせたい為に黙ってた…とか、は。
うん、期待通りではあった。
[ぽり、と頬を掻いて]
相性は…どうだろうな。
可愛いもの好きなら、小百合との方が話しは合いそうだぞ、と。
うん
わかんない。……りきっちゃん、何か、悪いの?
病院、いって、検査いかなきゃ
[見る。
だけど、聞いていたんだろう、問われて、――頷いた。]
ほんとう、だよ。
/*
慌てて黒さを滲ませているとかそんなことは(ry
本当動きが読めなさすぐる。
昨日と違って墓下独りはないから、今日は被ってもいいとは思うんですが。
そうだね、皆も心配してるといけない。
旅籠に戻ろうか。
[小百合の提案に、
傘を自分の分も用意して自宅を後にした]
ひどいな裕樹…。
[でも不思議と裕樹には他の人よりは自分を女っぽく見る言動などが気にはならなかった。
似たようなものを感じる仲間と感じるからであろうか?
首をかしげながら]
なんだろう、裕樹相手だと、あんまりむかつかないや。
[笑いかけて]
へぇ、小百合さんはかわいいものが好きなんだね。
…孝博君が、変わった、要因、かな。
[騙された。その言葉に表情はやや悲しげに。急に、遠い人になったような気がした]
今まで、魔や、巫女に対する、手段は、何かしら、あった。
過去に、巫女が開放した、魔を、封じた者、然り。
過去に、目覚めた、巫女を、鎮めた者、然り。
今まで、桜と共に、眠る、巫女を、鎮めてきた、櫻木家、然り。
なのに、今回だけ、無いと言うのは、考えられないと、思う。
そうだね、急がないと。
[一瞬崩れかけた体勢を慌てて戻して。
できるだけ急いで二人と共に歩く]
兄さん。私部屋にくす…道具があるの。
二人が櫻木に行くのなら、その間に取って来た方がいい?
歌姫 琉璃は、旅行家 蓮実 を投票先に選びました。
研究生 孝博は、細工物屋 玲 を投票先に選びました。
中/現状見てますと今日か明日あたりにでも表にでて場を動かすようにするべきなのだろうかとちょっと考えてしまったのですが…、
どうでしょうか?
[桜を探す方法があれば、という小百合には同意を返して]
先に教えたら、驚かないだろう?
それじゃあ、楽しくないじゃないか。
[怒っていないのが分かるからか、きっぱりと言って]
旅籠…皆無事なのかな。
[小百合と同じ方向に足を向ける]
/*
うーん。じゃあ当初通り小百合さんで行きますか。
守護だったら泣くけど仕方ない。
そして重ね重ねお手数かけます。>メモ
ええ…私は構いません。
まずは私は回線を調べようと思います。伝承伝説なんであれ、外に出られる手段がないよりもあったほうがいいです。
外に出れるのでしたら、玲ちゃんが見分けて人とわかった人を外に送ることもできます
[とはいえ、利吉が涼を放っておいていくわけはないとは思うが]
役得かしらね?
[裕樹相手ならという琉璃にはけらと笑って。]
ええ好きよー。動物とか小さい子とか小物とか、大好き。
琉璃ちゃんも前会った時もそうなんだけど、可愛い服着てるわよねー。そういう趣味なんだ?
[シンプルながら可愛い雰囲気のワンピースを見ながら。
…そういえばどうして女装してるんだろうと不思議に思ったが、口にするべきかは少し考えどころだったり。]
/*
明日の占い先次第でもありますが、
動きがないようなら当方出ようかなと思ってます。
まあその前に吊り先が問題なんですが。
[奇妙に途切れたようにも聞こえる言葉。
それに、表情はやや険しさを帯びるものの]
そうだな……時間が惜しいのはある。
櫻木の近くなら、そうそう魔も寄ってこねぇだろうし、その方がいいだろ。
ただし、気をつけて。
用が済んだら、すぐに櫻木に来いよ?
[諭すよに言いつつ、前を見る。
家まではもうほんの僅か、ここからなら一人でも大丈夫だろう、と]
/*
というか、狼側が1出てる以上、あとは村側のアプローチを待つ部分ではあるんですよね。
特に、占い師が黒を出している可能性がある(高いと思います)ので。
初日にCOしかけて少しとめて、それから結局私がCOするまでの間がけっこうあったんで、黒を出してたらそこで動きやすかったと思うんだけど…
まあこのへんはエピで。
メモの件はお気になさらず。
なお、けっこう本気で、自殺しに行く可能性があることだけは伝えておきます。(本当はその流れにも力技じゃなく変えたかったんですけどね><)
むぅ、でもボクは面白くないよ。
[むくれるその姿はやはり女の子のような仕草]
なんだろう、怒る気になれないや…。
[考えながらとあることが脳裏に浮かぶ、
なんでか、今の状況に場違いな予想が頭に浮かび]
恋とか…?
[口をついてでて思わずその言葉が出た]
…こわかったから。
[ぎゅっと手を握る。うつむいて、目をそらす。]
おばーちゃんが、死んでて。
…包丁があって。
私、血まみれで。
……わかんない。
そうですね。
うちの電話も調べてみます。
[ただ、外に送るというのには僅か口篭り]
確証、ではないのですよね、私の力の強さでは。
でも…うん。きっと外と通じるようになっているなら、それは。
[それから史人に頷いて]
分かった。
取ったらまずは櫻木に行くわ。
[少しだけ平衡の悪い走り方で。葛木家へと]
ひどいと言われても。
そこに関しては、俺の趣味だし。
俺の悪戯はタチが良いもののみだと巷で評判です。
[どこの巷かはさておくとして]
…ん?俺相手だと?
そう言うことを言われると、なんとも…。
[笑いかけられて、ぽり、と頬を掻く]
中/お世話になります涼さん。
涼さんのことはおそらく占って考えるという流れなのかとも思いましたが、
孝博さんのほうででますか?
私がLW…?ちょっと緊張です。
んな顔しなくても。
あっちじゃァ、よくあるコトッスよ。
[困ったような笑みを浮かべ、けれど続いた言葉にそれは消える。]
ホントに、ソレだけ?
過去がそーだッたから、ソレだけで、玲チャンも信用できる、と?
[伺うような目で、榛名を見た。]
ずるーい。きっと利吉あたりももう知ってるのよねー。
私が楽しい相手が居ないじゃない。
[そう言いながら、顔はくすくす笑っている。]
向こうは人数多いし、大丈夫よ。
[帰ってから一面血の海でした、は洒落にならない。
旅籠からまた出て行った者が居る事はしらないのでそう言いいながら。]
女中 小百合は、徒弟 裕樹 を能力(守る)の対象に選びました。
幼馴染、だから。
信じて、あげたい。
[それは考えるまでも無く出てきた言葉]
それに、玲ちゃんは、櫻木の、血を、引いてる。
力が、あっても、おかしくは、ない。
投票を委任します。
女中 小百合は、細工物屋 玲 に投票を委任しました。
うん、こういう服を着るのが好きだから。
[小百合にそう答えて質問には]
いけない?
[そう尋ねる眼光はちょっと鋭かったかもしれない、
裕樹が頬をかく様子にはちょっとあわてた様子で]
ああ、別になんとなくね。
なんとなく言葉にでちゃって、別に深い意味とかは。
/*
うーん、その意図がまったく読めないんですよね。
こちらとしても、無理に動きをとればとれなくはないが、さすがにそれはちょっと一緒の村をやっている仲間として、村側に申し訳ない。
LWとかは後で考えればいいと思います。
あのメモで動かない能力者は食ってしまえばいいと思います。
…うん、ごめんなさい(ぺこり)
被害も犠牲は…少ないほうがいいです。こうなっては外も内も関係ありませんしね…
[玲の口ごもって言う様子にそういって、葛木家に玲が行くのを見送り]
では、私たちも行きましょうか
[と史人に向き直りいって、ついていくだろう]
>>300
そうか……。
[涼の答えに、それだけを返した。
やはり、錯乱していた、と考えてよさそうだ。それが、どこまで、周りに通じる理由になるかどうかは知らないが]
理由は、分かった。
だが、どんな理由であれ、人を殺すのはいけないことだ。
人を殺したからには、相応の罰を受けなければいけない。それは分かるな?
だから、この事件が終わったら、俺と一緒に警察に行こう。
どこまでの刑を受けるかどうかは分からない。だが、お前は未成年だし、死刑にまではならないはずだ。
……心配するな。
ちゃんと、一緒についていってやるからな。
[涼の体を優しく抱きしめて、赤子にそうするように、優しく頭を撫でた]
役得…、って、こういう時に使う言葉だったか?
後で榛名先生に、聞いて確認取るかな。
[首を傾げて、そんな事を呟いた後]
[思わず、こけた]
恋って。
それこそ、こういう時に…。
[困ったような表情で、琉璃を見返した]
ん、回線関係は任せた。
俺は、もう少し伝承周りをつめてみる。
[走っていく玲を見送り、一つ息を吐いて]
さって、んじゃ俺らも急ぐぜ、蓮実!
[言うが早いか、駆け出して。
門をくぐり、櫻木の敷地へと。
やはり結界の効果があるのか、中には生きた者の姿が数人残っていた]
やれやれ……どうにか、全滅はしてなかったか。
[零れたのは、安堵の息。
それから、事情を説明を]
うん。
……うん、警察、いくよ。
[あったかい。
この体の下に通っている血管と、心臓。それはわかるけれど、
――何かが湧き上がってくるような感覚はあるけれど、
それを堪えることなんて、つらくない。
そう思えるくらい、優しい。]
りきっちゃん。
…りきっちゃん、りきっちゃん。
…大好き。ありがとう。
駄目じゃないわよー似合ってるんだし。
利吉みたいなのが可愛いからっていう理由でそんな服着てたら切って捨てるけど、琉璃ちゃんなら許せるわ。
[真顔で答えた。]
やっぱり、似合うから着てるの?
[単純にそう思いながら尋ねる。]
小百合も、誰か驚かせると良いんだよ。
ただし、タチの悪くないもので、さ。
驚かせた後、皆が笑ってしまうようなのが良いな。
[僅か、口許を緩めたまま、そんな風に返して]
[涼が頷いたのを見て、利吉が微笑んだ]
いい子だ。
いいか、これだけは覚えておけ。
お前が、例え、どんな場所で、どんな風に言われようとも、俺だけは、お前の味方してやる。
それだけは忘れるな。
俺は、お前の保護者なんだからな。
後、もう一人で、出歩くような真似もやめてくれよな。
そういう奴はいないとは思うが、お前のことを恨んで、どんな行動に出られるか分からないんだから。
さっさとやることすませようか。史人
[同じように駆け出し門をくぐる。
中に人がいるのを感じられればさすがにほっとしながら]
説明は、任せる。
[そこは一任して、昔指で数えるほどしかないが来た時の記憶を呼び覚まし、電話がある場所へと]
りきっちゃんが、いるから。
……絶対、だいじょうぶ、だよ。
[泣きそうなちっちゃな声、りきっちゃんに届いたかどうかは、わからないけど。]
ふゥん。
[再び視線を逸らす。
カウンターの何時もの場所で、コダマが寝ていた。]
・・・じゃァ、榛名サンは、
ダレだと思います?
[何でもないことのように、問うた。]
…服は、むしろ似合うものを着る方が正しいだろ。
多分俺が着るよりも似あってるし。可愛いし。
深い意味があって言っていたら、それこそ驚きだ…。
[やはり少し困ったような顔]
悪戯を仕返されたのかと思った。
[まずは自分の部屋へ。
先日棚から下ろしていた箱を小脇に抱えて]
…まさか使うことになるなんて。
全く思ってなかったんだけれどな。
[一人ごち、自宅の電話の方へと。
受話器を取り上げる。ダイヤルを回す]
…閉ざされている、か。
確かに封印を破られない為には必要なのだけれど。
[一々言葉に出しているのは、やはり不安だからか]
…視る力が二つ。
その両者を合わせて確認すれば、確証にもなる。
……これ使えば、もっと視やすくもなるはずだし。
[最後の最後まで使うなと言われているそれは。
外の世界であれば違法とも呼ばれるもの]
誰、って…。
誘われた者が、誰か、って、こと?
[問いが唐突に思えて、孝博に一度訊ね返し]
…私には、分からない、よ。
見つける、力は、持ってない、し。
…少なくとも、疑えない、のは、私を、支えてくれた、幼馴染の、皆。
皆を、疑いたくは、無い。
[電話をかける。無音。
一度受話器を置き、またかける。無音…]
…ま、覚悟はしていましたがね
さすがにここも繋がらないのでしたらほかも望み薄い…か
[嘆息。やることはだんだんと単純に。おして言い伝え通りになっていく。むしろその道意外にないのではないだろうか]
一歩間違えば。
自分の身をも滅ぼす、諸刃の剣。
…ごめんね、兄さん。
[謝るなと言われたから、その人が目の前にいないうちに]
旅籠に戻ったら、部屋を借りないと。
…困ったな。兄さんと一緒なら文句言われないかしら。
[箱を小脇に、黒い傘を差す。
櫻木の家はすぐそこだけれど]
言ったところで仕方ないか
[今欲しいのは、起源でも、理由でもなく、対策。
玲や自分のような能力者の有無。己はどういう風に使えるのか。
魔についたものは何か他の手段で判別できないのか
考えながらも説明をしている史人のもとまで歩き]
終わりました?
[紫堂家の己を確認すれば口やかましく言うものもいるだろうが、まるっきり無視した]
/*
襲撃に関しては私はなにも言いませんというかまあお好きなようにで。
村側が吊り票投じにくいと思うんで、れーちゃんがなかなかこなそうなら、こちらで動いてしまいますね。
どうだろう、役得。
[首をかしげながら困った表情で見られれば]
うん、ごめん。
本当に気にしないで。
[赤くなる姿は本当に少女のようであったであろうか]
そう、ならいいんだけど。
[小百合にそう答えてから]
どうなんだろう、好きだからとしかいいようがないかな。
[首をかしげながら]
/*
うーうー、流れによっては孝博投票狙ってキリング行けるだろうか。
逆にキリングされそうだけd
流れが、見えないっ(n・ω・n)
*/
[電話へと向かう蓮実と別れ。
たまたまこちらに来ていたという古老の一人に問われるまま、外での出来事を伝える。
晴美の死の報に、古老は表情を陰らせ]
「……その娘、気をつけた方が良いな」
……え?
[魅入られつつ、狭間で揺れるものやも知れぬ。
……気を、許すでない]
狭間で揺れる……。
[静かな言葉を繰り返すと、古老は一つ、頷いた]
手料理?
…うんっ
[殺した道具は包丁だった。]
わかった。
…えと、食事、作る?
[空気読まないで聞いてみる。
とりあえず向かう先は台所。]
歌姫 琉璃は、徒弟 裕樹 を投票先に選びました。
と、蓮実。
[そこに折りよくやって来た蓮実の声に、そちらを振り返り]
ああ、大体の説明はな。
んで、後は調べもの、か?
[問いつつ、小言を受け流す様子に、くく、と笑って]
[問いには頷きで返し、]
・・・変わんねーな。
[呟いたのは何に対してか。]
じゃァ、・・・外から来た人は?
[視線はその場にいる利吉や涼に向けられ。
或いは長く外に出ていたかれ自身をも指すのかも知れず。]
真似したくなるほど、小百合が良い笑顔を…。
笑える時に笑っておくのは良いが……。
二人とも、随分余裕あるなと感心しそうだ。
[少し頭を抱えた]
…気にしないで、と言われると。
すごく気にならないか、それは…?
タチが悪くない驚かせ方って何だろう…。
[本気で考えてみたが思いつかない。
一応驚かす材料があるにはあるが、あれが笑ってしまえるタチの良いモノとは到底思えないわけで。]
以外に色々思いつくわよ?
例えば家の為とか親の意志とか。
昔御主人の知り合いっていう男の芸者さんに会ったんだけど、その人は戸籍から女性だったわ。
なんでもお母さんがいい家柄の妾さんだったんだけど、男の子を産んだって知られてたら、跡取りに連れて行かれるちゃうからそうならない為にーって。
まぁこれは極端な一例だけど。そんな感じで理由もあるのかなーって。
違ったみたいだけど。
[琉璃の答えにそっか、なら趣味なのねーとか返しながら。]
そういうのが似合うのは羨ましい限りねー。
私だとまずサイズがないからなぁ。
[170半ばは越えた大女。着れる服を探すのは以外に労を要する。]
ええ。本格的に調べたほうがいいようです
やはり繋がりませんでした。こちらだけで対処するしかありません
[魅入られし者の説明は耳に挟みつつ、やっぱり小言は挟まずに]
私は軽くしかここにきたことがないので、どこに調べるものがあるのか知らないので先導頼みますよ
[といって、史人の後に*ついていった*]
中/
許されるなら、
小百合と裕樹をまとめて私がとかそんな。
そうですね、襲撃、玲にセットするかもしれません。
表にでるのは、
孝博さんは先に表出るならでたいですか?
…あんまり、疑いたく、無いよ。
[孝博の更なる問いには呟くように]
けど、比較しちゃうと、優劣は、下がる。
…本当は、この中に、誘われし者が、居るなんて、思いたく、無い。
けど、こうなった、からには、居るのは、ほぼ、確実。
探さなきゃ、いけない…。
[なんだか空気悪いし、やっぱり台所に先に入る。
とんとん、包丁で野菜を切る。
これは、 はるちぃちゃんを殺した包丁じゃ ない。]
――っ、
[でも、 血のにおいがまたする気がした。]
ん、了解。
んじゃ、銀爺様、ちょいと書庫借りるぜ?
[蓮実の言葉に頷いて、奥の書庫へ。
伝承の書物の内容は、大体は教えられていたことの確認となり]
……結局、嬉しくねぇことの確認どまり、か。
[そんなぼやきを漏らしつつ、蓮実も調べ終わったなら、足早に外へと向かい]
……さて、玲はどうしたかね。
余裕?
わからない。
裕樹と一緒にいられるからかもね。
[なんとなく裕樹の腕にかめるように腕をとってみてじっと見上げてみた]
たとえ空元気でも今はいいかなって思える。
[小百合の言葉には]
そう?そういわれたのは初めてだよ。
でも背が高ければ高いで逆に悩むらしいしね。
[幼馴染のことを思い出し]
急ごうか。
[裕樹の手を引くように少し急ぎ足]
徒弟 裕樹は、研究生 孝博 を投票先に選びました。
徒弟 裕樹は、女中 小百合 を投票先に選びました。
小説家 榛名は、研究生 孝博 を投票先に選びました。
徒弟 裕樹は、歌姫 琉璃 を投票先に選びました。
女中 小百合は、探偵 利吉 を投票先に選びました。
探して、殺さなければ。
・・・綾野おねーサンみたいに。
[最後の呟きは小さく。]
・・・・あァ、そだ。
腹減りません?
[重くなった空気を換えるように、ふと笑った。]
研究生 孝博は、探偵 利吉 を投票先に選びました。
学生 涼は、細工物屋 玲 を投票先に選びました。
タチが悪くないってのは、例えば誕生日をドッキリで祝うとか、かな。
[腕を琉璃に取られ、視線を落とす。
眼が合う]
…そんなに、安心して……油断、するなよ。
[手を引かれ、困った表情のままついていき]
教師 史人が「時間を進める」を選択しました。
[包丁があって、
私は、これをつきたてれば、桜が開くのを知っている。
桜の魔がとりついているのが誰かも、もうわかる。
でも、私には、裏切ることはできなくて。
とんとん、料理を作って、それから――どうしよう?]
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