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研究生 エーリッヒ は 宝石商 ザムエル に投票した
職人見習い ユリアン は 教師 オトフリート に投票した
歌姫 エルザ は 宝石商 ザムエル に投票した
ランプ屋 イレーネ は 宝石商 ザムエル に投票した
教師 オトフリート は 宝石商 ザムエル に投票した
探偵 ハインリヒ は 宝石商 ザムエル に投票した
小説家 ブリジット は 宝石商 ザムエル に投票した
宝石商 ザムエル は 小説家 ブリジット に投票した
教師 オトフリート に 1人が投票した
小説家 ブリジット に 1人が投票した
宝石商 ザムエル に 6人が投票した
宝石商 ザムエル は村人の手により処刑された……
探偵 ハインリヒ は、小説家 ブリジット を占った。
職人見習い ユリアン は、研究生 エーリッヒ を守っている。
次の日の朝、ランプ屋 イレーネ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、職人見習い ユリアン、歌姫 エルザ、教師 オトフリート、探偵 ハインリヒ、小説家 ブリジットの6名。
こーれーはー。
オトフリートがイレーネを…と言う流れにしかならない気がする。
でもって、皆考える事は同じなのね。
まとめの方でまとめてたのかしら?
[――妙に遠い]
[いけないと思うときはもう自我など消えていた]
[カーテンを閉めようとした手が、そっと少女の手をつかむ]
[目が][あかい][緋い]
あ、この状況だとすぐ終わらせない為に、人狼であると匂わせるのってあるんだっけ、RP村は。
それがトラウマになってるからなぁ…
/中/
…何かもう空気読めない子ですんませんorz
襲撃は目に見えてたけど守護はどうしてもー!
…つか昨日と初期設定が一緒ってどういうことですか。投票も守護も。
―集会場外―
[苦笑と共に説明を受けて、何だか気恥ずかしくなって頬を掻く]
なんつーか…えーと?
[何て言っていいかわからなくて、結局言葉は続かず]
[ぽっかりと雪に開いた穴。
その奥の、上着の下の赤は。
闇の中なのに、何故か、目に痛かった]
[不意に、胸騒ぎを感じて歌を止める]
……な、に?
[言いようのない不安]
[何か、何処かに]
[言いようのない不安]
[ブリジットを抱き締める]
[あまい、あまいちを舐める]
[あかい、あかいちを吸い上げる]
[イレーネの瞳が見下ろしている]
[いきている少女]
[大切な幼馴染]
[アベールから生み出された月の雫が一滴、
少女の体に舞い落ちると]
[少女の姿が一瞬にして*闇に飲まれていった*]
[少女は最後にランプを見ただろうか]
[視線を追うわけはない]
[月が見下ろしている]
[それだけで良い]
[漸く喰える]
[肉を][人間を]
[よろりと立ち上がり、
右手は腰のホルスターに。]
…もう一度問う。あんたは、何処まで知っている?
[ソファーに座ったままの老人を、まっすぐな目で見下ろす。]
─集会場・外─
[頬を掻く様子に、一瞬きょとん、としつつ。
改めて、少女の亡骸を見やる]
さて……早いとこ……。
[落ち着かせてやろう、と。
呟こうとした瞬間。
つきり。
蒼の花に、痛みが走った]
……っ……。
[走る痛みは、いつになく鋭く。
その感触は、何故か。
強い喪失感のようなものを、感じさせた]
[オトフリートと人間から呼ばれていた部屋に噎せるような血臭が篭り始める。口を閉じられて、声を出さぬ事も叶わぬ少女。それとも声を出す事をもう諦めたのだろうか?]
[言いようのない不安、だけど]
[ここは屋内、あの獣の入る余地は無いはずで]
気のせい、よね?
[それはきっと、さっき外に出た際に影を見たから]
[疑心暗鬼、思い過ごし…そう言い聞かせて]
ごめんなさい、ブリジット…驚かせてしまったかしら?
[そう言って微笑む。
不安を誤魔化そうと]
[少女の目から光が消える]
[月が][明るい]
[あつい]
[まだ血をあふれさせる喉を丁寧に舐め取る]
[大切な]
[大切な――何?]
[一瞬戻りかけた理性はすぐに消えてしまう]
[首の血がまだあふれる]
[それでもその肉に歯を立てる]
[やわらかい]
[歯が貫く肉を、噛み切って]
[嚥下する]
[エルザの問いに、ふるふると頭を左右に振る]
[実際、エルザから抱き締められた事は理由が何であれ、胸に喜びを沸き起こさせるものだった]
[ハインリヒの動作は、ソファでぐったりしていた男のソレではない。油断なく辺りにピリと張り詰めた空気が、彼の周りに腰の強い糸が張られてゆくように思えた]
[ハインリヒが立ち上がり、ザムエルに対峙するのを見る]
[二人の間に只ならぬものを感じて]
二人とも、何を……
[それだけ言って止める]
[張り詰めた、気配に押されて]
[早いとこ。それに、頷いて返そうとして]
…エーリッヒ?
[触れている彼の体が一瞬震えたような気がした]
[自身の体は幾分落ち着き、そっと肩から手を離す。
そうして、彼の様子を伺うように、覗き込んで]
[たくたくたくたく]
[鼓動と共に押し出される血液が刹と呼ばれた人狼を濡らす。犬歯はせり上がり、鋭さを増し、肉を切り裂くのに適している。]
[少女の腕が手が上がり、指先が何かを掴もうというように動かされたように思えた。オトフリートと呼ばれた男へと向けられたが、]
[動かない体を、食む]
[暖かい]
[いつしか体は獣のものに]
[黒い][狼]
[足で体を抑え][少女の腹部に噛み付いて]
[そこからもあふれてくる血を受けて]
[思うが侭に貪る][内臓を、食らう]
あ……。
[名を呼ばれ、覗き込まれて、はっと我に返る]
大丈夫だ……ちょっと、目眩がしただけで……。
大丈夫、だから。早く、ベアトリーチェを。
[ふる、と軽く頭を振って。早口にこう告げて]
―回想―
[開いたカーテンの向こう、天に浮かぶ、か細い月]
[綺麗だなと思って――閉めようとした途端に、
後ろから、手を掴まれて、
振り向いた先には、
あかい、緋い、人ならざる者の目]
[昔むかし、祖母に聞いた事がある――それは、人狼の証]
[首筋に走る痛み、というよりは熱い、熱い感覚。
口を押さえられていて、よかったと思う。
悲鳴など上げたら、誰かに見付かってしまうから。
どうせなら、自分の部屋ならばもっとよかった。
ああ、エーリッヒはどう思うだろう]
[……他の人間よりも、幼馴染が大切か。
矢張り、自分は、何も変わっていなかったのかもしれない]
[襲い来る、強い感情。
痛みも、
苦しみも、
恐怖も、
死者たちの聲に聴いたものと、酷似していて、
それすらも快楽と感じられてしまったのは、
狂える己の性ゆえ――だったのだろうか]
[内臓特有の匂いが、刹と呼ばれる狼の本能をより刺激する。黒い毛並みに赫として、暫くすればこびりつくであろう、血の雫達。]
[指を食い千切られた断面からは、骨が見える]
[暫く、エーリッヒの様子をじっと見て。
ふい、と穴の方を向く]
…倒れたら姫抱きしてくからそのつもりで。
[微妙な脅しを投げつけて、ベアトリーチェを上着ごと抱き上げる。
自衛団員たちよりも遥かに軽くて、頼りない重み]
[骨などは放置する]
[吐き出して]
[黒い狼は一心不乱に喰う][喰い続ける]
[そして]
[いやな音をたてて腕が落ちる]
[血の海に]
……いや、それは……勘弁してくれ。
[姫抱き、という言葉に思わず引きつりつつ。抱えられた亡骸を見やり]
……急ごう。嫌な予感が……する。
[蒼の花が伝える感覚とはまた違う……胸騒ぎのようなものに急かされて。低く、呟いた]
[水音]
[緋の水溜り]
[食べられ易いように引き千切られた腕は、人間というよりは肉の塊で、家畜を解体するのを見る時に感じさせる、一種の嫌悪間や防衛本能、恐怖のようなものを、第三者が居たら感じさせたかもしれない。]
[しかし]
[ここには捕食者と被捕食者しかいなかった]
[――目を開ける]
[身体が軽い。
地に足が、着いていない。
身体は透き通っていたろうか]
[眼下には、獣に喰らわれる彼女だったモノの姿]
[あかいあかい、魂の抜け殻]
[ちなみに倒れられたら本気でやりますこの男]
[急ごう、というのに少し首は傾げたが、異論はなく]
…ああ。
自衛団員たちの隣がいいかな。
[半ば走るようにして集会場の裏手へ向かう。
記憶が確かならスコップの一本はまだ其処にある筈で]
[月が雲に隠れるまでは]
[よろこびのこえをあげよう]
[少女の肉は][昨日は食べ損ねた少女の肉より]
[きっと甘くて美味しいのだから]
うーん、ブリジットと二人では動きが決まってるし、ハインリヒ待ち…
打ち合わせ中なんだろうか?
あ、今日の襲撃も打ち合わせたんだろうなぁ、きっと。
状況がさっぱりわからない。
蚊帳の外な気分。びみょー(苦笑)
―自室―
[黒い毛皮の狼が一匹]
[少女の右腕を][二の腕を]
[食らっている]
[月の光は雲に隠れ]
[血のにおいが支配する]
[狼の動きが]
[咀嚼する音が][とまった]
そうだな、距離が近い方がいいだろうし。
[呟くように言って、ユリアンの後を追う。
胸騒ぎ。
鎮まらない。
いつかに似ているけれど。
特定したくない。
そんな思いが、ぐるぐると巡る]
下手するとまた生き残りそう?←RP村で死んだことがない人。
ラ ン ダ 村 だ と す ぐ 死 ぬ の に っ!!
(基本的に早死にしたい人)
投票を委任します。
小説家 ブリジットは、教師 オトフリート に投票を委任しました。
―集会場外・裏手―
[小山のようになっていた土にも、その頭に立てた細い丸太の彫刻も、雪が覆い被さっていた。
その横に、ベアトリーチェを一度寝かせて]
…一本、か。
[近くに転がっていたスコップは一本だけ]
[手に取り、何も言わずに掘り始める。
エーリッヒにやらせるのは躊躇われて]
―自室―
[黒い狼の姿が][静かに人の姿に変わる]
[長い][凶器のような爪先は][変わらず]
[慎重に]
[震える指先が]
[傷つけないように少女の瞳に触れる]
─集会場・裏手─
あ……悪いな。
[無言で掘り始めるユリアンの様子に、短く告げて。
ゆっくりと、周囲を見回す]
…………。
[つい、昨日の事だったか。
ここで、騒動があったのは。
そんな事を思い出して]
Es last den Schnee wegen du fallen.
Dieser Boden alles.
Im Umfang, der mit dem weisen Schleier umfast werden kann die grose Quantitat…
[ふと、口ずさむのは未完の歌。
贈る相手を喪ったもの]
─居間─
[居間の窓から見える空]
[月は一時雲に隠されて、姿を見る事は出来なかったけれど、きっとその後ろでは嘲笑っているのだろう。]
[一匹の獣を。]
[この部屋では、そんな惨劇は感じ取れずに。]
[だけども徐々に]
[この部屋の緊張は上がっていくように思われた]
気にすんなって。
[手は動かしたままで声を返す。
ベアトリーチェが入れるような穴はもう出来たけど。
此処ではまだ、雪が冷たい気がして]
[エーリッヒの歌声に、一度手が止まる。
すぐに作業は再開されたけれど]
[もう自分であったモノには興味を失くしたように]
[辿り着いた先は、彼女の使っていた部屋]
[机の上に取り残された、古惚けたランプ]
[主を喪ったそれにそっと触れ]
[焔が燈る]
[ゆらゆらと揺めく]
[それを見詰めながら、彼女はそっと、*目を閉じた*]
[少女の額に、ひとつ、キスを]
[そして]
[手が赤に染まるけれど][少女の体を、隠すようにして]
[ベッドから、タオルを一枚]
[少女の体に、かける]
[亡骸を、隠す]
壁|・)o〇(*業務連絡*
・一応、4日目も24進行前提で進めてくださいませー。
・actの使いすぎに御注意。できるだけまとめも活用をー)
Er last den Schnee wegen du fallen.
Jetzt leicht.
Wenn du, das fortfahren zu schlafen wach, weil wir darstellen mochten.
Einschlieslich das Denken halt der Vogel, zu flattern.
Zum blauen Himmel.
Betender Report.
Von mir der morgens hier zum Himmel…
[完成しているところまで、歌を口ずさみ、一つ、息を吐く。
そのまま作業を続けるユリアンを、ぼんやりと見守る。相変わらず、胸騒ぎを感じながら]
[ざく、ざく、と。
歌に重なるのは、あの時とは違い土の音はひとつだけ]
…こんなもんか。
[ぽつりと呟き、スコップを放ってベアトリーチェをその中に寝かせる。
かけられたままの上着に悩み]
…上着、どうする?
[持ち主であるエーリッヒに問いかける]
[そして窓を開ける][月は見えない]
[それでもすぐに見えそうだから]
[いつ雲が払われるかがわからないから]
[なるべく急いで]
[外に身を乗り出す]
[雪の積もった屋根を][歩く][走る]
[ユリアンの問いに、上着を見やって]
ん……そのままで、いいよ。
その方が、暖かいだろうし……。
ポケットに飴玉入ってるから、そのまま持たせて……供え物には、ちょっと侘しいけどな。
[ザムエルは、弱々しく目を開けるが、その瞳はぼやけ、既に何も映っていないのかもしれず。直ぐに瞼が降りる。]
「何処まで……か?」
[その言葉を繰り返す。既に耳には届かぬほどに微かな声。唇の動きだけが、その言葉を伝える。]
「私……は、
アレの核さえ手に入れれば……良いだけだ。
お前さん、の……邪魔をする気は無い。」
[途切れ途切れに、紡がれる声。]
…ん。
[頷いて、自分のポケットにも入っていた飴玉を一緒に入れ、放ったスコップを取ろうと立ち上がる]
[不意に。
頭上から、音がした]
[見上げたその目に一瞬だけ映ったのは。
確かに、人の形をした影だった]
[追って香る、これは――この、臭いは]
[そっと][距離を測って]
[誰からも見えない場所で]
[雪の上に着地する]
[足跡は残るだろうか]
[それでも]
[そのまま、森の中に*入っていった*]
[距離が遠くなるにつれ、緩の声が遠くなる]
[森の中で][立ち尽くす]
[頬に涙が伝う]
[少女の名をささやく]
[ごめんなさいと][幼馴染の名前を]
[頭上の音。
ユリアンにつられるように、上を見る。
ありえない場所を掠める人影]
……あれは……。
[胸騒ぎが、高まる。
理由はわからないけれど。
苦しくなった。
いつもの疼きとも、病気の発作とも、それは違って……]
[血臭だ、と。
どうして、気付いてしまったんだろう]
[あの部屋が誰のものかなんてわからないけど。
誰かが逃げるように出て行った部屋から血臭がして。
その理由なんて、ひとつしか思いつかなくて]
[電流と云う表現では生温い。
雷撃ですら足りないのかもしれない、痛み]
[一瞬の硬直だけで、声も無く]
[意識は、いとも容易く、*途切れた*]
[ …殺せ。
血脈に仕込まれた毒が、耳元で囁く。
… に せ も の は 、 こ ろ せ 。
力を持つものは、お前しか居ないのだから。
偽物は、そう…同じ力を持つと言いだすような奴は…
ヤツら に 組するモノ しか 居 な い は ず 。
]
[緊迫する様子の二人をじっと見つめる]
[落ち着きのない様子のブリジットをそっと抱き締めて]
[何が起ころうとしているのか、ただ二人の会話を聞いている]
ごめんなさい、ごめんなさい……緩
[判れとはいえなかった]
[ただささやく]
私はもう汚れている。あなたを守れない……
あなたは幸せに、生きて下さい
[ゆっくりと銃を抜き、老人の胸元へと突きつける。
ザムエルはそれにあがらうことなく微かな言葉を続ける。]
「それよりも……。
これが終わった時に……、ハイン……さ。 生き延び……たら……。
この茶番を……終わり……。」
[途切れ途切れの言葉がとまる。老人の胸元で組んだ手が、緩む。]
…あぁ、終わらせるさ。
少なくとも、お前さんは…ここで。
[右手の人差し指に、力を込める。
消音化された銃口が、キュン…とあまりにそ
っけない音を立て、
老人の弱った心臓を、正確に貫いた。]
……違う……ルーツィアは、もう、いない……。
[かすれた呟きが、こぼれた。
違うのに。
違うのに。
なんでこうも。
重なる。
状況が。
……そんな風に煩わされていた思考を、何かが倒れる音が遮る。振り返れば]
……ユリアンっ!?
[そこには、意識を手放した、ユリアンの姿が]
[ハインリヒが銃を抜くのを見つけ]
[ブリジットがそれを見ないようにと庇って]
ハインリヒ…何を…
子供の前なのよ!銃は……!
[それだけ叫ぶように口にして]
[だけど、止められない、と確信はしていて]
殺した
[ブリジットは呟く]
[あっけなく]
[ザムエルの命は、ハインリヒによって奪われた]
[…張り詰めた空気は、途絶えない]
[目の前で起きたことに目を背けて]
……なんてことを…
[小さく呟く]
[血の、匂い。昼間と同じ、あの]
[震えるブリジットを抱き締めて]
二階に…部屋に行きましょうブリジット…
ここは…怖い、から。
[急速に糸が萎びてゆくように、居間の空気は温んでゆくようだった。だけど、ハインリヒが引き金にかけた指の辺りは、まだ黒い意志を持って、凍りついているように思えた]
……ここで倒れるかよ、お前……。
[呆れたように、呟いて。
まだ、埋葬がすんでいない事に気づけば、慣れぬ手つきでスコップを手に取り。
少女の亡骸を、土の温もりの中へと]
……ルーツィア。
[作業をどうにか終えて。
小さく、名を呼ぶ。
それは。
歌を贈ろうと思った者の名前で]
どうして、あの時……俺を。
[空を、見上げる]
[自分の名をくり返すブリジットを、もう一度抱き締めて、そっと髪をなでる]
大丈夫…あなたには何もさせない。
もしもあなたが……
[そこまで言って口を閉ざす]
[もし、ハインリヒに聞かれたら]
[頭を振って考えを追い出して]
…大丈夫、私があなたを守るから。
[ここを出よう、と言う声に頷いて]
行きましょう。
[ブリジットの手を握って、階段に向かう]
[一度振り返って、立ち尽くしたままのハインリヒを見るけれど]
[何も言わず、逃げるように]
―一階・居間→二階・自室―
[エルザの言葉に動きが止まった]
[そして動かない眸から透明な涙が]
[すぅっと]
[零れ落ちた]
[守ってくれると言ってくれた人は去ってしまった]
[幸せにと言って去ってしまった]
[行かないでと][一緒に行こうと言ったのに]
[去ってしまったのに]
エルザぁ…
[手をとられるままにエルザに連れられる]
[振り返らずに、エルザを追うように]
[声出さず涙だけを流して]
[エルザの部屋へと一緒に入った]
…逃れられ…ねぇのかよ……。
[ぽつりと漏れる、呟き。
血脈に仕込まれた、毒。
魂を束縛する、茨の鎖。
…結局俺は、茶番劇の役者のまま。
舞台からは降りられず。
銃を持つ手が、ゆっくりと下がる。]
―二階・自室―
[部屋に入って、ブリジットが泣いている事に気付いて、そっとハンカチで涙を拭いて]
大丈夫、あなたは守ってみせるわ。
そして、私も何処にも行かない。
一緒に居てあげるから泣かないで?
[ベッドに寝かしつけようとして、服が汚れている事に気付いたけれど]
[着替えさせる服が見当たらなくて]
[乾いているから、と変に自分で納得して]
さ、もう休みましょう?
一緒に居てあげるから。
─エルザの部屋─
[エルザに抱きつく]
うん…うん……
[泣かないでと言われて頷くように]
[エルザの心情にまでは気づかなくて]
[何度も頷いた]
…約束…約束……
[頷いて頷いて]
[ベッドの中に入る]
[ぺたりと座り込む。
この人は、自分が出来なかった望みを、俺に託したのではなかったのか?
何故?
何故??
何が俺にそうさせた?…いや、俺は何をしている?]
…くっ!
[自分の左手に、思いっきり銃底を叩きつける。
みしり、と嫌な音がした。
呑まれるのか?
もう呑まれてしまっているのか?
…あの人のように。]
[ブリジットがベッドに入るのを見届けて]
[少し考えて自分もベッドの中に]
おやすみなさい、ブリジット。
ここに居るから…ね?
[そう言って、また昨日のように子守り歌を歌って]
[ブリジットが眠ったことに気付いたなら]
[やがて自分も*眠ってしまうだろう*]
[老人をそっとソファーに横たえると、両手を組ませて毛布をかけた。
左手が痛みを訴えたが、気にしないことにした。
定位置に座ると、肘をついて頭を抱える。
ぐるぐると堂々巡りを繰り返す思考。
…何処までが自分の意志かも判らず。
そのまま、もう動かぬ老人の死体を*見つめ続けている。*]
[エルザの温もりを感じて]
[まどろむ]
[不思議な安らぎに似た]
[なんだろう]
[ぽかぽかする]
ぽかぽか…
[エルザの優しい匂いに包まれて*眠る*]
[中]
オト×エリ、エル×ベアの恋人PPなんだろか?(真顔
さて、初日に灰に書いた設定を大幅に変更するよ。
流れに身をまかせの行き当たりばったりだからできる芸当だけどね。
―集会所の外―
[7、8歳くらいの金髪の少女が何かを抱えてやってきた。
女の子は頻りに辺りを警戒していたが、
誰もいないとわかるとそっと腕に抱えていたものを地面に下ろした]
『さあ、ジョン。
いつも閉じ込められていて辛いよね。
この時間、大人達はミーティングで出払ってるから、
ちょっとくらい研究室抜け出しても大丈夫、見つからないよ』
[女の子がそういうと、地面の荷物は返事をするかのように「わふ」と吠えた。荷物――いや、小型の犬は女の子のあとをついて回る]
『ジョン!折角だから、思い切り走り回ってきなよ。
こんなチャンスめったにないんだから!』
[と少女は言うが、ここまで慕われて万更でもない様子]
[一人と一匹はあちこち走り回り、もつれるように雪上を転がり回る]
[しかし女の子は気付いてなかった。
「ジョン」と呼ばれている小型の犬、いや獣が、
ときたま女の子のほうをじっと見ていることを]
[普通の犬では有り得ない、
虚無の闇を思わせる真っ赤な瞳で]
[唐突に女の子と犬の姿が消えた。
まるではじめから存在しなかったように]
[二人が走り回っていた場所には、
新雪が降り積もり、足跡一つ*ついてはいなかった*]
―一階・厨房―
[僅かな呻き声を上げて目を覚ます。
目を開けて最初に目に入ったのが食器棚で。
思わず首を傾げてから思い出す]
…ああ…俺、また…
[少し周囲を見回せば裏口の扉が見えて。
それで想像がつく]
…運ぶつもりが運ばれた、か。
何してんだろ、俺…
[片膝を立て、緩く抱いて額を押し付ける]
[溜息を吐き出しながら目を閉じて]
[目蓋に映るのは]
[昨夜の]
―――っ!
[全身の骨が軋むような錯覚。
咄嗟に抱いたのは痛みを訴える体か、懐のそれか]
……………ぃ……って、ぇ……
[かなりの間の後、ようやく声を絞り出し。
急速に失われた体力を補うように*眠りについた*]
/中/
△と云われるとどうしても木馬な気がする俺はもう死ねばいいと思う。
…■にしない?木馬はすっげぇやだ(まがお
壁|・)o〇(*業務連絡*
まとめのほうに、相談用のページ新設しましたのでご活用をー。
http://werewolf.rash.jp/?%a3%b1%c2%bc%a1%a6%cb%a2%cb%f7%a4%ce%cc%b4%cb%c2%a4%ae%a8%a1%b8%b8%cc%b4%bb%ee%b8%b3%c2%bc%a8%a1%2f%a5%e9%a5%b9%a5%c8%c5%b8%b3%ab%c1%ea%c3%cc%a5%da%a1%bc%a5%b8)
―森の中―
[目を開く]
[冷たい][雪が]
[おいてきてしまった少女のことを考える]
[埋めてあげればよかった][そう思う]
[おいてきてしまった少女のことを考える]
[彼女は、きっと][幸せになるだろう]
[だから逃げて]
[ここから]
[昨日のささやいた言葉を][判ってくれただろうか]
[月ではない][陽の下で]
[爪だけを]
[狼のものに]
[そっとそれを][集会所にはにおいは届かないだろうと]
[風向きから判断して]
[自分の手首に*押し当てる*]
[彼の部屋は、未だ少女が、赤い海に沈むままだろう]
[机の上に、二冊の本]
[使い古した辞書と][まだ空白のある日記]
[日記の中には、とりとめのないことも書いてある]
[子供たちに、文字を教え始めた時のこと]
[一人で暮らし始めての生活のこと]
[義母が自分を見ても叫ばなかった時のこと]
[そして]
[この集会所につれてこられた時のこと]
[仲間がいたこと]
[守ると、約束したこと]
[幼馴染も守ろうと]
[それが][だんだん][月の話に]
[かれらがしあわせになるようにとねがう言葉]
―ニ階・イレーネの部屋―
[ランプの灯火はゆらゆらと揺れて次第に小さくなって]
[それと共に彼女の姿は薄く][幼い少女へと変わっていく]
[さらさらの長い銀の髪を靡かせて]
[大きな瑠璃色の瞳をきょろきょろと動かして]
[暖かそうなコートを翻して扉から出て]
[ふいと焔は消え彼女の部屋に静寂と暗闇が訪れる]
[きっとすぐに狂ってしまう]
[今までとは違う]
[大切な二人を手にかけてしまう前に]
[死んでしまいたい]
[あの日に死んでいればよかったのに……]
[触れていないのに、扉は通り抜けられる]
[少女はそれを疑問に思うこともなく]
[年は十にも満たないだろうか]
[あどけないかお]
[あかい海に足を踏み入れて]
[くすくすわらう][たのしそうにわらう]
─二階・個室─
[夢に揺られる。
ぼんやりと。
4年前の『事件』。
閉ざされた場所に、閉じ込められた者たち。
確か、何かの合宿で。
最初の犠牲者は引率者で。
……それから、全ては始まった]
[ついこの間まで一緒にはしゃいで、ふざけあっていた者たち。
それが、お互いを疑い合い。
そんな中。
『神の祝福』とされる『聖痕』を持つ自分ともう一人は、状況をまとめる者とされた。
まとめる者──否。
『導く者』に]
[もう一人は、ごく自然にその立場に立ち、自分はそれをサポートしつつ。
仲間たちを『生きるために』殺して。
同時に、仲間たちも殺されて。
減って行く人数。
やがて、朱の聖痕を持つ者は、無残な姿を晒し。
彼を、手にかけた者を見てしまった時。
自分の中で、何かが、壊れた]
[どうして、と。
問いを投げた覚えがある。
その問いに、返り血を浴びた少女は。
微笑んで、何も、答えなかった]
ん……。
[目が覚める。
傍らには、温もり。
真白の仔猫。
首の黒いリボンは、形見。
護りたかった者の]
……く……。
[異常な気だるさは、病状の悪化と聖痕への反逆による衝撃のどちらなのか]
……薬、飲んでねーもんな……。
[こぼれるのは、自嘲の呟き]
[でも][お母さんも][お父さんも][違ったの]
[いたみより][くるしみより][きょうふより]
[わたしの心配をしていたの]
[わらいごえが止まる]
[机の上の日記に半透明の手が触れる]
[捲ることすら出来ないのに、その内容は理解出来たのだろうか。
首を、傾げて]
なんで、殺しちゃいけないの?
[稚い疑問の声が零れ落ちる]
[左の手で、右肩の蒼い花を撫でる]
……これに殺されるのと、自分で死ぬのと、誰かに殺されるのと。どれが一番ラクなのやら……。
[苦笑する。ふと、二階に戻る時に見た居間の様子が蘇って、消えた]
……ルーツィア。
あの時、お前に……お前に喰われるのが、一番、ラクだったのかもしれねぇな……。
[そうすれば、と呟いて。押し包むような熱に、ぼんやりと身を委ね]
My mother has killed me,
[ころせばいいのに]
My father is eating me,
[たべればいいのに]
My brothers and sisters sit under the table,
[なんでそれがいけないのか]
Picking up bury them under the cold marble stones.
[なんでそれがかなしいのか]
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
壁|・)o〇(*業務連絡*
まとめサイトへとの鳩書き込みで文字化けが発生するようですので、臨時の待避所を設けました。
度々変わって申し訳ありませんが、メモ節約の相談関係はこちらにてどうぞ。
http://thukimi-houraiya.com/cgi/seirei/seirei.cgi
の、
『No.952 幻夢1村 臨時相談所』トピヘ)
[あまりに静かだった。
憤りを叩きつけた左手が痛みを訴える。
救急箱を探すと、湿布を貼り付けて気休め程度の手当。
ふと、微かな物音に気付いて、厨房へ。]
…ユリアン?
[バンダナを巻いた頭が視界にはいり、ぎくりとする。
慌てて駆け寄った。]
[膝を丸めたままの、微かな寝息。]
…なんだ。
[眠っているだけだ…と、安心する。
一瞬、ソファーに寝かせようかとも思ったが、目覚めた時に傍らに老人の死体ではあんまりだ。
あとで弔ってやらねばとも思いつつ、ユリアンを背負って二階へ。]
[彼を適当にベッドへ放り込むと、自室に戻ろう…と廊下を歩く。
通り過ぎるドアから聞こえた、風に窓が揺れる音。]
…オトフリート?
[嫌な予感と、胸騒ぎ。
そして、そうする事を強要するような内なる衝動。
ゆっくり、ドアに手をかける。]
…貴様か!?オトフリートっ!!
[開け放たれた窓。その先に消え残る足跡。
何かに突き動かされるように、窓から飛び出し、雪の中を転がって勢いを殺した。
足跡を追う。
…その自分をどこか滑稽だと見つめる自分。
*まるでそれは三流キネマの主人公のようで。*]
─二階・個室─
[ふと、思い立って、窓を開けようと思った。
雪が見たい。
考えたのはそれ。
そう思って立ち上がり、窓を開けた時]
……え?
[響いてきた、怒号。
外を見やる。雪の中へ飛び込み、そして、走り出す姿]
……ああ。
[無感動な声]
……馬鹿野郎が。
[それから、いつもの悪態の後。その場にふ、とくずおれる。
意識はあるが、動くにはやや、体力が不足しているようだった]
―森の中―
[音が聞こえる][手首の血が固まっている][傷口はふさがったのだろう]
「化け物」ですね
[くすり、笑う]
[死ねないのなら]
[そうと決めたら][立ち上がる]
[幼馴染を食べたからか][体は動きやすい]
[人ならざるものに変化しているせいか]
[ただ]
[残していく幼馴染が][気にかかって]
[せめてなにもないようなかおで]
[いなくなることを言ったほうがいいだろうか]
[森の中を][足跡を幾重にも]
[聴覚が人のものではないと][気づいても]
[それを利用して]
[ハインリヒが窓から出てきたのなら][行くべきは]
[裏に回る]
[そして裏口から中に入る]
―→集会所 裏口―
―集会所 一階―
[静かだった][少しの足音が響く]
[自嘲の笑みが浮かんだ]
[消えた]
[厨房に入る][少し考えて][ココアを作る]
[生クリームで]
[あたたかくて、甘いにおい]
[カップに][すくって]
[残りは誰か飲むだろうか]
[とりとめなく考えて]
―→居間―
[ソファに寝るように倒れた老人を見る]
[彼は][死んでいる]
[喰らえとささやく月はない]
[そっと小さく、祈りの言葉を]
―→二階―
[血のにおい][あまい][ココアよりもあまい]
[たいせつな][ひとの]
[弔ってやろうと、思う]
[この手で][森の中に、埋めようか]
[それでも][声が聞こえる]
[エーリッヒの声が]
[ああ、気づかれたのかなと][思って]
[扉の前で立ち止まった]
[考えても解らないから]
[気にするのは止めにして]
[降り積もった雪を見る]
[足を前に出して][踏む]
[感覚はない]
[音もしない]
[しゃがみ込んで][触る]
[感覚はない]
[すくえない]
─二階・個室─
[ふ、と。気配を感じる。
蒼の花の疼き。
それは警告。
これが警告を放つ者など、今考えられるのは]
……鍵なら、開いてるぜ。
[聞く気があるかどうかはわからないけれど。
投げやりに、声をかけて]
[投げられた声の調子に、迷う]
[そして]
[それでも]
[扉に手をかけて]
こんにちは、大丈夫ですか?
[いつものような][微笑みで]
―→エーリッヒの部屋―
[かけられた言葉と変わらない表情は、いつもと変わらず。
それだけを見れば、何も変わっていないように思えた。
けど。
蒼の花は、それを拒絶しようとする。
いつかのように。
『激痛』という形で]
……ぐっ……。
生憎と……大丈夫じゃ、ねぇ……な。
[コレのおかげで、と言いつつ。蒼の花を弱い光に晒し]
……そう、ですか
[苦しそうな様子を見て、そっと近づいて]
[テーブルにココアを置いて]
[頭をなでようと手を伸ばすも、それは途中で止まった]
[手を引いて]
お別れにきました
……勝手だよ、どいつもこいつも。
生きろとか何とか……俺の意思は、無視か?
……この身体で生きてることが、どれだけきついか、わかってんのかよ。
[目を伏せたまま。
これまで、誰にも言わなかった言葉を。
手の動きは、見えていない]
ああ、勝手だな。
10になるまで持つか持たないかとか、言われてたのに。
……偶然聞いて、諦めてたのに。
ここまで強引に引き伸ばしやがって。
[吐き捨てるように、言って]
わがまま……か。
どこまで、同じにすりゃ気が済むんだよ、お前ら……。
[声が、震えた。
かつて愛した少女。
狼の力を宿した少女も。
同じ事を言っていたと思い出して]
[吹く風は少女の髪を靡かせる事も無かったけれど]
[流れる ひかり は見えたのだろうか]
[瑠璃硝子の眼が宙を見詰める]
[ひかりに、手を伸ばす]
[笑う、気配。うん、と頷いて]
雪は、全てを、覆い尽くしてくれるから…
[身に纏う少女の服も、包み込む雪と同じく、白く]
[揺れるひかりを、視線で追う]
[伸ばした手はそれに自ら触れようとせず]
痛い?
[意味がわからないというように、不思議そうに首を傾げる]
……そうじゃなくて…………ただ…………。
[どう言えば伝わるのかと。言葉を探す]
……応えられないのが、わかってる願いを。
受け止めるのが、辛いんだよ……。
[自分の身体は自分が一番よくわかっているから。
どれだけ延命治療をしたとて。
限界が遠くないとわかっていたから
想いから逃げたかったのだと。
言えなかった言葉たちが解き放たれて]
[幾度となく迷うようにのばされた手が、エーリッヒの頭にそっと触れる]
[なでる]
あなたのそれを聞いてもまだ、生きていてほしいといったら
[そこまで言って止める]
[手を離して]
人間も、同じ。
人は死ぬために生きているの。
でも、心も、魂も、あるから。
[死者の声、聲、コエ、幾度となく聴いた]
痛いと、苦しいと、怖いと。
あなたは、痛くなかったの、苦しくなかったの、怖くなかったの。
それは……俺だって、そうだった……。
[そう思えたのは、二人だけで。
だからこそ。
病状が悪化するたび、その姿を見せたくなくて、村を離れた。
心配させたくもされたくもなくて]
…………馬鹿野郎が。
お前だって……消えるつもりだろ……ルーツィアと同じに。
いや……あの時は。
俺が、手を離した。
聖痕に負けて。
……雪の中に、置き去りにしたんだ。
[側に居ると誓ったのに、と。小さく呟いて]
[ゆらり、僅かに、ひかりが、強くなる]
怖かった、よ…
[けれど、すぐに薄れて]
いいんだ、キミは、泣かないで…
[ゆらり、ふわり、包むように、撫ぜるように、ひかりは、少女に触れる]
[答えはない。でも、それは答えとして十分で]
……ああ。
だから、俺は、これに従う事を拒んで、抗っている。
これは……大切なものすら、手にかけられる……呪い、だから。
なら、あなたに心はあるんだよ。
私は、あなたの聲を、聴いたもの。
[聴いた――いつ、聴いたのだったっけ?]
[記憶は、ひどく、あやふやで]
泣かないで、
泣いていた、
泣いている。
[触れる光に、くすぐったそうに、目を細めつつ。言葉を繰り返す]
あなたにもイレーネにも…出会わなければ良かった
[小さく口唇からこぼれる]
そうすればあなたを苦しめることも
イレーネを殺してしまうこともなかったのに
[そして]
[ほほえんで]
[抱きしめられ、少女はきょとんとした表情になる]
ありがとう?
[届いた声に、何かを、感じはしたのだけれど]
大切な、ひと……?
[――誰だったっけ]
[目を閉じる]
[感覚は無い筈なのに]
[触れているそれは、あたたかいように思えて]
泣いている……
[――何が? 誰が?]
[触れられた唇に、そっと目蓋を開く]
[白に広がる、黒]
…[手をのばす]
[その口元のあかを拭う]
殺されていればよかった
[でもとつぶやき]
あなたたちとあえて、しあわせだと思うんですよ
あなたが苦しんでいるのに
[触れられた瞬間、蒼の花が激しい痛みを伝える。
拒めと。殺せと。意識に囁く声。
それに、黙れ、といわんばかりに。
蒼の花に、爪を立てる]
お前……ほんとに、馬鹿野郎だなっ……。
[かすれた、声。振り絞るように]
……俺は……かわりたくないから、逆らってるだけだ……。
別に、誰かの……お前のせいだなんて、これっぽっちも……。
[瞬きの間に、彼の姿は見えなくなっていて]
[耳の奥に残る、羽ばたきの音]
いない…… 消えた……
[口の中で呟く]
雪は、冷たくて…… 人は、あたたかくて……
[空を見上げる。何処までも遠い]
[苦痛なのだろうと思う]
[それでも]
馬鹿ですよ、私は。
ずっと、もう、ずっと前から
[微笑みは絶えず]
[抱きしめる][そっと]
――したら……
自分の ものに なると 思った のに
[とおい。とおかった。こぼれることば]
……大切な、ひと……
[もう一度。*目を、閉じる*]
ああ……まったく、どうしようもねぇよな。
[俺もだけどな、と呟いて。
抱きしめられて驚くものの。
逆らう余力もなく。
そのままで]
[ぽふ、ぽふ、と背中をなでて]
[微笑を刻んだまま]
馬鹿ですみません。
[小さく笑って]
あなたは……
[言いかけて]
[口ごもった][目を伏せる]
[一つ、頷く]
……終りにしたい。
誰かに、罪悪感を与えたり、自己嫌悪に陥ったり……もう、繰り返したくない……。
[だから、と。そこで言葉は途切れるものの。
言わずとも、意味は届くだろうから、と]
[片腕をそっとはずして、][頬に触れさせる]
私は、あなたには、生きていてほしい
それでも……
[言葉を、飲んで]
あなたが、死にたいなら。
あなたが、死ぬなら。
ほかの誰にも、あなた自身にも、
あなたを殺させたくない……
[微笑む]
[いつもなら怒鳴りつけそうな状況。
それでも、そういう意識は働かなくて。
蒼の花が伝える激痛に、感覚が麻痺しているのか。
他に理由があるのかは、定かではないけれど。
ぼんやりとした意識が、状況を容認している事だけは、明確だった]
あまい
[そっと][口唇に上らせて]
[月はまだないけれど]
[微笑んで]
[再び、腕を回して]
[体を抱えあげる]
[そしてベッドに、その体を寝かせて]
[自分が移動したのを感じて。ああ、窓辺に座り込んでたんだっけ、とふと思い出す。
身体を浮かす熱は、蒼の花のもたらすものかそれとも、と。
ぼんやりとした思考を巡らせつつ。
じっと、見つめて]
[じっと見つめられれば苦笑して]
[その口唇を][今度は][重ねる]
少し、外に、いってきますね
後で、戻ってきます
[小さくささやいて、*部屋を出る*]
―→自室―
[特に逆らう事もなく、そのまま受け入れて。
囁かれた言葉に、小さく、ああ、と頷く]
……。
[何か、言いかけたけれど、言葉にはならず。
ただぼんやりと、*出て行く背を見送った*]
[そっと][頬に][口付けて]
[落ちたままの腕を][咥えた]
[あまり強くならないように]
[傷つけないように][そっと]
―→一階―
[裏口から外へ出る]
[ここから入った][自分をおいかけていただろうハインリヒは?]
[まだ森の中だろうか]
[壊れてしまったのだろうか、と思う]
[そっと][白い雪に、少女の体を横たえる]
本当は、棺に入れて
[言いながら、スコップを取る]
[自衛団たちからは離れた場所で][サクッ][雪を退ける]
[人の力ではなく][狼の力が馴染んでいる]
もっと、安らかに眠れるように……
したかった
[掘り進める][土が回りにたまってゆく]
[それでもずっと][深く深く]
[そして掘り進められた穴の中に]
[少女を横たえる][額に口付ける]
……私も、すぐに、逝きますから。
[微笑んで][土を][被せる]
[祈って]
[そっと天を見る]
……月
[今日も][疼く][ほしいと]
[それを手のひらを傷つけておさえ]
[*踵を返した*]
―裏庭→エーリッヒの部屋―
投票を委任します。
教師 オトフリートは、小説家 ブリジット に投票を委任しました。
教師 オトフリートは、研究生 エーリッヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
―集会所・裏―
[少女が雪を踏んでも、痕は残らない]
[あるのは、誰かの足跡だけ]
[知らないだれかの]
[知らない?]
[知っている?]
[――誰だっただろう]
教師 オトフリートが「時間を進める」を選択しました
―二階・空き室―
[目を覚ませば其処に食器棚はなくて。
代わりに大分見慣れた…けれど模様の違う天井があった。
ぱちぱちと幾度か瞬きを繰り返し]
……ぁれ?
[額に手をやれば指先に頭の布の感触。
起きなければこれは巻いていない筈]
……あー…
[また運ばれたんだ。
そう気付いて頭を抱える]
[本当に、役立たず]
[床に木屑も道具も散らばってなくて、この部屋が何時も使っている部屋ではないと知る。
誰かが使っている部屋だろうかとも思ったが、見た感じではその気配も感じられず]
…礼、言わねぇと…
エーリッヒと…あと、どっちかわかんねぇけど…
[病弱な彼では裏口まではともかく二階までは無理だろうと考え、オトフリートとハインリヒのどちらかが運んでくれたのだろうと推察する]
[ベッドを降り、シーツを簡単に直し。
この時間なら階下に居るだろうか。
部屋を出て居間へと向かう]
―→一階・居間―
[居間に辿り着けば、ソファに横たわる老人の姿。
随分綺麗に毛布がかかっている]
ザムエル?
珍しいな、こんなところで寝て…
[歩み寄って、気付いた。
毛布の一部が赤く染まっていることに。
漂っていた血臭に]
[ぐらりと視界が揺れる。
けれど、痛みは襲ってこなかった]
[当人が気付かずとも、それが気付いた]
[ザムエルは人狼に殺されたのではないと]
[そっと頬に指先で触れる。
明らかに生きてはいない、ひやりと硬い感触]
…どうして…
[捲り上げた毛布に隠されていたのは、唯一点の赤]
……どうして……っ
[人狼の仕業ではないと、さすがに気付いた]
[暫くその場に立ち尽くしていたが、腕を差し入れてその体を抱き上げる。扉を押し開き、集会場の裏手へと]
―→集会場外・裏手―
[月光を弾く雪の上、それに気付いて足を止める]
[盛り上がった、剥き出しの土。
その上に立てられた木の枝。
そしてその傍にある、恐らく一人分の足跡]
…誰…?
[問うのは、その土の下に居る人か。
その墓を作り上げた人か]
「…誰…?」
[問い掛けに顔を上げる]
[亡骸を抱く男][顔は影になり、よく見えない]
[誰、というのはこちらが問いたかったが]
[座ったまま、彼が穴を掘るのをじっと眺める]
―二階・自室―
[ベッドの中、半分目覚めた状態で]
[ドアの外。ドアが開く音、閉じる音、話し声、足音]
[ブリジットを起こさないようにそっとベッドを降りて]
[部屋の外へ]
―→二階・廊下―
―厨房―
[少女が戸棚を前に途方に暮れている]
……触れない。
花、開くところ見たかったのに。
[紅茶の入った容器に触れず、嘆く少女]
[いつのまにか少女は上着を着ていた。
男物のそれは小柄な少女にとって大きすぎて。
紅い印を隠した上着に埋もれながら、
昨日と一変、誰もいなくなったこの空間に、
少女は一人立ちすくんで、そして*消え失せた*]
[聞こえていた話し声は途絶えていて]
[男の声、二人の…それが誰かを察して]
[廊下を歩く]
[不意に、微かな、血の匂い…]
…まさか……
[その、匂いのもれてくる、ドアを、開ける]
[床に広がる赤い染み、それだけが見えた]
誰が……
[誰が死んだのか、誰が殺したのか]
『Who killed Cock Robin?』
[そんな歌がよぎって]
[戻る、部屋に…ブリジットの元に]
―→自室―
[ブリジットは眠っている]
[彼女では無い、彼女はずっと自分と居たのだから]
ブリジットじゃないわ…この子は…違う……
[たとえそうだったとしても]
この子は何も悪くない…この子に…あんな事が出来る筈がないもの。
[たとえ、彼女が、だったとしても]
あなたには、何もさせないから……
[ブリジットの寝顔を見つめて]
[その髪をなでながら]
[彼女だけは守ろうと*誓って*]
/中/
女性陣は生きる気力があって、男性陣には余りない件……。
うん、まあ。
管理サイドの本音として、狼を上下生き別れにして、審問仕様への変更がきちんとできているかを確かめたい、というのもある訳で。
できれば、明日までひっぱりたいな、というのがあるんだけど。
展開次第だからねー。
で、真面目な話。
このあとどう動けば……orz
職人見習い ユリアンは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
職人見習い ユリアンは、探偵 ハインリヒ を能力(守る)の対象に選びました。
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
/中/
今んトコ守護した人が翌日に死ぬ展開なんだよなぁ。
エーリッヒも今日死ぬだろうし。
とすると、明日のPPは恋人(誤)勝ちか?
今日の守護はハインリヒにしてあるしー。
大地は月光(ひかり)を受け、白銀に輝き
その上に生きる者を祝福する。
それがいかなる者であっても、
生きているならば。
生命(いのち)の宿り木ならば、
いかようなる存在でも、等しく恵みと試煉を与えるのだ。
恵みを受けし生き物は動き出す。
受けし恵みを散らす為に。
「外へ行くんじゃねぇ!喰い殺されたいのか!?」
消耗しきり、ろくに動かせない体でハインリヒは叫び、無理だと承知しつつも、ブリジットとエルザの二人を追おうとする。
その声に思わず追ってはならぬと制止する。
ブリジットは……アレは人成らざる者。 お前が行ったとて何も出来ぬし、彼女が殺害されることは無いのだから……。
彼女がそうであることを直接的に告げる事は、私には許されてはいない。
それは人狼騒ぎを直接的に収束へと導く行為であるから。
同じ収束に向かうにしても、ギリギリのバランスを保たねばならぬのだ。
禁忌を犯した代償はを審の臓に矢を放つ。
痛みに喘ぎが漏れる。
……この男を今あそこに行かせてはならぬ、と理性の外で何者かが訴える。
ハインリヒより、私の制止に疑問が向けられる。
彼には勘とだけ告げてみるが、やはり納得させられる答えでは無かったようだ。
当然だろう……。
更に追求が来るが、彼女がソレで有る事は告げられない。
だが、何か……何か枠内で出来る事はあるはずだ……。
そう、命の種、
それは、人狼が絶命せし時その心の臓の内で血液が凝固し、変成した物。
それは、丸く結晶する。
それは、時に紅に、時に碧に、時に橙に
それは、光を内に留め、闇で放つ。
好事家にはダイヤよりも珍重され、適切にカットされたそれは陽光の下では黒く輝き、月光の下では吸収した光を放出し、虹色に輝くという。
命の種。
恐らくは人狼が人狼であるための根幹をなす核。
死亡せし狼より核を抜き取ってきた。
ヤツらの核は、賄賂として、交換条件として、或いは単純に金子を得るための手段として利用できたから。
未だ痛みが続いている胸を押さえ、思考を巡らす。
その間に、紅き物は帰還を果たしていた。
……
更に考えを二巡、三巡させ、心を決める。
私はハインリヒに自分が占い師であり、ブリジットを調べたと告げたのだった。
胸を締め付けていた力は急激に和らいでゆく。
しかし、それまでの衝撃は強く、意識は暗き所へと沈みゆく事を押さえる事は出来そうになかった。
どのくらい時が経過しただろうか。
ハインリヒの言葉が遠くで聞こえる。
途切れがちになった意識を何とか繋ぎ止め、彼の姿を最後に記憶に留めようと、瞼を開けるが、そこに打つるは既に陽炎の向こうのように揺らぎ、ぼやけ、はっきりとはしなかった。
何処まで(知っている)か……
(何も、何も知らぬ)
(肝心な事は何も判らぬ)
(何も、何も知らぬのだ)
ハインリヒの言葉を繰り返し、その後には、リフレイン。
―エーリッヒの部屋―
[ベッドの上で、この部屋の主は苦しそうで]
[そっと近づく]
[月の光は見たくなかった]
[甚振ってしまうのは嫌だった]
[だから]
[そっと頭をなでる]
人狼の核……命の種さえ手に入れる事さえ出来れば、……そう、私はシステムを利用することを選んだ。
自らの利を図る事さえ出来れば良いのだ。
故に、狼は排除する。
誰のためでもなく、自分のために。
それは、ハインリヒと目指す所は同じなのだ。
邪魔をする考えは一切持っていない。
─二階・個室─
[いつの間にか、うとうととしていたらしい。
途切れた意識。
頭を撫でられる感触が、それを再びつないで]
ん……。
[目を開ける。
身体を苛む激痛は、未だに消えてはいない]
《終わりなのか……お前は》
〈そう……かもしれぬ、この体は〉
《莫迦め》
〈莫迦だな。 だが、実はもっと莫迦なのかもな……〉
《くくくっ、違いない》
意識が完全に闇に落ちようそするその直前に、これだけは……と最期の力を振り絞り、声帯を震わせる。
私の事はどうでも良い。
それよりもこの騒ぎを収めた後、ハインリヒさん、あなたが生き延びていたら。
人狼騒ぎ自体を根絶する、その為に動いて欲しい。
この茶番を、完全なる終わりに導いて欲しいと。
それは、確かに愚かな事。
見果てぬ夢かもしれない。
だからこそ、私は自分の保身だけ考え、狼を売り、生き延びる事を選んだ。
その筈だ。
─二階・エルザの部屋─
[百年の眠りについているかのようにブリジットは眠り続けていた]
[涙の白い痕が微かに残っている]
[エルザが眠っている間にも起きなかったし]
[エルザが立ち上がっても起きる事はなかったけれど]
[エルザが帰って、幾らかの時が経つと]
[もぞもぞと身を動かす]
[微かに口元に浮かんだ微笑み]
[目を開ける様子に、微笑んで]
大丈夫ですか?
[そうは見えないけれど][尋ねる]
[先ほど見た月の影響か]
[瞳があかく][緋く]
小説家 ブリジットは、研究生 エーリッヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
しかし、その一方で、この騒ぎの起源を追求し、挫折し、それでも尚追求は止めなかった。
今考えると、酸っぱいブドウのような物だったのかもしれないな……。
途切れつつも、最期の言葉を紡ぎ出すと、私の意識は暗い闇の中へと落ち込んでいった。
臓腑がつかまれ、強く絞られるような痛みを最期に感じ……鼓動が消えた。
急激に全身から力が失われ、組み合わせた手が緩み、重力に引かれて落ちる。
もう、揺すろうが怒鳴ろうが、外界への刺激には一切の反応を示さない、いや、示せない存在となったのだ。
ああ。
[問いに、笑みを浮かべて返す]
大丈夫じゃねぇけど……大丈夫だ。
[解放してくれるんだろ?と。
緋色の瞳を見つめながら、問いかけて]
[微笑んで][そっと][額に口付けを]
[昔の習慣は][ここには少しそぐわなくて]
痛いかもしれませんけど
[そういって、そっと、右の肩に触れる]
─二階・エルザの部屋─
エルザ…ママ………ずっと、一緒…
ママ…
[むにゃむにゃとわらって呟いて]
[ややあって、睫が震えて瞼が開いた]
[室内の灯りが眩しくてすぐ眸を細めたけれど、エルザの顔がすぐそこにあるのに気づくと安心しきったようなほほえみを向けていた]
[額に触れられた瞬間、ふと過ぎるのは子供の頃で。
変わってねぇな、などと思い、苦笑が過ぎる]
かまやしない……。
今だって、全身、激痛走ってんだ……。
[かすれた声で言いつつ。
右肩に手が触れれば、それでも笑みが浮かぶ]
小説家 ブリジットは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
―集会場外・裏手―
[毛布をかけたまま、ザムエルの上に土を乗せる。
全てを覆って、暖かい土の中へ]
[新しい木なんて彫ってない。
だから、墓標代わりになるものなんて何もないけど。
盛り上がる土は意外に目立って、判り易く]
……ごめん。
[謝罪は何に対して漏れたのか]
[少し離れた位置にある木の枝をちらりと見遣り。
集会場の壁にスコップを立てかけて、裏口から中に入った]
/中/
今回の狼側。
・仲間の発言撤回は出来ない(仲間が誰か分からないのは少々アレか。普通にやや無駄機能としても楽しかったのだが)
・おまかせにしておくと、自動設定される?
・意図的襲撃ミスは…出来ない状態って奴かな?
[少し、口元をゆがめて][微笑みは象れず]
それでも、痛くしたくないんです
[そっと][頬に口付けて]
[指先が][鋭い爪が][ぷつり、と][青い色を][散らそうと]
/中/
ハインリヒ猟犬化か…。
まぁ、どこまで猟犬っぷりか楽しみだな。
緩はきっと、猟犬より弱いが、猟犬よりは……(秘密
[わらう]
……お前、どこまで行っても、お人好しだな……?
[軽口めいた口調で言いつつ。
蒼の花に爪が食い込む感触。
それが伴う衝撃に、苦しげな声が上がるのは避けられなくて。
それでも。
『解放される』。
その感覚はよろこびでもあって]
―二階・自室―
[寝顔を見つめながらぼんやりしていたようで]
[声が聞こえたようで、ブリジットに目を向ける]
[幸せそうな微笑に、そっと微笑を返して]
おはよう、ブリジット。
[魂の抜け殻を包んだ毛布が埋められる]
[不自然に盛り上がる土]
[紡がれた謝罪の言葉]
[スコップを置いて、男は去っていった]
…なんで、みんな、謝るんだろう。
―居間・暖炉の前―
[誰もいない居間で、機械犬は暖炉の前でスリープモードに入っている]
[生者には知覚できない少女が一人機械犬の横で佇む]
『――トクン』
[ここ数日間、馴れ親しんだ心臓の動悸。
日がまたぐ時間帯、死してなお少女を悩ませる]
─二階・エルザの部屋─
[こくんと頷くようにして]
おはよ…う……
[掛け布団を口元まで持っていき、]
[もしかしたら、これは照れているのかもしれなかったが、詳しくは分からない]
[苦しそうな声][狼の本能が現れる][その状態では]
[自分の衝動を煽ることにしかならなくて]
[それも][わずか含まれる色が]
――ごめんなさい
[小さくささやいて]
[指先を][どかして]
[そこに口唇を押し当てる]
[舐めるように][舌を這わせて]
[鋭い犬歯で][皮を][肉を][裂いて]
―→集会場内・居間―
[厨房を抜け、居間に出る。
蟠る血臭はまだ其処にある筈だけど。
もう鼻が慣れたのか…麻痺したのか、感じなかった]
[壁にかけられたボードが目に入って。
何となく、足を向ける]
[貼られた身上書の、名前をなぞる]
[エーリッヒ、イレーネ、オトフリート、ハインリヒ、ブリジット、エルザ。彼らは昨日見た]
[ザムエルはさっき埋葬した]
[ベアトリーチェももう居ない]
…アーベルは?
[そういえば、シャツを貸して。
着替えると言って二階に上がってから…見ていない]
[ただ本日はいつもと違った]
[いつもなら右肩に痛みにも似た熱を伴うのに]
……寒い。
[暖炉の前にいるのに。上着を着ているのに]
[そもそも体を失った少女は気温などは感じることはできないはずなのに]
[外は寒いから]
[そう言って、マフラーを掛けてくれたのは父だった]
[でも、父は幼い頃にいなくなった]
[彼女が殺したから]
[中は暖かいわ]
[そう言って、家の中に招き入れてくれたのは母だった]
[でも、母は幼い頃にいなくなった]
[彼女が殺したから]
あや……まる……な、よ……。
[途切れ途切れ。
言葉を、綴る]
俺が……望んだ、こと……だ。
[蒼の花からの解放はずっと望んでいたこと。
だから。
そのためなら。
引き裂かれる痛みも受け入れられると。
切れ切れに告げながら。
左手が動いて、幼馴染の頭を撫でた]
[立ち上がって、雪を払う仕草]
[そんなものはもう、必要ないのに]
[未だ彼女の身体は、十歳にも満たぬ幼い少女の儘]
[とて、と頼りない足取りで、男の後を追って]
[裏口から、集会所の中へ。それから、居間へと向かう]
[そっと顔を隠そうとする様子に、そっと髪をなでて微笑む]
どうしたの?
あ、もしかしたらお腹が空いているのかしら?
[優しくブリジットに問いかけて]
[頭を撫でられる][その声を聞く]
[それでも口を離さずに]
[彼に][痛みを与え続けているだろう][蒼い花を]
[食いちぎった]
[少女は震えが止まらない]
サムイサムイサムイサムイ――
[生きている時には感じたこともなかった寒さ。
物理的というよりは、心の中の大事なナニカが消え失せる感覚がして]
[少女と対になる蒼い存在が、その役割を終えようとしていることなど少女は知る由もなく]
[ただ機械犬の横に座り込み、震えが治まるのを待っている]
[引き裂かれる、感触。
これまでとは質の異なる激痛。
叫びそうになった。
けれど。
それを聞きつけた誰かが来るのは嫌で。
声を、必死で押さえ込もうとする。
蒼があった場所から、紅が溢れる。
あかく、あかく。
白いシーツが紅に染まって、花弁を開く]
─二階・エルザの部屋─
[そういえばお腹は空いていたけれど]
[表情を隠すように鼻先まで引っ張りあげて]
[けれど]
エルザ…エルザ、ここ、出よう…?
[主語は、集会場…なのだろうか?]
[怯えていたように見えた、彼の様子を思い出す]
[部屋に篭って一人怯えているのだろうか?
それとも、すでに――]
[そういえば、あの日。
スノーマンの傍に誰かの影を見なかったか?
どうしてあの時、確認しなかった?]
[あれが、アーベルだったの、なら]
[ずる、と壁に手をついたままで蹲る]
[痛みなどない。
けれど。けれど]
[蒼い花を食らう][無理やりに喉に下して]
[零れる赤を、少しでも抑えようとか]
[獣のように][――否、獣なのか]
[零れるあまいあまいいのちを、舐める]
[やさしく]
[いとおしそうに]
……ただいま、
おかえりなさい。
[誰かと会話を交わすように、間を空けた台詞]
[一歩ずつゆっくり歩んで、
視線の先に、
奇妙な姿の犬と、座り込んで震える金髪の少女の姿]
[どうしたのだろうかと、首を傾げる]
[小さな声で告げられた言葉に、少し首を傾げる]
ここを?
[部屋を、では無いと思う]
[では、何処から?]
ここ、って、この集会場を?
それとも……
[どこか、遠くへ]
[ブリジットが、ここに居ては、危険]
[何故だかそう思って]
─二階・エルザの部屋─
わたし達……呼ばれた……
でも、もう…呼んだひとたちいない……
……エルザと一緒…
……一緒…
[遠い遠い場所で冷たい風を切り裂く鉄の音が聞こえたような気がしたけれど、もしかしたら風の声かもしれない]
[『あおが、きえた』
そんな考えが、ふと過ぎる。
解放。
望み。
叶えられた安堵]
……………。
[伝えようとした言葉は、音を結ばない。
病魔を抱え、衰弱を重ねていた身に、今の衝撃は余りにも大きすぎて。
声が、出せない、から。
まだ動く左手で、そっと、頭を撫でて]
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
歌姫 エルザが「時間を進める」を選択しました
[機械犬がナニカに気付いたように、入ってきた女の子に向かって「わふ」っと吠えた。
この場に人がいたら何もいない方向に向かって吠えた機械犬を不思議に思っただろう]
[舐めても舐めてもあふれてくるあまい血]
[涙が頬を伝うだろうか]
[それでも][頭を撫でる弱い手に]
[微笑が浮かんで][消えて]
[そのあまい液体をあきらめて]
[そっと首筋に][顔をうずめて]
[やさしく、口付ける]
[甘く]
[別れを惜しむように]
エーリッヒ……ごめんなさい
[そして、口唇を、赤い、血の色の唇で、]
[そっと][ふさいだ]
…呼ばれた?
[誰に、なんと呼ばれていたのか想像はできたけれど]
[それでも手を離すことなど出来なくて]
えぇ、ずっと…ずっと一緒よ?
一緒に行きましょう…遠くへ…
[一緒に居れば守れるかも知れない]
[誰を? 誰から?]
[自分にはわからなかったけれど]
[なんで謝るんだよ、と。
声に出して問う事はできなかった。
声が出ないから。
そして、唇が塞がれたから。
伝わるのは、自分の血の味なのだと、ぼんやりした意識が認識する。
それでも。
それが不快かと言うとそんな事はなくて。
心地良さすら、今は、感じられた]
[犬のようなモノの鳴き声に、首を小さく傾げる]
[遠くから聞こえた銃声に重なり、その音は蹲る男には届かない]
[とて、とて、と――足音はしないけれど、そんな感じで近づいて。
機械のイキモノに触れようとした手は、すり抜けた。
それを挟んで、黄金の髪の少女の隣に座る形になる]
寒いの?
[対象的な、銀色の髪がさらりと揺れた]
『あおが、きえた』
[そんな言葉が頭をよぎり]
[そもそも『蒼』とは何か、少女は知らないのだけど]
[機械犬の鳴き声に顔を上げた少女は一人の女の子と目が合う]
うん、寒いの。とても。
あなた、だあれ?……イレーネさん?
[少女の知ってるイレーネとは姿形がまったく違うけど。
なんとなくそんな気がして少女は呼び掛けた]
[舌先を差し入れて][甘く]
[せめて苦痛を、少しでも楽にしてやれるように]
[それならば殺してしまえばいいのに]
[どうしても][それが][できなくて]
[苦しめることになるとわかっているのに]
[口唇を離せば、肌蹴た胸元に唇を寄せて]
[先ほど噛み切った、そこに]
[再び舌を這わせて]
[長い、爪が] [精神が]
[そっと] [狂っていく]
[頬を撫でる] [月が遠い]
冷気に凝り付いた土の下、元ザムエルだった物体は隠された。
春になる頃まではその原型を留め、夏になるまでには消え去るだろう。 その身は大地の恵みとなる。
全ては巡る。
時が環を成すように。
そうなんだ。
[私は何も感じないのに、と不思議そうに]
[名前を呼ばれ、目を瞬かせる]
うん。
イレーネ。
イレーネ=ニヒトヴァイス。
[自分はこの子を知っていただろうか]
[知っているような気がする][知らないような気もする]
[はあ、と。
嘆息とも吐息ともつかない息が一つ、こぼれて。
蒼の花に由来する痛みは、もう、ほとんど残っていない。
あるのは、それが裂かれた痛み。
でも、それはよろこびを伴っていたもの。
だから、厭う事はなく]
……あつい……。
[代わりに、酷く感じている事が。
ぽつり、と。声になってこぼれた]
─二階・エルザの部屋─
自衛団のひとたち…
[それは集会場に呼ばれた人達の大半が]
[半分強制的に連れられてきた訳で]
遠く…?
エルザいるなら、どこだっていい
[わらって]
投票を委任します。
教師 オトフリートは、研究生 エーリッヒ に投票を委任しました。
―居間・身上書のボード前―
[ふる、と頭を振ってその考えを追い払う]
…見に行こう。
[彼の部屋が何処かなんて知らなかったけれど]
[妙な胸騒ぎが。
それの疼きが。
二階へと、足を――]
[遠く、銃声が聞こえた。
二階へ上がりかけた足は止まり、窓の向こうを見る]
[明るい室内ではガラスには自分の姿が映るばかりで、何も見えない]
土の下より何かが立ち上る。
肉体という檻を放たれた活動体。 活力の供給を絶たれ、ただ消滅を待つだけのそれは、弔いを行ったのがユリアンである事を感知し、感謝の意を表した。
なんだか良くわからんが、そこはかとない【えろちしずむ】を感じる…
ある意味最上級の愛情だと思うんだよね…(喰い)
愛する者にある意味己の全てを捧げ
愛する者を己に取り込み同化させる
永遠に、離れることのない、愛。
この二人の場合違うんだろうけど(違わなかったら怖い)
あれからどうなったのだろうか。
何も出来ない身でありながらも、知りたいという思いだけが思念を引き寄せる。
定まりのない形のまま、漂い始めた。
[声が届く][爪は細心の注意で頬をやさしく撫でたまま]
[再び、口付けて]
痛くはないですか?
[耳元で囁いて] [そんなはずもないのに]
[そっと][無理やり奪った蒼の花の咲いていた場所を]
[反対の手の爪で撫でて]
[痛いだろう][思いながら]
[微笑みは][いつもと同じようで]
[そのまま、服を、しっかり広げる]
[心臓の上に、くちづける]
あぁ…彼ら、が…
[つまりはやはりそういうことで]
[その中にブリジットが居たのは、昔の出来事のせいなのだろうけど]
[だからこそ、ここに居てはいけない、と]
ええ、遠くへ。
ここを出ましょう、ブリジット。
一緒に旅をするの。楽しいわよ?
[そう言って、笑いかける]
[投げられた問い。
声が上手く出せないから、頷いて答えた。
蒼の花のあった所が激しく疼いているけれど。
そこにあるのは、痛みと言うより熱さで。
それなら、耐えられるから。
大丈夫だから。
そんな思いを込めて。
ただ、微笑む。
滴り落ちる真紅が。
少しずつ。
少しずつ。
元から僅かだった時間を削って行くけれど。
ただ、笑んで]
−集会所、外−
[周りの家々には光はなく、ただ、その建物にだけ、灯る明かり。
二階のいくつかの窓だけが、外へと光を漏らしている。
…居る。
そう、確信めいた予感。
背中を丸めることもなく、玄関からずかずかと上がりこむ。
足の向く先は階段。]
[うなずく様子を見て]
[泣き出しそうに] [――否もう泣いているか?]
[だんだん広がってゆくあか]
[あまいにおい]
[口付けた場所で、脈打つおと]
[ここを貫けば][おわる]
[いなくなってしまう]
[それでも] [くるしませたくないならば]
さようなら、エーリッヒ
[微笑みと声は][うまくのぼっただろうか]
[分からないけれど]
[そこを][鋭い爪で][無理やりに]
[ 貫 い た ]
探偵 ハインリヒは、教師 オトフリート を能力(占う)の対象に選びました。
ハインリヒ?
[殆ど会話らしい会話なんて交わしたことのない相手だったけど、それでも様子がおかしいと思って]
[声を投げる。
届くかはわからなかったけど]
[立ち止まる自分を追い越した彼の背に]
[貫かれた衝撃。
それは鋭かったけど。
それでも。
それで。
望みは叶ったから]
………………。
[声はやっぱりでなかったから。
ただ、笑んで。
目を閉じた]
探偵 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました
[小首を傾げる様子に、そっと微笑んで]
そう、旅に…
一緒にいろんな所に行って、歌を歌って…
ね?楽しそうじゃない?
[真似るように小首を傾げて]
[それが夢のような話とは思っていたけれども]
[いのちをくらう]
[その笑みを見て]
[安心させるように][あかにまみれて][ほほえんで]
[ああ、何か音が聞こえる]
[ふりむいて]
[ふたりに、微笑んで]
[頬を伝うものに気づくはずもなく]
[腕の下で止まった幼馴染に]
[もう一度、口付けた]
[あかいしんぞうを、抱えたままで]
/中/
一時まではもたない気がするので、単独ロールなわけですが。
アーベルが、何になったかというと、多分、魂が無い代わりに、身体そのものが自然界の気とかと同化して、精霊みたいなもんになったんじゃねえかと。
魂がないから、昇天できないんですな。
[その話を聞くと、ぱぁと頬を紅潮させた]
うん!
うん、うん…行く…行こう……行こう、エルザ
[ブリジットはそれが夢のような話だとは思っていない]
[エルザを信じている]
抗えなかった……
そう、かもしれません。そうでないのかもしれません
私は
[ハインリヒの言葉に、小さく微笑んだ]
私は、エーリッヒを
イレーネを、たべたかった・・・
[ハインリヒの背で上手くは見えなかったけれど]
[血の臭いと]
[オトフリートの纏うあかだけは]
[いやに、はっきりと目に映った]
研究生 エーリッヒは、教師 オトフリート を投票先に選びました。
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
[つめたい感覚]
[なにも感じないはずなのに]
闇に溶けていく ほのお
光を喪っていく いのち
等しく訪れる 死 死 死
抗う こと は 赦 され ない
[途切れ途切れ][うたうような][囁き声]
[だからブリジットは立ち上がると、エルザの手をとった]
[早く早くとせかすように]
[今にも部屋から外に飛び出してしまいそうだった]
[その手は、腰のホルスターへと伸びる。
銀の弾の込められた、現役時代から愛用していた銃。]
もう後戻りできねぇんだろ?
繋ぎ止めるものすら、自らの手で壊しちまって。
[ゆっくりと、それを抜き、銃口を向ける。]
[――また、死んだ]
[知覚した瞬間、血の気が一気に引く]
[それを無理矢理押し止めたのは]
…痛……っ…
[責めるように走る痛み]
[けれどそれは、不意に、すぅと引いて]
[堪えるように閉じていた目蓋の奥には、青紫の瞳]
殺してください、私を
――ふたりをころすまえに、しんでしまえばよかったのに
[微笑んで]
[それから][エーリッヒの体を見る]
[うごかないからだ]
月が、でるまえに……
…そう、か。
[口元だけは、その言葉に笑んだかもしれず。]
獣だってことさ。
お前さんも獣ならば、俺も獣。
お前さんは、羊を喰らうべく生まれた狼。
…俺は…、狼を嗅ぎ付け、追い、そして殺す猟犬。
[銃口は、その微笑に向けられて。]
そのためだけに、生まれたのだから。
[嬉しそうに急かすようなブリジットの手を取って]
そうね、でもちょっと待ってね?
…ブリジットは…荷物、ないのよね?
[そう言って、自分の荷物を簡単にまとめる]
[元から大した量の荷物ではなかったけれど]
[急げば、見つからないかも知れない]
これでいいわ…行きましょうか?
[荷物を持って、そっと微笑んで]
そう、私は狼
[ハインリヒに微笑む]
[その銃口が][何よりも望んでいたものだと]
[自分の涙には気づかずに微笑む]
殺してください
あなたが望むように
私を、この世から、けしてください
[ただひとり、守れなかった少女を、思うけれど]
[ふらりと立ち上がって]
[ぱちぱち、と火のはぜる暖炉に両の手を伸ばす]
[熱さは感じない][寒さも感じない]
[何も感じない]
[なのに][ひどく][つめたい]
[微笑んだままに][その銃を受ける]
[身じろぐこともなく]
[打ち込まれた瞬間に][体は衝撃に震えたろうか]
[手にもったままだった心臓を握り]
[そこから血が零れて]
荷物ない…大丈夫。
[準備が出来たエルザの手をとると、旅行に行く子供がはしゃぐように先に立ってぐいぐいと引っ張る]
[階段を降り、居間を通りぬけ、外へと……]
[その瞬間に安堵したのか]
[ひとつ、ふたつ、名前をささやく]
[そして]
[微笑んで眠るエーリッヒに手を伸ばして]
[伸ばそうとして]
闇に響く衝撃。
それは、一筋の銀の軌跡を残し、消えゆく。
気配は、その場へと引き寄せられる。
不定形だった靄は姿を少しずつ変え、何かの形を取ろうとしているかに見えた。
[黒いリボンの、真白の仔猫。
それは静かに、そこにいて。
常日頃から、同居人の願いを聞いていた仔猫には。
これが彼の願いと。
わかっていたからだろうか。
何もせず、じっとしていた。
人の気配が増え、銀色が闇を裂いて。
真白の仔猫は。
ただ寂しげに。
か細く、鳴いた]
[倒れ、力尽きる…その一匹の獣をただ見下ろす。]
…あんたとは、お互いヒト同士で出会いたかった。
[かける言葉は、ただそれだけで。]
待って、ブリジット…
あんまり急いだら危ないわよー?
[手を引かれて、そのままブリジットの後を追って]
[まるで何かを急いでるようだと思ったけれど]
[手を引かれるまま、外へと歩き出して…]
夜が来る、闇が来る、世界の終わりが来る。
それは全ての物にとっての終わりではないかもしれないが、どちらであろうと終わりには変わりない。
認識できない世界は無に等しい。
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