情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
教師 オトフリート は 召使い ユーディット に投票した
シスター ナターリエ は 学生 リディ に投票した
学生 リディ は 探偵 ハインリヒ に投票した
研究生 エーリッヒ は 召使い ユーディット に投票した
青年 アーベル は 召使い ユーディット に投票した
傭兵 マテウス は シスター ナターリエ に投票した
ランプ屋 イレーネ は 召使い ユーディット に投票した
職人見習い ユリアン は 読書家 ミリィ に投票した
召使い ユーディット は 読書家 ミリィ に投票した
読書家 ミリィ は 酒場のママ ヘルガ に投票した
探偵 ハインリヒ は 教師 オトフリート に投票した
小説家 ブリジット は 召使い ユーディット に投票した
酒場のママ ヘルガ は 読書家 ミリィ に投票した
教師 オトフリート に 1人が投票した
シスター ナターリエ に 1人が投票した
学生 リディ に 1人が投票した
召使い ユーディット に 5人が投票した
読書家 ミリィ に 3人が投票した
探偵 ハインリヒ に 1人が投票した
酒場のママ ヘルガ に 1人が投票した
召使い ユーディット は村人の手により処刑された……
ランプ屋 イレーネ は、探偵 ハインリヒ を占った。
酒場のママ ヘルガ は、探偵 ハインリヒ を守っている。
次の日の朝、傭兵 マテウス が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、教師 オトフリート、シスター ナターリエ、学生 リディ、研究生 エーリッヒ、青年 アーベル、ランプ屋 イレーネ、職人見習い ユリアン、読書家 ミリィ、探偵 ハインリヒ、小説家 ブリジット、酒場のママ ヘルガの11名。
< ユリアンの問いに、答えたリディ。
どうも内容は、単純でしたけど。なんだろう、嘘ついてるんですかね?
猫はよくわからずに、とりあえず、オトフリートに近づきました。黒猫さんぎゅーってして。 >
ええと。
< でも何からいえばいいかしら? >
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
「……うん……」
[青年の疑問の声に、従魔はぽつり、と]
「そんな、感じ、する……」
[言いかけた言葉は途切れ、従魔は大きく身を震わせる]
……セレス?
[伝わる震えに、自然、声は険しさを帯びるか]
青年 アーベルが「時間を進める」を選択しました
[彼の竜が穏やかな口調へと変われば、私のコエも少しだけ聞こえやすくなるだろうか]
……いえ、悪いのは…私ゆえ。
セレスに…謝らねばいけませぬの…。
[…そなたにも、と続く声は小さく]
あーそっか。オレも初めは怖いと思われたから、
多分、皆人間に見えちゃうんだね。きっと。
[少し納得したように頷いて。]
でも、竜の中でも変なのは本当だから、皆嘘ついてないよ?
怖いのに、内緒で笑われるほうが、オレが痛いから嬉しくない。
それに、たまに悪い人が捕まえようとするけど
「声」が聞こえるから、直ぐ判るし、平気。
[すごいでしょ、と小さく笑う。
あまり威張れないって、メーアに言われたけど、でも凄いよね?]
うん。アルは妖精だから。色々姿を変えるよ。
[知らなかったっけ、ときょとんと瞬いた。そうか。
アルってば、たまに勝手に動いてるから、
誰が知ってて誰が知らないか判らなくなる。]
……じゃあ、戻ったほうがいっか。
今日はもうちょっとだけ待って、また明日探す事にする。
[屋敷の方へ足を向けるハインリヒを追うように、オレも踵を返す。
ふと、その背中をじーっと見つめて。
でも、声は疾風の声が静かに聞こえるだけだったから。
――少しだけ、ホッとして。 追いかける。]
職人見習い ユリアンは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
教師 オトフリートが「時間を進める」を選択しました
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を取り消しました
学生 リディが「時間を進める」を選択しました
ランプ屋 イレーネが「時間を進める」を選択しました
/*
一発言だけ。
出来れば、表に襲撃描写落とすか、まとめに補足お願いします。
アーベルとは襲撃方法微妙に異なるかしら、と思うので。
(此方も設定はしましたが、襲撃はミリィに一任しているため。
一日目を見る限り、爆発後、消失?とか思っていました)
必要ないと判断すれば、それでも。
今日はミリィかリディ吊りの流れになりそうなので、
表で暴れても好さそう。
返答は不要。中発言失礼。
*/
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
[声が落ち着いたのを感じれば、こちらもやや、安堵するか]
いや、そんなに気にせずに。
セレスは……。
[ちらり、肩の碧に目をやって]
また少し、不安定になるかも知れないから、側にいてやってくれれば。
それで、十分……きっと。
[俺は気にしなくていいし、と。
付け加える口調は、静かで]
見た目が人間なら、記憶に残ってる悪さをした人間が思い浮かぶ。
人間で無いと分かればその警戒も緩むかもしれんけどな。
[多分俺はしばらく無理だろうな、とは独り言かも]
「声」が聞こえる分、表面と違うこと思われてたらそっちのが辛いか。
捕まる前に逃げれるなら、まぁ良いのか?
[後半はからりと笑って。その辺りの思考はかなり軽い。凄い凄いと言いながら、少年の頭をわしゃっと撫でるか]
姿が変わるなんざ全っ然知らんかったぜ。
なるほど妖精か、そう言われれば確かに納得は行くか。
[変化する、に関してはそれだけで納得したようだ]
おぅ、人手が必要なら俺も手伝うぜ。後は誰に手伝ってもらうかねぇ。
[少し歩いてついて来ない気配を感じれば、振り向いて「行くぞー?」と声をかけ。来た道を戻りしばらく行けば、屋敷周辺の結界へと足を踏み入れるだろうか]
─草原→屋敷周辺へ─
―廃棄エリア―
[視界が揺らぎ次に見えたのは薄暗いがらんとしたホール]
えっと・・・。
対策はしておいたのだけど、意図的でない暴走までは防ぐに至らないか。
まだ実験の結果も見られていないのに残念です。
とりあえず・・・
[周囲をきょろきょろと見回し、どうしたものかと思案中]
[ぽんぽんとブリジットの頭を撫でていたマテウスの腕が突如光に包まれると、とてつもない速さで全身が数字の羅列と光の粒子へと置き換わっていく。
そして、数秒も経たぬうちに、滞りなく強制転送は完了。
後にはマテウスが座り込んでいた場所の地面の凹みのみが残される。
それは、一瞬の出来事。目の前の目撃者たちは事態をすぐに飲み込むことは出来るのだろうか?]
[外へと出る一歩手前、コエを返す]
性分ゆえ…すみませぬ。
セレスが側には…望まれる限りおりますゆえ。
[彼の仔への愛しさに、コエは柔らかさを帯びるも。
気にせずにと言われれば、少し哀しげな響きが混じる]
……なれど、心配して…下されたのでしょう…?
[問うコエは、やや自信無げだろうか]
探偵 ハインリヒは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
え…。
[とても優しく乗せられた手が、その温もりがスッと遠ざかる]
な、に。
[僅か数秒。小さな声のようなものを聞き取ることも出来ずに]
あ…っ!
[光となって消えていった。後には何も残らない。
そして目の前で。もう一人の姿が同じように]
……!!
[へたり、とその場に座り込む。
昨日と同じになってはいけないと言い聞かせつつも、流石にこれは衝撃が大きかった]
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
だから、謝らなくてもいいって。
[やれやれ、と。そんな感じの声音が届くだろうか。
続いた問いと、その響きには、え、と惚けた声をあげ]
それは、勿論。
[当然の事、と。
返す言葉は、当たり前、と言わんばかりで]
[陽の麗人と共に、私は外へと踏み出す。
風が運ぶ血の香りに僅かに足元がふらつくも、側にある手が影から支えてくれようか]
……すみませぬ、もう大丈夫ゆえ……。
[緩やかに頭を振り意識を保てば、手から離れて数歩進み――怪我人の姿を探す。
なれど血の付いた治療具はあれど、包帯を巻くよな姿はなく、私は不安げに辺りを見回した]
……あの、どうかなされた…なりや…?
[動揺を浮かべる様子に、私の尾も不安に揺れる]
[視線の先に在ったのは、]
[偶然か否か]
[先程、彼の体温を低下させた氷破の魔]
[否、正確には――“在ったのは”。]
< 防衛レベル2: 異分子転送開始 >
[機械的な音声が響いた、][刹那]
悪いことを口で言われて、でも優しい声がすると
それは平気だし少し嬉しいけど、逆だと少し痛いや。
[わしゃっと撫でられて、少しビックリしたけれど。
でも、楽しくなってけらけらと笑いを零す。
…褒められてるのかな?でも、楽しいから良いや。]
うん。色は皆黒なんだけど、姿は色々なんだ。
[大変そうなのは判るだろうから、断られるかなと思ったけれど、
手伝ってくれるって言葉に、少し嬉しくなった。
ありがとう。と短くお礼を言って、振り向いた相手を追いかける。
暫く元の道をゆっくりと戻って、結界へと踏み込む。
少しだけ安心して、廻らせていた気配を、ゆるりと解いた。]
―→屋敷周辺―
[目に見えるか見えないか]
[結界ですら防げぬ程、極小のドロイド]
[魔へと触れて――][分解][転送]
[再構築が行われたのは遥か地下]
[しかし、それを知る事の出来るものはいない]
―廃棄エリア・第二集積所―
[ぐるりと歩き回って、いつの間にかもとの場所に帰還。
無数のモニタが照らす淡い明るさに爬虫の瞳を瞬く。]
…あ。
[見上げた頭上に、風呂敷包み。]
「……またっ!」
[不意に、上がる、甲高い声。
碧の翼がぱさり、と開き。
天青石の瞳が空を仰ぐ。
それは、屋敷前から二人が消えるのと、ほぼ同時だったろうか]
「……どして?
何をしようとしてるのっ!?」
[問いがどこへ向けられるのか、知る者は果たしてこの場にあるか]
[今までに二度感じた…それと同じ力のうねり、そして…胎動?]
…どこ、だ?
[ぐるり、辺りを見回す…リディを見て…アーベルの上で、一瞬視線を止め、その視線に釣られるように、屋敷の方を見た]
中か…!
[身を翻して駆け出す]
…すみま…せ……
[謝るなと言われても、すぐには直せぬもので。
私はまた謝りかけて、慌てて口を噤む。
なれど続けて返って来たコエには、驚きの余り言葉をなくした――などと言えばまた呆れられるであろうか]
………勿論…って……その……
[――言葉は、血の匂いと…辺りを包む異様な雰囲気に消える]
[少年といくつか会話を交わし、結界の際から少し先にある屋敷へと。向かっていた足がぴたりと止まった]
[ハインリヒの周囲の風がざわめく。ヒューヒューと音を出しながら周囲を駆け巡る。今までこんなことは無かった。何故、突然]
……何だこれ……。
[暴れるような周囲の風を把握する。コントロール下に置くと、ざわめいていた風が治まった。これは一体何を意味するのか。胸騒ぎがする]
………。
[何かの異変を感じ、突然立ち止まった場所から駆け出した。向かう先は皆が集まっているであろう場所]
[ゆっくりと、というよりはのろのろと。
ナターリエの声に反応して顔を上げる]
マテウス、さん。
怪我してたの。
[必死に押さえ込んだ声。震えは止まらずともどうにか紡ぐ]
でも…!
[陽光の気配。必死にそれを受け止めて]
消えちゃったの。
[そう告げた声はどうにかハッキリとなっていたか]
[強制転送のシステム自体はアーベルのしていたものと大して変わらない
違うのは防衛プログラムへのアクセスか直接か間接かの違いのみ
さらに、試作から変わったのは対象の指定方法。試作では着弾点を中心とした半径1.5メートルの存在を無差別に取り込んでいたのに対し、実用化したものでは着弾時に弾頭が採取した遺伝子情報をもとにそれを有する有機物・無機物のすべてを取り込むようにしたのだ]
[幾つかの気配が消えた、機鋼のちからが動いた――感じ方はそれぞれだったろうが]
…………リディじゃないからね!
[ユリアンとは反対側に駆け出した]
< と、突然はしりだしたユリアンに、猫は目をみはりました。
中って、なんのことでしょう。黒猫を抱いたまま、ただ立ちすくみます。
きこうって思ってたこと、まだ聞けずじまい。
きっとオトフリートにもきけないかなと思って、猫はリディを見ました。 >
[暫く思案していると頭に響く声(?)に顔をあげ]
この界へ来たときと同じ・・・。 呼ばれてる。
ここまで来てしまったのですし、張本人の顔くらいは見ておきましょうか。
[呼ばれたと思しき方向へと歩き出し]
[甲高い声の消えた後、従魔は哀しげな声を上げつつ、肩の上に伏し]
……セレス。
[そう、と柔らかな毛並みを撫でたところで……ふと、感じた視線]
……ええと?
[そう言えば、先に声をかけられたか、と。
今更に思いつつ、黒猫を抱えた青年を見やり]
探偵 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました
え?
< リディじゃないからね。
って、猫。聞こえました。
どういうことでしょう。隠してる事って、それに関係することなのかしら?
猫は。
まだ事態を把握しないままに、リディのことを追いかけました。だって、なにかがおきた、んでしょう?
ぱっと振り返った先、見覚えのある姿がなくなっていました。ふりかえったせいで、リディからはちょっと離れちゃいましたけど、あわててそのあとを追います。黒猫を抱っこしたままは大変だったので、ちゃんと地面に、おろしましたけど。 >
< オトフリートに聞きたい事はありましたけど、
なんとなく、追いかけなきゃって思っていたから。
黒猫は、そんな彼の方に近寄っていくでしょうか。
猫においてかれちゃって、ちょっと拗ねちゃってたりするのかもしれません。 >
……って、ちょっと!?
[唐突に駆け出したリディ、追いかけるエーリッヒの様子に思わず上がる声]
……どいつもこいつも……一気に走るな。
[人の事は言えません、絶対]
[走って]
[行く手の暗闇にドロイドの目が光る]
ああもう、どうしてこーゆう時に限って!
[立ち止まってその場で駆け足]
[交戦するか?
ドロイドの概要は知っている。破壊出来ないことはない]
けど、そんな事してたら誰か来るし!
ああもう
[引き返した]
……猫!
読書家 ミリィが「時間を進める」を選択しました
読書家 ミリィは、探偵 ハインリヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
…差し入れ?
[下ろした包みには、昨夜の残り物らしき食料。
誰が用意したのかは分からないが、とにかく空腹の今にはありがたいもので。
感謝しつつ、食べ損ねたデザートをぱくつく。]
…なんかあったのかな…
[もぐもぐしながら、モニタに見入る。]
勿論は、勿論。
頼らせてもらってるんだから、心配するのは当たり前でしょうに!
[途切れがちの声に返すのは、こんな言葉。
声にはやや、状況への苛立ちがこもっていたかもしれないが]
「みーん」
< 赤い目が光っています。車は急にはとまれない、じゃなくて、猫も急にはとまれません。
引き返してきたリディをよけようにも、よけられず―― >
[ハインリヒが立ち止まるとほぼ同時に、足が止まる。
相手を、不思議に思う暇もなく、一度――目を瞬いて。
ゆるりと下を向く。
正しくは、地面よりも――その奥深く。 何か、]
[ハインリヒが駆け出す。
とっさに前を向いて。その背中を見つめるものの
それを追いかける事は、出来ずに。
一度だけ、深呼吸する。 小さく、息を吐いて。
ゆるりと、一歩。屋敷へ向かう方向へ]
今日はマテウス……か。昨日のこと考えると、もしかしたら、もう一人くらい居なくなってるかもしれないけど。
これってどういう基準?
[その場に居合わせて面々に問いかけ。]
……っとに……ヴィンター!
あっちの様子、見て来い!
[肩の白梟に声をかけ、走り出した二人を追わせる。
直接追わなかったのは、肩の従魔と、青の青年の様子が気になったから]
「……きゅう」
[肩の従魔はか細く鳴きつつ。手を下ろした青年を見つめて]
[しゃがみこむ銀茶の髪の少女へと、私は恐る恐る近づく。
震える様子を見れば、その髪へと指先を伸ばして。
側にあった陽の麗人も、対の一つへと歩み寄り力づけようか]
……マテウス殿……熊の御方…?
怪我をしたまま、囚われたなりや…?
[話を聞けば、愁いを帯びた目が地面の凹み――地の獣の匂いの強く残る場所へと吸い寄せられる。
同時に強い血の香りに僅か眩暈感じるも、倒れぬよう気を張って]
[皆が居るとすれば、さっきの場所か広間。しかし探し回ることなく大方の者の姿を見つける。それは屋敷の前]
[へたり込むブリジット、その奥に不安げなナタ・リェとその傍につくヘルガ。そして、ミリィ]
……何が、あった?
[玄関の前、何かが居たような痕跡。その大きさは半端ではない。ここに良く居たのは確か]
[己が対の獣では無かったか]
[リディじゃない、という言葉は聞こえたが、そんなのは判ってる!と返す暇は無かった]
おい!誰が…!?
[広間に飛び込んだ瞬間、ブリジットの声を聞く]
[音声までは捉えられぬものの、モニタの中の騒ぎと口元の動きで、誰かがまた消えたらしいと。]
…巻き込まれた?
こっち来てるなら合流した方がいいよなぁ…
[とはいえ、へたにうごくとまた迷子になりそうな…]
何、って……
「みー」
…………あ。
< ドロイドです。今度のは、以前であったやつとはちがって、一本足。頭でっかちで、ぶきが……武器? >
…………
< 思わず、逃げようとするリディの腕を掴もうと、腕をのばしてしまいました。 >
…ユーディットさん。
さっきまでそこにいたんだよ。
[首を振ってミリィに答える。
聞こえてきた声。異分子。それはまだ口に出せず]
うん、そんなに大きな怪我じゃなかったけれど。
ミリィさんが救急セットで手当てしてくれた所だったけど。
[髪を撫でられれば小さく頷きながらありがとう、と。
ヘルガの手も借りながら、どうにか立ち上がった]
[不安を帯びた声を捉えれば、気取られぬよな小さなため息をつき]
こっちは、大丈夫。
俺も、セレスも、無事。
[返す言葉は、短く]
えと、何を?
< みーんって音があの近くでするんですけど。
猫はちょっと、あぜんとしたせいで、やってないっていう言葉に先にたずねました。 >
リディは、何を、やってない?
……、ん。
[天青石の右眼は、今は見えず]
[揺らぐ左眼に宿る感情は如何なるか]
[ふい、と顔を動かして周囲へと巡らせる]
……わからない。
[ぽつり、][落ちた呟きは][夜闇に消えゆく]
何もしてないよー!
おデコの人とかを廃棄エリアに送り込んだりしてないもん!
[強引に立ち上がり、エーリッヒをそのまま引きずる勢いでまた走り出そうとした。ドロイドも居るしね]
…にゅわぁぁぁぁっ!!??
[驚いたさ。そりゃあもう驚いたさ。
思わず鱗生えるほど驚いたとこさ。]
…な、なして居んの?メイドさん。
これも…君?
[手をつけ始めたばかりで、奇跡的にそれなりの量が残っていた食料の包みを見せたり。]
え?
< おでこの人ってだれだろ「みーん」う。猫はひきずられる勢いです。
あわてて立ち上がって、でも手ははなしませんでした。 >
廃棄エリアって
ええと
……
< ざんねん! ねこは、廃棄エリアとか、あんまりちゃんと聞いてません!
でも、はっとおもいあたった。だっておでこ。 >
おおぐいさん?
< でも名前じゃありませんでした。 >
「わからない……の?」
[零れた呟きに、従魔はこて、と首を傾げつつ]
……その、枷。外す事は……できないんだろう、な。
[従魔を撫でつつ、ぽつり、呟く。
それは問うような、確かめるような]
[その一方で走ったリディとエーリッヒを追いかけた白梟は、現場到達。ドロイド相手にどうしようか、思案していたりとか]
[ゆっくりと屋敷へ歩み寄りながら、時折視線を落として。
ちらちらと地面へ視線を向ける。
昨日も、おんなじ感じがした。 多分、きっと。そうなんだ]
…ヤダな。
[やっぱり、…悪いこと協力してるってことなんだよね。
何度目か足を止めて。ふと、顔を上げる。
えと、アーベルと、オトフリートと、…えと。名前忘れた。従魔。
でも、見覚えがある人が集まってるのに気がついて、
ゆっくりとへと近付いた。 あ。黒猫も、居る。]
わたしもダーヴィット様同様飛ばされてしまったようです。
[事も無げに答え、包みを見て首をかしげ]
いきなりでしたから、食料の準備などはしていません。
持ち込んだのは、わたしではないですね。
でも、昨日作ったものですね。それ。
あの場に居た誰かが持ち込んだということかな。
今、廃棄エリアって
< 猫こんらん。
でも手ははなさず。
ずるずる。じゃなくて後ろのみーん、っていうのが近づいてきます。ひとつめおめめのドロイドさん。
はっ。危険じゃないですか。
ようやく猫は思い当たって、しっかり掴んだまま、猛ダッシュ。ふしゃー! しっぽがあったらさかだってると思うんだ! >
うん、わかんない。
[駆け込んできたユリアンの言葉にも一つコクリ。
それからどうにか落ち着いてきたのか、困ったように]
ねえ、異分子ってどういうことだと思う?
[ほぼ同時に玄関近くへと表れたユリアンの言葉に、マテウスとユーディットが消えたことを知る]
基準、な。
…機鋼竜の思惑までは行かんが、防衛プログラムの暴走じゃない方の消失に関しては、お前の方が詳しいんじゃないのか。
なぁ、ミリィ?
[鋭くなった視線は己が中での疑惑の人物、ミリィへと注がれる]
……ん。
[近づく、同族の気配に、そちらを見やり]
ああ……無事でしたか。
[声に安堵がこもったのは、二人、同族が消えた後だからだろうか]
[引っ張っていた筈の腕が(みーん)急に軽くなった]
あ、ちょ
[と思ったら、(みー……)ぐんぐんと引っ張られているようだ(……ーん)。ドロイドがどんどん遠ざかる]
…そうか……。
[ユディトの言葉に、ふむ…と思案。]
用意して持ち出したって感じだよな。
…つーことは、ここに来ようとして来れる奴が居るって事か…。
[ヘルガに支えられたブリジットに近付く。陽光の精がここに居てくれたことに感謝の視線を向け]
異分子?何か聞こえたの?
[彼女には、その力が在る筈だと、知っていたので]
[苛立ちのコエや、当たり前との言葉を理解するより先に、私が案じたのは二人の無事。
目の前の状況ゆえに、安堵とまでは言いきれはせぬものの。
短くもコエが返れば、小さく息が漏れようか]
……はい。
[短く聞こえたとの意を返し]
此方は…熊の御仁が、囚われた様子。
それと……ユーディ…ユーディッ殿が……
銀茶の髪の少女がそう、ゆっておりまする。
[状況を伝えて、少女を宥めようとする]
/*
さてさて、この流れによっては俺が襲撃を食らうわけだが(笑/多分)。
イレーネの盾になれたらちょっとおもろいかな、と。
ヘルガ道連れになっちまうが(おま
*/
うん。昨日よりハッキリ聞こえたよ。
「防衛レベル2: 異分子転送開始」
そう言ってた。
[視線はユリアンへと向かい、そう答えた]
< ダダダダダーっと、猫は走ります。よっつのあしが、ほしいです。猛ダッシュ。
みーんっと、脇を、光がかすっていきます。やーん。こわいー!
みーん。
ぜはーっと、やがてたどりついたのは、元の位置だったりなんだかして。猛ダッシュで戻った猫は、人影がふえているのには、きづきました。でも、ご挨拶できず、ただ、リディの手をつかんでいます。しっかりと。息は乱れてるんですけどね >
[向けられる視線に気付いて、片手にリンゴを持ったまま
ヒラリと手を振る。こちらも、小さく安堵の吐息。]
うん、オトフリートも。アーベルも。
無事だったんだね。
また、誰か消えた?
[足元へ視線を再び落としながら、僅かに眉を寄せて。]
……わからない、か。
本当にまあ、わからない事だらけで。
[繰り返される言葉に、小さく呟いて]
……時を辿れば、その枷の所以を知る事もできるのかも知れんけれど。
仮にそれが叶ったとしても、外せるとは限らないし、ね。
[時を過去へと遡り、垣間見る。
決して叶わぬ事ではない、けれど]
そうですね・・・。
機鋼竜の共犯者がいるという話ではありました。
たぶん、その人達の仕業かと。
[少し思案したあとで鏡をとりだして]
この中のことは少し知ってますから、会いに行くこともできなくはないと思いますよ。
マテウス殿と、ユーディット嬢……が?
[伝えられる言葉に、微か、眉は寄せられるか]
……そう、か……。
他の連中は、取りあえず無事みたいだね。
[なんか、賑やかなのが来てるけど、とか。
ぽつり、呟いたのは状況のためか]
防衛レベル2…
[覚えがある。マテウスが破壊した小型ドロイドから流れてきた情報]
そうか。防衛レベルによって、排除行動がレベルアップするってことか…
多分、ドロイドがレベル1…転送ってのがレベル2…
ん。
それ。
[精神の竜の手に在る、赤]
また、拾った?
[時空の竜が答えると思うてか]
[問いに答えず、問いを返す]
[“まだ”持っていたのだとは思いもよらない]
[けれど、][時空の竜の言葉]
――時を、辿る?
[一瞬、][好奇の色が走った]
[引っ張られて、あまりに引っ張られて、ついに足が宙に浮いていた。流石猫だなあと思うしか無く、引きずられて戻った。結局は戻った。
オトフリートやアーベル、それにハインリヒ、イレーネが加わっているようだった。
ごーごーという風の音が耳に残っていた]
ああ、こちらは無事。
……屋敷の方では、また二人、消えたらしいけれど。
[イレーネの言葉に、小さくため息をついて。
どたばたと駆け戻ってきた二人に気づけば、様子見に飛ばした白梟──なんか色々、牽制とかしていたようです──へと、意識を飛ばす。
……遠くの方で、何か音がしたかも知れない。
そして、悠然と戻る、白梟]
…んー…。
まぁ、ここならそれなりに広いし、外の様子も見れっからいいか。
[周りを見回して、適当な場所を選ぶ。
腰の刃を抜き、右手の人差し指先を浅く切る。
以前相方に教わった、竜の血で描く簡易結界。
床に書き込む複雑な呪。]
これより上って…。
[聞こえてしまった声に口元を押さえる。
それは考えちゃいけない。考えたらきっと動けなくなる]
やっぱり異分子って私達も?
だってユーディットさんも機鋼の力は。
[包まれた時に反応するような力は感じなかったと。
もう一つの疑問の方を口にして]
[私は柳眉を顰めながら、銀茶の少女の話に耳を傾ける。
そして――視線は赤毛の少女と、それを詰問しようとする髭の男へ]
……そなた…
[何ゆえそれを、という言葉は口の中だけで消える。
彼の少年の言葉通りなれば、髭の男が詰問するは何か手掛かりに繋がるやも知れぬと、耳を立てて]
[一瞬見えた好奇の光に、掠めたのは苦笑]
そう、時を遡り、過去に在りし事を垣間見る。
時空に属す者にのみ許されし、ある種の禁忌。
……消耗がでかいんで、乱用は効かんのだけれどね。
[今やったが最後、ユリアン辺りにかなり怒られるのは間違いないが。
取りあえず、それはおいといて]
/*
異分子云々に関して。
特に意味は無かtt
あるとすれば、「本来機鋼界の住民ではないもの」達を指す。
セレスが対象にならない理由づけ。
はい、後づけ。
*/
――それ、
[ん?と手の中に視線を落す。リンゴ。
少しだけ、首を傾げて――あ。そっか。そういえば]
ううん、これアーベルに貰ったやつ。
アルがリンゴ好きだから、一緒に食べようと思って。
まだもってたの。
[へらりと笑いながら、
と、オトフリートの言葉に、更に眉を寄せる]
――…そっか、屋敷か。
やっぱり結界張ってても、強制転送を防ぐのは難しい、ね。
[同じように小さく言葉を零す。協力者がいるからなのかな。
ぼんやり、そう考えているうちに、ふと、戻ってきた
リディたちに気付いて小さく手を振った]
で、と。
ご無事ですか?
[駆け戻ってきた二人に、にっこり笑って聞いてみたり。
自分の事は棚上げで、いきなり走るな、と思っているかもしれない]
しらばっくれるな。
風が教えてくれた。
お前が機鋼竜に協力してる、と。
[実際はイレーネから最終的に確認を取ったのだが、風から聞いたのもまた事実。情報源を隠した意味は、もう一つあるのではるが]
…なんでお前が機鋼竜に協力なんかしてんだよ。
それとも何か、お前が探していたものを、機鋼竜が与えてくれるとでも言うのか。
何でこんなことしてんだよ!
[平時の軽さはどこへやら。事実を知った今、何故目の前の少女がこんなことをしているのかが不思議でしょうがなかった]
[ぽふ、とブリジットの頭に片手を軽く置く]
暴走、らしいからね。多分、無差別に転送しまくってるんだと思う。
ドロイドの攻撃も無差別だし。
でなきゃ、セレスを連れてるオトさんまで襲われる訳が無い。
防衛レベル2…: 異分子転送開始……
[少女の呟きをコエに乗せる。
彼の竜や彼の仔であれば意味が判るやも知れぬ、と]
如何なる意味であろうかの…。
会いに…か。
[むぅ…と考え込む様子。
床の文様はそれなりの広さに。]
会って…その後どうすんだろ。
…出して下さいって言って簡単に出してくれるとは思えないしな…。
[ハインリヒの詰問を黙って見つめる。人である少女への問いは、同じ人である男に任せた方がいいと思ったのか、それとも、ただ状況を把握するのに勤めているのか]
う、ん。
って、あ。
< 手がぐるーん。おもいっきり振られて、猫は慌てます。とりあえず >
誰か、つかまえて……!
< 離れちゃったみたい。 >
俺の護法天陣は、あくまで物理防御だからね。
[イレーネの言葉に、苦笑して]
本調子なら、もう少し色々と弾けるんだが……今の状態じゃ難しいから。
[言いつつ、手は無意識に痛みを感じる呪印へと。
幼き頃を知る精神の竜には、呪印の存在は知られているやも知れず]
うん、そうだよね。
[そういえば昨日重なった声があったっけと。
納得して、置かれた手にもまた少し落ち着きを取り戻して]
機鋼竜に協力してる…?
[小さく小さく呟いて。
常にない態度のハインリヒとミリィの間を視線が彷徨う]
/*
おう、ハインが思った以上に信じてくれていることにビックリ。
ぱらぱらと情報は落としてみたから、
これで動かなかったら襲撃覚悟で動こうかと思ったけど
…んーと、様子見かしら。
…普段はこういうの相方がやるからなぁ。
多分、こうだった…はず。
[半径10メートルほどの円を描いて…
文様はほのかに発光。]
……?
[伏せていた睛が、開かれた。]
すぐ、食べれば好いのに。
ひとりでも。
また、新しいもの、採れば好い。
[一緒に食べる]
[その意味がわからなかったのか]
[問い返す声は不思議そうに]
何か目的があってのことでしょうから、頼んでも出してはくれないかもしれません。
普通に出るのも難しいと思うんですよね・・・。
ここに居るはずの機鋼竜を倒してしまえば出られるかもしれませんけど。
[楽しそうに笑って]
正直に言ってしまうと会ってみようかっていうのは、わたしの願望です。
目的を聞いてみたかったんですよ。
[あちらは無事と聞けば、私は小さく安堵の息を吐く。
賑やかなという意味はよくわからずに、なれど問うこともせず]
[目の前の状況に、意識を集中する。
彼の仔が側に時の竜がいるならば、行かずとも大丈夫であろうと]
「『防衛レベル2…: 異分子転送開始……』?」
[伝えられた声に、セレスはきょとり、として]
「……界のシステム、動いてる。
『ボク』が狂わせてるのか、衝撃で狂ったのかは、わからない、けど。
……このままだと、危険……正常な判断を失ったシステムは、界全体にもいい影響を及ぼさない」
[ぽつり、と呟く声は、微か、震えて]
……どうしても、知りたいと望むなら。
やれん事もないけどね。
[俯く様子に、小さく呟く。
それによる消耗は、確かに大きいのだけれど。
彼の過去が気になるのもまた、確かな事だから]
そっか。
物理じゃ――流石に転送は防げないね。
[難しいなと、オトフリートの答えに小さく苦笑して。
はたと、手が触れる場所に気付いて僅かに目を細める。
その場所にあるモノを識っていたから、安易に予想がついた。]
――…、本調子どころか、随分と調子が悪そう。
[小さく、溜息を零す。
相変わらず無理したり、押さえ込むのは変わらない。]
何でそう言い切れる!
[怒鳴り返しにはやはり怒鳴り返す]
風は偽らない。
俺が得た情報は正しい。
[心の声は嘘をつかない。今信じる一点はそこにある]
……はは。まあ、ここなら、色々と調整もかけられるから、それでも大分楽なんですよ、と。
[ため息をつきながらの言葉に、苦笑しつつこう返し。
……それから。響くリディの叫びに屋敷の方を振り返るだろうか]
……ところで。
今、響いた声に関しての見解を聞いても、いいかな?
[問いかけは、恐らく相当に唐突なものと思われるだろうけれど]
…ううん、それは、やだ。
[アーベルの言葉に、困ったように首を振る。
すぐに食べたら美味しいだろうけど、でも]
自分で採るリンゴとは、違うから。
だからアルと一緒に食べるの、待ってる。
[だって「誰か」に、何かを貰ったことなんて、
オレは初めてだったから。大事に食べたい。
…傷んだら、食べれないけど。
やっぱり、困った。上手く説明出来ない]
ミリィからは機鋼の感じなんかしないよ!
ぼけは人間相手じゃないとお手上げって言ってたじゃないか!
風なんかに機鋼のことが判るわけ?
セレス…
[彼の仔の震える声に、私は少し意識が逸れる]
……少しだけ待っておくれ。
もしかしたら手掛かりがつかめるやも知れぬゆえ…。
必ずや、そなたが側に行くゆえの…。
[宥めるように一音啼いて、再び二人の対決へと意識を向ける]
今は、か。
んじゃ、やるべき、と思える時が来たら、言ってくれればいい。
それまでに、体調整えておくから。
[くすり、と。笑いながら返す言葉は、どこか冗談めいた響きを帯びたか]
…ん、なんとか成功。
[入ってほしくないものが敷居をまたぐと火柱が上がる簡易結界。
その中で手頃な残骸に腰を下ろす。]
…そーゆー訳にもなぁ…。
アイツの起動はあちこち巻き込んだ一大プロジェクトだし…。
なんっつーか、俺にとっちゃ弟みたいな感じだからな。
…わがままでだだっこでどうしようもねーけど。
[肩をすくめて苦笑い。]
メイドさん達はどうかはしらないけど、俺たち竜は…絶対数が少ない分、仲間意識は強いから…
願いを…か。
聞いたらさ、叶える気だったりする?
[投げられた声]
[引き寄せられかけた意識]
[けれど、]
[精神の竜の説明に戻される]
……?
林檎は、林檎。
誰が採っても。
形も、何も、
変わりはしない。
[ ―― わからない ]
[また、その言葉を呟いた。]
[茶色の髪の少女の叫びに、私は静かに問いかける]
…なれば、そなたには何かわかっておるのですか…?
[愁いを帯びた瞳は、少し哀しげに見つめて]
[ハインリヒの言葉に一瞬僅かに眉を動かすが]
うーん、困ったなぁ。
知らないものは知らないんだけど。
[本当に困ったように呟く。]
「……平気。
今は、時空竜も、いるから」
[宥めるような声に、セレスは小さく呟いて]
……大丈夫、セレスは。
とはいえ、そっちもあまり、無理はせずに、ね。
お手上げとまでは言ってねぇ!
仕事の相手が人間専門だってだけだ!
ましてや今は仕事じゃねぇ!
判るから言ってんじゃねぇか。
確信してねぇならこんなこと言わねぇ!
情報屋は、正確さが命なんだ。
[意識はいつしかミリィからリディへと。オトフリートの問いかけも耳には入っていないだろうか]
[ハインリヒを見る。真剣だ。
リディを見る。自信満々だ。
ナターリエを見る。どこか哀しそうだ。
ミリィを見る。本当に困っているようだ]
……。
[混乱した。とりあえず近くに居たユリアンの服を掴んでみた。
多分誰か別の人にやってるつもりだ]
それで「大分楽」なのなら、
本来はもっと悪いって事だよ、オトフリート。
[隠せてない。と呆れ半分に言葉を零して。
同じように、響くリディの声に屋敷へと視線を向ける。
ゆるく、瞬いた。 リディの言葉の内容と、オトフリートの、問いに]
――…オレの見解で良いなら、
ミリィの事を知ってて、…でも、庇ってるんだと思うよ。
…繋がりも、理由も、判らないけれど。
[ミリィの「声」に、――機竜の声は、聞こえたから。
そこまでは言葉に乗せないけれど、ぽつりと]
…そなたは、良い仔だの。
なれど我侭を言うもまた可愛いもの、ゆえの。
[健気に平気という仔に、私は柔らかなコエを投げる]
…ええ、セレスの事は…どうか。
[時の竜へと感謝を返すも、後半には僅かに口ごもり…告げしは]
………気をつけまする。
[というもの。嘘は言っておりませぬ]
だーらさっきも言ったろが!
風が教えてくれたと。
お前だって「ミリィには機鋼の感じがしない」ってしか言ってねぇじゃねぇか。
それとも何か、お前にはちゃんとした理由があるのか?
[服を掴んだブリジットの手に、軽く手を重ねて、安心させるように叩いて]
とりあえず、声がでかすぎだと思うんだ、ハインリヒさんも、お嬢も。
[モニターの中の眼鏡の少女。それを問い詰める髭の男性を見つめたまま。]
魔族でも仲間意識がある方はいるのでしょうけど。
わたしには、魔も竜も獣も同じ。
機鋼の竜はどんなものかと思ったけれど―― 人間とは比べるべくもありません。
人間が願うのであれば・・・ どんな願いであっても叶えてあげるつもりでいますよ。
…リンゴは、リンゴで一緒だけど。
[アーベルの言葉に、少しだけ困ったように首を傾げる。]
でも少しだけ変わるの。
貰ったものと、自分で採ったものは、違うの。
[――「声」が、変わる。
でも多分、実際に聞けないと判らないだろうし。
…説明も出来ないんだけれど。]
元が不安定存在ですから、俺は。
これでも大分、落ち着いてるんですよ?
[冗談めかして返す。指摘された事は、己自身が最も良く知る所だから、それ以上は何も言わずに。
それから、返された言葉。それに、す、と異眸は細められ]
……見解は一致、ですか。
[小さく呟いた後、ぽむ、という感じでイレーネの肩を叩き]
俺は、あなたを信じてますよ、精神の同族。
……『対ならざる対』殿と、同じく、ね。
[最後の部分は、イレーネにのみ聞こえるような小声で呟かれ。
そして、異眸は屋敷の喧騒へと*見守るように向けられる*]
怪我人も、対を無くして不安定な者もいるんだし、ついでに、肝心のミリィさんが置き去りになってるよ。
もう少し落ち着いたら?
[リディとハインリヒの顔を鋼の瞳が見つめる]
[加熱する水掛け論に、私は髭の男へと近づいて指先を伸ばす。
落ち着くようにと、服を引こうとする指先は、少し震えて]
……少し、落ち着かれては。
このままでは、話が進みませぬゆえ…。
[口を押さえる茶の髪の少女の様子へと視線を投げてから、男を見つめる]
[ユリアンの言葉に「おっと」と言いながら左手で口元を覆って]
どっちにしろ他の連中にははっきりと説明出来ねぇんだろ。
対だから、それだけで説明がつくとは思えん。
[もう一つの対、精神から聞いた情報であるが故に]
とにかく、俺が得た情報はミリィが機鋼竜の協力者であると言う事。
それに嘘偽りは無い。
[はっきりと、皆に伝わるように告げた]
「わがまま……?」
[投げられた声に、セレスは不思議そうに瞬く。
きょとん、とした響きが伝わるか]
うん。
俺も、無理はしないから。
[肩の碧を撫でつつ、静かに返す。
……無理しない、という言葉が、同族の戒めの言によるかどうかは、*定かではなく*]
そんな曖昧なものと一緒にするな。
俺の風は絶対だ。
[これは、虚勢。ここで負けては護るものも護れなくなる。人間を恐れると聞いていた天聖の者が自分に近付き、震える指で服を引く様子に気付けば]
…ああ。
少し、頭を冷やす。
[左手を額にあて、大きく息を吐いた]
[手を軽く叩かれてハッとした。
ごめんなさいとかモゴモゴ言いつつ、でも離しそこなった]
…うん。
どっちにしても、落ち着いて欲しいの?
[力ある者達の激昂。
ちょっと揺れている周囲の空気に少しだけ干渉しつつ]
それぞれの力。
分かりやすく説明するのは簡単じゃないもの。
[それは自分もだから。
上手に説明できているとは流石に思っていない]
……、
[精神の竜の声]
[眉間に刻み込まれる皺]
[他者の会話も耳に入らぬ様子で]
わからない。
[もう一度][同じ言葉を繰り返す]
うーん、困った
ハインリヒさんにはこれまで色々調べてもらってた恩があるから、穏便に済ませたかったんだけど
仕方ないなー、少々手荒になっちゃうけどご退場願おうか
[ハインリヒとリディが、一応落ち着いたのを見てから、ミリィに一歩近付く]
さて、ミリィさん。
あなたを挟んで、他の方が言い争うのは、あまりにも意味が無い。
だから、僕から尋ねます。
機鋼竜に、会ったことはないんですか?
[その身の帯びる雷撃の精霊力が、翠樹の力を宿す少女には伝わったろうか?]
痛みを隠して言っても、説得力無いだろ。
そんな事ばかりしてると、いざと言うときに信じてもらえないよ?
[人間界の御伽噺にあったね。冗談めかしてけらりと笑う。
続く言葉に、ゆるりと相手へ視線を向ける。
肩に触れる手にも気を留めず、ゆるりと瞬いて]
――、それは、嬉しい言葉だ。
時を司りし我らが同族、君からの言葉は。
[呟かれた言葉の意味と、触れる先の「声」に事を悟ったのか、
ゆるりと屋敷の喧騒の先へ視線を向けて]
[騒ぎの中心となっていた場所から一歩引くと、玄関の横の壁に凭れ、しばらく口を噤む。何か会話があれば耳を傾け、自分の中で情報を整理するだろう]
[いつもと違い声を荒げてしまったのは、対である属性が消えてしまったが故か。会話が終わった後に若干気まずい雰囲気が漂う玄関前から、風を纏い宙へ舞う。そのまま屋上へと上がれば、天球儀の壁に凭れ、ずっと持っていたリンゴに*齧り付いた*]
[うーん、と軽く唸っていたが]
……この世に絶対なんて存在しないんだよ、ハインリヒ
[その一言はやけに冷たく響くが、すぐにもとの困ったような声になると]
それに、私が機鋼竜に協力するメリットって何?
えーと。何が言いたいか、言わなくても分かる、よね?
[そう言って、ハインリヒに問いかけ。]
[きょとんとした声に、私は震える指を押さえて囁く]
我侭…は少し違うやも知れませぬの。
嫌なら嫌と…何を望むのかを言うも大事、と言わばわかるかの…?
[優しく説いて、時の竜の言葉に静かに頷く]
……はい。
無理を…されるを見るは、辛ろうござりまする故…。
[呟きは小さく小さく。願うよに祈るよに。
なれど、己が…傍から見らばどう見えるかまでは*思い至る事なく*]
[アーベルの様子に、小さく苦笑する。
すっごく考えてる、けど多分]
……わからないか。
[だと思った。だって、他の人にでもたまに
判らないって返って来るから。…アーベルには、難しい気がした。
このリンゴをくれた人だから、少しだけ寂しいけれど。]
でも、オレにとっては、違うの。
だから、アルが来るまで、待ってる。
[へらりと、小さく笑って]
[ばちん。雷撃の精霊力を感じながら、ジッとユリアンの瞳を見返していたが]
……ありません。会う理由がありませんから。
[そう言って、にっこり。]
なぜ、笑うんです?
[じっと見つめたまま、一瞬、不思議そうに首を傾げ]
いや、失礼。
判りました。あなたは、機鋼竜に会ったことはない。そして協力もしていない。そう言うんですね?
[髭の男の服をひいて止めしは、少女二人に煽られてるが如く見えた為。
何処からそれを得たのかを、話させようとせし*罠のよに*]
・・・・・・・そうです。
昔は心を凍らせていたのですけどね。
何時の頃からかこうなってました。
[少しの逡巡のあとぽつりと*呟いた*]
シスター ナターリエは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
では、まだ何も決める事は出来ない。
答えは、いずれ出るでしょう。
今は、皆休んだ方がいい。
[苛烈なる雷撃の裁定の力、それは内に秘めたまま、微笑んで。オトフリートが戻ってくれば、*皆にお茶をふるまってくれないか、と頼むだろう*]
/*
……水掛け論とか、如何すれば良いんですか。
…えー?何にも背後が見えないのに、どうすればいいの。
機鋼に反発してて、でも狼で。其れ以上情報落さずに
しらばっくれ続けられたら、村側停滞で終了なんですけど。
…ここでオレ動いたって、結局水掛け論だろうし。
同じ情報しか持ってないんだからさ。
[目を閉じて][頭を振る]
[深い青が散って、ばらついた]
……、
[目を開いて][顔を上げる]
[淡い青が髪の奥に覗く]
[微かに唇が動く]
[零れた言葉はやはり、“わからない”だったか。]
[ふらりと歩みだす]
[止めるものは在ったか]
[騒ぎに気を取られていたか]
[もしくは、敢えて見送ったか]
[*ただ、彼の姿は何処かへと消えて*]
[左手に右手を重ねて。静かに見続ける。
過剰な干渉は逆に余計な反発を引き起こす。だから直接に関わることはしない。できない。雷撃にも翠樹にも]
……。
[対となる者が、対立する者達が引けばホッと息を吐いた]
……?アーベル?
[歩き出すアーベルに気付いて声を掛ける。
でも、気付いていないのかそのまま歩を進めるアーベルに、
僅かに眉を寄せて。――そのまま、アーベルの背中を見送って。
ふと、その間にとりあえず収束したらしい騒ぎに、一つ溜息を零す。
――すこしだけ、困ったなと思う。
リディが、事を知ってるとは思わなかったけれど
庇うとも思ってなかったから。…どうして、なんだろう。]
…とりあえず、戻ろう。
[オトフリートと、一緒の従魔と。
近くにエーリッヒもいた。…リディに引き離されちゃった?
忘れないように黒猫にも声を掛けて。 ゆっくりと屋敷へと向かう。
両手の掌の中には、リンゴが*一つ*。]
[それから数刻後]
−中央塔外周通路下部・メンテナンスエリア−
[今宵も、彼の姿は其処に在った。]
[置かれた書には新たに加わった頁]
[幾許かの間、宙を彷徨った後、]
[右の手で][そっと] [触れる]
" 174038136 30190: 1201919702018 "
[紡いだコトバ][データの読み取り]
[天青石の睛に燈る無機質な光]
……は、
[大きく息を吐き出して]
[壁を背にして座り込む]
[此処に生命の気配は無く]
[聞こえるのは規則的な機械の音]
[それが心地好いと思うのは可笑しい事か]
[生命を司る魔の紡いだ台詞]
[精神を司る竜の語った言葉]
[何方も理解に至るまでは未だに遠く]
[オトフリート達が戻ってくると、ユリアンがお茶の提案をして。
淹れに行ったオトフリートについて一緒に厨房の中へ。
こっそり自分の分をアイスティーにさせてもらって]
うん、今はこれがいいの。
[何も入れないそれをちびちびと飲みながら*話を聞いたりした*]
/中/
……昨夜は寒くて死ぬかとorz
しかし、投票デフォネタはマテウス襲撃で途切れたか。
いや、だからってイレーネはなかろうに。
それにしても。
三演目にして初めて大地が墓落ちた。
疾風大地は崩れなかったんだけどね、今まで。
んで。残りの対って。
時空・天聖
機鋼・精神・生命
……そーろそろ、こっちにも来るかな?
―昨夜―
[髭の御仁が引いたのを見、私は震える息を吐く。
「風が教えてくれた」
そう言い切った男が、恐らく私と…灰銀の少年の話を知ったであろう事はたやすく想像が付いて。
彼が護ろうと…しているが故の激昂とは知らぬであったが、少女らに煽られしままに罠に嵌るを助けたかった故に]
……そう、その方がよかろうの…。
[穏やかに見えて反論を許さぬ雷精の言葉に頷き、戻りし者達を迎える。
額の角へと視線が向けられたならば、拒むよに視線を逸らして。
なれど逃げる事なく、振舞われるお茶をいただき。
彼の仔が未だ震えていたならば、細き腕の内に柔らかく抱きて、
心を鎮める――引いては眠りへと誘う事に繋がる――波紋を、静かに紡いだろうか]
[私は約束したとおり彼の仔の側にて、幼き心にかかる重圧を和らげんと心を砕く。
潰されぬように、なれど受けとめられるようにと願いながら]
……今日は疲れたであろう。
ゆるりと休むがよい…。
[腕に抱きて紡ぐは麒麟の歌。言葉なき安らぎの波紋。
それは彼の仔だけではなく――歌を好む様子の時の竜へと、そして他の者たちの心へと、争いではなく慈しみを願って響いてゆく]
[やがて眠りし彼の仔が時の竜と共に去れば、私はその背を見送り――裾を引いて緩やかに動き出す。
言い争う彼等が叫びし属性を――問い詰めるが為の手段やもしれぬそれを――正しく知る為に]
―図書室―
[やがて眠りし彼の仔が時の竜と共に去れば、私も静かに場を辞して。独り向かうは、知識の眠る場所。
誰かに見咎められたならば、眠りすぎたが故と応えて消えようか]
……。
[書を閉じ、私は広間にて見せていただいた本と属性について得た知識を照らし合わせ――そして言い争うが二人の『人間』を思い、苦しげな息を吐く。
心の内に刻まれし恐れはたやすく消えず、私は震える肩を抱いて。
愛し仔の為に出来る事は何かを想い……深く沈んでいた]
[私には機械が襲われるを防ぐ力はなく。
彼の仔を傷つけるやも知れぬ者を、探す力もない]
[時の竜は、精神が竜を信じられると言っていた。
なれば…彼の御方の身を守るが彼の仔を――ひいては時の竜をも守るであろうと、そう想うは浅慮成りや?]
[やがて――震えが収まりし明け方の頃。
私は細い白金の輪についた、親指ほどの菫青石を撫で――美しき天蓋を開ける。
機鋼が王から賜りしそれは、一見小さな手巻き時計と見えようが、螺子を巻くための部品も穴も何一つなき滑らかにて完璧な品。
澱みを抱きはするものの、己が天聖の属――全てに干渉しつつ、同時に何物にも干渉を受けない存在――そしてこの品を示せば、私が翠樹の少女が『協力者』たるを*見つけたと言うは可能なりやと*]
< なんだか、言い争いのけはい。
猫は昨夜、猫の耳があったらしっかり垂れていたことでしょう。
かわりに、猫は考えていました。
リディの言った、ことばの意味を。 >
< おでこの人(火炎の竜)が廃棄エリアにいるって、猫は…わからなかったし、
消えちゃったときに、リディはそこにいたのだったっけって思いました。
なんにもしらないって言いながら、他の人がきえたっていうのもしらないって。
なんだかおかしなことね >
< 人間とか、精霊とか、魔族とか、竜族とか、なんだろう。人間みたいに、いろいろ考えなきゃいけないって、大変なこと、って猫は思いました。
戻ろうっていわれて、猫も戻ります。黒猫にゃーん。ちょっとつーんってされたかもしれないけど、ぎゅうっとだきしめます。
なんだか、不安で、しかたなかったんです。
それからそのまま、ソファで寝ました。ちょっと雷撃の精をみてたんですけど、まだこんらんしてたから、お話はできなかったみたい。 >
< ねむりのなかで、猫はゆめを見ました。
――猫をたいせつに思ってくれた、思ってくれている、ひとのゆめでした。 >
< むかしからの知り合いで、いつもじゃらしてくれたマテウスがいないのを、朝おきて、猫ははっきりとさとりました。不安なかんじはおさまっていません。三対のさいごの一人だからなのかもしれませんけれど、猫にはそれがわかりません。
そして、機鋼竜に協力するとか、そういうことも。ただ――それが、そういう不安をまねいていることは、わかりました。
ちりちり、しるしがいたみます。
――お前が、もし、だれかにさらわれたとしたら、お前のこころはやさしいから、その相手に手助けをしかねないね。
そうやって言った人のことを思い出します。そういうことなんでしょうか?
猫は、そうしないように、決して犯人とかかわらないようにという魔法をつけられているのでした。だけれど、それは猫自身でもちゃんとはわかっていないのです。
もしかして、機鋼竜が自分たちをここにつれてきて、でもなにか、のっぴきならない事情があったからで、それを知った人がてだすけしてるのかなと、猫は*思いました* >
[立てた膝]
[回した腕]
[埋めた顔]
[胎児を思わす姿勢、]
[なれば此処は母胎か]
[低く唸る音は鼓動の如くにも聞こえる]
……ん、……
[上げた頭][頬にかかる青][乱れた髪]
―図書室→広間―
[私は深く…心の奥からの深い息を吐き、緩やかに立ち上がる。
本をそのままに、翠樹が少女を訪ねようと廊下へと出る。
なれど階段を上がる前に、そのほの暗さに気付き脚を止めた]
……。
もう少し日が昇らねば…起きてはおられぬかも知れぬの。
[人を訪ねるには未だ時は早いかと――私は一度広間へと戻りソファーの隅へと腰掛ける。
再び本の頁を捲りながら物思いに耽るうち、疲れた心と身体は、
*まどろみに引きこまれようか*]
―昨夜―
[痛みを隠して、と言う言葉には、曖昧な笑みで返したか。
それでも、信じる、と言う言葉への返事には、微か、安堵したような表情を掠めさせ]
『……イレーネになら……いや、イレーネには。伝えておくべきか……セレスの事』
[青の青年を案ずるよに見つめる従魔を撫でつつ、ふと思う。
同族だからこそ、それは報せねばならぬ事とも言えるから]
『後、話せそうなのは……彼、かな』
[あるいは、『裁定』の領域に属す精霊。
彼らであれば、と。
期せずして、浮かべたのは幼き頃の自身を知る者たちばかりで]
[ともあれ、広間にもどり。
ユリアンにお茶を頼まれれば、従魔をナターリエに預けて準備に向かう。
ブリジットの小さなわがままには、微かに笑みをうかべつつ]
[不安を抱えていたセレスは、差しのべられた手に躊躇う事なく飛び込んで。
優しき腕の中、紡がれる歌に揺られ、心を鎮めて行く。
自身もその響きに安らぎつつ。
……セレスの姿にふと、幼き頃の――重圧に押され、命竜王の歌に安らいだ自身を思い出し。
僅か、苦笑を滲ませて]
[さすがに和やか、とは言い難い雰囲気のお茶の時間の後、眠り込んだ従魔を伴い、自室に戻る]
……ふう。
[増えた情報。
それぞれの動き。
それらに思い、巡らせつつ]
さて。
どうしたものかな。
どうすれば……誰も……。
[続いた呟きは、*睡魔に飲まれてか、途切れ*]
どうすれば、誰も……。
……失わずに、済む?
[掠れた呟きが届いたかどうか。
睡魔に絡め取られた意識に*確かめる術はなく*]
[まどろみに落つる刹那、私は腕輪を外してゆくべきか仄かに迷う。
なれど輪は獣と化せど落とさぬよう魔法がかかっているのか、腕から離れる事なく。私は小さなコエを零す]
……ぁ…
[なれどそれ以上、考えるには疲れすぎていて。
私は仄かなコエを残した事に気付かぬまま、*まどろみへと落ちた*]
―廃棄エリア・分別回収室―
[しばしの休息の後、ユディトを置いて探索へ。
くまさんが一匹放りこまれたのは知らないが、エルザも捕らわれたらしいと聞いて。
停止中のプラントを抜け、先へ。]
…ぬぁっ!?
[足元に何か巻き付いて、引き倒される。
触手のようなワイヤーアームと、螺旋回転刃の頭部をもつ破砕ドロイド。]
…イカドリル?
[安易。]
[触手を引き剥がしつつ剣を抜く。
色々温存したいので、銃はなるべく使いたくない。
燃える吐息をまとわせた刃で、触手をなんとか受け流す。
つーか、苦戦続きなのは、中ボスクラスとばかり当たるから…だとおもう、多分。]
[立ち上がり]
[向かう先は地上ではなく]
[未だ足を踏み入れた事の無い廃棄エリア]
(状況は情報として或る程度得てはいたが)
−最下層:廃棄エリア−
[到達した瞬間、][襲い来る空中飛行型ドロイド]
[左手を無造作に振り][手首の枷で打ち払う]
[吹き飛ばされた機体は壁にぶつかり墜落]
[損傷は激しくない筈が、動く気配は無い]
[一瞥して、先へ。]
[装置へと手を触れる]
[生体反応は、][四つ]
[はっきりとした場所までは確定しないが]
[*晒された足が硬い床を踏み締めた*]
…ふぅ……。
[着てるものはボロボロだが、鱗のおかげで損傷は少なく、破片で額切った程度。
一息ついて、ぺたりと座り込む。]
―廃棄エリア・第五集積所―
…どこだ、ここ。
俺、屋敷の前にいた…よな?
[のそ、と立ち上がる。
周りには何もなく、ガランとしていてそれでも大きな室内。
ほのかな灯りを壁にある緑色のランプが照らしているが、それ以外は何も。
包帯を巻いた前足をぽす、と床に落とし、4つ足でうろうろしてみる。
埃がうっすらと溜まっているところをみると、まだ使われていない部屋のようだった。]
あー、あれかぁ。
[ふと、昨日の火竜と月竜が消えた事を思い出し。
ガシガシと頭を掻いた。
壁の一部に、ランプの下、人の胸の高さくらいに小さく四角い光るものを見つけた。
扉だろう、とアタリをつけてそちらへとのそのそ歩く。
ダーヴィットとエルザもここに来ているのだろうか、と思いつつ、足の裏は冷たい感触を伝える。]
…誰か、いる?
[ふと、聞こえる声。いや、音?
頭を巡らせつつ、小さく四角い光るモノを前足の爪で器用に押す。
ンイー、と音がして、扉が開いた。]
…ふ。
[ドロイドが通る為なのだろうか、幸い扉は両開きでとても大きかった為、全長4メートル以上もある熊の体でも通り抜けることができた。
首を出して左右を見る。
ガシャ、ミー、と音がした。]
………おわっ!!
[左右から白いレーザーが飛び出し、思わず部屋へと頭をひっこめた。
ガシャガシャガシャ、と大きな音を立ててドロイドは向かってくる。]
がぁ!
[扉直ぐ横にぴたりと体を寄せ、入ってくる1体目のドロイドを上から叩き潰した。
すぐに手を引きながら一歩後ろに跳び退り、2体目に備える。
1体目がぷすぷすと音を立てて火花を散らしているのを踏みつけるように2体目が部屋へ入ってきたので、すばやく手を出して頭を掴み、後ろへと引っ張る。
頭だけ覗かせた3体目に横投げで投げつけた。
2体目と3体目が、部屋の扉の向かいの壁に叩きつけられ、パリパリと音をさせる。]
多い…。
[2体目と3体目が、周りの何体かを巻き込みながら小さく爆発したのを見てから、もう一度部屋から首だけ出して左右を見る。
それほど強い機体では無さそうだが、皆一様に体の中心には細い筒状のモノが前を向いていて。
あそこから一斉にレーザーを受けたらさすがに痛いよなぁ、とか思う。
部屋におびき寄せて各個撃破しかないか?と呟きつつ、次の個体が迫ってくるのを部屋にひっこんで待つ。]
…ん?
[ぴくく、と耳を動かす。
ガシャガシャ、ミー、と言う無機質な音の中、小さく走る足音が聞こえた気がした。
入ってきた個体を肉球の掌底をいれて壁までふっ飛ばしつつ、耳をピクピクさせながらすます。]
んん?!
[頭の上で小さな爆発が起きた気がした。
とりあえず目の前の、筒に光が集まろうとしている個体を右フックで吹っ飛ばす。
振り返りざま、後ろの一体にストレートで吹っ飛ばすと、その向こうに赤い髪が見えた。]
/*
占騙りイパーイ!(・∀・)
……。
…。
…真が一番動いてませんね…orz
や。情報を流した先が騙ってくれてるんだから
真が動いたら意味無いんでしょーが。
[ピンポイントで援護射撃。
ともすれば、付近一体を火の海にしかねない火竜の息吹を、精密に制御できるのは、その銃型の補助具があるからで。]
…つーか、オッサン!?
[ようやくクマーの正体に気づく。]
お、よー、ダーヴィットの兄ちゃん!
無事だったか、良かったなー。
[包帯がまかれた右手を挙げながら、左手はドロイドの頭をなぎ払う。
援護射撃を受け、格段に楽になった戦闘にはそろそろ終止符。
あたりには山のような鉄の塊、ここが使われていない集積所の前だったことは皮肉な事だ。]
[あたりが片付いた様子に歩み寄る。]
なんで、ここに?
助けに来た…訳じゃないか。
[巻き込まれた?とくびかしげ。]
助けに来たぜ!
…と言いたいとこなんだがなー。
良くわからん、気がついたらココにいた。
アレだ、機鋼界に呼ばれた時と良く似てるなー。
[かぱっと口を開けながら(笑っているらしい)、後ろ頭をガリガリと掻いた。
後ろで、包帯がはらりと落ちた。]
…そっか。
じゃー似たようなもんさな。
メイドさんとも会ったし…エルザも来てるんだって?
[なんとなく、クマーをわしわし。]
メイドさん?ユーディットが来てるのか。
…一度に2人、とか決まってるのかな?
うん、エルザが消えたって聞いてるなぁ。
他にはいないのかな…えっと誰だっけ、機鋼の精霊?とかが消えたとかなんとか言ってなかったっけ。
[わしわしされて目を細める。
名前は忘れたが、確か最初に消えたとかなんとかって話は彼だったような]
酒場のママ ヘルガは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
[熊がいなくなり、メイドがいなくなり。
呆然とする前に、最早呆れるしかなかった]
…まったく、これがカラクリの世界の理だって言うのかね。
[わけのわからないまま竜が消え熊が消えメイドが消えた。
次に消えるのは誰なんだとばかりに薄く空をにらみ、*ため息ひとつ*]
酒場のママ ヘルガが「時間を進める」を選択しました
あーなんかそんな名前!
俺もぼーっとしてる時に、小耳に挟んだレベルで…良く、覚えてないんだが…。
[一緒に首を傾げる。
その間にも、声が聞こえ。
きょろきょろとあたりをみわたした。]
戻るの、面倒というか…
開放するのは一瞬なんだが、抑えこむのって難しいというか…
まぁでも、通路狭いしなぁ。人間になったほうがいいかなぁ。
兄さんは…鱗…トカゲ?
[頭、かしかし。
失礼なコトを言う。]
…まー…トカゲのでかいのっていうか、まぁ似たようなもん…。
[面倒なんで、さらっと同族に聞かれたら怒られそうなことを。]
< 目をさました猫が、台所で、ごちそうをさがしていた時、ナターリエが戻ってきていたようでした。ソファの上でねむっています。
足が。
きのうのことを思い出して、猫はまゆをよせました。人の姿は、感情をゆうべんに かたってくれます。
それから、そっと頭に手をのばして、 >
…痛くないように、させてあげられればいいのに
< 猫はつぶやきました。
本当は、そう、どうやったらきずを なおせるのかって、ものしりさんに聞こうって、おもってたんでした。
でも、それより、リディのことを(猫はかの女のことをよく知りません、家出娘としかね)聞かなきゃいけないと思っていました。
声はたぶん、本当にちいさかったから、とどかなかったでしょう。でも、手がふれたら、目をさましてしまうかしら?* >
─屋敷・自室─
[お茶会の間、しれっと混じってお茶を飲んでおり、たとえその最中に改めて問い詰められても変わらず同じように返答していたか。
そして、お開きになると自分の部屋に引っ込んだのだが]
うーん、困ったねぇ。
[天井見上げて、改めてぽつり。]
トカゲか…。
あ、これ機竜の声?音?なのか。なんだろ、呼んでるぽいようには聞こえる…な。
俺に用事でもあんのかな?
[トカゲのでっかいの、を普通に想像した、獣族とは少し違う空気は感じつつも。
ぴるぴると耳を動かしながら、回りを見る。]
なんっつーか、気配とかそーゆーのさっぱりだしなー。
[桃と亀が居なくて残念…とかでなくて。
壁の向こうにゃきづいちゃいねぇ。]
……、何もしない。
[流石に機鋼竜との共鳴を感知したらしく]
[警戒する機精へと短く声を投げる]
ドロイド、止められない?
このままだと、危険だ。
皆。
[返される言葉][現時点では不可能]
[止めたくば機鋼竜の動きを封じよ、と]
それは出来ない。
[一言でつっぱねた。]
[髪に触れる気配に、私は跳ねるように顔を上げる。浮かぶは恐怖。
なれど手の持ち主を見れば、大きく息を吐いて震えを止めんとする]
……エィ…リ殿…であったか…
…うたた寝しておりました。部屋に戻って休んで参りまする。
[声は届かず、今私が浮かべているは純粋な驚きと…動揺。
優しき彼の猫をだます事も巻き込むことも嫌で、私は彼から身を引くようにして床を蹴り、二階へと上がってゆく]
―広間→二階―
……っ…
[急激に変えられた半身が――傷付けし脚が鈍い痛みを訴え、私は意識を集中して姿を解く。うたた寝でも僅かに効果があったのか、辛うじて人の姿へと変わる。
なれど脚はふらついて、壁へと身を軽く打ち付ける。
その小さな衝撃は、翠樹の部屋へと伝わろうか]
< まぎれもなく わがっているのが、猫にはわかりました。 >
うん。
ゆっくり、休んで…ね。
< そっとなでて、その姿を見送る。
でも。
動揺したその様子が、気になって。
せめて、去っていくその人に、水をくんでいこうかな。そう思って、猫は、一度台所に行きました。
こわれていないコップです。水を注いで、足おともたてず、猫はあとを追いました。まだ、寝ている人も、いるかもしれませんし。 >
─屋敷二階・個室─
[むくれたまま、行く宛ても無く行ける先も無いので部屋の中、ベッドの上で膝を抱えている]
まさか本当に、判っちゃうひとが居るなんてねえー……。
んー呼んでるなら行って見るか。
そのわがまま坊主がいる場所って分かるか?
[竜は竜でも赤いなら桃も兼ねればいいんじゃ。
なんて思ったりしたわけでもなく。
ゆっくりと呼吸を整えながら。]
[会話の合間、]
[機精の後方から向かい来る][半獣人型のドロイド]
[視界に認めた瞬間、][動いた。]
" jcf, Gg#cs#... QM'cQZ. "
[ビシ、][ギイィッ]
[腕に纏いしは鋼の鱗][一撃を弾いて、]
" ―― fg#rI. "
[即座に生やした爪で]
[狙いは間接の合間]
[機体を捉え、]
[壁に叩き付ける]
[それは先日の、獣に似たものではなく]
[さながら竜の腕]
[追撃を加えんと]
[生身の左腕を伸ばし]
[触れた直後、]
[機体は動きを止めた。]
[ガシャン、][崩れ落ちる]
……?
[先程もあった現象]
[訝りの色]
[従魔の言葉を思い出すは、もう暫く後。]
シスター ナターリエが「時間を進める」を選択しました
シスター ナターリエが「時間を進める」を取り消しました
[ゴツッという音が壁の向こうから響く。]
……ん?
[よっと起き上がり、ドアを開けると、壁に寄りかかっているナターリエ。]
…………大丈夫?
[痛みに零れそうになる声を耐え、唇を噛む。
呼吸を整える間も下からの足音はなく、私は静かに身を起こして、鼻先を上へと上げた。
獣の鼻が昨夜覚えておいた匂いを辿り――急にそれが強くなる、と同時に扉が開いた]
……あ、翠樹の……
[微かに息を飲み、私は震える声で頷く]
…はい、大丈夫です…。
なれど、そなたに…尋ねたき事がござります。どうかしばしの時を。
[真摯な光――敵意ではなきそれを浮かべて懇願する]
そう。よかった。
[そして、真摯な目でこちらを見てくるナターリエをジッと見つめ返していたが]
……どうぞ。
[そう言って、部屋の中へ入ることを促すか。]
…かたじけのうござりまする。
[促しに従い、私は部屋の中へと入る。
扉が閉められるを確認し、私はまっすぐに燃える様な瞳を見つめた]
……手短に申し上げまする。
私はそなたが機鋼竜の『器』へと協力せしを知っております。
私は…全てに干渉せし天聖が属、そして機鋼が王に仕えしが故に。
[差し出す手には白金の腕輪。
その菫青石の天蓋を開ければ、機鋼の力帯し時計が現れる]
< 何か音がした気がしましたけれど、急ぐと水をこぼしてしまいそうでしたし、猫はそっと上にあがります。
ぱたん、と閉じたとびらが見えて。
猫はけげんに思いました。そとに、気配は、ありません。であるなら、中に入ったのでしょうが――そこはナターリエが使っていた部屋ではないようです。
そっと足をすすめました。
気配を消すのは得意です。だって、一匹猫だもの。
人の耳は、獣よりも悪いので、少しだけ声が聞こえました。
「機鋼の王に」……? >
[仮にも機鋼に属する精霊]
[数多のドロイドに紛れ][居場所の察知は出来ず]
……、
[踵を返して通路を歩む]
[先程の音は周囲に届いたか否か]
[部屋に入ってきたナターリエに椅子を勧め、自分はベッドに座る。
そして、まっすぐこちらを見つめてくるナターリエ。そして、差し出された手の白金の腕輪、そしてその菫青石の天蓋から現れる時計をジッと見てたが]
…………仮に。仮に私がその協力者だとして。
ナターリェさんは、どうするつもり?
[そう言ってこちらもナターリエの眼を見つめ返す。]
[暫くして出たのは、]
[幾つもの通路に繋がる広い道]
[足下には散らばる残骸]
(幾ら倒しても切りがないを見るに
破壊→回収→再生のサイクルが
繰り返し行われているのだろうか)
[右腕は鋼へと変えたままに歩を進める]
ぁー、確か向こう…だった筈。
[パイプラインを辿る道。
そちらへ向かおうとして、壁向こうからの硬質な音。
とっさに手は腰へ。]
…どうする?
[少女の返事に、小さく息を飲んで。
目を逸らす事なく見つめる瞳に、私の瞳は愁いを帯びようか]
……皆に話す事も、捕らえる事も…出来はします。
なれど、私はそなたを断罪したいわけではありませぬ。
[震える手を握り、私は心を込めて訴える]
どうか…彼の竜の『器』たる幼子に、伝えてはいただけませぬか?
寂しいであらば…側に在るが欲しいであらば、私が参りまする。
代わりに、望まぬ招きをせし者達を…どうか解放して下さる様にと。
< ナターリエは何を言っているというのでしょう。
猫にはすぐにはわかりませんでした。一瞬、気配がゆれたでしょうか。だけれどそれをすぐに戻して、猫はとびらにもうすこし、近づきました。
――そんなこと、させるわけには、いかない。猫にはなんの、力もありませんけれど。
はったりくらいなら、きっと、かませます。 >
見に行くかなぁ。うん。
[壁向こうからの音に、耳はぴるぴるとさせつつも。
ちょっと待って、と言う風に一度手を立ててひらのほうをダーヴィットにみせつつ]
……っふ……ぐ……。
[呼吸を整え、体を丸く曲げて。
気を押さえ込み細く細く紡ぐ、まるで針に糸を通すかのように慎重に。
筋肉が縮み、体の中で骨の位置が変わり、毛が吸い込まれるように消えて行く。
4つ足をついて丸くした背中、玉のような汗がぽたりと手の間の冷たい床に落ち、目を開いた時には再び灰色の髪の大きな青年。
あわ、と一緒に現れた皮の袋から、服を取り出してみにつける。]
っはー、やっぱ疲れる…。
一度なってしまえば、維持にはそれほど力使わないんだけどな。
[包帯は落ちてしまったが、テープで止められたガーゼは手の平に。
そっと右手で左肩を抑えて左腕をぶんぶん回した。
腰から下げたベルトに下げた武器も、一度確認する。
あぁ、そういえばゼノは部屋にいるままだが…まぁ大丈夫か、きっと、と呟いて]
[『器』たる竜が寂しいという確信はなかった。
ただ、未だ生まれて間もない幼子たれば、側にあるを欲しいやも知れぬと――そう想う理由が私に在っただけ。
様々な者をこの界に呼び集めしは――少なくとも興味があっての事であるはず。無碍にはされておらぬだろうと、そう信じて願う。
どうか、そなたが望みを…教えて欲しいと]
…おぉー……。
[人へと変じる様子に、爬虫類じみた瞳を瞬く。]
獣の姿で居るのが自然なんかね?
…俺らは人の姿に封じられてるから、人型のほうが楽だけど。
[比較的制限の軽い刻印だから、半竜人の姿になるのは容易いが、完全に解き放つのは負担は多きかったり。]
[震えながら、切々と訴えかけてくるナターリエをジッと見ていたが]
……知らないよ。あくまで可能性の話なんですから。
でも、そうだね。多分の話。
……そんなに甘っちょろい話じゃないんだよ。
[視線はジッとナターリエを見たまま。外の第三者には気づいているのか、いないのか。]
自然なのは獣の姿だなぁ。
ま、でも色々便利なんで人の姿で居る事も多いがな。身軽だし。
トカゲは人の姿の方が楽なんかーって封じられてるのか?
…色々大変なんだなぁ。
じゃ、わがまま坊主の顔でも拝みにいくかねー。
[地味に色々勘違いもしつつ、ごき、と全然身軽そうじゃない体で、顎に手を当てて首を鳴らし。]
[少女が視線を逸らさぬように、私も視線を逸らさぬまま応える]
…そなたが可能性、と言うであらばそれでもよい。
多分の話でも…構いませぬ。
私が考えが甘いであれば…違うと言うであれば、
彼の竜は…何を望みしや…?
[淡い菫色は灼熱の色をただ見つめて]
< とびらの開く音は聞こえたかもしれませんけれど、猫の意識は部屋の中。
問いへの答えを待っています。
くちびる湿らせ、猫は静かに……盗み聞きぞっこうちゅう。 >
/*
真実言いたいのは「何を望んでいるかを知りたい」ということ。
何とか時間切れまでに本題を持ち出せました…良かった。
風の御仁始め男性諸君に搦め手は無理であろうと突撃した甲斐がありました…。
これ、役にたつかなぁ。
[長老から貰った、「宝」。
それは存分に大地の力を秘めていて、マテウスに「知識」を与えた。
そしてこれは、多分、マテウスが普段から持ち歩いている手斧と合わさり、「刃」の部分となると思う。
試したわけではないが、なんとなく、分かった。
大地の力が存分につまった、鋼の刃…あまり使いたくないな、と思った。]
< 大きく気配はゆれました。
あわててリディのそばに走ります。さすが、足音はしませんでしたが。
その口をふさいじゃえばいいんです!
というのはなかば、盗み聞きの負い目と、ばれたくないっていう気持ちで、パニックになってしまったからでしょう、か >
[ナターリエの問いかけにくすりと笑うと]
そんなの私の知り及ぶ範囲じゃないよ。
ただ、寂しいなんてのは、その協力者がそばに居てやればそれで済む話。
拒否したなんてのは、協力者の意義自体が歪むから問題外。
だから甘い話。そう考えただけ。
[道行く途中、]
[彼方此方に展開されたモニター]
[地上の様々な場所を映すも]
[流石に個々人の部屋までは感知すまいか]
[時折、線の混じる画面を眺めながら]
[やがてファクトリーエリアへと繋がる路へ]
< すくなくとも、かろうじて聞こえた範囲。知り及ぶところじゃない、って、どういうことか。
考えるまえに、瞬発力をいかして、じゃんぷ!
手を伸ばして――その腕をとらえようとしました。
ねえ、猫。逃がしてあげれば、よかったんじゃないかしら? >
こっちか?
[パイプラインを辿る道。
壁向こうからはもう音がしなくなった為警戒を解いて(こう見えてもそこそこ警戒はしていた)、歩こうかと足を出す。
冷たい床には、柔らかい皮のブーツでも足音がした。]
[少女の小さな笑いに、私は哀しげに瞳を揺らす]
寂しくなくば、何故に連れてゆくのですか。
連れて行かれた者達は少なくとも望んで行ったではありませぬ。
それに…協力せし者は何ゆえ彼の竜へと力を貸しておるや。
そなたは何を知り、何を望みて動く…?
…――っ!?
…無駄に強いから、制御しきれないんだよなぁ…。
[例の機竜の仔の力が、封じられていない野放しの状態での力なわけで。]
ブレスも余計なとこまで燃え広がるからから、コイツ通さないと危なくてねぇ。
[軽く掲げてみせる銃は、唯一鋼を扱える特別な精霊が作ったもので。
ガラス玉の飾り緒がきらりと揺れる。]
< 気づかれる って思った瞬間、
猫は、その勢いのまま、近くにあった扉をあけて、リディをおしこもうとします。
もちろん、自分もいっしょに。
口ふさいだほうが、いいかもしれない。
そう思ったら、おおえる場所は、ひとつしかないわけなんですけれど。だって、猫にとっては、たいした意味などもってませんもの。 >
制御は大事だな。うん。
お、いい細工だな…なんだろう、大地の匂いが少しする。
[ダーヴィットの銃に、目を丸くしつつ微笑む。
ゆっくりと歩いて行くと、なにやら閉じられた大きな扉が見えてきた。
読めるかは分からないが、「メンテナンスエリア」と書いてあるようで。]
だから、知らないって…………ん?
[突然、聞こえた足音。そして聞こえてきた声。怪訝そうにドアを開けきょろきょろと廊下を見回すが、すでにリディは部屋に押し込まれた後。]
……何だったんだろ?
[そう言って首傾げ。]
[広い通路に響く足音。
みちなりに流れ、集約していくパイプラインは、彼の竜のへと活力を供給していて。]
…そーいや、熊オッサン通れるのかな…。
[たしか、あの隙間はギリギリだった気が。]
ここなのか?
[扉の横にある光る四角いモノを触る。
ンイー、と音がして、左右に扉が開いた。
が、そこには目当ての機竜ではなく、沢山の細かいパーツが並んでいて。
少し広くなった部屋からはまだ廊下や扉が沢山並んでいたが、中央に通じる扉は開ききっており、その中に見えるのは…銀の、骨。
一本の太い銀の骨から何本も細かい銀の骨が生えており…それはまるで、翼。]
[翠樹の少女の後ろから、私も廊下を覗く。
既に姿も気配もなけれど、獣の鼻はそれが彼の猫だと教えてくれた]
……なにゆえ…?
[疑問はあれど、いま成すべきはそれではなく。
私は驚きを押し隠し、知らぬと言い張っていた少女を見下ろす]
……あくまでも知らぬと…そうおっしゃるのですね。
なれば…私に出来る事は………
[獣の耳が垂れて、愁いの瞳を睫毛に隠す]
…翼。
[作りかけの鋼の骨格は、力強く広がる。
…かつて自分の背にあったものとあまりに似ていて。
ただじっと、それに見入る。]
…これが、機竜?
どこに意志が…あるんだ??
[ぽかーんと見上げ。
この骨組みから作られる翼が設置されるのだとしたら、相当大きな事だけは分かるが、胎動もしていない骨組みからは意志などは感じられず。
残念、ここはファクトリーじゃなくてメンテナンスエリアの一室ですからー。]
[翠樹の少女を捕らえても、彼女が口を割ることはないだろう。
なれど、連れゆかれるを防ぐ事にはなるであろうか]
[竜が望みも、彼女の望みも、私は知る事が出来ずに肩を落とす]
[捜索を諦めたか]
[機鋼の竜の元へ]
[右手で横たわる体躯に触れる]
[相似にて][相違なる][異形の腕]
" fbl#O' "
[されど一拍のうちに人のモノへと戻り]
[数拍ののちに彼の姿は其処から消え]
[*粒子の残滓が僅か在るばかり*]
[言葉を尽くして訴えても、通じぬのであろうか]
[何を望むかすら、言っても意味がないと判断されたのであろうか]
[結局、私では…役に立てないのだと――それが哀しかった]
あ、そうか。
[一度振り向いて銀の翼の骨を見るダーヴィットを少し不思議に思ったが、聞くはせず。
大人しく着いて行く。
太細さまざまなパイプラインが天井を流れているのが見える。
―・中央塔下部・ファクトリーエリア―
[どんどん増えて収束していくパイプラインの束、その隙間からダーヴィットは中へと入っていった。
彼の心配通り、人間に戻っても巨躯なマテウスの体はパイプラインの隙間を通ることが出来ず。
無理矢理パイプラインをこじあけて(途中でバツッ!と落ちるような千切れるような音がした気がしたが気にしない)、中へと体をねじ込んだ。
壁や天井から生える幾千本のパイプに拘束されたように見える竜。
あぁ、自由になりたいのではないのか、と、素直に思った。]
[昨夜、腕輪から零れ聞いた、時の竜の言葉が蘇る。
「どうすれば、誰も……」「……失わずに、済む?」
私は俯いて小さく小さく一音啼く。役に立てぬ*哀しみを込めて*]
[耳を垂らし、言葉尻を濁したナターリエをジッと見ながら]
……私を突き出す? それとも、ここでいっそ殺してしまうとか?
それは構わないけど、もちろん相応の抵抗はさせてもらうよ。
私も、無抵抗でってのは嫌だから。
[ほんの少し、ふざけた色を含んだ言葉。だが、その左手はすでに銃把を握っている。]
悪巧み、じゃなくて。
ええと。
< それから、猫は、ふと、おもいだしました。
ミリィ――あの人間は、機鋼竜と、かかわっている。
そして、かばったリディも、きのうから、猫はそう思っているのでした。
……ぜったいぜつめい?
でもその瞬間、はっとしました。 >
ナターリエが、
< 刃も関係なしに、猫はその扉をふたたび開けようとします >
今度はナターリエがなんなのよ!
それでなんでリディをひっつかまえて猫さんは何してた訳?
[短剣を持った腕を脇に降ろして
妨害の意図は無いが、(それ以前に状況が全く判っていない)空いている手でエーリッヒを引き止める]
ナターリェが、自分を、って…!
< 妨害の意図とかより、結果としてそうなっているんですもの。猫はその手を振り払おうとしました、さながら昨日のリディのように。 >
あの、部屋、赤い、人!
< それだけで意味は通じるでしょうか? >
[俯いていた顔を少しだけ上げ、見つめる少女へ愁いの瞳を向ける]
…殺すなど…傷付ける事など、私には出来ませぬ。
捕らえようとしても……勝てはしないのでしょうね。
[動いた左手の気配に、僅か身体は強張ろうか。
心宥めるよに天蓋を閉じた時計を撫でる]
なれど私は…そなたを傷つけるも、麒麟たる私を――屍のみならず流れる血すら穢れなる故に――傷つけさせるも望みはしませぬ。
そなたが違うと言い張るであれば、ここから逃げるもないであろう。
他の者なればそなたが心を開くかも知れぬ故、しばしこのままに…
[そう告げて、扉の側にある少女の横をすり抜けてゆかんとする]
自分を……はっきりいーなさいよー!!
[手を振りほどいた(まるで逃げるように?)エーリッヒを睨む。赤い人?ダーヴィッド以外の赤い人は]
[翠樹の少女が握るは銃。初めて会った時、私はそれを見ていた。
脚は重く、逃げたとしても…撃ち落されてしまうであろう]
すみませぬ…
私では、お役に立てませなんだ……
[零れるコエは、別れになるかも知れぬもの。
なれど込められし響きは、ただただ哀しみのそれだけ]
/*
最初っから、クライマックスだZE!
すみません言ってみたかっただけでした。いや、出るタイミングががが。
…暢気に動いて良いんでしょうか真占。
あー、いつエテルノ出そう。明日ぐらいが目処か。
ちょっと戦いたいし。つーかそろそろアル呼び戻したいし(今日は)
アーベル占…のタイミングは、…まぁ、出来て最終日前日か。
逆呪殺出来るかしららら。
というか、幻魔どこ。マジで何処。溶けちゃうぜ。
だめ、だから…!
< 説明している暇はないといわんばかり、猫は扉を開け放ち――
向かう先は、先に、立ち聞きした部屋。
コップが廊下におちていたりはするのだが。 >
[ナターリエの言葉にふぅとひとつ息を吐くと、銃から手を離す。]
そう。それなら、私は構わないし、今ナターリェさんを傷つける気も更々ない。
私は無実ですもの。心を開くも何も……
[そう言って、出て行くナターリエには何もせず、むしろドアを開けて送り出す。]
……Curiosity killed the cat.
[ばたんっ。扉を閉じる間際にぽつりと呟かれたそれは、果たしてナターリエの耳に届いたのだろうか。]
ランプ屋 イレーネは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
[手から離れた銃に、私は小さく息を零す。
屍や血が穢れと言うのは、紛れもない真実であるがゆえに]
……退いて下さりありがとうござりまする。
[この屋敷を、この地を、この界を――
穢さずに済んだ事に、私は小さな声で…心を込めて礼を言って。
送り出されるままに、少女の部屋を出てゆく]
……?
[獣の耳は少女の言葉を捉えたなれど、言葉の異なるがゆえにわからずに。力なく肩を落としたまま、*その場を後にした*]
……Curiosity killed the cat.
[意味は知らずとも、言葉を正確に響かせるは*麒麟が性ゆえか*]
/*
被襲撃フラグ確かにいただきました(*ノノ)
[どうしてそんなに4日目に散るのが大好きなのかのう。
とまれ、護衛成功が出るには美味しい日ではあるがの。
……水獣殿と読んでいたのは外してしまいましたなれど]
なぁおい、ここに俺達を呼んだのってお前か?
何かさせたいことでも、あるのか?
[大きく声を張り上げる。
目の前の竜は眠っているのか、言葉を発さず。
大男はかしかし、と後ろ頭を掻いて、*見上げた*]
−東部:屋敷・ある一室−
[一連の騒ぎより][後か先か][定かならぬ時]
[いつの間に居たのか、]
[彼の姿は消えた大地の獣の部屋に在った。]
[静かな部屋][寝台の端]
[留まる黒の小鳥][伸ばした手]
[ひらり、]
[厭うように羽ばたき]
[避けて]
[窓辺に舞い降りる]
[硝子越しの蒼空を望む]
……捜しに行きたい?
< ぺらり。猫はがれましたー
リディの声に、たしかになにしてるんだろうって気にならなかったといえば嘘になります。
でも気をとりなおして、扉のむこうに向かって、いいました。 >
ナターリェを、ねらっても、
ぜったい、駄目だから
……ね
< ことばには、けっして、弱気なんてふくみません。
でも内心は、ふあんで仕方ないのですけれど。
いろいろ ぺたんこになって、猫はようやくおちついたみたい。 >
……ユリアンのとこ、いこう?
< リディにどこだろ?とたずねました。 >
―屋敷―
いないー…。
[朝から、ハインリヒのおじさんにお願いして、
色々回って見たけど、――やっぱりアルは見当たらなかった。
幾ら何でも好き勝手しすぎだろ。思わず溜息を零す。
一度戻ろうって事で屋敷に到着した後、手を振って別れた。
ちゃんと、ありがとう、ってお礼は言った。
でも、ひらりと手を振って去ってく背中は……朝から散々
連れまわした所為で、大分疲れてた…気がする。ゴメン。]
[駄目と言われてもどうにもならないし、どうにかしないつもりも無かったのでエーリッヒの宣言には反応を返さなかった。というよりも、エーリッヒに呆れ果てていた]
……何しに行くんだか知らないけど
部屋にでも居るんじゃないの?
[自室の部屋をぱたりと開けて――きょとんと瞬いた。
失くさないように、って机の上に置いておいたリンゴが]
……突かれてる。
[口ばしで突いたっぽい穴がゴスゴスと。ゴスゴスと。
思わずビックリして机に駆け寄ったら、もっとビックリした。
突かれてたのは、きれいに片面だけ。…。綺麗に?
……綺麗というには、ゴスゴス穴だらけだけど残してあった。]
[窓も閉まってるし、扉も閉めてたし。
だったら、外の鳥が食べにきたって考えるのは不自然だし。
…そもそも絶対に片面なんて残ってなさそう。]
……誰が食べたんだろ?
[アルと半分こしようと思ってたんだけどな。これだと4分の1ずつ?
…困って、残った片側を撫でてみる。…美味しかったかな。]
……? アル?
[ふわりと触れて、覚えのある気配に首を傾げる。
確かにアルなら、閉め切った部屋でも現れる事は出来るけど。
…一度、戻ってきた?]
……何それー。
[本当に勝手だなぁ。オレは折角探してるのに。
部屋を見回したって案の定また居ないし。]
< 呆れ果てられる自覚は猫にはありません。
ぶっちゃけ本人の前で本人について語ることになる自覚も、たぶんありません。 >
部屋、どこだ……ろ?
< といったそばから、ぽとり。猫の姿になって床に落ちました。
…………くぅ。
どうやら、さんざんな目に(なかば自業自得で)あって、もともとの体調不良が悪化したみたい。猫の姿をした猫は、まんしんそうい……な姿でねていました。
目をさましたら、盗み聞きはもうしないと、心に誓うこと*でしょう* >
─二階・自室─
[朝から色々と騒動があったようだが、それでも中々目を覚まさなかったのは、さて、何故か。
諸々の疲れや、例によっての夢見の悪さなど、色々とある……のかも知れないが。
多分、一番の理由は、『ベッドで寝るのが久しぶりだった』からではなかろうか。
……何せずっと、従魔にベッドを使わせてソファで寝てたわけで。
昨夜は、獣態のままだったから、そのまま一緒に寝ていたというオチがつく。
……周りに知られたら、怒られる事請け合い]
[目を覚ましたのは、頬に触れる感触のため。
てちてちと、碧の獣が頬を叩く、その感触に、意識は眠りから立ち返る]
……ん……セレス?
[どうした? と問いつつ、ぽふりと頭を撫でて]
「……時空竜」
ん?
「声……聞こえた?」
[不安げな問い。
それに、微かに眉を寄せる。
夢現、揺られながらに聞こえた──どこか、哀しげな、声]
……ああ。
聞こえた。
「どしたの……かな?」
わからん……けど。
後で、話に行こうな?
[言いつつ、ぽふり、宥めるように頭を撫でて]
/PL/
ファクトリーエリアだの廃棄エリアに行く気力と機動力が足りない。任せっきりでごめんなさいアーベル=多分そるらさん
[でも半分アルが食べて、半分残ってるって事は、]
…オレも、食べて良いのかなぁ?
[いつもは「残して」って言わないと…、――…言っても。
誰がやるか、ってリンゴは全部食べられちゃうんだけど。
今回は、何故かちゃんと残ってた。珍しい。明日雪が降りそう。]
いただきます。
[へらりと笑いながら、手を合わせて一口。
ゴスゴスしてて食べにくいけど、…うん。やっぱり美味しい。
贅沢言うならもうちょっと早く食べたかったけど、
でも美味しいからいいか]
―果樹園―
[属性には反するはずの翠樹の精霊力の満ちる果樹園を、ゆっくりと歩く]
この世に絶対は存在しない、か…
[昨夜、人の子の少女の言った言葉を口にして、地面に視線を落とす]
[彼女は、裁定者たる雷撃の精の問いに、笑みを浮かべた]
[それは、覚悟を決めた者の笑み]
[身に覚えの無い疑いを被った人間の表情では有り得ない]
[どこか不安げな従魔を、ぽふり、宥めるように撫でて]
……大丈夫。
さて、取りあえず……やれる事をやっておかないと、ね。
[言いつつ、身体を起こして。
乱れた長い髪を整えたなら、白と碧を肩に乗せ、部屋を出る]
さて……部屋に、いるかな?
[軽い口調で呟きつつ、目指すのは精神の同族の部屋]
─夜明け頃・屋上─
[あのままここで一夜を過ごしたのだろう。屋上に寝転がり空を見上げている。傍らには多少干からびたリンゴの芯]
[昨日ミリィに、皆に告げたことは真実。精神の少年から得た情報に偽りは無い。それはあの時ミリィが見せた僅かな表情の変化が物語っている。そして、リディがミリィを庇ったことも。どこか、リディの言動に違和感は感じていた。誰も見たことの無かったドロイドの形状を口走ったこともそうだ。いくらSF小説か何かで読んだとしても、その形状は様々ある。あの時のリディの口ぶりは、まるで見てきたかのようで]
[うだうだ考えているところで精神の少年が屋上へとやってきた。アル探しのためだろう。頼む様子に快く了解の意図を伝え、多彩に姿を変えるという妖精を捜しに出た]
[結果は収穫なし。どこに居るかさっぱり分からなかった。屋敷に戻り、少年と別れて。彼に背を向けた後に大きく息を吐いた。捜すのに疲れたのもあるが、大半は昨日のことが頭を占めているからであろう]
[少年と別れた後、足は自然と屋上へと向いていた]
―屋敷二階・廊下―
[ぽとり]
ん?
……どうしたの? !
[くう]
……寝てるし。
もー。
疲れてるの?
[屈む。床の上でへたばって……あまり健康そうには見えないが、寝息だけは健やかな猫の背を撫でた]
[猫を抱え上げ、廊下を見回した]
ライデンは……部屋、じゃないか。
[階下へ]
[ポケットから転送機を取り出す。慣れた仕草で、片手で操作]
ねーミリィ、さっきあの、ナターリェ?
になんか言われてたの?
邪魔なら先に廃棄エリアに行って貰いなよー。
しすてむとか操作とか教えて貰えなかったから、ミリィとかアーベルが居なかったらリディ困るんですけどー。
[片手に猫]
[片手に転送機]
[言うだけ言って、またポケットに]
陽光の?ヘルガさんかな?
[近付きすぎないように、足を止め、僅かに屈み込んで目を細める。最初にその種を植えた天聖の気配も、僅かに感じられた]
麒麟殿かあ…
[翠樹は誕生の力、陽光は遍く命の成長を助け、生命は癒し、天聖は見守る]
[かしり、とリンゴを齧っている最中に、ドアがなった。
きょとんと視線を向けると、続いて響く声に
あぁオトフリートだな、って判る。…どうしたんだろ?]
うん、いるよ。
ちょっと待って、今開けるー。
[座っていた寝台から飛び降りて、
リンゴを握ったまま駆け寄ると、扉を開けた]
─現在・やはり屋上─
[屋上に寝転がる。さぁっと風が吹き抜けた。今まで以上に風の声が聞こえる]
……煩ぇ。
[これも対が消えた所以か。コントロールが上手く出来ない。聞こうとしなくても、風が運んでくる。それを押し止めるために瞳を閉じ、コントロールするべく集中した]
や、おられましたか。
[開いた扉の向こうに立つ姿に、にこりと笑って]
ちょっと、話があるんだけど……大丈夫かな?
[問いかける様子は、いつもと変わらず。
それでも、異眸に宿る色彩の真剣さは容易に伺えて]
─果樹園─
[唯一一名に限って、探し人を見付けることは容易い。
木々の間に向かって呼びかけた]
ライデンさーん、おとどけものですよー。
さっき戻ってきたばかりだけどね。
[廊下に立つ相手に、へらりと笑う。
扉の向こう側の相手は予想通りだったから、特段驚く事も無く
続く言葉に、僅かに蒼を瞬いて]
――ん、どうぞ。
[相手の瞳に宿る色に気付いたか、
顔を出すように開けていた扉を、招き入れるように押し開ける。
廊下で話す事でもないのは、容易に理解できた]
生モノです。
猫さん。
[エーリッヒを地面に降ろして撫でた]
ライデンに会いたがってた。
寝ちゃったみたいだけど、あんまり具合が良くないのかな。
元気で居て貰わないと困るんだけどね。
[撫でながら、僅かずつ己の力を移す]
……別に。ただ、彼女相当弱ってるね
あのまま下に送ったら、間違いなくドロイドの餌食か野垂れ死に
それは契約違反だし、殺すわけにも、殺させるわけにもいかないから……彼女は様子見、だね
―屋上・天球儀の部屋―
[部屋で休んでも何だか落ち着かなかった。
だから見張りと称してこっそり玄関前に行ったりもして。
朝、一度部屋に戻りながら更に上へと向かった。
微妙なタイミングで誰ともすれ違わなかったようで。
小さな部屋の中へと入り、静かに目を閉じた]
―果樹園―
僕に?何だろうな。
[特に猫さんに探される理由に思い当たらず、首を傾げる。尋ねようにも本猫(ほんにん)寝てるし]
そうだ、お嬢。ゆうべのことだけど。
[猫に生命の力を分け与える少女に、目を細めて問いかける]
戻って……って、どこかに出かけて?
[問いつつ、開けられた扉から、中へと。
入る瞬間、肩の従魔が「お邪魔します」と頭を下げるのに刹那、表情を緩めて]
さて、どこから話したものか……実は、この子の。
セレスティンの事なんですが。
[扉が閉められるのと同時に、表情は厳しさを帯びて。
静かに、言葉が綴られる]
うん、ちょっとね。アルを探しに。
[投げられる問いに、苦笑しながら言葉を返しつつ。
従魔の言葉には「いらっしゃいませ」と冗談めかしながら
廊下に誰も居ない事を確認して、部屋の扉を閉める。]
――セレスティン?
[その子が、どうしたのかと。
紡がれる言葉に、僅かに蒼を細め。]
/中/
ぶっちゃけ、PCとPLの半分は大元辿ってイレーネを襲いたいと思ってるわけだけど、PLの残り半分は逆呪殺とかあるよなーとブレーキ掛け中
てことでハインで手を打とうか
そうだよ。
[猫の顎を撫でていた手を、首に乗せて背中を撫でた。
猫の額を見ながら答えたリディの声は真剣でも、軽くも無く、淡々としていた]
ライデンはそーじゃないって思ってるんでしょ
……あ。
[ふと思い出したように]
[左手に鳥を乗せて]
[右手で装置に触れる]
何か、あった?
[あまりに暢気な問い。]
[散々言われても仕方が無い]
[とりあえず、事情を聞く事に]
[風が囁く]
<隣の部屋に誰か居るよ?>
<影輝の子が居るよ?>
……やかましい。
[口に出したところで風精は聞いちゃくれないのだが。コントロールには今しばらくかかるだろうか]
[苦笑しつつの言葉には、おやま、と声をあげ。
言葉を返された従魔は嬉しげにきゅ、と鳴きつつ尻尾を振るが、自分が話題の只中、と気づけばさすがに緊張するか]
ええ。この子が、何であるかと……。
俺が、機竜卿に頼まれた件について。
[ほんとは、機密なんですが、と。付け加える言葉は、冗談めいて]
―果樹園―
僕には、まだ本当のことは判らない。
でも、お嬢。
[静かな口調のまま、ひとつ、間を置いた]
ミリィさんが本当のことを言っていると信じるってことは、ハインリヒさんが嘘をついていると思ってるってことだ。
判っているね?
[途中何度か天球儀に手を翳す。
じっと見つめて、けれど溜息をついてはまた座り込んで。
休憩も挟んでそんなことをしているといつの間にか時間は随分と経過していたようで]
…あれ?
[部屋の外に出ようと思ったところで、外に強い風の気配。
しかも何だかピリピリしている。邪魔をしたら拙いだろうか]
……どうしよう?
[ふと触れた風の気配に思わず相談していたり]
[それでも鳥が願うからか、]
[部屋を出て屋上へと向かう]
[鎖の付いた枷では足音を潜められる筈も無く]
[じゃら、じゃらららら、]
[煩い。]
[アーベルの余りに今更な問いにはぁとため息をつくと]
……とっても暢気な問いをありがとう。地獄に落ちろ
まあそれはともかくとして。そろそろしらばっくれるのも限界かもね
というか、何でみんなあんなに妄信的なのか首を傾げざるを得ないんだけどなぁ
違うって言っても、誰も信じやしない
[後半は愚痴っぽくなっていたか]
[機密であるのは、事実。
最初に、無限なる虚で言霊を受け取った時、同族であっても他言無用にて、と言われていたのだから。
とはいえ]
……既に、機竜卿とその周辺だけの問題じゃねぇしな。
それに……。
[自分が抱え込めば、優しき麒麟に負担をかけてしまうと。
そんな思いも、微かにあって]
―果樹園―
[ポケットに手を入れかけて止め、また猫を撫でた]
ハインリヒは、私が嘘をついていると思っているってことも、ね。
[ぼけともリディとも言わなかった]
[装置を作動だけさせて
結局現状では何も言えないという事に思い至って留まった。
言いたいことはミリィが一言目で言ってくれたようだ]
……、
[きょとり。]
落ち方がわからない。
[そういう問題でもない]
[直接的な回答は得られないと思ったか、]
[口出しはせずに通信機からの声を聞いている]
[尻尾を振る従魔に、小さく笑って。
齧りかけの林檎を更に一口運びながら、自らは寝台へ腰掛ける。
座って良いよ、と傍の椅子を指し示し]
…そんな機密を、オレに話して大丈夫なの?
――そりゃ、他言する心算は無いけれど。
[冗談めいて告げられる言葉に、眉を寄せる。]
―果樹園―
[生命の娘の言葉に、どこか眩しげに笑みを浮かべて]
判ってるなら、いい。
[それだけ言って、頭上の林檎を見上げる]
あー、ダーヴ殿とか、お腹空かせてないといいけど。
怪我人だから心配なんだよね。
学生 リディは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
<今度は機鋼の子だー>
<大地の子が連れてた鳥も一緒だよー>
<果樹園にねぇ、雷撃の子と生命の子が居るのー>
<流水の子も一緒だけど寝てるよー>
<時空の子と精神の子が何かお話してるー>
……っだーーー!!
煩ぇっつの!!
[集中出来なくなって叫んだ。コントロール失敗]
判らないっていうのはずるいと思うよ。
[猫の尻尾の先をちょいとつついて手を離した]
本当のことなんて判らないじゃない。
それでも、それを決めなきゃ”裁定”にはならないよ。
つまりね、ライデンどう思ってるのってこと。
[次々に運び込まれる風の声に辟易したような表情。それでも頭に詰め込もうとするのは情報を扱う仕事が故の性か]
…んあ、ブリジットか。
[少女が居たことは風が運んできたために知っている。驚くことは無かった]
アーベル、そこで止まってないで来たらどうだ。
[扉の方を見るでもなくアーベルにも声をかける]
青年 アーベルは、探偵 ハインリヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
[示された椅子に、一礼してから腰掛けて。
従魔は、肩から膝の上へ]
今の状況では、話さないでおく方が問題かな、と。
このまま機鋼竜の『器』が制御できなかったら、機竜卿の考えも全く無意味なわけですし。
[むしろ、その余計な考えのせいでややこしいんですが、とため息一つ]
それに……同族であるあなたには、やっぱり知る権利があると思う訳で。
[ここまでは口調は軽く]
この子……機竜の従魔セレスティンは、機竜王リンドブルムの『子』。
新たなる機鋼竜の『魂』。
機竜卿は、『魂』に経験を積ませるべく、従魔の姿を与えて、俺に託してきた、と。
[それから、口調を改め、静かにこう告げて。
当の従魔は、天青石の瞳をきょとりとさせつつ、首、こてん]
―果樹園―
[鋼の瞳から笑みは消えず]
まだ裁定を降すには、情報が足りないな。
それに、僕がどう思っているか、は問題じゃない。
必要なのは真実と……
[扉越しに投げられた声][瞬き]
……うん。
[素直に頷いて、扉を開く]
[吹き込む風は踊っているよう]
[黒の小鳥が、くるり、宙を巡った]
うん、邪魔しちゃってごめんなさい?
[言いながら外に出た。
若干強く吹く風に髪の毛を押さえて、もう一つの扉の方を見た]
鳥…?
[宙を舞うその姿に目をぱちぱち]
−中央塔下部・ファクトリーエリア−
[眼を開きし機鋼の竜]
[移り変わる青を向け]
[大地の獣へと語りかける]
[自由を][その為のちからを][我に]
[希う]
[器なれば、その願いは何ゆえか]
[魂無きはずの竜は、何を思う。]
[運び込まれる情報。出来るだけ必要なものだけを頭に叩き込む。それでもやはりいつもより情報量が多いせいか、表情は若干険しいままか]
マテウスの連れてた鳥か。
傍にアイツが居なくて寂しい思いしてるんかね。
[風精が宙を巡る黒い鳥にじゃれ付く。直接風が当たらないように、共に宙を駆け抜けて]
邪魔じゃねぇよ。
俺こそ叫んだりしてなんか邪魔したんじゃねぇか?
邪魔したのはむしろこいつらだ。
[親指を宙に向け指し示す。もちろん風精のことを言っている]
―果樹園―
[生命の娘の反応に、傷ついた様子で]
えー、ひどいなあ。
お嬢だって、雷撃王と翠樹王が愛し合ったから産まれたんだよ?
[心外そうに訴える]
うん。
捜したがっている、みたい。
[歩み出て]
[腰を下ろし][顔を上げる]
[羽ばたく鳥][翔ける風精]
[緩やかに細まる片側の青]
……邪魔?
何か、していた?
[腰掛ける相手を見やりながら、かしりと林檎を一口。
……話を聞くのに食べてるのも失礼かな?
でも、食いかけを放置するのもなぁ。ぼんやり考えながら]
同族とは言え、随分と高く買われてるんだね、イレーネも。
[軽い口調に、小さく笑いながら。
しかし続く言葉を聞けば蒼を見開いて。…僅かに眉を寄せた]
――…あー、なるほど。
…そりゃ、黙ってた方が問題かもね。
……そっか。その子が『魂』なんだ。
んじゃ、今機竜が起こしてる事って――『魂』の意志じゃなくて。
『器』が何らかの目的を持って動いてるって事?
[従魔が、首を傾げる様子に、真似るようにオレも首を傾げてみる。
…ありえない話ではないけれど、あまり聞く話では無いから]
[苦笑した。心底、”全く仕方がない”と言うように柔らかく]
精霊王は界の狭間で馬鹿なこと覚えたのね。
[それから、首を横に振った]
愛とかなんとか、無縁の存在もあるのに。
マテウスさんの。
…その子も驚いちゃったでしょうね。
[小さく微笑んで。その姿に何を思っていたか]
私はもういいから。
落ち着くことはできたし、これ以上は無理。
…自業自得だけど。
[苦笑い。普段見せる表情とは随分違うものが掠める]
風に何かを聞いていたんじゃなかったの?
随分と沢山集まってるけれど。
[それとなく左手を動かしている。ひらり、シャラリ]
[こんな下らない会話が流れっぱなしになるくらいなら装置を止めたかったが、あまり怪しまれる行動も取りたくなかった。結局そのままにしている]
そか。
…ここを捜しても、なぁ…。
あいつらがどこに消えちまったのか。
仮に場所が分かってもそこへ行けるのか。
[鳥と風精の戯れを眺め。続く言葉に視線を青の少年へ]
ああ、いや。
どうにも風のコントロールが上手く行かなくてな。
屋敷周辺の情報がひっきりなしに運ばれて来るんだ。
それをどうにかしようと思ったんだが…風に邪魔された。
−ファクトリー−
[作業台の上で眠る、未誕の機竜。
ケーブルとパイプに繋がれたその身体に、背を預けて座る。
本性の時の自分と、どこか似たおなじ大きさの冷たい肉体。]
<<…みせて。>>
>>…何を…?<<
<<…せかい。>>
[寝物語をねだるような幼子の囁き。
それは同族ゆえの同調か、同じ焔を胸に抱くがゆえか。
無数のコードがざわめき、プラグが幾つも突き刺さる。]
…っく。
[絵本を読み散らかすように、勝手にめくられる記憶のページ。
データとして読み出される、今まで触れてきた世界。]
[ユリアンの言葉に]
(……馬鹿です。馬鹿が居ます)
(駄目だあいつ。早く何とかしないと)
[そんなこと思っていたとか]
学生 リディは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
[持ち上げた左手]
[空を舞うもの達には届かず]
[重たげに垂れ下がる鎖]
風のコントロール……
対たる大地がいなくなってしまったから?
[じゃらり。]
[ブリジットの言葉に、この少女も色々悩んでいたのだろうかと考える。消えた者について知ることの出来る力。一人で抱えるには大きすぎるものなのだろうか]
聞きたくなくても、運んで来るんだよ。
普段から気をつけなきゃそう言う風になってたが、今日は一段と酷い。
しかも俺の意思を聞いてくれやしないと来たもんだ。
[お手上げ、なんて両手を顔の横に持ってきたりして]
[2人の無言の会話に、何してんだか、などと思いながら]
そう、なのかね。
昨日ここに戻ってきた時もそうだった。
急に風が暴れて、その時はどうにか止めたんだが。
何かの異変を感じた。
多分、マテウスが消えたのに反応したんだろう。
―果樹園―
[立ち上がり、プリーツスカートの裾を払う。
寝起きにするように、ぐい、と腕を伸ばしてから樹に触れた]
命を持たない存在ってあるんだね。
オヤジたちから訊いてたけど、吃驚だ。
それはそれとして本当は命を持ってるのかも知れないけど、私には判らないよ。とても冷たい気がするんだ。
[林檎を齧る様子は特に気にした様子もなく。
高く買われて、という言葉にはほんの少しの苦笑]
幼心に、印象が強いもので。
[冗談めいた言葉をさらりと告げて]
ええ。さすがにこんな騒ぎになっては……俺と、もう一人だけの手には負えないし、そんな悠長にも構えていられないので。
『魂』の意思ではないですね。
実際、セレスも今回の事態は理解できずにいるようなので……。
推測するに、今回の騒動の発端は『器』に宿された仮の意思……恐らくは、本能的なものによる、と思っているんですが。
正直、それが何かの予測が立たない。
そして、機鋼竜に与する者が、何のために動いているのかも。
[ため息をつきつつ、碧をぽふり。きゅう、と短い鳴き声と共に、尻尾がゆれる]
大きかった対が消えた分の反動。
あんまり無理なことは出来ないけれど…少しだけなら宥められるよ。
でも望まれなければしない。
[アーベルには小さく首を傾げるだけで。
振り返ったハインリヒをまっすぐに見た。
いつもより少しだけ大人びた表情]
風は自由に運んでくるから。
それだけ貴方の役に立ちたいと思っているんじゃないかな。
―果樹園―
[命を持たない存在…その言葉に一つの面影が浮かぶ]
冷たいって…
[それは既に、問いではなかったかもしれない]
うーん、掴みきれなくは無いんだが…かなりの集中は必要そうだ。
邪魔さえ入らなければ。
[現時点で最大の邪魔は風精なのだが]
命に関わるような危険性は無いとは思う。
[アーベルにはそう返して。いつもと異なる印象を受けるブリジットに視線を移しつつ]
いつも、役立ってもらってるんだがな。
こいつらが居なけりゃ俺の仕事は成り立たない。
んあー、少し宥めてもらえると助かるかも。
今のままじゃ掴むにも掴めない。
[幾度か早回しで見た後で、
気に入ったものがあったのか、同じ場面を何度も何度も繰り返す。
夕映えの空をゆったりと飛ぶ翼。
背に身を寄せる、命のちから持つ同胞。
治りきらぬ傷の痛みはあれど、風はその頬に、その翼に。
空とひとつになり、渡っていく感覚。
飛べなくなる前の、最後の空の記憶。]
―果樹園―
[ここから出たいのは、皆同じだろう、と言いかけて、それは意味が違うと、自分の中の何かが押しとどめる]
お嬢、でも、それは…
[ここではないどこか、今ではないいつか…それは、もうずっと誰もが唱える呪言だけれど]
[ナターリエを送り出した部屋の中。しばらく、虚空を見上げていたが]
はぁっ……。
[ひとつため息をつくと、髪を掻き上げ]
そろそろ限界かもしれんね。
[そう呟くと、部屋の隅に置かれていたバイオリンケースを持って、外へ。]
[目蓋の裏]
[空を翔けるイメージ]
[器との同調ゆえか]
[それは幾度も繰り返されて]
[*それは誰の願いだろう?*]
大切なパートナー。
そう思ってくれる人は大切。
[微笑を浮かべて止め具を緩める。二本垂れ下がる]
…落ち着いて。
慌てなくてもちゃんと聞いてくれるよ。
大丈夫。
[左手を差し伸べて静かに喋る。
風の総量は変わらねど、幾分緩やかな流れになるか]
大丈夫だから。
[風の一部はアーベルの傍を掠めるように流れたか]
印象ね。――まぁ、ちょっとやそっとの事じゃ
忘れて貰えない体質ではあるのは自覚しているけれど。
[そこはお互い様かな。冗談交じりにけらと笑って。
もう一人、との言葉に一度瞬いて、あぁ、と何処か納得した様に瞬いた。]
――聖獣のおねーさんの事か。
そういえば、オレが、ナタ・リェに話してたことを
オトフリートは聞き及んでたみたいだったね。
[信用しているし、聞かれた所で然したる問題は無いけれど。
ゆるりと首を傾げながら、続く言葉に口許へと手を当てる。]
…そっか、なるほどね。『魂』の声にしては、
随分と聞こえにくいとは思っていたけれど。
その推測は、強ち間違ってないかも。そうすれば、幾らか納得も行く。
でも、――そうすると困ったな。
協力者が、何を目的として『器』の声に同調してるのか…
唯でさえオレには三対の機鋼の声は聞き取りにくいから。
…あの翠樹のおねーさんの様子から、目的を聞きだせるかどうかも。
[そも、協力している人が彼女一人だけとは限らないし。
僅かに眉を寄せながら、溜息を重ねる。最後の一口を齧って]
…これが限界。
これ以上干渉すると、多分逆に大変なことになるから。
[多分風の精霊の声は望むよりまだ多く届くだろう。
それでもハインリヒの望む声も届けてくれるようになっただろうか。
戻した左手の鎖を締め直し、小さく息を吐いた]
[無言のまま、女は歩く。ガラクタに足をとられないように気をつけながら。]
[何時もは無駄口を叩くクラウドも今は流石に大人しい。]
[壁に走るパイプ、コンプレッサの音。]
[存在する全てが、感情を持たぬ無機質。]
[闇は薄れ。]
[あの声に近くなっていく。]
『……呼んでる???』
―→ファクトリーエリア―
< 猫、リディに回復してもらって、ようやく目がさめたみたい。
誰になでられてるのかしら。
あおい目が開かれて、ユリアンをとらえました。そして、邪魔してほしくない、っていった、リディ。 >
―果樹園―
[深い、深い溜め息]
だからって、人間に喧嘩売ってどうするんですか?
邪魔をして欲しくないなら、もっと慎重に立ち回らなきゃだめですよ。
[こういうとこは母親似だよな、と思ったとか]
[時間がたち、現在。
陽光の精霊は湯あみに興じる。
ほの甘いかおり、湯槽から手を軽く持ち上げると勢いよく下ろす。
――――ばしゃん。
響く水音。
ゆらゆらと揺れる水面をじっと見つめながら]
……カラクリの王は何を考えてるんだか。
まぁ、何考えてるかワケわかんないのはうちの王さまも一緒か。
[言葉少ない陽光の精霊王の姿を思い出して唇がつり上がるだろうか]
[緩む風の勢い。流れてくる情報も緩やかなものになる。負担が減った事に左手を額にあて、小さく息を吐いた]
…助かった。
スマンな、ブリジット。
[勢いは緩んだが、鳥と戯れる風精は相変わらず周囲を駆け巡る駆け巡る。アーベルに視線をやれば、寝てんのか?と思うほどに静かに瞳を閉じたままで。起こすことも無かろう、と声はかけず]
―果樹園―
うーん、それはアレだよ、若さ故のハヤマリみたいな感じで。
なんかもっと疑ったりしてみてもいーかなーって思ったけど、人間だからかな、分かんないけどなんか頑固みたいで困っちゃった。
[あはは、と笑う
猫の目が開いたことには気付いていない]
はは……まあ、そこはお互い様、という事で。
[くすり、と笑って。
続いた言葉には、ええ、と頷く]
元を正せば、機鋼王殿のお節介なんですが、ね。
だから、翠樹の彼女の事も、事前に。
[だから、昨夜は唐突に見解を聞いたのだと、告げて]
……確かに、一筋縄では行きそうにないですしね。
昨夜の様子から、少なくとも、生命のお嬢さんは関係者でしょうが……。
そして、もう一つの問題が、防衛プログラムの暴走。
セレスの話では、あれを放置すると、界自体が危険らしいので。
< 猫、こんわく。
リディのいってることの、ひとつもわかりません。
声をユリアンにかけられて、猫は、にゃあ、となきました。
でも猫のままだと、お話できないにゃあ。 >
―果樹園―
なーにが若さ故ですか、いい大人のくせにって、ヘルガさんも呆れてましたよ?
大体、自分の性格判ってます?
隠し事や、隠密行動ってやつには絶望的に向いてないですね。
[なんとなく半眼、意外と溜まってたのかもしれない]
ううん。少しでも役に立てたなら良かった。
[微笑。鎖細工がシャラリと流れる。
僅か中央の石の色が薄くなっているだろうか]
…元気ね。
[風と戯れる黒の小鳥を見てニッコリ。
そして共にいた大地の人のことを思い出して]
あ、そうだ。
ハインリヒさんとかお腹すかない?
ユーディットさんいないけれど…何か作る?
[そう言ったときには普段の幼さがまた混じっていたか。
ニッコリ笑って首を傾げてみせた。
…そのままだと何が起きるかは分かる人には分かるだろう]
[眠る未誕の機竜にもたれ、
同じようにコードに埋もれるように、浅い眠りの中を漂う。
プラグをさされた肌からは甘露なる血が流れたが、
痛みを特に感じることは無く。
無防備にみる、浅い夢。]
/中/
ここでいきなり設定者独り言たーいむ。
魂抜きで外に出たらどうなるか?
制御不能で虚空に堕ちます。
や、だって、システム駆動関係からエネルギー循環関係やら、ぜんっぜん制御できないんだよ!?
……飛べるわきゃねぇ。
―果樹園―
[一度猫を見て、溜息]
ヘルちゃんに言われると太刀打ち出来ないね。
まあほら、誰かさんに似たんだと思うよ、その辺全部。
[ぺらぺらと手を振った]
< 猫、なんだか、お説教されてるリディに気が付きました。
でもどっちもどっちなのかしら。
そういえば体が楽になっているのが、不思議でした。
……なんとなく、とことこ、ユリアンからはなれて、リディのところにいきました。
足元にすり。
――愛なんてことばは、聞こえていませんでしたけど、もし聞こえていたら同情するようにないていたことでしょう。 >
< ユリアンに、ふりかえって、にゃあ。
だいじょうぶになったよ、だいぶ。
っていいたかったみたいです。
でもやっぱり、不便ねえ。
猫は、ふるり、身をふるわせて、――人の姿になりました。うん、ようやく自分の意思でかわれました。 >
ええと。
……こんにちは?
んあ、そういや昨日リンゴ食ってからろくに食ってなかった気が…。
お相伴に与ろうかねぇ。
[少女の言葉にありがたそうに笑って]
[この後何が起こるかなんて知りません]
――あぁ、そういうこと。
突然に見解を聞かれたから、少しだけビックリした。
探査の力が弾かれると言っていた割に、
オレと同じような、認識をしていたようだったから。
[特に気分を害した様子も無く小さく笑って]
だね。ハインリヒが食って掛かっても、あの様子だし。
…リディが関係者なのは予想がつくけれど。
――直接的な協力者と言うには、何だか不思議な気がする。
[声に聞いてみようか、と緩く首を傾げながら思案して。
続く言葉に――時空の竜へ、そして従魔へと視線を向ける。]
…機鋼界自体が?
―果樹園―
[猫の感覚如何では、リディに触れるとその力の一部を分けられた事に気付くこともあるいはあるかも知れない]
……おそようじゃなくて?
…エルザ?
[目を閉じたダーヴィットが、無理な体勢にならないようそっと手を添えて体をコードの中に横たえる。
不意に現れた歌姫に、視線を流す。]
……ホント、何考えてるんだか。
[微かに首を捻ると湯槽から上がり、暫くすればいつも通りの装いで果樹園へと現れるだろう。
いつの間にか猫が現れ、その足元に]
< 猫は、リディのことばに考えました。
だって、さっきおはようはおわったんですよ。今は、おはようでも、おそようでもない、はずです。寝てました、けど……。
ちょっと自信がなくなりました。 >
ちがう、と、思う。
ええと、つれてきて、くれた?
< リディをみて、きょとん。首をかしげました。
それから、ユリアンを見て………… >
ええと、つらくなくなってる、んだけど。
怪我、痛くないの、なんで?
―果樹園―
ライデンに[ユリアンを指さして]
会いたいって言ってたから連れてきたけど。
急に猫になっちゃうんだもん。
で、具合悪そうだったから、痛いの痛いの飛んでけってした。
猫さんはあまり元気が残ってないみたいだから、少し分けてあげたの。
驚かして申し訳なく。
あの場では、さすがに事情は話せなかったので。
[ほんの一瞬、苦笑を掠めさせ。
それから、続いた言葉に、一つ息を吐く]
ま、あの場で素直にはいそうです、と答える方がどうかしてるんじゃないかと。
何かしら、目指す所があるなら、尚更に。
生命のお嬢さんは……ありゃ、なんなんでしょね。
感覚の赴くままに突っ走ってるようにしか。
[何気に評価が酷いかも知れません]
ええ。ただでさえ、現在は王により閉ざされた『非常事態』。
安定を欠いた状態で、均衡を大きく失した力が暴走を続ければ、いずれ、内側から軋みかねないと。
「……界が、こわれるかも、しれない……」
[ぽつり。従魔の零した呟きは、かなり物騒なもの]
…ちょ、ま…!
[ダーヴィットに刺さっていたのと同じようなコードが、不意に壁から伸びてきた。
一歩とび退り、手で叩き落とす。
叩かれて落とされてももう一度、蛇のようにプラグをもたげた。]
わけて?
< リディのことばに、猫はこんらん。
でもって、ユリアンのことばに……ようやく、思い当たりました。 >
ありがとう。
元気になった。
……もしかして、怪我、なおせる?
/PL/
>生命のお嬢さんは……ありゃ、なんなんでしょね。
>感覚の赴くままに突っ走ってるようにしか。
色々絡み損ねて突っ走ったので是非そういうことにしておいてください。馬鹿キャラにしておいてよかったなんて思ってません。
<ヴヴ、ヴヴヴヴ…>
[響く『音』。
言葉としてそれを聞き取ることはできず。
ただ、向かってくるプラグに敵意は感じずとも、体を貫かれるのはイヤ。]
― ファクトリーエリア ―
[何時から居たのかエプロンドレス姿の影がパイプの走る壁際にぽつりと立ち動くプラグを見つめている。
その目には何の感情の動きもなく。くまーに声をかける]
食べられてはあげないんですか?
[血の匂い。あの声とは違う声。]
[大人しくしていたクラウドが落ち着かない様子で鼻を引くつかせ。]
『……この声って?』
[たどり着いた其処は円形のホール。]
[作業台の上に横たわる機竜と、それを背にコードに埋もれる様に座るダーヴィッドと、そのコードを引っつかむマテウスと。]
[かつかつと足音を響かせながら、女は近づき。]
ご機嫌麗しゅう、って状況ではなさそうね。
−東部:屋敷・屋上−
[ゆるり、][開かれる眼]
[片側の青]
[僅かな揺らぎを持って]
[空を映す]
[黒の小鳥が舞い降りてきて][鳴いた。]
お、ユーディット。
無事でよかった。
って、痛いのは俺好まないぞ…?
[壁際のひらひらエプロン姿にひらりと手をふりつつ、プラグとは臨戦態勢でじりじりと後ずさり。]
うん、じゃあ下にいこう!
アーベルさんはどうする?
[ニコニコと無邪気に頷いて。眠っているような眠っていないような青年にも声をかけてから階下へと向かった。
まずは広間に入り、それから厨房へと向かおうか]
―屋上→広間―
―東部エリア:草原地帯―
[屋敷から少し離れて、私は薬草を探していた。
結界が何処まで張ってあるかは掴み切れぬ故に、それほど遠くない所を円を描くように巡っていただろうか]
…嗚呼、この草ならば…
[揉んで貼り付ける使い方をする薬草の一つを見つけ、私は草花を出来るだけ潰さぬように座り込む]
……いただきまする。
[小さく礼を述べて、株の全てを取らぬよう気をつけつ数枚づつ摘んでいく]
エルザ様もいらしてたんですね。
こんばんは・・・って時間かどうかはよくわかりませんけど。
[ぺこりと優雅に一礼し。再びマテウスに向って]
痛くはないかもしれませんよ。
望まないというのでしたら仕方がありませんけれど。
んじゃ行くか。
[ブリジットの言葉に頷いて立ち上がり、ぐっと伸びをする。ふと視線を青の少年に向ければいつの間にか瞳を開け、その傍らに鳥が降りてきていた]
アーベル、俺ら下行くな。
[一言声をかけて、階下─広間へと向かう]
─屋上→広間─
―果樹園―
………………のろわれてるかは、わからないけど。
なおして、あげて、ほしくて。
< でも本人にきかずにいいのかしら。猫はそうおもって、口をつぐみました。
それから、おもいだしたように、ユリアンとリディをみます。 >
えと。おでこの、あかい人。いなくなった……って、しってる?
……うん?
[先程までの会話は聞いていなかったか]
[かけられた声に不思議そうに首を傾げ]
[かけられた声]
[きょとりとしながら、頷いた。]
[マテウスへも1本のコードが飛び掛った。]
[女は手早くストールを引き抜き、コードを絡めとろうとしたその時。]
[脳裏に直接響く声。]
[振りかざす手が止まる。]
……呼んだのは、貴方?
[深翠が見据える先には、眠る竜。]
/*
あなたは共鳴者です。
あなたは自分以外の共鳴者が誰か知っています。
また、共鳴者同士にしか聞こえない会話が可能です。
村人の数が人狼以下になるまでに人狼と妖魔が全滅すれば勝利です。
ただし、人狼を全滅させた時点で妖魔が生き残っていると敗北になります。
もう一人の共鳴者は、教師 オトフリート です。
(*ノノ)
とぁ!
…痛そうだぞ、ダーヴィット血出てたし!
[ユーディットに言いながら、動きの緩んだコードに両手で飛びついた。
ぎゅぎゅ、と結んでしまう。
ばたんばたんとコードは地面で跳ねた。]
[周りに集まってくるのにも気づかずに、
無数のコードに囚われたまま、すやすやと無防備に眠っている。
引き出される記憶はデータとして、満たされぬ器へと流れ込んでいくか。]
[広間について、厨房へ消えるブリジットを見送る。ソファーに腰掛けようと思ったが、風精が窓を叩いていて。仕方なく窓に近付き、外の風を中へと招き入れた]
んな心配しなくてもいーって。
[何かを感じているのだろうか。風精が一体、ハインリヒの周りをくるくると回る]
―果樹園―
[黙って二人の会話を聞いていたが、話しかけられ]
おでこ…ぷふっ…!
[口元を抑えて、思わずくすくすと]
あ、ああ…知ってる、よ……
[どう見ても、笑うとこじゃないのだが、ツボに入ってしまったのだから仕方ない]
―果樹園―
廃棄エリア
< と、思い出すように口にして >
って、どこ?
どうやって、いくの?
……きのう、しらないって。言ってた。
< 首をかしげました >
別に気にしてないよ、少し興味が有っただけだし。
あの場じゃ、事情が話せないのも無理はないしね。
[笑みながらひらりと手を振って。]
まぁ…それは尤もかもね。
聞いた話、確か翠樹のおねーさんは機鋼を探してるんでしょ。
しかも、あまり懇意ではない理由で。
[どういう理由なんだろ、とぼんやり呟いて。
しかし続く酷い評価に、否定の言葉を返さないところ
同じ感想を持っているらしい。何気にこちらも酷い。]
リディは…色々、隠し事も下手そうだからねぇ。
素直である事は魂を汚さないから、良いことだけれど。
非常事態に重なる『非常事態』、か。
均衡を保てなければ、まぁ、崩壊は目に見えていることでは有るけれど。
って、…セレス。静かになかなか物騒な事を言うね。
[界が壊れるのは、流石に望むところじゃないなぁ。と眉を寄せて。
唯でさえ出ることが叶わない状態で、それはあまりにも。
小さく溜息を零す。無差別転送の事も有るけれど――時間は無さそうで]
…事は、思いの他危機迫ってる状況って事か。
[機鋼の竜へと視線をやり]
きっとそのために呼んだのでしょうに。
残念ですね、非協力的な方ばかりのようですよ。
だから共犯者を必要としたのかもしれませんね。
望むものを全て得た時、この方はどうなるのか―― 興味はないですか?
まだ、居る?
[指先に止まり][鳴く小鳥]
うん。
なら、降りようか。
[淡々とした物言い]
[以前と変わる事無く]
[ただ、僅かに混じる幼さ]
[立ち上がり][端へと歩んで][屋根を蹴った。]
う、うーん…。
[ユーディットの言葉には何故か責められている気がして困ってしまった。
興味がないかあるかで言われればないとはいえないが。
意識を手放しているダーヴィットを見れば、それが良いのかと言われてもわからないばかりで。]
[眼下には、誰も居ない庭。]
[されど]
[窓の外を過る影は誰かに見られたかも知れず]
(それは食事をしたからか)
(或いは他の要因があるのか)
[数日前とは異なり、危うげなく地面に着地する]
[見送った黒の小鳥は大層驚いた様子で、
頭上で幾度も鳴き声をあげていたけれども。]
―果樹園―
僕も場所は知らないけど、セレスティンなら知ってるかもしれないし、後で聞いてみよう。
[猫に、そう告げてから生命の娘に向けた視線は、とっても生暖かかった]
[大地の獣と親しき黒の小鳥は、それに気付いたか]
[それともただ、彼を案じて鳴いただけか]
[何れにせよ、それを伝えるための言葉は持ち得ず]
まあ、俺はともかく……彼女に危険が及ぶのは、できるだけ避けたいのもありまして。
[セレスが悲しむから、と言いつつ碧をぽふり。
……従魔はなにやら、不満げですが]
機鋼の何かを探す者が、機鋼竜に与する理由……か。
……もしかすると、機鋼竜に直接関わりはないのやも。
[機鋼竜に供給される力、そして、現在界と直結しているはずの竜から得られるであろう情報。
そう言ったものに、価値を見出したのかも、と呟いて。
リディへの評には、一つ頷いた]
「でも、ほんと、だから」
[物騒、という言葉に、従魔は尻尾を振って真面目にこう返す]
ま、実際時間は限られてるし、何とか手を打たないとならん訳ですが。
……取りあえず、俺が話したかったのは、これだけ。
他者に伝えるかどうかの判断は、お任せします。
[困っている様子のマテウスへと近寄り、くすりと笑う]
良いか悪いかは問題じゃありません。
必要かどうかですよ・・・。
[声と共に広げた手から氷の結晶が舞い散り室温を下げていく。寒さに弱いものであれば動きが鈍くなるかもしれない。]
[ユリアンに目だけで反論した]
そっか。そんな場所があるのを知らなかったのね。
……廃棄って、悲しいことだよね。
[腰の後ろに手を伸ばし]
でも、捨てられてるドロイド見ても悲しくなんてならなかったよ。
[短剣を抜いた]
さて、猫さん。
こういう時のセオリー知ってるかな?
ものしりな、ユリアンも、しらないの?
< と、おもわず聞いてから >
どうして?
< あおい目がリディを、しんしに、みつめました。 >
必要か、どうか…?
[室温の低下に、ぶるり、と一度身震いをした。
ふわ、と襲い来る睡魔。
ぶるぶる、と頭を振ってやりすごそうとする。]
[たどり着いたのは先日芽吹かせた林檎の傍らで。
しゃがみこみ、芽の周りの土を撫でて]
…おはよう。元気?
[芽が震え、そしてにょきっとのびる]
[摘み取った草を手に、私は少し迷って。
周りを見てから、裾を少し上げて左後脚の白金の輪を外す。
一見、継ぎ目のない透かし模様のそれは、ずらし噛み合わせる事により嵌めるもので、簡単には外し方がわからないようになっていた]
…………
[醜い傷跡に柳眉を寄せて、私は摘み取った薬草を軽く揉む。
それを傷へと押し当て、しばらく薬効が沁みこむのを待つ]
んーあー…。
何か、駄々漏れ。
[窓辺に寄りかかって天を仰ぐような姿勢]
駄々漏れっつーか、お前ら色々興味持ちすぎ。
[かけられた言葉は宙を漂う風精に向けたもの]
―果樹園―
僕は別に、ものしりじゃないと思うけどねえ。
[猫に答えて、生命の娘が短剣を取り出すのを見ると、す、と表情を消す]
お嬢。
[声は、咎めるのではなく問うように]
―果樹園―
目撃者は消せってよく言うじゃない?
[ユリアンに答える代わりに、ナイフの刃が身を縮めるように細くなり、柄が捻られたように伸びて槍に形を変える。両手で槍を頭上に構えて、地面と水平にくるりと回した]
─東部・草原─
[屋敷から500メートルほど離れた樹の上。樹の根元には蓋の開けられたバイオリンケース。そして彼女の手にはやけに銃身の長い銃。後にスナイパーライフルと呼ばれることになる代物。
その銃身に取り付けられたスコープを介して望遠するのは屋敷の窓際に寄り掛かる彼女の人間界での知り合いであり、情報提供を依頼していた、多分この中で彼女を最もよく知る人物。
銃を支える右手─すでに拘束は解かれている状態─の翠樹の力により、風を読みながら射角を調整。]
色々と知りすぎたのがいけないんだよ。
…………レストインピース、ハインリヒ。
[そして躊躇いも容赦もなく、窓際のハインリヒの後頭部を狙撃。
ぱぁんっ!!]
―厨房―
ええと、何をどうすればいいんだっけ。
[厨房の中。とりあえずお肉とか野菜を探してみる]
これを焼いたり煮たりすればいいんだよね?
[聞いてる人がいたら頭を抱えそうな台詞。
鍋や包丁を探す。ちょっと派手な音が響いたかもしれない]
……、聖獣のおねーさんに
危険が及ぶのは避けたいのは同意だし、気持ちは判るけど。
「俺はともかく」ってのはやめた方が良いよ。オトフリート。
[いい加減怒る人もいるだろーに。不満げな従魔へと視線を投げて。
何度言えば判るかな。それも美点といえば美点なんだろうけど。]
あー…そっか。そういう可能性もあるか。
……まぁ、暫くは翠樹のおねーさんを徹底的に様子見かなぁ。
時間は惜しいけど、あれ以上問い詰めても繰り返しそうだし。
[呟かれる言葉に、なるほどね。と言葉を零して。
真面目に告げる従魔の言葉には、疑ってないよ、とこくりと頷き]
わざわざありがとう。
仮にも機密だしね。慎重に扱う事にはするよ。
――手の方は…、まぁオレの方も考えてみる。
このまま崩壊するのを指くわえてみてるのもイヤだし、
もしそうなら、転送された人たちの行き先も探さなきゃだしね。
―果樹園―
そんなとこで人間界の智慧を生かさなくていいです。
[呆れた口調でいいながら、エーリッヒを庇うように、前に出ようと]
< びっくり。ナイフだと思っていたら、やりになりました。
目撃者は………… >
目撃者じゃないよ
聞いただけ。
< しんけん。 >
ダーヴィット様とマテウス様は必要だから送られた。
そう思うんですよ。
いったい何のためにこんなことをしているのかには興味があるんです。
だから段階を進めれば―― そのためには、お2人の協力が不可欠なわけですね。
[喋っている間にも結晶は数を増し、床や壁に霜をおろしていく。]
[女にしか届かない囁き声。]
「……そうだよ。」
「ねぇ、頂戴?」
「その……力。」
「二つ分、あるよね……?どっちも……。」
「―――此処から、出たいんだ。」
[其れは、あの男の声に聞こえた。]
興味、は確かに…俺も、無いこともないが…
ちょ、ユーディット、寒い…。
寒くするの、止めてくれねぇか…?
[言葉がかんまんになってくる。
両手を交差して自分の肩を掴み、カタカタ震えだす。
気合で、ふるふるする瞼を押し上げる。]
―果樹園―
見るも聞くも同罪ってことで。
[くるくると、槍を回転させながら一歩下がる]
邪魔しないでって、
[短く助走を付けて、跳躍する。その踏み込みと同時に槍を頭上から下ろし]
言ったよね
[低く薙ぐ]
< ユリアンにかばわれて、猫は困惑しました。
なんにもできない猫だもの。 >
えぇと…だいじょうぶだよ。おれ、ちいさいし。
逃げるのは、とくいだから
< ね、と声をかけて >
−中央塔下部・ファクトリーエリア−
[火竜の夢に呼応したのか]
[室内のコードが蠢き始める]
[ちょっと、嫌がっているっぽい。]
…ありがとう。
[役目を終えた薬草に、私は感謝の言葉を述べて地へと返す。
いずれまた他の草の栄養となる事を願って。
そして翠に染まった手脚を見、少し考えてから水辺の方へと]
< でもちょっと遅かったみたい、あわててさがります。 >
……誰か、よんできたほうが、いいかな?
< こまりました。
でも、もしかしたらなにかできるかもって、しゅるり、猫のすがたになりました。 >
俺は、多少の事なら、どうとでもできますから。
[返す言葉は、相変わらずで。それが問題と、わかってもいる、けれど]
ま、何かしら事を起こすのを押さえられれば手っ取り早いんですが。
[……今、まさに起こしていたりするのだが。
機密だし、という言葉には、頼みます、と頷いて]
ま、機竜卿にも文句は言わせませんて。こんなややこしい事、してくれたんですから。
それじゃ、俺は、ちょっと気になる事があるんで、これで。
[にこりと笑うと立ち上がり、「またねー」と手を振る従魔を再び肩に乗せつつ、部屋を出ようと]
<ハインリヒ、逃げて、逃げて>
あん?
逃げるって何のことだよ。
<良いから逃げて>
だから何だって…おい!
[風精が何度も逃げろと言う。理由が分からず訊ね返し、それでも尚逃げろと言われる。不意に風精に頭を持ち上げられ、少し体勢を崩す。何をする、そう言いかけたところで]
──……っ!
[左の肩口に熱さを感じた。続く激痛。反動で前のめりに倒れ、どさっと大きな音が辺りに響いた]
がっ……!
銃、撃、だと…!
[かつて感じたことのある痛み。倒れた床に、紅い雫が滴り落ちた。流れ出る雫はその場に紅い水溜りを作っていく]
/PL/
アーベルさん……暇だからって(笑
ごめんなさい、そんなに切羽詰まった状況でもない筈なのにそっちこっち手を回す余裕が無いです。
お忘れですか、お嬢。
[振り降ろされた槍が足元を薙ぐより先に、地を蹴り、少女の胸元に飛び込むように駆ける]
僕は雷光の将です。
[そのまま槍を持つ腕を掴もうとする]
[かけられた声が聞こえないかのようにまるで意に介した風もなく]
竜は仲間意識が強いとダーヴィット様は仰ってました。
きっと死ぬことはないでしょう。
だから、協力してあげてほしいんですよ。
―“Cold sleep” ほんの少し眠っていればその間に終わると思います。
[紡がれる力ある言葉。その呪に従い氷の結晶はマテウスの周囲を覆い体機能を低下させようとするだろう。]
[派手に落ちた鍋やらフライパンやら。
でも今はそれどころじゃなくて]
な、何っ?
[風精がいきなり騒いだ。
一体何があったのかと広間の方を覘いて]
ハインリヒさんっ!?
[叫んで駆け寄った。
床に染み出してくる赤に自分の血の気も引く気がした]
知ってるよ。
やり口も、少しなら
[薙ぐ槍を振り抜かず、身体の前で振り上げる。
腕を伸ばし
ユリアンの行く手、伸ばされた腕を阻むよう、己の手先で槍を回した]
[情報は勝手に入って来る。運ぶ風精が逃げろと言ったのに逃げなかったのは何故だったろうか。逃げろと言っていた風精はハインリヒの周りをぐるりと周る]
<ハインリヒ、ハインリヒ>
<ハインリヒが死んじゃう>
…勝手に、殺すなや。
俺のことは良い。
撃った奴、捜して来い。
[歯を食いしばり、痛みに耐えるように押し殺した声で風精に指示を出す。風精はもう一度ハインリヒの周りをぐるりと回ると、窓から外へと飛び出した]
千切れた肢体が散らばっていた。
奪うものと奪われる者が。
入れ替わった。
奪われるはずだった女は。
認めたくなくて。
―――ただ、嘲笑った。
それで?知っていれば僕に勝てると?
[鋼の瞳は、どこか楽しそうに]
甘いですよ。
[腕を掴もうとした手で、槍そのものを掴もうとする。その手に雷撃の力が弾けるか]
/*
ハインリヒとミリィはありだったかなあ。
でも狼とは繋ぐなってゆってたしいいか。
アーベルとミリィも検討したんだよね。
危ない危ない・・・。
…どうと出来たって、誰かに心配かけるのは変わりないんだよ。
[天聖のおねーさんにも心配かけてるんじゃないの。
ポツリと呟きながら、思わず溜息が混じるのも仕方ないと思う。]
現行犯を、早々に抑えられるのを期待するしかないかな。
まぁ、機竜卿から何か言われたときは、よろしく。
わざわざ此処までありがと。
[まさか、今起こしているとはやはり流石に思っていない。
部屋を出ようとする相手の背中に声を投げながら
またねー、と従魔と同じようにひらり手を振って。
――ぴくりと、何かの倒れるような音に上へ視線を向ける。]
…?
[スコープ越しに命中はすれど致命的な結果は得られなかったことを見やると]
…………。
[決断は早い。樹から飛び降りると、手早くライフルばらして収納。
バイオリンケース抱えてすたこらさっさ。]
―東部エリア:川―
[清らか流れの側へと腰掛け、脚を浸しつつ手に付いた翠を洗う。
脚の部分は、川の流れに清めを任せて瞳を閉じる]
………ふぅ…、どうすればいいのかの…
[思い起こすは、朝の出来事。
決して話す事はないと笑顔で退ける、翠樹の少女]
人間同士であらば、話が通じるを……祈るしかなかろうか…
[昨夜、彼女に食って掛かりし疾風の男は、知り合いの様子で。
落ち着いて話し合えば少しは…そう私は想う。
……よもや、その正反対の事が今起こっているとは思いもせずに]
< 猫のすがたに戻った猫は、二人の戦いを見て、はしります。
よんできたほうが、てっとりばやい。それにきっと、自分はいちげきです。
でも、誰が、いいのかしら。
にゃーにゃーみゃーみゃー
ないて走れば、黒猫が気付くかしら。それとも、他の人が気付くかしら? >
それはわかって……。
[いるんですが、と。
言葉は、異様な気配に途切れる]
……もしかすると、早々に何か起こしてくれた……んですか、ねぇ?
[口調は冗談めいても、異眸は真剣そのものか。
扉を開き、駆け出す。
血の気配を辿るよに、広間へと]
─…→広間─
―広間―
大丈夫っ!?
[とにかく止血。知識としては無いけれど。
自分の上着を脱いで真っ赤に染まっている左の肩を押さえる]
ええと、それから、それから…。
[流石に治療の仕方なんて分からない。
しかも傷の具合によっては下手に力を使うのも]
誰かっ!
[遠くから聞こえる銃声が鼓膜を震わせる。
猫がひときわ高く鳴いた]
……?
[風が、ざわめいてる気がして。
大嫌いな名前を呟く風が]
…あの、バカ……!
[舌打ちひとつ、銃声の方へ駆け出す]
[動く右腕でどうにか起き上がろうと力を込める。風精に探索を命じたが、撃った人物は大方の予想がついている]
あんにゃろ…口封じってことか。
まだ、何であんなことしてんのか聞いてねぇってのに。
[身体を起こすと左肩から垂れる雫が服へと流れ、染み込む。ブリジットの姿を見れば、情けなそうな弱々しい笑みを浮かべた]
ヘマしちまった。
全く、あんにゃろどんだけ遠くから撃ちやがったんだか。
んが、ぁ…っ!!
[く、と背中を丸めると、白い鬣がざわ、と揺れた。
体の内側から、ぞわわわ!と浪打ち、黒茶色の毛が生える。
みるみる体が大きくなり、再び熊へと。]
―果樹園―
それは
[ユリアンの手に電光が走ったのを見て、大体次に何が起こるかは予想出来た]
痛いっ
[槍の中心あたりを両手で持ち、ユリアンを振り払おうと石突きから柄を振り上げた。思わず目を瞑っていたので、彼の動きが止まった瞬間を見ていなかった]
[鳥が居なくなったのとほぼ同時、]
[視界に写るのは駆けていく人影]
[事態を把握しないままに]
[跡を辿るように歩みだして]
……うん?
[小さな芽を見つけた。]
< だけれど、はしりまくっていたら、いきなり、黒猫のなきごえが聞こえました。
猫、びくっと足を止めて――
もときた道を、走ります。はしるだけではなく、今度は、羽根もいっしょにうごいて、さっきより早く >
[再び、瞳を開いた時には、いつもの女だった。]
[結晶が、髪を飾る。]
……生憎だけど。
私にはあげるものなんてひとつもないの。
私の全ては、私が私である為のもの。
ひとつでも欠けたら……其れは私ではない。
[そうして、眠る火の竜へと歩み寄り、コードを引き抜こうと手に取った。]
―果樹園―
[目前の少女も、槍の存在も、一瞬忘れたように、鋼の瞳を見開き]
馬鹿な、ことを…
[苦々しく、零れる言葉]
…て、うわっ!!
[我に返った時には、槍の石突きが眼前に迫っていた]
─広間─
[駆け込めば、目に入るのは血の色。異眸は鋭さを帯びて]
何があった!
……いや、その前に、ヴィンター、治療を!
[叫ぶよな声に、白梟はハインリヒの傍らへと飛び立って]
[しゃがみこんで]
[上から覗き込むように]
[天聖の獣が林檎を拾ってくれた場所とは気付いたか否か]
[何方にせよ、彼女が為していたことは知る由もないけれど]
[周囲の喧騒も他所に、じっと見つめている]
< そんな猫のところ、黒猫がやってきます。
猫は、こっち、とないて……
こまった。猫だけじゃ太刀打ちできない。
にゃーにゃーお願い、だれかつれてきて。だれかつれてきて。 >
< けっこう切実にうったえて、黒猫に、あっちよ、っていうように、猫はすすみました。
そして、こんどこそ早く、はやく…… >
ユリアン!
< みたしゅんかん、ふりぬかれてました。 >
[規則的な電子音
唐突な電子音
センサは異常低温をキャッチ]
………。
[コード生えたまま、むくり。
ぼんやり寝起きの寝ぼけた顔で、熱風を纏った火球を浮かべる。
…暖房のつもりだとか。]
――らしいね。
…事が早いのは、歓迎するけれど。
[あまり嬉しくはないな。
駆け出す相手の言葉にぽつりと返して、――時竜は広間へと向かったようだから、其方は任せようかと、自らは部屋の窓を開ける。
瞬間、吹き込む風の「声」に、僅かに眉を寄せた。]
……どこ?
[蒼を、細めて。声へと耳を澄ます。
――糸を辿るように]
[熊へと変じるマテウスを見ながら]
軍神の神通力をうけた戦士は、危急の際には自分自身が熊やになりきって忘我状態となり鬼神の如く戦うことができたという人間の神話がありますが。
その状態だと寝てくれそうにありませんね。
熊は冬眠するものではありますけど。
いや、眠るわけにはいかないんだ。
色々、みなきゃ、ギュンターだってさがさなきゃ…!
[寒さを紛らわそうと、両手をばたばたと動かす。
が、それも緩慢になっていき。
毛に霜が降りる頃、その場で丸くなってうとうとし始めた。]
ここにいる奴らで、銃使うったら限られてっだろ?
[一人は既にここには居らず、もう一人は昨日告発した少女。ブリジットに支えられ、とにかく上半身を起こすことは出来た。左腕は動かせず、だらりと垂れている]
あー、銃弾食らうなんざ何年ぶりだ。
[あの時以来か、と一人ごちて。ややあってオトフリートが広間へと現れる]
口封じされそうになった。
[それだけで通じるだろう。こちらへ舞い寄る白梟に視線を投げかけて]
手間かけさせるな。
[その言葉はどこか他人事のよう]
[倒れる先に、先刻の若木が生えていることを、なんでその時思い出したのか]
やば…!
[その上に倒れるのを避けようとして、身を捻り]
ガツン!
[隣の立派な林檎の古木に、思いっきり額をぶつけた]
[また寝ようとして、傍に寄ってきた女の姿を見上げ…、
爬虫類のように縦に切れた瞳で瞬く。]
…エルザ……?
[長い夢から覚めたような、ぼんやりとした眼差し。
…実際、寝てたらしいけど、うん。]
―東部エリア:草原―
[私は人影を追おうと、姿を獣に変える。
首を引くように身体をしならせて空を蹴れば、長い尾が揺れる]
……あれは…!
[遠く灼熱の赤が、走り抜けてゆく姿を見つけ、私は嘶いた。
手掛かりに逃げられるわけには行かぬと、天を駆ける]
< なんだか
ユリアンは
まぬけだとおもいました。
でもそんなこと いってる ばあいじゃありません。 >
あぶないっ
< たっと足をけって、宙をとびます。おもいっきり、リディの、顔面むかって。 >
[気を取り直して振り抜いた槍を一回転させ、刃先をユリアンの(間抜けに無防備な)脚に向け]
後で治してあげるからっ!
[振り下ろした]
…ミリィさん。
[銃を使うというのを知っているのは、炎竜と彼女。
炎竜のはこれとはまた違うのも知っていたし]
ドロイドじゃ、ないの。
[何かを確信するような口調に、問いというよりは確認となり]
あっ、オトフリートさん!
[ヴィンターの邪魔にならないような位置で支え続ける]
[コードを手にしたまま、目を覚ましたダーヴィッドを見下ろし。]
……おはよう。
[言いながら、コードを浮かぶ火球へと翳そうと。]
< 猫。がんめんちゃくち、せいこう!
おもいっきり、爪をたてました。
いいの。きっと痛いけど、いいの。にくきゅーもあるから、いいの。羽根ぱたぱたさせながら、攻撃です。 >
・・・寝ちゃった? 買いかぶりですか、もしかして。
[急激な温度低下は機鋼の竜にも警戒心を呼んだか、無数のドロイドがファクトリー内へと姿を見せる。
無数の光条が放たれると結晶は四散し溶け消える。]
口封じ……か。
早速やってくださいましたか、と。
[短い言葉だけでも、状況は読み取れて。視線は、窓の向こうへ。
声をかけられた白梟は、「お気になさらず」と答えつつ、癒しの力を傷へと当てる]
……この先……か。ヴィンター、お前はセレスとここで……。
[ここで待て、という言葉は]
「時空竜と行く! 時空竜、無茶するから、一人ダメ!」
[あっさり拒否られた。掠める苦笑]
……っとに……わかった。
ヴィンター、お前はハインリヒ殿を治療したあと、ここで状況に対処!
ブリジット、ハインリヒ殿、頼むよ!
行くぞ、セレス!
………。
[くしくしと、目元をこすって…]
…あと、五分ー……・。
[ぽすりと二度寝。
ちなみに火球はほんとに暖房用だけで、うっかり触れても焦げない程度の温度。]
―果樹園―
[さすがに気は失わなかったようで、狙いのぶれた槍の穂先が、足の脇を掠めて切り裂きはしたが、何とか転がり避けると、少女に飛びついた猫に向かって叫んだ]
エーリッヒ!逃げて!
[額からだらだらなんか赤いものが流れて、更に顎は赤く腫れてたりするわけですが]
[歩んでいくと、小鳥が慌しく戻ってくる]
[急かされるようにして先へ進み]
[目にしたのは、]
……?
[顔面に猫の少女+樹木に抱きつく青年]
ドロイドなら、こんな痕跡残さないだろうよ。
[あれらが使うのは光のレーザー。自分の身体にめり込むは明らかに弾丸。尤も、痕跡と言ってもブリジットには見えないだろうが]
治療するなら弾取りたいんだが…。
[出来るか?と視線は白梟とオトフリートへ]
[人を呼んでとお願いされた猫はにゃーとないて。
金の瞳が紅く染まる。
白い猫を追う黒い猫は―――やがて、黒い髪の子供に変化する]
……これでイイ?
[駆け出して行った相方を、白梟、呆れたように見送るか。
ハインリヒに問われた事には、ゆる、と首を傾げて]
「異物を残したまま、傷を塞ぐわけにも行きますまい」
[できるらしい]
[上空から迫る音波を勘でよける。飛び込み前転ズザー。流れるように起き上がると、上空、麒麟の姿のナターリエに向き直り]
こんばんわ。ナターリェさん
[にっこり挨拶。ちなみにかなり硝煙臭い。]
[引き抜くのは痛いか?などと思い直し、火球にコードを翳したのだが焦げもせず。]
[舌打ちひとつ。]
[平和に聞こえたダーヴィッドの声と、視界に捉えたドルイドたちの存在にいらだたしげに。]
……あと5分じゃないわよ。
死にたくなきゃぁ起きなさいっ!!!
[勢いよくコードを引っ張った。]
弾?
中に入っちゃってるの?
[ドロイドの痕跡というのは分からなかったけれど。
そちらは意味が取れた]
うん、お願いねヴィンター。
[イザとなったら自分がやらないといけないかと思った。
ちょっと指先が冷たくなっていたかもしれない]
[首をぶんぶん振った。
爪を立てられたので物凄く痛い。振り落としたいが、毛皮のせいでもごもごとしか言えない。
猫の脇腹あたりから、ユリアンが転がって逃げるのが見えた]
[地面を突いた槍を振り抜く軌跡で、逃げるユリアンの脚を狙う]
あー、もうめんどくせえっ!!
[半身を起こして、頭のバンダナをむしり取る。膨れ上がる雷撃の精霊力は、紫の光の波にも見えたか]
教師 オトフリートは、学生 リディ を投票先に選びました。
おいたは、いいかげんにしろ!リューディアッ!!
[再び脚を狙う槍は避けずに、それが突き刺さる瞬間に、その柄を掴んで、雷撃を放つ]
おぅ、がっつりと。
床に銃痕も無いしな。
貫通してるなら、こっからも血が出てるはずだ。
[正面の左肩を指差す。弾がめり込んだところの丁度反対側。別段怖がらせるつもりも無いのだが、慣れぬ者が聞けば例外なく眉を顰めるだろうか]
ぎにゃ。
[無理やりコードを引き抜かれて、やけに緊張感の無い悲鳴らしき声。
それでもがばりと身を起こすと、あたりに視線をめぐらせて状況を確認。
左手は銃を抜き、右手は剣の柄に。]
[バンダナを取ったのは、精霊力を強めるためではなく、調整するためだったので(何しろここには木が多い)もちろん死ぬ程の雷撃ではないだろう]
[もしリューディアが感電すれば、間違いなく猫も巻き添えではあるが]
――、見つけた。
[草原の真ん中。気配を捉えたと同時に、視界の端を翔ける黒に
ゆるり、蒼を瞬く。言ったばかりなのに、相変わらず無茶をする。
けれど、――まぁ、今は咎める場合でもない。
ゆるりと素早く踵を返して部屋を出る。
ててて、と駆けて、血の気配のする階下へと急いで向かって]
……っ!
[猫がしっかりしがみついているので抗議は声にならない。
雷撃の精霊力が馬鹿みたく膨張するのを感じたが]
………、…… っ!
[槍を伝って電撃が趨る。
毛皮の色ではなく、本当に目の前が真っ白になった]
[牽制は華麗にかわされ、翠樹の少女は此方を見上げ向き直る。
私は痺れるよな重い脚に焦りを感じつつ、少女を見つめた]
……逃げないと思っておりましたが、甘かったようですね。
[風が運ぶ硝煙の香りに、私は哀しげに嘶く]
……命を脅かすものを、私は逃がす事は出来ませぬ…
[脚の重みに、あまり持たないと知る。
見回せど他の人影はなく――私は大きく【五音を啼いた】
三半規管を、鼓膜を、機械内の結晶を、揺らし麻痺させる波紋を]
[白梟、ブリジットに頷いて]
「多少、痛みますが、お覚悟を」
[さらりと言いつつ、癒しの力を操る。
食い込んだ銃弾を外へ出しつつ、内側から治癒するように]
[追跡中の時空竜は、『翔ける』先に、馴染み深い感覚を捉え、微かに眉を寄せて]
[ヴィンターが癒す前の傷を見る。
確かに貫けてない。ならば中にあるというのも分かる]
う、ん。
[顔色も悪いし、声も小さいけれど。
それでも目は逸らさなかった]
どうして、こんなこと。
[呟きながらヴィンターの邪魔にならない程度に自分も力を注ぎ始める。ほんの僅かでも痛みを和らげられるだろうか]
[引き抜いた勢いで、後ろへとよろめき。丸くなったマテウスに躓く。]
……ゃっ!!!
[微妙に可愛い声を上げながら、マテウスの上にぽてり。]
ん…?
[ミー、というドルイドの音。
熊に戻ったためだいぶマシにはなった寒さだが、それでも動きは緩慢で。
瞼は重い。]
[ただの痛みは麻痺しているのか、ブリジットに返答する言葉も淡々としていたが]
いっ!!!!!
[流石に治療での痛みには我慢出来なかった。暴れなかったのは良い方。涙目になりながら治療に耐えている]
――っ、ハインリヒ。ブリジット!
大丈夫?生きてる?平気…?
[階段を下りて。広間に揃う顔ぶれに駆け寄って声を掛ける。
と、床をぬらす赤に気付いて僅かに眉を寄せた。
生きてるのも、声が聞こえてたから判るけれど。
平気じゃないのは、判る。]
イレーネ!
私は大丈夫、でもハインリヒさんが…。
[痛みに耐えてるその人を支えながら。
やっぱり顔を顰めている。だって見てるだけでも痛そう]
[はふぅとため息をついて。ドロイドへと向き直り。]
やりすぎてしまいましたか。
あまり荒事は得意ではないんですけど・・・・。
[玉鋼の力を秘めた銃、迫る鉄の蟲へと向けて。
滾るが不安定な火炎の力を玉鋼は支えて、一点へと収束。
幾千度の息吹が、一体を貫く。]
―果樹園―
[槍はしっかり脚に刺さっていたので、その柄を掴んだまま、顔を顰める]
後で癒せば、何やってもいいってもんじゃないだろうが!
まったく…
[ぜえ、と息をつきながら零された呟きは倒れた少女には聞こえていないだろう。そして、ぽとりと落ちた猫に、漸く気付く]
あ………ごめん。
[手遅れ]
[痛みに耐えながら]
俺が、邪魔になった、って、こと、だろう。
そ、こから、導き、出される、答、え、は、一つ。
[言葉が途切れ途切れになっているのはご愛嬌。痛いものは仕方が無い。力の流れを感じると、治療の痛みが少し和らいだようだ]
…あいつが、どういう目的かは別として、機鋼竜に協力してたってことだ。
[昨日あれだけ詰め寄ったのだ。事実であれば、自分に矛先が向くのは分かっていた。分かっていて、やった]
…向こうでも、暴れてるみてぇだし、ほぼ決定だろ。
逃げじゃないですよ。戦略的撤退。
それに、あんまりにも犯人犯人言われるのに疲れちゃいまして。
だから、言いだしっぺっぽいハインリヒさんに消えてもらおうかなぁ
…………って!?
[とか喋ってる途中に届いた音波でぐらりと揺らいでどしゃりと倒れる。]
うー、くらくらする。
[感じる波動に、微か、過ぎる、嫌な予感]
……まさかとは思うけど……。
[そのまさかは、当たりな訳だが]
っとに!
[苛立ちを込めた、声。
感じる苛立ちが、自分がいつも他者に負わせているものと。
気づいているかは、定かではなく]
< うん。猫は、びりびりして、そのうえ、どさって「重いの」がのってきたから
ものすごく手遅れでした。
もしかして、ヘルガの猫は、こんな奈落なあまりに喜劇みたいな様子を見たでしょうか…… >
[上に座ったまま、マテウスの頭を撫で。]
ん、眠り姫お二人ともお目覚めね。
["姫"の部分が微かに強調されてただろうか。]
[ブリジットの言葉に、視線を移す。
見ているのも痛いけれど――声が響いて、痛い。
メーアに頼んで、痛みやわらげてもらったほうが、いいかな。
僅かに眉を寄せながら、ハインリヒの近くへと座り込んで]
…オレのせい?
[知ってるのに、オレは黙ってたから。
オレの名前を出さなかったのは、知ってる。]
−東部:屋敷・果樹園−
…………。
[少し離れた位置]
[一部始終(というよりは終部分)を見ていたが、]
[二人と一匹へと歩み寄る]
……、何事……?
[ちょっとおっかなびっくり。]
< 猫はユリアンにひっぱりだされました。だきあげられました。
きゅう。
めをくるくる、まわしています。
だから、黒猫も、アーベルも、見えません。 >
―果樹園―
[緩衝剤代わりのエーリッヒを引っ張り出され、地面に頭をぶつけた]
ぅ……。
[痛かったが、少し覚醒した。
ずるずると上半身を起こす。あちこち痺れた]
おいたって……何よ
[剣を抜き、二体目に向かって跳ぼうとし…]
…ぬぁ!?
[べしゃ。
うん、足元のコードがまだ数本抜けてませんでした。
顔を上げると、もう目前にドロイド。]
< それでも声をかけられて、ぷらぁん。ってしていた猫は、にゃーと、なさけのない声でなきました。
ぱたぱた。
羽根が力なくうごきました。びりびり、きらい。でも、重いのも、もっときらい……。ぱたん。 >
[白梟は静かに力を紡ぐ。
痛くない治療法を覚えていないのは、きっと無茶しかしない相方のせいだろう。
それでもやがて、銃弾は押し出され、傷は、ゆっくりとその口を塞いでいくか]
[そして、痛くない治療法だけを学ばせた相方は]
……って……なん、だ、これ?
……天聖……?
[響く、波動。
直接的な影響は辛うじて受けてはいないものの、力の集中は解かれ]
……真面目に、走るしか、ねぇか。
[ぼやきながらも、前へと進む]
―果樹園―
[かけられた声に、初めて、アーベルと黒猫(人型)の存在に気付く]
ああ、いやちょっと…家庭争議?
[ますます判りにくいですから]
研究生 エーリッヒは、学生 リディ を投票先に選びました。
『止まった…』
[少女が地へと倒れ伏すを見、私は安堵の息――ではなく込み上げる熱を吐きかけて、耐える。
五音が消えた瞬間、姿は半人半獣へと戻り、私は空から落ちてゆく]
……っ!
[近くへ座り込むイレーネの言葉に]
いや?
これは俺が勝手にやったことだ。
ああ言う行動を起こせば、自分の身に返ってくるのを分かっていてやった。
自分が撒いた種さ。
[気にするな、と動く右手でイレーネの頭をわしっと撫でる]
―果樹園―
[起き上がった少女を見ると、僅かにほっとした表情を見せたか。けれど次の瞬間には、じろりと睨んで]
ここで僕と争ったら、果樹園の木が被害受けるでしょうに。
あなたが、生命を分けると言ったって、限度があるんですよ?
こんなちっちゃい木だってあるんですから!
[指し示すのは、先刻の、芽生えたばかりの若木]
[マテウスの肩に手を付き、立ち上がりドレスのすそを払いながらユーディットを一瞥し。]
……得意じゃないなら下がってなさい。
[その時、熱風を感じてそちらへと顔を向けた。]
青年 アーベルは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
研究生 エーリッヒは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
[火竜の眼前のドロイドが無数の光を吐き出すと同時に氷の結晶があたりを包み光をあらぬ方向へ反射する。]
氷の鏡がわたしの能力です。光学兵器は無駄ですよ。
んあ?
おはよ…?
[エルザの声に、むくりと顔だけあげて。
ダーヴィットの状況に目を見張る。
が、動くとエルザが落ちる。。]
[ドロドロに溶けたドルイドが見える。]
ほぉ……さっすがー。
[次の瞬間、べしゃり。]
ちょ……っ!!!
あー……もぉっ!!!
[ストールを握り締め、駆け出そうと。]
[黒い猫だった子供は、きっとぽかんとしていたはず。
だって、なんかびりびりしてる猫と、ぽてってした子供と。
あたし、お邪魔だったかしら。きょとんとして首を傾げる]
[ことん]
[背後で床に小さな物が落ちる音。同時に、治療が完了し、その痛みも無くなるか]
──…ったかったー…。
[治療が終わったその目元には、僅かに涙が残っていたか]
えーっと、ヴィンターだっけ?
さんきゅ、助かった。
[弾丸を取り出し、傷を癒してくれた白梟に礼を述べる。治った肩をぐるぐる回しながら]
―果樹園―
馬鹿言わないで下さい。
おこちゃまにやられるほど、耄碌してません。
[ざす、と無造作に脚から槍を抜く]
とにかく、危ないから、これは没収。
[手の中で、槍が短剣に姿を変えた]
< なにこの親子(違います)
猫はそんなこと思ったのでした。
お説教は、そこなのかとか。
やられればいいとか。
そこなのか。
猫は思いました。ぷすぷすしながら、おもいました。
でもいつまでもぷすぷすしてても仕方ないので……
ユリアンの腕から、飛んで、ぱたぱた……しゅるり。人の姿に。
声はけっこう、怒ってるのかも、しれません。 >
……とりあえず。
ふたりとも、周りかんがえれば、いいんじゃない?
[一方飼い主。
銃声の響いたほうへ向かっていたはずなのに風の精霊があんまりにもうるさいものだからたどり着いたのがバ風のいる室内で。
それこそ鬼のような形相でバ風を見ただろうか]
……でも、オレがちゃんと喋ってたら。
ハインリヒだけが痛い思いすること、なかったよ。
きっと危ない目にあわなかったよ。
[わしっと撫でられて、少しだけ泣きそうになった。
でも、ぎゅっと我慢する。痛くないのに泣くのは、ダメだ。]
ごめんね。
[取り出された弾丸を眉を寄せて見つめながら、ぽつりと]
…わざと無理なことしたの?
[何だか声が低くなった]
あっ、ヘルガさん!
ハインリヒさんが無茶を!
[怪我をって言うはずだったんだけど]
[以前食らって威力のほどは何となくわかってるので、しばらく立てないことは承知の上。ごろごろ転がっている]
世界が回るー。うっ、気持ち悪っ!?
[何か前回より酷い。]
/*
ミスったwwwwwwwwwww
何故発言削除をクリックしたのオレwwwwwwwwwww
ptが120とかwwwwwあと40分wwwwwwww
/*
考え中。
絆(多分、疾風−陽光)を今日落とすか、明日落とすか。
襲撃は、流水か、疾風の二択。
アーベル視点では、疾風の方が「原動力」。
流水がぽろっと洩らせば、其方にも対象が成り得る。
リディ告発は、影輝辺り?
最終日は6日目だろう。
*/
[目の前に展開された氷の鏡に感嘆の声ひとつ。]
どれくらい持つ?
[そのまま、振り返らずダーヴィッドへと駆け寄り、足元のコードを再び引き抜く。先程よりは力を加減しながら。]
…っ!?
[来る、と身構えた熱線は、目の前で散り散りに霧散。
降り注ぐ、透明な結晶。]
さんきゅ!
[振り上げる刃に、鉄の蟲は弾き飛ばされ]
/*
最終日の面子は、
機鋼、時空、天聖、雷撃、影輝
かな?
精神は逆呪殺で落としたい所存。
これを基本プランとして動こう。
後は、ケースバイケース。
*/
「いえ、大事無く何よりです」
[ハインリヒの礼に、白梟はばさり、と羽ばたいて。
次々と広間にやって来る面々を見回した後、窓際へと向かう。
その場所で、飛び出して行った相方の動きを辿りはじめ]
/中/
あぁちくしょー。
駆け寄ってなかったら平手打ちしてたのにー(マテ
肉弾派じゃなく、補助魔法使って後ろにちんまりしてるつもりだったんだけどねぇ。
まぁ、補助魔法使ってたらネタ被ってたし、これもいいか。
/*
っていうかですね。
絆+逆呪殺+吊り+襲撃で、
四人落ちが見たいだなんて、――そんな。
防衛プログラムの暴走設定にも、好くね?
*/
あと2-3回は持ちこたえると思います。
ドロイドがこれ以上増えたりしなければ・・・。
[ダーヴィットへと駆け寄る背中へと声をかける]
[抜き取られる痛みに僅かに顔を顰めつつ、鋼の筒へと息吹を込める。
コードから供給されたのか、思ったより力は満ちていた。]
−果樹園−
[暫く見ていたけれど、][視線を移して]
……それで、どうして、
ええと、
かていそうぎ?
[やっぱりわからない単語を繰り返した]
< 猫、どっかぷっつりと怒ったらしいです。黒猫に気付かずに言い募ります。 >
だいたい廃棄エリアが、どうのって、最初に、リディが言った。
おれは、それがわからなかった、し。
いなくなった人も、心配だったから、リディに、くわしい、ユリアンにきこうって、思った。
それだけ。
それに、悪い事じゃないなら、だれも、怒らないし。
誰も、かなしまない。
かなしむのは、わるいこと、だから。
< まずは、リディにそう言って >
ブリジット、少し違う。
…えと、無茶したのはあってるけど。
でも、オレが黙ってたから、ハインリヒが無茶したの。多分。
[何を黙ってたとか、そんなところまで頭が廻らなくて
とりあえず、説明。でも、多分良く判らない。
ブリジットの言葉に、ヘルガさんが来たのは判ったけれど
其方へ視線を向けて、 …そっと逸らした。
だって、…良く判らないけど、怖かったんだもん。]
ランプ屋 イレーネは、学生 リディ を能力(占う)の対象に選びました。
ユリアンも。
< じとり。目を向けて >
リディ、が、ユリアンにとって、子どもなら、もっと、違う、やりかた、あるでしょ?
自信もつの、悪くないけど、場所とか、色々みてから、そうしなきゃ、だめ。
……みんな、痛いし、リディだって、反論、する。
おとな、なら、もっと、うまくやる。
[とりあえず機嫌が悪かったのは当たり前なのだが、極めつけはブリスの無茶のひとことだった]
……こっのバカタレ!!
[病人とかそういうこと関係なく、ハインリヒの鳩尾に拳を遠慮なく沈めた。
ゴッッ、といい音が聞こえる]
酒場のママ ヘルガは、探偵 ハインリヒ を能力(守る)の対象に選びました。
青年 アーベルは、研究生 エーリッヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
[何か、苛立ちの声が聞こえた気がした]
[なれど、込み上げる血を――痛めた声帯のそれを零さぬよう嚥下するのに必死で…何も応えられなかった]
あっ、えっと。
間違えた。怪我を。
ヴィンターが治してくれたけど…。
[一応訂正してから。改めてイレーネに向き直り]
…黙ってた?
イレーネが黙ってたからハインリヒさんが無茶をした…。
[ちょっと考える]
…本当はイレーネが見つけたの?
っがぁぁああああ!!!!
[咆哮。
身体にまとわりつく冷気を吹き飛ばす。
ダーヴィットとエルザの方へと、四足で駆ける。]
ここに居るだけで危険だっつーに。
周りはドロイドが闊歩、時折誰かが消えていく。
…アイツがどう動くのか、それを確かめたかった。
どうせタイマンで話しても、同じ結果になってただろうよ。
直接対決から狙撃に変わっただけ。
アイツが、何を思い、機鋼竜に協力しているのか、知りたかった。
[それはここに居る唯一の同族だからか、それとも仕事のクライアントだからか。謝るイレーネには首を横に振り]
だから、お前のせいじゃねーって。
お前は「声」でも傷付く。
危険な目に合うのはおっさんに任せとけ。
[もう一度、わしっとイレーネの頭を撫でた]
いや別に無理とは…。
[ブリジットの言葉に返そうとして。少女が紡いだ名前とその気配に身を硬くした。自分にとっての危険人物推参。今相手の顔を見れば、多分俺は石になる。その上粉砕されるかも]
―果樹園―
[自分に向けられたエーリッヒの言葉には、情けなさそうな笑みを浮かべた]
はい、すみませんでした。
どうも僕は、昔から、お嬢が絡むとネジが一つ飛ぶらしくて。
シスター ナターリエが「時間を進める」を選択しました
そんな顔、しても
< と、言いかけて。
引っかき傷、ひどかったんでしたっけ。 >
……しても、わるいことは、悪いよ。
だって、みんな、かなしんでたよ。
何か、するなら、みんなに言ってから。
自分だけで、考えちゃ、だめ。
くるしむ人の事も、かんがえてね。
< リディを見て、わかった? って、猫は言いました。 >
!…ヘルガ、さ…!
あ、でも、無茶したのは、オレの所為…!
[間に合わなかった。沈められた拳に思わず目を閉じる。…声が痛いよう。
前にたくさん殴られたときの事を思い出して、ちょっと頭が痛くなった。
ブリジットの言葉には、困ったように眉を寄せて小さく頷き]
< そして、ユリアンも、もう一度見て >
ネジ、飛んでも。
周り、みえなくなるの、駄目だよ。
そういうことすると、後悔するの、自分。
< でもこの猫、一番若輩者ですが。
そして黒猫の子とアーベルにようやく、気付きました。猫、きょとん。 >
……と、言うか。
[走りはいつの間にか、歩きに]
結構、効いた、かも。
[片手は、いつの間にか、胸の呪印の上に。
その様子に、こちらもややへたり気味の従魔がきゅう、と鳴く。
それでも、歩みを進めたなら、転がる赤と、落ちる姿が目に入ったか]
……っ!
[歩みは僅かに、速くなり]
読書家 ミリィは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
OK、んじゃその前に片付けてしまいましょ。
[駆けてきたマテウスを一瞬だけ見やりながら、ストールに接吻けて。]
[前を見据える。]
< アーベルが見るので、ふしぎそうな顔になりました。
でも、ユリアンへの言葉に同意したリディに >
わかってるなら、リディも、そうやって、まわりみないで、やらない。
ちゃんと、まわりのこと、考えて。
おれのことも、元気に、してくれたし。
リディは、できるって、思うよ。
きっと、ユリアンより、ずっと、すごくなるよ。
だから、もう、これ以上、誰か、かなしむ前に、ちゃんと、はなして?
[とりあえず、『お見せ出来ません』な事態は水際で回避しつつ、ちょっとぐったりしながら]
あーうー。それでー、どうするつもりー。
[目の前のナターリエに問いかけ。足のことなんか気づいてる余裕ないっす。]
っったくハインリヒ貴様は本当に馬鹿でアホでどうしようもないな無茶するのは勝手だが命にかかわらない範囲での無茶にしろこの大馬鹿(とっても強調)大体ただでさえ馬鹿であほで間抜けでうだつもあがらない人間のくせに人の力の及ぶ範囲外の領分での無茶がどれだけ危険なことかわかってもいないんだろう?ああ?!
[一息で言いのける当たり、キレっぷりがよくわかるだろうか。
イレーネの自分のせいだという言葉にもきっとにらみつけて]
[目を開ければ思いっきり蹲っている姿。わたわたわた]
だ、大丈夫?
[背中さすりながら。だって他にどうすればいいんでしょう。
きっと痛み和らげようとすると陽精が怒るし]
…イレーネを守ってたのね。
でも一人じゃなくてもっと相談して…というのは無理よね。
[だって信用できるかどうかだなんて誰しも分からない。
今だってこの状況だからこそそのまま受け取っているけど]
―果樹園―
[エーリッヒに言われて俯いた]
”目撃者の口を塞ぐ”が鉄則だと思ったのにねえ。
目撃者に諭されちゃってどーするの。
[立ち上がったユリアンを横目で見て]
あのね
教師 オトフリートは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
ええと…お、おちつく、まず。
落ち着く、大事。おっけー?
[黒いくるくるした髪の猫だった子供はちょっと引きつった顔でエーリッヒの手をきゅっと握ってもう片方の手でその手をなでなで。
きっと陽光の気配がするよ]
[私は落ちた衝撃に、息を飲――めずに一筋赤いものが零れる。
過負荷に耐えられなかった声帯から香りと、無理をした反動で急激に意識が遠くなり――私は気を失った]
後悔、するようなやり方は、駄目。
< ユリアンに、困った顔を向けます。
そして、リディに、ほっとしたように笑いました。 >
ユリアンのこと、好きなだけ、殴ってもいいと思うけど。
ちゃんと、みんな、かなしんだ人に、あやまって、みんなにあやまらないとね。
< そして自分を見ているアーベルを、もう一度、見て >
どうしたの?
小説家 ブリジットは、学生 リディ を投票先に選びました。
どのような形にもできると思いますのに。
どうして趣味のよいと思えない形が多いのでしょうね。
製作者の趣味でしょうか・・・。
[無数の蟲型のドロイドを見つめぽつりと呟く。]
[倒れながらも恐怖の対象の説教(と言う名の蔑み)は全部聞いた。頑張った。ブリジットに背を摩られ、ようやく息が出来るようになる]
っ、げほ…。
…分かってて、やったんだよ。
面と向かって言って、相手が素直に応じない。
それなら吐かせるように仕向ける。
無茶でも、やるべきだと思った。
いや、無茶とは思ってはいなかったんだが。
『ちぃとコントロール出来なくて、風の情報全部掴みきれなかったしなぁ。
撃たれた時は特に疲れてて情報纏め切れなかったし』
[後半の呟きは激昂している相手に届いたか否か。聞こえても単なる言い訳にしか聞こえないかもしれない]
< アーベルが首をふったので、リディに話を促します。 >
機鋼の竜?
って、なんどか、きいた。
赤い女の人も、知ってたね。
…………廃棄、エリアっていうのは、その竜、が、関係してるの?
送りだす、とか。
赤い、人間の……ミリィ? も、知ってるの?
< 猫はそう尋ねて、リディを見ました。
答えを*聞くために* >
……って、えええぇぇぇぇっ!?
[ミリィびっくり。そりゃ見上げてた人物が血ィ垂らして昏倒すれば、普通驚くでしょ。ぽかーんと見ていたが]
……逃げるならいまのうち?
[そう呟いて、通信機を起動……しようとした時、聞こえてきたこっちに走ってくる足音。慌てて転送を行なうが、果たして何処に辿り着くのか。]
……邪魔、する?
[口唇だけの言葉は拾えたか]
[見据えるは数日前までの冷えた色ではなく]
[意志の込められた感情ある睛]
シスター ナターリエが「時間を進める」を取り消しました
ガ、ぁぁぁ!!
[両手で一体のドロイドを地面に叩きつけ、首筋のような場所にかぶりついてコードを引きちぎる。
そのまま地面を蹴り、次のドロイドに飛びついて押し倒す。
その姿は獣そのもの。
エルザの動きの邪魔にだけはならないよう、チラチラと見つつ]
そういうのを、普通は無茶というんだこの馬鹿!
…どうせ、どうにかなるとかそんな曖昧な予測だけで動いたんだろう、貴様。
[このほんの少しの会話でどれだけ馬鹿と言ったことか。
大きくわざとらしく息をついて]
…まったく、そのうち本当に命落とすぞ、お前。
竜族、獣族の肉体能力には感心しますね・・・。
あんなものでドロイドが壊せてしまうのですから。
[つと眠れる竜へと視線をうつし]
生身でない竜の力はいかほどのものなのでしょう。
読書家 ミリィが「時間を進める」を取り消しました
……ちっ……間に合う、か!
[苛立たしげに呟きつつ、力を凝らして、『翔ける』。
遠目にも、負傷しているのはわかるから。
それで落ちたらどうなるか……は、容易に想像がついて]
……間に合え!
[念を込めた声が響く。
ミリィの動きは、目に入らず。
短距離の空間跳躍の後、ナターリエが地面にたどり着く前に、滑り込むよにその下へ]
研究生 エーリッヒは、学生 リディ を投票先に選びました。
教師 オトフリートは、学生 リディ を投票先に選びました。
シスター ナターリエが「時間を進める」を選択しました
シスター ナターリエが「時間を進める」を取り消しました
青年 アーベルは、学生 リディ を投票先に選びました。
力が、必要?
< リディの言葉に、猫は目を向けました。
どういうことだかわからなかったのです。 >
もしかして、廃棄エリア、だっけ?
送るっていうのが、それ?
[闇竜の様子に肩をすくめ。]
仲間意識・・・ ですか。
不合理でよくわからない感情ですけれど。
そんなに大事なものなんでしょうか。
貴方にもそういう感情があるのかな?
[ぱんと手を打ち合わせ再び部屋の気温を低下させる。今度は機鋼の動きを阻害するために。]
どうにか”なる”、じゃない。
どうにか”する”、だ。
[そう言ったハインリヒの目は真剣そのもので。珍しくヘルガに対して真っ直ぐと視線を向けている]
確かに馬鹿だと言われてもおかしくないかもしれない。
だが。
アイツを突き動かしているのが何なのか、それが知りたかった。
アイツをどうにかすれば、機鋼竜もどうにか出来るんじゃないか、って思った。
…まぁ結果こんな状態にはなっちまったが。
[続いた言葉は流石にバツが悪そうに。視線を逸らして頬をぽり、と掻く]
死ぬつもりは無いんだけどな。
死にたかないし。
[こんな返し方をしたらまた罵られて殴られそうだなぁ、と思いつつ。その覚悟はしたかもしれない]
明日ミリィ動いてると、イレーネ的にそっちに注目行くから、
アーベル占うフラグ置けるか自信ないんだよにゃー…。
……何とかなるかなぁ…(うーん。
シスター ナターリエは、学生 リディ を投票先に選びました。
< 二人の様子を、猫は困惑して見ました。
いったい、何があったというのでしょう。
でも、ちゃんと覚えたことを、ひとつひとつ、指を折って考えます。 >
ひとつ、機鋼の竜が、下にいる。
ふたつ、そのため? に? 力がひつよう。
みっつ、廃棄エリアに、いる。
よっつ、よくわからない。
< ……最後のは必要ないんじゃないかしら。 >
/*
必要のない情報かもしれませんが一応事故を防ぐために言っておきますと絆はハインリヒ―ヘルガですので・・・。
ガァアア!!
[右手でドロイドを叩き潰したところ、左からミー、とチャージをしていたドロイドに肩を掠めて着弾する。
ユーディットの方にいかないか、ちらりと見ながら]
[放たれた熱を感じながら、視線は別のドロイドへ。]
仲間意識とかそんなややこしい事考えちゃぁいない。
私は私の思うままに……。
[ストールを打ちつけつ。]
動くのみっ!!
< なんでそういったのかしら。
みんないるから、だと思うけれど。
猫は、そう言って、なんとなく、二人の視線のあいだっこに、入ってみました。 >
……。
[不機嫌そうな表情。
そのまま、ガッと鈍い音を含ませて踵が胴に減り込み、回し蹴りの要領で顎に一発入るだろうか]
…まったく。貴様は好奇心だけで浄土とやらにイケそうな口だな、馬鹿人間。
[不機嫌そうな様子は相変わらずだったけれど]
…これだから────
[わずかに口をつぐんで]
言わない。
そういう、話だった。
[排除の意志]
[けれど、]
[排除すべき対象は][複数]
[知る者と][知らせようとする者]
[――叶うか?]
[ヘルガと視線を合わせるハインリヒを見比べながら
泣きそうになりながら不思議そうに眉を寄せる。
…まさか、同じフルボッコ犠牲者だなんて知らない。
ふと、空気の不自然な揺れにゆるりと視線を上げて。
その先の視界に入るのは、赤い髪の]
――…、ミリィ。
[僅かに、目を見開く。]
………。
[突然現れたミリィには一瞬動きを止め]
…よぉ、さっきはお世話様。
俺を狙ったってこたぁ、昨日の詰問を肯定したと取るぜ。
[その瞳は油断無かったが、浮かぶ色は悲しみか]
だって。
[遮るエーリッヒの向こう側へ]
アンタら好きじゃないもん。
リディのこと考えてくれる人が居たら
そっちに気持ちが……動くよ。
アンタには、分かんないかも知れないけどね。
[拒絶の意志]
わわわ、幾らヴィンターが治癒したと言っても。
怪我したばかりだから…!
ふぇっ!?
[慌ててヘルガを止めようと。
…あんましとめられるとも思えなかったけれど。
とりあえず声を掛けかけて]
…ミリィ…さん…
[いきなり振ってきた姿に叫んで、半硬直]
─東部・草原─
……っとに、もう。
[何をどう言えばいいのか。
取りあえず、地面との激突回避には、安堵して]
「……時空竜」
[跳躍の瞬間に離れていた従魔が舞いより、不安げに呼ぶのに、大丈夫だ、と返して]
……っとに、もう……。
勘弁してくれ……。
< でも、そういえば、ユリアンって動けないのでしたっけ。
猫は困った顔で、ユリアンを見ました。
そして、アーベルの言葉に、じっと彼を見ます。
よくわからないです。
とりあえず >
今、ええと、
誰か、運べそうなひと、つれてくるよ。
< 知るもの、知らせようとするもの。
それに該当していることなど、猫は、わかりません。 >
リディ、ええと?
< やっぱりよくわからず、二人を見比べます。
でも、あんまり一緒にいると、言い争いかしら。 >
広間の方、いって、誰か、ユリアン、運べる人、さがす?
[受けた衝撃が、地面へのそれよりはるかに軽かった事。
固い地面ではなく温かな腕であった事。
そして――近くも遠いはずの人物の匂いがした事]
[昏睡へと落ちゆく意識では、それらを感じても考える事は出来ず。
私は深い深い――眠りへと引きこまれていく]
[目の前に落ちたドロイドの破片に驚いた表情を見せ、火竜へと頭を下げる]
飛べるタイプが居るって仰ってましたね。そういえば・・・。
[機鋼の竜へ向けていた意識をドロイドの方へと。]
[そして、目の前には仕留め損なったターゲット。考えるよりも早く、左手は銃を構えているか。
しかし、周りの状況からまだ引鉄は引けず。
正面、ハインリヒの問いかけに、スッと眼鏡を外すと]
……ええ、そう取っていただいて結構ですわ。
[無感情に自白。]
[間に入る流水の獣]
[退けようと手を伸ばしながら、]
(その前に彼は退こうとしたか)
――……、わからない。
だから、
[知りたい。]
[紡がれるのは言葉の代わり、]
" 0241818 "
[機械的な][コトバ]
[ドロイドへの強制介入][左の天青石が][鈍く][光る]
シスター ナターリエが「時間を進める」を選択しました
[ヘルガからの蹴り。全て食らうもその上体が僅かに揺らいだくらいだろうか。伊達に危険な仕事は続けていない。広間に現れた己が良く知る少女を前に、派手にぶっ飛ぶ余裕は無かった]
[もちろん顎への一撃は脳を揺さぶっているのではあるが。頑張って耐えている]
< よくわからずに、猫は、少し、さがりました。
でも、決して、リディの前からは離れていません。 >
なに、が?
わからない?
< 彼の口から出ることばが、猫にはまったくわかりませんでした。
しりぞけようとする、手。
それを受けて。 >
誰かが悲しくなるなんて、アンタには判らないよね。
[奇しくもアーベルと同じ動き
手を広げ、エーリッヒを押しのけようとする]
猫さん、ライデンなんか放っておいても良いよ……。
でも、広間には行ったほうがいいかも。
/中/
中発言失礼。そっちの襲撃って猫にゃんに合わせてる?
現在こっちお任せにしてる。や、ハイン落とさないのも面白いかなと
[銃を突きつけられても構えることは無く。両の手を腰へとあてる]
…そうか。
そんじゃ、昨日の問いにも答えてもらえるか?
何故、お前が機鋼竜に協力しているのかを。
[少女が眼鏡を外す。それは己をターゲットと認めた証拠]
……。
これだから、人ってやつは。
[呆れたように呟く。
この場合、人はハインリヒとミリィのどちらを示すのか。
それとも、どちらも含むのだろうか]
[昏き眠りの中、耳に届くは錯覚か]
…――……
[私は無意識に慰めようと一音啼く。傷付いた声帯は音を発せねど。
声にはならずともコエには*成るや否や*]
ランプ屋 イレーネは、小説家 ブリジット を能力(占う)の対象に選びました。
[何か襲撃食らってるハインリヒにご愁傷様とは思いつつ一切顔には出ず。
ハインリヒから投げかけられる昨日と同じ質問。数秒目を瞑るが再びスッと目を開くと]
それは……
読書家 ミリィが「時間を進める」を選択しました
[ハインリヒがまだ不調なのは、これだけ傍にいれば分かる。
負傷の衝撃からなのか、はたまた疲労からなのか、…もしかするとヘルガのそれのせいもあったりするかもか。
とにかくまたバランスを崩したままなのは]
…だめだよ。
[まだ片手はハインリヒを支えてた時のまま触れていて]
< 猫はちゃんと押しのけられてしまいました。
二人の様子を、心配そうに見ます。
そして放置されたユリアンを。 >
……ええと、さすがに、風邪、ひくよ。
おれも、本調子じゃないし、運ぶの、むずかしいから。
うん、広間で、誰か、呼んで来る。
リディは、あとから、くる?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新