情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
詩人 ライヒアルト は 大工 イヴァン に投票した。
薬師 ゼルギウス は 大工 イヴァン に投票した。
調理師 ゲルダ は 大工 イヴァン に投票した。
療養中の少女 ベアトリーチェ は 大工 イヴァン に投票した。
傭兵 マテウス は 大工 イヴァン に投票した。
墓守 ナターリエ は 大工 イヴァン に投票した。
大工 イヴァン は 療養中の少女 ベアトリーチェ に投票した。
物識り ヨハナ は 大工 イヴァン に投票した。
神学生 ウェンデル は 大工 イヴァン に投票した。
指物師 エーリッヒ は 大工 イヴァン に投票した。
迷子 エーファ は 薬師 ゼルギウス に投票した。
薬師 ゼルギウス に 1人が投票した。
療養中の少女 ベアトリーチェ に 1人が投票した。
大工 イヴァン に 9人が投票した。
大工 イヴァン は村人達の手により処刑された。
墓守 ナターリエ は、大工 イヴァン を守っている。
次の日の朝、詩人 ライヒアルト が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、薬師 ゼルギウス、調理師 ゲルダ、療養中の少女 ベアトリーチェ、傭兵 マテウス、墓守 ナターリエ、物識り ヨハナ、神学生 ウェンデル、指物師 エーリッヒ、迷子 エーファ の 9 名。
/*
やあ、死ねた死ねた(お前。
最期に、ネタは全部消化したのでよしとする。
ところで。
墓下のあべくんが。
なんか、黒くね???(汗
[血を流し、倒れ伏した男の顔を一瞥して、子供は、ほう、と息をつく]
ひとつ、終わった。
[そして、視線は、もうひとつ………事の始まりとなった少女へと移る]
[殺意を撒き散らすような憎悪に満ちた顔のイヴァンに対し]
[ゼルギウスの表情は色を失ったかのよう]
[イヴァンの最期も、冷めた視線で見つめ続けた]
[振り下ろした刃をイヴァンから引き抜く]
[刺し傷からとつとつと紅が流れ出て行った]
…どうした、マテウス?
[声をかけて来た相手には、何でも無かったような雰囲気で返す]
[表情は、未だ色を失ったまま]
*/うーん。「私は人狼です。COするから占っても吊ってもいけません。襲撃先も指示するからGJだしてはいけません」というのはなあ……村側の人たちは私の指示どおりに踊って頂戴ね、、だとそれはそれでキッツいような。すぐに村勝利だったらそれはそれで狼側はコケにされたような気になるってのもわかるのですが。/*
迷子 エーファは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
迷子 エーファが「時間を進める」を選択しました。
/*
投票デフォがマテウス。
吊ってたまるかっ!
…はっ、この手の村で初めてキリングしたかも知れない。
狼やった時のあれは……襲撃だしなぁ、あれじゃ。
[マテウスの去り様の笑顔に咄嗟に手を伸ばしかけ、降ろす。
掴めぬものだと知っているかのように。
どこか諦めた素振りで]
…。
[ヨハナの声は、こんなときにも穏やかで。
だからこそ、心の内側を容易く揺らす]
ヨハナ様の言うとおりなら、良いのに。
本当に。…本当に、人狼は居なかったり、しないのかな。
[縋るものを求めるように、しっかりとした意思を持ち言葉を紡ぐナターリエの服をそっと掴んだ]
決め付けてなんていませんよ。
ただ、この中に人狼がいないという可能性のほうが高いのではないか?と聞いているだけですから。
それに、イヴァン坊主を信用していないわけじゃあありませんよ。
私は全員を信用しているのです。
だからこそ、全員の言葉を信じるのならば、この中に人狼なんてものはいないのじゃないかって思うのですよ。
……そういう貴方こそ、人狼がいるのだと決め付けておりませんか?
何故そこまでして、御伽噺と揶揄していたものの存在を強固に信じているのかが、私にはいまいち理解が出来ません。
[スッと何かが冷えた。
事切れた幼馴染の浮かべている憎悪は、過去のそれとも重なって。
齎した相手。その存在に嫌悪を覚える]
…ゼルギウス。
確証があったのか、お前には?
[温度の無い声が出た。
流れ出る紅は命の色。もう戻らないと誰が見ても分かるほど]
物識り ヨハナが「時間を進める」を選択しました。
[イヴァンをちらりと見やる、致命傷、助からないのが見て取れた。
ゼルギウスに視線を戻し、短剣に注意を向けたまま]
とりあえず、短剣…しまってもらっていいか?
ゼルギウスと争いたくはない。
[自分は両手をあげ、敵意がないことを示す]
指物師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
調理師 ゲルダが「時間を進める」を選択しました。
―厨房―
[ヨハナの返答を待つ間、ゲルダが服を掴んだので、そっと上から握った。
呟きには、ゆるく首を振る。
『分からない』とも、『ないだろう』とも取れる、曖昧で、だが否定的な反応だった。]
/中/
おーけー、では、
ライヒアルトさんには判定出した後倒れてもらう、そのまま目を覚ます前に襲撃、という感じで。
[両手を上げるマテウス]
[短剣と言われ、視線を手元に落とす]
……ん。
[短い返事と共に頷いて]
[懐から布を出して刃についた紅を拭い]
[再び鞘へと収めた]
[素直に従うのは、信頼するマテウスだからであろう]
傭兵 マテウスが「時間を進める」を選択しました。
/*
すまんねぇ、単独行動のままでいてなくてw(てめぇ
ほら俺、反骨精神のねこだからさw(違うだろ
とりあえず、なんだ。
泡沫シリーズの占霊は生き残れない、の法則は三作目まで継続したな。
[墓下に入ったため、お気楽すいっちがオンになってます]
そうか。
[淡々とした確認]
…なんでそんな馬鹿なことをしたんだ。
お前が本当に力を持っていたのなら、違う方法もあっただろう。
[返事は返らぬ相手に問う声]
信じてやれなかったのが、悪かったのか?
だからって、こんな。
[脱いだ上着をイヴァンの身体に掛ける。
その傷跡も、憎悪の表情も隠すように]
あの時は、そうあるといいなと思っていたさ。
…………………。
[ヨハナの言葉に、やや考えた後、何かを言おうと口を開きかけた所で。
ふぃと、突然視線を全く別な方へ向けた。]
…イヴァン?
[ぽつりと見上げる視線の先は入り口。
そこをじっと見た。半ば呆然と。]
…まさか。
[イヴァンにつけていた印が、消えた。
それがはっきりと自身に伝わった。
ゲルダの手に重ねていたそれを離し、喧騒の元へと向かう。]
/*
ところで今日は死に時ですかね。
マテ狼はほぼ確定状態なんだが、ゲルダは村側で留まりそう。
となると現時点では。
●村側
ウェンデル、エーファ、ナターリエ、エーリッヒ、ゲルダ
●狼側
ヨハナ、ベアトリーチェ、マテウス、ゼルギウス
なわけだから、これ以上村側減るのは微妙、と。
拮抗させるには俺か狼のどっちかが死亡、かな?
[はた、と我に返ったように立ち上がると、ゼルギウスさんのところへ。]
[ひしと抱きつく。彼に向けられる敵意の視線を、少しでも遮れるように。]
中:
ん?これベアトリーチェ出てくるのか?
あら、告発予定が無くなっちゃったな。
まぁ何とかなるか。どのみち今日襲撃予定だ私は。
にしても聖痕が長生きだなw
能力者が代わりに同時落ち、と。
まーそういう村もあるさ〜
[この状況でなお、話しを続けるヨハナに翠玉の眼差しを向ける]
ヨハナ様は…。
向こうの状況は気にならないんですか。
[疑問に似て、咎める響きが混ざる]
ナターリエ?
[首を振る、その真意は測れず。
更に唐突にイヴァンの名を呼び出ていくナターリエの背を見送る]
/*
こうしてみると。
昨日、眠さに負けて気絶オチにしたのは正解だったなあ。
まあ、どっちにしろ、生きてても気絶する予定だったが(お前繰り返しは。
[金色の眼差しは流れ出る赤へと注がれる。
終わった。
そう告げる子供に対しても、反応は薄い]
……等しく、安息の時を。
[無意識に、口から滑り落ちる死者への祈り。
十字架を硬く、握り締める]
[頬には飛び散って来た紅が付着し]
[けれどそれは拭わぬままに]
[白磁の肌に散った紅は、真紅の瞳も相まって酷く映えた]
…ベアタ。
[抱きついてくるベアトリーチェに気付き、その名を呼ぶ]
[そこで初めて、声色に柔らかさが伴った]
[鋭く冷めていた目つきも多少和らぐ]
療養中の少女 ベアトリーチェは、指物師 エーリッヒ を投票先に選びました。
神学生 ウェンデルが「時間を進める」を選択しました。
[上着一枚では全身を包むことは出来ない。
立ち上がり、毛布か何かを持って来ようとして]
ライ。
[イヴァンを見据え、何かを呟きながらやってくる同居人。
何をしているのかは聞くまでも無かった]
『……白御霊。
また、……っ!』
[昨日と同じ。倒れてゆく相手に伸ばした手は。
紅に触れていなかった、右の手で]
/*
………真紅の瞳とかやってるとルージュが思い出されて仕方ねぇwwwwwwww
ゼルギウスグラでも出来るかしら、ルージュ。
[身体が熱い。胸の花が脈打つ炎に飲み込まれ燃え広がりでもするように]
ああ……
[熱に…快楽に似たそれに耐えかねて、子供の身体がぐらりと揺れ、床に崩れ落ちたのは、まだ全ての人がそこに集まる前だった**]
[ゲルダの問いには、優しい笑みを浮かべながら、口を開く]
向こうの状況と言っても、ただのケンカ騒ぎでしょうよ。
何日もこのようなところに閉じ込められているのです。少しぐらいの鬱憤払いは必要ですよ。
それに、私が仲裁できる程度の小さい子はあまりいませんからねえ。ほっほっほ。
[蒼の花を持つ子供とは異なり、
ウェンデルの眼差しは少女の先の薬師を捉えている。
視界に入れるのみではなく、彼を、見詰めていた。
眉根が寄る]
…人間、か。
[同じ言葉を昨日も聞いていた。
だからその先が続かなくても答えは分かった]
ということなんだが。
どうすればいいか。分かるよな。
[温度を失った視線がベアトリーチェを貫く]
…覚悟を決めるくらいはさせてやるさ。
お前にも、ゼルにも。
[同居人を抱え上げる]
二日連続。昨日の比じゃなさそうだ。
先に休ませてくる。
[二人の声に振り返らず、まさかと思いながら、足を進めていく。
守りは、獣の手からその身を守る術となる。
だが人の手からは、全くの無防備で。]
…イヴァン!
[幾人もの人影。倒れた人、血の匂い。
エーリッヒの外套をかけられ隠されてはいたが、はみ出た手足やその体から、誰が倒れていたかはすぐに分かった。
白い顔をし、その傍らに膝をつく。
床に流れた血が、服を汚すのも構わずに。]
………何て事を………
[何が起こったのかは知らない。
だがイヴァンが死んだ、その事実に打ちのめされていた。
守ったのに、守れなかったと。
張り裂けそうな想いだった。]
[朱花が急かす。
熱を呼ぶ。逆らえば、痛みを]
………今は、いい。
[しかし、小さく声を発して、子供の腕を引いた。
少女を指し示すのとは、逆の腕を。
その身体が崩れ落ちたのは、それからすぐ。
床に伏す前に、受け止めた]
[中途半端だ。また、思う]
[視線に気付き、真紅がウェンデルへと向く]
[その姿を捉えて、麻痺していた思考が働き始める]
[正気と狂気の狭間]
[自分は間違ったことをしたのだろうか?]
[否、やるべきことをしたまで]
[ベアトリーチェを護ることが、今自分が為すこと]
[迷いを振り払うよにふるりと一度頭を振り]
[ウェンデルから真紅を背けた]
[向けられる視線が、何故か、痛い]
[責めるわけではない。
憎しみを向けるでもない。
物思う瞳。
ちらつく愁い]
………選んだんでしょう。
[彼に言うようであり、自身に言うようであり。]
[素直に従うゼルギウスに安堵の息をもらしながら]
正当…防衛……か……。
[つぶやいた言葉、しかしこの場にいる者達がそう思うとは思えない雰囲気、
ライヒアルトの告げる言葉は意味がわからなかったが、
それに続くエーリッヒの言葉にイヴァンが人狼ではないことがわかったが、別段驚きはなかった]
ゼルギウス、しかたがなかったのかもしれないが。
まずいかもしれないぞ、この状況。
[同じ事をした己に。
否。
護るためではなく、
逃げるための選択をした己に。
責められるはずもない。
憎まれることはあっても。]
[人間]
[ライヒアルトの見定めではそう結果が出た]
[けれど]
……人だから、何?
人間と判断されたから、イヴァンの言っていたことは正しいとでも言うのか?
それは違うな。
アレは狂った。
人でありながら力に飲まれ人狼に魅入られ、狂気へと走った。
そんな奴の言うことが正しいとは、思えない。
鵜呑みにすると、足元を掬われるぞ。
[覚悟を決めさせてやると言うエーリッヒに、冷めた口調で返す]
それに、ライヒ君の言ってることが正しいとも、限らない。
[エーリッヒの言葉に]
…そんな…その人がいきなり!
ゼルギウスさんは、わたしを助けてくれたのに!!
[去っていく背中に、わたしは悲痛な叫びを上げる。]
今、喧嘩になんてなったら、きっと。
怪我だけじゃ…。
ただのなんて、あたしには言い切れません。
[優しい笑みを、いつも以上に堅い表情で見返す]
他の誰が仲裁して無理でも。
ヨハナ様なら、聴く人も居るんじゃないですか。
この村の人たちなら。
[胸元のエプロンを、きつく握りしめる。
抑揚に乏しい声音よりも、仕種が余裕の無さを語る]
[いままでゼルギウスや、エーリッヒ達に向けていた意識を周囲に向け、
ナターリエがイヴァンに駆け寄っていく姿を見つけると]
ナタリー……。
[その名前をつぶやき、視線がそちらに向く]
[ウェンデルの言葉に返答は無かった]
[おそらく、出来なかった]
[決めたはずなのに惑いが出ることに、自分が困惑していた]
……人狼がまだ退治されていない、と?
[マテウスの言葉に端的に返す]
ライヒ君の言うことが正しいなら、確かにそうだな。
[人狼なんて、どうでも良いのだけれど]
鵜呑みになんかしていない。
その子がどちらか。
それももう関係なくなったという話だ。
見極められたかもしれない者が死んだ。
残されているのは、可能性に従って処断するだけだ。
[冷めた口調に返されるのも、温度の無い声。
何かを押し殺しながら、淡々と響く]
その子は、人狼だと告発された。
他の誰で確かめるより可能性が高いだろう。
[ぐったりとした腕の中の存在。
その様子は実際に昨日よりも酷い状態な気がして]
少なくとも、俺はそう判断するよ。
でなければそれこそ「その子が狼でない証拠」を見せてくれ。
[背を向けたまま、そう言い残して二階へと]
…イヴァンさんは。
突然、ここに訪れて、ベアトリーチェさんに襲い掛かりました。
[ナターリエへの説明か。
淡々と、事実を述べる声]
人間、…そうかもしれませんね。
あのような方法。
むざむざ、…死にに来たようなものですから。
[ライヒアルトの下した判断。
或いは、告げられた事。
肯定を見せた]
……。
[ゲルダの様子に、老婆は小さく一つ息を吐くと、その体を優しく抱きしめて、背中をぽんぽんと叩いた]
……ゲルダちゃんは、いくつになっても優しい子だねえ。
分かりました。
そこまで言うのならば、一緒に行きましょうか。
腕白坊主達の様子を見に、ね。
イヴァンは…イヴァンは人だ!
イヴァンは―――――
[狼に襲われたんだと、叫びだしそうになる。
だがギリギリのところで耐えた。
右手で左腕を掴む。服の上から強く。
指先が白くなるまでに。
『忘れるな――――』『意志強く。』
『けっして流される事の無い様に―――』
冷静であれと、祖父の声が響く。
ここで守りの事を言ってしまえば、全てが水の泡になる。
それは、分かっていた。
だから耐えた。叫びも、憎しみも、悲しみも。
ぎ、と。骨が軋むような音がした。]
[首を振り]
いや、さっきのエーリッヒの剣幕にしかれ…、
騒ぎと混乱が増した…。
[ナターリエが駆け寄っているイヴァンに視線を向ける]
最後まで……なんで混乱させるようなこと……。
イヴァン…お前は……、
[言葉は続かず、自分の続ける言葉は賭けるべき相手にはもう届かない]
人狼なんかより、やっぱり俺は人の狂気の方がよっぽど怖く感じる。
[ゼルギウスに視線を向け]
だからこそ、いまの状況がな。
……殺させはしない。
[エーリッヒに返したのは短いそのただ一言]
[自分は彼女を護るためにここに居る]
[護ると決めたのだから、必ずそれは果たすと]
[他の者に対してはこうもはきと言い切れるのに]
[何故、彼の青年に問われると惑いが生じるのだろうか]
[ぐらりと、意識が歪む]
[思わず額に左手を伸ばし、抑え込むように立ち尽くす]
あんな事をする、頭がおかしい人の言う事を信じるんですか…?
[自分と相手と。お互いの言うこと理不尽さに涙が出る。]
[この中で最悪の立ち位置にあるのは、ゼルギウスさんだ。彼だけは何も知らない。それなのに戦ってくれた。]
ライヒアルトさんの言うことが本当だっていう証拠も…そう、彼自信人間だって保障も無いじゃないですか!
[涙声のまま、哂うように]
あなただって…。最初から、あなたたちがグルで、こんなこと…
[残りは声にならずに、わたしは泣き崩れた。]
[わたしは嘘をついている。エーリッヒさんは間違ってない。けれど、ゼルギウスさんは、彼だけは。]
中/襲撃描写は予定通りこっちでよさそうか?
今日は、ナターリエが判明しそうなら襲撃はナターリエでいいよな?
しなかったときはどうする?
[子供に視線を落とす。
意識は戻らない。
力なく落ちた手。指先に、赤が滲んでいた]
……。
[不信を抱きながらも捨て置けないのは、あの花の所為だろうか]
―厨房―
[背に触れる優しい手の感触に、握りしめていた手をゆるゆると開く]
優しいのは、ヨハナ様です。
あたしの今のは…それこそヨハナ様の優しさに甘えて、鬱憤を晴らしただけで。
……すみません。
[柔らかく吐く息とともに謝罪を口に。
向かうと言うヨハナに小さく頷き、皆の居る方向へと]
/中/
わたしが死ぬなら、ゼルさんと一緒に行くのも劇としてはありかな。
もうちょっと延ばしたいところだけれど、わたし個人の死に時としては悪くない。
ただ、明日以降の村の進行がどうなるのか…。
/*
ウィークポイントはウェンデル。
ここを突かれて誰かに殺されるか、ベアタに使えないと思われて襲撃されるかが良いのかな。
─死せる以前/広間─
[鋭い痛みに堪えつつ、立ち上がる。
酔うような双花の様子。
重なるのは、亡き友の姿]
……。
[唇をきつく、かみ締める。
苛む痛みは、対なる力持つ者を失った、という報せ]
……レーネ……。
[もう一度、名を呼ぶ。
失ったのは、全く異なる者と理解していても。
痛みは、容易にそれを思い起こさせた。
黒ずんだ十字架を、握り締めつつ、立ち上がり。
紡ぐ、言の葉]
―二階・ライヒアルトの部屋―
[動くのは昨日と同じように。
けれど足元に猫が寄ってきても、触れることをしない]
すまないな。
この状態のお前に更に負担をかけることになるだろうけれど。
確認できるの、もうお前しかいないんだろう。
[最前までは信じきれずにいた。
今は信じている。否、信じようとしている。
憎悪を、恐怖を出来るだけ押し込めておくために。
それが狂気の走りとなっているのも気付かず]
行ってくる。
[ヴィンデの鳴声にも小さく視線を落としただけで、部屋を出る。
そうしてその場を離れたことを。
後で後悔することになるなど、露と知らずに]
[だから顔を伏せたまま、耳だけを動かす。
悲しみ嘆きながら、周囲の音を拾う。
まだ何があったか、全貌は見えていないが。
ここに居る者らのやりとり。
ベアトリーチェの耳につく、少女特有の高い声。
それらを耳に入れ、ゼルギウスがイヴァンを殺したのは朧気に理解した。
顔を上げ赤い目を見た。
悪い事をしていないといったその顔を見ると、怒りがふつとまた沸き、睨んだが。すぐ視線をイヴァンへと戻した。
無駄だと思った。
だから考えなければならない。
勢いに任せれば、イヴァンと同じ末路を辿る事になる。
考えろと、心の中で呟いた。]
人が、人を、殺す…。
俺が、した、ように、か?
[視界がぼやけるのを抑えるように]
[マテウスへ返す声は押し殺したものに]
憎悪を、憎悪で、返し。
連鎖を、作り上げ、る。
そう、言いたい、んだろう…。
[ふらりと、足元がふらついた]
中/流れ的にナターリエが死亡フラグたてながらじゃなくて、
ヴェアトリーチェが死亡フラグだったらメモで提案するのもありだな。
襲撃の形になるがRP上でみたいな感じで。
/中/
どう考えてもわたしは死ぬなぁ今日。
だから占われたくなかった…。
進行のために表に出たら死ぬって、やる気削がれるなぁ…。
…後で。
薬をお分け頂けますか。
[ゼルギウスに投げた台詞は唐突。
この状況で、『後』があるのか。
第一、そんなのは口実に過ぎないのかもしれなかった。
答えは待たず、周囲も顧ず、子供を抱え直して廊下を歩む]
……。
[イヴァンが死亡した場所へと移動するわずかな時間。
ゲルダとナターリエと話をしていた内容を思い出す。
一人は、この集会所の面々の誰も襲われていないという言葉に、素直に惑わされ。
そして、もう一人は慎重にどちらにも当てはまらないような反応を返した。
この時点で、ゲルダが守護者であるという可能性は薄くなる。
そして―――]
[老婆の目が、人だかりの中に倒れている一人の男性―――イヴァンの姿を見つけた]
[唐突に、イヴァンの名前を呟いて此処へと移動したナターリエ。
何故、イヴァンがこのような状態になったことに気付いたか?
これらのことを全て視野に入れて考えたのならば、誰が一番守護者の可能性が高いのか―――それが分かるというもの。
即ち、高い可能性でナターリエが守護者だということだ]
……Eine tote Person.
Das Wesen.
Zeigen Sie es mir…….
[舞い踊るのは、白き光。
ぎ、と。
唇をかみ締めた]
……Ich bin weiß.
……Ich bin sauber.
[目に見えたものは、既に、予想し得たもので]
……白御霊。
また、……っ!
[苛む痛み。
これまでにないそれは、様々な混乱から増幅されているようにも思え。
意識を繋ぎとめるには、至らない。
崩れ落ち、伸ばされる腕に支えられ。
異なると知りつつ、無意識、紡いだ言葉]
……ユーリィ?
[自分自身、聞こえるかどうかという声は、家主には届かぬもの]
…ゲルダ。
ごめん。
食事、後で貰うから。
[断りはそれだけ。
何が起こったかは、一言も口にしなかった。
エーリッヒとすれ違い、階上へ]
墓守 ナターリエは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
墓守 ナターリエは、調理師 ゲルダ を能力(守る)の対象に選びました。
─死せる以前/二階・自室─
[部屋に運ばれ、また寝かされる。
夢現。
完全に落ちきらぬ意識は、家主の声を捉えるが、答えるには至らず]
……ばか……やろう、が。
あや、まる……な……。
[その気配が遠のいた後、ようやく、声が出せたものの、それまでで。
案ずるように鳴く、猫の声を聞きながら、意識を手放す。
それが、覚めぬ眠りへの入り口とは*知らぬままに*]
/*
補完完了。
よし、寝る。
後は、襲撃描写待ち、かな。
……ええい、それにしても、だ。
さすがすぎるじゃないか(何が。
[ベアトリーチェの主張は自分には一番もっともに聞こえた。
視線をそちらにやりそっと頭を撫でる]
言いたいことはわかるが、下手に刺激はしないほうがいい。
[イヴァンのようにまた襲い掛かるものがいつでてもおかしくはないと思ったから]
ゼルギウス、ベアトリーチェを頼んだ。
[傍らにたつゼルギウス、信頼のおける仲間の肩をぽんと叩き、
ナターリエの傍による]
ナタリー…、大丈夫か…?
[動かずにそこで悲しみ嘆く姿に心配になったらしい、
声をかけ肩をやさしくそっと叩く]
……。
[老婆は、その場へとたどり着くと、横たわる男性の死体を見下ろした。
その顔には鎮痛の表情]
……なんで。
みんな仲良しのはずなのに、こんな状態になってしまっているんだい。
本当に人狼がいるのかも分からない状況で、なんで人間同士が争ってしまっているんだい。
[かすれた声で、老婆は目をふせる]
……なんで、老い先短いものよりも早くに若いのがいなくなってしまうんだい。
く、すり……。
ああ…分かっ、た…。
[ずきりとした痛みを覚える]
[それは頭だったのか、心だったのか]
[ウェンデルの言葉に承諾の意を向けたが、相手には届いたか]
[ぼやける視界でウェンデルの後姿を見る]
『……ウェ…ン……ル……い………な……』
[掠れた声が漏れた]
[ヨハナの思惑など知るはずも無く。
喧騒のある方角へと歩み寄る]
――…イヴァン。
[名を呼んで、返る答えは無い]
…また、
[おいていかれた、口の動きだけが呟く。
エーファを抱えたウェンデルの言葉には、音も無く頷いて]
中/さすがに出ていないのはまずいか?
明日の夜の適当な頃合で出す方向で、
その間軽いインターバルで、終わり?終わらない?の感じですごすのもありかなとな。
襲撃先がナターリエだと明日の時点で表にでて襲撃もありだが。
先の話と矛盾するしな。
[途中、ウェンデルとすれ違う。
彼の抱いている子供。だがそれも確かめるのは後でいい。
今は。今は一番疑いを持つ相手を。
広間に戻り、右手が無意識にその手段を確かめる。
その表情は、こちらが追い詰められたもののよに]
[わたしはエーリッヒを、敵意に満ちた目で出迎えた。]
[ゼルギウスさんとの間に立つ。]
[いつだったか彼がわたしにしてくれたように、彼を庇うように。]
/中/
悪くない、いや、結構いい。
うん、それでいこう。
とすると、緊迫感残すにはヨハナさんには生き残ってもらわなきゃ。
あと聖痕者もできれば処刑候補にしておきたいね。
[―――実のところ、老婆の悲しみは演技ではない。
そして、人狼がいないのではないだろうかというのも、半分以上は本気で言っていた。
もしも、このまま何もないで終われるならばそれが一番良いと思っているのだから。
老婆にとって、人狼は「我が子供達」として、絶対に捨てることの出来ないものには間違いないが、それと同格ぐらいに、本気で村の皆のことも、我が子と思い、愛しく思っているのだ]
[……中途半端に、どちらかに力を注ぎきれない自分は、とても情けないと思った。
とても。とても情けないと思った]
…自分から先に。
確かめさせる気にでもなった?
[少女の敵意に満ちた目。
それには動じずとも。庇うように立ったことに僅か身を強張らせ]
ゼルギウスは悪くない。
当然のことをしたまでだろう?
[彼の行った行為を…、肯定した]
ゼルギウス、ベアトリーチェを守ってやるんだろう?
しっかりしろ…。
今は次がないように…、しないとな…。
[それはどのようにすればよいか、具体的な方法などなく。
何をすればいいのかも自分には告げることができなかったが]
[マテウスに肩を叩かれ、更に強く額を押さえた]
……ああ。
[ぼやける視界、ふらつく足を叱咤し]
[意識をしっかりと引き戻そうとする]
[迷うな] [惑うな]
[言い聞かせ、自分がやるべきことを意識下へと固定させた]
[ベアトリーチェに視線を向けると、自分を庇うようにして立っている]
[その先、ベアトリーチェが視線を向ける方へと真紅を流すと]
[そこには戻って来たエーリッヒの姿]
[危ないと]
[目の前に立つベアトリーチェへ手が伸びる]
中/今日、今日ベアトリーチェ吊りの、ゼルギウス襲撃なら、
明日はナターリエ襲撃になるだろうから表にでるのも申し分ないかとな。
問題は吊がゼルギウスになる可能性か…?
…マテウス。平気、だ。
[途切れぎみの声で、それだけ呟くが、右手が左腕を離すことはせず。
ぎ、ぎ、と軋む音はやや強くなる。
鈍い音を立てるまで、そう時間はかからないだろう。]
[子供の部屋は覚えていた。
勝手に入り、寝台に子供を下ろす。
それから再び一階に降りれど、広間で為される会話に加わりはしなかった。
今は、まだ。
水を汲み取ったグラスと、ゲルダの用意してくれたスープと林檎をトレイに乗せて階上へ。傷を負った子供の手を洗い、包帯代わりにハンカチを巻く。
流石に、自身の腕に巻いていたものは使う気にはならなかった。
処置を終え、毛布をかける。
熱を抱いた身体は、布団など不要そうだったけれど]
……、何、してるんだか。
[冷えた室内。暖炉に火を入れる。
卓上に置いたスープからは、あたたかな湯気が立つ。
子供が目を覚ます頃には、冷めてしまうかもしれないけれど]
[可愛らしく象られた林檎の兎が、ぽつんと*佇んでいた*]
[ゼルギウスの手が動くのに合わせ、上着の中へと右手を]
っつ。
[ゲルダの声。
取り出そうとした刃が、引き抜けない]
だけど。
このままでは、終わらないんだ。
これ以上殺されるわけにはいかない…!
[震える声。上着の下、冷たい柄を握って]
/中/
いや、ゼルさんには後から来てもらおうか。
「わたしの後を追って」とかなんとか言って。さて、考えどころ。
ゲルダ……、
[自分の唯一の家族と言っていた彼女は今の状況をどう思っているのだろうか?]
とめられなかった…、すまない。
[脳裏によぎるのは昨日のアーベルのこと]
エーリッヒ…、
[続けて姿を表した姿と、ベトリーチェ達を刺激する様子に]
やめろ、もういいだろう。
何で皆してそんな争いたがるんだ?
[エーリッヒが懐に手を入れる。]
[金属臭。わたしは緊張し、わたしを自分の後ろに隠そうとするゼルギウスさんの手に抗う。]
[ナターリエの右手首を少し強めに握り、
左手を握る力を緩めさせて首を静かに振る]
ナタリー、それくらいにしておけ。
ゲルダが…悲しむぞ…?
[ナターリエにとっての親友の名前、
ゲルダの方に視線を向ければナターリエもつられるようにそちらに視線が向くであろうか?]
俺が人間である証拠?
[ベアトリーチェに戻した視線。再び凍る表情]
残念ながら無いな。
俺は花を持ってはいない。
[それは誰まで知っていただろう。
今はそうしたことに気を払う余裕もなくて]
そうだな、君を確かめてからなら。
確かめられてもいいさ…!
[何かが一線を越えた。
引き抜いた右手、光る銀の刃。
マテウスの声も聞こえず。
ただその狂気にも近い感情に支配されたまま。
足元を蹴って少女へと向かう]
でも。
[エーリッヒに言い募るにも、この状況が分からないでは、何も紡げず。
眼差しばかりが労りと悲しみを表す]
ううん、マテウス兄さんが謝ることなんて、無い。
しかたない。
[諦めに眼差しを伏せる。
そうする事でしか受容できないとばかりに]
……っ!!
[しばらく、イヴァンの死体を見つめていたが、背後からエーリッヒが刃を取り出して、ベアトリーチェやゼルギウスを刺そうとする姿を、老婆が目にした]
……やめなさい……!!
[そこから先の行動はすでに無意識の領域だったのだろう。
気付けば、老婆はエーリッヒと二人の間に挟まるように立ちふさがって、エーリッヒの刃をその体深くに受け入れた]
……ごほっ!!
[口の端から血を飛び散らせたまま、老婆はエーリッヒの手を優しく包み込むようにつかみ、そして、穏やかな笑みを浮かべた]
みん……な……大丈夫です、よ……。
不安なこと……怖いことは全て……このばばが引き受けてあげますから……。
ほら……もう……怖くないでしょう……?
だから……落ち着いて……最初から……もう一度考えてみて……ね……。
…ゲルダ。
[ぽつりと呟く。マテウスから聞いた親友の名を。
つられ視線をあげるともう一つの大切な姿が。
瞬時、泣きそうな顔でゲルダを見上げた後、それを見せまいと視線を戻し、大人しく手を緩めた。
すぐ傍で、エーリッヒの声が聞こえる。
脳は冷静だ。
それは血のなせる業か。
エーリッヒの叫びの中の、不可思議な言葉を耳に入れながらも、緩く首を振った。]
…イヴァンを、ここに置いておけない。
[心臓を貫かれたイヴァンから、流れたちの量は夥しく。
服の半分は赤黒く染まっていた。]
[それは、人狼を自らの命を張ってまでも守る必要があるという役割を演じただけだったのか。
それとも、老婆がただこの誰もが憎みあうような状況を純粋に悲しんでいたからなのか。
老婆自身にもそれは分からない]
[ただ一つ確実なのは、失われる可能性の高かった命達を救ったということだろうか]
…?
[刹那、伏せた眼差し。
その間隙を縫うようなヨハナの悲鳴にも似た]
…っ、
[はたり。はたり。
幾度瞬きを繰り返しても、光景は変わらなくて]
[ナターリエの方に完全に気を取られていたため、
エーリッヒがヴェアトリーチェ達に襲い掛かるのに気づくのに遅れる]
…!
[手を伸ばして声をかけようとして、
瞬間飛び出すヨハナの姿、突き刺さる刃。]
ヨハナさんっ!
[そちらに駆け寄るべきか、ナターリエのことも放っておけず]
くそっ!
[どうすることも出来ない自分に悪態が口をついてでた]
あ……。
……な、ん……。
[目を見開く。ヨハナの手が右手を覆う。
穏やかな笑みは、ただ自分の知る優しい老婆のものでしかなく]
ちが…おれ、は……。
…どう……ヨハ…婆……。
[手を離すことも出来ず、ただ震えて。
過去と同じように。ただただ震えるばかりで]
[ぼやける視界を取り戻した時]
[それは既に遅かった]
婆、ちゃん…!
[エーリッヒとベアトリーチェの間に割って入った老体]
[真紅が見開かれた]
[ふらつく足が床を蹴り]
[倒れ込むような形でベアトリーチェの横、ヨハナの傍へ]
[わたしはヨハナおばあさまの傷口を押さえる。服が血に染まっていく。]
…あなたは…あなたという人は…!
[憎しみを込めた目で、エーリッヒを見据える。]
[ナターリエが幾分か落ち着いた様子にエーリッヒに駆け寄り]
エーリッヒ、落ち着け。
ゼルギウスっ!ヨハナさんの容態をっ!
[この場でもっとも医療の心得のあるもの、ゼルギウスに声をかける]
頼むっ!ゼルギウスっ!
療養中の少女 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました。
[ベアトリーチェやゼルギウスが駆け寄り、エーリッヒが嘆いているのを見れば、老婆はもう一度大きく笑みを浮かべる]
……ほぉら……。
本当は……みんな……優しい子なんだから……ケンカしちゃ……駄目……。
だから……仲直りの……挨拶として……みんな……握手なさいな……。
いつまでも……ケンカしたままだと……このばば……怒りますよ……。
[そう言っているそばからも、老婆の顔からは血の気が引いていく]
どけ!
[手を離せずに居るエーリッヒを突き飛ばし]
婆ちゃん!
しっかり!
[ベアトリーチェが抑える傷口に懐に忍ばせてあった布を何枚か取り出し押さえつけるように当てた]
くそっ、道具持って来る!!
[今この場に仕事道具は持ってきていなかった]
[紅に濡れた手はそのままに、立ち上がり二階へと駆けて行く]
[部屋に入り仕事道具を引っ掴んで戻ってくるが、はたして間に合うか]
違う!
俺はヨハナ婆を殺したかったんじゃないっ!!
[絶叫。それは確かに先のイヴァンにも通じるものがあり]
俺は。俺が。俺は……!
[言葉が紡げない。
ゼルギウスに突き飛ばされ、マテウスに引き離されるまま。
視線は老婆を見つめて]
どうしてだよ。
どうしてこんなことするんだよ……!!
[その言葉はヨハナに向いているようで。
どこか違うものも混じってもいた]
大丈夫……大丈夫……。
ばばはこう見えて……頑丈なんだから……。
何も……心配することありませんよ……。
[その目は段々と焦点を失っていき、意識が朦朧としてくる。
それでも、老婆は何度も何度も]
……大丈夫……。
[と、繰り返す]
[何も出来ない事に、軽く唇を噛む。
悲鳴すら、上げられなかった。
唇の微かな痛みが頭を、身体を動かす]
エーリッヒ。
[責める響き以前に、普段の抑揚に乏しい声音で名前を呼ぶ。
そちらへと歩み寄れば、聞こえるのはヨハナの言葉]
お願い。
今は、ヨハナ様の言う事聞いて。
喧嘩しないで。
――…ベアトリーチェも。
墓守 ナターリエは、物識り ヨハナ を投票先に選びました。
ゼルギウス、代わりに抑えておくっ!
[エーリッヒも気がかりだったが、
目の前の死にいきそうな命が今は優先だった。
ゼルギウスと代わり、傷口を布で押さえつけ]
わかった、わかったよヨハナさん。
しゃべると傷口にさわる。
失血多量…刺し傷は…深いな。
くそ、薬師は医者じゃない。
対処にも限度があるってのに…!
[流石に傷口を縫うような道具は持ち合わせていなかった]
[造血剤となり得る薬と血止め、痛み止めなどを出して対処を試みる]
婆ちゃん、これ飲めるか?
意識しっかり持っててくれよ!
[ベアトリーチェに手伝ってもらい、血止めを塗り込んでもらう]
[自分は声をかけて意識を保たせつつ、痛み止めと造血剤をヨハナに飲ませようとした]
だいじょうぶじゃないよ!
おばあさま、全然だいじょうぶじゃない!
[わたしはもはやエーリッヒを気にする余裕も無くして、ただ必死に傷口と、ゼルギウスさんが配した紙を押さえていた。]
ゲルダ、ナタリーっ!
エーリッヒのことを頼むっ!
[その声は二人に届いたであろうか?]
ベアトリーチェもおさえるのを手伝ってくれ。
[傍らに立つ少女に声をかける]
[喧騒を見ようともしない。
全てが遠かった。
血塗れのイヴァンの体に手を回し、抱え上げようとするが、体格差から到底できるはずもなく、半端に体を浮かすのみ。
ぬると体が滑り、ばしゃりと血溜まりに落ちる。
顔まで飛び散った血はまだ生暖かい。]
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を取り消しました。
[マテウスが離れていっても。
再び近寄ることはなかった。それは出来なかった]
俺は…。
[脱力するようにその場へと座り込む。
近づいてくるゲルダを、呆然と見上げる]
俺は……。
[届いたヨハナの声。のろのろと視線を返す。
大丈夫。その声に縋りたくとも、今のこの状況は。
ベアトリーチェの声が頭に響く]
[指に残るほんの僅かの血液。
薬師が来れば、場を譲り]
…エーリッヒ。
[兄に言われるよりも先に向かっていたから、ただ頷いて]
…いたい?
[エーリッヒに問う言葉は短い]
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を取り消しました。
[再びゲルダを見上げる。
もう声が出なかった。コクリと人形のよに頷く。
右手が熱い。あの時のように。
自分は大切な人を自分の手で――]
墓守 ナターリエが「時間を進める」を選択しました。
指物師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
指物師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を取り消しました。
ヨハナさんっ!
しっかりしろっ!
[ゼルギウスと共に必死に声をかけ]
ゼルギウス、なにか手はないのか?
[自分でも無茶なことを聞いていることは十分にわかっていたが、
聞かずにはいられなかった。]
[告げられる言葉など、多くは無い。
最初から語ることは苦手なのだから]
…。
[出来たのは、ただ。
先程自分がヨハナにしてもらったように、小さく一つ息を吐いて、その体を優しく抱きしめ、背中をぽんぽんと叩くこと]
…大丈夫、だって。
[まるで、赦しを与えるように]
―――。
[ほほが叩かれている感触がする気がする。
だけど、今はよく分からない。
とても気持ちが良い。
このまま意識を闇に落としてしまえば、とても楽になってしまうんだろう。
それはとても甘い誘惑のように思えた。
でも、最後にみんなが仲良くなった姿を見たいと思った]
[ただ、それだけを願いに、老婆は意識を失った]
無茶言うな。
言っただろう、薬師は医者では無いと。
扱うのは薬だけなんだ…。
[ヨハナに視線を向けたままマテウスに返す]
[頬を叩いてもヨハナの反応は無い]
[慌ててヨハナの口元に耳を近付ける]
[微かな呼吸音]
[息をしているのだけは確認出来た]
…息は、してる。
けど、予断は許さない…。
[道具箱の中から大きな布を取り出し]
[三角に折って何回か畳むと、血止めを塗った傷口を抑えるようにして縛った]
マテウス、運べるか?
[ここにこのまま寝かせておくわけにはいかず]
[二階へ運べるかとマテウスに訊ねかけた]
……っく。
[ふわりとした感触。優しい手。赦しの言葉。
それでも泣くわけにはいかないと、必死に声を詰める。
やったのは自分。それは変えようの無い事実。
震える身体を止めることは到底出来なかったけれど]
すまん、そうだよな。
[ゼルギウスの言葉に謝り、続けられた言葉]
任せろ。
[ヨハナの身体をなるべく刺激しないようにそっと抱き上げて]
ちょっと、いってくる。
[広間に残るものにはそう告げた]
痛むなら、泣いてもいいのに。
莫迦ね。
[小さな声で囁く]
一人で張り詰めるから、こうなったのに。
頼ればよかったのに。
あたしは、エーリッヒを見捨てないよ。
[ぽんぽん。繰り返される手の動き。
震えが少しでも止まれば良いとそう願いながら]
泣いて、眠って、起きたら、きちんと謝ること。
頼む。
[ヨハナを抱え上げるマテウスにそう声をかけて]
ベアタ、俺らも行こう。
服、着替えないといけないし。
[ベアトリーチェに移動を促す]
[手を差し伸べないのは、紅で汚れてしまっているため]
うん、マテウス兄さん、いってらっしゃい。
薬師様も…ヨハナ様のこと、よろしくお願いします。
[微かに頭を下げる仕草]
…ベアトリーチェは、大丈夫?
[そちらにも、短く声を]
…って。
[囁くよな声に、ようよう声を取り戻す]
俺は、他の誰かにやらせるよりいいって。
師匠のように誰かがなるのは嫌だって…。
[繰り返されるリズム。包み込まれている安堵]
……うん。
[見捨てない。その言葉に、堪えていたものがとうとう零れた。
今は見栄も何も無く。ゲルダに縋って痛みを堪えていた。
一瞬だけ、ヨハナを抱えるマテウスやゼルギウス、ベアトリーチェらの方を見る。
当然顔を見ることなどは出来ないまま。ただ深く一度頭を下げた。敵意も何も横に置き、感謝と懇願を込めて]
ベアトリーチェはご立腹の様子だな。
[ささやきかけながら]
人の方が俺にはよっぽど怖いが…、
ヨハナさん…
[抱えるヨハナを気遣い]
ベアトリーチェは……生きたいか…?
ゲルダ、そっちは頼んだ。
[エーリッヒに対する様子にゲルダに任せれば大丈夫だろうと信頼の目をむけ]
よし、いくぞ。
[ベアトリーチェがゼルギウスに促され立ち上がったのを確認すると、ヨハナさんを運び広間を後にした]
[広間を去り際、ゲルダに窘められるエーリッヒへと真紅を流す]
[睨むまでは行かないが、ベアトリーチェを狙ったことにより警戒の意識は高まった]
ああ、出来るだけのことはするよ。
どこまで効果があるかは分からないけど…。
[視線はゲルダへと流れ、頷きを返す]
[それから、ベアトリーチェを伴い広間を出た]
先に、手を洗ってからだな。
おいで、ベアタ。
[まだ呆然としているようなベアトリーチェに声をかけ、まずは手を洗うべく水場へと]
[服に着いたのは仕方がないとして]
[手や肌についた紅を擦り水と共に流し落とした]
イヴァンが死ぬところまでは、いい気分だったのに。
おばあさまをあんな無粋なもので…。
アイツは齧って殺すより、村人同士の憎しみの中で殺させたいな。
生きたい?
当たり前だよ、そんなの。
あなたは違うの?
……大丈夫、きっと、助かる。
[ベアトリーチェの問いに逡巡]
[出来るだけの対処はしたが、如何せん外科の技術は持ち合わせておらず、道具もない]
[それでも、見放すつもりはさらさら無く]
[助けてみせると言う意味も込めて答えた]
ベアタも、傍にいて声をかけてあげてくれ。
意識が戻れば、ひとまず安心出来ると思う。
俺は先に、ヨハナさんの部屋にいっているぞ?
ベッドに寝かせれば大丈夫だよな?
[ゼルギウスに確認しながら、
二人とはそこで別れヨハナさんの部屋へと向かった。
ベッドの上にヨハナさんを寝かせると二人がくるのをしばし待つ]
ヨハナさん…
うん。そういう気持ちは分かるけれど。
でもね。
一緒にやるって選択肢があること、忘れないで。
[手のリズムは一定。止まることなく]
…師匠。
[この状況から来る言葉。
聞く事は酷かと、疑問の形にはせず。
ただエーリッヒが頷くのに、微かな笑みを浮かべ、柔らかく抱きしめた]
[ベアトリーチェの応えに比較的穏やかに]
いや、さきほどやつと刺し違えそうな雰囲気だったんでな。
[ベアトリーチェの質問に]
そうじゃなければ、今まで他人殺して生きてきてないさ。
[浮かべる笑みはそこに見るものはいないヨハナの部屋の中でのこと]
俺はベアトリーチェには生きてほしい。
ただそう思っただけだ。
[頼むと言うマテウスの言葉に、小さく、けれどしっかりした頷きを返し。
ゼルギウスの言葉にも同じように頷きを]
あたしは、大丈夫と言ったヨハナ様の言葉を信じてます。
[それは励ましの代わり]
うん。
[助かる、という言葉に、わたしはようやく少し微笑むことができた。]
[彼について、ヨハナおばあさまの運び込まれた部屋へ向かった。]
[少し笑顔を取り戻したベアトリーチェに小さく笑み返し]
[手を拭くと伴ってヨハナの部屋へと]
マテウスさんきゅ。
俺とベアタはしばらくついてることにするよ。
[先にヨハナを運んで来てくれていたマテウスに声をかけながら]
[容態を見守ることを告げる]
[ゼルギウス達がもどってくると]
とりあえず、いまのところ様子に変わりはなさそうだな。
[それは無事ともとれるが、回復にも向かっていないことも示していた]
広間も気になる、ここは任せてもいいか?
[ゼルギウスにそう告げれば了承の意を得られたことだろう]
悪いな、ちょっといってくる。
[部屋をあとにし広間へと向かった]
ナターリエ…?
[ふ、と、不安に駆られたように親友の名前を呼ぶ]
イヴァン、運ぶなら…自衛団の人たちを呼んだ方が良いのかも。
きっとあたしたちだけだと、手が足りないから…。
[紡ぐ声音は、いつもよりも幾分柔らかい]
ナターリエは、大丈夫?
そうか…。
今は待つしか無い。
薬での対処は出来るだけのことをした。
後は本人の体力が持つかと、意識が戻るかどうか…。
ああ、こっちは任せてくれ。
[広間へ行くと言うマテウスに頷きを返す]
[広間の連中を頼むとは言わなかった]
[言う必要が無かったから]
[部屋を出て行くマテウスを見送る]
[顔をあげなかったのは、死んだイヴァンの方を優先したのもあったが。この場の悲しみに囚われない要する為だった。
ベアトリーチェの姿は、とても人間的で、同情を集める。
ゼルギウスはイヴァンを殺し彼女を守り。
ヨハナも彼女らを守った。もっともヨハナの行動に不自然はない。ここに来る直前の問いが、ほんの少しだけひっかかりを覚えたが、それは疑いを抱くには至らなかった。
イヴァンは動かない。
動かす事も出来ない。
ゆっくりと、イヴァンの体から熱が消えてゆく。
そこにベアトリーチェと、ゼルギウスの姿が無くなったのを知ってから。
まだ居る幼馴染らに聞こえないほど小さな声で。]
……お前の無念は必ず晴らすよ。
人狼を、あれを、表に引きずり出してやる。
命に代えても。
[手向けにイヴァンに向けた微笑は、殉教者のものだった。]
……うん。
[届いてくる言葉は優しくて。
崩壊しかけた心をギリギリの所で救い上げてくれる]
そう、師匠。
俺に沢山のことを教えてくれた人。
[ポツリポツリと。
話す気になったのはきっと疑問系ではなかったからこそ。
それが村を離れていた間のことと、伝わるだろうか]
死者を見る力を持ってて。出かけた先で幾つもの死を見て。死を与えて。戻ってきた時には心がボロボロになってた。
何があったのか、俺には話してくれた…でも俺には何もできなかった。師匠が壊れていくのを見てるしかなかったんだ。
どんどんと壊れていって。工房の人達を巻き込んで。
それを止めるのに、俺は。
[俯き、そこまでを話して。
ナターリエを呼ぶ声に顔を上げた]
[広間につくとゲルダとナターリエ、エーリッヒの姿]
ヨハナさんはゼルギウスに任せてきた。
[3人にそう告げて]
後はヨハナさん次第だそうだ。
[ナタリーの様子とゲルダの言葉に]
大丈夫か?
イヴァン、運ぶなら手伝うぞ?
…わかんない。
[大丈夫かと、親友に名を呼ばれ案じてもらい。
ゆらと立ち上がると飛び散った赤で、黒服はもう別の服のように染まっていた。
みてくれだけは、さながら狂女のように。
ベールにまでついた血が重くて、ばさりと剥いだ。
薄い金色の長い髪が、さらりと落ちて服に映えた。]
ナタリーも。
あの子がそうだと思うのか。
[イヴァンが死んだからこそ、信じられるというのは皮肉。
自分に使われた生者を見極める力。
死して使われた死者を見定める力。
その両者から考えれば。先の思考とは別に、疑いも出るのだ]
マテウス。
…そうか。ありがとう。
ああ、運ぶなら俺も。
[戻ってきたマテウスに視線を転じる。
彼の力なら一人でも運べるのかもしれない。
ただもう動けるという意思表示も兼ねて、そう声をかけた]
そうした方がいいなら、呼ぶ。
[自衛団をと言うゲルダに応え、そのままの格好でふらりと自衛団を呼びにいこうとする。
このまま自衛団と出会えば、むしろ危ない見てくれだった。
向かいかけるとマテウスの声に、ゆらりと顔を向ける。
表情には、ゲルダ以上に色が無いが。]
そうしてくれると嬉しい。
[申し出は、素直に受けた。]
[エーリッヒの提案には]
無理はするなよ?
[それはエーリッヒを気遣ってのことで、
判断はナターリエにゆだねるように視線をそちらへ]
[ぽつぽつと語られる言葉に、耳を聳てる]
大事な人が、壊れて…。
[それに続く言葉は無い]
…エーリッヒは、優しいのね。
知っていた事だけど。
それに、やっぱり、莫迦。
平気だから。
[気遣うマテウスの言葉に小さく頷いて]
優しくなんか、ないよ。
怖くて、何も出来なくて。
そうすることしかできなくなっただけ。
……なんでそうなるの。
[ゲルダの声にはゆるく頭を振り。
最後の言葉に小首を傾げた]
マテウス兄さん、ありがとう。
…イヴァンは、お願い。
[兄に向ける言葉は、酷く短い]
ナターリエは、辛いなら、休もう?
まずは、血を落としてからだろうけれど…。
しっかりしてるんだな、ベアトリーチェは。
[仲間の強い意志に静かにしばし思考をめぐらせ]
今日の生贄はどうやって殺してほしい?
[エーリッヒの申し出については、マテウスの言に同意して。
翠玉の眼差しは不安を語る]
ナターリエ、疲れてるなら、やっぱり早く行こう?
[気遣うよう、ナターリエに近付き、手を差し出す。
エーリッヒからは離れ、それでも小首を傾げる様子に、*ただ*]
知りたいなら、後でね?
…。
[問いにゆらりと、エーリッヒを見上げる。]
…イヴァンは…。
[言いかけて、イヴァンの顔が思い出され言葉が詰まる。
菫は伏せられ、一度視線は他所へ離れ、間を置いてから。]
イヴァンは、いい奴だったよ。
墓を掘るときや、墓石を運ぶ時に無茶を言っても、何だかんだで引き受けてくれる、友達思いの。
それでも、皆何かがなければ、それは信じられないんだな。
[それはエーリッヒに対する答えと、微かな非難でもあった。]
それじゃあ、お願いしようか。
[エーリッヒの申し出を受けて、二人でイヴァンを外に運ぶことだろう。
ナターリエの様子は気がかりではあったがイヴァンをそのままにもしておけなかった]
[ゲルダにこくりと頷き、大人しく手を取る。
血塗れた手でゲルダの細手を汚してしまい、ごめんと小さく謝罪して。
そのまま浴室へと*連れて行かれた。*]
…ん。
[ナターリエに向かうゲルダに頷いて。
自分も立ち上がる。僅かに揺れる身体。癖のよに隠す]
…そうだね。
誰よりも真面目で、誰よりも優しかった。
イヴァンみたいな奴のことを優しいって言うんだ。
[ナターリエの声に混じる非難。自嘲が浮かぶ]
信じるのは、難しいよ。
信じていても通じないことだってあるんだから。
[そう言うとマテウスと共にイヴァンを運んだ。
自衛団員達は、少しばかり遠巻きにしながらそれを見ていた。
それに何かを言う気力はどこにもなかった]
俺、少しここで休んでから…。
[広間に戻ると、ソファの隅に座り込み。
限界が来たかのように顔を伏せ、意識を失うに近い*眠りへと*]
/中/
描写はいつでもいいよ、後で適当な時間にほのめかしとく。
別に明日の朝でも良いんだし。
…にしても生活習慣むちゃくちゃ…。
[団員達には視線を向けるだけで遠ざかっていった。
運び終えて広間に残るというエーリッヒに]
わかった、今日はゆっくり休め。
[その声は届いたであろうか、
毛布をかけて広間を*後にした*]
/中/
多分今、夜っていう設定でしょう?
どうあれ時間軸は適当に設定すればいいよ。
アリバイ工作、結局ゼルさんが証人じゃ意味無いか…。
/*
やあ、動いた動いた。ヨハナ婆は流石ですね。
逆に動きにくかったかなのゼル・ベア組ごめんなさい。
何より上手く絡めてない聖痕組にはもっとごめんなさい。
後は流れてゆくままに。
おやすみなさい。
それじゃあお言葉に甘えて、
好きにやらせてもらうぜ。
[その日の夜、人目を忍び屋根を伝い歩く。]
イヴァンは死んだ、守る力を持つものは…いまだ不明か。
見定める力……ライヒアルトは確かその力をもってるんだったな。
[ライヒアルトの部屋の窓の前、中の気配は一人だけ、
覗き見るとベッドに横たわる姿が見えて]
ここのところずっとお預けだったからな。
[窓ガラスにそっと爪を滑らせ、
切り取り、鍵をあけて窓を開き中に入る。]
よぉ、ライヒアルト遅くにすまないな。
[朦朧とした意識の中こちらを見るライヒアルトに近寄りベッドから引きずりだす。]
ああ、叫ばれると面倒なんでな。
[喉を爪で切り裂いて]
まぁ、死ぬまでにはまだもうちょっと時間がある。
[こちらを見やるライヒアルトの表情はどうだったか、今はもう覚えていない。
ただ久しぶりに行う殺人への快楽だけが先立っていた。
足蹴にし死に行くライヒアルトを眺めながら]
ああ、やっぱ人を殺すって言うのはいいな。
[愉悦の表情を浮かべ、ライヒアルトが死ぬのをゆっくり待つ。
やがて動かなくなったライヒアルトの死体を窓の外に放り投げる]
じゃあなライヒアルト、久しぶりに楽しめたぜ。
[窓からでると外に転がったライヒアルトの死体にそう告げて、
その場を後にした]
─ヨハナの部屋─
[寝台に眠るヨハナの傍に椅子を二つ]
[様子を見守るために置いたけれど]
…あ、ベアタ。
服着替えてこないと。
[紅で汚れてしまっているベアトリーチェの服を示し着替えを促す]
[そのままで良いと彼女が主張するのであれば]
[共に椅子に座り、ヨハナが目覚めるのを待ち続ける*事だろう*]
/*
……上は一体、なにしとん……。
てゆーか、てめえら、ちゃんと寝れーっ!!!!!!
……まったくもう。
不調訴えながらなに宵っぱしてやがんのよ、全く。
泣くぞ!
くろねこ、なくぞ!!!
さて。
今の所、発見描写はきとらんのか。
んでは、死んだ時の記憶は曖昧にして、モノローグ・ログを量産しちゃろうか(ヤメレ。
墓下にいる後の二人は、多忙っぽいしにゃー。
あ、でも。
猫の生死はどないなっとるのだろか。
そこはぼやかして動き回るか……。
…………?
[途切れていた意識が不意に繋がる。
最初に感じたのは、違和感。
全てが曖昧になったような。
全てが遠のいたような]
俺……は?
[つかめない。
自分の居場所。
あり方。
ただ、わかるのは]
ここは……違う。
[いる『場所』が違うという認識]
……俺は。
御霊を、視て。
……それから?
[家主に運ばれ、部屋に戻って。
悪態をついた後、意識を失して]
…………。
[記憶の欠落。
何があったか。
今は、思い出せぬ状態。
ただ、一つだけ。
明確に認識できたのは]
……生より。
切り離された、か。
[より死に近しき者である故にか。
それは、はっきりと知れる。
嘆息。
霊魂となっても、仕種などは生ある者と変わらぬように]
……奴ら、か。
…………遅ぇんだよ…………。
[叶うならば。
友と、対なる者が逝った時に。
ここに来たいと。
そう、願ったのに。
片隅に抱えていた想いが、零れた]
……いけは。
せんのだろうな。
[かれらの所には。
そうできるのであれば、この場に漂う必然などはなく。
否、それ以前に。
終わるまでは束縛されると言うのであれば。
それは生者も、そして死者も等しくあるはず]
そういう、下らん所だけ平等な辺りは……。
[やはり、教会が絡むのかと。
苛立ちは、己を育てた場所へと向かう]
[孤児であり、異端者として迫害されていた自分を庇護してくれた場所。
友と知り合えた場所。
けれど。
それは同時に、大切な者を奪いもして。
感謝と憎悪、両極端な感情は。
教会の与えた名前──『テュルキス』の名を、捨てるに至らせた。
そして、『明けの明星』を。
魔の王を称するともされる名を。
自ら名乗り。
それでいて、それまでの『形』は捨てられぬまま。
この地で、生き続けて来た、けれど]
中/ウェンデルか、エーファか。
たしかに今の状況だとそっちだったな…。
昨日更新前の流れの時点ではライヒアルトだったと思うんだが……。
……中途半端は、続かん……という事か。
[浮かぶ、笑み。
象られるのは、自嘲。
いつか、ウェンデルに言われた言葉が過ぎる]
何にせよ……俺は、俺のなすべき事を、最後まで果たすのみ、か。
[見定める者。
見届ける者。
この地に築かれた場が、何処へと向かうのかを、最後まで見届ける。
それが、今は、己が在り方]
……それは、いいんだが。
[過ぎるのは。
何かを抱え込んでいた、家主の姿。
双花の二人。
この場では、唯一、気がかりだった者たち。
特に、家主は]
……俺が、先に吐き出せば。
吐き出させる事ができた……のか?
[小さく呟く。
微かな痛み。
痛みなど、感じるような存在ではないはずなのに。
その感触は、いつか、どこかで感じたものにも似ている気がして。
胸元を押さえ、嘆息する。
無意識、縋り続けていた銀の十字架は、今はそこには*ない*]
/*
朝っぱらから墓ログ連投。
墓に落ちたら、ネタ放出のターンなのはお約束。
さて、どこまで伸ばせるか。
何せ明日は休みなんだよなあ。
午前中、病院行くけど。
頑張って、最終日生存さんへ置き土産を作っておこう(違。
玉繭のタバサん時は、あんまり増やせんかったからな。
/*
しかし、まあ。
初回のイヴァン襲撃といい、次が俺なとこといい。
赤組の方向性が今ひとつ読めない。
確かに、泡沫系は赤正よりになりやすい設定だが。
最初からそれを狙って動かれたのだとしたら、正直、企画としてはもにゃる。
白雪の時、悪になれんかった俺が言うのもなんだけど。
業を何一つ持たずに生き残ろうとする方向は、個人的に容認したくないなあ……。
まあ、ここらは上に残ったメンバーに任せよう。
そこら、わかってるであろう人が多いのだし。
[皆が動き出すより前に、階上へ。
一室に潜み、老婆が運ばれて行く先に見当をつけた]
[そうして騒ぎが一時の鎮まりを見せ気配が散った頃、自身の食事を取りに向かった。
ゲルダに言った通りに。
広間で共に、ではなかったが。
減っている料理の量は、誰かが訪れた事を示す]
[「仲間」が動いた。わたしは気配を感じて、椅子の上で身じろぎする。]
[「仲間」はライヒアルトの部屋に忍び込み、彼の首を真一文字に裂いて、死体を窓から捨てた。]
[…これで見極めるものたちはいなくなってしまった。今となっては、彼らがほんものであったのかどうかも分からない。]
[この村がこれからどうなるのか…。もう誰にも分からない。]
/中/
そっちのせいじゃないよー。ライヒー襲撃提案したのわたしだもの。
それに、考え直してみたらどっちでも大差なかったと思う。どっちにしろ、わたしの判定出される前にはライヒーさん殺さなきゃならなかった。
彼のRPの性質上、殺しても次の日までは判定出てから。
今日の襲撃は、守護者が割れるようなら、悪いけどまたあなたにお任せ。
妹分を食べるのは譲りたくないでしょ?
[戻った先は、子供の部屋。
理由は幾つかあれど、判然としない]
[窓辺に寄り、眼下の景色を映す。
幾つかの自衛団員の姿。
関わり合いにはなろうとしない。
先の、ウェンデルの姿に似ていた。
異なるのは、自身は渦中に在るということ]
…終わらせなければ、逃れられはしない。
[だから。だけれど。
胸を占める、『神への信仰』。
強固に保とうとすればする程、*奥底で何かが揺らいだ*]
/中/
どっちにしろちょっとおいしくないっていうか、どっちかというとやっぱりライヒーさん始末するのが正解かも知れない。
能力者偽っぽい説は、わたしの生存のために頑張って利用しよう。
聖痕者襲うなら、わたしがエーファちゃん。あの子はわたしの。
ゼルさんは、処刑候補だから温存かな。
わたしについてきてもらおう。
ずいぶんあっさりとしたやり方だね?
最初の旅人の様子を聞いてたから、もうちょっと派手にやるのかと思ってた。
なんにせよ、お疲れ様。
これで余計な目は無くなった…。
―浴室―
[代わりの服は用意するから先に入っていてと、ゲルダに促されのろのろと服を脱ぎ籠に入れる。
懐にいれてあった木箱は、棚のほうに置いた。
服に手をかけ脱ごうとすると、ポケットの中に何か入っているのに気づく。
何だと思い手を入れると、そこから人狼と思われるものの毛玉が出てきた。]
持ってたままだったか…。
[毛玉を見る目は忌々しげで。
こんなもの要らないと、捨てようとしたが手を止めて。
暫し考えた後、木箱の横に取っておいた。]
[体についた血を落とし湯を浴びた。
その間も、考える事はこれからの事。
効果的な方法をただじっと考えていた。
外からゲルダの声が聞こえた。代わりの服を持ってきてくれたらしく。
湯から出て、乾いたタオルで身を隠す。
服を着る前、ゲルダが出て行こうとしたので呼び止めた。]
ありがとうゲルダ。
…なぁゲルダ。お願いがあるんだ。
[他に誰も居ない浴室で、ゲルダに内密に木箱を渡した。]
これを預かってて欲しい。
そしてもし…もしも”私に何かあったら”この木箱を割ってくれ。
[遺言めいた不吉な事に、ゲルダが何か言っただろうが。
万一の為だからと、苦笑し返した。
木箱が何かと尋ねられれば。]
…それは、うちの爺さんが教会から賜ったものだ。
変な箱だろう?箱なのに、蓋が無い。
だからそれを開ける為には、割るしかない。
中に何があるかは分からない…だが。
[閉じられたままの箱の中身。
その為祖父にも分からず、自分も知らないが。]
…私の勘が合ってれば。
人狼について、何か書いてあるかもしれない。
[教会から賜った、人狼を退け排す、銀の粒子の宿り箱。
ライヒアルトとウェンデルという教会関係者の関わり、知識。
憶測の域を出ないが。それらはどちらも密接な関係をもっているように思えた。]
だけど、今は駄目。今は割らないで。
お願い。
[木箱が割れれば、守り手の力が無くなるかもしれない。
祖父は明確にそうとは言わなかったが、それらしい事を示唆していたし、身から離す事はなかった。
絶対にと、念を押すようにゲルダに頼んで。**]
[ふらり、ゆらり。
漂い歩く、集会所の外周。
猫は、どうなったのだろうか。
考えたのは、そんな事。
支えをくれた、小さなぬくもり]
……?
[不意に、目に入った色。
雪の中、異質な黒]
……。
[それが何か、確める必要はなかった。
ただ、思ったのは]
……喰らなければ。
赦されるとでも?
……は。
[愚かな、と。
小さく吐き捨てて。
それ以上は、顧みない。
*自分のぬけがらは*]
/*
んあ。
脱字発見……(へしょり。
そして、やはり生前よりも独り言の消費が激しいです。
……余裕の差でまくりだな。
―自室―
[やること、言う言葉は見つかった。
それらを頭に叩き込んで、まずはゲルダの部屋を訪ねた。]
聞いて欲しい事があるんだ。
[そういい、次にマテウス、ウェンデル、エーリッヒの部屋も同じように。
ウェンデルはおらず、エーファの部屋に居た。エーリッヒは部屋に戻っただろうか。
渋る者らには、「人狼のことについてだから」と興味をひかせ。それでも、強制だけはしなかったが。
そしてライヒアルトは
死んでいた。]
……。
[ライヒアルトを安置したのは誰だったか。
終わった後、話はこれかと尋ねられて首をふった。
そして、人を連れ、ヨハナの部屋へと向かう。
扉を叩いて、返事を待った]
[いつの間にかうとうとしていたみたいだ。ドアをノックする音で、わたしは我にかえる。]
…待って下さい。
[ゼルギウスさんに断りを入れてから、ドアを開いた。]
…おはようございます。
[どうしても、目に警戒の色が出る。]
[今回ばかりは転寝もせず]
[薬師としての本分を全うすべくヨハナの容態を診続ける]
[そんな中、不意にノックの音が部屋に響き、視線をそちらに向けた]
[出ようとして、ベアトリーチェが先に動いた]
[そちらを任せ、椅子に座ったまま視線を扉へと向ける]
[扉の先に居た人物に、真紅が細まった]
おはよう。
[ベアトリーチェに見せる微かな笑み。
何を考えているのか読み取れないような、妙に穏やかな。]
話があるんだが、いいか?
[足元にふわと毛の感覚。猫はどこからやってきたのか、ここに居た。ライヒアルトの代わりぬ見届けようとでもいうのか。]
ライヒアルトが死んだよ。
これで真偽はともかく、見分けられるといった人は居なくなったわけだ。
……だから、隠してた事を話そうと思う。
私は守護者だ。
人狼の牙を退ける力を持つもの。
イウァンが死ぬ前日、獣の牙から奴を守った。
[事実を淡々と述べた。]
……って言っても信じないだろうから、証拠を見せるよ。
これは、先生殿の部屋に落ちてた毛玉だ。人狼かと思われるものの。
中には石が入ってる。
ゼルギウス、今からお前を守護してやる。
[そしてゼルギウスの額に意志を持ち触れた。印は彼につけ。
ポケットに入れていた毛玉の中に、石をいれたもの。それをゼルギウスに向かって投げた。
石が彼に当たる前に、大気に溶けた銀が集まり、壁を作りゼルギウスを守った。]
ちなみにただの石だとこうなる。
[普通の石をゼルギウスに投げると華麗に当たった。場所とかは気にしない。いい音とか気にしない。ちょっとした八つ当たり。
不可思議な現象は受け入れられたろうか。]
―回想・浴室―
服、持ってくるから、ナターリエは先に入ってて。
髪も身体もきちんと洗って。
それで、しっかり温まって。
[ナターリエが動き始めるのを見てから、一度部屋に戻り服を用意する]
…。
[誰も居ない一人の部屋。嘆くにも泣くにも最適の。
此処で崩れ落ちてはいけない。
その思いで身体を動かし、また浴室へ]
…お願い?
[二人きりの浴室。差し出されたのは一つの木箱]
――何か、あったらって。
ナターリエまで、あたしを、
[口調は何処か、悲しみを湛えて。
けれど、万一だからと苦笑され、言葉を飲み込む]
預かるのは、良いけど。
…割る必要が無いままで居てほしい。
[どこか縋るように、切望するように、口から零れる言葉]
[当然ながら、これは何かと翠玉の眼差しが問いかける]
蓋…、本当だ。
[掌の上。幾度か転がすも開けられる場所は見当たらない]
人狼に、ついて。
でも。今割るのは、拙いのね。
…分かった。
[何故、拙いのかは分からないけれど。
それでも、絶対にと念を押すナターリエに、こくりと頷いた]
―回想・広間―
[短く夢も見ない深い眠り。身体が求めたもの。
目覚めれば、こちらでこそ続いている悪夢。
掛けられていた毛布に小さな感謝を呟き、丁寧に畳む]
ああ。
[打ち捨てられた短剣。望まぬ血を吸ったそれ。
忌まわしく思っても捨てることは出来なかった。
それは師から最後に貰った形見でもあるから]
…もう、使わずに済めばいい。
[口にするのは本心。
けれどそうはならないだろうとも、僅かな冷静さを取り戻した頭は考えていた。
足音を立てぬよに二階へと上がり部屋へと戻る]
[ナターリエとは入れ替わりに湯を浴びて。
一度、厨房を覗く。
林檎の兎は少しだけ居なくなっていて。
鍋の中のスープもまた、少し量を減らしていて]
…。
[柔らかく、柔らかく息を吐く。
自分もまた、少しだけスープを口に含み。
広間へと寄る。
毛布を掛けられ、眠り込むエーリッヒの姿]
…寝るなら、部屋に戻った方が良いよ?
[囁いた声が届いたかはわからないけれど、自身もまた自室へと戻り、木箱を抱いて眠りについた]
ライヒ君、が?
[真紅を瞬かせるも、驚きは薄い]
[見定める者が居なくなった、それにすら感慨は薄い]
[興味はないとでも言うように]
[続くナターリエの告白にも反応は薄かった]
イヴァンを、人狼から護っただって?
だからイヴァンが本当の見極める者だとでも言いたいのか?
ナタがでっち上げた戯言かもしれないと言うのに。
[返すのは否定]
[そんな折、力を見せると言ってナターリエが額に手を触れた]
[こちらからは何か特別なことをされたようには思わない]
[けれど、投げられた石を含んだ毛玉は自分に触れる前に銀に弾かれる]
…!? ぃって!
[流石に驚きが表情に浮かんだ]
[直後に襲い来るは続けざまに投げられた普通の石]
[左目の上に、それは当たった]
[赤く、擦過の痕が残る]
[今は変化がないが、時間が経てば青黒く変色することだろうか]
[痛む痕を左手で抑える]
―回想・二階自室―
イヴァン。
[木を削る音。瞼の裏に残るのは憎悪に塗りつぶされた顔。
あの幼馴染には似合わない、苦しみの表情]
殺したのは、俺達も同じか。
[力あるものには力あるものの辛苦。
与えられる苦痛だけではない。どちらも理解することなどは到底出来ないけれど。
Ivan=Schulz 最後の一文字を彫り込み、板を並べた所で響くノックとナターリエの声]
ヨハナ婆の部屋?
でも俺が行くと…。
[傍についているだろう者達を刺激するだろう。
それでも、と強制ではないものの強く重ねられる言葉に]
……分かった。行こう。
[そして老婆の部屋に辿り着く前に。
もう一つの悪夢が待っていた]
―回想・ライヒアルトの部屋―
……ラ、イ?
[寝台に居ない相手。残っているのは紅の跡。
その色は、その量は。最悪の事態を容易に想像させた。
窓の下で上がる大声。最悪の事態を確定させるもの]
ごめん。
俺…先に下、いかせて。
あとでそっちも、いくから。
[何も浮かべない顔。怒りも、嘆きも、悲しみすらも。
ただ何かが抜け落ちたような顔で、外に出ていった]
[ゼルギウスの反論は予想してあた事だった。だから考え、道を探した。何をやっても逃げれない道を。この身を晒す危険を侵してまで。]
イウァンの真偽については、結局証明されなかったからな。
だからイウァンが本当に正しいかどうか、皆に解るようにここで調べようと思う。
さつきのを応用して、生かして人狼かどうか、調べる事は可能だから。
[銀が右手にまとわりつく。それは大きな銀の鎌のような形を成した。
守手の切り札。銀の刃。守りと違い、攻める力は決して万能なものではない、が。]
――唐突に、鎌で猫に斬りつけた。刃は猫を両断したかのように右から左へ走る。
驚いたように猫は鳴き、のけ反ったが、そこから血は流れなかった。]
見ての通りだ。
さっきと同じで、これは人狼以外のものには効かない。だから。
[すいと、刃はベアトリーチェの胸の上に]
これに貫かれて、死ななけば人だ。
[穏やかに宣告しながら。
大嘘をついた。]
[見分ける力などあるはずがない。人だろうが狼だろうが、刃は関係なく傷つける。
さっきのウィンデは刃が身を通ったように見せかけただけだ。身を通る直前で、刃は粒子に戻り、抜けると再び刃を形つくった。自分にしか出来ない手品のように。
貫かれれば、彼女は何者であろうが死ぬ。
命をかけた覚悟は、ヨハナのように狡猾な演技に変わった。]
[ノックの音。
自室の扉を開けば、聞いて欲しい事があるという、ナターリエの姿。
昨日の今日。ざわりと胸が騒ぐも、どこか決意を秘めているようにも見えて、こくりと頷いた。
ナターリエのすぐ後ろを歩み、何も声にすることはなく]
…っ。
[ただ、ライヒアルトの死を認識したときには、縋るよう、繋ぎとめるよう、ナターリエの服の裾を掴んだ]
エーリッヒ、きちんと戻ってきてね?
[下に行くというエーリッヒに短く声を掛ける。
エーリッヒの乏しい表情が、どうしようもなく悲しかった]
―回想・屋外―
[自衛団員達は騒いでいた。彼もまた容疑者の一人でるのだから。
その混乱の中近くまで寄り、そっと手を伸ばす。
首は大きく開いた傷口を晒したまま。流れるものも既に絶え。
冷たい。暗翠はもう何も映さない]
「お前っ!」
やめてくれ。
とにかくライを。早く。
[静かな、だが気迫の篭った声に団員達が再び動き出す。
布に包まれ運ばれていくのを見ていれば、中に入れと命じられる。
素直に従い戻る途中、鎖の切れた十字架を拾い上げる。
見せて貰った事は無い。だからそれが彼のものだとは知らない。
だが確信に近い何かを感じてそれをポケットへと仕舞った]
……危険。
そう、言われてたよな。
[玄関の扉に寄りかかり、大きく息を吐く。
ゲルダの声が脳裏に響く。そうだ戻らなければ。
身体と心がどこかすれ違ったまま、二階へ上がるとヨハナの部屋の扉を*ノックした*]
/*
どうしよう。
ここで庇って死ぬのもありなんだけど。
ベアタの反応見ておきたいかなぁ。
焦点は向こうなんだし。
目ぇ怪我しておいたし、どうするかの決定を任せて行動示唆の描写だけするか…?
[ナターリエの訪問を受けたとき、渋る様子は見せなかった。
ただ、行き先がヨハナの部屋と聞けば、不思議そうに問いかけ、起こった出来事を聞き、沈んだ素振りを見せた]
…そう、ですか。
[それから、遅れて部屋へと向かう。
ライヒアルトの死を知れど――実のところ、外の異変には先に気づいていたが――立ち止まることは、なかった]
[痛みに意識が向かい、ナターリエの宣言は耳を素通りした]
[詳細を聞かぬまま、刃をベアトリーチェに突き付ける様子を目にする]
やめ……。
[言いかけて、視界が揺らいだ]
[今は片目であることと、石がぶつかった時の衝撃は少なからず影響が出ていて]
[ナターリエのハッタリは見抜けていないが、ただ少女を護ろうと思考が働く]
[気が急いても、身体はなかなか言うことを聞いてくれなかったが]
[相変わらず。
眼差しはゼルギウスを捉えている]
貴方は何故、彼女を護ろうとするのですか。
彼女が人狼ではないと信じるからですか。
彼女に好意を抱いているからですか。
/*
ベアタ吊りの流れなんじゃろか。
その場合ウェン君襲撃してくれないかしら(爆
壊れて無差別に人襲おうとして殺されたいww
―ヨハナの部屋―
[守護者、そう語るナターリエの横顔を、少し距離を置いた翠玉が眺める。
乏しいはずの表情は、僅かな悲しみを帯びていた。
守護者というものに対する理解は乏しかったためか、ただ、石の直撃した音を聞いて]
痛そう。
[的外れな呟きを]
安心しろゼルギウス。
痛い事は何もない。
人ならな。
[ベアトリーチェを気遣う薬師に、微笑んでつげた。
怪我には気付いたが、悪いなと一言謝罪したのみで、それ以上は無視を決め込む。]
薬師様は、先に自分を労わられても良いのではありませんか。
[庇いに行くことは分かっていたから、その腕をつかもうと手を伸ばす]
切れてはいないですけど。
一応痣くらいにはなるかもしれませんから。
[逆の手で小さな薬箱を取り出し、問いかける]
痛み止め、必要でしょう?
[ウェンデルの声は耳に届いていただろうか]
[ナターリエに刃を突き付けられるベアトリーチェを見つめたまま]
あの子は、弟と、同じ。
病を患って尚、生きようとした、弟と、同じ…。
俺は、あの子を護らなきゃ、ならないんだ。
い…やだ…。
これ以上 俺から 奪うな…!
[うわ言のように呟く]
[顔には怯えの表情]
[不安に真紅が揺れる]
[人狼かどうかなんて、二の次だった]
[力の入らぬ身体]
[ゲルダの引っ張る力に難なく捕らえられる]
[けれど問いに答える余裕まではなく]
[真紅はベアトリーチェを捉えたまま]
…特殊な術を用いているのは、確かなようですね。
[ナターリエが刃を向ける様を見た。
しかし、護り手の力にそんなものがあるのかと、窺う瞳に疑いは色濃い。口も手も、それ以上は出さなかったが]
[ゼルギウスの言に、眉根が寄る]
………そのようなもの。
貴方が勝手に、他者に自分の思うものを投影しているだけでしょう。
[ゲルダにあっさりと捕らえられた彼に歩み寄り、頬に手を伸ばす。真紅を金色に向けさせようと]
貴方は彼女を見ていない。
過去の幻影に囚われ、惑っているだけ。
……大切に想っているのも、勘違いではないんですか。
[言は今までになく、強く、厳しくなる。
非難の色合いが混ざった]
/*
こ。
こ。
これ。
は。
くろねこから中のひとに向けて愛を叫ぶところだな!
誰か拾ってくれるといいなー、て思ってたんだああああ!
幻魔のロザリオは滑っちまったからな……orz
/*
あ ああああああ
それをウェンデルに言われたらああああ
最後まで狼側に居ようと思ったのに>x<
宙ぶらりんに戻すかなぁ…。
[ぬけがらを巡る自衛団。
向ける視線は、他人事風に。
見慣れた、見慣れない光景。
猫はいない。
無事なのか。
そう、思った時]
……家主殿。
[出てきた姿。
小さく、呟く。
器失して初めて。
声が、揺らいだ]
[偶然とはいえ、ゼルギウスに痛手を負わせたのは幸いだった。ゲルダらに阻まれ容易に来れない。ヨハナも今は、そう簡単には動けないだろう。]
みんな、お前と同じ思いだよ。
これ以上奪われたくないのは。
[短く返す。
ウェンデルの物言いたげな、だが無言を貫いた事に心の内で感謝しながら。
他に止めるものが現れる前に。
銀の刃を一旦離し、勢いをつけてベアトリーチェの胸元へ――]
[名を呼ぶ声が聞こえた。
好きに呼べ、と言ったら、ライと呼ばれるようになった。
友と同じ呼び方。
だから、自分は名を呼ぶまい、と決めた事を。
ふと思い出して]
…………。
[運ばれるぬけがら。
拾い上げられる十字架。
一度も、見せはしなかったが、自分の物であるのは伝わったか。
中に戻る背を、見送り。
しばし、佇む]
貴方も、置いていかれる側の人なのね。
[これまでの丁寧な言葉ではなく、語りかける口調は悲しみを帯びて。
薬を掬う手の動きはいっそ優しい]
うん。一緒。
あたしも、もう…いやなの。
[石の当たった場所に、薬を塗りこんで。
それが終われば、何事も無いように薬箱を閉じる。
ウェンデルがゼルギウスに何かをするとして止める理由も無く]
……ヴィンデ?
[猫の声が聞こえる]
上か。
[認識し、行こう、と思えば、猫に振るわれる刃。
器の縛無き身には、そのからくりは容易に見て取れて]
…………。
[猫の傍ら、ただ、佇む。
成すべき事。
*見届けるを果たすため*]
[弟と重ね合わせ、ベアトリーチェに抱いていた強迫観念]
[それが当たり前と、心には強く根付いていた]
[はずなのに]
[頬に手が触れ、真紅の見つめる先を逸らされる]
[次に捉えたのは、弟と同じ色を持つ青年]
[真紅が見開かれる]
[過去が脳裏を過り]
[困惑が表情を彩る]
ちが……お、れは……。
ほんと、う、に………。
ぃ、や…だ、見、捨て……。
おれ…を、おい……く、な…!
[言葉に否定しようとして]
[含まれた非難に絶望し縋ろうとして]
[自分がどうしたいのか]
[何もかもが混沌に飲まれて]
[ウェンデルにもまた、弟を重ねて居ることに彼は気付くだろうか]
[精神は恐慌状態へと陥っていく]
そんなものに、振り回されるなんて。
そんなものが、全てと思うなんて。
愚かだ。
[咲きゆく朱い花。
熱が上る。
眼差しの温度は、低い。
心も。]
……貴方は、誰を見ているんですか。
[覗き込む。
真紅の奥に映るものを見ようとするように。
金色の底に何が在るか、今の彼にはわかるまいか]
同じ思い…なら、何故…俺からは奪おうと…!
[ナターリエとゲルダの言葉には、噛みつく様な声を上げる]
[傷を負った場所は丁寧な処置により痛みは軽減され]
[しかし衝撃は時間が経たねば治まらぬために暴れるようなことにはならず]
弟は、俺の全てだったんだ!
[ウェンデルの言葉に声を張り上げた]
[同時に瞳を覗きこまれ、真紅を見開いた]
……ウェインツェル──……!
[目の前の青年ではない名が唇から紡がれる]
[それが弟の名であることは想像に難くないであろう]
[見開いた真紅から、滴が零れ落ち、頬を伝う]
[囁きは心の奥底まで響いて]
[頷くこともせず、厭う素振りも見せず]
[身体を強張らせたまま、真紅はウェンデルを見つめたまま]
一緒だけど、違う。
貴方は、置いていかないで、って言えるのね。
[睫毛が密やかな思いを映して、揺れた]
…。
[言葉にすれば幾らの文字を紡いでも形を取らず。
それでいて、想いであるならば、たった一つだと知っている。
そんなものが胸の底を過ぎっていく]
[ゼルギウスの噛み付くような声には、ただ]
薬師様ならば、その答えは自らの内側にあるのでは。
[抑揚に乏しい声で指摘をするも。
どこか独白めいたそれは、届いたか否か。
いっそ狂っているような様から、翠玉の眼差しを外す。
捕まえていた、その手も解いた。
そんなことをしなくても、真紅の瞳は既に。
金の色に囚われているようだったから]
[置いていかれる事を厭う声。
暗き翠は静かに、見つめる]
……その願い。
わからないとは……言えん。
[腕の中で息絶えた少女に。
蒼花と、鼓動の源を喰らわれた友に。
そう、叫んだから。
そして、自分もまた。
双花の姿にに友を思っていたのは、否めなかったから]
……けれど。
過去は、過去、だろう?
[小さな呟き。
猫は主の気配を感じるか。
触れられぬそのぬくもりに向けるのは、*淡い笑み*]
薬師 ゼルギウスは、墓守 ナターリエ を投票先に選びました。
だいじょうぶですよ、ゼルギウスさん。
[気遣うような視線を見せるような彼に、微笑んで見せる。]
[ただ見る人によっては、その微笑の下にちょっとした不機嫌が隠れているのが分かっただろう。]
[この人にとって、わたしは誰かの代わりなの?いらいら。]
あなたなりのチェックね。
自分の存在という大駒を使ってまでの。
あのナイフ、人ならば効かない、人狼ならば傷つける。
…どうにかできるかな。
でも、やらないと。
[ベアトリーチェの声に刃が動きを止める。
何をするきだろうか。
だが腕から伸びた刃の切っ先を、彼女が握れるように渡す。
注意ぶかく探りながら。]
[差し出される刃を受け取るべく手を伸ばす。銀の鎌。きれいな刃物。]
[わたしの体が逃げよう、離れようと叫ぶのを、必死に押さえ込む。]
[表面上、何事でもないかのように、鎌を受け取った。]
[わたしは鎌を見つめる。一見躊躇っているように。]
[この鎌は、わたしを傷つける。イヴァンのことは今彼女自身が譲歩したので、もうだいじょうぶ。]
[だけど、この新しいチェックは、かわせない。]
[誰かに無理やり突き立てたとしても、人間の証明をしてしまうだけ。身代わりにはできない。]
[チェックメイトなんだろうか。わたしは半分覚悟を決めて、刃を振り上げ。]
[まっさらな、波立たぬ水面に滴が落ち波紋を広げるように]
[ベアトリーチェの声がゼルギウスに届き意識を戻させる]
……ベア、タ?
[自分でやると、少女はそう告げた]
[最初理解出来なくて]
[ウェンデルに首筋を触れられたまま、ゆっくりとした動きでそちらを見た]
ねぇ、どうしても、となったら、この人はわたしが連れて行く。
あなたの獲物でしょうけど、ゲルダさんは残ってるし、我慢してね。
貴方だって誰かから奪おうとしているのではないですか。
彼女を護るために。
彼女が人間であると証明出来ない限り。
人狼が、滅びない限り――いないと証明出来ない限り。
終わらない。
[淡々と言葉を紡ぐ]
私は、……ウェンデルです。
[拒絶を含む声]
貴方の弟じゃない。
彼女も、また。
貴方のものじゃない。
違うものなのに「また」奪われると思うことすら、貴方の妄想では?
…あ?
[眼を開く]
[気配]
おやおやァ。
どうやら増えたようだな――オトモダチが。
…良かったなァ?
[アーベル]
[その姿をした者が][その名前を呼ぶ]
貴女はどう思いますか。
ベアトリーチェさん。
[まるで刃の事など見えていないかのように、問う]
代わりでしかないことを。
[指先に微か、*力が籠められた*]
残念だが。
[手を離すと、腕に纏った光後ごと刃はすっと消えた。]
触れていないと、形が作れない。
そこまで万能な代物ではないからな。
[防御にかんしては万能でも、攻撃には制約があった。
離してでも使うことが出来れば遠方から操ることも出来、より殺しやすくなっただろう。
なにより、危険視している子供に切り札を渡すほど、愚かではなかった]
[あの人はわたしに弟を重ねてる。]
[べつに良いよ、わたしはそう思う。]
[だってどうあれ人狼であるわたしに協力してくれるんだから。]
[でもここでそう答えるわけにはいかないよね。]
[「それでも構わないです、側にいてさえくれれば。」]
[ちょっと健気過ぎるかな?関心が薄い様に思われるかも。]
[「…誰かの代わりは嫌です。…わたしじゃだめなんですか?」]
[うん、これでいこう。彼の心理を否定しつつ、でも彼の心象を悪くすることなく、むしろ保護欲をそそる言葉。]
[上出来、さすがわたし。恥ずかしそうにしなを作ることも忘れずに。]
[よし、俯いてさも恥ずかしそうにして、せーの…]
わたしも、あなたの弟さんじゃありません。
[…?]
そんな気持ちでわたしに優しくしてたんなら…大きなお世話です。
[あれ?ちがう、こうじゃない。]
[恥ずかしがってる演技ができない。肩が震える…目が熱い。]
[わたしは大きく深呼吸する。こみ上げてくる嗚咽をそれで無理やり押し殺して、ナターリエに向き合う。]
仕方ないですね。
[言ってしまったものは仕方ない。とりあえずこっちをどうにかしよう。]
[これで…、わたしがこの後あの銀の刃にかかって死んでも、彼にかかる疑いが少しでも減ればいいんだけれど。]
体から離せないなら、仕方ないですね…。
[わたしはもう一度言って、彼女の腕を、その先に形作られた刃を持つ。]
…。
[躊躇い。自分は人間だけど、能力を信じきれていない、という風に映るよう。]
…なんで、この騒ぎの最初に、この力で全員調べなかったんですか?
そうすれば、きっともっと少ない犠牲で…
[時間稼ぎ、悪あがき。この間に、何か手を考えなきゃ。]
あの子を護れるなら、他なんて知らない。
今度こそ護って、生かしてやるんだ──。
[頑なな意思]
[蝕まれた精神は癒されることなく]
[妄執した事柄のみを実行しようと言葉を繰り返す]
[拒絶の言葉]
[絶望の色]
[ウェンデルがベアトリーチェに問うた言葉に]
[一縷の願いを乗せて真紅がベアトリーチェへと向かう]
[けれど、返ってきた言葉は──]
[小さな叩音以外は響かせず、そっと室内に入る。
ナターリエの持つ刃。特異性を感じさせるそれに、彼女もまた力を持つものだったのかと悟る。
ゆっくりと進み、ゼルギウスから手を離したゲルダの傍に立った]
………。
[ゼルギウスの声。過去という名の鎖は、彼にもまた。
それを否定する青年。朱花を抱いた彼は毅然と。
そして。肩を震わせる少女]
彼にできる、ここまでが精一杯。
わたしが人狼だと明かして、その上で彼に「だまされる方がわるいのよ!」とでも言えば、彼は多分安全。
でも、わたしもまだ諦めたわけじゃない。そこまではできない。
…人狼ってツライなぁ…。
/*
やりたい。
けど昨日もやっちゃったしな。
返り討ち込みで殺してくれる人希望した方が良いだろか。
狼のプランが見えないっ!
[膝を突くゼルギウスをじっと見つめる。
言葉は掛けない。今掛けられる言葉は何も無い。
一連の出来事と過去を重ね合わせていたのは、自分も同じ。
刃に手を伸ばす少女に視線を転じる。
これまでとは違う違和感を感じた。その原因は知らず。
ただ、何かが起きそうだと、右手で冷たい金属に触れる。
柄にではなく、その鞘ごと握るように]
もし私が狼なら、狼の牙を斥ける者など、真っ先に消えて欲しいだろうな。
ゼルギウスも言っていたな、そう。
なにか考えがあって、身を隠しているのではと。
私がそれだ。
あとは…あの毛玉。
あれがなければ、結局は私も自信の身を証明できず、誰かに陥れ、殺されていただろう。
[じっと、ベアトリーチェを見つめながら。]
[発する言葉は抱く熱とは違い冷徹。
しかしそれが人狼か否かを確かめるものではなく、八つ当たりめいていたと気付いたものはいたか]
――…?
[少女の返答に、意外そうに瞬く眼。
手から離れ、崩れ落ちるゼルギウスと、*交互に見やった*]
でもさっきみたいに、人狼以外には効かない、というところを見せてれば…。
…いえ、あなたが自由に斬ったり斬らなかったりできるんじゃないか、って疑われただけでしょうね…。
…今は、そうじゃない、ということが証明できますか?
あなたは、イヴァンさんの友達で、彼の死の原因となった私のことが嫌い。
検査にかこつけて、わたしを殺したいだけかも…。
悪いですけど、信用できないです。
[言いながら、ナターリエの手の甲、そして肘に手を添える。]
[聞こえた声。
覚えはあるが]
……アーベル?
[現れた姿。
白御霊を見せた者から感じるのは、微かな違和感]
いや……違う?
誰だ、あんたは。
[語りかけるよに自らの名を呼ぶ青年に。
向けるのは訝るような*問いかけ*]
[返ってきた言葉]
[それはゼルギウスの今までの行動指針を否定するもの]
ち、がう……ウェインツェル、には、なって、くれない…。
[真紅に淀んだ鈍い光を宿し]
[ぶつぶつと小声で呟き続ける]
(どちらも俺の手の中に収まってくれない)
(俺の護りたいものを否定した)
(だったら)
(もう、イラナイ──)
[蝕まれた精神は戻らない]
[ふつふつと沸き上がる衝動]
[未だ動く気配は見せないが、それは静かにゼルギウスを飲み込んで*行った*]
[視界の端でゼルギウスさんが崩れ落ち、うわごとのように何か呟いている。]
[悲しい。彼を傷つけてしまった。]
[ううん、来るべきときが来ただけなのかも。結局のところ、わたしは。]
[わたしはそこで彼について考えるのをやめて、最後の賭けに備える。]
…そうか。なら今からもう一度、誰かで証明してやろう。
[そして肘に触れてきたベアトリーチェに、優しい微笑みを浮かべて。]
…ところでベアトリーチェ。
私を信じないと否定するなら、毛玉の事を否定すべきだったな。
何故あれが人狼の毛だと思う?
ひょっとしたら、この騒動が始まる前、私が用意した偽物かもしれないのに。
試してみるさ。
お前の身を持ってな。
[彼女の覚悟と刃の煌めき。
果たしてどちらか早かったか―――**]
/*
今頃思い出した。
この手の村でキリングしたの初めてじゃないじゃん(´ω`)
狂ったのは初めてかも。
果たして狂いきれるかっ!
仕事終わらせてきまs [はよしろ]
[遅れて入ってきたエーリッヒに、少しの間翠玉を向ける]
ナターリエ。自分が守護者だって。
あれは、人狼だけを切れるって。
[抑揚に乏しい声で、これまで目の前で語られていた内容を告げた。
表情は常の通り。さしたる動揺は無い]
薬師様。
[ぽつ、と、膝をついたゼルギウスの名をただ呼ぶ]
…。
[言うべき言葉があるとして。
それはおそらく自分のものでないと思った。
ふっと首を横に振り、向けた翠玉をベアトリーチェとナターリエの方向へ。
傍からは、平行線のようにも見えるが、果たして。
エプロンのポケットに手を入れて、来るだろう一瞬を待つ]
[動く。そう思った瞬間に、先手を取った。]
[ナターリエの肘間接に外向きの、手首に内向きの力をかける。]
[梃子のように腕を曲げさせ、手から現れている鎌を、ナターリエ自身の胸に突き立てる。]
[どうせ彼女には効かない。けれど。]
[鎌の下、周囲からの死角で、手首に添えていた手は手刀の形に開き、爪を立てている。]
[この爪は、鎌に関係なく彼女の胸に刺さる。すぐに引き抜けば、傷口もそんなに違わない。]
[傍目には、ナターリエ自身が自分の鎌に貫かれたように見える筈だ。]
[人狼以外にも鎌は刺さる、そういうことにできれば。]
[わたしはそのとき、その鎌が元々何でも斬れるものとは知らなかった。]
[一方は単に重ねているのみだった。
ならばもう一方は利用しているものと考えていた。
告発された少女は人狼であれど、彼は人間かもしれないと、言葉を交わすうちに見えてきたが故に。
しかし、先の反応は。]
[ヨハナがベアトリーチェを庇ったという話を思い出す。
あれは、人間であるが故だろうか。
人狼は他者を庇うのだろうか。]
[二つの考えが巡り、疑問が首を擡げる。
ゼルギウスの変化には気づかぬまま、彼に目を落とした。
*事が起こるより、少し前のこと*]
[全て上手くいって、鎌が誰にでも効く、ナターリエはわたしを騙そうとした、という風に落ち着いたとしても。]
[この手で、人前で彼女を殺めたわたしは、疑われると思う。]
[もしかしたら、明日を見ることはできないかも。]
[それでも、せめてこの女だけは連れて行かなくては。]
ナターリエが守護者。
人狼だけを、か。
[ゲルダの言葉に確信を得て、翠玉を見つめ返し、小さく頷く。
不可思議の力ならばそんなこともあるのだろうか。
信じきることは出来なかったけれど、今は混乱を増やすだけだと口にすることはせず]
[そして、その瞬間は*来た*]
/*
帰宅途中。
ぬーん、あそこでベアタに拒絶されなかったら、庇って自分を人狼と見せかけることも出来たなぁ、と思った。
その流れにはならなかったようで残念。
ベアタ手に掛けたいよベアタ。
やっても良いかな。
とりあえず買い物して帰ろう…
|店|λ...
[子供はナターリエが守護者であることを疑ってはいなかった。イヴァンがライヒアルトによって人と判じられ、そのライヒアルトが殺された今、彼女の言葉は、子供の知る「事実」に完全に符合している]
[だから、彼女がベアトリーチェに刃を揮ったことも、当然と受け止めた。青き炎もそれを肯定するように、子供の胸をじわりと心地良い震えで満たす]
[ゼルギウスの恐慌は、子供には元より関係のないものだった。彼が朱花に手をかけない限り。そして彼が人狼であると判ずることができない限り]
[だから、子供は守護者と人狼の対決を(そう確信して)じっと見つめ続けていた。決意をもって刃を向けたナターリエ、そして、思わぬ反撃に出たベアトリーチェの姿も]
そんなに、死にたくないの。
[子供は、驚くでもなく、ぽつりと呟いた]
………死ななければ、終わらないのに。
[茶色いガラス玉の瞳が、少女の姿の人狼を映して瞬く**]
/*
さて。
どう動いたものかなぁ。
そして殺しに動くとしたらどっちを手に掛けるか。
ベアタの方がバランスは取れそう。
ちょっと遊んでみよう。
偶数:ベアタ 奇数:ウェンデル
{6}
もいっちょおまけ。
今日は<<傭兵 マテウス>>を手に掛けてみる。
薬師 ゼルギウスは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
[動いていく空間。
ただ、見届けるのみの暗き翠は、静か]
……器、離れても。
力は、俺を、捕えたまま。
[ならば]
……黒御霊。
視る事となるのか。
[イヴァンが対なる力の主なのは、文字通り、身を持って感じた。
ならば、少女に死が訪れたなら、映るのはそれ]
……器。
失したのは、幸い、か。
[黒き御霊は、見出すことに悦びを与える。
それ故に、犯した過ちもある。
故に、心の奥には拒絶が根付いた]
従えば快楽、抗えば苦痛。
神の加護の象徴たる双花。
……神の名の下に。
[呟くのは、ここに集められてから、ずっと考えていた事]
……誰が。
この場を求めた?
[それを知る者は、居るや否や。
知るとすれば、最初に彼岸に送られた自衛団長か。
いや、彼すらも。
引鉄として組み込まれていたのやも知れず]
……師父。
あんたは、確か、最期に……。
[神の名を呼び、そして、人狼の名を呼んでいた。
その意味は。どこにあるのか]
……ま。
今となっては、戯言だな。
考え、答えにたどり着こうとも。
俺には、それを持って何かする力はない。
[逝けもせず、戻れもせず。
泡沫の如き場に漂うもの。
近くにあるぬくもりに、触れる事すら、叶わぬ身なのだから]
……死ななければ、終わらない。か。
[聞こえた子供の声。
呟く]
……結局、終わらせる力には、なれんかったな。
[子供が、自分にそれを望んでいたか否かは知れぬけれど。
誓いを違えた事には変わらず。
その結果は、僅かに、重い]
墓守 ナターリエは、療養中の少女 ベアトリーチェ を能力(守る)の対象に選びました。
傭兵 マテウスは、墓守 ナターリエ を能力(襲う)の対象に選びました。
傭兵 マテウスは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
/中/
今刺されたまま、目を覚まさなかった、っていうので構わないんじゃないかな。改めて攻撃するまでもなく。
[襲撃後の仲間の言葉には少しぼーっとした様子で]
ああ、大人なりの楽しみ方ってやつさ。
[本当はもっと、痛めつけて惨殺をするつもりだった。
けれど、久しぶりに行った殺人は…、
いままでにないほどに快感で、体の中を何かが駆け巡るような感覚。
そのときはそれ以上踏み込むことができなかった]
ああ、後邪魔なのは守る力を持つものだけだな。
[部屋の中でぼーっとベッドの上に腰掛けている。
眠れない。眠る気になれない。
心が精神が高ぶる]
足りない……
[つぶやく、これまで感じたことのないほどの乾き、欲望]
[その日の夜は眠れなかった。
ベッドに腰掛、さまざまなことが頭をめぐり疲れたように俯いている。
自室をノックする音]
誰だ?
[問いかける言葉に答えたのはよく知った妹分の声]
ナタリーか、適当にはいってくれ…。
[ベッドの上に座ったまま俯き、ナターリエの説明を聞いていた。
上の空、適当に返事を返し、
最後に心配する声をかけられた気がする。
適当に手を振りながら]
ちょっと疲れてるだけだ。休めば大丈夫だ。
ナタリーはまだ用事があるんだろう?
[こちらの言葉に頷き、部屋を後にするナターリエの姿を見送った]
お。
なんだァ、昨日ヤられてた奴じゃねェな。
[視線を逸らし]
[存在][眼を細め]
さては、喰われたか。
そいつはご愁傷様だ。
[口許][笑みは絶えず]
……あれを、喰われた、と称していいのかはわからんが。
いずれにせよ、奴らにやられた事だけは、間違いなかろうな。
[返すのは、ぬけがらを見て認識した事実そのまま。
笑みの絶えぬ口許。
余りにも異なる様子に。
暗き翠には、疑問の色彩]
ハ。
あんな甘ったれと一緒にすんな。
[呼ばれた名][一笑に伏す]
さァて。
相棒、兄弟、…それとも、分身と言うべきかな。
[口許を歪め]
[はぐらかすよう]
中/
細かく明日からの予定。
あくまで予定というか希望。
ゼルギウス吊りヨハナ襲撃
エーファとウェンデルどっちか吊りでどっちか襲撃(ここで表で狼として更新前からでる予定)
最終日、俺、ゲルダ、エーリッヒの3人で、
たぶん、俺死ぬと思う。
……まあ、確かに。
一緒にするのは、いささか……苦しいものがあるか。
[ぽつり、呟いて]
分身……。
と、いうよりは。
反側面、とでも称したい所だな。
[はぐらかすような物言いも、やはり、知る姿とは違うよで。
窺うよに見つつ、綴る言葉は淡々と]
[ベアトリーチェが何かはなしかけてきた気がする、
私が連れて行くとかなんとか、きっと殺しの話か、
話を半ば理解しないままに]
殺したいだけ殺せばいい。
ベアトリーチェのやりたいだけ、
そう……ころしたいから……殺すだけ……。
[様子のおかしなことには相手は気づいたかは定かではない。
まともな返答がそれきり返せなかった]
[膠着していた場が動いた時ですら]
[彼に動きは無かった]
[床に膝を突いたまま、何事かをぶつぶつと呟いている]
[その呟きは極小過ぎて他には聞き取れなかったことだろうか]
[心の中で黒が渦巻く]
[負の感情]
[それが徐々に全身へと広がって行く]
[刺されたナターリエが倒れた後も、身動ぎ一つすることなく]
[本来の薬師としての行動を何一つ為さぬまま]
[ただその場に留まっていた]
[哄笑]
ッハハハ。
なるほど。
上手いコト言うなァオマエさん。
[ふと][片眉を上げ]
…おや。
噂をすりゃ、お目覚めのようだ。
[自らの隣][眼を遣る]
[どれだけの時をそうしていたであろうか、ふと顔をあげる]
ああ、そういえばナタリーが…。
[何かいっていたなと思い出し]
ヨハナさんの部屋か…。
[目の下にクマを残しながら少しふらつく様子で向かう、
部屋につくころにはきっとベアトリーチェとナターリエの決着がついたころであろう]
笑いを取るつもりは、なかったんだが。
[哄笑にも、さらり、返して]
……目覚めた?
[動く視線と言葉に、訝るように呟いて。
目の向けられた先に、自分も目を向ける]
[同時][散り散りになった存在]
[集まり][形を作る]
[先程までそこに居た『彼』][全く同じ姿で]
…う、
[眉を寄せ][眼を開けた]
[果たしてあがった悲鳴は、ベアトリーチェではなく、ナターリエのものだった。
気丈にも叫びはせず、呻くような声を吐き出すのみだったが、ぐらとよろめいた身体は傷の大きさを物語る。
ウェンデルの位置からは、少女が具体的に何をしたのかは見えないが。
その表情は微か、驚きを抱いているようにも思えた]
…随分、「お上手」ですね。
[ナターリエが油断していたとは思えない。
だからこそ、そう言葉を吐いた。
彼女の傷を心配する言は、今はない]
ナターリエ!
[何が起きたのかまでは見えなかった。
けれど、ナターリエとベアトリーチェの間で動きが有ったのは確かで。
そのうえ、ナターリエがふらついて、銀の粒子が散っていく様が翠玉に映ったから。
狭い部屋の中、駆け抜ける勢いでナターリエをベアトリーチェから引き剥がす。
宙に、紅の筋が二つ、舞った]
……な。
[拡散と、再構築。
目の前で起きた事態を、把握できずに一つ、瞬く]
……アーベル、か?
[こちらを呼ぶ声は、自身も知る者で。
つい先ほどまでとの違いに、名を呼ぶ声は問うような響きを帯びた]
嫌な感じがする。
また…繰り返してる……!
[命を示す紅が、零れていく。
あの時は、薬師であったゼルギウスが治療をしたけれど]
……ナターリエ…っ。
[自分の心臓の音ばかりが、酷くうるさい]
[ヨハナさんの部屋につくとまず聞こえたのがゲルダのナターリエを呼ぶ声で、
そのただならぬ様子から意識が自然とそちらに向く]
どうした?
[中に入ると見えたのはナターリエとベアトリーチェを引き離すゲルダの姿だった]
また、何があったっていうんだよ…。
ナターリエ、…ナターリエっ!
薬師さ――
[幾らゼルギウスを呼ぼうと、意味はない。
その直感が、手を動かすことに繋がった。
身に纏うエプロンを剥いで、ナターリエの傷口に押し当てる]
なんで、傷口…ふたつも!?
[床に伏せさせ押さえるも、両手それぞれで塞いだ場所が紅へと染まっていく]
ナタリー!
[構えていても介入する余地など無かった。
動こうとした時には既にナターリエの声が上がっていた]
ゼル…は無理か。
ゲルダ、手当て頼む!
[ベアトリーチェを半ば突き飛ばすようにして。その先には老婆の眠る寝台があっただろうか。
ゼルギウスを見るが、何か呟いているだけで動かず。
ナターリエを引き離したゲルダに、背中を向けたまま声をかけた]
今、何をしたんだ。
[鞘に入ったままの短剣を右手に握って、ゲルダとナターリエを庇うような位置に立つ。
ウェンデルの声が淡々と響いて。その意味は分からず眉を寄せた。
ベアトリーチェの説明――ナターリエは自分の鎌に、というのを聞いて、眉は更に寄った]
[ずぶり、と。すり抜けると思っていた刃が手応えを返すので、わたしは慌てて爪を戻した。]
[…やられた。ハッタリだ。]
……さっきのは、一体……。
[ぽつり、呟き。
それから、場所を問う様子に、眉を寄せる]
……端的に言うならば。
生ける者の世界と、死者の世界。
その境界とも言うべき、狭間の空間、だな。
[どう説明するかの思案は短い。
言葉を飾れど、彼に、自分に、起きた事実は変わらないのだから]
人狼だけを傷つける武器じゃなかったのか?
[けれどナターリエはすぐに話せそうな様子でもなく。
少女の手元に残る紅。何か違和感を感じた]
マテウス。
[背後からの声。
けれど目の前の少女から目を離すことは今できない]
ナターリエが、ベアトリーチェのことを確かめようとした。
[それだけは事実。思惑も結果もどうあれ]
[真っ赤に染まった手を見ながら]
…嘘。
[わたしは本気で呆然としている。]
刺さらないって、だからわたし、だから…。
療養中の少女 ベアトリーチェは、墓守 ナターリエ を能力(襲う)の対象に選びました。
あのひとは自分の鎌に刺さったの!
人狼しか刺さらないなら、あの人は人狼なの!
…最初から、わたしを殺すつもりだったんだ…。
[心を巡る黒の渦が全身を巡り終えた頃]
[ぴくりと、ようやく手が少し動いた]
[ぎこちない、ゆっくりとした動きで床を見つめていた顔が持ち上がる]
[その動きに沿い、足にも力が込められ]
[ゆらりとその場に立ち上がった]
……………。
[何も言わず]
[しばらく真紅に映る光景を見つめる]
指物師 エーリッヒは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
/*
更新前には根性で箱戻ります。
今はこっちにしておいて。
あ、昨日今日とマテウス投票だったのは炙り出しでしょうか(何
兄さ、…ナターリエ、が
[いっそ泣き出しそうに潤んだ翠玉が兄の姿を見上げる]
血が…止まらないの。
…やだ。このままじゃ、ナターリエまで。
[明確な答えなど、返せるはずも無く。
それでも、傷口を押さえる手の力は緩まない]
たしかめようと…?
[状況はよくわからない、
けれどもナターリエが怪我をしたのはたしかな事実、
そちらによりながら]
ゼルギウスっ!
[ゲルダも呼んだものの名前を呼びかけるも、
帰ってくる言葉もなにもなく]
意味がわからねぇよ…もぉ…。
[飲み込めない状況の中、つぶやきながらゲルダをてつだおうとする]
[立ち上がったゼルギウスさんを見る。]
[さっきの今で自分でも情けないと思う。でもわたしの目は、縋るような色をしているんだろうと思う。]
[彼は…わたしをどんな目で…]
調理師 ゲルダは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
……理解、したか。
そして、俺もまた、人狼の手によりこちら側の存在になった、という事だ。
[俯く様子に、それだけを言って]
先ほど、現れた時のお前の様子。
今とは、まるで違っていた。
……見た目は同じでも、別人と見えたな。
/中/
襲撃合わせ、よろしくね。
わたしは処刑されるから、「おまかせ」してたら失敗だよ。
言うまでも無いことだと思うけど。
[泣き出しそうな自分の従兄弟の姿を見て、
そこでとにかく体だけは動いた。
ナターリエの傷口を押さえて]
タオルだ、とりあえず止血だっ!
とめるんだ…、とまれよっ!
[応急手当程度なら医療の心得はあるものの、
大怪我をみることなどできるわけもなく。
ただ、傷口をおさえることしか自分もできなかった]
ゲルダ、大丈夫だ、ヨハナさんは大丈夫だったじゃないか。
そうだよな、ナタリー。
[投げかける言葉はあるいは自分に言い聞かせるためのものだったかもしれない]
[倒れるナターリエには目もくれず]
[真紅はその先のベアトリーチェを捉えた]
……ベアタ。
[それは常の優しい穏やかな声色]
[真紅は細められ]
[傍から見れば笑みにも見えるだろうか]
[ゆるりと、ベアトリーチェに向けて左手を差し伸べた]
/*
ぬおー、吊り示唆間に合うかしら。
吊れなきゃ吊れないでもどうにかなるとは思うけど。
吊れなかったら外したことにして、明日俺が吊られれば良いww
中/動けるのはいいことだと思う。
誰かしら大なり小なりの場を率いる人は必要だしな。
いろいろ助かった。
っと、エピでいこうことだったな。
最後までドラマチックになるように、俺なりにがんばってみる。
そうか、君も。
…なら、人狼は他に居たのか。
[うなだれるは数刻]
僕、が?
…まさか。
[眼を見開き]
見たのか。
――あいつを。
/中/
わたし的にはちょっと不完全燃焼だけど、あとはおまかせ。
わたしの燃え残ってる分も村を燃えさせてね。期待して見てる。
ナターリエさんの鎌が、自身に突き刺さった。
自分で傷つけるわけはないから、貴女がそうさせたのでしょう。
力ない少女であれ、咄嗟であれば、やるかもしれないと仰るのかもしれませんが。
……『護り手』であれば。
そのような力があるとは、耳にしたことはありませんでした。
人狼のみに効く、特殊な武器があるなど。
つまりは。
[傷口が二つ。
叫ぶ声が、耳に入る]
片方は、彼女自身の武器。
では、もう片方は?
[手当てを、と言うエーリッヒには頷いたものの。
傷口を押さえる以外に、頭が回るのには時間を要して。
マテウスが傷口を押さえ、手を離すに至って、ようやく薬箱の存在を思い出す]
だい、じょう、ぶ…。
[鸚鵡返しに繰り返して。
震える指先で、薬箱の包帯を取り出す]
タオル…、これで、縛ればいい…?
[ベアトリーチェが重ねた手を握り]
[自分の方へと引き寄せる]
[ベアトリーチェから自分の顔が見えなくなるようにして、少女を抱き締めた]
[直後、その表情に笑みが深まる]
[狂気を乗せた、歪んだ微笑み──]
[喉が熱い。赤いものが流れる。
失敗してしまったと思ったが声にならない。
傷は深い。血の流れは早い。多分動脈を切ったか。
どうなるんだろう。
死ぬのだろうか。
ごめんイウァン、仇をとれなかった。
そんな言葉が頭を過ぎる。]
[紅が広がる。守護者は死ぬのかもしれない。子供は叫ぶ少女と、手を差し伸べる薬師を見る]
………終わらせなければ。
[子供はポケットの欠片を握りしめ、二人の方へと一歩、近づく。薬師に阻まれることを警戒して、歩みは慎重になる。青の花がどくどくと脈打っている]
[喧騒が聞こえる。
ひどく強く聞こえるのは、エーリとゲルダと。
マテウスと。
微かにウェンデル。
何だか懐かしいなと思ったら、眠くなった。]
ああ。
俺の持つ力……死せる者の御霊を見定め、人か否かを判ずるもの。
それを、疎みでもしたようだ。
[静かに説明しつつ。一つ、瞬く]
他に……とは、どういう事だ。
確かに、ここにある場が俺の知る者と同じであれば、人狼は、あの娘の他にもう一人は潜んでいるわけだが。
[疑問を発しつつ。
見たのか、という言葉には、一つ、頷いた]
ああ……。
分身のようなもの……と、言っていたが。
あれは、一体?
薬師 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
[ゲルダの声が聞こえる。
傷口が、ふたつ。
ああ、張っていた嘘が役に立つかもしれないと。
思ったら、なんだか愉しかった。
ゼルギウスが見えた。
あの姿はどこかで見たことがあった。
ああ、あれは狂った信徒のそれに近い。
ヒューと鳴る喉が、声を発する事はなかったが。
ベアトリーチェを見ながら。
ザマアミロと
*動い*]
[抱きしめられたとき、わたしはいつものように、抱きしめているひとにしか聞こえない声で、囁いた。]
あなたは、この手で殺してみたかったけど…。
そのときが来なくて良かったと思う。
[狙うのなら、瞳を。力ない子供が脆弱な武器を使う、その時には]
[そう、教わった]
[誰に教わったのかは、子供の記憶からは消されてしまっていたけれど]
物識り ヨハナは、墓守 ナターリエ を投票先に選びました。
[ゲルダの問いかけに]
あああ、とりあえず血を止めるんだ。
流れすぎると…
[その先は口にせず]
まずはとめるんだ。
[包帯を巻いていく、
戦場では何人もの死をみてきた。
これは助からないと判ずるときもなんとなくわかるときがあった。
今のナターリエの姿はそう思わせるには十分な様子で]
ナタリーっ!俺だっ!ゲルダもいるっ!エーリッヒもっ!
こっちだ、こっちにくるんだよっ!
[必死に呼びかける声は彼女にはどう映るか知る術もなく]
療養中の少女 ベアトリーチェは、薬師 ゼルギウス を投票先に選びました。
[少女が目を閉じたのが見えた。眠ってしまったのだろうか?それならいいのに、と、遠く思った。それもすぐに子供の記憶からは消えるだろう]
ゼルギウス、その人狼を、渡して。
[少女を抱く薬師に、子供は声をかける]
霊を。
[呟き]
[少し][口籠る]
二重人格…っていうのが、近いかな。
僕の中に居た、もう一人。
あいつが、そうなのかと思ったんだ。
僕が知らないうちに、団長を…殺したのかって。
[飛び交う怒号。
視線は刹那、現世へ]
……白御霊。
一つ、散るか。
[いつか、物置で交わした言葉がよみがえる]
……選ぶと言っていたのは……殺めるではなく。
護るべきもののこと、だったのか……?
[疑問の呟きは、独り言めいて]
ゼ…。
[少女を抱き締めた彼の表情。
そのままでは良くない気がして、声を掛けようとする。
だが、青い髪の子供が動き。
背後でマテウスの切羽詰った声が上がって。
間に合わなかった。結局全てが中途半端なままに]
名を呼ばれた気がした。
……待ってたのは、ゲルダだけじゃなかったよ。
もう声はでない。
聞かせる必要もきっとない。
守れたなら。
良かった。
[包帯をマテウスへと渡し、ナターリエの手を握る。
酷く弱弱しい鼓動は指先越し]
…ナターリ、エ?
[叫ぶマテウスの声が耳に残る]
戻って、きてよ…。
[それでも、いつしか指先の鼓動も、失われ。
はたり、瞬く、翠玉が一筋の涙を零す]
[暗き翠は再び、狭間へと]
ああ。
生まれつき、持ち合わせていた、力だ。
……だから、お前が人である事は、わかっている。
[答えは静かに。
口篭った後に、返された言葉にはしばし、思案の素振り]
……二重人格……なるほど、ある意味では、分身。
そして、反側面……か。
あの時、どこか諦めたように見えたのは。
あのもう一人が人狼であったのでは、と思ったから……という所か。
……ゼルギウス……。
[振り上げられる、銀。
笑みと共に]
得られぬならば、滅すると……。
……バカ野郎が。
[零れ落ちるのは、嘆息]
過去は、過去。現在は、現在。未来は、未来。
俺とて、全ては断てずじまいだが……。
[何故、とは、口には出さない。
人の想いは、多様故に]
神学生 ウェンデルは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
/中/
あ。いかん。
投票はナターリエじゃなく、ベアトリーチェにあわせなくちゃいかんのか。
万が一にも吊り間違いあっちゃいかんだろうし。
物識り ヨハナは、療養中の少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
/*
えーと。
ベアタ、困らせてたらごめん。
RPの流れ上、こうなってしもた。
明日にまで引き延ばすのも考えたけど、茫然自失から抜け出せない状態のままになりそうだったもんで。
明日は死にたい。
今日でも良いんだけど。
そう、なのか。
それで。
[一つ][頷いた]
ああ。
いつから『分かれた』のかは、もう覚えてない。けど。
あいつはいつも、僕の邪魔ばかりしてきたからさ。
結局、無駄死にだったらしい。
[薄く笑む]
[死の際の如くに]
[返答代わりのように、背中に突き刺さってくるナイフ]
…ひ…は…
[今まで感じたことのない痛みで、わたしの心と無関係に目が開き、声がこぼれる。]
[わたしは最後の力でその痛みを忘れると、]
[彼の腕の中で、眠ることにした。]
─ 愛してる ─
[少女の言葉はゼルギウスの耳に届いたか]
[けれど振り上げられた短剣は勢いを緩めることなく]
[真っ直ぐに少女へと振り下ろされた──]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新