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楽師見習い アーベル は 楽師 エルザ に投票した。
修道士 ライヒアルト は 煙突掃除人 カヤ に投票した。
ジャーナリスト ヴィリー は 煙突掃除人 カヤ に投票した。
煙突掃除人 カヤ は 剣士 レナーテ に投票した。
人形師 ゲルダ は 行商人 ハンス に投票した。
行商人 ハンス は 煙突掃除人 カヤ に投票した。
楽師 エルザ は 剣士 レナーテ に投票した。
剣士 レナーテ は 煙突掃除人 カヤ に投票した。
煙突掃除人 カヤ に 4人が投票した。
行商人 ハンス に 1人が投票した。
楽師 エルザ に 1人が投票した。
剣士 レナーテ に 2人が投票した。
煙突掃除人 カヤ は村人達の手により処刑された。
ジャーナリスト ヴィリー は、修道士 ライヒアルト を占った。
楽師見習い アーベル は、ジャーナリスト ヴィリー を守っている。
今日は犠牲者がいないようだ。何かの介入か、それとも……?
現在の生存者は、楽師見習い アーベル、修道士 ライヒアルト、ジャーナリスト ヴィリー、人形師 ゲルダ、行商人 ハンス、楽師 エルザ、剣士 レナーテ の 7 名。
んぐ、
[どれだけ知っているのかと聞かれれば、声を詰まらせる]
あー、うー、んーとね、
…会って話したのは1日だけ…なの!
どーんってぶつかってコケて、
作ったばっかりの香水が入った瓶が割れちゃって、
カヤちゃんは顔を真っ白にして謝ってくれたの!
そうそう、最初会った時私ね、
カヤちゃんの事男の子だと思っちゃってー。
それでね、普通の子だなーって思ってたの。
普通の子の誇らしいお父さんが攫われちゃった!
って、それは可哀想でしょ?
…んー、でも、私が知らないカヤちゃんも居るのかなぁ。
ベッティはこの街の子みたいだし、
カヤちゃんについてはベッティが詳しいだろうとも思うの。
…何かあったの?2人。
[2人の近くに来て、同じように挨拶をしようとした。
だが、それよりも早く眉を寄せる]
…カヤが、犯人?
[聞こえた言葉を繰り返す]
/*
時間欲しかったなっ
ごめんねカヤちゃん、消化不良だったかしら……!
私を吊ればいいのに!
……というか、狼吊り&GJか。うーん。
状況的には、そうらしいよ。
[ライヒアルトの言葉に、片眉を下げて、多少おどけたように答えた]
答えがその通りかどうかは、知んねえ。
個人的には違うと思うけどな。
/*
まぁそうですよねー(目ぇ逸らし
そんじゃ全面対決の場を希望しますか。
タイマンで。
上手く回せれば良いが。
そして今回のはGJなのか妖魔噛みなのか。
重ねは無いだろう、多分。
剣士 レナーテが「時間を進める」を選択しました。
[少女の言葉の続きを促すように眼差しを注いだが、
その続きを聞くことは出来なかった。
――彼女の視線がゲルダへと流れたのを見て取り、顔を上げる]
あ。……ごめんなさい。
[何に対しての謝罪かはわからないが、思わず口をついて出た]
楽師 エルザが「時間を進める」を選択しました。
[説明を聞いて、ローザらしいと微かに口の端に笑みが浮かんだ。その表情を殺し]
……そうね。
それがあの子の手段。
[昂ぶりかけた感情を抑え、短く言葉を返す]
[頭を撫でてくれる師匠の手は水盤の遥か向こう側、遠くて]
いいえ、何もないわ。
[痛む額を押さえた後、歯を軋ませる]
─広場・噴水傍─
まぁ、そんな問題じゃねぇわな。
それに折角シロだと分かった奴をむざむざ連行されるのも癪だ。
[同意はせど理由はやはり異なるもので]
[会話を為しながらも術の操作へと入る]
[対象は良く知る者故に見つけ出すのは容易]
[この近くまで来ているとまでは思って居なかったのだが]
[先日事件の話をした記憶から始まり]
[自衛団長の手がかりを探す記憶へと差し掛かり]
[そして『あるもの』を見た]
…………。
[ぴくりと、僅かばかり眉根が寄る]
[無言のまま咥えていた短くなった手巻きタバコを右手で摘むと]
[横へと弾いて紫の炎で燃やし尽くした]
ジャーナリスト ヴィリーが「時間を進める」を選択しました。
[カヤから向けられる視線。その意を汲み取り、はぁと内心で嘆息する
そして、エルザからも視線が向けられているのに、気付くと]
いやいやいや、私のことは気にしないで続きを……
[そこまで言って、スッと眼の温度が下がる
向こうから歩いてくる自衛団が視界に収まったからだ]
[おどけるような剣士に対し、彼はますます眉を寄せた。
反発というよりは、ただ分からないという風に]
犯人って、失踪のですか?
[一応そう確かめてから、言葉を続けた]
…確かに、きかん坊なところはありますけど。
状況って、一体どんな。
/*
にしてもなんだろうな。
この最近の縁故者役職率の高さは。
二人としか結んで無いのに両方とも役職持ちっすか。
しかも対立様相が多いのは何事。
人形師 ゲルダが「時間を進める」を選択しました。
……続きと言われましても。
[改めて言われると気恥ずかしい気がして、困り顔になる。
途切れたゲルダの声と、彼女の視線の先を追って、
エリザベートは眼を見張った]
[今度は、一人ではない。
カヤを庇うように、立とうとする]
残念ですがね。
[レナーテの言い様には何かをほぐされる]
羨ましいですね。
[女剣士の芯の強さに口端を上げた]
関係……いや、お気持ちだけありがたく。
酒も遠慮します。
酔いたい気分ではないし、酔えそうにもない。
[不安と心配は消えず]
─広場・噴水傍─
……それも、そういう問題なのかよ……。
[同意の理由が異なるのは、理性の上では理解できているが。
感情は、酷く揺らいで、つい口をついたのはこんな言葉。
宥めるよに擦り寄る肩のぬくもりと、周囲を巡る風の感触と。
それらの感触に僅か、気を鎮めて一つ息を吐く]
……どしたの?
[それから、改めてヴィリーの方を見やり。
ごく僅かな表情の変化に、一つ、瞬いた]
楽師見習い アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[言いながら首をかしげていた。そっとベッティを見やった時には、笑みが浮かんでいた事なんて解らない表情。]
手段…。むうう、なんかむずかしいの。
[少なくとも、ゲルダやライヒアルトとベッティと、あと自分とで喋っていたときと比べると、ベッティの雰囲気が明らかに違うのは、さすがのローザでもわかった。]
何も無い…の?
…そうなの…。
[カヤとはなにもなくても、どこかで何かがあったのだろう。水盤の中には彼女のお師匠さんがいて、それをじっと見るのだから、お師匠さんと何かがあったわけでもなさそうだ。]
[しばらく考えて…ふと何かを思いついて、血の気が引く]
ベッティ!
[避けられなければ飛びついて、抱きしめるだろう。]
何も言わなくても良いの!
きっと酷い事をされたのだわね、
大丈夫、私が一緒にいればもう
どんな奴にだって何もさせないんだから。
私がベッティを守ってあげる!
[ライヒアルトには困ったような顔を向け]
確信があるわけではないのですけどね。
[レナーテにした説明を繰り返す]
レナーテさんの言うとおり。
本人の様子を見ているには犯人と思いにくいのですが。
(っていうか実行犯がライヒアルト&カヤなのだとすると
なんか怖いよこの街。
怖すぎる。
いや現状、ほぼそれしか無いんだろうけど。
こえええ…!!)
/*
うむう。
赤の仕様が、カヤのログからの推測分からしかわからんから、どのタイミングで、どうこっちの描写を出せばよいのかと……!
んー、どっかのト書きにこっちのやる事織り込む、かぁ?
つか、黒出しとGJ同時ですか、コレ。
いつぞやのガチのようだわー。
─広場・噴水傍─
…いや…。
[問いに珍しく歯切れ悪い雰囲気になる]
[言うべきか言わざるべきか]
[言えば青年が今すぐにでも突っ走って行ってしまうのでは、と]
[それだと当初考えていたことが出来ないな、と]
[何故あいつが、と]
[様々な考えが巡り口に出すのを躊躇った]
……後で話す。
[そんな言葉を漏らしてしまったのは]
[多少なりとも動揺があったせいだろうか]
行商人 ハンスが「時間を進める」を選択しました。
[難しい顔のまま、説明を聞いた]
そうですか。
…ない、と思いたいですけど。
[迷うように視線を巡らせていると、広場の一角でざわめきが聞こえた。
顔をそちらに向けて、自衛団の姿を捉える]
……簡単に人を信じるなってことよ。
[目だけで部屋の中を見回して、逃げられそうな場所を探していたが]
[不意にローザに飛びつかれて、対応が遅れる]
……な、何、何っ?!
[目を見開き、振り解こうと体を捩った]
アタシのことはいいから。
他人のことより、自分のことを考えなさい……このままなら、いずれ薬漬けにされて死ぬまで好色親爺の相手って所かしら。
まあ、ただ不器用なだけだよ。
一度信じた相手は、疑えないもんでね。
[ハンスにニッと笑みを見せながら、そう答える。
そして、飲みに行くのを断られると、そのまま表情も変えず]
ん。そか。ならいいや。
けど、どっかで内にたまったもんは発散させておいたほうがいいぜ。
それは、いつまでも溜めておくとどこかで取り返しのつかない爆発をするバケモンだからな。
まあ……アンタならそれは分かってっと思うけどな。
[さらりと告げる言葉は、少しだけ重かった]
「…………また、お前か」
[偉そうに声を掛けてくるのは昨日啖呵を切ってきた男
眼の温度はますます下がり]
……それはこっちの台詞
今日は何の用なの
[零度の眼差しにも僅かに怯む程度で彼が口にしたのは被疑者としてカヤを連れて行くというもの
何でも、ベッティがカヤの家の近くを最後に消息が消えたことを掴んだとか、カヤの所へ行くという置き手紙があったとか、状況証拠的に疑いようがないとか色々と並び立てる自衛団の男
だが、その半分も彼女は聞いてはおらず]
…………
[ただ無言で、その手に持った鞄を下ろす
鞄が地面と接すると同時、ズンッと重い音がした]
/中/
ああ。そうか。
ゲルダ&ライヒ人狼で、カヤは囁き狂人か。
とすると、残りを役職者で埋めると、
アベ →霊能者
ヴィリ→占い師
ハンス→狐
エルザ→守護者
って感じかな?
─広場・噴水傍─
[歯切れ悪い口調に、戸惑いは更に募る。
思索の内は読めず、行動をほぼ完璧に予測されている事も知らずに。
後で話す、という言葉に一つ頷いた]
……わかった。
その時になったら、また、『呼んで』。
なるべくすぐに行けるように、しとくから。
[追求の代わりに返すのは、こんな言葉。
風の波長を合わせておく疲労は、大分軽減されている。
今なら、異変の兆しを察知したり、一時的にでも突風を起こすくらいはできるだろう。
それによって、何かしらの危険を退ける事も]
/中/
あ!
アーベル守護者か!
え。とすると、霊能者誰だ。
エルザはどう見ても村人っぽい……と、考えると、まさかベッティかローザのどっちかがそうだったぽい?
ぐはー。素直に死亡フラグでも立てておけば良かったか。
─広場・噴水傍─
……ああ。
[返答は短かった]
[己が何をするべきか]
[それは既に決まっている]
[呼ぶ時はおそらく、それが済んでからのことになるだろう]
[その短い返答の後、やや離れたところが騒がしくなるのを感じた]
[隻眸がそちらへと向かう]
……自衛団……また、か?
[香水売りを連行した時の様子は知らないが]
[その物々しい様子に直ぐにそれを連想する]
[彼らの動きを窺うように、隻眸が細められた]
ご忠告はありがたく受けておきましょう。
[分かっているのとできるのとは違う]
[だが分かってはいるから苦笑してレナーテに頷いた]
そう思う者も多いようですよ。
[ライヒアルトの視線を追って]
[自衛団が取り囲んでいる一角を見た]
[アタシの事は良いから、と言うベッティの頭をなで]
いいの!なんだか今のベッティは凄く心配だわ、
変な気起こしちゃだめなんだから!
助けられる可能性があるのは今は私だけだし!
…それは嫌ね。
[怖い想像には冷静に嫌がり]
でもね、私失踪するのは実は溶けちゃったり、
透明人間にされてさ迷わされるのかとも思ってたの。
生きて人に触れられるだけ、幸せよベッティ…。
─広場・噴水傍─
[短い返答に、こく、と頷き。
聞こえて来た騒ぎと、自衛団、という言葉に蒼の瞳をそちらへと向ける]
また……って。
また、強制連行するっての?
[こちらも、とっさに浮かんだのはローザの一件。
先にあったという、姉の事もあり。
浮かぶのは、微かな焦りの色]
お。
どうかしたか、2人して?
[2人で同じ方向を見ているのに気付き、つられるようにそちらの方角を見た]
んんん?
自警団の連中か?
ああ?
何してんだ?
[カヤが人の影に隠れて消えているので、いまいちよくは分からなかった]
─広場・噴水傍─
それしか考えられんだろ。
誰が連行されそうになってるのかまでは分からんが。
[子供が連行されそうになっていると言うのはまだ気付けず]
[己の忠告も連行の一端を担っている可能性はあった]
[そのつもりで言っていた部分もあるため]
[仮にそれを聞いても驚きはしないのだが]
[そして、スッと指を上げそれを振り下ろ……そうとしたところで、後ろから腰に感じた衝撃に振り返る
見ると、カヤが抱きつき首をフルフルと振っている
それを見て、何か言いたげに口を動かしていたが、目を伏せ手を下ろすと]
…………わかった
[そう呟くと自衛団に向き直り、睨みの効いた目で彼らを見ていたが]
そこまで言いがかりをつけて、外れだった場合の覚悟は出来てるんですよね?
責任を取る気概があるなら、連れて行けばいい
…………まあ、どうせまた外れなんでしょうけどね
[最後の言葉は心底彼らを馬鹿にした口調]
[痛くない程度の力で、ローザの手を振り払う]
平気よ。変な気なんて起こさないわ。一人でも大丈夫。それに
……ローザの方が見ていて危なっかしい。
……は?何よ、それ。透明人間とか、ローザ、本気で?
[呆れたような視線を向けた後、口元に零れた笑いをそっと右手で隠す]
[手はそのまま目元へと移動して]
[大きく首を横に振った]
─広場・噴水傍─
……その行動力、もっと違う事に使えよ。
[思わず口をついたのは、こんな一言]
そうすれば、一年前にだって……!
[友の失踪。
上からの圧力もあったのかも知れないが、下街の出来事という事で自衛団は積極的な関与を渋り。
親身になってくれたのは、団長だけだった。
それでも、結局、何一つ掴めぬままで]
…………。
[あの時の悔しさ。それが再び、呼び起こされた気がして、無言で拳を握り締めた]
[自衛団の男たちは彼女の言葉に顔を紅くするが、昨日の事もあるのか積極的に手を出そうとするものは居ない
そうして、彼らはカヤを連れて詰所へと戻っていく
その様子をジッと見ていたが、視界から彼らの姿が消えると]
…………くそっ!!
[苛立たしそうに、地面に置いたキャリーケースを蹴る
浮遊の魔法の切れているケースは見た目以上に重く、ズズッと僅かに動くのみ]
―広場の一角―
「あんな子が?」
「信じられないわよね」
[遠巻きにしている人の声が聞こえた]
どうして事を荒立てる。
これ以上混乱させるつもりなのか。
[苛立たしげに呟く]
[対象はそれで予測できたが気も晴れず]
/*
…うん、まぁ、頑張れる、かな?
アベ、エルザ、ハンス、レナーテで4枚。
後はレダクティアに連絡用、かな。
派手にやって襲撃食らいたいかも。
待――、
[開こうとした口は下ろされたゲルダの鞄の立てた重い音に、
取ろうとした行動はカヤが自ら動いたことで遮られる形となった。
嘲りを露にした女の声。
結局。
男達が少女を連行してゆくのを、
黙って見ていることしか出来なかった]
[翠の眼は瞬きもせずカヤを見つめていたけれど、
その眼差しは揺らいでいた]
今度は、誰を。
[この場から見えはしない。
隣の剣士にも見えないのだから当たり前ではある。
だがその眼は不意に、僅か細まる。
――潮時か。
『端末』にすら乗ることのない、微かな呟き]
…。
[対象が少女であろうとも、庇い立てする気は端から無かった]
[振り払われれば、大人しく離れて]
そう?平気ならよいけど、やっぱり心配。
…でも、変な気は起こさないって、言ってくれてよかったの!
[よかったよかった、と嬉しそうに頷いて見せてから、その次の言葉に口を尖らせる。]
危なっかしくないもの、先輩だし!
…あ、あれ?
そんなにおかしかったかな、透明にされちゃうの…
[大きく首を振るベッティに、飽きれられてる!と慌てて]
う、嘘!思ってないの!
イキシアの街の花畑の養分は溶けた人…とか
夜中に考えて眠れなくなったりもしてないもの!
[両手をむすんで合わせてうつ向いて、いやいやと首を振る]
あっちも必死なんだろう?
ただでさえ、団長が事件に巻き込まれて面子が潰されてるんだ。
これで、他の連中が事件を解決したなんてことになったら、自警団の威厳は地の底まで落ちっから、多少強引でも、色々なやつを引っ張ってんだろ。
[ハンスの言葉には、荒くれ物の集団に対する評価のような感覚で告げた。
その対象が誰なのかは、いまだに予想もついてない]
[出来なかった?
違う。
しなかったのだ]
[「彼女が何もしていない」と、
信じていたわけではなかったから]
[それでも。「彼女」を、信じていた。]
─広場・噴水傍─
[しばらく眺めていると、自衛団は一人を連れてその場を離れて行く]
[その中に見つけたのは小さな姿]
……ふん、そっちに捉えたか。
[ぽつりと呟いた]
[己が言葉のみで決定したとは思いにくいが、少なからず作用していることは明白で]
[連行される様を見て思ったのはその一言だった]
…何かの切欠が無ければそう言う行動にも出れん連中なんだろう。
ああそうだ、お前にも伝えておかなきゃな。
昨日捕まったローザとやらだが、あれもシロだそうだ。
[誰からの情報とは口にせず、知り得た事実だけを述べる]
(ライヒアルトこえええええ
いやだ信じたくないー!!
いやでも誰が犯人でも思った気はするけど…
カヤのときも悶えたし…!)
[痛みを堪えるように、眉間に深く深く、皺を刻む。
何かを、恐らくはゲルダへの別れの挨拶を呟いて、その場を離れた。
集う人の輪を抜けていく]
連行するにしても、もう少し方法があるだろうに。
[一つ息を吐いて、行商人の苛立ちに同調するように言った。
対象が誰かは既に分かっているけれど、彼のほうからそれを明かすことはない]
ま……後でまた話でも聞きに行ってみるかね。
ローザんときは、ほとんど証拠らしい証拠も聞けなかったが、今度は少しはマシになってるといいが。
―――そろそろアタイは行くよ。
前回と同じなら、またどっかで事件が起きるかもしんねえしな。
無ければ無いで、少しは信憑性高まるのかね?
じゃ、またな。
[そう告げると、レナーテが2人の前から*立ち去っていった*]
「でもあの子ってホラ、元々は……」
「そういえばそうだったわね」
[無責任に交わされる言葉の数々][首の後ろを掻く]
[自衛団の前で意図を持って名前を出したのは隻眼の記者に同じ]
[だが何とも気分が良くなかった]
[視線が落ちていたので青年の様子にも気づかず]
そうかもしれませんが。
冤罪が続けばそれこそ更に評判が地に落ちますよ。
それにしても統率の取れなくなった集団ほど怖いものはありませんね。力を持っていれば特に。
[レナーテに答えて]
[何度目になったかの溜息を吐いた]
─広場・噴水傍─
あれ……カヤ……か。
[連行される姿を見て。零れ落ちたのは、掠れた呟き。
疑念はあった。
けれど、疑いたくはなかったのも本音で。
軽く、唇を噛んで、ふる、と首を横に振る。
気持ちの乱れを、振り落とすように]
……それにしたって、さ。
あれじゃホントに単なる『自衛』じゃん……。
[小さく呟いた後。伝えられた事実に、一つ、瞬く]
そ、か。
確かに、そんな感じ、なかったもんねぇ……。
攻撃魔法が使えたら良かったんだけれど。
せいぜいそこの椅子で壁や扉を壊したり、音を聞きつけて誰か入って来ようとした所をぶん殴って逃げ出すとかそんな程度ね。
[嘆息をつくと]
……カヤと出会った時のエピソードだけで十分危険だわ。
へえ、そう?
……それは怖いわね。夜中に花が集団で歩き出して次の犠牲者を探したり?
[口元には笑みを浮かべている。目は笑っていなかったが]
ええ、まったく。
[青年の同調するような声に頷いた]
[その真意は知りようもなく]
どうでしょうね。
たとえ間違っていなくても、単独犯ではなさそうですから。
[意見に疑問だけを差し挟んで]
[去ってゆくレナーテを見送った]
─広場・噴水傍─
要らんプライドの高い連中が多いんだろうよ。
んなもん豚の餌にでもしてやりゃ良いのに。
[青年とのやり取りで少しずついつもの軽口が戻って来る]
[それからふと、隻眸を青年へと戻して]
時にアーベル、お前は現状で信じたい奴ってのはどれくらい居る?
[唐突にそんなことを訊ねた]
[エルザの別れの呟きにも反応を返すことなくジッと地面を見ていたが]
…………脳無しの自衛団単体であそこまでの調査は考え難い
誰かが独自で調査して情報を流した、といった所か
……となると
[そう呟いて、頭に浮かべるのはそういうことに長けてそうな二人
ただ、カヤについての情報を容赦なく流す方といったら]
…………これは、ますます早めに手を打たないとね
[ポツリと周りに聞こえないようそう呟く
そうして、人が集まってきたのを見て取ると、ケースを手にその場を後にした]
/中/
はいはいはいはい。
また、間違ってたようですよ。
現在の能力者予想。
アベ →守護者
ヴィリ→占い師
ハンス→霊能者
ゲルダ→人狼
ライヒ→人狼
カヤ →囁き
……狐がいねえ。
[周りで交わされる無責任な会話は届いている。
眉を顰めて見せたけれど、特に何か言うことも無い]
ええ、また。
[剣士に片手を上げて見送った。
その姿が見えなくなる頃]
…じゃあ、すみません。
ぼくもこれで。
[彼もまた別れを告げて、その場を立ち去って行く]
[大通りの方面に言っては自衛団と鉢合わせそうだから、広場へ向かった。
程なく、噴水の近くに弟や他の皆の姿を認め、痛まない方の手を振った]
アーベル。ここにいたのね?
[そのときには、口調は至って普段通りだった]
…そっか、抜け出す方法ね、私も考える!
攻撃魔法は私も使えないわ…。ごめんね。
それやるなら殴るぐらいなら出来る、ポーションの瓶が武器になるわ!
…って。だめら…これは大事にしたいな…。
[赤いリボンをなでなで。カヤとのエピソードについて言われれば、ちょっと恥ずかしそうにそっぽを向く。]
…あ、えと、違うの、お花がじゃなくて、お花屋さんが…
……ううん、なんでもない、結局生きてるし気にしないで!
[視線になにか怖いものを感じて、なかったことにしようとしている。これから順番に溶かされたらどうしよう…だなんて思っていたのも吹き飛ばした。]
─広場・噴水傍─
あは……餌にされた方が、迷惑しそうだね、それ。
[軽口に、冗談めかした口調で返す。
それでも、声は微か陰りめいたものを帯びていたが]
……え。信じたい……ヤツ?
[向けられた唐突な問い。蒼は不思議そうに、瞬いて]
ん……あんまり多くない、かも。
信じる、って決めたのは、二人。
信じたいけど、なんとも決め手ないのが一人……かな。
[信じる、と決めたのは、姉と、今言葉を交わす男。
信じたいのは、幼い頃から、兄のように思っていた人]
[呼びかけてくる、聞き慣れた声。
はっとしたよに、そちらを振り返る。
肩の上、隼もばさ、と翼を広げて]
姉さんっ!
……なんとも、ないっ!?
[とっさ、口をついたのはこんな問いかけ]
……物と自分とどっちが大事なのよ。
ここ出られたら、また仕入れてあげるから。
[という声は微妙に震えていた]
[見張り役だろうか。部屋の奥にいるカヤの養父を一瞥して]
ま、実力行使に出るのは最後の手段ね。
今は大人しくしておくのが得策かしら。もしかしたら、この先仲間が増えるかもしれないし。
……お花屋さん〜?
[何かまた変な想像をしていそうだな、と思ったとか思わなかった*とか*]
ああ、ライヒアルト君も。
[去ってゆく姿に軽く手を上げる]
[見送った後に深呼吸]
[動きだそうとしたところに人がやってきた]
このタイミングで。
何か情報が増えたんですか。
「今の子供も犯人ではありえません」
はい?
「気にしていたから先に調べるようにと言われました。
ですがそれこそ不自然なほど何も出てきませんでした」
それはつまり。
「あやふやな証言以外は何一つ出てこないのです。
詮議でもそういうことになるかと」
[上げられた手の主を見やり、会釈を返す。
弟の反応には、きょとりとして]
……平気よ?
[軽く首を傾げて、笑った]
そっちのほうこそ、無茶してない?
[平気、という言葉と、笑み。
思わずじ、と見つめつつ]
……自衛団の連中と、やり合った、って聞いた。
あいつら今、気ぃたってるし……何か、されてたりしないよね?
[確かめるように、問う。
口ぶりから、現場に居合わせたなら騒動拡大させていたと予測するのは容易いか]
俺は……無茶は、してないよ。
[今の所は、ではあるが]
「結果が出たらまたお伝えしにきます」
[それだけを伝えるとお仕着姿は去っていった]
[下を向き乱暴に頭を掻く]
不自然なほどにって、何だよ。
それとも本当に無実だったのか?
だとしたら。
[頭痛がした][危惧しているもう一つ]
[議会やその周辺に黒幕がいるというのならば]
[連行された者達もどうなっているのか]
……まだいるかな。
[噴水の方を振り返った]
─広場・噴水傍─
[青年の返答に、ふむ、と一つ唸り]
[己の周囲に残る人物を確認してから]
……俺の場合、今事件の犯人ではないと思っているのは4人居る。
自分で調べた奴と、事件に対する姿勢から判じた奴らだ。
その他に、信じたいと思っていた奴が一人居る。
[言葉の中に微妙なニュアンスが交る]
お前は、もし信じたい奴が事件の犯人だったとしても。
情に流されずに居られるか?
[青年が信じたいと思う人物の詳細は知らない]
[だから、そうなった時のために解決したいという意思を保って居られるのかと]
[その確認を取っておこうと疑問を投げかける]
ジャーナリスト ヴィリーは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
[ヴィリーとアーベルを見比べて、少し不思議そうにする]
……いつの間にか仲良くなったのかしら。
[そんなことを言ってから、弟の視線を受け止め]
やり合った、って。
……乱暴なことは、してないわ?
[してない。されていない、とは言っていない。
予測は立ったし、否定の先も感じ取れた。
だから、逆もまた、悟られるのだろうけど]
カヤちゃん、連れてかれちゃった。
結局、何にも出来ないのね。
[極めて、軽い口調で。肩を竦めた]
/*
本当は名前を挙げて犯人だと思っていない人を並べて行こうと思ったけど。
色んな意味で矛盾するので止め。
顔見知りの中に犯人二人居るなんてことは知らねぇじゃんよ、とか。
PCの思考がPLになりかけて書くとこだった、あぶねぇ。
[目的の人物の周囲には人影が増えていた]
[蒼髪の姉弟][エルザは信用していいと言われたが]
[今これを伝えたらまた騒ぎになるような気がした]
[伝えるのにどんな顔をすればよいかもわからない]
後で、だな。
……荷を片付けてくるか。
[どうにも店を開いている余裕は持てそうに無く]
[ならば幾つかは今のうちに処分した方が良いものもある]
[噴水脇で交わされている会話の内容も知らず]
[エルザの手の程度も知らないまま]
[宿の方へと*戻っていった*]
……信じたい、と、思っていた……?
[投げられた問いかけもさる事ながら。
微妙な言い回しには、疑問が僅か、生じるものの、今はそれは置いておいて]
ん……その時になってみないと、わかんないかも、知れない。
けど……。
[ここで一度、言葉を切り]
信じたいって思える相手が、こんな騒動引き起こしてるんだとしたら。
俺は……ぶん殴ってでも、止める。
[迷う事無く、言い切った]
…2択って難しいわよね!
[そう言いながらも、実際に死ぬか割るかになったら割ってしまうのかもしれないと思い、瓶を持って大きくため息を吐く。が、続く言葉には即座に明るさを取り戻した。]
ほんと!?絶対なんだからー!
…あ、でもこのリボンは大事大事だから…
[そういうと、瓶の首からリボンをほどき、自分の髪留めの上から結ぶ。リボン結びに!]
鏡見てないけど、きっとかわゆいの!これなら安心♪
[声の微妙な変化の意味には気付かない。…のか、気付いても言及しないだけか。ただちょっとやっぱり様子をみるようにして]
[その後の、今は大人しくするのだという作戦に、素直に頷いた。]
はぁーい。
そうだわ、私たちでおしまいだったら、
いつまでもここに居るのもよくわかんないし!
…あ、あははぁ…。
[ジョウロに人が、とか。言ったらまた変な子になりそうな気がして、水盤をたぐりよせる事で誤魔化した。騒がしい街の様子を少しドキドキしながら見る事に。]
[相手の疑問には敢えて答えず]
[僅かに時間をかけて、それでも言い切る返答に口端を持ち上げた]
良い答えだ。
それを聞いて安心した。
[そう言葉を繋げ、徐に立ち上がる]
続きはまた今度だ。
俺は宿に戻る。
何かあれば来い。
[そう告げてゆるりとした足取りで歩き始めた]
(髪留めをリボンでリボン結びってちゃんと想像すると、
よっぽど長いリボンじゃないとみょうちくりんだけど
気にしたら負けという事で。)
[問いの内容と、微妙にズレた姉の返答に、は、と息を吐く]
……怪我とかしてるなら、ちゃんと、手当てしてよね。
[言ったのは、それだけ。
カヤの事には、何も言えずに。
立ち上がったヴィリーの言葉の真意は未だ掴めず、やや戸惑うものの]
ん。わかった。
[何かあれば、という言葉には、素直に頷いた]
[二人の間に交わされる会話を、黙して聞いていた。
弟の出した答え。
まだ、じんとした痛みの残る腕に敢えて爪を立てる]
……知らないうちに、大人になるものよねえ。
[立ち去るヴィリーの背を見送りつつ、
本人を目の前にして、しみじみと呟いた]
――信じていたのよ。
[過去形で話すことに、また、違う痛みを覚えた]
何かあるのなら、話してくれるんじゃないか、って。
でも――勝手な思い込みだったのかしらね。
[少女のことを話しているようで、
別の事を話しているようでもあった]
いっつも、そうなんだわ?
[終わりは弟を見て、笑いながらの台詞。
細めた眼は、現在ではなくて昔を見ている]
[水盤を見ながら、うつら、うつら。]
…だーめ!…ベッティ、寝るまで、寝ないもの…
[とか、もにょもにょ言っているのも寝言のような体だ。彼女なりの努力も虚しく、五分ともたずに*眠りに落ちるだろう*。]
無理してでも、聞いておけばよかったかな。
逃げていたら、駄目なのよね。
[手当てとの指摘には、はいはい、と笑って。
くるりと踵を返すと、自宅に向かって歩みだした]
[それからすることは、普段と、何も変わらない。
怪我の所為か、他の理由か。
少しばかり覚束ない部分が、ありはした*けれど*]
[姉弟に対し後ろ手に手を振り]
[広場を去り宿屋へと向かう]
[信じたかった者]
[潔白を証明するための調査は逆の結果を引き起こした]
[けれど誰が犯人と結果が出ても]
[為すべきことは変わらない]
[それが己に課せられた制約故に]
─ →宿屋─
[借りた部屋へと戻ると]
[置いてあった荷物から術符を取り出す]
[残っているのは6枚]
[今連絡に使えば、残るのは5枚]
………。
[その残りの5枚を、ジーンズのポケットへと捻じ込んだ]
……それってどういう……。
[しみじみとした呟きに、ぽつ、と突っ込みを一ついれ。
続いた言葉に、口を噤む。
話していない事。
数え上げたら、キリがないのは、自覚していて。
けれど。
どう話していいのか、わからないままで、ずっといて。
だから]
俺には……わかんない、よ。
[唐突と言えば唐突な言葉を小さくもらして、蒼を伏せ。
それから、自分も家へ向けて歩き出す]
…………。
[途中、立ち止まって空を見上げる。風が妙に、落ち着かないような*気がした*]
……アロー、レダクティア。
調査の結果クロを発見。
直接取材を試みる。
…文句言うなよ。
直接話さなきゃならねぇ相手なんだ。
[連絡した声はいつもより真剣味を帯びたもの]
[相手には止めても無駄と言うのが伝わったことだろう]
[声を刻み、術符を燃やす]
[同僚から返って来たのは了承の言葉一つだった]
……ライヒ。
おめぇの信じるものは、一体何なんだ…?
何で、俺を呼んだんだ──。
[信じたかった相手に対し疑問は尽きない]
[浮かぶ疑問は全て直接会って聞こうと]
[そう考えながらしばしの時間を*過ごす*]
/*
あっはっは。
……文が死んでるorz
それはさておき、ここからの守護先が悩むなー。
GJは二回いらんからね、この人数だと特に。
15日にはエピはいっとかんと、きっと色々まずいじゃろしな。
―宿舎―
[神父に挨拶を済ませ、部屋に戻る。
念の為にカーテンを閉めてから、『端末』の向こうの同業者に向けて囁く]
――決行は--時。
先に言った通り、手助けは必要ない。
[相手には明瞭に届く筈の声にも、それを発する表情にも、感情は*浮かばなかった*]
修道士 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
修道士 ライヒアルトが「時間を進める」を取り消しました。
―自警団詰所/牢―
ってぇなっ!!
もっと丁寧に扱えよっ!!
[乱暴に石畳の上に突き飛ばされ、ころころと転がった。
ゴン、と壁に頭をぶつけ、さっと立ち上がって入り口を睨むも、手に嵌められた魔法の手錠が鬱陶しくていまいち上手く立ちあがれなかった。]
ジャーナリスト ヴィリーは、人形師 ゲルダ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
一夜明けておはやうございます。
喉がカスカス言っててムカつくぜちくしょう。
さて、表はどう動くか。
うーん、ベッティは俺に疑い掛けれるキャラだったのに何で襲撃されたんだろう。
孤立占い師やる場合はもっと怪しく振舞わなきゃダメか。
協力とかしないで性悪街道突き進めば良かったかorz
PL視点では確定情報与えても、PCには胡散臭い情報に見える、とか。
やっぱ占い師向かねぇ(´・ω・`)
[張れた頬と、目の周りには青痣。
ゲルダを止めたものの、どうやら少女は暴れたようで。
ぷっ!と、頬を膨らませて唾を吐くと、コンと白いものが飛んで床に跳ねた。]
っつか、一緒にしろって言ったのに、まだ伝わってねぇのかな。
[どうやら少女の審議だの何だのが奥でなされているようで。
肩を竦めてそちらを見た。]
/*
そう言えば昨日自衛団行った時にエルザはシロって話するの忘れてたorz
だめだ、もうぐだぐだ。
このキャラで情報回すの難しい。
性格上信頼したキャラじゃないと情報明かさないし、単独行動しまくるし。
何で弾かれ村人にならなかったんだ(めそめそ
[牢の向こう、少女が噛み付いた男が立つ。
少女をじっと見下ろして口を開いた。]
「お前がやったのか?」
知らねぇ。
「お前が浚ったんだろう?」
知らねぇ。
「団長は何処だ?
知らねぇ。
「お前がやったんだろう!」
知らねぇ。
[少女は頑なに口を閉ざす。
根負けした男が詰所へと戻った後、大分だってから。別の男が牢へと近づき低い声を出した。]
「おい、移動するぞ」
[そして少女が次に放り込まれたのは、
ベティやローザ、自警団長の居る部屋だった。
目隠しをされ手錠を引っ張られて状態で、
何処をどう歩いたかが判らない。
自警団を装って来た男が、本当に自警団かどうかも判らない。
だが、彼女は収容所へと自分が行く事になるだろうことは「知っていた」から、抵抗もしなかった。]
―宿裏―
[決行時刻。
宿舎を抜け出して、対象の泊まる宿の裏に立つ。
周囲に人影は見えない]
少し遅かったか。
[できるなら宿に戻る前に捕らえたかったが、と洩らしながらも、仕事に入る。
宿の外壁に背をつけて、右手を伸ばし、自身の左腕を切るように動かす。
同時に足許から伸びる影の左腕が切り離され、形を変え、蛇のように壁を這って行った。
今回の仕事では初めて使う手段。
感覚だけで操るそれに不安はあったが、部屋へと滑り込んだ『影』は対象を取り込み、ここまで運んで来る筈だった]
…!
[が、強い抵抗を受けて、影は跳ね返された。
届くのは風の音。
微かに舌打ちし、影を呼び戻す。
動揺か相手に気付かれた為か、彼はいつものように痕跡を消す間もなく、*その場を去った*]
―収容所―
[扉が開いた時、少女達や自警団長は出ようと努力をしたのかもしれない。
それでもその扉は魔法でも仕掛けてあるのか、今は出る事が出来ず。
少女は荷物のように、中へと放り込まれた。]
ってぇな!!
[歯を剥いて、唸る。]
緊急事態だ。
…捕獲に失敗した。
[端末への声はいつものようでありながら、思わぬ事態への動揺や苛立ちは隠し切れていない。
今まで失敗が皆無なわけではなかったが、それでもここに来てのこれは大きなものだ]
彼自身の能力か、それとも外部か…
[思考を巡らせる]
…緊急事態?
[ぽつり、呟く。
少女の気が反れた拍子に扉は大きな音を立てて閉じられた。]
どういうことだ?おい?
[マフラーを引き上げて、ぶつぶつと呟く。
――返事は返らない。
どうやら端末は受信は出来ても送信が出来ぬようで。]
─襲撃前・自室─
……了解。ヘマをしないようにね
[それだけ伝えると、ぶつりと通信を切る]
無感情……はっ、頼もしいことで
[組んだ指に顎を乗せそう呟くと、くつりと笑った]
―自宅―
[帰り道、思う事は色々とあったけれど。
ともあれ、帰りついてから何よりも優先させたのは、姉の手当てだった。
どこか覚束ない様子に、不安はあるものの。
それに、何をどうすればいいのかの答えは出せぬまま、自室へと戻った]
……なぁ。
俺、どうすればいいんだろ?
[ベッドに寝転び独りごちる。
答えは当然の如く、なく。
いつしか、そのままうとうととし始め――]
[そして彼の言った決行時刻
彼女は屋根の上で、路地裏の彼を見ていた
傍目にも襲撃は上手く行くかのように見えたが、僅かに聞こえた風の音とともにチカラが弾かれる気配を感じる]
おや、これは………拙いねぇ。あらゆる意味で
[ライヒアルトからの通信が入ると、ふぅとため息を吐き]
……見てた。拙いね、これは
………風か。となるともしかして
[ぽつりと独り言を*漏らす*]
……な……に?
[言葉では表せない感触。
視覚で捉える事のできないそれが、一体何かはわからないものの。
少なくとも――好意的な意思を持つ存在とは思い難く]
……『護れ』っ!
[とっさに上げた、声。
波長を合わせた位置を中心に、風が渦を巻くのが伝わってくる。
風の舞は功を奏したか。
違和感は、遠くなる]
……上手く……行った?
[零れ落ちる、掠れた呟き。
しかし、この場では確める術はなく。
いつの間にか滲んでいた汗を拭うと、風が何か伝えてこないか、しばし*意識を澄ませた*]
[いつしか居眠りを始めたローザの姿をぼんやりと見つめている]
……変な人。
[打たれた薬のせいか、体調は本調子ではない。体を休めていると、遠くから近づいてくる怒号。ついで扉が開く。放り込まれた者へ視線を向けた]
風。
[返答に思い起こされるのは日中の出来事。
何かを決意したような青年との会話。
周囲を取り巻いていた風の流れ]
まさか、…彼か。
[部屋の中、閉じていた目を開いた]
―どこかの店―
いや、それで構いません。
即金で足が出ないなら御の字です。
[笑われた][随分焦っているなと]
……そりゃまあ。
3年も一緒に旅すればただの連れでもなくなるってもので。
[心の中で失ってしまった家族の形]
[気づけば少女がそこにいた]
無事に片付いたら仕入れにも来ますよ。
ベッティと一緒にね。
その時はあれこれ教えてやって下さい。
[商売用の笑顔を浮かべる]
[余裕は失っていないと見せ付けるように][取り繕うように]
[老爺の店を出ると隻眼の記者が泊まっている宿を目指した]
[端末に注意を向けていたけれど
気配を感じて、顔をあげる。
――孤児院でともに育った少女の姿。]
あれ、ベッティ怪我したのか?
[暗がりに目がなれてきて。]
―ヘルガの宿―
はは、別に女将を敬遠したわけじゃありません。
そう邪険にしないで下さいよ。
[女将の皮肉に首を竦め][ヴィリーの所在を尋ねた]
[顔を合わせればどこか様子が違うようにも見え]
[訝しみながらも目的を済ませてしまうことにした]
一つ、不確定の情報が来たから伝えておく。
カヤ君は犯人ではないみたいだ。
少なくとも調べて「何も出てこなかった」ということらしい。
扱いもそうなるだろうと言われた。
─宿屋─
[明かりもつけぬまま簡易ベッドに腰掛け]
[しばらくの間は考え込んでいた]
[そんな中響いたノック音]
[そこで初めて明かりをつけ、その音に応対した]
[出入り口に居たのは行商人]
[いつもの威勢は無いままに部屋の中へと通し、話を聞く]
あのガキが、犯人ではない、ね…。
まぁ良い。
調べて出無いのならそうなんだろう。
全てを解決すれば判ることだ。
[根拠染みたはきとした言葉]
[隻眸は目の前の行商人ではなく、別の何かを見つめている]
あまり良くは無い。
上と犯人が繋がっていれば連れて行かれた者も危険が……。
[言い切られて口を閉じる]
[相手の目はこちらを見ていない]
何かあったのか?
[強くはなく尋ねる]
[奥に居た自警団長が、ベッティを見る少女へと近寄る。
あぐらの足の間に手錠をつけたままの手をぺたりと下ろし
きょとんと見上げる彼女の頬を、老人の手が打った。]
…ってぇ!
[高い音がして、小さな体は冷たい床に転がる。
だが自警団長は何も言わず、また部屋の奥へと行くと座り込んでしまった。]
んだよ、爺っちゃん!
オレ、白だって言われたんだゼ?
[機嫌を損ねて暴れる前の話し。
――とはいえ、自警団長の彼も知っている。
少女が、「誘い出した」コトを。]
[元々捕まった者や浚われた者に対する感情は薄い]
[現状頭を占めていることに比べれば、その他の事なぞ些事に過ぎなかった]
……そうだな、お前には言っておいても良いか。
アーベルにはまだ教えるんじゃねぇぞ。
あいつが知ったら突っ走りかねん。
[それでは己の邪魔になると]
[そう判断しての忠告]
[一拍置き、行商人に隻眸を向けてから口を開いた]
…クロを見つけた。
事件の実行犯だ。
突っ走りかねないって。
それは。
[告げられた内容に一瞬虚を突かれすらした]
[向けられた隻眼は強い光を宿している]
間違いないのか。
[確認する][どうしてそれが知れるのかは教わっていない]
ここで俺が嘘を言って何になる。
お前とは情報の共有で契約したはずだ。
[普段の軽さが無い分、真実味は帯びることだろう]
誰とまでは、まだお前にも言えん。
理由は、解るな?
[そこで初めて、いつものように口端を持ち上げた]
[何かを企むような、あの笑いを]
嘘だとは言っていない。
[流石に唐突で戸惑いもしたが]
まずは直接当たる気か。
一人では危険……も今更だな。言うまでもない。
[口元だけに浮かべられた笑い]
[一度決めたら曲げることはしない]
[とことんまで食いついてくる]
[敵に回ればどこまでも厄介な相手]
分かった。
俺はもう一人とやらを少しでも探すさ。
アーベルには必要になったら見計らって教える。
[それでいいだろうと]
[少しだけ不服そうにしながらも頷いた]
ずっと続けてきたスタイルだからな。
だが今回ばかりは一筋縄じゃいかねぇかもしれん。
殺人犯なら叩き伏せる自信はあるが、手段の見えねぇ誘拐犯じゃな。
俺の方が消される可能性もある。
だから一つヒントだ。
[渋々承諾する行商人に不敵に笑い]
[直後表情を戻して言い、一旦言葉を切る]
…俺が今、事件に関わってるかの裏取りをしてるのは面識のある連中から。
そこからクロを見つけた。
それを覚えておけ。
[相手にその意味が通じるかは分からない]
[だが己が消えた時のヒントにしろと]
[そう言葉を紡いだ]
[奥で黙る自警団長に肩を竦めてから、ふと見ると
大きな水盤が置かれていた。
どうやら、町の様子が見渡せるようで、
ひらりひらりと舞う花弁が、香るほどに映っている。]
…――
[映る人物が話す様子を、目を細めてみた。]
しかも背後にまだ何かありそうとなれば。
そう簡単に絡まったものを解けはしないんだろうな。
[誘拐の手段が見えないのも当然不気味だが]
[自衛団の動きを逆手に使われでもすれば]
[不敵に笑われても感じる不安]
面識のある相手……気分の悪い話だ。
[相手の交友関係全てを知るはずも無く]
[それでも浮かんだ顔は3つほど]
[うち一つはここまでの会話で消える]
悪い結果に終わらないことを祈ってはいるが。
何かあった時にはそのつもりで動く。
[それ以上は何も言い様がなかった]
[邪魔にもなるだろうと部屋を*去った*]
最悪隙をついてぶん殴ってやるけどな。
もし俺が消されずに残ったら。
そん時は黒幕も何もかも全部引きずり出して白日の下に晒してやる。
お前が用意したカードもあることだしな。
俺が消えても痛手くらいは負わせてやる。
[受け取った紙片は万一を考え、荷物の底の隠しスペースへと入れている]
[長期間己が戻らなかったら、荷物は同僚へと送られる手筈にもなっていた]
それでも俺は事件を暴く。
喩え面識ある者が犯人だとしても、な。
気分が悪いなんて言ってられんぜ。
[相手の言葉に何でもないように言う]
[課せられた制約]
[魔導具を身体に埋め込むのは酔狂のやること]
[強制されたものとは言え]
[それは確実に男の精神を蝕んでいた]
[己の感情が僅かに欠落してしまっているのを、男は知らない]
/*
日中は微妙ってホントなのかと小一時間。
いやだってね、こう言うのはやっぱリアルタイムでやりとりするのが楽しi(帰れ
/*
で、今GJに気付く描写を入れようと思ったんだが。
気付いちゃうとタイマン時でも守護させようと考えるなこのキャラ。
アンフェアな気ががが。
気付かないで寝とく、か。
それもキャラ性質からすると微妙な感じも。
ぬぅ。
[行商人が立ち去った後]
[男はしばしの休息を取る]
[今すぐ押しかけたい気持ちもあったが]
[術の疲れはいつもと同じで、休まざるを得ないもの]
[休息の合間に起きた風と影の攻防には]
[果たして気付けたか*否か*]
―自宅―
[キッチンに立ったエリザベートは、
まだ熱いケトルから透明なポットへ湯を注ぐ。
中に入っていた小さな球のようなものが揺れて、細かな泡が立った。
香りが湧き、水中で花が開いていく。
工芸茶――花茶とも呼ばれるそれは、街の名産だ]
[トレイにカップと共に乗せ、リビングに赴く。
しん、と静まり返った場所。
泡が生まれては消え、
花の息づく音すら聴こえそうな気がした]
[春先とは言え、肌寒い日もまだ多くある。陽が落ちれば尚更の事。
椅子にかけていたショールを取り、肩に羽織った]
[ランプに火を燈す。
カップに注がれた茶は、灯りを受け仄かな赤を宿す。
念の為と巻かれた包帯の白が目立つ。
両の手で包み込むと、縁にそっと口つけ、息を吐き出した]
[手のぬくもりと、煤のにおいは、今は遠い。
*それは、彼方で風舞う頃の事*]
ふわああ…んんーっ!ねすぎたー!
[起き上がり、大きく伸びをする。]
まだここかぁ、特別助けられてもないの、
へんなとこに売られてもいないの、
なんかの実験台にもなって…
[立ち上がりきょろきょろと自分の事を見回す]
…ないの!よかったー。
あ、カヤちゃ…カヤがいるのー!
[元気だったー?なんて手を振って]
そうか、捕まっちゃったのかぁ、
どっちかわかんないけど…。
コレだけ女の子が集まっちゃうと、
男の子部屋と女の子部屋わけてくれてるのかしら
って考えちゃうわ。
そんなばかなー!
そんな細やかな事してるとは思えないのー!
…あ。すみません。
[自衛団長の存在に気がついた。]
ん、や!
そっちは平気か、怪我したりしてないか?
[ローザの声に、ぱっとエルザを映して居た水鏡から顔を上げた]
捕まっちまった!
[手には手錠、頬が腫れ目に青痣。
少女はにかっと笑った。]
―――自警団詰め所―――
[ハンスとライヒアルトから分かれた後、街中や裏通りなどを散々と練り歩いたが、どうにもそれらしい事件が起こったようなそぶりも無く、夜になり風が冷え込んでくると、湯冷めで風邪引くかもと宿に戻っていった]
[―――明けて翌日。
レナーテは早々に自警団詰め所の扉を開いた]
ちぃーっす。
進行状況聞きに来たぜ。
[そこで聞くのは、昨夜捕まえた対象の名前だった]
私は全然大丈夫!なにもされてないのー。
卑怯だなってちょっとぷんぷんしただけだものー。
[そう笑っていたら、振り返った顔の様子にギョっとした。]
…え、えええ、なにそれ、酷くない…?
[痣とか腫れた頬とかに、ちょっと引いた。が、あまり驚くとカヤに悪いわ!とぶんぶんと首を振って]
…酷いね!
手錠があっちゃ御飯も食べれないじゃない。
なんとか外れないかなぁ、それ…。
カヤだぁ?
[名前を聞くと、苦々しげに頭をかく]
あー……ったく。
まあ、散々っぱら状況的にはそうであると言われてたからしゃーねえっちゃあしゃーねえんだろうけどよ。
ローザん時共々、いまいち気に食わねえな。
―――で?証拠はなんだったんだ?
『目撃証言。それから、昨日は事件が起きなかったことからも明らかだろう』
目撃証言については、散々聞いた。そこに異論を挟むつもりはねえ。だが、それだけか?それは具体的な証拠ってやつかい?なら、アタイもアンタを事件の直前にベッティや団長と一緒にいるところを見たって言えば、有力な証拠になるのか?……違うだろ。
それに―――。
[昨日、去り際にハンスから聞いた言葉を思い出す]
単独犯じゃねえってのは確実なんだろ?それなら、昨日事件が起こってないってのは、全く証拠にもなりゃしねえ。
つまり……アンタ達が言ってる証拠ってのは、ボロボロに積み上げられた程度の証拠なんだよ。
─翌日・宿屋─
[目覚めた男は外へ出る準備をする]
[紙片を隠した荷物はそのままにし]
[ジーンズの左のポケットに白い術符があるのを確認]
[胸ポケットから媒体を混ぜた手巻きタバコを取り出し口に咥えた]
…さぁて、行くとするか。
[戦場にでも赴くような心地]
[真実を知るため]
[疑問をぶつけるため]
[己が制約を全うするため]
[不敵な笑みを湛えたまま、宿の外へと足を踏み出した]
―自宅・自室―
[しばらく意識を澄ませていたものの、届くものはなく。
波長がズレたり、絶たれたり、という気配もなくて]
……にーさん。
無事、か……。
[続く言葉は声にならない。
零れたのは、重苦しい吐息一つ]
に、して、も……。
きっ……つ、い、これ。
二回は……無理、かも……。
[のし掛かるような疲労に、掠れた呟きを落とすのと。
意識が途切れて倒れ込むのは、*どちらが先か*]
[レナーテが次々と上げる反論に、目の前の男は「ぐ」とうめいた。
だが、すぐに気を取り直したように二の句を吐く]
『……それでも、だ。
事件に関与している可能性はとても高い。なら、この先厳しく尋問すれば何かが―――』
―――おい。言っておくがな。
[男の言葉は途中で切られた。
レナーテの声は、細く、鋭い]
犯人と確定もしてねえ奴にひでえことすんなら、こっちもそれ相応の考えがあるぜ。それを覚悟してやるか、あくまで、紳士的に話を聞きだすってんなら、構わねえがな。
[それは、あからさまな脅しの言葉。その言葉を吐くときのレナーテはいつもの調子ではなく、外へもれ出る圧倒的な威圧感。野獣を目の前にしたときのようなぬぐってもぬぐいきれないような、内にこもる恐怖を引き出させるには充分な迫力を持っていた]
『……っ!?』
[一笑に付すどころか、怒ることも出来ずに、その雰囲気に飲まれた自警団が口をぱくぱくと動かした]
[ほんの少しの間、レナーテが刃の切っ先のような鋭い目で自警団を見渡していたが、不意に表情を崩し、笑いながら]
……ま。
いくらなんでもそこまでやりゃあ、街からの評判も最低まで下がるんだと分かってっから大丈夫だと思うがな。
それにそんな集団じゃないって、信じていいんだよな?
『………………む、無論だ』
[長い沈黙の末、やっとのことでレナーテに気圧された自警団がそれだけを紡いだ]
んじゃま、今日はこれで失礼させてもらうぜ。
またな。
[そう言って、ひらひらと手を振りながら詰め所から出て行ったレナーテをしばらく見送ったまま固まっていた団員が、やがて大きな息を吐くと、細々と呟いた]
『……な、なんだ、あれ……?
まるで、野放しにされているモンスターじゃねえか……』
『……おっぱいでかいのになあ』
―――露店巡り―――
ふーむ。
カヤやローザが犯人じゃないって思うのはいいけど、それ以外が全く進まんな。
どうしたもんか。
[そんなことをぼやきながら、24個目の大判焼きを口に放り込む]
他の奴はどうなってんのかね。
ま。ヴィリー以外は荒事に向いて無さそうなのばっかりなんで、あんま危ないことに頭突っ込んでなければいいんだがなあ……おっと、噂をすれば影か。
[27個目の大判焼きを飲み下すと、今名前に出ていた人物―――ヴィリーが歩いているのが見えて、レナーテがそちらに近づいていった]
よっ。ヴィリー。
経過具合はどんなもんだい?
─ →広場・露店付近─
[目的地は教会]
[そこに目的の人物が確実に居るかは分からないが]
[可能性が一番高い]
[その場所を目指すべく大通りを歩き、広場へと差し掛かった]
…よぉ、筋肉馬鹿。
[もう少しどうにかならんのかと言う呼び名で相手を呼び]
[口元に薄ら笑いを浮かべた]
まぁ、上々ってとこか。
これから取材だ。
[指を鳴らし、未だ火を灯して居なかった手巻きタバコに火をつける]
[薫りを漂わせぬ文字通りの紫煙が立ち上った]
[呼び名には全く気にしたそぶりも無く、ヴィリーの答えを聞くと]
ほー。
さすが、たいしたもんだな。
こっちはさっぱりでなあ。昨日は事件が起こってもいねえから、ますます分からん。
[事件についての調査は、本当に全く進んでいないのが実情であった]
まあ、アンタや、他の人が解決してくれるもんだと信じているけどな。
荒事なら、手助けも出来るもんだがね。
[そんなことを言いながら笑ったが、不意に相手の目を見据えて、少しだけ真剣な顔で続きを話す]
―――アンタのこれからやることに、手助けいるかい?
へぇ、誰も消えてねぇのか。
それは初耳だな。
[己に対するものが失敗したとまではまだ知らず]
荒事な。
その内手を借りるかもしれん。
犯人を捕まえるにしても、横暴な自衛団を抑えるにしても。
[そんなことを言いながら]
[真剣な表情で問われることに、薄ら笑いを浮かべたまま]
──いや。
今のところ必要は無い。
必要があれば、その時言う。
犯人をしょっ引く時とか、な。
[相手が戦いに長けているというのなら]
[男の雰囲気が戦場に向かう覚悟に似ているというのを感じることが出来るだろうか]
/*
ゲルダ狼で見てるんで、タイマンをゲルダにしても良いんだが。
調べてないから確証も無いしこっちから言うのは微妙じゃろか。
―自宅―
[昨晩の出来事は知らず、朝目覚めて軽く身支度を整えて、一番にするのは朝食の支度。
楽団は今日も、楽器の音色より閑古鳥の方が勝っているのだろう]
――…どうなったのかな。
[ぽつりと呟く。
焼きたてのパンは少しばかり、焦げていた]
ん。
まあ、今回は見送ったのか、それとも、他の妨害があって事件が起きなかったのかは、アタイの頭じゃわかんねえけどよ。
[続けて発せられた横暴な自警団のセリフには、ニッと笑いながら]
自警団には釘を刺しておいたよ。
捕まえるのはしゃーねえとして、手荒なことはすんじゃねえってな。
多分、少しは効果あるんじゃねえかな。
[そんなことを言いながらも、最初見たとき同様目つきや、雰囲気が違うのは、薄ら笑いを浮かべたままでも伝わってきていた。
これから先に、何をするのかもある程度予想はついた。だが、それでも、相手が必要ないと言うのならば]
―――そか。分かった。
ま。アンタは地雷だからな。爆発するときに周りに被害を与えたくないんだろうし、今回は見送っておくよ。
精々、爆発しないように頑張れ。
─自宅・自室─
[目覚めを呼び込んだのは、朝の陽射しと気遣うよに巡る風。
崩れ落ちた不自然な姿勢で寝ていたためか、身体の節々が痛むものの]
……確かめ、いかないと。
[昨夜の出来事が意味すること、それを確かめずにはいられなくて。
ふる、と一度首を振るとやや覚束ない足取りで、部屋を出た]
にしても、制御具あってもこんだけ疲れるとか……どんだけ。
……無茶すぎるっての、御師さん……。
[口をつくのは、愚痴めいた言葉]
どちらにせよ、被害が出無かったのは僥倖だろ。
自衛団の方も了解だ。
効果があるならそれで良い。
[連行された者を心配しているわけではないが]
[それが無いに越したことは無い]
[被疑者として連行された無実の者の安全確保も]
[行商人との契約だったから]
……ばぁか。
地雷は爆発しねぇと効果がねぇんだぜ。
[爆発しないよう、との忠告にはくつりと笑みを浮かべた]
[しないはずがないとでも言うように]
要件はそれだけか?
それなら俺は行く。
──……ああ、何か他に情報が欲しけりゃハンスを頼れ。
あいつも調べるっつってたからな。
[それだけを告げ、その場を立ち去ろうとする]
[紫煙がゆらり、宙へと立ち上り霧散して行った]
ははっ。
いいじゃねえか。たまには爆発しない地雷があってもよ。
[笑いながら返し、立ち去ろうとすると、ひらりと手を振って]
おお。邪魔したな。
気ぃつけて、行ってこい……ん。ハンス?師匠さんか。
分かった。そうするよ。
[去り際に、情報を商品だとするヴィリーからそんな言葉が漏れ出ると、いよいよ持って二度と会えないようなそぶりにすら聞こえてきたが、それでもレナーテは笑みを絶やさない]
んじゃ、またな。
─自宅─
[ゆっくり歩く事でひっくり返るのはどうにか免れつつ、廊下を進み。
出る前に、水を一杯、と思ったのは良かったのか悪かったのか]
……ありゃ。
[思わず、惚けた声が上がる。
進んだ先にあったのは、家事に勤しむ姉の姿]
人形師 ゲルダは、楽師見習い アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
[ひら、と女剣士に対して後ろ手に手を振って]
[目的地目指し歩き始める]
…爆発するかどうかは、あいつの返答次第だろうな。
[振った方の手で手巻きタバコを摘み]
[紫煙を吐き出しながら呟いた]
[問い詰めてどんな反応が返って来るのかは分からない]
[穏便に済むならそれに越したことは無いが]
[そうじゃないなら──]
…ま、あいつの話を聞いてから、だな。
[手巻きタバコを戻すと、また口元に不敵な笑みが浮かび上がった]
……ん?
[静寂の中に落ちた音に、掃除の手を止めて振りかえる。
そうしている辺り、腕の痛みは然程ないらしかった]
[弟に向けられる、無言の眼差し。]
―回想-宿舎―
…確証はないが。
不安要素は取り除くべきだろうね。
[言葉が示すのは、彼の唯一知る風遣いのこと]
…とはいえ、同じ手だとまた失敗するかも知れない。
頼めるかい、ゲルダ。
他に何か心当たりがあるなら、そちらでもいいが。
ええ、と。
[向けられる、眼差し。
目覚めの後とは思えぬ様子は、何を思わせるか、と思いつつ]
……おはよ?
[とりあえず、首を傾げて誤魔化そうとしてみた]
[武器類を探して部屋をうろうろするが、そんなものが見つけられるわけがない。]
んー、手錠って割れないかな。
こう、この椅子でガーンって
[とりあえず持てる大きさの椅子を持ち上げた所で、ベッティのつぶやきを聞き取った。]
演技派?
[椅子をおいて]
…うーん、どの辺りが演技だったのかさっぱり…。
[片頬を手の上にのせて、考える]
んーあー、オレ暴れたからな。
[ローザの言葉には、へへ、と笑って見せる。
それからベッティの言葉が聞こえ、笑顔のまま振り返り]
へへ、オレ、名優だろ?
[悪びれずに、笑顔を向けた。]
[文字通り、引くも進むも叶わない状況。
どうやって切り抜けようか、と思った矢先のため息と、低い声の言葉]
…………。
[僅かな逡巡。
不可解な出来事への気持ちの焦りはある、けれど。
……逆らう余地のない状況に、大人しく食卓について]
……それ、つまり、言わないと止める、ってコト……だよね?
[答えはわかりきっているが、思わず聞いた]
―教会―
[教会の奥に据えられた神の子の像。
祈りの時間は既に終わり、人も疎らなその中で、前方の席に座る彼は未だ動く気配も見せなかった。
傍から見れば熱心な信徒に見えるのかも知れない。
だが、数年前には確かに像を映していたのだろう眼は、今は何も見ていない。
瞬きの他は何もせず、ただそこにいるだけだ]
……だよ、ね。
[零れ落ちたのは、嘆息。
どこまで話していいものか、という迷いはある、けれど]
一応、人には話さない、っていう前提ありなんだけど。
……昨夜。ヴィリーのにーさんが、『誰か』に襲われて。
それ、止めた。
[端的に、昨夜の出来事を説明する]
でも、その場の事はわかんないから……確かめに、行かないと、いけない。
─広場→教会─
[ゆるりとした足取りで辿り着く教会前]
[普段ならば敬遠して訪れぬ場所]
[それでも足を運んだのは、彼に会うため]
[厭うように隻眸を細め、その外観を眺めてから]
[重々しく感じられる教会の扉を開いた]
……アロー。
ライヒアルト、居るか?
[左手をジーンズのポケットへと捻じ込み]
[右手は横に垂らしたまま]
[教会の中に声を投げかけた]
[左のポケットの中で僅か、くしゃりと音がする]
[笑って言うカヤに口を尖らせて]
多少暴れたからって…んん!?
[そこでベッティに向けられた言葉に驚く。演技派だという言葉を否定する様子がない…。どうやら実際に演技をしているようだ。もし演技をしていないのであれば、カヤの正確だと「何言ってんだこのやろー!」ぐらいはありそうだと思っていた。]
…わ、わかんない…
[難しいわこの子達…と頭を抱えている。]
[うろうろするローザを視線だけで追った後]
ふん。
……それで、何が目的?
[笑顔のカヤを睨み、しゃがんだままそれだけを口にして]
……そう。
終わっては、いないのね。
[それが即ち、カヤの無実に繋がる訳ではない。
胸中は見せず、何故、との疑問も挟まず姉は言う]
止められるわけね、あんたは。
それで。
「止めたい」――ううん、
「止める」んでしょ?
[手早く用意を済ませると、アーベルに背を向ける。
片付けにと行く素振りで]
(>ゲルダ
おうおうなるほど
エピ入りは15日ね。多分問題ないだろうかなぁ。
墓下いっぱい人来るなぁ。/わっきわっき)
[掛けられる声に振り向くと、見たことのある顔
えーと、と少し考えていたが]
あーと、ハンスさんでしたっけ
えっと、ですね。ちょっと人探しを
[にこりと微笑を浮かべ、そう答える]
[ぴくり、肩が動いた。
少しの間が空いて、声のした方向を振り返る]
ヴィル?
どうしたんだい、こんなところまで来るなんて。
[小さな驚きは嘘ではない。
今目の前にいる人物が教会を厭う者だとは、昔から知っているのだから。
友人を迎える彼の顔は、果たしてどのように映るのだろう]
[レナーテの、自警団への忠告は既に遅かったという事だった。
少女は既に暴れ、少しばかり痛い目を見ていたから。
頭を抱えるローザに首を傾けてから、ベッティに顔を向けた。]
目的?
いや、此処に居る時点でもうオレは「終わり」なわけでさー。
[大仰にため息をつき、手錠を見下ろした。
それから周りを見渡す。]
此処何処だろうなぁ。
……うん。
まだ、終わってない。
[静かな言葉。伏した蒼にも静かな色]
連続で、同じ事ができるかどうかは、わかんないけどね。
でも……決めたから。
[背を向ける姉。構わず、言葉を続ける]
一年前には、逃げるしかできなかった。
でも……なんか、もうやだからさ、それ。
ほっとくのも、逃げるのも。
だから……やんなきゃって。
[そんだけ、と。告げる口調は、いつもと変わらない]
―大通り―
人探しですか。
手伝いはいりますか?
[微笑には微笑を返す]
[噂話からの収穫は当然皆無に等しくて]
[半ば息抜きのように尋ねた]
─教会─
[驚きの表情と声を表に出す友人]
[その様子に一度細めた隻眸を向け]
[ゆっくりと傍へ歩み寄る]
ちょいとな、お前に話があって。
時間良いか?
[友人は普段通りのように見える]
[知らぬなら、普段通りの笑みを浮かべて応対したことだろう]
[けれどこちらが向けるのは、取材対象を見る瞳]
(流れとしてはあれか、
犯人2連吊りはゲルダ事情で無理になったから、
今日か明日のどっちか無実の人が連行される。
それなら、今日エルザさん連行されちゃうと自然?
それでヴィリーが再び攫われて、
おまえか!っていってハンスがライヒアルト連行、
その後ゲルダさんが捕まるかどうか。
←未解決に終わるのもアリかなと思っている)
/*
ふむり。
赤も色々と大変そうであるが。
場合によっては、48延長もあり、にするようかしら。
……俺、残されたら残されたで、3/14はほぼ不在なんだけどね(とおいめ。
さて、それはそれとして守護先をどうしたものか。
今回は絶対GJがでないとこ=ライヒにあわせとくのが、無難なんだけどね。
実質、1回パス、ってーことで。
……よく言うわ。
ま、あんたが素直に話すわけないか。
[語る言葉は、もう持たない]
[水盤を横目で見た後、くたりと壁に凭れる]
[近付いてくるのに合わせ、席を立った]
ああ。
構わない、けど。
[その目に違和を感じ取ったか、訝しげな顔をして友人を見上げる]
血筋なのかしらねえ。
無鉄砲なところは。
[背は向けたまま、笑う気配]
あんたの口からそうやってちゃんと聞くの、
どれだけ振りかな。
私が避けていたのもあるけど。
[リビングから繋がるキッチンに差し掛かったところで振り返り]
なら、後悔しないようにやんなさい?
胸張って。
[和らいだ翠の眼が、弟を映した]
[通信機が拾う音から状況を把握]
ありゃ、向こうから乗り込んできたって感じ?
……何だったら加勢しに行こうか
[返される言葉はなんとなく想像が付くが、一応提案]
…まあいいか、なんとかなるなるー!
[げんき、だす!!と、背筋を伸ばす。]
それにしても、やる事がないって辛いの。
せめて純度の高めな綺麗なお水と幾つかのお花があったら
2人の目の前で香水作ったりもできたのにー。
水盤みてるのもこう、もどかしいのだわ。
[水盤に映される誰も彼もが、怖い男の言う「シロ」に見えるのだから。私は犯人、まだ見てないんじゃないかしら?と、そう思う。]
自衛団やっつける意味で、地道にきんとれとか…
[腕立て伏せに挑戦。]
いーち…にー………むり…
[ぺちょっと潰れる]
…なんだか深刻そうなの。
[潰れた状態で2人の状態を見。何もないって言ってたけど、やっぱりあったみたいじゃない…と思う。思った所で、何があったのか知らないのなら口出しもできないし…]
…ぐるぐる。
香水?
自作なのか?すげぇな。
[ローザの言葉に、目を丸くして振りかえる。
腕立てをする様子に少しだけ、表情を和らげて]
疲れるだけだと、思うぜ…?
─教会─
[距離は手を伸ばして届くか届かないか]
[立ち上がっても遥かに低い友人を見下ろし]
[承諾に感謝するように口端を持ち上げた]
まどろっこしいのは嫌いなんでな。
単刀直入に聞く。
──お前だろう、失踪事件の犯人は。
[訝しげな顔をするのもお構いなしに]
[探りを入れることなく言い放った]
血筋……なんじゃない?
[笑う気配に、返す言葉は軽口めいたもの]
あは……避けてたのは、お互い様、だけど。
[振り返った翠。
真っ直ぐ見れなくなったのは、いつからだっけ、とふと考えつつ。
決意を秘めた蒼に、姉を映して]
ん。
もう、後悔、積み重ねないって。決めたから。
[返される微笑と提案にんー、と考えていたが]
……そうですね、じゃあお願いしようかな
といっても、ハンスさんも知ってる人物なんですが
……アーベルくん、何処にいるか知りませんか?
[にっこりと満面の笑みを浮かべ、消息を問う]
良い返事ね?
[腰に片手を当てる]
さっきも言ったけど、ちゃんと食べてからね。
お腹がすいて一歩及ばない、なんて馬鹿馬鹿しいにも程があるでしょ。
[それで話は終わりとばかり、片付けを再開する。
が、ふと何かに気づいたように再度視線を向けて]
終わったら色々と洗いざらい聞くから。
[宣告した。]
…。
[単刀直入過ぎる言葉を受け、小さく見開いた眼の中に、僅かに動揺が混じる。
けれど次には目を伏せ、息を吐いた]
…なんだい、それは。
こんな時にそういう冗談は、流石に笑えないよ。
[凄いと言われれば、がばっと起き上がる。それで、あ、背筋なら簡単かも、と思ったのは置いといて。]
そうなの!…鹿の角のーとかはね、
自分で作れないから人から買ってたりするけど。
…そういえば、多分、ベッティに渡したのは
私が作ったのだと思うなぁ。
ぱやぱやしたかわゆい香りの。
[思い出して頷く。そうそう、ピッタリだと思って!]
綺麗な水とお花と、あとはちょっとの想像力でね。
どんな香りになるかな〜って、
考えながらお花を溶かせば良いの!
[簡単な事の様に言う]
そういえばお母さんは、
キャンディから香水作ったりもしてたなぁ…。
[うつぶせの状態で足をぱたぱたとさせて、甘いお菓子の香りの香水を思い出す。]
それは、わかってるってば。
[食べてから、という言葉に、素直に食事を始め。
直後の宣告に、ぴしり、と音入りで固まった]
……洗いざらい、って。
[どこからどこまでをさすのか、とか。
ちょっとだけ気になりつつも。
その時までは、考えない事にした。
怖いから]
―大通り―
アーベル?
俺は今日はまだ会っていませんね。
家にいるか練習場……には居られないかな。
普段から閉じこもっていられない方だ。
[言葉の後半は苦笑混じりとなった]
[近くの顔見知りに聞くがまだ見かけていないとの返事]
彼に何か用事でもあるんですか。
[特に深く考えてではなく問いかけた]
鹿の角?
鹿の角の匂いってなんだ?
[どんな匂いがするんだろう。
少女は、未だ煤の匂いを仄かに纏ったまま
首を傾けた。]
お母さん、か。
母さんいんのか。
─教会─
[隻眸は友人の動きを見つめ続ける]
[動きの全てを見落とさぬために]
[故に瞳に宿った動揺も捉えていた]
こんな時だからこそ。
この俺が冗談を言うと思うか?
…それに俺は『見た』んだ。
お前が人を消す様を。
[正確には記憶を『視た』のではあるが]
[結果的に嘘はついていない]
…何で、お前がんなことしてんだ。
金のためか、それとも何か脅されてるのか。
──……何でお前なんだよ。
[声色は感情が籠らず平坦だった]
[けれど最後だけは、信じられぬとでも言うような音が混じる]
大丈夫よ。
素直に生きていれば、怖い事はないわ?
[裏を返せば、という台詞は置いておくとして。
弟の食事の合間に洗い物や簡単な掃除を終わらせて、
普段と変わらない、ラフな服装に髪を結った姿で戻って来る]
アンハルトさんのところに行くのよね。
……私がついていってもいざというときには足手まといだろうし。
それに、自衛団にも寄りたいから、別行動がいいのかな。
[首を傾げつつの台詞]
呑気な人。
[壁際にしゃがみ、顎を引いて俯いたまま、どう見ても遊んでいるようにしか見えないローザの動きを眺めている]
……香水、置いて来ちゃったな。
師匠もいい香りだって言ってくれたのに。
[ちらりと水盤に目を向けて、また目を伏せる]
[聞こえて来た母という単語に、ぴくりと反応を見せた]
んー、鹿の角の匂いっていうか、
鹿の角をこう…色々するらしいの。
何するかわかんないけど。怖くて聞いてないもの!
[鹿さん可哀想とか。殺してるとも限らないわけだが]
おかあさん。居たよー。もうかなり遠いとこだけどね!
ふとっちょでねぇ、いつも怒ってたなー。
香水作るのはね、
お母さんのお母さんのお母さんの〜ってね、
ずーっと昔からやってたの!
だから、どっか売られるにしても、
お水とお花がある所に行きたいなー私…。
[ポーションの瓶をいじりいじり]
[ベッティの声に、そちらを見る。
が、翠を揺らめかせて一度俯き。
ローザへと視線を戻し]
遠いとこ?
もう逢えねぇってコトか?
[首を傾けながら、いじる瓶をじい、と見た]
……素直に、ね。
[裏側は、考えないようにしつつ。
行く先を確かめる言葉に、一つ、頷いた]
うん、そうなる。
……足手まといっていうか……何かあったら、直接『呼ばれる』だろうから。
そうすると、屋根上走ってく事になるだろうし……そうなると、きついでしょ?
[屋根上を走れるのは、長年の慣れと、風の制御故の事だから、そう言って。
自衛団、という言葉に、きょとり、と瞬いた]
―教会―
…。
[団長と少女の2人に関しては、彼は後始末をしただけだ。
けれどそれ以前には直接手を下したこともある。
何より『消す』という表現が、確かにそれを見たのだということを裏付けるように思えた。
俯いたままで、拳を握り締める]
…そうかい。
[小さく呟く声は抑揚のないもの。
足元から伸びる影が、ぞわりと蠢いた]
そうですか、見てないですかー
[残念そうにそう呟く
続いて投げかけられた質問には、んー、と考えていたが]
ちょっと聞きたいことがあって
[ひどく端的に答えた]
きついっていうか無理よ。
姉さんの歳、考えなさい。
[何故だか威張りさえして言う。
それはともかくと、きょとりとした顔に手を振って]
あの後、どうしたのか、聞いてないもの。
泣き寝入りは性に合わないし。
それに、これの「お礼」も言っていないわ?
[これ、と指すのは自分の腕のこと。
裏の意味を含むにしても、何処まで本気かわからない口調で言った]
[本当は。
行くかどうか、ひどく迷っていた。
何も出来なかったのに。
何も出来はしないのに、と。
行く気になれたのは、弟のことばを聞いたから]
[――なんて。口には、しなかったけれど。]
─教会─
[何かがざわめく感覚]
[肌でそれを感じ、左手はポケットへ捻じ込んだままだが]
[自然体のまま臨戦態勢へ]
[紫煙が男の周囲を取り巻く]
……取材を希望する。
俺が危険を冒してまでここに来たのはそのためだ。
何故こんなことを始めた?
誰に頼まれた?
人を消し、何をしている?
──……何故、俺を呼んだ。
[最後だけは取材内容ではなく、ただ己が聞きたいこと]
ほんと!やた!お師匠にも認められた私♪
材料があったらまた作ってあげるの、
そいでポーションと交換ね!
[自分に関する情報は即座に聞いて、嬉しそうにする。カヤに訊ねれば、うーんと考えるようにして]
そうだな、もう会えない…
いや、逢えるかな?むつかしい。
まあ、どっちにしてもここ出ないと会えない、かな!
[こっち系統の話は苦手なのー。と頬をかりかり]
……歳の話は、禁句だと思って言わなかったのに。
[ぽつり、と呟いて]
「お礼」……って。
あんまり、キツイのは、ナシね?
[どこまで本気かわからない口調に、は、と息を吐く。
自分が言えた義理でない、という自覚があるせいか。
それ以上は突っ込めないらしい]
……何にしても。
気をつけて、ね?
[気をつける対象は、複数。
自衛団の方もそうだが、昨夜の状況は、どこにいても危険がある、という事を思い知らせたから]
……さて。
だいぶマシになったし、そろそろ行くか、な。
[苦手、と言われれば苦笑を零し、そっか、と呟く。
親の話題は、孤児院に居たのだからベッティも不得意だろうか、
更に自分が親の話題を持ち出すのは奥に居る養父はどう思うんだろうか、なんて事も頭を掠め。
頬をかりかりと掻くローザに、力無い笑みを向けた。]
出られないと思うぜ、ここ。
…オレも出方しらねぇし。
[ぽつり
自白にも似た言葉]
事実を指摘されて怒る程狭い心はしてないし、
そんな暴力に訴えたりもしないから大丈夫。
誰かさんと違って、か弱いし。
[後の台詞にも危機感を覚える様子も見せず、
行き先も違うのだから先に行くと、家を出て行った]
……ポーションね。
もう少しマシなもので構わないのに。
[口にすると、目だけで笑ってみせる]
[続き聞こえるカヤの言葉に、そんな気分は吹き飛ぶのだが]
嘘ばっか。
人質……には、使えそうにないのかしら。
[カヤを睨み、爪を噛みながら独白する]
さて、どうだろうね。
[質問を一言で一蹴して、上げた顔に表情は無かった。
それが不意に、口端を持ち上げ笑顔を作る。
心の無い笑み]
ああ、そうだね。
最後だけは教えてもいい。
――…利用する為だよ。
[すいと指を持ち上げる。
影が一本の細い錘の形を作り、襲い掛かった]
……か弱い……ねぇ。
[先に出て行く背を見送り、ぽつり、と呟く。
それから、小さく息を吐いて]
……洗いざらい、か。
ん……だよな。
ちゃんと、話さなかったら、結局。
……逃げるだけ、だもんな。
[僅かに目を伏せ、小さく独りごちて。
それから、自分も家に出る。
少し進んだ所で地を蹴り、いつものよに屋根の上へ。
待ち構えていたかのように、隼が肩へと舞い降りてきた]
[元気のない笑みとその後の言葉に眉をひそめる]
…ま、中に居る状態でーでは、むつかしいよね!
皆で協力すればなんとかなるかも!って思ってるけど!
出方なんてないの。出るか出ないかなの。
あーあ、はやく解決しないかな!
[出方なんて知ってる筈がない事を言い出すのはちょっとアヤシイ。けど、けど、この部屋に居る以上関係ないだろう。そう思って、水盤に意識を向ける。]
/*
ぶっちゃけ、この村の設定でバトルモード入るとは思ってなかったぜCO(待。
さてて、どっからどう動くか、な。
―大通り―
お役に立てず申し訳ない。
聞きたいことですか。
何かやらかしでもしましたか。
[その姉が言いそうなことを言った]
[見逃すか見逃さないかだけで見方は変わらないものだった]
まあ、見かけたら言っておきましょう。
―――噴水傍―――
[いつも通りの大股で街中を色々と歩き回り、露店で色々なものを食い続けた末に、噴水傍まで歩いてきたレナーテがそのへりにどかりと座り込んだ]
ふう……毎日毎日歩き回っても、何も掴めやしねえな……いや。
[自らの言葉を否定するように頭を振った]
―――今回のアタイは外側かね。
何も知らないうちに始まり、何も知らないまま終わる。
物語に加わることの出来る人数は、何故だかいつも決まった人数だ。
あったとしても……少しだけ関わった。それだけかもしれないな。
オレは嘘つきだけど、嘘じゃねぇぜ。
此処に居るオレは、もう切り捨てられてる存在だからなー、人質にはならんと想うぜ。
まぁ、したいならしてもいいよ、どーせ抵抗もできねぇし。
[ベッティに首を傾けて、手錠のかかった手を見せる。
それからローザの言う言葉には、思わず顔を綻ばせて]
あんた、前向きだなぁ。
[わらった。]
[通りを進んでいくと、立ち話をしている二人の姿。
あら、と小さく声をあげて近づくと、]
こんにちは。
……昨日は、すみません。
[まず先にと、ゲルダに謝罪を投げかけた]
[小さく息を吐き、視線を上げると、屋根の上をかけていくアーベルの姿が見えた]
おー。青髪の。
また随分と元気だな。
……アイツは、物語の重要人物になっているのかね。
[感想はただそれだけ。
他に思うことは何もなかった]
─教会─
[回答は無い]
[予測の範囲内ではあるが、溜息は出る]
[注視して居た隻眸に映る友人の表情]
[無表情から作られる冷めた笑顔]
……そうかい。
それを得られただけでも収穫、だ!
[戦場での感覚が呼び起こされる]
[頭で考えるより身体が動いた]
[迫る錘型の影]
[ポケットから左手を抜き出し、強引に迫るそれへとぶつける]
[左腕に影が刺さる]
[握られた左の拳には数枚の紙]
[強引ついでに左腕を横に振り払うと、距離を取るべく後方へと飛び退った]
もう一つ聞く。
それは自首する気は無いと言うことか?
[何かやらかしたかというハンスの問いに暫し、んー、と考えていたが]
……まあ、そんなところですかね?
[にっこりと笑う
『やらかした』というよりは『やってくれた』というのが正しいところなのだが、そんなことは口に出さない]
ええ、それじゃ見かけたら宜しくお願いします
[そう言ってぺこりと頭を下げた]
ふん。
[カヤから水盤へと目を向けると、向こうにはこの数日で知り合った人たちの姿]
[誰もが怪しく見えてきて、視線を逸らす]
[この場に一人きりでなかったことに救われていることになど、気付く余裕はない]
……。
結局、頼れるのも信じられるのも自分だけね。
[吐き捨てるように言うと、頭を膝の中へと*埋めた*]
/中/
さて。
今回はヴィリーかな。
それとも、襲撃のほうがいいのかなあ。
でも、守ってる描写がある限り抜けないだろうしなあ。
まあ、二人の結果如何か。
[とそこへ掛けられる声に、ん? と振り向くと]
ああ、エルザさん。こんにちは
……昨日のことは。うん、謝られるようなことじゃないですよ
私も結局のところ何も出来ませんでしたし
[そう言って、はははと寂しげに笑う]
嘘つきなんだ!
[あらまあ!といってからごろんと仰向けになり、両手両足を上に伸ばした。それで、足の指を掴もうと努力する。…ものすごーく暇だけど、動きたいし、でも大騒ぎするのも疲れる時にする運動。]
人質なんてだめよう、危ないの!
どうせ抜け出すんだったら皆一緒にじゃなきゃ。
人数は多い方がより良いの、さみしくないし。
前向きなの、いいでしょー!
つまんないことは考えてたくないのー…とどいた!
[左足指に右手指が届きました]
─ヘルガの宿─
[場所は知っているものの、滅多に訪れる事のない宿。
案の定というか、女将は来訪者に意外そうな視線を向ける]
……そんな、露骨に驚かなくてもいいじゃん。
それよりさ、ここに泊まってるヴィリーって人、今、いる?
[困ったような問いかけに、返るのは否定。聞けば、早くに出かけたと]
……そっか……。
あ、それともう一つ、さ。昨夜、なんかおかしな事、なかった?
[唐突と言えば唐突な問い。
女将は目を細め、探るような視線を向けてくるが、それはこてり、と首を傾げる仕種で受け止めて。
ある種奇妙な沈黙の後、返されたのは妙な時間に風の音がしたらしいとか、そんな話。
それは、自分の成した事が現実であったという裏づけで]
そっか……ん、ありがとね、女将さんっ!
[ほんの僅かな刹那、蒼に険しさを宿すものの、すぐにそれは打ち消して、宿を出た]
んー……そうなると、いつもの場所かな……。
[小さく呟いて。ゆっくりと、歩き出す]
[話題の見えない会話に首を傾げもしたが、
寂しげに映るゲルダの表情に首を振る]
いえ。
[何も言えず、少しの沈黙]
あの後どうなったか、訊きに行こうと思って。
[自衛団に行くつもりだと、暗に言う]
―大通り―
[この時点で犯人の可能性を浮かべていた相手]
[隻眼の記者が親しく話していたライヒアルトとレナーテ]
[そのどちらでもないから警戒はそこまで高くなかった]
それはまた。
[苦笑を浮かべかけたところでエルザの声]
何かあったのか。
[謝るのを見て問うでもなく問いかけた]
[振り払われた影は一度退いた。
尖った先には血がついていただろうか。
掴み出された紙に彼は眼を細めて、けれど笑みは変わらない]
分かってるくせに。
[影は形を変え、ゆらりと動く。
丁度蛇が鎌首を擡げ、威嚇するかのような]
っふう
[届いた所で満足。びたんっと潰れ、ベッティを見る。]
…寂しいの…?
今ベッティが一番大好きなのは、お師匠だもんね。
[話しかけるでもなく言う。]
…いや!お師匠さんがつかまればいいとか、
攫われれば良いとかはおもってないの!
助けに来てくれれば良いなって!
あの!
…うん!
[ベッティの様子には少しばかり眉をひそめてから、
ローザにまた、笑みを向けた。
ごろりと転がる様子に目を細め]
香水って魔法で作るのか?
[聞いてみた]
─広場─
[途中、異変がなかったかを聞き歩きながらたどり着いた広場。
閉めたままの露店も増え、ここ数日での変化がはっきりと感じられた]
……ホント、早く何とかしないと。
祭り前だってのに……。
[呟きながら、周囲を見回し。
ともあれ、尋ね人を良く見かける場所──噴水の方へと歩き出した]
いえ。
昨日の事よ、
[ハンスの問いに、今日はまだ何も、と苦笑した]
……知ってるんじゃないかなって思ったけど。
誰が連行されたか。
私とミューラさんは、その場にいたから。
ん?
[そのまま手持ち無沙汰のように、噴水の傍で道行く人々を見つめていたが、不意に先ほど見かけた青髪の青年の姿を見つけると、大きく手を振った]
おー。どした、兄さん。
屋根の上走ってまでやる用事は終わったのかい?
―大通り―
そういえばアーベルはまだ家かい?
[ゲルダの探し人についてを口にして]
ああ。あの後はゲルダさんと。
……カヤ君のことか。
[噂話で連行時の一幕も聞けてはいた]
[隠そうとはしたけれど]
[自己嫌悪も混じる表情が浮かぶのを完全には抑えられなかった]
─広場・噴水傍─
[やって来た噴水に、尋ね人の姿は見えず。
戸惑っていると、声をかけられた。
振り返った先には、一際目立つ姿]
あ、ねーさん。
ん、まだ終わってないんだけどね。
あと、俺にとっては、屋根の上走るのは特別じゃないんだ。
[軽い口調で問いに答え]
ねーさんこそ、どしたの。
なんか、ぼーっとしてるっぽいけど。
─教会─
[貫かれた腕からはだらりと紅い雫が落ちる]
[けれど痛みなぞ感じていないような素振りで]
[友人に対し半身の構えを取った]
そうだな。
こうやって襲いかかって来た時点で明白だ。
下らんことを聞いて悪かったな。
[口調は友人といつも話すものへとなっていた]
[威嚇するような影を見つめつつ]
[左の拳を持ち上げる]
…この紙、なんだか知ってるか?
「口伝の術符」──声を記憶して離れた相手に伝える魔道具だ。
こいつには今、ここで会話した内容が記憶されてる。
俺がここに来てお前に声をかけた時からの内容がずっと、な。
[変わらぬ笑みを隻眸で見つめ、言葉を続ける]
[術符に記憶させる切欠]
[『アロー』、それがコマンドワードだった]
[ふぅ、と紫煙を吐き出すと呼吸を整え]
アーベル! ハンス! エリザベート! レナーテ!
これを聞けばライヒアルトが事件の実行犯と言うことが分かったはずだ!
俺を利用するためにこの地へ呼び、正体を見破られたために俺を消そうとしている!
もし俺が消された場合は……解ってるな。
[術符に記憶させるように]
[はきとした通る声を張り上げる]
[その間も隻眸は友人を見つめたまま]
[不意に不敵に笑みを浮かべた]
もう一つ。
今居る面識のある中でまだ調べて居ない者が居る。
その人物以外は俺は犯人では無いと、事件に対する姿勢から判別した。
その調べて居ないと言う人物は…。
[一度言葉を切り、一拍置いて]
───人形師だ。
健闘を祈る。
[言い終えると左手の中で炎が上がる]
[燃え尽きたそれは効果を発動]
[呼び掛けた四人の頭に男の声として再生されることだろう]
[男が友人と為した会話の一部始終も全て]
……そう、ですか
すみません、お供したいところですが私はやめときます
自衛団の顔を見た瞬間どういう行動に出るか、自分でも保障しかねるので
[そう言って苦笑い
そこで、ああそうだ、と呟くと]
……ねえ、エルザさん
アーベルくん、何処にいるか知りませんか?
[先程ハンスに訊ねたのとまったく同じ質問、同じ笑顔]
[特別じゃないと言われると、からりと笑った]
ははっ。
随分とやんちゃな通り道使ってるじゃねえか。
こっちはまあ、思うように仕事のほうが進まないんで、ちぃと一休みってところかな。
[そういうと、空を見上げて]
やっぱ、こういう仕事は向いていないようでなあ。
誰が犯人なのか、さっぱり想像もつかねえ。親父も嫌な仕事回してきたもんだよ。
/*
無茶行動してすんまそ。
中の人に犯人相手に証言引き出す技量が無いのと、こいついっつもこんなやり方してる気がするのでやりました(おまえ
襲撃されるつもり満々なので許して(無理だろ
アーベル?
……、さっき出かけたけど、どうかした?
[僅かな間は、行き先を告げるべきか、迷ってのこと。
抑えきれぬ表情が、翠眼に映りこむ]
ハンス? 貴方が気に病むことじゃないのよ。
あー…うー…んー…
[ちょっとこちらを向いたベッティに、気が利いた事を言わねば!と思ったが、思い浮かぶ前にまた沈んでしまった。]
ああう。…あ、うん、そう、魔法なの!
[カヤの質問に、慌てたようにしてから答えた。人差し指を立て、大きく輪を描く。勿論、光の粉が飛ぶような演出は無い。]
血がなんたらって言うのね。
大昔は、想像力があればなんでもできたらしいんだけど、
私たちは香水を作る方向に力が発展したんだって。
そう教えて貰ったの。
…なんで香水なのかはわかんないけど!
/*
……え。ちょっとまって。
いや今日の連コミで終わらせてしまおうという話なのか?
風呂鳩させてもらおうかと思ったんですが。
これは、動けな、いよ。
とりあえず聞けるのは少し後のこととして動いて。
メモに鳩移行を書いてしまうのがいいか、な。
/*
わー、そこでばらすんだー
その面子にそういうこと言われると、ゲルダ逃げの手しか打てなくなるヤーン
明日私来れないんやでー。場ぁ持たすん、大変やでー。知らんでー
血、かぁ、すげぇな。
オレ、魔法とか全然できないから、ちょっとうらやましい。
あ、そうだ、ベッティ、オレの刺した針大丈夫だったか…
[声をかけながらベッティへと目を向けてから、水鏡に映るヴィリーに眉を思い切り寄せた。]
…―本当、面倒だなぁあいつ…
…な、
[理解が追いつかない間に、紙は燃え尽きてしまう。
表情から笑みが消えた。
俯き、小さく震えだした]
ふ…っく、はは、ははははっ…
[暫く響いていた笑い声はぴたりと止む。
ゆっくりと首を上げ、眼が開いた]
――まったく。
やってくれるねえ、きみは。
[はっきりと険を含んで。
黒蛇が大きく口を開けて、頭上より襲い掛かった。
けれどその勢いは、先程の錘よりは遅い]
[術符の言葉が全員に聞こえるとは限らない]
[けれど今この状態で他に伝える手段はこれしか無かった]
[己が見たクロが誰なのかのヒントは落とせど]
[はきとしたことは伝えていないために]
[結果がどうなるかは賭けに等しい]
(…少なくともアーベルには届くはず)
(上手くやれよ)
[その間も腕からは赤い雫が零れ落ちる]
[致死量には至らないが、徐々に意識は揺らいでくるか]
[その後、映るのは黒い蛇。
同業者――正しくは、橋渡しをした相手だが――の扱う魔法に、目を丸くする。]
すげぇな…!
[思わず、拳を握る。
頬が痛んできゅ、と片目を閉じた。]
すごいかなぁ?
…んー、でも私はそれしかないからなぁ。
ゲルダさんに色々教えてもらわなかったら、
一人立ちも出来ずに故郷で言われたお花しか使わなかっただろうし。
体使って煙突を掃除したり、教えて貰いながら勉強して
皆に慕われる店員さんになったりしたほうが、
ずっと凄くて偉いと思うなぁ…。
[そう言ってから、騒がしさに水盤を見る]
ゲルダさんが犯人なわけないじゃないの、もー!
─教会─
捻くれてるもんでな。
ただじゃ倒れてやらん。
誰かさんの言うには俺は地雷らしいからな。
お前に消されるなら──お前も道連れだ。
[朦朧とする意識の中]
[険を含んだ友人の顔を見た]
[黒蛇と化した影が大きな口を開き、こちらへと迫って来る]
[身体に避ける程の力は残っていない]
[元々同僚宛てに調整された術符を、己の力を注いで別の人物へ届くように調整したのだ]
[それによる疲労も少なからず溜まっていた]
なぁ、最後に教えてくれ。
──お前の信じる神はどこへ行った?
お前だけは、俺の代わりに神を信じてくれると思っていたのに──。
気がついたら、あそこが道になってたんだよ。
仕事……って。
そか、ねーさんも、失踪事件調べてたんだ。
普通に捜しても見つからない、わからない、だもんね……。
それなりの所からの、圧力もかかってるみたいだし……って。
[不意に、途切れた言葉。
途切れさせたのは、風による『呼びかけ』とは異なる『声』]
……え。
なに、今……の?
[零れ落ちたのは、困惑を帯びた、声]
楽師見習い アーベルは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
/*
>メモ
ゲルダがいなくとも進行する可能性や、
ゲルダが吊られる可能性もゼロではないと思うので、
そんな物言いになりました。
ゲルダのひとに無理をさせたいわけではないんだ……!
―――っ!?
[突然、魔剣がビリビリと哭いた。
物言わぬ、色々なものに姿を変える、気まぐれで、それでいて出所の分からぬ奇妙な魔剣が唸りを上げる。
沸き出、溢れ出る奔流は、一方的に送られた魔法の念にまるで怒っているかのようだった]
お、おい!?
なんだ、どうした!静まれ!
[湧き出る黒い力は、全て、周りのもの全てを飲み込むように鎌首をもたげ、命を刈り取るべく―――]
―――静まれっつってんだろ!コラァ!!
[……―――]
[レナーテが強靭な精神力で持って、その魔剣の暴走を無理やり引きとめた]
そっか、アーベルくんどこかに出かけちゃってるんですか
[心底残念そうに呟く
そして、ハンスと同じくアーベルが何かやらかしたのか聞いてくるエルザに、くすりと苦笑を浮かべる]
……うん、まあそんなところ
―大通り―
聞きたいことがあるって、ゲルダさんが。
[告げられなかった行き先までは尋ねず]
[きっとゲルダが問うだろうと思った]
[揺れる翠の瞳からそっと視線を外す]
いや。俺もそのつもりだったから。
けどね、カヤ君は違うらしい。
[自衛団はまだ情報を出さなかったかもしれない]
[ただ今の自衛団にエルザをあまり近づけたくは無くて]
後悔はしない。俺なりの判断だ。
ただ、どうしているかと思うとね。
[裏腹な言葉が今の真情]
[そしてピクリと動きを止めた]
人形師 ゲルダは、ジャーナリスト ヴィリー を能力(襲う)の対象に選びました。
人形師 ゲルダは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
[影は友人の頭上、すぐそこで大口を開けたまま静止する。
微かに耳に届いた問いに、彼は眉根を寄せた]
知るものか。
[言葉は、吐き捨てるように短い]
……ったく。
あんだってんだ、いきなり。
[少しだけ額に汗をにじませながら、レナーテがぼやくが、すぐにアーベルに照れたように笑った]
おお、すまん。
それで、えーと。
何の話だったっけ?
[一気に起きた色々に、しばしぼーぜん、としていたものの。
レナーテの問いかけに、はっと我に返って]
……ええと、失踪事件……って!
ねーさん、今の、聞こえたっ!?
[勢い込んで、問う。
捉えた呼び声は、目の前の女性にも向けられていたから]
ゲルダさんが、犯人だったら…?
[カヤの問いかけに、きょとんとしたふうにしてから、考えてみる。]
…うーん、とりあえず理由が聞きたいって思うかな?
きっと、凄く大変なわけがあるのに違いない!って。
理由聞くまでは…きっと事情があるんだーって、
いつか教えてくれるんだーって、
ずっとゲルダさんのこと、信じてるかも。
…ううん、しんみりしちゃう!!
こんなかんじかなぁ?
ええ。ごめんなさい。
[出かけているのは本当。
目的を教えていないだけ]
用事があるのなら、
あとでミューラさんのところに行くよう、
伝えておきますけど。
[苦笑されるようなことをしたのかと、頬に手を当てて眉を寄せた]
修道士 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
ええ。ごめんなさい。
[出かけているのは本当。
目的を教えていないだけ]
用事があるのなら、
あとでミューラさんのところに行くよう、
伝えておきますけど。
[苦笑されるようなことをしたのかと眉を寄せた]
[けれど、ハンスの否定に意識は逸らされ、]
……そうなの。
[カヤは違う。
彼の否定に、安堵と同時に痛みを覚えた。
自らの胸元に手を当てて、軽く握る]
違うのなら、早く出してくれればいいのに――
ハンス?
修道士 ライヒアルトは、ジャーナリスト ヴィリー を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
姉さんは村人だし一般人だし、
ヴィリーとの縁故や関わりも薄いので、聞こえずにいきますよ!
そも、占われたのに、彼に占われたことすら知らない――(笑)
あなたねえ、その言い方って……いったい、何様のつもり!?
[一歩引いて高い場所から見下ろしているような数々のカヤの言動にキレた。無性に腹が立ったのは何故だろう。人形遣いを信じるという、ローザの回答のせいだろうか]
知ってることあるなら、全部話しなさい!
[顔を上げて立ち上がると、カヤへと近づいていく]
─教会─
[返された言葉にこれだけは悟る]
[彼にも、もはや信じる神は居ないのだと]
……そうかい。
てめぇと、友として在った理由も消えちまったな。
─── Auf Wiedersehen ──
[別れの言葉] [訣別の言葉]
[その言葉を口にし、男は口元に笑みを浮かべた]
[滅多に見せぬ、寂しげな表情を*浮かべて*]
今の?
[理解していない表情で問い返すが、あー、と小さく呟くと苦笑した]
ああ。アタイの魔剣の唸りのことか?
いやこいつ、たまに機嫌悪くなんだよ。
元々、出所はわかんねえしろもんだけど、どうも一説には呪いの魔剣とも呼ばれていたらしくてな。
そこらへんが関係してんじゃねえかって思ってんだが。
[昔から魔法を向けられると、非常に攻撃的になり、回りのものを飲み込んで殺してしまうほどえげつない魔剣であったのではあるが、レナーテがそれを知るのはもっとずっと先のことである。
ただ、今あまりへぼい結果にしかならないのは、偏にレナーテの人格や、心体の鍛え方の賜物でもあった]
―大通り―
[呪歌は齧れど魔法の心得は無く]
[内容の殆どは聞き取れなかったが]
……彼の方か。
[声の種類から隻眼の記者が会いに行った相手が誰なのか]
[それだけは理解した]
エルザ。君は今の……いや、なんでもない。
[訝しげな顔に首を振った]
[彼女の名前が呼ばれたのも確りとは聞き取れなかったから]
保護も兼ねてと、そういうことらしい。
自衛団はまだ疑っているのかもしれないな。
[真実は知らない][誰かが手を回したのかどうかも]
[ただ掴めた事実はそういうものだったから]
修道士 ライヒアルトは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
[エルザからの提案にはほんの一瞬考え込んだが]
ええ…………じゃあお願いしようかな
[『相方』の通信機越しの会話はこちらにも聞こえていた
目の前にいる二人の反応から、魔道の心得のない人物には届いていなさそうなのが幸いか
ただ、目的の人物には確実に伝わっていることだろう
ならば、向こうもこちらを探すはず。結論は大して変わりはしまい]
/*
ホントは「あばよ」っていれたかたったんだけど。
何か字にしたら間抜けに見えt
なんで急遽ドイツ語に。
意味はなんのこともない「さようなら」だけど。
そっか、信じ…
[想い返したのは、何故かエルザのあたたかい手が頬に触れた感触。
口を開こうして、ベッティの声に翠を見開いてそちらへと視線を向ける。]
え、その。
あ、えっと…知ってること、って…
[きょとん、としたまま。
鳩が豆鉄砲くらったような顔。]
オレ、あんま知らない…。
剣士 レナーテは、ジャーナリスト ヴィリー を投票先に選びました。
そうじゃなくてっ……。
[魔剣の説明に、ぐしゃ、と苛立たしげに前髪をかき上げる]
ヴィリーのにーさんの、声が聞こえたんだ。
多分、魔法的な方法使って、飛ばした声。
……犯人、見つけたって……。
教会。いかないとっ!
[言うのと、身を翻すのは、どちらが先か。
風を手繰る、という意識は、今はなく]
……?
[歯切れの悪い返答に首が傾ぐ。
追求する前に、気は他所に移った]
保護……、か。
[思案のいろを見せる。
べティに続き、今度はヴィリーが狙われた。
カヤではないのならば、誰が――]
ああ、はい。
[思考は中断された。
はっとした表情で、ゲルダを見る]
ただ、またあちこちうろついているでしょうから、
遅くになってしまうかもしれません。
……私で代わりになれるなら、お聞きするんですが。
楽師 エルザは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
[きょとんとした視線を怒りに満ちた瞳で見つめ返し、少女の胸倉に手を伸ばす]
……まだしらばっくれるつもり?
言いなさい!言え!言えったら!
[手が届くなら、そのままゆさゆさ]
[話してから、レナーテの剣の暴走にヒヤリとしたり]
うーん、でも実際にそうだったら変わっちゃうのかしら?
[そう言うと、よいしょっと横になっていた状態から座り込んで、考えてみようとする。が、突然の大声に手足を縮めた。]
ひゃっ!…べ、ベッティ?
[名前を呼んでから、ちょっと考える。]
…暴力は駄目なの、話すのはいいと思うけど…
[喧嘩になるなら止めたいのは勿論だが、ベッティが一人で苦しんでる理由を知りたいとも、思った。]
…勝手なことを。
[彼は眉を寄せたまま、友人の顔を――初めて見る表情を眼にした]
ああ。
――さよならだ。
[平坦な声に感情は浮かばない。
俯いた表情は隠れて伺えない]
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