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職人見習い ユリアン は 水人 クロエ に投票した。
浴場管理人の娘 ロミ は 水人 クロエ に投票した。
盲人 カルメン は 水人 クロエ に投票した。
水人 クロエ は 流民 ゼルギウス に投票した。
行商人 ダーヴィッド は 流民 ゼルギウス に投票した。
流民 ゼルギウス は 水人 クロエ に投票した。
漁師 ハインリヒ は 水人 クロエ に投票した。
刺繍工 ゲルダ は 水人 クロエ に投票した。
踊り子 ローザ は 水人 クロエ に投票した。
水人 クロエ に 7人が投票した。
流民 ゼルギウス に 2人が投票した。
水人 クロエ は村人達の手により処刑された。
浴場管理人の娘 ロミ は、漁師 ハインリヒ を占った。
職人見習い ユリアン は、盲人 カルメン を守っている。
次の日の朝、踊り子 ローザ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、職人見習い ユリアン、浴場管理人の娘 ロミ、盲人 カルメン、行商人 ダーヴィッド、流民 ゼルギウス、漁師 ハインリヒ、刺繍工 ゲルダ の 7 名。
/*
っと、ローザに行ったか。
で、クロエは流れに沿って、かな。
ゼルギウスのキリングに期待しつつ、占われようかなぁ(確定かよ)
/*
ああ。
聖痕者だったか、やはり。
ゼルギウスにしようかとも思ったのだけれど――……
って。
……痣、肩かな。
肩だよね。
押さえていた描写あったし。
/*
……うわあ。
すっげえ大差(汗。
んでもって、デフォ。
投票:ハイン/守護:ゼル
……いやいやいや、そこ守護は。
ないわ。
/*
人やんけwwwwwwwwwwwwwww
え、こっちが狂信?
ダーヴェは何?
いや、どー見てもダーヴェのあれは狂信、では。
ここは色んな意味で壊れるべきk
狼吊れてないしな。
/*
よし、成功。
ゼルギウスさんが上手くて本当に助かりました。
死後もお手数をお掛けしますね。
重ね重ね有難うございます。
困惑させた人々、特にはフラグ撒いておきながら活用しそこねたダーヴさん、ごめんなさいでした。
さて、墓下はどうするかな。
/中/
ローザとクロエはお疲れ様。
まあ、能力者組はなんとなく分かるんじゃないでしょうか。
とりあえず、ヒカリはどうなんのか不安です。
<中>
あ、ブリジットさんお疲れ様ー。
いちおーCOめいたことはぽろぽろしてるから解ってくれてると信じつつ。
ヒカリちゃんは…ダーヴィッドさんとかが見てくれるんじゃないかな、どうかな。
死んじゃったからな、あたしが。(爆
</中>
/*
墓下の皆さんこんばんは。ローザさんもお疲れ様です。
とりあえず僕は表でも尋ねてますよ、役職。だろうなーって。
ちなみに、僕はローザさんどころじゃない戦犯な気がします…。
自分でもどうにかしろと思ったり(溜息)
…ゲルダさんいるし、ダーヴさんやユーリならきっとどうにかしてくれますよ、と。期待しておくことにしましょう…。
言ってると止まらなくなるし、何かあれば中発言もしますけれど、基本潜伏方向でいきます。
RPは表を見ながら挟む予定。
*/
/中/
ダーヴィッドがどっちなのか、いまだに読みきれてないのでねえ。
まあ、死んだ人間は何も出来んので、ただ見守るのみ。
んじゃ、明日も早いので寝ます。お休み。
/*
占い師:ローミュ
霊能者:カーラ
守護者:ユーラ?
朱聖痕:エーヒュ
蒼聖痕:ローザ?
狂信者:ダーヴェ?
人狼:ハーリ&???
人判定:ゼーリュ、ダーヴェ、ブージェ、クーリェ、ローザ
灰:ハーリ、ゲーダ
………灰=狼でFA!
なんじゃこりゃー。
/*
確かくろねこさんの方針がそうだから。
水差しになったらごめんね、ブリジットさん、ローザさん。
>カルメモ
意図せず形見になった、かな?(爆
まあ好きに使ってつかーさい!
<中>
どうせならゼルに見つけてもらって腕の中で死んだりとかしたいなとかいう乙女脳をちらっとほざいたりしつつ。
ゼルはクロエと殺し愛に忙しいから無理だよねぇ。(ぉ
あ、RPは表の動向見つつ挟んでいきます。多分。
</中>
/*
あ、投票デフォはハーリです。[変えないでおこうと思う]
ローミュはローザを占ってそう、とか。
昨日悩んでた方。
眼の前の人占ってたりするのかしら。
その場合は「逃げてぇーー!!」にw
漁師 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました。
職人見習い ユリアンは、盲人 カルメン を能力(守る)の対象に選びました。
―台所―
ふゥん。
赤ちゃんのって、そんなふうにするんだ。
[ローザの後ろから、台所での作業を覗く]
…任された三番手なりに、覚えておきますかねぇ。
[苦笑を混ぜ、三番手の意味をローザに問われたのなら、首を横に振って。
作り方を教えて欲しいと口にした]
<中>
あ、クロエもお疲れ様ー。
なんで戦犯かわかんないけどドンマイドンマイ気にしない。(ぉ
役職ねー、本当はゼルにだけCOするつもりだったんだけど、ほら、二人きりになれなかったからはっきり言えなくて。(爆
まぁなるようになるでしょー、生きてる皆に期待期待。
ブリジットさんはおやすみなさーい。
お疲れ様お疲れ様、ゆっくり休んでねー。
</中>
[襟に手を伸ばし、首に手をかけるという段階であるのに短刀は動かさない。
認める相手、という言葉に返事が帰ってくる前に口にする]
もしも、いないなら。俺があんた…クロエという水人をを認めてやるよ
…例え、俺みたいな変なやつでも、生きること事態は認められてるんだろうからな。
[それを彼女はどう思ったのか。
ただどこか、鈍く。そして思いつめたような様子の彼女はそのまま手で己の首を締め付ける。こめられる力はそれが女性の力であれ、軋むような錯覚を覚え、声もあげれないけれど、口だけ動かす]
(…というわけで、認めたから殺すな。殺す価値もないのは俺も殺すの無理だしな)
[声なき声は届くことはないだろうけれど、ただ逆手に持った短刀を最適の速さと角度を持って、頚動脈を掻っ切る]
/*
人判定のところでエーヒュが抜けている酷さ。
ごめんなさ。
PL視点じゃ確定だけど、PC視点じゃ自分以外の情報がないのじゃよね。
あらやだ、誰もが敵に。
[ゲルダの眼差しに含まれるものには、きっと気がつかずに]
…今日は。
ハインおじさんを、確認しようと思うです。
ブリスさんが、言ってたです。
怪しいって。
[大人ならば、そんな話などとうに忘れていたかもしれない。
覚えていたって、そんな理由でと一蹴したかも知れない。
けれどロミルダは、どちらでもなかった]
─1階・広間─
……ん。音楽は……。
[言いかけた言葉は、ふと、途切れ]
ハインさんなら、わかる……よね。
俺のかーさん、歌姫だったじゃない?
音楽は、かーさんが俺に遺してくれたもの、だからね。
[ふる、と首を振ってから、言葉を続ける]
細工の仕事も好きだし、大事だけど。
音楽はまた、別物なんだ、俺にとっては。
/*
ひとつだけ、こう、ツッコミを入れたい。
投票デフォがありえん(笑)
ハインリヒ→ゲルダ→ハインリヒって。
この狂信者、裏切る気満々な気がするよwww
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
─広間─
[星を撫でていた手は止まり、カルメンの視線は集会場の出入口の方向へと向く]
……クーリェ?
[自分に謝罪をするクロエの声が聞こえた気がしたのだ]
盲人 カルメンが「時間を進める」を選択しました。
(僕をクロエにしてくれたのは。
婆と、カル……)
[思考は言葉として紡がれない。
身体は自分のもので無いように動き、ゼルギウスの喉を掴む]
(認めてくれる…?)
[手の力は抜けない。
まっすぐに向けた黒眸に思いは宿っていただろうか]
/*
かなり無理繰りだけども。
こうやって理由がひねり出せる辺り、子供キャラは便利だと思う。
…それはそうと、
吊り:ゲルダ
占い:ゼルギウス
なデフォにとても突っ込みたい。
[嘘のように噴出す血を見ることもせず、クロエの手の力が緩んだ隙に脱する。叫び声などもしったかもしれないが、しったことではない。ただ酸素を求め荒く呼吸をする。いい加減視界が白く見え始めていたが]
んじゃ…今から楽にするから。
[本当に。変なやつだろう。このようなときまでもそれはいつもの…それこそ、水を飲む動作。物を運ぶ動作。それら日常生活と同じに見える自然なものと同じように
眉間めがけて。刃を突き立てるのだから]
あー、そういえば…
[ユリアンの母親の話に生前の姿を思い出して]
綺麗だったよな、お前の母親って。
そうか…音楽は思い出であり、形見、なんだな…
[しみじみと呟いて]
大事なものが多いってのはいいことだと思うぜ。
少し羨ましいかもしれん。
─1階・広間─
[綺麗だった、というハインリヒの言葉に、にこり、と笑む。
どこか、あどけない、笑み]
うん……まあ。
最後の頃に歌ってたあの歌だけは、ちょいといただけないけど。
……羨ましい?
そう……かな。
…はぁ…やられそうだからやっちまったが。どうすっかな
[短刀をちらばっていた布で拭い仕舞い。息をつく]
こんなあっさり殺せるのが人狼だったらありがたいんだが…んーむ。
[とはいえ放っておいたら自分が殺されたので脅威としては人狼でなかったとしても大差ないわけだが]
ま、やっちまったもんはしゃあねえか。ここで俺が哀しむのも間抜けな話だしなぁ
[そんなことをいう流民。だっていつもできるだけ好きなように生きてきた。
今は隔離されていることと、生きるために誰かを殺すことが、己の行動に加わっただけで、基本的には変わらなく]
…でもさすがに放っておくのはまずいか?
[諸手を挙げて俺がやっちゃいましたー。てへ。とかいうのもおかしな話だが、隠してもばれた場合のリスクが危うい。などとクロエの死体をみて思うのはそんなことで]
[鮮やかな一撃に喉へと走る灼熱感。
痛みよりも先に全身の力が抜けていくのを感じる。
本能的な悲鳴は空気を震わせられたのかどうか]
(……ありがとう)
[自然に見える動きで刃が迫る。
それが鼓動あるうちに映った最期の光景]
――集会所外――
[怪しい。そんな話に、心当たりはあった。
ちょうど『共犯者』にしたときのことだろう。笑い飛ばす事は出来た。
けれど。]
……良いんじゃないでしょうか。
自衛団長さんのときも、……今日も、現場に来るのが早かった方です。
最初はビュルスさんでしたが、あれが演技なら、大したもの。
[そこまでで言葉は中断されて、ロミルダと同じく瞬く。
思考に耽っており、少女の声をもって、異変に気づいたといった風で]
刺繍工 ゲルダが「時間を進める」を選択しました。
流民 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
刺繍工 ゲルダは、盲人 カルメン を能力(襲う)の対象に選びました。
刺繍工 ゲルダは、漁師 ハインリヒ を投票先に選びました。
―一階・広間―
[子供のように笑うのを見て自然と笑みが浮かんで。
だけど続いた言葉には少し表情を変えて]
最後の方の…って、あれか?
…あー、うん。
オレの場合、あまりいい思い出ないしなぁ。
[そう言って苦笑する]
―台所―
[作り方に、飲ませ方、その他色々と、面倒の見方も教わってみたり]
…って、ちょっとローザちゃん。
もしかしてこの子の面倒見っぱなしでほとんど寝てないんじゃない?
いいよ。俺、このまま預かっておくから、少し休んできなよ。
それとも、俺じゃあ頼りになりませんかね?
[冗談めかしつつも、断りにくい雰囲気を作り出し、台所から追い出した]
─広間─
[見据える瞳の先。
ふっと現れるクロエの姿。
その周囲には白き蓮]
……!
クーリェ!
クーリェ、おかお、みれた!
[喜びに溢れた声。
今まで他の人物を視た時とは比べ物にならない喜びようを見せる]
クーリェ! クーリェ!
[歓喜を含んだ無邪気な声で名を呼び、ソファーから立ち上がり。
視える姿に飛び付こうとして]
[ソファーから少し離れた場所に倒れ込んだ。
伸ばした手はクロエに触れることが出来ず]
…………。
[呆然とした様子で床に倒れ込んだまま、カルメンは動かない。
その横で、星の細工がころりと転がった]
行商人 ダーヴィッドが「時間を進める」を選択しました。
[ゲルダの言葉にはひとつひとつうなずいていたが、それも中断され]
今、声が聞こえたです。
[首をかしげ、ゲルダを見上げて。
そのまま集会所近くまで歩いて行くと、人影が見えた]
あれれ。
ゼルさん、そんなとこで何してるですか?
[ロミルダからは、倒れたクロエはまだ見えない。
ただ不思議そうに言って、近付いて行く]
どうした、カルメン…
[不意に立ち上がったカルメンを見て、彼女が呟く名前を聞いて]
…クーリェ?
クロエ、か?
見えるのか、あいつが?
[カルメンに見えた、ということ]
[それは]
刺繍工 ゲルダは、流民 ゼルギウス を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
昨日忘れそうでやばかったので仮セット。
吊りは此処になるかな、と。
襲撃は迷うところなのだけれど。
カルメンそそのかしたら無邪気にキリングしてくれるかしらと思ったり、
ユリアン−ダーヴィッドの対立は残しておきたいと思ったり、
そもそもゼルギウスに白出ていたと思い出したり。
意図的襲撃ミスは、6日目まで行く可能性考えて残しておきたい。
明日の参加が不安だから。
[絞められていた首を軽く手で触れる。痕は多分できているだろう。]
ま、ここは素直にいうことにして、洗うか
[結局当初の目的を思い出して散らばった布を集めだそうとしたところでロミルダから声が聞こえ、振り返って]
何って…そうだな…殺されかけたから逆に殺した。
[誰をとも言わずに、答える]
/*
勘違いだったか。
しかし内訳がまた分からなk(ry
…残りがユリアンかゲルダって、どちらも一度占いデフォだったような。
ラ神め。
─1階・広間─
ん、そう。
[あれか、という問いに頷く。
水面に映る月、そこに想いたくす恋歌。
向けられる相手は、顔も名も知らぬ父。
それでも、その調べは何よりも強く焼きついているのだけれど]
いい思い出、ない、って……。
[ふと浮かんだ陰り。
それを、振り払おうと明るめの声を上げるのと、カルメンの声が響くのと。
それはどちらが先だったか]
/*
>ゼルメモ
いや、何も問題ありません!
むしろ下で合わせられる描写だと、きゃっきゃしました(爆
本当に沢山ありがとうございました。ローザさんの発見行けなくしちゃったのはごめんなさいです…。
[肉体を失った記憶は幾つかの場面を蘇らせる]
『この歳になっても見定めることができないとは』
『教会のために生きるのです』
[集められた少年少女たち。力なく落ちこぼれてゆく]
『私はそんな』
『必要な犠牲だというのが分からないのか』
[不快感を示す恩人。父とも思った人]
『神父の仲間だ。奴もきっと』
[夜道を走る。滑った足元。崖を転がり落ちてゆく]
『陸の神はどうにもな』
『信じる信じないは本人の自由だよ』
[荷物の置くに眠る聖印。忘れようとした信仰]
声、ですか。
[歩き出すロミルダの、一歩後をついて進んでいく。
無邪気に問いかける少女。
声をかけた先には、散らばっている布と、ゼルギウスの姿が見えた。
身長差もあり、視界は少女とは少し異なっていて]
――…ロミルダちゃんっ、
[問いかけた当人の答えが返ってくるか否かと言ったところで。
見るなとばかり、引きとめようとロミルダの腕に手を伸ばす]
……クーリェ。
クロエが、みえた……って。
[言葉の意味、それを捉えて。
しばし、言葉を失う。
手の中からオカリナが滑り落ちそうになるのを、どうにか支えてテーブルに置くと、倒れこむカルメンの側に行って、傍らに膝を突く]
カルメン?
カルメン、大丈夫……か?
―外―
ふぇ?
[あまりにあっさりとゼルギウスがいうものだから、ロミルダはすぐには理解ができず]
…ころした?
[きょとんとしてまたたいて、地面に目を落とす]
て、おい!
[転んだカルメンの側に行って]
大丈夫か?
[呆然としたままのカルメンに、驚かさないように手は触れず、声だけをかけて]
[記憶は流れて消えてゆく。
そして嬉しそうに笑うカルメンの姿が見えた]
カル…。
[手を伸ばしても、もう触れられない]
カル、ごめんね…。
[呆然と倒れているカルメンの頭を、触れられない手で撫でる]
[当初の目的どおり、水を口に含む。
そして、汲み置きの水の桶に、持って来た薬瓶の中身を数滴垂らす]
ま、飲み水に使われるかどうかも分からないし。
オオカミさんが嗅ぎ分けてくれるかも分からないけど。
疑心暗鬼は大切だしねぇ。
あぁ、こういうことは君にはまだ早いから、覚えちゃだめですよっと。
[に、と微笑みなから、抱えた赤子に微笑みかけて、広間に向かう]
─広間─
[クロエに触れられない。
どうして、何故、そこに居るのに。
頭の中が混乱する。
表情も徐々に困惑の色が現れ]
………………。
クー、リェ?
なんで、さわれない、の?
なんで、なんで、なんで……。
なんっ、で、さわ、れ、ない、のぉ…!
ふ、ぇ……ぅ、わあああぁぁぁぁぁん!
[困惑の表情のまま、瞳から大粒の涙が零れ出す。
周りの声が聞こえぬのか、そのままわんわんと子供のように泣き始めた]
―広間―
[満腹ゆえか眠りについた赤子を優しく抱え、広間に入る]
って、あれ?
どしたの?
[床に倒れたカルメンと、その傍らの二人を見て、瞬き、首を傾げた]
ああ
[隠すこともせずに、ロミルダに頷く。ゲルダが引き止めたところで、誰が死んだかわからないというだけに過ぎないが、それならそれで構わずに]
こいつが俺を人狼と思ったのか。はたまた別の考えかは知らんが、少なくとも俺が言えるのはさっきいった通りだな。それ以上はわりーがなに言われても埃も出てこないぞ。
[だから殺した相手が疑わしいかとか思ってた以前の問題だったのも事実。と変に隠すこともなく素直に口にする]
殺されかけたから、……って。
[代わりのように、地に伏した女を見た。
広がる赤は、先に見たものよりも、色鮮やかだ。
言葉を失って、視線をそっと逸らす]
ノイマンさん。
[かろうじて、名を紡いだ]
……別の考え、なんて有り得るんですか?
[言い訳といった様子ではない、ゼルギウスの台詞を聞いて眉を顰める。
集会所から、誰かの泣く声が聞こえた]
[血に濡れた布をかき集め、当初の目的をする。]
…洗ってくる。俺がそいつに祈りをあげるわけにも、哀しむわけにもいかんしな
[さすがにすぐに平然ともできずに、半ば逃避するように、筏の端までいく
あの一件を自衛団員たちはみてなかったのだろう。ただ警戒をしてこちらをみてるのを気にせずに、布を水につける]
/*
生き残ったらやろうと思ったBAD ENDが出来なくなっちまったぜ。
[そもそも生き残る気あったかお前]
さて、この後はどうするか。
こうなってしまうと流石に理解してしまうか。
部屋にヒッキーになりそうで怖い。
そりゃしらん。人狼として殺しに来た。なら別だが、他となると例えば俺が気に入らんとか。こんな状態で追い詰められておかしくなったとかか?どれも極薄い可能性だと思うがな
[ゲルダの言葉に答えるように自分で色々あげて、自分で否定しながら、泣き声からは背を向ける]
─1階・広間─
[泣き出したカルメンの様子に、ぎ、と唇をかみ締める。
何が起きたかはわからない、けれど。
クロエが命を落とした事だけは、理解できて]
……カルメン……。
[掠れた声で名を呼んで、あやすように頭を撫でてやる。
どう説明すればいいのか。
頭の中が、まとまらない。
ダーヴィッドの声にも、返す余裕は足りなかった]
[カルメンからはどう視えていたのだろう。視界ではないだろうから、もしかしたら微笑んですらいたのかもしれない。
大切に思う相手に向けていた表情のままで]
カル、泣かないで。
泣かせてるのは僕だけど…。
[涙を止めるための手段を今はもう何も持たない。
胸が締め付けるように痛かった]
ノイマン…さん。
[ゲルダの呼んだ耳慣れない名前が、いつも呼ぶ名前とつながるのには少し時間がかかった]
…クロさん、ですか?
[地面には目を戻さず、代わりに遠ざかるゼルギウスの背中を見ながら、何処かぼんやりして言う]
[ただ今は、力がないと、静かに嘆いたように見える彼女
自分の価値はない…もしくは認めてもらいたい相手を見失うときがあるといった彼女
その彼女を認めたからにはそれを覚えておかねばならないわけで]
疑問を思ったまま覚えておく…ってことか…勘弁してほしい
[彼女は周囲を見失っていたのだろか?
彼女は誰に認めて欲しかったのか。誰かに認められていたのか。それもわからないままただぼんやりと布を洗う
もし誰か他のものに、クロエのことを問われても。素直に。殺されかけたから殺した。と首に残る手の痕などを見せつつ*簡潔に説明するだろう。*]
カーラちゃんが、クロエさんを…って。
何それ。
…って、か、カーラちゃん?
[思い切りの泣き声に、やはりそちらへと足を向けて]
…。
[その泣き声につられたかの如くにぐずりだしそうな赤子の背をあやす。
カーラの頭を撫でるユリアンを、もの珍しげに見たりして]
人狼として……
彼女が人狼であるのなら、少しは、救われるのかもしれません、ね。
[そうは見えないけれど。
そのニュアンスを含ませた物言い。
責めることはしなかったが、行為が正当であると言うこともしなかった]
……ロミルダちゃん、戻りましょう。
皆さんに、伝えないと。
[背中を押す。
少女の視界から隠れる位置を心がけ、集会所へと]
自衛団長に、ブリジット…エーリッヒ
そして……
………そういう事、なのか?
[泣きじゃくるカルメンに、それをあやすようなユリアンに
何を言えばいいのか解らなくて]
[ただ、符合した事実だけを口にする]
─広間─
[顔をぐしゃぐしゃにしてカルメンは泣き続ける]
なんで! クーリェ、さわれない、の!
クーリェ、そばに、いる、ゆった!
ゆった、のに、さわれない、おかしい!
やあぁぁ!!
[駄々を捏ねる子供のように、床に伏せった状態で足をバタバタと動かす。
ユリアンに撫でられても未だ治まる様子は見せなかった]
[正確にはどうしてゼルギウスを殺そうとしたのか。
それは自分でも理解しきれていなかった。
流そうとする力に対抗できるだけの強さが無かった。
客観的に見ればそんな予測が立つのだろうか]
それでも。
僕が殺そうとしたことは、変わらない。
[ゼルギウスやゲルダの声も届くのは、死者となったからだろうか。慣れない感覚に戸惑いながら呟く]
はぁ…そんなわけねーだろ
[ゲルダの救われるかもしれない。というのはあっさりと自分で否定する。
あんな凄惨な殺されかたを見ていて、その行為と照らし合わせてもありえんだろと、*自分が一番思っているのだから*]
はい、です。
[こくりとうなずいた。
背中を押されるまま、素直に集会所に戻って行く。
悲しげに眉を下げてはいたけれど、涙は出てこなかった]
…うん。
約束、破っちゃったね。
[膝を突き、カルメンの頭を抱こうとする。
近くにいるようでも絶対的に届かない距離がそこにはある。
その遠さが心に沁みて、耐えるように眸を*閉じた*]
[物珍しそうな視線に気づかなかったのは、多分、よかった。
正直、そっちに気を回している余裕は、ない]
……いる、けど、いない、んだ、よ。
[途切れがちに、でも、ゆっくり、言葉を紡ぐ]
お前に、みえる人たち、は。
もう、触れるところには、いないん、だ。
―広間―
カルねぇ…?
[泣き喚く声が届く。
ロミルダにはその理由が分からずに、答えを求めるように、部屋の中の人を見た。
昨日渡し損ねた白猫は、テーブルの上]
[戻ってきたゲルダたちに気付いて視線を向けて]
おかえり。
[とだけ言った]
[カルメンを見れば「何が起きたか」判ると思ったから]
なんでぇ…。
みえる、のに、さわれない、おかしい…。
せっかく、みえる、ように、なった、のにぃ…。
[諭すように紡がれるユリアンの言葉。
理解出来ないのと、理解したくないと言う感情の狭間を彷徨う]
クーリェ……おかお、みれた、のにぃ…。
…やあぁ…。
[足のバタ付きは徐々に治まり、泣き声もぐすぐすと言う鼻を鳴らす音へと変わって行く。
泣くと言うことはかなりの体力を消耗する。
元々体力の無いカルメンがそれにより大人しくなるのは時間の問題だった]
……わかっちゃったんですね。
[ぽつん、と呟いた。
ハインリヒの声には、軽く、手を挙げただけ。
ゆっくりと中に入るも、ユリアンとカルメンには近付き難く、いくらか距離を置いた位置で、足を止めた]
殺されそうになったから、やった。
[端的な説明は小声で。
喚くカルメンには届かないだろうと思いながら]
……だ、そうです。
フォーサイスさんが、仰っていました。
…もしかして、カーラちゃんが見えるの、って。
[昨夜、さらりと聞き逃した言葉が今更頭に蘇る。
ブリジットが、死した後での、カーラは]
で、今は、クロエさん、と。
[ハインリヒの言う符合に気付き、辺りを見回す眼差しは、入口の人影をみる]
…。
[赤子を抱えつつ、器用に片手を上げる]
クーリェ…、
クロさんが…みえた?
[盲目であるはずのカルメンの言葉の断片を拾うように、ロミルダは呟く]
…あ。
[ややあって、合点がいったというように、口許に手を当てた]
[ゲルダが手を上げるのに小さく頷いて。
その後に続いた言葉に、一瞬言葉を失くして]
殺されそうに、って…
フォーサイス……ゼルギウス、か?
どうして…あいつが
[彼らの間のことは見ていない、知らない]
[だから、理由などわからない]
……人と人が、疑いあって…
[小さく、小さく、呟く]
なんで、なんだろな。
見えて、触れないのって、寂しい、よな。
[少しずつ、大人しくなっていくカルメンに向け、できるだけ穏やかに言葉を紡ぐ。
見える、という事に無邪気に喜んでいた姿を思えば、反動が大きいのは容易に知れた。
泣き疲れの様子が見えてきたなら、そう、と身体を起こして支えようと。
いつの間にか肩にやって来た鸚鵡が、案ずるようにくるる、と鳴いた]
すみません。
気が付かなくて。
止められませんでした。
[俯きがちなり、小さく謝罪の言葉を紡ぐ]
今は、お二人とも――外に。
フォーサイスさんは、「洗ってくる」と。
[合点が行った後も、ロミルダがカルメンのように泣くことはなかった。
ただ眉の下がった顔でうつむいて、しばらくはそのまま*入口で佇む*]
そーみたい、ね。
それもカーラちゃんにとっては最悪の形でさ。
[ゲルダの呟きには、ほぼ感情を孕まぬ声を]
あぁ、ゼルギウスか。
しかも、それじゃまるきり無、
[無駄死に。
言いかけた言葉は、流石に飲み込む]
人と人が……、ですか。
片方は人狼だったかもしれないとは、お考えにならないんですね。
[揚げ足取りのような台詞を、ハインリヒに向けた]
…………。
[ゲルダの言葉に、一つ、瞬く]
……そ、か。
[言えたのは、それだけ。
理由はわからないし、わかったとしても納得できるかわからないし。
……何より、今、取り乱したら、という気持ちも少しはあって。
ただ、無言できつく、唇をかみ締めた]
浴場管理人の娘 ロミが「時間を進める」を選択しました。
浴場管理人の娘 ロミが「時間を進める」を取り消しました。
ふぇ…クーリェ、みえる、のに、いない…。
みえる、のに、さわれ、ない…。
…ふぇええん。
[泣き方も大人しくなって行き。
ユリアンに身体を起こされるも、身体に力が入らない]
……クーリェ、じんろー、ちがぅ、のに…。
[小さく呟き、ロートスの声を耳にしながら。
泣き疲れたカルメンの意識は闇へと*落ちる*]
外、か…
[窓の向こうを見る。もちろん見えることはないが]
ダーヴィッド?
[どこか不自然な彼の言葉を拾って]
……誰がそれかわからないのに?
クロエがそうなら簡単には死なないだろうし、ゼルギウスがそうなら…そんな殺し方はしないだろう。
[ゲルダの言葉に、自分が考えたことを伝えて]
始まってしまったら。
もう、止まらないんでしょうか。
[抑揚薄く、口にする。
嘆くカルメンに視線をやるも、声はかけられなかった。
戻した視線はダーヴィッドへ。
何を言おうとしたか勘付いたか、咎めるような眼差しになった]
ん、まぁ、俺としてはゲルダちゃんまで巻き込まれるよりはマシかな、とか思うし。
謝る必要は無い、と思う。
ん…、そっか、外か。
教えてくれてありがとな。
[柔らかな声を紡ぎ、手を上げかけるも]
な、撫でようにも撫でられないな、これは。
[首の座らない赤子を抱えては、どうしようもない]
そういうものなんですか。
人狼って。
[簡単には死なない。
初めて知ったと、小さく漏らした。
それ以上の追求の言葉は紡がなかったが、疑いを解いた素振りも見せない。
そんな様子を、ロミルダがどう見ていたか――或いは見ていなかったか、どちらにしても、わかりはしないけれど]
撫でなくて、良いです。
こう見えても、もうすぐ20なんですから。
[赤子を抱えたダーヴィッド。
近くでじっくりと見るのは初めてだった]
……預かりましょうか。
代わりに、と言ってはなんですが、外、お願いできますか。
ノイマンさんには申し訳ないですが……あまり、見たく、なくて。
[ちら、と眼差しを落とすのは、ロミに向けて。
知る力を持つのなら、なお一層、責任を感じているだろうか、と]
…うん?
[名前を呼ぶハインリヒと、咎める眼差しのゲルダ。
ただ曖昧に笑って]
ゲルダちゃんは、止まってほしいの?
止まれるの?
――…エーリッヒのこと、諦められるの?
[いっそ柔らかさすら覚える声で問い掛ける]
……なんならオレが預かろうか?
[赤ん坊を抱いて何か言ってるダーヴィッドに、冗談めかして言う]
[実際には受け取る気はないけれど、壊しそうだから]
……ただでは死なない、って意味さ。
[ポツリと。
それをゲルダがどう受け取るかまでは知らないが]
[ぽんぽん、となだめるように背を叩いてやる。
その内に、聞こえた呟きに、一つ、瞬く]
……クロエは、人狼じゃ、ない……?
それって……って、あ。
[問うより先に、カルメンは意識を失い。
腕に、重みが預けられる]
……ま、仕方ない、か。
俺、カルメン部屋で休ませるよ。
そうだね。
そうだと、良い。
[人であって、人ではないもの。
紡ぐ言葉は本当であって、嘘でもある。
ちらりと、入り口の傍に佇む、少女を見た]
それは――…
止まって、欲しいですよ。
諦められる、って。
[エーリッヒ。
その名が紡がれると、自然と、眉が寄ってしまう。
ターコイズグリーンの眼が伏せられて、微かに揺れた]
なんですか、いきなり。
なんの、関係が。
……男性は子供の世話をするより力仕事をして下さい。
[申し出るハインリヒに、そんなことを言いやる。
彼自身に視線を向けはしなかったが、呟くような言葉は届いた]
それは、怖いですね。
[返す言葉は、短い。
どう捉えているかわからない言い様]
……クロエは、って…
[僅かに耳に届いたそれを問う間もなく、力を失くしたカルメンを見て。
部屋に運ぶというユリアンに頷いた]
あぁ、そうしてやってくれ。
頼むな?
[そうして、ゲルダに問いかけるダーヴィッドを訝しげに見つめて]
[何も言わず、ただ見つめるだけ]
子供扱いしてるつもりは無いんだがねぇ。
[ただそんな時にも、微笑んでしまうから。
揶揄うようにも聞こえるかもしれず]
この子、今、ローザちゃんから預かったばかりでね。
すぐに渡すと信頼に関わりそうだし。
寧ろ、ハインリヒのにーさん。
クロエさんをよろしく。
……赤ん坊と、新鮮な餌と。
どっちが、危険かなぁ。
[ぼんやり、究極の二択だ、などと思った]
深い夜じゃないだけ、マシだけれど。
[周囲のやり取りは聞こえていたけれど。
何となく、口を挟む気にはなれなかった。
意外に余裕のない自分に、やれやれ、とため息をつきながら。
所謂、お姫様抱っこの容量でカルメンを抱えつつ、立ち上がる。
床に落ちていた星は、鸚鵡が拾い上げた]
ん……。
んじゃ、クロエの方、頼むね。
[小さく呟いて、広間を後に。
二階まで上がると、小さく息を吐いて]
……っとに。
なに、やってんだ、よ。
[掠れた呟きは、果たしてどこに向いたのか]
あぁ、止まってほしいんだ。
それは意外、だね。
[空いたソファーに腰掛け、眼差しはゲルダを見上げる]
――…ならば、問いましょうか。
ゲルダ=グリム。
この状態を留める、と言うのは。
彼を殺した相手をそのまま野放しにすると言うことに繋がるのではありませんか?
解ってるって。
[ゲルダの言葉に短く返して、その後の言葉には答えずにダーヴィッドを見る]
オレって、そんなに信用できないかぁ?
まぁ、オレが預かるよりゲルダに任せた方がいいわな。
て、そういう事言うわけ?
[さりげなく仕事を押し付けられて、そう返して]
[最初は。
止めるためのはずだった。
今でも、そのはずだ。
けれど。
それだけでは、なくなっている。
止められないのは、誰より、自分が知っている]
しているようにしか見えません。
[ローザの名が出ると、眼差しは一時、外へと向いた。
程なく戻されて、見上げてくる眼差しを受け止める。
向けられた問いかけに、息を呑んだ]
――…それは。
見つけたら、……許せないと思います。
でも。
これ以上…… は。
ったく、しょうがねぇなぁ…
[ゲルダと話を始めるのを見て、ぶつぶつ言いながらも席を立つ]
んじゃ、行ってくるわ。
[そう言って、外の様子を伺いに*向かった*]
[カルメンを個室につれて行き、ベッドに寝かせてやる。
泣き疲れの顔を、部屋に備えてある水瓶ので濡らしたハンカチで軽く拭いてやり、サイドテーブルに銀の星を置いた]
……『――僕は僕でいられるように。』だっけ。
願い……叶えられたのかよ。
[以前、この部屋で聞いた言葉を小さく繰り返して。
それから、葦笛を取り出し、音色を奏で始める。
少しでも、穏やかな眠りを導ければと*思いつつ*]
[これ以上。
そう紡ぐ言葉は、裏を知っていれば薄っぺらく聞こえそうで]
そんなことしたら、それこそ、見つかって終わりだよ。
変人さん、外にいるんだから。
武器も持っているみたいだしね。
[外に出てクロエの遺体の側に行く]
[まだ新しい血の匂いに手を伸ばしかけるけれど]
[それでも、何とか衝動を抑えて片付けを*始めた*]
(見つけさせようとしているくせに)
[ああ、嘘ばっかりだ。
裏が真実ならば表は嘘
表が真実ならば裏が嘘?
おかしいったらないと思う]
はは…っ、見つけたなら、許さない、ですか?
許さないなら、じゃあ、どうするんです?
――…ねェ、もしも。
俺がそうなら?
[赤子を抱きながらの、悪趣味な問い掛け]
逃げているだけならば、何も変わりませんよ。
[それなのにまるで説法のような言葉をも、紡ぐ]
[ハインリヒが出て行った後。
引き結んでいた唇を開く]
殺してやる。
[短く、鋭い言葉。
視線を戻して、確かに言った。
けれど緑の双眸は、彼を映しながらも、彼を見ていない]
……なんて。
小さな子の居る前で、教育に悪いですよ。
[表情を崩した]
あは。
こういった女の子の方が、受けが良いかと思って。
……そうですね、逃げません。
なぁんて。
[ふ、と、軽やかな息を吐く]
俺はさ、これ、止められないと思う。
どうせなら、自分にできることをやって、一刻も早く終わらせるのが良いと思うけど。
どーなんだろうね?
[くすくすと笑う声はいつものもの。
その横を擦り抜けるように階段の方へと*向かう*]
どうなん、でしょうね。
先の事は――… わかりません。
[移動するダーヴィッドを追いかけることはなく]
ただ、わかるのは。
起こったことは、変わらないってことくらい。
失われたものは、還らないってこと。
先生は、死んじゃったってこと。
[ようやっと認めたように口にする。
床を見つめて。
泣くことは特技だけれど。
今、しずくが眼から零れることはない**]
(わかってる。
そんなことしたって、先生は還らない。
わかってる。
そんなことしたって、失ってしまうだけ。
でも。)
<comment>
あぁっ!! 寝落ちてた。
クロエさんもローザさんもお疲れ様。
ってか、ローザさんでなくクロエさんかと思ってた(汗
ゼルとすれちがって、水浴びして、それからもどって……どうこうは……、あ、諦めるか;;
狼さん、気遣いさせてしまってごめんね。
24h進行に入るときびしかったなー。
<comment>
<中>
出掛け前におはようございます。
エーリッヒさんもお疲れ様ー、聖痕仲間さんぃぇー。(ぉ
タイミング外しちゃったとしてもやりたいことはやっちゃうのが良いと思うのだぜ。
回想という便利な言葉があったりなかったりするので。
と言いつついってきます、また後でーノシ
</中>
―広間―
[カルメンが小さく呟いた言葉は聞こえたのかどうか]
クロさん…
[ロミルダだって悲しくないわけじゃないけれど、やっぱり涙は出ない。
自ら確認した者が生きていたことへの安堵が、根底にあったのかも知れない]
[泣き疲れたカルメンを連れて行くユリアンと入れ違いのように、部屋の中に入る。
ハインリヒが出て行く背中をじっと見て。
残った2人の間で交わされる言葉を離れた場所で聞く]
…ぅ。
[ゲルダの鋭い言葉には、やはりびくりとして視線を揺らし]
…
できることをやって、…終わらせる。
[ダーヴィッドの言葉を、どこかぼんやりと繰り返した]
[しばらく経ってから、とぼとぼと椅子の下へ。
ゲルダはまだそこにいただろうか。
深い青色の紙を選び出して、作るのは海鳥のような形。
いつものようにスケッチブックに挟めた]
ふぁ。
[それから欠伸と、眠たげに目をこすって、2Fの部屋へ。
だから深い青の変化を見るのは、*もっと後のこと*]
/*
ねす、ごし、た!
[お前]
二度寝は危険、危険。
さて。
ログ確認したけど、表で蒼花について書かれた様子って、ない……のね。
素直に肩にしとくかぁ。
読み落としてたらごめん、と言うしかない。
─二階・個室─
[ユリアンによって部屋に運ばれたカルメンは深い深い眠りの中]
『カル』
[葦笛の音色は眠り深いカルメンの耳に届き、呼び起される大切な人との記憶。
その想い出に映像は無かったけれど、声は沢山聞こえて来て。
良くしてもらった、撫でられる感覚をも思い出す。
大切な想い出、傍に居てくれるのが嬉しかった]
[けれど]
『カル…ごめん……』
[最期に聞こえた声は自分に対する謝罪の言葉。
それが何を意味していたのか、彼女が何を思って口にしたのかは分からなかったけれど]
[視えるのに触れられない、触れられないのに視える。
矛盾は均衡を保っていた精神の天秤を大きく揺らし]
[その均衡を崩す]
[今までその矛盾を知らぬが故に保たれていた均衡。
それが崩れ、後に残ったのは残酷な事実]
<ああ、ちゃんと闇の者を探さなかったから…>
[想い出の声と入れ替わるようにして囁かれる言葉]
<ちゃんと闇の者を探さないと、もっと失ってしまうよ?>
[懐かしき声でありながら、嘲笑も含んだ声色]
<こんなことになったのは、全て闇の者──人狼が居るから。
さぁカルメン、お前はこの事態を終わらせなければならない>
[壊れた天秤を歪に直していく言葉]
<探せ、人狼を。
探して──せ>
[無防備となっていたカルメンの心に、その言葉は深く*刻み込まれた*]
<──殺せ>
[深く心に刻まれる言葉]
こ、ろす。
じんろー、ころ、す。
ころす、ころす、ころす、ころす、ころすころすころすころす。
じんろー、ころす、の。
カーラ、やる。
[それがカルメンのやらなければいけないことに*なったから*]
/*
ところで今、村側:狼側=4:3なのですよね、多分。
人狼吊れてなくて狂信者っぽいのが居る。
今日は告発になるだろうから、片方は削れるかな…。
問題は襲撃がどこに行くか。
今までは聖痕最優先で動いてるっぽいから、傾向が見えぬ。
…ちょいユーラが狼に見えつつあるのが気になr
守護っぽい描写が無いんだよね。
GJ出ないと出ないのかもしれない。
それはともかくとして、日が変わってから独り言が888になったり777になったり何が起きてるんだ。
ゾロ目!とか喜ぶんでなく、嫌な予感がするのは何故(笑)。
─2階・カルメンの部屋─
[その場で眠るつもりはなかったのだけれど。
色々な事が起きたせいか、いつの間にか転寝に沈んでいた。
その眠りの中で、夢を見る。
父の事を知りたくないか、と問いかけてきた見知らぬ人。
揺れる聖印。
連れて行かれた先で向けられたのは、悪魔の子ではないか、という疑惑。
父親が全く知れぬが故に。そして、母が父について決して語らぬが故に、芽生えたもの。
確かめる、と称してなされた事。幾つかは痛みも伴って。
それらの後、彼らが向けたのは。
『神の力を授かりし子』という、真逆の言葉。
母の許に無事に帰され。
自分に謝りながら泣き崩れる母の姿を見た時。
『陸』の神など決して信じまい、と。
幼い心に決意を固めて、そして……]
……い゛、って゛っ!
[過去を彷徨う眠りを破ったのは、三度目の激痛。
衝撃が身体を震わせて、座っていた椅子からずり落ちそうになるのは、何とか堪えた]
「……ユーリィ!?」
……大声、上げんな……。
[慌てたような声を上げる鸚鵡を低くおし止め、立ち上がる]
……さすがに、こうも続くと……無関係、なんて呑気には構えてらんねぇよなぁ……。
[一度目の時は自衛団長が。
二度目の時はエーリッヒが。
それぞれ、命を失っていた。
と、なれば、また、誰かが、と。認めたくないものの、意識はそちらへと向かう]
……ロートスは、ここにいろ……いいな。
[低い声で告げると、廊下へ出て周囲を見回す。
相変わらず、どこが誰の部屋かは把握していないけれど。
他と違うその部屋には、すぐに気づけた。
微かに、扉の開いた部屋。
しばし、ためらった後、そちらへと向かい。
そ、と、扉を開いて、中を覗き込み──]
……っ!
……ちょ、これっ……。
[その真紅が、何によって作られているかは、問うまでもなく、わかる。
そして、その源──花弁の中央に倒れた、ローザがどうなっているのかも。
傷ついて見える箇所は、そう多くない。
首筋と、他にもあるかどうか。
特に酷く欠落しているのは、肩の辺り。
そこに、何か刻まれたものがあったとしても、今は紅の内に囚われてはっきりとは見えず。
いずれにしろ、その身に刻まれた傷痕は──人の手で成し得るとは、思い難いもの]
……なん……で。
[口をつく、呟き。
とはいえ、理由などはわからない。
ただ、わかるのは。
自分が──『阻めなかった』という事実、それだけ]
なんで、なんだよ……っ!
[責め立てるような痛みに、がくり、と膝を突きながら、呻くような声を上げる。
何に対してのものなのかは、自分でも定かではないままに]
/*
普通に守護者でしたね。[普通に、って]
くろねこさん、今日お休みなのかしら。
[←こいつは仕事中なのに居る]
や、勿論仕事もしてますとも、ええ。
/*
それに、しても。
初期縁故取った二人が赤組、て。
ほんと、泡沫系では全く避けられんな、この法則は……!
泡沫→オト狼(幼馴染)
白雪→自分狼、ブリス狼(妹分)、クレ狂信(以前拾った)
紅月→マテ狼(過去の知り合い)
白雪が一番凄絶だにぃ……。
[預かった赤子の面倒を見るために、睡眠と覚醒を繰り返す。
新たに一度、強い鉄の香りが拡がって、その更に暫く後に聞こえる足音。
赤子を抱いたまま、忍び足で部屋に近付き、拾う声は、ユリアンのもの]
[口の端を上げる。
服の内側にしまっていたナイフで人差し指の先を切り、流れる血で自身の口許を汚す]
…まだ、痛むのか。
ユーリ。
[膝を付くさまを見下ろしながら、開いていた扉を閉める]
[かけられる声に、数度、瞬く]
ダーヴ……?
うん……なんか、日毎に、悪化してるかも……って。
[答えつつ、上げた視線。
捉えたのは、不自然な紅の痕。
それが意図的になされたものなどとは、思いもよらず、瞬きの後、大きく蒼を見開いた]
悪化かぁ…。
ま、それも仕方ないといや、仕方ないか。
全然この現状、打破出来てないしなー。
[間延びした声で、何事もないかのように笑いかける]
どーした?
そんな変なものでも見たよーな顔して。
あれ?
ロートス、居ないのな。
[扉を背に立ったまま、世間話のように首を傾げる。
ローザについては、まるで一つも語らぬまま]
[間延びした声。
いつもと、変わらないような。
けれど、すぐ近くに亡骸がある状況では、それはどこか異常に思えた]
どーした、って。
お前、なんで、そんなに、落ち着いてん、だよっ。
[困惑と動揺。
違う、と、もしかして、がぐるぐると回る、回る]
……ロートス、は。
カルメンの、とこ。
ひとりに、しとくの、心配だから。
そりゃ、あらかた想像ついてたら、今更驚けない、と言うか。
[誰か、までは知らなかったけれど。
それすら知っていた、とも取れる物言い]
…ふゥん。
オオカミさんかもしれない相手のとこに相棒置いてくるなんて。
よっぽど、カーラちゃんのこと、お気に入りなんだねぇ。
[紅に汚れた口の端が、僅かに上がる]
…妬けるなぁ。
/*
ダーヴェ上手いなぁ。[正座してお勉強中]
狂信者の動きだ。
さて、今後キリング出来るようになるための策を弄さねば。
感覚強化やっても良いかにゃあ。
耳と鼻。鼻は無くても良いか。
とりあえずやるべき使命の認識で意思ははっきりする予定。
想像ついてた、って、なんでっ!
[元より直感と感性を重んじる質、裏を読むのは不得手。
更に、今は動転が落ち着いた思考を遮り、感情的な言葉を投げかける]
……狼かも、って。
[考えていなかった、けれど、考えられる可能性。
生じた揺らぎを諌めるように、頭痛が走り顔が歪んだ]
……そんなの、俺には、わかんねぇし。
大体、あんなの見たら、ほっとけねぇし……。
[上がる口角。続いた言葉に、す、と冷たいものが走る]
な、何だよ、その、妬けるとかって!?
/*
ちょっくら小話。
智狼二人。
双花聖痕。
占霊。
ここらは、今更言葉を尽くすまでもない、対存在ですが。
個人的には、守護者と狂信者は、合わせ鏡だと思っていたりする。
どちらも、『まもるもの』だしね。
相手の特性に取り込まれる事も十分に起こり得るというか、うん。
色々と、美味しい組み合わせだとおもふ。
何で、と言われても。
んー…昨日一昨日の流れからして、とか?
[曖昧な語尾を用いるも、告げる言の葉は事実]
ふゥん。ま、分かんない方が普通だろうしねぃ。
カミサマに特別扱いされてるよーなのでもなきゃさ。
ユーリは、それとは違う、か。
[確かめる響きで呟いて]
…うん?別に?
仲良きことは羨ましきかな、って、くらい?
ゲルダちゃんとエーリッヒとか。
[張り付いた笑みは取れぬまま]
流れ、から、って。
[真実の織り込まれた言葉は、虚偽の紅と絡まり混乱を生む。
紅の意を問いただせないのは、動揺故か、認める事への忌避故か]
カミサマの、特別、扱い。
[呟きが思い起こさせるのは、目覚めの夢。
蒼が困惑を強めて彷徨う]
……べ、別に、そういうんじゃねぇよっ!
けど……けど、ほっとけねぇ、し。
約束もあるから、護んなきゃ、って思ってるだけだっつの……!
そー言えば。ブリジットさんと旦那さんにも妬けたけど。
もう、ブリジットさん、いないしね。
遺った絆は、この子だけ、っと。
[指先で頬を突けば、柔らかな感触。
固まりかけの血液が、まるで傷口のようにその場所に残った。
漸くに足を動かして、寝台の側へ。そこに赤子を寝かせる]
…約束?
[膝を折れば、好み纏う紅の色彩が揺れる。
惑う蒼を愉しそうに覗き込み。
殊更に軽い口調で尋ねる]
ユーリには、護る力、あるの?
[クロエの遺体をどうしたものかと考えていると、気付いたらしい自衛団員がこちらを伺っていた]
[簡単にいきさつを話し、遺体の処遇について尋ねる]
[返るのは心無い言葉。全てが終わるまで関わる気はない、と。
疑われ、殺されたものに同情はしない、と。
遺体を埋葬したければ狼を探せ、と]
……お前らがこうなるように仕向けたんだろうが!
[吼えるような声。だけどそれは一言だけで]
[軽く舌打ちをして彼らに背を向けた]
[クロエの遺体を野晒しにしておくわけにはいかない。
一度そのまま抱えようとして、まだ血が乾いていないのに気付いて
集会場に戻って毛布を取ってくると、それでクロエを包んで彼女が使っていた部屋に運んで]
[戻ってくると今度は血で染まった筏を洗う。
ほとんどは既に筏の隙間から河へと落ちていたけれど]
[河から水を汲んで、流して]
[消えていく痕跡に何も言わず作業を続けて]
[気が付いた時にはだいぶ遅い時間になっていた]
―外→二階・自室―
[部屋に戻ってベッドに横になると気が抜けたように大きく息を吐いた]
…まったく、勘弁してくれ、って。
[濃い血の匂い。
昨日から何度も嗅いだ匂い。
それに耐えるのは少しばかり辛くて]
[それでもまだ「自制心」が働いている自分に、少しだけ*笑った*]
[赤子の頬に移る紅。
言葉にならない不安は過ぎるけれど、手を伸ばせない]
約束。
曲、教えるって。
だから……。
[覗き込む、紅。
何故か、見返せない。
疼くような痛みは、何を訴えるのか、定かでなく]
……もしも、ある、って、言ったら。
何だってんだ、よ。
[掠れた声で、小さく、呟いた]
[眠りに落ちる前に漣のコエが聞こえた気がした]
出られたら
オレは……
[眠りに落ちる寸前だった意識は
コエを零しかけて闇に*溶けた*]
/*
突っ込みのタイミングがかぶった。
そして、扇風機を回したら、機嫌よくなった箱。
……熱か。熱のせいなのかっ。
あっついもんなぁ……。
あァ、なるほど。
[薄く細まった眼差しは、どうやら蒼と交わらぬよう]
…ユーリ。
そういうわかりやすいのは、肯定としか見えないよ?
普段のおまえなら、怪訝な顔して護る力が何か聞くだろ。
ま、別に…、
[唇から紅の舌が覗き、端から端へと]
聞いただけだから、どうだっていーんだけどね。
……うる、せぇ、な。
[肯定としか見えない、と言われ、軽く唇を噛む。
蒼はそれたまま、ダーヴィッドの仕種には気づけずに]
どうだって、いいなら、聞くなよ、な。
[吐き捨てるように言いつつ、壁に手を突くようにして立ち上がる]
……それ、より。
ここ、このままに、しとけない、だろ。
せめて、血、とらない、と。
…耳に痛いのなら、的を射た忠告ってことだよ。
そ、ね。
聞いてどうこうできるのなんてオオカミさんくらいだし。
[顔を伏せて笑い、立ち上がるのを見たなら、こちらも、ひょい、と]
ローザちゃんのために一肌脱ぐのはやぶやかでもないけどさー。
その前に二つ聞かせてよ。
具合大丈夫か、ってのと。
あと、オオカミさんは誰だと思う、ってさ。
/*
Σ
あれ。
普通にユリアン守護者なのか。
[クロエかと思い込んでいた人。]
しかし、そうか。
……また守護者希望競り負けたのか。
幻夢のランダ神は本当に。
それだとGJ出させて一気に雪崩れ込むほうがいいかな。
灰がいない(笑)
刺繍工 ゲルダは、盲人 カルメン を能力(襲う)の対象に選びました。
[狼なら、という言葉に、震えが走ったのは傍目にも明らかだった。
ふる、と首を振り、扉に手をかけ]
……大丈夫、だ。
頭、痛いだけ、だし。
[一つ目の問いには、短く答え。
二つ目の問いに、また唇を噛む。蒼の瞳には、はっきりそれとわかる、揺らぎ]
わかん、ねぇ、よ。
……お前や、ハインさんじゃなきゃ、いい、とは思ってる、けど。
[途切れがちの言葉にこもるのは、願いと、疑念の交じり合ったもの。
心の揺らぎは、まるで隠せてはおらず]
……倉庫、行って来る。
[一つ、息を吐いた後。
何かから逃げるように、その場から*駆け出した*]
[与える言葉の一つ一つに返る反応が、どうしようもない程、わかりやすいもので。
微笑ましいとさえ、向ける表情は語る]
…そっか。ありがとな。
……あぁ、おまえの場合、身体動かしてた方が良さそうだしな。
行ってこい、行ってこい。
[逃げるようなその背中に、ひら、と手を振った]
カミサマってのは、ほーんと、よくやるよねぇ。
[ユリアンを見送り、室内には、赤子と二人きり。
つい、小さく声を零す]
ま、ヒトの方がカミサマよりオオカミさんよりアレだけど。
つかこの場を作ろうとしてた俺が何言えるのよ、って話でもあるけど。
[よいせ、と赤子を抱え上げ]
あぁ、もう早く。
――…全部、台なしにしたいな。
[口端の紅を舌で舐め取ったなら、部屋を出て。
各個室を周り、ローザのことを伝えようと*する*]
[作るより、いつだって、壊したかった]
[大切に、大切に、積み上げ、作り上げ]
[それが脆く儚く、無惨な姿を晒すのが]
[堪えられぬ悦楽と、なっている*から*]
─回想─
あれ、ダーヴィッドさん。
まだ出来てないよ?…うん?
教えて欲しい…良いけど、難しいことはとくにないよ?
[台所で、ヒカリの為の水飴を煮溶かしているところに、ダーヴィッドから声をかけられて。
作り方を教えて欲しい、といわれれば素直に教える。ついでにおむつの替え方とか、ヒカリの世話に関する諸々を聞かれれば、知っている限りを教えた。
この子の面倒を見られるようにといわれれば、断る理由もなく。]
[粗方は話し終わっただろうか、それを見計らったかのようにダーヴィッドから休んでおいで、といわれて。
そんなことを勧められる程に疲れが見えているのだろうか、と無意識に顔に手をあてた]
え、別にだいじょ…そんなこと、ない、けど…
…うん、わかった。それじゃごめん、お願いするね。
[そう言うとヒカリを任せ、台所を後にした。]
[素直に部屋に戻れば、そのまま布団に倒れこむ。
ブリジットのこと、ヒカリのこと、エーリッヒのこと。
それら全てが頭の中をぐるぐると回って、纏まらないままに絡まっていく。
そして、口から零れ落ちるのは、ゼルに制止された、言葉。]
…………次は、あたしの、番だ。
[だって、そうだ。
赤い華を咲かせた人は、もう喰われてしまった。
蒼い華を咲かせているあたしは、あたしは──]
………やだ。
[怖い。死にたくない。喰べられたくない。
だって、だってまだ。]
…………ゼル……
[やっと、逢えたのに。
また、逢えたのに。死にたくない。]
しにたく、ないよ…。
[でも。]
─あたしは、喰われるんだ。─
[それは、確信に彩られていた。]
………ごめん、ゼル。
やっと、逢えた、のに。
[そう、呟けば瞳を閉じ。深い眠りについた。]
[そして─やはりその時はやってきて。
恐怖は抱く間も無く。
痛みすらも感じたのだろうか、感じたとして、それは痛みとして認識されただろうか。
首から肩にかけて華開いた、真紅の薔薇が。
あたしの時を、命を、奪っていった。]
─現在─
[美しい大輪の真紅の華に横たわる自分を見下ろす。
ただ、ただ。どうすれば良いか解らずに。
ここから離れたらどうなるのか、解らなくて。
ユリアンが入ってきたのを見れば、申し訳なく思う。
悲痛な声を聞けば、声が届かないのは承知で慰めようと。
そこにやってきたダーヴィッドを見て、固まるが。]
[そして、ただ。
二人のやり取りを見つめる。
ダーヴィッドの考えが理解できなくて。
ユリアンのことを心配して。
ただ、そこに立ち尽くす。
そして思うのは、残った皆の無事を祈ること。
ゼルが生きて、ここを出られるように祈ること。]
ゼルは…哀しんでくれるかな。
ううん、哀しまないで良い。
哀しまないで欲しい。
あぁ、死んだんだ。で、終わって欲しい。
[そして、変わらずに生きて欲しい。
哀しまなくても、きっとずっとあたしを覚えていてくれる。
それでいい、それだけで良い。
それがゼルだ。ゼルのやさしさだ。]
そんなゼルだから…好きになったんだもん。
……それに。
[哀しむ姿は、*見たくなかった。*]
―2F廊下―
[ロミルダは目を覚ましてすぐに、部屋を出た。
ぱたぱたと廊下を駆ける途中、何処かの部屋で話す声が聞こえたけど、それもあまり気に止めずに。
だからダーヴィッドがローザの死を知らせに回っていたのを、ロミルダは知らない]
―広間―
[広間の椅子の下に座り込んで]
…えと。
確認、するですよ。
[スケッチブックを手に取ってから、ちょっとだけためらったのはどうしてだろう。
ロミルダはだれかに言い聞かせるように言ってから、それを開いた]
ふぇ?
[ロミルダは最初ぱちぱちとまたたいてから、目を丸くした。
髭を生やした青い髪の人の絵、その隙間に昨日の海鳥]
…これ、
[青い鳥が幸運を呼ぶと言ったのは、何のお話だったか。
けれど今そこにいるのは、不吉な黒い色の鳥]
[ロミルダは緩慢な動作で、虚空を見上げる]
…ハインおじさんが、
人狼…ですか?
[問う先は『あの子』か、他か。
見つけるつもりで選んだというのに、ロミルダはなんだかすごく困った表情で、そこに*座り込んでいた*]
――集会所2階・個室――
[目が覚めてから外には出ず、部屋で刺繍をしていた。
布の上には取り取りの糸で縫われた花々が咲こうとしていた。中には朱や蒼もある。花としては珍しくはなく、ここに来る前から手にかけていたものだから、偶然に過ぎないけれど。
窓辺に座り、射し込む陽のひかりに眼を細める]
lu... la la la...
[歌詞の無い歌。
旋律は明るいものではない。
小さな声は、扉をノックする音により、消えた]
はぁい。
[手を止め、椅子に布を置く。
警戒するようにほんの少し扉を開くと、そこにいたのは子を抱えた男。]
ダーヴさん。
朝から、しかも子連れで夜這いは、感心しませんよ。
……というか。一晩中面倒見てたんですか、もしかして。
[警戒を和らげたか、扉を大きく開く]
ああ、あれですか?
ちょっと、仕事の続きです。
……気を、落ち着けたくて。
[昨晩の出来事がなかったような、そんな暢気なやりとりも、告げられたローザの死の前に失せる。
言葉を失い、ターコイズグリーンの瞳を揺らした]
……本当に。
止まってなんて、いられないんですね。
[沈痛な面持ちになり、視線を落とした。
ゆるゆるて頭を振ると、顔を上げて]
私……、先に下、行ってきます。
何かと要りようになるでしょうから。
[見まいとする言い訳のように返す。
軽く支度してから行くから、その間に、他の皆に報せて欲しいと告げた。子を預かるべきなら、言って欲しい――とも]
……ああ、そうだ。
[彼の去る間際、思い出したように口を開く]
昨日の事だけど、私、ダーヴが人狼とは思わない。
だって、……そう、聞いたもの。
[問われても、それ以上は答えない。
室内に戻り、荷を漁る。
着替え、デッサン用の鉛筆や紙、布、分けた裁縫道具の中には、針や糸、大小の鋏などが雑多に入っている。
そのうち幾つかをベルト付のポーチに移し、腰に巻いた]
さて、と。
[作業中の物も片して、窓から外を見やった。
空は青い。映す水面も、青いのだろう。
ロミルダの折っていた海鳥を思い出す]
……どうなったかな。
[祈りを捧げるように、手を組み目を閉じた。
唇から聖句が紡がれることはなく、細い息と共に零れた声は、誰かの名を呼んだに過ぎない。
誰の耳にも届かず、大気に溶けて消えた]
[手を解いて、階下に降りる。
ひとまずはと広間に入ったところで、椅子の下に座り込んだ少女が見えた]
……ロミルダちゃん?
隠れん坊でもしているんですか。
[結果を問うよりまず、そんな声をかけた**]
[───気づけば。
ブリジットは、自身の光が失われた場所でちょこんと正座して座っていた。
いつ頃からこうしているのか、何故自分が此処にいるのか。考えてもよく分からなかった。
頭を捻りながら、ポツリと呟く言葉は]
はてさて。
何かよく分からないけど、なんかすっごく体が軽いなあ。
例えるなら、便秘が解消した後みたい。
[赤ちゃんはンコか]
んー。
[ぐるりと頭を巡らせて周りを見渡せば、その瞳に移るのは8つの光]
おや。
なんか見え方が、「見る」じゃなくて、「視る」になってる。
なんかあったっけ?
[もう一度頭を捻らせて、記憶を探った。
思い出すのは、ヒカリを産み出した直後のこと]
───あ。なるほど。
私、死んだんだ。
[なんか、特に感慨が無いようにあっさりと言い切りました]
それにしても、なんで死んでからも、この力使えるんだろ?
普通、こういうのって死んだら使えないって相場が決まってない?
[やっぱり頭を捻るが、もとよりよく分かってない力だったので、答えなど出てくるはずも無かった。
───実のところ彼女の力は、死んでからも使えるのではなく、死んだ人間が、生きた人間を見たときの見え方なのであり、生前にその見え方をしていたほうがおかしいのである。
逆に言えば、ブリジットは元々、生きながらにして死んでいたとも言えるであろう]
まあ、いっか。
別に見え方が変わってても、たいした問題じゃないし。
[やっぱり彼女はあっさりとその問題を片付けた]
そんなことよりも、成仏できていないことのほうが問題なんだろうなあ。
まあ、確かに心残りはあるし。
でも、死んだ以上、生きた人間に干渉は出来ないしなあ。
[一瞬、思い悩むように、腕を組んだがすぐに]
とりあえず、見守るだけでもしよっかな。
運が良ければ、ヒカリの守護霊ぐらいにはなれるでしょ。
旦那様は……悪いけど、一人で頑張ってもらおう。うん。
[さらりとひでえことを交えつつ、ブリジットはヒカリを探して漂い、見つけたのならば、すぐ近くでちょこんと座って、ヒカリの姿を*見つめ続けた*]
─二階・自室─
[深い眠りから覚めたのは唐突。
光映さぬ瞳が開き、天井を見つめた]
……ローザ、あかい、はす。
これいじょう、ダメ。
……め、いたい……。
[両手で目元を抑えるように覆う。
声と動きに気付いたロートスが心配げにしながら、くるる、と鳴いた]
…ローテュ。
だいじょ、ぶ。
……ユーラ、は?
[気配がロートスのものしか無いことに不思議に思い、ユリアンの名を紡いだ。
ロートスにここに居るように告げ、どこかに行ったことを聞き。
「そ、っか」と短く言葉を紡いだ]
……やること、やらなきゃ。
[呟き、上半身を起こしたところで部屋をノックする音が聞こえる。
返事をすると、扉の開く音に続き聞こえるダーヴィッドの声。
状態を案ずる言葉に大丈夫と頷きを返すと、続けてローザのことを告げられた]
………。
[何も言わず、眉根を寄せる。
その姿は何かに耐えるように見えたかも知れない。
実際、先程から継続する眼の痛みに耐えていた。
カルメンがやるべきことを理解した今、今までその成果を挙げられて居ないことに対する戒めが纏めてその身に降りかかっていたのだ。
それ以降カルメンは何も言わず。
視えたのか、などと聞かれたなら、隠すことなく頷くことだろう]
―回想―
ああ。殺される気はなかったからな
[と、外へやってきたハインリヒに答えつつ気絶させることもできたのだろうか。などと今思ったところで仕方ないこと
ただ布を洗い。そして己の身を清めることに時間を潰し、そして時間がたった後。広間を一瞥した後。二階へと行き]
そういえば…ローザはどしたんだ?
[広間にいなかったような。気になることをいっていたような。気になると、ローザの部屋の前にいけば、気配はありながらも、そっとあけてみれば、疲れて寝ていたようで
また明日にでも…と、自室へと戻った]
[ダーヴィッドが立ち去った後、カルメンはベッドから降りる]
ローテュ、オカリナ、と、ほし、どこ、あるか、わかる?
[訊ねるとサイドテーブルから星の細工を拾い上げ、ロートスはカルメンに渡してくれる。
オカリナはここには無いらしく、手にすることは出来なかった]
そ、っか…。
した、いかなきゃ。
ローテュ、くる?
[一緒に来るかロートスに訊ね、来ると言うのなら肩へと乗せる。
多少重くとも、移動する分には問題はないだろう。
カルメンは星の細工を握りしめると、壁伝いに部屋を出た]
─倉庫─
[逃げるように駆け込んだ倉庫は、どこかがらん、として見えた。
相次いで布が持ち出されたためか、棚の一角はがらん、として]
……そんだけ。
人が、死んでんだ。
[呟きが重い。
圧し掛かるような頭痛もまた重く、深く息を吐いた]
/*
昨日のログを読み返して。
自分の馬鹿さ加減にへこみそうになりました。
どーしてゼルさんが狼の可能性とか一瞬でも考えたんだか。
最初に白判定出てるでしょうと。信じられない…。
そしてゲルダの反応を見ると…あれ、狼さん??
……大丈夫なのかし、ら。
さ、本日分のログ読んでこよう。
[共に来るかと問われた鸚鵡。
こきゅり、と軽く首を傾げ]
「いっしょ、いくー」
[あんまり悩んだ様子もなく、あっさり同意した]
[足音でうっすらと…そしてノックの音で完全に目が覚める]
…どうぞ
[懐に短刀が入っていることを確認して声をかければダーヴィッドが子連れではいってきて]
隠し子か?
[とりあえずお決まりな気もする挨拶をした
その後部屋を訪れた要件を告げられて言葉をしばし失い]
……わかった……ちょっといってくる
[その言葉にダーヴィッドは一緒についてきたか。先に出て行ったかは知らないが、軽く立ち上がり軽く体を解すように動かし身支度と荷袋を背負って、てから、慌てることもなく歩きだした]
/*
ああいや。まだそう(狼孤軍奮闘)と決まったわけじゃないですね。どちらにしてもどんな赤になってるのかドキドキです。
さて、独り言に逃げてないで表にもついてかなきゃ…。
/*
むー。
ハインさんのとこ、めっさ行きたいけど、俺は無理だなあ。
半分わざとだけど、占い情報ゲットしとらんしね。
しかし、占に接触すると霊情報が入らず。
霊に絡むと占情報が入らない。
……守護者やる時の機動、かたよっとるな……。
―ローザの部屋―
……ぁあ…
[本当に…倒れている
血の匂いが先駆けとしてどのような光景に鳴っているか教えてくれていたのに、光景を見てようやく把握したように呟いて]
…ばかたれが…一緒に楽団にいくんじゃなかったのか?
[教会と口にしていたことも気になっていたが。昔の話もしたかったのに、結局どれもできずに。逝ったローザを目の前に呟く。
いや、クロエを殺した己とはもう喋れなかっただろうか。]
―広間―
[びくりとした]
…ゲルダさん。
[振り返ったロミルダは、やっぱり困ったような顔をしていた。
直接尋ねられなければ、結果を言うこともない。
ただその手に裏側まで真っ黒な鳥が握られているのは見えただろう]
―昨夜―
[意識を手放してしまったカルメンの傍に佇む。
ユリアンが運ぶのと一緒に移動してまた同じように]
……望んでいたのは本当だよ。
[小さな声に黒瞳を伏せる]
結果がこれじゃ呆れられても仕方が無いけど。
[カルメンを手に掛けなかっただけマシなのだろうか。
唇に自嘲が浮かんだ]
[頭痛は途切れない。
『護るための力』を行使しきれぬ事と。
力ある事への反発がもたらす痛み]
……俺、どうすればいい?
[問いの答えはわかっている。
ただ、その選択を。
何者として選び取るかが、見えていない]
…………。
[幾度目か、唇を噛んだ後。
使えそうなものを、適当に引っつかんで、倉庫を出た]
─廊下─
[ついて来たロートスを肩に乗せ、壁伝いに廊下を歩く。
今までは気にならなかった、否、無意識に気にしようとしなかった鉄錆の匂いが鼻につく。
自然、それを厭うように眉根が寄った]
……だいじょ、ぶ。
[ロートスが心配げに鳴いたのに短く返し、階段の段差に座りながら階下へと降りた]
よかったな…俺みたいな変なやつの世話を焼かずにすんで
[でも彼女は楽団での生活を楽しんでいたのは知っている。]
よかったな…お前、疑いあって殺しあうなんて嫌だったろ
[しかし、それ以上に楽しいことも生きていればあっただろう]
よかったな…もう哀しむことも、苦しむこともないぞ
[でも、死んだ彼女にはもうそれはないのだな。とぽつりぽつりと呟きながら考える。
死出の世界は、肉体というしがらみから離れたものなのだろうか。もしそうなら自由な俺には似合いかもしれないがローザ…いや、逝ったやつらにとってはどうなのだろうかと。
ここにきてようやく考えもした]
[しばらく沈黙が降りて]
…探しに行くです。
[黒い鳥を握り締めたまま、ロミルダは立ち上がった。
何をともだれをとも言わず。
ゲルダが着いて来るのを嫌がりはしないが、何を言われても足を止めはしなかった]
―二階・自室―
[いつも通りに早く目覚めて(実際はさほど眠っていなかったのだけれど)
だけど、どこか重いままの頭を緩く振って]
[身支度を、と思った所にノックの音]
…ローザが?
そうか…他には報せたのか?
わかった。ありがとうな。
[知らせに来たダーヴィッドは伝えることを伝えるとすぐに立ち去った]
[不意に意識が抜殻となったはずの身体に引き寄せられる]
ハイン。
僕は自業自得だから。
[殺された恨みよりも救われた気分が大きかった。
ずれた物言いに肩を竦める]
……そうだね。
[物理的に場所を閉じているのは自衛団員たち。
溜息と共に肯定だけを呟いた]
ありがとう。
[運んでくれ、部屋を出てゆく背中に届かない礼を送った]
[倉庫を離れたものの、すぐに二階に行く気にはなれず。
ふと、思いついて足を向けたのは外、蓮のあった辺り]
っても、もう萎んでる……よ、な……って。
[足が止まる。
蒼が、見開かれた]
……なんで?
[掠れた呟き。
二日過ぎれば花を閉じ、種を抱えるために水中に没するはずの蓮の花。
それは、未だにそこにあった。
水面に映える色は、鮮やかな、鮮やかな──鮮やか過ぎる、真紅]
浴場管理人の娘 ロミは、刺繍工 ゲルダ を能力(占う)の対象に選びました。
浴場管理人の娘 ロミは、漁師 ハインリヒ を投票先に選びました。
[部屋を出て、ローザの部屋に向かう。
中の様子を覗き、ローザの姿を確認する]
[肩の損傷はエーリッヒのときと同じような。
そして感じた、彼と同じ気配]
[くしゃりと髪をかき上げ、すぐに立ち去る]
……。
[そしてそのまま、階段を下りて広間へと]
―→一階・広間―
[ぼぅっと、自分の部屋に立ち尽くしていた。
横たわる自分を見下ろしているというのも変な気分だな、と思いながら。
でも、ほかに何をすればいいか、わからなくて。
───そこに、入ってきたのは。]
『……ぁあ…』
[小さな、ため息のような呟きは。
彼の、ものだった。]
[しゃがみこみ、欠損が激しい肩の辺りの血を拭う]
…蒼な…
[餌といわれていた徴の微かな痕を見出す。次は私と口にしていた理由だろう
もしもあの時…と考えてやめた。意味がない。現実はここにある。]
[それから今までどうしていたのだろうか。
肉体の無い今、眠っていたとは思えないが、思考の海の中に沈んでしまってはいたかもしれない]
カル?
[気づけば目を覚ましたカルメンの近くにいた。
痛みを口にするのを見て心配そうに覗き込む。
ロートスの鳴き声が響く]
やること、って。
[胸がざわめく。
カルメンは口伝を知っている風なところがあった]
いかなきゃって。
…待って。
[追いかける]
『…ばかたれが…一緒に楽団にいくんじゃなかったのか?』
うん…ごめんね。
『よかったな…俺みたいな変なやつの世話を焼かずにすんで』
…あんたは変なやつなんかじゃないよ。
優しい良いやつだよ。
だから、好きになったんだ。
『よかったな…お前、疑いあって殺しあうなんて嫌だったろ』
うん…イヤだった。
…でも。
『よかったな…もう哀しむことも、苦しむこともないぞ』
…哀しいよ。ゼル。
あんたに、謝りたいのに。約束破って、ごめんねって。
[ふる、と首を横に振る。
流血を暗示するような、色彩。
ずっと身近にみていた花に、初めて、畏怖のようなものを感じた。
じり、と後ずさり、踵を返す。
やる事を思い出した──と、言わんばかりに。
布を運ぶつもりだった部屋へ、急いだ]
[広間を出て、階段のほうへ足を向ける]
ふぇ。
…ロートス、カルねぇ。
[見えたのは鮮やかな色の鸚鵡と、カルメン。
ロートスがユリアンと一緒でないのに首をかしげて]
…あ。
[その後ろから歩いて来るハインリヒを見つけて、ロミルダは足を止めた]
[ゆっくりと歩を進めながらカルメンは考える。
為すべきことをするとして、自分にはどんな手段があるのか]
…カーラ、は、えらべ、ない。
えらべ、ず、みえる、だけ。
じんろー、さがす、しゅだん、ひとつ、だけ…。
[その手段すら、為すことは難しい。
見えぬ眼をこんなにも苦に思うのは初めてだった]
―一階・廊下―
[広間に向かう途中で、同じように広間に向かうらしいカルメンを見つける。
階段の途中で声をかけるのは危険かと、そのまま後ろをついて行く]
[階段を下りて、その向こうにロミルダとゲルダを見つける]
ん?どうした、ロミ?
[どこかいつもと違う様子に声をかけて。
手に持った折り紙にはまだ気付かない]
おはようです。
…ロートス、今日はカルねぇと一緒ですか?
[1人と1羽には挨拶しながらも、後ろを気にしてか、ロミルダの声は何処かおぼつかない]
―2階廊下―
[聞こえたのは、決して明るいとは言いがたい旋律。
遠慮がちながらのノック>>123で、その音は途絶えた]
…おはよ、ゲルダちゃん。
子連れで夜這いをするほど、俺も野暮じゃないよ。
[一晩中と問われたなら、曖昧に笑って濁す。
それをごまかすように、室内で目に止まったものを問いかける。
その変じに多少なり表情は曇った]
ん…、そんな中に悪いね。良くない知らせだ。
[ローザのことを端的に告げる。
下に行くというなら、それを止めることはせず]
…あぁ、この子なら、まだ俺が預かってるよ。
知らせてまわるだけなら、ほとんど手、空いてるしね。
[そう言って、背を向けたとき>>125、背中越しに掛かる声]
…そう、聞いた?
誰に……って、大体は想像つくけどさ。
一応忠告するなら、それを信用するか否かは別問題ってとこかな。
俺を、その誰かさんが庇ってる可能性もあるんじゃないのー?
[間延びした声を残し、今度こそ別の部屋へと]
[カルメンに伝えた時には、どこか険しい表情を見て。
ゼルギウスの挨拶には、溜息交じりのツッコミの後、その親しさを思ってか、やや婉曲にローザのことを告げ。
ハインリヒには、言葉少なく通じたから、すぐに背を向けて。
伝えていないのは、これで、あとひとり]
――…れ?
ロミちゃん、居ないのか。
[各個室をまわり終え、見えない姿に首を傾げた。
階下だろうかと、階段の方角を見る]
おは、よ。
ローテュ、カーラ、と、いっしょ。
ユーラ、どっか、いった。
[一緒に居る理由を口にし、また首を傾げた]
ローミュ、なにか、あった?
[おぼつかぬ声に何かがあるのだろうと訊ねる。
後ろでハインリヒがロミルダの名を口にしたことで、彼が居ることには気付いたけれど]
[ハインリヒに問われて、ロミルダはゆっくりとそちらを見る。
広間で“見つけた”時と同じような、なんだか困ったような表情で]
…ハインおじさん。
話があるです。
[少し経ってから、口を開いた]
[ロミルダにどこか困ったような表情をして「話がある」と言われて]
[どこかいやな予感がした、けれど、それに気付かれないように]
話?オレにか?
[軽く、笑みさえ浮かべて]
[血で比較的汚れていない一房の髪を手にとり、刃を通すようにそっと切りとる]
もらってくぞ。
[髪を結い。ばらばらにならないように纏めて。懐に納め、立ち上がる。体を覆う布もない。昨日干した布は乾いただろうか
そこまで考えながら、ローザの部屋を後にして、階段へと向かった]
─1階・廊下─
……なに?
[布束を抱えて戻ってきたなら、そこには妙に張り詰めたような、何とも言えない空気があり。
足を止め、一つ、瞬く。
状況は気になったものの、上もあのままにしはしておけないから、と。
軽く、挨拶だけをして、階段を駆け上がる。
鸚鵡には、このままここに、と短く告げて]
─ →2階─
投票を委任します。
漁師 ハインリヒは、浴場管理人の娘 ロミ に投票を委任しました。
そう、ですか。
[カルメンにうなずいてから、ハインリヒのほうを向く。
途中で通り過ぎたユリアンは見ずに、ハインリヒとの距離は詰めようとしない]
さっき、みたですよ。
[軽くすら見える笑みを、ロミルダはじっと見上げた。
ずっと握っていたせいでよれよれになってきた黒い鳥を、両手できゅっと握る]
…ハインおじさんが、人狼ですか。
[尋ねるようでいて、疑問系ではない言葉を、ハインリヒに向けた]
………ゼル……
…ごめん、ね。
そんな、顔…させたくなかった、のに。
[身体から離れてしまった自分にも、涙は流せたのか。
頬を濡らしていく雫は、何にも触れることはなく。
ただ、落ちていくばかり。
そして何より、後ろめたいこの思いは。]
[あなたがあたしを連れていってくれることが、嬉しいということ。]
[歩きながら呟かれる言葉に眉が寄る。
それが正しいとも間違っているとも言えない]
ロミちゃん?
[見えないカルメンとは違い、その手にある折り紙に気がついた。能力の話は聞いたことが無かったが、引っかかった。
ハインも含めた三者で話し始めるのを緊張の面持ちで聞く]
[階下へ向かうゼルギウスの背中を廊下の奥から見送って。
入れ違いに、ローザの部屋へと入る]
「双花聖痕」は、導き手にして。
…甘美なる餌、か。
[徐々に黒ずみだした赤の中、微かに覗くのは、蒼の色彩。
なるほど、と柔らかく呟く]
─2階・廊下─
[通り過ぎた後のロミルダの声は、聞こえず。
聞こえていたら、引っ返していただろうけれど。
ともあれ、当初の目的通りローザの部屋へ向かおうとして]
…………。
[そちらから来る人影に気づいたなら、自然、歩みは止まる]
/*
告発は場所変えるべきかと思ったんだけども、時間が無いぽいので巻いてしまいました。
あとはカルねぇの本気が見たかったと言い訳してもいいですか。
[通り過ぎたユリアンも、目の前のカルメンさえも今は視界に捉えず。
見つめるのは小さな少女。
その手にある黒い物と、口にした言葉に、ほんの一瞬言葉を失くして目を伏せて]
……そうか
[少し間をおいて口を開く。
どこか笑ってえいるかのような声]
……お前が「捜す者」か……
[問いには答えず言葉を落とす。
それはそのまま「肯定」に繋がるのだけれど]
――回想――
[明確に問うことはない。
けれど、海鳥を象った折り紙を見て、]
それ――
昨日は、青かったですよね。
そういうこと、ですか?
[どんな答えが返ってきたとしても、勝手に納得の色を見せた。
少しの間、沈黙を置いて]
……ロミルダちゃん。
「一段落」ついた後で、構いません。
ちょっとだけ、お話する時間、頂けますか?
なぁに。
とって食いやしません。
――私達は『共犯者』ですからね。
[場違いに、悪戯っぽい笑みを作ってみせる]
聞いて欲しい、お願いがあるんです。
[探しに行くというロミルダを止めはせず、]
ロミルダちゃん。
人狼は、ただでは死なない――そうです。
気をつけて。
[投げるのは警告。
ロミルダとは別方向から目的の人物を探すといった素振りで、広間を後にした**]
[ロートスに短く告げる声。
ユリアンが戻って来たことに僅かな安堵。
また傍を離れる気配はそのままにし。
そうして聞くロミルダの言葉]
……ハーリ、が。
[みた、と言うロミルダ。
それが事実なのかを知る方法はカルメンは持ち合わせていない。
けれど]
…ハーリ、なんだ。
[ハインリヒ本人の言葉でそれは確証へと変わる。
同時に、ロミルダが本当に「視る」者であることも確信した。
ゆっくりと、ハインリヒの声がする方へと振り返る]
[ぐし、と涙を拭って。
足を動かす。
ゼルがあたしを連れていってくれたから。
あたしはゼルと一緒に行ける。
そう思って。]
…ロミ、ちゃん?
クロ、エ…?
あなた、も?
[そして見つけるのは、生きている彼らと。
自分と同じように、身体の枷から離れた彼女。]
ハ…
[沈黙が降りて、更に問おうと名を呼びかけ。
落ちた言葉が耳に届いて、ロミルダは息を呑んだ。
手に力がこもって、黒い鳥がくしゃりと潰れる]
…そう、ですか。
[一歩後退る]
――…うん。
美味しかったよ。
まあ、当たりだとは思わなかったけれど。
[今にして思えば、エーリッヒが倒れていた時――妙な素振りをしていた。
けれど、そんなのは後付けだ。
深い意味なんて、あの時は、特になかった。
誰だって同じ。
そう、思っていたから]
へぇ…
[空気を吐き出すような小さい声
短刀と極細の針に静かに荷袋から出した薬液を塗りつける]
…ぁあ…だから
[探すものという言葉。ロミルダは自分を人狼でないと尋ねていたことを思いかえす」
[止まったところで、何か言えるわけでもなく。
ふる、と頭を振った後、向かう先は当初の目的地──ではなく、自分の個室。
抱えていたものは、適当な場所に置いて。
荷物袋の奥に押し込んできた小箱を引っ張り出した]
ハインが、闇の住人。
[淡々と事実を受け止める。特に何も思わないのはもう死んでしまっているからなのだろうか。
それよりもカルメンの反応の仕方が気になってしまう]
ローザさん。
[声に振り返る。
自分と同じように、その場の他者から反応を示されない人]
……はい。僕も死者です。
[軽く目を伏せる]
―回想―
お話、ですか?
わかったです。
[ゲルダの言葉にはあっさりとうなずいて見せた。
悪戯っぽい笑みにきょとんとして、釣られるように見せた笑顔は、やっぱり困ったようなものになっていた]
お願い、ですか?
[首を傾げたけれど、その場では問うことはしなかった]
[自分はクロエがどうして死んだかなどわからない。
ただ、カーラを置いてきたのなら。
彼女は、きっと、精一杯に何かをしたのだろうと。
そう、思って。]
そういえば、預かったまま返せなくなったな。
この子。
双花のローザちゃんなら、ブリジットさんも安心だっただろうにね。
[腕の中には、奇跡の結晶。
その名前を未だに呼ばぬのは、男自身の気後れか]
ま、後でユーリが布持ってくるから、それまでは待って手よ。
…にしても、遅いな。
[ちょいと脅かしすぎたかと一人ごちて、部屋を出て。
今度こそ、階段へと]
[───また、意識が飛んでいたらしい。
しばらくして、ヒカリを抱いて歩き回るダーヴィッドについてふよふよと漂っていた自分に気づいた]
あー、えーと。
[空白の記憶を少しずつ思い出していく。
その間に知ったことは、ブリジットにとっては、急転直下の激動の出来事だった]
……んー。
色々、あったようだね。
[一言で表した]
[振り向いたカルメンにはその表情は見えない。
笑う…哂うその顔は]
そう…オレ、だ。
まさか本当に「見つける」とは、ね。
[隠すことなどする気はないのか、あっさりとそれを認める]
で…どうする?
オレを殺すか?それとも…
[言葉を切って哂う]
[今は、その力を完全に使うことは出来ない。
だけどここにいるのは子供と目の見えぬ女が一人]
[ゆらり、と]
[下がろうとするロミルダに一歩、近寄って]
[そして、ローザの部屋に入るダーヴィッドについていくと、そこに見えるのは光の無いローザとクロエの姿]
およ。
やっほ。元気?
[おおよそ、死者の出会いとは予想もしがたい軽さで挨拶をした]
[小さな筒状のものをとりだして、口につけ、息を吹き。空気の通りを確認する]
(どうすっかなぁ…今か…後か…身体能力わからないしなぁ)
[いっそ誰かに犠牲になってもらうか…なんて平然とした思考が浮かぶ自分に少々呆れて、軽く髪をかきあげる]
[元気?と問うその姿に、面食らいながらも微笑み首を傾げた。]
ブリジットさん、久しぶり。
んー、とりあえず元気、かな?
死んじゃってるけど。
[こちらも、軽い調子で返事を返した。]
…じんろー、なら。
ころす。
[はきとした言葉。
それがカルメンのやるべきこと]
[けれど、その手段が今はあるとは思えない。
それでも、引くことは出来なかった]
ころされて、なんか、やらない。
[言いつつも、男の動きは見えない]
[持ち込んできた箱を開ける。
中に入っているのは、装飾の施された、短刀が一振り。
母曰く、父が『自分に』と置いていったものだという。
父への反発もあり、ずっと、棚の中に置き去りにしていたそれ。
それを持ってきたのは、予兆だったのか、それとも]
……別に、頼るつもりじゃないけど。
必要になるかも知んないから……持ってく。
[言い訳めいた呟きが零れる。
鸚鵡が聞いていたなら、呆れたように羽ばたいたところだろう]
[当の鸚鵡は、場で交わされる言葉に、落ち着きなくくるる、と小さく鳴いているのだが]
…っ、
[階上にいるゼルギウスに、ロミルダは気がつかない。
いつもと違う風に聞こえる声に、身を竦めて]
人狼、なら、…やっつけない、と。
[呟いてはみたけれど、手にあるのは萎びた烏だけ。
辺りに視線を彷徨わせながら、更に一歩、下がって]
[伏せた視線を上げ、何とも言えない表情になる]
…僕は。
[殺そうとしたゼルギウスはローザと親しかった。
複雑な感情をどう表せばいいのか解らないままローザを見る]
あ、ブリジットさん。
[軽い挨拶と交わされるローザの返事に力が抜けた。
表情が苦笑に近いものとなる]
変わらないですね。
(んー…でもさっくり殺りにいっちまうか。どうせ死ぬか生きるかの二択なら生きるに賭けるしかないっしょ)
[そこまで思って、身を潜めるのをやめようとしたところで、子連れの男と目が合う]
…よぅ。まだ二階にいたんだな
[苦笑を浮かべるクロエに、屈託無く笑って。
生きている時と同じように。笑って。]
だって。
変わらないもん。
死んだって、ここにいて。
生きてる皆が心配で。
[そこで一旦言葉を切って、柔らかに笑って。]
変われないよ。
死んじゃってるけどねえ。にはは。
[生前と同じような微笑を見せて、二人に近づいていった]
まあ、死んだとか言っても、あまり変わらないし。
逆に言えば、死んじゃったんだから、あまりくよくよしてもしょうがないわけだし。
後はまあ、ヒカリが生き残ってくれるのならば、守護霊として長く残っていようか、なーんて思うぐらいだよ。
あ。そうそう。
二人とも、出産のときのお手伝いありがとね。
前のときのように「何もしてないから」なんて返しは嫌だよ?
[笑みを浮かべながらぽんぽんと景気よく話した]
ところで、ダーヴィッドさん。
自分より明らかに強いやつに挑もうとするとき。
人…女性が犠牲になることでできる隙を狙うのと。背後から襲うのと。どちらがいいと思うかな?
[唐突にそんな言葉を紡ぎながら、細い筒状物体に、針を装填する]
やっつける?
どうやって?
お前に何が出来る?
[くっ、と、喉の奥で嘲笑うように]
ここでお前とカルメンをやれば、オレが何かを知ってるやつはいなくなる…
あぁ、そこの鸚鵡も、か。
そいつは賢いからな。
[ロミルダに向けた顔は、いつものそれとは既に違うもの]
[変化こそしてはいないが、どこか獣じみた]
[弱いものを弄るのを愉しむような]
[向かった部屋には、人の姿はなく。
ほっとしたような、違うような、不可解な気分に囚われる。
ともあれ、亡骸に毛布をかけ、周囲の真紅を布で取れるだけ取り。
川の神への祈りの言葉を紡いでから、部屋を出る]
……そいや、なんかさっき妙な感じだったけど。
何か、あった……の、かな。
[掠れた声で呟き、階段の方へと足を向ける。
痛みは、多少薄れて。
代わりに、何か、急かされるような。
そんな心地がしていた]
そりゃ、全室まわってたからね。
後はロミちゃん見つけて伝えるだけなんだけど。
って、わけでロミちゃん見なかった?
[階下の様子には未だ気付かず、問いかける声は軽い。
足は止まることなく、階段へとかかって。
けれど、唐突な問いかけに、階下の様子を先に眺めようと]
…おまえね。
今、さらっと酷い選択肢上げたよな。
[呆れに似た声は、けれど、すぐに答えを選ぶことはしない]
[泣きそうな顔で、二人の女性を見る]
でも僕は殺そうとした。
止まることが出来なかった。
もう、止めることもできないっ。
[奥歯をギュッと噛み締める]
…ヒカリちゃん。
[何もしなかったわけでは、たしかにない。
あの時は生まれる命を助けたいと思っていた]
ロミちゃん…カーラ…!
……ぜ、る…?
[ロミとカーラに危険が迫っている、その場にいるゼルがダーヴィッドに問いかける言葉に、凍りつく。]
[でも、何を言えばいいのか、わからない。]
もう、関われないよ。
[カルメンに手を伸ばすクロエに、真顔で告げた]
すでに第3の壁が行く手を遮った。
その壁を破るには、長い長い時間をかけて培う自分の力によってのみ。
もしかしたら、短い時間でも出来る人がいるかもしれないけれど、それでも「今」は無理。
今は視るだけしかできないから、せめて、心だけは狂わぬようしっかりと保ちなさい。
[死について語る彼女は、普段よりも理論的で、少しだけ冷徹に見えた]
ああ、ロミちゃん?下にいるよ
今から人狼ことハインリヒさんに食われそうになるんじゃね?
[軽い口調とあわせるように軽い口調でいって]
ひどいかぁ…やっぱそう思うのが普通だよなぁ…
ま、ちなみに俺の答えは………殺れればどっちでもいいかな
[回答を出さないダーヴィッドにあっさりそんなことをいって、筒状のものを口にして、階段より姿を出し、息を鋭く吐き。毒を塗った針を階下に見えるハインリヒの背中に向けて放つ]
…でも、
[見たことの無い表情を見せるハインリヒを、ロミルダは困ったような、怯えたような、感情の入り混じる顔で見上げて]
でも、人狼だから、
…やらなきゃ、だめです。
[カルメンの言葉に後押しされるように、くるりと背を向けて、駆け出した。
逃げ出したようにも見えるかも知れないその足は、台所へ向かおうと]
…どう、いたしまして。
でも、こっちもありがとう。
ちょっとでも、お母さんみたいな気持ちになれたの、ヒカリちゃんのおかげだから。
[殺そうとした、と言うクロエに、微笑みを向ける]
…みんな、そうだよ。
きっと、あたしだって。
[生きてたら、そうする。ゼルを守る為に。そう言葉には出さずに呟き。
はっとした。]
……なに、してんの?
[階段付近の、二人の様子に、首を傾げる。
ゼルギウスの選択肢は、ぎりぎりで聞こえなかったが、多分、幸い。色んな意味で]
死んだ後に狂えるものになるなんて、誰も望んでいない。
安らかになってほしいと、誰もが願っている。
視るだけしか出来ないのならば、ただ心は強くなりなさい。
弱さにくじけそうになるなら、周りにいるものに力を借りなさい。
……例え、ここにいる人達が殺し殺された間柄であったとしても、今は此処を漂っているという仲間でしょう?
[言いながら、二人に手を伸ばしてみた]
[普段であれば、女性を犠牲にすることに即反発しそうなものを。
第三の選択肢を口にする]
…このさい、挑まないってのは?
[そうであれば、自分が楽なのだが。
まぁそうもいかないだろうと、首を振って]
って、ちょっ……、ハインリヒのにーさんが、って。
[そういう話の流れかと漸くに理解。
ゼルギウスの答えは、頭に入らず、だからこそ動きが遅れた]
…っ!?
[思わず片腕を伸ばし、その斜線を遮ろうと]
――集会所外――
[今日もまた。自衛団は遠巻きに集会所を見張っている。
彼らが強行手段に出るのが先か、終わるのが先か。いずれにせよ、そう長くはないだろう。
冷めたターコイズグリーンの瞳を向け、大きく、息を吸った]
役立たずの自衛団員さん方!
[初手から挑発的な言いようで声を投げる。
このほうが、彼らの気を引けるだろうと思ってのこと]
――人狼を見つけました。
[はっきりと告げる。
間を空けず、言葉を続けた]
取っ捕まえて、そちらに差し出します。
なんなら死体で。
渡したら、私達を解放して下さい。
[果たして、死したからとして、人狼だと目に分かるものになるとは限らない。
自衛団が納得する結果となるかは分からなかったが、報告へと向かうらしき自衛団員の姿に、その時は、それで十分だと思った]
[ロミルダはカルメンの後方側。
ハインリヒはカルメンの横を抜けるようにロミルダへと詰め寄るか。
話しながら歩むなら、その方向は声の聞こえ方で知れる]
[ロミルダに近付けまいと、その背中、服でも何でも掴もうと手を伸ばそうとして。
膝がかくりと落ちた。
気丈に振る舞っていても、震えが足に来てしまったらしい。
カルメンは床に座り込む形になってしまう。
その先でロミルダが駆けて行く足音が聞こえた]
[ブリジットから伸ばされた手は、躊躇なく握り。
クロエにも手を伸ばした。
けれど、視線は、生きている彼へと注がれた、まま。]
………ゼル。
知ってます。
触れられないのはこうして嫌でも知らされる。
でもっ!
[少し冷たくすら感じるブリジットの言葉に反駁する]
……心強く。
そう、僕は心が弱かった、から。
[ぐっと胸元に手を握る。
それからおずおずと伸ばされたブリジットとローザの手に触れた]
……なにしたって良い。
生きててくれりゃ、それで良い。
そう、思ってても…やっぱ、辛い…な。
[あんなふうになってるゼルを、見たことはなくて。]
…でも、やっぱ。
生きててくれりゃ、それでいいや。
[二人の手をギュッと握り締めた。
それはいつか、旦那がブリジットの手を握ってくれたように。
それはいつか、子供とブリジットが手をつないだときを思うように。
何も言わずに優しく。
ただ]
なら。
祈ればいいよ、生きててって。
何しても、どう足掻いても。
生きててって祈るしか、ないんだからさ。
[自嘲気味に笑いながら、ぎゅ…と強くクロエの手を握って。]
逃げられると思うか!
[逃げようとするロミルダを追いかけようとして。
背中に感じた小さく、だけど鋭い痛み]
[だけどそれを気にせずに走って、追いつきかけて手を伸ばそうとして]
……っ…
[視界が歪む]
[足がもつれる][それでも]
……お前、だけは
[伸ばした腕、伸びた爪は]
[ロミルダへと向けられて]
……、
[団員が見えなくなった後。
胸を押さえ眉を顰めた。
代わりが来るのは、時間の問題だろう。
は、と。笑うように息を吐く]
後は――…
[踵を返して内へと戻る]
ま。
色々と言っているけど、私だってヒカリが生きていて欲しいと願っているわけですよ。
わがままなことを叫んでもいんじゃない?
死んでまで、心を抑えるなんて、バカらしいしね。
それが、心を強く持つってこと。
マイナスだけの思考なんて思ってるもんじゃないよ。
挑まないってのはないな。それって死ぬっていう選択肢に繋がるしな
[きっぱりとダーヴィッドにそんなことをいいながらも、あたったのを確認して口の端を吊り上げ]
…で…ダーヴィッドさんは…なにを庇おうとしてんだ?
[遮ろうとするような動きをしたダーヴィッドに迷わず懐の短刀をだし、鞘から刀身を出し、抜いて突き出そうと…見せかけて。階下へとそのまますばやく降りる]
[優しく手を握られて肩の力を抜く。
ローザの声を聞きながら座り込むカルメンを見る。
どうしても心配顔になってしまうが、取り乱しはしない]
僕も。
カルには生きてて欲しい。
[ローザの言葉に頷き、目は瞑らずに祈る。
真摯に神に祈ったように。或いはそれ以上に強く]
お願い。
だ、め…!
[ロミルダを追いかけるハインリヒ。
声を聞いて手を伸ばしたが、足にすら触れることが出来ず。
壁にしがみつき再び立ち上がる]
[二人が駆けて行った方向へ、壁伝いながら向かって行った]
オレは、このまま奴らに…
だから、お前は…
お前だけは逃げろ。
一人見つかれば、人狼が見つかればあいつらも
[コエが、途切れる]
思うんだよ、ね。
[囁きは唐突だった]
場なんて、本当に在るのか。
場なんて、本当に壊れるのか。
壊れたとしたって、戻れるのか。
逃げたとしたって、帰れるのか。
……。
[同胞の言葉を聴く。
たとえ。
その台詞に心動かされたとしたって。
起こったことは、したことは、変わらない]
失ったものは、かえらない。
……人狼狩り……って。
[なんでいきなり、と。
問い返す余裕は、なかった。
飛んだ何かと、それを阻もうとする動きへの困惑と。
何より、下から聞こえた、甲高い鸚鵡の鳴き声]
……ロートス、どしたっ!
[慌てたような声を上げ、駆け出す]
[当の鸚鵡は、カルメンの様子にわたわたとしつつ。
その側に付き添うように、飛んでゆく]
うん。
皆、生きてて欲しい人がいるんだから。
生きててって、思うのは当然の権利だよね。
…生きたいって足掻くのも。
生きてりゃ当然の権利だから。
…たとえみんなが許さなくても。
あたしは、あんたを罪だと思わない。
[その場に居る者ではなく、視線の先に向けて呟く。届くことはないのは、わかっていても。]
…生きて。
…っ、
[後ろから追いかけてくる気配。
小さく悲鳴を上げて、それでも走った。
けれどロミルダの足が、ただでさえ男で大人のハインリヒに敵うはずはない]
……やっ、
[振り返ったときには、すでに手の届く距離までに迫っていて。
ぎゅっと目を瞑る]
[取り落としかけた赤子を、慌てて抱きとめる。
自身の手に、何も当たる感触は無かった。
それならば狙い通りいったのだろうと、眼の前の男の笑みからも確信し、軽い舌打ちを]
つか、知り合いが殺されそうになってたら、庇うだろ!?
…って、おい、それはこの子が危な――…っ
[両手塞がりでは応戦も出来ず、身を捩り不自然な姿勢でかわすのみ。
けれど、それがフェイクだと気付いたとして、追うには、踏鞴を踏んだ分、遅れが生じる]
[確かに痛みは走ったけれど、
それは身体の中心からは外れていた]
…っ、ふぇ…?
[痛みをこらえながら、ロミルダは目を開いた。
爪が掠めた左腕から血が流れ、ぽたりと床に落ちていた]
ユーラ、ローミュ、が、ハーリ、に…!
ハーリ、じんろー、なの!
[ロートスの甲高い鳴き声にかけて来たユリアンへと簡潔に言葉を紡ぐ。
ユリアンがその言葉を信じるかは分からない、けれどロミルダに危険が迫っているのも事実]
― 一階―
っと、カーラ。あんま無茶すんなっ
ちゃぁんと人狼は狩りとるしな。
[ダーヴィッドのことは後で、今はとどめを。と
フェイクによってダーヴィッドに止められるでもなく、一階へ上手く降りた朱蒼の疵もなく。特殊な力もなく。それに踊らされるだけのただ人という配役でありながら、躊躇なく行動をとろうと、カーラに一言いって、返事も聞かずに台所へ向かう]
あいっつ、どんだけ、場馴れしてんだ…!?
[予想外と言える程度には、滑らかな動き。
けれど、こちらにも、追わないという選択肢は無かった]
――…、
[後ろに聞こえるユリアンの声。
けれど、意識に留めるのみで、眼差しはハインリヒへと向かう]
……ハインさん、が?
[カルメンの簡潔な言葉に、ひとつ、瞬く。
それは、考えたくなかった可能性の一つ。
感情は否定に振れ。
『護り手』としての意識は、肯定に振れる]
なんか、よく、わかんねぇ、けどっ……。
[諸々、ごたごたした感情を、その一言でひっくるめて]
とにかく、ロミっ子があぶねぇんだなっ!
[それだけ言って、駆けた。
鸚鵡は、カルメンの側に留めたままで]
ゼーリュ!
ローミュ、たすけて…!
[無茶するな、と声をかけて直ぐに側を駆けて行くゼルギウス。
その背中に懇願するような声を投げた]
[視界が霞む]
[周りのざわめきは聞こえるけれど、誰が何を言っているのかは解らない]
[半ば獣のそれと化した腕に感じた感触]
[外した、と気付いて]
…この…っ…
[走ったことと、無理な獣化が毒の侵蝕を早めたか、間合いがつかめぬまま]
[腕を][振り上げて]
[だけど、その動きはどこか鈍い]
[離れ行く二つの足音]
…やっぱり、カーラ、なにも、できない…。
[やらなければいけないことを自分の手で為せない。
悔しさが込み上げる]
ローテュ…カーラ、どうすれば、いい、のかな。
[近くで羽ばたくロートスにぽつりと言葉を向けた。
星の細工を両手で握り、胸の辺りへと置く。
足はその場に止まったまま]
ただじゃ死なねーとか言われると…
ゼルが道連れにされてもおかしくない気が…!(汗
ゼル死んじゃったら泣くぞーーー!!!
[駆けた先、見えたもの。
獣と化した、ハインリヒの腕。
それが、狙うもの]
……やめっ……。
[無意識、身体がそちらへ動く。
二人の間に飛び込もうとするように。
動かしたのは、自分の意思か、それとも。
いずれにしろ、右手はポーチの中に潜ませていたものを、掴んで]
[流れ落ちる血を見て、ロミルダの目にじわりと涙が滲む。
足の力が抜けて、へたりと座り込んで]
ぅ、…っく、
[右手で腕を押さえながら、それでも再び上がる獣の腕を避けようと、それ以上に緩慢な動きで後退る]
[カーラの「助けて」という言葉には返事をしなかったのは、意識的にできなかったからで。同じように台所へと目指す男二人とともに歩んでるつもりはないが、ただ台所へ駆け込んで]
― 台所 ―
[傷つき、血を流すロミルダの姿と、ふらふらながらも半ば獣化した腕のハインリヒが目に入り]
ロミちゃん。逃げろ!!
[ハインリヒの腕が振りあがる。それは距離以前に、殺すことはできても、護ることに長けてない...はただ声を発し、短刀を逆手に持つ…その横をかけ、二人の間に割り込もうとする人影がいた。]
浴場管理人の娘 ロミが「時間を進める」を選択しました。
[赤子を抱えたままでは、当然走る速度とて遅れる。
それでも投げ捨ても、降ろしもせずに、カルメンの横を抜け、台所へ。
途中、ユリアンにも抜かされて。
ハインリヒとロミの対峙を見るのは、その背中越し]
――…おいっ、ユーリっ!?
[その間に割り込もうとするヒトの名を叫んだ]
浴場管理人の娘 ロミが「時間を進める」を取り消しました。
/*
とりあえず探り探りだった気がしたが、吹き矢してえがったのかな?…と
そしてここは当然ユリアンの見せ場と任せるとな
浴場管理人の娘 ロミが「時間を進める」を選択しました。
何事ですかっ?!
[喧騒の源は台所。
人の入り乱れるその場所に加わることは容易ではなかったけれど。
かろうじて、血を流す少女の姿は見て取れた]
[腕を振り下ろす直前、霞む視界を遮るように飛び込む影]
[僅かに聞こえた声に苛立ちをぶつける]
どけ!お前には用はない!
[払いのけようと腕を振って場を薙いで。
背後からの声に反射的に振り返る]
っ…邪魔を、する、な…っ!!
刺繍工 ゲルダは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
…なんだよ…あの動き
[横を過ぎていったユリアンをみて思わず足が止まってしまった。
それは行為そのものにも、そして動きについてもいえた。
あそこだけ、何か別の意思か。力が働いてるように見えて]
[払いのける腕は、後ろに身体をそらせて避ける。
が、避けきれず、爪が身体を掠め、紅が零れた]
……っつうっ……。
[痛みが走る。
傷は、浅いとはいえない。
けれど]
そっちがなくたって、こんなん、ほっとけねぇよ!
[苛立ちをこめた叫びの後、ポーチから引っ張り出した短刀を抜き放ち。
突きの一撃を繰り出す。
銀色の刃が、微か、光を跳ね返した]
[「捜す者」である子供に]
[腕を]
[だけど][もう]
[それが何処にいるのかわからずに]
[自分が何をしているのかさえ]
[もうわからずに]
っと、そんな場合じゃないか…ゲルダさんか。みりゃわかんだろ
[護れない己は、自分のために殺すだけ。と念を入れ
腕を振り回すハインリヒをみて、短刀を構える]
[もう一つ、また一つ、横を駆け抜けて行く足音と気配。
誰なのかまでは分からない。
先に駆けた人数と、今駆けて行った人数を数える。
今残る全ての者が、渦中へ向かったのを知った]
[自分以外の全ての者が]
……だいじょぶ、かな。
[ぽつりと漏らした声に、ロートスが小さく、くるると鳴いた]
ロミルダちゃん!
[少女の名を呼ぶ。
流れる血に。
困ったな。彼女が死んだら困るのに。
――してしまいそうだ。
そんなことを、何処か遠く、思った]
刺繍工 ゲルダは、浴場管理人の娘 ロミ を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
ちなみに、悩んでます。
ええ、悩んでますとも。
襲撃、どこ抜いてくるのかわかんないよー、よー。
表に出てる狼が落ちる、ってタイミングで、もう一方は見えてない状態だから。
ここで襲撃通さないと、というのはあるんだけど。
どこ抜いて来るんだよーう。
うわー、うわー、うわー。
……はずしたら、許せ!
……っ!
[胸元に感じたもの]
[一瞬、それが何かわからずに]
[次いでやってくるのは熱も似た痛み]
……ぐ…っ…
[毒に霞んで見えぬ目を見開いて]
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