情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
賭博師 アーベル は 人形作家 カルメン に投票した。
貴族 ミハエル は 人形作家 カルメン に投票した。
雑貨屋 ゲルダ は 人形作家 カルメン に投票した。
宿屋の娘 ベッティ は 人形作家 カルメン に投票した。
修道士 ライヒアルト は 人形作家 カルメン に投票した。
人形作家 カルメン は 修道士 ライヒアルト に投票した。
洗濯女 クロエ は 人形作家 カルメン に投票した。
細工師 イレーネ は 人形作家 カルメン に投票した。
行商人 ユリアン は 宿屋の娘 ベッティ に投票した。
細工師 ゼルギウス は 宿屋の娘 ベッティ に投票した。
宿屋の娘 ベッティ に 2人が投票した。
修道士 ライヒアルト に 1人が投票した。
人形作家 カルメン に 7人が投票した。
人形作家 カルメン は村人達の手により処刑された。
賭博師 アーベル は、雑貨屋 ゲルダ を占った。
行商人 ユリアン は、洗濯女 クロエ を守っている。
次の日の朝、行商人 ユリアン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、賭博師 アーベル、貴族 ミハエル、雑貨屋 ゲルダ、宿屋の娘 ベッティ、修道士 ライヒアルト、洗濯女 クロエ、細工師 イレーネ、細工師 ゼルギウス の 8 名。
[やっぱり同胞も面倒だと思う程度、
思い入れや何かがあるのだと知ると青い眼は細まった。]
……とにかく、進むしかないわね。
[今日から、明日へと。]
宿屋の娘 ベッティは、細工師 ゼルギウス を投票先に選びました。
中
やーんまた いだはずかしい。
でもって無事守護者襲撃。
仕事させたげられなくて申し訳ないけど…ゴメンヨウ。
そしてデフォは同胞でしt
/*
ちょ、ユリアーン!!
アーベルとゼルギウスとで何かやれって言ったろ!!
[無茶言うな]
そしてカルメンががが。
うーん、まぁ、出来なくは無いけど。
どうしよっかなぁ。
/*
つーか…また疑いにくい人ばっかり…
ああああああもおおおおおおおおおおお!!!!
投票デフォはまたベッティだしいいいいいいいい!!!
/*
よし、正しい判断だ。
今回は動きマズって情報に乗り遅れすぎたし、処刑に向けてエンジンも掛け損ねてたしな。仕方ない。
やりたいことはやれてたので不満はないです。
/*
あれ、私に1票も入ってないぜ。どういうことだ。
しかし、もうこうなると、狼の位置PL視点でだだもれだよね。黒い村側がいない。
かろうじてカルメンがその位置だったので投票避けたんだけども……―――。
これは、べッティ、アーベル仮想黒で行くしかないのか。
あえて、ゲルダに黒出しして自滅パターンも有りか。
しかし、それは狼仲間に迷惑かかるしな。むむむ。
[クロエからの言葉、作ったのは自分だからとそういう様子などを見て]
クロっちはいい嫁さんになるな。
いっそもううちにこないか?
[そんな言葉を返して、内心ではつらい思いを吹き飛ばそうと、
スープを口にしながら]
少し塩味多かったか……
[呟くのはそんな言葉]
/*
あ、こっちで来たか。
結局守護者って伝えられないまま死んでしまったよ。
示唆になりうる品も他の人じゃ意味不明だろうクリス一本。
…村側の皆さんごめんなさい(苦笑
そうだね、ゼルギウスからすれば危うい相手だし。
霊能張り付きだと邪魔だって襲撃されても文句は言えない。
やりにくくなったって人いたらエピで叱ってください。
さて。少し様子見しよう。よう。
襲撃情報は早々とありがとうです。呪を使おうと戻ったところでやられたって所になるかな。
/*
今から二人分いろいろ補完して、更に後でライに突っ込みたいんだもん!
……ユリアンは、拾いたいけどさーorz
やったらpt、たりねーしさーorz
/*
あ、ラ神が空気読んでる設定変更いらねぇなw
アーベル→ライヒときてここか。
ラ神的には男吊りを私にご所望のようだ。
[早めにスープを取る様子に少しバツが悪そうな顔をして。
相手が必要だと云われれば、あ、という表情を浮かべた。]
相手に関してはそれはそうなのだけど、ね
……其れはさておき、どんな感じなのだろうなって
イレーネさん、一見辛そうなのに凄く幸せそうに感じてたから
[父と母の記憶が乏しい娘は、ふと気になった事を訊ねた。
クロエから一緒に食べようと誘われれば、少し迷った後に応じて、
スープに口をつけ始めた。]
/*
と。あ。アーベル。
死者二人の間で動き困ってないかな(苦笑
どうにも手間を掛け捲っててすみませんです。くろねこさん(ぁ
でもって、昨日の占い結果読み間違えてたとは気付いてました。
ブリジット占って白>襲撃だったんですよね。黒出しじゃなくて、光灯ってない=死んでいる。夜会話するまで勘違いしてました。
となると、やっぱりライ=狼なのかなぁとか。
……全然違ってたらどうしよう(汗
やっぱり読めないのが能動役職やるのは良くないかしら。
[ライヒアルトから自分へも礼を言われれば擽ったそうに微笑んだものの。]
へ?
…私をお嫁さんにしたら大変だよ?
[ベッティからの唐突な言葉にきょとんとし、けれど続けた言葉はわざと冗談めかしたもの。
彼女の呟きには、そう?と言った後、彼女の方に顔は向けぬまま、美味しいよ?と。]
/*
キリングもしょっ引きもどんと来いな心意気です。
それにしても前村がバラバラ行動だったから油断してたけど、もっと早く宿屋に泊まって情報収集するべきでした。
クロエさん霊能者?程度の情報しか入ってないし、それすら信じきれてないし。
─宿屋・食堂─
[得られた許可にもう一度ゲルダとイレーネを見遣って]
………。
[緊張した面持ちでイレーネのお腹に手を伸ばした。
手に伝わる温もりに少し笑みが漏れていたのだが、急に感じた衝撃に驚いて手を離す]
わっ!
……動いてる…のか?
[弟も居らず母も亡くなっているために、このような体験は初めてで。
驚きに翡翠を丸くしながらイレーネを見上げた]
クロエがお嫁さんかあ
じゃあ、ベッティは旦那様なのかい?
[聞こえてきた幼馴染二人のやり取りにこてりと頸傾ぎ]
じゃあ僕、二人の子供にでもなろうかな?
[ミハエルから礼を言われれば、ベッティにお礼言ってね、と微笑んだ。
彼が先程のゲルダと同じようにイレーネのお腹に触れるのには、やはり微笑ましげに見守って。
イレーネには、疲れてはいないだろうか、と少し心配そうな視線を向けるが。]
[護りたかったのは、村全体が家族のような雰囲気すら感じていたこの村全て、でもあったかもしれない。ブリジットの呼び方が変化したのも、その辺にも理由があったはずだ]
甘くなくっていうなら、以後ラヴクラフトさんと呼ぶね。
[麓で執筆活動を始めた彼女にそう言ったのも、自分の方からだったはずなのに。もう忘れられてしまったかもしれないけれど]
―宿屋食堂―
[ゼルギウス>>3:281がたじろぐ様が愉しいのか
僅かばかり目を細め二人を見遣る。
言われた薬は食事が済んでから持ってくるか、と
青年は再び匙を口に運ぶ。
ベッティ>>0とクロエ>>5の遣り取りには瞬くも
仲が良いなと思うのみだったのだが
ゲルダ>>7が子供になると言い出せば、軽く噎せ掛けた]
ほんとにお前さんら、仲がいいなぁ。
[思ってた事を思わず呟く]
ベッティが旦那様かぁ…
旦那様のほうが可愛いのは困るなぁ。
[ゲルダの疑問にはそんな返事をして。
子供になろうかな、と言われれば同じように首を傾げ]
ゲルダが子供だったら、心配で目が離せなくなっちゃうよ。
怪我してないかとか怪我してないかとか。
[そんな事を言って、ねぇ、とベッティに同意を求め。]
/*
なんて過去を捏造してみる。
ユリアンの妄想じゃないといいな(苦笑
霊としてはまだ動きたくないんだ。うん。
アーベル、やっぱり大変そうだし。
あと、お前には言っといても差し支えないだろうから、言っとく。
……呪力が回復したら、ライを視る。
[幼馴染を見る、という、宣。
何故、と問われたなら、微かに笑む。浮かべるのは、賭博師としての、笑み]
……ALL-In,Re-raise.
どうせ賭けるんなら全力で、勝っても負けても笑える所に賭けるのが、俺の主義なんでね。
[賭博にちなんだ物言い。
返されるのは、呆れを帯びた言葉か。
そうだとしても、ただ、楽しげに笑んで]
……さって、んじゃ、俺らも降りようぜ。
なんか、食っとかないと身体もたねぇし。
お前、相方の世話もあるだろ。ほっといて蹴られたら、洒落にならねぇんじゃね?
[一転、冗談めかした口調になって言う頃には、荷物を置いたカルメンも姿を見せて。
そちらにも下へ行きましょう、と声をかけると、賑わう階下へと向かった]
中
まー地味に狼COも出来るだろうしいいかねぇ。
そろそろ表にどっちか出たほうがいいけど
ライ潜りたそうだからこっちが出るか な
あ…ライ兄大丈夫?
お水持ってこようか?
[ライヒアルトが噎せたのに気付き、そういいながら立ち上がって。
続いた言葉には、きょと?と首を傾げた]
うん、仲良いよ?
ゲルダもベッティもブリジ……あ…。
ご、めん。お水とってくるね。
[ブリジットも、と無意識に続けかけて口を閉ざし。
顔を見られぬように厨房へと向かった。]
あ…ベル兄。
ユリアンさんたちも、ご飯食べない?
私、用意してくる。
[階下に降りてくるアーベル達に気付けばそう声をかけ。
返事も聞かずに厨房へと入った。]
そうだね、御腹に触れてる時は、とても、すごく
[こくこくと頷いてイレーネへ話しかけた。
掛け替えのない、望まれた命を宿す母の姿は尊く想えた。]
僕も、好いかな
[ミハエルに続きそっと、慈しむように腹へ触れて。
動く様子に、わ、と感嘆を漏らす。]
…また触れさせて呉れて、有難うなのだよ
無理させてたら御免ね
[気遣わしげな眼差しを送り詫びようと。]
―宿屋・食堂→厨房―
食器片付けて来るぜ。
[皆が食べ終わる頃、そう皆に言い席を立ち厨房の方へと。
それはアーベル達が戻ってきてしばらくたってのことだったか、
厨房で食器を洗いながら]
後で確認もしたいけど、なかなか二人っきりになるってのは難しいしな……。
[それはアーベルとのことで、呟きながらもかなわぬなら仕方がないかと、その言葉は内心に]
―宿屋 食堂―
[やや夫と幼馴染とのやり取りは気になりはしたが、
今はミハエルやゲルダに気が行ってしまっていた為気づけずに。
ただ周囲の娘らの会話には、くすと小さく笑みが零れた。
仲がいい、それには同様の評。]
―宿屋食堂―
ん、平気だ、って……。
あ………。
[クロエを止めようと声を紡ぐがそれはならず
厨房に行く彼女を目で追う。
ベッティの言葉にはコトと首を傾いで]
そっか……?
お前さんたちほどじゃねぇとは思うけど。
ま、悪くはないな。
[スープの皿は空になっていた。
皿と匙を厨房に持って行こうとすれば
ベッティが先に其れをやってのけた。
口実を失い思案げに漂う眼差し]
むぅ、ライヒ君もクロエも…
それじゃあ僕が毎日怪我してるみたいじゃないか
[青年が噴く様子にくちびるを尖らせながら唸る様子。
暫くそうして談笑していると、クロエが席を立つ様子に瞬き。]
クロエ…?
[心配そうに席を立とうとしてみたが。
ブリジットの名前を出しかけた時の事を察してへなりと眉を寄せ。]
―宿屋・厨房→―
[厨房で一人皿洗いをしながら]
なぁ、なんでだ……。
[呟く言葉はどこに向けてか、胸中にあるのは死んだ幼馴染のこと、
どこか上の空でしばし食器を洗いながら、皿を一枚落として]
やっちまったな……
[皿の破片を拾い、途中指を切りながらそれをごみ箱へと。
ダーヴィッドの死について聞いたのは皿洗いから戻ってから、誰かから話を聞いてのこと**]
ライ兄、お水待たせてごめんね。
ベル兄たちも、ベッティがつくってくれたんだからしっかり食べるんだよ。
[程無くして厨房から戻ってきた時には、常の様子を取り戻して。
ライヒアルトに水を渡し、アーベル達に食事を出して微笑んだ。
ベッティに許されれば片付けを手伝ってから、そうでなければ食事を済ませてすぐに立ち上がって。]
少し、風に当たってくるね。
[そう言って、外へと向かう。
蒼鷹を見れば、一人で大丈夫だよ、と微笑みを向けて。]
―宿屋 食堂―
[そう、とゲルダの評には穏やかな表情を向ける。
夫が隣に居る事も、今の安定を担う一つになっているのは間違いなかった。
自分もと、告げる娘には同様に頷いて返して。
その様を慈悲深く見守っていた。]
どういたしまして。
無理はしていないから平気よ。
[侘びには揺ると首を振り。
この状況に比べれば、なんて無粋な言葉は、
その笑みの下に密やかに隠しておいた。]
―宿屋食堂―
[毎日とは言わないが生傷が絶えない印象があるゲルダ。
チラと深緑の眸を向けて]
そういや、手首の具合は?
あと、切り傷、そろそろ良くなったか?
[案じる言葉を掛けた]
あー……。
考えなしの言葉で辛い事思い出させちまったからな。
[気になるかと問われればそう返事をする]
そうだな。体力落とすわけにはいかねえ。
ナーセルには昨日の内に遅くなるかもと言ってあるから大丈夫だ。
そう何度も機嫌損ねるようなことするもんか。
[カルメンも出てきたならばそんな軽口の応酬に終始して、食堂に向かった]
─宿屋/食堂─
[妻の周りで起こる会話に、夫であるゼルギウスの相好も笑みに崩れる。]
本当に、皆に幸せをくれる佳い子だなぁ……―――。
[産まれてもないのに、親莫迦っぷりを発揮してほのぼの。]
――……そっか、べッティさんもお嫁さんになるのが夢なんだねぇ。
[べッティの視線を受けると、やや間をあけてポツリと、すこぅしだけ困ったような微笑を見せるのは、今朝方のアーベルの答えを思い出して。
それは彼の気持ちは彼にしかわからずとも、放浪する性を見てのこと。]
[一人で歩いていても、こちらに声をかける者はなく。
自衛団の者からは奇異の目を向けられていることに気付きはしたが、そちらを向くことはしなかった。
ふらりと歩いていく先は、祖父を亡くしてからほとんどの時間を過ごした湖畔。]
………ブリジット…
[洗濯小屋の近くに座り込んで顔を伏せ、幼馴染の名を呼んだ。]
/*
とりあえずアーベルのに返して、移動。
あ、メモは拝見しました。ゲルダちゃんの言葉が沁みる。
イレーネさんは描写希望ありがとう。
そしてミハエル。やはり君は同志だなっ。
でも無理はしなくていいんだからね。とも言っておく。
だって俺が昨日やっちゃったせいだものorz
/*
ああああああ。
武器が武器だけに描写考えて行くとどんどんグロく、って言うかエグくなって行く気がする。
どうしよう、別の意味で悩み始めた(滅
[クロエに水を渡されても感謝の言葉が何とか紡げただけ。
それを一気に呷るとゆると立ち上がり青年は一度部屋に戻る。
荷物の中から何やら取り出し再び食堂のゼルギウスの傍へ]
――…ちゃんとメシ食ってからにしろよ。
あと、時間をみつけて診せに来い。
[小声で囁き、テーブルの下のゼルギウスの膝に
彼が望んだ内服薬の痛みどめを置いた]
どうして、ブリジットが襲われたの。
なんで、私の目は、生きてる人に使えないの。
そしたら、ブリジットは、死ななくて済んだかもしれないのに。
[どうして、と。繰り返し小さく呟いて胸に沸くのは、自身を責める言の葉。
誰かが犠牲にならなければ使えない瞳を、悔やむ言の葉。]
…あんなこと思ったから、罰が当たったの…かな。
[だとしたら。
ブリジットが死んだのは自分のせいかと。
そんなことを思う。
そうでないことは解っていても、行き場のない思いはどうすることもできず。]
[ユリアンが自分のことを「ジットちゃん」と呼ぶのに、ハッと笑うと、]
…………ああ、そうか。昔はそんな呼ばれ方もしていたか。
[そう言って、スッと目を細める。]
[そのまま、言葉少なに食事を終えて。一つ、息を吐いて立ち上がる]
……なんか、今んなって、どっと疲れたかも……少し、休むわ。
[疲れの理由は、呪によるものとわかっているから、少し眠ればいいのはわかっていた。
案ずるように鳴いて腕に止まる蒼鷹を、軽く、撫でて。
自室に戻ると、文字通り糸が切れるようにベッドに倒れこんで、意識を手放した**]
[厨房でぱりんと皿が割れる音を聞き、席から様子を覗い。
クロエ達の様子を想うと肩を落とす仕種。
娘自身も悲しくない訳もないが、二人の事を想うとそうは行かなくて。
押し黙りイレーネに大丈夫だと云われれば、
淡く口許だけ笑みを作り。]
―――…ン
進むしかねぇな。
[同胞の聲に小さく返し――
ややしてから、ぞわりと背筋を這うような怖気がきた。
獣の本能か虫の知らせか]
……イヤな予感がする。
[柳眉を顰め独り言ちた]
…手首は、痛まないのだよ
でも少し、痕が残ってしまうかもしれない、かな
[手首の処置に触れながらライヒアルトに応え。]
脚の方もだいぶ良くなった所だね
―――でも、こんな傷よりも、クロエ達の方が、
もっとずっと、痛い、よ
[へなりと泣きそうな顔になり]
……かなしいも、つらいも、
皆抱えちゃうから…クロエを本当の意味で支えて呉れる人が居たら好いなと想うのだよ
やっぱり僕、男の子じゃないから駄目だね
/*
とりあえず、pt温存しとこう。
ちなみに、吊られるなら吊られるでもよいのよ(待。
……つか、占い師表にでなくてすまんorz
なんつかね、こーね。
別に俺に合わせて潜伏しなくてもいいのよ?
乗っ取る勢いで突き進んでくれていいのに(待。
……いや、なんだ、すまん。
普通にやってると、信頼を築こうとするパターンの占い師が多いんで。羽月オトさんとか。
ちょっと、おかしな方へ行ってみたくなったんだorz
……嫌な予感?
[同胞のコエにはきょとりと青は瞬く。
こちらにその予感が伝わらないのは何を意味するか。]
ん……気をつけてね?
[やはり一人ユリアンを襲わせるのも…と思いつつも、
やはり夫のことが気になるのと、
一度決めた事を覆す事はせずにそう言葉をかけて。]
痛まないなら良かった。
痕、か……。
消えると良いんだけど、な。
[処置が拙かったかと微かに柳眉を寄せ
ゲルダの手首へと視線を向けた]
――…痛いのはお前さんもだろ。
大事に想う者を支えるのに男だからとか女だからとか
そんなの関係ないと思うが……。
[やれやれと肩を竦め慰めようとゲルダの頭に手を伸ばす]
心配なら見にいけばいいだろうに。
――…迎えに行ってやるから
戻ってきたらちゃんと話すと良い。
[そう言い残して青年は少し遅れて外に出た]
……ブリジットが聞いてたら、また怒られちゃうかな。
[顔を伏せたまま、自衛団詰め所でこの目のことを告白した時のことを思い出す。
あの時ブリジットが言ってくれた言葉は、この胸にしっかりとした温かさをくれた。
無論、皆の言葉それぞれが今の自分を支えてくれているのだけれど。
それらを一つ一つ思い返していた最中、ふと顔をあげた。]
……そう、いえば。
[宿屋に戻ってからこの目のことを告げた時のアーベルからの囁き。
あれは、まるで自分にも力があるような口ぶりだった。
伝承については御伽噺程度にしか知りはしないが、自分の力以外では確かあと二つあったはずで。]
ベル兄に、聞いてみようかな…
[答えてはもらえないかもしれないけれど、もしかしたら。
これ以上誰かが犠牲になる前に人狼を止められるかもしれないと。]
[そう考えたものの、すぐに思い出す。
人狼、すなわちブリジットや自衛団長を襲った者があの中にいると。
それが誰であっても、きっと自分は辛い。
他の皆もそうだろう。
仮にアーベルが何らかの力を持っていたとして、既に辛さを抱えていたら。
そう考えると、問うことは躊躇われ。
結局、また顔を伏せ、足を抱えた。]
……どうしたら、いいんだろ…
[ミハエルの時は別荘が見える湖畔に居た。
クロエも家に戻っているだろうか。
他に思いつかぬ青年の足は洗濯小屋へと向かう]
――……。
[暫く駆ければ足を抱える人影>>43が見えた]
なーにが、どうしたら、なんだよ。
……済まなかったな。
辛いこと、思い出させた。
[歩み寄り隣に立って謝罪の言葉を紡ぐ]
洗濯女 クロエが「時間を進める」を選択しました。
…消えなかったらクロエに心配されちゃう
[寄せられた視線に擽ったそうに微笑んで。]
そうかな、でもね、
女の子と一番仲良くできるのは男の子なのだよ
[ぽふりと頭を撫ぜられながら、わと声を上げて。]
……うん、行きたいけど、
僕にちゃんと話して呉れるの、かな
そうだと好いけど…
[外に出る青年を見ながら、自分も立ち上がり
どうしようかとして。追いかけたかったけれど、
結局は扉の前で立ち尽くして。]
─宿屋/食堂─
[やがて食堂にアーベル、ユリアンとカルメンの姿も見えただろうか。
ユリアンに、またいつもの何か言いたげな眼差しを送るも、結局なにも謂わなかったのは、それが無駄になることを識っていたから。
彼らの登場の後、クロエが表情を変え厨房へと行くを紅は見る。]
何者よりも護りたい存在、か……―――
[自分のようにはっきりとそれが見えぬものは、何を選ぶのだろうと。
ゲルダが零した言葉をなどる。
と、厨房で食器の割れる音がした。
べッティだろうか、と思えば、彼女は友達よりアーベルを選ぶのだろうか?と取りとめもなく思う。]
ふははははは!!
どうした人狼、その程度か!?
自慢の牙も爪も折れたぞ、他愛もない
ふ、冥途の土産に教えてやろう
貴様の父親を屠ったのは私だ!
歯噛みして死ぬがいい!
きええーーー!!
[幾つかの会話を交わした後、クロエが風に当たりに出て行くのを、また紅は無意識に追った。その間のスプーンを口に運ぶ動きは酷く緩慢で]
あ、ごめん。ありがとう。
[ふっと気がつけば、膝の上に痛みどめが乗っていた。
深緑を見詰め、小さく礼を向ける。]
…、……―――。
[ちろっと妻を伺えば、明らかに夫の健康に対する不安が見てとれて、それ以上の不安を与えぬよう食を進め始める。
咀嚼しながら、アーベルが去るを見、ライヒアルトがゲルダを慰めクロエを迎えにいくを見、裡でどうやって妻にとがめられずに薬を呑むか算段を重ねていた。]
ふぇ?
[顔を伏せていたところに聞こえた声に、素っ頓狂な声をあげて。
慌てて顔をあげるとライヒアルトの姿があり。
謝られれば、ううん、と首を振って笑みを作った。]
大丈夫。
ごめんね、変な心配かけちゃって。
それよりライ兄、ゼル兄のこと診てきたの?
あ、ゲルダとベッティの手当て、今日はもう湿布取り替えてくれた?
私はもうちょっとのんびりしてくから、ライ兄は早く戻ってあげて。
[そういって問いかけ、宿に残っている人たちのことを思う。
イレーネやゲルダはライヒアルトが居ないと心配するだろうと。]
[ライヒアルトが来てくれたことは嬉しく思うけれど。
自分には、優しくされる資格は無いとも思う。
ライヒアルトを見上げ、心配をかけぬように微笑んでみせた。]
女の子と一番仲良くできるのは男の子か……―――。
男の子もね、女の子の為にきっと一番強くなれるんだよ。
[もそもそっと、かゆを食べながら、立ちつくすゲルダに慰めなのかなんなのか、相変わらず佳く判らない言を向けた。]
ミハエル君もきっとそうだよ。
[とりたてて他意はない様子で、何故かその場に居るのならば、ミハエルに話をニコニコと振るのだった。居ないのならばそれはそれで。
――……その表情の下、貰った薬をどうしようかと、もぞもぞ手を動かしながら。]
─宿屋・食堂─
[食事を進めながら二階に居た残りの者達が降りて来るのを見て。
ふと、カルメンへ視線を止めると]
(…そう言えば。
人形はどうなったんだろう…)
[自分が依頼した人形は完成をみているのだろうか、と。
考えた途端、完成しても見ることが出来ない可能性を思い出した]
──カルメン、僕が依頼していた人形は、どうなった?
[問いの返答はまだ終わっていないと言うもの。
それを聞いてあからさまに落胆した]
[あげられた声にきょととするも
クロエの表情が笑みに変われば安堵の色を浮かべる]
謝らなくていい。
謝るのは私の方だ。
あ、ゼルギウスか……?
どうもイレーネに隠したい風でな。
無理に診るのも悪い気がしてな。
ゲルダとベッティはー…、あー…
取り替えてねぇがゲルダの方は痛みは引いたってさ。
……って、ひとの心配ばっかだな。
もうちょっと自分の心配もしようぜ。
[やれやれと肩を竦めとクロエの隣に腰を下ろす]
……え、作るのは継続出来るのか?
[それを見かねたか、作りかけの人形を持って来ていることは聞けて。
僅か喜色を浮かべる]
完成、楽しみにしているからな。
[その時はそう言って、食事を終わらせたのだった]
ン―――…
[外を少しだけ覗いてみるが当然望む人陰は見えず。
出入り口付近の椅子に座ると脚を抱えるようにして。
イレーネ、ゼルギウスの二人のやり取りを見詰めながら、
何処か落ちつかなさそうにしていた。]
帰るなら一緒にだ。
連れて帰るって言って出てきたしな。
[クロエの笑みからその心は知れない。
軽く笑みを彼女に返してから湖面へと目を向けた]
―宿屋 食堂―
[幼馴染がカルメンとユリアンを伴って降りてきたり、
皿が割れる音がしたり、クロエが出て行ったりとしたが、
夫の傍を離れる程の理由にはならずに。
別の幼馴染が夫に何かを渡したのには気づかず、
何となくそわそわとした夫の様子を見て、少し首を傾げたが]
ゼル、お水いる?
[水でも欲しいのかしらと尋ね、所望されれば席を立ち、厨房へと向かおうと。]
厭な予感するなら、
私のことは構わずに一番確実な方法で食事してね?
[リヒトには色々だだもれであるから、
却下されそうな言葉を聲に乗せた。]
そうなの?
ゼル兄が隠そうとするんじゃ、イレ姉余計心配しそうだけど。
ゲルダは、そっか…良かった。
それじゃベッティに…って、ライ兄?
[大丈夫かな、と宿屋の方角に視線を向けて。
ゲルダは痛みが引いたと聞けば、少し安心したように表情を緩ませた。
ベッティがまだらしいと思えば早く戻って、と言いかけたものの隣に座ったのを見るとその顔を見てきょとんとした。]
[同じ罪悪感をダーヴィッドに対しても少しは感じているのだけれど、それほど強く思わないのは、いや、思えないのは。
奇行っぷりしか目にしなかったからだろう。
ベッティなどは助かったと言っていたが。
あれも結果オーライだっただけだと思っているし]
――…イヤ。
お前さんこそしっかり食っておけよ。
腹が減って目を回した、なんて笑えねぇぞ。
[ヴァイスルヴに軽く聲を返す。
案じながらも同胞が聞いているから
冗談めかしたものになるのだけど]
ん……。
[珍しく狩りの前に重い口調の同胞に、
不安要素を思い描くも明確には思いつかずに。
夫ののんびりしたようにもみえるコエが聞こえれば。]
駄目よ。
……やっぱり今日は、ヴァイスの傍に居る。
それとも、居ない方がいい?
[何となく、隠し事をされているような気配を察してか、そんな言葉を口にする。
心配が半分、そう言うと夫が困るのは分っていて言う、意地悪さが半分、といったところ。]
え?
[隣に座り湖面を見つめるライヒアルトから言われた言葉に、約束の相手が誰か推測できて。]
…ごめんね。
心配かけたくなくて出てきたのに。
[ライヒアルトが来る前と同じ姿勢に戻って、小さく謝った。]
/*
あれ、もしかして……と思うことが(ry
もし、私の所為でもにゃっとされてたらごめんなさい。
こう他者の恋愛RP関係への突っ込みはさじ加減が難しくて。
とくに微妙な感じのところは……触れない方がいいのかなぁ。
多分、私というPLにもにゃっとされたことがある方は、そういうところだと思ったり思わなかったり。
毎回気をつけようと思いながら、毎度やらかしてる気がする。
隠しきれなんてしねぇのにな。
あいつ、すぐ顔とか態度に出るから。
それでも、……心配かけたくないから黙るんだろうな。
[苦い笑みを浮かべクロエに頷く]
え、って、何だよ。
一人飛び出したお前さんをほって帰るほど
薄情な男にみえるか?
[見えるから言われたのかもしれないと思えば
カリカリと後ろ頭を掻いて]
心配の一つや二つ、掛けても誰も文句言わねぇよ。
この村のやつらはほんと甘えるのが下手だねぇ。
[謝る彼女に小さく首を振る]
[イレーネが願いを聴き届けてくれ、厨房に向かったなら、こそっと貰った薬を取り出し粥の上にざっとかけた。
それを、彼女が返ってくる前に、もごもごとかきこんで、ぜぇっと息吐く様は、ゲルダやミハエルが注視していたらバレバレであろうか。]
ゼル兄は真っ直ぐだから。
…うん、そう、だね。イレ姉は、赤ちゃんもいるしね。
[苦笑を浮かべゼルギウスのことを話すライヒアルトに頷きを返して。
薄情に見えるかと言われれば慌てて顔を横に振った。]
ち、違うよそうじゃなくて!
…じゃあ。
甘えるていうか…懺悔、聞いてくれる?
[ライヒアルトの顔を見つめた後、湖へと視線を向けて、ぽつり。]
/*
やらかした!!と思って、後でト書きでフォローしようとすればするほど泥沼にはまるという罠。
しかし、話の流れ上触れずにはいれない罠。懊悩。
―――…大丈夫かな
[椅子の隣にはカーテンが掛けてある窓を覗き。
漆黒の闇が広がるのを眺めながら物想う横顔。
視界の端にゼルギウスを収めたまま、唯無言で様子を覗い。
御粥の上の薬は苦いだろうなとも思いながら。]
ン、ダメダメだね
こんな時どうしたら好いんだろ…。
[恐らく強い悔恨の念が、死者として感じ取れるのか。
ユリアンの心の声が彼女へと伝わってくる。
だが、その声を彼女は一笑に付すると、]
ハッ。あいかわらずユリアンは生真面目だな。
…………俺がんなこと気にするわけないだろーが。
朽ちた俺で誰かが救えるなら、そこに悲しみなんてない。
だから、ユーリにぃはきにすることなんてねーんだよ。
[と、自分の口から出た「ユーリにぃ」という呼び方に、くつりと笑うと]
ああ、そういえば「ユーリにぃ」なんて昔は呼んでたのか。
[そうして思い返すは、村を飛び出す前。
ちょうど、粗方の村に残る人狼伝承を読み解き、自分なりの解釈を持ち始めた頃のこと。
年数にして、確か7、8年前くらいの頃だったか。]
ねぇ、ユーリにぃ。この村の人狼伝承って知ってる?
……外には他にもそういう話ってあるものなの?
[そう言って見上げるのは、ここ数年夏に訪れるようになった商人親子の子の方。
歳も近く、ゲルダやベッティ、クロエといった親が商いを行なっていた幼馴染経由で話すようになっていた。
……ああ、そう言えばこの頃、まだ俺も女らしい口調だったな。]
[そうして聞かされた外の伝承は、俺の興味を引くに十分すぎるもので]
そっか、外の世界にもそんなにいっぱい伝承があるんだ。
…………ねぇ、ユーリにぃ。わたしも外の世界に行きたい。
だから連れて行って。わたし、なんでもするから。
[ああ、若さってほんと恐ろしい。
「なんでもする」なんて、外の世界を知った今となっては、とてもじゃないが言えない言葉だ。]
まっすぐだな。
ま、お前さんもまっすぐだと思うけど。
[クロエが慌てる様子にはふっと笑い]
そんなに焦ると図星さしちまったかと思うぞ。
……ま、違うってンなら信じるか。
――…懺悔?
[紡がれた言葉は彼女の印象と重ならず
僅かに首を傾ぎながらも一つ頷き]
それでお前さんの心が少しでも軽くなるなら
いくらでも聞くよ。
―翌日 早朝―
[起きるのが夫より早かったのは、
昨日のように目覚めて傍に居ない不安のないようにという想いから。
目の前で寝息を立てる人にほっと息をついて、唇に軽く口吻けを落としてから
腕から抜け出しベットを降り、起き抜けに水を貰おうかと思い、部屋を出た。]
…………。
[廊下に出れば、微かに鼻に届く鉄の匂い。
それに眉を潜めながらも、
その元を知ろうとしてか、引き寄せられるように足が向いた。
たどり着いたのは一つの部屋の前。
それが誰の部屋かは宿主でない自身は知らない。
だがその扉に手をかけた。
鍵はあいていたのか、それとも何度も回しているうちに古い鍵は解けてしまったのか
ともあれ、扉は開かれて――――]
―翌日 早朝―
……ユリアン、さん。
[扉を大きく開けたまま――その為、血の匂いはより濃く廊下に広がる事になるか。
床の上に仰向けに転がる死体は、人の大切な部分が欠落しており
投げ出された四肢はまるで未完成な人形のよう。
――口元を抑えながらも、視線を逸らすことなくじっと見つめていた。
それは呆然と、立ち尽くすようにも見えるか。
誰かが来て声をかけるまで、母になりかけの女はその場から動く事はなかった。
顔色は悪く、微か震えて、
瑠璃の瞳はじわと湧く涙に濡れたか、*鮮やかな濃い色をしていた。*]
[ライヒアルトの返答を聞けば、ありがとう、と泣きそうな表情で笑んだものの。
すぐにその笑みは消え、ただ真っ直ぐに水面を見詰め。
小さな声で、話し始めた。]
昨夜ね。
自衛団の人に連れてかれて、あの男の人のこと見たの。
あの赤い髪の、ベッティのこと助けてくれた人。
私、あそこで横たわってたのがあの人だって気付いた時…
良かったって、思っちゃったの。
[そこで一旦言葉を切ると、視線が下に下がり。
少し、声が震えた。]
ゲルダやベッティ達じゃなくて良かった、って。
そんなこと、思っちゃった。
人が死んだことが、殺されたことが、良い訳ないのに。
だから、ね?
今日、ブリジットが、殺されたの、もしかして。
私がそんな事思ったから、罰が当たったんじゃないかって。
私のせいでブリジットが襲われたんじゃないかって。
そう、考えたら、止まらなくて。
ブリジットが聞いてたら、きっと怒るって、そんなことあるわけないって言うだろうって思うけど、それでも。
それでも、私、自分が、許せなく、て…っ
ねぇ、ライ兄。
なんで私の目は、死んだ人のことしか視えないのかな。
生きてる人のこと視れたら、ブリジットは死なずに済んだんじゃないかな。
あの男の人だって、私の目がもっと役に立てるものなら、死なずに済んだんじゃないかって…
─夕刻/宿屋・カルメンの部屋の前─
[アーベルに場所を聞いたか、カルメンの部屋の前で扉をノックする。
応じたカルメンはミハエルの姿を見てどんな表情をしただろうか。
扉の隙間から、人形作りをしていた様子が窺えた]
作業中に済まない。
やっぱり、人形がどうなってるか見たくて。
見せて貰っても構わないか?
[人形を見せて欲しいと頼む。
現状が現状だけに、最初は部屋の中に入れるのを渋られたかもしれない。
それでも懇願するように頼み込んで、ようやく中へと入れて貰った]
─夕刻/宿屋・カルメンの部屋─
これが完成予定図か?
[作業を続けるカルメンの横で完成予定図を覗き込む。
綺麗にデザインされたそれをしばし眺め、作成途中の人形へと視線を移す]
──カルメンは凄いな。
これを立体に作り上げて行くんだから。
[素直な感想。
裏表の無い賛辞にカルメンはどう思っただろうか。
ふと思い出して、右胸の内ポケットからカエルのパペットを取り出し。
左手に嵌めてカルメンの顔の横でパクパクと口を動かした]
こ、これの礼を言って無かったな。
……ありがとう、大事に、する。
[あの時は礼を欠いていたからと、恥ずかしそうにしながらも感謝を口にし。
照れた顔を見られないよう、後ろ向きでカルメンの後ろへと隠れた。
その様子にカルメンは笑っただろうか。
後ろ姿を見たなら、耳まで赤い事は見てとれたことだろう。
左手のパペットは未だパクパクと口を動かしている]
(……大事にするよ。
でもね)
[ちらりと後ろを窺うと、カルメンは再び作業を開始したようで。
そのままの状態で、今度は左胸の内ポケットから大振りの銀の十字架を取り出す]
(カルメン、君は───)
[そしてカルメンの後ろ姿へと向き直り]
(──僕の中では一番「最後」なんだ)
[その後頭部目掛けて十字架の角を思い切り───降り下ろした]
[カルメンからの悲鳴は上がっただろうか。
すかさず十字架の上の部分を引き抜くと、中から刃渡り20cm程の銀に光る突剣が現れた。
持ち手を握ると、振り向いたカルメンの喉を目掛けて一突きする。
その時の反動なのか、カルメンが狙ったのかは分からないが、裁断用の鋏が跳ねてミハエルの左腕を裂いて行った]
っ──!!
[一瞬怯みはしたが、構うことなく。
強引にカルメンを床に引きずり倒すと、重なり倒れるようにして左胸へと突剣を突き立てる。
そのまま一度突剣を抉るように動かし、馬乗りの体勢になると、何度も突剣を左胸へと突き立てる。
その間カルメンが暴れても、自分の肌に傷がついても、構うことなく行動を繰り返した]
[カルメンが動かなくなると、返り血を浴びた状態のまま未完成の人形へと近付き]
──ごめんね、Мама。
人形完成させてあげられなくなっちゃった。
[腕に抱えて部屋の隅に座り込む。
傍には血濡れた突剣と、その鞘である銀の十字架。
事を成す時は必死だったミハエルの表情は感情が抜け落ちたようになり。
それを隠すように顔を抱えた人形に埋めるの*だった*]
人狼伝承?
あー、この村にもそんなのがあるのか。
何か各地にあるらしいけど。
あんなのに興味持つって、ジットちゃんは変わってんな。
[>>+14呆れたように言いながらも、聞き齧った話を教えたりした。
同い年の子らには笑われそうなものだったし、他の年少の子達には怖がるだろうから出来ない類の話だった]
人狼ばかりじゃないんだよ。
占われるとこう、どろどろって溶けちゃう奴とかさ。
[怖がらせればもう聞かれないかと思ったのに。
逆に外の世界に憧れられて焦ったりもしたものだ。
そんな約束できないからと逃げ回って、村を出てから父親に言ったら思いっきり叱られた。
今なら当然だなと思う。面白可笑しく話していいようなものではなかったのだから]
[クロエと同じく湖畔へと視線を向け彼女の声を聞く。
赤毛の男の事を言われれば微かに目を瞠り。
彼女の告白を聞けば、小さく息を吐く
ゆる、とクロエの方へと深緑が向けられる]
同じ状況なら私も同じように思う。
アーベルじゃなくて良かった。
イレーネじゃなくて良かった。
お前さんでもなくて良かった。
村の者でなくて、良かった、ってな。
良い訳ないが、そう思っちまうよ。
修道士失格だね。
[声の震えに気付きながらも今はゆると目を細めるのみ]
[ライヒアルトの溜息に、びくりと身体を竦める。
続いた言葉にも顔は上げられぬまま、それでもそんなことないと小さく頭を振った。
こちらに視線が向いているかどうかは知らぬまま。]
/*
ジットのノリの良さに乾杯。
でもやりすぎると他と齟齬生みそうだから気をつけないとw
そしてミハエル。хорошо!
流石だなあ。見事にキリングまで持って行ってる。
俺も見習わないとだ。
十字架の仕込み銀剣とか、道具立ても素晴らしいよ。
――…クロエ。
ブリジットが襲われたのはお前さんのせいじゃねぇよ。
悪いのは、人狼。
だから、そんなに自分を責めるな。
ブリジットだって怒るかもしれねぇが……
それはお前さんが心配だからだって、分かるだろ?
[視る力など無い青年に
クロエの苦しみを本当に理解する事は出来ない。
けれど――]
生きてる人を視れたら、か。
そんな力があれば、と思う事もあるけど、な。
……ブリジットが死んだのもあの赤毛の男が死んだのも
お前さんが悪いんじゃねぇよ。
自分を許してやれ。
/*
はっ。気づくの遅れるとか俺の馬鹿。
それより先にイレーネ描写してくれてた。ありがとう…!
でもごめん、そっちは他の人の動きも見ながらにしたいので。
今夜はちょっとしか触れないか、も(汗
――…な。
如何しても自分が許せないなら、さ。
俺がお前さんを許すよ。
[気休めにしかならぬだろうが
そんな言葉を青年はクロエに紡ぐ。
――私、でなく、俺。
それは青年にとって一番しっくりとくる一人称だった]
[ライヒアルトから貰った薬は苦くて、わざと苦くしてるのではなかろうかとゼルギウスは訝しむ。
水を頼んだ妻の帰りは思うより遅く、けんけんっと薬の苦さによる咳を何度か。]
ん……―――。
祈るだけでも、違うんじゃないかな?
帰って来た時に、唯、お帰りって笑顔で
受け入れてあげれるのが一番だと思うけれど。
[物想うゲルダの横顔に、咳が収まってからポツリと向ける言葉。
そうこうするうちに、イレーネが水を持って帰ってくるだろうか。
謂ったことを体現するように、微笑んで、お帰りの代わりにありがとうと告げる。食事を終えていたこともあり、きっと妻は安心してくれるはずで。
ほらね?とゲルダに得意そうに微笑みを向けて、きっとやがて妻と二人部屋へと*戻るのだろう*]
/*
でもって、役職がまた分らなくなって、きた。
兎猫は守護者やっちゃいけない奴なのではないかと、思う。
むぅ。精進が足りない。
……でも。人狼は、あの中にいるんでしょう?
[ライヒアルトの言葉を黙ったまま聞いていたが。
顔を伏せたまま、そう小さな声で問い。]
皆、私の目のこと知っても嫌わないでくれた。
あそこにいる皆が、大切なの。
ギュン爺ちゃんやブリジットを襲った人狼だとしても。
…私の目が、生きている人からみつけられる目だったら。
こんなことになる前に、止められたかもしれない。
そしたら、誰も辛い思いなんかしなくて済んだ。
無いものねだりだって解ってる。
それでも私、悔しい。
私の好きな人たちが、私の好きな人の命を奪ってしまうことが。
それを止められない自分が。
悔しくてたまらない…!
[顔を伏せたまま、止められない後悔が口から飛び出していく。
それに対して言われた、ライヒアルトの言葉。
俺が許すというその言葉に、肩を震わせた。]
……っ…ふ…うぅ……っ…
[返事は返せぬもの。
顔を伏せたまま声を押し殺して泣く声が、その代わりになるだろうか。]
/*
女性に対して突剣で喉ごふっ、はどうかと思ったんだけども。
心臓刺すだけじゃ致命傷にならない気がして、つい。
カルメンごめんね。
――…あの中に居るらしいな。
見当もつかねぇが………。
[クロエの問いには肯定の頷き]
大切、か……。
そうだな………。
[ゆるく相槌を打ち]
もし、その目を持っていたとして
――…見つけて如何する?
止める為に話しに言ったとして、
お前さんが食われちまうかもしれねぇぞ?
悔しいのは分かるが、無茶はやらかすなよ。
[案じるように声を紡ぐ青年の眸は彼女に向けられたまま]
ちゃんと、全部食べたもの。
[リヒトの言葉に拗ねたように返すのは、
薬が想うより苦かった所為もあった。]
私は、君がいないと駄目なこと、君が一番知ってるくせに。
でも、だからこそ、君が大事だから謂ってるんだよ。
[妻の言いようにあわあわと、
手の内で転がされるままの言を紡ぐ。
その後、ちょっとしょげっとした*]
[微かな嗚咽を零すクロエを見詰めていた眸が彷徨う。
僅かに迷うような間があった。
震える華奢な娘の肩が深緑に映り込み]
――…我慢するな。
俺は見てねぇし、聞いてねぇ。
だから………
[彼女の背に手を遣り撫でんとする]
見つけたら…止めに行くよ。
話して、わかってもらえるならそれで。
もしも私が食べられたとしても、それで最後にしてくれるなら構わない。
…目のこと話すって決めた時に、覚悟はしてあるもの。
[伝承や昔話からではなく、祖父から言われていた事。
この目を人ならざる者に知られたら、命を狙われると。
だからこそ、皆に伝えたのだ。
嫌われても、皆の盾代わりになることは出来るからと。]
[そうして、それから数年。
俺は、幼馴染連中の家の手伝いやら、内職やらで村の外での活動資金を貯め、そしてある程度の資金の貯まった夏の終わり。]
おまたせ、おっちゃん、ユーリにぃ。
[村の入り口のところで待っていた二人に駆け寄る。
その手には大きめの旅行鞄。中には最低限の身の回りの物と村の皆からの激励の品々、そしてこれまで貯めた活動資金。
これからどうするかと聞かれれば]
とりあえず、麓の町に拠点を置こうと思います。
そこまで、お願いしてもいいでしょうか?
あ、もちろん相応のお代は払わせてもらいます。そこは意地でも。
[そう答えたっけか。]
[背を撫でる手に気付けば、その温もりに涙腺が余計緩み。
ふ、と息を吸って掠れた声で呟いた。]
ライ兄…ありがと。
ごめん、ね。甘えて。
[そう、小さく礼を言うも語尾は泣き声に歪み。
顔を伏せ、泣き顔は見せぬまましばらくそうしているも。
気がつけば、泣き疲れたか*眠ってしまった。*]
――…覚悟はわかった。
でも、さ。
自衛団長殿は止める為に寄越したんだろ。
あの、銀の短剣。
話し合うより、自分の命を大事にしろよ。
[クロエの言葉を聞けば
僅かに困ったように青年の眸が伏せられる]
…うん、好いのかな、僕…
[何処か迷う素振りの娘は、未だ戻らぬ二人を想って紡がれる。]
そう、だね…お祈りしておこうかな
クロエとライヒ君になにも無かったら好い…
[そっと両手を重ねて指をからめて祈る仕種。
如何か好きな人たちが無事でありますようにと囁かれる。
ゼルギウスに有難うと伝えて微笑み。
そうして、二人が部屋に戻るなら御休みなさいと手を振って。]
…ちゃんと帰ってきて呉れると好い、な
ん…分ってるの。
ごめんなさい。
[しょげたのが見えれば言い過ぎたかと、隣に座って手を握る。
流石に人前で、それ以上のことはしなかったが。]
でも貴方が心配なのも、解って。
[夫の顔は見ずに、ぽつりと呟いた。
表にある不安は演技でも何でもない。
子を、同胞を、夫を失うかもしれないというこの原状は、
想うだけで顔色を変えるには十分な事柄だった。
それから部屋に戻ろうと立つまで、握った手を離そうとはしなかった。]
――…甘えたうちにも入らねぇよ。
[感謝の言葉に照れたような声をクロエに向けた。
伏せたまま泣く彼女の背を撫で続けていれば
やがてその声も止み傾ぐ身体]
………なんだ、寝ちまったか。
[暫く肩を貸していたが
外で過ごし彼女が風邪をひいてはかなわない。
青年はクロエを抱き上げ宿屋へと歩み出す。
洗濯小屋の方が近いのだが勝手に入るのは躊躇われる。
それにゲルダには連れて返ると約束していた]
―宿屋の玄関先―
[宿屋に辿りつくのは間もなくの事。
クロエを抱き抱えたままでは
両手が塞がり扉を開けるのも一苦労だった。
起こさぬようにと思うからこそ大きな声は出せない]
――……。
[さて、どうするかな、と辺りを見回すのは人を探しての事]
……本気で村から出るんだ。
[渋い顔で言ってもブリジットの決意は変わらなかった。
父親の方は、そうと決めたならと受け入れる姿勢だ]
はあ。いやそんなに待ってないけど。
この後どうするの。
[麓の村でというなら、まだ行き来もしやすいだろう。
納得して大きな旅行鞄を引き受けようと手を伸ばした]
意地でもね。下りるペース落としたくないからそれは貸して。
[父親も苦笑しながら言い分を了承し頷いていた]
甘くなくっていうなら、以後ラヴクラフトさんと呼ぶね。
商人と作家。対等な関係の証ってことで。
[だからそれ以来ずっと、村で会ってもラヴクラフトさんと呼んだ。
年々変わってく彼女に何とも言えないものを感じながら。ずっと]
―夜・宿屋自室―
[そんな記憶の底に沈めていた話を思い出したりして。
振り払うように、苦蓬の酒を昨晩より多く口にした。
それでもまだ古い革箱を開ける事が出来ずにいたのだが]
……?
[室内なのに風を感じて、窓の方を振り返ろうとする。
その前に口を塞がれ、まともに動けもしない内に喉を裂かれた。
焼けるような痛みと熱。
声も奪われ抵抗の余地なく引き倒される。
視界は紅く滲んでいて朧な影しか見えず、それも点々と広がり始めた黒が塗り潰して*いった*]
/*
なんか、らぶっぽくも見えるけど。
申し訳なくもそういうことではないのです(ぁ
アーベルとは別の意味での腐れ縁みたいな。
どうしてそうなるんだよお前は、とかそんなん。
ユリアン自身は村のようなあったかい生活に憧れているから。
それも行商やめて骨埋めようとまでは思えていないけど。
ま、今度の展開で変わる可能性も皆無じゃないですけども。
今はまだゲルダとかクロエをいいなーと思ってしまうユーリなのです。こんな奴でごめんね、ジットちゃん…!
うわ、こんな時間だったのか。おやすみなさい。
―宿屋の玄関先―
[確認する声はゲルダのもの。
眠るクロエを気にしてか潜めた声で応じる]
ああ、そうだ。
[開けられる扉。
ゲルダにゆると笑みを向ける]
ただいま。
ちゃんと連れて帰ってきたぜ。
ただし、疲れて寝ちまってるがな。
中
しかし妊婦ってキャラは使いやすい
演じやすいかどうかは別だけど
そも狼弾かれた時に狼の栄養になりやすそうなキャラ選定したわけですが(
あと別の村に夫婦役で入りたかったけど駄目だったからここで解消、と言う名残。
でもってキャラ。
最初ノーラにしようかと思って、何となくやめて
クロエにしようと思ったらクロエ使われてたから
結局前村のリベンジという決意入りでまたイレーネ使ったのでした。
ちなみに妊婦がボツらなければライヒ使いたかったので神父やろうと思ってた人。
速攻使われたので先にボツになりました(
…好かった、よ
二人がちゃんと戻ってきて呉れて、嬉しい
[ライヒアルトの腕の中に居るクロエを一目見て、
何処か安堵する素振りを娘は見せた。]
泣いてたんだ…
[幼馴染の目許が濡れていた事に気がつくと、
娘は案ずるようにそっと髪を撫ぜた。]
ゆっくり休ませてあげて
お部屋に運ぶなら、部屋の戸を開けておくのだよ?
[こてりと頸を傾ぎ青年に問う。]
中
使いやすい、っていうか利便性が高い、かしら。
襲撃理由=おなかの子の栄養の為って大義名分付くからねー。
喰ってよし喰われてよし(
問題は口調が安定しないこt…(それは妊婦が理由じゃない
…流石に寝ようか。
にして手も相変わらずそこ二人はよっぱりですな!体大事にね!
[ユリアンの言葉(>>+19)に、黙ってこくりと頷く。この決意は揺るがないもの。
とはいえ、愛しきこの村と永遠のさよならをするつもりは更々なく。
この村に籠もっていては見えないものを見に行く。
それが、この決意の根底。それは今も変わらず。]
うん、わかった。………中のもの取っちゃやだよ?
[荷物を渡す時そんなことしないと分かりつつも、敢えてそう言ったのは、やはりこの先の不安を少しでも紛らわしたかったのかもしれない。]
うん、分かった。じゃあ、私もこれからはリヒターさんとユリアンと。
…………ありがと。
[そうして、俺は村の外という新たな人生の一歩を踏み出すこととなる。]
約束したろ? 連れて帰るって。
[ゲルダに小さく頷く。
撫ぜる様を眺めていたが問われた事には]
そうだな。
部屋に寝かせたいから頼めるか?
[ゲルダが先に歩き始めれば
クロエを抱いたままそのすぐ後をついてゆく]
…覚えてて呉れたのだね、有難うなのだよ
[幼馴染の泪の理由は其れ以上聞かずに。
クロエの割り当てられた部屋へ案内し、
ベットの中へと寝かせる為にライヒアルトが寝かせて呉れたのなら、
毛布をそっと掛けて、ぽふぽふと撫ぜた。]
―――…無理もないかな
もし明日…誰か死んでしまっていたら、
クロエはまた力を使うことに成る…
[優しい彼女が重責をまた背負わぬか娘は案じていて。
部屋に留まるのも悪いかと想い、出るかい?と訊ねただろう。]
[そうして始まった新たな生活は決して楽なものではなかった。
舐められないように改めた口調は、不可逆のものとなり。
煙草も、咽ていた初めの頃から、今では重度の中毒状態に。
売れない頃は、生活の為に身体を売ったことすらある。]
ああ、でも……
[そう。でも、俺は諦めなかった。
リヒターさんもユリアンもたまに訪れた時はよくしてくれたし、何度か折れかけ、村に帰った時には幼馴染たちも楽しみにしてるよ、と励ましてくれた。
だから今の自分がいる。だからこそ、もっと恩返しがしたかったのだが]
ああ、くそ。もっと生きていたかったな。
[俯き、ポツリそう呟いた頬を一筋の涙がこぼれていった。**]
ついさっきの言葉を忘れるほどボケちゃいねぇよ。
そんなことくらいで礼なんて言わんでも良いさ。
[ゲルダに案内された部屋の寝台に歩み寄ると
そっとクロエを其処に寝かせて]
――…そう、だな。
その時はお前さんが慰めてやれ。
さっきだって気になって仕方なかったンだろ?
[訊ねに頷きはするが――]
なぁ、クロエの涙の跡、濡れた布ででも
拭っといてやって呉れねぇか?
あんまべたべた男に触れられるのもイヤだろうし。
頼まれて呉れないか、ゲルダ。
[部屋を出て、その扉の前でそう頼む]
――…そうだな。
俺も怖いよ、明日が来るのが。
[ポツ、と紡ぎゲルダの頭へと手を伸ばす。
軽く撫でれば微かな笑みを向けて
青年は宛がわれた部屋へと戻ってゆく**]
ン、でも無理やり連れてきてしまったのかと想ってたのだよ
そうじゃなければ好かったのだけど
[クロエを起こさない様に一旦部屋を出ようと。]
……うん、でも僕に云えない事かもしれなくって
僕だって話せない事は有るんだよ…
だから、クロエが話して呉れるまで僕からは聞かないのだよ
[こてんと頸を傾ぎ、そうなのだと云う。
泪の後を拭って置いてほしいと云われれば、こくりと頷き。
直ぐに持っていたハンカチを濡らした物を持ってくると、
もう一度部屋へ入りクロエの目許を拭って置いた。
程なくして戻ると待ってて呉れたらしき青年に、]
…そうかな、僕は目許を拭って貰ったり、
お部屋まで運んで貰えると嬉しくて感謝しきりなのだよ?
[厭と決めつける青年の声に娘はふるふる頸を振り。]
[去り際、頭を撫ぜられれば垣間見えた密やかな笑み
娘の眉は下がった儘だけど、同じくした想いを持つと想えば
安堵をおぼえる態へとなり。]
―――明日なんて来なければ好いのにね
クロエも、ライヒ君も……いなくなっちゃ厭だよ
[部屋へもどるのを見送り、程なくして自分も部屋へと戻るのだろう*]
―夜半―
[寝静まった宿屋――。
リヒトはゆっくりと窓に手を掛けた。
並外れた獣の身体能力は人の姿のままでも発揮されるもの。
窓枠に手を掛け僅かな足場を伝いユリアンの部屋に向かう]
――…気付いて呉れるなよ。
[厭な予感がしていたからこそ狩りに慎重になっていた。
窓の外から獲物がいるのを確認する。
運良く此方に背を向ける形となっていた。
器用に窓を開ける。
音は微かだが獣の耳にはやけに響いた。
開け放たれた窓から夜の風が部屋に吹き込む。
夜空を背にしたリヒトの金色の眸が弧を描いた]
[リヒトは窓枠に足を掛け部屋の床に降り立つ。
しなやかな獣染みた動きに音は無い]
だぁれだ?
[ユリアンには聞こえぬ聲で悪戯に問い掛ける。
気付かぬと思いながら紡いだ聲。
けれどユリアンは気配を察し身構え振り向こうとしたか。
リヒトに焦りはない。
寧ろ其れを愉しんでいる節がある]
済まねぇな、お前さんに恨みはねぇが……
喰われて呉れよ。
[此方を向く前に声を出させぬよう右手で口を塞ぐ。
もがき抵抗されるもリヒトの腕はビクともしない。
これで鼻も塞げば窒息死させられるかな、と
そんなことを考えていたけれど――。
抗うユリアンが音を立てようする気配がし
金の眸がすぅと細まり左の腕が彼の首へと掛けられる]
[咽喉へと宛がわれた左手の爪が人狼の強靭な其れへと変わる。
腕を引き深くユリアンの咽喉を引き裂く。
太い脈まで断ち切ってしまったのだろう。
勢いよく吹き出す血潮。
室内には甘く獣を酔わす香が漂う]
ユリアン。
お前さんと話すの、俺は結構好きだったぜ。
[多くの血を失ったせいか
深い傷を受けた衝撃かユリアンの躯から力が抜けてゆく。
相手が如何思っていたかなど漆黒は気にしてはいない。
求めても得られぬものと何処かで分かっていた]
――…あーあ。
取引先が減っちまったな。
[残念がるような聲。
本当は話せぬ事を残念に思ったのだけど
漆黒がそれを語ることは無かった]
[重くなったユリアンの躯を静かに床に横たえた。
咽喉から溢れる血が床を濡らしていた。
見下ろす獲物の躯はまるで人形のようにある。
漆黒は左手を濡らす赤に舌を這わせた。
口腔に広がる血の味は結社を名乗る男に似ていたが何処か違う]
ユリアンは如何やら力持つ者だったらしいな。
分からぬ事は心に訊くか。
[クツリと咽喉を鳴らす。
膝を折り衣服を軽く裂いた。
ユリアンの心臓の上には鋭い何かで傷付けた痕があった]
………何だこりゃ。
[コトと首を傾ぎながら痕をそろと指の腹で撫で遣る。
確かめるようなその仕草。
考えても分かりはしないから漆黒は思考を放棄した]
[獲物の首筋へと顔を埋める。
未だあたたかな血を啜り漆黒は咽喉を鳴らす。
酷く機嫌の良さそうな音色は先ほどの怖気を忘れたかのよう]
――…美味いな。
[昨日の血ともまた違う。
男の血にしては蕩けるような甘さが舌に残った。
咽喉を潤せばくちびるを其処から離す。
強靭な爪がユリアンの胸から肉を掻き抉り
阻む白が覗けば無理に歪めその奥に眠る心臓へと向けられる。
既に其れが動くことはない。
太い血の管をぷつりと引き千切り赤く熟れた実を齧る]
……へぇ、こいつは面白い。
[何かを悟ったか口の端を吊り上げた。
半分同胞への土産にするかと一寸考えるも隣にいるヴァイスルヴを
起こしては彼女を部屋に止めた意味が薄れる。
残りを一呑みにしてリヒトは食事を終えた]
ご馳走さん。
男にしてはなかなか美味かったぜ。
[狩りと食事を終えた事を同胞に告げる聲は
何処か控えめなもの。
調子の悪そうなもう一人に気を遣ってのことだった]
さてと、そろそろ退散するか。
[両の手に付着する血液を丁寧に舐め取ってから
窓枠へと手を掛け血に濡れた部屋を出る。
外の水場で残る赤を綺麗に洗い流してから
窓から宛がわれた部屋の寝台に戻ると静かに目を閉じた。
金色だったその眸は次に開かれる時には深緑に戻っている筈**]
―昨夜―
[部屋で静かに夫の様子を見ながら、耳は注意深く同胞の狩りの様子を探っていた。
些細な変化があれば、すぐに飛び出して行けるようにと。
だが同胞の楽しげなコエからは、彼が感じる不安要素は見つからず。
調子の良さそうなコエに、時折くすくすと笑うほどの余裕は保たれた。]
あら、当たりだったのかしら?
[力持つもの、との同胞の言葉に嬉しそうなコエが小さく零れる。
何時もより小さな囁きは、傍らの夫を気遣った為。
夫は良く眠っていたか、それとも眠れず様子を伺っていたか。
どちらにせよ、こちらは狩りの熱に当てられぬよう戯れに夫の長い髪に指を絡ませ
唇で掬うなどして玩び、その衝動を紛らわせていた。]
[内に宿った熱も衝動も、
目を閉じ夫の規則正しい呼吸と鼓動を聞いていれば、緩やかに収まってゆく。]
何もなくて良かったわ。
[同胞の狩りの終了の合図には、ほっとしたようにそう返し。
彼が部屋に戻り目を閉じる頃、おやすみなさいと囁きこちらも眠りに落ちていった。]
―翌朝―
[女狼がその部屋へとふらりとやって来たのは、文字通り血の匂いに誘われたからだ。そして同胞の狩りの顛末を見てみたい、そんな好奇心もあった。
対面した餌。それは甘やかな香り放つ格別の贄。
口元を抑え、震えながら、内に再び宿り燻る衝動に耐えた。]
……ユリアン、さん。
――――――――――美味しそう。
[紡がなかった言葉の続きは、魅惑的な香り放つ骸への感想。]
ああ本当、甘くていい匂い。
……でも駄目ね、啜ってしまっては。
ふふ……惜しい事したかしら。
[惜しいと言いつつも、さほど惜しさが感じられないのは、
一度自分も上質の果実を喰らっているから。
それでも隠された口元には、溶けるような笑みと、犬歯が楽しげに覗いている。
鮮やかな瑠璃には、獣の光が密かに宿っていた。*]
―宿屋・自室―
[途絶えた意識は過去を彷徨う。
飛び出した先で、十九の時に巻き込まれた事件。
己が力が何を為すのか、何をもたらすのか。
父に教えられただけではわからなかった事を、幾つも知った。
その場での出来事には、忘れたい事の方が多い、けれど。
忘れようもない、『痕』もまた、刻まれているから――それも叶わなかった]
……ま、仕方ねぇんだけど。
いつまでもついてくる、よな。
[目を覚まし、ベッドを寄せた壁に寄りかかるよに身を起こすと、煙草に火を点け。
それから、左の肩に手を触れた]
[手を当てた場所にあるのは、文字通りの爪痕。
かつての事件で、相対した人狼に刻まれたもの。
故郷に帰れない、『理由』]
……。
[シャツの上から、痕をなぞる。
傷を受け、そこから人狼の血を体内に取り込んだ事から、事件の後もしばらくは『結社』に留め置かれた。
『感染』の可能性は否定されず、受け継いできた血の作用が『発症』――人狼に転じるのを押さえているのだろう、と言われた。
不安定な状態。
『結社』に所属する医師は庇護下に入り、銀を身に帯びる事を勧めたが、それは拒否して。
けれど、故郷に帰る道も選べず。
選んだ行き先が――裏通りだった]
[その場を離れる少年を見送った後。
自衛団は来ないのか、と外の様子をみたり、取りあえずテーブルを磨いたり、と時間を潰している内に、二階から何か、物音がしたような気がして、天井を見上げる]
……なんだ?
[零れたのは、訝るよな呟き。
ともあれ、何かあったのか、と蒼鷹を伴い、二階へ。
部屋を回って、何かなかったか、扉越しに問い歩き、そして]
……カルメンさん?
何か、ありましたか?
[その内の一つから、まだ新しい血の臭いを感じて。
嫌な予感を感じながら扉をノックする。
中から返事はあったか、否か。
何れにせよ、開けますよ、と声をかけて扉を開け。
その先の光景に、しばし、息を飲んで立ち尽くした**]
/*
やーな予感があるんで、判定は霊判定出るまで出さねぇ。
どっちにしろ、翌朝とんでからだし。
霊判定の結果次第で今日の機動決める。占先は明言しとるから、すぐ出さない理由は察してもらえる……と、いいな!
―朝/宿屋/個室―
[ゲルダが無事二人を迎えられたか気にしつつも、食堂を後にしたのは、無理はできないとゼルギウスが一番佳く判っていたからだ。
薬が効いたのか、胸が痛むことなく貪る眠りの世界は、
妻が傍に在るからか身体の状況に対して、酷く優しい。]
んっ……イレーネ?
―――……イレーネッ!?
[そしてその優しい眠りから覚める切欠も、イレーネという存在。
傍らにない温もりに気がつくと、名を呼び飛び起きる。]
―――……っ!?
[と、ポタリ――シーツの白に散る紅。
薬のおかげか、それとも気が高ぶっている所為か、痛みはないけれど。
ぐっと喉が鳴る、うちから競り上がってくる感覚に、慌ててシーツを剥ぎ、口元に添えた。]
もう、あまり時間、ないっぽいなぁ。
[吐ききってしまった後、紅に染まったシーツを、同じ色の眸で見る。
ライヒアルトの佳く効く薬も、それは痛み止めであり、根本的な治療とはならない。
汚してしまったシーツの行方を思案して、どうしようもなく、一先ずベッドの下へと放置した。]
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
[廊下に出ると血の匂いが濃厚に漂うのは、2つの血の匂いが混じるから。
昨夜殺されたカルメンの、それより後の時間襲われたユリアンの。
カルメンの死を識ることが出来ていなかったのは、彼女の死が、夫婦が部屋に戻った後の出来事だからだろうか。
ゼルギウスの脚は、迷うことなくより濃い血の匂いのする方へと焦り走る。
心裡、昨日アーベルとベッティが真っ直ぐにブリジットの部屋に行くを疑ったが、血の匂いを理由にあげられれば、なるほどと謂わざる得ないと、探すという立場になって思う。]
――……イレーネ!!
[果たしてそこに妻の姿があった。
あがった息を整えると、動かぬ妻の傍に寄り、背後からそっと抱き寄せた。]
もう、心配したんだよっ
[此処最近、当人比押さえていたスキンシップを、もう控えることはしない。
――……自分の先が、見えてしまったから。
イレーネを背後から抱きながら、紅は無残な姿となったユリアンを見る。つっと細くなる紅玉は、どこか羨ましそうに亡骸を映した。]
『 ご め ん ね 』
[音にならない唇の動きは、誰に対しての謝罪だったか。
背後から抱いていれば、その唇の動きは妻にも読み取ることは*出来ずに*]
[見栄を張っていても、昨夜はどうにも起きておくことが出来ず。
気がつけば深い眠りに堕ちていた。
それが優しいものであったのは、寝る間、グラォシルヴが白銀に触れていたからだろう。]
グラォ?
[その眠りから覚めて、個人的一騒動あってから、赤の声でも呼びかける。
声が聴こえることから、彼女の無事は識れども、その言葉の内容からこの時間に獲物を喰らいそうになっているのではないかと……―――闇が護らぬ時間にそれは拙いと、慌てて血の匂いを辿りその場に寄った。]
もう、びっくりしたよ。
お腹すいたなら、私に構わずに、
夜リヒト君と一緒に行けばよかったのに。
[ぎゅっと背後から抱きしめて謂う。
つっと紅がユリアンを映す。
紅玉が羨ましげに揺れたのは、どうせ死ぬならば、
2人の糧になりたいとそう思うからか。]
『 ご め ん ね 』
[音にならない謝罪。
それは、今はまだ音に出来ない*謝罪でもあった*]
─回想・事を起こす少し前─
[借りた宿屋の一室。
ダーヴィッドが処刑され、作家が襲われ。
それを踏まえてこれからどうするかを考える。
自分達の中に紛れ込んでいる人狼を探し、屠らなければいけない。
けれどダーヴィッドの時のように自衛団に任せてしまったら。
信じると、信じたいと思った人が処刑されてしまうかも知れない]
[そんなことをされるくらいなら───]
[ミハエルは、自分の取るべき途を選んだ]
─夜/カルメンの部屋─
[部屋の隅で扉をノックする音と声を聞く。
未完成の人形に顔を埋めたまま、ピクリと僅かに反応したが、声を返すまでは至らず。
そのままにしていたら、扉の開く音が聞こえた。
顔を上げるのも億劫で、部屋の隅で動こうとはしない]
[直接声をかけられたなら、ようやくゆるりと顔を持ち上げることになるか。
その表情は呆とした、感情の籠らないものだった*ことだろう*]
―夜/カルメンの部屋―
[驚きは、短い刹那。
一つ、深呼吸をして、血の臭いに眉をひそめる]
……カルメンさん……。
[倒れた女性、座り込む少年。紅に染まる刃。
起きた事は理解できたが、そこに至る経緯はわからず]
……お前さん……が?
[ミハエルに、短く問いを投げる。
こちらに向いた表情>>109に感情らしきものはなく。
返る答えがどうであれ、そうか、と呟いて]
……『約束』。果たせなくなっちまいましたね。
[カルメンに向けて小さく呟く頃には、先の声かけを訝る者の訪れもあるか。
何があったか問われても、返せる言葉は、見ての通り、の一言だけ**]
― 朝/宿屋 ―
[騒がしい誰かの声、喧騒で娘は目覚める
何度か寝なおした様子らしく殆ど寝付けなかったようで。]
……また、何かあったの?
[誰とでもなく疑問を口に。
扉の向こう、死臭を気にしていると寝巻のまま飛び出して。
ゼルギウスとイレーネの姿を見詰め、訊ねるまでもなかっただろうか、
ユリアンが血を流し床に伏せている様子が見え、]
ユリ、アン…?
――――…そんな、しっかりするのだよ!
[駆け寄ろうとするが、最早全てが遅く*]
[何処かの部屋の喧騒には気づいたが、夫のもとを離れるのを躊躇い、時折交わされる言葉を扉越しに聞くだけで。
結局片時も離れる事はせず、時折その長い白を指に絡めては口許に引き寄せて、ぼんやりと夜を過ごしやがて眠りに落ちてゆく。]
―朝―
―――あ…ゼル?
[後ろから抱き締められれば、硬直していた身体は腕の中でゆると溶けてゆく。青は赤を見上げようとしたが、後ろから抱き締められ上手く出来ずに結局俯いた。妻の顔色は俯く事で知れなかったが、時折小刻みに震える様からどういった感情かは伺い知れるか。
辛うじて、心配したとの声には、ごめんなさいと小さな声を返して。]
ゼル、ユリアンさんが……
[それからそれ以上は何も言えずに、目を閉じ静かに自分の中に沸いた感情が過ぎ去るのを待った。
血の匂い濃い中にいたため、そして夫の顔を見なかった為に、夫が隠した秘密と言葉は今も知る事は*出来ずにいた*]
―朝―
あ……ごめん、なさい
……ううん、大丈夫。
お腹が空いてわけじゃないわ。ちょっと血に酔っただけだから。
……それに、昨日はヴァイスの傍に居たかったの。
[素直に心配と愛情を囁きつつも。文字通りその血の甘さに陶酔していた獣を人に引き戻したのは、夫の腕と言葉だった。
心配をかけてしまった事を知れば、素直に謝罪し腕の中に収まり、血の高ぶりが鎮まるのを待った。
目を閉じれば、夫の心音が聞こえてくる。
それをオイシソウと思えなくなるまでひたすらじっとしていた。*]
―回想:宿屋・厨房―
[イレーネが中へときて、それはちょうど片付け終わってからのこと]
どうした?
ああ、一人で大丈夫だぞ、こんくらいたいした怪我じゃねぇっての。
[怪我や治療のことを言われればひらひらと手を振って、そう笑いかけた]
こんくらいの怪我でそんな大げさにしてたらゲルダなんて毎日包帯だらけだぞ。
[さらにそう返してから水を取りに来たらしく、グラスと水差しをイレーネに渡した]
―昨夜:宿屋・自室→カルメンの部屋―
[その日の夜は、アーベルの薦めもあって早々に自室に戻ることとなり、
その日はおとなしく言うことを聞くことにした。
それでもすぐに寝付けるわけでもなく、日記もすでに書き終えていたのですることもなく自室にいながら。
二階の物音が聞こえたのは少したってからだろうか。
部屋を出て二階へとあがる。
ひとつ空いたドア、そちらに向かうとアーベルの姿と、それから部屋の中にいるミハエルと、
倒れたカルメンの姿。
殺された血に埋もれたリアルな死体を見るのははじめてで、
自分は声を出すこともできずアーベルの後ろで、ミハエルに問いかけるのを聞いていた。
誰がきてもしばらくは反応なく、カルメンにかける『約束』との言葉だけは妙にはっきり聞こえたような、そんな気がした。
ようやく反応を示すのはしばらくたって、アーベルに話しかけられてからのことだろうか**]
[その日の日記はしっかりと力のこめられた筆跡で]
『○月×日
今日、ブリたんが死んだ。
人狼に殺されたみたいだ。
なんで、殺すのだろう?
皆、普通の人とさほど変わらないように思う。
知り合いとか知り合いじゃないとかで、順番で選ぶ?
そこにやむを得ない事情があるから?
それとも、本人さえ気づいていない?
ダーヴィッドってやつも自衛団員に殺されたらしい。
伝承によると頭がおかしい、人狼に味方するのがいるかららしい。
あの人も頭はおかしかったが、人狼の味方もなにもない人だった気がする。
ああ、アーベルにもいろいろ確認したい。
なんで、なんであの時、ブリたんの部屋にまっすぐ向かえたのか。
なんでそれを知ることができたのか……』
―昨夜:宿屋・カルメンの部屋―
[どれくらいそうしていたか、アーベルにかけられた声にはっとそちらの顔を一度じっとみてから、
言われたことを理解するのには少し時間がかかったかもしれない]
あ、ああ、わかった。
ゲルルン、ミハエル、行くぞ。
[ぎゅっと二人の手か服のすそを握り、それは自分の感情を押し込めるためだったかもしれない。
二人が動かないようなら引きずるような形でその場を離れて一階へ向かおうとした**]
/*
風呂行こうと考えて、中世ヨーロッパの風呂ってどんなもんよって調べてたんだが、そういや連中今もだけど湯船に浸かることってあんまりないことを思い出した。
湯船が全くないわけじゃないけど。
貴族でさえ浸かる風呂は木桶で、しかも普通の部屋で入ってたとゆー。
現代人は基本的にシャワー。昔は蒸しタオルで身体を拭いていた。
まぁファンタジーで日本式でも良いよね?(ぉ
─昨夜/宿屋・カルメンの部屋─
[掛けられる問い>>110には感情の籠らない表情のまま]
───そうだよ。
皆、選ばないから。
僕が……選んだんだ。
[紡ぐ言葉は普段と違い子供らしさを含んで。
その言葉にも問いは及んだだろうか。
問われたなら>>108の思惑も口にするだろう]
[傷に気付かれたなら治療するようにも言われただろうか。
不意に呼ばれた名>>111に翡翠を向けたなら、そこで初めて表情を変化させた。
色々な感情が入り混じり、眉尻を下げる。
ゲルダに言葉を返すことは出来ず、未完成の人形を抱えたまま自分が使用した武器を拾い上げ。
ベッティの手>>117を振り払い、連れ出して欲しいと他に頼むアーベル>>116や集まって来た者達から逃げるようにカルメンの部屋から出て行った]
─ →昨夜/宿屋・自室─
[駆け込んだ先は自分が借りている部屋。
抱えていた未完成の人形を机の上に置き、上着を脱いで。
上着の汚れていない部分でで突剣を拭こうと思ったが、こびり付いてしまって容易には取れなかった]
……お風呂、行こうかな。
[顔も赤が飛び散り、擦り傷も出来ていて。
鉄錆の匂いも纏わりついていたから、それを洗い落とそうと。
布で突剣と十字架を包み、着替えを抱えて部屋を出る。
浴場までの廊下は、やはり他から逃げるように足早で移動して行った]
─ →昨夜/宿屋・浴場─
[服を脱ぎ、頭から湯を思い切り被る。
途端、左腕に痛みを感じ右手で傷口を押さえた]
いたっ──。
[赤が溢れるほどでは無かったが、流せばまた滲み出るような状態で。
朱に染まった湯が身体を伝って行く]
……この程度の痛み。
3人に比べたら───。
[先に死んだ2人と、たった今自分が手にかけて来た人物を思い、歯を食いしばる。
痛みに耐えながら顔に付いた赤と鉄錆の匂いを流し取り。
持って来た突剣と十字架も綺麗に洗い流して乾いた布で水分を拭き取った。
腕の傷はハンカチでどうにか縛り、着替えて浴室を後にする。
十字架に収められた突剣は、いつも通り上着の左胸の内ポケットへと仕舞われた]
─ →昨夜/宿屋─
[風呂に出た後、誰かに呼び止められたりはしただろうか。
カルメンについてを聞かれたら、自分が思う通りに答えて。
傷に気付かれて手当するよう言われたなら、渋々応じたことだろう。
その後、解放されたなら、その日は自室で泥のように眠るのだった]
/*
…眠かったからって何妙な言い訳してるんだ、俺(汗
しかし、そこまでギリギリだったこと知っちゃってると本当にもっと態度違っただろうから。知らないままだったんだろうな。
最低な奴なのは変わりない気がする(苦笑
さてここからは表連動。上手くできるかな。
じゃないとダーヴィッドさんも遊びにくいだろうし、カルメンさんも顔出しにくく感じちゃったりするかもしれない。
あ、昨日そのせいで発言なかったりしたのだったらごめんなさい。
─翌朝/宿屋・自室─
[眠りは深く、喧騒が聞こえても最初は起きることも無かった。
部屋まで呼びに来た者は居ただろうか。
起きて騒ぎの下へ向かったのは、一番最後だったかもしれない]
…ユリアンが?
襲われた、のか…。
……うん、彼は人狼じゃない、ものな。
[呟きを聞き咎めた者が居たかは定かではない。
喧騒の中でも、意識は未だ夢現に*あった*]
[ぼんやりと闇に沈んだ意識が浮かび上がってくる。
記憶は断片のように散っていて、まだ状況が把握出来ていない]
……食事、貰って。
カルメンさんと話してたんだっけ?
そのうちアーベルは部屋に戻るって言って。ライさんがクロエちゃん探しに行くって言って。
[順番に拾い上げてみる]
/*
さて今日の投票先をどうするか。
デフォはクロエ。
アーベルの結果とゼルギウスの結果、後はクロエの霊能結果次第かなぁ。
ゼルギウスが狼じゃないとすれば、イレーネ・ライヒアルト・カルメン・ベッティの中に狼が居るんだよね。
現時点で既に狼が1人消えてるのか否か。
―昨日・宿屋食堂→厩舎―
女の子同士ならではってのもあると思うけど。
ここで待ってて、出迎えてあげるってのもいいんじゃない。
[扉の前に立ち尽くすゲルダ>>45に言ってみた。
反応は小さくて、今はそっとしておく方がいいのかなと思った。
戻った時に誰かが待っていてくれる生活。今の生活に不満はないけれど、少しだけ憧れを抱いている構図だった]
俺、ナーセルの世話してくるから。
[残っていた誰に言うとでもなく告げると厩舎に向かって]
ぐっ……。
[自分の手で作った傷なんて大した事無いはずなのに、胸が痛くて。
相方に覗き込まれたりしながら、運んだワインの箱に寄りかかるようにして休んで*いた*]
― 昨夜/宿屋 ―
…何が如何してこうなったんだい…
[漏らした言葉は、事の顛末をうまく理解出来ない様に印象付ける。言葉とは裏腹、内心では誰かがやらねばいけない事だとも解っていたけれど。
それでも、自分より年下の少年が凶行に走らざるを得ない状況下に胸のあたりが酷く冷えるは感覚を娘は気にしていた。]
僕は、きっと追い詰めてしまったの、だね…
[言の葉はごく小さく紡がれる。傷に気がつくとライヒアルトがその場に居れば、お願いするように眼差しを送るが。それきり部屋を後にするミハエルに声を掛ける事は出来ず。
自分に何か出来る事と言えば、外に居る自衛団員へ声を掛け、カルメンの事を伝える程度が精一杯で。クロエも呼ばれるか気にする様子で彼女を伺う程度ではあったけれど。]
―――――… ぼくは
[どうしたらいい?と帰らぬ返事を胸裡で呟いた]
―昨夜・宿屋―
[ミハエルには手を振り解かれて、ゲルダは自衛団員にと、
結局階下に下りてからは一人になり厨房の方へと向かった]
はぁ…、カルメンを…ミハエルがねぇ……。
[そこにどんな理由があったのかはわからない、彼の様子からそれをすぐに問いただしにいくこともためらわれて]
私より適任者はいっぱいいるわな。
[ぽつり呟き、水差しとコップの用意をして食堂に戻れば人の姿はそこにあっただろうか、
誰もいないのならば一人いすに座り視線が映すのは、観賞用においてある銀の食器セット]
役立たずの私にできんのは覚悟きめることくらいかね。
[小さく呟く言葉は殺すことか、殺されることか、あるいは……**]
―昨夜―
無理矢理だなんて人聞き悪ぃな。
そんな事してねぇよ。
手荒な事するように見えるのかね。
[ゲルダの言葉>>98に心外だなと呟いて苦い笑み]
話せない事、ね。
何時かそういう時がくるといいな。
[其れを聞き出すような真似はしなかった。
願いを聞き届けてもらえば感謝の言葉を彼女に向ける]
……嬉しいもんかねぇ。
[自分には分からないと言った風に薄く紡ぐ。
安堵を見せる彼女>>99に嗚呼と頷いて微かな笑みを浮かべた]
―昨夜―
[部屋の寝台に寝そべって本を読んでいれば
廊下からはざわめきが聞こえた。
起き上がり様子を見に行くとカルメンの死を知る事となる。
誰が為したか、其れを聞けば柳眉を顰めた]
選ばないから、選んだ、か。
[小さく呟くのは青年が選べないうちの一人の言葉。
呼び止める間も無く風呂へと向かうミハエルの左腕に赤が見えた。
怪我をしたのだと思えば部屋に一度戻り治療の為の道具を手にして
ミハエルの部屋の前で彼が戻ってくるのを待つ。
姿が見えれば有無を言わさず引き止めてハンカチの巻かれた腕を見る]
そんなんじゃ鬱血しちまうぞ。
[後は黙って渋々いった態の少年の手当てをして部屋に帰した**]
中
しかし旦那様にめっさ愛されてるのだけど
こんな子で本当に良かったのかと思うと申し訳なくなる。
設定で縛ってごめんね…!
食いたいとか吊りたいとか言ってるけど(
イレーネはゼルが大好きだからね…!
―昨夜・宿屋厩舎―
こら、やめろって。
[首を伸ばしてきたナーセルにぐいぐいと頭を引っ張られて、宥めるように顔を撫でる]
そっか、このままでいるとベッティちゃんに怒られるよな。
起こしてくれてありがとな。
[身体に着いた藁屑なんかを払って。
部屋に戻ろうと二階に上がるとまた、一つの部屋の前に人が集まっていた]
― 昨夜/宿屋 ―
[それきり娘は言を喪い、カルメンが運ばれ終わり喧騒が鎮静化するまで廊下前で佇んでいた。何より――ミハエルがカルメンを手に掛けた事がショックだったのか、傷心を隠せず、誰に対しても泣きそうな顔をしていた事だろう。]
……なんてクロエに言えば好いのだい?
[有様を彼女に伝えるのは、酷く酷な気がして。
死んだ者の想いが解る幼馴染を案じる様に呟かれた。
アーベルが独り言ちを呟くのを聞けば頸を傾ぐが、
返答は得られる事は無いだろう。]
…アーベル君?
[謝罪を口にする青年を見やり娘は不思議そうに蒼の青年を覗う>>128*]
─回想・昨日─
[湖畔でライヒアルトの傍ら泣き疲れる前。
自衛団長が銀の短剣を渡してきた意味と、自分の命を大事にしろと言われ。
ライヒアルトが自分を案じて言ってくれているのだと思えば、首を振ることはしなかったものの頷く事も出来なかった。
次に気付いた時には、自分が借りた部屋のベッドの中に居て。]
…あ、れ…?
[先程のことは、夢だったのだろうかと思いかけたが。
泣いて腫れぼったく感じる瞼が、現実だと教えてくれた。
それでも、何故自分がここにいるのか解らず身体を起こしながら考えて。]
ライ兄が、運んでくれた…?
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
[震える妻の身体をきゅっと抱きしめて、彼女の裡に沸いた感情が落ちつくのを待った。
その間に、ゲルダが、もしかすれば他の者も、集まるを紅は見る。
その中の最後の方か、ミハエルの姿が見えれば、その挙動に紅玉を瞬かせた。]
ミハエル……君……―――?
確かに、ユリアン君は、人間で間違いないけれど……―――
[何も尋ねない妻から、身を離し、けれど代わりに手を繋いだ状態でミハエルに声をかける。
もしかすれば、夫婦だけか、ミハエルの仕出かしたことを知らぬが故に。]
[自分で帰ってきた記憶がなければ、それ以外に在り得ないわけで。
とことん迷惑をかけてしまったことに気付いてどうしよう、と悩んだ。]
こんなんじゃ、子ども扱いされても仕方ないなぁ…
[いや、子供の方がマシだろう。
泣くだけ泣いて、疲れて眠るなんて子供よりも性質が悪い。
それに、きっと泣き顔もみられてしまった。
恐らく自分を追いかけて欲しいと彼に頼んだのはゲルダだろう、彼女にも見られていたらきっと心配しているはずで。
とにかくライヒアルトとゲルダに迷惑と心配をかけたことを謝ろうと部屋から出ると。]
……この、臭いって…
[この数日で何度か嗅いだ覚えのある鉄錆の臭いに気付いた。]
中
戻ってきたら…あれ
私ゼル=占い師知ってる事になってる…?
一応知らされて無い事前提で動いてる よ!
なもんでミハエルのあれは対応に困ってあえて反応しなかったのだけ ど
ここは会えて嘘っこついてミハエルに食いついた方がよかったのかな…?
ワーン分んない><
…あ、旦那様占い師COしようとしてるのかな…?この前言ってたあれ。
―朝―
血に酔う……かぁ……―――
気をつけてね。
[妻の言葉に少し困った声音で返すのは、そんな状態を他の誰かに見られたなら危険だと、心配する気持ちから。]
それと、ありがと。
[続く礼の言葉は、本当に穏やかな声音で紡いだ。
トクトクと今は鳴る赤の実。
妻にリヒトに差し出すことが出来るのならば、それは幸いであるけれど。抱きしめながら考えるは、どう自分の命を使えば、より2人を生かすことができるかということ。
音に出来ない言の葉に含まれる意味の一つは……―――
選択肢次第では、糧になれないかもしれないと思う気持ちから。]
― 昨夜回想/別れ際 ―
あ、違うのだよ
僕の我儘を通すみたいな事になっちゃったから
…ライヒ君は悪くないのだよ
[>>126言い方が拙かったな、とバツが悪そうな顔をして。
苦い笑みが見えるとふるふる頸を振った。]
……うん、だから、早く其の時が来れば好いなって
[未だ駄目な素振りを見せながら娘は俯き。]
…嬉しい物なのだよ
心配されたら、想って呉れてるんだなって感じるよ
……一人ぼっちじゃないなって嬉しくなるんだ
些細なことでも、僕にとっては最上の…
[青年に伝わらなくてもそう応える。
その代わり娘は言葉通りに、はにかんだ*]
― 現在・宿屋/ユリアンの部屋前 ―
[そうして。仮令服が汚れようとも娘は名を呼び続けていた。裂かれた喉、心臓が喪われている現状は絶望的だった。]
……やだよ
お父さんのように立派な行商人に成るんじゃなかったの?
相棒のナーセルだって、君の事待ってたよ
[腕に触れてみたけれど、冷たい感触はもう熱を宿さないと知れる。暫く佇んでいれば、暫しの後に立ち上がりそっと遺体にシーツを掛けた。一人で運び出す事なんて出来なかったから、自衛団の人を呼ぼうと立ち上がる]
ゼルギウス、さん、…イレーネさんの身体に障るから、さ
早く此処から出て、傍に付いていてあげて、よ
[それだけ、震える声で二人に伝えて。誰か来ているようなら娘は部屋の中のあり様を伝えようとして。カルメン、ユリアンと立て続けの死は、未だ終わらぬ日を予感させた。
寝巻の裾が染まったままなのも構わず、娘はその場で力なくへたりこんでいる*]
[カルメンの部屋からはミハエル達はもう引き上げた後。
その場に残っていたのはアーベルとゲルダだけだったろうか。]
…一体、何があったの…?
[カルメンの身体は既に運び出され、この部屋が誰に宛がわれたものかも知らぬ身には何も解らずそう問いかけた。
そこに自衛団員がやってきて、自分の名を呼ぶ。
昨夜そうされた時に見せられたのはダーヴィッドだった。]
貴方達…今度は、誰を殺したの。
[また自衛団が処刑したと勘違いして彼らを睨みつけると、お前達の手で殺したくせにと言われ、目を見開きゲルダ達を見つめ。
そんな自分を、自衛団員はダーヴィッドの時と同じように詰め所へと引っ張り連れていった。
そして引き合わされた、その人は。]
─朝/宿屋・ユリアンの部屋の前─
(ユリアンが人だと分かっていたのはゼルギウスと僕。
…でも人狼からしたら誰が人なのかは丸分かりなんだった。
となると、ユリアンが襲われた理由は何なのか──)
[夢現にありながら起きた出来事を情報として頭の中で整理する。
眠い眼を擦っていると、ゼルギウスの声が聞こえて]
……何だ?
何かおかしなことを言ったか?
[眼を擦る手。
左腕に巻かれた包帯をゼルギウスの前に持ち上げるような仕草になった]
[その日の日記は、薄っすらとした文字で]
『アーベルには結局何も聞けなかった。
明日起きたら聞いてみようと思う。
今日は、ミハエルがカルメンを殺した。
後で聞いた話だと皆が選ばないからって、そういってたらしい。
選ぶ?何を?人狼だと思う相手?命の順番?
でも人狼だと思う相手を殺さないと大切な人は殺されるかもしれない。
じゃあ…、私は誰を殺せばいい……?』
カルメン、さん…
[血に濡れた美しい人の名を呼ぶも。
流れ込む感情は、激しく。
動揺や、哀しみや、恐怖、痛みはそのまま自分へと伝わって。
白く光るその身体を見つめ、気を失いそうになるのを必死に堪えた。]
この、人も…
カルメンさん、も…人狼じゃ、ない……っ
[誰が命を奪ったのかは、聞いてはいないけれど。
哀しくて、どうしてもやり切れない想いは胸を*渦巻いた*]
細工師 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
―翌朝・宿屋―
[目を覚ますとアーベルの姿を探すことにした。
思い出すのは今朝と昨晩のことなど、ミハエルがカルメンを殺した理由は人伝に皆が選ばないからと。
カルメンが人間だったという話もクロエから直接か、誰かから聞いていた]
あいつに確認しとかねぇとな。
[早くの時間に起こすのも悪いかと思ったが、他の人がいない間に聞けるのはこんな時間くらいだと思い]
なぁ、アーベル少しだけいいか?
[ドアをノックし彼はおきていたかどうか]
/*
カルメン白かっ!
あれ、てことは。
ったあ……そっか、その方向か……。
それじゃー、表に動きでないよな|||||orz
よし、んじゃ、遠慮なくいきますか。
[ふっ、と記憶の欠片から手を離す]
……イレーネさん。
あんま見てるとお腹の子に良くないよ。
[震えるイレーネ>>65母にボソリと呟く。
駆け込んできたゼルギウス>>107が抱き込むのを無感動に見る。
その唇の動きも見えたけれど、受け止めるでもなく]
……ゲルダちゃん。
[ゲルダ>>112の呼びかけに俯く]
ありがとう。見て楽しいものじゃないからね。
ゲルダちゃんも、離れた方がいい。
[シーツ>>134を掛けてくれたことに礼を言った。
俯いたままの表情は、生者からも死者からも見えないだろう。
逃げるように記憶の欠片へと手を伸ばす]
[ともあれ、いつまでもここにいても仕方ないか、とゲルダにも休むように促して。
自分も階下へ向かおうとするものの。
ふと、足を止めたのは──気まぐれか、ポケットの女神の誘いか]
……ちゃんと、探せなくて。
血ばっかり見せて。
……すまねぇ。
[小さな呟き、それへの反応を見る事はなく、階下へと向かい。
自室で一人、物思いに耽る内に、時は過ぎ行くか**]
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
うん?なんだか……―――
[ぼぅっとしてるの寝起きの所為か。
それにしても、遺体をみての反応が薄いと思えば、ミハエルの持ち上がる手に白が見え、少し眉を潜める。]
手、どうしたの?
怪我したのだろうけれど、大丈夫?
[尋ねていれば、ゲルダから声がかかった。
少し迷う様な表情をし、妻の青を見る。]
けど、そんな状態のゲルダさんを置いても行けないよ。
[妻の表情はどうだったか、どうであれ、ゲルダに向けてそう告げるも、今日は自ら進んで自衛団の詰所へ向かうということはしない。]
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
[チロリと彷徨わす視線、その先に、場を任せられるような人――例えば、ライヒアルトやアーベルが居たのなら、ゲルダを任せ、自分は一先ず妻とミハエルを食堂に導こうとするのだけれど。
居ないのならば、そっと妻とミハエルの前に立ち、2人の視界にユリアンの遺体が入らないようにと努める。]
―ユリアンの部屋―
[ユリアンを呼ぶゲルダの声>>112が聞こえて暫くして
青年は廊下へと出てユリアンの部屋へと向かった。
床に広がる赤の中心に横たわる男の肢体。
微かに柳眉を寄せて胸に下がる十字架を握る。
部屋の中に空になった見覚えのあるワイン瓶。
そして、いつの間にか減っている苦蓬の酒――]
――…其れに頼っちまうほど、きつかった、か。
[癖のある酒。
けれど魅入られてしまえば手放し難くなり
果てには幻影まで見せてしまうと言われるもの]
…………。
[軽口は出ない。
ただその貌には苦いものが浮かんでいた]
―朝 宿屋 ユリアンの部屋前―
[離れるぬくもりが手に移ると、夫とミハエルの反応は、交互にそっと見ていた。
口を開かないのは、まだ喋れるほどではないからか。
昨日何かがあった事、は所々途切れ気味に把握してはいたが、
それを夫に伝える機会には恵まれずにそのままになってしまっていて。
ミハエルの変調は、早朝だからか、そのせいなのかは解らない。
ゲルダから声をかけられて、迷うような表情の夫と目が合えば、
ようやく口をひらいた。]
…ゲルダちゃんも、出ましょう。
服、濡れてしまっているわ。
[夫にはミハエルを任せる格好にして、
間に入ってくれた夫には、大丈夫だとそれでも笑むような表情を見せて、
その脇を抜け、寝巻き姿のまま見えるゲルダの方へ近づき、いつかのように肩を叩いた。
動けないようなら、何とか腕を取りせめて立ち上がらせようと努力はするが。]
細工師 イレーネが「時間を進める」を選択しました。
―昨夜・自室―
カルメンさんのも使えば、もっと強くなるかな。
昨日ので少しは勝手が分かった気がするし。
[淡々と言ってみた。
けれど胸の漣は落ち着いてくれなかった]
あんま飲むとライさんに気付かれるよな。
そこから疑われるとかは間抜けだし。
でも、悪夢見て錯乱するよりはマシ、だろうさ。
─翌朝/宿屋・自室─
[いつ眠ったのかは覚えていない。
けれど、目覚めは夜明け前に訪れる]
……って、と。
[しばし、窓の向こうの空を眺めた後、机の上に瑠璃のダイスを並べ、そこに一滴、紅を落とす]
我が身に流れし血の盟約に基きて。
我は求む。
彼の者の真実の姿、示されん事。
[唱えられる呪。昨日は発動には至らなかった、けれど]
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
うん?誰かから何か聞かなきゃいけないほどのことなの?
[ミハエルの言葉に、本当にキョトリとし首を傾げた。
薬が効いて寝入っていた為に、物音すら聞いていない状況だった。
しかし、ここで深くを尋ねないのは、ゲルダの件があるからで。
ゲルダに手を差し伸べる2人を見ながら――けふっと一つ咳をついた。]
あ、ライ君……―――
悪いんだけど、自衛団に話持って行ってくれるかな?
[と、姿を見せたユリアンに祈りを向けるライヒアルトに声をかける。
言葉裏に滲ますのは、外に出るのはキツイのだということ。
傍からは、3人を一先ず食堂に導く為と聴こえるだろうか。]
―宿屋・アーベルの部屋前―
[中から返る返事、それから端的に伝えられた言葉に首をかしげ、
それは聞こうとしたことと重なるだろうか]
入ってもいいか?
[ドア越しにそう尋ねながら]
聞きたいことがあるんだ、昨日のこと、人狼のこと。
私の知らないこと、話せる範囲でいい。
/*
このぐらいのうっかりやらないと、ベッティにはばらせない。
いや、ほんとは、抱きつかれた時に零そうと思ったんだけど。
なんか言うより先に、離れられてたんだよね……orz
しっかし、なあ。
一番情報持ってたユリアン落とすとは思わなかったよorz
つか、潜伏型狼と潜伏型占い師って、一番相性悪いのに。
も少し早く気づけてればなぁ……方向転換もできたんだが。
貴族 ミハエルは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
――…あ、ああ。
自衛団に知らせてくれば良いのか?
[ゼルギウスの声に振り向き部屋を出る。
他に何も用が無ければ――
青年は自衛団詰め所に行き
ユリアンが襲われた旨を伝え彼らを呼んでくるだろう]
[粟立つようなおぞ気を覚える。
隠しているものを無理やりこじ開け暴かれたような
そんな不快感がリヒトを襲う]
――…は。
[纏わるおぞ気を振り払おうと吐息を零した]
[アーベルからの許可があれば中に入り、
包帯に気づけばいぶかしむ様にそこを見たかもしれない。
今はそれに言及することはなく]
アーベル、昨日、ブリたんが死んだこと、知ってたんだよな?
[確信があるわけでもない、けれども昨日の彼の行動はそうとしか思えないもの]
普通の人ならわかるわけがない。
考えられるのは死んだ人の事感じ取れる、クロっちみたいな力があるか、
アーベルが人狼で、実は殺したのがアーベルだってことくらいだ。
[じっと彼の姿を見つめながら]
アーベルはなんであんとき、あの部屋に向かったんだ?
―朝 宿屋 ユリアンの部屋前―
[空咳をする夫を気にしながらも
――風邪を引いたのかしら、内心ではそんな風に思って――
ゲルダに気遣わしげな視線を向けた。
ミハエルがやってくれば同じような視線を向け、邪魔になるようなら少し体をずらし前を空けた。
幼馴染の姿が見えては消えるのは、目の端に見止めて。]
ライ、出るなら気をつけて。
[自衛団や人の目や、色々な物に対してそう言った。]
/*
いまだにどっちが占いなのか狂なのかわからn
メタで判断しようとしてもどうなんだか。ごろり。
ちなみにゼルギウス狂だと思ってたけど。
本当に占い師なら先にイレーネさん占う気がしてたとかなんとか。
残り灰が3人だからなあ…
ミハエル君白を信じるならイレーネ・ライヒアルト・ベッティだけど
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
[ミハエルの仕草に、誰に遠慮しているか識れて、ゼルギウスは頷いた。頷く仕草に、白銀がはらはらと儚く揺れる。]
うん。ごめんね。気をつけて。
私たちは、食堂に居ると思うよ。
[願いごとを受け入れてくれたライヒアルトに、緩い微笑を向けた。
さて、ゲルダも流石に3人がかりであれば、腰を動かしただろうか。]
[自衛団員を連れ戻ってくれば
ユリアンの部屋まで彼らを案内し後を頼んだ。
其れを頼んだゼルギウスやミハエル達が未だ其処に居るなら]
立ち話も何だ。
食堂ででも座ってゆっくり話せば良い。
[体調が悪いゼルギウスを案じての言葉。
彼らを促し、青年は一足先にその場を後にする。
階段をおりるたび、首に掛かる銀の十字架がシャラと鳴った]
/*
占い先提示にもよるけど、今日は狼吊れるか謎い。
襲撃先どこかな、クロエは残りそうだけど、
そろそろ占い師削りに来るか、白を食べにくるか。
さっぱりわかんない!こういうの苦手だ!
大丈夫なら佳いんだ……―――
[妻の幼い笑みに、同じような笑みを重ねた。
その後、けふっと咳こむに重なるリヒトの吐息。]
ん?どうかした?
[灰銀より遅れて、問いかけをリヒトに向けた。]
――…視られれた、かねぇ。
[其れは憶測]
一体誰だよ。
品行方正な修道士を疑う奴は。
[名を呼ぶ聲に苦笑まじりの聲が返される]
/*
どのみち明日になれば、吊り襲撃かぶらなければ6人だし。
その中に狼二人となると狼勝利でない限りは二日かかるかな。
ごろごろ、わからない
―宿屋・アーベルの部屋―
[直球だなとその言葉に微かに笑みを浮かべて]
細かい探りができるようなやつに見えたか?
[そう言葉を返した後、向こうから返された返答、
それは意外なものであり、同時に隠していたことを納得する言葉]
ああ、そうかアーベルは…生きてるもの……ってことか…
[納得したように小さな呟き、それから疑問のような推測のような言葉]
人数の割りにすぐに見つけられてないとこ見ると何回も見れるもんじゃないのか……
/*
アーベル狂人くさいのに占いな気がするんだよ、なーなー。
ベッティも狼ぽくないし。
イレーネ・ライヒアルト狼のゼルギウス狂人だったら笑う。
明日の襲撃誰かによるけど、もしこうなら狼勝利でもいいんじゃないかさえおもえてきt
如何もしねぇ、と、言えればいいんだが。
[ヴァイスルヴに同じ聲を紡いだ。
さきほか感じたおぞ気は
首に掛かる銀よりも気持ちの悪い感じだった]
視られた、って……
[そこで初めてその可能性を知れば、ざわと背筋が総毛だった。]
―――――リヒト。
[固いコエで、同胞の名を呼んで。]
どうしよう、誰だかまだ解らないのに……
ユリアンさんじゃ、なかったのね
[ということは、必然的に彼は残りの一枠となるわけなのだが。]
視られたって、占われたってこと?
[リヒトの聲に、元々白い貌が更に白に染まる。]
もし、もし、そうなら
相手が君の占い結果を謂う時、私がいなかったら呼んで
絶対、だよっ
[仲間を失うかもしれない以上の悲痛さを込めた聲が、
紅の世界に木霊した。]
ユリアンは護る者。
守護者だったんだろうな。
[既に察しているであろう同胞にそれを言葉にして向ける]
如何するかねぇ。
誰かわからねぇから口を塞ぐ訳にもいかねぇし。
―朝 宿屋 ユリアンの部屋前―
[何とかゲルダを立たせれば、食堂よりは一度彼女の部屋へと促す。]
ゲルダちゃん、夜着のままじゃ……
[流石にその格好であまり人前には、と。
それに血塗れたままでは良くないだろう。
それでも休ませる方が先だと言われれば、それに同意し食堂へと促すのだが。]
占われたって事だな。
[予感はあったから驚きはないのだけど
如何にも気に喰わない感覚が残っている。
ヴァイスルヴの悲痛な聲に瞬きして]
――…ん?
それはいいが……
一体、如何した?
─宿屋・自室─
見えねぇし、思ってねぇ。
ついでに、すぐに突っ走るヤツだから、危なっかしくてカード持たせられやしねぇ。
……ま、それがお前のいいとこでもあるが。
[褒めてるんだか貶してるんだか、わからない言葉を返し]
ああ。
一回やる事に、おっそろしく消耗するからな。
一日に一回、一人を視るのが限度だ。
……っつーか、全員一度に視れるようなら、こんな騒ぎになってねぇ。
[軽く、肩を竦めつつ。
瑠璃のダイスはポケットへ。手首を裂いた短剣は、鞘に収めて懐へ]
……で、話、それだけか?
俺、ちょいとユリアンに急ぎの相談ができたんだが。
―朝/宿屋/ユリアン個室前―
[結局、ゲルダを食堂に誘うことが叶ったのは、ライヒアルトが自衛団員を連れ戻った後になったか。]
ん。着替えるのは、もう少し落ちついてからでも佳いかも?
今、一人にさせる方が……―――
[妻の提案に、少し考える素振りを見せながらも、結局はライヒアルトの後を追う形で食堂へと。
むろん、途中でゲルダがそれでも着替えるを欲するならば、止めることはしないのだけれど。
けほっけほっと、歩きながら何度か咳が口から洩れた。]
むぅ、これでも考えはあるほうだぞ。
[その言葉にそう返しながら、こつんと握りこぶしをアーベルの胸にあてて笑いかけてから]
一日にか……
[あれからたった日数を考える]
3人か……
ああ、後は人狼のこととか詳しいみたいだから聞きたかったけど、忙しいならいい。
[ユリアンのところにと言われれば行って来いとジェスチャーで]
私は食堂いってくる。
[そう伝えて、アーベルとはそこで別れることになるだろうか]
[別れ際振り返りアーベル]
アーベルもあんまり一人で無理すんじゃねぇぞ?
大事なことなんも、いつも私には言ってくれないからな。
[そう彼を案じる言葉を]
[ユリアンの件は、1つ2人を危険に晒す理由が減ったのだと安堵の息を吐き]
――……私が占い師を騙った理由を忘れちゃった?
[向けられる疑問には、唯それだけを紡ぐ。
黒と云われたなら白を示す。
そうすることで、リヒトを生かす道を作りたいと。
けほっけほっ――と、咳が紅の世界にも乗る。
生かす為に、命を差し出すつもりであるとは、まだ告げぬまま。
妻と子の為にも、リヒトに生きて欲しいと願い、本当にもう、短い生ならそこに賭けたいと。]
─回想・昨夜─
[自衛団詰め所でカルメンに引き合わされ、彼女も人であったと知った。
青褪め打ちひしがれる自分に、蒼鷹はただ寄り添って温もりをくれて。
けれど自衛団員たちは、人狼を見つけられぬことにあからさまな落胆と批判を向けてきた。
それに返す言葉もなく、ただ罵られるのを無表情に聞き。
けれど、ミハエルがカルメンを殺めたと聞けば驚きに目を瞠った。
その後、自衛団員に言われるままに宿へと帰り。
誰かにカルメンについて聞かれれば、人狼ではなかった、と言葉少なに答え、早々に部屋に戻った。]
ミハエル君、どうして…
[思い返すのは、カルメンと木陰で楽しげに話していた姿や、イレーネのおなかに触れ尊いものだと感じていた様。
決して、人を殺められるようには思えなかった。]
─宿屋・自室─
……そうか?
[笑みと共に返された言葉に、真顔で返しつつ]
そういう事。
……ま、中々当たりは引けなかったが、な。
[人数の部分には、頷いて返し]
ん、ま……そこらは、話せるようならな。
[そんな言葉を投げて。
食堂へ行く、というベッティとは別れ、部屋を出ると階段へと足を向けるが]
…………。
[別れ際に投げかけられた言葉。
ひとつ、ふたつと蒼を瞬き、そして]
……それこそ、お前に言われたくねぇよ。
[返したのは苦笑と、冗談めかした、言葉]
[占い師を語った理由、に関しては覚えていたが
占い師がどう出てくるか解らぬ不安もあり、二人の間に視線を彷徨わせて。
その最中、聞こえてくる咳に、また少し眉が寄る。]
…ヴァイス、大丈夫?
さっきから…ううん、昨日からよね
咳き込んでるの。
風邪……なの?
[不安そうに尋ねるのは、それだけでは無い何かを感じ取っているから。]
─朝/宿屋・食堂─
[ゲルダが着替えを望むなら先に部屋へと戻らせて。
その場合はイレーネに傍についていて貰うことになるだろうか]
[食堂へと降りて来たなら、ゲルダを座らせ休ませて。
自分はゼルギウスの傍へと歩み寄る]
さっきの話だが。
[紡ぐ声はゲルダには聞こえぬよう抑えたもの。
イレーネも共に居るなら、声は聞こえたことだろう]
───この怪我は、昨夜カルメンを手に掛けた時に付いたもの。
つまりは、そう言うことだ。
[直接的な言葉は使わず、怪我を持ち出して遠回しに伝える。
意図を飲み込めぬようなら、はっきりと告げるだろうが]
――…騙った理由、か。
[助ける為に“占い師”となった仲間。
占われただろうリヒトを庇うか
占い師や他の者を人狼と断じるか
二つが浮かんで、彼なら前者かという結論に至る]
咳、辛そうだな。
養生しなきゃ、いけねぇな。
―宿屋・食堂→厨房―
[アーベルと別れてから]
こんなときに言えるようなことじゃねぇよ。
[自分の胸の中にあるものを見透かしてのことか、それとも一人でということにか]
アーベルにはいつも甘えてるつもりだけどな……
[厨房に引っ込み、朝食の準備をと、食堂に人が着始めたのはそれからのことだろうか]
― 宿屋/ユリアンの部屋前 ―
[ミハエルとゼルギウスの話を聞きながら暫くはへたり込んだままで。イレーネからも出るように促され肩を置かれ、娘は漸く立ち上がる気になったのか其方へと貌を向けて。]
ン……ごめんなさい
気遣わなきゃいけないのはイレーネさんの方なのに
[ゆる、と頸を横にしながら詫びを入れて。ミハエルからも手を伸ばされたのなら、娘は二人の手を取って起き上がった。
二人の手はとても温かくて、ユリアンやブリジットの様な冷たさとは違うから。一層娘の胸を熱くさせた。]
…ミハエル君も、ありがとう、ね
皆、辛いのに、僕ばっかりこうで…
[泪を滲ませる目許は細められ弧を作り。此処から出るように二人に見守られてユリアンの部屋を後にするか。ゼルギウスや他の面々とも会えば、一度だけ礼をして。]
― →食堂 ―
[あの少年が今どうしているだろうと思いながらも様子を見に行く事もためらわれ。
ベッドの上で膝を抱え、隣に添う蒼鷹の温もりをただ感じていた。
そうしているうち、何時の間にか眠っていて。
そして、朝。
部屋の外の気配で目が覚めた。]
……これ、って…
…っ……!!!
[昨日の朝と同じ目覚め方に、嫌な予感は募り。
着替えもせぬまま、外へ飛び出した。
ゲルダ達が丁度食堂へと向かったところだったろうか、誰にも会うことはなく。
もう何度嗅いだかしれない鉄錆の臭いの濃くなる方へと蒼鷹と共に向かった。]
[背の向こうで聞こえる咳の音。
昨日ミハエルから聞くまで知らなかった其れは
隠しきれぬのか既に何度か耳にしている。
青年は厨房で紅茶を淹れる。
食事を取る余裕もないかもしれない。
それなら少しでも栄養を取れるように、と、
ロイヤルミルクティーを用意した。
ミハエル、イレーネ、ゲルダ、と其々の前にカップを置き]
ゼルギウス、残さず飲めよ。
[ぽつ、と呟いてゼルギウスの前に置いたのは一見他と同じ。
けれど飲めば甘味を強く感じるかもしれない。
咳止めと鎮痛に効果があると言われる甘草を混ぜていた]
─ →宿屋・二階─
[階段に近づくと、二階からの騒がしさが届く。
それに、微かに眉を寄せながら、階段を駆け上がり]
……え?
[今、訪れようとした部屋に出入りする自衛団員の姿に、目を瞠る]
なに……が?[零れ落ちたのは、疑問の声。
とりあえず、団員を捕まえて、状況を問い。
ユリアンの死を知らされると──ぎ、と、唇を噛んだ]
……馬鹿野郎。
ジョーカーが、取られてどうすんだよ……。
[ユリアン自身のカードについて、はっきりと確かめたわけではない。
けれど、推測は出来ていたから、小さく呟いて]
……は。
こいつは本気で、全力勝負、か?
[呟く刹那、掠めたのは、一匹狼としての、笑み]
………あ…っ… !?
[丁度自衛団員がユリアンを運ぶところに出くわして。
シーツに覆われたせいで誰の骸かは解らぬものの、伝わるものは変わらなくて。
その場にへたりとしゃがみ込んだ。]
……どう、して……っ
[また、命が奪われた。
それはそのまま、自分の無力を責めるものになって。
傍らの蒼鷹の鳴く声も、耳には入らぬまま。]
─宿屋・二階廊下─
[思考を巡らせている所に届いた、声。
視線を向ければ、座り込むクロエが見えて]
……大丈夫か?
[行かねばならぬ所はある、けれど。
こちらも放っては置けないから。
近づいて、そう、と声をかけた]
―宿屋・厨房→食堂―
[ライヒアルトが姿を見せれば紅茶をと、そこは任せて自分は朝食の準備を一人していた。
彼が用意を終えて出て行くのを見送り]
今日は皆起きるの早いのな。
[他にも複数、食堂の方に会話の様子を感じる。
人数を確認して出した方がいいかと、自分が食堂に顔を出すのはライヒアルトからやや遅れてのこと]
朝食は食べるやついるか?
[ユリアンが殺された話を聞くのはそこでになるだろうか?]
― 宿屋/食堂 ―
[二人に椅子へ座る様に促されて。イレーネから夜着の儘だと指摘されると白の寝巻は所々紅く染まっていて。]
あ………そっか、さっきので…
[ユリアンの血が付いたのだと知ると、はっと貌を上げ。]
…えっと、僕、後で着替えてこようと想うのだよ
イレーネさん達、何度も言っちゃうけど…有難う、ね
[ライヒアルトからミルクティーを貰うと、有難うと礼を述べて。先日はスープしか口にして無かったからじわりと温かさが身体になじむ。]
あったかい…
ライヒ君…ミルクティー美味しいのだよ、有難うね
これ飲んだら一度お部屋に行くね
[寝巻についた血を隠すように服の生地を手で覆いつつ。
ミハエル達が話し込む様子は、視線だけを向けていた。
話す内容までは聞き取れずにいたが、内容は推して知るべしか。]
[自衛団員達はこちらに見向きもせぬまま遺体を運んでいった。
蒼鷹は心配そうにその身を摺り寄せてくるだろうか。
その身体を、震える手でそっと抱き寄せると目を伏せた。
そこに聞こえた声に、ぎこちなく顔を上げて。]
ベル、兄。
…だい、じょうぶ。
もうちょっと、ここに居たい、けど。
[震える声で、小さく頷いた。]
―食堂―
[ベッティの言葉に軽く瞬きして]
――…朝食はもうちっと後の方が良いかもしれんな。
ユリアンが襲われて――…
その現場を見てきたとこだから。
今頃、自衛団がユリアンを運んでるところだろ。
[彼女に向ける声は他の者を気遣って控えめなものだった]
[自らの骸には特に未練は無かった。
気になるのは残っている者達のことであって。
階下に降りる者達を追いかけようとして、ふと足を止める。
予感の通りに階段を駆け上がってくる者がいた]
……悪い。
お前も知ってのとおり俺は一か八かの賭けとなると勝率が低い。
こんな時にも同じだったなんて情けない限りだけどな。
[アーベル>>174の呟きに一度は顔を背ける。
この言動でほぼ確定した。人狼であるならばここでこの台詞は出てくるまい。いや、本当はその前から分かっていていいはずだった。
村の外で、ブリジット以上に会うことの多かった男。
良くも悪くも危地を共に抜けたことがある相手の性格は、他の誰のものよりも知っていたはずだったのだから]
……お前は無駄に死ぬなよ、一匹狼。
[クロエに近づく背中>>177に声を投げた]
私は大丈夫だから、ベル兄は皆のとこ、行って。
キーファーちゃんも居るし、少し、休みたいだけだから。
[本当はアーベルに聞きたいことがある。
けれど、それを問いかけてもしも彼に辛い思いをさせてしまったら。
自分の問いのせいで彼の身に危険が及んだら。
幼馴染を悲しませることになる選択は、取れるわけがなかった。
だから、ぎこちなく微笑んでアーベルを見送ろうと。]
─朝/宿屋/食堂─
[辿り着いたその場、席につけば近寄ってくるミハエル。
その唇から告げられる事実に、紅は一度大きく見開かれた。]
そう……―――
[頷けば、けふっと一つ咳が出る。
何を謂うべきか迷う間、妻の視線を感じ、一度紅は青を見、翡翠に向けられる。]
何かを得ようとすることは、きっと何か代償を払うということ。
ミハエル君がそこまでして手に入れたかったものが、
手に入ると佳いと思うよ。
[ただ、穏やかに、クロエに向けたと似た言葉を紡いだ。
ゼルギウスが望むのは、その代償は……―――。
運命の歯車が、望むままに回ってくれるのならば、護りたいものの代わりに、自らのもう幾許もない生を差し出したい、と。]
/*
あ、一か八かまでいけてなかったんだった。恥ずかしい。
ゼルギウスに直接聞けてれば一か八かでしたね。
どっちにしても運はそんなに強くなくて。
事前情報を出来るだけ手に入れておいて、それに合わせてブラフ張ってくタイプだったとは思います。
普段の賭け事は負けても気にしない人。遊びの範囲から飛び出しそうになるとさっさか逃げくような。
―宿屋・食堂―
[ライヒアルトからかけられた言葉、二階にあがったアーベルは帰っておらずそちらの方を見る]
そっか、ユリアンが……
[落ち込みながら少しばかり人の死に慣れてきたような、そんな感覚を感じて]
そうだな、朝食は後にするか……。
[そう返し、再度階上を心配するように見上げて一度厨房へと引っ込んだ]
……それ、と。
[過るのは、微かな逡巡]
……ごめんな?
なんていうか、お前にばっか、辛い思いさせて。
[死を多く重ねる事が、死に接する者の負担になるのは知っている。
実際、以前共にいた霊能者は、最後には発狂して死んでいったから。
それを和らげてやれぬ事への、謝罪を、紡いで]
ん、じゃ。
俺、ちょいと行ってくる。
急ぎでいかないと、ならん所ができたんで、な。
洗濯女 クロエは、細工師 ゼルギウス を投票先に選びました。
―食堂―
如何致しまして。
[礼の言葉には軽くそう返して。
ゲルダの紡ぎにゆるく頷く。
ベッティの返事には嗚呼、と声を返すが]
……あ、
[彼女を紅茶の席に誘おうとするも
それを言う前にベッティは厨房へと姿を消した]
─宿屋/食堂─
嗚呼、ありがとう、丁度喉、乾いてたんだ。
[ミハエルへ言葉を紡ぎ終えると、また咳を一つ。
それを喉の渇きの所為にして、ライヒアルトから差し出されるミルクティーを受け取る。
口に含めば、常より甘く感じるそれに、つっと紅が上がる。
音紡がぬまま、唇が『ありがとう』と再度動いた。
そして、ゲルダには、唯微笑んで首を横に振って見せる。
気にしないで、と。]
[離れ際、もう一度頭を撫でて、手を離し。
ゆっくりと踵を返して階下へと向かう。
右手はポケットの中のダイスを握り締めたまま、食堂へと顔を出し]
─ →食堂─
……っとー……ああ、いたいた。
[探す姿を見つけたなら、常と変わらぬ調子で声をあげ]
ライ、ちょっといいか。
……サシで、話したい事がある。
─宿屋・食堂─
[ベッティ>>178からの問いには]
もう少ししてから、頂こう。
今はこれがある。
[ロイヤルミルクティーを示すように掲げ、後に摂ることを告げる。
ゼルギウス>>184の返答には軽く翡翠を伏せ]
Без труда не выловишь и рыбку из пруда.
Волка ноги кормят.
楽して得られるものは無く、自分から動かなければ得ることも難しい。
だから、僕は僕が選んだ途を行く。
それしか方法が無いから──。
[ゼルギウスの言葉に頷きながら、自分が決めたことを口にした。
払った代償に見合った結果が得られるは、今はまだ分からないが]
―宿屋・食堂―
慣れちゃいけないよな……。
[つぶやき、準備していた朝食は途中でやめて保存の利くようにしてから再度食堂へと戻る]
んっ…?
[ちょうどアーベルが戻ってきたところで、ライヒアルトを呼ぶ様子にそちらの方をじっと見ていた]
ん〜……風邪かな?
喉乾いてる所為かもしれないね。
大丈夫だよ。
[あくまで最期まで心配させたくないのか、
努めて明るくぼけっと妻の聲に答える。]
ん。今回の件が片付いたら、ゆっくりさせてもらうよ。
今は、ちょっと踏ん張りどきでしょ。
[白銀の性格をよく知っているリヒトの言葉にも、
無邪気に先のある言葉を告げながら、唯一人見つめる先は闇(死)。]
─ 宿屋/食堂 ─
…着替えてくるね
[紅茶を飲み終えると、周りにそう伝えてゆるりと立ち上がる。
足取りは緩やかなものではあるが確りしたもので。]
― →二階 ―
[部屋に向かう傍ら、もしクロエに出会えば、あと声を上げて。
血に染まるその姿をみられたかも知れず。]
―食堂―
[ゼルギウスの唇の動きに微かに目を細める。
青年の方もその仕草のみで何も声にはしない。
飲みなれぬミルクの甘さに目を落とせば掛けられる声。
アーベルの方を向けば瞬き一つして]
――…あ?
何だよ、改まって。
[ぐっとカップの中身を飲み干し席を立つ]
何処で話すよ。
[常の調子でゆるく首を傾げる]
[頭を撫でられると、つい涙腺が緩みそうになって顔を伏せ頷いた。
だが、続いた言葉がどこか引っかかって。
顔をあげ、アーベルを見つめた。恐らくは、蒼鷹と同じような表情で。]
ベル、兄…?
[何故か不安にかられ、名を呼ぶも続く言葉はなく。
謝られれば、ううん、と頭を振った。]
私は、視ることしか出来ないもん。
見つけてあげることは、出来ないから。
…ごめんなさい。
[気遣われれば、申し訳ない気持ちが強くなり謝罪の言葉を吐く。
この場を離れると言われれば、うん、と頷いてから。]
…ベル兄。
気をつけて、ね?
――…サシで話、ね。
まさか、あいつが占い師じゃねぇよな。
[そうでなければ良いと思う。
アーベルとの付き合いは長い。
そう、だから――……]
[食堂へと向かうアーベルの背に、願いを込めた言の葉を投げ。
見送った後も動けぬまま蒼鷹と共に座り込んでいるところに声をかけられた。]
……ゲルダ。
どうしたの、その格好。
[幼馴染の声に、顔を向ければ血で汚れた姿に驚き青褪めた。]
─食堂─
[向けられる視線には、気づいていても。
今、蒼が見据えるのはただ、一点]
……あー……宿ん中だと、内緒話とかし難いし。
とりあえず、外、でねぇ?
[玄関を親指で示しながら、問う口調は何気ないもの。
けれど、蒼に宿る険しさと──それと共に宿る、何かを楽しむような光は、僅かながらも見て取れるか。
それが、勝負を仕掛ける時の表情と知る者は、ここにはいない、けれど]
/*
……ライ兄は、狼であってほしくないなぁ…
ていうか、皆狼であってほしくないんだよなぁ…
ベッティもイレ姉もミハエル君も…
─宿屋・食堂─
[ゼルギウスと話をしていると、アーベルが降りて来てライヒアルトへと声を掛ける。
翡翠がじっとアーベルを見詰めた]
[狭い選択肢に含まれる一人。
手に掛けるを厭わない者。
けれどここで事を起こす気は無かったため、彼らの様子を眺めるままとなる]
踏ん張り時、だな。
四人で一緒に逃げなきゃならねぇもんな。
[自分と、同胞とその伴侶と、子。
分が悪い勝負というのは分かっていたが
最後まで抗うしかないと、考える]
―食堂―
[遺体をみたからという訳でなく、食事をとれない身としてはべッティの言をライヒアルトが退けてくれたのはありがたかった。
そこに言葉を重ねることなく、チラリと現れたアーベルがライヒアルトに誘いかけるのを横目でみつつ]
そうだね。
私も、私が選んだ途を行くよ。
[ミハエルに薄らと微笑んで見せた。
次に占った先、その結果を謂うは決めている。
ただ、そのタイミングが……―――難しいかと視る先は。
出来うるならば、皆の前で効果的に、
とは唯自分だけの都合に過ぎない。]
……そう。
[夫の調子だけはいつものまま。
なのにどうしてこんなに不安に駆り立てられるのか。
それでも踏み込んで聞けないのは、
何かを知るのが恐ろしいからかもしれない。
今のように。
今この時は穏やかで温かなのに、その一歩先は見る事が出来ずに。]
―宿屋二階 個室(回想)―
……人形を?
[部屋を訪れた少年に、女は最初こそ僅かな警戒を見せたものの。
懇願する彼の様は嘘には見えず、受け入れるまでそう長くは掛からなかった]
ええ。
お気に召すといいのだけど。
[完成予定図のスケッチを見る少年には肯定を返す。
素直な賛辞には素直に礼を。
パペットを介しての礼の言葉には、くすくすと笑いながら頷いて。
照れているミハエルをちらと見遣ってから、続きに取り掛かろうと鋏を手に取った時]
[青年は何かを感じてはいた。
虫の知らせというものだろうか。
アーベルの蒼を深緑が見詰め、それから肩を竦める]
外、ね。
男二人で散歩なんて華がねぇが
いいだろ、行こうぜ。
[幼馴染に頷き、玄関から外へと出る]
……私も行こうか?
[もう一人幼馴染は占い師の候補の一人。
手にかけるに抵抗のある相手ではあるが。
だからどこかに潜んでいようかと、同胞に問う。]
[驚いた拍子、短く悲鳴を上げてしまったかも知れない。
人形の倒れる音。
振り返った目に入ったのは、先程まで笑い掛けていた相手が、]
――ッぁ……
[喉を衝かれた反動でのけ反る。
亜麻の髪が波打つ。
手を離れた裁ち鋏が、ミハエルの左腕を傷つけたのには気付けなかった]
[何か言いたげな視線を向けるだけに、結局何も彼に言うことはなかった]
まっ、幼馴染同士、男の会話もあんだろな……
[つぶやくような声は自分を納得させるためか、他人に納得させるためか]
(ミ、ハエル、さ)
[声は出ず、代わりに熱いものが込み上げてくる。
冷めてゆく恐怖も、痛みも確かにあった。
それでも]
(ああ――)
[引き倒されても、胸を突かれても、返すのは生理的な反応だけで、抵抗らしい抵抗は見せなかった。
瞠られたままの群青は、少年の翡翠だけを捉えて]
可能性は高い、かもしれないね。
[ふっと思い出すのは、ブリジットの件のこと。]
どうしようか、先に君が白だと謂ってしまうのもありかな。
[サシで話したいのならば、余計なことかと、そわりとして謂う。]
―――……うん、4人で
[叶わぬことと知っていながら、言葉だけは希望ある先を。]
[右手が少しだけ動き、けれど彼に向けて伸ばすことは叶わない。
ミハエルにとっての女は、“一番最後”だったけれど]
(……ごめんなさい、ね)
[人形によく似た双眸の奥、哀しみは深く*沈みゆく*]
/*
ん〜。アーベル、ライヒ殺す気だろうな。
私の死亡ふらぐっ(←
こうなると遠慮してしまって死に損ねること多いのよ(*ノノ)
強行してもいいかしら(あわわ
……そう、ね。
[4人と、呟けばそっと腹に手を当てる。
腹の子は母の手に過敏に動き返す。
……少し大きくなっていた。
まだ見て触れられても知られぬ程度の変化だが、
人ならざる身が、その餌がそうさせたか。]
華がないとか、俺ら二人に関して言えば、いつもの事だろ?
[イレーネがゼルギウスの所に行っている時は、大抵は二人で駆け回っていたのだから、と。
おどけた口調で返しつつ、玄関から外へ。
出てすぐは自衛団員の姿もあるため、少し歩くか、と言って歩き出す]
……さってーと。
どっから話したもんかねぇ。
[周囲に人の気配の途切れる頃。
最初に口にしたのは、こんな言葉]
いざとなると、色々とひっ絡まって。
上手い言葉が出てこねーや。
それが最善手、かな。
食堂ならまだ人もいるだろうし。
[仲間の聲に是と返す。
四人で、と繰り返されれば少しだけ安堵の色を浮かべた]
[外に出る前。
そういえばこうして未練を残したのは自分だけなのだろうかという考えが頭を過ぎった。
ぐるりと見渡したところで、此岸にいない誰かの姿を、声を、見聞きすることは出来ただろうか]
俺等二人はまあそうだけど。
子供の頃はさ、イレーネも一緒だったじゃねぇか。
あいつは華にカウントされねぇのか?
[聞いたら拗ねるぞ、とアーベルに軽く笑う。
笑いながらも微かに柳眉が寄せられて]
上手い言葉なんて期待してねぇよ。
[外を歩き何時しか足が向くのは湖畔]
――…何を話したいんだ?
[立ち止まり目を細め蒼を見遣る]
― 宿/二階廊下 ―
…あ、これは、ね
ユリアンの……
[其処まで言うと、先程運ばれた亡骸が誰か伝わるはずで。
へなりと眉を下げながら座り込む幼馴染の元へ向かい。
ゆるゆると頸を振り駄目だったと告げるよう。]
…僕は、なんともなかったけど、ね
此の侭じゃ何だからさ、着替えようと想ってたんだ
[しゃがみ込み血濡れの服が見えない様に屈んで。]
―食堂―
[己が途を行くと告げたゼルギウスは、ふっと思い立ったように、外へと向かう2人に、主にアーベルに向けて――……否、その場にあった全員に向け言葉を紡いだ。]
ん。2人で話に行くのは佳いけど、もしライ君に何かあったら
私はアーベル君を疑うよ。
私は、ライ君が人狼ではないと『識って』いるから。
[さて、その釘さしは届いたか否か。]
それは……
[夫の事を言われればコエには迷いが生まれる。]
でも、貴方も心配なのよ。
[幼い時から共に在った、たった一人の同じモノ。
彼以外の人狼を自分は知らない。
だからその尊さも確かに感じていて。
任せると言われれば、少しの逡巡の後
外に出るタイミングを測った。]
……つか、あいつは一人の華だし。
[華云々はこんな言葉でさらりと受け流し。
話を促されると、ポケットから瑠璃のダイスをつかみ出して、手の中で鳴らした]
……話したい、っていうか……聞きたい、ってのが、実情かね。
……なんで。
じいさまと、ブリジットと……ユリアンを、殺す必要があったのか。
…そ、う、なの。
[ゲルダから言われた名に、先程運ばれていった骸が誰だったのか悟って。
赤髪の男性を視た後、一人帰りを待っていてくれた人の命が消えたことを知った。]
…ゲルダ、は。
大丈夫?
[なんともなかった、と言って自分と目線を合わせるようにしゃがみ込んだ幼馴染にそれでも大丈夫かと問いかけて。
その瞳を見つめる闇色は、心配に揺らいでいた。]
/*
うむむ。
これはクロエ襲撃宣言なのか、次に死ぬつもりなのか。
んや、今日ライヒ吊りクロエ襲撃、明日アーベル吊りの流れか?
2人で出て行って、片方が帰って来て片方が帰ってこないってことになったら、疑いは自ずとかかってしまうだろうけど。
[占い師である筈のゼルギウスの視点では、疑う先は3名だ。
アーベルとべッティとゲルダ。
そのうち、アーベルを疑う言を紡ぐのはひとえに……―――。
ミルクティーに含まれた薬が効いたか、痛みはなく、けれど違和はある胸を我知れず押さえた。]
[華がないとの言葉に、二人を見送りながら昔のことを思い出したり。
年の離れた自分は二人に連れて行ってもらえることもなく、自分なら華になれるのにとか思ってたこともあったかもしれない]
時折、うらやましくもあるな、イレーネやライヒアルトが。
[ぽつりとつぶやく言葉は誰かに聞かれることがあったか]
[ゼルギウスの言葉にそちらを軽くにらむように]
ずいぶんと疑いあいになるのが、ご希望に聞こえるぞ。
[返した言葉にとげを混じらせるのは、内心のいらだちのせいか、
昨日に感じた疑念のこともあってのことか]
……わかってら、そんなこと。
[ぶっきらぼうに紡げばアーベルの手の中で何かがなる。
それは部屋選びにも使われた『女神』。
続く言葉にクツリと咽喉を鳴らした]
――…其れが占う為の呪具か、アーベル。
[先ほど感じた怖気の正体を見据え]
なんで、か。
――…如何しても必要だったのさ。
生きるために、殺した、とそれで納得するのか?
修道士 ライヒアルトは、宿屋の娘 ベッティ を投票先に選びました。
/*
なるほど。
残る狼はイレーネになるのか。
何だこの夫婦。
ベッティの可能性は……うーん。
ゼルギウスと対立気味だからなぁ、無さげかも。
―食堂―
ゼル?
[幼馴染らへ向けていた視線は、夫の違和に気づいてすぐに戻される。]
ゼル?大丈夫?
[胸を押さえる夫の肩を、少し掴んで顔を見ようと。]
……おんや。
否定してくるかと思ったんだけど、案外ストレートなのな?
[呆気なく返された言葉に、低く笑って。
もう一度、瑠璃のダイスを投げ上げる]
……ま、そういう事。
俺が、飛び出す直前に作った、最初で最後の瑠璃細工。
[受け止めた二つの瑠璃は、微かな音を鳴らして]
生きるため……この状況から、逃れる、ため、とか?
そりゃま、確かに、理不尽な話ではあったけど。
……わざわざ事、荒立てる事もなかったんじゃねーの?
…怪我は、してないけど
[胸が軋むように痛む。それ故に両手を胸にあてた。]
大丈夫、だよ…どこも痛くないから
[痛ましく笑みながら娘は幼馴染の方を向く。
人の死を目の当たりにした事。
ユリアンの時は直接見てしまった所為もあり、
10年前の記憶―――…弟の無残な姿と重なって。]
クロエは、見たんだよね?
カルメンさんの事…
[訊ねるように、ぽつぽつと語り始め]
[チロリと紅は、ぽつりと裡滲む声漏らしていたベッティを見る。
彼らは人狼が何名いるかも識れていない。
一先ず、仮想人狼を作るならば、
アーベルかべッティであると、状況的には思う。
思うのだが……―――。]
私はただ、白と識っている人に何かあれば……
そういってるだけだよ。
[嘘の類は得手ではなく、だからこそ彼らに黒を出すでなく
ライヒアルトに白を出した。
疑うよりは、護りたいのだと、そう演技できるように。]
/*
まぁ僕はゲルダが手にかからなければそれで良いわけで。
ゼルギウスがゲルダ黒とか言い始めたら速攻掌返すんだぜ。
[無さそうだけど]
――…アーベルが占い師。
確定、だな。
アーベルも、ベッティも、邪魔、だな。
[小さな聲が二人に向けられる]
こっちは、平気だ。
ヴァイスルヴをみててやれ。
そうかい?
[胸を押さえる様子には、ばつが悪そうにそれ以上攻める言葉はなく]
しろ…?
[首をかしげた、言葉の意味がわからなかったから]
/*
あ、狼陣営確定させてしまった。
いや、でももう、ほとんどFOだからいいよね(←
……ごめんなさいorz(特にイレーネ
賭博師 アーベルは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
[微か息を呑むような気配だけ内に零れたが、言葉にする事はなかった。
夫の事に関して何も言わないのは、リヒトを想って。
万一事の最中であれば、気をそらしかねないので口を閉ざす。]
賭博師 アーベルは、宿屋の娘 ベッティ を能力(占う)の対象に選びました。
宿屋の娘 ベッティは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
─…嘘。
ゲルダだって、痛いくせに。
[自分も、人から気遣われれば大丈夫だと何度も言った。
平気だと、嘘をついた。
でも、今は。
幼馴染が無理して笑うのは、みたくなくて。
両手を胸にあて耐える彼女の髪を撫でながら、彼女の問いに頷いた。]
…うん、視たよ。
あの、赤髪の男の人も。
二人とも、人間だった。
人狼じゃなかった。
あ……やっぱり、そう、なのね。
[リヒトの方からコエがかかれば、辛うじてそう返した。
夫の方へと声がかかれば、了承と伝えるコエが、一言零れただけ。]
賭博師 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
細工師 イレーネは、宿屋の娘 ベッティ を投票先に選びました。
細工師 イレーネは、賭博師 アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
ん。大丈夫。なんでもないよ。
何かを得るには、何か対価を払わなくてはならないと云うだけだから。
[さも占いの代償であるかのように取り繕いながら、肩を掴み貌を覗こうとする妻に言葉を向ける。
と、安心させようと、微笑んだ唇の端から、咳こんでもないのに、つっと紅が顎へと滴った。]
/*
これは、誰を吊ればいいの…
PL視点だと白黒ライヒ君かベッティなんだろうけど…
やっぱりゼルギウスさん狂かーと思いつつどうしたらいい。
細工師 イレーネは、細工師 ゼルギウス を投票先に選びました。
否定して欲しかったのか?
[目を眇めクツと咽喉を鳴らした]
――…良い職人になれただろうに。
最初で最後とは勿体ねぇな。
[自身を暴いた瑠璃細工が音を奏でている。
アーベルを見詰める深緑は常の色ながら
微かに警戒の色を漂わせる。
それは守るべきものがあったからかもしれず]
逃れるため、ってのも否定しねぇ。
でも、それだけじゃねぇさ。
人間の心臓が、如何しても必要になったのさ。
[これまで漆黒の狩りは常に村の外で行われてきた。
事を荒立てるのは不本意であったが――]
貴族 ミハエルが「時間を進める」を選択しました。
―宿屋・食堂―
別に幼馴染同士が男会話するのに、なんでそんな話すんだろなっていうのと、
わざわざこんなときに口にすることでもないのにな。
しかも二回目だったからよ。
[もっとも一回目は3人でいたときのことだが、ミハエルの様子には普通にそう返して]
こんなときにだれだれが疑わしいなんて、疑えって言ってるようなもんだ。
よくある扇動パターンってやつだな。
[それは自分が悪さとかするときにも使ったような手法]
まぁ、こう言ってる私も同じことしてることになんだろうけどな。
[席を立ち]
空気悪くしちまったな、散歩でも行ってくる
[死者は此岸には触れられない。
物理的にも。状況的にも。何にも]
……なんで俺、死んでるんだよ。
こんな時こそ、何が何でもってもんなのに。
[小さく呻き、それでも湖畔へ向かう二人の後を*追った*]
賭博師 アーベルが「時間を進める」を取り消しました。
やっぱりアーベル君が占い師だったんだね。
私拙いこと謂ってしまったなぁ。
片方しか戻ってこなかったら、片方が疑われるなんて。
[ごめんね……と、謝る言葉はしゅんとしょげて]
嗚呼、でもアーベル君が狼で、
揉み合いののち……――というのはありなのかなぁ。
でも、そうなるとクロエさんが邪魔だよね。
[すこし、ぼぅと遠くなる頭で、思考を巡らす。]
ん。私のことは、気にしないで?
[妻に向ける微笑みの端から、命の雫がぽたりと垂れたことに、本人は気がついていない。]
それは……そうなのかもしれない。
でも、でもねゼル。
私は対価を払わなくても、得た物が沢山……
[対価など払わなくても、自分に惜しむことの無い愛情をくれた人がいると。
そう伝えようとして、
唇から垂れた赤い血に、目を見開いた。]
―――ゼル、っ…!
[零れた血に、ふっと何か悟ったように、顔から血の気が引いていった。]
ん、いや。
前に視た人狼は、しばらくとぼけてたから、そーくるんじゃないかと思ってさ。
[さらりと返したのは、以前にもこの状況にいた事をうかがわせる言葉]
……職人になって、ここに押し込められるのも。
親父から引き継いだ、この血に踊らされるのも。
……真っ平ゴメンだったんでね。
[勿体無い、との評に対するのは、ずっと抱えていた本音。
警戒を帯びて向けられる深緑。
蒼が、微かに細まった]
……人間の、心臓?
なんだそりゃ……呪術薬でも、作るつもりか?
─宿屋・食堂─
こんな時だからの言葉なのだろう。
君こそ現状を理解出来ていないのではないか。
僕達は何のためにここに集められた?
何をするべきだ?
ゼルギウスはすべき事をし、それについてを口にしただけだろう。
[2回目と言う言葉は分からなかったため、そのまま捨て置く。
続く言葉はやはり何故そう考えるのかが分からず、首を傾げた。
ミハエルは未だ、アーベルも見極める力を持ち得る事を知らない]
そうだな、同じことをしているようだ。
折角ゼルギウスが人の証明を教えてくれたのに、そんなことを言う君が分からない。
[こう言葉を続けて、席を立つのを見上げた]
――――っつ。
[思わず内で、息を呑む。
ヴァイスと、夫の名を呼びたかったが
出来なかった。
喉元からでかかったそれを無理やり飲み込んで。]
[叫ぶ妻の声に何事かと紅を見開いたところで、ゼルギウスは自分の口から血が滴っていることに気がついた。]
嗚呼……―――
[ばれちゃったか、と悪戯が見つかった子どものような貌をして]
私には、時間がなかったものだから、ね。
べッティさんに、悪い気を起させたならごめん。
[一先ず先に、去ろうとするべッティに、ライヒアルトが白だと今告げた理由を述べた。]
お前さん相手じゃ時間の問題だしなぁ。
[幼馴染の彼でなければ反応は違ったかもしれない。
一番対峙したくない相手だった。
知らず、襲う候補からも外していた相手]
――…そ、っか。
お前さんと俺は正反対だな。
[呪術薬、という言葉に思わずふきだす]
は、ははっ、そりゃおもしれぇや。
んなもん、作んねーよ。
――…そりゃ、あれだ。
お前さんたちのところでいう、食事、だな。
[誰の為の糧か、其処までは言わず]
[二人の気配にゆると目を眇める。
戻って状況を確認したくなるような、何かを感じる。
けれど、深緑は蒼から目をそらせない]
─宿屋・食堂─
ゼルギウス!?
[イレーネの叫びにも似た声にようやくゼルギウスの異変に気付いた]
そんなにも悪かったのか…!
水を持って来た方が良いか?
[対応出来そうなライヒアルトは今ここには居らず。
対処法も知らぬために出来ることをしようと]
―宿屋・食堂―
安い疑いあいなんて事件解決になんの役にもたたねぇよ。
[ミハエルの言葉にそう、そちらを見て、
宿屋を出る前のこと]
そういえばまだ聞いてなかったなミハエル。
カルメンをなんで人狼だって思ったんだ?
[そう問いかける言葉]
ミハエルも覚悟るみたいだからな、聞かせてもらうぞ?
信じる信用することもわかったはずだからな。
[それは以前に追いかけた後の言葉、ゼルギウスが見えるものだという話も自分は聞かされたこともないことで]
人の証明何の話だ?
…嘘じゃないよ
[胸の痛みは、今も訴え掛けてくる。
怪我はしてないから手首の怪我を見せて。
悲しい顔も、痛ましく笑うのもしたくはなくて、
結局は俯いてしまう。]
…そっか
そうであって、欲しかったのだよ
[誰も疑いたくは無かったけれど。
誰も狼だと想いたくなかったけれど。
死んでしまった人達の事を想い、そう口にする。
頭をなでられれば、有難うと感謝して。]
僕、着替えてくるね
クロエも下に行こ?
[そう言い伝えて、部屋へと戻り、着替えを済ませて廊下に出た。]
……ま、そうかもな。
俺だって、お前相手にいつまでも自分の事、隠せるとは思えなかったし。
[だからこそ、ユリアンに決意を告げた時、全力勝負の例えを使った。
知っているから。
反する立場にいた場合は、文字通りの全力を必要とする、と]
……正反対。そーだな。どこまでも、そうなってる。
[ぽつり、呟く。
ふき出す様子には、ちょっとむっとしたものの]
食事、ねぇ……ま、大抵はそういう事らしいけど。
……で?
ここまで話したって事は、穏便に俺を帰す気は、ないって事でいいわけ?
賭博師 アーベルは、細工師 イレーネ を能力(占う)の対象に選びました。
[ミハエルとベッティの会話は、半分も耳に入っていない。
だからどちらがどうと口にすることも出来ずに。]
ゼル、血。どうして………
[動揺して途切れ途切れに紡げば、ばれた、という子供のような声が返ってくる。]
ばれたって……いつから、なの?
今初めて吐いた、なんてものじゃないんでしょう…!?
なんで、どうして………
[どうして黙っていたのか、どうして血を吐くのか。
手を握って、どうしてと、何度も繰り返す。]
お前さんが口を噤んで呉れるなら……
[蒼を見据える深緑が金色へと変わる]
――…穏便にいけるんだが、なぁ。
けど、正反対のお前さんは……
そんな気にゃならねぇんだろ……?
[距離を保ったまま、幼馴染の返答を待つ]
― →宿屋/食堂 ―
[クロエは一緒に来て呉れたか如何か。
断られれば其れまでで階下へ向かった。]
…あれ?
[先程まで居た姿が見えず、きょろきょろと視線を彷徨わせ。
ベッティの姿も見えぬゆえに娘は頸を傾いだ。]
…皆何処いっちゃんだんだろ
[お外?と訊ねてみようか。]
[改めての説明に]
ああ、つまりゼルギウスはそれができるってことか。
[ライヒアルトを人狼じゃないと知ってるというのは、つまり彼が自分で知ったということ、
アーベルから聞いたのではなかったのだと]
んーー、こっちも悪かったな。
[ひらりと手を振って]
ライヒアルト達、探してくる。
[そう告げて宿屋を後にしようとした]
修道士 ライヒアルトは、賭博師 アーベル を能力(襲う)の対象に選びました。
―食堂―
ご め ん ね
[今朝、音にしなかった言葉を、今は音にする。
悪戯を見つかった、子どものような貌で。]
ん。くれると、ありがたい、かな。
[ミハエルの言葉に返す間にも、唇の端から命の雫は滴って。
それはまるで、砂時計の砂のように、僅かな生の残り火をぽたりぽたりと下へと落とす。
そうこう謂っている間に、先にべッティが水を差し出してくれる。
けれど、それに口をつけようとしないのは、呑むのももう億劫なのか。]
病死でも、1日1人のそれに数えて貰えるのかなぁ。
数えて貰えるなら、その間、ちゃんと皆、考えてね。
それか、人狼のご飯になるのでも、いいのだけれど……―――
[微笑を浮かべながら、そんなことを謂った。]
…ゲルダ。
私は、痛いよ。
皆が視えないものが視得るのに、犠牲を止めることも出来ないことも。
あの男の人が最初に犠牲になったって知ったとき、ゲルダじゃなくて良かったって思ったことも。
棘みたいに、刺さってるよ。
それでも私は、大丈夫だって、嘘、ついてた。
心配、かけたくなかったから。
[俯く彼女に、淡々と言の葉を紡いで。]
だけど…ゲルダには、やっぱり。
嘘、つきたくないよ。
[着替えに行くといわれれば、頷いて。
彼女が離れている間に立ち上がって、蒼鷹と共にゲルダが戻ってくるのを待った。]
中
どーしよ。旦那投票は不味いだろうか(
襲撃はアル一択でいい……のかなぁ?
うわんベッティライ達呼びに行ってるし。
迷うわー迷うわー。
[金色に変わる、深緑。
蒼が、伏した]
……例えばの、話。
ここで、俺が何も言わずにいたとしても。
……お前の口振りからして、また、誰かを……殺す事になるんだよな?
[問う声は、静かなもの]
そうだってんなら。
それが、あの場所にいる誰かになるなら。
……止めてぇ、よ、俺は。
[ゆっくりと上がり、金色を見据える蒼には静かな色。
懐の銀の短剣には、未だ手をかけず]
― 宿屋/食堂 ―
ゼルギウスさん!?
[視界に入る吐血の紅に眼を丸くして。
おたおたとしてみるが辺りにライヒアルトの姿は見えず。]
…ど、どうしよう…
――――…ぁ、僕探してくるよ
走るのは得意なのだよ?
─ →宿屋・食堂─
…?
ねぇ、何か…
[ゲルダと共に食堂へと降りて。
何だか騒然としている様子に、どうしたのだろうと思いゲルダに問いかける。
誰か声をかけてくるものはあったかどうか。]
[ごめんねと謂ったのは妻に対して。
問われる言葉には、
相変わらず悪戯が見つかった子のように微笑むだけで。
そっと、握られる手を握り返した。]
雑貨屋 ゲルダが「時間を進める」を選択しました。
細工師 イレーネは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
投票を委任します。
宿屋の娘 ベッティは、賭博師 アーベル に投票を委任しました。
/*
ちょ、ぜるさーん!
なんだ、どうしよう、どうする。
いや、ぜるさん投票でもいいんだけど、いいんだけど!
[おたつきました。
かなりおたつきました。
なに、この死亡フラグの奪い合い]
─宿屋・食堂─
[ベッティが宿屋を出た後、ゲルダとクロエが降りて来て。
ゼルギウスを見たゲルダがライヒアルトを探して来ると言うと]
待って、探しに行くなら僕も行く。
[一人では行かせられないと、そう申し出る]
―宿屋・食堂―
[宿屋を出る前にかけた質問、ミハエルからの言葉に]
そうか、カルメンも災難だったな。
でもよ、さっきのゼルギウスの言葉のとおりが通るなら、幼馴染どうしで人狼がいたことになるんだぜ。
[ぽつりとそれだけ]
別にミハエルが間違ってるとも、私は言わないけどな。
あんまクロっちに負担は…かけたくねぇな…。
ゼルギウスもその力が負担になってるっていうなら、なおさらな。
[アーベルも力を消費すると言っていたか、それは胸中に]
後、人が勝手に殺されんのがやだったら、自衛団のやつに人だってわかったやつ報告しとくといいぜ。
[他に誰をゼルギウスが見たのか知らないのでそうとだけ]
ゼル兄…!?
ゲル、ダ。
[ゼルギウスの只ならぬ様子に青褪めるも、ライヒアルトを探しに行くというゲルダも心配で見つめ。
ゲルダについていくと申し出た少年に、一瞬表情は翳ったものの。]
ミハエル君、ゲルダをお願い。
私は、イレ姉たちの傍にいるから。
ん。ごめん、もうちょっと頑張れるかなぁ……―――
なんて思ってたんだけど、甘かったみたい。
[へらりと笑む聲を響かせる。
今日万が一生き残ってしまっても、明日は判らないとは、もう妻にも知れるところか。]
病死にしても、食事にしても佳いから。
私の死が、2人の、ううん、3人の役に立てればいいな。
[今日にしろ明日にしろ、願うはそれだけ。]
やめ、て
ごめんだなんて。言わないで。
[聞かされる謝罪の言葉は、まるで――――
流れる赤と同じように、青い目から透明な雫が零れ落ちて行く。
病死と、他人事のように微笑みながら告げる夫の言葉に、意識が遠くなりそうで。
それでも、繋いだ手だけは離さずに、
握り返してくれる感覚が、生へと繋ぐたった一本の糸のようだった。]
賭博師 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[伏せられる蒼からの問い掛けに金はゆると細まる]
未だ、足りねぇみたいだからな。
誰かを殺すことになるだろう。
殺して、止めるか?
お前に、俺と――が、止められるか?
[若し、幼馴染が少しでも怪しい動きをしたなら
青年は躊躇わず彼の咽喉に食い破るだろう。
人の姿のままで狩る事の多い漆黒は微かに首を傾ぐ]
やだっ、いやだやめて……
そんな事言わないで…
[夫が内で言葉を告げて、それがリヒトへと知れるのを知れば、
言葉を止める事が出来なかった。]
お願い、いや
ヴァイス………
[死なないでと、声は掠れて。]
賭博師 アーベルが「時間を進める」を取り消しました。
―宿屋・食堂→―
[宿屋を出てから、すぐに走るようにライヒアルト達の姿を探して駆け出す。
ゼルギウスの為にとは口にすることはしない。血をはかせた責任が自分にもあるとは思っていた]
まったく、しゃーねぇやつだな。
[そんなことを言う姿を自衛団員に見咎められれば、貴重なお方が死に掛けで緊急事態だと、すぐに駆け出し。
ゲルダ達が宿屋を出るときにはすでに自分の姿は見えなくなってるだろうか。
ライヒアルト達を見つけるのは何時の時だったか、自分の中ではできる限り速く、たどり着くときには少し息を切らせていたかもしれない]
宿屋の娘 ベッティが「時間を進める」を選択しました。
……そ、か。
[返された言葉。蒼は一度閉じて、また、開いて]
そうしないと、止まらないっていうんなら。
俺に選べるのは、それだな。
……他の連中にやらせるくらいなら、まだ。
その方が、マシだ。
[静かな宣と共に、瑠璃のダイスはポケットへ。
空いた右手は、懐の短剣へ向けて、ゆる、と動いた]
[蒼鷹を行かせる理由ともなった胸に沸く嫌な予感は、ゼルギウスに対してかそれとも。
自分は動くこともできず、ただイレーネとゼルギウスを見る瞳が心配に揺らぐのみで。]
宿屋の娘 ベッティが「時間を進める」を取り消しました。
宿屋の娘 ベッティが「時間を進める」を選択しました。
賭博師 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
―宿屋/食堂―
私は、アーベル君が人狼だとは謂ってないのだけどなぁ。
アーベル君は視ていないし……―――。
[相変わらずなべッティの言葉が聴こえて、少し微笑んだ。
その間も片手は妻と繋いだまま。
ゆるっともう片方の手が青の目尻に伸びる]
泣かないで。
[視界の端、いつの間にかクロエの姿もあり、ふと思い立って彼女に言葉を向ける。]
私が死んだら、私の裡もクロエさんは視てしまうのかな。
どこまで見られるか、恥ずかしいなぁ。
でも、私にあるのは、イレーネとお腹の子どもの幸せだよ。
[妻の涙を指先で拭いながら、そうあくまで希望を告げた。
思いの深さが、狂人的だと思われてしまえば、それはそれだが。]
――…アーベル。
此方側に、来い。
俺達と一緒に、行こう。
[最初で最後の誘いの言葉になるだろうか。
幼馴染に向ける思いは真剣な音色]
投票を委任します。
宿屋の娘 ベッティは、修道士 ライヒアルト に投票を委任しました。
/*
え、これライ兄に入れる方向、ですか?
目の前のゼル兄が死にフラグ山程なのでゼル兄に票合わせてはいますけど。
イレ姉の前で血ぃ吐いたならもうここで死んどかんと後つらかろう。
中
……まぁ最悪お見合いしてもいいから
襲撃お任せにしとくかな。
襲撃がありません→そんな気分じゃなかった。
てな訳で任せた相棒(
投票を委任します。
雑貨屋 ゲルダは、貴族 ミハエル に投票を委任しました。
宿屋の娘 ベッティは、細工師 ゼルギウス を投票先に選びました。
……此方側、って、お前。
[向けられた言葉。思わぬそれに目を見開く]
は……まさかとは思うけど、バレてんの?
[身の内には、人狼の因子が眠る事。
誰にも教えていない、事実。
揺らぎが生じた事は、否定できず]
……けど、さ。
……やっぱ、それ、できねぇよ……。
置き去りにしてきた俺が言うのもなんだけど。
……裏切りたくないってのは……あるんだよ、な。
[それでも、紡ぐのは、拒絶。
ここに帰ったときに、出迎えてくれるものが、いるから、という思いもまた、強くて]
/*
この場合、ゼル兄に投票襲撃で明日に持ち越すのが一番綺麗な気がするが。
ライ兄投票ベル兄襲撃、になっちゃうのかなぁ…
襲撃は私の方がありそうか。
ん……―――
[二人の聲に返す聲は段々小さな者に変わる。
もし、本当にこのまま儚くなってしまうのならば、
最期の言葉は、リヒトに妻と子を託す旨と]
『 ご め ん ね 』
『 あ り が と う 』
[光と灰銀に向ける2つの言葉]
『 愛 し て る 』
[そして妻と子に向ける1つの言葉か*]
[蒼と金を交互に見ていた。
何も言わず。強い思考を浮かべることもなく。
ただ淡々と推移を見守るように]
……相容れないものか。
[そこだけぽつりと呟くように考える]
修道士 ライヒアルトは、洗濯女 クロエ を能力(襲う)の対象に選びました。
修道士 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
[妻の生を止めようとする言葉に、唇が微かに動く]
『 愛 し て る 』
[だからどうか、生きて、と。
眦を拭っていた指先は、そっと降りて、腹部に触れた。
ふっと紅が揺らいで、ゆっくりと瞼が落ちる。
それっきり、瞼が開くことがないかどうかは……―――*]
……来ちゃ駄目だ。
[は、と宿から外に出てきた気配を感じ取って。
けれどそれも届くわけはなく、ただ虚しく流れるだけ]
―宿屋 食堂―
[クロエの姿には夫の声で気づくものの、そちらを振り向く事は出来ずに。
拭われても、零れ落ちる涙は尽きる事はなく。
泣かないでという言葉には、ゆるゆると首を振った。]
やぁ……だ………
[泣き顔は子供のようか。
祈るように、何処までも優しいコエは。
今は胸に突き刺さって。]
投票を委任します。
細工師 ゼルギウスは、細工師 イレーネ に投票を委任しました。
雑貨屋 ゲルダは、細工師 ゼルギウス を投票先に選びました。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新