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マコトは フユに投票を委任しています。
ヒサタカは フユに投票を委任しています。
ショウは フユに投票を委任しています。
マイコ は アズマ に投票した
マコト は アズマ に投票した
アズマ は ヨウスケ に投票した
ヒサタカ は アズマ に投票した
フユ は アズマ に投票した
ヨウスケ は アズマ に投票した
ショウ は アズマ に投票した
アズマ に 6人が投票した
ヨウスケ に 1人が投票した
アズマ は村人の手により処刑された……
マコト は、 アズマ を守っている。
次の日の朝、 ヨウスケ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、 マイコ、 マコト、 ヒサタカ、 フユ、 ショウの5名。
桜の下にて舞う、色彩。
少女は何も言わずに、それを見下ろしていた。
「またひとつ、子がかえる」
静かな静かな声。
そして、桜色の瞳は上へと向けられる。
仕種に合わせ、リン……と鈴が鳴った。
「そして、ちからある子もひとつ、かえる」
さわり、と。吹き抜ける風が、桜の枝を揺らす。
はらり、はらはら。
零れる花弁は淡雪さながら。
薄紅が舞い、静かに積もる。
「ゆらり、ゆらゆら。
ゆらゆら、ゆらり。
ひびく、たまゆら、おとたがえ。
ちからのながれはいずくにむかう?
きみゃくはくるうか、ただされゆくか。
ゆらゆら、ゆうら。
ゆうら、ゆらゆら。
すべてをきめしは、ただ、こころのみ」
/*
気になって覗いてみれば、何この状況?(笑)
やっぱりマイマイに殺られろとか、そういうことか?
はてさて…どうしたもんかねえ…
/中/
やっぱ寝ぼけてる……orz
あやうく、天声誤爆するとこだった……orz
と、いうかですね。
いろんな意味で神過ぎますよ、ランダム。
そしてこのデフォは……このまま行ってもいいですか?
投票マイコ/守護ヒサタカって(笑)。
でも、真面目な話。
マコト、としてまもりたかったウミが死んで。
司、として守護しようとしていたアズマも死んで。
……あと、守護の力が向く先って、現状ではヒサタカとショウの二択、んでこの二人なら、ヒサタカの方が信頼度高いんだもん!
ていうか、人に殺られた場合、守護スキル発動できんからなー(^ ^;
……って、この辺り、ちゃんと伝わってた……よ、ね?(汗)
とりあえず、一度寝なおし……まーだふらふらしてるよorz
―夜・校舎―
[屋上の気配には気付かず、ショウの姿を探して校舎の一階を回る。…と、どこかで子犬の鳴き声が聞こえた]
………!
[校舎のすぐ外から聞こえた声に向かって走る、そして、目に映ったのは桜の木と、その前に倒れ伏すヨウスケ…そしてショウの姿]
一体……
[何が起こったのか判らず、呆然と呟く。*足元で子犬が悲しげに鳴いた。*]
/中/
の、前に、個人的まとめ。
マイコ:+9(能力者に勝利で+4)
マコト:+10(人狼に勝利で+2)
ヒサタカ:+5
フユ:+8
ショウ:+5
で、いいんだよな、現在の修正値(' ' )
修正値システムは予想外を叩き出す要素としては面白いけど、数値の調整は重要だねー。
クッククク……ははは
[佐久間洋亮が事切れるのを見届けて、磨りガラスの扉を開いた。ただただ嗤いながら。]
はは……本当にアイツ、ショウには人殺しって似合わない。
[それから、*階上へ*。]
フユが「時間を進める」を選択しました
─剣道場─
……何とか……か。
[乱れた力、その波を。
どうにか、押さえつける事に成功して、一つ息を吐く]
しっかりしないと……。
[ごく、小さく呟いた、その時]
…………え?
[力の波、その乱れ。
それが、伝わってきた]
……これ……アズマ……君?
[立ち上がりつつ、数度、瞬く。
弾けた力と、その消失。
それが、意味するものを、感じ取って]
……そっ……か。
[零れたのは、小さな呟き]
……これで……浄めができるのは、俺一人……か。
[口元を掠める、笑み。
それはどこか、自嘲的な]
……なら……やるだけ。
[自室のベランダに立ち、手すりを掴んで遠く校舎の方向を見遣る]
あー。
司の片方はマイコが殺してしまったか。
本当、狂った人間は意外に強いね
[屋根の作る日陰の中、残念そうな口調とは裏腹
口元にはどこか楽しげな笑みが浮かぶ。]
[小さく呟いて、木刀を手に、剣道場を後にする。
初めて出会った、『同じ力を持つ者』。
その身が憑魔の餌食となる前に、還さねば、と。
そんな思いから、波動を感じる方へと向かい、そして]
…………あれは…………。
[桜の大樹の下。
地を染める紅に、僅かに眉を寄せる]
佐久間……先輩?
一体、何が……。
[零れた疑問に、*果たして答えはあるだろうか*]
[小さな妹と2人、手を繋いでじっと座っていた。
其処は白い大きな部屋で。
沢山居る大人たちは、皆同じ黒い服を着ていて。
写真の中の父さんは笑っていたのに。
本当の父さんは白い布の下だと言われ、見せてはもらえなくて。
隣に居る母さんは泣いていた。
何が何だか分からなくて、気の毒そうな顔でかけられる言葉の意味も分からなくて。
ただ父さんに言われた言葉だけを何度も思い出していた。]
[あれからずっと、その言葉を守ろうとしてきた。
もう殆ど覚えていないのに、父さんみたいになりたいと願ってきた。]
[だから何をしても平凡で、中途半端な自分が嫌いだった。]
[トン、と飛び上がって、頭上にせり出した屋根の縁に片手でぶら下がる。そこを支点に身体を引き上げ、足先が空中に判弧を描くように回転、寮の屋根の上へ。]
さて、
お毀れを頂戴しに行くとするか。
……しかしこれは随分と姑息だね。
……誇り高き捕食者であるということは
武士道精神とは直接的に繋がらない。
[夜半の猫のように足音も立てず、
微かに傾いだ屋根の上を歩いて行く。]
手段は選ばないか。
[眼下に桜の花。]
結果的には効率良く、望んだ世界へ
近付いて行く。
[その下で佇む人影。]
[疑問への答えは返ったか。
いずれにしろ、状況が全てを物語っている……と言えるのだが。
そして、不意に、上に感じた気配。戸惑いが消え、表情が険しくなる]
……俺……ちょっと、上を見てきます。
[呆然とするヒサタカに、小さく告げて。
……仔犬に視線を向けられたなら、微かに苦笑を浮かべるだろうか。
そのまま、校舎へと向かい、階段を駆け上がり──]
……っ!?
/中/
あらら、佐久間先輩とすれ違ってしまいました。
でもまだ顔をあわせられるような状況でもない、かな。
夜に時間が出来たらお話できるといいな。
そして考えてみれば。
昨日あれだけいて中会話を私がしていないと、他の人もやりにくかったりするのでしょうか?
…同じ時間に居られたら、こっそり中会話入れてみようかな…
……ちょっと……待ってくれよ。
[階段を楽しげに降りてきた姿。
鮮やかな白と紅をまとった姿に、気取られぬように気遣いながら小さく呟く]
まさか……彼女、が……。
[こちらには気づかないまま、下へと降りて行くマイコの姿に、小さく呟き。
ふるり、と頭を振る]
……人は……いくらでも人を殺せる……か。
[妙に冷めた呟きをもらして。気配が十分に遠のいたのを確かめてから、再び屋上へと駆ける]
─…→屋上─
[寮の屋根、端まで歩いた。
輪郭が溶け……否、無数の桜の花弁と化して崩れた。]
それに、
契機がどうあれ
[校舎屋上、細い手すりの上に佇み、
各務誠人へ頬笑む。]
いまの在りようを選んだのは人間自身だ。
刃を取ったのも、人の手、人の意志。
[たどり着いた屋上。
扉にかけられていた力は、大分薄れて難なく抜けられた。
そうして、抜けた先──倒れ伏した姿にほんの一瞬、痛ましげなものが表情を掠める。
けれど]
……確かに、そうかも知れない。
『憑魔』は、人から生じたもの、だから。
[聞こえた言葉に感情の揺らぎは消え、静かな声が零れ落ちる]
……どうも。お散歩ですか?
憑魔は人から生じたもの
憑魔が宿るは人の心
それを否定するお前達は一体何なんだろうね。
水月海は私の事を化け物と言った。
それならお前は一体
何と呼ぶのが相応しいんだろうね。
……それは、ちょっと困りますね。
彼まで、食べられたくないし。
[予想通りの言葉に、表情はやや険しさを帯びて]
人の心を否定はしない。
だけど、『憑魔』のなす事は、容認できない。
それだけのこと。
俺が何なのか……そんなものは、俺が聞きたい……そう、思っていた。
[けれど、と。
そこで、言葉は一度、途切れる]
今は……何だろうと、構いやしない。
人でも、化け物でも。呼びたい者が呼びたいように呼べばいい。
[桜の樹をとんと蹴り、彼女は宙を漂う。水の中に似た感覚が心地よくて。だけども、知っている。もう自分は泳げない魚である事を。]
[幾つもの緋が咲き誇る地上を見下ろし。]
ああ、殺し合いは止まらないんだね。
血塗られた手を現実に、あの人たちは生きられるのかしら?人として。
[言いながら、陽の光へと手を翳す。]
私は、血塗られた手を持つ者にならなくて良かったのかも知れない。
―――そんな手で、大輝に触れたくないもの。
[近づく様子に、自分も同じように歩みを進め]
他に、言いようがありませんから。
[静かに言い放ち。
出てきた名前に、一つ、瞬く]
ウミが……護ろうと……って。
え……。
なん……で?
[目の前で語る者に問うたとて、答えなど得られない。
わかっていても、その疑問は口を突いて]
コトネは……だって……。
[彼女を殺めたのは憑魔。救えなかったのは自分。
いや、憑魔を引き寄せた原因からして、自分と言えるのに。
それだけのはずなのに]
二人……俺と……ケン?
どうして……。
[疑問の呟きは、更に進められた歩みに途切れる。
亡骸を護る位置に立ち、手にした木刀を、下段に構え]
さぁ………………?
[答えが得られぬことを知っていながら問われたと
それを知りながらも尚、嘲るような笑みを浮かべて答えた。
中空から抜き放つ、白い刃。
前後に脚を開いて立ち、上段に構える。]
[嘲るような笑みに、軽く唇をかみ締めた後。
す、と感情の色彩は影を潜めるか]
……触れさせない。
[紡がれるのは、ただ、自身がなすと定めた事のみ。
風がゆらりと、周囲に舞って]
[繰り出された突きは、下段から振り上げた木刀で打ち払おうと。
後ろに庇った状態。
動きが鈍るのは、承知の上。
それでも引かない決意と共に、振り上げの頂点から、振り下ろしの一撃へと繋げて行く]
[初撃打ち払われ、]
[高く振り上げられた木刀を、踊る相手の腕と見立てたように、その場でくるりと回る。
そのままの流れで、返る一撃へ、下からすくいあげるように受ける。木刀であれば、撃ち合った場所から斬り跳ばしてしまおうと強く。]
[振り下ろしへの返しの一撃。
ほんの一瞬、危惧が掠めるが、既に勢いは止まらず。
鈍い音と共に打ち合った二振り、そして、強靭な材質で作られたとはいえ、木の刃は白の刃に敵わず。
斬り飛ばされた先が、蒼天へと舞い、力の均衡が崩れる。
均衡の崩れはそのまま身体の均衡をも崩してよろめくが、舞う風がその身をぎりぎりで支え]
……このっ!
[苛立たしげな声と共に、手に残った部分を投げつけて]
[蒼天へ向け目一杯に伸ばした右手
振り抜いた白刃。]
[マコトの動きをなぞるように振り下ろし、
投げ付けられた木片を斬り伏せる。]
[獰猛に嗤い]
[更にもう一歩踏み込む、返す太刀で胴薙ぎ]
[踏み込みと共に放たれる胴薙ぎ。
避けるのは容易いが、ここで距離を開ければ、アズマが、と。
そんな思いは動きを止める]
……っ!
[伝わる衝撃。身体に刃が食い込み、白の剣道着を紅に染めた。
伝わる傷みと熱さに顔を歪めつつ、手を、空へ翳して]
……集え!
[凛、と響く声。それに応じるように風が舞い、その手に透き通った刃を形作る。
現れた風の刃を確りと握り、それを肩口へと向けて振り下ろし]
[切っ先から血の軌跡を引いて
更に追撃、刃を突き込もうと強く握り直すが]
[咄嗟に、刀身を倒して
司の力による刃を受ける。]
[ぱき]
[骨の折れるような軽い音がして、刀は中程から砕けた。
肩口へ斬り付けられ、背後へ飛び退く。]
[ちらり、傷口へ視線を向ける。それなりに深く斬り込まれたようだが、動けないほどではない。
一つ、息を吐きつつ、視線を正面へと戻し]
風が……なん、だよ?
風は、俺の、力。
俺に応えてくれる、森羅万象の、理、だ。
あの時……?
[予想外の言葉に、一つ、瞬く。
そんな言葉が向けられる心当たりは、一つしかなくて]
まさか……お前……。
あの時の……コトネが、死んだ時の憑魔かっ!?
[鋭い、声。消えていた感情が、怒りという形で蘇る]
元々……容赦なんか、するつもりは、なかった、けれど……。
[低い呟きがもれ、呼応するように風がざわめいた]
そういう事なら……何としても、浄めさせてもらう!
[叫びと共に、横薙ぎに振るわれる、風の刃。
刃自体が届く距離ではないが、その軌跡から生じた疾風の刃が、唸りを上げて、飛ぶ]
[騒ぎ始める風]
く……
[再び形成される白刃。
唸り、飛来する疾風。
受ける。
想いの込められた風と
拮抗し、弾かれ、宙を舞い
榎本芙由の身体はフェンスを超える。]
貴様に刻まれた傷
器は変われど、
魂に、存在に刻まれた瑕
奪われたこの片目の痛み
遺された隻眼の思い
必ず果たしてくれる……ッ!
[フェンスを蹴り、後方、中空へ跳ぶ。
下は裏庭。]
勝手な、事をっ……!
[苛立たしげに、吐き捨てる。
フェンスを蹴り、中空へ跳ぶ所への追撃の一撃を放とうとするものの、それは痛みに遮られ]
……くっ!
[その場に、がくり、と膝を突く。痛みがしばし、その動きを止めた]
[地上へ降りて行くのを、睨むように見届けた後、一つ、息を吐く]
……と……とにかく……アズマ君を……。
[還さなければ、と。荒い息の合間に、呟く。
振り返り、見やれば凄惨な亡骸が目に入り、唇をかみ締めた]
…………。
[クラスメートで、ウミのサボり仲間だった、と誰かから聞いて。
様子を知りたくて、話しかけた事も何度かあったっけ、と思い返す]
……ごめん……。
[小さな呟きは、何に対するものなのか。
風の刃を拡散させ、その傍らに膝を突き。
穏やかな風を巡らせ、大地と天空へと還すための*言を静かに紡いでゆく*]
/中/
やばかった、楽しすぎたorz
そしてなんて美味しいシチュエーションなんだ、これ。
本対決するとして、勝っても負けても美味しすぎますってば、もう!
ところで、各務君。
生存エンドだった場合、後々シオンと組みそう……(ぇぇぇ。
[どれだけの時間が経ったのか。
永遠のようでもあり、一瞬のようでもあって。
周りが視えない。
音が聴こえない。
ただ、感じられるのは]
―――…ぁ、
[徐々に、
けれど確実に、
下がっていく体温。
力の抜けた相手の身体。
力の入らない自分の腕]
スケさ、…洋亮、
[声は返らず。命は還る。
完全に喪われた時、躯が地へと傾いだ]
[世界が、動く。
緩やかに、自らの手に、視線を落として。
聞えるのは己の息遣いと、
早鐘を打つ心臓の鼓動。
見えるのは唯ひとつの色、
生命の滴を受けた掌。
ソレは、緋色に染まっていた]
[痛みは今はなくて、
悼む事も出来なくて、
震え始めた自らの身体を、
抱くようにして、押さえつける。
目を見開いて、
赤を見詰めたまま、
涙は零れない。
哭く事は、赦されず]
う―――…
ぁぁあぁあああああぁぁぁあああああぁっ!!!
[*絶叫。*]
ショウが「時間を進める」を選択しました
[絶叫。遠く近く聞こえる。]
[そちらへと冷めた瞳を向ければ、同級生の彼の姿が見え。]
彼は……どうするのだろ?
その現実の重さに壊れる?
あの彼女みたいに……。
それとも……。
まぁいっか、それはこれから見れるでしょうし。
それまでに今の私すら消えなければ。
/*
憑魔フラグは、
まあぴったり嵌って良かったですたい。
周囲がおいてけぼりになってしまいますが
もう突っ走らせて頂きます……かねえ。
*/
[絶叫に耳を塞ぐ。
力の交錯に目を瞑る]
や、いや…
[このままでは何も変わらない。
どうにかしなければと思う心はあるものの。
今はまだ、それを認めることが出来なくて]
[校舎の壁に背をつけた。
そのまま地面に腰を降ろす。白塗りの壁に、血の跡が一筋べたりと残った。
片腕を地面に垂らし、出血の続く肩口を押さえる。
力なく垂れた腕の先で、痙攣するように指が少し蠢いた。]
…………。
[傷よりもいまは、疼く心を押さえ付けようと、爪が食い込むほど強く力を込めた。]
―朝―
[屋上から階段をおりてゆく。
あかい足跡が残る度、ぴしゃりぴしゃりと床と靴が音を立てた。
それもまた愉快だ
なにか…だれかにみられている気はした。それでも、それより。]
さっさと流さないとしみになっちゃう
[少しだけ混じった固形の黒ずみが、わずらわしくて目を細める。
足早に向かうは、浴室。
だから上でのことなど、彼女には知るよしもない]
[最後の一段を降りて。
ぱたぱたと体を、服をはらう。
なかなかとれない]
……あーもう駄目かなぁこの服
[くすくすと笑いながら、そういえばショウはどこへいったのかと思う。
いないのならばそれはそれで構わなかった。
誰がいようが、誰がいまいが。
一度桜の薄紅を目にいれただろうか。しかし不快さに近付きはせず]
[桜が、咲いていた。咲っていた。
はらはらと、
薄い色の花弁が雪のように降る。
緋色すらも、覆い隠していく。
その色の中に、溶け込むように。
ぼんやりと桜の大樹を見上げ、首を振る。
ほんの少し遠巻きな位置に、人の姿を見た]
[さっさと体を洗いたくて仕方がない。
一度とめた足をすぐに寮に向けなおした
誰かがそこにいようがいまいが、彼女な決めたことにはなんのかわりもない]
[小さな人影は通り過ぎようとして、
大きな人影は近づいて来ようとしただろうか。
茫と、それを見送ろうとして―――
遠目にも、少女の纏う、色彩の変化に気づいた]
―――…舞子っ!!
[愕然としながら、名を呼ぶ]
……っ、
[痛むのは、傷ではなくて。
胸元を押さえた。
緋に濡れた手は薄い色のパーカーも、
同じ色に染める。
それ以上追及する事は出来なかった。
自分と彼女と、何が違うというのだろうか]
[苦しげな彼の様子に、どうしたのかと首を傾げ。
倒れている体を今更見た]
あれ、さくませんぱい。
しんじゃったんですか?
犯人がわかったら教えるって約束したのにー
[裏庭に向けて備えられている、
いかにも日頃から使われて居なさそうな、錆びた非常扉を開けた。鍵は壊した。歩いたあとに、血痕が残った。
そういえば、フルートは何処へやったろう。
嗚呼、あのとき
ウミを止めに走った時に屋上へ置いたままだった。そういえばあの時はまだ、小さき憑魔も居た。今となっては]
[その言葉を口にする少女は、
まるで何でもない事のように。
また1つ、事実を突きつけられる]
洋、亮は………
…オレ、が。
[顔が蒼褪める。]
せんばいが?
あぁ、もしかして殺しちゃったんですか
[青い顔にそう悟って]
ショウせんぱいは、なんにも悪くないですよ
だって殺したってことは何かあったんでしょう?
[せんぱいは優しいですし、と]
さくませんぱいの分も、ちゃんと犯人……あ、人じゃないっけー
まぁ見付けなきゃいけませんねぇ
[ふと思い出すのはフユの言葉。
気を付けろといわれたか]
[事象として何が起きたのかは、問わずとも明らかだった。解らなかったのは、それが何故起こったのかということだ。しかしその問いに答えられる者は、そこに無く、そして、己自身、問いを発することも出来なかった]
………
[混乱する様子のショウに近付こうとして躊躇い、道場から出て来たマコトが、一人屋上へ向かうのも止めることが出来なかった。一人で行かせるのは危険だと、心の内に警鐘を鳴らすものがあったにも関わらず…そして、再び絶叫を聞く…それが、己の役割ででもあるかのように]
そうですか?
せんぱいが優しくないって言っても、私もまわりもそう思ったら、優しいんだと思いますけどー?
[それから離れた彼から、目を離して。
背のたかい男に向けた]
フユせんぱいを、うったんですか?
マコトが「時間を進める」を選択しました
[違う、とまた首を、左右に振った。
マイコとヒサタカの会話が遠くに聞こえる。
仔犬は心配そうにショウを見上げ、近づこうとする。
けれど、それを受け入れる事は出来ずに、
その場から、*逃げ出した*]
[彼女達にそれを告げなかったのは、知れば狙われる確率が増すと考えたからだった。何も知らないショウをフユが殺さなかったことを知った時、恐らくは、知らない者…敵対しない者は後回しにされるだろう、と…しかし全ては無駄に…いや、むしろその考えが、この事態を産んだのだろうか?]
[いずれにしても、もう隠す意味はない、と思えた。少女がそれを信じようと信じまいと…]
ヒサタカが「時間を進める」を選択しました
フユせんぱいが?
[憑魔。
少し考えて、首を傾げた。
予想していなかったわけではなく、ただ以前の彼女なら、それを拒否しただろう言。]
へぇ、それ、本当なんですかー?
今日、朝ごはん作ってもらっちゃったんですけど。
─校舎屋上─
っつ……。
[アズマの身体を還した後。
受けた傷の痛みでしばらく、そこに蹲っていた。
風が護るように巡り、その力が傷を癒していくのを感じながら、しばし、物思いにふける]
……なんで……なんだよ?
[零れ落ちたのは、小さな疑問。
ウミがコトネの死に責任を感じる必然性は、事情を知らぬ身、見当もつかなくて]
それじゃあ……
半分は信じて、半分は信じない事にしますね
[にこりと笑う]
あまのせんぱいがうそつきなのか
フユせんぱいがうそつきなのか
どっちかでしょう?
[その笑みの理由などもわかるわけはなく]
ゆっくり考えまーす
[しかし近寄ってくる様子に、首を傾げる。
片手に握った赤黒いバトンが、少しゆれた。]
[時間が巡り、変わっていく空を見つめつつ、風に吹かれて傷を癒してゆく。
その間にも、答えの出ない自問自答は続いた。
朝の、そして先ほどまでの出来事が嘘のように静まり返った空間。
やがて瞳は一度閉じ、空白を経て、開く]
考えても、仕方ない、か。
もう、聞けない。いない、から……。
[小さく呟く声は、静か]
もう、ほんとにこれで……なんにも、ないんだな、俺。
[初めて出会った他の『司』もいなくなった今。
自身の中の力──他者を護らんと願うそれは、どこへ向かえばいいのか、と。答えの出ない疑問に、苦笑して]
……探さなきゃ。憑魔。
[そして、浄めなければ、と。決意を込めて、呟く]
[少女の少し手前で足を止め、目を細める。それは愛しい者でも見つめるかのように]
すまない…何もしてやれなかった。
[そのまま子犬を抱いて、マイコの前を通り過ぎ、寮の方へと戻ろうとする]
[困惑の眼差しでそれを受けて]
何がですかー?
別に、誰かに何かをしてもらおうなんて、考えていませんよ
[くすっと笑って、寮へと戻ってゆく彼を見て。]
[少女の言葉に現実を突きつけられても、
頭では否定していた。
夢ではないと、理解しているのに。
そう彼女に言ったのは、自分だったのに。
逃げようとしても、逃げられるはずはなかった。
ぐるりと校舎を回って、裏庭に。
血の跡が、残されていた。
先日塗り替えたばかりという、
白亜の壁べっとりと、地面には点々と。
鍵の壊されている扉は、非常口だろうか。
それを見ても、さしたる衝撃は受けなかった。
ここは、日常ではないのだから。]
/*
ものすんごい最初の方の、ちっちゃなフラグ解消w
(怖くなる前の)マイコと某女子留学生は、ちょっとタイプが似ているのでしたw
[寮に戻ると、冷蔵庫からツナ缶とミルクを探し出して、子犬に与えた。自分もパンを少し齧って…ふと思い出して、給湯室に向かう。自身の書いたメモはそのままで、冷蔵庫の中の水羊羹も一つしか減ってはいなかった]
………
[抹茶味の缶を一つ取り出し、口にする……苦く冷たい甘さに、*目を閉じた*]
[普段よりも時間をかけてゆっくりと、
廊下を歩みながら、窓の外に視線を移す。
陽は傾いて、地平線へと下りていくところだった。
全てが朱に染まる。
けれど血の赤が消える事はなかった。
あの場を離れて、少し落ち着いたのか。
漸く、痛みが蘇り始めていた。
それが、現実を認識させる]
[シャワーを浴びてさっぱりとする。まとわりついて髪にからまったそれを無理矢理に落した。
髪がばさばさになって気持ちが悪い。
それでも丁寧に、いつものようにケアをして。
そこから出たなら、部屋で少し眠った。]
[だから、だろうか。
手当てをしようという気は、起こらなかった。
痕を追う理由は、わからない。
生存者を見つけようとしているのか、
死者を確認しようとしているのか。
ただ、窓の外の景色を眺めながら、歩み続け、]
―――…あ、
[人影を見つけた。
ヒサタカともマイコとも異なる姿。
「殺されそうだった」、そう言った。
ガラリと、反射的に窓を開けた]
[傷が大体癒えたと確かめた後、ゆっくりと立ち上がる]
……下ろしたばっかりなんだけどなあ、これ……。
[切り裂かれ、変色した紅で黒く染まった胴着に、ぽつりと呟く]
ま、この後使うかどうかもわかんないし……気にしても始まらないか。
[二階の廊下。当然だが、誰も片付けていないそこには、戦いの痕跡が残り。
窓から差し込む残照が、砕けたガラスを煌かせるか]
…………。
[僅かに、目を伏せ。しばし、その場に佇む]
[校舎を振り返ったのは唯の偶然だったのかも知れない。
音に対する感覚は鋭くても、聴覚が人並みはずれて優れている訳では無かったから。
周囲は、窓の開く音さえ聞こえるほど静まり返って居たが、それが耳に届いた訳では無かったのかも知れない。]
[見れば互いに何処かしら傷を追い、血を浴びた姿だ。
それがあまりに非現実的で、風景からかけ離れすぎていて、どこか可笑しくて少し笑った。]
[フユの衣服も奇妙に染まっていた。
その正体など、考えなくてもわかる。
わざわざ玄関に回る時間が惜しくて、
窓を乗り越えようと手を掛ける。
が、それは途中で止まった]
………何、…笑ってんの?
[行動を問うたのか、理由を問うたのか。
曖昧な言葉]
……お互い……なに、やってたんだろ、ね?
[不意に零れ落ちた、小さな呟き。
微かに掠める、苦笑。
ゆっくりと窓に近づき、下を見やる。
裏庭に、人影は見えない。
それを確かめると、そのまま窓から下へ飛び降りる。
血痕は、目に入ったものの。
今は、自分の状態を整えるべきか、と思い、外壁に沿うルートで、寮へと向かう]
[いるかなぁ、いないかなぁなんて思いながら、彼女の部屋をノックする。
人の気配はない。
答えもない。
片手に握っているバトンが、くるくると回った。]
どこだろー、本当に
…似合ったら、嫌だろ。
フユっちだって、似合わねえ。
手当て、しねぇの。
[身体を窓枠の上に持ち上げようと、腕に力を入れる。
傷口が痛みを訴えた。
眉を顰める]
[左腕に、肩口に、脇腹に。
確かに自分も、酷かった。特に、左腕が痛む]
…どっちもどっちだと思う。
[普段より苦労しながら、外に降り立つ]
せめて、なんか―――
あ。
[緋に濡れた手を服で拭いて、ポケットを漁り。
ハンカチを1枚、取り出した。
淡い青。それも、異なる色彩が移ってはいるが]
借りたまんまだった。
─寮─
[寮に戻ると、感じるのは人の気配。
食堂と、給湯室に生ける者]
…………。
[ただ、一方には。
微かに、嫌な感触。
それは、残滓のようなものか。
先ほど還した、もう一人の力の]
ん、…サンキュ。
[手伝われた事に驚いて、
目を見開いてから、そう返して]
そ。
いつ、借りたんだっけか。
なんか、すんげぇ前の気がする。
[こんな格好でするには、暢気な話だった。
いや、今だからこそ、だろうか]
ん。
[小さな布に、目を落とした。
そこには、既に乾きかけて黒くなった血の染みが在ったが。]
凄い前の事みたい。
まるでもういつだったか思い出せないくらい昔のこと。
[ハンカチを持ったショウの手を、彼に向けて押す。]
血くらい拭きな。
…そっちが拭けばいーのに。
[口を尖らせながらも、言われるままに、
乾き切らない血を拭う。
濃厚な緋色が、淡い色彩を塗り潰していく]
あー。
返そうと思ったのにな。
また、洗って、
[言葉は途中で止まる。]
―――…またなんて、あんのかな。
っ、せぇーな!
背のコトは、言うなっての!
[表情を歪めながらも、眉を吊り上げる。
手の中で、ハンカチをくしゃりと握った。
視線を上げる]
戻るつもり、ないって。
どうでもよくなんて、…ねぇだろ。
……どうでも良いって
言ったでしょう。
[声を荒げる。]
大体アンタ、いっつも煩いの。
教室でもはしゃぐし声はデカイし馬鹿だし
私は静かなのが良いって思ってたのに。
なん…
[フユが声を荒げるところは、
見た事がなかった。
続く台詞に、ショウも言葉を返す]
そういうフユっちは、
いつも何考えてるかわかんなくて、
すげぇ感じ悪ィし―――
[凄い怪我、と言われ、一つ、瞬く。
傷自体は癒えており、胴着と袴の一部が黒く染まっているだけ、という状況なのだが]
ああ……見ての通り、斬られたから、ね。
血、落とした方がいいな、と思って戻ってきたところ。
[なんでもないような口調で言って]
君は、これから、どこか行くの?
[玄関から聞こえた声に、表情が引き締まる]
待て。
[子犬に、短く命じる。躾を受けた犬なのかどうかは知らなかったが、その声にぽてんと腰を落としたところを見れば理解したのだと思われた。弓を手に、給湯室を出る]
そっかー。
……いたくないんですかー?
[少しおかしく思ったのか、尋ねて]
んー、フユせんぱいを探してみようかなぁなんて。
あまのせんぱいが何かいってましたしー
……でも、せんぱいの答え聞いてからにしまーす
[教えてください、と笑って。
片手のバトンは強く握る]
[払われる事の無かった手は、ショウの襟首を掴む。]
何考えてるか何て、言ったって
どうせ誰も分かっちゃくれないのよ!
アンタに、私に聴こえてるように聴こえるって言うの?
おかしいって思われるか、唯の神経質と思われるか
[校舎の建物に押し付けるように、更に力を加えた。]
本当アンタ、いっつも煩いの
そのくせ、結局私のこと笑わすんだから
[手にしたバトン、それにほんの一瞬、視線が向くか。
ふと過ぎるのは、アズマの亡骸]
…………。
[瞬間、過ぎる、痛ましげな表情]
……痛い痛いって、泣き叫んで転がってたら。
いつ、殺されるかもわからないんだから。
悠長に、構えてなんていられないでしょ?
[それだけのこと、と。返す言葉は、端的で]
ふぅん?
[にしては服と彼の様子に違和感を覚える。
だけれど、それは口にすることもなく。
表情は微笑みで。]
なんかぜんぜんいたそうじゃないから。
人じゃないのかなーって思ってました。
[違うんですよねー?なんて笑って]
[人じゃない、という言葉に、ほんの一瞬過ぎったのは、苦笑]
伊達に、精神修行はしていないからね。
[そう、呟いて。
給湯室の気配が動いたのを感じれば、そちらへと視線を向けるか]
………っくぁ、
[肩口が壁にぶつかり、鈍い痛みが伝わる。
呼吸が詰まった。
遅れて、襟首を掴むフユの手を捕える。
けれど、引き剥がそうとする力は籠もらない。
あるいは、籠めないのか。]
……、そりゃ、聴こえねぇ、よ!
オレは、フユっちじゃ、ねぇもん。
そっちだって、
オレの、感じるモノ、わかんねぇ、だろ、
ケド、…理解しようとするのは、馬鹿なのかよっ
[途切れ途切れになりながらも、言葉を紡ぐ。
息苦しさに、涙が滲んだ。けれど、止めない]
…ていうか、何、ソレ、
そんなら、気紛れみたいに、
…優しくなんて、…すんなよ………!
そうしないと、生きられない。
そんな世界もある……って。
剣の師匠が、言ってたから。
[今の状況には、当てはまるでしょ? と、静かに言って]
……立ち話……に、なってますね。
[投げかけられた問いには、こんな言葉を返して]
分かんない。
アンタが何考えて何をどう感じてるか何て
全っ然分かんない。
理解しようとするなんて馬鹿げてる
だけど
[手を掴まれて
振り切るように、その手をショウの首へ]
人間だったら、
理解されようと
何処かで思うのを、止められる訳、無いでしょう!
座ってないから立ち話ですねー
[笑って、ヒサタカにそう返してから]
ふうん?たしかに今はそうですねー
[だけれどまだ疑いは*残るのか*]
…言ってるコト、無茶苦茶じゃん。
なら、されたいんじゃ、ないのかよ、
………榎本 芙由は!
ソレすら、もう、いいって―――
[ショウの首に、フユの手が触れる。
ヨウスケに刃を向けられた時の光景が、蘇った。
ビクリと、身体が震える。
けれど。
もう片腕が上げられるのにも構わず、
ただじっと、フユを見ている]
/*
正直、ここまで展開すると思って無かった。
フユの願いなんぞは
マコトとバトりながらか
死んだときの遺言で言うつもりで良いやと思ってたのに
ショウめ!
このやろこのやろ
*/
ええ……俺も、そのつもりで戻ってきたわけですから。
[ヒサタカの言葉に、一つ頷いて。
マイコが疑いを向けているのは感じつつ、それには気づかぬ振りをして、三階の自分の部屋へ向かう。
傷は癒えていても、体力までは回復しきってはいない……というか、食事を取っていなかったのが今更のように効いてきたのか、やや足元がふらついた]
/中/
う〜ん、遅くなりつつも戻ったのですが。
これは他の人を頼る余裕は無さそうですね。
その方が絡みやすいかと思ったのですが。
…やりますか。
だけど。
だからアンタを殺せなかったんだ。
アンタがいっつも馬鹿みたいに素直にものを言って、
馬鹿みたいに笑うから
きっとなんて思って、だからつい優しくなんてして
[両手をかけ、力を込める。]
もう良いんだ。
[憑魔という存在が膨れ上がる。
膨れ上がり、沸き出して、それは風のように
榎本芙由の髪を、夏なのに咲いた桜の花を揺らして吹き抜ける。]
私は憑魔だから。
ひとの願いを叶える。それが間違った方法であっても
私の願いは憑魔にとって都合が良かった。
憑魔は人を殺し喰らう
私の望んだ静寂を得る為の方法のひとつは人を殺し、殺して殺し尽くすこと
たとえそれが望んだやり方でなかったとしても
そんなことはどうでも良い。
[殺意だとか、悪意だとか
そういったものとないまぜになって、憑魔としての力は夜風の如く吹き抜けてゆく。]
お前を殺して
司を殺して
すべてを
殺す。
『また同じことをするの?』
[響く声]
『けっきょくおなじなの?』
[響く…コエ]
『けっきょくかわらないの』
[小さく哂うコエ]
[それは]
変われるかなんて分からない。
そんなの知らない。
でも。
[ゆら、ゆら。
まだ揺らぎながらも]
私は。
私の本当の願いは。
同じであって同じじゃない。
[顔を上げる。
ゆっくりと立ち上がる]
[マコトが自室へ向かうのを見ると、小さく安堵の息を吐いて、マイコに向き直る]
………
[暫しの間、言葉を探す。しかしかけるべき言葉が見つからず嘆息]
/中/
あ。
これって、玄関通らないで出るには、ベランダからジャンプ?(こて
いや、やってやれないことはないが!
……ていうか、憑魔COかこええ……(まて。
[部屋に戻り、はあ、と息をついて]
……元々、不安定になっていたところに、『司』の力が逆流して……かなり、均衡を失している……。
あのままだと、新たな『憑魔』にも、なりかねないかも知れない……。
[そんな呟きをもらしつつ、着替えを引っ張り出す]
……手持ちの胴着は、これが最後、か。
[そんな呟きをもらした直後。
不意に、風が警告するように、ざわ、と揺れた]
……この感じ……!
[掠めるのは、嫌な予感。ともかくも、と着衣を改め。
しばし悩んでから、ベランダへ]
[首に、圧力が加えられる。
零れる涙は、苦しさのせいか]
………っか、やろ、
よく、ねぇ、…じゃん、か…!
[憑魔としての姿を現しても尚、
呼吸がままならなくなっても尚、
声を投げかけようと。
震える手を持ち上げて、
フユの―――憑魔の手を、掴んだ。
何も変わらないように、思えた]
/中/
うーみゅ。
ここで飛び降りたら、マイコバトル確定だなあ(' ' )
戦う理由は十分にあるが、怨敵認定しちゃったら、一方的な妄執は相手にできん……まあ、曲げられなくはないが。
うーん。
とりあえず、校舎のあれはどこに着地するんでしょうか(汗)。
それによって、動き決めるか……時間はあるし(^ ^;
[生きたいと思うのに、
仇は目の前にいるのに、
誰かを殺すのはもう嫌で。
彼女の願いを知っていたら、
自分は何か出来たのだろうか。
―――堕ちる前に。]
[手にかける力が徐々に強くなる。女子高生のそれを超えてゆく。何もかもが、時間から、空間から、腕を伸ばした距離から睨むようにしている目も既に変わっていて、その場には止めるものも居ない。]
/*
中発言にて失礼します。
墓下に制限は無かったと思うのですが、すれ違いと他の方もされていなかったのとで、ここまではしないようにしてきました。
でも、できれば他の方ともお話できると嬉しいので。
無いほうが良いと思われるならまた独り言のみにしますので、もしいらっしゃったら一言だけでも反応いただけると嬉しいです。
*/
/*
サヤカさんもお疲れ様です!
あは、確かにそういう部分もありましたね(苦笑)
ヨウコPCもずっと不安定でしたし、今は相方のところにすっ飛んでいきそうな気配ですし(ぉぃ
*/
[ベランダの端、目を凝らす。
強い、気の流れが意味するものは何か、と思考を巡らせる]
今、残っているのは……そして、今、寮にいない……のは。
[答えは、すぐにはじき出され。
直後に、聞こえた声にはっと背後を振り返る]
[匂いを辿ったのか、それとも本能の成せる業か…子犬は、ショウのいる場所に向かって、迷う事無く駆けていく]
[主を案じて呼ぶ鳴き声が、ショウの耳にも届いたろうか]
[抗おうとする手は、意味を為さない]
っ、ぁ―――
[視界がぼやける。
霞む目は、それでも、彼女を見て。
次第に意識が、闇へと、落ちていく。
遠く、仔犬の鳴き声が聞こえた気がした]
[やがて、子犬は、フユとショウの居る部屋へと辿り着く、首を絞められるショウの姿を見つければ、必死の声で吠えたてて、フユの腕に噛み付こうとするか]
[やって来たヒサタカの問いに、再び校舎の方を見やり]
今……強い、力を……感じて。
[憑魔の、と。それは言わずもがなだろうか]
俺、ちょっと見てきますっ!
[そう、言うや否や。ベランダの手すりに手をかけ、その上に身体を引き上げる]
……邪魔を
するなッ!
[主を、または友を
守ろうと、飛掛かる子犬を振り払う。
腕が離れた。
腕を再び一振り、先程までショウの首に掛かっていた手の中に、刀が現れる。]
[榎本芙由の願い。
音色と呼んだ憑魔の願い。
同じであって同じではない願い]
[その願いを正確に知ることなど出来ない。
それでも、その思いはやはり純粋で。
…それが切なかった]
[目の前で繰り広げられる事態を。
それでもただ見つめて]
[目を見開くヒサタカに気づいているのかいないのか、そのまま、手すりを蹴る。
吹き抜けた風がゆるくその身を取り巻き、寮から少し離れた場所へ下ろした]
[振り払われて床に転がった子犬は、しかし子犬の身軽さ故に、すぐに起き上がる。迫る刃を獣の本能で避けようと飛び退る。しかし鋭い切っ先はその前肢を掠めはしたか]
/中/
今更ながらにおつかれさまー。
100dですら過去50以上を出した経験無い俺がやってきましたよ、と。
と、帰って来たは良いのですが
中が絶賛鬱祭り中で気力が無い為にロールを回せませんorz
邪魔しないように、見てるorz
[手から解放されて、身体が酸素を求める。
眩暈のような感覚。
視界が歪む。
光が足りない。
それでも、仔犬の声は聞こえ、
刃が振り下ろされるのが見えた。
制止の形に、口が動く。声は、出ない。
身体に無理矢理命じ、倒れ込むようにして、
仔犬と刀との間に身を滑り込ませようと―――]
[マコトの後を追うように、ベランダの端に駆け寄り、風に抱かれて着地した姿に、はあ、と長い吐息を零す]
………………
…………………………だから……いつからこの寮の出入り口は窓になったんだ…?
[思わず、前々からの疑問が口をついて出た]
/*
アズマさんもお疲れ様です〜!
ダイス目は私も時々アレですので何とも(苦笑)
はい、勿論無理はなさらずに、ですよ!
ゆったりのんびり…という空気の村では無いかもしれませんが。
アズマさんはアズマさんのペースでご一緒しましょう、です。
*/
[視界の先に、フユとショウの姿。
あと子犬か。
庇うようなショウの姿に]
フユせんぱい本当に憑魔だったんだぁ……
じゃあ殺さなきゃねえ。
[声は届かないだろう、小さい。]
[駆ける先に、魔の気配。犬の鳴き声が聞こえ、微か表情が引き締まる。
そうして、駆けつけた先で目に入った、光景。
とっさに風を繰り、向けられた刃を阻む壁を作ろうと試みて]
[遠くに聞こえる想い。それは、自分から奪っていったモノの想い。そんなものへ、ぽつり独り言を落とす。]
……安易へと逃げた貴女に、何が出来るんだろうね。
[そうして、自嘲めいた笑みを浮かべ。]
もう私に出来る事などひとつしかないだろう。
そう……見ているだけしか。
この、生きている人たちの現実では跡形もなく消えてしまった、存在すらあやふやな私には。
/中/
アズマくんもお疲れ様。
まぁのんびりとでいいかと。私も昨日はさぼってましたし、明日状況によっては来れないかも知れませんし。
[仔犬を抱いて、相手に向き直る。
切っ先に目を見開きはしたが、動かずに]
………レに、だって、
…護り、たい、って………
願いが、あるんだ………っ
[荒い息の合間、掠れ声は小さい。
けれど、確固たる意志を持って。
振り下ろされる刃に、目を瞑る―――
が、それは視えぬ何かに阻まれて、終わった]
/*
えー、このまま一騎打ちで決着が楽かなーとか思う俺がいます。
万一、マコトくんが負けたら、マイマイに後を任せてもいいでしょうか?(ダメすぎです
[風が刃を阻み、その切っ先が自分に向くのを冷静に見つめる]
……殺させない。
[端的な言葉。否、既に言葉を尽くすまでもない、と言うべきか]
のこのこと殺されに来たか。
[足元の小さな呟きに、僅かに目を向け]
……志願者が多い事だ。
[白い刀は
憎悪を吸い、柄から、赤黒く染まってゆく。
いつの間にか空には月が昇っていた]
ならば
望み通り殺してやる。
[見る間に刀は細い切っ先まで染まり]
邪魔者から、順番にな
集えっ!
[斬りかかる刃は、一度大きく飛びずさる事で避け。
風の刃を生み出し確りと握る。
着地した足を支点に、空けた距離を一気に詰め、放つは横薙ぎの一閃。
風が、鋭く、鳴る]
因縁でもあるのかなぁ?
[口元に笑みを浮かべたまま、二人の様子を眺め。
もしどちらかが止めをさしそこなったら、そこに入るだろうか。
バトンを握る手は、*いつでも動くように前に*]
[辿り着いた時、既に戦いは始まっていた。斬り合いに矢を向ければマコトに当たる可能性がある…それでも牽制するように弓に矢を番え、フユの動きを目で追いながら、子犬を抱くショウの傍に近付く]
……生きてるか?一ノ瀬先輩。
[相変わらず、口調はちぐはぐだった]
[退いた相手をそのまま迎え撃つ事なく、追う。
同時に詰め寄る距離。
刀を立て、薙ぐ太刀を流す。
更に踏み込み、身を屈め、斬り上げた。]
[淡い光がふいに細かな粒となり、散る。
桜の幹の隣に、横たわっていた身体と同じ姿が現れ。
ゆるりと瞼を開いた。]
/*
こんばんは。お疲れ様です。
絡みに行きたかったのでとりあえずとっとと起こしてみました。
……遺体今如何なってるんだろう。
*/
[天に、月が煌めく。
刃が振るわれる。風が巻き起こる。
せめて邪魔に成らぬよう、
言う事を聞かない身体を引き摺り、壁際に移動して。
かけられた声にゆるりと、顔を上げた]
…生き、てる。
………っぽい。
[小さく声を返して、
腕に抱く仔犬の体躯に顔を埋め]
ゴメン、ゴメン…な。
[*謝罪の言葉を呟いた*]
/*
ヨウスケさんもお疲れ様です!
…そういえば、佐久間先輩のはどうなっているのでしょう。
桜に浄化されたのか、それとも時間的にまだなのか。
表に確定描写がないのですよね…。
*/
[流された、と。認識した直後、切り上げの一閃。
避けるために距離を開ければ、再び繰り返すか、と。
最低限、急所を避ける動きだけに止めてそのまま受け。
距離が開かぬ内に、と戻した刃で突きを入れる]
[大した傷を与えるには至らず振り抜いた切っ先を天に向け
返る突きに、先刻刃を交えた際に斬られた左肩の
まだ幾分不自由な左手を突き出した。
風の刃は、掌から手の甲までを一気に貫く。
血が散る。]
[月をさしていた切っ先が翻り、司を向く。
握り直し、]
此の程度か。
[静謐な表情目掛け、振り下ろす。]
[手、その物で刃を受け止められれば、舌打ち一つ。
引き抜いている間に、振り下ろしの一撃が入る、と察すれば]
……散れっ!
[鋭く命じ、刃は風に。そのまま、後ろに跳んで振り下ろしの一閃を避けつつ、再びその手に風の刃を作り出して]
[風の刃が散じて、掌からは血が滴る。
その手を一振り、
扇状に飛散した血の飛沫が空中で静止した。
血液は、針状に形を変え
司を中心に収束しながら飛来する。
憑魔自身もその後を追って跳び、
横薙ぎの一閃を重ねる。]
[唐突に現れたそれは、月の下での闘いを瞳に映す。
しかし未だ目覚めたばかりで、目の前で、そして自分の身に何が起きたかを理解するには至らず。
視線は呆と揺れ彷徨う。]
/*
何だか完璧に忘れ去られている感じですね(笑)>遺体
とりあえず描写には入れないで動いてみようかと。
*/
[フワリと強まった気配に一瞬そちらに目を向けた。
けれど今語るべき言葉は持っていなかった。
憑魔と共に在った身には。
その思いの全てまでは否定できない身には]
……。
[一度だけ小さく頭を下げて。
もう一人の憑魔と司との闘いへと目を戻した]
……なっ。
[飛来する紅の針に戸惑うのは、一瞬。
気流を集め、自分を中心に大気の渦を作り出す事で、針を弾こうと試みる。
重ねて迫る一閃は、立てた刃で押し止め。
弾く事叶うなら、自身の刃を返して振り上げ、袈裟懸けの一閃を打ち込もうと]
[風に、針は阻まれ
もとの水滴となって散る。
刃は弾き上げられ、舞い落ちる花弁をただ斬った。
左手から奔る血が凝固し、にわかに透き通る
不格好な形の刃となった。
風の刃を受ける。
押し返そうと、力と体重をかけた。]
[風を受け止める、紅。
透き通った二つの刃が交差する。
本来の身体能力では容易く凌駕できるとも、それ以外の要素も介在している現状では、そうもいかず。
かけられる力に対し、逆に力を抜いて。
刃を滑らせつつ身を屈め、胴へ向けて横薙ぎの一閃を叩き込もうと]
[掛ける力の行く先がふと矛先を失い、微かに体勢を崩す。
後ろへ身を逸らすが、
風切る刃はその先で、しかし確実に胴を真一文字に薙ぐ。
憎悪か憤怒か、苦痛でか
噛み締めた歯が軋んで音を立てた。
距離を取るため背後へ跳躍し、
紅の刃を両手で構え直す。]
[剣戟の音。]
[月下に舞うは、彼女からすれば別次元のモノが2人。]
[守るモノと、奪うモノ。]
[ふわふわと漂い、それらを見つめながら彼女は考えている。]
[手応えが伝わる。捉えた、と。
跳躍して距離を開け、紅を構え直す憑魔の様子に、一つ、息を吐いて。
刃を握る手に、力を入れなおす]
……終わらせる……。
[小さな呟きは、何に対して向けられたものか。
地を蹴り、右側面に回りこむように走る……と、見せ掛け、直前で左へと跳ぶ。
そこに隙が生じるか否かは、ある種の賭け。
そんな事を考えつつ、踏み込みながら切り上げの一撃を叩き込もうと]
私は今、何を見ているのだろうか?
私の存在は結局はなんなんだろう?
私にとってはこれが現実ではある。
だが、現実の世界では既に消えた存在。
私が現実だと思っていた世界では幽霊とでも言うのが最適なのだろうけど。
結局、私は何も手に入れないまま、消え行くしかないのだろうか?
……こうなってしまった今となっては、もうどうでもいい事なのかも知れない。
なのに、なぜ私は考えてしまうのだろう?
/中/
悠一郎はもうちょいナンパなキャラなら、"言い寄られて疎ましく思ってる"なんて縁故設定を考えてたのですけど、彼の場合言い寄らずとも女の方が寄ってきそうでしたからね。なので縁故を結べませんでしたっけ。
マイコは狂いっぷりが素敵だなぁ、と。最後まで生き残ったらどういうオチを付けるのかも楽しみだったり。
[終わらせる。
すい、と身を沈める。
疾走する司の姿が、視界から消えた。
その姿は光を失った、
否、かつて司によって奪われた憑魔の左目の、死角に。]
……くッ
[風が切裂く。深く。
弧を描いて血飛沫が舞う。
紅の刃が、形を失って散る。
ゆらりと倒れる。]
[視線は少女から外れ、また彷徨い。
不意にぴたりと動きを止めた。
視線の先には仔犬を抱く少年。]
………ぁ、
[ゆらりと揺れた。]
/*
最後だから
打ち返しとか
カウンター戦のほうが
良いだろうという意見もごもっともです。
最も盛り上がりにかけるオチを選んですみません。
ダイスの数字がログに入るのが嫌でした。
*/
[彼は確か友人で、]
[心の何処かでは嫉妬していた。]
[部活内での彼は“普通”では無かったから。]
[ずっと羨ましくて、]
[ずっと妬ましくて、]
……イチ君。
[紅が散り、紅が舞う。
舞い散る薄紅と交差するそれは、美しく見えたろうか。
真新しい白の胴着に、紅が跳ねるのも厭う事無く。
倒れる憑魔を、静かに見つめ]
……これで、終わる……終わりに、する、よ。
過去に、囚われるのも……何もかも。
[すり抜けてゆく身体。
流れてゆく紅。
届かない手。
そう、これが現実]
音色…。
[唇を噛み締めて。
手を引くとその傍らに立ち直した]
[持ち上げかけた腕が、しかし小さく痙攣して地に落ちる。
落ちる花のなかただ横たわり]
……司が地水火風森羅万象に属するものであれば
我ら憑魔はお前たち、ひとに、ひとのこころに属するもの
きっと我らはそもそも分たれるべきものではなく
ひとの持つ幾つかの側面の、不意に分かれてしまったもの。
誰であれ彼であれひとのこころに棲まうは闇
おれこそがその淵より出て来たりしもの
こころの闇に身を委ねて生きるも、
ひとつの幸福の在り方。
それを否定する事があればお前の心はやがて己が身を喰らう。
[あかい色が舞う。
少女が崩れる。
信じていた。
彼女だけは、敵ではないと。
愛しい者を殺したモノ――“憑魔”ではないと。
信じ込まされていた。]
……くだんねぇ。
[笑う。数日前、桜の怪談を思いながら零した嘲笑を、自分に向けて。]
…馬鹿みてぇ。
[笑いながら、片方の目から涙が一筋流れた。生きている間とうとう零すことのなかったものが、今になって。]
……ああ。
確かに、司も憑魔も、元は同じものなのかも知れない。
[自らの存在を認めた今では、素直にそう思えて]
……闇を持たない人間なんて、いない。
俺だって、抱えてる、から……。
[それは、例えば実家での居場所の事とか。
敢えて見ずにいた想いの事とか。
どれも、日常的で人間的なもの]
……その時は。
他の司が、俺を浄めて、還してくれる。
[そういうものだから、と。掠めるような、笑み]
[緋の花が咲き乱れた。]
[伏せたのは奪うモノ。]
[其れを相変わらず冷めた瞳で見つめている。]
[同級生だった其れが零す言葉は、現実ではあろうけども、真実には思えず。]
身を委ねる側は表面的には幸福かも知れない。
でも、その代償として別の悲しみを生み出すだけじゃないかな?
そして、本人も失うことに気づかないまま、失っていくだけじゃないかな?
ねぇ?何を得られた?
この狂った現実を生み出して。
……そう。
そうやって、
刹那の願いの影に隠れてしまって
ほんとうは失いたく無いものを無為に失いながら。
[吐息も絶え、静かに目を伏せた。]
[その頃、桜繚学園一帯を外界と隔てていた結界の一要素、
憑魔の司る部分は中天からほどけていた。
不可視であった障壁は、解ける度に一辺一辺、
桜の花びらの形になり下界へ落ちゆく。
やがて埋め尽くすほどの無数の花弁が
遥か上空から深々と降り注ぐ。]
[同じであって同じでない。
自分がどれだけ幼かったのかを思い知る。
それは真実の一端で。
同時に全てではなく]
ひとであるがゆえに。
かなしいよね。
[その言葉を紡いだのは。
人の思いか、憑魔の残滓か]
けれどそれをもつのが。
ひと、なんだ。
そういうこと、だったのかな……
[決着が着いたと見て、弓を降ろす]
……榎本さん……
[声は小さく…彼女には聞こえなかったかもしれない]
もう一度……君のフルートが聞きたかったよ……
[舞う薄紅に、僅か、目を細め。
それから、手にした風の刃を一度、見やる]
……無くしてから、何かを見出せる事も……ないわけじゃ、ないけど、ね。
[僅か、目を伏せつつ、呟く。呟きは、果たして届くだろうか。届いたから、どうなるものでもないのだけれど。
そんな事を考えつつ、倒れた傍らに膝を突き、風の刃をその胸に突き立てる。
憑魔の拠り代を、取り出すために。広がる、紅。
拠り代──人の命の象徴は、その色彩の中に冴え冴えと]
器は大地に、魂は天空に。
[言葉と共に、薄紅が舞う]
再び輪廻の内へと還しゆかん。
世を巡り流れを兆すもの、風の流れ司りし者の名において。
……魔の拠り代となりし者、その存在を……。
還さん。
失って初めて。
それに気が付くだなんて。
[力を失ってゆく憑魔の傍に跪く]
それでも最後に。
知ることが出来たよ。
……遅すぎたかもしれないけれど……
[その周囲には、ゆらりと、薄紅が舞っている]
[例えば榎本芙由がそのときかけられた言葉に何と答えたか
それは最早想像に頼るのみない。
音色と呼ばれた過去を懐かしんだか、
礼を述べたかまた嫌悪の表情でも見せただろうか。
答えを知り及ぶか、花はただ*舞い散る*。]
[届くはずのない問い掛けを呟けば、何かが頬を掠めていった。]
[見上げれば、薄紅がはらはらと舞い踊り。]
[思わず彼女は手を伸ばし、目を細め。]
綺麗、だね……。
[降りしきる花。拡散して行く光。]
……嘘、だったのかな。
全部。
[あの日宙に消えて行った花の欠片を想った。
瞳に映るのは哀しみか、憎しみか、或いはその何方もか、何方も違うのか。]
[光と薄紅が散るのを見やりつつ、自らの手に残ったもの──拠り代を、見やる]
……受け入れたからには、これは、なすべき事。
[静かに呟いて、まだ微かに温もりを帯びたそれを、口にする。
……やはり、感じるのは、嫌悪感だけで。
吐き出しそうになるのを堪えつつ、飲み下し。
その力を、自らの内に取り込んで]
マコトは、 フユ を投票先に選びました。
[剣戟を遥かに聞いて、囁きを微かに聴いて。
閉じていた目を、薄く、開いた。
天から舞い降りる花びらが、頬を撫ぜる。
掬い取ろうと、掌を広げたけれど、
触れた欠片は雪の如く、溶けて、消えた。
夢から醒めるように、夢の中に落ちるように]
―――…寂しいな。
[零れた感想は、“綺麗”ではなくて。
腕の中の仔犬は、細く、鳴き声をあげる。
花に埋もれるように、意識は、*薄れていった*]
ショウは、 フユ を投票先に選びました。
[そういえば、この場に“いる”少女たちの死を洋亮は知らなかった。
それは最早如何でも良いことだったけれど。
それは或いは、彼に向けられた言の葉ではなかったかも知れないけれど、]
…ああ。
綺麗だ。
[小さく呟いて、瞼を伏せた。]
……元の存在は、同じものでも……。
でも、絶対、味覚だけは同じじゃないっ……。
[妙に真剣に、こんな事を呟きつつ、綻びていく結界を見上げる。
後は、司の力が作り出したそれを、自らが解放すれば、終わる。
……終わった先の日常が、どうなるかなど、わかりはしない、けれど]
……俺は……どこに、行けばいいんだろう、ね……?
[呟くような、その問いに答えるものはあるだろうか。
あったとしても……望む答えが与えられるとは、思えぬものの、今は]
……風……解き放て……。
[残る封印の結界を開放するための言を、小さく紡いで]
[瞳を開く。
散りゆく光と薄紅。
そして聞こえてきた言葉]
うん、綺麗……
[再び瞳を閉じる。
どこか穏やかに、どこか寂しそうに。
開かれてゆく気配と共に。
キラリと何かが*零れ落ちていった*]
[風が空へと舞う。
舞い散る薄紅を追うように、時には共に舞うように、絡み合いながら。
その風の中を、時折走る、紫電。
それは、もう一人の司の力の象徴か。
力の象徴の交差をしばし見つめた後、桜の大樹へと歩み寄る。
枝の上には、桜色の小袖の少女。
根元近くでは、丁度、倒れていたヨウスケの亡骸が、桜へと還る所だった]
…………。
[全く知らない相手ではなかっただけに、微か、悼みを感じつつ。
薄く笑う、少女を見上げる]
……桜花。
これで……終わり、なんだよね?
[静かな問いに、小袖の少女は、微かに笑んだかも知れない]
いや……俺にとっては……。
[違うのかも知れない、と。*その呟きは風に紛れて、天空へと舞う*]
/中/
中発言タイミング、見事に失敗しましたね(汗)
せめて独り言にしておくのでした。
まずは皆様お疲れ様でした。
それではまたエピにてお会いいたしましょう。
/*
…あ、失敗したかと独り言の方に避難させちゃった(汗)
重ねてになりますが、本当にお疲れ様でした。
私もこれにて失礼を。
また明日!
*/
『うつわはだいちに、たましいはそらに』
[佐久間洋亮。そう呼ばれていた者の身体は桜の下で消え失せて行く。
桜の隣に佇んでいた存在は、何時の間にか落花に紛れ、その姿を消していた。]
[その行方を知る者は未だ*いない。*]
お疲れ様でした。
という事で、レス待ちの間なぞにちまちま書いた舞台裏ネタ集。
まずは小ネタ編。
・CVは桑島法子で良いか、と途中から思った。
・インスパイアを受けた版権キャラはルルーシュ、マオ、オレンジ。何れも酷い人材です。
・中の人は一応フルートをやっていたらしい。
・BGM、一日目はIOSYSの「惑いて来たれ、遊惰な神隠し」と石鹸屋の「東方妖々夢」。東方アレンジばっかかよ。歌詞も無駄に引用しました。
ちなみにヨウコのテーマが石鹸屋、フユのテーマがIOSYSでした、イメージ的に。曲調はアレですけど。
・vsウミの時はひたすら筋肉少女帯を聴いていたとか。
・最終日はひたすら東方BGMを聴いていたとか。特に最終戦は、亡き王女の為のセプテットとネクロファンタジアをリピートしまくる。
・途中でテンションを上げる為、筋肉少女帯を聴きながら激しくヘドバンしたところ、イヤホンがあらぬ方向に飛び去ってえらいことになったとか。
続いて闇に葬られたネタ集。
つまり、やろうと思ったけどチャンスを逃してやりそこねた事。
・ヨウコの喰いログ終了後に「一口よこせ」と言ってヨウコにちゅー。(ディープな奴)
・ヨウスケ寝取り。
・モモの携帯からヨウスケに、念と気合いでメールを送って呼び出して殺す。死者からのメール。
・ショウをヒサタカより先に殺して、ヒサタカの朴念仁の面の皮をひっぺがす。剥がれなかったかも知れないけどね。
・最終日、ショウを押し倒して首を絞める。あまりのエヴァンゲリオン展開に自重。
・最終日、ショウと言い争い(?)をしているときに「口角泡を飛ばし」という言葉が頭を過ったがあらゆる意味で酷いので自重。
・犬を殺すか殺さないかでずっと迷っていた。
・用意していて結局言わなかった台詞に
「さあ選べ、いますぐおれに殺されるか無様に逃げ惑って無意味に抵抗して絶望しながら殺されるか泣き喚き恐怖し命乞いをしながら殺されるかを!」
「クックック……貴様のはらわたの味を想像するだけで」
「さあ見せろ、お前の絶望を、悲哀を、苦悩をそして怒りを!」(同じようなパターンは一人で叫んだ)
などがあったらしい。今見るとどれも相当に酷い。
[それは安堵だったのか、
それとも悲しみだったのか、
本人にすらわからない。
そういえば人の数はだいぶ少なく、
起きたことはまるでどこか遠くにも感じた。
だからといって何がどうなるわけでもなく。
……だって現実に代わりはない]
[憑魔がしんだというのに、その場所はつくりを変えなかった。
現実は夢にはならない。
わかっていたから、何も思わず。
ただただ*笑みを浮かべて空を見上げた*]
マイコは、 フユ を投票先に選びました。
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