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未熟影 ブリジットは心魔 クレメンスに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
時空竜 オトフリート は 心魔 クレメンス に投票した。
焔竜 ダーヴィッド は 心魔 クレメンス に投票した。
未熟影 ブリジット は 苗床 リック に投票した。(ランダム投票)
苗床 リック は 心魔 クレメンス に投票した。
風来坊 ハインリヒ は 心魔 クレメンス に投票した。
殲滅の陽光 ヘルガ は 未熟影 ブリジット に投票した。
氷精 ミハエル は 焔竜 ダーヴィッド に投票した。
心魔 クレメンス は 未熟影 ブリジット に投票した。
焔竜 ダーヴィッド に 1人が投票した。
未熟影 ブリジット に 2人が投票した。
苗床 リック に 1人が投票した。
心魔 クレメンス に 4人が投票した。
心魔 クレメンス は村人達の手により処刑された。
時空竜 オトフリート は、殲滅の陽光 ヘルガ を占った。
次の日の朝、時空竜 オトフリート が無残な姿で発見された。
次の日の朝、焔竜 ダーヴィッド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、未熟影 ブリジット、苗床 リック、風来坊 ハインリヒ、殲滅の陽光 ヘルガ、氷精 ミハエル の 5 名。
[そうして、話はこちらへと戻る]
…………やはり、そうなのですね…。
["想われるの、いや"、"時空竜、みたいだぁ"
私には言わずとも、本音はセレスには言っているのであろうと。
心が、すぅと冷える]
苗床 リックは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
[本人の口から訊いたせいか、
きちんと意識をした所為か、ブリジットの力が流れ出て行った事が目に見えるように感じられた。]
……ちっ
[ブリジットの腕を引き、天井をすかして空を見た]
……お前が傍へ居たいと言うのならば、核とやらを向こうへ送り出してやるまでだ。
…。
[高笑い、頭に響く声に眉間にしわが寄る。
足元の蔓をほどき、視線をこちらに向けぬ子供を少しだけ見ながら]
…さて、なんのことか。
[取り合えず白々しく答えてみた]
氷精 ミハエルが「時間を進める」を選択しました。
ぬるま湯みたいで、僕も出たくないけど。
……ここに居ると、自分ってのをようやく理解できる気がするけど。
でも、出ないわけにはいかないよ。
……あなたは、巻き込まれてしまったんだろうけど。
あなたが出なきゃいけないなら、そうしてくれると、嬉しいなって思う。
[避けられなかったか、]
[避けなかったか]
[細い手が触れるは戒めを受けた左腕]
……、
仔細は解らないけれど。
気は確かに持っておくといい。
[咎めもせず][左の眼は画面を映した侭][されど、]
[僅かに動いた右腕は支えようとしたようにも見え]
苗床 リックが「時間を進める」を選択しました。
[クラクラするのを必死に押さえて。
どうにかこうにか立ち上がろうとする]
だとしたら、オトフリートさんにお願いして。
ヘルガさんを説得しないと…。
[直前の衝撃が小さくなかったからか。
時空竜の気配が消えたことには気が付けず。ただ]
…あれ、そういえばダーヴさん、は?
[近くに居たような気がしていたのだが。
寝ている間に外に行ったのかもしれない。台所とか。
対たるミハエルなら気配も分かるだろうかと疑問を口にしながら]
風来坊 ハインリヒは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
[指先を伸ばしたまま、振り返るは愛し仔。
無事と見ればモニターへと向いて、探すのは時の竜の姿]
あれは……!?
[ぼやけたよな片翼の黒き影。ぞくりと獣の耳が震える]
……ふぇ?
[空間に走った衝撃。
それが意味する所が掴めず、きょとり、と瞬く]
……ゆれた?
[それと察したのは、そこが自身の『創り出した』場であったからか]
未熟影 ブリジットが「時間を進める」を選択しました。
[オトフリートによりクレメンスの周囲に幾重にも光鎖が展開する。揺らめく黒い影は逃れようと漂い抵抗しているようにも見え。しかしオトフリートの集中が勝ったか、影は光鎖に捉えられ、件の『道』へと送られた]
はー、なんつー奴だ…。
あんまり相手したくねぇ奴だよなぁ。
[なぁ、とオトフリートに同意を求め、少し疲れたように苦笑を漏らした]
風来坊 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました。
あなたは、思いつかないの?
[困ったように首をかしげて。]
僕は、僕自身の役目のために。
あなたにも、そういうものがあるのではない?
本当の場所には、逃げたくても、逃げられない、重要なものが。
/*
ああもう、焦りすぎた。大失敗。
どうしてこうテンパりますかね、自分。
連続コミットって、可能性示されて無いと墓下の意思確認できないし、ちょっとだけ微妙かなとも思いました。
でも1日もたせるのが大変そうというのは確かですし、賛成一票。
この辺は事前に決めておくべきなのかな<一応企画控えてる
…さぁ、なあ。
思いついてても、拒否したいというか。
[わずらしいものを思い出したように、ため息をひとつ]
…役目なんて、望んだ覚えは、ない。
[わかっていても、口に出してしまうわがまま。
それが、自分が無意識に加担した理由なのだと何となく推察はできた]
[視線はモニターをさ迷い、機魔の右の動きには気付かずに。
かけられた声に微かに獣耳を震わせつ、小さく頷く]
………はい。
[指先に触れるは硬い布の感触と、その下の歪さ]
わたくしは…私に出来る事を。
[それに哀しげに眉を寄せて、もし必要とされるならばと。
天聖が気が、狂ってしまった力をそっと宥めるよに干渉していく]
[同意を求めた視線の先。オトフリートの姿が揺らめく]
……は?
ちょ、おい、オトフリート!?
[オトフリートに纏わりつくのは細かな光のようなもの。慌てるハインリヒを他所に、オトフリートの姿は掠れ消えてゆく。当のオトフリートも驚きの表情をしていただろうか。今となってはそれを確かめる術は無く、何も出来ぬうちに完全にその場からオトフリートの姿は消えた]
……おいおい、なんだってんだよ。
[驚いた表情で額に手をやり、くしゃりと前髪を掻き揚げるように握る。しばらくの間、その場は沈黙により支配された]
望まない役目なんて、いくらでもあるよ。
あなたにも、他の誰にも。
望む役目をもらえるのなら、そうしたいけれどね。
[一度、目を閉じて。
それからヘルガを、もう一度、しっかりと見上げる。]
望まなくても、それからにげられないことも、あなたもわかっているのでしょう……?
……嗚呼。
此方も多少、揺れるかな。
王らが抑えてはくれるだろうが。
[ぽつりと呟きを落とす]
[干渉されるは厭う事であれど]
[眉を顰めるのみで、]
[今だけは振り払うことは無く]
[言葉と同時、]
[強大な力のぶつかり合い]
[無理矢理に広げられた『道』の所為か]
[『複製』の世界に似た揺れが起こる]
[心冷えながらも、捜し求めてしまう姿は唯一人]
[より人に近き右の腕でなく、拘束された左を宥めるは。
彼の竜を傷つけた腕を治して、また血が流れるを見るのが恐ろしかったから]
…知ってるさ。
わかってもいる、嫌っていうほどに。
[返した返事は意外としっかりしていただろうか。
面倒くさそうにため息をひとつついて、肩の小動物を一撫でする。
それから、無言のまま足は歩き出して]
……つかれる事、させんじゃねぇよっ……。
[漆黒の光鎖に念を込めての、広がる影との攻防。
どうにかそれは制し、は、と息を吐く。
呼びかけて来るハインリヒに、ああ、と疲れ切った声で頷いた直後]
……なに?
[何かに弾かれるように戻ってきた、無限の輪。
それは手にする直前に砕け散り、光の粒子を周囲に散らす]
これは……ちっ、やべっ!
うん。
[肩に魔獣の子を乗せたかの女は、歩いてゆく。
その後姿を見て、小さく息を吐いた。
それは、少し重たかったけれど。
そうして、少しの間を置いて、その後を追った。]
[絡みつくそれが、『複製』世界の干渉を受けた力なのは察しがついて。
振り払えなくはないものの、しかし、それが周囲に及ぼす影響は、読めず。
虚の力にて抑えようとしたのが、裏目に出たか。
弾き出されるような感触。
意識の、刹那の暗転──それを経て]
……ここは……。
[零れたのは、掠れた呟き。
周囲を見回せば、広がるのは緑の森。
しかし、そこが現実、であるのは、様々な要素から感じられた]
……弾かれた……か?
[顰めた眉は見えれど、振り払われることはなくて。
その痛み――狂いを、正しくあれと祈るよに宥めてゆく]
こちらも…
[道が開いたか、モニターの向こうが揺れて]
[機魔の言葉が終わると同時、大きな衝撃に身体が跳ねた]
――っ!
わわ、きゃ。
[唐突な揺れに、しばしおたおたわたわた。
それでも、保護者である時空竜が消える様子がモニターに映れば]
……時空竜!?
[上擦った声を上げて走り出そうとして──コケた]
[核を探査していたはずのオトフリートが空間から消えた。元の世界に戻ったと言う事なのだろうか。仮に別の時空へ飛ばされたにしても、それを司る彼ならば何とかなるだろう]
…『道』による送り出しはあのおっさん。
それ以外で外へ出せると言えば、核となった奴、だったか?
まだそれが出来る奴が居る、ってことか。
[この空間から自分達が出られていないことがその理由となるだろう。クレメンスが核だったのかも分からない。ただ、直前の口振りから何か知っているのは確かだった]
……ヘルガと、ブリジットか。
どっちかから話を聞くのが妥当かね。
[クレメンスが己に残した言葉。それを思い出し、ようやくその場から動き出した]
[動かされた腕は崩れるを留める程度、]
[短い揺れでは特に役も果たすまいか]
……。落ち着け。
[転ぶ仔竜を見て、ぽつり。]
[後ろから小さな足音が追ってくるのを、素知らぬふりして歩く。
足は先ほど出てきた窓のある館へと戻っていく。
時折、肩で小動物が鳴くのをあやしたりしながら。
靴が館の床を踏むまで、それほど時間はかからなかった]
いえーす、ざっつらいと
[にゅっ。やっぱり唐突にオトフリートの背後に登場]
お父さんなら、最後まで向こうに残ってるものだと思っていたけど
[にまにま]
うきゅう……。
[ふるる、と首を振りつつ、ぴょい、と立ち上がり]
だって、時空竜、落ちて!
それに、それに、ええと。
[何か上手く言えないみたいです。ちたちた]
なんか、おっきいのも、落ちてるし!
[おっきいの=心魔の事らしい]
とにかく、見てこないと、だよ!
[驚きに片手で胸を押さえ、機魔の言葉に瞬いて。
崩れかけた身体が倒れずにすんだは、なぜかを理解する前に。
彼の仔の上ずった声と、駆け出しコケた様子に振り返る]
セレス…!?
[反射的に指先を機魔から離し、セレスへと伸ばす]
……居ないようだな。
食後の散歩へ出た訳でも無いらしい。
元々が欠けたる三対だった、が。
[深く溜め息をついた。
台所あたりに行けば、食べかけの料理だか何かでも見つかるのではないだろうか。]
……お前、少しも感知出来なかったのか?
[突然背後に現れた気配。
とっさに飛びずさって距離を開けたのは、条件反射か]
……いきなり、背後に現れんでください。
[はあ、と。
零れ落ちるのは、疲れたようなため息]
こっちの意図とは関わりなく弾かれちまったら、どうにもならんのではないかと思いますが?
……。
余計なものは、拾わないでおけ。
[何が余計か、]
[其れは言うまでもなく。]
[天聖の獣が離れゆくを認め、]
[軋む腕で窓を開き]
[枠を乗り越えて下へと降りる]
[タン、]
[地に着く音は存外軽い。]
[時空竜が落とされし場所とは同じか異なるか、]
[其れは解ねど残存する心魔の力を辿り歩みゆく]
居ない、ね。
[困ったように返しつつ。
続いた質問には肩を落として]
うん、凄く揺れたから。空間そのものが。
今も何だか不安定な気がする、の。
[答えながら、フッと顔を上げた。
そんな中でも感じ取れる気配が一つ、館へと入ってくる]
[伸ばされた手と名を呼ぶ声。それに、保護者を振り返り]
ん、ボクは、へーき。
[にこぱ、と笑って。
窓から駆け出す機鋼の魔に向けて]
だって、落としとくと大変そうなんだもんー!
[何気に認識が酷いんですが]
[向かう先は館の広間。あそこにブリジットは居たはずだ。居場所が分かる者からまず話を聞こうと玄関の扉を潜り、真っ直ぐ広間へと向かう]
よぉ、ブリジット起きてっか?
[広間に居る者に訊ねながら確認をし。若干疲れた様子でソファーに腰掛けた]
[セレスの言葉に、目を見開く。
時空を司る彼の竜が"落ちた"としても恐らく無事とは思うなれど]
………アーベル殿、まだ…
[宥め終えてはいない左腕。そをそのままに出てゆく姿を見送る。
止められなかったか、止めなかったか、己が判らずに。溜息一つ]
[館へと入ってゆくヘルガを見る。
外で暫く、止まって。]
すすめたくせに、後悔なんて、しちゃいけないよね。
[困ったように呟いた。
命じていないのに、そっと花が出てきて、周りを舞う。]
ちゃんと、覚えてるよ。
僕は、……ティルの記憶を、遣り残したことを、後悔を、ずっとずっと、覚えてる。
だから、ここで―― ここの皆と話してるときくらいは、赦してよ。僕が、それを、心の隅においてしまうことを
[花の答えは、*彼にしか伝わらない*]
[平気と言う声に、頷き。
なれど拾う気満々の彼の仔の様子に、眉を顰める]
……わたくしも、行きまする。
[せめて、何かあった時の盾にでもなろうと]
[一緒に、との言葉に、ちょっと困ったかも知れない。
少し、思案して]
ええと、時空竜も拾ってからの方がいいかな?
[何だか扱いが混ざりました]
それとね、あとね、火炎の若兄ちゃんの気配も、近くなってるの。
『落とされた』のかも知れないから、探さないと。
[焔竜の若君が何処に出たかは、私には知らぬこと。
暇してる精霊王辺りが適当に回収したのかもしれませぬ。
此方には影輝王も月闇王も女主人も居るから、きっと食べ放題]
[足は、自然と階段を上がる。
廊下を上がり、広間の話声が細く細く聞こえるあたり。
手摺に肘をつきながら、何気なく階下を眺め]
[ゆうらりと、半透明の影は揺れ、アーベルに蹴られた部分が、しゅう、と一瞬崩れて、また戻った。ゼリーか何かを蹴った感触がしたかもしれない]
痛いですねえ。
[にこにこと笑う。僅かに影が濃くなったのは判るだろうか]
そーお?
お父さんならそれくらいはじき返せそうだと思ってたんだけどなー
[ニコニコ]
……まああれだ
無茶を無茶のまま押し通すから、いざと言うときにこういうことになるんだぞ、と
キミの嫁とお子さんがめっちゃ心配してたぞ、と
[ニヤニヤ]
……時の竜も、焔竜の若君も、そなたが望むままに。
[出来たら危険物(心の魔)は、最後か忘れて欲しいと願いつつ。
困った様子の彼の仔に、微かに肩を落とす]
……付いてゆくは、邪魔ですか。
[足手まといの自覚はあり、しゅんと獣の耳が伏せる]
[予想とは異なる感触]
[反動に踏鞴を踏んだ]
[両腕が使えなければバランスも取り辛い]
……嘘を吐け。
嘘を。
[笑みへと返す表情は険しい]
あのですね。
あんなややっこしいモンの相手をした直後に、そんな余裕がある訳ないでしょうに……。
[ニコニコ笑いとは対照的に、疲れたような声を上げつつ]
無茶を通すのが俺のやり方……って。
[一瞬、言葉と思考が止まり]
嫁と子、ってなんですか、嫁と子って!
[声が上擦ってるのは、きっと言うまでもない]
いえ、痛いですよ?
今は原生動物並ですが、一応、神経に似た物はありますから。
ですが、あなたの「心」を感じられるのは嬉しい限りです、アーベル。
それが、怒りであっても。
[浮かべる笑みは、奇妙なほど優しい]
/*
>ハインメモ
見てたんだけど答え損ないました。ヘルガさん優先なのと、コミットどうするのか等でちょっと混乱してて。
うーん、時間せっつくのあれだしなぁ。でも明日は月曜日。
あ、え、と。
ナタ・リェ、一緒の方がいいけど。
でも、おっきいのとでくわしたら、危ないかと思ったから。
[しゅん、とした様子に、あわあわ。
これじゃ時空竜と同じーとか、ちょっと思ったかも知れない]
……じゃあ、おっきいのは探しに行くの、後にして、一緒にいこ?
[こて、と首をかしげつつ、じい、と見上げてみた]
肉質虫の方が無駄口を叩かない分、マシだ。
[ふつり、][沸き立つ水面を抑えんと一時黙る]
……。
僕には不要だ。
何か企んでいるとは思ったが、
よりにもよって、余計なものを。
毒を飲まされた方が、未だ好い。
[アーベルの言葉には、あくまでにこにこと]
ですが、それは、元々、あなた自身の内に在ったものですからねえ。
私が与えたわけではない。
私にも返してもらうことは出来ないのですよ。
ああ、魂の契約でもすれば別ですが。
してみます?
[魔に契約を進める魔も珍しかろう]
[やっぱり拾う気だったのですね、とか思いました。
子供とは変なものを拾って来たがる習性があるのやも知れませぬ]
えぇ、そうですの。心配…ですゆえ。
[微かに捉えていたモニター内の動き。
また傷を負われているやもと心曇らせつ、頷く]
嫁は麒麟で子は機竜の児に決まってるじゃない
寿命縮める戦い方ばっかしてると麒麟が泣くぞ、と
[そう言ってオトフリートの肩に手を回すとモニター展開
モニターにはモニタールームの様子]
あ、まさか…。
[尋ねかけた言葉は口にする寸前で飲み込み。
動いた気配、天井を振り仰ぐように見る]
…どうすればいいかな。
[ポツリと呟いた]
[保護者の内心とかはわかってないかも知れません。
一応、危険と認識はして、放置できない、と思っているのだけれど]
うん、心配……。
[こくり、頷いて。
それから、手を取ってぎゅ、と握り]
怪我してたら、いっぱい、怒ってあげるといいの!
[にこぱ、と笑った]
[部屋を出る前に、泣きはらした跡の残る目元をそっとこする。
泣いたまま眠っていたから、きっと隠せはしないだろうなれど]
/*
…ハイン、潰れてる?
少し動かして反応待ち。ミハさんヘルガさんは大丈夫だろうか。
コミット引き受けるのは可能なんだけど。
そしてミハさんのに反応し損なっている自分発見orz
増幅させる役割を果たしたのは態とだろうに。
……誰が結ぶか、契約など。
[思わず半眼になる、][視えぬ左眼が軋んだ]
…怒ったら、止めてくださるのでしょうか。
[握られた手と笑顔に、微かに目元を和ませる]
それなら、怒ってみまするが…あまり、私では怖くないやも。
って、だからなんでそうなるんですかと!
セレスが子……は、まあ、ともかくとして。
[竜族にとっては、新たに生まれた仔は、等しく自身の仔や弟妹とも言えるから]
嫁はないですよ、嫁は……。
[はあ、と。
零れ落ちるのは重苦しいため息。
泣くぞ、という言葉とモニターに映る様子に、微か、異眸は陰ったやも知れず]
いいえ、私は意志を乗せた力はお渡ししていませんから。
増幅したとすれば、それがあなたの望みだったということでしょう。
[アーベルに告げる言葉は嘘ではないが、最終的に増幅せざるをえないほど大量に渡したなんて、もちろん言わない]
やはり無理ですか、契約は。残念ですねえ。
[影はすう、と機鋼の魔に近付いた]
うーん……。
[自分で言った事ながら、ちょっと考え込んだ。
それでも]
でも、えと。
気持ち?
伝われば、いいと思うの。
時空竜、ちゃんと言わないと、知らん振りだから。
[何気に、子供は良く見ているようです。
とてとてと、気を辿りながら歩き出し]
そう…ですの。
わかりました…やってみまする。
[気持ちを伝えて。
そうして、疎まれる怖さは、まだ彼の仔にはわからぬこと。
それでも拒否しなかったは、怪我をしてねば怒らずともよいから。
――怪我をしていないことを願っていたから]
[繋がれた手に引かれ、歩いてゆく]
[伸びて来た手に反射的に身を竦め、]
[見開かれた違いの青は驚愕を宿す]
……、……………ッ?!
[声を発せぬうちに溶けゆく影]
ん、まぁちょいとな、
[疲れてるかの言葉には、それだけ返して小さく肩を竦める]
なぁブリジット。
ヘルガに力を吸われてるってのはホントか?
[隠すでもなく、聞きたいことをストレートに訊ねた]
[肯定の返事に、こくり、と頷く。
複雑な内心は──保護者たちの在り方故の葛藤も含めて、未だ理解は及ばぬけれど。
気を辿り、歩いてゆく。
探す方の保護者の元に、先客がいるとは、思わぬままに]
ふぅん、じゃあ、お父さんにとって麒麟は何?
ただの旅の同伴者?
機竜の児の面倒を共に見るパートナー?
[おちゃらけた口調で問いただすが]
無くしそうになれば取り乱す位依存しているくせに
失うことが怖いから遠ざけるなんざ、単なる我が儘
麒麟の気持ちにも気づいているんだろう?
[一転、がらりと(珍しく)真面目な口調で断言]
うん、力が流れるのに気付けなかったり、止められなかったりしたから。対だし…多分そっちに行ったんじゃないかなと。
[届いた声に顔を戻して。
直球のハインリヒに少しだけ苦笑を滲ませ頷いた]
ここができてから、ずっと気になってたの。
ヘルガさんとクレメンスさん。
だからヘルガさんも核なのは間違いないと思う。
[再び上を向く視線]
[浮かせた足を戻す事に意識は行かず]
[空振りとなり地に崩れる形に成った]
[直ぐ様半身を起こして虚空を睨みつける]
舐め、やがって――!
[唇を噛み締める、][薄ら血が滲む程に。]
何、って……。
[言おうとした建前は先んじて言われてしまい。
断言された言葉にふ、と目を閉じる]
……わかっていても。
それを受け入れるのは、『同種』となる事を望むと同義。
……容易くは、望めない。
[返す言葉は、いつになく、静かな響きを帯びて]
[こくりと頷く仔の頭を優しく撫でる。
私の気持ちがどうであれ、セレスを悩ませたいわけではなく。
捨てればいいのにと言う機魔の言葉が蘇り、微かに苦笑が零れる]
[大きすぎる対ならぬ対の気に、ふと眉が寄る。
よもや先客に思いっきり己の話をされているとは思うべくもなく]
[ザリ、]
[踵が土を抉る]
[今、内を巡る感情は]
[他に与えられし過ちか]
[元より己に在りしものか]
[――嗚呼、何方にせよ、]
[*消えてしまえば好いのだと思った*]
[ブリジットから得られたのは肯定の言葉]
ヘルガと、あのおっさんか…。
おっさんを外に出しても戻れねぇ訳だ。
と、まだ言ってなかったな。
[思い出したようにして先程外であったことを伝える。クレメンスが『道』により外へ送り出されたこと、オトフリートがこの空間から消えてしまったことを]
核であるのが2人なら、後はヘルガに出てもらえばこの空間から俺らは解放される。
……当のヘルガはどこだろ。
[広間に居ないことに気付き、しばらくきょろきょろ]
[なでられて、嬉しげに目が細まる。
そのまま、とてとてと進んでいた歩みが不意に止まり]
……時空竜、だけじゃ、ない?
[強すぎる力はこちらも感じたようで、不思議そうに瞬き一つ]
精霊の、王、かなあ?
…………頑固者が。麒麟がそれを望まないと思っているのか
[ボツリと聞こえるか聞こえないかの声でそう呟くとスッと体を離し]
……さて、そろそろ二人がこちらに来るか
じゃあ、私はお暇させてもらおうか
家族水入らずに茶々を入れるほど無粋ではないのでねぇ
[再びおちゃらけた口調でそう言うと、スッと闇に溶けるように消失]
素直にならないと、後悔するのは自分だぞ、と
[最後に一言それだけを残して]
[聞こえるか聞こえないか、その言葉は届いていたとしても、答える事はせず]
……だから、なんでそういう発想になりますか、と。
[おちゃらけた口調の言葉には、大げさなため息で返し。
残された一言には]
……素直じゃないのが、俺ですから。
[自慢にならない一言を、返しておいた]
時空の属は、とても珍しいとの事。
それにこの場は精霊が王の茶会場ですゆえ、そうではないかと。
[セレスの推測に同意して、すっと消えた気配に瞬く。
間違えようのない気配は未だそこに]
――お帰りになられたようですが。
[きゅう、と肩で小動物が鳴く。
ちらりとそちらを見た]
…お前も外に会いたいやつがいるのかねぇ。
[ちょいちょいと鼻先を撫でて。
階下を見下ろしながら少し物思いにふけるような顔をしていたが]
うん、そうみたい、だね。
[多少は薄れた時空の気。
それに、こくりと頷いて。
少しだけ思案したよに、首、こてし]
えと、時空竜、お願いして、いい?
ボク、火炎の若兄ちゃんも、心配なの。
[会えば何かと構ってくれる火炎の竜は、近しき兄の様に慕う存在で。
二人の保護者には僅かに劣るものの、安否を気遣う気持ちは強かった。
……別に気を回してるとか、そういうんじゃない辺り、いいとこ天然]
[示された上に視線をやって]
上、か。
……外出てくれ、って言っても素直に聞いてくれるかねぇ……。
俺が切り出すとまた不機嫌になりそうな気がするが。
[話をしに行くことに気が重そうに息を吐く]
[こくりと同意し、なにやら思案するのを見守って。
飛び出た言葉に内心で慌てる]
え、あの、お願いって…そなた、
[誰よりも時の竜に懐いているのを知るだけに、驚くものの。
続く言葉に、嗚呼、と声が漏れる]
焔竜の若君も、そなたをとても可愛がってくれていますからの。
……わかりました、気をつけてゆくのですよ。
[兄弟のよに仲の良い様子を思い出し、止められもせず。
気を回すとかそんな事をしない素直な仔と信じるが故に、行かせた]
うん、大丈夫。
時空竜、怪我してたら、いっぱい怒ってあげて、ね!
[にこぱ、と笑って、とたとたとた、とかけて行く。
どこにいるかの予測はついてないけれど、気を辿れば見つけられると思いつつ]
……はい。
[本当は、怒らずにすめばよいのだけれど。
そう思いつも、頷いて。
姿が消えるまで見送ってから、呼吸を整えて対ならぬ対の元へ]
[時空王が去った後、しばしその場に佇んでいたのは、短い問答で乱れた想いを制するためか。
それでも、近づく気配に気づいたなら視線をそちらに向け]
……や。
無事だったようで、何より。
[上空で事の成り行きを見つつはぁと溜息]
あー、らしくないことしたな、と
それもこれも時空竜が煮え切らないのが悪いんだ
まったく、柄じゃない
[眼下を見つつ、*ブツブツと愚痴ダラダラ*]
……オト殿。
[しっかりと立つ姿に、安堵の息を吐く。
かけられた言葉には、無事で在るを示すよに頷いて]
お怪我は、ありませぬか? 痛い所なども…。
[手を伸ばせば触れるか触れないか。
そんな距離で立ち止まり、まだ赤さの残る目で異眸を見上げる]
[ちょいちょい、と小動物の鼻を撫でていた手は下ろされ、足は階下へと向かう。
まさか自分の話になっているとは思わないから、至極めんどくさそうないつも通りの表情で。
階下につくと、そこにいたらしい翠樹のほうへと小動物は駆け出して行って、その後ろ姿を見送った後、皆の集まる広間のほうへと足を向けた]
[上空の愚痴は知る由もなく。
聞こえていたって、スルーするしかないのだが。
ともあれ、肯定の頷きに、零れ落ちるのはこちらも安堵の息]
ああ、怪我はない。
おっさん送り出すのに、少しばかり力を余分に使ったけれど、影響出るほどじゃないしね。
[軽く返しつつ。
赤さの残る様子に、僅かに眉を寄せ]
ならば、良うございました。
…怒らずにすみまする。
怪我をしていたなら怒ると、セレスと約束しておりましたゆえ。
[使ってしまった分の力は、預けたままの時の腕輪が癒してくれるであろうと、まだ返還を求める事なく。
僅かに眉を寄せる様子に、どこか――未だ背の傷が痛むのであろうかと密やかに心痛める]
なれば、背の傷は…いかがなりや?
[後ろへと回り、その背を見ようと]
[ブリジットの少し途切れた言葉には、「だよなぁ…」と小さく溜息。彼女の視線が扉へ向かうのにつられるようにして視線を移し]
とりあえず行って来るか。
とにかく言わなきゃ始まらん。
[そこまでヘルガが来ていることには気付かず、二階へ向かおうとソファーを立った]
セレスが?
[思わぬ言葉に、きょとり、と瞬き。
それから、風穴を穿った時の約束の事を思い出して、やや気まずいものを感じとる]
ん、ああ、そっちは大丈夫、相方にきっちり治してもらったから。
[そういや、見られてたか、と今更のよに思いつつ]
……すまない、心配かけて。
[小さな声で告げるのは、短い謝罪の言葉]
と…。
[広間の扉へ向かおうとしたところでヘルガが顔を覗かせる]
行かずとも来たか。
……ヘルガ、ちぃと頼みがあるんだが。
[みょーに真面目そうにヘルガに声をかけた]
/*
ええと。
海の日は、来週。
今日って、普通に平日だよな??
休みなのって、休日調整で事業所休みな俺くらいじゃね????
……みんな、大丈夫か、大丈夫なのかっ!!!
…はい。今はダーヴ殿の元へ行かれてまするが。
[瞬く様子に言葉を足して。
避けられぬ様子に、そっと後ろから傷の横へと手を伸ばす]
えぇ、とても痛そうでした故……心配いたしました。
[短い謝罪に、いいえとは返さず。
セレスに言われたよに、ぽつりと気持ちそのままを伝える。
顔を見ていないから、出来た事かも知れぬなれど]
……?
[妙に深刻そうな気配に軽く首をひねる。
何か言おうとしたのだが、ハインリヒの気持ち悪いくらいまじめな様子に胡散臭いものを見るような視線を投げながら]
…事と次第によるな。
[先に逃げ道を用意して]
[相変わらずな物言いに思わず苦笑が漏れる]
そこまで難しい話じゃねぇとは思う。
……お前、この空間の核なんだろ。
皆がここから出るために外出てくんねぇか。
あの胡散臭ぇおっさんはもう外に出た。
後はお前だけだ。
[表情を戻してからはっきりとヘルガに告げた。相手がどう返してくるか、見逃さないように注視しながら]
……。
[まぁ、ある程度は想像できた内容だったのかしばし無言のまま。
少しの沈黙の後に言葉は音になる]
…嫌だと言ったら?
[すー、と葡萄酒色の瞳が細まる]
若竜の所に? ……あいつも落とされた、か……。
[無事だといいが、と思いつつ。
返された言葉に、ふと、と異眸を伏せて]
心配かけたり、苦しませたくは、ないんだけど、ね。
[その気持ちに偽りはないから、それは素直に言葉にできて]
……とにかく、もう大丈夫だから。
傷は塞がってるし、痛みもない。
[だから、と言いつつ、振り返り。
逆らわれぬなら、片腕でそう、と抱き寄せて]
……今は、苦しまないでほしい。
大丈夫、だから。
[囁くように、こう告げて。
対ならざる対の気の感触に、*束の間、意識を安らげる*]
[本心からかは分からないが、拒否の言葉が聞こえると、ふぅ、と息を吐いた]
嫌だっつーなら、それなりの対策は取らせてもらうさ。
[いつもならば相手の態度に怯えたりなんだりするのだが、今回ばかりはそれも無く。真正面からその視線を受け止める]
この空間もかなり不安定になってきてる。
クレメンスとか言うおっさんが揺らしてくれたらしくてな。
直ぐにここから出るためには、お前に出てもらうのが一番早い。
[引かない様子を少し睨んでいたが、やがて息をひとつはく]
……めんどくさ。
[呆れたように呟く。
不機嫌そうな気配も確実に混じっていて]
……寝る。
[じゃ、と短く残して広間を出ようと]
心配してしまうは、私が性分でもありますゆえ。
――そなたが無理をしてしまうのと同じよに。
[心配も苦しみも否定せず、いつか交わしたのと似た言葉を告げ。
長い黒髪の尻尾を避け、痛くないよに傷の横辺りに指先を置く。
いつもの如く、避けられたなら直に引くつもりで、
獣の習性のままに鼻先を寄せ、傷の辺りの様子を確かめた]
………良かった。血の匂いは…しませぬ。
[安堵からか力が抜け、その背にことん、と額を預けかけて。
振り返り、伸ばされた片腕に、抱き寄せられる]
…………っ、
[ずるい。
そんな想いは刹那。こくりと頷く、微かな動きだけが答えで。
逃れる事など考えもせず、抱き寄せられた腕の中で*瞳を閉じた*]
あ、おい!
結局どっちなんだよ!
[めんどくさいで片付けられてしまい、はっきりとした返答は得られていない。不機嫌そうな気配に不安は覚えたが、答えを聞こうと広間を出て行こうとするヘルガを呼び止めた]
…は?
[苛立ち最高潮のまま、足を止めて振り返ればそれこそ人を殺しかねないほどの不機嫌さ]
…出りゃいいんだろ?
だから、寝るっつった。
寝てる間にやっちまったなら、意識して寝りゃ出られるだろうさ。
[これ以上余計なこと言ったら殺すぞと無言で葡萄酒色の瞳が語る]
[殺気立ったような気配に流石に蛇に睨まれた蛙状態に]
あ、そう、なのか。
分かった、んじゃ、よろしく。
[冷や汗だらだら、蒼白になりぎこちない動きで小さく手を振り、それ以上は黙った。寝たら云々の話は実は知らない]
ほぇ?
[とても間抜けな声が漏れた。
呆然とヘルガの主張を聞いていたけれど]
…うん、おやすみなさい。
[どうにか言って、はふ、と息を吐いた。
ミハエルの手を引っ張りながらソファーへと戻り。
握ったまま、ぽふ、と沈んで目を瞑る]
ん、無茶はしない…。
[つもり、とは口の中だけで。
少しでもヘルガの望むように力を回せれば、と集中し始めた*]
殲滅の陽光 ヘルガが「時間を進める」を選択しました。
……。
[一発ぐらいひっぱたいてもよかっただろうか、とそんなことを思いながら広間から徐々に遠ざかる。
きゅー、とどこかで小動物が鳴くのが聞こえたが、別にそちらを気にするような気配はなく。
階段を上がり、客間の並ぶあたりまで来ればさっさと適当な部屋の寝台に潜り込む。
こんな面倒なこと、さっさと終われと頭の中で思い描いて]
殲滅の陽光 ヘルガは、未熟影 ブリジット を投票先に選びました。
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