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黒耀鴉 ライヒアルトは蜂蝶 オクタヴィアに投票を委任しています。
青の死神 アーベルは蜂蝶 オクタヴィアに投票を委任しています。
野槌の娘 ロミは蜂蝶 オクタヴィアに投票を委任しています。
万華鏡 ユーディットは蜂蝶 オクタヴィアに投票を委任しています。
Lilith カルメンは蜂蝶 オクタヴィアに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
蜂蝶 オクタヴィア は Lilith カルメン に投票した。
黒耀鴉 ライヒアルト は Lilith カルメン に投票した。
青の死神 アーベル は Lilith カルメン に投票した。
野槌の娘 ロミ は Lilith カルメン に投票した。
万華鏡 ユーディット は Lilith カルメン に投票した。
Lilith カルメン は 青の死神 アーベル に投票した。(ランダム投票)
青の死神 アーベル に 1人が投票した。
Lilith カルメン に 5人が投票した。
Lilith カルメン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、青の死神 アーベル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、蜂蝶 オクタヴィア、黒耀鴉 ライヒアルト、野槌の娘 ロミ、万華鏡 ユーディット の 4 名。
[広がる波紋は徐々に弱まり、終焉を示し始める]
[『遊戯』は佳境。残る参加者も少ない。そのうちの一つは漆黒流星が放った星の影]
[望みは、勝者と言う名の栄光は、一体誰の手に*渡るのか*]
─隔離エリア─
[今までは影を利用して現れていた隔離エリアの地下洞窟。その場所に初めてオクタヴィアの姿で現れた]
皆様ご機嫌如何かしら?
[遭遇した者があれば、にこやかに声をかけた]
ああ、わたくしは負けたわけではございませんわ。
元々ここには足を運べるようになっておりますの。
[それだけで漆黒流星に与するものだと気付く者も多いだろうか]
こちらでは『遊戯』の様子が分からないと思いまして、お伝えに参りましたの。
……と言っても、ここに居ない方は限られておりますし、誰が残っているのかはご存知かもしれませんけれど。
9人居た参加者も、勝ち残ったのは3人。
『遊戯』の終焉も、もうまもなくですわ。
それまで精々生き残って下さいませ?
運が良ければ生きて帰ることが出来るかも知れませんわ。
[この地下での生活に生き残れば命の保障はすると言う『主催者』の宣言を揺らがせる言葉を紡ぐ。これもまた『遊戯』を盛り上げる為の一手]
───特にアルトゥル様に刃向かった方は……覚悟なさいませ。
[細められた鶸色。鋭くなった視線はある一点を*見詰めた*]
―回想・隔離エリア―
[あの場を離れた後、ほどなくして漆黒流星のスタッフに取り囲まれた。
引き摺り下ろされ主の傷は癒されたが、いつの間にか眠りにおちた彼が目を覚ます気配はない。と同時にカバディは回収された。
悲しそうな声で鳴きながら連れて行かれるのを見ていると『あー…中に電気系統ショートさせるような爆弾仕込んどいて悪かったなー』とか剣はこっそり思ったり。
ほど遠くで爆発音と悲鳴が聞こえたが、当然知らんぷり決め込んだ。
それより主の様子だが、どうにもあまりよろしくない。
傷は癒え、顔色もマシにはなっていたが、問題は別のところにあった。]
『む、だいぶマズイねぇコリャ…。
ってちょっ、まっ!
この状況で放り込むワケ!?』
[傷がいえたならいずれ目を覚ますと判断され、地下洞窟へと捨て置かれた。さっきの恨みも多分にあったかもしれない。
剣は腰の鞘に収められ、困ったように飾り紐を揺らした。]
『まずいなー。カバディどうにかして呼んだ方が良かったかなぁ…。』
[色々と自分でやっちゃった後の祭りではあるが。
剣はため息一つつくと、するりと主の腕に紐を絡めた。]
『緊急事態って事で…イイよね?旦那はちょっとばっかし夢見てて。
何も覚えてなけりゃ、それは全部夢の出来事だからサ。』
[ゴメンねと小さく謝罪すると、生き物のように動いていた紐は、ぱたりとただの紐となり落ちた。]
[それとほぼ同時に、主はゆっくりと半身を起こす。
ゆらと頭を振ると、まだ長い髪がなびき、起き上がると腕から紐がするりと抜けた。]
ん…っと。
あーあ…やっぱまだ全然魔力は回復してないか…。動きは良好、なんだけどね。
[声色は、今までで一番柔らく棘がない。
指を握ったり開いたり、肩をくるりと廻したり。感覚を確かめるように何度か動かした後、あたりを見回した。
どこからか声が聞こえてきたのは>>4*1その時だった。
狐面の人物に、驚いたように目を瞬かせる。今までとは打って変わって、表情豊かな動作だった。]
まー楽園には見えませんし?預かり物の身体だし、精々足掻かせてもらうけど。
サバイバルかぁ…正直魔力ないと逃げの一手なんだよねぇ…。
はーぁ。気合入れていかないとホントに死んじゃうなぁ。
がんばろー俺。
おっさんだかおばさんだか知んないけど、忠告どもねー。
[狐面の主をひらと手を振り見送ると、その場から離れ、身を隠す場所を探すべく奥へと進む。
腰の剣はその間、一言も喋らず*動きもしなかった。*]
中
ねて ない
なぜなら今から出勤だから
寝たら確実に遅刻する><
そんなわけで帰ってきても死んでたらゴメンなさ。
予定立てにくい仕事だよほんと…。
中
…発言するたびどつぼに嵌るんでアンカー無視しといてくだs
あ、あとお返事感謝ね>おくたんとゆーでぃ
*今度こそまた夜に*
/*
……投票だけ変えとくか、と思ったら、デフォがオクタさんだった件について。
さて、ラストバトル。
三つ巴は全体でも一回しかやってないから。
やれるならやってみたいんだよなぁ。
あ、エンド用意せんと。
ベオウルフか、それともエリスか、さてどーなるか。
投票を委任します。
万華鏡 ユーディットは、蜂蝶 オクタヴィア に投票を委任しました。
万華鏡 ユーディットは、蜂蝶 オクタヴィア を投票先に選びました。
万華鏡 ユーディットが「時間を進める」を選択しました。
―廃棄エリア―
[送り込まれた場所はあまり広くなかった。前に確認に来た時、一番広かったのは地底湖の辺りだったかと思い出す]
毒持ちもいるのだから、挟み撃ちは嫌ね…。
[まだ完全回復には程遠い。声を出して気合を入れる。
拾った小石を左手に握り締めて、岩の通路を*歩き始めた*]
─中央ビル・内部─
……こうなった、か。
[二戦の決着を見届けた後、口をついたのはその一言]
野槌のお嬢ちゃんと、あちらの姐さん。
……どっちも、面倒な相手だねぇ。
[呟きながらモニタールームを出て、メディカルルームで治療をする。
それがすむと、二階の個室へ戻った]
さて。
仕掛けるとしたら、どこで、どう動くか……ね。
[個室で軽食を用意しつつ、呟く。
常磐緑に浮かぶ光は、声と同様どこか*愉しげ*]
黒耀鴉 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
―中央ビル―
[中央エリアのビルまで無事に帰りつき、最初に確認したのは参加者たちの勝敗]
んーと、今の所勝ち残ってるのは……
んあー、『黒耀鴉』さに『蜂蝶』さか!
どっちも苦手なタイプっぽいだ……。
[モニタールームで映像を確認する。
飛行能力を持つライヒアルトに、銃器による攻撃をメインとするオクタヴィア。攻撃を届かせるにも一苦労しそうな相手だ]
『土』のある場所でも五分五分ってとこだあね。
あー、どうすっかなー……
[椅子の背凭れにだらしなく寄り掛かり、前髪をくしゃくしゃと掻き上げて]
まあいい、あとは全力出して戦うしかないだ……
今は寝る!
[宣言するように言い放ち、二階にある個室へと引き上げて*いった*]
野槌の娘 ロミが「時間を進める」を選択しました。
/*
ラ神は1対1、と。
下でアーベルとやれそうならそっちが良いのですわよね。
けどアーベルはユーディットとも絡みは出来そうですし。
悩みますわぁ。
─中央ビルに隣接するビルの屋上─
[物陰から影が持ち上がる。それはオクタヴィアを形作り、屋上へと降り立った。歩み、屋上の縁まで進む。ヒールとアンクレットの音はせず、胸元のネックレスはどこかくすんだ色]
十分な休息は得られたかしら?
最後の宴はもうすぐですわよ。
[鶸色は中央ビルの二階、居住空間へと向けられる]
お互い得意フィールドが異なりますわね。
どこかに誘き寄せるか、彼らの行動に任せるか…。
少し様子見かしら。
今の状態ではあまり大がかりなことは出来ませんし。
[今、オクタヴィアの本体は”下”に在った]
─中央ビル・二階個室─
[簡単な食事の後、落ちていたのは浅い眠り。
それを破ったのは、何かを感じたからか]
……ん……っと。
ヤベ、ちょっとのんびりしすぎたか。
[呟きながら起き上がり、窓を開ける]
さて。
誰とどうやり合うにしろ、建屋の中、ってんでもない限り、地形の利は俺にある。
他の二人も、スタイル的には屋外型だろうし。
その点では、有利……か。
[勿論、一撃の重さや射程ではいささか分が悪くもあるのだが、それはそれ]
……ま、悩んでても、しっかたない、か。
ここまで来たら、あとはやるだけ、だしな。
[軽く頭を振ってそう割り切ると。
開いたままの窓から、外へと飛び出す。
音を立てて広がる片翼が大気を捉え、その身を下まで導いた]
……身体的には問題なし、と。
後は、こっちが『暴れない』事を願う、か。
[着地の後、右の腕を軽く撫でて、呟く。
なんか、妙に物騒なのは、気のせいじゃないかもしれない]
―中央ビル・二階個室―
[疲れが溜まっていたのだろうか、まだ『遊戯』は終わっていないにも関わらず予想以上に深い眠りに落ち。
意識がやや浮上しかけた所で、がばと起き上がる]
う……あ……
あ、そっか。ここで襲われる事はさすがになかっただな。
[そういえば、次の戦闘はどうなるのだろう。
誰かと約束しているでもなし、それならさっさと自分の得意なフィールドまで移動してしまった方が得策ではなかろうか]
……おっし、行くか。
[ごそごそと身支度を整え部屋を出ようとする娘は、別の部屋の窓から飛び出した影の存在には気付かなかった]
─隔離エリア─
[宣言を聞いた者はどんな反応を示したか。オクタヴィアの胸元でネックレスがキラリと煌めく]
それでは一度わたくしは失礼致しますわね。
”上”の様子を見て来なければいけませんので。
……生きていたらまたお会いしましょう。
[優雅に頭を下げると地下洞窟に居る者達に背を向ける。徐に銃を取り出すと、地下洞窟の奥へと向けて数発撃ち込んだ。それはクリーチャーを活発化させる化学物質が内包されたカプセル]
[天井や壁に当たったカプセルは割れ、それを吸い込んだクリーチャーが各所で大きな咆哮を上げた]
―廃棄エリア・通路の一角―
[大きく肩で息をしながら朱の滲む右腕を抱え込んだ。
足元には極彩色の大蛇。頭には鉄杭が刺さって動かない]
…っふぅ。
[壁に身体をもたせかける。頭痛が酷い]
致死毒でなくて、良かった。
[これでは即効性や毒性の高い毒は打ち消せないだろう。
青褐に沈んだ瞳で鉄杭を眺めていた]
/*
と三つ巴に決定しつつ、初めての三つ巴だったり。
最大発言数は12、一巡で1ターン、4ターンで必殺可能。
一人に対し1発言とすると8発言前後ですので…どうにかなりますわね。
―少し前/廃棄エリア―
[オクタヴィアが他者へと説明している間に、端の方で気配を殺しながら通路へと入っていった。
その場に居たくなかった。説明は聞かなくてもここがどんな場所かも一応は知っていた。だから逃げるようにそこから離れた]
っ!
[暫くして、オクタヴィアの放った銃弾の一つが近くへと着弾した。
覚えのある刺激臭に口元を塞ぎ、片手に髪ピンを抜く。
大蛇が上から降ってきたのはその直後だった]
─中央ビルに隣接するビルの屋上─
[二階の窓から外へ出る者を見て鶸色を細める]
そろそろですかしら。
[オクタヴィアを形作っていた影は崩れ、他の影と同化する。探るのは二人の動向。フィールドへ出るようなら、影を伝いその後を追う]
─中央ビル前─
……んー。
地の利を取るか、それとも。
[小さな声で呟き、思案を巡らせる]
……むしろ、ペースを掴む方を重視すべき、かね。
なら、地の利を捨ててでも……。
[自分の得意な戦い方を選ぶべきか、と。
思考はすぐに、そこへと至る]
……と、なれば。
女性陣の行きたい場所に、お付き合い、ってコトになるかね。
[行く先さえ把握できれば、追うのは容易い、と。
思考巡らせる常磐緑には、愉しげないろ]
―中央ビル前―
[鉄槌を肩に担いだ少女は、ビルを出た所できょろきょろと辺りを見回す。
不意打ちがないと分かれば、そのまま一直線に駆け出した。
目指すは北エリア、林の方向]
さて、向こうの得意フィールドに追い込まれなければ良いけども……。
[相手の思惑はわからぬまま、それでも警戒よりは先を急ぐ事を意識して、ビルの谷間を駆ける]
―北エリア・林へ―
―隔離エリア通路―
[鎌を振り回すだけのスペースはなく、小剣では硬そうな鱗に対して不安が残る。手にした短槍の刃も瞬く間に毀れて杭となったそれを渾身の力で突き刺すことでようやく動きを止められた]
キツい。
…協力するべきだったかな…。
[遠く近く響く他クリーチャーの咆哮を聞きながら溜息を吐く。
けれど無意識下に蘇ったものがあるから、自分からは頼みにくい。
手を伸ばして、再び振り払われるかもしれないというのは。
何よりも恐ろしい]
……っと。
[『龍眼』が、きょとり、と動く。
常磐緑が捉えたのは、駆けて行く少女の姿]
北。やっぱり、地面のあるとこに行きたがる、か。
……あそこ、やりにくいんだけど、ま、仕方ないか。
[そんな呟きを漏らしつつ、羽ばたき一つ。
駆けて行くロミを追い、北へと向かう]
─ →北エリア・林─
─隔離エリア─
[地下洞窟に響く咆哮を聞き、満足げに笑んだ。仮に誰かがオクタヴィアの背に襲いかかろうとも、得物が届く直前にその姿は掻き消えてしまうことだろう]
─ →北エリア・林─
[鴉を、娘を、付かず離れず影で追う。行く先に木が立ち並び始めるのを見、場所の把握をする]
[影は木々の影を渡り、ロミが立ち止まる前方の木の影へと回り。再びオクタヴィアの姿を形作る。チリンとイヤリングが鳴り、ブレスレットとアンクレットがシャラリと音を奏でる。胸元のネックレスは煌めきを失っていた]
―北エリア・林―
[目的の場所までは無事辿り着いた、が]
来た、だか……!
[あたかも先回りしたかのごとく、前方の影から現れるオクタヴィアの姿。
ほどなくライヒアルトにも追い付かれるか]
……ありがたいこったな。
オラの力が通じる場所で戦ってくれるとは……!
[槌の柄を両手で握り、構えた]
─北エリア・林─
……っと。
[ロミの向かった先。先んじたが如く現れるオクタヴィアの姿に、微か、笑む。
ふわり、と舞い降りるのは、二人からやや距離を開けた木の枝の上]
……最後は全員総力戦……って事ですか、ねぇ。
ま、それもそれで、かね。
[呟きつつ、口元に浮かぶのは、やはり愉しげな笑み]
─北エリア・林─
クス、全力を出して頂かなければ困りますもの。
それとも一方的に嬲られる方がお好みだったかしら?
[ロミの言葉に胸の下で腕を組み、右手の指を唇へと当てる。口許には、笑み。自分にはこれと言って得意と言えるフィールドは無い。影があれば、変則的な攻撃も出来る。この場所は自分にとっても都合が良い場所でもあった]
『遊戯』に勝ち残ったのは3人。
1対1で戦った後に漁夫の利を浚われるよりは、ここで勝負を決めてしまった方が良いと思いまして。
その方が『盛り上がる』と思いますしね。
[含むような言い方。ロミを見ていた鶸色が、横目で刹那別へと向けられる。ライヒアルトの呟きが聞こえたのかは定かではないが、それに答えるような言。ロミが彼に気付いていないのであれば、不思議な言葉に聞こえるかも知れない]
─北エリア・林─
……ま、そういうのもありかもね。
[ぽつり、零れた呟きはオクタヴィアの言葉に答えるように。
一つ、深呼吸。両の手、指の間には複数の針が握られる]
……消耗でかいから、何度もできはしねぇけど。
上手く行ったら、
[不意に、途切れる言葉。
直後にその姿は掻き消える。
ここではほとんど見せてはいなかった、もう一つの力──テレポート能力による、移動。
それを用いる事で、二人の頭上に唐突に現れる]
儲けモノ、っと!
[声と共、振られる両手。
両手に携えた針が、無作為な雨のようにその場にばら撒かれる。
漆黒の煌めきの落ちる中、自身は着地し、双方から距離を取るように後退した]
―隔離エリア―
…出入り自由なうちに、別出口を捜しておくべきだったな。
[頭痛は治まってきた。首を振って身体を起こす。
深呼吸を挟み、クリーチャーを警戒しながら地底湖があったはずの場所へ向かおうと歩き始めた]
―北エリア・林―
残念だけども、オラにはそういう趣味はないだよ……!
[嬲る、の言葉が冗談でなく聞こえ、背筋が寒くなる]
まあいい、勝てばなんとやらだ……
[オクタヴィアに一歩迫ろうとした時、ふとその瞳の不自然な動きに気付き視線を移す。
だが、結果的にそれは失敗。
相手は唐突に、こちらの頭上に現れて]
――『土壁』!!
[ライヒアルトの両手に煌めきを見、咄嗟に土を壁状に迫り上がらせて攻撃を防がんとす。
しかし反応が一瞬遅れたか、伏せる途中の右肩を貫く痛みがあった]
くっ……
[動揺も混じり、そこから攻撃に転じる事が出来ない]
─北エリア・林─
[ライヒアルトのテレポート能力を失念していたわけではないが、唐突に現れたことには僅か反応が遅れる]
大盤振る舞いですわね!
[全て躱すには難しい。左足首も痛みが完全に引いたわけでもない。けれど敢えて左足で地を蹴り、バックステップを踏みながら降り注ぐ針の円周外へ出ようとした。軸足となった左足は円周から外れるのが遅れ、数本針が刺さったり掠めたりしている]
勝てば官軍。
そう簡単に行くかしら?
[左足は地に添えるのみにし、対峙する双方から離れた場所で大きな銃を構えた。それはここに来た当初にクリーチャーに使ったバルカン砲よりも、二回りほど小さいガトリングガン。それでさえ、通常ならば固定して使うものなのだが、それを右側に構えて持ち、掃射スイッチを押す]
Löschung!!
[林に響き渡る轟音。銃身が回転し、無数の弾丸が射出される。その弾幕は容赦無く二人へと襲いかかった]
[ワニ型のクリーチャーが、音もなく給仕服の女を狙っている]
(…水場が近くにあるのか…?)
[少女は反応していない]
(気付いていない、ということもないだろうが…)
[しかしどことなく、負傷している風でもある]
(…)
[ガツッ!と音を立てて、その体に矢のような勢いで飛んできたナイフが突き立つ]
[ワニは痛みのあまり暴れ出したが、次の瞬間に急に痙攣をはじめ、そして動かなくなった]
─北エリア・林─
っと、そういうのもアリ、か!
[生み出された土の防御壁にこんな呟きを漏らしつつ。
それでも、初手は相対する二人それぞれに打撃を通した事を確かめ、新たな針を手に取る]
遠慮したって、仕方ないからね、ここまで来ると!
ま、まとめて相手すんのはさすがに……って、ちょ!
[さすがに厄介、と。
呟きは、轟音と共に撃ち出される弾幕にかき消された。
とっさの判断で上へと抜けるが、僅かに及ばず右の足を弾が掠め、衝撃と共に紅を散らした]
っつぅ……さすがに、効くねっ!
[顔を顰めながらも、手にした針はオクタヴィアへと投げつける。
鴉自身は後退し、動きを止めたロミの背後へ舞い降りて]
……とまってると、危ないよっ!
[冗談めかした言葉と共に、首筋へ向けて手刀の一撃を繰り出した]
ひどいザマだな。あんたもやられたのか。
[キュルキュルキュル、とナイフを繋いだワイヤーを巻き取って回収しながら、声をかける]
[しかし、こちらもこちらでひどい有様だ。胴着の隙間からは白い包帯が除き、顔色は青白い]
/*
むう。
ある程度予測はしてたが、物理主体の三つ巴は中々難しいな……!
ぜるるんの時は、固定砲台でもOKな魔法系だったからなあ……。
色々と、考える余地はありそうにゃ。
―隔離エリア―
[もう少しでという辺りまで来た時だった。
胸部に走った鋭い痛みに気を取られ、反応が遅れた。
飛び出してきたワニに身構えた次の瞬間、ナイフが突き立っていた。壁を背に振り返る。横目で捉えたままのワニは暴れ出してすぐ痙攣を起こし動かなくなった]
…あ…。
[脇を抑えるような格好で、一度瞼を瞑る。
息を吸って吐き、目を開くとアーベルをまっすぐに見て頷いた]
少し前にも別のクリーチャーと遭遇しましたから。
そうでなくても凶暴性のあるものが放たれているようだったのに、加えて先ほどの刺激。
生き残りは全力でやれということらしいですね。
[ちらちらと見える包帯が気になる。
それまでよりも痛そうな顔になった]
―北エリア・林―
うわっ!!
[轟音と共に射出された弾丸。
土壁を更に展開させるも、衝撃に後から後から崩されて行く。
回避は間に合わぬと判断し、障壁の維持に集中し続けるが、それが仇となったか。
背後に迫る鴉の影に気付かず、槌の間合いより内側まで接近を許してしまう]
ぐ……
[手刀を咄嗟に右腕で受けるが、衝撃に鈍い痛みが走った。
途端、集中が途切れ障壁は塵芥と化す。
ライヒアルトの手を弾きつつ横へ飛び退こうとするが、一瞬遅れ、脇腹を熱い痛みが走った]
圧されてる、だな……!
[もはや手の内を隠している余裕はない。
ライヒアルトの針がオクタヴィアへと飛ぶ。
彼女の意識がそちらを向いているなら――不意を討つ隙はあるか]
いけぇっ!
[左手を槌から離し横薙ぎに振る。
それは単に、『力』を送るための予備動作。
少女の意識は、オクタヴィアの背後――樹が根を張る土にあった。
『力』を受け、土が持ち上がり、そして樹はオクタヴィアの頭上へ倒れ掛かる]
─北エリア・林─
[精度に劣る射撃だったが、それなりに被弾させることは出来たようで。ライヒアルトから投げつけられた針は、射撃を止めたガトリングガンの銃身を翳して防ぐ。キィン、と金属がかち合うような音がした]
威力が高い分、精度に欠けますけれどね。
[ライヒアルトの声に返しながら、ガトリングガンを持ち直す。銃を変え、射撃準備に入ろうとした───その時。ふっと上空に影が差すのを感じた。僅か振り仰げば、背後より倒れ来る一本の木]
離れて居ても力は及びますのね!
[地面へも視線を流せば、持ち上がった跡が残っている。ロミが繰り出したものであるのは明らかだった。咄嗟にガトリングガンを持ち上げ、倒れ来る木に翳し。受け流すようにして横へとステップを踏んだ。左足にも力がかかり、痛みが走る]
くっ……。
[左足に突き刺さったままだった針を払う。紅が流れ出すが、構ってはいられない]
[手にしているガトリングガンを持ち直すと、それらを二丁のライフルへと変え。ライヒアルトとロミの周囲にある木の影目掛け、銃弾を撃ち出す。二人を囲むような位置に、六発の弾丸が着弾した。先を見越しての仕込み。その所作は射撃ミスに見えなくもない]
もう一つ行きますわよ!
[次いで二丁のライフルは一丁のバズーカ砲へと変化。銃口を地面へと向け、右足で引き金を踏んだ。地下潜行型の爆破砲撃が、固まって立つ二人の足元へ。轟音が二人に迫る]
[ユーディットの、こちらの傷を見てするその表情を、懐かしいものを見るように目を細めて見つめる]
……ああ、全く仕事どころじゃない。
…こっちもこのザマなんでな。悪いが、もう用心棒の依頼は受けられない。
だが、お互い依頼じゃなくて、生き残りのために協力しないか?
─北エリア・林─
[打ち込んだ一撃は払いのけられ、少女は距離を取るべく、動く。
障壁が消滅した事で飛来する弾丸は、とっさに開いた右の翼──漆黒の龍翼と右の腕を翳す事でどうにか凌いだ]
……っとに、威力だけはあるよねぇ……。
[伝わったのは衝撃だけだが、ダメージは決して低くはない。
『獣神』によって埋め込まれた部位以外は鍛えた人間レベルなのだから、無理もないが。
ぼそりと呟きながら、ロミがオクタヴィアに仕掛ける様子を見やる。
倒れる樹に、蜂蝶がどう動くか。
それを確かめてから次の手を、と考えていたのは、まずかったか]
……って……。
[一見すると、見当違いの行動。
しかし、それと同じ動きは、先の戦いの記録の中でも見ていたな、と。
思い当たるのと、轟音が響くのは、ほぼ同時]
……ちっ!
[テレポートは、すぐには使えない。ならば出来うる回避は一つ。
アンバランスな両翼を広げると、上へ向けての離脱を試みた]
―隔離区画―
…仕事は諦められますか?
[アーベルの表情の意味は分からない。
提案には少し考えるような素振りでそう問い返し]
いえ、余計な質問でした。
死にたくはありませんから、何がどうなるにしても今は手を組んだ方が得策です。こちらからもお願いします。
この先に地底湖があるのですよ。
そこから外にでる手段を捜してみようかと思っていました。
[分かれ道の片方を指差して言った]
―隔離エリア―
[逃げなければ、とか言っていた癖に。
キノコを興味深気につついて胞子を飛ばしたり。あちこち動き回りながら周囲をけっこう暢気に観察していた。
どれくらいか動き回った後、どこからか現れた>>*0>>*1オクタヴィアと遭遇し、残っているメンバーの事を聞いた。]
へぇ。鴉の兄さん残ったのかー。流石というか何というか。
んでロミ嬢ちゃんも生き残りかぁ。
[交わす言葉に、向こうは違和感を覚えただろうか。
お構いなしに、こちらは軽快に口を開く。まるで腰の剣が喋るように。]
最後はどうなんのかな?勝ち残りって勿論一人だよね?
ああ、生きてたらのお楽しみってヤツ?
だったら頑張って生き残らないとなー。
あはは、姉さんも頑張ってネ。
[そう言い笑み―普段の主であれば到底見れないようなもの―を向けながら、こちらも何処かへと向かった。]
[その先からは特に大きな咆哮と破壊音が聞こえてきている。
誰かが既に戦っているのか。それとも動けないクリーチャーでもいて暴れているのか]
/*
次で3ターン目。
広域破壊が可能すぎですかしらね。
近付かない=動けない のイメージでは居るのですけれど。
足の怪我もありますし。
大きいのを連続で出しましたし、この後は小技で繋ぐのが良いですかしらね。
―北エリア・林―
[直撃は回避されたものの、ライヒアルトの攻撃も相まって、オクタヴィアに多少のダメージは与えられたか。
しかし、未だ己の不利は変わらず。
脇腹から滲む血を止める暇もなかった]
[ライフルを構える動作に回避を意識するも、弾丸は二人から大きくそれて着弾する。
その布石は少女には理解出来なかったし、思考する暇すら与えられなかった。
こちらへ向けて迫る爆音]
って……それはオラの専売特許だっ!
[爆発と同時、少女の体は宙を舞う。
しかしそれは爆風に飛ばされたのではない、足元の土を『力』で持ち上げ自ら『跳んだ』のだ。
槌頭を先に地面へつけ、柄の倒れる動きとともに着地する。
再び槌を持ち上げ構え直す動作で、脇腹の染みが一層大きくなったのを感じた]
(まだだ……ここで止まっちゃなんねえ!)
[大技を使ったオクタヴィアと、それを回避したライヒアルト。
二人の攻撃に僅かな間隙を感じて、着地の衝撃も抜けきらぬ体で更に動く。
オクタヴィアの元まで駆けるには、やや遠いか]
んなら……
[視線はライヒアルトの方向へ]
『塞げ』!
[叫び、力を送る。上方へ飛んだライヒアルトの進路を塞ぐべく。
周囲の樹がライヒアルトという中心に向かって傾いで行く。
『殺到させる』とまでは流石にいかなかったが]
どれか一つにでも当たりゃあめっけもんだ……!
[了承の返事を得ると、先に立って示された方角へ歩きはじめる]
[うっかりいつかの日の様に手を差し出しかけ、やや慌てて引っ込めた]
仕事、標的のことか。
…俺にとっては、この状況と次元の同じ問題だ。
諦めるわけにはいかない。
─北エリア・林─
[バズーカを発射させた時の、地響きの如き震動は自分の身体にも伝わって。地へ付けていた左足に更に負担がかかる]
(この足では近付く前に仕掛けられるのがオチですわね)
[先程から移動の気配を見せない理由。左足はほぼ使い物にならない。最初から大きなものも使いすぎているのもあって、僅かばかり肩で息をした]
[地下潜行型の爆破砲弾は爆音と共に土煙を立ち上らせるも、それぞれ回避されてしまい。手元のバズーカは一回り小さくされ、肩へと担がれた]
貴女のものと一緒にしないで頂きたいですわ。
[専売特許と騒ぐロミへの返答。その直後に再びの轟音。後方で射撃に伴う排気が起こり、射出された砲弾はライヒアルトへと傾いで行く木──ロミ側に在る一つへ。先の爆破砲弾よりは威力の低いそれが、着弾した木を破壊する。そのうちのいくつかが鋭さを伴い、ロミへと降り注いだ]
―隔離エリア―
[先に立って歩くアーベルの後ろからついてゆく。
振り返るように手が伸び引っ込められたのを見て瞬いた。薄い蒼が走り、鈍色に変わって消えて行く]
そうですか。
あたら命を散らすような事はお奨めしたくないのですけれど。
場合によっては阻まなくてはいけないかもしれませんし。
[後半は言葉にしているつもりはなかった。
が、低く小さくだが声になってしまっていた]
まあ。でも。
仕事なんてそういうものかもしれませんね。
[手の中に新しいピンを取る。
押さえ切れなくなった髪が一房、肩より下まで流れた]
―隔離エリア―
私の?
ああ。変わりませんよ、同じく。
[自然と苦笑が浮かんだ]
総帥アルトゥルの目に留まるよう動くこと。
「もう一つ」の能力も出来る限りに使うこと。
そう言われて来たのですが。
…その通りには運べませんでしたから。
[「阻む」、ということばを聞いた瞬間、珍しく、本当に珍しく、わかりやすい程に動揺していた]
あ、あんた、ヤツの組織の者、なのか?
―隔離エリア―
[動揺と共に問い返されて失言に気がついた。
声が詰まり、一瞬の間が空いてしまう]
…組織員ではありません。
仕事上での繋がりはありますが。
[緊張しながらそう答えた。
クリーチャーに備えるために握ったピンが存在を主張する。
だが変形はさせず、強く握り込んだ]
─北エリア・林─
……て、さすがにこれは……!
[ロミの言葉に従い、倒れ込む樹。どうするか、との思考は短く。
一本に集中して、それを右腕──龍の腕で、受ける。
龍鱗を備えた腕は樹を押し止めるものの、衝撃と、それが伴う痛みに肩が悲鳴を上げるような心地がした]
……おりゃっ!
[その痛みを堪えつつ、掛け声と共に力を込め、止めた樹を文字通り叩き折る事で強引に空間を空け、上へ。
叩き折ったそれがどこに落ちるか、を確かめる間もなく、オクタヴィアの砲撃が樹の一本を破壊した。
その余波を避けるべく、上へと抜けて]
……いやはや、ホント、女は怖いねぇ。
[ぼやくように言いながら、右腕を振る。
龍の鉤爪が消え、代わりに、漆黒の針がその手に現れた]
……ナーデルレーゲン。一回くらいはいけるかね。
詳しく聞きたい所だが…、
[頭をひと振り]
…あんたとは、やり合いたくない。
そういう状況にならない事を祈るしかないな。
[武器を構える素振りさえない]
―北エリア・林―
[オクタヴィアの射撃――ライヒアルトを狙うと見えたは、錯覚。
砲弾により爆砕された木の破片は、こちらへ向けて降り注ぐ]
しまっ――
[咄嗟に両腕を交差させ、顔を庇う。
次々と激突しては通り過ぎて行く破片。
その内の一つの感触がおかしかった。
どうにかやり過ごしたと思い腕を動かした瞬間、それは激痛に変わる]
ぐっ……刺さった、だか……
[顔を顰めながら、左腕の肉に深々と刺さる破片を引き抜く。
槌の重量が再び掛かれば、その痛みは泣き出したくなるほどで]
だども……ここまで来て降参なんて、『面白く』ねえだろうなあ……。
[ライヒアルトの手の漆黒を横目に見ながら、少女もまた己の『力』を大地に染み込ませて行く。
集中しながら相手の攻撃を避けられるか、二人を倒す所まで気力が持つか、ほとんど賭けに近い]
いんや。もう、ここで決めるしか――やるしか、ねえ!
[血が染み出すのも構わず、ぐっと鉄槌の柄を握った]
―隔離エリア―
それは同じく、ですが。
[遣り合いたくないと思っているのは本当だ]
即断即決即行動の死神には、珍しいことですね…。
[武器を構える素振りはない。
が、能力を他に持つのもしっているから完全に気を抜くことは出来ない。こちらにはその理由が分からないから]
…私も祈りましょう。
そんなことにはならないように。
[言葉と裏腹に手の中には武器が作られた。
細剣の一撃はアーベルに背を向けて、岩の間から飛び出してきたものへと突き出す。
だが効果は薄かった。相手の性状との相性が悪い。
ゼリー状のクリーチャーから伸びた触手が手に触れ、刺激物で肌を焼かれた]
/*
こういうの、無茶振りに感じられたらごめんなさいです。
表の三つ巴も凄いです。やっぱりお願いして良かったと思う。昨日の気分を引き摺った私では出来なかっただろうと。
/*
あ、もしかしてアーベルさん鳩…?
そうすると無茶振りでなくても辛く。
すみません。気付くのがいつも遅いです…。
[急に背を向けたユーディットを怪訝に思う間もなく、スライム状のクリーチャーを視界に捉える]
[即座に反応、バックステップしてきたユーディットと体を入れ換えると、躊躇なくスライムの中に掌を叩き込む]
[ジュッと音を立てて手が灼かれるが、構わず最大出力で電撃、スライムを爆散させる]
─北エリア・林─
[降り注いだ破片がロミを傷付け、樹木の集中からどうにか抜け出したライヒアルトが宙を舞う]
(もう少しキーを撃ち込んでおきたかったけれど、限界かしら)
[周囲の高まった緊張にそう判断した。残りは自分で補うしかないと、バズーカを地面へ捨て置き両腕を胸の前でクロスさせ、両手を両肩に当てる。肩のタトゥーが消え、掌に具現するのはタトゥーから現れたかのようなアゲハチョウとスズメバチ。その大きさは実際のものより遥かに大きいものであったが]
耐えて下さるかしら。
そうでなくば困るのですわよね。
[呟きは極小さい。とある目論見はあれど、手を抜くつもりは無かった。両手にアゲハチョウとスズメバチを乗せた状態で二人の動向を窺う。動きがあれば、直ぐに返すことが出来るように]
―隔離エリア―
な。
[アーベルの電撃に頼ろうとは思った。
だがそこまで無茶をするとは思わなかった]
また…無茶をする。
[呻く声に急いで近寄った。
頭痛がする。構わない。
消毒と痛み止めの成分を含ませた物質を掌に生み出し、アーベルの爛れた手を握ろうと伸ばした]
─北エリア・林─
……どーやら。皆様、やる気のようで。
[傷を受けながらも構えるロミと、何やら構えるオクタヴィアと。双方の様子に、小さく呟く。
口調は軽いが、さほど余裕があるわけではない]
……ま、ここまで来たわけだし。
[呟きながら、漆黒の針を両手に]
やれるだけはやらんと、さすがにカッコつかねぇしな。
[す、と。常磐緑が細められ、ゆっくりと腕を胸の前で交差させる]
……今度がほんとの、大盤振る舞い。
出し惜しみなしの一撃、ご覧あれ、と!
[言葉と共に交差していた腕が、左右に開く。
勢いをつけて放たれるのは、針の雨──否、乱舞]
/*
くろ ねこ さん wwwwwwww
ダイス振らない選択して正解だと思いました、まる。
[お試し → [18]]
[大人しく手を差し出して治療を受けながら、]
…便利な能力だな。
さっき言っていた、「もう一つ」の能力か?
[いつの間にか、ユーディットの手を握り締めている]
[オクタヴィアの手に、蝶と蜂が具現する。だが、今はそちらを気にしている余裕はない]
(『力』が残ってる内に――『鴉』さの翼を折らねえと!)
[ライヒアルトに向かい、駆ける。
その眼前、無数の針が煌めき舞っていた]
――『跳ぶ』!
[足元の地面に向けて念じた。より高く、より速く、自分の体を持ち上げるように。
針を越え、更にライヒアルトより上空を取らなければ、攻撃は当たらない]
あああぁぁぁ……っ!
[土の力で空を飛ぶ。
その矛盾は莫大な負荷となって、全身を軋ませた。
この一撃を当てられても、その次の、即ちオクタヴィアの攻撃に対応出来るかはわからなかったが。
それでも今は、目の前の相手だけを見据えて――]
堕ちろ――っ!!
/*
うーん、正直こちらへの攻撃がほぼ無いのも少々やりにくいのですけれど。
負ける宣言しているのですから、一欠けらくらいは欲しいところですわ。
―隔離エリア―
ええ、そうです。
けれど使いこなしきれないので。
[差し出されたアーベルの手を握り皮膚に浸透するよう送り込む。
痛みを多少和らげることはできるがそれだけ。本格的な治療には程遠い。
頭痛が更に酷くなり堪えるように顔を顰めた]
こちらが生来能力だったら便利だったでしょ、う。
…あの?
[離そうとした手は握られたままで。
眉を寄せたまま怪訝そうな声を上げた]
─北エリア・林─
Ein Füllungsanfang………。
[呪のように呟くと、キイィィィンと言う音と共に二匹の虫が駆動する。生体ではなく機械に近いそれらは複眼を幾度か明滅させた。エナジー充填、それは自分の力のみならず、先程銃弾を撃ち込んだ影からも注がれる。あの時の布石は直接攻撃のためでは無かったのだ]
────Vollendung.
[声と共に二匹の虫が両手から舞い上がる。お互い交差するように飛び交い、スズメバチはライヒアルトへ、アゲハチョウはロミへと近付いて行く]
さぁ、舞い踊り遊ばせ!
[声を張り上げたのは二人が仕掛け始めたのと同時。スズメバチは複眼と針から、アゲハチョウは複眼と触覚から細いレーザー光線を放った。複眼の一つ一つから放たれるそれは、放射状に広がりながら二人へと降り注いで行く。ライヒアルトはともかく、持ち上がる大地により場所が変わったロミへの射撃はいくらか外れたかもしれない]
[一方でオクタヴィアは迫る攻撃に防御行動は見せども、その場から動くと言うことはしなかった。動けないと言うのもあったが、動く気が無かったのもある]
[自分はここで負けるべきだと考えていたために]
[己が目的は『遊戯』を『盛り上げる』こと。勝つことが目的ではない。この二人ならばどちらが勝っても、そう考えた末の決断だった]
[少しでも壁にするべく、地面へ捨て置いてあったバズーカの端を右足で踏み、跳ね上げらせる。それを手に持つと、迫り来る針の乱舞のうち、顔に当たりそうなものだけを防ぐように翳した。それ以外の場所は無残にも針が貫いて行く]
ああ、すまない、敵意はない。
[少しだけ名残り惜しげに手を放して]
(俺の能力は接触致死だ。触れているのは、気分が悪かったろう)
(俺のこの手はもう、…何も与えられないんだな…)
[まだ痛む手を無理矢理拳の形に握ると、立ち上がり、歩き始めた]
─北エリア・林─
[針の乱舞は、制するに集中が必要となる。
それを行う間は、動きが制限されるのが、唯一の欠点]
……ちっ!
[舌打ちは、近づくスズメバチへの乱舞へのもの。
そちらに意識を誘われた直後、絶叫が響く]
……つか、それ。
すっげえ、無茶。
[大地から持ち上がる手。
思わずこんな呟きが零れる。
それでも、急所と──他の何より、鴉の翼に当てられる事だけは避けねば、と。
振り下ろされる一撃に対し翳すのは、龍鱗を持つ右の腕]
[伝わる衝撃。同時に走るのは、激痛]
……くっ!
[頑健なる龍鱗は揺るがずとも、度重なる衝撃によりダメージを被り続けた肩は、その一撃に耐え切れなかった。
息が詰まるような感覚。
右の翼は、揚力を生み出しきれず]
[黒耀鴉は、地に落ちる。
一歩遅れて、相手を捉え損ねた針が煌めきながら零れ落ちた]
―隔離エリア―
ああ、いえ。
少し驚いただけです。
[手を離されるとこめかみを少し押さえ]
薬は毒にもなるのは知ってますよね?
随分と信じてくれるんだなって。
[先ほどよりは一歩分縮まった後ろを歩き始める。
握られている拳に、痛みが残っているのかと落胆する]
代償というか、使い続けるとどうにも。
でもまだ大丈夫です。
[だから自分の傷には使っていない。
集中力が落ちているのも明白に見て取れるだろう]
―北エリア・林―
[急激に持ち上がって行く視界。
その視界の端を、鮮やかな蝶の姿が横切った]
つっ!
[足が焼かれ、そして貫かれる感触。
新たな痛みが加わったが、しかし攻撃の動作は止まらない。
両足に残る最後の感覚で、巨人の掌を蹴り更に跳ぶ]
ずっと、考えてただ――
どんだけ無茶すれば、お前さんに届くか、ってな!
[相手の右腕を視界に捉え、鉄槌を振り下ろす。
重力に任せて、全身で回転しながら。
手応えは――あった。
落ちて行く鴉。
そして、娘もまた。鉄槌に引かれるように、落下を開始していた]
この状況下では、そうするのが互いにとって合理的というだけだ。
[言いながら、周囲を警戒する。体調の悪そうなユーディットの分まで]
…生来の能力ではないと言ったな。
…後天的に身につけたのか?
[本当は薄々分かっている。かの研究で身につけさせられたのだろう]
[それでも、その後彼女に何があったのか知りたい]
[知った所で、空白が埋まるわけではないとは、分かっているのだが]
─北エリア・林─
[針が刺さった部分から、紅が滲み出て紫のドレスを染める。出血部が小さいのもあって、一見斑模様に見えることだろう。それもまた、しばらくすれば全てが染まるのだろうが]
……あの子も大概無茶ですわね。
わたくしに余力があったら如何するつもりだったのかしら。
[両膝を地に付けた状態で空から落ちるライヒアルトとロミを見た。勿論余力なんてものは無い。宙へ放ったアゲハチョウとスズメバチが全てだった]
[射出を終えた二匹はその場で溶け、近くの影へと同化する。手にしていたバズーカもまた、その形を保てず消え去っていた。支えを無くしたオクタヴィアだったが、気力で倒れぬよう意識を保つ]
蜂蝶 オクタヴィアが「時間を進める」を選択しました。
─北エリア・林─
[地に落ちて、は、と一つ息を吐く。
右の肩は完全に抜けたか、砕けたか。
いずれにせよ、役には立ちそうになく。
右手が使えない、という事は、龍鱗から生成する針を用いる事もできないわけで]
……これ以上は、無理、か。
[零れ落ちるのは、ぼやくような呟き]
……やれ、やれ。
ホントに、女は怖い、ねぇ。
[続いた言葉は、冗談めかしたもの。
常磐緑の瞳には、険しさはなく。
声音の軽さともあわせて、戦意が既に失せている事は傍目にも明らかだった]
これ以上やりあうのは、さすがに無理。
命かけるつもりはないし、白旗揚げますか。
っても、黒羽しか持ってないけど、ね。
投票を委任します。
蜂蝶 オクタヴィアは、黒耀鴉 ライヒアルト に投票を委任しました。
―北エリア・林―
[ライヒアルトの落下から一瞬遅れて、こちらも地面に到達した。
華麗に着地、とはとてもいかず、前転して勢いを殺すのがせいいっぱいだったが]
つ……
[それでも、鉄槌を支えになんとか立ち上がる]
ライヒアルトさは……これで、降参?
オクタヴィアさは……
[視界を動かす。
意識はまだあるものの、膝をつき動けぬ様子の彼女が見えた]
じゃ……じゃあ……
オラの、勝ち……?
[信じられない、という表情で、二人の方をもう一度見る。
そして確かに、今立っているのが自分だけだとわかって――
緊張が解けたようにペタンと地面に座り込むと、そのままわぁわぁと泣き出した**]
おっ父、おっ母……オラ、勝っただよ……!
―隔離エリア―
合理的。そうですね。
[自分も納得させられる説明が貰えて頷いて。
問いかけには短くない沈黙を挟んでから、溜息交じりに答えた]
…身に着けたというよりは埋め込まれた、ですが。
人為的に能力者を生み出す研究の素体に選ばれたので。
親兄弟を失った幼児には元から抵抗の余地などありません。
それでも死なずにすんだのだから。
悪くは無いでしょう。
[最後は自分にも言い聞かせるような言い方で。
進行方向で高まった方向に身構えた*]
─北エリア・林─
……ええ、わたくしも。
これ以上は無理ですわ。
[ヒトの形をしている時は、ヒトの限界を持っている。力とて無尽蔵ではない]
メーベルトさんの勝ちですわね。
[確認するようなロミに、確定の言葉を向ける。針が消えた腹部を右腕で抑え、左手でイヤリングを弾いた]
───Pflichtvollendung.
勝者はロミ=メーベルト、野槌の娘ですわ。
[『遊戯』のスタッフに対する通信。おそらくは様子を見ているだろうが、義務として仕事は果たしておいた]
……貴女の望みはなんなのでしょうね?
[鶸色は泣きじゃくる少女へと向けられる。この先どうなるかは、この少女*次第*]
蜂蝶 オクタヴィアは、黒耀鴉 ライヒアルト を能力(襲う)の対象に選びました。
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