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刺繍師 ゲルダ は 彫刻師 カルメン に投票した。
細工師 ライヒアルト は 刺繍師 ゲルダ に投票した。
服飾師 エーリッヒ は 未亡人 ノーラ に投票した。
神学生 ウェンデル は 交易商 ミリィ に投票した。
宿屋の息子 アーベル は 小説家志望 ブリジット に投票した。
小説家志望 ブリジット は 刺繍師 ゲルダ に投票した。
彫刻師 カルメン は 刺繍師 ゲルダ に投票した。
未亡人 ノーラ は 宿屋の息子 アーベル に投票した。
交易商 ミリィ は 彫刻師 カルメン に投票した。
刺繍師 ゲルダ に 3人が投票した。
宿屋の息子 アーベル に 1人が投票した。
小説家志望 ブリジット に 1人が投票した。
彫刻師 カルメン に 2人が投票した。
未亡人 ノーラ に 1人が投票した。
交易商 ミリィ に 1人が投票した。
刺繍師 ゲルダ は村人達の手により処刑された。
細工師 ライヒアルト は、交易商 ミリィ を守っている。
次の日の朝、小説家志望 ブリジット が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、細工師 ライヒアルト、服飾師 エーリッヒ、神学生 ウェンデル、宿屋の息子 アーベル、彫刻師 カルメン、未亡人 ノーラ、交易商 ミリィ の 7 名。
宿屋の息子 アーベルは、神学生 ウェンデル を投票先に選びました。
ならいいけどさ。
[ウェンデルの言葉>>4:192に、表情は心配げなまま。
けれど、人狼についての記述が、ふと頭をよぎった。]
(……まさか、なぁ。)
[ウェンデルに対し浮かんだ疑念に、小さく頭を振った。]
/*
ええー。そこ落としちゃうんですか。どうして!?Σ
一瞬変えかけたのは、そこには集まらないだろうと思ったからなのに。今日は黒貰って死ぬ気満々だったのに。
うわぁ。狼完全勝利に向けて走りそうですよ、これ。
それが主流意見ならいいですけれど、も。
3票ってのも、狼の票揃えに見えて何か嫌な感じが(苦笑
全然そんなではないのですよー。
/*
正直死ぬとは思っていた。
でも処刑は予想外だtt
いや投票はしたんですが……僕視点で疑えるところそこしかなかったからね……
……それは、否定せんけどな。
[同じ>>4:196と突っ込まれれば、否定のしようはなく。
零れたのは、大げさなため息。
返された言葉には、僅かに苦笑して]
そう、言ってもらえるのはありがたいが。
……俺も、まだまだ修行が足りんからな。
[そんな風に、軽く言って。
エーリッヒが寄る様子>>1に、邪魔かと思い、距離を開けた]
[ゲルダを見る視線は、
疑いをやはり混ぜていた。
彼女に見つける事が出来るのか。
しかし、アーベルの言葉に笑った]
んだよ。
もう痕も残ってねーよ。
そんなに大きな怪我でもなかったしな。
まー、楽しい話でもない。
/*
対抗したかったなあぁぁぁ
私の動きがマズくてしにくかったのだとしたら
とても ごめんね…!
裁縫箱の彫刻も絡ませたかった…
宿屋の息子 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
交易商 ミリィが「時間を進める」を選択しました。
人狼にしか分からないのですわ。
どうして襲わない、或いは襲えないのかは。
[ゲルダの不思議そうな表情は無垢なものにも見えて。
疑い向ける言葉を口にしながら、睨みつけることが出来ない]
/*
キリングは。
ちょっと、カルの発言見てから考えたいような。
でもジティ発見はする心算だしな…。
他に任せても良いか。
/*
うん、キリングできますけれどね。率先して疑惑向ける位置取ってましたし、希望者いなければ行くのですが。
何かこの形が盛り上がる、というのがある人いるのならそちらにも乗って行きたいのでお願いしたいのです。
……でしょう?
[ライヒアルトの溜息と苦笑に返すは微笑]
言葉だけじゃなく心からそう思っているのよ。
ラーイの目指すところは、きっと高いのね。
[彫刻していて、もっと良いものを、と思う事は少なくない。
だからこそ彼の言葉も理解できて頷きを向けた。
歩み寄るエーリッヒの気配に意識むければ
ライヒアルトの気配は先より少し遠のくを感じる。
エーリッヒの尋ねに、そわと眸が揺れた]
何でもない、って言ったら
エリィは誤魔化されてくれそうね。
[ぽつ、と呟いて]
……あなたに隠してる事がある、って、言ったの。
……いや、別に謝らなくてもいいんだが。
[ミリィの謝罪>>2にふる、と首を横に振る。
飾りを断るゲルダの態度>>4:197は、毅然とも見えて。
疑いの側に傾いていた針は、僅か、戻る]
安眠のまじないは、かけていなかったはずだが。
……役にたってるようなら、それでいい。
[よく眠れた、という話に、翠を僅か和らげる。
こぼれた言葉は、偽りない真意でもあった]
そうね。夜の方が動きやすいもの。
[夜の方が何をするにも負担が少ない]
ロミちゃんの時と同じように鍵を壊して。
今度はウェンにお願いしていいかしら?
私は替えの服もそう多くないの。
[獣姿になって襲いかかる方が楽だと囁く]
内臓だけではなくて、柔らかそうな肉も今度は。
二人で食べるにはまだ小さな身体だし。
/*
でもって。
PL視点での内訳は、大体みえたにゃー。
現時点の編成って、
智智囁守村村村
の、実質6人構成だよね?
囁き以外の白がダブルで落ちると、明日エピ。
ふむり。
[ノーラの言葉には、こくり、頷く。
言う通りだと思う。
思うからこそ、何故それを口にするかが、分からない。
思い当たる理由はひとつだけだが、
それを口にすることは、無かった。
今晩にでも、必ず、彼女の白黒を見るつもりだったから。]
ええ。声は上げさせない。
数も大分減ってきた。
最後がもし数を押し切ることになるようなら、二人共に力をつけておかないといけないから。分け合うのも必要ね。
頭の中は食べたことがないけれど……食べましょう。
[期待が高まり熱っぽく賛成した]
……そっか。
悪いな、楽しくない話させて。
おばさん達も早くこっちに戻ってくればいいのにな。
[ウェンデル>>4に謝罪を口にしながら、多少場違いな事を口にした。]
――…う、ん。
言いたい事があるの。
エリィや、ラーイ、ウェンなら……
知っても変わらずに居てくれる、かな。
[そうであれば良いという願望。
変わらないと信じたいと思いながらも
両親のように変わってしまう可能性が頭を過ぎり
そのせいで声は何処か頼りなくなってしまう。
エーリッヒを見詰めた後、ライヒアルト、ウェンディへと
視線はじゅんにめぐり]
うまく、伝えられないかもしれない、けど。
[聞いたら、との言葉への返しにはまだ迷いが滲む]
[連れ回されていた頃は、食餌は出来る限り素早く短い間にと命じられていたから食べる暇がなかった。
連れ添った人は、そこを食べるのだけ嫌がったから敢えては手を出さなかった。
どんな味がするのだろう。期待が高まる]
/*
ジティ死亡で崩壊フラグが立ちかけるわねぇ。
ひたひたと静かに壊れていく感じになるかしら。ら。
そうなったらライヒに襲い掛かってみよう(
あー、いや。
俺が話す分にはいいんだけど、
聞いてても楽しい話じゃないだろ。
――多分、戻って来ねぇよ。
[苦笑交じりにアーベルへ返答する]
服飾師 エーリッヒは、細工師 ライヒアルト を投票先に選びました。
[カルメンの言葉が届く。
怪訝そうに視線を向けた。
が、何も言う事はなく。
ミリィの様子にも気付いてそちらへと視線をやる。
他の人たちはどうだったろう。
誰かを自衛団員に差し出さなければ。
わかっていても、今すぐに動く気は、男には無かった**]
どこもかしこも食べておけば、
捨てるものが減るしな。
――そんじゃ夜に。
[夜が来れば、昨日と同じ手順を、逆の立場で踏む事になる。
人の姿で扉を開けて、
そして彼女の体に、刃を突き立てる、そんな立場に**]
[エーリッヒの言葉に僅かに緩む表情。
望んでいた言葉を聞けた女は、小さく頷き]
ありがとう、エリィ。
……言葉にするの、まだ、少しこわいけど
[ぽつりと零し、詰めていた息を静かに吐き出す。
怪訝そうなウェンデルの視線を感じ
女の肩がピクと小さく震えた。
右手に嵌る玉を無意識に、反対の手で撫でる]
[目指す所は高い、という言葉。>>6
それは、間違っていない。
他の細工師のように数を作って糧を得るのではなく、求める形を追求しているのが、細工師としての自分の在り方だから。
だから、その言葉には、ただ、笑みを向けるだけに止め]
……?
[距離を開けた後、名を呼ばれる>>10と、緩く首を傾いだ。
聞いて何か変わるでなし、とは言葉にしないのは、自身もある種の異端と見なすが故か]
……あー……。
[ミリィがノーラに向けた言葉>>13に、がじ、と軽く頭を掻いた。
そう、言いたくなる心情も、現状を鑑みればわかる。
わかるから、何もいえなかった。
だから、言葉の代わりに。
避けられなければ、ぽふり、と子供にするように一度頭を撫でて]
……ん?
[手招くカルメンに気づくと、そちらへ向けて歩み寄った]
[ウェンデルへは手招きせぬまま。
ライヒアルトが此方に寄れば
エーリッヒとライヒアルトの二人を交互に見詰めた。
焦らなくていいとエーリッヒは言うけど]
――…私、人狼か人間かが、わかるの。
[機会を逃せばいえないままの気がして
女はそれを口にした]
/*
またリスがログアウトしていました。
宿屋の中走り回ってるんだよ…。
明日は午前中に散髪に行かなきゃならないの。
寝坊出来ないからちゃんと寝ないと。
……は?
[告げられた言葉>>20その意を一瞬測りかねて、翠が瞬く]
それって……どう、いう?
[考えられる可能性はそう多くない。
多くないが、それ故に、声は戸惑いを帯びた]
カルメン…。
[どうする気なのかと、黒瞳を向けながら心配げに名を囁いたが]
いいえ。信じてるわ。
お任せするわね。
[カルメンも頼りとする仲間の一人。
信頼の念を寄せて、邪魔にならないよう気配を抑えた]
/*
票ずらすべきだったなぁ。
でもブリジットかミリィあたりにしかずらせないから
ランダム神任せになってしまうね。
今日あたり死ねるように動くかな。
[それでもやはり、と、思う事は言葉になって、
ノーラへと口から零れていたらしい。
彼女が聞き取れない程の吃音となったそれは、
舌の痺れをひどく自覚させたから。
ゲルダは、時間がないと、ひとりごちた
[互いの手すら取り合えないまま、自滅へと転がり落ちる様は
人朗からすればさぞかし滑稽な見世物だろう]
……きっと人狼は、私たちの様子を
哂いながら、見ているのでしょうね。
でも、どうしようもないのかも。
[ノーラの言葉に同意して自嘲するように呟く。
心を開くためには、既に遅すぎるように思えた]
説明するのは難しいのだけれど
思い浮かべた相手が、人狼かそうでないか識れる。
[ライヒアルトの途惑いを感じ眸伏せてそう応える]
だから……
きっと、彼女が人狼――…
[ややして蒼はゲルダへと向けられた]
…………。
[なされた説明>>23に、翠は僅か、険しさを帯びる]
つまり、見分ける……見出せる、って事か?
[確かめるように問うが、それ以外に意味するものはないだろう、と。
思案している所に続いた声。
視線が向いた先に、僅か、眉が寄った]
――…生き延びるために嘘を吐く。
[ウェンデルもノーラも
一緒にと言ってくれたからあえて言葉を選び紡ぐ]
生きていて欲しいから。
私が危うくなっても、知らないふりをしてね。
[小さく小さく笑む気配のみが囁きに滲む]
[女の頭にふと温もりが触れた。
驚いたように見上げると、ライヒアルトと視線が合う。
そのまま無言であやす様に頭を撫でられ、女の頑なだった表情が僅かに緩む]
……大丈夫だよ。
[複雑な表情の友人に向け、それだけを口にして後姿を見送る。
ライヒアルトのことは信じている。
彼もそう思ってくれていると信じたかった]
[確かめる為の尋ねに
女はライヒアルトへと視線戻し頷く]
秘密にしていて、ごめんなさい。
こわくて、言い出せなかったの。
[何がこわいかまでは口にせず
言うべきか否か、少し考えるような間があいて]
ロミ、ベアトリーチェ、ノーラ……
彼女たちは、人狼じゃない。
[生き延びるために。選ばれ紡がれた言葉は疑えない。
微かな不安が兆しても、止めることは出来なかった]
…生きるのよ。
[危うい橋を渡ることは認めても、叶う限りの助けにはなりたい。
そう思いながら小さく小さく囁いた]
……ええ。
こんな生業だし、事故に遭ったり、悪党に襲われたりで
ベッドの上で安らかに死ねない可能性もあるって、理解していた心算なんですけどね。
[どうしてこんなことに。
呟くノーラに弱気な笑みを向ける。
生きて此処を出られても、これまでと同じように
他人に信を置くことはきっと出来ないだろう]
せめて、私たちくらい
お互いを疑わないで済むよう祈りたいです。
……ま、普通に考えれば。
表立つのを躊躇うは、道理、だが。
[見るべきが増えた、と。
そう、思いながら思案を巡らせる。
上げられた中のロミの名に、以前言っていたのはここに関わることか、と。
そんな事を考えるが、針はすぐにどちらかに傾くことはなく。
ゲルダとカルメン、二人の間を視線が行き来した]
[巡る視線は、ふと、赤い髪の友の方へ。
大丈夫>>25、と短く告げた彼女は、『信じたい』と称したものの一人。
媒介の事もあるが、守りの力を向けたのは、信があればこそ]
(……牙からの護りは巡らせられても、人からの護りは……)
[どこまでできるかわからない。
けれど。
少なくとも、自身がそこに刃を向ける事は、考えからは外していた。**]
――…人狼は銀に弱いのよね。
[御伽噺が本当か如何かは知らぬまま
確かめるように言葉を紡いで見遣るはゲルダその人。
けれどブリジットが其処に居る間は動こうとはしない。
子供には、これから自分が為す事を見せたくないと思う]
それもあるけど……
奇異な目でみられるのが、こわかった。
言ってはダメだと、親にも言われてたから。
[ライヒアルトの視線が行き来するのを認めれば
女は少しだけ困ったような表情を浮かべ]
ラーイ。
もう、覚悟、決めたから……
これはやっぱりあなたが持っていて。
[右手に嵌る玉を指から抜き取り彼へと差し出す]
……まあ、それも。
わからなくは、ない。
[奇異な目で、というのは自身にも思い当たる節があるから、滲むのは苦笑。
親に言われた、というのも共通点であり、その点での共感は強い]
……って、覚悟?
[言葉とともに、差し出された玉。
告げられた言葉への戸惑いが先に立った事もあり。
渡されるのを拒否する事は、できなかった。**]
[わからなくはない、との言葉に頷く仕草。
如何してライヒアルトが共感するのか疑問に思わなくもないが
きいてはいけないと何処かで思い尋ねるをしない]
覚悟。
それに、汚したくはないから。
[玉が血に染まる事を懸念していたから
ライヒアルトが其れを受け取ると安堵したよう]
私も、旅暮らしが楽でないことは知っているつもりでしたけれど。
あの人が常には連れ歩こうとしなかった理由を今、痛感させられておりますわ。
[エミリーの弱気な笑みを見て、睫を伏せ哀しげに微笑んだ。
亡夫とは共にある時でなはなくて良かったとも思ってしまいながら]
そうですわね……。
[信じあえたらどんなに良いだろう。
そのためにこの村へ来たはずだったのだ。
祈れば叶うのなら祈りたかった。
祈り方なんて一つも知らなかったけれど**]
未亡人 ノーラが「時間を進める」を選択しました。
[感情的なことは別にして、女がゲルダに信を寄せる理由は一点。
彼女が女を人間だと明言したことだ。
仮に、ゲルダが人狼に内通していたとして
女を陥れるどころか、擁護までする理由はあるだろうか。
ブリジットから内通者――狂人の存在を示唆されたこともあり
考えを廻らせてみたが、納得のいく理由が思い浮かばない]
[ゲルダの無事をノーラのように疑えないのは
そのような前提があるからだが]
……ロミ嬢のことで、絆されたのかもね。
[あのときのゲルダの魂を切るような悲痛な咆哮と
振り絞るように紡がれた後悔の言葉を忘れられぬまま、一人語ちる。
けれど、あれが演技ならば、誰にも人狼を見極めることなど出来はすまい**]
[和らいだ気配は心地良かったが、その言葉は覚悟が突き抜けてしまっているようで不安だった。
けれどもここでカルメンを動揺させたら元も子ももなくなってしまう。漣立つ感情を抑え、じっと動かずにいた*]
― 夜 ―
[鍵を壊している人の姿の金色狼の横で、黒い獣が伏せていた。
通れるだけの隙間が開くのと同時、中へと滑り込んで一直線に目標へと迫る。
口を開くより早く頭全体を前脚で押え込み、その喉に食らいついた]
ウェン
[手招くように尻尾を揺らし、来て、と囁く。
口に広がる甘味に抗いきれず、気道を圧迫するだけでは済まずに肉の味も確かめてしまった]
アァ
[その柔らかさにうっとりとなりながら、刃が振るわれる間、痙攣する子供の頭部をがっちりと押さえ込んでいた**]
[ブリジットが部屋に戻るのを確かめてから
一度部屋に戻り銀製のナイフを部屋から持ち出した。
ゲルダを探し食堂に戻ろうとすると
部屋に戻ろうとしたかゲルダを食堂前の廊下で見つけた]
ゲルダ
[正面から声を掛ける女の手には抜き身の刃が煌く。
それにゲルダが気付かぬはずもなく
警戒されるのも当然のこと。
彼女が声をあげ人を呼んだとしても決意は変わらない]
死んでちょうだい。
あなたはきっと私の大事な人たちを殺してしまう。
だから、私は、あなたを、殺すの。
殺さなきゃ、いけないの。
[思い詰めたような声で語り掛けながら
じわりじわりと距離を詰めてゆく]
[殺さなきゃいけない。
殺したくなんてない。
相反する思いに、躊躇いが生じ刃もつ手が一瞬止まる。
その隙に抵抗する彼女の爪が頬を掠めて
女の頬に薄っすらと赤い線が描かれた]
――…っ、
[頬に生じる熱に微か歪む表情。
女は左の手でゲルダの腕を掴み壁際へと押さえつける]
逃がさない。
抵抗しないで――…
手許がくるえば、痛みが長引くだけ。
[感情の薄い声がゲルダにそう囁く]
人狼は殺さなきゃいけないのでしょう?
[微か首を傾げ深い蒼がゲルダの双眸を見詰める。
彼女の腕を掴んだ手に力が籠もった。
女の力では心臓は狙えない。
だから、命を奪う為に刃を向けるのはその細い首筋]
ごめんね、ゲルダ
[柳眉を寄せて彼女の名を呼んだ。
彼女を殺せばきっと悔い続ける。
それが知れても、彼女を見逃す事は出来ない]
――……!
[再び覚悟を決めて今度は躊躇いなく首筋に宛がわれる銀の刃。
それは宛がうと同時に手前へと引きおろされて
柔らかな彼女の肌を肉を脈を絶つ生々しい感触が利き手に伝う]
[噴き出す血が廊下を赤く赤く染めてゆく。
壁に押さえつけていたゲルダの身体がずる、と床に落ちて
壁に凭れ座るようなかたちのまま、動かなくなる]
……、ぅ。
[赤く染まる銀のナイフと女の利き手。
事切れたゲルダを見詰める蒼が、怯えたように揺れる]
あ、……ぁあ。
[手に残るのは生々しい肉を絶つその感触。
噎せるような血のにおいに込み上げるは吐き気。
カラン、とナイフは血の海が広がる床へと落ちて音が響く]
[ぺたんとその場で座り込み、左の手の甲を口許に宛がう。
ぐ、と呻くような音が咽喉から漏れた。
浅い呼吸を繰り返し、一度目を瞑る。
早鐘を打つ鼓動。
其れは暫くおさまりそうにはなかった]
………。
[動けぬまま、目を開ければゲルダの顔が正面にある。
謝ってもきっと赦されなどしない。
負うた罪の重さに、深い吐息が零れた]
きっと、すぐに私も其方に行くだろうから……
恨み言も、そのときに、聞くわ。
[憔悴した身にゲルダを害した負荷が重く圧し掛かる。
薄れ掛ける意識の中、女は彼女の亡骸に小さく語り掛けた**]
[狼の耳は、カルメンの言葉を聞いていた。
シンが彼女を心配する声も。
彼は、狼は、何も言わない。
彼女へ寄せる信は確かにあったから。
ただ、危なくなったらと。
そう言う彼女へと、静かな琥珀を向けた。
言いたい事はあった。
けれどそれは、心に沈めた]
危なくなるようにするんじゃねぇぞ。
お前なら大丈夫だろうけどな。
神学生 ウェンデルは、交易商 ミリィ を能力(襲う)の対象に選びました。
― 夜 ―
[ぱきりと音を立て、狼の手の下で鍵は壊れた。
入って行く黒い狼。
喉へと噛みつくを眺めながら、
名を呼ぶ声に距離を詰めた。
後ろ手にドアを閉める]
悪いな、ブリジット。
[彼女は己を見ていただろうか。
しかし変化した狼の姿では、誰だかなんて分かるまい。
距離を詰め、前足の爪を振るう。
深く、骨を避け、心臓を取り出す。
痙攣する少女の身体は、やがて動かなくなる。
喉を通る、呼吸も]
俺らが生きる為の、
糧になってくれ
[聞ける筈も無い言葉が囁く。
取り出した心臓は先にシンへと差し出した。
舌で傷口を舐めとり、赤い肉へと牙を立てる。
皮を割き、柔らかな肉を食む。
内臓を引きずり出し、シンと一緒に喰らった後、
ブリジットの頭を見て、狼は顔を寄せた。
ざらりとした舌が彼女の瞼を撫で、
見開かれた目を閉じさせた]
[固い頭部にも牙を立てた。
中身を喰う事は余り無い。
ただ、親しくしていた年下の少女だから、
それを喰らう事にした。
ほんの少し、かじるだけ。
全てが終わると、鼻先で彼女の姿を整える。
シンへと視線を向けた]
行こうか。
[足を舐め、ある程度身を綺麗にしてから、
狼は人の姿に戻った。
部屋を出る時、男はもう振り返らなかった**]
[人狼か人間かが判る。
カルメンの言葉>>20を聞いて、隻暗緑を瞠り、はたりと瞬いた。
問いかけはライヒアルト>>21がしていたから、その返答を待って。
方法と、人狼と口にする相手に対して緩く、隻暗緑を向けた]
……きっと、ってことは、まだ、彼女のことは視てないのね。
[ぽつ、と零す言葉は確認するもので。
それはライヒアルト>>24に返した言葉>>27が答えになった]
[これまでゲルダしか探せる者が居なかったから、彼女がそうなのだと思っていたけれど。
カルメンまでもがそう言い出すのであれば、今まで出された身の潔白は白から灰へと舞い戻る。
そして、ゲルダがあれだけ公言していたにも関わらず、人狼に襲われなかった理由も色濃くなって行った]
ロミは、襲われて。
ベアトリーチェさんは、自衛団に殺されて。
ノーラさんは人狼じゃ、ない。
[挙げられたのはエーリッヒが手にかけようとしていた相手だった。
ゲルダを信じるのであれば、髪の提出を断ったノーラは怪しいと言えるのだ。
髪が無ければゲルダは相手を調べられない。
だから、手にかけることで確かめようと、そう考えていた]
[話が終わればエーリッヒはブリジットの傍へと戻る。
ロミを喪って寂しいと言っていた少女の虚空を少しでも埋めることが出来たなら。
そう考えてのこと。
リスはいつの間にかブリジットの近くに居て、以前貰ったお菓子を強請っているようだった。
それには「止めなさい」とリスに言って、机の上から浚ってポケットへと収めてしまう]
ジティ、そろそろ部屋に戻って休んだ方が良いわ。
眠るまで傍にいてあげるから。
[だいぶ時が経った頃、ブリジットの頭を撫でながら休むように促した。
自分が彼女に出来ることと言ったら限られているから、そう言葉も付け足して。
少女を連れ立って部屋に戻り、しばらくはブリジットの部屋で過ごすこととなる]
[その直ぐ後だった。
事態が動いたのは]
[廊下での声と物音は部屋からは遠い。
余程大きなものでなければ気付くのは難しかったことだろう。
ブリジットと話をしながらその頭を撫でて居た時。
リスが、ポケットの中で大きく威嚇音を奏でた]
パラッシ……?
…ジティ、ちょっと待ってて頂戴。
部屋から出ちゃダメよ。
[リスの異様さはブリジットにも感じられたことだろう。
彼女には部屋を出ないように言い、部屋を出て廊下を食堂の方へと向かう。
その後にブリジットが続いてきたとしても、確かめようとする気持ちが強くて直ぐには気づくことが出来なかった]
[ポケットのリスが「ギー!ギー!」と煩い。
揺れる隻暗緑で事切れたゲルダを見詰めていたが、それは直ぐに床に座り込むカルメンへと向いた]
カル。カル。
大丈夫? 怪我、は。
[その時まだ意識はあっただろうか。
返る声があろうが無かろうが、その肩を支えて。
意識が無い場合は抱えてカルメンの部屋へと運ぶことになる]
[カルメンがゲルダに手を下したことに対して、彼女に疑問は投げかけない。
呼ばれたその時に仄めかすような言葉は聞いていたから。
ゲルダが死んで、この先どうなるのか、なんてことも考えない。
どうにかするしかないのだから]
[死の事実、喪失の事実だけを受け止めて、それを踏まえて先へ進む。
他者の死に対しては騒ぎ立てない。
誰かが死ぬ覚悟はしていたのだから。
だからゲルダの死も、死んでしまったという事実だけを受け止めて冷静に居られたのだけれど]
[翌朝目の当たりにした光景は、それを容易く破るのに十分足るもの*だった*]
[アーベルが何か疑問を覚えたとして、今の男は答える心算が無い様だった。
はぐらかすような言葉を選ぶ。
夜、部屋に戻るのは早かった。
ちゃんと寝てない分疲れた、と。
そう言って、先に戻り。
持ち込んだ本を開いた。
明かりは漏れていただろうけれど、気にしない。
誰か来るなら来るで別に問題もなかった。
手書きの文字が続く。
誰かの日記のようなもの。
一番近い日付、後ろのページには、男自身の手で文字が付け加えられている。
一年と少し前。
『アイツが死んだ』]
[学校で出会った狼だった。
寮は違う部屋で、声だけのやり取りだった。
シンのようではなく、己のようなものだった。
即ち、死を前に覚醒した狼。
ウェンデルは人を喰らう事を、すぐに受け入れた。
喰ってしまった後、他の人狼と出会ったのも大きかっただろう。
気が狂う前に喰らう事、
人に気付かれぬ様にする事。
すべて、実践した。
人を殺める事を、諦念でもって受け入れた]
[彼は違った。
人を喰らう事を受け入れられず、飢餓に苦しんでいた。
人間を喰いたく無いと
彼は声を伝えた。
ウェンデルはそれを止めた。
けれど彼は、人を喰らわず、だんだんと狂気に落ちていった]
[泣き笑いのような声が届いたのは、その日の夜の事だった。
自分の周りから人を遠ざけていると言っていた彼が、
その頃、漸く気心を許せる友人を見つけ、喜んでいた。
彼は、その友人に、己の種族を伝えたと言う。
人を食いたくないのだと。
友人はそれを受け入れた。
二人で、人間に戻る方法を探している様だった]
[ウェンデルには答えられなかった。
其処に人を喰わなくても生きられるかもと、希望を抱き始めていた。
それが潰えたのを知った。
顔が見えないのを良い事に、声を伝える]
――生きろよ、お前。
[彼は笑った。
笑って伝えた]
『なぁ、お前には言ってなかったけどさ。
本当は、人狼が、人間に戻る方法なんて、無いんだ。
俺もお前も、狂って死ぬのが定めだった。
こんな呪いなんだよ。
お前みたいに、生きたかった』
[闇に紛れ、人から隠れ、その部屋に向かった衝動は何だったのだろう。
ウェンデルは確かにその部屋に行った。
そしてこの本を手に入れた。
――人狼は、人間に戻れない。
雑な字で書かれたページをつい開いてしまうのは、
希望なんて無いのだと、自覚したかったからかもしれない]
[大切な人間を喰った時、彼は狂気に染まってしまった。
己は、だから彼らを喰らおうとはしない。
幼い友人を喰らう事で、
少しずつ箍が外れてゆく事を理解しても、
最後の一つだけでも、残すのだ。
――それが自分を保つ、手段]
[外の音には気付かなかった。
悲鳴があったとしても、出て行かなかったに違いない。
喉の渇きを覚えて食堂へと向かいかけて、
其処で漸く、ゲルダの死を知った。
カルメンはエーリッヒに連れられた後の事]
また水、流さねぇと。
[赤い色を見ながら、呟く。
ゲルダを見る目には、哀れみの色が*混じっていた*]
[ゲルダのことが一段落ついた後、ブリジットのところへと戻って鍵をかけて寝るよう告げて。
それが実行されたのを確認してから宿屋を後にした。
部屋を借りるかは少し迷ったものの、その日は自住居穴へと戻って行く。
その頃にはもう、リスも大人しくなっていた]
─ 翌朝/自住居穴 ─
[その日の目覚めを齎したのは───リスの鳴き声。
昨日、ゲルダが殺された時と同じ鳴き声を奏でているリスは、一際忙しなく部屋の中を動き回っていた]
…ん……なん、か…今までで一番…酷い……?
[耳に届く音に軽く眉を顰め、右手で右耳を覆う。
朝食も準備せず出る支度をして、ふと、仕事道具である裁ち鋏が目に入った]
────………。
[ゆるりと手を伸ばし、その重さを確認するように両手で持ち、隻暗緑で見詰める。
脳裏に浮かぶのは昨日見た紅い光景。
少し逡巡した後、それはズボンのベルトに差し込まれた。
紺のコートを羽織れば硬質なそれは傍目からは隠れてしまう。
いつものようにリスをコートのポケットに入れると、宿屋を目指して自住居穴を出た]
─ →翌朝/宿屋 ─
[目覚めに聞いたリスの鳴き声は嫌な予感しか齎さない。
宿屋に入ると挨拶と共に朝食の準備も頼んだ。
アーベルが居たなら、ブリジットのところへ行って来るとも告げる。
行き先の宣言をした後、早く彼女の無事を知りたくて昨日共に居たブリジットの部屋へと向かった]
ジティ、おはよう。
起きてるかしら?
[三度のノックの後、部屋の中へと声をかける。
無事であればと言う想いが急いて、鍵が壊されていることに気付くのが遅れた。
返事が無いことに焦り、ドアノブへと視線を落として。
そこで初めて扉にある異変に気付く]
────っ!!
[それを視認した後、勢い良く扉を開け、部屋の中へと一歩足を踏み出した。
ダンッ、と、勢い付いた扉が壁にぶつかる音が響く]
あ、ぁあぁ、ああぁあぁ────!
[大きな叫びではない、震える声が口から零れ出た。
先ず目に入ったのはベッドと床を汚す紅。
その下を探して視線を彷徨わせると、力なく横たわるブリジットの姿が隻暗緑に映った]
い、や………そんな………!
[両手で自分の顔を挟んで、緩く、首を横に振る。
髪が乱れ、常ならば隠れている異眸の瞳が光の中に晒された]
いやぁああぁあ! ジティ───!!
[ようやく上がる叫ぶような声。
部屋の中へと駆け込んで、骸となった少女を抱こうと手を伸ばす。
喉を食い破られていて、身体を持ち上げるとカクリと首が後ろへと落ちる。
千切れそうなそれを慌てて左腕の肘で支え、ブリジットの上半身を抱え起こした。
腹部が不自然に折れ、空っぽになっていたそこから溜まっていた命の源の残りが零れ落ちていく。
胸にも、腹にも、二の腕にも、腿にも齧り痕が残っていて。
その凄惨な姿に赤と暗緑の瞳から、はらはらと滴が零れ落ちた]
ぅ、ううう……あああぁああぁあぁあああ!!
[泣きながら少女の骸を抱き締める。
顔の横に来たブリジットの頭にも抉られたような痕があり、その中に収められていたものも欠けているようだった]
[エーリッヒは誰かが来るまで泣き続ける。
リスがポケットから飛び出し廊下へと出て。
何かを訴えるように「ギー!ギー!」と鳴きながら、宿屋の中を走り回って*いた*]
[誰を襲うかの算段にエーリッヒの名が出ても>>4:*22>>4:*24
女は二人の食餌に口を挟まずにいた。
ノーラとウェンデルの二人以外の人狼が
そんな話をしていたら即座に聲を発していただろう。
対象がブリジットへと移ろえば>>4:*23>>4:*24
心の何処かで安堵してしまう。
偽る事を決め覚悟を決めて二人に向けた囁き。
案じるノーラに聲返した後、
ウェンデルの囁きが聞こえて>>4:*11]
――…うん、わかってる。
気をつけるから、ウェンも、気をつけて。
[何が起こるかわからないからと言い添えて案じる聲を返した。
その夜は、――二人と行動を共にする事は出来なかった]
― 回想/了 ―
― 翌朝/宿屋 ―
[今日も悲鳴が届いた。
今日も男は、目が覚めた。
唇を舐めて起き上がり、声の方へと足を進める。
栗鼠が騒ぎ立てるのを見たが、自分の方にはやってこなかった。
ちょこまかと走って行く]
――エーリッヒ。
[部屋の入り口から、声を掛ける。
彼が抱く存在に、男は一度視線を向けて、そして足を踏み入れた]
弔うぞ。
手を離せ。
[エーリッヒの手をぽんと叩く。
声も、表情も静かだった。ただ事実を、受け入れる様に**]
神学生 ウェンデルが「時間を進める」を選択しました。
─ 前日/食堂 ─
……確かに、な。
想いの巡りは多用……一概に、どちらが是で非で、とは、言う心算もないが。
[エーリッヒの呟き>>44に、漏らしたのはこんな言葉。
自身もまた影に身を潜めるから、そこの是非は論じる気はなかった]
……汚したくない?
[告げられた言葉>>33に、微かに眉が寄る。
けれど、それ以上の追求は躊躇われたから、何も言わずに、ただ]
……無理は、するなよ。
[短くそれだけを告げて、玉はポケットへ落とし込み。
一度部屋に戻ると、玉の入った袋と横笛を持って、宿を出た。
外に出たなら、当然の如く、団員に呼び止められるが]
……泉に行くだけだよ。
どこにも逃げようなんてないんだから、仕事くらいは普通にやらせろ。
[冷えた翠を向けて淡々と言い切り、それ以上の反論は無視して泉へと向かった。
道の途中──団長が発見された場所では、また引き止められたものの、同じように押し切って。
玉泉までやって来ると、は、と大きく息を吐いた]
─ 前日/玉泉の辺 ─
[ぱしゃり、と音を立てて、玉を収めた袋を泉の水に浸す。
組紐の袋が水の中で揺らめくのを見つつ、巡らせるのは、思考]
……それにしても、やっぱり腑に落ちん、な。
何故、誰も襲わなかったのか……喰らうに満足したのか、殺めすぎて隠れ場所がなくなるのを畏れたか……。
……それとも、単純に、襲える場所にいなかったか。
喰らおうとする本能を拒否した可能性……も、捨て切れん、かな。
[考えられる可能性は複数。
その内、喰らうに満足した、というのは今ひとつ、ピンとこない。
その理由は、食堂でゲルダに答えたものなのだが]
……ったく。
見えるものが多いからこそ、見えるものにだけ惑わされるなって事なんだろうが。
ここまで曖昧だと、さすがに投げたくなるぜ、親父……。
[口をつくのは、愚痴めいた呟き。
見分ける力がある、と言い出したものが二人になったことで、要素は増えて。
それと、自身から見えるもの。
そこから、導き出せる答えは何か、思考は巡る]
最初の旅人の時……は、ちょっと置いといて。
……団長が襲われた時と、ロミが襲われた時。
それから、誰も襲われなかった時。
誰がいて、誰がいなかったか、は、ちょっと把握しておいた方がいいかも知れんな……。
[ここらは、女将かアーベルに聞けばわかるだろう、と、思考に区切りをつけて]
……問題は、どちらが真実を言っているか、か。
[思考が向かうのは、ゲルダとカルメン、二人の事。
伝承や御伽噺でも、同じ力の持ち主が存在した事例は見た事はない。
死者から解を得る者が失われた現状、どちらが真実を告げているのかを見極めるのは重要なのだが]
……………………と、いうかだな。
これって、俺としては非常に、頭の痛い比較なんだが……。
[人と判じられた者たちからの見極めは、色々と頭が痛かった。
しばし考えを巡らせるものの、結局はまとまりつかず。
気を鎮めるべく、横笛を構えて音色を紡ぐ。
洞窟の水音に重なる調べは、異国の子守唄。
父が遺した、遠い血の記憶に纏わる数少ないもの]
……いつか、行ってみたいっていうのは。
叶わない、かな……。
[一頻り、曲を紡いだ所でこんな呟きを漏らし。
泉に浸した袋を引き上げ、宿へと戻る。
戻った先に待ち受けるのが、赤の跡と、ゲルダの死の報せとは知る由もなく。**]
細工師 ライヒアルトは、神学生 ウェンデル を投票先に選びました。
/*
くろねこさん雷の中お疲れ様です。
カルメンから何かあるかなーと思ったけど、時間掛かってるのかしら。
ウェンに返して着替えてこようかしらね。
/*
とりあえず、とっかかりは作ったんで、投票先は暫定ここ合わせ。
つか、守護者視点からの独自考察は。
やると楽しいんだが、纏めるのが辛い。
とはいえ、ここしか取っ掛かりないからね、うん。
情報取得のペース配分見誤ったなあ……。
…ウェン、シーツ、取って来てもらって良いかしら。
あと、タオルも。
[次の行動へ移るための気持ちの切り替えは早かった。
手の甲で滴を拭いながら、ウェンデルに頼みごとをする。
シーツとタオルが届いたなら、広げたシーツにブリジットを横たえ。
彼女の顔についている紅をタオルで拭ってやる。
自分の手もタオルで拭ってから、ブリジットの骸を丁寧にシーツで包んで行った]
……誰か、自衛団に……。
ジティを、家に帰してあげて。
[懇願するような声。
護れなかったと言う意識がエーリッヒを疲弊させる。
誰も自衛団員に近付きたがらなかった場合は後で自分で伝えることにして。
アーベルに断りを入れて湯を借りることにした。
紅がべったりとついたベストはそのまま処分することになる。
顔や手に残った紅が取れるまで、エーリッヒは浴室から出て来ない**]
― 回想/前日廊下 ―
[薄れゆく意識の中、名を呼ぶ声とリスの鳴き声が聞こえる。
伏せた睫がピクと震え、反応を示した。
肩を支えるエーリッヒの腕を感じ、重い瞼を持ち上げる。
視点定まらぬ蒼が彼の姿を結ぶのに僅かな間が空く]
――…ぁ、…エ、リィ 。
[怪我の有無を問われれば
亜麻色の髪が微かに揺れて、首を横に振ったのが辛うじて伝う]
…………、
[何か言おうと淡く開かれたくちびるは音を為せぬまま。
彼の腕の中で意識を手放し、部屋まで運ばれる事となる]
― 回想/了 ―
―宿屋個室―
[僕が死んでしまったことも。
死んでしまったはずなのに、それで僕の存在が終わらなかったことも。
終わらなかった所為で――こうして今、大好きな人の嘆きを見て、聞いてしまっていることも]
……。
[僕はその人を良く知っているはずなのに、こんな表情は今まで見た事がありません。
怒ったり、泣いたり、そんな負の感情と無縁であるはずがないのに、僕の前ではいつも笑って、元気づけてくれました。昨晩>>46だってそうでした。
その見た事のない、見たくなかった表情をさせてしまっているのは、まぎれもなく僕の所為です。
彼の抱く、僕の亡骸の所為です]
[昨晩、彼と一緒に居る時、僕は何かの音を聞きました。
だけど様子を見てくるという彼の言葉に甘えて、自分で確かめに行こうとはしませんでした。
刺繍師さんが居なくなってしまったのを聞いたのは、その後のことです。
自分を庇ってくれた人のことを、結局僕は最後まで信じきることができませんでした]
……。ねえ、
[これはその報いなのでしょうか]
― 翌朝/自室 ―
[いやな夢を見ていたように思う。
ピク、と指先が跳ねて、目を覚ました。
よく知る宿屋の部屋の天井が見えた。
如何して此処で寝ているのか分からなかった]
……?
[分からぬまま、記憶を辿る。
エーリッヒに支えられた一場面が蘇り
如何してそうなったかを続けざまに思い出した。
血に濡れたゲルダの姿が脳裏に浮かぶ。
肌を、肉を、裂いた感触が――]
……、っ。
[ひ、と引き攣る悲鳴染みた音が漏れた。
右手に恐る恐る蒼を向けるが介抱してくれた彼が
拭ってくれたのか、其処に血の色は見当たらない]
エーリィ……
[ごめんねと、もう泣かないでと、僕は言いたかったのです。
でも僕の声が届かないことは知っていました。
届いたところで、僕にそんな事を言う資格が無い事だって知っていました]
……。
[だから僕は、彼の哀しい声から逃れる為に、耳を塞ぎました。
哀しい顔を見ない為に、強く目を瞑りました。
それでも頬を伝う透明な涙は、止まってくれそうにはありませんでした**]
――…ぅ。
[碌に食事をしていない女の胃はからっぽで
酸の気配だけが咽喉にあがりきつく眉間に皺を寄せる]
嗚呼、……殺して、しまった。
[奪った命の重みに苛まれる心。
じわり、蝕まれていくような感覚に眩暈を感じた]
人狼も――…、同じ思いを抱くの?
人を襲って、……如何思うか、なんて……
考える方が、おかしいのかしら……
[残る者の顔を思い浮かべ、ゆる、と首を振った]
[のろのろと起き上がり身支度を整える。
そうして机の前までゆき、席についた。
広げたままのスケッチブックにはノーラの姿。
静かに其れを見詰めてから、ページを捲る。
次ではなく、前へ、遡るかたちとなった]
………。
[薄くひかれた輪郭の線。
ペンを持つ手が少しだけ震える。
様々な可能性が過ぎり、消えて。
それでも今度は最後までペンをはしらせる。
白い紙に描かれたのは隻眼の彼の姿。
その肖像の横に当人が並んでも違いは見当たらないだろう]
[ウェンデルを無実と訴える事も考える。
ゲルダを害してすぐの身で疑われる事が考えられたから
女はそれをなして彼に余計な疑いが掛かるを厭い、止める]
[心身ともに消耗した女の身には
絵を描くという行為一つにも酷く疲れを感じる。
無理をするなとライヒアルト>>62が言うを思い出し
女は微かな苦笑を漏らし、ペンを置いた。
ブリジットの部屋から聞こえる悲鳴>>58
彼女の名を呼ぶ叫びに聞き覚えがあり、女は部屋を出る。
ウェンデルがエーリッヒへと声掛ける>>60が聞こえた]
エリィ……、ウェン……。
[二人の名を紡ぎ、動けずにいれば
シーツとタオルを求めるエーリッヒの声>>67が届いて]
……私が借りてくるわ。
[二人に断りを入れてからリネンを取りに向かう。
白いシーツとタオルを抱えて戻れば
其れをエーリッヒへと渡した**]
彫刻師 カルメンが「時間を進める」を選択しました。
彫刻師 カルメンは、交易商 ミリィ を投票先に選びました。
─ 前日/宿屋 ─
……何があった。
[泉から戻った宿はざわめきの内。
動いている自衛団員に短く問えば、知らされるのはゲルダの死。
それが、誰の手によるものかを聞くと、ため息が落ちた。
仮にその場にいたとしても、止める事はできなかっただろう。
疑にも信にも寄れぬままにいたから。
だから言葉を紡ぐ事はせず。
ただ、伏した翠に悼む色を乗せるに止めた]
[部屋に戻った後、清めた玉を窓辺に並べる。
その横に、カルメンから返された玉も、そう、と並べておいた]
……覚悟、か。
[零れたのは小さな呟き。
楽奏でる気にも、今はなれず。
いつの間にか引き込まれた眠りは、叫び声によって破られた]
─ 翌朝/宿屋 ─
[叫ばれていた名前から、何が起きたかの察しは、ついていた。
けれど、その場に向かい、シーツに包まれていく亡骸を実際に見て]
…………。
[ぎ、と唇を噛み締める。
ロミの亡骸を見た時のように、謝罪の言葉は紡がない──紡げない。
護らなかったのは、自分。
歳若い少女の死を忌避しながらも、魂の欠片を向ける先に選ばなかったのだから]
……わかった。
俺、行ってくる。
[自衛団に、という言葉>>68。
行きたくない、と思う者の方が多かろう、というのは察しがついたから、そう、名乗りを上げた。
シーツに包まれた亡骸を抱え上げ、監視している自衛団の下へと向かう。
翠には、悼む色が強く浮かんでいた]
[新たな犠牲者が出たことで、自衛団は落ち着きを失しているようだった。
まだ終わらないのか、いつまで続くんだ、と。
そんな言葉も、ひそひそと飛び交っている]
……そんなもん、俺が聞きてぇよ。
[思わず漏らした言葉は、偽らざる本心。
向けられる視線を、翠は静かなままで受け止める]
……それより、だ。
すぐには無理だろうけど、できるだけ早く、親御さんの所に返してやってくれよ?
[本当は、怒鳴りたいくらいだったが、それは堪えてこう言って。
ブリジットの亡骸を自衛団に託すと、足早に宿の中へと戻って行った]
……に、しても。
[中に入ると、は、と息を吐く。
昨日は何もなくて、今日はあった。
昨日と今日の違い──そこから巡った思考がたどり着くのは、昨日泉で巡らせた思い。
自分から見える、唯一の取っ掛かり。
それを要素とするのが正しいかどうかは、わからない──けれど]
……アーベル、ちょっと聞きたいんだけど、いいか?
[今は取っ掛かりは掴んでおきたいから。
アーベルの仕事が一段落しそうなタイミングを掴んで、呼び止める。
いつになく真面目な面持ちで問うのは、この騒ぎが始まってからの宿泊状況。
何故そんな事を、と問われたなら、ほんの少し、苦笑して]
……俺に見えるものから、探す方法の一環……てとこかな。
こうなったら、なんでも使わんとならんだろうし。
ま、当たってるかどうかなんて、誰にもわからんけどな。
[それでも、口調はできるだけ軽いまま、こんな言葉を投げ返す。**]
細工師 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
― 前日/広場 ―
信じるというのは難しいものですわね。
自分の目で見たもの、耳で聞いたもの以外を信じるとなれば特に。
[エミリーの呟き>>36が聞こえると、そんな感想を漏らした。
ゲルダの悲鳴は耳にしたけれど聞こえてはいなかった。だからそこに共感することは出来なくて、一見冷静に疑うことが出来た。
ライヒアルト>>62が出て行ってからしばらくして席を立ち、宿を出たら途端に自衛団員に腕を掴まれた]
外の空気を吸わせていただくくらいは良いでしょう?
見張っていてくださって結構ですから。
[そうして自衛団長が死んだ後、血塗れのヨハナが座っていたのとは反対側のベンチに腰を下ろした]
―宿屋・自室―
[食堂からの去り際、アーベルから人狼伝承の書物を借りた。
今更という気はするが、無為でいることは不安だった。
けれど文字を追っても内容など、碌に頭に入らないまま
ただ漫然と時間だけが過ぎていく]
――……。
[静まり返る廊下から、争うような物音と声が微かに聞こえた。
薄く扉を開け、音がした方へと視線を凝らすが、何が起きたのか此処からでは分からない]
……人狼?
それとも、また、自衛団の連中が?
[何事が起きているにせよ、一人で様子を確かめに行くのはリスクが大き過ぎた。
だが、村の内側の人間に対する隔意は、女に誰かを呼ぶことを躊躇わせる。
それでも知らぬ振りは出来ない。
女は緊張で汗の滲む掌に、荷解き用のナイフを握り締め。
足音を潜ませながら、音の聞こえた方向――食堂の方へと向かった]
― 前日/広場→宿 ―
ゲルダさんが人狼であるとするならば、昨日、一緒に過ごしていたのはアーベルさんね。
格好の機会に襲われなかったのは疑える要素。
[通りすがっても遠巻きにしている村人達には聞こえない程度の小声で呟く。あの場ですぐ誰かをとなれば、元よりあの青年に押し付けてしまうつもりだった。
[薄陽に手を翳して眩しそうに天を眺める。外の世界へ思いを馳せながら、空気がヒンヤリとしてくるまで過ごした]
言われなくても戻りますわ。
夜が来る前に。あなたたちの手はもう借りません。
[自衛団から声を掛けられ、おもむろに立ち上がる。
宿ではもう、今日の誰か、が選ばれた後だった]
/*
よーしうまいフラグktkr
(たまたまですね)
(はい、別に宿泊は本当は考えてなかったwww)
(だがうまい事回ったと思うよ!)
― 前日/食堂前廊下 ―
カルメン、さん。
[エミリーが問い詰めているところだった。
軽く目を見開き事切れたゲルダに黒瞳を向けて、そっと瞑った。
自分がカルメンによって判じられたことは知らなかったから、庇うことも出来ず無言を通す。
エミリーが何かに刺激されてカルメンに手を出しそうになったら、そこで初めて商人仲間を止めるつもりだった。人が人を殺したのなら、重ねて犠牲者を増やす必要はないと。
カルメン>>71が気を失ってしまい運ばれた後は、手伝える事があるなら手伝って。その事実は誰かから教えてもらえただろうか。
いつものようにちょっと困った顔でカルメンの部屋を見て、けれど訪れることはなく部屋に戻るだけだった]
/*
デフォがカルメンなのです。どうしようw
とりあえずは動かさずにおいて流れ見つつ、PC視点だとアーベル一択かしら。襲撃はエーリッヒ。
/*
さっきからログを書いてるんだけど。
まともな思考に戻ろうとしているのを無理矢理修正してたら訳が分からなくなりました。
やり直し。
仕方ない、通常思考に戻そう…。
― 夜 ―
あの子とはまた全然違うけれど。
柔らかくて、美味しいわ。
[ウェンの差し出してくれた心臓を食み、ふるりと身体を震わせた。ロミの時は人の姿で今は獣の姿なのに、理性のようなものは今回の方が残っているようだった。
はい、と半分になった心臓を返して、内臓を食べても足りなかった分は腕や腿の肉を齧る]
しっかりして賢そうな子だったわね。
あやかれるかしら。
[ウェンデルが少しだけ口をつけた頭にもそっと舌を伸ばす。行こうか、と声を掛けられると惜しそうにしつつも止めて、少女の髪を撫で付けて傷を隠すようにした]
ありがとう。
[糧となってくれたことに感謝を。
ウェンに倣うように身繕いして立ち上がると、黒髪を揺らして少女の部屋を立ち去った]
[人狼を殺さなきゃ] [でも誰を] [誰が人狼なの]
[護りたいものを二つ、失ってしまった。
誰かが死んでしまうのは仕方が無い。
それは理解して居るし、その覚悟も出来ていた。
それでも喪失の嘆きは止めることが出来なかったが]
ゲルダと、カルが、探せる者で。
ゲルダは、ロミと、コシェバさんと、ジティを人だと言って。
カルは、ロミと、ベアトリーチェさんと、ノーラさんを人だと言って。
確実に人と言えるのは、ロミ、だけ。
[手を湯に浸して紅を落としながら、今ある情報の整理をする。
先程の慟哭で発作が起きなかったのは不思議だったが、冷静で在れる今、何事も無いのは逆にありがたかった]
コシェバさんはゲルダを信じてる。
アタシも最初は信じてた、けど。
今は────。
[どちらとも付けずに居る。
カルメンのことを見捨てる心算は無いけれど、自分は村を、護りたいから。
思考だけは冷静に。
感情に引き摺られすぎないよう、律する]
……今は、調べられていない人から。
[ゲルダとカルメンの真偽は決めかねたから、別から選択することを選んだ]
[顔についた紅も濡れたタオルで拭い取ると、紺のコートを羽織って浴室を出る。
左腰の裁ち鋏はコートによって隠れて。
畳んだベストは自宅へ戻って処分するためにしばし手元に置かれることになる。
髪は整えず、赤い右目は光に晒されたまま。
紺のコートにはロミの血と、ブリジットの血の両方が点々とこびり付いている。
赤黒くなったそれはそのままに、食堂へと舞い戻った]
服飾師 エーリッヒは、宿屋の息子 アーベル を投票先に選びました。
服飾師 エーリッヒは、神学生 ウェンデル を投票先に選びました。
/*
今日で狼1落とした方が良いのかしらと思いつつ。
誰が狼かなんて分からない現状。
アーベルよりはウェンかしら、と思う。
― 前日/食堂前廊下 ―
カルメンさんも消耗していらっしゃるようですわ。
ゲルダさんにも証があったわけではありませんし。
誰かを選ばなければいけなかったのは、確かですから。
[こちらに気付いたエミリーは、完全に冷静さを失ってしまったのではないようだった。
ゲルダの遺体へ向けていた哀しげな黒瞳を動かして、そっと宥めるような言葉を紡いだ*]
/*
そろそろ襲撃してくれないかな、と思うのだけど。
カルが狼側だと多分されないよね…。
キリングだったらライヒやってくれないかな、と思うのだけど。
どう言う判断するかしら、あれ。
― 翌朝/宿屋自室 ―
[叫び声で起きるのにも慣れてきてしまった。
仕度を整えてから部屋を出れば、ライヒアルトがシーツに包まれた遺体を運んでいく背中が見えた]
ブリジットさん。
[胸に手を当てて見送り息を吐く。
走り回る栗鼠の軽い足音を聞きながら、食堂に足を向けた]
[残り香のような血の匂い。
昨日は満腹になるまで食べたはずなのに、どうして反応しそうになるのか。遠ざかってくれたことに安堵の息を吐いた]
― 翌朝/宿食堂 ―
大丈夫ですか。
[おはようの挨拶よりも先に、浴室の方からやってきたエーリッヒへと案じるような声を掛けた。
転々と血がついたままのコートを見て少し眉を寄せる]
─ 宿屋・自室 ─
[アーベルと話した後、一度、自室に戻る。
視線を向けるのは、黒い布包み。
解けばでてくるのは、黒鞘に納まった異国の剣]
……あいつ。
大丈夫、かね。
[戻った時には場は納まっていたため、ゲルダを殺めたカルメンにミリィが向けた感情は知らない。
が、この状況は厳しいだろう、というのは予測できていた]
…………。
[護界の呪は、結局動かしてはいない。
とはいえ、今の状況では、他に向ける先も思いつかなかった]
……『約束』、果たす前に。
死なれちゃ、かなわんからな。
[この騒動が始まる前に交わした約束。
ミリィの中で、それがどうなっているかは知れぬけれど。
果たさない、という選択肢は自分の中にはない。
だから、呪を動かす事はしない──先がない、というのも、あるけれど]
[剣は再び布に包む。
持ち歩くにはやや大振りなそれは置いて、懐に忍ばせるのは小ぶりな短刀。
それを誰に向けるか、の思案は未だ続いていたが、いずれにせよ、引きこもっていては、と部屋を出て、向かうのは食堂]
─ →食堂 ─
― 朝/宿屋 ―
[ライヒアルトが自衛団に行くというのに、
頼むわ、と一言声を掛ける。
エーリッヒと包んだブリジットの身体は
喰らわれ、軽くなっていた。
風呂に行くエーリッヒを見送り、自分は水場を借りる。
手についた血を洗い流す為に]
は、
[誰も居ないようだったから。
吐息が笑うように、落ちた。
手を洗い流し、顔を洗い、頭を掻く]
疲れた。
[ぽつりと言葉が落ちた]
[その時。
ゲルダは、抵抗らしき抵抗をしなかった。
相手の頬を傷つけたのは驚きや反射に近い反応で、
ただ、カルメンの目を、じっと写して見ていた]
─ 宿屋・食堂 ─
[食堂にたどり着いたのは、ノーラやエーリッヒにやや遅れての事。
エーリッヒのコートに残る血の跡に、微か眉を寄せるものの、それについては何も言わず]
……ブリジット、預けてきた。
できるだけ早く帰してやってくれ、と、念は押しといたよ。
[短く、それだけを告げた]
― →食堂 ―
[頭を振って意識を飛ばして。少し時間を置いた後に食堂へ。
中の人たちに、よぉ、と片手をいつものように上げる]
ライヒアルト、お疲れ。あいつら話聞いてくれたか。
[兎角最初に気になるのは其処だった。
首を傾げて問いかけて。
次いで見たエーリッヒは、僅か心配そうな視線をやった]
[いつしか、廊下に座り込む自分を外から見ていた。
嗚呼、死んだのか、とストンと思えた。
見下ろす自分の死体は、ひどく滑稽に見えて。
笑いさえこみ上げてきそうだった]
…あっけないものね。
まぁ―――誰にも知られずにただ死ぬくらいなら、
誰かの満足の為に死ねた事は悪くないのかもしれないわ。
[フン、と鼻を鳴らして自嘲めいた笑みを浮かべる]
─ 宿屋・食堂 ─
ん。
[名を呼ぶ声>>105に、そちらを振り返る]
ぐだぐだ弱音吐いてたりしたが、最低限は通して来た。
……ったく、いつまで、ってな、こっちの台詞だ……。
[返す言葉は、僅かに苛立ちを交えたもの]
……いや、気にすんな。
俺は……何も、できんかったし。
[感謝の言葉>>106に、ふる、と首を横に振る。
何も、と。
そこには複数の思いが込められ、僅かに翠が翳るが]
……エーリ?
お前、目……どうか、した、のか?
[向けられた瞳は左右で異なる色で。
思わず上げた疑問は、惚けた声]
[姿の見えたノーラには、はよ、と声が挨拶をする。
此方は血の匂いには反応していなかった。
ただ、血の色からは僅かに目をそらした]
― 宿食堂 ―
コートはそのままにされるのですか。
[ベストが部屋の隅に置かれるのを見て問いかける。
大丈夫との声に頷きかけ、向けられた二色の瞳に目を瞬いた]
異眸をお持ちでしたのね。
光に弱くて隠していらっしゃったのかしら。
……ほんとにな。
[あいつらが、というのは同意できるから、力を込めて頷いた。
水の話>>108になれば、思案するように眉が寄せられ]
どれだけかかるんだか、な。
……昨日出たついでに、見てくればよかったか……。
人狼に喰われた者は死体を返してもらえるのね。
殺されたものはそうはいかない?
ゾンビのように死者が動くわけでもあるまいし。
って、まぁ私の死体は引き取り手も無いか。
適当にしてもらえればいいのだけれど。
[ここにくる前に住んでいた村はもう無い。
親族ももういない。
ゲルダは透明な体で食堂へと、ふわりと向かう]
いつまでこうして見ていられるのかな。
好き勝手言いやがって。
[文句の口調は苦々しげ。
ライヒアルトの様子に、此処で言っても無駄か、なんて呟きもした]
俺も見忘れてたな。
後で見に行くか。
酷ぇ話だ、本当に。
おはよう、ウェン。
[こちらで挨拶をしてしまったから忘れたのもあるかもしれない]
いやだわ、そのままな血の匂い。
せめて一箇所なら意識して外せるのに。
[エーリッヒ達との会話の間に混ぜてこっそり息を吐いた]
/*
何かもう狼勝利目指して動いた方が自分にとって良い(エピに少し参加出来る)ような気さえしてきた。
…流石に自分勝手すぎるわよね、うん。
背後は狼勝利でも良いけど、エーリッヒは村を護りたいジレンマ。
狼勝利の時に狼側がどうするかにもよるけれど。
服飾師 エーリッヒは、宿屋の息子 アーベル を投票先に選びました。
シン、
まさか、まだ腹減ってる?
[思わず問いかける。
血の匂いは気になれど、其処までではない狼は、
少し心配そうな調子にもなった]
――今日もちゃんと、狩らなきゃな。
仕方ない、で済ます気はないが……ま、ここで言っても始まらん。
[直接言っても意味はないだろうが、と思いながらこう言って]
……ああ……まったくだ。
[酷い話>>113、という言葉に同意しつつ、大きく息を吐き出した]
─ 食堂 ─
それでは夜に動かれる方が楽そうですね。
[コートのことは微笑みで誤魔化されてしまったので眉尻を下げ。
何か考えるように、唇を指でなぞった]
[ヨハナにしがみついたまま、どれだけ泣いていたのだろう。
命を無くした体は疲れることを知らないのか、延々と泣き続けることが出来た。
自分の気持ちだけでいっぱいで、誰かの気配を感じるなんてこと出来なくて。
どこで何が起きたかも、気付こうとしなかった。]
[ほんの僅かな親近感。夜を象徴する色彩を人姿で纏うと特に陽の光はきつく感じられるから。
だからといって同胞ではない。唇を舐める代わりに指でなぞる]
あいつらに言って、
何か変わる訳も無ぇ。
何処で言っても結局同じか。
[ライヒアルトの言葉に、ため息を吐いた]
――何か一つでもずれてりゃ
こうはならなかったんだろうな。
―翌朝・ブリジットの部屋―
……どうして、子供ばかり狙うのかな。
それならいっそ、私を襲えばいい。
[その言葉が女を護るライヒアルトの耳に届けば
どのような思いを抱かせるかなど、知らぬまま。
ブリジットの亡骸を前にした女は、吐き棄てるように呟く。
妹のように可愛がっていた少女の死に慟哭するエーリッヒ。
女はゲルダを殺したカルメンを「幼馴染だから」と看過した彼にも、強い不信を抱いている]
――……。
[それでも僅かに痛ましげな視線を遣り
彼の肩越しに少女へ祈りの言葉を向けた*]
― 食堂 ―
[カウンター席で頬杖をついて
女は考え込むように目を伏せる。
話し声は聞こえてはいたが心ここにあらずといった風情]
……はぁ。
[先日意識を失う前にミリィから向けられた言葉と
剥き出しの殺意が、心を落ち着かなくさせる]
[食堂の中を、ふわふわりと舞う。
誰にも触れない。気付かれない。
もどかしいと思う反面、別な感情もあって。
人数も少なくなった人々を、天井近くから見下ろす。]
空腹で仕方がない、ということではないのだけれど。
一晩経っただけで満腹感は消えてしまったかもしれないわ。
[心配そうなウェンに、三角耳が出ていれば伏られてしまいそうな調子で囁き返す]
そうね。
水が引くのが遅いようなら、泳がなくてはいけないかもしれないし。体力だけは落とさないようにしなければ。
誰を狙うのが良いかしら。
……生まれつき。
それでずっと、隠してたのか。
[返された答え>>114に、翠を瞬く。
説明を受ければ、一先ず納得して。
今までずっと隠していたそれを晒している状態に、意識が回らぬほどに動揺していたのか、と。
先の様子を思い返して、思案を一つ、積み上げる]
…死者同士は見えて触れられるのかな。
[重力から開放されたらしき自分の身体は
自分には触れられたから。
ポツリと呟いて、辺りも見渡した]
そうか。
今日はがっつり食え。
緊張して食い物がほしくなってんだよ、きっと。
[仕方ないと声は笑う]
ん、
さっき赤いのが、自分を食えと言ってた。
希望通りにしてやりゃ、良いんじゃねぇ?
[ゲルダに触れなかったことやブリジット達が私を見てくれなかったことがすごく悲しくて。
どうしてそうなってしまったのか解らないから、泣いた。
普通に考えたら解ることだけど、私はそれを拒んで。
だから、解らないまま。
ヨハナが自ら選んだ結末も、意識から外して。]
……何か一つでも、ずれてれば、か。
[ウェンデルの言葉>>118に、翠を僅かに伏せる]
……そーだな。
今まで、何もなくて。
これからも、そうだと思ってた。
……なんでまた、こんなに色々が重なっちまったのかね……。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
雨が降らなければ。
道が塞がらなければ。
[たらればは意味がないと分かりつつ、
男は言葉を重ねる]
人狼が居なければ。
結社とやらが居なければ。
――運が悪かったのかもなぁ
それはそうかもしれませんわね。
[仕事などで特別な理由がなければそれが普通。
隠れてゆく右目をなんとなく見つめながら、エーリッヒにゆるく微笑み返した]
災難だ、としか言えないのが歯痒いですわ。
[何かがずれていれば。運が悪かった。
何度も重ねてきた溜息が、また零れる]
運ね、運。
そう言ってしまえるのは、強いね。
[天井近くで足を組みそこに頬杖ついて。
ウェンデルの言葉に、ポツリとつぶやき落とす]
―食堂―
[皆より遅れて食堂に入った女は
エーリッヒの異相の眸に気付いて小さく目を瞠るが、言葉にはせず。
カウンター席で頬杖を付くカルメンに近付き]
どうして、ゲルダさんを殺したのかな。
彼女が人狼だって証拠、あったの?
それとも――
君が人狼か、そうでなければ
あいつらに与する裏切り者なのかな。
[視線を据えて、問う]
[無意識に右手の薬指に触れる左手。
指先に求めたものが触れる事はない。
微苦笑を漏らして女は手をはなす。
ポケットの中を探り取り出すのはキャンディ一つ。
包みを丁寧に解き、キャンディを指でつまむと
それにそっとくちびるを寄せた。
舌で転がせば、甘さが口腔へと広がる。
疲れた女に、そのキャンディが
少しだけ力を分け与えてくれるようだった]
ま、それは確かにあるな。
[奇異の目>>124という言葉に、こちらも浮かべるのは微苦笑。
異国からの旅人だった父は、ここに馴染む以前は大分奇異の目を向けられていて。
それは、その子である自分にも等しく向けられていた。
それもあって、自分がそれを他者に向けることはできる限りすまい、と戒めていた]
後でまた沢山動くなら、まるくなりすぎたりしないはずだものね。
[冗談のように囁きながら賛成して]
赤いのって、エミリーさんのことかしら?
そうね……。
[親しくしてきた商人仲間を挙げられて一瞬躊躇う。
けれど昨日カルメンの覚悟も見たから]
本人がそういうのなら、それもありかしら。
今朝の悲鳴を聞いた時はいっそ同じ場所へ、なんて思いもしたのだけれど。
彼はやめましょうって言っていたのだったものね。
[ロミをずっとあやし続ける。
時間はどれだけ流れても、特に気にならないのは死者だからだろうか。
地上の出来事への感心もどこか緩慢で。
無関心とはいかないまでも、積極的に見に行こうとはしなかった。
なにより泣く子を置いてはいけなかったのも、ある。]
運が悪かった、では。
……済ませたくはないけどな。
[ウェンデルの言葉>>125に小さく呟いて、翠を伏せる。
それだけで、この状況を片付けたくない、とは。
今の、偽らざる、心情]
大丈夫。
集団生活にちょっと疲れただけ。
[ウェンデルが心配しているのが
聲の響きから伝わり
くす、と悪戯な響きをのせて紡ぐ]
未亡人 ノーラは、交易商 ミリィ を能力(襲う)の対象に選びました。
[ぐす、と鼻を鳴らす。
その音が妙に耳について、ふと、今は何時何だろうと思った。
私はどれだけの時間泣いていたのだろう──、泣いているのだろう。
そんな疑問が胸に湧く。
ヨハナを見上げた。]
[カルメンに詰め寄るミリィの姿に、目尻を下げる。
困った風に顔を歪めてから、首を傾けた]
嗚呼。
私はやはり、真っ直ぐに歪んでいるわ。
[まぶしそうに目を、細めた]
…ああ。
[ふと、どこかで感じる人の気配。
いや、死者の気配と言うべきか。
それを感じ、背を撫でていたロミに語りかけるように。]
ロミちゃん、誰か来たみたいよ。
[ちょうど、彼女が顔を上げた時と同じ頃合だったろうか。]
行って見る?
[ポケットから柔らかな手織りのハンカチを取り出して、彼女に差し出しながら尋ねた。]
[ミリィに声を掛けられ女ははたと瞬いた。
ゆっくりと声のした方を向き]
私は、ゲルダが人狼だと思ったから。
与する裏切り者――…
ああ、昨日言ってたあれがそうなのかしら。
[ことと首を傾げる。
疑問だった一つが解けたよう]
[嬉しかったのだ。
それが、能力の喪失を怒ってのことであり、
この先また出るであろう犠牲者を想っての事であると
理解をしている、のに。]
[死者には生者に語る言葉もない、もちろん何かをする体も干渉する能力も無い。
死者を見極める力…それは本来持つべき力とは違うが……その力を行使できた自分でも、生者に干渉はできない。
ただ行く末を見守るのみ。
過去のことを振り返る時間もあるが、今は目の前のことを見ていた]
だいぶ向こうの人も少なくなったわね。
[その姿はいつもの黒ローブを羽織らない少女の姿のもの。
その声は生前と同じだがやはり外見にあった声質。
気づかなければ見知らぬ少女がいると思われたかもしれない]
――子供ばかり狙うならいっそ。
と、言ってた。
エミリーだ。
[シンの様子に狼は首を傾げた]
エーリッヒ、は。
俺も一瞬思ったけどな。
彫刻師 カルメンは、宿屋の息子 アーベル を投票先に選びました。
人狼だと、思ったって
そんな理由で、納得するとでも?
[ゆるり此方に振り向き、首を傾げるカルメンに
女は薄く笑んでみせる]
ロミ嬢もブリジット嬢も、人間だった。
ゲルダさんは本当のことしか言ってないのにね。
ゲルダさんの時とは違うのだもの。
守護する者が別に残っていたとしても、彼を護る理由はそうないと思うから。
ヨハナさんのようになってしまうくらいなら、ねえ。
[同じことを考えはしたらしいウェンに答える]
エミリーさん……カルメンを疑っているのね。
どうにか止められないかしら。
[いっそここで処刑されるようには持っていけないか。
先ほどの躊躇は沈めて、冷たく考えようとする]
―回想―
…ま、それはそうだ。
[ウェンデルの語った事に対して、
想像できる最悪の事態>>12、というのを想像しておいて。]
やっぱ、街の方が便利だからなぁ。
[ぽり、と頭を掻いて。
答えははぐらかされてしまった>>51が。
その後で起きた出来事には、小さく苛立ち。
朝の出来事にも眉根を寄せた。]
彫刻師 カルメンは、交易商 ミリィ を投票先に選びました。
[ベアトリーチェのことは、黒いローブで認識をしていたから、少女の姿が誰かわからず。
聞こえた声に、顔を、向けた]
あなた…も、この事件の犠牲者?
[首を傾けて、問を投げる。]
未亡人 ノーラは、宿屋の息子 アーベル を投票先に選びました。
交易商 ミリィは、彫刻師 カルメン を投票先に選びました。
ええ。だれか。
[つまりは誰かが死んだのだろう。
老女に特別能力というものはない。
ただ死者であるから知れるだけ。
ロミが頷くのを見ると、にこりと頷いて手を差し出して繋ごうとして。そのまま人の気配のする方へと歩いていった。
歩けば見えるのは金髪の小柄な影か、あるいは天井を浮遊する影か。
距離など意味がないかのように、皆見つける事が出来るかもしれないが。
ハンカチを断られたなら、それはまたぽけっとにしまわれた。]
/*
ずっと投票がなければ、今日もないと考えるのは愚かかもしれないけれど。一旦ずらしてみましょう。
カルメンはノーカウントなので、吊らない方が得策かなと思うので。襲撃は(狼二人とものRP的に)できそうにないから吊るなら吊るで、というのもありはするのですが。
/*
[カルメンにつくかどうかを未だに悩んでいる]
残る縁故ここだからねぇ…。
助けたいと思うけど、肩入れもしにくい状況なのよね。
どうしよ。
――…見定める者と公言したのに
彼女が襲われなかったのは如何して?
本当ならロミやブリジットよりも――…
彼女が先に襲われるはずでしょう?
襲われない彼女は、きっと、人狼よ。
[ミリィの薄い笑みをじっと蒼が見据えた]
服飾師 エーリッヒは、交易商 ミリィ を投票先に選びました。
こんなに大勢じゃ、普通居ねぇな。確かに。
寮生だったから、慣れちまってた。
[カルメンの言葉に納得する。
そしてシンの言葉に、違いないと同意するように狼は頷いた]
――ん
もう少し考えようか。
[襲う相手は保留する。
彼女らの疑う先については、
何も言うことはなかった。
危なくなったら、手出しはしようと、
狼は一人、そう決めていた]
……そこは、誰もかわらん、か。
[そう言うしかない>>132、というのは、わかる。
こんな愚痴を零すのも、繰言でしかない。
それとわかっているから、やや大げさなため息をついて、それから。
カウンターで交わされるやり取りに、翠を向けた]
[とりあえず一段落つくまで作業をこなすと、ライヒに声を掛けられ。]
んー、いいけど。
理由くらい教えて欲しいかな?
[と、理由を聞けば返ってきた答え>>82に。]
ならいいよ。
俺、料理以外で役に立ってないからね。
[と、言って教えた。*]
―回想 了―
/*
おう、あべくんありがたう、無茶考察を埋めてくれて……!
しかし、なんというか。
い、異様に。
眠い。
更新まであと1時間ありますよ、俺……!
ああ、それね。
多分、ゲルダさんを見逃すことで
皆に信用されないように仕向けたんだろうね。
ノーラさんだって、そのことでゲルダさんを疑っていただろう?
そして、そろそろ尻尾を掴まれそうだと危惧したのか
彼女を殺す頃合と思ったのかは知らないけど
内通者を使って――
[親指を立て、喉を掻き切るゼスチュア]
ま、憶測に過ぎないと言われれば、
それまでだけど。
[見据える蒼を見返す黒い瞳は、女の感情を受けて赤い色みを帯びる]
[エーリッヒと微笑み交わした後、エミリーとカルメンの問答が聞こえてカウンター席の方へと向き直る]
そこなのですわよね。
ゲルダさんを信じ切れなかったのは。
[カルメンの言葉はそのまま自分の意見でもあった。
カウンターまでは届くかどうかの小さな声で呟く]
[ゲルダにより人と判じられたミリィと、もう一人の探す者であるカルメンとのやり取り。
ミリィがカルメンを疑うのは道理と言えば道理だ。
彼女はカルメンが人狼を探せると言うのを知らないのだから]
……………。
[彼女達のやり取りを固唾を呑んで見守る。
未だ探す者の真贋は見出せていない。
どちらかが人狼、もしくはそれに与する者であるならば、もう一方も手にかければ少なくとも屠るべき対象を一人は削ることが出来る。
理論的には思考が巡れど、感情はそれを是としない。
冷静な思考を心がけるが、それがどこまで維持出来るかはエーリッヒにも分からなかった]
未亡人 ノーラは、服飾師 エーリッヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
あら?
宿屋で自己紹介はしたはずよ。
覚えてないかしら?
[服も少女のものだから、ぱっとみはおませな女の子状態であり、逆に認識しろというのが難しかったかもしれない]
黒ローブといえばわかるかしら?
[浮かべる笑みは今はフードに隠れることなく、少女の華やかな笑顔だった]
――…そう。
あなたの考えは分かったわ。
私が内通者だと思っているなら
それは間違いだけど。
あなたはゲルダを信じきっているのね。
それなら、何を言っても、無駄かしら。
[ミリィの眸の色の変化に、女の肩がピクと震えた]
ヨハナさんのような死は悲しすぎる。
同じことだけは避けたいの。
[エミリーを積極的に狙えない気分も残っているから、思考はそちらに傾いたまま残っていた。
カルメンからの制止もされないから。
もう少し考えようというウェンデルに頷く気配を送る]
エミリーさん……。
[むしろ今この場で手をだすべきか。
心決めている金色狼とは違い、迷うように名を囁く]
[見守るような眼差しを感じ揺れる蒼。
エーリッヒと視線交われば少しだけ表情が緩む。
エーリッヒになら、殺されてもいいと思っていた。
其れを言って彼がどう感じるかを考えれば
言えぬままが正解だろう、とも思うけれど]
……あー……あれは、相当、キテるな。
[ミリィの様子に、は、と小さく息を吐く。
ゲルダに信を寄せていたミリィからすれば、カルメンの行動は許し難いのは理解できる。
理解できるのだが]
…………。
[とん、と音を立てて立ち上がる。
ここで感情に任せて動けば、ミリィ自身が危うい気がした]
そうだな。
お前は、仲間だ。カルメン。
[彼女に告げる言葉に、嘘は紛れていない。
そしてシンが言うのには、声が少し悩むように、遅れた]
あいつは、多分、死なない。
自分からは、
そんな気がする。
まだ、カルメンが居るからな。
[エーリッヒについて言うのは、少し悩むような言葉。
己はやはりまだ静観の姿勢]
/*
えーと。
占い師と占われた人でそれぞれで繋がりそうなところと言えば、
ゲルダ-ミリィ
カル-ノーラ
なのは確かよね。
どちらもアタシとライヒを残す理由がありそうなのがまた…。
まぁそうじゃなくてもアタシら残りやすいけれど(
ええ、そうよ。
カルメンは大切な仲間。
[爪牙は持たずとも、共に並んで血を口にした。
だから同胞と同じく思っている。
表では援護する切欠を掴めていない分、囁くことで応援する]
あ、あ。ベアトリーチェさんね。
…ゴメンなさい、きちんとこうやってまじまじと見るのは初めてだから、わからなかったの。
自己紹介は覚えているわ。
…――お互い、見ることが出来るのにこうしてるなんて、
なんとも歯痒いわね。
[ベアトリーチェへと、複雑な笑みを向けてから、
息を吐いて、視線を巡らせる。
そこに見えた姿に、パッと表情を明らめてから、
苦笑めかせたものへと変えた。]
ヨハナさんに、ロミ、ちゃん?
良かった、…って、良くはないのだけれど。
ロミちゃん、私、口ばかりでゴメンナサイ。
[幼い姿には、まず言いたかったことを。]
…死者を判ずる者がいない状況だと推測、憶測飛び放題だな。
[ぽつ、とカウンターで交わされる言葉に青年は半眼となる。
傍にはウェンデルから借りた本が置いてある。]
[ゲルダを信じ切っていると言われて、小さく息を吐く]
……私たち商人が最も尊ぶものが何か知ってる?。
それはね、真実の言葉だよ。
商いは全て信用の上に成り立っているからね。
それは、どんなに悪辣な商人でも理解しているはずさ。
[一度言葉を切り、此方を注目する視線に振り返ってから]
ゲルダさんは嘘を言わなかった。
それが、全てさ。
[ロミとおそらく手を繋いだまま、ゲルダともう一人金の少女の姿が見えれば、片方には瞬きながら、もう片方には穏やかな表情で小さく笑んだ。]
ゲルダちゃん。
…ああ、ええとそちらはどなたかしら?
[ゲルダと話をしていた少女には、首を傾げる。
その死の間際を見ていなかった為、ベアトリーチェだと繋がらない。
ゲルダの法へロミが行くなら手を離して。
そうしようとしないなら、手は繋いだままでいた。]
本当になぁ…
[自分から言い合いに手出しする心算は無いようで、
アーベルの言葉に同意する]
ん、それ読み終わった?
[貸していた本を見て、問いかけ]
/*
>死者を判ずる者がいない状況だと推測、憶測飛び放題だな。
……ほんとにな!
そーいや、白雪ではそれもあって、占告発されたかったのに以下略だった。
いや、投票したけどね、両方に……。
[はい、自虐はうめておこーねー]
ああ。
昨日もカルメンのことを何より気遣ってくれていたのだったわ。
[悩むようなウェンの言葉に、ハタリと一度瞬いた]
そうね、ならやはりエミリーさんを。
いいえ、もしもならば今ここで。
[カルメンに手をかけようというのなら。ヒヤリと囁く]
……どうしたものかしら。
[どちらにしてもエミリーは切り捨てなければいけないと。
意識は振れてエミリーに向いた視線は一瞬、狩る者のそれとなった]
未亡人 ノーラは、交易商 ミリィ を能力(襲う)の対象に選びました。
そう、嘘を言わなかった。
でもだからこそ―――
ロミちゃんやブリジットは
死ぬ羽目になったのかもしれないわ。
[だからと言って嘘を言うつもりは無かったが。
今でも、自分の行動が正しかったのかは、分からない。]
/*
むーん。吊り襲撃は重ねたくない。
でもカルメンにも集まりきらない気が、する。
(ミリィは確実だけど他の人が読めない)
困ったなう。
ヨハナさん。
…ギュンターさんとは、会えました?
[老女へと向ける笑みは穏やかで柔らかい。
ロミがこちらに来るならば、
両手を大きく広げてしっかりと、抱き締める、つもり。]
[商人の話を静かに聞いてはいるが
それに関して甘さの残るその口から言葉は紡がれない。
ミリィの視線がはずれゲルダの事を言うを聞き]
それが、あなたにとっての全てというだけ。
[敵意を向けられた相手に
女はエーリッヒやライヒアルトに告げた其れを
言おうとはしなかった]
[カウンターに近づく途中、聞こえたアーベルの呟き>>147には同意した。心底同意した]
……事象が多用で、どれが真実と明言できんのは。
厄介な状況だよな。
[そんな呟きを漏らしつつ、ミリィの傍に行って、一言]
……一応、聞いとく。
頭、冷えてるか?
[交わされている言葉については一切触れず。
ただ、投げたのは、そんな問いだけ]
/*
うんわかるおれもそうおもう<情報
[お前は狼です][はい][意見誘導側してて今回LWやろうかなって思ってたからという言い訳を][だってなんかこうLWポジション俺かなみたいなところがあってですね][すみません]
ゲルダさんがうそつきなら、相当な役者だと思うけどね。
[状況などを除き人柄さえ見てしまえば、
青年はゲルダがそんな事をするような人物だとは思って無かった。]
ん、あぁ。
ためになったよ、ありがとう。
[礼を口にして、そちらに手渡そうと。]
……そうだね。
でもさ、ゲルダさんを殺した責任は、どう取る心算?
あの人が人狼だなんて、
それこそ其方の思い込み以外に証拠はないだろう。
[返答如何では、手を汚すことも辞さないと言外に込める]
こんな状況で冷静なやつがいたら、驚きだね。
[歩み寄り、問いを向ける友人には
顔を向けぬまま答える]
[村を取るか、友を取るか]
[今のエーリッヒはそんな二択に迫られているように感じた]
………早く水が引けば良いのに。
そうすれば、人狼も外に出て、被害も無くなるんじゃ──。
[甘い考えかも知れない]
[けれど、縋りたくなる希望]
顔を見せるのは確かに初めてね。
[それから歯がゆいとの言葉には笑みを返しながら]
歯がゆいと感じるのは何もすることができないことを悟っている証拠よ。
何かをできるのにしないのならばそれは重くのしかかるかもしれないわ。
でもできないのならば仕方の無いことよ。
罪に思うことでもないわ。
なるようにしか、ならないものよ。
それともまだ気にかかる人が生きているなら……、
それならばせめてできることはしっかりと祈ることくらしかしら?
[ゲルダについてどう思うか、男は何も言わなかった。
何にせよ、死人に口無し]
おー。
つっても普通の事しか書いてなかったろ。
他にもあるっちゃあるけど
あっちは人に読ませる為のモンじゃねえしなぁ。
[手を伸ばして本を受け取りつつ、そんな言葉を言って]
ゲルダが人狼でないという証拠もないわ。
――…嗚呼、あなたも人狼なのかしら。
こんなことなら、あなたを視ればよかった。
[溜息まじりに赤毛の商人を見据えながら零す]
牙でどうこうしようというのではなくてよ?
[人として手にかけようかと思ったのだと囁き返すが。
確かにそれでも疑う者からは怪しいと思われるかもしれない。
武器となるようなものを特に持ち歩いてるわけではないのだから]
困ったわね。
[かといって他の矛先も見つけ難い。苛立ちの気配が混じる]
…ええ。
今は、ちょっと別れているけれど、また直ぐに会えるわ。
[そう約束したからと、今の際の苦しみは、今は見られない。
ロミがゲルダに抱きとめられるようなら、その様子を微笑み見つめながら。
視線はふと生者の多い方へと逸れた。
生者の動向を殆ど見ていなかった老女には、今どうなっているのか分からない。
ただ日常とはかけ離れた、一種の緊張のようなものを感じ微かに目を細めた。]
ゲルダちゃんは…。
誰か、会いたい人には会えそう?
[彼女の経歴は深く知らない。
だからその問いに深い意味はなく、ただ尋ねた事を鸚鵡のように返しただけの問いだった。]
……ま、冷静だったらどうか、という所だが。
……感情だけ先走らせて、足元すくわれるような真似はするなよ。
[返された言葉>>154に、軽く、肩を竦め]
道を選ぶのは、お前自身で、それをとやかくは言えんが。
……『約束』果たす前に死なれるのは、主に俺が困る。
[ある意味一方的な宣言は、ミリィにだけ、ぎりぎり届くか、という小さな声で紡がれる]
/*
まぁ。
正直、カル-ノーララインな気はするのだけど。
占い先の選び方のあれそれとかがね。
あとゲルダが全うすぎる動きだった。
[エーリッヒに抱いたと同様
ウェンデルに対しても、
生きる為の自らの命が奪われたとしても
それはそれで本望だと思う。
願うならば、飢え満たす為の糧でありたかったけれど]
――人として、殺す、か。
手、貸す。
必要なら。
[二人の希望に沿うようにと、
狼はそう告げた]
武器はないけどな。
――人の手でもライヒアルトが、とめようとするかもしれねえ。
[そちらはありえると、
狼は視線を彼へとやった]
服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
[彼女の気持ちに気付ける事はない。
狼が彼女を喰らう理由などはなく、
ただ護るべき存在だと、思っているから。
殺されそうなら、ミリィを殺す事もやむなし、と。
そう判断を下してはいた]
まぁ、そうなのだけれどね。
ならば、見ていることも出来なくしてくれればよいのに。
[ベアトリーチェの言葉には、苦笑を返し。
ならば見なければ良いのだが、
それも出来ずにここにいる。]
気にかかる人。
…私が見た人が死ななければ良い、と思うのは
その人を案じているというより
自分の罪の意識から逃げたいだけだけれどね。
[ヨハナの言葉に、向けた表情は一瞬くしゃりと
泣きそうに歪み――笑みへと意思で戻る。]
私に会いたい人、はいないから、
私が会いたい人、も、いないの。
[眉を下げて、頭を振る。
ギュンターと会えるとの言葉には、
心の底からの笑みを浮かべる。]
未亡人 ノーラは、交易商 ミリィ を投票先に選びました。
本当にな。
[はふ、と。
ライヒの言葉>>152に息を吐きながら答え。]
……無い物強請りしてもしょうがないけど、役に立つ能力があれば良かったな。
あったらあったで困ることもあったかもしれないが。
[ぽつ、と小さく口にして。
ウェンデルの言葉>>156には眼を、瞬かせながら首を傾げ。]
…他にもなんかあるのか?
[と、訊ねた。]
[考えすぎて、頭が痛くなりそうだった。
右手で軽く額を押さえると、宿屋を駆け巡っていたリスがテーブルの足をよじ登り、エーリッヒの目の前へと現れる。
ブリジットを見つけた時の騒がしさは形を潜めていた]
……アタシは、何を選べば良いのかしらね。
[リスだけに語りかけるように、小さく声を零す。
思考と感情の食い違いは精神の疲弊を引き起こす。
発作が起きないのが不思議なくらいだった]
…カルメンも、見ることが出来るの?
嗚呼、
[聞こえた声に、目を見開いて。
長く、息を、吐いた]
良かった。
私だけじゃ無かったのね。
なら、人狼は、倒せるのね。
[彼女が自分を人狼だと言ったことは気に掛かるけれど]
神学生 ウェンデルは、交易商 ミリィ を投票先に選びました。
[尚もカルメンに反論しようとして
耳を打つ友人の言葉に、ぱちり瞬く]
……わかったよ。
どうにも、冷静じゃないしね。今は引いておく。
『約束』楽しみにしてる。
[溜息を吐き、カルメンから距離を置く。
ライヒアルトの言う通り、足元を掬われることになってはたまらない。
それにゲルダも生前、女が生き残ることを
あれほど望んでいたではないか。
だから迂闊な真似は出来ない]
未亡人 ノーラは、細工師 ライヒアルト を投票先に選びました。
殺すのなら、人として。
[ウェンの後押しもあり、ほぼそのつもりで心は固まった。
なれないことをすることになり、誰かが邪魔をしようとしたらそこで止まってしまいそうだったが。
逆に襲う相手としてはエミリーも完全に外れた。
今そこを考える余裕はなく。仲間は外して無差別なものとなるかもしれなかった]
/*
今日明日で村側潰し合いになると狼勝利なのよね。
ああでも襲撃先如何でもあるか。
うーん……。
でも今日の対立見えてるところで行くと、ミリィかカルなのよね。
もしくはノーラがアタシに来るか。
未亡人 ノーラは、服飾師 エーリッヒ を能力(襲う)の対象に選びました。
へぇ。
珍しい物持ってるんだな。
[ウェンデルの言葉>>162を聞くと、さらに眼を瞬かせ。]
読ませたくなったら、読ませて。
[と告げた。]
[誰を殺すか。
誰の命を奪うか。
話しながら、考える。
男は視線を揺らめかせる。
判断が付かず、一番「邪魔」と思うものを、選ぶ事になる]
/*
逆に票を集めないための苦肉の策。
これが通ってしまうなら、それこそ全員食い殺して逃げましょうのターン。
って、おういえ。ここで引くのかエミリーさんΣ
えーん。もうどうしていいか分からないです、ごめんなさい。
コミット外しても迷うだけで決められそうにないし(滝汗
そう……
でも確かに相手を思うならこそ…、
気に掛かるのはしかたが無いことなのかもしれないわね。
[向ける笑顔や声の質は少女のごとく華やかだが、
話す言葉はませて大人びたかのようなもの。
もとから持つイメージとは、すぐにその声からむすびつくだろうか]
人はいつか何かで死ぬものよ。
えっとゲルダだったかしら? あなたが直接殺したのでも、殺すようにお願いしたわけでもないのでしょう。
ならばそれはさした罪ではないわ。
[引く、と言ったミリィ>>161の言葉には、と息を吐く。
カルメンの力の真偽はつかぬままだけれど、要素引き出す取っ掛かりでもある、という認識があったから、この場で強行に動かないでくれたのは助かった]
ん。
……あと、そのためにも。
あの飾り、手放すなよ。
[楽しみにしている、といわれれば、僅かに表情を和らげ、それから。
ごくごく小さな声で、こう告げた]
街で、知り合ったんだよ。
[誰と、とは言わない。
読ませたくなったら、なんていうのに、笑った]
読みてぇんなら、渡しても良いけど。
読んでも、何もねぇっちゃねえよ。
人狼が、人間を喰わないとどうなるかとか、
そんなことしか書いてなかった。
[誰を手にかけるか。その覚悟は密やかに決まったが。
それを成し遂げるに十分な技量は持っていなかった。
隠し事をしたままで進めようとしていたから。
僅かに漂う血の匂いが、その揺らぎを更に広げていく]
/*
とりあえずこのまま。
一応、キリングは出来るところ。
そしてウェンが動いた気がした。
ウェン-ノーラ-カルなのかなぁ、やっぱ。
[リスをコートのポケットへと入れて、カウンターのカルメンへと近付いて行く]
カル、大丈夫?
[ミリィとのやり取りで疲れていそうに見えて、小さく、声を掛けた]
…そうなの?
[老女は村の外から来たゲルダについて、その過去は殆ど何も知らないから、不思議そうに首を傾げる。
共に居ただろうロミはどう反応しただろうか。
彼女はゲルダと会いたがっていたように――それはただ寂しさ故からだけかもしれないが――思っていたけれど。]
そう……でも、私はゲルダちゃんと会えて嬉しかったわ。
[彼女が差すのはそういう「会いたい人」ではないのだろうが。
それでも、顔を歪めてどこか無理をするように笑みを作った彼女にそう告げ、そっとしわがれた手で撫でた。]
神学生 ウェンデルは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
そう、思えればいいのだけれど。
自分が言わなければ死ななかったかもしれない、
と思うのは、なかなか払拭できないわ。
[ベアトリーチェの言葉に、静かな笑みをむけて]
それでも、そう言ってもらえると幾分か気持ちが楽。
ありがとう、ベアトリーチェ。
成仏が近づいた気分よ。
[添えたのは、ゲルダなりの冗談のつもり]
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