情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
陽光 ナターリエ は 火炎 イヴァン を心の中で指差しました。
氷破 ベッティ は 陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
月闇 榛名 は 陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
翠樹 ゲルダ は 陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
火炎 イヴァン は 陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
天聖 マテウス は 陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
陽光 ナターリエ を 5人が心の中で指差しました。
火炎 イヴァン を 1人が心の中で指差しました。
陽光 ナターリエ は人々の意思により処断されたのです……。
火炎 イヴァン は、月闇 榛名 を占いました。
次の日の朝、月闇 榛名 が無残な姿で発見されました。
次の日の朝、氷破 ベッティ が無残な姿で発見されました。
今、ここにいるのは、翠樹 ゲルダ、火炎 イヴァン、天聖 マテウス の全部で 3 人かしら。
[その姿が向かう先、もっとも手近で、逃げられそうだと判断した場所、
反省房と呼ばれるそこに蹲り膝を抱えて震えていた]
いやっ…やだ……私は……違う………
そんなの……そんなこと……私は……起きないで……
[自らに眠るそれ、目覚めかけたそれを拒むように、
あってはいけないもの、もってはいけない力]
違う、私はそんなもの…いりません…だから……
[内から沸き起こるのは負の感情と、それに類する力]
榛名、お姉さん?
[大丈夫と一鳴きして答えたエーリににこ、と微笑んで一緒に水盤を覗いていたらつい先程まで水盤に映っていた姿がなく。
あれ?と思ったすぐ、後ろから聞こえた声に首を傾げてそちらを見、声の主の名を呼んだ。]
[炎が榛名のほうへと近づくのが見えたのと、榛名の姿が消えた、と思うのはほぼ同時のように感じて。
おや、と首をかしげたときに後ろから聞こえた榛名の声に視線を向けた]
――榛名さんがなぜここに?
[ビーチェが名を呼ぶのを聞きながら、おくれて声を掛けた]
[声が聞こえた気がする、耳をふさぐように両手で]
こないで…ください……
[返す言葉も様子も、いつものように眠そうな様子ではなく]
だめ…殺しません……壊しません………
[ここにくるために、その力の片鱗を使ってしまったため、なかなか収まりそうになく]
貴方には……従わない………
[周りから見れば中二病患者的な状態でいた]
[逃げていないのか、という、ベッティの問いに、男の笑みは僅かに陰ったか。しかしそれも一瞬のこと。少女の髪を撫でたその手で、剣の柄を握り、小さく、しかし強い意志をもって囁く]
我は、願う。この者を、道の向こうへ。
[一瞬、天聖の気を纏いながら、それとは異なる薔薇色の光を放ったその姿を目にした者はいるだろうか?]
[妖精王は気付かなかったかもしれない。天聖の気と、薔薇色の秘宝の力、それはすぐ傍で、ナタルやイヴァンの回りでも渦巻いていただろうから]
[いずれにせよ、男の願った通りに、雪白の姿は、光の中に飲み込まれて消えた]
お姉さん、どうしたの?
こわいの、みたの?
[エーリを抱っこしたまま側にいこうとして、はたと動きが止まって。]
エーリッヒちゃん、これ、見てたい?
[一度水盤を見て、エーリに視線を戻し問いかけ。
見たいと返ってきたら水盤の縁にエーリを戻し、そうでなければ抱っこしたまま榛名の側に駆け寄った。]
[水盤の向こう。向けられる焔に過剰な拒絶を示す榛名
そして次の瞬間]
………えっ!?
[私たちの背後に現れた榛名にぎょっと振り向く]
榛名ちゃん……どう、して?
[榛名の様子には疑問が浮かぶものの、それよりも友人とマテウスがどうなったのかと、水盤へと視線を戻す。
そこではマテウスが丁度ベッティをこちらに送ろうとしてるところで]
ああ……やはり。
[納得したような吐息をこぼしながら、ベッティの姿が水盤の向こうから消えるのを見ていた]
[苦しい時の何とやら、でも、ちゃんと届いたらしい。
キラリと上空に光ったのはもうお馴染となってきてしまった王の力。真直ぐにナタルに向かって降って来た]
ごめんね、ナタルさん。
[槍を小脇に両手を合わせた。
楽しそうな笑顔は光の向こうに隠れて。
ぎゅん、と上空へ引き上げられた。
何で今回はその場で消えないんだろう]
……榛ちゃんっ!?
[上空を見上げながらの思考を切り裂いて。
悲鳴のような榛名の声が届く。
顔を戻す直前に、上空の光も消えた。
お説教でもしてたんだろうか。まさかね]
翠樹 ゲルダが時計を進めました。
/*
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
さすがすぎるwwwwwwwwwwwwwwwwww
わかってるなあwwwwwwwwwwwwwwwww
おねえさん、どしたの?
ここにはなにも、こわいの、ないよ?
[榛名の側に駆け寄ると、耳を塞いで蹲る彼女の頭に手を伸ばしてこわくないよ?となでようとした。]
[そして水盤の向こうで友が光の輪に連れられるのも見た]
……おや、ほんとだ。
[自分のときは一瞬だったのに、と。
しばしとどまる光に首をかしげて――そして友とベッティの姿も反省房に現れたのなら、笑顔でいらっしゃい、などとのん気に告げるのだった**]
[一瞬、おっさんの目が翳ったのをあたいはちゃんと見てたんだ。
んだよ、おっさんあんただって………
ってあたいは口を開く前に、おっさんの言葉の後、薔薇色の光に包まれたのさ。]
っ!!
[うわっ、こいつぁ………くっそ、夜じゃねーからって油断してた!
あたいは逃げる間もなく、どっか別な所に放り出されたのさ。]
…………あ、っ。
[さっきと同じ、座り込んだままの状態で、あたいは反省房に座ってた。
格好は相変わらず雪色のまんま。不安定だったさっきよか、今は全然安定して……る………。
ってかおっさん、秘宝の力なんかであたい送るから影響モロ受けて定着しちまってるじゃねーか!暫く元に戻んねーぞこれ!?
あたいは周りを見る余裕もなくて、暫く呆然とそこに座り込んでたのさ。]
あー、あー、はいはい。
わかってます、わかってます。
……完全に暴発したわけじゃないんだから、いいでしょー?
[真面目に説教をする幻影に、けらけら、と笑いながら、言って。
それから、表情をす、と引き締める]
……ぼくの……『私』の本質は、ご存知のはずですよ?
ま、言っても詮無いことはおいといて。
大人しくしておりますので、ご心配なく。
[静かな言葉に幻影は揺らめき。
やがて、転移の力が発動するのがわかる。
眩い閃光が走り、そして]
[抑えきれないそれと葛藤していた、その時に、自分の頭に触れる手の感触、その手は小さくか細くて、
触れて捻じ曲げれば簡単におれそうだなと、その手を掴み。
顔をあげ触れる彼女の方を見やる]
ビーチェちゃん…
[彼女の名前を、依然とは違う形で呼び、見やるその目は深い闇に沈んだように、光のないくすんだ翡翠の目で]
かわいいね…簡単に壊れちゃいそうなくらい……
[ぽつりと、かすかに震えながらその手を掴む、自分の手には徐々に力がこもっていく、彼女が痛みを感じるくらいに。
彼女が痛みを訴えたならばはっとしたように、その手を離すだろうか]
わんっ、わんっ。
[水盤から人影が消えて、こちら側に人の気配が増える。
イヴァンはまだ向こうに居たから、それに向かって吠えて。
マテウスがベッティを薔薇色の光を以ってこちらに送って来たのにも、いつもより高い声で吠えた。
一度は護った姿が水面から消えると、耳と尻尾が垂れて。
子犬は首を巡らせて、丸々とした金の瞳でこちら側の空間を見回した]
おねーさん…?
[榛名に手を取られ、その言葉遣いが自分の知る彼女のそれと違うのに気付きあれ?と思うものの。
それよりも、暗い輝きを湛える瞳と緩やかに強まる力に眉が寄った。]
おねえさん、いた、い。
[そう、小さく呟けば手を離されるだろうか。
離された後、彼女の顔を見つめて問いかける。]
おねえさんは、なにかを、こわしたい、の?
……で、だね。
[何事もなかったかのように、ぐるり、周囲を見回す。
背に開いていた深紅の光はいつの間にか消えうせて。
舞い散る粒子も、陽光の属を取り戻し始めている]
……なんで、榛名がここにいるのかと。
[彼がベッティを送るのは、何となく予測がついていた。
妙に、気にかけていたようだったから。
しかし、つい先ほどまで対峙していた榛名がいるのは、さすがに疑問]
あれ…?
おねえさん、だぁれ?
[気がつけば白い印象の知らないお姉さんが座り込んでいて、そちらに首を傾げ。
そこにナタルも転移されてきて、きょと、と瞬きした後。]
ナタルおね…おにい、さん?
[ナタルの投げた血石はすこんっといい音を立ててユベールの額にぶち当たった様子。
しばし痛みに呻いているのだった**]
[翡翠の先、間近に迫った炎に動揺する榛名。
いつものようなどこか眠そうな声じゃない。
身を捩って。ふっつりと]
…へっ?
[何処かへ消えてしまった]
……オヤモッテ!
[なんで。どうして。なにが起きてるの。
大混乱しながら、息を吸って吐いた]
どこいっちゃったの!?
[ぐるっと見回すけれど。どこにもいない。気配もしない]
違う…
[手を離し、かかるビーチェの声に首を振り、
彼女から離れようと後ずさりを]
私は…そんなこと……望んでません……
[否定の言葉は弱弱しく、他のものの言葉も視線にも気付けずに、
気付けるものならば、その奥底、目覚めようとしている深い闇と、負の感情に彩られた力を知覚できるものもいただろうか。
ナタルならば、邪神に近しいそれに気付いたかもしれない]
こないで……だめです……
[かつて里で自分が拒まれたように、すべてを拒むように。
今まで抑えられていたためか、その力はいっそう目を覚まそうと。
保てない心の平衡は、目覚めようとするそれを完全に抑えることもできず、
一度少しでも引き出したそれは、自らにかけられた呪の力をはねのけようと]
[名前呼ばれたあたいは、やっとこさ顔を上げて周囲を見回したのさ。]
あ……。
[っと、ビーチェは知らねーんだっけか。
うーん出来れば隠しときたかったんだけど。]
わたし、は……
[って口開きかけたら、向こうから爺さんが「姫さま〜!」とか何とか言って突進して来た。
ちょ、ちょぉ、じじぃぃぃぃぃぃ!!!!!]
ギュンター………
[名前呼ぶ声は大分呆れてた、ってか色々諦めた色々と………。
あたいは力ない笑みを少し浮かべながら、ちょっと泣いてるような爺さんの背中をぽんぽん叩いたのさ。]
[ベッティ(本当の名は最後まで知らなかった)を反省房に送り込んだ後、妖精王の放った光が、ナタルを捕らえるのを見る。同時に榛名が消えたことには、さすがに意外の表情を浮かべ]
これはまた…
[結局、反省房送りを免れたのは、僅かに三人。薔薇色の空が、大きく揺らいだように見えたのは、恐らく見間違いではないだろう]
中
ログ見たら爺さん勝手に動かしてたっぽいから、あたいも勝手に動かして見たんだけど大丈夫だよなたぶん…。
前後きっちり見てこなかったんだけど。
おにーさんで、あってる?
[気付かれたか、というナタルに首をかしげて確認するようにじっと見たが。
榛名が自分から離れようとするのに気付いてそちらに視線を向けて心配そうに見つめた]
榛名、お姉さん。
[こないで、というのは自分になのか、何に対してなのかわからなくて。
手を伸ばすことも躊躇い、名を呼ぶだけで留まった。]
[そうしていると現れたのは、雪色の女性
まあ、実際のとこその正体にほぼ確信は得てるわけなのだが]
…………だがじぃさん。それは空気読まない行動だろ
[情けない声で雪色に駆け寄るギュンターに頭を抱えた]
[水盤を見ていたいけど、榛名やベッティの様子も気になって。
金の瞳が水盤と周囲を行ったり来たり]
わふっ。
[鳴き声に均衡の力を載せようとするも、元々不足している状況ではさしたる効果も無く。
ただ気休めに鳴いたような、そんな状態になった]
[妖精王の力をもってしても、余り長い間、この結界が維持されるとは思い難かった。だとすれば…]
間に合うか…?
[視線はイヴァンの手から、一度は離れた薔薇色の白引へ、しかし、そちらに近づこうとは、今はせず]
ひめ、さま?
[見覚えのないお姉さんが口を開いたところを、おじいちゃんが突進していって。
おじいちゃんが姫様と呼ぶということは、とちょっと考えて。]
おねえさん。
おうさまと、じょおうさまの、こども?
また『秘宝』の力?
でもまだここにあるし。
[落ちたままの薔薇色にそぅっと近づいてみる。
蔓環してても直接触るのはまだちょっと怖い]
ねえ、今何が起きたんだか…。
[見えてた?と振り返った先にも姿が一つ足りない。
そこに居たのはマテウスだけ]
………。
……来たのは三人か。
[榛名の様子は目の端に。
ナタルには敵意の籠る視線を一瞬のみ向けて。
そして雪色の女性――ベッティに視線が向いて]
姫?
[駆け寄る騎士団長が発した言葉に、片眉を上げた]
ナタルは、オカマ、じゃ
[おにーさんおねーさんで疑問符浮かべてたビーチェに不思議そうに何か言った。
ってかオカマだってずっとおもってたんだけどあたい。
そのナタルがあたいに訪ねてきたんで、あたいは爺さんをぽんぽんしつつ見上げたのさ。
答える前に、爺さんに本名呼ぶな、とだけ口止めはしといた。]
出来る、よ。
[姿変わってピン止めされたけど、まだ今のあたいは氷破の属だ。他の属性混ざっちゃいるけど。
だからこっくり頷いたのさ。]
封印、するの、は、……ハルナ?
[さっきから遠くで様子が変だなーってのは見てたんだけど。
そう?って一応確認しといた。]
[そうして、ゼルと漫才をしていた(彼女視点)ナタルが雪色に声を掛けるのに、ああ、まあいいかと思い]
しっかし、姫、ねぇ
あのお転婆お馬鹿っ娘が、ねぇ
[ブツブツそう呟いていたとか]
[ゲルダと視線が合うと、男は、ゆっくりと首を振る]
ベッティ殿も消えてしまった。何がどうなっているのか、判らんな…
[その言葉を二人が信じるかどうか]
[黒江から向けられた視線>>+32には気づいていたが、突っ込みは後回し。
今は他がかなり、まずい気がする]
……ほう。
この場で禁句を口にするとはさすがだね。
…………じゃあなくてっ!
[さらりと禁句を口にしたベッティ>>+33に、つい突っ込みたくなるのは、押さえた。
ちなみに、不用意にその言葉を口にして寸止めに刻まれたものは数知れず──というのは、恐らく友のみが知る所だろう]
……榛名本人、というか。
榛名の中の何か、だね。
根本的な解決になるかはわからないけど、それを押さえないと色々と危険な気がする。
……闇の力は、まあ、頑張って相殺するさ。
まだ、戻りきってないけどね。
/*
無理に今進めようとするなー!
ちゃんと寝てくれー!
……エンドが見えてないし、キャストロールもつくってないのよ、まだ(ほろり。
[男は距離を保ったまま、イヴァンとゲルダを見比べるように見る。探査の力を持つ二人がこの場に残ったのは偶然ではないだろう。まだイヴァンにダメージの残るこの機会を捉えて、その足を踏み出すか…それとも、踵を返し、姿を隠すか…迷いは、その表情にも顕われたか]
うん。
何がなんなんだか。
[今の王の力は自分が呼び込んだもの、という認識がある。
榛名が不可解な消え方をしたのもあって、マテウスの言葉を正面から否定するだけの根拠などありはしない。
ただ意図せず秘宝の片割れを守るような位置に立つ]
ベッティちゃんも、姿とか変わってたし。
不思議な感じがしてたんだよ。
『秘宝』のどうこうっていうんじゃなかったけど。
[女王の力と断言できる根拠も、これまた無かった。
感覚が訴えてくるものを他者に伝えるのは難しい]
ふぇ…?
じゃ、あ…えと、えと…ナタル、さん?
[お姉さんでもなくお兄さんでもないと、どう呼んでいいのかわからなくて。
白いお姉さんが言った言葉は、怒るみたいだから呼ぶのはやめて、おにいとおねえを抜いてみた。
榛名の中のなにかを、という話には榛名とナタルと白いお姉さんの顔それぞれを見て、だいじょうぶ?と心配して。]
姿を変える妖精は珍しくはないだろう。イヴァン殿も、エーリッヒ殿も、それにゲルダ殿も、二つの姿を持っている。ベッティ殿はまあ…少々事情が複雑ではあったようだがな。
[結局、男は一歩を踏み出した。秘宝の片割れを守るように立つゲルダに向かって、静かに近づいていく]
[ナタルの突っ込みには、きょと、と雪色のあたいは一瞬瞬いた。
うぉ、あぶねー地雷踏んでたのかよ!とあたいは状況に感謝したのさ。
ナタルの説明にはこっくり頷いた。
ハルナの中の何か、ってのは、実際見てみないと良く分かんなかったけど。]
ん、わかっ、た。
[ゆっくりあたいは立ち上がって、ってか爺さんに手伝ってもらって立ち上がって、あたいはハルナのトコまで近づいたのさ。
>>+34はしっかり聞こえたぞ。あたいもそう思うんだぜ!
姫なんて、辞められたらよかったのになー。ってのを言ったら爺さん泣くだろうなー。はー。
……って思ってたけど、おっさんの言ってた言葉思い出して、あたいはすこし目を伏せたのさ。
まぁそんなことやりながら、あたいはハルナ近づいて肩に触れたんだ。]
ひ、うぇー。
[いつかのように、姫ー、と言おうとしたけれど。
言葉は言葉として紡がれず、妙な鳴き声みたいなものになった。
そんな自分に、早く戻れないかな、と眉根を寄せたり]
[今の自分では何も出来ないから、水盤の縁に座ったまま、周囲の様子を眺める。
金の瞳は時折、水盤の様子も捉えていた]
ハルナ……。
[触れたまま、ハルナの封印する物を探ったんだけど……っ、なんだこれ。すげぇ暗いな。]
まっくら、闇…。
すごく、暗い、深い、それに、大きい………
ナタル、それと、エーリッヒ、手、貸して。
[こりゃあたい一人じゃ足りそうにねーから、あたいは力を貸してもらおうと二人を見たのさ。
って、あれエーリ何処だ?]
いや、やはり秘宝は、妖精王にお返しした方が良いのかと思ってな。
[ゲルダに問われると、男はさらりと嘘をつく]
王は結界の維持に難儀されているようだから、秘宝だけでもこちらで守る方が良いのかと思ったのだが…
あれ…?
ベッティ、おねえさん?
[何かがひっかかって、ちょっと思い出し。
ナタルはたしかに白いお姉さんに向かってベッティと呼んでいたことに気付いて目をぱちくり。
続いて白いお姉さんから自分の疑問も肯定されて、更にぱちくり。]
中
女王(王)の属性わかんないから氷破以外の属性はぼかしてるんだぜー。
オールマイティーか、天聖か、全く別の属性なのかって思ってるんだけど…。
[さん、づけで呼んでくるビーチェ>>+37に、つい表情が緩んだ。
素直な子だなあ、としみじみ思いつつ]
キミが呼びやすいように呼べばいいよ。
それが、キミにとってのぼくという『理』の形となる。
[自身をどう見るか、どう呼ぶかは常に人任せ。
禁句だけは訂正するものの、それ以外は干渉しない。
なぜなら、自分でも自分が何かを知りえていないから。
他者にそれを教えられるほどではなくて]
じゃあ、頼むよ。
一応、フォローはできる……と思う。
[ベッティ>>+38 >>+40に頷いて、力を集めようとする。
先の消耗が大きく、やや、辛いものがあったが、強引に動いて。
白金の粒子がふわり、散った]
[自分の名前を呼ばれる声がする、
封印の言葉、それに反応するように内に目覚めるものが暴れるように]
おね……がい……
[ビーチェのほうには大丈夫だからと、震える手をこちらにくるのを制止するように伸ばして、
視線を向ける先、は声の聞こえたような方向。瞳が闇と翡翠に彩られて揺れる。
油断をすれば今にも誰かに襲いかかりそうな自分を、自分の中に眠る力に振りまわれそうな自分を感じている。
近づくベッティの気配、自分左手を右手で押さえるように、そちらを見ながら]
あまり…見ないほうがいいです……
[肩に触れられ覗かれるそれを拒むことはせず、一度通じた道をふさぐ力は自分にはない。
自分から通じる先、真っ暗な、深淵の闇の先にあるものは、触れるべきではないもの。
古に封じられたはずの、名も無き邪神のもの、深い負の感情を湛えたもの]
くぅ?
[名前を呼ばれて金の瞳はベッティへ。
ぴょい、と水盤の縁から飛び降りると、とてとてと駆け……一回こけてからベッティの下へ]
わふ。
[暗緑色の子犬はベッティの足元で彼女を見上げている]
ふぅん
[ベッティの告白に、あまり興味なさげにそれだけ返す
そのことに首を傾げられたなら、こちらもこてし首を傾げ]
だって、ベッティ。ベッティはベッティであって、私の親友な訳で
ベッティが姫様であろうと、お馬鹿な氷精であろうと、そんなの関係ないし
[そこまで言って、気恥ずかしくなったのか僅かに目を逸らす]
……まあ、もちろん? ベッティが姫様として扱われたいなら、そう扱ってあげても良いけどね
[そして、誤魔化しも含めて意地悪そうにそう言っただろう
なお、そのことにギュンターが文句を言っただろうが、そんなの端からアウト・オブ・眼中だから問題ない
だが、あまりしつこいようなら、ギロリ睨みつけ]
…………何? 背後からぐさーと逝かれたい?
私は、ベッティと話してんだ。外野は口挟むんじゃないよ
[そう脅したことだろう]
[何か、力を感じる水盤の方は気になっている。
騎士の理を貫く、と言い切った彼が辿る道。
自身には知りえぬ、『理』の行く末。
見たいと思ったからこそ、『秘宝』の存在を他者に伝えはしなかった。
……もう一つの気配を感じたのが、友であったのも、多少は作用しているが]
……ってー……エーリ……なの、か?
[ベッティの足元にやって来た暗緑色の子犬に、ちょっとぽかんとしたとか]
姿だけならね。
まあ、前から良く知ってたわけじゃないし…。
[ずっと一緒に暮らしていた榛名ですら内緒があった。
それは自分にだってあるから、追求したりしなかったけど。
プチッと小さな音が響いた。
王の力だけでなく多種の力が渦巻いたからか。蔓環が少しだけ解れてしまっていた。壊れるまでじゃない、でも綻び]
…そっか。そんな風に考えてたんだ。
でもお返ししておいた方が良いとボクも思うよ。
ベッティお姉さん、私のも、つかって。
まだ、自分じゃ、つかえないけど、多分、つかってもらうことは、できるから。
[まだ幼き故に自らの力の使い方は知らない。
けれど身の内にあるのは夢を操る力、眠りを司るもの。
少しはマシになるかもしれないと、手をベッティに伸ばし願った。]
……ううん。
ボクが持ってくよ。
榛ちゃんのことも聞かないといけないから。
[回復したならイヴァンに運んで貰おうかと思っていたのだけれど。
マテウスの手を右手の槍で遮るようにして、薔薇色の白引きを持ち上げようとした]
…ナタル、でも、いい?
お姉さんでも、お兄さんでも、ないなら。
もう、呼べない。
けど、ナタルさん、って、なんか、呼び、づらい。
[ナタルを見上げてそう言って。
本当は一番呼びやすいのは、ナタルお姉さんだけど。
違うと知った上で呼ぶのは抵抗があって。]
[オカ…おっと、ナタルに頼むなーと一回視線を向けてから、エーリを捜したんだけど、何か黒くて小さいのがこっち来たんであたいはきょとんとそっち見たんだ。]
…………エーリ?
[………何で縮んでんだ可愛いな!
いやいや今は可愛いは置いとけあたい。
んでも縮んでるって事は、力もちまくなってるのかなこれ。
あたいはハルナの隣に座って、エーリを膝の上に乗せたんだ。]
エーリは、無理しないだけ、影輝の力、貸して、ね。
[一応エーリにはそう断りいれといたんだ。]
/*
あ、「き」を消し忘れた…。
これなら杖って表現の方にしておけば良かったや。
うーん。勝ちに拘ってしまってるかな。
でもイヴァンさん居ない間に渡しちゃうのは、ちと。
ここは譲るべきだった!とかだったらごめんなさい。
[ゲルダの蔓環が綻んだ音を、男も聞いた。彼女の安定を支えているはずのそれに視線を落とし]
蔓環が綻んでいるぞ。ゲルダ殿もあまり無理をせず、しばらく休んではどうだ?
[男が伸ばした手を遮り、ゲルダが白引に手を伸ばすのは止めず、あくまで静かに言う]
ま、それはともかくとして
[そう言うと、榛名に目を向け]
この状況は、結構不味いかもね
私に出来ることなら協力するけど
[時空の特性は『無限』
終わりがなき故に普遍にして不偏、そして不変
全てに干渉し、かつ干渉を受けない力が役に立つかもしれないと]
あり…がと……
[力を貸してくれるらしい皆に揺れる瞳から涙がこぼれた。
揺らぐ暖かい感情に、わずかに内に眠る力も弱まり]
ベッティ…でいいかしら……
お願い……します……
[彼女に、すがるようにそっとその手を握り、
今頃ゲルダは心配しているかなと、ふと脳裏にそんなことがよぎった]
―ハルナのところに行く前―
[あたいは何か何も動じてないリッキーにちょっと瞬いた。
あれ、リッキーなんで、あたい言ってたっけ!?いやいやそんな記憶はねーぞ。多分。
ってリッキー…なんかすげぇ嬉しい事言ってくれてるんだけど。]
リッキー、わたし、隠し事……
[雪色のあたいは、ちょっとハルナんとこ行く足とめて、リッキーのほうを見ていたのさ。あ、逸らした。
姫扱いにはぶんぶんって、雪色があんまりやらないような勢いで首振ったんだ。]
リッキー、あり、がと。
うれしい、よ。
[やっぱリッキーは親友だな!とあたいは言えない変わりにすっげーにっこり微笑んだのさ。
爺さんが何かリッキーに言ってたけど、それはちょっと睨んどいた。
リッキーが爺さんやり込めてるっぽいから、そっちに任せてあたいは危険域っぽいハルナの所に向かったのさ。]
だいじょぶ。まだ。
切れてないから。
[握った瞬間に背中がゾワッとした。
けれど出来るだけ顔に出さないよう努める。
事実、それだけで蔓環が完全に崩壊してしまうこともなく]
ずっと休ませてもらってばっかだったもん。
榛ちゃんが困ったことになってたら、早く助けてあげたいし。
[マテウスに向けた顔は仕事をする時の、衛視の表情。
翡翠は断固とした意思を持って]
だからこれは、ボクが運ぶ。
ま、話の続きはこれが終わった後な
[ベッティの反応にこちらもにたりとした笑みを返し]
……さて、手を加えるなら
[そう呟くと、キャンキャン吠えてるエーリッヒに目を向け]
ここだよな
エーリッヒ、ちょっと手ェ加えさせて貰うよ
ちょっとくすぐったいが、我慢な
[そう言うと、返事を待たずそのちっちゃい背に手を置いて、力注入
さて、流し込んだ時空の力は彼にどんな影響を齎すのやら]
そうか…残念だ。
[強い意志を持って、きっぱりと男の申し出を断ったゲルダに、男は目を細める。残念、と、口では言いながら、その笑みは柔らかく]
すまぬが、どうしても渡してもらう。
[剣の柄に男の手が触れ、薔薇色の光がゲルダの持つ薔薇色を包む。一気に二倍程にも強まった秘宝の力に、綻んだ蔓環は、耐えられようか?**]
うん。
じゃあ、ナタルって、呼ぶ。
[頷くのを見れば安心したようにふわり微笑んで。
ベッティたちが榛名の封印しようとする様を側で祈るように見つめ。
幼い自分の力も使われるなら、捧げるように手を伸ばした。**]
/*
流石に膝の上なんで、急激にでかくなるのは自重。
時間も時間だし。
何にもない時なら、「一気に成長、ただし青年の姿」とかやったんだけd
もちろんベッティの膝の上なんで。
姐さん事件です(何
[騎士の持つ剣から伝わる感触と。
今手の中にある感触は、あまりにも似すぎていた]
マテウスさん。
[どうしてと。そう尋ねるより前に、ドッと秘宝の力が膨れ上がった。プチプチという音が続けて鳴る]
う、わ…っ!
[一度に弾けなかったのは材質の幸運か。
それでも耐え切れなくなるのは時間の問題となりそう*だった*]
ありが、とう。
[ビーチェと、リッキーにはそう言って。他にもてぇかしてくれる奴が居たら礼を言った。
でもめいっぱい使っちまうのはナターリエとエーリッヒの分になるだろうな…均衡の関係で。
それでも他の手があるのは有り難い。
ふぅ、っと一回息をついて、あたいは少し気合入れたのさ。]
そう呼んで下さって構いません。
少し我慢しててください………。
[開いた口からは、淀みも途切れも無い、流れるような言葉が零れた。嫌いな言葉、だけど今は一番、伝えるのに適してる言葉だ。
ハルナに手を握られたまま、あたいは呪文を織り上げたのさ。]
―――――――汝、榛名よ
真白の王の名の御名下に、月の均衡を破りし物へ
太陽と星の嘆きを聞き、底深き常闇の夜の門を閉ざさんことを
我は力の代行者として
『封印』を―――――――――
[封印は一気に、ナタルとエーリッヒの力をあるだけ搾り取って、ハルナの中に入っていった。それの影響を抑えるように、ビーチェの力が薄い膜みたいにハルナに落ちていく。]
[頭の上でベッティが呪文を織り上げる。
最後の言葉が紡がれると、リディの手を借りて作り出した力の球が榛名へと向かって行き。
それでも足りなかったか、自分の中に残っている力も引き摺り出して封印と為した]
………きゅう。
[十分に力のある状態からでは無かったために、ベッティの膝の上で気絶してしまったのは仕方のない事だったかも*しれない*]
[ベッティを通じて流れる自らのうちを封じようとする力、
対となる二つの属性が合わさり、さらに包むようにして元の呪の力を強める力]
なんとか……なりそうです……
[完璧なものではないのかもしれないが、通じる道をふさぐにはそれ十分で、
静かな笑みを浮かべる]
ご迷惑…、おかけしました……
[先ほどよりもだいぶ落ち着いた様子で、鼻血はまだ流れたままだったのでいろいろとしまらない状況だったけども]
お、おおおお?
[エーリッヒ経由で割と自身の力も吸われていくのに思わず声を漏らす]
…………ふぅ、なんとかなった、のかね
ん、よかったよかった
[そうして、封印が為されたのか落ち着いた様子で礼を言う榛名ににかっとした笑みを向けると]
だがまあ、まずその鼻血をどうにかしろ
別の意味で恐ろしいから
[さっきからずっと流れっぱなしの鼻血で、そりゃもう彼女の服は凄いことになってるわけで]
とりあえず、これで鼻押さえとくといい
[そう言ってポケットからハンカチ取り出して、ん、と手渡した**]
[リディから受け取った、ハンカチで鼻血を押さえながら]
そういえば…ゲルダは大丈夫でしょうか……
[不安げに、まとっていた衣服は血染めの浴衣という、あまり視覚的によろしくない状態でいながら、彼女のことを心配していた。
自分を封じるためにエーリッヒも気絶しており]
いえ、本当に皆さんに…ご迷惑かけてばかりで……
[ぺこりとわびるように頭をさげながら、
さすがにまだ完全に抑えられてないとか、そんなこと皆にいえなかったので*黙っていた*]
[エーリとナタルの、出されてない分の力は取らないように注意してたんだけど、エーリッヒの方はちょっと足りなかったっぽい。すまぬ。ナタルは大丈夫か、と思ったけど歩いてゼルギウスんとこ行ったから大丈夫かな?]
エーリ、っ
[気絶しちまったエーリッヒは、そのまま膝の上で寝かしといた。あ、ちょっとでっかくなってんな。
なでてれば少しずつでも回復するかな……。
ついでにあたいは癒しの力をそっと送っておいたんだ。
おっさんのよりも更に弱い癒しだけど、無いよりマシだな。うん。
……"ちゃんと元に戻れば"、もっとマシなもんが使えるんだけど。それはやんなかった。うんまぁ理由はもにょもにょ。
ってか爺さんがエーリッヒをどかそうとするから押し留めたんだぜ……。いやいや不敬罪ってねーから!
わんこくらい膝で寝かせてやってもいいじゃんなぁ?]
[その辺は頑として譲らなかった。爺さんはあたいが頑ななのにしょんぼりしてたけどな。
…まぁ、そうだろうな。誰かに逆らうとかって雪色のあたいにゃ殆ど無かった事だしな…。
爺さんには、あたいはどこまで「いい子」に見えてたんだろう。
ハルナの封印パーペキじゃねーのは、あたいが完全に氷破じゃねーからか、それとも力そのものが足んねーからのどっちかかな。
まどっちにせよ、暫くは問題ねーだろと思ってあたいは何かえっらい状態のハルナを見たんだ。
リッキーがハンカチ渡してたから、ちっとはマシになってたけどさ。
礼とか侘びには首ふっといた。]
大丈夫、少し疲れた、けど。
[そう言ってハルナにゃ微笑んだ。
ビーチェもリッキーもあんがとな!って雪色が雪色っぽく言ったんだぜ。]
ゲルダ………。
イヴァンも、大丈夫、かな……。
[ハルナがゲルダっていうから、あたいもそっちが急に気になったけど、あたいは水鏡の所には行かなかった。エーリッヒがいたからな。
それから……多分一番、おっさんの事が気にはなってたけど、それを口にはしなかったんだ。
なんでおっさんは、あんな顔してまで秘宝欲しがってたんだろ?
そんな疑問があたいの頭を掠めていったんだ。**]
[鋭い榛名の声に、身を起してぎょっとした顔で其方を見る。
熱無き炎は自らの意志に従い、彼女の方へとまっすぐに]
…何、…?
[ナターリエのいっそ綺麗とも思ってしまう程の姿や
エーリッヒに危害を加えたのであろう予測や
今まで消えた者たちの事や
いろいろが頭を巡り、体は動かないまま
大丈夫、熱く無いし痛くはな…
[言葉を紡いだ時 光の矢が大気を裂いた]
[動揺するゲルダと 驚くマテウスに顔を向け
身を起して 低い声]
…オレの、せい、かな…――?
あいつを飛ばした時、いやがってた…ような。
逃げた…んかな
[この場を去りたいと思う程の]
[肩を落とし 少し情けない表情でふたりを見上げ]
[それから、自身の手を離れた白引を ゲルダが手にするのを見る。
マテウスが剣の柄に手を触れるのを見て ぁ、と小さく声を上げ
蜥蜴の男は一度頭を横に振る]
…そこに…あんのか。
じゃあ、お前なんだな…――マテウス。
[自分が 信用しようと思った時と奇しくも同じポーズの彼に
苦々しい声を掛ける]
[あっそういや]
……ナタル、体、大丈夫?
さっきの、変なのは、治った?
秘宝、使わないと、駄目って…
[なんかふつーに手ぇ貸してくれたからすっかり忘れったけど、変なのはどした?
と色々分かってねぇまんまのあたいは、ナタルに聞いたのさ。
でもってナタルがゼルギウスに何か言ってたのは、あたいも気になって見てたんだ。
ビーチェはエーリッヒかハルナを心配してたかな?
リッキーが、後でってた話は気になってるけど…ってか、せめてリッキーには色々言っときたいな。黙っといた事とか…。
そんなこと考えながら、あたいはやっぱもふいいなもふ、とエーリッヒを撫でてたんだ。**]
ゲルダ…
[守ろうとする彼女に、力添えをしようにも
どうにも自身の属性はあまりに彼女に相反している。
少し迷い、蜥蜴の姿のまま彼女の背後
そっとその肩に手を置いて身を寄せると]
…いったん、渡そう。
今のオレとお前では多分どうしようもない。
誰かが傷つくのは、いやだ。
[後ろから声を掛けた。
添えるひとことは 彼女にしか聞こえぬ小声]
――考えが無いでもない。
[それから立ち上がると 表情の判りにくい蜥蜴男は
ぶしゅっとまた 肩から熱気を噴きだして]
マテウス、ひとつだけ聞かせてくれ。
ここにエーリッヒの毛が、落ちてたんだ。
――痛い事、したのか?
[酷く冷静に聞こえる声*]
火炎 イヴァンは、天聖 マテウス を力(占う)の対象に決めました。
[封によって抜かれた力の程は、ご想像に……と、口では言うだろうが。
実際には、消耗していたところの供給、更にエーリッヒの力が多く求められているのに合わせて限界越して余剰を出していたので……推して知るべし、という所]
んー?
[友に問いを投げ、その答えを待つ間に投げられた、問い>>+70]
ああ……あれは、治りようがないんだけどね。
女王が言うには、完全に『あちら』になるか、『あちら』を完全に封じて消し去るしかないらしいよ。
……そも、在り得ない存在だから、どっちかの方がいいのかも知れないけどねぇ。
[ふふ、と。笑う様子だけは、楽しげなもの]
普段は、『秘宝』による封印で押さえ込んでるんだけど。
……そこに異変が生じたおかげで、色々と共鳴やら何やらが発生して緩んでたから。
押さえるには、確かに『秘宝』を使うのが正解。
……もっとも、『あちら』は、封印自体をすっ飛ばすのに、欲しがってたようだけどねぇ。
[自分自身の事であるのに、説明する口調は他人事]
……ま、ぼくはできれば『秘宝』に触るのは御免被るんだが。
普段、断片持ち歩いているだけでも、おもったくてうっとおしいし。
[さらりと言った言葉に、騎士団長が小言を言い出すが]
……はいはい、わかってます、わかってますとも。
女王と王が無理をしてくださったのは、ちゃーんとわかってますよ?
[そっちはひらひら、手を振って受け流した]
(……それが、母上の望みなのもね)
[続く言葉は、口にはしない]
[気絶しても、ここに落ちて来た時よりは早く目覚めたのは、力を貸してくれたリディや癒しの力を与えてくれたベッティのお陰か。
ぱちり、と金の瞳を開くとベッティの膝の上でむくりと起き上がった]
……くぅ?
わふ。
[一瞬何があったか思い出せなかったが、直ぐに事態を悟り。
榛名が多少は落ち着いたのを見ると、嬉しげにかぱりと口を開けた。
ぴょい、とベッティの膝から降りると、地面にお座り。
けれど直ぐに背中の方を見るように、首を左右に動かした]
むず、むず、すぅー。
[片言の言葉を紡ぎながら、背中からころんと地面に転がった。
そうしてしばらく地面をころん、ころん。
一人遊びしているようにもみえるが、当人は何やら違和感があるようで。
それがリディから与えられた時空の力の影響だと言うのは、今は分からないまま]
[まだ少し頭がくらくらする。
中途半端な眠気が起こす頭痛、軽く頭を抑えるようにして]
とりあえず、お茶でもしませんか?
[ゆったりとした口調でそう提案を、この場にそんなものが用意できるのかまで考えてはいなかったが]
ゆっくりお話するにはそれが一番ですし。
お互い積もる話もあるでしょうし。
[周囲にそう同意を得るように見回して]
[痛みに呻いている間に榛名に関するあれこれがはじまっていて。
手伝える力はないから、額をさすりながらベッティがみなの力を借りて榛名の中にある何かを封じるのを眺めていた。
ベッティが姫と呼ばれていたり、黒江がナタルに敵意を向けるのを見たり。
子犬がちょっと大きくなったりとか色々しているのも見ていたり。
友人>>+35がベッティの禁句に突っ込む様子には小さく笑って]
相変わらず、ですねえ……
[禁句を口にしたものの末路は知っているから、楽しげに笑うのだった。
水盤の傍らに立ったまま、残った仲間の行く末にも視線を向けつつ。
すべてが終わってこちらにやってくる友>>+61に変わらぬ様子で手を振る]
なにって、ちょっと知的好奇心と探究心に突き動かされた結果、という物ですよ。
[にこにこと相変わらず反省だの罪悪感だのがどこにも見えない態度で飄々と答える]
[鼻血を押さえる榛名の格好のひどさにはちょっと眉を寄せて]
水で流して綺麗にしてもかわかせませんしねえ……
ああ、そうだ、これでちょっと覆っておけば見た目はましだと思いますよ。
[ベルト代わりにしていた水の気配がある布を榛名のほうへと差し出した]
[リディから返る言葉に]
それだといいのですが…、
なにぶん相手は秘宝を持っていますからね……。
[もっともここで心配をして、何かが変わるわけでもないのだが。
ゼルギウスから渡された布を受け取ると]
あ、またお世話になってしまいましたね、ありがとうございます。
[ぺこりとお辞儀をしてから、
鼻血はだいぶ収まったらしく、血塗れたハンカチを手にして]
お世話ついでに、こちらの方洗いたいのですが。
[言外に水をだしてくれと要求をした]
どうも、ありがとうございます。
[水のあふれる青い水晶と器を受け取り、それでハンカチを洗った。
無事洗われたハンカチはリディに返して、ゼルギウスから借りた布を上からまとい、
ナタルの言葉に自分も探しながら、ゼルギウスの見つけたお茶セットの方へと]
理由その4というわけですね。
[お茶の用意をしながら、長々と始まったゼルギウスの話に、いつだったかの質問の答えの中、
彼が四番目に語った理由を思い出していた]
なるほど。
反省房といいつつ、お茶やお菓子まであるなら、あんまり反省房とはいえない気がしてきましたねえ。
[友人>>+81に納得したような、首をかしげるようなそんな感じで呟きを返し。
長く続く論説は途中で聞いてられるかとさえぎられることも多いが、それでも怒ることなく聞いてくれる友人の存在は有難いものだった]
いや、だって気になったらやっぱり調べないとねえ……
[そう締括りつつ、ありがとう、とナタルには告げて。
榛名>>+83には、ああ、と何時か語った理由を思い返して]
ええ、そういうことです。
私の理由は4番目でしたねえ。
[嘘もたくさん口にしたけれど、本音も同じぐらい口にしていたのだった]
[んぁ、ナタルの言葉は噛み砕いて頭入れないとよく分かんねぇのが…
『あっち』って、翼生えてたあれか?何とかな存在って言ってたような。]
よく、わからない、けど
どちらかに、した、ほうが、いいって、ことは、ナタルは、どちらにも、したくない、って、事?
[ってことだよな?えーと]
秘宝、渡した、ら、別な、ナタルが、自由に、なった、の?
[え。それ結局渡したほうが良かったのか、それとも渡さねぇほうが良かったのか…?
よくわかんねぇあたいは、少し首かしげたのさ。]
エーリッヒ起きたのはちょっとほっとした。]
大丈、夫?エーリ…
[なんかころころしてるけどどした?エーリッヒの感じてる違和感はあたいは分からなかったから、背中痒いのか?って思って手を伸ばしてかりかり掻いてみた。
ゼルギウスの話は右から左なんだぜ。さっぱり分かんねぇ!
ってかこいつこんな喋るんだ、ってそっちの方に感心してたのさ。]
んー、んー………くゎふ!?
[ぽんっ、と音がして身体が青年の姿へ。
リディの力の影響で元の身体に戻ろうとしていたらしいが、通り越して人型になってしまったらしい。
んで、ジャンプしていた時に戻ったものだから……]
きゃいんっ!!
……いた、い……。
[べっちん!と身体が地面と水平に落ちた]
[遠くを見る友人>>+87にちょっとばかり知りたくないなあ、と視線を逸らす。
けれどもさすがに女王もあのときの目晦ましをかけたものの気配が流水だとは、長い間閉じ込められてる間に気づいてるだろうから逃れることなど不可能だろう。
はあ、とため息をひとつこぼし。
同意をくれる友に嬉しそうに笑んだ]
知りたい事を追求するには動くほかありませんしね。
[うんうんと頷く。
遠慮なく喋るのを面白がられている事を知ってはいるけれど、聞いてくれるのだから面白がられても気にもしては居なかった。
ぴょいぴょい跳ねてるエーリッヒにはどうしたのだろうと視線を向けつつ。
金の髪の青年姿になるのに、おや、と瞬き]
だいじょうぶですか、エーリッヒさん
[エーリッヒの背中掻いてみたけどどうも駄目らしい。
手を離れてぴょいぴょいするのを見てたけど。あ。]
ゎ、……大丈、夫?
[ってか顔打ってっぞ顔!
あたいは隣で大丈夫か様子みながら、駄目そうだったら手にしっぱなしだったハンカチを取って、冷やして打ったとこに当ててやったたのさ**]
[お茶を入れてカップを机の上、それぞれの椅子の前に並べていき]
まぁ、たしかにあの時、すぐに手に入れようと思えば私を突き飛ばして手に入れることもできたはずですしね。
[ナタルが手に入れるつもりはなかったと、それから人型になってべちんと地面に倒れるエーリッヒに首を傾げて]
大丈夫ですか?
[さてここで知りたいことをとゼルギウスの言葉、紅茶に砂糖を入れながらふと彼の頭を見る。
水を多く含むそれに砂糖をかけた場合、なめくじのようになるのだろうかと]
ええ、まぁ、知ろうとすることは悪くはないことですが。
[なんとなくベッティけしかけたらやりそうだなとか、不穏なこと考えていた。
表面上は優雅に紅茶に口をつけながら]
だ、だい、じょー、ぅ。
[思い切り鼻をぶつけたため、痛みに未だ片言のような言葉を紡いで。
声を掛けてくれたゼルギウスとベッティと榛名に返事をする。
起き上がると、地面にぶつけた鼻先に手を伸ばした]
おはなうったぁ〜…。
[人型、しかも良い歳の青年の姿でありながら、犬型の時のようにべそべそしながら鼻を撫でる。
そうしていたら、ベッティが冷やしたハンカチを当ててくれて。
ひんやりとした感覚ににこぱと笑いかけた]
ありがとねぇ。
[お茶の用意をしてくれた榛名にありがとうと笑みを向け。
いまだこちらに敵意を向ける黒江やリディにもどうですか、などと声を掛けたりしつつ。
榛名>>+94の視線の意味には気づかなくて首をかしげた。
もし言葉として出されていたらそんなことにはなりませんよ、と盛大に否定していただろう]
知ろうとすることはとても大事です。
なにも知らないまま長いときを生きるなんて退屈極まりないですしねえ。
[榛名の優雅さに、いままでの寝ぼけた様子とは違うなあ、と思いながらお茶を手に取った。
大丈夫だと言うエーリッヒが、人型なのに尻尾があるのを見てじーっと視線を送る]
だいじょうぶそうには見えません、ねえ。
[榛名のお茶の提案には、目をぱちくりさせ]
いやいや、お茶にするって言っても、そんなもの反省房に…………あるのかよ!?
駄目だ、あの王さまほんとアホだ
はやくどうにかしないと
[そう呟くと、頭を抱えた
と同時、そういえばベッティの父親になるのかなるほど、と変な所を納得し掛けていたとか]
ぅん?
[大丈夫そうじゃないと言われて、首を傾げる。
尻尾が出ていると指摘されれば、首を巡らし後ろを見ようと]
ぉ? ぉ?
[左右に首を振りながら尻尾が出ているのを確認]
まだ安定してないみたいー。
でもー、たぶんだいじょーぶー。
[大丈夫らしい]
ええ、たしかに、言葉通りでしたね。
[ナタルにそう笑いかけながら、大丈夫と答えるエーリッヒに]
まぁ、お茶でもどうですか?
[そう薦めながら、驚くリディにも]
まぁ、リディさんもどうですか?
[そう彼女にも薦めた]
はあ、まああるならご相伴に与りますが
[頭を抱えつつ、そう返して歩いて行こうとし]
……ああ、その前に
ねぇ、ギュンターさん?
[そう呼び掛けると同時、背後に跳ぶと]
ちょぉっと、向こうで『お話』があるんで来て頂けますかねぇ?
主に、エーリッヒに対する不敬罪とかについて
[満面の笑顔でそう言うと、有無を言わさず、物陰へ連れ込む
そして、数分後、何事もなかったかのように、ただ手とか頬とかに紅いもの付けて戻って来たか**]
くぅ?
うん、のむー。
[榛名の勧めに笑顔になりながら尻尾をぱたり]
ベッティもー。
行こ?
[お茶を飲もうと誘い、手を差し伸べたり。
その様子にギュンターが何やかや言ったかも知れないが、リディに連れ去られたためにその後のことは知らない]
[お茶を御馳走になりに行って、一旦地面に犬座りしてしまったのはいつもの癖なんだから、*仕方のない事*]
[人型になっても大型犬のときと同じように見えるエーリッヒの仕草にくすくすと笑いをこぼし]
まあ、だいじょうぶならいいんですよ。
[うん、と頷いて、榛名と同じようにエーリッヒにもお茶を進め。
リディがギュンターを物陰に引きずって行くのを見て女はこわい、とぽつり呟く。
ウンディーネの女の恐さは人間界にもたくさんの逸話が残されているほどだから、女性の恐さは身にしみて知っているのだった]
女性を粗末に扱うと後が恐ろしいですしね。
[友人>>+105とは別の意味合いでしみじみと頷いておいた。
その後、しばらくはゆっくりとお茶を飲んでいる**]
まぁでも、あまり他人に迷惑をかけるのはよろしくないことはわかっておりますよね。
[そうゼルギウスに、あげてから落とした。
いつだったか、ベッティが彼の髪を凍らしたことをどっちかは思い出すだろうか、自分はそんなことあったことは知らないけども]
私も迷惑をかけた身、あまりどうこうは言いませんが。
[軽く頭を、片手で抑える]
[女性は大切にと、ナタルにそういわれると悪い気がしない乙女心]
ええと、まぁ、いいです。
とにかく説教やらなにやらは王の方がすると思いますし。
[毒気を抜かれたのか、自分もあまりどうこう言えることをしてきたわけでもない自覚はあるので、それ以上は言及も何もしないようにした。
女性に対するゼルギウスの言葉には]
そういうもの、ですかね?
[首を傾げる。粗末どころじゃない扱い受けてたので、そういう話はいまいちよくわからない]
そりゃ、マテウスさんとっても強そうだけど。
でも…。
[相手は立派な騎士。経験でも体格でもひよっこ衛視が相手になれるレベルじゃないだろう。
でも秘宝の力を使われたらもっと手に負えない。王様だってこんな状態の結界支えるの大変だと思うし。
へにょっと眉を寄せてイヴァンの顔を、ちらっ]
……分かったよ。
[小さな小さな声に肩の力を抜く。
連続音が止まっても、負荷が消えたわけじゃない。このまま持ってればそのうち同じことになるのも間違いない。
そうなったらそれこそ簡単に奪われてしまうだろうから…。
渋々の態で薔薇色持つ左手をマテウスに向けて*伸ばした*]
[少しばかり落ち着いてから、深く息を吐き、
それから水盤の様子をナタルの後ろから覗き込んだ]
ゲルダ……
[対峙する3人、そのうちの一人の名前を心配そうに*呟いた*]
[声は無くとも、問うようなゲルダの視線、そして苦々しさを溢れさせたイヴァンの声に、男はゆっくりと頷いた]
ああ、そうだ。秘宝を奪ったのは俺だ。
半分はゼルギウスに預けていたのだが、やはり妖精王はあなどれん。
これ以上、妖精界を騒がせるのも本意ではない。
早々にここを立ち去ろうと思うのだが、その秘宝が必要なのだ。
[淡々と、まるで只の大工道具を借りていこうとするかのような口調で告げる。けれど、相手が簡単にそれを渡してくれようとは思わなかった]
渡さぬとあれば…
[言いかけて、イヴァンの言葉>>24に、口をつぐむ。ゆらり、と陽炎のように男の身を包んでいた薔薇色の光が揺れた]
中
リッキーwww
いいぞもっとやr
さてリッキーには名前を言っときたいんだけど、長くなるから夜だな…
今日は早く帰れますよーに!
[エーリッヒの使った影輝の力は斬った、だがそれが彼自身の身体を傷つけたとは思えない。それを自分は「望まなかった」…しかし、斬った自分自身に跳ね返った力の反動を思えば、エーリッヒが本当に無事であったかは、確信出来ず]
ああ、痛みはあったかもしれぬな。
[端的に事実を告げる。後悔の念を感じさせることのない声に、優しいクー・シーの主人は、どう感じたか]
天聖 マテウスが時計を進めました。
天聖 マテウスが時計を進めるのをやめました。
翠樹 ゲルダが時計を進めるのをやめました。
翠樹 ゲルダが時計を進めました。
あの秘宝は、女王以外に操れぬと聞いた。
[だから、と、小さな声でゲルダにのみ聞こえるような
小さな声で彼女に告げ。
彼女が薔薇色をマテウスへと差し出すのを見詰めた]
火炎 イヴァンが時計を進めました。
/*
何だか色々と見透かされてる気がする。
狩人だからかな、抵抗あったって考えるの。
そんな感じでお昼寝からおはようございます。
5時間も寝てた。
[間違えて犬の時と同じ行動をしてしまっても、「間違えたぁ」と言って笑うだけで。
その後はそこそこ人らしく過ごす。
あくまで、そこそこ]
[お茶を飲み終わる頃には耳もぴょっこり出ていたりもするけれど、当人は全く気にせず。
一番安定のする犬型、本来の姿に戻っていると考えるなら、きっと問題は無いのだろう]
[ハルナからナメクジ相談受けたら、″あたい″ならやったな絶対。
ゼルギウスが仕置き確定なら女王に言って見ようかな。ノリでやらねぇかな。
ナタルが秘宝を本気で手に入れるつもりはない、って言うのには、あたいは首を傾げたのさ。なんで?
その時あたいはまだ、ナタルとおっさんが繋がってるなんて知らなかったからな。]
[なんだろ。エーリッヒは今にーちゃんの格好してんのに。髪の毛の色だって違うのに。
あたいにはわんこにしか見えないんだぜ…。
あたいは人んときのエーリッヒのあたまも撫でたといたのさ。ここはもふな感じだな。
そんなわけでエーリッヒに手ぇ引っ張ってもらって、あたいもハルナからお茶もらったのさ。氷は忘れねぇ。
途中で爺さんが何か言ってたんだけど、リッキーがどっか連れ込んだんでよく分かんなかった。
んでリッキーだけ戻って来たんだけどどうしたリッキー、血がついてるぞ?]
リッキー、大丈夫? 怪我?
[のわりにゃ笑顔が爽やかだけどさ。
あたいは両手でカップ持ったまま少し心配そうに尋ねたのさ。**]
どうして、秘宝、欲しがったフリ、したのかな、って
[うーんやっぱ分かんないままはキモチワルイな。
ナタルがどーしたって言ってきたから、あたいはナタルに聞いてみたのさ。]
[エーリッヒの様子には自分は突っ込まないでおいた。
自分も突っ込まれるといろいろとあれなのもあったから。
ふとゼルギウスの頭と砂糖、それから近くにベッティと、要素はそろってるなと思いながら、
さすがに理性が勝ち、余計な事は口にしないでおいた。
ベッティがナタルへ向ける疑問の声、なんとはなしにナタルのほうへと向いて]
それは、私も少し興味ありますね。
[そう彼の返答を待つことに]
時間稼ぎといいますと、マテウスさんの?
[そう問いを自分から重ねながら、自分のカップに紅茶を、
そのまま仕草で他の人におかわりいりますかと、頼むものがいたらそのカップに注いだ]
[べっちん!した後、ベッティに頭を撫でられた。
普段の毛並みとは質は違うが、ふわふわさらさらの金糸。
触り心地は悪くないはず。
撫でられるとやっぱり、犬の時のようににへらと笑った]
[お茶の最中はちゃんと椅子に座って。
それなりに人として見れる行動を取る。
耳と尻尾が嬉しそうにパタパタ動いていること以外は]
[ベッティ達の話が始まると、ピクピクと耳を動かしながら話を聞く体勢に]
マテウス、の…。
ナタルは、マテウスに、協力してた、の。
ど、して?
マテウスが、何を、望んでるか、知ってる、から?
[む、だんだんわかってきたぞ。ナタルとおっさんグルだったんか。あとゼルも。
でも理由がわかんなかったから、ハルナの後からあたいも聞いてみたのさ。]
『理』ですか…
まぁ、答えは…もうじき出そうな様子ですね。
[向こうの様子が映る光景、そこでは今まさに話の渦中にあるマテウスがなすこと、それが行われようとしてるところだろうか。
いっそ信念に基づいて、裸Yシャツでずっといますとか言い出したら、この人は怒るのかなとかどうでもいいことを内心に、
表面上は何事もないかのように穏やかな笑みを浮かべて紅茶に口をつけていた]
そっ、か
[何だナタルも知らないのか。それにはちょっと残念そうな顔したんだ。
続いて出た内容は、あたいにはちょっと難しい。
よくわかんなくて、考えるみたいに少し眉を寄せたのさ。]
……つまり、何かよく、わからない、けど、マテウスが、何か、してくれそう、だから、手伝っ、た?
[あたい的に分かりやすくしたらこんな感じか?]
[ここに居たのが、封印の領域に親しいベッティなら。
均衡を保つのが得意だろうエーリッヒなら。
安定の力を扱う妖精騎士団長なら。
あるいは他の力を使うことに長けたヒトたちなら。
…無い物強請りをしても何も変らない]
いいよね。
[承諾を得られるなら、ゆっくりと手を離す。
誕生の対極にあるのは「死」
生命の領域に親しい者ほど自由に扱えるものじゃないけれど。
最後の最後、どうしようもなくなったら…。
不安になりすぎて、なんか思い詰め始めていた]
……この騒動が始まって、『秘宝』がどこにあるのか気づいた時。
もし、それが他の誰かだったり、あるいはユベールだけが持っていたのだとしたら。
さっさと後頭部どついて出させたんだけどね。
[なんか物騒なこと言ってます]
話を聞いて、強い『意思』を感じたから。
だから、その道を繋げたい、と思った。
それと、自分が不安定になってたから、弾けさせとけ、ってのが重なったのが、ま、さっきの行動の理由になるわけね。
何を犠牲としても叶えたいもの、ですか…
[ナタルの言葉に小さく呟き]
後は、私たちにできそうなことというと、悪いようにはならないと、信じることくらいですが。
ユベール……?
あ、ゼルギウス。
[最初誰の事かなって思ったけど、だよな、ゼルギウスのことか。
ナタルのいってる事は、何となく……ならわかったかな。それでも、わかんないことのが多かったから、表情は微妙だったかもしんね。]
道が、繋がったら、どうなるの、かな。
…わたし、には、無理に、やろうと、してる、ように、見えた。
歪まないと、いい、けど。
[…カップのお茶、減ってねぇな。
とかあたいはぼんやり関係ないこと考えたりした。]
[蜥蜴の姿の、厳ついとしか表現し得ない顔が、己の答えに歪むのを、男は冷静に見つめていた]
確かに「正しさ」の量りは、各々違うもの。
だが、他が傷つくを恐れ、破壊を厭うことは、天地の摂理に適う。
[だから、そのイヴァンの意思は正しく、正しいが故に快いと、天聖に属する男は感じる。摂理に逆らう己自身の行いに消耗し、それに抵抗する者達の行いに癒される矛盾と皮肉に、男は笑みを深くした]
[受け取った白引は、暫し、翠樹の気を受けていたせいか、その薔薇色の刃の表面に繊細な蔓草の文様を浮かび上がらせて輝いていた]
美しいな。
[そう呟いて、どう使うかを見せろという、二人の顔を交互に見つめる。
深淵の青には、やはり心の動きを示す色はなく。黙って、それまで握っていた剣の柄から手を離した]
[一際強く輝いた薔薇色の中、白引は、輝く宝珠に姿を変えた。
何故か、蔓草の文様はそのまま、その表面に浮かび上がっていたが…その姿形は、祭りの儀式に顕われた妖精珠の元の姿]
これを、俺が使うのを見たい、と?
悪いが、それは適わぬ。
だが…何に使うのかは教えよう。
[その深い笑みに惑わされたのか。
それとも何か自分の中で心動かされるものがあったのか。
返答を得る前に剣はスルッとマテウスの手に渡った]
何に、使うの。
[緊張しながら、先を促す]
[榛名の封印の為に使われた力はエーリ達に比べれば僅かではあったけれど、力を引き出されたことのない体には負担が大きくて。
榛名が大丈夫そうなのを確認すると、良かったと微笑んでそのままこてりと横になりすやすやと眠りについていた。
エーリが人型になったり、リディがギュンターを連れていって笑顔で戻ってきたりなどの喧騒にも起きる気配はなく。
ようやく目が少し開いたもののうつらうつら。]
…んぅ……ふにゃ…
[イヴァンの考えを知らずとも、男は最初に手に取ったその時から、この秘宝が自らの力…疲弊した天の力の残滓程度では扱えぬものだと悟っていた。
対ならざる対たる時空の属…奇しくも最初に無実の罪で妖精王に捕われたリディが、この場にあったなら、男の力が今も、徐々に失われていることに気付いたろうか]
…見たい…
[ジト目でマテウスを見る。
だが 先を促すゲルダに自身も視線を促されるように
マテウスの次の言葉を 待つ。
…対が欠け バランスのとれていないここで
自身を全て解放したらどうなるだろう
等と 考えながら]
天を追われ、地の底に身を隠した、我が偉大なる主を、再び天の玉座へと戻らせ給うが我が願い。
………我ら一族、天の力を全て失い、地を這う妖魔と成り変わるその前に。
ぅん…
おはよぉ、なたる…
[ナタルの声に、うとうとしながらも頷き挨拶をして。
目をこすってまだぼんやりしながらとてとてと声のした方に歩いてその隣にぽふ、と座り、またうとうとと。]
[ナターリエ達の話は聞いていたものの、お気楽妖精犬には良く分からなかったことらしく。
疑問符を浮かべながら椅子に座っていた。
水盤の様子は気になっているようだが、それは妖精珠の行く末が気になると言うよりは、イヴァンのことを気にしている模様。
ててて、と水盤の傍に行くとわんこ座りをして覗き込んだ]
ごしゅじぃ〜ん…。
[傍に行けない事を嘆き、悲しげに呟く]
[ゆらりと、薔薇色が男の手の中で揺れる。それは、男の口にした願いに対する宝珠自身の拒絶の力か、それとも、秘宝に残る、火炎と翠樹の気の成せる業か]
おはようございます。
[ビーチェに笑いかけて、おいでと仕草で膝の上に招いてみたり。
マテウスの望むものが彼の口から語られる、それを聞きながら]
私なんて半分妖魔みたいなものですよね。
[本人は冗談話のつもりらしい]
……そう、か。
地の国の方々も、祖を辿れば、ぼくら極光の地の民と同じ……だものね。
[天より追われし者が転じたものたち。
こちらの一族は、天地の狭間に留まったが故か、地の底に封じられしものの影響はさほど大きくはない。
自分の存在は、本当に珍しいイレギュラー中のイレギュラー。
もっとも、母親の影響があるのは否めないが]
……それが、あなたの望み、か。
[小さく呟く声に、感情はない]
本当に……険しい道だな。生半可な覚悟では、確かに走れん。
…無理をすれば、歪む。
[あたいはナタルに小さく返したのさ。実体験があるからな。
まーおっさんが歪むかどうかは確かにわかんねぇんだけど。]
おはよ、ビーチェ。
[起きてきたビーチェにはそう挨拶して。
あたいも水盤の方を見てた。]
/*
ディナ・シー出してきた時点で、ある程度そちら系のネタがくるだろうとは思っていた。
それだけに、堕天使化はネタ被るかしら? と恐怖していたりしたが。
……まったく、ほんとになんなんでしょね、このシンクロは!
ええ、と。
[その願いは個人的なものじゃなかった。流石は騎士。
いや感心してる場合じゃない]
そういえば。
マテウスさんの主、てヒトは、どんなヒトなのかな。
[イヴァンの疑問に足すようにして首こてん]
[マテウスの望みを聞いて、思っていたよりも更に切実な理由に小さな吐息をこぼす]
もうちょっとうまく立ち回るべきでしたかねえ……
[ぽつり、呟いた]
ぅん、ねむぃ…
[ナタルに頭を撫でられ問われたのには、素直に頷き。
榛名からもおはようと笑いかけられると目をこすりこすり何とかそちらを見てぽやっと微笑んだ。]
はるなおねーさんも、おはよぉ、ございまぅ…
[榛名にも挨拶を返すも寝ぼけてはっきり話せず。
おいで、と手招きされればとてとて歩いていって、その膝にぽふりと。]
[よしよしとビーチェの頭を撫でながら]
先ほどはありがとうございますね。
[礼の言葉を、膝の上の彼女に]
お菓子たべますか?
[机の上、お茶請けのお菓子の入った木箱が彼女からも見えるだろうか]
むり…だれか、むり、してるの…?
むりは、よく、ないの…
からだも、こころも…つかれ、ちゃうも、ん…
[榛名の膝になついてウトウトしながらベッティの声を聞き、そう呟いて。
ベッティからもおはよ、と声をかけられればぉはよぉ、ございます、とちっちゃく眠気混じりの挨拶をかえした。]
んーん…ぉねーさん、へーきになったなら、ぃーの…
[榛名から礼を言われると、眠そうな顔でふにゃりと微笑み。
お菓子は食べたいけどまだ眠くて、うにうにと目を擦り眠気を覚まそうと試みてみた。
{6}偶数ならお菓子が食べれるくらいには目が覚めてきそう。]
それだけじゃ、分かんないよ。
[傾げた首を元に戻した。
ゆっくりと呼吸を整えてゆく。いざって時に踏ん張れるように]
でも、公明正大な王様が。
秘宝の力で無理矢理に得たよなものを喜んだり、するものかな。
[翡翠は空を仰ぐ騎士をじっと見つめる]
[イヴァンの、納得いかな気な表情に、視線を戻す]
この秘宝をもって、王に帰天を進言する。
王がそれを聞き入れられなければ、それまでのこと。
[元より、王に抗う力は男には無く、王が進言を聞き入れる可能性も限りなく低いのだと、イヴァンやゲルダに伝わりはしたろうか?]
[ゼルギウスとマテウスは思うよりも協力関係としては薄かったらしく、内心で意外だなと思っていた]
はい、ニンジンのクッキーですよ。
[ビーチェに、形もニンジンを模したクッキーを渡して]
いかようにことが歪みましても、それがマテウスさん本人だけにとどまるのかどうか、
そこが問題なのでしょうね。
[自分も歪みをはらんだ存在ではあるので、実体験として話がわからなくはなかった]
彼は自ら望んでそうなる覚悟はあるのでしょうが……
[他のものはどうなのか、それを口にすることはしなかった]
[そうして、菓子を摘みつつも視線は水盤の向こう]
…………己が主のため、ね
はぁ、よりによって動機は忠誠心っていう一番折れないもの、と
…………その為には、己がどうなっても構わないってこと?
[もし向こうに居れば、己を削ぎ落としてでも力を行使しているのを感じ取れて確信していただろうが、あくまで現状では推測でしかない]
……。
[イヴァンが問いかけるのを、黙ったまま聞いて]
それで、聞き入れられなかった時は。
どうするつもりなのかな。
[翡翠はじぃっと騎士の挙動に注がれ続けていた]
[あたいは水盤の傍で、蜥蜴のおっさんの事心配してしょげてるエーリッヒの頭をよしよし撫でといた。]
無事だと、いい、ね。
[誰がた言わなかったけどさ。]
[その音に呼ばれ、森を飛び立ち、飛来するは漆黒の天馬。ベッティに渡した護りが天馬の鬣だという言葉は、実は真実]
王が、どう思われようと…
[ゲルダとイヴァンの重ねる言葉には、僅かに昏い声の響きが返る]
俺に出来る最後のことなのだ、これは。
[マテウスの言葉に朱色の眸を僅かに細める。
互いの望みには干渉しない間柄ではあったけれど、もしや、と思い]
……マテウスさん……
[懐の水晶に触れながら名を呼んでも彼に伝わることはない。
ただ、眺めているだけ、しかできない]
おねーさん、ありがと。
いただき、ます。
[ベッティから、そうじゃないといいと言われれば、うん、と頷き。
榛名からもらったニンジンクッキーを両手で持ってちょっとづつ食べるが、榛名の零した言葉に顔を見上げ。]
マテウスおにいさん、なにか、あったの?
[先程まで眠っていて水盤の中で何が起きているか知らない故に、不安げに榛名と周りの顔を見た後水盤に視線を向けた。
が、そこに居る金髪の男性に気付けばきょと、として。]
あのおにいさん、だぁれ?
……最後の、こと……?
[水盤から聞こえた声に、小さく呟く。
揺ぎ無き覚悟の所以。
なんとなく、それが見えた気がした]
[ベアトリーチェの視線の先。
妖精犬は青年の姿で水盤の傍に犬座り。
金の毛並みの耳と尻尾が忙しなく動いている]
[「あのおにいさん」が自分を指していると気付いていないのか、振り返ることは無い]
[ビーチェからの問いかけにそっとやさしく彼女の頭を撫でて]
マテウスさんには、どうしても叶えたい大きな夢があるんですよ。
ただ、その夢は叶えるのにはちょっと難しくて、大変なことなんです。
[彼女にもわかるようにとした説明、秘宝のことは口にはしなかった]
ああ、あの人はエーリッヒさんですよ。
[彼が振り返ることがなかったので自分がその説明もした]
/*
ちなみに。
オチなんて考えてませんよ(マテこら。
一応、演戯の基本に則り一人消滅ルートだけは何とか阻止したいけど。
―反省房―
[ベッティが姫と明かされた際には動揺も見せたが。
それから後は水盤の傍に座り込んだ侭、殆ど動かなかった。
ちなみに榛名の件に関しては、束縛を厭う属性を持つ己の力では返って封印を妨げはしないかということもあり、敢えて手は貸さなかった]
……
[現在も黙りこくったまま、水盤を半ば睨む様に見つめている]
マテウスおにいさん、たいへんな、こと、してるの?
…それでも、かなえたい、ゆめ?
[榛名の説明を聞いて、また浮かんだ疑問を口にして。
先にあげた疑問に対する答えを聞けば、きょと、と瞬きをして金髪の男性をまた見た。]
えーりっひちゃん、なの?
[言われてみれば耳と尻尾はエーリの名残があるけれど、それ以外は結びつかず。
首を傾げて榛名とエーリを見た。]
[宝珠の表面に浮かんだ蔓草と炎の華。
それはまだ騎士が秘宝を完全には掌握していない印だろうか]
…関わりなくないよ。
ここで会えたヒトは、みんなおともだち。
ビーチェちゃんとかエーリ君が言ってたよね。
[そっけなく答える騎士の心に訴えかけるように言う]
友達の心配するのは、当たり前じゃないか。
[今だって榛名が心配だ。
榛名以外の反省房に入れられたみんなが心配だ。王様がこっちの結界につきっきりになったら、向こうの安全とかどうなんだろう。
ぶん、と首を振って頭の片隅に戻すけど。
多分あれこれ考えてる余裕なんてない]
ねぇわけねぇだろーが!
[蜥蜴男が動くのは素早いが
さて 男を捉えられたかどうか。
持てる速度全てでマテウスにかけよると
拳を振りぬこうと]
[リディの言葉が聞こえれば]
年をとると、いろいろと難しい足かせが増えるのでは。
自らの本質にかかわる内容であるほど、自己をさらけ出すのは難しく、よほど気心の知れた相手なければ……難しいものなのでは?
[自分もゲルダに、自分の本当のことは今まで話してこなかったのだから。
ビーチェの後ろ頭のあたりをこちょこちょっと指先で撫でながら]
逆に気心が知れても難しいということも、ありますしね。
えーりっひちゃん。
もう、おからだ、へーき?
[自分の呼びかけに振り向いたその顔にわんちゃんの時と同じような表情が見えると、確かにエーリだと納得して。
どうして青年の姿なのかはわからないけれど、大きくなったのなら力も戻っているのかな、と思いつつ首を傾げてそう問いかけた。]
ひゃあっ
はるな、おねーさん、くすぐ、ったい。
[後ろ頭をこしょこしょっとされると擽ったくてうにゃうにゃ。
お話してることは難しくてよくわからない、けれど。]
だいじなこと、ないしょにしちゃうと、された人も、さみしー、よ?
[秘宝の変化と、降り立った愛馬に気をとられていたせいで、イヴァンの拳に対する反応は遅れた。蜥蜴男の全力をまともに受ければ、いかな騎士といえど昏倒するところ]
…っ!
[すんでのところで、腕をかざし、拳の勢いを殺そうとするが、秘宝を持った片腕は使えぬため、その効果は僅かなもの。
振り抜かれた拳の勢いそのままに、男の身体は後方へと吹っ飛び、天馬の胴にぶつかって、漸く転倒を免れた]
ええ、大きな夢。
マテウスさんにとって大切なひとをどうにかしたいと、
そのためには彼自身の力だけでは、ちょっと足りなかったみたいです。
[難しい話も深刻な話も、無垢な彼女にするのは憚られて、
比較的オブラートに包みながら、彼一人では無理なら皆の力をと彼女は言うのだろうかと思いながら]
大事なことだからこそ、なかなか話しにくいということもあるんですよ。
たとえば、相手に心配をかけないようにとかですね。
[擽ったがる彼女の頭頂部あたりを、頭髪の流れにそって今度は指先つっとなぞるようにしたり]
[イヴァンに一歩遅れて駆け出した。
速度ではもっと遅れて、天馬の方へ弾き飛ばされた騎士を追う]
やっぱり。
今のマテウスさんには預けることできないよっ!
[途中で槍をくるっと返して。
石突の側を向けて宝珠持つ手を狙い突き出す]
お前、莫迦じゃねぇのか!
それ本気で思ってるなら、ねぇのか、じゃなくて、莫迦だ!
[吠える様に叫び、腕を振りぬいた姿の侭
マテウスを睨み上げる。
眇めた眼 小さく震え]
勝手にしろ、なんて言うと思ってんのか!
[漆黒の天馬の胴に縋り、うつむいたまま]
この期に及んで…俺を、友と呼ぶか…本当に、お前達は…
[あまりに無邪気だと、以前、ゼルギウスに零した。そのことを思い出して、男は乾いた笑い声をあげる]
/*
上手く出し切れなくて凹んでいるのだが。
何気に、今回の騒動に関わるナタルの行動には、『感情』が関与していなかったりする。
第三者視点から、動いているのだよね、常に。
うむ、狂信者はやはり難しいな。
マテウスおにいさん…
だから、ヒホウが、ほしかったのね。
[秘宝を持っている人がまだいることを、ゼルギウスに聞いていたから。
大きな夢を叶える為に、足りない力を補うために。
それは容易に当てはめられた。
無垢な色は、ただ透明にその言葉を口にして。]
…でも、それは。
ゆるされない、こと。
[小さく紡いだ声は、悲しげな色を帯びた。]
……関わり無い、な。
これだけ多くの者を巻き込んでおいて。
[淡とした声で呟く。
水盤越しに理由を聞いても、同情の念はあまり浮かばなかった]
ボクは今もそう思ってるよ。
だからこそ、止めたいって思う!
[それなり、でしかない攻撃はやっぱり通じない。
がしっと掴まれて、わっとバランスを崩しかける]
……ふ。
いやはや、本当に、これは。
[水盤のあちらとこちら。
そこで紡がれる言葉に、ふ、と笑みが浮かぶ]
……本当に、揃いも揃って、優しいものばかりだね。
[騎士殿も含めて、とは。
口に出す事はせず]
[槍を掴み取ろった手を見て
蜥蜴は顔を向尾をふると ごう!と轟音と共に
口から焔を噴きだした。
少し痛い眼をみてもいいと思ったのは 本音]
じゃあ、やっぱり返せ。
オレとゲルダで 王に返す!
[狙ったのは火炎の力を彼の持った秘宝。
力のバランスを もっと潰す事が天聖への痛みと
ならないか との思いで]
まぁ、すべての行動が理にかなったものになるとは限りませんし。
時には『感情』が優先されることもあるのでは。
[ナタルにそう言葉を返しながら]
たとえば、友達を心配する心とか、ですね。
[マテウスは自分にとって、あのときから友達のつもりでいる。
それから、ビーチェの言葉、理解を示したらしい彼女]
きっといいように、してくれますよ。
[ゲルダがいるから、彼女に対する自分の信は大きい。
悲しげなビーチェの様子に、そっとやさしく頭を撫で]
ビーチェちゃんが悪いことだって思うのなら、後でめってマテウスさんを叱ってあげないといけませんね。
無理を、すれば、歪みが、生まれる。
生まれた、歪みを、直す事、は、安い、事じゃ、ない。
だから、やっぱり、宝珠は……
[ちょっとだけ貸してくれ、って願いならまだ良かったのに。
宝珠の行方がどうなるにしても、アイツ…王は騎士のおっさんをそう簡単にゃ許さねーだろうな多分。]
王は、見てるの、かな
[流石に感知してるた思うけど。]
[イヴァンの噴き出した炎を避けようと、槍から手を離し、飛び下がる。
だが男ではなく秘宝を狙った炎の端は、芽を出すように秘宝から浮き上がった蔓草の文様に届いた]
[そこに将級と見習いの差があっても。
同じく武器を手にする仕事に就くものではある]
あっぶ。
[刃を自分の方に向けていたからいつもと勝手は違ったけど。
すんでの所で手を離して。
くるんと後方へ宙返ると火炎の余波も避けた]
なんか、自暴自棄にも見えるんだよっ!
[それは勝手な感想だけど。
槍を手放してしまった右手で左手首に触れる]
[ただだまって三人のやり取りを眺めている。
火炎の気配が強まっているように見えるのには、そっと左手首を押さえ。
こちらまで気配が届かなくて良かった、と少しばかり思考を逸らし。
けれどすぐにマテウスの行く末を見届けるために集中するのだった]
うん。
イヴァンお兄さんと、ゲルダお姉さんがいる、から。
だいじょうぶ、だよね。
[榛名の膝の上に座ったまま、彼女を見上げ頷いた。
いけないことはいけないと言える優しさをあの二人は持っていると、幼い瞳にはそう映っていたから。
優しく頭を撫でる榛名の言葉には、頷きかけて。]
め、ってするより、なにより。
はやく、お兄さんたちに、あいたい。
あっ!
[マテウスの手から転がり落ちた宝珠。
慌てて駆け寄り左手を伸ばす]
うわぁっっ。
[蔓環は綱状になって右手の中にある。
秘宝の力に負けて、ぼんっとけぶるように姿が変わる]
お、王様の所に届けなきゃ…!
天聖 マテウスは、翠樹 ゲルダ を力(襲う)の対象に決めました。
ゲルダ、たのむ!
[取りおとされた秘宝を目に、
男がいちもくさんに駆けよったのは マテウスの方
長い 先に炎灯る尾を揺らし
彼の身体を 天馬に押しつけようと手を伸ばす]
ま、て…
[ゲルダが秘宝を手にするのを見ると、男はそちらへ手を伸ばす、しかしその動きは、錆び付いた機械人形のようにぎくしゃくと緩慢で、不自然に見える]
/*
で、そろそろ真面目にエンド考えないとならんのだけどっ!
……うーん、どうまとめようか。
細かいところはすっ飛ばして、結界破砕描写だけでいいかなぁ。
お仕置きの顛末までやると、ぜってー時間食うし。
にゃむにゃむ。
うんっ。
レラーッ!
[イヴァンに頷き、綱状になった鏡葛を宝珠に押し当てる。
一時的に小さくなった秘宝を抱えて、甲高く指笛を鳴らした。
相棒の白狼は何故か榛名を敵視してるので一緒にいる時はあまり呼ばない。今回もそうしていたけれど、呼べばちゃんと来てくれた。
妖精じゃないから結界外に弾かれずに済んでいたのかもしれない]
…えっ。
[飛び乗ろうとして、思わず動きを止めてしまった。
ちらりと振り返ったマテウスの動きがあまりに不自然で。
なんだか、そのまま動かなくなってしまいそうで]
ま、マテウスさんっ?
[白狼は、どうするんだと言いたそうに待っている]
[主人の身体を受け止めた天馬が、高く嘶いた。押さえつけたイヴァンの手の平に、何かが割れて崩れる感触が伝わる]
ああ…やはり、な…
[時が足りなかったか、と男は呟いて、目を閉じた]
[リディの言葉につい、彼女と仲のよいベッティの方に一度視線がいったとか]
確かに難しく考えすぎないというのは、大きな長所かもしれませんね。
[同意をするように頷いて、でも全員ベッティみたいになる世界はちょっと遠慮かなというのは内心にとどめたままに。
ナタルの言葉には小さく笑みを浮かべて]
確かに、それもそうかもしれませんね。
[それから、会いたいというビーチェの言葉、そっと頭を撫でながら、ちょうど3人のやり取りは帰結しそうな方向へと移っているのが見えた]
それももうじき、叶いそうですね。
叱るのは、黙ってても王がしそうですしね。
[『秘宝』はゲルダの手に渡り、イヴァンはマテウスを押さえて。
その様子に少し安堵したように尻尾が揺れる。
けれど]
…マテウスー?
[様子がおかしいのを見て取り、首を傾げ名を紡いだ]
レラ。持っててっ!
[ポケットから別の種を取り出して、秘宝をしゅるっと包んだ。
なんかこれもあまり長くもちそうにないけど。
とりあえずレラの背中に括りつけ、マテウス達の方へ戻る]
マテウスさん。
どうしちゃったの!
[あたふたおろおろ]
おうさま、は。
マテウスおにいさん、めってするより。
じょおうさま、むかえにいってほしい、な。
じょおうさまだって、ひとりで、さみしい、はずだもん。
[秘宝が戻るなら、女王の封印も解かれるだろうから、と榛名を見上げてそう言って。
もうじき会えると言われれば、早く会いたいな、と水盤に視線を向けた。]
そうですね、お願いしてみるといいかもしれませんね。
[水盤に視線を向けるビーチェにそう笑いかけて]
私も早くゲルダに、会いたいですね……
[しみじみと呟きながら、水盤に見える様子はあまり芳しくは見えなかった。
ビーチェが不安げにするならば、その頭を何も言わずそっとやさしく撫でるだろう]
/*
実を言うと、兎猫はエピ短い方が休息取れるんだけど。
ここは聞いておくべきだと思ったの。よ。
そのせいでエピ参加短くなったとか、やりたかったのできなかったとか、できちゃったら申し訳なさすぎるもの。
[マテウスの様子がおかしいことに眉を寄せながら、ただ心配そうに見つめ]
……ほんとうに、優しい人ですねえ……
[小さく、呆れたように呟いた]
[顔に残された傷が、ひび割れと変わって、ぼろりと表面が崩れ落ちる。その下から現れたのは、白く滑らかな、真珠色と、透けて脈打つ青の色。複雑な魔法陣のような文様が、真珠色の肌?の表面に浮き上がっては沈んでいく]
『…何が、だ?』
[すっかり表面が崩れ落ちると、男の声とは少し異なる、声音が響いた。しかしその唇は動いていない]
マテウス、おにいさん…?
[水盤に映る光景に、異変を感じ取って。
不安げに名を呼べば、榛名が頭を緩く撫でてくれるだろうか。]
天聖 マテウスが時計を進めました。
/*
赤ログどうなってんだろうな(wktk
ところでこのいよいよクライマックスという時に、中の人はカナブンと格闘中です。
なんでこんなにしぶといんだ奴等は。
マテウス……。
[おっさんが弱ってるけど、こっからじゃ何も出来ねぇのがな。
あたいは眉根を寄せたのさ。いつも以上に少しきっつく。
アイツ何してんだろ…。
早くなんとかしろよもー。]
わかんねぇけど!
おい、――なんだ、どうなってる!
[マテウスの崩れ落ちる表面を瞳にうつし
肩をぐらぐらと、揺する]
…だめだ、お前、――何が…っ
[焦る声は 上擦った]
[容貌は、元の男のそれと大して、変わらない、だが作り物じみた真珠の表面は、人形のようにも見える]
『其方達の勝ち、だ…案ずるな…直に、皆、戻る』
[声はその奥から響いているようだった]
[マテウスの表が崩れてゆくのに息を呑む。
見てるだけでもクラクラしてくる理由は]
…あっ、ここが不安定だから?
ごめんっ。ボク急いで王様に解いてもらってくるよっ!
[その場はイヴァンに任せられる。
足元ふらつかせながら白狼を寄せて飛び乗った。
一目散に目指すのは月の玉座]
王様。王様っ。
秘宝はちゃんと取り戻したのよ。
だから急いで結界開いてっ!
でないと。でないとマテウスさんが…っ!!
[早合点ではあるけれど。
助けて欲しいと思う心は真実そのまま]
[ゲルダが駆け出すのを、感じて、笑う気配]
『優しい娘だな…我が姫に、少し似ている』
[彼の姫を思い出させたのは、彼女だけではなかったが]
[皆、すぐに戻るとマテウスは言った。
ならば今心配するのはマテウスのこと。
秘宝を渡すことはできなかったけど。
少しでもどうにかなるように]
お願い…!
[祭壇に抱えた秘宝を差し出して。強く願った]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新