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ううん、なんでもない、です。
[ユリアンにはふるふると首を振って。
嫌っているわけじゃないのです。でもウェンデルの声には]
…どっちも?
[至極正直に答えました]
[ゆさゆさゆられたのもとてもいい心地と思ってるマテウスをがんばって起こそうとしつつ]
「それもユリアン殿のため思ってであろう」
[なんていった言葉はユリアンと空との言い合いに届いたかは知らないが]
「その通りだ…ゼルギウス殿。…ああ、起きないなら起きないでよいのだよ。逃げ道がなければ参加するしかなかろう?」
[なんてちょっぴり悪巧みな笑み]
──ばたばたばたばた。
祭事実行委員たちが、忙しく駆け出していく。
「はいはーい、申し込み終了時刻だよーっ!」
「各自、決められた結界内に移動開始してくださーい」
「『鬼』役に当たった人は、早めに申告よろしくーっ!」
「あ、委員会スタッフ及び嘱託委員は別に無理に申告しなくてもいいからねーっ!」
魔法も駆使して拡大された声が、風に乗って流れて行った。
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イレーネが何処に居るのかいまいちわからなくて声をかけそびれてるとか。
傍に居るのは間違いないはずだけどねー。
村の設定が変更されました。
「そうか。お気に召したなら幸い。」
[無邪気にいうライヒアルトに答え]
「いやいや。構わぬよ。主が起きる切欠にもなってくれたようであるしな」
[とベルティーナに答えながら主が起きないかなと揺さぶったりして]
[そして狼の動きが功を奏してマテウスももう一度やや覚醒。緩慢な動作と口調で]
お…きにゃ… ならん…の…か?
「主…主はこの人だかりをなんとも思わないのか…?」
……野菜… の………安 売 り…か?
「主ーーーーーーー!!??」
[狼は思わずくってりした。マテウスもくってり寝た]
……なるほど、そういう考え方もある、か。
[白狼の悪巧みな笑みに、似たような笑みを返し。
祭事実行委員たちの声が聞こえたなら、真紅を僅か、細める]
ああ、そろそろ時間、か。
さて、今年の祭はどうなるやら。
[大げさなため息混じりに言ってはいるが。
表情自体は、どことなく楽しげ]
ええ、お互い頑張りましょう。
…相手は攻撃に特化した魔法を持っている可能性が高いですから、無理はしない程度に。
[ブリジットにそう付け加えると、小さく笑んだ。
ライヒアルトの言葉には、目を瞬かせる]
…何で起こっているのか分からない…のは、ぱっと見で考えるからだ。
何かがなければ、怒りはしないんだから、その理由を考えてみると良い。
その言葉が出るまでに何があった、とかな。
[でも、分からない、とは思っていたのか、と]
これから先、筋肉がつく根拠はないが、やらねば付くものも付かない。
無鉄砲ながらも、やるしかない、な。
[小さく頷いて、少しだけ決心]
嘘じゃ、ないのよ?
ほら、応用力とかは実践が一番だし。
[いや本当に。ただそれだけじゃないのも本当ですよね]
ミリィさんも、参加するのね。
強敵がいっぱいだわ。
[実行委員の声が聞こえた。
とうとう始まるんだ、とまた深呼吸]
うっは、何か面白いなあの人。
[白狼の苦労も知らず、楽しげな様子で白狼の背で眠る人物を見やった]
『アタシはあの子の苦労が他人事に思えないわぁ…』
[灰銀は白狼に同情の眼差し]
両方か…それならしかたあるまい。
少し距離を取るしかなかろう。
[イレーネに至極真顔で答える。
しかし、その噂の本人が反応したところを見ると…?]
[ふと、委員の声…魔法によって流された声に、顔を上げて]
…そろそろ、か。
ええ、お手柔らかに。
[舞い上がるブリジットに、軽く会釈をして]
むぅ、含みのある言い方だな
[イレーネの返答に少々釈然とせず、口を尖らす]
「……ご主人、自覚なく迷惑かけますからね。周りに」
…………そんなに焼き鳥になりたいのか、お前は
[首根っこつかんでる空に低い声で脅しをかける]
あら、開始、ね。それじゃま、怪我しないようにがんばりましょう。イレーネ、ブリジット。
[但し、約二名には本気の殺気を突きつけつつ……(幼馴染と空飛ぶ火の鳥)]
何があったかは当人に聞いた方が早くねぇ?
[至極尤もな返答をウェンデルにするも、それが問題であると言うのは気付いていないようだ。その結果がさっきのミリィとのやり取りだったりもする]
[結界に向かう、各人の様子を見。
ふ、と口元に笑みを掠めさせる]
……どこがどうなるにせよ。
退屈はしなくて、すみそう……か?
[呟きに、水晶龍が呆れたように尾を振った事に、果たして誰か気づいたか]
[移動しながら、顎に手をやりつつ]
しかし…なかなか物が作れるだけでは対抗しきれない人がほとんど、だな。
[ふむ、と考える様子は、辛そうではなく、どこか楽しげで。
しかし、ライヒアルトの言葉を聞けば、瞼が軽く閉じて]
何があったか話してくれるなら、それで良いがな。
[くってり項垂れるレーグと、くってり寝るマテウスを交互に見やり]
……なんだったら、尻に火をつけてやろうか
もちろん物理的な意味で
[にやりと笑って言うその言葉は、真剣なのやら冗談なのやら]
[マテウスの寝ぼけ声には、きょとんとしてからクスッと笑い。
それで緊張が少し解けたらしい]
うん、よろしくお願いします。
――小さき精霊、少しの間見えなくしてね。
[ブリジットやウェンデル、ミリィなどに頷いて。
精霊語で呼びかけると、フッとその姿が消えた。
とはいえ足音も立つし柔らかい場所には足跡も残るのだけれど。
パタパタとその場を離れてゆく]
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