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[とそこでカルメンの肩口から流れている血に気付き、]
あー、カルメンさん怪我!?
うわ、ごめんなさい。コレ、制御に頭使うから、周り見ている余裕なくて。
[申し訳なさそうにそう言いつつ、カルメンの肩に手を当て、治癒魔術を唱える。
任せっきりでもというカルメンの言葉にはブンブンと首を横に振ると、]
滅相もない。カルメンさんのフォローがないと、あんな準備とてもじゃないけど出来なかったですから。
風属性はもう少しやりようがあるんですけど、こっちはなかなかうまいこと使えないんですよねー。
[炎は消してあるという自分に向けられた言葉に、本当にヤレヤレと嘆息した]
っとに、ゲルダさんは……。すんません。役に立ってなくて。
[そう言いながら、ウンディーネに近づいていき、なるべく優しく語りかけた]
本当に騙すなんて考えてない。この人も、俺の頼みを聞いてくれた。優しい人なんだ。絶対約束は守る。どうかオーブを貸してもらえないかな?
……いたのかよ。
[思わず、素で言った。
その後の処置の話には、そうだろうなー、とか思いつつ]
わかりました……んじゃ、大人しくしときます。
[導師の言葉に一つ頷くと、壁を構築する木の一本に寄りかかって座り込む。
ガーディアン戦の傷(自傷含む)の治療をまだしていなかったりするのだが、その辺りは多分誰かに突っ込まれるまで*自覚なし*]
さてさて、他も終わったところかな。
[各所を繋いでいた次元に視線をやりつつ、そう呟き。
新たに手刀で裂け目を作ると、手を突っ込んで何やらごそごそ]
ん、これで良いか。
[何やってるかは内緒]
.oO(絶対に、「優しく言っとるうちに出すもん出さんと…分かっとるやろなぁ?ああん!?」という風に見えるだろうなぁ。)
[隣でウンディーネと交渉するゼルギウスを横目で見つつ、思っていた]
ああ、いいのよ。
最初に失敗したのは私だしねぇ。
[治癒魔法を掛けてもらい、ホゥと息を吐く]
うん、ありがと。
上手くタイミング計れてよかったわぁ。
まさかそんなに凄いのが出てくるとは思わなかったけれど。
[クスクスと笑い]
得手不得手は誰にもあるもの。
その場での最良を選んでいけばいいんじゃないかしら。
さてと。肝心のオーブはどこかしら。
シルフが力取り戻す前に探して戻りましょ。
[ゲルダの考えどおり、ウンディーネは「さっさとしないと、お前、ここから無事にかえさねぇよ? もちろん色々ひどい目にあってもらうぜ。ヒッヒッヒ」と見えていた。
結果――]
『ど、どうぞ』
[ゲルダはターコイズオーブを手に入れた!]
な、何で俺をスルーして……。
[ゼルは心にとんでもない大ダメージを受けた!]
よし。とりあえずの応急手当程度ですけど、これで大丈夫だと思います。
[そう言って、手を離す。ちなみに、]
(うわー、お肌綺麗だ。ああ、こんな綺麗な肌に傷を付けちゃうなんて私もまだまだだなぁ)
[とか思っていたとか。
クスクス笑いに少し頬を染めながら]
いえ、本当に助かりました。
まだ、先は長いですけど宜しくお願いします。
っと、そうですね。えーと、どこですかね。
[そう言って辺りを見渡す。]
くっくっ…
[ぺしぺし、と強めにゼルギウスの頭を撫でながら、帰途につく]
[しばし歩いて]
ああ、さっきのことだがな。
役立たずなんて思ってないさ。
むしろ意外なほど連携が取れていて驚いたよ。正直、最初は戦闘は一人でこなすつもりだったんだが。
まぁ、今後とも頼むよ、相棒。
[ほんの少し笑顔を浮かべながら、手を差し出した]
私はホントに治癒系サッパリだし。
ブリギッテがいなかったらそれこそ困ってしまったわ。
こちらこそ改めてよろしくね。
[ニッコリ。
その肩から共鳴している痛みが消えた茶虎が飛び降りた。
トテトテと最初にシルフのいた辺りまで行き。うなぁん]
ああ、あそこにあるみたい。
[ティエラは前足を翠色の前にちょこなんと座り。
尻尾をゆらゆらさせながらブリギッテを見ている]
[ゲルダの笑いを耳にしながら、それでも精霊魔法使いとして、ウンディーネにスルーされたショックは抜けず]
おろろん……おろろん……。
[結局、戻っても二層に降りるまで泣き続けたとさ。
もちろん、相棒というちょっと嬉しい言葉も右から左にスルーしていた**]
はい!!
[ニッコリと向けられる笑顔にこちらも満面の笑み。
にゃーんというティエラの声にそちらを見やり]
ああ、本当ですね。じゃあ、あれ持って急いで戻りましょう。
[そう言ってエメラルドオーブと、ついでにティエラを抱きかかえようと手を伸ばす。]
[もぞもぞごそごそ。
次元の裂け目で何かした後は裂け目を元通りに直す]
やれやれ、報われん奴め。
[苦笑と共に呟いた言葉。
視線の先には各所と繋いだ次元。
誰のことを示していたかは言うまでも無い]
[茶虎猫はそのまま大人しく、寧ろ自分から抱き上げられた]
ひゃっ。
[同時に小さな声を思わず零したのは主人の方]
ティエラぁ。
[確信犯の使い魔を軽く睨む。
本人(本猫)はすまし顔でブリギッテに甘えている]
そ、そうね。
最初に時間取られてしまってもいるから、急ぎましょ。
[顔を少し赤くしたまま、来た道を早足で戻り始めた]
? どうかしたんですか?
[ひゃっと突然声を漏らすカルメンに首傾げ。
疾風学科→雷撃学科という遍歴の彼女には感覚リンクとか良く分かっていない様子。
そんな彼女はティエラが甘えてくるまま頭をナデナデしていたり。]
あ、ちょっと待ってください。
来た道とは言え、一人じゃ危険ですよ。
[そうして早足で先に戻り始めるカルメンを*追いかけていった*。]
何でもないの。
戦闘が終わって気が抜けてたから。
[使い魔のイタズラは今に始まったことでもない。
理解できていない様子にもごにょごにょと誤魔化し。
危険と言われれば少しは歩調を緩めて一緒に戻った]
はい、遅くなりました。
ブリギッテ・カルメン組、エメラルドオーブ入手です。
ほい、お疲れさん。
[戻って来たカルメンとブリギッテが持ってきたエメラルドオーブを確認し]
ん、おーけー。
それじゃあそこの祭壇の窪みに嵌めて来てくれ。
[中央にある大理石の祭壇を示し促した]
大丈夫、複製なんてしてませんよぉ。
[昔にいたお馬鹿さんの話を聞いたことがあったらしい。
確認をしている導師にクスリと笑う。
戻されたオーブはブリギッテと一緒に祭壇へと納めて]
下に降りる前に体力回復しませんとねぇ。
疲労は魔法じゃ如何ともしがたいですし。
[端っこの方に座り込むと水筒を取り出した。
ハーブの香りが少しだけ周囲に*流れた*]
分かってるけど一応な。
審査規定としてあるんだからやっておかんと。
[そーゆーところは律儀だった。
エメラルドオーブが祭壇に嵌められ、仄かな光を発するのを確認]
ああ、しばらく休んでおくと良い。
[カルメン達が戻って来てから時間を置かずにゲルダとゼルギウスも戻って来る]
お疲れさん。
オーブもちゃんと本物のようだな。
[持ってきたターコイズオーブを確認し、他と同様に中央の大理石の祭壇に嵌めてもらう]
全員戻って来たなー。
少し休んだら次の階層に降りるぞ。
[生徒達にはそう声をかけ。
最後の一つを嵌められた祭壇が機能を発揮するのはもう少し*先の話*]
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