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くぅ……。それを……待っていた……!
[苦しみながらも、視線は常にサキを捕らえていた。それは唯一攻撃にでるであろう彼女の一撃合わせたトラップ――。
五人の姿はそれぞれが高圧縮された電子の塊であり、一人が破壊されれば連続して残る四体が誘爆し、五人は骨も残らない――筈であった。
だが、体内からの痛みは、そんな集中しておかなければ作れない複製への集中力を削ぎ、ただの爆弾程度の破壊力しか生み出さないものへと変化していた。
サキの一撃が命中した瞬間、久鷹は電子の足場を作るや上空へと離脱した]
・・・・
くぅ……。くそ、くそ、くそ! ヒサタカめ! もう少しだったものを……。
[背後から爆発音が響く。だが結果を確認する余裕なく、久鷹は*飛び去った*]
[蹴り飛ばした途端、蹴り足の先で複製が破裂した]
っ!!
”硬”!!
[咄嗟に身体の表面に土を纏い、その硬度を上げる。しかし連鎖反応で爆ぜる五体の複製の威力を全て殺ぐことは出来ず。顔の前で腕をクロスさせた状態で軽く後ろへ吹き飛ばされた]
ぐあっ!
…ってぇ〜!
[痛いと声を出せるぐらいで済んだのは、『霊亀』を宿していたお蔭であろう]
[強固な岩石の壁に走らせた金属は、磁力を帯びた爆発の衝撃のいくらかを逸らし逃がす役目も果たしただろうか。
揺さぶられるような感覚が抜けた後、周囲を見てもヒサタカ(に憑依したもの)の姿は見えず。
我知らず、深い溜息を*ついていた*]
っ、ちっくしょ。
[吹き飛ばされた地面から起き上がり、ふるりと頭を振る。見れば既に久鷹の姿は無く。とりあえず命拾いはしたな、と天を仰いだ]
あ゛ー、ったく。
話し合いどころじゃなくなってるじゃねぇか。
[隆起させた岩石を均しながら、溜息混じりに呟いた]
…とにかく、一旦体勢整えないとな。
啓子、マリーを頼む。
寮に連れ帰って休ませてやってくれ。
璃佳はアタシが運んでおく。
[サキが張り、ケイコが補強した土壁の中。意識なく倒れ伏せる彼女の頬を涙が伝う。]
…………。(ぽふぽふ
[彼女のそばでキューちゃんは、先ほど自身がしてもらっていたように彼女の頭を*撫でていたか*。]
[啓子から璃佳を受け取り抱え上げて。マリーを連れて行くのを見送ってから、離れていくマリーを不安げに見詰めている九尾へと向き直る]
…何があったか、教えてくれるか?
[その問いに頷く九尾。その仕草に頷き返すと、璃佳を『隔離の陣』へ運ぼうと移動を開始した]
…今行くところは、九尾は入らない方が良い。
少し離れた場所で待っててくれ。
運び終えたらアタシの家に行こう。
[他の四瑞に九尾を会わせてしまったら、どうなるかは目に見えている。隠し通せるとは思っていないが、対面させるよりは良いだろう、と考え。屋上の入り口で九尾を待たせ、璃佳を『隔離の陣』の中へと*運び入れた*]
アズマは、 リカ を投票先に選びました。
……おや、まぁ。
[ 全ての終わった後に訪れた場所。
風から木の気脈を辿り、視た光景に
驚き――というにはやる気のない声を零した。
口端を持ち上げ、象るは、笑み ]
だから、向かないつったのになぁ。
[ 話し合いなどという面倒な事にならず、僥幸だ。
その場が持たれたなら、利用する気ではいたが ]
ま。
面白くはなりそうですかね。
[ もう一つの気を探り終え、
闇を払い、眼を昏い碧へと還す。
此方も、そろそろ出番かな。
呟いて、陽炎に揺らぐ町並みに*消えた* ]
ミツクニは、 リカ を投票先に選びました。
ミツクニが「時間を進める」を選択しました。
ミツクニは、 リカ を能力(襲う)の対象に選びました。
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