7 【鍵の書】─精霊演戯・第二演─
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騎士 ダーヴィッド
…今は、休んだ方がいい。
つい、本性に戻ってしまったんだろう？
枯渇しているから、暫くは動けないと思う。
[目を開けた彼女に、そっと囁いて。]
投票を委任します。
少女 ベアトリーチェは、神父 クレメンス に投票を委任しました。
教師 オトフリート
[絆を結ぶ者たちの様子に、ふと、笑む。
永遠の孤独の内にある彼には。
それは、決して手に出来ぬものだから。
……もっとも、その笑みは近づく力の波動に溶け。
紫と翠の異眸が、空へと向けられる]
【念】 少年 ティル
うん。
僕も、不安だよ
コエだけでも、声だけでも。
[ぎゅっと手を握って]
……そうなのかな。
あれを早く、消さないとね。
早く、なくさないとね。
[それでも不安の種は芽吹き]
【墓】 探偵 ハインリヒ
俺も冷静だっての。
この場で冷静じゃないのって言ったら……
[ちらりと、横で苺飴を頬張っているギュンターを見やる。]
少女 ベアトリーチェ
［すうっと、睡りにつきます。昨晩とおんなじように、ただねむっているようにも、まるで魂の抜け殻のようにも*見えるでしょうか。*］
青年 アーベル
ん…まぁ人間じゃない、ってだけで怖がる人もいるからねぇ。
…でも、貴方の属性……精神まで隠す必要なかったんじゃないの？
神父として人に紛れて暮らすためにしても、ね。
少女 ベアトリーチェは、ランプ屋 イレーネ を投票先に選びました。
【墓】 研究生 エーリッヒ
んん？
［物騒な問いかけにきょとんとして］
ああ…一応護身は出来るよ。
こんな───
［手を上に持ちあげて、斜めに振り下ろしながら軽く自分のほうへと引く。
ハインツの後方、転がる巨石が派手な音を立てて横に分断される］
───こんな程度だけど。
少年 ティル
[何か、よくわからないも
何か、何かを感じて。
ユリアンを見ているも、
静かな心の魔の声に。
そちらを、見やり。
手の力は変えられぬままに。]
陶芸家 アマンダ
−→墓地−
[走って走って、辿り着いた先には――店に居なかった皆が揃っていて。既に、なにかがあった後なのだと、知らしめていた]
――っ、イレーネッ！ ティル？
どうして、なにが！
[アマンダは荒い息のままに、名を叫ぶ。
やってくるうねりにも、気付くのが遅れて――ただ目を見張るのみ]
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