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[しかしヴィクトールが話すなら、まずは彼へと視線を向ける。
話が、と言っていた。
後で。
多分、それを聞いたら戻れないだろう。
頭の中では冷静に、思考が組み立てられていく]
[広間に来たアレクセイに、視線を向ける。
僅かに厄介そうな表情を浮かべたのは、手当ての間身動きが取れないと感じてか。
それでも、心配そうな眼差しを浮かべたタチアナに促されれば、拒むわけにも行かず]
すまない。
[少しだけ苦しそうな表情でタチアナに謝ってから、利き腕を預ける。
解け掛けた包帯には、傷口の箇所以外にも血の痕が残っていた]
アリョールは、 ベルナルト を投票先に選びました。
/*
やだぁ狼勝ちのコースじゃないですかー
いや俺は死にに来たんだがうっかり初回襲撃を逃したので今日どうなるかと思っている。
アレクセイに疑惑を投げかけてみようか
[とはいえ、全くの安堵、という訳でもなかったのは
アリョールの負傷を察したから。
更に瞬いたのは、紅茶を拒む彼女の硬く見える表情。
迷いのない、と昨日まで感じていた人への微かな違和感。
ただそれもこの時は、ほんの微かなもの。]
――…ヴィクトールさん。
[手当てに就くタチアナの姿を一瞥してから、
身体をその人>>101の方へと向け、その顔を見た。]
じゃあ僕も、正直に話すけれど――。
もしもあなたが人狼であるとするならば。
そうと知っても……アレクセイなら、庇うかもしれないって。
――…あなたが、彼に喰われても好いって言うように、ね。
[これは勿論ベルナルトの主観。そして可能性の一つに過ぎない。
視線はつとそのアレクセイの方にも向く。]
[生憎と、自分が人狼であっても、ヴィクトールを食べるわけがない。
とは口にしない。
アリョールの視線には、おとなしく手当てされるといい、と。
どこか、不機嫌そうな視線を返した]
[最初の手当てが良かった為か、さして傷口に血は滲んでいない。
外された包帯は、かなり赤に染まっているというのに]
これ以上の無茶は、する気は無い。
それにきっと。
[広間の、少し離れた場所で聞こえる会話に俯いた]
すぐに、ケリが付く。
[其れを願っている、という様な声の明るさでは無く。
苦しさと、切なさを押し殺すように低い声]
[ ベルナルトの視線がアレクセイに向かう、
その仕草に眉が僅かに顰められた。]
君はお互い庇い合っていると言うのかい?
[ 再び問い返した。]
そうだろうな。
[ベルナルトの言葉に、最もだと頷く。
視線がこちらに向くのに、口元が小さく、笑んだ]
俺が人間で、ヴィクトールが人狼でも、俺は庇うな。
[ベルナルトの言葉に顔を上げて、ヴィクトールを見た]
……アレクセイさんとヴィクトールさんが互いを大事に思っているのは、わかります。
だから、ベルナルトさんの言うとおり、一緒にいたからというのは、理由にはならないと、思います。
でもそれは、アレクセイさんに限らない話だわ。
ヴィクトールさんが人狼でも、同じ。
もし人狼が複数いるのなら、別の人狼が動いたのかも、知れない。
[二人の様子を見ながら、言葉を紡ぐ]
[傷口周りと、包帯。
その色の違いにゆるりと瞬く。
その違和感を確認するようにアリョールをみたけれど、無茶をしないときけばほっとして。
続く言葉に、眉をひそめる]
――ケリがつく、って……
[どういうこと、とは声にならない。
辛そうなアリョールの様子に問い詰める事ができず。
ヴィクトール達の会話も聞こえているからこそ、これから起こる事でどうなるのかが決まりそうで。]
/*
と言いながら
投票はヴィクトールです。
ここで村側つってエピっても問題はないが物語的に問題が発生する気がする。
というかフィグネリアさんの元娼婦設定全く生かされないな…
[アレクセイから返される不機嫌そうな眼差し。
すぐに視線を外したのは、感情を抑え込む為。
彼に、他の誰よりも覚悟があるだろう事は、既に察していて]
(――…君は、君の守りたい相手を守れば良い)
[唇だけを動かして、声には出さない。
伝えようとも想っていなかった]
……………。
あなたが撫でてくれた手が優しかったからこそ。
そのあなたが、イヴァンを、喰らった、
―――… 、おそろしい人狼だったら、怖いんだ。
[ぽつりと零れた言葉は、ヴィクトールに髪を撫でられたことが
ふっと思い出されてもの。]
[もし複数いるのなら、朝一人ずつ襲われているのはおかしくないのか、と疑問も浮かぶ。
もっとも、複数いて一晩に一人が一人襲ったのなら、もうここに人は残されていないのだろうけど]
でも、二人とも人間でも、やっぱり庇うんじゃないかしら。
[向けられたベルナルトの視線。
受け止めるのは常の表情。
嫌いと言うわけでもない、好きな方に分類される相手に対して。
ゆるく、笑った]
――そうだと、思ってた。
それでもさ、
[内ポケットに手を入れる。ナイフを取り出す。布を、取る]
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