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─2階・客間─
……仰っている事、わからなくもないけれど。
[マンジローの言葉に、上げるのは低い声。
立ち位置は自然、ヘンリエッタを庇うよに]
あの子が人狼に殺されたからと言って、それがすぐにエッタ様と結びつくとは限らないのではなくて?
人狼が何を考えているかなど、わからないのだから。
……それに、自らを追うもの、それに関わるものの言葉に動じないというのもどうかしているわ。
―客室―
聞いて居らした。
私を追い掛けて来たと云う事をですか。
[宿るのは警戒心。
キャロルの言葉に勇気付けられ凛とした声を上げる]
ですが今お答え致しましたわ。
私は殺しておりません。
人狼でも在りません。
其れでもまだ私を…如何する御心算ですか。
そうですね。
ぼくも殺される気はありません。
[養女の言葉に、僅かに目が細まる]
皆様の墓を守らねばなりませんし。
どなたも、やってはくださらないでしょうから。
[墓守は言った。
直後。
背後で振るわれた獣の腕は、墓守が前方に飛び出した事によりその背を掠めるに止まるか。
微かな痛みは気にも止めず、その勢いのまま養女に向かって行った。
右手には銀刃が握られる]
踊り子 キャロルは、武芸者 マンジロー を投票先に選びました。
マンジロー…は私を人狼だと疑っている。
如何しよう。
[伝わってくるアグレアスの殺気に彼らの事態も切迫している様子を感じ取る。名を呼ぶのを少しだけ躊躇った]
―キャロルの客間―
[チャキッっという高い音と共に刀を抜く。この国の剣とはかなり変わって見えるが、それが武器である事は容易に想像がつくだろう]
お主が殺したのだ、童っぱを。
[庇うように前に出たキャロルを威嚇するように睨む]
童っぱはこうも言っておったよ。
「殺したくも殺せぬから隠す」とな。
我の国でも、高貴な家に不吉な忌子が生まれた時には、殺すことはせずに「座敷牢」と言うものに隠しておくのだという。
高貴な家に生まれた狼の血をひく忌子。
それがお主の正体だ!!
[そう言うと、刀を大上段に構え、二人に対して肉迫する。キャロルには「寄らば斬るぞ」と言う視線を向けた]
[ギルバートが吐き捨てる言葉には何も返さなかった。
知りたいような知りたくないような、半々の気持だったから。
少なくとも、シャーロットがどんな想いでここに居たのかは気になった]
もう、関わることは出来ないもんね…。
[呟いた直後、ハーヴェイが本性を現した。
ユージーンに襲いかかる様子をただじっと見つめる。
何かを祈るように、両手を胸元で握った]
ざんねん……。
[ユージーンの答えに、わずかに残念そうな表情。
けれどもそれはすぐに向けられた敵意へと返す敵意と重なり消えて
ハーヴェイの攻撃をかわしこちらに向かうユージーンの姿。]
………
[右手に握られた銀刃に注意をしながら、もう獣の本性を隠しはしない]
ころすね…ゆーじーん……。
[小さい声で短く告げながら右手を切り裂こうと右腕を振るう。
その右腕には獣のもの、鋭い爪が空を裂く]
インサニア!ジーンを殺せ!
[掠めた爪から獲物は僅かにすり抜ける。
共に在った者へと、情を残さないよう、支配するように、彼女の真名を呼び指示した。
彼女へ支配は届くだろうか。
それともやはり、情を残すであろうか。
ただ一つだけ解るのは、人狼が人に負けることはないだろうと、そんな事だけだった。]
[対峙する一方に目を向けて、どこか納得したように]
なるほど、ね…
そりゃ、ラッセルのこともわかるはずだ。
[半ば獣と化したハーヴェイの腕。
それが疑問の答え]
……元から仲間同士、ってことかよ。
[そう呟いて。人狼に対峙するユージーンを見つめる]
分が悪すぎるぜ……。
─2階・客間─
……だから、そこからどうして人狼に直結するのかしらね。
[大上段の構え。
女に動揺はない。
紗が翻り、両の手に細身の刃が一振りずつ握られる]
……エッタ様に、手出しはさせない。
毒花の名、伊達や酔狂では名乗っていなくてよ!
踊り子 キャロルが「時間を進める」を選択しました
ごめんね、こっちはユージーンを殺さなきゃいけないから。
だからそっちは、こっちが片付いたらすぐにいくよ。
それまで…がんばって。
[意識はすぐに目の前のユージーンに]
今から殺す、殺すからユージーンを…。
あはははっ!
[人狼の血が狂気が目覚めかけている。]
養女 シャーロットは、墓守 ユージーン を能力(襲う)の対象に選びました。
踊り子の君はピュエリアを庇ってくれているね?
マンジロウの注意が彼女に向いた時に、マンジロウを殺せ。
殺せなければ彼女が殺してくれる。
気を逸らす事をすればいい。
[ユージーンから意識が削がれたせいか。
ヘンリエッタにそう余裕もって告げた。]
嘘は言っておりませんわ。
「私は」人狼では在りませんっ!
[与えられていた牙は無い。
危ないと思ったら呼んでと言われた。
今のマンジローはキャロルにも容赦はしないだろう。
殺されたくない。自分も彼女も。
だから大変だと思っても二人を呼んだ]
大丈夫だよ、ピュエリア………くくく。
はははははははは!!!!
[シャーロットの狂気のコエを心地よく聞きながら。
楽しげなコエが、赤い世界にこだました。]
分かったわ…!
[駆け付けられなくても。
如何すれば良いのかは教えて貰えた。
一度転がり刃を避ける。
キャロルが間に入ってくれる間に体勢を立て直して。
そして]
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