7 【鍵の書】─精霊演戯・第二演─
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教師 オトフリート
……封護結界が、動いている……？
[波動を感じ、はっと上を見上げる]
しかし、この状況では……。
[封護の力、それは求めるものを見分けられるのか。
それは、何者にもはかれぬ事]
少年 ティル
[溢れる力が左の目を壊し、金を広げる。
影の王の結界が、力を強くする翠樹にのしかかる。
それでもそれより、
苗床は負けられぬと。]
小説家 ブリジット
[膨れ上がって揺れる力に翻弄されそうになる。
声を上げることだけはどうにか抑えて、必死に戦う二人を見る]
！！
[そして力は力を呼ぶ。
大きなうねりが向かってくるのを感じる。
けれどやはり、彼女には何も出来ない]
貴族 ミハエル
[己の対を侵した相手を、見極める事が出来ずに逡巡。
舞う血が虚実の境界を曖昧に見せる。ユリアンには解っているのだろう。問い質すべく、振り返った。]
[争いあう二つの力が乱れ舞う。
ゆがみと、うねり
それは昨夜のように]
[遅れて着いていたブリジットをみとめ、]
お前は戻れ！王のもとへ…さもなくば、巻き込まれる
陶芸家 アマンダ
[近づいてくる、うねり
昨夜、イレーネは力を放ち、そして囚われたのではないかと聞いた]
だめだ、ティル！ 逃げてっ！
―― 囚われる…っ！
[叫びつつ、アマンダが見たのは、対の少年。
まだ力を上手く制御できぬ彼もまた危険ではないかと、荒ぶる力を受け入れようと――支えようと、*試みたか――？*]
【赤】 神父 クレメンス
「この愛しき世界が、無に帰するとき...」
「私は怖れを感じるだろうか？」
「ああ、ただ、それが…」
「知りたい…」
[笑う、嗤う]
教師 オトフリート
……っ!?
[空間に放たれた、天聖の力に息を飲む]
これは……これほどの力が、一体、どこに!?
[反射的に、時の流れを繰る。
均衡を、崩さぬために]
【独】 青年 アーベル
/中/
水/ninja/elf/neutral
って事なんで、まぁ忍者っぽく。
さてと、どうやって合流すっかね？
どうせなら、お姫様助けに行きたいんだが……。
職人見習い ユリアン
[ぶつかり合う翠樹の力の奔流に
か弱い...は立っているのがやっとだが。]
『ティル、約束だから。負けないで』
[コエをださず、声にも出さす。
ただ一人のティルから目を離さない]
少女 ベアトリーチェ
−中央部・広場−
［ベアトリーチェは、睡りには落ちませんでした。彼女がそうしようとしたのを、首を振ってとめたのでした。じっと眼を見開いたままに、巨きな力がうねってゆくのを感じています。］
小説家 ブリジット
[ミハエルの声はかろうじて聞こえた。
しかし既に動くことは出来なくて]
だめ、なんだからっ！
[逆に表情が引き締まった。
多少の無理はこの際仕方がない。
膨れ上がりすぎた力を均そうと手を伸ばした]
少女 ベアトリーチェ
ああ、
［ようやく納得いったように、ベアトリーチェは呟きます。］
そうだったんだ。
［ひとりごとは、誰にも聞えなかったことでしょう。かちりとようやく、どこかで歯車が合ったような気がしました。］
少年 ティル
[たとい同じ姿をしたとて苗床はためらいなどしない。
ただただ、そのゆびわの力に。
それに、何かを思って、伝えようとしたかもしれないけれど。]
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