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[ヘルミーネとオトフリートの会話が聞こえていれば、フォルカーとイレーネを見守りながらぼそっと]
オトちゃんがお嫁さんからお婿さんに進化した?
/*
ちょ、ろーざwwww
このタイミングで、その突っ込みかよwwwww
しかし、ほんとに。
一度更新して、その結果から動いた方がよくね? こうなると(汗。
…ぃ、………………ッ、
[目標から逸れた刃は、少年の右脇腹に突き立った。
悲鳴は、肺の奥から押し出された息に呑まれる。
鉄錆の味が、湧き上がってくる感覚があり、数度、咳き込んだ。
上体を前傾させながら、ユリアンには背を向け、イレーネに向き直る]
……れない、なら――……誰も護れないなら、
レーネを、護れないなら、レーネを、殺してしまうなら、
こんな、力、要らない、
……………僕なんて、いら、ない……っ
[傷口を押さえもせず、手は自らの首元へ、そこを飾るブローチを取り外す。
反発するように、赤い石は、明滅を繰り返した]
っと、おい、フォルカーっ!
[一瞬の隙に払われた手にはっとして、
身を躍らせたフォルカーを押さえられなかった。
ユリアンの手先でキラとするナイフの刃に
危ないと手を伸ばすが、すんでのところで届かず―
どうなった、と息をのんだ]
あるのかもな。ないのかもな。
わからんよ。
見つけたら広めてくれ…こんな馬鹿げた演劇が、もう終わるように…
[託すように言葉を放ちながら、ナイフから手を離す。]
片方はせめて生き残ってほしかったんだけどな…二人して…死ぬか?
[それが、一番いいのか?というように二人を見る]
[フォルカーが刺されたようなのはわかったし
そして、彼が手にとったそのブローチもわかる]
――っ
それ
[エーファ、と、フォルカーは言ってた。
そこにいると。
だが、止めに手を出すことはできず、ただ驚きのまま、様子を見ている]
此処に、…そう、か。
[呟く。
支える手に縋るように、己の手を触れた]
フリー。
…約束、守れなくて、…ごめん。
[顔は前を向いたまま。
本人に言えなかった言葉が、漸く零れ落ちた]
フォル……───。
[フォルカーの言葉に深層の意識が、聲が、抑えられる]
フォル、ボクは、君を殺そうと、君の代わりに死のうと───!
生きてちゃいけないのはボクの方なんだよ!!
[左手が、フォルカーの傷を押さえようと伸びた]
[ローザの呟きは届かなかったらしい。
視界は目まぐるしく動く。
偶然か、ユリアンの刃が刺さるのは、女の聖痕と同じ場所。
同じように痛む気がして、顔を歪めた]
青年 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
[ローザの呟きは、聞こえていたが、黙秘した。らしい]
……ん。
俺の方こそ、ごめん。
[零れた言葉に返す、短い言葉は幾つもの意味を伴うもの]
ユリアンさんっ、……!
[二人への言葉を聞いて、思わず口を挟む。
場というのが何か、未だに少年にはわかっていない。
ただ、思い出す。
アレは、あのブローチは、エーファの力だといっていたことを。
器も魂もない力、だとしたら。
その力がなければ、場というのは出ないのではないか。と。
赤い色の、宝石から、目を離せない]
[ユリアンが、フォルカーの脇腹に刺さったナイフから手を離す。
イレーネとフォルカー、ユリアンの間に交錯する意図を感じたか、そこへは手を出せず。
石を外すフォルカーの手元で明滅する赤に顔を顰め、何をする気だ、と]
[力を振り絞り叩き付けた石は、本来の強度であれば壊れるはずなどないのに、高い音を立てて砕け散る。
その存在もまた、場を構成する要素の一つ。
それが、どれだけの役割を担うか、場が壊れるには後どれだけの鍵が必要なのか、少年は知る由もないが]
生きてちゃ、いけなく、なんて――……………、ない。
[咳に血を混じらせながら、少年は言う。
イレーネが傷口を押さえるより前に、脇腹のナイフを引き抜こうと、手が伸びた]
村長の息子 フォルカーは、団長の孫 イレーネ を投票先に選びました。
/*
イレーネ的にはフォルが死ぬならユリアンも殺す、が。
あれ、これで良いのか?
ユリアンに重傷負わせたの自分だし。
…嗚呼。
[昔馴染から返る謝罪には、小さく頷いた]
生きてちゃいけない、だなんて。
…そんなコト、あるものか。
[イレーネの叫びが聞こえる。
呟いた言葉に、フォルカーの否定が被る。
否定のように痛む脇腹を、視線を落とし、睨んだ]
っ…。
[ユリアンがフォルカーを刺すのと止められず。
イレーネとフォルカーの様も見ていられず。
顔を顰めて、ユリアンの傍に立った。]
馬鹿が…何やってるんだよ本当に…。
[口から出るのはそんな言葉。ユリアンにだけ向けた言葉ではなかった。
昨日のオトフリートとエーリッヒの攻防よりも、複雑でぐちゃぐちゃだと頭のどこかが思っていた。]
ダメ、だよ。
フォルには、やることが───。
[血の混じった咳をするフォルカー。ナイフを抜いてしまったら死んでしまうのではないか、と声が震える。抑えつけられた深層の意識が暴れ始め、それをまた抑えようとして、動きが鈍った。そのためか、相手の手の方が先にナイフへと届く]
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